金融/マンデーン・アストロロジー

November 18, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント11/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年11月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のメリマン・コラムは抄訳になります。なお、≪ 長期的考察 ≫ は今後の米国経済についての話題ですが、時間の都合で省略させていただきます。
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≪ 先週を振り返って ≫

先週の各市場の動きに関して:

  エコノミストは原油の過剰供給が下げの要因であると言い、政治アナリストはBrexitとメイ首相辞任観測のゴタゴタが英国ポンドを下げたと言う。ビットコインが急落した真の理由は誰にもわからない状況だが、それを言えば1年前に何故あんなにも急騰したのかについても実は誰もわかってはいない。ビットコインの分岐点に関わる何かが発動し、それを追って新たな仮想通貨が誕生している。一方、「分裂」はビットコイン自体の価値を下げるかもしれない。

そしてここに私達の分析の鍵がある。「価値が下がる」とは? ファイナンシャル・アストロロジャーにとって「価値」とは何か? 「或る物が価値を持つ」という概念を支配するものは何か? それは金星だ。そしてそれこそがまさに過去6週間にわたって原油、株、銀、通貨、ビットコインに至るまで、金融市場を揺るがせた「モノの価値」のドラマティックな変化の原因だ。

6週間前の10月初旬、米国株式指数は史上最高値をつけ、他の多くの市場も数ヶ月ぶりの高値をつけていた。原油はほとんど4年ぶりの高値水準に達していた。ドル/円は約1年ぶりの高値で、米国債は8年ぶりの安値水準(金利は最高水準)に沈んでいた。サウジアラビアの著名なジャーナリストで評論家だったジャマル・カショギは10月2日、トルコのサウジ大使館で無惨に殺害された。そして10月6日にはブレット・カバノーが上院によって最高裁判事に任命され、その後は怒りに満ちた党派間バトルが続き、米国大衆に蔓延する政治的分断の裂け目はますます広がっていった。これら節目となるような出来事の全てが10月2日〜9日に起きている。そしてこの期間全てに共通する一つの要因、それは10月5日に蠍座で金星が逆行に転じたことだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


    ファイナンシャル・アストロロジーにはいくつかのルールがあって、驚くことにその一部は上手くいくことさえある!... 冗談はさておき、ファイナンシャル・アストロロジーの原理の一つに、水星、金星、火星の逆行日に向かって数ヶ月のトレンドを保ってきた市場はどれも順行日まで続く反転トレンドの候補。中でも金星が一番信頼度が高い。

11月16日金曜、金星は10月5日に始まった6週間にわたる逆行運動を終えた。これは19ヶ月ごとに起きる事象だ。金星は「価値」を支配する。また「愛情」をも支配するが、それはまた別の話だ。とりわけ今回の金星逆行は蠍座で起きている。蠍座の金星の下で愛の話をしたいとは思わない。なぜならその取り合わせで愛と欲望の違いを定義するのは困難な話だからだ。もしその話をし始めたら、私は市場のトレンドとその転換という主題から簡単に外れて話し込んでしまうだろう。だが通常、それはこのコラムの主題ではないのだから。

    そんなわけでこの6週間を振り返ってみると、何かが変わったことは明確だ。10月5日頃、投資家は多くの市場で強気だった。その後彼らは、今週金星が逆行運動を終えていくにつれて、弱気に転じた。要するに、投資家は今その価値観を再び変え、市場はカウンタートレンドが起きる以前のトレンドに戻るということだ。つまり株にも原油にも再び買い気が生じ、金利も同様で、この6週間下げていたものが上昇を再開する。

    こうしたルールを妨害しそうなたった一つの宇宙要因として考えられるのが、トリックスターたる水星だ。11月16日に金星が逆行を終え、まもなく株式市場により明るいムードが漂いそうな中、トリックスター水星が3週間にわたる逆行ドラマを演じる。これは12月6日まで続く。金星逆行時は私達が物事に置く価値観(資産、愛、欲望など)の変化が問題となるのに対し、水星にまつわる問題は、コミュニケーションの齟齬、そして後先考えずに無造作に下した決定が後に再考や変更を招くような事態だ。全ては「変化」に尽きる。

今回の場合、市場の価値観は今後数日間にわたって揺れ動く傾向が出やすい。非常に短期の間により大きなボラティリティと価格の上下動が起きると考えられる。






訳文ここまで
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November 11, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント11/12【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年11月12日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
  今週から2週間は『フォーキャスト2019』の締切が近いため、このコラムは短縮版とさせて頂くのでご了承頂きたい。 — R. メリマン



≪先週〜今週の展望≫

        ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェストによると、1900年以来、中間選挙前の第二四半期までの伸びは1.4%に過ぎなかった。しかし選挙後の6ヶ月では、市場は年換算で21.8%成長し... もし共和党が上院と下院、そして大統領職を支配すれば、過去を遡った平均リターンは9.8%だ。だがもし民主党が下院を制し、共和党が上院を守るようなら、分裂した議会は0.2%の成長しかもたらさない。

— Nicholas Bertell
  “What Midterms Mean to the Market”
  https:/www.times-standard.com 2018年10月14日付
  ※私達は先週、後者の結果を得た。

        米国の原油価格は金曜に10日連続して下落し、弱気相場入りの領域まで深く落ち込んで今年のベンチマークとなった上昇分をかき消した。リフィニティブ* によれば、米国原油市場の10日にわたる続落は1984年中盤以来最も長い記録だという。

— Tom DiChristopher
  “Crude Oil Posts Longest Losing Streak in Over 34 Years, Falling For 10th Day”
  https://wwww.cnbc.com 2018年11月9日付


* 前トムソン・ロイター ファイナンシャル&リスク部門

        金星の逆行運動によって、11月は金星・天王星オポジションに挟まれる形となった。最初は10月30日、そして再び11月30日だ。今月はまだ始まったばかりだが、金融市場は非常に落ち着きのない動きで、典型的な強度の天王星症状を見せている。もちろん、これは金星が11月16日の方向転換に近付いていることも一因かもしれないし、天王星、木星、そして月のノード軸が先週11月6日〜8日、米国中間選挙の最中に運行する星座宮を変えたことも影響している可能性がある。それぞれ12年かそれ以上のサイクルを持つ三つの惑星が揃ってサイン・チェンジをするというのは珍しい事象だ。

        世界の株式市場は10月26日〜29日のプライマリイーサイクルの安値をつけた後、先週木曜11月8日に向けて急騰した。これは金星逆行の中間時点(中日)と同期した。株式指数は木曜〜金曜には下げに転じ、一部の指数はかなりハードな下落をみた。例えばダウ平均は金曜に200ポイント以上下げて引けたが、選挙翌日の11月7日水曜には545ポイントの騰げを見せている。ナスダック総合の下げ率はもっと厳しかった。何が変わったのだろう?

        中間選挙の結果は、投資家には歓迎すべきサプライズだったように見える。おそらく彼らは連邦議会の捻れを望んでいたからだ。だが2日経つと彼らは考えを変えた。金曜と同じく水曜にも世界経済の伸び悩みへの怖れは浮上していた。だがそこで、二つの惑星と18.6年周期を持つ月のノード軸が11月6日〜8日、火曜〜木曜の間にサイン・チェンジを終えた。惑星が運行する星座宮を変えると、人々の気分は変わり、市場のセンチメントも変わる。惑星が進む方向を変え、逆行や順行とそれに伴う滞留に入っても、センチメントはやはり変わる。私達は11月16日、金星が6週間にわたる逆行を終え、水星が3週間の逆行運動に入るこの金曜にもう一度それを味わおうとしている。

        私達はまた、米国政府の行政部門においても「センチメントの変化」が起きたのを見ている。選挙の翌日、トランプ大統領は司法長官ジェフ・セッションズを解任した。ひょっとするとこれは単に来年への手始めに過ぎないかもしれない。山羊座の土星と冥王星は、トランプ大統領のネイタルの太陽に150°のクインカンクスを形成する。クインカンクスは「調整」を意味するアスペクトだ。多くの場合、人はまず物事の現況やその方向性に満足がいかず、変える必要性を感じる — どんな変更でも全く変えないよりはマシだという気持ちだ。だが初めのうちは、何かを変えるという考えそのものが幾分かのストレスとなる。しかし一度変化を起こして新しい条件や状況に当事者が適応してくると、物事は往々にして変化の前より上手くいく。それでも変化の必要性はそれが浮上した当初は驚きや不安をかき立てるものだ。

        また、私が先週面白いと思ったもう一つの出来事は、トランプ大統領が就任以来の2年間を振り返り、自分の辛辣な言葉を後悔していると実際に口にしたことだった。11月5日月曜、彼はシンクレアブロードキャストグループのインタビューで『私はもっとずっと柔らかい調子で話をしたいし、ぜひとも上手くやっていきたい』と語った。これはジオコズミックな観点から見て興味深い。何故なら彼は、自分のネイタルの月にオポジションを形成するネイタルの太陽・天王星コンジャンクション(彼は月蝕の生まれだ)に対し、トランシットの海王星がTスクエアを形成する4年間に入ろうとしているからだ。

トランシットの海王星は平和を求める内的衝動と、ストレスを出来る限り避ける必要性を示唆する。これについては来月出版される『フォーキャスト2019』でも触れているが、もっと穏やかでストレスの少ない環境作りをしないと、健康上(肉体的にも精神的にも)悪い結果に繋がりやすい。もし彼が実際に、もっとずっとソフトな物腰で上手くやっていくことが出来れば、有益な進展が数多く生まれるだろう。だが同時にそうしなければ、またはストレスを減らすことが出来なければ、彼はより多くの問題に突き当たることになる。人生に起きるこのタイプの惑星サイクルを扱ってきた経験を基に私の見方を述べるなら、これは『私はもっとずっと柔らかい調子で話をしたいし、ぜひとも上手くやっていきたい』ということより、『私は自分自身の健康と安全を護るためにぜひともそれが必要だ』というセンチメントだろう。

        先週の他の市場を見るなら、原油は2月14日以来の最安値水準まで下落した。これは17ヶ月サイクルと3年サイクル両方の底値へと落ちていく途上で、おそらくそれは木星が海王星に対するウェイニングスクエアを3回形成する2019年9月までに示現するだろう。木星と海王星は原油の共同支配星だ。非常に興味深いことに、来年中、木星は自ら支配する射手座に、海王星もまた自ら支配する魚座に在泊する。これは1852年以来見られなかった事象だ。射手座と魚座は原油を支配する星座宮だ。したがって、私達はこの期間に長期の底値が示現すると予測しており、これについても『フォーキャスト2019』で詳説する。

        今のところ、私達の関心は金星と水星が方向転換する11月16日、そして金星が天王星にオポジションを形成する11月30日に向けられている。これらの期間に市場が横ばいになると予想してはいけない。また人々 — とりわけ国や銀行のトップを占める人々 — が静かにしているなどと思うなかれだ。

とはいえ、あなたの愛情生活はとてもエキサイティングになるかもしれない。いささか手に負えなくなる可能性はなきにしもあらずだが。長期的な観点からすれば、愛する人との関係は落ち着いてよく制御されているほうが良いだろうが、短期的にはそれほど面白味がないかもしれない。木星が先週射手座に入居し、火星が今週15日に魚座入りすることから、多くの人達が「落ち着いてよく制御された状態」とはかけ離れた感覚を味わう可能性がある。

12月中旬に向かうにつれて、全てが誇張されて見えてくる。その場合、「境界線」が問題の焦点となるかもしれない。あなたの進路上に相手が引いた「レッドライン」が見えていないか気をつけよう。そしてそれを越えて賭けに出る前に、よく考えたほうが良い。

また投資家にとっては「不注意」が高くつくことになるだろう。だから油断せずに焦点を絞ることだ。好機はそこに存在する。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:57|PermalinkComments(0)

October 28, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/29【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ

来週のメリマンコラムは都合によりお休みさせていただきます。
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≪ 先週を振り返って ≫

        “今月はいくつかの要因が重なって市場に打撃を与えた — その一部は金利上昇への失望と怖れ、予算支出をめぐるイタリアとEU間の衝突、反体制ジャーナリスト殺害後のサウジアラビアへの非難、そして最後に控えるのは世界経済の成長鈍化への懸念だ。”

— Fred Imbert
  “Dow Dives Nearly 300 Points, S&P Dips Into Correction Levels
   in Another Wild Day on Wall Street”
  www.cnbc.com 2018年10月26日付

        “ジェイ・パウエル(FRB議長)への非難は低金利の維持を困難にする... 間違いなく、トランプ大統領はホワイトハウスから誰かに文句を言うことでどんな景気減速からも人々の目を逸らそうとしている。政治家のほとんどがそうだとはいえ、トランプ氏はとりわけ引き立て役を必要としている... より大きな経済リスクは海外の成長の鈍化で、トランプ氏はこれを懸念すべきだが、彼は気にしないと明言してはばからない。トランプ関税もまた貿易の流れを痛めつけている。国境税は高くつくだろう。”

— “Trump Flunks Fed Politics”
  ウォールストリートジャーナル 論説ページ 2018年10月25日付


        世界の株式市場は直近のMMA★★★重要変化日(CRD)だった10月3日以来、下落を続けた。この時間帯は非常に重要な10月5日の金星逆行開始日を含んでいた。実際、多くの株式指数が先週末の10月26日に数ヶ月ぶりの安値をつけたが、それはちょうど金星逆行の中日だった。私達のルールは『メジャーサイクルまたはプライマリーサイクルのリバーサルが金星逆行日近辺に示現しなかったどんな市場も、逆行期中日前後2日の間にそれが起きる有力な候補となる』だ。

今回の場合、このルールは株式指数には適合しなかった。何故なら金星が逆行に転じたタイミングでリバーサルを起こしたからだ。これらが今すぐ下落を止め、反転すると考えるだけの説得力ある材料はまだない。しかしユーロや米ドルのように、いくつかの金融市場はまさにこのルールに適合した動きとなった。また、合致しなかった(株式市場のように)市場にもリバーサルの可能性は残っているが、反転が起きる歴史的頻度からすると、逆行開始時にトレンドが転換しなかった市場ほどの信頼性はない。


        先週は天王星がフル稼働の週だった。10月23日、太陽が天王星にオポジションを形成した。その翌日は天王星とコンジャンクションの満月だった。10月31日水曜には金星が天王星にオポジションを形成する。天王星を含む複数のジオコズミック・サインが短期間に続々と立ち現れる時、金融市場は(株式市場のように)多くの場合、非常に急激な価格変動を起こす。前後4日の間にしっかり確立された支持帯を突き破って下落したり、鉄壁の抵抗帯を突き抜けて騰がったりするのだ。しかし、とりわけリバーサルの可能性が実現しやすいのは、これら二つの天王星アスペクトのミッドポイント±2取引日だ。そしてそのミッドポイントは先週土曜、10月27日だった。

        他の市場では、金が反騰して8月半ばに発行したスペシャルリポート以来の最高値水準に至っている。8月16日につけた安値1167を割ることはなく、金曜に金はザラ場高値1248をつけた。だが、もっと凄いのはユーロ通貨で、キャッシュインデックスは10月26日金曜に1.1332まで落ち込んだ。これは8月15日につけた年初来安値1.1297とはダブルボトムのレンジ内だ。

最も興味深いのは、金が数ヶ月ぶりの高値に沸く一方で、ユーロが年初来安値を試し、ドルが年初来高値を試していることだ。通常はドルが上昇する時に金が共に騰がることはなく、下落するというのが常道だ。だがこれもまた金星逆行の常で、金星は通貨と価値を支配する。だから、おそらく11月16日に金星が順行に転じるまで、今のところルールも逆に働いている。だが、金星逆行が終わればすぐ翌日から水星逆行だ。

私達は2018年6月以来続く惑星達の逆行運動の影響下にあり、いまだに解放されることがない。一つ逆行が終わったと思えばまた別の逆行が起きるという具合で、頼りにしてきた磁石も狂い、どちらが北でどちらが南か、もうわからない。トレーダーにとっての問題は、こうも立て続けに惑星逆行の洗礼を受け続けると、いつもなら信頼出来るテクニカル指標が頼りにならなくなることだ。一部のトレーダー(特に未経験の人々)は、それでやる気を失ってしまう。だが経験豊かなトレーダーは、以前の経験から理解している。これもまた過ぎゆく光景なのだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

        “トランプ大統領が、米国経済にとって最大の脅威はFRBだと示唆した。だがエコノミストとしては、不景気はオーバーヒート(たぶん赤字でまかなう減税のせいだ)か政策ミス(たぶん経済が依存するサプライチェーンを破壊している)によって創り出されるのだと言いたい。実質ゼロ金利下での完全雇用はおそらく(限定的な意味では)政策ミスではなかろう。”

— Paul Donovan
  “To redo, or redo”
  www.ubs.com/pauldonovan 2019年10月24日付

        “(トランプ氏は)素晴らしい成果を挙げた — 失業率の低下、経済成長、最高裁判事の一件、そして不完全な税制法案をまがりなりにも通し、しかも前の税制よりほんの少しマシだった。 誰も触れようとはしないようだが、今のアメリカは繁栄と平和を楽しんでいる — あるいはこう言ったほうが受け入れやすいかもしれない。つまり、成長と新たな戦争をしていない状況を享受している。そして、このような状況下で大統領が50%の支持率も得られず、(中間選挙の事前予想で)彼の共和党がもっと良い位置につけられないというのはまさに驚くべき事態で、それがこのところ続いてきた。”

— Peggy Noonan
  “A Long Way From the Arsenal of Democracy”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月20日〜21日付


        “9月18日、巷では「フォード VS カバノー」問題がかまびすしく取り沙汰されていたが、その間にトランプ氏の支持率が上がり始めた。それは今や平均40.6%から44.1%だ。なんとウォールストリートジャーナル/NBCの世論調査では47%を叩き出している。”

— Daniel Henninger
  “The October Surprise Arrives”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月25日付



     今現在、トレーダーにとって何より重要な疑問の一つは、米国と他の国々の株式市場に実質的な弱気相場が始まったのかどうかということだ。宇宙的観点から言えば、そう考える理由はあるし、またそれが単なる一時的修正安に過ぎず、再び史上最高値を目指す、驚くべき反騰前の下落だと考える理由もある。

        まずは弱気な見方から検討しよう。10月3日につけた史上最高値は、土星・天王星の4回目にして最後のトラインが形成されてからわずか数週間後のことだった。この45年サイクルのアスペクトは、8月終わりの10日間を通して正確なトラインの度数からわずか13分離れただけだった。歴史的に見て、米国株式市場はこのアスペクトの時間帯(この事例の場合は2016年11月〜2018年8月)の前後2ヶ月の間にいつも長期サイクルの天井をつけてきた。

前回このアスペクトが展開した時は、1973年1月の史上最高値と同期し、その後ウォーターゲートの失態が始まったことに端を発して株式市場は1974年12月に向けて世界大恐慌以来最大級の下落をみた。

ダウ平均は1973年1月の史上最高値から1974年12月の36年サイクルボトムまで、その価額を46%も失った。新たな弱気市場が10月3日から始まったとする考え方は、現在起きているテクニカル上のダメージが悪化することを意味する。日足と週足の支持帯が破られて様々な長期チャートのフォーメーションも損なわれ、総じて弱気市場に似たふるまいを見せている。確かにこれは弱気市場が展開していく時の動きだ。サポートを次々に下抜けし、全ての反騰は短期に終わる。


        だが、宇宙はまた強気の見通しにも余地を与えている。11月8日、木星が射手座入りし、その後13ヶ月在泊する。これはその間に長期サイクルが天井をつけるという歴史との強力な相関性を誇る配置だ。

この見方を裏付けるのは、2018年11月6日に迫った中間選挙だ。最近の市場は、米国の重要な国政選挙の直前に重要な安値をつけてきた。さらに、どんな形にせよ中国との貿易紛争が解決すれば、それは強力な反騰に結び付く可能性が高い。しかも射手座の木星は、世界の交易にまつわるせめぎ合いを解決していくには調和的だ。

また、もう一つこの見通しの裏付けとなっているのは、金星が11月16日に逆行運動を終えることだ(そして水星逆行が始まる)。市場は金星が逆行に転じた時、トップアウトした。『金星(または火星)が逆行に転じた時、プライマリーサイクルかそれ以上のサイクルの天井をつけた市場はどれも、順行に転じる時に底を打つ(反転する)強力な候補となる』。 したがって、宇宙的観点からすれば、これからの3週間は非常に重要だ。


        金星が逆行に転じる時、人々(投資家)の気分は変わる。政治家や銀行家もまた人間に過ぎない。だから気分が変わる。金星が順行に転じる時、彼らの気持ちは再び変化し、それまでの物語も言い訳も、元に戻って最初に気が変わる前の状態に落ち着く(サウジアラビアの事例を見てみよう)。それはまるで因果がめぐっているようだ。あるいは、かつて好きだったものが再び蘇ってもう一度好きになる(以前の恋人のように)。だがその後、そもそも何故それを手放したのかをもう一度思い知り、再び別れを告げるという流れかもしれない。


ところで...天王星が牡牛座入りした5月中旬以来、肉牛の相場を追っている人はいるだろうか? 肉好きにとって、きっと今後数年の食費は高くつくことだろう。 







訳文ここまで
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October 21, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/22【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月22日(フリー版より)

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文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週も時間の都合により抄訳(短期ジオコズミクス〜のみ)とさせていただきます。
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≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

    “米国政府は先月終わりを迎えた会計年度において過去6年間で最大の財政赤字を抱えた。これは急成長する経済と(少なくとも今のところは)減税が歳入の増加を抑制している状況においては異常な拡大ぶりだ... ホワイトハウスと議会予算事務局によれば、今期に入って赤字額は1兆ドルに向かっている。”

— Kate Davidson
  “Deficit Swells as Tax Cuts Take Bite”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月16日付

    “トランプ大統領は全閣僚に対し、各省庁の来年度予算を5%削減するよう指示した。議会予算局による年次報告で共和党主導の減税によって連邦財政赤字がここ6年で最大レベルに達したとの公表を受けて... 去年の税制協議で民主党は、共和党が減税によって積み上がった赤字をセーフティ・ネットの予算を削減する口実に使うだろうと警告していた。”

— Siobhan Hughes, Ricard Rubin, and Rebecca Ballhaus
  “Trump Wants Budget Cuts as Deficit Grows”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月18日付



    2020年1月12日にスタートする土星・冥王星の31年〜37年サイクルがすでにその存在を露わにし始めた。経済関連で言えば、その前後18ヶ月を含めた時期は債務増加、信用格下げと併せて赤字予算が膨らむ。これは特に土星が絡む時の冥王星の重要なテーマの一つだ。

この2惑星のハードアスペクトの影響下では、もう一つ頻繁に見られる出来事がある。それは政治的暗殺であり、これも先週は10月2日に起きたトルコのサウジアラビア大使館におけるサウジ市民の謎めいた失踪事件として衆目を集めた。彼はワシントンポスト紙の記者でもあり、サウジ王室に批判的だった。これもまた、先週火曜の強い反騰の後に株式市場に起きた下落の一因となった。米国財務長官スティーブ・ムニューシンは広く喧伝されていたサウジ投資会議への出席をキャンセルした。その発表を受けて、ダウ平均は火曜につけた週の高値から400ポイント以上急落した。

    ボラティリティは今週も低下しそうにないし、サウジへの疑惑も、政府の新たな赤字と増加する負債への批判も収まりそうにない。

10月23日火曜、冥王星が支配する蠍座に太陽が入居する。そして同時に天王星とオポジションになる。その翌日(日本時間25日午前1時45分)は強力にチャージされた満月だ。太陽・天王星のオポジションは、歴史的にみてもそれほど強いリバーサルのシグナルではない。プライマリーサイクルとの相関性は前後12取引日の内に52%だ。しかしながら、前後たった4取引日の内に約4%前後と、非常に急で短期の価格上下動には74%の確率で相関する。

一方、金星は10月31日に冥王星にオポジションとなる。これはプライマリーサイクルかそれ以上のサイクルに対し、より強い相関性(71%)を持つことが知られており、やはり71%の確率で前後4取引日の内に急激な価格の上下動が起きる。この二つは10月25日〜29日にオーバーラップしているが、これは今週木曜から次の月曜の間に重要な天井または底が示現し、それがどちらか一つの上下動の終わり、または始まりになると予測出来ることを意味する。この1〜2週間は、束の間の激しい値動きを好む短期のデイトレーダーには良い時期となるに違いない。

    だが私達は、金星が逆行運動を終えた後、すぐに水星が逆行を開始する11月16日の方により注意を払っている。(方向転換の連続ということで)そこでは再びボラティリティが大きく高まるだろう。どちらも前後4取引日の内に70%以上の確率で急激な価格の上下動との相関性を持っている。しかも今回の場合、金星順行は前後10取引日の内にプライマリーサイクルかそれ以上のサイクルに対し73%と非常に強い相関性を保っているのだ。

    ではこれを個人生活レベルで見ればどうか? 金星は自ら支配する天秤座で順行に転じる。これは、今月残りの日々をロマンティックな吸引力の高まりへと導くかもしれない。だから自分が現金をたっぷり持ち合わせているか、またはカードローンにまだ余裕があるかを確かめておいたほうが良いだろう。何故なら、魅力的な誰かと出逢い、相手をロマンティックな夕食に誘って楽しい時を過ごした後で支払いが出来ないと気付く可能性があるからで、そうなると格好が付かないだろう。

政府にとっても個人にとっても、蠍座(負債)に焦点が当たるこの時期は全てがそんな調子になりやすい。誰もが持ち合わせのないお金 — または他の人のお金 — をまるで自分のもののように使いたがる。11月は人間関係をスタートさせるのに良い時期だ。だが、非常に良い感じで始まった関係が突如として終わりを迎える月でもある。それは金融市場も同じで、結局のところ、金星は愛とお金を支配するのだ。

ある日確かに手の内にあったものが、翌日は消えている。これが今から11月いっぱいまで巷に繰り広げられる物語の粗筋だ。だから楽しめる内は楽しみながらも、自分の手の内にあるもの(資金、愛、能力 etc.)と共に、訪れる誘惑や衝動を上手に管理していくことをお勧めする。






訳文ここまで
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October 14, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週も時間の都合により抄訳になります。m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫


引用1:メディアで報じられた株式市場の暴落とFRBをその元凶として「頭がおかしい」と批難するトランプ大統領の文言

引用2:同種の記事

引用3:『フォーキャスト2018』中の、「FRBの独立性」がこの先危機に曝される可能性を示唆した箇所の抜粋


引用を受けて、トランプ大統領のFRB非難に対し米中貿易戦争の深刻化と、それによってトランプ氏の思い切った減税政策が無に帰する結末への危惧をどう考えているのか? そして先週決定した1兆ドルに及ぶ赤字支出もこの急落に関連しているのではないか? 米中冷戦に拍車がかかれば、それは新たな税金を国民に課すに等しいことになるとの懸念など。

10月5日の金星逆行に裏打ちされた10月3日のMMA★★★重要変化日にいくつかの市場が史上最高値をつけた後、世界中の株式市場が週の大半で急落した。

金星逆行は世界の株式指数の重要なリバーサルに相関する最も強力なジオコズミック・サインの一つだ。それは2009年3月6日、大不況以来最悪の弱気市場が終わり、現行の強気市場が始まった時にも顕れている。

全世界の株式指数がほとんど同時にトレンド転換したということは、惑星トランシットが相互に関わり合いながら世界の集合意識に及ぼす影響の重要性を示し、タイミングツールとしてのファイナンシャル・アストロロジーの価値を再び証するものとなった。

株式市場と同様に先週重要な動きとなったのは金。10月10日ヘリオセントリックの水星の射手座入りに伴って、金はおよそ2ヶ月ぶりの最高値水準まで舞い上がって三角保ち合いを上向きに突破した。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

        “先週木曜日(10月4日)、連邦議会がブレット・カバノーの最高裁判事承認関連のディベートに費やされていた間、数ブロック離れた建物内では少なくとも遥かに長期的重要性を持つ出来事が起きていたが、あまり注意を払われることはなかった。副大統領マイク・ペンスが異例とも言える40分をかけて中国を痛烈に非難し『中国はワシントンと北京間の複雑な関係の軌跡において転換点を迎えたと見られる』と述べたのだ。ペンスは中国を、経済力を悪用し、米国の技術を盗み、自らの経済的勃興を助けた米国企業を迫害していると... ”

— Gerald F. Seib
  “The Significance of Pence’s China Broadside”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月9日付

        きっと私は何か正しいことをしているに違いない。先月来、私は読者から幾つかの手紙を受け取った。彼らは私がトランプ大統領に対し、以前のどの大統領に比べてもあまりに厳し過ぎると抗議した。だが皮肉なことに、私は正反対の手紙も幾つか受け取っていた。私が過去のどの政権よりもトランプ政権の支持に回っているというのだ。私はこの現象が、現在の米国に存在する「極化した感性」と「深刻な政治的分断」を如実に示すものだと思う。

念のために言っておくが、私は今世紀の(そしてそれより以前であっても)どの米国大統領に対しても批判的だった。とりわけ彼らが当時その週に顕れたジオコズミック・フォースに動かされて何かを決定したり行動した時はそうだった。

私は宇宙に示される現行のテーマを地上で露わに強調する今日のニュースを常に追いながら話をしている。何故なら、結局のところ、このコラムは教育目的のために書いているのであり、ここは宇宙のサイクルと人間活動のサイクルとの間に存在する相関関係を示すための場だからだ。

残念なことに、現在ニュースの見出しを飾る文言にはどれもポジティブな明るさがない。私は今のメディアが伝えるニュース記事の数々を通して人々が目撃した物事、特に金融市場と政治に関連する問題を伝えているのだ。


        過去2週間の世情の動きは非常に興味深かった。何故なら10月5日に金星が逆行に転じたからだ。いつもの伝で株式市場には見事なリバーサルが起こり、その内の多くがMMAの★★★重要変化日だった10月3日ジャストに史上最高値をつけた。

そこで起きた下落の原因については議論を待たねばならないが、ほとんどのニュース記事はFRBの金利引き上げスケジュールとの関連を伝えている。これは特に蠍座で起きる金星逆行の歴史的足跡と合致するものだ。つまり、金星が逆行する時は中央銀行がニュースの焦点になりやすいのだ。その中身は「政策変更」「新たな見通しの発表」または先週のケースがそうだったように、「将来の金利政策に間接的な影響を及ぼすために新たに発信される行政府からの批判」だ。これは典型的な金星逆行的事象で、金星が地球から見て後ずさりし続ける今後6週間は、中央銀行の動向がニュースになり続けるだろう。

  これからの2週間は、他にこれといって見出しを飾るような大きな宇宙的シグナルはない。しかしそれも10月23日〜24日(日本時間25日午前1:45)に起きる天王星とコンジャンクションの満月までの話だ。その時は太陽もまた、逆行で牡羊座入りする直前の天王星にオポジションを形成する。それまでは蠍座のテーマ(金利、負債、税金、関税)の下で逆行する金星が全てだ。だが満月期に入っても金利問題はまだまだ焦点であり続けるだろう。何故なら太陽・天王星のアスペクトは全ての金利関連市場、例えば通貨や国債市場との強い相関性を持つからだ。またこれはテクノロジー関連の株価にも相関している。

        結論的なことを言うなら、他の主要なジオコズミック・サインが欠落したこれからの2週間は、10月3日にスタートしたトレンドに対する重要なトレンドリバーサルは起きないことを暗示している。もちろん、この過去からの通常ルールを覆す幾つかの例外は存在してきた。だがそれでも、これが何年にもわたって私達の投資活動に寄与してきたルールであることに違いはない。






訳文ここまで
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September 30, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/1【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月1日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
来週10月8日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
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 ≪ 先週をふり返って ≫

        “『私達はイタリアで起きる目先の金融危機を懸念しているのではい。おそらく2021年か2022年には起きると予想される次の不況に私達が見舞われる時、イタリアが直面するだろう深刻な債務危機を懸念しているのだ』ベーレンバーグのエコノミスト、カールステン・ヘッセは金曜にCNBCの番組「Squawk Box Europe」の中でこう述べた。”

— Sylvia Amaro
  “Anti-Establishment Parties Triumph in Italian Battle Over Budget Deficit”
  www.cnbc.com 2018年9月28日付

        “『もし彼(イーロン・マスク)が企業の成功を牽引してきた彼のふるまいを禁じられるなら、その時はテスラ社の株主達こそがこのプロセスの最大の犠牲者となるだろう』現スタンフォード・ロースクール教授で証券取引委員会の元委員だったジョセフ・グランドフェストはこう語る。”

— Dave Michaels,Tim Higgins, and Michael Rapoport
  “SEC Sues to Oust Musk From Tesla Over Tweets”
  ウォールストリートジャーナル 2018年9月28日付


        “フォード/カバノーの公聴会は木曜日の殆どを費やして行われたが、驚くまでもなく、その見世物から我々が新たに得るような事実はなかった。クリスティン・フォードは性的暴行を受けたという自分の告発を裏付ける証拠は何ひとつ集められないままだった。一方ブレット・カバノーは見に受けた疑惑を否定し続けており...”

— Kimberley Strassel
  “The Kavanaugh Stakes”*
  ウォールストリートジャーナル 2018年9月28日付


* 記事タイトルの「ザ・カバノー・ステークス」はおそらく競馬などのレース名である「○×ステークス」と「危険に曝す」という意味の両方に掛けたもので、連邦最高裁判事の任命という国内情勢を左右しかねない大事がメディアやSNSを通して賭け事の対象のように扱われバラエティショー化している現実を皮肉ったものかと思われる。


        先週はカーディナルサインの満月が土星とスクエアを形成する週だった。そして多くの満月がそうであるように、ドラマティックな時間帯だった。土星が絡む時の典型例として、そのドラマは世界中の政府政界にスポットライトを当てた。イタリアは財政赤字目標の削減幅を引き下げたが、これを受けて通貨市場は混乱し、ユーロが急落した。証券取引委員会によるテスラのCEOイーロン・マスクに対する提訴は発表直後に同社の株価を13%近く急落させた。クリスティン・ブレイジー・フォードが連邦最高裁判事候補のブレット・カバノーに対して行った性的暴行の告発は米国中の注目を引き付け、同時にその生々しい分裂状態を世界の目に曝した。

        だがこれらのドラマティックな出来事にもかかわらず、世界の殆どの株式市場は上昇し続けた。

ヨーロッパの株式指数は9月7日〜11日(当時土星が順行に転じた)につけた安値から週の殆どの期間を上昇し続けた。だがこれまでのところは単なる修正高というところで直近の年初来高値にはまだ程遠い。ドイツのDAXは2週間にわたる反騰が泡と消えた9月27日木曜の後、金曜に警報サインが瞬いた。

極東地域と環太平洋地域では騰落こもごもの結果だった。日本の日経は1991年11月以来の最高値水準まで舞い上がったが、インドのニフティは7月9日以来の最安値に沈んだ。また、同地域のその他の市場が上昇する中で日本の日経に続いて最も注目に値する興味深い進展を遂げたのは中国の上海総合で、8週間ぶりの高値に達した。その過程で株価は下降チャネルラインをブレークしたが、これは米国政府による中国製品への重い関税が影響を及ぼしつつあるにもかかわらず、強気相場を暗示するものだ。

        米国市場もまた悲喜こもごもで、ダウ工業平均とS&Pは前週の9月21日につけた史上最高値からは穏やかな下げを見せたがナスダック総合は上昇した。だがこれも史上新高値をつけるには至っていない。したがって、米国市場には異市場間弱気ダイバージェンスが示現している。南米大陸ではブラジルのボヴェスパも騰がったが、より大きな動きはアルゼンチンに見られ、メルヴァルが史上新高値をつけている。


  前述したように、イタリア政府が負債と赤字の重荷を増やした事実は先週終盤、9月24日月曜に3ヶ月ぶりの新高値をつけたばかりのユーロの急落を誘った。これは米ドルのさらなる強化の要因だが、ドルは日本円に対して2018年の新高値まで急上昇した。そしてこの動きから予測し得るように、ドルの強化は金価格にはマイナスとなり、金曜早朝に1184と6週間ぶりの安値をつけた後で同日中に再び反発した。なお金は8月16日につけた安値1167より高い値をいまだに維持している。また金が6週間ぶりの安値まで下落する一方で銀は4週間ぶりの高値まで反騰し、今日世界の多様な市場間に示現し続ける異市場間ダイバージェンスの好例となっている。

現在、世界とその金融、商品、そして通貨市場には同調が見られない。たとえばドルが強くなれば商品価格は落ちるだろうとの予測をしがちだ。ところが先週は銀が強い騰勢を見せたと同時に大豆が5週間ぶりの最高値レベルまで反騰し、肉牛も5ヶ月ぶりの最高値レベルに達した。大豆と銀は来週10月4日に開催する秋のウェビナーの焦点となるだろう。興味ある向きはぜひご参加いただきたい。




≪ 短気ジオコズミクスと長期的マンデーン考察 ≫


        先週、世界各国の政府(米国を含む)を中心に爆発したドラマの数々は、単に土星とTスクエアの満月と相関しただけではなかった。実際、もしあなたがトランシットのTスクエアを米国の始原図に当ててみれば、それがネイタルの9室に在泊する金星・木星コンジャンクションと共にカーディナル・グランドスクエアを形成したことに気付くだろう。私達が使用している米国チャートのデータは「1776年7月2日 11:50AM フィラデルフィア」で、9室は法律、移民問題、外交、世界貿易を支配する。先週米国に起きた出来事 — そして今年起きてきた事の全て — を詳述するにあたってこれ以上正確なチャートはあり得ないだろう。9室のみが上述の事柄を支配するわけではない。木星もまたその支配星なのだ。

しかも、アセンダントを天秤座に持つこのチャートを支配するのは金星だ。つまり社会において女性が果たす役割は中心的テーマとなる。金星とそれが支配する星座宮である天秤座も、とりわけ土星が共に働く時には「その領域を司る法」と関連してくる。トランシットの土星は米国始原図の金星と木星に対し、通年オポジションを形成中だ。これは男性による性的違法行為から自分自身を護らねばならないという女性に課されたプレッシャーや、女性からの性的捕食行為の申し立てから身を護らねばならないという男性側に課されたプレッシャーに相関するだけではない(金星はしばしば「彼がこう言った」「彼女がこう言った」などという分裂状態を示唆する)。

木星に対するオポジションは、関税を巡る緊張状態と貿易に関する国際紛争が通常の交易行為を混乱に陥れることも描写しているのだ。またこれは、米国における「理に適った移民政策」の実現に関わる両極の対立を示している。とはいえ同様の問題は現在、世界の他の国々にとっても非常に悩ましい試練となっているのだが。

セクシャルハラスメントと性的違法行為に関わる女性達の「Me Too 運動」は約1年前、蠍座(セックス)に入った木星がちょうど今現在と同じ度数に来たあたりから始まったという事実は興味深い。しかも、金星(女性)は今週10月5日に同じ蠍座で逆行に転じる。ドラマはまだ終わっていない。だがひょっとすると、まもなくそのピークに達するかもしれない。

        金融市場においては、金星はお金と通貨の価値を支配する。蠍座もまた財政問題に関与するが、中でも注目されるのは負債だ。これはつまり、しばしば中央銀行が自らの金融政策および金利政策について驚くべき発表を行って通貨の値動きに急激な影響を及ぼし、翻ってそれが株価と商品市場、両方の価格に多大な影響を与え得る時期を示唆する。したがって拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』中の調査結果でこの金星滞留が前後12取引日の範囲をもって米国株式市場のプライマリーサイクルかそれ以上のサイクルに最高度の相関性を持つことが示されているとおり、これは驚くに値しないことだ。

  現在、私達はこの時間帯に来ており、その中心部は10月5日金曜だ*。この事に留意しておこう。何故なら金星は価値(お金)と人間関係を支配する。つまり人生において、この両方の領域に相当量の変化が起きようとしている可能性があるからだ。ジオコズミック研究によれば、今週と来週、このどちらの領域も、引き続き強調されることは確実だ。すでに私達は今日のニュースの見出しでそれを目撃している。実際、金星が現在滞留中で10月5日に蠍座で逆行に転じること、そして上院がカバノー判事の最高裁判事の任命投票を1週間延期すると決定したことを考慮するなら、週の初めに確実視されていたことが今や拒絶され、全面的に逆転する可能性が高い。

* 少しややこしいかもしれないので念のため
逆行/順行と滞留の中心部:ある惑星が逆行に転じる場合は、ちょうど信号で停車する車のようにそれまでの速度をぐっと落とす。そして完全に停止はしていないが動いていないように見える時間帯がある。順行に転じる場合も車両の発進時と同様に動きが非常に緩慢で目に見えにくい時間帯がある(車の場合は運転者が上手な場合)。つまり惑星の方向が変化する時はその前後に「滞留」の時間帯が存在し、その中心部(ゼロ地点)とは順行または逆行の瞬間となる。

(日本時間では10月6日未明、位置は蠍座10°台。ちなみにサビアン・シンボルのテーマは「攪拌される感情とその使い方を問われる」「護りと救い」)




訳文ここまで
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<翻訳後記>

— 多層世界をナナメに切った一断面。
      それをかいま見た心象として ー


        今回のコラムで指摘のあった最高裁判事候補カバノー判事と告発者ドクター・クリスティン・ブレイジー・フォードに関わる上院公聴会は全米主要局でTV中継されたが、それは部外者の目から見るとまるでリビングルームから見物出来る魔女裁判ショーのようにも感じられた。どちらの主張も真っ向から対立しているわりにどちらも確固とした証拠を提示出来ないでいる。(30年以上前の出来事なら当然かもしれないけれど、FBIによるカバノー氏への事前調査でも何もそれらしいことは浮かばなかったという。おそらく今後1週間の間に追加調査がなされるのではないだろうか)

けれど、それでいながらどちらの証言も一貫しており、特に告発者側のそれは事細かく、過去に少しでもレイプの恐怖を感じたことのある女性ならきっと心の琴線に触れるだろう感情の機微が語られた。一方のカバノー判事もまた、いわれのない疑いをかけられた無実の人として、妻や幼い娘と共に負わされた苦しみを語り「私は嘘の告発に対しては絶対に屈しない」と涙ながらに明言するなど、それぞれの側に立つ支持者達にとってはどう考えても相手側が虚偽を語って貶めようとしていると感じられそうな場面が大写しの画面でドラマティックに放映された。

また、投票を1週間延期するという民主党の主張を受け入れた共和党のジェフ・フレイク議員は、共和党支持者やウォークアウェイ派の人々から裏切り者として批判されていたが、その彼が公聴会の前に、一般人立ち入り禁止とされていた上院エレベーターの片隅に追い込まれ、興奮した数人のMe Too運動の女性に取り囲まれるという出来事もあった。彼は泣きながら食ってかかる女性達を前に言葉を返す隙もないまま問い詰められ、罵倒されていた。あるいは Twitter上で #Me too のハッシュタグを使って声をあげようと女性達に提案した女優のアリッサ・ミラノが、傍聴席に座りながら禁止されていたスマホでの動画撮影をこっそり行っている最中に警備員に見とがめられ、注意を受けながら笑っている場面。そんな出来事の一部始終が誰かのカメラに収められてSNSに流され、人々からは喝采と批判、両極の反応が寄せられた。

  今週のコラムで引用された記事にもあるように、今のところ何が真実かは全くわからない。けれどおそらくこの出来事で一番問題となるのは、法律上は「確固たる証拠に基づいて有罪となるまでは推定無罪」のはずが、いつのまにか「確固たる証拠に基づいて無罪が証明されるまでは有罪」という「空気」が議会民主党とメディアによって創り上げられたことではないだろうか(これは米国だけに見られる流れではないと思う)。特に今回の件は、何の力も持たず傷つけられた一人の女性が権力を持つ裕福な白人男性を告発するという絵に描いたような構図でもあるせいか(と言っても彼女は幾つもの大学を出た心理学者ではあるけれど)、人々は事実の究明よりも、自分が信じることこそが真実だからその通りに事が進めばそれで良いと考えているように見えた。

これは女性対男性のジェンダー闘争だろうか? それとも虐げられた者達の反権力をテーマとした政治ドラマだろうか? 

政治とは関わりのないコンテンツを提供する、ある日系米国人(三世だったかな)ユーチューバーが以前こんなことを言っていた。

『アメリカで生きるってことは一種の戦いみたいなもんだから。ここでは男女ともハイスクール時代からアルファメール(群のボス格)を筆頭とした厳しい階級社会の存在に気付かされる。だからその中でどう上手く生き延びるか、どうすれば上位クラスのヤツらから一目置かれるのか、それぞれに身の処し方を学んでいくようなところがある。その点では日本で生きるより強くならないとやっていけない 』と。

もしそうだとすれば... 自己実現を目指し、潰されまいともがいてきた米国女性やマイノリティの人達がその内面に鬱積してきた怒りは日本で生きる私達の想像を超えるものがあり、表現方法もより鋭くなるのかもしれない。

また別のyoutubeソースでは、2002年と古いデータではあるがちょっと興味深い経済調査が話題に上っていた。それによると、米国女性の政治的傾向としてはリベラル派が大多数を占めるものの、その内訳は未婚女性、それも若年層ほど圧倒的で、既婚女性になると共和党支持率が若干増えるのだという。それは「生活の安定」を意味するのではないか?とのことだったが、本当のところはわからない。


  Twitterやyoutubeにリアルタイムで流れていくコメント欄を見ていると、民主党支持派やリベラル左派の人々からは、当然ながらカバノー判事の有罪は決まりきったものとし、彼やその家族、ひいてはトランプ大統領に対する怒りに満ちた罵倒やかなり下品なジョークの書き込み、そして「女性よ立ち上がれ!」という声が目立っていた。

また一方の共和党支持派やウォークアウェイの人々は、民主党やその支持者に対する「彼らこそ法を無視して抑圧するナチそのものだ」というような罵倒、「保守派は今こそ結束してリベラル左派に対抗すべきだ」という呼びかけ、そして彼らが無実だと信じる判事とその家族(妻と5歳の娘)に対する同情の声が目立っていた。また「トランプが諸悪の根源だ」という声に対しては「いや、オバマが大統領になった時からアメリカは分断され始めたのだ。トランプはそれに点火したに過ぎない」という声も散見された。


  民主党も共和党も、おそらく有権者達が発するそれぞれの声を意識し、それに合わせたパフォーマンスをせざるを得ないだろう。こうして「空気」が大衆を動かし、連邦最高裁判事という重職を左右し、国を動かしていく。それは民主主義を標榜する法治国家にとっては恐ろしいことではないかとも思う。このまま納得のいく証拠が出ないまま任命、または任命却下となれば、米国内の分断と断絶はもっと決定的なものになるかもしれない。実際、まるで滝のような勢いで流れていくウォークアウェイ組の人々の書き込みの中には「公聴会を見ていて心が決まった。市民戦争になるなら自分は武器をとって闘う」などという声さえ上がっていた。もちろんリアルタイムの興奮状態にあっての言葉ではあるけれど、尋常な雰囲気ではなかった。


        今、米国の保守派やクラシック・リベラル*(従来の米国的価値観を否定する現リベラル左派とは異なり、けっして保守的ではなくトランプ氏を支持もしないが言論の自由や米国の建国精神は大切だと考える "旧リベラル派")と呼ばれる人々の間では「コールド・シビル・ウォー」つまり「冷戦状態にある市民戦争」という言葉が囁かれているという。

軍事歴史家のビクター・デイビス・ハンソン氏は少し前にインタビューで『今は日常のほとんどの出来事や軋轢が "政治的文脈" を通して語られるようになった。これは19世紀の市民戦争当時の空気によく似ているし、また1960年代当時に人々の対話構造が崩壊し「彼らVS我ら」といった気分が支配した時期ともよく似通っている。それがインターネットやスマートフォンの普及により、クイックで強烈な議論が当たり前になったことに起因するのか、それとも民主党自体がリベラルから急進左派やハードコアに転じ、米国政治をその基盤から変容させたことが原因なのかはわからない。だがいずれにせよ米国は全く変わってしまった』と語っている。
* "クラシック・リベラル"という括りは2018年1月の記事『山羊座の土星と冥王星:WSJドキュメンタリーによせての中に埋め込んだ動画『歴史的な「言論の自由」運動発祥の地、UCバークレーで今何が起きているか?』に登場するリベラル派の教授達が当てはまると思う。


  『フォーキャスト2012』から転載した特別記事を読んだひとは思い当たるかもしれない。当時の天王星・冥王星スクエアの解説の中には、こうした分断状況を彷彿とさせるような予測が提示されていたと思う。そして今、コンジャンクション当時(まさに1960年代中盤)に受胎したエネルギーは世界の様々な地域で孵化し、その土地や国が背負った過去の傷と痛みを包含しながら明確な形を取ろうとしている。それらの物事は結局「誰か」のせいでもなく「彼ら」のせいでもなく、この世界全体が創り上げた今を生きる人間への挑戦かもしれない。おそらく社会的にも個にとっても「ポイント・オブ・ノーリターン」の境界は超えた。その同じフォースが、日本ではどう結実していくだろう? 


        たぶん今週のコラムで触れられるかも?と思い、何気なくかいま見ていた公聴会と人々の様子だったけれど、米国から遠く離れた日本の片隅から、専門家でもない部外者としてただ眺めているだけでも、それは心重く胸が悪くなるような政治ショーだった。

そしてもう一つ、とても残念な発見があった。わたしの知る限りではあるけれど、欧米の幾人ものアストロロジャー達が、自らのリベラルなイデオロギーを通してチャートに向かい、出生時間も不明なまま、単に誕生日のみの簡易チャートを使いながらクリスティン・フォード氏を聖女のように扱い、カバノー氏をアルコール中毒のレイピストだと断じていたことだった。彼らの顧客はそれを信じるのだろう。

けれど一枚のネイタルチャートを読むには、アスペクトひとつをとっても最善から最悪まで、無限の可能性を探っていく必要がある。たとえ凶悪犯罪者のチャートであっても、そこにはおそらく目に見えない深みが存在する。星を読むということは、限られた時間の中で妥協を強いられつつ、その深みを掴むために最善を尽くすということに尽きるかもしれない。確かにアストロロジャーであろうと霊能者であろうと、ひとりの人間に過ぎない。限界はある。好き嫌いの感情も湧くし、ビジネスを考える必要もあるだろう。でも、たとえどんな事情があろうと、今の時点で善悪を決めつけ、会ったこともない人物を悪の権化として断定する彼らの行為は、アストロロジャーが最も慎むべき人間性への暴力ではないだろうか? このことは、自戒をこめて覚えておきたいと思った。


  日本時間日曜の朝、ニューヨークでは「グローバル・シチズン・フェスティバル」が開かれ、様々なアーティストがパフォーマンスを披露しながらドクター・クリスティン・フォードと女性達を支援するスピーチを行っている。そこには民主党議員はもちろん、共和党でひとりトランプ大統領に反旗を翻したジェフ・フレイク議員も壇上に姿を見せた。彼は「強烈なプレッシャーを撥ねのけ良心に従い立ち上がった共和党議員」としてドラマティックに紹介され、それを見た人々から「ヒーローの誕生だ!」と称賛を浴びていた。流れてきたニュースによれば、彼は公聴会の時とはうって変わった爽やかな笑顔を見せ「私に会いたければぜひエレベーターまで来てください!」とジョークを飛ばしたという。(それでこそ米国上院議員の器....なのかも?)


  世界は今、この瞬間も大きく動いている。 そして今年は日本を含め、世界各地で大きな自然災害が起きて胸の痛む状況が多発している。無数の人々が自分の人生を生き、幸せを求めて戦い、悩み、怒り、泣き、笑っている。その中で、より良く生きたいと願う人間のひとりとして、また好むと好まざるとにかかわらず、その都度小さな偏見を抱えながら生きるしかない者のひとりとして、出来る限り大勢に流されず、自分の道を探っていきたいと思う。

  先週、9月25日の満月のエネルギー・ポイントは『二元性の狭間に存在する無慈悲の自然体だった。 極性の狭間に立ち続け、怖れることなく正しくあらねばならないとも思わず「慈」も「悲」も求める必要のない真の「無慈悲」に至る道を見出すことは果たして可能だろうか? 来たるべき金星逆行をそのために使うことは出来るだろうか?
 
YES, MAYBE.... ! 




9月30日早朝
 hiyoka記.


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September 23, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント9/24【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年9月24日(フリー版より)

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今回も ≪ 先週をふり返って ≫ は要点の箇条書きとさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫


  ダウ平均が史上最高値を更新したニュース、市場の目が次のFOMCに向かっているというニュースの引用を受けて...

世界の株式市場は金星・火星・天王星のTスクエアの完了後、そのほとんどが急騰した。

多くは土星が順行した9月6日の安値から反騰が始まり、重要変化日(CRD)ゾーン内でつけた下値からいくつかの市場には異市場間強気ダイバージェンスが示現した。

天王星が絡む時の典型例として、9月18日の最後の火星・天王星スクエアの後、反騰は上方ブレークアウトに転じた。

大方の目は史上新高値をつけたダウ平均のパフォーマンスに向けられているが、もっと重要なのはアルゼンチンのメルヴァルで、9月21日金曜に史上新高値38,726をつけている。ダウ平均が8月15日のハーフ・プライマリーサイクルの安値からたった7.2%の上昇だったのに比べ、メルヴァルは3週間で43%強の上昇という印象的な騰勢を見せた。

その他日経、上海総合もなかなか印象的だった。米中間の貿易戦争は結局のところそう大したものではないのか、それとも市場はこれまで述べてきたジオコズミック・サインの示唆、つまり今後の木星絡みの貿易の興隆を予感しているのか。ただしこの木星の爆発的効果は新たな問題を生み出す可能性もある。世界経済のオーバーヒートとインフレだ。

火星・天王星スクエアの終焉に関しては肉牛市場と通貨市場にも注目。2018年5月15日、天王星が1930年以来初めて牡牛座入りした。同5月17日、肉牛は2016年以来の最安値水準だったが、先週は113.97と12.4%騰がっている。これはこの市場にしては大きな動きだ(やはり肉牛市場が強いアルゼンチンの株式市場に比べれば地味だが)。牡牛座は肉牛を支配する。『フォーキャスト2018』で述べたように、これは今後2年間、または4年の間に爆発し得る市場だが、もう前哨戦が始まりつつあるようにも見える。

牡牛座は米ドルのような通貨も支配する。先週のドル指数は三尊のネックラインを割って2ヶ月ぶりの安値に下落した。それに反応してユーロは2ヶ月ぶりの高値まで反騰している。

他の市場では、金と銀はまだレンジ相場の範疇だが、それでも8月16日と9月11日の安値は維持しており、MMAの★★★CRD期間だった9月10日〜12日に示現した異市場間強気ダイバージェンスは消えていない。

原油も9月20日に71.81で2ヶ月ぶりの高値をつけている。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        天王星のアスペクトは終わったが、その影響力はいまだに色濃く残存している。そしてこの先を見れば、すぐに新たなジオコズミック・サインが控えている。それはまたも世界の株式指数のリバーサルに関連するものだ。ダウ平均を構成するうち1/3の銘柄が新高値に達していない(修正高の範疇)という事実(ナスダックを除く)に鑑みれば、もっと用心深くあるべき時に投資家達がどんどん無関心になってきているという危うさがある。

        ではファイナンシャル・アストロロジャーやマーケット・タイマーなら考慮するだろうジオコズミック要因を拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』を参照しながら見ていこう。9月18日、前回のコラムで述べたように火星が3回目にして最後のスクエアを天王星に対して形成した。上述の本によればこのアスペクトはレベル1(最強)であり、13取引日のオーブをもってプライマリーサイクルとの77%の相関性を持っている。プライマリーサイクルに関わるこの時間帯の有効期は10月5日までだ。

9月25日には太陽が土星にスクエアを形成する。これもまたもう一つのレベル1ジオコズミック・サインであり、11取引日のオーブでプライマリーサイクルとは69%の相関性を持つ。その後10月5日には金星が逆行に転じる。これは他の二つよりもっとインパクトの強いレベル1サインで、プライマリーサイクルに対し12取引日のオーブで78%の相関性を持っている。これを総合すれば、三つのサインが9月25日〜10月5日の間に重なっているのがわかるだろう。

        これが私達のやり方であり、私達がマーケット・タイミングの技術を適用する方法だ。サイクル研究とテクニカル研究をこのようなアプローチを通じて繋げていく時、私達はしばしば神秘的に見えるほどの市場判断を下すことが出来る。そして日報や週報の講読者に向けての投資戦略を開発することが出来る。

こう言ってしまえば非常に簡単に聞こえるだろう。だがおそらく、実際に的確な「時」を割り出し、その上に、売買の入り時と手仕舞い時を示す「価格」を見極めることは、想像し得る限り最も難易度の高いタスクだ。それでも正しい決断を下せた時は、人生においてこのような組み合わせの妙を見出した満足感に勝るものなどそうはないだろうと感じる。

そしてこれらの選択をより正確なものに研ぎ澄ますための道具として、アストロロジーほど的確なものもまた、そうはないだろう。

特に、同じく良い結果を生み出すために研究されてきた他の方法論と共に駆使し、その一致をみた場合はさらにその意を強くするものだ。







訳文ここまで
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September 16, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント9/17【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年9月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回も≪ 先週をふり返って ≫ は要点の箇条書きとさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

経済施策の評判の良さにもかかわらず、トランプ氏は国民からも海外の多くの人々からも尊敬を勝ち得ていないようだ。

米国の有権者のほとんどを動かすのは政治家が思い描くような「経済問題」ではなくトランプ氏が支持するような「忠誠心」でもなく、好むと好まざるとに関わらず「人格」「正直さ」「真実への誠意」といった価値観だ。

ジオコズミックでは後者を土星が持つ特質にあてはめる。だが土星が司るのは人格や品位だけではなく、人生の多くの経験に関わっている。

土星に関してこんなルールがある。「土星のトランシットが関わる強力なジオコズミック・サインの成立に向けて下げてきた市場はその後下げ止まって底を打ち反騰に転じる候補となる」。もちろん他の惑星のルールも働くが、先週は土星のルールが顕著に表れた。

土星が逆行を終えて順行に転じたのが9月6日。この土星の滞留は非常に強いレベル1のジオコズミック・サインだ。

先月論じたように、火星順行近辺の時間帯で世界の多くの株式指数がサイクル高値をつけ、その後9月6日〜7日の土星滞留に向けて急落した。

ダウ平均、DAX、上海総合は9月11日火曜に向けて下落を続け、★★★の重要変化日だった9月10日〜12日の中日に異市場間強気ダイバージェンスが示現した。

その後土星のルールが示唆したように、世界のほとんどの株式指数が強力に反転して上向いた。

天王星は規則破りだ。予想を裏切り、予測不可能で型破りだ。支持帯や抵抗帯が側にあれば爆発的な勢いで抜けていく。だがそれは反転しなければの話だ。多くの場合、支持帯や抵抗帯を抜けた後でふり返り、おもむろに反転する。これが今他の市場で起きているかもしれない。現在は天王星も9月12日の金星とのオポジションによって強調されており18日には火星が一匹狼の師匠格である天王星とスクエアを形成する。

金と銀にも★★★の重要変化日圏内で異市場間強気ダイバージェンスが示現。ただし主要な長期トレンドのリバーサルを確認するまでにはまだ至っていないので、連日の観察を続行。金と銀は非常に重要な分岐点に来ている。

他の市場ではビットコインが9月9日にサイクル安値をつけた(9月6日の土星順行時に大幅な急落が起きている)が、金曜には週の高値をつけている。9月18日の火星・天王星スクエアを過ぎて値を上げ続けるかどうかが興味深い。過去2回のスクエア形成ではそれぞれ重要なサイクルの天井を打った後で売られている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

        “『激しさを増す米国・中国間の貿易戦争は、世界第2位の経済大国を否応なく勝利に向けて走らせ、世界各国への影響はより多大なものになるだろう』 世界有数の投資グループのエコノミストはこう指摘する。エリック・フィシウィックによれば、貿易戦争の発端をふり返った時、重要な役割を果たしてきたのは政治だ。交渉が始まった理由の一部は米国が中国の成長力を不快に感じ始めたことにあると彼は言う。『これが真相だ。中国は米国にとって、次の地理経済学的、そして地政学的なライバルであり、米国はこれを不快に思っている』『だから私は、どちらの側にしても特に力を入れて妥協案を模索しているなどとは思わない。これは単に貿易問題というよりは、もっと政治的な問題だからだ』 輸出の伸びはほんの少し鈍化したものの、中国の対米貿易黒字は8月に記録的拡大を見せている。”

— Weizhen Ten
  “Trump’s Trade War Against China May Have a Perverse Reaction”
  www.cnbc.com 2018年9月10日付


        “現在 確かに目の前に見られる経済活況と新しい関税が結び付く時、有害な "インフレーション宇宙" が醸造されていく。 FRBはそれを止めねばならないという衝動に駆られ、何をするかといえば当然ながら、金利引き上げだ。”

— Elizabeth Gurdus
  “(Jim) Cramer’s Game Plan:
  Be Ready for Another Trump Tariff-Fueled Sell-Off”
  www.cnbc.com 2018年9月7日付

        私は今、月に一度のヨーロッパツアー最終週をスペインのマラガで過ごしている。ここは何と興味深い所だろう。時に私は自分がスラム街に居るような気がする。しかしそれは私がこれまで訪れた中で最も居心地の良いスラムだ。ここの人々は本当に正直で信頼が置ける。だがその後自転車に乗って長大な海岸線を走ってみると、そこがスラムではないことに気付く。言ってみれば非常にユニークで型破りなパラダイスだ。ここは多大な投資の可能性を秘めた熱帯性の地中海エリアであり、私の想像の中ではおそらく投資家のために用意された次代の巨大な不動産市場だ。だがそうは言ったものの、今のところ投資家達は他所を見ているだろうと確信している(そうあって欲しい)。マラガの人々は大昔から比較的ひっそりと影に隠されてきた自分達のホームランドが変化することを望んではいないと思う。

私がいつもの市場トークから逸れて旅行の話を書くと多くの皆さんが喜んでくれるのはわかっているが、旅の報告はここまでにしておこう。このコラムを毎回欠かさず読むという方々は、天体と人間の経験、とりわけ金融市場に関わる経験との関わりに私が何を見ているかを知りたいと望んでいるのだから。

        さて、今私が注視しているのは今週(9月18日)起きる火星・天王星スクエアの3回目の形成だ。そしてその後は10月5日に金星が蠍座で逆行に転じる。過去に何度も書いてきたように、金星逆行(と順行)は 前後10日〜12日のゆらぎの範囲内においてプライマリーサイクルの安値または高値との最も強力な相関関係を保っている。では金星逆行と蠍座については何がわかっているだろう? 私達はその両方が中央銀行、そして金利政策が変わる可能性と関係があることを知っている。現在私が抱いている懸念はFRBまたは他の中央銀行が進路を変更することで、それがたとえば株式指数のような金融市場を混乱させる可能性についてだ。従来から当然と見なされてきたような金利にまつわる良識がどんなものであれ、金星逆行時(10月5日〜11月16日)に見られそうな物事の展開とはかけ離れているからだ。

        個人生活に関することで言えば、もし過去に別れた恋人が人生に、あるいはあなたのフェイスブックページに再び出現したとしても驚くなかれ...だ。ただこの事を胸に刻んでおいてほしい。以前上手くいかなかったのには厳然とした理由があったはずだ。そしてそれは、もしかしたら蠍座的な関心事*による過ちのせいではなかったかもしれない。だがもし今回あなたが再びその相手に心惹かれるとすれば、それは蠍座的な要因に動かされている可能性がある。つまり、もし過去の美しくも妖しい生き物によってクモの巣に捉えられても構わない覚悟があるのなら...ということだ。

*蠍座的な関心事:
これにはポジティブ〜ネガティブまで様々な要素が含まれるが、この文脈では蠍座の原型の内でも「セックス」「死」「他者の資産」「力」「恨み」「嫉妬」「復讐」「毒」「(死と紙一重の)痺れるような快感」「底深い情」「自分の中には無いと感じる力(またはその力を持つ誰か)と一体になりたいと願う」「人生の深みを覗いてその構造を知りたいという欲望」「エゴの死への潜在的憧憬」などを指しているように思う。






訳文ここまで
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September 09, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント9/10【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年9月10日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回は≪ 先週をふり返って ≫ を要素のみの箇条書きとさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

8月27日の火星順行から先週9月6日の土星順行までの時期は、世界のほとんどの株式指数、特にヨーロッパの指数にとってハードな日々だった。

アジアと環太平洋地域も同様で、日本の日経は8月30日に23,032でプライマリーサイクルの高値をつけたが9月7日金曜には22,172まで急落した。

インドのニフティだけが元気良く、11,584をつけて8月30日火星順行日近辺に示現した史上最高値に迫っている。

米国では先週、ダウ平均がなかなかの持ちこたえぶりだったがナスダック総合は週を通じてかなり急な売られ方をしている。

現在、私達にとって最も興味深いのは金と銀だ。異市場間強気ダイバージェンスが見て取れる。これについては金・銀のアップデートを発行した際の条件を満たしたため、金のスペシャル・アラートを講読者向けに発行した。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “私は自由や自由意志というものを信じない。ショーペンハウエルが語った『人はやりたいと思うことをやれる。だが意志しようとして意志することは出来ない』という言葉が、私の人生を通じてどんな状況においても私とともに在り、たとえ他者の存在が私にとっての痛みである時でさえ、彼らのふるまいに対する私の想いに和をもたらしてくれるのだ。この、自由意志の欠如への気付きは、行動し決定する個としての自分自身や周囲の人々を過度に深刻に受けとめることから私を護り、頭に血が上るのを防いでくれる。”

— アルバート・アインシュタイン

        “ヒンドゥー教ヴェーダーンタ学派不二一元論における傑出した賢者、ラメッシュ・バルセカールはこう教えている。『もし人が非常に深いレベルの理解をもって人間には自由意志など無いことを真に受け入れるなら、それは人を罪悪感から自由にし、彼/彼女が人を審判したり責めたりすることを防ぐだろう』と。(上記の引用に基づくアインシュタインの言葉より)”

— Len Oppenheim
  “Observations from the Middle End"
  len@lenopp.com



        8月29日〜30日、ちょうど火星が2ヶ月にわたる逆行の旅を27日終えた直後に示現したS&Pとナスダックの史上最高値は先週に入っても依然として有効だった。ナスダック総合の場合、下落はダウ平均やS&Pより深刻で8133から当面の安値7873まで落ち込んでいる。これは5取引日でたった3%の下落ではあるが、マーケット・タイマーにとって重要なことは、強力なジオコズミック・サインの集中期にそれが始まったことだ。当時は火星が順行に転じただけでなく、その少し前に木星・海王星の3回目にして最後のトライン形成が終わっている(8月19日)。さらに、土星・天王星の4回目の形成もまた8月最終週に終了した。これは高値の示現と同期している。

今現在、ファイナンシャル・アストロロジャーにとっての関心事は9月6日の土星滞留が下落を止め、新高値へ向けての新しい反騰が起きるかどうかだ。何故なら強い土星のシグナルに向かって市場が下落する時は、多くの場合その下落が終わることを意味するからだ。あるいはまた、木星・海王星、土星・天王星、そして火星の順行と8月29日〜30日の天井との相関性の方がより強く、スタートした下落が10月5日の金星逆行が近付くにつれて勢いを増していくのか? 

その疑問に対する答は、9月18日、火星が3回目にして最後のウェイニングスクエアを天王星に形成する時までには得られるだろう。このシグナルはワイルドで、前後13取引日の内にプライマリー・サイクル、また場合によっては50週サイクルの底か天井との相関性がしばしば顕れる。8月29日〜30日の高値はこの時間帯の始まりと合致していた。

  さて私達は、5月中旬からこの火星・天王星スクエアの影響下にあるわけだが、このアスペクトは国の内外に起きる地政学的カオスや人心の騒乱というキャッチコピーどおりの様相をもたらしてきた(トルコ、ベネズエラ、アルゼンチン、イラン、カナダ、中国、そして米国を思い起こしてみるといい)。各国の指導者にとって、それは生易しい道ではなかった。それはこうした天王星的力学の生きた体現者である米国大統領ドナルド・トランプが彼らに与えたプレッシャーのせいだ。彼の支持者にとっては、彼は非常に賢い戦略家であり、米国のより良い未来のために大きな変化を生み出す一匹狼だ。彼はこれまで他国との拙い経済取引のせいで米国が耐えねばならなかった多くの不正を正そうとしている。 だが他の人々にとって、彼のふるまいとやり方は紙一重の才気と異常さ、さらには不道徳さとして映る。先週は彼について多くの否定的報道が溢れかえった。

  私は今月の大半をヨーロッパで過ごしているが、ここではトランプ氏は人気がない。ある時、それは何故かと質問したところ、非常に興味深い返答がいくつか返ってきた。一人のハイテク企業幹部はこう説明する。

『トランプであれ誰であれ、勝ちたいと望むからといってその人物を責める者など誰もいない。だが彼は、関係する者全員にとって建設的でウィン-ウィンとなるような状況を作りたがらない。彼にとって真の勝利とは誰かを打ち負かすことであり、それまでは本当の勝ちとはいえないのだ。そしてそれこそが問題だ。彼は誰かが傷つかない限り、勝利の満足を得ることが出来ない。そんな人物を支持するのは困難だ。』

        トランプ氏を巡る昨今の苦々しい評価と彼のチャートの間に見られるジオコズミックな相関性は、トランシットの土星が担っている。今週はそれが滞留から順行へと転じたことから強調された。この数週間、逆行の土星は彼のネイタルの水星とオポジションを形成し、海王星とはスクエアだった。以前このコラムで述べたように、ネイタルの海王星とハードアスペクトを形成するトランシットの土星は、個人の人生においてより厳しい試練の時期となり得る。とりわけ誠実さ、道徳と倫理、そして信頼性が問われるような場合はなおさらだ。この時期はしばしば本人の名誉が傷つけられる。その非難が正しいにせよ間違っているにせよだ。そして、本人は誤解された、事実を曲げられた、中傷されたと感じる。悪くすれば裏切られたり騙されたということになる。

海王星の動きは遅いので、1943年〜1947年生まれの多くの人々が何らかの形で今、こうした状況を現在進行形で経験しているかもしれない。トランプ大統領に関しては、それが過剰に効いてくる。何故なら土星は今 彼のネイタルの水星にもオポジションを形成しており、水星は報道、マスコミ、そしてあらゆる種類のコミュニケーションを支配するからだ。先週のニューヨークタイムズの論説ページでは、トランプによって任命された閣僚達の多くが積極的に大統領の意図を邪魔していると暴露された。それも政権内の匿名の高官によってだ。また、ボン・ウッドワードの新刊本『フィア(恐れ)』の一節を引用したワシントンポストによれば、側近や幹部達がトランプのホワイトハウスは機能不全だと攻撃し、『首席補佐官のジョン・ケリーはトランプをバカ者呼ばわりして大統領は不安定で道を外れていると主張』しているそうだ。

これはまさに、トランシットの土星がネイタルの水星と海王星にスクエアを形成している状況にそっくりだ。

        米国経済は上手くいっているかもしれない。だが先週のメディアの記事を通して行われた大統領個人への人格攻撃の凄まじさは驚くべきものだった。そして11月6日の中間選挙にもちょうど間に合う。これはタイミングについてある種の疑問を抱かせる。果たしてこの動きは政治的なものか、それとも宇宙の計らいなのか? その両方かもしれない。だが私達にとってもっと重要なことは、これが金融市場にどんな影響を及ぼすかだ。ニクソンが報道陣との似たような憎悪の応酬に曝された時、彼の大統領職は奪われ、米国株式市場は崩落して1973年1月の史上最高値から1974年12月の安値まで、50%近くの下落をみている。ところが偶然にも、その高値もまた前回の土星・天王星45年ウェイニングトライン・サイクルの最中だった。そしてS&Pとナスダックが史上最高値をつけた2018年8月31日、ひとつのジオコズミック・サイクルが再び終わりを迎えた。

今週も9月12日に金星が天王星にオポジションを形成することから、市場は非常にボラタイルな様相を呈する可能性がある。つまり、9月12日〜18日に金星と火星の両方が天王星にハードアスペクトを形成するのだ。その意味は皆さんならおわかりになるだろう。支持帯も抵抗帯も破られる可能性がある。天王星はそのどちらにも敬意など払わない。愛においても然り、金融市場においても然りだ。







訳文ここまで
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August 19, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント8/20【夏休み版】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年8月20日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回は一応夏休み中ですが ≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ にマンデーン・アストロロジーから見てちょっと興味深い記述があったので(気まぐれではありますが)そこだけ訳文を掲載します。なお ≪先週をふり返って≫ は前回の予測と相場の動きの合致についての解説でした。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        ふり返ってみれば、昨今の世相を見て物事がちょっと普通ではないというか、狂気じみてさえいるという感慨を誰しもが持ったとしても無理はない。これは何も6つの惑星が現在逆行しているからばかりではない。アストロロジー研究者にとってはそれ以上に大きな物事が進行している。

冥王星は山羊座の18°〜20°に在泊中だ(行きつ戻りつしながら2018年〜2019年にかけて続く)。ここは171年サイクルを持つ天王星と海王星が1993年にコンジャンクトした位置だ。その上、天王星は現在海王星に対し初回セミスクエア、すなわち45°を形成している。言い換えればこれら2惑星は今、1993年に始まった "新しい" サイクルの初回1/8局面にあるということだ。

ハーモニック8(1/8局面)は人間活動のサイクルに関連するジオコズミクス研究における強力なフェーズだ。長期の惑星ペア・サイクル(会合サイクル)の節目が(トランシットによって)発効するということ、それはあたかも黄道帯におけるその位置/領域が両惑星の特質によってチャージされるか、あるいは充填されるようなものだ。

その度数にトランシットの惑星が来る時、この原動力の「特質」が "点火" される*。したがって私達は今、最外部の3惑星(冥王星、海王星、天王星)が集合意識の内部で強調される(というよりは "衝突させられる" )という、非常に稀有で奇妙な時期に入っていることになる。そして、直近のトランシットが冥王星だということは、その結果が世界の再構築となるのか、それとも単にこれまでの全てが終わっていくことを意味するのかを知る術は誰にもないということだ。 冥王星は死と再生の象徴だ。そして力の象徴であり、人生においては何らかの調整なしに持ちこたえることなど誰にも出来ないフォースだ。

  天王星と海王星の力学は、冥王星が持つこの変革の力の支配下にある。ではそれはいったいどういうものだろう? 

天王星はまったく新しい何かを意味し、革命的であり、通常は非常に破壊的だ。その即座の効力は多くの場合カオスを生み出す。世の中の現状(と大衆の意識)がその最深部まで揺さぶられるからだ。 一方海王星は、ほとんどの場合直感的で信条や信頼という枠組みの中で働く。 だから冥王星はその全てを粉々に吹き飛ばすことになる。これらの要素を一つにまとめて見るなら、大衆がいかに強烈な時期を過ぎ越そうとしているかがわかるだろう。それを上手く表現する言葉はないのだが、あえて言うとすれば — 「リアリティの構造破壊」かもしれない。

さて、ではこうした特質を進行する6惑星の逆行運動のただ中に入れ込んで考えてみよう。そうすれば何故この2年間が...とりわけこのところの2週間が、何故こうもドラマチックで奇妙なのかを感覚的に掴むことが出来る。

だが安心していい。何故ならこれらの惑星のうち最初のメンバー — トリックスターの水星 — がこの土曜〜日曜にも順行に転じるからだ。その1週間後の8月27日、火星も順行する。そうなれば幾分は平常に戻ったように見えるだろう。逆行しているのは4惑星のみになるし、その程度なら通常よくあることだ。まぁしかし、それも冥王星が山羊座18°〜20°に在泊する重さの中で期待出来る範囲内で、ということなのだが。

  最後に一つだけ。何故トランプ政権は、トランプと習近平の貿易協議の日程を11月まで待つことに同意したのだろう? これほど重要な協議を中間選挙の後に回すことが、真に大統領にとって有利に働くというのか? もし共和党が上院で負けたら? あるいは下院で、または両方で惨敗したらどうなる? この事は、果たして彼が世界一賢い人物だなどと言えるのかという疑問に導く。だがもし彼の党が両院での過半数を維持したなら、彼は信頼されたことになる。ひょっとするとこのゲームにおいて彼は本当に最も賢いプレーヤーなのかもしれない。

そうこうしているうちに、木星は11月8日に射手座に入っていく。つまり中間選挙の直後だ。これは私達にとって「良い方向への転換」を予測し得る(宇宙的)リアリティであり、翌年にかけて世界貿易が拡大していくことを意味しているのだ。






訳文ここまで
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* (かなり余談1)遅い惑星同士の会合サイクルの節目(特に0°)が形成された度数がそれらの惑星の特質によってチャージされるというセオリーに沿うなら、太陽系の誕生以来、あるいは人類の誕生以来、360°中の多くの度数がその都度強化されてきたことを意味する。そしてこれを頭に置いて長い目で見れば、人間は年を追うごとにより強力な力を受け続け、その都度最深部のどこかで変容しながら生き延びてきたことになる。歴史は繰り返すと言われるけれど、人類史の物語におそらく後戻りはない。今のフツウがもう昔の普通ではないように。一瞬の過去がどんどん神話になっていくように、細部は忘れ去られ、変容した時点から解釈し直されていく。ではいったいひとは何処へ向かっているのだろう? そこに一定の方向性はあるのだろうか? 

宗教的視線を選択するなら、それは存在する。進化、到達、聖なる帰還という概念。では私達の多くが抱く聖性への希求と底深い罪悪感はどこから来るのだろう? それを説明するための幾多の物語は十分に足りているだろうか? 進化アストロロジーの巨星ジェフリー・ウルフ・グリーンは「人間が不完全な存在である以上、神もまた完全な存在ではあり得ず、共に進化を続ける」と言っていたけれど。 それとも私達の意識が「リアリティの脱構築」を繰り返す途上で「幸福」という概念 — 感じ方 — もまた変化を遂げ、今の感覚からは人間とも呼べないような存在に変容する時がいつか訪れるだろうか? あるいは、始まったものは単にどこかで終わっていくだけだろうか? それは選択の問題だろうか? トリックスター水星がそろりとした足取りで順行に転じた今。 アストロロジーの一側面である「宇宙のシステムと人間意識の共同創造」を説明しようとする観点から考えると、このことはとても興味深く思える(たぶん永遠の謎かもしれないけど)。


(かなり余談2)...たまたま調べていたらテスラのイーロン・マスク氏はここで触れられている山羊座の18°〜19°にケンタウルス族の121725アフィダス(アファイダス)という小惑星を持っていた。これは小惑星研究家のマーク・アンドリュー・ホームズによれば
「個の力の徹底的な追求」または「挑発」や「煽動」という含みがあるとされ、ケンタウルス族研究の先駆的アストロロジャーであるゼーン・B・ステインによればその名「アフィダス」は「何事も控えることがない」という意味に近いそう。この比較的新しいケンタウルスは注目に値する力を持つかもしれないとのこと。

また彼(マスク氏)はネイタルで牡牛座0°台に小惑星テスラを持ち、イクシオン(周囲や常識、モラルなどに構わずやりたいことをやる意志)、アグニ(火の試練)、ジュノー(深いコミュニケーションに関する問題)とはTスクエア。これが先頃からの火星・天王星スクエアにヒットされている。 そしてastro.comに提示されていたレクティファイに基づくチャートがもし正しいとするなら、
8月11日の日蝕は彼のディセンダント上で起き、N火星とはオポジションだった(なお、彼は水星がOOBでもある)。

今、株式の非公開化など彼の周辺では様々なことが取り沙汰されているし、かなり厳しい試練のただ中に在りそうだけれど....このアフィダスがネイタルで何らかの形で強調されているひとは、良かれ悪しかれ何事につけても徹底的にやり抜く(やってしまう)傾向が強いと思われる(ゼーン・ステインの提示する著名人にはアンディ・ウォーホルからパラマハンサ・ヨガナンダまで本当に様々なひとが挙げられている)。冥王星のフォースを彼はどう使うだろう...? きっと彼もまたこの時点での試練を織り込んで此処に来て、今という物語を生きているひとなのかもしれない...。



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August 12, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント8/13【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年8月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※※※お知らせ※※※

ひとつ前の記事でもお知らせしましたが、このブログはこれから約1ヶ月ほど「夏休み」とさせていただきます。m(_"_)m (その間、もしメリマン・コラムに特に何か気になる情報が含まれていた場合などは、もしかしたら抄訳か簡単なツイートの形でお知らせするかもしれません。)


≪ 先週をふり返って ≫

        “地政学的懸念によってトルコリラが対ドルで記録的な安値に急落したことから金曜の株式市場は下落した... ドナルド・トランプ大統領がトルコからの鉄鋼やアルミニウムに2倍の関税を課すことを認可した後、トルコリラは20%下げた。トルコの大統領レジェップ・タイイップ・エルドアンが国民に対し『枕の下に隠したユーロ、ドル、金をリラに替えて欲しい』と要請した後、トランプはコメントでこれを評し『国内問題でトルコはもがいている』と述べた。”

— Fred Imbert and Alexandra Gibbs
  “Dow Drops 200 Points on Geopolitical Concerns
  as Turkish Lira Plunges”
  www.nbc.com 2018年8月10日付

        8月1日〜7日に発効した火星・木星・天王星の強烈なコンビネーションは、多くの逆行惑星の全てが7月26日以来相場にもたらしてきた値動きの麻痺状態と行き詰まりをついに打破した。8月6日付のコラムで私はこう述べている。

『先週は7月24日から始まり8月9日まで続く天王星シグナルをたっぷり含む宇宙津波の真っ只中だった。そして予測どおり、地政学面・経済面での予期せぬ発表によって一部の市場が突然のトレンドリバーサルを起こした。しかしながら、金融市場の価格動向としては天王星シグナルの束が襲ったにしては爆発的でもドラマチックでもなかった。逆行する惑星の稀にみる数の多さが なにがしかの影響を与えたのかもしれない。』

        結局上記のとおりだったと思う。だが8月1日の火星・天王星スクエア、6日の太陽・木星スクエア、7日の天王星逆行、そして9日の金星・土星スクエアは、世界の多くの株式市場をタイトな価格レンジに抑え込むには強力過ぎた。機が熟す時を待つ何かが存在し、そしてとうとうそれが米国とトルコ間の新たな緊張(とさらなる関税)として形を持つに至った。リラは崩壊し、それにともなってユーロが落ち込み、続いてヨーロッパと米国の株式市場が崩れ落ちた。アジアの市場はそのニュースが流れる前に引けている。

いったん引き金が引かれると投資家は即座に米国債、米ドル、そして金になだれ込んだ。米ドルは年初来の最高値水準まで舞い上がり、米国債はサイクル新高値をつけた。しかしながら金の反騰は、ドルがあまりに強いことから金の先行きにはそう期待出来ないと投資家が気付いたために長くは続かず、当日の引けまでに下げに転じ、銀もこれに従った。他の市場では原油とビットコインが6月以来の最安値水準に落ち込んだが、原油は金曜の安値から見事に跳ね上がっている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “米国大統領ドナルド・トランプは金曜、米国とメキシコは貿易交渉で進展をみていると述べ、カナダに対してはオタワで合意に達することが出来なければカナダからの輸入車に追加関税をかけると警告した。『メキシコとの交渉は順調にいっている。自動車産業の労働者と農家は保護されるべきだ。さもなければ合意はない。メキシコの新しい大統領は完璧なジェントルマンだ』トランプはこうツイートした。”

— ロイター
  “Trump Says Progress Made Towards Trade Deal With Mexico,
   But Canada Must Wait” 2018年8月10日付


        8月7日以来、現在は6つの惑星が逆行中だが、金曜に見られた株式市場への下押し圧力が今週も続くという保証はない。水星逆行(7月26日〜8月19日)の特徴の一つとして、支持帯や抵抗帯が突然破られた直後に結局は再び反転するという、投資家がよく言うところの「騙し」が出現しやすいのだ。先週はこれが非常に顕著に顕れた。たとえばダウ工業平均やS&Pの場合、8月7日火曜に新サイクルの高値を突破したが、それはまさに天王星が逆行に転じた日であり、水星逆行の中日でもあった。

全ての株式指数が抵抗帯を次々に破っていくにつれて、2月の崩落以来の高値に向けて皆が上方にブレイクアウトするように見えた。だがそれは長続きせず、週終わりの2日間は激しく下落することになった。水星逆行にともなういつもの典型として、こうした推進力は再び反転するまで1日〜4日の間続くだけだ。そしてそれが、このシグナルの下で新たな中長期のポジションを取るようアドバイスしない理由でもある。強気相場の終焉はすぐそこだとワクワクするにはあまりに早すぎると投資家が気付く、そんなケースが多く見られるからだ。

たとえ十分弱々しく見えてもそれで強気が完全に挫かれたと見るのは尚早だという分析には、他にも考慮すべきジオコズミック要因が二つ含まれる。まず最初に8月9日〜10日の金星・土星スクエアだが、これは後の反騰をともなう株式指数の安値に関連してきた歴史を持つ。次の主要なアスペクトが8月19日の木星・海王星トラインで、同じ日に水星が順行することを考慮するなら、市場が素早く回復すると考えるに足る複数の宇宙的要因があるということだ。

結局のところ、水星は商取引に関連するし、木星は世界貿易を支配する。だから先週終盤にトランプ政権がヨーロッパのパートナー諸国に対する追加関税を切り下げるかもしれないとポジティブなメッセージを出したのも偶然ではない。次に何かあるとすれば8月19日に向けてまたはその後まもなく、中国との不和に関することかもしれない。もう少ししたら木星が射手座入りする(11月8日)こともあり、拘束的な世界貿易がもたらす全ての脅威と怖れが解放されるための宇宙的潜在力はたっぷりある。金曜の崩落の後では、市場はそれを必要としているだろう。

        二番目に考慮すべきジオコズミック要因は、金星が自ら支配する天秤座に入居し、そこに9月9日まで在泊することだ。しばしばこの時期に株は反騰する。例外があるとすれば金星が土星にアスペクトを形成する時だが、先週終盤はまさにその事例だった。しかしながら、天秤座の金星は銀に対しては弱気の関連性も持っている。先週の銀がその顕れで、週の安値近くで引けている。

また金と銀は木星の強力なアスペクトの下でもあまり奮わない。しかも木星は8月19日に海王星との3回目にして最後のビッグアスペクト形成を控えている。木星・海王星トラインと天秤座の金星とのコンビネーションは、前後2週間のうちに示現する重要な安値に関連する可能性を持っている(これについては4週間前に刊行したMMAサイクルズ・リポートの金に関するスペシャル版、および先週の8月号アップデート版を参照いただきたい)。


        今週の私は夏休みを取っているが、デイリー版講読者のためのアップデートは続けるつもりだ。何故なら今後のいくつかのトレード機会は株と貴金属(それに原油)におけるより長期の展望を理解するにあたって非常に重要だと考えているからだ。






訳文ここまで
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August 05, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント8/6【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年8月6日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        7月の非農業部門雇用者数は15万7千人に増加したがロイターによるエコノミスト予想の19万人には届かず、3月以来最も低い数字となった。一方、失業率は予想どおり0.1%低下して3.9%となり、ここ50年来の最低水準付近となっている。賃金面では1時間あたりの平均賃金が前年同月比2.7%の伸びとこちらも予想どおりだった。 FRBは2%のインフレ目標達成を念頭に賃金動向の詳細に注目している。

— Jeff Cox
  “Payrolls Rise 157,000, Missing Expectations,
   But Overall Picture Still Strong” 
  www.cnbc.com 2018年8月3日付

        金曜、中国人民銀行が週明けから為替フォワード取引の準備金要件を引き上げて人民元相場の安定化を図ると発表した後で人民元が急騰し米ドルは急落している。中国のオフショア人民元は今週初めに14ヶ月ぶりの安値に落ち込んでいたが、これはワシントンと北京間の貿易戦争が中国経済を崩壊させるという懸念から投資家が元売りドル買いに走ったことが原因だ。
https://www.cnbc.com/quotes/?symbol=CNY%3D

— “Chinese Central Bank Move Sends Yuan Surging,
   Hits Dollar Across the Board”
  Reuters 2018年8月3日付


        先週は7月24日から始まり8月9日まで続く天王星シグナルをたっぷり含む宇宙津波の真っ只中だった。そして予測どおり、地政学面・経済面での予期せぬ発表によって一部の市場が突然のトレンドリバーサルを起こした。しかしながら、金融市場の価格動向としては天王星シグナルの束が襲ったにしては爆発的でもドラマチックでもなかった。逆行する惑星の稀にみる数の多さがなにがしかの影響を与えたのかもしれない。

幾つかの株式市場は前週7月26日〜27日のサイクル高値から下落した。これは太陽が天王星にスクエアを形成し、天王星シグナルの猛攻をスタートさせたことと合致する。実際、7月27日の月蝕は太陽と対向する月・火星にTスクエアを形成していた。これらの市場はその後も火星・天王星スクエアが形成された8月2日に向けて下がり続け、一旦底を打って(おそらくは一時的に)金曜に向かい反騰した。それでもこうした価格変動はけっして派手に目立つようなものではなかった。だがもしかするとブラジルのボヴェスパが金曜に5月23日以来の最高値水準まで舞い上がったケース、あるいは先週30ヶ月ぶりの安値を試した中国の上海指数などはその例外かもしれない。

他の市場では、金が年初来の最安値となる1205に落ち込む一方で銀がわずか2週間前につけた年初来安値を割らずに維持している。原油は先週66.92まで下落して月の安値をつけ、8月3日金曜にはビットコインが前週の高値8482から14%安の7274の安値をつけている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  予想を上回る借入ニーズの増加 — 2018年中の残り数ヶ月で10年債の入札規模が前年比63%増加する見込み — によって、10年債利回りが6月以来初めて3%を上回った..... 米国財務省は先月、6月の税収が前年比7%落ち込んだと発表している。これには33%に及ぶ法人税の減少が含まれる。

— John Zumbrun & Daniel Kruger
  “Deficits Prompt Treasury to Boost Borrowing”
  Wall Street Journal 2018年8月2日付


        7月25日から始まった強烈なコズミック活動期は8月9日木曜に終わる。それは金星が土星に対しウェイニングスクエアを形成する日だ。金星はその前日、自らが支配する天秤座に入居したばかりというタイミングであり、これは8月6日月曜の太陽・木星ウェイニングスクエア、8月7日火曜の天王星逆行に続いて起きる。したがってハードなジオコズミック局面はまだ終わっていないが、それももうあと少しだ。

その後、危険な嵐を告げる不吉な雲が突然晴れ上がるかのように、宇宙は自らを再調整する。私達は8月19日、水星が逆行運動を終え、木星と海王星による3回目にして最後の調和的なトライン形成を太陽から3番目の惑星上から見上げるのだ。ではこの宇宙嵐とは何だったのか? 8月9日〜8月19日には、どんな新しい日々を経験する可能性があるのだろうか?

        まず、8月7日以来水星、火星、土星、海王星、冥王星に天王星が加わって合計6個の惑星が逆行するという状況を調べてみよう。5個の惑星が同時に逆行するというケースさえ確率にして5%と稀な事象だ。だから6惑星が同時に逆行するというのはもっと珍しい。そして各惑星とそれらが在泊する星座宮は人生におけるテーマ、もしくは力学を意味する。

逆行運動は反転、またはその惑星が表すテーマからの退避の前兆となる。たとえば、水星のテーマはコミュニケーションだ。したがって7月26日〜8月19日のように水星が逆行に転じる時は、他者との意見交換におけるコミュニケーションの混乱状態(誤解など)や、電話、自動車、コンピュータ、インターネットなどのコミュニケーション・ツールの混乱が生じやすい。

        今日(8月3日)のウォールストリートジャーナルに載ったキンバリー・ストラッセルによるコラムのタイトルが興味深い。題して『コミュニケーションの失敗』だ。記事の中でストラッセルはトランプ大統領が達成した優れた成果をリストアップし、彼の閣僚が示した生産性を認めている。

しかし、彼女はこうも書いている。『それはホワイトハウスがここ10年で最高の政治メッセージ(経済と雇用状況)の一つを吹聴する能力を持つということだ』。だがその代わりに『トランプ氏は公共の場で司法長官に説教し、共和党の主要な後援者であるチャールズ・コッホを叩きのめし.... 特別検査官のロバート・ミュラーをクビにせよと呼びかけ、その他中国への追加関税、国境紛争、お抱え弁護士マイケル・コーエンとの問題..... 』などに膨大な時間を費やしている。これらは全て、彼女のテーマ「自らの強さと成し遂げた事柄を他者に対して効果的にコミュニケートする機会を逸すること」の一部だ。そしてそれは現在逆行中の水星が抱えるテーマでもある。単に機会を失うだけではない。それは自分の銃で自分の足を撃つようなもので自ら墓穴を掘る行為だ。狙いは良い。だが的が間違っている。

        市場の動きを見るなら、火星と木星を含んだ多数の天王星シグナルは通常なら支持帯と抵抗帯を突き破る価格爆発へと導く。これに対し多数の惑星が逆行中というのは、市場が1日〜4日以上の間どの方向にもトラクションを得られないように見える動きを暗示する。今週もこのような「スタート&ストップ」が続くのか、それとも天王星逆行と太陽・木星スクエアが結び付いて大きな価格変動と同期するのか?

8月9日に起きる金星・土星スクエアは、どの市場にも前後1日のうちに安値をつける可能性を示すという意味で興味深い。これが私達のジオコズミック・ルールの一例に導くからだ。すなわち「金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきた市場はサイクル安値をつけて健全な反騰を開始する」。次のアスペクトが8月19日の木星・海王星トラインと同日に起きる水星順行であることから、トレードにとっては調和的な空気となる可能性が潜んでいる。とりわけ原油のように木星と海王星が支配する市場ではその可能性が高まるだろう。

        また同じパターンは個人生活においても、特に人間関係の中で顕現するかもしれない。もしあなたの人間関係が今週の金星・土星スクエアに向かって低調になってきたと感じるなら、元気を出そう。

そんな状況が突然ひっくり返り、あなたやパートナーが思い描いてきた以上に強力なロマンスの力が戻って来るかもしれない。もちろんこれは、別離へと向かわせる天王星と火星のアスペクトが猛威をふるったこれまでの2週間の間に、あなたがすでに引き返せないところまで完全に関係を壊してしまってはいない...という条件下での話なのだが。







訳文ここまで
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July 22, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント7/23【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年7月23日(フリー版より)

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文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週7月30日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

        “ドナルド・トランプ大統領は歴代大統領の慣習を破ってFRBへの不満を表し、中央銀行は経済の回復を破壊していると辛辣に非難した... ECBや日銀が緩和的な金融政策を維持する一方でFRBのする事は時宜を外しているのではないかと懸念しているとトランプ氏は表明した... 前ダラス連銀総裁リチャード・フィッシャーはCNBCに対し、トランプ発言は一線を越えて不適切だとし、『我々の偉大な米国経済が誇る特質の一つは連邦準備制度を維持してきたことだ。FRBの業務に口を挟むことなどどんな大統領もすべきではない』と語った。”

— Jeff Cox
  “Trump Lays Into Federal Reserve, Says He’s ‘Not Thrilled’
  About Interest Rates Hikes” 2018年7月19日付

        “ジオコズミック・サインに基づいて考えると、議会もしくはホワイトハウスとの権力闘争も高まる可能性がある。土星(権威)がFRB設立図の冥王星とオポジションの関係になるだけでなく、トランシットの冥王星(権力の掌握)が設立図のディセンダントとコンジャンクションを形成し、ネイタルの火星とはオポジションになるからだ(2017年2月3日〜2018年11月27日)。冥王星が絡む時は、当事者の存亡を賭けた戦いが起こり得る。強烈なフォースが連邦準備銀行の構造そのものを根こそぎにし、変革したいと望むからだ... アセンダントにハードアスペクトを形成する冥王星は(最終的には)FRBという組織の存在そのものへの脅威となり得る。”

—『フォーキャスト2017』および『フォーキャスト2018』より
  MMA Seek-It Publications 2016年11月執筆


        経済回復を破綻させる脅威となっているのはトランプが非難するFRBの金融政策ではない。その元凶は彼自身の手で米国の消費者に税負担を強いたことであり、それは2017年12月21日の税制改革法によって彼が達成し得た効果を失わせるものだ。彼は自分の価値を低下させ、自分自身が決定したリスキーな貿易政策の責を誰か他の人々に負わせるような語り口を駆使している。彼のふるまいは物事をどんどん制御不能な方向に向かわせているのだ。

        火星が逆行に転じた直後の6月終盤から始まった反騰は、先週半ばに至り思わぬ壁にぶつかった。その「壁」とは "アセンダント上の火星持ち" すなわち米国大統領自身で、またもや唐突に、そしておそらくは自分の口から出た言葉の意味と市場がFRBと米国中央銀行に対するその辛辣な非難にどう対応するかをよく考えることもなく喋っている。

FRBの金利政策についての彼のコメントは、中国とヨーロッパ(特にドイツ)に対する追加関税の発表とともに7月18日水曜遅くに流された。すると即座に米ドル、米国株式指数、ドイツのDAX、そして日本の日経が反応し、全てが下落した。これに対し、米国債は反騰した。米ドルが下がるにつれて金、銀、原油の急落は終わり、それぞれに週の終わりに向けて急反騰した。ビットコインと肉牛もまたここ数週間騰げていたが、おそらくそれは大統領の言動に見え隠れするFRBへの攻撃を開始したいという意欲とは別の要因によるものだろう。以前にも言及したことだが、ここでもう一度言っておこう。トランプのDNAにはアンドリュー・ジャクソン*の影がほの見える。

*アンドリュー・ジャクソン:1829年に民主党で初めて就任した米国第7代大統領。政治家で黒人奴隷農場主だった彼は「オールド・ヒッコリー」の愛称で呼ばれた。米英戦争をきっかけに大統領になり、任期中の強権ぶりから「アンドリュー一世」とも揶揄された。アメリカ独立戦争と南北戦争の合間は「エイジ・オブ・ジャクソン」「ジャクソン・エラ」ともしばしば呼ばれた。議会から不信任決議をされた史上唯一の大統領であり、米国大統領史上初の暗殺の標的にもなっている(未遂)。また夫人の急死の原因は政敵ジョン・クインシー・アダムズとその支持者のせいだとして激しい非難を浴びせている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


        私達は現在、二つの強烈な蝕の狭間にある。7月12日(日本時間13日)の日蝕が重要だったのは、冥王星とオポジションであり木星と海王星にグランドトラインを形成したからだった。私達の予測はそのあたりで米国株式市場が高値をつけ、7月27日(日本時間28日)の強力な月蝕に向かって急落するか、あるいは爆発的に上昇して8月1日前後1週間の内に新サイクルの高値(または史上最高値)をつける可能性に傾いていた。

そして7月18日水曜までは後者のケースが濃厚かと見えたが、その後、逆行の火星と天王星のスクエア(またの名を米国大統領と言うべきか)が襲いかかった。8月1日前後の1週間(強力な天王星のシグナルが束になって展開する時期)に史上新高値が示現するという見込みは薄くなり、その代わり、まさに急激な下落の可能性が高まった。

        しかし、株式市場にせよ他の金融市場にせよ、反騰ないし下落の強度はどの程度だろう? 天王星が関わる時、価格を予測するのは常に困難だ。支持帯も抵抗帯も、天王星が破りたくてウズウズする境界線だからだ。天王星はそれが何であろうと境界や制限の尊重など大嫌いだ。それはただ侵害され、驚きを生み出し、ショックさえも与えるためにそこに存在するのだ。

高い可能性としては、どちらの場面においても(反騰でも下落でも)価格変動は誰の予想をも上回るだろうということだ。つまり、次に来るのは月蝕であり、それは1)水星が逆行に転じた翌日に起き 2)不動宮の初期度数で形成される火星・天王星と不動宮Tスクエアになる。火星は3)水星とともに逆行しているばかりではなく、4)火性星座宮の獅子座を運行する太陽とはオポジションだ。それは火の質を持つ火星がやはり火の質である太陽に非常にハードなオポジションを形成しつつ、カオスのマスターとも言える天王星にTスクエアを形成するということだ。

        もちろん、株式市場に特筆すべき事など何も起きないという可能性はある。結局、多くの指数は(ダウ平均のように)2月9日にいくつかの米国株式市場に示現した23ヶ月サイクルの安値への急落以来、一定のレンジを上下動している。惑星配置の激しい力が人間活動における金融という領域の代わりに自然界や地政学的な領域で顕現するかもしれない。これらの惑星サイクルは地震、ハリケーン、竜巻や突風、そして大規模停電との関連性を持つ(送電網の安全度はどの程度だろう?)。

また、これらのシグナルはテロリスト活動やサイバー・スパイ、またはサイバー窃盗をも象徴する。そして、出生時に天王星の強力なシグナルの下にあった人々は、本当に優れた物事、または真にバカげた事をしでかす可能性が最も高い。我が国の大統領は、これまで目にしてきた出生図の中で最強の天王星の配置を持つ者の一人だ。彼はまったく一貫性を持たず、予測もつかず、落ち着きや自己制御、安定性とは程遠い存在だ。この時期の彼は ― まるで選択肢が存在するかのように ― 非常に注意深く監視されるべき人物だろう。何故なら、彼のふるまいと言葉はこれまで見られなかったほど極めて大胆奔放になっていく怖れがあるからだ。そう、これからの2〜3週間は、ここまで来ればもう大概であるはずの彼の言動でさえ、さらなる驚きをもたらすかもしれない。

        一部の人々は、この種のふるまいと心理的傾向(予測不可能な特質)は一種の財産だと言うだろう。他の人々はマイナス要素だと見なすだろう。さらに他の人々は、それが面白いのだと言うだろう。

だが、この全てが2017年12月21日の冬至以来、私達が経験し続けている「グレート・リセット」の一部なのだ。 私達が足を踏み入れた回路は予測不能の混沌が渦巻く新時代であり、2022年まで鎮まることはない。そしてその時、FRBと米ドルは今日占めている位置とは全く異なる地位にあるかもしれない。







訳文ここまで
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July 15, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント7/16【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年7月16日(フリー版より)

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文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは ≪ 先週をふり返って ≫ と ≪ 短期ジオコズミクス ≫  のみの構成になっています。


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国の消費者物価(CPI)は6月にはほとんど上昇しなかったものの着実なインフレ圧力を示す基調は変わらず、FRBによる段階的な金利引き上げは続きそうだ。労働省は木曜、消費者物価指数が0.1%と穏やかな上昇を見せたと発表した。これはガソリン価格の上昇が鈍化し、衣料品価格が下がったことに起因する。5月の消費者物価指数の上昇は0.2%だった。この6月までの1年間でCPIは5月の2.8%に続き2.9%まで上昇したことになるが、これは2012年2月以来最大の上げ幅となる。”

— Reuters 2018年7月12日付

        “トランプ大統領が初期に行った関税措置のツケを米国の消費者が払うという状況がいよいよ表面化してきた。昨日出た消費者物価指数の調査データは米国製洗濯機の値上がりを示している。2月の時点で価格は前年同期比で7.6%下落していたが、昨日の段階ではそれが13.1%も上昇している。”

— Paul Donovan
  “U.S. Consumers Are Paying the Price of Trade Taxes”
  www.ubs.com/paruldonovan 2013年7月13日付

        先週は冥王星とオポジションの日蝕(7月12日〜13日)があり、また7月5日〜14日まで連続的に形成された二つのグランドトラインが終了した週でもあった。これら2種類のジオコズミックなイベントは非常に対照的な質を持っていた。だから一部の人達にとってはまるで2つの並行宇宙に生きていて、どちらが本物かわからないような感覚だったかもしれない。

日蝕/冥王星の組み合わせは非常にダークな現実を感じさせ、私達の人生が自分のコントロールを超えた外部の出来事や権力者達に完全に操縦されているように見える可能性がある。一方、グランドトライン、とりわけ今回のように水性星座宮に在泊する木星・海王星トラインを刺激しながら形成されるトラインは「地上の楽園を建設する」というような共通の理想を目指してともに働く者達の「愛の祝祭」のように見えるかもしれない。

        この日蝕/冥王星のテーマは木曜、NATO諸国の代表者間に起きた大きな不協和音を伝えるニュースの中で浮き彫りとなった。加盟国は自国の防衛のためにもっとお金を払い、もうこれ以上米国に依存するなと強く勧告したトランプ大統領の挑戦的な態度に各国が腹を立てて反応したのだ。またその過程で英国の他紙によるインタビュー記事は、彼のコメントはドイツの首相アンゲラ・メルケルと彼を招待した英国首相テリーザ・メイへの侮辱だという論調で描写されていた。そしてその翌日金曜、外宇宙のフォースはなおもその後を受けて働いた。

『NATO首脳会議はかつてないほどの成功裡に終わり、参加国の誰もが同じ立場を分かち合った』とトランプ大統領が公表したのだ。だがメルケルとメイに対し、二人とも類い稀なる指導者であり、彼らとならとても上手くやっていけるだろうと褒め称えた彼の言葉は不正確に切り取られ、引用されたとも言う。そして彼は、もうお馴染みとなったテーマ「フェイク・ニュース」について再び言及した。この「フェイク・ニュース」という現象は、トランシットの冥王星が2年後に迫る米国始原図の水星へのオポジションに向けて進みつつある昨今、非常に大きな懸念の一つとなっている。水星はその国の報道機関とその働き、直近の現象に関わるニュースソース、およびそれに対する分析を意味する。トランシットの冥王星は、注意深くしていないとそれを潰すような取り組みとして顕れる可能性を持っているのだ。だが、これについてはまた別のコラムで論じることにしよう。

そんな状況にもかかわらず(いやもしかするとそんな出来事のせいかもしれないが)、世界の多くの株式市場がこうしたジオコズミック・サインの下でよく騰がり、米国のナスダック総合は再び史上新高値をつけた。これに影響したグランドトラインのうち最初に起きたのは7月5日〜8日の木星と海王星に対する太陽のグランドトラインで、その後7月10日には木星が順行に転じた。

トランシットの木星が強調される時は、しばしば株式市場が非常に良い調子になるのだが、これもそんな時間帯の一つだった。一部の市場、たとえば中国や日本などは、ちょうど7月5日の初回トライン形成と同時に直近の下落を終えた。そしてほとんど全ての指数が先週末に向かって印象的な反騰を続けた。

しかし当然のことながら、木星の影響は貴金属にとってはポジティブではなかった。金は金曜に、2017年7月以来の安値水準であり、2017年12月につけた11ヶ月サイクル安値を下回る1234ドルまで下落した。銀もまた2018年の最安値水準まで売られたが、2017年12月の安値を割ることはなかった。これは異市場間強気ダイバージェンス発現への第一歩だ。私達はこれからの12日間、ヘリオセントリックの水星が射手座を運行するにあたって貴金属がどんな動きを示すか見ようと待ち受けている。多くの場合、金にとってこれは強気を示す時期だ。だが過去の歴史を辿れば20%の割合で非常に弱気なケースが見られる。ビットコインはここ2週間に見られた20%近くの反騰を終え、先週は6000台まで下げて引けている。




≪ 短期ジオコズミクス ≫


  日蝕(新月)と2種のグランドトラインは7月14日に終わった。さぁ次は何だ?

先週のコラムで論じたように、
『... 7月14日以降は宇宙の力学が変わり始める。7月25日~8月1日、太陽が火星と天王星へのTスクエアを形成、8月7日に天王星が方向転換する(逆行開始)。これらも皆、次の水星逆行サイクル(7月25日~8月19日)のさなかに起きる。』

強力な日蝕の新月から、7月27日(日本時間28日早朝)に起きるさらに強力な月蝕へと向かうにつれて、一部の世界の指導者達と、他の様々な人々との「現実」という名の並行宇宙に見られる差異はますます顕著になっていきそうだ。月蝕は水瓶座を逆行する火星とコンジャンクトし、天王星とTスクエアを形成する。天王星は水瓶座の支配星だ。そしてその翌日、水星が獅子座で逆行に転じる。これを理解するにあたって、いったい何処から始めれば良いだろう?

        では7月26日〜8月27日の火星逆行から始めてみよう。火星は何かをスタートさせるのが好きだ。しかしながら逆行中、それも特に一つの星座宮(水瓶座)を離れて別の星座宮(山羊座)に移行するような場合は、スタートさせた道を追求するという贅沢を許されない場合が多い。物事は変わる。人々は考えを変える。火星の関与を考えると、これは最近の北朝鮮の非核化への取り組みに関連するかもしれない。当初、北朝鮮はトランプ提案の全てに合意したと伝えられた(あるいは大統領がそう暗示した)のだが、その後先週になって態度が変わり始めた。

  7月終盤から8月初旬までの期間を潜在的により危険な時間帯にしているのは、逆行の火星による天王星へのスクエアだ。この2惑星は不安定で怒りっぽく、暴力的な傾向も併せ持つが、これが7月27日の月蝕によって点火される。この日はまた天王星が逆行に転じるほんの数日前だ。以前も触れたように、天王星は突然の逆転と驚愕という要素を持つ。そのどちらもが政治面(そしておそらくは経済面)における政策、そして金融市場の動向に関わってくる。そこに安定や安らぎはあり得ない。

あなたがもし、理解してほしい、安心したいから何かを確めたい、保証が欲しいなどと思っているなら、この時期は感情的な支えを得られるタイミングではない。

これは他者を歯に衣着せぬ批判で打ちのめしたい、またはその勢いに加わりたいという誘惑を避け、身を慎むべき時期だ。自分の言動は自分の身に返ってくるからだ。

だが、真の危険は精神的・感情的にタガの外れた人物が起こす行動に潜んでいる。最小限の挑発、あるいは挑発だと "当人が感じた" 言動が、突然の予期せぬ怒りの(そして暴力的でさえある)反応を呼び起こす。この時間帯(8月1日±1週間)は10かそこいらまで数えてゆっくりと息を吸っては吐き、その回数を数え... とまぁどんなやり方であれ、なるべくゆっくりした呼吸を意識してそれを続ける練習をするのに適した時期だ。 深い呼吸が出来ない人々は、平穏とは正反対の出来事に遭遇するかもしれない。ドキドキと高鳴る心臓は体や精神へのプレッシャーとなり、あなた自身を爆発の瀬戸際まで導くかもしれない。

  さぁ、これが宇宙の惑星配置によって警告された危険のあらましだ。ではこの力を建設的な方向に向けていくにはどうすれば良いだろう? 

型破りの発想をすることだ。目の前の問題を見つめ、今まで試したことがないようなやり方でその問題を解決するとしたらどんな行動とどんな反動の可能性があるかを考えてみる。これまでのパターンを打ち破り、今までの自分に見られた何の足しにもならない習慣的な反応を脱し、何か新しいことを考えてみるのだ。これは発明と独創的な思考が物言う時期だ。

        さて、このコラムは主に市場に関する話題を扱うことになっているわけだが、そこで今 心理的なアドバイスをメインに述べつつあることはもちろん、承知している。

では市場のトレーダー諸氏に対するアドバイスを幾つか書いておこう。『予期せぬ出来事が起き、突然の心変わりと政策の変更が発表されることで生じるワイルドな価格変動に備えよ』だ。もはやどんな支持帯も抵抗帯も無効になる可能性から逃れられないと理解しておこう(これは他の社会的事象にも同様に言えることだ)。

7月25日〜8月9日は、多くの市場が想像するよりはるかに激しく下落したり、予想よりずっと派手に反騰したりするかもしれない。そしてその後に逆転するかもしれない。支持帯で買ってはならない。それよりも支持帯を割ってから買うために待つ方が良い。抵抗帯で売ってはならない。それよりも売りが枯れるのを待つべきだ(おそらくかなりの売り疲れが見られるだろう)。テクノロジー関連株、そして小麦価格に起きる強烈な動きとリバーサルを子細に観察し、注意を払おう。

また気候や自然現象における突然の出来事、あるいは配電網に関わる何らかの問題が大惨事を引き起こすかもしれない。 空間は大量の電気を帯びる可能性があり、人々の間には強力な親和力(惹かれあい、磁力)が生じるかもしれない。だがそれは必ずしも安全とは限らないし、慣れ親しんだ筋道など通らない怖れがある。もし相手や出逢いに確信を持てないなら、安全を第一に考えて馴染みのある道を選ぶことだ。

        だが、どんな事にもまして重要なことがある。絶対に不必要な論争をしてはならない(そもそもそんな物事など存在するのか?)。 興奮したり怒り狂ったり、大騒ぎしてはならない。そういう人物と行動をともにしてもいけない。もしあなたがそれを許せば、その日はまさに「狂乱」に支配されてしまうだろう。

この時期はあなた自身の知性の爆発力を使い、新しい能力と新たな発見へと精一杯向かうべき時間帯だ。それは覚醒の時にもなれば、請求書を受け取る報いの時にもなり得る。それを選択するのはあなた自身だ。
 

        結局のところ、先週起きた冥王星とオポジションの日蝕は、1993年に形成された天王星・海王星コンジャンクションと同じ度数で起きている(山羊座20°近辺)。つまり先週の日蝕は、それらのコンジャンクションが持つ原動力と当時の世界を覆ったエネルギーをも取り込みながら発効したのだ。1993年といえば皆さんも覚えているのではないだろうか? それはインターネットが間口を拡げ、人々が互いに取り合うコミュニケーションの方法やビジネスの在り方に、革命的な大変化をもたらし始めた時であった。








訳文ここまで
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July 08, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント7/9【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年7月9日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “ドナルド・トランプ大統領は木曜、北京が報復に出るなら中国製品に対し5000億ドル規模の関税を課すことになるかもしれないと示唆した。金曜の段階で米国は340億ドルに相当する中国製品への追加関税を発動させている。トランプは追加関税の施行前、モンタナの集会に向かうエアフォース・ワンに同乗した記者団に対し、さらなる160億ドル分の追加関税が2週間以内に発効し、最終的には5千億ドルに達する可能性があるとした。まず『340億だ。次にもう一回160億ドル、これが2週間以内。その後知ってのとおり未定の2000億と、その後でまだ3000億の未決分がある。OK? つまり我々は500億プラス2000億プラス約3000億と考えているわけだ。』”

— Chloe Aiello
  www.cnbc.com 2018年7月5日付

        米国は出来高が減少するホリデーウィークだった。だがそれは、前週の火星逆行開始の後、いくつかの市場が興味深いリバーサルを起こす動きを止めはしなかった。火星が逆行しながら8月1日に起きる2回目の天王星とのスクエア形成に向かう途上にあって、金融市場と政治的宣言、両方のタイミングに見られる不安定な性質は今後もますます顕著に続きそうだ。7月26日〜8月19日には水星も逆行に転じることから、物事がもっと円滑に進むようなことにはならないだろう。

        6月26日に火星が逆行に転じるとともに、週明けは殆どの市場がプレッシャーの下で始まり、そして多くが終盤に向けて反騰した。最も目立ったのがオーストラリアのASXで、金曜に10年ぶりの新高値をつけた。ナスダック総合もまた6月28日につけたプライマリーサイクルの底値の可能性を持つ安値の後、週の終わりに向かって印象的な反騰を見せた。しかし、中国では全く話が違った。上海指数は7月6日金曜に下落して2016年1月以来の最安値水準まで落ち込んだ。ドナルド・トランプ大統領による中国への巨額の関税がこの市場を血祭りにあげている。先週は日本と香港の株式市場もおそらくはトランプ関税のあおりを受けて苦しんだ。

  原油は7月3日に3年ぶりの新高値をつけたが、その後すぐ週の終わりに向かって売られた。現在、太陽が原油を支配する木星と海王星へのグランドトライン形成を終えつつあることから、これは重要な徴候を示す動きかもしれない。

  しかしながら、もっと興味深い話が貴金属市場で展開している可能性がある。金は7月3日火曜に1238.80まで下落し、去年12月につけた1238.30の11ヶ月サイクルの安値を事実上再び試すこととなった。その前日、銀は15.80ドルまで下がり、やはり去年12月につけた安値15.63を再度試した。MMAサイクルズリポートの月報では金に関する特別アップデートを月曜夕方に発行する予定だ。そのリポートで詳説するが、ここで何か大きな物事が動いている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        7月5日から始まった調和的なアスペクトは、やはり世界の多くの地域で株価の上昇と相関している。現在、7月5日〜8日まで太陽は木星と海王星に対しグランドトラインを形成中で、木星は10日に順行に転じる。その後7月11日〜14日には金星が土星と天王星にグランドトラインを形成する。そしてこれらのアスペクトが成立するそのただ中の12日、冥王星とオポジションの日蝕が起きる。

二つのグランドトラインは両方とも米国建国図の太陽と金星には調和的だ。したがって、米国株式市場が反騰したとしても不思議はない。特にナスダック総合にはそれが見られそうだ。これらのアスペクトに天王星が含まれ、天王星がテクノロジー・セクターを支配するからだ。

        しかしながら、7月14日以降は宇宙の力学が変わり始める。7月25日〜8月1日、太陽が火星と天王星へのTスクエアを形成、8月7日に天王星が方向転換する(逆行開始)。これらも皆、次の水星逆行サイクル(7月25日〜8月19日)のさなかに起きる。水星と火星の逆行期に生じる多くの天王星がらみのアスペクトと方向転換は、全般的ないしは起こるべくして起こる衝撃の典型的組み合わせだ。

前触れもなしに突如プランが変更されたり、あまりのプレッシャーに押し潰されそうな世界の指導者達が突然感情を爆発させたりすれば、世界の金融市場に大混乱を引き起こすかもしれない。注意深くコントロールしていないと、こうしたふるまいはその反動としてパニック状態へと導く。またこの期間はテロリスト攻撃や一匹狼的な人物による狂気に駆られた破滅的行動の危険がすこぶる高まる時だ。そして地震や火山噴火のような自然災害とも相関する。

危険が潜んでいそうな状況、また日頃から人格障害の傾向があり爆発しそうな人物にはけっして近付かないことを読者の皆さんには強くアドバイスしたい。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “今や米国は、世界全体の通商システムの崩壊と世界貿易量の激減へと容易に導くような手段を取っている... 貿易戦争の結果として大量の労働者が解雇される怖れがある。”

— ポール・クルーグマン
  “From Temper Tantrum to Trade War”
  New York Times International 2018年7月4日付

        2018年1月までのところで世界の株式市場は4年サイクルの天井をつけたのだろうか? それが事実だと示唆する弱気トリガーが様々な研究から導き出され、積み上がってきている。

ジオコズミックな観点では、土星・天王星間のウェイニングトラインと相関する歴史的研究がある。これら2惑星は8月25日〜28日の4回目の形成において13’以内に来るものの、実際の中央時間帯と言うべき期間は3回目まで、つまり2016年12月25日〜2017年11月11日の間だった。この45年周期を持つアスペクトが起きた過去4回の事例では、どれも米国と英国の株式市場における史上新高値がその中央時間帯、もしくはたった2ヶ月のオーブをもって顕現している。2018年1月23日〜29日の高値は最後の正確なアスペクト形成から2ヶ月後のことであり、上記の歴史的パターンに合致している。

また政治的・経済的観点から見れば、2017年〜2018年は1929年〜1930年の状況といくつかの相関性を持っている。まず最初に、これは直近で共和党が米国政府および行政機関の二つの立法部門を掌握していた時期だ。前回の事例で大統領だったのは1928年に選出されたハーバート・フーバーで、優秀なビジネスマンではあるが、政治経験は殆どないと考えられていた。彼は自分自身の党内(共和党)では人気がなかった。最初のうち、彼の政権下では経済が繁栄し株式市場も高騰した。そのブームは8ヶ月続き、1929年9月の崩落までに米株市場を史上新高値に導いた。そして政権2年目に入るまでに、フーバーは「スムート・ホーリー法」、すなわち2万点を超える輸入品目に追加関税をかける法律を成立させ、貿易保護政策を実行した。これは世界大恐慌*を悪化させ、第二次世界大戦の勃発を促すこととなった(www.thebalance.com)。

今日、歴史は再び繰り返すのだろうか?
* 世界大恐慌は1929年10月24日のウォール街暴落(暗黒の木曜日)に端を発するが、これは前回の天王星・冥王星スクエア期と合致していた。また当時は両惑星のスクエア形成前に牡羊座初期度数に位置していた準惑星エリスと天王星がコンジャンクトしていることも興味深い(今回のカーディナル・クライマックスでは天王星・冥王星スクエア形成の後にやはり天王星とエリスがコンジャンクトしている)。

        お金の星座宮、牡牛座の天王星に対し都合3回のスクエア形成期中の火星が水瓶座で逆行する今、大統領が進もうとしている方向は危険だ。

確かに彼は、進行中の中国に対する貿易戦争において優位を保っている。それは単に米国が中国に対して輸出よりも輸入の方がずっと多いからだ。中国はその巨額の差に見合うだけの報復が出来ない。多くのアナリストは中国が他の国々への輸出を増やすことで埋め合わせ出来ると考えているが、どの国も米国を凌ぐほどの消費力を持たないこともまた事実だ。いずれにせよ、これが直近の中国元の急落の要因かもしれない。より安い通貨はその国の製品を他国にとってより魅力的にする。翻ってそれが、米国の新関税による潜在的損失をある程度埋め合わせすることになるからだ。

これらのベースにある考え方は、中国との貿易を遮断することによって米国民は今までよりもっと国産品を買うようになり、それがより多くの米国民に仕事を与える結果になるというものだ。しかし、こうした考えには重大な疑いと危険が潜んでいる。まずそれは、米国民にとっても他国の貿易パートナーにとっても製品コストが騰がることを意味する。値上がりした製品を米国人が売ろうとしても、海外の売り上げは上がるのではなく落ちるだけだ。そして米国の輸出企業を痛めつける。中国製品を輸入して国内で売る企業も同様に苦しむだろう。彼らはビジネスを維持するためにより多額の支払いをしなければならない。多くのエコノミストが指摘しているように、こういった貿易戦争で勝利を収める者は誰もいない。輸出業者も輸入業者も傷つき、その結果は市場シェア、売り上げ、そして利益の損失だ。そしてついには多くの企業が倒産に追い込まれ、労働者は解雇される。これが中国と米国の双方に起きるのだ。

コストの上昇はまたインフレの暗示でもある。2018年11月8日〜2019年12月2日、木星が自ら支配する射手座に入居するが、これは両方ともに世界貿易との関連を持つ。これのみを見れば、貿易上の対立が終わって世界貿易は新たな希望と楽観のうちにリバウンドするとも考えられるだろう。だがそれと同時に木星は、やはり自ら支配する星座宮、魚座に在泊する海王星とはスクエアを形成する。海王星と魚座は、行き過ぎ・やり過ぎ、および自分が下した決断とそれに基づいた行動の結果を認めないことによるコントロールの喪失という形で現実化する可能性がある。また木星・海王星の組み合わせは、価格の上昇、予測よりも大規模なインフレーションの戻りと相関する可能性を持つ。とりわけ木星・海王星スクエアが終わってから1ヶ月後の2020年1月に土星と冥王星がコンジャンクトすることを考慮するなら、その可能性は高まる。

        さてこれは、今週~来週に予定されているロシア大統領ウラジーミル・プーチンとドナルド・トランプとの会談へと私達の思考を導いていく。7月12日(日本時間13日)には冥王星とオポジションの日蝕が起き、そして火星は逆行中だ。冥王星にオポジションを形成するということは、そこに潜在的な底意が潜み、それが「トップシークレット」であるという可能性を示唆している。火星逆行は、それが願い通りには実行されないかもしれないこと、つまり実行への支援を得ようとする中で障害が生じたり、計画を進めるために必要な駒が揃わなかったりする可能性を意味するからだ。では誰が、または何が蝕まれ、または除去されるのだろうか? 

チェスの名手プーチンが協調しようとするのは誰でありどの国なのか? 中国かそれとも米国か? そもそも彼は ― 彼は天秤座生まれだが ― 胸の内を決めているのだろうか? 

        日蝕はまた、木星と海王星にグランドトラインをも形成する。そしてこれはノースノード・イクリプス(サウスノードではなく)だ。それはここに、未来に向かっての希望が存在することを意味する。だが海王星が絡む時の典型的な顕れとして、それは現実というよりも幻想に近いものかもしれない。まるで英雄でも出現するかのように前途は有望に見えるし明るい話も聞こえそうだ。しかし、現在世界の耳目を集め怖れさせている貿易戦争の危機に助け船を出し — 救出する — ヒーロー役の操り人形を動かしている影の術師は誰なのか? 私の目には、その主な要因が日蝕にコンジャンクションまたはオポジションを形成する惑星 — 今回のケースでは冥王星 — に顕れており、他のアスペクトは単なるショウウィンドウの飾りで影響力はずっと小さいように見える。

        これからの1週間 — あるいは6週間 — にわたって世界という舞台で繰り広げられる、ある信じがたいほどの戦略的行動に備えよ。8月の終わりには、世界は全く違って見えるかもしれない。それは私達が相互にビジネスを行う方法を様変わりさせる「ザ・グレートリセット」への、また一つの重要なステップとして形をとっていくだろう。






訳文ここまで
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July 01, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント7/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年7月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

このパートは土星とコンジャンクトだった満月とその寸前に起きた火星逆行開始に連動して世界の株式市場、貴金属市場に起きた波乱と価格の足取りをふり返っていますが、今回は都合により省略し、後半部分のみとさせていただきます。m(_"_)m
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...しかしながら、もし通貨市場がなにがしかの兆しとなるなら、貴金属にとっての希望が訪れるかもしれない。ユーロは先週の下落でダブルボトムを割ることなく、金曜にはかなりの強気を示して引けた。そして先週終わりには1.1500でトリプルボトムをつけたが、これは時期が到来している新17ヶ月サイクルの始まりにとって弾みとなるかもしれない。

それは先週のコラムで述べた次の一文によく適合している。

        “今週末、6月27日~29日に山羊座で起きる満月までに(またはその少し後から)私達は様子が変化し始めるのを目撃するかもしれない。この満月は火星が逆行に転じた翌日、土星とコンジャンクトして起きる(太陽・土星のオポジション)。既に金星を含むヘヴィなグランドスクエアが発効中で、それに強烈な逆行/滞留の海王星も関わっている。宇宙はこれらに対し、ヘヴィな山羊座の土星と強力な逆行/滞留の火星の影響力をも加えてくるのだ。これは圧力釜が極度の沸騰点に達するさまを思い起こさせる。その後は2週間にわたって月が欠けていき、代わりに木星がその支配力を主張していくに従い、この攻撃的な原動力は徐々に減衰していく。全体のムードはおそらくより軽くなっていくだろう。とはいえ、逆に全てがもっと誇張されてヒステリー症状へと導かれる可能性もあるのだが。だが私が思うには、世の中はひと息ついて、思いやりある良心的な行動と善意をともなう取り組みが目立つようになるのではないだろうか。”



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  7月4日は独立記念日で米国市場は休場となるため、今週はおしなべて出来高は減少するだろう。

また、木星・海王星トラインを含む調和的なアスペクトの時間帯でもある。7月5日木曜、太陽が木星に対しウェイングトラインを形成し、その後7月8日には海王星にワクシングトラインを形成する。アストロロジーの研究においてトラインは最も調和的な惑星エネルギーを醸成するとされる。翌週の7月10日には、木星が逆行運動を終えて順行となる。興味深いのは似たような木星の動きが今年3月5日〜13日に見られたことだ。当時は太陽が木星にワクシングトラインを形成した後に木星が滞留から逆行に転じた。そして世界の多くの株式市場にそこそこの反騰が見られ、その後すぐにさらなる急落に見舞われた。この種のパターンが再び起きるかもしれない。

そして金星もグランドトラインを形成する。それは土星・天王星に対する地性グランドトラインで、7月11日〜14日だ。基本的に、もし何かを成し遂げて良い気分を味わいたければこの時期がタイミングだと言える(7月5日〜14日)。これは株式指数にも言えることだが、貴金属に関しては必ずしもそうとも言えない。また、最近世界の株式市場を悩ませている貿易問題に好ましい動きが生じることを示唆する可能性もある。

        6月26日〜28日の満月期を過ぎて、宇宙のプレッシャーはひと息入れている。だがそれも7月13日の新月・日蝕までの話だ。だからこの2週間を出来る限り楽しむといいだろう。その後は28日(日本時間)の強力な月蝕、水星逆行、そして火星・天王星の2度目のスクエア形成(7月27日〜8月1日)が控え、再び危険な時間帯になっていくからだ。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “ドナルド・トランプ大統領は貿易戦争に向かってさらに加速するようだ。だが歴史的に見ても、この種の戦いで勝利を収めた者は非常に稀だ... 1930年代をふり返ってみよう。米国は保護主義政策によって内向きになっており政府は他国との貿易を制限していた。そして米国の製造工場を護る取り組みの過程で二人の議員が一つの法案を提出した。その正式名は「1930年関税法」だが、一般には「スムート・ホーリー関税法」として知られている。法案は多数の反対にあったが、最終的には法として成立した。その結果、米国への輸入関税は記録的なレベルまで上がった。だがそれは経済を蘇らせる代わりに、実際には「大不況」を深刻化させたのだ。”

— Jaden Urbi
  “One of the Biggest US Trade Wars of the Past Had a Tragic Consequence”
  cnbc.com 2018年6月1日付

        “中国が米国の企業に不公正な痛手を負わせる貿易慣行に携わっており、彼らが約束した改革の実現が遅れていると考えるのはもっともだ。だが歴史が証明するとおり、貿易取引での殴り合いによって解決を図ろうとしても、対立の根底にある問題にはほとんど効かない。米国が他国の貿易行為に厳しい立場を取る時、その手段は関税だけではないし、それが最も効果的な方法というわけでもない。もし外交交渉を通じて目的に達するなら、輸出自主規制や国内部品調達がトランプ政権にとってより攻撃性の少ない方法論となるだろう。タイヤ問題*に示されるとおり、二つの国が貿易戦争を始めれば、それはしばしば無関係の国々を利するだけだ。そして貿易の瀬戸際政策の当事国およびそれに巻き込まれた国々にとって、増大する関税は国内生産者と消費者を等しく痛めつける。”

— Sarah Pavlak
  “A Short History of Trade Wars” 
 www.chinabusinessreview.com 2018年5月24日付

* タイヤ問題:2009年、中国からの輸入タイヤに対しオバマ政権が発動した緊急輸入制限としての上乗せ関税を指していると思われる。当時オバマ大統領はこのセーフガード発動が開かれた自由な貿易制度を維持するためのものだとして保護主義の乱用だとの批判を否定していた。

        中国、EU、米国、そしておそらくは日本とNAFTAを含む世界規模の貿易戦争は現在、金融市場にとってのシステミックリスク(制度的リスク)を象徴している。

昨今多くの人々の頭に浮かぶのは、最近のドナルド・トランプ大統領による関税措置をふりかざした脅しが不器用な(または賢い)交渉戦術としてのジャブの打ち合いなのか、あるいは本物の貿易戦争の始まりなのか — つまり金融市場にとってのシステミックリスクの根幹なのかという疑問だ。

マンデーン・アストロロジーの研究において貿易は木星と木星が支配する射手座だが、同時に水星とその支配星座宮である双子座も考慮する必要がある。何故なら両方とも貿易における取引を扱うからだ。戦争は当然ながらその大部分を火星と牡羊座が担う。さらに、「関税」という概念は税金と同種であり、各種の税金は冥王星と蠍座の支配領域だ。したがって、マンデーン・アストロロジャーとしての私達は、今日起きつつある事象、そして今後数年間の流れを理解するためのガイドとしてこれらの惑星と星座宮のコンビネーションが立ち現れていることを予測することになる。

        では射手座の木星から始めてみよう。それは国同士の商取引に関連する最も基本的なジオコズミック・シグナルだ。木星は現在蠍座を運行中で、11月8日まで続く。その後はやはり貿易と強力な関わりを持つ自らの領地、射手座に入居する。私達はここで、最近運行してきた蠍座(関税などの税金)と相互干渉する木星(貿易)を即座に見出す。そしてそれ自体が、貿易戦争へと導く最近の関税関連の脅迫が一時的なものであり、11月8日近辺には終わるという可能性を示唆している。またこのタイミング自体が興味深い。何故ならこれは米国中間選挙のわずか2日後であり、米国による脅しの多くが単なる政治的交渉の策略に過ぎないのではないかという考えの信憑性を高めるからだ。木星の射手座イングレス後(またはその途上)には、世界貿易は事実上再び増大する可能性がある。

木星が自らの支配星座宮である射手座入りし、その両方が増加する商取引と国家間の新たな合意に関連するということは、より活発な世界貿易を意味すると考えられるだろう。木星が射手座入りしその後1年間滞在するということは、それだけでこのイングレスと中間選挙近辺で貿易上の小競り合いが終わることを示唆するものだ。もしそう運んで米国にとってより有利な貿易協定が結ばれるなら、中間選挙前後のトランプは輝いて見えることだろう。

もしそうならなければ、事態は正反対の結果となる。射手座の木星、とりわけ海王星(コントロールと適切な判断力の欠如)とのスクエア形成に入る木星は、国と世界をヒステリー状態および金融パニックへと導く。射手座の木星のポジティブな顕れには、未来に対する楽観と自信がある。それは規模が大きく有益な交易活動をしたいという各国の欲望を指し示す。

しかしながら、このコンビネーションはまた「制御力の欠如」にも導きやすく、それが解決へ向かうというより直近の事態に尾ひれをつけエスカレートさせるという可能性もある。かつて外国との国家間交渉についてロナルド・レーガンはこう言った —『信じよ、だが確認せよ』。これは射手座の木星に適用するにはうってつけの貴重な金言だ。

選挙の翌日であり木星の射手座イングレス前日となる11月7日は蠍座の新月であり、逆行の天王星が来年3月6日まで牡羊座に戻る。新たな戦争が起きるか、もしくは以前の戦争や闘争が再び蒸し返されるのかもしれない。だがそれらが新たな貿易協定下で増大する新たな交易活動の障害になるようには見えない。11月8日に木星が射手座入りする時、月もまた射手座に入る。関税による脅しと貿易戦争が終わり、新しく活発な交易活動が始まるサインを探すとすれば、これは素晴らしい宇宙からのシグナルに見える。ただし、もし他のタイプの衝突や脅威の勃発を終わらせるサインを探しているなら、これはそのタイミングではない。実際、敵対状態や潜在的な戦争状態にある国々の間には新たな脅威が浮上しそうだ。これはイランと(または)北朝鮮との新たな緊張関係を意味するのかもしれない。

        さて、それでは10月〜11月は未来の貿易戦争の脅威が終焉を迎えるのだろうか? 可能性はある。だがそれが長い間続くとは限らない。先を見渡せば2020年4月4日〜11月12日、木星は山羊座で冥王星とコンジャンクトする。再び米国の選挙に向かって貿易(木星)と税金/関税(冥王星)との相互干渉が起きる可能性がある。もしやトランプ氏は、貿易相手国への関税脅迫とペナルティが自分にとっての政治的支援を呼び込むと思っているのか? 米国民は本当に他国への追加関税措置というやり方を好んでおり、自分達の仕事と財布に良い見込みをもたらすと考えているのだろうか?


  ところで、前回木星が冥王星とコンジャンクトしたのは2007年12月11日だ。その後まもなく何が起こったかを私達は皆知っている。それはグレート・リセッション(大不況)の発端であり、株式市場は2007年12月中旬に深刻な下落が進む手前の10月11日にトップアウトしている。







訳文ここまで
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June 24, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント6/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年6月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

  コンサル&リサーチ会社のローディアムによる火曜の報告によれば、今年に入ってから5ヶ月間における中国の対米投資およびMMA活動はわずか18億ドルに落ち込み前年同期と比べて92%減少した。また既存投資の処分を含めると中国から米国への同時期の流入額は78億ドルの減少だという。この下落は北京とトランプ政権の双方が最近のクロスボーダー投資の興隆に制限を加えた去年の下半期に続くものだ。

— Evelyn Cheng
  “Chinese Investment in US Drops 90% Amid Political Pressure”
  www.cnbc.com 2018年6月20日付

  米国は手当たり次第の銃乱射とも言うべき無意味な関税を止めて別の道を選ぶべきだ。さもなければ酷いことになる。全ての関税を引き下げるべきなのだ。たとえ他国がそれに追従しないとしても...  自由貿易を推進する国ほど国民1人あたりの収入と生産性の伸びの両方が向上するからだ。経済学者による数多の研究がそれを示している。国内労働者を助けるために設けられた貿易障壁は結局のところ常に国内消費者を苦しめる罰となることは経済専門家なら古くから理解してきたことだ。

— Veronique de Rugy
  “A Case for Unilateral Tariff Disarmament”
  The New York Times International 2018年 6月21日付


        ますます盛大な貿易戦争に向かっていくように見える昨今の関税威嚇ゲームに対し、世界の株式市場が嫌気していることはどんなに覆い隠そうとしても明白だ。

先週、トランプ大統領はその威嚇の度合いをもう一段階アップした。そして予想されたとおり、株式市場は再び息も絶え絶えになった。6月21日の夏至図に見られた金星・火星オポジションは、株式市場の天井の代わりに安値と同期しそうに見える。実際、それは単に金星(歩み寄り)と火星(争い)のオポジション(パートナーシップや同盟への脅威)というだけではない。金星は木星と天王星に対しても不動宮グランドスクエア(強情、頑迷、誰も後へ引きたがらない)を形成中だ。多くの物事の成否がこれに懸かっており、誰が最初に態度を変えるかというチキンゲームの様相を再び呈しているように見える。だが不動宮グランドスクエアの下でどちらの側もまだ態度を変えるシグナルを示してはいない。

さらに、金星の不動宮グランドスクエア形成だけではまだ終わらない。現在逆行開始(6月18日)直後の滞留中である海王星もまた強調されており、天王星にセミスクエアを形成している。したがって、これが現実にはいったい何処へ向かうのか誰にも確信がない。参加者にしてみればそう簡単にはゲームを降りられないことから、これは終わりのない試合のように見える。

そしてファイナンシャル・アストロロジャーは次の疑問を抱えることになる。今週6月26日に火星が水瓶座で逆行に転じる時、こうした事態とどう相関するだろうか? 火星逆行はこの言葉と脅しの闘いを始めた者達が退却しだすことを意味するのだろうか? それはあり得る。 一方、その火星がエキセントリックで「自分は何でも知っている」と思いがちな星座宮、水瓶座を運行していることから、これは攻撃する側がその要求と喧嘩腰をより強め、自分達の言い分に従えと相手に強要することを意味するのではないか? それもまたあり得る。

        今週末、6月27日〜29日に山羊座で起きる満月までに(またはその少し後から)私達は様子が変化し始めるのを目撃するかもしれない。この満月は火星が逆行に転じた翌日、土星とコンジャンクトして起きる(太陽・土星のオポジション)。既に金星を含むヘヴィなグランドスクエアが発効中で、それに強烈な逆行/滞留の海王星も関わっている。宇宙はこれらに対し、ヘヴィな山羊座の土星と強力な逆行/滞留の火星の影響力をも加えてくるのだ。これは圧力釜が極度の沸騰点に達するさまを思い起こさせる。

だがその後は2週間にわたって月が欠けていき、代わりに木星がその支配力を主張していく*に従い、この攻撃的な原動力は徐々に減衰していく。全体のムードはおそらくより軽くなっていくだろう。しかし逆に全てがもっと誇張されてヒステリー症状へと導かれる可能性もある。 とはいえ、世の中はひと息ついて、思いやりある良心的な行動と善意をともなう取り組みが目立つようになるのではないかと私は考えている。
* 日本時間7月10日に木星が逆行から順行に転じる

        ではこれらが金融市場にどう影響するだろう? この期間(6月20日〜27日)にサイクル安値に向かう市場はボトムをつけて反騰しやすい。これはパニックになる時ではない。他の人々がそうしたいなら放っておけば良いだけだ。この時期は新たな期間、新たなトレンドを探すのに適した時期だ。それは木星・海王星と土星・天王星トラインが強調される8月中盤〜終盤まで続くだろう。たった1つの伏兵は火星・天王星スクエアで、これは9月中旬まで続き、いまだに市場(と投資家)を狂気に駆り立てるような予期せぬ出来事や発表との相関性を保っている。とりわけ8月1日±1週間が危険期だ。

  先週リバーサルが起きたかもしれない興味深い市場はユーロだ。ユーロはサイクル新安値まで下落したがスイスフランはそうならなかった。つまり異市場間強気ダイバージェンスが顕現した可能性がある。金と銀も同じ関係性を提示した。またナスダック総合は史上新高値をつけたが他の株式指数はそうは動かなかった。実際、下落している。つまり、6月20日〜21日の★★★重要変化日前後の期間に異市場間弱気ダイバージェンスと強気ダイバージェンスが複数顕れていることになる。これについては先週発行したMMAサイクルズ・リポートの月報で論じている。


        来週はこのコラムも通常の形式に戻るはずだ。だがこの週末、私は英国で終日ワークショップとウェビナーを行う予定で、そのテーマはサイクル(律動性及び宇宙的観点から)と金融市場との関係性だ。この催事を収録したビデオは次の週末には用意出来るだろう。もし全てが上手く運べば、講読者の皆さんにはMMAから報せが行くと思う。こうした話題に興味ある人にとっては多くの新しいアイデアと調査研究が披露されるこのワークショップは見過ごせないものとなるはずだ。






訳文ここまで
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June 10, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント6/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年6月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週のメリマンコラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “EU、メキシコ、カナダからの鉄鋼やアルミニウムへの高関税を敢行するというドナルド・トランプ大統領の決定を受けて、金曜にカナダのケベックで開幕するG7会合には冷ややかな空気が漂いそうだ...  EUは既に3月の段階で示唆していたように、クランベリー、オレンジジュースからバーボンやバイクに至るまで標的として報復措置をとり、7月1日には課税が発効するかもしれないとしている。メキシコは水曜、米国からの輸入豚肉に対し20%の関税を掛けると発表した。一方、カナダはトランプ関税への対応に関しEUと足並みを揃えることを検討している。また中国も先週末、トランプによる中国製品への関税引き上げが推進されるようなら貿易摩擦の軽減をふまえて取引を破棄するかもしれないと示唆した。”

— Holly Ellyatt
  “Trump Vs. World: Tariff Dispute Likely to
  Cast a Chill Over G-7 Summit” 
  www.cnbc.com 2018年6月8日付

        先週、世界の株式指数はかなり調子良く、『フォーキャスト2018』で提示したMMAの★★★重要変化日(CRD)だった5月29日〜30日の安値から見事に上昇した。しかしながら、トランプが同盟国に関税を課すかもしれないという金曜のニュースを受けて下落する前に全ての指数が5月21日の高値を超えて反騰したわけではない。その結果として、これは異市場間弱気ダイバージェンスにより近いシグナルとなっている。

アメリカ大陸においては様々な様相が見られた。ナスダック総合は金曜に下がる前の6月7日に史上新高値となる7697まで舞い上がった。ダウ工業平均もまた先週遅めにサイクル新高値をつけたが、ナスダックのような史上新高値とはいかなかった。だがブラジルではかなり様子が異なり、ボベスパは6月7日に半年以上ぶりの最安値71,161まで落ち込んだ。アルゼンチンのメルバルは世界の多くの指数と同様に先週終盤にかけて反騰したが、それも5月18日の高値と6月1日の安値の中間に留まった。

似たようなダイバージェンスはヨーロッパでも見られた。ロンドンのFTSE、ドイツのDAX、オランダのAEXは反騰したものの、金曜に下落するまでに5月22日の高値を超えることはなかった。だがスイスでは、SMIが年初来安値だった5月31日の安値を試して週を終えた。

        奇妙な動きはアジアと環太平洋地域にも見られた。オーストラリア、香港、日本、インドは全て活発に反騰したが、5月15日〜21日にかけてつけた直近の高値には届かなかった。だが中国の上海指数は金曜に3053まで下落し、5月30日につけた年初来安値3041を試した。これはおそらくトランプ大統領による中国製品への新関税への反応と見られる。

ひょっとするとトランプ氏は自らの行動 — 目前に迫った北朝鮮との話し合い — が、中国やその他の同盟国を何らかの協調姿勢の受容に向かわせると考えているのかもしれない。それは非常に大きなリスクに見えるし、今後も3ヶ月は続く火星・天王星スクエアとも合致している。他方、もし彼が世界一賢い男だとすれば... もしかしたら上手くいくのかもしれない。あるいは、彼はこのところの自分の保護主義的貿易政策に苦虫を噛みつぶしている皆から素敵な誕生日プレゼントを貰えるだろうと思っている可能性もある。彼の72回目の誕生日は今週、6月14日だ。そのソーラーリターン図に金星(協力)・天王星(非協力)スクエアが形成されるということは、誕生日に彼が望んでいる、またはある程度期待している(金星)ものを得る惑星エネルギー的可能性はそう高くないだろう(彼が腎臓結石でも望んでいない限りは)。

        他の市場では、原油が6月5日につけた数週間ぶりの安値64.22から見事な回復を見せた。銀は6月7日に6週間ぶりの高値16.93まで舞い上がった(だが金とビットコインは静かなままだった)。ユーロは5月29日に17ヶ月サイクルの新安値1.1500まで下落した後急上昇し、1.1800を上回った。だが最も目を引く上昇を見せたのは、『フォーキャスト2018』とウェビナー以外ではあまり触れたことのない生牛市場だった。生牛は5月17日の安値101.37から今や牡牛座天王星による押し上げが始まり、金曜には110.45まで騰がった。最近のウェビナーや本で示唆したように、肉好きにとって今後2年ほどは日増しに懐が痛むことになりそうだ



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “最近催したクライエントとのディナー形式の座談会では、拍車のかかる米国の賃金上昇が目先の市場安定性に対する最大のリスクだという点でほとんどの参加者が一致した。もし米国内の賃金インフレが膨らめば、FRBは引き締めを続行するだろう。彼らは通常、何かを壊すところまでやり続ける。1950年以来、FRBが金利引き締めを行った13回にわたるサイクルの内、10回は不況を招いて終わっている。残り3回の引き締めサイクルでは、1994年に起きたメキシコのペソ危機などの市場爆発が起きている。”

— Albert Young
  Société Générale, Global Strategy
  www.sgresearch.com 2018年6月6日付

先週のコラムで述べたように、
『原油は5月22日の3年ぶりの高値(72.83)から6月1日まで、かなり急激に下落した。これが示唆するのは、今週ないし来週には一時的、または最初のボトムをつけつつあるかもしれないということだ。今後、6月7日木曜に起きる太陽・海王星のワクシングスクエアとその後6月18日に起きる海王星逆行によってもそれは支持されている(私自身の研究においては海王星は原油の支配星だ)』

この下落はついに64.22で止まり、たった2週間のうちに12パーセント近くを失うことになった。もしこれが長期サイクルの底であれば、原油の新高値への上昇はインフレ率を押し上げ始めるだろう。

しかしながら、インフレ要因へのもっと大きな惑星ファクターは2020年1月12日に起きる土星・冥王星コンジャンクションだ。つまり、この時期に向けて金利とインフレーション両方の上昇トレンドが加速する可能性があり、それは上昇する金利が回復を妨げ始め、おそらく2020年〜2023年までに深刻な不況へと導くまで続くかもしれないということだ。これは土星・冥王星と土星・天王星のハードアスペクトがそれぞれ1年を置かずに形成される状況の歴史的相関性を基に導き出される予測であり『フォーキャスト2018』および直近のウェビナーでも触れているが、6月22日に英国ロンドンから放映するウェビナーにおいて再びその詳細を論じるつもりだ。

  今週はもう1つ、重要な長期のアスペクトが展開する。6月16日、天王星が海王星に対し3回目の45°セミスクエアを形成する。それは太陽系において2番目に長い惑星ペアサイクルの一部だ(全サイクル171年)。

天王星が海王星にこのようなアスペクトを形成する時は、洪水や津波、地震、火山噴火などの自然災害に関連する。またサイバー空間での窃盗やスパイ行為、さらには精神障害や "壊れた人格" が現実との接点を失うことで他者の生命を脅かす、または企図する一匹狼的犯罪にも相関している。この時期の「リアリティ」は疑わしいものと化す。海王星自体が逆行に転じるからだ。あなたが見たり聞いたりする物事は、おそらく現実や真実に近いものでさえないかもしれない(それが究極の霊的真実でもない限りは)。もし私達が言われたことをそのまま何でも信じるほど十分にナイーヴだとすれば、それは奇術の類い、はたまた人類の感情を刺激する病的な騙しのトリックだ。ではどうすれば良いのだろう? その明らかな対抗手段は究極の真実を探求し、メディアや報道、または世界の指導者によって公表される陳腐な考えに甘んじないことだ。トランプ・金正恩の平和交渉は何と奇妙なタイミングで行われるのだろう。これからの2週間、いったい誰が誰を騙すのか?

まぁ、これほどまでに面妖かつ不確かなシグナルの下で私のクライエントに伝えたい持論は『希望を持って最善の結果を祈りつつ、最悪の結果に備えよ』ということだ。そして、喧噪を避けて静養するには良い時期となるだろう。







訳文ここまで
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June 03, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント6/4【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年6月4日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

“労働統計局によれば、5月の米国経済は雇用増加が堅調に進み、非農業部門雇用者数は22万3千人増となる一方、失業率は3.8%と18年ぶりの低下を見せた。エコノミスト予想は雇用数変化が18万8千人増、失業率は3.9%だった。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2018年6月1日付

        ふーむ... 前回、失業率がこれほど低かったのは確か18年前の... 2000年8月だったか? また当時つけたダウ工業平均の史上最高値は2000年1月で、2000年3月につけたナスダックの史上最高値5000+ がそれに続いた。その後ドットコム・バブルが弾けるとともに、2002年10月、後者は80%の下落をみている。45年サイクルの土星・天王星ウェイニングトラインの下でダウ平均がまたしても史上新高値をつけようとしている今日、以前と似たような怖れを私達は抱いている。2000年には土星・天王星がワクシングスクエアを形成していた。

土星と天王星がある特定のメジャー・アスペクトを形成する周期は45年だが、これは長期サイクルの天井と底に関してはどの惑星ペア・サイクルと比べてもより顕著な関連性を持つ。直近のケースでは、このアスペクトは2016年12月〜2018年8月まで続く。4年またはそれ以上の株式市場サイクルについては、当該サイクルの長さにより10ヶ月のタイムラグの可能性はあるものの、この期間に新たな展開を見せる例が最も多い。株式市場の長期サイクルにおける天井への動きが2018年、遅くとも2019年半ばまでには完了すると私達が予測する理由もここにある。

        短期的には、先週の世界の株式市場は非常に不安定だった。前回のコラム以来、太陽が牡牛座から双子座へと移行したことをあなたは意識しているだろうか? 双子座は水星に支配されている。このトリックスターはアニメのロードランナー* のごとくこちらに向かって矢のように突進して来たかと思うとクルッと向きを変えてあちらに走り去り、また突然あらぬ方向に走り出す。彼がどちらに方向を変えるかなど誰にもわからない ― わかっているのはただ、彼がやっと落ち着いてどちらに行くか心を決めたと見えたその一瞬後には、驚くべき落ち着きの無さを見せて走り去ることだ。彼は常に上へ下へ、右へ左へとひたすら転回し、走り続ける。この典型的パターンが先週の市場活動に見られた。そしてそれは世界の指導者達... の、何だ? 彼らの本能的直観か? ... に追従して起きたものだった。
*ロードランナー:ビューっと走って逃げるのが得意な鳥、ミチバシリをモデルにした漫画/アニメのキャラクターで米国の子供達に絶大な人気があった。

  まず北朝鮮との首脳会談が決まり、立ち消えとなり、結局のところおそらく開催することになった。関税をかけることになり、その後止めになり、そして再び課税が生き返った。だがまもなくそれもまた止めになるかもしれない... 何だ? 本能的直観によってか? 

こうした様相を受けて先週のダウ平均は400ポイント下げて始まり、翌日は300ポイント騰がり、その後木曜には250ポイント下げ、金曜には200+ 上昇して引け、週を終えた。ちょうどモンスター級のジェットコースターに乗ったようなワイルドな週だったが、これをアストロロジーの観点から描写するなら、まさに太陽が双子座を運行し、火星と天王星がスクエアを形成する時の感覚だろう。これらの惑星コンビネーションはワイルドだ。重要変化ゾーンに入って市場は(世界の指導者達とともに)その法則どおりに動いた。だがストレスに押し潰される必要はない。何故なら太陽は6月21日に双子座を出る。その先は9月中旬までただ火星・天王星スクエアと闘うだけで済む。それはまるで、ジェットコースターからティルタホィール*に乗り換えるようなものだ。
*日本の遊園地にある「コーヒーカップ」に似た米国のクラシックな遊具

        先週、米国の株式市場がアップダウンを繰り返したのに引き比べ、他のいくつかの市場は下がり続け、そのほとんどが4週間ぶりの最安値水準まで落ち込んだ。しかしながら中国の上海指数とブラジルのボヴェスパは今年の最安値レベルに下落している。例外はインドで、実際ニフティは週のほとんどで反騰した。これはMMTAの卒業生でアナリストのニティン・バンダーリによる『MMAインド株式市場週刊リポート』で予測したとおりの動きだった。

        他の市場では、米ドルが6週間ぶりの最高値水準まで騰がったことに伴い、金と銀が苦闘した。またイタリアの政治混乱とトランプ大統領の関税(新税)に関する行きつ戻りつのポリシー豹変を受けて、安全を求めた投資家が米ドルと米国債に向かったため、これもまた先週急騰した。原油は5月22日に3年ぶりの高値72.83をつけた後、試練の週を迎えた。高値をつけたのは、2度目の木星・海王星ウェイニングトライン形成のちょうど3取引日前のことだった。

このコラムでも何回か詳細を述べたように、私は木星と海王星を魚座の共同支配星として見ている。そして魚座は原油を支配する。しかし、先週シカゴで開催されたファンタスティックなUACカンファレンスにおいて、他のファイナンシャル・アストロロジャー達が原油の支配星を土星と冥王星だと考えていることを聞いた。私の考えでは、冥王星は掘削に関連し、土星および土星が支配する山羊座は堅固な事物、たとえばセメントや石炭に関連する。オイルは液体で魚座とその共同支配星である木星と、とりわけ海王星の領域となる。

しかしながら、同業者による相関研究の内容は興味深く、もっと注目されて然るべきものだった。いくら私が山羊座だとはいえ、自分自身の研究と信念にそれほど固執しているわけではない。そんな風では異なる視点を持つ他者から学ぶことなど出来ないだろう。とりわけ彼らが自分達の信条を裏付けるだけの研究結果を論証しているならなおさらのことだ。


*ロードランナー


*ティルタホィール



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “一方、米国のトランプ大統領は以前自らツイートで否定した消費者に対する増税を決めた。一部に中国からの輸入品を使って製造される製品500億ドル分に25%の追加関税が上乗せされる(これは貿易戦争でさえない)。結局は自分達が課税されたことに消費者が気付かないような増税の仕方は、トランプにとってこれがおそらく最後になるだろう。”

— Paul Donovan
  UBS Morning Comment 2018年5月30日付

        “米国の迅速な経済成長ぶりが取り沙汰されていたさなかに世界規模のトラブル勃発の懸念が生じたことにともない、株式市場は火曜(と木曜)に真っ逆さまに墜落した。ユーロに対するイタリアの政治不安に加えて中国からの500億ドル規模にわたる輸入品に対するドナルド・トランプの一方的な追加関税の決定は、投資家をリスク資産から退避させた。ダウ平均はイタリアの混乱とイタリア、スペイン両国の債券利回り上昇によって1.6%下落し... トランプ関税がヨーロッパの経済と政治に危険な状況をもたらし... それはバラク・オバマ時代に専制的に制定された法令からの大きな教訓だ。そしてこれこそトランプ氏が破壊しようと働いてきたもののはずだ。しかるに今や、彼はオバマ政権によって創り上げられた不確実性を、専制的な関税によって彼自身のものにしつつある。”

— “America First Meets Mr. Market”
  from Opinion Page
  ウォールストリートジャーナル 2018年5月30日付


        木星・海王星トラインに金星がグランドトラインを形成するにつれて、原油は5月22日の3年ぶりの高値から6月1日まで、かなり急激に下落した。これが示唆するのは、今週ないし来週には一時的な底、またはプライマリーボトムをつけつつあるかもしれないということだ。今後、6月7日木曜に起きる太陽・海王星のワクシングスクエアとその後6月18日に起きる海王星逆行によってもそれは支持されている(私自身の研究においては海王星は原油の支配星だ)。

今後2週間にわたって強調される海王星はまた、「信頼 対 不信」というテーマを最前面に浮上させる。これはまさにトランプ大統領が北朝鮮の指導者、金正恩と会うタイミングだ。この会談で話し合われる何かがダイレクトに外部に伝えられるだろうか? おそらくそれはあるまい。

海王星に何かを明らかにする力はない。ただ想像し希望を抱くだけだ。彼らは先々に拡がるこの惑星の素晴らしい未来について話すかもしれない... つまり、もし彼らが本当に会うのならの話だ。何故なら海王星には直前になって「約束をすっぽかす」傾向もあるからだ。 海王星が絡む時、全ては「絵」として描かれたイメージだ。そしてそれは、誰かをとても魅力的(現実の当人よりずっと素晴らしい姿)に見せるための物語か、または極悪人(現実の当人よりずっと悪辣な人非人)に仕立てるための筋書きを創り出す。

海王星が関わる時、リアリティーなどというものは交渉次第でどうとでもなる。海王星の「現実」とは何か? それは「それそのもの」ではなく「それではないもの」を、最も魅力的で面白く、抵抗しがたいほど心惹かれる(または感動する)絵として描く能力を持つ者が手にする「何か」だ。

だからあなたは首をかしげてこう思うだろう。『リアリティーとは何だろう?』 ではついに天王星が牡牛座入りした今、リアルな「お金」「通貨」そして「安全」とはいったい何なのだろうか? 

だがこれについてはまた別のコラムで論じるとしよう。







訳文ここまで
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May 20, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント5/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年5月21日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週5月28日付のメリマン・コラムは23日〜29日にシカゴで開催されるUACカンファレンス(United Astrology Conference)のためお休みになります。


≪ 先週をふり返って ≫

        “ブリークリー・アドバイザリーグループの最高投資責任者ピーター・ブーカバーによれば「市場はFRBが今年さらなる金利引き上げを行うだろうことを既に知っている(https://www.cnbc.com/id/105137294)。「ただ市場参加者はまだそれがどれほど打撃となるかについてはピンときていない」 ブーカバーはこうも言う。「過去13回にわたる金利引き上げのサイクルにおいて、うち10回は結果としてリセッションを招いた」。CMEのFF金利先物に基づき、この6月の会合でFRBが再び25ベーシスポイントの利上げを行うのはほぼ確実だと市場は受けとめている。FRBが前回金利を上げたのは3月の会合だった。次回が年内いつになるかはまだ定かではない。2018年3回目の利上げが9月になる可能性はあるが、4回目が12月に行われる確率は41%以下だ。”

— Karis Lahiff
  “The Fed is About to Deliver a ‘Punch in the Face,’
  that Markets are not Prepared For”
  cnbc.com 2018年5月12日付

        宇宙的な調和を語る木星・海王星と、土星・天王星のウェイニングトラインの間の相反するエネルギー、そして厳しく破壊的な火星・天王星スクエアは、先週、世界に大きくその全容を描いて見せた。これら3種のジオコズミック・サインはそれぞれに重要だが互いに矛盾するシグナルであり、どれもが今後3〜4ヶ月間発効し続ける。

宇宙的観点から言って、先週はとりわけ重要な時間帯だった。何故なら火星と天王星の両方が運行する星座宮を変えたからだ。天王星は5月15日、牡牛座への最初のイングレスを果たした。天王星はそこで今後7年の大半を過ごすことになる。一方、火星は同日水瓶座に居を移し、翌日の5月16日には火星と天王星が互いに90°、すなわち不動宮スクエアを形成した。これは破壊、そして非常に動揺させられる突然の出来事を象徴する。たとえばハワイで起きた火山噴火や、5月18日に起きた10人の高校生が犠牲となったテキサスの銃乱射事件などがそれにあたる。

先週述べたように、こうした事件は火星・天王星スクエアに象徴されるものだ。
『火星・天王星スクエアは、世界がいまだに安全からは程遠く、全ての人々が壮大な理想を披瀝するわけではなく、その代わりに非合理的で奇矯なふるまいを見せ、多くの場合それは彼らの日頃の言葉とは相反する行動となる。火星・天王星のアスペクト下では、サイコパス的な怒りが暴力となって顕れるというのがその一例だ。だからこの時期は危険な状況や怪しげな人物には近付かないほうが良い。それも、もし状況が悪化する前にあなたがそれを察知出来ればの話なのだが。』
この警告は9月18日まで有効であり、正反対の原動力であり世界平和を求め続ける木星・海王星トラインとは真っ向から対立する。だがその努力さえも先週は後ずさりした。北朝鮮の指導者金正恩が唐突に、もし北朝鮮が核兵器を放棄するだけの一方的な内容になるなら来月に迫ったドナルド・トランプ大統領との会見をキャンセルするとの脅しに出たのだ。だが米国はそれで... いったい何を諦めるというのか?

        ジオコズミックな配列の影響によるこうした地政学的な逆流にもかかわらず、世界の大方の株式指数には3月26日〜4月3日に示現した歪んだプライマリーサイクルの安値以来、印象的な反騰が続いている。これは私達が追うヨーロッパの4指数の中でも特に3指数において顕著だった。ロンドンのFTSEは5月18日金曜に史上最高値7791に届いた。またAEXとDAXは同じ日にそれぞれの史上最高値近くまで騰がった。しかしながら、チューリヒのSMIは火星・天王星のイングレスとスクエア形成の1日前となる5月14日月曜に1月の高値よりはるか下でトップアウトしている。SMIはその後他の指数とは進路を異にし、週の残りの日々を下げで通している。

アジアと環太平洋地域でも、非常に相反する動きが見られた。日本の日経は5月18日金曜にサイクル新高値まで舞い昇った。8週間前の3月26日につけたプライマリーサイクルの安値からは、今や13%近い反騰となっている。中国の上海指数もまた反騰し、同日5週間ぶりの最高値水準まで来ている。だがインドのニフティ、オーストラリアのASX、香港のハンセンは皆5月15日にトップアウトし、その後下げ続けた。重要な選挙への懸念が生じたインドの下落が最も厳しく、一方オーストラリアにとって5月15日は1月10日の10年ぶりの高値に対するダブルトップに近いものとなっている。

アメリカ大陸もまた矛盾するパターンを示した。ダウ工業平均とナスダック総合は両方とも5月14日月曜にサイクル新高値をつけ、その後天王星が火曜に打撃を与えると下げに転じた。アルゼンチンではメルヴァルが週を通じて騰げた。だがブラジルでは週を通して下落し続けている。

        今週5月25日には木星・海王星2回目のトラインが起きることから、原油が3年ぶりの新高値へと飛翔し続けても不思議はない。これらは両方とも原油を共同支配しており、120°のトラインは全ジオコズミック・アスペクトの中で最も調和的だと考えられている。原油に関しては金星が木星・海王星トラインに対しグランドトラインを形成する6月1日〜2日までこの騰げ基調が続く可能性はある。この期間はまた結婚やパートナーシップ、あるいは少なくとも人生における特別な愛の体験を — 原油や株式市場以外の — 誰かと持つにも良い時間帯だ。そして現在安値に甘んじている金または銀を買うにあたっても確実に良いと言える。そして愛する人に素晴らしいジュエリーを創って贈るには絶好の時だろう。興味深いことに、先週5月17日に金は1285まで下落してサイクル新安値をつけたが銀はそうならなかった。つまり、重要なジオコズミック重要変化ゾーンである5月14日〜6月2日に異市場間強気ダイバージェンスが展開している可能性がある。

        他の市場ではTノートが6年サイクルの新安値まで下落、ユーロもサイクル新安値をつけ、ビットコインは金曜、ここ4週間で初めて8000ドルを割った。このビットコインの下落は、3週間前のウェビナーで紹介した各星座宮と太陽・月を巡る研究と、それに基づいた私達のビットコイン専用リポートの予測に合致しており、この手法は非常にうまく機能している。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “何十年もの間、世界は大量の外貨準備金をドルで持ってきた... 各中央銀行が去年末にドルで保持する外貨準備高はおよそ63%でここ4年間の最低水準だった。一方、ユーロの配分は20%に増加し、日本円の比率も4.9%まで上昇している。”

— Chelsea Dulaney and Joshua Zumbrun
  “Dollar Reign Faces Threat”
  ウォールストリートジャーナル 2018年5月14日付

        “アメリカ女性が子供を産む率は過去最低を記録し、去年の米国における新生児の総数は30年ぶりの少なさだった。”

— Janet Adamy
  “Births Hit Lowest Number Since 1987”
  ウォールストリートジャーナル 2018年5月17日付


        1987年に株価に何が起きたか、皆さんは知っているだろう。その年の8月、ダウ平均は史上最高値をつけ、その後10月中旬までに40%下落した。さて、これは一度きりの興味深い相関性であり、市場に関連するサイクルであるという保証はない。おそらくもっと重要なのは、これらの変化が将来に対してどういう意味を持つかだ。そして人間活動とこうした宇宙のサイクルとの繫がりに関する私の見方は、それらがここ2年の間広範囲にわたって著述してきた『ザ・グレート・リセット』の指標だということだ。

これらのサイクルは2016年11月にスタートし、2017年12月20日〜21日に起きた太陽・土星コンジャンクションの冬至とともに表面化した。そして少なくとも2020年まで、おそらくは2026年±1年、土星と海王星が同時に境界を越えて牡羊座入りする時まで目に見えて成長しながら影響を及ぼす。これらのトレンド — 米ドルが持つ重要性の減少と米国における出生率の低下 — はその時点まで続き、その結果として世界的な事象における勢力図に強力なシフトが起きる。特に世界の金融構造においてはそれが顕著になるだろう。またこれは、世界通貨という観点で貴金属の存在がどんどん重要性を帯びてくること、それは多分暗号通貨のような通貨の新しい形の台頭と連動するという見方を支持する理由でもある。私は銀の60年サイクルが2040年±5年であること、それはおそらく金とも連動していることを頭に置いている。この件は5月27日にシカゴで開催されるUACカンファレンスにおいて講演する私の主題だ。会場で多くの皆さんに会えることを願っている。

        短期的には、5月25日の木星・海王星トラインに注目している。そして上述した6月1日〜2日の金星による木星・海王星へのグランドトライン形成だ。これらに最も関連するのが原油と株式市場だが、通貨と国債も同様の可能性は持っている。ひるがえってそれが、貴金属のサイクルにリバーサルを起こすかもしれない。非常に素晴らしいニュースが多く流れる見込みのある2週間で、もしかすると北朝鮮と米国の首脳会談が成功裡に終わる可能性だけでなく、ヨーロッパの指導者達、ロシア、米国の首脳会議の潜在的可能性もあるのかもしれない。これは「平和に機会を」与える時だ。あるいは結婚の時、もしくは子供を作るべき時だ。







訳文ここまで
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May 13, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント5/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年5月14日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
今週もメリマン・コラムは抄訳とさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫


引用記事:
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットへの検察当局の家宅捜査によって、主要な仮想通貨が急落したことを伝える cnbc.com の5月11日付の記事

・先週、世界の株式市場は3月終盤~4月初旬の安値以来となる情熱的な反騰を続けた。その前週にはダウ平均のように、重要な太陽・木星オポジションのちょうど3取引日前となる5月3日にその安値に向かって下落した市場も出た。このアスペクトは米国株式市場のプライマリーサイクルかそれ以上に対し強い相関性を持っている。

・このアスペクトは原油の重要なリバーサルとも強い歴史的相関性を持っている。原油はサウジアラビアが80ドル/バレルを予測するとともに、トランプ大統領のイラン核合意離脱の発表を受けて3年ぶりの新高値を5月10日につけた。今週水曜以降にもし新高値が出るようなら、サウジアラビアはその願いを叶えることになるだろう。次の重要なアスペクトは5月25日に起きる木星・海王星トラインで、どちらの惑星も原油を共同支配しているからだ。

・4月28日のウェビナーでも述べたように、原油は今、長期サイクルの天井をつける時間帯に来ている。これは5月25日に起きる木星・海王星のウェイニングトラインの前後2週間の内に起きそうだ。

・太陽と木星のオポジションはそれが通り過ぎて見事な反騰が起きるまでの間、貴金属には予想通り芳しくなかった。ただし銀は、金のように前週つけたプライマリーサイクルの安値(仮)を再び試すことにはなっていない。

・通貨にも先週は印象的な転換が起きた。米ドルは5月10日木曜に数週間ぶりの新高値をつけた後、そこそこの急落をみている。これも重要なポイントの一つだ。何故ならユーロは現在17ヶ月サイクルの底をつけるレンジに来ており、その時間帯は2018年6月±3ヶ月だからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  ビットコインは先週の注目ニュースとなった。それは主に、直近のウェビナーにおいて月の運行との関連で示唆したように数週間にわたる反騰が5月6日に9985で終わったことによる。韓国の政府機関による取り締まりは先週末のビットコインを急落させた。これは興味深い。何故なら、これが重要なトランシットである天王星の牡牛座入り(5月15日)のオーブ圏内で起きたからだ。

この後に天王星の牡牛座入りの記述が続きますが、時間の都合で割愛させていただきます。なお、この部分は もし間に合えば、月曜夜または火曜夕刻までにU P予定の新月の星読み記事の中でちょっとしたメモを添えて掲載する...かもしれません。

  短期的な見通しとしては、5月18日〜9月18日に火星が4ヶ月にわたる天王星へのスクエアアスペクト形成に入る。そして5月25日には木星が海王星に対し2回目のウェイニングトラインを形成する。3回目にして最後の形成は8月19日だ。これら2種のアスペクトは互いに相反するテーマを孕んでいる。

それはちょうど牡牛座の天王星にも似ており、ぶつかり合う力が作用して世界規模の出来事が起こり、それが金融市場に対し今後4ヶ月にわたって影響を及ぼすという非常にワイルドな時期を示唆している。海王星にアスペクトする木星は平和を探求しようとする。

このコンビネーションの影響下で、人々はこの惑星の将来に対する壮大な理想を描きがちだ。だがその後、この世界はまだ安全には程遠く、大衆が壮大な理想を体現するようなこともなく、代わりに著しく不合理で不安定で、しばしば自分達のふるまいと言葉が矛盾するという現実を火星・天王星ペアが思い出させてくれる。つまり『私は平和を絶対に支持する。だがそのために私達はまず戦わねばならない』といった調子だ。

精神に異常をきたすほどの激情が暴力に繋がるという事象もまた火星・天王星アスペクト期の一例だ。だからこの時期は、危険な状況や怪しげな人物には近付かないほうが良い。それも、もし状況が悪化する前にあなたがそれを察知出来ればの話なのだが。

  市場に関しては、木星と海王星は「非合理的な活況」のさなかで上昇する株価と相関する。しかしながら、火星・天王星が象徴するのは金融市場における突然の混乱と急激なリバーサルだ。私達は今週から月末までの間にその症例を目撃することになるかもしれない。何故ならこうしたジオコズミック・サインが両方とも作用するからだ(5月18日と5月25日)。





抄訳ここまで
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hiyoka_blue at 20:53|PermalinkComments(0)

May 06, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント5/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年5月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
前回の満月記事でお知らせしたとおり、5月は時間の都合で記事のUPがイレギュラーになると思います。今回のコラムは ≪ 先週をふり返って ≫ を省略、≪ 短期ジオコズミクス ≫ の本文全体と ≪ 長期的考察 ≫ の本文内容をなるべく正確に箇条書きに抽出した記事とさせていただきます。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週は一つ、非常に重要なジオコズミック・サインが形成され、すでに発効しつつある。5月8日の太陽・木星オポジションだ。これは前後10取引日のオーブをもってプライマリーサイクルの天井か底に対し75%、また50週かそれ以上のサイクルの天井か底に対しては50%の歴史的相関性を保っている。そこでダウ平均を見ると、このオポジションからわずか3日前となる5月3日木曜がトリプルボトムの安値だった可能性がある。もしそうでなければ、今後2週間の内につける新たな安値をもってこのサイクルが完了するかもしれない。またこのシグナルは原油のリバーサルとも同期する可能性がある。

来週はまた別の意味でも非常に重要だ。1)天王星が5月15日の新月に牡牛座入りする 2)火星が5月18日〜9月18日、4ヶ月にわたる天王星とのスクエア期に入る。 後者のアスペクト期間は予期せぬ出来事が満載で市場には突然の転換が起きやすい。全体の雰囲気としてもあまり合理的とは言えない時期だ。実際、ちょうどロボットとエイリアンのレスリング試合でも見ているかのように、奇妙で熱狂的になりやすく、もしかすると非常にエキサイティングかもしれない。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫


(引用文:5月4日付ウォールストリートジャーナルの論説ページより『ストーミー・ダニエルズ関連の醜聞がもたらした効果』)

—以下本文内容—

先週起きた出来事の内で最も重要性を帯びているのはトランプ大統領がロバート・ミュラー特別検察官に会って聴取に応じ(または応じず)、49問の問いに答えると決めたことだ。これは惑星の動きによく沿った成り行きで「上なる如く下もまた然り」というアストロロジーの鉄則に適っている。

これが金融市場にどう影響するかだが、この件に関する大統領の選択如何によっては重大な影響を及ぼす可能性は高い。

世界の株式市場は去年示された米国とその大統領による経済的リーダーシップの下で大いに騰がり、強かった。

だが米国と世界経済、当然ながら株式市場への最大のリスクもまたトランプ自身によって創られる政治危機に依るところが大きい。

私が考える一番の懸念は彼の保護貿易主義で、NAFTAとTPPのような重要な貿易協定への参加を無用として切り捨てることだ。これはトランシットの土星が米国ネイタルの木星(貿易)にオポジションを形成することに示されている。

世界貿易が米国に与えてきた強い経済的影響力の維持なくしては世界的リーダーシップの構図が変化する。ひいては現在米国が享受している生活の質が落ちるだろう。

二番目の懸念はトランプ自身の人格への信頼だ。世界経済の牽引役としての米国の地位を再び向上させる、または少なくとも今までよりはマシにするという側面では、今現在は対企業の規制と税制の改革によって上手くやっている。人々は仕事に戻り、賃金も上がり、将来に対しても明るい見通しを抱くようになった。トランプのプログレスの金星が2室ネイタルの木星とコンジャンクト。金星も2室もお金を支配し、木星は成功と成長を支配する。 短期間の内に彼はその全てを自分が統轄する国にもたらし、株式市場もそれによく応えた。

トランシットの土星は米国建国図の金星・木星にオポジションを形成しており、まもなく太陽(大統領)とオポジションになる。土星が持つ原理の顕れとしてトランプ大統領に対しミュラー特別検察官は49箇条の質問に答えるよう要請している。

だがその内、元々ミュラー氏が任じられた特別検察の目的である選挙戦中のロシア疑惑に関する質問は非常に少ない。多くの質問内容はトランプ大統領のふるまいと思考プロセスに関するものだ。土星は常に過去における本人の誠実さと行動に対する責任を問う。もしこれに率直に対応しなければ、耐えねばならない厳しい結果が待つことになる。

しかもドナルド・トランプ自身もまたトランシットの土星がネイタルの水星(コミュニケーションと言葉)・海王星(誤った指示または最悪の場合、誤魔化し)とTスクエアになる。

水星・海王星間のハードアスペクトにおける主要な試練の一つはコミュニケーションと自分が発する言葉の正確さと真実に関するものだ。はぐらかしや回避、誤誘導、嘘、誤魔化しの誘惑を避けねばならない。

もちろん、このアスペクトを持つ人の全てが意図的に嘘をついたりするわけではない。だがもしもこの手の誘惑に負ければ、それは人生における主要な人間関係のほとんどにわたって重大な信頼の問題を示唆するものとなる。

最も重要なのは土星がネイタルの海王星にハードアスペクトを形成する時(とりわけネイタルの水星がすでに他の惑星の敵対的包囲網の中にある時)で、過去の欺瞞が本人の一般的評価に対し重要な結果をもたらす時期となりやすい。これが起きれば行き着くべき所(地位)へ行き着くしかない。それは土星・海王星が人生に記す結実の時期だ。

こうして現在から11月まで、土星はトランプに自分自身のふるまい、言葉、主張への責任を取ることを要求する。ミュラーは面談で49の質問に答えるよう要求しているが、もしトランプが弁護士達のアドバイスどおりそれを拒否したら何が起きるだろう? 彼と彼の弁護団はこれが犯してもいない罪を自白させるための罠だと信じている。

トランプは自分が無実であると信じ、自分は大衆に真実、すなわち聴取自体が偽りに満ちた魔女狩りであることを開示したいと心から望むタフな人間だとしている。

これが魔女狩りだという可能性はある。トランシットの土星がネイタルの海王星にスクエアを形成する時は、不当な告発によって評判を傷つけられる傾向もあるからだ。

2016年の選挙戦のさなか、トランシットの土星とトランシットの海王星が天上でスクエアだった。この時、ドナルド・トランプのふるまいによって多くの人々が評価を手ひどく傷つけられた。そして今、同種の破壊的(そしておそらく真実かもしれない)申し立てによって、同じことが彼に起きている。したがって、彼が自分自身を護らなければ、米国と世界における彼の立場は大いに影響を受ける。

これがトランシットの土星がネイタルの海王星にスクエアを形成する時の試練と挑戦だ。自分の評判が危機に曝される。それを無視するか防御するかだ。

もし攻撃者が非論理的で不合理であれば、無視することも可能だ。攻撃は時と共に鎮まる。

だがもし重々しい厳粛さを備えた誰かから告発された時は、自分を支えてくれる人々と共に一丸となって自身を防衛し、真実を掴み取らねばならない。そうしなければ終わりだ。

もしトランプがミュラーと会って質問に答えなければ、3つの事が考えられる。1)一連の捜査に関して大衆に自分の潔白を証明したいと心から望んでいるとすれば、自分の行動を防衛するための大きなチャンスを逃すことになる 2)彼は内心、そうしようと思えば大衆に対して事実を明確に出来たはずの時にそうせず、自分を護らなかったことを悔やむことになり、これが彼の心の奥で弱さや臆病さのシグナルとして働く可能性がある。そして一人の人間としての個性を打ち出しにくくなる(このような思考は獅子座で火星が上昇する人物にとって果たして可能だろうか?) 3)もし弁護団のアドバイスに逆らうことなくミュラーと会うことを避けるなら、彼が最も知られることを怖れるこうした心の真実を他の人々も感知することになるだろう。

つまり、彼の上昇する獅子座火星は自分を護り、ミュラーを懐に招き入れたいと欲している。何故なら彼は自分が本当に世界一頭の良い人間だと信じたいし、他者にもそう信じてほしいと欲している。

唯一の障害は、土星が海王星にスクエアを形成する時というのは人生の内で最も体力的に、そして精神的に弱い時期だということだ。中傷者と真っ向から対決するのが遅れれば遅れるほどあなたは弱くなり、最悪の場合、病に倒れることもある。敏速に危機に対応し、素早く自分自身と現実の軌道を修正すれば即座に強くなることが出来る。だがそれにはあくまで誠実にふるまい、真実を告げる必要がある。解決の鍵は真実のみだからだ。

ドナルド・トランプはおそらく弁護団に逆らってミュラーと会うのではないかと思う。

そこで彼はミスを犯し、ばつの悪い思いをすることになるだろう。だが自信を失うことはなさそうだ。何故なら彼は戦いのさなかに身を置いている。彼は戦いを避けるより闘争に身を投じている時の方がより強くなるタイプだ。特に自分が正しいと信じるケースにおいてはそうだし、獅子座上昇惑星の火星を持つ彼はいつだって自分が正しいと信じている。

それに加えて、ネイタルで滞留中の木星とプログレスの金星はコンジャンクト中だ。そして彼の太陽と天王星に調和的なトラインを形成している。彼はパンチを浴びせられた。だが、聴取を避ける(海王星)ような状況に比べたらずっと軽傷で立ち直るだろう。

聴取を拒否することは、受けて立つよりずっと彼の名声を傷つけるかもしれない。それは自分の強さ、賢さ、タフさに対する彼の自信を疑わしいものに変える。

おそらくそのあたりがトランプにとっての最重要ポイントで、これを彼自身の手で危機に曝すとは思えない。トランプがミュラーと会うだろうと私が考える要因はそこにある。






抄訳ここまで
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April 22, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント4/23【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年4月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
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自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
来週の無料コラムは4月28日開催のMMAウェビナーの準備のため休載させていただく。


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国10年債の利回りが金曜、2.96%となり、2014年1月10日以来の最高水準に達した。2年債の利回りは2.461%で、2.542%を記録した2008年9月8日以来の最高水準だった。金利上昇も株価には悪い要因となり得る。ある時点では高金利投資の方がより魅力的になるかもしれないからだ。”

— www.cnbc.com 2018年4月20日付


        4月17日〜18日に起きた土星の逆行と太陽・天王星のコンジャンクションは、MMAの★★ジオコズミック重要変化日(CRD)と同期し、先週終盤にいくつかの株式および商品市場を打ち据えた。世界の殆どの株式指数は3月26日〜4月2日の安値からの強力な反騰のさなかだった。そしてその反騰はMMA重要変化ゾーンのただ中である4月18日〜19日に終わりを告げた。これはこのコラムの読者を除いては、多くの投資家を驚かせたかもしれない。先週も述べたように『故障して暴走する機関車を止められるのはスーパーマン以外にいないだろう。だが例外は山羊座を逆行する土星だ。待てよ?!土星逆行の翌日、4月18日には太陽が牡羊座の天王星とコンジャンクトする。もし山羊座の土星が拠って立つセメントのように堅固でガチガチに固まった土台から彼を動かせる者がいるとしたら、それは火性星座宮たる牡羊座で燃える太陽と天王星の "惑星コンビ"* だ。』 

*ジオセントリック(地球中心)・アストロロジーにおいては恒星である太陽も(最重要視するものの)他と同じ惑星として扱う。

こうして4月17日〜18日に土星はその軌道上で前進の動きを止め、その後太陽・天王星コンジャンクションが木曜と金曜、4月18日〜20日に株式市場の下降リバーサルと同期した。


  同じ筋書きは商品市場でも演じられた。原油は4月19日木曜に69.55と2014年11月以来の最高値水準まで舞い上がり、その後勢いが止まった。銀は2週間前につけた16.15という安値から木曜に2月1日以来の最高値17.36まで爆発的上昇をみたが、その後止まった。金は銀ほど強くはなく、4月18日に1359まで反騰したものの、それは4月11日(前回の★★★重要変化日4月10日の前日)につけた高値1369.40を大分下回っていた。先週見られた両金属、特に銀の反騰は、先週のコラムでも触れたヘリオセントリックの水星による射手座運行が持つ歴史的パターンに沿ったものだ。しかしながらこれは、今週に入りヘリオの水星による射手座運行後半部に向かうにつれて、貴金属の間に異市場間弱気ダイバージェンスが浮上しているということであり、それはしばしば弱気を意味する。

先週のビットコインは強く、4月20日金曜には3月30日の安値6427からの33%高で3週間ぶりの新高値、8565に上昇した。先週一番の敗者は米国債で、期近物のTノート(中期国債)は119/15に下落、2011年4月以来の最安値を記録した。Tノートの価格が下がれば金利が上昇する。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “FRBは現在の利上げがスタートした2015年終盤以来、金利を150ベーシスポイント(1.5%)上げている。したがって、銀行が付与する定期性預金やCD(譲渡性預金)の金利も似たような調子で上がることが期待されるだろう。しかし、それは間違いだ。FDIC(連邦預金保険公社)によれば、預金口座利息の全国平均は2015年9月以来、0.06%から0.07%とたった0.01%上がっただけだ。”

— Matthew Frankel
  “Banks Don’t Always Follow Fed Rate Hikes”
  The Motley Fool, USA Today 2018年4月18日付


        牡牛座の天王星が、その初期段階では銀行にとって「一時的活況期」となり、その後に「破綻」がやってくると私が考えるのは何故か? その根本的な理由が上記の引用にある。またそれは、何故私が2018年〜2025年の天王星牡牛座運行期を『狂い出す銀行』と形容したかの理由でもある(『フォーキャスト/マンデーン2018』)。

その中身は次のような流れだ。FRBが過去18ヶ月の間に政策金利を6倍(0.25%~1.5%)に引き上げたことを受けて、傘下の銀行もまたそれに従って貸付金利を引き上げている。つまり、もし変動金利型住宅ローン、住宅担保ローンまたはライン・オブ・クレジットを使っていれば、政策金利が上がるにつれて支払うべき利息も急騰してきたということだ。しかし、銀行に預金口座やCD口座を開設している場合、銀行があなたに支払う利息は全くと言っていいほど上がらない。

銀行は大儲けしているし、金利が上昇する状況で今後も盛大に利益をあげるだろう。それは彼らが貸付であなたに請求する利息と、あなたの資金を預け入れることで彼らがあなたに支払う利息との間に増大しつつある格差のせいだ。こういった状況は銀行の株価急騰として反映されるだろう。またこれは銀行に対する預金者(と借入者)の憂慮すべき抗議行動とも相関し、それが後に新たな銀行規則へと導いて天王星の牡牛座運行が終わる前に株価は急落する。天王星が入る星座宮によって支配されるセクターは、最初の2年〜5年の間に価値を上げ、その後トランシットの終了に向かって天井から下落するのが典型例だ。トランシット終了後もそれが続くケースさえある。

  ジオコズミック要因に基づいて、私は以下の様な筋書きを論証することが出来る。銀行株は2020年前後に向けて騰がっていく。その後、山羊座で起きる土星・冥王星コンジャンクションが襲いかかる。大衆が銀行と銀行家に背を向け、彼らが顧客である自分達を扱うやり方、とりわけ貯蓄口座を持つ人々への仕打ちを変えるよう要求して敵対的になる可能性は高い。

木星と土星が水瓶座入りし(2020年12月17日〜19日)、両惑星が牡牛座の天王星にスクエアを形成する2021年までに、銀行の取り付け騒ぎに火がつく。銀行は狂い出す — それまでに彼らが自分達の預金者をもっと公正に扱わない限りは。預金者や借入者を犠牲にしながら激しく歪んだ利益を得て自らの企業欲を満たすよりも、顧客満足度に気を遣おうと決断しない限りは。

木星と土星が含まれることから、こうしたフラストレーションは単に銀行と関連事業のみに留まらず、それを越えて拡大するかもしれない。深刻な社会/政治的な問題に発展する怖れが潜在している。

そして、もしそこに何らかの巡り合わせで(あるいは星々の影響により)国内の、またはグローバルな規模の金融危機が起きるなら、この流れはもっと誇張されていく。これは十分に考えられることだ。2020年〜2021年のように、土星・天王星間のハードアスペクトが成立してから1年以内に土星・冥王星間にハードアスペクトが形成されるようなケースでは、このような危機が起こりやすいのだ。

  短期的に見れば、今週は山羊座の冥王星に焦点が当たる。4月22日に冥王星が逆行に転じ、26日には火星が冥王星とコンジャンクトする。つまり冥王星力の満載期だ。冥王星は「脅威」「脅迫」「危険」を支配する。自然の猛威による穀物への脅威、テロリズム、または戦争行為による生命の危険などだ。また冥王星は「負債」をも支配することから、政府の債務問題が最前線の話題として蘇る可能性もある。もしそうなれば株、通貨、国債価格に影響を及ぼして各市場への下押し圧力となるのが典型例だ(通貨は対米ドル)。

しかし、来週開催する『MMA金融市場ウェビナー』でも論じるつもりだが、この下押し圧力は一時的なものとなるかもしれない。何故なら多くの金融、および商品市場はいまだに長期サイクルの早期段階にあり、この段階は強気だからだ。


それでは皆さんどうか良い週を!
週末のウェビナーで多くの方々と繋がりを持てることを楽しみにしている。なお、MMAの無料コラムは5月7日の週に再開するつもりだ。







訳文ここまで
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April 08, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント4/9【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年4月9日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週4月16日付のメリマンコラムはお休みさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

        “雇用統計によれば3月の非農業部門雇用者数のは+103,000人で、+193,000人というエコノミスト予想を大きく下回った。しかし、2月の雇用者数はより高く修正されており、強い成長という長期トレンドは依然として続いているようだ。”

— Jeff Cox
  “Nonfarm Payrolls Increase by 103,000 in March,
   vs 193,00 Jobs Expected”
  www.cnbc.com 2018年4月6日付


        “本来、貿易にまつわる論争それ自体を「貿易戦争」とは呼べない。貿易戦争には当然ながら貿易による取引量の低下が含まれる。米国大統領トランプの経済政策は米国経常収支の赤字、ひいては貿易量を増加させる計算になる(赤字が膨らめば同時発生的に米国の生活水準もまた膨らむ)。”

— Paul Donovan
  “The Media Headline War”
  www.ubs.com/pauldonovan


        “ドナルド・トランプ大統領は木曜、中国からの輸入に対し新たに1000億ドルの関税をかける用意があるとして北京との貿易摩擦を増大する威嚇に出た。大統領はこの摩擦の激化は北京による「不公正な報復」が招いたものであり、それは「我が国の農場経営者と製造業者を痛めつける」ものだとした。”

— Bob Davis
  “Trump Eyes $100 Billion in Added Tariffs”
  Wall Street Journal 2018年4月6日付



        先週は現行の水星逆行(3月22日〜4月14日)における中間部だったが、世界の多くの株式指数が水星逆行日付近から始まった反騰を終えた。控えめに描写しても、トレーダーや投資家は一様に大統領とその側近(その多くは彼が新しい政策を突然発表するか、彼の素早い見解の変化をツイートするまで既存政策の変更については何も知らないのだが)による矛盾したメッセージに混乱したと言える。

だがそれは完全にトリックスターたる水星の型にははまっていた。最初にこちらに向かったかと思えばあちらに向かう。途上に誰が居て何処に立っているかによって変化する。当然ながら、トランプ氏のように双子座が強調されている人物にとって水星は特に重要な惑星だ。彼は双子座生まれというだけでなく、太陽と天王星がコンジャンクトしており、天王星は水星以上に予測不能という特質を持つ。それは頭脳明晰、革新性、そして知性を表すチャートだという人々がいる。その一方で、それは常に精神的にバラバラで崩壊寸前の人物を示唆するという人々もいる。真実はその中間に存在するのではない。その突端、その両側 — 両方のレベル — の辺縁に在る。それはこの人の精神が現実だと認識する並行宇宙だ。そこに基準となる平均値など存在しない。才気煥発かクレイジーか、その両方か、その時々によって入れ替わるのだ。

        3月26日(★★ジオコズミック重要変化日27日の1日前)の安値から反騰を試みたものの、ドナルド・トランプ大統領の貿易政策と、特に中国からの輸入への関税措置がもたらす脅威に対する懸念は、引き続き世界の株式市場にとっての重石となっている。そして大統領側近達は皆口を揃えてそれはただの交渉ツールに過ぎないと言い続けている。しかしながら、元FRB副議長アラン・ブラインダーの最近の言葉でこのコラムにも引用したが『貿易戦争には激しさを増す筋道がある... これはまさに、貿易戦争がいかにして激化の道を辿るかの見本だ』。(ウォールストリートジャーナル 2018年3月15日付)

        ヨーロッパでは、ロンドンのFTSEが4月6日金曜に7214まで反騰した。3月26日には16ヶ月ぶりの安値6861をつけている。しかし他の指数と同様に、反騰後の金曜にはトランプによるさらなる中国への関税懸念を受けて下落した。ドイツのDAX、チューリヒのSMI、オランダのAEXも状況は同じだった。★★重要変化ゾーンの3月26日の安値から見事に反騰して先週終盤にトップアウトし、そして下落で金曜大引けを迎えている。

        アジアと環太平洋地域では、インドのニフティと日本の日経が見事な反騰を見せた。だが米中間の貿易戦争の見通しが先に影を落とす中国、香港、オーストラリアではそれほどの活力は見られなかった。

貿易戦争への怖れはダウ工業平均が一時的に2月9日の安値を下回るとともに、週の初めから米国の株式市場を下落させた。しかしながらナスダック総合とS&Pはそうならず、しかもダウの安値が示現するとすぐに3指数の全てが騰がり始めた — 数日前に発表されたトランプの関税措置に対する中国の報復関税に応じ、さらなる関税をかけるかもしれないというトランプの発表が報じられた金曜までは。

それはトランプによるさらなる「冷水浴びせ」だった。2日前の安値から1000ポイント以上も騰がっていたダウ平均は金曜に572ポイントを失った。二人の双子座の指導者(習近平とトランプ)によるこの報復ゲームは彼らの交渉スタイルの一部ではある。だが、彼らの太陽星座宮を支配する水星が逆行中ということから、物事は容易に脱線しやすくひと巡りして通常モードの交渉に戻ることを困難にするかもしれない。

とはいえ、二人の双子座リーダーは互いに調和的なアスペクトを持つし、ウラジーミル・プーチンに対しても同様だ。だから懸念を抱く全員にとってハッピーエンディングになる可能性を排除は出来ない。だが前回も述べたとおり金正恩はその意味でははみだし者だ。この国際的取引劇場の筋書きにおいては犠牲者の役どころになる可能性がある。トランプにとってはどんな物事であれ、これが究極の「いつものやり方」に過ぎないということかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ジェイミー・ダイモン* は巨額の資金(彼自身の計算によれば9兆ドル)が今やインデックスファンドやETFなど主要な株式指数に連動する「受動的」ファンドに投資されていることへの懸念を表明している。彼が指摘するには、それらが投資家にとって解約が非常に容易なことで『もしこれらのファンドが大きく破綻したらどうなるかを危惧するのは当然のことだ』。”

— Adam, Shell
  Dimon: Trump’s Complaints About China are ‘Legitimate’”
  USA Today 2018年4月6日付


*JPモルガン・チェースの会長/最高経営責任者

なお、USA Todayのこの記事は前半がトランプ大統領の対中国貿易政策について正しい側面があるとする内容で、後半はインフレが進み賃金上昇が続けば中央銀行は思いも寄らないスピードでドラスティックな金融政策をとる必要が出て来る(金利引き上げ)という内容。そしてそれにより
投資家はオフガードになり金融市場はよりボラタイルになるだろうという懸念を示し、その後ファンドに言及した上記の指摘が書かれている。(株式指数ETFからは2008年の金融危機以来初めて2ヶ月連続で87億8000ドルの資金が流出し債券への流入を超えたとのこと。 www.marketwatch.comより)


        マンデーン・アストロロジーの研究において、私達が貿易問題を調べる際は射手座(9番目の星座宮)と9室、そして射手座の支配星木星に焦点を当てる。「9」の原理は外国と移民を含む外国人に関連する。米国がこの領域でこれほどの困難を経験しているという事実は、マンデーン・アストロロジャーにとって驚くに当たらない話だ。トランシットの土星(葛藤、抵抗、障害の惑星)が米国ネイタルの9室/蟹座5°に在泊する木星と現在オポジションを形成中だ(1776年7月2日11:50AM ペンシルベニア州フィラデルフィアの建国図)。

まもなく土星が山羊座9°台から逆行に転じることから、米国の木星に対して土星は2018年11月まであと2回オポジションを形成することになる。貿易と移民問題は2018年11月6日の中間選挙での主要な争点となりそうだ。

この時期の土星はドナルド・トランプのネイタルの水星・海王星スクエアに対しTスクエアを形成するが、これは彼にとってこの「貿易戦争」交渉戦略に関する試練を指し示している。トランシットの土星がこのようなハードアスペクトに含まれる時は、何事も本人が望むような道筋を辿らないように見える。せいぜい上手くいって最終的には彼の思い通りになったとしても、すぐにとはいかない。そしてネイタルの火星が獅子座で彼のアセンダント上に在泊するということは、彼が忍耐を美徳とは思わないことを示す。即座に望む結果を得られなければ、多くの場合、彼は火星人になる — つまり怒り出すか、別の危機に焦点を当てるか、あるいは新たに創造し始めるのだ。今年の夏、火星がトランプのネイタルの冥王星にオポジションを形成しつつ逆行していく6月と7月は、独りのマンデーン・アストロロジャーである私が大きな懸念を抱く時期だ。

        短期的には、私達は4月7日〜18日に展開するトランシットに焦点を当てている。そこに含まれるのは4月15日に起きる牡羊座の新月、同じ日に起きる水星順行、そして翌日からのヘリオセントリックの水星による射手座運行(4月16日〜27日)だ。また、次の2日間には土星が逆行に転じ、太陽が最後に牡羊座で天王星とコンジャンクトする。


  さて水星がトリッキーな逆行運動を終えようとしている今、私達は物事がもっと落ち着いて沈静化し、成熟してくると考えたいところだ。だがこれらのトランシットはまだそうはならないことを示唆している。実際、中間選挙が終わるまでは物事がスローダウンすることはなく、レトリックに敬意の欠片が戻ることもないかもしれない。何故なら火星が逆行運動によって天王星への3回にわたるスクエア形成を行う、その中央部の時間帯に入るからだ。この火星・天王星コンビが創り出すカオスは5月16日〜9月18日まで続く。

しかしながら、この夏はいくばくかの平和と緊張緩和への希望もある。5月25日と8月19日に木星が海王星に対し都合2回の最後のトラインを形成するのだ。

今年の春と夏は、まったくもって奇妙な季節だ。精神異常めいた無秩序をもたらす火星・天王星スクエア、そして平和的で優しい質を持つ木星と海王星という、真逆の流れが作用しあう。株式市場はこれらある種の相反する力学を反映するかもしれない。例えばメジャーサイクルの底がまず示現した後、晩夏〜早秋に向かってもう一度力強い反騰が起き — そしてその後でこうしたドラマは終わりを告げるのではないかと私は今、考えている。








訳文ここまで
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April 01, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント4/2【金融アストロロジー】

レイモンド・メリマン・コラム 2018年4月2日(フリー版より)

http://www.mmacycles.com/
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 今月は都合により16日付と30日付のコラムをお休みさせていただきます。
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【メリマンさんより先週の追記が来ました】

  まず初めに先週の無料コラム中のエラーを指摘してくださった皆さんに感謝申し上げる。ジョー・バイデン元副大統領をトランプ大統領と同様の双子座生まれと書いたのだが、彼は1942年11月20日午後8:30ペンシルベニア州スクラントン生まれの蠍座だった。

実際のところ、この間違いは双子座であるペンス副大統領と取り違えたということではなかった。何故このエラーが起きたかを説明するなら、それぞれの星座宮を1/12に割るドゥワダシャムサまたはドゥワダシャムシャ*と呼ばれるテクニックの知識を要する。これについては拙著『Evolutionary Astrology : The Journey of the Soul Through States of Consciousness』で解説しているが、本の中で概説したように、このメソッドを使って星座宮の領域を分析すると蠍座最後の2.5°は双子座のドゥワッドに入る。つまり、蠍座27°30'〜30°は双子座に関連する性質を持つことになるのだ。
*ドゥワダシャムサ:ヴェーディック・アストロロジーのテクニックの一つ


≪ 先週をふり返って ≫

        “ビットコインの値動きは最悪の四半期に向かって進行しつつある。その価格は1月1日の13,412ドルから急落して3月30日には7266ドルをつけ、45%以上の下落幅を記録した... 今月のG20では、アルゼンチン中央銀行総裁がメンバーに対し「何を為すべきかについての具体的な提言」の期限がこの夏までであることを概説し、その提案をまとめるための特別委員会が7月まで設置されると告げた。ロイターによれば、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた会合の後、イタリア中央銀行の幹部は「仮想通貨は危険性をはらむが排除されるべきではない」と記者に語ったという。”

— Arjun Kharpal
  “Bitcoin Is on Track for Its Worst First Quarter Ever
   with Over $114 Billion Wiped Off Its Value”
  www.cnbc.com 2018年3月30日付


        金融市場の分野には「株や商品の値動きに報道価値が出て来るころにはその反騰ないし下落も終わりに近い」という格言がある。上に引用した記事は最近のビットコインが経験した悲哀の全貌を伝えてはいない。ビットコインは2017年12月18日に19,458ドルで史上最高値をつけ、その後急落して2018年2月6日に5911ドルをつけている。この下落はたったの7週間で70%で、2018年最初の四半期と比べればかなり大幅だ。3月30日金曜日の下値は6553ドルで2月6日の5911ドルをいまだに上回ってはいるものの、近付きつつある。

バブル崩壊の足跡を調査するMMAの研究によれば、下落後に底を打って反転回復するまでに殆どの金融市場が77%〜93%の価値を失っている。現在のビットコインはこの領域からそう遠くはないし、この水準に近付くにつれてメディアの関心も高まっている。この分なら底値では死亡宣告記事が書かれそうだ。だが、もし歴史が通常のパターンを繰り返すなら、それは回復のスタートを告げるタイミングになるだろう。

しかしながら、株式市場がまさに崩壊しかかっていると予測する者は誰もいない。それでも株式市場がすでに新たな弱気相場の苦悶の中にあると信じる向きもある。特に3月13日の史上最高値7637からわずか2週間後の3月28日に7週間ぶりの安値6901をつけた、ハイテク企業の比重が大きいナスダックに関してはそういう見方も出ている。これは殆ど10%近い急落だった。この下落で最も注目に値するのは、私達のジオコズミック研究とあまりによく一致していることだ。読者の皆さんは覚えておられるだろうが、このコラムでは3月1日〜13日を「木星力満載の期間」と名付け、株式市場の反騰を予測出来るタイミングとした。3月13日というのは3回目にして最後の木星トランシットの当日だ(太陽・木星のトライン形成)。

        MMAの次の重要変化日は金星・天王星コンジャンクションとも同期する3月27日〜28日だった。天王星はハイテク株を支配する。まるで内部にセットされた目覚まし時計に呼び起こされたように、ナスダックは3月28日 — ちょうど金星・天王星コンジャンクションの当日 — に底を打ち、翌日の木曜(その週の最終取引日)には即座に3桁の反騰を見せた。私は多くの投資家がアストロロジーなどナンセンスな迷信であり、価値あるマーケットタイミング・ツールとして考慮するには値しないと考えていることを知っている。だがここで重要なことは、こうした共時的相関性はただの偶然として簡単に無視出来ないほどあまりに頻繁に起きているということだ。自らリサーチをせず、市場が見せるふるまいの歴史を理解するために何の努力も払ったことのない人々だけが安易にこの事実を拒む。

        先週、世界の殆どの株式指数が見せたパターンはどれも似たようなものだった。つまり、全てが重要な安値をつけた後、週の終わり(木曜〜金曜)にかけてその殆どがより高値で取引されることになった。だが幾つかの市場は2018年2月の安値を割っている。例えば日本の日経、オーストラリアのASX、インドのニフティ、そしてアムステルダムのAEXを除く全ヨーロッパの市場だ。他の指数は南・北アメリカ大陸、中国と香港など、3月26日〜28日の下落時にも2月9日の安値を上回っていた。

したがって、先週安値をつけた後、そして3月22日〜4月2日のジオコズミック・リバーサル/重要変化ゾーンの終盤に入るとともに、世界の株式指数は異市場間強気ダイバージェンスの複数のシグナルを提示したことになる。さて浮上してきたこれら強気のチャートシグナルのただ中で、先週の安値からのこの反騰は続いていくのか? それとも現在逆行中(3月22日〜4月14日)のトリックスター、水星がそれを否定するだろうか?

  先週の市場の動きは国債と原油には追い風となり、サイクル新高値をつけている。だが金と銀にはあまり良くはなく、3月27日〜28日の重要変化ゾーンにトップアウトした後、木曜にかけて急落した。また冒頭で触れたように、ビットコインは先週ずっと苦しみ続けた。4月2日に火星が土星とコンジャンクトすることから、もし今反転しなければ5000ドルかそれ以下への決壊が継続する怖れがある。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “1970年代までの政治家は... 金とドルとを切り離し、他の通貨に対するドルの価値が変動するにまかせた。それが貿易赤字をスムーズに減少させるように願ってのことだった。だが正反対のことが起こった。もう固定為替相場とドルの金兌換性に縛られることがなくなった米国政府の財政規律が崩壊したのだ。連邦赤字は... ほどなく確実に積み上がり... もし米国がギリギリまで追い詰められ、貿易赤字を通して世界のドル需要を不本意ながら満たすのであれば、その解答となるのは国際通貨改革だ。それは米国の貿易をより公平な場に置き、ワシントンに財政規律を取り戻させ、無数の米国労働者を助けることになるかもしれない。”

— Sean Rushton
  “Monetary Reform Would Rebalance Trade”
  Wall Street Journal 2018年3月29日付


        “金は20世紀を通じて誤用されたことで、歴史書では不当に非難されている。これは1834年〜1913年(米国中央銀行もFRBも無かったころ)の平時における高度成長とインフレーションの記録を無視している... 大統領にとって、金本位制への回帰は米国の労働者階級を豊かにするという約束を実現するための道だ。”

— Alex X. Mooney
  “Steel and Aluminum? Let’s Talk About Gold”
  Wall Street Journal 2018年3月26日付



        今回の満月(3月31日)と火星・土星のコンジャンクション(4月2日)の後、宇宙では「合意と希望の時」とそれを追って訪れる「不確実性に覆われ本気で向き合うことに逡巡する時」が前へ後ろへ交互に入れ替わる。アイデア自体の聞こえは良い。4月7日〜17日には金星が火星、土星、冥王星にトラインを形成するからだ。だが太陽が天王星とともに冥王星にスクエアを形成する一方で、4月10日〜22日には水星、土星、冥王星が方向転換するにつれて、約束は揺らぎだす。

これは愛情関係とお金の両方に関連するが、後者は株式市場の動向に顕れる。新月とともに税金シーズンが終わり水星が4月15日に順行すると、人々の注目は新しい物事へと移行し始めるだろう。どのみちこの新月は牡羊座で起きる。そして新月と牡羊座の両方が新たなスタートを象徴するのだ。そのうえ、4月17日〜27日にはヘリオセントリックの水星が射手座入りする。金融市場、とりわけ貴金属市場はボラティリティの新ラウンドに入っていく可能性がある。そんな訳で私は「先駆ける」という真の牡羊座精神をモットーに、世界の地政学的な関心がどうシフトしていくか、その方向性を探るという挑戦をしてみようと思う。

        私達はすでに3月20日の春分に牡羊座入り(太陽)しているが、牡羊座が注目を向けさせる領域の一つが国防と軍事的地位/強度だ。トランプ大統領は北朝鮮の指導者金正恩とまもなく — おそらく4月には会談することになっている。先週、私はドナルド・トランプのような双子座生まれの性格的特徴とレトリックの使い手として言葉を操るスキルについて論じた。中国の習近平もトランプと同様に双子座生まれだ。彼らは互いを理解し敬服し合っているように見えるし、共に国際交渉(貿易交渉)に入ろうとしている。

また双方とも風性星座仲間の天秤座生まれであるロシアのウラジーミル・プーチンを理解し称賛しているように見える。プーチンのネイタルの太陽はトランプの木星上に乗り、トランプと習近平の太陽とはトラインだ。つまりこれら3人の指導者は、太陽と木星というシンプルな組み合わせでは互いに調和的だということだ。その点で仲間外れなのは金正恩で、彼は1月8日山羊座生まれだ。だが彼の生年ははっきりしていない(1982年、1983年、1984年の3説がある)。

        私がこうした事を持ち出したのは「フェアトレード」と「安全保障」に関するトランプの要求に付随して今後生じるだろう物事を理解するにあたっては、アストロロジーが重要な鍵を握ると信じるからだ。それは習近平(中国)とプーチン(ロシア)にとっても二つの重要な問題だろう。これらは互いに切り離すことの出来ない重大な国政領域だ。3人の権力者がそれぞれに「戦争屋」ではなく「平和をもたらした人物」として知られたいと欲する可能性はあるだろうと私は考えているし、ならばそこに到達するための切符は、互いに経済的メリットのある新たな通商政策だろう。

そのための手順としてはまず、初めの段階で彼らは戦力を誇示しなければならない(軍事演習などのウォー・ゲーム)。 あるいは自分が軍事力を駆使出来るタフな指導者で、もし自国民に何か不都合が起きれば 相手が何処の誰であろうと破壊する能力を持っているのだというレトリックを提示してみせる必要がある。

そしておそらくそれが、彼らをついには交渉のテーブルにつかせ、私達の殆どが今この瞬間には予測もつかないような何か大きな物事の詳細を上手く収め、良い結果を出すことに繋がるかもしれない。もしくはひょっとすると、それは私達が見たくない光景かもしれない。何故ならこの3人 — 我らが指導者達 — とその国民の間には大きな信頼の問題が横たわっているからだ。

元大統領のジミー・カーターが以前こう言ったことを思い出す。『誰もが世界平和を望む。世界平和への唯一の障害は世界の指導者達だ』。


        ハッピー・イースター! 及び素晴らしい過越祭(ユダヤ教)を、これら宗教の祝日を祝う人々のために! イースターとはキリスト教の祝日で、「平和の君(王子)」(*イエス・キリストのこと)の生涯と死を記念するものだ。それは多くの金星アスペクト(平和と調和)が今後2週間の内に訪れることを思えば、とてもタイムリーだ。


* 単なる訳者の感想として:メリマン氏自身はキリスト教徒であるため以前はよくハッピー・イースターという挨拶のみが使われていたが、昨今の多文化尊重の流れの中で、こうした表現が米国一般に暗黙の公的規範とされてきているのだなと実感する(メリー・クリスマスも今は使われなくなった)。また、金融市場の参加者でアストロロジーを有用なツールとして理解するひと達の宗教的属性はキリスト教とユダヤ教が大勢を占めているのかもしれない。






訳文ここまで
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March 25, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント3/26【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年3月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “金曜日の株式市場は投資家が米国と中国間の貿易戦争の可能性増大に嫌気したことが要因となって急落、今週みられた激しい下落幅を書き換えた。主要指数にとっては2016年1月以来最悪の週となった。”

— Fred Imbert
  “Dow Drops More Than 400 Points Into Correction,
   Posts Worst Week Since January 2016”
   www.cnbc.com 2018年3月23日付


        “はたしてホワイトハウスは貿易戦略を持ち合わせているのかという疑念が持ち上がると共に、株は下落した... 大統領とその貿易政策強硬派は、中国の態度を変えさせるというよりも罰することを欲している。これは貿易戦争へと導き全員に経済的損失をもたらすメンタリティだ。木曜の株式市場は下落によってその懸念を反映した... ダウ工業平均は724ポイント急落している。”

— “Trump’s China Tariffs”
   Wall Street Journal Opinion page 2018年3月23日付


        前回のコラムでは、市場が今非常にナーバスになっていることについて論じたが、先週の世界の株式市場はその論調を大いに裏付けるものとなった。米国では先週ダウ平均が1413ポイント下落、ここ2年で最大の下落幅を記録した。大引けは23,533で、これは2018年2月9日の安値23,360に非常に近い。S&Pもまた2018年2月9日につけた安値を割ることはなく、しかもまだ余裕がある。これは来週あたり異市場間強気ダイバージェンスが示現する可能性を示唆するものだ。つまり、ダウ平均が来週2018年の新安値をつけるが、他の2指数はそうならないという可能性だ。

他の市場も似たような急落パターンを示したが、これまでのところは中国のように2018年2月9日の安値を割ってはいない。だが他にインドやヨーロッパの殆どの市場のように2月の安値を維持出来なかった指数もあり、リバーサルの代わりにこれらの市場が次に先導役となって世界の他の市場を下落に導き長期サイクルの底に向かわせる可能性もある。

        世界の主要国間で実施される関税戦争は通常、それがどこであれ株式市場や経済にポジティブな相関性を持つことはない。今回の例ではこれが米ドルへの下押し圧力にもなる怖れがある。米ドルはちょうど14ヶ月前に16.5年サイクルの天井をつけた後、すでにここ3年来の最安値水準近くで苦しんでいる。ドルが依然として弱含みであるのに対し、金と銀は急反騰した。火曜には1310以下で取引されていた金は、金曜に1350まで舞い上がった。国債も株式市場の急落の恩恵を受け、10年国債は2018年2月9日以来の最高値水準まで反騰した。この日付は今年のダウ平均が最安値をつけた日だ — これまでのところはだが。 関税への懸念で株式市場が激しく下落した一方で、ビットコインにとっては良い週となり、先週は1156ドル騰がっている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “アタマのおかしいジョー・バイデンがまるでタフガイか何かのようにふるまっている。だが実際のところ、ヤツは心も体も弱々しい。それなのに私を脅し、二度目の暴力をふるってきた。ヤツは私を知らないが、あっという間に撃破されるね。それも終始泣き叫びながらだ。”

— ドナルド・トランプ大統領のツイート
  2018年3月22日付


        “ドナルド・トランプが実際に存在すると主張する米国の政治システム内の脅威を創出する要因は彼自身が大統領であることだ。”

— Daniel Henninger
  “Yes, Shut Down Mueller”
  Wall Street Journal 2018年3月22日付 


        直近の急落、いやそれにも増して、ドナルド・トランプのような世界のリーダーによる、おそらくは軽率に行われた決断とそれに伴って取った態度に相関するジオコズミック活動? 大ありだ。何といっても先週2018年3月22日には水星が逆行に転じている。まさにトランプが中国に対して関税を課すという決定を発表したその日だ。

アストロロジー基礎講座初級編では、水星逆行期が情報を収集し、正式な決定に至る前に他の人々とよく話し合うのに良い時期だと教えている。とりわけその決定が慌ただしく、人々を驚かせるようなものであればなおさらだ。

トリックスターたる水星は現在逆行中(後になって後悔したり予想外の結果に直面するような決定、または後で修正や変更を余儀なくされる決定を暗示する)というだけではない。逆行に転じた領域は牡羊座、すなわち衝動性と虚勢の星座宮だ。健全かつ新しいスタートを目的として話し合うことを念頭に率先して導くことなしには、全てが未熟なものに終わる怖れがある。ひょっとすると、トランプ大統領の中国に対する関税発表の狙いはそこにあるのかもしれない。彼は中国との新たな交渉プロセスをスタートさせて、「フェア・トレード」だと思われる結果を導き出そうとしている可能性もある。

        しかしながら、何故トランプがジョー・バイデンとのドタバタ騒ぎを始めたがるのかについては、私には確信がない。 今のトランプにとって、餌に食い付いても何も良いことはない(この状況が獅子座のアセンダントに火星を持つ人物にとって問題だという意味ではない — 彼の心の中では、自分はタフガイに見えなければならないのだから)。

水星は双子座を支配し、バイデンとトランプの双方が(習近平もだが)双子座生まれだ。そして水星は闘争好きの牡羊座(支配星は火星)で逆行している。それを考えると、エンターテインメントとして見る限り、非常に面白いことになるかもしれない。例えば二人の双子座がリングに上がり互いに闘うぞと脅しをかけ合う状況を想像出来るだろうか? 双子座は言葉の使い手として知られている。武勇や腕力ではない。そんな試合では、各自がそれぞれ勝手に勝利を宣言するかもしれない。それは言葉を用いた脅し合いの戦争であり、実際に相手に手をかけることはない。

        だが今は現実に戻ろう。今、全体を覆う不安定で対立的な雰囲気は、先週も述べたようにあと10日間は続く。そして火星・土星コンジャンクションが終わる2018年4月2日までは終わらない。この期間中、牡羊座を運行する太陽もまた火星に対しスクエアを形成し(3月23日〜28日)、金星は冥王星にスクエアを形成した後、天王星とコンジャンクトする(3月23日〜28日)。これはある種の株がこれから10日のうちに底を打つ可能性があるという以外は、株式市場にとって良くない兆しだ。

        そんなわけで、皆でトランプ対バイデンの試合結果に賭けるほうが良いリターンを得られるかもしれない。だが、もしあなたがこの水星逆行期に市場で大儲けをしようと試みるなら、非常にすばしこく動くことが肝心だ。しかもそれと同時に、他の人々があなたの前に撒く餌にはあまり反応しないほうが良い。

とにかく行動に移す前によく考えることだ。水星逆行下では、フェイントや偽の買いサイン、売りサインが頻繁に出現する。支持帯や抵抗帯が破られたかと思うとその後突如として反転し、1日〜4日経ってまた繰り返される。注意深くしていないと、トリックスターたる水星が突然の紆余曲折であなたの頭をクラクラさせるだろう。しかも水星が逆行しているのは火星が支配する牡羊座だ — その火星は土星に近付きつつある — これは自分の言葉や行動に注意深い状態を示唆するシグナルではない。

だが、あなたはそれを上手に使うことも出来る。誰の手助けも必要としないプロジェクトを黙々と進めることだ。この時期は他者の存在があなたの取り組みの障害となる可能性がある。そう、独りで進むのだ。







訳文ここまで
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March 18, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント3/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年3月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “FRBの会合を来週に控えて一時的に騰勢を見せているとはいえ、貿易戦争の激化に対する懸念は長期的にドルに悪影響を与えるかもしれない。FRBが来週水曜に1/4ポイントの利上げを実施するだろうという市場の見込みによって、ドルはある程度支えられている。だがドルはまた他のニュース、例えば中国との貿易戦争の脅威や、国務長官レックス・ティラーソンの離脱に続いて他の閣僚級もトランプ大統領によって解任されるという噂など、度重なる閣僚入れ替えの騒動によって痛めつけられてもいる。”

— Patti Domm
  “Trade War Scare Could Bring on a Dollar Slump”
  www.cnbc.com 2018年3月16日付


        “まず最初はスティール・ビーム(鉄骨)、そしてジム・ビーム(バーボンウィスキー)ときて、その挙げ句にビーマー(BMW車)だ。 思い出してほしいが、関税というものは有効な税金であり... 貿易戦争は激化への道を辿っている。新たな関税発表の直後、EUは米国のバーボンに罰金を科すと警告した。トランプはそれに応じて米国はヨーロッパ車に関税を課すかもしれないと答えた。これはまさに、貿易戦争がいかにして激化していくかの見本だ... トランプ関税はまた、他のどの国々よりも米国の同盟国を厳しく不当に取り扱っている... 米国への鉄鋼輸出トップ3はカナダ、ブラジル、そして韓国ではないか。”

— Alan Binder
  FRB前副議長
  Wall Street Journal 2018年3月15日付


        市場は非常にナーバスだ。ドナルド・トランプが特に中国と、そして私達の緊密な貿易相手国に対して高関税をかけるつもりだと発表して以来、市場はこのところ2週間でより神経質な反応を見せるようになった。前週の国家経済会議委員長ゲイリー・コーン辞任に続く、先週の国務長官レックス・ティラーソン解任により、今後まもなく他のトランプ政権内の大物も続々と離脱するのではないかという予測と共に、その緊張感は益々高まった。こうした全ての不安定性と不確実性のただ中で、世界の株式市場はそれぞれに独自の不確実性と不明瞭さを提示することになった。各市場は反騰を試みるも、新高値をつけたりそれを維持するには四苦八苦という様相だったが、急落するかと見えても重要な安値を割ることもなかった。

        先週は火曜早めにナスダックが史上新高値まで反騰したが、ダウ平均もS&Pもそれに追随することはなかった。その後全てが下落したが、他の2指数が弱々しい回復を見せたにもかかわらず、とりわけ週の終わりにかけてのナスダックが顕著に下げた。ダウ平均、日経、DAX、ハンセンを含む世界の殆どの指数が2月27日につけた高値(その前月の高値をはるかに下回っている)を超えることさえ出来なかった。これは複数の異市場間弱気ダイバージェンスが示現したことになる。市場はナーバスだ。もしかするとこれは、黄道帯最後の星座宮 魚座の終盤度数に太陽が在泊するせいかもしれない。

それは一つのサイクルの終わりを示すと共に、太陽が牡羊座入りすることで新しいサイクルのスタートともなる。北半球では冬が本格的に終わりを告げ、春が始まる。だが魚座に在る限り、私達は終わりを把握することが出来ない。明瞭に見えることなど何もなく、神のみぞ知るということになるが、それもまた幻想ではないかと私達は疑う。 何故ならこの時期は一般的に信条や信念、信頼の危機を示唆する時だからだ。それは自分自身への内的信頼の危機か? それとも自分達の指導者に対する信頼の危機なのか? 今 確かなのは今後の株価の方向性に対する信頼の危機であり、それは自国と世界の経済が将来進む道への信頼感の危機と関連している。そして机上では貿易戦争の可能性が取り沙汰され、グローバル企業の会議室では対応策が議論されている。

だがひょっとするとこれは、新しく国家経済会議委員長に任命されたラリー・クドローが言うように、またもやトランプ大統領による戦略的交渉戦術の一環であり、その目的は貿易に関してより有利な取引条件を引き出すためなのかもしれない。あるいは、ウォールストリートのコラムニストであるペギー・ヌーナンが書いているように、
        『あなたはこう思う。「ある程度これは上手くいっている。だがある程度... 彼は狂っている」 その後あなたは一人の指導者としての人生を通じて学んできた全てを悟る... それはこう告げている。「狂気は続かない。狂気は最後までやり抜くことがない。狂気は不安定要素であり、不安定な状況でそれを解き放てば暴発する」そこであなたは不安になる。遅かれ早かれ何か悪いことが起きるだろう... 中道派と穏健派の人々はトランプ支持者が見ようとせず見ることも出来ない何かを目にしつつある。』

(Wall Street Journal 2018年3月10日〜11日付)
ということなのかもしれない。

        一方、もし彼が地球上で最も賢い男なら、いやそれにも増して「駆け引きの技術」を真に修めた例外的な交渉者であるとするなら、米国とその同盟国は経済と株式市場の強力な上昇局面寸前にあるのかもしれない。それには自由世界のリーダーに対する莫大な信頼を必要とするが、これがまた多くの人々にとって信頼の危機を体験するもう一つの原因となっているのだ。言わばのるかそるか、イチかバチかだが、この場合は両方を順に経験する可能性が高い。2018年〜2023年に展開する土星、天王星、冥王星サイクルの歴史がそう告げている。これについては『フォーキャスト2018』(および『マンデーン2018』で論じたとおりだ。

        さて、この不安定さと神経質な緊張感はきっと貴金属にとっては強気だろうと思う人がいるかもしれない。だが、そうはならなかった。金はいまだに1310〜1315の間でホバリング中だし、銀は金曜に16.20まで下落している。両方とも3月1日の★★★重要変化日に記録した今年の安値近辺だ。ビットコインは3月15日に7670に下落、2月6日に5911で底をつけて以来5週間ぶりの安値水準にある。そしてその安値からはたった1日の内にすでに12%反騰している。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫




欲しいものが  いつも手に入るわけじゃない

でも  たまには  試してみればいい

そしたら  もしかして  わかるのかもしれない

必要なものなら  手に入るってことがさ

— The Rolling Stones
  “You Can’t Always Get What You Want” 1969年


        3月13日に起きた最後の木星トランシットは、木星力満載の時間帯であった3月1日〜13日の間続いた株式市場反騰の終焉と同期した。現在、私達は多くの市場におけるリバーサルに歴史的な相関性を保持する新たなトランシットのシリーズに向かっている。中でも最も注目すべきは3月22日の水星逆行、そして3月23日の金星による冥王星へのスクエア形成と28日に起きる天王星とのコンジャンクションだろう。この全てがそれぞれに70%〜80%の頻度で前後4取引日のうちに米国株式指数における4%のリバーサルと合致し、その影響力のオーブは3月22日〜28日までオーバーラップしている。

太陽がまだ魚座を運行する3月20日火曜までは、投資家にとっては解りにくい状況だろう。しかし水星が3月22日〜4月14まで逆行に転じることから、それを過ぎても霧が晴れることはなさそうだ。 政治家も銀行も、熟慮を経ないままに何かを決断する誘惑に駆られるかもしれない。するとその後に調整しなければならなくなるか、またはその期間中、もしくは期間直後に予期せぬ結果に見舞われる。人々が知性的な決断を下すためには、必要となる全ての情報を集めるための時間が必要だ。この時期は情報を集めるために時間を使うのがベストだが、それによって最終決定を下す必要はない時間帯だ。特にあなたが気の変わりやすい双子座で、いくつか選択肢を残しておきたいならなおさらだ。

        また現在、市場参加者達が経験している神経質な緊張感のレベルを持続させる新たな要因も出てきそうだ。3月24日〜29日に太陽が火星と土星にスクエアを形成し、その後4月2日に山羊座で火星と土星が好戦的なコンジャンクションとなる。物事を迅速に進めようとする人々にとって、これはフラストレーションの溜まる時期だ。時がおのずと熟す以前に物事を押し進めようとしても何も良いことはない。それを試みる者が通常体験するのはまず欲求不満、そしてその後は怒りだ。

この期間はただ自分自身のプロジェクトに集中して懸命に取り組み、それを落ち着いて急かされずに正しく完遂していくことだ。また、あなたを助けることに関心のない他者や、自分のことに精一杯であなたのために時間を費やせない他者からの助力を期待したり頼ったりしてはいけない。これらの惑星コンビネーションの下で成功を収めるには、自立と自給自足の精神の両方が必要だ。 一方、失敗に終わる人は他者に対する要求が多く、人々からの承認を期待して過度に依存する傾向がある。その結果として望むようなサポートや支持を得られない時、彼らはそれに我慢ならず過剰反応を起こす。

 
       4月初旬を過ぎるあたりからは緊張感も弱まり、雰囲気は和らいでくるだろう。それまではイライラしないよう気をつけてほしい。深い呼吸をこころがけ、仕事に集中し(だがやり過ぎないように)、自分自身の計画に忠実でいよう。あなたはいつだって必要なものを手に入れることが出来るのだ。もし時折、淡々とそれを試してみるならば。







訳文ここまで
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March 11, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント3/12【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年3月12日(フリー版より)

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≪ 先週をふり返って ≫

        “雇用統計によれば非農業部門雇用者数は前月比313,000人の増加、ウォールストリートの予想をはるかに上回り... ロイターのエコノミスト調査では非農業部門で約20万人の増加と見込んでいた。一方時間あたり平均賃金の伸びは予想をやや下回り前月比0.1%増、前年同月比では2.6%の伸びとなった... トランプ大統領は木曜に鉄鋼とアルミニウムへの高い関税措置を発動する2枚の文書に署名した。この措置は15日以内に発効し、鉄鋼には25%、アルミニウムには10%の関税をかける。しかしカナダとメキシコについては現況で除外された。その間、米国の現職大統領は北朝鮮の指導者金正恩と5月までに話合いの機会を持つという招待に応じている。”

— Alexandra Gibbs
  “Two-Year Yield Climbs Back to 9-Year High After Strong Jobs Report”
  www.cnbc.com 2018年3月9日付


        “『私は衝突が大好きなんだ』大統領は火曜日にこう語った。『違う観点を持った二人の人間を側に置くのが好きだし、そうすれば必ず衝突が起きる。そこで私が物事を決めるんだ。確かに私は争いを観察したり眺めるのが好きだし、それが一番良いやり方だと思っている。』”

— Rebecca Ballhaus
  “Trump Defends West Wing Turnover: ‘I Like Conflict”
  www.wsj.com 2018年3月6日付


        政情においても世界の株価においても、またもや高値と安値に揉まれる異例の週となった。3月6日にドナルド・トランプ大統領の側近で国家経済会議委員長、ギャリー・コーンが辞任したが、トランプによる新関税の厳しい税率が発表されたのはその前の週だった。これは週半ばに世界の多くの株式指数を厳しい下落へと導いた。

しかしながらそれは、★★★CRD(重要変化日)である3月1日と同期した3月2日〜5日の二番底を下回ることはなかった。そして木曜の発表だ。韓国の国家保安室長 鄭義溶(チョン・ウィヨン)によれば、北朝鮮の指導者金正恩が「...出来る限り早期にトランプ大統領に会いたいという切望を表明した...」(Amanda Marcus and Christina Wilkie/www.cnbc.com)という。そしてトランプはその申し出に合意した。

これを追って金曜には非常に強い雇用統計が発表されたことで再び株価は勢いづき、2月9日が新プライマリーサイクルのスタートだったことが確認された。そんなわけで、経済は強さを示し続けている。世界の平和にとって最も大きな脅威の一人だった人物は、去年の猛々しい言い争いを経てトランプ大統領と会う機会を持つことに合意している。トランプ政権の中枢を担う人々が彼自身の招く衝突のさなか、彼だけがそこからエネルギーを得ているように見える中で、政権から離れていく動きは止まらない... もしかしたら、彼は世界で一番賢い男なのかもしれない。彼は双子座だ。そして双子座は知性 — そして「知」から生まれる複数の方向性を持った思考を支配する。

  先週伝えられた良いニュースは、3月1日〜13日に発効した豊かな木星のアスペクトによく合致していた。先週述べたように、

“この期間は木星成分がたっぷり注入される時期で、2月9日の安値が本当に急落の終焉だったのか、あるいは再度の下げが待っているのかを見極める鍵となるはずだ。2月9日にかけての大幅な急落もまた木星が満載の期間だった。だがその違いは、2月初めが古いサイクルの終了期であり、市場が弱気に傾きやすいという特徴を持っていたことだ。しかしながら、通常の木星トランシットは弱気というよりは強気であり、とりわけ新しいサイクルの初期段階ではその傾向が強い。したがって、もし2月9日がサイクルの終焉であるなら、私達は現在新しいサイクルの初期段階にあって状況はより強気に傾くことになる。木星が誇張の原理と関連することを考慮すれば、サイクル初期段階なら市場は上方に舞い上がりそうだ。”

  3月9日金曜、ダウ平均は400ポイント近く上昇したが、依然として2月26日月曜に記録した暴落前の高値25,800には届いていない。世界の他の指数も同様だ。つまり、多くの市場が2月9日に底をつけ、2月26に向けて強力に反騰し、3月2日〜5日にかけて急落した後、複数の木星トランシットが訪れるこの時間帯に至るにつれて再び反騰しているということだ。

しかしながら、木星が強調される時期は貴金属、国債、そしてビットコインにはそう良い顔を見せなかった。国債の場合は、株価が騰がり好調な経済ニュースが出ることはやがて金利が上昇することを意味する。株価の高騰と国債価格の下落というセットは、有利子資産ではない貴金属やビットコインにとっては幸先が悪い。ビットコインの場合、3月5日月曜につけた週の高値11,687から下落して3月9日金曜には8366に沈んだ。28.4%の下落だ。もしあなたが短期決戦のトレーダーなら、ビットコイン市場とそのボラティリティを愛さずにいられないだろう。

月曜から金曜にかけての急激な下落は、過去4年にわたるビットコイン価格の変遷と太陽・月の相関性によく合致していた。これについては木曜に講読者向けに無料で開催した「レイが答える質疑応答ウェビナー」で論じている。もしあなたがMMAの講読サービスを契約していて3月8日のウェビナーに参加出来なかったなら、収録データを送付するので私達にコンタクトしてほしい。とても良い内容だった!



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ビットコインのコンピュータ・コードは2009年1月3日に匿名の通称サトシ・ナカモトによって公開された。それはどんな中央集権的体制にも依存することなく取引を完了する手際良い方法を参加者に与えた... 創始者は後にこう書き記している。『従来の通貨が抱える根本的な問題点は、通貨として成立するためには信用の裏付けが全てということだ...』 ビットコインは経済政策を遂行していくにあたって新たに生じる不確定性に対し、とりわけ敏感に反応する。”

— Kevin Warsh, 前FRB理事
  “The Meaning of Bitcoin’s Volatility”
  ウォールストリートジャーナル 2018年3月8日付


        木星が絡むトランシットの時間帯である3月1日〜13日は火曜に太陽がワクシングトラインを形成することでついに終わる。先週木曜の講読者ウェビナーで述べたように、これは前後4取引日のうちに起きる4%かそれ以上のリバーサルとの歴史的相関性に対し75%の確率を維持する22種の惑星シグナルの1つだ。またこの事については拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』においても詳説している。そして通常、これは上向きの動きだ。

3月2日金曜につけた安値24,217から4取引日のうちに、ダウ平均はすでに4%の反騰水準に達している(4%なら25,185までの騰げだが、先週金曜には435ポイント騰げて25,335で引けている)。それがこのシグナル発効時間帯の最終日である3月17日金曜に向けて今後4取引日のうちにトップアウトするかどうかを見てみよう。

  さて株式指数の現況のボラティリティを強調するかのように、前述した22種のボラタイルなジオコズミック・サインのうち、もう2種類が今月終わりまでにやって来る。

3月23日、金星が冥王星に対しワクシングスクエアを形成、その後3月28日には金星・天王星コンジャンクションが起きる。株式市場や国政の舞台にもう少し安定した落ち着きが欲しいとあなたが望んでいるなら、3月はその希望を叶えてくれる月ではなさそうだ。だが、もしあなたがトランプ氏のようにボラティリティと衝突が大好きなら、3月はあなたのための月だ。トランシットの天王星が牡羊座の終盤度数をラッセル車のように進み続け、同時にニューヨーク証券取引所(NYSE)の木星・海王星コンジャンクション(牡羊座—天秤座/23°〜27°)にオポジションを形成するというのだから、格別だ。

こうしたボラティリティは、牡羊座最後の新月が同じ牡羊座の天王星近くで起きる4月の半ば頃には沈静化してくるかもしれない。その後5月15日には、84年天王星サイクルにおける天王星の牡牛座入りが起きる。

それは、私達が今を生きる上で大いなる体験の機会を得た「グレート・リセット」の時代に新しい章を付け加える、その幕開けとなるだろう。






訳文ここまで
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February 25, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント2/26【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年2月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
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【お知らせ】
来週3月5日付のメリマンコラムは時間の都合によりお休みさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

今週のこのコーナーは抄訳とさせていただきます。m(_"_)m

  • 先週の市場動向は魚座とその支配星である海王星が目立つ時に典型的に見られるものであった。→不確定性と受動性
  • 投資家は「これはブルなのかベアなのか?」と訝るが、この場合は水中で安全な経路を目指し、大きすぎるリスクはとらない「魚」だと言える。
  • 殆どの株式市場は2月9日に終了した騒々しい急落の後、先週2月19日~21日に最初の戻り足を見せつつ終わった。
  • だが反騰の勢いはいまひとつで、金曜のダウ平均が350ポイント騰げたとはいえ、まだ直近の下げが本当に終わったかを確認するには至っていない。
  • 世界の他の株式市場はまるでのんびりと一服でもしているかのようだ。海王星と魚座はリラックスすることを望み、ストレスを避けるために皆と仲良くすることを選びがちだ。だから地合いとしては合致している。もちろん、のんびりし過ぎているうちに突然予期せぬ何事かが起きれば、受動的な気分は吹っ飛んで一挙にヒステリーとパニックに豹変しがちだが。
  • それでも一部の市場はよく騰げていた。ブラジルのボヴェスパとロシアのMICEXは史上新高値をつけた。二つの市場の共通点とは何だろう?
  • 中国の上海市場とオーストラリアのASXもよく反騰して殆どおおよそ週の高値引けとなっている。
  • 2月9日の急落後に殆どの市場が反騰したにもかかわらず、先週の出来高は下落時と比べてパッとしない。この事一つを取ってもあまり好ましいとは言えないシグナルだ。
  • 米国10年国債先物の利回りは3%に近付いている。山羊座の土星の特質と山羊座的なFRBの相関性から、ひょっとすると今後2年近くは引き締め政策が続く可能性があり、まもなく120近辺に存在する鉄壁の支持帯を下抜くかもしれない。これは株式市場を暴落させるという説もあるが、私はそれほど確信はない。
  • 段階的な利上げはここに至っても将来の経済にとっては健全だ。米国の貯蓄生活者にとっては金利分を再び以前のように消費に回すことが出来るようになる。貯蓄と消費のバランスが取れることから、ひいては銀行と企業もその恩恵を受けることが出来る。ちょうど最近の企業に対する税制改革がそうであったように。
  • ただし4%となればもっと現実的な懸念が生じ、2〜3年のうちに10年国債の利回りが6〜7%程度になる可能性が考えられる。そこまで行けば当然のように金融セクターは落ち込むだろう。その後金利は再び下がり始めると思うが、それはあくまで現在知られているような独立性を保った機関としてのFRBが存続していることを前提とした話だ。
  • ・・・その他ビットコイン、生牛先物(牡牛座入り前の天王星)、金と銀(海王星と魚座関連)についてその動きに軽く触れています。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        先週の市場を彩った海王星と魚座の不確実性と方向性の欠如という質は、3月1日〜3月13日の間に木星とその誇張的な特質が持つ粗野な原動力へと道を譲っていくだろう。もしこれが2月9日につけた安値から始まる新しいプライマリーサイクルのスタートなら、この時間帯は株式市場にとって非常にポジティブなものとなるかもしれない。それは木星と海王星に支配される原油のような一部の商品市場についても同様だ。原油は2月9日と14日につけたダブルボトム58.07と58.20/バレルから非常に良い立ち上がりを見せ、2月23日金曜までにはすでに63.73まで騰がっている。これは10日足らずのうちに10%値上がりしたことになる。

木星が強力な期間は3月1日の金星からのトラインで始まる。スピリチュアルな傾向を持つ一部のアストロロジャーはこれを「豊かさの法則」アスペクトと考えている。つまり、無限の豊かさ(または資金)のために自分自身に小切手を切るという儀式を通して自分が欲しいものを視覚化するための時だ。もちろんこれは効く! もし心配なら自分の代わりに私宛に小切手を切ってくれてもいい。私はそれを確実かつ適切に預金しよう。(強力で堅物の土星タイプの人達には、これはジョークのつもりだと知っておいてほしいのだが...)

        3月4日、海王星が強調された局面が魚座の海王星と太陽のコンジャンクションを皮切りに緩和されてくる。3月8日には木星が逆行に転じることから、大神ゼウスの楽観性と誇張という特質が強く前面に押し出される。そして3月13日、太陽がついに木星に調和的なトラインを形成する。これは木星から投与される主要な薬の一服であり、2月9日の安値で本当に急落が終わったのか、それとも次の下落段階が待っているかの鍵を握るだろうアスペクトだ。2月9日の大下落もまた木星が目立つ期間だった。しかしながら、2月初め頃と今回との違いは、前者が古いサイクルの終わりに来ており市場が弱気になりやすい時期だったことだ。

        サイクル終了期の強力な木星は弱気を呼ぶ可能性を持ち、突然のパニックへと導くことがある。しかしながら、通常なら木星トランシットは弱気よりも強気に傾きやすい。まして新しいサイクルの始まりであればなおさらだ。したがって、もし2月9日がサイクルの終わりであれば、現在はより強気の条件が整った新サイクルの初期ということになる。木星が誇張の原理と関連することを考慮するなら、新サイクルの始まりであれば市場は上向きに舞い上がりそうだし、いまだに古いサイクルの最終部分にあるならもう一度崩壊するということだ。

ファイナンシャル・アストロロジャーは、一つのアスペクトや他のジオコズミック要因が実際にどう展開していくかを見切る上で、アストロロジーのみならず、それ以上の知識を身に付けていなければならないという理由がこれだ。その市場固有のサイクルが現在どんな局面にあるのかによって、結果は全く異なるからだ。もしサイクルがまだ若ければ、木星は強気だ。だがサイクルが老いていれば、木星は弱気に傾きやすい。そしてそのどちらのケースにおいても、木星は原市場価格の動きを誇張するだろう。

        ところで、ドナルド・トランプ大統領は非常に目立つ木星を自身のネイタル・チャートに持っている。彼はちょうど3月1日〜13日とよく似たような木星シグナルの下に生まれているのだ。というのは、彼のチャートでは木星が滞留しながらネイタルの太陽にトラインを形成しており、しかも彼の感情を司るネイタルの月は射手座に在って木星がその支配星なのだ。 木星は大いなる誇張に加えて大いなる幸運にも関連する。彼のプログレスの金星は、2018年の大半を彼のネイタルの木星の上で過ごす。つまり個人としての彼にとって今年は「豊かさの法則」の年であり、大いなる富 — もしかすると彼の人生で最大の利益 — が生まれるかもしれないということだ。

一方、彼のネイタルの水星・海王星スクエアに対しては、トランシットの土星がTスクエアを形成する。ということは、今年は彼にとって最大の「倫理上の試練」に直面する年になるかもしれないということだ。水星・海王星のハードアスペクトは常に、自分自身に関する事実を正しく保ち、同時に他者にも彼らの真実を正しく保つ責任を課さねばならないという試練を示唆する。つまりは現況、巷を賑わせている「フェイク・ニュース」騒ぎとなる。だがよりフェイクなのはどちらの側だろう? 思うにどっちもどっちなのではないか...と私は疑っている。







訳文ここまで
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February 18, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント2/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年2月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “我々は以前から今に至るまで、変わらず明確にこう主張してきた。金利上昇と市場ボラティリティーの高まりが見える時代にバランスシートのリスクを抱える行為は市場の上昇を抑えると共に著しい下押し傾向を生む。”

— Andrew Lapthorne
  Société General 2018年2月12日付


        “『健全な財政政策としては(トランプの予算案は)失敗だ。』今週、特に保守系として知られるヘリテージ財団の財政分析シニアアナリスト、ジャスティン・ボウギーはこう語った。トランプ政権が今後10年の内に連邦政府予算の均衡を達成すると提示したのはまだ去年のことだ。『この計画は国に新たな7兆ドルの債務を付加することになる。これはオバマのような金遣いの荒い大統領でさえ企てたことがなかった規模だ。』彼は続けた。『米国の賃金と物価のインフレは足早に上昇しつつあり、これが金融市場への強力な下押し圧力となっている。』 ソシエテジェネラルのグローバル戦略担当、アルバート・エドワーズはそれに加えてこう続けた。『後に分析すれば、トランプ大統領によるバカげたタイミングの景気刺激策が金融崩壊の切っ掛けを作る鍵だったことが明らかになるだろう。』”

— Natasha Turak
  “Foolhardy” “Ludicrous,” and “The Dumbest”
  www.cnbc.com  2018年2月15日付



        とにもかくにも非常に驚きに満ちた3週間であった。1月終盤(23日〜31日)、世界の多くの株式市場が史上新高値や数年ぶりの高値に舞い昇った。その2週間後の2月9日、株式市場が10%かそれ以上の急落を見せるにつれて多くが数年ぶりの新安値をつけた。その前日となる2月8日に私達が講読者に送った株式市場の特別リポートは全ての講読者に対し、これからいつどんな瞬間にも起こり得るリバーサルに準備しておくことを薦めた。プライマリーサイクルが引き延ばされ(期限越え)ており、ボトムをつける理想的なタイミングがその当日あるいは翌日(2月9日)だったからだ。それは2月4日と10日に月が誇張のサイン射手座に在り、木星(射手座の支配星であり誇張のシンボルでもある)にスクエアを形成する太陽と金星に勢いを与えていたからでもある。特別リポートを出すにはこれ以上のタイミングは無かったろう。

これは、特定のサイクル構造が効力を発揮するにあたってはアストロロジカルな要因が必要であることを明確に示すケースだった。通常であれば、太陽と金星による木星へのアスペクト形成は、たとえ月が射手座を運行中だったとしてもこれほど強力なリバーサルとの相関性を見せはしない。しかしながら、サイクルから見ればこれは一つの時間帯がまさに終焉を迎えて株式市場がボトムをつけるタイミングであり、それと時間的に連動するジオコズミック・サインは近隣にこれのみだった。したがって、いつも以上の重みを持って作用したことになる。

だが先週述べたように、この爆発的事態は天王星トランシットが牡羊座・天秤座23°〜27°台に在泊するニューヨーク証券取引所設立図の土星にコンジャンクションを形成し、天秤座の木星と海王星にオポジションを形成する時間帯の中央部で起きてもいる。特に史上新高値や数年ぶりの高値をつけた直後、突如として起きるドラマチックな下落との相関性を持つのはやはり天王星だ(とりわけ牡羊座に在泊する時)。

世界の株式市場をざっとふり返ってみれば、最近起きたことが明らかになるだろう。アジアと環太平洋地域では、インドのニフティと香港のハンセン指数が1月29日に史上新高値をつけ、中国の上海指数も同じ日に2年ぶりの最高値に舞い上がった。日本の日経平均は前週の1月23日に26年ぶりの高値をつけ、オーストラリアのASXは1月10日、10年ぶりの高値をつけてトップアウトした。MMAの特別リポートが出された翌日の2月9日、中国の上海指数はたった2週間の内に14.6%、香港のハンセンは13%下落した。ニフティとASXは2月6日〜9日まで下がり続けたが、2桁には達しなかった。日本の日経は2月14日まで下落が続き、1月23日の高値から13%落ち込んだ。そして全てが先週の安値から力強く跳ね上がっている。

ヨーロッパにおいても同様の流れだった。ドイツのDAX、チューリヒのSMI、ロンドンのFTSEの各指数には全て1月16日〜24日に史上新高値が示現している。そしてその後それぞれに2月9日の数ヶ月ぶりの安値まで下落した。結局DAXは11.7%、他の指数は9.2%〜9.9%を失っている。

米国ではダウ平均が1月26日につけた史上最高値26,616から2月9日に23,360まで下がり、下落幅は12.2%となった。ナスダック総合は1月26日につけた史上最高値7505から2月9日の安値6630まで、11.65%下落している。そして先週の安値からは全てがスムーズな反騰を見せている。

  また株価と同様に注目に値したのは国債価格の下落で、これは上昇し続ける金利と同期した。米国10年国債先物は2011年4月以来の安値120/01まで下落している。だが皮肉なことでもあり、かつ市場間の相関性が変化していることの象徴となったのは、米ドルもまた2014年12月以来の最安値水準に落ち込んだことだった。これらの価格の動きが正反対の方向を向いていたのはそれほど以前のことではない。そしてこれは、健全な兆しではない。

これは投資家が米国経済の先行きに懸念を抱き、より良い投資先を海外に求めていることを暗示している。またこれは、トランプ政権によるバランスを欠いた予算の結果として生じる将来の連邦負債という問題をも指し示している。この予算には支出と負債見越し額の驚くべき増加が見られる。共和党なら全身全霊で阻止すべく闘うはずだった内容だ。 政党の「公約」と「偽善」という言葉の間には、もはや違いなどないということか? これは土星・冥王星のバルサミック・フェーズにもよく合致する事象で、土曜のフォート・ローダーデールの講演および直近の2018年フォーキャスト・ウェビナーで論じた話題でもあった。

        もう一つ、重要な動きを見せた市場はビットコインだった。この暗号通貨は2月6日につけた安値5911から急騰し、2月15日金曜には10,000以上をつけた。1週間のトレードとしてはなかなか悪くない(70%の上昇)。それでもまだ、たった2ヶ月前の12月18日につけた史上最高値19,458から見ればはるか下方だ。これはなかなかエキサイティングな市場であり、また天王星との相関性を持つことを示唆してもいる。

分裂と新しさの惑星である天王星が今後、お金と通貨の星座宮である牡牛座に入居した時には非常に興味深いことになりそうだ。また牡牛座は畜牛をも支配するが、期近の生牛先物は130.32と年初来新高値をつけている。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        さぁ、これからどうなる? こう質問される頻度は今後、「海王星」と「魚座」 — 不確定性と疑念の惑星と星座宮 — が強調されてくると共に、ますます増しそうだ。これら二つのジオコズミック・ファクターはまた「原油」と「医療」に関連することも頭に入れておきたい。

2月17日土曜、射手座の火星が海王星にスクエアを形成する。これは何やら偽のデータに基づく誇張された威嚇や脅しといった感じの物事を示唆するが、おそらくそれは、関連する盟約から著しく逸脱した誰か、または何らかの存在によって為されるのかもしれない。

またこの日は水星(情報)が魚座(明瞭さの欠如)に入居する日でもあり、その翌日には太陽が魚座入りし、金星(お金)は2月21日に海王星とコンジャンクトする。3月4日には太陽・海王星のコンジャンクションが起き、水星と金星の両方が3月6日に牡羊座に入居することから、こういった不確実でコントロールが利かず、責任の所在も不明というモヤモヤとした風潮は3月4日~6日あたりまで残存するだろう。

  そんなわけで、これからの2週間は、海王星と魚座がもたらす不合理な活況と現状への自己満足との闘いになるかもしれない。つまり、市場が反騰を続けるにつれて人々が2月2日〜9日に起きたばかりの現実を忘れ果てるといった状況と、市場が2月2日〜9日の出来事を連想させるもう一つの深刻な気絶状態に陥って生まれるヒステリーとパニックのフォースとのぶつかり合いだ。どちらが支配的になるかについて、私には確信がない(このような力学が働いている時、誰が確信を持てるだろう?)。互いに矢継ぎ早に切り替わりながら、二つのテーマが両方とも顕現することさえもあり得る。

だが私は次の事を知っている。2月9日につけた安値で、ダウ平均の2週間にわたる3256ポイントの下落は終わったが、これはプライマリーサイクル中の非常に遅い時期だった。それに加え、米国では退職金口座の資金調達シーズンが始まりつつある。つまり、新しい資金(おそらくは記録的な量)がまもなく株式市場に流入してくるということだ。思うに、この新しいプライマリーサイクルが十分進行し、IRA(個人退職勘定)の資金流入シーズンを過ぎるまでは、ロングよりもショートを保持する方が危険は大きいだろう。

これは全て流動性の問題であり、私自身はFRBの最近の金利引き上げ政策と緩和プログラムの中止がまもなく流動性の収縮をもたらすだろうと考えている。 だがたとえそうであるにしても、3月〜4月まではそれほど顕著には顕れないだろう。こういった資金は全て、どこかに流れ込む先を見つけなければならないのだ。そして米国経済は、土星・天王星と木星・海王星のウェイニングトラインの最後の正確な形成が完了する8月±2ヶ月までは まだまだ好調そうに見える可能性がある。







訳文ここまで
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February 11, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント2/12【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年2月12日(フリー版より)

翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “米ドルは金曜に上昇し、主要通貨バスケットに対しおよそ15ヶ月ぶりに最強となった。世界中の株と債券市場に凄まじい乱高下が見られた1週間の内に一部のトレーダーが一斉にドルへと押し寄せた結果だ。”

— “Dollar Poised for Best Week in 15 Months Amid Market Turmoil”
  Reuters 2018年2月9日付


        “...加えて2月7日と±3取引日はMMA★の重要変化日だ。また、二つの強力な木星スクエア(2月4日の金星・木星スクエア、2月10日の太陽・木星スクエア)の中間時点に来ている。これまでの数年間、私達は木星の上向きの側面を目にしてきた。つまり、それは楽観と多幸症的な気分、そして非合理的な活況さえも生まれる状況に相関していたということだ。だが私達は今、物事がそう上手くは運ばないという、木星の下向きの側面を見ている。すなわちヒステリー、パニック、そして株式市場の大幅な下落だ。ここで頭に入れておきたいのは、どちらのケースにおいても木星は「誇張」する...... 木星へのハードアスペクトは多くの場合、綿密に練られた決断を下すには最悪の時となる。しかも木曜と金曜(2月8日〜9日)には月が木星に支配される星座宮、射手座を運行中で、もともと誇張された物事をなお一層誇張するだろう。しかし、そんな時期も今週末には終わりに近付く。まもなく合理性が復活し、人々が再びより広い視野で物を見るような機会が巡って来るだろう。”

— MMA講読者向け株式リポート特別アップデート版 2月8日付より
  (直近および目先の株式市場概要の一部)



        この時期にこのコラムを休むべきではなかったと思う。どうも私が休むたびに、金融市場のどこかのタガが外れるように見える。そしてそれが起きると、わたしのメールボックスは答えきれないほどの質問メールで溢れかえるのだ。株式市場は確かに先週レールを外れ、かつて無いほどワイルドな週となった。ダウ平均は1日の下げ幅1000ポイント超えが2回という、今まで1度たりとも起きたことのない様相を見せた。

しかしながら、そんな大殺戮が起きたのは米株市場だけではなかった。広範にわたり、世界的だった。それは木星トランシットのダークサイドを描いてみせたが、過去9年間、あまり見られることのなかった光景だ。木星のアスペクトが多幸症や楽観性に相関しない時、それは集合的なパニックとヒステリー状態へと反転する。楽観が過度に誇張されがちなのと同様に、パニックもまた過度に誇張されやすい。

先週は木星に対する2つのハードアスペクトが見られた。まず金星からのスクエアで週が始まり、ダウ平均は記録的な1175ポイントの下落を喫した。そして二つめのアスペクトが週の終わり(10日金曜)に形成されてダウは木曜に1000ポイント以上下落、そしてもう一度金曜のザラ場に500ポイント下げて23,360で底をつけ、その後反転して引けに向けて330ポイント騰げ、24,190で取引を終えた。それでも週としては1330ポイントの下げとなり、去年10月中旬以来の最安値水準に達している。たった2週間前、ダウ平均は史上最高値26,616の高みに昇っていた。

  今週受け取った手紙のほとんどは市場が次にどう動くかというものだった。これは新たな弱気市場の始まりなのか? あるいは株は再び上昇するのか? この件については2月8日木曜の夜に送った購読者向け株式特別リポートにおいて長期、中期、短期の視点から見た現在の状況を詳説した。これはMMAの全ての講読者、および先週のウェビナー録音版の購入者であればMMAウェブサイトにおいて入手可能だ。これは良いタイミングで今後数日、数週間、そして数ヶ月にわたる私自身の見通しを述べたリポートだ。そしてこれまでのところ、なかなか良いすべり出しとなっている。

  先週、壊滅的打撃を受けたのは株式市場ばかりではなかった。国債もここ6年での最安値レベルまで落ち込んだが、おそらく米国中央銀行による金利引き上げという亡霊が株式市場の急落の引き金になったと思われる。株式市場が金利上昇と共に下落する時は深刻だ。金と銀も惨状を呈し、原油は7週間ぶりに1バレルあたり60ドル以下で引けた。先週は数兆ドルの市場価値が失われたことになるが、そこでこんな疑問が生じる。「市場が失ったお金の分はいったい誰が儲けたのだろう?」

先週 調子の良かった市場は非常に少なかった。例外は米ドルだが、これは興味深い。何故ならトレーダーや投資家はいまだに米ドルを安全な避難先と見なしていることを意味するからだ。そしてこの事実からもまた疑問が生まれる。「米ドルは去年激しい下落をみているにもかかわらず、何故トレーダーは今もこれを "安全な避難先" と考えるのか?」 もちろん海王星が魚座に在泊しているせいもあるだろうが(2012年〜2026年)こういった信条がいまだに効力を保っていることには、どことなく "うさんくさい" 匂いが付いてまわる。だがここでもまた先週の強烈な木星アスペクトが目立つ働きをした。木曜夜の特別リポートで述べたように、木星がこうも際立つ時は、往々にして何かを行動に移す際に必要な正しい判断力が失われる。したがって利益も失われる。先週あまりに多くの損失が生じたのはこれが理由だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “リークされたEUの内部メモによれば、EUはもし英国が離脱後に自国の競争力をより高めようとするなら、悲惨な結末を迎えることになるだろうと威嚇している。つまりEUは英国が他のEU諸国と同様に競争力のない状態であることを望んでおり、さもないと...というわけだ。”

— Paul Donovan
  “Dodgy Data. Shocking!”
  UBS Morning Audio Comment 2018年2月1日付


        “前回、黄道帯のこの領域(牡羊座20°〜27°)に天王星が入ったのは1932年4月〜1934年2月、まさに大恐慌の真っ只中のことだった。”

— “Forecast 2018” (英語版)66頁
  ニューヨーク証券取引所設立図への2018年早期 天王星トランシットの記述から


  先週の株式市場のように、うち続く記録破りの新高値の後で市場が激しく下落するさまを私が見る時、その要因や相関性として唯一思い浮かべる惑星といえば…天王星だ。これほどドラマチックなふるまいに相関する惑星は他に一つもない。とはいえ、天を見上げても天王星を含むアスペクトは土星とのトラインのみだ。だが、それがこんなドラマに結び付くことはまずない。

確かに、45年サイクルの土星・天王星ウェイニングトラインは — これまでの歴史上5件の事例において — 米国株式市場における史上新高値と相関し、その後に弱気転換して市場の下落が起きてきた。しかし、今回の下落の度合いとそれに伴うヒステリーやパニック症状は、ジオコズミック研究の言語で言うところの何かもっとドラマチックな要因が天王星に付加されていることを示唆するものだ。そしてその答は、ニューヨーク証券取引所の設立図、すなわち1792年5月17日の「バトンウッド・チャート」を調べてみれば極めて明解に得られる。

この図において、現在トランシットの天王星が牡羊座26°台で滞留しており、それがNYSEのネイタルの土星の真上であり、同時に天秤座23°〜27°台の木星・海王星コンジャンクションとはオポジションを形成していることがわかる*。これが、全てを物語っている。これが、ここ2年にわたって市場が史上新高値に舞い上がり、その後突然1日あたりの下落幅としては記録破りの勢いをもって崩落した構図を正確に描写している。

NYSE
* NYSE設立図バトンウッド・チャート(2月10日夜のトランシット)。現在月のノースノードがネイタルのアセンダントと天王星にコンジャンクトしていること、トランシットの冥王星がネイタルの月にスクエアを形成し、ネイタルの水星・冥王星スクエアにトランシットの木星がTスクエアを形成していることも全体を取り巻く背景としては興味深い。なお火星の射手座運行(ボラタイルな傾向)は3月中旬まで。


  さて、良いニュースとしては、このトランシットはまもなく終了する。あまり良くないニュースとしては、土星・天王星と木星・海王星のウェイニングトラインが今年2018年の8月に終わってしまうことだ(±2ヶ月のオーブ)。

金のガチョウ(FRBと他の世界の中央銀行)が産んだ卵にヒビが入ってしまった。そしてちょうど2008年1月に最初のヒビ割れが起きた時のように、彼らはそれを元通りにしようと試みる。2008年当時はしばらくの間それが功を奏した。だが数ヵ月後にもっと深刻な割れ目が出来て、"王様の馬と家来の全部がかかっても卵を元に戻せなかった" のだ。

彼らは新しい金の卵を産む新しい金のガチョウを創り出さねばならなかった。そして、その鳥を「ZIRP」(ゼロ金利政策)と名付けた。今、ZIRPは成鳥となったが、かつて彼女が誕生した直後のような回復力を惹起することは出来ずにいる。いや、もしかしたらある種の力は取り戻しているのかもしれない。しかし今の彼女が携える矢筒には、もたれかかる全員(全ての政治家達..)を養う食糧や燃料を確保するための矢があまり残っていない。しかもその体重(負債)は増え続けるばかりだ。飛べない鳥はまもなくレームダックに変身するかもしれない。

「ザ・グレートリセット」の始まりへようこそ。これからの3年が、並外れて "特異な期間"となるのは確かだ。






訳文ここまで
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January 26, 2018

「山羊座の土星と冥王星」WSJドキュメンタリー映像によせて

        今週1月22日付のメリマン・コラム ≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ で少し触れていた「フェイク・ニュースと検閲」という問題は、天王星・冥王星スクエア(カーディナル・クライマックス)の影響が続く下で山羊座入りし、冥王星とのコンジャンクションに近付いていく土星を念頭に、今後生じる様々な懸念のひとつを浮かび上がらせるものでした。この記事ではそれらに関連し、また補足的な意味も含めて、同じ1月22日に YouTube に公開されたウォールストリートジャーナルの短編ドキュメント・シリーズ『 Moving Upstream 』から

—『 Free Speech : Colleges in the Crossfire 』—
  • 米国で若者達を中心に起きている抵抗運動とその底流に存在するもの
そして
  • それらは何処に行き着く可能性を持つか?
というテーマの一編を取り上げて内容の要約を掲載したいと思います。


  世界に起きる潮流を惑星サイクルの観点から見るといっても、実際には他の惑星サイクル(特に天王星や海王星)や国のチャートが互いに関連しながら及ぼす複雑な要因が絡んでおり、土星と冥王星というたった2つの惑星のみでは捉えきれない要素があります。けれど両惑星が持つ力・怖れ・抑圧・拒否・頑なさ・壁・忍耐・抵抗・抑制・規制・統制・根底からの転覆・破壊と長期の再構築・内なる同調圧力 etc.というキーワードをベースに、反抗と自由と破壊とブレークスルーの惑星である天王星、そして理想、夢、曖昧さ、嘘、欺瞞、異世界、共感、逃避、犠牲 etc.の惑星である海王星との関連をちょこっと頭に置いて、このドキュメンタリーを見てみるのはなかなか興味深いと思います。
 
なお、簡単な備考を付けましたが、アストロロジーの観点から内容を考えるにあたっては、星座宮や惑星のマンデーン的な意味合いについて基本的な理解が必要になると思います(『マンデーン2016』『マンデーン2017』の付録「各サインの集合的心理傾向」も各星座宮と支配星、室区分の傾向など参考になるかと思うので、お持ちの方はぜひ参照してみてください)。 


歴史的な「言論の自由」運動発祥の地、UCバークレーで今何が起きているか?
“Free Speech : Colleges in the Crossfire” 


【キャンパスの変容】
  ー 気に入らない言論をヘイトスピーチとして排除する学生達 ―




啓蒙主義の知的継承者VSポストモダニストの闘争

「言論の自由」論争を考える際に際立つ「三つの "P"」とは
  • Polarization:分極化(対極化)
  • Postmodernism:ポストモダニズム
  • Provocation:挑発/煽動」

ー 以下、内容の要約 ー  
(もし誤訳や下の備考も含めて間違いなどありましたらどうかご指摘ください。なお、要約は番組で語られる順序どおりにはなっていない箇所や省略、意訳があります。)


        『フリースピーチはヘイトスピーチであってはならない』昨今の学生達は「言論の自由」にある程度の制約を設けるべきだと考えている。

カリフォルニア大学バークレー校(米国公立大ランキング1位、リベラルな校風で有名)では2017年2月、「オルト・ライト*」の扇動家でブライトバート・ニュースの編集主幹マイロ・ヤノプルスの講演を学生達が実力阻止した。1960年代をUCバークレーの学生として過ごし、フリースピーチ運動の黎明期に活動した経験を持つジャーナリズムの教授ビル・ドラモンドは語る。

*オルト・ライト(オルタナ右翼)とは何者か
(ニューズウィーク日本版)

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  『60年代当時の運動は(公民権運動とも連動した)政治的なものであり、そういった行為は学内では禁止されていました。だが私達は大学当局と闘い続け、やがて全国の大学が次第に譲歩するようになっていったのです。』 大学構内での政治活動は許可され、自由な言論が交わされるようになった。それは後に、学生達によるベトナム反戦運動への道を拓いたのだった。

  だがドラモンド教授は今、リベラル派の教授の一人として学生達に反対する声をあげている。『学生達は我慢が出来ません。反対意見は自分達にとって居心地悪く、怒りを感じるのです。彼らは自分達と異なる意見を受け入れることが出来ません。』『今の学生達は60年代終盤以来、最も分極化していると思います。』

彼らはあらかじめ自分達のアイデンティティに基づいた "先入観" を持って大学に入って来る。そしてそれぞれに特定の言説に対し非常に不快感を感じて全く聞く耳を持たなくなり、抵抗する。異なる意見を持つ者には「立ち去れ」と言うのだ。ここ数年、米国では全国的に「自分を中道だと見なす学生」の率が急激に低下しており、左も右も、非常に極化しつつある。彼らは大学当局に対し、自分達が嫌悪すべきだと感じる講演者を招くことを拒否し、抵抗するのだ。


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  ポストモダン以降の学生達にとって、啓蒙主義を源流とする「言論の自由」とは「欧州優越主義」(あるいは白人による支配思想)の血脈に他ならない。たとえばワシントン州のエバーグリーン州立カレッジでは、マイノリティの学生達が大学や社会において自分達の存在がどれほど重要かをアピールするため、1年に1日だけキャンパスに顔を見せない日を持つという慣例があった。だが今年の彼らは方針を変え、その日は白人だけがキャンパスを離れるよう要求した。

これに対し、自身を革新主義者であり、大統領選ではバーニー・サンダースを支持したという進化生物学教授ブレット・ワインスタインは『他者への押し付けは自由に反する』と拒否した。彼は言う。『一人の人間として、そしておそらく一人のユダヤ人として、強制的にどこかに行け、行ってはならないと言われることに、ある危機感を抱いた』と。だがその結果、彼の授業中に学生達が乱入する事件が起きた。それは学生達による「つるし上げ」であり、彼に辞職するか謝罪するかの二者択一を迫った。そして後日、彼は辞職した。現在の彼は他の多くの学者達と共に、ポストモダニズムと今日のフリースピーチにまつわる論議とを結び付け、その関係性を考える運動に携わっている。


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  「社会正義」の名の下に動く学生達にとって「自由」はもう昔ほどの価値をもたない。ポストモダニスト達は「伝統的に抑圧されてきた人々」が「現実に何を感じ体験するか」に価値を置く。そして『あなた方の言論は我々の実体験を代表していないし反映もしていない。あなたの言うことは矛盾している』と抗議する。 一方で、そんな彼らを揶揄し挑発する人々(オルト・ライトの扇動家達)が存在する。彼らは「多くの人々が本当に言いたい事」を、自分の命と社会的立場の両方を危険に曝しながら口にする社会的戦士だと自認している。

たとえば彼らはフェミニズムをたちの悪い捻れた男性嫌悪症だと攻撃する。『トランジェンダーの連中は「私とセックスしたくないなんて、それはあなたがトランスフォビア(トランスジェンダー憎悪)だからだ!」と決めつけるしね』と、マイロ・ヤノプルス。 相手を意図的に煽り、意地の悪いジョークで茶化し、侮辱する彼らの話法は、ときに教育的な指導効果を生む場合もあるが、ただセンセーショナルな本を売りたいがためにキャンパスにやって来るケースもあるとNY大学のウルリク・ベア教授は語る。

  今、抵抗する若者達は「フリースピーチ」という概念を「護られるべき言論の場を破壊する脅威」だと見なしている。『私はオルト・ライトに脅されるためにここに来たんじゃない。大学当局は彼らに加担していると思う。』 インタビュアーは問う。『かつてこの大学で生まれたフリースピーチ運動は、実際にキャンパスを破壊してまで言論の自由を護りベトナム戦争に反対しましたが?』 『その当時の運動が人類を包括的に捉え、人権を護るための破壊だったのなら、それは必要な破壊。でも今(オルト・ライトの)連中がやろうとしているのは人間性の抹殺を目的とした破壊にすぎない。目的が全く違います。』と答える新入生。 


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  だが
ウルリク教授はこうした状況を良い事だとも言う。そしてローマ皇帝マルクス・アウレリウスの言葉を引用し、人々が抵抗する時は大抵の場合、その水面下に別の重要な問題が隠れていると話す。『私達にとってこの社会はどこかが間違っている・・・と彼らは言います。そしてそのほとんどが、実のところ、米国史を通じてくすぶってきた人種問題に行き着くのです』と。

『移民問題を持ち出すと、学生達はとたんに忍耐力を無くします。そして「もうその問題を再び持ち出す必要はない。もうすでに解決してきたから」と言います。』『え、移民問題ですか!いや、解決していないでしょう?』とインタビュアー。『そのとおり。解決などしていません。それは何も解決していない問題であり、米国が背負う人種的平等という問題への根本的な関与へと導かれる話題なのですよ。』


  今は昔と違い、学生達は人種、民族、宗教、階層など最初からセクト化された状態で大学に入ってくる... セクト化した集合体にとって、議論や耳を傾ける行為は重要ではなく、相容れぬものに抵抗し、それらを排除し、自分達の要求を通すことが重要だ。そして彼らは、敵対する主義主張を持つ者は政府の高官でさえも、キャンパス内で講演することを許さない。彼らと議論する良い機会ではないのか?という問いに『議論したところで彼らの考えを変えさせることなど出来ると思いますか?』と笑う学生。革新派の抗議によって講演を中断させられた人々にはテキサス州共和党議員のジョン・コーニン、元CIA長官ジョン・ブレナン、保守派の論客ベン・シャピロなどがいる。講演者への安全対策コストも莫大な額になりつつあり、シャピロ氏の講演時には60万ドルかかったという。


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  では、キャンパス内で講演することを許されるべきなのは誰なのか...? 新しいルールが必要とされている。一方には過剰に反応する学生達。もう一方にはセンセーショナルな挑発者達が対峙する。どちらの側も完全に誠実だとは言えないだろう。 『おそらく大学を管理する当局側が何らかの取り決めをしなければならないでしょう。』とベア教授は考える。『米国憲法修正第一項(言論の自由)は、どこでもどんな状況でも何でも言える権利を保証しているわけではないのです。』現在、米国では半数以上の州が大学内の言論の自由を護るための新法を成立させたり法案を審議している。

  UCバークレーの教授ビル・ドラモンドは語る。『60年代に学生達に明け渡した規制の力を取り戻し、規範を定めて統制を行う必要が出てくるかもしれません。』たとえば、どんな主張であろうと政治色のあるイベントは再び禁止するなどだ。




要約は以上です。
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【備考1】〜というか、思い付くままに〜

◎公民権運動~ベトナム反戦運動とフリースピーチ運動
 
1960年代中盤〜後半:フリースピーチ運動
土星・冥王星オポジション期
  • 1965年4月 土星/魚座・冥王星/乙女座13°台
  • 1965年8月 魚座・乙女座15°台
  • 1966年2月 魚座・乙女座17°台
  • この時期は乙女座での天王星・冥王星コンジャンクション期と重なる
  • 米国始原図(6室魚座、12室乙女座)
  • 日本戦後始原図(魚座は3室の、乙女座は9室のカスプあたり)
フリースピーチ運動
1960年代後半におけるアメリカの学生反乱の口火を切った学生運動。1964年9月、カリフォルニア大学バークリー校で、大学当局が学生の政治活動を規制する方針を告示したのに対し、学内の学生諸団体はこれに反対してゆるやかな連合を組みフリースピーチ・ムーブメント(FSM)を結成した。運動の過程で大学当局は無権利状態の学生に対して圧制者であることが暴露され、権利の獲得のために決定機関への学生参加を要求した学生たちは、〈知識工場と化した大学〉の〈人格性と感応性を欠いた官僚機構〉を鋭く追及した。コトバンクより)


1980年代中盤:ポストモダニズム最盛期
土星・冥王星コンジャンクション期〜両惑星の蠍座運行期〜セミスクエア期
  • 1982年11月天秤座27°台でコンジャンクション
  • 1983年6月ニアミス
  • 米国始原図では1室天秤座。10室のネイタル水星と4室のネイタル月・冥王星にTスクエア形成
  • 日本戦後始原図では10室天秤座
  • 当時、天王星は射手座を進行中で1982年に木星がコンジャンクト、海王星は射手座終盤度数
  • その後冥王星は蠍座、海王星は山羊座、土星は蠍座→射手座へ(1988年、射手座最終度数で土星・天王星コンジャンクト。日本ではバブル景気が体感された頃…戦後始原図のアセンダント/山羊座0°台でコンジャンクトが起きた。
  • 1985年4月〜1988年10月まで天王星・冥王星セミスクエアがニアミスを入れて7回起きた。
  • 1988年1月 冥王星蠍座12°台、土星射手座27°台でセミスクエア

現時点での大学生は年齢的にみておおよそ射手座に冥王星、牡羊座(〜牡牛座)に土星、水瓶座に天王星(木星と海王星が加わった年もある)を持つ世代と思われる。(1997年2月に土星・冥王星のトライン)。そしてこれから2001年8月、11月と2002年5月の土星・冥王星オポジションの影響下に生まれた高校生達がキャンパスに入って来る。その後2020年1月には
山羊座22°台で起きる土星・冥王星コンジャンクションが控えている。そのとき、真の「ポスト・ポストモダン的思想」が浮上するのだろうか....?


◎ポストモダニズム


ウィキペディアからの引用によれば、ポストモダニズムとは…
(ここから引用)『ポストモダンの条件』(1979年)を著したリオタールによれば、「ポストモダンとは大きな物語の終焉」なのであった。.....例えばマルクス主義のような壮大なイデオロギーの体系(大きな物語)は終わり、高度情報化社会においてはメディアによる記号・象徴の大量消費が行われる、とされた。この考え方に沿えば、“ポストモダン”とは、民主主義科学技術の発達による一つの帰結と言える、ということだった。

 このような文脈における大きな物語、近代=モダンに特有の、あるいは少なくともそこにおいて顕著なものとなったものとして批判的に俎上に挙げられたものとしては、自立的な理性的主体という理念、整合的で網羅的な体系性、その等質的な還元主義的な要素、道具的理性による世界の抽象的な客体化、中心・周縁といった一面的な階層化など、合理的でヒエラルキー的な思考の態度に対する再考を中心としつつも、重点は論者によってさまざまであった。したがって、ポスト・モダニズムの内容も論者や文脈によってそうとう異なり、明確な定義はないといってよいが、それは近代的な主体を可能とした知、理性、ロゴスといった西洋に伝統的な概念に対する異議を含む、懐疑主義的、反基礎づけ主義的な思想ないし政治的運動というおおまかな特徴をもつということができる。

ー 引用終わり/太字下線はこちらで引いたものです



  …と、ポストモダニズムって...なにやら門外漢にはとても難しくてわかりにくいのだけれど。。 わたしのような素人目に、たとえばポストモダンと言われる建築やアート作品って、まるでモザイクのように様々な文化や事物の特徴を散りばめて、あっちへ飛びこっちへ飛びしながらも何故かひとつにまとまっているという、ごった煮のような「何か」・・・うーん世界観?として映ります。そして、それはそれで面白かったり美しかったり魅力的だったりもするという。。

また、絶対的に賢くて合理的で偉そうな、四角四面の支配的主体をバラバラに解体して見せた、カタルシス的な行為だったのかな?などとも思ったり。。 断片化。セクト化。 ポストモダニズムによって否定されたという「近代の合理精神」が本当はどんなものなのか、専門的な知識を持たないわたしにはわからないけれど。とりあえずスッキリと割り切れる善悪の意識と一点に絞られた理性的ゴールに向かおうとする時代精神が存在していたのだとすれば、1980年代中盤って・・・それまでの端正な道に敷きつめられた赤い絨毯の下に隠されていた、あらゆる欲望や非合理的な暗闇のヘドロ(ナマの人間性)を札束の力で美しく飾りつつ、あれもこれもと引きずり出して見せたようなイメージがあります。そして全てが断片化して風に吹かれて飛んでいったような。。  それでも様々な領域に根付いた小さな種はやがて芽を吹いて、それぞれに「個」の花を咲かせたような。。。 

  長く続いてきた「間違えることのない絶対理性がどこかに存在するはずだ」という信念への反動や破壊の試みとして顕れたのがポストモダニズム的気分なら、それは土星と冥王星の組み合わせ(絶対者の維持と解体)によく似合っていると思います。けれどバラバラに解体されたものは、もう一度生まれ変わることを通し、再び「新たな鋳型」として固まろうとするのかもしれません。エントロピーに逆らおうとする本能的な危機感みたいなものが、わたし達人間には組み込まれている気がします。


代表的なポストモダン建築のひとつとされる
「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」
Kushiro_Fisherman's_Wharf
By 663highland (Own work) [GFDL (), CC-BY-SA-3.0 () or CC BY 2.5 ()], via Wikimedia Commons


  さて、ポストモダニズムのピークはいつ頃かといえば、上記の引用にも出ている1979年の『ポストモダンの条件』出版以降~諸説ありますが、1980年代中盤土星・冥王星コンジャンクション期〜両惑星の蠍座期)が最盛期だったとも言われているようです。1980年代中盤といえば、好景気に入る時期。米国はレーガン大統領、日本では中曽根康弘首相の時代ですね。

当時は芸術や音楽の世界にも華やかでノリノリのイメージがあふれていたと思うし、キラキラした流行の水面下では様々な分野で「もの言う個」をめぐる冒険的・実験的な試みも数多くなされたのではないかと思います。またMTVの隆盛によってビジュアルを意識したPOPSやROCKが台頭した時期でもありました。そういえば1979年9月に『Video Killed the Radio Star/ラジオスターの悲劇』という曲がリリースされていますが、これはテレビ(ビデオ録画技術)によって仕事を失ったラジオ全盛期の歌手を歌ったものだそうです。面白いことに、この時期は土星・冥王星サイクルが前の周期の枯渇期であるバルサミック・フェーズに入ったタイミングとぴたり同期します。 

また、土星・冥王星コンジャンクション期〜蠍座期はスピリチュアルな世界でもいわゆる「チャネリング・ブーム」が起きるなど、精神世界に新たなスター達が生まれた時代でした。ハリウッド女優のシャーリー・マクレーンが自らのスピリチュアル体験を書き綴った本『アウト・オン・ア・リム』が世界的なベストセラーになり、ニューエイジ・ブームに湧いたのも1980年代中盤です。 またアストロロジーの世界においても、1977年に発見されたカイロンについての研究がゼーン・ステインによって初めて本になり、ジェフリー・ウルフ・グリーンの冥王星だけに的を絞った大著『 Pluto The Evolutionaly Journey of the Soul 』(まさに蠍座の冥王星!)の初版が出版されたのもこの時期でした。そして多くの気鋭のアストロロジャー達が、今まで見向きもされなかった小さな惑星達の研究に手を染めていきました。

こうしてみると全体にこの時期は、天秤座の土星と冥王星による既存コンセンサスの解体に始まり、射手座の天王星(と海王星)っぽい脳天気な楽観性と夢の拡散、そして新しい領域に目標を定め飛び込んでいこうとする気概に満ちてもいた時期であり、その後土星と冥王星が蠍座に入って一度バラバラに飛び散った種子を個々に深く掘り下げ、新たに育てていったようにも思えてきます(
その後山羊座、水瓶座を経て牡羊座に入った天王星がそれぞれのアイデンティティを過激なセクト化に導いていったとしても...)。

もちろん、複雑な世界の様相と惑星サイクルとの関連を、十分な知識もないままに簡単に語ってしまうことは慎まなければならないでしょう。ただ思考を深めるためのひとつのフックとして、自己のあらゆる経験からひとつの仮説を立ててみる。それを深めたり変容させたり、ときには捨てていく。アストロロジーとはそういう繰り返しかもしれません。そして、それはつまるところ自分自身の生をその世界に映していくことでもあります。


  ところでその後、1987年10月19日にはニューヨーク証券取引所を発端とする史上最大の世界的株価大暴落「ブラックマンデー」が起きています。株価は前週末の引け値より22.6%、508ドルも下落しました。

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  当時の何が大暴落を引き起こしたのか? その原因は様々に言われているようですが、ウィキペディアによれば... ① レーガノミクスの高金利時代から割安に放置されていた株式市場に80年代に入って金融緩和の追い風を受けた世界中の資金が流入し「行き過ぎた活況」(どこかで聞いたような?)を呈していたこと。 ② プラザ合意と金融緩和によってドル高を克服したと思ったら、今度は行き過ぎたドル安を克服する必要が生じ、G7によるルーブル合意に至ったものの不調に終わったため、金利引き締めの懸念が出てきたこと。 ③交代したばかりの新FRB議長グリーンスパン氏の政策への懸念。 ④ 暴落の直前、イラン・イラク戦争に関連し米国がイランの石油プラットフォームを報復爆撃したことで原油市場への不安が拡がったこと...などが挙げられています。

いずれにしても、様々な要素が重なって投資家心理に大きな不安が膨らみ、いったん売り優勢になれば我先にと出口に殺到するような状況だったのではないでしょうか。。  それに加え、その当時から特に大口資金に関しては高度な金融工学とコンピュータを駆使した取引が行われていたため、その足の速さは以前とは比べものにならなかったかもしれません。今は小口の個人投資家もPCを使い、板を眺めながらトレード出来るけれど、80年代当時はまだまだ対応出来る状況ではなかったのではないでしょうか。。

  では日本の株式市場は?といえば... 日経平均もその日3,836円安と14.9%も下落、21,910.08円をつけて過去最大の暴落となりました。けれど大暴落の嵐だった世界の中で、実は日本が一番回復が早く、翌日には2037.32円高と9.3%も反騰。金融緩和を続けたせいで半年後にはもう下落分を回復していました。そして日本のバブル景気はさらに膨らみ、1989年12月29日に史上最高値38,915.89円をつけています。

ちなみにブラックマンデー当日のニューヨーク証券取引所設立図を見ると、ネイタルの2室乙女座(資金)火星に対し5室(投機)射手座を運行中の土星がスクエア。トランシットの月がネイタルの火星上を朝9時に通っています。またネイタルのアセンダント上の天王星にトランシットの土星とエリスがグランドトラインを形成し、ネイタルの冥王星にトランシットの土星がセクスタイル、そのミッドポイントにネイタルのエリスがすっぽり入っています。また天空では水星・金星・冥王星が蠍座でオーブ1°〜2°と接近、そして射手座の天王星と蠍座の冥王星は正確なセミスクエアからまだ1°も離れていない状態でした。

そしてその後...
土星、天王星、海王星が揃って山羊座を運行中で土星が海王星とコンジャンクトした1989年11月にはベルリンの壁が、土星が水瓶座入りし、山羊座で天王星・海王星がコンジャンクトした1991年12月にはソ連が崩壊しています。 そういえば日本のバブル景気崩壊も1991年3月からとされているようですね。この年の2月終わり〜3月は、ちょうど土星・冥王星サイクルがコンジャンクションを終えて、新しいサイクルの初回クィンタイル*を形成した時期です。また興味深いことに、この時期は日本の戦後始原図の1室(国民総体およびその "気分")で天王星・海王星がほとんどコンジャンクト(ニアミスとして記録される)、MC上のネイタル海王星にスクエアを形成。1991年4月には土星が2室のカスプに乗り、1992年1月初頭から本格的に2室を運行し始めました。

*クィンタイル:72°(360°の5分割)霊的・精神的に深く創造的な意味を持ち、何か重要なことを思い起こす刺激になるとも言われる。ただし注意深く内面を見ることが必要)


  そんなこんなで、備考と言いながらちょっと話が脱線気味になってきた気もするし、ちょっと休憩して...(^_^;。今思うと、1984年に発表された Queen のこの曲も、ある種のポストモダン的表現と言えるかな?
Radio...Someone still love you... ♪




でも、同じ年のヒット曲でポストモダン的な「気分」の一側面を特徴的に表現していたと感じられるものの一つには、こんな曲もありました。
Franky Goes To Hollywood 『 Two Tribes 』
When two tribes go to war, one is all that you can score... ♪




  さてその後。「ポスト・ポストモダニズム」的な思想はいろいろ出ているけれど、世界を席巻するほど流行するものはまだないと思われます。ポストモダニズムの波を経て、昔からのリベラルとか保守とかいう範疇(または境界)を互いに真逆に突き破り、聞く耳を持たなくなってしまった米国の学生達の在りようは、まさに牡羊座の天王星を思わせます。けれどその天王星も終盤度数に来て、来年には本格的に牡牛座入り。そこでの天王星はあらゆるリソース(お金や地球資源から個人的才能まで)の領域で実験的な試みを遂行する、そんな力になるかもしれません。牡牛座特有の頑固なほどの自己保存本能と天王星のテクノロジーが結び付いたとき、どんな思想が生まれてくるのかな? 

もしかすると、暗号通貨や新しいサイバー・セキュリティ技術を含むコンピュータテクノロジー( 牡牛座への天王星イングレス→テクノロジーを通じた「銀行」「資本主義」の変容?)、そしてバイオテクノロジーや脳科学(新エネルギー、気象操作、不老長寿〜不死、デザイン可能な人体、遺伝子操作ベビー、道徳的な脳への矯正法開発 etc.)の進歩と興隆。 …そんな流れに沿うように、こうした技術を用いて国家や世界を管理し統制することをヨシとする思想と(あるいは)それに対抗するような、自然または宗教的な意識への回帰思想が新機軸の衣をまとって浮上し、もてはやされる時代が来るでしょうか。

ただ「思想」が「思想」である限り、やはりそれも人類の文明と共に大きなサイクルの中を巡りながら、季節ごとの変わり目に咲く花々に過ぎないのか...とも思います。集合体としての人類はどこへ向かおうとしているのか? いつの日か、この螺旋運動に終わりが来るのか? いえ実際、本当にどこかに向かっていると言えるだろうか? そしてそれは、果たして「進化」なんだろうか? なんて...ね。

まったくの余談ですが、エリック・フランシスとの対談の中でメラニー・ラインハート女史が、当時はまだ発見されていなかった準惑星エリスを「ポストモダニズム」の惑星だと指摘していました。これは本当に言い得ているように思います。エリスは不和の女神として知られていますが、最初に天文台のカメラに捉えられた時点でのチャートを見ても、様々な不和の体験を通して "ポストモダニズム的自分探し" 、つまり断片化してしまった自己を取り戻すべく見つからないパズルのピースを探し求めて葛藤し続ける心理と関連するのではないかと考えられるからです。



【備考2】

米国始原図(メリマン氏推奨)と戦後日本始原図(戦後主権回復図)
USAM_JAPAN


        遅い惑星達のサイクルが米国と日本のチャートの何室でコンジャンクションやオポジションを形成してきたか、そしてこれから形成するのかを見ていくこと、またパーソナルとオーバーラップさせて、自分のネイタル・チャートではどうかなど…現代史や自分史と照らし合わせながらいろいろ考察してみると面白い発見があるかもしれません。

なお、米国と同様に日本の始原図についても、大日本帝国憲法発布図、現在の日本国憲法成立図などなど、複数のチャートが存在します。けれどわたし自身は主にこの主権回復図を使っています。敗戦後、日本は被占領国としての期間がありました。その間の日本は独立国ではなくあくまで「Occupied Japan」として認識されており、世界との関係性において、国家としての存続性はそこで一度断たれたのだと考えられるからです。もちろんひとりの日本国民としてはまた異なる感覚を持つし、他のチャートもそれぞれに整合性を持つと思います。けれどマンデーン・アストロロジーで世界各国との関係や現代の事象、集合心理のペルソナを見ていくにあたっては、現在のところこのチャートに極めて高い整合性が見られるのではないか?と考えています。


        わたし自身にとってのマンデーン・アストロロジーとは、未来を予測して当たった外れたというよりも(もちろん、アストロロジーをビジネスとする際、それは「力」を示す上で必須の要素になるし、予測には関連分野への個人的意見を超えた高い見識が必要になる、という戒めもありますが..)どちらかというと同時代を生きるひとりの人間として『いったいぜんたい、これは何なのだ?!』と周囲を眺め渡してみる...そして自分の足許をあらためて見直す... そんなことのために学んでいると考えています。なぜなら、常にそこには岐路が存在するから...。

  月と金星(と天王星)がアウト・オブ・バウンズで、プログレスの月がこれから再び太陽のくびきを離れていく身のわたしとしては、これからも、たまには思いつくままにこんなスタンスで記事をUPしていければ...などと思っています(^_^;。



young_galaxies



have great fun!!!★

hiyoka(^_^



hiyoka_blue at 22:45|PermalinkComments(2)

January 21, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月22日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国政府機関の閉鎖への懸念の高まりを受けて米ドルが3年来の安値に苦しむ一方、金価格は金曜早朝に0.5%上昇したが、貴金属はいまだにここ6週間で初の週を通しての下げの途上だった。”

― Reuters
  “Gold Up as Dollar Hurt by US Government Shutdown Fears”
  2018年1月19日付


        前週末に太陽と金星から天王星へスクエアが形成された後に大きく乱高下しながらも、先週、世界のいくつかの株式市場は史上新高値または数年来の高値まで騰がり続けた。その動きは天王星が関与する際の典型(不安定)ともいうべきものだったが、週末には太陽もまた天王星が支配する水瓶座入りしたことから、一段と誇張されているかもしれない。

たとえばダウ工業平均は、週の初めに26,000以上の史上新高値をつけたが、引けまでにその高値から300ポイント以上下落して終わった。しかし、月曜休場のために取引日が減り、週の第2取引日となった水曜には急な反騰を見せて300ポイント上昇し、26,000以上で引けている。だがその後、政府機関閉鎖への懸念が市場を席巻し、ダウ平均は当初26,153の史上新高値をつけた後、木曜ザラ場で200ポイント下落した。そして金曜、政府機関閉鎖への懸念は取引時間の当初は株価への重石となったが、引けまでにダウは50ポイント以上騰げて26,071と、その日の高値で週を終えている。

株式市場の史上新高値や数年ぶりの高値に湧いたのは、なにも米国のみの現象ではなかった。先週は世界のいくつかの指数に、始まって以来の新高値や10年ぶりの高値が示現している。したがって、こうした価格の伸びは特に米国に限って見られたわけではなく世界的な現象だったと言える。アジア・環太平洋地域では香港のハンセンとインドのニフティ指数が両方共1月19日金曜に新高値をつけた。日本の日経は1月18日木曜に24,084に舞い上がり、1991年11月以来の最高値をつけた。中国の上海指数は金曜、轟音と共に2年ぶりの最高値3498まで騰がった。中国の株式市場は強さを取り戻しつつある。オーストラリアでは、ASX指数が金曜に月の最安値まで落ち込んだ。だがその前の週の1月10日 — 1月8日の重要変化日からわずか2日後 — には10年ぶりの新高値をつけていた。とはいえ、ASXの下落は近隣地域における異市場間弱気ダイバージェンスの事例を生じさせている。

ヨーロッパの市場も先週は明るかったが、やはり異市場間弱気ダイバージェンスのシグナルを示していた。ドイツではDAXが金曜に13,445まで舞い上がり、11月7日につけた史上最高値13,525に非常に近いところまで行った。しかしながらアムステルダムのAEXは金曜に爆騰して570.27と17年ぶりの新高値に達している。ロンドンのFTSEは先週火曜1月16日に7791に達したが、太陽・金星が天王星にスクエアとなった週末直前の1月12日につけた史上最高値7792からわずかに下げている。チューリヒのSMIは前週となる1月9日、これも1月8日の重要変化日に同期して示現した史上新高値から先週は実際に下落している。先週、ヨーロッパで唯一の史上新高値が示現したのはロシアのMICEX指数で、金曜に2306まで反騰した。そう、つまりロシアまでもがこの世界的な株価騰勢の動きに参加していることになる。

アメリカ大陸では先週、全ての指数 — ナスダック総合、ダウ平均からブラジルのボヴェスパやアルゼンチンのメルヴァルまで史上新高値をつけた。

        これらの印象的な反騰は株式市場に限ったことではなかった。多くの商品市場や通貨もまた騰がり、一方米ドルは3年ぶりの新安値に沈んだ。先週の原油は1バレルあたり65ドルと3年来の高値をつけたが、これは『フォーキャスト2018』で示した私達の第一ターゲット65〜70ドルに近い。金は1トロイオンスあたり1345ドルに反騰して9月8日につけた年初来高値1358ドルを試しつつある。ユーロもまた飛び立ち、2014年12月以来初めて1.2300を上回っている。この動きは2017年1月が16.5年サイクルの底となるという私達の予測をさらに裏付けるものとなっている。

        暗号通貨はまた異なる道どちらかと言えば米ドルに似た道を進んだ。ビットコインは水曜に9156まで下落、これは11月30日以来の最安値水準であり、ちょうど1ヶ月前の12月18日につけた史上最高値19,458をはるかに下回っている。金曜に株式市場が引けた後、ビットコインは11,400近辺で取引されていた。イーサリアムは健闘して先週は6266までしか下がらず、12月22日につけた4012の安値を大きく上回っている。しかしながら、これも私達の直近リバーサルゾーンに近い1月10日と15日につけたダブルトップの高値11,356と11,313から見ればはるか下方に沈んでいる。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “...他の国民生活の領域で政府による抑制と均衡が不在であるような時、国防や国際情勢に関わる行政政策と行政権に対する唯一の効果的な抑制力は「見識ある市民」の存在である。確かな情報に基づいた上での重要な世論は、それだけでも民主政治の価値を護ることを可能とする。したがって、機敏で精緻な知識を持ち、かつ自由な報道の存在が憲法修正第一項*の基本的な目的の実現に最も貢献するのはおそらくこの点においてである。確かな情報と自由な報道のどちらを欠いても、見識ある市民の存在はあり得ない。”

— 米国最高裁判決 6-3 1971年6月30日
 (映画「The Post」より「ペンタゴン文書」の報道について
  新聞社を擁護した一節)
 
  * 憲法修正第一項:米国憲法において「言論の自由」を定めた条項


         “我々の政府が国民の意見を基盤とするものであるなら、第一番の目的はそれを正しく維持することだ。そこで私に残される決断は報道抜きの政府を取るか、政府抜きの報道を選ぶかだが、私は後者を選ぶにあたり一瞬の躊躇もすべきではないだろう。”

— トマス・ジェファーソン


        “それはテープに録音された彼(リチャード・ニクソン)の肉声だ。ここで興味深いのは、トランプ大統領がツイートでメディアに言及しているのと同じ内容をニクソンもメディアについて言っていることだ。ただ、このテープが明るみに出るまで私達はニクソンがそんな事を言ったなどとは知らなかっただけだ。”

— Len Downie
  ワシントン・ポスト紙 元編集長
  インタビュー Nicole Carroll, Arizona Republic/USA Today Network
  “From Inside the Newsroom of “The Post”  2018年1月14日付


        株式指数が史上最高値や数年来の高値をつけるというエキサイティングな状況にもかかわらず、他の領域では潜在的な社会不安が高まりつつある。米国におけるその一つは、言論の自由と報道の自由への崇敬の念に関するものだ。言論の自由と報道の自由に相関するジオコズミック要因は水星だ。水星はコミュニケーションを象徴する。米国建国図(始原図)において、水星は蟹座終盤度数に在泊し、冥王星(と月)に文字通りのオポジションを形成している(1776年7月2日の建国チャート)。去年からトランシットの天王星が米国建国図の水星・冥王星オポジションにTスクエアを形成してきたが、それは今年の4月、天王星が牡羊座を離れて牡牛座(お金、銀行、畜牛)に入居するまで続く。

しかしながら、報道の自由への脅威はその時点では終わらないだろう。その後2020年と2021年にはトランシットの土星が冥王星にコンジャンクトし(そして水星にオポジションを形成)、続いてトランシットの冥王星も同様の動きとなるからだ。今、そして今後も大きな争点となっていくのは、言論の自由や報道の自由を脅かすものが、一方で「フェイク・ニュース」であり、そしてもう一方はそれに対抗するところの政権が抱える欲望だということだ。それは政権の観点や企図を支持しない報道はどんなものでも厳しく非難したいという真の欲望だ。

双子座/乙女座の19°〜22°に在泊する米国の火星・海王星スクエアに対し、トランシットの海王星がTスクエアを形成すべく進行中の今、私達が真実を知ることはあり得ないかもしれない。だが確実に言えるのは、私達がもうかなり長い間、ホワイトハウスと報道陣の狭間に置かれて虚報やいわゆるがせネタに影響されており、それに伴い「検閲」への懸念が2020年〜2022年には限界点に達するということだ。またこれは、次の金融危機のタイミングに関する私達の見通しともタイミング的に合致している。この件に関しては2月3日のワールドワイド・ウェビナーで論じるつもりだ。

短期的には、先週のコメントを再掲しておこう。
『私達にとって、最も重要なイングレスはヘリオセントリックの水星が射手座入りする1月19日~30日で、ジオセントリックの火星が蠍座運行を終了する1月26日とも同期する。これらの惑星/星座宮コンビネーションは多くの市場における大きな価格変動との歴史的関連性を持つのだが、特に貴金属と通貨においてその傾向が強く、多くの場合、弱気よりは強気として示現しやすい。私達は12月8日に火星が蠍座入りして以来、すでに貴金属に強気のインパクトが与えられたのを目撃している。金と銀が今月を過ぎてなお、すなわち火星が蠍座を抜け、ヘリオセントリックの水星が射手座を離れてもなお騰がり続けられるかどうかを興味深く見ていこう。』

また短期的に私達が焦点を当てるべきは、1月31日に起きる強力な月食の接近だ。私達は現在〜2月18日まで、ボラタイルで予測不能な星座宮、水瓶座を太陽が運行する時期に入っている。しかしながら、1月31日の月食を除いては、2月4日までリバーサルを示唆するジオコズミック・サインはない。また3月初頭までは最強レベル1のシグナルもやって来ない。これが意味するのは、去年9月の木星・天王星オポジション以来相当な勢いで続いているこの強気のブレークアウトを阻止するほどのジオコズミック上の障害は3月まで無いかもしれないということだ。

この可能性を支持する見方としては、今年の税金シーズンには2月〜3月に退職金口座への巨額の資金流入が起こり、それが株式指数を押し上げる潜在力となるという見通しがある。ひょっとするとそれは夏まで続くのかもしれない。何故なら土星・天王星と木星・海王星がそのあたりまでウェイニングトラインを保ち続けるからだ。こうしたジオコズミック要因についても2月3日に開催する次回のウェビナーで触れていくつもりだ。







訳文ここまで
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January 14, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは時間の都合により一部抄訳です。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “(まもなくFRB新議長に就任する見込みの)ジェローム・パウエルは、今後1〜2年にわたる二律背反の苦渋に直面しようとしている。もし低いインフレ率が低金利を必要としながら、その低金利自体がやがて起きる破壊的な資産の破綻の可能性を高めるとしたら? 彼は今金利を上げることでバブルの初動を抑えるべきなのか、あるいは資産崩壊の後で問題を始末するための計画を立てるべきなのか?”

— Greg Ip
  “For Fed, Stock Boom Brings Bubble Déjà Vu”
  Wall Street Journal 2018年1月11日付


        “12月20日は政治史上の悪名または恥ずべき行い、いやおそらくその両方が具現した日として後々まで記憶されるべきだ。民主党の票が一票も入らないまま — それ自体が非常に特異なことだが — 巨大な税制法案が成立した後、共和党議員達はホワイトハウスの階段でトランプ大統領を中心に集まり、自画自賛の乱痴気騒ぎを演じた... これは何も米国史上最大の減税というわけではなく、しかも連邦の赤字に打撃の追い討ちをかける行為だ。”

— Alan S. Blinder
  “Almost Everything is Wrong with the New Tax Law”
  Wall Street Journal 2017年12月28日付

        “黒人の失業率は6.8%と過去最低となった。つまり、そういうことだ。アフリカ系アメリカ人の失業率は労働統計局の資料に見られる最も古い年、1972年以来下がったことがなかった... この下降トレンドが示す政治的・経済的メッセージは明確だ。すなわち経済成長を早めれば誰にとっても利益となる。”

— “Some Good Jobs News” Opinion page
  Wall Street Journal 2018年1月6日付


        先週、世界の多くの ― 特に米国の ― 株式指数に見られた史上新高値への上昇波は、12月20日の大規模な税制改革法案成立に対するFRB元副議長アラン・ブラインダーの批判コメントを真っ向から否定したように見える。しかしながら、2017年12月20日が「政治史における恥ずべき行いの日として記憶される...」とした彼の言及は、『フォーキャスト2017』と『フォーキャスト2018』で示した「2017年12月20日〜21日が『グレートリセット』における時間的な核心となる日だ」という解説を裏付けるものではある。それは太陽と土星の両方が冬至の当日に山羊座にイングレスするという、1870年以来見られなかった出来事であり、その年からちょうど2年後に起きた、米国史上最長の経済不況へと繋がった。だがそれについてはまた別の機会に触れよう。もし読者の皆さんがこの事に関するよりシクリカルかつジオコズミックによる分析を望むなら、『フォーキャスト2018』の始まりの章のいくつかを参照していただきたい。

以下、世界の株式指数、貴金属、原油、ユーロなどについての先週の動きをふり返る記述が続きますが、今回は省略させていただきます。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        今週は株式市場のリバーサルに関連する13種の重要なジオコズミック・サインが互いに近接しながら(12月10日〜1月14日)連続してアスペクトを形成する長期の時間帯の出口となる点で興味深い。その最後尾となる2つのアスペクトは土曜と日曜(1月13日、14日)の太陽と金星による天王星へのスクエアだ。このコラムでも数回にわたって触れたように、天王星が絡む時、それが近くの支持帯または抵抗帯に対してリバーサルになるかブレークアウトになるかは誰にも予測がつかない。株式市場は9月以来、幾度となく抵抗帯を "上抜け" してきていることから、私達はその勢いが続くという可能性を排除することは出来ない。歴史的に見れば、天王星のシグナルの内およそ80%がリバーサルに合致し、ブレークアウトに関連する確率はたったの20%ではあるのだが。

今週は他のジオコズミック要因から見ても注目に値する。それは「イングレス」として知られ、惑星が1つの星座宮を離れ次の星座宮に入っていく動きを言う。これは集合心理に変化が起きる時期を意味し、それが投資家心理の変化として顕れる可能性を持つ。私達にとって、最も重要なイングレスはヘリオセントリックの水星が射手座入りする1月19日〜30日で、ジオセントリックの火星が蠍座運行を終了する1月26日とも同期する。これらの惑星/星座宮コンビネーションは多くの市場における大きな価格変動との歴史的関連性を持つのだが、特に貴金属と通貨においてその傾向が強く、多くの場合、弱気よりは強気として示現しやすい。私達は12月8日に火星が蠍座入りして以来、すでに貴金属に強気のインパクトが与えられたのを目撃している。金と銀が今月を過ぎてなお、すなわち火星が蠍座を抜け、ヘリオセントリックの水星が射手座を離れてもなお騰がり続けられるかどうかを興味深く見ていこう。

今週はまた1月16日〜17日に山羊座終盤度数で新月が起きる。その日は金星が水瓶座入りする日でもあり、また2日後の19日には太陽が水瓶座へのイングレスを果たすというタイミングだ。天王星が水瓶座を支配すること、またこの週末に天王星を含む2つのアスペクトが完了したこと、そして天王星と水瓶座が人々の中に存在する体制に従おうとしない非協調主義、独創性、独立独歩の精神、一匹狼、反抗的性質と関連することを考慮すると、私達はこの1週間で、きわどく下品かつポリティカル・コレクトネスに反する行いを多く目にすることになると予測出来そうだ。

あるいは、もし私達が幸運であれば、その代わりに(またはそれと同時に)真に独創的で素晴らしい新機軸の思想や発見に恵まれる2週間を経験することになるかもしれない。だが、市場が今月終わりまで非常にボラタイルな様相を呈したとしても驚いてはいけない。私達は1月31日に起きる強力な月食へと近付いている。また同様に、個人の領域においても世界の指導者それぞれの言動が興奮しやすく不安定になるかもしれない。もしくは希望を交えて言うなら、良い刺激を受けて友好的になる可能性もある。後者の2つの要素は水瓶座とその支配星、天王星が持つ魅力的な特質を表すものだ。

なお米国市場は1月15日月曜、マーティン・ルーサー・キングを記念する祝日で休場となる。






訳文ここまで
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January 07, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/8【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月8日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米国/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “今後の景気動向を見るにあたって注目されていた12月の米国経済は非農業部門の就業者数が予想を下回る148,000人の増加となり、失業率は4.1%だったことが金曜に発表された労働省の雇用統計でわかった。ロイターの調べによればエコノミスト予想は非農業部門で190,000人増だった。これは11月の252,000人増を大きく下回るペースだ。ホリデー・シーズンの小売業が予想外にふるわず20,000人減となったことが全体の伸びを抑えたものと見られる。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2018年1月5日付

        “米国東海岸の各地を30cm以上の積雪で覆った激しい冬の嵐はボストンとその近郊に近来まれに見る洪水をもたらし、金曜朝には1億人が影響を受けると予測される危機的寒波の襲来に備えて住民が懸命に後片付けをする姿があちこちに見られた。”

— Erik Ortiz
  “East Coast Blizzard Unleashes Epic Flooding Ahead of Dangerous Cold”
  www.nbcnews.com/weather 2018年1月5日付

        “新年は大きな爆音と共に始まる。1月1日は満月であり、その翌日1月2日には天王星が牡羊座で順行に転じる。これは大荒れの気象と厳寒を暗示するものだ。米国の北部地域は記録的降雪に見舞われ、事故や交通遮断、そして生活に不可欠なサービス網の混乱を経験するかもしれない。”

— レイモンド・メリマン
  『フォーキャスト2018』より 2017年11月執筆


        今、私はミシガンに住んでいた頃に知り合った素晴らしい人々や友人達を懐かしく思う。だが同時に、今年はアリゾナに移住していて良かったとも感じている。ここでは毎日天気が良く、気温は過去6週間にわたって心地よい70°〜75°F(21°〜24°C)の間に留まっている。しかし、新年に入って日が過ぎると共に、米国の他の地域は史上最悪のブリザードと寒気に襲われた。これはまさに『フォーキャスト2018』で述べたように、この時期のジオコズミック配置と完全に合致している。

しかしながら、こうした天候も世界の株式市場の勢いを失わせる力は持たず、多くが騰がり続けて数年ぶりまたは史上初の高値へと舞い上がった。原油は30ヶ月ぶりを超えて久々の高値まで上昇したが、これはもしかするとある程度は、極度の寒気に向けて暖房用の灯油が必要になるという予感(そして現実)の影響があるかもしれない。そしてビットコインは金曜にまたも1600ドル以上の大きな反騰を見せて終えた。

米国内においては、例えばダウ平均は25,295で引けたが、これは史上新高値だった。ナスダック総合とS&Pも同様だった。これら全てが蠍座における強力な火星・木星コンジャンクションの1日前に示現している。火星は興奮と出来高(大きなエネルギー)を支配し、木星は楽観と希望に満ちた状態を支配する。

米国のビジネス界はトランプの経済政策がより大きな経済繁栄に繋がると考えて希望に満ち、楽観している。その感覚は、まずオバマがもたらした厄介な法令と懸念、すなわち証券取引委員会によって彼らのビジネスが監視され、自分達がその存在さえ知らなかったような法令に違反したとして罰金を科されたり、それと闘うことさえ出来ないような状況からの解放と共に生まれた。そして次に来たのが新しい税制改革法案の成立だ。これにより事業税は39%から21%に引き下げられ、企業世界には未来の収益の潜在的可能性に新たな楽観的視点が拡がった。

もちろんアンチ企業(あるいは反トランプ)を唱える人々は、企業にとって新たに棚ボタ式利益を与えるような状況を嫌悪し、企業はすでに十分な現金を抱え込んでいるではないかと嘆いている(大部分は正しい)。だが私達の仕事はそんな議論に加わることではなく、なぜ株式市場がその上昇に終わりが見えないほど強力に映るのかという理由を指摘することだ。これから企業はキャッシュを貯め込むよりも支出に向かう傾向が出やすい。つまり、彼らはそうしても大丈夫だと再び信じるようになるのだ。ただ一つの問題は、こうしたいわゆる優遇税制が、中流階層や低所得階層に向けては大したことがないという点だ。だから消費者層が負う平均債務高が非常に高いことを考慮すれば、企業が実際にもっと雇用を増やして賃金を上げていかない限り、もっとお金を使えるのはいったい誰だ?ということになる。土星と冥王星が山羊座(債務)に在泊する今、トランプ政権が考えているだろうほど消費者がより多くお金を使うようになるかどうか、私にはそれほど確信がない。おそらく与信枠の限度まで借りているような時、人々が今までより多額のお金を消費に回せるとは思わない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “事実、彼は短期金利をゼロまで大幅に引き下げて国債を買い上げ、経済成長と債務償却、そして低金利という正しいコンビネーションによる操縦を行うという、まさにそれ(金融危機)が爆発した時に必要とされることを理解していたという点で(FRBを)褒め称えた。問題となるのは金利とリスクプレミアムが史上最低に近い一方、債務高と資産価格が史上最高近くに上るという状況で、その過程を維持していくだけの燃料がほとんど残っていないことだ。FRBはもう金利をそれほど下げられないのと同じように上げることもあまり出来ない。さもないと債務返済がキャッシュフローを干上がらせ、資産価格は沈没する。かくしてレイ・ダリオ氏は、株価については適正だと考える一方で低金利の時代が続くことを見越し、これからの10年間、典型的なストックボンド・ポートフォリオ*に関してはインフレと税引き後の運用益がゼロ近くなるだろうと考えている。”

— Greg Ip
  “Hedge-Fund Titan Puts Away the Punch Bowl”
  Wall Street Journal 2018年1月4日付


*ストックボンド・ポートフォリオ:株式と債券を組み入れた従来のバランス型ポートフォリオ

        しかし企業にとってこれは本当に安全なのだろうか? そしてもしそうだとしても、土星が今や政府によるコントロールを意味する星座宮、山羊座を運行しつつあり、今後3年の間そこに在泊するという状況で長期的に安全であり続けるだろうか?


        昨今、私がよく訊かれる質問は — 戦争と自然災害についての質問は横に置いて —  何が株式市場下落の要因になるのか?という問いだ。さて、私としては自然災害か戦争か、どちらが株式市場を下落させるかについては確たる解答の持ち合わせがない。何故なら、いずれにしても全ての損傷や被害から復興するために再建し、新たな兵器や武器を製造するという、より大きな必要性と需要が生まれてくるからだ。

だが私は上に引用した記事でレイ・ダリオが指摘した事柄はよくわかったし、もしトランプ氏が既存の貿易協定を断固として拒絶し新たに関税(輸入にかかる税であり貿易戦争の要因となる)をかけ始めるとすれば、それが引き起こすかもしれない様々な問題さえも見てとれた。また、インフレの増大がFRBを従来の計画よりずっと積極的な利上げへと駆り立て、現況の経済興隆を頓挫させる可能性も予見出来る。それは前回、土星と冥王星が互いにバルサミック・フェーズ(コンジャンクション前の最後の45°以内)にある時に起きている。前回のコンジャンクションは1982年に起き、次は2020年だ。あるいは、もしトランプ氏が支持者達の多くの声に応えてロバート・ミュラーをクビにしたら、それが株式市場を動揺させる可能性もあると見ている。それがトランプ弾劾への扉を大きく開け放ち、そして(または)社会不安を引き起こす可能性もあるからだ。

もちろん、これらの問題はそう早々とは飛び出てきそうにない。土星はいまだに天王星とはトラインを形成しており、それは2018年9月まで続く。そして木星もまだ2018年8月に入るまで海王星とはトラインのままだ。ダウ平均が21,600以下へと下げ戻り始めない限り、6.5年と4年サイクルはまだ上を目指している。

だがそれは、その途上である程度の修正安が起きないということではない。そしてこうした修正安は、今もジオコズミック・サインが示すタイミングに非常に良く沿っている。実際、それらの可能性の一つは今現在展開しつつあるかもしれない。1月8日〜14日は太陽、金星、冥王星がトランシットの火星と木星にセクスタイルを形成すると同時に天王星にはスクエアとなる。もしここに天王星が含まれなければ、私達はこれが株式市場の天井を示唆し、急激な下落が起きる可能性についてもっと確信を持てたろう。いずれにせよその確率は高いのだ。だが天王星が強調されることから、株式市場が新高値 ― 誰もが想定外の高み ― へと爆発し続ける可能性も否めない。ちょうど天王星が多くの場合壮大なリバーサルを引き起こすように、どんな抵抗帯をも突破して新高値へとブレークアウトすることも多いからだ。

        この時期、とりわけ蠍座を火星が運行している今は、貴金属にとっても強気となる可能性が非常に高い。この惑星/星座宮のコンビネーションは金の強力な反騰との関連に確かな裏付けを持っており、12月の初頭から始まったことは大方の目撃するところとなった。火星の蠍座運行は1月26日に終わるが、高値はその前につけることになるかもしれない。しかしながら重要な下落を終えた後は、株がこんなにも元気の良い昨今、金を保持する理由などほとんど無いと見る多くの市場アナリストの見通しに反して金はもっと高値に上昇するかもしれない。常に反対方向に動くというわけではないのだ — 木星がこうも強調されている時に限っては...。







訳文ここまで
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