金融/マンデーン・アストロロジー

January 21, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月22日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国政府機関の閉鎖への懸念の高まりを受けて米ドルが3年来の安値に苦しむ一方、金価格は金曜早朝に0.5%上昇したが、貴金属はいまだにここ6週間で初の週を通しての下げの途上だった。”

― Reuters
  “Gold Up as Dollar Hurt by US Government Shutdown Fears”
  2018年1月19日付


        前週末に太陽と金星から天王星へスクエアが形成された後に大きく乱高下しながらも、先週、世界のいくつかの株式市場は史上新高値または数年来の高値まで騰がり続けた。その動きは天王星が関与する際の典型(不安定)ともいうべきものだったが、週末には太陽もまた天王星が支配する水瓶座入りしたことから、一段と誇張されているかもしれない。

たとえばダウ工業平均は、週の初めに26,000以上の史上新高値をつけたが、引けまでにその高値から300ポイント以上下落して終わった。しかし、月曜休場のために取引日が減り、週の第2取引日となった水曜には急な反騰を見せて300ポイント上昇し、26,000以上で引けている。だがその後、政府機関閉鎖への懸念が市場を席巻し、ダウ平均は当初26,153の史上新高値をつけた後、木曜ザラ場で200ポイント下落した。そして金曜、政府機関閉鎖への懸念は取引時間の当初は株価への重石となったが、引けまでにダウは50ポイント以上騰げて26,071と、その日の高値で週を終えている。

株式市場の史上新高値や数年ぶりの高値に湧いたのは、なにも米国のみの現象ではなかった。先週は世界のいくつかの指数に、始まって以来の新高値や10年ぶりの高値が示現している。したがって、こうした価格の伸びは特に米国に限って見られたわけではなく世界的な現象だったと言える。アジア・環太平洋地域では香港のハンセンとインドのニフティ指数が両方共1月19日金曜に新高値をつけた。日本の日経は1月18日木曜に24,084に舞い上がり、1991年11月以来の最高値をつけた。中国の上海指数は金曜、轟音と共に2年ぶりの最高値3498まで騰がった。中国の株式市場は強さを取り戻しつつある。オーストラリアでは、ASX指数が金曜に月の最安値まで落ち込んだ。だがその前の週の1月10日 — 1月8日の重要変化日からわずか2日後 — には10年ぶりの新高値をつけていた。とはいえ、ASXの下落は近隣地域における異市場間弱気ダイバージェンスの事例を生じさせている。

ヨーロッパの市場も先週は明るかったが、やはり異市場間弱気ダイバージェンスのシグナルを示していた。ドイツではDAXが金曜に13,445まで舞い上がり、11月7日につけた史上最高値13,525に非常に近いところまで行った。しかしながらアムステルダムのAEXは金曜に爆騰して570.27と17年ぶりの新高値に達している。ロンドンのFTSEは先週火曜1月16日に7791に達したが、太陽・金星が天王星にスクエアとなった週末直前の1月12日につけた史上最高値7792からわずかに下げている。チューリヒのSMIは前週となる1月9日、これも1月8日の重要変化日に同期して示現した史上新高値から先週は実際に下落している。先週、ヨーロッパで唯一の史上新高値が示現したのはロシアのMICEX指数で、金曜に2306まで反騰した。そう、つまりロシアまでもがこの世界的な株価騰勢の動きに参加していることになる。

アメリカ大陸では先週、全ての指数 — ナスダック総合、ダウ平均からブラジルのボヴェスパやアルゼンチンのメルヴァルまで史上新高値をつけた。

        これらの印象的な反騰は株式市場に限ったことではなかった。多くの商品市場や通貨もまた騰がり、一方米ドルは3年ぶりの新安値に沈んだ。先週の原油は1バレルあたり65ドルと3年来の高値をつけたが、これは『フォーキャスト2018』で示した私達の第一ターゲット65〜70ドルに近い。金は1トロイオンスあたり1345ドルに反騰して9月8日につけた年初来高値1358ドルを試しつつある。ユーロもまた飛び立ち、2014年12月以来初めて1.2300を上回っている。この動きは2017年1月が16.5年サイクルの底となるという私達の予測をさらに裏付けるものとなっている。

        暗号通貨はまた異なる道どちらかと言えば米ドルに似た道を進んだ。ビットコインは水曜に9156まで下落、これは11月30日以来の最安値水準であり、ちょうど1ヶ月前の12月18日につけた史上最高値19,458をはるかに下回っている。金曜に株式市場が引けた後、ビットコインは11,400近辺で取引されていた。イーサリアムは健闘して先週は6266までしか下がらず、12月22日につけた4012の安値を大きく上回っている。しかしながら、これも私達の直近リバーサルゾーンに近い1月10日と15日につけたダブルトップの高値11,356と11,313から見ればはるか下方に沈んでいる。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “...他の国民生活の領域で政府による抑制と均衡が不在であるような時、国防や国際情勢に関わる行政政策と行政権に対する唯一の効果的な抑制力は「見識ある市民」の存在である。確かな情報に基づいた上での重要な世論は、それだけでも民主政治の価値を護ることを可能とする。したがって、機敏で精緻な知識を持ち、かつ自由な報道の存在が憲法修正第一項*の基本的な目的の実現に最も貢献するのはおそらくこの点においてである。確かな情報と自由な報道のどちらを欠いても、見識ある市民の存在はあり得ない。”

— 米国最高裁判決 6-3 1971年6月30日
 (映画「The Post」より「ペンタゴン文書」の報道について
  新聞社を擁護した一節)
 
  * 憲法修正第一項:米国憲法において「言論の自由」を定めた条項


         “我々の政府が国民の意見を基盤とするものであるなら、第一番の目的はそれを正しく維持することだ。そこで私に残される決断は報道抜きの政府を取るか、政府抜きの報道を選ぶかだが、私は後者を選ぶにあたり一瞬の躊躇もすべきではないだろう。”

— トマス・ジェファーソン


        “それはテープに録音された彼(リチャード・ニクソン)の肉声だ。ここで興味深いのは、トランプ大統領がツイートでメディアに言及しているのと同じ内容をニクソンもメディアについて言っていることだ。ただ、このテープが明るみに出るまで私達はニクソンがそんな事を言ったなどとは知らなかっただけだ。”

— Len Downie
  ワシントン・ポスト紙 元編集長
  インタビュー Nicole Carroll, Arizona Republic/USA Today Network
  “From Inside the Newsroom of “The Post”  2018年1月14日付


        株式指数が史上最高値や数年来の高値をつけるというエキサイティングな状況にもかかわらず、他の領域では潜在的な社会不安が高まりつつある。米国におけるその一つは、言論の自由と報道の自由への崇敬の念に関するものだ。言論の自由と報道の自由に相関するジオコズミック要因は水星だ。水星はコミュニケーションを象徴する。米国建国図(始原図)において、水星は蟹座終盤度数に在泊し、冥王星(と月)に文字通りのオポジションを形成している(1776年7月2日の建国チャート)。去年からトランシットの天王星が米国建国図の水星・冥王星オポジションにTスクエアを形成してきたが、それは今年の4月、天王星が牡羊座を離れて牡牛座(お金、銀行、畜牛)に入居するまで続く。

しかしながら、報道の自由への脅威はその時点では終わらないだろう。その後2020年と2021年にはトランシットの土星が冥王星にコンジャンクトし(そして水星にオポジションを形成)、続いてトランシットの冥王星も同様の動きとなるからだ。今、そして今後も大きな争点となっていくのは、言論の自由や報道の自由を脅かすものが、一方で「フェイク・ニュース」であり、そしてもう一方はそれに対抗するところの政権が抱える欲望だということだ。それは政権の観点や企図を支持しない報道はどんなものでも厳しく非難したいという真の欲望だ。

双子座/乙女座の19°〜22°に在泊する米国の火星・海王星スクエアに対し、トランシットの海王星がTスクエアを形成すべく進行中の今、私達が真実を知ることはあり得ないかもしれない。だが確実に言えるのは、私達がもうかなり長い間、ホワイトハウスと報道陣の狭間に置かれて虚報やいわゆるがせネタに影響されており、それに伴い「検閲」への懸念が2020年〜2022年には限界点に達するということだ。またこれは、次の金融危機のタイミングに関する私達の見通しともタイミング的に合致している。この件に関しては2月3日のワールドワイド・ウェビナーで論じるつもりだ。

短期的には、先週のコメントを再掲しておこう。
『私達にとって、最も重要なイングレスはヘリオセントリックの水星が射手座入りする1月19日~30日で、ジオセントリックの火星が蠍座運行を終了する1月26日とも同期する。これらの惑星/星座宮コンビネーションは多くの市場における大きな価格変動との歴史的関連性を持つのだが、特に貴金属と通貨においてその傾向が強く、多くの場合、弱気よりは強気として示現しやすい。私達は12月8日に火星が蠍座入りして以来、すでに貴金属に強気のインパクトが与えられたのを目撃している。金と銀が今月を過ぎてなお、すなわち火星が蠍座を抜け、ヘリオセントリックの水星が射手座を離れてもなお騰がり続けられるかどうかを興味深く見ていこう。』

また短期的に私達が焦点を当てるべきは、1月31日に起きる強力な月食の接近だ。私達は現在〜2月18日まで、ボラタイルで予測不能な星座宮、水瓶座を太陽が運行する時期に入っている。しかしながら、1月31日の月食を除いては、2月4日までリバーサルを示唆するジオコズミック・サインはない。また3月初頭までは最強レベル1のシグナルもやって来ない。これが意味するのは、去年9月の木星・天王星オポジション以来相当な勢いで続いているこの強気のブレークアウトを阻止するほどのジオコズミック上の障害は3月まで無いかもしれないということだ。

この可能性を支持する見方としては、今年の税金シーズンには2月〜3月に退職金口座への巨額の資金流入が起こり、それが株式指数を押し上げる潜在力となるという見通しがある。ひょっとするとそれは夏まで続くのかもしれない。何故なら土星・天王星と木星・海王星がそのあたりまでウェイニングトラインを保ち続けるからだ。こうしたジオコズミック要因についても2月3日に開催する次回のウェビナーで触れていくつもりだ。







訳文ここまで
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January 14, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/15【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは時間の都合により一部抄訳です。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “(まもなくFRB新議長に就任する見込みの)ジェローム・パウエルは、今後1〜2年にわたる二律背反の苦渋に直面しようとしている。もし低いインフレ率が低金利を必要としながら、その低金利自体がやがて起きる破壊的な資産の破綻の可能性を高めるとしたら? 彼は今金利を上げることでバブルの初動を抑えるべきなのか、あるいは資産崩壊の後で問題を始末するための計画を立てるべきなのか?”

— Greg Ip
  “For Fed, Stock Boom Brings Bubble Déjà Vu”
  Wall Street Journal 2018年1月11日付


        “12月20日は政治史上の悪名または恥ずべき行い、いやおそらくその両方が具現した日として後々まで記憶されるべきだ。民主党の票が一票も入らないまま — それ自体が非常に特異なことだが — 巨大な税制法案が成立した後、共和党議員達はホワイトハウスの階段でトランプ大統領を中心に集まり、自画自賛の乱痴気騒ぎを演じた... これは何も米国史上最大の減税というわけではなく、しかも連邦の赤字に打撃の追い討ちをかける行為だ。”

— Alan S. Blinder
  “Almost Everything is Wrong with the New Tax Law”
  Wall Street Journal 2017年12月28日付

        “黒人の失業率は6.8%と過去最低となった。つまり、そういうことだ。アフリカ系アメリカ人の失業率は労働統計局の資料に見られる最も古い年、1972年以来下がったことがなかった... この下降トレンドが示す政治的・経済的メッセージは明確だ。すなわち経済成長を早めれば誰にとっても利益となる。”

— “Some Good Jobs News” Opinion page
  Wall Street Journal 2018年1月6日付


        先週、世界の多くの ― 特に米国の ― 株式指数に見られた史上新高値への上昇波は、12月20日の大規模な税制改革法案成立に対するFRB元副議長アラン・ブラインダーの批判コメントを真っ向から否定したように見える。しかしながら、2017年12月20日が「政治史における恥ずべき行いの日として記憶される...」とした彼の言及は、『フォーキャスト2017』と『フォーキャスト2018』で示した「2017年12月20日〜21日が『グレートリセット』における時間的な核心となる日だ」という解説を裏付けるものではある。それは太陽と土星の両方が冬至の当日に山羊座にイングレスするという、1870年以来見られなかった出来事であり、その年からちょうど2年後に起きた、米国史上最長の経済不況へと繋がった。だがそれについてはまた別の機会に触れよう。もし読者の皆さんがこの事に関するよりシクリカルかつジオコズミックによる分析を望むなら、『フォーキャスト2018』の始まりの章のいくつかを参照していただきたい。

以下、世界の株式指数、貴金属、原油、ユーロなどについての先週の動きをふり返る記述が続きますが、今回は省略させていただきます。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        今週は株式市場のリバーサルに関連する13種の重要なジオコズミック・サインが互いに近接しながら(12月10日〜1月14日)連続してアスペクトを形成する長期の時間帯の出口となる点で興味深い。その最後尾となる2つのアスペクトは土曜と日曜(1月13日、14日)の太陽と金星による天王星へのスクエアだ。このコラムでも数回にわたって触れたように、天王星が絡む時、それが近くの支持帯または抵抗帯に対してリバーサルになるかブレークアウトになるかは誰にも予測がつかない。株式市場は9月以来、幾度となく抵抗帯を "上抜け" してきていることから、私達はその勢いが続くという可能性を排除することは出来ない。歴史的に見れば、天王星のシグナルの内およそ80%がリバーサルに合致し、ブレークアウトに関連する確率はたったの20%ではあるのだが。

今週は他のジオコズミック要因から見ても注目に値する。それは「イングレス」として知られ、惑星が1つの星座宮を離れ次の星座宮に入っていく動きを言う。これは集合心理に変化が起きる時期を意味し、それが投資家心理の変化として顕れる可能性を持つ。私達にとって、最も重要なイングレスはヘリオセントリックの水星が射手座入りする1月19日〜30日で、ジオセントリックの火星が蠍座運行を終了する1月26日とも同期する。これらの惑星/星座宮コンビネーションは多くの市場における大きな価格変動との歴史的関連性を持つのだが、特に貴金属と通貨においてその傾向が強く、多くの場合、弱気よりは強気として示現しやすい。私達は12月8日に火星が蠍座入りして以来、すでに貴金属に強気のインパクトが与えられたのを目撃している。金と銀が今月を過ぎてなお、すなわち火星が蠍座を抜け、ヘリオセントリックの水星が射手座を離れてもなお騰がり続けられるかどうかを興味深く見ていこう。

今週はまた1月16日〜17日に山羊座終盤度数で新月が起きる。その日は金星が水瓶座入りする日でもあり、また2日後の19日には太陽が水瓶座へのイングレスを果たすというタイミングだ。天王星が水瓶座を支配すること、またこの週末に天王星を含む2つのアスペクトが完了したこと、そして天王星と水瓶座が人々の中に存在する体制に従おうとしない非協調主義、独創性、独立独歩の精神、一匹狼、反抗的性質と関連することを考慮すると、私達はこの1週間で、きわどく下品かつポリティカル・コレクトネスに反する行いを多く目にすることになると予測出来そうだ。

あるいは、もし私達が幸運であれば、その代わりに(またはそれと同時に)真に独創的で素晴らしい新機軸の思想や発見に恵まれる2週間を経験することになるかもしれない。だが、市場が今月終わりまで非常にボラタイルな様相を呈したとしても驚いてはいけない。私達は1月31日に起きる強力な月食へと近付いている。また同様に、個人の領域においても世界の指導者それぞれの言動が興奮しやすく不安定になるかもしれない。もしくは希望を交えて言うなら、良い刺激を受けて友好的になる可能性もある。後者の2つの要素は水瓶座とその支配星、天王星が持つ魅力的な特質を表すものだ。

なお米国市場は1月15日月曜、マーティン・ルーサー・キングを記念する祝日で休場となる。






訳文ここまで
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January 07, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/8【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月8日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米国/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “今後の景気動向を見るにあたって注目されていた12月の米国経済は非農業部門の就業者数が予想を下回る148,000人の増加となり、失業率は4.1%だったことが金曜に発表された労働省の雇用統計でわかった。ロイターの調べによればエコノミスト予想は非農業部門で190,000人増だった。これは11月の252,000人増を大きく下回るペースだ。ホリデー・シーズンの小売業が予想外にふるわず20,000人減となったことが全体の伸びを抑えたものと見られる。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2018年1月5日付

        “米国東海岸の各地を30cm以上の積雪で覆った激しい冬の嵐はボストンとその近郊に近来まれに見る洪水をもたらし、金曜朝には1億人が影響を受けると予測される危機的寒波の襲来に備えて住民が懸命に後片付けをする姿があちこちに見られた。”

— Erik Ortiz
  “East Coast Blizzard Unleashes Epic Flooding Ahead of Dangerous Cold”
  www.nbcnews.com/weather 2018年1月5日付

        “新年は大きな爆音と共に始まる。1月1日は満月であり、その翌日1月2日には天王星が牡羊座で順行に転じる。これは大荒れの気象と厳寒を暗示するものだ。米国の北部地域は記録的降雪に見舞われ、事故や交通遮断、そして生活に不可欠なサービス網の混乱を経験するかもしれない。”

— レイモンド・メリマン
  『フォーキャスト2018』より 2017年11月執筆


        今、私はミシガンに住んでいた頃に知り合った素晴らしい人々や友人達を懐かしく思う。だが同時に、今年はアリゾナに移住していて良かったとも感じている。ここでは毎日天気が良く、気温は過去6週間にわたって心地よい70°〜75°F(21°〜24°C)の間に留まっている。しかし、新年に入って日が過ぎると共に、米国の他の地域は史上最悪のブリザードと寒気に襲われた。これはまさに『フォーキャスト2018』で述べたように、この時期のジオコズミック配置と完全に合致している。

しかしながら、こうした天候も世界の株式市場の勢いを失わせる力は持たず、多くが騰がり続けて数年ぶりまたは史上初の高値へと舞い上がった。原油は30ヶ月ぶりを超えて久々の高値まで上昇したが、これはもしかするとある程度は、極度の寒気に向けて暖房用の灯油が必要になるという予感(そして現実)の影響があるかもしれない。そしてビットコインは金曜にまたも1600ドル以上の大きな反騰を見せて終えた。

米国内においては、例えばダウ平均は25,295で引けたが、これは史上新高値だった。ナスダック総合とS&Pも同様だった。これら全てが蠍座における強力な火星・木星コンジャンクションの1日前に示現している。火星は興奮と出来高(大きなエネルギー)を支配し、木星は楽観と希望に満ちた状態を支配する。

米国のビジネス界はトランプの経済政策がより大きな経済繁栄に繋がると考えて希望に満ち、楽観している。その感覚は、まずオバマがもたらした厄介な法令と懸念、すなわち証券取引委員会によって彼らのビジネスが監視され、自分達がその存在さえ知らなかったような法令に違反したとして罰金を科されたり、それと闘うことさえ出来ないような状況からの解放と共に生まれた。そして次に来たのが新しい税制改革法案の成立だ。これにより事業税は39%から21%に引き下げられ、企業世界には未来の収益の潜在的可能性に新たな楽観的視点が拡がった。

もちろんアンチ企業(あるいは反トランプ)を唱える人々は、企業にとって新たに棚ボタ式利益を与えるような状況を嫌悪し、企業はすでに十分な現金を抱え込んでいるではないかと嘆いている(大部分は正しい)。だが私達の仕事はそんな議論に加わることではなく、なぜ株式市場がその上昇に終わりが見えないほど強力に映るのかという理由を指摘することだ。これから企業はキャッシュを貯め込むよりも支出に向かう傾向が出やすい。つまり、彼らはそうしても大丈夫だと再び信じるようになるのだ。ただ一つの問題は、こうしたいわゆる優遇税制が、中流階層や低所得階層に向けては大したことがないという点だ。だから消費者層が負う平均債務高が非常に高いことを考慮すれば、企業が実際にもっと雇用を増やして賃金を上げていかない限り、もっとお金を使えるのはいったい誰だ?ということになる。土星と冥王星が山羊座(債務)に在泊する今、トランプ政権が考えているだろうほど消費者がより多くお金を使うようになるかどうか、私にはそれほど確信がない。おそらく与信枠の限度まで借りているような時、人々が今までより多額のお金を消費に回せるとは思わない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “事実、彼は短期金利をゼロまで大幅に引き下げて国債を買い上げ、経済成長と債務償却、そして低金利という正しいコンビネーションによる操縦を行うという、まさにそれ(金融危機)が爆発した時に必要とされることを理解していたという点で(FRBを)褒め称えた。問題となるのは金利とリスクプレミアムが史上最低に近い一方、債務高と資産価格が史上最高近くに上るという状況で、その過程を維持していくだけの燃料がほとんど残っていないことだ。FRBはもう金利をそれほど下げられないのと同じように上げることもあまり出来ない。さもないと債務返済がキャッシュフローを干上がらせ、資産価格は沈没する。かくしてレイ・ダリオ氏は、株価については適正だと考える一方で低金利の時代が続くことを見越し、これからの10年間、典型的なストックボンド・ポートフォリオ*に関してはインフレと税引き後の運用益がゼロ近くなるだろうと考えている。”

— Greg Ip
  “Hedge-Fund Titan Puts Away the Punch Bowl”
  Wall Street Journal 2018年1月4日付


*ストックボンド・ポートフォリオ:株式と債券を組み入れた従来のバランス型ポートフォリオ

        しかし企業にとってこれは本当に安全なのだろうか? そしてもしそうだとしても、土星が今や政府によるコントロールを意味する星座宮、山羊座を運行しつつあり、今後3年の間そこに在泊するという状況で長期的に安全であり続けるだろうか?


        昨今、私がよく訊かれる質問は — 戦争と自然災害についての質問は横に置いて —  何が株式市場下落の要因になるのか?という問いだ。さて、私としては自然災害か戦争か、どちらが株式市場を下落させるかについては確たる解答の持ち合わせがない。何故なら、いずれにしても全ての損傷や被害から復興するために再建し、新たな兵器や武器を製造するという、より大きな必要性と需要が生まれてくるからだ。

だが私は上に引用した記事でレイ・ダリオが指摘した事柄はよくわかったし、もしトランプ氏が既存の貿易協定を断固として拒絶し新たに関税(輸入にかかる税であり貿易戦争の要因となる)をかけ始めるとすれば、それが引き起こすかもしれない様々な問題さえも見てとれた。また、インフレの増大がFRBを従来の計画よりずっと積極的な利上げへと駆り立て、現況の経済興隆を頓挫させる可能性も予見出来る。それは前回、土星と冥王星が互いにバルサミック・フェーズ(コンジャンクション前の最後の45°以内)にある時に起きている。前回のコンジャンクションは1982年に起き、次は2020年だ。あるいは、もしトランプ氏が支持者達の多くの声に応えてロバート・ミュラーをクビにしたら、それが株式市場を動揺させる可能性もあると見ている。それがトランプ弾劾への扉を大きく開け放ち、そして(または)社会不安を引き起こす可能性もあるからだ。

もちろん、これらの問題はそう早々とは飛び出てきそうにない。土星はいまだに天王星とはトラインを形成しており、それは2018年9月まで続く。そして木星もまだ2018年8月に入るまで海王星とはトラインのままだ。ダウ平均が21,600以下へと下げ戻り始めない限り、6.5年と4年サイクルはまだ上を目指している。

だがそれは、その途上である程度の修正安が起きないということではない。そしてこうした修正安は、今もジオコズミック・サインが示すタイミングに非常に良く沿っている。実際、それらの可能性の一つは今現在展開しつつあるかもしれない。1月8日〜14日は太陽、金星、冥王星がトランシットの火星と木星にセクスタイルを形成すると同時に天王星にはスクエアとなる。もしここに天王星が含まれなければ、私達はこれが株式市場の天井を示唆し、急激な下落が起きる可能性についてもっと確信を持てたろう。いずれにせよその確率は高いのだ。だが天王星が強調されることから、株式市場が新高値 ― 誰もが想定外の高み ― へと爆発し続ける可能性も否めない。ちょうど天王星が多くの場合壮大なリバーサルを引き起こすように、どんな抵抗帯をも突破して新高値へとブレークアウトすることも多いからだ。

        この時期、とりわけ蠍座を火星が運行している今は、貴金属にとっても強気となる可能性が非常に高い。この惑星/星座宮のコンビネーションは金の強力な反騰との関連に確かな裏付けを持っており、12月の初頭から始まったことは大方の目撃するところとなった。火星の蠍座運行は1月26日に終わるが、高値はその前につけることになるかもしれない。しかしながら重要な下落を終えた後は、株がこんなにも元気の良い昨今、金を保持する理由などほとんど無いと見る多くの市場アナリストの見通しに反して金はもっと高値に上昇するかもしれない。常に反対方向に動くというわけではないのだ — 木星がこうも強調されている時に限っては...。







訳文ここまで
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December 24, 2017

『フォーキャスト2018』&『マンデーン2018』

※ 12月25日付メリマンコラムは一つ下の記事になります。
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        今年も『フォーキャスト2018』が投資日報社さんから発売されました。12月25日に販売開始と聞いていたのですが、Twitterではもうお手許に届いたと報告してくださる方もいらっしゃいました。 毎年購入する方々も多い本なので今更感もあるけれど、まだあまり馴染みのない方、電子本版の『マンデーン2018』(おそらく来年春にAmazonから発売)を楽しみにしてくださる方のために、中身の項目をざっとご紹介しようと思います。

今年のマンデーン・パートを翻訳していて一番感じたのは、メリマンさんの文章が去年までと微妙に変わっているような気がしたことでしょうか。と言っても何がどう、という明確な感じではなく、ただ行間から伝わってくる迫力とでもいうか... 前へ前へ、と容赦なく押されるような、それでいて多様なニュアンスが様々に込められたような、濃密な感覚だったかもしれません。

        今年のフォーキャストの大テーマは、なんといっても「ザ・グレートリセット」の本格的な始動ということだと思います。このグレートリセットの解説を翻訳しながら、グルグル回る頭と同時にずっと考えていたこと(考えさせられていたこと)がありました。

...グレートリセット。本当にひとつの時代が終わり、新しい時代が始まっていく... 机上の空論でもなければ夢物語のような「新時代」がやって来る!というのでもない。「新時代」は派手なニュースから始まるような気がしがちだけど、実はわたし達ひとりひとりの地道な生活の場から、お財布から、SNSから、通勤電車の片隅から、TVやネットに流れる無数のゴシップの切れ端から... 全てのひと達の気分の中から芽を出し、いつのまにか始まっていく。フックになる出来事は確かにある。それはときに激しく、ときに密やかに、そしてときには残酷で凄惨なかたちを取ってやって来る。けれどその中から新たな思想が生まれ、未知の分野が開拓されていく。 それは人間の生死をはるかに超えた遅い惑星達のサイクルに導かれ、人類史という波動を創り上げていく。波動...頂点と底点をめぐるうねり。おそらくそれは、螺旋運動を真横から見たものかもしれない。その螺旋が向かう方向を真に知っている存在は果たして居るのだろうか?...太陽と土星が冬至という特別な日に揃ってエリーズ・ポイント(個と世界が相まみえ、互いに影響しあう交差点)の一つである山羊座0°にイングレスした日から、2020年、あるいは2024年まで...わたし達は今、個人としても集合意識としても、新たな人類の旅がどんな方向に向かおうとするのかを決めようとしているのかもしれない。多分その結果を単純に良いとか悪いとか判断することは誰にも出来ないだろう......。なんて。 

  今年はそんなことを感じつつ、いつものメリマンさんの文章から漂う、噛んで含めるような詳しい講義を目の前で受けているような感覚を味わいました。けれどそれと同時に、いつになく複雑なニュアンスが含まれているように感じられる箇所も多くあり、はたしてそれをきちんと表現しきれるのか?という苦しさもまた感じながらの作業になりました。時間の限られた仕事なのは初めからわかっていることなので、推敲する時間があれば...なんて言い訳は出来ないのですが。。(^_^;

        まぁ、とか何とかあれこれ言うよりも、どんな内容になっているのか見当を付けるには毎年のようにまずは目次を見ていただくのがとりあえず一番!ということで(少なくともわたしは学ぶための本を探すとき目次を見たくなります)それを順番に載せてみますね。今年はB5版で総ページ数256と去年より8ページほど増えています。


Cover2018


相場に関する天体の位相
この本に使われているジオコスミック(アストロロジー)用語


------------ここから★マンデーン・アストロロジー編------------------

2018年春に発売予定の『マンデーン2018』にはこちらの項目と後半のマンデーン&個人向け項目が収録されます。また巻末にはより詳しい相場用語やアストロロジー用語集が付録として付きます。

『フォーキャスト2018』のハイライト
29年サイクルを持つ土星が山羊座に入居、冬至付近でこれが起きるのは1870年以来初の出来事
2018年5月15日に天王星が牡牛座に入居し、11月6日に牡羊座に戻り、2019年3月6日に牡牛座に入り直して7年間の旅を開始
2017年6月16日〜2019年5月2日、天王星・海王星ワクシングセミスクエア(171年サイクル)
2020年〜2023年に次回金融危機の潜在的可能性
政府リーダーシップの変化を促す世界的潮流は2021年へと続く
今後7年の間、強調される中央銀行の変容
FRBの急進的改革へのプレッシャーが高まる
2018年も増大し続ける戦争の脅威と可能性(米国とイランを含む)はおそらく2021年へと続いていく
米国とロシア間の緊張は2026年中まで続く
米ドルの価値は2020年代も下がり続け世界基軸通貨としての地位を脅かす
世界規模で高まる「法と秩序」の要求
グローバル・リセットは続く:旅は次なる宇宙領域へ
山羊座イングレスの重要性
山羊座の土星、蠍座の木星:境界、倫理道徳、法的説明責任そして責務
法と秩序、境界と治安
牡牛座の天王星:狂い出す銀行

迫り来る一時代の終焉:ザ・グレートリセットが始まる
カーディナル・クライマックスのパート1(2008年~2015年)
 と パート2(2016年〜2024年)
ザ・グレートリセット
二次反応
土星から天王星、土星から冥王星への近接したハードアスペクトがもたらす破壊的対応性
概要
テクノロジー、テロリズム、税金、そして精神障害
天王星・海王星のワクシングセミスクエア
蠍座の木星 — 宝を探す者
獅子座を運行する月のノースノード
2018年の米国
米国始原図
米国のプログレス・チャート
米国始原図への重要なトランシット
2018年の米国と大統領
ドナルド・トランプのプログレス・チャート2018年
ドナルド・トランプの出生図へのトランシット2018年
私達が持つ不可侵の権利:生命、自由、そして幸福の追求
(これは去年までのフォーキャストには無かった章です。おそらく今回のグレートリセットを希望を持って過ぎ越していくための総まとめとして、わたし達読者のために書き足された解説であり、そして先達としてのアドバイスではないでしょうか。「あなたは — 私達は — 理由があって歴史上のこの時に生まれて来た」という一文から始まる節には、エボリューショナリー・アストロロジーの元祖としてのメリマンさんの片鱗が見える気がしました。とても力のこもった章になっています。)
2018年の水星逆行期
 
2018年の金星逆行期

2018年の火星逆行期


------------ここから★相場編------------------

このパートはわたしの担当ではありませんが、投資家の方なら各項目を見ただけで大体の内容は把握出来るのではないでしょうか。国債、米国株式、日経平均、通貨、金、原油、穀物、大豆に関し、各相場に関連するサイクル理論とジオコズミック展望、また必要に応じてキー・パーソンや関連機関のアストロロジー・チャートを駆使したファンダメンタルズ分析などを駆使し、可能性の高い値動きと要となりそうな重要変化日を割り出しています。

2018年の米国Tノート(米国10年債)及び金利

  回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  連邦準備制度理事会(FRB)
  ジェローム・パウエルFRB 新議長
  結 論
  重要変化日

2018年の米国株式

  回 顧
  米国株式の長期サイクル
  ジオコスミック1(長期ジオコスミックサイクル)
  4年サイクル
  ジオコスミック2
  NYSEの始原図
  株価のセクター
  結 論
  重要変化日

2018年の通貨市場
 (米ドル指数、ドル/円、ユーロ/ドル)
 

  米ドル指数:回 顧
  米ドル指数のサイクル―16.5年サイクルと16年“大統領選” サイクル 
  ドル/円相場:回 顧
  サイクルズ
  ユーロ/ドル相場:回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論
  重要変化日

2018年の日経平均株価

  回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論
  重要変化日

2018年の金相場
 

  回 顧
  金のサイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論
  金の重要変化日

2018年の原油相場(by Nitin Bhandari

  回 顧
  原油の中長期サイクル
  ジオコスミックス
  結 論
  重要変化日

2018年の天候パターン

  事故及び自然災害が起こりやすい時期

2018年の穀物相場(コーン・大豆)

  コーン:回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論

大 豆(by Kat Powell, MMTA Graduate)

  回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論
  重要変化日


------------ ここから★マンデーン・個人編 ------------------

2018年の調和の日/試練の日
2018年中、惑星フォーメーションが調和的な日柄と厳しい挑戦が訪れそうな日柄を提示しています。 一般的に祝いごとや重要な決め事に適した期間、避けたほうが良い時期がわかるようになっています。

2018年の季節的なテーマ

  :2017年12月21日~2018年3月20日
  :2018年3月20日~6月21日
  :2018年6月21日~9月22日
  :2018年9月22日~12月21日
2017年の冬至図、2018年の春分図、夏至図、秋分図をベースとして形成される惑星同士のアスペクトや動きを追いながら、各季節ごとに世界の米国の政治、経済、社会に起こりそうな出来事やわたし達の集合意識が創り出す「気分」を分析し予測しています。うーん、2018年は(も...ですね)かなり本格的な激動の年になりそうです。

2018年 星座別個人の運気予測
太陽が在泊する星座宮を使い、1年の個人的テーマや課題、努力すべきことやスムーズに運びそうな物事、また注意を要する物事などを「仕事とお金」「人間関係」の2項目に分けてアドバイスしています。投資家さんは昔からフォーキャストが送られてくると真っ先にこのパートを読まれるのだとか。。

牡羊座(3月20日~4月19日)
牡牛座(4月19日~5月20日)
双子座(5月20日~6月20日)
蟹 座(6月20日~7月22日)
獅子座(7月22日~8月22日)
乙女座(8月22日~9月22日)
天秤座(9月23日~10月24日)
蠍 座(10月23日~11月22日)
射手座(11月21日~12月21日)
山羊座(12月21日~1月20日)
水瓶座(1月19日~2月18日)
魚 座(2月18日~3月20日)

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  以上、とてもとても簡単ではありますが...何となく2018年版の雰囲気は感じてもらえたでしょうか。。 『フォーキャスト2018』は税込¥8,100と投資家さん向けの高価な本ですが、金融アストロロジーを学びたい方、本格的なアストロ・トレーダー志望の方にとっても必須の教材になるかと思います。また、マンデーン・アストロロジーに興味のある方には来春発売予定の『マンデーン2018』Kindle版がお薦めです。来年もきっと出させて頂けると思うので、どうか楽しみにお待ちください。


hiyoka★


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レイモンド・メリマン 週間コメント12/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年12月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
  来週1月1日付のコラムはお休みさせていただきます。
  m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        ビットコインは金曜、11,000ドル以下と週初めの史上最高値から44%の下落をみた。コインベースによれば、ビットコインは先週日曜に19,800ドル以上の新高値に反騰した後、ニューヨーク時間の木曜には大半の時間帯で15,500ドル近辺で取引されていた。しかし午後に入ってからの下げが夜にかけて激しさを増し、結局30.2%下げて金曜朝のコインベースでは10,400ドルの安値を記録した。その後金曜昼過ぎには13,100ドルまで回復している。”

— Evelyn Cheng
  “Bitcoin Plunges Below $11,000 in Volatile Trading on Coinbase as Rout Accelerates”
  www.cnbc.com 2017年12月22日付


        先週は非常に多くの出来事が起き、ここ150年来初めて太陽と土星が冬至に山羊座入りするというイベントにふさわしい週となった。それは『フォーキャスト2017』そして『フォーキャスト2018』でも述べたように、「ザ・グレートリセット」に関わる宇宙的配置だ。何故なら冬至はアストロロジーの研究における象徴体系の内でもすこぶる重要な意味を持っているからだ。この日は1年の内、北半球で最も暗い日だ。この時点から闇は減少し始め、光が増し始める。あぁ、ところでいわゆる「グル」という呼称はここから定義された言葉だという。つまり「闇を払いのける者」だ。

今年の冬至にこうも重要な意味を与えている要因は、土星が山羊座入りし、今後約3年の旅を開始してから24時間以内にそれが起きることにある。冬至に土星が太陽と共に在ることは、長期的展望を持つ新プロジェクトのスタートに良い期間を現出させる。この時期は、少なくとも今後3年間、あなた自身の資産(才能を含む)やエネルギーを自分が携わり続けたいと意図する物事に投資することを考えると良い。またもし可能なら7年半、ないしは29年間続けられると良いだろう。

実のところ先週、私自身はそれほど社会的に目立つ物事が起きるとは予測していなかったのだが、実際は重要な出来事があった。米国政府 — あるいは少なくとも議会共和党と大統領 — が主要な税制改革法を成立させたのだ。それが本来かくあるべきだったものの骨抜きバージョンだという現実はとりあえず忘れて、だ。つまり、スタート時点でそれは法人税を39%から15%に減税するプランだった。その後20%になった。そしてついに、21%ということに落ち着いたのだ。それでもやはり米国企業にとっては朗報の兆しとなる重要な減税であり、米国株式市場が12月19日月曜に印象的な史上新高値に上る要因となった。

現在、評判の高い幾人かのアナリストが2018年の米国株に10%かそれ以上の上昇があると予測している。彼らは正しいかもしれない。2018年の8月まで、蠍座(税金)の木星(楽観)が海王星(多幸症と利益)にトラインを形成し続けるからだ。それに加え、土星・天王星トラインも2018年8月〜9月にはほとんど正確な "戻り形成" となる。このアスペクトは2016年12月から発効しており、米国株の歴史において4年またはそれ以上のサイクルの天井に対し確率100%の関連性を保っているのだ。しかしながら、期待された物事は今や為された。だから投資家は、少なくとも税制改革がもたらすと期待される利点が現実化するまでの間は、捕らえるべき次のビッグ・アイデアを待たねばならないだろう。

先週は企業減税法案の可決と米国株式指数の史上新高値に加えて、ビットコイン価格の放物線状の上昇が、シカゴのマーカンタイル商品取引所に上場すると共に急落した。ビットコインは取引開始の前日に19,000ドルを上回る史上最高値をつけていた。投機家がショート出来るようになって5日後の取引値は10,000ドル近くだった。これもまた冬至に太陽と土星が揃って山羊座入りして長期的展望を暗示する週に起きた、興味深い展開だと言えるだろう。

        金と銀にとってもなかなか良い週だった。しかしながら、これは蠍座の火星に起因するものだと私は思う。税制改革の新法に加えてFRBによる段階的利上げの見通しは、予測を超えるインフレを生み出し経済をオーバーヒートさせる可能性を生み出す材料だ。これは2014年終盤のウェイニング・セミスクエアから2020年1月のコンジャンクションに向かう、土星と冥王星のバルサミック・フェーズと一致する可能性を持つ。前回これが起きたのは1976年〜1982年だが、当時を覚えている人もおられるかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


“地球の子として謙虚でありなさい。
  星々の子として気高くありなさい。”

— セルビアの格言
  Dan Millman “The Laws of Spirit”
  New World Library 1995年


        金融市場のリバーサルとの相関性を持つ12のジオコズミック・サインがひしめく12月16日〜1月14日という強力な時間帯の半ばに私達は来ている。その中間点はちょうど年が変わる頃だ。このクラスターには12月21日の太陽・土星コンジャンクションに加え、水星の順行開始(12月23日)、金星・土星のコンジャンクション(12月25日)、天王星順行開始(1月2日)、太陽と金星の両方による冥王星コンジャンクションと天王星へのスクエア形成が含まれている(1月9日〜14日)。そしてこれらのそれぞれが、金融市場のリバーサルと同期する可能性を持っている。

短期間にこれら全てのシグナルが集まることによって、サイクルの頂点が示現しその後リバーサルが起きる可能性は高まる。天王星の力がこれほど行き渡って強調されるということは、特定の市場が新高値をつける可能性を除外することは出来ないし、主要な支持帯または抵抗帯を破るような値動きも否定出来ない。天王星は直近で9月27日の木星・天王星オポジション当時に見られたように、株式市場とビットコインの上方への爆発と同期している。



≪個人的な記録として...≫

        アストロロジャーならきっと、私が現在ハワイ州マウイ島のハナに滞在しながら今週起きる自分のソーラーリターンを祝おうとしていることに興味を持つかもしれない。多くの人々が知るように、私は常に自分がソーラーリターン(誕生日±1日)を迎える場所を選ぶようにしている。特定の惑星が地平線(ASC/DEC)または子午線(MC/IC)に特定のアスペクトを結ぶような地域だ。今回私が求めたのは、蠍座の火星・木星コンジャンクションが魚座の月・海王星にトラインを形成する土地だった。ハナという土地は、この期待出来る惑星配置が(ソーラーリターンの時点で)MCとグランドトラインを形成する。MCは当事者が東か西へ60マイル移動するごとに1°変化するのだ。だから私が米国本土に居てはこの調和的なグランドトラインの設定を享受することはないというわけだ。

        とはいうものの、理想的なソーラーリターン・チャートを創造しようとどれほど研究しようと頑張ろうと、物事はそれでも予期しなかった方向に行くことがある。いや、私はここマウイ島で素晴らしい時を過ごしてはいる。それは月・海王星と木星・火星のトラインから期待出来る通りの素敵さだ。ここハナの「エデンの園」と呼ばれる所は長年にわたる親しい友人が所有する場所だが、瑞々しく美しく、インスピレーションに満ちた環境だ。だが一つだけ、私が予想していなかったことがある。ここの熱帯雨林に私自身が雨をもたらしてしまったようなのだ。それもただの降雨ではない。記録的な土砂降りが起きて、ハナの全道路が河になり車の屋根まで水没してしまうような洪水状態となった。2日間ひっきりなしの大雨だ。そして今日になって、やっと太陽が顔をのぞかせた。次回、私のソーラーリターンで月と海王星が魚座でコンジャンクトするような時があれば、降雨、それも大雨を予測するように記憶に留めておこう。大洪水だ。聖書にのっとって方舟でも創ったほうが良いかもしれない。

        ならば実際、私は何を考えていたのかって? 私が考えていたのは、私の2室に入る火星・木星が魚座の月・海王星にトラインを形成し、ここハナでのMCにグランドトラインを形成することだった。それで何を得たかって? ずぶ濡れだ。 だが私はまた、この「エデンの園」を映したファンタスティックな映像を得ることも出来た。ハワイの本物の熱帯雨林がどんな姿なのか興味ある人々のために、私はそれをフェイスブックのページに掲載しようと思う。結局のところ、魚座に在泊する月と海王星のペアは一方でビデオや写真を楽しむことにも関連している。この組み合わせとの関連としては言うまでもないことだが、今回私のホストとなってくれた友人はグラミー賞のジャズ部門にもノミネートされた素晴らしいミュージシャンだ。

こんな大雨に見舞われたにもかかわらず、移住を実行した9月20日以来雨が一滴も降らなかったアリゾナ砂漠での日々の後、強制的に潤いを取り戻させられたという事実を私は好んでもいる。それを快く感じるのだ。まるで魚になったようであり、同時に山羊(座)でもある。これは面白い気分だ。私の太陽が在泊する星座宮、山羊座が持つ真の描像は魚と山羊の両方の特徴を持っているのだから。


では皆さん、どうかハッピーな休日と豊かな新年を迎えられんことを!







訳文ここまで
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December 10, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント12/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年12月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週12月18日付のメリマンコラムはお休みさせていただく予定です。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国の11月非農業部門雇用者数は、最近のハリケーンによる職の喪失から回復し228,000と大幅に上昇した。ロイターズによる先月のエコノミスト予測は200,000だった。しかしアナリストによれば時間あたり平均賃金は予測を下回ったという。11月の時間あたり平均賃金は0.2%(5セント)上昇したが、エコノミスト予測は0.3%だった。年間賃金上昇率も予想より弱く、11月は2.7%の予測に対して2.5%だった。”

— ロイター通信社
  “Dollar Rises After US Jobs Report, Gains Capped by Wages”
  2017年12月8日付


        “仮想通貨情報サイトのコインデスクによれば、金曜の朝ちょうど東部標準時午前6時半を過ぎたあたりでビットコインは14,095.62ドルに急落した。これは主要な取引の平均値で同日の高値17,153.94ドルからは18%近くの下落となる。実際、ビットコインは仮想取引所コインベースで木曜には実に19,000ドル以上に跳ね上がり、急落に向かう前は19,340ドルまでつけていた。こうした荒い値動きは直近でも先週起きた20%の下落から反騰して火曜の夜に1,2000ドルでトップアウトした事例がある。”

— Evan Rosenfeld
  “Bitcoin Plummeted Just Hours After Setting Yet Another Record”
  www.cnbc.com 2017年12月8日付



        いつも私がバケーション(や子供の結婚式など)で休みを取ると、金融市場に何か大きな出来事が起きるように見える。先週は金と銀が数ヶ月ぶりの安値まで下落、そして、ほんの少し前までは1000ドルあたりをつけていたビットコインが引力に逆らって2万ドルを試そうというところまで行った。

先週は5日間のクルーズを利用した娘の結婚式に参加するためにリポートを書く時間を取れなかったが、その代わりに『フォーキャスト2018』から「狂い出す銀行」という項目を抜粋して送った。その記事の焦点は破壊と革命の惑星である天王星がお金と銀行を司る牡牛座に入居することにあったのだが、多くの人達から『なるほど』という反応を頂いたこともあり、それは適切だったと思った。私の頭の中にあったのは、お金の価値と意味が今後7年の間にドラマチックに変化する可能性で、その原因は暗号通貨にあるのではないかということだった。これはなにも、その期間に暗号通貨が現金取引に代わる新しい形式になるとまで考える必要が私にあるというわけではない。実のところ私の考えとしては、貨幣交換様式としてのその役割はこの7年のうちに終わるのではないか、という方に傾いている。

だがその前に、暗号通貨が値上がりし続けることによって多くの新しい富が生み出されるだろう。私が好んで使うビットコインについての信頼出来る情報源の一つ(そして非常に早期、100ドル前後で取引されていた頃にビットコインの買いを推奨していた)は私の新たな姻戚だが、子供達が出逢うはるか昔には私のブローカーだった。いずれにしても、彼はここ数ヶ月の間ビットコインが4万ドルに達するだろうと予測していたが、先週はその半分まで達したというわけだ。私には彼の分析を疑う理由はないし、これまでの彼の予測は全て正しかった。

だが私がここで言いたいのは — 牡牛座の天王星を基に考えて — この7年間のトランシットの前半にビットコインは天井をつけ、その後天王星が牡牛座の後半を運行する時、崩壊するだろうというシナリオだ。結論を言えばこうなる。グレート!現在ビットコインをロングしている人々によって巨大な富が生み出される。しかしその後時が至ると、今日の投資者の巨万の富がその時点の売り手へと大移動していきそうだ。それが2020年〜2024年、次の金融試練(または危機)をもたらすだろうと私は考えている。こうした「グレートリセット」にはそれに向かって収束しようとする他の要因もあるだろう。例えば地域としては中国、セクターとしては不動産だ。これは『フォーキャスト2018』で述べたように、マクワーターのビジネスと住宅市場に相関する月のノード理論に依拠している。(詳細は今月刊行される『フォーキャスト2018』または来春刊行予定の『マンデーン2018』に掲載されています。なおこの抜粋記事の原文は www.mmacycles.com で読む事が出来ます。)

        直近に目を向ければ、ダウ平均とS&Pは両方とも先週、史上新高値をつけた。これは12月4日で、木星・海王星トラインの初回の形成後最初の取引日だった。このアスペクトが生み出す多幸症は株が下落すると共に弱まっているが、その後復調し始め週末までにある程度戻した。金と銀は重要な支持帯を破った後共に急落した。新しいフォーキャストブックで予測したように、金は今1200〜1250水準へと向かっており、現在そのレンジに入った。金と銀の詳細分析は月曜夜に送信される今週のMMAサイクルズ・リポートを参照されたい。12月は金属にとって重要な月となる気配だ。この週末に火星が蠍座入りするからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ハーヴェイ・ワインスタインの凋落以来、大いなる審判が実業界、エンターテインメント業界、メディア業界、学術界を襲った。しかし米国社会の一角では、性的捕食者として告発された — 最も権力を持つ — 男達が、法的責任を逃れてきた。だがそれも先週までのことだ。”

— “Its Washington’s Turn for a Reckoning”
  Arizona Republic 2017年12月8日付


        “心の奥底では、誰もが性的虐待の何たるかを知っている。それは誰かが自分のものでもないのに要求したり無理に手に入れることを指す。それは一目瞭然のことだ。”

— Peggy Noonan
  “John Paul II’s Prescient 1995 Letter to Women”
  Wall Street Journal 2017年12月2日〜3日付



        「審判の時」というコンセプトは土星と冥王星に関連し、またそれらが支配する星座宮、蠍座と山羊座にも関連する。これは土星が蠍座を運行し、山羊座の冥王星とはミューチュアル・リセプションとなった時(2013年〜2014年)のフォーキャストブックで最初に提示したことだった。しかしながら、そのエネルギーは土星が冥王星に対するバルサミック・フェーズ(全360°サイクル中最後の45°)に入ったことにより勢いを得て強化されている。その期間は2014年11月27日〜2020年1月12日だ。私の信じるところによれば、「審判」に関わる重要なテーマは三つのD、すなわち「負債/Debt」「赤字/Deficits」「デフォルト/Default」であり、その全ては冥王星にとって鍵となる領域だろうということだった。

「審判」は、私達が土星・冥王星のバルサミック・フェーズの半ばに至ると共に、まさに加速化してきた。しかしそれは冥王星と蠍座が支配する人間活動のうち、負債関連以外の領域で表現され始めた。それはセックスとカルマで、この領域における過去の行いの結果として生じた出来事の数々として、世界の著名人による不品行が突然暴露されるに至った。そして誇張と過剰の惑星 — 木星 — が蠍座入りすると共に、その全てがまるでカリフォルニアの森林火災のように爆発的に拡がっている。木星は2018年11月まで蠍座を運行する。木星が蠍座に入ってから2ヶ月経つか経たない内に、多くの有力者達がその座から転げ落ちていった。その数はもっと増えるだろうし、まだ頭打ちにもならず、終息するまでにどこまで拡がるかも不明だ。これは私の考えだが、おそらく「審判」は性的不品行のみには留まらない。三つの「D」もいまだにその標的だ。

        直近をふり返れば非常に多くの重要な事件がこの2週間の内に起きており、最も重要な出来事を選ぶのが難しいほどだ。下院議員のジョン・コニャーズ、アリゾナ選出のトレント・フランクス、上院議員アル・フランクリンの辞職、あるいは今もゴタゴタが続く上院議員候補ロイ・ムーア(ドナルド・トランプと共和党、双方が新たに支持を表明している)など、セクシャルハラスメントの告発が最も重要な問題なのか? あるいはカリフォルニアの原野火災か? もしくはイェルサレムをイスラエルの首都として認めるというトランプの決定と、それに対して燃え上がる全中東イスラム教徒の怒りか? 判断は皆さんに任せよう。  

あなたがどれを選んだとしても、全ては水星の逆行下で起きていることだ。トリックスターとしての水星は、12月3日〜23日の間、自身の進行方向を地球から見て逆方向に転換し、後ずさりしていく。長期の読者の方々なら、私達がこの時期を重要な決定は極力避けて後の再検討と再考に備えるべき時だとしていることを知っておられるだろう。下された決断に対しては後になって後悔が生じるか、不適切な情報に基づいたものだったと知れる。そこで後々の調整が必要になる(または悪くすると新しい状況に合わせて全てを捨てることになる)。 金融市場においては、買い・売り、どちらのシグナルも一見してそう思い込みたくなる「ブレークアウト」ではなく「騙し」に終わる可能性が高いことで悪名を馳せる期間だ。 何故そんなことが起きるのか? それは銀行と政治指導者からの矛盾した発表、そして(または)日付に不一致が見られる経済報告などに起因する。私達の推奨新規ポジションは現在、短期の積極的(攻撃的)トレーダー向けのみに限定している。

        さて12月も半ばに入るにつれて、私達の焦点は12月13日±2取引日、そして12月20日〜25日に移っていく。最初の日付は水星逆行の中間時点だ。水星逆行開始から3日の内に強力なリバーサルが見られなかった市場はどれも、このトリックスター水星の逆行中間時点前後で重要なリバーサルを起こしやすい。二番目の日付は冬至(北半球)の前後で、太陽のみならず金星と土星までもが山羊座に入居する。冬至に絡むこれらのコンビネーションはここ150年近く見られなかった。以前にも述べ、また『フォーキャスト2018』ではもう一段掘り下げてみせたように、これは「ザ・グレートリセット」が第三段階に入るそのスタートであり、土星が山羊座を運行していく今後約3年間続いていく。

        これからの2週間は水星逆行を大いに楽しむことにしよう。だがもし可能なら、重要な決断はその後に持ち越すことをお薦めする。この期間は必要な情報を集めるだけにして、ホリデー・シーズンの楽しさをエンジョイすることに専念する方が良いだろう。パーティーに顔を出し、古い友人に会い、新しい人々と出逢う。だがもし取引するなら、オーダーを間違えないよう気を付けよう(例えば売りたい時に買ってしまうことのないように)。それに、他の人達が突然プランや約束を変更したり、コンピュータや携帯電話が故障しても驚かないように。トリックスターの呪術の下で、誰も彼もどれもこれも、自分以上にアテにならない。トリックスターは、ただあなたのマインドと戯れるのみだ。






訳文ここまで
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November 26, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント11/27【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年11月27日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(なお、翻訳者はこの記事をファイナンシャル及びマンデーン・アストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
まだ詳細は未定ですが、もしかしたら来週のコラムは休載になるかもしれません(メリマンさんのお嬢さんが月末から12月初めまでの予定でクルーズ中に結婚式を挙げられるそうです)。


≪ 先週をふり返って ≫

こちらは抄訳になります。

        “『リスク資産の標高が上がるにつれて、空気は益々薄くなってきている。しかし価格の大天井はまだ先だ』メリルリンチのチーフ・ストラテジスト、マイケル・ハートネットは顧客向けのリポートでこう述べた。直近の強気相場はもし2018年8月22日まで続けば史上最長となり、株が対債券で7年来のアウトパフォーマンスを続けるというのは1929年以来だと指摘している。その予測は3つの鍵となる信条を前提としている。すなわち、第一は前述の状況、第二は「最高の運用益を生み出す」だろう「最高のポジショニング、最高の利益、そして最高の手口」への期待感とボラティリティの低さ、そして最後に、金融引き締めに伴うインフレの高まりと企業負債の増大が社債市場を混乱に陥れるという予感がリスク資産反騰への重要な "熊手" となることだ。”

— Jeff Cox
  cnbc.com 2017年11月21日付

        世界の株式市場は前週のハーフ・プライマリーサイクルの安値から反騰したが、11月最初の10日間に比べると、史上新高値や数年ぶりの高値をつけた市場は少なかった。史上新高値が見られたのは米国株のみだったが、これは感謝祭のホリデーウィークで米国株が伝統的に強くなる時期だったことに合致している。

…この後、ダウ平均、ナスダック、ハンセン、SMIなど特筆すべきパフォーマンスの概要が続きます。

... 他の全ての市場は比較的穏やかな上昇ぶりだったが、中国の上海指数は金曜に3ヶ月ぶりの新安値をつけている。

原油は非常に強く、金曜には2015年6月30日以来の59.05をつけた。これは12月2日の調和的な木星・海王星トライン形成(両惑星とも原油を支配)に近付いていることを考えれば当然と言える。

より目立ったのはユーロ(対ドル)の強さ。金曜に2ヶ月ぶりの新高値に上昇し、再度1.2000を試している。9月8日に2.5年ぶりの高値をつけた時は1.2092だった。2017年1月3日につけた16.5年サイクルの安値から考えれば相当な上げ幅だ。この2017年1月3日という日付は『フォーキャスト2017』で挙げた通貨の重要変化日というだけでなく、米ドルの16.5年サイクル安値が示現する期間として示した時間帯のちょうど中央部だった。この長期サイクルが正しければ、今後2年〜5年は世界における米ドルの地位にとって正念場となるだろう。実際、全ての通貨はすでにスタートしつつある「グレートリセット」の影響を受けることになる。これについては『フォーキャスト2018』で詳説しているが、次の重要な局面は冬至を中心に12月20日〜25日となる。それは太陽と土星(と金星)が共に境界を越えて山羊座入りするという、およそ150年ぶりの出来事が起きる日柄だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “もし真実があなたの足を引っ張るのなら、あなたは間違った方向に向かっているのだ。”

— Harvey Mackay
  “Companies Must Live By A Code”
  Arizona Republic 2017年11月22日付


        先週の株式市場の反騰は、感謝祭のホリデー・シーズンと相関しただけではなく、太陽が楽観的で希望を抱く星座宮、射手座に入居(11月20日〜12月21日)した時期とも関連していた。おそらく今回は通常よりもっとポジティブな雰囲気だろう。何故なら12月2日には、木星・海王星のウェイニングトラインが全3回中最初の形成を果たすからだ。先週述べたように、次週に予定される上院での議決を前に、議会はこれから感謝祭の短い休暇に入り(市場も11月23日木曜は休場だ)、ちょうど12月2日(週末)に起きる最初の木星・海王星トライン形成に間に合うよう帰って来る。このコラムでも以前論じたように、木星と海王星は多幸症と、何年も前に前FRB議長アラン・グリーンスパンが創ったフレーズを借りれば "根拠なき熱狂" を示唆する。それは自分が恋をしていると思い込み、祝福すべき時のように感じる「のぼせ上がり」のアスペクトだ。あなたは翌日になって目を覚まし、二日酔いを何とかせねばならなくなる。『あれは "現実" だったのか?』『我々は一体何を考えていたんだ?』

ならば私達もこの多幸症タイムとポジティブな宇宙の配列を、それが続く間は楽しもうではないか。だが、上機嫌で飲み過ぎてはいけない。次の週には議会が再開し、木星は海王星から離れ、12月3日の満月(日本時間では4日に入ってすぐ)には水星が逆行に転じ*、その後は冬至に起きる太陽・土星コンジャンクションに向かって突撃だ。それは宇宙を因とするめまいの典型的な症例になるかもしれない。


* 現在は水星逆行前後のストーム・フェーズに入っており、事故、通信・電子機器の故障、契約や約束事の遅延・変更、伝達ミス、うっかりミスやコミュニケーション全般に関わる思い違いなどに十分な注意を要する。ただし普段左脳型のひとは通常より素晴らしいインスピレーションが湧く場合もある。(なお、ネイタルで水星逆行を持つひとは、逆に水星逆行期間中は冴えわたって調子が良いという例も見られる)






訳文ここまで
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November 12, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント11/13【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年11月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
今週のコラムは≪短期ジオコズミクス≫のみの掲載とさせていただきます。
なお、来週のコラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達は11月11日〜22日、いくつかの重要なジオコズミック・サインを含んだもう一つの重要な時間帯に入る。最初に待ち受けるジオコズミック・サインは、45年サイクルの土星・天王星ウェイニングトラインで、3回目の形成となる。以前、私はこれが2016年12月に始まった全3回の形成で最後になると言った。テクニカルにはそれが正しい。しかし、購読者のロバート・Wが指摘するように、このアスペクトは2018年8月に正確な度数からオーブ14分以内に再び戻って来る。したがって、この週末に起きる3回目の形成でそれが終わったとは言えない。

これは重要なポイントかもしれない。何故なら、このアスペクトの過去4回の事例では株式市場が史上最高値をつけ、その後に強力な弱気相場が続いたからだ。こうした状況が今起きつつあるのか、それとも来年夏まで現況が続くのか、どちらの可能性もあるということだ。要するに、このアスペクトの最初の形成から最後の形成までに高値をつけやすいのだが、それが今や2016年12月から2018年8月までと考えられるのだ。また、土星はダウ工業平均に属するような製造業株を支配し、天王星はナスダックのようなテクノロジー関連株を支配する。その両方が先週は市場新高値をつけたことも興味深い。

        今週は金星が木星にコンジャンクトし(11月13日)、海王星にトラインを形成する(11月16日)。これは来たるべき木星・海王星トライン(12月2日)の前兆となる、金星による「トランスレーション」だ。だからこれは木星と海王星が生み出す楽観、そして多幸症を強調する。ちょうど10月26日〜11月3日に太陽が木星と海王星をトランスレートした時と非常によく似た状況だ。木星・海王星への太陽によるトランスレーションが強気だったことを考慮すれば、金星が市場動向において似たような影響を及ぼすと推定するのはたやすいことだ。しかしここにサイクル研究を併せれば異なる視野も見えてくる。何故ならサイクルはその時点でハーフ・プライマリーサイクルの安値をつける可能性を示唆しているからだ。詰まるところ、私達はジオコズミック・サインを「リバーサルが起きるタイミング」として見ており、必ずしも高値または安値を決定付けるものとは見ない — 単にリバーサルを指すものだ。

        11月19日に火星が冥王星にスクエアを形成し、海王星が11月22日に滞留から順行に転じることでこの時間帯は終了する。 これらのジオコズミック・サインはマンデーン・アストロロジー研究の観点を通して誰もがイメージ出来るように 、その力学においてほとんど正反対だ。火星・冥王星スクエアは強烈で苛酷だ。これは危険な状況を生み出す可能性がある。火星の攻撃性が、物事を終わらせたい(事象にとどめを刺したい)という冥王星の衝動と合体しようとしてぶつかり合うからだ。これは時に暴力として顕現するし、テロ攻撃や自然災害の形をとって多くの生命を脅かすような危機的状況としても顕れる。だが一方で海王星はといえば、優しく平和的で、受動性や時には降伏や権利放棄、明け渡しの精神を示す。緊張や敵対的な態度に少しでも通じるような雰囲気を創り出さないようにと願う。これはもしかすると人命を脅かす洪水と関連するのかもしれない。海王星は大量の降雨や高潮を支配するからだ。また、原油流出、あるいは毒ガスが放出されるような事故とも関連する。  







訳文ここまで
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November 05, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント11/6【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年11月6日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
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自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、和訳購読者版の申し込み受付もされていますので、そちらもぜひご覧ください。(なお、翻訳者はこの記事をファイナンシャル及びマンデーン・アストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今週もこのパートは割愛させていただきます。m(_"_)m


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        『もし(パウエル氏が)任期を終えて立ち去る時点でFRBが大々的に組織し直されていたら驚きだろう』。2015年までフィラデルフィア中央銀行総裁を務め、パウエル氏と近かったチャールズ・ポスナーはこう語った。『彼はFRBを金融政策の改革と刷新に導いていくとは思えないが、それは彼が議長として相応しくないという意味ではない』

— Nick Timiraos and David Harrison
  Trump Fed Pick: Pragmatic, Low-Key
  Wall Street journal 2017年11月3日付


        “... 日蝕が彼のアセンダント・火星コンジャンクションに(そしてジャネット・イエレンのネイタルの太陽・月にも)触れている。...しかし、もう一つ大いにありそうな予測としては、ジャネット・イエレンの任期は今期限りではないかということだ”。

— 『フォーキャスト2017』
   レイモンド・メリマン 2016年11月執筆


        私達が先週目撃したのは、太陽による木星・海王星トラインのトランスレーションがもたらす株式世界の多幸症だけではなかった。金星が冥王星と天王星にカーディナルTスクエアを形成していたのだ。金星はお金と関連し、金融政策や通貨供給に影響する。そして冥王星と共に働く時は、中央銀行とその政策に生じる変化との関連性を持つ。先週、ドナルド・トランプは彼の最初の任期中に現FRB議長を再任命しなかったが、これは過去30年以上の歴代大統領で初めてのことだ。パウエル氏は1953年2月4日ワシントンD.C.生まれ(出生時間不明)だが、これを見れば何故トランプ氏がパウエル氏に好感を持つのかを理解するのは容易だ。パウエルのネイタルの月は天秤座の中間部に在泊するが、これはトランプのネイタルの木星上にあると言っていいほど近い。そしてトランプの太陽にはトラインだ。実際、水瓶座中盤度数に在泊するパウエルの太陽は、トランプが持つ太陽・天王星から木星へのトラインとはグランドトラインを形成する。つまり彼らはアストロロジー上の「家族」というわけだ。

しかしながらここで最も興味深いのは、天秤座に在泊するパウエルの月・海王星・土星コンジャンクションと、トランプが持つ蟹座の金星・土星コンジャンクションに対してトランシットの冥王星がTスクエアを形成し、このうちトランプの金星・土星にはオポジションとなる2019年〜2020年だ。この両者は互いにどう対応するだろう。 まず当事者が非常にフレキシブルで、変化する状況に素早く順応する意志を持たない限り、冥王星は負債と安全が脅かされる状況を支配する。FRBは今後重大な転換期を迎えるだろう。そして、この二人のうちどちらか、または両者ともに相手によって卑劣に貶められたと感じるか、あるいは自分達のコントロールを超えた外的状況の圧力によって攻撃されたと感じる可能性がある。

        今後2週間を見渡してみれば、11月13日〜16日にはまたもう一つの木星・海王星トランスレーションがやって来る。金星がこの2惑星間のトラインに参加するのだ。この取り合わせは原油と、おそらくは株式にも関連性を持つ。この期間は12月最初の週に起きる木星・海王星の正確なトライン形成の兆しを示し続けるだろう。11月19日〜12月1日には火星もまた冥王星と天王星に対するカーディナルTスクエアを形成していくことから、その感覚はまるで並行宇宙の現実を体験するようなものだろう。一方では大いなる経済楽観主義を謳歌し、同時にもう一方ではテロリズムや自然災害の脅威に対する高度の警戒態勢に入るといった具合だ。

また、11月7日火曜日に金星が天秤座の旅を終えることにも注目したい。天秤座と金星は、貴金属におけるサイクル安値と相関する星座宮/惑星だ。天秤座に在泊する時の金星は強くてポジティブ志向だ。つまり株価は反騰し、貴金属は下落する。さて、こうしたトレンドが12月初旬まで続く次の木星関連トランシットの下で続いていくのか、それとも金星が天秤座を離れることによって転換するのかを見ていこう。



≪ 長期的考察 ≫

        “『法人企業は大幅な減税措置を受けるが、その対価は米国内の不動産によって支払われるのだ』全米住宅産業協会会長ジェリー・ハワードはこう指摘する。『経済において誰が勝者で誰が敗者かを選ぼうなどとは思っていない..いつも共和党はそう言う。だが彼らは明らかに小規模企業より大企業を勝ち組に選んでいるし、米国の中間層よりも富裕層を選んでいる』”

— Laula Kosisto, Christina Rexrode, and Chris Kirkham
  “Tax Plan Cuts Incentives to Homeowners” 
  Wall Street Journal 2017年11月3日付


        今、木星は蠍座に入って約1年を過ごすべく運行中だ。木星は「希望」に関連し、蠍座は「税金と負債」を支配するところから、これは米国における税制改革への期待との相関性を持っている。だが木星は実際に取引をまとめられるのか? 私にはそれほどの確信がない。 その理由の一つに、この税制改革法案は米国中間所得層への恩恵になると喧伝されていたが、私自身がその詳細を調べた限りでは、どうも中間層にとって何かがそれほど変わるようには見えないのだ。私の目にそれは、単に高くつく物事のために安上がりになる物事へとシフトするに過ぎないように見える。

真の勝者は企業であり、法人税率が35%から20%へと下がる。それは良いことだ。だが企業が海外から米国内に資金を移す時は — 5%の税金を上乗せすると? どういうことだ? 私にはこの税制改革に絡む、手品師が使うトリックのような誤魔化しが本当に理解出来ない。これではまるで、選挙運動中の公約だ。頼む、こんな偽物ではなく実物のマネーがどうなるかを見せてくれ! 3個のクルミの殻の下に隠れた豆の在りかを当てろと言わんばかりの単なるいかさまゲーム*ではなく、豆が真に存在する場所を見せてほしい。
* 原文shell game:シェルゲームは台の上に置いたナッツの殻3個のうちどれかの下に一粒の豆を起き、殻を右に左に滑らせて相手に豆が入った殻を当てさせる賭けゲーム。昔からインチキ賭博の代名詞にもなっている。

    人間活動のサイクルとジオコズミックとの相関性の研究において、真に平均的米国人の助けとなる実質的な税制改革に最も頻繁に相関してきたのは、土星・冥王星サイクルだ。このサイクルは2020年になるまで顕れない。つまり、そういうことだ。今現在、巷には税制改革にまつわる興奮が存在する。これは蠍座の木星に似つかわしい状況だ。しかしながら私は、それが宣伝されているようなものかどうかは疑わしいと思う。木星はまた誇張をも支配する惑星なのだ。

ところでファイナンシャル・アストロロジャーであれば、このシグナルに注目するだろう。トランシットの土星が今年の冬至に山羊座入りし、来年の大半にわたって米国の金星・木星コンジャンクションにオポジションを形成する。そしてFRBの太陽・冥王星オポジションの上にも乗るのだ。FRBは、9年間続けた金融刺激策から身を引くことにより、経済の流動性を枯渇させていく。米国は、中央銀行が進めていく経済流動性の喪失(と共にホワイトハウスによる "低湿地" からの "排水")とのバランスを取るために、消費者のポケットにもっと多くのお金を注ぎ込むような、真の税制改革を行う必要がある。この「脱水」(冥王星)作業が成功するのは、銀行と政治指導者達が適切な時期に巧みにパズルのピースをはめ込むことが出来た時だけだ。もし出来なければ、2017年12月から2018年8月の間に「良い時期」は変化し始める可能性がある。






訳文ここまで
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October 22, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/23【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中のは翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】来週10月30日付のメリマン・コラムはお休みさせていただく予定です。



ー注意ー

  このコラムの目的は、ジオコズミック研究の経済、政治、社会心理学的事象との相関性についてそれが何であるかの教育的洞察を提供することであり、それが翻って金融市場のタイミング測定の助けとなり、トレードに必要な様々なツールの1つとして役立つ可能性を示唆するものだ。このコラムは金融市場におけるトレードを推奨するものではなく、他の分析ツールとの併用なしに売買に使用するべきではないことをお断りしておく。

R. Merriman


≪ 先週をふり返って ≫

“独裁政治を装う民主主義などない。だがほとんどの独裁国家は自分達が民主主義だとうそぶく。”

— ジョージ W. ブッシュ
  ニューヨーク市にての談話より
  Wall Street Journal 2017年10月20日付


“国際舞台に上る全ての指導者の中で、習近平氏は最も重大な人物になるだろう。これは単に彼が一国家の支配者であり...//... そしてその国の経済が2014年に米国を凌ぎ世界最大級となった(IMF、CIA単一基準の購買力平価による)からだけではない。彼の政権2期目が終わるまでに、中国経済は米国を40%上回るペースで成長する。その時点で、彼は北京を世界に冠たる都市として確立し、習近平という存在を、成長と安定を求める世界がまず第一に頼るべき存在とするだろう。”

— Graham T. Allison「中国の新皇帝を注視せよ」
 Wall Street Journal 10月19日付


“『私は本当に行儀良くナイスな態度を守っている。だがある時点まで来たらやり返すし、そうなればとんでもないことになるだろう』”

— ドナルド・トランプ
  ジョン・マケインが先週行ったスピーチ:
 『...問題解決よりもスケープゴートを見つけることに躍起となる人々がでっち上げた未熟で偽物のナショナリズムのために、世界のリーダーとしての義務と地球における最後にして最善の希望であり続けるという責務を拒否するというのは、我々アメリカ人が過去、歴史の灰燼に追いやってきたうんざりするような他のドグマの数々に愛着するのと同じくらい愛国心に欠ける行為だ。』に答えて。


        先週はまたもや米国と世界の株式指数にとって、9月27日の木星・天王星オポジションに基づく2つの台本のうち1つに関連するブレークアウトの週となった。これら2つの台本とは、1)プライマリーまたはハーフ・プライマリーサイクルからのリバーサル 2)主要な支持帯または抵抗帯のブレークアウト だ。2016年12月終盤と2017年3月初旬に起きたこのアスペクトの最初の2回は、1928年以来の歴史的な確率約82%に沿った形で米国株式市場における高値からの主要なリバーサルと同期した。しかし、3回目となる今回は史上新高値への爆発的ブレークアウトとなり — 今もそれが続いている。ブレークアウトが起きる確率は20%だ。

これが投資家達 — そして私達 — が、講読版のリポートに詳説する実際のトレードにおいてトレンド分析、サイクル・パターン研究、そしてテクニカル研究をファイナンシャル・アストロロジーと並行して活用するその理由だ。たとえばトレンド分析は、ポジション・トレーダーにショートを勧めることはなかった。トレンド分析は2016年2月以来、弱気を示したことがない。18ヶ月の間全ての下落は単なる修正安であり、ファイナンシャル・アストロロジーは下落が始まった時期、たとえば3月1日からの最長下落期など、そのほとんどを正しく割り出した。

また、4月17日〜19日(金星逆行の終わり)、そして8月21日(日蝕と土星順行)のように、後に強力な反騰を伴った年初来で最も重要な安値も正しく特定した。だが、ファイナンシャル・アストロロジーがどれほど価値があり、マーケットタイミング・ツールとしてどれほど一貫した信頼性を持つとしても、それは — それのみで — 誰もに推奨出来るスタンドアローン・ツールとして使うべきものではない。そしてテクニカル分析、トレンド分析、パターン認識研究、あるいはファンダメンタル分析にしても同様だ。どんな因子も研究も、100%の予測は出来ない。木星・天王星アスペクトもそうだ。重要な市場リバーサルに対し100%相関するわけではない。その一貫性は82%であり、私達はその必然性ではなく可能性を参考に仕事をしている。しかし投資家としては、それぞれの研究の都度の重要性を計りながら統合していくことにより、利益対損失のせめぎ合いにおいて失敗よりも成功の可能性を高めることが出来る。

  何故私がそれを持ち出したかというと、このコラムでは82%の歴史的信頼性に基づいて9月27日の木星・天王星オポジション±12取引日内での市場リバーサルの可能性を確認したからだ。それはアストロロジー上の要因のみをベースとした予測だった。何故なら、このコラムの第1の目的は、読者の方々にファイナンシャル・アストロロジーの何たるかを学んでもらいたい、というものだからだ。提示される予測は実際の推奨トレードに使われる他の研究とは全く関わりがないし、このコラムはその種のものではなく目的が異なる。トレード実践者のために様々な因子を総合して実戦的なアドバイスをするというのは講読版リポートが果たす役割だ。

とは言ったものの、私達が分析している他のほとんど全ての市場(株式市場を除く)に、直近のジオコズミックCRD(重要変化日)において主要なトレンド・リバーサルが見られたのも事実だ。そしてこの事は、成功するトレードについてのもう1つの原則 — 市場の多様性 — の好例だ。だがこれについては日を改めて解説するとしよう。今はただ、ジオコズミック・サインのみが9月27日周辺の天井とそこからの下方リバーサルを示唆したという事実と、にもかかわらず他の因子研究ではポジション・トレーダーのショート転換は示されなかったことをお伝えしておきたい。S&P(とナスダック)のポジション・トレーダーは講読版の推奨に沿って、4月中旬に金星が順行して以来今もロングを保持している。

以上の記述は、このコラムがトレードの成功に繋がらないと苦情を言ってきた一部の読者の方々への回答として書いたものだ。もしファイナンシャル・アストロロジーを使ったトレードで成功したいなら、ジオコズミック研究をトレーディング・プランの一部として含んだトレード・アドバイス・サービス(MMAのような)を講読するか、もしくはジオコズミック研究をトレードのために開発された他の信頼に足るツールと統合して使う方法を学ぶことに尽きる。後者の場合、あなたがその方法を自らの経験によって学ぶなら、毎回のコラムに提示された「タイミング・ファクター」を取り入れ、それを私が今週挙げたような他のツールと併用することによって成功出来るだろう。

だが、このコラムだけを頼りにトレードするって? 悪いことは言わない。それはあなたによほど素晴らしい木星トランシットが訪れた時だけにしたほうが良い。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        ジオコズミック研究は今週が「変化」の時だと示唆している。火星は10月22日の日曜に天秤座入りし、太陽は10月23日に蠍座に入居する。また同じく10月23日には、ヘリオセントリックの水星が射手座入りして11月3日まで運行する。これは金属と(または)通貨の大幅な価格変動に相関する最も重要なシグナルの1つだ。

惑星が星座宮を移行する時、集合体の意識はシフトする。火星がカーディナルサインである天秤座の門をくぐる時は、金融市場、特に金利や通貨価格に影響を及ぼすような発表が中央銀行によって行われることが多い。木曜には太陽が木星にコンジャンクトするが、これは12月初旬に起きる木星・海王星トラインのトランスレーションの一部となるものだ。太陽は11月3日に海王星とのトラインを形成してそのトランスレーションを完了する。この動きは多幸症が継続することを示唆するが、世界の株価にとってはその可能性が高そうだ。







訳文ここまで
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この後、移住についてパーソナル・アストロロジーに触れた部分が続き、それも大変興味深いのですが....今週は時間の都合で割愛させていただきます。m(_"_)m


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October 15, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月16日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
今週のコラムはお休みの予定でしたが、トレンド確定の記述があったのでとりあえずポイント的に抄訳をUPすることにしました。(来週はお休みにするかもしれませんが...^_^;)今後もしばらくはフレキシブルにいこうと思っています。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

ポイント
9月27日±12取引日という影響範囲を持つ3回目にして最後の木星・天王星オポジションは今、世界の多くの株式市場での上方ブレークアウトに相関し、リバーサルではなかったことが明確となった(他の金融市場及び商品市場も同様)。したがって先週は多くの株式指数が数年ぶりの新高値または史上最高値に舞い上がり、これにはダウ工業平均、ナスダック総合、S&Pも含まれていた。

木星・天王星オポジションの上方ブレークアウト・モードの余波が続き、その典型として世界の株式指数にとっては良い状況が続いた。また商品市場でも先週は強気が目立った。

米ドルは例外で、2020年の土星・冥王星コンジャンクションが近付いてくるにつれて、徐々に大きな懸念となっていきそうな雲行きだ。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

    先週は火星が土星にスクエアを形成(10月8日)、太陽が冥王星にスクエアを形成(10月9日)した。これは金融市場のトレンド・リバーサルとしては顕現しなかった。しかし、カリフォルニア州ではワインの産地として知られる地域を襲った凄まじく壊滅的な大火として燃え広がった。火星は火事と関連し、冥王星は生命と価値ある資産の損失に関連する。

    この悲劇的な損失はまた、10月6日に起きた天王星・海王星セミスクエアの171年サイクルにおける全5回中2回目の形成にも関連付けられる。過去のコラムではこのアスペクトをハリケーン(天王星)と洪水(海王星)とに関連付けたのだが、天王星は牡羊座に在泊している。ということは、火事(火星とそれが支配する牡羊座はどちらも火事及び高い気温に関連を持つ)に関わっていた可能性がある。

天王星はまたコンピュータやテクノロジーに関わりを持っている。そして、ネガティブな顕現としての海王星には窃盗行為がある。この二つのテーマを一つに統合して昨今のサイバースペースを見渡せば、スパイ活動、ハッキング、詐欺・窃盗が何故これほどまでに世界を覆う問題となっているかを見て取れる。金融関連の領域では、海王星は泡/バブルに関連を持つ。私達は世界の株式指数にその証拠を見ているわけだが、このアスペクトは2019年に入るまで続くことから、その影響はまだしばらく続く可能性がある。またこれは、偽情報、信用詐欺、そして過去の個人的体験が引き金となる急激な精神障害の発症との関わりも持つアスペクトだ。

    その他にも二つの注目に値する重要なジオコズミック・サインがある。まずは先週10月10日の木星の蠍座入居で、これは13ヶ月間続く。蠍座はOPM(Other People's Monies)、つまり銀行、投資銀行、貸出機関、抵当証券業、証券会社etc.を支配する。まもなく天王星が牡牛座入りして(2018年5月15日)7年間滞在することから、銀行と関連業は2年〜5年続くバブル期へと動き始めることが予測される。だがその後、天王星が牡牛座(銀行のように「価値」を溜め込む場所)を離れる時、バブルは弾ける。この事については『フォーキャスト2018』の中で詳説するつもりだ。

もう一つの注目すべき長期ジオコズミック・サインは3回目にして最後の土星・天王星ウェイニングトラインで、11月11日、今から1ヶ月弱の内に起きる。これは米国株式市場がこの世に誕生してからたった5回しか形成されたことのないアスペクトだ。どの場合も、その中央時間帯に史上最高値が示現した。今回の場合、その時期は2016年12月〜2017年11月の間だ。これまでのところ、市場は過去20ヶ月にわたって顕著な反転を見せてはいない。ならば11月の終わりまでに反転して土星・天王星トラインが示す過去の記録を完全なものにするのか? これらの疑問が私を眠らせない。 まるで全てが良い状況にあって、経済においても金融においても非常に大きな流動性と成長の機会に溢れているように見えさえする今、いったい何が重石としてこれを抑える可能性を持つのか?とあなたは首をひねるかもしれない。この疑問もまた、私を眠らせることがない。

そこで私はメラトニン*に投資しようかと思っている。



*メラトニン:睡眠ホルモン/米国製のサプリメントは日本でも数多く販売されている
       原語「Invest in 〜」で「投資する」の他に口語では「買う」という意味になる



訳文ここまで
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この後にアリゾナ州への移住に関してのエッセイが続いています。

要約すれば:


  引っ越しは厄介事だが変化への期待とワクワク感は素晴らしく、新しい始まりは払う労苦の価値が大いにあると前のコラムに書いた。 で、米国を横断する移住に伴うインターネット接続のゴタゴタは何とかなったものの、なんと電話が繋がらない。こんな状況だということは、きっと私にハードなトランシットのアスペクトが来ているからだと思うだろうが、そのとおり。私の水星・天王星オポジションにトランシットの火星がTスクエアだ。とりあえず私はまだ誰のことも殴っていないし、これまでのところ誰からも殴られてはいないのだが。

  今起きていることといえば、MMAのオフィスに電話やFAXで連絡しようとしても自動的に留守電になり、しかもメッセージ録音も出来ない状態になる。オフィス側では電話のベルさえ鳴らないという事態が続いている。これでは
誰がいつかけてきたのかもわからない。オンラインで調べると、かかってきた数十本の電話が全て番号違いとして記録されているという状況だ。これはもう、誰かを殴りたくなるような状況だが、実際には、まるで誰かから殴られたような感じに近いだろう。

そんなわけで、MMAはミシガン/アリゾナ間の電話・FAXの移行に問題を抱えている。事業者からは来週か再来週には何とかなるだろうと言われているのだが...。 私が祈りの鎮静作用を知っていて良かった。さもなければ誰かを殴るところだ — 誰かに殴られる前に(私は積極的なタイプだ)。

それはそれとして、もしMMAにコンタクトを取る必要があれば、オーダーであればMMAのサイトから、または暫定的なメールアドレス mmacyclesstaff@gmail.com  までご連絡頂きたい。今後1〜2週間で電話は復旧すると思われるが、この試練の間は一時的な電話番号を使うか、通常番号から私達の携帯に転送されるように設定されるはずだ。

  さて... 10月19日木曜(日本時間20日未明)には天王星とオポジションの新月がやって来る。もしかしたら、その後は全て上手くいくのかもしれない。願わくは、地震や新たな予測不能のコンピュータ問題に繋がらないことを祈る。私はこの新月のアスペクトを光明の指標として思い描くつもりだ。そして電話会社にとっても光明となることを思い描こうと思う。どうか私のために幸運を祈ってほしい。私もまた、読者の皆さんそれぞれの幸運と、今週のトレード成果を祈っている。

…ざっとこのような内容でした。


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(以下、後記)

  米国内で会社ごとミシガン州からアリゾナ州に移るということは、北東から南西へと北米大陸を斜めに横断することになります。移転に関わる電話会社の対応ひとつ取っても、日本国内では当たり前に思えるサービス事情が向こうでは全く違っていそうです。きっとビジネスや労働、サービスに関する一般的な価値観やシステムに根本的な違いがあり、何か起きたときにそれが鮮明になるのかもしれません(おそらく人や立場によってかなりの違いはあると思いますが)。

このところのコラムを読んで、メリマンさんは何故『フォーキャスト2018』の執筆期間である今この時に大規模な移住を考えたのだろう? と思うひとは多いのではないでしょうか。わたしもそのひとりです。アストロロジャーであれば誰もが、人生上の大きな決断をするときには自分のチャートを調べます。ネイタルに対するトランシットはもちろん、プログレッションやダイレクション、そしてソーラーリターン、またはホラリーやアストロカルトグラフィなど...。

以下はわたしの推察に過ぎませんが、特に移住や移転の場合、気に入った候補地の中から目的地を決定する際にメリマンさんが重要視する技法の一つはソーラーリターンではないかと思います(著書やこれまでの著述などから)。ソーラーリターンとは一年に一回だけ、そのひとの出生時の太陽の位置にトランシットの太陽がコンジャンクトする "瞬間" のチャートです。なのでほとんどの場合は誕生日になるのですが、時には1日ズレるケースもあります。この場合、移転先の緯度経度を使ってリターン図を描くことにより、その年の誕生日からの一年を暗示する各惑星の「室区分/ハウス」が変わってきます。そして室区分が変われば、その惑星が何をもたらしやすいか、それは人生のどの領域に起きやすいかも変わってきます。もちろんソーラーリターンの場合、次の一年はまた星回りも室区分も変わるのですが、それでも
新しい環境に慣れていくための最初の一年は未来を左右する可能性があり、とても重要な意味を持ちます。そのひとにとって移住の目的がハッキリしているなら、なおさら。。

  メリマンさんはきっと、世界の先行きにも、おそらくは個人としての人生においても、大きな変化がこの先に待つことを予感した上で、今年のソーラーリターン(彼の場合は12月25日)には新しい土地で新しい一年を迎えようと決心したのかもしれません。ちなみにアリゾナ州スコッツデールでのメリマンさんのソーラーリターン図では、資産形成を支配する2室に金星(お金と愛)、木星(発展と幸運)、太陽(生命力/SR図の10室支配)、土星(地固めの力)が入り、その2室のカスプには、ネイタルのMC・ASCの支配星である水星(思考力)が乗っています。また、MC付近には月のNノード、IC付近にはSノードが在泊しており、仕事人としての彼のプライオリティを示しているような気がしました。 また、月のノード軸には蠍座の木星がTスクエアでハードアスペクトを形成しています。その木星はソーラーリターン図のASCとコンジャンクト。そしてプライベートな内面や家庭生活を支配する4室の月・海王星(優しさ、ナイーヴさ、敏感さ、霊感など)のコンジャンクションとは調和的なトラインです。

ASC上の木星は、過去と未来を結ぶノード軸からの大きな試練(Tスクエア)を、明確にそれと理解した上で受け止められること、そしてその際に、木星が持つポジティブな側面(公正さ、寛大さ、発展性、楽天性、法の遵守など)を意図的に使っていくことが出来る... そんな可能性を持ちます。 けれどもし会社と住居が今の住所(ミシガン州オークランド郡ブルームフィールド)のままであれば、2018年は資産を司る2室に冥王星が入り、そして発展を示す木星は、外界に対して力を発揮出来ないと言われる12室に入ります(隠遁生活や外界からは見えないような霊的な側面には力を持つ)。これはどう見てもファイナンシャル・アストロロジャーのためのチャートではありません。

  今後の世界情勢が一層流動的になり、様々な変化や挑戦が待っているのだとすれば、誰のチャートにもそれぞれに、個人的な人生変化を示す星回りが影響してくるでしょう。長年慣れた環境と構築してきたシステムを根こそぎ変えていくのは大変な決断になると思います。けれどメリマンさんが今という時しかないと判断し、そして選んだソーラーリターンのチャートは、仕事人、それもファイナンシャルとマンデーン・アストロロジーの第一人者としては、きっとベストの選択だったのだ...と思えるのでした。


  今現在、訳者はメリマンさんから送られて来た12星座宮/個人の運気予測の翻訳に取りかかっていますが、もしかしたらマンデーン・アストロロジー部分の原稿が例年より遅れるかな?などとちょっと思ったりで...実は少しどきどきしています。でも『なるようになる』以前に『するようになる』というのがメリマンさんのモットーだと思うので、きっと関わる全員が懸命に『するようにして』『なるようになる』のでしょう。2018年の予測はどんな内容になるんだろう? どきどきしつつも...とても楽しみです。(^_^



hiyoka記


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October 08, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/9【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月9日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※ 【お知らせ】来週10月16日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m
(何か特記すべき内容がありましたらポイントのみ表記するかもしれません)


≪ 先週をふり返って — そして ≫

        “ハリケーン・ハービーとアルマは9月の非農業部門雇用者数が33,000人も落ち込んだことでテキサスとフロリダばかりでなく米国の雇用状況にも打撃を与えた。1ヶ月間の雇用の落ち込みはまだグレート・リセッションの影響から抜け出す途上にあった7年前以来だ。サプライズとなった雇用者数だが、細かく見れば時間あたり平均賃金が年率2.9%と跳ね上がっている。ロイターの調査によれば、エコノミストは8月の16万9000人と比較して9月には9万人の雇用者数を予想していた。”

— Jeff Cox
  “U.S. Lost 33,000 Jobs in September, vs 90,000 Increase Expected”
  www.cnbc.com 2017年10月6日付

        “市場競争の真逆に位置するのは、しばしば巷で信じられているような協調ではない。それは談合だ — そしてほとんど常に、持たざる者よりも持つ者に利益をもたらす種類のものだ。それは何故今日の資本主義への道徳的脅威が社会主義ではなく縁故主義と企業助成政策から来ているかを説明するものだ。”

— William McGurn
  “The Morality of Charles Koch”
  Wall Street Journal 2017年10月3日付

        私達はいまだにミシガン州ファーミントンヒルからアリゾナ州スコッツデールへの移転のさなかにある。こうしたプロセスを経験したことのある多くの人達がよく知るとおり、自宅とオフィスの移転は大変だ。まずコンピュータの調子が悪くなるので本体、モニター、スキャナー、プリンターと付随するシステムをセットアップするスキルを持つ誰かを馴染みのない新たな土地で見つけねばならない。インターネットに繋げるのは思っていたほど簡単ではなく、それは単にコミュニケーションをとったり誰かに電話するのも同様だ。そこかしこに遅れが出る。そしてまた、アシスタントを雇うための面接にも時間がかかる。

特に今回は数多くの資格条件を満たした優秀な人々が応募してくれたため、面接の後で「この人は素晴らしい!」と思うのだがまたもう一人終わるとその人も素晴らしく思える。だがこれら全てのフラストレーションに満ちた過程にあって、人を前進させ続ける何かがある。この過程はエキサイティングなのだ。陽光あふれる土地に移り、数多くのクールで才能と知性を持つ人々と出会うことはエキサイティングだ。私が経験しているような「移住」を計画している人のために一つだけアドバイスがある。自分自身が変化の途上にあるという事実を見失わないことだ。そして変化とは心躍るものだ。だからこそ、全ての遅れも全てのフラストレーションも経験するに値する。何故なら、これからのあなたはそれを為しえたことを知る。そして(私の場合は)陽光あふれる土地に出る。それはあなたの顔に微笑みをもたらすはずだ。

        ところで微笑みということで言うなら、世界中の投資家達は木星・天王星オポジションが先週多くの株式市場をブレークアウトに導いた後で微笑みを浮かべている。これはいまだに12取引日のオーブのさなか(今週いっぱい)にあり、リバーサルとの相関星を保っている。しかしながら、天王星はまた支持帯や抵抗帯を尊重するという原理をほとんど持たない。だからちょうど米国やアジア、ヨーロッパ、南米など世界の多くの株式指数に起きたように、しばしばこの種の縛りが破られる時期と同期する。

これは貴金属、通貨、国債など他の市場では真逆の影響をもたらした。先週は全てが数週間ぶりの安値に沈んでいる。それでも原油に見られたように、そこには木星・天王星期が示す重要なリバーサルのシグナルが存在した。この強力なジオコズミック・サインの3回目にして最後の形成があった翌日の9月28日、原油は4月中旬の金星逆行終焉以来の最高値5.86に舞い上がった。そしてその後は下げ続けている。木星は原油の副支配星であり、これは私達の研究と合致している。

        9月27日の木星・天王星オポジションが過ぎたとしても、影響力のオーブはその後12取引日の間続く。つまり10月13日までだ。またいくつかのジオコズミック・サインの中間日が10月2日〜3日であり、通常はそれも±3取引日のオーブをもって市場リバーサルの "ベスト" タイムであったとはいえ、時に一部の市場は「クラスター」、あるいは互いに近接するいくつかのジオコズミック・サインを含む時間帯の終わりに至るまで反転しないことを考慮しなければならない。とりわけそれらのシグナルが個々に市場反転との高い相関性を持つ時はなおさらだ。これについては拙著 "The Ultimate Book on Stock Market Timing. Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles" で詳説したとおりだ。今回は株式市場その他でこのケースが示現している可能性がある。10月8日と11日に二つの非常に重要なジオコズミック・サインが形成されるからだ。それは金星・土星スクエア、その後の火星・土星スクエアだ。

先週述べたように "トレーダーの皆さんには私達のもう一つのモットーを覚えておいてほしい。「どの市場においても、金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきたものは優れた "買い(Buy)" シグナルの候補だ」" 同じようなことが火星・土星スクエアにも言える。これは政治的フラストレーションとも相関するシグナルだ。この場合は金属、通貨、国債を考えてみよう。その全てが金曜には数週間ぶりの安値まで下落している。通貨と貴金属はその後金曜の引けに向けて反転、急な騰げを見せた。これらの市場が見せた反転の勢いが果たして今週も続くかどうか見てみようではないか。もしそうなるなら、株式市場はどう反応するだろうか?

        個人生活を言えば、私もまたこの移住のプロセスにまつわる様々な煩雑さが反転するのを待っている。早く『フォーキャスト2018』の執筆に専念したくてたまらない。それは1年の内で常にエキサイティングな時だからだ。12星座宮を背景とした惑星達の動きとそれが互いに繰り広げる関係性に基づいて、来年どんなことが起きるかについての「ビジョン」を得る... 私にとってはそんな時間帯なのだ。そしてその後、こうした宇宙のトレンドにのっとり(歴史的相関性を基盤として)、サイクル研究と長期のチャートパターンを結び付けるスキルを通して投資戦略を考案するというのは本当に興味の尽きない挑戦だ。それはまるで壮大なパズルを完成させていくようなものだ。全てのピースを余さず使って一枚のまとまりを持つ美しいアートにまで仕上げようとするようなものなのだ。ピースがそれぞれに填まり合った時には、言葉ではほとんど表現しきれない発見の感触が湧き起こる。そう、ほとんどだ。いつか私はこれがどんな感覚なのかについて書くだろう — まぁ、山羊座に月を持つ人間が「感じたこと」について話せる限りのことにはなるだろうが。

        しかしながら時折、何も感じないほうが安全のように見えることがある。たとえば多くの人にとってその一例となったのが先週ラスベガスで起きた無意味で無分別かつ悲劇的な事件だった。数週間後のいつか(あるいは『フォーキャスト2018』になるかもしれないが)私は先週の天王星・海王星セミスクエアがいかに現実世界からの異常な精神的乖離を生み出すかについて書くつもりだ。

先週はこのアスペクトが形成される全5回の内、まだ2回目にすぎない(2017年8月12日〜2019年5月2日)。海王星は涙を支配する。天王星は他の様々な象意を持つとともに、何の合理的理由も見つからない行動や当人の個人的人生経歴との完全な断絶を示す行為に関連している。それは多くの人類を進歩に導く輝かしい発見の後押しとなり、あるいはぞっとするような行動を喚起し、そして(または)大勢の命を危険に曝す自然災害(直近で私達は多くの例を目撃している)へと導いていく。全て悪いというわけではない。偉大な発見もまたこの時期に成されることが多いし、人類が直面する問題への従来の常識を破るような解決策も生まれる可能性がある。悲劇的にもなり得るし、胸躍る時にもなり得る。天王星が絡む時、安全な境界線などない。そして海王星はどのみち境界線に関しては常に試練を受けるという惑星だ。それでも、この同じ力学が類い稀な能力と輝く才気の源でもあるのだ。この集合的な悼みの時にあっても、まだ私達には楽しみに待つべきそれらの希望がある。








訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:57|PermalinkComments(2)

October 01, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今回はこのパートを抄訳とさせていただきます。


引用記事
・2018年以降のFRB議長選任についてのトランプ大統領とFRB現幹部との話し合いに関する記事
(www.cnbc.com 2017年9月29日付)

・米国保険福祉省長官トム・プライスが出張用に高額なプライベートチャーター機を使っていた件で批判を浴び辞任した件についての記事
(www.cnbc.com 2017年9月29日付)


・先週... それは9月27日、木星・天王星オポジションの最後の形成があった日に代表される週だった。世界の株式市場は奇妙な動きを見せたが、思考をジオコズミック研究に同調させていれば驚きでも何でもなかった。どんな時でも天王星が強調されていれば、奇妙で意外な出来事(予測不能でさえあること)が起きるものだ。天王星が強く関与する時は「奇妙」が規範であり、「予想外」が予測可能な事態だ。

・先週奇妙だったのは、多くの株式指数が年初来高値をつけ、中には史上最高値に舞い上がるものが出た一方で、そこまで行かない指数や数週間ぶりの安値に沈んだ指数も出ていることだ。

・以下、アジア環太平洋地域、ヨーロッパ、アメリカ大陸、金、銀、国債、原油の先週の動きをふり返る記述。原油は4月17日の金星順行時以来の最高値をつけた。これは非常に興味深い。木星は原油の支配星で、最高値をつけたのは9月28日、木星・天王星オポジションの翌日だからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“米国経済の2017年第2四半期はGDP値3.1%増で2度目の改定値3%、市場予想の同じく3%を上回った。商務省経済分析局によれば、これは2015年第1四半期以来最も強い成長率だ。”

— “U.S. GDP Growth Revised Higher to 3.1% in Q2”
  www.tradingeconomics.com,
  U.S. Bureau of Economic Analysis 2017年9月28日付


        木星・天王星オポジションは現在発効する中で市場のリバーサルに関連する最も重要なシグナルだ。しかしながら、他のシグナルも存在する。注目すべきものはトランシットの木星が13ヶ月にわたる風性星座宮天秤座の旅を10月10日に終えようとしていることだ。先月(9月1日以来)、木星はニューヨーク証券取引所のネイタルチャート(1792年5月17日)の木星・海王星コンジャンクションの上に来ている。換言すれば、米国株式市場は木星リターンの期間中(9月1日〜29日)ということだ。

それは今、終わりつつある。アストロロジーの分野では、木星は『ザ・グレート・ベネフィク(大吉星)』と考えられている。ファイナンシャル・アストロロジーにおいては経済成長と相関するが、確かに米国経済は成長して直近四半期のGDPはここ2年で初めてついに3%を超えた。それを受けて米国株式市場も舞い上がり、いくつかの史上新高値が示現した。こうした現象は風性星座宮、とりわけ天秤座を運行する木星がNYSEの木星リターンとなる場合の予測パターンに符合するものだった。

  興味深いことに、ドナルド・トランプ大統領もまた彼のネイタルの木星を天秤座に持っており、したがって去年は彼の木星リターンでもあった。さて木星が次に蠍座の地下世界を旅する13ヶ月に備えようとする時、株式市場は騰がり続けられるだろうか? ドナルド・トランプの「幸運」はどうだろう? 蠍座は「捜査・追求」「秘密裡に行われた事の露呈」「削除」そして「同盟の終わり」を支配するのだが? 木星が絡む時、多くの変化 — 解雇/雇用 — が起きやすい。これは特に風性星座宮にネイタルの惑星を持つ人々に強く影響する。もう「大吉星」たる木星との宇宙的ハーモニーの影響から外れていくからだ。

        ではここでもっとセクシーな事柄について考えてみよう。何といっても、金星と火星が10月5日に一体となり(コンジャンクション)、太陽は時を同じくして人間関係の星座宮、天秤座に在泊中だ。その4日前、両惑星(金星・火星)は冥王星にトラインを形成するのだが、これはもっとセクシーな取り合わせだ。金星がお金と愛に関連することを考えてみよう(まぁどちらか一方を欠いては上手くいかないもので、きっとこれは金星が「愛」と並んで「強い欲望」を示唆するからだろう)。 また火星は燃える情熱と他者に近付こうとする衝動の惑星だ(彼らが互いに近付くのを見て「何をするべきか?」と考えるなら、それはなかなか良い疑問だ)。 

そして金星と火星の両方が、税金、負債、赤字と同時に「強烈さ」をも体現する惑星、冥王星に調和的なトラインを形成する。 個人レベルでは、多くの魂達が互いに惹かれ合うだろう。しかし実際のところ、惹かれているのは魂ではなく、肉体そのものだ。だがその魅惑はあまりにも強烈かつ明確であり、まるで何かもっと深いもののように感じられる(単なる肉欲 — あるいは税金 — などというものではなく、より深い意味を持つのだという思い込みを伴う)。 

このような魅惑(そして税金関連の提案)に対する本物の試練は、同じ2惑星 — 金星と火星 — が冥王星とのトラインから移行して土星とスクエアを形成する10月8日〜11日にやって来る。熱愛から疑念へ、受容から疑惑へと振り子が振れていく。 何を考えていたのか? 今、何をするのか? 自分自身の口から発した言葉と誇りにかけて現実と向き合い、最後まで取り組むのか? それとも逃げを打つのか? その人物が持つ真の顔が決まる(あるいは露呈する)ような、人間としての体験が待っている。

        今は自分の観点に対する十分な支持を取り付けないままで戦闘態勢に入るには良くない時期だ。あなたは自分が正しいのにと思うかもしれない。しかし、正しいからといって戦争に勝てるわけではない。これは市場(または恋人)が、はっきりした理由もなく背を向けるような時に覚えておくと良いモットーだ。今月は「ただより高いものはない」。

10月11日を過ぎるまでは、どんな魅惑的なポジションとも "結婚" してはならない。そして最後に、トレーダーの皆さんには私達のもう一つのモットーを覚えておいてほしい。

「どの市場においても、金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきたものは優れた "買い(Buy)" シグナルの候補だ」
 そして
「このアスペクトが過ぎた後すぐに戻ってこない恋人なら "売り(Good Bye)" シグナルの候補だ」







訳文ここまで
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September 24, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週からのメリマン・コラムは抄訳が多くなるかとおもいます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “水曜、FRBは4.5兆ドルにのぼる保有資産のうち満期を迎えた証券や債券に再投資せず、10月からは月に100億ドル縮小、来年にかけて段階的に縮小幅を拡大し、月に500億ドルとする... 中央銀行の短期指標金利に変更は無かったが今年あと1回の利上げを示唆した... FRBの発表後、株式市場は下落に転じた。”

— Martin Crutsinger
  “Fed Will Start To Reduce Its Bond Holdings”
  Associated Press 2017年9月21日付


    “ワシントンへの送金がヒモ付きで返却され手数料が差し引かれるというこの仕組みは無駄遣いであり政治責任を曖昧にするものだ。真の連邦主義的アプローチは個人用医療保険市場の規制を州の管轄に戻すことである。そして慢性病や重篤な病のためには連邦政府が独立したセーフティネットを設けるべきなのだ。”

— Robert Robb
  “Clarifying the Graham-Cassidy Bill”
  The Arizona Republic 2017年9月22日付


        株式市場は先週上昇して始まり、米国のダウ工業平均とS&P先物、中国の上海、香港のハンセン、日本の日経、インドのニフティなどいくつかの市場が年初来高値そして(または)史上最高値をつけた。しかしながら、ダウ平均とS&P先物の新高値はナスダック先物では確認出来なかった。これは米国において異市場間弱気ダイバージェンスが頭をもたげつつある状況だ。振り子の反対側では、国債と貴金属が急落、金は1トロイオンスあたり1300ドル、銀は17ドルのラインを下回った。どちらの市場も、膨大な国債のポートフォリオを来月から縮小し年内にさらなる利上げを行うというFRBの決定を嫌気した。

直近の市場動向とジオコズミック・サイン及び重要変化日について見直すと、そこには際立つ2つのポイントがある。まず、私達が提示した直近の★★★ジオコズミック重要変化日(CRD)は8月21日で、これは — ふり返ってみれば — 結局その日が米国株指数のプライマリーサイクルにおける底だったことが判明した。それはまた、2017年で2回目の急落の終了でもあった。最も急激で長期の下落は3月1日(もう1つの★★★CRDであり強力な木星・天王星オポジションの前日)に始まり、4月19日まで続いたが、この日はまた別の★★★CRDゾーン内で金星逆行サイクルが終了した日だった。これら三つ星の重要変化日は1928年以来、株式指数の重要なトレンドリバーサルに前後3取引日の内82%の事例をもって歴史的に同期してきた。これは重要なポイントだ。何故なら私達は現在、いくつかのジオコズミック・サインがまた別の★★★CRDゾーンを構成する時間帯に入ろうとしているからだ。

しかしながら2017年は、リバーサルのシグナルとなるジオコズミック・サインに同期して起きた天井からの下落幅がそれほど大きくない…という事実に注目することもまた重要だ。 たとえば、2017年7月25日の太陽・火星コンジャンクションは世界の株式指数に対し6週間の揺らぎをもって示現する重要な高値と相関し、そこから8%〜20%の下落が予測された。この時期には確かに史上最高値または長期の高値が示現したが、私達が追跡する中で期待された下落幅を満たしたのは4大株式指数の内たった1つだけであり、下げも小さかった。

たとえばダウ平均は、8月8日の月蝕前日に22,179で史上最高値をつけた後下落し、8月21日の日蝕に21,600でプライマリーサイクルの底をつけた。だがその下落幅はたったの2.6%だった。日本の日経は6月20日に20,318で前回の年初来高値をつけ、その後下落して8月29日にプライマリーサイクルの底値19,239をつけた。下落幅は5.3%だった。ロンドンのFTSEは(ダウ平均と同様に)8月8日に7551でプライマリーサイクルの天井をつけた後6週間下落して9月15日に7196でプライマリーサイクルの底をつけた。4.7%の下落だった。ただ1つ、ドイツのDAXだけが私達の予測した下落ターゲットを満たし、6月20日の史上最高値12,951から8月29日の11,868の安値まで8.36%の下落幅を記録した。

ここで学ぶべき事は、ジオコズミックな指標は主要なリバーサルのタイミングを特定するにあたって非常に良く機能し続けていることで、ジオコズミクスがマーケットタイミング・ツールであることからこれは納得のいく結果だ。しかし、それらは下落幅をパーセンテージで測ろうとするとそういつも上手くはいかない。それはテクニカル・インディケータ、チャート・パターン、そして投資(またはここ数年見られるような投機)を左右する流動性に影響を及ぼす中央銀行の政策により多く依拠している。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週は夏から秋への季節の変わり目だった。太陽が乙女座から天秤座に移ったのだ。天秤座は風性の星座宮であり、風性と火性の星座宮に惑星(太陽と月も含む)が在泊する時は地性や水性より強気となるのが典型だ。

だが、マーケット・タイマーとしての私達にとってもっと重要な要素は、惑星間のアスペクト(特定の数学的空間関係)、そして惑星達が地球中心に見て進行方向を変える時(「滞留」「逆行」「順行」と呼ばれる)だ。今週、私達には非常に重要な惑星アスペクトと惑星滞留が待っている。

まず初めに、木星が天王星に対し14年サイクル中3回目にして最後のオポジションを9月27日水曜に形成する。これは『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で詳説した研究によれば、前後12取引日の期間をもって、米国株式市場のプライマリーサイクルとは他に類を見ない相関関係を持つジオコズミック・サインだ。歴史的な示現頻度は82%にのぼる。その内いくつかのケースでは、メジャーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルとの相関例もある。たとえば2016年12月26日に起きた最初のアスペクト形成では、ダウ平均のハーフ・プライマリーサイクルの天井に関連した。2回目の形成が起きた3月2日はダウ平均が史上新高値をつけた日の前日で、その後にこれまでのところ2017年で最長かつ最も厳しい下落が起きている。

  また今週は9月24日〜29日に金星と火星の両方が海王星とオポジションを形成する。マンデーン・アストロロジーの分野では海王星は洪水を支配するが、これは既に襲来したハリケーン・ハービーによる大洪水に顕れているが、今週はもう1つのハリケーン(マリア)が米国本土を襲うと予測されている(すでにプエルトリコには甚大な被害を与えている)。個人レベルで見るなら、このコンビネーションはロマンチックな衝動やのぼせ上がり、一目惚れを誘う可能性がある。だがこうした衝動が現実として着地することはあるのか? それとも単なる夢想に終わるのか? 

冥王星は9月28日に滞留から順行に転じる。冥王星は税金、改革、調査要求、または慎重に護られてきた秘密の暴露を支配する。だから今週の私達は税制改正問題、医療保険改革、そして疑わしい行為への調査請求を含む議論や討論が熱い争いとなるのを目撃するだろう。海王星もこれに参加することから、嘘とまでは言わなくてもバイアスのかかった言説以外の何物でもないような話への支持を集めるために、多くの真実がねじ曲げられるだろう。「魔女狩り」は勢いを増して最悪の様相となりそうだ。 今週あなたが読むもの、聞くことの全ては(それが何であれ)信じることは出来ない。


  それでも、これらの物事をあまり深刻に受けとめ過ぎないようにすればあなたは楽しく過ごすことが出来る。天王星が支配する水瓶座の傾向を強く持つ人達が好んで言うように『愛してるよ。でも個人的に受けとめないでくれ』という感覚だ。






訳文ここまで
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September 10, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/11【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週9月18日付のメリマン・コラムは都合によりお休みさせていただきます。


≪先週をふり返って≫

        “9月5日ガソリンの市販価格が25セント上昇したが、これは週単位としては2005年のハリケーン・カトリーナ以来の値上がり幅だった。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2017年9月8日付


        “木曜深夜に起きたマグニチュード8.1の大地震よって少なくとも32人*の死者が出た。これまでメキシコが経験した内で最大級の地震はメキシコ南沿岸部を襲った。大統領エンリケ・ペニャ・ニエトは記者会見で、この地震がここ100年では国内で最も大きな規模だったと語った。”

— Reuters News Service 2017年9月8日付


*この地震の死者数は日本時間10日昼の時点で少なくとも90人となっている。

        ハリケーン・ハービーがテキサスに大きな被害をもたらした後、先週はより多くの自然災害に見舞われる週となった。マンデーン・アストロロジーの分野では、ハリケーン(と地震、竜巻、強風)は天王星の絡むハードアスペクトが支配する。洪水は海王星の受け持ちだ。1993年、171年サイクルを持つ天王星と海王星が山羊座においてコンジャンクションを開始した時は大雨によってミシシッピ川が氾濫し、その結果、穀物価格が急騰した。セントルイスが水没して穀物の輸送が数週間にわたって滞ったことが原因だった。

現在、私達はそれに似た現象をガソリンの流通において目の当たりにしている。ハリケーン・ハービーの被害によって製油所が操業停止に追い込まれたことが原因だ。ガソリンの供給ルートに今後数日間 — いや数週間 — にわたって立ちはだかる、より大きな混乱への不安要因はそれだけではない。テキサスに次いでフロリダもまた今週末、ハリケーン・アルマの猛攻に遭うからだ。

そう、皆さんが予測するように、天王星と海王星は再びハードアスペクトを形成している。実際、両惑星は現在サイクルの1/8局面となるワクシング・セミスクエア(45°)を形成中で、これは2017年8月11日〜2019年5月1日まで5回にわたって起きる。つまりこれは、大雨、洪水、ハリケーン、地震の類がおそらくいつもより頻繁に起きるだろう21ヶ月間の始まりに過ぎない。その結果として基本生活必需品の急騰が起き得る。

これが地球温暖化のもたらす甚大な影響の証拠だと多くの人々が主張する声を私は承知している。地球温暖化自体が真実か(あるいはでっち上げか)を議論するつもりはない。だが私が指摘しているのは、私達が今日目撃している自然災害が長期のジオコズミック・サイクルの原理と相関しているという事実だ。これは金融市場と商品市場の価格に直接的な影響力を及ぼすし、その分野について私は少々の経験と知識がある。だから私は気候変化についての科学を頼りにするよりもっと安全な場にいられるのだ。しかしながら、これまで旅行してきた何処かで開かれたレクチャーにおいて、私達の太陽系では地球だけでなく全ての惑星が温暖化しているという話を聞いたことがある。これは太陽活動の働きによるものだという。だが最近他の惑星を訪れていない私には、この説の信頼性を個人的に検証することは出来ない。

天王星・海王星のアスペクトには、論じるに値するもう1つの側面がある。それは互いに手を差し伸べて助け合いたいという人々の意欲だ。天王星は反抗と人道主義の両側面を持つことが知られている。また、大衆 — 人々の大規模な集団 — とも関連する。海王星は思いやりと犠牲的精神の惑星として知られている。これらが互いにアスペクトを形成する時は、ある種の危機が起きた後、その危機の影響を受けて苦しむ人々を助けようとする意欲が湧き起こり、自己犠牲と思いやりの大いなる活動が始まる流れとの相関性がある。

このように莫大な心配と気遣いの迸りは、ここ2週間というもの米国では目を見張るものがあった。私はこうした動きが天王星・海王星セミスクエア期の間中続くのではないかと思う。ジオコズミック原理との関連においては、2週間前にまさに米国を横断していった直近の日蝕も注目だ。これほど強力な日蝕によって闇をもたらされた地球上の国々は、蝕から12ヶ月〜18ヶ月間は自然(や他の要因による)災害に遭いやすい。これもまた今回のケースに当てはまるだろう。

        だが今は市場に話を戻そう。私が毎日、終日、研究を重ね、それでもまだ知るべき多くの物事を掴むに至らない、市場についてだ。それでも私は山羊座の生まれであり、蠍座に吉星(2室に金星と木星)を持つ身だ。だから全てを知ろうとすることをけっして諦めないだろう。私は自分で行う調査に関しては容赦なく執拗だ。

株式市場では、世界の多くの指数が前週の強気を維持出来なかった。米国や日本などは先週のほとんどで下げていた。一方、ヨーロッパ、中国、南米は騰がった。だが最も大きな勝ちを収めたのは国債、貴金属、通貨(対米ドル/『フォーキャスト2017』で概略を述べたように、ほとんど3年ぶりの最安値水準に落ち込んだ)。たとえば金先物の期近物は2016年7月以来初めて1350ドル以上で引けたが、これはまさにMMAの年央ウェビナーで提示した私達の予測どおりだった。銀は18ドル以上で引けており、いずれもウェビナーでの目標価格が的中した。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        水星が9月5日に逆行期を終えた現在、私達は今後3週間にわたって訪れる多くの新たなジオコズミック・サインに集中力を向けることが出来る。それらは金融市場のリバーサルに歴史的相関性を持つものだ。まず9月12日〜17日、金星が土星と天王星にグランドトラインを形成する。したがってこれは、金星による、土星・天王星の長期45年ウェイニングトライン・サイクルのトランスレーションということであり、過去においては米国株式市場の史上最高値、そしてその後に起きた重要な下落と同期している。この高値と相関する土星・天王星トラインは、2016年12月〜2017年11月の間に都合3回起きる。またより速い動きの惑星がこのアスペクトに参加する時は株価が重要なリバーサルを起こす時間帯になり得る。ひょっとすると — ただ単にもしかしたら...の話だが — 金星がグランドトラインを形成しようとする今、ハリケーン・アルマはニュースキャスターや気象予報士達が予測するほどには度を超えた破滅をもたらさないのかもしれない*
*日本時間9月9日土曜夜の段階でCNNのライブ放送では「このハリケーンは比類のない規模のものであり、もうあまり時間がありません。フロリダに残っている人達は今すぐに逃げて下さい」と繰り返し呼びかけ、ゴーストタウン状態になっている街も多い。

        私達が遭遇するもう1つの重要なジオコズミック・サインは、9月27日に起きる木星・天王星オポジションの3回目の形成だ。最初の2回の形成(12月26日と3月2日)は、ダウ工業平均におけるハーフ・プライマリーサイクルとフル・プライマリーサイクルの天井に順に同期していった。そして数週間の下落が続いた。実際、3月1日の高値の後、ダウ平均にはこれまでのところ今年最長の下落期が始まっている。このアスペクトは2週間のオーブを持ち、米国株におけるプライマリーサイクルの完了に対し、全ジオコズミック・サイン中最高の相関性を持つものだ。これについては拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3; Geocosmic Correlations to Trading Cycles』に詳説している。したがって、今後3週間は金融市場にとって注目に値すべき時になると私は予測している。

1929年9月3日に記録した株式市場の高値をもって終わった壮大な強気相場とその後に続いた世界大恐慌に、私は今も留意している。以前このコラムで論じたように、あれはハーバート・フーバーが政権を取ってからたった9ヶ月のことで、共和党がホワイトハウス、上院、下院全てを支配した最後の時だった。さらに、フーバーは — トランプのように — 政治家ではなくむしろ大成功した企業家であった。また彼も今日のドナルド・トランプ大統領と同様に、彼自身の政党からあまり好かれていなかった。

当時と今との類似性は現在着々と強化されている。ダウ平均の現在の史上最高値は1ヶ月前の2017年8月8日だったにもかかわらず、9月1日、すなわち9月3日以前の最終取引日にはその高値を再び試す動き(戻り高値)をつけている。実際、9月1日にはナスダック先物が史上新高値をつけ、まさにその次の週(先週)にはドナルド・トランプ — 取引交渉の元締め — が彼の仲間内である多くの共和党議員を怒らせた。ハリケーン・ハービー被災者への援助のために3ヶ月の債務上限引き上げ(いったいどうした?)で民主党と歩み寄ったのだ。こうした超党派の合意(共和党はハリケーン・ハービーの被災者援助と債務上限の引き上げを結び付けたくはなかった)にもかかわらず、ダウ平均は先週、200ポイント近くも下落した。これは強気相場の終焉を宣言するだけでは不十分であり、今後の成り行きに目が離せない状況だと言える。結局のところ、時に歴史は非常に奇妙な形をとってそれ自体を繰り返すものだ。







訳文ここまで
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September 03, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/4【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月4日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
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自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】レイバー・デーにあたるため9月4日の米国市場は休場となることに留意。


≪ 先週をふり返って ≫

今週は都合によりこのパートを抄訳とさせていただきます。

プライマリー・サイクルの底を★★★重要変化日である8月18日〜21日につけた後、日蝕の影響や予想に満たない雇用統計にもかかわらず株式市場は見事に上昇、ダウ工業平均は21,600の安値からこれまでのところ金曜の22,039まで騰げた。(史上最高値は8月8日、月蝕の翌日につけた22,179)

ナスダック総合は7月27日の新高値近くまで上昇した。

現在、世界の諸地域において非常に多くの異市場間弱気ダイバージェンスが発現している。トリックスターである水星逆行の影響が強く顕れている。ヨーロッパでも金曜には良く反騰したが、それでもほとんどが年初来高値のはるか下方にある。

アジアと環太平洋地域ではバラバラの結果。日経は8月29日に3月2日以来の最安値水準まで沈んだが、その後金曜に向けて非常に力強く反騰し、週の終わりを強気で締め括った。オーストラリアのASXはあまり元気なく、香港ハンセンと上海の反騰はそれぞれ2015年5月、2016年1月以来の最高値水準まで達した。インドも騰がったが月の新高値にも達していない。

南米ではアルゼンチンとブラジルの勢いが良かった。

こうした動きと米国を襲ったハリケーン被害は、日蝕効果に加えて水星逆行の中間日(市場の下落)、金星・天王星スクエア(ハリケーン)、土星の滞留〜順行(損失、その後の市場反騰開始)の3要素が絡んでいる。

ユーロ通貨と貴金属も金曜に向けて同様の動きを示した。

今週は水星が順行に転じる。直近の高値が真実なのか、それともいつものトリックスター、水星逆行によるマインド・ゲームなのかを目の当たりにすることになるだろう。彼の出番はまだ終わっていないし、非常に注意深くあらねばならないという必要性もまだ去ってはいない。



≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫


  “ジャグヘッド(愚か者)と呼ばれるたかり屋がアーチーの家に来てこう尋ねた。『アーチー、あんた「フリー・スピーチ(言論の自由)」は正しいと思うかい?』 アーチーは勿論だと言った。するとジャグヘッドはこう答えた。『ならあんたは俺があんたの電話を使って長距離にかけても構わないよな?』 フリーダム・オブ・スピーチ、すなわち「言論の自由」とは、人が自分自身の資質を使い、自分自身の目的・大義を追求し前進していく権利を意味する。だがそれは、フリー・スピーチの名の下に誰か他の人の電話、他の人の家、あるいは他の人々の何でもかんでもを取り上げて自分の目的のために使う権利を与えるものではない。”

— Tunku Varadarajian(Richard A. Epsteinへのインタビューから)
  “The First Amendment is for Neo-Nazis, Too”
 (「憲法修正第一項 — 言論の自由」はネオ・ナチにも適用される)
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月26日付


  “南北戦争の後遺症が治まらぬ中、マーク・トウェインはこの大いなる謎についてこんな感慨を述べている。『"肉体的勇気" がこうも日常的なものにならねばならず、一方で "道徳的勇気" がこうも稀だというのはいったいどうした事か*』”

— Robert M. Morganthau
  “Monuments and Courage”(記念碑と勇気)
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月26日〜27日付


*肉体的勇気:肉体的な苦痛をものともせずにぶつかって目的を遂行する勇気
  道徳的勇気:多くの誹謗中傷や辱めを受けても耐えて正しいと信じる事をする勇気


  “...兄弟姉妹として共に生きることを学びなさい。さもなければ、私達は共に愚か者として滅びるでしょう”

— Dr. Martin Luther King
  1965年オバリン大学卒業式訓示より
  “Identity Politics are Tearing America Apart”
  (アイデンティティ・ポリティクス
*が米国を引き裂く)
  James A. Baker III and Andrew Young

*アイデンティティ・ポリティクス:主に社会的不公正の犠牲になっているジェンダー、人種、民族、性的指向、障害などの特定のアイデンティティに基づく集団の利益を代弁して行う政治活動(wikipediaより)

        9月5日火曜に水星が逆行運動を終了する。しかしそれが来週やってくる唯一の重要なジオコズミック・サインというわけではない。その日は火星が乙女座入りし、太陽が海王星とオポジションを形成し、また9月6日に起きる満月の前日でもある。したがって、いまだに多くの火星的要素(攻撃性、特にトランプ大統領のネイタルのアセンダントにかかることに注目)と海王星的な特質(受動性、不確定性、誤った方向へ誘導するニュースや発表)が見られる。

それはまるで、何か新しいことを始めたいと心底から望んでいながら、どうしても出来ずにいるような感覚だ。前進し始めるたびに、それは泡と消えるように見える。受動攻撃性が高まるかもしれない。また、何かシンプルなことをしようとするが、その後物事をあまりに複雑にしてしまい、沢山の要素に気を配る(依存する)あまり、最初のシンプルな発想を支持していた人々がその複雑さについて行けない状態になることを意味する可能性もある。

債務上限の引き上げを考えてみるといい。予算を通したり、南の国境線に沿って壁を築こうとすることを考えてみるといい。ひとつひとつを遂行するのではなく、これら全てのアイデア — あるいはその組み合わせ — を繋げ、ひとつのより包括的な法提案としてまとめようとすればどうなるかを考えれば、何故この政権が法案1本さえも通すことにこれほどもがき苦しんでいるかが解るだろう。だがそれでも、株式市場は騰がり続けている。

        今週、海王星とコンジャンクトして起きる満月の後、9月12日〜17日には金星が土星と天王星にグランドトラインを形成する。これは議会にとって、新たな法案を成立させる今年最後のチャンスとなるかもしれない。何故なら金星は合意と歩み寄りの惑星であり、土星は長期的にみて前向きな結果となる合意を示唆し得るからだ。株式市場はこの期間に向けて反騰を続ける可能性がある。

しかしながら9月17日以降、私達は9月27日に起きる木星・天王星オポジションの3回目にして最後の形成に向かって進むことになる。このアスペクトに向けて注目すべき新法(または予算、債務上限引き上げ、または...その他色々...)の成立に失敗するなら、それは世界の金融市場における重要なリバーサルと相関するかもしれない。結局のところ、木星・天王星オポジションは12取引日のオーブをもって米国株式市場におけるプライマリーサイクルとの相関性を持つ、最も一貫性のあるジオコズミック・サインなのだ。今回のシリーズにおける直近の事例は2017年3月1日に起きている。当時はダウ工業平均に史上最高値が示現しており、その後4月19日に向けて7週間にわたる下落へと導かれた。これは今までのところ、今年最も長く続いた下落だった。 

木星と天王星はまた「言論の自由」を要求する行為を象徴している。そして、これを追求するにあたっては、他者に対して理不尽な要求を突き付けるという衝動をも示唆している。






訳文ここまで
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August 27, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/28【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月28日(フリー版より)

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文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “1929年9月3日、ダウ工業平均は381.17の記録的高値まで上昇し、6倍もの価値に成長した8年の成長期の終わりに到達した。それはバブルが弾け始めた「一連の日々」の少し前だった。その日々とはすなわち、市場が11%下落した10月24日のブラック・サースデー、その4日後にまた13%下がったブラック・マンデー、そして翌日、新たに12%の下落をみたブラック・チューズデーだ。”

— Jennifer Latson
  “The Worst Stock Tip in History”
  www.time.com  2014年9月3日付


        何故私が今週のコラムを上記の引用でスタートしたか? その理由は前回共和党が上下両院とホワイトハウスを支配したのが1929年〜1933年だったからだ。彼自身の党からは好かれていなかったハーバート・フーヴァー(31代米国大統領)は成功した企業家であり、1928年11月に政権の座についた。当時は、彼が実業家として成功しているからには金融市場にはきっと良い影響を及ぼすだろうというのが一般的な見方だった。そして彼の政権の初年度には、米国の株価は史上新高値まで爆発的な上昇を見せた — 1929年9月3日、あの運命の日までは...。その後、フーヴァーの人気が下がり始めるとともに全てが変わり、就任1年目の秋には株式市場の崩壊が次々に起きていった。

さて、私はここでたった1つ(か2つ)の歴史的相関性をもって株式市場の崩壊を予測しているわけではない。ただ一応注意喚起として言及している... 実際のところ、もし株式市場の暴落や金融危機が起きるとするなら、2020年〜2021年のほうがより懸念が強い*。これは次に土星が天王星と冥王星にハードアスペクトを形成する時期だ。それは — 単に7という数字が末尾に付く10年ごとのサイクルといったものではなく** — 私の研究においてもっと重要性を持つ、『フォーキャスト2018』の焦点となるテーマだ。何故なら株式市場のどんな暴落もみな危機の直前に史上最高値をつけており、土星・天王星と土星・冥王星のハードアスペクトが短期間に形成されるというのは金融危機のシグナルだからだ。

* メリマン氏推奨の米国始原図では、2021年にはトランシットの冥王星がネイタルの月とコンジャンクトし、5月には始原図の冥王星にオーブ1°まで近付く。そして2022年が米国の冥王星リターンの年となることもまた注目に値するかもしれない。

** 相場格言として有名なセル・イン・メイと同様に、ディセニアル・パターンと呼ばれる言葉があり、これによれば末尾が7になる年には突然のサプライズによって弱気が優勢になるという。

        さて、現在に戻ろう — 結局、コラムのこのパートは『先週をふり返って』というタイトルなのだ。そんなわけで、これが水星逆行の中間時点(8月24日/日柄的)が醸し出す雰囲気だ。そしてこれは、米国の西海岸から東海岸までを闇で貫いた皆既日蝕が起きた(現地時間8月21日)週のことであり、それから1日のうちに土星がドナルド・トランプ大統領のネイタルの月の上で滞留から順行に転じ(8月25日)、それがまた大統領の太陽とはオポジションであり、しかも米国始原図の火星ともオポジションで海王星とはスクエアを形成している。いや、これは本当に多くの宇宙エネルギーの集合だ。だがもしあなたがジオコズミック研究の何たるかとそのシンボリズムを理解しているなら、これが今日起きている物事について多くを説明していることがわかる。

たとえば、米国政府内の誰もが今、自分が大統領を支持するにあたって自分の良心を探っているように見える。これはフランスや他の国々にも見られることかもしれない。しかしここ米国においては、多くの閣僚達がトランプ政権から離脱するか、トランプ自身によって更迭されている。残る幾人かも、ホワイトハウスの経済顧問のトップであるゲイリー・コーンなどは任務に対する強い責任感から残ってはいるが、先週になってシャーロッツビルの抗議運動と酷い暴力に対するトランプの反応を受けて、辞任の瀬戸際に来ていると認めた。

また、他の人々は彼らの怒り(日蝕と火星がコンジャンクト)を、トランプの存在と同様に過去の倫理的犯罪の象徴だと彼らが主張する南軍の歴史的記念像を引き倒すことで露わにした。彼らはトランプ大統領が辞任するか弾劾される(土星・海王星)ことを望んでいる。ハーバード大学の著名な法学教授アラン・ダーショウィッツによれば『... 南部連合の関連や他の歴史的記念像を引き倒している人々の多くが、それとともにアメリカ自体を解体しようとしている。』(8月22日のFox Buisiness News )

また、以前私はこの時期を、金星が木星、冥王星、天王星とTスクエアを形成する期間(8月15日〜25日)だと述べたと思う。それは単なる宇宙エネルギーの集合ではない。それは宇宙エネルギーと政治的エネルギー両方の過剰な負荷が大衆の疲労として顕れる時だ。人々はどうして良いかわからない。市場もどうして良いかわからない。以前私は8月12日に乙女座の水星が海王星とオポジションを形成しながら逆行を開始すると言ったろうか? 何をしたら良いか、何を考えれば良いかわからず、国の将来は混乱の雲に覆われ、大統領も、いや世界中が... 全ての周りをただウロウロしている。

したがって先週最後の3日間、世界の株式市場は基本的に... 何もしなかった。ダウ工業平均は月曜の日蝕(そしてMMAの★★★重要変化日)にサイクル新安値をつけ、火曜には196ポイント反騰、そしてそれから3日間は火曜につけた安値と高値の間で取引されていた。

金と銀はもう少しエキサイティングだった — 少なくとも金曜、金は週の高値と安値(1301.40〜1281.30)をたった25分間の内につけている。銀も同様で、9時20分に17.18に飛び上がった後で50セント近く下落し、9時45分までには16.71をつけ、結局引けには17.00近辺に戻った。株式市場が見せたのは正反対の様相で、S&P先物は9時5分に2453.50でトップアウトした後10時35分にその日の安値2441をつけた。これはFRB議長ジャネット・イエレンがジャクソン・ホールのスピーチで基本的に — 何も目新しいことを言わなかった時刻だ。

それが主に水星逆行中日のせいなのか、それとも土星の滞留〜順行の為せる業なのかはわからない。だが... 世界は今現在、やや立ち往生しているように感じられる*。物事が上手く行かなくなり、まだ何か起きる可能性がある時、米国ではこんな言い回しをする。『もう片方の靴が落ちるのを待っている(=今は結果を待っているところだ)』しかし、まるで私達にはもう落ちて来る靴など残っていないような感じだ。

* 日蝕のサビアン・シンボルだった『人魚』のテーマにも通じる感覚かもしれない



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ジャネット・イエレンは金曜にワイオミングのジャクソンホールで行われる年次経済シンポジウムにおいて、中央銀行の歴史における刮目すべき10年間を締めくくるFRB議長としての最後のスピーチをすることになりそうだ。イエレンが2月に再任されるかどうかは疑問だ。ドナルド・トランプ大統領は彼女に対して軽蔑と敬意の両方を表明しており、未来に関しては明言していない。”

— Jeff Cox
  “Fed Chair Yellen Set to Deliver What Could Be Historic Speech in Jackson Hole”
  www.cnbc.com  2017年8月24日付


        先週の米国中央部を闇で覆った獅子座28°台の日蝕に関連して現在起きているドラマの1つは、それがドナルド・トランプとFRB議長ジャネット・イエレンのネイタル・チャートをダイレクトにヒットしたことだ。トランプにとっては、彼の出生図の火星とアセンダント上で日蝕が起き、それが彼を怒りっぽい気分にさせた。だがこれはまた獅子座終盤に在泊するジャネット・イエレンの出生図の太陽近くでもあり、水瓶座終盤に在泊するネイタルの月にはオポジションだった。彼らが二人とも満月の生まれであり、両方ともこの日蝕の影響を受けるとは不思議なものだ。それにもかかわらず、評論家達は2月に彼女の任期が切れたらトランプは彼女を再任用するだろう(またはしないだろう)と思惑を巡らしている。先週は日蝕と同期してその件が浮上してきたが、蝕の「影響力」は今後18ヶ月は続く可能性がある。

        今週に関しては、宇宙花火は勢いが弱まるかもしれない。しかしそれも単に一時的なものだ。惑星達の花火の小休止を裏付けるものとして、来週月曜の米国レイバー・デーの休暇は非常に歓迎されるかもしれない。米国の労働者の多くが週の早い内に仕事を離れ、その結果 惑星アスペクトの減少と祝日効果によって市場の出来高は減るのではないかと思う。だが休暇後すぐの9月5日と6日には、水星が先週の日蝕と同じ度数から順行に転じ、海王星とコンジャンクションの満月が起きる。

実際、今週末(9月3日)にかけては、火星が日蝕の度数、そしてトランプのネイタルの火星とアセンダントの上を通る。というわけで、彼が怒りの表明を小休止することはなさそうだ.... 彼の道を邪魔するものには何に対しても、誰に対してもそれは続くだろう。

私達は先週居たはずの所へたちどころに戻る — 混乱、不確定性、「私はいったい何をしているのか?/あなたはいったい何をしているのか?」についての深い内省だ。大半の米国人が望んでいないにもかかわらず、もしトランプ大統領が、メキシコ国境の壁建設の財源確保を議会が支持しなければ「政府機関の閉鎖」も辞さないという脅しを続行するなら、差し迫った債務上限への懸念がさらなる急落のきっかけになるかもしれない。とはいえ、ジオコズミック研究への私の理解によれば、満月の週末から9月20日の新月にかけて少しずつ事態は好転し始める... 私がミシガンからアリゾナに移転するにあたって9月20日を選んだ理由がこれだ。この新月は私のネイタルのアセンダント上で起きる(乙女座27°)。人生の新しい始まりにとって、これを大きく凌ぐような良い啓示はないだろう。

  思うに、多くの人達が今年9月の新月あたりから人生の新しいフェーズをスタートするのではないだろうか。とりわけ彼らが米国政府のために働いている場合はなおさらだ。結局のところ、この新月は黄道帯の中間部で起きるのであり、そして季節は — 移ろいゆくのだ。この歌のように...  “the times – they are a changin’”








訳文ここまで
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August 20, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月21日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは抄訳です。


≪先週をふり返って≫

  キューバで開かれているISAR(International Society for Astrological Research)の理事会に出席するため、今回は通常のコラムではないことをお断りしておく。

先週および先々週起きたことは、私達が生きる時代と私達がトレードする市場を理解するにあたってアストロロジーがどれほど貢献しているかの証左となるものだった。知ってのとおり、私達は8月の月蝕から日蝕という強力な蝕のサイクルにある。また日蝕はトランプ大統領のアセンダントと火星の上で起きる。したがってこのところの予測はこの時期が非常にドラマチックかつセンセーショナルであり、好戦的かつ危機的であること、そしてその全ての中心に置かれているのがトランプ大統領だと指摘してきた。そのこともまた数々の出来事(スティーブ・バノン氏の更迭、大統領に対するビジネス助言組織の廃止解散、シャーロッツビルで起きた人種問題に関わる衝突への彼の言動に対して批判が高まるなど)によって証明されつつある。

ダウ平均は、国家経済会議のトップ・エコノミックアドバイザーであるゲイリー・コーン氏が、シャーロッツビル関連のトランプ発言に抗議して辞任するのではないかとの噂を受けて下落し始めた。議員やビジネス・コミュニティの面々がもうトランプ大統領とは仕事をしたがらないだろうという懸念はなおもくすぶっている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  コズミックドラマは先週と今週で山場を迎える。21日(日本時間22日未明)の日蝕の後、24日は水星逆行の中間日(日柄として)を迎え、土星は25日に順行を開始する。このどちらもが、強力なリバーサルと(または)支持帯/抵抗帯のブレークアウトに関連する指標だ。だが水星逆行に関しては、ブレークアウトはあっという間にフェイクアウトに転じるかもしれない。

以下は先週のコラムからの抜粋となる。確認としてお読みいただきたい。

      " 先週の市場動向は最近このコラムで幾度か指摘してきたこと、すなわち市場にとって最大のリスクは政治リスクであり、それがネイタルのアセンダントと火星を日蝕に焼かれるトランプ大統領に関わるものだという事実を再び立証することとなった。これは北朝鮮(あるいはイラン)に対する彼の態度が正しいとか間違っているということではない。彼は単に火星の人だということ — つまり彼が怒っており、自分が正しいと信じることのために闘いたいと感じていることを意味する。今の彼にとって正しいこととは、当然ながら米国市民を護ることを意味するはずだ。私が思うに、彼はそれが自分の最優先の義務だと考えている。だから皆さんがそれを支持しようとしまいと、今月の世界は火星 — 「交戦地帯」というテーマ — の下に在る。

もちろん、宇宙は単に火星が強調されているというだけでなく、他にも動きが見られる。実際、今後の2週間は宇宙の活動がひしめき合っている。まず、私達の旧知の友人たる水星が今週末8月12日(日本時間13日午前中)に逆行に転じ、それが9月5日まで続く。逆行に転じるのは乙女座で、魚座の海王星とはオポジションとなる位置だ。これはこのサイクルがおそらくはこのトリックスターがもたらす影響の中でも最も混乱に満ちたものの1つになる怖れを意味するものだ。

水星の逆行はその典型として、情報の与え方、受け取り方が矛盾しており、したがって混乱を招く — たとえば中央銀行が何かをコメントするが政治リーダーはそれとまったく反対のことを口にするといった具合だ。一方、海王星は混乱 — そして誤った思い込み、妄想、誤魔化し(混乱を招いてその場を言い逃れるような欺瞞)を支配する惑星だ。だからトリックスターたる水星が、注意逸らしと散漫の神たる海王星とパートナーを組む時、いったい何が起きるだろう? 私にもそれはわからない。私が知っていることの全てはただ、それらが提示するものを自分は信じないということだけだ。

このオポジションに続いて、木星、冥王星、天王星とカーディナル・グランドスクエアを形成するトランシットの金星がもたらす非理性的・非合理的なエネルギーの流れが生まれる。この、腕、脚、そして体のほとんどの部位に「宿命的邂逅」とか「命取りの引力」と記してある(それは単にインクで描かれた絵に過ぎないのだが)誰かとの出会いを示唆する致命的な組み合わせは、それに加えて金融市場でのホイップソー、すなわち激しい上下動とも関連している。まず最初に価格が急上昇し、あなたは『お!次の上げ基調の到来だ』と思うだろう。だがその後突如として反転が起こり、あなたはこう思う。『おっといけない、これは崩れてきたぞ』。そして結局のところ、買ったら下がり売ったら騰がるという鞭打ち症状に見舞われる。これはグランドスクエアの金星、そしてトリックスター水星の逆行と奇術的騙しの天才、海王星とのオポジションのなせる業だ。これはまるでマジックだ!

  しかし、本物のマジックは8月21日(日本時間22日午前3時ごろ)、この狂える時期のちょうど中央時間帯に太陽・地球の間を月が横切り、昼が夜に転じる時に起きる。"

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  今週も引き続き上の記述が当てはまる。米国にとってはほとんど40年ぶり、さらに言えば99年ぶりの可能性を持つ、この大いなる日蝕は、ここで何度も述べてきたように、世界にとって、また米国とその大統領にとって、すでに驚くべき今という時代の様相を露わにし、なおかつ危機の時間帯ともなっている。







訳文ここまで
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August 13, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月14日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】

来週8月21日付のコラムはお休みさせていただきます。ただ警戒期でもあるため、もし何か新しい情報があれば抄訳またはメモの形で記述するかもしれません。


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国株式の長期サイクルは2017年に入っても依然として上昇局面にある。したがって、私達はまだ史上最高値の更新が続くと予測している。2017年の最高値目標は19,500〜23,500だ。また相場が非常にボラタイルになる(大規模なリバーサルが始まる)可能性を持つ時間帯がある。2月22日〜4月21日、5月19日〜6月16日、7月17日〜8月25日....”

— 2016年11月執筆の『フォーキャスト2017』より


        8月8日、ダウ工業平均は22,179の史上新高値をつけた。それ以前の市場新高値は3月1日、そして上記6月16日を過ぎた後の6月19日〜20日につけられている。ダウ平均の史上新高値が顕れやすいとして挙げたこれら3つの時間帯だが、そこに顕れたものは事実上、重要な下落の直前に示現した新高値であった。

“来月に入っても新高値更新が続く可能性は高い。ジオコズミック・サインに基づくなら、天井は7月19日〜8月7日、または8月21日〜28日に示現する可能性が最も高いだろう。この(S&P)上値目標は2485±20または2509.25±19.50だ。”

— MMAサイクルズ・リポート#7より
  2017年7月18日付


        直近の最高値は8月7日につけた。8月8日、S&P先物のザラ場高値は2488.50だったが、その後下落して金曜までに2430.25の安値をつけている。


  金融市場に間接的に — あるいは直接的にも — 影響を及ぼす人間の活動とジオコズミックな現象との間には何の関係性もないと言い張る向きは注意されたい。ここ数ヶ月にわたってこのコラムで注意喚起してきたように、7月17日〜8月25日の期間は火星がもたらす宇宙的テーマが満載だ。火星は戦争を支配する。近づきつつある皆既日蝕はずばり火性の星座宮、獅子座で火星とコンジャンクションだ。そしてその日蝕は、トランプのネイタルのアセンダントと火星の上で起きる。先週、まさに戦争の脅威はエスカレートし、予測どおりトランプ大統領は嵐のど真ん中に立つこととなった。

米国および他地域の株式指数に続いていた強気相場は月蝕の翌日だった8月8日、突然の打撃を受けた。ドナルド・トランプが北朝鮮の金正恩に対して『世界が今まで見たこともないような炎と怒りに会うだろう』と言い放ち、典型的な火星的警告を放ったのだ。これに対して金正恩は、北朝鮮が日本を越えてグアムへのミサイル発射を検討するとやり返した。このニュースを受けて強気相場は急停止し、ダウ平均はその後2日の内に300ポイント近く下落、木曜だけでも204ポイント下げた。ダウ平均にとって先週は今年始まって以来2番目に弱い週となった。

しかしながら、こうした火星的イベントは貴金属と債券相場にとっては良いニュースで、どちらもサイクル新高値まで舞い上がった。

ところで私達の同業者で3月に開催されたMMA投資リトリートの講演者の一人でもあったマリア・ショッペルは、北朝鮮を含むこうした衝突が起きる可能性について正確に予測していた。詳細は彼女の手になる7月18日付の記事 *North Korea's Nuclear Ambitions』を参照されたい。このリポートは北朝鮮の建国図の土星が今回の皆既日食と同じ度数に在泊していることを指摘しており、今の現実と直結するものだ。つまり北朝鮮の土星はドナルド・トランプのアセンダントと火星にコンジャンクトしているわけで、これは相性が良いとは言えない(というより、どうしようもなく相容れない)。

* 末尾に関連の飜訳後記あり



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週の市場動向は最近このコラムで幾度か指摘してきたこと、すなわち市場にとって最大のリスクは政治リスクであり、それがネイタルのアセンダントと火星を日蝕に焼かれるトランプ大統領に関わるものだという事実を再び立証することとなった。これは北朝鮮(あるいはイラン)に対する彼の態度が正しいとか間違っているということではない。彼は単に火星の人だということ — つまり彼が怒っており、自分が正しいと信じることのために闘いたいと感じていることを意味する。今の彼にとって正しいこととは、当然ながら米国市民を護ることを意味するはずだ。私が思うに、彼はそれが自分の最優先の義務だと考えている。だから皆さんがそれを支持しようとしまいと、今月の世界は火星 — 「交戦地帯」というテーマ — の下に在る。

もちろん、宇宙は単に火星が強調されているというだけでなく、他にも動きが見られる。実際、今後の2週間は宇宙の活動がひしめき合っている。まず、私達の旧知の友人たる水星が今週末8月12日(日本時間13日午前中)に逆行に転じ、それが9月5日まで続く。逆行に転じるのは乙女座で、魚座の海王星とはオポジションとなる位置だ。これはこのサイクルがおそらくはこのトリックスターがもたらす影響の中でも最も混乱に満ちたものの1つになる怖れを意味するものだ。

水星の逆行はその典型として、情報の与え方、受け取り方が矛盾しており、したがって混乱を招く — たとえば中央銀行が何かをコメントするが政治リーダーはそれとまったく反対のことを口にするといった具合だ。一方、海王星は混乱 — そして誤った思い込み、妄想、誤魔化し(混乱を招いてその場を言い逃れるような欺瞞)を支配する惑星だ。だからトリックスターたる水星が、注意逸らしと散漫の神たる海王星とパートナーを組む時、いったい何が起きるだろう? 私にもそれはわからない。私が知っていることの全てはただ、それらが提示するものを自分は信じないということだけだ。

このオポジションに続いて、木星、冥王星、天王星とカーディナル・グランドスクエアを形成するトランシットの金星がもたらす非理性的・非合理的なエネルギーの流れが生まれる。この、腕、脚、そして体のほとんどの部位に「宿命的邂逅」とか「命取りの引力」と記してある(それは単にインクで描かれた絵に過ぎないのだが)誰かとの出会いを示唆する致命的な組み合わせは、それに加えて金融市場でのホイップソー、すなわち激しい上下動とも関連している。まず最初に価格が急上昇し、あなたは『お!次の上げ基調の到来だ』と思うだろう。だがその後突如として反転が起こり、あなたはこう思う。『おっといけない、これは崩れてきたぞ』。そして結局のところ、買ったら下がり売ったら騰がるという鞭打ち症状に見舞われる。これはグランドスクエアの金星、そしてトリックスター水星の逆行と奇術的騙しの天才、海王星とのオポジションのなせる業だ。これはまるでマジックだ!

  しかし、本物のマジックは8月21日(日本時間22日午前3時ごろ)、この狂える時期のちょうど中央時間帯に太陽・地球の間を月が横切り、昼が夜に転じる時に起きる。

さぁ、ショーを楽しみたまえ。2017年8月に私達が経験するコズミック・ドラマはそう頻繁に見られるものではない。だが、自分がリクエストした芝居が悲劇ではなくコメディであることを忘れずにいることだ。そしてこの事も覚えておいたほうが良い。アストロロジーはけっして何かの原因ではなく、地球上に起きる出来事との相関関係を示すものだ。私達は皆、避けられない出来事がどんなものになるかを選択する自由意志を持っているのだ。







訳文ここまで
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*飜訳後記

  この記事は北朝鮮建国図(ジェミー・パートリッジのレクティファイ・チャート)、米国、トランプ大統領、そして中国のネイタル、プログレッション、トランシット等を検討し、8月の日蝕がいかに2017年~2020年にかけての戦争の危機を浮き彫りにしているかを示唆するものとなっている。

ここで気になるのは当事者の一人である金正恩氏のチャートだが、誕生した年にも異説があり、翻訳者の知る限りでも3種類の出生データが存在する。その中でも特に注目に値すると思われるのは、アストロロジャー、ポール・サンダースの調査とレクティファイによるチャートで、1984年1月8日朝の生まれとするもの。このチャートでは、他の2つのチャートと同様にネイタルの太陽に現在トランシットの冥王星が乗っている。ネイタル、プログレスとの連動があれば、これだけでも最悪の場合は人生の崩壊、または徹底的変容を決定付ける出来事を示唆するケースも見られるが、さらにこのチャートでは、MCに乗るネイタルの火星が現在IC上に来ているトランシットの天王星とオポジションを形成し(暴力的衝動をどう昇華するかの挑戦)、日蝕とはそれぞれセクスタイルとトラインを形成してエネルギーを回す形となり、同時にネイタルのカイロン(潜在的な "傷" の痛み)とはスクエアを形成している。

またプログレスの火星は10室ネイタルの土星にコンジャンクト、月はネイタルのカイロンの上に来ており、破壊的な衝動や何らかのコンプレックスによる葛藤を示唆している。その他にもプログレスの木星が彼の人格的なテーマ「フラストレーション」を意味するアセンダントに来てエネルギ―を増大させるなど、小惑星絡みを含めて多くの鋭利なアスペクトが形成されており、現在~数年中に訪れる大きな危機/挑戦を示唆するものとなっている。このネイタルチャートはいわゆる「核アクシス」と呼ばれる射手座・双子座軸に月のノード軸と金星、木星、天王星、海王星が在泊しているが、現在はトランシットの土星(とフォルス、イクシオン)が射手座を運行中で、核を持つことに対する彼の執着に現実の重みを加えていることも特筆に値する。土星はこのチャートではアセンダントの支配星であるため、核開発は自分自身のアイデンティティを象徴するものとなっているのかもしれない。

  また、今回の日蝕は日本の戦後始原図にもその影響をはっきりと顕している。戦後始原図(主権回復図)では現在プログレスの太陽がネイタル7室の天王星とコンジャンクト(同盟・近隣国との関係変革か)。 そして日蝕は8室ネイタルの月のサウスノード上で起き(つまり北朝鮮の土星、そしてトランプ大統領のアセンダント+火星と日本の月のサウスノードはコンジャンクトで、カルミックなしがらみとエネルギー放出を示す)、同時に蠍座終盤度数のプログレスの月とはスクエアを形成する。そしてトランシットの火星はネイタルの8室冥王星にコンジャンクト。これは何らかの強い力が働いて脱皮や過去との訣別が起きてくること、あるいはそうするべき時が至ったことを示唆すると思われる。

8室はマンデーン・アストロロジーの場合、主に金融経済、負債または主立った破壊や死、崩壊を象徴するとされるが、これが北朝鮮を中心とした現在の不安定な世界情勢に絡んでこれからの数年間、どんな筋道を意味するかは予断を許さない。また、この日蝕ではトランシットの木星が主権回復図MC上のネイタル海王星とコンジャンクト、これに対しトランシットの冥王星がスクエアを形成している。木星・冥王星スクエアは、しばしば熱心かつ執拗で妄想的な魔女狩りとも関連する(土星・海王星ペアより表面と内実のギャップは深いかもしれない)が、これが天頂に輝くネイタルの海王星(これを最善の形で使うことは可能だし、大いなる希望でもあるが、上記コラムにも解説されているとおり、現状の集合意識にとっては非常に難しい)とハードアスペクトを形成して政治の停滞と混迷を助長しているとも見ることが出来る。

天頂に海王星を持つということは、国のチャートとしてとても挑戦的かつハードルが高いかもしれない。現実逃避や幻想への誘惑も多く、優しさの影に無力感と拒絶をはらみ、たとえ正当な理由があっても闘いを避けるためには欺瞞も使うという矛盾した傾向も顕れやすい。おそらく他者(諸外国)にはまるで "ヌエ" のように見えがちで、理解しにくい部分が多いのではないだろうか。けれどこうしたチャートを持つ以上、現実的世界情勢への対応と高度な精神性追求という、ある意味両極の領域を模索していくしかないのかもしれない。(もう1つの戦後始原図、現憲法衆院可決図では、海王星が国総体と国民性を示すアセンダントの支配星となっている。また、今回の日蝕は12室の月とオポジションで起きる。)

けれどこの日蝕には物事や観点を一新していくにあたって強い力を持つという側面では非常にポジティブでもある。これはまず、集合意識より先に個人レベルで起きていくのではないだろうか。もし、表面的な喧噪に惑うことなく混沌を通り抜ける力がありさえすれば...。


(以上の記述はあくまで飜訳者hiyokaの個人的見解です。)


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August 06, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/7【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “7月の米国経済は非農業就業者数が20万9000人の増加となり、予測の18万3000人を大きく超えた。失業率は4.4%から4.3%とわずかに低下、就労率は62.8%から62.9%へと僅少だが増加している。時間あたり平均賃金は9セント上がった... 労働統計局の調査によれば、トランプ大統領の就任以来新たに職を得た就労者数は100万人を超え、その波は今後も続きそうだという。”

— Adam Shapiro and Suzanne O’Halloran
  “U.S. Adds More Jobs in July than Expected”
  foxbusiness.com 2017年8月4日付


        “ポップ・カルチャー時代の大統領職がはらむ危険性は、政治的地雷を含む現実について実際のところ何も知らされないことだ。今週、トランプ政権は臨死体験を味わった。トランプ氏にとって注目に値する出来事は、ロシア、イラン、そして北朝鮮に対する制裁措置を課すために行われた上院と下院の議会投票だった...  巷の話題になったのは桁外れの投票結果で、下院では賛成419票に対し反対3票、上院では同98票対2票で法案が可決している...  これは現職大統領への不信任投票だ。ある共和党議員が匿名で語った言葉によれば『我々はロシアに関しては彼をまったく信用していない』そうだ。”

— Daniel Henninger
  “The White House C-Words”
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月3日付


        先週はドナルド・トランプにとって良い週ではなかった。議会において彼を支えるはずの仲間が、政権剥奪への流れを作るいくつかの重要な手段を取ったのだ。さらに、ロバート・ミュラー特別検察官は、2016年の米国大統領選に介入したロシアとの共謀疑惑について、起訴するかどうかを決める大陪審を選出した。これらの出来事や他の多くのイザコザに対する彼の反応を表現するために先週多く使われたキーワードは「激怒」だった。ドナルド・トランプは議会に「激怒」し、共和党に、民主党に、そしておそらくはホワイトハウス広報部長としての最初の10日間の内にメディアへの攻撃的な態度によって解任されたアンソニー "ザ・ムーチ"・スカラムーチに「激怒」している。

アストロロジー研究者にとって「激怒する」というのはまさに火星が持つ象意の1つであり、トランプ氏は彼の出生図の火星とアセンダントが位置する獅子座の度数に8月21日の日蝕という大波が刻一刻と近付いてくるにつれて、自分自身の内に在る火星の生々しくも大いなる力を感じつつあるはずだ。火星とアセンダントは両方とも個人のホロスコープでは主要なパートを占めるものだ。もしかしたら彼の目は血走り、いやひょっとすると体の他の穴からも血がほとばしるという光景さえ見られるのかもしれない。

まったくもって先週は、ドナルド・トランプ(または米国とヴェネズエラの政府)にとって良い週ではなかった。だが世界の多くの株式市場にとっては非常に良い週だった。ダウ工業平均は次々に史上新高値を更新した。だが、それにもかかわらず奇妙なことにナスダック総合やS&Pとは足並みが揃っていない。インドのニフティにはまたも史上新高値が示現した。チューリヒのSMIと香港のハンセンも数年ぶりの高値をつけた。ロンドンのFTSE、ロシアのMICEX、中国の上海指数は数ヶ月ぶりの高値を記録した。しかしながら、ドイツのDAXは反対に、4月中旬の金星順行以来の最安値水準に落ち込んでいる。

  多くの株式指数に見られた新高値へのブレークアウトは、8月2日天王星逆行開始と関連付けられる。惑星が逆行運動を開始または終了する時、その惑星が持つ力学は人間活動の分野において数日の間強調される。天王星が逆行前の滞留に入っている間、あらゆる境界や期待感は脅かされる。そしてしばしば侵される。天王星が絡む時は、市場がブレークアウトするのかダウンするのか、または反転するのかは誰にもわからない。その結果として、いくつかの株式市場が既存の抵抗帯を突き破って新高値をつけることで境界を侵した。

しかし他の市場、たとえば金や銀は、8月2日には数週間ぶりの高値水準まで舞い上がっていたが、天王星が方向を転換したその日の内に反転し、金曜に向けて急落している。これと同じリバーサル・パターンが起きたのはユーロ通貨で、まさに8月2日には30日ぶりの新高値をつけ、その後反転して金曜まで急落してきている。米ドルはその反対に、やはり8月2日に2016年5月以来の最安値レベルに落ち込み、その後急激に反転上昇して週末を迎えた。原油は8月1日にここ2ヶ月で初めてバレルあたり50.00ドル以上まで再反騰したが、金曜には再びその水準のはるか下まで落ち込んだ。ところで、原油は今や夏至(6月20日)につけた安値42.05から反騰して8月1日には50.43と、20%の反騰をしてきている。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “巨大な債券ポートフォリオを削減しようというFRBによる不気味な企てには酷い実績がある。事実上、中央銀行が過去にこれを試みたケースでは、その後 毎回景気後退が起きている... FRBは以前にこの削減計画を6回実行に移している。1921年〜1922年、1928年〜1930年、1937年、1941年、1948年〜1950年、そして2000年だ。MKMパートナーズのチーフエコノミスト/マーケットストラテジストのマイケル・ダーダによれば、なんとその内の5回が景気後退を迎えて終わっている。”

— Jeff Cox
  “The Fed’s About to Try Something that Almost Always Has Ended in Recession”
  cnbc.com 2017年8月2日付

        “元FRB議長アラン・グリーンスパンは金曜、債券市場が崩壊の崖っぷちに来ており、それが株価の今後にとっても脅威になるとして大いに警鐘を鳴らした... 長年にわたって議長を務めた氏はこうも語る。『長期に及ぶ低金利が今にも終わろうとしており、それと共にかれこれ30年以上も続いた債券の強気市場も終わる。現行レベルの金利は異常に低く、行き着く先はたった1つだ。これが始まればその進行は恐ろしく速いだろう』”

― Jeff Cox
  “Greenspan: Bond Bubble About to Break Because of ‘Abnormally Low’ Interest Rates”
  cnbc.com 2017年8月4日付

        さぁ、2017年の強大な「蝕」のゾーンへようこそ。8月7日月曜(日本時間8日未明)、水瓶座 — 獅子座軸の15°台で月蝕が起きる。太陽はいまだに獅子座で火星とコンジャンクトしているため、一部の人々にとっては引き続き憤然と色をなす「激怒」の時となるかもしれない。だが一方で太陽と火星は木星に対しセクスタイルを形成しているため、他の人々はいまだにパーティに酔いしれており、何事も単にエンターテインメントかスポーツのように楽しんでいる。そして次が8月21日の強力な日蝕で、オレゴンからサウスカロライナまで、米国中部を暗い影が横切る形となる。

この日蝕も火星はとはコンジャンクションだ。だから一部の人々は真っ赤になって「激怒」するか、または真っ赤になって激怒する人を批難しながら同時にパーティを続行し、直近の出来事をあたかもスポーツでも観戦するように楽しむことだろう。その競技の勝者となるのは、一番鉄面皮で — しかも危険なほど意地悪く — ふるまうことで皆を楽しませた者だ。

一方で、腫れ上がった火星と獅子座の日蝕は威勢のいい脅しやハッタリの時となる。また一方では、トップであること、または最も偉大であることを自負する時となるかもしれない。とは言っても、私達は株式市場のようにはなれない。あるいは、グリーンスパンによれば —  債券市場にもなれない。この時期はグリーンスパンが言うように、膨らみきったバブルの風船に針が刺される可能性を持つからだ。もしかするとこれらのバブルは最後の木星・天王星オポジションが起きる9月終盤まで続くかもしれない。だがそれまでに、現行の強力な火性エネルギー(日蝕、火性、月のノースノードが全てが獅子座に在って射手座の土星と牡羊座の天王星に火のグランドトラインを形成)は終わりを告げる。温度をどんどん上げていけるのは物が燃え始めるまでの間であり、それは火性星座宮に在泊する惑星達が、それに続くより冷えた領域の地性星座宮に移行するまでの間ということだ。移行は獅子座の日蝕の直後から始まる。

ジオコズミックな観点からは、直近で注目に値する2つの時期がある。その1つはたった今だ。私達は現在、天王星逆行(8月2日)、3度目にして最後の木星・冥王星スクエア(8月4日)、8月7日の月蝕のただ中にある。そして次は8月15日〜25日だ。これは8月21日に日蝕が起きるからだけではない。8月25日には土星が順行に転じる。一方、蟹座の金星(お金と愛情生活)は天秤座の木星(パートナー関係)、山羊座の冥王星(政府を転覆し人民に権力を!)、牡羊座の天王星(一番優秀な核兵器を持つのは誰だ)とカーディナルグランドスクエアを形成する。

そうだ。株式市場は他のハードアスペクトをかいくぐって反騰してきたし、今回もそうなるかもしれない。しかし、土星が順行前の滞留に入ると同時に、この獅子座(火性)のエネルギーの全てが乙女座の地性エネルギーに主役の座を譲り始めることを考えれば、私はこのパーティが終わらないと想定することはないだろう。長く続いた二大政党(party)である共和党や民主党でさえ、終わらないとは言えないだろう。結局のところ、世界の集合意識は膨大なリセットのただ中にあるのだ。そして皆さん自身の意識の在りようによっては、それは胸躍るような物事になるかもしれない。








訳文ここまで
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July 30, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/31【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月31日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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7月30日 22:15
≪短期ジオコズミクスとと長期的考察≫ 本文2段落目の文中、政治・経済・金融リセットの最終段階についての記述に抜けがありました。その後に「それは2020年いっぱいまで続いていく。」という一文を追記しました。

≪先週をふり返って≫

        “米国経済はロイターの予測どおり年率2.6%の成長となった。一方、7月の消費者信頼感指数は93.4と予測を上回った。これは想定通りの経済進展を基としてFRBが9月を念頭に4.5兆ドルという巨大なバランスシートを縮小する可能性があると示唆したちょうど翌日に発表された。”

— Fred Imbert
  “Dow Post Record Close as Wall Street Shakes Off Amazon’s Fall”
  cnbc.com 2017年7月28日付


        26ヶ月サイクルの太陽・火星コンジャンクションがついに先週、7月26日に起きた。火性で楽観的な特質を持つ獅子座にあって、それはパーティが続くことを願う人々を失望させることは無かった。しかしながら、ナスダック総合は7月27日木曜の朝に史上最高値をつけた後、ひどい下落に見舞われている。先週はインドのニフティにも史上最高値が見られ、また香港ではハンセン指数が2015年6月以来の最高値水準まで舞い上がった。

だがヨーロッパは少々様相を異にしていた。金星が順行に転じて間もない7月28日金曜、ドイツのDAXは4月21日以来の最安値水準である12,098まで下落している。わずか数週間前 — ちょうど夏至の6月20日、DAXは12,951の史上最高値をつけていたのだ。これは今の時点まででおよそ6.5%の下げであり、太陽・火星コンジャンクションの正確なアスペクト形成日から前後6週間の間に重要なサイクル安値または高値をつけるという歴史的事実に基づいて導き出された私達のターゲットに近い。そのターゲットとは、10月終わりまでに多くの株式指数が高値から少なくとも8.5%下げるというものだ。

先週は金と銀、そしてユーロ通貨も急反騰した。これもまた火性の星座宮獅子座における燃え上がりやすい太陽と火星の働きに関連していた。もともと獅子座は金を支配しているが、それよりもっと重要な事実は、ヘリオセントリックの水星による射手座運行(もう1つの火性星座宮)と金が相関性を持っており、これが同時期の7月26日に始まったことだった。金12月限(現在の中心限月)は1277まで急上昇したが、わずか2週間前には1200を試している。また銀もまた印象的な動きを見せ、16.81まで騰がった。これも2週間前には2016年4月以来の最安値水準15.14で取引されていた。"悪者" となったのはまたしても下落した米ドルで、FRBによる利上げ見送りがそのまま後押しとなった形でユーロは1.1800近くに迫った。これは2015年1月以来の最高値レベルだ。この事については先週のコラムにおいても論じたが、私達の年央ウェビナーにおける予測どおりの結果となった。そしてまた米国株上昇のもうひとつの原因でもある。安いドルは米国産商品に対する世界の需要増加を意味するからだ。




≪短期ジオコズミクスと長期的考察 — トランプ編≫


        “皆さんは今後も「魔女狩り」「リーク」という言葉に接するだろうし、また問題となる文書との関わりを隠したい「正体不明の情報源」について、数多くの話を読んだり聞いたりすることだろう。また、ドナルド・トランプが彼を弾劾せんとするバイアスのかかったメディアや政治勢力によってどれほど「犠牲者」になっているかという話も耳にするだろう。この「」で括った全ての言葉が海王星と関連している。”

— 2017年5月22日付 当コラムより


        “ここでのポイントは、トランプ氏は8月いっぱい深刻な火星トランシットの影響下にあり、その間彼は「理性を失う」状況に非常に弱く、彼自身とおそらくは国家を傷つける結果を招くような衝動的な行動に走りやすくなる。”

— 2017年7月3日付 当コラムより


        “『もしジェフ・セッションズが更迭された場合、その代償はひどく高いものになるだろう』リンジー・グラハム上院議員(共和党)はこう語った。『ミュラー解任と同じ事をしようとするならトランプ政権は終わりの始まりだ』”

— Byron Tan
  ウォールストリートジャーナル 2017年7月28日付


        “元々ドラマチックな政権ではあるにしても、この7日間は桁外れの異様さだった... 混乱する数々の出来事の中で、*チーム・トランプはスカラムッチ氏のホワイトハウス広報部長任命をこれまでの流れに対する重要なリセットになると説明したが... トランプ氏の支持率は彼の部下達ではなく彼自身が発したメッセージと行動によって急降下している。”

— Karl Rove
  “How Long Can the Trump Tumult Go On?”
  ウォールストリートジャーナル 2017年7月27日付

* ホワイトハウスの新たな広報部長として任命されたばかりのアンソニー・スカラムッチ氏が、事実上更迭の決まった政権発足以来の主席補佐官、ラインス・プリ—バス氏を政権内の情報リークに関わっているとして公然と批難。スカラムッチ氏の任命に反対したスパイサー報道官がすでに辞任するなど、トランプ政権内の混迷が深まっている。


        それはトランシットの火星が彼のネイタル(出生図)の太陽・天王星コンジャンクション上に来て、やはりネイタルの月とオポジションを形成した5月から始まった。そして日蝕が起き、トランシットの火星が彼の火星とアセンダントを通過していく9月初旬までは終わらないと予測される。以前のコラムにも書いたように、この時期に「トランプ政権とは何か」が定義され、同時に彼の任期中がどんな様相を呈するかも決定付けられるのだ。何度かこのコラムで示唆したとおり、もし彼が自己の衝動をコントロールすることに成功し、国家にとっての重要事項に集中出来るとしたら、彼は単に米国のみならず、世界中に真の革命的変化をもたらす革新的なアイデアと政策のパイオニアとなるだろう。

だがもしそれが出来なければ、彼の政権は短期に終わるか、もしくは2018年にも派手で大々的な挫折を味わう道を進むことになる。いずれの場合でも、世界の政治、金融、そして経済における主要なリセットの第二段階が始まっていくだろう(私達の年央ウェビナーにおいてタイトルとしたこの「リセット」という言葉を現在他の人々がいかに使っていることか)。その第三段階、そして最終段階の始まりは2017年12月20日の冬至に起きる太陽・土星コンジャンクションになるかもしれない。それは2020年いっぱいまで続いていく。 これがマンデーン・アストロロジーとファイナンシャル・アストロロジーに基づいた上での私の見解だ。そしてドナルド・トランプにとって最も危険な時期が今現在 — 第二段階であり、とりわけ2017年8月はその山場となるだろう。

  獅子座の太陽・火星コンジャンクションがついに形成された週 —7月26日 — 米国株式市場は史上新高値に舞い上がった。だがそれと時を同じくして、ワシントンD.C.の政治環境を汚染する泥沼は新たな底の深さを露呈することとなった。これはマンデーン・アストロロジーの研究者にとっては驚くにあたらない。何故なら8月21日の日蝕が駆け足で近付いているだけでなく、土星もまた8月25日に滞留から順行へと転じる(逆行期を終える)からだ。これら2つのジオコズミック・サインをこうも重要なものにしているのは、この日蝕が皆既日食であり、米国の中央部をスパッと切り裂くように伸びる闇の道を創るという現象だ。その道はオレゴンからサウスカロライナまで続き、順行直前で滞留する土星が米国始原図の火星・海王星スクエアに対しTスクエアを形成する。

国土が持つ幅の全てを呑み込む皆既日食は、その国のリーダーシップに主要なシフトが起きることを示唆する。それはあたかも未来への道(太陽)、すなわちその国のペルソナ — 人格・役割 — として定義されてきたものが突如として闇にかき消される(月)ようなものだ。それは変容する。いや最も暗く最も深い感情的な疾患に直面し対応することを強いられさえする。最善の顕れをするなら、それは「ダーク・フォース」や「ネガティブ・エネルギー(現実的な存在であろうと想像上であろうと)」の完全な除去に導かれ、その途上において 新生、新たな方向性、そしてより善く公正な社会 — 世界の再建 — へと繋がっていく。マンデーン・アストロロジャーにとってそれは、土星・天王星・冥王星の3惑星全てが一度にコンジャンクトするようなものだ。

このようなコズミック・ドラマの渦中で、ドナルド・トランプはまさにその中心部に存在している。何故なら、日蝕は獅子座29°で起きるからだ。つまり、獅子座26°〜29°に在泊する彼のネイタルの火星とアセンダントの上で起きるということだ。火星とアセンダントはチャート上、最も根本的で自律的かつ自発的な創造性を持つ部分だ(いわゆる "自分ファースト" )。

彼の支持者が信じるように、もし彼が偉大な男であれば、彼はこの挑戦を受けて立ち、素晴らしいリーダーシップを発揮するだろう。しかしながら、彼の敵が言うようにもし彼が全くの自己中心主義でナルシスト的人格を持つのであれば、この種の宇宙的刺激はおそらく彼の周囲を巻き込みながら無視出来ないほどの自己破壊的なものになっていく。 世界中の数多のアストロロジャーがこの時期を固唾を呑んで凝視している理由がこれだ。長年の間、世界の指導者のチャートにこのようなことが起きた試しはなかった(歴史の上ではあったとしても)。しかもトランプ氏は予測されるタイプのドラマの中で、彼の役どころをきっちり演じつつある。だが、その結果はどうなる? 偉大さか、あるいは手痛い敗北の恥辱か? もしくは何か全く違うものになるのか? 彼はいったい何を為し、どう行動し、そしていかなる反応を見せるのか?

        日蝕とほとんど時を同じくする*土星の滞留は、米国の火星と海王星に対してスクエアを形成する。これはトランプが警告してきた「魔女狩り」のシグナルだ。「魔女狩り」は彼の身に向けられ、そしてジェフ・セッションズの事例に見られるように、彼自身が他者に対して行ってもいる(公的に侮辱し名誉を毀損)。またそれはホワイトハウスを悩ませ続けて来た「情報リーク」にも関連しており、金曜の首席補佐官ラインス・プリ—バス解任に繋がった(これは始まりに過ぎなかった)。だが土星はまた「当然の結果」にも関連する。『自分でまいた種は自分で刈り取らねばならない』だ。先週を通して彼が任命した司法長官ジェフ・セッションズを侮辱し続け十字架にかけたことによって、トランプは他の人々が彼に向けるのと同じ照準を自分自身にあてることになる、一連の出来事の口火を切ったのだ。
* 土星滞留の影響を受けているのは米国だけでなく日本も(米国ほどではないにせよ)同様で、戦後始原図(主権回復図)では3室(コミュニケーション、メディア、教育、文書etc.)在泊の主要小惑星パラス(政治意識、公正さetc.)に対し、現在12室(秘密、隠れた敵、舞台裏etc.)で滞留に入った土星がスクエアを形成している。これは見えない部分で様々な工作が進行中であることを示唆すると思われる。

また、もう一つの戦後始原図(現憲法衆院通過図)では4室(領土、国民の雰囲気や気分etc.)に在泊の天王星(変革、反抗etc.)とオルクス(審判)のコンジャンクションに対して土星がオポジションを形成中であることにも留意。

ちなみに8月に起きる日蝕は、戦後始原図の8室(金融経済、債務、死亡率etc.)に在泊する月のサウスノード(過去からの力、または過去からの呪縛etc.)の上で起きる。また、もう一つの戦後始原図(現憲法衆院通過図)では12室の月とオポジションで起きることも興味深い。なお、ピンポイントで日本を指すことの多い小惑星ニッポニアは現在魚座(主権回復図では3〜2室、憲法通過図では1室)を逆行中で、順行に転じるのは10月末となる。

        トランプが求めていた大衆の同情(海王星)は、犠牲者の役どころに祭り上げられたセッションズの身に集まった。これは今回の滞留の土星がまさにトランプのネイタルの月の上に来て、太陽・天王星コンジャンクションに対しオポジションを形成していることから起きている。ある面でトランプは彼のキャリアの絶頂にある(太陽に対し土星がオポジション)。別の側面で彼は押し寄せる苛酷な要求の犠牲者であり、それが膨大な重圧だと信じてそれを終わらせたいと願ってもいる。だがどうやって? 

土星が月の上に来るということは、多くの支持が集まらないということだ。かろうじて残っている支持も、彼が意志をもって心を開き、自分が置かれた状況に対し自ら責任を負い説明義務を果たさない限り、徐々に少なくなっていく。自分自身を自らの行為ではなく何か外からの力の犠牲者として表現してはならないのだ。これが果たされない限り、彼に自由はない。彼は自分自身の欲望の囚人だ。彼は再生のためにその全てから自由になり、主観を外して物事を明確に見定める必要がある。だがそれは簡単には起きない。特に獅子座の火星が彼のネイタルのアセンダントと火星に向かって近付こうという今の時期は難しい。今は自分自身を止められないだろう。深刻な物事の新展開が彼の地位に影響を与えることがないまま、ひと息ついたりゆったりと夏季休暇を取れるような可能性もない。

        先週が異様な週であったように、今週もそこから大きく解放されるようなことはないだろう。もしかすると、もっと沢山の興奮が待っているかもしれない(本当に? いや本当だ)。牡羊座の天王星が8月2日に逆行に転じる。これは事実上、ワシントンD.C.と金融市場の両方にもっと多くのドラマが起きることを保証するものだ。8月4日には木星もまた、冥王星に対する3度目にして最後のウェイニングスクエア形成を果たす。このアスペクトは物事を誇張したり、周囲の反対者達の勢いに火をつけるような、何か非常に派手な行動に出やすいという傾向を持つ。 今回の場合、それはほとんど誰にでも当てはまる。平常心を失いやすく、言動は下品になりがちで少しばかりショッキングかもしれない(先週などはまだその小さな予告編だ)。しかし、もし皆さんの意識がそれら全てを超越し、そしてもし... 非常に活動的かつ無秩序にうごめく人々の姿をあたかも部屋の上から見下ろすように観察出来るなら、それを楽しめるかもしれない。

        私達は以前からずっと政治的危機の中を通ってきた。それもいずれは終わる... だが今回に限っては、おそらく何かが変化するか、あるいは少なくとも集合的な変容が起きつつあるという、ある種の気付きが高まるかもしれない。そしてその気付きは、私達皆が抱くことの出来る際立ってポジティブな要素なのだ。







訳文ここまで
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July 23, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/24【金融アストロロジー】

新月の星読みはひとつ下の記事になります。

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月24日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


  “ECBがこの秋にも資産買い入れの段階的縮小について協議を開始する可能性があると伝えた後、米ドルは対ユーロで2年ぶりの安値をつけた。ドルはまたロシア疑惑の捜査がトランプ政権の税制改正と経済成長政策を停滞させるかもしれないとの懸念からプレッシャーに曝されている。”

— Patti Domm
  Bottom Falling Out of US Dollar:
  Drops to Near 2-Year Low vs the Euro, 2017 Loss Now 10%”
  www.cnbc.com 2017年7月20日付


  “今じゃもう5セントは10セントの価値もないんだ”

— ヨギ・ベラ


        ファイナンシャル・アストロロジーに関してよく見られる一般的な誤解のひとつは、ある特定のジオコズミック・リバーサル・シグナル(すなわち重要変化日/CRD)が起きる時は、常に株式市場にも何事かが起きるという考え方だ。まるで株式市場だけが、価格の動きに関連するリバーサルやその他の現象が見られる領域の中で一番重要だとでもいうように。しかしこれは単純に間違った思い込みだ。惑星サイクルは金融市場の世界で繰り広げられる人間活動のサイクルに対し、確かに大変強い関連性を持っている。しかし必ずしもそれは、米国株式指数(または世界の他の指数)といった、たった1つの市場の動きに変換されるとは限らない。

        先週、7月17日〜20日に起きた強力な太陽・火星と天王星のスクエアを例に挙げてみよう。全てのアストロロジャー達 — とりわけファイナンシャル・アストロロジャー — は、この組み合わせがすこぶるエキサイティングで潜在的なドラマ性を帯びたものであり、警戒心、パニック、ヒステリーといった感覚と連動することを知っている。金融市場との関わりで言えば、これらは突然で非常に急激な価格変動と同期する可能性があり、その時は支持帯や抵抗帯がしばしば破られる。それはボラティリティのシグナルであり、投資家にとっては手を引けという警告でもある。

また、短期の投機家(デイトレーダーも含む)にとっては超短期の利ザヤ取りというちょっとした楽しみを味わうために準備するきっかけにもなる。ここで頭に入れておいて欲しいのは、成功するトレーダーのゴールとは「最小の投資リスク(マーケット・エクスポージャー)で最大利益のポテンシャル」を得られるタイミングで動くことだ。先週のジオコズミック・サイン(非常にホットで爆発性を秘めた火星・天王星・太陽を含む)の構成は短期トレーダーの大好物だ。また多くの場合、これは定義された支持/抵抗帯を超えるブレークアウトを伴ったトレンドリバーサルと関連する。

        先週の宇宙ラインナップが持つ爆発性は、米国株式市場にはそれほど影響しなかった。だがダウ工業平均という導因抜きでナスダックとS&Pに史上新高値が示現したというのは注目に値する。これは「ジオコズミック重要変化日ゾーンにおける異市場間弱気ダイバージェンス」として知られ、多くの場合、そのセクターにおけるリバーサルと関連する。しかしながら、太陽・火星と天王星間のハード・アスペクト、そしてスクエアによって示唆される荒っぽさや爆発性は、通貨市場においては非常に明白に顕れた。ユーロは23ヶ月ぶりの高値までブレークアウトし、米ドルは2年ぶりの新安値に落ち込んでいる。そのニュースを受けて、金と銀は鮮やかにリバウンドし、他の全ての商品相場もドル安の恩恵にあずかった。

しかしながら、ここでの要点はこれだ。もし米国中央銀行が利上げを進めており、欧州中央銀行がもしかすると10月にも金融引き締めを開始するかもしれないという話が出ているなら、何故ユーロが対ドルでこれほど強い必然性があるのか? 彼らは両方とも引き締めの途上にある — もしドラギが本当に彼自身の "イージーマネー" 依存症から脱するのなら、の話だが。ドナルド・トランプ、そしてロシアによる米国選挙介入への関与を疑われる彼の家族へのFBI操作(これまでのところ、確たる証拠は出ていないが)にまつわる狂乱が、米ドル下落の原因となるなどということがあるのだろうか?

        以前からこのコラムで何度も指摘してきたように、私達にとってその原因ははるかに単純(それにおそらくはもっと深遠)だ。米国の選挙に関連して米ドルには16年サイクルの天井が存在し、ユーロには16年サイクルの底が存在する。16年ごとに共和党の大統領が選ばれ、新しい大統領が任命される1月前後の6ヶ月の間にドルはトップアウトする。同じように、民主党にもそれに換わる16年期が存在し、それにともなって米ドルが底値をつける(直近では2009年1月、そして16年後の2025年1月に期日が来る)。米ドルの高値とユーロの安値の示現はまさに時間通り — 2017年1月3日だった。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  数週間にわたる準備期間を終えて、私達はついに7月26日、獅子座の太陽・火星コンジャンクションに辿り着いた。以前論じたように、この28ヶ月周期のアスペクトは、形成前後6週間の内にダウ工業平均に顕れる重要な安値または安値からの、8.5%かそれ以上のリバーサルと相関する。今回の場合は高値からとなるだろう。直近でこれが起きた2015年6月14日の事例も高値からのケースだったが、その3週間前5月19日につけた当時の史上最高値に相関し、その後16%下落して2015年8月24日に4年および6.5年サイクルの安値をつけた。

現在は他にも重要なジオコズミック・サインが発効中で、これもまた6週間という時間帯の内に示現するリバーサルと関連している。先週の太陽・火星による天王星へのスクエア、そして太陽・火星コンジャンクション(7月26日)に加えて、ヘリオセントリックの水星が7月26日〜8月7日に射手座を運行するのだ。火性の星座宮、獅子座の太陽・火星コンジャンクションと、これまた火性の牡羊座終盤度数の天王星とのスクエアによって、すでに宇宙からの過剰刺激は十分な域に達しているが、その上さらに、非常に興奮度の高まる期間が加わる。

もちろんこれは、いずれかの方向への爆発的な価格変動、またはリバーサルを生み出すに十分な顔ぶれだ。こうした火のパワーの全てが大きな自信、いや過剰と言えるほどの自信と無分別な威力誇示に拍車をかける。これが一時的に株価上昇の支えとなる可能性はある。市場が騰がるためには投資家やトレーダーの自信を必要とするからだ。とはいえ、もし物事がほころび始めて人々が自制心を失うようなことがあれば、手仕舞いへと向かう動きが殺到して「一刻も早く逃げろ!」という状況に導かれる怖れがある。

こうしたジオコズミック・サインは大胆さと勇気のシグナルとなる可能性はあるが、結果をふまえた事前の熟慮や制御不能に陥った場合を考えての計画立案とは縁遠いものだ。つまりこれらは物事が想定外の動きとなった場合の代替シナリオの準備や警戒よりも、「希望」— そこには「貪欲さ」さえも含む — の方に軸足を置くエネルギーだと言える。何が起きるにせよ、また特定の(あるいは全ての)市場がどう動くにせよ、それは過剰(射手座)になりやすく、過度に炎上する傾向を持ち、過反応を引き起こしやすい。これは燃える熱情と競い合いには向いている。だが思慮に富み、注意深く、バランスの取れた判断を下すのはなかなか困難だ。だがもし注意深くしていなければ、結局最後は自らの愚かさを曝すことになるかもしれない。

7月24日月曜、双子座の金星が土星に対しオポジションを形成する。これはもう一つのレベル1(最強の)リバーサル・シグナルであり、株式市場、または大豆、銅、砂糖などの商品市場にインパクトを与える可能性を持つ。8月最初の4日間にはもっと重大な宇宙的状況がやって来るし、その後は当然ながら、1918年以来初めて米国を横断して闇をもたらす8月21日(日本時間22日未明)の稀な日蝕が続く(歴史リサーチを担当してくれたベルグラード在住のアレクサンダー・イムシラジクに感謝する)。だがこれについてはまた来週論じるとしよう。

今のうちは、獅子座初期度数の太陽・火星コンジャンクションの下で楽しい時間をエンジョイ出来るようトライしてみると良いだろう。パーティやスポーツには素晴らしい期間だ。だが、たき火の炎をあまり大きくし過ぎないように気を付けてほしい。さもないと隣近所まで延焼して全てが燃え落ちてしまうかもしれない。






訳文ここまで
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July 16, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/17【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “JPモルガンチェイスのCEOジェイミー・ダイモンは、金曜に行われた決算会議会見において米国連邦政府へのフラストレーションを露わにした。『もうほとんど米国人であることが恥ずかしい域に入っている... 米国内で対応しなければならない馬鹿者共の言葉を聞くことさえ厄介だ』ダイモンはあるアナリストの質問にこう答えた。『グレート・リセッションからかれこれ8年経つ間に、政治的愚かさや行き詰まりにもかかわらず我々は1.5〜2%の成長を遂げてきた。米国のビジネス界には力があり強靱なのだ』彼はなおも言った。『私が言っているのは、もしもっと賢明な決定がなされ、政治の膠着状態が壁になりさえしなかったら、もっと強力な成長を遂げられたということだ』”

— Evelyn Cheng
  “Jamie Dimon Blows Up at DC Dysfunction”

  cnbc.com 2017年7月14日付


        2016年の米国大統領選に影響を及ぼす目的のロシアとトランプ一家を結び付けようと試みる「明白な証拠」にもかかわらず、米国株式市場は先週新たな高値水準まで舞い上がった。ドナルド・トランプJr. がロシアの弁護士と防諜機関エージェントに会っていたという先週のニュースが示したように、株式市場にとっての最大のリスクが政治領域であることに変わりはないが、投資家達の興味はこの時節に発表される収益報告の強含みの見通しの方により集中した。その期待を受けて、金曜にはダウ工業平均とS&Pの両方が新高値まで噴いた。ナスダックはこの浮かれ騒ぎに参加するにはあとほんの20ポイントというところだった。また、インドのCNXも新高値をつけた。香港のハンセンは2年ぶりの最高値水準に跳ね上がった。他のほとんどの指数も先週は騰がったが、これらが突出していた。

        先週目立った他の市場は米ドルとオーストラリア・ドルだった。米ドルは去年9月以来の最安値水準への継続的な下落が目立ったが、これはまさに、2017年1月前後の6ヶ月の間に — 特にもし共和党が選挙に勝った場合 — ドルがトップアウトするという私達の2年間にわたる主張を明確に裏付けている。ここ10年の天井は2017年1月3日に示現した。またオーストラリア・ドルもまた先週は注目に値した。ついに重要な下降トレンドラインを突き破り1年以上ぶりの高値水準に噴き上がった。これも過去のいくつかのMMTAインターナショナル・サイクルズ・リポートで提示した私達の予測とよく一致している。オーストラリア・ドルに加えて、英国ポンドも先週は10ヶ月ぶりの最高値レベルまで鮮やかに反騰した。これはどうも、観光旅行に出かけるにあたって最も重要な夏休みに間に合うよう戻ったという感がある。英国人はなかなか賢い!


米ドルの下落を受けて、ほとんどの商品相場もまた反騰した。金と銀は7月10日月曜には数ヶ月ぶりの最安値水準まで落ち込んでいたが、その後の週後半には調子良く反騰した。この反騰は本物なのか? これは今週発行予定のMMAサイクルズ・リポートにおいて、私達が詳細に解説するポイントの1つだ。また、ダウ平均とS&Pに示現した史上新高値についても解説し、これらのより長期のサイクルを通した観点からその重要性について分析していく。

まもなく発刊予定の改訂版『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 1: Cycles and Patterns in the Indexes』のために行った研究を終えたばかりの私には今、分かち合うべき情報が沢山ある。サイクルを理解するにあたっては、最新の調査が非常に重要だ。これらのサイクルについての過去の研究がなされた12年前と比べてどれだけの事が変化したかは、全く信じがたいほどだ。 同時に、当時なされた研究の多くもまた今なお効力を維持していることについても、信じがたいほどの驚きだ。だが全てというわけではない。いくつかの事例においては、僅かではあるが重要な改変が必要となった。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “国際通貨基金専務理事クリスティーヌ・ラガルドは、FRB議長ジャネット・イエレンによる最近の所感は時期尚早だったかもしれないと示唆し、自分の人生の中で今一度の金融危機が訪れる可能性は排除しないだろうと述べた。『いつかある日、もう一つの危機がやって来るかもしれない... 私は末永い人生計画を立てているし、彼女(イエレン)もそうであることを願っている。だからこそ私はその計画自体に全てを賭けたりはしない。何故ならここ10年以上の間、私達は複数のサイクルが動いているのを見てきたし、それを排除するつもりはないからだ。』ラガルドはこう語る。”

— Karen Gilchrist, Karen Tso
  “I Wouldn't Rule Out Another Financial Crisis, Says IMF’s Lagarde”

  www.cnbc.com 2017年7月12日付

        “FRBが遂行してきた施策が功を奏したせいで "我々の人生が続く間に" もう一度金融危機が起きることはあり得ないだろうとイエレンは予測した。”

— Jeff Cox
  “Yellen: Banks 'Very Much Stronger';
  Another Financial Crisis Not Likely 'In Our Lifetime'”

  cnbc.com 2017年6月27日


        金融危機がもう起こらないという可能性は、人生の中で二度と戦争は起きないという可能性と同じだ。どちらの見解も見通しとしては有りだが、それは異なるサイクルのどれを採るか、そして「金融危機」と「戦争」をどう定義するかにかかっている。

たとえば私達独自の株式市場研究において、米国株式市場には長期72年サイクルが存在し、その中で50%〜90%の下落が起きることが明らかにされている。これは実際4つの歴史的事例において73年〜77年の幅を持ち、直近では2009年に底を付けた。それ以前では1932年と1857年だった。また1784年には英国市場にこれが見られた。このサイクルを基に考えるなら、私達が8年前に目撃したような市場崩壊が私達の存命中に株式市場に見られることはないだろう。

しかしながら、他にも株式市場には90年サイクルが存在する。これは1761年、1842年、1932年につけた歴史的安値に基づいて測定されるものだ。どちらが支配力として優勢かを決めるにはまだ歴史的データが足りない。だが、もし90年サイクルがより強力なのであれば、次回は2022年(±15年)の内に訪れる。

        こうした「暴落」はまた、土星、天王星そして(または)冥王星が、互いにハードアスペクトを形成する時 — とりわけ土星と天王星のコンジャンクションとオポジションの時に発生する(1987年〜1988年、2008年〜2010年)。土星と天王星がコンジャンクションやオポジションを形成する時期は2032年6月28日まで来ない。しかしながら、両惑星は2021年にウェイニングスクエアを3回形成し、その前年となる2020年には土星・冥王星がコンジャンクションを迎える。これは継続中と見られる90年サイクルの中間部に近い。それはおよそ84年±7年ごとにやって来る。

それにしても、イエレン — 彼女はポジティブで楽観的な獅子座だが — 72年サイクルが示唆するように私達の残りの人生にもう金融危機は起こり得ないと考え、翻ってより心配性の山羊座であるラガルドが90年サイクルの暴落が起きる可能性を見ているというのは興味深い。思うに、ラガルドはサイクル理論を研究しているのではあるまいか。歴史を通して一定の間隔で起きてくる特定のテーマの反復に魅せられるのは、太陽を山羊座に持つ人間(私自身もそうだが)にとってはごく自然なことだ。

        来週 — そして再来週 — もまた、ジオコズミックな見地からすれば "魅惑的" だ。7月17日と20日に太陽と火星が天王星に対してカーディナルスクエアを形成する。これは非常に燃え上がりやすい取り合わせで、長期にわたって継続してきた支持帯や抵抗帯を破壊するような、突然で(または)急激な価格変動としばしば同期する。言葉を換えて言えば、非常に短い間に市場は予測したレベルを超えて動き、その後また反転して予測するよりもっと激しく反対方向に動く可能性があるということだ。

どちらのアスペクトもレベル1タイプ — 市場のリバーサルおよびプライマリーサイクルの天井または底に相関するジオコズミック・サイン中、最も強力なグループだ。そして次の週もまた同等の重要性を帯びている。7月24日に金星が土星にオポジションを形成し、これを追って26日には獅子座の初期度数で太陽・火星コンジャンクションが起きるからだ。しかも、それでも市場の尻を突くにはまだ足りないとばかりに、ヘリオセントリックの水星が7月26日からボラタイルな星座宮、射手座を12日間にわたって運行し始める。

それからあまり間を置かずにやって来るのが、8月21日の火星とコンジャンクトした獅子座の日蝕だ。この食はドナルド・トランプのネイタルの火星とアセンダント上で起きる。私達は宇宙地震のただ中に入ろうとしているのだ。米国中央部をその暗部に包み込む食が起きるのは、1918年以来初のことだ。これを乗り超えていくのはおそらく奇妙な体験だろう(私達は皆、乗り超えていくだろうが)。来月の私達は文字どおり、ドラマチックな大自然の攪乱と共に、個々のサイコパス的人物や組織的テロリストグループなどの非常に異様な(そしておそらくは危険な)人間行動を目の当たりにすることになるかもしれない。したがって当然ながら、特別な警戒と危険認知が必要となる。

また同じエネルギーを前向きな観点で見るなら、太陽・火星コンジャンクションの歴史に基づいた10%の下落が始まる前に、企業収益の発表が世界のいくつかの市場をより高値へと推進するかもしれない。その高値が示現する期間は7月26日の前後6週間であり、そしてやはりサイクルに基づくなら、安値は10月中旬までに終了するはずだ。







訳文ここまで
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July 02, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週7月10日付のメリマン・コラムは都合によりお休みさせていただきます。
m(_"_)m

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告知:7月4日は独立記念日の休日のため米国市場は休場となることに留意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

“大統領として成功するためには、トランプ氏は自分に統制力があることを示さねばならない。そしてそれには統治に何の関心も持たない恒久的な少数勢力によって機能出来なくなった共和党から自分自身を引き離す必要があるように見える。”

— Daniel Henninger
  “Should Trump Abandon the GOP?”
  ウォールストリートジャーナル 2017年6月29日付


“ならば低能でどアホのミカとサイコのジョーが大晦日前後に3晩も立て続けにマララーゴにやって来て、私に会わせろと要求したのはいったいどういうわけなんだ。彼女はたるみを整形したせいで顔が血だらけだったぞ…”

— ドナルドJ.トランプ@realDonaldTrump 2017年6月29日


“『大統領、あなたのツイートは公職に値しないし米国政治の偉大さではなく悪い部分を象徴している。』リンゼイ・グラハム(共和党、サウスカロライナ)はそのツイートでこう語った。ミカ・ブレジンスキー氏はツイッターを通じて彼女自身の反応を提示したが、それはシリアルに手を伸ばす幼児を描いたチーリオス(リング状のシリアル)の箱で、そこには「小さな手*専用」とキャプションが付けられていた。”
(*大統領の手が小さいことは有名で、彼はそれを言われるのを非常に嫌がる)

— Eli Stokols
  “Trump Tweet Prompts Backlash”
  ウォールストリートジャーナル 2017年6月30日付


        先週はジオコズミック・パターンの理解に基づいた想定どおり、想定外の異常さが顕れた。株式市場が急落し、その後騰がり、また下がっては騰がり、これがしばしば同じ日の内に起きている。ファイナンシャル・アストロロジーの研究において、これはグランド・カーディナルスクエアに起因しており、先週のコラムでもこう述べた。

“先週は度しがたいような物事はこれといってなかった。だがそれも、6月25日〜7月20日に太陽と火星が蟹座を運行し、トランシットの木星(天秤座)、冥 王星(山羊座)、そして天王星(牡羊座)との間にワイドな(オーブが広めの)カーディナル・グランドスクエアを形成することによって変わり始める。しかも これは、7月26日の太陽・火星コンジャンクションとそれに続く8月21日の火星を伴う日蝕のプレリュードに過ぎない。”

しかし、これも先週論じたように『これからの数ヶ月はトランプが動けば市場が動く』 だ。先週まで2週間近く、トランプ大統領はその性格にも似合わずどっしり構えていた — 大統領らしくさえあった。だが先週終盤までに、彼はMSNBCの共同司会者であるミカ・ブレジンスキーとジョー・スカボローをターゲットに奇妙で不安定ではあるが、面白くもあるツイッター上の暴言を発し始めていた。心理学的に見て、私達はこのふるまいを「投影」の一例と呼ぶことが出来るだろう。一部の人々は女性の血液への強迫観念だとさえ考えるかもしれない。これは2016年のディベートでミーガン・ケリーに向けて放たれたものと同じイメージだ。

ここでのポイントは1)トランプ氏は8月いっぱい深刻な火星トランシットの影響下にあり、その間彼は「理性を失う」状況に非常に弱く、彼自身とおそらくは国家を傷つける結果を招くような衝動的な行動に走りやすくなる。そして2)これは非常に不安定な市場動向と結び付きそうだ。私達はその両方を先週目撃したが、まだ今後約2ヶ月間はこのじわじわと襲い来るサーカスじみた政治的空気に対応してやっていかねばならない期間がある。大統領が政治的リスクであることは、現況の株式市場にとっての最大のリスクだ。

これは彼の宇宙的青写真(出生図)を台無しにする火星のメッセージの否定的な側面だ。だが同時に、経済改革への彼のビジョンは株式市場にとっての大きな希望でもある。どちらが優勢になるのか? 成長と規制撤廃に向けた彼の楽観的な経済ビジョンか、あるいは彼の不安定で奔放な個人的ふるまいの方か? 市場はこれまでのところ前者に期待をかけてきたが、その信頼は今後2ヶ月の間に後者の罪過によって厳しく試されることになるかもしれない。

        他の市場を見るなら、ユーロ通貨は今年の最高値に舞い上がった。金と銀は6月26日月曜朝、米国時市場が開く前に急落して月の最低水準に沈んだが、これは売り注文の誤発注によるものと言われている。しかし、これが海王星逆行開始の直後に起きたことを考慮するなら、その説明が正しいとも思えない。私はこれが誤発注云々よりもむしろ中央銀行の動向に関連しており、先週FRB当局者達がもっとインフレ率が高まることが必要との論戦を試みた事の方により起因していると考えている。

この種の話は金にとって強気であり、これが何らかの牽引力を持ち始める前に素早く問題の芽を摘み取るために中央銀行が「誤発注」に加担した可能性もあるということだ。彼らは金が強くなる事を望まない — 絶対にだ。それは連邦準備券(米ドル)の価値を損なう。そして、先週論じたように、FRBはその設立図上の水星・土星オポジションに対しトランシットの海王星から形成されたTスクエアの影響下にある。だから私は彼らが何をしているかについての彼ら自身の発言には懐疑的で、彼らが本当には何をしているかに注目している。

さて、7月20日まで — そしておそらくは2017年8月21日に起きる、火星とコンジャンクトしつつまたトランプ氏の出生図上の火星とアセンダントにも触れる大いなる日蝕まで、ずっと続くかもしれない金融市場の突然の変化とトランプ大統領の常軌を逸したふるまい、そしてそれに同期して展開していく宇宙の遊戯をゆっくり腰掛けて見物しようではないか。太陽・火星コンジャンクションが見せてくれる過去の歴史の厚意によれば、ここら辺のどこかが相場の天井となり、そこから高い可能性として10%の下落が始まることになる(時間のオーブは±6週間)。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“世界の負債額は今年第一四半期で記録的な水準に達した。この結果は新興市場が主な要因となっており、近い将来に再び経済危機が訪れるのではとの疑問が頭をもたげている。火曜の www.cnbc.com/janet-yellen によれば、イベントでロンドン訪問中の米国FRB議長ジャネット・イエレンは聴衆に対し、銀行の基盤は以前より「非常に強固に」なっており、「我々の時代に」さらなる金融危機は起こりそうにないと述べた。しかしイエレンの所見は同意出来るものではない。もし私がイエレンのコメントを正しく飜訳するなら、思うにこれは、運命に対して莫大な人質を差し出したようなものだ。不沈船と呼ばれたタイタニックの名が私の脳裡をよぎった。”
 
— CNBCのメール・インタビューに答えて
  Erik Jones
  professor of international political economy at Johns Hopkins University
  Silvia Amaro
  “China’s Debt Surpasses 300% of GDP, IIF Says,
      Raising Doubts Over Yellen’s Crisis Remarks”
  www.cmbc.com, 2017年6月28日付



        アメリカ合衆国は今週、241回目の誕生日を祝う。米国も私もほとんど変わらないくらい年を取った。今でも思い出すが… ん、待てよ? 以前、読者の皆さんには私の上昇惑星が海王星だと言った気がするが? そうなのだ。私には大いなる想像力があり — いや、記憶力もある。

        さて、米国とそのソーラーリターンに話を戻すことにして、私が使うチャートによれば、これが起きるのは7月2日の日曜、午後6:17にワシントンD.C.だ。    ここで7月2日という日付けについて議論をふっかけるのは無しにしてほしい。私はそこに居たし(まぁ、それを読んだという意味だが)1776年のその日、ちょうど正午前に独立宣言への署名が行われたのだ。その2日後にジョージ・ワシントンにメッセージが届けられ(あの当時はケータイもスマホも持っていなかったのを思い出す)、それが独立戦争の始まりとなった。

しかし「自由」という、当時は型破りの思想のために戦争することを支持する投票行動自体はすでに戦前から始まっていた。私は時折、果たしてそれだけの価値があったろうかと首をかしげたくなる。たとえばツイッターやフェイスブックに流れる一部のメッセージを読むような時がそれだ。いや、またも話の要点がズレてきたようだ… これは私のように上昇惑星に海王星を持つ人々には非常によく見られる傾向なのだ。もし私が地に足の着いた山羊座に太陽、金星、火星を持っていなかったら、いったい何が私の身に起こるか全くわからない。確信を持って言えるが、241年前どころかきっと24時間前の出来事さえも思い出すのにひどく苦労するだろう。実際のところ、私にはかなりの記憶力がある(ただし物事にもよるが、市場のことなら確かだ)。

いずれにしても、今年の米国のソーラーリターンはカーディナル・グランドスクエアが最大の力を奮う。蟹座には太陽、火星、水星、対向となる山羊座には冥王星、それらに対してスクエアとなる天秤座には木星(米国始原図の土星の上に来る)が在泊し、これが牡羊座を運行する天王星と広めのオーブでオポジションとなるのだ。この組み合わせは急進的で大胆な変化を約束するものだ。そしてそれは多くの米国人がドナルド・トランプを大統領に選んだ理由として信じているものだ。彼らは変化を求めている。しかしながら、それは型破りで異様なものともなり得る。

それにしても彼らは負債を望んだろうか? 危険度が高まる世界を望んだのだろうか? 彼らはそのために投票したのではなく、選挙運動中に公約されたものでもない。だが、これがソーラーリターン・チャート — 今後12ヶ月を示唆するチャート — の告げる内容なのだ。

まず始めに、7月2日、メリマン推奨日時の米国ソーラーリターン図では火星が冥王星に対しオポジションとなる(蟹座/山羊座の各18°)。血の象徴(火星)だ… 天秤座の木星と非常にタイトなTスクエアを形成するこのアスペクトは、おびただしい(木星)血を想起させる。冥王星が絡む時、そこに中立の場はない。存在するのは地下世界のみだ。戦い(火星)は歩み寄りもウィンウィンへの道筋も一切なく終わりを迎える。 

また冥王星は負債も支配する。このチャートにおいて月は蠍座に在泊するが、これもまた負債 — 内国債 — を司ることで支配星たる冥王星を強調するものだ。ずばり、冥王星はマネーと金融のハウス(2室)に在泊し、火星は負債(8室)に在泊している。

これは一体何を意味するのか? 2つの事が脳裡に浮かぶ。まず、民主党と共和党が歩み寄ることはないだろう。彼らは権力を賭けて真っ向から闘う。「死が(選挙が)互いを分かつまで」だ。彼らはデフォルトのリスクを利用することも厭わないので、債務上限が期限切れとなる9月は戦争状態になるだろう。 また2つめとして私は、外交術としての威嚇的かつ攻撃的なレトリックの主張にもかかわらず(あるいはそれに起因して)火星・冥王星の組み合わせがより大きな危険の増大(減少ではなく)の前触れになるかもしれないと思う。

それでも、このチャートには前向きな主要アスペクトがある。それは魚座の海王星で(皆さんが信じようと信じまいと)、蟹座の太陽と火星にトラインを形成している。つまり、このチャート上で最強のポジティブな力は、ともすると見くびられがちな側面 — 外交力だ。 海王星は「善意」が関わるかぎり何でも丸く収める。だが火星・冥王星の尺度で計れば善意の価値は低い。そこでは代わりに圧力と闘争力が支配的だ。しかし今回のケースでは、癒やす力(海王星と冥王星)と破壊の力(怒りと復讐心に燃える火星と冥王星)、どちらかの選択となる。

        前述のごとく海王星が上昇惑星である私は、全ての人々にとっての善を信じたいし、楽観的な可能性を信じたいというのが究極の願いだ。だから米国とそのリーダーシップがその素晴らしい力を活用し、今年のソーラーリターン図に示唆されたその力を、この分断された国家を癒やすために使うこと、そして全世界が負った傷を癒やすために働くことを選択するという希望を持っている。考えるに、ほとんどの米国人が独立記念日に自分達の大統領に見せてもらいたいと思っているのは、そんなツイート — そして行動への道程ではないだろうか。







訳文ここまで
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June 25, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント6/26【金融アストロロジー】

(6月の新月星読みはひとつ下の記事になります)

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年6月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今週はこのパート冒頭の引用文と世界各相場の動きを追った箇所を割愛し、抄訳とさせていただきます。m(_"_)m


        総じて、先週は前回のコラムで述べたような動きだった。

        『今週は特に主要なジオコズミック・サインの展開はない… しかしながら、6月20日は夏至で太陽が蟹座入りする。その翌日には水星も蟹座に入居して前週6月4日に蟹座に入った火星に加わる。… 私達は株式指数がこの期間(6月2日~16日)に新高値をつけるという多幸症っぷりを大いに楽しんできたかもしれない。しかしこれから(6月20日〜)の数週間、宇宙から注がれるこれほどの蟹座的エネルギーの下で、その上向きの勢いは続いていくだろうか? この懸念には理由がある。蟹座は安全で護られた状態にあることを望む内的感覚を抱いており、何かが手に負えなくなるのを怖れて利益を確定しがちなのだ。』

さらに言えば、先週は度しがたいような物事はこれといってなかった。だがそれも、6月25日〜7月20日に太陽と火星が蟹座を運行し、トランシットの木星(天秤座)、冥王星(山羊座)、そして天王星(牡羊座)との間にワイドな(オーブが広めの)カーディナル・グランドスクエアを形成することによって変わり始める。しかもこれは、7月26日の太陽・火星コンジャンクションとそれに続く8月21日の火星を伴う日蝕のプレリュードに過ぎない。こんなにも強力な火星のエネルギーが、今後も株価を新高値に押し上げるのだろうか? それとも蟹座を進む火星は他の惑星達と相互に影響しながらまずは投資家の手仕舞いを、そして手控えを誘うだろうか? その両方が見られるのかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “西側諸国の政治がここ10年の経済危機と不況にゆらぐ間、G3(米国、ユーロゾーン、日本の経済圏)の量的緩和策が急速かつ継続的に拡大してきたことを背景に資産価格は急上昇し続けている。「根本的不確実性」の時代にあって、病に罹り無力と化した政治システムに文句を言うことにも疲れた怒れる大衆が、彼らの貧困を招いた主犯 —  選挙で選ばれたわけでもなく事実上何の責任も負わない中央銀行総裁達 — を攻撃するまでどれほどの間があるだろう? 私が予期するところでは、現在の政治混乱において次の犠牲となるのは中央銀行の独立性だろう。”

— Albert Edwards
  Societe Generale, Global Strategy market letter, Singapore


        さて、ミスター・エドワーズ(彼は卓越したアナリストだ)。私が思うに、あなたの見通しが実現するまでそう長くはないかもしれない。『フォーキャスト2017』と直近の「年央ウェビナー」で論じたように、これは2017年12月20日〜21日、太陽と土星の両方が山羊座0°にイングレスする時点から始まる「グレート・リセット」において、非常に重要なパート(第三のパート)だ。連邦中央銀行を被告席に座らせて、このところの決定や行動の責任を取るよう要求するというこの発想は、ここから始まり2020年を通して続いていく。

冬至の日に起きる太陽・土星のイングレスは、蟹座/山羊座に在泊するFRB設立図の太陽・冥王星オポジションにコンジャンクトする(FRBは1913年12月23日、所得税法が施行された日に "生まれた")。土星がネイタルの太陽をクロスする時、それは当事者の成功が

1)過去の行動に対してどれだけ責任を負えるか 
2)5年計画を成功させるための基盤を整えるにあたってどれだけ忍耐力を使えるか 

に大きくかかっていることを意味する。もし彼/彼女がビジョンを持ち、忍耐強く、そして正しい基盤を築くために必要な時間とエネルギーを投資する意志を持つなら、結果は上々だ。だがもし性急に動いて時間とリソースを現実的な5年計画のために割くことをしなかったり、自分が過去に行ったことや下した決断の責任を取れなかった場合は、物事が非常に悪化する。そして土星がトランシットであることから、行為の精算を要求するのは多くの場合政府の側だ。

獅子座28°で起きる8月21日の日蝕がトランプ大統領の出生図で獅子座26°〜29°に在泊する火星とアセンダントをヒットすること、また同じ日蝕が水瓶座29°あたりにあるイエレン氏のネイタルの月とオポジションになることを考慮すれば、まもなくトランプと彼のチームがFRBとその指導層を狙うという話には宇宙的根拠があると私は思う。まさにエドワーズ氏が洞察したごとく、現在 潜在的可能性を持つこの攻撃が大衆の支持を得るのはたやすいことだろう。

このシナリオに最大限のバックアップを与える存在は金かもしれない。何故ならこのシナリオにおいて、次のステップは米国通貨が金と(または)銀によって裏付けされることへの要求になるからだ(連邦準備券の場合は異なるかもしれない)。私はまずはじめに米ドルが卒倒して気絶し、金の価値が騰がるだろうと思う。しかしながら、万一こういった着想の法案が成立でもすれば、その後ドルは強力に反騰し、金にとっては反対に作用する可能性がある。だがそれは数年先、金の22.5年サイクルが底をつけるタイミング(2020年より後)がやって来る時の話だ。

現在のところ、私達は7月26日に起きる太陽・火星コンジャンクション前後の6週間に注目している。ダウ平均において、その期間中につけた高値からの2桁レベルの下落という可能性を支持する重要な過去の実績があるからだ。さらに、このアスペクト形成の後には、サイクルの底を示唆する少なくとも3つの重要な時間帯が続く。私達は今、太陽・火星の時間帯に入った。後はこれら市場サイクルの展開と同期しながら下落を示唆するチャートが形成されることと(または)テクニカルなシグナルの示現を待つのみだ。これらは現在進行し始めているが、今から8月中までの間いつ何時でも起こり得る(これについては先週の月間MMAサイクルズ・リポート、または直近のMMA年央セミナーでの見通しを参照されたい)。

それと同様に興味深いのはドナルド・トランプ大統領の状況を観察することで、彼は日蝕と火星のトランシットに真っ向から叩かれている(それに加えて土星、天王星等々…. 彼はまるで熱した石炭を越えて進もうとする "人間ピニャータ*" のような気分に違いない)。これからの数ヶ月はトランプが動けば市場が動くという展開だ。米国は去年11月の選挙で金星か火星かの選択肢を持っていた。人々の過半数は金星を選んだが、選挙人投票の過半数は火星の道を選んだ。そして今私達は、それが何を意味しているかを今後の2ヶ月~4ヶ月の間に政治的猛攻を通して理解することになるだろう。宇宙にみられるサイクルと人間活動との相関性を研究する者にとって、この『ザ・グレート・リセット』(5月〜10月)の第2フェーズのほとんどは火星に彩られている。彼は戦争の神であり、開拓者にインスピレーションを与える宇宙の源泉だ。
*ピニャータ:中米・メキシコのクリスマス行事で、ピニャータと呼ばれる厚紙人形の中にお菓子を入れて吊るす。それを子供達が棒で叩き、割れて出て来たお菓子を奪い合う。人形を人間の邪悪な心と見立ててそれを叩くと厄払いになるという説もある。







訳文ここまで
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June 18, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント6/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年6月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

  “18年サイクルの天井からついには底へと至る下落期には、2ヶ月(1987年のケース)から8年までの幅がある。1932年の世界大恐慌以来、天上から底までの下落が2年以上続いたことはなかった。1932年、世界大恐慌における安値への下落でさえ、その期間は3年に満たなかった(2年8ヶ月)。それまでは — 連邦準備制度理事会(FRB)が1913年に設立されるまでは — 全ての下落は4年〜8年間続いたものだった。FRB創立後は、どんな下落もそれほど長くは続かなかった。株式市場に見られる現行の強気相場には、FRBの存在が例外的とも言えるほど強力なフォースとして効いている。とはいえ、株式市場が比較的短期間に急落する事例は見られ….”

— まもなく刊行予定のレイモンド・メリマン著
  “The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 1:
  Cycles and Patterns in the Indexes” より抜粋
  Seek-It Publications, W. Bloomfield, MI, 2017年6月


        先週はとても奇妙な週だった。6月15日の太陽・土星オポジションに続いて海王星が6月16日に逆行に転じ、どの惑星も気まぐれなミュータブルサイン(双子座、射手座、魚座)を運行中という事例の典型という感がある。というのも、世界の一部の株式指数(ダウ工業平均、DAX)は6月15日±1取引日に史上新高値をつけ、他の指数は数ヶ月ぶりの安値に沈むという調子だったからだ。ある株式市場は熱気にあふれ、またある株式市場はお寒い様相を呈したことで、世界中に異市場間弱気ダイバージェンスの複数の事例が示現することとなった。この時間帯は、6月26日に起きる非常に重要な太陽・火星コンジャンクションへと続いていくものだ。以前も述べたように、この太陽・火星コンジャンクションは強力なジオコズミック・サインであり、互いに12°(通常は8°未満が多い)以内に近付いた時に2桁レベルの下落の開始、または終了への高い可能性を持つ。このオーブを時間に換算するなら、正確なコンジャンクションの前後6週間となる。

しかしながら、先週の市場動向がこんなにも奇妙(海王星)だった要因は、米国株式市場 — とりわけダウ工業平均 — が、6月14日水曜のFRBによる再利上げ発表を受けて新たな史上最高値をつけたことだ。予測された発表に向けて反騰したのは株式市場ばかりでなく、国債も同様だった。利上げは国債価格を下落させ、金利上昇への反応として株価も下がるとされている。だが今回は違う。滞留〜逆行によって強調された海王星がFRB設立図の水星・土星オポジションとTスクエアを形成するような場合は違う。水星はコミュニケーション — または「メッセージのやり取り」— と関連している。そしてFRBは何やら投資家に対し、利上げが将来の経済にとってポジティブな高価をもたらすと納得させたようだ。だが本当に?

        私が思うに、海王星(FRB)は全てを話してはいない。それでも、私自身の長年の株式市場研究が示唆するように、FRBが米国株式に対し過去100年にわたって良い影響を与えてきたことには誰も異議を唱えることが出来ない。2回ほど、40%かそれ以上の深刻な下落があったものの これも3年も経たないうちに戻っている。以前であれば、米国株の弱気市場が終わるまでに4年〜8年はかかっていたはずだ。

ここ100年間、FRBは米国経済を支えるにあたって良い仕事をしてきた。ただ近頃は『2017年〜2020年のグレート・リセット』が進行していくにつれて、その仕事が何であるか、あるいは何になろうとしているのかがあまり明確ではない。知ってのとおり、2017年冬至に一旦土星が(太陽とともに)山羊座入りした暁には、この『リセット』にFRBの監査と改革が含まれる可能性がある。

        また先週は、原油市場が今年の最安値を試し、金と銀に急反落が見られた。しかしながら、金と銀における下落は6月3日のウェビナーで私達が予測した動きに非常によく合致している。これらの高値 — そして一部の主要通貨と日経やロンドンのFTSEのような世界の他の株式指数のいくつかの高値 — は、6月2日の★★★重要変化日(CRD)±3取引日以来、その効果が継続中だ。これを言い換えるなら、強力なマーケットタイミング・ツールとしてのジオコズミック・サインがよく働いているということだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “… 我々(リベラル派の友人と私)の論争の多くは、政府というものの適合性と機能性についてだ。彼らは政府という存在は正解であると信じ、一方 私は多くの場合、政府の存在そのものが問題の原因だと信じている。政府の政策はほとんどの場合不十分だ。何故なら想定外の結果という法則が存在するからだ。我々の経済はあまりにも複雑だ。だから経済モデルは現実から乖離しており、まったくと言っていいほど役に立たない…. それは歴史から見ても明らかだろう。資本主義諸国は物理的にも法的にも「壁」を建てねばならない。人々の流入を防ぐためにだ。共産主義国もまた同じことをしなければならない。人々を出さないようにするためにだ。他に何を知る必要があるだろう?”

—  世界の舞台で現在起きている事象に関し述べた匿名希望の友人からの一文より


        今週は特に主要なジオコズミック・サインの展開はない。少なくとも次のグループが発効し始める6月24日土曜日までは。これは通常であれば、株式市場がほとんど一方向への動きしか見せず、重要なリバーサルが起きないことを意味する。しかしながら、6月20日は夏至で太陽が蟹座入りする。その翌日には水星も蟹座に入居して前週6月4日に蟹座に入った火星に加わる。つまりこれらの惑星達は皆、愛国的で、家族主義的で、感情で動き、忠実さを求める星座宮、蟹座に在泊するということだ! 

妄想的で欺瞞的な海王星(と、これより2週間先立って働いたその宇宙的従兄である木星)の影響力が終わろうという今、何が起きようとしているのか?と私達はいぶかる。私達は株式指数がこの期間(6月2日〜16日)に新高値をつけるという多幸症っぷりを大いに楽しんできたかもしれない。しかしこれからの数週間、宇宙から注がれるこれほどの蟹座的エネルギーの下で、その上向きの勢いは続いていくだろうか? この懸念には理由がある。蟹座は安全で護られた状態にあることを望む内的感覚を抱いており、何かが手に負えなくなるのを怖れて利益を確定しがちなのだ。

        最近のコラムにおいて、私は市場が直面する政治リスクについて論じた。米国は蟹座の国家であり、したがって米国内の状況はこの時期の市場を動かしやすい。共和党の政権と連邦議会がいくつかの法案を速やかに可決出来ない限り、彼らへの残り少ない支持を失うだろうという声が多く聞かれる。その機会は、トランシットの木星(幸運、あるいは少なくとも希望と成功への楽観)が順行に転じた6月9日から、米国始原図の土星(法律とその制定)上を通過する7月中旬まで、すなわち今、訪れている。もし共和党が成功したいなら、今後4週間の間に何かを成し遂げねばならない。さもなければ物事が悪化し始める可能性が非常に高く、2018年の中間選挙のみならず2020年の総選挙に至るまでそれが続くだろう。 

木星についてまず理解しておかねばならないのは、それが成功を約束するものではないということだ。木星は単に、自分の努力が成功に繋がるだろうという楽観と自信の訪れを約束する。だが、これは虚の空間 — 現実の代わりに誇張が支配する、どこにも存在しない場所 — をベースとした錯覚である場合が多い。あなたが単に素晴らしいことを言ったからといって皆が同調すると期待することは出来ないのだ。あなたは実際に動き、先頭に立って何かを起こさねばならない。

今は共和党の議員達にとって、何かを実現するためのパーフェクトな時期だ。また逆に、共和党によって模倣された全ての「変化」を拒否し、抵抗することを通してその希望を打ち砕きたい民主党にとってもパーフェクトな時期だ。 もし共和党が今後4週間の内にいくつかの法案を通すことに成功すれば、彼らの未来は約束されるように見える。もし民主党がどんな法案の可決も阻止することに成功すれば、次の選挙では彼らに強い追い風が吹きそうに見える。

        全ては対抗意識を高める太陽・火星コンジャンクションが獅子座で起きる7月26日に向かって進んでいる。そしてその後、8月21日には火星(そしてドナルド・トランプの出生図の火星とアセンダント)とコンジャクトした状態で起きる日蝕が続く。誰かが冷静さをまったく失い、それを受けて市場が反応する。これがこの夏、米国株式市場にとっての最大のリスクが政治要因だという理由だ。そしてドナルド・トランプと共和党が歩む成功、あるいは失敗への道を追って市場が反応する。もし彼らが重要な経済法案(たとえば税制改革など)を通すことに成功すれば、株式市場は舞い上がるだろう。もし民主党がそれを阻止することに成功すれば、株式市場の動きに関連する太陽・火星コンジャンクションの歴史(と可能性)の繰り返しとなり、市場は十中八九、ショックで卒倒せんばかりの足取りとなってそれが8月〜10月まで続く可能性がある。






訳文ここまで
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(以下、飜訳後記として)

        今回の長期的考察で示された米国政界の混乱の様子は、同じ星回りの下で世界中に似たようなせめぎ合いを起こしているように見える。日本では怒号と混乱の中で15日朝、「改正組織犯罪処罰法」または「テロ準備罪法」通称「共謀罪法」が参院本会議で可決成立している。この法案は賛否両論が真っ二つに分かれ、イデオロギー的対立をも含む様々な論争を呼び起こした。けれども議会では内容の細部や運用時の懸念に対する詳細で建設的な審議を尽くす努力よりも、一部の野党側の阻止ありきの姿勢が目立ち、その結果として混乱の内に成立してしまったという残念な印象は否めない。

この法案が可決された時間(報道によると6月15日午前7時46分)のイベントチャートを見ると、天頂(MC)に牡羊座の天王星(大胆な変化)が来ている(約1°のオーブ)。しかし、その天王星より正確にMCに乗っていたのは まぎれもない政治の星、小惑星パラスだった(オーブ21分)。パラスは古代ギリシャにおける「城塞都市の守護神」であり、オリュンポス三大処女神の一柱でもあるパラス・アテーナーから名付けられた。つまりこの小惑星は、公正さを旨とし、都市の安寧を護るためには戦いも辞さず、ときに酷薄な罰も与えたと言われる女神の名とその特質を受け継いでいることになる。その発見チャートにおいても、パラス自身は政府や施政者、社会構造の維持などを意味する10室に在って潔癖な乙女座の終盤度数に在泊しており、ICには月のノースノード(向かうべき目標)がコンジャンクト、国民生活や領土を意味する4室に牡羊座の太陽と金星を持っている。そのことからも、このイベント・チャートにおけるパラスの象意には整合性があると考えられる。

また、法案可決チャートのMCのパラスからは、獅子座1室(国民総体とそのアイデンティティ)のノースノードと射手座(自由、希望、スピード、誇張、大きな視点)5室(大衆それぞれの幸/不幸、快/不快の感情を創り出す物事の総体)に在泊するイクシオン・土星のコンジャンクション(倫理の欠如 VS 倫理による統制)にトラインが形成され、グランドトラインとなっている。パラスがMCに乗るということは、この法案が論議を呼びながらもあくまで「合法的」に可決されたことを意味し、このグランドトラインがこの法案の骨子を支える三角構造となっていることを意味するのかもしれない。

興味深いことに、法案が可決された時の太陽の位置は双子座24°台で、メインのサビアン・シンボルは『椰子の葉を苅って整える男』だった。このテーマをもし一口で言うとすれば「余計な物事、過剰な物事、些末な思考、手順の無駄などを省き、前進するためのマネジメントに集中すること」になる。太陽が議会を示す11室に在泊していたことを見れば、いくら強行採決と言われようが、もし与党側からの視点を取るなら、まさにこのテーマ通りのことが実施されたことになる。 

また、法案可決図の金星(平和と平和のための交渉や歩み寄り、否定的なら平和のための戦争)は、日本の戦後始原図(主権回復図)の4室に在泊する太陽にピタリとコンジャンクトしていた(太陽は国の主体、または施政者を意味する。戦後民主主義の下での日本始原図において国民を示す4室に太陽が在ることは、日本が根本的に主権在民の国家であることを示唆している)。一方、可決図の木星(法と正義)は天秤座13°台で、戦後始原図の9室(法律関連、海外)の土星(法に基づく審判)とは広めのオーブ(4°弱)をもってコンジャンクトしていた。

これを見ると…もし日本の総体としての集合無意識というものがあるなら、それは自らを真に内外の危険から護り今後の国民生活を維持していくために有用な政治の力(MCのパラス)と、それをもたらす大胆な変化(牡羊座の天王星)を求めていた…とも考えられる。おそらくこの法案はこの日、この時に、可決されるべくして可決されたのではないだろうか? 

そのための真摯な論議を尽くす機会はあった筈だった。けれどもそれが行われたようには見えない。これを「全ては敵対する相手側のせいだ」と言い募ったとしても、後ろ向きに閉じた姿勢になるだけで何も良い変化は起きない。というより「どんな変化も否定する」という、不信の壁を築いて自らを弱体化させるだけの回路へと入っていくだろう。その結果として重要な問題は骨抜きにされ、あるべき形は歪められ、やがては「よく見えないもの」(海王星)と化していく。そして「それをどう巧みに利用して上手くやるか」という、矮小化された手段だけが重要な焦点になっていくだろう。

今という時を歴史の新たな分岐点と考えるひとは多い。けれど今回もまた戦後始原図の頂点/MCに乗る海王星は、その最善の顕れである「高い精神性」を体現したようには見えない。では、やはりその対極の顕れ — 「見たいものだけを見るという夢想に逃げ込む」「その曖昧さの内になす術も無く物事が勝手に進んでいくという被害感覚/犠牲者感覚を生み出す」「その影に隠れて待ったなしの現実を忘却していく」そして「潜在的な自己憐憫への道」....そんな方向で働いたことになるだろうか。

けれど、始原図の4室太陽(主権者としての国民)が持つサビアン・シンボルは『飾られたクリスマス・ツリー』だ。 これには対向度数のシンボル『歯科治療』と呼応するテーマがあり、シンボルの華やかなイメージの下に隠された挑戦を示す度数だ。キーワードとしては「与えること・受け取ること/戦う力と平和の微妙なバランスを上手に取っていく必要」「何かが骨抜きになること、威力や尊厳の一時的な喪失」「新たに取り入れる物事に対して慎重な調整や規制を加えていく必要」などが挙げられる。良くも悪くもこれが日本の太陽であり、集合体としてのわたし達は戦後から今までの時代をこうしたテーマの下に生き延びてきたのかもしれない。 

天王星・冥王星スクエアを過ぎ越し、孵化してきた様々な事象が現実的な変化として世界を揺らす時期のただ中に入った今、日本に暮らすわたし達それぞれもまたこの太陽を何らかの形で使いながら、自分達の天頂に輝く海王星をどう高めていけるか?というテストの時期に入ったのではないだろうか。海王星を天頂に抱くということは、いわばクラウン・チャクラ(海王星)からの圧力が常に無意識領域に浸出してくるようなもの。それを生きるにあたっては非常に難度の高いチャートだ。けれど
素晴らしい可能性もまた秘めている。 国体のシステムがまるで別物になるような構造変化でもない限り、このチャートは生き続ける。生き続ける限り、その力に負けることなく活かしていく道はある。まぁ、わたし自身としてはそれをパーソナルに受けとめていくしかないのだけれど。

ちなみに法案可決図の山羊座の冥王星(改革・変革、または破壊)は、この戦後始原図の1室(国と国民の総体、アイデンティティ)に入り、MCの海王星にスクエアを形成していた。現在逆行中の冥王星はその力を内に籠もらせつつ後ずさりし、真冬に再び現在の位置に戻る。そして来年初めごろに再び海王星との正確なスクエアを形成していく。


取り急ぎ思いつくままに…hiyoka(^_^



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※ 以上はあくまで翻訳者個人の現在の見解であり、メリマン氏の記事内容とリンクするものではありません。また、チャートの室区分や星座宮、惑星の象意には他にも多様な読み方の可能性があります。明かな間違いというものは存在するかもしれない、けれどそこに選択肢が存在する限り「たったひとつの正しい答」が存在するわけではないとわたしは考えています。


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June 11, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント6/12【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年6月12日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “金曜午前の株式市場は記録的なザラ場高値に達した。これは投資家が英国総選挙の思いがけない結果を払い落とした形だ。テリーザ・メイ首相の保守党はこの選挙で650議席中318しか獲得出来ず、議会の過半数を割ることとなった。選挙前の保守党は過半数を17議席超えていた。一部の世論調査ではメイ氏の率いる保守党が過半数を維持するとの予測が出ており、また他の調査では議席を増やす可能性もあるとされていた。とはいえ、他のどの政党も明確な過半数には達していない... この結果を受けて英国ポンドは急落し、対ドルで4月18日以来の最弱水準まで落ち込んだ。”

— “NASDAQ Drops 2% as Tech Stocks Tank”
  Fred Imbert,  CNBC.com
  2017年6月9日付

        “『昨今の株式市場を特徴付けるなら「不安発作に悩まされる強気相場」と言えるのではないか』 ストラテジストのエド・ヤーデニは金曜、CNBCのインタビューにこう答えた。『私は2009年3月以来、この手の出来事を日記につけているのだが、これまで56回の不安発作が起きている。その内の一部には10%〜20%という徹底的なトレンド大反転がみられ、他のいくつかは小さな反転だった… 私としては、ブレクジットは小規模なパニック発作に分類している。何故ならたった2日間しか続かなかったからだ。2013年の「財政の崖」が回避されたあたりから気付き始めたのだが、私の顧客達はどうもその頃から「不安疲れ」し始めたようだった。”

— Berkeley Lovelace Jr.
  “We Are in a Bull Market Plagued by Recurring Anxiety Attacks”
  CNBC.com, 2017年6月9日付

        うむ。過去8年にわたって世界を席巻する強気市場を言い表すにあたって何と賢い表現法だろう。そして、まもなく行く手に立ちはだかるかもしれないミニ・パニックに対し投資家を備えさせるにも上手いやり方だ。

        私が思うに、株式市場を暴落させる可能性のある「バッド・ニューズ」に投資家達が麻痺してしまうタイミングがとうとうやってきた。それはちょうど、終わりが来ないどころか増える一方に見えるテロ攻撃に世界中の人々が麻痺してしまい、出来事は急速に古いニュースとなって忘れ去られていくのと同じだ。

私達はまるで「不思議の国のアリス」のように兎の穴に落ち込み、なんと今や、全てがあべこべにひっくり返った新しい現実に気付く。 そこでは王様や女王様が、犯してもいない犯罪(全てではないにせよ)をでっちあげて「あいつを吊せ!首をはねろ!」と執拗な怒鳴り声で命令を下し、警報が鳴り響く中、皆を走り回らせる。だがその後は何もなされず、新たな噂と告発が呪文と共に招喚され、それにつられて誰もがそれまで懸念していた物事を忘れ去る。さぁ新しい犯罪が犯されたぞ(嘘かもしれないが)。

        先週、米国とインドの株式指数は史上新高値に舞い上がった。ドイツのDAXとロンドンのFTSEには前週6月2日にそれがみられた。しかしオーストラリアのASXは4ヶ月ぶりの安値まで下落した。ナスダック総合は6月9日金曜の取引開始早々に6341の記録的高値をつけた後、後場の中盤に200ポイントもの驚くべき崩れ(ヤーデニが言うところのミニ・パニックかもしれない)をみせたが、その後引けまでにその半値を取り戻して終わった。6月2日(日本の日経もこの日に年初来高値が示現)と9日につけた高値の全ては、重要な木星トランシットの発効圏内で起きている。6月2日は太陽が木星に対して調和的なトラインを形成したし、6月9日には木星が順行に転じている。

木星は永遠の楽観主義者のようなところがあり、たとえ現実は楽観を許さない状況であってもお構いなしだ。だから先週、世界の株式市場が新高値に踊っても不思議ではない。結局のところ、前月のリポートで述べたとおり、私達は株式市場が6月2日〜9日に新高値をつけるかどうかに注目していたのであり、それはまさしく木星の株式市場に対する好意的な関わり方に依拠するものだった。ここで次のより大きな疑問は、"幸福な" 木星の時間帯が終わった今、いったい何が起きるかだ。6月16日に逆行に転じる海王星によって、多幸症、またはこの先もっと良い事が待ち受けているという幻想が続くのだろうか?

        一方、貴金属と原油にとって先週はあまり順調ではなかった。金はなかなか良いすべり出しで6月6日火曜には再び1300と、4月17日につけた金星順行時の高値へのダブルトップを試した。だが、6月9日金曜には1270以下で引けている。銀もまたスタートは調子良く、6月6日には17.74に達したが、これは4月17日につけた18.65にははるかに及ばず、週の終わりには17.20以下で取引されていた。以前から私達は、木星の影響下に入ることを金はあまり好まないと述べてきた。木星が好意を示すのは株式であって金属ではない。

また木星は海王星とともに原油を支配する。先週、原油は1バレルあたり45.20に下落して5月5日につけた安値43.76を再び試した。しかしながら、今や木星と海王星のトランシット(6月2日〜16日)の中盤に入っている。したがって、まもなく原油がこれらの安値から反転上昇する可能性はある。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “誤解を招かぬように言っておくが、こんなことは今までに起きたことがない。前FBI長官が公然と大統領を嘘つき呼ばわりし、仕返しをしたのだ。”

— Susan Page
  “Comey: Trump Lied About Me: President’s Lawyer Accuses
  Ex-FBI Director of Illegal Leaking”
  USA Today,  2017年6月9日付


        前回のフルバージョン版コラムにおいて私達は、トランシットの土星が射手座の重要セクターである21°〜26°に向かいつつあり、これからの数ヶ月にわたって米国の火星・海王星スクエアとTスクエアを形成すると述べた。そして海王星が絡むことを念頭に、今後100日の間に私達は「情報漏洩」という言葉を数多く読んだり聞いたりするだろうと示唆した。他には「魔女狩り」「背信行為」「虚言」「策略と忠誠への裏切り」といったところだろう。土星が海王星にハードアスペクトを形成する時は、たちの悪い中傷や、噂を巧みに利用して誰かの信用を貶めるような攻撃がしばしば行われる。

2016年の全選挙期間中、トランシットの土星と海王星は天上でスクエアを形成していた。そして、歴史をふり返ってみてもこれまでで最も尊敬に値しない、醜い(だが娯楽としては楽しめる)大統領選となった。候補者が何と呼ばれたかといえば「こじらせヒラリー」「嘘つきテッド」「腑抜けのジェブ」など — 全ては土星・海王星のイメージだった。そして今、土星は米国の海王星に対してスクエアを形成しつつあり、「漏らし屋コミー」の名とともに、まったくもってデジャヴの様相を呈している。こんな事態がどうやって『メイク・アメリカ・グレート・アゲイン』の実現に結びつくのか、理解することは困難だ。このような環境の下で、ドナルド・トランプが掲げてきた改革と経済復興という重要な意図が成就する日が来る — 十分な支持を得られる — などとは思えない。

「麻痺」— もちろんこれは*土星・海王星ハードアスペクトのもう一つの表れだ。何も達成されはしない。土星のエネルギーはいやでも成就に向かわざるをえない。だが、海王星は何処にも向かおうとはしない。海王星が共感の心をもって他者に手を差し伸べるという、より高度な使命に集中して使われない限り、ただゴシップにまみれ狭量になっていくだけだ。こうした道程がすみやかに是正されない限り、危険だ。

それは共に働く指導者間の信頼の欠如を要因として、政府の構造それ自体が崩れ始めることへの大いなる失望感の中に潜んでいる。土星・海王星は、関わる全ての者達が互いに誠実で透明性を保っていない限り(信頼への第一要因)、不信と関連する。そして隠された目的をもって物的証拠を扱い、「裏ルート」「情報漏洩」「操作された噂の流布」「魔女狩り」を通して物事を運ぶ誘惑を避けない限り、そしてこうした全ての病巣のスケープゴートを創ろうという欲望を内に抱く限り、不信は増大する。オバマはこの問題を抱えていた。今、トランプもまた直面している。


        さて私達投資家にとっての懸念は、こうした「毒」が金融市場に莫大な「政治リスク」を創り出すことだ。獅子座で起きる太陽・火星のコンジャンクションが7月26日に迫ると同時に、その発効時期に重複して3つの重要な株式市場サイクルが節目を迎える(これについては先週のウェビナーで詳細を述べた)。株式市場における10%かそれ以上のリバーサルの可能性は非常に高い。実際、私達が現在経験している政治的毒性をはらんだ世界(土星と海王星は文字通り「有毒物」を指す)とそれが市場にもたらす危険性を考慮すれば、10%の下落は少なく見積もりすぎかもしれない。

私達は今、この宇宙的力学の下見期間に入ろうとしている。何故なら、太陽が6月15日に土星とオポジションになり、海王星が6月16日に逆行に転じるからだ。火星はちょうど土星とのオポジションと海王星へのスクエアを5月11日〜29日に終えたばかりだが、その時にこの直近の社会・政治的中毒症状の全貌がはっきりと浮上してきた。そして私達は、今またもう一度 毒杯をあおるわけだが、この状況はまだまだ続くどころか、8月21日の日蝕(ドナルド・トランプの火星・アセンダント上で起きる)と、土星がまさにトランプ出生図の月の上で順行に転じるとともに米国始原図の海王星にスクエアを形成する、8月25日にピークを迎えそうな雲行きだ。


        ここで良いニュースを挙げておこう。7月に起きる獅子座の太陽・火星コンジャンクションは、私達が再び生きる情熱を見出すきっかけとなる可能性を持っている。それまでは、ガスマスク関連にでも投資する方がいいかもしれない。






訳文ここまで
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* ちなみにトランシットの土星は、メリマン氏使用の米国始原図では12室(見えない敵、陰謀)に在泊する海王星(とキュビワノ族カオスのコンジャンクト)に対し3室(メディア、 コミュニケーション、インターネット、教育)からスクエアを形成している。また始原図上で土星は4室(国民の気分、野党、与党内反対派、国民生活の状況全般や国土・領土)を支配し、海王星は6室(労働市場、軍事、警察、公的サービス、ヘルスケア)を支配している。

なお、社会政治的中毒症状は別の形で現在、日本の始原図にも顕れている。戦後始原図(主権回復図)では、天秤座のMCにネイタルの海王星が乗っている。 MC(10室)は国のリーダーシップ、政府を意味するが、その支配星である金星は4室IC近くに在泊、現在エリス(不和の浮上、自己主張、狭量)による長期のトランシットを迎えている。また、海王星は3室の支配星でもある。これは高い精神性と高度な教育水準を保持することで国全体がまとまっていくことを理想 とする形であり、指導層にも当然これが求められるが、MCを支配する金星がICに在ることから、国民を無視し暴走するような行為は極秘裏(海王星)に運んだとしても容易ではなく(特に天王星・冥王星スクエアが3室〜1室で形成された2012年前後から顕著な傾向として)最終的には大衆の状況がそのまま政治に反映されやすいとも考えられる。

一方、MCの海王星が示す理想を実現出来なければ、欺瞞やふわっと した理想主義の霧に包まれて国としての主体性を失う一方、隠された意図による内圧・外圧で動かされ、金融経済面でも利用されやすい国となる危険性をも常にはらむ(8室 冥王星とMCの海王星セクスタイル、Sノード在泊)。 また、3室の支配星である海王星が天上に在泊することは、メディアや報道、出版・教育部門もまたこうした特質とテーマを備えており、ともすると本来の機能を果たすよりも国の進路を誘導する役割を持つと錯覚(海王星)する潜在的危険性を持つと読めるかもしれな い。

そして、2008年あたりから山羊座の冥王星が1室(国と国民全体の状況、アイデンティティ)を運行し始め、現在ネイタルの海王星 (とMC10室)、金星(とIC4室)に対しTスクエアを形成している。これはある意味土星より根深く、足許からじわじわと浸食し崩壊していくような危機を意味する。こうした毒性の危険は、政府(MC)、報道・教育機関(3室)、国民全体の生活と気分、野党及び与党内反政権派(1室と4室)、そしてそれらを繋ぐコミュニケー ション手段全般を通じて浸食してくる可能性を持つ。なお、Tスクエアを形成し続けるトランシットの冥王星は、始原図において11室(議会)の支配星であること、トランシットの土星は始原図の12室(舞台裏の策謀、見えない敵、潜在的敵国)を運行中であることにも注目しておきたい。 また土星とカイロンは現在、安倍首相の太陽にTスクエアを形成し、強靱さへの試練と分裂の危機というテーマでプレッシャーを与えている。

※メリマン・コラムでこのところ再三注意喚起されている今夏の米国横断皆既日蝕(日本時間8月22日未明)は、この主権回復図の8室Sノードにオーブ1°半弱という近さで起き、同時にトランシットの木星がMCと海王星にコンジャンクト。トランシットの火星が8室冥王星にコンジャンクト。その他の要因を考えても、日本への影響もまたかなり大きいのではないかと考えられる。

(以上は翻訳者の限定的な知見に基づいた私的見解であり、メリマン氏の記事内容とリンクするものではありません。)

 


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May 28, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント5/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年5月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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―【告知】―
5月29日月曜の米国市場はメモリアルデーの休場となるので注意されたい。

なお、来週末は金融市場に関する年央ウェビナーを開催するため、このコラムは休載とさせていただく。


≪ 先週をふり返って ≫

このパートは抄訳とさせていただきます。

        “私は米国の最も重要な同盟国の一つから派遣された大使にこう尋ねた。「米国が世界から "退場" することについて、ヨーロッパは今どう見ていますか?」彼はそれに答えて「あなたの国は今も偉大です」と言ったが、「我々はあなた方が神経衰弱に罹っているのではないかと考えています」と続けた。”

― Peggy Noonan
  ウォールストリートジャーナル 社説
  2017年5月20日〜21日付


        なるほど、米国は神経衰弱だ。そして株式市場は神経症だ。

        先週は前週半ばの急落に続いて世界のいくつかの株式指数で年初来高値や記録的高値がみられた週ではあったが、全てというわけではなかった。また先週5月25日(日本時間26日)は双子座の新月だったが、双子座が示す典型例として一部の指数は前週の急落から回復し、他の指数は力及ばずで異市場間弱気ダイバージェンスの示現が複数みられることとなった。

米国と世界に見られる政治の不確実性のただ中で、いくつかの株式指数が上昇し続け、あるいは年初来高値近辺に留まっていたことは注目に値することだ。しかしながら、世界の多くの中央銀行が非常に低い金利を保つことで緩和政策を維持し、労働市場と企業収益にはまずまずの上昇が続いていることを考慮すれば、結局、少なくとも今のところは、それほど注目すべきことではないかもしれない。

とはいえ、今や太陽は決然と風性の星座宮、双子座入りした(5月20日〜6月20日)。私達は、強い政治風が世界中の市場を吹き荒れ、安定性や確実性といった感覚が生じるのを阻止するだろうと予測している。また火星もそこに参加することから、全ての党派の政治家達から上がる怪気炎と多くの荒々しい言葉も予期することが出来る。したがって、これは合意を示唆するコンビネーションではない。誰もがそれぞれにエキスパートらしく見え、賢そうだ(双子座)。そして挑戦的で傲慢でさえあるかもしれない(火星)。だが、全員に、いや少なくとも大方の人々が状況を受け入れるに足るよう、正確な事実を集め、結び付けることが出来る者はほとんどいないだろう。


以下、各国株式市場(と通貨、貴金属、原油など)の先週の動きを簡単にふり返る記述が続きます。(先週も触れ、コラム後半にも出て来るチャートへのトランシットを鑑みて、トランプ氏が彼のスパイ網に潜り込んだ「イタチ」を追い出さない限り、「リーク」と国内外からの攻撃の熱は高まるだろうとの記述もありました。)



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        現在発効中である火星、土星そして海王星エネルギーによる、ドナルド・トランプと米国始原図への膨大な浸入について、これまでも私達は論じてきた。また私達は、現在 世界の株式市場にとって最大のリスクとなるのは政治領域だとも指摘してきた。これについての詳細は、来週末の「年央金融市場ウェビナー」のテーマとなる。

        そこで今、この時点で述べておきたいことは、既述の惑星に加えてトランシットの天王星と木星の影響が加わるということだ。天王星は牡羊座の王として君臨した座から去る時期に近付きつつある。それは2010年に始まり、行きつ戻りつしながら2018年〜2019年に牡牛座入りする。天王星は非常に破壊的に働く可能性を持つ。なぜなら天王星は、自制を強いたり予測の範疇に留めようとするどんな力も拒否するし、境界や壁など ヘとも思わないからだ。

天王星はワイルドで反抗的だ。金融市場においてこの惑星が活発化する時、価格は抵抗帯や支持帯を突き抜けやすい。したがって、市場アナリスト達の予測は多くの場合外れることになる。とりわけ彼らが通常行うように、直近の動きを顧みて小さな変化を予測するケースではなおさらだ。天王星が働く時、市場は突如として荒々しく反転する可能性を持ち、その変わり身の早さは ほとんどの投資家に資産防衛のための余裕など与えない。

        さて、2017年〜2018年に天王星から強力な影響を受けるだろう3つのチャートについて触れておこう。その1つは米国株式市場設立図(1792年5月17日)で、牡羊座26°に土星、そしてオポジションとなる天秤座22°〜27°に木星・海王星が在泊している。天王星は現在それらの度数を運行中で、その期間は2018年4月10日までだ。つまりこの時期に株式市場において突然ドラマチックな下落が起きる可能性は十分に考えられる。また、唐突で劇的な反騰もあり得るかもしれない。だが、私達は2桁レベルの下落とその後に続く反騰について話しているのであり、それはこのところ1年以上も目にすることのなかった状況だ。

  そして米国始原図もまたトランシットの天王星からの "ハード" アスペクトの影響下にある。これは皆さんが私と同じように1776年7月2日(議会が独立宣言を決議した時)のチャートを使っても、もっと一般的に使われる7月4日独立記念日(ジョージ・ワシントンに議会決議の報告がなされた日)を使っても同じことだ。どちらのチャートにおいても、トランシットの天王星は米国の水星・冥王星オポジションに対し今後10カ月間にわたりTスクエアを形成する。7月2日のチャートでは、月と冥王星が山羊座の25°〜27°に在泊している。

一方でこれはメディアに対する攻撃(「フェイク・ニュース」の申し立て)とその独立性の危機、そして人気の凋落を示唆している。また国民選挙の結果をすり替える目的で行われる非常に破壊的なサイバーアタックにも関連する(またこれは知的財産権やプライバシー侵害の問題にも関連している)。しかし、月が含まれることを考慮するなら、突然に破壊的な形で起きる、集合体の安全と情緒的安定性への脅威をも示唆している。これはヒステリーに留まらず魔女狩りさえも指し示しており、特にトランシットの土星が米国始原図の海王星にスクエアを形成していることもあいまって強調される問題だ。

        3番目のチャートはまたもドナルド・トランプの出生図で、蟹座23°〜25°に在泊する金星・土星のコンジャンクションとトランシットの天王星がスクエアだ。ネイタルの土星にスクエアを形成する天王星は(他の様々な事象の1つとして)、本人のキャラクターと行動原理が攻撃され、痛みを伴う決断を迫られる時期を意味する。つまり、立場を失うことを覚悟して自身の原理のために闘うか、地位を守るために圧力に譲歩し、自分の原理原則に反する何事かを受け入れ従うか、だ。このような場合は多くの人が、自分自身の原理を曲げることを選ぶよりも、それまでの道を追うこと自体をやめて人生における新たな目的を探す方を選択する。

これからの10カ月間、これら全てのフォースが同時にニューヨーク証券取引所、米国、そしてトランプ大統領のチャート上に集中して働いていく。7月26日に起きる太陽・火星のコンジャンクションが近付きつつあり、これが歴史的にみてダウ工業平均における10%かそれ以上のリバーサルと高い相関性を持つことを考えれば、何故これからの100日間が米国株式市場と、おそらくは他国の株式市場にとって特別に重要な期間となり得るかを理解出来るだろう。それは通貨と貴金属市場にとっても明白な影響を及ぼす可能性がある。







訳文ここまで
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May 21, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント5/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年5月15日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫


今回はこちらのコーナーは概略とさせていただきます。

まず、先週の記事にあった以下の記述が念を押すように再掲されていました。

『要するに、今現在 米国株式市場にとって(したがって世界の株式市場にとっても)最大のリスクとなるのは政治リスクということだ。そして、このコラムの冒頭で説明したよう に、私達は今後100日間の内にそのリスクが現実か杞憂かを知ることになると思う。今月はトランプ大統領のネイタルチャートに火星の重要なトランシットが 来るし、8月21日には火星を伴う日蝕が彼のアセンダントで起きる。このオーブは±1カ月だ。』

『実際これは、今後2週間の内にホワイトハウスがもっと攻撃的で思い切った行動を取る前哨戦かもしれない。トランシットの火星(攻撃、自己主張、新しい物事 の開始、論争、好戦的)がトランプ氏のネイタルの太陽・天王星コンジャンクションに近づき、同時に彼の月蝕の月とのオポジションにもなるからだ。 神よ、 今後2週間(5月14日〜27日)彼の道を横切らんとする者達にどうかお慈悲を。』


  その他の内容としては、米国をはじめ各国の株式市場、貴金属、原油、国債、そして通貨市場の動きをふり返り、前回のコラムで触れたトランプ大統領のネイタルへのトランシットと共に高まっている疑惑糾弾などワシントンに起きている騒動、また設立図の水星・土星オポジションへの海王星によるTスクエアが効いて大人しくなっているFRBなどについて触れています。

・ウォールストリートジャーナルの記事は最近FBI長官を解任されたジェームズ・コミーが『…トランプ氏は前国家安全保障担当補佐官マイケル・フリンに対する捜査から手を引くよう私に要請した』との覚書を書いていたという話が最近浮上したと伝えているが、この話が全世界に伝播されたことで今年最も激しい下落のひとつが起きている。

・ダウ平均が史上新高値をつけない限り、米株市場に異市場間弱気ダイバージェンスが示現することになるが、プライマリー・サイクルの早期にあってこれがそれほど問題になるのか?という疑問。
まだ気にするほどではないかもしれないが、ヨーロッパやアジア・環太平洋地域でも似たようなシグナルが出ていることには留意というニュアンス。

・トランプ氏にまつわるスキャンダルが功を奏したのが貴金属市場、原油市場、国債、通貨。

・FRBは設立図の水星・土星オポジションへの海王星によるTスクエアが効いて最近存在感が薄く、果たして本当にあと2回の利上げをやる気があるのかどうか怪しい雰囲気が立ちこめている(海王星の絡むこうしたハードアスペクトでは、「言葉の信頼性」がゆらぐ、または「世間から見えないところでひそかに行動する」などの状況が顕れやすい)。 海王星は「隠された動機」を意味するところから、これは明らかに岩陰に身を潜めてトランプ・スキャンダルの盛り上がりを(満足しながら)注視していることが窺われる。

・ユーロ通貨は米国大統領選および1月のドル高値予測以来の最高値まで上り詰めた。これも例の大統領選16年サイクルと共和党大統領の法則に従った動き。


  そして初の海外ミッションに出る大統領を追うメディア・リポーター達は、国外でまた大いに羽目を外し騒ぐ機会を得るに違いないとも。 また火星のトランシットを受けて新しい人々に出会うトランプ氏は、多くの新しい刺激とアイデアを得て何か非常に独創的な発想が生まれるかもしれない・・・もしかしたらもう米国には戻らないと決めたりして・・・などと結んでいます。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        皆さんは今後も「魔女狩り」「リーク」という言葉に接するだろうし、また問題となる文書との関わりを隠したい「正体不明の情報源」について、数多くの話を読んだり聞いたりすることだろう。また、ドナルド・トランプが彼を弾劾しようというバイアスのかかったメディアや政治勢力によってどれほど「犠牲者」になっているかという話も耳にするだろう。 

「」で括った全ての言葉が海王星と関連している。全ては土星・海王星のウェイニングスクエアの下で私達が記述してきた文言だ。 このアスペクトは2015年11月〜2016年9月に発効したが、その後9カ月間、効力のオーブを保つ可能性を保持している(2017年6月末まで)。 要するに、2016年の選挙シーズンに自分達の敵の評判を地に落とす目的で創り上げられ、蔓延していったネガティブなトーン は いまだに終わっていないということだ。

        海王星のダークサイド(噂、指示ミスまたは意図的誤誘導、信頼に足る証拠を著しく欠いたスキャンダル)が巷に重く垂れ込める時、トランシットの火星が大統領の出生図上で双子座に在泊する太陽・天王星コンジャンクション(カオス)とコンジャンクトして彼の月とはオポジションになり、同時に米国始原図の火星をヒットし海王星とはスクエアを形成する(5月15日〜27日)という事実を総合すれば、今後も彼自身と彼に敵対する側の双方に、これまで以上に混沌として予測不可能なふるまいが観測される期間となることは必須だ。

大統領が「魔女狩り」と呼ぶ、確かなソースを欠いた申し立ても、またそれに伴うヒステリー症状も止みそうにない。それどころかもっとエスカレートするかもしれない。 もしそうなら、先週のミニ版パニック相場は非常に近い将来、もっと長期ベースで起こり得る事態の単なる予告編となるだろう。近付きつつある7月26日には太陽・火星コンジャンクションが起き、8月21日はトランプ氏のネイタルの火星とアセンダントで日蝕が起きるのだから。

        ファンナンシャル・アストロロジー(と一般のアストロロジー)の研究において、100%ネガティブな宇宙シグナルとなるアスペクトやコンビネーションは無い。どんな原動力も、その内部には解決への道とポジティブな結末への潜在的可能性を秘めている。それはそのエネルギーを受ける個人の惑星力学への理解、そして緊張を和らげるかエスカレートさせるか、また関係する全てにとって利益となる共通のゴールへと進む意志を持てるどうかにかかっている。

海王星を最善の形で使うには、ヒステリー状態を乗り超える必要がある。それにはまず内なる平和の場を見出すことが先決で、これによってイマジネーションと洞察力の働きを良くし、自分が進もうとする道に立ちはだかる障害の解決策を明らかにしていくことだ。

しかし、火星と海王星の両方が同時にシグナルに含まれる時は、元来備わった互いの特質が衝突を起こす。 火星は即座の行動を欲するが、海王星は問題が自らほぐれ始め、解決策がおのずと露わになるような状況を、時間の制限無しで忍耐強く待つことを望む。 この火星・海王星のようなコンビネーションの下で衝動的に動けば、通常は失敗に終わって大きな誤解や恥、困惑まで招く結果へと導かれる。

もし十分に忍耐強く、正しいタイミング、あるいは正しい解答を待てるなら、道はひらけるだろう。 それは他者側が問題を解決するような決断をするか、あるいは少なくとも「当事者がやらねばならないことは何か」そして「知るべきことを知った上で出来ることがあればそれは何か」を明確に提示するという形で起きるかもしれない。


        これからの4カ月は興味深いものとなりそうだ。その間、金融市場(とりわけ株式市場)は米国大統領ドナルド・トランプの人生に展開していく物事を反映するように動くだろうと私は考えている。

したがって、金融市場におけるリスクは引き続き政治的なものとなる。経済それ自体は、2017年の大半において木星と土星がセクスタイルを形成することを見ても、悪くない。 だが政治の領域はそうはいかない。何故なら世界の政治は私達のリーダーのチャートへのトランシットを反映するからだ。トランプ氏の場合、そのトランシットは波乱以外の何物でもない。金融市場は今後ますます政治的不安定性とそれがもたらすリスクに重きを置くことになるだろう。







訳文ここまで
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May 14, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント5/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年5月15日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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次回は多分お休みさせていただくかもしれません。m(_"_)m


≪先週をふり返って≫

        先週は金融市場と世界政治にとって大きな意味を持つ満月の週だった。フランスは新たな大統領を選んだが、今回は世論調査どおりの結果が出た。米国大統領ドナルド・トランプはFBI長官ジェームズ・コミーを解任したが、これは突如として地獄の門を開く形となった。大統領選挙期間中のコミーの動きに疑念を抱く人々にとっては遅きに失した感があるし、ロシアによる大統領選介入とトランプ陣営との関係を疑う人々にとっては、昨今急速に進んできた調査の途上というのが疑わしいタイミングに感じられる。

コミーの解任で捜査は一時中断モードになった。このトランプの行動とタイミングの奇妙さに加えて、その理由も非常に奇妙だ。つまり何やらコミーがヒラリー・クリントンに対して意地が悪すぎたとか、そういう類のことなのだ。これは妙だ。トランプ自身も選挙期間中はヒラリーに対してけっして「優しい」とは言えなかったのだから。どんな出来事であれ、蠍座の満月が起きた日に何か発表があったら、それは何事かが終わるか、あるいは誰かを解任するタイミングということだ。

実際これは、今後2週間の内にホワイトハウスがもっと攻撃的で思い切った行動を取る前哨戦かもしれない。トランシットの火星(攻撃、自己主張、新しい物事の開始、論争、好戦的)がトランプ氏のネイタルの太陽・天王星コンジャンクションに近づき、同時に彼の月蝕の月とのオポジションにもなるからだ。 神よ、今後2週間(5月14日〜27日)彼の道を横切らんとする者達にどうかお慈悲を。

そしてまたこの事自体が、今年7月〜9月、天上で火星とコンジャンクトして起きる強力な夏(8月21日)の日蝕と、それが彼の火星とアセンダント上で形成されるという事実の前哨戦となる。しかもそれは、ジャネット・イエレンのネイタルの満月(獅子座・水瓶座)ともオポジションだ。彼の支持者が信じるように、大統領が独創的で賢い天才で、ただ全米国民を護ろうとしているだけなのか、あるいは始末に負えない奇っ怪な男で世界にとっての "危険物" なのかは、これからの100日で明らかにされるだろう。6月3日のウェビナーではこの問題についてより詳細に論じるつもりだ。

  先週の出来事に対する世界の金融市場の反応もまた興味深いものだった。週明けはS&Pとナスダック総合が新高値をつけたが、それは前週の水星順行の直後だった。しかしダウ工業平均(DJIA)はそうならなかった。ヨーロッパとアジアでは史上新高値や数年ぶりの高値が示現し、日本の日経は年初来高値まで舞い上がった。

金と銀は5月8日火曜まで厳しい下落が続き、その後反転した。これはここ2週間にわたって購読者向けに発行した特別リポートどおりの動きだった。原油と国債もまた直近の急落から反転した。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “政治家は常に国を第一に考えると言うが、その言い回しは通常、自分自身が再選されるべきだという意味で使われる… バラク・オバマは大統領になってから1年後、国の成長のために何一つしようとはしなかった。彼は企業に対してただ敵対的なシグナルを送るだけだった。彼が力を注いだのは増税、規制、そして再配分というアジェンダのみに終わった。ドナルド・トランプはまだ主要な仕事は何も成し遂げていないが、それでも投資家、企業、そして消費者に楽観的な雰囲気が戻ったことは明白だ。”

― Holman W. Jenkins, Jr.
  “France is Ripe for Rebirth”
  ウォールストリートジャーナル 2017年5月10日付


        今週、5月19日には45年サイクルを持つ土星・天王星トライン(2016年12月〜2017年11月)の全3回中2回目の形成がある。このアスペクトが起きるのは米国株式指数の歴史において5回目であり、『フォーキャスト2017』でも述べたように、どのケースにおいても株式市場における長期サイクルのピークが示現している。前回これが起きたのは1972年7月〜1973年5月で、ダウ工業平均は1973年1月に史上新高値をつけた。

それは共和党のリチャード・ニクソンが大統領選に勝った直後だった。そしてその後まもない2期目の任期中、ウォーターゲート事件のスキャンダルに火が付いて彼の弾劾を求める声が高まったが、彼は米国史上初めて任期中に辞任した大統領となることによって不可避と言われた弾劾をまぬがれている。この3回のアスペクト形成の中間部で示現した当時の史上新高値の後、ダウ平均は "大不況"(Great Recession)以来最も激烈な2年間の下落に襲われた。1974年12月までに、ダウ平均は1974年の年初来高値から570下げ、36年サイクルの大底にも匹敵する46.6%もの価値を失った。

        では昨今の政治的力学は1973年〜1974年と似ているだろうか? 多くの人々が、ニクソンのウォーターゲート時代と今とは何の類似性もないと言う。だが一人のファイナンシャル・アストロロジャーとして、私にはそう言い切れる確信がない。土星・天王星ウェイニングトラインは、私達にとってまさに無視することの出来ない宇宙的類似性なのだ。現在のところは野党側からの動きのみとはいえ、トランプ弾劾を求める声は日増しに高まっている。

もちろん、野党はビル・クリントンの時もジョージ・W・ブッシュの時もオバマの時でさえ弾劾の声を上げた。ただ今回の違いは、株式市場の史上新高値と関連する土星・天王星トラインが形成され、それに加えて政権の座にある指導層への不満が高まっていることだ。つまり今回は、弾劾の可能性がすこぶる現実味を帯びていた1973年〜1974年により似た状況だ。この類似性を不気味なほどに高めているのは、共和党の議員達もまた弾劾の声を上げ始めていることで、これもニクソン当時と同様だ。

要するに、今現在 米国株式市場にとって(したがって世界の株式市場にとっても)最大のリスクとなるのは政治リスクということだ。そして、このコラムの冒頭で説明したように、私達は今後100日間の内にそのリスクが現実か杞憂かを知ることになると思う。今月はトランプ大統領のネイタルチャートに火星の重要なトランシットが来るし、8月21日には火星を伴う日蝕が彼のアセンダントで起きる。このオーブは±1カ月だ。

  そしてビットコインを注視してきた人々にとってはついに、価格が史上最高値に舞い上がった。今や金価格を大きく超え、先週は1800ドルに届いている。ひょっとするとここには通貨と金融市場操縦術へのメッセージが潜んでいるのかもしれない。








訳文ここまで
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May 07, 2017

お知らせ

  今週5月8日付のメリマン・コラムは先週の告知どおり通常記事は休載でした。

なお購読者向けには先週、銀についてのスペシャル・リポートを発行。金については現在始まっている時間帯の内で、ある特定のパターンが示現し次第スペシャル・リポートが出されるとのこと。

その他、今夏発刊予定で現在執筆中の書籍 "The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 1: Cycles and Patterns in the Indexes" について、17世紀の英国市場まで遡った研究と新たに改訂を加えた長期サイクルなど、ダウ平均、S&P、日経株式指数についての最も包括的な書籍になるとの経過報告が添えられていました。
 
 
 

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April 30, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント5/1【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年5月1日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


  今週はこのパートを割愛させていただきます。なお、内容的には金星・土星スクエアの終了によって幕を閉じた2月22日〜4月21日の今年最も強力なジオコズミック時間帯を通過し終えると共に騰勢を強めた世界の株式市場、そして金星逆行にまつわる他の市場のトレンド反転についての回顧でした。なお、貴金属(金・銀のどちらか、または両方なのかは特定なし)に関してはアストロロジーとサイクル・タイミング的に買いシグナルに近付きつつあるとか。

※なお、来週のコラムは週末にメリマンさんの息子さんの結婚式があるそうで、休載、または短文になるかもしれないとのことです。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “忠実であるという意味があきらかな真実を言わないことも含むなら、おそらく誤った物事に対して忠実なのだろう。”

― Peggy Noonan
  “Republicans, Learn the Limits of Loyalty”
  ウォールストリートジャーナル 2017年4月22日〜23日付


        “米国における将来の新築住宅購入予定者にとって打撃となる一報だ。米国商務省はカナダ産木材の米国への輸入に平均20%の相殺関税を課す決定をした。こうした展開が何故米国人の懸念となるのか? それは米国の通商政策が住宅取得能力を直撃する怖れがあるからだ。関税など住宅価格にたいした影響を持たないだろうと述べた時、商務長官ウィルバー・ロスは誤りを犯していた。”

― Granger MacDonald
  “U.S. Homebuyers Foot the Bill for Canadian Lumber Tariff”
  The Hill (thehill.com) 2017年4月26日付


        “歴史から学ぶことのない者達はそれを繰り返すことを運命付けられている。”

―  ジョージ・サンタヤーナ


        皆さんは私がいなかったらどうするだろう? いや実際、もっと適切な質問はこうかもしれない:皆さんの存在がなければ私はどうするつもりだろう? そして、予測を立てるためにパズルのピースを正しく置くにあたり、ファイナンシャル・アストロロジーが提供する明白な優位性と、それにより私(と他の人達)が今後の資産計画を決定出来るという事実が無かったら、いったいどうするだろう?

多くのプロフェッショナルなアストロロジャー達は、「予言」はアストロロジーの全体性とそれが持つ誠実さを損なうと考えている。私もまたその観点には同意だ。しかしながら、ジオコズミック・サイクルと市場の動き、そして世界の政治社会的状況との相関性がいかに高水準に達しているかを研究する時、その研究は「予言」というご託宣を扱っているのではない。様々な「可能性」を研究しているのだ。

そしてその「可能性」を基にしてこそ、あなたは(そして私達のほとんどは)、それが投資やトレードの決断であろうと、雇用、結婚、ビジネス関連など他の多くの社会的事柄であろうと、将来の計画を立て、決断することが出来る。私達は常に、人生における自分の方向性を微調整している。日々多くのデータが集まるにつれてそれを評価し、その評価は可能な選択肢それぞれが持つ成功の「可能性」への私達の気付きを加味したものとなる。その気付きが何かを読んだり、研究したり、あるいは個人的な経験に基づくものであれ、だ。

アストロロジーは、こうした相関性(とそれにより浮上する可能性)を描くことが出来る。したがって、それは個人的な意志決定や計画立案における非常に価値ある要因となり得る。これは「予測技術」の基盤であり、「予言」のそれではない。またこれは予言よりもはるかにアストロロジー本来の質を保つ行為でもある。予言はどんな状況においてもその究極の結果を左右する重要な要因である「選択」を完全に無視するものだ。予言は選択を無価値とする。それは予言する者にのみ力を与え、他の全ての人々から力を奪うのだ。

        何故私が今、わざわざこんなことを言うのか? 先週のコラムで戦争の可能性について述べた後で? 先週、私はこう書いた。

『戦争に関して、私は今後数ヶ月の内にその可能性について何度か触れることになると予測している。今年8月21日の日蝕は獅子座終盤度数の火星がコンジャンクトし、米国大統領ドナルド・トランプのネイタルの火星とアセンダント上で起きるからだ。アストロロジー用語に親しみの無い読者の方々には、これが強力で強制的圧力を持ち、攻撃的な原動力であると言い換えよう。もしこれを抑制しなければ、対立を生み出し、米国を含む世界中を敵対的行為へと導く可能性がある。』

さて、今回私はこの同じジオコズミックな様相と金融市場の相関関係について、皆さんの注意を向けたいと思う。とりわけ米国株式市場との相関性だ。多くのアナリスト達が、今年米国を強力な下落が襲うと予想している。だが彼らはここ数年来、同じことを言い続けてきた。そしてここに来て数週間続いた株価下落の後、新たな強い反騰が起きて世界のいくつかの株式指数を史上新高値に押し上げ、ダウ工業平均もまた同様の瀬戸際に来ているのを私達は目撃している。誰もが同じ事象を予見しているが、誰もそれがいつ、何故起きるのかを知らず、そして今多くの人々が混乱している。またしても、だ。そこに私を必要とする理由 ― いや、というよりも、私達が金融市場サイクルとファイナンシャル・アストロロジーとの相関性を理解することがいかに必要か、という理由がある。

        火星とコンジャンクトして起きる ― 特にトランプ大統領のアセンダントとネイタルの火星上で起きる ― 日蝕は、また西海岸から東海岸まで、米国の中央地域を横断するように闇の道を切り拓いていく。そうだ、これはアストロロジーの研究において、米国が関わる「紛争」を表す伝統的なシグナルであり、軍事衝突や戦争の脅威と同期する。 だが日蝕を脇に置いたとしても、単に太陽・火星のコンジャンクションだけでも、8°(時には12°)のオーブをもって米国株式市場における10%かそれ以上のリバーサルと相関性を持つ、最も重要なジオコズミック・サインの一つなのだ。

太陽・火星のコンジャンクションは7月26日に起きる。オーブを8°とするなら、発効期は6月29日〜8月21日だ。12°とすれば6月14日〜9月5日となる。これが米国株式市場に起きる10%かそれ以上のリバーサルと同期する時間帯だ。また私達の研究では、この時間帯の中で50週かより長期のサイクルが天井または底を打つ確率は67%となる。

もしこの時間帯に向けて市場が新高値をつけていれば、私達はここで10%+αの下落を期待するだろう。 反対にこの時間帯に向けて年初来高値から少なくとも10%下落していれば、私達は底をつけた後に続く10%以上の反騰に期待するだろう。 前回、太陽・火星のコンジャンクションが起きたのは2015年6月14日だった。ダウ平均の史上新高値は、太陽が火星に向かってコンジャンクションまであと7°に迫った5月19日*の18,351だった。それは6.5年サイクルの天井となった。そして下落がスタートし、2015年8月24日、6.5年サイクルの底15,370をつけて完了した。
*この日は新月の翌日で水星逆行開始直後のストームフェーズでもあった。

2017-04-29
 ダウ平均日足 2015年5/13~8/27 www.investing.comより


        こうしてパズルのピースを並べてみると、このように強力な下落の理由はおそらく米国及びその指導層と誰か、または世界のどこか別の国との紛争がエスカレートすることなのかもしれない(通商貿易関連か?)それがカナダではないことを願う。あるいはメキシコかロシアか。または朝鮮半島か。それともイランか(特にイランは強調されているように見える)。

        つまり、親愛なる読者の皆さん、これが私を必要とする理由… おっと、というより、何故私が皆さんを必要とし、私達が互いを必要とするかの理由だ。もし私達が謎の断片を再び一つにすることが出来れば、もしかすると私達は、天上に描かれる詩文がいかに目先の金融市場の動きについて語っているかを理解し始めるかもしれない。翻ってそれが私達に、こうした歴史的相関性に基づいて導かれる予測をツールとして投資やトレード計画を立てることを可能にするのだから。







訳文ここまで
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April 23, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント4/24【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年4月24日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】来週5月1日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。また、5月8日付のコラムは抄訳になるかもしれません。
m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        世界のほとんどの株式指数は前週、金星が順行に転じ(4月15日)、土星への3回目にして最後のワクシングスクエア形成を終了する(4月21日)と共に、数週間続いた下落を終えた。これら(特に金星順行)は多くの金融市場、とりわけ株式市場におけるリバーサルへの一貫した歴史的相関性を持つ強力なジオコズミック・サインだ。

先週のコラムで述べたように
『金星の順行は、12取引日のオーブをもって、世界の株式および他の金融市場におけるプライマリーサイクルの終了と始まりに対する一貫した関連性を持っている。すなわち、金星順行は金融市場におけるトレンド反転に対する最強のジオコズミック・サインの一つということだ。したがって、株式市場の安値、また国債、原油そして貴金属の高値はリバーサルに向かいつつあるかもしれない。』

株式市場がサイクル新安値をつけると共に、金と銀は4月17日にサイクル新高値をつけ、その翌日となる4月18日、Tノートも後を追った。私達の購読者向け日報および週報を通してジオコズミックとシクリカルなマーケットタイミング・シグナルを使うトレードする人々にとっては非常に良い週となった。

私達はまた、4月20日に冥王星が逆行に転じたことにも注意を払っている。これは株式市場に関する限り、歴史的に重要なジオコズミック・サインではない。しかしながら世界の社会世相においては、人類と有機体(作物を含む)の生命が脅かされる怖れとの関連を確実に保持している。先週はその脅威が蔓延していた。北朝鮮は米国や/または韓国の主要都市を壊滅させるとの脅迫を続け、フランスのパリではまた別のテロ攻撃が起きた。だが、北朝鮮の脅しは水星逆行期(4月9日〜5月3日)に起きている。したがって、北朝鮮が先週さらなるミサイル発射を企ててそれが見事な失敗に終わったことは驚くにあたらない。それは彼らに次こそ成功させるとの決意を新たにさせることでしかない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “世界はドナルド・トランプの予測不能の驚くべき外交政策に対応しようと躍起になっている… その非常に速い反応は世界にとって、これまでより幅の広いメッセージをもたらした。 オバマは去った。もう詳細な法的調査の時代ではない。もう崩壊した世界のモラルに対するジレンマに大統領が苦悩する時代ではない。オバマがアフガニスタンで何をすべきかを決めるのに10ヶ月かかった。トランプが化学兵器に関する二枚舌のツケを払わせるのにかかったのは63時間だった… これは世界に対する次のような警告だ:「8年間にわたる夢遊病の時は終わった。あのアメリカが帰ってきたのだ」”

― Charles Krauthammer
  “Trump’s Great Foreign Policy Reversal – the U.S. Has Returned”
  The Arizona Republic 2017年4月18日付


  “自分自身を何としてでも悲嘆から救うために、絶対的孤立という代償を払ってそれを成し遂げることは可能だ。そしてそれは幸福感を味わう能力を締め出すことでもある。”

―  エーリヒ・フロム
  ドイツ系米国人精神分析学者、作家
   Arizona Republic 2017年4月21日付



        戦争に関して、私は今後数ヶ月の内にその可能性について何度か触れることになると予測している。今年8月21日の日蝕は獅子座終盤度数の火星がコンジャンクトし、米国大統領ドナルド・トランプのネイタルの火星とアセンダント上で起きるからだ。アストロロジー用語に親しみの無い読者の方々には、これが強力で強制的圧力を持ち、攻撃的な原動力であると言い換えよう。もし抑制しなければ対立を生み出し、米国を含む世界中を敵対的行為へと導く可能性がある。

私達はすでにこの原動力が過去2週間の間に頭をもたげた兆しを目撃している。米国によるシリアの空港爆撃とアフガニスタンのISIS地下施設へのMOAB(Mother Of All Bombs)投下がその一例だ。私が考えるに、その下地となるアイデアは凄まじい武力を見せつけることによって米国やその同盟国に対する攻撃を抑止し、それによりテロリストや米国市民と同盟国民に害を与えたいと願う集団に二の足を踏ませることだった。こういったシナリオがもたらす問題の一つは、次のような単純なロジックを勘定に入れていないということだ。すなわち、誰かを殺せばそれは2人の人間(両親)の息子/娘を殺すことになり、平均5人〜7人の人間の兄弟/姉妹(中東地域の場合)を殺すことになる。そしてその人物にはおそらく何人かの子供がおり、また多くの友人達がいるということだ。

犠牲者との関わりを持つ者は今やそれぞれに、攻撃をしかけた側と闘う行為に全てを捧げようとしているかもしれない。したがって、人々が戦いを放棄するという望ましい結果を得るかわりに正反対のことが起きる。一人が殺されるたびに、数人の人間が攻撃者との戦いに参加していく。米国人が攻撃されるなら、指導者達は報復を望む。米国の指導者達が攻撃を仕掛ければ、相手側は米国人への復讐を欲する。どちらもより安全で平和な世界には導かない。攻撃と強制力による人命の無意味な殺戮は将来的な攻撃の抑止にはならない。単に同じ状況が拡大し、より多くの人命が失われるのみだ。

それでもいまだに天王星は牡羊座に在泊し、2019年3月まで断続的にこの領域を運行する*。天王星は元来「論理的」あるいは「思慮深い」エネルギーは持ち合わせない(というより、どちらかというと「過激」だ)。だから世界の指導者達にとって、その発想をより外交的かつ平和的な解決努力へとシフトさせるには凄まじいほどの努力が要ることだろう。だがそれは不可能ではない。海王星(平和)は自ら支配する星座宮魚座(これも平和への願いを示唆している)に2026年まで在泊するからだ。
* 断続的運行:一度牡牛座入りしてから逆行で後戻りするため

        ジオコズミクスと金融市場との関連から見る限り、私達はちょうど「2017年最強のジオコズミック時間帯」を抜けたばかりだ。この、非常に潜在力のあるコズミック期間は2月22日〜4月21日まで続き、刺激的な評判どおりの様相を呈した。世界では多くの株式市場が史上新高値もしくは数年ぶりの高値をつけた。米国と日本では、木星・天王星オポジションの2回目の形成が起きた3月1日〜2日にそれが示現した。この時間帯の終わりに向けて、多くの市場が下落した。この期間中、金星もまた逆行に転じ(3月4日〜4月15日)、そのほとんどの期間で予測通り、世界の株式市場におけるカウンター・トレンドの下落が見られた。そしてまもなく、私達が鍵とするシグナルが示現すればその直後に、金についてのスペシャル・アラートを全購読者向けに発信するつもりだ。

こうした予測の裏付けとなる論理(と歴史的観測)によれば、今や3月初めまで続いていたトレンドが再び戻る時期だ。だがそれはどれだけ続くのか? また次の反騰は米国やドイツ、英国など他の世界の指数に史上新高値を生み出すのか? 結局のところ、土星は2016年12月〜2017年11月まで、天王星へのウェイニングトラインの渦中にある。過去4回の事例全てにおいて、この45年サイクルは長期サイクルの天井と同期してきた。では、それは3月1日に示現したのだろうか? あるいは、まだ天井をつけてはおらず、2017年11月までにそれが起きるのだろうか? これはファイナンシャル・アストロロジャーにとってこれから先に待つ難題だ。5月3日まで水星が逆行している中、これらの疑問への早急な回答は期待するなかれ、だ。何故なら、この期間は誤解や虚偽 ― または事実の欠如 ― が蔓延するからだ。

そして世界の指導者達にとっての今は、攻撃的行動を仕掛けたいという衝動を抑制し理性的にふるまうことが賢明な時期だ。







訳文ここまで
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April 16, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント4/17【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2017年4月17日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “米軍は木曜、保有する武器の内最大の非核爆弾の一つを東アフガニスタンに存在するイスラム国のトンネルと地下施設に落としたとペンタゴンが発表… この行動は北朝鮮への警告として役立つか? と問われたトランプ氏はこう答えた。『これがメッセージになるかどうかはわからないが、そんなことはどうでもいい。北朝鮮は問題であり問題は処理されるだろう』”

― Jessica Donati, Ben Kesling, and Dion Nissenbaum
  ウォールストリートジャーナル
  2017年4月14日付


        “米朝両国が戦争に向かうという怖れが高まる中で、北朝鮮は今日ドナルド・トランプに対し、米軍を "徹底的に叩きのめす" という一連の大言壮語による威嚇を強化した。この秘密主義の国は、朝鮮半島で演習中の米軍によってもし自国が脅かされるなら、韓国の首都ソウルと米軍基地を "粉砕" すると誓った。米国の空母打撃群が現在当該領域に向かっている。北朝鮮はもしワシントンが攻撃するなら米国を "無慈悲に破壊する" だろうと述べた。中国は朝鮮半島が "いつ何時でも" 戦争状態に入る怖れがあると警告した。”

― Jessica Chia and David Burke
  “North Korea Makes Menacing Boost It Will Take on Donald Trump”
   www.dailymail.co.uk 2017年4月14日付

        “今の我々には、ジョージ・ワシントンの言葉は厳しく冷酷に聞こえるかもしれない。しかし歴史は彼が正しいことを繰り返し証明してきた。彼はこう言った。『戦争に備えておくことは、平和を守るための最も有効な手段の一つだ』”

― ロナルド・レーガン
  “Address to the Nation on National Security”
  http://www.reagan2020.us 1986年2月26日付



        水星が逆行中で良かった。同じく金星もだ。この逆行コンビネーションが成立するのは4月9日〜15日までで、突如として世界が狂気に覆われるかのような、かなり超現実的な週と同期する。この状況は再び、米国前大統領ジミー・カーターの言葉『世界平和を妨害するたった一つの障壁は世界の指導者達だ』を思い起こさせる。いや、あるいはおそらく、私達はもっとシンプルに、より現代的で人気のある『…平和は軍事的強大さによってのみ維持が可能だ』という思想に従うべきかもしれない。

        先週終盤に起きた世界中の軍事的脅威をめぐる混乱は、いくつかの株式市場を脅かしたが貴金属と米国債市場では歓迎された。多くの株式市場は4月13日までは非常に調子が良かった。たとえばオランダのAEXは4月12日に521.48に舞い上がり、2007年12月以来の最高値水準に達した。そして4月13日木曜、米軍によるISへの超強力爆弾MOAB(Mother of All Bomb/非核爆弾で最も強力なもの)投下が伝えられるとAEXはギャップダウンした。先週はヨーロッパ市場で月初来新高値を記録した市場は他に無く、この地域での異市場間弱気ダイバージェンスの兆候が見られた。一方オーストラリアのASXも非常に調子が良く、先週は8年ぶりの新高値をつけた。

  ロシアと日本では逆の状況が見られた。ロシアのMICEXは4月14日に1913まで下落、去年8月初め以来の最安値水準まで落ち込んだ。これは2017年1月3日につけた史上最高値2293.99を大幅に下回っている。6週間前に金星が逆行に転じるまでは、大方の予想はトランプ新政権がロシアに利するというものだった。だがそれは明確に否定された。だがもしかしたら、今週末に金星が順行すると共にそれは再び変化するかもしれない。日本では日経平均が4月14日金曜に18,285に下落、2016年12月5日以来の最安値を記録した。

        米国では、ダウ工業平均とナスダック総合の両方が、それぞれ3月1日と4月5日につけた史上最高値からの下落を続けた。

        他の市場では金が1290.70、銀が1860まで反騰、大統領選以来の最高値水準に達した。これは2017年1月のウェビナー、および『フォーキャスト2017』において述べた長期的考察の中で提示した今年の高値側の目標価格と合致している。米国債も資金の安全な避難先として、また低金利の維持と米ドルのさらなる下落が望ましいというトランプ大統領の発言を受けてサイクル新高値に舞い上がった。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “また、いくつかの別のコメントでプーチンは、アサド政権を貶める目的でシリア国内に化学兵器が仕掛けられる可能性があるという情報をロシアは得ていたと主張した。彼は先週のイドリブ県で起きた疑わしい毒ガス攻撃に対して国連による独自調査が行われるべきだという主張を繰り返した… ウラジーミル・プーチンはなおも、米国によるシリアの化学兵器攻撃という申し立てを過去のイラク侵攻の正当化と関連比較し『我々は以前にも同様の事例を経験している』と記者達に語った。”

― Alexey Eremenko, Alastair Jamieson & Abigail Williams
  “Russia Declares US Relations in ‘Worst Period’ Since the Cold War”
  www.cnbc.com 2017年4月11日付


        先週は意義深いと同時に不確実性(そしておそらく虚偽)に満ちていた...というのは、もしかすると控えめな表現かもしれない。しかしながら、それは水星と金星両惑星の同時逆行が示すテーマ、そして木星・冥王星を含む牡羊座の太陽・天王星のコンジャンクションとのTスクエアが示すテーマとはよく合致していた。「突如としてエスカレートする戦争」というテーマは、当然ながら、牡羊座の太陽・天王星のコンジャンクションに関連している。このコンジャンクションはまた母なる大自然の突然の暴発、たとえば自然火災、地震、火山噴火、竜巻などとも同期する可能性を持つ。

だがコンジャンクションは先週末に終わった。したがって、地球を覆う高レベルの恐怖とストレスは徐々に収まりを見せ始めるかもしれない。魚座に金星が在泊する時、私達は常に平和を希求する。しかしながら、金星は一方で4月21日(正確なアスペクト形成日)まで土星とはスクエアを形成したままだ。だから私達が抱える魚座的願望は、平和や愛については実を結ばないかもしれない。

また、先週末は金星逆行が終わりを迎えた(3月4日〜4月15日)。逆行の終焉は、その惑星の「順行」日としても知られる。これは金星が再び黄道帯を前進し始める日だ。 金星の順行は、12取引日のオーブをもって、世界の株式および他の金融市場におけるプライマリーサイクルの終了、および始まりに対して一貫した関連性を保っている。

すなわち、金星順行は金融市場におけるトレンド反転に対する最強のジオコズミック・サインの一つだということだ。したがって、株式市場の安値、また国債、原油そして貴金属の高値は、リバーサルに向かいつつあるかもしれない。 拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で述べたように、金星が逆行に転じる前後数日の内にそれまでのトレンドが反転し、その後順行日近辺でその動きが終了して以前のトレンドに戻るというのは金融市場においてよく見られる事象だ。


        今回の金星逆行は重要だ。 何故なら牡羊座中盤で始まり、魚座の終盤度数で終わるからで、これは8年ごとの宇宙現象だ。つまり、8年ごとに、金星は黄道帯のほとんど同じ位置で逆行(と順行)に転じる。前回金星が牡羊座中盤で逆行したのは8年前、2009年3月6日のことだった。当時はちょうど「大不況」による株式市場の大底と同期した。『フォーキャスト2017』、そして今年始めにはこのコラムでも仮説として提示したように、牡羊座における前回の金星逆行期の下で始まった壮大な強気相場が、もしも同じ星座宮で起きたこの逆行期 ― 前回から見て次の回にあたる ― で終わるとするなら、これは皮肉なことではないか(そして完璧な対称性をも示す)? 

金星は2017年3月4日に逆行に転じたが、今日に至るまで、史上最高値は2017年3月1日につけたものがそのまま維持されている。ファイナンシャル・アストロロジーとしては悪くない判定だ。

  さて、現在私達は、このプライマリーサイクルが終了し次のサイクルが始まるのを待ちつつ、3月1日の史上最高値記録が次のサイクルに入っても維持されるかどうかを見ようとしている。それが実現するなら、社会におけるアストロロジーの価値は一層明確になるし、とりわけ金融市場のタイミングを計るという重要なタスクにおける有力なツールとしての潜在力を証明することになるだろう。しかし、もし株式市場が史上新高値をつけたとしても、この現行の金星逆行のエネルギーが示唆した習性や反応は、アストロロジーが持つ金融市場の転換点への無視出来ない相関性の好例となるものであり、トレーダーにとっては大きな価値を保持している。







訳文ここまで
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April 02, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント4/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年4月3日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
来週4月10日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫


“ ジャージーじゃ何をしたって合法さ 捕まりさえしなきゃな ♪ ”

― “Tweeter and the Monkey Man,” 1988.
  The Traveling Wilburys
   (Roy Orbison, Jeff Lynn, Bob Dylan, Tom Petty, George Harrison)


        前週、米国株式市場を悩ませたのは、連邦政府医療費負担適正化法(ACA)、通称オバマケア廃止の失敗だった。先週はトランプの選挙運動組織とロシアによる大統領選介入との繫がりに捜査のメスが入ることへの懸念の増大と、これに対してトランプ側が行った、彼の選挙運動をスパイするためにオバマ政権が行った違法な盗聴という申し立てだった。これらに関しておびただしい情報リークはあるが、どれもこれも殆どが匿名であり出所は隠匿されている。 木星・冥王星2度目のウェイニングスクエア形成にようこそ!といったところだ(3月30日)。

ここでは深く掘り進めば進むほど、ミステリーはより巨大でダークになっていく。冥王星が絡む時、落とし穴に底はない。まるで時空に終わりのない虚無の口を開けるブラックホールのようだ。探れば探るほどもっと多くの情報が明るみに出されるが、それはより多くの秘密、スパイ行為、そして袋小路の底なし沼だ。おそらく道すがらには屍体も転がっていれば破壊されたかつての名声もあるだろう。だが秘密は埋もれたまま残る。ちょうど2007年と2008年終盤、これら2惑星のコンジャンクションが現行サイクルを開始した時と同じだ。今日に至るまで、当時起きた世界大恐慌(1929年)以来最大の金融・住宅危機を導いた違法行為によって有罪宣告を受けたり収監された者は一人もいない。単に捕まりさえしなければ、何をしても合法ということだ。

金星もいまだに逆行中(3月4日〜4月15日)なので、株式市場はかなり奇妙な動きをしている。通常、木星が持つ性質とされる博愛主義と幸運の線に沿って、いくつかの株式市場は先週、非常に強気だった。例を挙げればオーストラリアのASXとドイツのDAXで、2015年4月以来の最高値水準まで舞い上がった。しかしながら、日本と米国ではより冥王星の色が濃く見られ、株式市場は1カ月以上前の最安値水準まで下落した。

ところがそれらでさえ、ヴェネズエラ、ブラジル、そして韓国に見られた冥王星体験から比べれば何ほどのこともなかった。ヴェネズエラでは今やインフレ率が400%を超え、大統領は議会からその権限を奪い取った*。ブラジルでは “去年、前大統領ディルマ・ルセフの弾劾を指揮した前下院議長が汚職容疑で懲役15年以上の判決を受けた”(2017年3月31日付ウォールストリートジャーナル)。そして韓国では、前大統領朴槿恵が収賄容疑で逮捕された。

* ヴェネズエラ最高裁は1日、内外の批判と混乱を受けて議会の立法権を剥奪するという決定を取り下げた。

        冥王星にスクエアを形成する木星の下で、先週は確かに堕落、スパイ行為、そして反逆にも似た不正行為の申し立てで賑わう週となった。金星が逆行を続ける中で、こうした状況が突き進むのか覆されるかは疑問だ。今は何事も最終的な決まり事だと思ってはならない。なぜなら金星逆行下では、ストーリーはコロコロ変わるからだ。医療費負担適正化法の廃止を例にとってみよう。前の週にはそれは死に体だと思われていた。先週、それは蘇った ― 金星逆行と木星・冥王星スクエアに関わるパーフェクトなコンビネーションだ。しかしながら最終的には、トータルな医療保障制度が勝利を収めるかもしれない。なぜなら海王星が魚座に在泊するからだ(2026年まで)。ナショナリズムと保守主義に向かう最近のトレンドにもかかわらず、社会主義が包含するテーマは2026年2月に土星と海王星が牡羊座で邂逅するまでは強さにおいて勝るだろう。その後は再び後退していく。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“ 批判を封じることは自由を封じることだ。”

― シドニー・フック
  米国の哲学者・作家(1902年〜1989年)
  The Arizona Republic 2017年3月29日付


“ オバマケアが崩壊しつつある理由はここにある。医療保険規制―法的給付と医療査定の禁止は個人には高くつき健康な人にとっては損な契約となることが明かなことだ。オバマケアの方針は重篤な病人または深刻な問題で高額の補助を受けている人々にとってのみ魅力的なものだった... ライアンケア*の下では、個人向け医療保険市場はオバマケア以上に崩壊したことだろう。”

― Robert Robb
  “Blame the Senate Filibuster Rule for the Demise of GOP Health Bill”
  The Arizona Republic 2017年3月29日付

  * ライアンケア:トランプ大統領とライアン下院議長によって
  推進されたオバマケアの代替案、アメリカン・ヘルス・ケア・アクト


“ 俺には原理原則がある。だがもしそれがダメだというなら、まぁ他のもあるんだが ”

―マルクス・ブラザーズ

 

        なぜオバマケア代替法案が必要とされ、なぜそれが通らなかったのかに首をかしげる人がもしいるならばの話として...。   

もちろん、これもまた金星が逆行して4月2日、同情心あふれる医療保障の星座宮、魚座に戻ることと関連するかもしれない。金星は、現在滞留している逆行(4月6日)前の土星とスクエアを形成した後に、自身が4月15日の順行前の滞留に入る。これら2惑星の正確なスクエア形成は4月8日と4月21日*だ。これは、今後3週間の間、スクエアを形成する金星と土星に関連する問題が強調されることを意味する。この組み合わせが持つ力学は、取り組んだり格闘するにあたってけっして生易しいものではない。実際、この期間は全般に他者と対立したり闘うのに適した時ではない。たやすく勝利を得たりスムーズな解決策がみつかったりはしないからだ。

*金星・土星スクエア:日本時間9日未明と21日夜

        とりわけスクエアのようなハードアスペクトを形成する時、金星が合意や支持の原理を支配し、一方で土星が抑圧、拒否、批判と関連することを考えてみるといい。あなたが仕事を完成するためには他者のサポートが必要だ(土星は取り組んでいることの完遂を欲する)。しかし、あなたは要求が多くて批判的(これも土星)な人々を相手にしなければならない。しかも彼らは必ずしもあなたに成功してほしいとは思っておらず、あなた自身もまたそういった人達と関わり合ったり交流したいとは感じていないように見える。

金星逆行下では、あなたは厳しい選択を迫られる。『私はこの仕事を本当にやりおおせたいのか? このプロジェクトを完遂したいと心から感じているのか? 本当に?』 

その答がもしイエスであるなら、あなたは自分自身のプライド、自分の中の原理原則を抑え込み、あなたとは価値観を分かち合えない人々に妥協する必要があるだろう。あなたは彼らと共に仕事することを楽しめないかもしれない。これは完全主義者や自分の信念に忠実な人にとっては特に困難なことであり、土星はそうした質を持つ人々にとってすこぶる重荷となるだろう。

個々の人間と同様に、市場もまたこれらの惑星コンビの下では苦闘を余儀なくされる。私達の「ルール」の1つは、金星・土星間のハードアスペクト形成に向かって下げてきた市場は底を付けて反転上昇する有望な候補だというものだ。

人生においても同じことが言える。もしあなたがこの期間に打ちのめされ挫折を感じたなら、元気を出してほしい。それがあなたの「底」となるだろう。その時、あなたにはリバーサルと反騰の準備が出来ている。もしそれまで必死に働き、プロジェクトに対して誠実であり続けるなら、あなたは上昇に値する。なぜなら土星はこうした努力に対して最終的に報いるからだ。

自分の努力の対価として何かを獲得することのない者に土星は冷たい。それが土星だ。あなたは自分の努力と、その努力の裏に隠された真の意図の如何によって、自分にふさわしいものを受け取るだろう。今という時は、どんなことがあろうと一歩も引かず、境界線を死守して自分の意見に固執するような時ではない。 忍耐強く、偏見を取り除き、歩み寄りも辞さない心構えが必要な時だ。今後の約2週間を過ぎ越していく渦中ではそう感じられないかもしれないが、今示唆した姿勢を自分の取り組みに適用し、ブレークスルーに向かって両の眼を大きく見開き続けられる人にとっては、この期間は好機となる。

        ひとたび金星が順行に転じ、土星に対する最後のスクエア(4月21日)を形成し終えた時、もし医療費負担適正化法(とその廃止)問題が再び新たな展開と共に戻って来たとしても驚く必要はない。だがその時、水星は逆行に転じており(4月10日〜5月3日)、したがってまだ確かな知識に基づく賢明な判断を下すには全ての事実と情報が不足している。しかしながら賢明であろうとなかろうと、必ずしもそれは衝動的な決断を止めはしない。残念ながら、忍耐力はまだまだ不足している。本来は一番必要とされる時なのだが... 。








訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)