金融アストロロジー

August 18, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント8/19【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年8月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “イールドカーブはリセッションへの警告を声高に告げている。水曜、米国の2年イールドと10年イールドのスプレッドは2007年以来初めて逆イールドに転じた。こうした動きは過去50年にわたり米国に起きた全てのリセッションの前触れとして起き、ときには24ヵ月程度前から顕れてきた。『歴史的に見て、2年・10年のスプレッドは不景気の予測ツールとして株よりも優れた能力を示している』 カリフォルニアのサンタモニカをベースとするスリ・クマール・グローバルストラテジーズの代表取締役スリ・クマールはフォックス・ビジネスにそう語った。”

— Jonathan Garber
  “Recession Indicator, with Perfect Record Flashing Red”
  www.foxbusiness.com

  ...光と影のコントラストは疑いようもなく、鮮明に顕れている。

  イタリアはトスカーナのカステッロ・ディ・モンテグフォニ。トスカーナの丘陵地帯に抱かれた12世紀の古城の部屋でゆったりと腰をかけ、窓の外にたたずむ大木の葉を優しい風がサラサラと揺らす音に耳を傾けるのんびりした午後。窓越しに射し込む薄桃色のやわらかな日射しは壁や天井に描かれた華麗なルネサンス絵画の上に幻想的な光と影を創り出している。その時、私は今という時が自分の人生で本当にけた外れの瞬間なのだと悟った。私は今までで出逢った中で最も美しい女性と結婚したばかりだ。結婚式は最高だった。この特別なイベントのために手配したライン河クルーズの船上で、世界中から集まってくれた140人もの最高の人々 — 家族や友人達 — に囲まれて祝福されたのだ... 。

それから私は携帯電話を取り出し(12世紀建立のフィレンツェの城に寝起きしながら実際は21世紀に生きているという時点ですでに甚だしいコントラストを意味するが)、そしてダウ工業平均が800ポイント下落するのを見る。オフィスに連絡した私は金融界がパニックに陥るのと時を同じくして今回のリポートが休みだったことからクライアントが動揺していると知らされる。無論、その人々は私が今居る場所から速報を出せないことなど知るはずもない。ここでの Wi-Fi は脆弱で、数分ごとに途切れることなしに私のマーケット・ブログラムの数字やチャートを呼び出すことは出来ない。私の心は2つに分かれた。一方では、ローマが今まさに燃えているというのに反応したくても十分なネット環境がなく、クライアントの役に立つことが出来ずに心がかき乱される思いだ。だがもう一方では、結婚したばかりの美しいミューズが私をからかってこう言う。『ねぇ、ミスター・メリマン? 今この惑星上でこれほどシュールで美しい自然に溢れる場所はないわ。あなたはただここに座って何もせずに数日を過ごすの。そしてリラックスして私の魅力を十分に味わったらいかが?』。

『弱ったな… 』私はアンビバレンスの中で考える。『これが2室蠍座に金星と木星のコンジャンクションを持つことの意味するハードさだ。世界の株式市場がクラッシュしている最中に自分を信頼してくれる顧客に向けてリポートを送信することが出来ない。それに失望と苛立ちを感じるか、さもなければ男なら(女性もだが)誰もが夢見るような美と幸運に包まれて大喜びするか、どちらかだ。』 

だがしばらくして私は気付く。生きている限り、誰にでもその人それぞれの季節がある。私にとって今は夢を生きる季節なのだ。来週の私は並行宇宙へと戻るだろう。その時私は中世の城の窓から木々を通り抜けて吹き込むそよ風の中、美しい午睡の幻と戯れながら、太陽神の鋭い光線がそんな私の眠るベッドを素通りしていくこのひとときを...きっと懐かしく思うことだろう。


  考えてみれば、この城はおそらく前回の風性星座宮における木星と土星のコンジャンクション、すなわちグレート・ミューテーションのシリーズが始まったあたりに建てられたものだ。それから800年を経て、このサイクルは再び次の140年〜200年という周期へとフルに踏み込んでいく。これについては年末に刊行する『フォーキャスト2020』の中で詳説するつもりだ。今ひと言だけ言うとしたら、地性星座宮(1802年〜)から風性星座宮へのシフトは全体の状況が物質主義(唯物主義)から知性と美的感覚やその技量がステイタスとなる状況へと戻っていくことを意味する。もしかしたら、私が今パニックに陥らない理由の1つがこれかもしれない。私はお金と中央集権的な政府の統制の重要性にこれからの200年を通してほとんど変化がないとは思わない。このプロセスが展開していくには時間を要するだろう。だが今後20年の間にそれは十分に観察可能な現象となるかもしれない。

カステッロ・ディ・モンテグフォニ。もしかしたらあなた自身もいつの日か “時の流れの何処か” で今私がしているような経験をするかもしれない。もしあなたが通常の責務から短時間でも自分自身を自由に出来るなら、それは本当に歓びとなるだろう。


Montegufoni
 A room in Castello di Montegufoni


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “サイクル研究の見地では、4年サイクルの天井は2019年10月までに、そして場合によっては2019年7月末までに天井をつけると示唆されている… また、このグラフでも見て取れるように、ヘリオセントリックの木星が射手座を運行中に長期サイクルの高値が示現しやすい。これが発効するのは2018年10月6日〜2019年10月19日で… 木星の射手座運行は米国株式市場が2018年10月3日につけた史上最高値を超えて再び新高値をつける可能性を持つと考える理由になる。この研究に基づく可能性を考慮した上で、2018年10月3日の高値を試す展開、そしてそれを2019年中に超える可能性を予測している。”

— レイモンド・メリマン
 『フォーキャスト2019』より
  *( 相場編は担当外のため、訳文は本誌内の記述とは微妙に異なると思います。)



  過去数ヶ月にわたり、私達のリポートは射手座の木星に関連する歴史に基づいてこの強気相場が2019年8月前後の2ヵ月の間に終わる可能性があると読者の皆さんに警告してきた。ダウ平均の史上最高値は7月16日、私達の★★重要変化日だった7月12日〜15日の1日後となる月蝕の日に示現した。S&Pとナスダックはその1週間後に史上最高値をつけたが、その時はダウ平均における天井の裏付けはとれておらず、それは天井をつけた兆候を示すジオコズミックとテクニカル・シグナルだった。しかしながらサイクルとパターン研究では、各市場が2ヵ月前につけたプライマリーサイクルの安値を割るまでは天井示現の裏付けとはならない。

とはいえ、クライアントに強気相場が終わって弱気相場が始まったと思うかと聞かれたら、ジオコズミクスの関連と7月末〜8月初めに顕れたダイバージェンスに基づいて今は『イエス』と答える。そこからの市場動向は典型的な「弱気相場」の動きを示している。つまり、反騰するごとにもっと厳しい下落に見舞われ、短期の買いシグナルが出た後はより強力な短期の売りシグナルが出現する。それに加えて7月の高値はまさにタイミングどおりだった。もちろんダウ平均が24,680以上を維持している限りにおいては木星が射手座を運行している間にさらなる高値をつける時間的余裕が残されていることは確かだし、その可能性はある。だが私はそれに期待するつもりはない。

  射手座の木星と相関する高値に加え、私達は今9月2日に起きる太陽・火星コンジャンクションに対し4週間の時間的オーブの中にある。この時間帯は、世界の株式市場における高値または安値からの8%〜20%のリバーサルとの強力な相関性を保っている。したがって、この種の下落が現在進行中だとしても驚くには当たらない。またこれは、いったん下落が完了すれば8%〜20%の反騰が起きる可能性も示唆している。しかし8%〜20%の上昇は同等の下落と比較してはるかにその価値は低い。

  今週の主要なジオコズミックの動きは太陽、金星、火星の全てが獅子座から乙女座に移行することだ。これはドナルド・トランプ大統領のチャートにとって重要な出来事だ。何故ならそれぞれの惑星がネイタルの獅子座のアセンダントと火星を通る形になるからだ。以前から度々述べてきたように、そしてその都度証明されてきたように、米国および世界の経済と株式市場にとっての主要な脅威は政治的な脅迫だ。私達はこのドラマが10月を通して展開していくのを見ることになりそうだ。中国との貿易問題、そして(または)FRBに関連する何か前向きなニュースが今後1〜2週間(8月24日〜9月1日)のうちに流れるかもしれない。だが中国と米国間の貿易戦争を調和的に解決するための機会はおそらくもう過ぎ去っており、米国株式市場の新たなダウントレンドが確立されたように見える。だがおそらくトレーダー諸氏にとっては別に問題ではないだろう。皆さんは強気相場でロングポジションを取るよりも、弱気相場でショートするほうがより短期で大きな利益を得られるからだ。

  私達は来週8月20日以降から通常のスケジュールに戻る。その間、先週の結婚式とそれに続く祝祭の日々に向けて祝いのメッセージを贈ってくださった方々に私は心の底からの感謝を表したいと願っている。140名の友人や親戚達とともに巡るライン河のクルーズとその後2日間のパーティーは本当に素晴らしい体験だった。そして今ハネムーンのただ中で、それがここ2週間の金融・株式市場の危機と同期している。実のところ、私はこの期間中そこから離れていたこと(そして今週半ばまで離れていること)が残念に思えてならない。私が休みをとる時、いつも市場は爆発したり崩壊したりするように見える。休みの計画を上手く立てすぎるのか、それとも私は奇妙ではあるが反面、素晴らしくもあるカルマを負って生まれたか、どちらかなのだろう。







訳文ここまで
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August 04, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント8/5【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年8月5日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】

  旅行及び私自身がヨーロッパで結婚式を挙げるため、来週8月12日付の無料コラムは休載させていただく。

  2020年は途方もない宇宙の力が働く年だ。それは重要なシフトが起きるということであり、おそらく国際問題、リーダーシップ、そして金融市場に重要なシフトが起きるだろう。これは1年や2年単位のシフトではない。「グレート・クロノクレーター」である木星と土星を含む20年、60年、そして800年サイクルのシフトだ。アストロロジャーにとってこれは『グレート・ミューテーション』という名で知られている事象だ。きっと皆さんは『フォーキャスト2020』を読まずに済ませたいとは思わないだろう。またMMAリポートのアクティブな講読者向けには8月12日から予約特価(MMA直販の英語版)を用意したのでお待ちいただきたい。


≪ 先週をふり返って ≫

  “『市場がジェイ・パウエルとFRBから聞きたかった言葉はこれが長期的で積極的な利下げサイクルの始まりで、中国、EUや他の世界中の国々と足並みを揃えることだった』トランプはこうツイートした。だが市場が得たのは異なる結果だった。決定を受けての記者会見でFRB議長ジェローム・パウエルはこう語った。『はっきり言わせていただきたい。この決定は長期にわたる連続的利下げの始まりではない』。パウエルはまた “たった一度きりの利下げ” とは言わなかったとも付け加えた。”

— Jonathan Garber
  “Trump Bashes Fed’s Rate Cut”
  www.foxbuisiness.com 2019年8月1日付

  7月の米国経済は164,000の雇用増加となり、これはダウ・ジョーンズが推定した165,000をほんのわずかに下回った。雇用増加は米国の労働力を記録的な高みに押し上げた。賃金はアナリストの期待を上回った。前年同期比で3.2%の上昇はダウ・ジョーンズの増加予測0.1%を超えている。強い賃金の数値は投資家にインフレ率上昇のサインと受けとめられる可能性があるため、それがFRBを今年中の複数回の利下げから遠ざける要因となるかもしれない。

— Fred Imbert and Dam Meredith
  “Dow Futures Surge 100 Points in Sudden Reversal”
  www.cnbc.com 2019年8月2日付


  世界の株式市場はどれもが先週のファイナンシャル・アストロロジーが示唆したセオリーどおりの “奇っ怪” な様相を呈した。つまり:1)トリックスター水星が順行前の滞留に入ることで強調された 2)7月29日〜8月2日、太陽と金星が一匹狼の天王星とスクエアを形成した。

  ではダウ工業平均を例にとってみよう。月曜と火曜は投資家が水曜のFRBによる金利引き下げ発表を待って様子見の態勢となり、比較的平穏だった。FRBはたぶん1/2%程度の利下げを行い、今後の利下げについてもハト派的な言説を表明するだろうとの確信の下、ダウ平均はMMAの★★重要変化日の1取引日後につけた7月16日の史上最高値27,398近くの27,300近辺で取引されていた。そしてFRBが1/4%の金利引き下げを発表するとともに、これは1回きりの措置であり今後も順次利下げが続くわけではないと述べた直後、トランプ大統領はこのFRBの決定に対する最初の非難ツイートを撃ち放った。

その後ダウ平均は26,719まで崩れ落ちて500ポイント以上の往って来いとなった。だがそれ自体はあまり問題とはならなかった。翌日の8月1日、ダウ平均は前日の下げのほとんどを埋め、300ポイント以上騰げて27,175まで回復した。そしてその後、トランプは彼の2回目の市場殺しのツイートを放った。中国に対する新たな関税を9月1日から実施するというのだ。市場は素早く反転し、上げ幅の全てを失ってその日の高値から600ポイント以上下落することになった。金曜までにダウ平均は26,249まで下がって7月16日の高値から4%、1149ポイントを失っている。

  世界の投資家達は今一度、突如として先行きに対する不透明さの新ラウンドに直面して確信を持ず、不安定になっている。この事自体は2019年の大半にわたって発効中の強力なジオコズミック・サインの反映だ。それは木星と海王星のウェイニングスクエアであり、9月21日に終わっていく。

その後に訪れる宇宙の象徴的な原動力によって量られる集合心理は、甘い考えと自己満足から醒め、現実には深刻な問題が山積しておりその解決には厳しく深い思考を要するという認識に向かっていくことになる。2019年終盤から2020年いっぱい、そしてそれを超えてもまだ続く『カプリコーン・ステリウム』は足早に近付きつつある。山羊座の特質の1つは「真面目さ」だ。これは木星・海王星スクエアの特質とは正反対だ。木星・海王星スクエアは、社会的な事象に顕れる場合「愚かさ、バカバカしさ」という特質がより目立って表面化する。だがその反面でスピリチュアルな世界、あるいは美学的な思想や物事に関連するケースでは「超越」に向かっていくエネルギーでもある。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “ドナルド・トランプ大統領の前トップ経済アドバイザーは、中国との貿易戦争に勝つことは不可能であり、米国経済を傷つけることになると述べた。先日ゲーリー・コーンがBBCに語ったところによれば、高関税は中国から必需品を輸入する際のコストを上昇させ、減税によって経済を刺激するというワシントンのプランを事実上相殺する。『工場設備を建設しようとすれば、鉄鋼を買い、アルミニウムを買うことになる。つまり輸入品だ。そしてそれらに高い関税をかける。これは文字どおり、片手で優遇税制を差し出しながらもう一方の手でそれを奪う行為に他ならない』 コーンはこう述べた。”

— David Reid
  “Gary Cohn: Trump’s Trade War with China is Hurting the U.S. Economy More”
  cnbc.com 2019年7月26日付


  “トランプ大統領は木曜、合意が達成されるまで北京の悩みの種は尽きないだろうと述べて中国から米国に入ってくる3000億ドルの商品に対し新たに10%の関税を課すとの自身の決定を強硬に堅持した。『取引成立の時が来るまで我々は徹底的に中国に関税をかける』 トランプはこう言い放った。この措置への反動として、中国当局筋がFOXビジネスに独占的に語ったところによると、北京の首脳はこれまで米国に依存してきた経済からのデカップリングに向かうという... トランプはその日の朝、対話は “ポジティブ” で未来は “非常に明るい” と貿易問題の議論に関し楽観的な調子で語っていた。”

— Brittany De Lea
  “Trump: ‘We Will Be Taxing the Hell Out of China’ Until a Trade Deal is Reached”
  foxbusinessnews.com 2019年8月2日付



  金融市場に先週起きた突然で急激な変化は、天王星の権化であるトランプ米国大統領によるこれも突然で急激な公式発表とダイレクトに繋がっていた。それはFRBの1/4%の利下げ、そして彼が出した貿易協定の条件に対し不満を露わにする中国への不快感によるものだった。このどちらに対しても、発表後の米国株式市場は厳しい売りの嵐に襲われ、Tノートは2年ぶりの反騰、金期近先物は6年ぶりの高値に沸いた。金とTノートが年初来高値に反騰する時は通常、投資家が世界経済の不穏な先行きへの懸念から安全な逃げ場を求めていることを意味する。

ここで皮肉な事は、これら(FRB批判と関税)が去年11月〜12月に市場を急落させた2つの要因と同じであり、まさにその2点がトランプ大統領の耳に入ったことが2018年終盤の株式市場に19%の急落を引き起こしたということだ。彼がアドバイスを求めて相談しているまさにその人物が、何故当時市場が下落したのか、その原因を彼に告げたところによれば:(1)彼(トランプ)が公的にFRBの政策を批判し、それによって独立性をダイレクトに脅かしたこと (2)彼の関税政策と中国との貿易摩擦が本格的な貿易戦争へと拡大することを怖れる投資家を神経質にしたことだった。これは妙な気にさせられる。彼は全く同じアプローチが今回は違う結果を生むと思ったのか? 彼は現在非常に厳しい海王星トランシットの下にある。これは著しい健忘症になりやすい期間と相関するアスペクトだ。

  事ほどさように何も変わっていない。ただ今回は1つだけ変化したかもしれない事がある。強気市場は終わったかもしれないということだ。通年述べてきたように、木星が射手座を運行する12年サイクルは米国株式市場における長期サイクルの天井と歴史的に強力な相関性を維持している。特に、木星が射手座の中盤度数を運行する時が顕著だ。7月10日〜9月13日、木星は射手座14°〜16°に在泊している(各星座宮は30°構成)。換言すれば、木星は現在射手座半ばの度数に在り、そこは長期サイクルの天井と最高度の関連性を持っているということだ。前回のコラムで私達は8月7日〜11日の期間にこの天井が顕現する可能性が高いと言及した。それはその間に木星と天王星が方向転換し*、同時に木星が太陽と金星に対し調和的なトラインのアスペクトを形成するからだ。しかしその事実があるとしても、私達は常に前後2ヵ月のオーブを許容範囲に入れている。先週起きた下方ブレークを考慮するなら、7月22日〜29日に米国株式指数に見られた各史上最高値がこの天井の顕れだった可能性はある。
* 惑星が方向転換する前後はその惑星の力が通常より強調される。

  今後2週間について言及するなら、これからやって来る重要なジオコズミック・サインは8月7日と8日の太陽・金星と木星のトライン、その後8月11日の木星順行と天王星逆行開始*だ。木星と天王星が同じ日にともに方向転換するというコンビネーションは非常にパワフルな宇宙的セットアップで、前後1週間のうちに金融市場に見られる非常に大きな価格変動としばしば関連する。私達は7月31日水曜からすでにその症状を目撃してきた。木星は誇張、そして通常は楽観の原理と関連する。天王星は支持帯や抵抗帯のような境界を破りたいという衝動を意味する。これら2惑星が同時期に強調される時は大抵の場合、突然の変化と新たな希望が生まれて株価を急騰させることが多い。

しかしながら、正反対に動くケースもある。木星が楽観的でもなく希望に満ちてもいない時は、その代わりにパニックと危機に向かうエネルギーと化すのだ。したがってこれからの2週間は、一部の市場に突然のリバーサルが起きて史上新高値や数年ぶりの高値に上昇するか(私達はすでにTノートと金にそれを目撃している)、あるいは2018年終盤の世界の株式市場に見られたような深刻な価格崩壊が起きるか、どちらかになるかもしれない。
* 日本時間では時差の関係で天王星逆行は12日に入る。


  では2週間後に皆さんと再会しよう。今週やって来る木星・天王星のシグナルを楽しんでほしい。何故ならこれは大いに楽しみを満喫し、そして多くの旧友や新たな友人達とエンジョイするにはうってつけの時間帯だからだ。パーティーにも絶好だし、結婚式にはなお良い日取りだ…まぁ少なくとも私自身はそう思っている。また、この時期は独創的で創意あふれる思考にも適している。もしあなたが何か厄介な物事に足を取られているなら、解決策を思いつくかもしれない。これは停滞から抜け出すには良いタイミングだ。また今まで訪れたことのない土地を旅したり、何かエキサイティングな冒険をしてみるにも良い時期だ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:57|PermalinkComments(0)

レイモンド・メリマン 週間コメント7/29【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “今年の米国株式市場は調子良かったが、この四半期が終わるとまもなくそれも終わる可能性があるとJ.Pモルガン・アセットマネジメントのグローバルマーケット・ストラテジストであるジャスリン・イェオは語る。想定される下落は来年の利益見通しが下方修正されることで起きるかもしれないという。『タイミングで言えば、FRBの金利引き下げを控えているからこの2週間はまだ株式市場にとっては良い状況だと思う。』 彼女は続けて、要はFRBが期待に沿って動いたその後で、投資家が株価に影響を及ぼす他の要因、たとえば企業収益に目を向けた時だと述べた。『私達はそれ(収益)が下向きになるリスクの可能性を考えている。』”

— Yen Nee Lee
  “J.P. Morgan Warns of Significant Sell-Off in U.S. Stocks This Quarter,”
  www.cnbc.com 2019年7月26日付


  7月25日は、水星逆行のさなかにも関わらず多くの市場にとって注目に値する日だった。それはおそらく7月8日から始まった水星逆行から8月11日の天王星逆行開始と木星順行開始までの中間日であるとともに、いくつかのジオコズミック・サインが含まれていたことが原因だろう。

水星逆行の典型例は世界中の株式市場に見られた。たとえばナスダック総合やオーストラリアのASXのように、一部の市場は7月25日〜26日史上新高値をつけた。オランダのAEXは2001年6月以来の最高値水準まで舞い上がった。またドイツのDAX、中国の上海総合、そして日本の日経もまた7月25日に向けて見事な反騰を見せた。だが7月の新高値には届いていない。他の市場は先週のほとんどで下げており、インドのニフティやブラジルのボヴェスパ、ロンドンのFTSEなど数週間ぶりの安値をつけた。

似たようなパターンは世界の通貨市場にも見られた。ユーロは7月25日、ECB総裁マリオ・ドラギによるヨーロッパ経済の未来に関する矛盾したメッセージを受けて2年以上ぶりの最安値まで落ち込んだ。スイスフランも同様に下落したが、4月25日と5月6日につけた年初来安値よりははるかに上に留まった。米ドルはFRBが次週に利下げを行うとの観測から下落していたが、ドラギのスピーチの後で突然反転し、今や再び年初来高値に挑戦しつつある。これはどうもトランプとEUがにらみ合い、誰が自分達の通貨を一番安くなるよう導いて自国の地域経済のために世界の市場シェアを勝ち取るかという競争でもしているように見える。それほど遠い過去でもない前回の通貨戦争当時のように、まるでそれが本当に自国の経済を再び活性化させると考えているかのようだ。

この金融市場における特異な水星逆行サイクル(7月7日〜31日)の奇妙さと、そこで起きた異市場間弱気 そして/または 強気ダイバージェンスの様相はそれだけではなかった。

前週、金は6年ぶりの新高値まで爆発的に上昇し、ここ6年で初めて1450ドル以上になった。高値1454.40は、私達が2018年8月26日、最初に発行した金のスペシャル・リポートにおけるターゲット価格だった。当時金は1190以下で取引されており、私達はこう書いた。『…何故ならもし8月16日が30.5ヵ月サイクルの安値であれば、数ヶ月の良好な反騰がすでに始まっていることになる。実際、それは “良好” 以上の素晴らしさになるかもしれない。新たな30.5ヵ月サイクルが持つ上値のポテンシャルは、その天井として1499±54までの見込みがある。』 2018年8月16日の安値と私達の金の買い推奨の後、30.5ヵ月サイクルは31.33ヵ月サイクルに調整された。次のスペシャル・リポートは2019年6月25日に発行、その中で私達はこう述べている。『31.33ヵ月サイクルの内には通常3回の50週サイクルが存在する。このサイクル開始時である2018年8月16日(当時の値1167.10)から見た(最初の50週サイクルの)上値目標は1450±33.50だ。』 うむ、悪くない。私達がスペシャル・リポートを発行する時は、大抵の場合トレンド、価格、タイミングに関して的を外すことがない。前の2回もその例外ではなかった。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “金曜の商務省発表によれば第二四半期の成長は減速したが、関税と世界的減速が米国経済に重くのしかかっているわりにはウォールストリートが予測したほどではなかった。この発表を受けてトランプはこうツイートした。『FRBが我々の首にとんでもなく重たい錨を巻き付けているわりには悪くない結果だ。ほとんどインフレは起きていない。米国はこれから急上昇だ!』”

— Jeff Cox
  “Growth Slows to 2.1% in Second Quarter”
  www.cnbc.com 2019年7月19日付

  トリックスター水星の逆行はいつもの矛盾したシグナルの頻発によって、まさにその期間中(7月8日〜31日)に世界の株式指数と金融、商品先物両方の市場に異市場間ダイバージェンスを創出した。だが水星逆行ばかりが今現在お気に入りの宇宙劇場の演し物というわけではない。同時に演じられているのは『FRBウォッチ』というゲームショーで、そこでは今週金利引き下げを1/4%にするのか1/2%にするかで激しいディベートが繰り広げられている。

また、中国 — 米国間の貿易交渉はミステリー仕立てのネバーエンディング・ストーリーとなって断続的に演じられている。今回ドナルドは本当に素晴らしくスーパーな貿易協定を締結出来るのか? 出来ないのか? 彼は何度もそれが起きると言っているが? いや、だいたい彼はそれを本当に望んでいるのか? 彼はスーパー・ディールを望むと言う。また彼は中国も真にそれを望んでいるとも言う。だがこれまでのところ、互いに何の同意もしていないし、同意に達しそうな兆しさえ見えていない。ならばこれは、単に幻想であり、9月21日に終わる木星・海王星ウェイニングスクエアの乱反射ということになる。木星は貿易を支配する。そしてその本来的な表現は常に何か「グレート」な物事であり、一方海王星は幻想、錯覚、失望や誤った方向性に関連する。もしかすると人々は再び自らリスクを負いながら希望を追っているのかもしれない。

それでも、木星(貿易)を含む調和的なジオコズミック・サインのいくつかが8月7日〜11日にやって来る。両者が再び手を結ぶ寸前まで来るのか、あるいはもし宇宙におわす神が人類に微笑みかけるなら、ひょっとして実際に彼らが取引協定に漕ぎ着け、この遅々としながら徐々に進んできた世界的な悲喜劇の終演に至るのかもしれない。これはまさに悲喜劇(木星/海王星)だ。何故ならそれは、貿易赤字は悪だという主張に基づいている。だが事実上、このケースにおける貿易赤字は通常、米国が豊かでその国民が相手側より多く物を購入出来るということを意味している。貿易赤字のバランスを取るために関税を使うというのは、全員に税金を払わせることだ。それ以上の何物でもない。それは誰の成長にも繋がらず、誰も得をしない。したがって、不景気の種が植え込まれていると見るのはそう的外れではない。とりわけいったん木星・海王星が創り上げたファンタジーが終わってしまうことを考慮すれば、人々は煙幕を通し魔法の鏡を貫いて、厳しい様相 — 山羊座ステリウムが支配する「現実」を見ることになるだろう。

  この「シフト」は2019年12月2日の宇宙から始まっていく。それは木星が射手座を離れ、現実に醒めた星座宮、山羊座入りする時だ。そこで木星は土星と冥王星に邂逅することになる。これはなにも12月2日に市場がトップアウト、反転して下落するという意味ではない。株式市場は木星が射手座を運行中にトップアウトする頻度が高い。特に射手座の中間度数に在泊する時が多く、まさに2019年8月11日前後の2ヵ月間がその時期にあたる。火に油を注ぐことになるのは、9月2日に起きる火性の強い太陽・火星コンジャンクションだろう。このジオコズミック・サインはまた多くの株式指数における8%かそれ以上のリバーサルとの高い相関性を持っている。その発効オーブ範囲は互いに8°以内だ(8月と9月のほとんどがその期間にあたる)。

  金融市場に関連する宇宙の指標に沿って見るなら、私達は再び非常にワイルドなジオコズミック活動期に入っていくことになる。これは希望と期待VS失望と厳しい現実の間で非常に素早く変化する地合と、それによってトレンドが突如として反転する時だ。取引もなければ合意もなく、深い関与や責任への献身もない。ついに協定書へのサインが行われるまでは。だがそれは、両サイドが互いを信頼出来ないうちは起こり得ない。もし彼らが真に互いを信じることが出来るなら、これからの2週間は合意達成への例外的な好機となる。

  まぁ実際、私が8月9日(8月7日〜11日)を自分自身の結婚式の日取りとして選んだのもそれが理由だ。このような機会が宇宙から与えられるなど、そうあるものではない。大きなチャンスを逃すことは、取引で重大な損失を経験するのと同じくらい大きな心理的ダメージとなる可能性がある。一度のロスはまた他のダメージを呼びやすい。しかし、どんな瞬間にもその時特有の「質」があり、その瞬間に生まれた事象はどれもその瞬間の特質を帯びる。これを理解することが、アストロロジーを強力なプランニング・ツールとして使うことの基盤だ。周到な計画を成功させるための巧みな技、それはおそらく人類最古の智恵であるアストロロジー研究において最も価値ある特性と言えるだろう。







訳文ここまで
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July 21, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント7/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月22日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
★文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

  “金曜、イランの革命防衛隊はホルムズ海峡で英国のタンカーを拿捕したと発表した... これは今月初めにイランのタンカーがEUの制裁に違反しシリアへの原油輸出を図ったとして英国海兵隊により拿捕されたことに対する報復と見られる。イランは当該船舶の解放を要求していたが、金曜早朝に英領ジブラルタルの裁判所はその拘束期限の延長を決定していた。この動きは米国海軍の強襲揚陸艦USSボクサーがイランに属する無人機を撃墜したとドナルド・トランプ大統領が発表した翌日に起きた。イランはこれに対し無人機はイランとは無関係であり、米国は自国の無人機を墜としたのではないかと応酬した。原油価格は上昇し、WTIは引け寸前に1バレルあたり55.98ドルとおよそ1%騰がった。”

— Patti Domm
  “Iran Says It Captured a British Oil Tanker; Oil Prices Jump”
  www.cnbc.com 2019年7月19日付

  “ドナルド・トランプ大統領は金曜「中央銀行はその“クレイジー”な引き締め戦略を終わらせるべきだ」と食ってかかり、一触即発の論争を呼び起こした。大統領はいくつかのツイートを費やし、ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁が行ったスピーチをきっかけに持ち上がったあまり例を見ない議論について語った。当初、市場参加者はウィリアムズの所見を中央銀行が積極的な金利引き下げ、おそらくは0.5%程度の下げに動く準備段階の示唆だと受けとめていた。しかしFRBの広報担当者がすぐにその言葉を “後ずさり”させたことで、金利政策の行方とその見通しに混乱を来すことになった。”

— Jeff Cox
  “Trump Wades Into Debate Over Controversial Fed Speech Thursday”
  www.cnbc.com 2019年7月19日付


  現在は水星逆行サイクル(7月7日〜31日)の半ばであり、また金星による土星・冥王星へのオポジション(7月17日〜21日)の中間部でもある。ニューヨーク連銀総裁ジョン・ウィリアムズがそのコメントを “後ずさり”させると、市場は即座に反応した。金と銀はウィリアムズの最初の論調が報じられた後、金が6年ぶりの新高値1450ドル以上に達し、英国の原油タンカーがイランによって拿捕され、イランの無人機が米国によって撃墜された(イランは否定)というニュースを受けて躁状態に入っていた。だがその後、ウィリアムズが積極的な利下げを支持したと受け取られた内容をニューヨーク連銀が “後ずさり” させたことが伝えられると金はあっという間に30ドル下落した。この手のとんぼ返り、否定、後ずさりなどは典型的な「トリックスター」のふるまいであり、これは水星が逆行する時に私達が頻繁に使う表現だ。

  水星はニュースやコミュニケーションを支配し、逆行時にはゴタゴタした混乱状態や矛盾した状況が通常だ。市場においては強気から弱気など1日〜4日の間に変化するセンチメントと相関する。木星(誇張)もいまだ9月いっぱいまで海王星とのウェイニングスクエア(混乱、錯覚、幻滅)を形成中であることから、今回のコズミック・コンビネーションは投資家にも誰にとってもとりわけ厄介だ。

とはいえ、水星逆行下の世界の株式指数はこれまでのところまぁまぁよく騰がり続けてきた。実際、先週はいくつかの指数が史上新高値をつけている。その一部、たとえば米国市場は先週の早いうちに高値をつけた。それ以外、たとえばブラジルやオランダは週の終わりに年初来高値や史上新高値をつけている。だがその他は逆を行った。一部は週の初めに修正安となった。たとえばスイス、中国、香港がそれだ。そして他は米国、ヨーロッパ、日本、そしてオーストラリアのように週後半にメジャーサイクルの安値をつけた。しかしこれらの安値は強気市場の終わりを示すほど目立つものではなかった(まだ今は)が、例外はおそらくインドかもしれない。

  他の市場で大きな動きが出たのは貴金属で、金は数年ぶりの新高値へと昇り続けた。銀もまた上昇への動きに加わり、7月16日火曜に上方ブレークアウトを果たした。そして金曜には16.60ドル以上で取引されたが、これは2018年6月以来見られることのなかった水準だ。原油は米国、ヨーロッパ、日本の株式市場と同じパターンを踏襲した。つまり、週の初めは強かったがその後週末の水星逆行中日に向かって後退した。ビットコインもまた興味深い動きで、7月17日に9000ドルまで再び落ち込んだ。これはちょうど3週間前につけた年初来高値13,900ドル領域からは4000ドル以上の下落だ。だが7月19日金曜には再度戻して10,800ドルを試している。

ふり返ってみれば、先週は7月16日に強力な月蝕が起き、7月17日~21日には蟹座の金星が山羊座の土星・冥王星コンジャンクションにオポジションを形成、しかも7月19日は週末の水星逆行中日を控えた取引最終日と、とりわけ商品市場にとってはかなりワイルドな週だった。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “企業はFRBとその金利こそが米国の経済成長を遅らせる要因だとする大統領を非難している。金曜、CNBCのジム・クレイマーはこう語った。「大統領閣下、私が取材した企業のほとんどが米国経済成長の遅れは関税のせいだと言っていますが。」”

— Jessica Bursztynsky
  “Cramer to Trump: More U.S. Companies Blame Tariffs Than
   the Fed for the Slowing U.S. Economy”
  www.cnbc.com 2019年7月19日付

  今週は太陽が自ら支配する星座宮、獅子座に入居して始まる。北半球では夏の盛りとなり、行楽や楽しみ、歓び、パーティー、そして祝い事を象徴する時期だ。また結婚するにも良いシーズンで、太陽と金星が寄り添い、射手座の中央部で方向転換(逆行から順行へ)を果たす木星に調和的なトライン(120°)を形成する8月9日、当然ながら私自身もそうするつもりだ。

この時期は結婚に良いばかりではない。貿易協定を締結するにも良い時だ。そしてその希望を乗せて、世界の多くの株式市場で史上新高値が示現するかもしれない。この時間帯はおよそ1ヶ月〜2ヵ月間発効する。何故私がこれまで何度かにわたり、7月〜10月、とりわけ8月〜9月の間に米国株式市場が史上新高値または二番天井をつけるだろうと言ってきたか、その理由がこれだ。また、もし米国と中国がこの時期に貿易協定に関して合意出来なかった場合は長期にわたってその機会は失われ、株式市場はネガティブな反応を示すだろうという見解も述べ続けてきたし、今後もその見通しは変わらない。

それはFRBの政策 — または無策が原因ではない。それは中国との折り合いをつけることが出来ない米国のリーダーシップの無能さに起因している。だからこの期間には結婚生活の成功だけでなく(これは私の宇宙での話だが)、米国と中国間の貿易協定が成功裡に締結され、結果として堅牢な世界経済が継続していくことへの期待と希望があるのだ。

私自身は貿易協定が締結されることに起因する楽観的な世界経済の見通しを期待しようとは思わない。それにはいくつか理由があり、多くはジオコズミックな要因に関連している。

基本的に言って、今はすでに記録的景気拡大の最長ピリオドに入っている。2009年6月以来、この7月で121ヵ月目だ。前回の記録は1991年3月〜2001年3月で120ヵ月だ。したがってピークは過ぎている。次に、トランシットの木星と米国株式市場における長期サイクルの天井との歴史的相関性は、木星が射手座を運行する時に非常に高くなる。それは2018年11月8日〜2019年12月2日までだ。通常はこのトランシットが終了するまでにサイクル高値が示現する。前回この12年トランシットが発効したのは2007年だった。ダウ平均が14,198の史上新高値をつけて長期サイクルがトップアウトした2007年10月11日当時も木星は射手座中盤を運行していた。高値をつけた後、株は通常急落して1年〜3年後に木星が山羊座、水瓶座、または魚座を運行中に長期サイクルの底値をつける。

貿易協定は鍵(射手座の木星)になる。だが、世界の中央銀行がインフレは抑制されているという論議の下に再び金融緩和策に走り始め、最安通貨(最低価格)への国家間競争を再開して行われる調整は鍵とはならない。しっかりとした通商環境の欠如はすでに中国に強い影響を及ぼしており、ほとんど30年ぶりの経済成長の鈍化が起きている。そして今や米国において景気拡大は最長期間をマークしているとはいえ、内容はそれほど頑強だったわけでもない。この景気拡大期における年間GDP成長率は、記録的な低金利にも関わらず歴史に残るどの景気拡大期と比べても最低の部類に入るたったの2.3%だ。

では、金利がもっと下がった上に、それにともなうはずの大規模な景気拡大が先行き不確実な通商環境の下で生み出される世界的不安感の影響で減衰したらどうなるだろうか? 木星が射手座から山羊座へと移り、そこで土星と冥王星に加わったら? それはまるで、余りある世界(射手座)から欠乏の世界(山羊座)へと移行するかのようだ。


  2020年のカプリコーン・ステリウムは、もし山羊座のコンセプトである『マネジメント』が財政に効果的に適用されるなら実際に良い結果をもたらす可能性がある。木星が射手座を運行する時に強調されるのは成長であり、市場占有率の拡大が生み出す歳入の増加だ。そのためマーケットシェアを増大させるための刺激策として、より低い金利(そしてより安い通貨)へ移行する動きが出る。だが山羊座においては経済を管理可能にすることを旨として、歳入の増加具合と歳出の堅実なマネジメントとの間にバランス取りが必要となる。もし世界各国の財政が健全に “管理” されるなら、全ては上手くいくだろう。だがもし各国財務省が歳出を管理することなく歳入増加への取り組みのみで赤字を免れると信じるなら大きな問題が生じるだろう。その問題の名を人々は「負債」と呼ぶ。







訳文ここまで
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July 07, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント7/8【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月8日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中や訳文下の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も訳文は ≪ 先週をふり返って≫ を割愛し、≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ のみとさせていただきます。m(_”_)m

【メリマンさんよりの告知】

  来週は旅に出るためコラムは休載とさせていただく。
  再来週には復帰する予定だ。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  世界が金本位制を離れて以来、しぶとく生き残った金本位制主義者の一団は米国に本源に戻れと要求してきた。そしてその一人であるジュディー・シェルトンをトランプ大統領はFRB理事に指名するつもりだと語った… 全ての国が金を基盤としていた時代には為替相場は安定しており予測可能だった。金本位主義者はこう主張する。それがないために各国政府は雇用創出や賃金戦争を押し進めるための通貨を乱発出来るのだと。

— Greg Ip
 “Fed Pick is Goldbug Who Bends to Fit Trump”
 Wall Street Journal 2019年7月5日付

  先週は取り立てて見るべき惑星アスペクトはなかったものの、それはひとえに現行トレンドのリバーサルが起きる可能性が低かったことを意味するのみだ。株式市場が史上新高値へと昇り、金市場が乱れた動き(まず下がり、そして騰がってまた下がる)を示すのは、射手座を運行するヘリオセントリックの水星によるところが大きい。一部のファイナンシャル・アストロロジャーは先週7月2日の日蝕と市場の強い動きとを関連付けるかもしれない。しかしながらそれは、先週見られたような市場の動きとの歴史的相関性において7月1日〜12日のヘリオセントリックの水星による射手座イングレスほど強力ではない。この “犯人”と私達はあともう1週間つき合うことになる。

  水星は現在、いつも以上に物事の元凶となっているかもしれない。しばしば「トリックスター」と呼ばれる水星だが、これが7月7日(日本時間8日早々)から3週間にわたる逆行運動を開始する。本来水星は非常にクレバーで移り気だ。だが逆行中はまるでロードランナー(米国のアニメで有名な鳥のミチバシリ)のような性格を表す。まずある方向に猛烈にダッシュしたかと思うと突然方向を変え、反対方向に突進する。水星逆行中はどんな支持帯も抵抗帯も堅固ではないし、テクニカル指標もアテにはならない。おそらくこれは逆行の水星が「フェイクアウト」と関連するせいかもしれない。

つまり、まずは抵抗帯を突き破って「底をつけたからには騰げ相場になるだろう」との印象を与えるかもしれない。だが買いシグナルが出たすぐその後で市場は踵を返して支持帯を突き破る。だがそれはあまりにも素早く「フェイクアウト」となって終わり、価格は前触れもなく反転して再び上向きとなる。この手の相場つきは通常、政治的な発表や経済報告から生み出される矛盾したシグナルへの反応だ。今月の大部分において、相反する示唆を含んだニュースが伝えられるだろう。あなたにはトレーダーとしての選択肢がある。すこぶる機敏に動いて短期トレードに徹するか、もしくはノイズが鎮まるまで手を引いて傍観するかだ。

  これに関してもう少し言及するなら、今後2週間は多くのノイズでやかましくなるだろう。太陽と金星のどちらもが蟹座を運行し、ともに7月9日〜21日まで土星と冥王星にオポジションを形成する。すでにこれだけで対立や矛盾を示すには十分だが、運行するのが12星座宮の中で最も葛藤や確執をはらむサイン、蟹座なのだ(もっともこれは観察結果から導き出されたもので、事実として証明された物事ではない。つまりネイタルで蟹座に強力な惑星を持つ個人は、利害が衝突するドラマの渦中に嵌まりやすく、しかも本人は何故そうなったかさえもわからないというケースがしばしば見られるのだ)。

したがって、この水星逆行サイクルはいつもよりもっと強烈で過敏で、ほとんどのケースに比べてもややこしくなる嫌いがある(しかもほとんどの物事が、すでに多くの矛盾したメッセージのせいでややこしくなっている)。この時期にトランプ大統領を観察するのは興味深いことだろう。彼の太陽は双子座で、支配星は水星だ。今月の彼が(そして全ての双子座の人々が)メッセージを発し、その後些細な不快感や腹立ちで横道に逸れ、それが山ほどの誤解を生んで活火山の様相を呈するという、水星逆行が持つ典型的傾向にどう対応するか見てみよう。また、トランプ氏を中傷する人々が彼をひどく苛立たせようとする(そしておそらく成功する)様子を観察するというのも興味深いだろう*

* 先日、W.D.ギャン直系のファイナンシャル・アストロロジャーでメリマンさんも『フォーキャスト』シリーズでその名に言及していたオルガ・モラーレス女史が、ダウ平均の『トランプ・ツイート・インデックス』という面白い指標を披露していた。これはトランプ大統領が驚きの発言やお騒がせなツイートをしたタイミング(エネルギーのピーク)と、比較的大人しい、または予測可能なツイートをしていたタイミング(標準的?エネルギー)を繋ぐラインチャートとダウの日足を組み合わせたもので、まさにSNS時代、というかTwitterを縦横無尽に駆使して内外に影響を与えることを厭わないトランプ大統領ならではの指標。

そのツイート内容と相場の動きはかなり見事な一致を見せている。モラーレス氏によれば、次の山場は7月半ばだとか。ツイートをどう判定するかの詳細はわからないので推測するしかないけれど、おそらくラインチャートはトランプ氏のアストロロジカルなバイオリズム&メンタルリズムを測っているのだろうと思う。

だとすれば7月半ばというのは7月17日(日本時間)の満月の前後数日間を指すのかもしれない。次回の満月・月蝕の近辺では、トランプ氏のネイタルチャート上の土星に太陽がコンジャンクト、これに月(と冥王星)がオポジションを形成、ネイタルのフォルスにコンジャンクトする。またネイタルの冥王星にトランシットの火星が乗る。他にもこのところトランシットの海王星がネイタルの天王星にスクエア(世代的)、トランシットのカイロンがネイタルのエリスにコンジャンクトするなど、下地となる多くの刺激が示唆されている。

  市場に関して言えば、7月9日〜21日の例のように、同時期に金星と冥王星の両方が他の惑星とアスペクトを形成したり互いにアスペクトしあったりする場合は、債務と税金問題に関する報道価値が上がる。つまりそれらの問題が、たとえば国債や米ドルのような通貨など債務に関連する市場に影響を与えるということだ。またこんなルールもある。「金星と土星のハードアスペクト形成に向かって下落してきた市場はどれも反騰開始の候補となり得る」。だから私達は素晴らしいトレードの機会としてこの時間帯を非常に注意深く観察するつもりだ。とは言え、何もしないかもしれない。結局のところ、水星は逆行中だ。前にも言及したように、通常はポジション・トレーディングに良い時期ではない。トリックスターたる水星が逆行に転じるにあたり、これに関連してすでに今でさえアストロロジー上でも矛盾したシグナルが出始めているのがわかるはずだ。

  今月はどんな決定をするにも確認の上に再確認を重ねることをお勧めする。あなたの手許にある「事実」が本当に正しいのか、十分な情報を基にした上で決断を下せるのかを確実にしておく必要がある。そしてこれも大事なのだが、万一気が変わった時に使える「避難経路」をもしっかりと用意しておくことだ。






訳文ここまで
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June 30, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント7/1【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月1日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中や訳文下の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も全訳は後半のみの抄訳とさせていただきます。m(_"_)m

※メリマンさんより
今週7月4日木曜は米国独立記念日の祝日となるため市場は休場となる。
また5日は午後1時で引けることに留意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

このパートの引用文は割愛させていただきます。

【以下、要点のみ】

木星・海王星ウェイニングスクエアの2度目の形成を含む6月9日〜24日のパワフルな時間帯が終わった。海王星逆行が21日、金星・木星・海王星のミュータブルTスクエアが23日〜24日。それまでに世界の主要な株式市場はほとんどが6月3日〜4日から始まった強力な反騰の最初の節目を迎え、その後休止した。

市場チャートの専門用語で言えば先週はほとんどの株式指数にとって「インサイド・ウィーク」だった。つまり週を通して前週の高値より安く安値よりは高く取引される状態だ。これはつまり投資家が何かを待っている状態だ。何か大きな物事、それは日本の大阪で開かれるG20で予定される中国の習近平主席と米国のドナルド・トランプ大統領の会談だ。

牡牛座では月がイグザルトであることから、この首脳会談で何か実りある結果が期待出来るかもしれない。だが牡牛は頑固な動物だ。もしどちらかが相手の譲歩を期待したり、無理で不公平だと相手が感じるような要求を突き付ければフラストレーションが生じ、進展はない。それが起きれば今週の幕開けは急落となるので、これは二大国の指導者に世界経済と株式市場を発展させるための機会を与えた形だ。

(この後は株式市場よりも顕著な動きのあった商品市場への言及。そして最後に『フォーキャスト2019』で予測されていたビットコインの動きについて、このセクターを支配する牡牛座に入った天王星と、それがもたらす騰勢についての言及。第3のポイントとして牡牛座を天王星が運行する間に反騰が終われば、次にイングレスする前に再び77%〜93%の下落が予測されること。2025年に天王星が牡牛座を離れるまでは人々が通貨に安定性を求めるため、今後しばらく主要な地位を掴むには困難が待つだろうと。)



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “ハサン・ロウハニ大統領は(イランの指導者達を)標的とした米国の新たな制裁措置を「言語道断で愚かだ」と非難し、その動きが外交の扉を閉ざし、世界の安定を脅かしていると語った。それを受けてトランプ氏はイランが米国に属する物を攻撃した際は圧倒的な軍事力で応えると脅した。”

— Rebecca Ballhaus and Sune Engel Rasmussen
  “U.S., Iran Trade Barbs as Tensions Escalate”
  Wall Street Journal 2019年6月26日付

  “6月9日〜24日:.....敵対的で自慢げな態度を取ったり狂信的にふるまう宗教指導者達も、メディアからの総叩きに遭うかもしれない。これは米国とイランとの対立が新しい段階に入る可能性を含んでいる。それが昂じれば結果的に軍事攻撃に繋がる怖れがある。”

— 『フォーキャスト2019』
  https//www.mmacycles.com

  “月曜にイランは国際水域を飛行していた米国ドローンを撃ち落とした。我々がイランの3箇所への報復攻撃の準備を整えた際、私が死者は何名出るかと尋ねると将軍は150名と答えた。攻撃開始の10分前、私はこれを止めた。”

— ドナルド・J・トランプ
  @realDonaldTrumpのツイート 2019年6月21日

  今週はメジャーなジオコズミック・アスペクトは生じない。しかしながら、3つの惑星が星座宮を移り(イングレス)、そして日蝕が起きる。私の見解では、そのうち最も重要なのが7月1日〜12日のヘリオセントリックの水星による射手座イングレスだ。これは私が注意深く監視する唯一のヘリオセントリックのトランシットだが、その理由はこれが金融市場、とりわけ貴金属と通貨市場における強力な価格変動と相関することを私自身が長年にわたって目撃し、実際の定量分析を通してリポートしてきたからだ。金は6年ぶりの高値にブレークアウトした。そこでMMAのスペシャル・リポート及び金の長期サイクルに関してアップデートを行った先週のMMAサイクル・リポート発行に繋がったわけだが、今週は特に重要な局面となるかもしれない。

また、射手座を運行するヘリオセントリックの水星と直近の木星・海王星スクエアを結びつけて考えるなら「誇張された話」や「守られるとは限らない約束」と相関する可能性がある。自分が掴んだと思っている事実が正しいものであり、後に恥辱や不信へと導く見え透いた誇張ではないと確認しておくことが、誰にとっても賢明なやり方というものだ。

  火星の獅子座入り(7月1日〜8月18日)は、それに比べればもっと楽しげな雰囲気を醸し出すだろう。火星も獅子座も火性であり、大胆さを持ち自信に溢れる傾向がある。たとえばトランプ氏だが、彼はこのコンビネーションの下に生まれている。アストロロジー関連の執筆者であるマイケル・オライリーの研究によれば、ネイタルチャートに見られるこの惑星/星座宮のコンビネーションは米国の歴代大統領に最も共通する特徴とされている。トランプ氏が大胆で自信家であることを疑う者は誰もいないだろう。

それから2日後に金星が愛国的な星座宮、蟹座に入居する。この2つの日付け(7月1日と3日)に挟まれて起きるのが、またも愛国的な蟹座で起きる日蝕だ。蟹座は自分の家庭、家族、そして帰属する国への愛情を持っている。もしかしたら、今週はトランプ氏の指揮下で大規模な祝賀行事が催されるのかもしれない。何故なら7月4日は米国の独立記念の祝日だからだ。宇宙によって示唆されるこのような愛国精神、誇張、大胆さ、そして壮大なパーティー/祝い事への欲動を考慮するなら、これは人々とつき合うにはとても良い時期かもしれない。だが議論や口論、喧嘩には出来る限り近寄らないよう努めることだ。

このような自信と攻撃/主張というテーマは、ゆうに8月に至ってまで続くかもしれない。いや9月に入っても終わらない可能性がある。私達は火星が太陽との2年ぶりのコンジャンクションを9月2日、米国の次の祝日(レイバーデー)に控えていることに注目している。太陽・火星のコンジャンクションは8°のオーブをもって米国株式市場における8%かそれ以上のリバーサルを示唆する最強のジオコズミック・サインの1つだ。その時間帯は8月から始まる。

  この夏は退屈する人間など一人もいないだろう。この上なく楽しくなりそうだ。いつも以上に、下手な成りすましや役者気取りの面々による威力の誇示がはびこるだろう。エンターテインメントとしてそれを楽しめばいい。だがサーカスの罠に囚われてはならない。しかし、もしあなたが右へ左へと極端に揺れ動く空中ブランコの間をヒラリと飛び移ったり、ライオンの背に乗り続けられるほどの技量を持つなら話は別だ。もしそうでないなら、遅れをとらないように素早く学ばねばなるまい。つまり冒険に出るか、もしくは自分の心が落ち着く場所に帰ることだ。あなたにはこの夏、選択肢がある。その多くはきっと良い選択肢だろう。






訳文ここまで
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June 23, 2019

6月24日付メリマン・コラム要約メモ

📈📎今週のメリマンコラムはお休みしますが、G20を控えて混沌とした微妙な感じ?もあったのでメモ的な要約を置いておきます。
...もしかしたら来週もこんな形になるかもしれません。m(_"_)m

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≪ 先週をふり返って ≫ と ≪ 短期ジオコズミクス ≫よりのメモ


(不安定な関税政策に関連する批判記事 by W.S.ジャーナル を引用して)今からレイバーデー(9月の第一月曜日) の間にトランプ大統領にとって再び交渉を上手く成立させる機会が訪れる。これは以前彼が得たにもかかわらず、相手を脅して屈服させるやり方のせいでものに出来なかったチャンスだ。

トランプ・習会談が予定されるG20を目前に控え、今回ペンス副大統領の声明発表を取りやめたことは、彼がその事実に気付いたかもしれないとも見える。そのスピーチは再度中国を非難する内容だったが、これを重要な会合の前に公にすれば、またも彼が交渉者として役立たずであることを証明しただろう。

トランプ氏がこれを理解したということなら、長く待たれた合意へのサインとなる可能性がある。彼が成功裡に合意を遂げられるかどうか見てみようではないか。今回もし成功すれば「勝利の淵から一転、窮地に追い込まれる」という彼のパターンを繰り返さずに済む。そうなれば株価はより騰勢を強めるだろう。

射手座の木星(2018年11月8日〜2019年12月2日)は世界の株式市場における長期サイクルの天井との歴史的相関性を保持する。私は『フォーキャスト2019』のウェビナーにおいて、2019年8月の前後2ヶ月の間にこれが示現するのが理想だと指摘したが、現在その時間帯に入ってきた。

先週はS&P、ダウ平均、ナスダックに異市場間弱気ダイバージェンスの可能性が見られた。木星・海王星ウェイニングスクエアを中心として種々のアスペクトが形成される時間帯(6/9〜24)にこれが示現するのは注目に値する。つまりアスペクトが象徴する「非合理な活況」を強調するものだからだ。

先週見られた市場動向は大衆の希望と願望の現れであり、リアルではない。前回と同様に習近平とトランプの合意成立はまだ実現していない。9月〜10月を過ぎれば「希望と願望」の期限が切れる。もう時間はあまり残されていない。カプリコーン・ステリウムが起きる2019年12月以降、交渉成立は困難だ。

希望と願望がもたらす「非合理な活況」は先週の金利についてのFRB発表によっても示現した。これは米ドル、金、Tノート、ビットコインを押し上げた。だがそれら全ては木星・海王星スクエアに関連するバブルであり、この微妙なアスペクトが一旦乖離し始めれば非常にはじけやすくなる。

木星・海王星スクエアの影響は今週も重くのしかかる。海王星は6月21日に逆行に転じたばかりだ。そして6月23日〜24日には金星が両惑星にTスクエアを形成する。これは人々の想いにファンタジー、希望と願望、それにロマンティックまたはスピリチュアルな志向性が目立つことを保証するものだ。

次のコズミック・シフトはこの後7月初めの週、日蝕が起きる7月2日(日本時間3日未明)、そしてその後の水星逆行(日本時間7月8日〜8月1日)で始まる。7月のほとんどにわたり混乱を誘うようなメッセージが巷を跋扈する。進展&袋小路といった矛盾した内容の発表がありそうだ。


7月1日〜12日、ヘリオセントリックの水星が射手座入りして市場のボラティリティの高まりに焦点があたる。とりわけ貴金属と通貨が顕著だろう。



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以上です。
(なお木星・海王星スクエア最後の形成は日本時間9/22日曜午前1時ごろ)📝


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June 16, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント6/17【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年6月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】

  週末に北京においてMMAマーケットタイミング・コースの講義を行うため、今週のコラムは通常(金曜夜)より1日早い6月13日木曜に執筆している。したがって14日金曜の取引活動については考慮していないことをお断りしておく。

今週は≪ 先週をふり返って ≫ のパートを省略し、≪ 短期ジオコズミクス ≫のみの抄訳とさせていただきます。
また来週はお休みさせていただく予定です。🙇‍♀️

なお、≪ 先週をふり返って ≫の内容としては、ECBのマリオ・ドラギ総裁、IMFのクリスティーヌ・ラガルド専務理事による貿易戦争がもたらす影響への警告、そしてモルガンスタンレーが発表した2008年12月以来の最低値を示す業況指数の悪化を伝える引用部に続き、各市場の動きとこれまで論じられてきたジオコズミック・サインとの関連性、今後2週間はそのオーブ圏内であることが記されています。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  前項で述べたように、2019年に展開する木星・海王星ウェイニングスクエアのピーク期に入っている。これはほぼ間違いなく今年最も支配的なジオコズミック・サインであり、とりわけジオコズミックの研究者にとっては最も重要なアスペクトだ。何故なら、2惑星の両方が自ら支配する星座宮、射手座と海王星に在泊している。これは166年〜167年に一度しか起きない。木星とそれが支配する射手座はともに楽観と希望に満ちた感情に関連する。どちらもグラスに酒が半分入っているのを見て「これから一杯に満たされる途上だろう」と楽観的に受けとめる。しかしながら両方ともに、事実を基にした証拠を軽視するに至るほどの誇張癖が見られる。おそらくこれは、最善の結果が待つのだと信じたがっているからだろう。それは「ポジティブ・シンキング」と呼ばれる。だがそれは拙い、もしくは誤った判断に導く可能性があり、過剰な高望みの中で期待された利益よりも損失に繋がる怖れがある。

魚座の海王星にウェイニングスクエアが形成される時、その特質はより大きな問題を含むようになる。魚座の海王星自体にも「事実」を軽視したり、でっち上げやねじ曲げの傾向があるからだ。これもまた楽観性(と非現実的なまでの壮大さ)を望ましく思う感性から来ている。そして私が思うにウェイニングスクエアは取り組むのが最も骨の折れるアスペクトであり、ポジティブな結果を得るために全ての要素を成功裡に統合していくのは困難だ。そんなわけで証拠、説明責任、識別力や洞察力などは無用の長物となり、大衆のムードはたやすく「非合理な活況」へと向けられていく。人々はポジティブだ。何故ならその物事は「いい感じ」がするからだ。だからそれは良い物であり、これからもっと良くなるだろう。ここでしばしば忘れ去られるのは、異なる筋書き — 非合理な活況(いい感じ)の背景に存在する信条や願望によっては支えられない「現実」の存在だ。目の前の現実がそれまで信じられていたものとは異なることが明白になり、その事実に打たれる時、非合理な活況は即座にヒステリーとパニックへと化していく。

  「現実」と「願望/希望」とのこうした葛藤を、私達はこれからの2週間、木星・海王星ウェイニングスクエアが6月16日にピークに達し、続く影響力のオーブが約2週間発効し続けるにしたがって体験していくかもしれない。先週、6月9日と10日に太陽は木星と海王星に対しTスクエアを形成した。世界の株式市場は米国と... 他の様々な国々、特にメキシコとの貿易障壁が突破され、次に米国と中国の首脳会談が行われることを期待して上昇した。射手座の木星は世界貿易に関連し、スクエアというアスペクトは袋小路または妨害と関連している。木星と海王星がスクエアで絡む時は多くの場合、不信感、誤魔化し、そして/またはどちらか一方によって歪曲された伝達内容の結果として妨害が起きる。

  さて、次に私達は6月14日〜19日に火星が土星と冥王星にオポジションを形成してこの構図に参入してくるのを見ることになる。一方では木星と海王星が物事を誇張しつつ、もしかすると「フェア」で「善良」であろうとするかもしれない。土星と冥王星にハードアスペクトを形成する火星には、キツイ球を投げて敵方を従順にさせたり服従させるためのプレッシャーをかけようとする傾向がある。これは好戦的なアスペクトだ。強力なフォースが不動の物事に真っ正面から立ち向かう、獰猛な力の闘争だ。一方が力の限り押せば、もう一方はめり込まんばかりに踏ん張る。合意や成功裡に終わることは稀で、その代わりに木星・海王星スクエアを通じてポジティブな何かを "信じた" 者達が抱く希望と願望(いや虚偽の公言と言うべきか)を打ち砕くようなことが起きる可能性がある。したがって世界の市場は突然の衝撃に見舞われやすい。

  今週、6月21日に順行することから海王星は再びその力が全開になる。続いて6月23日〜24日、金星が木星・海王星スクエアにTスクエアを形成する。世界の指導者達は彼らの要求が通らず、希望や願望が打ち砕かれた時、どんな反応を示すだろう? このようなアスペクトの下では非難、告発、そして一方的な責任の押し付けに続いて相手方のアンフェアな行為への苦情といった様相になりがちだ。私達の歴史研究は、この時期の株式市場がしばしば非常に大規模な価格の上下動を見せることを示唆している。とりわけ今週から6月24日までの間だ。

  興味深いことに、この期間中である6月14日はドナルド・トランプ大統領の誕生日だ。アストロロジー研究においてこれは「ソーラーリターン」として知られており、公転軌道を巡る地球が本人の出生当時と同じ位置に来る時を意味する。その帰還の瞬間を捉えたものがソーラーリターン・チャートであり、これは次の1年間に潜在するテーマの概要を示すものだ。したがってドナルド・トランプの場合、木星・海王星スクエアとともに火星が土星と冥王星にオポジションを形成するという、非常に強力な図となる。この図は多くの合意や物事の達成を示唆するものではなく、むしろ増大する障害や捜査の対象となることを指し示している。

彼は他の人々がやりたがらない事を強制しようとするかもしれない(何故なら彼は、正しかろうと間違っていようと自分の観点を "信じて" いるからだ)。だが、あまり上手くいかないだろう。それと同時に彼は自分がしたくもない事を強制されていると感じ、そのような要求に対して強く反応しそうだ。彼の抵抗は向かってくるフォースと同じくらい強力かもしれない。彼を権力の座(冥王星)から排除しようとする動きの勢いは増大しそうだ。この1年は彼にとって「好戦的」な年だ。こうしたジオコズミック・サインの影響下において、彼の「落ち着いて自己制御の利いた状態でいる能力」に対し真の審判が下されることになる。もしもソーラーリターンの時にこのようなタイプのアスペクトを経験する人へのアドバイスがあるとすれば、それはこのひと言に尽きる。『可能な限り対立や敵対を避け、ストレスフルな状況を軽減すること』だ。しかし当然ながら、もしあなたがアメリカ合衆国の大統領ならそれは不可能だ。

  他の人々に向けては、今週はこんなアドバイスが有用だろう。『落ち着いて地に足をつけ、カッとしたりせず、不必要で勝てもしない闘争や論争を始めたり、参加したりすることから遠く離れていることだ』。あなたが相手方の要求に屈しないのと同じように、相手方もあなたの意志には沿わないだろう。この時期を有意義に使うには、自分のプランを注意深く練りあげることに心血を注ぎ、それらを大袈裟に物語ったり行動に移したりしないことだ。自分の信条の範囲内では、あなたは正しいかもしれない。だがおそらく勝利には必須となる他者からの支持はアテに出来ない可能性がある。攻撃に移るならその前に時間をかけ、戦略をよく練らなければならない。もっと良いのは攻撃しないことだ。

忍耐強くあることだ。そして離れた場所から大局を客観的かつ現実的に見据えることだ。自分の目的を崩壊させることなく、現実に利益を得ていくためにいったい何が出来るだろう? 

それをせずに、もし衝動のおもむくままに過剰反応すれば、あなたは諺で言うところの『茶碗の中の嵐で大騒ぎを演じる』ことになるかもしれない。 







訳文ここまで
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June 09, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント6/10【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年6月10日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中や訳文下の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】

今後2週間は講義で海外に滞在中のため、このコラムの執筆時点は通常より早めになる。このコラムは雇用統計が出る7日前日の6日木曜に書かれたものであることをお断りしておく。


≪ 今週のみの項目:これまでとこれから ≫

  “下落する債券利回りは成長鈍化を示しており、もしイールドカーブの反転が3ヶ月続くなら、ほとんど常にリセッションを予測し得る。トランプ氏はFRBが利下げをすることで再び全てを "グレート" にすることが出来ると信じているようだ..... 米国の関税は世界中の経済成長にとってネガティブなインパクトを与え、翻ってそれが米国の輸出の障害となっている..... トランプ氏、そして彼の外遊に随伴する共和党の議員達は、中国への関税に対して悲観的見解を持つ人々は間違っていると言うが、当初の関税は税制改革と規制撤廃が持つ成長効果によってその影響が矮小化され.... (そして)もし関税引き上げが苛酷さを増し今後も衝動的に課されるなら、そこからのダメージは大きくなるだろう。遅かれ早かれ、拙い政策は常に経済的にも政治的にも高い代償を払う結果になる。”

— Wall Street Journal Editors
  “Washington’s Anti-Growth Turn”
  2019年 6月6日付

  “新たに出された2種の分析は、トランプ氏が中国、メキシコ、ヨーロッパとその他の政府を懲らしめるために駆使している関税が、彼の1.5兆ドルに及ぶ低・中所得者向け減税のもたらす効果を帳消しにするか、それ以上の結果を生む可能性があると示している。”

— Jim Tankersley
  “Trump’s Tariffs Could Wipe Out Many Gains From His Tax Cut”
  2019年6月5日付

  “大勢の人々、これには上院議員も含むが、彼らはこと関税のこととなると自分達が何を言ってるのかさえわかってない。彼らは何も — 完全に何もわかっちゃいない。”

— ドナルド・トランプ
  Brett Samuels,
   “Trump: Senators ‘Have No Idea
     What They Are Talking About’ On Tariffs” より
  The Hill 2019年6月6日付

  ここ北京から、読者の皆さんへ挨拶を送りたい。この地は世界の経済を担う2大国間に勃発した貿易紛争の一拠点だ。ここで私は超現実的な光景を目にしている。CNNでは米国、英国、フランスによるDデイ(ノルマンディー上陸作戦開始日)の記念行事が映し出され、その中で米国大統領はまさに大統領らしい佇まいで、米国と世界第5位の経済大国である英国間に締結される、前途洋々たる貿易協定を請け合っている。

次に別の局にチャンネルを変えると、中国の最高指導者 習近平とロシアの大統領ウラジーミル・プーチンが莫大かつ歴史的な取引協定に合意したことを記念する印象的な式典が報じられている。

射手座の木星が示唆するとおり、大規模な貿易協定への合意が世界中で起きている。例外は米国で、何度も何度も協定締結が約束されながら、いまだに実現していない。だがこれもまた、射手座の木星が魚座の海王星にスクエアを形成する時の典型例だ。物事を上手くまとめていく際に立ちはだかるウェイニングスクエアは、まず間違いなく最も困難なアスペクトだ。だが参加する全ての当事者間に互いへの信頼があれば不可能ではない。しかし、信頼が裏切られたり皆無である場合は全てが帳消しだ。そして頻繁に見られるその結末は、相手方への中傷、そして公言した物事を実現出来なかった失敗を糊塗するための責任追及だ。

  ともあれ、米国と世界の株式市場は1ヶ月にも及ぶ下落を6月3日月曜に終えて力強いリバウンドを見せた。5月中に2,000ポイント以上下げた後、ダウ工業平均は火曜〜木曜(これを書いている時点)にかけて爆発的に上昇し、たった3日で約ひと月分の下落の半分以上を戻した。金と銀も急上昇し、金は水曜に年初来高値(1,350ドル近く)を試した。金はわずか1週間前に安値を試し、銀は安値をつけていた。何が変わったのか? 連邦準備制度理事会議長ジェローム・パウエルが火曜、金利引き下げという選択肢も可能性としては開かれていると述べた。これだ。新月とともに古いサイクルが終わり、新しいサイクルが始まった。非常に象徴的な出来事ではある。

  しかし、木星・海王星がもたらす「非合理な活況」の次の段階へと入っていく新しい思惑の冒険はいつまで続くのだろう? この「壮大なイリュージョン」を映し出すアスペクトは3回にわたって形成されるが、その2回目が起きる6月16日に向かうにしたがって、私達はまもなくその結果を目にするだろう。だがもともとこのアスペクトに付いて回る狂気、奇妙な歪み、そして偽善的な思考や行為さえもが、すでに現象として顕れ始めている。このコラムでも過去何度となく述べてきたように、目に見えるもの、聞こえるもの、そして読もうとするもの全てを信じることは出来ない(そして確固とした証拠なしに受け入れてはならない)。

現在発効しているこの惑星コンビネーションほど信頼するに足りず、現実や真実からかけ離れたアスペクトを思い起こすことは、私には不可能だ。とりわけ6月9日〜24日(日本時間25日、もしトゥルーノードをとるなら26日まで)の期間は注意を要する。

さぁ私達はそのとば口に来た。シートベルトをしっかり締め、心の準備をしておこう。最善の結果を得られるとすれば、外界の光景を楽しむことが出来るだろう。だが悪くすれば、幻滅し、失望さえするかもしれない。世界の指導者達が善きインスピレーションを得て行動しているのか、それともただ奇妙さを露呈し、幻想世界に住むことに失敗するのかが明らかになるにつれて、結果も見えてくるだろう。

  ところでリアリティ・チェックを受けるにあたり、最も大きな挑戦を受けるのは誰だろう? ミュータブルサイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の17°〜21°に惑星(や感受点)を持つ人々だ。これには6月8日〜13日生まれ、そしてこの期日から各90日ごとの日付に生まれた人々が入る。つまり太陽を当該度数の領域に持つ人達だ(双子座17°〜21°から90°ごとの領域)。

これは壮麗で魅惑的な式典や祭典に参加し、祝うにはとても良い期間だ。しかしながら、あなたのことを頼みにならず信頼できないと見た他者を激怒させたいと願っているのでもない限り、事実を誇張したり、守れない約束をしたり、またはすでに取り交わした約束事への違反や破棄を行うには良くない時期だ。

  ではこうした力が金融市場にどう影響し、どの市場が最もリバーサルを起こしやすいだろう? もちろん、原油はその筆頭だ。木星と海王星、そしてそれらが支配し在泊している射手座も魚座も、全てが原油に関連している。もしあなたが原油を取引しているなら、この時期はMMAが発行するニティン・バンダーリの『Time for Crude Oil』リポート講読を検討する重要なタイミングかもしれない。実のところ、この時期に向かって急激に騰げたり下げたりしているどの市場も皆、重要なリバーサルの候補になる。この先は今年最強のジオコズミックが満載と言うべき時間帯なのだ。

  だからこの時期を大いに楽しんでほしい! だが何事も易々と約束したり請け合ったりしないことだ。自らの手で自分に馬鹿を見させてはならない。木星・海王星スクエアは、いわばパーティーのようなものだ。だがそこには自分がやり過ぎたこと、言い過ぎたことへの狼狽や困惑が潜在している。その後に来るのは二日酔いならぬ失望と落ち込みだ *

投機にもまた同じことが言える。あなたは大きな利益を掴むかもしれない。だがそれが消えて無くなる前に利食いすることを忘れないように。そうしなければ、不注意と楽観によって全ては雲散霧消する。あなたの直感はズバリ当たる可能性がある。しかし、もし気分が良くなって自己規律を忘れるなら、その緩みは確実に最終的なトレード結果に顕れるだろう。

  そしてもう一つ、トレーダーとして心しておきたいことがある。「噂で売って事実で買う」ことだ。

いや、これは逆ではないか? 木星が海王星にスクエアを形成する時、いったい誰が真実を知るだろう? しかし、今後2週間のうちに発効するこれら惑星ファクターの研究を通じてひとつだけ、私達が確実に知っていることがある。それはこの期間が十中八九「噂にまみれ、出てくる事実は非常に稀な時間帯」だということだ。






訳文ここまで
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* (新月記事にも類似したことを書いたけれど...)

  この期間は途中まで水星・火星ダブルOOB期と重なることもあり、勢いに乗ったことばが飛び交う傾向がより顕著になる可能性がある。たとえばSNSなどでも、一次ソースの原文を巧妙に切り取ったり、自己流の解釈を加えて文脈を操作したツイートや記事が流れやすい。また脊髄反射のようにそれをリツイートしたりシェアするひと達も輪をかけて増えるのではないだろうか。

射手座の木星には、形成するアスペクト等で触発されるネガティブな側面のひとつとして「自己のドグマ(または思い込み)によって正義の鉈をふるう」、そして魚座の海王星には「責任回避のために犠牲者を装い同情を集める」という一面がある。もしこれがダブルOOBの影響下で短絡すれば、『動機が正義にかなうものなら、少しくらい大袈裟に言おうと嘘が混じろうと構わない』という心理に繋がりやすい。この心理には根底に『相手側こそがもともと嘘をついている(に違いない)』という、よく突き詰めてみるとほとんどいわれのない前提が存在し、それが罪悪感を帳消しにする安全弁となっていることが少なくない。これは当事者にとって無意識の感情的要因(魚座の海王星)に根ざしていることも多いので、惑星達の誘いに乗って極論に飛びつかないように十分な注意が必要と思われる。

また、このところエリスやオルクス、フォルスなど他罰的なエネルギーに変換されやすい外惑星達も長期で働いている。それは自分自身が怒りを感じて排他的になりやすいというだけでなく、そんな自分の行為を「どこかで誰かが醒めた目で見ている」という現実をも示唆している。この時期に失った信頼を回復するのはけっこう大変かもしれない。なのでコラムでメリマンさんが指摘している自己規律、そして一歩踏み留まってひと呼吸入れるといった習慣は今とても大切なことだと思う。


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June 02, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント6/3【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年6月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】
今後2回の週末講座のため私は現在中国に向かっている。
そのため期間中のコラムは通常のスケジュールどおりには掲載出来ない可能性があることをお断りしておく。


≪ 先週をふり返って ≫

  “J.P.モルガンのCEOジェイミー・ダイモンは、エスカレートする米中間の貿易摩擦が企業心理を悪化させダメージを与える「真の現実問題」だと語った。『貿易はリアルな問題だ。これはちょっとした小競り合いから、もっとはるかに重要な現実と化している。もし酷い状況になって失敗すれば、他にも物事への信頼度や人々の投資への意欲を変化させる、さらなる驚きが待つだろう。』ダイモンは火曜、ニューヨークの会議でこう述べた。”

— Hugh Son
  “Jamie Dimon Warns US-China Trade Fight Becoming a
  ‘Real Issue’ that Could Deter Investment”
  www.cnbc.com 2019年5月28日付


  “CNBCのジム・クレイマーは火曜、資金を脇へ除けておくことで相場に身を曝す状況のバランス取りを行うべきだと述べた。『そこにはあるリアルな懸念が存在するからだ。』と言う。『もし早急に何かしかるべき変化が起きなければ、我々は米国経済の重大な減速の瀬戸際に立たされるだろうと考えている。』「マッド・マネー」の番組ホストでもある彼はこう語った。『消費意欲と企業心理の勢いは衰えてきている。今、この国では何かがおかしくなっている。』”

— Tyler Clifford
  “Cramer: The U.S. Economy
  “Could Be On the Verge of a Significant Slowdown”
  www.cnbc.com 2019年5月28日付


  木星・海王星ウェイニングスクエアの主要フェーズが進行しつつある。5月に始まった希望と楽観は、先週、5月が終わりを告げるとともに裏返った。

5月1日以前、あるいはその当日、世界の多くの株式市場は史上新高値をつけたり試したりしていた。中国と米国との貿易交渉が進み締結はもう間近だとされ、巷では楽観と「非合理的な活況」が明確に見て取れた。世界貿易と経済の爆発的な発展、これはこのアスペクトにおける射手座の木星が受け持つ典型的な顕れだ。S&Pとナスダック総合、そしてチューリヒのSMIとオーストラリアのASXは記録的な高みに昇り、ダウ工業平均は史上最高値近くまで騰がっていた。『フォーキャスト2019』(と『マンデーン2019』)の中で多くのページを割いて論じたとおり、これは木星・海王星スクエアの「セットアップ」局面だった。

だがその後、このプロセスは突然奇妙は転回を見せた。これも木星・海王星ウェイニングスクエアに関連する性質に沿ったものだった。こう想像してみよう。あなたは合意を形成したい相手と交渉の最終段階に入っている。あなたはもっと譲歩してくれと相手に持ちかける。すると相手はこう言う。『そうですね。もしあなたがそう望むなら、以前合意した別件をチャラにしてもらわないといけませんね。』

妥協はどんな交渉事においても核心的な要素だ。何かを望むなら、何かを諦める必要が生じる。しかし、相手方からすでに合意した条件を元に戻すよう持ちかけられた時、あなたが不快感を示すなら、何が起きるだろう? 大したことは起こらない。交渉を続け、双方が何かを得て何かを手放す中間点まで歩み寄ることで合意し、その結果がフェアでありバランスが取れていると見えるようになるまで他の妥協点を探り続けるだけの話だ。

あるいは、あなたは真っ向から腹を立て、相手側が以前の約束を破ったと声高に主張し、先方は不誠実だと申し立てるだろうか? このような主張とそれにともなって、語り口を互恵的な色合いから不誠実さに対する非難へと変える行為は、合意の可能性を粉々に打ち砕く。不誠実や誤魔化しの申し立て(または実際にそれを体験すること)もまた、木星・海王星が持つ特質の一つだ。

交渉は決裂する。その原因は「新たに出された要求への反応」という形で提示する条件として、一方が以前合意した条項を変えたいと望んだからではない。おそらくはそうした行為の中に暗示される誤魔化しや策略の存在と、それを公表することが要因だろう。交渉事においては奇妙なやり方だが、現在の宇宙的フォーメーションを反映する筋書きだ。


  株式市場は貿易交渉の突然の変化にネガティブな反応を示した。ビッグな貿易協定が世界貿易のビッグな増大に繋がるという期待が、今や世界経済を収縮 — 拡大ではなく — へと導く大きな失望感へと変容したのだ。5月初めに26,700を試していたダウ工業平均は、月末には24,800を試していた。その差はおよそ2000ポイントだ。前回のコラムでも2019年で最も重要なジオコズミック期間であると概説した6月9日~24日という時間帯に私達が近付くにつれて、楽観はミニ・パニックの可能性を包含しながらヒステリー状態に向かおうとしている。私達はすでにこの宇宙的セットアップにともなう影響力を体験しつつあるのだ。

政治・金融の分野が統制力を失うという懸念が増大するにつれて、投資家は資金を注ぎ込むべき他の領域を探し求める。それによって米国債は年初来高値まで舞い上がった。こうした懸念がより深刻化し始め、皆がシステム崩壊への怖れを感じる時、投資家は金を買う。先週は金の強力な反騰が目撃された。たった1週間前には1270以下だった金は、このコラム執筆時点で1310以上に戻している。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “米ドルはまもなく世界の基軸通貨という地位を失うのだろうか? この問いに対する大方のコンセンサスはNOだ。ドル離れには数十年かかるだろうと言われている。だがこのような見方は楽観的過ぎる。過去18ヶ月の為替市場は脱ドル化(dedollarization)が進みつつあることを示している。”

— Sahil Mahtani
  “The Dollar May Be Knocked Off Its Pedestal”
  Wall Street Journal 2019年5月23日付

  “国際貿易における米国の統制を嫌い始めた同盟諸国は、今や米国通貨に依拠しない代替システムを開発しつつある... 世界貿易がドルによって押し進められてきた事実は、あらゆる地域からあらゆる物品を輸入し輸出する、ほとんど全ての存在を支配するような、けた外れの力を米国に与えてきた。こうした影響力は、米国主導の貿易制裁のターゲットにされやすい敵国が抱える長期にわたるフラストレーションの源だった。”

— Justin Scheck and Bradley Hope
  “Dollar Rivals Emerge, Testing U.S. Power”
  Wall Street Journal 2019年5月29日


  人が新たな行動に乗り出す時は、えてして意図せぬ結果が待つものだ。関税引き上げによる新規の貿易戦争をスタートさせる場合に直面し得る一つの結果は、その行動によって影響を受ける側が他の貿易相手を探したり、取引量を増やすための別な方法を取っていく過程において、期待とは逆の効果をもたらすことだ。商品を輸出入する手段を米ドルから別の通貨にする動きが勢いを増し始めている。これは米国始原図の冥王星上で山羊座の土星と冥王星(トランシット)がコンジャンクトする時に示される一つのテーマだ。

現在、私達は宇宙から二重の挑戦を受けている。それは木星・海王星スクエアと、山羊座における土星・冥王星・月のSノードのコンジャンクションだ。射手座の木星は、「拡大」し「成長」したいという切望を表す。そして、物事は生来 "良い"ものであり、もっと良くなっていくものだと "信じる"。

土星と山羊座は正反対で、「縮小」し「後退」する。"信条" によって働くことはなく、むしろ実際に目の前で起きている "現実" に基づいて動く。そしてこれらの力学は6月、特に6月9日〜25日(日本時間)にそれぞれのクライマックス・ポイントに到達する。しっかりつかまっていよう。ジェットコースターは動き始めたばかりだ。

では何が予測出来るだろう? それに対して今、何が出来るだろう? この宇宙エネルギーの下であなたに出来ることは2種類だ。親切さ、同情心、他者を助けること(だがあくまで事実に即して正直でなければならない)の顕れとなる多様な行動をとるか、あるいは自分のやり方で何かを為すために他者を屈服させようとして拒絶に遭遇するかだ。ポジティブな可能性で言えば、山羊座の土星・冥王星は自分自身の「個人的な倫理原則」を自覚するキャパシティを持つ。そしてそれらを全ての攻撃から護るよう求められる。

冥王星はもともと変容と変革のフォースだが、山羊座の土星とともに在る時は、特にこの特質が強調される。これはあらゆる「力」と関連する。自分自身の「倫理原則」に忠実であり続ける限り、あなたは力を持つ。それがあなたを力づけるのだ。だがもし自分の倫理原則を曲げてまで他者にあなたを支配する力があると思わせれば、その通りになる。そしてその過程において、あなたは自分自身を失うことになる。あなたは強力な罪悪感とともに、重大なアイデンティティ・クライシスに陥るだろう。これは人生において節目となる危機のポイントだ。そしてカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の18°〜22° *に主要惑星を持つ人々にとって非常に重要な問題だ。また1月9日〜13日(日本時間では14日も)、そしてその前後90日目にあたる日(4月、7月、10月)が誕生日の人も、この時期の強烈さに気付くことだろう。

自分自身の思考を明確にしておくことだ。そして自分が何に拠って立つ者であり、何を大事にするのかをよく自覚し、それを護らねばならない。


  短期的に見れば、今週は双子座の新月が起きる。双子座は多くの新しいアイデアに満ち、インスピレーションを受けて機敏に動ける質を持つ。だが、そんな多岐にわたる思考を秩序だった物事にまとめ、しかも落ち着いた状態であり続けることは困難だ。木星と海王星もまた双子座と同様にミュータブルサインであることから、この時期は非常にワイルドな様相を呈することになるだろう。それは個人それぞれの感情面においてもそうだし、当然ながら市場が上下するその変動ぶりにおいても言えることだ。





訳文ここまで
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* トゥルーノードで見る場合、月のノード軸は山羊座/蟹座の17°台になる。冥王星は6月9日〜25日の間、スイス・エフェメリス上で山羊座22°41'〜21'まで動く。したがってカーディナルサイン18°〜22°台の前後1°の範囲は影響圏に入るかもしれない。

6月2日
一つ下の新月記事中/惑星スケジュール/5月31日の項目にバージニアビーチ銃乱射事件のチャートとアスペクトを追記しました。


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May 05, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント5/6【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年5月6日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今月はお休み中ですが、先週のコラムが休載で一週空いたので今回は ≪短期ジオコズミクス≫ のみ掲載します。来週はお休みします。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  父と母を敬いなさい。それはあなたにとって良いことであり、地上で長生きすることが出来るだろう。

— the fifth of the Ten Commandments, Exodus 20: 2-17
  ジェームス王欽定訳聖書

  母親は皆、自分の息子が大統領になるような男として成長することを望んでいる。だがその過程で政治家になることは望まないものだ。
— ジョン・F・ケネディ
  https://www.goalcast.com


  4月22日〜5月18日、私達は多くの市場におけるリバーサルへの歴史的な相関性を保ついくつかの重要なジオコズミック・サインが展開するただ中に在る。金と銀は2019年の新安値へと向かい、株とビットコインは新高値をつけようとしている。

今週はとりわけ動きが活発になりそうだ。5月5日日曜、火星が木星とオポジションを形成するが、これは極度の多幸症か、あるいは無謀さと関連する可能性を持つ。これは一部の人達にとっては、他者がどう反応するかなど自己の言動の結果を考えずにうっかり「本音」を口にしがちな時だ。つまり、戦略的に動いたり自己抑制が利くアスペクトではない。だが抑制が利かなければ、無遠慮で攻撃的で、不注意かつ愚かになる。特に現在は火星が口数の多い双子座を運行中だ。だから衝動的に喋ったりツイートすることは避けたほうが懸命だろう。とりわけもしあなたの意図が自画自賛であり、自分の行動が何であれ、それに対する称賛を求めるような気持ちがあるとすれば、なおさらだ。注意深くしていないとおそらく他者からは傲慢と見られ、彼らを激怒させる結果になるだろう。

5月7日火曜〜9日木曜には牡羊座の金星が山羊座の土星・冥王星コンジャンクションにスクエアを形成する。これも火星・木星オポジションの下で起こされる厄介な事態を収拾する助けにはならないだろう。おそらく実際にこれが示すのは、当人の放縦さと自己満足に彩られたふるまいがもたらす結果であり、批判や叱責の声だろう。もしあなたが自分自身の緩みを省みず、それを解き放ちたい誘惑にかられたなら踏み留まるべきだ。それはきっと非常に悪しき考えだからだ。

しかしながら、市場に関しては様相が異なる。私達にとって、この種のアスペクトに向けて下落してくる市場はどれも魅力的な「買い」の候補になり得る。金星は大豆を支配し、大豆はサイクル新安値をつけつつあることから、これは潜在的な買いの機会を念頭に置きながら観察すべき市場かもしれない。

  次に来るのは牡牛座の太陽が山羊座の土星・冥王星コンジャンクションと調和的なトラインを形成する5月11日〜13日だ。これは長期の計画、またはアイデアを捨てずに努力し続けることで結果を得られる物事のスタートにはとても良い宇宙のコンビネーションだ。また、より長期的展望の下に投資したり、ビジネス上の決断を下すにも良い時期だ。結果はすぐには出ないかもしれない。だからこの原動力を投資に活かすには、忍耐力とそのアイデアに対する信念が必須の要件となる。

そして、あなたの世界やあなたの心の内に生きる偉大な物事や人物を讃えるにもふさわしい時期だ。偶然にも今年はそれが「母の日」に起きる。だからきっと、多くの家族にとってとてもスペシャルで実り多い祝いの一日となることだろう。






訳文ここまで
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April 21, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント4/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年4月22日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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★お知らせ★

 満月の星読みでもお知らせしましたが、5月は原則としてブログを一時お休みさせていただく予定です。ただ、思いついたときに不定期に記事をUPすることはあるかもしれません。
また、メリマン・コラムは何か目を惹く記述があった際は要点を掲載したりツイートするかもしれません。なお、下記にもあるとおり来週のメリマン・コラムは休載とのことですので、これが今月最後の記事となります。

【告知】
 金曜に開催されるコロラド州ボールダーでの講演のため、来週のコラムは休載させていただく。当日はデンバー周辺の読者の皆さんとお会い出来ることを楽しみにしている。


≪ 先週をふり返って ≫

  “...この捜査においてトランプ陣営のメンバーがロシア政府による選挙干渉活動に協力したり共謀したと認められなかった。”

— Robert Mueller
  “Responses Spin After Mueller’s Findings are Released”
  Associated Press 2019年4月19日 付 
 

  “... モラー氏は『このリポートは大統領が犯罪を犯したと結論づけるものではないし、彼の潔白を証明するものでもない』と明確に語っているが、司法妨害についての「検察側の判断」は示さなかった。”

― Wall Street Journal 社説面
  “Obstruction of Nothing” 2019年4月19日付

  “共謀もない。妨害もない。ヘイターと急進左派の民主党よ。ゲームオーバーだ。”

— ドナルド・トランプ@realDonaldTrump


  “問題を全部終わらせてしまいたい共和党からの猛烈な要求を尻目に、民主党はむしろリポートで概説された大統領のふるまいに対して一層の危機感をつのらせたようだ。民主党はいくつかの疑問点について特別捜査官ロバート・モラー三世自身から意見聴取することを決意している。”

— Carl Hulse
  “Mueller Findings Kick Off a Political Tug of War
   That’s Only Just Beginning”
   The New York Times 2019年4月19日付


  皆が首を長くして待っていた待望のモラー・リポートが4月18日木曜、ついに発表された。その結果は大きな... 驚きは全くなかった。しかしながら、反応は非常に大きかった。そして発表前の了解事項にもかかわらず、誰も自分の考えを変えようとしなかった。これと同様に、世界の株式市場も方向転換しなかった。ほとんどが12月終盤から始まった熱烈な反騰を続けた。一部の市場、たとえばインドのニフティ、チューリヒのSMIなどは新高値まで舞い上がった。ダウ工業平均、S&P、そしてナスダック総合など他の市場もそれに近い動きだった。

先週見られたサイクル新高値への反騰は、4月10日の木星の滞留〜逆行を含む三つの重要な木星シグナルが示現した4月10日〜15日の時間帯にいまだに関連している可能性がある。またこれは、ビットコインがこれまで試しはしたものの突破出来ずにいた数ヶ月ぶりの新高値をつけた日でもある。

だが、多くの株式指数が2019年の新高値かそれ近くで週を終えたという事実は、相場がまだ騰がる可能性を示唆している。つまり4月10日〜15日のジオコズミック・サインがビットコイン、原油、国債など他の市場のリバーサルに関連した一方で、これからやって来るジオコズミック・サインは株式市場により強力な相関性を持つ可能性があるからだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  4月22日〜5月18日、私達は多くの市場における歴史的相関性を保ついくつかの重要なジオコズミック・サインが含まれる時間帯に入ろうとしている。この時間帯は4月22日の太陽・天王星コンジャンクションと5月18日の金星・天王星コンジャンクションに挟まれた期間だ。1920年代末に遡る私達の研究によれば、この両方はともに株式市場のリバーサルに関連するレベル1(最強)のシグナルだと考えられている。これらは二つとも予測不可能な天王星を含むが、それが投資家にとっても市場アナリストにとってもこの期間を非常に困難なものにするのだ。天王星が関わるほとんどのケースにおいてリバーサルとの同期が見られる。だが、こうした天王星のシグナルは驚くほどの確率の下に、しっかりと確立された抵抗帯や支持帯を急激に打ち破り一部の市場を新高値へ、他の市場を新安値へと導く。株式市場は新高値に近付いている。

実際、いくつかのグローバルインデックスはすでに今年(2019年)の新高値をつけているが、この新高値への急騰は今週月曜、4月22日に起きる牡牛座(お金と株)の太陽・天王星コンジャンクションに関連している可能性がある。そしてこうしたブレークアウトの続行または再スタートが5月18日、これも金星が支配する牡牛座で起きる金星・天王星コンジャンクション近辺まで見られる可能性もある。

だが天王星が持つこうした爆発的なブレークアウトへの潜在力は、来週4月22日の冥王星、そして29日に起きる土星それぞれの逆行によって抑え込まれるかもしれない。後者(土星逆行)は拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』において解説したもう一つの重要なレベル1ジオコズミック・サインだ。

来週の冥王星と土星のように、惑星が進行方向を変える時はその惑星が持つ原理が強調される。冥王星は妄想や強迫観念、そして誰かを現在の立場から追いやるために行われる執拗な攻撃や企てに関連する。つまり、大統領を弾劾せよとの声が高まる。また自然災害(火災や洪水、嵐や暴風)、あるいは他の人々を危険に曝す人間の行為(テロリズム、暗殺の企て、有無を言わさぬ力の闘争)にも関連している。だが一方では破壊された物事や修復する必要のある物事を再建したり改革しようとする、強力で徹底的な取り組みを意味する可能性も持つ。また冥王星は捜査、調査、そして監視をも支配している。

しかしながら、金融市場のリバーサルにより強く関連するのは4月29日の土星滞留(順行から逆行に転じる際の停止に見える状態)だ。土星は説明責任を要求する。だからモラー特別捜査官による捜査はすでに終わったと考えるのは、もしかしたら正しくないのかもしれない。代わりに、これは単に初期の段階が終わったに過ぎず、より広範な捜査が始まって — ドナルド・トランプだけに関わる問題ではなくなる可能性もある。土星は過去の行いに関連する。となると、まるで2016年の選挙全体が再び戻って来るかのような状況も考えられる。ちょうどビル・マレー主演の映画『恋はデジャ・ブ』*(原題:Groundhog Day)のようだ。

一方、まさに2惑星の逆行開始期のさなかに火星も海王星とスクエアを形成(4月27日)する。だから私達は再び何が真実かを掴むことが困難になるだろう。何故なら海王星の下ではあなたが見るもの、聞くこと、読むもの全てを信じることなど出来ないからだ。

真実はただあなたの内的世界に存在する。外側からはやって来ない。






訳文ここまで
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*『恋はデジャ・ブ』
時間の迷路にはまり同じ日を繰り返さなければならなくなった男がタイム・ラビリンスから抜け出し恋を成就させるまでを描いたコメディ(Movie Walkerより)

このグラウンドホッグ・デーは北米各地に伝わる伝統行事で地リスの動きによって春の到来を占う祭事。サビアン・シンボル射手座15°の『自分の影を探す地リス』(14°台のメイン・シンボル&15°台のベース・シンボル)がまさにこの祭りを指しているので馴染み深いひともいると思う。ちなみにこのシンボルのキー・ポイントのひとつは「状況を慎重に実質的に吟味した上で決断する必要」。


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April 14, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント4/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年4月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “「バーゼルIII 自己資本比率最低要件」... バーゼルIIIの下、2017年現在で中核的自己資本と補完的自己資本は少なくともリスクアセット*の8%を超えていなければならない。最低所要自己資本比率(資本保全バッファーを含む)は10.5%だ。”

— www.investopedia.com 2019年3月24日付

*バーゼルIIIは、世界的な金融危機の再発を防ぎ、国際金融システムのリスク耐性を高めることを目的として策定されました。具体的には、銀行が想定外の損失に直面した場合でも経営危機に陥ることのないよう、自己資本比率規制が厳格化されました。また、急な資金の引き出しに備えるための流動性規制や、過大なリスクテイクを抑制するためのレバレッジ比率規制等が導入されることになりました。規制を設計する際、金融システム全体の安定性を維持するというマクロ・プルーデンスの観点が重視されている点も一つの特徴です。バーゼルIIIは、わが国を含む世界各国において2013年(平成25年)から段階的に実施されており、最終的には、2027年初から完全に実施される予定になっています。(日本銀行

*リスクアセットは広義ではリスクのある資産を指すが、狭義にはBIS規制における自己資本比率を計算する際に分母に用いられる証券や債券などの各種資産の総称となる。分子には自己資本を、分母には金融機関が保有する資産の種類ごとにリスクの大きさに応じてリスクウェイトをパーセンテージで表し合計して用いる。

  先週、世界の株式市場はムラのある動きを見せたが、それは強力かつ矛盾に満ちたジオコズミック・サインによって示唆されたテーマには確実に沿っていた。いくつかの指数は2018年12月終盤につけた長期サイクルの安値からの最高値水準まで舞い上がり、4月10日の木星滞留(逆行開始)近辺でその高値をつけた。他の指数は前週トップアウトしてその後先週終わりにかけて下落した。これはトランシットの太陽による土星・冥王星コンジャンクションへのスクエア形成と関連していた。また他の指数は木星が滞留するとともに、週の早いうちにトップアウトし、土星・冥王星に太陽がスクエアを形成した週の終わりに向けて下落していった。

  また先週は中国の株式市場において今年最大の上昇率が記録された。上海総合は4月8日月曜に3288でトップアウトしたが、この日は木星滞留のわずか2日前だった。これは1月3日につけた長期サイクルの安値2440からは実に34.7%の上昇を意味する。香港のハンセン指数はその翌日4月9日にトップアウト、これもやはり1月3日につけたサイクル安値からは21.4%の上昇をみた後のことだ。どちらの市場も太陽が土星とコンジャンクトした今年初めに底をつけ、その後太陽・土星が初回1/4サイクルのスクエアを形成した日の前後2日以内、かつ木星逆行開始日の直近となるタイミングでトップアウト(これまでのところだが)している事実が興味深い。日本の日経もまた先週4月8日に21,900のサイクル新高値をつけたが、これも12月26日につけた16.5〜33ヶ月サイクルの安値18,948からの急激な上昇となった。日経は金曜の引けでも高値からはたった30ポイント下げただけと勢いを保っており、今週早期により高みへとブレークする態勢を整えた形だ。一方、インドのニフティとオーストラリアのASX指数は4月3日の高値を抜けることが出来ず、週のほとんどで動きが悪いか下落基調だった。結果として極東と環太平洋地域の株式市場には異市場間弱気ダイバージェンスが示現している。

  一方ヨーロッパでは、私達が追っている全ての株式市場が今年の新高値をつけたが、そのうちの3市場(オランダのAEX、ロンドンのFTSE、チューリヒのSMI)は木星が逆行に転じる1日前の4月9日に高値をつけ、その後騰勢が止まった。これは太陽・土星スクエア形成時の典型的な形だ。他の市場 — ドイツのDAX — は金曜まで反騰し続けた。先週発表されたいくつかの経済リポートによれば、他のヨーロッパ諸国に比べてドイツはまたもより強い経済力のシグナルを見せているという。ここには異市場間弱気ダイバージェンスのシグナルは見出せない。しかしながら、もしDAXが今週に入って先週の高値を抜け、一方で他の市場にそれが起きなければ、ジオコズミックな重要変化日(CRD)の時間帯における弱気ダイバージェンスの示現となるだろう。

  アメリカ大陸では、米国株式市場では強気、ブラジルとアルゼンチンでは弱気と「二都物語」の様相が続いた。ナスダックとS&Pは今年の新高値まで急騰、一方ダウ工業平均は前週4月5日につけた2019年の高値にはわずかに届かなかった。もし今週早いうちに新高値をつけなければ、こちらも強力なジオコズミック時間帯で弱気ダイバージェンスが示現することになるだろう。それはちょうど米国の所得税確定申告シーズンの終わり(4月15日)に間に合う形だ。

  他の市場では、原油もまた木星が逆行に転じる1日前の4月9日に64.79まで騰がって2019年の新高値をつけた。木星は原油の副支配星だ。ビットコインにとっても良い週で、まさに木星が方向転換した4月10日に5487をブレークアウトした。2018年に木星が逆行に転じた当時にもビットコインには同様の現象が起きており、同じタイムフレームで高値と同期している。しかし、今回は少し様相が異なる。何故なら2018年のビットコインはすでに弱気相場に入っていた。今回はこれまでの鬱血状態を抜けつつあり、新たな強気相場の始まりを示唆している。ビットコインの反騰は今や2018年12月15日の安値から75%の上昇をみており、私達が『フォーキャスト2019』で提示した見通しにまさしく合致している。そして3月6日に牡牛座入りした天王星に関わる私達の観点にも沿った動きだ。銀行政策と通貨にとって、これはラディカルな変化に見舞われる時なのだ。

  また一方ヘリオセントリックの水星による射手座運行が終盤に入る時の典型例として、金と銀にとっては良い週ではなかった。この12日間のトランシットが始まってからの前半では予測された反騰が起きた。金は4月10日(これも木星逆行日)に1314.70をつけてトップアウトした。だがその翌日、1292.90の安値へと1トロイオンスあたり20ドル以上も下落している。それでもこの値は1週間前の4月5日、ちょうどヘリオセントリックの水星がボラタイルな星座宮、射手座の旅をスタートした日につけた安値1287.50を上回っている。

伝説的なサイクルアナリストであるウォルター・ブレッサートがしばしば「レンダール・ウィグル」について言及しているが、これは市場がプライマリーサイクルの安値をつけてから4〜9取引日後にもう一度急激に下落し、最初の安値を試すが下抜けることはないという現象だ。銀にはこの「レンダール・ウィグル」は見られず、4月11日に4月4日の安値14.86をわずかに下回る14.84まで下落している。だが、銀がサイクル新安値を更新し、金にはそれが起きなかったことは、MMAのジオコズミック重要変化日(CRD)の時間帯における二つの関連市場間に見られる異市場間強気ダイバージェンスのセットアップを示唆する初期段階だと言える。それを確認するには、両方の市場が直近の安値を割る前に先週の高値を抜くことが必要だ。しかるべきコンプライアンスのデッドラインが目前に迫るとともにバーゼルIII合意が注目を集め始めた今、世界の銀行にとってはこれから2022年の間にリスク加重資産(金など)で自らの資産を裏付ける必要性が増大するだろう。2018年8月につけた31.33ヶ月サイクルの安値1167の後、金には新たな強気相場が始まっていると信じるに足る理由はある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “米ドルは石油取引の支配的通貨だが、もし米国議会が反OPEC法案を可決するようなことがあれば他の通貨で原油を売ることが出来る。もしサウジアラビアがこれを遂行すれば、世界の金融市場に対する米国の影響力を減衰させ、ワシントンが外国に対して行う制裁の実施能力をも骨抜きにするだろう。石油取引における米ドルの役割を減殺しようとする取り組みはこれまでかなり限られたものだったが、サウジ・プランはこうした動きに拍車をかけることになるかもしれない。”

Tom DiChristopher
   "Saudi Arabia Is Reportedly Mulling ‘Nuclear Option’
                        of Stripping the US Dollar from Oil Trade”  
  www.cnbc.com 2019年4月5日付

  先週論じたように、私達は今や4月10日〜15日という複数のジオコズミック・サインが発効する期間のただ中に在る。先週はこう述べた。

『この期間には4月10日の木星の滞留~逆行、そしてその後に起きる4月14日の太陽・木星トラインが含まれる。このジオコズミック・サインはこれまで上昇してきた市場のピークを示唆するものだ。

私達はまた、4月10日に金星が海王星とコンジャンクトし、15日には木星とスクエアを形成することにも注目している。この金星による木星・海王星スクエアの「トランスレーション」は、これもまた強気(またはもしパニックが起き始めるケースなら非常に弱気)を示唆する。これに加えて4月10日~13日は太陽が土星と冥王星にスクエアを形成する。これは弱含みのムードを醸し出す。たとえば、せっかく物事が非常に上手くいくはずの今、上向きの勢いを削ぐような何かが障害となって見える、といったフラストレーションだ。 
これら全てのジオコズミック・サインが働けば有り余るほどのコズミック・パワーとなる。そして来週かあるいは再来週初めには、様々な金融市場を突然のリバーサルへと導くかもしれない。』

  複数のジオコズミック・サインを含む次の時間帯は、牡牛座初期度数で太陽が天王星とコンジャンクトする4月22日から始まり、非常に長期の天王星・海王星セミスクエア*(45°)が終わる5月1日**まで続く。

この時間帯を終わらせるのが天王星であることに注目だ。天王星は予測不能であり、突然で想定外の物事を支配し、しばしば進行中の計画やその道程を破壊する。だからこそそれが、米国と中国(EUをも含めて)が貿易協定を締結するにあたり、世界貿易を支配する木星が4月15日まで一時的に強調される今こそ同意に至ることが重要だという理由になる。いったん天王星が割って入れば、そう簡単にはいかない。さらに、天王星はたとえば地震や暴風のような自然災害が猛威を振るう時に多く強調されるものだ。そこに海王星も含まれるとなれば、異常気象、とりわけ洪水との相関性が浮上する。私達は現在、突然の雪嵐がその後に起きる洪水への警鐘となりつつある米国中西部においてこの現象を目撃しているところだ。だが懸念はまだここでは収まらない。天王星と海王星はサイバー世界の危機やハッキングにも関連している。これらは米国の軍用コンピュータからハッキングされた大量の機密書類をリリースしたジュリアン・アサンジを米国の裁判に出頭させるための送還手続きが進行するにつれて、突然世間を賑わせるニュースとして再び戻ってきた。

* 天王星・海王星セミスクエアは2017年8月〜2019年5月の間に5回形成され、その後2020年2月27日にオーブ約21分のニアミスが起きる

**日本時間5月2日午前11時49分(ただし遅い惑星同士なのでジャストとしての影響力はそれ以前から発効すると考えられる)

  もう一つ、直近のジオコズミック現象に関して言及するに足る興味深い事柄を挙げるなら、司法長官ウィリアム・バーによる「スパイ行為」対「監視」と「捜査」に関連する宣誓証言だ。4月11日付ウォールストリートジャーナルのトップ記事によれば、バーは『... トランプの選挙活動に従事した人々へのスパイ行為だと彼が称した2016年の対諜報活動捜査の発端に何があったかを調べる』ことを望んでいる。バイロン・タウ、サディ・グーマン、アルーナ・ビシュワナサによって書かれた記事には『“2016年の監視・調査が適切な事由のもとに為されたかどうかを捜査”(司法長官談話)』との副題が添えられている。

ジオコズミック学の研究者にとって興味深い点は「スパイ行為」が海王星の持つ属性であり、一方「監視」や「捜査」は冥王星によって支配されていることだ。現在、支配的に働いている惑星アスペクトは射手座の木星と魚座の海王星のスクエアであり、それとともに土星と冥王星が互いに山羊座で近接しあっている。他の人達が過去に行った「舞台裏」の活動や犯罪行為の全てが光の下に曝される。それが共和党か民主党かなど関係ない。片方は「お先にどうぞ」とばかりにあなたの後に控えているのだから。もしあなたが何か不適切な行為の隠匿(海王星)に関わっていたなら、その行為は捜査される。冥王星はいったん隠し立ての匂いを嗅ぎつけたら最後、駆り立てられ、取り憑かれ、その無慈悲なまでの徹底ぶりは止まらなくなる。つまりは双方(または関わる全ての側)が無防備となるのだ。そこでもし自分達の行為に対する説明責任を負えなければ、一部の人々にとっての今は、まるで新たに発見されたブラックホールにも似た人生の一時期に突入する寸前となる怖れがある。そこからの出口はないかもしれない。






訳文ここまで
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April 07, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント4/8【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年4月8日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
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自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “金曜の労働統計局発表によれば、3月の雇用は堅調な回復ぶりを見せた。非農業部門雇用者数は19万6000人増加し、失業率は3.8%と手堅く推移している。一方賃金上昇率は最近の力強いペースが衰えを見せ、前年比3.2%と前月からわずか0.14%の上昇となり予想された3.4%を下回った。”

— Jeff Cox
  “Job Market Bounces Back in March”
  https:www.cnbc.com 2019年4月5日付


  “ドナルド・トランプ大統領は金曜、連邦準備制度理事会(FRB)が金利を引き下げれば米国経済は "宇宙船" のように高く舞い上がるだろうと述べた。『彼らは量的引き締めなど止めて金利を引き下げるべきだと思う』トランプ氏は報道陣にこう語った。『本当に宇宙船が見られるぞ。逆風にもかかわらず、我々は非常に上手くやっている』。このところパウエルFRB議長の決定を強く非難し続けてきたトランプ氏は金利引き上げによって『FRBは気が狂った』とまで口にするようになった。トランプ氏は株式市場の下落を2018年の着実な金利引き上げというパウエル氏の意志決定が招き寄せたものとして非難、彼を『ロコ(狂人)』と呼び、パウエルをFRB議長に選んだことは大統領としての職務における最大の失敗だったと語った。”

— Michael Sheetz
  “Trump Says Economy Would Take Off Like
  ‘A Rocket Ship’ if Fed Cut Rates, Ended Tightening Policy”
  https://www.cnbc.com 2019年4月5日付


  ではちょっと確認しておこう。つまりこういうことだ。彼が以前述べたように、ジェフ・セッションズを司法長官に任命したことがトランプ氏の大統領職における最悪の決断では ‘なかった’わけだ。ジェローム・パウエルをFRBの議長に任命したことが彼の最悪の決断だったわけだ。

とはいえ、米国経済と世界の株式市場はたぶん大いに成長し続けており、それにはトランプ氏の経済政策のいくつかが功を奏している。ますます多くの人々が高く、より高く上昇する賃金を得るために職に就き、平均的な個人純資産が成長し続けている。その傾向が、たとえ中間所得層や低所得層よりも所得階層のトップと目される人々に最も顕著に表れているとしてもだ。ゆるやかな成長が持続しており、これはほとんどのエコノミストが理想とする形だ。大統領の見方は異なるとしてもだ。

彼は「宇宙船」の打ち上げのような成長を欲している。これは木星が自ら支配する射手座に在泊する時に見られる常に変わらぬテーマだ。おだやかな成長は良いことだ。だが爆発的な成長ならばもっと良い — ただしそれが終わる時までは。そして皆さんの相場経験からも理解出来るように、急激に上昇したものはまた落ちる時も激しいものだ。「宇宙船」打ち上げのような爆発的な成長を維持することなど不可能だ。結局はいつか燃料が切れる。そしてクラッシュする。 ここには2019年に射手座の木星が魚座の海王星にスクエアを形成し、その後2020年にカプリコーン・ステリウムが示現して山羊座で土星と冥王星がコンジャンクトするという現象に象徴される事物がほとんど完璧に投影されている。

  先週は世界の株式市場のほとんどが健全な反騰を見せた。実際、世界中の中央銀行が2008年〜2016年までの金融緩和策へときびすを返したことを受けて、ほとんどの市場が2019年の最高値水準まで舞い上がった。とりわけ射手座の木星と魚座の海王星がスクエアを形成する下では、全てが流動性の一語に尽きる。そして引き締め策はまたしても(銀行と政治家によって)下策だと思われている。この惑星コンビネーションの下で、いったい誰が抑制されたいと思うだろう? そう思うのはもしかしたら、これら全ての宇宙的ノイズが山羊座に移行した時に遭遇するだろう結果を理解している人々かもしれない。それはちょうど、ヘヴィメタルのロックコンサートからすぐにワグナーのオペラを観に行くようなものだ。

  堅調な経済データはまた、原油相場に示現した数ヶ月ぶりの高値にも反映された。原油を副支配するのは偶然にも — さて、何だろう? — 木星と海王星であり、射手座と魚座でもある。一方、先週はビットコインにとっても非常に良い週で、ついに11月以来初めてとなる5000ドルの壁を突破した。これは現在牡牛座(サービスや物品との交換に用いられる通貨や金融手段)に戻っている天王星の動きとともに、今や注目すべき市場だ。しかしながら、金と銀にとってはあまり良いとは言えず、両方とも4月4日木曜にはサイクル新安値をつけている。金はその時1284.90をつけたが、これは3月7日につけた期近物の安値1280.60をいまだに上回っている。だが銀のほうは、3月7日の安値14.98を下回る14.86まで下落している。これは異市場間強気ダイバージェンスとして知られるシグナルで、ここはひとつそれを確かめたいところだ。特に4月3日からはヘリオセントリックの水星が射手座を運行している。この惑星/星座宮コンビは通貨と金属市場に起きる急激な価格変動と同期することが多い。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  4月5日金曜は牡羊座の新月で、新しい始まりを象徴していた。また今週4月10日〜15日という、非常にタイトで強力なジオコズミック・サインが支配する時間帯の始まりへと私達を導くものだった。この期間には4月10日の木星の滞留〜逆行、そしてその後に起きる4月14日の太陽・木星トラインが含まれる。このジオコズミック・サインはこれまで上昇してきた市場のピークを示唆するものだ。

  私達はまた、4月10日に金星が海王星とコンジャンクトし、15日には木星とスクエアを形成することにも注目している。この金星による木星・海王星スクエアの「トランスレーション」は、これもまた強気(またはもしパニックが起き始めるケースなら非常に弱気)を示唆する。これに加えて4月10日〜13日は太陽が土星と冥王星にスクエアを形成する。これは弱含みのムードを醸し出す。たとえば、せっかく物事が非常に上手くいくはずの今、上向きの勢いを削ぐような何かが障害となって見えるといった類いのフラストレーションだ。

これら全てのジオコズミック・サインが働けば有り余るほどのコズミック・パワーとなる。そして来週かあるいは再来週初めには、様々な金融市場を突然のリバーサルへと導くかもしれない。以前にも述べたように、木星・海王星スクエアのトランスレーションが土星・冥王星のトランスレーションと同時に(または直後に)起きる時は、今後数ヶ月に起きると予測し得る物事の予告編が見られる。これは言い換えれば、来週の私達は来年をかいま見るだろうということだ。それは展開しつつあるマクロコスモスの概観をミクロの世界として顕微鏡で見るようなものだ。

今から4月15日にかけて発効する射手座の木星とそれに関わる全ての木星シグナルが働くことによって、私達は株式市場を含む多くの市場で非常に大きな価格変動を見ることになるかもしれない。

  また政治的な面では、現在強調されている木星と射手座は世界貿易に関連する宇宙原理を体現する。したがって、これは近い将来米国と中国が貿易摩擦を終わらせ、然るべき貿易協定を結ぶために適した最後の時間帯を意味する可能性がある。私達は今や宇宙によって示されたこの好機が浪費されないよう願うばかりだ。

もし今月中に貿易協定にこぎ着けるなら、株式市場は爆発的に上昇するだろう — ずっと高く舞い上がる。だがもし失敗に終われば、私達は株式市場に正反対の結果が起きる様子を目撃するかもしれない。貿易の惑星たる木星が逆行に転じるからだ。いまだ木星が海王星にスクエアを形成していることから、人々は常に希望を心に抱き、それを囃すかもしれない(実際そうなるだろう)。だが木星が逆行すると同時に、山羊座で土星が冥王星に間近に迫ろうとしている。だから私達は、希望と現実が激しい衝突を起こすかあるいは幾度も衝突を繰り返し、結果として「現実」が勝利を収めることにも気付いていなければならない。私達はすでに先月その例のいくつかを目にしているのだ。今年これから、そして来年はもっと多くの出来事が待っている。






訳文ここまで
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March 24, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント3/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年3月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
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来週4月1日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。🙇


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “『米国経済は依然として強い』というFRB議長ジェローム・パウエルの今週の主張は、金曜に典型的なリセッションの兆しを見せた債券市場によって厳しい試練に直面している。短期債のイールドは現在長期債より優位に進んでおり、2007年以来見られることのなかった強い不況への兆候を表している。3カ月債と10年債とのスプレッド、またはイールドカーブ(利回り曲線)はこれまで長期にわたって続いてきた10ベーシスポイント(0.1パーセンテージポイント)以上という壁を抜けた。前回これらのスプレッドがこの水準を下回ったのは2007年9月のことだった。そして金曜の朝、不況がやって来るというほとんど完璧なシグナルである逆イールドが発生した。イールドの逆転は必ずしも切迫した景気後退を意味するものではないが、来年以降かそのあたりには直面することになりそうだ。”

— Jeff Cox
  “The Bond Market is Flashing Its Biggest Recession Sign
  Since Before the Financial Crisis”
  www.cnbc.com 2019年3月22日付

  “都市設計家、建設業者、エンジニア、そして科学者達は、気候変動が深刻な洪水や危機的状況を生み出す気象条件、極度の高潮の発生と増加をもたらすとして、人々が住宅を建てる新たな方法を見つけ出そうと躍起になっている。”

— Elizabeth Weise
  “The Floods Are Coming; Here’s What You Can Do”
  USA Today 2019年3月22日付


  先週は興味深いジオコズミック活動の重複が見られた。その全てが魚座の水星逆行のサイクル中央部で起きている。この逆行期の実際の中央部はちょうど週末の3月16日〜17日だった。しかしながら、先週中盤の3月20日、春分と同時に稀有な満月が起きた。これは18年〜19年ごとに起きるように見える(そして株式市場の下押しへの先駆けにも見える)事象だった。その翌日となる21日、水瓶座の金星が牡牛座の火星と各23°台で不動宮スクエアを形成した。ニューヨーク証券取引所の設立図(1792年5月17日)では、水星が牡牛座23°台、冥王星が水瓶座23°台に在泊しており、これは現在の金星・火星スクエアと同じ位置だ。となれば、読者の皆さんはこれが世界の株式市場と他の金融市場での重要な動き(リバーサル)と同期したと考えるかもしれない。それはおそらく正しいだろう。

  3月19日〜21日は世界のいくつかの株式指数にサイクル新高値が見られ、その後週末に向けて急落が起きた。米国ではS&Pとナスダック総合に今年の新高値が示現したが、ダウ工業平均(DJIA)にはそれが見られなかった。DJIAは3月19日火曜に26,109をつけたが、2月25日のサイクル高値26,241にはわずかに届かず今年2度目のピークとなった。そして3月22日金曜までに400ポイント以上と厳しい下げを見せて引けには25,500を試している。アナリスト達はヨーロッパと中国の成長が当初の予想より遅れていることも念頭に、即座に米国経済の成長見通しを下げた。これは週の半ばにFRBが、たった2週間前にあと2回の利上げが予測されたにもかかわらず何故中央銀行が2019年内はこれ以上の利上げが出来ないと断念したかを説明したその隊列に加わった寸法だ。

どうして世界経済の見通しが楽観から懸念へと突然転じたのか、誰もその理由を知っているようには見えない。この停滞が何故以前は目に入らなかったのか? それは、その界隈の人々が誰も水星逆行、とりわけ魚座を逆行する水星が魚座の支配星である海王星とコンジャンクトする時に生じる原動力を理解していないという事実と関連するのかもしれない。しかし、ファイナンシャル・アストロロジャーは知っている。実際、これは世界経済が持つリアリティーをリアルに知る者はいないというリアリティーを指し示す典型的なアスペクトなのだ。彼らは自分達が何も知らないという現実に直面するまで自分達が知らないということを知らない。そしてその後でさえも現実を拒絶し、説明責任を負う意志の欠如が見られる。これらは全て、海王星と魚座が持つ暗黒面の特質だ。

  水星は知っている。水星は知識、情報、そして知的/精神的な処理を支配する。だが魚座ではデトリメントであり「ファクト」のような情報を処理するにあたってはひと苦労だ。これにまた、適切な情報を他者にも理解し得る形を通して伝達するために処理していく — あるいはそれを受け入れる — 行為への試練を暗示する逆行運動の重荷が重なる。その結果は、私達が現実だと思った物事(米国と世界経済の「奇蹟」)が現実でも何でもなかったことへの気付きだ。つまりは全てが幻想かあるいは希望的観測の副産物であり、これもまた魚座の海王星が受け持つ領域だ。どちらも想像力、ファンタジー、抽象化した物の見方を支配する。これらの特質はインスピレーションに裏付けられた文言には貴重だし、高まる直観力や創造的な思考にさえも寄与するものだ。だがそれは、世界経済や金融市場が最も有効に機能するような世界においての話ではない。錯覚からなる幻想はついに現実と出会い、あなたは不意の刺々しい声に起こされる。あなたは眠っていたのだ。自己満足に浸り、全てが上手くいっていると信じ、どんな下落も一時的なもので全てが(あなたのポートフォリオを含めて)まもなく正常に戻ると信じてきた。何故なら過去10年間をふり返っても、物事なんてずっとそんな風だったではないか?

そして今 私達は、2007年10月11日の株式市場に示現した史上最高値の後、2007年12月に始まった「2007年〜2009年グレート・リセッション」のちょうど2カ月前に見て以来初となるイールドカーブの逆転現象を目撃している。

  面白いではないか? 2007年10月11日はまた、前回木星が射手座中央部に在泊した時期と関連している。この12年ごとの惑星サイクルは、米国株式市場の長期サイクルの天井との関連性において色濃い歴史を持っているのだ。それは2018年11月8日から2019年12月2日にかけて、再び進行中だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“あぁ、星々のただ中に素晴らしい知識が発見されようと待ち受けている。最も微細な物事までもがそこには描かれているのだ... もし人がそれを読み取るだけの技術を持ってさえいたならば。”

— ベンジャミン・フランクリンの言葉
  近々刊行予定の書籍中に引用されている一文

  この本は非常に成功したビジネスマンがアストロロジーによるコンサルテーションを受けた後に体験した「覚醒」について自ら書き起こしたもので、将来のコラムでまた触れることになるだろう。


“昨日からのわたしが知る全て...
  それは何もかもが変わってしまったこと”

— テイラー・スイフト&エド・シーラン
  “Everything Has Changed” アルバム“Red”より
  Big Machine Republic 2013年(YouTubeで視聴可能)


  いや、なにも私はテイラー・スイフトの追っかけファンというわけではない。だがこの曲は今週聴いていたパンドラ・ラジオステーションでたまたまかかった時に私の注意を惹いた。それは友人のレコーディング・ミュージシャンでアストロロジーの研究家でもあるリチャード・ハーディとの刺激に満ちた会話の直後のことだった。その時私達は、山羊座において土星・冥王星がコンジャンクトすることの意味と、その原理を個人的な人生の中で最善の形で使うにはどうすればよいかについて論じ合っていた。

特に今回は、共に自ら支配する星座宮に在泊して力を強めつつ人間を夢見心地へと誘う木星・海王星のスクエアがもたらす「甘美な錯乱状態」と、山羊座の土星と冥王星のコンジャンクシャンが「さぁ見よ」とばかりに突き付ける「厳しい現実」の間を行きつ戻りつするような状況下だ。後者には、おおらかとも言える木星・海王星コンビのような寛容さの持ち合わせはない。

  木星・海王星コンビは2019年1月から9月まで発効する。土星・冥王星コンジャンクションのほうは2020年1月12日まで、正確な形成には至らない。だが今でさえ、関連する事象が起きるには十分なほど近付いている。6月いっぱいまでは互いに3°以内のオーブ圏に入っているからだ。時系列で言えば、木星・海王星スクエアがまず先に形成され、その後に土星・冥王星コンジャンクションが続く。しかしその途上、ちょうど今頃から夏を通してこれらがうねり合うように互いの領地を行きつ戻りつするのだ。そしてそれから先は、2019年終盤から2020年を通してほとんどの時間帯が土星・冥王星とカプリコーン・ステリウムの影響下となる。

つまり『昨日からのわたしが知る全て...それは何もかもが変わってしまったこと』という歌詞の世界だ。輝かしい経済、大統領によってどんどん好転していると宣伝されてきた「奇蹟」の経済は、彼が『FRBによる2018年末の金融引き締め政策がこの「経済的奇蹟」を損なった』と宣告した先週までの世界だ。楽観は懸念へと転じた。射手座の木星(楽観性と事実無根の活況)は、山羊座の土星と冥王星(『花は — あるいはお金は — 何処へ行ったの?』)へと変容した*
*『花は何処へ行ったの?』“Where Have All The Flowers Gone?” 1960年代、ピーター・ポール&マリーによって反戦歌として歌われ大ヒットしたフォークソング

  それでも、どんな惑星や天体であれ、それぞれの原動力と原型を持っている。それがたとえ土星・冥王星コンジャンクションのようなハードアスペクトであっても建設的に使うことは可能だ。では、どうすれば山羊座の土星と冥王星を前向きに使えるだろう? 最善の個人的成長を目的として統合し努力するべきその原理とは何だろう?

土星と山羊座は両方とも統制と倫理を象徴する。一方、冥王星は絶大な力(または権力)と変容を意味する。つまりこの時期は、冥王星の「力」が「個としての統制」への脅威として経験される可能性がある。これは個人的な(内的な)倫理規範に逆らってまでも変容することを迫られるように見える時期だ(もっとも、自己の内部に倫理規範を持っているならという話だが)。

ここでの試練はあなたの核となる道義や指針に嘘をつくことなく忠実であり続けることだ。そして他の人々や環境の外圧に負けて、自分の手で「自分自身であること」の核を侵し、自分がするはずのなかった行動を取らないようにすることだ。こうした試練は一般的に見て世界中の大衆に当てはまるが、とりわけカーディナル・サイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の15°〜24°に惑星を持つ人々、特に蟹座と山羊座には強く作用するだろう。読者の方々なら知っていると思うが、1月5日〜16日生まれと7月7日〜18日生まれの人達は年齢に関係なく太陽がその位置に来る。また4月5日〜16日生まれと10月8日〜18日生まれもその影響を受ける。(日本では1日程度ズレる可能性あり)


  燃えさかる石炭とその炎の中に自分の二本の脚で立ち、聖なる核として抱く自らの道義を捨て去ることなく保つことは、あなたを力付け、あなたを強くする。外圧にひれ伏して妥協し、内部の深いところでは正しくないと知りながら何かを行動に移すなら、自分自身であったはずの大切な一部を失うことになる。そしてそれを取り戻すのは難しいだろう。この時期は、自分自身の責任に基づく深い関与のありよう、他者との人間関係、そしてあなた自身の個的な倫理が試される時だ。自分自身を売り渡してはならない。自分を変えることは出来る。だが品位を失うことなく、自分で自分を統御出来ているという感覚を維持していくことだ。

冥王星はまた自己の内部を深く掘り下げ、その深部に個的な変容を起こすための源泉を置きたいという衝動をも象徴する。したがって、これは重要な学びの時期だ。そしてあなたが — より広く見れば世界が — いかにその試練と学びを受け入れ、取り組み、過ぎ越したかの結果がやがて問われる。それが今後数年のあなたを(そして私達を)取り巻く未来の環境を決めるのだ。


  一方、金融市場を短期ベースで見ていくなら、3月22日から4月3日の間は水星が魚座で滞留し海王星とコンジャンクションになる。水星は3月28日に順行に転じるが、逆行の力学はその後も数日は余韻として残るだろう。混乱と不確実性がニュースを支配することになる(たとえばブレクジットを思い起こすといい)。

今は情報や報道が正確さや信頼性を欠きがちな時期だ。人々はとんでもなく荒っぽい(バカげてさえいる)セオリーを考えつき、自分達がしている事から皆の目を逸らし、自分を護ることが出来ない他者(スケープゴート)に注意が向かうよう仕向けて責めを負わせるために、あらぬ噂を流すという誘惑に駆られる。今という時は巧みに「犠牲者カード」を振りかざし、あたかも自分が被害者であるかのようにふるまう人々を目の当たりにする時期だ。しかもそれは驚くほどの信ぴょう性を伴って見える — ただし嘘だということを除けばだが。それは良くても演技にすぎず、悪くすればでっち上げだ。

  おそらく今、市場として熱いのは原油で、魚座の海王星に支配されている。先週、原油は1バレルあたり60ドル以上に舞い上がった。これは11月半ば以来初めてのことだ。穀類もまたニュースを賑わせるかもしれない。何故なら — 木星(誇張)と海王星(降雨)のスクエアに付きものの出来事として — 今や気象予報士が(それに『フォーキャスト2019』では私達も同様に)この季節とその後も記録的な洪水が押し寄せると予測しているからだ。だから驚くことではないが、私達としては今年の降雨量は予想以上となるにしても、その後までは続かないと見ている。







訳文ここまで
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March 17, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント3/18【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年3月18日(フリー版より)

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今週のメリマン・コラムは ≪先週を振り返って≫ を抄訳とさせていただきます。


≪ 先週を振り返って ≫


引用文

・ホワイトハウス前主席経済顧問が特に国家通商会議議長と商務長官を名指して語る “中国に対する関税など効力を持たない誤った戦略によって貿易戦争に敗北しつつある米国の現状”という話題についてのニュース(cnbc.com 2019年3月17日付)

・“英国議会はEUからの合意なき離脱はしないとする予想外の決定を下しメイ首相のブレクジット戦略をさらなる混沌へと引き込んだ”というニュース(Wall Street Journal 2019年3月14日付)


本文

  混乱と混沌、噂話、ゴシップ好き、出来事を互いに相手のせいにして非難し合う風潮など、魚座を逆行するトリックスター水星に影響を受けての世相。その中で日々目にすること、読むこと、聞いたことを信じ込まず、深い直観を頼りにすべし...という警句的な文言が再び書かれています。もし内なる声も聞こえず混沌とした感覚を覚えるなら、何も判断することなく、動かず、ただリラックスしているほうが良い。そして何としても心身のストレスを昂じさせるような対立関係は避けるべきだ、とも。

その他、株価関連ではおしなべて好調だったヨーロッパ、アメリカ大陸、マチマチだった環太平洋地域での結果と原油、貴金属、生牛市場の足跡についても触れ、いずれにしてもこれまでヒントとして示されてきたジオコズミック・サイン(魚座の水星逆行及び水星が支配する双子座の月)の示唆に沿っての値動きだったことが説明されています。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  今週は宇宙的観点から見てまたもう一つの「シフト」が行われる時だ。

まず第一に、3月16日〜17日は水星逆行(3月5日〜28日)の中間地点だ。サイクル高値または安値が逆行開始日近辺で示現しなかった市場はどれもが、その前後2取引日のうちに反転する有力候補となる

第二に、3月20日は春分(春の始まり)であると同時に満月だ。季節の変わり目、そして黄道最後の星座宮(魚座)から始まりの星座宮(牡羊座)への移行はマンデーン・アストロロジーにおいて常に重要かつ強力なシフトの時節とされている

厳密に言えば、キリスト教徒にとっては牡羊座の満月を過ぎてから最初の日曜は復活祭のホリデーなのだが、今年は何らかの理由があってそうはならない。復活祭は次の満月、つまり4月21日の日曜となる。きっと誰かがカレンダーの印を間違えたのだ*

  いずれにしても、太陽の魚座から牡羊座への移行は、人間心理が深い眠りや瞑想状態から、非常に活動的でいくぶん攻撃的かつ争い好きでさえある状態に移行することを示唆する。魚座において、私達はどう「感じる」かを凝視してきた。だが牡羊座では、行動に移すことを望む。だが、3月28日まではいまだに水星が魚座を逆行している。誰もが何かを行動に移す準備が出来ているわけではない。世界を見れば、多くの指導者達がもっとよく "話し合う" ことを望んでいる。いつまでか? 自分が為すべきことについて、彼らが現段階よりも「良し」と "感じる" ようになるまでだ。そしてそれがいったい何を指すのか、解き明かすことが出来ればの話だ。これは天上地上を問わず今のような状況の下では簡単なことではない。

しかしながら、行動をスタートさせたいという(無意識領域の)衝動は今週末には強い力となるだろう。3月20日、火星が冥王星に対し調和的なトラインを形成する。そして翌21日、金星が火星に対し挑戦的なスクエアを形成する。火星は牡羊座の支配星だ。火星は牡羊座と同様に、行動を欲する。だが金星(合意と歩み寄り/妥協の惑星)とのスクエア、そしていまだに魚座を逆行中の水星の影響下にあって、新たな行動開始がスムーズに運ぶかどうかは疑わしい。『ブレーム・ゲーム』すなわち「ある出来事をひたすら相手のせいにして非難し合い、実際の解決には何の役にも立たない状況」が、まぁこの春には満開の花を咲かせそうだ。


  株式市場を念頭に置いて見るなら、トランシットの火星がニューヨーク証券取引所設立図(1972年5月17日)の水星と太陽にコンジャンクト、水瓶座終盤度数に在泊する設立図の冥王星にはスクエアとなることに注目だ。

このトランシットは3月18日〜27日に発効するが、これは直前の天井からの急落と同期することが多い。換言すれば、この時期はなおも短期狙いの積極派で攻めの売買が得意なトレーダーに向いているということだ。投資志向のポジション・トレードは来週以降に順番が回ってくるだろう。

したがって今週は、コミュニケーションにおいては『忍耐こそが美徳』だが、短期のトレーディングにおいてはそれが不利益をもたらすことを肝に銘じておかねばならない。


* ここでメリマンさんは冗談めかしているが、実際は次のような子細がある。キリスト教の初期段階では、異なる教派の教会がそれぞれ異なる手法で月の公転周期を計算し、それを元に復活祭の日付けを決定していた。その後復活の時期に関する見解は合意を見ることなく幾世紀も続いている。けれどもたまにその日付が同期することもある。西方教会でイースター・サンデーと言えば、常に春分の次の満月後の日曜を指す。そんなわけで現在キリスト教における復活祭は毎年3月22日〜4月25日までの間の異なる日付となる。今年はたまたま春分が満月と重なるために、この満月が「春分後」とは見なされなかった。ちなみにこれまで最も早期の復活祭は2008年3月23日、最も遅い時期の復活祭は2000年4月23日だったという。




訳文ここまで
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March 10, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント3/11【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年3月11日(フリー版より)

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今週のメリマン・コラムは引用文を省略した抄訳になります。
なお、来週はもし重要なポイントや興味深い動きが示唆されていればその部分のみの訳文とさせていただきます。(特に気になる記述がなければお休みするかもしれません)



≪ 先週を振り返って ≫

※冒頭では世界の株式市場に起きた下落の様相とそれに関連してECBの発表、米国の雇用統計、中国への関税問題を報じる CNBC.com の記事を2本引用しています。

  先週は金融市場における突然のリバーサルに相関するジオコズミック・サインの典型例が示現したが、それは経済・銀行界の指導者による予想外かつ驚きの発表によってもたらされた。先週の市場における取引環境はまさしくこのコラムで述べたとおりで、ダウ平均は1000ポイント近く下げて前週の高値から3月8日金曜の安値まで4%下落した。世界の他の株式指数も3月4日月曜の高値から3月8日金曜の安値まで、予想どおり4%かそれ以上の下落をみている。たとえば日本の日経はこの4日間で8%下げた。中国の上海総合は3月7日木曜のサイクル高値から3月8日金曜の安値まで、たった1日で5%以上下げている。

学習を目的とする読者の皆さんには、これらのコメントを繰り返し読んで頭に入れ、もっと細部を詳しく見直してみることをお薦めする。先週3月4日付のコラムでは、ジオコズミック・サインがもたらす市場環境についてこう述べている。
  “今週は宇宙的パースペクティブから見て最も興味深い週となるはずだ。事実上、この時間帯は3月1日金曜、金星(お金と愛情)が天王星(予期せぬ事、ボラティリティ、混乱や崩壊、突然の変化)にウェイニングスクエアを形成した時から始まった。元々このアスペクト自体が、前後4取引日の内に株式指数など多くの金融市場に起きるリバーサルへの相関性を持っている。3月5日火曜には水星が魚座で3週間にわたる逆行運動をスタートするが、これは奇妙な期間になりそうだ。何故ならこの「トリックスター」が魚座を運行する間に3回も海王星とコンジャンクトするからだ。水星は情報やコミュニケーションのようなデータを支配する。海王星と魚座はインスピレーションを支配する。だが魚座に在泊する時、水星は働きが弱くなる(デトリメントまたはフォール)。だから..... その結果は混乱や当惑、または事実として流されたニュースに間を置かずして事実とは異なるという異議が出され、その結果、事実上のミスリードや矛盾した話として伝わるといった具合だろう。..... 今週は3月6日に魚座の新月が起きる。これは水星が逆行を開始した翌日、海王星にコンジャンクトして起きる新月だ。だから物事が新月で明解になるなど期待出来ない。”

  先週はまた、3月6日に天王星(想定外の驚き、混乱、分裂)がお金、通貨、そして銀行を支配する牡牛座に戻ったという事象でも注目に値した。先週指摘したように、3月6日は海王星(不確実性、現実と幻想の間に生じる矛盾)とコンジャンクトして起きた魚座の新月で、しかも水星逆行(予定変更)の翌日だった。当然ながら、世界の経済ミラクルは突如としてひっくり返った。EUとその中央銀行は予測していた経済成長に届かず、尽きることのない金融緩和の道を進み続けるしかないことに気付いた。似たような思い切った金融緩和策を過去数年にわたり続けた後も、経済が弱すぎるのではないかという怖れのために金利を引き上げることが出来ない。

ブレクジット危機を解決する能力の欠如もまたEU、英国、そして他の世界各国にとっての重石となっている。過去のコラムでも述べてきたように、ブレクジットとヨーロッパ連合の問題は、何ら明確な進路も見えないままに曖昧な未来に向けて何だかだと続いていくだろう。EU離脱を決めた国民投票は2016年6月下旬、強力な火星逆行の下で行われたのだ。

  過去1週間を顧みるなら、魚座で水星が逆行するのとほとんど同時に起きた魚座の新月の下で、世界中の経済は突如としてその航路からそれた。前週には誰もが楽観の中にあり、株式市場は年初来高値に沸いていた。そして多くの指数が月曜までその勢いを保った。その後、タイタニック号の船長がそうであったように、誰もがついにそのことを、そう、前方に氷山が立ちはだかり、私達が今にもそこに突っ込んでいこうとしていることを認識したのだ。世界経済 — とりわけEUの経済 — は、大衆がそう信じるように経済、銀行、政治、各界のリーダー達が誘導するところの(偽の)強さとは程遠い状況だ。実際のところ経済は弱く、傾く寸前に来ている可能性がある。

木星・海王星スクエアの中央部(2019年中)へようこそ。それは年末に控えるカプリコーン・ステリウムの崖 — 投資家がそこに何かが待ち構えていると感じ始めている、その崖っぷちに近付いているということだ。

こうして私達は、それぞれにミュータブル・サインである自らの支配宮、射手座(誇張と希望)と魚座(信頼、だが「歪曲された事実」も含まれる)に在泊する木星・海王星スクエアが持つ二つの顔を目撃している。その一方は、アラン・グリーンスパンが言うところの「非合理な活況」、つまり市場が希望と信頼以外には何の理由も見当たらないのに高騰するという状況だ。もう片方は、ヒステリーとパニックに陥りやすく、最悪な状況への恐怖心以外には市場に何の理由も見出せないにもかかわらず、滝落としが始まるという状態だ。そのどちらにもリアリティーはない。どちらも誇張されている。「真実」と「正確な情報」は、ここでは捉えがたい。まがい物、または歪曲されたニュースが「現実」として流布されていく。したがって、私達が頼れる選択肢はたった一つしかない。すなわち「自分自身を信じよ」だ。

  ところで、世界とヨーロッパの経済見通しが変わるという先週のショックは、先週の宇宙的アレンジメントに付きもののシンボリズムを反映していたわけだが、これにより株式と通貨の両市場がちょっとしたパニック発作に襲われた。ユーロ先物は年初来新安値まで売られ、世界の多くの株式指数が先週月曜3月4日につけたばかりの直近高値から予測された4%またはそれ以上の下落をみた。これはまさに、これらのジオコズミック・サインに関する歴史的研究が示唆したとおりの結果が顕れたことになる。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  木星・海王星スクエアは、太陽が3月6日に海王星とコンジャンクトした後に3月13日には木星とスクエアを形成することをもって、今や点火された状態にある。この「トランスレーション」は、私達が木星・海王星スクエアの一方の顔を見ることを示唆するものだ。それはヒステリー、怖れ、パニックの顔だ。だからこの力学と同期して、株式市場とユーロ通貨にはかなり大規模な下落が起きている。

魚座の水星逆行は3月28日まで続くことから、今後3週間の間、ニュースは希望と恐怖、活況とヒステリーの間を複数回揺れ動くような状況が続きがちだ。それはトリッキーで不安定な取引環境を示し、そこではテクニカルな指標が普段ほどアテにならないだろう。トレーダー諸氏はあまり長い時間ポジションを維持しないことだ。この時期は短期専門の投機家に適した環境だからだ。

  今週終盤と来週初めは特に気を付けなければならない。水星逆行がその中間地点に到達する(3月16日〜17日*)。3月5日の逆行開始時点の近辺までに反転しなかったどの市場も皆、この逆行中間地点(3月15日金曜または3月18日月曜)の前後1日中にリバーサルを起こす候補の筆頭だ。この時期はまた、混乱と不確実性がその極みに達する可能性がある。これは魚座の水星逆行に特有の困難な側面だ。
* 水星逆行中間点への到達:日本時間では3月15日午前10時42分頃

  もちろん、これにはポジティブな側面も存在する。想像力が豊かな人々にとっては、素晴らしいインスピレーションに恵まれる時となる可能性があるのだ。また、温暖な浜辺でゆっくり鋭気を養うにも非常に良い時期だ。私がマイアミのフォート・ローダーデールで今週末に講演するのもそれが理由だ。そこで何人かの読者の皆さんにお会い出来ることを楽しみにしている。







訳文ここまで
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March 03, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント3/4【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年3月4日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週のコラムは ≪ 先週を振り返って ≫ を省略し、≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ のみの抄訳とさせていただきます。なお、 ≪ 先週を振り返って ≫ のパートでは、パウエルFRB議長が示した(中国、ヨーロッパとの貿易に高まる緊張のリスク、英国のブレクジット問題なども含む)今年終盤に向けての懸念を冒頭に、特に世界の株式市場に見られる木星・海王星スクエアによる楽観的反応などに言及しています。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “FRB前議長ジャネット・イエレンは、ドナルド・トランプ大統領が経済政策というものを、いやFRBが持つ権能さえも理解しているかどうか疑わしいと語った。『彼の知識はFRBの目的を最大の雇用創出と物価の安定にあるとさえ言ってしまえる程度ではないかと私は疑っている』。イエレンはラジオ番組『マーケット・プレイス』のインタビューにこう答えた。彼女は語る。『このようなコメントは、"経済においてFRBが持つインパクトと適切な政策目標に対する理解の欠如" を物語るものだ』。月曜に報じられたインタビューの中で、トランプがマクロ経済政策を理解していると思うかと尋ねられたイエレンはこう答えた。『いいえ、そうは思いません』。”

— Martin Crutsinger
  “Yellen Critical of Trump’s Grasp of Economic Policy”
  Associated Press(AP) 2019年2月26日付

  “ジャネット・L・イエレンは今までで最も適格なFRB議長だったし、おそらく最も上手く役割を果たしたFRB議長だった。だがある一部分において適格でなかったため、トランプ大統領によって再任命されることはなかった....  つまり彼女は今までで一番背の低いFRB議長だったのだ。ワシントンポストによれば、トランプはFRBをジェットコースターによく似たものと認識しているらしい。つまり背が高くなければ危なくて乗れないわけだ。特に彼は5フィート3インチのイエレンについて、これまでの4年間彼女が非常に良くやってきたにもかかわらず、その仕事をするには背が低すぎると思ったようだ....  これは愚の骨頂というものだろう。”

— Matt O’Brien
  “Trump Thought Yellen was too Short to be Fed Chair:
  That’s Not How Any of this Works”
  ワシントンポスト 2018年12月3日付


  今週は宇宙的パースペクティブから見て最も興味深い週となるはずだ。事実上、この時間帯は3月1日金曜、金星(お金と愛情)が天王星(予期せぬ事、ボラティリティ、混乱や崩壊、突然の変化)にウェイニングスクエアを形成した時から始まった。元々このアスペクト自体が、前後4取引日の内に株式指数など多くの金融市場に起きるリバーサルへの相関性を持っている。

  3月5日火曜(日本時間6日水曜未明)には水星が魚座で3週間にわたる逆行運動をスタートするが、これは奇妙な期間になりそうだ。何故ならこの「トリックスター」が魚座を運行する間に3回も海王星とコンジャンクトするからだ。海王星と魚座はインスピレーションを支配する。だが魚座に在泊する時、水星は働きが弱くなる(デトリメントまたはフォール)。だからこの期間に為される情報伝達の試みはどちらかというと降って湧いたインスピレーションに基づくものか、あるいは説教じみたものに近くなる。ファクトやリアリティに基づいたものとは言い難い。

その結果として考えられるのは混乱や当惑、または事実として流されたニュースに間を置かずして事実とは異なるという異議が出され、事実上のミスリードや矛盾した話として伝わるといった具合だろう。たとえば先週の "トランプ・金正恩会談" にまつわるニュースと終了後の報道がどうだったかを思い起こしてみると良い。それは単に、今後3〜4週間に予測される事柄の予告編に過ぎない。換言すれば、再び『あなたはいったい誰を信じるか?』という命題をはらむ数週間になるということだ。今月は「真実」を捉えようとしてもかなり難しいことだろう。

  今週は3月6日に魚座の新月が起きる*。これは同じ魚座で水星が逆行を開始した翌日、海王星にコンジャンクトして起きる新月だ。だから物事が新月で明解になるなど期待出来ない。この新月期はたとえどんな人間であれ、次の事柄に気を付けることを強く薦めたい。すなわち、何かを口にする前によくよく考えること。そして喋り終えたら、自分の言った言葉の意味を相手が正しく理解したか確認すること(相手が言った事を自分が正しく理解しているかも当然確認すべきだ)。あなたがブローカーに『売りだ』と伝えた時、本当は『買い』と言ったつもりではなかったか? 自分の母親に電話したつもりで、秘書(または上司)に『愛してるよ』などと言ってしまわないか? もしかするとあなたはそんな事をするかもしれない。それも無意識のうちに、気付かないままで。海王星と魚座は人間の「無意識領域」に強く作用する。そして両方とも「眠り」を支配している。これに逆行の水星が絡むことを考慮すると、おそらく睡眠中に多くの夢遊病的行動が出たり、寝言で甘い言葉が囁かれそうだ。この時期は自分を不用意に曝して自らを揉め事に巻き込むことのないよう、なるべく一人で寝るほうが良いかもしれない。
*新月:日本時間 3月7日 午前1時4分前後

  だがもしあなたがトレーダーなら、場中に寝てはいけない。何故なら今週は天王星も活発に働いており、そのため価格変動のスピードが速くしかも激しいからだ。そして水星逆行のせいでその度合いが倍にもなる。知ってのとおり、トリックスターは即座に気が変わる。その時もし躊躇していれば、機会はすぐに失われるのだ。ルールも境界線も、この海王星・魚座・水星逆行という三羽烏の下ではぼやけて不鮮明になる。しかしながら、直観を働かせるには非常に良い時だ。それはインスピレーションにも少し似ているが、いわゆる「情報」に関してはそう信頼がおけるとは言えない。だから他者の指示には従わず(彼らはあなたを混乱させるだけだ)、自分自身の本能的直観力を信じるほうが良いだろう。「(他者ではなく)自分自身にとって — 何が正しくて何が間違っているか」これに尽きる。

今週は「トレーディング」に関する限り、決断力を発揮して素早く行動出来る者にとっては良い報酬の機会となるだろう。価格の変動幅は大きくなるかもしれない。だがそれを捉えるチャンスは分単位ではなく秒単位で過ぎ去る。大体、こと「トレード」において決断に数時間もかけるヒマがあると考えるなら、それは希望に基づくファンタジーに過ぎない。そう考えてみると、これは現在の宇宙が描く構図とそのメッセージを表現するもう一つの言い方となりそうだ。

すなわち『絵柄を楽しめ。文字は気にするな』だ。






訳文ここまで
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February 24, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント2/25【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年2月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週3月4日付のメリマン・コラムは抄訳または要約とさせていただきます。なお、場合によってはお休みさせていただくかもしれません。m(_"_)m

【お知らせ】2月25日更新
 メリマンさんよりメールがあり、≪ 短期ジオコズミクス ≫ 6ブロックめが変更されました。3月1日に雇用統計とありましたが、1日ではなく8日に出るそうです。ただし金星・天王星ウェイニングスクエアに変わりはないので、本文全体の意味合いに変更はありません。


≪ 先週を振り返って ≫

  “トランプ大統領は長く続いてきた同盟関係に緊張が高まる中で、もし貿易協定が双方の合意に至らなければEUに対し自動車関税をかけるかもしれないと語った。”

— Vivian Salama
  “President Threatens Tariffs on EU Autos”
  Wall Street Journal 2019年2月21日付

  欧州製自動車に対する関税という脅威を背景に、株式市場は下落した — 1日だけのことだが。多くの株式指数が金曜には戻して年初来高値をつけている。いくつかの例を挙げるなら、ダウ工業平均は金曜に26,000のラインを超えたが、これは11月の初め以来初めてのことだ。ドイツのDAXは12月初頭以来初の11,500超えを果たし、中国の上海総合指数は9月以来初めて2800を超えている。

これはまさに、先週発行したMMAサイクルズ・リポートの月報で論じたアイデア、すなわち2018年12月終盤に向けてのミニ・パニックが結果として米国株4年サイクルの底となったという筋書きを裏付ける証拠となった。またこれは、射手座の木星(2018年11月8日〜2019年12月2日)が持つ歴史的相関性に沿った流れでもある。つまり、株式指数はしばしばこの期間内にトップアウトするか、あるいはこれまでのところ2018年に多くの株式市場がトップアウトしている状況に対して二番天井をつけるということだ。

世界の株式指数は現在、8週間連続で騰げている。今週も騰勢が続くようであれば、私達が言うところの『強気8週ルール』に当てはまる。これは「プライマリーサイクルにおいて8週間を過ぎてもなおサイクル新高値を更新し続ける市場は、次の下落がサイクル開始時の安値を割らない限りどれも強気である」というルールだ。したがって今週の動きは重要だ。

  先週は金も良い調子で2月20日水曜には1350を試したが、これは2月18日の★★重要変化日からわずか2取引日後のことで、金星が土星と冥王星にコンジャンクトしていく期間(2月18日〜22日)のちょうど中間点でもあった。これは2018年4月以来の最高値水準だった。だが、銀も同様に重要なリバーサル・ゾーンにありながらサイクル新高値には届かず、異市場間弱気ダイバージェンスが示現した後は金、銀ともにその後2日間急落。金は1320を試し、銀は15.75を試した(銀は週内で16.19までつけたが、前回の高値は1月終盤につけた16.20だった)。

  ビットコインと原油は山羊座の金星・土星・冥王星ステリウムの間、数週間ぶりの高値に湧いた。ビットコインは先週、1月10日以来初めて4000の高値をつけ、一方原油は57.81まで舞い上がった。これは11月中旬以来見られなかった水準だ。原油は2019年9月まで発効し続ける、木星・海王星ウェイニングスクエアの3回にわたる形成の波に乗っている。ちなみに両惑星、そしてこれらが在泊する両星座宮も、ともに原油を支配している。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “自分自身を信じなさい。あなたが懸命に働き、誰が何と言おうとけっして諦めなければ、あなたが抱く途方もない夢を達成することが出来るのだから。”

— レディ・ガガ
  “The Queen of Fashion” by Sharon Kanter
  People Style 2019年2月号
(射手座の木星と魚座の海王星がスクエアを形成する状況を真に物語る引用文として)

  何事も永遠に上昇し続けるものなどない。上昇すればするほど下落もまた激しいというのが一般的なルールだ。このルールは、自ら支配する射手座に在泊する木星が、これまた自ら支配する魚座に在泊する海王星にスクエアを形成するという状況が「セットアップ」の一部として含まれ、それが1年を通じてほとんどの時期に発効するという2019年においてはとりわけ真実味を帯びたものとして響く。

これは典型的な自信過剰のシグナルだ。人々の思考は希望的観測に傾き、非合理的活況を生み出し、ファンタスティックな幻想やビジョンを抱く。それでも人が平凡さを超えて成功への第一歩を踏み出そうとする時は、自信、ビジョン、そしてファンタジーでさえも必要となる。

これが個人のネイタル・チャートであれば、トランシットの海王星がネイタルの木星にハードアスペクトを形成する時には多くの場合、浪費傾向が顕れる。そしてそれが原因となって信用問題や負債の試練に遭遇し、時に末路は破産となる。トランシット同士が天空でスクエアを形成する時は、えてして政府、企業や公共機関が浪費に走りやすく、そのために信用格付が下がったり破産に至る状況が起きる。だがこれが進行している間は誰も信じない。何故ならこのアスペクトは無関心、または自己満足や子細(たとえば請求書や送り状)を見落とすような状態とも同期するからだ。このコンビネーションは、基本的で秩序立った物事に焦点を当て続けることへの試練だ。そしてそのせいで、債権者が押しかけて支払いを要求する時点までこうした地道な物事は脇へ追いやられる。これは2019年、時が進むにつれて起きる可能性のある危険な状況だ。

何故危険か? 木星が射手座を離れ海王星とのスクエアを解消すると、次に木星は山羊座入りし、そこで今度は土星と冥王星とのコンジャンクションへと進むからだ。一部の人々はこう言う。『木星は吉星なので山羊座の土星・冥王星の困難をもっと容易なものにするだろう』と。私はそうは思わない。木星は運行する星座宮の質を "誇張" する。無効にしたりはしない。

しかしながら、山羊座の木星はまたハードワークにも導く。だから人が自分のゴールを達成することを可能にもする。だからこそ、木星が射手座という居心地良いハッピー・ランドを離れて締め付けの厳しい山羊座に入居する時は、射手座特有の自己満足、無秩序、不注意が原因となって引き起こされる結果への試練が増幅される。軽快さではなく深刻さを誇張してくるのだ。そしてそれは今年終盤から2020年を通じて発効し、2021年〜2022年に頂点に達する。私達はこの集合意識とそれが創り出す雰囲気の、突然でおそらくはドラマティックな変化に対して備えておかねばならない。

  短期的に見るなら、2019年〜2020年に経験されるだろうドラマティックなシフトのちょっとした予告編が3月初めの2週間に用意されている。3月1日金曜は金星(お金と愛情)が天王星(予期せぬ出来事、ボラティリティ、混乱、突然の変化)にウェイニングスクエアを形成する日だ。そして3月5日、水星が3週間にわたる逆行運動を開始する。これはこの "トリックスター" がテクニカルな支持帯や抵抗帯を信頼しかねる指標に変える時間帯だ。他の多くのテクニカルなシグナルにも同様の影響を与える。トリックスターが後ずさりする時は、偽の買いシグナルや売りシグナルが頻出するのだ。

こうした傾向は後にますますその度合いを増す。何故なら水星逆行中の3月6日、魚座の新月が幻想と誤った指示を誘う惑星、海王星とコンジャンクトして起きるからだ。これは多くの偽のシグナルが示現し、経済や政治についての矛盾したニュースが束になって流されることを示唆するコンビネーションだ。だから重箱の隅々までも見切ることなくして合意を模索するには良いタイミングではない。映画を観たり、劇場やダンスに行くのにうってつけの時期だ。あるいは、もしそれが上手くいかないのなら、宗教復興運動や降霊術の会にでも参加するほうが良いだろう。これらは皆、魚座の海王星と魚座を逆行する水星に率いられて浮上する。また休みを取って南洋や穏やかな海辺の砂浜でのんびりするのもいいだろう — と書きながら思い出した。フロリダ州の読者の皆さん、私は2週間後にフォート・ローダーデールでアフタヌーン・プレゼンテーションを行う予定だ。そこで多くの皆さんにお目にかかれることを楽しみにしている。

  長期的な観点から見ても3月6日はやはり重要だ。天王星が再び牡牛座入りする(アストロロジー的には大きなイベントだ)。そしてあと6年滞在する(最初に双子座入りするまで)。天王星が最初に牡牛座入りしたのは去年の5月で、当時は生牛(乳牛も含む)の価格が上昇した。天王星はにわか景気と落ち込みの惑星で、運行する星座宮に支配されるセクターの景気と相関して働く。したがって、牡牛座と生牛は非常にドラマティックな今後6年間を彩る主役となる。

牡牛座はまたお金と通貨、そして暗号通貨までも支配する。だから私はこれらも今後6年のドラマティックな変化の中心部に位置すると見ている。全銀行システムが、今日見られるものとは全く異なる様相を呈するかもしれない。米ドルも同様の可能性を持つ。

だが今のところはおそらく、来月魚座で交差する水星と海王星の両方とどう踊ればよいかを学ぶほうが良いだろう。最低限、実効性のあるコミュニケーションを図るために努力し、とっちらかることなく、正直で正確であるよう意識することだ。そして避けるべきは... 財政面や人間関係のように注意力を必要とする物事を避けるような態度だ。だがこれも常に覚えておくと良い。たとえ木星・海王星スクエアの次にカプリコーン・ステリウムが待ち受けていたとしても、もしあなたがけっして諦めずに懸命に働くなら、途方もない夢を達成出来るだろう。魚座の1ヶ月を楽しむのだ。まだ始まったばかりなのだから!






訳文ここまで
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February 10, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント2/11【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年2月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】来週2月18日付のメリマン・コラムはお休みさせていただく予定です。
 m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫

以下の引用文は要約です。

  “それでなくても低下する商品価格に喘いでいるところに貿易紛争が一層の重石となり、米国の農業地帯では破産する農家が激増して少なくともここ10年での最多水準に達している。”

— Jesse Newman and Jacob Bunge
  “Wave of Bankruptcies Hits Farm Country”
  Wall Street Journal 2019年2月7日付


  “ゼネラルモーターズは鉄鋼とアルミニウムへの関税が2018年の業績見通しを10億ドル以上も悪化させたと語った。貿易戦争の影で工場閉鎖が相次いだこともその一因だ。もし約束された「トランプ貿易協定」が物別れに終われば、停滞する世界の — そして米国の — 経済が彼の大統領としての達成を転覆させるだろう。”

— Daniel Henninger
  “Trump Flipped the Opposition”
  Wall Street Journal 2019年2月7日付

  “ホワイトハウスの経済アドバイザー、ラリー・クドロウが中国と米国が貿易協定を締結する段階にはまだ程遠いと語った後、木曜に株式市場は下落した。ユーロ圏の経済成長に関する見通しの悪化もまた、世界経済が停滞するのではないかという怖れに再び火を点けた。『我々はこれからかなり大きな隔たりを乗り超えていかねばならない』クドロウはフォックス・ビジネスの取材に応じ、世界経済の二大国間の貿易交渉についてそう語った。中国と米国は3月に入る前に貿易協定を締結しなければならない。さもないと中国製品への追加関税が発効することになる。”

— Fred Imbert
  “Dow Drops 200 Points After Kudlow Says US and China
  Still Far Away on Trade Deal” 
  www.cnbc.com 2019年2月7日付


  世界の株式市場における休暇シーズン後の反騰は、先週火星が牡羊座23°〜27°のクリティカル度数に入って停止した。それはたまたまニューヨーク証券取引所設立図(1792年5月17日)の土星が位置し、また同図天秤座の木星・海王星コンジャンクションとはオポジションとなる度数だった。これは2月4日〜11日まで続く。6週続けて騰がった後、ほとんどの株式指数は2月5日にトップアウトしたが、いくつかは2月7日まで騰勢を保った。だが金曜の急落が終わり週単位で見れば、大方が下げで終わっている。

投資家マインドが抱える基本的な懸念は、中国との貿易紛争の解決が遅々として進まないことにある。過去数週間にわたり、トランプ大統領は話し合いについて楽観的だった。そのトーンは先週変化を見せ、市場は失望感を露わにした。ユーロゾーンにおける今後の経済が弱含みであることに加え、EUと英国間のブレクジット問題について互いに合意可能な解決に至ろうという意志の欠如もまた、投資家が将来について感じる懸念を増長させている。しかしながら、木星はいまだ10ヶ月間、射手座を運行していく。もしその間にパニック状態に陥ることがなければ、まだこの先に希望と楽観を誘うニュースが報じられる見込みがある。

しかし、木星はまた9月まで海王星とスクエアを形成してもいる。だから希望と楽観は最終的に現実を正しく見てはいないかもしれない。海王星を含むどんなアスペクトも、希望的観測への誘惑と物事を現実的に見る試練となる。そしてその後の2019年最終盤から2020年、カプリコーン・ステリウムの力が席巻してくると、もう確実で堅固な何かが顕れて形を取るという確固たる証拠も提示出来ない妄想的なファンタジーの出る幕はない。その理想的で幻想的な希望や願いの裏付けを示し、それが現実に根ざしたものであって、誇大広告でも偽の約束でもないことを証明するべき時が来るのだ。

  他の市場では、金曜にビットコインがついに今までの低迷状態から飛び出した。年初来安値を割ることなく金曜には3週間ぶりの最高値水準まで反騰したことから、現在ビットコインは喧伝されてきた希望と約束を果たす機会に恵まれている。また金と銀は、株式市場と同様に先週は落ち込んだ。だが木曜には底を打ち、金曜には下がり続ける株を横目に上昇している。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “全ての学校に与えられた使命は生徒達に「何を考えればよいか」ではなく「いかに考えるか」を教えることだ。それ以外は「教化」であって真に「教える」ことではない。”

— William Wade, “Opinions”
  Arizona Republic 2019年2月7日付

  強力な火星・天王星コンジャンクションが2月13日に起き、次いで金星が2月18日〜22日、相次いで土星と冥王星にコンジャンクトする。これらのそれぞれが、多くの市場 — とりわけ株式市場に起きる著しいリバーサルをしばしば示す、重要なジオコズミック・サインだ。また火星・天王星は突然で予期せぬ出来事または発表をも示唆するが、それは自然現象、たとえば地震や火山噴火、暴風や大規模停電を示しているかもしれない。

あるいはまた、驚くべき発表と同期することによって、それが示す政策変更や動向変化を予期しなかった投資家が混乱することで市場が荒れるケースも考えられる。その結果は株価や商品価格に突如として起きる急騰や急落、またはその両方だ。翌週には金星・土星コンジャンクションが起きるが、これはしばしばトレードの準備を促すサインとなる。この期間に向けて修正安の様相を見せてきた市場はどれも健全な反騰が始まる候補だ。たとえばもし株式市場がこの時までに±3取引日続けて下落していれば、それは買いの好機を提供する可能性がある。

  さらに先を見越すなら、私達は2020年12月17日〜21日に起きる木星・土星コンジャンクションと両惑星の水瓶座入りに関連して起きる、いくつかの時代の終焉を目撃しようとしている。それは2000年5月28日に始まった木星・土星の「ノーマルな」20年サイクルの終わりだ。この20年で本当に多くの事が起きてきた。

だがそれだけではない。これは木星・土星コンジャンクション・サイクルが地性星座宮で起きてきた期間の終焉でもある。それは1802年7月19日*以来続いてきたのだ。

これらのコンジャンクションは、今後は2159年まで風性の星座宮で起きることになる(こうした重要なサイクルの終わりが、それ自体特別な日である冬至に起きるというのはいったいどういうことだろう?)
 
だがここでもまだ事は収まらない。何故ならそれはまた、1186年〜1226年以来初の風性星座宮「グレート・ミューテーション」シリーズ(木星と土星が風性星座宮でコンジャンクトするサイクルのシリーズ)のスタートだからだ。木星と土星のコンジャンクション・サイクルでは、今後2世紀にわたる風性星座宮での発現がついに常態となるまでの間に地性と風性が入れ替わり、再び戻る現象が起きる。1961年~2020年がその期間となった。**
* & **
1961年2月19日、地性の山羊座25°で起きたコンジャンクションの後、1980年12月31日、1981年3月4日、1981年7月24日の3回にわたって同じサイクルのコンジャンクションが風性の天秤座4°〜9°台で起きている。そしてその後、2000年5月28日に起きた牡牛座22°台のコンジャンクションで再び地性星座宮に戻った。そして次回、2020年12月21日の冬至から本格的な風性サイクルが始まる。文中(*)の1802年はそれ以前に続いてきた火性星座宮シリーズの終焉を予告する、地性星座宮でのコンジャンクションが最初に発現した年。ちなみにその前は水性星座宮シリーズであり、その最後の発現は1643年2月だった。こうしたサイクルを世界史と照らし合わせてみるのは興味深いかもしれない。

  ではこれらはいったい何を意味するのだろう? それは、私達がその時点で未来を、そして未来の世界を今一度考え直す時期に入ることを意味している。『ザ・グレート・クロノクレーター』(木星と土星を指す)は、21世紀の残りの日々、そして悠に次の世紀に至ってまでもなお続く時をかけ、地球を覆う集合心理を政治的・実際的な側面から風性の特質 — 精神的・知性的な側面へと移行させていく。私達は権威主義的で中央集権的な政府による支配から、大衆にとっての平等と公正さを目指した、より社会主導的なシステムに移行していくだろう。

おそらく保守派はこうした観点に対し、より社会主義的なビジョンの匂いを感じて嫌悪するかもしれない。しかし、これからの「ザ・グレート・クロノクレーター」の集合は、水性星座宮(介護者、世話をする人々)で起きるわけではない。したがって、実行可能であり、それと同時に「個の独立性」に価値を置くような新しいシステムを構築するための知的な取り組みが為されるだろう。今この時点では、私にはそれがどんなものになるかはわからない。

しかしながら、私には確信していることがある。ここには木星が含まれている。そして木星は教育を支配している。つまり学校が学生達に「何を考えればよいか」ではなく、再び「いかに考えるか」を教える場となるだろうことを信じているのだ。私達が地性の支配を脱して風性が象徴する「思考の自由」を手に入れていく道がここにある。今日の保守派にとって、これは賛同するに足る理由となるだろう。実際、政治に関心を持つほとんどの人達はこうした方向性を支持するのではないか。私はそう思っている。





訳文ここまで
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January 27, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント1/28【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年1月28日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】
  来週2月4日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
  m(_"_)m



≪ 先週を振り返って ≫


  世界の株式市場は先週、1月21日の皆既月食と火星・土星スクエア後に起きた短期の下落の後、終盤には2019年の上昇軌道に戻った。この下落は、1年前の1月31日に似たような皆既月食が起きた時の暴れっぷりには程遠かった。株式市場が反騰を再開し、その多くが今や今年の新高値をつけつつあるという事実は、12月24日〜27日の安値がおそらくは長期サイクルの底だったという証拠になるだろう。サイクルが底を打つ時は新しいサイクルの初期段階が始まる時だが、サイクルの初期段階というものはほとんど常に強気を示す。

さらに、かなりの反騰との歴史的相関性を持つ惑星/星座宮コンビが成立した木星の射手座入り後まもなく始まった反騰は、2019年12月2日に木星が射手座を離れる前に長期の天井をつけて終わることになる。これは、反騰がそのサイクルの終わりまで続くという意味ではない。つまりこのトランシットの半ばでトップアウトする傾向があるからだ。たとえば、木星が前回射手座を運行した2007年、米国株式市場は当時の史上最高値を10月11日につけた。それは木星が射手座15°あたりに在泊した時だ。それから3ヶ月の間に木星が山羊座入りした後で「大不況(グレートリセッション)」が始まり、ダウ平均は18%下落した。だがそれは単なる一番底に過ぎなかった。そして2009年3月6日〜9日までは大底を打つことがなく、結局ダウは2007年10月の高値から54%下落することとなった。

  今、木星は再び射手座中盤に戻ってきている。しかしながら、逆行運動のせいで2019年6月〜9月には再びこの中盤度数を運行する。

先週はあたかもその低い唸り声が聞こえてくるかのような幕開けだった。米国における取引初日だった1月22日、ダウ工業平均は1月18日金曜につけた高値24,750から急激に500ポイント以上下げた。だがその後回復し、1月25日金曜には新高値となる24,860をつけている。世界の多くの株式市場でも同じようなパターンが展開したが、ロンドンのFTSEは例外で、月曜につけた高値以降は下げ続けた。ここで重要となるかもしれない一つの問題は、全ての指数が前週金曜1月18日の高値を超えたわけではないということで、ナスダック総合、東京の日経、チューリヒのSMIがその例だ。もし今週ダウントレンドが始まるようなら、これは異市場間弱気ダイバージェンスの顕現となる。

  他の市場では、金と銀が金曜に急反騰した。金は再び1300を試し、銀は1月22日火曜につけた15.20から55セント以上跳ね上がった。原油もまたよく反騰し、1月22日火曜に年初来高値となる54.24をつけた。ふり返って見れば、皆既月食と1月21日月曜の火星・土星スクエアを含む★の重要変化日(CRD)は、少なくとも短期ではいくつかの市場のリバーサルに関連していた。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  金曜にはいくつかのマイナーなジオコズミック・サインがやって来るが、3月17日に至るまでは、どれも★★★の重要変化日の資格を満たすものはない。だがそれでも、トレーダーには益となる注目すべきリバーサルが起きる可能性はある。今週最も重要なのは、牡羊座の火星が山羊座の冥王星に形成するスクエアだ。これは二つの党派間の緊張が高まり、どちらも一歩も退こうとしないという状況を示すもので、米国の政府機関閉鎖に関わるかもしれない。彼らは自らの足場を固定し、どちらも態度を改めることを拒否している。

これは典型的な火星・冥王星タイプのふるまいだ。このアスペクトの影響下では、ウィン・ウィンの状況に導く「歩み寄り」や「妥協」など "クソ " 以下の行為だ。火星・冥王星が絡む時は、誰かが敵の目前で敗北を喫さねばならない。また、もう一つ注目に値するのは、トランシットの土星が米国のネイタルの土星にスクエアを形成していることだ。土星は政府を支配し、遅延とフラストレーションに関連する。ひょっとしたら、こうした勝利への強迫観念は、2月4日月曜の新月(日本時間5日朝)がその後2週間にわたってもたらす「既存の枠組みに囚われない思考」のスタートにつれて消え去り、そのあたりで物事は解決に向かうのかもしれない。しかしながら、水瓶座の新月が歩み寄りを促進するセットアップだとは限らない*。だから単に新しく実行可能な提案がなされるが、それでも真の歩み寄りは起きないという可能性もある。
* 水瓶座は型にはまらない思考と「私達」というグループ意識や公平な協働精神を持つが、どちらかというと似たような志向、思想、嗜好または「生き様」を持つ者同士の友愛的な結び付きを示唆する。だから対立するグループ間において、もし水瓶座独自の頑固とも言える「こだわり」が前面に出れば、個的な情動にあまり左右されずにサッと心理的なシャッターが降りる。こうして結局は別離や物別れに終わるという可能性も含んでいる。

これを書いている間、ちょうどトランプ大統領が2月15日まで一時的に政府機関の閉鎖を解除するつなぎ予算の法案に署名した。議会はそれまでに移民問題に関する取引をまとめねばならない。さもないと、大統領の言葉を借りるなら再び『機会はまたたく間に過ぎ去る』。

  また今週は、火星によるニューヨーク証券取引所設立図の惑星へのトランシットで始まる。NYSEのチャート(1792年5月17日)は牡羊座20°に月、26°に土星を持ち、天秤座23°の木星と27°の海王星にオポジションを形成している。そして火星は1月30日〜2月13日、牡羊座20°〜27°を運行する。これは米国株における重要な価格の上下動に関連する可能性を持つが、おそらく2020年〜2023年に冥王星が山羊座の同じ度数に至ってスクエアを形成する時ほどのスケールはないだろう。



≪ 長期的考察とジオコズミクス ≫


  射手座の木星と魚座の海王星がスクエアを形成する2019年1月13日〜9月21日の間に人々が経験する可能性の一つには、次のような物事がある。

あまりに多くの可変要素が、互いに繫がりが有ったりなかったりする数多くの領域で同時に働くのだ。これを説明するなら... いや説明しようと努力してみると言い直そうか。何故なら何かを説明するという行為こそが、木星・海王星スクエアが孕む問題の一部だからだ。この惑星コンビネーションの下で一人の人間が口にした言葉は、他の誰かがそれを耳にして受け取った時の内容とは何ひとつ似ていないといったことが起きる。射手座の木星が魚座の海王星にスクエアを形成するという現象をひと言で言うなら... うむ、何だ? そう、選択次第ということだ。同時に目の前に差し出される数多くのリアリティーというオプションから、あなたが選ぶのだ。両惑星ともミュータブル・サイン(可変)に在泊するからには、全てが交渉次第だ。だが、あなたはまず最初に提供されたリアリティーを理解するか、あるいは受け入れなければならない。そして、おそらくは誰一人として本当に対象を理解する者はいない。

  金融市場に関する長期的見通しという面でも、もちろん非常に多くの可変要素が働いて、何通りもの異なる結果に導く可能性がある。

ここに射手座を運行する木星という現象がある。これは通常、該当する期間が終わる(2019年12月2日)前に長期サイクルの高値と合致し、その後終焉を迎える強力な反騰を強く示してきた歴史を持っている。そして一度それが終われば、株式市場は木星が山羊座または水瓶座を運行する間にしばしば下落し、時にはそれが魚座の木星期まで続く。これら二つの要素は2019年の反騰、それもおそらくは新高値が示現する(またはしないかもしれない)反騰を主張するものだ。また、その後非常に急激で1年〜3年続く下落が生じ、木星が2022年に魚座を離れる前に終わる。これはまた、水瓶座の土星が牡牛座の天王星にスクエアを形成すること(政府と銀行の混乱や崩壊、世界の至る所で起きる大規模な抵抗運動または革命)によって示唆される、2021年 ±1年に起きる重要な下落の可能性にも合致する。

     しかし、他にも可変要素が存在する。何故ならアストロロジーは12本の針を持つ時計のようなものだからだ。そのアストロロジカルな顕れとして、2007年に見られた状況を2019年と比較したいと思う。何故なら前に述べたように、2007年は木星が最後の数ヶ月を射手座で過ごした年だったからだ。2007年10月11日、木星はまさに射手座の中央部(15°)に在った。それは当時の史上最高値をつけた日だった。それから数週間、価格はおおむね高止まりの横ばい状態だった。だがその後木星は冥王星に近付き、2ヶ月後の2007年12月11日、射手座28°(まだ射手座終盤であり銀河中心の直近)でコンジャンクトした。そこから株式市場は滝落としに下落し始め、1週間後の12月18日に木星が山羊座入りすると、その下げはエスカレートした。そして2008年1月23日〜25日、金星と冥王星がともに山羊座入りした時に一番底に達した。その後は2009年3月6日〜9日、木星が山羊座を離れて水瓶座の中盤度数(14°)に進んだ時期まで、これら指数のほとんどに最終的な大底が示現することはなかった。

  したがって、最初に提示した観点へのオプションとなる見方は、山羊座22°で木星・冥王星がコンジャンクトするあたりまで株式市場が反騰するというものだ。もしかすると、木星が運行する星座宮(射手座)よりは惑星同士のコンジャンクションのほうが、この新しい強気の終焉により強く関連するのかもしれない。そのコンジャンクションは2020年11月12日、米国大統領選に非常に近接した日に起きる。2007年、株式市場は木星・冥王星コンジャンクションの2ヶ月前に天井をつけた。一般に、株式市場は選挙まで、またはその後までも反騰するのが典型例だが、2008年はこのルールに対する厳しい例外となった。だがまた、2020年までの反騰を支持するのは2020年1月12日に起きる土星・冥王星コンジャンクションだ。過去いくつかのケースでは、株式市場はこのアスペクトが起きる前に底を打ち、すでにその時点を過ぎても続く反騰に入っていた。

  では、株式市場における長期サイクルの天井と相関するのは果たして惑星/星座宮の相関性という宇宙的リアリティーなのか、それとも互いにアスペクトを形成しあう(とりわけコンジャンクション)惑星同士が創出するリアリティーなのか? 株式市場は今年トップアウトするのか、それとも土星・冥王星コンジャンクション期に向かいそれを越えてまでも反騰し続け、木星・冥王星コンジャンクションと2020年の大統領選近くでトップアウトし、その後土星・天王星スクエア(2021年)±1年の間に起きると予測される下落が続くのか?

これを解き明かすのはファイナンシャル・アストロロジャーにとっての挑戦だ。しかも2019年の木星・海王星スクエアのフィルター越しで、結末はそれほど明確ではない可能性がある。とりわけどちらの要素も「霧」を意味する魚座とそこに在泊する海王星、その海王星にスクエアを形成する木星の下で、すこぶる確実な物事など何もない。

しかしながら、ここに至って確実に言えることは、この時期が人々にとって過度に楽観的になりやすく希望的観測を通して物事を見がちで、自らの持ち株や投機的な案件に対してはとても無頓着になりやすく、したがって注意していないと大きな損失を被る傾向があるということだ。これは優れた識別力を維持し、細部に気を配り、世界の状況と経済において全ての領域が正しく運んでいるわけではないという警告に注意する必要のある時だ。あまりに美味すぎる話を耳にするなら、それはおそらく真実ではない。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:50|PermalinkComments(0)

January 14, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント1/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年1月14日(フリー版より抄訳)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ1】
 『フォーキャスト2019』の水星逆行記事(P95)中、日付に間違いがありました。

 誤)7月27日〜31日 
 正)7月7日〜31日
   (日本時間8日朝〜8月1日午後)

 原文の校正ミスに気付かずそのままになっていました。
 お詫びとともに訂正いたします。


【お知らせ2】
  来週1月21日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
  m(_"_)m


≪ 先週を振り返って≫

以下、引用と本文は抄訳になります。

引用文:https://www.cnbc.com 2019年1月10日付記事
“Fed Chairman Powell “Very Worried” About Growing Amount of U.S. Debt”より

・膨らみ続ける米国赤字に対するFRB議長ジェローム・パウエル氏の懸念/・2019年には1兆ドルを超える勢いで増大し続ける財政赤字に多くのエコノミストが警鐘を鳴らす/・これまでにも年度赤字が1兆ドルを超えることはあったが、今のような持続する経済成長下でそれが起きたことはない。もし今後不況が訪れたらどうなることかという懸念が持ち上がる/・格付会社のフィッチ・レーティングスは継続中の政府機関閉鎖は予算を通す能力の査定に響き、米国のトリプルAの格付に悪影響を与える怖れがあるとした。


引用文:https://cnbc.com 2019年1月11日付記事
“A Crunch Brexit Vote is Coming That Could Trigger Even More Political Chaos" より

・英国議員は3ヶ月足らずに迫ったEUからの離脱を控え、首相テリーザ・メイによるEUとの酷く嫌われたブレグジット合意に関して投票することになる(1月15日)/・驚くことに、連合を離脱するためのメイ氏の方式は事実上の否決状態に直面している/・このままでは政府が完全に崩壊、無秩序なままのEU離脱が起きるか、ブレグジットへのプロセスそのものが根こそぎ無かったことにされるか..../・議会は姿勢を改めて秩序に則した離脱を粛々と行い、EUとは比較的近い経済的繫がりを保つようにするか、または巨大な不確実性を生み出すのか、どちらかに決めなくてはならない...


12月と1月初頭のワイルドな状況は、先週世界の株式市場が手堅く上昇するにつれて小休止となったように見えた。

これは近づきつつある木星・海王星スクエアの最初の形成と関連するかもしれない。

海王星の影響は天王星と全く異なる。まるで天気の良い日に静かな湖にゴムボートを浮かべ、風も凪ぎ、心配事もなく、夢見心地で浮かんでいるようなものだ。

そしてその特質である「受動性」は、トレーダーにとっては自己満足と変わりない。

だから何も「悪い」ニュースがなく、懸念を生むようなツイートが流れるようなこともなければ、投資家はそれだけで投資する理由になると感じる。そんな傾向が生まれやすい。

これが次に、天王星が支配的な期間に入って危険を呼ぶ可能性がある。

海王星のフワッとしたエネルギーに浸っていると、「不穏なニュース」またの名を「天王星」が市場をヒットする時に無防備のままでいることになるだろう(1月18日~21日±3日)。

ブレグジット・ディールに関する投票は先週は行われず、15日になった。つまり次の天王星襲来の直前というタイミングだ。

まだ木星と海王星スクエアの影響下でもあり、投資界は英国が何を望み何処へ行くのかに関する解を誰かが持っているのでは?と頭を捻っているが、その答は来週知ることになるかもしれない。

しかしその投票も問題を明確にするというより、さらなる混乱に突き進むだけという可能性がある。何故ならそれが木星・海王星スクエアの「平常状態」なのだから。

つまり、晴れた日に何もすることなく、何かに煩わされることもなく湖にボートを浮かべるには良いが、一旦何かを為そうとするなら、たちまちボートから落ちて泥沼に嵌まった自分に気付くようなもの。身動きが取れない。しかも、誰も眺めているだけで助けてくれない。

同じ事が昨今のFRBの態度変化にも見て取れる。FRBは今や利上げに対して「忍耐強い」。これを受けて米ドルは下落、そして他の通貨、原油、貴金属は騰がった。たった2週間程度で何と違いの出ることか。これと同じことを逆の意味で、私達は再び今後2週間のうちに口にするかもしれない。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  さて文字どおりにも、比喩的な意味でも、もう一つの宇宙嵐が差し迫ろうとしている。1月18日、太陽が天王星にスクエアを形成し、その後1月20日〜21日に太陽が水瓶座入りすると同時に月蝕が起きる。さらに、1月21日には火星が土星にスクエアを形成するが、これは静穏な湖で遊ぶはずのゴムボートにとっては楽しむどころではない状況で、ちょうど蚊の軍団が日焼けした肌を刺そうと押し寄せるようなものだろう。一方でこれは金星が木星にコンジャンクションとなる期間のただ中であり、それだけなら非常に良いのだが、同時に海王星とはスクエア形成となる。これが1月20日〜22日だ。

複数のジオコズミック・サインを通して見る時、一つのグループがさらなる市場下落を示唆し、そしてまた別のグループが突然の回復を示唆する。これはもしかすると、米国政府機関の閉鎖騒動がクライマックスに達し、このあたり(1月18日〜25日)で解決を見るのかもしれない。袋小路にはまったフラストレーションは市場を下落させるが、決着がつくのは突然でそれが歓迎される。そして市場を押し上げる力となる。だがここで頭に入れておかねばならないのは、この時期は全てが短期的だということだ。

        今年は射手座を運行する木星を注視し続ける必要がある。木星が海王星とスクエアを形成し、それが市場をヒステリーとパニックに導く潜在力と可能性を持つとしても、射手座の木星が保持する歴史的な特質は弱気というより本質的には強気であり、したがって市場バブルとの相関性をも保っている。私の推測では、現在 私達は2008年初頭によく似た期間に入ろうとしている。

2007年10月、株式市場は史上最高値をつけた。それは前回木星が射手座に在泊した時のことだった。株式市場はその後1月後半に激しく下落し、FRBはさらなる流動性を創出することを強いられた。1月終盤に底を打つと、FRBによる本気の金融緩和策が2008年5月に向けて株式市場を押し上げていった。2018年10月、米国株式市場は再び史上新高値をつけてトップアウトした。

その後は12月終盤に向かって深刻な下落が起き、それは2007年10月〜2008年1月当時と同じようにほとんど3ヶ月にわたって続いた。そしてここ数日来、FRBが登場して金融緩和(もしくは少なくとも、いくぶん攻撃的な利上げ方針からの後退)というメッセージを発信し始めると、株式市場も調子良く回復し始めた。ひょっとすると12月26日〜27日は4年サイクルの底となる安値で、木星が射手座を運行する数ヶ月の間、この反騰が続く可能性はある。そうなれば誰もが落ち着きを取り戻し、危険な時期は過ぎ去ったと感じて再び自己満足の世界へと戻っていくだろう。


  そしてその後、ワイリー・コヨーテは「断崖の淵」に到達する。そこではジャンプするか、またはじりじりと絶壁を下りながら、もっと重要でリアルな「壁」(2020年の「カプリコーン・ステリウム」)と直面するかを決めねばならない。それは現在建立されつつある負債の壁だ。






訳文ここまで
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January 06, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント1/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年1月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今回は引用を端折って本文のみとさせていただきます。m(_"_)m



≪ 先週を振り返って ≫

引用文:
 cnbc.comの記事より雇用統計の各数字、及びエコノミスト予想との比較

  2018年の終わりは多くの出来事が起こった時期だった。クリスマス・イヴの12月24日、ダウ工業平均は653ポイントを失い、イヴ当日の下げとしては過去最大の下落幅を記録した。次の取引日であった26日にダウ平均はさらに下げたが、その後反騰して1086ポイント上昇し、これは1日で最大の上げ幅となった。そして私達は、これと似たパターンが展開していくのを新年最初の3日間で目撃している。

  だが今はまず去年末の様相をふり返って見よう。何故ならその時何かが起こり、それは今や非常に重要な要素となった可能性があるからだ。

以前なら、クリスマスの前後にこれほどの荒れた地合に遭遇するようなことはなかった。この時期は通常、市場がほとんど常に静穏だったからだ。だが2018年は違った。

その違いは、天王星が牡羊座終盤に在泊し、それがニューヨーク証券取引所(NYSE/1792年5月17日)設立図の土星にコンジャンクト寸前まで近付き、しかもそれがNYSEの天秤座に在泊する木星・海王星コンジャンクションにオポジションを形成していたことにある。天王星は2018年2月〜4月にも牡羊座終盤に在泊しているが、その時ダウ平均には記録破りの1日1000ポイント以上の下落をみた日が2日間あった。そしてついに4月2日、底を打ったのだった。他には何一つ主要なアスペクトが見られない時、私達はNYSEのチャートに対するトランシットのアスペクトを見る。そしてそれによって、このような動向との関連性が明らかになったのだ。

2018年5月15日、天王星は牡牛座にイングレスした。それはより秩序だった市場と関連していた。だがその後、逆行に転じて2018年11月6日に牡羊座終盤に後ずさりしていくと、売りの猛襲が戻ってきた。11月30日に金星が3回目にして最後の天王星へのオポジションを完了すると、それは容赦ないものとなっていった。次の取引日だった12月3日には最後の反騰への試みも終わり、ダウ平均は25,980で二番天井をつけた。そしてそこから状況は滝落としの下落となり、12月26日の朝には21,712の安値が示現した。それは金星が逆行を開始する2取引日前、まさにMMAの★★★重要変化日(CRD)だった10月3日につけた史上最高値から19.43%の下落だった。そしてクリスマス・イヴ後の2取引日でダウ平均は1669ポイント反騰し、12月28日金曜に23,381の高値をつけた。

  12月全体で見るとダウ平均は2,211ポイントの下落で、12月のパフォーマンスとしては1931年以来最悪であり、10年前の「大不況」からの推移を見ても最悪の年となった。実際、10月3日以来の19.43%という下落幅は、時間と価格両方のターゲットレンジにおいてダウ平均を4年サイクルの底値へと導いている。

  拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 1: Cycles and Patterns in the Indexes』の改訂版で提示した私達の研究によれば、

『4年サイクルにおける天井から底までの下げ幅は16.2%〜57.1%というのがノーマルレンジ(頻度90%)であり、通常の下落幅は少なくとも19.2%(頻度81.25%)だ。またこれも非常に興味深い事だが、4年サイクルは通常36ヶ月〜56ヶ月続くことが多く、歴史的に見て25%の確率で、天井から底までの下落がわずか1ヶ月〜3ヶ月の間に完了している』。

12月26日の安値は、現行4年サイクルが始まった2015年8月から40ヶ月で示現した。また2018年10月3日からの下落はそれから2ヶ月後のことだ。換言すれば、日柄と下げ幅を鑑みて、4年サイクルの底に関する私達の評価基準は満たされたということになる。もちろん、今後さらなる下げが続く余地は時間的にも価格的にもまだあるし、天王星は3月6日まで牡羊座を離れない。しかし、現在は木星も射手座を運行中であることから、MMAの調査基盤に基づいた市場タイミング研究を価値あるものと理解する投資家の皆さんには、新たな強気市場が始まる可能性を今、高い緊張感をもって油断なく見ておくことを推奨する。

  先週、新年がスタートすると同時に、世界の株式市場はさらなる荒れた地合に突入した。たとえばダウ平均だが、アップル社の将来の収益に関するネガティブな見通しを報じたニュースによって1月3日木曜には660ポイント下落した。だが、これら全てのロスは、ダウの746ポイントの反騰で金曜には帳消しとなった。これは超弩級の雇用統計の数字と、米中間の貿易問題に関する話し合いが再開するとのニュースを受けてのことだった。この問題の解決が、射手座の木星がもたらすブルの猛襲の眠りを覚ますゲーム・チェンジャーとなりそうだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  木曜の株式市場をきりもみ状態に降下させたアップルの収益見通しは、天王星と関わっていた。それは混沌、ボラティリティ、そして興奮に関わる惑星だ。またテクノロジーを支配し、週末の1月6日(日本時間7日)、土星とコンジャンクトして起きた日蝕(テクノロジー企業の重圧となるニュース)の直後に順行に転じる。だが事はそこでは終わらない。

木星は1月9日、天王星に対して135°のセスキコードレイト(セスキスクエア)を形成する。これについてはドイツのアストロロジャー、故トマス・リングが『現行の事物の裂け目に激流が走るようなもの』と非常に適切な表現を遺している。その「裂け目からの激流」が、迸ろうとしているように感じられる。

そしてこれら全ては、1月13日に起きる 都合3回のうち初回の木星・海王星スクエアの先触れとなる。これは2019年に起きる外惑星のアスペクトのうちでも、最も支配的な役割を果たす重要なジオコズミック・サインだ。『フォーキャスト2019』でこと細かに解説したように、このアスペクトこそが、2019年12月〜2020年12月に展開するパワフルな「カプリコーン・ステリウム」の「セットアップ」にあたるフォースなのだ。それは「非合理な活況」、自己満足、そして(または)ヒステリーとパニックに関連している。この初回のアスペクト形成が近付くにつれて、私達は集合体として自己満足に浸る行為とヒステリー症状の間を行ったり来たりする心理を経験しつつあり、市場はそれを反映しているのだと私は見ている。



≪ 長期的考察とジオコズミクス ≫

★cnbc.com 12月28日付記事からの引用文要約

  「トランプ大統領は任期初年度で市場が常に上昇するという幸運に恵まれてきたが、今年はそうはいかなかった。中国との貿易摩擦、FRBの4回にわたる利上げ、世界経済の停滞への恐怖がその根底にある。トランプ氏は市場の下落をFRBのせいにして文句を言うが、それは違う。トランプ政権の閣僚に投資アドバイザーがツイッターでアドバイスしたそうだ。大統領がFRB議長のパウエルを非難するツイートをもうやめて、政権からの離脱者をこれ以上出さず、中国との貿易交渉をうまくまとめれば、市場はイヤでも騰がるだろうと。」

  さて、引用した記事に出て来たこのアドバイザーは核心を突いている。経済におけるたった一つの問題は、FRBではない。FRBは大分前から利上げの信号を送ってきた。しかも2018年9月の利上げの時には、市場はその後史上新高値をつけさえした — 大統領が公的にFRBの計画を批判し始め、中国との貿易摩擦でもポジティブな進展に失敗するまでは。詰まるところ、株式市場の動向は、好むと好まざるとにかかわらずトランプ大統領の胸三寸であり続けてきたし、これからもそれは続いていく。そして彼は明らかに、自分の行動やツイートによって米国株や世界の市場がしばしば激しく下落することを嫌っている。だが、もしかすると彼はそのアドバイスに耳を傾けて(あるいは聞く耳を持たなかったとしても)、市場に常態が戻ってくるかもしれない。

世界における現在と未来の動向に相関するジオコズミック状況への私なりの理解によれば、この現行の不確実性と市場の不安定さが今月ただちに変わることはないように思う。だが、ここで皆さんに理解しておいていただきたいのは、私が間違っている可能性もあるということだ。以前にもそれは起きた。結局、アストロロジー自体が間違うことはなくても、アストロロジャーのほうは宇宙で起きている事象に関連して地上に何が起き得るかの解釈において、しばしば彼/彼女が宇宙の言語を翻訳していく段階でその意を捉えそこなうことがある。

私達はいつも過去をふり返って物事の相関性を見ることが出来る。ファンダメンタル分析であろうが、テクニカル分析であろうが、チャート・パターン分析であろうが、それは同じことだ(歴史家の場合は出来事の後でその要因を理解し、その前に因を掴むことは稀だが)。 相関性というものは、継続してきた事実を見れば常に歴然としている。しかし、私達は歴史的な事例に基づいて80%かそれ以上の確率で起きてきた事象に基づいて、未来の可能性を研究している。  残念なことに、100%の確率で起きるような事例は少ない。そしてそれまで100%の一致を見てきたセットが訪れる時、その結果が過去の事象と同様のふるまいとはならないケースが出ることは避けがたい。こうして次に同じセットのジオコズミック・ファクターが訪れる時に使える合致率の範囲は結局80%程度に終わることになる。


  こうした全てのことを踏まえた上で、私達は今月、2019年1月に発効するジオコズミック・ファクターを見ていくことになる。1月2日〜1月25日の間は、盛り沢山のジオコズミック・サインが展開していく(少なくとも10種)。それらは株式市場の「短期サイクル」における高値と安値、そしておそらくは他の金融市場における同様の値動きとも相関性を持つ、「トレード」に適したものだ。少なく見積もっても、それらサインのうち4つは急激な価格変動との高い相関性を保っている。トレーダーにとってはジェットコースターに乗っているような感じになりそうだ。そして、もし最近数ヶ月が何らかの兆しを示しているとすれば、トランプ大統領にとっても同様だろう。

さぁ、シートベルトをしっかり締めよう。ライディングはまだ終わらない。とりわけ1月21日〜25日には注目しておくと良いだろう。







訳文ここまで
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December 19, 2018

📕『フォーキャスト2019』&『マンデーン2019』

  今年も『フォーキャスト2019』が投資日報社さんから発売されます。12月25日の販売開始なので、予約していた方の手許にはもうすぐ届くのではないでしょうか。毎年購入する方々も多い本ですし、毎年今更感の中ではあるのですが、まだあまり馴染みのない方、電子本版の『マンデーン2019』(おそらく来年春 — たぶん3月末日 — にAmazonから発売)を楽しみにしてくださる方のために、今年も中身の項目をざっとご紹介しようと思います。

  去年の紹介記事にも『メリマンさんの文章が去年までとは微妙に変わっている』と書いた気がします。『何がどうとは言えない微妙な感じだけど、前へ前へと容赦無く押されるような、それでいて多様なニュアンスが様々に込められているような...』と。一年経ってみると、その感覚は今年2018年をひと言に物語っていたかもしれない..という気がします(もちろん、ひとによって様々だとは思いますが...)。

  さて、今年。『フォーキャスト2019』のマンデーン・パートの翻訳を終えて、ひと言だけことばにするとしたら、それは『うーん、厳しい...』でしょうか。仕事の合間にそんな感想を思わずツイートしたこともあったけれど、それは「厳しくも受けて立ち甲斐のある数年が、いよいよ始まる...」ということでもあります。翻訳作業の間、一文一文の行間からは、メリマンさんがわたし達に対して発する『心してかかれ。油断せず、誠実に自分の道を行け。これからの数年を無事に、賢く乗り超えていけ』という、まるで檄を飛ばしているようなエネルギーと、「使命感」とでもいうような熱が伝わってくるのを感じていました。目次のゲラを見ると、全体の頁数も去年より30頁近く増えているようです。これはあのカーディナル・クライマックスの年を描いた『フォーキャスト2012』と同等か、それより少し多い感じです。なので終わった時、今までで一番グッタリしていたかもしれません。(^_^;

  では早速、目次を追って紹介していきたいと思います。


forecasts2019-m


相場に関する天体の位相

この本に使われているジオコスミック(アストロロジー)用語


-----------ここから★マンデーン・アストロロジー編------------------


2019年春に発売予定のKindle版『マンデーン2019』にはこちらの項目と後半のマンデーン&個人向け項目が収録されます。また巻末にはより詳しい相場用語やアストロロジー用語集が付録として付きます。

『フォーキャスト2019』のハイライト

  ここではこの本のマンデーン・パートで取り上げた「2019年を特徴づける惑星の動き」とそれにともなって「予測し得る世界の動き」の概要を箇条書きにして挙げています。その全ては以下のとおりです。
  2018年11月8日~2019年12月2日木星が自ら支配する星座宮射手座に在泊し、やはり自ら支配する魚座に在泊する海王星にスクエアを形成する。これはあらゆるレベルの過剰支出、国家や企業のダウングレード、破産の潜在的可能性を示唆する。

  2020年に山羊座を運行する木星、土星、冥王星のステリウムは世界の勢力図に重要なシフトが起きて新世界秩序がスタートすることを示唆する。

  2019年1月31日~11月8日土星と海王星がセクスタイルを形成する。共に自ら支配する星座宮、山羊座と魚座に在泊するが、これは広い意味で美徳、犠牲、思いやりを例示する組み合わせだ。

  2019年3月6日天王星が本格的に牡牛座入りし、7年間在泊する。

  2017年6月16日~2019年5月2日天王星・海王星のワクシング・セミスクエア(171年サイクル)が起きる。

  金融・経済バブル、そして金融危機の可能性が高まる。

  2020年~2023年次の金融危機が起きる怖れがある。

  世界的に不正や欺瞞、詐欺行為が増加する可能性がある。

  重大な影響を及ぼす大洪水の怖れがある。

  連邦準備制度理事会(FRB)に対し急進的改革へのプレッシャーが高まる。

  米国における「報道の自由」に対し批判が高まる。

  世界の基軸通貨としての米ドルに引き続き厳しい目が注がれる。

 法と秩序」を要求する声が世界中に拡がり続ける。


宇宙のセットアップ:現代アストロロジーを通して見る2019年

  ここでは、2019年を2020年に控える山羊座の土星・冥王星コンジャンクションのアストロロジー的「セットアップ」であると捉え、その理由を解説するとともに、この重要な一年をどんな心構えで過ぎ越していけばよいかの概要が提示されています。


幻想と幻滅:木星・海王星スクエアのセットアップ

  ここでは2019年の重要なアスペクトである射手座の木星・魚座の海王星のスクエアを分析するにあたり、それぞれの惑星と星座宮の組み合わせがどんなテーマを持ち、それらが相互に干渉することで生まれるフォースが集合心理にどんな影響を与えるか、そしてそれに動かされることによってどんな事象に繋がっていくかを詳しく解説しています。

  射手座の木星
  魚座の海王星
  射手座の木星・魚座の海王星のスクエア — 2019年
  金融市場
   浪費とインフレーション
   金利
   天候
   世界貿易
   マリファナ、向精神薬/サイケデリックス、そして依存症
  宗教スキャンダルと狂信性
   政治家と著名人のスキャンダル、そして責任回避
   善、悪、そして醜悪


(以下、本文から一部を抜粋)
  ......私達がこの「今後2年間」を過ぎ越して2019年を振り返る時、それはまるで「一時的な躁状態」の年だったように感じられるだろう。確かに面白い年だった。そして愉快な日々は唐突に終わりを告げた。それは指導者達による疑わしい(しかもおそらくは愚かな)決定の結果だった。だがそんな行為を可能にしたのは、あまりに自己満足に浸りきって危険な兆候を見逃し、責任を追及することをおろそかにした大衆だった。.....

山羊座のステリウム:断崖の淵と壁の中の煉瓦

  ここからは2019年の「セットアップ」がいったい何に向けての導入口となるのか、わたし達はこの先どんな事態に備えるべきなのかを、アストロロジーの観点から様々な角度で詳しく解説していきます。さながらメリマンさんのマンデーン・アストロロジー講義を間近に受けているような感じではないかと思います。

  土星と山羊座
  1988年〜1993年のカプリコーン・クライマックス


(以下、本文から一部を抜粋)
  .....1988年~1993年のカプリコーン・クライマックスから爆発した世界的な成長は、カーディナル・クライマックス(2008年~2015年)が起きた2008年まで続いた。それは木星、土星、天王星、そして冥王星の全てが強力なカーディナルT字スクエアを形成した時だった。そしてそれは、この本で1994年~2008年の間、その時期に起こり得る事象として毎年のように読者に警告してきた、世界大恐慌以来最悪の金融メルトダウンと同期したのだった。これから私達は、ここに述べた両方の壮大なジオコスミック・クライマックスの中に立ち現れたいくつかの惑星シグナルが、別にもう一つの惑星シグナルを連れて2020年に帰還するのを見ることになる。.....

カプリコーン・ステリウムのゲートとそれからの道:晴れた日は永遠が見える

ここでは前の項目に続き、より具体的に古いサイクルの終わりと新しいサイクルの始まりが、実際にはどういう意味を持つのか? を理解することを念頭に、木星以遠の惑星達の様々な会合周期を取り上げ、過去にそれが起きた時代の特徴とそれぞれの時点にどんなことが起きてきたのかを解説しています。

  会合周期が短時間に集中して起きた直近の時間帯

(以下、本文から一部を抜粋)
  .....つまり人類はここ20年~30年、変わることのない長期天文サイクルの沼にはまってきたと言える。全体の流れそのものが古くよどみつつある。サイクル当初に始動した多くの構想や戦略は今や陳腐化し、集合体は変化を求めて苛立っている。変化は今にも起ころうとしている。しかしながら、古いサイクルが終わり新しいサイクルが始まる時はいつもそうであるように、そこには圧倒的な不確実性が立ちはだかり、変化という言葉の響きには不吉な前兆さえ感じられる。誰もが変化は必要だと認めている。だが同時に、それは変わることへの怖れが最も大きく膨れあがる時でもあるのだ。.....


月のノード軸と経済サイクル:壁に積まれたもう一つの煉瓦

  ここでは月のノースノード・サイクルとビジネスサイクルについて、マクワーター方式とメリマン式調整サイクルのチャートを参照しながら好況と不況の円環運動を解説し、それをどう捉え、どう備えるべきかに言及しています。


(以下、本文から一部を抜粋)
  ......波が来ている間は波乗りを楽しむことだ。そして、この時期が相当量のキャッシュポジションを積み上げていくには有利な時だという可能性を考慮し、計画を立てよう。今から始めることだ。流動性資金を十二分に増やしていくことで、たとえ下降経済の打撃を受けたとしても(または受けたその時)、あなたは以前から手に入れたいと願っていたものを大幅な割引価格で購入し、同時に増大する負債と金融債務を負いきれない人々に資金を拠出し、流動資産を供給する立場になるだろう。...


牡牛座の天王星:アブノーマルと化す「ニューノーマル」

  ここでは2019年に本格的に牡牛座入りして7年間を過ごす天王星を主軸として、その特質とテーマ、社会的な顕れと予測し得る変化の多面的な様相を解説しています。この章も訳していて非常に興味深かったです。

  一時的活況と落ち込み:牛は月を飛び越えるか?
  一時的活況と落ち込み その2:銀行とパン職人は狂い出すか?
  暗号通貨 VS 旧機構
  保証なき社会保障
  快楽探求者の奇妙な冒険
  2019年:天王星・木星・海王星のトライアングル構造


(以下、本文から一部を抜粋)
  ......牡牛座の天王星はまるで「矛盾語法」のようだ。惑星と星座宮のコンビネーションで、天王星と牡牛座ほど正反対のテーマや価値観を意味するものは他にないかもしれない。例えば、天王星は自由と独立への衝動を意味する。慣例に従わず反抗的で、現状を転覆させ、変化を要求する。一方、牡牛座はといえば、安全性、安定性、そして現状の価値に重きを置く。変化は望まない。他の人々が変わらない限り、自分や自分のテリトリーが変化することを好まないのだ。......


2019年の米国

  この章はメリマンさん推奨の米国建国図を例にとり、その選択に何故整合性があると見るか? について簡単に説明するところから始まります。そしてプログレスの技法とトランシットの技法を国家のチャートに当てはめてどう読んでいくかを多岐にわたって詳しく解説しています。国の始原図を読み解くことはマンデーン・アストロロジーの根幹とも言える部分ですが、2019年の米国がどうなっていくのか? という命題に基づいてマンデーン・アストロロジーを学んでいくには格好の章だと思います。

  米国建国の始原図
  米国のプログレス・チャート
  米国始原図に対する2019年のトランシット


(以下、本文から一部を抜粋)
  .....また他にも、米国市民が必要とする医薬品の価格に関して重要な改革が進んでいる。処方薬の値段は長い間あまりにも高額だった。だがそれは、現政権の尽力によって値下がりしつつある。これは米国市民にとって、このアスペクトに関連する事象の中でも歓迎すべきことだ。良い方向への改革は、病院、介護施設、監獄、拘置所に関しても、そう間を置かずに目に見えてくるかもしれない。また米国海軍と世界の海における米国のプレゼンス、そして内国の湖や河川についても改革が進む可能性がある。......


2019年の米国大統領

  この章は、米国大統領ドナルド・トランプ氏の個人チャートをもとに、2019年に彼が経験しそうな事柄、心理状態を詳しく予測しています。2019年のセットアップが2020年への要の分岐点となるなら、世界の大国である米国の大統領の去就はわたし達の国、日本にも大きな影響を及ぼすでしょう。そして2020年は次の大統領選が行われる年でもあります。鋭く分断されていくかに見える世界の様相の中で、米国という一大国を預かるひとりの人間としてのトランプ像を描いていくメリマンさんの今回の予測は、かなり踏み込みながらも公平性を保つものだと思います。これは他の要人を読み解く上でも、様々な政治イデオロギーを超えて広く参考になるのではないでしょうか。

...余談になりますが、訳者はこれまで多くのアストロロジャーによるドナルド・トランプ分析を見てきました。でも残念なことに、その多くが分析するご本人の政治思想のフィルター越しの語り口であり、かなり偏った見方ではないかと感じざるを得ないものがありました。けれど、アストロロジャーも一人の人間に過ぎないわけで、多くの人は「自分と思想が似通った集団」の中で生きており、その集団に語りかけることを意識しながらアストロロジーを使うことが習慣となっているからかもしれません。また米国の昨今の風潮として、少しでもトランプ氏の功績を認めるような発言を公にすると、「人種差別を支持するのか」などと文句を言われかねない...という懸念もあのではないかと思います(実際、訳者自身が観察したところでは、急進左派の活動家がネット上で面白半分の人々を巻き込み、個人レベルの保守派YoutuberなどのSNSや、活動資金援助を得るためのファンディングのプラットフォームに「差別主義者」であるという虚偽の報告を大量に送りつけ、アカウントを閉鎖に追い込むような例が増加しつつあり、米国の「言論の自由」は脅かされつつあるのではないか...という印象を受けます)。

けれどマンデーン・アストロロジーを実践する時は、どこまで偏りのない見方が出来るかが勝負です。それには、政治、経済、社会の知識、そして左派・右派・急進派・保守派・両極をまたいで存在するリバタリアン、セントリスト、そして米国であれば急進リベラルに嫌気がさして共和党に鞍替えしたウォークアウェイ派やオールドスクール・リベラル、今後の世界を左右するかもしれない「ミレニアル」と呼ばれる世代の特徴など、様々な人々や階層の存在とその感覚を、多少なりとも掴んでおくことが大切な鍵になるかもしれません(とはいっても、自分を省みてもやはり限界はあるのですが...)。というわけで、この章は直接会ったことのない著名な人物をひとりの人間としてどう分析するか? に関する、第一級の教材になると思います。

  ネイタル・チャート(出生図)
  ドナルド・トランプのプログレス・チャート 2019年
  ドナルド・トランプの出生図へのトランシット 2019年


(以下、本文冒頭から一部を抜粋)
  .....彼らはトランプが行ったこと、米国経済に彼が与えた変化、そして彼が政治の中枢から物事を揺り動かしたという事実を気に入っている。しかし、必ずしも彼自身の人となりやそのふるまいを好んでいるわけではない。彼らは達成された事を好むが、その結果を生み出すために取った手段を嫌う。そしてそれが、米国の精神に葛藤を創り出す。これほど鉄面皮で、厚かましく、攻撃的でさえある指導者の下で、いったい我々はどう繁栄し安全でいられるというのか? しかし、米国民が望んで止まなかった変化を選挙を通じて政府にもたらすには、おそらくこれが唯一の方法なのだ。......


2019年の水星逆行期

  2019年の内惑星の逆行は水星のみです。ここでは逆行の日取りとその間の注意点について述べられています。

  — 2019年1月14日追記 —

 『フォーキャスト2019』の水星逆行記事(P95)中、日付に間違いがありました。
  誤)7月27日〜31日 
  正)7月7日〜31日

  原文の校正ミスに気付かずそのままになっていました。
  お詫びとともに訂正いたします。




------------ここから★相場編------------------

このパートはわたしの担当ではありませんが、投資家の方なら各項目を見ただけで大体の内容は把握出来るのではないでしょうか。国債、米国株式、日経平均、通貨、金、原油、穀物、大豆に関し、各相場に関連するサイクル理論、テクニカル理論とジオコスミック展望、また必要に応じてキー・パーソンや関連機関のアストロロジー・チャートを駆使したファンダメンタルズ分析などを駆使し、可能性の高い値動き、そして要となりそうな重要変化日を割り出しています。

2019年の米国Tノート(米国10年債)及び金利

 回顧/サイクルズ/ジオコスミックス/連邦準備制度理事会(FRB)/ジェローム・パウエルFRB議長/結論/重要変化日

2019年の米国株式

 回顧/米国株式の長期サイクル/ジオコスミック1/ジオコスミック2/NYSEの始原図/株式セクター/結論/重要変化日

2019年の通貨市場(米ドル指数、ドル/円、ユーロ/ドル)

 米ドル指数:回顧/米ドル指数のサイクル — 16.5年サイクルと16年 "大統領選" サイクル/ドル・円相場:回顧/サイクルズ/ユーロ・ドル相場:回顧/サイクルズ/ジオコスミックス/結論/重要変化日

2019年の日経平均株価

 回顧/サイクルズ/ジオコスミックス/結論/重要変化日

2019年の金相場

 回顧/金のサイクルズ/ジオコスミックス/結論/重要変化日

2019年の原油相場

 回顧/原油の長期サイクル/ジオコスミックス/結論/重要変化日

2019年の天候パターン

 事故及び自然災害が起こりやすい時期/2019年の穀物相場(コーン・大豆)/コーン:回顧/サイクルズ/ジオコスミックス/結論

大豆

 回顧/サイクルズ/ジオコスミックス/結論/重要変化日


------------ ここから再び★マンデーン編&個人編 ------------------


2019年の調和の日/試練の日

  調和の日とは「何かの集まり、祝いごと、パーティーや約束を交わすようなときに幸先の良い援助を与えるエネルギー」が形成される日。試練の日とは「障害や事故、争い、不和を生じるような刺激的なエネルギー」が形成される日のことです。年間で特徴的に調和や試練が示唆される日にちを挙げています。これは個人のネイタルにもよるので全てが良く全てが悪いわけではありませんが、複数の人々が集う場合など、一般的な参考として役立ちます。


2019年の季節的なテーマ

  2018年冬、2019年春、夏、秋、それぞれの四季図を元に、その季節の世相を彩るテーマや雰囲気、個人としての要注意点など、様々なな角度から詳しく分析、解説しています。マンデーン・パートの中でも2019年のパースペクティブを得るには一番の箇所だと思います。

  冬:2018年12月21日~2019年3月20日

   この時期の主なジオコスミック・サイン
   冬至 ― 山羊座へのイングレス


(以下、本文から一部を抜粋)
  .....総じて、私達が2019年の第一四半期にレッテルを貼るとするなら、「聖人と罪人の時」とでもするだろう。この時期には多くの美徳と思いやりの精神、人類愛の見本のような英雄的行為、世界平和運動への大いなる関心の高まりが見られるかもしれない。だがそれと同時に、大衆に対する壮大な欺瞞と不正行為が行われる可能性がある。それはまるで、誰もが催眠術にかかり、何かに取り憑かれ、そして不信感から自己満足の境地まで様々に味わいながらフワフワと超現実の世界を歩いているような感覚だ。もしかすると、国中(連邦レベル)で大麻が合法化されるという話題が一番のフックとして強い印象を与えるのかもしれない。......


  春:2019年3月20日~6月21日

   この時期の主なジオコスミック・サイン
   春分 ― 牡羊座へのイングレス


(以下、本文から一部を抜粋)
  .....政治的な面を見るなら、これは極度の無秩序、混沌、そして、もし指導者達が自らの言動に注意深くなければ、裏切りの感覚が巷を覆う時期と同期しやすい。彼らは複数のファクトチェッカーを必要とするだろう。何故なら、入って来る情報が極端に歪められるために、間違った結論に導かれるからだ。政府の指導者達の言動はそれぞれに矛盾しており、実際には言ってもいないことを相手が言ったことにしたり、間違った印象を広めるためにわざと相手の文脈を無視して言葉を切り取ったりする。真に注意深くしていないと、この時期は侮辱と狼狽の時となりかねない。.....

  夏:2019年6月21日~9月23日

   この時期の主なジオコスミック・サイン
  夏至 ― 蟹座へのイングレス


(以下、本文から一部を抜粋)

  .....この時期は、木星・海王星スクエアが顕著に強調される。実際、都合3回にわたるスクエア形成のうち、2回がこの季節の始まり(6月16日)と終わり(9月21日)に起きるのだ。これが何を示唆するかといえば、今年の夏には大きな希望が生まれ、たとえどんなに小さな可能性であれ、いや、信じるに値する証拠など何もなくても、全ての可能性が最善の形を取って顕れることを信じる意欲だ。用心深くしていないと、いわゆる「盲信」状態に陥るだろう。....

  秋:2019年9月23日~12月22日

  この時期の主なジオコスミック・サイン
   秋分 ― 天秤座へのイングレス


(以下、本文から一部を抜粋)

  .....この時期は、次の事を頭に入れておくことが大切だ。あなたは全員を喜ばすことなど出来ない。あなたがどんなに懸命に頑張ろうと、何もすることなく動きもせず、それでいて重い物を必死に持ち上げている人々の取り組みを批判し、アラ探しする権利は自分達にあると感じる者達は必ず存在するのだ。年も終わりを迎えるにつれて、総体としての集合意識は真面目に考える方向に振れていく。そして国の財政と政局の安定が心配の種となっていくだろう。.....


2019年星座別個人の運気予測

  各星座宮別に、太陽の位置に対する遅い惑星の運行を中心として2019年の主なテーマと星座別の調和の日や試練の日を「仕事とお金」(好機や注意点、力を入れると良い方向性など)「人間関係」(社会的なつき合い、恋愛、友人、家族関係など)に分け、対面で語りかけるように(というか、相場編やマンデーン編とはうって変わって、優しく噛んで含めるような調子?で)解説しています。

特に今回は、2019年全体の惑星テーマの厳しさの影響を強く受けることが予測される星座宮(主にミュータブル・サイン)に対しては、人生の中で「ここに注意せよ」とばかりに、とりわけ率直に指摘しているように感じました。訳者自身も太陽をミュータブル・サインに持つので「え〜?そこまで言わなくても..」と思わないでもなかったけどw、個々のネイタルに見られる他の様々な要素にそれらを加味して考えるとき、この章に提示された太陽からの注意点は、それを一種の「座右の銘」として2019年を渡っていくなら、様々な場面で生きてくるのではないかと思います。

  牡羊座 3月20日~4月20日
  牡牛座 4月20日~5月21日
  双子座 5月21日~6月21日
  蟹座  6月20日~7月22日
  獅子座 7月22日~8月22日
  乙女座 8月22日~9月22日
  天秤座 9月23日~10月24日
  蠍座  10月23日~11月22日
  射手座 11月21日~12月21日
  山羊座 12月21日~1月20日
  水瓶座 1月19日~2月18日
  魚座  2月18日~3月20日

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  以上、簡単ではありますが『フォーキャスト2019』と『マンデーン2019』をご紹介してみました。何となく、雰囲気は感じられたでしょうか? アストロロジーや政治経済面など、初学の方には多少難しい概念や聞き慣れない用語が使われているかと思いますが、大抵はネットで調べれば出て来る内容ばかりです(訳者自身もそうやって少しずつ理解してきました。そして今もなお学習中です)。

 『フォーキャスト2019』は税込¥8,100と投資家さん向けの高価な本ですが、金融アストロロジーを学びたい方、本格的なアストロ・トレーダー志望の方にとっては必須の教材になると思います。また、来春発売予定の『マンデーン2019』Kindle版(予価¥1,214)は、特にマンデーン・アストロロジーを学ぶ際にはお薦め出来る内容だと思います。本来ならフォーキャストと同時発売出来るといいですし、もう少し早くとのご要望も頂いているのですが...ボリュームのある印刷原稿を電子本用に編集し直す作業がけっこう大変で、現状ではどうしてもかなりの手間と時間がかかってしまいます。どうかしばらくの間、お待ちください m(_"_)m


hiyoka.

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December 16, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント12/17【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年12月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
  メリマン・コラムはこれから2週間休載でフォーキャストの抜粋を掲載と下記にありますが、来週、次の週(大晦日)と新年はお休みさせていただきます。年明け1月7日付のコラムは場合によっては抄訳を掲載するかもしれません。
m(_"_)m


【告知】
  今後2週間のホリデー・シーズンは通常のコラムは休載させていただく。しかし代わりに過去のフォーキャストからの抜粋を掲載するつもりだ。以前からずっとこのコラムをお読み頂いている皆さんの温かい支持に感謝すると共に、皆さんが楽しい休暇と豊かさに満ちた新年を迎えられんことを祈念してやまない。
レイモンド・メリマン



≪ 先週を振り返って ≫

        “株は金曜、予想を下回る中国とヨーロッパの経済データが世界の景気減速への懸念を悪化させた後に急落した。”

— Fred Imbert, Sam Meredith, Yen Nee Lee
  “Dow Dives About 500 Points Amid Rising Fears Over Global Growth”
  www.cnbc.com 2018年12月14日付

        “金は先週金曜に1週間以上にわたる最安値をつけ、ここ1ヶ月以上見られなかった週最大の下落に向かいつつあった。一方米ドルはFRBの会合を来週に控え、米国の健全な経済データを受けて上昇し... 米ドルは米国個人消費支出が勢いを増し11月の工業生産も持ち直したことから19ヶ月ぶりの高値まで上昇した。市場はここで、米国の中央銀行が金利を引き上げると広く予想されている12月18日〜19日の連邦公開市場委員会(FOMC)を待つ形となる。だが、そこで焦点となるのは2019年の見通しはどうかという一点だろう。”

— Reuters
  “Gold Dips to 1-Week Low as Dollar Bounces on Strong Data”
  2018年12月14日付

        先週は世界経済の減速、打ち続く貿易論争、そして欧州連合から離脱する英国を巡る悪戦苦闘で見られたヨーロッパ各国指導者達の自信の欠如によって、世界の株式市場にはまたも困難な週となった。

また先週は、都合5回形成される天王星・海王星セミスクエアの4回目が12月14日金曜に起きている。これは1993年のコンジャンクションから始まった171年サイクルの1/8局面だ。これら2惑星が互いに形成するハードアスペクトは、混沌、乱気流、そして不確実性というテーマを包含する。この強力なアスペクトの中央時間帯は、最初の形成が起きた2017年8月(この当時米国を襲った壊滅的なハリケーンを覚えているだろうか?)に始まり、2019年5月2日に起きる5回目にして最後の形成によって完了する。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “四面楚歌に陥った英国首相テリーザ・メイは、欧州連合からもう少しの譲歩を引き出そうとブリュッセルに駆けつけたが、金曜には手ぶらでロンドンに降り立つことになった。...『欧州連合に課されるどんな新しい法的義務もあり得ない。これは自明の理だ。』木曜、ブリュッセルにおいて欧州委員長ジャンクロード・ユンケルは報道陣にこう語った。英国議会は1月21日までにEU離脱協定に関する投票を行うことが法で定められている。”

— Silvia Amaro
  “EU Refuses to Help British PM Over Brexit”
  www.cnbc.com 2018年12月14日付


        今の時期は注意すべき重要な短期のジオコズミック・サインがないことから、ひと息入れるには良い時だ。この状態は来年1月2日〜5日の土星とコンジャンクトした日蝕が起きるまで続く。それに今週は12月20日の太陽・天王星トラインと21日の金星・海王星トラインという穏やかなアスペクトが起きる。宇宙と同調しながら1年を終えるにあたっては良い感じであり、もし市場もそれに同期するなら、そこそこの年末反騰があるだろう。もっと個人向けに言うなら、これら2種のアスペクトはテクノロジー(太陽・天王星)に関連する贈り物への喜ばしい反応を示唆している。もちろん愛やロマンス(金星・海王星)の香り漂う親密なギフトも喜ばれるだろう。魚座の海王星はファンタジーを強調し、蠍座の金星は官能性が強まる可能性を持つ。だからあなた自身の想像力を大いに使って自分とパートナーのイマジネーションをかき立てるようなプレゼントを選ぶと良いだろう。

問題はその後だ。時計が新年の刻を告げる。すると、ほとんど即座に現実と直面するべき時が始まる。あなたは心の準備をしておかねばならない。


        過去2週間は、2019年に何を予測し得るかをかいま見るような現象が起きてきた。それは集中的な海王星のアスペクト、例えば火星・海王星への太陽によるスクエア(12月2日〜5日)、火星・海王星コンジャンクション(12月7日)、そして都合5回のうち4回目の天王星・海王星セミスクエア(12月14日)、そしてその間に起きた水星逆行の終了(12月6日)の為せる技だ。これらのジオコズミック・サインを集合体の心理に落とし込んで見るなら、これは巨大なスケールで起きる混乱と不確実な感覚として捉えられる。そして投資家達(そして当然ながら株式市場)はそのどちらも嫌う。短期の宇宙的絵図は今後2週間の一時的な休憩モードを指し示してはいるが、その一方で、より大きなジオコズミックの青写真は政治・金融のシステムにおける統制力と視野の喪失が、ビジョン、プラン、そしてよく統御されているという幻想を生み出す危険を示唆している。つまり平たく言って、例えば英国が自らのブレクジットの舵取りをしようと苦闘するのを横目で眺めながら、ヨーロッパがそれに手を貸したがらないのは実際のところ何に起因しているのか?

        過去2週間にわたる海王星アスペクトのヘビーな猛攻は、事態を収拾させなかった。それは来年、木星が海王星にスクエアを形成(1月〜9月)し、同時に天王星が5月2日まで海王星にセミスクエアを形成、そして木星が天王星にセスキコードレイト(またはセスキスクエア、135°)を形成(1月〜10月)する年の前奏曲だった。これは換言すれば、2019年には大半の時が、これら3惑星(木星、天王星、海王星)の間に繰り広げられる葛藤に費やされるだろうということだ。それは3惑星が互いの配置において生じる質の相反性と、分岐し乖離しようとする活動の中で、それぞれのテーマを統合する道を見つけ出そうと試みる過程だ。

        その一例として、海王星を考えてみよう。これはこの宇宙的な糸(意図)を紡ぐにあたって、まず間違いなく最も壊滅的な力を持つ、重要な鍵となる惑星だ。他に理由があろうと無かろうと、1)海王星は自ら支配する星座宮に在泊し 2)他の惑星達が去った後でさえ、まだそこに留まり続ける。海王星が抱えるジレンマを解決するには、常に最善の「正道」を歩むしかない。それは他者の向上のために自らを犠牲にすることを意味する。海王星は与える時、そして他者を助けるという動機付けがある時に、最も強さを発揮する。だが海王星がただ受け取ることのみを欲し、抵抗し、他者を中傷するという手段に出るなど最悪の道を選べば、大規模な無秩序と幻滅へと人々を導いていく。しかし、これが世界を支配するテーマである時に、誰も互いに手助けしようとせず、関わり合いになることさえ誰一人として望んでいない*

        では次に木星を見てみよう。木星は1月13日、6月16日、そして9月21日に海王星にスクエアを形成するが、その影響力のオーブはすでに発効中だ。木星は海王星と同様に、自ら支配する星座宮(射手座)を運行中だ。だからこれは2019年において、二重の重要性を持つ。木星と射手座の特質は、他の惑星に触れた時はそのやり方を踏襲しながら、何であれ増大、拡大、あるいは誇張するというものだ。

だからまさに今、私達の目前には選択肢がある。正道を歩み、他者を助けるために手を貸し、場合によっては犠牲を払うことも厭わない大きく広い心を証するか、集合心理の混沌と幻滅に導く欺瞞、嘘、中傷や侮辱の増大に手を貸して、他者を責め立てる道を歩むかだ。ここで再度言うなら、投資家は混乱と不確実性を嫌う。そしてこれらの力学が増長(木星)していけば、彼らの嫌気もまた共に増大する。そして金融市場をヒステリー症状とパニックに引き込んでいく。

        射手座の木星はまた、貿易も支配する。歴史的に見て、木星が射手座を運行する時は、株式市場と商品市場は高騰する。だが過去の歴史において、魚座の海王星とスクエアを形成していたことはない(これは166年ごとにしか起きない)。直近の米国・中国間の貿易戦争は、より高い関税を通じた不吉な脅しに絡んで起きているが、今やそれが中国経済を減速へと導いている。これは米国大統領が予測した事とは反対の、いやそれ以上の影響をもたらすだろう。

おそらくは新たな関税が中国経済の成長を遅らせ、それが中国を譲歩させることになるとは予測されたかもしれない。だが、こうした中国経済の減速が、翻って米国自身の経済減速に繫がり、ついには不況となって株式市場が不安定になることについて、明確に理解されていただろうか? 

言葉を換えれば、射手座の木星自体は世界の経済と株式市場にとっては好ましい影響を与える。しかし、海王星にスクエアを形成する時、世界の指導者達は、木星と海王星が必要とする努力、すなわち自己犠牲と互いに助け合おうとする意志をもって行動することとは正反対の道を進むように見える。そして敵意を増幅させ、助力を与えることを拒絶して互いの手を振り払い、相手を責めることに終始するかもしれない。たった1ヶ月前には多くのアナリストが世界経済の強さを喧伝し、株式市場の繁栄をうたっていた。その時、彼らの視野には不況の影などなかった。今日、その見通しを信奉し続ける者は誰もいない。

木星・海王星のシグナルの下で起きる深刻な不況の可能性は、天王星が海王星にセミスクエアを形成することによってさらに悪化する。これら3種の不調和なアスペクトは皆、5つの最遠惑星のうち3つを含むものであり、その後にはシリアスな星座宮である山羊座で2020年に起きる、32年〜27年サイクルの土星・冥王星コンジャンクション(残り2つの最遠惑星)が控えている。もしも上記のような直近の流れがまもなく正常化されることがなければ、事態は非常に素早く極めて醜悪な様相を呈するだろう。ひょっとすると、それはもう始まっているかもしれない。

        しかし、2019年という年はそれでも、もし指導者達が — 一般の人々も同様に — 意識的に(あるいは無意識的に)木星、天王星、そして海王星が持つ前向きな原理を互いに統合していくなら、大きな希望をもたらすはずだ。それは宇宙的観点からすれば、それほど複雑なことではない。ただ心から互いに助け合いたいと望み、相手を出し抜いたり利用したりせず、または相手に犠牲を払わせて「勝とうとする」ことのない心根から生じる希望を意味している。世界における私達のコミュニティが前進し、安定を取り戻して世界の株式市場に繁栄をもたらすか、それとも互いに誠意をもって行動することに失敗し、コントロールを失って予期せぬ結果に直面し経済損失を招くことになるか、全ては私達が魚座の海王星にどう対応出来るかにかかっている。

これは、私達が足を踏み入れようとしている季節を貫く真の潮流だ。もし意図して試みるなら、もし本当に望むなら、私達は出来る。あなたの目に映るものが天であれ、惑星であれ、宇宙であれ、それらは何も強制はしない。ただ駆り立てる力となるのみだ。

それでは皆さん、また来年会いましょう。どうか楽しい休暇シーズンを!

 




訳文ここまで
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訳注(...というか、訳者の私見です)

        海王星(と特に木星のハードな組み合わせ)の厄介なところは、海王星の最善の道と最悪の道の2つが完全に分岐しているわけではなく、両方がひとりの人間(または集合体)の中で複雑に重なり合うことが可能なところかもしれない。もちろん、どの惑星にも最善と最悪の道はあるし、そのどちらもが私達のこころの中に混在している。けれど海王星は全てを微細な霧で覆い隠すという特質を持つため、その茫漠とした視界の中で、わたし達の識別力は曖昧になる。

  例えば、他者を助けようと手を差し伸べる意志を持ち、それを言葉や態度で表現する。けれど実際には行動に移さず、見て見ぬふりをしながら気遣って見せる。あるいは自分の代わりに他の誰かを動かそうとする。この場合、自分が出るよりも他の人のほうが上手くやれるから...などの謙遜めいた理由付けが用意されることが多い。けれど、それはあながち嘘というわけではないかもしれない(弱さであるにしても)。特に木星が絡むケースでは、たとえ自分の力量を超えたことでも何となく「出来る」と "信じてしまう" 場面がある。

あるいは...崇高な意志を持つ者の一人として、同じ意志を持たない他者を下に見て優越感を持ち、愚かな他者を哀れむか蔑む形をとって責めるケースも見られる。もし善意で行動したとしても、自分が期待したような成果が得られないか、相手から感謝されなければひどく幻滅し、傷つけられたように感じる。また一方では、奥深くに何かしらの罪悪感を抱えながら、その贖いの代替として自己犠牲を払うケースもある。その場合、相互の信頼のためというよりは、自分が傷つくことによって過去の罪が軽減したように感じられるという期待が主体となる。そのため、状況を精査しないまま、無意識の内に無責任な相手や悪意を抱く相手を助けようとする場合がある(これが集合的な罪悪感として感じられると、聖なる「使命」として同じ行為を集団内の他者にも求めるようになる)。これは助け合いではなく利用し合う行為で、互いに最悪の結果に繋がっていく。

        海王星によって駆り立てられるこれら全ての衝動が、ひとりの人間の中で複雑に入り混じって発現するケースは非常に多いと思われる。海王星にしても木星にしても、あるいは天王星にしても、どんな惑星もその時々に運行する星座宮の特質と連動することで、その顕れは変わっていく。そして個人のネイタルを含め、同時に働く他の全ての惑星達のネットワークを通じて「現実」として感知されていく。

けれど、やはり自ら支配する星座宮を運行するときの惑星は、最善にせよ最悪にせよ、最大の力を発揮する。「自分は十分に醒めている」「わたしは善意で動いている」と信じるとき(木星の自己過信)夢見るとき(海王星のまどろみ)は、すでに海王星・木星の罠にはまっているかもしれない。そうなれば、天王星はセミスクエアのちょっとした刺激によって、いつなんどきでもそれをところ構わず攻撃性へと変換していく。

  例えば冥王星は、象徴的な死と肉体的な死(物質的消滅)を司り、手ひどい打撃の後に再生を促すと言われる。一方海王星は、最善の顕現では「聖性」を体現するとされる。けれどそこに到達するまでに、ひとは無数の「こころの死」を経験するかもしれない。もしかしたら、自分でも気付かないうちに。光輝く善と、より良い生き方を目指しながら。 

あからさまな破壊を意味する冥王星に比べ、優しげに感じられる海王星の挑戦を突破していくことがこんなにも難しいのは、そのわかりにくさ、見通しの悪さにある。「乗り超えるべき壁なんてどこにあるんだろう?」「その気になって見れば、全ては本来美しいのだ」 ...目をこらして見ようとしても、そこに映る景色は幻かもしれない。 ならば目を閉じて、それでも覚醒していられるだろうか? わたし達はそこに何を見るのだろう? 


  海王星は言う。「他者の中に悪を見るのは、あなたの中に悪があるからだ。」「そのとおり。だからそれを知るあなたの中にもまた悪は存在する。」 海王星・木星・天王星が織り上げる幻想と過信と闘争の罠にかからないためには、善を見るだけでなく、他者と同様に自分自身の中にも潜む「悪」を十分に認め、知り尽くしておくことが必要かもしれない。

評価を下したり断罪するためではなく、永劫の二重螺旋として絡み合い、葛藤しながら生を紡いでいく人類普遍の要素の一片として...。



hiyoka.


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December 09, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント12/10【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年12月10日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週を振り返って ≫

        “経済成長が勢いを失う懸念から11月の雇用拡大は鈍化した。金曜の労働省発表によれば非農業部門雇用者数は155,000人増加し、失業率は変わらず3.7%で1969年以来最低の記録を保った。ダウ・ジョーンズのエコノミスト調査による雇用者数増加予想は198,000人、失業率は変わらずだった。時間平均賃金は再び前年比3.1%の上昇となった。”

— Jeff Cox
  “November’s Jobs Report Falls short of Expectations”
  www.cnbc.com 2018年12月7日付


        “中国のトップ・テクノロジー企業幹部の逮捕によって貿易戦争の危機が高まったことに加え、原油価格の勢いが世界経済の健全性に悪影響を与えるとの懸念を受けて、米国株式市場は大きく急落した。「投資家が多くの疑問を抱えたことからボラティリティが高まった。貿易戦争がエスカレートするのか? FRBは極端な金利引き上げに乗り出すのか? これらが要因となって経済は低迷するのではないか?」コーナーストーン・ウェルス・マネジメントの最高投資責任者アラン・スクライーンカはこう語った。”

— Adam Shell
  “Stocks are Plunging. Here’s What You Can Do”
  USA Today 2018年12月7日付


        “ウォールストリートジャーナルによれば、ドナルド・トランプ大統領は彼の通商政策がこのところの市場を打ちのめすボラティリティの高さの要因かどうかを見極めるよう側近アドバイザーに相談してきたという。株式市場では、大統領が火曜に自分のことを「関税マン」だとツイートしてから直近の下落が起きている。ホワイトハウスは中国との貿易摩擦の渦中にあり、トランプは交渉にあたり厳しい姿勢を取ると誓ってきた。数多くの大統領自身のツイートとそれを報じるメディアで、彼はいまだにFRBの利上げを金融市場に問題を起こす要因として非難している。しかし、FRBが金利引き上げのサイクルを引き延ばすかもしれないとの期待感が増す中、株式市場は今週も滑降が止まらなかった。”

— Jeff Cox
  cnbc.com 2018年12月7日付


        前週末にブエノスアイレスで行われたドナルド・トランプ大統領と習近平のいわゆるポジティブな会合の後、先週は世界の株式市場にとってさらなる厳しい週となった。だがそれは、先週このコラムで報じた宇宙の筋書きにはまさにぴったりの成り行きだった。

        『今週末ブエノスアイレスで開かれるG20において、中国と米国間の貿易摩擦に楔が打たれるとの希望を力に、ダウ平均は先週引けに向かって上昇し続けた。宇宙の観点を通したたった一つの問題は、こうした楽観と希望に満ちた射手座の木星のテーマが今やその輝きを失いつつあることだ..... だから先週の喜びとウキウキ気分は、今週になると、何が真に現実となる可能性を持つかというもっと重苦しい評価に取って代わられるかもしれない..... 市場はどう反応するだろう? それは彼らが演し物とそのセリフを信じるかどうかにかかっている。もし彼らが信じるなら、今週の株式指数は舞い上がるだろう。特に射手座の太陽が火星と海王星にスクエアを形成する時は「非合理な活況」が生まれる。あるいは、もし全てがあまりに抽象的で具体性に欠けており、投資家界隈がこんな話は上手くいかないだろうと感知すれば、同じアスペクトのネガティブな側面が示現して失われた信頼がヒステリーとパニックに導くだろう。』

        先週のスタートは調子良く、ダウ平均は寄付で400ポイント以上上昇した。だが週末までに、ダウ平均は月曜の高値から1700ポイント以上を失った。さらに悪いことには、投資界隈のムードが今や相場は急速に弱気に染まりつつあるという見通しに傾いており、反騰は前の高値に届かず、株価は年初来安値を割る瀬戸際まで来ている。これはすでに多くの市場で起きており、ダウ平均もこの流れからそう後れを取っているわけではない。

       一方、 株価にとっての悪いニュースは金と銀にとって良いニュースだ。金は7月11日以来初めて1250ドル以上で引けた。これは8月に発行したMMAのスペシャル・リポートで述べた、金がおそらく8月16日の1167で長期サイクルの底を打ったという見解をいまだに支持する動きだ。 先週は銀にとっても良い週となり、50セント近く騰げて引けた。だが現プライマリーサイクルの新高値にはまだ届いていない。銀については特別な長期的分析を、月曜夜に発行する今週のMMAサイクルズ・リポートに掲載するつもりだ。銀には今後4週間のうちに重要な何事かがスタートすることを示唆する興味深いマーケット・タイミングのトリガーが顕現しているからだ。

        しかしながら、貴金属にとっての良いニュースはビットコインにとっても上々とはならなかった。ビットコインは金曜にさらなる年初来安値3200ドルまで落ち込んだ。しかし、これもまたMMAビットコイン・ウィークリー・リポートや2018年前半のウェビナーにおいてここ数ヶ月にわたり概説してきた筋書きに沿った動きだ。今は市場に細心の注意を払うべき時だ。私の考えでは、驚くべき機会が待ち受けている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週その存在が際立っていた木星と海王星は、2019年のほとんどの期間に対する予告編とも言うべきものだった。来年は木星が海王星に対して3回にわたるウェイニングスクエアを形成するが、それは1月中旬から始まる。

ファイナンシャル・アストロロジーに照らして見るなら、これは典型的な破産のシグナルだ。国や企業も一般の人々も、深く考えずにお金を使い、自分達が稼ぐ以上の多大な出費を気に掛けなくなる。過度に楽観的な希望と夢を抱くが、そのほとんどは現実的ではない。それは喜劇と悲劇のコンビネーションだ。というのは、一方では山羊座の土星と冥王星、そして1月初めに起きる日蝕が、財政面における規律と注意深さを保つ決意の前兆となる。だがその後、木星・海王星スクエアがやって来て、目前にピカピカの格好いい新車や輝く宝飾品を見つけ、突如として誓ったはずの地道さと銀行口座を守り抜く決意の道を逸れるよう誘うからだ。窓から外に飛び出した後は、即座の満足感を得たいという衝動を満たす道をひた走る。そして、少し後に請求書が届く。その時になって、あなたは考え始めるのだ。『自分はいったい何を考えていたんだろう?』

        これは問題だ。あなたは何も考えなかった。あなたは星に願いを込め、『自分には欲しい物を持つ資格がある』と自分自身を納得させる。今、私はそれが個人的な出来事であるかのように書いているが、その実けっして個人の人生だけに起きる事柄ではない。これは来年の木星・海王星スクエアの影響下で、多くの国々の政府や統治機関に勃発しそうな問題なのだ。そしてその問題は、その後に起きる2020年のカプリコーン・ステリウムに繋がるセットアップでもある。射手座の木星が2018年〜2019年にもし自信過剰で過度にポジティブであれば、その直後に山羊座で起きる木星、土星、冥王星の会合は、この時期に向けてよく考え抜いたプランでも持たない限り、徹底的な懸念と悲観に彩られるだろう。結局のところ、景気が低迷して経済不況に陥るとすれば、その時キャッシュを持つ者が全てをバーゲン価格で手に入れるかもしれないということだ。

        ファイナンシャル・アストロロジャーにとっての重要な挑戦は、2019年の木星・海王星ウェイニングスクエアが本物の金融パニックの始まりとなるのか、あるいはこの低迷期が突然反転して壮大な反騰と株価の「バブル」が示現するのかを見極めることにある。木星・海王星の組み合わせの下では、元FRB議長アラン・グリーンスパンの言葉で有名な「非合理的な活況」となるか、または人々が平静さを失い自分達のリーダーに対する信頼も瓦解してヒステリーとパニックに陥るか、そのどちらも起こり得る。そして今のところは、後者が実現する可能性が高いように見える。

だがとりあえず現在は、私は射手座の木星への期待を諦めてはいない。何といっても歴史的に見てこれは、その運行が終わるまでの間に世界の株式市場に起きる強烈な反騰と同期してきた最強の惑星/星座宮コンビネーションの一つだからだ。もちろん、初期の段階に急落が起きることはあり得る。だがその後の反騰は目覚ましいものがあるかもしれない。

しかし一般的な見方をとれば、株式市場は木星が射手座を運行する間(2018年11月8日〜2019年12月2日)に長期サイクルの高値をつけ、その後、木星が山羊座から水瓶座に向けて進む(2020年〜2021年)ようになると、膨れあがったバブルから空気が抜ける。上がったものは、下がらねばならない。






訳文ここまで
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November 25, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント11/26【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年11月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週12月2日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
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≪ 先週を振り返って & 短期・長期的考察 ≫

        “現在、私達の最大の懸念はビットコインが11,700以上に反騰せず、その後5980以下に下落することで、そうなれば本物の決壊が起きて1362〜4475(12月18日の史上最高値から77%〜93%の下落、バブル破裂後の私達の法則)まで見ることになるかもしれない。したがって、もしあなたが長期投資を見込んでいるならこの可能性に向けて準備しておかねばならない。”

— レイモンド・メリマン
  “MMA ウェビナー” & MMA週報 より 2018年4月29日 

        さて、それは先週起こった。ビットコインは11,700以上で取引されることはなく、今年に入ってずっとMMAの週報や日報、4月29日のウェビナーで呼びかけてきたとおり、先週急落して現在は4000ドル水準を試している。当初からその消滅を予想し続けてきた人々以外で、1年近く前からこの事態を予測してきた者はいるだろうか? これは再び、ジオコズミック研究の原理と歴史的な市場チャートの分析を統合した時になし得る事 — いかに正確な予測が出来るか — の一事例となった。ではビットコインはどうなのか? これについては2週間後(日本版は12月25日)に刊行予定の『フォーキャスト2019』中の章『牡牛座の天王星:アブノーマルと化す「ニューノーマル」*』 を一読されることをお薦めする。銀行は依然として狂い出す存在の候補だが、製パン業や焼き菓子メーカーもそれに加わる。食品(と精肉)価格が2019年末〜2020年のカプリコーン・ステリウムの高騰に向けてセットアップされつつあるからだ。
* この章は来春発売予定の電子本『マンデーン2019』にも収録されます。

        世界の株式市場に関しては多くが弱気に見える。史上最高値は2018年10月3日に示現しており、それは天王星に対し土星が最後のウェイニングトラインを形成してから2ヶ月以内だったことから、その見方は正しいかもしれない。過去4回のケースを見ると、この45年サイクルのジオコズミック・サインは、どの回にもその中央時間帯の前後2ヶ月以内に株式市場が長期の天井をつけている。もし10月の最高値が維持されれば、これが5回目ということだ。

        しかし、木星もまた13ヶ月にわたる射手座の旅を開始した。木星は射手座を支配し、2018年11月8日〜2019年12月2日まで自らの領土を旅する。木星も射手座も「拡大」「成長」そして通常は「楽観」を支配する。歴史的に見て、射手座の木星は株式市場における長期サイクルの天井とは強い相関性を維持している。となると可能性としては、前の高値に対しダブルトップを形成することも考えられる。同時に木星が、やはり自ら支配する魚座に在泊する海王星にスクエアを形成することを考慮すれば、この仮定にはより信憑性が増してくる。このシグナルは、すでに十分誇大な性質を持つ射手座の木星をさらに誇張するものだ。

だが、海王星へのスクエアは、株価にとってポジティブにもネガティブにも相関する。つまり、株はチャートが「バブル・フォーメーション」となるほど舞い上がるか、または錐もみ状態で急落するかのどちらかというわけだ。何故なら、木星・海王星のアスペクトが「楽観」として示現しなかった時は、ヒステリー状態に襲われて収拾がつかずパニックに陥るからだ。これがその後に控えるカプリコーン・ステリウムへと導くセットアップだ。私達は『フォーキャスト2019』でこのセットアップについて取り上げる。本はすでに書き上がっており、後2週間で発売(日本版は12月25日発売)だと言っただろうか? たぶん言ったと思う。 あなたが2019年の世界を航海するにあたり、もし正気を保ちたいならこの本を必要とするだろう。

        では先週の市場に戻ろう。米国においては祝日だったかもしれないが、世界の株式市場は楽しげなホリデーシーズンにふさわしい素敵な絵を描くことはなかった。いくつかの市場は10月26日〜29日の安値以下に沈み(ナスダック総合、ドイツのDAX、オーストラリアのASX)、そして他の市場も非常によく似た動きとなった(ダウ平均、S&P、日経)。これは射手座の木星の下で予測されるような動きではない。ただし木星はまだ旅の端緒に就いたばかりであり、株式市場はいまだに、10月5日から始まった、多くの指数の史上最高値や数年ぶりの高値と相関する金星逆行モードの余波の中にあるのかもしれない。その逆行は先週、11月17日に終わった。そして同じ日にトリックスターたる水星が3週間にわたる逆行運動を開始した。もし金星逆行があなたを少しばかりクレイジーにしなかったとしたら、おそらく水星逆行期にそうなるかもしれない。そして水星のトリックも不発に終わるなら、木星・海王星スクエアも控えている。これが、今年の『フォーキャスト2019』をお薦めする理由だ。

ドナルド・トランプはこう言う。『世界は物騒な場所だ』と。 ファイナンシャル・アストロロジーはこう言う。『一連の集合的な幻滅感の体験が精神を退化させ、集団ヒステリーへ向かう可能性がある』

翻ってこれが、スピリチュアルな関心の高まり、そして(または)世界平和や世界の指導者間に見られる敵対的・脅迫的なレトリックを止めるよう求める大衆運動にも繋がるかもしれない。思うに、私達は2020年のカプリコーン・ステリウムと相関するピーク期を過ぎた後に、その結果を見るのではないか。

        おっと、市場に戻ろう。金融市場で打撃を受けたのは株式市場ばかりではなかった。原油とビットコインも激しい下落をみた。ビットコインの苦悶についてはすでに触れた。そして今度は原油の崩落だが、これも起きるかもしれないと予測していたことだ。先週の原油は50ドルを試したが、それは講読者向けのウィークリー・リポートでここ数ヶ月来ターゲットとしてきたプライスレンジだった。振り返れば10月3日、金星が逆行に転じるたった2日前、原油は76ドル以上で取引されていた。これが、蠍座から天秤座へと戻る金星の動きに呼応する反応で、金星は蠍座でデトリメントであり、天秤座では支配星だ。そしてこれが、こうした下降気流の全てはまもなく反転して全く新しい強気のセンチメントによる市場牽引が始まると考えられる理由だ。だがあるいは、2019年1月〜9月の木星・海王星スクエアに向けて、制御不能な状態が続くのだろうか? この可能性についても今年の『フォーキャスト2019』でいくつかのケースを想定している。ん?本はもうすぐ発売だと言ったかな?

        今週のコラムを終える前に、もう一つ言っておこう。金星(天秤座を運行中)が11月30日に天王星にオポジションとなる。1ヶ月前にも同じアスペクト(10月30日〜31日)を形成したが、当時金星は蠍座に在ってしかも逆行中だった。もしこれら2種の類似アスペクトの形成が 重要な安値と同期するようなら、何と綺麗な対称性になることだろう。とはいえ、私達はこれも頭に入れておかねばならない。水星逆行と強調された天王星の下で、支持帯と抵抗帯はしばしば破られる — そしてその後反転する。トリックスター水星は境界線を破ることが大好きで、その後再び踵を返し、何度もフェイクアウトするのだ。

物騒な世界、そしてクレイジーな時が待っている。

『エゴを捨てよ だが揺るがぬ精神をしっかりと保て』

これからの新しいヒットソングや呪文の詞には良いフレーズではないか。それに射手座の木星と魚座の海王星にもよくフィットしている。






訳文ここまで
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November 18, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント11/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年11月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のメリマン・コラムは抄訳になります。なお、≪ 長期的考察 ≫ は今後の米国経済についての話題ですが、時間の都合で省略させていただきます。
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≪ 先週を振り返って ≫

先週の各市場の動きに関して:

  エコノミストは原油の過剰供給が下げの要因であると言い、政治アナリストはBrexitとメイ首相辞任観測のゴタゴタが英国ポンドを下げたと言う。ビットコインが急落した真の理由は誰にもわからない状況だが、それを言えば1年前に何故あんなにも急騰したのかについても実は誰もわかってはいない。ビットコインの分岐点に関わる何かが発動し、それを追って新たな仮想通貨が誕生している。一方、「分裂」はビットコイン自体の価値を下げるかもしれない。

そしてここに私達の分析の鍵がある。「価値が下がる」とは? ファイナンシャル・アストロロジャーにとって「価値」とは何か? 「或る物が価値を持つ」という概念を支配するものは何か? それは金星だ。そしてそれこそがまさに過去6週間にわたって原油、株、銀、通貨、ビットコインに至るまで、金融市場を揺るがせた「モノの価値」のドラマティックな変化の原因だ。

6週間前の10月初旬、米国株式指数は史上最高値をつけ、他の多くの市場も数ヶ月ぶりの高値をつけていた。原油はほとんど4年ぶりの高値水準に達していた。ドル/円は約1年ぶりの高値で、米国債は8年ぶりの安値水準(金利は最高水準)に沈んでいた。サウジアラビアの著名なジャーナリストで評論家だったジャマル・カショギは10月2日、トルコのサウジ大使館で無惨に殺害された。そして10月6日にはブレット・カバノーが上院によって最高裁判事に任命され、その後は怒りに満ちた党派間バトルが続き、米国大衆に蔓延する政治的分断の裂け目はますます広がっていった。これら節目となるような出来事の全てが10月2日〜9日に起きている。そしてこの期間全てに共通する一つの要因、それは10月5日に蠍座で金星が逆行に転じたことだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


    ファイナンシャル・アストロロジーにはいくつかのルールがあって、驚くことにその一部は上手くいくことさえある!... 冗談はさておき、ファイナンシャル・アストロロジーの原理の一つに、水星、金星、火星の逆行日に向かって数ヶ月のトレンドを保ってきた市場はどれも順行日まで続く反転トレンドの候補。中でも金星が一番信頼度が高い。

11月16日金曜、金星は10月5日に始まった6週間にわたる逆行運動を終えた。これは19ヶ月ごとに起きる事象だ。金星は「価値」を支配する。また「愛情」をも支配するが、それはまた別の話だ。とりわけ今回の金星逆行は蠍座で起きている。蠍座の金星の下で愛の話をしたいとは思わない。なぜならその取り合わせで愛と欲望の違いを定義するのは困難な話だからだ。もしその話をし始めたら、私は市場のトレンドとその転換という主題から簡単に外れて話し込んでしまうだろう。だが通常、それはこのコラムの主題ではないのだから。

    そんなわけでこの6週間を振り返ってみると、何かが変わったことは明確だ。10月5日頃、投資家は多くの市場で強気だった。その後彼らは、今週金星が逆行運動を終えていくにつれて、弱気に転じた。要するに、投資家は今その価値観を再び変え、市場はカウンタートレンドが起きる以前のトレンドに戻るということだ。つまり株にも原油にも再び買い気が生じ、金利も同様で、この6週間下げていたものが上昇を再開する。

    こうしたルールを妨害しそうなたった一つの宇宙要因として考えられるのが、トリックスターたる水星だ。11月16日に金星が逆行を終え、まもなく株式市場により明るいムードが漂いそうな中、トリックスター水星が3週間にわたる逆行ドラマを演じる。これは12月6日まで続く。金星逆行時は私達が物事に置く価値観(資産、愛、欲望など)の変化が問題となるのに対し、水星にまつわる問題は、コミュニケーションの齟齬、そして後先考えずに無造作に下した決定が後に再考や変更を招くような事態だ。全ては「変化」に尽きる。

今回の場合、市場の価値観は今後数日間にわたって揺れ動く傾向が出やすい。非常に短期の間により大きなボラティリティと価格の上下動が起きると考えられる。






訳文ここまで
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November 11, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント11/12【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年11月12日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
  今週から2週間は『フォーキャスト2019』の締切が近いため、このコラムは短縮版とさせて頂くのでご了承頂きたい。 — R. メリマン



≪先週〜今週の展望≫

        ハルバート・ファイナンシャル・ダイジェストによると、1900年以来、中間選挙前の第二四半期までの伸びは1.4%に過ぎなかった。しかし選挙後の6ヶ月では、市場は年換算で21.8%成長し... もし共和党が上院と下院、そして大統領職を支配すれば、過去を遡った平均リターンは9.8%だ。だがもし民主党が下院を制し、共和党が上院を守るようなら、分裂した議会は0.2%の成長しかもたらさない。

— Nicholas Bertell
  “What Midterms Mean to the Market”
  https:/www.times-standard.com 2018年10月14日付
  ※私達は先週、後者の結果を得た。

        米国の原油価格は金曜に10日連続して下落し、弱気相場入りの領域まで深く落ち込んで今年のベンチマークとなった上昇分をかき消した。リフィニティブ* によれば、米国原油市場の10日にわたる続落は1984年中盤以来最も長い記録だという。

— Tom DiChristopher
  “Crude Oil Posts Longest Losing Streak in Over 34 Years, Falling For 10th Day”
  https://wwww.cnbc.com 2018年11月9日付


* 前トムソン・ロイター ファイナンシャル&リスク部門

        金星の逆行運動によって、11月は金星・天王星オポジションに挟まれる形となった。最初は10月30日、そして再び11月30日だ。今月はまだ始まったばかりだが、金融市場は非常に落ち着きのない動きで、典型的な強度の天王星症状を見せている。もちろん、これは金星が11月16日の方向転換に近付いていることも一因かもしれないし、天王星、木星、そして月のノード軸が先週11月6日〜8日、米国中間選挙の最中に運行する星座宮を変えたことも影響している可能性がある。それぞれ12年かそれ以上のサイクルを持つ三つの惑星が揃ってサイン・チェンジをするというのは珍しい事象だ。

        世界の株式市場は10月26日〜29日のプライマリイーサイクルの安値をつけた後、先週木曜11月8日に向けて急騰した。これは金星逆行の中間時点(中日)と同期した。株式指数は木曜〜金曜には下げに転じ、一部の指数はかなりハードな下落をみた。例えばダウ平均は金曜に200ポイント以上下げて引けたが、選挙翌日の11月7日水曜には545ポイントの騰げを見せている。ナスダック総合の下げ率はもっと厳しかった。何が変わったのだろう?

        中間選挙の結果は、投資家には歓迎すべきサプライズだったように見える。おそらく彼らは連邦議会の捻れを望んでいたからだ。だが2日経つと彼らは考えを変えた。金曜と同じく水曜にも世界経済の伸び悩みへの怖れは浮上していた。だがそこで、二つの惑星と18.6年周期を持つ月のノード軸が11月6日〜8日、火曜〜木曜の間にサイン・チェンジを終えた。惑星が運行する星座宮を変えると、人々の気分は変わり、市場のセンチメントも変わる。惑星が進む方向を変え、逆行や順行とそれに伴う滞留に入っても、センチメントはやはり変わる。私達は11月16日、金星が6週間にわたる逆行を終え、水星が3週間の逆行運動に入るこの金曜にもう一度それを味わおうとしている。

        私達はまた、米国政府の行政部門においても「センチメントの変化」が起きたのを見ている。選挙の翌日、トランプ大統領は司法長官ジェフ・セッションズを解任した。ひょっとするとこれは単に来年への手始めに過ぎないかもしれない。山羊座の土星と冥王星は、トランプ大統領のネイタルの太陽に150°のクインカンクスを形成する。クインカンクスは「調整」を意味するアスペクトだ。多くの場合、人はまず物事の現況やその方向性に満足がいかず、変える必要性を感じる — どんな変更でも全く変えないよりはマシだという気持ちだ。だが初めのうちは、何かを変えるという考えそのものが幾分かのストレスとなる。しかし一度変化を起こして新しい条件や状況に当事者が適応してくると、物事は往々にして変化の前より上手くいく。それでも変化の必要性はそれが浮上した当初は驚きや不安をかき立てるものだ。

        また、私が先週面白いと思ったもう一つの出来事は、トランプ大統領が就任以来の2年間を振り返り、自分の辛辣な言葉を後悔していると実際に口にしたことだった。11月5日月曜、彼はシンクレアブロードキャストグループのインタビューで『私はもっとずっと柔らかい調子で話をしたいし、ぜひとも上手くやっていきたい』と語った。これはジオコズミックな観点から見て興味深い。何故なら彼は、自分のネイタルの月にオポジションを形成するネイタルの太陽・天王星コンジャンクション(彼は月蝕の生まれだ)に対し、トランシットの海王星がTスクエアを形成する4年間に入ろうとしているからだ。

トランシットの海王星は平和を求める内的衝動と、ストレスを出来る限り避ける必要性を示唆する。これについては来月出版される『フォーキャスト2019』でも触れているが、もっと穏やかでストレスの少ない環境作りをしないと、健康上(肉体的にも精神的にも)悪い結果に繋がりやすい。もし彼が実際に、もっとずっとソフトな物腰で上手くやっていくことが出来れば、有益な進展が数多く生まれるだろう。だが同時にそうしなければ、またはストレスを減らすことが出来なければ、彼はより多くの問題に突き当たることになる。人生に起きるこのタイプの惑星サイクルを扱ってきた経験を基に私の見方を述べるなら、これは『私はもっとずっと柔らかい調子で話をしたいし、ぜひとも上手くやっていきたい』ということより、『私は自分自身の健康と安全を護るためにぜひともそれが必要だ』というセンチメントだろう。

        先週の他の市場を見るなら、原油は2月14日以来の最安値水準まで下落した。これは17ヶ月サイクルと3年サイクル両方の底値へと落ちていく途上で、おそらくそれは木星が海王星に対するウェイニングスクエアを3回形成する2019年9月までに示現するだろう。木星と海王星は原油の共同支配星だ。非常に興味深いことに、来年中、木星は自ら支配する射手座に、海王星もまた自ら支配する魚座に在泊する。これは1852年以来見られなかった事象だ。射手座と魚座は原油を支配する星座宮だ。したがって、私達はこの期間に長期の底値が示現すると予測しており、これについても『フォーキャスト2019』で詳説する。

        今のところ、私達の関心は金星と水星が方向転換する11月16日、そして金星が天王星にオポジションを形成する11月30日に向けられている。これらの期間に市場が横ばいになると予想してはいけない。また人々 — とりわけ国や銀行のトップを占める人々 — が静かにしているなどと思うなかれだ。

とはいえ、あなたの愛情生活はとてもエキサイティングになるかもしれない。いささか手に負えなくなる可能性はなきにしもあらずだが。長期的な観点からすれば、愛する人との関係は落ち着いてよく制御されているほうが良いだろうが、短期的にはそれほど面白味がないかもしれない。木星が先週射手座に入居し、火星が今週15日に魚座入りすることから、多くの人達が「落ち着いてよく制御された状態」とはかけ離れた感覚を味わう可能性がある。

12月中旬に向かうにつれて、全てが誇張されて見えてくる。その場合、「境界線」が問題の焦点となるかもしれない。あなたの進路上に相手が引いた「レッドライン」が見えていないか気をつけよう。そしてそれを越えて賭けに出る前に、よく考えたほうが良い。

また投資家にとっては「不注意」が高くつくことになるだろう。だから油断せずに焦点を絞ることだ。好機はそこに存在する。







訳文ここまで
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October 28, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/29【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ

来週のメリマンコラムは都合によりお休みさせていただきます。
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≪ 先週を振り返って ≫

        “今月はいくつかの要因が重なって市場に打撃を与えた — その一部は金利上昇への失望と怖れ、予算支出をめぐるイタリアとEU間の衝突、反体制ジャーナリスト殺害後のサウジアラビアへの非難、そして最後に控えるのは世界経済の成長鈍化への懸念だ。”

— Fred Imbert
  “Dow Dives Nearly 300 Points, S&P Dips Into Correction Levels
   in Another Wild Day on Wall Street”
  www.cnbc.com 2018年10月26日付

        “ジェイ・パウエル(FRB議長)への非難は低金利の維持を困難にする... 間違いなく、トランプ大統領はホワイトハウスから誰かに文句を言うことでどんな景気減速からも人々の目を逸らそうとしている。政治家のほとんどがそうだとはいえ、トランプ氏はとりわけ引き立て役を必要としている... より大きな経済リスクは海外の成長の鈍化で、トランプ氏はこれを懸念すべきだが、彼は気にしないと明言してはばからない。トランプ関税もまた貿易の流れを痛めつけている。国境税は高くつくだろう。”

— “Trump Flunks Fed Politics”
  ウォールストリートジャーナル 論説ページ 2018年10月25日付


        世界の株式市場は直近のMMA★★★重要変化日(CRD)だった10月3日以来、下落を続けた。この時間帯は非常に重要な10月5日の金星逆行開始日を含んでいた。実際、多くの株式指数が先週末の10月26日に数ヶ月ぶりの安値をつけたが、それはちょうど金星逆行の中日だった。私達のルールは『メジャーサイクルまたはプライマリーサイクルのリバーサルが金星逆行日近辺に示現しなかったどんな市場も、逆行期中日前後2日の間にそれが起きる有力な候補となる』だ。

今回の場合、このルールは株式指数には適合しなかった。何故なら金星が逆行に転じたタイミングでリバーサルを起こしたからだ。これらが今すぐ下落を止め、反転すると考えるだけの説得力ある材料はまだない。しかしユーロや米ドルのように、いくつかの金融市場はまさにこのルールに適合した動きとなった。また、合致しなかった(株式市場のように)市場にもリバーサルの可能性は残っているが、反転が起きる歴史的頻度からすると、逆行開始時にトレンドが転換しなかった市場ほどの信頼性はない。


        先週は天王星がフル稼働の週だった。10月23日、太陽が天王星にオポジションを形成した。その翌日は天王星とコンジャンクションの満月だった。10月31日水曜には金星が天王星にオポジションを形成する。天王星を含む複数のジオコズミック・サインが短期間に続々と立ち現れる時、金融市場は(株式市場のように)多くの場合、非常に急激な価格変動を起こす。前後4日の間にしっかり確立された支持帯を突き破って下落したり、鉄壁の抵抗帯を突き抜けて騰がったりするのだ。しかし、とりわけリバーサルの可能性が実現しやすいのは、これら二つの天王星アスペクトのミッドポイント±2取引日だ。そしてそのミッドポイントは先週土曜、10月27日だった。

        他の市場では、金が反騰して8月半ばに発行したスペシャルリポート以来の最高値水準に至っている。8月16日につけた安値1167を割ることはなく、金曜に金はザラ場高値1248をつけた。だが、もっと凄いのはユーロ通貨で、キャッシュインデックスは10月26日金曜に1.1332まで落ち込んだ。これは8月15日につけた年初来安値1.1297とはダブルボトムのレンジ内だ。

最も興味深いのは、金が数ヶ月ぶりの高値に沸く一方で、ユーロが年初来安値を試し、ドルが年初来高値を試していることだ。通常はドルが上昇する時に金が共に騰がることはなく、下落するというのが常道だ。だがこれもまた金星逆行の常で、金星は通貨と価値を支配する。だから、おそらく11月16日に金星が順行に転じるまで、今のところルールも逆に働いている。だが、金星逆行が終わればすぐ翌日から水星逆行だ。

私達は2018年6月以来続く惑星達の逆行運動の影響下にあり、いまだに解放されることがない。一つ逆行が終わったと思えばまた別の逆行が起きるという具合で、頼りにしてきた磁石も狂い、どちらが北でどちらが南か、もうわからない。トレーダーにとっての問題は、こうも立て続けに惑星逆行の洗礼を受け続けると、いつもなら信頼出来るテクニカル指標が頼りにならなくなることだ。一部のトレーダー(特に未経験の人々)は、それでやる気を失ってしまう。だが経験豊かなトレーダーは、以前の経験から理解している。これもまた過ぎゆく光景なのだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

        “トランプ大統領が、米国経済にとって最大の脅威はFRBだと示唆した。だがエコノミストとしては、不景気はオーバーヒート(たぶん赤字でまかなう減税のせいだ)か政策ミス(たぶん経済が依存するサプライチェーンを破壊している)によって創り出されるのだと言いたい。実質ゼロ金利下での完全雇用はおそらく(限定的な意味では)政策ミスではなかろう。”

— Paul Donovan
  “To redo, or redo”
  www.ubs.com/pauldonovan 2019年10月24日付

        “(トランプ氏は)素晴らしい成果を挙げた — 失業率の低下、経済成長、最高裁判事の一件、そして不完全な税制法案をまがりなりにも通し、しかも前の税制よりほんの少しマシだった。 誰も触れようとはしないようだが、今のアメリカは繁栄と平和を楽しんでいる — あるいはこう言ったほうが受け入れやすいかもしれない。つまり、成長と新たな戦争をしていない状況を享受している。そして、このような状況下で大統領が50%の支持率も得られず、(中間選挙の事前予想で)彼の共和党がもっと良い位置につけられないというのはまさに驚くべき事態で、それがこのところ続いてきた。”

— Peggy Noonan
  “A Long Way From the Arsenal of Democracy”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月20日〜21日付


        “9月18日、巷では「フォード VS カバノー」問題がかまびすしく取り沙汰されていたが、その間にトランプ氏の支持率が上がり始めた。それは今や平均40.6%から44.1%だ。なんとウォールストリートジャーナル/NBCの世論調査では47%を叩き出している。”

— Daniel Henninger
  “The October Surprise Arrives”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月25日付



     今現在、トレーダーにとって何より重要な疑問の一つは、米国と他の国々の株式市場に実質的な弱気相場が始まったのかどうかということだ。宇宙的観点から言えば、そう考える理由はあるし、またそれが単なる一時的修正安に過ぎず、再び史上最高値を目指す、驚くべき反騰前の下落だと考える理由もある。

        まずは弱気な見方から検討しよう。10月3日につけた史上最高値は、土星・天王星の4回目にして最後のトラインが形成されてからわずか数週間後のことだった。この45年サイクルのアスペクトは、8月終わりの10日間を通して正確なトラインの度数からわずか13分離れただけだった。歴史的に見て、米国株式市場はこのアスペクトの時間帯(この事例の場合は2016年11月〜2018年8月)の前後2ヶ月の間にいつも長期サイクルの天井をつけてきた。

前回このアスペクトが展開した時は、1973年1月の史上最高値と同期し、その後ウォーターゲートの失態が始まったことに端を発して株式市場は1974年12月に向けて世界大恐慌以来最大級の下落をみた。

ダウ平均は1973年1月の史上最高値から1974年12月の36年サイクルボトムまで、その価額を46%も失った。新たな弱気市場が10月3日から始まったとする考え方は、現在起きているテクニカル上のダメージが悪化することを意味する。日足と週足の支持帯が破られて様々な長期チャートのフォーメーションも損なわれ、総じて弱気市場に似たふるまいを見せている。確かにこれは弱気市場が展開していく時の動きだ。サポートを次々に下抜けし、全ての反騰は短期に終わる。


        だが、宇宙はまた強気の見通しにも余地を与えている。11月8日、木星が射手座入りし、その後13ヶ月在泊する。これはその間に長期サイクルが天井をつけるという歴史との強力な相関性を誇る配置だ。

この見方を裏付けるのは、2018年11月6日に迫った中間選挙だ。最近の市場は、米国の重要な国政選挙の直前に重要な安値をつけてきた。さらに、どんな形にせよ中国との貿易紛争が解決すれば、それは強力な反騰に結び付く可能性が高い。しかも射手座の木星は、世界の交易にまつわるせめぎ合いを解決していくには調和的だ。

また、もう一つこの見通しの裏付けとなっているのは、金星が11月16日に逆行運動を終えることだ(そして水星逆行が始まる)。市場は金星が逆行に転じた時、トップアウトした。『金星(または火星)が逆行に転じた時、プライマリーサイクルかそれ以上のサイクルの天井をつけた市場はどれも、順行に転じる時に底を打つ(反転する)強力な候補となる』。 したがって、宇宙的観点からすれば、これからの3週間は非常に重要だ。


        金星が逆行に転じる時、人々(投資家)の気分は変わる。政治家や銀行家もまた人間に過ぎない。だから気分が変わる。金星が順行に転じる時、彼らの気持ちは再び変化し、それまでの物語も言い訳も、元に戻って最初に気が変わる前の状態に落ち着く(サウジアラビアの事例を見てみよう)。それはまるで因果がめぐっているようだ。あるいは、かつて好きだったものが再び蘇ってもう一度好きになる(以前の恋人のように)。だがその後、そもそも何故それを手放したのかをもう一度思い知り、再び別れを告げるという流れかもしれない。


ところで...天王星が牡牛座入りした5月中旬以来、肉牛の相場を追っている人はいるだろうか? 肉好きにとって、きっと今後数年の食費は高くつくことだろう。 







訳文ここまで
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October 21, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月22日(フリー版より)

翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週も時間の都合により抄訳(短期ジオコズミクス〜のみ)とさせていただきます。
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≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

    “米国政府は先月終わりを迎えた会計年度において過去6年間で最大の財政赤字を抱えた。これは急成長する経済と(少なくとも今のところは)減税が歳入の増加を抑制している状況においては異常な拡大ぶりだ... ホワイトハウスと議会予算事務局によれば、今期に入って赤字額は1兆ドルに向かっている。”

— Kate Davidson
  “Deficit Swells as Tax Cuts Take Bite”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月16日付

    “トランプ大統領は全閣僚に対し、各省庁の来年度予算を5%削減するよう指示した。議会予算局による年次報告で共和党主導の減税によって連邦財政赤字がここ6年で最大レベルに達したとの公表を受けて... 去年の税制協議で民主党は、共和党が減税によって積み上がった赤字をセーフティ・ネットの予算を削減する口実に使うだろうと警告していた。”

— Siobhan Hughes, Ricard Rubin, and Rebecca Ballhaus
  “Trump Wants Budget Cuts as Deficit Grows”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月18日付



    2020年1月12日にスタートする土星・冥王星の31年〜37年サイクルがすでにその存在を露わにし始めた。経済関連で言えば、その前後18ヶ月を含めた時期は債務増加、信用格下げと併せて赤字予算が膨らむ。これは特に土星が絡む時の冥王星の重要なテーマの一つだ。

この2惑星のハードアスペクトの影響下では、もう一つ頻繁に見られる出来事がある。それは政治的暗殺であり、これも先週は10月2日に起きたトルコのサウジアラビア大使館におけるサウジ市民の謎めいた失踪事件として衆目を集めた。彼はワシントンポスト紙の記者でもあり、サウジ王室に批判的だった。これもまた、先週火曜の強い反騰の後に株式市場に起きた下落の一因となった。米国財務長官スティーブ・ムニューシンは広く喧伝されていたサウジ投資会議への出席をキャンセルした。その発表を受けて、ダウ平均は火曜につけた週の高値から400ポイント以上急落した。

    ボラティリティは今週も低下しそうにないし、サウジへの疑惑も、政府の新たな赤字と増加する負債への批判も収まりそうにない。

10月23日火曜、冥王星が支配する蠍座に太陽が入居する。そして同時に天王星とオポジションになる。その翌日(日本時間25日午前1時45分)は強力にチャージされた満月だ。太陽・天王星のオポジションは、歴史的にみてもそれほど強いリバーサルのシグナルではない。プライマリーサイクルとの相関性は前後12取引日の内に52%だ。しかしながら、前後たった4取引日の内に約4%前後と、非常に急で短期の価格上下動には74%の確率で相関する。

一方、金星は10月31日に冥王星にオポジションとなる。これはプライマリーサイクルかそれ以上のサイクルに対し、より強い相関性(71%)を持つことが知られており、やはり71%の確率で前後4取引日の内に急激な価格の上下動が起きる。この二つは10月25日〜29日にオーバーラップしているが、これは今週木曜から次の月曜の間に重要な天井または底が示現し、それがどちらか一つの上下動の終わり、または始まりになると予測出来ることを意味する。この1〜2週間は、束の間の激しい値動きを好む短期のデイトレーダーには良い時期となるに違いない。

    だが私達は、金星が逆行運動を終えた後、すぐに水星が逆行を開始する11月16日の方により注意を払っている。(方向転換の連続ということで)そこでは再びボラティリティが大きく高まるだろう。どちらも前後4取引日の内に70%以上の確率で急激な価格の上下動との相関性を持っている。しかも今回の場合、金星順行は前後10取引日の内にプライマリーサイクルかそれ以上のサイクルに対し73%と非常に強い相関性を保っているのだ。

    ではこれを個人生活レベルで見ればどうか? 金星は自ら支配する天秤座で順行に転じる。これは、今月残りの日々をロマンティックな吸引力の高まりへと導くかもしれない。だから自分が現金をたっぷり持ち合わせているか、またはカードローンにまだ余裕があるかを確かめておいたほうが良いだろう。何故なら、魅力的な誰かと出逢い、相手をロマンティックな夕食に誘って楽しい時を過ごした後で支払いが出来ないと気付く可能性があるからで、そうなると格好が付かないだろう。

政府にとっても個人にとっても、蠍座(負債)に焦点が当たるこの時期は全てがそんな調子になりやすい。誰もが持ち合わせのないお金 — または他の人のお金 — をまるで自分のもののように使いたがる。11月は人間関係をスタートさせるのに良い時期だ。だが、非常に良い感じで始まった関係が突如として終わりを迎える月でもある。それは金融市場も同じで、結局のところ、金星は愛とお金を支配するのだ。

ある日確かに手の内にあったものが、翌日は消えている。これが今から11月いっぱいまで巷に繰り広げられる物語の粗筋だ。だから楽しめる内は楽しみながらも、自分の手の内にあるもの(資金、愛、能力 etc.)と共に、訪れる誘惑や衝動を上手に管理していくことをお勧めする。






訳文ここまで
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October 14, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週も時間の都合により抄訳になります。m(_"_)m


≪ 先週を振り返って ≫


引用1:メディアで報じられた株式市場の暴落とFRBをその元凶として「頭がおかしい」と批難するトランプ大統領の文言

引用2:同種の記事

引用3:『フォーキャスト2018』中の、「FRBの独立性」がこの先危機に曝される可能性を示唆した箇所の抜粋


引用を受けて、トランプ大統領のFRB非難に対し米中貿易戦争の深刻化と、それによってトランプ氏の思い切った減税政策が無に帰する結末への危惧をどう考えているのか? そして先週決定した1兆ドルに及ぶ赤字支出もこの急落に関連しているのではないか? 米中冷戦に拍車がかかれば、それは新たな税金を国民に課すに等しいことになるとの懸念など。

10月5日の金星逆行に裏打ちされた10月3日のMMA★★★重要変化日にいくつかの市場が史上最高値をつけた後、世界中の株式市場が週の大半で急落した。

金星逆行は世界の株式指数の重要なリバーサルに相関する最も強力なジオコズミック・サインの一つだ。それは2009年3月6日、大不況以来最悪の弱気市場が終わり、現行の強気市場が始まった時にも顕れている。

全世界の株式指数がほとんど同時にトレンド転換したということは、惑星トランシットが相互に関わり合いながら世界の集合意識に及ぼす影響の重要性を示し、タイミングツールとしてのファイナンシャル・アストロロジーの価値を再び証するものとなった。

株式市場と同様に先週重要な動きとなったのは金。10月10日ヘリオセントリックの水星の射手座入りに伴って、金はおよそ2ヶ月ぶりの最高値水準まで舞い上がって三角保ち合いを上向きに突破した。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

        “先週木曜日(10月4日)、連邦議会がブレット・カバノーの最高裁判事承認関連のディベートに費やされていた間、数ブロック離れた建物内では少なくとも遥かに長期的重要性を持つ出来事が起きていたが、あまり注意を払われることはなかった。副大統領マイク・ペンスが異例とも言える40分をかけて中国を痛烈に非難し『中国はワシントンと北京間の複雑な関係の軌跡において転換点を迎えたと見られる』と述べたのだ。ペンスは中国を、経済力を悪用し、米国の技術を盗み、自らの経済的勃興を助けた米国企業を迫害していると... ”

— Gerald F. Seib
  “The Significance of Pence’s China Broadside”
  ウォールストリートジャーナル 2018年10月9日付

        きっと私は何か正しいことをしているに違いない。先月来、私は読者から幾つかの手紙を受け取った。彼らは私がトランプ大統領に対し、以前のどの大統領に比べてもあまりに厳し過ぎると抗議した。だが皮肉なことに、私は正反対の手紙も幾つか受け取っていた。私が過去のどの政権よりもトランプ政権の支持に回っているというのだ。私はこの現象が、現在の米国に存在する「極化した感性」と「深刻な政治的分断」を如実に示すものだと思う。

念のために言っておくが、私は今世紀の(そしてそれより以前であっても)どの米国大統領に対しても批判的だった。とりわけ彼らが当時その週に顕れたジオコズミック・フォースに動かされて何かを決定したり行動した時はそうだった。

私は宇宙に示される現行のテーマを地上で露わに強調する今日のニュースを常に追いながら話をしている。何故なら、結局のところ、このコラムは教育目的のために書いているのであり、ここは宇宙のサイクルと人間活動のサイクルとの間に存在する相関関係を示すための場だからだ。

残念なことに、現在ニュースの見出しを飾る文言にはどれもポジティブな明るさがない。私は今のメディアが伝えるニュース記事の数々を通して人々が目撃した物事、特に金融市場と政治に関連する問題を伝えているのだ。


        過去2週間の世情の動きは非常に興味深かった。何故なら10月5日に金星が逆行に転じたからだ。いつもの伝で株式市場には見事なリバーサルが起こり、その内の多くがMMAの★★★重要変化日だった10月3日ジャストに史上最高値をつけた。

そこで起きた下落の原因については議論を待たねばならないが、ほとんどのニュース記事はFRBの金利引き上げスケジュールとの関連を伝えている。これは特に蠍座で起きる金星逆行の歴史的足跡と合致するものだ。つまり、金星が逆行する時は中央銀行がニュースの焦点になりやすいのだ。その中身は「政策変更」「新たな見通しの発表」または先週のケースがそうだったように、「将来の金利政策に間接的な影響を及ぼすために新たに発信される行政府からの批判」だ。これは典型的な金星逆行的事象で、金星が地球から見て後ずさりし続ける今後6週間は、中央銀行の動向がニュースになり続けるだろう。

  これからの2週間は、他にこれといって見出しを飾るような大きな宇宙的シグナルはない。しかしそれも10月23日〜24日(日本時間25日午前1:45)に起きる天王星とコンジャンクションの満月までの話だ。その時は太陽もまた、逆行で牡羊座入りする直前の天王星にオポジションを形成する。それまでは蠍座のテーマ(金利、負債、税金、関税)の下で逆行する金星が全てだ。だが満月期に入っても金利問題はまだまだ焦点であり続けるだろう。何故なら太陽・天王星のアスペクトは全ての金利関連市場、例えば通貨や国債市場との強い相関性を持つからだ。またこれはテクノロジー関連の株価にも相関している。

        結論的なことを言うなら、他の主要なジオコズミック・サインが欠落したこれからの2週間は、10月3日にスタートしたトレンドに対する重要なトレンドリバーサルは起きないことを暗示している。もちろん、この過去からの通常ルールを覆す幾つかの例外は存在してきた。だがそれでも、これが何年にもわたって私達の投資活動に寄与してきたルールであることに違いはない。






訳文ここまで
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September 30, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント10/1【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年10月1日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
来週10月8日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
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 ≪ 先週をふり返って ≫

        “『私達はイタリアで起きる目先の金融危機を懸念しているのではい。おそらく2021年か2022年には起きると予想される次の不況に私達が見舞われる時、イタリアが直面するだろう深刻な債務危機を懸念しているのだ』ベーレンバーグのエコノミスト、カールステン・ヘッセは金曜にCNBCの番組「Squawk Box Europe」の中でこう述べた。”

— Sylvia Amaro
  “Anti-Establishment Parties Triumph in Italian Battle Over Budget Deficit”
  www.cnbc.com 2018年9月28日付

        “『もし彼(イーロン・マスク)が企業の成功を牽引してきた彼のふるまいを禁じられるなら、その時はテスラ社の株主達こそがこのプロセスの最大の犠牲者となるだろう』現スタンフォード・ロースクール教授で証券取引委員会の元委員だったジョセフ・グランドフェストはこう語る。”

— Dave Michaels,Tim Higgins, and Michael Rapoport
  “SEC Sues to Oust Musk From Tesla Over Tweets”
  ウォールストリートジャーナル 2018年9月28日付


        “フォード/カバノーの公聴会は木曜日の殆どを費やして行われたが、驚くまでもなく、その見世物から我々が新たに得るような事実はなかった。クリスティン・フォードは性的暴行を受けたという自分の告発を裏付ける証拠は何ひとつ集められないままだった。一方ブレット・カバノーは見に受けた疑惑を否定し続けており...”

— Kimberley Strassel
  “The Kavanaugh Stakes”*
  ウォールストリートジャーナル 2018年9月28日付


* 記事タイトルの「ザ・カバノー・ステークス」はおそらく競馬などのレース名である「○×ステークス」と「危険に曝す」という意味の両方に掛けたもので、連邦最高裁判事の任命という国内情勢を左右しかねない大事がメディアやSNSを通して賭け事の対象のように扱われバラエティショー化している現実を皮肉ったものかと思われる。


        先週はカーディナルサインの満月が土星とスクエアを形成する週だった。そして多くの満月がそうであるように、ドラマティックな時間帯だった。土星が絡む時の典型例として、そのドラマは世界中の政府政界にスポットライトを当てた。イタリアは財政赤字目標の削減幅を引き下げたが、これを受けて通貨市場は混乱し、ユーロが急落した。証券取引委員会によるテスラのCEOイーロン・マスクに対する提訴は発表直後に同社の株価を13%近く急落させた。クリスティン・ブレイジー・フォードが連邦最高裁判事候補のブレット・カバノーに対して行った性的暴行の告発は米国中の注目を引き付け、同時にその生々しい分裂状態を世界の目に曝した。

        だがこれらのドラマティックな出来事にもかかわらず、世界の殆どの株式市場は上昇し続けた。

ヨーロッパの株式指数は9月7日〜11日(当時土星が順行に転じた)につけた安値から週の殆どの期間を上昇し続けた。だがこれまでのところは単なる修正高というところで直近の年初来高値にはまだ程遠い。ドイツのDAXは2週間にわたる反騰が泡と消えた9月27日木曜の後、金曜に警報サインが瞬いた。

極東地域と環太平洋地域では騰落こもごもの結果だった。日本の日経は1991年11月以来の最高値水準まで舞い上がったが、インドのニフティは7月9日以来の最安値に沈んだ。また、同地域のその他の市場が上昇する中で日本の日経に続いて最も注目に値する興味深い進展を遂げたのは中国の上海総合で、8週間ぶりの高値に達した。その過程で株価は下降チャネルラインをブレークしたが、これは米国政府による中国製品への重い関税が影響を及ぼしつつあるにもかかわらず、強気相場を暗示するものだ。

        米国市場もまた悲喜こもごもで、ダウ工業平均とS&Pは前週の9月21日につけた史上最高値からは穏やかな下げを見せたがナスダック総合は上昇した。だがこれも史上新高値をつけるには至っていない。したがって、米国市場には異市場間弱気ダイバージェンスが示現している。南米大陸ではブラジルのボヴェスパも騰がったが、より大きな動きはアルゼンチンに見られ、メルヴァルが史上新高値をつけている。


  前述したように、イタリア政府が負債と赤字の重荷を増やした事実は先週終盤、9月24日月曜に3ヶ月ぶりの新高値をつけたばかりのユーロの急落を誘った。これは米ドルのさらなる強化の要因だが、ドルは日本円に対して2018年の新高値まで急上昇した。そしてこの動きから予測し得るように、ドルの強化は金価格にはマイナスとなり、金曜早朝に1184と6週間ぶりの安値をつけた後で同日中に再び反発した。なお金は8月16日につけた安値1167より高い値をいまだに維持している。また金が6週間ぶりの安値まで下落する一方で銀は4週間ぶりの高値まで反騰し、今日世界の多様な市場間に示現し続ける異市場間ダイバージェンスの好例となっている。

現在、世界とその金融、商品、そして通貨市場には同調が見られない。たとえばドルが強くなれば商品価格は落ちるだろうとの予測をしがちだ。ところが先週は銀が強い騰勢を見せたと同時に大豆が5週間ぶりの最高値レベルまで反騰し、肉牛も5ヶ月ぶりの最高値レベルに達した。大豆と銀は来週10月4日に開催する秋のウェビナーの焦点となるだろう。興味ある向きはぜひご参加いただきたい。




≪ 短気ジオコズミクスと長期的マンデーン考察 ≫


        先週、世界各国の政府(米国を含む)を中心に爆発したドラマの数々は、単に土星とTスクエアの満月と相関しただけではなかった。実際、もしあなたがトランシットのTスクエアを米国の始原図に当ててみれば、それがネイタルの9室に在泊する金星・木星コンジャンクションと共にカーディナル・グランドスクエアを形成したことに気付くだろう。私達が使用している米国チャートのデータは「1776年7月2日 11:50AM フィラデルフィア」で、9室は法律、移民問題、外交、世界貿易を支配する。先週米国に起きた出来事 — そして今年起きてきた事の全て — を詳述するにあたってこれ以上正確なチャートはあり得ないだろう。9室のみが上述の事柄を支配するわけではない。木星もまたその支配星なのだ。

しかも、アセンダントを天秤座に持つこのチャートを支配するのは金星だ。つまり社会において女性が果たす役割は中心的テーマとなる。金星とそれが支配する星座宮である天秤座も、とりわけ土星が共に働く時には「その領域を司る法」と関連してくる。トランシットの土星は米国始原図の金星と木星に対し、通年オポジションを形成中だ。これは男性による性的違法行為から自分自身を護らねばならないという女性に課されたプレッシャーや、女性からの性的捕食行為の申し立てから身を護らねばならないという男性側に課されたプレッシャーに相関するだけではない(金星はしばしば「彼がこう言った」「彼女がこう言った」などという分裂状態を示唆する)。

木星に対するオポジションは、関税を巡る緊張状態と貿易に関する国際紛争が通常の交易行為を混乱に陥れることも描写しているのだ。またこれは、米国における「理に適った移民政策」の実現に関わる両極の対立を示している。とはいえ同様の問題は現在、世界の他の国々にとっても非常に悩ましい試練となっているのだが。

セクシャルハラスメントと性的違法行為に関わる女性達の「Me Too 運動」は約1年前、蠍座(セックス)に入った木星がちょうど今現在と同じ度数に来たあたりから始まったという事実は興味深い。しかも、金星(女性)は今週10月5日に同じ蠍座で逆行に転じる。ドラマはまだ終わっていない。だがひょっとすると、まもなくそのピークに達するかもしれない。

        金融市場においては、金星はお金と通貨の価値を支配する。蠍座もまた財政問題に関与するが、中でも注目されるのは負債だ。これはつまり、しばしば中央銀行が自らの金融政策および金利政策について驚くべき発表を行って通貨の値動きに急激な影響を及ぼし、翻ってそれが株価と商品市場、両方の価格に多大な影響を与え得る時期を示唆する。したがって拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』中の調査結果でこの金星滞留が前後12取引日の範囲をもって米国株式市場のプライマリーサイクルかそれ以上のサイクルに最高度の相関性を持つことが示されているとおり、これは驚くに値しないことだ。

  現在、私達はこの時間帯に来ており、その中心部は10月5日金曜だ*。この事に留意しておこう。何故なら金星は価値(お金)と人間関係を支配する。つまり人生において、この両方の領域に相当量の変化が起きようとしている可能性があるからだ。ジオコズミック研究によれば、今週と来週、このどちらの領域も、引き続き強調されることは確実だ。すでに私達は今日のニュースの見出しでそれを目撃している。実際、金星が現在滞留中で10月5日に蠍座で逆行に転じること、そして上院がカバノー判事の最高裁判事の任命投票を1週間延期すると決定したことを考慮するなら、週の初めに確実視されていたことが今や拒絶され、全面的に逆転する可能性が高い。

* 少しややこしいかもしれないので念のため
逆行/順行と滞留の中心部:ある惑星が逆行に転じる場合は、ちょうど信号で停車する車のようにそれまでの速度をぐっと落とす。そして完全に停止はしていないが動いていないように見える時間帯がある。順行に転じる場合も車両の発進時と同様に動きが非常に緩慢で目に見えにくい時間帯がある(車の場合は運転者が上手な場合)。つまり惑星の方向が変化する時はその前後に「滞留」の時間帯が存在し、その中心部(ゼロ地点)とは順行または逆行の瞬間となる。

(日本時間では10月6日未明、位置は蠍座10°台。ちなみにサビアン・シンボルのテーマは「攪拌される感情とその使い方を問われる」「護りと救い」)




訳文ここまで
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<翻訳後記>

— 多層世界をナナメに切った一断面。
      それをかいま見た心象として ー


        今回のコラムで指摘のあった最高裁判事候補カバノー判事と告発者ドクター・クリスティン・ブレイジー・フォードに関わる上院公聴会は全米主要局でTV中継されたが、それは部外者の目から見るとまるでリビングルームから見物出来る魔女裁判ショーのようにも感じられた。どちらの主張も真っ向から対立しているわりにどちらも確固とした証拠を提示出来ないでいる。(30年以上前の出来事なら当然かもしれないけれど、FBIによるカバノー氏への事前調査でも何もそれらしいことは浮かばなかったという。おそらく今後1週間の間に追加調査がなされるのではないだろうか)

けれど、それでいながらどちらの証言も一貫しており、特に告発者側のそれは事細かく、過去に少しでもレイプの恐怖を感じたことのある女性ならきっと心の琴線に触れるだろう感情の機微が語られた。一方のカバノー判事もまた、いわれのない疑いをかけられた無実の人として、妻や幼い娘と共に負わされた苦しみを語り「私は嘘の告発に対しては絶対に屈しない」と涙ながらに明言するなど、それぞれの側に立つ支持者達にとってはどう考えても相手側が虚偽を語って貶めようとしていると感じられそうな場面が大写しの画面でドラマティックに放映された。

また、投票を1週間延期するという民主党の主張を受け入れた共和党のジェフ・フレイク議員は、共和党支持者やウォークアウェイ派の人々から裏切り者として批判されていたが、その彼が公聴会の前に、一般人立ち入り禁止とされていた上院エレベーターの片隅に追い込まれ、興奮した数人のMe Too運動の女性に取り囲まれるという出来事もあった。彼は泣きながら食ってかかる女性達を前に言葉を返す隙もないまま問い詰められ、罵倒されていた。あるいは Twitter上で #Me too のハッシュタグを使って声をあげようと女性達に提案した女優のアリッサ・ミラノが、傍聴席に座りながら禁止されていたスマホでの動画撮影をこっそり行っている最中に警備員に見とがめられ、注意を受けながら笑っている場面。そんな出来事の一部始終が誰かのカメラに収められてSNSに流され、人々からは喝采と批判、両極の反応が寄せられた。

  今週のコラムで引用された記事にもあるように、今のところ何が真実かは全くわからない。けれどおそらくこの出来事で一番問題となるのは、法律上は「確固たる証拠に基づいて有罪となるまでは推定無罪」のはずが、いつのまにか「確固たる証拠に基づいて無罪が証明されるまでは有罪」という「空気」が議会民主党とメディアによって創り上げられたことではないだろうか(これは米国だけに見られる流れではないと思う)。特に今回の件は、何の力も持たず傷つけられた一人の女性が権力を持つ裕福な白人男性を告発するという絵に描いたような構図でもあるせいか(と言っても彼女は幾つもの大学を出た心理学者ではあるけれど)、人々は事実の究明よりも、自分が信じることこそが真実だからその通りに事が進めばそれで良いと考えているように見えた。

これは女性対男性のジェンダー闘争だろうか? それとも虐げられた者達の反権力をテーマとした政治ドラマだろうか? 

政治とは関わりのないコンテンツを提供する、ある日系米国人(三世だったかな)ユーチューバーが以前こんなことを言っていた。

『アメリカで生きるってことは一種の戦いみたいなもんだから。ここでは男女ともハイスクール時代からアルファメール(群のボス格)を筆頭とした厳しい階級社会の存在に気付かされる。だからその中でどう上手く生き延びるか、どうすれば上位クラスのヤツらから一目置かれるのか、それぞれに身の処し方を学んでいくようなところがある。その点では日本で生きるより強くならないとやっていけない 』と。

もしそうだとすれば... 自己実現を目指し、潰されまいともがいてきた米国女性やマイノリティの人達がその内面に鬱積してきた怒りは日本で生きる私達の想像を超えるものがあり、表現方法もより鋭くなるのかもしれない。

また別のyoutubeソースでは、2002年と古いデータではあるがちょっと興味深い経済調査が話題に上っていた。それによると、米国女性の政治的傾向としてはリベラル派が大多数を占めるものの、その内訳は未婚女性、それも若年層ほど圧倒的で、既婚女性になると共和党支持率が若干増えるのだという。それは「生活の安定」を意味するのではないか?とのことだったが、本当のところはわからない。


  Twitterやyoutubeにリアルタイムで流れていくコメント欄を見ていると、民主党支持派やリベラル左派の人々からは、当然ながらカバノー判事の有罪は決まりきったものとし、彼やその家族、ひいてはトランプ大統領に対する怒りに満ちた罵倒やかなり下品なジョークの書き込み、そして「女性よ立ち上がれ!」という声が目立っていた。

また一方の共和党支持派やウォークアウェイの人々は、民主党やその支持者に対する「彼らこそ法を無視して抑圧するナチそのものだ」というような罵倒、「保守派は今こそ結束してリベラル左派に対抗すべきだ」という呼びかけ、そして彼らが無実だと信じる判事とその家族(妻と5歳の娘)に対する同情の声が目立っていた。また「トランプが諸悪の根源だ」という声に対しては「いや、オバマが大統領になった時からアメリカは分断され始めたのだ。トランプはそれに点火したに過ぎない」という声も散見された。


  民主党も共和党も、おそらく有権者達が発するそれぞれの声を意識し、それに合わせたパフォーマンスをせざるを得ないだろう。こうして「空気」が大衆を動かし、連邦最高裁判事という重職を左右し、国を動かしていく。それは民主主義を標榜する法治国家にとっては恐ろしいことではないかとも思う。このまま納得のいく証拠が出ないまま任命、または任命却下となれば、米国内の分断と断絶はもっと決定的なものになるかもしれない。実際、まるで滝のような勢いで流れていくウォークアウェイ組の人々の書き込みの中には「公聴会を見ていて心が決まった。市民戦争になるなら自分は武器をとって闘う」などという声さえ上がっていた。もちろんリアルタイムの興奮状態にあっての言葉ではあるけれど、尋常な雰囲気ではなかった。


        今、米国の保守派やクラシック・リベラル*(従来の米国的価値観を否定する現リベラル左派とは異なり、けっして保守的ではなくトランプ氏を支持もしないが言論の自由や米国の建国精神は大切だと考える "旧リベラル派")と呼ばれる人々の間では「コールド・シビル・ウォー」つまり「冷戦状態にある市民戦争」という言葉が囁かれているという。

軍事歴史家のビクター・デイビス・ハンソン氏は少し前にインタビューで『今は日常のほとんどの出来事や軋轢が "政治的文脈" を通して語られるようになった。これは19世紀の市民戦争当時の空気によく似ているし、また1960年代当時に人々の対話構造が崩壊し「彼らVS我ら」といった気分が支配した時期ともよく似通っている。それがインターネットやスマートフォンの普及により、クイックで強烈な議論が当たり前になったことに起因するのか、それとも民主党自体がリベラルから急進左派やハードコアに転じ、米国政治をその基盤から変容させたことが原因なのかはわからない。だがいずれにせよ米国は全く変わってしまった』と語っている。
* "クラシック・リベラル"という括りは2018年1月の記事『山羊座の土星と冥王星:WSJドキュメンタリーによせての中に埋め込んだ動画『歴史的な「言論の自由」運動発祥の地、UCバークレーで今何が起きているか?』に登場するリベラル派の教授達が当てはまると思う。


  『フォーキャスト2012』から転載した特別記事を読んだひとは思い当たるかもしれない。当時の天王星・冥王星スクエアの解説の中には、こうした分断状況を彷彿とさせるような予測が提示されていたと思う。そして今、コンジャンクション当時(まさに1960年代中盤)に受胎したエネルギーは世界の様々な地域で孵化し、その土地や国が背負った過去の傷と痛みを包含しながら明確な形を取ろうとしている。それらの物事は結局「誰か」のせいでもなく「彼ら」のせいでもなく、この世界全体が創り上げた今を生きる人間への挑戦かもしれない。おそらく社会的にも個にとっても「ポイント・オブ・ノーリターン」の境界は超えた。その同じフォースが、日本ではどう結実していくだろう? 


        たぶん今週のコラムで触れられるかも?と思い、何気なくかいま見ていた公聴会と人々の様子だったけれど、米国から遠く離れた日本の片隅から、専門家でもない部外者としてただ眺めているだけでも、それは心重く胸が悪くなるような政治ショーだった。

そしてもう一つ、とても残念な発見があった。わたしの知る限りではあるけれど、欧米の幾人ものアストロロジャー達が、自らのリベラルなイデオロギーを通してチャートに向かい、出生時間も不明なまま、単に誕生日のみの簡易チャートを使いながらクリスティン・フォード氏を聖女のように扱い、カバノー氏をアルコール中毒のレイピストだと断じていたことだった。彼らの顧客はそれを信じるのだろう。

けれど一枚のネイタルチャートを読むには、アスペクトひとつをとっても最善から最悪まで、無限の可能性を探っていく必要がある。たとえ凶悪犯罪者のチャートであっても、そこにはおそらく目に見えない深みが存在する。星を読むということは、限られた時間の中で妥協を強いられつつ、その深みを掴むために最善を尽くすということに尽きるかもしれない。確かにアストロロジャーであろうと霊能者であろうと、ひとりの人間に過ぎない。限界はある。好き嫌いの感情も湧くし、ビジネスを考える必要もあるだろう。でも、たとえどんな事情があろうと、今の時点で善悪を決めつけ、会ったこともない人物を悪の権化として断定する彼らの行為は、アストロロジャーが最も慎むべき人間性への暴力ではないだろうか? このことは、自戒をこめて覚えておきたいと思った。


  日本時間日曜の朝、ニューヨークでは「グローバル・シチズン・フェスティバル」が開かれ、様々なアーティストがパフォーマンスを披露しながらドクター・クリスティン・フォードと女性達を支援するスピーチを行っている。そこには民主党議員はもちろん、共和党でひとりトランプ大統領に反旗を翻したジェフ・フレイク議員も壇上に姿を見せた。彼は「強烈なプレッシャーを撥ねのけ良心に従い立ち上がった共和党議員」としてドラマティックに紹介され、それを見た人々から「ヒーローの誕生だ!」と称賛を浴びていた。流れてきたニュースによれば、彼は公聴会の時とはうって変わった爽やかな笑顔を見せ「私に会いたければぜひエレベーターまで来てください!」とジョークを飛ばしたという。(それでこそ米国上院議員の器....なのかも?)


  世界は今、この瞬間も大きく動いている。 そして今年は日本を含め、世界各地で大きな自然災害が起きて胸の痛む状況が多発している。無数の人々が自分の人生を生き、幸せを求めて戦い、悩み、怒り、泣き、笑っている。その中で、より良く生きたいと願う人間のひとりとして、また好むと好まざるとにかかわらず、その都度小さな偏見を抱えながら生きるしかない者のひとりとして、出来る限り大勢に流されず、自分の道を探っていきたいと思う。

  先週、9月25日の満月のエネルギー・ポイントは『二元性の狭間に存在する無慈悲の自然体だった。 極性の狭間に立ち続け、怖れることなく正しくあらねばならないとも思わず「慈」も「悲」も求める必要のない真の「無慈悲」に至る道を見出すことは果たして可能だろうか? 来たるべき金星逆行をそのために使うことは出来るだろうか?
 
YES, MAYBE.... ! 




9月30日早朝
 hiyoka記.


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September 23, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント9/24【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年9月24日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回も ≪ 先週をふり返って ≫ は要点の箇条書きとさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫


  ダウ平均が史上最高値を更新したニュース、市場の目が次のFOMCに向かっているというニュースの引用を受けて...

世界の株式市場は金星・火星・天王星のTスクエアの完了後、そのほとんどが急騰した。

多くは土星が順行した9月6日の安値から反騰が始まり、重要変化日(CRD)ゾーン内でつけた下値からいくつかの市場には異市場間強気ダイバージェンスが示現した。

天王星が絡む時の典型例として、9月18日の最後の火星・天王星スクエアの後、反騰は上方ブレークアウトに転じた。

大方の目は史上新高値をつけたダウ平均のパフォーマンスに向けられているが、もっと重要なのはアルゼンチンのメルヴァルで、9月21日金曜に史上新高値38,726をつけている。ダウ平均が8月15日のハーフ・プライマリーサイクルの安値からたった7.2%の上昇だったのに比べ、メルヴァルは3週間で43%強の上昇という印象的な騰勢を見せた。

その他日経、上海総合もなかなか印象的だった。米中間の貿易戦争は結局のところそう大したものではないのか、それとも市場はこれまで述べてきたジオコズミック・サインの示唆、つまり今後の木星絡みの貿易の興隆を予感しているのか。ただしこの木星の爆発的効果は新たな問題を生み出す可能性もある。世界経済のオーバーヒートとインフレだ。

火星・天王星スクエアの終焉に関しては肉牛市場と通貨市場にも注目。2018年5月15日、天王星が1930年以来初めて牡牛座入りした。同5月17日、肉牛は2016年以来の最安値水準だったが、先週は113.97と12.4%騰がっている。これはこの市場にしては大きな動きだ(やはり肉牛市場が強いアルゼンチンの株式市場に比べれば地味だが)。牡牛座は肉牛を支配する。『フォーキャスト2018』で述べたように、これは今後2年間、または4年の間に爆発し得る市場だが、もう前哨戦が始まりつつあるようにも見える。

牡牛座は米ドルのような通貨も支配する。先週のドル指数は三尊のネックラインを割って2ヶ月ぶりの安値に下落した。それに反応してユーロは2ヶ月ぶりの高値まで反騰している。

他の市場では、金と銀はまだレンジ相場の範疇だが、それでも8月16日と9月11日の安値は維持しており、MMAの★★★CRD期間だった9月10日〜12日に示現した異市場間強気ダイバージェンスは消えていない。

原油も9月20日に71.81で2ヶ月ぶりの高値をつけている。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        天王星のアスペクトは終わったが、その影響力はいまだに色濃く残存している。そしてこの先を見れば、すぐに新たなジオコズミック・サインが控えている。それはまたも世界の株式指数のリバーサルに関連するものだ。ダウ平均を構成するうち1/3の銘柄が新高値に達していない(修正高の範疇)という事実(ナスダックを除く)に鑑みれば、もっと用心深くあるべき時に投資家達がどんどん無関心になってきているという危うさがある。

        ではファイナンシャル・アストロロジャーやマーケット・タイマーなら考慮するだろうジオコズミック要因を拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』を参照しながら見ていこう。9月18日、前回のコラムで述べたように火星が3回目にして最後のスクエアを天王星に対して形成した。上述の本によればこのアスペクトはレベル1(最強)であり、13取引日のオーブをもってプライマリーサイクルとの77%の相関性を持っている。プライマリーサイクルに関わるこの時間帯の有効期は10月5日までだ。

9月25日には太陽が土星にスクエアを形成する。これもまたもう一つのレベル1ジオコズミック・サインであり、11取引日のオーブでプライマリーサイクルとは69%の相関性を持つ。その後10月5日には金星が逆行に転じる。これは他の二つよりもっとインパクトの強いレベル1サインで、プライマリーサイクルに対し12取引日のオーブで78%の相関性を持っている。これを総合すれば、三つのサインが9月25日〜10月5日の間に重なっているのがわかるだろう。

        これが私達のやり方であり、私達がマーケット・タイミングの技術を適用する方法だ。サイクル研究とテクニカル研究をこのようなアプローチを通じて繋げていく時、私達はしばしば神秘的に見えるほどの市場判断を下すことが出来る。そして日報や週報の講読者に向けての投資戦略を開発することが出来る。

こう言ってしまえば非常に簡単に聞こえるだろう。だがおそらく、実際に的確な「時」を割り出し、その上に、売買の入り時と手仕舞い時を示す「価格」を見極めることは、想像し得る限り最も難易度の高いタスクだ。それでも正しい決断を下せた時は、人生においてこのような組み合わせの妙を見出した満足感に勝るものなどそうはないだろうと感じる。

そしてこれらの選択をより正確なものに研ぎ澄ますための道具として、アストロロジーほど的確なものもまた、そうはないだろう。

特に、同じく良い結果を生み出すために研究されてきた他の方法論と共に駆使し、その一致をみた場合はさらにその意を強くするものだ。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:57|PermalinkComments(0)

September 16, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント9/17【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年9月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回も≪ 先週をふり返って ≫ は要点の箇条書きとさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

経済施策の評判の良さにもかかわらず、トランプ氏は国民からも海外の多くの人々からも尊敬を勝ち得ていないようだ。

米国の有権者のほとんどを動かすのは政治家が思い描くような「経済問題」ではなくトランプ氏が支持するような「忠誠心」でもなく、好むと好まざるとに関わらず「人格」「正直さ」「真実への誠意」といった価値観だ。

ジオコズミックでは後者を土星が持つ特質にあてはめる。だが土星が司るのは人格や品位だけではなく、人生の多くの経験に関わっている。

土星に関してこんなルールがある。「土星のトランシットが関わる強力なジオコズミック・サインの成立に向けて下げてきた市場はその後下げ止まって底を打ち反騰に転じる候補となる」。もちろん他の惑星のルールも働くが、先週は土星のルールが顕著に表れた。

土星が逆行を終えて順行に転じたのが9月6日。この土星の滞留は非常に強いレベル1のジオコズミック・サインだ。

先月論じたように、火星順行近辺の時間帯で世界の多くの株式指数がサイクル高値をつけ、その後9月6日〜7日の土星滞留に向けて急落した。

ダウ平均、DAX、上海総合は9月11日火曜に向けて下落を続け、★★★の重要変化日だった9月10日〜12日の中日に異市場間強気ダイバージェンスが示現した。

その後土星のルールが示唆したように、世界のほとんどの株式指数が強力に反転して上向いた。

天王星は規則破りだ。予想を裏切り、予測不可能で型破りだ。支持帯や抵抗帯が側にあれば爆発的な勢いで抜けていく。だがそれは反転しなければの話だ。多くの場合、支持帯や抵抗帯を抜けた後でふり返り、おもむろに反転する。これが今他の市場で起きているかもしれない。現在は天王星も9月12日の金星とのオポジションによって強調されており18日には火星が一匹狼の師匠格である天王星とスクエアを形成する。

金と銀にも★★★の重要変化日圏内で異市場間強気ダイバージェンスが示現。ただし主要な長期トレンドのリバーサルを確認するまでにはまだ至っていないので、連日の観察を続行。金と銀は非常に重要な分岐点に来ている。

他の市場ではビットコインが9月9日にサイクル安値をつけた(9月6日の土星順行時に大幅な急落が起きている)が、金曜には週の高値をつけている。9月18日の火星・天王星スクエアを過ぎて値を上げ続けるかどうかが興味深い。過去2回のスクエア形成ではそれぞれ重要なサイクルの天井を打った後で売られている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的社会考察 ≫

        “『激しさを増す米国・中国間の貿易戦争は、世界第2位の経済大国を否応なく勝利に向けて走らせ、世界各国への影響はより多大なものになるだろう』 世界有数の投資グループのエコノミストはこう指摘する。エリック・フィシウィックによれば、貿易戦争の発端をふり返った時、重要な役割を果たしてきたのは政治だ。交渉が始まった理由の一部は米国が中国の成長力を不快に感じ始めたことにあると彼は言う。『これが真相だ。中国は米国にとって、次の地理経済学的、そして地政学的なライバルであり、米国はこれを不快に思っている』『だから私は、どちらの側にしても特に力を入れて妥協案を模索しているなどとは思わない。これは単に貿易問題というよりは、もっと政治的な問題だからだ』 輸出の伸びはほんの少し鈍化したものの、中国の対米貿易黒字は8月に記録的拡大を見せている。”

— Weizhen Ten
  “Trump’s Trade War Against China May Have a Perverse Reaction”
  www.cnbc.com 2018年9月10日付


        “現在 確かに目の前に見られる経済活況と新しい関税が結び付く時、有害な "インフレーション宇宙" が醸造されていく。 FRBはそれを止めねばならないという衝動に駆られ、何をするかといえば当然ながら、金利引き上げだ。”

— Elizabeth Gurdus
  “(Jim) Cramer’s Game Plan:
  Be Ready for Another Trump Tariff-Fueled Sell-Off”
  www.cnbc.com 2018年9月7日付

        私は今、月に一度のヨーロッパツアー最終週をスペインのマラガで過ごしている。ここは何と興味深い所だろう。時に私は自分がスラム街に居るような気がする。しかしそれは私がこれまで訪れた中で最も居心地の良いスラムだ。ここの人々は本当に正直で信頼が置ける。だがその後自転車に乗って長大な海岸線を走ってみると、そこがスラムではないことに気付く。言ってみれば非常にユニークで型破りなパラダイスだ。ここは多大な投資の可能性を秘めた熱帯性の地中海エリアであり、私の想像の中ではおそらく投資家のために用意された次代の巨大な不動産市場だ。だがそうは言ったものの、今のところ投資家達は他所を見ているだろうと確信している(そうあって欲しい)。マラガの人々は大昔から比較的ひっそりと影に隠されてきた自分達のホームランドが変化することを望んではいないと思う。

私がいつもの市場トークから逸れて旅行の話を書くと多くの皆さんが喜んでくれるのはわかっているが、旅の報告はここまでにしておこう。このコラムを毎回欠かさず読むという方々は、天体と人間の経験、とりわけ金融市場に関わる経験との関わりに私が何を見ているかを知りたいと望んでいるのだから。

        さて、今私が注視しているのは今週(9月18日)起きる火星・天王星スクエアの3回目の形成だ。そしてその後は10月5日に金星が蠍座で逆行に転じる。過去に何度も書いてきたように、金星逆行(と順行)は 前後10日〜12日のゆらぎの範囲内においてプライマリーサイクルの安値または高値との最も強力な相関関係を保っている。では金星逆行と蠍座については何がわかっているだろう? 私達はその両方が中央銀行、そして金利政策が変わる可能性と関係があることを知っている。現在私が抱いている懸念はFRBまたは他の中央銀行が進路を変更することで、それがたとえば株式指数のような金融市場を混乱させる可能性についてだ。従来から当然と見なされてきたような金利にまつわる良識がどんなものであれ、金星逆行時(10月5日〜11月16日)に見られそうな物事の展開とはかけ離れているからだ。

        個人生活に関することで言えば、もし過去に別れた恋人が人生に、あるいはあなたのフェイスブックページに再び出現したとしても驚くなかれ...だ。ただこの事を胸に刻んでおいてほしい。以前上手くいかなかったのには厳然とした理由があったはずだ。そしてそれは、もしかしたら蠍座的な関心事*による過ちのせいではなかったかもしれない。だがもし今回あなたが再びその相手に心惹かれるとすれば、それは蠍座的な要因に動かされている可能性がある。つまり、もし過去の美しくも妖しい生き物によってクモの巣に捉えられても構わない覚悟があるのなら...ということだ。

*蠍座的な関心事:
これにはポジティブ〜ネガティブまで様々な要素が含まれるが、この文脈では蠍座の原型の内でも「セックス」「死」「他者の資産」「力」「恨み」「嫉妬」「復讐」「毒」「(死と紙一重の)痺れるような快感」「底深い情」「自分の中には無いと感じる力(またはその力を持つ誰か)と一体になりたいと願う」「人生の深みを覗いてその構造を知りたいという欲望」「エゴの死への潜在的憧憬」などを指しているように思う。






訳文ここまで
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