金融アストロロジー

July 05, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント7/6【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年7月6日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も≪ 先週をふり返って ≫を割愛し、≪ 短期ジオコズミクス ≫ のみの抄訳になります。また引き続き≪ 長期的考察 ≫ はありませんでした。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “複数にわたる危機 — パンデミック、経済への深刻なダメージ、人種を巡る社会混乱 — のただ中で、米国人は国家が直面する挑戦に匹敵する能力と、第2期への大胆なアジェンダを見出す必要がある。それを欠いた物事 — 不必要なツイート、重要度の低い話題や確執への集中など — は何であれ、トランプ氏の大統領職が1期限りで終わる可能性を高めるだけだ。”

— Karl Rove
  “The Trump Campaign Needs to Hit ‘Reset’”
  Wall Street Journal 2020年7月2日付

  “まるで大地を擦り潰すような金利の在りかたは、貯蓄者を投機家へと変え、隔離されたミレニアル世代をデイトレーダーに変貌させる。彼らは過剰借入を促進して市場のシグナルを抑圧し、投資されたドルを誤った方向に誘導することで資金力のある公共企業を莫大な負債を抱える民間企業に変えるという怪しげなビジネスを奨励している。”

— James Grant
  “Powell Has Become the Fed’s Dr. Feelgood”
  Wall Street Journal 2020年6月29日付


  私達は今水星逆行のただ中にあり、7月1日の逆行中間点から順行までという、神経を “擦り潰す” ような局面に入っている。これは、将来何をすべきかを誰も確信出来ないような期間であり、特定のデータに関わる重要な点に欠けが生じたり、または予測に使用する他の測定基準との矛盾が見られる時間帯だ。

今週の重要なアスペクトは、滞留する水星から7月8日に形成される火星へのスクエアで、これは7月27日に再び戻ってくる。この全期間を通じ、このスクエアの力学はすべての意図と目的とに関わりながら働き続けていくだろう。水星・火星の組み合わせは、冷静で合理的かつ成熟した精神が力をふるうような時ではない。

金融市場においても、この力は突然の急激な動きと同期する可能性がある。それはおそらく誰かの衝動的で軽率な言動の結果として起きるのかもしれない。つまり例えるなら「考える前に口が動く」ような時だ。世界の舞台を指揮するリーダー達は、今何かを口にする前に、自分が本当は何を伝えたいのかをよく考えてから発言するのが最善の身の処し方だ。

個人の皆さんに対するアドバイスもまた同じだ。口論や喧嘩をしたくないなら、相手を攻撃したいという衝動を出来る限り抑えておこう。衝突、炎上、失態や後悔を避けたいなら自らの言動に気を抜いてはならない。


  おっと、市場の話に戻ろう。通常、水星逆行の終わりは労多くして神経が擦り減る時期だ。だが水星・火星スクエアの場合、価格の急騰もあり得る。これはもしかすると、噂や突発的な騰げが急に火を噴いた後でそれに対する逆張りトレードをするのも一手かもしれない。

だがそれよりも気になるのは来週、まずは水星が順行に転じ、すぐに太陽が木星、冥王星、土星とオポジションを形成していく7月12日~20日だ。

先週のコラムでも述べたように、

  『このコンビネーションは、状況がより明確になり始め、新たな気付きの下に意志決定が行われる可能性が高いことを示唆している。これらのオポジションは、それぞれにプライマリーサイクルの高値または安値の示現に対しレベル1の相関性を持っている。したがって、市場はそのタイミングで反転しやすい。だがそれはまた、新しい政治的方向性が顕れる時期にもなりそうだ。経済や金融市場に影響を与える決定がなされる可能性が高い。またおそらく「法と秩序」を重んじる側からの声が非常に大きくなるのかもしれない。』

ではその「声」はどれほど大きいのか?

まぁ、先週は火星が牡羊座入りし(6月27日)これが2021年1月6日まで続くことから、今はかなりの大声になっている。

  火星は牡羊座を支配するが、この惑星と星座宮のどちらもが「行動」と(または)「攻撃性」の原理を分かち合っている。両方とも戦争、紛争、軍事的・政治的対立の可能性を支配しているのだ。米国における今回の選挙シーズンが非常にたちの悪い戦闘的なものになると予測する宇宙的な理由がこれだ。火星は通常、1つの星座宮におよそ6週間在泊する。だが今回の牡羊座運行では9月9日から逆行に転じるため、結果として在泊期間が非常に長い。そしてこの期間中に、木星、土星、冥王星のカプリコーン・ステリウムに対しワクシングスクエアを3回形成する。

このワクシングスクエアは、コロナウイルス・パニックのピークと重なった2020年3月20日~31日にこれら4つの惑星のコンジャンクションで始まった、より大きなサイクルの最初の1/4局面となる。この初回1/4局面が近づくにつれて私達は、この恐怖またはヒステリーが再び頭をもたげて来るのを見ることになる。

ここでの懸念は、世界の株式市場にもまた、このサイクルが始まった3月当時のフラッシュバックが起きるのではないかということだ。とりわけ今は、逆行の土星も3月21日に短期で水瓶座に足を踏み入れたものの7月1日には山羊座に戻っており、そのまま12月17日まで在泊するのだ。これはあたかも私達に、2020年3月の2週間のみではまだ決着のつかない仕事が残っているから着手しろとでも言っているようだ。

  だが良いニュースもある。それは、今回こそ私達はその中途半端な仕事をやり遂げる可能性が高いということだ。結局のところこれは、木星、冥王星、土星への火星サイクルの初回1/4局面となるワクシングスクエアなのだ。ワクシングスクエアはウェイニングスクエアと同様に「危機」と同期する。

だがウェイニングスクエアとは違い、ワクシングスクエアは通常、危機を解決した上で前進の勢いを保ち続ける。これは「行動においての危機」であり、大抵の場合は「生存の危機」とはならない。つまりアプローチの仕方や方向性を変えることを要求されるのだが、その方向性自体を終わらせる必要はないのだ。言い換えるなら、私達は口論や不快な対立を経験するかもしれないが、それが必ずしも戦争や革命へと繋がるわけではない。..まぁいずれにせよ今年中はないだろう。


そして最後に...ハッピーバースデイ、アメリカ!

これから先も、(再び)ワイルドな1年になりそうだ。だがこれが癒やしの時となり、互いに理解と寛容の精神を深め、そして世界の他の国々ともそれを分かち合えるよう祈ろうではないか。





訳文ここまで
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June 28, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/29【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は≪先週をふり返って≫を割愛し ≪ 短期ジオコズミクス ≫ のみの抄訳になります(今週は「長期的考察」はありませんでした)。

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注意:米国市場は7月3日金曜は休場となる。7月4日は独立記念日であり、アメリカ合衆国にとって244回目のソーラーリターンだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “IMFは水曜日、今年の世界経済は4月の予想である3%に対して4.9%縮小すると発表した。最も打撃を受けやすいのは米国で、今年は8%の縮小が予想されている。”

— Josh Zumbrum
   “IMF Sees an Even Sharper Contraction”
  Wall Street Journal 2020年6月25日付


  土星、金星、木星のトリプル逆行(5月10日〜14日)は、米国や他の国々の経済再開と相関した。だがそれはまた、COVID-19の復活とも相関していた。そして現在、私達は6月18日〜25日のもう1つのトリプル惑星(水星・海王星逆行、金星順行)滞留・方向転換期に入っており、3月〜4月に体験したコロナウイルスの感染者数増加とそれがもたらす恐怖が戻りつつある。

  「パニックとヒステリー」(「非合理的な活況」の裏面)という概念は、木星が天王星、海王星、冥王星のいずれかとハードアスペクトを形成する時の惑星テーマに属している。そして実際に、木星・冥王星コンジャンクションの2回目の形成は今週6月30日に起きる。初回の形成は4月4日で、パニックが最高潮に達した日から±2週間の範囲内だった。それだけではない。土星は現在、3月30日〜7月1日という短期間の水瓶座滞在を経て7月1日に山羊座に帰還する。

私達は再び3月下旬の日々に戻りつつあるが、今回の場合、経済は再開されている(あるいは再びロックダウンされるだろうか?) ここに来て私達は、木星、冥王星、土星が山羊座を運行する「山羊座ステリウム」の宇宙的挑戦に再び曝されようとしている。

  人々は訊く。『このパンデミックの脅威はどのくらい続くだろう?』 さて、この問題は土星が3月21日に水瓶座に向けて山羊座を離れ、4月4日に木星・冥王星コンジャンクションの初回形成が起きてからまもなく改善し始めた。その期間は致死性がピークに達した頃だった。現在、土星は逆行して山羊座に戻ろうとしており、12月17日まで滞在する。感染症の脅威はそのあたりまで残る可能性がある。

また私達は、
1)山羊座における3回目にして最後の木星・冥王星コンジャンクション11月12日に起きる

2)火星は2020年8月4日〜2021年1月23日の間に木星、冥王星、土星に対しスクエアを3回形成する

3)トランシットの海王星2021年2月に乙女座15°〜19°のスーパー度数へのオポジションを離れていく

以上の3点に注目している。

したがって宇宙的観点からすれば、この健康への脅威は2020年10月〜2021年2月の期間中になおも2回目のピークを迎えるかのように見える。そのうえ、この事は私達の注意力をどんどん疲弊させていく。

  こうした状況を念頭に置いて考えるなら、当然ながら国際間の渡航禁止令が年末まで発効し続ける可能性はある。これは航空会社、ホテル業、旅行業および観光客向けのビジネスには凶兆だ。木星と射手座は長距離の旅を支配し、土星とそれが支配する山羊座は両方とも「制限」や「抑制」に関連している。したがって木星(旅行)が山羊座(制限)に在泊し、12月21日に起きる土星とのコンジャンクションに向けて進んでいることを考慮すれば、これが「渡航禁止」と相関関係にあることがわかるだろう。木星と土星は12月21日(日本時間22日早朝)以降は分離し始め、同時に木星は山羊座を離れて水瓶座入りする。それから先は、再び海外旅行への気運が戻って来るだろう。

  短期的に見れば、今週は重要だ。何故なら木星が6月30日に冥王星とコンジャンクトし、水星が7月1日に逆行の中日を迎えるからだ。初めの事例では、木星・冥王星のアスペクトは「何もかもがバラバラに崩れ落ち、国家が、世界が、手に負えない状況に陥る...という誇張された恐怖と相関する可能性がある。しかし、このアスペクトは山羊座で起きる。だから真に手に負えない状況になるとは考えにくく、むしろそれは「非合理的な恐怖」に近いだろう。山羊座で生成されるフォースは法と秩序を要求するものであり、全てを引き裂き混沌を招き寄せよという要求と同じくらい大きな声となる。木星と冥王星はカオスを好むかもしれない。だが山羊座はそうではない。そしてこれら両惑星は山羊座を運行しているのだ。

山羊座は言う。『君達が私の家に入るのは歓迎しよう。だがそれは、君達が私の壁を好き放題に塗りたくる権利を与えるものではない。私のルール(法)に従え。さもなければ相応の結果が待っているぞ』


  一方、水星逆行の中日は市場タイミングの観点からも重要だ。逆行開始(6月18日)から2〜3日のうちに反転しなかった市場は、逆行サイクルの中間点(7月1日)±1日に示現する高値または安値から反転する可能性が高い。

  また、もう1つの重要な時間帯も近付きつつある。太陽が木星、冥王星、土星に対しオポジションとなる7月14日〜20日だ。また水星は7月12日に順行に転じる。オポジションは転換点を意味するものだ。このコンビネーションは、状況がより明確になり始め、新たな気付きの下に意志決定が行われる可能性が高いことを示唆している。これらのオポジションは、それぞれにプライマリーサイクルの高値または安値の示現に対しレベル1の相関性を持っている。したがって、市場はそのタイミングで反転しやすい。

だがそれはまた、新しい政治的方向性が顕れる時期にもなりそうだ。経済や金融市場に影響を与える決定がなされる可能性が高い。またおそらく「法と秩序」を重んじる側からの声が非常に大きくなるのかもしれない。

  そしてこれが今後2〜3週間のテーマに見える — すなわち「法と秩序」だ。秩序の欠如に対処するための新法または規則。この原理は、自分達の仕事を規律に則って進めようと努力する人々には価値があることが証明されるかもしれない。規律正しくあれば(山羊座—蟹座軸に在泊する全ての惑星を通して!)この期間には大いなる成功と達成がみられるかもしれない。規律、そして計画と(または)スケジュールへのこだわりがなければ、葛藤、混沌、そしてついには損失を招く。選び抜くことの価値を理解している人々にとって、それは難しい選択ではないはずだ。






訳文ここまで
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June 14, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/15【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月15日(フリー版より)

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自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週はお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

  “米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は、ここ何年か金利をゼロに近い状態に保つ計画を示唆した。彼らは今年の経済が4%〜10%の間のどこかで収縮するだろうと予測した。パウエル氏は、5月に経済が予想外に250万人の雇用を増加させたという先週の報告書からのポジティブなニュースは重視しなかった。”

— Nick Timiraos
  “Fed Plans to Keep Rates at Low Level for Years”
  Wall Street Journal 2020年6月11日付

  “FRBの厳しい予想と感染症再燃への懸念により、木曜に株価は急落した。ダウ工業株平均は1,861ポイント、6.9%の下落となり、1日の下落幅としては史上4番目を記録した。”

— Megan Henney
  “Fed Warns Economic Damage from
   Coronavirus Pandemic Could be ‘Quite Persistent.”
  www.foxbusiness.com 2020年6月12日付

  “FRBは頻繁に間違いを犯す。私は数字も見るし、彼らよりもはるかに優れた仕事をしている。我々は非常に良い第3四半期を迎えたし、グレートな第4四半期、そして2021年は米国にとって過去最高の年の一つになるだろう。”

— ドナルド・J・トランプ
  @realDonald Trump on Twitter  2020年6月11日 


  木曜に起きたダウ工業株平均(DJIA)の1800ポイントという大幅な下落は、先週月曜と火曜に世界のほとんどの指数に起きた急落後の反騰のピークを取り巻く不合理な活況に屈服していた人々に対する突然の警鐘となった。だがその後二つの出来事が起こった。第一に、COVID-19の感染者が予想を大幅に上回る勢いで増加しているという心配なニュースが広まり始めた。

治療法がない状況での経済開放、そしてより多くの検査は、気掛かりな新トレンドをもたらしつつあった。まぁ、惑星の動きと人間活動の相関関係を研究する者達にとってこれはそれほど予想外のことではなかったのだが。

  二番目に、FRBは少なくとも2022年までは非常に低い金利を維持すると発表した。通常であれば市場は大歓迎だが、こうした緩和策の背景となる認識は、このところの株式市場が示唆していたこととは裏腹に、経済が危機に陥っているという事実だった。今回のFRBの発表は、株式を大量に売り始めた投資家にとって納得のいくものではなく、またおそらくはトランプ大統領にとっても、この発表が彼個人の非合理的な活況感に基づく経済予測の素晴らしさとはかけ離れていたため、とうてい受け入れられるものではなかったろう。

  結局のところ、大統領はトランシットの海王星(不合理な多幸症の惑星)の影響下にあり、それが彼のネイタルの太陽と月にTスクエアを形成している。したがって、ホワイトハウスの住人とFRB議長との間には、二つの異なる世界線の物語が存在する。これら二つの正反対の経済予測のうち、どちらが正しいのかを確認するのは興味深いことだろう。

  では、宇宙から見た今までの出来事を少し俯瞰しながらふり返ってみよう。新型コロナウイルスの最初の症例とされるものは、中国の武漢で報告された。それは海王星が魚座15°〜16°で順行に転じ(2019年11月27日)、1965年〜66年に天王星・冥王星がコンジャンクトしていた乙女座(健康)15°〜16°の「超帯電度数」とオポジションを形成する直前のことだった。このトランシットが持つ影響力のオーブは、そのままこのパンデミックが影響する時間帯となる。この時間帯は、世界の保健衛生、そしておそらく経済をも左右する主要なフォースであり、およそ3ヶ月のオーブをもって2021年2月前後まで続くだろう。COVID-19 のピークを死亡率で見るなら、3月20日〜31日に株式市場の安値とともに示現している。それはトランシットの火星が木星、冥王星、その後土星とコンジャンクトしたことにより、3惑星の全てが火星との1会合サイクルを終えて新しいサイクルを開始した時期と合致していた。

  次に私達が予測したのは、土星、金星、木星のトリプル逆行時(5 月 10日~14 日)に世界の経済が再開するのではないかというものだった。しかしながら、トリプル逆行時に再始動すれば、今体験している COVID-19 もまた復活する可能性が高いとも警告した。これでは終わらないかもしれない。実際、火星が8月から来年1月にかけて木星、冥王星、土星に長期のスクエアを形成する時、この封じ込めが難しいウイルスの別の波が襲う可能性がある。

  一方、世界の金融市場は2月12日~20日(火星が山羊座入りし水星が逆行)につけた史上最高値からの1ヶ月にわたる暴落により多くの指数が価値の40%近くを失ってからというもの、桁外れとも言えるボラティリティーに揺れている。これはDJIAの歴史上、1ヶ月間では最も急激な下落だった。しかし、その後の反騰もまた、これまでで最も印象的な動きの一つだった。これはトランシットの木星が滞留状態でニューヨーク証券取引所の設立チャート(1792年5月17日設立)の海王星にスクエアを形成することによるもので、典型的な "非合理的な活況 " の復活でもあった。オーブ1°の範囲内に在ったこのトランシットは4月半ばから発効し始め、まさに今週終わった。このアスペクトはもう一度形成されるが、2020年12月の声を聞くまでは戻らない。

  「非合理的な活況」の反対は「パニックとヒステリー」であり、海王星と(または)木星のダークサイドでもある。経済とパンデミック・ヒステリーが3月下旬〜4月上旬にピークに達した時、天上では木星・冥王星間の3回にわたるコンジャンクションの最初の形成(4月4日)も起きていた。このアスペクトは歴史的に見てもパニックとヒステリー、混乱状態を示唆する指標となっている。

このコンジャンクションが前回起きたのは2007年12月のことだった。これは大不況が始まった時期だ。それは2007年10月当時の株式市場に示現した史上最高値の後に起きている。換言すれば、株式市場の当時の高値は正確なアスペクト形成の2ヶ月前に示現したことになる。これは2020年の場合も同様だ。2月に示現した史上最高値は2020年4月に形成された同じアスペクトのおよそ2ヶ月前だ。2020年最初の木星・冥王星コンジャンクションから2週間のうちに、パニックはピークに達した。そして今、私達は6月30日に起きる木星・冥王星コンジャンクションの2回目形成から2週間以内の時間帯に在る。投資家は先週、まさにヒステリーとパニックの感覚が戻って来るという経験をした。したがって、市場アナリスト及びファイナンシャル・アストロロジャーとして、私達はこれが今後に迫るさらなる金融危機への警告であるという可能性を認識している。

  こうした懸念は、現在土星が逆行中で、7月1日(日本時間2日朝)に再び山羊座に戻って来るという現実を認識することでさらにかき立てられていく。 土星は3月22日に山羊座を抜けた。それは当時のパニックがピークに達した時だった。そして7月1日〜12月17日に再び山羊座に戻り、2月上旬から3月21日 — 直近の株式市場の崩壊期間 — に運行した天上の同じ領域を辿っていく。惑星が最近通過したばかりの領域に再び戻る時、私達は多くの場合、人間活動に当時と同じような様相が繰り返されるという光景を見る。これは宇宙の対称性の一形態であり、マンデーン・アストロロジャーなら多大な注意を払う現象だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  現在は他にもアストロロジーから見て重要な相関が展開中だ。それは私達が遭遇する稀な時代が持つ性質と相関するもので、先先週の6月5日に起きた月食と来週6月21日に起きる夏至と同日の日食だ。つまり私達は、二つの強力な蝕の中央部に在るのだ。日食もまた、人間活動の激しい騒乱や動揺と相関するのだが、とりわけ月(過去)が太陽と交差し太陽の光(未来)を遮る皆既日食は強力だ。それはあたかも人類が健全で新しい前進への道を創造するために、過去の不均衡を是正する必要があると告げているかのようだ。

  日食それ自体は、株式市場のサイクルとの強い相関性を持っているわけではない。どちらかといえば商品市場や食品関連に与える影響のほうが大きい。だが6月21日の夏至に起きるこの日食は、それがカーディナル・サインである蟹座0°台で起きることから、非常に特別なものとなる。またこの蝕は、三つの惑星が方向転換する時間帯のまさに中央部で起きる。6月18日の水星逆行、6月22日の海王星逆行、そして6月25日の金星順行だ。三つの惑星が1週間のうちにそれぞれ反転するというのは稀だ。5月10日〜14日にもそれは起きており、その直後から経済活動の再開とパンデミックの感染急増が報告され始めたとしてもだ。

私達がさらなる3惑星滞留・反転期に入る時、いくつかの地域社会は再び閉鎖するのだろうか? 新たなCOVID-19の症例が急増し、株式市場は新しいヒステリーの嵐に見舞われるのだろうか? あるいは、まず先にリバウンドが起き、自己満足と「非合理的な活況」という新たな偽の感覚に投資家を誘っては崩壊を招くのだろうか?

  これらの惑星が方向を変え — まず5月、そして6月の今回 — そして水星が逆行サイクル(6月18日〜7月12日)に入る時、ウイルスの突然変異は金融市場のチャートにも似たような突然変異を起こすかもしれない。これは「変異」の時期であり、そこでは物事がはかばかしく運ばず、市場は気まぐれで不安定になり、誰もが何をどうしたらよいのか、何を期待すべきなのかがわからない。不確実性が支配する時間帯であり、それがこれから全ての海王星アスペクト(6月11日太陽・海王星スクエア、6月13日火星・海王星コンジャンクト、6月22日海王星逆行開始)によって増幅されていく。

この組み合わせによって大きく影響を受ける可能性を持つ商品は、木星と海王星が共同支配する原油だ。皆既日食がカーディナル・サインである蟹座の0°台で起きるため、通貨もそれに含まれるかもしれない。カーディナル・サインから月のノードが離脱する局面についての研究では、前後5ヶ月のオーブをもって通貨市場に重要なトレンド転換が起きる可能性が示唆されている。皆既日食は月のノードが新月にコンジャンクションまたはオポジションの時に起きる。したがって、月のノースノードとコンジャンクトするこの日食を起点とした前後5ヶ月の範囲において、米ドルは最近トップアウトしたか、あるいは今後まもなくトップアウトする可能性がある。

  さて、これでもまだ6月期のジオコズミック活動としては十分でないとでもいうかのように、まだ私達を待ち受けるものがある。今週6月16日〜27日にはヘリオセントリックの水星が射手座を運行するのだ。これは多くの金融市場、特に金や通貨の大規模な価格変動に関連する悪名高い惑星・星座宮のコンビだ。

では、考えてみよう。まずは大きな混乱と不確実性のジオコズミックな兆候があり、それにヒステリーとパニックに向かう傾向が組み合わせられる。また同時に金融市場は大きな価格変動と突然のシフトが起きやすくなるわけだ。そのさなか、今週末(6月14日)はトランプ大統領の誕生日だ。誕生日に起きる事(ソーラーリターン・チャートに示される事)は、その年のテーマになるとされている。大統領に幸運を! そうだ、あなたには幸運が必要かもしれない。そして、アメリカと新しい51番目の州チャズ *に神の祝福があらんことを。

  見渡す限りすべてが分厚い海王星の雲で覆われており、まるで全てが退行しているかのようだ。ならば平和的な抗議運動、意識的な瞑想、そして「内なる自己」への信頼を実践していくにはふさわしい時期と言えるだろう。何故なら本当に、これほど強力な海王星のフォースと、これほど多くの惑星滞留の下では、読むもの、見るもの、聞くこと(外界からの情報)の全てが信じられないからだ。真実はそこにはない。だが、それがどこにあるかをあなたは知っているはずだ。


* CHAZ(Capitol Hill Autonomous Zone) :

シアトル市内の一画をBLM抗議者やアンティファその他のグループが占拠しており、入り口はバリケードと武装したグループが固めて「壁」を作っている。市長もこの行動は容認。警察予算の大幅削減(または組織の廃止)と市民による新しい平和維持システムの新設を考慮中と伝えられている。CNNに代表される左派メディアは中の様子を「美しく平和でアートに満ちている」と報道、FOXその他の保守系メディア(今はオールド・リベラル系もここに含められる)は占拠地内部からの911コール(窃盗やレイプなど)は多いがバリケードに阻まれて駆けつけることが出来ないという警官の話を伝えるなど、全く異なる雰囲気の伝聞が報じられている。なお6月13日現在、CHAZの中が組織化されているかどうかは不明だが、一種の独立宣言のようなものが出されたという話も伝えられ、入り口には「ここから先はアメリカではない」と書かれている。したがって中の人々が抱くイメージは「米国の新しい州」というよりは「新国家建設の第一歩」に近く、海王星的な「社会(共産)主義革命」への「夢」(同床異夢であるとしても)を象徴しているように見える。
(社会秩序を維持するための「警察組織」は山羊座の土星に象徴され、冥王星がそれを「革命する」イメージに重なる。また水瓶座もやはり「革命」「革新」に関連する星座宮だが、土星は一時的に水瓶座入りし、7月2日に再び山羊座に帰還する)。

また、シアトルやミネアポリスなど暴動のあった市、郡、州ではこのところ不動産の売り物が急激に増加し価格も急落しているとの報道や、米国のトラックドライバーの7割が警察が機能しない地域への輸送を拒否しているとの記事も目にする一方で、ニューヨークタイムズ紙は『警察組織を全廃し、その予算をヘルスケア、教育、住宅、より良い仕事/賃金に回すことで社会を良くしよう』という、非常に<海王星的>とも思える論説記事を掲載していた。




訳文ここまで
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May 31, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/1【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月1日(フリー版より)

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来週はお休みします。その次の回は抄訳をUPしようと思っています。


≪ 先週をふり返って ≫

  “アルゼンチンは金曜日に海外債権者への利息の支払いを怠り、経済的に包囲された国から再びデフォルトの領域に向かって突出することになった。”

  — Natalie Alcoba
    “Argentina Defaults Again as Debt Talks Progress”
    www.Aljazeera.com 2020年5月22日付

  “中国が企てた香港版国家安全法制に関する米国の対応への懸念によって外国為替市場には慎重なムードが高まり、米ドルは水曜に上昇、中国の人民元はおよそ9ヶ月ぶりの安値を記録した。米国通貨は火曜に急落したが、これは強いリスク志向が投資家をより危険な通貨に向かわせたためだ。”

  — Reuters
    “Yuan Hits 9-Month Low as US-China Tensions Return”
    2020年5月27日付

  “まるでデジャヴが再び蘇ってきたかのようだ。”

  —  Yogi Berra

  世界の株式市場は、金星が逆行に転じた翌日の5月14日に示現したメジャーサイクルの安値を後に上昇を続けた。火星が3月20日〜31日に木星、冥王星、土星との一連のコンジャンクション(すなわち新たな会合サイクルの始まり)を開始するにつれて起きた3月19日〜23日の歴史的な大暴落を受けて、この反騰はほとんどの指数において新高値を更新している。当時私達はこの稀な宇宙現象を、パニックのピークと新型コロナウイルスの感染増加率のピークの可能性が高い時期として予測していた。

また世界の経済活動は、特に米国内のそれは、土星、金星、木星のトリプル逆行期に感染状況がフラットなカーブを描き始めるにつれて再開していく可能性が高い(5月10日~14日)と予想していたが、これもその通りになった。

 世界の経済活動が再び動いていく中、世界の株価は特に5月14日につけた安値から急騰している。米国を含む多くの国では、3月19日~23日の弱気相場の安値から今や40%以上もの上昇をみている。

  ジオコズミック・サインの研究は、この反騰について何を語っているだろう? それは私達にとって何が起きているかを理解し、将来のためにどんなプランを立てればよいかを考えるにあたって役立つだろうか?

まず初めに、この直近の反騰は、いまだに魚座の海王星とスクエアを形成中でしかも双子座で逆行中の金星下で展開していることを理解しなければならない。また、滞留中のトランシットの木星が “バトンウッドチャート” すなわちニューヨーク証券取引所の設立図(1792年5月17日)の海王星に正確なスクエアとなる山羊座27°からその逆行運動を開始するという事象も同時進行だ。

この組み合わせは、デジャヴの再来だと言える。つまり私達は、2019年にまん延していた「非合理な活況」に立ち戻っており、海王星の甘い薬が切れて山羊座に戻る土星(7月1日~12月17日―21日の冬至)が突き付ける現実が今年後半に示現してくる時、かなりの確率でヒステリーとパニックが再び悪化する可能性があるということだ。

  逆行が、その時点からそれほど遠くない以前からその時点までの間に完全には解決されなかったある問題を浮上させ、それが生じた時期に立ち戻ることを意味する可能性があると考えれば、たった4日間(5月10日〜14日)のうちに土星、金星、木星が逆行するというのは興味深い。

私達は本当にもうパンデミックの問題を解決したのだろうか? 経済は本当に危機に襲われる前の状態に戻るだろうか?

金星逆行はしばしば国や中央銀行の金融政策や財政政策の変更に関連し、これが通貨市場の混乱に繋がる可能性があることは以前にも述べた。先週はアルゼンチンが海外債権者への支払い不能によってデフォルトした。中国人民元が9ヶ月ぶりの安値まで下落したのも先週だった。これは中国が経済開放を続けるにあたり、世界貿易で優位に立つために通貨を切り下げようとしているのではないかというアナリストの見解によるものだ。にもかかわらず、株式市場は暴落後の最高値を更新し続けている。

  この明らかに矛盾したふるまいを理解するために、金星逆行が魚座の海王星にスクエアを形成するという主題に戻ろう。

2019年に私達が何度も論じてきたように、海王星と魚座は「非合理な活況」に関連している。特に木星が関与している場合はそれが顕著だ。今回木星は、直近の安値が示現した5月14日に山羊座27°で逆行に転じたことで “バトンウッドチャート” 上の天秤座27°に在泊する海王星に対し正確なスクエアを形成したことをもって関与することになった。

昨年、射手座の木星と魚座の海王星との間で起きた3回にわたるウェイニングスクエアのシリーズ(『フォーキャスト2019』で論じた「セットアップ」〜2020年の「断崖」— 山羊座のステリウム)での体験からも理解出来ると思うが、この3回のシリーズでは、過剰な楽観主義と自己満足の状態が予想外の “ショック” な出来事( “ブラックスワン” またおそらくは選挙結果)に対し、完全に脆弱で対応する準備ができていない状態となる可能性がある。

そして、非合理的な高揚感と妄想が現実(山羊座の冥王星・土星コンジャンクションなど)によって破壊された時、市場は暴落する可能性がある。換言すれば、2019年の木星・海王星スクエア、そしてそれがもたらす「非合理的な活況」によって導かれる「ショックに脆弱な特質」というテーマは、NYSE設立図上の天秤座27°に在泊する海王星と山羊座27°の木星の組み合わせによって再び戻ってきたということだ。

  これは5月のほとんどの期間そこに存在する。そして一つの疑問が生じる:木星が6月にNYSEの海王星とのアスペクトを離れ、土星が7月に山羊座に戻ってから12月のほとんどをそこで過ごす時、何が起こるだろう?

ちょうど2019年のような相場付きが再び示現し、その後に続いて2020年2月〜4月に起きた様相が繰り返されるのだろうか?

その可能性はある。土星が山羊座に戻るということは、今年初めに解決されなかった全ての問題に対する厳しいリアリティ・チェックの時となるかもしれないからだ。

  先週の他の市場を見れば、銀は18.55の数ヶ月ぶりの高値に急騰したが、金は4月14日の7年ぶりの高値1788.80や5月18日のダブルトップ1775.80を超えることができなかった。

先週つけた1684がハーフプライマリー・サイクルの安値でない限りは(その可能性はある)、1750近辺で呻吟した金には銀に対する異市場間弱気ダイバージェンスが継続していると考えられる。

原油は株式市場と同様に先週も好調で、5月29日金曜に35.77に達し、4月21日の安値6.50以来の最高値を更新、1ヶ月で350%の上げを達成した。

一方ビットコインは再び上昇し、5月25日のプライマリーサイクルの安値8630まで下落した後、週末に向けて再び10,000に接近している。

だがより大きな話題の一つは、金星逆行に関連している。金曜に1.1144と、3月27日以来の最高値に急騰したユーロ通貨だ。金星はお金を支配するが、通貨もまた同様だ。

金星はまた、愛をも支配する。お金と愛。その一方が欠けていれば、もう一方を簡単に手にすることは出来ない。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

 ビートは続く ビートは続く
 脳ミソじゃドラムがリズムを刻んで
 ラ・デ ダ デ ディ  ラ・デ ダ デ ダ

 婆ちゃん達は椅子に座って思い出話
 男の子はキスが欲しくて女の子を追いかけまわす
 車はいつだって速く速くと走りまわる

 なのに能なし共はまだ泣きっ面
 「よう、相棒 金持ってねぇか?」

 — Sonny and Cher  “The Beat Goes On” 1967年

  金星逆行(5月13日~6月25日)の中間地点は今週、6月3日~4日だ。これはしばしば金融市場の転換点となるが、とりわけ逆行時点(5月13日)近くに反転しなかった市場がその候補となる。逆行の金星(双子座)が6月2日に火星(魚座)にスクエアを形成し、射手座の月食で週が終わることから、今週はさらなる注目が必要だ。

金星と柔軟宮(双子座、射手座、魚座)に関わる全ての活動は、他者が何を望んでいるか、またはなぜ彼らがそのように行動しているかを理解することが困難な者同士の間に生じる潜在的な誤解や過剰反応が起きやすい、ワイルドな週になることを示唆している。

もしかしたら(おそらく)、彼らには隠している下心や動機があり、それは過去に彼らを引き付けた何かまたは誰かに関連しており、彼らはそれをもう一度燃え上がらせるという幻想を持ったり勘違いをしている。それは前に一度終わったことなのだが、今の彼らはそれを見過ごして無かったことにしたいと思っている。

だが、そのような過去の未解決の問題を見落とすことには注意が必要だ。問題はまだそこに存在し、デジャヴのように繰り返すことになりかねないからだ。金星・火星のスクエアは、ソーシャル・ディスタンシングのガイドラインに関して特に脆弱さをもたらすことになるかもしれない。

人はお互いに繋がりたいと感じており、ハグをしたり、情熱や親密さを表現したいと思っている。だからマスクをつけて6フィートの距離を維持しようとするのは困難に感じられるかもしれない。したがって人々がこうしたガイドラインに違反する可能性は高く、金星が(土星と木星もともに)逆行していることから、その結末に直面することになるかもしれない。

コロナウイルスの新たな感染事例が急増する可能性はある。今週は、社会的なふれ合いにおける安全対策を維持するためには重要な週だ。

  金融市場に関しては、今週終盤までに急落または急反騰が終了し、市場が再び反転するという見通しを立てておきたい。そしてその後私達は、海王星と水星が逆行し、金星が順行に転じる一方で夏至と同期した強力な日食が起きる6月22日±1週間に焦点を合わせることになる。この期間はより長期の市場サイクルが完了する時期であり、来週見られるであろう市場の反転に比べてより大規模で、より持続的な市場反転の可能性が強調されているからだ。


 Sonny and Cher  “The Beat Goes On” 1967




訳文ここまで
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May 24, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント5/25【金融アストロロジー】

<5月23日の新月>は一つ下の記事になります。よろしければそちらもどうぞ🌱

レイモンド・メリマン・コラム  2020年5月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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Note:月曜の米国市場は祭日(メモリアルデー)のため休場となる。

≪ 先週をふり返って ≫

  “5月18日月曜、モデナのCOVID-19ワクチン候補 — 米国市場における最有力候補 — が臨床試験フェーズ1被験者に免疫反応を起こさせたようだというニュースで重く沈んだハートが舞い上がった。モデナの株価も急上昇し、評価額は290億ドルに達した。これは今現在、商品を一つも販売していない企業としては驚くべき離れ業だ。しかし、これほどの熱狂に果たして見合うだけの理由はあったのだろうか? モデナはメディアに電撃を走らせたが、情報の中身はほとんど無いに等しかった。彼らが開示したのはデータではなく、そのほとんどが言葉だった。”

— Helen Branswell
  “Vaccine Experts Say Moderna Didn’t Produce Data Critical to Assessing Voved-19 Vaccine”
  www.statnews.com 2020年5月19日付


不確実性。混沌としたシグナル。それが先週起きた逆行の金星から海王星へのスクエアが持つ性質だ。このアスペクトはもうしばらく続く。7月末まで3回にわたって形成されるからだ。現実はどこにも見えず、何事も明確ではない。だから自分自身に、あるいは周囲の人々に余計なストレスをかけることなく、ただゆっくり腰を下ろしてリラックスするように心がけよう。詳細なプランなど立てようもない時だ。だから今、この瞬間に生きる術を学ぶことだ。

  5月18日月曜、COVID-19との戦いにおいてモデナが有望なワクチンを開発したというニュースによって、ダウ工業平均は爆発的上昇をみた。その日のうちに、ダウ平均は金曜の引け値から1000ポイント以上も騰がったが、これは私達のマーケットタイミング・メソッドにとって有意な結果だった。5月17日のウェビナーにおいて「5月13日の強力な金星逆行がサイクルの高値または安値と同期するのか?」という質問を受けた。これに対し、私は「翌日の5月14日にメジャーサイクルの高値または安値が示現する可能性が非常に高い。だがこの時間帯はまだ発効中であり、もしダウ平均が週初めに1000ポイント急騰するなら、おそらくハーフプライマリー・サイクルの天井になる可能性も持っている」と答えた。そして市場はそう動いた。

ダウ平均は5月18日月曜に1000ポイント急騰して24,708の高値をつけ、その後は横ばいとなった。その後ダウ平均は、他の指標とともに5月21日には24,718とわずかに上昇した。しかしながら、他の市場(S&P、ナスダック)とは異なり、先週のダウ平均は4月29日につけたサイクル高値24,764を超えることはなかった。これまでのところ、5月14日の安値は維持されており、5月21日につけたダブルトップの高値もそのままだ。したがって、私達は金星逆行時、とりわけそれが海王星にスクエアを形成する場合に典型的に見られる混ざり合ったシグナルと不確実性の中に在る。

モデナのワクチンがCOVID-19の解決策になるかどうかへの確信など誰も持っていない。あるいは金星逆行と5月15日の★★★CRD(ジオコズミック重要変化日)が世界の株式指数サイクルの安値または高値、またはその両方と合致したかどうかについて、誰も確実なことは知らない。

もちろん私は、多くの読者がある種の占いツールとしてアストロロジーを捉えていることを知っている。だが実際、それはアストロロジーがどう機能するものなのか、あるいはそれが社会にどんな価値を提供するのかを言い得てはいない。アストロロジーとは、人間の活動サイクルと関連して顕れる事象の頻度を歴史的確率に基づいて予測するツールというカテゴリーに属する研究を指す。つまり、100%の確実性をもって事象を予言する「ご託宣」ではない。

  私達は、80%かそれ以上の相関関係を示す研究結果を使用している。市場サイクルの頂点に対し、100%の相関性を示すレベルのジオコズミック・サインは非常に稀だ。もしそれを求める人がいるなら、他を探すべきだろう。熟練したトレーダーなら、どんな市場研究も100%「当たる」などということはなく、調査方法が異なればほとんどの場合、異なるシグナルを得ることを知っている。つまり、ほとんどのケースにおいて、それぞれの市場研究は過去との合致に基づく見通しが互いに相反する結果をもたらす。プロフェッショナルなアストロロジャーも同様で、アストロロジーのシグナルに関して示現するそんな傾向を良く知っている。

たとえば金星逆行だが、これは過去に、12取引日、そして通常は7日以内のオーブをもってプライマリーサイクルに対し80%の相関性を維持してきた。そしてその80%の事例において、2/3が天井であり1/3が底だった。また時に両方が示現することもあった。特定のテクニカル研究と併せて駆使するサイクル内パターンの知識は、アナリストが予測を行いトレード戦略を立てる際の助けとなる。

  だが今は前に進もう。3つの惑星(土星、金星、木星)が揃って逆行した5月10日〜14日を過ぎて、言うは易く行うは難しだ。このセットアップ自体が、ほとんどの金融市場における大規模な反転との高い相関性をもっている。これは先週の金と銀において顕著だった。銀は5月20日水曜、18.16まで急騰した。これは2月24日に18.92をつけて以来の最高値だ。また金は5月18日月曜に1775まで舞い上がったが、現行サイクルの新高値をつけるには至らなかった。4月14日の1788.80がまだ立ちはだかっている。原油も印象的な反騰を続け、5月21日木曜には34.66の高値をつけ、4月21日安値6.50から5倍という上昇を見せた。またビットコインは5月18日に10,000を試し、数ヵ月ぶりの高値を更新しようとしている(サイクル最高値は5月8日につけた10,078だ)。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “コロナ禍によるロックダウンは、毎日の二酸化炭素排出量に対し「極端な」効果を発揮した。ロックダウン実施のピークとなった4月上旬までの間に、世界で17%の減少をもたらしたのだ。このレベルが過去に見られたのは2006年以来のことだ。石油、ガス、石炭などの化石燃料を燃やすことから排出される二酸化炭素は地球温暖化の最大の要因となる温室効果ガスであり、散逸する前に大気中に約100年留まるとされる。”

— Doyle Rice
  “Pollution Falls During Pandemic Peak”
  USA Today 2020年5月20日付

  “「発展期」として知られる1890年〜1920年は、米国の歴史において何回もの変化を経験した時期だ。米西戦争(1898年)は、グローバルな介入に向けてのシフトを象徴する典型例だ。人口増加、押し寄せる移民の波、産業の発展やその他の要因が、多くの米国人を、国家の利益により見合うよう政府のシステムを根本から変える必要があるとの結論に導いた。そして建国時代の伝統的な姿勢とは異なる新たな外交戦略を打ち出した。こうした変化の一つが、海外の紛争において軍事行動を取ることへの意欲の高まりだった”。

— Bill of Rights Institute
  “The Turning Point in U.S. Foreign Policy”
  https://billofrightsinstitute.org

  5月13日の金星逆行は、歴史的にプライマリーサイクルとは80%の相関性を持つにもかかわらず、株式市場ではいまだ明確なサイクル高値または安値が示現していない。ハーフ・プライマリーサイクルを含めれば、相関性の確率は91.3%だ。こうしたサイクルの一つが金星逆行周辺で起きなかった場合はミッドポイント近くでそれが起きるケースが多く、今回の場合はそれが6月3日〜4日だ。また、金星が順行に転じる時期の近辺(6月25日±10取引日)も、プライマリーまたはそれ以上のサイクルと非常に高い相関関係がある。

また6月18日〜30日の時間帯を観察するのは興味深いことだろう。この期間はさらに3つの惑星が方向転換し、その上さらに強力な2回目の木星・冥王星コンジャンクションが起きるからだ。つまり、6月18日に水星が逆行を開始し、その後6月22日に海王星が逆行に転じる。そして6月25日には、金星が順行に転じる。6月30日には木星が冥王星にコンジャンクトするのだ。COVID-19のパンデミックとそれに関わる規制の未来がどうなるか、その不確実性はそれまでは明瞭にならず、見極めることは出来ないだろう。将来の経済についても同様で、水星が順行に転じる7月12日、または3回目にして最後の金星・海王星スクエアが成立する7月27日までは不明瞭だろう。

ではいつになったら私達は、このパンデミックについての明確な見通し — 真のターニングポイント — を得始めるだろうか? 先週のウェビナーで論じたように、海王星が「スーパーチャージ度数」である乙女座15°〜19°へのオポジションのオーブ圏内から脱する2021年2月を過ぎるまでは、おそらくそれは起きないだろう。これは111年〜143年サイクルを持つ天王星・冥王星コンジャンクションが1965年〜1966年に起きた度数だ。

  『フォーキャスト2020』において、私は今年を「チェックメイト」の年、そして「時代の終焉と新時代の始まり」だと描写した。それは木星、土星、冥王星、そして月のサウスノードが山羊座を運行する「カプリコーン・ステリウム」に基づいた分析だった(木星・土星のコンジャンクションは実際には2020年12月21日冬至当日の水瓶座0°で起きる)。当時、その「チェックメイト」は米中間貿易戦争、あるいは米国とイラン間の地政学的緊張を示唆する可能性があると思われた。これらの紛争ではどちらの側も引き下がろうとはせず、誰かが手ひどく傷つき大怪我をする前にウィンウィンの解決をみることは無さそうだった。

そして今、私はこの「チェックメイト」が新型コロナウイルスのパンデミックにも適用出来るのではないかと考え始めている。そうであれば、勝者は母なる大自然とエコロジーだ。そしてひどく傷つき大怪我をしたのは近年、自然とエコロジーに対し「友好的」とは言えなかった当事者で、交通機関(航空、自動車)、製造業、エア・トラベル(観光業)、そしてエネルギー(石油)などがそれに当てはまる。ある意味、これらの産業はCOVID-19のパンデミックを通して母なる自然とエコロジーに「チェックメイト」されてしまった。誰も旅行に行けず、多くが働くことさえ出来なかった。

  ともすると私達は、自分の人生にもたらしたネガティブな物事を通してCOVID-19を見がちだ。この病は多くの人々を苦しめ、死をもたらした。しかし、これには結果としてポジティブな展開もあり、今後も多くの前向きな事象が展開していくだろう。すでに私達は、こうした健康上の問題を解決し、この地球上で生活する際の安全性と護りの力を高める新たな便益を開発するために、創造的で革新的なアイデアが頭をもたげようとする様子を目の当たりにしている。これはまさに、5大最遠惑星のうち3つ(木星、土星、冥王星)が互いにコンジャンクションを形成する新しい時代の始まりだ。1年のうちにこの稀な宇宙的事象が起こり、すでにこの間、突然起きてきた生か死かという状況のさなか、新時代の現実に適応する必要性に押されて新たな発明がもたらされようとしている。これはマンデーン・アストロロジーを研究する人々にとっては驚きではない。何故なら「2020年のカプリコーン・ステリウム」は、私達が生きている間に経験することなどなかった事象だからだ。

直近で10大会合サイクル(木星とそれより外側を公転する惑星達とのコンジャンクション・サイクル)のうち3つが1年以内に起きたのは、1882年〜1883年だった。それは、人類の歴史が辿る方向性を永久に変えてしまうような時代が始まった1890年代の直前のことだ。そしてそれは、経済を牽引する支配的な力であった農業の終わりの始まりであり、交通関連と通信コミュニケーションの分野における全く新しい発明の数々が始まっていった時代だった。また、多くの戦争もそれに付随して起きてきた時だ。

  今、私達は1890年代や1900年代と同じくらい重要な時のポータルに入りつつある。あなたがアストロロジャーなら、天上に形成されるパターンの中にそれを見出すだろう。そしてまた、人間活動の中にそれが生じる様子を見ることが出来る。「上なる如く、下もまた然り」だ。

投資家としての私達は、新しい発明とそれが適用され — そこから利益を生み出す — 可能性が高い人生領域を考慮する必要がある。またアストロロジャーとしては、これらの発明が起きる領域と機会が風性星座宮 — コミュニケーション、テクノロジー、宇宙、そして教育の分野に関連することを知っている。また、地性星座宮(製造業とエネルギー資源として地中を掘り下げる事業、四六時中四角いオフィスの中で働くことなど)の時代が終わりに近付いていることも知っている。燃料を使って動く自動車や飛行機、そして今日のオフィスビルや小売店、ショッピングモールは、次の20年〜200年のうちにはひどく時代遅れに見えるかもしれない。私達は地性から風性に、物質世界から斬新でオリジナルなアイデアの世界へと移行しつつあるのだ。

  次の6年〜12年 — 今から月のノースノードが水瓶座〜山羊座入りし、その後45年サイクルを持つ土星と天王星のコンジャンクションが双子座で起きるまでの間 — は、おそらくこうしたシフトに沿った形の事業を興す人々を見出し、彼らに投資するには最適な時期となりそうだ。






訳文ここまで
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May 10, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント5/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年5月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週のコラムは ≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ のみの抄訳になります。また来週と再来週は週末の予定がまだ不明なため、都度Twitterでお知らせします。🙇‍♀️


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “これは護らねばならない繊細かつ微妙な一線だ。ほんの少しでも不注意が過ぎれば感染拡大が再燃する。ほんの少しでも慎重になり過ぎれば経済全体が沈下する。”

— (エドゥアール・フィリップ仏首相の言葉)
  Greg Ip
  “Risk-Based Distancing is Key to Reopen”
  Wall Street Journal 2020年5月6日付

  “財務省は4月〜6月期に2兆9900億ドルの借り入れを行うと発表した。これは2008年の不況で設定された過去最高の四半期借り入れ記録である5690億ドルを軽く吹き飛ばし、2019年を通して債券市場において借り入れた1兆2800億ドルを上回っている。”

— Paul Wiseman and Martin Crutsinger
  “As US Borrows to Aid Economy, Usual Critics Cheer”
  Associated Press 2020年5月6日付

  今週(5月13日)に逆行するのは金星ばかりではない。土星と木星もまた順に、5月10日と14日に逆行に転じる。同じ週のうちに3つの惑星が逆行するというのは宇宙的現象としても珍しく、金融市場に急激なリバーサルを起こすかもしれない重要な物事が発表される可能性を高めている。

私達は金星逆行の歴史に主な焦点を当てているが、それはこの19ヵ月の惑星サイクルがこのところ何度か重要な筋立てを演じてきたからだ。まずは2002年10月10日だが、これはまさに、2000年のドットコムバブルが弾けた後の株式市場の下落が終わった日だった。そしてまた、2009年3月6日の逆行は、2007年~2009年の大不況時に株式市場が大底(72年サイクルの安値)をつけたまさにその日だった。直近で金星が逆行に転じたのは2018年10月5日だったが、それは当時の史上最高値(4年サイクルの天井)が示現してからわずか2日後のことで、その高値からはドラマティックな下落が始まり2018年12月26日に4年サイクルの底を打った。これは大不況以来この年に至るまでに起きた最大の下落だった。

今回の金星逆行は、それほどドラマティックな様相をもたらすことはないかもしれない。何故なら今は、長期サイクルの安値も高値も示現しそうにないからだ。とはいえ80%の確率で、プライマリーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクル(あるいはそれ以上)が金星逆行日の前後12取引日のうちに示現するという傾向がある。そのほとんどは7日以内だ。そして今回もまた、株式市場はプライマリーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルのいずれかの時間帯に入っている。

  以前からこのコラムで何度も指摘してきたように、金星は愛とお金を支配している。愛なくしては、お金もない。お金がなければ、愛もない。だがお金の面で言うなら、いくつかのケースにおいて株式市場の反転が世界の中央銀行、とりわけ連邦準備制度理事会(FRB)の政策変更に関連していたことに私達は注目している。たとえば2018年10月の株式市場のミニ・パニック(ダウ平均で19%の下落)は、当時FRBの政策として実施された利上げに依るもので、ドナルド・トランプ大統領をひどく怒らせた(彼を怒らせるのは当時も今もひどく簡単なことなのだが)。

  お金がなければ愛もない。金利と金融政策はすでに可能なラインのギリギリまで緩和的な状況であり、今後2週間のうちにがFRB利上げを行うかは疑わしい。だからもしかすると、政策変更するのは他の中央銀行かもしれない。あるいは、どこかの国による通貨介入または切り下げに関連するのかもしれない。

いやあるいはひょっとすると、今回は金融界とは何の関係もないのかもしれない。その代わりに愛に関する“政策”、あるいは方針が上手くいかないといった事柄として顕れるのかもしれない(たとえばジョー・バイデンに関わる最近の状況だ。男性の捕食者的な行いを告発する女性を信じることの重要性に関わる彼の態度の反転ぶりは衆知のことだ *)。

* トランプ大統領がブレット・カバノー氏を連邦最高裁判所判事に指名した2018年当時、カバノー氏が学生時代に起こした性暴力事件の被害者だと名乗り出た女性を巡って大きな疑惑が起こり、民主党とその支持者層、メディアやフェミニストグループが厳しく追及し、上院公聴会での証言も行われた。被害を訴えた女性の証言は曖昧な点が多いとも言われたが「100%確信がある」との証言から、「自らの痛みを乗り越えて告発する女性達が嘘をつくはずがない。全てを信じるべきだ」との論調がメディアにおいても大勢を占めていた。当時バイデン氏もまた「全ての被害女性を信じるべきだ」として徹底的にカバノー氏とトランプ氏を糾弾した。しかし最近になって、大分前に彼自身の下で働いていたタラ・リード氏から性暴力の加害者として告発されたバイデン氏は、彼女の証言を虚偽として真っ向から否定している。

金星が逆行に転じ、数週間にわたって海王星にスクエアを形成する時、あなたは誰を信じるだろう? 海王星がもたらす苦痛の下では、ルールはシンプルだ。あなたは誰のことも信じられない。または読むもの、耳にする物事、あるいは目にする事、全てを信じることなど出来ない(今回 マイケル・フリン事件に関してFBIが隠匿した秘密が明るみに出た件は、見ること、聞くこと、読むことの全てが信じるに値しないというもう1つの典型的な例だ *)。

*2017年当時トランプ大統領のロシア疑惑に関連し、元国家安全保障顧問だったマイケル・フリン氏はロシア駐米大使との接触についてFBIに訴追され、その際に偽証したとして司法取引により有罪を認め辞任した。その後彼はFBIの捜査担当者による不正があったと主張して有罪答弁の撤回を求めていたが、5月7日、米国司法省はこれを認め起訴を取り下げる事態となった。

また(政界スキャンダルのみならず)、金星が強調されていることから愛とセックスに関連する物事がとりわけ問題の核心となるかもしれない。つまり「彼はこう言い、彼女はああ言う」といった状況になりがちだ。そして真実は... まぁ何処かにある。だが何処に? 誰も知らない。真実を知る者は何も話さないし、もし話したとしても誰もそれを信じない。アストロロジーの業界用語で言えば、まさに「ネプチュニアン」そのものだ。


  一方、個人活動や経済活動においても同じようなことが言える。COVID-19による健康への脅威を理由とした社交的な集まりや交流の制限を緩和するという今現在の流れのことだ。予測どおり、今や制限は緩められる傾向にある。多くの政府指導者達が、経済をより正常な状態に戻すことを望んでいる。そして世界はこの動きを支持するか、ショックを受けるかで二分されている。

これはアストロロジャーとしては気掛かりなことだ。何故なら「逆行期の間に決断された物事は、十分な情報やデータを欠いたまま実行に移されることが多い」ため、後で後悔する結果になる可能性があるからだ。海王星が金星とのハードアスペクトを形成している今、こうした可能性はさらに高まっている。

したがって、今は社会的な活動、および金銭が関わる行動には慎重を期することが賢明だろう。借り手や貸し手になるには良い時期ではないし、見知らぬ人々と親密になったり社会的な活動を積極的に行うには最適とは言えない時期だ(まぁこれは常にそうかもしれないが)。

  今という時は、自分の行動に対し「買い主危険負担あり」そして「恋は用心深く」という2つのアプローチが必要な時期だ。愛がなければお金もない。お金なくしては、愛もない。だが互いに惹かれ合い、双方合意の上で戯れの恋をしている相手とオンラインで会話するぶんにはそう悪くないかもしれない。実際、双子座の金星が魚座の海王星にスクエアを形成することの意味は論じてきたとおりだ。おそらく魚座の海王星の下では、この手の活動が増えるだろう。

だが、相手にはあなたが何処に住んでいるか、懐にいくら持っているか、どのくらい稼いでいるのか、またはいくら借りているのかなどは話さないことだ。またもし相手があなたにそんな話をしたなら、まともには受け取らないことだ。感染症や恋の病にかかる可能性を除けば、現実のものなど何処にもない。

世界のほとんどの地域に春がやってきた。そして規制は解かれつつある。春の息吹は十分に承知してはいるのだが、まだ油断は禁物だ。





訳文ここまで
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April 26, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント4/27【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年4月27日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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⭐️来週5月4日付のコラムはお休みします ☕

≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ 中の記述に誤りがありましたので修正しました。「太陽・天王星スクエア」→「土星・天王星スクエア」


≪ 先週をふり返って ≫

  “すでに雇用者側は、失業給付金によって働くよりもはるかに多くを稼いでいる一部の従業員を再雇用するにあたって苦労している。コロナウイルスによる生命と生計への被害を上回る最大の脅威となるのは、経済的な痛みを長引かせる政策の誤りだ。民主党はパンデミックを口実に、政府に対し民間経済への責任をより多く負わせようとしている。現在、トランプ氏は米国の人材供給を制限しようとしている。それが成功すれば、我々は2021年にCOVID-19を制圧し、衰退した経済の未来という代償ととも目を覚ますだろう。”

 — “Trump’s Immigration Distraction”
   Wall Street Journal editors 2020年4月22日付

  私達は土星(水瓶座)と天王星(牡牛座)間の3回にわたるウェイニングスクエアのシリーズに基づいて、2021年の米国(と世界)経済に対し警告してきた。今、誰かがそれと同じような見通しを立てているようだ。このアスペクトは2020年1月に形成された土星・冥王星コンジャンクションの後に起きることからとりわけ重要だ。

最近のウェビナーでも説明したように、米国株式市場における過去120年間で最も深刻な7回の下落は、土星・冥王星間と土星・天王星間のハードアスペクトが互いに1暦年以内に形成された時に示現した高値から起きている。それは2000年〜2001年、2008年〜2009年に起きた。そして2020年〜2021年に再び起きている。もしこれが正しければ、私達は2020年2月のしばらくの間、史上最高値の最高峰を見ていたかもしれない。

  先週、あるインタビュアーが私にこう尋ねた。『この先の経済や株式市場がさらに下落していく可能性を怖れているか?』と。その質問に対する私の答は『No』だった。何故か? まず初めに、私達はすでにこの下落がもたらす最大の「ショック」を経験しているわけだが、それは私達の人生における健康面での最大の脅威となったCOVID-19コロナウイルスと闘うために政府が引き起こした不況によるものだ。1918年に起きたスペイン風邪の大流行について書かれた本『The Great Influenza』の著者であるジョン・ベリーは4月17日、フォックス・ビジネス・ニュースのゲリー・ベイカーのインタビューに答えて『このウイルスの致死率はピークに達している』と述べている。それは以前私が予測した『パニックのピークは火星と木星、冥王星、土星のコンジャンクション、さらに木星・冥王星コンジャンクションが起きる3月20日~4月4日の期間になるかもしれない』という見解にも一致している。世界の株式市場は崩壊し、その後重要な底をつけた。

2番目に、私は2021年〜2023年に起き得る経済と株式市場の第2の下落波を、例外的とも言える人生最大の買い場の一つとして見ている。だから恐怖というよりは、チャンスを見据えるような感覚でこの期間に対峙している。同じ将来なら、生涯でもまれな買い場の到来として捉えたほうが、まるで世界が終わるのに脱出も回復も出来ず、さらなる損失を被る悲惨な恐怖の時だと考えるよりもはるかに良いだろう。結局これはサイクルの問題であり、終焉ではないのだ。

  それでも市場の現況の動きは非常に興味深い。特に皆さんが「対称性」というものを理解しているならなおさらだ(アストロロジャーなら皆そう考えるだろう)。世界の株式市場の多くが2月20日近辺で数年ぶりの高値または史上最高値をつけた。そしてその後、1ヵ月後の3月20日近辺の安値に向けて暴落した。それから再び印象的な反騰を見せ始め、1ヵ月後4月20日近辺でトップアウトした(4月17日〜20日)。次回の★★★重要変化日はまた1ヵ月後、週末を挟んだ5月15日〜18日だ。さて、それに向かってまた激しい下落が待っているのだろうか?

その可能性はある。特に4月17日〜20日の高値(MMAの★★重要変化ゾーン)に向けての反騰が、最高値近辺から3月20日前後の危機的な安値への下落のおよそ50%という修正高だったことを考慮すれば、あり得ることだ。しかし、もちろん他にも市場サイクルのように考慮すべき要素がある。『フォーキャスト2020』や、私達の月報、週報、日報など講読者向けリポートでも以前概説したように、多くの市場サイクルは3月20日(特に3月20日〜31日)が底を打つべき日柄だった。

  先週のコラムで予測したとおり、4月21日火曜の太陽・土星スクエアが終わった後で米国議会はまたも大型の景気刺激策を可決した。またこの日は金融市場の分野でも歴史的な日となった。原油価格が1バレルあたり−40ドルまで下落したのだ! 原油価格がゼロ以下になったことなど一度もなかった。だからその日は原油が本質的に無価値だったということになる。単に長期サイクルの底などというものではなかった。誰も想像さえしなかった価格さえ下回ったのだ。それが起きたのは土星とスクエアを形成し、天王星とのコンジャンクションに近付く新月の前日だった。これは、土星が天王星に正確なスクエアを形成する2021年に起き得るカオス(とチャンス)がどんなものか? をかいま見せるプレビューだったのかもしれない。

  原油を除けば、先週のほとんどの金融市場は先週のコラムで概説したジオコズミクスに基づくパターンを踏襲した動きとなり、比較的平穏だった。つまり、株式市場と貴金属市場は火曜に週の安値をつけた後で新月とともに2日間反騰し、26日日曜の太陽・天王星コンジャンクションに向かって金曜の初めには少し下げ、引けまでに再び上昇した。今週は4月28日火曜に水星が土星にスクエアを形成し、その後4月30日には天王星にコンジャンクトするすることから、再び似たような上下動を見ることになるかもしれない。そして5月1日金曜には失業率のリポートが出るだろう。次に金星、木星、そして土星が5月11日〜14日に逆行に転じる。これは多くの金融市場でトレンド反転との相関性を発揮しがちなシグナルだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “いつだろうと、どこであろうと、完璧な安全を享受している人などいない...国は、グループごと、コミュニティごと、セクターごとのプロセスを経て、徐々に安全性の高い正常な状態に移行していく必要があるだろう...大規模な検査が完全に実施可能になる前に通常の社会が穏やかに始動していくことを考えれば、ミスが生じることは避けられない。人々は不完全さを受け入れるだろう。だがそれは、リーダー達が誤りを認めて進路を変更する意思がある場合のみだ。”

 — William A. Galston
   “America Again Faces ‘Fear Itself’”
   Wall Street Journal 2020年4月22日付

  “社会的な距離を取ること(ソーシャル・ディスタンシング)は、何百万年にもわたって学習されてきた人類の行動様式に道を譲るだろう。人々はいつまでも閉じこもったままではいられないからだ... ロックダウン初日から言われたもっとも説得力ある議論は「医療システムの崩壊を避けるために感染グラフの曲線をフラットにする」ということだった。何百万人もの米国人がその感染抑制戦略に従って目標を達成した...  コロナウイルスの感染ピーク後は闘いになるが、それは D-Day すなわち大規模作戦の開始ではない。私達は国の総力を挙げて対コロナウイルスの大規模作戦を繰り広げ、そして生き残った。公的な許可があろうと無かろうと、人々はコロナウイルスがもたらした隔離状態から自部自身を解放し、仕事に戻るだろう。彼らはトランプを支持する暴徒ではない。これは反科学主義の台頭でもない。人類が社会的均衡の在り方を再構築しているのだ。”

 — Daniel Henninger
   “How We’ll Live with Coronavirus”
   Wall Street Journal 2020年4月23日付


  このコラムの目的は教育的なものだ。つまり、宇宙のサイクルと人間の活動サイクルとの相関関係への理解を促すものであり、具体的には金融問題や金融市場のサイクルに直接、間接的に影響を及ぼす人間活動の別の領域(経済、中央銀行の活動、政治など)に関連する様々な物事を理解してもらうことだ。このコラムは金融市場の見通しを予測することを目的とはしていない(その役割はMMAの日報、週報、月報など講読版リポートが果たしている)。だが、このコラムにおいても教育的目的で大切なポイントを伝えるために、こうした分野の相関性を例示することがある。

このことを念頭に置いた上で、宇宙のサイクルと集合体の行動および感情の相関関係を理解する教育的な機会として、先週末の牡牛座で起きた太陽・天王星コンジャンクションを取り上げてみよう。

  4月26日 日曜に、太陽と天王星が牡牛座(星座宮であって実際の星座ではない)でコンジャンクトする。これはおよそ1年(+3日〜5日)に1回起きる宇宙的事象だ。太陽・天王星のコンジャンクションは、拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で解説した研究で述べたように、株式市場のプライマリーサイクルの天井または底に対し、14取引日のオーブをもって83%の相関性を持っている。また、孤立した安値または高値をつけてから4取引日のうちに4%かそれ以上のリバーサルが起きるという事象に対しても83%の相関性を持つことも示している。これは異常に高い頻度だ。金融市場タイミングを計る私達のメソッドの中でも、太陽・天王星コンジャンクションがレベル1(最強で最高確率)のジオコズミック・サインとして扱われるのはこれが理由だ。

  アスペクト、または滞留~逆行~順行によって天王星が強調されている期間の市場研究は、アストロロジャーが長年見なしてきたように、不規則かつ不安定で予測不能な、しばしば混沌とした動向を示す。何の前兆もなく起きる出来事や発表される想定外の声明は、価格の方向性を突然反転させる結果に繋がる。しばしば突如として反騰や下落が起こるが、それは非常に急激であると同時にすこぶる短期で終わる可能性がある。これはポジション・トレーダーにとっては困難な時だ。ある日の市場は非常に強気だが、その翌日には突然非常な弱気になる。とりわけ太陽・天王星コンジャンクション前後4日間のオーブ圏内ではその傾向が強い。私達は現在そのオーブ圏内に在って、市場が前日の引け値から急激に騰げたり下げたりするのを目撃している。先週の市場には「流れ」がないように見えたが、その代わりに突然の変化があり、多くの場合 その変化は寄り付き前の一晩のうちに生じた。

  では、牡牛座という星座宮で形成されるこの特定のコンジャンクションが持つ基本的な力学と、それが今日の集合体にとっての現実にどう相関しているかを見てみよう。

太陽が支配する星座宮は獅子座であり、天王星は獅子座に対向する水瓶座を支配している。つまり、太陽と天王星は本質的に対立(オポジション)する特質を持っており、「衝突の原理」であると同時に、「気付きを促す原理」でもあるのだ。

だが獅子座と水瓶座は両方とも、固く動かぬ信念に基づいたふるまいに関連する不動宮だ。そして太陽と天王星がコンジャンクトするのは牡牛座で、これまた不動宮だ。つまりそれ自体が固定した、または確固とした信条を意味している。

太陽・天王星コンジャンクションが不動宮である牡牛座で起きるということは、アストロロジャーが「不動宮Tスクエア」として認識するパターンに似たふるまいを喚起するということだ。したがって私達は、「期待」と「現実」という本来的な対立の中で高まる緊張をここで目撃することになる。

  今回の場合、喚起されるのは安全(牡牛座)、集会や寄り集まる自由(天王星)、そして何かクリエイティブで楽しいことをしたいという欲望(太陽)との間に起きる衝突や葛藤かもしれない。

社会の多くの人々は、企業や店舗、社交の場の再開を望んでいる。引用文の中でダニエル・ヘニンガーが正しく言い当てているように、人々は人類が社会的な均衡を再構築していくさまを見たいと思っている。人々は旅行のプランを立てたり、出かけて多くの人と会ったり、グループで集まったりしたいと願っているのだ。だが、それと同時に「安全で護られている感覚」(牡牛座)を味わいたがってもいる。

だから彼らは何をするべきかについて葛藤している。何故なら、彼らはいつになったら再び自由(天王星)を味わえるのか、計画を立て、それを変更(天王星)せずに済むようになるのはいつなのかがわからないからだ。牡牛座は一度立てた計画を変更するのが大嫌いだ。天王星にハードアスペクトを形成する太陽は、堂々と大声をあげ、挑戦的な態度で抵抗する。いや、通常の決められた行動に沿って生活しようとする他者を混乱に巻き込むような「安全へのリスク」を進んで企図する可能性さえある。

  とはいえ、この葛藤が私達の将来の計画や活動にどんなインパクトを与えるかという点について言うなら、「柔軟で機敏な対応」が望ましいだろう。これは常に不動宮を苦しめる葛藤にまつわる話であり、今回の牡牛座で起きる太陽・天王星コンジャンクションもまたその例に漏れない。

中でもより「不動性」が高いのは、彼ら(人々)の「期待感」だ。だから「もっと、もっと」と要求し続けたり、自分の制御が効かない状況に合わせて変化したり順応することが出来ないか、拒否したりすれば、内部のストレスはいよいよ高まっていく。そしてそれは外に向けた破壊的なふるまいへと繫がり、それが全体をカオスへと導いていく可能性がある。

  だが幸いなことに、このアスペクトが発効するのは1週間だ。先週、私達はソーシャル・ディスタンシングの義務化や他の制限に反対し、ビジネスや社会活動を再開せよと抗議する運動を目撃した。だがそんな世相とその動きを今、この時点でよくよく観察しておくことは重要だ。

何故ならこれが、似たようなテーマながらはるかに長く発効するジオコズミック・サイン「土星・天王星スクエア」がやはり不動宮(水瓶座と牡牛座)で起きる時 — 2021年 — の予告編かもしれないからだ。

  私がこの事を今この時点で取り上げるのは、数週間のうちに金星(牡牛座の支配星)が逆行に転じるからだ(5月13日〜6月25日)。この時期に、経済や社会全体が「ノーマル」な状態へと一発逆転するようなことは無さそうだ。どちらかといえば2歩進んでは1歩後退するような感覚が、おそらく6月終盤から7月下旬の何処かまでは続きそうに見える。

天王星が強調された新月が牡牛座で起き、それが土星(計画)とスクエアを形成した先週、そして金星が今にも逆行に転じようかという今、どんな社会的な活動(旅行や行楽、エンターテインメント)であれ、プランを立てるのは困難だ。どうなるか、先が見えないのだ。また、経済の再開・始動はそれぞれの国、州、またはコミュニティによって差があり、いずれかが他より早く、または遅く動き出すなどの不均衡が顕れる可能性がある。そしてそれがまた、予期も意図もしなかったような結果を招くことになるかもしれない。

  金星(社交、人間関係、そしてお金)は双子座で海王星にスクエアを形成しながら5月13日、逆行に転じる。これはいつもより大きな混乱、幻滅、そして計画を中止したり変更しなければならないことへの失望感さえも示唆するものだ。ネイタルで多くの惑星を不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)に持つ人達にとって、その悔しさは常ならぬものになるかもしれない。しかし木星(旅、そして社会活動の必要性を示唆するもう1つの指標)と土星(境界線、ルール、制限)もまた逆行に転じる。世界の半分が弛みたいと欲し、もう半分はそうやって規則を破る人々を叱責したい、ツケを払わせたい —(おそらく金銭的な)罰 — を与えたいと欲する。

これが金融市場にどんな影響を与えるかに言及するなら、金星と土星の逆行(5月10日〜13日)は太陽・天王星コンジャンクションに匹敵するレベル1のジオコズミック・サインで、プライマリーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルの頂点(成就期)と相関している。また金星逆行期は、中央銀行が予想外の発表や政策転換を行うことが多く、それが金融市場に大きな価格変動をもたらす可能性が高い時期でもある。読者の皆さんは、前回金星が逆行に転じた2018年10月5日を覚えているかもしれない。当時はFRBが利上げを開始し、世界の株式市場が2018年12月下旬にミニ・パニックを起こし始めた時期だった。

この19ヵ月ごとのジオコズミック・サイクルは2009年3月6日にも起きたが、それはちょうど「大不況」のただ中にあった株式市場が底を打ち、72年サイクルの底ともなった時だった。また、1932年7月8日の大恐慌当時、株式市場が底を打った時も金星が逆行していた。これは決して100%の確率というわけではないが、プライマリーサイクルかそれ以上のサイクルと相関する頻度は前後12取引日のオーブをもって80%近くとなる。

  では、このような時節にはどうアプローチすべきだろう? とりわけ2021年〜2022年には、良識的かつ価格が手頃で、価値の高いもの(素性が良くて割安なもの)を手に入れる機会を探すことだ。おそらくだが、大規模なマルチ商法のミミズ農法などに投資するのは良いアイデアとは言えないだろう(何が言いたいかはわかってもらえると思うが)。

過剰な恐怖心に心を乗っ取られ、固まって頑なになった人は、チャンスが訪れても掴むことが出来ずに逃してしまうかもしれない。そして、そんな機会が発生した時こそが千載一遇のチャンスであり、それが目の前に訪れたなら、そうとわかる可能性は高い。


だがその時、あなたは行動に移す気概を持っているだろうか?
必要なキャッシュはあるだろうか?






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)

April 12, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント4/13【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年4月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週4月20日付のコラムはお休みさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

  “米国のトップエコノミストの一人で前FRB議長のジャネット・イエレン氏は、今年のGDPが30%縮小すると予測したが、50%に至るモデルをも見てきた。”

 — Megan Henney
   “Coronavirus Unemployment Could Hit Post-Depression Record, Economists Say”
   www.foxnews.com 2020年4月10日付


  “ジェローム・パウエル氏とスティーブン・ムニューヒン財務長官は、この一時封鎖が米国経済の心臓部をどれほど空洞化しているかを過小評価している可能性がある。”

 — Review and Outlook
   “The Fed’s ‘Main Street’ Mistake”
   Wall Street Journal 2020年4月10日付

  “ドナルド・トランプ大統領は金曜『国が健康を取り戻したと判明するまで... 経済活動を再開しない』と述べた。『我々はその日付を注視している。その確かな日付が達成されることを願っているが、国が健全になっていくと解る時までは何もやらない』”

 — Lora Koloday, Sam Meredith, Yelena Dzhanova
   “Coronavirus Live Updates”
   www.cnbc.com 2020年4月10日付


  火星、木星、土星、冥王星を含む4つのコンジャンクションが4月4日までに形成され、今日4月10日の聖金曜日には世界で10万人以上の死者が出ているという最新の報告にもかかわらず、COVID-19のパンデミックにまつわるパニックは衰退し始めている。惑星サイクルも終盤にかかった段階で顕れるポジティブなシフトは、先週、世界中の株式指数においても顕著だった。火星が木星、冥王星、土星の3惑星とコンジャンクションを形成した3月20日〜31日、世界の株式市場の多くが2月12日〜20日に示現した史上最高値または数年ぶりの高値からの歴史的下落に終止符を打った。その大規模な下落のスピードは、これを歴史的なものとするに十分だった。

  たとえばダウ平均は、約1ヵ月で11,355ポイント(38.4%)を失った。3月23日につけた18,213の安値(当時火星が冥王星にコンジャンクト)からダウ平均は4月9日木曜の高値24,009まで上昇、2週間強で5796ポイント(31.8%)の上昇をみた。これもまた歴史的だと言える。これら惑星サイクルの終わり(ウェイニング・フェーズの終わり)から新しい惑星サイクルの始まり(ワクシング・フェーズの始まり)への移行は、市場サイクルの終わり(弱気)から新たな市場サイクルの初期段階(強気)への移行とほぼ完全に同期している。

人間活動(金融市場)におけるこのサイクルと惑星サイクルとの相関関係は、ここ2ヵ月というもの非常にうまく機能してきた。実際、この相関関係はこれ以上と言えるものはなく、アストロロジーの研究が社会にとって素晴らしい価値を持つ理由を示してもいる。また市場のタイミングツールとしては、私が知る中でもリバーサルという点においてはその一貫性と正確さにおいてこれに匹敵するものはない。

  火星、木星、土星、冥王星によるウェイニングからワクシングへのフェーズ・シフトによって示されるこうした変化は、世界の株式市場に見られただけではなかった。金は先週1754.50まで上昇し、7年ぶりの高値を更新した。たった3週間前の3月20日には、金は2019年11月と同水準となる最安値1450を試していた。原油もまたもう一つのスタープレイヤーだった...ある時点までは。

3月30日、まさにウェイニングからワクシングへの移行のまっただ中で、原油は19.27で取引され、18年ぶりの安値を更新した。だが週の取引最終日だった4月9日には28.36まで騰がり、50%近くの上昇となった。ところがその日の引けまでに22.57まで売られ、1日で20%以上の下落をみた。原油は木星と海王星に支配されており、こういった急激な上昇と急激な下落という不規則な動きはおそらく前週末4月4日に起きた木星・冥王星コンジャンクションに関連していたと考えられる。

木星・冥王星は今後数ヵ月の間、こういった主要な惑星がアスペクトを形成するための「ホスト」のような役割を果たす。何故なら2020年12月21日冬至に水瓶座0°台で起きる木星・土星コンジャンクションまでに展開していく惑星サイクルの中ではこの組み合わせが最も長期のものだからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “米国は新たな時代の計画を立てる喫緊の努めを果たすと同時に国民を疾病から護らねばならない。”

 — Henry Kissinger
   “The Coronavirus Pandemic Will Forever Alter the World Order”
   Wall Street Journal 2020年4月4日—5日付

  “債権投資大手ピムコの最高投資責任者マーク・キーセルは『第一の優先順位は債務の返済となるだろう。我々はV字回復は期待していない。期待しているのはU字回復だ』と語った。”

 — Josh Mitchell and Rebecca Elliot
   “Legacy of Crisis: Debt Surge” 
   Wall Street Journal 2020年4月10日付

  念のために言っておくと、V字やU字型の回復を期待している市場アナリスト達がアルファベットの意味を正しく理解しているとは思えない。彼らが景気回復について語っていることはわかっているが、私は株式市場のパターンについて話している。また私は、「自分は知らない」ということを知っているのを認める。だが私は何十年もを研究に費やしてきた。だから長期サイクルにおける歴史的な市場のパターンについても大変精通している。私はチャートの専門家が株式市場の「W字型」回復と定義するものを見ているのだ。つまり、私達の講読者版リポートや最近開催したウェビナーで概説したように、7週間〜10週間、もしかすると2ヵ月〜6ヵ月間は健全な反騰が続き、その後2021年の土星・天王星スクエアに向かって(そしておそらくはその期間を超えて)もう1つの下落が待ち受けるということだ。

キッシンジャー博士が書いているように、私達は新たな時代、全く新しい世界秩序の崖淵に立っている。これは、2020年12月に起きる木星・土星コンジャンクションが意味する20年、200年、そして800年のサイクルと合致している。つまりこの木星・土星サイクルが1802年以来、主に地性星座宮の組み合わせで起きてきた後で風性星座宮の140年シリーズが始まり、それは1226年以来最初の連続した風性星座宮のサイクル(800年)だということだ。今私達はアルファベットではなく時代の話をしている。そしてほとんどの長期サイクルは底(安値)とともに始まり、その数ヵ月後または数年後に二番底が続く。

  ところで今回はこの新時代、または新しいエポックが始まっていくという観点を裏付けるもう一つの長期的なジオコズミクス研究について話してみよう。私がこれまでに書いた最初の本の中に『進化アストロロジー:ホロスコープを巡る魂の旅』と題されたものがある。(これは、今ではアストロロジーの研究において非常に人気のあるテーマについて書かれた最初の本だった。)その中で私は「帯電ポイント(charged point)」という概念を紹介した。

その本の『惑星ペアサイクル:集合体のパターンを突破する』という章において、私は2惑星がコンジャンクトした位置が黄道上の「帯電ポイント」になると述べた。コンジャンクションが起きた度数は、関わり合う2惑星が持つ原理の合成となる特質を帯び、そしてそれら2惑星の次のサイクルが始まるまで効力を発し続ける。そして別の外惑星がトランシットでこの「帯電ポイント」にアスペクトするたびに、惑星ペアサイクル(同調サイクル)の性質に関連する出来事と同期する可能性がある。これは、次の基本的な仮定へと繋がる。すなわち『2惑星によるペアサイクルの周期が長ければ長いほど、その潜在的な影響は人類の問題に影響を与える可能性が高い』。

  アストロロジーの研究においては通常、多数の生命が失われるか脅かされる健康関連のパンデミックは海王星(病気)と冥王星(生命への脅威)によって表され、多くの場合土星(損失、または損失への怖れ)も関連付けられる。私達は今日のパンデミックが32年~37年サイクルの山羊座の土星・冥王星コンジャンクションに起因すると見るが、それはこのコンビネーションの下で社会、政府、経済の構造が大規模な変容と再構築の時期を通過し、その途上で古くなった構造を放棄(終了)することを余儀なくされ、それに代わる新しい構造を発見・構築する必要に迫られるという結論にアストロロジャー達を導く組み合わせだ。

しかしながら、アストロロジャーとしての私達には、何故このパンデミックの間に起きた主要なハードアスペクトに海王星という存在が見られなかったのか? と疑問に思うことがしばしばあった。だが、ある一つの原理、つまり「帯電ポイント」の原理を使って考えるなら話は別だった。2番目に長い惑星ペアサイクルは天王星と海王星の171年サイクルだが、それは1993年に山羊座18°〜20°で起きている。そしてこれは2020年1月に起きた土星・冥王星コンジャンクションの位置山羊座22°台に非常に近い。実際、山羊座22°台で起きた土星・冥王星コンジャンクションは現在、山羊座18°〜22°の領域を少なくともこれから32年~37年の間、天のスーパー帯電セクターに仕立てている。また1965年〜1966年には、3番目に長い惑星ペアサイクルが健康を司る星座宮、乙女座16°〜17°で起きている。トランシットの海王星は、2019年11月〜2020年2月まで、ちょうどそこに在泊していた(オポジション)。それはまさに虚偽や誤解を招くような報道に満ちた海王星の雲の下で今回のアウトブレークが発生し、致命的な行進を始めた時期にあたる。

  こうして見ると解るとおり、このマンデーン・アストロロジーの概説メソッドに従えば、海王星と冥王星はこのヒステリー、パニック、生命への脅威の爆発においては非常に突出した存在だったのだ。

ここで良いニュースは、海王星が現在この「帯電ポイント」から離れつつあることだ。今年はもう戻ってこない。とはいっても突然ウイルスが消えるわけではないし、社会的背景の中にあって人類の互いへのふるまいが以前の状態に戻るわけでもない。何故なら冥王星が絡む時は、新しい構造が生み出されて新しい方向へと向かい、それが集合体の意識の確固とした基盤となっていくほどの「全面的な降伏」が起きないかぎり、癒やしが完了することはないからだ。

  冥王星の下では以前の状態に戻ることなど出来ない。戻るとしても因に対する果としての「病の再発」だ。冥王星の影響力は、アスペクトのオーブ圏にある時間帯に限定されることはない。発効期にはそのアスペクトが孵化する時間帯も含まれている。これは、もし冥王星がもたらすレッスンや改革への促しが明らかな「治療」やヒーリングへと繋がる「変容した行動パターン」を具現化しなかった場合、後に再びそのフォースを放射するために力を内在させる時だ。

そしてこれが集合体に適用される時、それは私達の個人生活における行動パターンのみならず、集団として互いに相対する際の行動パターンにも影響を及ぼす。また同時に人類と地球や環境との関係性にも適用される。

私は地球温暖化の話をしているのではない。私が言及しているのは汚染や廃棄物、そして地球の特定地域が細菌、バクテリア、ウイルスを収集することを許している不注意さだ。もしあまりに長く無視されるなら、ついにそれらは解き放たれ、私達の健康と存在そのものさえ脅かす原因となる。

  これが現在私達がその渦中に在る冥王星期であり、水瓶座の木星・土星コンジャンクションが今年終盤に起きて大胆で輝かしい新たな世界に突入する寸前の様相だ。だが冥王星は、米国や中国などの主要国、ドナルド・トランプ、ピーター・ナバロ、ジェローム・パウエル(米国)などの世界の重要なリーダー達、またニューヨーク証券取引所、アムステルダム証券取引所(世界最古の取引所)、上海証券取引所、連邦準備制度理事会のような主要機関など、すぐに思いつく例を挙げるだけでもこれだけの数のネイタルチャートに対しあと数年の間ハードアスペクトを形成し続ける。

読者の皆さんは自分自身の想像力を駆使し、これらの実体にどんな改革が行われ、より良い世界の再生にどう繋がっていくのかを思い描いてみてはどうか。何故なら最終的に、冥王星は変容を意味するだけでなく、改善と再生をも意味するからだ。これはアストロロジーが提供する「理解」の一種であり、それはどんな社会にとっても潜在的に非常に価値あるものだ。

  さて、トレーディングを念頭に短期的に天空で起きている事象に簡単に触れて今週のコラムの締めとしよう。

今週は太陽が木星・冥王星コンジャンクション(4月14日〜15日)にスクエアを形成する。木星・冥王星のサイクルとその力学は、今週非常によく働くことになる。来週は太陽が土星にスクエアとなり(4月21日)、その後冥王星が逆行に転じ(4月26日)、太陽が天王星にコンジャンクトする。COVID-19の死亡者の増加率は横ばいにはなってきているが、その角度はまだまだ険しい。トレードの観点から見るなら、太陽・木星と太陽・天王星のアスペクトは市場のリバーサルとは最も強い相関関係を持っている。

そしてそのどちらもが、非常に高い頻度で短期間ではあるが急激なリバーサルと同期している*。だがこの時期と牡牛座の新月(地域により4月22日〜26日/日本時間23日11:25頃)を過ぎれば市場のボラティリティは落ち着くのではないだろうか。また水星も4月10日には魚座を離れ牡羊座に入居する。情報の混乱や不確実性(魚座の水星)は、私達のリーダーが発するより率直かつ効率的なコミュニケーションに道を譲っていくことに期待しよう。これは政治的にも健康に関する領域にも言えることだ。

このパンデミックがどう進行していくかについて提供されたモデルはあらゆる側面に拡がり、個人または企業にとって具体的なプランなど何も立てられない状況となっている。だがそれも変化していくだろう。山羊座の土星と冥王星がそうあれと要求し、牡羊座の水星がそれを生み出す。私としては、これらの学術的モデルが実際に有用で信頼度の高いものとなるように絞り込まれていくことを期待している。

*現在、トランシットの天王星はニューヨーク証券取引所設立図(バトンウッド・チャート)のMCと金星の上に来ている。






訳文ここまで
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March 29, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント3/30【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年3月30日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今回も≪ 先週をふり返って ≫ は割愛し抄訳とさせていただきます。


なお、内容は激しい動きとなった各市場の動き、及び惑星の動きに関連しては以下のような文面でした。

  “先週をふり返ると、世界の多くの株式市場は2020年2月につけた史上最高値や数年ぶりの高値から30%〜45%の下落を終え、その後1週間足らずのうちに20%〜30%の反騰を開始した。こうした極端な市場動向(と極端な社会動向)は、火星が木星(3月20日金曜)と冥王星(3月23日月曜)を通過したことが引き金となって立ち現れた、4月4日の木星・冥王星コンジャンクションという強力な惑星コンビネーションの前兆と合致する。世界の株式指数の多くが、これら2つの日付(±1日)のいずれかで底を打ち、その後強力な反騰を開始した。ヨーロッパにおいては、事実上の安値は1週間早く3月16日に示現し、3月20日〜23日に二番底をつけている。”


この後商品市場(金とヘリオセントリックの水星射手座入りの関連、原油と火星・木星コンジャンクション、ユーロ、ビットコイン)の動きが続きます。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “過去最高記録となる328万人の労働者が先週失業給付を申請した... 申請手続きをした米国人はこれまでの記録の5倍近くとなった。3月の時点で米国の雇用主は113ヵ月連続で雇用を増やしてきたが... その後たった数日のうちにそれは止まってしまった。”

— Eric Morath, Jon Hilsenrath, Sarah Chaney
  “U.S. Cases, Jobless Claims Soar”
  Wall Street Journal 2020年3月27日付

  “彼(エコノミスト、アーノルド・クリング)の分析によれば、米国には個人と企業両方に流動性の問題があり、財政や金融刺激策を必要とするような典型的景気後退とは異なるという。喫緊の問題点は、個人や企業が不自然な財政危機に陥り、社会に対し正しい行いをするために必要な収入を失うところまで追い込まれているということだ。”

— Tom Giovanetti
  “Less Stimulus, More Overdraft Protection”
  Wall Street Journal 2020年3月27日付

  “木星のもう一人の兄弟は、悲哀に満ちた青白い顔をしていた。その王国は大地の下、太陽の光は届かず、いつも闇とすすり泣く声、そして哀しみに支配されていた。彼の名は冥王星。彼の国は「影の国」また「ハデス」とも呼ばれていた。人々は言った。誰かが死ぬたびに、冥王星は使者を、または「影の導き手」を送るのだと。それは死者を彼の陰鬱な王国に運び行くための使いだ。だから人々は彼のことを決して良くは言わなかったし、彼を人生の敵としか見なさなかった。”

— James Baldwin, Alan Sklar (narrator)
  “Jupiter and His Mighty Company”
  www.calm.com


  私達は冥王星が支配する日々 — 年 — を生きている。1月12日、その32年〜37年にわたるコンジャンクションサイクル形成のため土星は冥王星と会合した。同じ週のうちに米国は、米国人の殺害を計画していたとされるイランの将軍ガーセム・ソレイマーニー暗殺を実行し、世界中を恐怖で震撼させた。

この、何かの前兆とも感じられる土星・冥王星コンジャンクションの後には、まもなく木星・火星が冥王星と同様の出会いを果たすことになる。いや実際には、今すでにそれは起きているのだ。そして再び不吉な不安の雲が私達の惑星を覆っている。私達は冥王星から逃げることなど出来ない。誰ひとりとしてだ。誰も冥王星の蹄から無傷で抜け出すことは出来ない。

  冥王星は、その裏に破壊と同様に強力な癒やしの強制力 — 再生と新生のフォース — をもたらすが、それを解き放つことを許す前に、私達に降伏することを要求する。それが叶うまでは「物事の終焉」そして「恐怖が支配し論理など存在しない、最も深く暗い領域への突入」という冥王星のプロセスを過ぎ越していかねばならない。冥王星は人間に対し、その信じがたいほどの癒やしのフォースを体験する前に、もうすでに意味をなさず不要な物事を認識し、それらを手放すことを要求してくる。

土星(制限)と木星(極端)の両惑星が冥王星(未知の恐怖)と意見を交わし合う2020年、集合体としての私達は人類にとっての「魂の闇夜」を経験している。しかし、冥王星が与える約束は、私達が変容したり、集合的な再生を経験しさえすれば、その闇が即座に終わるということだ。だが冥王星の場合、通常これら経験するべきエピソードがすぐに終わるということはない。つまり、人々は自分達のやり方、日常の在り方、互いへのふるまいを早々には変えないということだ。したがって、私達集合体そのものや、個人的な資産の安全を脅かす危険をともなうこのパンデミックがすぐに終わる可能性は低い。しかしながら、これらの惑星がコンジャンクトする3月20日〜4月4日は、少なくとも意識レベルにおいて、なにがしかの変化が現れ始める期間を意味している。

  最近、私が人から最もよく尋ねられるのは『これはいつ終わるのか?』という質問だ。そして私が最もよく口にする答は『解らない』だ。だが心の奥ではこう考えている。『私達が変わり、変容し、他者を尊重し、愛し、気遣うようになればすぐに終わるだろう』と。

  そしてそれは、ゆっくりと起き始めるかもしれない。おそらくこれは今進行中の「冥王星的」な状況のせいだ。現在起きているポジティブな事象は、いかに多くの人々が進んで立ち上がり、犠牲を払い、苦しんでいる沢山の人のためにヒーラーとしての役割を果たしているかを目の当たりにすることだろう。だがこういった犠牲、エゴの放棄や自分第一の態度を改める動きは果たして十分だろうか? 私達のリーダーの中に、あるいは恐怖や破壊をその目的とするような集団の中に、その気配を見ることは出来るだろうか? 冥王星が絡む時、それには時間がかかるものだ。

彼は急がないし、急がせることも出来ない。そして人が何も手放すことなく犠牲も払わないまま冥王星のプロセスを短縮させようとすればするほど、苦痛はより大きくなる。何故なら — 象徴的な意味で — 冥王星には力があり、私達にはないからだ。

そのプロセスとはまず

1)何かが間違っている

2)単に望んだり要求したからといってそれが止むことはないという事実を受け入れる
  (私達には — まだ — その力がない)そして

3)再生へのプロセスを開始する

これがまさに冥王星の特質 — そのプロセス — そのものだ。そして、必須の改革と新生を受け入れることを拒むというのはまさに人間の持つ特質だ。

  初回の木星・冥王星コンジャンクションが起きる4月4日はもうすぐそこに迫っている。木星と冥王星のコンビネーションについては『フォーキャスト2020』中、「過激な手段」と題した章において解説した。そして私達は今、その「過激な手段」を経験していると思う。だが3月20日〜4月4日の期間には、惑星間に起きる非常に多くのコンジャンクションが終了する時期でもある。たとえば火星はまず最初に木星にコンジャンクトし(3月20日)、その後冥王星に(3月23日)、そして最後に土星に(3月31日)コンジャンクトして起重機、すなわち木星・冥王星コンジャンクションの準備を整える。こうして私達は3月20日〜4月4日の間に4惑星全てに関わる新しい惑星サイクルのスタートを迎えるのだ。

こんなにも多くの惑星達が現在の時間枠の中でコンジャンクトし、そこから新たなサイクルが始まるという事実には、何か象徴としての希望がある。

  だがこれは都合3回あるうちの最初の木星・冥王星コンジャンクションだ。その後木星は5月14日に逆行し、後ずさりして6月30日に冥王星と2回目のコンジャンクトを果たし、最終の3回目は11月12日、米国大統領選の直後に起きる。

  5月14日〜6月30日の期間も非常に重要だ。おそらく現在展開中の3月20日〜4月4日と同等の重みを持っている。5月14日に逆行する木星は土星と金星に非常に接近しており、金星もまた5月13日に逆行を開始する。金星の逆行期は歴史的に見て、株式のような金融市場の重要なトレンド転換と相関する重要な時期だ。また6月30日に起きる2回目の木星・冥王星コンジャンクションは金星が順行してからちょうど5日後であり、これも歴史的に金融市場の重要な反転と相関するもう1つのシグナルだ。一方、これが都合3回起きる木星・冥王星コンジャンクションのちょうど中央部にあたるということも重要な点だ。それまでにCOVID-19の感染拡大の阻止が見られ始めるような兆候は顕れない可能性がある。


  その時が来るまでは、私達の互いに対するふるまい、そして持続的な集合的変容と癒やしのために必要な変化に適応しようとする意志は言うに及ばず、世界のリーダー達の行いにも真の変化への兆しは見られないかもしれない。






訳文ここまで
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March 15, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント3/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年3月16日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫のみの抄訳とさせていただきます。

来週のコラムはお休みさせていただきます。

今回の≪先週をふり返って≫ は、先週の盛大なジェットコースターぶりと、パニック的な売買によって生じたサイクルの歪み or ずれ(より長期のサイクルの重なり?)についてさらっと触れていましたが、詳細解説と戦略は講読者向けのリポートに掲載されるとのことで割愛しました。


≪短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  今回はまず初めに、MMTAの卒業生でMMAの市場アナリストでもあるマーク・シュテイヤマン(現MMTAインターナショナル・サイクルリポート「ICR」編集者)への感謝の言葉から始めたい。木曜夕方、彼は講読者向けにスペシャルアラートを発し、終わり値で米国株を買うよう勧めた。その日市場は終わり値に向かって1日で最大の損失を記録するに至った。そして翌日の金曜、米国株式市場は1日で最大の上げ幅となった。マークの手法は強気オシレーター・ダイバージェンスと重なるMMAのマーケット・タイミング手法と、MMAが重要な反転のタイミングを計るために使用するテクニカル・シグナルとの組み合わせに対する彼の知識に基づいている。よくやった!マーク。ところで次のICRリポートは3月23日〜24日に発行予定で、マークはXAUゴールドとシルバーマイニング指数に関する別のアラートを発信した。もしICRを講読していないなら、検討をお勧めしたい。彼は良い腕を持っている。

  では現在強力に活性化し、3月20日〜4月4日にはそのピークの1つに達する「カプリコーン・ステリウム」の話に戻ろう。この時期は火星が木星、冥王星、そして土星にコンジャンクトし、そして木星・冥王星間の最初のコンジャンクション形成で終わっていく。『フォーキャスト2020』で述べたように、土星・冥王星は潜在的には非常にポジティブな顕れとなる側面をも持っている。そして私は現在、COVID-19との世界規模の戦いにおいてそれが顕現しているのではないかと考えている。この病気を克服するための大きな個的犠牲を自ら進んで払いつつも、米国と世界の諸国がともに刺激しあう姿に私は感銘を受けざるをえない。多くの人々が感染を避けるため、あるいはウイルスの拡散を阻止するために自分自身を隔離している。生存や生活そのものに対するこうした脅威に直面した時、私達に出来得る事には本当に驚くべきものがある。

だが、土星と冥王星がハードアスペクトを形成したのは今世紀において2回の前例がある。その1つは2007年〜2009年の大不況において、FRBがベン・バーナンキ議長の下で金利をゼロまで大幅に引き下げ(ZIRP)、本格的な大恐慌に至る前に世界の金融システムに対する脅威を覆そうという意図をもって大胆かつ新しい量的緩和策(QE)を開始した時だ。

またその前は、世界貿易センターが攻撃され、テロリズムが台頭し始めた2001年夏〜秋だが、こうした脅威は現在かなり抑止されている。これもまた、世界の人々と政府が共通の敵(脅威)と闘うために協調して最終的に成功したもう1つの時期だ。

  昨今は多くの政府や大企業のトップ達が、巨額の利益を生むバスケットボール、ホッケー、野球やコンサート、演劇などの開催をキャンセルしている。思い切った措置(木星と冥王星)が実行されていくさまは、まるでこれが戦争で、この病が打ち負かすべき敵であるかのようだ。また世界の政府と中央銀行は、世界の金融システムの崩壊を防ぐための支援として大規模な刺激策を開始しようとしている。これが出来るということは、誰もが同じ人類という家族の一員としてふるまえるという素晴らしい証しだ。それは、私の見解では山羊座における土星と冥王星の最善の顕れ(スーパーマン/スーパーウーマン)だ。私達の生命は限りあるものだが、時に不滅であるかのように行動することが出来る。これもまた山羊座の土星と冥王星が持つ特質なのだ。

とはいえ、私は山羊座の生まれとしてもちろん米国と世界の債務の継続的爆発状態とこれに対するさらなる金融/財政刺激策による長期的影響(土星・冥王星サイクルの新たな始まり)を懸念している。2008年以降、個人、国、世界レベルの債務は削減されていない。この新たな債務の爆発は、そう遠くない将来にまた別の重大なハードルの要因になる怖れがある。それはベン・バーナンキ(実際には地球上で最も賢い人物かもしれない)が2年前に予測している。これまでの財政刺激策は、それが必要ではなかった時期、つまり間違った時に実施された可能性がある。そして今、これが真に必要とされる時となって、現在の危機に対応するために必須の財政と金融ツールの持ち球は減少している。

そして、今という激動の時代に残された財政刺激策が一時的な後押しとなるにしても、おそらく早ければ土星が天王星にスクエアを形成する2021年にも、それがさらに厳しい犠牲を必要とする長期的な結果をもたらす可能性は高い。土星・天王星間のハードアスペクトを歴史的にふり返って見れば、金融世界、とりわけ株式市場に頻繁に見て取れるまた別のテーマが浮上してくる。

  先週フェイスブックで述べたように、世界のリーダー達が本当にこのウイルスの脅威をもっと迅速に抑えるために人類に備わった全力を注ぎたいなら、この戦いから注意を逸らす大きな物事の全てを減じてはどうだろうか。金利引き下げや財政・金融刺激策を提供するとしても、それだけでは足りないだろう。COVID-19とそれが意味する健康上のリスクに触れることへの恐怖に加え、自分自身の財政的安全を脅かされるリスクに対しても同等の恐怖が生まれている。もちろん、そうは言っても通常の経済的安心感でさえ、誰もが持っているわけではない。多くの人々が給料ぎりぎりの中で暮らしを立てている。しかし、米国人の半数以上は株式、ミューチュアルファンド、貴金属、ビットコインなど、何らかの形で自らの貯蓄を金融商品に投資しているのも事実だ*

*世論調査の大手ギャラップによれば米国人の55%が何らかの金融商品(主に株式)を保持しているという。

  ダウ工業平均と他の世界の株式市場が先週は2〜3取引日のうちに1日で最大の損失を被ったことを見れば、最大の上げ幅を誇る1日がチラホラしても安心感は生み出さない。この状況がいつ終わるか、いつ平常に戻るかわからずに人々がパニックになるにつれ、仕事が危ない、中小企業が危険の淵にある、証券会社の個人口座や退職金口座も危ないということになる。恐怖が恐怖を助長する。そして怖れは人間の精神をどこまでも際限なく追い詰めていく。

火星が山羊座を運行して木星に近付く(恐怖の増大、または何が安全かに対する誤った感覚)今週と、その後木星が山羊座の冥王星にコンジャンクトする4月4日(生活様式または存在そのものを脅かすような極端な措置)は、世界の指導者は市場を休みにすることを検討したほうが賢明かもしれない。そうすることで、人々は急騰や急落するポートフォリオに気を取られることなくCOVID-19との戦いに完全に集中することが出来るだろう。

  このパンデミックをいったん制圧し、新しい感染者が減少するようになれば、私達はよく知り慣れ親しんできた現実に戻ることが出来る。もちろん、もし市場が金曜のように印象的な反騰の連続をスタート出来るなら、休みを入れる必要もない。だがコロナウイルスのパンデミックのせいで、短期間の反騰の後に大きな下落がその都度続くという状況ならどうか。少なくともパニックがピークに達し、その後は減じると思われる4月4日までは、何らかの措置を考慮する必要があると思われる。

こういった事柄は、社会に対してアストロロジーが果たす役割の価値が明白になる領域だ。当然、このような抜本的な措置はかえってパニックを増大させるだけだと信じる人もいるだろう。だがよく考えてほしい。先週目撃した “パニック” 以上のパニックをどう経験出来るというのか? 無論、特別措置による休日が終わり市場が開いた時、価格は急落して始まるかもしれない。しかし、まるで柔らかなバターに熱したナイフを落とすかのような市場を、ただ開いたままに放っておく時の累積的な損失ほどではないだろう。

それに加えて市場を閉鎖した場合、最初の売りが収まった後は多くの場合鮮やかな回復が見られる。12日間の休場の後、コロナウイルスの爆発的まん延とともに2月4日に開場した中国の上海指数を見てみよう。指数は翌日の5日に底を打ち、その後3週にわたる強力な反騰が起きている。これまでのところ上海指数は12日間の休場直後に見られた安値には戻っていない。さらに、中国では株価の急変に国民が気を取られることがなかったせいか、コロナウイルス感染者数の増加が減少し始めている。これは国民と政府がCOVID-19との戦いに焦点を合わせていたということで、こうした中国の状況からは学ぶ事の出来る教訓がある。

  3月24日〜4月4日は、ヒステリー、そして(または)不条理な妄想というこの現状の宇宙的なピークだ。また、多くの金融市場にリバーサルが起き得る時期でもある。これは底となるかもしれないし、それともひょっとすると、カモになる人々が集う反騰の頂点となるかもしれない。もし後者だった場合、それは金星が逆行に転じる5月中旬まで続く可能性がある。こうした状況は、パンデミックが統制されているというデータが顕れる時までは終わらない。

だが、私達は必ずそこに、その時点に行き着く。もし私達が余計な物事に気を取られずに、目前のより重要な物事に集中しようと努めるなら、それが土星・冥王星コンジャンクションが保証する約束なのだ。では重要な物事とは? 私達の健康だ。お金は良いものだし当然必要でもある。しかし、健康(と愛)を差し置いて、果たしてそれに価値などあるだろうか?





訳文ここまで
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March 01, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント3/2【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年3月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は抄訳として≪ 先週をふり返って ≫ は後半部のメモ、≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫ については全訳を掲載します。

来週は多分お休みすると思います。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫


【メモ】

『市場は上がる時は一歩一歩階段を昇り、降りる時は一気にエレベーターを使う』 これは私がMMAのクラスで全ての学生に教える古い諺だ。

先週は世界中の株式市場が日次と週次で記録的な下落を経験したため、まるでエレベーターの上昇を支えていた全てのケーブルが一気に切れてしまったかのように見えた。

もしかするとこれらの構造(エレベーター〜建物〜経済〜政府)は皆、砂上の楼閣かトランプのカードだったのか、それとも耐久性のある実体なのか? などと疑問に思われるほどだ。

3月8日〜9日(日本時間10日)の満月が魚座の太陽と海王星のコンジャンクションとともに起き、トリックスターの水星がこのとりわけ危機的な逆行サイクルを終えるとともに、私達は何かを見出すだろう。

激しく下落したのは株式市場だけではなかった。原油、金、銀、米ドルも下落した。何だって? どうして米ドルと一緒に金や銀がこうも激しく下がるのだ? 魚座で水星が逆行する時にだけ、それは起きる。一方、国債と通貨にとっては良い週だった。米国の長期金利は史上最低値まで落ちた。それは『フォーキャスト2020』の中でグラフとともに研究の概要を述べた、土星・冥王星サイクルに依るところが大きい。

だが心配には及ばない。それらの研究によれば、この低金利はそう長くは続かないだろう。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “なんだか水星は我々皆にとんでもないジョークを仕掛けているような感じですね。”

— MMAサイクルズ アナリスト ジャンニ・ディ・ポーチェ
  先週末に送られたR.メリマン宛の e-mailより


  現在、ジオコズミクスとサイクル研究において進行しつつある物事はあまりに多岐にわたるので、適切に解説するには数ページは費やさねばならないだろう。
とはいえ、より重要なジオコズミクスについてここで手短に見ていくとしよう。

これには以下の理由がある。

1)このコラムはジオコズミクスと金融、政治サイクルとの相関性について読者に学んでもらうための場だ。

2)このテーマに関しては現在、誤解を招く可能性のある数多くの情報がネットを介して伝播されている。

  では、アストロロジーによる物事の描写において、基本となる前提から始めよう。

もし、従来のアストロロジーによる解釈を通して1つの可能性が浮上したなら、それは永続的な有効性を持つものかもしれない。しかし、確実性のある地盤に立って予測を立てるには、少なくとも他に同様の可能性を指し示す3つのシグナルを見ておくことだ。

あるいはまた、1つの要素のみを使う場合は、そのシグナルと結果との間に見られる一貫性を実証する過去の出来事をいくつか示すことが出来るなら、それは価値を持つだろう。

特定のジオコズミクスが直近で見られた時の事例のみを、同様の事象が再び起きる可能性を裏付ける「証拠」として提示することは予測として「弱い」。そして通常は信頼出来ない。

あまり批判的になるつもりはないが(何故なら見ているだけなら面白いから)、先週起きた事についてはあまりにもこの手の「観測」がネットを介して巷に溢れている。

  2020年に発効する惑星間の最も重要な現象を見るにあたって、最もふさわしいスタートラインは1月12日に山羊座で起きた32年〜37年サイクルの土星・冥王星コンジャンクションだ。世界情勢に相関するそのオーブは最大前後2年間だ。アストロロジーの研究において、冥王星は人間の生命や、それを維持するために構築された全体的な運用システムへの脅威となる出来事に関連する。

また土星は建築物、政府、世界の金融システム、経済などの基本構造や基盤に関連している。コロナウイルスとそれに関連して現在展開しつつあるドラマは人命と人類の機能に対する、まさにそういった脅威だ。そしてこの長期サイクルの基点となった直近の2回もまた、近いところから言えば1980年代初めのエイズ、そして1940年代半ばから後半にかけてのポリオの流行として人間の生命への脅威と相関している。どちらの場合も後に治療法が発見され、最終的にその脅威は封じ込められた。

  次に、木星の逆行によって2020年には3回発効する木星・冥王星コンジャンクションを検討しよう。最初のコンジャンクションが起きるのは2020年4月4日だ。前回、このコンジャンクションが起きたのは2007年12月11日で、「大不況」が始まったまさにその月であり、2007年10月11日、ダウ工業平均でつけた当時の史上最高値からわずか2ヵ月後のことだった。ダウ平均の現在の史上最高値は2月12日、このアスペクトが起きる日付けからおよそ2ヵ月弱前となる。これは興味深い。だが、もし以前に起きた11回の事例(1860年以来)を顧みるなら、長期サイクルの底または天井がいずれも2ヵ月のうちに示現しており、底よりは天井のほうが多い。

  私達はすでに最近のウェビナーおよびMMAサイクルズ・リポートの最新版において、射手座10°〜山羊座20°を運行する木星の研究内容を提示したが、それは米国の株式指数に示現する長期サイクルの天井に対し90%以上の相関性を示している。今後2週間で木星は山羊座20°に達し、11月に入る前にあと2回それを繰り返す。これは、市場の重要なトップが2020年3月までに示現すると私達が予測した、その要因の1つだった。

つまり、米国株の重要な天井形成と相関し、そして(または) — そのアストロロジー上の意味合いにおいて — 何か大きな出来事(ブラック・スワン*)が世界に起きて人間の活動に重大な混乱を引き起こし、世界の株式指数にその状況が反映される可能性に相関する3つの重要な長期惑星サイクルが頭をもたげていることになる。
*めったに起きないがいざ起きると壊滅的被害をもたらす出来事

  他にも今という時期を狭めてとりわけ重要なものとする、より短期の惑星シグナルが存在する。だが現実問題として、こうした短期のジオコズミック・サインのみに頼って先週見られたような極端なタイプの市場動向を予測しようとするプロのアストロロジャーはいない。それでも、ここまでに述べてきたような、よりスケールの大きな惑星サイクルが示す文脈の中で、より大きな人類の危機が生じるタイミングを示すいくつかの可能性のうちの1つではあるかもしれない。そんな短期的なジオコズミック・サインをほんの少し見てみるとしよう。


  まずは魚座の水星逆行だ。これは2月16日に始まり、今週3月4日から少しの間水瓶座に戻った後、3月9日(日本時間3月10日)に終わる。水星逆行はそれだけで多くの場合、正しい決定を下すための十分な情報を集めるには試練の時だ。だがまた魚座を運行する時は、正しいデータや十分な情報を得るための試練はなおのこと厳しい。それに加え、いったん市場に下落の勢いがつき始めると、このデータの不十分さが不条理な憶測を喚起し、それがヒステリーに拍車をかける。そしてパニックを引き起こしていく。特に山羊座の冥王星(恐怖)に近付いていく木星(誇張)という文脈の中ではそれが強調される。言うまでもないが、当然土星も山羊座に在泊しており、これもまた「恐怖」だ。冥王星と土星は恐怖に関連する主要な惑星なのだ(一方、木星と射手座は「貪欲」に関連する)。

  ここで興味深いポイントは、水星が今週水瓶座に戻り、(逆行から順行に転じて)3月16日まで在泊することだ。この時期は、差し迫った危機に対応する新発見を裏付ける可能性を象徴する。これに続き、土星が3月21日に水瓶座(科学的発見)へのイングレスを果たす。

  また一部のアストロロジャーが先週起きたこの下落の要因として挙げていたのは、トランシットの火星が月のサウスノード(ミーンノード)を通過したことだ。これは2月24日に起きた(日本時間25日)。確かに火星のアスペクトは何が起こるにしてもそれに対してより大きな「燃える怒り」を与える。

だがそれのみでは、これほどの規模の大きな市場の下落を確実に見通せる保証にはならない。このジオコズミックイベントの歴史をふり返って見るなら、その相関性はかなり弱いし一貫性に欠けている。もっとも1987年10月の大規模な下落など、大きな下げが起きた事例はいくつかはある。しかし、このシグナルが18〜22ヵ月ごとに起きることを考慮すれば、これは規則的というより例外的であり、こうした予測を支持するためには少なくとも他のジオコズミック指標があと2〜3個は必要だ。これのみで考えるなら、過去40事例を調べた限り、火星と月のノードが注目すべき株式市場の下落に関与する確率は約20%というところだろう。


  では、現在起きていることに言及して締めくくりとしよう。牡羊座の金星(デトリメントとなる組み合わせ)が「カプリコーン・ステリウム」に対しスクエアを形成し始めた。つまり、2月23日に木星(誇張)にスクエアを形成し、2月28日金曜には冥王星にスクエアを形成した。そして3月3日火曜には土星へのスクエア形成を終える(日本時間4日に日付けが変わるころ)。私達のルールの1つは「金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきた市場は2取引日のうちにリバーサル(反騰)を起こす候補となる」というものだ。

その翌日となる3月4日、金星は自ら支配する星座宮、牡牛座に入居する。そこでの金星は強く、一方水星は発明や発見に対してオープンな態度を示し、魚座よりは情報不足によるヒステリーにもなりにくい水瓶座に戻っている。私の意見では、これは市場に希望をもたらす。その後まもなく、3月8日〜9日(日本時間10日)に魚座で太陽と海王星がコンジャンクトした状態の満月が起きる(いまだに混乱と不信感がある)。そして金星は天王星とコンジャンクトし、水星は3月8日〜9日に逆行運動を終える(日本時間10日昼過ぎ)。

  冒頭に引用したファイナンシャル・アストロロジーの非常に有望な新星、ジャンニ・ディ・ポーチェの言葉は適切だと思う。私達は月曜夕方に発信するスペシャル・リポートにおいて、米国(と世界)の株式市場の見通しとともに、そのアイデアについて詳しく論じるつもりだ。


  その間は冷静さを保ち、正確なデータを探し、他者の取り散らかった思い込みが引き起こすヒステリーを避けるようにしよう。そしてあなた自身の内なる常識を使ってほしい。






訳文ここまで
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February 16, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント2/17【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年2月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週のコラムはお休みします。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫

  “連邦予算の赤字は会計年度初めの4ヵ月で25%増加した... 1月までの12ヵ月で歳入は6.7%増加し、2016年2月以来最大となった。歳出は8.8%の増加で、赤字総体を1.06兆ドルに押し上げた。これは前年度から16.4%の増加となる。”

— Kate Davidson
  “Deficit Widens as Spending Hits High”
  Wall Street Journal 2020年2月13日付

  “(ジュディ・シェルトンによる)生産性(不足)に対する解決策としての金融安定化を精力的に防衛する姿勢は、彼女がかつて提唱していた金本位制などよりも自分達のモデルがいかに優れたものであるかを説こうとした今日の正統派を当惑させた。過去50年にわたる連続的な失敗に照らして見れば、彼らがそれを主張することは出来ない。彼女のFRB理事への指名が経済学の専門家やその友人でもある報道関係者らからの辛辣な批判を引き起こしたのは無理からぬことだ。彼らが示したシェルトン氏への不快感は、彼女がおかしな人物だということではない。彼女が正しいかもしれないということだ。”

— Joseph C. Sternberg
  “Why the Economics Establishment Hates Judy Shelton”
  Wall Street Journal 2020年2月14日付


  先週、米国とヨーロッパの株式指数は好調な推移を見せた。金曜にはドイツのDAXとチューリヒのSMI、同様に米国のS&P先物指数に史上最高値が示現している。それより2日前の2月12日にはダウ工業平均、1日前の13日にはナスダック総合も史上最高値を記録している。またアムステルダムのAEXも、2001年2月以来の最高値水準まで舞い上がった。

ジオコズミクスの観点から言えば、この反騰の一部はトランシットの火星がニューヨーク証券取引所の設立図(バトンウッド・チャート/1792年5月17日)の木星・海王星コンジャンクションに調和的なアスペクトを形成したことに依るものだ。ユーロ通貨は2017年4月以来の最低水準に下落していたが、ヨーロッパの株式指数は弱い通貨に対するサポートとなった。

これは欧州連合の全ての加盟国が財政規律を欠いている中、金融緩和策(マイナス金利など)を続行する時に起きる。米国でも似たようなもので、FRBは最近(金曜までの現先市場など見ても)非常に緩和的な政策を採っており、米国政府は再び1兆ドルもの赤字を積み上げた。全ての流動性は株式市場へとなだれ込む — 債務上限を突破し、信用調査機関が介入してくるまでは。こうした状況は2020年〜2023年、冥王星(負債と税金)が米国、現米国大統領、FRBおよびその議長、そしてニューヨーク証券取引所のチャート上で強力に働く時、浮上してくる可能性がある。ひょっとするとジュディ・シェルトンは本当にこれに対応する正しいアイデア(たとえば金のような資産に裏付けされた通貨制度など)を持っているのかもしれない。

  アジアと極東地域では、おそらくコロナウイルスのパンデミック化に対する恐怖が続いたせいで株式指数に史上最高値は示現していない。それでも上海総合とハンセン指数は2月4日まで続いた大規模な下落から2週間でかなりの回復をみている。

  原油は前週に1バレルあたり50ドルを下回る数ヵ月ぶりの安値をつけた後に強さを取り戻し、好調な週となった。金と銀はいまだに3週の間につけた安値と高値の間で取引されている。これらは方向性を探る形となっており、今週末の2月16日から始まる多くの新たなジオコズミック・サインの訪れとともに向かう先を見出すかもしれない。連邦準備制度理事会へのジュディ・シェルトンの指名承認も、金の強気相場に対する追い風となる可能性がある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “最も危険な人物 — それは自分が何も知らないことを知らぬまま、自分こそが誰よりも物を知っていると思い込んでいる人物だ。”

— 匿名人の言葉

  “トランプは1987年、マンハッタンの共和党員として登録し、それからは属する政党を5回変えた。2001年8月、トランプは民主党へと所属を変更した。2009年9月、トランプは再び所属政党を共和党に変えた。2011年、トランプは所属政党なし(独立系)となった。そして2012年4月、トランプはまた共和党に戻った。”

— wikipediaより

  “ブルームバーグは2002年最初の任期以来、ニューヨーク市の108代目の市長として連続3期を務めた。人生を通じて長らく民主党員だったブルームバーグは、2001年に共和党員として市長選に立候補するために所属政党の登録を変更している。”

— wikipediaより


  さあ、“彼” が再びやって来る。今週末の2月16日(日本時間17日午前中)には、買ってやられ売ってやられの市場の上下動や、朝令暮改の政策発表など、悪名とどろく兆しの出番だ。彼は3月9日(日本時間10日昼)まで舞台に躍り出る。いや、ドナルド・トランプやマイケル・ブルームバーグの所属政党変更の話をしているのではない(トランプは以前民主党員で今は共和党の大統領であり、ブルームバーグは元共和党のニューヨーク市長で今は再び民主党に帰還して大統領候補選に出馬している)。

今ここで話しているのは水星逆行、すなわち鳥ならミチバシリに例えられるトリックスターで、支持帯や抵抗帯の騙しのブレークアウトに相関し、また全ての事実を把握する前に早計で軽率な決定を下したり、あるいは以前の立ち位置やポジションを覆したりする傾向を促進させる存在のことだ。しかも今回の彼は、持ち前の異世界的かつ非現実的な才能をフルに発揮するかもしれない。何故なら彼は、狂ったような夢心地にもなれるが、多くの場合ファンタジーに陥りがちな星座宮、魚座で逆行を開始するからだ。

  これはあなたが何かハッピーな歌でも歌いたくなる時だ。何故ならあなたは恋をしている。あるいはまた、考え得る最悪の時に最悪なことを口にして恥ずかしさと後悔にまみれ、まるで呪いにでもかかったような気分で今やブルースの一節でも口ずさみたくなる時だ。この魚座の水星逆行が発効中は、何を提案するにあたっても、「当の相手と同じ土俵上に在るかどうか」をしっかり確認したほうが良い。いや、あなたの(または彼らの)頭にあるのは「提案」でさえないかもしれない。むしろ多くの「要求」やら「命令」として口に出される可能性がある。

だが、大統領候補に名乗りを上げている一部の人々のように、伝えるべき言葉選びにしくじったり、相手の名前を間違って呼びかけたりするかもしれない。もし売買の際にブローカーを通しているなら、たとえばあなたの携帯電話が一時的に不通になった後で(水星逆行中にありがちなこと)再び繋がった時、自分の意志が「売り」の代わりに「買い」と(あるいはその反対に)伝わっていないかどうかをよく確認することだ。 水星逆行、とりわけこの魚座での逆行中は、あらゆる分野、領域において奇妙なことが起き、結果的に間違っている可能性がある(それは最初のうちは上手くいったように見えがちだ)。

  さて、これは市場にとって何を意味するだろう? 大したことではない。ただし、近接しあって起きる突然で短期的なリバーサルと相関することを別とすればだが。とはいえ、必ずしもプライマリー・タイプのリバーサルとは限らない。ほとんどの場合、それは取引サイクルの問題だ。つまり、あなたは取引することは出来るが、それと添い遂げようなどと思わないないほうが良い。

  それでもこの水星逆行は、いつもよりもっと重要な意味を持つ可能性がある。火星もまた同じ日に山羊座入りするからだ。これは取引サイクルというよりも、もっと大きなサイクルと相関するかもしれないことを示唆している。これは大きい。(まぁ、木星が支配する魚座や射手座を水星が運行する時は、ほとんど全ての物事が「もの凄いこと」として扱われるのだが..)

それにしても、火星の山羊座入りが何故それほど大きいのか? 
その理由は、連邦準備法が成立したのが1913年12月23日であり、当時太陽は山羊座1°に在泊して蟹座0°の冥王星とはオポジションを形成していたからだ。これはFRBが世の話題に上る時期を強調する兆しかもしれない。そしてそれは多くの場合、Tノートや通貨のように金利に関連する市場を動揺させる新たな政策や発表で、その後間接的に(または直接的に)貴金属や株式市場の価格変動へと波及していく。

  魚座で水星が逆行する時は、全てが非常に上手くいったと思った途端にカーブボール(またはスクリューボール)を投げてよこされるような感覚かもしれない。 突如として関心の焦点は変わる(こう言うと、まるで魚座を逆行する水星が何かに焦点を当てることが可能であるかのように聞こえそうだが)。 しかし、その関心の変化は果たして事実に基づいているのか? それとも単なる噂なのか? 魚座を逆行する水星がちょっと目眩を起こすのは、ここだ。

ある時は、状況は上手くコントロールされているように見える。だが翌日には不安定な状況に戻ってしまう。そして金融市場は多くの場合、こうした良いニュースと悪いニュース、喜劇と悲劇の度重なる転換劇にその都度ムチ打ち状態の上下動(ウィップソー)となって反応し続ける。だがそれは、長期的に見ればほとんど意味を持たない動きだ。

  トレーダーと投資家は、特に水星が魚座で逆行するような時は、より大きな視点から物を見ていく必要がある。この時間帯は、あまりにも多くのノイズや雑音に注意が行ってしまう可能性があるからだ(つまりウィップソーが起きる)。

では、私達が見るべき大きな視点からの物事とは何か? それはまさに、先週のウェビナーで説明したとおりだ。株式市場は長期サイクルの天井をつけるにあたっての延長時間帯に在る(2019年4月~2020年11月)。これは木星が射手座10°~山羊座20°を運行する時期を基にしているが、私の推定では85%の確率で20~50%の下落が起き、そしてその後2021年の土星・天王星スクエアへと続いていく。この詳細は過去に起きた土星・天王星、および土星・冥王星ハードアスペクト一覧に記載されており、ウェビナーの参加者に提供した。

  短期的に見れば(結局のところ私達はトレーダーでもある)、ちょうど2月16日は、多くの金融市場におけるサイクルの各頂点(安値または高値)に対し、歴史的な相関性を持つ8つのジオコズミック・サインが続々と起きてくる3週間の始まりとなる。

2月16日の水星逆行と火星の山羊座入りと同様に(あるいはさらに)重要なのは、2月23日〜3月3日、トランシットの金星が木星、土星、冥王星(カプリコーン・ステリウム)にスクエアを形成していくこと、そして3月8日に起きる太陽・海王星、金星・天王星との2つのレベル1(最強)コンジャンクションだ。またこの日は水星が順行に転じる前日でもある(3月9日/日本時間10日昼頃)。

通常なら、私は今後の3週間に為される約束は突飛で一貫性がないと言うかもしれない。ただし、魚座で逆行する水星の下での約束はけっして果たされない可能性があることを私は知っている。

ならばいっそのこと、歌ったり踊ったり、もしかすると瞑想でもしているほうが良いかもしれない。それでも、「事実」として流布される「噂」には十分気をつけてほしい。






訳文ここまで
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February 09, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント2/10【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年2月10日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は...取りいそぎ全体をざっと訳してみました。来週は抄訳か部分訳になるかもしれません。


≪ 先週をふり返って ≫

※引用部分は省略します。
内容は「先週の株式市場の下落について/cnbc.com」「弾劾騒動についてトランプ大統領が語ったことば/cnbc.com」「トランプ大統領とレーガン大統領を比較しての評論/Arizona Repubulic紙」でした。

  コメディと悲劇の両方に彩られた奇妙な週であったにも関わらず、米国経済は依然として堅調だ。一方の悲劇はコロナウイルスの脅威が中国経済に大混乱を巻き起こし、今や世界中の経済にその悪影響が拡がると予測されることだ。

また、大統領を追放する機会を失い、先週初めに大統領候補を決めるための最初の党員選挙を行った民主党にとっても悲劇だったかもしれない。弾劾裁判への証人喚問についてはほとんど完全な党派性による投票が行われ、全ての共和党議員は証人喚問に反対し、罪状として挙げられた2つの論点に関しても無罪投票。全民主党議員が証人喚問と有罪に投票した。

  この悲劇的な党派投票には例外が起きた。共和党のミット・ロムニーが彼の良心に従い1つの罪状において有罪に投票したのだ。そして自分の党と保守系メディアから叩かれた。

この件を今日の山羊座における土星・冥王星時代を生きる上でひとつの教訓としてみよう。あなたがあくまで自分自身の原理原則に依って立ち、自分が属する社会的グループ(あるいは自分の党か?)が受け入れている物事を容認しなかったり忠誠心を拒否するなら、あなたは村八分になったり追放されたり、非難される危険がある。

『フォーキャスト2020』で述べた山羊座の土星・冥王星が示す象意の1つを「ヒーローと悪役」「個人の倫理 VS 腐敗」の戦いとして表現したのはこれが理由だ。そして今日の米国を苦しめているこの党派的な不和においては、敵対するどちらの側も、相手側こそが腐敗した悪だとして非難している。これは皮肉なことだ。

  だが少なくとも論点のひとつについてはトランプ大統領が正しいように見える。民主党はまったくもって「ダーティ・コップス」(汚いことでも何でもありの腐敗警官)のように見えた。まぁ、彼らが本当にダーティ・コップスなのかどうかは不明だが、とにかく先週は “間抜けで騒々しい警官達" が『ヤツは “筋肉モリモリの木偶人形” に違いない...!』と思い込んだ当の相手と戦っていた。その光景は愉快であると同時に悲劇的でもあった。

  とはいえ、先週は世界の株式市場にとって全体に良い週だった。前週金曜に600ポイント下落したダウ平均は木曜までに安値から1000ポイント以上上昇。2月7日金曜には好調な賃金を示す発表にもかかわらずザラ場で300ポイント下落した。市場を怖じ気づかせたのは本当にコロナウイルスという“黒鳥”だったのか? それともこれは、株価がひと息入れて中期サイクルの修正安が入っただけなのか? それはこの日曜に開催する『フォーキャスト・ウェビナー』で詳説しよう。

他の市場では2020年5月に「ビットコイン・ハービング」が実施されるとの信条に後押しされてビットコインが10,000の大台に向けて引き続き上昇した。これは時とともに創造されるビットコインの量が減らされるため、その供給が限られて不足することを意味する。もし需要が一定のまま保たれて供給が減少するなら、それは価格上昇の方程式だ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  この週末は恒例のウェビナーを開催すること、そしてニューヨーク証券取引所のチャートに火星が調和的なアスペクトを取ること以外に目立つジオコズミック・サインはないため、それほど特筆すべきものはない。あるとすれば来週で、16日に火星が山羊座入りし、その後魚座の水星が3週間の逆行を開始する。

またも “間抜けで騒々しい警官達”と“筋肉モリモリの木偶人形” との戦いのドラマが上演されそうだ。というわけで、観戦準備をしておこう。2020年の選挙を前にして、戦いに終わりはない。そしてもしトランプが再選されたら(あるいは再選されなかったとしても)その後も終わりは来ないだろう。山羊座に冥王星が在るかぎり、調査や捜査は決して止むことがない。

とはいえ、いずれにしてもトレーダーとしては、2月16日〜3月9日の間はやるべき事が多くなるだろう。市場の反転に相関する8つの惑星シグナルが展開し、それには牡羊座の金星が木星、土星、冥王星の山羊座ステリウムに形成するスクエアが含まれている。

  では、日曜に皆さんにお会い出来ることを楽しみにしている。きっとエキサイティングなウェビナーになることだろう。





訳文ここまで
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February 02, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント2/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年2月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “株価は金曜に急落、ダウ工業平均は1月の上昇分が消し飛ぶ形となった。投資家は急速な拡がりを見せる中国発のコロナウイルスがもたらす潜在的な経済的影響への怖れを膨らませつつあった。デルタ航空とアメリカン航空が米中間の全便を運休すると発表し、それを追って同日ユナイテッド航空が似たような手段を取ると発表した後、ダウは650ポイント/2.3%下落した。ダウはまた、このままの勢いで進めば8月以来最悪の日に向かって...  WallachBeth Capitalのシニアストラテジスト、イリヤ・フェイジンはこれに対し次のように述べた。
『週末を怖れる心理があった。今年のテーマとして上がってきた物事は、どんな物事もFRBとトランプがどうにかして解決するというものだった。だがウイルスは誰にもどうにも出来ない。それが恐怖心に駆られる理由だ。』”

— Fred Imbert
  “Dow Plunges 650 Points as Friday’s Sell-Off Tied
   to the Coronavirus Accelerates Into the Close”
  www.cnbc.com 2020年1月31日付

  先週の世界の株式市場は、コロナウイルスのまん延に関する見通しが「制御下にある」と「制御不能」との間で変化するのに呼応して非常にボラタイルな様相を呈した。月曜はダウ工業平均が450ポイント売られ、ヒステリー状態に陥った。だがその後の2〜3日は、結局ウイルスはそれほどの脅威ではないという見通しが高まった。ダウ平均は月曜の安値から500ポイント以上上昇した。だが金曜になり、ウイルスの脅威は非常に深刻で渡航規制と検疫・隔離が実施されるとの新しい報告が出てダウ平均は600ポイント以上の下落となった。

  コロナウイルスの大流行に関して発表される見通しが突然ころころ変化するという事象は、先週末に発効した射手座の火星と魚座の金星・海王星とのスクエア(制御不能)に対する山羊座の土星・冥王星コンジャンクション(制御を必要とする妄想、または少なくともコントロール下にあるように見える状況を必要とする強迫観念)によって象徴される、典型的なジレンマの様相を呈した。

だが、土星・冥王星はまた自然界、そして人間によって為されたふるまいによって人命に深刻な脅威をもたらす潜在的可能性をも意味する。現在、土星・冥王星に関連するより深刻な長期的影響力は、海王星のアスペクトがもたらす一過性で短期的なヒステリー症状に取って代わるようにも見えるが、これが世界の株価に対し、短期的な影響力以上の力となる怖れはあるかもしれない。

  とはいえ、世界の株式市場における急激な価格の上下動はまた、太陽が水瓶座を運行する時節(1月20日〜2月19日)の典型として見られる事象でもある。水瓶座は市場動向の予測が最も困難な太陽星座宮の一つだ。何故ならそれは — 水瓶座の支配星、天王星と同様に — 支持帯や抵抗帯がものの見事に突破されることの多い時期だからだ。読者の皆さんは2018年2月の水瓶座期において、ダウ平均が1000ポイントを超える下落を見せた2日間を覚えているのではないだろうか。株価は怒濤のように支持帯や抵抗帯を打ち破っていく。この傾向は、水星が今後2週間のうちに逆行に転じるとともに一層目立つようになるかもしれない。これは短期間に強気または弱気から他方に転じる傾向をもって知られる、もう一つのジオコズミック・サインなのだ。

  こういった時期のトレーダーは、より大局的な見地から物を見ることが重要になる。換言すれば、水星の逆行期または太陽の水瓶座運行期である3〜4週間を超えて働くフォースのトレンドに目を向けることが肝要だ。先週初めの急落にもかかわらず、世界のほとんどの指数と金は依然として強気だ。ただし株式に関して言えば、MMAの講読者(日報、週報、月報、及び年刊フォーキャストブック)は50週、および15.5ヵ月サイクルが底を打つ時間帯が発効しており、その期間内に株価は2019年に目撃されたどんな下げよりも激しく下落する可能性があることを十分に認識しているはずだ。結局のところ、木星もまた2020年は山羊座を運行中だ。去年はより強気の射手座を運行していた。

  他の市場では原油もまた急落した。3週間前、原油は2019年4月以来の最高値水準まで反騰していた。だが今や1バレルあたり50ドルを試しており、2019年につけた最安値近くまで下落している。また貴金属にとっては奇妙かつボラタイルな週となった。銀は水曜に17.28まで下落、1月の最安値を記録した。しかし金はなかなか好調な推移を見せ、1月8日につけた6年ぶりの高値を追って金曜に最高値まで上昇した。ビットコインと国債も先週は非常に好調だった。国債の場合は驚くに値しない。人々は危機の時に安全地帯を求めるものだ。

だがビットコインとなると別問題で、11月4日以来の最高値への上昇はジオコズミクス要因に依るものかもしれない。木星は山羊座を運行中だが、ビットコインが生まれたのは複数の惑星が山羊座に在泊していた時だった(2009年1月3日)。このチャートを綿密に研究し尊敬すべき成果を挙げている同業者の一人が AstroCrypto Report のロバート・ウェインステインだ。9月に開催されるISAR2020では、私とともに彼もまた講演する予定となっている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “トランプ大統領は、オバマ時代に達成した2%という経済の成長傾向を引き上げると約束し、その後しばらくの間は税制改革と規制撤廃が功を奏した。しかし、彼の貿易政策と税制へのテコ入れは企業投資とグローバルな製造業を弱体化させ、現在、経済成長は2%の横ばい状況に陥っている。これは不況には程遠い状態ではあるが、失われた機会を思えば期待外れだ。”

— “The Growth Cost of Tariffs”
  Wall Street Journal Opinion Page 2020年1月31日付

  “米国経済は、2019年末までの3ヵ月間に2.1%と緩慢な成長ぶりだった。これはドナルド・トランプ大統領の貿易闘争の結果として起きた世界的景況の停滞と企業投資の急激な後退を受けてのものだった…. 最も懸念されるのは、進行中の貿易闘争が企業にとって先行きの不確実性を高めていることにより、企業が急激に投資を削減していることだ。”

— Martin Crutsinger
  “US Economy’s Growth in 2019 Was Weakest of Past Three Years”
  Associated Press 2020年1月31日付

  2019年第4四半期のうちに木星が機会やチャンスを意味する射手座を離れ、より抑制的で慎重な山羊座に移ったことを考えれば、経済成長の減速と言ってもファイナンシャル・アストロロジャーには驚くようなことでもない。翻ってこれは、米国株式市場の騰勢にも影響する可能性を持つ。以前も述べたように、木星が射手座10°〜山羊座20°を運行する時期は、米国株式市場に見られる長期サイクルの天井と歴史的相関性を持っている。現在、私達はその圏内にある。これは木星が山羊座にイングレスした2019年12月2日から始まり、2020年12月19日まで続く

  ダウ平均の史上最高値はこれまでのところ、土星・冥王星間32年〜37年長期惑星サイクルのコンジャンクションの期日と同じ週内である1月17日に記録された。ナスダックはそれから1週間後の1月24日、天王星とスクエアの新月および魚座の金星・海王星が火星にスクエアを形成した日に史上最高値をつけている。私達の調査においてこれとともに重要なのは、1月10日に起きた天王星順行が持つ歴史的相関性だ。

  先週述べたように、『MMAマーケット・リポートの講読者に指摘したことだが、天王星順行は12取引日のうちに米国株式市場の中期または長期サイクルの終了と最強の相関性を持つジオコズミック指標の一つだ』。

では1月17日の高値はプライマリーサイクル、あるいはそれを超えて長期サイクルの天井だと考えられるだろうか? このジオコズミック指標のみに基づいて見るなら、その可能性はある。1月17日は天王星の滞留からわずか5取引日しか隔たっていないからだ。S&P(1月22日)とナスダック(1月24日)の高値もまた、この天王星が強調される時間帯に含まれていた。さらにこれは、MMAのジオコズミック重要変化日(CRD)の時間帯に関連各市場に示現した異市場間弱気ダイバージェンスの完璧な事例でもあった。

  ここで注目すべきは、水星が魚座で逆行を開始し、火星が山羊座入りする2月16日までの間は、顕著な影響力を発揮するトランシットの惑星シグナルがないということだ。これらはどちらも重要であり、とりわけ金利関連市場に影響を及ぼすジオコズミック・サインだ。また同じように重要なのはトランシットの金星で、木星、冥王星、土星の山羊座ステリウムにスクエアを形成する(2月23日〜3月3日)。そして3月8日には金星・天王星、太陽・海王星と2つのコンジャンクションが形成される。その翌日にはボラタイルな星座宮である水瓶座に戻っていた水星が向きを変え、順行を開始する(日本時間3月10日昼前後、水星魚座入りは日本時間3月16日夕刻)。

  株式市場におけるこの新たな下降トレンドのリバーサルと反騰を示唆する唯一のジオコズミック指標は、射手座終盤を運行するトランシットの火星で、2月4日〜13日にニューヨーク証券取引所設立図(1792年5月17日設立)の木星・海王星コンジャンクションに対しマイルドなセクスタイルを形成する。しかしながら、これはまたTMI(トランプ・マーズ・インディケータ)として設定された宇宙領域にも重なる。

つまり、ドナルド・トランプ大統領、米国、そしてイランのネイタルチャートを互いに結びつける “グランドスクエア” 構造を、1月28日〜2月10日に火星が活性化して回るのだ。この時期はちょうど私達が年に一度開催する『フォーキャスト・ウェビナー』とも重なる(2月9日日曜)。ここで私は多くの事を皆さんにシェアすることになるだろう。







訳文ここまで
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January 19, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント1/20【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年1月20日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も≪先週をふり返って≫を割愛し、短期および長期のパートのみの抄訳になります。
次週1月27日付のコラムはお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 短期ジオコズミクス ≫


  ただ一度きりの土星・冥王星コンジャンクションは先週末に起きた。だが、この32年〜37年サイクルの影響力のオーブはあと数ヶ月からおそらくは2年ほど続くだろう。宿敵や自らの権威への脅威を取り除くために行われる新たな「政治的暗殺の時代」は、過去2年にわたって続いてきた(北朝鮮、ロシア、サウジアラビア、そして南米諸国など)。しかしこれは強力な冥王星が持つ顕れの1つに過ぎない。私達が抱く懸念は冥王星が経済と金融市場にどう相関するのかであり、ここでもう1つのカテゴリーを見ていく必要が生じる。それは負債と赤字だ。私はこの非常に成熟した強気市場に対する最大の脅威は政治の領域になると書いてきた。だが今私は、巷の関心がもう1つ別の脅威、すなわち負債爆発へと逸らされるのを見ることになるのではないかと考えている。トランプ弾劾の手続きが進行し、今なお続く米国とイランを取り巻く緊張の後にニュースが出始めるにつれて、この問題が掘り下げられていくだろう。

  短期的に見るなら、興味深い宇宙的展開が起きようとしている。1月23日〜24日、天王星とスクエアの新月が起きる。これは突然で予想外の何事かが起き、それが市場のトレンドにとって潜在的な混乱要因となることを示唆するものだ。ただし天王星が関連するため、もしリバーサルが起きなければこれがもう1つのメルトダウンならぬ “メルトアップ” に繫がり、世界の株式指数に史上新高値や数年ぶりの高値が示現する可能性もある。

またその後1月26日〜28日には金星と海王星が魚座でコンジャンクトする。あぁ!恋することは何と素晴らしいのだろう(金星、海王星、そして魚座の組み合わせは全てが真実の愛に身をやつした「のぼせ上がり」を意味する)。問題は、火星がこれら2惑星にスクエアを形成することだ。このため、熱烈な恋愛と思われたものはたちまち引き裂かれた愛へと変わりやすい。社会的な事象として見れば、これは合意の頓挫を意味する。一方が合意、または合意するという想定の下にある条件に背く傾向があり、もう一方はそれに激しい不満を感じる。多くの新しい合意事項が進行中の現在、それに関連する人々は過剰反応しやすい... どんな物事に対してもだ。それが市場を下落に転じさせる可能性がある。つまり、この時点で市場がはらむ最大のリスクはやはり政治的リスクだ。

  だが、もう少し道(または宇宙的ハイウェイ)の彼方を見てみよう。するとトランシットの火星がまさに射手座17°〜25°というクリティカルな度数の領域をヒットしようとしているのが見える。これが起きるのは1月27日〜2月9日だ。火星はこの時、トランプ大統領の出生図上の月食に触れていく(TMI— トランプ・マーズ・インディケータ)。これはまた、米国とイラン両国の建国図に在泊する火星と海王星のスクエアをも活性化する(グランドスクエアを形成)。火星に言わせれば「真の終わりはまだ先だ」。土星と冥王星に語らせるなら「抗争中の派閥はどちらもウィン・ウィンの結果など眼中にない」。どちらかが勝利し、どちらかが敗北せねばならない — しかも徹底的にだ。

火星は非常にマッチョな性質を帯び得る。そして魚座の海王星と金星はひたすら平和を望む。これからの3週間は非常に興味深いエネルギーが放射されるだろう。そして金融市場はこうした原動力を反映しそうだ。



≪ 長期的考察 ≫

  “中国とその他の貿易相手国との間に生じた緊張とそれによる不確実性が、米国の企業投資における落ち込みの一因となっているかもしれない。中国との貿易協定、それに米国・メキシコ・カナダ協定修正議定書の批准は、そうした不確実性解決の一助となるはずだ。しかし、トランプ政権の移り気とも見える政策決定の足跡を考慮すると、貿易における緊張が大統領の気まぐれによって再燃し、投資やサプライチェーンに関して決定を下すにあたりその基盤として企業が必要とする確実性を損なう可能性は残る。翻ってこれが、労働生産性、雇用、賃金に悪影響を及ぼす怖れがある。”

— Eswar Prasad
  “China Gets the Big Win in the End”
  The New York Times 2020年1月17日付

  “貿易税(関税)は世界経済をどれほど痛めつけるだろう? 米国の貿易税は4種のコストを生み出した。

1)米国のほとんどの貿易税は国内の企業によって支払われる。これは利益を圧迫する。

2)サプライチェーンの切り替えが行われた。課税対象となった中国製品の約半分が米国の市場シェアを失った。これが中国の輸出業者を傷つけ、米国の輸入業者のコスト増(新しいサプライヤーにより高く支払う必要が生じる可能性)にも繋がった。

3)一部の米国企業は生産地を移す可能性がある。中国製部品を使用する米国製品は生産中止となる。また企業は中国製の部品をたとえばカナダ等に輸入する。そして完成した製品をカナダから米国に輸出する。これは米国の雇用を悪化させる。だがこれまでのところ、それはあまり顕著ではなかったように見える。

4)最大のコストは貿易政策の不確実性が生み出したものだ。グローバル・サプライチェーンへの25年にわたる投資の後、企業の貿易に関する投資への信頼は損なわれた。

投資意欲の鈍化が米国と世界経済の成長鈍化の主な要因であった。米中貿易協定がこうした貿易における不確実性を変えるようには見えない。”

— Paul Donovan
  “The Costs of Trade Policy”
  UBS Weekly Blog 2020年1月20日付

  現在、トランプ政権と米国の大勢は今月締結される2つの貿易協定を祝っている。これは確かに米国の将来のみならず、世界の経済にとっても素晴らしいニュースだ。いや、本当にそうなのか?

ここで問題となるのは、関税は維持されており大統領が望めばいつでもさらなる追加関税が課されないという保証はないことだ。上記の引用文でも指摘されているとおり、こういった不確実性は、約束された3%の経済成長を達成するために真に必要な投資の手控えを招く主な要因だ。米国外の機関による新たな予測では、米国の成長率は現在1.8%となっている。

  今や木星が射手座(希望、楽観と貿易の星座宮)を去り、最近山羊座入りして2020年のほとんどを過ごすにあたり、宇宙の指標は予想や約束よりも低い成長率を示唆している。実際、2021年半ばより手前のいずれかの時点に起き、2021年〜2023年の何れかの時点で終了する市場の厳しい下落の可能性は、土星・冥王星(2020年)と土星・天王星(2021年)の相次ぐハードアスペクトによって裏付けられている。1900年以来、市場に起きた5回の最も深刻な暴落はこの組み合わせの下で起きた(直近では2008年〜2009年。それ以前は2000年〜2002年、1973年〜1974年、1930年〜1931年)

これがスタートする正確な日付をピンポイントで示すことは非常に困難だ。強気市場が終わりを迎える時に鳴るゴングはない。しかし、これについては3週間後の2月9日に開催する恒例のワールドワイド・ウェビナーにおいての主題の1つとして言及するつもりだ。また、これらのアスペクトの歴史が示唆する金融危機において自分を護る方法についても解説する。

  当日多くの皆さんと沢山のアイデアを分かち合えることを楽しみにしている。それまでの間は来週起きる魚座の金星・海王星コンジャンクションを楽しむと良いだろう。愛を見出すか、または愛のほうからあなたを見出すままに。だが、つまらない議論で互いの過ちを誇大に言いつのり、せっかくの想いを木っ端微塵に吹き飛ばさないよう注意されたい。1月3日〜2月16日まで発効する射手座の火星の下では何事も安易に誇張されやすい。このアスペクトがもたらす力はスポーツ、エクササイズ、または野外活動のために使うほうが良いだろう。そして危険が潜む可能性を持つ場所(と人)には意識して近付かないことだ。

射手座の火星の下では、人々は得てして非常に攻撃的かつ批判的になるか、むやみに銃を撃ちたくなるような衝動を刺激される。あるいは反対に、ただ「楽しくやろうぜ!」となるかだ。ならばとにかく楽しくいこう。そして友人達と良い時間をともに過ごそう。






訳文ここまで
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January 12, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント1/13【金融アストロロジー】

レイモンド・メリマン・コラム  2020年1月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今回のコラムはチューリヒで開催される「土星・冥王星 国際会議」での講演準備のために要約版となっています。前段の ≪先週を振り返って≫ は文字どおり色々な事が起きた先週の様相と相場を振り返る内容でした。今回は後段の≪長期的考察≫のみ、最終部分を除いて全訳してみました。


≪ 長期的考察 ≫

  “1914年、オーストリア=ハンガリーのフェルディナンド大公暗殺を契機に第一次世界大戦が始まった... もう一度繰り返すが、1914年〜1915年、ここでも再び政権交代を企図した政治的暗殺と蜂起があった。この時期にはそれが第一次世界大戦へと導いた... 米国を含む世界各国において、政府の根本的変革や(または)社会的反乱、蜂起を目指す集団が出現している。2020年にはこれらの動きがより可視化され、そしておそらくは、より活発化していくだろう。彼らの試みは政治的暗殺の企図、または実際の暗殺事件に繋がるだろうか? 山羊座の土星・冥王星コンジャンクションの下で、その可能性はある。何故なら冥王星はそれ自体で「敵だと認知した相手を暴力的な行為によって排除する」ことを示し得るし、山羊座も土星も、ともに政府とその指導者に関連するからだ。”

—『フォーキャスト2020』2019年11月執筆
  2020年1月12日の土星・冥王星コンジャンクションに関連する項目より抜粋


  政治的(または闇世界における)暗殺が増加するという主題は、山羊座の冥王星・土星コンジャンクションが象徴するひと組の力学と合致する。この32年〜37年にわたる長期惑星サイクルは今週正確なコンジャンクションを形成したが、その影響力のオーブはその前後2年に及ぶ。したがって、敵に対処するこうした方法 — 暗殺 — が再び浮上、増加している。だが、海外の地(イラク)に在る政敵の暗殺を敢行する張本人がアメリカ合衆国であろうとは誰が考え得たろう?

これが山羊座の土星と冥王星の一側面だ。つまり、あなたは暗殺を行うことが出来る。そしてそれを国家の安全保障上の行為として正当化し(あるいはそれを否定して隠匿し始め)、他の暗殺事件(ロシアやサウジアラビアなど)と同じようにすぐに消え去るだろうと信じているといったものだ。問題は、その行為が他の諸国の指導者達による似たような行いをも正当化することにある。米国にそれが許されるなら、他国が同じ口実の下にそれが出来ない理由があろうか?

  とはいえ、土星と冥王星にはまた別の相(実際には多くの相)があり、それらも現在展開中だ。土星と冥王星は両方とも物事を調査し、深層に至るまで掘り下げ、行われた行為の背後に潜む真実を明らかにしたいという欲動を意味している。したがってこれは「暗殺の時代」を示すと同時に「容赦のない調査や捜査の時代」ともなる可能性が高い。隠匿の壁がゆっくりと剥がされ、驚くべき真実が露呈するとともに、それを知った大衆が説明責任と然るべき結末を要求するようになる。これもまた山羊座の土星と冥王星が持つ顔だ。

山羊座の土星と冥王星の下で説明責任を逃れることが可能だと思う人間は誰もが不愉快な驚きに見舞われるだろう。もちろん彼らはあらゆる事を試す。それが冥王星の持つ一面「自分を脅かす物事や人々を消し去り、隠匿すること」だからだ。だが山羊座の冥王星が持つ他の側面 — とりわけ土星とともに在るとき — は、事象の底まで降り立って真実を見出そうとする。山羊座は公正であることを求めるが、それに透明性と説明責任が伴わねばならない。だから私達は今後も大統領(リーダー)と大統領の敵(リーダーの敵)に対して行われる調査の期間を過ぎ越していくことになる。やがてゆっくりと、だが確実に、隠匿の壁が崩れ虚偽が白日の下に曝されていくにつれ、真実が顔を覗かせるだろう。

  だが、こうした力学は市場にどう影響するだろうか? 山羊座の土星によって示唆された「不安と懸念の壁」にもかかわらず、世界経済は拡大と成長を続けている。このコラムで何度も述べたように、世界の株式市場と世界経済にとっての最大のリスクは政治的リスクだ。先週起きた事はこのポイントを強調していた。政治的緊張が限界点に達し、指導者達がドラマティックかつ想定外の行動を取れば、市場は暴落する。だが緊張が和らげば株式市場は再び舞い上がる。こうした状況はいつまで続くだろう?
  
それを予測するのは難しいが、ジオコズミクスから見るなら、この長期的で記録破りな強気トレンドの重要な反転が完了するのは、土星と天王星がスクエアを形成する2021年第1四半期近辺、あるいはひょっとすると木星・土星コンジャンクションが起きる2020年12月の前後5ヵ月の間かもしれない。しかし、今後およそ3ヵ月、木星が山羊座の第1~第2ディーカン(20°)を運行すること、そして株式市場の歴史に関連するナチュラル・サイクルの研究に基づいて可能性を見るなら、それら2つの期間の手前で反転が起きることさえあり得る。通常、木星が射手座を運行する時(2019年)は上昇相場の変化率は非常に高い。だが木星が山羊座入りすると、その変化率は低下し鈍くなる。そして究極の最高値は、木星が射手座の20°以降を運行する時と同程度の頻度で山羊座の20°までを運行する時に示現しやすい。この期間は2020年10月までに終わる。

  短期で見れば、今後数日間の市場は先週のイラン—米国間対立に対する反応に左右されるかもしれない。しかし、ここで覚えておかねばならないのは、いまだに火星が射手座を運行していることだ(1月3日〜2月16日)。これは極端なふるまいや行動と相関している。読者の皆さんは1月27日〜2月11日、トランシットの火星がトランプ大統領のネイタル・チャート上の月食(双子座の太陽・天王星が射手座の月にオポジション)を活性化し、同時に米国とイラン両方の建国図に在泊する火星・海王星スクエアをも刺激することに特別な注意を払う必要があるだろう。この記録的とも言える経済拡大と株式市場の史上最高値に立ちはだかる最大のリスクがあるとすれば、それは政治的領域から来るものだ。だから私達はこうした期間には注意を向けねばならない。

  この1週間に生じた緊張は、今現在緩和されつつある。これが続くことを期待しよう。だが、射手座の火星が持つ衝動的で「やり過ぎる」性質が終わったと考えるほどナイーヴになるのは止めておこう。射手座の火星は株式市場の強気と相関するかもしれないが、歴史的に見れば、世界の一部の指導者達が宣言するほど平穏かつ平和的な時期と相関するものではない。


この後は、ファイナンシャル・アストロロジーの大家であり、W.D.ギャンのメソッドと現代アストロロジーを相関させることに最大の貢献を果たし、メリマン氏とも協働して市場タイミングツールとしてのアストロロジーの確立と普及に努めた故ジャンヌ・ロング氏の訃報に接しての弔辞が続きます。




訳文ここまで
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January 05, 2020

1月6日付メリマンコラムより(メモ的に)

今回はお休みする予定でしたが、≪短期ジオコズミクス≫のみ掲載します。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “とはいえ、この軍事関与に否定的な姿勢は、2020年にプログレスの月が米国ネイタルの火星・海王星スクエアにT字スクエアを形成する時に試されるかもしれない。それは2019年12月から2020年3月、そしてその前後に3ヶ月の許容範囲を加えた期間だ。もしここで使っている建国図の時間(1776年7月2日11:45AM, フィラデルフィア)が正しいとすれば、これは軍事的対立の増加と、不確実または矛盾をはらむメッセージが同盟国に送られる可能性を示している。”

— 『フォーキャスト2020』日本語版85〜86頁
  2019年11月執筆

  上記引用はトランシットの火星が射手座入りから山羊座へと進み、それが中東地域を含む軍事衝突の可能性を示唆するが、もう一方では射手座に在泊するプログレスの月が米国建国図(1776年7月2日を使用)の火星・海王星にTスクエアを形成中であることをも示唆するものだった。そしてこれには、米国建国図が実際に独立宣言への投票の完了時点に基づくものであるという前提を支持する相関性が見られる。つまりそれは7月2日正午少し前であり、ジョージ・ワシントン将軍が投票結果を知らされ独立戦争が開始された7月4日ではない。

そのうえ1776年7月2日に射手座に在泊した月は、これまでも述べてきたとおり、イランのチャートの火星・海王星スクエア、そしてトランプ大統領の太陽・天王星と月のオポジションを活性化させる。

この新たに勃発した紛争は、一部のアナリストが考えるほど早急には終わらないかもしれない。火星が射手座を運行するにつれて、これが米国とイランの火星・海王星スクエア、そしてトランプ大統領の太陽・天王星と月のオポジションを1月28日〜2月13日まで強烈に刺激するからだ。この事はいったい何を意味するだろう? これは指導者が衝動的になりがちで考えるより先に行動を起こす可能性、そして思考が過剰反応気味になるか、一方向的な先回りの傾向を帯びることを意味する。つまり非常に強い強制力、行為、そして反応が見られるかもしれないということだ。火星が射手座を運行する時、物事は米国でよく言うところの “Over the top” すなわち「やり過ぎ」な傾向が顕れやすい。

こうしたエネルギーは来週に入ってさえ強力に見られるかもしれない。何故なら天王星 — 驚きと噴出の惑星 — が1月10日に順行するからだ。このジオコズミック・サインが持つ影響力のオーブはすでに発効圏内だ。金融市場の観点から見ると、これは上にも下にも非常に急激な価格変動としばしば関連し、多くの場合、通常の支持帯や抵抗帯を超えて動く。つまり非常に印象的なトレンド・リバーサル、もしくは数年ぶりの新高値または新安値への壮大なブレイクアウトと同期する可能性を持つ。これは世界の一部の株式市場において、すでに史上最高値と同期している。今回、これがリバーサルのシグナルでないとするなら、より多くの事例が続くだろう。

また、火星が11月19日〜1月3日の蠍座運行を終えたことをも指摘しておきたい。これは私達が言うところの「ゴールド・タイム」、金のためにあるような時期で、MMAの各リポート講読者はイングレスの1週間前、安値(1446)をつけた時分に金に買いを入れ、最終ポジションを手仕舞いしたのは1月3日、火星が蠍座を離れる日だった(金は1550を超えていた)。金がトップアウトしたというテクニカルな兆候はまだ顕れていないが、プランを遵守する必要がある。そのプランとは、火星が蠍座入りしてから2週間以内に孤立した安値をつけたら買い(これを実行した)、蠍座運行が終わるまでホールドすることだった(これも実行)。そして過去何度も経験したように、今回も非常に綺麗に決まってくれた。


<メモのメモ>

前の項目で中東での紛争と金相場、それにスイスフランの上昇との関連に触れている

アグレッシブな火星の射手座運行は1月3日〜3月30日。そして1月12日の土星・冥王星コンジャンクションが持つ32年〜37年サイクルは、前後18ヵ月のオーブをもって第一次世界大戦(コンジャンクション)と第二次世界大戦(ウェイニングスクエア/270°)の始まりと同期している。『フォーキャスト2020』において1947年のコンジャンクションは第二次世界大戦終結後の復興期の始まりと指摘されている。

火星は4月1日、水瓶座入りしてすぐに土星とコンジャンクト。そのとき山羊座24°で木星・冥王星・小惑星パラスがコンジャンクトし、牡羊座のエリスとはスクエアを形成している。これも政治が絡んで強圧的かつ一方的なフォースが働く可能性を示すと思われる。そして4月8日(満月)には水瓶座の火星と牡牛座の天王星がスクエアを形成する。これもまた非常に攻撃的な配置。






訳文ここまで
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December 22, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント12/23【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年12月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】

 ※今年はこれが最後のメリマン・コラムになります。年明けは3日にコラムが出ますが、翻訳はお休みさせていただきます。来年もマイペースになると思いますが、よろしくお願いいたします。

フォーキャスト2020』12月25日に発売です。大きな変わり目となる2020年を迎え、メリマンさんもとても力をこめて書かれていますので、ぜひご一読ください。



≪ 先週を振り返って ≫


冒頭にはトランプ大統領の下院における弾劾決議と、それへの支持が思わしくなかったことについてのcnbc.comとウォールストリートジャーナルの記事の2本が引用されていますが、今回は時間の都合で割愛させていただき、本文のみ全訳とします。


  先週の様相は12月27日まで発効するポジティブな木星のトランシットと、1月12日に正確に形成される32年〜37年サイクルの厳しい土星・冥王星コンジャンクション(影響力のオーブは前後11ヵ月)とが相互に作用する完璧な一例となった。

今週は、米国と中国間に交わされた貿易協定の光がきらめいた後、米国、メキシコ、カナダのUSMCA貿易協定が下院で承認された*。そして週の半ばには、米国下院においてドナルド・トランプ大統領の弾劾が行われた。これは米国の党派的政争史上3回目となる。だが、株式市場にはそんな政争を気にする様子は見えなかった。市場はこれが貿易(木星)を通じた経済成長の新しい世界をもたらす貿易協定という歴史的な週であることに焦点を当てたのだ。そんなわけで、米国株式市場は史上最高値を更新し続け、それとともに世界の多くの株式市場が上昇した。
*反トランプで固まる民主党が支配する下院で承認されれば共和党が制する上院の承認はまず間違いないと考えられる。

  こうした事のみで、トランプ大統領の経済に関する手腕を議論することは困難だ。彼は市場や企業の懸念となっていた厄介な貿易協定をめぐる緊張感を解消した。これは12月15日の木星・天王星トラインと、この好ましいトラインを12月23日〜27日に太陽がトランスレートする事象の典型例でもあるからだ。従来から言われてきた事として、人々は自分の経済的満足感の高低に応じて投票先を決めるとされる。だがそれは必ずしも正しいとは限らない。最新の世論調査では、彼の支持率はいまだに50%を下回っている。米国人の半数は自分の懐具合に応じて投票するように見えるが、他の半数は人格を見て投票する。そしてそれは、今も引き続き大統領に欠落した部分だ。この事自体が、大統領として彼を望んでいる米国人と彼を追いやりたいと思っている米国人とが半々に分断されている状況を説明している。

  これは興味深いことだが、以前より多くの無党派層が彼の弾劾を望んでいるという。だが果たしては彼は大統領の座を追われるだろうか? おそらくそうはならないだろう。上院の2/3が解任に賛成票を投じることが必要だからだ。53vs47の過半数を占める共和党は、今後の選挙に向かって結束を乱す可能性は低いし、これが党派間の闘争だということは明白だ。しかし、トランプ大統領は今後2年間、冥王星と海王星の強力なトランシットの影響下に置かれる。冥王星は当事者の権威や権力への脅威と関連するが、それが彼のネイタルの金星と土星にオポジションを形成する。金星は愛と人気に関連し、土星は地位と権威に関連する。どちらも前向きな改善に寄与するとは考えられないし、とりわけ6月以降から選挙までは、火星が牡羊座を運行してアスペクトに参加し、好戦的なTスクエアを形成する。

同時に、トランシットの海王星は大統領のネイタルの太陽・天王星コンジャンクションとそれにオポジションの月(彼は天王星を含む月食の生まれだ)にTスクエアとなる。天王星を含む月食の生まれである彼は、強力な天王星を持つチャートがしばしば示す「異質な者」だ。もし人々が、彼が奇妙で「不適切」だと感じるなら(つまりこれが大衆の嫌う彼の「人格」なのだが)、彼らにはまだ何も見えていない。彼は弾劾投票の結果として「ノーマル」になるようなタイプではない。おそらく、その反対だ。ある人々にとっては、彼はもっと「愉快」になり、さらに奔放になっていくだろう。だがそのようなふるまいは、大統領の座から追われる状況に彼を近付けるかもしれない。何故なら冥王星もまた「力の剥奪」を意味する惑星だからだ。

ほとんどの政治アナリストは、この弾劾騒ぎが長く続けば続くほど民主党側を傷つけ、トランプの支持者を増やすだろうと見ている。だが私のアストロロジーからの理解と、山羊座の冥王星(審判)がもたらす事象が彼のチャートに及ぼす影響は、選挙に近付けば近付くほど反対の現象を示唆している。それに忘れてはならない事は、2018年の選挙で民主党があれほど多くの新しい議席を確保した理由だ。それは新しく選ばれた民主党員の新人達がトランプ大統領に反対の意を示し、その多くが彼の弾劾に向けて動くと言ったからだった。もし当選すればそうすると約束したことを彼らは実行したのだ。彼らを選んだ同じ有権者が、次は自らの代表者達を罰するだろうと共和党が考えているなら、それはあまりにナイーヴ(海王星)というものだろう。


  もしもトランプ大統領に似たような形をもって、冥王星があなたのチャートに影響を与えるような時は、あなたは通常なら人生で対処が必要になるとは思いもしなかったような現実に遭遇する。

そんな時、これまでに経験した人生の諸問題への対応法と同じやり方でそれを扱おうとすると、もうそれでは上手くいかなくなる。そこから抜け出すためには、価値観、信念、そして(または)ふるまいの全てにおいて、何らかの形で個人的な変容を遂げる必要があるのだ。

これを意志を持って行わなければ、自分が変容せざるを得ないような体験が半ば強制的に起こり、あなたの人生は不本意な形となって変化する。冥王星のトランシット、とりわけ土星へのそれは、人生においてすこぶる厳粛な期間だ。物事はもはやこれまでと同じではない。そしてあなたにとって、物事は以前と同じように動いてはくれなくなるだろう。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  さて、読者の皆さんは何よりもこれから先の金融市場の行方に懸念を抱いていると思う。そこで皆さんにホリデー・ギフトをお贈りしよう。2020年の米国と世界の株式市場について私がどう見ているかの概観だ。なお、詳細については今後1年〜3年のジオコズミック&サイクル・パターンの分析を含む『フォーキャスト2020』を参照してほしい。

まずは2018年10月3日の史上最高値の後、2018年12月26日〜27日に起きた19%の下落が続いたというのは非常に興味深い。今年10月3日はプライマリーサイクルの安値が示現したが、12月26日〜27に近付くにつれて史上新高値をつけつつある。このパターンはこれまでのところ、去年とはまったく正反対だ。

世界のほとんどの株式市場は15ヵ月〜18ヵ月サイクルを示しており、そのオーブは3ヵ月だ。米国において、これは15.5ヵ月(13ヵ月~18ヵ月)サイクルだ。これは2018年12月26日〜27日に底をつけた4年サイクルの1/3フェーズだ。世界の他の指数はたとえばヨーロッパのように3年サイクルを持ち、それが2つの18ヵ月サイクルで構成されている。この3年サイクルもまた2018年12月26日〜27に底をつけた(日本も同様で、その1週間後には中国でも底打ちが見られた)。

  簡単な計算では、米国株式市場における次回の15.5ヵ月サイクルは2020年4月±3ヵ月だ。この間には金星が逆行する(5月13日〜6月25日)。この時期にもし株価が明確に下落しているなら、世界の株式市場で買いを入れる絶好の機会になりそうだ。

この場合の下落は2019年の下落より規模が大きいと考えられるが、2018年12月26日〜27日のそれよりは小さいかもしれない。米国における2019年の最大下落幅は7.5%だった。2018年12月26日の下落幅は19%を超えていた。したがって、2020年4月±3ヵ月に底をつける場合の下落幅は8%〜19%と予測される。

その底値に続き、2020年12月21日に起きる木星・土星コンジャンクションに関する研究から導き出される天井示現期の範囲、12月21日±5ヵ月に入っていく。だが今の時点では、その高値が2020年当初の高値より高いか安いかを判断することは出来ない。

しかしながら、いったんその2度目の高値をつけ終わると、2021年の土星・天王星ウェイニングスクエアが示唆するとおり、市場は急落して6.5年サイクルの安値へと向かうだろう。これが示現するパターンとしての理想形は、2021年~2023年にかけての期間だ。


  これが私達の、来年に向けてのおおまかなロードマップだ。これが皆さんの投資計画において有用なガイドとなることを願っている。結局のところ、2020年の強力なカプリコーン・ステリウムに対応する策としては『プランニング/適切な計画』のひと言に尽きる。これは「創造の源」から人類に贈られたギフトの一つであり、アストロロジーはその計画を立てるにあたって使用出来る最高のツールの一つなのだ。

そしてもちろん、時を消化し年が進むとともに、これら各サイクル内で展開していくパターンに基いて出される日報、週報、月次リポートを通じて私達の見通しはより詳細に範囲を狭められ、洗練されていく。

このような想いを胸に、皆さんひとりひとりが楽しいホリデーシーズンを過ごされることを祈っている。ではまた来年!






訳文ここまで
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December 01, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント12/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年12月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】
 先日お知らせしたとおり、コラムは当分不定期とさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 先週を振り返って ≫

   “中国は、ドナルド・トランプ大統領が香港の抗議者を支持する2法案に署名した後、報復すると脅した。『中国は香港人権法に強く反対している。』中国外務省副報道局長の耿爽(グォンシュアン)は金曜の定例記者会見でこう述べた。『これは全く以て覇権主義的行為であり、中国の内政問題である香港情勢への深刻な干渉である。中国は強力な対策を講じるだろう。』投資家はこれらの法案に署名したことが、12月15日の重要なデッドラインが近付くにつれて交渉を複雑にするのではないかと怖れている。それまでに交渉がまとまらなければ、中国製品に対する米国の追加関税が発効する。”

        — Fred Imbert
    “China Threatens to Take ‘Strong Counter-Measures’
    Against U.S. After Hong Kong Bill Signings”
    www.cnbc.com 2019年11月29日付

        “『私は中国の習近平国家主席と香港の人々を尊重し、これらの法案に署名した』トランプ氏はこう述べた。”

    — Lingling Wei, Philip Wen, Chao Seng
      “China, U.S. Aim to Save Trade Deal”
      ウォールストリートジャーナル 2019年11月29日付

        今、木星は最後に残された射手座での時間を過ごし、そして物事はこんな流れを見せている。木星も、それが支配する射手座も世界貿易を支配している。このトランシットが発効した過去13ヶ月間、多くの人々にとっての希望は、米国と中国との重要な貿易協定の交渉に入ることだった。それはこれまでで最大規模の取引協定の一つになると考えられていたが、これも射手座の木星の力学に見られる典型だろう。木星も射手座も物事を大きく考えるのが好きだ。全てが誇張され、膨らんで希望が暴走する。これら二つの原理の下に、縮小思考の居場所はない。だがそれももうすぐ終わる。12月2日、木星がもっとずっと要求の厳しい星座宮、山羊座に入り、来年に向かっていくからだ。

        「カプリコーン・ステリウム」へようこそ。それは過去13ヶ月にわたって用意された全ての「セットアップ」(プラン、決定、そして行動)の「結果」を世界が体験する1年間の宇宙サイクルだ。これがカプリコーン・ステリウムと呼ばれるのは、太陽系において最も外側に位置する五つの惑星のうち三つ(木星、土星、冥王星)が2020年12月21日までともに山羊座を運行するからだ。そして山羊座は「説明責任」または「最終責任」— “アカウンタビリティ”を要求する。

山羊座は細部に注意を払い、現実的で実用的なプランを受け入れ、実現の可能性を持つ成功話を好む。単なるポジティブ・シンキングや好ましい印象操作は通らない。過去13ヶ月の間、射手座の木星の下では全てが壮大で、何事も「最大」で「最も大規模」で「最も偉大」だった。だが去年の殆どの時期において、木星は魚座の海王星とスクエアを形成していた。魚座も海王星も、ファンタジーや妄想と関連する。つまり、何か凄いものを創れるというアイデアを発表するだけで、本当にそれが凄いものになるといった考え方が席巻する。だが最終的に、それはより土星と山羊座タイプの物事に収束していく — 非常に限定された形となり、約束された物事は「形骸」として残る。とはいえ、形骸もまた役立つ時はあるのだが。

     それでも、大統領は香港の抗議者の側に立った。それは2020年の国内選挙に向けて素晴らしい政治的態度となるかもしれない。だが、その米国自体も、自らが何であるのか(民主主義、資本主義、自由)、そしてこれからどうなりたいのかについて、米国自身の妄想を抱いている。いずれにせよ、これは貿易戦争が始まった当初から推進されてきた中国との貿易協定に繋がるような動きではない。私達は、そこからはるかに遠い所に立っている。

     香港の抗議者を支援する法案が成立する前、世界の株式指数の多くが反騰していた。 このコラムで追っているすべての米国市場は、11月27日水曜に海王星が順行し、11月22日から25日週末にかけてのジオコズミック重要変化日(CRD)のオーブの圏内のうちに、史上最高値を更新した。法案署名に続く株の下落は株式市場のパニックを引き起こすことはなく、今のところテクニカルに内在する深刻なダメージは見られない。しかし、木星が楽観的で希望に満ちた射手座を離れ、12月2日月曜から注意深く綿密な山羊座の1年間の旅を始めるにつれて、全ての弱気市場が何処かで始まらなくてはならない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “才能に恵まれた知的な人々は常に過去に目を向けている。過去に惹かれ、過去について学んでいる人々に無能な人間はいない”

  — Mike Nichols
    映画監督(1931年〜2014年)


  先週の高値が米国株式市場における長期の強気相場の終焉を意味するかどうかはまだわからない。そう断じるには早すぎるが、同時にまた強気相場の歴史的サイクルから見れば非常に遅いと言える。この強気市場サイクルの天井は十分時期が来ているし、それを過ぎてさえいる。それは何処かで始まる — 木星の射手座運行最後の日か、木星・天王星トライン(12月15日)の近辺か、または土星・冥王星コンジャンクト(1月12日)か、あるいはそれさえも過ぎた何処かで。始まりを報せるゴングは鳴らないが、殆どの場合、土星、天王星、海王星そして(または)冥王星が互いにアスペクトを形成する時に始まる。そしてその一つが近付いている。実際、すでにそのオーブ圏内には入ってもいる。それは土星・冥王星の32年〜37年シノディック・サイクルで、2020年1月12日に起きる。長期サイクルが終わりを迎える時のオーブは前後11ヶ月だ。とはいえ、殆どのリバーサルは5ヶ月以内に起きている。

もう一つの非常に重要なシノディック・サイクルが2020年12月21日に起きる。それは木星が土星に20年ぶりのコンジャンクションを形成する時だ。これは前後5ヶ月のオーブをもって、株式指数の4年かそれ以上のサイクルとあまりに多いと言えるほど相関してきた。前回これが起きたのは2000年5月28日であり、世界の多くの株式市場では当時の史上最高値が示現した。そしてその後急落し、ドットコム・バブルの崩壊となった(2000年1月〜3月)。これら二つのサイクルが互いにオーバーラップし(オーブ圏)弱気の熊が冬眠から目覚めるまでには時間がかかるのかもしれない。これらと他のサイクルについて、その詳細を論じた『フォーキャスト2020』はまもなく発刊となる。


        さて、この本について話すなら... これまでに執筆した全ての『フォーキャスト』シリーズの中で最も困難かつやり甲斐のある仕事だった。その長さも今まで一番だ。これは難しかった。何故なら木星・土星・冥王星コンジャンクションの惑星サイクルが起きるのは山羊座だからだ。この三つの外惑星によるシノディック・サイクルが一年以内に起きるのは非常に稀なことで、参照可能な多くの歴史的事例を持たない。

だが、2020年1月12日に起きるこの長期の土星・冥王星惑星サイクルについて、私はその下に生まれた者として何かを知っている。今年の『フォーキャスト』で描写しているように、土星・冥王星コンジャンクションは「英雄か?それとも悪役か?」といった時期と同期する。また私はこうも主張する。土星と冥王星は超人的な取り組み/努力に関連する可能性があると。

そうだ、私もまた超人的だったと主張しておこう — それは土星と冥王星の組み合わせが創出する超人だ。何故なら私は4ヶ月足らずで250ページ(英語版)の本を書き上げたからだ。これをやり遂げるのは尋常ではないし、同時に働いてくれた5人のエディターもまた超人的だった。たった一つだけ、私が確信を持てないことがあるとすれば、果たして私はヒーローか、それとも悪役なのか?ということだ。

今の私は疲れてへとへとになっている。だがそれと同時に、実際に4ヶ月足らずでこれだけの範囲をカバーした本を書き上げることが出来たという事実に、自分でも少し驚いている。この経験は私に、もし自分の精神の全てを注ぎ込めば、やりたいと望んだことはどんな事でも達成出来るのではないかと考えさせる。

そしてもしかすると、それこそが2020年の山羊座の土星と冥王星から贈られるポジティブなメッセージなのかもしれない。もしあなたが意志を持ってこれと決めた物事に集中し続け、必死に励むなら — そしてそのタスクが完成する前に破綻したり壊れたりせずにいられるなら、あなたが達成出来る物事に限界はない。

私のタスクは完了した。そして今は私自身をケアし、再び充電する時間だ。ヘビーな土星アスペクトの厄介なところは人を燃え尽きさせることだ。土星の下で何かを達成し続けるためには、人生において仕事、休息、社会的な活動とのバランスを取る必要がある。それが今後4ヶ月の私のミッションだ。だが今は、この執筆マラソン期間を忍耐強く支えてくれた皆さんに感謝する。米国では今、感謝祭のシーズンだ。だが皆さんこそ、私が感謝を捧げなければならない一番の存在だ。

ありがとう!




訳文ここまで
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<訳者より>

  『フォーキャスト2020』の翻訳は今、最後の山場を迎えています。コラムにもあるとおり、今回は文章量も、その内容の深みも、今までにない領域に踏み込んでいて、それを日本語にしていく作業もまた、これまでに経験したことのないハードなものになりました。おそらくページ数から見て、紙の本はこれまでにない厚みになるかもしれません。

投資家の方はもちろんですが、今回は特にマンデーン・アストロロジー学習者の方にとって、もしかしたら永久保存版になるかもしれません。ここで詳しくは説明出来ないけれど、『フォーキャスト』『マンデーン』の2020年版を読んでくだされば、その意味がわかると思います(場合によってはパーソナルにも応用可能かも)。ただ、テクニカルな記述も多いし、歴史的な事例など耳慣れない名称や史実も多く出て来ると思います。時折訳注を付けましたが、十分とは言えません。なので不明の点はご自分で調べ、深めていく意欲のある方向けの本になっていると思います(本当に、土星・冥王星の年に向けて書かれた本ですね)。

『フォーキャスト』シリーズの翻訳は、来年からのディープでヘヴィな惑星エネルギーを先取りして感じ、それにどっぷり浸りつつ、メリマンさん特有のニュアンスを行間に感じながら、それらを何とか日本語に表現していくという作業です。日本にいるだけではわかりにくいニュアンスを掴むために、海外(主に米国社会)のニュースを深掘りするべき時もあります。その合間に『あぁ、世界は確かに燃え始めてるな...』と感じ、横目に桜だのシュレッダーだの言って騒いでいる日本の国会を見ては危機感を覚えたり。

そして、英語と日本語の絶対的な感覚の違いを痛いほど感じながら。細部をどの程度表現出来たのか...水星逆行を挟んだ正味2ヶ月半、一発校正&あまりに短い時間の中でミスは出ていないか..などなど、気になることは山ほどあります。が、自分自身に戻れる日まで、とにかくあともう少し。
引き続き頑張ります(^_^。


深夜、ひと息いれつつ

hiyoka


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November 10, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント11/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年11月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週のメリマン・コラムは ≪短期ジオコズミクス≫ のみの抄訳です。
なお、来週のコラムはお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    “長年にわたり強気論者として知られてきたエドワード・ヤーデニが『株が高くなりすぎている』と懸念している。ヤーデニはS&Pの予想株価収益率(forward earnings multiple)が19〜20まで上昇すれば「酷い修正安」を招く怖れがあると警告する。現在、S&P500指数は17だが歴史的標準値は15〜16だ。”

— Stephanie Landsman
   “A ‘Market Melt Up’ is Becoming a Real Risk as Stocks Hit New Highs”
  https://www.cnbc.com 2019年11月3日付


     誰もが今、市場のメルトダウンならぬ「メルトアップ」を求めてやまないようだ。もちろん多くの著名な市場アナリストもまた、3月〜6月の「メルトアップ」を予測してきた。そして米国(と世界の多くの株式市場)は7月後半に確かに史上新高値まで舞い上がった。これは射手座を運行する木星とダウ工業平均との歴史的相関性に基づいて、2019年8月の前後2ヵ月以内に長期サイクルが天井をつけるのが望ましいという予測によく合致した。

このトランシットは、2018年11月8日〜2019年12月2日まで発効する。木星は8月11日、ちょうど射手座の中盤で滞留〜順行に転じた。歴史的研究を頭に入れた上で、米国株式市場もまた木星が射手座の中盤に在泊した2007年10月11日に史上最高値をつけ、そこから世界大恐慌以来最大の下落が始まったことを考えれば、今回そこで4年サイクルがトップアウトしたとするのは妥当な予測であった。だが、現在この長期サイクルの天井予測にとり理想的な時間帯を過ぎてしまった事実は何を意味するだろう? 木星が射手座を運行するタイムリミットである12月2日まで、サイクルの天井と射手座の木星との相関性は有効なのだろうか?

これに関しては月曜夜に発行するMMAサイクルズリポート月報において、株式市場のスペシャル・リポートとして回答するつもりだ。


     一方、最近の米国株式市場の騰勢を支持する他のジオコズミックな相関性が存在する。一つは射手座を運行する木星が、「バトンウッド・チャート」と呼ばれるニューヨーク証券取引所の設立図(1792年5月17日)の木星、冥王星、土星、海王星と非常に調和的なアスペクトを形成していることだ。トランシットがもたらすこの思いがけない大当たりは10月11日〜11月25日までが発効のオーブ圏内だ。またそれと同じ時期の11月7日〜16日、NYSE設立図の天秤座22°〜27°に在泊する木星・海王星コンジャンクションにトランシットの火星がコンジャンクトしている。火星(熱)と木星(拡大)がこれほど顕著に強調される状況にあっては「メルトアップ」という概念が生まれても不思議はない。だがこれはいつまで続くのか?

まず火星について言うなら、来週はTMI(Trump Mars Indicator)の一つが発効する。11月8日〜14日、火星が大統領のネイタルの金星・土星コンジャンクションにハードなスクエアを形成するのだ。これはすでに発効しているように見える。彼は米国—中国間の貿易戦争に関して中国が発表した関税の段階的撤廃への合意を否定した(火星から金星へのハードアスペクト)。金曜の市場はこれを嫌気したが、これまでのところ、その影響はそこそこといったところだ。市場は大統領の機嫌にもかかわらず、いまだに反騰し得ることを証明したようだ。

     しかしながら、現在水星が蠍座を逆行している(11月20日まで)。だから民主・共和両党から相手側に対する調査や捜査の話が大量に飛び交っている。民主党が大統領弾劾に向けて足並みを揃えているばかりでなく、今や司法長官ウィリアム・バーがコネチカット州検事のジョン・ダーラムを、何故FBIが特別顧問ロバート・ミュラー任命に繋がった2016年の選挙について対情報操作を開始したのか、その理由について捜査するよう任命した。

トランプとその支持者達が申し立てている主張は、クリントンを落選させるためにロシアが選挙に介入したという虚偽の話を民主党(その界隈では“ディープステート”と呼ばれているが)がでっち上げたということだ。もし2016年の選挙介入の発信源を捜査する捜査官を捜査するという話に少し混乱させられたとしても、別段気にする必要はない。今は単に「魔女狩り」の季節... いや、まぁ「トリックスター」たる水星が仄暗い洞窟を走り抜けて地下世界の秘密の隠れ家、蠍座に埋蔵された記録の隠し場所を目指しながらやりたい事をやりたいようにやっているだけだ。

     これら全ての調査から何かが明らかになるかもしれないが、一般の人々が見たいと思うような事柄ではないかもしれない。32年〜37年サイクルを持つ土星と冥王星のコンジャンクションが2020年1月12日に山羊座で起きる、その寸前まで来ている今、事はそう生易しくはない。政治的にはこれが、休火山にも似た何事かが噴火し始めるといった様相に繋がるかもしれない(山羊座の冥王星と共に蠍座も強調されている)。民主、共和両党の指導者達が腐敗と隠蔽の網に絡め取られていると判明するにつれて、それは単に「沼地から水を抜いて何が出るか見る」という以上の状況になる怖れがある。それは好奇心をかき立てる。それはとても複雑怪奇だ。蠍座を逆行するミステリー好きな水星が心惹かれる全てがそこに詰まっている。とりわけ水星逆行の中盤である11月9日〜10日、そして満月が起きる11月12日はそうなるだろう。


     あなたの地域(または国)の調査官から発信される、何か恐ろしいニュースに備えておこう。それと共に、他者の行動や動機に疑問を抱き、問いただしたくなる自分の衝動も抑えたほうが賢明かもしれない。それが彼らに火を点けて、今度はあなたのことを問いただすかもしれないからだ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:56|PermalinkComments(0)

October 20, 2019

10月21日付メリマン・コラムの概要

以下は ≪短期ジオコズミクス≫ の抄訳になります。書かれているほとんどを網羅していますが、細かい表現については推敲していません。

来週のコラムはお休みします。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  ジオコズミック活動から言えば、PG&Eの停電とサンフランシスコに起きたM4.5の地震に関連したと思われる天王星のアスペクトと冥王星にTスクエアの満月が起きた後の先週は、比較的穏やかな様相だった。

  次の主要なジオコズミック・サインは火星が土星と冥王星にウェイニングスクエアを形成する10月27日〜11月5日だ。これは地政学的な原動力であり、戦闘的で好戦的な話法や行動に関連する。

土星と冥王星に絡む火星は人命や大自然への脅威を象徴し、敵対的で強圧的だと見なされる怖れのあるいかなる行為にも、それに代わる手段を探る必要があることを示す。一方、火星は天秤座を運行しており、そこでの火星はデトリメントだ。

また天秤座は、相対する双方が「交渉妥結」のための歩み寄りが必要なことを理解した上で合意する行為を支配する。そこを運行する火星は「俺様が一番」または「嫌なら出て行け」といった原理を意味する。これは新しい(火星)提案が交渉(天秤座)を前へ進めるためにもたらされることを示唆する。

だが土星と冥王星が関与することからエネルギーは拒否へと向かいがちで、受容を促す力を見出すのは困難だろう。積極的に妥協を図ろうとする意志がなければ、その結果として起きるのは一方の怒りとフラストレーションであり、その過程で決裂の危険が高まる。これは米中間の貿易交渉にも、トランプ大統領をめぐる弾劾の動きにも言えることだ。

  10月28日の新月*が天王星とオポジションで起き、同じ時期の10月31日〜11月20日(日本時間11/1〜11/21)に水星が逆行することを考慮すれば、衝動的に行動したり反応したりする前に忍耐強くなること、そして全ての行動の可能性とその結果をよく考えてみることが肝要となる。

米国大統領をめぐる問題の場合、11月初めの2週間は非常にボルテージが高くなる。これはTMI(トランプ・マーズ・インディケータ または トゥー・マッチ・インフォメーション)が大きく振れる時期だ。そして市場への政治リスクが最も懸念される時期でもある。

  そんな時期に株式市場はどう反応するだろう? 10月27日〜11月14日には、急激でおそらくは短期のリバーサルと強い関連を持つ、5つのジオコズミック・サインが顕れる。

これらが強気市場のトレンドを終わらせるとは限らないものの、突如として起きる1日〜4日にわたる下落は示唆している。また、木星の13ヵ月にわたる射手座運行の最後の2ヵ月に入って来たことを考えるなら、長期サイクルの天井が示現する期は熟してもいる。

天井をつける理想的な時間帯は2019年8月±2ヵ月だった。そして今までのところ、S&Pとナスダック総合は7月の最終週に最高値をつけており、それがちょうどこの時間帯のうちに収まっている。しかし、市場はいまだに崩壊していない。

したがって私達は、米国の全主要株式市場とは言わないものの、そのうち少なくとも1つにおいて、史上新高値へのさらなる上昇が示現する可能性を排除することは出来ない。





訳文ここまで
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* 10月28日新月のエネルギーがもし先倒しで示現するなら、世界は今週あたりから徐々に政変や武力衝突、テロ、事故、自然災害などの注意期に入るかもしれない。


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October 15, 2019

10月14日付メリマンコラムの『概要メモ』

◎ 昨日画像でツイートした≪短期ジオコズミクス≫の概要をこちらにもあげておきます。


天王星と海王星がセミスクエアにわずかオーブ1°のタイミングとともに、木星・天王星セスキコードレイト(セスキスクエア)が10/14に成立。これについては『フォーキャスト2019』で詳説したが、木星・海王星の非合理な活況を続行させるだけでなく、これに天王星(予想を覆す想定外の変化)の要素が加わる。

つまり一方が合意したと考える内容と他方が主張する合意内容との断絶・乖離(天王星)が起きやすい。この三つ組みは通常、1月~6月がそうであったようにカオスと決裂の象徴だ。今回は最後だけに、もしかするとなんとかまとめるか、または投資界の「希望と願い」の幻再びとなるのか。

いずれにせよ市場は発表が好きだ。いや、引け15分前の「第一段階合意」発表までは好きだったと言うべきか。ダウはその日の高値から200pt下落した。天王星が強調される時はこうした突然のリバーサルは常態だ。合意内容の概要が知れる時どうなるかが見物だが海王星も働いていることから「実際的な詳細」は十分ではなく希望と願い」が大部分を占めるかもしれない。

金星・天王星オポジション、木星・天王星セスキスクエアを含み、冥王星とTスクエアの満月が14日に成立した後、10/27~11/14には天秤座の火星から土星・冥王星へのスクエアが起きる。天秤座の火星(10/4~11/19)はデトリメントですでに試練の原動力として発効しており、米中貿易問題とトランプ弾劾に焦点を当てている。天秤座は外交を通じた合意を望むが、火星は攻撃的で強圧的。物事をすぐに決めろと迫る。中国は天秤座の国(太陽が天秤座)だが、トランプは獅子座のアセンダントに火星が合で非常に火星的な人格を持つ。

したがって米中の協議には潜在的対立の傾向が強まる。では天秤座の火星(すぐ決めろ、今決めろ)が山羊座(条件を呑むか否か、2つに1つ→結果に苦しむ)、土星(遅延と障害)と冥王星(勝者が全取り、敗者はゼロ以下)にスクエアを形成したら何が起きるか?

トランプ大統領の「沈着冷静な才能」が勝つか、または彼の「内なる子供」が頭をもたげ、またしても物別れになるか。あるいは現在進行中の別のプロセス、たとえば弾劾調査(冥王星)が熾烈になるか、もしくは別の問題 ― たとえばトルコ、イラン、ベネズエラに火が付くかなど、これら全ての火星的ホットスポットのうちどれが火を噴くかは、11/7~14の次回TMI(トランプ・マーズ・インディケータ)の節目までには見えてくるだろう。

こうした物事のさなか、11/1~11/20(日本時間)水星が蠍座で逆行する。実際、水星は10/3~年末まで蠍座を運行する。蠍座の水星もまた秘密裡に行われた行為の調査に関連する。弾劾の動きは年末ではまだ終わらず、掘り起こされてくる情報量は大量になるだろう。

(以上です)


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October 06, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント10/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年10月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】
『フォーキャスト2020』全体のボリュームがまだ不明なため、翻訳作業が終わるかメドが付くまでコラムは不定期掲載&抄訳とさせていただきます。来週はお休みするかもしれません。もし何か特筆するようなことが含まれていると思ったときはツイートしたいと思います。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫

金曜の雇用統計に関するcnbc.comの記事を引用し、リセッションへの不安と大統領弾劾調査の不穏な状況に揺れるボラタイルな市場の様相を描写、各市場別の動きを追うと共に、株式、債券、通貨、商品市場間の相互に関連する動きの基本を軽く説明しています。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  さて、もしも金利引き下げが行われ、今後1〜2週間のうちに米国・中国間の貿易協定が前進するという市場の願いが叶うなら、再び投資家の望みどおりの幸せな日々がやって来ることになる。

私達はこれら懸案事項の一つ、または両方についての重要な発表が待たれる10月14日の週に木星が予測不可能な天王星にセスキコードレイト(セスキスクエア/135°)を形成し、それが木星・海王星スクエアを再び刺激して覚醒させるという事象に注目している。木星・海王星スクエアはいまだに正確なアスペクトからはそう離れず、近接したオーブ圏内に在るからだ。つまり、木星はまだ海王星に対するスクエアの度数から3°以内に在泊しており、天王星は海王星への正確なセミスクエアから3°と少し離れた位置に在る。そして木星は天王星に対するセスキコードレイトによって、天王星・海王星に割り込んでいるのだ。

それに輪をかけて、10月13日(日本時間14日朝)は満月だ。その直前の10月12日には金星が “不測の惑星” たる天王星に再び重要なオポジションを形成する。今回は蠍座からお金の星座宮である牡牛座へのアスペクトだ。そうだ。牡牛座はお金であり信用であり資金でもある。このアスペクトがまた木星・海王星スクエアを呼び覚ます。だからこの時間帯には「非合理な活況」に対する宇宙的サポートがたっぷり供給され、これが今後1〜2週間続くことになる。そして再び、希望の泡がもう一つの大きな失望に転じるという非常に現実的な可能性が待つことになる。

また、それではまだ足りないとでもいうように、10月7日と14日に太陽が土星と冥王星にスクエアを形成する。私達はこのアスペクトにも注目している。土星は政府に関連し、冥王星は以前も述べたように、負債と税金に関連する。このコンビネーションはまた政権から人を排除しようとする企図にも関連している。つまりこれは、大統領弾劾に向けての調査が少なくとも今後1〜2週間は激しい執念をもって進められるだろうことを意味している。もし私がこうした動きを正しく読んでいると仮定するなら、おそらくこの流れはゆうに2020年の大統領選までもつれ込むかもしれない。何故なら2020年後半には火星が牡羊座で逆行し、8月〜11月の大半で土星と冥王星にスクエアを形成するからだ。弾劾運動がそのタイミングを念頭において進むよう計画されているのかどうかはわからないが、私はそのように見ている。

  もし2016年の選挙がひどく汚いものだったと考える人がいるなら、2020年の選挙を待ってみるといい。その時、逆行の火星が土星と冥王星にスクエアを形成中で、さらに水星もまた投票開始の24時間以内に逆行を終え、順行に転じるのだ*
*順行に転じる時、水星は天秤座から山羊座の土星にスクエアを形成、同時に牡羊座のエリスにオポジションを形成、米国始原図の蟹座の水星にはスクエアを形成している。またこのあたりで山羊座に集結した木星、土星、冥王星(それに小惑星パラス)は米国始原図2室の冥王星と月にコンジャンクトしようとしている。

良いニュースもある。今の私達が生きているうちは、2020年が米国大統領選に絡んで展開する政治闘争のピークとなるかもしれないということだ。これについては現在鋭意執筆中の『フォーキャスト2020』で詳説するつもりだ。今年12月15日という米国での発売予定に変わりはない。

2017年と2018年のシリーズでは、世界の政治経済に起きる「リセット」について述べた。そして2019年版では2020年に展開するカプリコーン・ステリウムへの「セットアップ」の年と位置付けたが、これも見ての通り、現在進行中だ。そして、2020年は「チェックメイト」の年となるだろう。米国行政府と他の世界、そして国家的指導者達との間で2017年以来続けられてきたこのチェスの試合で、誰かが勝利し、誰かが敗北しようとしているのだ。






訳文ここまで
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September 22, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント9/23【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年9月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も抄訳とし、来週は都合によりお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫


<米中間の貿易戦争にまつわる行きつ戻りつのニュースを2本引用>

  いよいよ迫ってきた。世界の株式市場は先週再び上昇してその多くが年初来高値に近づきつつある。頂上の大部分はこれまでの史上最高値だ。

9月21日の木星・海王星スクエア(2019年に発効する最長期の惑星アスペクト)の「非合理な活況」と、9月18日の土星順行(株式市場のリバーサルに関連する強力なレベル1のジオコズミック・サインで心配、不安、抵抗を示唆する)の間に起きた典型的な宇宙間の争いは、木星・海王星がより支配的だったように見える。株式市場は1ヵ月にわたる反騰を続行したからだ。しかしながら、新高値には届いていない。近付くほどに抵抗に突き当たる(土星)。

金曜も引け近く、米国株式指数はヨーロッパの市場が退けた後に、上昇分を全て失った。それは今や中国人が米国の農産物をどれほど買っているかをトランプが記者会見で誇らしげに喋ったすぐ後、中国の代表団が米国の農業州を来週訪問する予定をキャンセルしたという報道の後だった。それでも世界の株式市場にとっては良い週だった... (この後に世界の株式市場の詳細が続く)

その他、ビットコインが土星順行当日に下げた件、重要変化日の範囲内で金と銀に異市場間強気ダイバージェンスが示現していること、先週末の石油施設攻撃を受けて月曜に5月20日以来の高値へと爆発した原油は再び下がったが現サイクルの新安値まではつけていないことなど。木星と海王星はともに原油を支配しているので重要な市場だとしている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “身動きの取れない状況からデトロイトでこの夏始まった交渉は、日曜にUAW(自動車労働者組合)の声がけでGMで起こされた、ここ10年来で最初の全米規模となるストライキによって決裂をみた。何万人もの工場労働者がピケを張り、30箇所にわたる米国の工場を操業停止に追い込んだ。”

— Mike Colias and Nora Naughton
  “GM Strike Pits Combatants with Something to Prove:
  An Automaker with Memories of Bankruptcy, a Union Facing Scandal”
 Wall Street Journal 2019年9月20日付

  “12時間で2フィート(約601mm)を超える降雨がテキサス州南東部の街を襲った。”

— Elizabeth Findell
  Wall Street Journal 2019年9月20日付

  “今日(金曜)は国中から集まった何万人もの高校生が学校を休み「地球の気候を護るストライキ」に参加、気候変動を終わらせるために早急な行動をと呼びかける。これは彼らによると「この惑星の破壊行為を無視している大人達」に向かってダイレクトに抗議する世界的な共同抗議の一環として行われるという。”

— Elizabeth Weise
  “Students Skip School to Fight Climate Change”
  The Arizona Republic 2019年9月20日付

  “森林育成のために使える土地を最も広く持つのはロシア、中国、カナダ、オーストラリア、ブラジル、そして米国だ。スイスに拠点を置く研究者集団は1.2兆本の樹木を新たに植栽すれば、 有害ガス10年分を帳消しにする効果が生まれると発表した。その一人であるクローザ—によれば、ここ10年以上にわたりこうした木々は大気から2000億トンの炭素を吸い込んだという。”

— Kathleen Parker
  “Want to Stop Climate Change? Start by Planting a Trillion Trees”
  Washington Post 2019年7月23日付

  上記の引用に共通するテーマは何だろう? これらは今発効中のジオコズミック・サインのテーマを映し出している。GM(英国航空もそうだが)の労働者ストライキは乙女座の太陽・火星コンジャンクションの反映だ。これについては2回ほど前(9月2日付/当ブログでは休載)のコラムで『今週は乙女座で太陽と火星がコンジャンクトするところから始まる... そして世界の労働者(乙女座)はストライキに入る準備が出来ているかもしれない』と書いたとおりだ。

他の3つの引用記事は、木星・海王星アスペクトに付き物のテーマと関連している。海王星は水と降雨を支配するが、木星と関わる時はとりわけ大量の雨が降る。このアスペクトが形成される近辺で洪水が起きても驚くにはあたらない。また木星と海王星は利他的な行為とも関連している。何か壮大で高潔な行為 — たとえば地球を救うなど — をしたいという衝動だ。木星は他にも教育を支配するので「何万人もの学生」が気候変動を終わらせるために抗議運動を起こすのも意外なことではない。ひょっとすると彼らはもっと大きなこと、たとえば1.2兆本の植林を促すための運動を促進するかもしれない。

  しかしながら、記事からは読み取れない内容と情報がある。それは他の惑星とハードアスペクトを形成する海王星が持つ3つの基本ターム、すなわち「混乱」「錯覚」「妄想」だ。これは、自分自身の責任を回避するために物語を創り上げ、他者をスケープゴートに仕立てようとその相手に対する噂話を広める人物(達)のせいで、誰かが不当に告発される怖れがある時期だ。こうしたやり方をすれば、噂を流した張本人は自分を省みる必要がなくなるか、または自分(達)がした事の裏に隠された真実を見なくて済む。彼らは自分達が選んだスケープゴートの評判がいかに傷つこうとも気にもかけない。少なくとも「自分自身」には火の粉がかからなくて済む。「真実」は “必要に迫られて生み出された巻き添え被害” へと成り果てるが、土星が滞留から順行に移るとともに、相手側の意図または役割を拒絶するか、直接または間接的に攻撃して弱体化させるなどのダメージ・コントロールが重要になってくる。

  では、こうしたタイプのふるまいの影響を最も受けやすいのは誰だろう? 相手の評判を落とそうとする企てを実行する側、そして仕掛けられる側は? 専門的・実践的なアストロロジーの観点からすると、おそらくミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の16°〜18°にネイタルの惑星を持ち、トランシットの木星・海王星スクエアとハードアスペクトを形成している人々だ。これは本人の太陽星座宮である必要はない。だがもちろん、そうであれば話はシンプルだ。何故なら太陽 — 地球の関係は、毎年おおよそ同じ星座宮の同じ度数で成立する。

たとえば現在、3月6日〜8日生まれ、6月6日〜8日生まれ、9月9日〜11日生まれ、12月9日〜11日生まれの人達はこの渦中にある。彼らの出生時の太陽は、おそらくミュータブル・サインの16°〜18°に在泊するからだ。この人々は、自分に向けて仕掛けられるこの種の企てに特別の注意を払う必要があるだろう。だが、この度数に位置するのがどんな惑星であっても、こうした原動力が働いているのを “感知” するかもしれない。一例を挙げればトランプ大統領が現在このアスペクトを受けている。彼はネイタルで双子座17°台に天王星を持つ(これは世代的な位置であり、1946年〜47年生まれの多くの人々がここに天王星を持っている)。そして彼の天王星は、同じくネイタルの太陽と月のノースノードに近接している(しかもネイタルの月とはオポジションだ)。実際、彼のチャートへの海王星からのアスペクトは今後2年間、強い力を持つ。彼はいともたやすくいくつかの「噂」の犠牲者だと感じるだろう。彼はそれが自分を貶めるためのものだと考える。また同時に、彼自身が一部の噂を流す張本人にもなり得る。そしてターゲットになった人物はそれを彼が仕組んだ事だとみなすかもしれない。

  こうして私達は、昨今の宇宙的配列として「混乱」「錯覚」「妄想」の原理が蠢くのを見ている。今 人々と市場は混乱し、少々途方に暮れているように見える。新高値まで舞い上がると信じたいが、節目に近付くたびに抵抗線に阻まれる。現在、土星は順行に転じ、今週後半〜来週、金星と太陽の両方が土星に対し厳しいスクエアを形成する(9月25日〜10月7日)。数週間前までは確かなことに見えた物事が、今やむくむくと湧き起こる疑惑の対象となるかもしれない。これは国際関係の争いを意味する可能性がある。一方株価にとっては、おそらくシンプルな反応でセットアップはそう困難ではないかもしれない*

* 原文の最後の1行におそらくタイプミスと思われる箇所が含まれていました。問い合わせの時間がなく、訳文は推測であることをご承知おきください。🙇‍♀️





訳文ここまで
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September 15, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント9/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年9月16日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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お知らせ
『フォーキャスト2020』の作業が始まったため、これからしばらくの間は抄訳とさせていただきます。またお休みも増えるかもしれません。🙇‍♀️

≪ 先週をふり返って ≫

 — 要約 —

  「米国の負債がここ7年以来初めて1兆ドルを超え、連邦政府の赤字は2000億ドルから1兆670億ドルに上った」という Fox Business のニュース、「ECBが新たな金融緩和策を発表した」という cnbc のニュース」を引用して先週の世界の各種マーケットが示した動きを追い、こうした動きの影に木星・海王星スクエア、太陽・水星・金星・火星が揃って木星・海王星スクエアにTスクエアを形成することで「霧の中」「多幸症」状態を創り上げている状況があると示唆。

そして再びこうした星回りの下では読んだこと、聞いたこと、見たことの全てを信用することは出来ないと念を押している。ポジティブな態度でいることは良いが、楽観的なメッセージの正体が実際には人々を操縦するための情報(たとえば相場を上げるためなど)だった時に深刻な状況になるかもしれないとしている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “モーゲージ・ニューズ・デイリーによれば現在、米国30年債の利回りは月曜の水準から20ベーシスポイント上昇、9月4日につけた最低水準からは36ベーシスポイントの上昇となった。これはドナルド・トランプ氏が大統領に選出された直後の週以来、短期で最大の上げ幅になる。”

— Diana Olick
  “This Was the Worst Week for Mortgage Rates in 3 Years
   – And It May Be Just the Beginning”
  www.cnbc.com 2019年9月13日付

  先週のコラムでは、今現在から9月21日までの間に発効するいくつかの矛盾を孕んだシグナルについて述べた。この部分だ。『太陽と火星の両方が木星に対しスクエアを形成する。木星は「誇張」を象徴することから、上下どちらにも非常に強力な価格変動が起きるかもしれない。もし「非合理な活況」が支配的になれば、上値追いが継続するはずだ。だが9月18日から始まる土星の滞留〜順行の力がもし勝るなら、市場心理はたちどころにヒステリーとパニックに変わるだろう。これは木星と海王星が現実に直面した時に見られるもう一つの顔であり、希望と願望は幻滅と失望へと変わる。これまでのところ、9月18日〜21日の土星順行(米国始原図の太陽・土星スクエアにTスクエアを形成)、および3度目にして最後の木星・海王星スクエア形成が足早に近付く中で優勢なのは「非合理な活況」の方だ。だが全体のムードはヒステリーとパニックに近付いているように見える。木星と海王星が持つ別の顔が、国債と貴金属市場に展開しつつあるかもしれない。

今週は他にも興味深いジオコズミック・サインが展開する。9月14日には土曜に水星と金星が天秤座入りする。これは金星が支配する星座宮だが、通常、これは株式市場には強気で貴金属には弱気のシグナルだ。両惑星は、水星が10月3日、金星は10月8日まで天秤座を運行する。通常はその期間中、常に株が反騰し続けるわけではないし、貴金属も下がり続けるわけではない。その期間中は特に高値または安値からの重要なリバーサルが起きやすいということだ。

心理面から言えば、天秤座の水星と金星は通常なら歩み寄りが起きやすい期間と関連する。だから米国と中国が貿易協定に漕ぎ着けるという希望が浮上する。しかし射手座の木星が魚座の海王星にスクエアという事実は、これに関しあまりに楽観的であることへの警鐘を鳴らすものだ。おそらく話し合いの場は持たれるだろう。だが決裂するか、もしくはひょっとすると、投資家にとって想定外の内容で合意がなされるのかもしれない。9月25日〜30日には金星が山羊座の土星と冥王星の両方にスクエアを形成する。これは交渉が決裂しそうな雰囲気を映し出すシグナルだ。

  この期間に合わせて私達は新たな「TMIマーケット・インディケータ*」を機能させている。昨今のスラングで “TMI” と言えば「情報過多(Too Much Inforomation)」という意味だが、私達のそれは少しばかり異なる意味合いを持つ。つまりこれは「トランプ・マーズ・インディケータ(Trump Mars Indicator)」だ。この指標はトランシットの火星がトランプ大統領のチャートにハードアスペクトを形成するタイミングで発動する。それは彼が煽りに反応しやすい状態になり、FRBや中国などの他、その時点で彼を苛立たせる相手なら誰にでもツイッター・ミサイルを打ち込むのを目撃する時間帯だ。そしてその時市場はしばしば崩壊の憂き目にあう。このTMIインディケータが今、9月12日〜22日まで発効中だ。乙女座を運行中の火星がトランプ大統領の双子座に在泊する太陽・天王星と射手座に在泊する月のオポジションに対しTスクエアを形成するからだ(彼は月蝕の下に生まれている)。これからの10日間に高波が来るかどうか観察してみよう。
* 9日付のブルームバーグ・ニュースによれば、JPモルガンが「ヴォルフェフェ・インデックス」と名付けた似たような指標を発表している。「ヴォルフェフェ」は「ボラタイル(volatile)」と「コヴフェフェ(covfefe)」を併せた造語。「コブフェフェ」とはトランプ大統領が過去のツイートで皮肉まじりに使った「小グループ」を指すアフリカの言語だそうだが、その謎のワードを理解する人がほとんどいなかったため「指が太すぎてキーボードを打ち間違えた」という説がネット上ではデフォルトの解釈となって出回り、そこからまた多くのインターネット・ミームが生まれた。この「ヴォルフェフェ・インデックス」では2017年5月以来の統計をとっているが、これまでのトランプ氏のツイートで市場に大きなインパクトを与えたワードのベスト5は :
1. China 2. Billion 3. Products 4. Democrats 5. Great だそう。

ちなみに以前『フォーキャスト』シリーズの中でも名前の挙がったアストロロジャーでW.D.ギャンの後継者とも言われるオルガ・モラーレス氏もまたアストロロジーを使った「トランプ・ツイート・インデックス」を発表している。

  テクニカルとチャート分析の上では、今は全てが株にとって素晴らしく見える。だがジオコズミクスは、爆発や洪水に突然襲われるかもしれないと厳しい警鐘を鳴らしている。そして米国債市場 — 株式よりもはるかに大きな市場 — には少々常軌を逸した動きが見られ、もし特定のファンドないし政府*が大規模で継続的な売りオペに加わっているとすれば、この先より大きな問題となって立ちはだかる怖れがある。

* 原文は両方とも複数表記





訳文ここまで
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September 01, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント9/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年9月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は ≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫ のみの抄訳になります。

  また来週9月9日付のコラムはお休みさせていただきます。

米国市場はレイバーデーの祝日のため月曜は休場です。


≪短期ジオコズミクスと長期的考察

    ジオコズミックな相関性から見て、9月は世界の株式指数にとって非常に重要な月になろうとしている。というのは、9月2日〜30日の間に50週サイクルに対して40%かそれ以上の相関性を持つ5つのジオコズミック・サインが展開するからだ。これはかなりの数だ。以下に拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Vol 3: Geocosmic Correlation toTradeing Cycles』からその日付けと相関性のパーセンテージをピックアップした。
9月2日  太陽・火星コンジャンクト(43%)
9月10日 太陽・海王星オポジション(43%)
9月18日 土星順行(43%)
9月21日 木星・海王星スクエア(40%)
9月30日 金星・冥王星スクエア(55%)

  上記と比較すれば8月と10月は、50週サイクルの天井または底に対し40%かそれ以上の相関性を持つジオコズミック・サインはそれぞれたった1つしか形成されない。9月に形成されるジオコズミック・サインの中間点は9月16日で、私達はこの日±1週間以内をこのサイン群のピークと見て注視している。

これらサイン群のそれぞれは、アストロロジーにおいて「ハードアスペクト」と認識されるもので、世界の集合意識のムードがある種のストレスに曝されることを示唆している。それでも過去をふり返れば、私達は「非合理な活況」をもたらす木星・海王星のアスペクトが形成されるにつれて株価が史上最高値に舞い上がるのを見てきた。9月21日はこのアスペクトの今年3回目の形成日だ。過去2回のケース(2019年1月13日と6月16日)において、株価は非常に強い反騰を見せた。厳しい下げが8月26日、この最後のアスペクト形成まで3週間弱というところで終わったことから、これが再び示現するように見える。

  しかしながら、この木星・海王星スクエア最終形成のちょうど3日前、9月18日に順行する土星の存在が異なる結果の予兆となるかもしれない。木星(誇張)と海王星(希望と切望)が象徴する膨大な多幸症状態の中、何か良いニュース(たとえば貿易協定など)の発表に世界が期待を寄せるものの、それが現実にならず結局は失望する筋書きを私達は過去の観察結果から知っている。今回もまた同じことだろう。ただ反動としての失望の度合いはより深まる可能性がある。何故なら土星は失意と損失の原動力に関連するからだ。

もちろん、土星が持つ最もポジティブな象意には、関わり合う全ての側がフェアプレイ精神を遵守しながらゴールに向かうことに専念した結果、重要な物事を達成するという可能性も含まれる。だが「ルールを遵守し続けること」や「達成」という状況は、木星と海王星が互いにスクエアを形成する時、自然に見られる状況ではない。このコラムで以前から何度も述べているように、木星・海王星が互いに関わり合う時は読む事、見る事、聞く事、全て信じることが出来ない。むしろそれらは単なる噂や偽の希望に過ぎないことが多いのだ。世界でポジティブな話題、たとえば貿易協定が取り交わされる寸前に来ているなどと取り沙汰される度にそれは起きてきた。貿易協議が再開されるだろうとの見通しが発表されるたびに、投資コミュニティーが株価をせり上げる。そんな事が続くというのも不可解な話ではある。だがもしかすると、今度こそ進展があるのかもしれない。そしてこうした想いこそが、木星・海王星下での共通感覚なのだ。

  9月2日〜14日に太陽、金星、火星の全てが木星・海王星スクエアにTスクエアを形成し、一方9月6日〜19日には土星・冥王星コンジャンクションにトラインを形成することを考えれば、話し合いのテンポは進むと思えば後ずさりという調子で揺れ動きそうだ。後者はすこぶる建設的で、長期的な合意との同期が可能なシグナルだが前者は異なる。9月の株式市場が、人を惑わす噂と正確なニュースやファクトの間を行きつ戻りつする新しいニュースやらプレスリリースが出る度に上下するかもしれないというのはこれが理由だ。何がどんな状況にあるか、それを突き止めるのは困難になる、それが9月だ。これはなにも米国 — 中国間の貿易戦争に限ったことではない。ブレグジットの行方にも当てはまることだ。

今月は話し合いの場が用意されて進展が伝えられる限り、株価は騰がる。だがこれも再び偽の希望と「非合理な活況」という木星と海王星の話法に沿った話かもしれない。そうした話し合いが物別れに終わったとたん — 私が予測するとおり再度相容れずに終わるとすれば — 株価は下落するし、おそらくそれは非常に激しいだろう。射手座の木星がもたらす天井をもってこのサイクルは終わっていく。そしてその後2020年~2022年、木星は山羊座、水瓶座、そして魚座を運行していく。それは長期サイクルの安値が示現するサイクルとして歴史に刻まれている時間帯だ。または楽観的に見るなら、それは勇気 — とキャッシュ — を持つ者にとって、あえて闘技場に参加することによって株価(とおそらく不動産価格)がとてつもない価値を生み出す時期となるだろう。

  視点を今週に戻せば、宇宙は乙女座にコンジャンクトする太陽と火星に彩られて始まる。これは以前、株式市場が8%かそれ以上下落し、それが終わって反騰が始まると述べたアスペクトだ。下落は先週8月26日に終了したように見える。しかし戦いはまだ終わっていない。世界の労働者(乙女座)はストライキ決行への準備を整えている可能性がある。

また米国ではカレッジフットボール・シーズンの始まりでもある。太陽・火星が競争のシグナルでもあることから、多くの記録が破られこれまでの金字塔が砕かれるエキサイティングなシーズンになりそうだ。だが願わくは、骨を砕く事故が沢山起きないよう祈りたい。これは新しいプロジェクト(または新たな抵抗運動)をスタートさせるには幸先の良い時期だ。乙女座の火星は完璧主義の傾向があり、喜ばせるのが難しい組み合わせだ。だが分析的なスキル、または運動技能に優れた人々には追い風になるだろう。

今週は楽しんでほしい。だが最初は慎重に考えぬくことだ。慌てて急な行動に走らないよう気をつけねばならない。あまりにジリジリして衝動的になれば、それはミスや事故に繋がる。軽挙妄動を慎み、忍耐強く、思慮深くあるべきだ。その上で取り組んでいる物事に情熱的になれるなら、それは今回、きっとあなたを成功に導くだろう。





訳文ここまで
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August 25, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント8/26【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年8月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “金曜、米国企業は中国での操業をやめて代替地を探せと要求するドナルド・トランプ大統領の連続ツイートが流れた後で株式市場は下落した。『我々の偉大なアメリカ企業はそのホームであるアメリカ合衆国での生産開始を含め... これによりただちに中国に代わる操業地を探すよう指令する』トランプはこうツイートした。ナショナル・セキュリティーズのチーフ・マーケットストラテジスト、アート・ホーガンはこれを受けて『中国は常に脅威ではあるが、なにも火に油を注ぐことはない』と述べた。『トランプ政権はおそらくFRBがジャクソン・ホールの会合で利下げを発表すると期待していたのだろう。それでパウエルが応えなかったものだから彼はデフコン5* 状態に入ったのだ』” 

— Fed Imbert
  “Trump Orders U.S. Companies to Look for Alternative to China”
  www.cnbc.com 2019年8月23日付


*デフコン5:デフコン(DEFCON)とは戦争への準備態勢を5段階にわけて整えるという米国国防省の規定。「5」は平時における防衛準備態勢を意味する。

  “中央銀行は緩和策のスタートを切ろうとしているとヘッジファンドのマネジャー、カイル・バスは述べた。そして米国金利はどんどん下がる世界の金利を追いかけて下がり続け、ゼロ(あるいはそれ以下)まで行くだろうと予想する。『長期債券利回りが自然数ベースなのは我が国だけだ*。ここには世界の投資適格債の90%がある。事実、我々には法規範があり経済も好調だ。マネーがどんどん流れ込むだろう』 ヘイマン・キャピタルマネジメントの創業者でありチーフ・マネジメントオフィサー、カイル・バスは火曜、CNBCにそう語った。”

—  Fred Imbert
   “Kyle Bass Says U.S. Interest Rates Will Follow the Rest of the World
   to Zero – “This is Insane”
  www.cnbc.com 2019年8月20日付

* 原文は「We’re the only country that has an integer in front of our bond yields.」元記事によればこれは約15兆ドル分の長期国債がマイナス金利で取引されるに至るまで世界主要国(文中ドイツ、フランス、日本、中国を例示)の中央銀行が刺激策を遂行しており、これはもう常軌を逸している...という文脈の中で出て来た言葉。

(“integer” は「整数」または「完全体」という意味になるが、整数にはゼロ以下も含まれる。おそらくこれは値1以上を維持しているという意味ではないかと思う。債券利回りに関する他サイトの記事中で “natural”=自然数というワードが用いられていたため、この訳文にしてみた。ただし訳者は債券取引に詳しいわけではないので、もし誤訳であればご指摘ください。) 

なおバス氏はこの流れにともなって起きる想定外の結果を『富める者はますます富み、中間層はそのまま何も変わらず、貧困層はますます貧困になることだ』とも語っている。


  私達は再びハリケーンを追跡し始めた。素晴らしいライン河クルーズとイタリアはトスカナの豊かな渓谷と葡萄畑に抱かれたハネムーンの日々はこの上ない休養の日々だった。だが、ツイッターの嵐と “狂気じみた” 政治・経済政策が金融市場に引き起こすカオスの世界に突っ込んでいくことこそが結婚生活を離れた自分のやる事だった... だから私は並行するもう一つの世界へと戻って来た。さて、大統領と私は昨今、とある深遠な疑問について考えているかのように見える。その日、大統領はこうツイートした。『我々の最大の敵はいったい誰だ? FRB議長のパウエルか? それとも中国の国家主席習近平か?』(ヒント:答はどちらでもない) 私自身の疑問はもっとシンプルだ。『本当のリアリティーはどちらにあるのだ? トスカナの優しくリラックスしたライフスタイルか、目の前のスクリーンに映し出された世界の株式市場のさらなる雪崩とその誘因となる突然のツイート旋風やニュースという、まぎれもない混沌なのか?』

  金曜までは全てが上手くいっているように見えた。株式市場は木星と天王星がそれぞれ方向転換した8月11日を間に挟む8月7日と15日につけたダブルボトムの後、良い感じに回復しつつあった。だがこうした反騰は太陽が現実的な星座宮乙女座に入居した直後の金曜、突如として終わった。中国が自動車を含む米国製品に対しさらに750億ドルの新関税をかけると発表したのだ。それは数週間前の中国製品に対する米国の追加関税措置への報復だった。中国は報復があり得ると通告していたし、市場はその発表を織り込みつつあった... 大統領がツイッターで怒りを爆発させる前までは。これは惑星の影響と行動が同期する、アストロロジーにおける典型例だ。先週のコラム終盤に書いたように、

『... 今週の主要なジオコズミックの動きは太陽、金星、火星の全てが獅子座から乙女座に移行することだ。これはドナルド・トランプ大統領のチャートにとって重要な出来事だ。何故ならそれぞれの惑星がネイタルの獅子座のアセンダントと火星を通る形になるからだ』。

火星は攻撃的かつ衝動的な闘争本能を通じて闘いたいという欲動を象徴する。それ自体は生きていく上で別に悪い事ではない。しかし、ひとたび怒りや激情に駆られて働けば、そのエネルギーが消耗しきるまで何であれそれを止めることは不可能だ。その時点に至るまで、株式市場にはもう一段の下げやさらなる価格崩壊のような想定外の結果が起こり得る。それは大統領が一番望まない結果だ。 繰り返すが、これは典型的な弱気相場が見せる動向だ。市場は徐々に上昇するが、突如として踵を返し、上げ幅を失ってそれ以上に下落していく。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

ドイツ中央銀行はヨーロッパ最大の経済がこの第三四半期にもリセッションの瀬戸際に立つことになりそうだと警告した。輸出の急激な減少と工業生産の低下がその重石となっている。

— Martin Arnold
  “Bundesbank Adds to Fears of German Recession as Trade Wars and Brexit Hit”
  Financial Times 2019年8月20日付


  これからの3〜4週間は互いに矛盾したジオコズミック・サインで溢れる日々となるため、投資家は非常に混乱するかもしれない。もしかすると彼らは誰が米国の最大の敵なのかというトランプ大統領の問いをじっくり思案するのかもしれない。習主席を彼はしばしば友人として語っていなかったか? ジェローム・パウエルにしても、彼自身が決めて任命したのではないか? ところで、私が中国に滞在していた6月当時、習主席は常ならぬ外交的処遇をもってトランプ大統領を『私の友人』と公的に認めた。だがプーチン大統領に対しては『私の無二の親友』だそうだ。

皆さんはそれが金融市場とどう関係するのかと疑問に思うかもしれない。これは米国との貿易にまつわる不確実性の代わりとして、中国がロシア(や他の国々)との交易関係をより拡大しようと決めたことを物語っている。つまり中国は、以前は安定した通商パートナーとして依存していた米国に代わる新たな売買の市場を見出しつつあるということだ。彼らは世界中の貿易を介した同盟関係が変化しつつあるという(彼らにとって有利な)見込みの下でより長期の戦略を見据え、調整しようとしている。だが米国のリーダーシップは米国企業に対し国内に戻って生産しろと命じるのみで調整も補正もしない。それは賢いやり方だろうか? 現実的だろうか? 私にはわからない。何故なら私自身、何がリアルで何がそうでないかを理解しようと試みている最中だからだ。トスカナはリアルに見えた。だが今、ここで見聞きするものはそう見えない。だが上手くいくのならそれでOKだ。もしそうでなければ、きっと私達はそれぞれに自分自身にとってのトスカナを見つけるべきなのだ。

  いや、短期のジオコズミック解説に戻ろう。金星と火星(恋人達と反目者達)は互いにコンジャンクトしながら完璧主義者の(すなわち批判的な)星座宮、乙女座を運行中で、8月24日〜27日まで天王星と調和的なトラインを形成中だ。また太陽も8月29日には天王星に対し調和的なトラインを形成する。通常ならこれは株式市場の起爆剤であり、交渉事の成功を示唆すると考えるところだ。とりわけこれらの惑星がその後9月1日〜19日に土星と冥王星にもトラインを形成することから、その可能性はある。だがこうしたソフトアスペクトの背後には、より潜在力を秘めたコズミック・フォースが控えている。9月2日の太陽・火星のコンジャンクションと、9月21日に起きる3回目にして最後の木星・海王星ミュータブル・ウェイニングスクエアだ。9月初めの2週間には太陽・金星・火星がこの木星・海王星スクエアに対してTスクエアを形成する。9月が相互に矛盾したメッセージが出やすく非常にややこしい月となるかもしれない理由がこれだ。巷は噂だらけでそれが「非合理な活況」またはヒステリー、もしくはそれらが交互に示現する。事実が噂を否定し、そして(または)生じた希望が事実によって打ち消される。世界の株式市場は9月初めの2〜3週間、ワイルドな上下動を見せるかもしれない。

  より長期の視野で見るなら、木星の射手座運行(2018年11月8日〜2019年12月2日)がすでに市場の天井と合致し終えたか(私は終えたと考えているが、確認はまだ取れていない)、そして(または)太陽・火星のコンジャンクションによる崩落が終了したかという問題が残っている。このコラムでも数回にわたり指摘したように、米国株式指数における長期サイクルの天井と木星の射手座運行には歴史的相関性が存在するが、それは通常、そのトランシットが終わる少なくとも2ヵ月前にはピークアウトする。理想的なのは木星が射手座の中間度数を通過する近辺で最高値が示現するケースだ。2019年8月11日、木星は射手座のほとんど中心部で滞留し順行に転じた。つまり木星は7月〜9月の間、射手座の中間度数(13°〜17°周辺)に在泊するということだ。

この木星の射手座運行に加え、9月2日の太陽・火星コンジャンクションが持つ重要性も加味することが出来る。この日付けから前後の4週間は、世界の株式指数がその間、もしくはその直前につけた高値からの8%かそれ以上の下落に見舞われやすいという歴史的傾向を持つからだ。7月の高値はこのパターンに当てはまる。したがって私達は今もなおこれが示唆する8%またはそれ以上の下落のただ中にあるかもしれない。もしそうなら、これもまたこの時間帯の内に終わる可能性がある。しかしそれが10月までに終わったとしても、12月2日には木星が射手座を離れ山羊座入りする。これは歴史的に見て強気よりは弱気を物語る動きだ。太陽・火星でつけた安値からの反騰はあるかもしれない。だからといって必然的にその後、史上新高値が示現することを意味するわけではない。

  9月の木星・海王星スクエアはまた、ここ3ヵ月ほど50ドル近辺でもみ合っている原油にも関連している。都合3回にわたるこのアスペクト形成のうち初めの2回は金のメジャーサイクルにおける安値にも同期し、それを追って金は強い反騰をみせた。この時期は夏の終わりかもしれないが、金融市場はヒートアップしそうだ。






訳文ここまで
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August 18, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント8/19【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年8月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “イールドカーブはリセッションへの警告を声高に告げている。水曜、米国の2年イールドと10年イールドのスプレッドは2007年以来初めて逆イールドに転じた。こうした動きは過去50年にわたり米国に起きた全てのリセッションの前触れとして起き、ときには24ヵ月程度前から顕れてきた。『歴史的に見て、2年・10年のスプレッドは不景気の予測ツールとして株よりも優れた能力を示している』 カリフォルニアのサンタモニカをベースとするスリ・クマール・グローバルストラテジーズの代表取締役スリ・クマールはフォックス・ビジネスにそう語った。”

— Jonathan Garber
  “Recession Indicator, with Perfect Record Flashing Red”
  www.foxbusiness.com

  ...光と影のコントラストは疑いようもなく、鮮明に顕れている。

  イタリアはトスカーナのカステッロ・ディ・モンテグフォニ。トスカーナの丘陵地帯に抱かれた12世紀の古城の部屋でゆったりと腰をかけ、窓の外にたたずむ大木の葉を優しい風がサラサラと揺らす音に耳を傾けるのんびりした午後。窓越しに射し込む薄桃色のやわらかな日射しは壁や天井に描かれた華麗なルネサンス絵画の上に幻想的な光と影を創り出している。その時、私は今という時が自分の人生で本当にけた外れの瞬間なのだと悟った。私は今までで出逢った中で最も美しい女性と結婚したばかりだ。結婚式は最高だった。この特別なイベントのために手配したライン河クルーズの船上で、世界中から集まってくれた140人もの最高の人々 — 家族や友人達 — に囲まれて祝福されたのだ... 。

それから私は携帯電話を取り出し(12世紀建立のフィレンツェの城に寝起きしながら実際は21世紀に生きているという時点ですでに甚だしいコントラストを意味するが)、そしてダウ工業平均が800ポイント下落するのを見る。オフィスに連絡した私は金融界がパニックに陥るのと時を同じくして今回のリポートが休みだったことからクライアントが動揺していると知らされる。無論、その人々は私が今居る場所から速報を出せないことなど知るはずもない。ここでの Wi-Fi は脆弱で、数分ごとに途切れることなしに私のマーケット・ブログラムの数字やチャートを呼び出すことは出来ない。私の心は2つに分かれた。一方では、ローマが今まさに燃えているというのに反応したくても十分なネット環境がなく、クライアントの役に立つことが出来ずに心がかき乱される思いだ。だがもう一方では、結婚したばかりの美しいミューズが私をからかってこう言う。『ねぇ、ミスター・メリマン? 今この惑星上でこれほどシュールで美しい自然に溢れる場所はないわ。あなたはただここに座って何もせずに数日を過ごすの。そしてリラックスして私の魅力を十分に味わったらいかが?』。

『弱ったな… 』私はアンビバレンスの中で考える。『これが2室蠍座に金星と木星のコンジャンクションを持つことの意味するハードさだ。世界の株式市場がクラッシュしている最中に自分を信頼してくれる顧客に向けてリポートを送信することが出来ない。それに失望と苛立ちを感じるか、さもなければ男なら(女性もだが)誰もが夢見るような美と幸運に包まれて大喜びするか、どちらかだ。』 

だがしばらくして私は気付く。生きている限り、誰にでもその人それぞれの季節がある。私にとって今は夢を生きる季節なのだ。来週の私は並行宇宙へと戻るだろう。その時私は中世の城の窓から木々を通り抜けて吹き込むそよ風の中、美しい午睡の幻と戯れながら、太陽神の鋭い光線がそんな私の眠るベッドを素通りしていくこのひとときを...きっと懐かしく思うことだろう。


  考えてみれば、この城はおそらく前回の風性星座宮における木星と土星のコンジャンクション、すなわちグレート・ミューテーションのシリーズが始まったあたりに建てられたものだ。それから800年を経て、このサイクルは再び次の140年〜200年という周期へとフルに踏み込んでいく。これについては年末に刊行する『フォーキャスト2020』の中で詳説するつもりだ。今ひと言だけ言うとしたら、地性星座宮(1802年〜)から風性星座宮へのシフトは全体の状況が物質主義(唯物主義)から知性と美的感覚やその技量がステイタスとなる状況へと戻っていくことを意味する。もしかしたら、私が今パニックに陥らない理由の1つがこれかもしれない。私はお金と中央集権的な政府の統制の重要性にこれからの200年を通してほとんど変化がないとは思わない。このプロセスが展開していくには時間を要するだろう。だが今後20年の間にそれは十分に観察可能な現象となるかもしれない。

カステッロ・ディ・モンテグフォニ。もしかしたらあなた自身もいつの日か “時の流れの何処か” で今私がしているような経験をするかもしれない。もしあなたが通常の責務から短時間でも自分自身を自由に出来るなら、それは本当に歓びとなるだろう。


Montegufoni
 A room in Castello di Montegufoni


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “サイクル研究の見地では、4年サイクルの天井は2019年10月までに、そして場合によっては2019年7月末までに天井をつけると示唆されている… また、このグラフでも見て取れるように、ヘリオセントリックの木星が射手座を運行中に長期サイクルの高値が示現しやすい。これが発効するのは2018年10月6日〜2019年10月19日で… 木星の射手座運行は米国株式市場が2018年10月3日につけた史上最高値を超えて再び新高値をつける可能性を持つと考える理由になる。この研究に基づく可能性を考慮した上で、2018年10月3日の高値を試す展開、そしてそれを2019年中に超える可能性を予測している。”

— レイモンド・メリマン
 『フォーキャスト2019』より
  *( 相場編は担当外のため、訳文は本誌内の記述とは微妙に異なると思います。)



  過去数ヶ月にわたり、私達のリポートは射手座の木星に関連する歴史に基づいてこの強気相場が2019年8月前後の2ヵ月の間に終わる可能性があると読者の皆さんに警告してきた。ダウ平均の史上最高値は7月16日、私達の★★重要変化日だった7月12日〜15日の1日後となる月蝕の日に示現した。S&Pとナスダックはその1週間後に史上最高値をつけたが、その時はダウ平均における天井の裏付けはとれておらず、それは天井をつけた兆候を示すジオコズミックとテクニカル・シグナルだった。しかしながらサイクルとパターン研究では、各市場が2ヵ月前につけたプライマリーサイクルの安値を割るまでは天井示現の裏付けとはならない。

とはいえ、クライアントに強気相場が終わって弱気相場が始まったと思うかと聞かれたら、ジオコズミクスの関連と7月末〜8月初めに顕れたダイバージェンスに基づいて今は『イエス』と答える。そこからの市場動向は典型的な「弱気相場」の動きを示している。つまり、反騰するごとにもっと厳しい下落に見舞われ、短期の買いシグナルが出た後はより強力な短期の売りシグナルが出現する。それに加えて7月の高値はまさにタイミングどおりだった。もちろんダウ平均が24,680以上を維持している限りにおいては木星が射手座を運行している間にさらなる高値をつける時間的余裕が残されていることは確かだし、その可能性はある。だが私はそれに期待するつもりはない。

  射手座の木星と相関する高値に加え、私達は今9月2日に起きる太陽・火星コンジャンクションに対し4週間の時間的オーブの中にある。この時間帯は、世界の株式市場における高値または安値からの8%〜20%のリバーサルとの強力な相関性を保っている。したがって、この種の下落が現在進行中だとしても驚くには当たらない。またこれは、いったん下落が完了すれば8%〜20%の反騰が起きる可能性も示唆している。しかし8%〜20%の上昇は同等の下落と比較してはるかにその価値は低い。

  今週の主要なジオコズミックの動きは太陽、金星、火星の全てが獅子座から乙女座に移行することだ。これはドナルド・トランプ大統領のチャートにとって重要な出来事だ。何故ならそれぞれの惑星がネイタルの獅子座のアセンダントと火星を通る形になるからだ。以前から度々述べてきたように、そしてその都度証明されてきたように、米国および世界の経済と株式市場にとっての主要な脅威は政治的な脅迫だ。私達はこのドラマが10月を通して展開していくのを見ることになりそうだ。中国との貿易問題、そして(または)FRBに関連する何か前向きなニュースが今後1〜2週間(8月24日〜9月1日)のうちに流れるかもしれない。だが中国と米国間の貿易戦争を調和的に解決するための機会はおそらくもう過ぎ去っており、米国株式市場の新たなダウントレンドが確立されたように見える。だがおそらくトレーダー諸氏にとっては別に問題ではないだろう。皆さんは強気相場でロングポジションを取るよりも、弱気相場でショートするほうがより短期で大きな利益を得られるからだ。

  私達は来週8月20日以降から通常のスケジュールに戻る。その間、先週の結婚式とそれに続く祝祭の日々に向けて祝いのメッセージを贈ってくださった方々に私は心の底からの感謝を表したいと願っている。140名の友人や親戚達とともに巡るライン河のクルーズとその後2日間のパーティーは本当に素晴らしい体験だった。そして今ハネムーンのただ中で、それがここ2週間の金融・株式市場の危機と同期している。実のところ、私はこの期間中そこから離れていたこと(そして今週半ばまで離れていること)が残念に思えてならない。私が休みをとる時、いつも市場は爆発したり崩壊したりするように見える。休みの計画を上手く立てすぎるのか、それとも私は奇妙ではあるが反面、素晴らしくもあるカルマを負って生まれたか、どちらかなのだろう。







訳文ここまで
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August 04, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント8/5【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年8月5日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】

  旅行及び私自身がヨーロッパで結婚式を挙げるため、来週8月12日付の無料コラムは休載させていただく。

  2020年は途方もない宇宙の力が働く年だ。それは重要なシフトが起きるということであり、おそらく国際問題、リーダーシップ、そして金融市場に重要なシフトが起きるだろう。これは1年や2年単位のシフトではない。「グレート・クロノクレーター」である木星と土星を含む20年、60年、そして800年サイクルのシフトだ。アストロロジャーにとってこれは『グレート・ミューテーション』という名で知られている事象だ。きっと皆さんは『フォーキャスト2020』を読まずに済ませたいとは思わないだろう。またMMAリポートのアクティブな講読者向けには8月12日から予約特価(MMA直販の英語版)を用意したのでお待ちいただきたい。


≪ 先週をふり返って ≫

  “『市場がジェイ・パウエルとFRBから聞きたかった言葉はこれが長期的で積極的な利下げサイクルの始まりで、中国、EUや他の世界中の国々と足並みを揃えることだった』トランプはこうツイートした。だが市場が得たのは異なる結果だった。決定を受けての記者会見でFRB議長ジェローム・パウエルはこう語った。『はっきり言わせていただきたい。この決定は長期にわたる連続的利下げの始まりではない』。パウエルはまた “たった一度きりの利下げ” とは言わなかったとも付け加えた。”

— Jonathan Garber
  “Trump Bashes Fed’s Rate Cut”
  www.foxbuisiness.com 2019年8月1日付

  7月の米国経済は164,000の雇用増加となり、これはダウ・ジョーンズが推定した165,000をほんのわずかに下回った。雇用増加は米国の労働力を記録的な高みに押し上げた。賃金はアナリストの期待を上回った。前年同期比で3.2%の上昇はダウ・ジョーンズの増加予測0.1%を超えている。強い賃金の数値は投資家にインフレ率上昇のサインと受けとめられる可能性があるため、それがFRBを今年中の複数回の利下げから遠ざける要因となるかもしれない。

— Fred Imbert and Dam Meredith
  “Dow Futures Surge 100 Points in Sudden Reversal”
  www.cnbc.com 2019年8月2日付


  世界の株式市場はどれもが先週のファイナンシャル・アストロロジーが示唆したセオリーどおりの “奇っ怪” な様相を呈した。つまり:1)トリックスター水星が順行前の滞留に入ることで強調された 2)7月29日〜8月2日、太陽と金星が一匹狼の天王星とスクエアを形成した。

  ではダウ工業平均を例にとってみよう。月曜と火曜は投資家が水曜のFRBによる金利引き下げ発表を待って様子見の態勢となり、比較的平穏だった。FRBはたぶん1/2%程度の利下げを行い、今後の利下げについてもハト派的な言説を表明するだろうとの確信の下、ダウ平均はMMAの★★重要変化日の1取引日後につけた7月16日の史上最高値27,398近くの27,300近辺で取引されていた。そしてFRBが1/4%の金利引き下げを発表するとともに、これは1回きりの措置であり今後も順次利下げが続くわけではないと述べた直後、トランプ大統領はこのFRBの決定に対する最初の非難ツイートを撃ち放った。

その後ダウ平均は26,719まで崩れ落ちて500ポイント以上の往って来いとなった。だがそれ自体はあまり問題とはならなかった。翌日の8月1日、ダウ平均は前日の下げのほとんどを埋め、300ポイント以上騰げて27,175まで回復した。そしてその後、トランプは彼の2回目の市場殺しのツイートを放った。中国に対する新たな関税を9月1日から実施するというのだ。市場は素早く反転し、上げ幅の全てを失ってその日の高値から600ポイント以上下落することになった。金曜までにダウ平均は26,249まで下がって7月16日の高値から4%、1149ポイントを失っている。

  世界の投資家達は今一度、突如として先行きに対する不透明さの新ラウンドに直面して確信を持ず、不安定になっている。この事自体は2019年の大半にわたって発効中の強力なジオコズミック・サインの反映だ。それは木星と海王星のウェイニングスクエアであり、9月21日に終わっていく。

その後に訪れる宇宙の象徴的な原動力によって量られる集合心理は、甘い考えと自己満足から醒め、現実には深刻な問題が山積しておりその解決には厳しく深い思考を要するという認識に向かっていくことになる。2019年終盤から2020年いっぱい、そしてそれを超えてもまだ続く『カプリコーン・ステリウム』は足早に近付きつつある。山羊座の特質の1つは「真面目さ」だ。これは木星・海王星スクエアの特質とは正反対だ。木星・海王星スクエアは、社会的な事象に顕れる場合「愚かさ、バカバカしさ」という特質がより目立って表面化する。だがその反面でスピリチュアルな世界、あるいは美学的な思想や物事に関連するケースでは「超越」に向かっていくエネルギーでもある。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “ドナルド・トランプ大統領の前トップ経済アドバイザーは、中国との貿易戦争に勝つことは不可能であり、米国経済を傷つけることになると述べた。先日ゲーリー・コーンがBBCに語ったところによれば、高関税は中国から必需品を輸入する際のコストを上昇させ、減税によって経済を刺激するというワシントンのプランを事実上相殺する。『工場設備を建設しようとすれば、鉄鋼を買い、アルミニウムを買うことになる。つまり輸入品だ。そしてそれらに高い関税をかける。これは文字どおり、片手で優遇税制を差し出しながらもう一方の手でそれを奪う行為に他ならない』 コーンはこう述べた。”

— David Reid
  “Gary Cohn: Trump’s Trade War with China is Hurting the U.S. Economy More”
  cnbc.com 2019年7月26日付


  “トランプ大統領は木曜、合意が達成されるまで北京の悩みの種は尽きないだろうと述べて中国から米国に入ってくる3000億ドルの商品に対し新たに10%の関税を課すとの自身の決定を強硬に堅持した。『取引成立の時が来るまで我々は徹底的に中国に関税をかける』 トランプはこう言い放った。この措置への反動として、中国当局筋がFOXビジネスに独占的に語ったところによると、北京の首脳はこれまで米国に依存してきた経済からのデカップリングに向かうという... トランプはその日の朝、対話は “ポジティブ” で未来は “非常に明るい” と貿易問題の議論に関し楽観的な調子で語っていた。”

— Brittany De Lea
  “Trump: ‘We Will Be Taxing the Hell Out of China’ Until a Trade Deal is Reached”
  foxbusinessnews.com 2019年8月2日付



  金融市場に先週起きた突然で急激な変化は、天王星の権化であるトランプ米国大統領によるこれも突然で急激な公式発表とダイレクトに繋がっていた。それはFRBの1/4%の利下げ、そして彼が出した貿易協定の条件に対し不満を露わにする中国への不快感によるものだった。このどちらに対しても、発表後の米国株式市場は厳しい売りの嵐に襲われ、Tノートは2年ぶりの反騰、金期近先物は6年ぶりの高値に沸いた。金とTノートが年初来高値に反騰する時は通常、投資家が世界経済の不穏な先行きへの懸念から安全な逃げ場を求めていることを意味する。

ここで皮肉な事は、これら(FRB批判と関税)が去年11月〜12月に市場を急落させた2つの要因と同じであり、まさにその2点がトランプ大統領の耳に入ったことが2018年終盤の株式市場に19%の急落を引き起こしたということだ。彼がアドバイスを求めて相談しているまさにその人物が、何故当時市場が下落したのか、その原因を彼に告げたところによれば:(1)彼(トランプ)が公的にFRBの政策を批判し、それによって独立性をダイレクトに脅かしたこと (2)彼の関税政策と中国との貿易摩擦が本格的な貿易戦争へと拡大することを怖れる投資家を神経質にしたことだった。これは妙な気にさせられる。彼は全く同じアプローチが今回は違う結果を生むと思ったのか? 彼は現在非常に厳しい海王星トランシットの下にある。これは著しい健忘症になりやすい期間と相関するアスペクトだ。

  事ほどさように何も変わっていない。ただ今回は1つだけ変化したかもしれない事がある。強気市場は終わったかもしれないということだ。通年述べてきたように、木星が射手座を運行する12年サイクルは米国株式市場における長期サイクルの天井と歴史的に強力な相関性を維持している。特に、木星が射手座の中盤度数を運行する時が顕著だ。7月10日〜9月13日、木星は射手座14°〜16°に在泊している(各星座宮は30°構成)。換言すれば、木星は現在射手座半ばの度数に在り、そこは長期サイクルの天井と最高度の関連性を持っているということだ。前回のコラムで私達は8月7日〜11日の期間にこの天井が顕現する可能性が高いと言及した。それはその間に木星と天王星が方向転換し*、同時に木星が太陽と金星に対し調和的なトラインのアスペクトを形成するからだ。しかしその事実があるとしても、私達は常に前後2ヵ月のオーブを許容範囲に入れている。先週起きた下方ブレークを考慮するなら、7月22日〜29日に米国株式指数に見られた各史上最高値がこの天井の顕れだった可能性はある。
* 惑星が方向転換する前後はその惑星の力が通常より強調される。

  今後2週間について言及するなら、これからやって来る重要なジオコズミック・サインは8月7日と8日の太陽・金星と木星のトライン、その後8月11日の木星順行と天王星逆行開始*だ。木星と天王星が同じ日にともに方向転換するというコンビネーションは非常にパワフルな宇宙的セットアップで、前後1週間のうちに金融市場に見られる非常に大きな価格変動としばしば関連する。私達は7月31日水曜からすでにその症状を目撃してきた。木星は誇張、そして通常は楽観の原理と関連する。天王星は支持帯や抵抗帯のような境界を破りたいという衝動を意味する。これら2惑星が同時期に強調される時は大抵の場合、突然の変化と新たな希望が生まれて株価を急騰させることが多い。

しかしながら、正反対に動くケースもある。木星が楽観的でもなく希望に満ちてもいない時は、その代わりにパニックと危機に向かうエネルギーと化すのだ。したがってこれからの2週間は、一部の市場に突然のリバーサルが起きて史上新高値や数年ぶりの高値に上昇するか(私達はすでにTノートと金にそれを目撃している)、あるいは2018年終盤の世界の株式市場に見られたような深刻な価格崩壊が起きるか、どちらかになるかもしれない。
* 日本時間では時差の関係で天王星逆行は12日に入る。


  では2週間後に皆さんと再会しよう。今週やって来る木星・天王星のシグナルを楽しんでほしい。何故ならこれは大いに楽しみを満喫し、そして多くの旧友や新たな友人達とエンジョイするにはうってつけの時間帯だからだ。パーティーにも絶好だし、結婚式にはなお良い日取りだ…まぁ少なくとも私自身はそう思っている。また、この時期は独創的で創意あふれる思考にも適している。もしあなたが何か厄介な物事に足を取られているなら、解決策を思いつくかもしれない。これは停滞から抜け出すには良いタイミングだ。また今まで訪れたことのない土地を旅したり、何かエキサイティングな冒険をしてみるにも良い時期だ。






訳文ここまで
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レイモンド・メリマン 週間コメント7/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “今年の米国株式市場は調子良かったが、この四半期が終わるとまもなくそれも終わる可能性があるとJ.Pモルガン・アセットマネジメントのグローバルマーケット・ストラテジストであるジャスリン・イェオは語る。想定される下落は来年の利益見通しが下方修正されることで起きるかもしれないという。『タイミングで言えば、FRBの金利引き下げを控えているからこの2週間はまだ株式市場にとっては良い状況だと思う。』 彼女は続けて、要はFRBが期待に沿って動いたその後で、投資家が株価に影響を及ぼす他の要因、たとえば企業収益に目を向けた時だと述べた。『私達はそれ(収益)が下向きになるリスクの可能性を考えている。』”

— Yen Nee Lee
  “J.P. Morgan Warns of Significant Sell-Off in U.S. Stocks This Quarter,”
  www.cnbc.com 2019年7月26日付


  7月25日は、水星逆行のさなかにも関わらず多くの市場にとって注目に値する日だった。それはおそらく7月8日から始まった水星逆行から8月11日の天王星逆行開始と木星順行開始までの中間日であるとともに、いくつかのジオコズミック・サインが含まれていたことが原因だろう。

水星逆行の典型例は世界中の株式市場に見られた。たとえばナスダック総合やオーストラリアのASXのように、一部の市場は7月25日〜26日史上新高値をつけた。オランダのAEXは2001年6月以来の最高値水準まで舞い上がった。またドイツのDAX、中国の上海総合、そして日本の日経もまた7月25日に向けて見事な反騰を見せた。だが7月の新高値には届いていない。他の市場は先週のほとんどで下げており、インドのニフティやブラジルのボヴェスパ、ロンドンのFTSEなど数週間ぶりの安値をつけた。

似たようなパターンは世界の通貨市場にも見られた。ユーロは7月25日、ECB総裁マリオ・ドラギによるヨーロッパ経済の未来に関する矛盾したメッセージを受けて2年以上ぶりの最安値まで落ち込んだ。スイスフランも同様に下落したが、4月25日と5月6日につけた年初来安値よりははるかに上に留まった。米ドルはFRBが次週に利下げを行うとの観測から下落していたが、ドラギのスピーチの後で突然反転し、今や再び年初来高値に挑戦しつつある。これはどうもトランプとEUがにらみ合い、誰が自分達の通貨を一番安くなるよう導いて自国の地域経済のために世界の市場シェアを勝ち取るかという競争でもしているように見える。それほど遠い過去でもない前回の通貨戦争当時のように、まるでそれが本当に自国の経済を再び活性化させると考えているかのようだ。

この金融市場における特異な水星逆行サイクル(7月7日〜31日)の奇妙さと、そこで起きた異市場間弱気 そして/または 強気ダイバージェンスの様相はそれだけではなかった。

前週、金は6年ぶりの新高値まで爆発的に上昇し、ここ6年で初めて1450ドル以上になった。高値1454.40は、私達が2018年8月26日、最初に発行した金のスペシャル・リポートにおけるターゲット価格だった。当時金は1190以下で取引されており、私達はこう書いた。『…何故ならもし8月16日が30.5ヵ月サイクルの安値であれば、数ヶ月の良好な反騰がすでに始まっていることになる。実際、それは “良好” 以上の素晴らしさになるかもしれない。新たな30.5ヵ月サイクルが持つ上値のポテンシャルは、その天井として1499±54までの見込みがある。』 2018年8月16日の安値と私達の金の買い推奨の後、30.5ヵ月サイクルは31.33ヵ月サイクルに調整された。次のスペシャル・リポートは2019年6月25日に発行、その中で私達はこう述べている。『31.33ヵ月サイクルの内には通常3回の50週サイクルが存在する。このサイクル開始時である2018年8月16日(当時の値1167.10)から見た(最初の50週サイクルの)上値目標は1450±33.50だ。』 うむ、悪くない。私達がスペシャル・リポートを発行する時は、大抵の場合トレンド、価格、タイミングに関して的を外すことがない。前の2回もその例外ではなかった。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “金曜の商務省発表によれば第二四半期の成長は減速したが、関税と世界的減速が米国経済に重くのしかかっているわりにはウォールストリートが予測したほどではなかった。この発表を受けてトランプはこうツイートした。『FRBが我々の首にとんでもなく重たい錨を巻き付けているわりには悪くない結果だ。ほとんどインフレは起きていない。米国はこれから急上昇だ!』”

— Jeff Cox
  “Growth Slows to 2.1% in Second Quarter”
  www.cnbc.com 2019年7月19日付

  トリックスター水星の逆行はいつもの矛盾したシグナルの頻発によって、まさにその期間中(7月8日〜31日)に世界の株式指数と金融、商品先物両方の市場に異市場間ダイバージェンスを創出した。だが水星逆行ばかりが今現在お気に入りの宇宙劇場の演し物というわけではない。同時に演じられているのは『FRBウォッチ』というゲームショーで、そこでは今週金利引き下げを1/4%にするのか1/2%にするかで激しいディベートが繰り広げられている。

また、中国 — 米国間の貿易交渉はミステリー仕立てのネバーエンディング・ストーリーとなって断続的に演じられている。今回ドナルドは本当に素晴らしくスーパーな貿易協定を締結出来るのか? 出来ないのか? 彼は何度もそれが起きると言っているが? いや、だいたい彼はそれを本当に望んでいるのか? 彼はスーパー・ディールを望むと言う。また彼は中国も真にそれを望んでいるとも言う。だがこれまでのところ、互いに何の同意もしていないし、同意に達しそうな兆しさえ見えていない。ならばこれは、単に幻想であり、9月21日に終わる木星・海王星ウェイニングスクエアの乱反射ということになる。木星は貿易を支配する。そしてその本来的な表現は常に何か「グレート」な物事であり、一方海王星は幻想、錯覚、失望や誤った方向性に関連する。もしかすると人々は再び自らリスクを負いながら希望を追っているのかもしれない。

それでも、木星(貿易)を含む調和的なジオコズミック・サインのいくつかが8月7日〜11日にやって来る。両者が再び手を結ぶ寸前まで来るのか、あるいはもし宇宙におわす神が人類に微笑みかけるなら、ひょっとして実際に彼らが取引協定に漕ぎ着け、この遅々としながら徐々に進んできた世界的な悲喜劇の終演に至るのかもしれない。これはまさに悲喜劇(木星/海王星)だ。何故ならそれは、貿易赤字は悪だという主張に基づいている。だが事実上、このケースにおける貿易赤字は通常、米国が豊かでその国民が相手側より多く物を購入出来るということを意味している。貿易赤字のバランスを取るために関税を使うというのは、全員に税金を払わせることだ。それ以上の何物でもない。それは誰の成長にも繋がらず、誰も得をしない。したがって、不景気の種が植え込まれていると見るのはそう的外れではない。とりわけいったん木星・海王星が創り上げたファンタジーが終わってしまうことを考慮すれば、人々は煙幕を通し魔法の鏡を貫いて、厳しい様相 — 山羊座ステリウムが支配する「現実」を見ることになるだろう。

  この「シフト」は2019年12月2日の宇宙から始まっていく。それは木星が射手座を離れ、現実に醒めた星座宮、山羊座入りする時だ。そこで木星は土星と冥王星に邂逅することになる。これはなにも12月2日に市場がトップアウト、反転して下落するという意味ではない。株式市場は木星が射手座を運行中にトップアウトする頻度が高い。特に射手座の中間度数に在泊する時が多く、まさに2019年8月11日前後の2ヵ月間がその時期にあたる。火に油を注ぐことになるのは、9月2日に起きる火性の強い太陽・火星コンジャンクションだろう。このジオコズミック・サインはまた多くの株式指数における8%かそれ以上のリバーサルとの高い相関性を持っている。その発効オーブ範囲は互いに8°以内だ(8月と9月のほとんどがその期間にあたる)。

  金融市場に関連する宇宙の指標に沿って見るなら、私達は再び非常にワイルドなジオコズミック活動期に入っていくことになる。これは希望と期待VS失望と厳しい現実の間で非常に素早く変化する地合と、それによってトレンドが突如として反転する時だ。取引もなければ合意もなく、深い関与や責任への献身もない。ついに協定書へのサインが行われるまでは。だがそれは、両サイドが互いを信頼出来ないうちは起こり得ない。もし彼らが真に互いを信じることが出来るなら、これからの2週間は合意達成への例外的な好機となる。

  まぁ実際、私が8月9日(8月7日〜11日)を自分自身の結婚式の日取りとして選んだのもそれが理由だ。このような機会が宇宙から与えられるなど、そうあるものではない。大きなチャンスを逃すことは、取引で重大な損失を経験するのと同じくらい大きな心理的ダメージとなる可能性がある。一度のロスはまた他のダメージを呼びやすい。しかし、どんな瞬間にもその時特有の「質」があり、その瞬間に生まれた事象はどれもその瞬間の特質を帯びる。これを理解することが、アストロロジーを強力なプランニング・ツールとして使うことの基盤だ。周到な計画を成功させるための巧みな技、それはおそらく人類最古の智恵であるアストロロジー研究において最も価値ある特性と言えるだろう。







訳文ここまで
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July 21, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント7/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月22日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
★文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

  “金曜、イランの革命防衛隊はホルムズ海峡で英国のタンカーを拿捕したと発表した... これは今月初めにイランのタンカーがEUの制裁に違反しシリアへの原油輸出を図ったとして英国海兵隊により拿捕されたことに対する報復と見られる。イランは当該船舶の解放を要求していたが、金曜早朝に英領ジブラルタルの裁判所はその拘束期限の延長を決定していた。この動きは米国海軍の強襲揚陸艦USSボクサーがイランに属する無人機を撃墜したとドナルド・トランプ大統領が発表した翌日に起きた。イランはこれに対し無人機はイランとは無関係であり、米国は自国の無人機を墜としたのではないかと応酬した。原油価格は上昇し、WTIは引け寸前に1バレルあたり55.98ドルとおよそ1%騰がった。”

— Patti Domm
  “Iran Says It Captured a British Oil Tanker; Oil Prices Jump”
  www.cnbc.com 2019年7月19日付

  “ドナルド・トランプ大統領は金曜「中央銀行はその“クレイジー”な引き締め戦略を終わらせるべきだ」と食ってかかり、一触即発の論争を呼び起こした。大統領はいくつかのツイートを費やし、ニューヨーク連銀のジョン・ウィリアムズ総裁が行ったスピーチをきっかけに持ち上がったあまり例を見ない議論について語った。当初、市場参加者はウィリアムズの所見を中央銀行が積極的な金利引き下げ、おそらくは0.5%程度の下げに動く準備段階の示唆だと受けとめていた。しかしFRBの広報担当者がすぐにその言葉を “後ずさり”させたことで、金利政策の行方とその見通しに混乱を来すことになった。”

— Jeff Cox
  “Trump Wades Into Debate Over Controversial Fed Speech Thursday”
  www.cnbc.com 2019年7月19日付


  現在は水星逆行サイクル(7月7日〜31日)の半ばであり、また金星による土星・冥王星へのオポジション(7月17日〜21日)の中間部でもある。ニューヨーク連銀総裁ジョン・ウィリアムズがそのコメントを “後ずさり”させると、市場は即座に反応した。金と銀はウィリアムズの最初の論調が報じられた後、金が6年ぶりの新高値1450ドル以上に達し、英国の原油タンカーがイランによって拿捕され、イランの無人機が米国によって撃墜された(イランは否定)というニュースを受けて躁状態に入っていた。だがその後、ウィリアムズが積極的な利下げを支持したと受け取られた内容をニューヨーク連銀が “後ずさり” させたことが伝えられると金はあっという間に30ドル下落した。この手のとんぼ返り、否定、後ずさりなどは典型的な「トリックスター」のふるまいであり、これは水星が逆行する時に私達が頻繁に使う表現だ。

  水星はニュースやコミュニケーションを支配し、逆行時にはゴタゴタした混乱状態や矛盾した状況が通常だ。市場においては強気から弱気など1日〜4日の間に変化するセンチメントと相関する。木星(誇張)もいまだ9月いっぱいまで海王星とのウェイニングスクエア(混乱、錯覚、幻滅)を形成中であることから、今回のコズミック・コンビネーションは投資家にも誰にとってもとりわけ厄介だ。

とはいえ、水星逆行下の世界の株式指数はこれまでのところまぁまぁよく騰がり続けてきた。実際、先週はいくつかの指数が史上新高値をつけている。その一部、たとえば米国市場は先週の早いうちに高値をつけた。それ以外、たとえばブラジルやオランダは週の終わりに年初来高値や史上新高値をつけている。だがその他は逆を行った。一部は週の初めに修正安となった。たとえばスイス、中国、香港がそれだ。そして他は米国、ヨーロッパ、日本、そしてオーストラリアのように週後半にメジャーサイクルの安値をつけた。しかしこれらの安値は強気市場の終わりを示すほど目立つものではなかった(まだ今は)が、例外はおそらくインドかもしれない。

  他の市場で大きな動きが出たのは貴金属で、金は数年ぶりの新高値へと昇り続けた。銀もまた上昇への動きに加わり、7月16日火曜に上方ブレークアウトを果たした。そして金曜には16.60ドル以上で取引されたが、これは2018年6月以来見られることのなかった水準だ。原油は米国、ヨーロッパ、日本の株式市場と同じパターンを踏襲した。つまり、週の初めは強かったがその後週末の水星逆行中日に向かって後退した。ビットコインもまた興味深い動きで、7月17日に9000ドルまで再び落ち込んだ。これはちょうど3週間前につけた年初来高値13,900ドル領域からは4000ドル以上の下落だ。だが7月19日金曜には再度戻して10,800ドルを試している。

ふり返ってみれば、先週は7月16日に強力な月蝕が起き、7月17日~21日には蟹座の金星が山羊座の土星・冥王星コンジャンクションにオポジションを形成、しかも7月19日は週末の水星逆行中日を控えた取引最終日と、とりわけ商品市場にとってはかなりワイルドな週だった。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “企業はFRBとその金利こそが米国の経済成長を遅らせる要因だとする大統領を非難している。金曜、CNBCのジム・クレイマーはこう語った。「大統領閣下、私が取材した企業のほとんどが米国経済成長の遅れは関税のせいだと言っていますが。」”

— Jessica Bursztynsky
  “Cramer to Trump: More U.S. Companies Blame Tariffs Than
   the Fed for the Slowing U.S. Economy”
  www.cnbc.com 2019年7月19日付

  今週は太陽が自ら支配する星座宮、獅子座に入居して始まる。北半球では夏の盛りとなり、行楽や楽しみ、歓び、パーティー、そして祝い事を象徴する時期だ。また結婚するにも良いシーズンで、太陽と金星が寄り添い、射手座の中央部で方向転換(逆行から順行へ)を果たす木星に調和的なトライン(120°)を形成する8月9日、当然ながら私自身もそうするつもりだ。

この時期は結婚に良いばかりではない。貿易協定を締結するにも良い時だ。そしてその希望を乗せて、世界の多くの株式市場で史上新高値が示現するかもしれない。この時間帯はおよそ1ヶ月〜2ヵ月間発効する。何故私がこれまで何度かにわたり、7月〜10月、とりわけ8月〜9月の間に米国株式市場が史上新高値または二番天井をつけるだろうと言ってきたか、その理由がこれだ。また、もし米国と中国がこの時期に貿易協定に関して合意出来なかった場合は長期にわたってその機会は失われ、株式市場はネガティブな反応を示すだろうという見解も述べ続けてきたし、今後もその見通しは変わらない。

それはFRBの政策 — または無策が原因ではない。それは中国との折り合いをつけることが出来ない米国のリーダーシップの無能さに起因している。だからこの期間には結婚生活の成功だけでなく(これは私の宇宙での話だが)、米国と中国間の貿易協定が成功裡に締結され、結果として堅牢な世界経済が継続していくことへの期待と希望があるのだ。

私自身は貿易協定が締結されることに起因する楽観的な世界経済の見通しを期待しようとは思わない。それにはいくつか理由があり、多くはジオコズミックな要因に関連している。

基本的に言って、今はすでに記録的景気拡大の最長ピリオドに入っている。2009年6月以来、この7月で121ヵ月目だ。前回の記録は1991年3月〜2001年3月で120ヵ月だ。したがってピークは過ぎている。次に、トランシットの木星と米国株式市場における長期サイクルの天井との歴史的相関性は、木星が射手座を運行する時に非常に高くなる。それは2018年11月8日〜2019年12月2日までだ。通常はこのトランシットが終了するまでにサイクル高値が示現する。前回この12年トランシットが発効したのは2007年だった。ダウ平均が14,198の史上新高値をつけて長期サイクルがトップアウトした2007年10月11日当時も木星は射手座中盤を運行していた。高値をつけた後、株は通常急落して1年〜3年後に木星が山羊座、水瓶座、または魚座を運行中に長期サイクルの底値をつける。

貿易協定は鍵(射手座の木星)になる。だが、世界の中央銀行がインフレは抑制されているという論議の下に再び金融緩和策に走り始め、最安通貨(最低価格)への国家間競争を再開して行われる調整は鍵とはならない。しっかりとした通商環境の欠如はすでに中国に強い影響を及ぼしており、ほとんど30年ぶりの経済成長の鈍化が起きている。そして今や米国において景気拡大は最長期間をマークしているとはいえ、内容はそれほど頑強だったわけでもない。この景気拡大期における年間GDP成長率は、記録的な低金利にも関わらず歴史に残るどの景気拡大期と比べても最低の部類に入るたったの2.3%だ。

では、金利がもっと下がった上に、それにともなうはずの大規模な景気拡大が先行き不確実な通商環境の下で生み出される世界的不安感の影響で減衰したらどうなるだろうか? 木星が射手座から山羊座へと移り、そこで土星と冥王星に加わったら? それはまるで、余りある世界(射手座)から欠乏の世界(山羊座)へと移行するかのようだ。


  2020年のカプリコーン・ステリウムは、もし山羊座のコンセプトである『マネジメント』が財政に効果的に適用されるなら実際に良い結果をもたらす可能性がある。木星が射手座を運行する時に強調されるのは成長であり、市場占有率の拡大が生み出す歳入の増加だ。そのためマーケットシェアを増大させるための刺激策として、より低い金利(そしてより安い通貨)へ移行する動きが出る。だが山羊座においては経済を管理可能にすることを旨として、歳入の増加具合と歳出の堅実なマネジメントとの間にバランス取りが必要となる。もし世界各国の財政が健全に “管理” されるなら、全ては上手くいくだろう。だがもし各国財務省が歳出を管理することなく歳入増加への取り組みのみで赤字を免れると信じるなら大きな問題が生じるだろう。その問題の名を人々は「負債」と呼ぶ。







訳文ここまで
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July 07, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント7/8【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月8日(フリー版より)

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自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中や訳文下の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も訳文は ≪ 先週をふり返って≫ を割愛し、≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ のみとさせていただきます。m(_”_)m

【メリマンさんよりの告知】

  来週は旅に出るためコラムは休載とさせていただく。
  再来週には復帰する予定だ。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  世界が金本位制を離れて以来、しぶとく生き残った金本位制主義者の一団は米国に本源に戻れと要求してきた。そしてその一人であるジュディー・シェルトンをトランプ大統領はFRB理事に指名するつもりだと語った… 全ての国が金を基盤としていた時代には為替相場は安定しており予測可能だった。金本位主義者はこう主張する。それがないために各国政府は雇用創出や賃金戦争を押し進めるための通貨を乱発出来るのだと。

— Greg Ip
 “Fed Pick is Goldbug Who Bends to Fit Trump”
 Wall Street Journal 2019年7月5日付

  先週は取り立てて見るべき惑星アスペクトはなかったものの、それはひとえに現行トレンドのリバーサルが起きる可能性が低かったことを意味するのみだ。株式市場が史上新高値へと昇り、金市場が乱れた動き(まず下がり、そして騰がってまた下がる)を示すのは、射手座を運行するヘリオセントリックの水星によるところが大きい。一部のファイナンシャル・アストロロジャーは先週7月2日の日蝕と市場の強い動きとを関連付けるかもしれない。しかしながらそれは、先週見られたような市場の動きとの歴史的相関性において7月1日〜12日のヘリオセントリックの水星による射手座イングレスほど強力ではない。この “犯人”と私達はあともう1週間つき合うことになる。

  水星は現在、いつも以上に物事の元凶となっているかもしれない。しばしば「トリックスター」と呼ばれる水星だが、これが7月7日(日本時間8日早々)から3週間にわたる逆行運動を開始する。本来水星は非常にクレバーで移り気だ。だが逆行中はまるでロードランナー(米国のアニメで有名な鳥のミチバシリ)のような性格を表す。まずある方向に猛烈にダッシュしたかと思うと突然方向を変え、反対方向に突進する。水星逆行中はどんな支持帯も抵抗帯も堅固ではないし、テクニカル指標もアテにはならない。おそらくこれは逆行の水星が「フェイクアウト」と関連するせいかもしれない。

つまり、まずは抵抗帯を突き破って「底をつけたからには騰げ相場になるだろう」との印象を与えるかもしれない。だが買いシグナルが出たすぐその後で市場は踵を返して支持帯を突き破る。だがそれはあまりにも素早く「フェイクアウト」となって終わり、価格は前触れもなく反転して再び上向きとなる。この手の相場つきは通常、政治的な発表や経済報告から生み出される矛盾したシグナルへの反応だ。今月の大部分において、相反する示唆を含んだニュースが伝えられるだろう。あなたにはトレーダーとしての選択肢がある。すこぶる機敏に動いて短期トレードに徹するか、もしくはノイズが鎮まるまで手を引いて傍観するかだ。

  これに関してもう少し言及するなら、今後2週間は多くのノイズでやかましくなるだろう。太陽と金星のどちらもが蟹座を運行し、ともに7月9日〜21日まで土星と冥王星にオポジションを形成する。すでにこれだけで対立や矛盾を示すには十分だが、運行するのが12星座宮の中で最も葛藤や確執をはらむサイン、蟹座なのだ(もっともこれは観察結果から導き出されたもので、事実として証明された物事ではない。つまりネイタルで蟹座に強力な惑星を持つ個人は、利害が衝突するドラマの渦中に嵌まりやすく、しかも本人は何故そうなったかさえもわからないというケースがしばしば見られるのだ)。

したがって、この水星逆行サイクルはいつもよりもっと強烈で過敏で、ほとんどのケースに比べてもややこしくなる嫌いがある(しかもほとんどの物事が、すでに多くの矛盾したメッセージのせいでややこしくなっている)。この時期にトランプ大統領を観察するのは興味深いことだろう。彼の太陽は双子座で、支配星は水星だ。今月の彼が(そして全ての双子座の人々が)メッセージを発し、その後些細な不快感や腹立ちで横道に逸れ、それが山ほどの誤解を生んで活火山の様相を呈するという、水星逆行が持つ典型的傾向にどう対応するか見てみよう。また、トランプ氏を中傷する人々が彼をひどく苛立たせようとする(そしておそらく成功する)様子を観察するというのも興味深いだろう*

* 先日、W.D.ギャン直系のファイナンシャル・アストロロジャーでメリマンさんも『フォーキャスト』シリーズでその名に言及していたオルガ・モラーレス女史が、ダウ平均の『トランプ・ツイート・インデックス』という面白い指標を披露していた。これはトランプ大統領が驚きの発言やお騒がせなツイートをしたタイミング(エネルギーのピーク)と、比較的大人しい、または予測可能なツイートをしていたタイミング(標準的?エネルギー)を繋ぐラインチャートとダウの日足を組み合わせたもので、まさにSNS時代、というかTwitterを縦横無尽に駆使して内外に影響を与えることを厭わないトランプ大統領ならではの指標。

そのツイート内容と相場の動きはかなり見事な一致を見せている。モラーレス氏によれば、次の山場は7月半ばだとか。ツイートをどう判定するかの詳細はわからないので推測するしかないけれど、おそらくラインチャートはトランプ氏のアストロロジカルなバイオリズム&メンタルリズムを測っているのだろうと思う。

だとすれば7月半ばというのは7月17日(日本時間)の満月の前後数日間を指すのかもしれない。次回の満月・月蝕の近辺では、トランプ氏のネイタルチャート上の土星に太陽がコンジャンクト、これに月(と冥王星)がオポジションを形成、ネイタルのフォルスにコンジャンクトする。またネイタルの冥王星にトランシットの火星が乗る。他にもこのところトランシットの海王星がネイタルの天王星にスクエア(世代的)、トランシットのカイロンがネイタルのエリスにコンジャンクトするなど、下地となる多くの刺激が示唆されている。

  市場に関して言えば、7月9日〜21日の例のように、同時期に金星と冥王星の両方が他の惑星とアスペクトを形成したり互いにアスペクトしあったりする場合は、債務と税金問題に関する報道価値が上がる。つまりそれらの問題が、たとえば国債や米ドルのような通貨など債務に関連する市場に影響を与えるということだ。またこんなルールもある。「金星と土星のハードアスペクト形成に向かって下落してきた市場はどれも反騰開始の候補となり得る」。だから私達は素晴らしいトレードの機会としてこの時間帯を非常に注意深く観察するつもりだ。とは言え、何もしないかもしれない。結局のところ、水星は逆行中だ。前にも言及したように、通常はポジション・トレーディングに良い時期ではない。トリックスターたる水星が逆行に転じるにあたり、これに関連してすでに今でさえアストロロジー上でも矛盾したシグナルが出始めているのがわかるはずだ。

  今月はどんな決定をするにも確認の上に再確認を重ねることをお勧めする。あなたの手許にある「事実」が本当に正しいのか、十分な情報を基にした上で決断を下せるのかを確実にしておく必要がある。そしてこれも大事なのだが、万一気が変わった時に使える「避難経路」をもしっかりと用意しておくことだ。






訳文ここまで
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June 30, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント7/1【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年7月1日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中や訳文下の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も全訳は後半のみの抄訳とさせていただきます。m(_"_)m

※メリマンさんより
今週7月4日木曜は米国独立記念日の祝日となるため市場は休場となる。
また5日は午後1時で引けることに留意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

このパートの引用文は割愛させていただきます。

【以下、要点のみ】

木星・海王星ウェイニングスクエアの2度目の形成を含む6月9日〜24日のパワフルな時間帯が終わった。海王星逆行が21日、金星・木星・海王星のミュータブルTスクエアが23日〜24日。それまでに世界の主要な株式市場はほとんどが6月3日〜4日から始まった強力な反騰の最初の節目を迎え、その後休止した。

市場チャートの専門用語で言えば先週はほとんどの株式指数にとって「インサイド・ウィーク」だった。つまり週を通して前週の高値より安く安値よりは高く取引される状態だ。これはつまり投資家が何かを待っている状態だ。何か大きな物事、それは日本の大阪で開かれるG20で予定される中国の習近平主席と米国のドナルド・トランプ大統領の会談だ。

牡牛座では月がイグザルトであることから、この首脳会談で何か実りある結果が期待出来るかもしれない。だが牡牛は頑固な動物だ。もしどちらかが相手の譲歩を期待したり、無理で不公平だと相手が感じるような要求を突き付ければフラストレーションが生じ、進展はない。それが起きれば今週の幕開けは急落となるので、これは二大国の指導者に世界経済と株式市場を発展させるための機会を与えた形だ。

(この後は株式市場よりも顕著な動きのあった商品市場への言及。そして最後に『フォーキャスト2019』で予測されていたビットコインの動きについて、このセクターを支配する牡牛座に入った天王星と、それがもたらす騰勢についての言及。第3のポイントとして牡牛座を天王星が運行する間に反騰が終われば、次にイングレスする前に再び77%〜93%の下落が予測されること。2025年に天王星が牡牛座を離れるまでは人々が通貨に安定性を求めるため、今後しばらく主要な地位を掴むには困難が待つだろうと。)



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “ハサン・ロウハニ大統領は(イランの指導者達を)標的とした米国の新たな制裁措置を「言語道断で愚かだ」と非難し、その動きが外交の扉を閉ざし、世界の安定を脅かしていると語った。それを受けてトランプ氏はイランが米国に属する物を攻撃した際は圧倒的な軍事力で応えると脅した。”

— Rebecca Ballhaus and Sune Engel Rasmussen
  “U.S., Iran Trade Barbs as Tensions Escalate”
  Wall Street Journal 2019年6月26日付

  “6月9日〜24日:.....敵対的で自慢げな態度を取ったり狂信的にふるまう宗教指導者達も、メディアからの総叩きに遭うかもしれない。これは米国とイランとの対立が新しい段階に入る可能性を含んでいる。それが昂じれば結果的に軍事攻撃に繋がる怖れがある。”

— 『フォーキャスト2019』
  https//www.mmacycles.com

  “月曜にイランは国際水域を飛行していた米国ドローンを撃ち落とした。我々がイランの3箇所への報復攻撃の準備を整えた際、私が死者は何名出るかと尋ねると将軍は150名と答えた。攻撃開始の10分前、私はこれを止めた。”

— ドナルド・J・トランプ
  @realDonaldTrumpのツイート 2019年6月21日

  今週はメジャーなジオコズミック・アスペクトは生じない。しかしながら、3つの惑星が星座宮を移り(イングレス)、そして日蝕が起きる。私の見解では、そのうち最も重要なのが7月1日〜12日のヘリオセントリックの水星による射手座イングレスだ。これは私が注意深く監視する唯一のヘリオセントリックのトランシットだが、その理由はこれが金融市場、とりわけ貴金属と通貨市場における強力な価格変動と相関することを私自身が長年にわたって目撃し、実際の定量分析を通してリポートしてきたからだ。金は6年ぶりの高値にブレークアウトした。そこでMMAのスペシャル・リポート及び金の長期サイクルに関してアップデートを行った先週のMMAサイクル・リポート発行に繋がったわけだが、今週は特に重要な局面となるかもしれない。

また、射手座を運行するヘリオセントリックの水星と直近の木星・海王星スクエアを結びつけて考えるなら「誇張された話」や「守られるとは限らない約束」と相関する可能性がある。自分が掴んだと思っている事実が正しいものであり、後に恥辱や不信へと導く見え透いた誇張ではないと確認しておくことが、誰にとっても賢明なやり方というものだ。

  火星の獅子座入り(7月1日〜8月18日)は、それに比べればもっと楽しげな雰囲気を醸し出すだろう。火星も獅子座も火性であり、大胆さを持ち自信に溢れる傾向がある。たとえばトランプ氏だが、彼はこのコンビネーションの下に生まれている。アストロロジー関連の執筆者であるマイケル・オライリーの研究によれば、ネイタルチャートに見られるこの惑星/星座宮のコンビネーションは米国の歴代大統領に最も共通する特徴とされている。トランプ氏が大胆で自信家であることを疑う者は誰もいないだろう。

それから2日後に金星が愛国的な星座宮、蟹座に入居する。この2つの日付け(7月1日と3日)に挟まれて起きるのが、またも愛国的な蟹座で起きる日蝕だ。蟹座は自分の家庭、家族、そして帰属する国への愛情を持っている。もしかしたら、今週はトランプ氏の指揮下で大規模な祝賀行事が催されるのかもしれない。何故なら7月4日は米国の独立記念の祝日だからだ。宇宙によって示唆されるこのような愛国精神、誇張、大胆さ、そして壮大なパーティー/祝い事への欲動を考慮するなら、これは人々とつき合うにはとても良い時期かもしれない。だが議論や口論、喧嘩には出来る限り近寄らないよう努めることだ。

このような自信と攻撃/主張というテーマは、ゆうに8月に至ってまで続くかもしれない。いや9月に入っても終わらない可能性がある。私達は火星が太陽との2年ぶりのコンジャンクションを9月2日、米国の次の祝日(レイバーデー)に控えていることに注目している。太陽・火星のコンジャンクションは8°のオーブをもって米国株式市場における8%かそれ以上のリバーサルを示唆する最強のジオコズミック・サインの1つだ。その時間帯は8月から始まる。

  この夏は退屈する人間など一人もいないだろう。この上なく楽しくなりそうだ。いつも以上に、下手な成りすましや役者気取りの面々による威力の誇示がはびこるだろう。エンターテインメントとしてそれを楽しめばいい。だがサーカスの罠に囚われてはならない。しかし、もしあなたが右へ左へと極端に揺れ動く空中ブランコの間をヒラリと飛び移ったり、ライオンの背に乗り続けられるほどの技量を持つなら話は別だ。もしそうでないなら、遅れをとらないように素早く学ばねばなるまい。つまり冒険に出るか、もしくは自分の心が落ち着く場所に帰ることだ。あなたにはこの夏、選択肢がある。その多くはきっと良い選択肢だろう。






訳文ここまで
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June 23, 2019

6月24日付メリマン・コラム要約メモ

📈📎今週のメリマンコラムはお休みしますが、G20を控えて混沌とした微妙な感じ?もあったのでメモ的な要約を置いておきます。
...もしかしたら来週もこんな形になるかもしれません。m(_"_)m

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≪ 先週をふり返って ≫ と ≪ 短期ジオコズミクス ≫よりのメモ


(不安定な関税政策に関連する批判記事 by W.S.ジャーナル を引用して)今からレイバーデー(9月の第一月曜日) の間にトランプ大統領にとって再び交渉を上手く成立させる機会が訪れる。これは以前彼が得たにもかかわらず、相手を脅して屈服させるやり方のせいでものに出来なかったチャンスだ。

トランプ・習会談が予定されるG20を目前に控え、今回ペンス副大統領の声明発表を取りやめたことは、彼がその事実に気付いたかもしれないとも見える。そのスピーチは再度中国を非難する内容だったが、これを重要な会合の前に公にすれば、またも彼が交渉者として役立たずであることを証明しただろう。

トランプ氏がこれを理解したということなら、長く待たれた合意へのサインとなる可能性がある。彼が成功裡に合意を遂げられるかどうか見てみようではないか。今回もし成功すれば「勝利の淵から一転、窮地に追い込まれる」という彼のパターンを繰り返さずに済む。そうなれば株価はより騰勢を強めるだろう。

射手座の木星(2018年11月8日〜2019年12月2日)は世界の株式市場における長期サイクルの天井との歴史的相関性を保持する。私は『フォーキャスト2019』のウェビナーにおいて、2019年8月の前後2ヶ月の間にこれが示現するのが理想だと指摘したが、現在その時間帯に入ってきた。

先週はS&P、ダウ平均、ナスダックに異市場間弱気ダイバージェンスの可能性が見られた。木星・海王星ウェイニングスクエアを中心として種々のアスペクトが形成される時間帯(6/9〜24)にこれが示現するのは注目に値する。つまりアスペクトが象徴する「非合理な活況」を強調するものだからだ。

先週見られた市場動向は大衆の希望と願望の現れであり、リアルではない。前回と同様に習近平とトランプの合意成立はまだ実現していない。9月〜10月を過ぎれば「希望と願望」の期限が切れる。もう時間はあまり残されていない。カプリコーン・ステリウムが起きる2019年12月以降、交渉成立は困難だ。

希望と願望がもたらす「非合理な活況」は先週の金利についてのFRB発表によっても示現した。これは米ドル、金、Tノート、ビットコインを押し上げた。だがそれら全ては木星・海王星スクエアに関連するバブルであり、この微妙なアスペクトが一旦乖離し始めれば非常にはじけやすくなる。

木星・海王星スクエアの影響は今週も重くのしかかる。海王星は6月21日に逆行に転じたばかりだ。そして6月23日〜24日には金星が両惑星にTスクエアを形成する。これは人々の想いにファンタジー、希望と願望、それにロマンティックまたはスピリチュアルな志向性が目立つことを保証するものだ。

次のコズミック・シフトはこの後7月初めの週、日蝕が起きる7月2日(日本時間3日未明)、そしてその後の水星逆行(日本時間7月8日〜8月1日)で始まる。7月のほとんどにわたり混乱を誘うようなメッセージが巷を跋扈する。進展&袋小路といった矛盾した内容の発表がありそうだ。


7月1日〜12日、ヘリオセントリックの水星が射手座入りして市場のボラティリティの高まりに焦点があたる。とりわけ貴金属と通貨が顕著だろう。



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以上です。
(なお木星・海王星スクエア最後の形成は日本時間9/22日曜午前1時ごろ)📝


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June 16, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント6/17【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年6月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【メリマンさんよりの告知】

  週末に北京においてMMAマーケットタイミング・コースの講義を行うため、今週のコラムは通常(金曜夜)より1日早い6月13日木曜に執筆している。したがって14日金曜の取引活動については考慮していないことをお断りしておく。

今週は≪ 先週をふり返って ≫ のパートを省略し、≪ 短期ジオコズミクス ≫のみの抄訳とさせていただきます。
また来週はお休みさせていただく予定です。🙇‍♀️

なお、≪ 先週をふり返って ≫の内容としては、ECBのマリオ・ドラギ総裁、IMFのクリスティーヌ・ラガルド専務理事による貿易戦争がもたらす影響への警告、そしてモルガンスタンレーが発表した2008年12月以来の最低値を示す業況指数の悪化を伝える引用部に続き、各市場の動きとこれまで論じられてきたジオコズミック・サインとの関連性、今後2週間はそのオーブ圏内であることが記されています。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  前項で述べたように、2019年に展開する木星・海王星ウェイニングスクエアのピーク期に入っている。これはほぼ間違いなく今年最も支配的なジオコズミック・サインであり、とりわけジオコズミックの研究者にとっては最も重要なアスペクトだ。何故なら、2惑星の両方が自ら支配する星座宮、射手座と海王星に在泊している。これは166年〜167年に一度しか起きない。木星とそれが支配する射手座はともに楽観と希望に満ちた感情に関連する。どちらもグラスに酒が半分入っているのを見て「これから一杯に満たされる途上だろう」と楽観的に受けとめる。しかしながら両方ともに、事実を基にした証拠を軽視するに至るほどの誇張癖が見られる。おそらくこれは、最善の結果が待つのだと信じたがっているからだろう。それは「ポジティブ・シンキング」と呼ばれる。だがそれは拙い、もしくは誤った判断に導く可能性があり、過剰な高望みの中で期待された利益よりも損失に繋がる怖れがある。

魚座の海王星にウェイニングスクエアが形成される時、その特質はより大きな問題を含むようになる。魚座の海王星自体にも「事実」を軽視したり、でっち上げやねじ曲げの傾向があるからだ。これもまた楽観性(と非現実的なまでの壮大さ)を望ましく思う感性から来ている。そして私が思うにウェイニングスクエアは取り組むのが最も骨の折れるアスペクトであり、ポジティブな結果を得るために全ての要素を成功裡に統合していくのは困難だ。そんなわけで証拠、説明責任、識別力や洞察力などは無用の長物となり、大衆のムードはたやすく「非合理な活況」へと向けられていく。人々はポジティブだ。何故ならその物事は「いい感じ」がするからだ。だからそれは良い物であり、これからもっと良くなるだろう。ここでしばしば忘れ去られるのは、異なる筋書き — 非合理な活況(いい感じ)の背景に存在する信条や願望によっては支えられない「現実」の存在だ。目の前の現実がそれまで信じられていたものとは異なることが明白になり、その事実に打たれる時、非合理な活況は即座にヒステリーとパニックへと化していく。

  「現実」と「願望/希望」とのこうした葛藤を、私達はこれからの2週間、木星・海王星ウェイニングスクエアが6月16日にピークに達し、続く影響力のオーブが約2週間発効し続けるにしたがって体験していくかもしれない。先週、6月9日と10日に太陽は木星と海王星に対しTスクエアを形成した。世界の株式市場は米国と... 他の様々な国々、特にメキシコとの貿易障壁が突破され、次に米国と中国の首脳会談が行われることを期待して上昇した。射手座の木星は世界貿易に関連し、スクエアというアスペクトは袋小路または妨害と関連している。木星と海王星がスクエアで絡む時は多くの場合、不信感、誤魔化し、そして/またはどちらか一方によって歪曲された伝達内容の結果として妨害が起きる。

  さて、次に私達は6月14日〜19日に火星が土星と冥王星にオポジションを形成してこの構図に参入してくるのを見ることになる。一方では木星と海王星が物事を誇張しつつ、もしかすると「フェア」で「善良」であろうとするかもしれない。土星と冥王星にハードアスペクトを形成する火星には、キツイ球を投げて敵方を従順にさせたり服従させるためのプレッシャーをかけようとする傾向がある。これは好戦的なアスペクトだ。強力なフォースが不動の物事に真っ正面から立ち向かう、獰猛な力の闘争だ。一方が力の限り押せば、もう一方はめり込まんばかりに踏ん張る。合意や成功裡に終わることは稀で、その代わりに木星・海王星スクエアを通じてポジティブな何かを "信じた" 者達が抱く希望と願望(いや虚偽の公言と言うべきか)を打ち砕くようなことが起きる可能性がある。したがって世界の市場は突然の衝撃に見舞われやすい。

  今週、6月21日に順行することから海王星は再びその力が全開になる。続いて6月23日〜24日、金星が木星・海王星スクエアにTスクエアを形成する。世界の指導者達は彼らの要求が通らず、希望や願望が打ち砕かれた時、どんな反応を示すだろう? このようなアスペクトの下では非難、告発、そして一方的な責任の押し付けに続いて相手方のアンフェアな行為への苦情といった様相になりがちだ。私達の歴史研究は、この時期の株式市場がしばしば非常に大規模な価格の上下動を見せることを示唆している。とりわけ今週から6月24日までの間だ。

  興味深いことに、この期間中である6月14日はドナルド・トランプ大統領の誕生日だ。アストロロジー研究においてこれは「ソーラーリターン」として知られており、公転軌道を巡る地球が本人の出生当時と同じ位置に来る時を意味する。その帰還の瞬間を捉えたものがソーラーリターン・チャートであり、これは次の1年間に潜在するテーマの概要を示すものだ。したがってドナルド・トランプの場合、木星・海王星スクエアとともに火星が土星と冥王星にオポジションを形成するという、非常に強力な図となる。この図は多くの合意や物事の達成を示唆するものではなく、むしろ増大する障害や捜査の対象となることを指し示している。

彼は他の人々がやりたがらない事を強制しようとするかもしれない(何故なら彼は、正しかろうと間違っていようと自分の観点を "信じて" いるからだ)。だが、あまり上手くいかないだろう。それと同時に彼は自分がしたくもない事を強制されていると感じ、そのような要求に対して強く反応しそうだ。彼の抵抗は向かってくるフォースと同じくらい強力かもしれない。彼を権力の座(冥王星)から排除しようとする動きの勢いは増大しそうだ。この1年は彼にとって「好戦的」な年だ。こうしたジオコズミック・サインの影響下において、彼の「落ち着いて自己制御の利いた状態でいる能力」に対し真の審判が下されることになる。もしもソーラーリターンの時にこのようなタイプのアスペクトを経験する人へのアドバイスがあるとすれば、それはこのひと言に尽きる。『可能な限り対立や敵対を避け、ストレスフルな状況を軽減すること』だ。しかし当然ながら、もしあなたがアメリカ合衆国の大統領ならそれは不可能だ。

  他の人々に向けては、今週はこんなアドバイスが有用だろう。『落ち着いて地に足をつけ、カッとしたりせず、不必要で勝てもしない闘争や論争を始めたり、参加したりすることから遠く離れていることだ』。あなたが相手方の要求に屈しないのと同じように、相手方もあなたの意志には沿わないだろう。この時期を有意義に使うには、自分のプランを注意深く練りあげることに心血を注ぎ、それらを大袈裟に物語ったり行動に移したりしないことだ。自分の信条の範囲内では、あなたは正しいかもしれない。だがおそらく勝利には必須となる他者からの支持はアテに出来ない可能性がある。攻撃に移るならその前に時間をかけ、戦略をよく練らなければならない。もっと良いのは攻撃しないことだ。

忍耐強くあることだ。そして離れた場所から大局を客観的かつ現実的に見据えることだ。自分の目的を崩壊させることなく、現実に利益を得ていくためにいったい何が出来るだろう? 

それをせずに、もし衝動のおもむくままに過剰反応すれば、あなたは諺で言うところの『茶碗の中の嵐で大騒ぎを演じる』ことになるかもしれない。 







訳文ここまで
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