金融/マンデーン・アストロロジー

May 20, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント5/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年5月21日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週5月28日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “ブリークリー・アドバイザリーグループの最高投資責任者ピーター・ブーカバーによれば「市場はFRBが今年さらなる金利引き上げを行うだろうことを既に知っている(https://www.cnbc.com/id/105137294)。「ただ市場参加者はまだそれがどれほど打撃となるかについてはピンときていない」 ブーカバーはこうも言う。「過去13回にわたる金利引き上げのサイクルにおいて、うち10回は結果としてリセッションを招いた」。CMEのFF金利先物に基づき、この6月の会合でFRBが再び25ベーシスポイントの利上げを行うのはほぼ確実だと市場は受けとめている。FRBが前回金利を上げたのは3月の会合だった。次回が年内いつになるかはまだ定かではない。2018年3回目の利上げが9月になる可能性はあるが、4回目が12月に行われる確率は41%以下だ。”

— Karis Lahiff
  “The Fed is About to Deliver a ‘Punch in the Face,’
  that Markets are not Prepared For”
  cnbc.com 2018年5月12日付

        宇宙的な調和を語る木星・海王星と、土星・天王星のウェイニングトラインの間の相反するエネルギー、そして厳しく破壊的な火星・天王星スクエアは、先週、世界に大きくその全容を描いて見せた。これら3種のジオコズミック・サインはそれぞれに重要だが互いに矛盾するシグナルであり、どれもが今後3〜4ヶ月間発効し続ける。

宇宙的観点から言って、先週はとりわけ重要な時間帯だった。何故なら火星と天王星の両方が運行する星座宮を変えたからだ。天王星は5月15日、牡牛座への最初のイングレスを果たした。天王星はそこで今後7年の大半を過ごすことになる。一方、火星は同日水瓶座に居を移し、翌日の5月16日には火星と天王星が互いに90°、すなわち不動宮スクエアを形成した。これは破壊、そして非常に動揺させられる突然の出来事を象徴する。たとえばハワイで起きた火山噴火や、5月18日に起きた10人の高校生が犠牲となったテキサスの銃乱射事件などがそれにあたる。

先週述べたように、こうした事件は火星・天王星スクエアに象徴されるものだ。
『火星・天王星スクエアは、世界がいまだに安全からは程遠く、全ての人々が壮大な理想を披瀝するわけではなく、その代わりに非合理的で奇矯なふるまいを見せ、多くの場合それは彼らの日頃の言葉とは相反する行動となる。火星・天王星のアスペクト下では、サイコパス的な怒りが暴力となって顕れるというのがその一例だ。だからこの時期は危険な状況や怪しげな人物には近付かないほうが良い。それも、もし状況が悪化する前にあなたがそれを察知出来ればの話なのだが。』
この警告は9月18日まで有効であり、正反対の原動力であり世界平和を求め続ける木星・海王星トラインとは真っ向から対立する。だがその努力さえも先週は後ずさりした。北朝鮮の指導者金正恩が唐突に、もし北朝鮮が核兵器を放棄するだけの一方的な内容になるなら来月に迫ったドナルド・トランプ大統領との会見をキャンセルするとの脅しに出たのだ。だが米国はそれで... いったい何を諦めるというのか?

        ジオコズミックな配列の影響によるこうした地政学的な逆流にもかかわらず、世界の大方の株式指数には3月26日〜4月3日に示現した歪んだプライマリーサイクルの安値以来、印象的な反騰が続いている。これは私達が追うヨーロッパの4指数の中でも特に3指数において顕著だった。ロンドンのFTSEは5月18日金曜に史上最高値7791に届いた。またAEXとDAXは同じ日にそれぞれの史上最高値近くまで騰がった。しかしながら、チューリヒのSMIは火星・天王星のイングレスとスクエア形成の1日前となる5月14日月曜に1月の高値よりはるか下でトップアウトしている。SMIはその後他の指数とは進路を異にし、週の残りの日々を下げで通している。

アジアと環太平洋地域でも、非常に相反する動きが見られた。日本の日経は5月18日金曜にサイクル新高値まで舞い昇った。8週間前の3月26日につけたプライマリーサイクルの安値からは、今や13%近い反騰となっている。中国の上海指数もまた反騰し、同日5週間ぶりの最高値水準まで来ている。だがインドのニフティ、オーストラリアのASX、香港のハンセンは皆5月15日にトップアウトし、その後下げ続けた。重要な選挙への懸念が生じたインドの下落が最も厳しく、一方オーストラリアにとって5月15日は1月10日の10年ぶりの高値に対するダブルトップに近いものとなっている。

アメリカ大陸もまた矛盾するパターンを示した。ダウ工業平均とナスダック総合は両方とも5月14日月曜にサイクル新高値をつけ、その後天王星が火曜に打撃を与えると下げに転じた。アルゼンチンではメルヴァルが週を通じて騰げた。だがブラジルでは週を通して下落し続けている。

        今週5月25日には木星・海王星2回目のトラインが起きることから、原油が3年ぶりの新高値へと飛翔し続けても不思議はない。これらは両方とも原油を共同支配しており、120°のトラインは全ジオコズミック・アスペクトの中で最も調和的だと考えられている。原油に関しては金星が木星・海王星トラインに対しグランドトラインを形成する6月1日〜2日までこの騰げ基調が続く可能性はある。この期間はまた結婚やパートナーシップ、あるいは少なくとも人生における特別な愛の体験を — 原油や株式市場以外の — 誰かと持つにも良い時間帯だ。そして現在安値に甘んじている金または銀を買うにあたっても確実に良いと言える。そして愛する人に素晴らしいジュエリーを創って贈るには絶好の時だろう。興味深いことに、先週5月17日に金は1285まで下落してサイクル新安値をつけたが銀はそうならなかった。つまり、重要なジオコズミック重要変化ゾーンである5月14日〜6月2日に異市場間強気ダイバージェンスが展開している可能性がある。

        他の市場ではTノートが6年サイクルの新安値まで下落、ユーロもサイクル新安値をつけ、ビットコインは金曜、ここ4週間で初めて8000ドルを割った。このビットコインの下落は、3週間前のウェビナーで紹介した各星座宮と太陽・月を巡る研究と、それに基づいた私達のビットコイン専用リポートの予測に合致しており、この手法は非常にうまく機能している。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “何十年もの間、世界は大量の外貨準備金をドルで持ってきた... 各中央銀行が去年末にドルで保持する外貨準備高はおよそ63%でここ4年間の最低水準だった。一方、ユーロの配分は20%に増加し、日本円の比率も4.9%まで上昇している。”

— Chelsea Dulaney and Joshua Zumbrun
  “Dollar Reign Faces Threat”
  ウォールストリートジャーナル 2018年5月14日付

        “アメリカ女性が子供を産む率は過去最低を記録し、去年の米国における新生児の総数は30年ぶりの少なさだった。”

— Janet Adamy
  “Births Hit Lowest Number Since 1987”
  ウォールストリートジャーナル 2018年5月17日付


        1987年に株価に何が起きたか、皆さんは知っているだろう。その年の8月、ダウ平均は史上最高値をつけ、その後10月中旬までに40%下落した。さて、これは一度きりの興味深い相関性であり、市場に関連するサイクルであるという保証はない。おそらくもっと重要なのは、これらの変化が将来に対してどういう意味を持つかだ。そして人間活動とこうした宇宙のサイクルとの繫がりに関する私の見方は、それらがここ2年の間広範囲にわたって著述してきた『ザ・グレート・リセット』の指標だということだ。

これらのサイクルは2016年11月にスタートし、2017年12月20日〜21日に起きた太陽・土星コンジャンクションの冬至とともに表面化した。そして少なくとも2020年まで、おそらくは2026年±1年、土星と海王星が同時に境界を越えて牡羊座入りする時まで目に見えて成長しながら影響を及ぼす。これらのトレンド — 米ドルが持つ重要性の減少と米国における出生率の低下 — はその時点まで続き、その結果として世界的な事象における勢力図に強力なシフトが起きる。特に世界の金融構造においてはそれが顕著になるだろう。またこれは、世界通貨という観点で貴金属の存在がどんどん重要性を帯びてくること、それは多分暗号通貨のような通貨の新しい形の台頭と連動するという見方を支持する理由でもある。私は銀の60年サイクルが2040年±5年であること、それはおそらく金とも連動していることを頭に置いている。この件は5月27日にシカゴで開催されるUACカンファレンスにおいて講演する私の主題だ。会場で多くの皆さんに会えることを願っている。

        短期的には、5月25日の木星・海王星トラインに注目している。そして上述した6月1日〜2日の金星による木星・海王星へのグランドトライン形成だ。これらに最も関連するのが原油と株式市場だが、通貨と国債も同様の可能性は持っている。ひるがえってそれが、貴金属のサイクルにリバーサルを起こすかもしれない。非常に素晴らしいニュースが多く流れる見込みのある2週間で、もしかすると北朝鮮と米国の首脳会談が成功裡に終わる可能性だけでなく、ヨーロッパの指導者達、ロシア、米国の首脳会議の潜在的可能性もあるのかもしれない。これは「平和に機会を」与える時だ。あるいは結婚の時、もしくは子供を作るべき時だ。







訳文ここまで
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May 13, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント5/14【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年5月14日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
今週もメリマン・コラムは抄訳とさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫


引用記事:
韓国最大の仮想通貨取引所アップビットへの検察当局の家宅捜査によって、主要な仮想通貨が急落したことを伝える cnbc.com の5月11日付の記事

・先週、世界の株式市場は3月終盤~4月初旬の安値以来となる情熱的な反騰を続けた。その前週にはダウ平均のように、重要な太陽・木星オポジションのちょうど3取引日前となる5月3日にその安値に向かって下落した市場も出た。このアスペクトは米国株式市場のプライマリーサイクルかそれ以上に対し強い相関性を持っている。

・このアスペクトは原油の重要なリバーサルとも強い歴史的相関性を持っている。原油はサウジアラビアが80ドル/バレルを予測するとともに、トランプ大統領のイラン核合意離脱の発表を受けて3年ぶりの新高値を5月10日につけた。今週水曜以降にもし新高値が出るようなら、サウジアラビアはその願いを叶えることになるだろう。次の重要なアスペクトは5月25日に起きる木星・海王星トラインで、どちらの惑星も原油を共同支配しているからだ。

・4月28日のウェビナーでも述べたように、原油は今、長期サイクルの天井をつける時間帯に来ている。これは5月25日に起きる木星・海王星のウェイニングトラインの前後2週間の内に起きそうだ。

・太陽と木星のオポジションはそれが通り過ぎて見事な反騰が起きるまでの間、貴金属には予想通り芳しくなかった。ただし銀は、金のように前週つけたプライマリーサイクルの安値(仮)を再び試すことにはなっていない。

・通貨にも先週は印象的な転換が起きた。米ドルは5月10日木曜に数週間ぶりの新高値をつけた後、そこそこの急落をみている。これも重要なポイントの一つだ。何故ならユーロは現在17ヶ月サイクルの底をつけるレンジに来ており、その時間帯は2018年6月±3ヶ月だからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  ビットコインは先週の注目ニュースとなった。それは主に、直近のウェビナーにおいて月の運行との関連で示唆したように数週間にわたる反騰が5月6日に9985で終わったことによる。韓国の政府機関による取り締まりは先週末のビットコインを急落させた。これは興味深い。何故なら、これが重要なトランシットである天王星の牡牛座入り(5月15日)のオーブ圏内で起きたからだ。

この後に天王星の牡牛座入りの記述が続きますが、時間の都合で割愛させていただきます。なお、この部分は もし間に合えば、月曜夜または火曜夕刻までにU P予定の新月の星読み記事の中でちょっとしたメモを添えて掲載する...かもしれません。

  短期的な見通しとしては、5月18日〜9月18日に火星が4ヶ月にわたる天王星へのスクエアアスペクト形成に入る。そして5月25日には木星が海王星に対し2回目のウェイニングトラインを形成する。3回目にして最後の形成は8月19日だ。これら2種のアスペクトは互いに相反するテーマを孕んでいる。

それはちょうど牡牛座の天王星にも似ており、ぶつかり合う力が作用して世界規模の出来事が起こり、それが金融市場に対し今後4ヶ月にわたって影響を及ぼすという非常にワイルドな時期を示唆している。海王星にアスペクトする木星は平和を探求しようとする。

このコンビネーションの影響下で、人々はこの惑星の将来に対する壮大な理想を描きがちだ。だがその後、この世界はまだ安全には程遠く、大衆が壮大な理想を体現するようなこともなく、代わりに著しく不合理で不安定で、しばしば自分達のふるまいと言葉が矛盾するという現実を火星・天王星ペアが思い出させてくれる。つまり『私は平和を絶対に支持する。だがそのために私達はまず戦わねばならない』といった調子だ。

精神に異常をきたすほどの激情が暴力に繋がるという事象もまた火星・天王星アスペクト期の一例だ。だからこの時期は、危険な状況や怪しげな人物には近付かないほうが良い。それも、もし状況が悪化する前にあなたがそれを察知出来ればの話なのだが。

  市場に関しては、木星と海王星は「非合理的な活況」のさなかで上昇する株価と相関する。しかしながら、火星・天王星が象徴するのは金融市場における突然の混乱と急激なリバーサルだ。私達は今週から月末までの間にその症例を目撃することになるかもしれない。何故ならこうしたジオコズミック・サインが両方とも作用するからだ(5月18日と5月25日)。





抄訳ここまで
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hiyoka_blue at 20:53|PermalinkComments(0)

May 06, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント5/7【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年5月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
前回の満月記事でお知らせしたとおり、5月は時間の都合で記事のUPがイレギュラーになると思います。今回のコラムは ≪ 先週をふり返って ≫ を省略、≪ 短期ジオコズミクス ≫ の本文全体と ≪ 長期的考察 ≫ の本文内容をなるべく正確に箇条書きに抽出した記事とさせていただきます。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週は一つ、非常に重要なジオコズミック・サインが形成され、すでに発効しつつある。5月8日の太陽・木星オポジションだ。これは前後10取引日のオーブをもってプライマリーサイクルの天井か底に対し75%、また50週かそれ以上のサイクルの天井か底に対しては50%の歴史的相関性を保っている。そこでダウ平均を見ると、このオポジションからわずか3日前となる5月3日木曜がトリプルボトムの安値だった可能性がある。もしそうでなければ、今後2週間の内につける新たな安値をもってこのサイクルが完了するかもしれない。またこのシグナルは原油のリバーサルとも同期する可能性がある。

来週はまた別の意味でも非常に重要だ。1)天王星が5月15日の新月に牡牛座入りする 2)火星が5月18日〜9月18日、4ヶ月にわたる天王星とのスクエア期に入る。 後者のアスペクト期間は予期せぬ出来事が満載で市場には突然の転換が起きやすい。全体の雰囲気としてもあまり合理的とは言えない時期だ。実際、ちょうどロボットとエイリアンのレスリング試合でも見ているかのように、奇妙で熱狂的になりやすく、もしかすると非常にエキサイティングかもしれない。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫


(引用文:5月4日付ウォールストリートジャーナルの論説ページより『ストーミー・ダニエルズ関連の醜聞がもたらした効果』)

—以下本文内容—

先週起きた出来事の内で最も重要性を帯びているのはトランプ大統領がロバート・ミュラー特別検察官に会って聴取に応じ(または応じず)、49問の問いに答えると決めたことだ。これは惑星の動きによく沿った成り行きで「上なる如く下もまた然り」というアストロロジーの鉄則に適っている。

これが金融市場にどう影響するかだが、この件に関する大統領の選択如何によっては重大な影響を及ぼす可能性は高い。

世界の株式市場は去年示された米国とその大統領による経済的リーダーシップの下で大いに騰がり、強かった。

だが米国と世界経済、当然ながら株式市場への最大のリスクもまたトランプ自身によって創られる政治危機に依るところが大きい。

私が考える一番の懸念は彼の保護貿易主義で、NAFTAとTPPのような重要な貿易協定への参加を無用として切り捨てることだ。これはトランシットの土星が米国ネイタルの木星(貿易)にオポジションを形成することに示されている。

世界貿易が米国に与えてきた強い経済的影響力の維持なくしては世界的リーダーシップの構図が変化する。ひいては現在米国が享受している生活の質が落ちるだろう。

二番目の懸念はトランプ自身の人格への信頼だ。世界経済の牽引役としての米国の地位を再び向上させる、または少なくとも今までよりはマシにするという側面では、今現在は対企業の規制と税制の改革によって上手くやっている。人々は仕事に戻り、賃金も上がり、将来に対しても明るい見通しを抱くようになった。トランプのプログレスの金星が2室ネイタルの木星とコンジャンクト。金星も2室もお金を支配し、木星は成功と成長を支配する。 短期間の内に彼はその全てを自分が統轄する国にもたらし、株式市場もそれによく応えた。

トランシットの土星は米国建国図の金星・木星にオポジションを形成しており、まもなく太陽(大統領)とオポジションになる。土星が持つ原理の顕れとしてトランプ大統領に対しミュラー特別検察官は49箇条の質問に答えるよう要請している。

だがその内、元々ミュラー氏が任じられた特別検察の目的である選挙戦中のロシア疑惑に関する質問は非常に少ない。多くの質問内容はトランプ大統領のふるまいと思考プロセスに関するものだ。土星は常に過去における本人の誠実さと行動に対する責任を問う。もしこれに率直に対応しなければ、耐えねばならない厳しい結果が待つことになる。

しかもドナルド・トランプ自身もまたトランシットの土星がネイタルの水星(コミュニケーションと言葉)・海王星(誤った指示または最悪の場合、誤魔化し)とTスクエアになる。

水星・海王星間のハードアスペクトにおける主要な試練の一つはコミュニケーションと自分が発する言葉の正確さと真実に関するものだ。はぐらかしや回避、誤誘導、嘘、誤魔化しの誘惑を避けねばならない。

もちろん、このアスペクトを持つ人の全てが意図的に嘘をついたりするわけではない。だがもしもこの手の誘惑に負ければ、それは人生における主要な人間関係のほとんどにわたって重大な信頼の問題を示唆するものとなる。

最も重要なのは土星がネイタルの海王星にハードアスペクトを形成する時(とりわけネイタルの水星がすでに他の惑星の敵対的包囲網の中にある時)で、過去の欺瞞が本人の一般的評価に対し重要な結果をもたらす時期となりやすい。これが起きれば行き着くべき所(地位)へ行き着くしかない。それは土星・海王星が人生に記す結実の時期だ。

こうして現在から11月まで、土星はトランプに自分自身のふるまい、言葉、主張への責任を取ることを要求する。ミュラーは面談で49の質問に答えるよう要求しているが、もしトランプが弁護士達のアドバイスどおりそれを拒否したら何が起きるだろう? 彼と彼の弁護団はこれが犯してもいない罪を自白させるための罠だと信じている。

トランプは自分が無実であると信じ、自分は大衆に真実、すなわち聴取自体が偽りに満ちた魔女狩りであることを開示したいと心から望むタフな人間だとしている。

これが魔女狩りだという可能性はある。トランシットの土星がネイタルの海王星にスクエアを形成する時は、不当な告発によって評判を傷つけられる傾向もあるからだ。

2016年の選挙戦のさなか、トランシットの土星とトランシットの海王星が天上でスクエアだった。この時、ドナルド・トランプのふるまいによって多くの人々が評価を手ひどく傷つけられた。そして今、同種の破壊的(そしておそらく真実かもしれない)申し立てによって、同じことが彼に起きている。したがって、彼が自分自身を護らなければ、米国と世界における彼の立場は大いに影響を受ける。

これがトランシットの土星がネイタルの海王星にスクエアを形成する時の試練と挑戦だ。自分の評判が危機に曝される。それを無視するか防御するかだ。

もし攻撃者が非論理的で不合理であれば、無視することも可能だ。攻撃は時と共に鎮まる。

だがもし重々しい厳粛さを備えた誰かから告発された時は、自分を支えてくれる人々と共に一丸となって自身を防衛し、真実を掴み取らねばならない。そうしなければ終わりだ。

もしトランプがミュラーと会って質問に答えなければ、3つの事が考えられる。1)一連の捜査に関して大衆に自分の潔白を証明したいと心から望んでいるとすれば、自分の行動を防衛するための大きなチャンスを逃すことになる 2)彼は内心、そうしようと思えば大衆に対して事実を明確に出来たはずの時にそうせず、自分を護らなかったことを悔やむことになり、これが彼の心の奥で弱さや臆病さのシグナルとして働く可能性がある。そして一人の人間としての個性を打ち出しにくくなる(このような思考は獅子座で火星が上昇する人物にとって果たして可能だろうか?) 3)もし弁護団のアドバイスに逆らうことなくミュラーと会うことを避けるなら、彼が最も知られることを怖れるこうした心の真実を他の人々も感知することになるだろう。

つまり、彼の上昇する獅子座火星は自分を護り、ミュラーを懐に招き入れたいと欲している。何故なら彼は自分が本当に世界一頭の良い人間だと信じたいし、他者にもそう信じてほしいと欲している。

唯一の障害は、土星が海王星にスクエアを形成する時というのは人生の内で最も体力的に、そして精神的に弱い時期だということだ。中傷者と真っ向から対決するのが遅れれば遅れるほどあなたは弱くなり、最悪の場合、病に倒れることもある。敏速に危機に対応し、素早く自分自身と現実の軌道を修正すれば即座に強くなることが出来る。だがそれにはあくまで誠実にふるまい、真実を告げる必要がある。解決の鍵は真実のみだからだ。

ドナルド・トランプはおそらく弁護団に逆らってミュラーと会うのではないかと思う。

そこで彼はミスを犯し、ばつの悪い思いをすることになるだろう。だが自信を失うことはなさそうだ。何故なら彼は戦いのさなかに身を置いている。彼は戦いを避けるより闘争に身を投じている時の方がより強くなるタイプだ。特に自分が正しいと信じるケースにおいてはそうだし、獅子座上昇惑星の火星を持つ彼はいつだって自分が正しいと信じている。

それに加えて、ネイタルで滞留中の木星とプログレスの金星はコンジャンクト中だ。そして彼の太陽と天王星に調和的なトラインを形成している。彼はパンチを浴びせられた。だが、聴取を避ける(海王星)ような状況に比べたらずっと軽傷で立ち直るだろう。

聴取を拒否することは、受けて立つよりずっと彼の名声を傷つけるかもしれない。それは自分の強さ、賢さ、タフさに対する彼の自信を疑わしいものに変える。

おそらくそのあたりがトランプにとっての最重要ポイントで、これを彼自身の手で危機に曝すとは思えない。トランプがミュラーと会うだろうと私が考える要因はそこにある。






抄訳ここまで
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April 22, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント4/23【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年4月23日(フリー版より)

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自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
来週の無料コラムは4月28日開催のMMAウェビナーの準備のため休載させていただく。


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国10年債の利回りが金曜、2.96%となり、2014年1月10日以来の最高水準に達した。2年債の利回りは2.461%で、2.542%を記録した2008年9月8日以来の最高水準だった。金利上昇も株価には悪い要因となり得る。ある時点では高金利投資の方がより魅力的になるかもしれないからだ。”

— www.cnbc.com 2018年4月20日付


        4月17日〜18日に起きた土星の逆行と太陽・天王星のコンジャンクションは、MMAの★★ジオコズミック重要変化日(CRD)と同期し、先週終盤にいくつかの株式および商品市場を打ち据えた。世界の殆どの株式指数は3月26日〜4月2日の安値からの強力な反騰のさなかだった。そしてその反騰はMMA重要変化ゾーンのただ中である4月18日〜19日に終わりを告げた。これはこのコラムの読者を除いては、多くの投資家を驚かせたかもしれない。先週も述べたように『故障して暴走する機関車を止められるのはスーパーマン以外にいないだろう。だが例外は山羊座を逆行する土星だ。待てよ?!土星逆行の翌日、4月18日には太陽が牡羊座の天王星とコンジャンクトする。もし山羊座の土星が拠って立つセメントのように堅固でガチガチに固まった土台から彼を動かせる者がいるとしたら、それは火性星座宮たる牡羊座で燃える太陽と天王星の "惑星コンビ"* だ。』 

*ジオセントリック(地球中心)・アストロロジーにおいては恒星である太陽も(最重要視するものの)他と同じ惑星として扱う。

こうして4月17日〜18日に土星はその軌道上で前進の動きを止め、その後太陽・天王星コンジャンクションが木曜と金曜、4月18日〜20日に株式市場の下降リバーサルと同期した。


  同じ筋書きは商品市場でも演じられた。原油は4月19日木曜に69.55と2014年11月以来の最高値水準まで舞い上がり、その後勢いが止まった。銀は2週間前につけた16.15という安値から木曜に2月1日以来の最高値17.36まで爆発的上昇をみたが、その後止まった。金は銀ほど強くはなく、4月18日に1359まで反騰したものの、それは4月11日(前回の★★★重要変化日4月10日の前日)につけた高値1369.40を大分下回っていた。先週見られた両金属、特に銀の反騰は、先週のコラムでも触れたヘリオセントリックの水星による射手座運行が持つ歴史的パターンに沿ったものだ。しかしながらこれは、今週に入りヘリオの水星による射手座運行後半部に向かうにつれて、貴金属の間に異市場間弱気ダイバージェンスが浮上しているということであり、それはしばしば弱気を意味する。

先週のビットコインは強く、4月20日金曜には3月30日の安値6427からの33%高で3週間ぶりの新高値、8565に上昇した。先週一番の敗者は米国債で、期近物のTノート(中期国債)は119/15に下落、2011年4月以来の最安値を記録した。Tノートの価格が下がれば金利が上昇する。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “FRBは現在の利上げがスタートした2015年終盤以来、金利を150ベーシスポイント(1.5%)上げている。したがって、銀行が付与する定期性預金やCD(譲渡性預金)の金利も似たような調子で上がることが期待されるだろう。しかし、それは間違いだ。FDIC(連邦預金保険公社)によれば、預金口座利息の全国平均は2015年9月以来、0.06%から0.07%とたった0.01%上がっただけだ。”

— Matthew Frankel
  “Banks Don’t Always Follow Fed Rate Hikes”
  The Motley Fool, USA Today 2018年4月18日付


        牡牛座の天王星が、その初期段階では銀行にとって「一時的活況期」となり、その後に「破綻」がやってくると私が考えるのは何故か? その根本的な理由が上記の引用にある。またそれは、何故私が2018年〜2025年の天王星牡牛座運行期を『狂い出す銀行』と形容したかの理由でもある(『フォーキャスト/マンデーン2018』)。

その中身は次のような流れだ。FRBが過去18ヶ月の間に政策金利を6倍(0.25%~1.5%)に引き上げたことを受けて、傘下の銀行もまたそれに従って貸付金利を引き上げている。つまり、もし変動金利型住宅ローン、住宅担保ローンまたはライン・オブ・クレジットを使っていれば、政策金利が上がるにつれて支払うべき利息も急騰してきたということだ。しかし、銀行に預金口座やCD口座を開設している場合、銀行があなたに支払う利息は全くと言っていいほど上がらない。

銀行は大儲けしているし、金利が上昇する状況で今後も盛大に利益をあげるだろう。それは彼らが貸付であなたに請求する利息と、あなたの資金を預け入れることで彼らがあなたに支払う利息との間に増大しつつある格差のせいだ。こういった状況は銀行の株価急騰として反映されるだろう。またこれは銀行に対する預金者(と借入者)の憂慮すべき抗議行動とも相関し、それが後に新たな銀行規則へと導いて天王星の牡牛座運行が終わる前に株価は急落する。天王星が入る星座宮によって支配されるセクターは、最初の2年〜5年の間に価値を上げ、その後トランシットの終了に向かって天井から下落するのが典型例だ。トランシット終了後もそれが続くケースさえある。

  ジオコズミック要因に基づいて、私は以下の様な筋書きを論証することが出来る。銀行株は2020年前後に向けて騰がっていく。その後、山羊座で起きる土星・冥王星コンジャンクションが襲いかかる。大衆が銀行と銀行家に背を向け、彼らが顧客である自分達を扱うやり方、とりわけ貯蓄口座を持つ人々への仕打ちを変えるよう要求して敵対的になる可能性は高い。

木星と土星が水瓶座入りし(2020年12月17日〜19日)、両惑星が牡牛座の天王星にスクエアを形成する2021年までに、銀行の取り付け騒ぎに火がつく。銀行は狂い出す — それまでに彼らが自分達の預金者をもっと公正に扱わない限りは。預金者や借入者を犠牲にしながら激しく歪んだ利益を得て自らの企業欲を満たすよりも、顧客満足度に気を遣おうと決断しない限りは。

木星と土星が含まれることから、こうしたフラストレーションは単に銀行と関連事業のみに留まらず、それを越えて拡大するかもしれない。深刻な社会/政治的な問題に発展する怖れが潜在している。

そして、もしそこに何らかの巡り合わせで(あるいは星々の影響により)国内の、またはグローバルな規模の金融危機が起きるなら、この流れはもっと誇張されていく。これは十分に考えられることだ。2020年〜2021年のように、土星・天王星間のハードアスペクトが成立してから1年以内に土星・冥王星間にハードアスペクトが形成されるようなケースでは、このような危機が起こりやすいのだ。

  短期的に見れば、今週は山羊座の冥王星に焦点が当たる。4月22日に冥王星が逆行に転じ、26日には火星が冥王星とコンジャンクトする。つまり冥王星力の満載期だ。冥王星は「脅威」「脅迫」「危険」を支配する。自然の猛威による穀物への脅威、テロリズム、または戦争行為による生命の危険などだ。また冥王星は「負債」をも支配することから、政府の債務問題が最前線の話題として蘇る可能性もある。もしそうなれば株、通貨、国債価格に影響を及ぼして各市場への下押し圧力となるのが典型例だ(通貨は対米ドル)。

しかし、来週開催する『MMA金融市場ウェビナー』でも論じるつもりだが、この下押し圧力は一時的なものとなるかもしれない。何故なら多くの金融、および商品市場はいまだに長期サイクルの早期段階にあり、この段階は強気だからだ。


それでは皆さんどうか良い週を!
週末のウェビナーで多くの方々と繋がりを持てることを楽しみにしている。なお、MMAの無料コラムは5月7日の週に再開するつもりだ。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:53|PermalinkComments(2)

April 08, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント4/9【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年4月9日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週4月16日付のメリマンコラムはお休みさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

        “雇用統計によれば3月の非農業部門雇用者数のは+103,000人で、+193,000人というエコノミスト予想を大きく下回った。しかし、2月の雇用者数はより高く修正されており、強い成長という長期トレンドは依然として続いているようだ。”

— Jeff Cox
  “Nonfarm Payrolls Increase by 103,000 in March,
   vs 193,00 Jobs Expected”
  www.cnbc.com 2018年4月6日付


        “本来、貿易にまつわる論争それ自体を「貿易戦争」とは呼べない。貿易戦争には当然ながら貿易による取引量の低下が含まれる。米国大統領トランプの経済政策は米国経常収支の赤字、ひいては貿易量を増加させる計算になる(赤字が膨らめば同時発生的に米国の生活水準もまた膨らむ)。”

— Paul Donovan
  “The Media Headline War”
  www.ubs.com/pauldonovan


        “ドナルド・トランプ大統領は木曜、中国からの輸入に対し新たに1000億ドルの関税をかける用意があるとして北京との貿易摩擦を増大する威嚇に出た。大統領はこの摩擦の激化は北京による「不公正な報復」が招いたものであり、それは「我が国の農場経営者と製造業者を痛めつける」ものだとした。”

— Bob Davis
  “Trump Eyes $100 Billion in Added Tariffs”
  Wall Street Journal 2018年4月6日付



        先週は現行の水星逆行(3月22日〜4月14日)における中間部だったが、世界の多くの株式指数が水星逆行日付近から始まった反騰を終えた。控えめに描写しても、トレーダーや投資家は一様に大統領とその側近(その多くは彼が新しい政策を突然発表するか、彼の素早い見解の変化をツイートするまで既存政策の変更については何も知らないのだが)による矛盾したメッセージに混乱したと言える。

だがそれは完全にトリックスターたる水星の型にははまっていた。最初にこちらに向かったかと思えばあちらに向かう。途上に誰が居て何処に立っているかによって変化する。当然ながら、トランプ氏のように双子座が強調されている人物にとって水星は特に重要な惑星だ。彼は双子座生まれというだけでなく、太陽と天王星がコンジャンクトしており、天王星は水星以上に予測不能という特質を持つ。それは頭脳明晰、革新性、そして知性を表すチャートだという人々がいる。その一方で、それは常に精神的にバラバラで崩壊寸前の人物を示唆するという人々もいる。真実はその中間に存在するのではない。その突端、その両側 — 両方のレベル — の辺縁に在る。それはこの人の精神が現実だと認識する並行宇宙だ。そこに基準となる平均値など存在しない。才気煥発かクレイジーか、その両方か、その時々によって入れ替わるのだ。

        3月26日(★★ジオコズミック重要変化日27日の1日前)の安値から反騰を試みたものの、ドナルド・トランプ大統領の貿易政策と、特に中国からの輸入への関税措置がもたらす脅威に対する懸念は、引き続き世界の株式市場にとっての重石となっている。そして大統領側近達は皆口を揃えてそれはただの交渉ツールに過ぎないと言い続けている。しかしながら、元FRB副議長アラン・ブラインダーの最近の言葉でこのコラムにも引用したが『貿易戦争には激しさを増す筋道がある... これはまさに、貿易戦争がいかにして激化の道を辿るかの見本だ』。(ウォールストリートジャーナル 2018年3月15日付)

        ヨーロッパでは、ロンドンのFTSEが4月6日金曜に7214まで反騰した。3月26日には16ヶ月ぶりの安値6861をつけている。しかし他の指数と同様に、反騰後の金曜にはトランプによるさらなる中国への関税懸念を受けて下落した。ドイツのDAX、チューリヒのSMI、オランダのAEXも状況は同じだった。★★重要変化ゾーンの3月26日の安値から見事に反騰して先週終盤にトップアウトし、そして下落で金曜大引けを迎えている。

        アジアと環太平洋地域では、インドのニフティと日本の日経が見事な反騰を見せた。だが米中間の貿易戦争の見通しが先に影を落とす中国、香港、オーストラリアではそれほどの活力は見られなかった。

貿易戦争への怖れはダウ工業平均が一時的に2月9日の安値を下回るとともに、週の初めから米国の株式市場を下落させた。しかしながらナスダック総合とS&Pはそうならず、しかもダウの安値が示現するとすぐに3指数の全てが騰がり始めた — 数日前に発表されたトランプの関税措置に対する中国の報復関税に応じ、さらなる関税をかけるかもしれないというトランプの発表が報じられた金曜までは。

それはトランプによるさらなる「冷水浴びせ」だった。2日前の安値から1000ポイント以上も騰がっていたダウ平均は金曜に572ポイントを失った。二人の双子座の指導者(習近平とトランプ)によるこの報復ゲームは彼らの交渉スタイルの一部ではある。だが、彼らの太陽星座宮を支配する水星が逆行中ということから、物事は容易に脱線しやすくひと巡りして通常モードの交渉に戻ることを困難にするかもしれない。

とはいえ、二人の双子座リーダーは互いに調和的なアスペクトを持つし、ウラジーミル・プーチンに対しても同様だ。だから懸念を抱く全員にとってハッピーエンディングになる可能性を排除は出来ない。だが前回も述べたとおり金正恩はその意味でははみだし者だ。この国際的取引劇場の筋書きにおいては犠牲者の役どころになる可能性がある。トランプにとってはどんな物事であれ、これが究極の「いつものやり方」に過ぎないということかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ジェイミー・ダイモン* は巨額の資金(彼自身の計算によれば9兆ドル)が今やインデックスファンドやETFなど主要な株式指数に連動する「受動的」ファンドに投資されていることへの懸念を表明している。彼が指摘するには、それらが投資家にとって解約が非常に容易なことで『もしこれらのファンドが大きく破綻したらどうなるかを危惧するのは当然のことだ』。”

— Adam, Shell
  Dimon: Trump’s Complaints About China are ‘Legitimate’”
  USA Today 2018年4月6日付


*JPモルガン・チェースの会長/最高経営責任者

なお、USA Todayのこの記事は前半がトランプ大統領の対中国貿易政策について正しい側面があるとする内容で、後半はインフレが進み賃金上昇が続けば中央銀行は思いも寄らないスピードでドラスティックな金融政策をとる必要が出て来る(金利引き上げ)という内容。そしてそれにより
投資家はオフガードになり金融市場はよりボラタイルになるだろうという懸念を示し、その後ファンドに言及した上記の指摘が書かれている。(株式指数ETFからは2008年の金融危機以来初めて2ヶ月連続で87億8000ドルの資金が流出し債券への流入を超えたとのこと。 www.marketwatch.comより)


        マンデーン・アストロロジーの研究において、私達が貿易問題を調べる際は射手座(9番目の星座宮)と9室、そして射手座の支配星木星に焦点を当てる。「9」の原理は外国と移民を含む外国人に関連する。米国がこの領域でこれほどの困難を経験しているという事実は、マンデーン・アストロロジャーにとって驚くに当たらない話だ。トランシットの土星(葛藤、抵抗、障害の惑星)が米国ネイタルの9室/蟹座5°に在泊する木星と現在オポジションを形成中だ(1776年7月2日11:50AM ペンシルベニア州フィラデルフィアの建国図)。

まもなく土星が山羊座9°台から逆行に転じることから、米国の木星に対して土星は2018年11月まであと2回オポジションを形成することになる。貿易と移民問題は2018年11月6日の中間選挙での主要な争点となりそうだ。

この時期の土星はドナルド・トランプのネイタルの水星・海王星スクエアに対しTスクエアを形成するが、これは彼にとってこの「貿易戦争」交渉戦略に関する試練を指し示している。トランシットの土星がこのようなハードアスペクトに含まれる時は、何事も本人が望むような道筋を辿らないように見える。せいぜい上手くいって最終的には彼の思い通りになったとしても、すぐにとはいかない。そしてネイタルの火星が獅子座で彼のアセンダント上に在泊するということは、彼が忍耐を美徳とは思わないことを示す。即座に望む結果を得られなければ、多くの場合、彼は火星人になる — つまり怒り出すか、別の危機に焦点を当てるか、あるいは新たに創造し始めるのだ。今年の夏、火星がトランプのネイタルの冥王星にオポジションを形成しつつ逆行していく6月と7月は、独りのマンデーン・アストロロジャーである私が大きな懸念を抱く時期だ。

        短期的には、私達は4月7日〜18日に展開するトランシットに焦点を当てている。そこに含まれるのは4月15日に起きる牡羊座の新月、同じ日に起きる水星順行、そして翌日からのヘリオセントリックの水星による射手座運行(4月16日〜27日)だ。また、次の2日間には土星が逆行に転じ、太陽が最後に牡羊座で天王星とコンジャンクトする。


  さて水星がトリッキーな逆行運動を終えようとしている今、私達は物事がもっと落ち着いて沈静化し、成熟してくると考えたいところだ。だがこれらのトランシットはまだそうはならないことを示唆している。実際、中間選挙が終わるまでは物事がスローダウンすることはなく、レトリックに敬意の欠片が戻ることもないかもしれない。何故なら火星が逆行運動によって天王星への3回にわたるスクエア形成を行う、その中央部の時間帯に入るからだ。この火星・天王星コンビが創り出すカオスは5月16日〜9月18日まで続く。

しかしながら、この夏はいくばくかの平和と緊張緩和への希望もある。5月25日と8月19日に木星が海王星に対し都合2回の最後のトラインを形成するのだ。

今年の春と夏は、まったくもって奇妙な季節だ。精神異常めいた無秩序をもたらす火星・天王星スクエア、そして平和的で優しい質を持つ木星と海王星という、真逆の流れが作用しあう。株式市場はこれらある種の相反する力学を反映するかもしれない。例えばメジャーサイクルの底がまず示現した後、晩夏〜早秋に向かってもう一度力強い反騰が起き — そしてその後でこうしたドラマは終わりを告げるのではないかと私は今、考えている。








訳文ここまで
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April 01, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント4/2【金融アストロロジー】

レイモンド・メリマン・コラム 2018年4月2日(フリー版より)

http://www.mmacycles.com/
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 今月は都合により16日付と30日付のコラムをお休みさせていただきます。
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【メリマンさんより先週の追記が来ました】

  まず初めに先週の無料コラム中のエラーを指摘してくださった皆さんに感謝申し上げる。ジョー・バイデン元副大統領をトランプ大統領と同様の双子座生まれと書いたのだが、彼は1942年11月20日午後8:30ペンシルベニア州スクラントン生まれの蠍座だった。

実際のところ、この間違いは双子座であるペンス副大統領と取り違えたということではなかった。何故このエラーが起きたかを説明するなら、それぞれの星座宮を1/12に割るドゥワダシャムサまたはドゥワダシャムシャ*と呼ばれるテクニックの知識を要する。これについては拙著『Evolutionary Astrology : The Journey of the Soul Through States of Consciousness』で解説しているが、本の中で概説したように、このメソッドを使って星座宮の領域を分析すると蠍座最後の2.5°は双子座のドゥワッドに入る。つまり、蠍座27°30'〜30°は双子座に関連する性質を持つことになるのだ。
*ドゥワダシャムサ:ヴェーディック・アストロロジーのテクニックの一つ


≪ 先週をふり返って ≫

        “ビットコインの値動きは最悪の四半期に向かって進行しつつある。その価格は1月1日の13,412ドルから急落して3月30日には7266ドルをつけ、45%以上の下落幅を記録した... 今月のG20では、アルゼンチン中央銀行総裁がメンバーに対し「何を為すべきかについての具体的な提言」の期限がこの夏までであることを概説し、その提案をまとめるための特別委員会が7月まで設置されると告げた。ロイターによれば、アルゼンチンのブエノスアイレスで開かれた会合の後、イタリア中央銀行の幹部は「仮想通貨は危険性をはらむが排除されるべきではない」と記者に語ったという。”

— Arjun Kharpal
  “Bitcoin Is on Track for Its Worst First Quarter Ever
   with Over $114 Billion Wiped Off Its Value”
  www.cnbc.com 2018年3月30日付


        金融市場の分野には「株や商品の値動きに報道価値が出て来るころにはその反騰ないし下落も終わりに近い」という格言がある。上に引用した記事は最近のビットコインが経験した悲哀の全貌を伝えてはいない。ビットコインは2017年12月18日に19,458ドルで史上最高値をつけ、その後急落して2018年2月6日に5911ドルをつけている。この下落はたったの7週間で70%で、2018年最初の四半期と比べればかなり大幅だ。3月30日金曜日の下値は6553ドルで2月6日の5911ドルをいまだに上回ってはいるものの、近付きつつある。

バブル崩壊の足跡を調査するMMAの研究によれば、下落後に底を打って反転回復するまでに殆どの金融市場が77%〜93%の価値を失っている。現在のビットコインはこの領域からそう遠くはないし、この水準に近付くにつれてメディアの関心も高まっている。この分なら底値では死亡宣告記事が書かれそうだ。だが、もし歴史が通常のパターンを繰り返すなら、それは回復のスタートを告げるタイミングになるだろう。

しかしながら、株式市場がまさに崩壊しかかっていると予測する者は誰もいない。それでも株式市場がすでに新たな弱気相場の苦悶の中にあると信じる向きもある。特に3月13日の史上最高値7637からわずか2週間後の3月28日に7週間ぶりの安値6901をつけた、ハイテク企業の比重が大きいナスダックに関してはそういう見方も出ている。これは殆ど10%近い急落だった。この下落で最も注目に値するのは、私達のジオコズミック研究とあまりによく一致していることだ。読者の皆さんは覚えておられるだろうが、このコラムでは3月1日〜13日を「木星力満載の期間」と名付け、株式市場の反騰を予測出来るタイミングとした。3月13日というのは3回目にして最後の木星トランシットの当日だ(太陽・木星のトライン形成)。

        MMAの次の重要変化日は金星・天王星コンジャンクションとも同期する3月27日〜28日だった。天王星はハイテク株を支配する。まるで内部にセットされた目覚まし時計に呼び起こされたように、ナスダックは3月28日 — ちょうど金星・天王星コンジャンクションの当日 — に底を打ち、翌日の木曜(その週の最終取引日)には即座に3桁の反騰を見せた。私は多くの投資家がアストロロジーなどナンセンスな迷信であり、価値あるマーケットタイミング・ツールとして考慮するには値しないと考えていることを知っている。だがここで重要なことは、こうした共時的相関性はただの偶然として簡単に無視出来ないほどあまりに頻繁に起きているということだ。自らリサーチをせず、市場が見せるふるまいの歴史を理解するために何の努力も払ったことのない人々だけが安易にこの事実を拒む。

        先週、世界の殆どの株式指数が見せたパターンはどれも似たようなものだった。つまり、全てが重要な安値をつけた後、週の終わり(木曜〜金曜)にかけてその殆どがより高値で取引されることになった。だが幾つかの市場は2018年2月の安値を割っている。例えば日本の日経、オーストラリアのASX、インドのニフティ、そしてアムステルダムのAEXを除く全ヨーロッパの市場だ。他の指数は南・北アメリカ大陸、中国と香港など、3月26日〜28日の下落時にも2月9日の安値を上回っていた。

したがって、先週安値をつけた後、そして3月22日〜4月2日のジオコズミック・リバーサル/重要変化ゾーンの終盤に入るとともに、世界の株式指数は異市場間強気ダイバージェンスの複数のシグナルを提示したことになる。さて浮上してきたこれら強気のチャートシグナルのただ中で、先週の安値からのこの反騰は続いていくのか? それとも現在逆行中(3月22日〜4月14日)のトリックスター、水星がそれを否定するだろうか?

  先週の市場の動きは国債と原油には追い風となり、サイクル新高値をつけている。だが金と銀にはあまり良くはなく、3月27日〜28日の重要変化ゾーンにトップアウトした後、木曜にかけて急落した。また冒頭で触れたように、ビットコインは先週ずっと苦しみ続けた。4月2日に火星が土星とコンジャンクトすることから、もし今反転しなければ5000ドルかそれ以下への決壊が継続する怖れがある。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “1970年代までの政治家は... 金とドルとを切り離し、他の通貨に対するドルの価値が変動するにまかせた。それが貿易赤字をスムーズに減少させるように願ってのことだった。だが正反対のことが起こった。もう固定為替相場とドルの金兌換性に縛られることがなくなった米国政府の財政規律が崩壊したのだ。連邦赤字は... ほどなく確実に積み上がり... もし米国がギリギリまで追い詰められ、貿易赤字を通して世界のドル需要を不本意ながら満たすのであれば、その解答となるのは国際通貨改革だ。それは米国の貿易をより公平な場に置き、ワシントンに財政規律を取り戻させ、無数の米国労働者を助けることになるかもしれない。”

— Sean Rushton
  “Monetary Reform Would Rebalance Trade”
  Wall Street Journal 2018年3月29日付


        “金は20世紀を通じて誤用されたことで、歴史書では不当に非難されている。これは1834年〜1913年(米国中央銀行もFRBも無かったころ)の平時における高度成長とインフレーションの記録を無視している... 大統領にとって、金本位制への回帰は米国の労働者階級を豊かにするという約束を実現するための道だ。”

— Alex X. Mooney
  “Steel and Aluminum? Let’s Talk About Gold”
  Wall Street Journal 2018年3月26日付



        今回の満月(3月31日)と火星・土星のコンジャンクション(4月2日)の後、宇宙では「合意と希望の時」とそれを追って訪れる「不確実性に覆われ本気で向き合うことに逡巡する時」が前へ後ろへ交互に入れ替わる。アイデア自体の聞こえは良い。4月7日〜17日には金星が火星、土星、冥王星にトラインを形成するからだ。だが太陽が天王星とともに冥王星にスクエアを形成する一方で、4月10日〜22日には水星、土星、冥王星が方向転換するにつれて、約束は揺らぎだす。

これは愛情関係とお金の両方に関連するが、後者は株式市場の動向に顕れる。新月とともに税金シーズンが終わり水星が4月15日に順行すると、人々の注目は新しい物事へと移行し始めるだろう。どのみちこの新月は牡羊座で起きる。そして新月と牡羊座の両方が新たなスタートを象徴するのだ。そのうえ、4月17日〜27日にはヘリオセントリックの水星が射手座入りする。金融市場、とりわけ貴金属市場はボラティリティの新ラウンドに入っていく可能性がある。そんな訳で私は「先駆ける」という真の牡羊座精神をモットーに、世界の地政学的な関心がどうシフトしていくか、その方向性を探るという挑戦をしてみようと思う。

        私達はすでに3月20日の春分に牡羊座入り(太陽)しているが、牡羊座が注目を向けさせる領域の一つが国防と軍事的地位/強度だ。トランプ大統領は北朝鮮の指導者金正恩とまもなく — おそらく4月には会談することになっている。先週、私はドナルド・トランプのような双子座生まれの性格的特徴とレトリックの使い手として言葉を操るスキルについて論じた。中国の習近平もトランプと同様に双子座生まれだ。彼らは互いを理解し敬服し合っているように見えるし、共に国際交渉(貿易交渉)に入ろうとしている。

また双方とも風性星座仲間の天秤座生まれであるロシアのウラジーミル・プーチンを理解し称賛しているように見える。プーチンのネイタルの太陽はトランプの木星上に乗り、トランプと習近平の太陽とはトラインだ。つまりこれら3人の指導者は、太陽と木星というシンプルな組み合わせでは互いに調和的だということだ。その点で仲間外れなのは金正恩で、彼は1月8日山羊座生まれだ。だが彼の生年ははっきりしていない(1982年、1983年、1984年の3説がある)。

        私がこうした事を持ち出したのは「フェアトレード」と「安全保障」に関するトランプの要求に付随して今後生じるだろう物事を理解するにあたっては、アストロロジーが重要な鍵を握ると信じるからだ。それは習近平(中国)とプーチン(ロシア)にとっても二つの重要な問題だろう。これらは互いに切り離すことの出来ない重大な国政領域だ。3人の権力者がそれぞれに「戦争屋」ではなく「平和をもたらした人物」として知られたいと欲する可能性はあるだろうと私は考えているし、ならばそこに到達するための切符は、互いに経済的メリットのある新たな通商政策だろう。

そのための手順としてはまず、初めの段階で彼らは戦力を誇示しなければならない(軍事演習などのウォー・ゲーム)。 あるいは自分が軍事力を駆使出来るタフな指導者で、もし自国民に何か不都合が起きれば 相手が何処の誰であろうと破壊する能力を持っているのだというレトリックを提示してみせる必要がある。

そしておそらくそれが、彼らをついには交渉のテーブルにつかせ、私達の殆どが今この瞬間には予測もつかないような何か大きな物事の詳細を上手く収め、良い結果を出すことに繋がるかもしれない。もしくはひょっとすると、それは私達が見たくない光景かもしれない。何故ならこの3人 — 我らが指導者達 — とその国民の間には大きな信頼の問題が横たわっているからだ。

元大統領のジミー・カーターが以前こう言ったことを思い出す。『誰もが世界平和を望む。世界平和への唯一の障害は世界の指導者達だ』。


        ハッピー・イースター! 及び素晴らしい過越祭(ユダヤ教)を、これら宗教の祝日を祝う人々のために! イースターとはキリスト教の祝日で、「平和の君(王子)」(*イエス・キリストのこと)の生涯と死を記念するものだ。それは多くの金星アスペクト(平和と調和)が今後2週間の内に訪れることを思えば、とてもタイムリーだ。


* 単なる訳者の感想として:メリマン氏自身はキリスト教徒であるため以前はよくハッピー・イースターという挨拶のみが使われていたが、昨今の多文化尊重の流れの中で、こうした表現が米国一般に暗黙の公的規範とされてきているのだなと実感する(メリー・クリスマスも今は使われなくなった)。また、金融市場の参加者でアストロロジーを有用なツールとして理解するひと達の宗教的属性はキリスト教とユダヤ教が大勢を占めているのかもしれない。






訳文ここまで
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March 25, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント3/26【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年3月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “金曜日の株式市場は投資家が米国と中国間の貿易戦争の可能性増大に嫌気したことが要因となって急落、今週みられた激しい下落幅を書き換えた。主要指数にとっては2016年1月以来最悪の週となった。”

— Fred Imbert
  “Dow Drops More Than 400 Points Into Correction,
   Posts Worst Week Since January 2016”
   www.cnbc.com 2018年3月23日付


        “はたしてホワイトハウスは貿易戦略を持ち合わせているのかという疑念が持ち上がると共に、株は下落した... 大統領とその貿易政策強硬派は、中国の態度を変えさせるというよりも罰することを欲している。これは貿易戦争へと導き全員に経済的損失をもたらすメンタリティだ。木曜の株式市場は下落によってその懸念を反映した... ダウ工業平均は724ポイント急落している。”

— “Trump’s China Tariffs”
   Wall Street Journal Opinion page 2018年3月23日付


        前回のコラムでは、市場が今非常にナーバスになっていることについて論じたが、先週の世界の株式市場はその論調を大いに裏付けるものとなった。米国では先週ダウ平均が1413ポイント下落、ここ2年で最大の下落幅を記録した。大引けは23,533で、これは2018年2月9日の安値23,360に非常に近い。S&Pもまた2018年2月9日につけた安値を割ることはなく、しかもまだ余裕がある。これは来週あたり異市場間強気ダイバージェンスが示現する可能性を示唆するものだ。つまり、ダウ平均が来週2018年の新安値をつけるが、他の2指数はそうならないという可能性だ。

他の市場も似たような急落パターンを示したが、これまでのところは中国のように2018年2月9日の安値を割ってはいない。だが他にインドやヨーロッパの殆どの市場のように2月の安値を維持出来なかった指数もあり、リバーサルの代わりにこれらの市場が次に先導役となって世界の他の市場を下落に導き長期サイクルの底に向かわせる可能性もある。

        世界の主要国間で実施される関税戦争は通常、それがどこであれ株式市場や経済にポジティブな相関性を持つことはない。今回の例ではこれが米ドルへの下押し圧力にもなる怖れがある。米ドルはちょうど14ヶ月前に16.5年サイクルの天井をつけた後、すでにここ3年来の最安値水準近くで苦しんでいる。ドルが依然として弱含みであるのに対し、金と銀は急反騰した。火曜には1310以下で取引されていた金は、金曜に1350まで舞い上がった。国債も株式市場の急落の恩恵を受け、10年国債は2018年2月9日以来の最高値水準まで反騰した。この日付は今年のダウ平均が最安値をつけた日だ — これまでのところはだが。 関税への懸念で株式市場が激しく下落した一方で、ビットコインにとっては良い週となり、先週は1156ドル騰がっている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “アタマのおかしいジョー・バイデンがまるでタフガイか何かのようにふるまっている。だが実際のところ、ヤツは心も体も弱々しい。それなのに私を脅し、二度目の暴力をふるってきた。ヤツは私を知らないが、あっという間に撃破されるね。それも終始泣き叫びながらだ。”

— ドナルド・トランプ大統領のツイート
  2018年3月22日付


        “ドナルド・トランプが実際に存在すると主張する米国の政治システム内の脅威を創出する要因は彼自身が大統領であることだ。”

— Daniel Henninger
  “Yes, Shut Down Mueller”
  Wall Street Journal 2018年3月22日付 


        直近の急落、いやそれにも増して、ドナルド・トランプのような世界のリーダーによる、おそらくは軽率に行われた決断とそれに伴って取った態度に相関するジオコズミック活動? 大ありだ。何といっても先週2018年3月22日には水星が逆行に転じている。まさにトランプが中国に対して関税を課すという決定を発表したその日だ。

アストロロジー基礎講座初級編では、水星逆行期が情報を収集し、正式な決定に至る前に他の人々とよく話し合うのに良い時期だと教えている。とりわけその決定が慌ただしく、人々を驚かせるようなものであればなおさらだ。

トリックスターたる水星は現在逆行中(後になって後悔したり予想外の結果に直面するような決定、または後で修正や変更を余儀なくされる決定を暗示する)というだけではない。逆行に転じた領域は牡羊座、すなわち衝動性と虚勢の星座宮だ。健全かつ新しいスタートを目的として話し合うことを念頭に率先して導くことなしには、全てが未熟なものに終わる怖れがある。ひょっとすると、トランプ大統領の中国に対する関税発表の狙いはそこにあるのかもしれない。彼は中国との新たな交渉プロセスをスタートさせて、「フェア・トレード」だと思われる結果を導き出そうとしている可能性もある。

        しかしながら、何故トランプがジョー・バイデンとのドタバタ騒ぎを始めたがるのかについては、私には確信がない。 今のトランプにとって、餌に食い付いても何も良いことはない(この状況が獅子座のアセンダントに火星を持つ人物にとって問題だという意味ではない — 彼の心の中では、自分はタフガイに見えなければならないのだから)。

水星は双子座を支配し、バイデンとトランプの双方が(習近平もだが)双子座生まれだ。そして水星は闘争好きの牡羊座(支配星は火星)で逆行している。それを考えると、エンターテインメントとして見る限り、非常に面白いことになるかもしれない。例えば二人の双子座がリングに上がり互いに闘うぞと脅しをかけ合う状況を想像出来るだろうか? 双子座は言葉の使い手として知られている。武勇や腕力ではない。そんな試合では、各自がそれぞれ勝手に勝利を宣言するかもしれない。それは言葉を用いた脅し合いの戦争であり、実際に相手に手をかけることはない。

        だが今は現実に戻ろう。今、全体を覆う不安定で対立的な雰囲気は、先週も述べたようにあと10日間は続く。そして火星・土星コンジャンクションが終わる2018年4月2日までは終わらない。この期間中、牡羊座を運行する太陽もまた火星に対しスクエアを形成し(3月23日〜28日)、金星は冥王星にスクエアを形成した後、天王星とコンジャンクトする(3月23日〜28日)。これはある種の株がこれから10日のうちに底を打つ可能性があるという以外は、株式市場にとって良くない兆しだ。

        そんなわけで、皆でトランプ対バイデンの試合結果に賭けるほうが良いリターンを得られるかもしれない。だが、もしあなたがこの水星逆行期に市場で大儲けをしようと試みるなら、非常にすばしこく動くことが肝心だ。しかもそれと同時に、他の人々があなたの前に撒く餌にはあまり反応しないほうが良い。

とにかく行動に移す前によく考えることだ。水星逆行下では、フェイントや偽の買いサイン、売りサインが頻繁に出現する。支持帯や抵抗帯が破られたかと思うとその後突如として反転し、1日〜4日経ってまた繰り返される。注意深くしていないと、トリックスターたる水星が突然の紆余曲折であなたの頭をクラクラさせるだろう。しかも水星が逆行しているのは火星が支配する牡羊座だ — その火星は土星に近付きつつある — これは自分の言葉や行動に注意深い状態を示唆するシグナルではない。

だが、あなたはそれを上手に使うことも出来る。誰の手助けも必要としないプロジェクトを黙々と進めることだ。この時期は他者の存在があなたの取り組みの障害となる可能性がある。そう、独りで進むのだ。







訳文ここまで
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March 18, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント3/19【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年3月19日(フリー版より)

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≪ 先週をふり返って ≫

        “FRBの会合を来週に控えて一時的に騰勢を見せているとはいえ、貿易戦争の激化に対する懸念は長期的にドルに悪影響を与えるかもしれない。FRBが来週水曜に1/4ポイントの利上げを実施するだろうという市場の見込みによって、ドルはある程度支えられている。だがドルはまた他のニュース、例えば中国との貿易戦争の脅威や、国務長官レックス・ティラーソンの離脱に続いて他の閣僚級もトランプ大統領によって解任されるという噂など、度重なる閣僚入れ替えの騒動によって痛めつけられてもいる。”

— Patti Domm
  “Trade War Scare Could Bring on a Dollar Slump”
  www.cnbc.com 2018年3月16日付


        “まず最初はスティール・ビーム(鉄骨)、そしてジム・ビーム(バーボンウィスキー)ときて、その挙げ句にビーマー(BMW車)だ。 思い出してほしいが、関税というものは有効な税金であり... 貿易戦争は激化への道を辿っている。新たな関税発表の直後、EUは米国のバーボンに罰金を科すと警告した。トランプはそれに応じて米国はヨーロッパ車に関税を課すかもしれないと答えた。これはまさに、貿易戦争がいかにして激化していくかの見本だ... トランプ関税はまた、他のどの国々よりも米国の同盟国を厳しく不当に取り扱っている... 米国への鉄鋼輸出トップ3はカナダ、ブラジル、そして韓国ではないか。”

— Alan Binder
  FRB前副議長
  Wall Street Journal 2018年3月15日付


        市場は非常にナーバスだ。ドナルド・トランプが特に中国と、そして私達の緊密な貿易相手国に対して高関税をかけるつもりだと発表して以来、市場はこのところ2週間でより神経質な反応を見せるようになった。前週の国家経済会議委員長ゲイリー・コーン辞任に続く、先週の国務長官レックス・ティラーソン解任により、今後まもなく他のトランプ政権内の大物も続々と離脱するのではないかという予測と共に、その緊張感は益々高まった。こうした全ての不安定性と不確実性のただ中で、世界の株式市場はそれぞれに独自の不確実性と不明瞭さを提示することになった。各市場は反騰を試みるも、新高値をつけたりそれを維持するには四苦八苦という様相だったが、急落するかと見えても重要な安値を割ることもなかった。

        先週は火曜早めにナスダックが史上新高値まで反騰したが、ダウ平均もS&Pもそれに追随することはなかった。その後全てが下落したが、他の2指数が弱々しい回復を見せたにもかかわらず、とりわけ週の終わりにかけてのナスダックが顕著に下げた。ダウ平均、日経、DAX、ハンセンを含む世界の殆どの指数が2月27日につけた高値(その前月の高値をはるかに下回っている)を超えることさえ出来なかった。これは複数の異市場間弱気ダイバージェンスが示現したことになる。市場はナーバスだ。もしかするとこれは、黄道帯最後の星座宮 魚座の終盤度数に太陽が在泊するせいかもしれない。

それは一つのサイクルの終わりを示すと共に、太陽が牡羊座入りすることで新しいサイクルのスタートともなる。北半球では冬が本格的に終わりを告げ、春が始まる。だが魚座に在る限り、私達は終わりを把握することが出来ない。明瞭に見えることなど何もなく、神のみぞ知るということになるが、それもまた幻想ではないかと私達は疑う。 何故ならこの時期は一般的に信条や信念、信頼の危機を示唆する時だからだ。それは自分自身への内的信頼の危機か? それとも自分達の指導者に対する信頼の危機なのか? 今 確かなのは今後の株価の方向性に対する信頼の危機であり、それは自国と世界の経済が将来進む道への信頼感の危機と関連している。そして机上では貿易戦争の可能性が取り沙汰され、グローバル企業の会議室では対応策が議論されている。

だがひょっとするとこれは、新しく国家経済会議委員長に任命されたラリー・クドローが言うように、またもやトランプ大統領による戦略的交渉戦術の一環であり、その目的は貿易に関してより有利な取引条件を引き出すためなのかもしれない。あるいは、ウォールストリートのコラムニストであるペギー・ヌーナンが書いているように、
        『あなたはこう思う。「ある程度これは上手くいっている。だがある程度... 彼は狂っている」 その後あなたは一人の指導者としての人生を通じて学んできた全てを悟る... それはこう告げている。「狂気は続かない。狂気は最後までやり抜くことがない。狂気は不安定要素であり、不安定な状況でそれを解き放てば暴発する」そこであなたは不安になる。遅かれ早かれ何か悪いことが起きるだろう... 中道派と穏健派の人々はトランプ支持者が見ようとせず見ることも出来ない何かを目にしつつある。』

(Wall Street Journal 2018年3月10日〜11日付)
ということなのかもしれない。

        一方、もし彼が地球上で最も賢い男なら、いやそれにも増して「駆け引きの技術」を真に修めた例外的な交渉者であるとするなら、米国とその同盟国は経済と株式市場の強力な上昇局面寸前にあるのかもしれない。それには自由世界のリーダーに対する莫大な信頼を必要とするが、これがまた多くの人々にとって信頼の危機を体験するもう一つの原因となっているのだ。言わばのるかそるか、イチかバチかだが、この場合は両方を順に経験する可能性が高い。2018年〜2023年に展開する土星、天王星、冥王星サイクルの歴史がそう告げている。これについては『フォーキャスト2018』(および『マンデーン2018』で論じたとおりだ。

        さて、この不安定さと神経質な緊張感はきっと貴金属にとっては強気だろうと思う人がいるかもしれない。だが、そうはならなかった。金はいまだに1310〜1315の間でホバリング中だし、銀は金曜に16.20まで下落している。両方とも3月1日の★★★重要変化日に記録した今年の安値近辺だ。ビットコインは3月15日に7670に下落、2月6日に5911で底をつけて以来5週間ぶりの安値水準にある。そしてその安値からはたった1日の内にすでに12%反騰している。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫




欲しいものが  いつも手に入るわけじゃない

でも  たまには  試してみればいい

そしたら  もしかして  わかるのかもしれない

必要なものなら  手に入るってことがさ

— The Rolling Stones
  “You Can’t Always Get What You Want” 1969年


        3月13日に起きた最後の木星トランシットは、木星力満載の時間帯であった3月1日〜13日の間続いた株式市場反騰の終焉と同期した。現在、私達は多くの市場におけるリバーサルに歴史的な相関性を保持する新たなトランシットのシリーズに向かっている。中でも最も注目すべきは3月22日の水星逆行、そして3月23日の金星による冥王星へのスクエア形成と28日に起きる天王星とのコンジャンクションだろう。この全てがそれぞれに70%〜80%の頻度で前後4取引日のうちに米国株式指数における4%のリバーサルと合致し、その影響力のオーブは3月22日〜28日までオーバーラップしている。

太陽がまだ魚座を運行する3月20日火曜までは、投資家にとっては解りにくい状況だろう。しかし水星が3月22日〜4月14まで逆行に転じることから、それを過ぎても霧が晴れることはなさそうだ。 政治家も銀行も、熟慮を経ないままに何かを決断する誘惑に駆られるかもしれない。するとその後に調整しなければならなくなるか、またはその期間中、もしくは期間直後に予期せぬ結果に見舞われる。人々が知性的な決断を下すためには、必要となる全ての情報を集めるための時間が必要だ。この時期は情報を集めるために時間を使うのがベストだが、それによって最終決定を下す必要はない時間帯だ。特にあなたが気の変わりやすい双子座で、いくつか選択肢を残しておきたいならなおさらだ。

        また現在、市場参加者達が経験している神経質な緊張感のレベルを持続させる新たな要因も出てきそうだ。3月24日〜29日に太陽が火星と土星にスクエアを形成し、その後4月2日に山羊座で火星と土星が好戦的なコンジャンクションとなる。物事を迅速に進めようとする人々にとって、これはフラストレーションの溜まる時期だ。時がおのずと熟す以前に物事を押し進めようとしても何も良いことはない。それを試みる者が通常体験するのはまず欲求不満、そしてその後は怒りだ。

この期間はただ自分自身のプロジェクトに集中して懸命に取り組み、それを落ち着いて急かされずに正しく完遂していくことだ。また、あなたを助けることに関心のない他者や、自分のことに精一杯であなたのために時間を費やせない他者からの助力を期待したり頼ったりしてはいけない。これらの惑星コンビネーションの下で成功を収めるには、自立と自給自足の精神の両方が必要だ。 一方、失敗に終わる人は他者に対する要求が多く、人々からの承認を期待して過度に依存する傾向がある。その結果として望むようなサポートや支持を得られない時、彼らはそれに我慢ならず過剰反応を起こす。

 
       4月初旬を過ぎるあたりからは緊張感も弱まり、雰囲気は和らいでくるだろう。それまではイライラしないよう気をつけてほしい。深い呼吸をこころがけ、仕事に集中し(だがやり過ぎないように)、自分自身の計画に忠実でいよう。あなたはいつだって必要なものを手に入れることが出来るのだ。もし時折、淡々とそれを試してみるならば。







訳文ここまで
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March 11, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント3/12【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年3月12日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “雇用統計によれば非農業部門雇用者数は前月比313,000人の増加、ウォールストリートの予想をはるかに上回り... ロイターのエコノミスト調査では非農業部門で約20万人の増加と見込んでいた。一方時間あたり平均賃金の伸びは予想をやや下回り前月比0.1%増、前年同月比では2.6%の伸びとなった... トランプ大統領は木曜に鉄鋼とアルミニウムへの高い関税措置を発動する2枚の文書に署名した。この措置は15日以内に発効し、鉄鋼には25%、アルミニウムには10%の関税をかける。しかしカナダとメキシコについては現況で除外された。その間、米国の現職大統領は北朝鮮の指導者金正恩と5月までに話合いの機会を持つという招待に応じている。”

— Alexandra Gibbs
  “Two-Year Yield Climbs Back to 9-Year High After Strong Jobs Report”
  www.cnbc.com 2018年3月9日付


        “『私は衝突が大好きなんだ』大統領は火曜日にこう語った。『違う観点を持った二人の人間を側に置くのが好きだし、そうすれば必ず衝突が起きる。そこで私が物事を決めるんだ。確かに私は争いを観察したり眺めるのが好きだし、それが一番良いやり方だと思っている。』”

— Rebecca Ballhaus
  “Trump Defends West Wing Turnover: ‘I Like Conflict”
  www.wsj.com 2018年3月6日付


        政情においても世界の株価においても、またもや高値と安値に揉まれる異例の週となった。3月6日にドナルド・トランプ大統領の側近で国家経済会議委員長、ギャリー・コーンが辞任したが、トランプによる新関税の厳しい税率が発表されたのはその前の週だった。これは週半ばに世界の多くの株式指数を厳しい下落へと導いた。

しかしながらそれは、★★★CRD(重要変化日)である3月1日と同期した3月2日〜5日の二番底を下回ることはなかった。そして木曜の発表だ。韓国の国家保安室長 鄭義溶(チョン・ウィヨン)によれば、北朝鮮の指導者金正恩が「...出来る限り早期にトランプ大統領に会いたいという切望を表明した...」(Amanda Marcus and Christina Wilkie/www.cnbc.com)という。そしてトランプはその申し出に合意した。

これを追って金曜には非常に強い雇用統計が発表されたことで再び株価は勢いづき、2月9日が新プライマリーサイクルのスタートだったことが確認された。そんなわけで、経済は強さを示し続けている。世界の平和にとって最も大きな脅威の一人だった人物は、去年の猛々しい言い争いを経てトランプ大統領と会う機会を持つことに合意している。トランプ政権の中枢を担う人々が彼自身の招く衝突のさなか、彼だけがそこからエネルギーを得ているように見える中で、政権から離れていく動きは止まらない... もしかしたら、彼は世界で一番賢い男なのかもしれない。彼は双子座だ。そして双子座は知性 — そして「知」から生まれる複数の方向性を持った思考を支配する。

  先週伝えられた良いニュースは、3月1日〜13日に発効した豊かな木星のアスペクトによく合致していた。先週述べたように、

“この期間は木星成分がたっぷり注入される時期で、2月9日の安値が本当に急落の終焉だったのか、あるいは再度の下げが待っているのかを見極める鍵となるはずだ。2月9日にかけての大幅な急落もまた木星が満載の期間だった。だがその違いは、2月初めが古いサイクルの終了期であり、市場が弱気に傾きやすいという特徴を持っていたことだ。しかしながら、通常の木星トランシットは弱気というよりは強気であり、とりわけ新しいサイクルの初期段階ではその傾向が強い。したがって、もし2月9日がサイクルの終焉であるなら、私達は現在新しいサイクルの初期段階にあって状況はより強気に傾くことになる。木星が誇張の原理と関連することを考慮すれば、サイクル初期段階なら市場は上方に舞い上がりそうだ。”

  3月9日金曜、ダウ平均は400ポイント近く上昇したが、依然として2月26日月曜に記録した暴落前の高値25,800には届いていない。世界の他の指数も同様だ。つまり、多くの市場が2月9日に底をつけ、2月26に向けて強力に反騰し、3月2日〜5日にかけて急落した後、複数の木星トランシットが訪れるこの時間帯に至るにつれて再び反騰しているということだ。

しかしながら、木星が強調される時期は貴金属、国債、そしてビットコインにはそう良い顔を見せなかった。国債の場合は、株価が騰がり好調な経済ニュースが出ることはやがて金利が上昇することを意味する。株価の高騰と国債価格の下落というセットは、有利子資産ではない貴金属やビットコインにとっては幸先が悪い。ビットコインの場合、3月5日月曜につけた週の高値11,687から下落して3月9日金曜には8366に沈んだ。28.4%の下落だ。もしあなたが短期決戦のトレーダーなら、ビットコイン市場とそのボラティリティを愛さずにいられないだろう。

月曜から金曜にかけての急激な下落は、過去4年にわたるビットコイン価格の変遷と太陽・月の相関性によく合致していた。これについては木曜に講読者向けに無料で開催した「レイが答える質疑応答ウェビナー」で論じている。もしあなたがMMAの講読サービスを契約していて3月8日のウェビナーに参加出来なかったなら、収録データを送付するので私達にコンタクトしてほしい。とても良い内容だった!



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ビットコインのコンピュータ・コードは2009年1月3日に匿名の通称サトシ・ナカモトによって公開された。それはどんな中央集権的体制にも依存することなく取引を完了する手際良い方法を参加者に与えた... 創始者は後にこう書き記している。『従来の通貨が抱える根本的な問題点は、通貨として成立するためには信用の裏付けが全てということだ...』 ビットコインは経済政策を遂行していくにあたって新たに生じる不確定性に対し、とりわけ敏感に反応する。”

— Kevin Warsh, 前FRB理事
  “The Meaning of Bitcoin’s Volatility”
  ウォールストリートジャーナル 2018年3月8日付


        木星が絡むトランシットの時間帯である3月1日〜13日は火曜に太陽がワクシングトラインを形成することでついに終わる。先週木曜の講読者ウェビナーで述べたように、これは前後4取引日のうちに起きる4%かそれ以上のリバーサルとの歴史的相関性に対し75%の確率を維持する22種の惑星シグナルの1つだ。またこの事については拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』においても詳説している。そして通常、これは上向きの動きだ。

3月2日金曜につけた安値24,217から4取引日のうちに、ダウ平均はすでに4%の反騰水準に達している(4%なら25,185までの騰げだが、先週金曜には435ポイント騰げて25,335で引けている)。それがこのシグナル発効時間帯の最終日である3月17日金曜に向けて今後4取引日のうちにトップアウトするかどうかを見てみよう。

  さて株式指数の現況のボラティリティを強調するかのように、前述した22種のボラタイルなジオコズミック・サインのうち、もう2種類が今月終わりまでにやって来る。

3月23日、金星が冥王星に対しワクシングスクエアを形成、その後3月28日には金星・天王星コンジャンクションが起きる。株式市場や国政の舞台にもう少し安定した落ち着きが欲しいとあなたが望んでいるなら、3月はその希望を叶えてくれる月ではなさそうだ。だが、もしあなたがトランプ氏のようにボラティリティと衝突が大好きなら、3月はあなたのための月だ。トランシットの天王星が牡羊座の終盤度数をラッセル車のように進み続け、同時にニューヨーク証券取引所(NYSE)の木星・海王星コンジャンクション(牡羊座—天秤座/23°〜27°)にオポジションを形成するというのだから、格別だ。

こうしたボラティリティは、牡羊座最後の新月が同じ牡羊座の天王星近くで起きる4月の半ば頃には沈静化してくるかもしれない。その後5月15日には、84年天王星サイクルにおける天王星の牡牛座入りが起きる。

それは、私達が今を生きる上で大いなる体験の機会を得た「グレート・リセット」の時代に新しい章を付け加える、その幕開けとなるだろう。






訳文ここまで
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February 25, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント2/26【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2018年2月26日(フリー版より)

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自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているそうですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中のは翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週3月5日付のメリマンコラムは時間の都合によりお休みさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

今週のこのコーナーは抄訳とさせていただきます。m(_"_)m

  • 先週の市場動向は魚座とその支配星である海王星が目立つ時に典型的に見られるものであった。→不確定性と受動性
  • 投資家は「これはブルなのかベアなのか?」と訝るが、この場合は水中で安全な経路を目指し、大きすぎるリスクはとらない「魚」だと言える。
  • 殆どの株式市場は2月9日に終了した騒々しい急落の後、先週2月19日~21日に最初の戻り足を見せつつ終わった。
  • だが反騰の勢いはいまひとつで、金曜のダウ平均が350ポイント騰げたとはいえ、まだ直近の下げが本当に終わったかを確認するには至っていない。
  • 世界の他の株式市場はまるでのんびりと一服でもしているかのようだ。海王星と魚座はリラックスすることを望み、ストレスを避けるために皆と仲良くすることを選びがちだ。だから地合いとしては合致している。もちろん、のんびりし過ぎているうちに突然予期せぬ何事かが起きれば、受動的な気分は吹っ飛んで一挙にヒステリーとパニックに豹変しがちだが。
  • それでも一部の市場はよく騰げていた。ブラジルのボヴェスパとロシアのMICEXは史上新高値をつけた。二つの市場の共通点とは何だろう?
  • 中国の上海市場とオーストラリアのASXもよく反騰して殆どおおよそ週の高値引けとなっている。
  • 2月9日の急落後に殆どの市場が反騰したにもかかわらず、先週の出来高は下落時と比べてパッとしない。この事一つを取ってもあまり好ましいとは言えないシグナルだ。
  • 米国10年国債先物の利回りは3%に近付いている。山羊座の土星の特質と山羊座的なFRBの相関性から、ひょっとすると今後2年近くは引き締め政策が続く可能性があり、まもなく120近辺に存在する鉄壁の支持帯を下抜くかもしれない。これは株式市場を暴落させるという説もあるが、私はそれほど確信はない。
  • 段階的な利上げはここに至っても将来の経済にとっては健全だ。米国の貯蓄生活者にとっては金利分を再び以前のように消費に回すことが出来るようになる。貯蓄と消費のバランスが取れることから、ひいては銀行と企業もその恩恵を受けることが出来る。ちょうど最近の企業に対する税制改革がそうであったように。
  • ただし4%となればもっと現実的な懸念が生じ、2〜3年のうちに10年国債の利回りが6〜7%程度になる可能性が考えられる。そこまで行けば当然のように金融セクターは落ち込むだろう。その後金利は再び下がり始めると思うが、それはあくまで現在知られているような独立性を保った機関としてのFRBが存続していることを前提とした話だ。
  • ・・・その他ビットコイン、生牛先物(牡牛座入り前の天王星)、金と銀(海王星と魚座関連)についてその動きに軽く触れています。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        先週の市場を彩った海王星と魚座の不確実性と方向性の欠如という質は、3月1日〜3月13日の間に木星とその誇張的な特質が持つ粗野な原動力へと道を譲っていくだろう。もしこれが2月9日につけた安値から始まる新しいプライマリーサイクルのスタートなら、この時間帯は株式市場にとって非常にポジティブなものとなるかもしれない。それは木星と海王星に支配される原油のような一部の商品市場についても同様だ。原油は2月9日と14日につけたダブルボトム58.07と58.20/バレルから非常に良い立ち上がりを見せ、2月23日金曜までにはすでに63.73まで騰がっている。これは10日足らずのうちに10%値上がりしたことになる。

木星が強力な期間は3月1日の金星からのトラインで始まる。スピリチュアルな傾向を持つ一部のアストロロジャーはこれを「豊かさの法則」アスペクトと考えている。つまり、無限の豊かさ(または資金)のために自分自身に小切手を切るという儀式を通して自分が欲しいものを視覚化するための時だ。もちろんこれは効く! もし心配なら自分の代わりに私宛に小切手を切ってくれてもいい。私はそれを確実かつ適切に預金しよう。(強力で堅物の土星タイプの人達には、これはジョークのつもりだと知っておいてほしいのだが...)

        3月4日、海王星が強調された局面が魚座の海王星と太陽のコンジャンクションを皮切りに緩和されてくる。3月8日には木星が逆行に転じることから、大神ゼウスの楽観性と誇張という特質が強く前面に押し出される。そして3月13日、太陽がついに木星に調和的なトラインを形成する。これは木星から投与される主要な薬の一服であり、2月9日の安値で本当に急落が終わったのか、それとも次の下落段階が待っているかの鍵を握るだろうアスペクトだ。2月9日の大下落もまた木星が目立つ期間だった。しかしながら、2月初め頃と今回との違いは、前者が古いサイクルの終わりに来ており市場が弱気になりやすい時期だったことだ。

        サイクル終了期の強力な木星は弱気を呼ぶ可能性を持ち、突然のパニックへと導くことがある。しかしながら、通常なら木星トランシットは弱気よりも強気に傾きやすい。まして新しいサイクルの始まりであればなおさらだ。したがって、もし2月9日がサイクルの終わりであれば、現在はより強気の条件が整った新サイクルの初期ということになる。木星が誇張の原理と関連することを考慮するなら、新サイクルの始まりであれば市場は上向きに舞い上がりそうだし、いまだに古いサイクルの最終部分にあるならもう一度崩壊するということだ。

ファイナンシャル・アストロロジャーは、一つのアスペクトや他のジオコズミック要因が実際にどう展開していくかを見切る上で、アストロロジーのみならず、それ以上の知識を身に付けていなければならないという理由がこれだ。その市場固有のサイクルが現在どんな局面にあるのかによって、結果は全く異なるからだ。もしサイクルがまだ若ければ、木星は強気だ。だがサイクルが老いていれば、木星は弱気に傾きやすい。そしてそのどちらのケースにおいても、木星は原市場価格の動きを誇張するだろう。

        ところで、ドナルド・トランプ大統領は非常に目立つ木星を自身のネイタル・チャートに持っている。彼はちょうど3月1日〜13日とよく似たような木星シグナルの下に生まれているのだ。というのは、彼のチャートでは木星が滞留しながらネイタルの太陽にトラインを形成しており、しかも彼の感情を司るネイタルの月は射手座に在って木星がその支配星なのだ。 木星は大いなる誇張に加えて大いなる幸運にも関連する。彼のプログレスの金星は、2018年の大半を彼のネイタルの木星の上で過ごす。つまり個人としての彼にとって今年は「豊かさの法則」の年であり、大いなる富 — もしかすると彼の人生で最大の利益 — が生まれるかもしれないということだ。

一方、彼のネイタルの水星・海王星スクエアに対しては、トランシットの土星がTスクエアを形成する。ということは、今年は彼にとって最大の「倫理上の試練」に直面する年になるかもしれないということだ。水星・海王星のハードアスペクトは常に、自分自身に関する事実を正しく保ち、同時に他者にも彼らの真実を正しく保つ責任を課さねばならないという試練を示唆する。つまりは現況、巷を賑わせている「フェイク・ニュース」騒ぎとなる。だがよりフェイクなのはどちらの側だろう? 思うにどっちもどっちなのではないか...と私は疑っている。







訳文ここまで
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February 18, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント2/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年2月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “我々は以前から今に至るまで、変わらず明確にこう主張してきた。金利上昇と市場ボラティリティーの高まりが見える時代にバランスシートのリスクを抱える行為は市場の上昇を抑えると共に著しい下押し傾向を生む。”

— Andrew Lapthorne
  Société General 2018年2月12日付


        “『健全な財政政策としては(トランプの予算案は)失敗だ。』今週、特に保守系として知られるヘリテージ財団の財政分析シニアアナリスト、ジャスティン・ボウギーはこう語った。トランプ政権が今後10年の内に連邦政府予算の均衡を達成すると提示したのはまだ去年のことだ。『この計画は国に新たな7兆ドルの債務を付加することになる。これはオバマのような金遣いの荒い大統領でさえ企てたことがなかった規模だ。』彼は続けた。『米国の賃金と物価のインフレは足早に上昇しつつあり、これが金融市場への強力な下押し圧力となっている。』 ソシエテジェネラルのグローバル戦略担当、アルバート・エドワーズはそれに加えてこう続けた。『後に分析すれば、トランプ大統領によるバカげたタイミングの景気刺激策が金融崩壊の切っ掛けを作る鍵だったことが明らかになるだろう。』”

— Natasha Turak
  “Foolhardy” “Ludicrous,” and “The Dumbest”
  www.cnbc.com  2018年2月15日付



        とにもかくにも非常に驚きに満ちた3週間であった。1月終盤(23日〜31日)、世界の多くの株式市場が史上新高値や数年ぶりの高値に舞い昇った。その2週間後の2月9日、株式市場が10%かそれ以上の急落を見せるにつれて多くが数年ぶりの新安値をつけた。その前日となる2月8日に私達が講読者に送った株式市場の特別リポートは全ての講読者に対し、これからいつどんな瞬間にも起こり得るリバーサルに準備しておくことを薦めた。プライマリーサイクルが引き延ばされ(期限越え)ており、ボトムをつける理想的なタイミングがその当日あるいは翌日(2月9日)だったからだ。それは2月4日と10日に月が誇張のサイン射手座に在り、木星(射手座の支配星であり誇張のシンボルでもある)にスクエアを形成する太陽と金星に勢いを与えていたからでもある。特別リポートを出すにはこれ以上のタイミングは無かったろう。

これは、特定のサイクル構造が効力を発揮するにあたってはアストロロジカルな要因が必要であることを明確に示すケースだった。通常であれば、太陽と金星による木星へのアスペクト形成は、たとえ月が射手座を運行中だったとしてもこれほど強力なリバーサルとの相関性を見せはしない。しかしながら、サイクルから見ればこれは一つの時間帯がまさに終焉を迎えて株式市場がボトムをつけるタイミングであり、それと時間的に連動するジオコズミック・サインは近隣にこれのみだった。したがって、いつも以上の重みを持って作用したことになる。

だが先週述べたように、この爆発的事態は天王星トランシットが牡羊座・天秤座23°〜27°台に在泊するニューヨーク証券取引所設立図の土星にコンジャンクションを形成し、天秤座の木星と海王星にオポジションを形成する時間帯の中央部で起きてもいる。特に史上新高値や数年ぶりの高値をつけた直後、突如として起きるドラマチックな下落との相関性を持つのはやはり天王星だ(とりわけ牡羊座に在泊する時)。

世界の株式市場をざっとふり返ってみれば、最近起きたことが明らかになるだろう。アジアと環太平洋地域では、インドのニフティと香港のハンセン指数が1月29日に史上新高値をつけ、中国の上海指数も同じ日に2年ぶりの最高値に舞い上がった。日本の日経平均は前週の1月23日に26年ぶりの高値をつけ、オーストラリアのASXは1月10日、10年ぶりの高値をつけてトップアウトした。MMAの特別リポートが出された翌日の2月9日、中国の上海指数はたった2週間の内に14.6%、香港のハンセンは13%下落した。ニフティとASXは2月6日〜9日まで下がり続けたが、2桁には達しなかった。日本の日経は2月14日まで下落が続き、1月23日の高値から13%落ち込んだ。そして全てが先週の安値から力強く跳ね上がっている。

ヨーロッパにおいても同様の流れだった。ドイツのDAX、チューリヒのSMI、ロンドンのFTSEの各指数には全て1月16日〜24日に史上新高値が示現している。そしてその後それぞれに2月9日の数ヶ月ぶりの安値まで下落した。結局DAXは11.7%、他の指数は9.2%〜9.9%を失っている。

米国ではダウ平均が1月26日につけた史上最高値26,616から2月9日に23,360まで下がり、下落幅は12.2%となった。ナスダック総合は1月26日につけた史上最高値7505から2月9日の安値6630まで、11.65%下落している。そして先週の安値からは全てがスムーズな反騰を見せている。

  また株価と同様に注目に値したのは国債価格の下落で、これは上昇し続ける金利と同期した。米国10年国債先物は2011年4月以来の安値120/01まで下落している。だが皮肉なことでもあり、かつ市場間の相関性が変化していることの象徴となったのは、米ドルもまた2014年12月以来の最安値水準に落ち込んだことだった。これらの価格の動きが正反対の方向を向いていたのはそれほど以前のことではない。そしてこれは、健全な兆しではない。

これは投資家が米国経済の先行きに懸念を抱き、より良い投資先を海外に求めていることを暗示している。またこれは、トランプ政権によるバランスを欠いた予算の結果として生じる将来の連邦負債という問題をも指し示している。この予算には支出と負債見越し額の驚くべき増加が見られる。共和党なら全身全霊で阻止すべく闘うはずだった内容だ。 政党の「公約」と「偽善」という言葉の間には、もはや違いなどないということか? これは土星・冥王星のバルサミック・フェーズにもよく合致する事象で、土曜のフォート・ローダーデールの講演および直近の2018年フォーキャスト・ウェビナーで論じた話題でもあった。

        もう一つ、重要な動きを見せた市場はビットコインだった。この暗号通貨は2月6日につけた安値5911から急騰し、2月15日金曜には10,000以上をつけた。1週間のトレードとしてはなかなか悪くない(70%の上昇)。それでもまだ、たった2ヶ月前の12月18日につけた史上最高値19,458から見ればはるか下方だ。これはなかなかエキサイティングな市場であり、また天王星との相関性を持つことを示唆してもいる。

分裂と新しさの惑星である天王星が今後、お金と通貨の星座宮である牡牛座に入居した時には非常に興味深いことになりそうだ。また牡牛座は畜牛をも支配するが、期近の生牛先物は130.32と年初来新高値をつけている。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        さぁ、これからどうなる? こう質問される頻度は今後、「海王星」と「魚座」 — 不確定性と疑念の惑星と星座宮 — が強調されてくると共に、ますます増しそうだ。これら二つのジオコズミック・ファクターはまた「原油」と「医療」に関連することも頭に入れておきたい。

2月17日土曜、射手座の火星が海王星にスクエアを形成する。これは何やら偽のデータに基づく誇張された威嚇や脅しといった感じの物事を示唆するが、おそらくそれは、関連する盟約から著しく逸脱した誰か、または何らかの存在によって為されるのかもしれない。

またこの日は水星(情報)が魚座(明瞭さの欠如)に入居する日でもあり、その翌日には太陽が魚座入りし、金星(お金)は2月21日に海王星とコンジャンクトする。3月4日には太陽・海王星のコンジャンクションが起き、水星と金星の両方が3月6日に牡羊座に入居することから、こういった不確実でコントロールが利かず、責任の所在も不明というモヤモヤとした風潮は3月4日~6日あたりまで残存するだろう。

  そんなわけで、これからの2週間は、海王星と魚座がもたらす不合理な活況と現状への自己満足との闘いになるかもしれない。つまり、市場が反騰を続けるにつれて人々が2月2日〜9日に起きたばかりの現実を忘れ果てるといった状況と、市場が2月2日〜9日の出来事を連想させるもう一つの深刻な気絶状態に陥って生まれるヒステリーとパニックのフォースとのぶつかり合いだ。どちらが支配的になるかについて、私には確信がない(このような力学が働いている時、誰が確信を持てるだろう?)。互いに矢継ぎ早に切り替わりながら、二つのテーマが両方とも顕現することさえもあり得る。

だが私は次の事を知っている。2月9日につけた安値で、ダウ平均の2週間にわたる3256ポイントの下落は終わったが、これはプライマリーサイクル中の非常に遅い時期だった。それに加え、米国では退職金口座の資金調達シーズンが始まりつつある。つまり、新しい資金(おそらくは記録的な量)がまもなく株式市場に流入してくるということだ。思うに、この新しいプライマリーサイクルが十分進行し、IRA(個人退職勘定)の資金流入シーズンを過ぎるまでは、ロングよりもショートを保持する方が危険は大きいだろう。

これは全て流動性の問題であり、私自身はFRBの最近の金利引き上げ政策と緩和プログラムの中止がまもなく流動性の収縮をもたらすだろうと考えている。 だがたとえそうであるにしても、3月〜4月まではそれほど顕著には顕れないだろう。こういった資金は全て、どこかに流れ込む先を見つけなければならないのだ。そして米国経済は、土星・天王星と木星・海王星のウェイニングトラインの最後の正確な形成が完了する8月±2ヶ月までは まだまだ好調そうに見える可能性がある。







訳文ここまで
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February 11, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント2/12【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年2月12日(フリー版より)

翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “米ドルは金曜に上昇し、主要通貨バスケットに対しおよそ15ヶ月ぶりに最強となった。世界中の株と債券市場に凄まじい乱高下が見られた1週間の内に一部のトレーダーが一斉にドルへと押し寄せた結果だ。”

— “Dollar Poised for Best Week in 15 Months Amid Market Turmoil”
  Reuters 2018年2月9日付


        “...加えて2月7日と±3取引日はMMA★の重要変化日だ。また、二つの強力な木星スクエア(2月4日の金星・木星スクエア、2月10日の太陽・木星スクエア)の中間時点に来ている。これまでの数年間、私達は木星の上向きの側面を目にしてきた。つまり、それは楽観と多幸症的な気分、そして非合理的な活況さえも生まれる状況に相関していたということだ。だが私達は今、物事がそう上手くは運ばないという、木星の下向きの側面を見ている。すなわちヒステリー、パニック、そして株式市場の大幅な下落だ。ここで頭に入れておきたいのは、どちらのケースにおいても木星は「誇張」する...... 木星へのハードアスペクトは多くの場合、綿密に練られた決断を下すには最悪の時となる。しかも木曜と金曜(2月8日〜9日)には月が木星に支配される星座宮、射手座を運行中で、もともと誇張された物事をなお一層誇張するだろう。しかし、そんな時期も今週末には終わりに近付く。まもなく合理性が復活し、人々が再びより広い視野で物を見るような機会が巡って来るだろう。”

— MMA講読者向け株式リポート特別アップデート版 2月8日付より
  (直近および目先の株式市場概要の一部)



        この時期にこのコラムを休むべきではなかったと思う。どうも私が休むたびに、金融市場のどこかのタガが外れるように見える。そしてそれが起きると、わたしのメールボックスは答えきれないほどの質問メールで溢れかえるのだ。株式市場は確かに先週レールを外れ、かつて無いほどワイルドな週となった。ダウ平均は1日の下げ幅1000ポイント超えが2回という、今まで1度たりとも起きたことのない様相を見せた。

しかしながら、そんな大殺戮が起きたのは米株市場だけではなかった。広範にわたり、世界的だった。それは木星トランシットのダークサイドを描いてみせたが、過去9年間、あまり見られることのなかった光景だ。木星のアスペクトが多幸症や楽観性に相関しない時、それは集合的なパニックとヒステリー状態へと反転する。楽観が過度に誇張されがちなのと同様に、パニックもまた過度に誇張されやすい。

先週は木星に対する2つのハードアスペクトが見られた。まず金星からのスクエアで週が始まり、ダウ平均は記録的な1175ポイントの下落を喫した。そして二つめのアスペクトが週の終わり(10日金曜)に形成されてダウは木曜に1000ポイント以上下落、そしてもう一度金曜のザラ場に500ポイント下げて23,360で底をつけ、その後反転して引けに向けて330ポイント騰げ、24,190で取引を終えた。それでも週としては1330ポイントの下げとなり、去年10月中旬以来の最安値水準に達している。たった2週間前、ダウ平均は史上最高値26,616の高みに昇っていた。

  今週受け取った手紙のほとんどは市場が次にどう動くかというものだった。これは新たな弱気市場の始まりなのか? あるいは株は再び上昇するのか? この件については2月8日木曜の夜に送った購読者向け株式特別リポートにおいて長期、中期、短期の視点から見た現在の状況を詳説した。これはMMAの全ての講読者、および先週のウェビナー録音版の購入者であればMMAウェブサイトにおいて入手可能だ。これは良いタイミングで今後数日、数週間、そして数ヶ月にわたる私自身の見通しを述べたリポートだ。そしてこれまでのところ、なかなか良いすべり出しとなっている。

  先週、壊滅的打撃を受けたのは株式市場ばかりではなかった。国債もここ6年での最安値レベルまで落ち込んだが、おそらく米国中央銀行による金利引き上げという亡霊が株式市場の急落の引き金になったと思われる。株式市場が金利上昇と共に下落する時は深刻だ。金と銀も惨状を呈し、原油は7週間ぶりに1バレルあたり60ドル以下で引けた。先週は数兆ドルの市場価値が失われたことになるが、そこでこんな疑問が生じる。「市場が失ったお金の分はいったい誰が儲けたのだろう?」

先週 調子の良かった市場は非常に少なかった。例外は米ドルだが、これは興味深い。何故ならトレーダーや投資家はいまだに米ドルを安全な避難先と見なしていることを意味するからだ。そしてこの事実からもまた疑問が生まれる。「米ドルは去年激しい下落をみているにもかかわらず、何故トレーダーは今もこれを "安全な避難先" と考えるのか?」 もちろん海王星が魚座に在泊しているせいもあるだろうが(2012年〜2026年)こういった信条がいまだに効力を保っていることには、どことなく "うさんくさい" 匂いが付いてまわる。だがここでもまた先週の強烈な木星アスペクトが目立つ働きをした。木曜夜の特別リポートで述べたように、木星がこうも際立つ時は、往々にして何かを行動に移す際に必要な正しい判断力が失われる。したがって利益も失われる。先週あまりに多くの損失が生じたのはこれが理由だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “リークされたEUの内部メモによれば、EUはもし英国が離脱後に自国の競争力をより高めようとするなら、悲惨な結末を迎えることになるだろうと威嚇している。つまりEUは英国が他のEU諸国と同様に競争力のない状態であることを望んでおり、さもないと...というわけだ。”

— Paul Donovan
  “Dodgy Data. Shocking!”
  UBS Morning Audio Comment 2018年2月1日付


        “前回、黄道帯のこの領域(牡羊座20°〜27°)に天王星が入ったのは1932年4月〜1934年2月、まさに大恐慌の真っ只中のことだった。”

— “Forecast 2018” (英語版)66頁
  ニューヨーク証券取引所設立図への2018年早期 天王星トランシットの記述から


  先週の株式市場のように、うち続く記録破りの新高値の後で市場が激しく下落するさまを私が見る時、その要因や相関性として唯一思い浮かべる惑星といえば…天王星だ。これほどドラマチックなふるまいに相関する惑星は他に一つもない。とはいえ、天を見上げても天王星を含むアスペクトは土星とのトラインのみだ。だが、それがこんなドラマに結び付くことはまずない。

確かに、45年サイクルの土星・天王星ウェイニングトラインは — これまでの歴史上5件の事例において — 米国株式市場における史上新高値と相関し、その後に弱気転換して市場の下落が起きてきた。しかし、今回の下落の度合いとそれに伴うヒステリーやパニック症状は、ジオコズミック研究の言語で言うところの何かもっとドラマチックな要因が天王星に付加されていることを示唆するものだ。そしてその答は、ニューヨーク証券取引所の設立図、すなわち1792年5月17日の「バトンウッド・チャート」を調べてみれば極めて明解に得られる。

この図において、現在トランシットの天王星が牡羊座26°台で滞留しており、それがNYSEのネイタルの土星の真上であり、同時に天秤座23°〜27°台の木星・海王星コンジャンクションとはオポジションを形成していることがわかる*。これが、全てを物語っている。これが、ここ2年にわたって市場が史上新高値に舞い上がり、その後突然1日あたりの下落幅としては記録破りの勢いをもって崩落した構図を正確に描写している。

NYSE
* NYSE設立図バトンウッド・チャート(2月10日夜のトランシット)。現在月のノースノードがネイタルのアセンダントと天王星にコンジャンクトしていること、トランシットの冥王星がネイタルの月にスクエアを形成し、ネイタルの水星・冥王星スクエアにトランシットの木星がTスクエアを形成していることも全体を取り巻く背景としては興味深い。なお火星の射手座運行(ボラタイルな傾向)は3月中旬まで。


  さて、良いニュースとしては、このトランシットはまもなく終了する。あまり良くないニュースとしては、土星・天王星と木星・海王星のウェイニングトラインが今年2018年の8月に終わってしまうことだ(±2ヶ月のオーブ)。

金のガチョウ(FRBと他の世界の中央銀行)が産んだ卵にヒビが入ってしまった。そしてちょうど2008年1月に最初のヒビ割れが起きた時のように、彼らはそれを元通りにしようと試みる。2008年当時はしばらくの間それが功を奏した。だが数ヵ月後にもっと深刻な割れ目が出来て、"王様の馬と家来の全部がかかっても卵を元に戻せなかった" のだ。

彼らは新しい金の卵を産む新しい金のガチョウを創り出さねばならなかった。そして、その鳥を「ZIRP」(ゼロ金利政策)と名付けた。今、ZIRPは成鳥となったが、かつて彼女が誕生した直後のような回復力を惹起することは出来ずにいる。いや、もしかしたらある種の力は取り戻しているのかもしれない。しかし今の彼女が携える矢筒には、もたれかかる全員(全ての政治家達..)を養う食糧や燃料を確保するための矢があまり残っていない。しかもその体重(負債)は増え続けるばかりだ。飛べない鳥はまもなくレームダックに変身するかもしれない。

「ザ・グレートリセット」の始まりへようこそ。これからの3年が、並外れて "特異な期間"となるのは確かだ。






訳文ここまで
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January 26, 2018

「山羊座の土星と冥王星」WSJドキュメンタリー映像によせて

        今週1月22日付のメリマン・コラム ≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ で少し触れていた「フェイク・ニュースと検閲」という問題は、天王星・冥王星スクエア(カーディナル・クライマックス)の影響が続く下で山羊座入りし、冥王星とのコンジャンクションに近付いていく土星を念頭に、今後生じる様々な懸念のひとつを浮かび上がらせるものでした。この記事ではそれらに関連し、また補足的な意味も含めて、同じ1月22日に YouTube に公開されたウォールストリートジャーナルの短編ドキュメント・シリーズ『 Moving Upstream 』から

—『 Free Speech : Colleges in the Crossfire 』—
  • 米国で若者達を中心に起きている抵抗運動とその底流に存在するもの
そして
  • それらは何処に行き着く可能性を持つか?
というテーマの一編を取り上げて内容の要約を掲載したいと思います。


  世界に起きる潮流を惑星サイクルの観点から見るといっても、実際には他の惑星サイクル(特に天王星や海王星)や国のチャートが互いに関連しながら及ぼす複雑な要因が絡んでおり、土星と冥王星というたった2つの惑星のみでは捉えきれない要素があります。けれど両惑星が持つ力・怖れ・抑圧・拒否・頑なさ・壁・忍耐・抵抗・抑制・規制・統制・根底からの転覆・破壊と長期の再構築・内なる同調圧力 etc.というキーワードをベースに、反抗と自由と破壊とブレークスルーの惑星である天王星、そして理想、夢、曖昧さ、嘘、欺瞞、異世界、共感、逃避、犠牲 etc.の惑星である海王星との関連をちょこっと頭に置いて、このドキュメンタリーを見てみるのはなかなか興味深いと思います。
 
なお、簡単な備考を付けましたが、アストロロジーの観点から内容を考えるにあたっては、星座宮や惑星のマンデーン的な意味合いについて基本的な理解が必要になると思います(『マンデーン2016』『マンデーン2017』の付録「各サインの集合的心理傾向」も各星座宮と支配星、室区分の傾向など参考になるかと思うので、お持ちの方はぜひ参照してみてください)。 


歴史的な「言論の自由」運動発祥の地、UCバークレーで今何が起きているか?
“Free Speech : Colleges in the Crossfire” 


【キャンパスの変容】
  ー 気に入らない言論をヘイトスピーチとして排除する学生達 ―




啓蒙主義の知的継承者VSポストモダニストの闘争

「言論の自由」論争を考える際に際立つ「三つの "P"」とは
  • Polarization:分極化(対極化)
  • Postmodernism:ポストモダニズム
  • Provocation:挑発/煽動」

ー 以下、内容の要約 ー  
(もし誤訳や下の備考も含めて間違いなどありましたらどうかご指摘ください。なお、要約は番組で語られる順序どおりにはなっていない箇所や省略、意訳があります。)


        『フリースピーチはヘイトスピーチであってはならない』昨今の学生達は「言論の自由」にある程度の制約を設けるべきだと考えている。

カリフォルニア大学バークレー校(米国公立大ランキング1位、リベラルな校風で有名)では2017年2月、「オルト・ライト*」の扇動家でブライトバート・ニュースの編集主幹マイロ・ヤノプルスの講演を学生達が実力阻止した。1960年代をUCバークレーの学生として過ごし、フリースピーチ運動の黎明期に活動した経験を持つジャーナリズムの教授ビル・ドラモンドは語る。

*オルト・ライト(オルタナ右翼)とは何者か
(ニューズウィーク日本版)

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  『60年代当時の運動は(公民権運動とも連動した)政治的なものであり、そういった行為は学内では禁止されていました。だが私達は大学当局と闘い続け、やがて全国の大学が次第に譲歩するようになっていったのです。』 大学構内での政治活動は許可され、自由な言論が交わされるようになった。それは後に、学生達によるベトナム反戦運動への道を拓いたのだった。

  だがドラモンド教授は今、リベラル派の教授の一人として学生達に反対する声をあげている。『学生達は我慢が出来ません。反対意見は自分達にとって居心地悪く、怒りを感じるのです。彼らは自分達と異なる意見を受け入れることが出来ません。』『今の学生達は60年代終盤以来、最も分極化していると思います。』

彼らはあらかじめ自分達のアイデンティティに基づいた "先入観" を持って大学に入って来る。そしてそれぞれに特定の言説に対し非常に不快感を感じて全く聞く耳を持たなくなり、抵抗する。異なる意見を持つ者には「立ち去れ」と言うのだ。ここ数年、米国では全国的に「自分を中道だと見なす学生」の率が急激に低下しており、左も右も、非常に極化しつつある。彼らは大学当局に対し、自分達が嫌悪すべきだと感じる講演者を招くことを拒否し、抵抗するのだ。


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  ポストモダン以降の学生達にとって、啓蒙主義を源流とする「言論の自由」とは「欧州優越主義」(あるいは白人による支配思想)の血脈に他ならない。たとえばワシントン州のエバーグリーン州立カレッジでは、マイノリティの学生達が大学や社会において自分達の存在がどれほど重要かをアピールするため、1年に1日だけキャンパスに顔を見せない日を持つという慣例があった。だが今年の彼らは方針を変え、その日は白人だけがキャンパスを離れるよう要求した。

これに対し、自身を革新主義者であり、大統領選ではバーニー・サンダースを支持したという進化生物学教授ブレット・ワインスタインは『他者への押し付けは自由に反する』と拒否した。彼は言う。『一人の人間として、そしておそらく一人のユダヤ人として、強制的にどこかに行け、行ってはならないと言われることに、ある危機感を抱いた』と。だがその結果、彼の授業中に学生達が乱入する事件が起きた。それは学生達による「つるし上げ」であり、彼に辞職するか謝罪するかの二者択一を迫った。そして後日、彼は辞職した。現在の彼は他の多くの学者達と共に、ポストモダニズムと今日のフリースピーチにまつわる論議とを結び付け、その関係性を考える運動に携わっている。


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  「社会正義」の名の下に動く学生達にとって「自由」はもう昔ほどの価値をもたない。ポストモダニスト達は「伝統的に抑圧されてきた人々」が「現実に何を感じ体験するか」に価値を置く。そして『あなた方の言論は我々の実体験を代表していないし反映もしていない。あなたの言うことは矛盾している』と抗議する。 一方で、そんな彼らを揶揄し挑発する人々(オルト・ライトの扇動家達)が存在する。彼らは「多くの人々が本当に言いたい事」を、自分の命と社会的立場の両方を危険に曝しながら口にする社会的戦士だと自認している。

たとえば彼らはフェミニズムをたちの悪い捻れた男性嫌悪症だと攻撃する。『トランジェンダーの連中は「私とセックスしたくないなんて、それはあなたがトランスフォビア(トランスジェンダー憎悪)だからだ!」と決めつけるしね』と、マイロ・ヤノプルス。 相手を意図的に煽り、意地の悪いジョークで茶化し、侮辱する彼らの話法は、ときに教育的な指導効果を生む場合もあるが、ただセンセーショナルな本を売りたいがためにキャンパスにやって来るケースもあるとNY大学のウルリク・ベア教授は語る。

  今、抵抗する若者達は「フリースピーチ」という概念を「護られるべき言論の場を破壊する脅威」だと見なしている。『私はオルト・ライトに脅されるためにここに来たんじゃない。大学当局は彼らに加担していると思う。』 インタビュアーは問う。『かつてこの大学で生まれたフリースピーチ運動は、実際にキャンパスを破壊してまで言論の自由を護りベトナム戦争に反対しましたが?』 『その当時の運動が人類を包括的に捉え、人権を護るための破壊だったのなら、それは必要な破壊。でも今(オルト・ライトの)連中がやろうとしているのは人間性の抹殺を目的とした破壊にすぎない。目的が全く違います。』と答える新入生。 


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ウルリク教授はこうした状況を良い事だとも言う。そしてローマ皇帝マルクス・アウレリウスの言葉を引用し、人々が抵抗する時は大抵の場合、その水面下に別の重要な問題が隠れていると話す。『私達にとってこの社会はどこかが間違っている・・・と彼らは言います。そしてそのほとんどが、実のところ、米国史を通じてくすぶってきた人種問題に行き着くのです』と。

『移民問題を持ち出すと、学生達はとたんに忍耐力を無くします。そして「もうその問題を再び持ち出す必要はない。もうすでに解決してきたから」と言います。』『え、移民問題ですか!いや、解決していないでしょう?』とインタビュアー。『そのとおり。解決などしていません。それは何も解決していない問題であり、米国が背負う人種的平等という問題への根本的な関与へと導かれる話題なのですよ。』


  今は昔と違い、学生達は人種、民族、宗教、階層など最初からセクト化された状態で大学に入ってくる... セクト化した集合体にとって、議論や耳を傾ける行為は重要ではなく、相容れぬものに抵抗し、それらを排除し、自分達の要求を通すことが重要だ。そして彼らは、敵対する主義主張を持つ者は政府の高官でさえも、キャンパス内で講演することを許さない。彼らと議論する良い機会ではないのか?という問いに『議論したところで彼らの考えを変えさせることなど出来ると思いますか?』と笑う学生。革新派の抗議によって講演を中断させられた人々にはテキサス州共和党議員のジョン・コーニン、元CIA長官ジョン・ブレナン、保守派の論客ベン・シャピロなどがいる。講演者への安全対策コストも莫大な額になりつつあり、シャピロ氏の講演時には60万ドルかかったという。


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  では、キャンパス内で講演することを許されるべきなのは誰なのか...? 新しいルールが必要とされている。一方には過剰に反応する学生達。もう一方にはセンセーショナルな挑発者達が対峙する。どちらの側も完全に誠実だとは言えないだろう。 『おそらく大学を管理する当局側が何らかの取り決めをしなければならないでしょう。』とベア教授は考える。『米国憲法修正第一項(言論の自由)は、どこでもどんな状況でも何でも言える権利を保証しているわけではないのです。』現在、米国では半数以上の州が大学内の言論の自由を護るための新法を成立させたり法案を審議している。

  UCバークレーの教授ビル・ドラモンドは語る。『60年代に学生達に明け渡した規制の力を取り戻し、規範を定めて統制を行う必要が出てくるかもしれません。』たとえば、どんな主張であろうと政治色のあるイベントは再び禁止するなどだ。




要約は以上です。
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【備考1】〜というか、思い付くままに〜

◎公民権運動~ベトナム反戦運動とフリースピーチ運動
 
1960年代中盤〜後半:フリースピーチ運動
土星・冥王星オポジション期
  • 1965年4月 土星/魚座・冥王星/乙女座13°台
  • 1965年8月 魚座・乙女座15°台
  • 1966年2月 魚座・乙女座17°台
  • この時期は乙女座での天王星・冥王星コンジャンクション期と重なる
  • 米国始原図(6室魚座、12室乙女座)
  • 日本戦後始原図(魚座は3室の、乙女座は9室のカスプあたり)
フリースピーチ運動
1960年代後半におけるアメリカの学生反乱の口火を切った学生運動。1964年9月、カリフォルニア大学バークリー校で、大学当局が学生の政治活動を規制する方針を告示したのに対し、学内の学生諸団体はこれに反対してゆるやかな連合を組みフリースピーチ・ムーブメント(FSM)を結成した。運動の過程で大学当局は無権利状態の学生に対して圧制者であることが暴露され、権利の獲得のために決定機関への学生参加を要求した学生たちは、〈知識工場と化した大学〉の〈人格性と感応性を欠いた官僚機構〉を鋭く追及した。コトバンクより)


1980年代中盤:ポストモダニズム最盛期
土星・冥王星コンジャンクション期〜両惑星の蠍座運行期〜セミスクエア期
  • 1982年11月天秤座27°台でコンジャンクション
  • 1983年6月ニアミス
  • 米国始原図では1室天秤座。10室のネイタル水星と4室のネイタル月・冥王星にTスクエア形成
  • 日本戦後始原図では10室天秤座
  • 当時、天王星は射手座を進行中で1982年に木星がコンジャンクト、海王星は射手座終盤度数
  • その後冥王星は蠍座、海王星は山羊座、土星は蠍座→射手座へ(1988年、射手座最終度数で土星・天王星コンジャンクト。日本ではバブル景気が体感された頃…戦後始原図のアセンダント/山羊座0°台でコンジャンクトが起きた。
  • 1985年4月〜1988年10月まで天王星・冥王星セミスクエアがニアミスを入れて7回起きた。
  • 1988年1月 冥王星蠍座12°台、土星射手座27°台でセミスクエア

現時点での大学生は年齢的にみておおよそ射手座に冥王星、牡羊座(〜牡牛座)に土星、水瓶座に天王星(木星と海王星が加わった年もある)を持つ世代と思われる。(1997年2月に土星・冥王星のトライン)。そしてこれから2001年8月、11月と2002年5月の土星・冥王星オポジションの影響下に生まれた高校生達がキャンパスに入って来る。その後2020年1月には
山羊座22°台で起きる土星・冥王星コンジャンクションが控えている。そのとき、真の「ポスト・ポストモダン的思想」が浮上するのだろうか....?


◎ポストモダニズム


ウィキペディアからの引用によれば、ポストモダニズムとは…
(ここから引用)『ポストモダンの条件』(1979年)を著したリオタールによれば、「ポストモダンとは大きな物語の終焉」なのであった。.....例えばマルクス主義のような壮大なイデオロギーの体系(大きな物語)は終わり、高度情報化社会においてはメディアによる記号・象徴の大量消費が行われる、とされた。この考え方に沿えば、“ポストモダン”とは、民主主義科学技術の発達による一つの帰結と言える、ということだった。

 このような文脈における大きな物語、近代=モダンに特有の、あるいは少なくともそこにおいて顕著なものとなったものとして批判的に俎上に挙げられたものとしては、自立的な理性的主体という理念、整合的で網羅的な体系性、その等質的な還元主義的な要素、道具的理性による世界の抽象的な客体化、中心・周縁といった一面的な階層化など、合理的でヒエラルキー的な思考の態度に対する再考を中心としつつも、重点は論者によってさまざまであった。したがって、ポスト・モダニズムの内容も論者や文脈によってそうとう異なり、明確な定義はないといってよいが、それは近代的な主体を可能とした知、理性、ロゴスといった西洋に伝統的な概念に対する異議を含む、懐疑主義的、反基礎づけ主義的な思想ないし政治的運動というおおまかな特徴をもつということができる。

ー 引用終わり/太字下線はこちらで引いたものです



  …と、ポストモダニズムって...なにやら門外漢にはとても難しくてわかりにくいのだけれど。。 わたしのような素人目に、たとえばポストモダンと言われる建築やアート作品って、まるでモザイクのように様々な文化や事物の特徴を散りばめて、あっちへ飛びこっちへ飛びしながらも何故かひとつにまとまっているという、ごった煮のような「何か」・・・うーん世界観?として映ります。そして、それはそれで面白かったり美しかったり魅力的だったりもするという。。

また、絶対的に賢くて合理的で偉そうな、四角四面の支配的主体をバラバラに解体して見せた、カタルシス的な行為だったのかな?などとも思ったり。。 断片化。セクト化。 ポストモダニズムによって否定されたという「近代の合理精神」が本当はどんなものなのか、専門的な知識を持たないわたしにはわからないけれど。とりあえずスッキリと割り切れる善悪の意識と一点に絞られた理性的ゴールに向かおうとする時代精神が存在していたのだとすれば、1980年代中盤って・・・それまでの端正な道に敷きつめられた赤い絨毯の下に隠されていた、あらゆる欲望や非合理的な暗闇のヘドロ(ナマの人間性)を札束の力で美しく飾りつつ、あれもこれもと引きずり出して見せたようなイメージがあります。そして全てが断片化して風に吹かれて飛んでいったような。。  それでも様々な領域に根付いた小さな種はやがて芽を吹いて、それぞれに「個」の花を咲かせたような。。。 

  長く続いてきた「間違えることのない絶対理性がどこかに存在するはずだ」という信念への反動や破壊の試みとして顕れたのがポストモダニズム的気分なら、それは土星と冥王星の組み合わせ(絶対者の維持と解体)によく似合っていると思います。けれどバラバラに解体されたものは、もう一度生まれ変わることを通し、再び「新たな鋳型」として固まろうとするのかもしれません。エントロピーに逆らおうとする本能的な危機感みたいなものが、わたし達人間には組み込まれている気がします。


代表的なポストモダン建築のひとつとされる
「釧路フィッシャーマンズワーフMOO」
Kushiro_Fisherman's_Wharf
By 663highland (Own work) [GFDL (), CC-BY-SA-3.0 () or CC BY 2.5 ()], via Wikimedia Commons


  さて、ポストモダニズムのピークはいつ頃かといえば、上記の引用にも出ている1979年の『ポストモダンの条件』出版以降~諸説ありますが、1980年代中盤土星・冥王星コンジャンクション期〜両惑星の蠍座期)が最盛期だったとも言われているようです。1980年代中盤といえば、好景気に入る時期。米国はレーガン大統領、日本では中曽根康弘首相の時代ですね。

当時は芸術や音楽の世界にも華やかでノリノリのイメージがあふれていたと思うし、キラキラした流行の水面下では様々な分野で「もの言う個」をめぐる冒険的・実験的な試みも数多くなされたのではないかと思います。またMTVの隆盛によってビジュアルを意識したPOPSやROCKが台頭した時期でもありました。そういえば1979年9月に『Video Killed the Radio Star/ラジオスターの悲劇』という曲がリリースされていますが、これはテレビ(ビデオ録画技術)によって仕事を失ったラジオ全盛期の歌手を歌ったものだそうです。面白いことに、この時期は土星・冥王星サイクルが前の周期の枯渇期であるバルサミック・フェーズに入ったタイミングとぴたり同期します。 

また、土星・冥王星コンジャンクション期〜蠍座期はスピリチュアルな世界でもいわゆる「チャネリング・ブーム」が起きるなど、精神世界に新たなスター達が生まれた時代でした。ハリウッド女優のシャーリー・マクレーンが自らのスピリチュアル体験を書き綴った本『アウト・オン・ア・リム』が世界的なベストセラーになり、ニューエイジ・ブームに湧いたのも1980年代中盤です。 またアストロロジーの世界においても、1977年に発見されたカイロンについての研究がゼーン・ステインによって初めて本になり、ジェフリー・ウルフ・グリーンの冥王星だけに的を絞った大著『 Pluto The Evolutionaly Journey of the Soul 』(まさに蠍座の冥王星!)の初版が出版されたのもこの時期でした。そして多くの気鋭のアストロロジャー達が、今まで見向きもされなかった小さな惑星達の研究に手を染めていきました。

こうしてみると全体にこの時期は、天秤座の土星と冥王星による既存コンセンサスの解体に始まり、射手座の天王星(と海王星)っぽい脳天気な楽観性と夢の拡散、そして新しい領域に目標を定め飛び込んでいこうとする気概に満ちてもいた時期であり、その後土星と冥王星が蠍座に入って一度バラバラに飛び散った種子を個々に深く掘り下げ、新たに育てていったようにも思えてきます(
その後山羊座、水瓶座を経て牡羊座に入った天王星がそれぞれのアイデンティティを過激なセクト化に導いていったとしても...)。

もちろん、複雑な世界の様相と惑星サイクルとの関連を、十分な知識もないままに簡単に語ってしまうことは慎まなければならないでしょう。ただ思考を深めるためのひとつのフックとして、自己のあらゆる経験からひとつの仮説を立ててみる。それを深めたり変容させたり、ときには捨てていく。アストロロジーとはそういう繰り返しかもしれません。そして、それはつまるところ自分自身の生をその世界に映していくことでもあります。


  ところでその後、1987年10月19日にはニューヨーク証券取引所を発端とする史上最大の世界的株価大暴落「ブラックマンデー」が起きています。株価は前週末の引け値より22.6%、508ドルも下落しました。

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  当時の何が大暴落を引き起こしたのか? その原因は様々に言われているようですが、ウィキペディアによれば... ① レーガノミクスの高金利時代から割安に放置されていた株式市場に80年代に入って金融緩和の追い風を受けた世界中の資金が流入し「行き過ぎた活況」(どこかで聞いたような?)を呈していたこと。 ② プラザ合意と金融緩和によってドル高を克服したと思ったら、今度は行き過ぎたドル安を克服する必要が生じ、G7によるルーブル合意に至ったものの不調に終わったため、金利引き締めの懸念が出てきたこと。 ③交代したばかりの新FRB議長グリーンスパン氏の政策への懸念。 ④ 暴落の直前、イラン・イラク戦争に関連し米国がイランの石油プラットフォームを報復爆撃したことで原油市場への不安が拡がったこと...などが挙げられています。

いずれにしても、様々な要素が重なって投資家心理に大きな不安が膨らみ、いったん売り優勢になれば我先にと出口に殺到するような状況だったのではないでしょうか。。  それに加え、その当時から特に大口資金に関しては高度な金融工学とコンピュータを駆使した取引が行われていたため、その足の速さは以前とは比べものにならなかったかもしれません。今は小口の個人投資家もPCを使い、板を眺めながらトレード出来るけれど、80年代当時はまだまだ対応出来る状況ではなかったのではないでしょうか。。

  では日本の株式市場は?といえば... 日経平均もその日3,836円安と14.9%も下落、21,910.08円をつけて過去最大の暴落となりました。けれど大暴落の嵐だった世界の中で、実は日本が一番回復が早く、翌日には2037.32円高と9.3%も反騰。金融緩和を続けたせいで半年後にはもう下落分を回復していました。そして日本のバブル景気はさらに膨らみ、1989年12月29日に史上最高値38,915.89円をつけています。

ちなみにブラックマンデー当日のニューヨーク証券取引所設立図を見ると、ネイタルの2室乙女座(資金)火星に対し5室(投機)射手座を運行中の土星がスクエア。トランシットの月がネイタルの火星上を朝9時に通っています。またネイタルのアセンダント上の天王星にトランシットの土星とエリスがグランドトラインを形成し、ネイタルの冥王星にトランシットの土星がセクスタイル、そのミッドポイントにネイタルのエリスがすっぽり入っています。また天空では水星・金星・冥王星が蠍座でオーブ1°〜2°と接近、そして射手座の天王星と蠍座の冥王星は正確なセミスクエアからまだ1°も離れていない状態でした。

そしてその後...
土星、天王星、海王星が揃って山羊座を運行中で土星が海王星とコンジャンクトした1989年11月にはベルリンの壁が、土星が水瓶座入りし、山羊座で天王星・海王星がコンジャンクトした1991年12月にはソ連が崩壊しています。 そういえば日本のバブル景気崩壊も1991年3月からとされているようですね。この年の2月終わり〜3月は、ちょうど土星・冥王星サイクルがコンジャンクションを終えて、新しいサイクルの初回クィンタイル*を形成した時期です。また興味深いことに、この時期は日本の戦後始原図の1室(国民総体およびその "気分")で天王星・海王星がほとんどコンジャンクト(ニアミスとして記録される)、MC上のネイタル海王星にスクエアを形成。1991年4月には土星が2室のカスプに乗り、1992年1月初頭から本格的に2室を運行し始めました。

*クィンタイル:72°(360°の5分割)霊的・精神的に深く創造的な意味を持ち、何か重要なことを思い起こす刺激になるとも言われる。ただし注意深く内面を見ることが必要)


  そんなこんなで、備考と言いながらちょっと話が脱線気味になってきた気もするし、ちょっと休憩して...(^_^;。今思うと、1984年に発表された Queen のこの曲も、ある種のポストモダン的表現と言えるかな?
Radio...Someone still love you... ♪




でも、同じ年のヒット曲でポストモダン的な「気分」の一側面を特徴的に表現していたと感じられるものの一つには、こんな曲もありました。
Franky Goes To Hollywood 『 Two Tribes 』
When two tribes go to war, one is all that you can score... ♪




  さてその後。「ポスト・ポストモダニズム」的な思想はいろいろ出ているけれど、世界を席巻するほど流行するものはまだないと思われます。ポストモダニズムの波を経て、昔からのリベラルとか保守とかいう範疇(または境界)を互いに真逆に突き破り、聞く耳を持たなくなってしまった米国の学生達の在りようは、まさに牡羊座の天王星を思わせます。けれどその天王星も終盤度数に来て、来年には本格的に牡牛座入り。そこでの天王星はあらゆるリソース(お金や地球資源から個人的才能まで)の領域で実験的な試みを遂行する、そんな力になるかもしれません。牡牛座特有の頑固なほどの自己保存本能と天王星のテクノロジーが結び付いたとき、どんな思想が生まれてくるのかな? 

もしかすると、暗号通貨や新しいサイバー・セキュリティ技術を含むコンピュータテクノロジー( 牡牛座への天王星イングレス→テクノロジーを通じた「銀行」「資本主義」の変容?)、そしてバイオテクノロジーや脳科学(新エネルギー、気象操作、不老長寿〜不死、デザイン可能な人体、遺伝子操作ベビー、道徳的な脳への矯正法開発 etc.)の進歩と興隆。 …そんな流れに沿うように、こうした技術を用いて国家や世界を管理し統制することをヨシとする思想と(あるいは)それに対抗するような、自然または宗教的な意識への回帰思想が新機軸の衣をまとって浮上し、もてはやされる時代が来るでしょうか。

ただ「思想」が「思想」である限り、やはりそれも人類の文明と共に大きなサイクルの中を巡りながら、季節ごとの変わり目に咲く花々に過ぎないのか...とも思います。集合体としての人類はどこへ向かおうとしているのか? いつの日か、この螺旋運動に終わりが来るのか? いえ実際、本当にどこかに向かっていると言えるだろうか? そしてそれは、果たして「進化」なんだろうか? なんて...ね。

まったくの余談ですが、エリック・フランシスとの対談の中でメラニー・ラインハート女史が、当時はまだ発見されていなかった準惑星エリスを「ポストモダニズム」の惑星だと指摘していました。これは本当に言い得ているように思います。エリスは不和の女神として知られていますが、最初に天文台のカメラに捉えられた時点でのチャートを見ても、様々な不和の体験を通して "ポストモダニズム的自分探し" 、つまり断片化してしまった自己を取り戻すべく見つからないパズルのピースを探し求めて葛藤し続ける心理と関連するのではないかと考えられるからです。



【備考2】

米国始原図(メリマン氏推奨)と戦後日本始原図(戦後主権回復図)
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        遅い惑星達のサイクルが米国と日本のチャートの何室でコンジャンクションやオポジションを形成してきたか、そしてこれから形成するのかを見ていくこと、またパーソナルとオーバーラップさせて、自分のネイタル・チャートではどうかなど…現代史や自分史と照らし合わせながらいろいろ考察してみると面白い発見があるかもしれません。

なお、米国と同様に日本の始原図についても、大日本帝国憲法発布図、現在の日本国憲法成立図などなど、複数のチャートが存在します。けれどわたし自身は主にこの主権回復図を使っています。敗戦後、日本は被占領国としての期間がありました。その間の日本は独立国ではなくあくまで「Occupied Japan」として認識されており、世界との関係性において、国家としての存続性はそこで一度断たれたのだと考えられるからです。もちろんひとりの日本国民としてはまた異なる感覚を持つし、他のチャートもそれぞれに整合性を持つと思います。けれどマンデーン・アストロロジーで世界各国との関係や現代の事象、集合心理のペルソナを見ていくにあたっては、現在のところこのチャートに極めて高い整合性が見られるのではないか?と考えています。


        わたし自身にとってのマンデーン・アストロロジーとは、未来を予測して当たった外れたというよりも(もちろん、アストロロジーをビジネスとする際、それは「力」を示す上で必須の要素になるし、予測には関連分野への個人的意見を超えた高い見識が必要になる、という戒めもありますが..)どちらかというと同時代を生きるひとりの人間として『いったいぜんたい、これは何なのだ?!』と周囲を眺め渡してみる...そして自分の足許をあらためて見直す... そんなことのために学んでいると考えています。なぜなら、常にそこには岐路が存在するから...。

  月と金星(と天王星)がアウト・オブ・バウンズで、プログレスの月がこれから再び太陽のくびきを離れていく身のわたしとしては、これからも、たまには思いつくままにこんなスタンスで記事をUPしていければ...などと思っています(^_^;。



young_galaxies



have great fun!!!★

hiyoka(^_^



hiyoka_blue at 22:45|PermalinkComments(2)

January 21, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月22日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国政府機関の閉鎖への懸念の高まりを受けて米ドルが3年来の安値に苦しむ一方、金価格は金曜早朝に0.5%上昇したが、貴金属はいまだにここ6週間で初の週を通しての下げの途上だった。”

― Reuters
  “Gold Up as Dollar Hurt by US Government Shutdown Fears”
  2018年1月19日付


        前週末に太陽と金星から天王星へスクエアが形成された後に大きく乱高下しながらも、先週、世界のいくつかの株式市場は史上新高値または数年来の高値まで騰がり続けた。その動きは天王星が関与する際の典型(不安定)ともいうべきものだったが、週末には太陽もまた天王星が支配する水瓶座入りしたことから、一段と誇張されているかもしれない。

たとえばダウ工業平均は、週の初めに26,000以上の史上新高値をつけたが、引けまでにその高値から300ポイント以上下落して終わった。しかし、月曜休場のために取引日が減り、週の第2取引日となった水曜には急な反騰を見せて300ポイント上昇し、26,000以上で引けている。だがその後、政府機関閉鎖への懸念が市場を席巻し、ダウ平均は当初26,153の史上新高値をつけた後、木曜ザラ場で200ポイント下落した。そして金曜、政府機関閉鎖への懸念は取引時間の当初は株価への重石となったが、引けまでにダウは50ポイント以上騰げて26,071と、その日の高値で週を終えている。

株式市場の史上新高値や数年ぶりの高値に湧いたのは、なにも米国のみの現象ではなかった。先週は世界のいくつかの指数に、始まって以来の新高値や10年ぶりの高値が示現している。したがって、こうした価格の伸びは特に米国に限って見られたわけではなく世界的な現象だったと言える。アジア・環太平洋地域では香港のハンセンとインドのニフティ指数が両方共1月19日金曜に新高値をつけた。日本の日経は1月18日木曜に24,084に舞い上がり、1991年11月以来の最高値をつけた。中国の上海指数は金曜、轟音と共に2年ぶりの最高値3498まで騰がった。中国の株式市場は強さを取り戻しつつある。オーストラリアでは、ASX指数が金曜に月の最安値まで落ち込んだ。だがその前の週の1月10日 — 1月8日の重要変化日からわずか2日後 — には10年ぶりの新高値をつけていた。とはいえ、ASXの下落は近隣地域における異市場間弱気ダイバージェンスの事例を生じさせている。

ヨーロッパの市場も先週は明るかったが、やはり異市場間弱気ダイバージェンスのシグナルを示していた。ドイツではDAXが金曜に13,445まで舞い上がり、11月7日につけた史上最高値13,525に非常に近いところまで行った。しかしながらアムステルダムのAEXは金曜に爆騰して570.27と17年ぶりの新高値に達している。ロンドンのFTSEは先週火曜1月16日に7791に達したが、太陽・金星が天王星にスクエアとなった週末直前の1月12日につけた史上最高値7792からわずかに下げている。チューリヒのSMIは前週となる1月9日、これも1月8日の重要変化日に同期して示現した史上新高値から先週は実際に下落している。先週、ヨーロッパで唯一の史上新高値が示現したのはロシアのMICEX指数で、金曜に2306まで反騰した。そう、つまりロシアまでもがこの世界的な株価騰勢の動きに参加していることになる。

アメリカ大陸では先週、全ての指数 — ナスダック総合、ダウ平均からブラジルのボヴェスパやアルゼンチンのメルヴァルまで史上新高値をつけた。

        これらの印象的な反騰は株式市場に限ったことではなかった。多くの商品市場や通貨もまた騰がり、一方米ドルは3年ぶりの新安値に沈んだ。先週の原油は1バレルあたり65ドルと3年来の高値をつけたが、これは『フォーキャスト2018』で示した私達の第一ターゲット65〜70ドルに近い。金は1トロイオンスあたり1345ドルに反騰して9月8日につけた年初来高値1358ドルを試しつつある。ユーロもまた飛び立ち、2014年12月以来初めて1.2300を上回っている。この動きは2017年1月が16.5年サイクルの底となるという私達の予測をさらに裏付けるものとなっている。

        暗号通貨はまた異なる道どちらかと言えば米ドルに似た道を進んだ。ビットコインは水曜に9156まで下落、これは11月30日以来の最安値水準であり、ちょうど1ヶ月前の12月18日につけた史上最高値19,458をはるかに下回っている。金曜に株式市場が引けた後、ビットコインは11,400近辺で取引されていた。イーサリアムは健闘して先週は6266までしか下がらず、12月22日につけた4012の安値を大きく上回っている。しかしながら、これも私達の直近リバーサルゾーンに近い1月10日と15日につけたダブルトップの高値11,356と11,313から見ればはるか下方に沈んでいる。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “...他の国民生活の領域で政府による抑制と均衡が不在であるような時、国防や国際情勢に関わる行政政策と行政権に対する唯一の効果的な抑制力は「見識ある市民」の存在である。確かな情報に基づいた上での重要な世論は、それだけでも民主政治の価値を護ることを可能とする。したがって、機敏で精緻な知識を持ち、かつ自由な報道の存在が憲法修正第一項*の基本的な目的の実現に最も貢献するのはおそらくこの点においてである。確かな情報と自由な報道のどちらを欠いても、見識ある市民の存在はあり得ない。”

— 米国最高裁判決 6-3 1971年6月30日
 (映画「The Post」より「ペンタゴン文書」の報道について
  新聞社を擁護した一節)
 
  * 憲法修正第一項:米国憲法において「言論の自由」を定めた条項


         “我々の政府が国民の意見を基盤とするものであるなら、第一番の目的はそれを正しく維持することだ。そこで私に残される決断は報道抜きの政府を取るか、政府抜きの報道を選ぶかだが、私は後者を選ぶにあたり一瞬の躊躇もすべきではないだろう。”

— トマス・ジェファーソン


        “それはテープに録音された彼(リチャード・ニクソン)の肉声だ。ここで興味深いのは、トランプ大統領がツイートでメディアに言及しているのと同じ内容をニクソンもメディアについて言っていることだ。ただ、このテープが明るみに出るまで私達はニクソンがそんな事を言ったなどとは知らなかっただけだ。”

— Len Downie
  ワシントン・ポスト紙 元編集長
  インタビュー Nicole Carroll, Arizona Republic/USA Today Network
  “From Inside the Newsroom of “The Post”  2018年1月14日付


        株式指数が史上最高値や数年来の高値をつけるというエキサイティングな状況にもかかわらず、他の領域では潜在的な社会不安が高まりつつある。米国におけるその一つは、言論の自由と報道の自由への崇敬の念に関するものだ。言論の自由と報道の自由に相関するジオコズミック要因は水星だ。水星はコミュニケーションを象徴する。米国建国図(始原図)において、水星は蟹座終盤度数に在泊し、冥王星(と月)に文字通りのオポジションを形成している(1776年7月2日の建国チャート)。去年からトランシットの天王星が米国建国図の水星・冥王星オポジションにTスクエアを形成してきたが、それは今年の4月、天王星が牡羊座を離れて牡牛座(お金、銀行、畜牛)に入居するまで続く。

しかしながら、報道の自由への脅威はその時点では終わらないだろう。その後2020年と2021年にはトランシットの土星が冥王星にコンジャンクトし(そして水星にオポジションを形成)、続いてトランシットの冥王星も同様の動きとなるからだ。今、そして今後も大きな争点となっていくのは、言論の自由や報道の自由を脅かすものが、一方で「フェイク・ニュース」であり、そしてもう一方はそれに対抗するところの政権が抱える欲望だということだ。それは政権の観点や企図を支持しない報道はどんなものでも厳しく非難したいという真の欲望だ。

双子座/乙女座の19°〜22°に在泊する米国の火星・海王星スクエアに対し、トランシットの海王星がTスクエアを形成すべく進行中の今、私達が真実を知ることはあり得ないかもしれない。だが確実に言えるのは、私達がもうかなり長い間、ホワイトハウスと報道陣の狭間に置かれて虚報やいわゆるがせネタに影響されており、それに伴い「検閲」への懸念が2020年〜2022年には限界点に達するということだ。またこれは、次の金融危機のタイミングに関する私達の見通しともタイミング的に合致している。この件に関しては2月3日のワールドワイド・ウェビナーで論じるつもりだ。

短期的には、先週のコメントを再掲しておこう。
『私達にとって、最も重要なイングレスはヘリオセントリックの水星が射手座入りする1月19日~30日で、ジオセントリックの火星が蠍座運行を終了する1月26日とも同期する。これらの惑星/星座宮コンビネーションは多くの市場における大きな価格変動との歴史的関連性を持つのだが、特に貴金属と通貨においてその傾向が強く、多くの場合、弱気よりは強気として示現しやすい。私達は12月8日に火星が蠍座入りして以来、すでに貴金属に強気のインパクトが与えられたのを目撃している。金と銀が今月を過ぎてなお、すなわち火星が蠍座を抜け、ヘリオセントリックの水星が射手座を離れてもなお騰がり続けられるかどうかを興味深く見ていこう。』

また短期的に私達が焦点を当てるべきは、1月31日に起きる強力な月食の接近だ。私達は現在〜2月18日まで、ボラタイルで予測不能な星座宮、水瓶座を太陽が運行する時期に入っている。しかしながら、1月31日の月食を除いては、2月4日までリバーサルを示唆するジオコズミック・サインはない。また3月初頭までは最強レベル1のシグナルもやって来ない。これが意味するのは、去年9月の木星・天王星オポジション以来相当な勢いで続いているこの強気のブレークアウトを阻止するほどのジオコズミック上の障害は3月まで無いかもしれないということだ。

この可能性を支持する見方としては、今年の税金シーズンには2月〜3月に退職金口座への巨額の資金流入が起こり、それが株式指数を押し上げる潜在力となるという見通しがある。ひょっとするとそれは夏まで続くのかもしれない。何故なら土星・天王星と木星・海王星がそのあたりまでウェイニングトラインを保ち続けるからだ。こうしたジオコズミック要因についても2月3日に開催する次回のウェビナーで触れていくつもりだ。







訳文ここまで
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January 14, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは時間の都合により一部抄訳です。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “(まもなくFRB新議長に就任する見込みの)ジェローム・パウエルは、今後1〜2年にわたる二律背反の苦渋に直面しようとしている。もし低いインフレ率が低金利を必要としながら、その低金利自体がやがて起きる破壊的な資産の破綻の可能性を高めるとしたら? 彼は今金利を上げることでバブルの初動を抑えるべきなのか、あるいは資産崩壊の後で問題を始末するための計画を立てるべきなのか?”

— Greg Ip
  “For Fed, Stock Boom Brings Bubble Déjà Vu”
  Wall Street Journal 2018年1月11日付


        “12月20日は政治史上の悪名または恥ずべき行い、いやおそらくその両方が具現した日として後々まで記憶されるべきだ。民主党の票が一票も入らないまま — それ自体が非常に特異なことだが — 巨大な税制法案が成立した後、共和党議員達はホワイトハウスの階段でトランプ大統領を中心に集まり、自画自賛の乱痴気騒ぎを演じた... これは何も米国史上最大の減税というわけではなく、しかも連邦の赤字に打撃の追い討ちをかける行為だ。”

— Alan S. Blinder
  “Almost Everything is Wrong with the New Tax Law”
  Wall Street Journal 2017年12月28日付

        “黒人の失業率は6.8%と過去最低となった。つまり、そういうことだ。アフリカ系アメリカ人の失業率は労働統計局の資料に見られる最も古い年、1972年以来下がったことがなかった... この下降トレンドが示す政治的・経済的メッセージは明確だ。すなわち経済成長を早めれば誰にとっても利益となる。”

— “Some Good Jobs News” Opinion page
  Wall Street Journal 2018年1月6日付


        先週、世界の多くの ― 特に米国の ― 株式指数に見られた史上新高値への上昇波は、12月20日の大規模な税制改革法案成立に対するFRB元副議長アラン・ブラインダーの批判コメントを真っ向から否定したように見える。しかしながら、2017年12月20日が「政治史における恥ずべき行いの日として記憶される...」とした彼の言及は、『フォーキャスト2017』と『フォーキャスト2018』で示した「2017年12月20日〜21日が『グレートリセット』における時間的な核心となる日だ」という解説を裏付けるものではある。それは太陽と土星の両方が冬至の当日に山羊座にイングレスするという、1870年以来見られなかった出来事であり、その年からちょうど2年後に起きた、米国史上最長の経済不況へと繋がった。だがそれについてはまた別の機会に触れよう。もし読者の皆さんがこの事に関するよりシクリカルかつジオコズミックによる分析を望むなら、『フォーキャスト2018』の始まりの章のいくつかを参照していただきたい。

以下、世界の株式指数、貴金属、原油、ユーロなどについての先週の動きをふり返る記述が続きますが、今回は省略させていただきます。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        今週は株式市場のリバーサルに関連する13種の重要なジオコズミック・サインが互いに近接しながら(12月10日〜1月14日)連続してアスペクトを形成する長期の時間帯の出口となる点で興味深い。その最後尾となる2つのアスペクトは土曜と日曜(1月13日、14日)の太陽と金星による天王星へのスクエアだ。このコラムでも数回にわたって触れたように、天王星が絡む時、それが近くの支持帯または抵抗帯に対してリバーサルになるかブレークアウトになるかは誰にも予測がつかない。株式市場は9月以来、幾度となく抵抗帯を "上抜け" してきていることから、私達はその勢いが続くという可能性を排除することは出来ない。歴史的に見れば、天王星のシグナルの内およそ80%がリバーサルに合致し、ブレークアウトに関連する確率はたったの20%ではあるのだが。

今週は他のジオコズミック要因から見ても注目に値する。それは「イングレス」として知られ、惑星が1つの星座宮を離れ次の星座宮に入っていく動きを言う。これは集合心理に変化が起きる時期を意味し、それが投資家心理の変化として顕れる可能性を持つ。私達にとって、最も重要なイングレスはヘリオセントリックの水星が射手座入りする1月19日〜30日で、ジオセントリックの火星が蠍座運行を終了する1月26日とも同期する。これらの惑星/星座宮コンビネーションは多くの市場における大きな価格変動との歴史的関連性を持つのだが、特に貴金属と通貨においてその傾向が強く、多くの場合、弱気よりは強気として示現しやすい。私達は12月8日に火星が蠍座入りして以来、すでに貴金属に強気のインパクトが与えられたのを目撃している。金と銀が今月を過ぎてなお、すなわち火星が蠍座を抜け、ヘリオセントリックの水星が射手座を離れてもなお騰がり続けられるかどうかを興味深く見ていこう。

今週はまた1月16日〜17日に山羊座終盤度数で新月が起きる。その日は金星が水瓶座入りする日でもあり、また2日後の19日には太陽が水瓶座へのイングレスを果たすというタイミングだ。天王星が水瓶座を支配すること、またこの週末に天王星を含む2つのアスペクトが完了したこと、そして天王星と水瓶座が人々の中に存在する体制に従おうとしない非協調主義、独創性、独立独歩の精神、一匹狼、反抗的性質と関連することを考慮すると、私達はこの1週間で、きわどく下品かつポリティカル・コレクトネスに反する行いを多く目にすることになると予測出来そうだ。

あるいは、もし私達が幸運であれば、その代わりに(またはそれと同時に)真に独創的で素晴らしい新機軸の思想や発見に恵まれる2週間を経験することになるかもしれない。だが、市場が今月終わりまで非常にボラタイルな様相を呈したとしても驚いてはいけない。私達は1月31日に起きる強力な月食へと近付いている。また同様に、個人の領域においても世界の指導者それぞれの言動が興奮しやすく不安定になるかもしれない。もしくは希望を交えて言うなら、良い刺激を受けて友好的になる可能性もある。後者の2つの要素は水瓶座とその支配星、天王星が持つ魅力的な特質を表すものだ。

なお米国市場は1月15日月曜、マーティン・ルーサー・キングを記念する祝日で休場となる。






訳文ここまで
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January 07, 2018

レイモンド・メリマン 週間コメント1/8【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2018年1月8日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米国/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “今後の景気動向を見るにあたって注目されていた12月の米国経済は非農業部門の就業者数が予想を下回る148,000人の増加となり、失業率は4.1%だったことが金曜に発表された労働省の雇用統計でわかった。ロイターの調べによればエコノミスト予想は非農業部門で190,000人増だった。これは11月の252,000人増を大きく下回るペースだ。ホリデー・シーズンの小売業が予想外にふるわず20,000人減となったことが全体の伸びを抑えたものと見られる。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2018年1月5日付

        “米国東海岸の各地を30cm以上の積雪で覆った激しい冬の嵐はボストンとその近郊に近来まれに見る洪水をもたらし、金曜朝には1億人が影響を受けると予測される危機的寒波の襲来に備えて住民が懸命に後片付けをする姿があちこちに見られた。”

— Erik Ortiz
  “East Coast Blizzard Unleashes Epic Flooding Ahead of Dangerous Cold”
  www.nbcnews.com/weather 2018年1月5日付

        “新年は大きな爆音と共に始まる。1月1日は満月であり、その翌日1月2日には天王星が牡羊座で順行に転じる。これは大荒れの気象と厳寒を暗示するものだ。米国の北部地域は記録的降雪に見舞われ、事故や交通遮断、そして生活に不可欠なサービス網の混乱を経験するかもしれない。”

— レイモンド・メリマン
  『フォーキャスト2018』より 2017年11月執筆


        今、私はミシガンに住んでいた頃に知り合った素晴らしい人々や友人達を懐かしく思う。だが同時に、今年はアリゾナに移住していて良かったとも感じている。ここでは毎日天気が良く、気温は過去6週間にわたって心地よい70°〜75°F(21°〜24°C)の間に留まっている。しかし、新年に入って日が過ぎると共に、米国の他の地域は史上最悪のブリザードと寒気に襲われた。これはまさに『フォーキャスト2018』で述べたように、この時期のジオコズミック配置と完全に合致している。

しかしながら、こうした天候も世界の株式市場の勢いを失わせる力は持たず、多くが騰がり続けて数年ぶりまたは史上初の高値へと舞い上がった。原油は30ヶ月ぶりを超えて久々の高値まで上昇したが、これはもしかするとある程度は、極度の寒気に向けて暖房用の灯油が必要になるという予感(そして現実)の影響があるかもしれない。そしてビットコインは金曜にまたも1600ドル以上の大きな反騰を見せて終えた。

米国内においては、例えばダウ平均は25,295で引けたが、これは史上新高値だった。ナスダック総合とS&Pも同様だった。これら全てが蠍座における強力な火星・木星コンジャンクションの1日前に示現している。火星は興奮と出来高(大きなエネルギー)を支配し、木星は楽観と希望に満ちた状態を支配する。

米国のビジネス界はトランプの経済政策がより大きな経済繁栄に繋がると考えて希望に満ち、楽観している。その感覚は、まずオバマがもたらした厄介な法令と懸念、すなわち証券取引委員会によって彼らのビジネスが監視され、自分達がその存在さえ知らなかったような法令に違反したとして罰金を科されたり、それと闘うことさえ出来ないような状況からの解放と共に生まれた。そして次に来たのが新しい税制改革法案の成立だ。これにより事業税は39%から21%に引き下げられ、企業世界には未来の収益の潜在的可能性に新たな楽観的視点が拡がった。

もちろんアンチ企業(あるいは反トランプ)を唱える人々は、企業にとって新たに棚ボタ式利益を与えるような状況を嫌悪し、企業はすでに十分な現金を抱え込んでいるではないかと嘆いている(大部分は正しい)。だが私達の仕事はそんな議論に加わることではなく、なぜ株式市場がその上昇に終わりが見えないほど強力に映るのかという理由を指摘することだ。これから企業はキャッシュを貯め込むよりも支出に向かう傾向が出やすい。つまり、彼らはそうしても大丈夫だと再び信じるようになるのだ。ただ一つの問題は、こうしたいわゆる優遇税制が、中流階層や低所得階層に向けては大したことがないという点だ。だから消費者層が負う平均債務高が非常に高いことを考慮すれば、企業が実際にもっと雇用を増やして賃金を上げていかない限り、もっとお金を使えるのはいったい誰だ?ということになる。土星と冥王星が山羊座(債務)に在泊する今、トランプ政権が考えているだろうほど消費者がより多くお金を使うようになるかどうか、私にはそれほど確信がない。おそらく与信枠の限度まで借りているような時、人々が今までより多額のお金を消費に回せるとは思わない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “事実、彼は短期金利をゼロまで大幅に引き下げて国債を買い上げ、経済成長と債務償却、そして低金利という正しいコンビネーションによる操縦を行うという、まさにそれ(金融危機)が爆発した時に必要とされることを理解していたという点で(FRBを)褒め称えた。問題となるのは金利とリスクプレミアムが史上最低に近い一方、債務高と資産価格が史上最高近くに上るという状況で、その過程を維持していくだけの燃料がほとんど残っていないことだ。FRBはもう金利をそれほど下げられないのと同じように上げることもあまり出来ない。さもないと債務返済がキャッシュフローを干上がらせ、資産価格は沈没する。かくしてレイ・ダリオ氏は、株価については適正だと考える一方で低金利の時代が続くことを見越し、これからの10年間、典型的なストックボンド・ポートフォリオ*に関してはインフレと税引き後の運用益がゼロ近くなるだろうと考えている。”

— Greg Ip
  “Hedge-Fund Titan Puts Away the Punch Bowl”
  Wall Street Journal 2018年1月4日付


*ストックボンド・ポートフォリオ:株式と債券を組み入れた従来のバランス型ポートフォリオ

        しかし企業にとってこれは本当に安全なのだろうか? そしてもしそうだとしても、土星が今や政府によるコントロールを意味する星座宮、山羊座を運行しつつあり、今後3年の間そこに在泊するという状況で長期的に安全であり続けるだろうか?


        昨今、私がよく訊かれる質問は — 戦争と自然災害についての質問は横に置いて —  何が株式市場下落の要因になるのか?という問いだ。さて、私としては自然災害か戦争か、どちらが株式市場を下落させるかについては確たる解答の持ち合わせがない。何故なら、いずれにしても全ての損傷や被害から復興するために再建し、新たな兵器や武器を製造するという、より大きな必要性と需要が生まれてくるからだ。

だが私は上に引用した記事でレイ・ダリオが指摘した事柄はよくわかったし、もしトランプ氏が既存の貿易協定を断固として拒絶し新たに関税(輸入にかかる税であり貿易戦争の要因となる)をかけ始めるとすれば、それが引き起こすかもしれない様々な問題さえも見てとれた。また、インフレの増大がFRBを従来の計画よりずっと積極的な利上げへと駆り立て、現況の経済興隆を頓挫させる可能性も予見出来る。それは前回、土星と冥王星が互いにバルサミック・フェーズ(コンジャンクション前の最後の45°以内)にある時に起きている。前回のコンジャンクションは1982年に起き、次は2020年だ。あるいは、もしトランプ氏が支持者達の多くの声に応えてロバート・ミュラーをクビにしたら、それが株式市場を動揺させる可能性もあると見ている。それがトランプ弾劾への扉を大きく開け放ち、そして(または)社会不安を引き起こす可能性もあるからだ。

もちろん、これらの問題はそう早々とは飛び出てきそうにない。土星はいまだに天王星とはトラインを形成しており、それは2018年9月まで続く。そして木星もまだ2018年8月に入るまで海王星とはトラインのままだ。ダウ平均が21,600以下へと下げ戻り始めない限り、6.5年と4年サイクルはまだ上を目指している。

だがそれは、その途上である程度の修正安が起きないということではない。そしてこうした修正安は、今もジオコズミック・サインが示すタイミングに非常に良く沿っている。実際、それらの可能性の一つは今現在展開しつつあるかもしれない。1月8日〜14日は太陽、金星、冥王星がトランシットの火星と木星にセクスタイルを形成すると同時に天王星にはスクエアとなる。もしここに天王星が含まれなければ、私達はこれが株式市場の天井を示唆し、急激な下落が起きる可能性についてもっと確信を持てたろう。いずれにせよその確率は高いのだ。だが天王星が強調されることから、株式市場が新高値 ― 誰もが想定外の高み ― へと爆発し続ける可能性も否めない。ちょうど天王星が多くの場合壮大なリバーサルを引き起こすように、どんな抵抗帯をも突破して新高値へとブレークアウトすることも多いからだ。

        この時期、とりわけ蠍座を火星が運行している今は、貴金属にとっても強気となる可能性が非常に高い。この惑星/星座宮のコンビネーションは金の強力な反騰との関連に確かな裏付けを持っており、12月の初頭から始まったことは大方の目撃するところとなった。火星の蠍座運行は1月26日に終わるが、高値はその前につけることになるかもしれない。しかしながら重要な下落を終えた後は、株がこんなにも元気の良い昨今、金を保持する理由などほとんど無いと見る多くの市場アナリストの見通しに反して金はもっと高値に上昇するかもしれない。常に反対方向に動くというわけではないのだ — 木星がこうも強調されている時に限っては...。







訳文ここまで
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December 24, 2017

『フォーキャスト2018』&『マンデーン2018』

※ 12月25日付メリマンコラムは一つ下の記事になります。
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        今年も『フォーキャスト2018』が投資日報社さんから発売されました。12月25日に販売開始と聞いていたのですが、Twitterではもうお手許に届いたと報告してくださる方もいらっしゃいました。 毎年購入する方々も多い本なので今更感もあるけれど、まだあまり馴染みのない方、電子本版の『マンデーン2018』(おそらく来年春にAmazonから発売)を楽しみにしてくださる方のために、中身の項目をざっとご紹介しようと思います。

今年のマンデーン・パートを翻訳していて一番感じたのは、メリマンさんの文章が去年までと微妙に変わっているような気がしたことでしょうか。と言っても何がどう、という明確な感じではなく、ただ行間から伝わってくる迫力とでもいうか... 前へ前へ、と容赦なく押されるような、それでいて多様なニュアンスが様々に込められたような、濃密な感覚だったかもしれません。

        今年のフォーキャストの大テーマは、なんといっても「ザ・グレートリセット」の本格的な始動ということだと思います。このグレートリセットの解説を翻訳しながら、グルグル回る頭と同時にずっと考えていたこと(考えさせられていたこと)がありました。

...グレートリセット。本当にひとつの時代が終わり、新しい時代が始まっていく... 机上の空論でもなければ夢物語のような「新時代」がやって来る!というのでもない。「新時代」は派手なニュースから始まるような気がしがちだけど、実はわたし達ひとりひとりの地道な生活の場から、お財布から、SNSから、通勤電車の片隅から、TVやネットに流れる無数のゴシップの切れ端から... 全てのひと達の気分の中から芽を出し、いつのまにか始まっていく。フックになる出来事は確かにある。それはときに激しく、ときに密やかに、そしてときには残酷で凄惨なかたちを取ってやって来る。けれどその中から新たな思想が生まれ、未知の分野が開拓されていく。 それは人間の生死をはるかに超えた遅い惑星達のサイクルに導かれ、人類史という波動を創り上げていく。波動...頂点と底点をめぐるうねり。おそらくそれは、螺旋運動を真横から見たものかもしれない。その螺旋が向かう方向を真に知っている存在は果たして居るのだろうか?...太陽と土星が冬至という特別な日に揃ってエリーズ・ポイント(個と世界が相まみえ、互いに影響しあう交差点)の一つである山羊座0°にイングレスした日から、2020年、あるいは2024年まで...わたし達は今、個人としても集合意識としても、新たな人類の旅がどんな方向に向かおうとするのかを決めようとしているのかもしれない。多分その結果を単純に良いとか悪いとか判断することは誰にも出来ないだろう......。なんて。 

  今年はそんなことを感じつつ、いつものメリマンさんの文章から漂う、噛んで含めるような詳しい講義を目の前で受けているような感覚を味わいました。けれどそれと同時に、いつになく複雑なニュアンスが含まれているように感じられる箇所も多くあり、はたしてそれをきちんと表現しきれるのか?という苦しさもまた感じながらの作業になりました。時間の限られた仕事なのは初めからわかっていることなので、推敲する時間があれば...なんて言い訳は出来ないのですが。。(^_^;

        まぁ、とか何とかあれこれ言うよりも、どんな内容になっているのか見当を付けるには毎年のようにまずは目次を見ていただくのがとりあえず一番!ということで(少なくともわたしは学ぶための本を探すとき目次を見たくなります)それを順番に載せてみますね。今年はB5版で総ページ数256と去年より8ページほど増えています。


Cover2018


相場に関する天体の位相
この本に使われているジオコスミック(アストロロジー)用語


------------ここから★マンデーン・アストロロジー編------------------

2018年春に発売予定の『マンデーン2018』にはこちらの項目と後半のマンデーン&個人向け項目が収録されます。また巻末にはより詳しい相場用語やアストロロジー用語集が付録として付きます。

『フォーキャスト2018』のハイライト
29年サイクルを持つ土星が山羊座に入居、冬至付近でこれが起きるのは1870年以来初の出来事
2018年5月15日に天王星が牡牛座に入居し、11月6日に牡羊座に戻り、2019年3月6日に牡牛座に入り直して7年間の旅を開始
2017年6月16日〜2019年5月2日、天王星・海王星ワクシングセミスクエア(171年サイクル)
2020年〜2023年に次回金融危機の潜在的可能性
政府リーダーシップの変化を促す世界的潮流は2021年へと続く
今後7年の間、強調される中央銀行の変容
FRBの急進的改革へのプレッシャーが高まる
2018年も増大し続ける戦争の脅威と可能性(米国とイランを含む)はおそらく2021年へと続いていく
米国とロシア間の緊張は2026年中まで続く
米ドルの価値は2020年代も下がり続け世界基軸通貨としての地位を脅かす
世界規模で高まる「法と秩序」の要求
グローバル・リセットは続く:旅は次なる宇宙領域へ
山羊座イングレスの重要性
山羊座の土星、蠍座の木星:境界、倫理道徳、法的説明責任そして責務
法と秩序、境界と治安
牡牛座の天王星:狂い出す銀行

迫り来る一時代の終焉:ザ・グレートリセットが始まる
カーディナル・クライマックスのパート1(2008年~2015年)
 と パート2(2016年〜2024年)
ザ・グレートリセット
二次反応
土星から天王星、土星から冥王星への近接したハードアスペクトがもたらす破壊的対応性
概要
テクノロジー、テロリズム、税金、そして精神障害
天王星・海王星のワクシングセミスクエア
蠍座の木星 — 宝を探す者
獅子座を運行する月のノースノード
2018年の米国
米国始原図
米国のプログレス・チャート
米国始原図への重要なトランシット
2018年の米国と大統領
ドナルド・トランプのプログレス・チャート2018年
ドナルド・トランプの出生図へのトランシット2018年
私達が持つ不可侵の権利:生命、自由、そして幸福の追求
(これは去年までのフォーキャストには無かった章です。おそらく今回のグレートリセットを希望を持って過ぎ越していくための総まとめとして、わたし達読者のために書き足された解説であり、そして先達としてのアドバイスではないでしょうか。「あなたは — 私達は — 理由があって歴史上のこの時に生まれて来た」という一文から始まる節には、エボリューショナリー・アストロロジーの元祖としてのメリマンさんの片鱗が見える気がしました。とても力のこもった章になっています。)
2018年の水星逆行期
 
2018年の金星逆行期

2018年の火星逆行期


------------ここから★相場編------------------

このパートはわたしの担当ではありませんが、投資家の方なら各項目を見ただけで大体の内容は把握出来るのではないでしょうか。国債、米国株式、日経平均、通貨、金、原油、穀物、大豆に関し、各相場に関連するサイクル理論とジオコズミック展望、また必要に応じてキー・パーソンや関連機関のアストロロジー・チャートを駆使したファンダメンタルズ分析などを駆使し、可能性の高い値動きと要となりそうな重要変化日を割り出しています。

2018年の米国Tノート(米国10年債)及び金利

  回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  連邦準備制度理事会(FRB)
  ジェローム・パウエルFRB 新議長
  結 論
  重要変化日

2018年の米国株式

  回 顧
  米国株式の長期サイクル
  ジオコスミック1(長期ジオコスミックサイクル)
  4年サイクル
  ジオコスミック2
  NYSEの始原図
  株価のセクター
  結 論
  重要変化日

2018年の通貨市場
 (米ドル指数、ドル/円、ユーロ/ドル)
 

  米ドル指数:回 顧
  米ドル指数のサイクル―16.5年サイクルと16年“大統領選” サイクル 
  ドル/円相場:回 顧
  サイクルズ
  ユーロ/ドル相場:回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論
  重要変化日

2018年の日経平均株価

  回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論
  重要変化日

2018年の金相場
 

  回 顧
  金のサイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論
  金の重要変化日

2018年の原油相場(by Nitin Bhandari

  回 顧
  原油の中長期サイクル
  ジオコスミックス
  結 論
  重要変化日

2018年の天候パターン

  事故及び自然災害が起こりやすい時期

2018年の穀物相場(コーン・大豆)

  コーン:回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論

大 豆(by Kat Powell, MMTA Graduate)

  回 顧
  サイクルズ
  ジオコスミックス
  結 論
  重要変化日


------------ ここから★マンデーン・個人編 ------------------

2018年の調和の日/試練の日
2018年中、惑星フォーメーションが調和的な日柄と厳しい挑戦が訪れそうな日柄を提示しています。 一般的に祝いごとや重要な決め事に適した期間、避けたほうが良い時期がわかるようになっています。

2018年の季節的なテーマ

  :2017年12月21日~2018年3月20日
  :2018年3月20日~6月21日
  :2018年6月21日~9月22日
  :2018年9月22日~12月21日
2017年の冬至図、2018年の春分図、夏至図、秋分図をベースとして形成される惑星同士のアスペクトや動きを追いながら、各季節ごとに世界の米国の政治、経済、社会に起こりそうな出来事やわたし達の集合意識が創り出す「気分」を分析し予測しています。うーん、2018年は(も...ですね)かなり本格的な激動の年になりそうです。

2018年 星座別個人の運気予測
太陽が在泊する星座宮を使い、1年の個人的テーマや課題、努力すべきことやスムーズに運びそうな物事、また注意を要する物事などを「仕事とお金」「人間関係」の2項目に分けてアドバイスしています。投資家さんは昔からフォーキャストが送られてくると真っ先にこのパートを読まれるのだとか。。

牡羊座(3月20日~4月19日)
牡牛座(4月19日~5月20日)
双子座(5月20日~6月20日)
蟹 座(6月20日~7月22日)
獅子座(7月22日~8月22日)
乙女座(8月22日~9月22日)
天秤座(9月23日~10月24日)
蠍 座(10月23日~11月22日)
射手座(11月21日~12月21日)
山羊座(12月21日~1月20日)
水瓶座(1月19日~2月18日)
魚 座(2月18日~3月20日)

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  以上、とてもとても簡単ではありますが...何となく2018年版の雰囲気は感じてもらえたでしょうか。。 『フォーキャスト2018』は税込¥8,100と投資家さん向けの高価な本ですが、金融アストロロジーを学びたい方、本格的なアストロ・トレーダー志望の方にとっても必須の教材になるかと思います。また、マンデーン・アストロロジーに興味のある方には来春発売予定の『マンデーン2018』Kindle版がお薦めです。来年もきっと出させて頂けると思うので、どうか楽しみにお待ちください。


hiyoka★


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レイモンド・メリマン 週間コメント12/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年12月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されているようですので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
  来週1月1日付のコラムはお休みさせていただきます。
  m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        ビットコインは金曜、11,000ドル以下と週初めの史上最高値から44%の下落をみた。コインベースによれば、ビットコインは先週日曜に19,800ドル以上の新高値に反騰した後、ニューヨーク時間の木曜には大半の時間帯で15,500ドル近辺で取引されていた。しかし午後に入ってからの下げが夜にかけて激しさを増し、結局30.2%下げて金曜朝のコインベースでは10,400ドルの安値を記録した。その後金曜昼過ぎには13,100ドルまで回復している。”

— Evelyn Cheng
  “Bitcoin Plunges Below $11,000 in Volatile Trading on Coinbase as Rout Accelerates”
  www.cnbc.com 2017年12月22日付


        先週は非常に多くの出来事が起き、ここ150年来初めて太陽と土星が冬至に山羊座入りするというイベントにふさわしい週となった。それは『フォーキャスト2017』そして『フォーキャスト2018』でも述べたように、「ザ・グレートリセット」に関わる宇宙的配置だ。何故なら冬至はアストロロジーの研究における象徴体系の内でもすこぶる重要な意味を持っているからだ。この日は1年の内、北半球で最も暗い日だ。この時点から闇は減少し始め、光が増し始める。あぁ、ところでいわゆる「グル」という呼称はここから定義された言葉だという。つまり「闇を払いのける者」だ。

今年の冬至にこうも重要な意味を与えている要因は、土星が山羊座入りし、今後約3年の旅を開始してから24時間以内にそれが起きることにある。冬至に土星が太陽と共に在ることは、長期的展望を持つ新プロジェクトのスタートに良い期間を現出させる。この時期は、少なくとも今後3年間、あなた自身の資産(才能を含む)やエネルギーを自分が携わり続けたいと意図する物事に投資することを考えると良い。またもし可能なら7年半、ないしは29年間続けられると良いだろう。

実のところ先週、私自身はそれほど社会的に目立つ物事が起きるとは予測していなかったのだが、実際は重要な出来事があった。米国政府 — あるいは少なくとも議会共和党と大統領 — が主要な税制改革法を成立させたのだ。それが本来かくあるべきだったものの骨抜きバージョンだという現実はとりあえず忘れて、だ。つまり、スタート時点でそれは法人税を39%から15%に減税するプランだった。その後20%になった。そしてついに、21%ということに落ち着いたのだ。それでもやはり米国企業にとっては朗報の兆しとなる重要な減税であり、米国株式市場が12月19日月曜に印象的な史上新高値に上る要因となった。

現在、評判の高い幾人かのアナリストが2018年の米国株に10%かそれ以上の上昇があると予測している。彼らは正しいかもしれない。2018年の8月まで、蠍座(税金)の木星(楽観)が海王星(多幸症と利益)にトラインを形成し続けるからだ。それに加え、土星・天王星トラインも2018年8月〜9月にはほとんど正確な "戻り形成" となる。このアスペクトは2016年12月から発効しており、米国株の歴史において4年またはそれ以上のサイクルの天井に対し確率100%の関連性を保っているのだ。しかしながら、期待された物事は今や為された。だから投資家は、少なくとも税制改革がもたらすと期待される利点が現実化するまでの間は、捕らえるべき次のビッグ・アイデアを待たねばならないだろう。

先週は企業減税法案の可決と米国株式指数の史上新高値に加えて、ビットコイン価格の放物線状の上昇が、シカゴのマーカンタイル商品取引所に上場すると共に急落した。ビットコインは取引開始の前日に19,000ドルを上回る史上最高値をつけていた。投機家がショート出来るようになって5日後の取引値は10,000ドル近くだった。これもまた冬至に太陽と土星が揃って山羊座入りして長期的展望を暗示する週に起きた、興味深い展開だと言えるだろう。

        金と銀にとってもなかなか良い週だった。しかしながら、これは蠍座の火星に起因するものだと私は思う。税制改革の新法に加えてFRBによる段階的利上げの見通しは、予測を超えるインフレを生み出し経済をオーバーヒートさせる可能性を生み出す材料だ。これは2014年終盤のウェイニング・セミスクエアから2020年1月のコンジャンクションに向かう、土星と冥王星のバルサミック・フェーズと一致する可能性を持つ。前回これが起きたのは1976年〜1982年だが、当時を覚えている人もおられるかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


“地球の子として謙虚でありなさい。
  星々の子として気高くありなさい。”

— セルビアの格言
  Dan Millman “The Laws of Spirit”
  New World Library 1995年


        金融市場のリバーサルとの相関性を持つ12のジオコズミック・サインがひしめく12月16日〜1月14日という強力な時間帯の半ばに私達は来ている。その中間点はちょうど年が変わる頃だ。このクラスターには12月21日の太陽・土星コンジャンクションに加え、水星の順行開始(12月23日)、金星・土星のコンジャンクション(12月25日)、天王星順行開始(1月2日)、太陽と金星の両方による冥王星コンジャンクションと天王星へのスクエア形成が含まれている(1月9日〜14日)。そしてこれらのそれぞれが、金融市場のリバーサルと同期する可能性を持っている。

短期間にこれら全てのシグナルが集まることによって、サイクルの頂点が示現しその後リバーサルが起きる可能性は高まる。天王星の力がこれほど行き渡って強調されるということは、特定の市場が新高値をつける可能性を除外することは出来ないし、主要な支持帯または抵抗帯を破るような値動きも否定出来ない。天王星は直近で9月27日の木星・天王星オポジション当時に見られたように、株式市場とビットコインの上方への爆発と同期している。



≪個人的な記録として...≫

        アストロロジャーならきっと、私が現在ハワイ州マウイ島のハナに滞在しながら今週起きる自分のソーラーリターンを祝おうとしていることに興味を持つかもしれない。多くの人々が知るように、私は常に自分がソーラーリターン(誕生日±1日)を迎える場所を選ぶようにしている。特定の惑星が地平線(ASC/DEC)または子午線(MC/IC)に特定のアスペクトを結ぶような地域だ。今回私が求めたのは、蠍座の火星・木星コンジャンクションが魚座の月・海王星にトラインを形成する土地だった。ハナという土地は、この期待出来る惑星配置が(ソーラーリターンの時点で)MCとグランドトラインを形成する。MCは当事者が東か西へ60マイル移動するごとに1°変化するのだ。だから私が米国本土に居てはこの調和的なグランドトラインの設定を享受することはないというわけだ。

        とはいうものの、理想的なソーラーリターン・チャートを創造しようとどれほど研究しようと頑張ろうと、物事はそれでも予期しなかった方向に行くことがある。いや、私はここマウイ島で素晴らしい時を過ごしてはいる。それは月・海王星と木星・火星のトラインから期待出来る通りの素敵さだ。ここハナの「エデンの園」と呼ばれる所は長年にわたる親しい友人が所有する場所だが、瑞々しく美しく、インスピレーションに満ちた環境だ。だが一つだけ、私が予想していなかったことがある。ここの熱帯雨林に私自身が雨をもたらしてしまったようなのだ。それもただの降雨ではない。記録的な土砂降りが起きて、ハナの全道路が河になり車の屋根まで水没してしまうような洪水状態となった。2日間ひっきりなしの大雨だ。そして今日になって、やっと太陽が顔をのぞかせた。次回、私のソーラーリターンで月と海王星が魚座でコンジャンクトするような時があれば、降雨、それも大雨を予測するように記憶に留めておこう。大洪水だ。聖書にのっとって方舟でも創ったほうが良いかもしれない。

        ならば実際、私は何を考えていたのかって? 私が考えていたのは、私の2室に入る火星・木星が魚座の月・海王星にトラインを形成し、ここハナでのMCにグランドトラインを形成することだった。それで何を得たかって? ずぶ濡れだ。 だが私はまた、この「エデンの園」を映したファンタスティックな映像を得ることも出来た。ハワイの本物の熱帯雨林がどんな姿なのか興味ある人々のために、私はそれをフェイスブックのページに掲載しようと思う。結局のところ、魚座に在泊する月と海王星のペアは一方でビデオや写真を楽しむことにも関連している。この組み合わせとの関連としては言うまでもないことだが、今回私のホストとなってくれた友人はグラミー賞のジャズ部門にもノミネートされた素晴らしいミュージシャンだ。

こんな大雨に見舞われたにもかかわらず、移住を実行した9月20日以来雨が一滴も降らなかったアリゾナ砂漠での日々の後、強制的に潤いを取り戻させられたという事実を私は好んでもいる。それを快く感じるのだ。まるで魚になったようであり、同時に山羊(座)でもある。これは面白い気分だ。私の太陽が在泊する星座宮、山羊座が持つ真の描像は魚と山羊の両方の特徴を持っているのだから。


では皆さん、どうかハッピーな休日と豊かな新年を迎えられんことを!







訳文ここまで
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December 10, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント12/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年12月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週12月18日付のメリマンコラムはお休みさせていただく予定です。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国の11月非農業部門雇用者数は、最近のハリケーンによる職の喪失から回復し228,000と大幅に上昇した。ロイターズによる先月のエコノミスト予測は200,000だった。しかしアナリストによれば時間あたり平均賃金は予測を下回ったという。11月の時間あたり平均賃金は0.2%(5セント)上昇したが、エコノミスト予測は0.3%だった。年間賃金上昇率も予想より弱く、11月は2.7%の予測に対して2.5%だった。”

— ロイター通信社
  “Dollar Rises After US Jobs Report, Gains Capped by Wages”
  2017年12月8日付


        “仮想通貨情報サイトのコインデスクによれば、金曜の朝ちょうど東部標準時午前6時半を過ぎたあたりでビットコインは14,095.62ドルに急落した。これは主要な取引の平均値で同日の高値17,153.94ドルからは18%近くの下落となる。実際、ビットコインは仮想取引所コインベースで木曜には実に19,000ドル以上に跳ね上がり、急落に向かう前は19,340ドルまでつけていた。こうした荒い値動きは直近でも先週起きた20%の下落から反騰して火曜の夜に1,2000ドルでトップアウトした事例がある。”

— Evan Rosenfeld
  “Bitcoin Plummeted Just Hours After Setting Yet Another Record”
  www.cnbc.com 2017年12月8日付



        いつも私がバケーション(や子供の結婚式など)で休みを取ると、金融市場に何か大きな出来事が起きるように見える。先週は金と銀が数ヶ月ぶりの安値まで下落、そして、ほんの少し前までは1000ドルあたりをつけていたビットコインが引力に逆らって2万ドルを試そうというところまで行った。

先週は5日間のクルーズを利用した娘の結婚式に参加するためにリポートを書く時間を取れなかったが、その代わりに『フォーキャスト2018』から「狂い出す銀行」という項目を抜粋して送った。その記事の焦点は破壊と革命の惑星である天王星がお金と銀行を司る牡牛座に入居することにあったのだが、多くの人達から『なるほど』という反応を頂いたこともあり、それは適切だったと思った。私の頭の中にあったのは、お金の価値と意味が今後7年の間にドラマチックに変化する可能性で、その原因は暗号通貨にあるのではないかということだった。これはなにも、その期間に暗号通貨が現金取引に代わる新しい形式になるとまで考える必要が私にあるというわけではない。実のところ私の考えとしては、貨幣交換様式としてのその役割はこの7年のうちに終わるのではないか、という方に傾いている。

だがその前に、暗号通貨が値上がりし続けることによって多くの新しい富が生み出されるだろう。私が好んで使うビットコインについての信頼出来る情報源の一つ(そして非常に早期、100ドル前後で取引されていた頃にビットコインの買いを推奨していた)は私の新たな姻戚だが、子供達が出逢うはるか昔には私のブローカーだった。いずれにしても、彼はここ数ヶ月の間ビットコインが4万ドルに達するだろうと予測していたが、先週はその半分まで達したというわけだ。私には彼の分析を疑う理由はないし、これまでの彼の予測は全て正しかった。

だが私がここで言いたいのは — 牡牛座の天王星を基に考えて — この7年間のトランシットの前半にビットコインは天井をつけ、その後天王星が牡牛座の後半を運行する時、崩壊するだろうというシナリオだ。結論を言えばこうなる。グレート!現在ビットコインをロングしている人々によって巨大な富が生み出される。しかしその後時が至ると、今日の投資者の巨万の富がその時点の売り手へと大移動していきそうだ。それが2020年〜2024年、次の金融試練(または危機)をもたらすだろうと私は考えている。こうした「グレートリセット」にはそれに向かって収束しようとする他の要因もあるだろう。例えば地域としては中国、セクターとしては不動産だ。これは『フォーキャスト2018』で述べたように、マクワーターのビジネスと住宅市場に相関する月のノード理論に依拠している。(詳細は今月刊行される『フォーキャスト2018』または来春刊行予定の『マンデーン2018』に掲載されています。なおこの抜粋記事の原文は www.mmacycles.com で読む事が出来ます。)

        直近に目を向ければ、ダウ平均とS&Pは両方とも先週、史上新高値をつけた。これは12月4日で、木星・海王星トラインの初回の形成後最初の取引日だった。このアスペクトが生み出す多幸症は株が下落すると共に弱まっているが、その後復調し始め週末までにある程度戻した。金と銀は重要な支持帯を破った後共に急落した。新しいフォーキャストブックで予測したように、金は今1200〜1250水準へと向かっており、現在そのレンジに入った。金と銀の詳細分析は月曜夜に送信される今週のMMAサイクルズ・リポートを参照されたい。12月は金属にとって重要な月となる気配だ。この週末に火星が蠍座入りするからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ハーヴェイ・ワインスタインの凋落以来、大いなる審判が実業界、エンターテインメント業界、メディア業界、学術界を襲った。しかし米国社会の一角では、性的捕食者として告発された — 最も権力を持つ — 男達が、法的責任を逃れてきた。だがそれも先週までのことだ。”

— “Its Washington’s Turn for a Reckoning”
  Arizona Republic 2017年12月8日付


        “心の奥底では、誰もが性的虐待の何たるかを知っている。それは誰かが自分のものでもないのに要求したり無理に手に入れることを指す。それは一目瞭然のことだ。”

— Peggy Noonan
  “John Paul II’s Prescient 1995 Letter to Women”
  Wall Street Journal 2017年12月2日〜3日付



        「審判の時」というコンセプトは土星と冥王星に関連し、またそれらが支配する星座宮、蠍座と山羊座にも関連する。これは土星が蠍座を運行し、山羊座の冥王星とはミューチュアル・リセプションとなった時(2013年〜2014年)のフォーキャストブックで最初に提示したことだった。しかしながら、そのエネルギーは土星が冥王星に対するバルサミック・フェーズ(全360°サイクル中最後の45°)に入ったことにより勢いを得て強化されている。その期間は2014年11月27日〜2020年1月12日だ。私の信じるところによれば、「審判」に関わる重要なテーマは三つのD、すなわち「負債/Debt」「赤字/Deficits」「デフォルト/Default」であり、その全ては冥王星にとって鍵となる領域だろうということだった。

「審判」は、私達が土星・冥王星のバルサミック・フェーズの半ばに至ると共に、まさに加速化してきた。しかしそれは冥王星と蠍座が支配する人間活動のうち、負債関連以外の領域で表現され始めた。それはセックスとカルマで、この領域における過去の行いの結果として生じた出来事の数々として、世界の著名人による不品行が突然暴露されるに至った。そして誇張と過剰の惑星 — 木星 — が蠍座入りすると共に、その全てがまるでカリフォルニアの森林火災のように爆発的に拡がっている。木星は2018年11月まで蠍座を運行する。木星が蠍座に入ってから2ヶ月経つか経たない内に、多くの有力者達がその座から転げ落ちていった。その数はもっと増えるだろうし、まだ頭打ちにもならず、終息するまでにどこまで拡がるかも不明だ。これは私の考えだが、おそらく「審判」は性的不品行のみには留まらない。三つの「D」もいまだにその標的だ。

        直近をふり返れば非常に多くの重要な事件がこの2週間の内に起きており、最も重要な出来事を選ぶのが難しいほどだ。下院議員のジョン・コニャーズ、アリゾナ選出のトレント・フランクス、上院議員アル・フランクリンの辞職、あるいは今もゴタゴタが続く上院議員候補ロイ・ムーア(ドナルド・トランプと共和党、双方が新たに支持を表明している)など、セクシャルハラスメントの告発が最も重要な問題なのか? あるいはカリフォルニアの原野火災か? もしくはイェルサレムをイスラエルの首都として認めるというトランプの決定と、それに対して燃え上がる全中東イスラム教徒の怒りか? 判断は皆さんに任せよう。  

あなたがどれを選んだとしても、全ては水星の逆行下で起きていることだ。トリックスターとしての水星は、12月3日〜23日の間、自身の進行方向を地球から見て逆方向に転換し、後ずさりしていく。長期の読者の方々なら、私達がこの時期を重要な決定は極力避けて後の再検討と再考に備えるべき時だとしていることを知っておられるだろう。下された決断に対しては後になって後悔が生じるか、不適切な情報に基づいたものだったと知れる。そこで後々の調整が必要になる(または悪くすると新しい状況に合わせて全てを捨てることになる)。 金融市場においては、買い・売り、どちらのシグナルも一見してそう思い込みたくなる「ブレークアウト」ではなく「騙し」に終わる可能性が高いことで悪名を馳せる期間だ。 何故そんなことが起きるのか? それは銀行と政治指導者からの矛盾した発表、そして(または)日付に不一致が見られる経済報告などに起因する。私達の推奨新規ポジションは現在、短期の積極的(攻撃的)トレーダー向けのみに限定している。

        さて12月も半ばに入るにつれて、私達の焦点は12月13日±2取引日、そして12月20日〜25日に移っていく。最初の日付は水星逆行の中間時点だ。水星逆行開始から3日の内に強力なリバーサルが見られなかった市場はどれも、このトリックスター水星の逆行中間時点前後で重要なリバーサルを起こしやすい。二番目の日付は冬至(北半球)の前後で、太陽のみならず金星と土星までもが山羊座に入居する。冬至に絡むこれらのコンビネーションはここ150年近く見られなかった。以前にも述べ、また『フォーキャスト2018』ではもう一段掘り下げてみせたように、これは「ザ・グレートリセット」が第三段階に入るそのスタートであり、土星が山羊座を運行していく今後約3年間続いていく。

        これからの2週間は水星逆行を大いに楽しむことにしよう。だがもし可能なら、重要な決断はその後に持ち越すことをお薦めする。この期間は必要な情報を集めるだけにして、ホリデー・シーズンの楽しさをエンジョイすることに専念する方が良いだろう。パーティーに顔を出し、古い友人に会い、新しい人々と出逢う。だがもし取引するなら、オーダーを間違えないよう気を付けよう(例えば売りたい時に買ってしまうことのないように)。それに、他の人達が突然プランや約束を変更したり、コンピュータや携帯電話が故障しても驚かないように。トリックスターの呪術の下で、誰も彼もどれもこれも、自分以上にアテにならない。トリックスターは、ただあなたのマインドと戯れるのみだ。






訳文ここまで
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November 26, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント11/27【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年11月27日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(なお、翻訳者はこの記事をファイナンシャル及びマンデーン・アストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
まだ詳細は未定ですが、もしかしたら来週のコラムは休載になるかもしれません(メリマンさんのお嬢さんが月末から12月初めまでの予定でクルーズ中に結婚式を挙げられるそうです)。


≪ 先週をふり返って ≫

こちらは抄訳になります。

        “『リスク資産の標高が上がるにつれて、空気は益々薄くなってきている。しかし価格の大天井はまだ先だ』メリルリンチのチーフ・ストラテジスト、マイケル・ハートネットは顧客向けのリポートでこう述べた。直近の強気相場はもし2018年8月22日まで続けば史上最長となり、株が対債券で7年来のアウトパフォーマンスを続けるというのは1929年以来だと指摘している。その予測は3つの鍵となる信条を前提としている。すなわち、第一は前述の状況、第二は「最高の運用益を生み出す」だろう「最高のポジショニング、最高の利益、そして最高の手口」への期待感とボラティリティの低さ、そして最後に、金融引き締めに伴うインフレの高まりと企業負債の増大が社債市場を混乱に陥れるという予感がリスク資産反騰への重要な "熊手" となることだ。”

— Jeff Cox
  cnbc.com 2017年11月21日付

        世界の株式市場は前週のハーフ・プライマリーサイクルの安値から反騰したが、11月最初の10日間に比べると、史上新高値や数年ぶりの高値をつけた市場は少なかった。史上新高値が見られたのは米国株のみだったが、これは感謝祭のホリデーウィークで米国株が伝統的に強くなる時期だったことに合致している。

…この後、ダウ平均、ナスダック、ハンセン、SMIなど特筆すべきパフォーマンスの概要が続きます。

... 他の全ての市場は比較的穏やかな上昇ぶりだったが、中国の上海指数は金曜に3ヶ月ぶりの新安値をつけている。

原油は非常に強く、金曜には2015年6月30日以来の59.05をつけた。これは12月2日の調和的な木星・海王星トライン形成(両惑星とも原油を支配)に近付いていることを考えれば当然と言える。

より目立ったのはユーロ(対ドル)の強さ。金曜に2ヶ月ぶりの新高値に上昇し、再度1.2000を試している。9月8日に2.5年ぶりの高値をつけた時は1.2092だった。2017年1月3日につけた16.5年サイクルの安値から考えれば相当な上げ幅だ。この2017年1月3日という日付は『フォーキャスト2017』で挙げた通貨の重要変化日というだけでなく、米ドルの16.5年サイクル安値が示現する期間として示した時間帯のちょうど中央部だった。この長期サイクルが正しければ、今後2年〜5年は世界における米ドルの地位にとって正念場となるだろう。実際、全ての通貨はすでにスタートしつつある「グレートリセット」の影響を受けることになる。これについては『フォーキャスト2018』で詳説しているが、次の重要な局面は冬至を中心に12月20日〜25日となる。それは太陽と土星(と金星)が共に境界を越えて山羊座入りするという、およそ150年ぶりの出来事が起きる日柄だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “もし真実があなたの足を引っ張るのなら、あなたは間違った方向に向かっているのだ。”

— Harvey Mackay
  “Companies Must Live By A Code”
  Arizona Republic 2017年11月22日付


        先週の株式市場の反騰は、感謝祭のホリデー・シーズンと相関しただけではなく、太陽が楽観的で希望を抱く星座宮、射手座に入居(11月20日〜12月21日)した時期とも関連していた。おそらく今回は通常よりもっとポジティブな雰囲気だろう。何故なら12月2日には、木星・海王星のウェイニングトラインが全3回中最初の形成を果たすからだ。先週述べたように、次週に予定される上院での議決を前に、議会はこれから感謝祭の短い休暇に入り(市場も11月23日木曜は休場だ)、ちょうど12月2日(週末)に起きる最初の木星・海王星トライン形成に間に合うよう帰って来る。このコラムでも以前論じたように、木星と海王星は多幸症と、何年も前に前FRB議長アラン・グリーンスパンが創ったフレーズを借りれば "根拠なき熱狂" を示唆する。それは自分が恋をしていると思い込み、祝福すべき時のように感じる「のぼせ上がり」のアスペクトだ。あなたは翌日になって目を覚まし、二日酔いを何とかせねばならなくなる。『あれは "現実" だったのか?』『我々は一体何を考えていたんだ?』

ならば私達もこの多幸症タイムとポジティブな宇宙の配列を、それが続く間は楽しもうではないか。だが、上機嫌で飲み過ぎてはいけない。次の週には議会が再開し、木星は海王星から離れ、12月3日の満月(日本時間では4日に入ってすぐ)には水星が逆行に転じ*、その後は冬至に起きる太陽・土星コンジャンクションに向かって突撃だ。それは宇宙を因とするめまいの典型的な症例になるかもしれない。


* 現在は水星逆行前後のストーム・フェーズに入っており、事故、通信・電子機器の故障、契約や約束事の遅延・変更、伝達ミス、うっかりミスやコミュニケーション全般に関わる思い違いなどに十分な注意を要する。ただし普段左脳型のひとは通常より素晴らしいインスピレーションが湧く場合もある。(なお、ネイタルで水星逆行を持つひとは、逆に水星逆行期間中は冴えわたって調子が良いという例も見られる)






訳文ここまで
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November 12, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント11/13【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年11月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
今週のコラムは≪短期ジオコズミクス≫のみの掲載とさせていただきます。
なお、来週のコラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達は11月11日〜22日、いくつかの重要なジオコズミック・サインを含んだもう一つの重要な時間帯に入る。最初に待ち受けるジオコズミック・サインは、45年サイクルの土星・天王星ウェイニングトラインで、3回目の形成となる。以前、私はこれが2016年12月に始まった全3回の形成で最後になると言った。テクニカルにはそれが正しい。しかし、購読者のロバート・Wが指摘するように、このアスペクトは2018年8月に正確な度数からオーブ14分以内に再び戻って来る。したがって、この週末に起きる3回目の形成でそれが終わったとは言えない。

これは重要なポイントかもしれない。何故なら、このアスペクトの過去4回の事例では株式市場が史上最高値をつけ、その後に強力な弱気相場が続いたからだ。こうした状況が今起きつつあるのか、それとも来年夏まで現況が続くのか、どちらの可能性もあるということだ。要するに、このアスペクトの最初の形成から最後の形成までに高値をつけやすいのだが、それが今や2016年12月から2018年8月までと考えられるのだ。また、土星はダウ工業平均に属するような製造業株を支配し、天王星はナスダックのようなテクノロジー関連株を支配する。その両方が先週は市場新高値をつけたことも興味深い。

        今週は金星が木星にコンジャンクトし(11月13日)、海王星にトラインを形成する(11月16日)。これは来たるべき木星・海王星トライン(12月2日)の前兆となる、金星による「トランスレーション」だ。だからこれは木星と海王星が生み出す楽観、そして多幸症を強調する。ちょうど10月26日〜11月3日に太陽が木星と海王星をトランスレートした時と非常によく似た状況だ。木星・海王星への太陽によるトランスレーションが強気だったことを考慮すれば、金星が市場動向において似たような影響を及ぼすと推定するのはたやすいことだ。しかしここにサイクル研究を併せれば異なる視野も見えてくる。何故ならサイクルはその時点でハーフ・プライマリーサイクルの安値をつける可能性を示唆しているからだ。詰まるところ、私達はジオコズミック・サインを「リバーサルが起きるタイミング」として見ており、必ずしも高値または安値を決定付けるものとは見ない — 単にリバーサルを指すものだ。

        11月19日に火星が冥王星にスクエアを形成し、海王星が11月22日に滞留から順行に転じることでこの時間帯は終了する。 これらのジオコズミック・サインはマンデーン・アストロロジー研究の観点を通して誰もがイメージ出来るように 、その力学においてほとんど正反対だ。火星・冥王星スクエアは強烈で苛酷だ。これは危険な状況を生み出す可能性がある。火星の攻撃性が、物事を終わらせたい(事象にとどめを刺したい)という冥王星の衝動と合体しようとしてぶつかり合うからだ。これは時に暴力として顕現するし、テロ攻撃や自然災害の形をとって多くの生命を脅かすような危機的状況としても顕れる。だが一方で海王星はといえば、優しく平和的で、受動性や時には降伏や権利放棄、明け渡しの精神を示す。緊張や敵対的な態度に少しでも通じるような雰囲気を創り出さないようにと願う。これはもしかすると人命を脅かす洪水と関連するのかもしれない。海王星は大量の降雨や高潮を支配するからだ。また、原油流出、あるいは毒ガスが放出されるような事故とも関連する。  







訳文ここまで
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November 05, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント11/6【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年11月6日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、和訳購読者版の申し込み受付もされていますので、そちらもぜひご覧ください。(なお、翻訳者はこの記事をファイナンシャル及びマンデーン・アストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今週もこのパートは割愛させていただきます。m(_"_)m


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        『もし(パウエル氏が)任期を終えて立ち去る時点でFRBが大々的に組織し直されていたら驚きだろう』。2015年までフィラデルフィア中央銀行総裁を務め、パウエル氏と近かったチャールズ・ポスナーはこう語った。『彼はFRBを金融政策の改革と刷新に導いていくとは思えないが、それは彼が議長として相応しくないという意味ではない』

— Nick Timiraos and David Harrison
  Trump Fed Pick: Pragmatic, Low-Key
  Wall Street journal 2017年11月3日付


        “... 日蝕が彼のアセンダント・火星コンジャンクションに(そしてジャネット・イエレンのネイタルの太陽・月にも)触れている。...しかし、もう一つ大いにありそうな予測としては、ジャネット・イエレンの任期は今期限りではないかということだ”。

— 『フォーキャスト2017』
   レイモンド・メリマン 2016年11月執筆


        私達が先週目撃したのは、太陽による木星・海王星トラインのトランスレーションがもたらす株式世界の多幸症だけではなかった。金星が冥王星と天王星にカーディナルTスクエアを形成していたのだ。金星はお金と関連し、金融政策や通貨供給に影響する。そして冥王星と共に働く時は、中央銀行とその政策に生じる変化との関連性を持つ。先週、ドナルド・トランプは彼の最初の任期中に現FRB議長を再任命しなかったが、これは過去30年以上の歴代大統領で初めてのことだ。パウエル氏は1953年2月4日ワシントンD.C.生まれ(出生時間不明)だが、これを見れば何故トランプ氏がパウエル氏に好感を持つのかを理解するのは容易だ。パウエルのネイタルの月は天秤座の中間部に在泊するが、これはトランプのネイタルの木星上にあると言っていいほど近い。そしてトランプの太陽にはトラインだ。実際、水瓶座中盤度数に在泊するパウエルの太陽は、トランプが持つ太陽・天王星から木星へのトラインとはグランドトラインを形成する。つまり彼らはアストロロジー上の「家族」というわけだ。

しかしながらここで最も興味深いのは、天秤座に在泊するパウエルの月・海王星・土星コンジャンクションと、トランプが持つ蟹座の金星・土星コンジャンクションに対してトランシットの冥王星がTスクエアを形成し、このうちトランプの金星・土星にはオポジションとなる2019年〜2020年だ。この両者は互いにどう対応するだろう。 まず当事者が非常にフレキシブルで、変化する状況に素早く順応する意志を持たない限り、冥王星は負債と安全が脅かされる状況を支配する。FRBは今後重大な転換期を迎えるだろう。そして、この二人のうちどちらか、または両者ともに相手によって卑劣に貶められたと感じるか、あるいは自分達のコントロールを超えた外的状況の圧力によって攻撃されたと感じる可能性がある。

        今後2週間を見渡してみれば、11月13日〜16日にはまたもう一つの木星・海王星トランスレーションがやって来る。金星がこの2惑星間のトラインに参加するのだ。この取り合わせは原油と、おそらくは株式にも関連性を持つ。この期間は12月最初の週に起きる木星・海王星の正確なトライン形成の兆しを示し続けるだろう。11月19日〜12月1日には火星もまた冥王星と天王星に対するカーディナルTスクエアを形成していくことから、その感覚はまるで並行宇宙の現実を体験するようなものだろう。一方では大いなる経済楽観主義を謳歌し、同時にもう一方ではテロリズムや自然災害の脅威に対する高度の警戒態勢に入るといった具合だ。

また、11月7日火曜日に金星が天秤座の旅を終えることにも注目したい。天秤座と金星は、貴金属におけるサイクル安値と相関する星座宮/惑星だ。天秤座に在泊する時の金星は強くてポジティブ志向だ。つまり株価は反騰し、貴金属は下落する。さて、こうしたトレンドが12月初旬まで続く次の木星関連トランシットの下で続いていくのか、それとも金星が天秤座を離れることによって転換するのかを見ていこう。



≪ 長期的考察 ≫

        “『法人企業は大幅な減税措置を受けるが、その対価は米国内の不動産によって支払われるのだ』全米住宅産業協会会長ジェリー・ハワードはこう指摘する。『経済において誰が勝者で誰が敗者かを選ぼうなどとは思っていない..いつも共和党はそう言う。だが彼らは明らかに小規模企業より大企業を勝ち組に選んでいるし、米国の中間層よりも富裕層を選んでいる』”

— Laula Kosisto, Christina Rexrode, and Chris Kirkham
  “Tax Plan Cuts Incentives to Homeowners” 
  Wall Street Journal 2017年11月3日付


        今、木星は蠍座に入って約1年を過ごすべく運行中だ。木星は「希望」に関連し、蠍座は「税金と負債」を支配するところから、これは米国における税制改革への期待との相関性を持っている。だが木星は実際に取引をまとめられるのか? 私にはそれほどの確信がない。 その理由の一つに、この税制改革法案は米国中間所得層への恩恵になると喧伝されていたが、私自身がその詳細を調べた限りでは、どうも中間層にとって何かがそれほど変わるようには見えないのだ。私の目にそれは、単に高くつく物事のために安上がりになる物事へとシフトするに過ぎないように見える。

真の勝者は企業であり、法人税率が35%から20%へと下がる。それは良いことだ。だが企業が海外から米国内に資金を移す時は — 5%の税金を上乗せすると? どういうことだ? 私にはこの税制改革に絡む、手品師が使うトリックのような誤魔化しが本当に理解出来ない。これではまるで、選挙運動中の公約だ。頼む、こんな偽物ではなく実物のマネーがどうなるかを見せてくれ! 3個のクルミの殻の下に隠れた豆の在りかを当てろと言わんばかりの単なるいかさまゲーム*ではなく、豆が真に存在する場所を見せてほしい。
* 原文shell game:シェルゲームは台の上に置いたナッツの殻3個のうちどれかの下に一粒の豆を起き、殻を右に左に滑らせて相手に豆が入った殻を当てさせる賭けゲーム。昔からインチキ賭博の代名詞にもなっている。

    人間活動のサイクルとジオコズミックとの相関性の研究において、真に平均的米国人の助けとなる実質的な税制改革に最も頻繁に相関してきたのは、土星・冥王星サイクルだ。このサイクルは2020年になるまで顕れない。つまり、そういうことだ。今現在、巷には税制改革にまつわる興奮が存在する。これは蠍座の木星に似つかわしい状況だ。しかしながら私は、それが宣伝されているようなものかどうかは疑わしいと思う。木星はまた誇張をも支配する惑星なのだ。

ところでファイナンシャル・アストロロジャーであれば、このシグナルに注目するだろう。トランシットの土星が今年の冬至に山羊座入りし、来年の大半にわたって米国の金星・木星コンジャンクションにオポジションを形成する。そしてFRBの太陽・冥王星オポジションの上にも乗るのだ。FRBは、9年間続けた金融刺激策から身を引くことにより、経済の流動性を枯渇させていく。米国は、中央銀行が進めていく経済流動性の喪失(と共にホワイトハウスによる "低湿地" からの "排水")とのバランスを取るために、消費者のポケットにもっと多くのお金を注ぎ込むような、真の税制改革を行う必要がある。この「脱水」(冥王星)作業が成功するのは、銀行と政治指導者達が適切な時期に巧みにパズルのピースをはめ込むことが出来た時だけだ。もし出来なければ、2017年12月から2018年8月の間に「良い時期」は変化し始める可能性がある。






訳文ここまで
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October 22, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/23【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中のは翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】来週10月30日付のメリマン・コラムはお休みさせていただく予定です。



ー注意ー

  このコラムの目的は、ジオコズミック研究の経済、政治、社会心理学的事象との相関性についてそれが何であるかの教育的洞察を提供することであり、それが翻って金融市場のタイミング測定の助けとなり、トレードに必要な様々なツールの1つとして役立つ可能性を示唆するものだ。このコラムは金融市場におけるトレードを推奨するものではなく、他の分析ツールとの併用なしに売買に使用するべきではないことをお断りしておく。

R. Merriman


≪ 先週をふり返って ≫

“独裁政治を装う民主主義などない。だがほとんどの独裁国家は自分達が民主主義だとうそぶく。”

— ジョージ W. ブッシュ
  ニューヨーク市にての談話より
  Wall Street Journal 2017年10月20日付


“国際舞台に上る全ての指導者の中で、習近平氏は最も重大な人物になるだろう。これは単に彼が一国家の支配者であり...//... そしてその国の経済が2014年に米国を凌ぎ世界最大級となった(IMF、CIA単一基準の購買力平価による)からだけではない。彼の政権2期目が終わるまでに、中国経済は米国を40%上回るペースで成長する。その時点で、彼は北京を世界に冠たる都市として確立し、習近平という存在を、成長と安定を求める世界がまず第一に頼るべき存在とするだろう。”

— Graham T. Allison「中国の新皇帝を注視せよ」
 Wall Street Journal 10月19日付


“『私は本当に行儀良くナイスな態度を守っている。だがある時点まで来たらやり返すし、そうなればとんでもないことになるだろう』”

— ドナルド・トランプ
  ジョン・マケインが先週行ったスピーチ:
 『...問題解決よりもスケープゴートを見つけることに躍起となる人々がでっち上げた未熟で偽物のナショナリズムのために、世界のリーダーとしての義務と地球における最後にして最善の希望であり続けるという責務を拒否するというのは、我々アメリカ人が過去、歴史の灰燼に追いやってきたうんざりするような他のドグマの数々に愛着するのと同じくらい愛国心に欠ける行為だ。』に答えて。


        先週はまたもや米国と世界の株式指数にとって、9月27日の木星・天王星オポジションに基づく2つの台本のうち1つに関連するブレークアウトの週となった。これら2つの台本とは、1)プライマリーまたはハーフ・プライマリーサイクルからのリバーサル 2)主要な支持帯または抵抗帯のブレークアウト だ。2016年12月終盤と2017年3月初旬に起きたこのアスペクトの最初の2回は、1928年以来の歴史的な確率約82%に沿った形で米国株式市場における高値からの主要なリバーサルと同期した。しかし、3回目となる今回は史上新高値への爆発的ブレークアウトとなり — 今もそれが続いている。ブレークアウトが起きる確率は20%だ。

これが投資家達 — そして私達 — が、講読版のリポートに詳説する実際のトレードにおいてトレンド分析、サイクル・パターン研究、そしてテクニカル研究をファイナンシャル・アストロロジーと並行して活用するその理由だ。たとえばトレンド分析は、ポジション・トレーダーにショートを勧めることはなかった。トレンド分析は2016年2月以来、弱気を示したことがない。18ヶ月の間全ての下落は単なる修正安であり、ファイナンシャル・アストロロジーは下落が始まった時期、たとえば3月1日からの最長下落期など、そのほとんどを正しく割り出した。

また、4月17日〜19日(金星逆行の終わり)、そして8月21日(日蝕と土星順行)のように、後に強力な反騰を伴った年初来で最も重要な安値も正しく特定した。だが、ファイナンシャル・アストロロジーがどれほど価値があり、マーケットタイミング・ツールとしてどれほど一貫した信頼性を持つとしても、それは — それのみで — 誰もに推奨出来るスタンドアローン・ツールとして使うべきものではない。そしてテクニカル分析、トレンド分析、パターン認識研究、あるいはファンダメンタル分析にしても同様だ。どんな因子も研究も、100%の予測は出来ない。木星・天王星アスペクトもそうだ。重要な市場リバーサルに対し100%相関するわけではない。その一貫性は82%であり、私達はその必然性ではなく可能性を参考に仕事をしている。しかし投資家としては、それぞれの研究の都度の重要性を計りながら統合していくことにより、利益対損失のせめぎ合いにおいて失敗よりも成功の可能性を高めることが出来る。

  何故私がそれを持ち出したかというと、このコラムでは82%の歴史的信頼性に基づいて9月27日の木星・天王星オポジション±12取引日内での市場リバーサルの可能性を確認したからだ。それはアストロロジー上の要因のみをベースとした予測だった。何故なら、このコラムの第1の目的は、読者の方々にファイナンシャル・アストロロジーの何たるかを学んでもらいたい、というものだからだ。提示される予測は実際の推奨トレードに使われる他の研究とは全く関わりがないし、このコラムはその種のものではなく目的が異なる。トレード実践者のために様々な因子を総合して実戦的なアドバイスをするというのは講読版リポートが果たす役割だ。

とは言ったものの、私達が分析している他のほとんど全ての市場(株式市場を除く)に、直近のジオコズミックCRD(重要変化日)において主要なトレンド・リバーサルが見られたのも事実だ。そしてこの事は、成功するトレードについてのもう1つの原則 — 市場の多様性 — の好例だ。だがこれについては日を改めて解説するとしよう。今はただ、ジオコズミック・サインのみが9月27日周辺の天井とそこからの下方リバーサルを示唆したという事実と、にもかかわらず他の因子研究ではポジション・トレーダーのショート転換は示されなかったことをお伝えしておきたい。S&P(とナスダック)のポジション・トレーダーは講読版の推奨に沿って、4月中旬に金星が順行して以来今もロングを保持している。

以上の記述は、このコラムがトレードの成功に繋がらないと苦情を言ってきた一部の読者の方々への回答として書いたものだ。もしファイナンシャル・アストロロジーを使ったトレードで成功したいなら、ジオコズミック研究をトレーディング・プランの一部として含んだトレード・アドバイス・サービス(MMAのような)を講読するか、もしくはジオコズミック研究をトレードのために開発された他の信頼に足るツールと統合して使う方法を学ぶことに尽きる。後者の場合、あなたがその方法を自らの経験によって学ぶなら、毎回のコラムに提示された「タイミング・ファクター」を取り入れ、それを私が今週挙げたような他のツールと併用することによって成功出来るだろう。

だが、このコラムだけを頼りにトレードするって? 悪いことは言わない。それはあなたによほど素晴らしい木星トランシットが訪れた時だけにしたほうが良い。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        ジオコズミック研究は今週が「変化」の時だと示唆している。火星は10月22日の日曜に天秤座入りし、太陽は10月23日に蠍座に入居する。また同じく10月23日には、ヘリオセントリックの水星が射手座入りして11月3日まで運行する。これは金属と(または)通貨の大幅な価格変動に相関する最も重要なシグナルの1つだ。

惑星が星座宮を移行する時、集合体の意識はシフトする。火星がカーディナルサインである天秤座の門をくぐる時は、金融市場、特に金利や通貨価格に影響を及ぼすような発表が中央銀行によって行われることが多い。木曜には太陽が木星にコンジャンクトするが、これは12月初旬に起きる木星・海王星トラインのトランスレーションの一部となるものだ。太陽は11月3日に海王星とのトラインを形成してそのトランスレーションを完了する。この動きは多幸症が継続することを示唆するが、世界の株価にとってはその可能性が高そうだ。







訳文ここまで
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この後、移住についてパーソナル・アストロロジーに触れた部分が続き、それも大変興味深いのですが....今週は時間の都合で割愛させていただきます。m(_"_)m


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October 15, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月16日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
今週のコラムはお休みの予定でしたが、トレンド確定の記述があったのでとりあえずポイント的に抄訳をUPすることにしました。(来週はお休みにするかもしれませんが...^_^;)今後もしばらくはフレキシブルにいこうと思っています。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

ポイント
9月27日±12取引日という影響範囲を持つ3回目にして最後の木星・天王星オポジションは今、世界の多くの株式市場での上方ブレークアウトに相関し、リバーサルではなかったことが明確となった(他の金融市場及び商品市場も同様)。したがって先週は多くの株式指数が数年ぶりの新高値または史上最高値に舞い上がり、これにはダウ工業平均、ナスダック総合、S&Pも含まれていた。

木星・天王星オポジションの上方ブレークアウト・モードの余波が続き、その典型として世界の株式指数にとっては良い状況が続いた。また商品市場でも先週は強気が目立った。

米ドルは例外で、2020年の土星・冥王星コンジャンクションが近付いてくるにつれて、徐々に大きな懸念となっていきそうな雲行きだ。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

    先週は火星が土星にスクエアを形成(10月8日)、太陽が冥王星にスクエアを形成(10月9日)した。これは金融市場のトレンド・リバーサルとしては顕現しなかった。しかし、カリフォルニア州ではワインの産地として知られる地域を襲った凄まじく壊滅的な大火として燃え広がった。火星は火事と関連し、冥王星は生命と価値ある資産の損失に関連する。

    この悲劇的な損失はまた、10月6日に起きた天王星・海王星セミスクエアの171年サイクルにおける全5回中2回目の形成にも関連付けられる。過去のコラムではこのアスペクトをハリケーン(天王星)と洪水(海王星)とに関連付けたのだが、天王星は牡羊座に在泊している。ということは、火事(火星とそれが支配する牡羊座はどちらも火事及び高い気温に関連を持つ)に関わっていた可能性がある。

天王星はまたコンピュータやテクノロジーに関わりを持っている。そして、ネガティブな顕現としての海王星には窃盗行為がある。この二つのテーマを一つに統合して昨今のサイバースペースを見渡せば、スパイ活動、ハッキング、詐欺・窃盗が何故これほどまでに世界を覆う問題となっているかを見て取れる。金融関連の領域では、海王星は泡/バブルに関連を持つ。私達は世界の株式指数にその証拠を見ているわけだが、このアスペクトは2019年に入るまで続くことから、その影響はまだしばらく続く可能性がある。またこれは、偽情報、信用詐欺、そして過去の個人的体験が引き金となる急激な精神障害の発症との関わりも持つアスペクトだ。

    その他にも二つの注目に値する重要なジオコズミック・サインがある。まずは先週10月10日の木星の蠍座入居で、これは13ヶ月間続く。蠍座はOPM(Other People's Monies)、つまり銀行、投資銀行、貸出機関、抵当証券業、証券会社etc.を支配する。まもなく天王星が牡牛座入りして(2018年5月15日)7年間滞在することから、銀行と関連業は2年〜5年続くバブル期へと動き始めることが予測される。だがその後、天王星が牡牛座(銀行のように「価値」を溜め込む場所)を離れる時、バブルは弾ける。この事については『フォーキャスト2018』の中で詳説するつもりだ。

もう一つの注目すべき長期ジオコズミック・サインは3回目にして最後の土星・天王星ウェイニングトラインで、11月11日、今から1ヶ月弱の内に起きる。これは米国株式市場がこの世に誕生してからたった5回しか形成されたことのないアスペクトだ。どの場合も、その中央時間帯に史上最高値が示現した。今回の場合、その時期は2016年12月〜2017年11月の間だ。これまでのところ、市場は過去20ヶ月にわたって顕著な反転を見せてはいない。ならば11月の終わりまでに反転して土星・天王星トラインが示す過去の記録を完全なものにするのか? これらの疑問が私を眠らせない。 まるで全てが良い状況にあって、経済においても金融においても非常に大きな流動性と成長の機会に溢れているように見えさえする今、いったい何が重石としてこれを抑える可能性を持つのか?とあなたは首をひねるかもしれない。この疑問もまた、私を眠らせることがない。

そこで私はメラトニン*に投資しようかと思っている。



*メラトニン:睡眠ホルモン/米国製のサプリメントは日本でも数多く販売されている
       原語「Invest in 〜」で「投資する」の他に口語では「買う」という意味になる



訳文ここまで
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この後にアリゾナ州への移住に関してのエッセイが続いています。

要約すれば:


  引っ越しは厄介事だが変化への期待とワクワク感は素晴らしく、新しい始まりは払う労苦の価値が大いにあると前のコラムに書いた。 で、米国を横断する移住に伴うインターネット接続のゴタゴタは何とかなったものの、なんと電話が繋がらない。こんな状況だということは、きっと私にハードなトランシットのアスペクトが来ているからだと思うだろうが、そのとおり。私の水星・天王星オポジションにトランシットの火星がTスクエアだ。とりあえず私はまだ誰のことも殴っていないし、これまでのところ誰からも殴られてはいないのだが。

  今起きていることといえば、MMAのオフィスに電話やFAXで連絡しようとしても自動的に留守電になり、しかもメッセージ録音も出来ない状態になる。オフィス側では電話のベルさえ鳴らないという事態が続いている。これでは
誰がいつかけてきたのかもわからない。オンラインで調べると、かかってきた数十本の電話が全て番号違いとして記録されているという状況だ。これはもう、誰かを殴りたくなるような状況だが、実際には、まるで誰かから殴られたような感じに近いだろう。

そんなわけで、MMAはミシガン/アリゾナ間の電話・FAXの移行に問題を抱えている。事業者からは来週か再来週には何とかなるだろうと言われているのだが...。 私が祈りの鎮静作用を知っていて良かった。さもなければ誰かを殴るところだ — 誰かに殴られる前に(私は積極的なタイプだ)。

それはそれとして、もしMMAにコンタクトを取る必要があれば、オーダーであればMMAのサイトから、または暫定的なメールアドレス mmacyclesstaff@gmail.com  までご連絡頂きたい。今後1〜2週間で電話は復旧すると思われるが、この試練の間は一時的な電話番号を使うか、通常番号から私達の携帯に転送されるように設定されるはずだ。

  さて... 10月19日木曜(日本時間20日未明)には天王星とオポジションの新月がやって来る。もしかしたら、その後は全て上手くいくのかもしれない。願わくは、地震や新たな予測不能のコンピュータ問題に繋がらないことを祈る。私はこの新月のアスペクトを光明の指標として思い描くつもりだ。そして電話会社にとっても光明となることを思い描こうと思う。どうか私のために幸運を祈ってほしい。私もまた、読者の皆さんそれぞれの幸運と、今週のトレード成果を祈っている。

…ざっとこのような内容でした。


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(以下、後記)

  米国内で会社ごとミシガン州からアリゾナ州に移るということは、北東から南西へと北米大陸を斜めに横断することになります。移転に関わる電話会社の対応ひとつ取っても、日本国内では当たり前に思えるサービス事情が向こうでは全く違っていそうです。きっとビジネスや労働、サービスに関する一般的な価値観やシステムに根本的な違いがあり、何か起きたときにそれが鮮明になるのかもしれません(おそらく人や立場によってかなりの違いはあると思いますが)。

このところのコラムを読んで、メリマンさんは何故『フォーキャスト2018』の執筆期間である今この時に大規模な移住を考えたのだろう? と思うひとは多いのではないでしょうか。わたしもそのひとりです。アストロロジャーであれば誰もが、人生上の大きな決断をするときには自分のチャートを調べます。ネイタルに対するトランシットはもちろん、プログレッションやダイレクション、そしてソーラーリターン、またはホラリーやアストロカルトグラフィなど...。

以下はわたしの推察に過ぎませんが、特に移住や移転の場合、気に入った候補地の中から目的地を決定する際にメリマンさんが重要視する技法の一つはソーラーリターンではないかと思います(著書やこれまでの著述などから)。ソーラーリターンとは一年に一回だけ、そのひとの出生時の太陽の位置にトランシットの太陽がコンジャンクトする "瞬間" のチャートです。なのでほとんどの場合は誕生日になるのですが、時には1日ズレるケースもあります。この場合、移転先の緯度経度を使ってリターン図を描くことにより、その年の誕生日からの一年を暗示する各惑星の「室区分/ハウス」が変わってきます。そして室区分が変われば、その惑星が何をもたらしやすいか、それは人生のどの領域に起きやすいかも変わってきます。もちろんソーラーリターンの場合、次の一年はまた星回りも室区分も変わるのですが、それでも
新しい環境に慣れていくための最初の一年は未来を左右する可能性があり、とても重要な意味を持ちます。そのひとにとって移住の目的がハッキリしているなら、なおさら。。

  メリマンさんはきっと、世界の先行きにも、おそらくは個人としての人生においても、大きな変化がこの先に待つことを予感した上で、今年のソーラーリターン(彼の場合は12月25日)には新しい土地で新しい一年を迎えようと決心したのかもしれません。ちなみにアリゾナ州スコッツデールでのメリマンさんのソーラーリターン図では、資産形成を支配する2室に金星(お金と愛)、木星(発展と幸運)、太陽(生命力/SR図の10室支配)、土星(地固めの力)が入り、その2室のカスプには、ネイタルのMC・ASCの支配星である水星(思考力)が乗っています。また、MC付近には月のNノード、IC付近にはSノードが在泊しており、仕事人としての彼のプライオリティを示しているような気がしました。 また、月のノード軸には蠍座の木星がTスクエアでハードアスペクトを形成しています。その木星はソーラーリターン図のASCとコンジャンクト。そしてプライベートな内面や家庭生活を支配する4室の月・海王星(優しさ、ナイーヴさ、敏感さ、霊感など)のコンジャンクションとは調和的なトラインです。

ASC上の木星は、過去と未来を結ぶノード軸からの大きな試練(Tスクエア)を、明確にそれと理解した上で受け止められること、そしてその際に、木星が持つポジティブな側面(公正さ、寛大さ、発展性、楽天性、法の遵守など)を意図的に使っていくことが出来る... そんな可能性を持ちます。 けれどもし会社と住居が今の住所(ミシガン州オークランド郡ブルームフィールド)のままであれば、2018年は資産を司る2室に冥王星が入り、そして発展を示す木星は、外界に対して力を発揮出来ないと言われる12室に入ります(隠遁生活や外界からは見えないような霊的な側面には力を持つ)。これはどう見てもファイナンシャル・アストロロジャーのためのチャートではありません。

  今後の世界情勢が一層流動的になり、様々な変化や挑戦が待っているのだとすれば、誰のチャートにもそれぞれに、個人的な人生変化を示す星回りが影響してくるでしょう。長年慣れた環境と構築してきたシステムを根こそぎ変えていくのは大変な決断になると思います。けれどメリマンさんが今という時しかないと判断し、そして選んだソーラーリターンのチャートは、仕事人、それもファイナンシャルとマンデーン・アストロロジーの第一人者としては、きっとベストの選択だったのだ...と思えるのでした。


  今現在、訳者はメリマンさんから送られて来た12星座宮/個人の運気予測の翻訳に取りかかっていますが、もしかしたらマンデーン・アストロロジー部分の原稿が例年より遅れるかな?などとちょっと思ったりで...実は少しどきどきしています。でも『なるようになる』以前に『するようになる』というのがメリマンさんのモットーだと思うので、きっと関わる全員が懸命に『するようにして』『なるようになる』のでしょう。2018年の予測はどんな内容になるんだろう? どきどきしつつも...とても楽しみです。(^_^



hiyoka記


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October 08, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/9【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月9日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※ 【お知らせ】来週10月16日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m
(何か特記すべき内容がありましたらポイントのみ表記するかもしれません)


≪ 先週をふり返って — そして ≫

        “ハリケーン・ハービーとアルマは9月の非農業部門雇用者数が33,000人も落ち込んだことでテキサスとフロリダばかりでなく米国の雇用状況にも打撃を与えた。1ヶ月間の雇用の落ち込みはまだグレート・リセッションの影響から抜け出す途上にあった7年前以来だ。サプライズとなった雇用者数だが、細かく見れば時間あたり平均賃金が年率2.9%と跳ね上がっている。ロイターの調査によれば、エコノミストは8月の16万9000人と比較して9月には9万人の雇用者数を予想していた。”

— Jeff Cox
  “U.S. Lost 33,000 Jobs in September, vs 90,000 Increase Expected”
  www.cnbc.com 2017年10月6日付

        “市場競争の真逆に位置するのは、しばしば巷で信じられているような協調ではない。それは談合だ — そしてほとんど常に、持たざる者よりも持つ者に利益をもたらす種類のものだ。それは何故今日の資本主義への道徳的脅威が社会主義ではなく縁故主義と企業助成政策から来ているかを説明するものだ。”

— William McGurn
  “The Morality of Charles Koch”
  Wall Street Journal 2017年10月3日付

        私達はいまだにミシガン州ファーミントンヒルからアリゾナ州スコッツデールへの移転のさなかにある。こうしたプロセスを経験したことのある多くの人達がよく知るとおり、自宅とオフィスの移転は大変だ。まずコンピュータの調子が悪くなるので本体、モニター、スキャナー、プリンターと付随するシステムをセットアップするスキルを持つ誰かを馴染みのない新たな土地で見つけねばならない。インターネットに繋げるのは思っていたほど簡単ではなく、それは単にコミュニケーションをとったり誰かに電話するのも同様だ。そこかしこに遅れが出る。そしてまた、アシスタントを雇うための面接にも時間がかかる。

特に今回は数多くの資格条件を満たした優秀な人々が応募してくれたため、面接の後で「この人は素晴らしい!」と思うのだがまたもう一人終わるとその人も素晴らしく思える。だがこれら全てのフラストレーションに満ちた過程にあって、人を前進させ続ける何かがある。この過程はエキサイティングなのだ。陽光あふれる土地に移り、数多くのクールで才能と知性を持つ人々と出会うことはエキサイティングだ。私が経験しているような「移住」を計画している人のために一つだけアドバイスがある。自分自身が変化の途上にあるという事実を見失わないことだ。そして変化とは心躍るものだ。だからこそ、全ての遅れも全てのフラストレーションも経験するに値する。何故なら、これからのあなたはそれを為しえたことを知る。そして(私の場合は)陽光あふれる土地に出る。それはあなたの顔に微笑みをもたらすはずだ。

        ところで微笑みということで言うなら、世界中の投資家達は木星・天王星オポジションが先週多くの株式市場をブレークアウトに導いた後で微笑みを浮かべている。これはいまだに12取引日のオーブのさなか(今週いっぱい)にあり、リバーサルとの相関星を保っている。しかしながら、天王星はまた支持帯や抵抗帯を尊重するという原理をほとんど持たない。だからちょうど米国やアジア、ヨーロッパ、南米など世界の多くの株式指数に起きたように、しばしばこの種の縛りが破られる時期と同期する。

これは貴金属、通貨、国債など他の市場では真逆の影響をもたらした。先週は全てが数週間ぶりの安値に沈んでいる。それでも原油に見られたように、そこには木星・天王星期が示す重要なリバーサルのシグナルが存在した。この強力なジオコズミック・サインの3回目にして最後の形成があった翌日の9月28日、原油は4月中旬の金星逆行終焉以来の最高値5.86に舞い上がった。そしてその後は下げ続けている。木星は原油の副支配星であり、これは私達の研究と合致している。

        9月27日の木星・天王星オポジションが過ぎたとしても、影響力のオーブはその後12取引日の間続く。つまり10月13日までだ。またいくつかのジオコズミック・サインの中間日が10月2日〜3日であり、通常はそれも±3取引日のオーブをもって市場リバーサルの "ベスト" タイムであったとはいえ、時に一部の市場は「クラスター」、あるいは互いに近接するいくつかのジオコズミック・サインを含む時間帯の終わりに至るまで反転しないことを考慮しなければならない。とりわけそれらのシグナルが個々に市場反転との高い相関性を持つ時はなおさらだ。これについては拙著 "The Ultimate Book on Stock Market Timing. Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles" で詳説したとおりだ。今回は株式市場その他でこのケースが示現している可能性がある。10月8日と11日に二つの非常に重要なジオコズミック・サインが形成されるからだ。それは金星・土星スクエア、その後の火星・土星スクエアだ。

先週述べたように "トレーダーの皆さんには私達のもう一つのモットーを覚えておいてほしい。「どの市場においても、金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきたものは優れた "買い(Buy)" シグナルの候補だ」" 同じようなことが火星・土星スクエアにも言える。これは政治的フラストレーションとも相関するシグナルだ。この場合は金属、通貨、国債を考えてみよう。その全てが金曜には数週間ぶりの安値まで下落している。通貨と貴金属はその後金曜の引けに向けて反転、急な騰げを見せた。これらの市場が見せた反転の勢いが果たして今週も続くかどうか見てみようではないか。もしそうなるなら、株式市場はどう反応するだろうか?

        個人生活を言えば、私もまたこの移住のプロセスにまつわる様々な煩雑さが反転するのを待っている。早く『フォーキャスト2018』の執筆に専念したくてたまらない。それは1年の内で常にエキサイティングな時だからだ。12星座宮を背景とした惑星達の動きとそれが互いに繰り広げる関係性に基づいて、来年どんなことが起きるかについての「ビジョン」を得る... 私にとってはそんな時間帯なのだ。そしてその後、こうした宇宙のトレンドにのっとり(歴史的相関性を基盤として)、サイクル研究と長期のチャートパターンを結び付けるスキルを通して投資戦略を考案するというのは本当に興味の尽きない挑戦だ。それはまるで壮大なパズルを完成させていくようなものだ。全てのピースを余さず使って一枚のまとまりを持つ美しいアートにまで仕上げようとするようなものなのだ。ピースがそれぞれに填まり合った時には、言葉ではほとんど表現しきれない発見の感触が湧き起こる。そう、ほとんどだ。いつか私はこれがどんな感覚なのかについて書くだろう — まぁ、山羊座に月を持つ人間が「感じたこと」について話せる限りのことにはなるだろうが。

        しかしながら時折、何も感じないほうが安全のように見えることがある。たとえば多くの人にとってその一例となったのが先週ラスベガスで起きた無意味で無分別かつ悲劇的な事件だった。数週間後のいつか(あるいは『フォーキャスト2018』になるかもしれないが)私は先週の天王星・海王星セミスクエアがいかに現実世界からの異常な精神的乖離を生み出すかについて書くつもりだ。

先週はこのアスペクトが形成される全5回の内、まだ2回目にすぎない(2017年8月12日〜2019年5月2日)。海王星は涙を支配する。天王星は他の様々な象意を持つとともに、何の合理的理由も見つからない行動や当人の個人的人生経歴との完全な断絶を示す行為に関連している。それは多くの人類を進歩に導く輝かしい発見の後押しとなり、あるいはぞっとするような行動を喚起し、そして(または)大勢の命を危険に曝す自然災害(直近で私達は多くの例を目撃している)へと導いていく。全て悪いというわけではない。偉大な発見もまたこの時期に成されることが多いし、人類が直面する問題への従来の常識を破るような解決策も生まれる可能性がある。悲劇的にもなり得るし、胸躍る時にもなり得る。天王星が絡む時、安全な境界線などない。そして海王星はどのみち境界線に関しては常に試練を受けるという惑星だ。それでも、この同じ力学が類い稀な能力と輝く才気の源でもあるのだ。この集合的な悼みの時にあっても、まだ私達には楽しみに待つべきそれらの希望がある。








訳文ここまで
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October 01, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今回はこのパートを抄訳とさせていただきます。


引用記事
・2018年以降のFRB議長選任についてのトランプ大統領とFRB現幹部との話し合いに関する記事
(www.cnbc.com 2017年9月29日付)

・米国保険福祉省長官トム・プライスが出張用に高額なプライベートチャーター機を使っていた件で批判を浴び辞任した件についての記事
(www.cnbc.com 2017年9月29日付)


・先週... それは9月27日、木星・天王星オポジションの最後の形成があった日に代表される週だった。世界の株式市場は奇妙な動きを見せたが、思考をジオコズミック研究に同調させていれば驚きでも何でもなかった。どんな時でも天王星が強調されていれば、奇妙で意外な出来事(予測不能でさえあること)が起きるものだ。天王星が強く関与する時は「奇妙」が規範であり、「予想外」が予測可能な事態だ。

・先週奇妙だったのは、多くの株式指数が年初来高値をつけ、中には史上最高値に舞い上がるものが出た一方で、そこまで行かない指数や数週間ぶりの安値に沈んだ指数も出ていることだ。

・以下、アジア環太平洋地域、ヨーロッパ、アメリカ大陸、金、銀、国債、原油の先週の動きをふり返る記述。原油は4月17日の金星順行時以来の最高値をつけた。これは非常に興味深い。木星は原油の支配星で、最高値をつけたのは9月28日、木星・天王星オポジションの翌日だからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“米国経済の2017年第2四半期はGDP値3.1%増で2度目の改定値3%、市場予想の同じく3%を上回った。商務省経済分析局によれば、これは2015年第1四半期以来最も強い成長率だ。”

— “U.S. GDP Growth Revised Higher to 3.1% in Q2”
  www.tradingeconomics.com,
  U.S. Bureau of Economic Analysis 2017年9月28日付


        木星・天王星オポジションは現在発効する中で市場のリバーサルに関連する最も重要なシグナルだ。しかしながら、他のシグナルも存在する。注目すべきものはトランシットの木星が13ヶ月にわたる風性星座宮天秤座の旅を10月10日に終えようとしていることだ。先月(9月1日以来)、木星はニューヨーク証券取引所のネイタルチャート(1792年5月17日)の木星・海王星コンジャンクションの上に来ている。換言すれば、米国株式市場は木星リターンの期間中(9月1日〜29日)ということだ。

それは今、終わりつつある。アストロロジーの分野では、木星は『ザ・グレート・ベネフィク(大吉星)』と考えられている。ファイナンシャル・アストロロジーにおいては経済成長と相関するが、確かに米国経済は成長して直近四半期のGDPはここ2年で初めてついに3%を超えた。それを受けて米国株式市場も舞い上がり、いくつかの史上新高値が示現した。こうした現象は風性星座宮、とりわけ天秤座を運行する木星がNYSEの木星リターンとなる場合の予測パターンに符合するものだった。

  興味深いことに、ドナルド・トランプ大統領もまた彼のネイタルの木星を天秤座に持っており、したがって去年は彼の木星リターンでもあった。さて木星が次に蠍座の地下世界を旅する13ヶ月に備えようとする時、株式市場は騰がり続けられるだろうか? ドナルド・トランプの「幸運」はどうだろう? 蠍座は「捜査・追求」「秘密裡に行われた事の露呈」「削除」そして「同盟の終わり」を支配するのだが? 木星が絡む時、多くの変化 — 解雇/雇用 — が起きやすい。これは特に風性星座宮にネイタルの惑星を持つ人々に強く影響する。もう「大吉星」たる木星との宇宙的ハーモニーの影響から外れていくからだ。

        ではここでもっとセクシーな事柄について考えてみよう。何といっても、金星と火星が10月5日に一体となり(コンジャンクション)、太陽は時を同じくして人間関係の星座宮、天秤座に在泊中だ。その4日前、両惑星(金星・火星)は冥王星にトラインを形成するのだが、これはもっとセクシーな取り合わせだ。金星がお金と愛に関連することを考えてみよう(まぁどちらか一方を欠いては上手くいかないもので、きっとこれは金星が「愛」と並んで「強い欲望」を示唆するからだろう)。 また火星は燃える情熱と他者に近付こうとする衝動の惑星だ(彼らが互いに近付くのを見て「何をするべきか?」と考えるなら、それはなかなか良い疑問だ)。 

そして金星と火星の両方が、税金、負債、赤字と同時に「強烈さ」をも体現する惑星、冥王星に調和的なトラインを形成する。 個人レベルでは、多くの魂達が互いに惹かれ合うだろう。しかし実際のところ、惹かれているのは魂ではなく、肉体そのものだ。だがその魅惑はあまりにも強烈かつ明確であり、まるで何かもっと深いもののように感じられる(単なる肉欲 — あるいは税金 — などというものではなく、より深い意味を持つのだという思い込みを伴う)。 

このような魅惑(そして税金関連の提案)に対する本物の試練は、同じ2惑星 — 金星と火星 — が冥王星とのトラインから移行して土星とスクエアを形成する10月8日〜11日にやって来る。熱愛から疑念へ、受容から疑惑へと振り子が振れていく。 何を考えていたのか? 今、何をするのか? 自分自身の口から発した言葉と誇りにかけて現実と向き合い、最後まで取り組むのか? それとも逃げを打つのか? その人物が持つ真の顔が決まる(あるいは露呈する)ような、人間としての体験が待っている。

        今は自分の観点に対する十分な支持を取り付けないままで戦闘態勢に入るには良くない時期だ。あなたは自分が正しいのにと思うかもしれない。しかし、正しいからといって戦争に勝てるわけではない。これは市場(または恋人)が、はっきりした理由もなく背を向けるような時に覚えておくと良いモットーだ。今月は「ただより高いものはない」。

10月11日を過ぎるまでは、どんな魅惑的なポジションとも "結婚" してはならない。そして最後に、トレーダーの皆さんには私達のもう一つのモットーを覚えておいてほしい。

「どの市場においても、金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきたものは優れた "買い(Buy)" シグナルの候補だ」
 そして
「このアスペクトが過ぎた後すぐに戻ってこない恋人なら "売り(Good Bye)" シグナルの候補だ」







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:58|PermalinkComments(0)

September 24, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週からのメリマン・コラムは抄訳が多くなるかとおもいます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “水曜、FRBは4.5兆ドルにのぼる保有資産のうち満期を迎えた証券や債券に再投資せず、10月からは月に100億ドル縮小、来年にかけて段階的に縮小幅を拡大し、月に500億ドルとする... 中央銀行の短期指標金利に変更は無かったが今年あと1回の利上げを示唆した... FRBの発表後、株式市場は下落に転じた。”

— Martin Crutsinger
  “Fed Will Start To Reduce Its Bond Holdings”
  Associated Press 2017年9月21日付


    “ワシントンへの送金がヒモ付きで返却され手数料が差し引かれるというこの仕組みは無駄遣いであり政治責任を曖昧にするものだ。真の連邦主義的アプローチは個人用医療保険市場の規制を州の管轄に戻すことである。そして慢性病や重篤な病のためには連邦政府が独立したセーフティネットを設けるべきなのだ。”

— Robert Robb
  “Clarifying the Graham-Cassidy Bill”
  The Arizona Republic 2017年9月22日付


        株式市場は先週上昇して始まり、米国のダウ工業平均とS&P先物、中国の上海、香港のハンセン、日本の日経、インドのニフティなどいくつかの市場が年初来高値そして(または)史上最高値をつけた。しかしながら、ダウ平均とS&P先物の新高値はナスダック先物では確認出来なかった。これは米国において異市場間弱気ダイバージェンスが頭をもたげつつある状況だ。振り子の反対側では、国債と貴金属が急落、金は1トロイオンスあたり1300ドル、銀は17ドルのラインを下回った。どちらの市場も、膨大な国債のポートフォリオを来月から縮小し年内にさらなる利上げを行うというFRBの決定を嫌気した。

直近の市場動向とジオコズミック・サイン及び重要変化日について見直すと、そこには際立つ2つのポイントがある。まず、私達が提示した直近の★★★ジオコズミック重要変化日(CRD)は8月21日で、これは — ふり返ってみれば — 結局その日が米国株指数のプライマリーサイクルにおける底だったことが判明した。それはまた、2017年で2回目の急落の終了でもあった。最も急激で長期の下落は3月1日(もう1つの★★★CRDであり強力な木星・天王星オポジションの前日)に始まり、4月19日まで続いたが、この日はまた別の★★★CRDゾーン内で金星逆行サイクルが終了した日だった。これら三つ星の重要変化日は1928年以来、株式指数の重要なトレンドリバーサルに前後3取引日の内82%の事例をもって歴史的に同期してきた。これは重要なポイントだ。何故なら私達は現在、いくつかのジオコズミック・サインがまた別の★★★CRDゾーンを構成する時間帯に入ろうとしているからだ。

しかしながら2017年は、リバーサルのシグナルとなるジオコズミック・サインに同期して起きた天井からの下落幅がそれほど大きくない…という事実に注目することもまた重要だ。 たとえば、2017年7月25日の太陽・火星コンジャンクションは世界の株式指数に対し6週間の揺らぎをもって示現する重要な高値と相関し、そこから8%〜20%の下落が予測された。この時期には確かに史上最高値または長期の高値が示現したが、私達が追跡する中で期待された下落幅を満たしたのは4大株式指数の内たった1つだけであり、下げも小さかった。

たとえばダウ平均は、8月8日の月蝕前日に22,179で史上最高値をつけた後下落し、8月21日の日蝕に21,600でプライマリーサイクルの底をつけた。だがその下落幅はたったの2.6%だった。日本の日経は6月20日に20,318で前回の年初来高値をつけ、その後下落して8月29日にプライマリーサイクルの底値19,239をつけた。下落幅は5.3%だった。ロンドンのFTSEは(ダウ平均と同様に)8月8日に7551でプライマリーサイクルの天井をつけた後6週間下落して9月15日に7196でプライマリーサイクルの底をつけた。4.7%の下落だった。ただ1つ、ドイツのDAXだけが私達の予測した下落ターゲットを満たし、6月20日の史上最高値12,951から8月29日の11,868の安値まで8.36%の下落幅を記録した。

ここで学ぶべき事は、ジオコズミックな指標は主要なリバーサルのタイミングを特定するにあたって非常に良く機能し続けていることで、ジオコズミクスがマーケットタイミング・ツールであることからこれは納得のいく結果だ。しかし、それらは下落幅をパーセンテージで測ろうとするとそういつも上手くはいかない。それはテクニカル・インディケータ、チャート・パターン、そして投資(またはここ数年見られるような投機)を左右する流動性に影響を及ぼす中央銀行の政策により多く依拠している。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週は夏から秋への季節の変わり目だった。太陽が乙女座から天秤座に移ったのだ。天秤座は風性の星座宮であり、風性と火性の星座宮に惑星(太陽と月も含む)が在泊する時は地性や水性より強気となるのが典型だ。

だが、マーケット・タイマーとしての私達にとってもっと重要な要素は、惑星間のアスペクト(特定の数学的空間関係)、そして惑星達が地球中心に見て進行方向を変える時(「滞留」「逆行」「順行」と呼ばれる)だ。今週、私達には非常に重要な惑星アスペクトと惑星滞留が待っている。

まず初めに、木星が天王星に対し14年サイクル中3回目にして最後のオポジションを9月27日水曜に形成する。これは『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で詳説した研究によれば、前後12取引日の期間をもって、米国株式市場のプライマリーサイクルとは他に類を見ない相関関係を持つジオコズミック・サインだ。歴史的な示現頻度は82%にのぼる。その内いくつかのケースでは、メジャーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルとの相関例もある。たとえば2016年12月26日に起きた最初のアスペクト形成では、ダウ平均のハーフ・プライマリーサイクルの天井に関連した。2回目の形成が起きた3月2日はダウ平均が史上新高値をつけた日の前日で、その後にこれまでのところ2017年で最長かつ最も厳しい下落が起きている。

  また今週は9月24日〜29日に金星と火星の両方が海王星とオポジションを形成する。マンデーン・アストロロジーの分野では海王星は洪水を支配するが、これは既に襲来したハリケーン・ハービーによる大洪水に顕れているが、今週はもう1つのハリケーン(マリア)が米国本土を襲うと予測されている(すでにプエルトリコには甚大な被害を与えている)。個人レベルで見るなら、このコンビネーションはロマンチックな衝動やのぼせ上がり、一目惚れを誘う可能性がある。だがこうした衝動が現実として着地することはあるのか? それとも単なる夢想に終わるのか? 

冥王星は9月28日に滞留から順行に転じる。冥王星は税金、改革、調査要求、または慎重に護られてきた秘密の暴露を支配する。だから今週の私達は税制改正問題、医療保険改革、そして疑わしい行為への調査請求を含む議論や討論が熱い争いとなるのを目撃するだろう。海王星もこれに参加することから、嘘とまでは言わなくてもバイアスのかかった言説以外の何物でもないような話への支持を集めるために、多くの真実がねじ曲げられるだろう。「魔女狩り」は勢いを増して最悪の様相となりそうだ。 今週あなたが読むもの、聞くことの全ては(それが何であれ)信じることは出来ない。


  それでも、これらの物事をあまり深刻に受けとめ過ぎないようにすればあなたは楽しく過ごすことが出来る。天王星が支配する水瓶座の傾向を強く持つ人達が好んで言うように『愛してるよ。でも個人的に受けとめないでくれ』という感覚だ。






訳文ここまで
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September 10, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週9月18日付のメリマン・コラムは都合によりお休みさせていただきます。


≪先週をふり返って≫

        “9月5日ガソリンの市販価格が25セント上昇したが、これは週単位としては2005年のハリケーン・カトリーナ以来の値上がり幅だった。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2017年9月8日付


        “木曜深夜に起きたマグニチュード8.1の大地震よって少なくとも32人*の死者が出た。これまでメキシコが経験した内で最大級の地震はメキシコ南沿岸部を襲った。大統領エンリケ・ペニャ・ニエトは記者会見で、この地震がここ100年では国内で最も大きな規模だったと語った。”

— Reuters News Service 2017年9月8日付


*この地震の死者数は日本時間10日昼の時点で少なくとも90人となっている。

        ハリケーン・ハービーがテキサスに大きな被害をもたらした後、先週はより多くの自然災害に見舞われる週となった。マンデーン・アストロロジーの分野では、ハリケーン(と地震、竜巻、強風)は天王星の絡むハードアスペクトが支配する。洪水は海王星の受け持ちだ。1993年、171年サイクルを持つ天王星と海王星が山羊座においてコンジャンクションを開始した時は大雨によってミシシッピ川が氾濫し、その結果、穀物価格が急騰した。セントルイスが水没して穀物の輸送が数週間にわたって滞ったことが原因だった。

現在、私達はそれに似た現象をガソリンの流通において目の当たりにしている。ハリケーン・ハービーの被害によって製油所が操業停止に追い込まれたことが原因だ。ガソリンの供給ルートに今後数日間 — いや数週間 — にわたって立ちはだかる、より大きな混乱への不安要因はそれだけではない。テキサスに次いでフロリダもまた今週末、ハリケーン・アルマの猛攻に遭うからだ。

そう、皆さんが予測するように、天王星と海王星は再びハードアスペクトを形成している。実際、両惑星は現在サイクルの1/8局面となるワクシング・セミスクエア(45°)を形成中で、これは2017年8月11日〜2019年5月1日まで5回にわたって起きる。つまりこれは、大雨、洪水、ハリケーン、地震の類がおそらくいつもより頻繁に起きるだろう21ヶ月間の始まりに過ぎない。その結果として基本生活必需品の急騰が起き得る。

これが地球温暖化のもたらす甚大な影響の証拠だと多くの人々が主張する声を私は承知している。地球温暖化自体が真実か(あるいはでっち上げか)を議論するつもりはない。だが私が指摘しているのは、私達が今日目撃している自然災害が長期のジオコズミック・サイクルの原理と相関しているという事実だ。これは金融市場と商品市場の価格に直接的な影響力を及ぼすし、その分野について私は少々の経験と知識がある。だから私は気候変化についての科学を頼りにするよりもっと安全な場にいられるのだ。しかしながら、これまで旅行してきた何処かで開かれたレクチャーにおいて、私達の太陽系では地球だけでなく全ての惑星が温暖化しているという話を聞いたことがある。これは太陽活動の働きによるものだという。だが最近他の惑星を訪れていない私には、この説の信頼性を個人的に検証することは出来ない。

天王星・海王星のアスペクトには、論じるに値するもう1つの側面がある。それは互いに手を差し伸べて助け合いたいという人々の意欲だ。天王星は反抗と人道主義の両側面を持つことが知られている。また、大衆 — 人々の大規模な集団 — とも関連する。海王星は思いやりと犠牲的精神の惑星として知られている。これらが互いにアスペクトを形成する時は、ある種の危機が起きた後、その危機の影響を受けて苦しむ人々を助けようとする意欲が湧き起こり、自己犠牲と思いやりの大いなる活動が始まる流れとの相関性がある。

このように莫大な心配と気遣いの迸りは、ここ2週間というもの米国では目を見張るものがあった。私はこうした動きが天王星・海王星セミスクエア期の間中続くのではないかと思う。ジオコズミック原理との関連においては、2週間前にまさに米国を横断していった直近の日蝕も注目だ。これほど強力な日蝕によって闇をもたらされた地球上の国々は、蝕から12ヶ月〜18ヶ月間は自然(や他の要因による)災害に遭いやすい。これもまた今回のケースに当てはまるだろう。

        だが今は市場に話を戻そう。私が毎日、終日、研究を重ね、それでもまだ知るべき多くの物事を掴むに至らない、市場についてだ。それでも私は山羊座の生まれであり、蠍座に吉星(2室に金星と木星)を持つ身だ。だから全てを知ろうとすることをけっして諦めないだろう。私は自分で行う調査に関しては容赦なく執拗だ。

株式市場では、世界の多くの指数が前週の強気を維持出来なかった。米国や日本などは先週のほとんどで下げていた。一方、ヨーロッパ、中国、南米は騰がった。だが最も大きな勝ちを収めたのは国債、貴金属、通貨(対米ドル/『フォーキャスト2017』で概略を述べたように、ほとんど3年ぶりの最安値水準に落ち込んだ)。たとえば金先物の期近物は2016年7月以来初めて1350ドル以上で引けたが、これはまさにMMAの年央ウェビナーで提示した私達の予測どおりだった。銀は18ドル以上で引けており、いずれもウェビナーでの目標価格が的中した。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        水星が9月5日に逆行期を終えた現在、私達は今後3週間にわたって訪れる多くの新たなジオコズミック・サインに集中力を向けることが出来る。それらは金融市場のリバーサルに歴史的相関性を持つものだ。まず9月12日〜17日、金星が土星と天王星にグランドトラインを形成する。したがってこれは、金星による、土星・天王星の長期45年ウェイニングトライン・サイクルのトランスレーションということであり、過去においては米国株式市場の史上最高値、そしてその後に起きた重要な下落と同期している。この高値と相関する土星・天王星トラインは、2016年12月〜2017年11月の間に都合3回起きる。またより速い動きの惑星がこのアスペクトに参加する時は株価が重要なリバーサルを起こす時間帯になり得る。ひょっとすると — ただ単にもしかしたら...の話だが — 金星がグランドトラインを形成しようとする今、ハリケーン・アルマはニュースキャスターや気象予報士達が予測するほどには度を超えた破滅をもたらさないのかもしれない*
*日本時間9月9日土曜夜の段階でCNNのライブ放送では「このハリケーンは比類のない規模のものであり、もうあまり時間がありません。フロリダに残っている人達は今すぐに逃げて下さい」と繰り返し呼びかけ、ゴーストタウン状態になっている街も多い。

        私達が遭遇するもう1つの重要なジオコズミック・サインは、9月27日に起きる木星・天王星オポジションの3回目の形成だ。最初の2回の形成(12月26日と3月2日)は、ダウ工業平均におけるハーフ・プライマリーサイクルとフル・プライマリーサイクルの天井に順に同期していった。そして数週間の下落が続いた。実際、3月1日の高値の後、ダウ平均にはこれまでのところ今年最長の下落期が始まっている。このアスペクトは2週間のオーブを持ち、米国株におけるプライマリーサイクルの完了に対し、全ジオコズミック・サイン中最高の相関性を持つものだ。これについては拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3; Geocosmic Correlations to Trading Cycles』に詳説している。したがって、今後3週間は金融市場にとって注目に値すべき時になると私は予測している。

1929年9月3日に記録した株式市場の高値をもって終わった壮大な強気相場とその後に続いた世界大恐慌に、私は今も留意している。以前このコラムで論じたように、あれはハーバート・フーバーが政権を取ってからたった9ヶ月のことで、共和党がホワイトハウス、上院、下院全てを支配した最後の時だった。さらに、フーバーは — トランプのように — 政治家ではなくむしろ大成功した企業家であった。また彼も今日のドナルド・トランプ大統領と同様に、彼自身の政党からあまり好かれていなかった。

当時と今との類似性は現在着々と強化されている。ダウ平均の現在の史上最高値は1ヶ月前の2017年8月8日だったにもかかわらず、9月1日、すなわち9月3日以前の最終取引日にはその高値を再び試す動き(戻り高値)をつけている。実際、9月1日にはナスダック先物が史上新高値をつけ、まさにその次の週(先週)にはドナルド・トランプ — 取引交渉の元締め — が彼の仲間内である多くの共和党議員を怒らせた。ハリケーン・ハービー被災者への援助のために3ヶ月の債務上限引き上げ(いったいどうした?)で民主党と歩み寄ったのだ。こうした超党派の合意(共和党はハリケーン・ハービーの被災者援助と債務上限の引き上げを結び付けたくはなかった)にもかかわらず、ダウ平均は先週、200ポイント近くも下落した。これは強気相場の終焉を宣言するだけでは不十分であり、今後の成り行きに目が離せない状況だと言える。結局のところ、時に歴史は非常に奇妙な形をとってそれ自体を繰り返すものだ。







訳文ここまで
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September 03, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/4【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月4日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】レイバー・デーにあたるため9月4日の米国市場は休場となることに留意。


≪ 先週をふり返って ≫

今週は都合によりこのパートを抄訳とさせていただきます。

プライマリー・サイクルの底を★★★重要変化日である8月18日〜21日につけた後、日蝕の影響や予想に満たない雇用統計にもかかわらず株式市場は見事に上昇、ダウ工業平均は21,600の安値からこれまでのところ金曜の22,039まで騰げた。(史上最高値は8月8日、月蝕の翌日につけた22,179)

ナスダック総合は7月27日の新高値近くまで上昇した。

現在、世界の諸地域において非常に多くの異市場間弱気ダイバージェンスが発現している。トリックスターである水星逆行の影響が強く顕れている。ヨーロッパでも金曜には良く反騰したが、それでもほとんどが年初来高値のはるか下方にある。

アジアと環太平洋地域ではバラバラの結果。日経は8月29日に3月2日以来の最安値水準まで沈んだが、その後金曜に向けて非常に力強く反騰し、週の終わりを強気で締め括った。オーストラリアのASXはあまり元気なく、香港ハンセンと上海の反騰はそれぞれ2015年5月、2016年1月以来の最高値水準まで達した。インドも騰がったが月の新高値にも達していない。

南米ではアルゼンチンとブラジルの勢いが良かった。

こうした動きと米国を襲ったハリケーン被害は、日蝕効果に加えて水星逆行の中間日(市場の下落)、金星・天王星スクエア(ハリケーン)、土星の滞留〜順行(損失、その後の市場反騰開始)の3要素が絡んでいる。

ユーロ通貨と貴金属も金曜に向けて同様の動きを示した。

今週は水星が順行に転じる。直近の高値が真実なのか、それともいつものトリックスター、水星逆行によるマインド・ゲームなのかを目の当たりにすることになるだろう。彼の出番はまだ終わっていないし、非常に注意深くあらねばならないという必要性もまだ去ってはいない。



≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫


  “ジャグヘッド(愚か者)と呼ばれるたかり屋がアーチーの家に来てこう尋ねた。『アーチー、あんた「フリー・スピーチ(言論の自由)」は正しいと思うかい?』 アーチーは勿論だと言った。するとジャグヘッドはこう答えた。『ならあんたは俺があんたの電話を使って長距離にかけても構わないよな?』 フリーダム・オブ・スピーチ、すなわち「言論の自由」とは、人が自分自身の資質を使い、自分自身の目的・大義を追求し前進していく権利を意味する。だがそれは、フリー・スピーチの名の下に誰か他の人の電話、他の人の家、あるいは他の人々の何でもかんでもを取り上げて自分の目的のために使う権利を与えるものではない。”

— Tunku Varadarajian(Richard A. Epsteinへのインタビューから)
  “The First Amendment is for Neo-Nazis, Too”
 (「憲法修正第一項 — 言論の自由」はネオ・ナチにも適用される)
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月26日付


  “南北戦争の後遺症が治まらぬ中、マーク・トウェインはこの大いなる謎についてこんな感慨を述べている。『"肉体的勇気" がこうも日常的なものにならねばならず、一方で "道徳的勇気" がこうも稀だというのはいったいどうした事か*』”

— Robert M. Morganthau
  “Monuments and Courage”(記念碑と勇気)
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月26日〜27日付


*肉体的勇気:肉体的な苦痛をものともせずにぶつかって目的を遂行する勇気
  道徳的勇気:多くの誹謗中傷や辱めを受けても耐えて正しいと信じる事をする勇気


  “...兄弟姉妹として共に生きることを学びなさい。さもなければ、私達は共に愚か者として滅びるでしょう”

— Dr. Martin Luther King
  1965年オバリン大学卒業式訓示より
  “Identity Politics are Tearing America Apart”
  (アイデンティティ・ポリティクス
*が米国を引き裂く)
  James A. Baker III and Andrew Young

*アイデンティティ・ポリティクス:主に社会的不公正の犠牲になっているジェンダー、人種、民族、性的指向、障害などの特定のアイデンティティに基づく集団の利益を代弁して行う政治活動(wikipediaより)

        9月5日火曜に水星が逆行運動を終了する。しかしそれが来週やってくる唯一の重要なジオコズミック・サインというわけではない。その日は火星が乙女座入りし、太陽が海王星とオポジションを形成し、また9月6日に起きる満月の前日でもある。したがって、いまだに多くの火星的要素(攻撃性、特にトランプ大統領のネイタルのアセンダントにかかることに注目)と海王星的な特質(受動性、不確定性、誤った方向へ誘導するニュースや発表)が見られる。

それはまるで、何か新しいことを始めたいと心底から望んでいながら、どうしても出来ずにいるような感覚だ。前進し始めるたびに、それは泡と消えるように見える。受動攻撃性が高まるかもしれない。また、何かシンプルなことをしようとするが、その後物事をあまりに複雑にしてしまい、沢山の要素に気を配る(依存する)あまり、最初のシンプルな発想を支持していた人々がその複雑さについて行けない状態になることを意味する可能性もある。

債務上限の引き上げを考えてみるといい。予算を通したり、南の国境線に沿って壁を築こうとすることを考えてみるといい。ひとつひとつを遂行するのではなく、これら全てのアイデア — あるいはその組み合わせ — を繋げ、ひとつのより包括的な法提案としてまとめようとすればどうなるかを考えれば、何故この政権が法案1本さえも通すことにこれほどもがき苦しんでいるかが解るだろう。だがそれでも、株式市場は騰がり続けている。

        今週、海王星とコンジャンクトして起きる満月の後、9月12日〜17日には金星が土星と天王星にグランドトラインを形成する。これは議会にとって、新たな法案を成立させる今年最後のチャンスとなるかもしれない。何故なら金星は合意と歩み寄りの惑星であり、土星は長期的にみて前向きな結果となる合意を示唆し得るからだ。株式市場はこの期間に向けて反騰を続ける可能性がある。

しかしながら9月17日以降、私達は9月27日に起きる木星・天王星オポジションの3回目にして最後の形成に向かって進むことになる。このアスペクトに向けて注目すべき新法(または予算、債務上限引き上げ、または...その他色々...)の成立に失敗するなら、それは世界の金融市場における重要なリバーサルと相関するかもしれない。結局のところ、木星・天王星オポジションは12取引日のオーブをもって米国株式市場におけるプライマリーサイクルとの相関性を持つ、最も一貫性のあるジオコズミック・サインなのだ。今回のシリーズにおける直近の事例は2017年3月1日に起きている。当時はダウ工業平均に史上最高値が示現しており、その後4月19日に向けて7週間にわたる下落へと導かれた。これは今までのところ、今年最も長く続いた下落だった。 

木星と天王星はまた「言論の自由」を要求する行為を象徴している。そして、これを追求するにあたっては、他者に対して理不尽な要求を突き付けるという衝動をも示唆している。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)

August 27, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/28【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月28日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “1929年9月3日、ダウ工業平均は381.17の記録的高値まで上昇し、6倍もの価値に成長した8年の成長期の終わりに到達した。それはバブルが弾け始めた「一連の日々」の少し前だった。その日々とはすなわち、市場が11%下落した10月24日のブラック・サースデー、その4日後にまた13%下がったブラック・マンデー、そして翌日、新たに12%の下落をみたブラック・チューズデーだ。”

— Jennifer Latson
  “The Worst Stock Tip in History”
  www.time.com  2014年9月3日付


        何故私が今週のコラムを上記の引用でスタートしたか? その理由は前回共和党が上下両院とホワイトハウスを支配したのが1929年〜1933年だったからだ。彼自身の党からは好かれていなかったハーバート・フーヴァー(31代米国大統領)は成功した企業家であり、1928年11月に政権の座についた。当時は、彼が実業家として成功しているからには金融市場にはきっと良い影響を及ぼすだろうというのが一般的な見方だった。そして彼の政権の初年度には、米国の株価は史上新高値まで爆発的な上昇を見せた — 1929年9月3日、あの運命の日までは...。その後、フーヴァーの人気が下がり始めるとともに全てが変わり、就任1年目の秋には株式市場の崩壊が次々に起きていった。

さて、私はここでたった1つ(か2つ)の歴史的相関性をもって株式市場の崩壊を予測しているわけではない。ただ一応注意喚起として言及している... 実際のところ、もし株式市場の暴落や金融危機が起きるとするなら、2020年〜2021年のほうがより懸念が強い*。これは次に土星が天王星と冥王星にハードアスペクトを形成する時期だ。それは — 単に7という数字が末尾に付く10年ごとのサイクルといったものではなく** — 私の研究においてもっと重要性を持つ、『フォーキャスト2018』の焦点となるテーマだ。何故なら株式市場のどんな暴落もみな危機の直前に史上最高値をつけており、土星・天王星と土星・冥王星のハードアスペクトが短期間に形成されるというのは金融危機のシグナルだからだ。

* メリマン氏推奨の米国始原図では、2021年にはトランシットの冥王星がネイタルの月とコンジャンクトし、5月には始原図の冥王星にオーブ1°まで近付く。そして2022年が米国の冥王星リターンの年となることもまた注目に値するかもしれない。

** 相場格言として有名なセル・イン・メイと同様に、ディセニアル・パターンと呼ばれる言葉があり、これによれば末尾が7になる年には突然のサプライズによって弱気が優勢になるという。

        さて、現在に戻ろう — 結局、コラムのこのパートは『先週をふり返って』というタイトルなのだ。そんなわけで、これが水星逆行の中間時点(8月24日/日柄的)が醸し出す雰囲気だ。そしてこれは、米国の西海岸から東海岸までを闇で貫いた皆既日蝕が起きた(現地時間8月21日)週のことであり、それから1日のうちに土星がドナルド・トランプ大統領のネイタルの月の上で滞留から順行に転じ(8月25日)、それがまた大統領の太陽とはオポジションであり、しかも米国始原図の火星ともオポジションで海王星とはスクエアを形成している。いや、これは本当に多くの宇宙エネルギーの集合だ。だがもしあなたがジオコズミック研究の何たるかとそのシンボリズムを理解しているなら、これが今日起きている物事について多くを説明していることがわかる。

たとえば、米国政府内の誰もが今、自分が大統領を支持するにあたって自分の良心を探っているように見える。これはフランスや他の国々にも見られることかもしれない。しかしここ米国においては、多くの閣僚達がトランプ政権から離脱するか、トランプ自身によって更迭されている。残る幾人かも、ホワイトハウスの経済顧問のトップであるゲイリー・コーンなどは任務に対する強い責任感から残ってはいるが、先週になってシャーロッツビルの抗議運動と酷い暴力に対するトランプの反応を受けて、辞任の瀬戸際に来ていると認めた。

また、他の人々は彼らの怒り(日蝕と火星がコンジャンクト)を、トランプの存在と同様に過去の倫理的犯罪の象徴だと彼らが主張する南軍の歴史的記念像を引き倒すことで露わにした。彼らはトランプ大統領が辞任するか弾劾される(土星・海王星)ことを望んでいる。ハーバード大学の著名な法学教授アラン・ダーショウィッツによれば『... 南部連合の関連や他の歴史的記念像を引き倒している人々の多くが、それとともにアメリカ自体を解体しようとしている。』(8月22日のFox Buisiness News )

また、以前私はこの時期を、金星が木星、冥王星、天王星とTスクエアを形成する期間(8月15日〜25日)だと述べたと思う。それは単なる宇宙エネルギーの集合ではない。それは宇宙エネルギーと政治的エネルギー両方の過剰な負荷が大衆の疲労として顕れる時だ。人々はどうして良いかわからない。市場もどうして良いかわからない。以前私は8月12日に乙女座の水星が海王星とオポジションを形成しながら逆行を開始すると言ったろうか? 何をしたら良いか、何を考えれば良いかわからず、国の将来は混乱の雲に覆われ、大統領も、いや世界中が... 全ての周りをただウロウロしている。

したがって先週最後の3日間、世界の株式市場は基本的に... 何もしなかった。ダウ工業平均は月曜の日蝕(そしてMMAの★★★重要変化日)にサイクル新安値をつけ、火曜には196ポイント反騰、そしてそれから3日間は火曜につけた安値と高値の間で取引されていた。

金と銀はもう少しエキサイティングだった — 少なくとも金曜、金は週の高値と安値(1301.40〜1281.30)をたった25分間の内につけている。銀も同様で、9時20分に17.18に飛び上がった後で50セント近く下落し、9時45分までには16.71をつけ、結局引けには17.00近辺に戻った。株式市場が見せたのは正反対の様相で、S&P先物は9時5分に2453.50でトップアウトした後10時35分にその日の安値2441をつけた。これはFRB議長ジャネット・イエレンがジャクソン・ホールのスピーチで基本的に — 何も目新しいことを言わなかった時刻だ。

それが主に水星逆行中日のせいなのか、それとも土星の滞留〜順行の為せる業なのかはわからない。だが... 世界は今現在、やや立ち往生しているように感じられる*。物事が上手く行かなくなり、まだ何か起きる可能性がある時、米国ではこんな言い回しをする。『もう片方の靴が落ちるのを待っている(=今は結果を待っているところだ)』しかし、まるで私達にはもう落ちて来る靴など残っていないような感じだ。

* 日蝕のサビアン・シンボルだった『人魚』のテーマにも通じる感覚かもしれない



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ジャネット・イエレンは金曜にワイオミングのジャクソンホールで行われる年次経済シンポジウムにおいて、中央銀行の歴史における刮目すべき10年間を締めくくるFRB議長としての最後のスピーチをすることになりそうだ。イエレンが2月に再任されるかどうかは疑問だ。ドナルド・トランプ大統領は彼女に対して軽蔑と敬意の両方を表明しており、未来に関しては明言していない。”

— Jeff Cox
  “Fed Chair Yellen Set to Deliver What Could Be Historic Speech in Jackson Hole”
  www.cnbc.com  2017年8月24日付


        先週の米国中央部を闇で覆った獅子座28°台の日蝕に関連して現在起きているドラマの1つは、それがドナルド・トランプとFRB議長ジャネット・イエレンのネイタル・チャートをダイレクトにヒットしたことだ。トランプにとっては、彼の出生図の火星とアセンダント上で日蝕が起き、それが彼を怒りっぽい気分にさせた。だがこれはまた獅子座終盤に在泊するジャネット・イエレンの出生図の太陽近くでもあり、水瓶座終盤に在泊するネイタルの月にはオポジションだった。彼らが二人とも満月の生まれであり、両方ともこの日蝕の影響を受けるとは不思議なものだ。それにもかかわらず、評論家達は2月に彼女の任期が切れたらトランプは彼女を再任用するだろう(またはしないだろう)と思惑を巡らしている。先週は日蝕と同期してその件が浮上してきたが、蝕の「影響力」は今後18ヶ月は続く可能性がある。

        今週に関しては、宇宙花火は勢いが弱まるかもしれない。しかしそれも単に一時的なものだ。惑星達の花火の小休止を裏付けるものとして、来週月曜の米国レイバー・デーの休暇は非常に歓迎されるかもしれない。米国の労働者の多くが週の早い内に仕事を離れ、その結果 惑星アスペクトの減少と祝日効果によって市場の出来高は減るのではないかと思う。だが休暇後すぐの9月5日と6日には、水星が先週の日蝕と同じ度数から順行に転じ、海王星とコンジャンクションの満月が起きる。

実際、今週末(9月3日)にかけては、火星が日蝕の度数、そしてトランプのネイタルの火星とアセンダントの上を通る。というわけで、彼が怒りの表明を小休止することはなさそうだ.... 彼の道を邪魔するものには何に対しても、誰に対してもそれは続くだろう。

私達は先週居たはずの所へたちどころに戻る — 混乱、不確定性、「私はいったい何をしているのか?/あなたはいったい何をしているのか?」についての深い内省だ。大半の米国人が望んでいないにもかかわらず、もしトランプ大統領が、メキシコ国境の壁建設の財源確保を議会が支持しなければ「政府機関の閉鎖」も辞さないという脅しを続行するなら、差し迫った債務上限への懸念がさらなる急落のきっかけになるかもしれない。とはいえ、ジオコズミック研究への私の理解によれば、満月の週末から9月20日の新月にかけて少しずつ事態は好転し始める... 私がミシガンからアリゾナに移転するにあたって9月20日を選んだ理由がこれだ。この新月は私のネイタルのアセンダント上で起きる(乙女座27°)。人生の新しい始まりにとって、これを大きく凌ぐような良い啓示はないだろう。

  思うに、多くの人達が今年9月の新月あたりから人生の新しいフェーズをスタートするのではないだろうか。とりわけ彼らが米国政府のために働いている場合はなおさらだ。結局のところ、この新月は黄道帯の中間部で起きるのであり、そして季節は — 移ろいゆくのだ。この歌のように...  “the times – they are a changin’”








訳文ここまで
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August 20, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月21日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは抄訳です。


≪先週をふり返って≫

  キューバで開かれているISAR(International Society for Astrological Research)の理事会に出席するため、今回は通常のコラムではないことをお断りしておく。

先週および先々週起きたことは、私達が生きる時代と私達がトレードする市場を理解するにあたってアストロロジーがどれほど貢献しているかの証左となるものだった。知ってのとおり、私達は8月の月蝕から日蝕という強力な蝕のサイクルにある。また日蝕はトランプ大統領のアセンダントと火星の上で起きる。したがってこのところの予測はこの時期が非常にドラマチックかつセンセーショナルであり、好戦的かつ危機的であること、そしてその全ての中心に置かれているのがトランプ大統領だと指摘してきた。そのこともまた数々の出来事(スティーブ・バノン氏の更迭、大統領に対するビジネス助言組織の廃止解散、シャーロッツビルで起きた人種問題に関わる衝突への彼の言動に対して批判が高まるなど)によって証明されつつある。

ダウ平均は、国家経済会議のトップ・エコノミックアドバイザーであるゲイリー・コーン氏が、シャーロッツビル関連のトランプ発言に抗議して辞任するのではないかとの噂を受けて下落し始めた。議員やビジネス・コミュニティの面々がもうトランプ大統領とは仕事をしたがらないだろうという懸念はなおもくすぶっている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  コズミックドラマは先週と今週で山場を迎える。21日(日本時間22日未明)の日蝕の後、24日は水星逆行の中間日(日柄として)を迎え、土星は25日に順行を開始する。このどちらもが、強力なリバーサルと(または)支持帯/抵抗帯のブレークアウトに関連する指標だ。だが水星逆行に関しては、ブレークアウトはあっという間にフェイクアウトに転じるかもしれない。

以下は先週のコラムからの抜粋となる。確認としてお読みいただきたい。

      " 先週の市場動向は最近このコラムで幾度か指摘してきたこと、すなわち市場にとって最大のリスクは政治リスクであり、それがネイタルのアセンダントと火星を日蝕に焼かれるトランプ大統領に関わるものだという事実を再び立証することとなった。これは北朝鮮(あるいはイラン)に対する彼の態度が正しいとか間違っているということではない。彼は単に火星の人だということ — つまり彼が怒っており、自分が正しいと信じることのために闘いたいと感じていることを意味する。今の彼にとって正しいこととは、当然ながら米国市民を護ることを意味するはずだ。私が思うに、彼はそれが自分の最優先の義務だと考えている。だから皆さんがそれを支持しようとしまいと、今月の世界は火星 — 「交戦地帯」というテーマ — の下に在る。

もちろん、宇宙は単に火星が強調されているというだけでなく、他にも動きが見られる。実際、今後の2週間は宇宙の活動がひしめき合っている。まず、私達の旧知の友人たる水星が今週末8月12日(日本時間13日午前中)に逆行に転じ、それが9月5日まで続く。逆行に転じるのは乙女座で、魚座の海王星とはオポジションとなる位置だ。これはこのサイクルがおそらくはこのトリックスターがもたらす影響の中でも最も混乱に満ちたものの1つになる怖れを意味するものだ。

水星の逆行はその典型として、情報の与え方、受け取り方が矛盾しており、したがって混乱を招く — たとえば中央銀行が何かをコメントするが政治リーダーはそれとまったく反対のことを口にするといった具合だ。一方、海王星は混乱 — そして誤った思い込み、妄想、誤魔化し(混乱を招いてその場を言い逃れるような欺瞞)を支配する惑星だ。だからトリックスターたる水星が、注意逸らしと散漫の神たる海王星とパートナーを組む時、いったい何が起きるだろう? 私にもそれはわからない。私が知っていることの全てはただ、それらが提示するものを自分は信じないということだけだ。

このオポジションに続いて、木星、冥王星、天王星とカーディナル・グランドスクエアを形成するトランシットの金星がもたらす非理性的・非合理的なエネルギーの流れが生まれる。この、腕、脚、そして体のほとんどの部位に「宿命的邂逅」とか「命取りの引力」と記してある(それは単にインクで描かれた絵に過ぎないのだが)誰かとの出会いを示唆する致命的な組み合わせは、それに加えて金融市場でのホイップソー、すなわち激しい上下動とも関連している。まず最初に価格が急上昇し、あなたは『お!次の上げ基調の到来だ』と思うだろう。だがその後突如として反転が起こり、あなたはこう思う。『おっといけない、これは崩れてきたぞ』。そして結局のところ、買ったら下がり売ったら騰がるという鞭打ち症状に見舞われる。これはグランドスクエアの金星、そしてトリックスター水星の逆行と奇術的騙しの天才、海王星とのオポジションのなせる業だ。これはまるでマジックだ!

  しかし、本物のマジックは8月21日(日本時間22日午前3時ごろ)、この狂える時期のちょうど中央時間帯に太陽・地球の間を月が横切り、昼が夜に転じる時に起きる。"

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  今週も引き続き上の記述が当てはまる。米国にとってはほとんど40年ぶり、さらに言えば99年ぶりの可能性を持つ、この大いなる日蝕は、ここで何度も述べてきたように、世界にとって、また米国とその大統領にとって、すでに驚くべき今という時代の様相を露わにし、なおかつ危機の時間帯ともなっている。







訳文ここまで
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August 13, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/14【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月14日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】

来週8月21日付のコラムはお休みさせていただきます。ただ警戒期でもあるため、もし何か新しい情報があれば抄訳またはメモの形で記述するかもしれません。


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国株式の長期サイクルは2017年に入っても依然として上昇局面にある。したがって、私達はまだ史上最高値の更新が続くと予測している。2017年の最高値目標は19,500〜23,500だ。また相場が非常にボラタイルになる(大規模なリバーサルが始まる)可能性を持つ時間帯がある。2月22日〜4月21日、5月19日〜6月16日、7月17日〜8月25日....”

— 2016年11月執筆の『フォーキャスト2017』より


        8月8日、ダウ工業平均は22,179の史上新高値をつけた。それ以前の市場新高値は3月1日、そして上記6月16日を過ぎた後の6月19日〜20日につけられている。ダウ平均の史上新高値が顕れやすいとして挙げたこれら3つの時間帯だが、そこに顕れたものは事実上、重要な下落の直前に示現した新高値であった。

“来月に入っても新高値更新が続く可能性は高い。ジオコズミック・サインに基づくなら、天井は7月19日〜8月7日、または8月21日〜28日に示現する可能性が最も高いだろう。この(S&P)上値目標は2485±20または2509.25±19.50だ。”

— MMAサイクルズ・リポート#7より
  2017年7月18日付


        直近の最高値は8月7日につけた。8月8日、S&P先物のザラ場高値は2488.50だったが、その後下落して金曜までに2430.25の安値をつけている。


  金融市場に間接的に — あるいは直接的にも — 影響を及ぼす人間の活動とジオコズミックな現象との間には何の関係性もないと言い張る向きは注意されたい。ここ数ヶ月にわたってこのコラムで注意喚起してきたように、7月17日〜8月25日の期間は火星がもたらす宇宙的テーマが満載だ。火星は戦争を支配する。近づきつつある皆既日蝕はずばり火性の星座宮、獅子座で火星とコンジャンクションだ。そしてその日蝕は、トランプのネイタルのアセンダントと火星の上で起きる。先週、まさに戦争の脅威はエスカレートし、予測どおりトランプ大統領は嵐のど真ん中に立つこととなった。

米国および他地域の株式指数に続いていた強気相場は月蝕の翌日だった8月8日、突然の打撃を受けた。ドナルド・トランプが北朝鮮の金正恩に対して『世界が今まで見たこともないような炎と怒りに会うだろう』と言い放ち、典型的な火星的警告を放ったのだ。これに対して金正恩は、北朝鮮が日本を越えてグアムへのミサイル発射を検討するとやり返した。このニュースを受けて強気相場は急停止し、ダウ平均はその後2日の内に300ポイント近く下落、木曜だけでも204ポイント下げた。ダウ平均にとって先週は今年始まって以来2番目に弱い週となった。

しかしながら、こうした火星的イベントは貴金属と債券相場にとっては良いニュースで、どちらもサイクル新高値まで舞い上がった。

ところで私達の同業者で3月に開催されたMMA投資リトリートの講演者の一人でもあったマリア・ショッペルは、北朝鮮を含むこうした衝突が起きる可能性について正確に予測していた。詳細は彼女の手になる7月18日付の記事 *North Korea's Nuclear Ambitions』を参照されたい。このリポートは北朝鮮の建国図の土星が今回の皆既日食と同じ度数に在泊していることを指摘しており、今の現実と直結するものだ。つまり北朝鮮の土星はドナルド・トランプのアセンダントと火星にコンジャンクトしているわけで、これは相性が良いとは言えない(というより、どうしようもなく相容れない)。

* 末尾に関連の飜訳後記あり



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週の市場動向は最近このコラムで幾度か指摘してきたこと、すなわち市場にとって最大のリスクは政治リスクであり、それがネイタルのアセンダントと火星を日蝕に焼かれるトランプ大統領に関わるものだという事実を再び立証することとなった。これは北朝鮮(あるいはイラン)に対する彼の態度が正しいとか間違っているということではない。彼は単に火星の人だということ — つまり彼が怒っており、自分が正しいと信じることのために闘いたいと感じていることを意味する。今の彼にとって正しいこととは、当然ながら米国市民を護ることを意味するはずだ。私が思うに、彼はそれが自分の最優先の義務だと考えている。だから皆さんがそれを支持しようとしまいと、今月の世界は火星 — 「交戦地帯」というテーマ — の下に在る。

もちろん、宇宙は単に火星が強調されているというだけでなく、他にも動きが見られる。実際、今後の2週間は宇宙の活動がひしめき合っている。まず、私達の旧知の友人たる水星が今週末8月12日(日本時間13日午前中)に逆行に転じ、それが9月5日まで続く。逆行に転じるのは乙女座で、魚座の海王星とはオポジションとなる位置だ。これはこのサイクルがおそらくはこのトリックスターがもたらす影響の中でも最も混乱に満ちたものの1つになる怖れを意味するものだ。

水星の逆行はその典型として、情報の与え方、受け取り方が矛盾しており、したがって混乱を招く — たとえば中央銀行が何かをコメントするが政治リーダーはそれとまったく反対のことを口にするといった具合だ。一方、海王星は混乱 — そして誤った思い込み、妄想、誤魔化し(混乱を招いてその場を言い逃れるような欺瞞)を支配する惑星だ。だからトリックスターたる水星が、注意逸らしと散漫の神たる海王星とパートナーを組む時、いったい何が起きるだろう? 私にもそれはわからない。私が知っていることの全てはただ、それらが提示するものを自分は信じないということだけだ。

このオポジションに続いて、木星、冥王星、天王星とカーディナル・グランドスクエアを形成するトランシットの金星がもたらす非理性的・非合理的なエネルギーの流れが生まれる。この、腕、脚、そして体のほとんどの部位に「宿命的邂逅」とか「命取りの引力」と記してある(それは単にインクで描かれた絵に過ぎないのだが)誰かとの出会いを示唆する致命的な組み合わせは、それに加えて金融市場でのホイップソー、すなわち激しい上下動とも関連している。まず最初に価格が急上昇し、あなたは『お!次の上げ基調の到来だ』と思うだろう。だがその後突如として反転が起こり、あなたはこう思う。『おっといけない、これは崩れてきたぞ』。そして結局のところ、買ったら下がり売ったら騰がるという鞭打ち症状に見舞われる。これはグランドスクエアの金星、そしてトリックスター水星の逆行と奇術的騙しの天才、海王星とのオポジションのなせる業だ。これはまるでマジックだ!

  しかし、本物のマジックは8月21日(日本時間22日午前3時ごろ)、この狂える時期のちょうど中央時間帯に太陽・地球の間を月が横切り、昼が夜に転じる時に起きる。

さぁ、ショーを楽しみたまえ。2017年8月に私達が経験するコズミック・ドラマはそう頻繁に見られるものではない。だが、自分がリクエストした芝居が悲劇ではなくコメディであることを忘れずにいることだ。そしてこの事も覚えておいたほうが良い。アストロロジーはけっして何かの原因ではなく、地球上に起きる出来事との相関関係を示すものだ。私達は皆、避けられない出来事がどんなものになるかを選択する自由意志を持っているのだ。







訳文ここまで
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*飜訳後記

  この記事は北朝鮮建国図(ジェミー・パートリッジのレクティファイ・チャート)、米国、トランプ大統領、そして中国のネイタル、プログレッション、トランシット等を検討し、8月の日蝕がいかに2017年~2020年にかけての戦争の危機を浮き彫りにしているかを示唆するものとなっている。

ここで気になるのは当事者の一人である金正恩氏のチャートだが、誕生した年にも異説があり、翻訳者の知る限りでも3種類の出生データが存在する。その中でも特に注目に値すると思われるのは、アストロロジャー、ポール・サンダースの調査とレクティファイによるチャートで、1984年1月8日朝の生まれとするもの。このチャートでは、他の2つのチャートと同様にネイタルの太陽に現在トランシットの冥王星が乗っている。ネイタル、プログレスとの連動があれば、これだけでも最悪の場合は人生の崩壊、または徹底的変容を決定付ける出来事を示唆するケースも見られるが、さらにこのチャートでは、MCに乗るネイタルの火星が現在IC上に来ているトランシットの天王星とオポジションを形成し(暴力的衝動をどう昇華するかの挑戦)、日蝕とはそれぞれセクスタイルとトラインを形成してエネルギーを回す形となり、同時にネイタルのカイロン(潜在的な "傷" の痛み)とはスクエアを形成している。

またプログレスの火星は10室ネイタルの土星にコンジャンクト、月はネイタルのカイロンの上に来ており、破壊的な衝動や何らかのコンプレックスによる葛藤を示唆している。その他にもプログレスの木星が彼の人格的なテーマ「フラストレーション」を意味するアセンダントに来てエネルギ―を増大させるなど、小惑星絡みを含めて多くの鋭利なアスペクトが形成されており、現在~数年中に訪れる大きな危機/挑戦を示唆するものとなっている。このネイタルチャートはいわゆる「核アクシス」と呼ばれる射手座・双子座軸に月のノード軸と金星、木星、天王星、海王星が在泊しているが、現在はトランシットの土星(とフォルス、イクシオン)が射手座を運行中で、核を持つことに対する彼の執着に現実の重みを加えていることも特筆に値する。土星はこのチャートではアセンダントの支配星であるため、核開発は自分自身のアイデンティティを象徴するものとなっているのかもしれない。

  また、今回の日蝕は日本の戦後始原図にもその影響をはっきりと顕している。戦後始原図(主権回復図)では現在プログレスの太陽がネイタル7室の天王星とコンジャンクト(同盟・近隣国との関係変革か)。 そして日蝕は8室ネイタルの月のサウスノード上で起き(つまり北朝鮮の土星、そしてトランプ大統領のアセンダント+火星と日本の月のサウスノードはコンジャンクトで、カルミックなしがらみとエネルギー放出を示す)、同時に蠍座終盤度数のプログレスの月とはスクエアを形成する。そしてトランシットの火星はネイタルの8室冥王星にコンジャンクト。これは何らかの強い力が働いて脱皮や過去との訣別が起きてくること、あるいはそうするべき時が至ったことを示唆すると思われる。

8室はマンデーン・アストロロジーの場合、主に金融経済、負債または主立った破壊や死、崩壊を象徴するとされるが、これが北朝鮮を中心とした現在の不安定な世界情勢に絡んでこれからの数年間、どんな筋道を意味するかは予断を許さない。また、この日蝕ではトランシットの木星が主権回復図MC上のネイタル海王星とコンジャンクト、これに対しトランシットの冥王星がスクエアを形成している。木星・冥王星スクエアは、しばしば熱心かつ執拗で妄想的な魔女狩りとも関連する(土星・海王星ペアより表面と内実のギャップは深いかもしれない)が、これが天頂に輝くネイタルの海王星(これを最善の形で使うことは可能だし、大いなる希望でもあるが、上記コラムにも解説されているとおり、現状の集合意識にとっては非常に難しい)とハードアスペクトを形成して政治の停滞と混迷を助長しているとも見ることが出来る。

天頂に海王星を持つということは、国のチャートとしてとても挑戦的かつハードルが高いかもしれない。現実逃避や幻想への誘惑も多く、優しさの影に無力感と拒絶をはらみ、たとえ正当な理由があっても闘いを避けるためには欺瞞も使うという矛盾した傾向も顕れやすい。おそらく他者(諸外国)にはまるで "ヌエ" のように見えがちで、理解しにくい部分が多いのではないだろうか。けれどこうしたチャートを持つ以上、現実的世界情勢への対応と高度な精神性追求という、ある意味両極の領域を模索していくしかないのかもしれない。(もう1つの戦後始原図、現憲法衆院可決図では、海王星が国総体と国民性を示すアセンダントの支配星となっている。また、今回の日蝕は12室の月とオポジションで起きる。)

けれどこの日蝕には物事や観点を一新していくにあたって強い力を持つという側面では非常にポジティブでもある。これはまず、集合意識より先に個人レベルで起きていくのではないだろうか。もし、表面的な喧噪に惑うことなく混沌を通り抜ける力がありさえすれば...。


(以上の記述はあくまで飜訳者hiyokaの個人的見解です。)


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August 06, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/7【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “7月の米国経済は非農業就業者数が20万9000人の増加となり、予測の18万3000人を大きく超えた。失業率は4.4%から4.3%とわずかに低下、就労率は62.8%から62.9%へと僅少だが増加している。時間あたり平均賃金は9セント上がった... 労働統計局の調査によれば、トランプ大統領の就任以来新たに職を得た就労者数は100万人を超え、その波は今後も続きそうだという。”

— Adam Shapiro and Suzanne O’Halloran
  “U.S. Adds More Jobs in July than Expected”
  foxbusiness.com 2017年8月4日付


        “ポップ・カルチャー時代の大統領職がはらむ危険性は、政治的地雷を含む現実について実際のところ何も知らされないことだ。今週、トランプ政権は臨死体験を味わった。トランプ氏にとって注目に値する出来事は、ロシア、イラン、そして北朝鮮に対する制裁措置を課すために行われた上院と下院の議会投票だった...  巷の話題になったのは桁外れの投票結果で、下院では賛成419票に対し反対3票、上院では同98票対2票で法案が可決している...  これは現職大統領への不信任投票だ。ある共和党議員が匿名で語った言葉によれば『我々はロシアに関しては彼をまったく信用していない』そうだ。”

— Daniel Henninger
  “The White House C-Words”
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月3日付


        先週はドナルド・トランプにとって良い週ではなかった。議会において彼を支えるはずの仲間が、政権剥奪への流れを作るいくつかの重要な手段を取ったのだ。さらに、ロバート・ミュラー特別検察官は、2016年の米国大統領選に介入したロシアとの共謀疑惑について、起訴するかどうかを決める大陪審を選出した。これらの出来事や他の多くのイザコザに対する彼の反応を表現するために先週多く使われたキーワードは「激怒」だった。ドナルド・トランプは議会に「激怒」し、共和党に、民主党に、そしておそらくはホワイトハウス広報部長としての最初の10日間の内にメディアへの攻撃的な態度によって解任されたアンソニー "ザ・ムーチ"・スカラムーチに「激怒」している。

アストロロジー研究者にとって「激怒する」というのはまさに火星が持つ象意の1つであり、トランプ氏は彼の出生図の火星とアセンダントが位置する獅子座の度数に8月21日の日蝕という大波が刻一刻と近付いてくるにつれて、自分自身の内に在る火星の生々しくも大いなる力を感じつつあるはずだ。火星とアセンダントは両方とも個人のホロスコープでは主要なパートを占めるものだ。もしかしたら彼の目は血走り、いやひょっとすると体の他の穴からも血がほとばしるという光景さえ見られるのかもしれない。

まったくもって先週は、ドナルド・トランプ(または米国とヴェネズエラの政府)にとって良い週ではなかった。だが世界の多くの株式市場にとっては非常に良い週だった。ダウ工業平均は次々に史上新高値を更新した。だが、それにもかかわらず奇妙なことにナスダック総合やS&Pとは足並みが揃っていない。インドのニフティにはまたも史上新高値が示現した。チューリヒのSMIと香港のハンセンも数年ぶりの高値をつけた。ロンドンのFTSE、ロシアのMICEX、中国の上海指数は数ヶ月ぶりの高値を記録した。しかしながら、ドイツのDAXは反対に、4月中旬の金星順行以来の最安値水準に落ち込んでいる。

  多くの株式指数に見られた新高値へのブレークアウトは、8月2日天王星逆行開始と関連付けられる。惑星が逆行運動を開始または終了する時、その惑星が持つ力学は人間活動の分野において数日の間強調される。天王星が逆行前の滞留に入っている間、あらゆる境界や期待感は脅かされる。そしてしばしば侵される。天王星が絡む時は、市場がブレークアウトするのかダウンするのか、または反転するのかは誰にもわからない。その結果として、いくつかの株式市場が既存の抵抗帯を突き破って新高値をつけることで境界を侵した。

しかし他の市場、たとえば金や銀は、8月2日には数週間ぶりの高値水準まで舞い上がっていたが、天王星が方向を転換したその日の内に反転し、金曜に向けて急落している。これと同じリバーサル・パターンが起きたのはユーロ通貨で、まさに8月2日には30日ぶりの新高値をつけ、その後反転して金曜まで急落してきている。米ドルはその反対に、やはり8月2日に2016年5月以来の最安値レベルに落ち込み、その後急激に反転上昇して週末を迎えた。原油は8月1日にここ2ヶ月で初めてバレルあたり50.00ドル以上まで再反騰したが、金曜には再びその水準のはるか下まで落ち込んだ。ところで、原油は今や夏至(6月20日)につけた安値42.05から反騰して8月1日には50.43と、20%の反騰をしてきている。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “巨大な債券ポートフォリオを削減しようというFRBによる不気味な企てには酷い実績がある。事実上、中央銀行が過去にこれを試みたケースでは、その後 毎回景気後退が起きている... FRBは以前にこの削減計画を6回実行に移している。1921年〜1922年、1928年〜1930年、1937年、1941年、1948年〜1950年、そして2000年だ。MKMパートナーズのチーフエコノミスト/マーケットストラテジストのマイケル・ダーダによれば、なんとその内の5回が景気後退を迎えて終わっている。”

— Jeff Cox
  “The Fed’s About to Try Something that Almost Always Has Ended in Recession”
  cnbc.com 2017年8月2日付

        “元FRB議長アラン・グリーンスパンは金曜、債券市場が崩壊の崖っぷちに来ており、それが株価の今後にとっても脅威になるとして大いに警鐘を鳴らした... 長年にわたって議長を務めた氏はこうも語る。『長期に及ぶ低金利が今にも終わろうとしており、それと共にかれこれ30年以上も続いた債券の強気市場も終わる。現行レベルの金利は異常に低く、行き着く先はたった1つだ。これが始まればその進行は恐ろしく速いだろう』”

― Jeff Cox
  “Greenspan: Bond Bubble About to Break Because of ‘Abnormally Low’ Interest Rates”
  cnbc.com 2017年8月4日付

        さぁ、2017年の強大な「蝕」のゾーンへようこそ。8月7日月曜(日本時間8日未明)、水瓶座 — 獅子座軸の15°台で月蝕が起きる。太陽はいまだに獅子座で火星とコンジャンクトしているため、一部の人々にとっては引き続き憤然と色をなす「激怒」の時となるかもしれない。だが一方で太陽と火星は木星に対しセクスタイルを形成しているため、他の人々はいまだにパーティに酔いしれており、何事も単にエンターテインメントかスポーツのように楽しんでいる。そして次が8月21日の強力な日蝕で、オレゴンからサウスカロライナまで、米国中部を暗い影が横切る形となる。

この日蝕も火星はとはコンジャンクションだ。だから一部の人々は真っ赤になって「激怒」するか、または真っ赤になって激怒する人を批難しながら同時にパーティを続行し、直近の出来事をあたかもスポーツでも観戦するように楽しむことだろう。その競技の勝者となるのは、一番鉄面皮で — しかも危険なほど意地悪く — ふるまうことで皆を楽しませた者だ。

一方で、腫れ上がった火星と獅子座の日蝕は威勢のいい脅しやハッタリの時となる。また一方では、トップであること、または最も偉大であることを自負する時となるかもしれない。とは言っても、私達は株式市場のようにはなれない。あるいは、グリーンスパンによれば —  債券市場にもなれない。この時期はグリーンスパンが言うように、膨らみきったバブルの風船に針が刺される可能性を持つからだ。もしかするとこれらのバブルは最後の木星・天王星オポジションが起きる9月終盤まで続くかもしれない。だがそれまでに、現行の強力な火性エネルギー(日蝕、火性、月のノースノードが全てが獅子座に在って射手座の土星と牡羊座の天王星に火のグランドトラインを形成)は終わりを告げる。温度をどんどん上げていけるのは物が燃え始めるまでの間であり、それは火性星座宮に在泊する惑星達が、それに続くより冷えた領域の地性星座宮に移行するまでの間ということだ。移行は獅子座の日蝕の直後から始まる。

ジオコズミックな観点からは、直近で注目に値する2つの時期がある。その1つはたった今だ。私達は現在、天王星逆行(8月2日)、3度目にして最後の木星・冥王星スクエア(8月4日)、8月7日の月蝕のただ中にある。そして次は8月15日〜25日だ。これは8月21日に日蝕が起きるからだけではない。8月25日には土星が順行に転じる。一方、蟹座の金星(お金と愛情生活)は天秤座の木星(パートナー関係)、山羊座の冥王星(政府を転覆し人民に権力を!)、牡羊座の天王星(一番優秀な核兵器を持つのは誰だ)とカーディナルグランドスクエアを形成する。

そうだ。株式市場は他のハードアスペクトをかいくぐって反騰してきたし、今回もそうなるかもしれない。しかし、土星が順行前の滞留に入ると同時に、この獅子座(火性)のエネルギーの全てが乙女座の地性エネルギーに主役の座を譲り始めることを考えれば、私はこのパーティが終わらないと想定することはないだろう。長く続いた二大政党(party)である共和党や民主党でさえ、終わらないとは言えないだろう。結局のところ、世界の集合意識は膨大なリセットのただ中にあるのだ。そして皆さん自身の意識の在りようによっては、それは胸躍るような物事になるかもしれない。








訳文ここまで
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July 30, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/31【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月31日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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7月30日 22:15
≪短期ジオコズミクスとと長期的考察≫ 本文2段落目の文中、政治・経済・金融リセットの最終段階についての記述に抜けがありました。その後に「それは2020年いっぱいまで続いていく。」という一文を追記しました。

≪先週をふり返って≫

        “米国経済はロイターの予測どおり年率2.6%の成長となった。一方、7月の消費者信頼感指数は93.4と予測を上回った。これは想定通りの経済進展を基としてFRBが9月を念頭に4.5兆ドルという巨大なバランスシートを縮小する可能性があると示唆したちょうど翌日に発表された。”

— Fred Imbert
  “Dow Post Record Close as Wall Street Shakes Off Amazon’s Fall”
  cnbc.com 2017年7月28日付


        26ヶ月サイクルの太陽・火星コンジャンクションがついに先週、7月26日に起きた。火性で楽観的な特質を持つ獅子座にあって、それはパーティが続くことを願う人々を失望させることは無かった。しかしながら、ナスダック総合は7月27日木曜の朝に史上最高値をつけた後、ひどい下落に見舞われている。先週はインドのニフティにも史上最高値が見られ、また香港ではハンセン指数が2015年6月以来の最高値水準まで舞い上がった。

だがヨーロッパは少々様相を異にしていた。金星が順行に転じて間もない7月28日金曜、ドイツのDAXは4月21日以来の最安値水準である12,098まで下落している。わずか数週間前 — ちょうど夏至の6月20日、DAXは12,951の史上最高値をつけていたのだ。これは今の時点まででおよそ6.5%の下げであり、太陽・火星コンジャンクションの正確なアスペクト形成日から前後6週間の間に重要なサイクル安値または高値をつけるという歴史的事実に基づいて導き出された私達のターゲットに近い。そのターゲットとは、10月終わりまでに多くの株式指数が高値から少なくとも8.5%下げるというものだ。

先週は金と銀、そしてユーロ通貨も急反騰した。これもまた火性の星座宮獅子座における燃え上がりやすい太陽と火星の働きに関連していた。もともと獅子座は金を支配しているが、それよりもっと重要な事実は、ヘリオセントリックの水星による射手座運行(もう1つの火性星座宮)と金が相関性を持っており、これが同時期の7月26日に始まったことだった。金12月限(現在の中心限月)は1277まで急上昇したが、わずか2週間前には1200を試している。また銀もまた印象的な動きを見せ、16.81まで騰がった。これも2週間前には2016年4月以来の最安値水準15.14で取引されていた。"悪者" となったのはまたしても下落した米ドルで、FRBによる利上げ見送りがそのまま後押しとなった形でユーロは1.1800近くに迫った。これは2015年1月以来の最高値レベルだ。この事については先週のコラムにおいても論じたが、私達の年央ウェビナーにおける予測どおりの結果となった。そしてまた米国株上昇のもうひとつの原因でもある。安いドルは米国産商品に対する世界の需要増加を意味するからだ。




≪短期ジオコズミクスと長期的考察 — トランプ編≫


        “皆さんは今後も「魔女狩り」「リーク」という言葉に接するだろうし、また問題となる文書との関わりを隠したい「正体不明の情報源」について、数多くの話を読んだり聞いたりすることだろう。また、ドナルド・トランプが彼を弾劾せんとするバイアスのかかったメディアや政治勢力によってどれほど「犠牲者」になっているかという話も耳にするだろう。この「」で括った全ての言葉が海王星と関連している。”

— 2017年5月22日付 当コラムより


        “ここでのポイントは、トランプ氏は8月いっぱい深刻な火星トランシットの影響下にあり、その間彼は「理性を失う」状況に非常に弱く、彼自身とおそらくは国家を傷つける結果を招くような衝動的な行動に走りやすくなる。”

— 2017年7月3日付 当コラムより


        “『もしジェフ・セッションズが更迭された場合、その代償はひどく高いものになるだろう』リンジー・グラハム上院議員(共和党)はこう語った。『ミュラー解任と同じ事をしようとするならトランプ政権は終わりの始まりだ』”

— Byron Tan
  ウォールストリートジャーナル 2017年7月28日付


        “元々ドラマチックな政権ではあるにしても、この7日間は桁外れの異様さだった... 混乱する数々の出来事の中で、*チーム・トランプはスカラムッチ氏のホワイトハウス広報部長任命をこれまでの流れに対する重要なリセットになると説明したが... トランプ氏の支持率は彼の部下達ではなく彼自身が発したメッセージと行動によって急降下している。”

— Karl Rove
  “How Long Can the Trump Tumult Go On?”
  ウォールストリートジャーナル 2017年7月27日付

* ホワイトハウスの新たな広報部長として任命されたばかりのアンソニー・スカラムッチ氏が、事実上更迭の決まった政権発足以来の主席補佐官、ラインス・プリ—バス氏を政権内の情報リークに関わっているとして公然と批難。スカラムッチ氏の任命に反対したスパイサー報道官がすでに辞任するなど、トランプ政権内の混迷が深まっている。


        それはトランシットの火星が彼のネイタル(出生図)の太陽・天王星コンジャンクション上に来て、やはりネイタルの月とオポジションを形成した5月から始まった。そして日蝕が起き、トランシットの火星が彼の火星とアセンダントを通過していく9月初旬までは終わらないと予測される。以前のコラムにも書いたように、この時期に「トランプ政権とは何か」が定義され、同時に彼の任期中がどんな様相を呈するかも決定付けられるのだ。何度かこのコラムで示唆したとおり、もし彼が自己の衝動をコントロールすることに成功し、国家にとっての重要事項に集中出来るとしたら、彼は単に米国のみならず、世界中に真の革命的変化をもたらす革新的なアイデアと政策のパイオニアとなるだろう。

だがもしそれが出来なければ、彼の政権は短期に終わるか、もしくは2018年にも派手で大々的な挫折を味わう道を進むことになる。いずれの場合でも、世界の政治、金融、そして経済における主要なリセットの第二段階が始まっていくだろう(私達の年央ウェビナーにおいてタイトルとしたこの「リセット」という言葉を現在他の人々がいかに使っていることか)。その第三段階、そして最終段階の始まりは2017年12月20日の冬至に起きる太陽・土星コンジャンクションになるかもしれない。それは2020年いっぱいまで続いていく。 これがマンデーン・アストロロジーとファイナンシャル・アストロロジーに基づいた上での私の見解だ。そしてドナルド・トランプにとって最も危険な時期が今現在 — 第二段階であり、とりわけ2017年8月はその山場となるだろう。

  獅子座の太陽・火星コンジャンクションがついに形成された週 —7月26日 — 米国株式市場は史上新高値に舞い上がった。だがそれと時を同じくして、ワシントンD.C.の政治環境を汚染する泥沼は新たな底の深さを露呈することとなった。これはマンデーン・アストロロジーの研究者にとっては驚くにあたらない。何故なら8月21日の日蝕が駆け足で近付いているだけでなく、土星もまた8月25日に滞留から順行へと転じる(逆行期を終える)からだ。これら2つのジオコズミック・サインをこうも重要なものにしているのは、この日蝕が皆既日食であり、米国の中央部をスパッと切り裂くように伸びる闇の道を創るという現象だ。その道はオレゴンからサウスカロライナまで続き、順行直前で滞留する土星が米国始原図の火星・海王星スクエアに対しTスクエアを形成する。

国土が持つ幅の全てを呑み込む皆既日食は、その国のリーダーシップに主要なシフトが起きることを示唆する。それはあたかも未来への道(太陽)、すなわちその国のペルソナ — 人格・役割 — として定義されてきたものが突如として闇にかき消される(月)ようなものだ。それは変容する。いや最も暗く最も深い感情的な疾患に直面し対応することを強いられさえする。最善の顕れをするなら、それは「ダーク・フォース」や「ネガティブ・エネルギー(現実的な存在であろうと想像上であろうと)」の完全な除去に導かれ、その途上において 新生、新たな方向性、そしてより善く公正な社会 — 世界の再建 — へと繋がっていく。マンデーン・アストロロジャーにとってそれは、土星・天王星・冥王星の3惑星全てが一度にコンジャンクトするようなものだ。

このようなコズミック・ドラマの渦中で、ドナルド・トランプはまさにその中心部に存在している。何故なら、日蝕は獅子座29°で起きるからだ。つまり、獅子座26°〜29°に在泊する彼のネイタルの火星とアセンダントの上で起きるということだ。火星とアセンダントはチャート上、最も根本的で自律的かつ自発的な創造性を持つ部分だ(いわゆる "自分ファースト" )。

彼の支持者が信じるように、もし彼が偉大な男であれば、彼はこの挑戦を受けて立ち、素晴らしいリーダーシップを発揮するだろう。しかしながら、彼の敵が言うようにもし彼が全くの自己中心主義でナルシスト的人格を持つのであれば、この種の宇宙的刺激はおそらく彼の周囲を巻き込みながら無視出来ないほどの自己破壊的なものになっていく。 世界中の数多のアストロロジャーがこの時期を固唾を呑んで凝視している理由がこれだ。長年の間、世界の指導者のチャートにこのようなことが起きた試しはなかった(歴史の上ではあったとしても)。しかもトランプ氏は予測されるタイプのドラマの中で、彼の役どころをきっちり演じつつある。だが、その結果はどうなる? 偉大さか、あるいは手痛い敗北の恥辱か? もしくは何か全く違うものになるのか? 彼はいったい何を為し、どう行動し、そしていかなる反応を見せるのか?

        日蝕とほとんど時を同じくする*土星の滞留は、米国の火星と海王星に対してスクエアを形成する。これはトランプが警告してきた「魔女狩り」のシグナルだ。「魔女狩り」は彼の身に向けられ、そしてジェフ・セッションズの事例に見られるように、彼自身が他者に対して行ってもいる(公的に侮辱し名誉を毀損)。またそれはホワイトハウスを悩ませ続けて来た「情報リーク」にも関連しており、金曜の首席補佐官ラインス・プリ—バス解任に繋がった(これは始まりに過ぎなかった)。だが土星はまた「当然の結果」にも関連する。『自分でまいた種は自分で刈り取らねばならない』だ。先週を通して彼が任命した司法長官ジェフ・セッションズを侮辱し続け十字架にかけたことによって、トランプは他の人々が彼に向けるのと同じ照準を自分自身にあてることになる、一連の出来事の口火を切ったのだ。
* 土星滞留の影響を受けているのは米国だけでなく日本も(米国ほどではないにせよ)同様で、戦後始原図(主権回復図)では3室(コミュニケーション、メディア、教育、文書etc.)在泊の主要小惑星パラス(政治意識、公正さetc.)に対し、現在12室(秘密、隠れた敵、舞台裏etc.)で滞留に入った土星がスクエアを形成している。これは見えない部分で様々な工作が進行中であることを示唆すると思われる。

また、もう一つの戦後始原図(現憲法衆院通過図)では4室(領土、国民の雰囲気や気分etc.)に在泊の天王星(変革、反抗etc.)とオルクス(審判)のコンジャンクションに対して土星がオポジションを形成中であることにも留意。

ちなみに8月に起きる日蝕は、戦後始原図の8室(金融経済、債務、死亡率etc.)に在泊する月のサウスノード(過去からの力、または過去からの呪縛etc.)の上で起きる。また、もう一つの戦後始原図(現憲法衆院通過図)では12室の月とオポジションで起きることも興味深い。なお、ピンポイントで日本を指すことの多い小惑星ニッポニアは現在魚座(主権回復図では3〜2室、憲法通過図では1室)を逆行中で、順行に転じるのは10月末となる。

        トランプが求めていた大衆の同情(海王星)は、犠牲者の役どころに祭り上げられたセッションズの身に集まった。これは今回の滞留の土星がまさにトランプのネイタルの月の上に来て、太陽・天王星コンジャンクションに対しオポジションを形成していることから起きている。ある面でトランプは彼のキャリアの絶頂にある(太陽に対し土星がオポジション)。別の側面で彼は押し寄せる苛酷な要求の犠牲者であり、それが膨大な重圧だと信じてそれを終わらせたいと願ってもいる。だがどうやって? 

土星が月の上に来るということは、多くの支持が集まらないということだ。かろうじて残っている支持も、彼が意志をもって心を開き、自分が置かれた状況に対し自ら責任を負い説明義務を果たさない限り、徐々に少なくなっていく。自分自身を自らの行為ではなく何か外からの力の犠牲者として表現してはならないのだ。これが果たされない限り、彼に自由はない。彼は自分自身の欲望の囚人だ。彼は再生のためにその全てから自由になり、主観を外して物事を明確に見定める必要がある。だがそれは簡単には起きない。特に獅子座の火星が彼のネイタルのアセンダントと火星に向かって近付こうという今の時期は難しい。今は自分自身を止められないだろう。深刻な物事の新展開が彼の地位に影響を与えることがないまま、ひと息ついたりゆったりと夏季休暇を取れるような可能性もない。

        先週が異様な週であったように、今週もそこから大きく解放されるようなことはないだろう。もしかすると、もっと沢山の興奮が待っているかもしれない(本当に? いや本当だ)。牡羊座の天王星が8月2日に逆行に転じる。これは事実上、ワシントンD.C.と金融市場の両方にもっと多くのドラマが起きることを保証するものだ。8月4日には木星もまた、冥王星に対する3度目にして最後のウェイニングスクエア形成を果たす。このアスペクトは物事を誇張したり、周囲の反対者達の勢いに火をつけるような、何か非常に派手な行動に出やすいという傾向を持つ。 今回の場合、それはほとんど誰にでも当てはまる。平常心を失いやすく、言動は下品になりがちで少しばかりショッキングかもしれない(先週などはまだその小さな予告編だ)。しかし、もし皆さんの意識がそれら全てを超越し、そしてもし... 非常に活動的かつ無秩序にうごめく人々の姿をあたかも部屋の上から見下ろすように観察出来るなら、それを楽しめるかもしれない。

        私達は以前からずっと政治的危機の中を通ってきた。それもいずれは終わる... だが今回に限っては、おそらく何かが変化するか、あるいは少なくとも集合的な変容が起きつつあるという、ある種の気付きが高まるかもしれない。そしてその気付きは、私達皆が抱くことの出来る際立ってポジティブな要素なのだ。







訳文ここまで
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July 23, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/24【金融アストロロジー】

新月の星読みはひとつ下の記事になります。

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月24日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


  “ECBがこの秋にも資産買い入れの段階的縮小について協議を開始する可能性があると伝えた後、米ドルは対ユーロで2年ぶりの安値をつけた。ドルはまたロシア疑惑の捜査がトランプ政権の税制改正と経済成長政策を停滞させるかもしれないとの懸念からプレッシャーに曝されている。”

— Patti Domm
  Bottom Falling Out of US Dollar:
  Drops to Near 2-Year Low vs the Euro, 2017 Loss Now 10%”
  www.cnbc.com 2017年7月20日付


  “今じゃもう5セントは10セントの価値もないんだ”

— ヨギ・ベラ


        ファイナンシャル・アストロロジーに関してよく見られる一般的な誤解のひとつは、ある特定のジオコズミック・リバーサル・シグナル(すなわち重要変化日/CRD)が起きる時は、常に株式市場にも何事かが起きるという考え方だ。まるで株式市場だけが、価格の動きに関連するリバーサルやその他の現象が見られる領域の中で一番重要だとでもいうように。しかしこれは単純に間違った思い込みだ。惑星サイクルは金融市場の世界で繰り広げられる人間活動のサイクルに対し、確かに大変強い関連性を持っている。しかし必ずしもそれは、米国株式指数(または世界の他の指数)といった、たった1つの市場の動きに変換されるとは限らない。

        先週、7月17日〜20日に起きた強力な太陽・火星と天王星のスクエアを例に挙げてみよう。全てのアストロロジャー達 — とりわけファイナンシャル・アストロロジャー — は、この組み合わせがすこぶるエキサイティングで潜在的なドラマ性を帯びたものであり、警戒心、パニック、ヒステリーといった感覚と連動することを知っている。金融市場との関わりで言えば、これらは突然で非常に急激な価格変動と同期する可能性があり、その時は支持帯や抵抗帯がしばしば破られる。それはボラティリティのシグナルであり、投資家にとっては手を引けという警告でもある。

また、短期の投機家(デイトレーダーも含む)にとっては超短期の利ザヤ取りというちょっとした楽しみを味わうために準備するきっかけにもなる。ここで頭に入れておいて欲しいのは、成功するトレーダーのゴールとは「最小の投資リスク(マーケット・エクスポージャー)で最大利益のポテンシャル」を得られるタイミングで動くことだ。先週のジオコズミック・サイン(非常にホットで爆発性を秘めた火星・天王星・太陽を含む)の構成は短期トレーダーの大好物だ。また多くの場合、これは定義された支持/抵抗帯を超えるブレークアウトを伴ったトレンドリバーサルと関連する。

        先週の宇宙ラインナップが持つ爆発性は、米国株式市場にはそれほど影響しなかった。だがダウ工業平均という導因抜きでナスダックとS&Pに史上新高値が示現したというのは注目に値する。これは「ジオコズミック重要変化日ゾーンにおける異市場間弱気ダイバージェンス」として知られ、多くの場合、そのセクターにおけるリバーサルと関連する。しかしながら、太陽・火星と天王星間のハード・アスペクト、そしてスクエアによって示唆される荒っぽさや爆発性は、通貨市場においては非常に明白に顕れた。ユーロは23ヶ月ぶりの高値までブレークアウトし、米ドルは2年ぶりの新安値に落ち込んでいる。そのニュースを受けて、金と銀は鮮やかにリバウンドし、他の全ての商品相場もドル安の恩恵にあずかった。

しかしながら、ここでの要点はこれだ。もし米国中央銀行が利上げを進めており、欧州中央銀行がもしかすると10月にも金融引き締めを開始するかもしれないという話が出ているなら、何故ユーロが対ドルでこれほど強い必然性があるのか? 彼らは両方とも引き締めの途上にある — もしドラギが本当に彼自身の "イージーマネー" 依存症から脱するのなら、の話だが。ドナルド・トランプ、そしてロシアによる米国選挙介入への関与を疑われる彼の家族へのFBI操作(これまでのところ、確たる証拠は出ていないが)にまつわる狂乱が、米ドル下落の原因となるなどということがあるのだろうか?

        以前からこのコラムで何度も指摘してきたように、私達にとってその原因ははるかに単純(それにおそらくはもっと深遠)だ。米国の選挙に関連して米ドルには16年サイクルの天井が存在し、ユーロには16年サイクルの底が存在する。16年ごとに共和党の大統領が選ばれ、新しい大統領が任命される1月前後の6ヶ月の間にドルはトップアウトする。同じように、民主党にもそれに換わる16年期が存在し、それにともなって米ドルが底値をつける(直近では2009年1月、そして16年後の2025年1月に期日が来る)。米ドルの高値とユーロの安値の示現はまさに時間通り — 2017年1月3日だった。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  数週間にわたる準備期間を終えて、私達はついに7月26日、獅子座の太陽・火星コンジャンクションに辿り着いた。以前論じたように、この28ヶ月周期のアスペクトは、形成前後6週間の内にダウ工業平均に顕れる重要な安値または安値からの、8.5%かそれ以上のリバーサルと相関する。今回の場合は高値からとなるだろう。直近でこれが起きた2015年6月14日の事例も高値からのケースだったが、その3週間前5月19日につけた当時の史上最高値に相関し、その後16%下落して2015年8月24日に4年および6.5年サイクルの安値をつけた。

現在は他にも重要なジオコズミック・サインが発効中で、これもまた6週間という時間帯の内に示現するリバーサルと関連している。先週の太陽・火星による天王星へのスクエア、そして太陽・火星コンジャンクション(7月26日)に加えて、ヘリオセントリックの水星が7月26日〜8月7日に射手座を運行するのだ。火性の星座宮、獅子座の太陽・火星コンジャンクションと、これまた火性の牡羊座終盤度数の天王星とのスクエアによって、すでに宇宙からの過剰刺激は十分な域に達しているが、その上さらに、非常に興奮度の高まる期間が加わる。

もちろんこれは、いずれかの方向への爆発的な価格変動、またはリバーサルを生み出すに十分な顔ぶれだ。こうした火のパワーの全てが大きな自信、いや過剰と言えるほどの自信と無分別な威力誇示に拍車をかける。これが一時的に株価上昇の支えとなる可能性はある。市場が騰がるためには投資家やトレーダーの自信を必要とするからだ。とはいえ、もし物事がほころび始めて人々が自制心を失うようなことがあれば、手仕舞いへと向かう動きが殺到して「一刻も早く逃げろ!」という状況に導かれる怖れがある。

こうしたジオコズミック・サインは大胆さと勇気のシグナルとなる可能性はあるが、結果をふまえた事前の熟慮や制御不能に陥った場合を考えての計画立案とは縁遠いものだ。つまりこれらは物事が想定外の動きとなった場合の代替シナリオの準備や警戒よりも、「希望」— そこには「貪欲さ」さえも含む — の方に軸足を置くエネルギーだと言える。何が起きるにせよ、また特定の(あるいは全ての)市場がどう動くにせよ、それは過剰(射手座)になりやすく、過度に炎上する傾向を持ち、過反応を引き起こしやすい。これは燃える熱情と競い合いには向いている。だが思慮に富み、注意深く、バランスの取れた判断を下すのはなかなか困難だ。だがもし注意深くしていなければ、結局最後は自らの愚かさを曝すことになるかもしれない。

7月24日月曜、双子座の金星が土星に対しオポジションを形成する。これはもう一つのレベル1(最強の)リバーサル・シグナルであり、株式市場、または大豆、銅、砂糖などの商品市場にインパクトを与える可能性を持つ。8月最初の4日間にはもっと重大な宇宙的状況がやって来るし、その後は当然ながら、1918年以来初めて米国を横断して闇をもたらす8月21日(日本時間22日未明)の稀な日蝕が続く(歴史リサーチを担当してくれたベルグラード在住のアレクサンダー・イムシラジクに感謝する)。だがこれについてはまた来週論じるとしよう。

今のうちは、獅子座初期度数の太陽・火星コンジャンクションの下で楽しい時間をエンジョイ出来るようトライしてみると良いだろう。パーティやスポーツには素晴らしい期間だ。だが、たき火の炎をあまり大きくし過ぎないように気を付けてほしい。さもないと隣近所まで延焼して全てが燃え落ちてしまうかもしれない。






訳文ここまで
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