金融アストロロジー

September 20, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント9/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年9月21日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “米国連邦準備制度理事会(FRB)が大規模な債券購入プログラムの変更に関して約束するまでに至らなかったため、世界の株式市場は木曜日にさらに下落した...FRBが水曜日に少なくとも2023年末までは米国の金利を歴史的な低水準で維持するとのシグナルを出した後でさえも、投資家には不安が残ったままだった。”

— Adam Samson and Camilla Hodgson
 “Global Equities Slip After Federal Reserve Comes Up Short on QE Plans”
 Financial Times 2020年9月17日付  


  パンデミック危機が3月下旬の市場の底打ちと重なって以来、FRBとの闘いは勝利への戦略ではなかった。しかし、先週FRBが2023年まで金利をゼロ%程度に据え置くと発表した時、世界の株式市場は歓声を上げなかった。特に米国が選挙に向かおうという今、FRBは株式市場を刺激するための武器を使い果たしたのだろうか? それとも、牡羊座を支配する火星が逆行しているせいに過ぎないのだろうか? 通常、火星逆行の下では、積極的で自信過剰な性質から、あまりにやり過ぎて過剰に攻撃した結果として望まない結末を迎えることへの恐怖へと人心が移行する事例は多い。火星が逆行する時は通常、攻撃者が敗者となる。11月13日までは天上の様相に沿って、そんな状況が続きそうだ。成功するかどうか疑問がある時は、何もスタートすべきではない。

  今からおよそ2週間前となる9月4日の★★★重要変化日から1日のうちに、世界の多くの株式市場が3月16日〜23日の市場暴落時につけた安値以来の最高値を記録した。そしてナスダックとS&Pは史上最高値を更新した。先週月曜、9月14日の★★重要変化日には、日本の日経平均のように他のいくつかの市場がいまだに暴落後の新高値をつけていた。そして9月18日金曜までに、これら同じ市場の多くが月初来安値を更新している。9月に火星が牡羊座で逆行する事実は、このコラムでも示唆した楽観主義の逆転(±1週間)と確かに相関しているようだ。

しかし、一部の商品もまた反転したものの、それらは急激に上昇している。牡羊座の火星は「熱い」。米国西部で進行中の制御不能の火災、そして予想外の気温上昇と需要逼迫による穀物価格への悪影響が指摘されているように、それは火星が土星と冥王星にスクエアを形成する時の象意(作物の被害)に合致する。トウモロコシと小麦は、3月以来の最高値をつけている。大豆は2年ぶりの高値を更新、原油も急騰している。原油は、木星と火星がともに方向転換の準備をしていた9月8日につけたプライマリーサイクルの安値36.13から1週間で15%上昇し、9月18日金曜の時点で高値41.49まで反騰した。

    火星逆行は11月13日まで続く。だがこれは9月28日〜10月19日にやってくる物事の一部に過ぎない。それは世界に起きる諸問題の大津波となる可能性があり、その結果として金融・商品市場の価格に急激な影響を及ぼす可能性がある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

 “資本主義に固有の悪徳は、恩恵を共有するにあたって不平等なことだ。
  社会主義に固有の祝福は、不幸を共有するにあたって平等なことだ。”

— Winston Churchill
  as seen on the email signoffs of astrologer Georgia Stathis

  “過去数十年の間、私達は幸福感に関わる多くの要因が正しい方向に向かっているのを目撃してきた。経済的繁栄は上向きだったし、重要なリソースやサービスへのアクセスは拡大している。また人々は、少なくともデジタルの領域ではこれまで以上に繫がりあっている。ところがこうした傾向にもかかわらず、精神衛生上の懸念が高まっている。米国保健省の調査によると、10代の鬱病は2007年から2017年にかけて63%増加した。そして世界保健機関(WHO)のメンタルヘルスとCOVID-19に関する報告書によれば、世界経済は毎年1兆ドルを鬱病と不安神経症のために失っていると推定される。”

― UBS Chief Investment Office
  www.ubs.com/global/ 2020年9月17日付


  宇宙の嵐が襲い来る来週を前に、今週はひと息つくことができるかもしれない。

  太陽は9月22日から1ヶ月間、合意と外交の星座宮、天秤座を運行する。また水星は蠍座入りする。これは調査や隠された事柄の暴露に関わる星座宮だが、水星は9月27日に入居した後、10月13日~11月3日まで逆行となるため、10月のほとんどを蠍座で過ごすことになる。トランプ大統領が水星を支配星とする双子座であることを考えれば、この逆行期間は彼にとって重要だ。私は2008年当時を思い出すのだが、当時、乙女座(水星が支配するもうひとつの星座宮)のジョン・マケインは、水星が選挙シーズン中に逆行した後、それまでの選挙戦の勢いと上昇機運が完全に反転下降してしまった。それまで彼はリードしていたが、逆行期間中に当時の経済危機が爆発するにつれて、彼の地位は、勝者のバラク・オバマに追い付き追い越すにはとても無理なほどに落ち込んでしまった。

  2020年の選挙に向けて、もうひとつの経済危機と株式市場の崩壊が起きる可能性についての懸念は、2008年に起きた物事と比べても歴史的にはまれな相関性ではあるものの、排除することは出来ない。

2008年の危機は、土星が選挙当日である2008年11月4日に天王星とのオポジション形成に向かって接近し始め、それが2010年7月26日まで続いたために爆発した。現在は土星・天王星間の別のハードアスペクトが近づいているが、その最初の形成は2021年2月まで起きない。だが今後2週間のうちに、経済危機と株式市場のヒステリーが発生する可能性を示唆する、また別の強力な宇宙的指標がやって来る。牡羊座を逆行中の火星は、9月28日から10月19日まで、土星、冥王星、木星のカプリコーン・ステリウムと、都合3回中2回目のワクシングスクエアを形成するのだ。これら3惑星と火星は、今年春に株式市場が危機を迎えた時(3月20日~31日)にコンジャンクションを形成していた。実際、それは3月23日に示現した株式市場暴落の底とタイミングが合っていた。これらの同じ惑星に対する火星からの初回1/4局面、すなわちワクシングスクエアは、その時と似たような力学が戻ってくることを示している。COVID-19 にはまだ治療法がなく、世界の様々な自治体におけるロックダウンという状況もまた、多くの企業の閉鎖を伴いながら戻ってきている。

  11月13日まで火星が牡羊座を逆行し、すでにそれが土星と冥王星に対し形成するスクエアのオーブ圏内にある現在、やるべき事のすべてを行うにはあまりに時間が足りない…そんな圧力を誰もが感じているのではないか..と気付いた人はいるだろうか? これは社会のどこにでも見られる、非常にストレスフルな原動力だ。しかし、その解決法はシンプルだ。これには一時に締切が来るようなタスクを数多く負ったりせず、自分自身のペースを護ることが含まれる。

あなた自身の精神と肉体の健康にとって、仕事、休息、エクササイズ、ダイエット、社会的な問題など全ての活動において強制的なバランス取りを行うこと、そして不必要な争いには参加しないこと、これらは今、非常に重要な鍵となる。

そして、それが出来ているのなら、次はこれだ。責務の達成や目標の成就が、物事を先延ばしにしがちな人物の肩にかかっている — そんな依存関係にけっして入らないこと。そうすれば、あなたは何事かを成し遂げられるだけでなく、期日どおりにこれらのプロジェクトをやりおおせた事からの大きな解放感、そして達成感を味わえるだろう。何故ならあなたは他の人達に依存するのでなく、自分自身が主導権を握ることによって物事を達成したからだ。

  もしあなたが遅れをとるなら、とりわけ他の人々が自身の役割を果たしていないというのがその理由なら、あなたはそれを恨むか、または他者から見下されている、評価されていない、などと感じるかもしれない。もしあなたが仕事、あるいは特にストレスを感じるような問題のために全ての時間を割くとすれば、おそらく肉体的に燃え尽きるか、または精神的/感情的な疲弊状態を招くだろう。

この期間は、これまでに増して自分自身をよくケアし、出来れば今すぐにでも全てを終わらせてしまいたいという強迫観念を軽減していくことだ。「あなたも...私も...息が出来ない...*」これが土星と冥王星への火星スクエアだ。これは3月下旬から発効しており、文字通りの意味でも比喩的な意味でも働き続けている。自分に「息をする」のを許し、他者が「息をする」のも許すことだ。そうしなければ、誰かが傷つくかもしれない。
 *「I can’t breathe」今や米国を席巻するBLM(ブラック・ライブズ・マター)運動が爆発するきっかけともなったジョージ・フロイド圧殺事件において被疑者フロイドの最期の言葉とされている。

  先週のコラムで私は「直観に耳を傾ける」こととは反対のアドバイスをした。だがそれは賢明ではなかった。「心の声」には常に耳を傾けて良いし、そうすべきでもある。しかし、それに従って行動する前に、その “声” が何を言っているのかを、自分自身に備わった常識を通してよく確かめてみよう。今は衝動にのみ身を任せて行動すべき時ではない。



≪ 長期的考察 ≫

  “『この選挙に我々が負けるとすれば、唯一考えられるのは選挙が不正操作されるケースだ』ドナルド・トランプ大統領による先月の驚くべき発言 — そして11月の投票の完全性について疑念を植え付けるためにエスカレートする彼の努力 — は、増大する懸念を浮き彫りにするものだ。”

—  “Losing Faith: In Bastion of Democracy,
       Worries over US Election Integrity”
  The Economic Times 2020年9月13日付 


  “ラスムッセン・レポートの週刊ホワイトハウス・ウォッチ・サーベイによれば、トランプ大統領は民主党候補のジョー・バイデン氏を1ポイントリードしている。統計的には重要ではないものの、トランプがリードしたのは初めてのことだ...両者の差は過去2週間で狭まっている。バイデンは先週2ポイントのリードを保っていたが、この調査でトランプが過去2ヶ月半で45%を超えたのは初めてのことだ。これまで、バイデンは7月初めにホワイトハウス・ウォッチが始まって以来、毎週の調査でトランプに勝ってきた。”

—  Rasmussen Reports
  “White House Watch: Trump Takes First Lead”
   www.rasmussenreports.com 2020年9月16日付


  さぁ彼が来た。

  聴き逃した人のために報告するが、私は他の4人の国際的に尊敬されているマンデーン・アストロロジャー(フランスのリン・ベル、ワシントンD.C.のキャロライン・ケイシー、ノースカロライナ州アッシュビルのドクター・リー・リーマン、英国ロンドンのクリスティーン・スキナー)とともに、米国2020年大統領選挙に関する魅力的なオンラインディスカッションを主催した。プレゼンテーションの内容は、この選挙が持つ力学を最高に反映していると考えられる特定のチャートに関するアストロロジカルな洞察と、過去すべての米国大統領選挙の量的分析との組み合わせだった。

すべてのプレゼンテーションにおいてその研究結果として浮上してきたのは、こもごもの歴史的結末を示す選挙戦の顛末であり、大変な接戦だった事例や、また結果が数日または数週間後までわからないような問題の多い選挙、そして一般投票と選挙人投票の結果が再び分裂する可能性をも示すものだった。

  ウェビナー冒頭の導入部において、私は最新のリアル・クリア・ポリティクス(RCP)アベレージの結果を提示し、ジョー・バイデンがドナルド・トランプ大統領より平均7.5ポイントもリードしていることを示した。しかし、ラスムッセン世論調査は2016年の事例において最も正確だったため、提示されたRCPのグラフの中では特に強調されていた。先週、それはバイデンがまだ2ポイント先行していることを示していたが、それはドナルド・トランプに関するすべてのRCP世論調査の中では最高の数値だった。

そして今週、トランプの支持率は著しい改善をみた。彼の対バイデンのRCP平均は7.5ポイント減から5.9ポイントまで改善している。そしてラスムッセン世論調査では、ドナルド・トランプはこの世論調査シーズンで初めて1ポイント差でバイデンを実際に引き離した。ラスムッセンは、トランプが先行していることを示す唯一の世論調査ではあるが、彼が最後の6週間に向かって勢いを増していることは明らかだ。もう一つ、私が観察してきたポイントは、選挙の3~5週間前に先を走っていた候補者は負けるということだ。2012年のミット・ロムニー、2004年のジョン・ケリー、2000年のアル・ゴアを思い起こしてみよう。選挙の3~5週間前の世論調査では、すべての候補者が優勢だった。

  では2020年も逆転劇が起こるのか? 選挙は異議を唱えられ、結果は受け入れられず、投票日の夜になっても結末はわからないままになるのだろうか? その可能性はある。11月3日に行われる選挙の4日前となる満月図では、太陽と天王星がオポジションだ。また逆行していた水星は11月3日の昼に天秤座で順行し(日本時間4日午前2時50分頃)、水星が支配する星座宮、双子座では月が運行中だ。これらの要素は、選挙日に投票が終了するまでの最後の100時間のうちに結果が上下したり前後したりと落ち着かない状況を示す指標となる。

月はトランプのネイタルの太陽上に来ているトランシットのNノードとコンジャンクトし、成功の兆しを示唆している。だがそれはまた、カマラ・ハリスのネイタルのアセンダント、そしてネイタルのNノードともコンジャンクトする。これも成功の兆しだ。こうした要素は先週末のウェビナーで議論されたポイントのほんの一部だ。

  なお、散らばった点と点をどのように繋げていくかの鍵を示す、非常に洞察力に富んだこの議論のビデオ録画は以下のMMAサイトで購入可能だ。アストロロジーが示す要因に基づいてこの選挙戦を予測したい人は視聴してみてほしい。







訳文ここまで
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<ひさびさに翻訳後記というか感想的なもの..>

今回の ≪長期的考察≫ では米国大統領選挙について触れられていたけれど、今年の選挙は自分が知る限り、最も深い混迷感が漂っているような気がする。2016年の選挙でトランプ氏の勝利を明確に予測した数少ないアストロロジャーのひとりジョニ・パトリー氏も『今年は何が起きるかわからない』と話していた。彼女は『選挙自体、まともに行われるかどうか疑問』と言い(コロナ禍による郵便投票の件ではすでに各所で混乱が起きている)、『何かとてつもないことがまだ先にあるのではないか?』とも。(ただしパトリー氏はヴェーディック・アストロロジャーなので、ウェスタン・アストロロジーとは異なる技法を使用)。

大統領選の行方は本当に混沌としているけれど、今一番気にかかるのは、もしトランプさんが勝った場合、大統領職の新たな任期を全う出来るかどうか?ということかもしれない。何故なら今年12月15日に起きる射手座23°台の皆既日食の影響力が大きいと思われるからで、トランプ氏は双子座23°台に太陽があり、対向の射手座22°台に月を持つ月蝕の生まれ。その月とオーブ2°弱で皆既日蝕が起き、太陽とはオーブ5分のタイトなオポジション。これがどう影響するだろうか?

この日蝕はSノード・イクリプス、つまり何かの「終わり」に重点が置かれる食とされている。またサロスシリーズから見ると、感情面にかなり深い影響を及ぼす特質を持つとも言われる。そして当然、トランプ氏のネイタルのノード軸へのリターン期でもあり、人生において非常に重要な時期(半年〜長くて3年)であることを示唆している。4室の月は、プライベートな内面を意味するし、家族内の女性(妻や娘など)を暗示するケースもある(ちなみに娘のイヴァンカさんのN金星はまさに射手座23°台で22°台の海王星とコンジャンクト。出生時間が不明なのでハウスはわからない)。また月は当事者の体そのもの、つまり健康面の変化を示唆するのかもしれない。月が「人気」を左右するケースもある。また彼の場合は同時に10室の太陽にもオポジションなので、社会的な立場の変化もあり得るし、太陽がバイタリティを意味することから、やはり生命力に関連することで何か試練があるのかな?とも思う。

トランプ氏のチャートは超強力だし、ある意味で何が起きても不思議はないと思えるほど。なのでたとえ激しい毀誉褒貶があるにしても、彼のような型破りのひとこそが今の米国にとって必要な大統領として選ばれたのではないだろうか。

今回のコラムでも言及のあったラスムッセン・サイトの掲載記事によれば、2016年の選挙でトランプ氏に投票すると答えた有権者を人種別を見ると黒人が8.4%だったのに比べ、今年はその比率が22%に増加しているという。これは元々の共和党支持層に加えて、全体主義的な極左集団の下で暴徒化しているBLM運動への忌避感と、それにともなう秩序回復を望む声の顕れなのかもしれない。民主党離れを宣言する “Walk Away” 運動の YouTube番組では黒人やヒスパニックなど様々な人種からなる一般市民層のひとびとが声をあげているのが見られる。彼らの声は、おしなべて極左エリート意識と異論を持つ者を排除し生活の糧まで奪おうとする思想統制(キャンセル・カルチャー)への強い違和感を語っているように感じられた。

またその一方で、民主党の大統領候補戦からいち早く脱落したIT系実業家で中国系米国人のアンドリュー・ヤン氏などは、包括的な社会主義路線とベーシック・インカムを基本とする政策を広めるために “Humanity First“ を旗印にかかげて今も地道な政治活動を続けており、地味ながら若年層を中心にコアな支持者を開拓しつつあるという。将来、米国がより落ち着きを取り戻すなら、そして土星と木星、やがては冥王星が本格的に水瓶座入りすれば、彼のような候補者が再び台頭してくるのかもしれない。

もちろん今回の選挙でバイデン氏(とハリス氏)が勝つことも考えられる。特にカマラ・ハリス氏(かなり野心的で手段を選ばない面を持つ極左、または少なくとも社会主義者とされる)は、チャートが非常に強いことから民主党支持の米国アストロロジャー達の期待が高まっている。けれど、いずれにしてもこの選挙はスッキリとは終わらないように見えるし、来年初頭にかけて一筋縄ではいかない結果が待っているのではないだろうか。

それともうひとつ。中国の習近平主席には残念ながら確証ある出生データがないけれど、誕生日は6月1日説と6月15日説がある。もし6月15日説が正しいとすれば、彼の太陽は双子座23°台でやはり12月15日の皆既日蝕がオポジションを形成する。今年の夏至の日蝕が彼のネイタルの火星にコンジャンクトだったので、これは蝕による2度目のヒットということになる(もし誕生日が6月1日でも、今回はオーブ2°で火星にオポジション)。トランプ大統領と習近平主席、この世界を騒がす二人の指導者のチャートをこの年末の日蝕がヒットするとしたら、これは2021年の世界にとって、そして当然日本にとっても、とても大きな意味を持つかもしれない。




2020年9月20日夜明けに。
 hiyoka


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September 06, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント・番外編【金融アストロロジー】

レイモンド・メリマン・コラム(番外編)  2020年9月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】

今回のコラムは休載ですが、メリマンさんから『フォーキャスト2020』からの抜粋と、それに対しての現況コメント付きの原稿が送られてきましたのでそれを掲載します。(来週はお休みさせていただきます🙇‍♀️)


木星・冥王星コンジャンクション:過激な手段

  “今日、共和党は財政的に無責任な党であり、そして民主党はといえば、財政的に正気とは思えない党だ。”

  ― モナ・シャレン
    “Deficit is the Great Missing Topic”
   Arizona Republic 2019年11月11日付

  カプリコーン・ステリウムの最後のパートは木星と冥王星の13年シノディック・サイクルだ。これは2020年の4月4日、6月30日、そして11月12日の3回にわたって起きる*。
* 逆行と順行運動により最初の2回が山羊座24°台で、最後が山羊座22°台で起きる。
  2020年1月12日に起きる土星・冥王星コンジャンクション、及び2020年12月21日の木星・土星コンジャンクションと結び付けるなら、木星・冥王星コンジャンクションは2020年に起きる外惑星のシノディック・サイクルの3番目だ。木星とそれより以遠の惑星達を含むコンビネーションは10種類しかない。だから10種類ある長期のシノディック・サイクルのうちの三つが同じ年に見られるというのは極度に稀な事象だ。しかも、3回にわたるシリーズとして木星・冥王星のコンジャンクションが見られるのも非常に珍しい。過去160年間でたった2回しか起きていないのだ(1869年7月~1870年5月、1955年11月~1956年6月)。

    木星に関連する原理は楽観、希望に満ちた心理、成長、拡大、誇張、そして過激思想だ。また、世界貿易、教育、そして判決が下される司法裁判所にも関連する。要するに、木星が関わると全てが通常より大きく ― 拡大鏡を通して ―  見えるのだ。
・年明けは世界の多くの株式指数が史上新高値や数年ぶりの高値をつけるなど、2020年に向けて世界の経済見通しも非常に良好であり、大きな希望をもってスタートした。

  だが今回の場合、木星は山羊座に在泊している。山羊座は木星とは正反対の原理を持つ星座宮であり、リアリズム、深刻さ、懐疑論、収縮、限界といった原理に関連している。木星は成長への衝動、何でも緩めようとする動き、リスクを取ろうとする心理だ。だが山羊座では、保守的で安全でリスクを取らず、しっかりした計画に沿って明確に定義され、しっかりと実行可能な目標を達成するために、常識と実務的な方法を使いたいという衝動に出くわす。山羊座はプランに従って何かを実行する。だが木星は、希望と信条に従って何かを実行する。何故ならそれは良いアイデアで、ある意味では成功することが「運命付けられた」また場合によっては「神命によって定められた」物事だからだ。
・この傾向はCOVID-19に関して顕れた。安全と常識を駆使して2月〜4月の第一波の後に有効だった計画に固執していく代わりに、世界はあまりにも早くパンデミックに対し大きなリスクを取った。それはまるで復讐するかのように、晩春〜夏に戻ってきた。

     その最善の顕れでは、山羊座の木星は節度や穏健さを通して獲得する成功を意味する。つまり高い志と、何が実現可能かというリアリティとが共存する状態だ。一方では成長と拡大を望みながら、他方ではその限界と必要な境界線を心得ている。木星と土星は共に上手く連携し、その努力と取り組みによって永続的な成功を収めることも可能だ。それは長期的な観点から、適切で健全な判断を下す良い事例を提示することが出来る。

だがその最悪の顕れは、物事の進展を妨げる遅れや障害物の結果として肥大していくフラストレーションだ。これは物事を前進させる着実な向上と進歩の代わりに、急激な損失と失望、そしてついにはプロジェクトの放棄に至るといった期間となる可能性がある。
・多くの政府がロックダウンを余儀なくされ、また多くの企業では人々が直接会ったり対面での会議を開くことが不可能になった。プロジェクトの保留や倒産が数多く起きた。木星は会議と旅行を支配する。そのどちらもが、2020年は制限と禁止に遭って苦戦している。

  例として挙げるなら、前回木星が山羊座に在泊したのは2007年12月18日~2009年1月5日だった。これは2007年12月~2009年6月の「大不況」のスタート時期となり、政府や企業のリーダー達が望んでいた多くのプロジェクトの実施を遅らせる結果となった。

しかし、山羊座の木星は常に経済不況と同期するわけではない。2007年~2009年の「大不況」は、2007年12月11日に起きた前回の木星・冥王星コンジャンクションに近接、同期していた。それは木星が山羊座へのイングレスを果たすわずか1週間前のことだった。木星・冥王星サイクルは、景気後退と負債により大きな関わりを持つのかもしれない。それは1994年12月2日(オレンジ郡地方債の破綻)と1981年11月2日(1981年10月6日エジプト大統領アンワル・アッ=サダトの暗殺と米国における不況期)の過去2回の事例に見て取ることが出来る。
・2020年、怖ろしい経済不況と株式市場のパニックが木星・冥王星コンジャンクションと再び同期した。それは年明けにはまったく予想もつかなかったことだが、その後木星・冥王星のフォースに打たれると、輝かしい国内と世界の経済も、今後の成長についての楽観論もすべてが打ち砕かれた...

  これは山羊座の木星と冥王星とのコンビネーションが持つ重要性を私達に教えるものだ。以前も論じたように、冥王星は経済における「四つのD」すなわち「dificits(赤字)」「debt(負債)」「downgrade(信用格下げ)」「default(破産)」を支配する。木星が冥王星と結合するということ、そして木星が成長と過激主義を象徴し、それが政府や大企業を支配する山羊座に在るということ。これらが意味するのは、「四つのD」が増大するための力学が整うということだ。米国の財政赤字は、それを減らすことを約束した政党の監視下で7年ぶりに1兆ドルを突破しようとしている。また負債も増加して、2020年に入れば23兆ドルという記録的数字が計上される。米国の信用格付は(まだ)下げられてはいないが、2020年の木星・冥王星コンジャンクションが示唆するのは、いくつか(または多くの)国々が、やはり世界のいくつかの大企業とともに信用格下げに直面する可能性であり、その多くは破産の申し立てに至るまで追い詰められるかもしれない。
・2020年に向けての米国政府の歳出は、パンデミックとそれに付随して行われたロックダウンのために1兆ドルの増加と見込まれたが、実際ははるかに多く、現在7兆ドルの増加と予測されている...

  私達はまた、木星、冥王星、そして山羊座の原理をグローバルな社会政治の領域に当てはめることも出来る。木星を過激主義と「独善的な」信条、山羊座を「従わねばならず、破れば罰される法と規則」、冥王星を力や権力を振りかざす人々の集団(政府とは限らない)と見なすなら、多くの可能性を示唆する設定を見て取れるからだ。その一つは、世界中で増加の一途を辿る「モラル・ポリス」のようなグループで、自分達が良しとする規則や法を破ったと思えば相手が誰であろうと罰したり、投獄さえすべきだと欲する。また別の表現としては、政府(山羊座)の指導者の行動や決定に対する永遠に続くかと思われる調査で、これによりその間の政府機能は制限される。最も極端に顕れた場合、冥王星は解任、弾劾、または政府の首長職からの追放、あるいはその事態に付随する脅威そのもの(冥王星)を意味する。
・ミネアポリス警察官によってジョージ・フロイドが死に至った事件を受けて、市民間の分断と不和は米国全土の主要都市でエスカレートしている。結束した抗議者達は今や暴力的なギャング集団へと変質して日々 略奪や殺人が行われ、いくつかのグループが都市の一部市街地を占拠し、独自の自治区を組織している。こうして法律と規則の星座宮である山羊座の木星(極端な措置)が冥王星(暴力と破壊の可能性)が融合する下で、2020年の米国大統領選挙の主要なキャンペーン・テーマとなっている。

  私がこれを執筆している間にも、米国ではすでにこうした山羊座の木星・冥王星的な活動が進行している。例えばトランプ大統領を弾劾し、大統領職から追放するために策定された調査の進行がその一つだ。また、もう一つの政党(民主党)が犯罪を犯し、ロバート・モラーに命じて2016年大統領選妨害(ロシアン・ゲート)の捜査をさせたのではないかとの疑惑も浮上し、それに関する調査が始まってもいる。これは木星が絡む時の典型的なやり方だが、米国のある政党の政治指導者達が犯罪を犯したかどうかを判断するために行われる調査は一つだけではない。二つの調査が並行して行われ、両方の政党が違法な活動を行って相手方の政党を害するか、一方より大きな制圧力を得る目的の下に彼らの「隠密」行動を「隠蔽」したかどうかを明らかにしようとする。冥王星は、自分の敵方に対する優位性を得るか維持するための「隠蔽工作」と「隠密行動」に関連しているからだ。
・これを執筆してから後にドナルド・トランプ大統領は下院で弾劾されたが、上院の投票では罷免されることはなかった。そして今、2016年に秘密裡かつ不法にトランプ陣営をスパイしていたオバマ政権に対する調査が行われている。

  ポジティブな観点を通して見れば、木星はまた、その3回のコンジャンクションで海王星とは調和的なセクスタイルを形成することになる(2020年2月20日、7月27日、10月12日)。このコンビネーションは、国の歳入が増加する可能性を提示するものだ。冥王星が関税を含む税金一般を支配し、より多くの人々が職を得ることで税金を払うようになったこと、同時に諸外国が購入する米国製品に関税が課されていることを考慮すれば、歳入は増加するかもしれない。おそらくこれは連邦赤字の改革と改善に役立つことだろう。
・これはCOVID-19のパニックが起きた2020年3月までは当てはまった。しかし不思議なことに、株式市場は素晴らしい回復ぶりだ。2020年2月半ば〜3月下旬にダウ平均が38%の損失を被った後、S&Pとナスダックの両方がともに今や史上新高値をつけている。この騰勢は、木星・海王星セクスタイルの最後の形成が終わる10月12日の後も続くのだろうか? ( *木星・海王星セクスタイルは「夢見心地」や「現実とかけ離れた楽観」に対応する)


相場編
『2020年の米国株式』より抜粋
 木星・冥王星コンジャンクション

  2020年、木星と冥王星は3回にわたってコンジャンクトする。4月4日、6月30日、11月12日だ。そしてこの期間全体が「中央時間帯」として知られている。この場合の「中央時間帯」は株式市場の長期的なサイクルと相関するものであるため、前後1ヶ月以上のオーブを考慮する必要はない。このアスペクトもまた株式市場にとって重要なジオコズミック・サインであり、特にこれが3回シリーズで形成される場合はなおのこと重い意味を持つ。

3回のアスペクト形成は、過去160年間に13回となるこのアスペクトの事例のうち今回で3度目となる。拙著『ストックマーケット・タイミング』シリーズ第2巻で述べたように『木星・冥王星コンジャンクションは、米国株式市場の中期サイクルにおいてかなり信頼度の高いジオコズミック・サインだ』。だが、逆行運動によってコンジャンクションが連続3回にわたって展開するような場合は、例えば4年サイクルのようなタイプの長期サイクルと合致する傾向がある。過去2度の事例では、3回のコンジャンクション・シリーズの中央時間帯の中で4年サイクルの天井が示現している。したがって、2020年に株式市場の長期サイクルの天井がこの3回コンジャンクション・シリーズの期間中に再び示現したとしても驚くにはあたらない。
・今これを書いている時点(2020年9月)において、ダウ平均が史上最高値をつけたのは2月12日で、その後市場は3月下旬に暴落した。現在はS&Pとナスダックが史上最高値をつけるなど、市場は順調に回復している。しかしこうした反騰は、過去に見られたように最後の木星・冥王星コンジャンクションから1ヶ月となる2020年12月までに終わるだろうか?

要約すれば、山羊座で3回にわたる木星・冥王星コンジャンクションが起きる2020年は、確かに「過激な手段」の年であり続けたのは明白だ。これがどう顕れ、今後にどう影響するかは2020年12月に発刊予定の『フォーキャスト2021』で詳細にふり返っていく。予約開始を楽しみにお待ちいただきたい。







訳文ここまで
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August 30, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント8/31【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年8月31日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は ≪ 先週をふり返って ≫ を省略させていただきます。
下記にあるとおり、来週のコラムは休載ですが、再来週は訳者の都合でお休みまたは抄訳、またはメモになるかもしれません。
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【NOTE】 来週月曜のコラムは休載させていただく。なお9月7日月曜日はレイバーデーの祝日で米国市場は休場となることに留意されたい。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  火星が9月9日に逆行に転じる一方で木星が9月12日に順行することから、金融市場と商品市場の全てはまもなく重要なリバーサルを起こす可能性がある。それ以前にも、金星(価値、お金)が8月25日〜9月2日に木星、冥王星、土星に次々とオポジションを形成し、9月4日には火星も加わってTスクエアとなる。

これらはリバーサルを示唆するジオコズミック・サインであり、今から9月中旬までの全期間は、反転が起きてそれが展開し始めるとともに、サイクル高値、または安値の示現が見られる可能性がある。だがその後で、今年最も強力なジオコズミック・サインの時間帯の1つが始まる。期間は9月28日〜10月19日で、火星が自ら支配する牡羊座を逆行し、土星、冥王星、木星のカプリコーン・ステリウムとスクエアを形成していくのだ。これは世界的な状況や政治問題、経済、あるいは自然現象における重大なシフトの前兆だ。

そして金融市場はそういったシフトへの反応として、重要なトレンド転換を起こすことになりそうだ。このようなリバーサルがどの程度続き、どのくらい急激なものになるかは、以下の長期的考察で述べるように多くの要因に左右される。

  今週は9月2日に満月が起きるが、その日は金星が土星とオポジションを形成する。私達のジオコズミック・トレーディング・ルールの1つとして、金星と土星のハードアスペクトに向かって下落してきた市場は、どれも皆 反転と反騰の候補になるということだ。トレーダーならそれがどの市場かを見極めたいと思うだろう。



≪ 長期ジオコズミクスとその考察 ≫

  “エコノミストは、自分達がけっして間違っていないことを知っている。しかしながら、エコノミストの高頻度データリリースの予測は期待値に比べてあまり正確ではなかった。これは何故なのか? ...これは従来の景気循環とは異なる。人々の反応関数がこれまでのサイクルとは異なるのだ。経済モデルというものは、反応関数が一定であることを前提としている。パンデミックはついに経済における構造変化を加速させた。経済データは進行する変化を認識するにあたって遅れがちだ。そのため、マクロデータとミクロデータのすり合わせが困難になる”。

— Paul Donovan
  “Why Have Forecasts Become Less Correct?”
  UBS Weekly Blog 2020年8月21日付

  私達はこの事について話すべきだ。私の好きなエコノミストの1人であるドノバン博士が上記の引用で述べているように、最近は景気循環に歪みが出ているだけでなく、世界の株式市場や債権市場のサイクルもまた歪んでいる。

こういったサイクルの歪みは、金や通貨のような貴金属のサイクルにおいては顕著に見られない。これらのセクターの両方に見られるサイクルパターンは、今年のサイクル研究やジオコズミック研究と非常によく相関している。

しかし、なぜ株式指数の売買サイクル予測に基づいてトレードを行うことが、このところ難しくなったのだろう? それはドノバン博士が景気循環に関して示唆しているように、パンデミックが「...経済の構造変化を加速させた」ことが理由かもしれない。

  『経済データは進行する変化を認識するにあたっては遅れがちだ。そのため、マクロデータとミクロデータのすり合わせが困難になる』。 これは確かに正しく、市場動向に影響を与える。だが私はさらに踏み込んで、2020年に株式市場と債権市場にサイクルの歪みを起こしている根本的な大原因は、世界の中央銀行が提供する大規模な金融緩和(流動性)によるものだと言いたい。多くの場合、中央銀行は実際に「量的緩和」として知られる株式や債券の大規模な買い入れを行ってきた。このような金融介入と市場操作は、これらの証券の価格を大きく歪め、正常なサイクル・パターンが展開される「自由市場」の概念を否定するものだ。そしてこれが『FRBとは戦うな』という金言の基盤ともなっている。

  これは、株式や国債のサイクルがもう顕現しなくなったということではないし、ジオコズミックなタイミング要因がこれらの市場で機能しなくなったわけでもない。それらは今でも機能している。市場のトップとボトムは、今でも「予定通り」に示現している。

しかしながら、通常の価格変動のパターン — トレンドやカウンタートレンドの価格目標 — は、大きく歪められている。反騰は通常よりもはるかに強く、継続期間も長い。そして修正安への下落幅は通常よりもはるかに小さい。あるいは国債の場合、価格変動の振れ幅が極端に狭くなっている。サイクルとその反転は存在するが、通常なら40%~60%である修正安が示現するのは稀になっている。

したがって、サイクルが存在し、ジオコズミックにおいてもエントリーのタイミングを示している時間帯に40%~60%の修正安で相場の底を買うことは難しいのだが、さらにトレーダーにとって好ましいリスク/リターンの比率で取引を実行するだけの下げ幅がない。このような状況ではただ「バイ&ホールド」に徹し、「FRBとは戦わない」ほうが良い。

しかしこの種の金融工学はまた「資産バブル」をも生み出す。そこでは予想外のショック(ブラック・スワン)が起きて、同じ市場が予想よりもはるかに激しく下落する。とりわけ中央銀行が、世界各国政府の不適切な財政管理によって引き起こされた過剰支出と債務爆発の中毒性を満足させることから手を引いたような場合はそれが起きやすい。そうなると「通常より小さい」修正安ではなく、「通常より大きい」相当危険な下落に巻き込まれることになる。

  2012年〜2015年にも同様の現象が起きている。この時も「通常の修正安」はなかった。反騰の上げ幅は通常よりも大きく、しかも長い間続いたのだ。金融市場にパターンの歪みが見られるこういった期間は、ジオコズミックな観点から見てどんな共通点があるだろう?

  2012年から2015年の事例は、長期的な天王星・冥王星ワクシングスクエアの下で起きた。過去において、天王星・冥王星のハードアスペクトは債務危機の加速と同期して株式市場の下落を招いた。しかし、それはFRB議長ベン・バーナンキが流動性危機に対抗するために、ZIRP(ゼロ金利政策)とQE(量的緩和)として知られる異例の政策を開始する前のことだった。

それは上手くいった。世界の株式市場はその間下落するどころか、金融流動性と債務が歴史的なレベルに増加したために舞い上がった。その結果、投資家は貯蓄への最低利子を受け入れない限り、実際は株式への投資に向かわざるを得ない形となり、それが資産バブルへと導いた。2018年後半にドラッグ(低金利とQE)が手に入らなくなると投資家はパニックに陥った。だがその後、FRBと中央銀行は新たにZIRPのラウンドを開始した。そして2月にパンデミックが解き放たれた時、株式市場は血を流した。QEが復活し、流動性と債務が急増し、投資家は再び株に戻ってきた。これが土星と、その後に木星が冥王星とのコンジャンクションを形成する2020年1月~11月のことだ。

  このコラムの目的は、経済・金融市場の現象をジオコズミック研究と関連付けることだ。 では、これらの市場サイクルに歪みが起きる期間に共通するジオコズミカルな特徴とは何だろう? 冥王星だ。冥界を統べる惑星の神は、欲した結果を達成するための借金と操作介入(金融工学)の両方に関連付けられる。外惑星へのハードアスペクトにおいて、それは 1)世界の負債の歴史的な増加 2)借り入れの必要を生み出す世界の政府の財政的不始末 3)金融市場に介入し、株式と(または)証券資産の需要を操作することで拙い財政政策を補正しようとする中央銀行サイドの努力と合致する可能性がある — そして21世紀においてはまさに合致してきた。

  このサイクルにおける最後の木星・冥王星のコンジャンクションは、2020年11月12日に起きる。きっと政府はまだ何兆ドルもの金額を刺激策に費やし、中央銀行が金融の流動性を高めることでこれに対応するよう誘導し、株式とおそらく国債などにまた新たな資産バブルを起こし続けるだろう。冥王星が木星に対する影響力のオーブ圏内を離れ始めるにつれて — 米国大統領選の後で — 彼らがこういった拡張的な金融活動を抑制し始めるなら、皆さんは次に何が起きると予想するだろう? ちなみに2021年に展開する次の重要なアスペクトは牡牛座の天王星と土星のスクエアだ。 

  願わくは上記の説明が、暴落前の高値をつけた2月12日〜20日に私達が発信した売りシグナル以来、株式市場において有利なリスク/リターンのポジション取引を行うのが困難である理由の説明になっていればと思う。つまり下落局面の安値を買おうとしないのではなく、サイクルが完了した時に通常ならつけるべき目標価格の水準まで下がっていないということだ。それでもこれは、ジオコズミックとサイクル研究の両方に見られる歴史的パターンに基づく私達の長期的見解に変化をもたらすものではない。

  これらの研究に基づいて、私達は再び深刻な下落が起きることを予測し続けている。だがそれと同時に私達は、政府の抑制なき財政政策を可能にし、ついには再び深刻な暴落をもたらすよう運命づけられたかのような資産バブルを生み出すFRBの意志に逆らいつつも、上流へ上流へと河を遡行している。下落はおそらく、中央銀行が正常な状態に戻ろうとすればすぐに始まるだろう。2020年の土星・冥王星コンジャンクトに基づいて『フォーキャスト2020』で詳説したように、今年は長期金利サイクルが底をつける時期に入っている。これについての分析は、当然ながら3ヶ月後に発刊予定の『フォーキャスト2021』にてアップデートする予定だ。

その間にも、私はどの市場についてもサイクルやジオコズミック研究との相関性を断念したり見限るようなことはないし、今後もあり得ない。商品市場や通貨市場では非常にうまく機能しているし、FRBや他の中央銀行が財政の不備を補完する金融政策の手を緩めれば、すぐにでも株式市場に戻ってくるだろう。これは歴史を無視する人々についての格言だ。『彼らは過ちを繰り返し、似たような結果を経験する定めにある』

  資産の価値を味わうべき時と、その資産を護るべき時がある。前者は2020年3月23日から始まった。だが、後者もそう遠からず訪れるかもしれない。別の角度から見れば、安値で資産を購入する時期はまだ来ていない。しかし、多くの人々が予想しているよりも早く到来するかもしれない。いずれかの時点で、再び「現金」が王位に着くだろう。だがどの通貨でどの程度の価値を保持しているか? 私達はこれを来たるべき『フォーキャスト2021』で詳しく論じるつもりだ。







訳文ここまで
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August 23, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント8/24【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年8月24日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “彼ら(民主党と共和党)は言う。『我々の経済は壊れている』と... 『近年、獲得された富は完全に上位1%の所得者へと行ってしまった。中間層の実質賃金は停滞しており、“ゲームは不正に操作されている”』。(しかし)ブルッキングス研究所が発表した研究の中でスティーブン・ローズは、アメリカ人の上位中間層の数が1967年の6%から2016年には33%まで増加していることが判明したとしている... マイケル・ストレインの新刊『American Dream Is Not Dead』では、2007年から2016年の間に不平等が7%減少したことを示している... 右派と左派のポピュリストたちは、それを否定する方向では同意している。「アメリカンドリームの死」は誇張され、広く拡散されている。”

— Mona Charen, senior fellow at the Ethics and Public Policy Center,
  “The American Dream is Not Dead”
  Arizona Republic 2020年8月21日付

  “金融パニックが終わった後に金融政策の正常化を拒否することにより、(FRBは)証券取引所、企業債権市場,都市不動産市場その他、世界各地で資産バブルを膨らませた。こうしたブームは主として資産家には利益をもたらしたが、賃金所得者や起業家はその犠牲となった。その結果、イノベーションや勤勉な努力ではなく、資産の所有や政治的なコネに対し恩恵を与えるという、米国に損害をもたらす新たな不平等の形が生まれた。このことは、オバマによる拡張政策が労働者を置き去りにしていたというドナルド・トランプの主張に役立った。”

— “The Obama-Biden Economy Redux”
  Wall Street Journal Opinion Page 2020年8月21日付

  “私がこうしてここにいるのはオバマ大統領とジョー・バイデンのおかげだ。もし彼らが良い仕事をしていたら、私はここにいないだろう...”

— ドナルド・トランプ大統領 2020年8月20日 
 (米民主党全国委員会でのオバマ前大統領のスピーチを受けて)

  “オバマ氏は水曜の夜、有権者に『市民としての自分自身の責任を受け入れてほしい — 私達の民主主義の基本的な原則が持ち堪えるのを確実なものとするために』と説いた。それが今、危機に瀕しているからだ。それは私たちの民主主義だ。”

— Steve People’s、Michelle L. Price、Aleksandra Jaffe
  “Dems’ Message: Trump is a Threat”
  Associated Press 2020年8月20日付



  先週末、8月14日に天王星が滞留から逆行に転じたことを受けて、世界の株式市場は吉凶入り混じった1週間となった。いくつかの世界の株式指数は暴落後の高値を更新した後で下落に転じ、その他の指数は先週初め2度目の高値をつけた後、週の終わりにかけて下落した。

また、他の指数は先週半ばまで下げていたが、その後に上昇している。ナスダックは8月21日金曜に再び史上新高値をつけた。上海総合は8月18日に年初来高値を試した。ヨーロッパでは、8月12日に2度目の高値をつけた後、先週の大半で下落している。日本と米国のDJIAも同様だった。インドとオーストラリアは8月19日に暴落後の新高値をつけた。そんな状況が世界の株式市場に起きていた。これらの高値はそこから市場が反転し始めるのかもしれないし、あるいは新高値へのブレイクアウトの始まりかもしれない。私達は今週、それを知ることになるかもしれない。

  一方、米ドルとビットコインはより興味深い展開となった。前者は8月18日に2018年5月以来の最低水準まで下落、同時にユーロ通貨は2018年5月以来の高値を更新している。ビットコインは8月17日に12,489で年初来高値をつけた。また8月19日、原油は暴騰して8月5日につけた暴落後の高値43.52と並ぶダブルトップをつけた。金と銀は、8月18日の高値が7日につけた高値を下回ったが、それでも8月12日の安値を上回っていた。

  株式や貴金属を含むほとんどの市場が、数ヶ月来、数年来、そして(または)史上最高値を更新し続けたいのかどうか、それともそろそろ反転するのかを決断しようとしているかのようだ。今週は強力な金星アスペクトのシリーズがスタートする。金星(とそれが支配する天秤座)は自分が果たして優柔不断なのか、そうでないのかと悩むことで知られているので、この状況には見合っている。
金星は日本時間で8月26日に山羊座17°台を逆行中の木星とオポジションを形成し、そこからカプリコーン・ステリウムへのオポジション、牡羊座の火星へのスクエア形成の期間が始まる。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  ダウ工業株平均は8月11日、暴落後の高値をつけた。S&Pは8月21日金曜の時点で新たな史上最高値へのドアをノックし、ナスダックは実際、8月21日に史上新高値をつけている。

ジオコズミックな観点から見れば、この状況は非常に興味深い。何故なら、コロナウイルスによる株式市場パニックの底は3月18日〜23日に示現しており、それは火星が木星、冥王星、土星のカプリコーン・ステリウムにコンジャンクトしていった3月20日〜31日の間だったからだ。

  惑星同士のコンジャンクションは、それら惑星のジオコズミック・サイクルの開始を意味する。コンジャンクションの後に続くサイクルの1/4局面は非常に重要であり、アストロロジーの研究においてはワクシングスクエアとして知られている。

火星はこれら3惑星に自らの逆行運動を通じてその1/4局面(ワクシングスクエア)を3回にわたって形成する。そして初回は現在、8月4日〜24日に順行で起きている。ここで興味深いのは、このサイクルの始まりが世界の株式市場の重要なサイクル安値の示現と同期し、この初回1/4局面はその後の市場の最高値と合致していることだ。

ジオコズミックなアスペクトと金融市場との間の重要な相関性がトレンドの反転に関連することを考慮すれば、次のような疑問がわく。8月4日から現在までに展開中の高値が今や株式市場の反転下降へと通じる重要な頂点となるのか? あるいは火星が逆行してカプリコーン・ステリウムに対し同じワクシングスクエアを形成する9月29日〜10月19日に市場が下落に転じるのか? それともその両方だろうか?

     火星は現在牡羊座を運行中で、来年1月6日まで在泊する。火星は牡羊座を支配している。または別の言い方をすれば、火星は自らが支配する星座宮に在って非常に強い。アストロロジーにおける1つのセオリーとしては、惑星が自ら支配する星座宮を運行する時は世界(株式市場も含む)にポジティブな事象が起きやすいという事がある。だが例外は支配する星座宮を逆行する時で、その場合は状況がより困難になる。

現在、自ら支配する星座宮を運行中なのは火星ばかりではない。太陽も同様に自ら支配する星座宮、獅子座を運行している。だがこれは週末、8月22日に終了する。水星もまた、自ら支配する乙女座に9月5日まで在泊する。そして土星と海王星もそれぞれが支配する星座宮を運行中だ。だが土星は12月17日には山羊座を離れるが、海王星はまだこれから5年間魚座に残る。ちなみに土星も海王星も今は逆行中だ。

したがって我々アストロロジャーとしては、火星、土星、海王星が揃って自ら支配する星座宮を逆行し、逆に太陽と水星がともにもう自らの支配星座宮からは離れている9月9日以降に何が起きるかに注意しておかなければならない。もちろん言うまでもないことだが、米国の選挙シーズンはその時 最高潮へと向かっている。

     これから選挙までの間、天上の空間にはイージーでスムーズなことなど1つとしてない。9月9日の牡羊座の火星逆行に向けて、蟹座の金星がカプリコーン・ステリウム(木星、冥王星、土星)に対し8月25日〜9月4日までオポジションとなり、同時に牡羊座で逆行前の滞留に入った火星とTスクエアを形成する。これは多くの可能性を示唆し得るが、金星が関わる時の鍵になるのは、公平性、平等、女性に関する問題だ。またこれらのアスペクトは金融市場におけるトレンド転換と相関する可能性もある。

だが、その後9月9日~17日に示現するジオコズミック・サイン、そしてその直後に展開するシグナル(9月28日~10月19日)も同様の兆候を示す。これらは普通に見られるタイプのジオコズミック・サインではない。特に後者は並大抵ではない。

私は今ここで暗示された可能性についての仮説をたてることは出来る。だがそれらは複雑で、理解するには長い説明を要するだろう。だからもう少し時期が近付いた時点で話すことにしたい。今のところは、ただこうイメージしてほしい。集合体としての私達はもう1つ別に訪れる「最大の圧力期」に向かっている。そこでは「真実」を、そして「情報の正確さ」を見極めるための識別力が要る。さらに、驚くべき状況によって自らの内部に生まれる衝動的で感情的な反応から自分自身を切り離すための能力が必要になるだろう。金融市場において、これは自分のポジションに対して自己満足したり無頓着でいるには適さない時期だ。とりわけ今から9月下旬までの間に年初来高値や長期の高値が形成される場合はなおさらだ。

     さて、個人的な話になるが、最近のコラムで米国とドイツ間の渡航禁止によって、ドイツに住む妻に会えないと嘆いていた私を覚えている人もいるだろう。そのドイツが、つい先頃 適切な書類さえあればドイツ国民の配偶者の入国を許可すると発表したばかりだ。

もう私は「必要不可欠なビジネス」を理由としてそこに滞在する必要はない(ネイタルで蠍座の金星と木星がコンジャンクトしている私にとっては、これは「必要不可欠なビジネス」なのだが)。

私は来週ドイツに向けて出発する。それはおそらく私のネイタルの月(家族)と彼女の金星(パートナー)の上をトランシットの木星(旅行と幸運)が通過することによるものだろう。もしかしたら、コラムの文章にも私の最高のユーモアが戻ってくるかもしれない。それを考えただけで、私はすでにニコリと微笑んでいる。では来週、ラインラントで執筆するこのコラムでお会いしよう!







訳文ここまで
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August 09, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント8/10【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年8月10日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今回も≪短期ジオコズミクス≫ のみの抄訳となります。
 なお、来週のコラムはお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “木曜、トランプ氏は米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)に先立ち解除されていたカナダのアルミニウムに対し10%の関税を再び課すとした。...もし米国が貿易協定という公的約束事から身を引くというなら、同じ事をしている中国をどう批判出来るというのか? 対アルミニウム関税はトランプ氏による最悪の政策だ。彼は米国の産業と消費者を傷つけると同時に、米国の友人達に対し貿易に関して発する自分の言葉は信頼出来ないと伝えているのだ。” 

— Wall Street Journal editors
  “So Much for Trump’s Trade Promise”
  The Wall Street Journal 2020年8月7日付


  “世の中が悪いだの何だの言う必要はない。誰だってそんなことは知っている。鬱状態なんだ。誰もが失業するか、仕事を失いそうだと怯えてるじゃないか。1ドルで買えるものは5セントの価値しかない。銀行は破綻するわ、店の主人は客を怖れてカウンターの下に銃を置いてるわ、路上じゃチンピラが暴れ回ってるときた。で、何をどうしたらいいのか誰にもわからないんだ。空気は吸えたもんじゃないし、食べ物は食えたもんじゃない。

...なにもかも、どこもかしこも狂ってるようで、もう外になんか出られない。家で座ってると、自分が住んでる世界がゆっくりと縮んで小さくなっていくんだ... 

俺が知っているたった1つのことは、まずあんた方が怒らなくちゃならないってことだ。こう言うべきなんだ。『私は人間だ!私の命には価値がある!』だから今すぐ立ち上がってくれ! で、窓際に行ってこう叫ぶんだ。『怒った!もう完全に頭にきた!もう沢山だ!これ以上耐えられない!』”

— シドニー・ルメット監督 映画『ネットワーク』1976年公開 より
  quote provided  by MMA editor Beth Woody

『ネットワーク』:視聴率のトップに立つことでTV局内での出世を目論むキャスターやプロデューサー達が、真面目な報道番組を廃して視聴者を過激なレトリックで煽りまくる報道ショウ番組に創り変え、高視聴率を叩き出して一躍業界の寵児となる。だが、視聴率だけを目的とした狂気にも似た行動が、やがて破壊的な道に繋がっていくというストーリーの映画。公開当時はTV業界をオーバーな調子で戯画的に表現した風刺映画として受け止められたが、現代ではマスメディアのモラル崩壊を予見的に描いたと評価されている。出演はフェイ・ダナウェイ、ウイリアム・ホールデン、ピーター・フィンチほか。
(参考:wikipedia)





  世界はワイルドだ。そしていつまで経ってもなかなか落ち着きそうにない。燃える火星は燃えやすい牡羊座を運行し、木星、冥王星、土星からなるカプリコーン・ステリウムに対する3週間に及ぶハードアスペクトの形成を開始する。これは8月4日~24日までだ。

また今週の8月13日、私達はこの高い可燃性を持つコンビネーションの中央部に至って火星・冥王星のスクエアに立ち会うが、これは人々を極度に追い詰め、烈火の如く怒り狂った人々が「もう沢山だ!」と宣言する可能性を持つ組み合わせだ。そしてその2日後の8月15日、今度は天王星が牡牛座で逆行に転じる。だから状況が穏やかになることはない。それはちょうど、プレッシャーを最大の強度まで上げて当事者にとっての「敵」を強調し、個人的なフラストレーションの燃焼性を極度に高めるようなものだ。したがって文字通り、山火事の類いや爆発、環境や作物、そして人命への脅威が示唆される。

実際、このフォースは3週間では真の終焉とはならない。火星が逆行に転じてその行程を9月29日〜10月19日まで再度繰り返すからだ。自ら支配する星座宮を運行する火星は通常なら、世界にとって非常にポジティブな影響をもたらす。だが木星、冥王星、土星に対するスクエアとなれば、それは大きな試練を意味する。火星が自ら支配する星座宮を逆行する時(9月9日〜11月13日)、火星が持つ自己主張の激しい特質は、攻撃性や戦争に繋がるようなレトリックおよび行動へと変わる可能性があるのだ。

だから自分自身の奥底に潜む衝動をコントロール出来ていなければ、その部屋の空気は耐えがたいものになるかもしれない。自己点検や確認を怠れば、それは破壊行為、または自己破壊に到達するレシピとなるかもしれない。逆行する火星の下では、通常は攻撃者が敗者となる。

  これは金融市場にどんな影響を与えるだろう? 貴金属、ビットコイン、通貨にはそれがすでに顕れている。政治的な環境や政局はひどく乱暴かつ炎上しやすくなり、投資家を手仕舞いへと追いやるだろう。株式市場は昨今展開する大火事のただ中で十分に持ち堪えているが、いつ崩壊してもおかしくない状況だ。もし今月中には起きなかったとしても、とりわけ9月29日〜10月19日には破綻の可能性が高まる。

天王星は、明確に定義された支持帯や抵抗帯をもブレイクする可能性を示唆している。米国株の抵抗帯は、ナスダックとS&Pの急騰ですでに突破されているが、支持帯もそう遠くはない。実際、日経やハンセンのようなアジアのいくつかの指数ではどちらも非常に近い。天王星が強調される時は、リバーサルやブレイクアウトが起きやすい。そして火星が強調される時は、物事が急速に起きる。火星は行動であり、量、それも大量を意味する。そして騒がしくなる。

  さらにその先を見るなら、2021年はその大部分を通して土星が天王星への45年サイクルのウェイニングスクエアを形成する。前回このコズミック・サインが顕れたのは1975年10月〜1977年4月で、映画『ネットワーク』が公開された時点と同期する(冒頭の引用参照)。それはまた、ニクソンの「法と秩序」に関わる混乱期がジェラルド・フォードによって終わりを告げた後に、ジミー・カーターが大統領に選ばれた年でもあった。ジョー・バイデンにはジミー・カーターを彷彿とさせるものがある。バイデンが大統領になれば、ジミー・カーターの時と良く似た状況になることを想像出来るのだ。

また、前々回このサインが顕れたのは1930年2月〜1931年10月だった。それはスムート・ホーリー関税法が大恐慌の進展に重要な役割を果たした時期で、トランプ大統領の登場以前、ビジネスの経験しかなく政治経験はほとんど皆無に等しい共和党の大統領(ハーバート・フーバー)が最初の任期の2年間、上院と下院を支配することになった時期だ。歴史は繰り返す必要もない。だがそれが、長期の惑星アスペクト自体の繰り返しと相関する時(しばしば起きることだが)、これら同じ宇宙サイクルの下に在ったテーマ(カオス)に注意を払うのが賢明というものだろう。

  覚えておくべきポイントは、これら惑星サイクルがカオスや社会、金融上の混乱と相関するということだけではない。重要なのは、私達が以前にもこうした宇宙嵐を過ぎ越してきたこと、そしてそこから出て来た私達はより強く、より良くなっていったことを思い出すことだ。一部のリーダー達は、まさに自己破壊的な決定やふるまいを通して米国精神の核心的な原理原則に試練を与えた。だが国家としての私達は、自己破壊することはなかった。

経済と金融市場はワイルドな価格変動を起こし、人々はお金を失い多くの企業が倒産していった。だが、経済と市場が暴落してもう回復することはないという、当時まん延していた恐怖にもかかわらず、それらは戻ってきた。そしてこれがアメリカの終焉であり、民主主義と資本主義の終わりだと宣言するアナーキスト達の大声にもかかわらず、それは戻ってきた。

  これは長期のサイクル(土星・冥王星、木星・土星、土星・天王星)であり、私達はちょうどそのど真ん中を生きている。私達がここでよく認識し、心に刻み込んでおくべきは、こうしたサイクルにおいては発明や新機軸のアイデアが新たな繁栄の時代に繋がる道を拓いていくことだ。私達が足を踏み込もうとしているのは、新時代だ。その新時代に向かって何が好機となるかを考え、理解しよう。まぁもっと良いのは、それを発明することだ。







訳文ここまで
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August 02, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント8/3【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年8月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は ≪先週をふり返って≫ を割愛した抄訳とさせていただきます。


≪ 短期ジオコズミクス ≫


“ここから抜け出す道があるはずだ

 ジョーカーが泥棒に言った

 どこそこ混乱だらけで

 救いも何もありゃしない”

  — Bob Dylan
    “All Along the Watchtower”
    also sung by Jimi Hendrix, Columbia studios, Nashville,
   TN, 1967年


“ファミリーってのは生まれた時の家族のことじゃねぇ…

 そいつのためなら死ねるってのがファミリーだぜ”
 
  — リンカーン・クレイ 
     Game『マフィアIII』2016年 より



  私は今、いつもと異なる気分を抱えている。もしかしたら山羊座の月が関係しているのかもしれない。つまり、いつものように客観的で距離を置いて見ようとするコラムニストの眼ではなく、より主観的な視点から書こうとしているような気がするのだ(危険な誘惑ではあるが)。

私は今年の残りの期間について抱く自らの懸念、そして私の人生の残りの月日について私が抱く希望を皆さんと共有したいと感じている。こうした自らの内省の一環として、私はこのところ自分がいったいどこから来たのかを振り返っていることに気付いている。今は1960年代の生の様相に様々な側面で似通っている。たとえば、あの時代をバラバラに引き裂かれることなく生き抜くためのたった1つの方法は、大胆で勇敢であること、そして互いの交流を通じて拡大された世代感覚を通して「自分が属すべき “部族” (またはファミリー)」を見出し、その中に在ってニュー・エイジが幕を開け確かに進展しているという感覚に浸り、そして冒険者の一団である自分と仲間達が、まぎれもなくその新しく勇壮な世界を共同創造しているのだという感覚にしがみついていることだった。それは今も同様に見える。

あの時の世相や出来事は今日と同じように、暗かった。それでも当時の若者達が抱く、輝かしい未来と平和で美しい世界へのビジョンは強力だった。そしてそれは、今の私達にとっても必要なものだ。だが残念なことに、欠落している。

  今年の残りの期間、特に8月4日から24日までの宇宙の配置を見て、私は思う。私は以前にもここに来たことがある、と。私達は以前にもこれを経験している。1960年代半ばにこれを経験した。そして、私達は今年の初め(2020年3月~4月)にもこれを経験した。

米国株式市場は1966年2月にダウ工業平均が初めて1000に触れたことで 史上最高値を更新した。当時は抗議者達が警察や政府と戦い、暴動はその後3年~5年にわたってエスカレートしていった。 ダウ平均の史上最高値は約2日間続いたが、その後激しい下落となり、8ヶ月間にわたって株価は大暴落した。そしてリチャード・ニクソンがもう沢山だと判断して1974年8月8日に辞任する直後まで、株価の底は見えなかった。

ダウ平均は、2020年2月半ばに再び新たな史上最高値をつけた(ダウ平均は2月に高値をつけるのが好きだ)。そしてその後5週間にわたって激しく下落した。だがナスダックが7月中旬に史上新高値をつけるとともに再び反騰している。大統領はおそらく、これはすべて価値あることなのか?と疑問に思っているだろう。

『誰にも好かれないのは、私の性格のせいかもしれない(大統領のツイートより)』 彼は考えているのかもしれない。私が考えているように『...だがきっと、ここから抜け出す道があるに違いない』と。しかし、おそらく彼の考える抜け道は私とは異なるだろう。

わたし自身は、ドイツに住んでいる妻と一緒に過ごしたい。だから、どうやってここから脱出出来るかと頭を悩ませている。しかし米国とユーロ圏の間には、不公平で無意味な渡航禁止の規制があるためにここから出られないのだ。

私たちの国はドイツ人の渡航を認めない。だからユーロ圏は現在のCOVID-19の検査結果をもってしても米国人の渡航を認めない。つまり、どちらの国も相手国の市民の入国を許可しているセルビアであれば、会うことができるのだ。私はセルビアが大好きだが、果たしてドイツよりも安全なのだろうか? 前にも言ったが、なんともシュールな時代になったものだ。

  今年の年末に木星(旅行)が山羊座(制限)を支配する土星(制限・禁止)から離れていくのとおよそ同時期に、木星(旅行)が山羊座(制限)を離れていく。その時はきっと嬉しく思うだろう。そうなれば、きっと何かしらの脱出口が見えてくると思う。


  さて、今週のコラムを終える前に、市場にも触れておこう。8月4日〜24日の間に、火星はカプリコーン・ステリウムの惑星(木星、冥王星、土星)に対してサイクル1/4局面のスクエアを形成していく。このサイクルがスタートしたのはこれら4惑星がコンジャンクトした2020年3月20日〜31日、COVID-19によるヒステリー状態と市場の暴落が起きた時だ。

つまりこの惑星コンボにとって最初の1/4局面となるのが8月4日〜24日で、それは(少なくともそのテーマ性においては)繰り返しであり、すなわち投資家にとっての警告シグナルとして機能する可能性を持つということだ。市場はたやすく激昂するかもしれない。もしあなたがのんびりとぬるま湯に浸かっているならおそらく危険だ。政治家や中央銀行が激怒し、衝動的かつ対立的な決定や行動に走りやすいからだ。

トレーダーや投資家として、あなたが知っておくべきことがある。

8月は赤旗 — 危険 — 月間だ。

それは灼熱となるかもしれない(天候の面でも同様なので穀物のトレーダーは注意)。

  貴金属や通貨には良い状況が続くかもしれない。こういった宇宙嵐の中ではこれらの市場はワクワクと沸くからだ。私もそうだ。何故なら貴金属と通貨のトレードが好きだからだ。たった1つの問題があるとすれば、9月9日(日本時間10日)に火星が逆行するため、火星とカプリコーン・ステリウムとのワクシングスクエアは今年の終わりまでにあと2回起きることだ。山羊座の私としては、興奮をどれほど抑えられるかわからない。他の皆さんもおそらくそうだろう。実際、他の人々が私の周囲であまり感情的になり過ぎることのないよう願っている... ただハッピーで遊び心を持ちながら緊張感を保ってほしい。あるいは私の新しいお気に入り心理学者、メアリー・トランプ*と話してみるのも良いかもしれない。
*メアリー・トランプ:最近刊行されて話題になったトランプ大統領に関する暴露本『Too Much and Never Enough: How My Family Created the World's Most Dangerous Man』の著者でトランプ大統領の姪。

  いずれにしても、読者の皆さんに今週のコラムから受け取ってもらいたいメッセージは、今後3週間が非常に不安定であり、それが再び10月最初の3週間にも繰り返される可能性があるということだ。これはよく心に留めておいてほしい。また、火星が逆行に転じる9月9日〜10日も要注意だ。警戒を怠らないようにしよう。

だが、それと同時に希望の種もある。これから先、この宇宙的火山噴火は、木星と土星が山羊座を離れた直後に形成するコンジャンクションとともに始まる冬をもって終わるだろう。短期で見れば、太陽と火星はそれぞれ獅子座と牡羊座、つまり自ら支配する星座宮を運行中だ。だから楽しむための道はある。その点から言えば魚座の海王星も山羊座の土星も自ら支配する星座宮を運行中だ。

これら4惑星は、8月22日までそれぞれが支配する星座宮に在泊する。惑星がその「ホーム」を運行する時は、ポジティブな物事も起こり得る。おそらく株式市場は(懸念の壁を登っていそうなカプリコーン・ステリウムに火星がスクエアを形成していてさえも)何か囃すべき物事を見つける可能性がある。

そしてひょっとすると、大統領もまた似たよう状況になるかもしれない。獅子座の太陽が彼の獅子座のアセンダントを通過するからだ。彼が再び翼を拡げて離陸し、8月半ばまでに自分の剣を見出して振り回し始めても、驚くべからずだ。


『(ゲームは)終わるまで、終わらない』— ヨギ・ベラ






訳文ここまで
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July 26, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント7/27【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年7月27日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “銀は週の上げ幅としては2008年のリーマン・ショック以来の最大値を記録したが、金価格の上昇が足りず、その上げ幅は大きく相殺された。より低価値の金属は先週1オンス23ドルと20%上昇、これは3月につけた底値12ドル以下からは94%もの上げ幅となった。”

  — Jonathan Garber
    “Silver Prices Poised to Outshine Gold”
   www.foxbusnessnews.com 2020年7月24日付


  “つまり、この秋にホワイトハウスと上院を掌握する道は、民主党の歳出大盤振る舞いに加わることなのだという見解の下に進行するのがデフォルトというわけだ。実のところ、保守派の有権者はワシントンの救援法案がバランスシートと民間経済の土台の両方に与えつつある継続的なダメージに不満を募らせている... 不可解なのは、彼が取引交渉術においてペロシ氏の薫陶を受けたという完璧な記録を考慮するなら、では誰がムニューシン氏を議会の筆頭特使として任命し続けているのかということだ。”

  — Kimberly A. Strassel
     “The Mnuchin Follies”
    Wall Street Journal 2020年7月24日付

  7月14日〜20日に起きた木星、冥王星、土星を含む「カプリコーン(山羊座)・ステリウム」に対する太陽のトリプル・オポジションによって、貴金属価格は数年ぶりの高値まで爆発的に上昇した。それはまた、いくつかの世界の株式指数におけるサイクルの頂点と推定される値と同期しており、その後は多くが下落し始めた。貴金属価格の急騰と世界の株式市場の一服への一助となったのは、米ドルによる継続的な年初来安値への下落とユーロの年初来高値だった。

  現在、投資家心理の根本的なシフトが再び起きつつある。これは2020年7月1日に山羊座に戻って木星と冥王星に加わり、強力な2020年の「カプリコーン・ステリウム」の一部となった土星からのメッセージだ。そして土星が山羊座を短期間離れて水瓶座入りした3月21日〜7月1日、つまり今年の第1四半期に為された判断、そして(または)決定と再直面し、再評価し、修正する時だ。

これらの多くはもちろん、米国における COVID-19 感染増加の再加速と、このウイルスがもたらす経済的脅威に対処しようと政府が打ち出した追加の財政刺激策と連動する、FRBが創出したお金の洪水と関係している(あるいはその主な目的は11月の選挙のために票を集めることだったのか?)。この「バラ捲き大作戦」は、同時に山羊座の冥王星が象徴する4つのD:負債(debt)、赤字(deficits)、格下げ(downgrades)、デフォルト(defaults)の再訪への恐怖をともなうものだ。これに木星(誇張、過剰)が絡むことによって、金融と財政問題はかつての米国共和党政権下では想像もつかなかったレベルの負債に喘ぎ、みるみるうちにコントロール不能へと陥っている。

そこで疑問が生じる。いったい誰がこの流れで主導権を握っているのか? 彼ら(あるいは彼)は、本当にマネー管理の方法論を理解しているのか? また、米国は自国通貨の深刻な信用失墜を招くことなく、あるいは少なくとも、現在ドルを世界の基軸通貨とみなしている他国からの信頼を失うことなく、どれほどの負債を抱えることが出来るのか?

  では、ここ2週間の米国株式市場を振り返ることから始めよう。太陽のトリプル・オポジションが7月14日〜20日に起きた。7月13日、ナスダック先物は史上新高値をつけ、7月21日に再びこれを試した。実際、現物市場もそこで史上新高値をつけ、先物・現物間の異市場間ダイバージェンスの示現となった。他の指数に史上新高値は見られなかったが、S&Pは7月22日にプライマリーサイクルの新高値をつけた。

一方、DJIAはそうはならなかったものの、それでも7月15日にはメジャーサイクル(プライマリーサイクルの1段階下)の新たな高みに上り、やはり7月22日に再びこれを試している。このプライマリーサイクル高値は、6月8日に示現したままとなっているが、その日は強力な月食が起きてから最初の取引日であり、金星逆行の中間点から2取引日後だった。これらはチャート及びテクニカル理論、そしてジオコズミクス研究とサイクル研究を組み合わせた私達の技法によって、いかに市場タイミングを捉えるかを示す一例だ。

これらの異市場間ダイバージェンスは、世界各国の株式市場に見受けられた。ヨーロッパでは、7月21日(火)にオランダのAEX、ドイツのDAX、チューリヒのSMIが暴落後の高値をつけた。だがその後はどれもが金曜日に向けて大きく下落し、ロンドンのFTSEは週の高値を更新することさえ出来なかった。

  アジア・環太平洋地域では、インドのニフティが7月22日に暴落後の新高値を更新する一方で、中国は7月13日にプライマリーサイクル新高値をつけた。先週はこの地域の他の市場がプライマリーサイクルの新高値をつけることはなかった。

しかしながら、より大きなポイントとなったのは金と銀だった。金は2011年9月の市場最高値以来、初めて1900を超えて取引された。私達は2018年8月の時点で講読者向けに買いプログラムを開始してきたが、おかげで非常に好評を博している。

銀は先週、2013年9月以来の高値、23.67まで急騰した。こうした強気の動向はすべて、先に論じた米政府による疑わしい金融政策とその意図を背景とする米ドルの下落に関連していた。この事はまさに、山羊座の土星に絡む木星と冥王星(過剰債務)の原理を反映している。また、土星が再び水瓶座入りし、来年には天王星との45年サイクルのウェイニングスクエアを形成する時期が間近に迫っているのだが、ここに政府が金融の才人たちによって運営されてはいないのでは?と懸念する理由がある。だが野党の方がマシなのかといえば、そうも言えない。



≪ 短期ジオコズミクス ≫


  現在、私達は注目すべき焦点を8月4日〜24日へと移行させつつある。これは牡羊座を運行中の火星が都合3回起こす、カプリコーン・ステリウムへの初回1/4局面となるスクエア形成の時期だ。その後の2回は今年の終わりまでに完了する。つまり、2020年3月20日〜31日に始まった火星とこれら惑星間のシノディック(合)・サイクルが、今から2020年12月下旬までの間、私達にこのサイクルが始まった当初の社会、政治、政府、経済、そして保健衛生に関わる力学との再直面を促すことになる。

その当時は、COVID-19 が簡単には封じ込めることの出来ない不可視の敵であり、それが現実であろうと想像であろうと、はたまた企図された操作であろうと、私達の生き方そのものを破壊するために生まれたのだという想いに関わるヒステリーのピークだった。だが宇宙はそんなことを気に掛けたり判断したりはしない。ただひたすら人間の活動サイクルの途上で何が起きているかを告げるのみだ。そして、宇宙は当時と同じフォースが今再び訪れ、おそらくは今年終盤まで続くことを示唆している。

もしそれが3月下旬のような様相であれば(そしてジオコズミクスはそうだと示唆している)、金融市場は再び激動し、大きな価格変動に見舞われる可能性がある。さて、今年の残りの期間をさらに興味深いものにしているのは、木星・冥王星・土星に対する火星からのハードアスペクトが、とりわけ8月30日〜10月12日の間に同じカーディナル・サインの同じ度数に在泊するNYSE(ニューヨーク証券取引所)設立図の木星・海王星コンジャンクションに対する土星のオポジションにも触れるという事実だ。火星はその時、NYSE設立図とグランド・カーディナル・クロスを形成する。また、米国、FRB、ジェローム・パウエル、ピーター・ナヴァロ、そしてドナルド・トランプのネイタル・チャート上の惑星とも似たようなパターンを形成していく。

  あなたが刺激的な行為を好むのなら、こうした状況も良いのかもしれない。だがもし安全と安心を望むのなら、宇宙に示されるサイクルと人間活動のサイクルとの符合に気付いていなければ、あまり良い結末にはならないだろう。気付きと知識をもってすれば、あなたが人生で下す決断の結果やその報いに影響する選択を自覚の上で行うことが出来る。そして不注意や衝動に負けない道を選ぶことが出来る。行動を開始する前に(特にその行動が他者から敵対的な反応を引き起こすような時)、あるいはあなた自身、あなたが属する地域の共同体、あなたの国、地球、そして多くの他者を危険に曝すような決断を下す前に、あらゆる側面を熟考した上で選択することが出来る。

今は誰もが本心に立ち帰り、冷静になり、自己制御を心得たうえで、やり過ぎや過剰になる時、まだまだ足りない時、それぞれの時とその違いを理解すべく励むべき時だ。天才である必要はないし、大声で果敢にふるまう必要もない。このような時期は、ただひたすら警戒心を維持し、心を眠らせず、自制心を鍛えて状況や環境(山羊座の土星)および財政を適切に管理することがベストかもしれない。こうしたツールを用いれば、あなたは今年残りの月日のほとんどを費やして私達に働きかけるジオコズミック構造の強力なフォースの原動力を成功裡に過ぎ越すことが出来るだろう。

また個人的なトレードに関しては、上述したような精神的特質が非常に大きな利益へと導いていくはずだ。だがこれらの特質を維持出来なければ、逆効果に陥る可能性がある。あなたが気に掛けているのが健康問題であれ、金銭問題や人間関係であれ、チャンスにしても危険にしても、可能性は非常に高まっているのが今という時だ。

  いや、私は皆さんに説教などするつもりはない。ただ天上で起きている事象を認識しておいてほしいだけだ。何故なら『上なる如く、下もまた然り』だからだ。

そして明けの空に見える、600年というサイクルを経て再び地球に近付いてきた彗星、ネオワイズを忘れないようにしよう。彼は天文学上の驚異であり、美と希望を携えた人類への使者なのだから。



JTK 8728
 Comet Neowise
Jimkerr10 / CC BY-SA (https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0)




訳文ここまで
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July 12, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント7/13【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年7月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は≪ 先週をふり返って ≫ の一部と ≪ 短期ジオコズミクス ≫ の抄訳になります。

来週7月20日付のコラムはお休みします。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫


  ● 冒頭の引用は「スーパー・シックス」と呼ばれるテック部門の雄(FB,AMZN,AAPL,GOOGL,NFLX,MSFT)が存在しなければ何も残らず、ファンダメンタルズと市場パフォーマンスが食い違っているという米国ヤフーファイナンスの記事。

  ● 2番目の引用は、中国経済がコロナウイルスによる減速から脱却しつつあるという見方が強まり、楽観論によって中国本土株を数年ぶりの高値に押し上げたというWSJの記事。


(以下、本文少しだけ)


それは帰還と出発の1週間だった。

  中国と米国では「非合理的な活況」の帰還となり、そして来週に控える太陽の木星へのオポジション形成ともマッチしている。そしてこの後2週間のうちに、非合理的な活況にかけては右に出る者がいない王者 — 木星と海王星 — が2回目のセクスタイルを形成するために戻って来る。初回の形成は去る2月20日、S&Pの市場最高値の形成と同期した。そこから翌月にかけて、世界の全株式市場が暴落していった。では再び同じことが起きるのだろうか?

さて、当時の暴落の原因はCOVID-19ヒステリーの始まりであり、米国では今それが仕返しでもするように戻って来ている。多くの州や都市(そして国全体)から、連日記録的な感染者数が報告されている。グラフの曲線は、これに関しては望ましい方向に曲がってはいない。

  また今週は宇宙的な出発の週でもある。逆行の水星 — トリックスター — が現行サイクルを終えて7月12日日曜から順行運動を再開するからだ。先週は世界各地でダイバージェンスの兆候が見られるという、非常に予測しにくい期間だった。しかし今後の数週間は、問題がより明確になってきそうだ。いや、必ずしも簡単になったり良くなったりするわけではないが、よりクリアになってくるだろう。私達はこれまでのスコアを知り、闘いはまだ終わっていないことを自覚するのだ。


(この後は各市場の値動きを追う記述が続く)



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “どちらの判決においても裁判所はトランプ大統領の弁護士および司法省の主張を却下、大統領には免責特権があり、当局が大統領の文書やその証言を求めても完全に手の届かないところにいる存在だとした。”

  — Bryon Tau
    “Ruling Cast Light on the Limits of Presidential Power”
    Wall Street Journal 2020年7月10日付

  先週は大統領にとって良い週ではなかった。最高裁は基本的に、彼が大統領職にあっても法より上に存在するわけではないという判決を下した。そしてその直後、今週発売になる彼の姪、メアリー・トランプ博士(心理学者)の新刊本からの抜粋が発表されたが、その中で彼女は彼の性格、家族、過去についての不穏な真相を暴露している。

彼はその本の出版を差し止めようとしていたが、その闘いにも負けた。彼は負けることに慣れていないが、先週はいくつかの重要な戦いに敗北している。これはすべて、トランシットの冥王星がトランプ大統領のネイタルの金星・土星コンジャンクションにオポジション(自らの過去に関する不利な暴露)であり、なおかつトランシットの海王星がネイタルの太陽と月にTスクエア(スキャンダル)を形成していることに関連している。以前の彼はそんな嵐を乗り切ることが出来た。だが、今回は冥王星が絡んでいる。以前から何度も指摘してきたように、手つかずの無傷なままで冥王星の領域を抜け出すことなど誰にも出来ない。先週は彼にとって深刻な痛手となった。

ところが大統領の個人的な敗北にもかかわらず株式市場は急落もせず、3月半ばに起きた暴落以降の経済的利益は今のところ反転はしていない。だがこうしたカーブは今後2週間のうちに近付いてくるジオコズミック・サインとともに曲がり始める可能性がある。

  前途にたちはだかる最も重要な宇宙のパターンは、7月14日〜20日に起きる太陽のトリプル・オポジションかもしれない。これは太陽はまず木星にオポジションを形成し(7月14日)、次に冥王星とオポジションになり(7月15日)、そしてついには7月20日に土星とオポジションを形成する時間帯だ。このそれぞれがレベル1のジオコズミック・サインであり、10取引日のオーブをもってプライマリーサイクルかそれ以上のサイクルとは最高度の相関性を見せている。実際、太陽・木星と太陽・土星のオポジションは、50週以上のサイクルに対し50%の歴史的確率を持っているのだ。

これは太陽と他の惑星間のペア・サイクルに対しこの長さの市場サイクルが示す相関性としては非常に高率だ。そしてこれが意味するのは、重要な天井(または二番天井)を現在あるいは直近でつける可能性があるということだ。

株式市場と経済における急激なリバーサルの可能性は、他のチャートでも示唆されている。たとえば山羊座終盤を運行する木星・冥王星・土星ステリウムは、ニューヨーク証券取引所の設立図(“バトンウッド・チャート”1792年5月17日)上の木星・海王星コンジャンクションとそれにオポジションを形成する土星に対し、Tスクエアを形成している。来週はトランシットの太陽が、この組み合わせに加わってカーディナル・グランドスクエアを形成する。そして8月になると、火星が同じ山羊座ステリウムの惑星達にスクエアを形成し、年末まで断続的にそれが続いていく*

*火星は日本時間9月10日に逆行を開始し、11月14日に順行するためアスペクト形成は1回では終わらない。

それはまるで、原動力の薪束に火がついたようなものだ。誰かがまず始めにその炎を消す方法を考え出さない限り、何かが爆発するのは時間の問題かもしれない。


  このコズミックドラマでヒーロー役を演じる者がいるとすれば、それは海王星かもしれない。10月半ばに向かって海王星は木星とセクスタイルを形成する。それはまた、土星と冥王星にハードアスペクトを形成中の他の惑星達の打撃を和らげる可能性があることも意味する。

では、海王星はどうやって爆発の危機を消し去るのだろう? カプリコーン・ステリウムの惑星達を刺激して燃え上がる太陽や火星のようなやり方とは正反対の行動を通してだ。さて、これは興味深い。なぜなら、リーダー(太陽と火星)が自己コントロールを失って周囲の誰も彼もを脅すような時、最も爆発が起きやすいからだ。彼が海王星的な性質、つまり共感、理解、寛大さや温情という海王星的な特質を示す時、爆発の危機は軽減される。

これらはトランプ大統領を特徴づけるような資質ではない。とりわけ、彼が次々に仕掛けられる調査という攻撃を寄せつけまいと闘っているような時に見られるものではない。だからトランプ氏にとって、今回の選挙シーズンは非常に難しいものになりそうだ。一方、ジョー・バイデンがやらねばならないことは、自分が冷静沈着で理解があり、人々を統合するための担い手であって、この国の分断を加速させるような者ではないことを示すだけだ。

  ほとんどの政治評論家のコメントとは裏腹に、彼は自分が大統領として働く際の素晴らしいビジョンを表明したり、しっかりした計画など持っている必要はないのかもしれない。やるべき事はトランプ氏とは真逆のキャラクターを表現するだけだ。これまでとは異なり、私は人々が考えるほど経済問題に重点が置かれるとは思わない。また候補者の政策や意見がモノを言うわけでもない。暗にそれより重要となるのは、集合体が抱えるストレスであり、いったい誰がそれを軽減出来るのか? という問題かもしれない。牡羊座の火星が木星、冥王星、土星にスクエアを形成するという事実が示唆する物事がそれだからだ。ノー・ストレス、ノー・ロス。— “とりあえずノー・ストレスならこれ以上損することもないさ”


  おっと市場に戻ろう。今週はアストロロジーの観点から見て重要だ。実際、今後2週間は重要な時間帯となる。長期的には、6月27日(火星の牡羊座入り/日本時間28日)から私達は再び火星シーズンに入っている。そして8月4日に山羊座ステリウムの惑星達とスクエア形成を開始すれば、火星は非常に活発化する。そしてこの勢いが年末まで発効し続ける。

火星が絡む時、金融市場では多くの動きが生じ、値動きも激しくなる。もしあなたがトレーダーなら、こういったタイプの地合はさぞかしワクワクすることだろう。多くの急激な価格変動が起きそうだ。

これからの10日間、宇宙は私達にその一端をかいま見せてくれるかもしれない。それはダイナミックなアクション全般が好きな人々にとっては好ましい時期だ。だが、もし無謀であれば危険な時期でもある。





訳文ここまで
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July 05, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント7/6【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年7月6日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も≪ 先週をふり返って ≫を割愛し、≪ 短期ジオコズミクス ≫ のみの抄訳になります。また引き続き≪ 長期的考察 ≫ はありませんでした。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “複数にわたる危機 — パンデミック、経済への深刻なダメージ、人種を巡る社会混乱 — のただ中で、米国人は国家が直面する挑戦に匹敵する能力と、第2期への大胆なアジェンダを見出す必要がある。それを欠いた物事 — 不必要なツイート、重要度の低い話題や確執への集中など — は何であれ、トランプ氏の大統領職が1期限りで終わる可能性を高めるだけだ。”

— Karl Rove
  “The Trump Campaign Needs to Hit ‘Reset’”
  Wall Street Journal 2020年7月2日付

  “まるで大地を擦り潰すような金利の在りかたは、貯蓄者を投機家へと変え、隔離されたミレニアル世代をデイトレーダーに変貌させる。彼らは過剰借入を促進して市場のシグナルを抑圧し、投資されたドルを誤った方向に誘導することで資金力のある公共企業を莫大な負債を抱える民間企業に変えるという怪しげなビジネスを奨励している。”

— James Grant
  “Powell Has Become the Fed’s Dr. Feelgood”
  Wall Street Journal 2020年6月29日付


  私達は今水星逆行のただ中にあり、7月1日の逆行中間点から順行までという、神経を “擦り潰す” ような局面に入っている。これは、将来何をすべきかを誰も確信出来ないような期間であり、特定のデータに関わる重要な点に欠けが生じたり、または予測に使用する他の測定基準との矛盾が見られる時間帯だ。

今週の重要なアスペクトは、滞留する水星から7月8日に形成される火星へのスクエアで、これは7月27日に再び戻ってくる。この全期間を通じ、このスクエアの力学はすべての意図と目的とに関わりながら働き続けていくだろう。水星・火星の組み合わせは、冷静で合理的かつ成熟した精神が力をふるうような時ではない。

金融市場においても、この力は突然の急激な動きと同期する可能性がある。それはおそらく誰かの衝動的で軽率な言動の結果として起きるのかもしれない。つまり例えるなら「考える前に口が動く」ような時だ。世界の舞台を指揮するリーダー達は、今何かを口にする前に、自分が本当は何を伝えたいのかをよく考えてから発言するのが最善の身の処し方だ。

個人の皆さんに対するアドバイスもまた同じだ。口論や喧嘩をしたくないなら、相手を攻撃したいという衝動を出来る限り抑えておこう。衝突、炎上、失態や後悔を避けたいなら自らの言動に気を抜いてはならない。


  おっと、市場の話に戻ろう。通常、水星逆行の終わりは労多くして神経が擦り減る時期だ。だが水星・火星スクエアの場合、価格の急騰もあり得る。これはもしかすると、噂や突発的な騰げが急に火を噴いた後でそれに対する逆張りトレードをするのも一手かもしれない。

だがそれよりも気になるのは来週、まずは水星が順行に転じ、すぐに太陽が木星、冥王星、土星とオポジションを形成していく7月12日~20日だ。

先週のコラムでも述べたように、

  『このコンビネーションは、状況がより明確になり始め、新たな気付きの下に意志決定が行われる可能性が高いことを示唆している。これらのオポジションは、それぞれにプライマリーサイクルの高値または安値の示現に対しレベル1の相関性を持っている。したがって、市場はそのタイミングで反転しやすい。だがそれはまた、新しい政治的方向性が顕れる時期にもなりそうだ。経済や金融市場に影響を与える決定がなされる可能性が高い。またおそらく「法と秩序」を重んじる側からの声が非常に大きくなるのかもしれない。』

ではその「声」はどれほど大きいのか?

まぁ、先週は火星が牡羊座入りし(6月27日)これが2021年1月6日まで続くことから、今はかなりの大声になっている。

  火星は牡羊座を支配するが、この惑星と星座宮のどちらもが「行動」と(または)「攻撃性」の原理を分かち合っている。両方とも戦争、紛争、軍事的・政治的対立の可能性を支配しているのだ。米国における今回の選挙シーズンが非常にたちの悪い戦闘的なものになると予測する宇宙的な理由がこれだ。火星は通常、1つの星座宮におよそ6週間在泊する。だが今回の牡羊座運行では9月9日から逆行に転じるため、結果として在泊期間が非常に長い。そしてこの期間中に、木星、土星、冥王星のカプリコーン・ステリウムに対しワクシングスクエアを3回形成する。

このワクシングスクエアは、コロナウイルス・パニックのピークと重なった2020年3月20日~31日にこれら4つの惑星のコンジャンクションで始まった、より大きなサイクルの最初の1/4局面となる。この初回1/4局面が近づくにつれて私達は、この恐怖またはヒステリーが再び頭をもたげて来るのを見ることになる。

ここでの懸念は、世界の株式市場にもまた、このサイクルが始まった3月当時のフラッシュバックが起きるのではないかということだ。とりわけ今は、逆行の土星も3月21日に短期で水瓶座に足を踏み入れたものの7月1日には山羊座に戻っており、そのまま12月17日まで在泊するのだ。これはあたかも私達に、2020年3月の2週間のみではまだ決着のつかない仕事が残っているから着手しろとでも言っているようだ。

  だが良いニュースもある。それは、今回こそ私達はその中途半端な仕事をやり遂げる可能性が高いということだ。結局のところこれは、木星、冥王星、土星への火星サイクルの初回1/4局面となるワクシングスクエアなのだ。ワクシングスクエアはウェイニングスクエアと同様に「危機」と同期する。

だがウェイニングスクエアとは違い、ワクシングスクエアは通常、危機を解決した上で前進の勢いを保ち続ける。これは「行動においての危機」であり、大抵の場合は「生存の危機」とはならない。つまりアプローチの仕方や方向性を変えることを要求されるのだが、その方向性自体を終わらせる必要はないのだ。言い換えるなら、私達は口論や不快な対立を経験するかもしれないが、それが必ずしも戦争や革命へと繋がるわけではない。..まぁいずれにせよ今年中はないだろう。


そして最後に...ハッピーバースデイ、アメリカ!

これから先も、(再び)ワイルドな1年になりそうだ。だがこれが癒やしの時となり、互いに理解と寛容の精神を深め、そして世界の他の国々ともそれを分かち合えるよう祈ろうではないか。





訳文ここまで
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June 28, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/29【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は≪先週をふり返って≫を割愛し ≪ 短期ジオコズミクス ≫ のみの抄訳になります(今週は「長期的考察」はありませんでした)。

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注意:米国市場は7月3日金曜は休場となる。7月4日は独立記念日であり、アメリカ合衆国にとって244回目のソーラーリターンだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “IMFは水曜日、今年の世界経済は4月の予想である3%に対して4.9%縮小すると発表した。最も打撃を受けやすいのは米国で、今年は8%の縮小が予想されている。”

— Josh Zumbrum
   “IMF Sees an Even Sharper Contraction”
  Wall Street Journal 2020年6月25日付


  土星、金星、木星のトリプル逆行(5月10日〜14日)は、米国や他の国々の経済再開と相関した。だがそれはまた、COVID-19の復活とも相関していた。そして現在、私達は6月18日〜25日のもう1つのトリプル惑星(水星・海王星逆行、金星順行)滞留・方向転換期に入っており、3月〜4月に体験したコロナウイルスの感染者数増加とそれがもたらす恐怖が戻りつつある。

  「パニックとヒステリー」(「非合理的な活況」の裏面)という概念は、木星が天王星、海王星、冥王星のいずれかとハードアスペクトを形成する時の惑星テーマに属している。そして実際に、木星・冥王星コンジャンクションの2回目の形成は今週6月30日に起きる。初回の形成は4月4日で、パニックが最高潮に達した日から±2週間の範囲内だった。それだけではない。土星は現在、3月30日〜7月1日という短期間の水瓶座滞在を経て7月1日に山羊座に帰還する。

私達は再び3月下旬の日々に戻りつつあるが、今回の場合、経済は再開されている(あるいは再びロックダウンされるだろうか?) ここに来て私達は、木星、冥王星、土星が山羊座を運行する「山羊座ステリウム」の宇宙的挑戦に再び曝されようとしている。

  人々は訊く。『このパンデミックの脅威はどのくらい続くだろう?』 さて、この問題は土星が3月21日に水瓶座に向けて山羊座を離れ、4月4日に木星・冥王星コンジャンクションの初回形成が起きてからまもなく改善し始めた。その期間は致死性がピークに達した頃だった。現在、土星は逆行して山羊座に戻ろうとしており、12月17日まで滞在する。感染症の脅威はそのあたりまで残る可能性がある。

また私達は、
1)山羊座における3回目にして最後の木星・冥王星コンジャンクション11月12日に起きる

2)火星は2020年8月4日〜2021年1月23日の間に木星、冥王星、土星に対しスクエアを3回形成する

3)トランシットの海王星2021年2月に乙女座15°〜19°のスーパー度数へのオポジションを離れていく

以上の3点に注目している。

したがって宇宙的観点からすれば、この健康への脅威は2020年10月〜2021年2月の期間中になおも2回目のピークを迎えるかのように見える。そのうえ、この事は私達の注意力をどんどん疲弊させていく。

  こうした状況を念頭に置いて考えるなら、当然ながら国際間の渡航禁止令が年末まで発効し続ける可能性はある。これは航空会社、ホテル業、旅行業および観光客向けのビジネスには凶兆だ。木星と射手座は長距離の旅を支配し、土星とそれが支配する山羊座は両方とも「制限」や「抑制」に関連している。したがって木星(旅行)が山羊座(制限)に在泊し、12月21日に起きる土星とのコンジャンクションに向けて進んでいることを考慮すれば、これが「渡航禁止」と相関関係にあることがわかるだろう。木星と土星は12月21日(日本時間22日早朝)以降は分離し始め、同時に木星は山羊座を離れて水瓶座入りする。それから先は、再び海外旅行への気運が戻って来るだろう。

  短期的に見れば、今週は重要だ。何故なら木星が6月30日に冥王星とコンジャンクトし、水星が7月1日に逆行の中日を迎えるからだ。初めの事例では、木星・冥王星のアスペクトは「何もかもがバラバラに崩れ落ち、国家が、世界が、手に負えない状況に陥る...という誇張された恐怖と相関する可能性がある。しかし、このアスペクトは山羊座で起きる。だから真に手に負えない状況になるとは考えにくく、むしろそれは「非合理的な恐怖」に近いだろう。山羊座で生成されるフォースは法と秩序を要求するものであり、全てを引き裂き混沌を招き寄せよという要求と同じくらい大きな声となる。木星と冥王星はカオスを好むかもしれない。だが山羊座はそうではない。そしてこれら両惑星は山羊座を運行しているのだ。

山羊座は言う。『君達が私の家に入るのは歓迎しよう。だがそれは、君達が私の壁を好き放題に塗りたくる権利を与えるものではない。私のルール(法)に従え。さもなければ相応の結果が待っているぞ』


  一方、水星逆行の中日は市場タイミングの観点からも重要だ。逆行開始(6月18日)から2〜3日のうちに反転しなかった市場は、逆行サイクルの中間点(7月1日)±1日に示現する高値または安値から反転する可能性が高い。

  また、もう1つの重要な時間帯も近付きつつある。太陽が木星、冥王星、土星に対しオポジションとなる7月14日〜20日だ。また水星は7月12日に順行に転じる。オポジションは転換点を意味するものだ。このコンビネーションは、状況がより明確になり始め、新たな気付きの下に意志決定が行われる可能性が高いことを示唆している。これらのオポジションは、それぞれにプライマリーサイクルの高値または安値の示現に対しレベル1の相関性を持っている。したがって、市場はそのタイミングで反転しやすい。

だがそれはまた、新しい政治的方向性が顕れる時期にもなりそうだ。経済や金融市場に影響を与える決定がなされる可能性が高い。またおそらく「法と秩序」を重んじる側からの声が非常に大きくなるのかもしれない。

  そしてこれが今後2〜3週間のテーマに見える — すなわち「法と秩序」だ。秩序の欠如に対処するための新法または規則。この原理は、自分達の仕事を規律に則って進めようと努力する人々には価値があることが証明されるかもしれない。規律正しくあれば(山羊座—蟹座軸に在泊する全ての惑星を通して!)この期間には大いなる成功と達成がみられるかもしれない。規律、そして計画と(または)スケジュールへのこだわりがなければ、葛藤、混沌、そしてついには損失を招く。選び抜くことの価値を理解している人々にとって、それは難しい選択ではないはずだ。






訳文ここまで
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June 14, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/15【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月15日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週はお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

  “米連邦準備制度理事会(FRB)当局者は、ここ何年か金利をゼロに近い状態に保つ計画を示唆した。彼らは今年の経済が4%〜10%の間のどこかで収縮するだろうと予測した。パウエル氏は、5月に経済が予想外に250万人の雇用を増加させたという先週の報告書からのポジティブなニュースは重視しなかった。”

— Nick Timiraos
  “Fed Plans to Keep Rates at Low Level for Years”
  Wall Street Journal 2020年6月11日付

  “FRBの厳しい予想と感染症再燃への懸念により、木曜に株価は急落した。ダウ工業株平均は1,861ポイント、6.9%の下落となり、1日の下落幅としては史上4番目を記録した。”

— Megan Henney
  “Fed Warns Economic Damage from
   Coronavirus Pandemic Could be ‘Quite Persistent.”
  www.foxbusiness.com 2020年6月12日付

  “FRBは頻繁に間違いを犯す。私は数字も見るし、彼らよりもはるかに優れた仕事をしている。我々は非常に良い第3四半期を迎えたし、グレートな第4四半期、そして2021年は米国にとって過去最高の年の一つになるだろう。”

— ドナルド・J・トランプ
  @realDonald Trump on Twitter  2020年6月11日 


  木曜に起きたダウ工業株平均(DJIA)の1800ポイントという大幅な下落は、先週月曜と火曜に世界のほとんどの指数に起きた急落後の反騰のピークを取り巻く不合理な活況に屈服していた人々に対する突然の警鐘となった。だがその後二つの出来事が起こった。第一に、COVID-19の感染者が予想を大幅に上回る勢いで増加しているという心配なニュースが広まり始めた。

治療法がない状況での経済開放、そしてより多くの検査は、気掛かりな新トレンドをもたらしつつあった。まぁ、惑星の動きと人間活動の相関関係を研究する者達にとってこれはそれほど予想外のことではなかったのだが。

  二番目に、FRBは少なくとも2022年までは非常に低い金利を維持すると発表した。通常であれば市場は大歓迎だが、こうした緩和策の背景となる認識は、このところの株式市場が示唆していたこととは裏腹に、経済が危機に陥っているという事実だった。今回のFRBの発表は、株式を大量に売り始めた投資家にとって納得のいくものではなく、またおそらくはトランプ大統領にとっても、この発表が彼個人の非合理的な活況感に基づく経済予測の素晴らしさとはかけ離れていたため、とうてい受け入れられるものではなかったろう。

  結局のところ、大統領はトランシットの海王星(不合理な多幸症の惑星)の影響下にあり、それが彼のネイタルの太陽と月にTスクエアを形成している。したがって、ホワイトハウスの住人とFRB議長との間には、二つの異なる世界線の物語が存在する。これら二つの正反対の経済予測のうち、どちらが正しいのかを確認するのは興味深いことだろう。

  では、宇宙から見た今までの出来事を少し俯瞰しながらふり返ってみよう。新型コロナウイルスの最初の症例とされるものは、中国の武漢で報告された。それは海王星が魚座15°〜16°で順行に転じ(2019年11月27日)、1965年〜66年に天王星・冥王星がコンジャンクトしていた乙女座(健康)15°〜16°の「超帯電度数」とオポジションを形成する直前のことだった。このトランシットが持つ影響力のオーブは、そのままこのパンデミックが影響する時間帯となる。この時間帯は、世界の保健衛生、そしておそらく経済をも左右する主要なフォースであり、およそ3ヶ月のオーブをもって2021年2月前後まで続くだろう。COVID-19 のピークを死亡率で見るなら、3月20日〜31日に株式市場の安値とともに示現している。それはトランシットの火星が木星、冥王星、その後土星とコンジャンクトしたことにより、3惑星の全てが火星との1会合サイクルを終えて新しいサイクルを開始した時期と合致していた。

  次に私達が予測したのは、土星、金星、木星のトリプル逆行時(5 月 10日~14 日)に世界の経済が再開するのではないかというものだった。しかしながら、トリプル逆行時に再始動すれば、今体験している COVID-19 もまた復活する可能性が高いとも警告した。これでは終わらないかもしれない。実際、火星が8月から来年1月にかけて木星、冥王星、土星に長期のスクエアを形成する時、この封じ込めが難しいウイルスの別の波が襲う可能性がある。

  一方、世界の金融市場は2月12日~20日(火星が山羊座入りし水星が逆行)につけた史上最高値からの1ヶ月にわたる暴落により多くの指数が価値の40%近くを失ってからというもの、桁外れとも言えるボラティリティーに揺れている。これはDJIAの歴史上、1ヶ月間では最も急激な下落だった。しかし、その後の反騰もまた、これまでで最も印象的な動きの一つだった。これはトランシットの木星が滞留状態でニューヨーク証券取引所の設立チャート(1792年5月17日設立)の海王星にスクエアを形成することによるもので、典型的な "非合理的な活況 " の復活でもあった。オーブ1°の範囲内に在ったこのトランシットは4月半ばから発効し始め、まさに今週終わった。このアスペクトはもう一度形成されるが、2020年12月の声を聞くまでは戻らない。

  「非合理的な活況」の反対は「パニックとヒステリー」であり、海王星と(または)木星のダークサイドでもある。経済とパンデミック・ヒステリーが3月下旬〜4月上旬にピークに達した時、天上では木星・冥王星間の3回にわたるコンジャンクションの最初の形成(4月4日)も起きていた。このアスペクトは歴史的に見てもパニックとヒステリー、混乱状態を示唆する指標となっている。

このコンジャンクションが前回起きたのは2007年12月のことだった。これは大不況が始まった時期だ。それは2007年10月当時の株式市場に示現した史上最高値の後に起きている。換言すれば、株式市場の当時の高値は正確なアスペクト形成の2ヶ月前に示現したことになる。これは2020年の場合も同様だ。2月に示現した史上最高値は2020年4月に形成された同じアスペクトのおよそ2ヶ月前だ。2020年最初の木星・冥王星コンジャンクションから2週間のうちに、パニックはピークに達した。そして今、私達は6月30日に起きる木星・冥王星コンジャンクションの2回目形成から2週間以内の時間帯に在る。投資家は先週、まさにヒステリーとパニックの感覚が戻って来るという経験をした。したがって、市場アナリスト及びファイナンシャル・アストロロジャーとして、私達はこれが今後に迫るさらなる金融危機への警告であるという可能性を認識している。

  こうした懸念は、現在土星が逆行中で、7月1日(日本時間2日朝)に再び山羊座に戻って来るという現実を認識することでさらにかき立てられていく。 土星は3月22日に山羊座を抜けた。それは当時のパニックがピークに達した時だった。そして7月1日〜12月17日に再び山羊座に戻り、2月上旬から3月21日 — 直近の株式市場の崩壊期間 — に運行した天上の同じ領域を辿っていく。惑星が最近通過したばかりの領域に再び戻る時、私達は多くの場合、人間活動に当時と同じような様相が繰り返されるという光景を見る。これは宇宙の対称性の一形態であり、マンデーン・アストロロジャーなら多大な注意を払う現象だ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  現在は他にもアストロロジーから見て重要な相関が展開中だ。それは私達が遭遇する稀な時代が持つ性質と相関するもので、先先週の6月5日に起きた月食と来週6月21日に起きる夏至と同日の日食だ。つまり私達は、二つの強力な蝕の中央部に在るのだ。日食もまた、人間活動の激しい騒乱や動揺と相関するのだが、とりわけ月(過去)が太陽と交差し太陽の光(未来)を遮る皆既日食は強力だ。それはあたかも人類が健全で新しい前進への道を創造するために、過去の不均衡を是正する必要があると告げているかのようだ。

  日食それ自体は、株式市場のサイクルとの強い相関性を持っているわけではない。どちらかといえば商品市場や食品関連に与える影響のほうが大きい。だが6月21日の夏至に起きるこの日食は、それがカーディナル・サインである蟹座0°台で起きることから、非常に特別なものとなる。またこの蝕は、三つの惑星が方向転換する時間帯のまさに中央部で起きる。6月18日の水星逆行、6月22日の海王星逆行、そして6月25日の金星順行だ。三つの惑星が1週間のうちにそれぞれ反転するというのは稀だ。5月10日〜14日にもそれは起きており、その直後から経済活動の再開とパンデミックの感染急増が報告され始めたとしてもだ。

私達がさらなる3惑星滞留・反転期に入る時、いくつかの地域社会は再び閉鎖するのだろうか? 新たなCOVID-19の症例が急増し、株式市場は新しいヒステリーの嵐に見舞われるのだろうか? あるいは、まず先にリバウンドが起き、自己満足と「非合理的な活況」という新たな偽の感覚に投資家を誘っては崩壊を招くのだろうか?

  これらの惑星が方向を変え — まず5月、そして6月の今回 — そして水星が逆行サイクル(6月18日〜7月12日)に入る時、ウイルスの突然変異は金融市場のチャートにも似たような突然変異を起こすかもしれない。これは「変異」の時期であり、そこでは物事がはかばかしく運ばず、市場は気まぐれで不安定になり、誰もが何をどうしたらよいのか、何を期待すべきなのかがわからない。不確実性が支配する時間帯であり、それがこれから全ての海王星アスペクト(6月11日太陽・海王星スクエア、6月13日火星・海王星コンジャンクト、6月22日海王星逆行開始)によって増幅されていく。

この組み合わせによって大きく影響を受ける可能性を持つ商品は、木星と海王星が共同支配する原油だ。皆既日食がカーディナル・サインである蟹座の0°台で起きるため、通貨もそれに含まれるかもしれない。カーディナル・サインから月のノードが離脱する局面についての研究では、前後5ヶ月のオーブをもって通貨市場に重要なトレンド転換が起きる可能性が示唆されている。皆既日食は月のノードが新月にコンジャンクションまたはオポジションの時に起きる。したがって、月のノースノードとコンジャンクトするこの日食を起点とした前後5ヶ月の範囲において、米ドルは最近トップアウトしたか、あるいは今後まもなくトップアウトする可能性がある。

  さて、これでもまだ6月期のジオコズミック活動としては十分でないとでもいうかのように、まだ私達を待ち受けるものがある。今週6月16日〜27日にはヘリオセントリックの水星が射手座を運行するのだ。これは多くの金融市場、特に金や通貨の大規模な価格変動に関連する悪名高い惑星・星座宮のコンビだ。

では、考えてみよう。まずは大きな混乱と不確実性のジオコズミックな兆候があり、それにヒステリーとパニックに向かう傾向が組み合わせられる。また同時に金融市場は大きな価格変動と突然のシフトが起きやすくなるわけだ。そのさなか、今週末(6月14日)はトランプ大統領の誕生日だ。誕生日に起きる事(ソーラーリターン・チャートに示される事)は、その年のテーマになるとされている。大統領に幸運を! そうだ、あなたには幸運が必要かもしれない。そして、アメリカと新しい51番目の州チャズ *に神の祝福があらんことを。

  見渡す限りすべてが分厚い海王星の雲で覆われており、まるで全てが退行しているかのようだ。ならば平和的な抗議運動、意識的な瞑想、そして「内なる自己」への信頼を実践していくにはふさわしい時期と言えるだろう。何故なら本当に、これほど強力な海王星のフォースと、これほど多くの惑星滞留の下では、読むもの、見るもの、聞くこと(外界からの情報)の全てが信じられないからだ。真実はそこにはない。だが、それがどこにあるかをあなたは知っているはずだ。


* CHAZ(Capitol Hill Autonomous Zone) :

シアトル市内の一画をBLM抗議者やアンティファその他のグループが占拠しており、入り口はバリケードと武装したグループが固めて「壁」を作っている。市長もこの行動は容認。警察予算の大幅削減(または組織の廃止)と市民による新しい平和維持システムの新設を考慮中と伝えられている。CNNに代表される左派メディアは中の様子を「美しく平和でアートに満ちている」と報道、FOXその他の保守系メディア(今はオールド・リベラル系もここに含められる)は占拠地内部からの911コール(窃盗やレイプなど)は多いがバリケードに阻まれて駆けつけることが出来ないという警官の話を伝えるなど、全く異なる雰囲気の伝聞が報じられている。なお6月13日現在、CHAZの中が組織化されているかどうかは不明だが、一種の独立宣言のようなものが出されたという話も伝えられ、入り口には「ここから先はアメリカではない」と書かれている。したがって中の人々が抱くイメージは「米国の新しい州」というよりは「新国家建設の第一歩」に近く、海王星的な「社会(共産)主義革命」への「夢」(同床異夢であるとしても)を象徴しているように見える。
(社会秩序を維持するための「警察組織」は山羊座の土星に象徴され、冥王星がそれを「革命する」イメージに重なる。また水瓶座もやはり「革命」「革新」に関連する星座宮だが、土星は一時的に水瓶座入りし、7月2日に再び山羊座に帰還する)。

また、シアトルやミネアポリスなど暴動のあった市、郡、州ではこのところ不動産の売り物が急激に増加し価格も急落しているとの報道や、米国のトラックドライバーの7割が警察が機能しない地域への輸送を拒否しているとの記事も目にする一方で、ニューヨークタイムズ紙は『警察組織を全廃し、その予算をヘルスケア、教育、住宅、より良い仕事/賃金に回すことで社会を良くしよう』という、非常に<海王星的>とも思える論説記事を掲載していた。




訳文ここまで
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May 31, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント6/1【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年6月1日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週はお休みします。その次の回は抄訳をUPしようと思っています。


≪ 先週をふり返って ≫

  “アルゼンチンは金曜日に海外債権者への利息の支払いを怠り、経済的に包囲された国から再びデフォルトの領域に向かって突出することになった。”

  — Natalie Alcoba
    “Argentina Defaults Again as Debt Talks Progress”
    www.Aljazeera.com 2020年5月22日付

  “中国が企てた香港版国家安全法制に関する米国の対応への懸念によって外国為替市場には慎重なムードが高まり、米ドルは水曜に上昇、中国の人民元はおよそ9ヶ月ぶりの安値を記録した。米国通貨は火曜に急落したが、これは強いリスク志向が投資家をより危険な通貨に向かわせたためだ。”

  — Reuters
    “Yuan Hits 9-Month Low as US-China Tensions Return”
    2020年5月27日付

  “まるでデジャヴが再び蘇ってきたかのようだ。”

  —  Yogi Berra

  世界の株式市場は、金星が逆行に転じた翌日の5月14日に示現したメジャーサイクルの安値を後に上昇を続けた。火星が3月20日〜31日に木星、冥王星、土星との一連のコンジャンクション(すなわち新たな会合サイクルの始まり)を開始するにつれて起きた3月19日〜23日の歴史的な大暴落を受けて、この反騰はほとんどの指数において新高値を更新している。当時私達はこの稀な宇宙現象を、パニックのピークと新型コロナウイルスの感染増加率のピークの可能性が高い時期として予測していた。

また世界の経済活動は、特に米国内のそれは、土星、金星、木星のトリプル逆行期に感染状況がフラットなカーブを描き始めるにつれて再開していく可能性が高い(5月10日~14日)と予想していたが、これもその通りになった。

 世界の経済活動が再び動いていく中、世界の株価は特に5月14日につけた安値から急騰している。米国を含む多くの国では、3月19日~23日の弱気相場の安値から今や40%以上もの上昇をみている。

  ジオコズミック・サインの研究は、この反騰について何を語っているだろう? それは私達にとって何が起きているかを理解し、将来のためにどんなプランを立てればよいかを考えるにあたって役立つだろうか?

まず初めに、この直近の反騰は、いまだに魚座の海王星とスクエアを形成中でしかも双子座で逆行中の金星下で展開していることを理解しなければならない。また、滞留中のトランシットの木星が “バトンウッドチャート” すなわちニューヨーク証券取引所の設立図(1792年5月17日)の海王星に正確なスクエアとなる山羊座27°からその逆行運動を開始するという事象も同時進行だ。

この組み合わせは、デジャヴの再来だと言える。つまり私達は、2019年にまん延していた「非合理な活況」に立ち戻っており、海王星の甘い薬が切れて山羊座に戻る土星(7月1日~12月17日―21日の冬至)が突き付ける現実が今年後半に示現してくる時、かなりの確率でヒステリーとパニックが再び悪化する可能性があるということだ。

  逆行が、その時点からそれほど遠くない以前からその時点までの間に完全には解決されなかったある問題を浮上させ、それが生じた時期に立ち戻ることを意味する可能性があると考えれば、たった4日間(5月10日〜14日)のうちに土星、金星、木星が逆行するというのは興味深い。

私達は本当にもうパンデミックの問題を解決したのだろうか? 経済は本当に危機に襲われる前の状態に戻るだろうか?

金星逆行はしばしば国や中央銀行の金融政策や財政政策の変更に関連し、これが通貨市場の混乱に繋がる可能性があることは以前にも述べた。先週はアルゼンチンが海外債権者への支払い不能によってデフォルトした。中国人民元が9ヶ月ぶりの安値まで下落したのも先週だった。これは中国が経済開放を続けるにあたり、世界貿易で優位に立つために通貨を切り下げようとしているのではないかというアナリストの見解によるものだ。にもかかわらず、株式市場は暴落後の最高値を更新し続けている。

  この明らかに矛盾したふるまいを理解するために、金星逆行が魚座の海王星にスクエアを形成するという主題に戻ろう。

2019年に私達が何度も論じてきたように、海王星と魚座は「非合理な活況」に関連している。特に木星が関与している場合はそれが顕著だ。今回木星は、直近の安値が示現した5月14日に山羊座27°で逆行に転じたことで “バトンウッドチャート” 上の天秤座27°に在泊する海王星に対し正確なスクエアを形成したことをもって関与することになった。

昨年、射手座の木星と魚座の海王星との間で起きた3回にわたるウェイニングスクエアのシリーズ(『フォーキャスト2019』で論じた「セットアップ」〜2020年の「断崖」— 山羊座のステリウム)での体験からも理解出来ると思うが、この3回のシリーズでは、過剰な楽観主義と自己満足の状態が予想外の “ショック” な出来事( “ブラックスワン” またおそらくは選挙結果)に対し、完全に脆弱で対応する準備ができていない状態となる可能性がある。

そして、非合理的な高揚感と妄想が現実(山羊座の冥王星・土星コンジャンクションなど)によって破壊された時、市場は暴落する可能性がある。換言すれば、2019年の木星・海王星スクエア、そしてそれがもたらす「非合理的な活況」によって導かれる「ショックに脆弱な特質」というテーマは、NYSE設立図上の天秤座27°に在泊する海王星と山羊座27°の木星の組み合わせによって再び戻ってきたということだ。

  これは5月のほとんどの期間そこに存在する。そして一つの疑問が生じる:木星が6月にNYSEの海王星とのアスペクトを離れ、土星が7月に山羊座に戻ってから12月のほとんどをそこで過ごす時、何が起こるだろう?

ちょうど2019年のような相場付きが再び示現し、その後に続いて2020年2月〜4月に起きた様相が繰り返されるのだろうか?

その可能性はある。土星が山羊座に戻るということは、今年初めに解決されなかった全ての問題に対する厳しいリアリティ・チェックの時となるかもしれないからだ。

  先週の他の市場を見れば、銀は18.55の数ヶ月ぶりの高値に急騰したが、金は4月14日の7年ぶりの高値1788.80や5月18日のダブルトップ1775.80を超えることができなかった。

先週つけた1684がハーフプライマリー・サイクルの安値でない限りは(その可能性はある)、1750近辺で呻吟した金には銀に対する異市場間弱気ダイバージェンスが継続していると考えられる。

原油は株式市場と同様に先週も好調で、5月29日金曜に35.77に達し、4月21日の安値6.50以来の最高値を更新、1ヶ月で350%の上げを達成した。

一方ビットコインは再び上昇し、5月25日のプライマリーサイクルの安値8630まで下落した後、週末に向けて再び10,000に接近している。

だがより大きな話題の一つは、金星逆行に関連している。金曜に1.1144と、3月27日以来の最高値に急騰したユーロ通貨だ。金星はお金を支配するが、通貨もまた同様だ。

金星はまた、愛をも支配する。お金と愛。その一方が欠けていれば、もう一方を簡単に手にすることは出来ない。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

 ビートは続く ビートは続く
 脳ミソじゃドラムがリズムを刻んで
 ラ・デ ダ デ ディ  ラ・デ ダ デ ダ

 婆ちゃん達は椅子に座って思い出話
 男の子はキスが欲しくて女の子を追いかけまわす
 車はいつだって速く速くと走りまわる

 なのに能なし共はまだ泣きっ面
 「よう、相棒 金持ってねぇか?」

 — Sonny and Cher  “The Beat Goes On” 1967年

  金星逆行(5月13日~6月25日)の中間地点は今週、6月3日~4日だ。これはしばしば金融市場の転換点となるが、とりわけ逆行時点(5月13日)近くに反転しなかった市場がその候補となる。逆行の金星(双子座)が6月2日に火星(魚座)にスクエアを形成し、射手座の月食で週が終わることから、今週はさらなる注目が必要だ。

金星と柔軟宮(双子座、射手座、魚座)に関わる全ての活動は、他者が何を望んでいるか、またはなぜ彼らがそのように行動しているかを理解することが困難な者同士の間に生じる潜在的な誤解や過剰反応が起きやすい、ワイルドな週になることを示唆している。

もしかしたら(おそらく)、彼らには隠している下心や動機があり、それは過去に彼らを引き付けた何かまたは誰かに関連しており、彼らはそれをもう一度燃え上がらせるという幻想を持ったり勘違いをしている。それは前に一度終わったことなのだが、今の彼らはそれを見過ごして無かったことにしたいと思っている。

だが、そのような過去の未解決の問題を見落とすことには注意が必要だ。問題はまだそこに存在し、デジャヴのように繰り返すことになりかねないからだ。金星・火星のスクエアは、ソーシャル・ディスタンシングのガイドラインに関して特に脆弱さをもたらすことになるかもしれない。

人はお互いに繋がりたいと感じており、ハグをしたり、情熱や親密さを表現したいと思っている。だからマスクをつけて6フィートの距離を維持しようとするのは困難に感じられるかもしれない。したがって人々がこうしたガイドラインに違反する可能性は高く、金星が(土星と木星もともに)逆行していることから、その結末に直面することになるかもしれない。

コロナウイルスの新たな感染事例が急増する可能性はある。今週は、社会的なふれ合いにおける安全対策を維持するためには重要な週だ。

  金融市場に関しては、今週終盤までに急落または急反騰が終了し、市場が再び反転するという見通しを立てておきたい。そしてその後私達は、海王星と水星が逆行し、金星が順行に転じる一方で夏至と同期した強力な日食が起きる6月22日±1週間に焦点を合わせることになる。この期間はより長期の市場サイクルが完了する時期であり、来週見られるであろう市場の反転に比べてより大規模で、より持続的な市場反転の可能性が強調されているからだ。


 Sonny and Cher  “The Beat Goes On” 1967




訳文ここまで
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May 24, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント5/25【金融アストロロジー】

<5月23日の新月>は一つ下の記事になります。よろしければそちらもどうぞ🌱

レイモンド・メリマン・コラム  2020年5月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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Note:月曜の米国市場は祭日(メモリアルデー)のため休場となる。

≪ 先週をふり返って ≫

  “5月18日月曜、モデナのCOVID-19ワクチン候補 — 米国市場における最有力候補 — が臨床試験フェーズ1被験者に免疫反応を起こさせたようだというニュースで重く沈んだハートが舞い上がった。モデナの株価も急上昇し、評価額は290億ドルに達した。これは今現在、商品を一つも販売していない企業としては驚くべき離れ業だ。しかし、これほどの熱狂に果たして見合うだけの理由はあったのだろうか? モデナはメディアに電撃を走らせたが、情報の中身はほとんど無いに等しかった。彼らが開示したのはデータではなく、そのほとんどが言葉だった。”

— Helen Branswell
  “Vaccine Experts Say Moderna Didn’t Produce Data Critical to Assessing Voved-19 Vaccine”
  www.statnews.com 2020年5月19日付


不確実性。混沌としたシグナル。それが先週起きた逆行の金星から海王星へのスクエアが持つ性質だ。このアスペクトはもうしばらく続く。7月末まで3回にわたって形成されるからだ。現実はどこにも見えず、何事も明確ではない。だから自分自身に、あるいは周囲の人々に余計なストレスをかけることなく、ただゆっくり腰を下ろしてリラックスするように心がけよう。詳細なプランなど立てようもない時だ。だから今、この瞬間に生きる術を学ぶことだ。

  5月18日月曜、COVID-19との戦いにおいてモデナが有望なワクチンを開発したというニュースによって、ダウ工業平均は爆発的上昇をみた。その日のうちに、ダウ平均は金曜の引け値から1000ポイント以上も騰がったが、これは私達のマーケットタイミング・メソッドにとって有意な結果だった。5月17日のウェビナーにおいて「5月13日の強力な金星逆行がサイクルの高値または安値と同期するのか?」という質問を受けた。これに対し、私は「翌日の5月14日にメジャーサイクルの高値または安値が示現する可能性が非常に高い。だがこの時間帯はまだ発効中であり、もしダウ平均が週初めに1000ポイント急騰するなら、おそらくハーフプライマリー・サイクルの天井になる可能性も持っている」と答えた。そして市場はそう動いた。

ダウ平均は5月18日月曜に1000ポイント急騰して24,708の高値をつけ、その後は横ばいとなった。その後ダウ平均は、他の指標とともに5月21日には24,718とわずかに上昇した。しかしながら、他の市場(S&P、ナスダック)とは異なり、先週のダウ平均は4月29日につけたサイクル高値24,764を超えることはなかった。これまでのところ、5月14日の安値は維持されており、5月21日につけたダブルトップの高値もそのままだ。したがって、私達は金星逆行時、とりわけそれが海王星にスクエアを形成する場合に典型的に見られる混ざり合ったシグナルと不確実性の中に在る。

モデナのワクチンがCOVID-19の解決策になるかどうかへの確信など誰も持っていない。あるいは金星逆行と5月15日の★★★CRD(ジオコズミック重要変化日)が世界の株式指数サイクルの安値または高値、またはその両方と合致したかどうかについて、誰も確実なことは知らない。

もちろん私は、多くの読者がある種の占いツールとしてアストロロジーを捉えていることを知っている。だが実際、それはアストロロジーがどう機能するものなのか、あるいはそれが社会にどんな価値を提供するのかを言い得てはいない。アストロロジーとは、人間の活動サイクルと関連して顕れる事象の頻度を歴史的確率に基づいて予測するツールというカテゴリーに属する研究を指す。つまり、100%の確実性をもって事象を予言する「ご託宣」ではない。

  私達は、80%かそれ以上の相関関係を示す研究結果を使用している。市場サイクルの頂点に対し、100%の相関性を示すレベルのジオコズミック・サインは非常に稀だ。もしそれを求める人がいるなら、他を探すべきだろう。熟練したトレーダーなら、どんな市場研究も100%「当たる」などということはなく、調査方法が異なればほとんどの場合、異なるシグナルを得ることを知っている。つまり、ほとんどのケースにおいて、それぞれの市場研究は過去との合致に基づく見通しが互いに相反する結果をもたらす。プロフェッショナルなアストロロジャーも同様で、アストロロジーのシグナルに関して示現するそんな傾向を良く知っている。

たとえば金星逆行だが、これは過去に、12取引日、そして通常は7日以内のオーブをもってプライマリーサイクルに対し80%の相関性を維持してきた。そしてその80%の事例において、2/3が天井であり1/3が底だった。また時に両方が示現することもあった。特定のテクニカル研究と併せて駆使するサイクル内パターンの知識は、アナリストが予測を行いトレード戦略を立てる際の助けとなる。

  だが今は前に進もう。3つの惑星(土星、金星、木星)が揃って逆行した5月10日〜14日を過ぎて、言うは易く行うは難しだ。このセットアップ自体が、ほとんどの金融市場における大規模な反転との高い相関性をもっている。これは先週の金と銀において顕著だった。銀は5月20日水曜、18.16まで急騰した。これは2月24日に18.92をつけて以来の最高値だ。また金は5月18日月曜に1775まで舞い上がったが、現行サイクルの新高値をつけるには至らなかった。4月14日の1788.80がまだ立ちはだかっている。原油も印象的な反騰を続け、5月21日木曜には34.66の高値をつけ、4月21日安値6.50から5倍という上昇を見せた。またビットコインは5月18日に10,000を試し、数ヵ月ぶりの高値を更新しようとしている(サイクル最高値は5月8日につけた10,078だ)。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “コロナ禍によるロックダウンは、毎日の二酸化炭素排出量に対し「極端な」効果を発揮した。ロックダウン実施のピークとなった4月上旬までの間に、世界で17%の減少をもたらしたのだ。このレベルが過去に見られたのは2006年以来のことだ。石油、ガス、石炭などの化石燃料を燃やすことから排出される二酸化炭素は地球温暖化の最大の要因となる温室効果ガスであり、散逸する前に大気中に約100年留まるとされる。”

— Doyle Rice
  “Pollution Falls During Pandemic Peak”
  USA Today 2020年5月20日付

  “「発展期」として知られる1890年〜1920年は、米国の歴史において何回もの変化を経験した時期だ。米西戦争(1898年)は、グローバルな介入に向けてのシフトを象徴する典型例だ。人口増加、押し寄せる移民の波、産業の発展やその他の要因が、多くの米国人を、国家の利益により見合うよう政府のシステムを根本から変える必要があるとの結論に導いた。そして建国時代の伝統的な姿勢とは異なる新たな外交戦略を打ち出した。こうした変化の一つが、海外の紛争において軍事行動を取ることへの意欲の高まりだった”。

— Bill of Rights Institute
  “The Turning Point in U.S. Foreign Policy”
  https://billofrightsinstitute.org

  5月13日の金星逆行は、歴史的にプライマリーサイクルとは80%の相関性を持つにもかかわらず、株式市場ではいまだ明確なサイクル高値または安値が示現していない。ハーフ・プライマリーサイクルを含めれば、相関性の確率は91.3%だ。こうしたサイクルの一つが金星逆行周辺で起きなかった場合はミッドポイント近くでそれが起きるケースが多く、今回の場合はそれが6月3日〜4日だ。また、金星が順行に転じる時期の近辺(6月25日±10取引日)も、プライマリーまたはそれ以上のサイクルと非常に高い相関関係がある。

また6月18日〜30日の時間帯を観察するのは興味深いことだろう。この期間はさらに3つの惑星が方向転換し、その上さらに強力な2回目の木星・冥王星コンジャンクションが起きるからだ。つまり、6月18日に水星が逆行を開始し、その後6月22日に海王星が逆行に転じる。そして6月25日には、金星が順行に転じる。6月30日には木星が冥王星にコンジャンクトするのだ。COVID-19のパンデミックとそれに関わる規制の未来がどうなるか、その不確実性はそれまでは明瞭にならず、見極めることは出来ないだろう。将来の経済についても同様で、水星が順行に転じる7月12日、または3回目にして最後の金星・海王星スクエアが成立する7月27日までは不明瞭だろう。

ではいつになったら私達は、このパンデミックについての明確な見通し — 真のターニングポイント — を得始めるだろうか? 先週のウェビナーで論じたように、海王星が「スーパーチャージ度数」である乙女座15°〜19°へのオポジションのオーブ圏内から脱する2021年2月を過ぎるまでは、おそらくそれは起きないだろう。これは111年〜143年サイクルを持つ天王星・冥王星コンジャンクションが1965年〜1966年に起きた度数だ。

  『フォーキャスト2020』において、私は今年を「チェックメイト」の年、そして「時代の終焉と新時代の始まり」だと描写した。それは木星、土星、冥王星、そして月のサウスノードが山羊座を運行する「カプリコーン・ステリウム」に基づいた分析だった(木星・土星のコンジャンクションは実際には2020年12月21日冬至当日の水瓶座0°で起きる)。当時、その「チェックメイト」は米中間貿易戦争、あるいは米国とイラン間の地政学的緊張を示唆する可能性があると思われた。これらの紛争ではどちらの側も引き下がろうとはせず、誰かが手ひどく傷つき大怪我をする前にウィンウィンの解決をみることは無さそうだった。

そして今、私はこの「チェックメイト」が新型コロナウイルスのパンデミックにも適用出来るのではないかと考え始めている。そうであれば、勝者は母なる大自然とエコロジーだ。そしてひどく傷つき大怪我をしたのは近年、自然とエコロジーに対し「友好的」とは言えなかった当事者で、交通機関(航空、自動車)、製造業、エア・トラベル(観光業)、そしてエネルギー(石油)などがそれに当てはまる。ある意味、これらの産業はCOVID-19のパンデミックを通して母なる自然とエコロジーに「チェックメイト」されてしまった。誰も旅行に行けず、多くが働くことさえ出来なかった。

  ともすると私達は、自分の人生にもたらしたネガティブな物事を通してCOVID-19を見がちだ。この病は多くの人々を苦しめ、死をもたらした。しかし、これには結果としてポジティブな展開もあり、今後も多くの前向きな事象が展開していくだろう。すでに私達は、こうした健康上の問題を解決し、この地球上で生活する際の安全性と護りの力を高める新たな便益を開発するために、創造的で革新的なアイデアが頭をもたげようとする様子を目の当たりにしている。これはまさに、5大最遠惑星のうち3つ(木星、土星、冥王星)が互いにコンジャンクションを形成する新しい時代の始まりだ。1年のうちにこの稀な宇宙的事象が起こり、すでにこの間、突然起きてきた生か死かという状況のさなか、新時代の現実に適応する必要性に押されて新たな発明がもたらされようとしている。これはマンデーン・アストロロジーを研究する人々にとっては驚きではない。何故なら「2020年のカプリコーン・ステリウム」は、私達が生きている間に経験することなどなかった事象だからだ。

直近で10大会合サイクル(木星とそれより外側を公転する惑星達とのコンジャンクション・サイクル)のうち3つが1年以内に起きたのは、1882年〜1883年だった。それは、人類の歴史が辿る方向性を永久に変えてしまうような時代が始まった1890年代の直前のことだ。そしてそれは、経済を牽引する支配的な力であった農業の終わりの始まりであり、交通関連と通信コミュニケーションの分野における全く新しい発明の数々が始まっていった時代だった。また、多くの戦争もそれに付随して起きてきた時だ。

  今、私達は1890年代や1900年代と同じくらい重要な時のポータルに入りつつある。あなたがアストロロジャーなら、天上に形成されるパターンの中にそれを見出すだろう。そしてまた、人間活動の中にそれが生じる様子を見ることが出来る。「上なる如く、下もまた然り」だ。

投資家としての私達は、新しい発明とそれが適用され — そこから利益を生み出す — 可能性が高い人生領域を考慮する必要がある。またアストロロジャーとしては、これらの発明が起きる領域と機会が風性星座宮 — コミュニケーション、テクノロジー、宇宙、そして教育の分野に関連することを知っている。また、地性星座宮(製造業とエネルギー資源として地中を掘り下げる事業、四六時中四角いオフィスの中で働くことなど)の時代が終わりに近付いていることも知っている。燃料を使って動く自動車や飛行機、そして今日のオフィスビルや小売店、ショッピングモールは、次の20年〜200年のうちにはひどく時代遅れに見えるかもしれない。私達は地性から風性に、物質世界から斬新でオリジナルなアイデアの世界へと移行しつつあるのだ。

  次の6年〜12年 — 今から月のノースノードが水瓶座〜山羊座入りし、その後45年サイクルを持つ土星と天王星のコンジャンクションが双子座で起きるまでの間 — は、おそらくこうしたシフトに沿った形の事業を興す人々を見出し、彼らに投資するには最適な時期となりそうだ。






訳文ここまで
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May 10, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント5/11【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年5月11日(フリー版より)

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今週のコラムは ≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ のみの抄訳になります。また来週と再来週は週末の予定がまだ不明なため、都度Twitterでお知らせします。🙇‍♀️


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “これは護らねばならない繊細かつ微妙な一線だ。ほんの少しでも不注意が過ぎれば感染拡大が再燃する。ほんの少しでも慎重になり過ぎれば経済全体が沈下する。”

— (エドゥアール・フィリップ仏首相の言葉)
  Greg Ip
  “Risk-Based Distancing is Key to Reopen”
  Wall Street Journal 2020年5月6日付

  “財務省は4月〜6月期に2兆9900億ドルの借り入れを行うと発表した。これは2008年の不況で設定された過去最高の四半期借り入れ記録である5690億ドルを軽く吹き飛ばし、2019年を通して債券市場において借り入れた1兆2800億ドルを上回っている。”

— Paul Wiseman and Martin Crutsinger
  “As US Borrows to Aid Economy, Usual Critics Cheer”
  Associated Press 2020年5月6日付

  今週(5月13日)に逆行するのは金星ばかりではない。土星と木星もまた順に、5月10日と14日に逆行に転じる。同じ週のうちに3つの惑星が逆行するというのは宇宙的現象としても珍しく、金融市場に急激なリバーサルを起こすかもしれない重要な物事が発表される可能性を高めている。

私達は金星逆行の歴史に主な焦点を当てているが、それはこの19ヵ月の惑星サイクルがこのところ何度か重要な筋立てを演じてきたからだ。まずは2002年10月10日だが、これはまさに、2000年のドットコムバブルが弾けた後の株式市場の下落が終わった日だった。そしてまた、2009年3月6日の逆行は、2007年~2009年の大不況時に株式市場が大底(72年サイクルの安値)をつけたまさにその日だった。直近で金星が逆行に転じたのは2018年10月5日だったが、それは当時の史上最高値(4年サイクルの天井)が示現してからわずか2日後のことで、その高値からはドラマティックな下落が始まり2018年12月26日に4年サイクルの底を打った。これは大不況以来この年に至るまでに起きた最大の下落だった。

今回の金星逆行は、それほどドラマティックな様相をもたらすことはないかもしれない。何故なら今は、長期サイクルの安値も高値も示現しそうにないからだ。とはいえ80%の確率で、プライマリーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクル(あるいはそれ以上)が金星逆行日の前後12取引日のうちに示現するという傾向がある。そのほとんどは7日以内だ。そして今回もまた、株式市場はプライマリーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルのいずれかの時間帯に入っている。

  以前からこのコラムで何度も指摘してきたように、金星は愛とお金を支配している。愛なくしては、お金もない。お金がなければ、愛もない。だがお金の面で言うなら、いくつかのケースにおいて株式市場の反転が世界の中央銀行、とりわけ連邦準備制度理事会(FRB)の政策変更に関連していたことに私達は注目している。たとえば2018年10月の株式市場のミニ・パニック(ダウ平均で19%の下落)は、当時FRBの政策として実施された利上げに依るもので、ドナルド・トランプ大統領をひどく怒らせた(彼を怒らせるのは当時も今もひどく簡単なことなのだが)。

  お金がなければ愛もない。金利と金融政策はすでに可能なラインのギリギリまで緩和的な状況であり、今後2週間のうちにがFRB利上げを行うかは疑わしい。だからもしかすると、政策変更するのは他の中央銀行かもしれない。あるいは、どこかの国による通貨介入または切り下げに関連するのかもしれない。

いやあるいはひょっとすると、今回は金融界とは何の関係もないのかもしれない。その代わりに愛に関する“政策”、あるいは方針が上手くいかないといった事柄として顕れるのかもしれない(たとえばジョー・バイデンに関わる最近の状況だ。男性の捕食者的な行いを告発する女性を信じることの重要性に関わる彼の態度の反転ぶりは衆知のことだ *)。

* トランプ大統領がブレット・カバノー氏を連邦最高裁判所判事に指名した2018年当時、カバノー氏が学生時代に起こした性暴力事件の被害者だと名乗り出た女性を巡って大きな疑惑が起こり、民主党とその支持者層、メディアやフェミニストグループが厳しく追及し、上院公聴会での証言も行われた。被害を訴えた女性の証言は曖昧な点が多いとも言われたが「100%確信がある」との証言から、「自らの痛みを乗り越えて告発する女性達が嘘をつくはずがない。全てを信じるべきだ」との論調がメディアにおいても大勢を占めていた。当時バイデン氏もまた「全ての被害女性を信じるべきだ」として徹底的にカバノー氏とトランプ氏を糾弾した。しかし最近になって、大分前に彼自身の下で働いていたタラ・リード氏から性暴力の加害者として告発されたバイデン氏は、彼女の証言を虚偽として真っ向から否定している。

金星が逆行に転じ、数週間にわたって海王星にスクエアを形成する時、あなたは誰を信じるだろう? 海王星がもたらす苦痛の下では、ルールはシンプルだ。あなたは誰のことも信じられない。または読むもの、耳にする物事、あるいは目にする事、全てを信じることなど出来ない(今回 マイケル・フリン事件に関してFBIが隠匿した秘密が明るみに出た件は、見ること、聞くこと、読むことの全てが信じるに値しないというもう1つの典型的な例だ *)。

*2017年当時トランプ大統領のロシア疑惑に関連し、元国家安全保障顧問だったマイケル・フリン氏はロシア駐米大使との接触についてFBIに訴追され、その際に偽証したとして司法取引により有罪を認め辞任した。その後彼はFBIの捜査担当者による不正があったと主張して有罪答弁の撤回を求めていたが、5月7日、米国司法省はこれを認め起訴を取り下げる事態となった。

また(政界スキャンダルのみならず)、金星が強調されていることから愛とセックスに関連する物事がとりわけ問題の核心となるかもしれない。つまり「彼はこう言い、彼女はああ言う」といった状況になりがちだ。そして真実は... まぁ何処かにある。だが何処に? 誰も知らない。真実を知る者は何も話さないし、もし話したとしても誰もそれを信じない。アストロロジーの業界用語で言えば、まさに「ネプチュニアン」そのものだ。


  一方、個人活動や経済活動においても同じようなことが言える。COVID-19による健康への脅威を理由とした社交的な集まりや交流の制限を緩和するという今現在の流れのことだ。予測どおり、今や制限は緩められる傾向にある。多くの政府指導者達が、経済をより正常な状態に戻すことを望んでいる。そして世界はこの動きを支持するか、ショックを受けるかで二分されている。

これはアストロロジャーとしては気掛かりなことだ。何故なら「逆行期の間に決断された物事は、十分な情報やデータを欠いたまま実行に移されることが多い」ため、後で後悔する結果になる可能性があるからだ。海王星が金星とのハードアスペクトを形成している今、こうした可能性はさらに高まっている。

したがって、今は社会的な活動、および金銭が関わる行動には慎重を期することが賢明だろう。借り手や貸し手になるには良い時期ではないし、見知らぬ人々と親密になったり社会的な活動を積極的に行うには最適とは言えない時期だ(まぁこれは常にそうかもしれないが)。

  今という時は、自分の行動に対し「買い主危険負担あり」そして「恋は用心深く」という2つのアプローチが必要な時期だ。愛がなければお金もない。お金なくしては、愛もない。だが互いに惹かれ合い、双方合意の上で戯れの恋をしている相手とオンラインで会話するぶんにはそう悪くないかもしれない。実際、双子座の金星が魚座の海王星にスクエアを形成することの意味は論じてきたとおりだ。おそらく魚座の海王星の下では、この手の活動が増えるだろう。

だが、相手にはあなたが何処に住んでいるか、懐にいくら持っているか、どのくらい稼いでいるのか、またはいくら借りているのかなどは話さないことだ。またもし相手があなたにそんな話をしたなら、まともには受け取らないことだ。感染症や恋の病にかかる可能性を除けば、現実のものなど何処にもない。

世界のほとんどの地域に春がやってきた。そして規制は解かれつつある。春の息吹は十分に承知してはいるのだが、まだ油断は禁物だ。





訳文ここまで
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April 26, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント4/27【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年4月27日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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⭐️来週5月4日付のコラムはお休みします ☕

≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫ 中の記述に誤りがありましたので修正しました。「太陽・天王星スクエア」→「土星・天王星スクエア」


≪ 先週をふり返って ≫

  “すでに雇用者側は、失業給付金によって働くよりもはるかに多くを稼いでいる一部の従業員を再雇用するにあたって苦労している。コロナウイルスによる生命と生計への被害を上回る最大の脅威となるのは、経済的な痛みを長引かせる政策の誤りだ。民主党はパンデミックを口実に、政府に対し民間経済への責任をより多く負わせようとしている。現在、トランプ氏は米国の人材供給を制限しようとしている。それが成功すれば、我々は2021年にCOVID-19を制圧し、衰退した経済の未来という代償ととも目を覚ますだろう。”

 — “Trump’s Immigration Distraction”
   Wall Street Journal editors 2020年4月22日付

  私達は土星(水瓶座)と天王星(牡牛座)間の3回にわたるウェイニングスクエアのシリーズに基づいて、2021年の米国(と世界)経済に対し警告してきた。今、誰かがそれと同じような見通しを立てているようだ。このアスペクトは2020年1月に形成された土星・冥王星コンジャンクションの後に起きることからとりわけ重要だ。

最近のウェビナーでも説明したように、米国株式市場における過去120年間で最も深刻な7回の下落は、土星・冥王星間と土星・天王星間のハードアスペクトが互いに1暦年以内に形成された時に示現した高値から起きている。それは2000年〜2001年、2008年〜2009年に起きた。そして2020年〜2021年に再び起きている。もしこれが正しければ、私達は2020年2月のしばらくの間、史上最高値の最高峰を見ていたかもしれない。

  先週、あるインタビュアーが私にこう尋ねた。『この先の経済や株式市場がさらに下落していく可能性を怖れているか?』と。その質問に対する私の答は『No』だった。何故か? まず初めに、私達はすでにこの下落がもたらす最大の「ショック」を経験しているわけだが、それは私達の人生における健康面での最大の脅威となったCOVID-19コロナウイルスと闘うために政府が引き起こした不況によるものだ。1918年に起きたスペイン風邪の大流行について書かれた本『The Great Influenza』の著者であるジョン・ベリーは4月17日、フォックス・ビジネス・ニュースのゲリー・ベイカーのインタビューに答えて『このウイルスの致死率はピークに達している』と述べている。それは以前私が予測した『パニックのピークは火星と木星、冥王星、土星のコンジャンクション、さらに木星・冥王星コンジャンクションが起きる3月20日~4月4日の期間になるかもしれない』という見解にも一致している。世界の株式市場は崩壊し、その後重要な底をつけた。

2番目に、私は2021年〜2023年に起き得る経済と株式市場の第2の下落波を、例外的とも言える人生最大の買い場の一つとして見ている。だから恐怖というよりは、チャンスを見据えるような感覚でこの期間に対峙している。同じ将来なら、生涯でもまれな買い場の到来として捉えたほうが、まるで世界が終わるのに脱出も回復も出来ず、さらなる損失を被る悲惨な恐怖の時だと考えるよりもはるかに良いだろう。結局これはサイクルの問題であり、終焉ではないのだ。

  それでも市場の現況の動きは非常に興味深い。特に皆さんが「対称性」というものを理解しているならなおさらだ(アストロロジャーなら皆そう考えるだろう)。世界の株式市場の多くが2月20日近辺で数年ぶりの高値または史上最高値をつけた。そしてその後、1ヵ月後の3月20日近辺の安値に向けて暴落した。それから再び印象的な反騰を見せ始め、1ヵ月後4月20日近辺でトップアウトした(4月17日〜20日)。次回の★★★重要変化日はまた1ヵ月後、週末を挟んだ5月15日〜18日だ。さて、それに向かってまた激しい下落が待っているのだろうか?

その可能性はある。特に4月17日〜20日の高値(MMAの★★重要変化ゾーン)に向けての反騰が、最高値近辺から3月20日前後の危機的な安値への下落のおよそ50%という修正高だったことを考慮すれば、あり得ることだ。しかし、もちろん他にも市場サイクルのように考慮すべき要素がある。『フォーキャスト2020』や、私達の月報、週報、日報など講読者向けリポートでも以前概説したように、多くの市場サイクルは3月20日(特に3月20日〜31日)が底を打つべき日柄だった。

  先週のコラムで予測したとおり、4月21日火曜の太陽・土星スクエアが終わった後で米国議会はまたも大型の景気刺激策を可決した。またこの日は金融市場の分野でも歴史的な日となった。原油価格が1バレルあたり−40ドルまで下落したのだ! 原油価格がゼロ以下になったことなど一度もなかった。だからその日は原油が本質的に無価値だったということになる。単に長期サイクルの底などというものではなかった。誰も想像さえしなかった価格さえ下回ったのだ。それが起きたのは土星とスクエアを形成し、天王星とのコンジャンクションに近付く新月の前日だった。これは、土星が天王星に正確なスクエアを形成する2021年に起き得るカオス(とチャンス)がどんなものか? をかいま見せるプレビューだったのかもしれない。

  原油を除けば、先週のほとんどの金融市場は先週のコラムで概説したジオコズミクスに基づくパターンを踏襲した動きとなり、比較的平穏だった。つまり、株式市場と貴金属市場は火曜に週の安値をつけた後で新月とともに2日間反騰し、26日日曜の太陽・天王星コンジャンクションに向かって金曜の初めには少し下げ、引けまでに再び上昇した。今週は4月28日火曜に水星が土星にスクエアを形成し、その後4月30日には天王星にコンジャンクトするすることから、再び似たような上下動を見ることになるかもしれない。そして5月1日金曜には失業率のリポートが出るだろう。次に金星、木星、そして土星が5月11日〜14日に逆行に転じる。これは多くの金融市場でトレンド反転との相関性を発揮しがちなシグナルだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “いつだろうと、どこであろうと、完璧な安全を享受している人などいない...国は、グループごと、コミュニティごと、セクターごとのプロセスを経て、徐々に安全性の高い正常な状態に移行していく必要があるだろう...大規模な検査が完全に実施可能になる前に通常の社会が穏やかに始動していくことを考えれば、ミスが生じることは避けられない。人々は不完全さを受け入れるだろう。だがそれは、リーダー達が誤りを認めて進路を変更する意思がある場合のみだ。”

 — William A. Galston
   “America Again Faces ‘Fear Itself’”
   Wall Street Journal 2020年4月22日付

  “社会的な距離を取ること(ソーシャル・ディスタンシング)は、何百万年にもわたって学習されてきた人類の行動様式に道を譲るだろう。人々はいつまでも閉じこもったままではいられないからだ... ロックダウン初日から言われたもっとも説得力ある議論は「医療システムの崩壊を避けるために感染グラフの曲線をフラットにする」ということだった。何百万人もの米国人がその感染抑制戦略に従って目標を達成した...  コロナウイルスの感染ピーク後は闘いになるが、それは D-Day すなわち大規模作戦の開始ではない。私達は国の総力を挙げて対コロナウイルスの大規模作戦を繰り広げ、そして生き残った。公的な許可があろうと無かろうと、人々はコロナウイルスがもたらした隔離状態から自部自身を解放し、仕事に戻るだろう。彼らはトランプを支持する暴徒ではない。これは反科学主義の台頭でもない。人類が社会的均衡の在り方を再構築しているのだ。”

 — Daniel Henninger
   “How We’ll Live with Coronavirus”
   Wall Street Journal 2020年4月23日付


  このコラムの目的は教育的なものだ。つまり、宇宙のサイクルと人間の活動サイクルとの相関関係への理解を促すものであり、具体的には金融問題や金融市場のサイクルに直接、間接的に影響を及ぼす人間活動の別の領域(経済、中央銀行の活動、政治など)に関連する様々な物事を理解してもらうことだ。このコラムは金融市場の見通しを予測することを目的とはしていない(その役割はMMAの日報、週報、月報など講読版リポートが果たしている)。だが、このコラムにおいても教育的目的で大切なポイントを伝えるために、こうした分野の相関性を例示することがある。

このことを念頭に置いた上で、宇宙のサイクルと集合体の行動および感情の相関関係を理解する教育的な機会として、先週末の牡牛座で起きた太陽・天王星コンジャンクションを取り上げてみよう。

  4月26日 日曜に、太陽と天王星が牡牛座(星座宮であって実際の星座ではない)でコンジャンクトする。これはおよそ1年(+3日〜5日)に1回起きる宇宙的事象だ。太陽・天王星のコンジャンクションは、拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で解説した研究で述べたように、株式市場のプライマリーサイクルの天井または底に対し、14取引日のオーブをもって83%の相関性を持っている。また、孤立した安値または高値をつけてから4取引日のうちに4%かそれ以上のリバーサルが起きるという事象に対しても83%の相関性を持つことも示している。これは異常に高い頻度だ。金融市場タイミングを計る私達のメソッドの中でも、太陽・天王星コンジャンクションがレベル1(最強で最高確率)のジオコズミック・サインとして扱われるのはこれが理由だ。

  アスペクト、または滞留~逆行~順行によって天王星が強調されている期間の市場研究は、アストロロジャーが長年見なしてきたように、不規則かつ不安定で予測不能な、しばしば混沌とした動向を示す。何の前兆もなく起きる出来事や発表される想定外の声明は、価格の方向性を突然反転させる結果に繋がる。しばしば突如として反騰や下落が起こるが、それは非常に急激であると同時にすこぶる短期で終わる可能性がある。これはポジション・トレーダーにとっては困難な時だ。ある日の市場は非常に強気だが、その翌日には突然非常な弱気になる。とりわけ太陽・天王星コンジャンクション前後4日間のオーブ圏内ではその傾向が強い。私達は現在そのオーブ圏内に在って、市場が前日の引け値から急激に騰げたり下げたりするのを目撃している。先週の市場には「流れ」がないように見えたが、その代わりに突然の変化があり、多くの場合 その変化は寄り付き前の一晩のうちに生じた。

  では、牡牛座という星座宮で形成されるこの特定のコンジャンクションが持つ基本的な力学と、それが今日の集合体にとっての現実にどう相関しているかを見てみよう。

太陽が支配する星座宮は獅子座であり、天王星は獅子座に対向する水瓶座を支配している。つまり、太陽と天王星は本質的に対立(オポジション)する特質を持っており、「衝突の原理」であると同時に、「気付きを促す原理」でもあるのだ。

だが獅子座と水瓶座は両方とも、固く動かぬ信念に基づいたふるまいに関連する不動宮だ。そして太陽と天王星がコンジャンクトするのは牡牛座で、これまた不動宮だ。つまりそれ自体が固定した、または確固とした信条を意味している。

太陽・天王星コンジャンクションが不動宮である牡牛座で起きるということは、アストロロジャーが「不動宮Tスクエア」として認識するパターンに似たふるまいを喚起するということだ。したがって私達は、「期待」と「現実」という本来的な対立の中で高まる緊張をここで目撃することになる。

  今回の場合、喚起されるのは安全(牡牛座)、集会や寄り集まる自由(天王星)、そして何かクリエイティブで楽しいことをしたいという欲望(太陽)との間に起きる衝突や葛藤かもしれない。

社会の多くの人々は、企業や店舗、社交の場の再開を望んでいる。引用文の中でダニエル・ヘニンガーが正しく言い当てているように、人々は人類が社会的な均衡を再構築していくさまを見たいと思っている。人々は旅行のプランを立てたり、出かけて多くの人と会ったり、グループで集まったりしたいと願っているのだ。だが、それと同時に「安全で護られている感覚」(牡牛座)を味わいたがってもいる。

だから彼らは何をするべきかについて葛藤している。何故なら、彼らはいつになったら再び自由(天王星)を味わえるのか、計画を立て、それを変更(天王星)せずに済むようになるのはいつなのかがわからないからだ。牡牛座は一度立てた計画を変更するのが大嫌いだ。天王星にハードアスペクトを形成する太陽は、堂々と大声をあげ、挑戦的な態度で抵抗する。いや、通常の決められた行動に沿って生活しようとする他者を混乱に巻き込むような「安全へのリスク」を進んで企図する可能性さえある。

  とはいえ、この葛藤が私達の将来の計画や活動にどんなインパクトを与えるかという点について言うなら、「柔軟で機敏な対応」が望ましいだろう。これは常に不動宮を苦しめる葛藤にまつわる話であり、今回の牡牛座で起きる太陽・天王星コンジャンクションもまたその例に漏れない。

中でもより「不動性」が高いのは、彼ら(人々)の「期待感」だ。だから「もっと、もっと」と要求し続けたり、自分の制御が効かない状況に合わせて変化したり順応することが出来ないか、拒否したりすれば、内部のストレスはいよいよ高まっていく。そしてそれは外に向けた破壊的なふるまいへと繫がり、それが全体をカオスへと導いていく可能性がある。

  だが幸いなことに、このアスペクトが発効するのは1週間だ。先週、私達はソーシャル・ディスタンシングの義務化や他の制限に反対し、ビジネスや社会活動を再開せよと抗議する運動を目撃した。だがそんな世相とその動きを今、この時点でよくよく観察しておくことは重要だ。

何故ならこれが、似たようなテーマながらはるかに長く発効するジオコズミック・サイン「土星・天王星スクエア」がやはり不動宮(水瓶座と牡牛座)で起きる時 — 2021年 — の予告編かもしれないからだ。

  私がこの事を今この時点で取り上げるのは、数週間のうちに金星(牡牛座の支配星)が逆行に転じるからだ(5月13日〜6月25日)。この時期に、経済や社会全体が「ノーマル」な状態へと一発逆転するようなことは無さそうだ。どちらかといえば2歩進んでは1歩後退するような感覚が、おそらく6月終盤から7月下旬の何処かまでは続きそうに見える。

天王星が強調された新月が牡牛座で起き、それが土星(計画)とスクエアを形成した先週、そして金星が今にも逆行に転じようかという今、どんな社会的な活動(旅行や行楽、エンターテインメント)であれ、プランを立てるのは困難だ。どうなるか、先が見えないのだ。また、経済の再開・始動はそれぞれの国、州、またはコミュニティによって差があり、いずれかが他より早く、または遅く動き出すなどの不均衡が顕れる可能性がある。そしてそれがまた、予期も意図もしなかったような結果を招くことになるかもしれない。

  金星(社交、人間関係、そしてお金)は双子座で海王星にスクエアを形成しながら5月13日、逆行に転じる。これはいつもより大きな混乱、幻滅、そして計画を中止したり変更しなければならないことへの失望感さえも示唆するものだ。ネイタルで多くの惑星を不動宮(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)に持つ人達にとって、その悔しさは常ならぬものになるかもしれない。しかし木星(旅、そして社会活動の必要性を示唆するもう1つの指標)と土星(境界線、ルール、制限)もまた逆行に転じる。世界の半分が弛みたいと欲し、もう半分はそうやって規則を破る人々を叱責したい、ツケを払わせたい —(おそらく金銭的な)罰 — を与えたいと欲する。

これが金融市場にどんな影響を与えるかに言及するなら、金星と土星の逆行(5月10日〜13日)は太陽・天王星コンジャンクションに匹敵するレベル1のジオコズミック・サインで、プライマリーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルの頂点(成就期)と相関している。また金星逆行期は、中央銀行が予想外の発表や政策転換を行うことが多く、それが金融市場に大きな価格変動をもたらす可能性が高い時期でもある。読者の皆さんは、前回金星が逆行に転じた2018年10月5日を覚えているかもしれない。当時はFRBが利上げを開始し、世界の株式市場が2018年12月下旬にミニ・パニックを起こし始めた時期だった。

この19ヵ月ごとのジオコズミック・サイクルは2009年3月6日にも起きたが、それはちょうど「大不況」のただ中にあった株式市場が底を打ち、72年サイクルの底ともなった時だった。また、1932年7月8日の大恐慌当時、株式市場が底を打った時も金星が逆行していた。これは決して100%の確率というわけではないが、プライマリーサイクルかそれ以上のサイクルと相関する頻度は前後12取引日のオーブをもって80%近くとなる。

  では、このような時節にはどうアプローチすべきだろう? とりわけ2021年〜2022年には、良識的かつ価格が手頃で、価値の高いもの(素性が良くて割安なもの)を手に入れる機会を探すことだ。おそらくだが、大規模なマルチ商法のミミズ農法などに投資するのは良いアイデアとは言えないだろう(何が言いたいかはわかってもらえると思うが)。

過剰な恐怖心に心を乗っ取られ、固まって頑なになった人は、チャンスが訪れても掴むことが出来ずに逃してしまうかもしれない。そして、そんな機会が発生した時こそが千載一遇のチャンスであり、それが目の前に訪れたなら、そうとわかる可能性は高い。


だがその時、あなたは行動に移す気概を持っているだろうか?
必要なキャッシュはあるだろうか?






訳文ここまで
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April 12, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント4/13【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年4月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週4月20日付のコラムはお休みさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

  “米国のトップエコノミストの一人で前FRB議長のジャネット・イエレン氏は、今年のGDPが30%縮小すると予測したが、50%に至るモデルをも見てきた。”

 — Megan Henney
   “Coronavirus Unemployment Could Hit Post-Depression Record, Economists Say”
   www.foxnews.com 2020年4月10日付


  “ジェローム・パウエル氏とスティーブン・ムニューヒン財務長官は、この一時封鎖が米国経済の心臓部をどれほど空洞化しているかを過小評価している可能性がある。”

 — Review and Outlook
   “The Fed’s ‘Main Street’ Mistake”
   Wall Street Journal 2020年4月10日付

  “ドナルド・トランプ大統領は金曜『国が健康を取り戻したと判明するまで... 経済活動を再開しない』と述べた。『我々はその日付を注視している。その確かな日付が達成されることを願っているが、国が健全になっていくと解る時までは何もやらない』”

 — Lora Koloday, Sam Meredith, Yelena Dzhanova
   “Coronavirus Live Updates”
   www.cnbc.com 2020年4月10日付


  火星、木星、土星、冥王星を含む4つのコンジャンクションが4月4日までに形成され、今日4月10日の聖金曜日には世界で10万人以上の死者が出ているという最新の報告にもかかわらず、COVID-19のパンデミックにまつわるパニックは衰退し始めている。惑星サイクルも終盤にかかった段階で顕れるポジティブなシフトは、先週、世界中の株式指数においても顕著だった。火星が木星、冥王星、土星の3惑星とコンジャンクションを形成した3月20日〜31日、世界の株式市場の多くが2月12日〜20日に示現した史上最高値または数年ぶりの高値からの歴史的下落に終止符を打った。その大規模な下落のスピードは、これを歴史的なものとするに十分だった。

  たとえばダウ平均は、約1ヵ月で11,355ポイント(38.4%)を失った。3月23日につけた18,213の安値(当時火星が冥王星にコンジャンクト)からダウ平均は4月9日木曜の高値24,009まで上昇、2週間強で5796ポイント(31.8%)の上昇をみた。これもまた歴史的だと言える。これら惑星サイクルの終わり(ウェイニング・フェーズの終わり)から新しい惑星サイクルの始まり(ワクシング・フェーズの始まり)への移行は、市場サイクルの終わり(弱気)から新たな市場サイクルの初期段階(強気)への移行とほぼ完全に同期している。

人間活動(金融市場)におけるこのサイクルと惑星サイクルとの相関関係は、ここ2ヵ月というもの非常にうまく機能してきた。実際、この相関関係はこれ以上と言えるものはなく、アストロロジーの研究が社会にとって素晴らしい価値を持つ理由を示してもいる。また市場のタイミングツールとしては、私が知る中でもリバーサルという点においてはその一貫性と正確さにおいてこれに匹敵するものはない。

  火星、木星、土星、冥王星によるウェイニングからワクシングへのフェーズ・シフトによって示されるこうした変化は、世界の株式市場に見られただけではなかった。金は先週1754.50まで上昇し、7年ぶりの高値を更新した。たった3週間前の3月20日には、金は2019年11月と同水準となる最安値1450を試していた。原油もまたもう一つのスタープレイヤーだった...ある時点までは。

3月30日、まさにウェイニングからワクシングへの移行のまっただ中で、原油は19.27で取引され、18年ぶりの安値を更新した。だが週の取引最終日だった4月9日には28.36まで騰がり、50%近くの上昇となった。ところがその日の引けまでに22.57まで売られ、1日で20%以上の下落をみた。原油は木星と海王星に支配されており、こういった急激な上昇と急激な下落という不規則な動きはおそらく前週末4月4日に起きた木星・冥王星コンジャンクションに関連していたと考えられる。

木星・冥王星は今後数ヵ月の間、こういった主要な惑星がアスペクトを形成するための「ホスト」のような役割を果たす。何故なら2020年12月21日冬至に水瓶座0°台で起きる木星・土星コンジャンクションまでに展開していく惑星サイクルの中ではこの組み合わせが最も長期のものだからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “米国は新たな時代の計画を立てる喫緊の努めを果たすと同時に国民を疾病から護らねばならない。”

 — Henry Kissinger
   “The Coronavirus Pandemic Will Forever Alter the World Order”
   Wall Street Journal 2020年4月4日—5日付

  “債権投資大手ピムコの最高投資責任者マーク・キーセルは『第一の優先順位は債務の返済となるだろう。我々はV字回復は期待していない。期待しているのはU字回復だ』と語った。”

 — Josh Mitchell and Rebecca Elliot
   “Legacy of Crisis: Debt Surge” 
   Wall Street Journal 2020年4月10日付

  念のために言っておくと、V字やU字型の回復を期待している市場アナリスト達がアルファベットの意味を正しく理解しているとは思えない。彼らが景気回復について語っていることはわかっているが、私は株式市場のパターンについて話している。また私は、「自分は知らない」ということを知っているのを認める。だが私は何十年もを研究に費やしてきた。だから長期サイクルにおける歴史的な市場のパターンについても大変精通している。私はチャートの専門家が株式市場の「W字型」回復と定義するものを見ているのだ。つまり、私達の講読者版リポートや最近開催したウェビナーで概説したように、7週間〜10週間、もしかすると2ヵ月〜6ヵ月間は健全な反騰が続き、その後2021年の土星・天王星スクエアに向かって(そしておそらくはその期間を超えて)もう1つの下落が待ち受けるということだ。

キッシンジャー博士が書いているように、私達は新たな時代、全く新しい世界秩序の崖淵に立っている。これは、2020年12月に起きる木星・土星コンジャンクションが意味する20年、200年、そして800年のサイクルと合致している。つまりこの木星・土星サイクルが1802年以来、主に地性星座宮の組み合わせで起きてきた後で風性星座宮の140年シリーズが始まり、それは1226年以来最初の連続した風性星座宮のサイクル(800年)だということだ。今私達はアルファベットではなく時代の話をしている。そしてほとんどの長期サイクルは底(安値)とともに始まり、その数ヵ月後または数年後に二番底が続く。

  ところで今回はこの新時代、または新しいエポックが始まっていくという観点を裏付けるもう一つの長期的なジオコズミクス研究について話してみよう。私がこれまでに書いた最初の本の中に『進化アストロロジー:ホロスコープを巡る魂の旅』と題されたものがある。(これは、今ではアストロロジーの研究において非常に人気のあるテーマについて書かれた最初の本だった。)その中で私は「帯電ポイント(charged point)」という概念を紹介した。

その本の『惑星ペアサイクル:集合体のパターンを突破する』という章において、私は2惑星がコンジャンクトした位置が黄道上の「帯電ポイント」になると述べた。コンジャンクションが起きた度数は、関わり合う2惑星が持つ原理の合成となる特質を帯び、そしてそれら2惑星の次のサイクルが始まるまで効力を発し続ける。そして別の外惑星がトランシットでこの「帯電ポイント」にアスペクトするたびに、惑星ペアサイクル(同調サイクル)の性質に関連する出来事と同期する可能性がある。これは、次の基本的な仮定へと繋がる。すなわち『2惑星によるペアサイクルの周期が長ければ長いほど、その潜在的な影響は人類の問題に影響を与える可能性が高い』。

  アストロロジーの研究においては通常、多数の生命が失われるか脅かされる健康関連のパンデミックは海王星(病気)と冥王星(生命への脅威)によって表され、多くの場合土星(損失、または損失への怖れ)も関連付けられる。私達は今日のパンデミックが32年~37年サイクルの山羊座の土星・冥王星コンジャンクションに起因すると見るが、それはこのコンビネーションの下で社会、政府、経済の構造が大規模な変容と再構築の時期を通過し、その途上で古くなった構造を放棄(終了)することを余儀なくされ、それに代わる新しい構造を発見・構築する必要に迫られるという結論にアストロロジャー達を導く組み合わせだ。

しかしながら、アストロロジャーとしての私達には、何故このパンデミックの間に起きた主要なハードアスペクトに海王星という存在が見られなかったのか? と疑問に思うことがしばしばあった。だが、ある一つの原理、つまり「帯電ポイント」の原理を使って考えるなら話は別だった。2番目に長い惑星ペアサイクルは天王星と海王星の171年サイクルだが、それは1993年に山羊座18°〜20°で起きている。そしてこれは2020年1月に起きた土星・冥王星コンジャンクションの位置山羊座22°台に非常に近い。実際、山羊座22°台で起きた土星・冥王星コンジャンクションは現在、山羊座18°〜22°の領域を少なくともこれから32年~37年の間、天のスーパー帯電セクターに仕立てている。また1965年〜1966年には、3番目に長い惑星ペアサイクルが健康を司る星座宮、乙女座16°〜17°で起きている。トランシットの海王星は、2019年11月〜2020年2月まで、ちょうどそこに在泊していた(オポジション)。それはまさに虚偽や誤解を招くような報道に満ちた海王星の雲の下で今回のアウトブレークが発生し、致命的な行進を始めた時期にあたる。

  こうして見ると解るとおり、このマンデーン・アストロロジーの概説メソッドに従えば、海王星と冥王星はこのヒステリー、パニック、生命への脅威の爆発においては非常に突出した存在だったのだ。

ここで良いニュースは、海王星が現在この「帯電ポイント」から離れつつあることだ。今年はもう戻ってこない。とはいっても突然ウイルスが消えるわけではないし、社会的背景の中にあって人類の互いへのふるまいが以前の状態に戻るわけでもない。何故なら冥王星が絡む時は、新しい構造が生み出されて新しい方向へと向かい、それが集合体の意識の確固とした基盤となっていくほどの「全面的な降伏」が起きないかぎり、癒やしが完了することはないからだ。

  冥王星の下では以前の状態に戻ることなど出来ない。戻るとしても因に対する果としての「病の再発」だ。冥王星の影響力は、アスペクトのオーブ圏にある時間帯に限定されることはない。発効期にはそのアスペクトが孵化する時間帯も含まれている。これは、もし冥王星がもたらすレッスンや改革への促しが明らかな「治療」やヒーリングへと繋がる「変容した行動パターン」を具現化しなかった場合、後に再びそのフォースを放射するために力を内在させる時だ。

そしてこれが集合体に適用される時、それは私達の個人生活における行動パターンのみならず、集団として互いに相対する際の行動パターンにも影響を及ぼす。また同時に人類と地球や環境との関係性にも適用される。

私は地球温暖化の話をしているのではない。私が言及しているのは汚染や廃棄物、そして地球の特定地域が細菌、バクテリア、ウイルスを収集することを許している不注意さだ。もしあまりに長く無視されるなら、ついにそれらは解き放たれ、私達の健康と存在そのものさえ脅かす原因となる。

  これが現在私達がその渦中に在る冥王星期であり、水瓶座の木星・土星コンジャンクションが今年終盤に起きて大胆で輝かしい新たな世界に突入する寸前の様相だ。だが冥王星は、米国や中国などの主要国、ドナルド・トランプ、ピーター・ナバロ、ジェローム・パウエル(米国)などの世界の重要なリーダー達、またニューヨーク証券取引所、アムステルダム証券取引所(世界最古の取引所)、上海証券取引所、連邦準備制度理事会のような主要機関など、すぐに思いつく例を挙げるだけでもこれだけの数のネイタルチャートに対しあと数年の間ハードアスペクトを形成し続ける。

読者の皆さんは自分自身の想像力を駆使し、これらの実体にどんな改革が行われ、より良い世界の再生にどう繋がっていくのかを思い描いてみてはどうか。何故なら最終的に、冥王星は変容を意味するだけでなく、改善と再生をも意味するからだ。これはアストロロジーが提供する「理解」の一種であり、それはどんな社会にとっても潜在的に非常に価値あるものだ。

  さて、トレーディングを念頭に短期的に天空で起きている事象に簡単に触れて今週のコラムの締めとしよう。

今週は太陽が木星・冥王星コンジャンクション(4月14日〜15日)にスクエアを形成する。木星・冥王星のサイクルとその力学は、今週非常によく働くことになる。来週は太陽が土星にスクエアとなり(4月21日)、その後冥王星が逆行に転じ(4月26日)、太陽が天王星にコンジャンクトする。COVID-19の死亡者の増加率は横ばいにはなってきているが、その角度はまだまだ険しい。トレードの観点から見るなら、太陽・木星と太陽・天王星のアスペクトは市場のリバーサルとは最も強い相関関係を持っている。

そしてそのどちらもが、非常に高い頻度で短期間ではあるが急激なリバーサルと同期している*。だがこの時期と牡牛座の新月(地域により4月22日〜26日/日本時間23日11:25頃)を過ぎれば市場のボラティリティは落ち着くのではないだろうか。また水星も4月10日には魚座を離れ牡羊座に入居する。情報の混乱や不確実性(魚座の水星)は、私達のリーダーが発するより率直かつ効率的なコミュニケーションに道を譲っていくことに期待しよう。これは政治的にも健康に関する領域にも言えることだ。

このパンデミックがどう進行していくかについて提供されたモデルはあらゆる側面に拡がり、個人または企業にとって具体的なプランなど何も立てられない状況となっている。だがそれも変化していくだろう。山羊座の土星と冥王星がそうあれと要求し、牡羊座の水星がそれを生み出す。私としては、これらの学術的モデルが実際に有用で信頼度の高いものとなるように絞り込まれていくことを期待している。

*現在、トランシットの天王星はニューヨーク証券取引所設立図(バトンウッド・チャート)のMCと金星の上に来ている。






訳文ここまで
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March 29, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント3/30【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年3月30日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今回も≪ 先週をふり返って ≫ は割愛し抄訳とさせていただきます。


なお、内容は激しい動きとなった各市場の動き、及び惑星の動きに関連しては以下のような文面でした。

  “先週をふり返ると、世界の多くの株式市場は2020年2月につけた史上最高値や数年ぶりの高値から30%〜45%の下落を終え、その後1週間足らずのうちに20%〜30%の反騰を開始した。こうした極端な市場動向(と極端な社会動向)は、火星が木星(3月20日金曜)と冥王星(3月23日月曜)を通過したことが引き金となって立ち現れた、4月4日の木星・冥王星コンジャンクションという強力な惑星コンビネーションの前兆と合致する。世界の株式指数の多くが、これら2つの日付(±1日)のいずれかで底を打ち、その後強力な反騰を開始した。ヨーロッパにおいては、事実上の安値は1週間早く3月16日に示現し、3月20日〜23日に二番底をつけている。”


この後商品市場(金とヘリオセントリックの水星射手座入りの関連、原油と火星・木星コンジャンクション、ユーロ、ビットコイン)の動きが続きます。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “過去最高記録となる328万人の労働者が先週失業給付を申請した... 申請手続きをした米国人はこれまでの記録の5倍近くとなった。3月の時点で米国の雇用主は113ヵ月連続で雇用を増やしてきたが... その後たった数日のうちにそれは止まってしまった。”

— Eric Morath, Jon Hilsenrath, Sarah Chaney
  “U.S. Cases, Jobless Claims Soar”
  Wall Street Journal 2020年3月27日付

  “彼(エコノミスト、アーノルド・クリング)の分析によれば、米国には個人と企業両方に流動性の問題があり、財政や金融刺激策を必要とするような典型的景気後退とは異なるという。喫緊の問題点は、個人や企業が不自然な財政危機に陥り、社会に対し正しい行いをするために必要な収入を失うところまで追い込まれているということだ。”

— Tom Giovanetti
  “Less Stimulus, More Overdraft Protection”
  Wall Street Journal 2020年3月27日付

  “木星のもう一人の兄弟は、悲哀に満ちた青白い顔をしていた。その王国は大地の下、太陽の光は届かず、いつも闇とすすり泣く声、そして哀しみに支配されていた。彼の名は冥王星。彼の国は「影の国」また「ハデス」とも呼ばれていた。人々は言った。誰かが死ぬたびに、冥王星は使者を、または「影の導き手」を送るのだと。それは死者を彼の陰鬱な王国に運び行くための使いだ。だから人々は彼のことを決して良くは言わなかったし、彼を人生の敵としか見なさなかった。”

— James Baldwin, Alan Sklar (narrator)
  “Jupiter and His Mighty Company”
  www.calm.com


  私達は冥王星が支配する日々 — 年 — を生きている。1月12日、その32年〜37年にわたるコンジャンクションサイクル形成のため土星は冥王星と会合した。同じ週のうちに米国は、米国人の殺害を計画していたとされるイランの将軍ガーセム・ソレイマーニー暗殺を実行し、世界中を恐怖で震撼させた。

この、何かの前兆とも感じられる土星・冥王星コンジャンクションの後には、まもなく木星・火星が冥王星と同様の出会いを果たすことになる。いや実際には、今すでにそれは起きているのだ。そして再び不吉な不安の雲が私達の惑星を覆っている。私達は冥王星から逃げることなど出来ない。誰ひとりとしてだ。誰も冥王星の蹄から無傷で抜け出すことは出来ない。

  冥王星は、その裏に破壊と同様に強力な癒やしの強制力 — 再生と新生のフォース — をもたらすが、それを解き放つことを許す前に、私達に降伏することを要求する。それが叶うまでは「物事の終焉」そして「恐怖が支配し論理など存在しない、最も深く暗い領域への突入」という冥王星のプロセスを過ぎ越していかねばならない。冥王星は人間に対し、その信じがたいほどの癒やしのフォースを体験する前に、もうすでに意味をなさず不要な物事を認識し、それらを手放すことを要求してくる。

土星(制限)と木星(極端)の両惑星が冥王星(未知の恐怖)と意見を交わし合う2020年、集合体としての私達は人類にとっての「魂の闇夜」を経験している。しかし、冥王星が与える約束は、私達が変容したり、集合的な再生を経験しさえすれば、その闇が即座に終わるということだ。だが冥王星の場合、通常これら経験するべきエピソードがすぐに終わるということはない。つまり、人々は自分達のやり方、日常の在り方、互いへのふるまいを早々には変えないということだ。したがって、私達集合体そのものや、個人的な資産の安全を脅かす危険をともなうこのパンデミックがすぐに終わる可能性は低い。しかしながら、これらの惑星がコンジャンクトする3月20日〜4月4日は、少なくとも意識レベルにおいて、なにがしかの変化が現れ始める期間を意味している。

  最近、私が人から最もよく尋ねられるのは『これはいつ終わるのか?』という質問だ。そして私が最もよく口にする答は『解らない』だ。だが心の奥ではこう考えている。『私達が変わり、変容し、他者を尊重し、愛し、気遣うようになればすぐに終わるだろう』と。

  そしてそれは、ゆっくりと起き始めるかもしれない。おそらくこれは今進行中の「冥王星的」な状況のせいだ。現在起きているポジティブな事象は、いかに多くの人々が進んで立ち上がり、犠牲を払い、苦しんでいる沢山の人のためにヒーラーとしての役割を果たしているかを目の当たりにすることだろう。だがこういった犠牲、エゴの放棄や自分第一の態度を改める動きは果たして十分だろうか? 私達のリーダーの中に、あるいは恐怖や破壊をその目的とするような集団の中に、その気配を見ることは出来るだろうか? 冥王星が絡む時、それには時間がかかるものだ。

彼は急がないし、急がせることも出来ない。そして人が何も手放すことなく犠牲も払わないまま冥王星のプロセスを短縮させようとすればするほど、苦痛はより大きくなる。何故なら — 象徴的な意味で — 冥王星には力があり、私達にはないからだ。

そのプロセスとはまず

1)何かが間違っている

2)単に望んだり要求したからといってそれが止むことはないという事実を受け入れる
  (私達には — まだ — その力がない)そして

3)再生へのプロセスを開始する

これがまさに冥王星の特質 — そのプロセス — そのものだ。そして、必須の改革と新生を受け入れることを拒むというのはまさに人間の持つ特質だ。

  初回の木星・冥王星コンジャンクションが起きる4月4日はもうすぐそこに迫っている。木星と冥王星のコンビネーションについては『フォーキャスト2020』中、「過激な手段」と題した章において解説した。そして私達は今、その「過激な手段」を経験していると思う。だが3月20日〜4月4日の期間には、惑星間に起きる非常に多くのコンジャンクションが終了する時期でもある。たとえば火星はまず最初に木星にコンジャンクトし(3月20日)、その後冥王星に(3月23日)、そして最後に土星に(3月31日)コンジャンクトして起重機、すなわち木星・冥王星コンジャンクションの準備を整える。こうして私達は3月20日〜4月4日の間に4惑星全てに関わる新しい惑星サイクルのスタートを迎えるのだ。

こんなにも多くの惑星達が現在の時間枠の中でコンジャンクトし、そこから新たなサイクルが始まるという事実には、何か象徴としての希望がある。

  だがこれは都合3回あるうちの最初の木星・冥王星コンジャンクションだ。その後木星は5月14日に逆行し、後ずさりして6月30日に冥王星と2回目のコンジャンクトを果たし、最終の3回目は11月12日、米国大統領選の直後に起きる。

  5月14日〜6月30日の期間も非常に重要だ。おそらく現在展開中の3月20日〜4月4日と同等の重みを持っている。5月14日に逆行する木星は土星と金星に非常に接近しており、金星もまた5月13日に逆行を開始する。金星の逆行期は歴史的に見て、株式のような金融市場の重要なトレンド転換と相関する重要な時期だ。また6月30日に起きる2回目の木星・冥王星コンジャンクションは金星が順行してからちょうど5日後であり、これも歴史的に金融市場の重要な反転と相関するもう1つのシグナルだ。一方、これが都合3回起きる木星・冥王星コンジャンクションのちょうど中央部にあたるということも重要な点だ。それまでにCOVID-19の感染拡大の阻止が見られ始めるような兆候は顕れない可能性がある。


  その時が来るまでは、私達の互いに対するふるまい、そして持続的な集合的変容と癒やしのために必要な変化に適応しようとする意志は言うに及ばず、世界のリーダー達の行いにも真の変化への兆しは見られないかもしれない。






訳文ここまで
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March 15, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント3/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年3月16日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫のみの抄訳とさせていただきます。

来週のコラムはお休みさせていただきます。

今回の≪先週をふり返って≫ は、先週の盛大なジェットコースターぶりと、パニック的な売買によって生じたサイクルの歪み or ずれ(より長期のサイクルの重なり?)についてさらっと触れていましたが、詳細解説と戦略は講読者向けのリポートに掲載されるとのことで割愛しました。


≪短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  今回はまず初めに、MMTAの卒業生でMMAの市場アナリストでもあるマーク・シュテイヤマン(現MMTAインターナショナル・サイクルリポート「ICR」編集者)への感謝の言葉から始めたい。木曜夕方、彼は講読者向けにスペシャルアラートを発し、終わり値で米国株を買うよう勧めた。その日市場は終わり値に向かって1日で最大の損失を記録するに至った。そして翌日の金曜、米国株式市場は1日で最大の上げ幅となった。マークの手法は強気オシレーター・ダイバージェンスと重なるMMAのマーケット・タイミング手法と、MMAが重要な反転のタイミングを計るために使用するテクニカル・シグナルとの組み合わせに対する彼の知識に基づいている。よくやった!マーク。ところで次のICRリポートは3月23日〜24日に発行予定で、マークはXAUゴールドとシルバーマイニング指数に関する別のアラートを発信した。もしICRを講読していないなら、検討をお勧めしたい。彼は良い腕を持っている。

  では現在強力に活性化し、3月20日〜4月4日にはそのピークの1つに達する「カプリコーン・ステリウム」の話に戻ろう。この時期は火星が木星、冥王星、そして土星にコンジャンクトし、そして木星・冥王星間の最初のコンジャンクション形成で終わっていく。『フォーキャスト2020』で述べたように、土星・冥王星は潜在的には非常にポジティブな顕れとなる側面をも持っている。そして私は現在、COVID-19との世界規模の戦いにおいてそれが顕現しているのではないかと考えている。この病気を克服するための大きな個的犠牲を自ら進んで払いつつも、米国と世界の諸国がともに刺激しあう姿に私は感銘を受けざるをえない。多くの人々が感染を避けるため、あるいはウイルスの拡散を阻止するために自分自身を隔離している。生存や生活そのものに対するこうした脅威に直面した時、私達に出来得る事には本当に驚くべきものがある。

だが、土星と冥王星がハードアスペクトを形成したのは今世紀において2回の前例がある。その1つは2007年〜2009年の大不況において、FRBがベン・バーナンキ議長の下で金利をゼロまで大幅に引き下げ(ZIRP)、本格的な大恐慌に至る前に世界の金融システムに対する脅威を覆そうという意図をもって大胆かつ新しい量的緩和策(QE)を開始した時だ。

またその前は、世界貿易センターが攻撃され、テロリズムが台頭し始めた2001年夏〜秋だが、こうした脅威は現在かなり抑止されている。これもまた、世界の人々と政府が共通の敵(脅威)と闘うために協調して最終的に成功したもう1つの時期だ。

  昨今は多くの政府や大企業のトップ達が、巨額の利益を生むバスケットボール、ホッケー、野球やコンサート、演劇などの開催をキャンセルしている。思い切った措置(木星と冥王星)が実行されていくさまは、まるでこれが戦争で、この病が打ち負かすべき敵であるかのようだ。また世界の政府と中央銀行は、世界の金融システムの崩壊を防ぐための支援として大規模な刺激策を開始しようとしている。これが出来るということは、誰もが同じ人類という家族の一員としてふるまえるという素晴らしい証しだ。それは、私の見解では山羊座における土星と冥王星の最善の顕れ(スーパーマン/スーパーウーマン)だ。私達の生命は限りあるものだが、時に不滅であるかのように行動することが出来る。これもまた山羊座の土星と冥王星が持つ特質なのだ。

とはいえ、私は山羊座の生まれとしてもちろん米国と世界の債務の継続的爆発状態とこれに対するさらなる金融/財政刺激策による長期的影響(土星・冥王星サイクルの新たな始まり)を懸念している。2008年以降、個人、国、世界レベルの債務は削減されていない。この新たな債務の爆発は、そう遠くない将来にまた別の重大なハードルの要因になる怖れがある。それはベン・バーナンキ(実際には地球上で最も賢い人物かもしれない)が2年前に予測している。これまでの財政刺激策は、それが必要ではなかった時期、つまり間違った時に実施された可能性がある。そして今、これが真に必要とされる時となって、現在の危機に対応するために必須の財政と金融ツールの持ち球は減少している。

そして、今という激動の時代に残された財政刺激策が一時的な後押しとなるにしても、おそらく早ければ土星が天王星にスクエアを形成する2021年にも、それがさらに厳しい犠牲を必要とする長期的な結果をもたらす可能性は高い。土星・天王星間のハードアスペクトを歴史的にふり返って見れば、金融世界、とりわけ株式市場に頻繁に見て取れるまた別のテーマが浮上してくる。

  先週フェイスブックで述べたように、世界のリーダー達が本当にこのウイルスの脅威をもっと迅速に抑えるために人類に備わった全力を注ぎたいなら、この戦いから注意を逸らす大きな物事の全てを減じてはどうだろうか。金利引き下げや財政・金融刺激策を提供するとしても、それだけでは足りないだろう。COVID-19とそれが意味する健康上のリスクに触れることへの恐怖に加え、自分自身の財政的安全を脅かされるリスクに対しても同等の恐怖が生まれている。もちろん、そうは言っても通常の経済的安心感でさえ、誰もが持っているわけではない。多くの人々が給料ぎりぎりの中で暮らしを立てている。しかし、米国人の半数以上は株式、ミューチュアルファンド、貴金属、ビットコインなど、何らかの形で自らの貯蓄を金融商品に投資しているのも事実だ*

*世論調査の大手ギャラップによれば米国人の55%が何らかの金融商品(主に株式)を保持しているという。

  ダウ工業平均と他の世界の株式市場が先週は2〜3取引日のうちに1日で最大の損失を被ったことを見れば、最大の上げ幅を誇る1日がチラホラしても安心感は生み出さない。この状況がいつ終わるか、いつ平常に戻るかわからずに人々がパニックになるにつれ、仕事が危ない、中小企業が危険の淵にある、証券会社の個人口座や退職金口座も危ないということになる。恐怖が恐怖を助長する。そして怖れは人間の精神をどこまでも際限なく追い詰めていく。

火星が山羊座を運行して木星に近付く(恐怖の増大、または何が安全かに対する誤った感覚)今週と、その後木星が山羊座の冥王星にコンジャンクトする4月4日(生活様式または存在そのものを脅かすような極端な措置)は、世界の指導者は市場を休みにすることを検討したほうが賢明かもしれない。そうすることで、人々は急騰や急落するポートフォリオに気を取られることなくCOVID-19との戦いに完全に集中することが出来るだろう。

  このパンデミックをいったん制圧し、新しい感染者が減少するようになれば、私達はよく知り慣れ親しんできた現実に戻ることが出来る。もちろん、もし市場が金曜のように印象的な反騰の連続をスタート出来るなら、休みを入れる必要もない。だがコロナウイルスのパンデミックのせいで、短期間の反騰の後に大きな下落がその都度続くという状況ならどうか。少なくともパニックがピークに達し、その後は減じると思われる4月4日までは、何らかの措置を考慮する必要があると思われる。

こういった事柄は、社会に対してアストロロジーが果たす役割の価値が明白になる領域だ。当然、このような抜本的な措置はかえってパニックを増大させるだけだと信じる人もいるだろう。だがよく考えてほしい。先週目撃した “パニック” 以上のパニックをどう経験出来るというのか? 無論、特別措置による休日が終わり市場が開いた時、価格は急落して始まるかもしれない。しかし、まるで柔らかなバターに熱したナイフを落とすかのような市場を、ただ開いたままに放っておく時の累積的な損失ほどではないだろう。

それに加えて市場を閉鎖した場合、最初の売りが収まった後は多くの場合鮮やかな回復が見られる。12日間の休場の後、コロナウイルスの爆発的まん延とともに2月4日に開場した中国の上海指数を見てみよう。指数は翌日の5日に底を打ち、その後3週にわたる強力な反騰が起きている。これまでのところ上海指数は12日間の休場直後に見られた安値には戻っていない。さらに、中国では株価の急変に国民が気を取られることがなかったせいか、コロナウイルス感染者数の増加が減少し始めている。これは国民と政府がCOVID-19との戦いに焦点を合わせていたということで、こうした中国の状況からは学ぶ事の出来る教訓がある。

  3月24日〜4月4日は、ヒステリー、そして(または)不条理な妄想というこの現状の宇宙的なピークだ。また、多くの金融市場にリバーサルが起き得る時期でもある。これは底となるかもしれないし、それともひょっとすると、カモになる人々が集う反騰の頂点となるかもしれない。もし後者だった場合、それは金星が逆行に転じる5月中旬まで続く可能性がある。こうした状況は、パンデミックが統制されているというデータが顕れる時までは終わらない。

だが、私達は必ずそこに、その時点に行き着く。もし私達が余計な物事に気を取られずに、目前のより重要な物事に集中しようと努めるなら、それが土星・冥王星コンジャンクションが保証する約束なのだ。では重要な物事とは? 私達の健康だ。お金は良いものだし当然必要でもある。しかし、健康(と愛)を差し置いて、果たしてそれに価値などあるだろうか?





訳文ここまで
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March 01, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント3/2【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2020年3月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は抄訳として≪ 先週をふり返って ≫ は後半部のメモ、≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫ については全訳を掲載します。

来週は多分お休みすると思います。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫


【メモ】

『市場は上がる時は一歩一歩階段を昇り、降りる時は一気にエレベーターを使う』 これは私がMMAのクラスで全ての学生に教える古い諺だ。

先週は世界中の株式市場が日次と週次で記録的な下落を経験したため、まるでエレベーターの上昇を支えていた全てのケーブルが一気に切れてしまったかのように見えた。

もしかするとこれらの構造(エレベーター〜建物〜経済〜政府)は皆、砂上の楼閣かトランプのカードだったのか、それとも耐久性のある実体なのか? などと疑問に思われるほどだ。

3月8日〜9日(日本時間10日)の満月が魚座の太陽と海王星のコンジャンクションとともに起き、トリックスターの水星がこのとりわけ危機的な逆行サイクルを終えるとともに、私達は何かを見出すだろう。

激しく下落したのは株式市場だけではなかった。原油、金、銀、米ドルも下落した。何だって? どうして米ドルと一緒に金や銀がこうも激しく下がるのだ? 魚座で水星が逆行する時にだけ、それは起きる。一方、国債と通貨にとっては良い週だった。米国の長期金利は史上最低値まで落ちた。それは『フォーキャスト2020』の中でグラフとともに研究の概要を述べた、土星・冥王星サイクルに依るところが大きい。

だが心配には及ばない。それらの研究によれば、この低金利はそう長くは続かないだろう。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “なんだか水星は我々皆にとんでもないジョークを仕掛けているような感じですね。”

— MMAサイクルズ アナリスト ジャンニ・ディ・ポーチェ
  先週末に送られたR.メリマン宛の e-mailより


  現在、ジオコズミクスとサイクル研究において進行しつつある物事はあまりに多岐にわたるので、適切に解説するには数ページは費やさねばならないだろう。
とはいえ、より重要なジオコズミクスについてここで手短に見ていくとしよう。

これには以下の理由がある。

1)このコラムはジオコズミクスと金融、政治サイクルとの相関性について読者に学んでもらうための場だ。

2)このテーマに関しては現在、誤解を招く可能性のある数多くの情報がネットを介して伝播されている。

  では、アストロロジーによる物事の描写において、基本となる前提から始めよう。

もし、従来のアストロロジーによる解釈を通して1つの可能性が浮上したなら、それは永続的な有効性を持つものかもしれない。しかし、確実性のある地盤に立って予測を立てるには、少なくとも他に同様の可能性を指し示す3つのシグナルを見ておくことだ。

あるいはまた、1つの要素のみを使う場合は、そのシグナルと結果との間に見られる一貫性を実証する過去の出来事をいくつか示すことが出来るなら、それは価値を持つだろう。

特定のジオコズミクスが直近で見られた時の事例のみを、同様の事象が再び起きる可能性を裏付ける「証拠」として提示することは予測として「弱い」。そして通常は信頼出来ない。

あまり批判的になるつもりはないが(何故なら見ているだけなら面白いから)、先週起きた事についてはあまりにもこの手の「観測」がネットを介して巷に溢れている。

  2020年に発効する惑星間の最も重要な現象を見るにあたって、最もふさわしいスタートラインは1月12日に山羊座で起きた32年〜37年サイクルの土星・冥王星コンジャンクションだ。世界情勢に相関するそのオーブは最大前後2年間だ。アストロロジーの研究において、冥王星は人間の生命や、それを維持するために構築された全体的な運用システムへの脅威となる出来事に関連する。

また土星は建築物、政府、世界の金融システム、経済などの基本構造や基盤に関連している。コロナウイルスとそれに関連して現在展開しつつあるドラマは人命と人類の機能に対する、まさにそういった脅威だ。そしてこの長期サイクルの基点となった直近の2回もまた、近いところから言えば1980年代初めのエイズ、そして1940年代半ばから後半にかけてのポリオの流行として人間の生命への脅威と相関している。どちらの場合も後に治療法が発見され、最終的にその脅威は封じ込められた。

  次に、木星の逆行によって2020年には3回発効する木星・冥王星コンジャンクションを検討しよう。最初のコンジャンクションが起きるのは2020年4月4日だ。前回、このコンジャンクションが起きたのは2007年12月11日で、「大不況」が始まったまさにその月であり、2007年10月11日、ダウ工業平均でつけた当時の史上最高値からわずか2ヵ月後のことだった。ダウ平均の現在の史上最高値は2月12日、このアスペクトが起きる日付けからおよそ2ヵ月弱前となる。これは興味深い。だが、もし以前に起きた11回の事例(1860年以来)を顧みるなら、長期サイクルの底または天井がいずれも2ヵ月のうちに示現しており、底よりは天井のほうが多い。

  私達はすでに最近のウェビナーおよびMMAサイクルズ・リポートの最新版において、射手座10°〜山羊座20°を運行する木星の研究内容を提示したが、それは米国の株式指数に示現する長期サイクルの天井に対し90%以上の相関性を示している。今後2週間で木星は山羊座20°に達し、11月に入る前にあと2回それを繰り返す。これは、市場の重要なトップが2020年3月までに示現すると私達が予測した、その要因の1つだった。

つまり、米国株の重要な天井形成と相関し、そして(または) — そのアストロロジー上の意味合いにおいて — 何か大きな出来事(ブラック・スワン*)が世界に起きて人間の活動に重大な混乱を引き起こし、世界の株式指数にその状況が反映される可能性に相関する3つの重要な長期惑星サイクルが頭をもたげていることになる。
*めったに起きないがいざ起きると壊滅的被害をもたらす出来事

  他にも今という時期を狭めてとりわけ重要なものとする、より短期の惑星シグナルが存在する。だが現実問題として、こうした短期のジオコズミック・サインのみに頼って先週見られたような極端なタイプの市場動向を予測しようとするプロのアストロロジャーはいない。それでも、ここまでに述べてきたような、よりスケールの大きな惑星サイクルが示す文脈の中で、より大きな人類の危機が生じるタイミングを示すいくつかの可能性のうちの1つではあるかもしれない。そんな短期的なジオコズミック・サインをほんの少し見てみるとしよう。


  まずは魚座の水星逆行だ。これは2月16日に始まり、今週3月4日から少しの間水瓶座に戻った後、3月9日(日本時間3月10日)に終わる。水星逆行はそれだけで多くの場合、正しい決定を下すための十分な情報を集めるには試練の時だ。だがまた魚座を運行する時は、正しいデータや十分な情報を得るための試練はなおのこと厳しい。それに加え、いったん市場に下落の勢いがつき始めると、このデータの不十分さが不条理な憶測を喚起し、それがヒステリーに拍車をかける。そしてパニックを引き起こしていく。特に山羊座の冥王星(恐怖)に近付いていく木星(誇張)という文脈の中ではそれが強調される。言うまでもないが、当然土星も山羊座に在泊しており、これもまた「恐怖」だ。冥王星と土星は恐怖に関連する主要な惑星なのだ(一方、木星と射手座は「貪欲」に関連する)。

  ここで興味深いポイントは、水星が今週水瓶座に戻り、(逆行から順行に転じて)3月16日まで在泊することだ。この時期は、差し迫った危機に対応する新発見を裏付ける可能性を象徴する。これに続き、土星が3月21日に水瓶座(科学的発見)へのイングレスを果たす。

  また一部のアストロロジャーが先週起きたこの下落の要因として挙げていたのは、トランシットの火星が月のサウスノード(ミーンノード)を通過したことだ。これは2月24日に起きた(日本時間25日)。確かに火星のアスペクトは何が起こるにしてもそれに対してより大きな「燃える怒り」を与える。

だがそれのみでは、これほどの規模の大きな市場の下落を確実に見通せる保証にはならない。このジオコズミックイベントの歴史をふり返って見るなら、その相関性はかなり弱いし一貫性に欠けている。もっとも1987年10月の大規模な下落など、大きな下げが起きた事例はいくつかはある。しかし、このシグナルが18〜22ヵ月ごとに起きることを考慮すれば、これは規則的というより例外的であり、こうした予測を支持するためには少なくとも他のジオコズミック指標があと2〜3個は必要だ。これのみで考えるなら、過去40事例を調べた限り、火星と月のノードが注目すべき株式市場の下落に関与する確率は約20%というところだろう。


  では、現在起きていることに言及して締めくくりとしよう。牡羊座の金星(デトリメントとなる組み合わせ)が「カプリコーン・ステリウム」に対しスクエアを形成し始めた。つまり、2月23日に木星(誇張)にスクエアを形成し、2月28日金曜には冥王星にスクエアを形成した。そして3月3日火曜には土星へのスクエア形成を終える(日本時間4日に日付けが変わるころ)。私達のルールの1つは「金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきた市場は2取引日のうちにリバーサル(反騰)を起こす候補となる」というものだ。

その翌日となる3月4日、金星は自ら支配する星座宮、牡牛座に入居する。そこでの金星は強く、一方水星は発明や発見に対してオープンな態度を示し、魚座よりは情報不足によるヒステリーにもなりにくい水瓶座に戻っている。私の意見では、これは市場に希望をもたらす。その後まもなく、3月8日〜9日(日本時間10日)に魚座で太陽と海王星がコンジャンクトした状態の満月が起きる(いまだに混乱と不信感がある)。そして金星は天王星とコンジャンクトし、水星は3月8日〜9日に逆行運動を終える(日本時間10日昼過ぎ)。

  冒頭に引用したファイナンシャル・アストロロジーの非常に有望な新星、ジャンニ・ディ・ポーチェの言葉は適切だと思う。私達は月曜夕方に発信するスペシャル・リポートにおいて、米国(と世界)の株式市場の見通しとともに、そのアイデアについて詳しく論じるつもりだ。


  その間は冷静さを保ち、正確なデータを探し、他者の取り散らかった思い込みが引き起こすヒステリーを避けるようにしよう。そしてあなた自身の内なる常識を使ってほしい。






訳文ここまで
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February 16, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント2/17【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年2月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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来週のコラムはお休みします。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫

  “連邦予算の赤字は会計年度初めの4ヵ月で25%増加した... 1月までの12ヵ月で歳入は6.7%増加し、2016年2月以来最大となった。歳出は8.8%の増加で、赤字総体を1.06兆ドルに押し上げた。これは前年度から16.4%の増加となる。”

— Kate Davidson
  “Deficit Widens as Spending Hits High”
  Wall Street Journal 2020年2月13日付

  “(ジュディ・シェルトンによる)生産性(不足)に対する解決策としての金融安定化を精力的に防衛する姿勢は、彼女がかつて提唱していた金本位制などよりも自分達のモデルがいかに優れたものであるかを説こうとした今日の正統派を当惑させた。過去50年にわたる連続的な失敗に照らして見れば、彼らがそれを主張することは出来ない。彼女のFRB理事への指名が経済学の専門家やその友人でもある報道関係者らからの辛辣な批判を引き起こしたのは無理からぬことだ。彼らが示したシェルトン氏への不快感は、彼女がおかしな人物だということではない。彼女が正しいかもしれないということだ。”

— Joseph C. Sternberg
  “Why the Economics Establishment Hates Judy Shelton”
  Wall Street Journal 2020年2月14日付


  先週、米国とヨーロッパの株式指数は好調な推移を見せた。金曜にはドイツのDAXとチューリヒのSMI、同様に米国のS&P先物指数に史上最高値が示現している。それより2日前の2月12日にはダウ工業平均、1日前の13日にはナスダック総合も史上最高値を記録している。またアムステルダムのAEXも、2001年2月以来の最高値水準まで舞い上がった。

ジオコズミクスの観点から言えば、この反騰の一部はトランシットの火星がニューヨーク証券取引所の設立図(バトンウッド・チャート/1792年5月17日)の木星・海王星コンジャンクションに調和的なアスペクトを形成したことに依るものだ。ユーロ通貨は2017年4月以来の最低水準に下落していたが、ヨーロッパの株式指数は弱い通貨に対するサポートとなった。

これは欧州連合の全ての加盟国が財政規律を欠いている中、金融緩和策(マイナス金利など)を続行する時に起きる。米国でも似たようなもので、FRBは最近(金曜までの現先市場など見ても)非常に緩和的な政策を採っており、米国政府は再び1兆ドルもの赤字を積み上げた。全ての流動性は株式市場へとなだれ込む — 債務上限を突破し、信用調査機関が介入してくるまでは。こうした状況は2020年〜2023年、冥王星(負債と税金)が米国、現米国大統領、FRBおよびその議長、そしてニューヨーク証券取引所のチャート上で強力に働く時、浮上してくる可能性がある。ひょっとするとジュディ・シェルトンは本当にこれに対応する正しいアイデア(たとえば金のような資産に裏付けされた通貨制度など)を持っているのかもしれない。

  アジアと極東地域では、おそらくコロナウイルスのパンデミック化に対する恐怖が続いたせいで株式指数に史上最高値は示現していない。それでも上海総合とハンセン指数は2月4日まで続いた大規模な下落から2週間でかなりの回復をみている。

  原油は前週に1バレルあたり50ドルを下回る数ヵ月ぶりの安値をつけた後に強さを取り戻し、好調な週となった。金と銀はいまだに3週の間につけた安値と高値の間で取引されている。これらは方向性を探る形となっており、今週末の2月16日から始まる多くの新たなジオコズミック・サインの訪れとともに向かう先を見出すかもしれない。連邦準備制度理事会へのジュディ・シェルトンの指名承認も、金の強気相場に対する追い風となる可能性がある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “最も危険な人物 — それは自分が何も知らないことを知らぬまま、自分こそが誰よりも物を知っていると思い込んでいる人物だ。”

— 匿名人の言葉

  “トランプは1987年、マンハッタンの共和党員として登録し、それからは属する政党を5回変えた。2001年8月、トランプは民主党へと所属を変更した。2009年9月、トランプは再び所属政党を共和党に変えた。2011年、トランプは所属政党なし(独立系)となった。そして2012年4月、トランプはまた共和党に戻った。”

— wikipediaより

  “ブルームバーグは2002年最初の任期以来、ニューヨーク市の108代目の市長として連続3期を務めた。人生を通じて長らく民主党員だったブルームバーグは、2001年に共和党員として市長選に立候補するために所属政党の登録を変更している。”

— wikipediaより


  さあ、“彼” が再びやって来る。今週末の2月16日(日本時間17日午前中)には、買ってやられ売ってやられの市場の上下動や、朝令暮改の政策発表など、悪名とどろく兆しの出番だ。彼は3月9日(日本時間10日昼)まで舞台に躍り出る。いや、ドナルド・トランプやマイケル・ブルームバーグの所属政党変更の話をしているのではない(トランプは以前民主党員で今は共和党の大統領であり、ブルームバーグは元共和党のニューヨーク市長で今は再び民主党に帰還して大統領候補選に出馬している)。

今ここで話しているのは水星逆行、すなわち鳥ならミチバシリに例えられるトリックスターで、支持帯や抵抗帯の騙しのブレークアウトに相関し、また全ての事実を把握する前に早計で軽率な決定を下したり、あるいは以前の立ち位置やポジションを覆したりする傾向を促進させる存在のことだ。しかも今回の彼は、持ち前の異世界的かつ非現実的な才能をフルに発揮するかもしれない。何故なら彼は、狂ったような夢心地にもなれるが、多くの場合ファンタジーに陥りがちな星座宮、魚座で逆行を開始するからだ。

  これはあなたが何かハッピーな歌でも歌いたくなる時だ。何故ならあなたは恋をしている。あるいはまた、考え得る最悪の時に最悪なことを口にして恥ずかしさと後悔にまみれ、まるで呪いにでもかかったような気分で今やブルースの一節でも口ずさみたくなる時だ。この魚座の水星逆行が発効中は、何を提案するにあたっても、「当の相手と同じ土俵上に在るかどうか」をしっかり確認したほうが良い。いや、あなたの(または彼らの)頭にあるのは「提案」でさえないかもしれない。むしろ多くの「要求」やら「命令」として口に出される可能性がある。

だが、大統領候補に名乗りを上げている一部の人々のように、伝えるべき言葉選びにしくじったり、相手の名前を間違って呼びかけたりするかもしれない。もし売買の際にブローカーを通しているなら、たとえばあなたの携帯電話が一時的に不通になった後で(水星逆行中にありがちなこと)再び繋がった時、自分の意志が「売り」の代わりに「買い」と(あるいはその反対に)伝わっていないかどうかをよく確認することだ。 水星逆行、とりわけこの魚座での逆行中は、あらゆる分野、領域において奇妙なことが起き、結果的に間違っている可能性がある(それは最初のうちは上手くいったように見えがちだ)。

  さて、これは市場にとって何を意味するだろう? 大したことではない。ただし、近接しあって起きる突然で短期的なリバーサルと相関することを別とすればだが。とはいえ、必ずしもプライマリー・タイプのリバーサルとは限らない。ほとんどの場合、それは取引サイクルの問題だ。つまり、あなたは取引することは出来るが、それと添い遂げようなどと思わないないほうが良い。

  それでもこの水星逆行は、いつもよりもっと重要な意味を持つ可能性がある。火星もまた同じ日に山羊座入りするからだ。これは取引サイクルというよりも、もっと大きなサイクルと相関するかもしれないことを示唆している。これは大きい。(まぁ、木星が支配する魚座や射手座を水星が運行する時は、ほとんど全ての物事が「もの凄いこと」として扱われるのだが..)

それにしても、火星の山羊座入りが何故それほど大きいのか? 
その理由は、連邦準備法が成立したのが1913年12月23日であり、当時太陽は山羊座1°に在泊して蟹座0°の冥王星とはオポジションを形成していたからだ。これはFRBが世の話題に上る時期を強調する兆しかもしれない。そしてそれは多くの場合、Tノートや通貨のように金利に関連する市場を動揺させる新たな政策や発表で、その後間接的に(または直接的に)貴金属や株式市場の価格変動へと波及していく。

  魚座で水星が逆行する時は、全てが非常に上手くいったと思った途端にカーブボール(またはスクリューボール)を投げてよこされるような感覚かもしれない。 突如として関心の焦点は変わる(こう言うと、まるで魚座を逆行する水星が何かに焦点を当てることが可能であるかのように聞こえそうだが)。 しかし、その関心の変化は果たして事実に基づいているのか? それとも単なる噂なのか? 魚座を逆行する水星がちょっと目眩を起こすのは、ここだ。

ある時は、状況は上手くコントロールされているように見える。だが翌日には不安定な状況に戻ってしまう。そして金融市場は多くの場合、こうした良いニュースと悪いニュース、喜劇と悲劇の度重なる転換劇にその都度ムチ打ち状態の上下動(ウィップソー)となって反応し続ける。だがそれは、長期的に見ればほとんど意味を持たない動きだ。

  トレーダーと投資家は、特に水星が魚座で逆行するような時は、より大きな視点から物を見ていく必要がある。この時間帯は、あまりにも多くのノイズや雑音に注意が行ってしまう可能性があるからだ(つまりウィップソーが起きる)。

では、私達が見るべき大きな視点からの物事とは何か? それはまさに、先週のウェビナーで説明したとおりだ。株式市場は長期サイクルの天井をつけるにあたっての延長時間帯に在る(2019年4月~2020年11月)。これは木星が射手座10°~山羊座20°を運行する時期を基にしているが、私の推定では85%の確率で20~50%の下落が起き、そしてその後2021年の土星・天王星スクエアへと続いていく。この詳細は過去に起きた土星・天王星、および土星・冥王星ハードアスペクト一覧に記載されており、ウェビナーの参加者に提供した。

  短期的に見れば(結局のところ私達はトレーダーでもある)、ちょうど2月16日は、多くの金融市場におけるサイクルの各頂点(安値または高値)に対し、歴史的な相関性を持つ8つのジオコズミック・サインが続々と起きてくる3週間の始まりとなる。

2月16日の水星逆行と火星の山羊座入りと同様に(あるいはさらに)重要なのは、2月23日〜3月3日、トランシットの金星が木星、土星、冥王星(カプリコーン・ステリウム)にスクエアを形成していくこと、そして3月8日に起きる太陽・海王星、金星・天王星との2つのレベル1(最強)コンジャンクションだ。またこの日は水星が順行に転じる前日でもある(3月9日/日本時間10日昼頃)。

通常なら、私は今後の3週間に為される約束は突飛で一貫性がないと言うかもしれない。ただし、魚座で逆行する水星の下での約束はけっして果たされない可能性があることを私は知っている。

ならばいっそのこと、歌ったり踊ったり、もしかすると瞑想でもしているほうが良いかもしれない。それでも、「事実」として流布される「噂」には十分気をつけてほしい。






訳文ここまで
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February 09, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント2/10【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年2月10日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は...取りいそぎ全体をざっと訳してみました。来週は抄訳か部分訳になるかもしれません。


≪ 先週をふり返って ≫

※引用部分は省略します。
内容は「先週の株式市場の下落について/cnbc.com」「弾劾騒動についてトランプ大統領が語ったことば/cnbc.com」「トランプ大統領とレーガン大統領を比較しての評論/Arizona Repubulic紙」でした。

  コメディと悲劇の両方に彩られた奇妙な週であったにも関わらず、米国経済は依然として堅調だ。一方の悲劇はコロナウイルスの脅威が中国経済に大混乱を巻き起こし、今や世界中の経済にその悪影響が拡がると予測されることだ。

また、大統領を追放する機会を失い、先週初めに大統領候補を決めるための最初の党員選挙を行った民主党にとっても悲劇だったかもしれない。弾劾裁判への証人喚問についてはほとんど完全な党派性による投票が行われ、全ての共和党議員は証人喚問に反対し、罪状として挙げられた2つの論点に関しても無罪投票。全民主党議員が証人喚問と有罪に投票した。

  この悲劇的な党派投票には例外が起きた。共和党のミット・ロムニーが彼の良心に従い1つの罪状において有罪に投票したのだ。そして自分の党と保守系メディアから叩かれた。

この件を今日の山羊座における土星・冥王星時代を生きる上でひとつの教訓としてみよう。あなたがあくまで自分自身の原理原則に依って立ち、自分が属する社会的グループ(あるいは自分の党か?)が受け入れている物事を容認しなかったり忠誠心を拒否するなら、あなたは村八分になったり追放されたり、非難される危険がある。

『フォーキャスト2020』で述べた山羊座の土星・冥王星が示す象意の1つを「ヒーローと悪役」「個人の倫理 VS 腐敗」の戦いとして表現したのはこれが理由だ。そして今日の米国を苦しめているこの党派的な不和においては、敵対するどちらの側も、相手側こそが腐敗した悪だとして非難している。これは皮肉なことだ。

  だが少なくとも論点のひとつについてはトランプ大統領が正しいように見える。民主党はまったくもって「ダーティ・コップス」(汚いことでも何でもありの腐敗警官)のように見えた。まぁ、彼らが本当にダーティ・コップスなのかどうかは不明だが、とにかく先週は “間抜けで騒々しい警官達" が『ヤツは “筋肉モリモリの木偶人形” に違いない...!』と思い込んだ当の相手と戦っていた。その光景は愉快であると同時に悲劇的でもあった。

  とはいえ、先週は世界の株式市場にとって全体に良い週だった。前週金曜に600ポイント下落したダウ平均は木曜までに安値から1000ポイント以上上昇。2月7日金曜には好調な賃金を示す発表にもかかわらずザラ場で300ポイント下落した。市場を怖じ気づかせたのは本当にコロナウイルスという“黒鳥”だったのか? それともこれは、株価がひと息入れて中期サイクルの修正安が入っただけなのか? それはこの日曜に開催する『フォーキャスト・ウェビナー』で詳説しよう。

他の市場では2020年5月に「ビットコイン・ハービング」が実施されるとの信条に後押しされてビットコインが10,000の大台に向けて引き続き上昇した。これは時とともに創造されるビットコインの量が減らされるため、その供給が限られて不足することを意味する。もし需要が一定のまま保たれて供給が減少するなら、それは価格上昇の方程式だ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  この週末は恒例のウェビナーを開催すること、そしてニューヨーク証券取引所のチャートに火星が調和的なアスペクトを取ること以外に目立つジオコズミック・サインはないため、それほど特筆すべきものはない。あるとすれば来週で、16日に火星が山羊座入りし、その後魚座の水星が3週間の逆行を開始する。

またも “間抜けで騒々しい警官達”と“筋肉モリモリの木偶人形” との戦いのドラマが上演されそうだ。というわけで、観戦準備をしておこう。2020年の選挙を前にして、戦いに終わりはない。そしてもしトランプが再選されたら(あるいは再選されなかったとしても)その後も終わりは来ないだろう。山羊座に冥王星が在るかぎり、調査や捜査は決して止むことがない。

とはいえ、いずれにしてもトレーダーとしては、2月16日〜3月9日の間はやるべき事が多くなるだろう。市場の反転に相関する8つの惑星シグナルが展開し、それには牡羊座の金星が木星、土星、冥王星の山羊座ステリウムに形成するスクエアが含まれている。

  では、日曜に皆さんにお会い出来ることを楽しみにしている。きっとエキサイティングなウェビナーになることだろう。





訳文ここまで
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February 02, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント2/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年2月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “株価は金曜に急落、ダウ工業平均は1月の上昇分が消し飛ぶ形となった。投資家は急速な拡がりを見せる中国発のコロナウイルスがもたらす潜在的な経済的影響への怖れを膨らませつつあった。デルタ航空とアメリカン航空が米中間の全便を運休すると発表し、それを追って同日ユナイテッド航空が似たような手段を取ると発表した後、ダウは650ポイント/2.3%下落した。ダウはまた、このままの勢いで進めば8月以来最悪の日に向かって...  WallachBeth Capitalのシニアストラテジスト、イリヤ・フェイジンはこれに対し次のように述べた。
『週末を怖れる心理があった。今年のテーマとして上がってきた物事は、どんな物事もFRBとトランプがどうにかして解決するというものだった。だがウイルスは誰にもどうにも出来ない。それが恐怖心に駆られる理由だ。』”

— Fred Imbert
  “Dow Plunges 650 Points as Friday’s Sell-Off Tied
   to the Coronavirus Accelerates Into the Close”
  www.cnbc.com 2020年1月31日付

  先週の世界の株式市場は、コロナウイルスのまん延に関する見通しが「制御下にある」と「制御不能」との間で変化するのに呼応して非常にボラタイルな様相を呈した。月曜はダウ工業平均が450ポイント売られ、ヒステリー状態に陥った。だがその後の2〜3日は、結局ウイルスはそれほどの脅威ではないという見通しが高まった。ダウ平均は月曜の安値から500ポイント以上上昇した。だが金曜になり、ウイルスの脅威は非常に深刻で渡航規制と検疫・隔離が実施されるとの新しい報告が出てダウ平均は600ポイント以上の下落となった。

  コロナウイルスの大流行に関して発表される見通しが突然ころころ変化するという事象は、先週末に発効した射手座の火星と魚座の金星・海王星とのスクエア(制御不能)に対する山羊座の土星・冥王星コンジャンクション(制御を必要とする妄想、または少なくともコントロール下にあるように見える状況を必要とする強迫観念)によって象徴される、典型的なジレンマの様相を呈した。

だが、土星・冥王星はまた自然界、そして人間によって為されたふるまいによって人命に深刻な脅威をもたらす潜在的可能性をも意味する。現在、土星・冥王星に関連するより深刻な長期的影響力は、海王星のアスペクトがもたらす一過性で短期的なヒステリー症状に取って代わるようにも見えるが、これが世界の株価に対し、短期的な影響力以上の力となる怖れはあるかもしれない。

  とはいえ、世界の株式市場における急激な価格の上下動はまた、太陽が水瓶座を運行する時節(1月20日〜2月19日)の典型として見られる事象でもある。水瓶座は市場動向の予測が最も困難な太陽星座宮の一つだ。何故ならそれは — 水瓶座の支配星、天王星と同様に — 支持帯や抵抗帯がものの見事に突破されることの多い時期だからだ。読者の皆さんは2018年2月の水瓶座期において、ダウ平均が1000ポイントを超える下落を見せた2日間を覚えているのではないだろうか。株価は怒濤のように支持帯や抵抗帯を打ち破っていく。この傾向は、水星が今後2週間のうちに逆行に転じるとともに一層目立つようになるかもしれない。これは短期間に強気または弱気から他方に転じる傾向をもって知られる、もう一つのジオコズミック・サインなのだ。

  こういった時期のトレーダーは、より大局的な見地から物を見ることが重要になる。換言すれば、水星の逆行期または太陽の水瓶座運行期である3〜4週間を超えて働くフォースのトレンドに目を向けることが肝要だ。先週初めの急落にもかかわらず、世界のほとんどの指数と金は依然として強気だ。ただし株式に関して言えば、MMAの講読者(日報、週報、月報、及び年刊フォーキャストブック)は50週、および15.5ヵ月サイクルが底を打つ時間帯が発効しており、その期間内に株価は2019年に目撃されたどんな下げよりも激しく下落する可能性があることを十分に認識しているはずだ。結局のところ、木星もまた2020年は山羊座を運行中だ。去年はより強気の射手座を運行していた。

  他の市場では原油もまた急落した。3週間前、原油は2019年4月以来の最高値水準まで反騰していた。だが今や1バレルあたり50ドルを試しており、2019年につけた最安値近くまで下落している。また貴金属にとっては奇妙かつボラタイルな週となった。銀は水曜に17.28まで下落、1月の最安値を記録した。しかし金はなかなか好調な推移を見せ、1月8日につけた6年ぶりの高値を追って金曜に最高値まで上昇した。ビットコインと国債も先週は非常に好調だった。国債の場合は驚くに値しない。人々は危機の時に安全地帯を求めるものだ。

だがビットコインとなると別問題で、11月4日以来の最高値への上昇はジオコズミクス要因に依るものかもしれない。木星は山羊座を運行中だが、ビットコインが生まれたのは複数の惑星が山羊座に在泊していた時だった(2009年1月3日)。このチャートを綿密に研究し尊敬すべき成果を挙げている同業者の一人が AstroCrypto Report のロバート・ウェインステインだ。9月に開催されるISAR2020では、私とともに彼もまた講演する予定となっている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “トランプ大統領は、オバマ時代に達成した2%という経済の成長傾向を引き上げると約束し、その後しばらくの間は税制改革と規制撤廃が功を奏した。しかし、彼の貿易政策と税制へのテコ入れは企業投資とグローバルな製造業を弱体化させ、現在、経済成長は2%の横ばい状況に陥っている。これは不況には程遠い状態ではあるが、失われた機会を思えば期待外れだ。”

— “The Growth Cost of Tariffs”
  Wall Street Journal Opinion Page 2020年1月31日付

  “米国経済は、2019年末までの3ヵ月間に2.1%と緩慢な成長ぶりだった。これはドナルド・トランプ大統領の貿易闘争の結果として起きた世界的景況の停滞と企業投資の急激な後退を受けてのものだった…. 最も懸念されるのは、進行中の貿易闘争が企業にとって先行きの不確実性を高めていることにより、企業が急激に投資を削減していることだ。”

— Martin Crutsinger
  “US Economy’s Growth in 2019 Was Weakest of Past Three Years”
  Associated Press 2020年1月31日付

  2019年第4四半期のうちに木星が機会やチャンスを意味する射手座を離れ、より抑制的で慎重な山羊座に移ったことを考えれば、経済成長の減速と言ってもファイナンシャル・アストロロジャーには驚くようなことでもない。翻ってこれは、米国株式市場の騰勢にも影響する可能性を持つ。以前も述べたように、木星が射手座10°〜山羊座20°を運行する時期は、米国株式市場に見られる長期サイクルの天井と歴史的相関性を持っている。現在、私達はその圏内にある。これは木星が山羊座にイングレスした2019年12月2日から始まり、2020年12月19日まで続く

  ダウ平均の史上最高値はこれまでのところ、土星・冥王星間32年〜37年長期惑星サイクルのコンジャンクションの期日と同じ週内である1月17日に記録された。ナスダックはそれから1週間後の1月24日、天王星とスクエアの新月および魚座の金星・海王星が火星にスクエアを形成した日に史上最高値をつけている。私達の調査においてこれとともに重要なのは、1月10日に起きた天王星順行が持つ歴史的相関性だ。

  先週述べたように、『MMAマーケット・リポートの講読者に指摘したことだが、天王星順行は12取引日のうちに米国株式市場の中期または長期サイクルの終了と最強の相関性を持つジオコズミック指標の一つだ』。

では1月17日の高値はプライマリーサイクル、あるいはそれを超えて長期サイクルの天井だと考えられるだろうか? このジオコズミック指標のみに基づいて見るなら、その可能性はある。1月17日は天王星の滞留からわずか5取引日しか隔たっていないからだ。S&P(1月22日)とナスダック(1月24日)の高値もまた、この天王星が強調される時間帯に含まれていた。さらにこれは、MMAのジオコズミック重要変化日(CRD)の時間帯に関連各市場に示現した異市場間弱気ダイバージェンスの完璧な事例でもあった。

  ここで注目すべきは、水星が魚座で逆行を開始し、火星が山羊座入りする2月16日までの間は、顕著な影響力を発揮するトランシットの惑星シグナルがないということだ。これらはどちらも重要であり、とりわけ金利関連市場に影響を及ぼすジオコズミック・サインだ。また同じように重要なのはトランシットの金星で、木星、冥王星、土星の山羊座ステリウムにスクエアを形成する(2月23日〜3月3日)。そして3月8日には金星・天王星、太陽・海王星と2つのコンジャンクションが形成される。その翌日にはボラタイルな星座宮である水瓶座に戻っていた水星が向きを変え、順行を開始する(日本時間3月10日昼前後、水星魚座入りは日本時間3月16日夕刻)。

  株式市場におけるこの新たな下降トレンドのリバーサルと反騰を示唆する唯一のジオコズミック指標は、射手座終盤を運行するトランシットの火星で、2月4日〜13日にニューヨーク証券取引所設立図(1792年5月17日設立)の木星・海王星コンジャンクションに対しマイルドなセクスタイルを形成する。しかしながら、これはまたTMI(トランプ・マーズ・インディケータ)として設定された宇宙領域にも重なる。

つまり、ドナルド・トランプ大統領、米国、そしてイランのネイタルチャートを互いに結びつける “グランドスクエア” 構造を、1月28日〜2月10日に火星が活性化して回るのだ。この時期はちょうど私達が年に一度開催する『フォーキャスト・ウェビナー』とも重なる(2月9日日曜)。ここで私は多くの事を皆さんにシェアすることになるだろう。







訳文ここまで
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January 19, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント1/20【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2020年1月20日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も≪先週をふり返って≫を割愛し、短期および長期のパートのみの抄訳になります。
次週1月27日付のコラムはお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 短期ジオコズミクス ≫


  ただ一度きりの土星・冥王星コンジャンクションは先週末に起きた。だが、この32年〜37年サイクルの影響力のオーブはあと数ヶ月からおそらくは2年ほど続くだろう。宿敵や自らの権威への脅威を取り除くために行われる新たな「政治的暗殺の時代」は、過去2年にわたって続いてきた(北朝鮮、ロシア、サウジアラビア、そして南米諸国など)。しかしこれは強力な冥王星が持つ顕れの1つに過ぎない。私達が抱く懸念は冥王星が経済と金融市場にどう相関するのかであり、ここでもう1つのカテゴリーを見ていく必要が生じる。それは負債と赤字だ。私はこの非常に成熟した強気市場に対する最大の脅威は政治の領域になると書いてきた。だが今私は、巷の関心がもう1つ別の脅威、すなわち負債爆発へと逸らされるのを見ることになるのではないかと考えている。トランプ弾劾の手続きが進行し、今なお続く米国とイランを取り巻く緊張の後にニュースが出始めるにつれて、この問題が掘り下げられていくだろう。

  短期的に見るなら、興味深い宇宙的展開が起きようとしている。1月23日〜24日、天王星とスクエアの新月が起きる。これは突然で予想外の何事かが起き、それが市場のトレンドにとって潜在的な混乱要因となることを示唆するものだ。ただし天王星が関連するため、もしリバーサルが起きなければこれがもう1つのメルトダウンならぬ “メルトアップ” に繫がり、世界の株式指数に史上新高値や数年ぶりの高値が示現する可能性もある。

またその後1月26日〜28日には金星と海王星が魚座でコンジャンクトする。あぁ!恋することは何と素晴らしいのだろう(金星、海王星、そして魚座の組み合わせは全てが真実の愛に身をやつした「のぼせ上がり」を意味する)。問題は、火星がこれら2惑星にスクエアを形成することだ。このため、熱烈な恋愛と思われたものはたちまち引き裂かれた愛へと変わりやすい。社会的な事象として見れば、これは合意の頓挫を意味する。一方が合意、または合意するという想定の下にある条件に背く傾向があり、もう一方はそれに激しい不満を感じる。多くの新しい合意事項が進行中の現在、それに関連する人々は過剰反応しやすい... どんな物事に対してもだ。それが市場を下落に転じさせる可能性がある。つまり、この時点で市場がはらむ最大のリスクはやはり政治的リスクだ。

  だが、もう少し道(または宇宙的ハイウェイ)の彼方を見てみよう。するとトランシットの火星がまさに射手座17°〜25°というクリティカルな度数の領域をヒットしようとしているのが見える。これが起きるのは1月27日〜2月9日だ。火星はこの時、トランプ大統領の出生図上の月食に触れていく(TMI— トランプ・マーズ・インディケータ)。これはまた、米国とイラン両国の建国図に在泊する火星と海王星のスクエアをも活性化する(グランドスクエアを形成)。火星に言わせれば「真の終わりはまだ先だ」。土星と冥王星に語らせるなら「抗争中の派閥はどちらもウィン・ウィンの結果など眼中にない」。どちらかが勝利し、どちらかが敗北せねばならない — しかも徹底的にだ。

火星は非常にマッチョな性質を帯び得る。そして魚座の海王星と金星はひたすら平和を望む。これからの3週間は非常に興味深いエネルギーが放射されるだろう。そして金融市場はこうした原動力を反映しそうだ。



≪ 長期的考察 ≫

  “中国とその他の貿易相手国との間に生じた緊張とそれによる不確実性が、米国の企業投資における落ち込みの一因となっているかもしれない。中国との貿易協定、それに米国・メキシコ・カナダ協定修正議定書の批准は、そうした不確実性解決の一助となるはずだ。しかし、トランプ政権の移り気とも見える政策決定の足跡を考慮すると、貿易における緊張が大統領の気まぐれによって再燃し、投資やサプライチェーンに関して決定を下すにあたりその基盤として企業が必要とする確実性を損なう可能性は残る。翻ってこれが、労働生産性、雇用、賃金に悪影響を及ぼす怖れがある。”

— Eswar Prasad
  “China Gets the Big Win in the End”
  The New York Times 2020年1月17日付

  “貿易税(関税)は世界経済をどれほど痛めつけるだろう? 米国の貿易税は4種のコストを生み出した。

1)米国のほとんどの貿易税は国内の企業によって支払われる。これは利益を圧迫する。

2)サプライチェーンの切り替えが行われた。課税対象となった中国製品の約半分が米国の市場シェアを失った。これが中国の輸出業者を傷つけ、米国の輸入業者のコスト増(新しいサプライヤーにより高く支払う必要が生じる可能性)にも繋がった。

3)一部の米国企業は生産地を移す可能性がある。中国製部品を使用する米国製品は生産中止となる。また企業は中国製の部品をたとえばカナダ等に輸入する。そして完成した製品をカナダから米国に輸出する。これは米国の雇用を悪化させる。だがこれまでのところ、それはあまり顕著ではなかったように見える。

4)最大のコストは貿易政策の不確実性が生み出したものだ。グローバル・サプライチェーンへの25年にわたる投資の後、企業の貿易に関する投資への信頼は損なわれた。

投資意欲の鈍化が米国と世界経済の成長鈍化の主な要因であった。米中貿易協定がこうした貿易における不確実性を変えるようには見えない。”

— Paul Donovan
  “The Costs of Trade Policy”
  UBS Weekly Blog 2020年1月20日付

  現在、トランプ政権と米国の大勢は今月締結される2つの貿易協定を祝っている。これは確かに米国の将来のみならず、世界の経済にとっても素晴らしいニュースだ。いや、本当にそうなのか?

ここで問題となるのは、関税は維持されており大統領が望めばいつでもさらなる追加関税が課されないという保証はないことだ。上記の引用文でも指摘されているとおり、こういった不確実性は、約束された3%の経済成長を達成するために真に必要な投資の手控えを招く主な要因だ。米国外の機関による新たな予測では、米国の成長率は現在1.8%となっている。

  今や木星が射手座(希望、楽観と貿易の星座宮)を去り、最近山羊座入りして2020年のほとんどを過ごすにあたり、宇宙の指標は予想や約束よりも低い成長率を示唆している。実際、2021年半ばより手前のいずれかの時点に起き、2021年〜2023年の何れかの時点で終了する市場の厳しい下落の可能性は、土星・冥王星(2020年)と土星・天王星(2021年)の相次ぐハードアスペクトによって裏付けられている。1900年以来、市場に起きた5回の最も深刻な暴落はこの組み合わせの下で起きた(直近では2008年〜2009年。それ以前は2000年〜2002年、1973年〜1974年、1930年〜1931年)

これがスタートする正確な日付をピンポイントで示すことは非常に困難だ。強気市場が終わりを迎える時に鳴るゴングはない。しかし、これについては3週間後の2月9日に開催する恒例のワールドワイド・ウェビナーにおいての主題の1つとして言及するつもりだ。また、これらのアスペクトの歴史が示唆する金融危機において自分を護る方法についても解説する。

  当日多くの皆さんと沢山のアイデアを分かち合えることを楽しみにしている。それまでの間は来週起きる魚座の金星・海王星コンジャンクションを楽しむと良いだろう。愛を見出すか、または愛のほうからあなたを見出すままに。だが、つまらない議論で互いの過ちを誇大に言いつのり、せっかくの想いを木っ端微塵に吹き飛ばさないよう注意されたい。1月3日〜2月16日まで発効する射手座の火星の下では何事も安易に誇張されやすい。このアスペクトがもたらす力はスポーツ、エクササイズ、または野外活動のために使うほうが良いだろう。そして危険が潜む可能性を持つ場所(と人)には意識して近付かないことだ。

射手座の火星の下では、人々は得てして非常に攻撃的かつ批判的になるか、むやみに銃を撃ちたくなるような衝動を刺激される。あるいは反対に、ただ「楽しくやろうぜ!」となるかだ。ならばとにかく楽しくいこう。そして友人達と良い時間をともに過ごそう。






訳文ここまで
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January 12, 2020

レイモンド・メリマン 週間コメント1/13【金融アストロロジー】

レイモンド・メリマン・コラム  2020年1月13日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今回のコラムはチューリヒで開催される「土星・冥王星 国際会議」での講演準備のために要約版となっています。前段の ≪先週を振り返って≫ は文字どおり色々な事が起きた先週の様相と相場を振り返る内容でした。今回は後段の≪長期的考察≫のみ、最終部分を除いて全訳してみました。


≪ 長期的考察 ≫

  “1914年、オーストリア=ハンガリーのフェルディナンド大公暗殺を契機に第一次世界大戦が始まった... もう一度繰り返すが、1914年〜1915年、ここでも再び政権交代を企図した政治的暗殺と蜂起があった。この時期にはそれが第一次世界大戦へと導いた... 米国を含む世界各国において、政府の根本的変革や(または)社会的反乱、蜂起を目指す集団が出現している。2020年にはこれらの動きがより可視化され、そしておそらくは、より活発化していくだろう。彼らの試みは政治的暗殺の企図、または実際の暗殺事件に繋がるだろうか? 山羊座の土星・冥王星コンジャンクションの下で、その可能性はある。何故なら冥王星はそれ自体で「敵だと認知した相手を暴力的な行為によって排除する」ことを示し得るし、山羊座も土星も、ともに政府とその指導者に関連するからだ。”

—『フォーキャスト2020』2019年11月執筆
  2020年1月12日の土星・冥王星コンジャンクションに関連する項目より抜粋


  政治的(または闇世界における)暗殺が増加するという主題は、山羊座の冥王星・土星コンジャンクションが象徴するひと組の力学と合致する。この32年〜37年にわたる長期惑星サイクルは今週正確なコンジャンクションを形成したが、その影響力のオーブはその前後2年に及ぶ。したがって、敵に対処するこうした方法 — 暗殺 — が再び浮上、増加している。だが、海外の地(イラク)に在る政敵の暗殺を敢行する張本人がアメリカ合衆国であろうとは誰が考え得たろう?

これが山羊座の土星と冥王星の一側面だ。つまり、あなたは暗殺を行うことが出来る。そしてそれを国家の安全保障上の行為として正当化し(あるいはそれを否定して隠匿し始め)、他の暗殺事件(ロシアやサウジアラビアなど)と同じようにすぐに消え去るだろうと信じているといったものだ。問題は、その行為が他の諸国の指導者達による似たような行いをも正当化することにある。米国にそれが許されるなら、他国が同じ口実の下にそれが出来ない理由があろうか?

  とはいえ、土星と冥王星にはまた別の相(実際には多くの相)があり、それらも現在展開中だ。土星と冥王星は両方とも物事を調査し、深層に至るまで掘り下げ、行われた行為の背後に潜む真実を明らかにしたいという欲動を意味している。したがってこれは「暗殺の時代」を示すと同時に「容赦のない調査や捜査の時代」ともなる可能性が高い。隠匿の壁がゆっくりと剥がされ、驚くべき真実が露呈するとともに、それを知った大衆が説明責任と然るべき結末を要求するようになる。これもまた山羊座の土星と冥王星が持つ顔だ。

山羊座の土星と冥王星の下で説明責任を逃れることが可能だと思う人間は誰もが不愉快な驚きに見舞われるだろう。もちろん彼らはあらゆる事を試す。それが冥王星の持つ一面「自分を脅かす物事や人々を消し去り、隠匿すること」だからだ。だが山羊座の冥王星が持つ他の側面 — とりわけ土星とともに在るとき — は、事象の底まで降り立って真実を見出そうとする。山羊座は公正であることを求めるが、それに透明性と説明責任が伴わねばならない。だから私達は今後も大統領(リーダー)と大統領の敵(リーダーの敵)に対して行われる調査の期間を過ぎ越していくことになる。やがてゆっくりと、だが確実に、隠匿の壁が崩れ虚偽が白日の下に曝されていくにつれ、真実が顔を覗かせるだろう。

  だが、こうした力学は市場にどう影響するだろうか? 山羊座の土星によって示唆された「不安と懸念の壁」にもかかわらず、世界経済は拡大と成長を続けている。このコラムで何度も述べたように、世界の株式市場と世界経済にとっての最大のリスクは政治的リスクだ。先週起きた事はこのポイントを強調していた。政治的緊張が限界点に達し、指導者達がドラマティックかつ想定外の行動を取れば、市場は暴落する。だが緊張が和らげば株式市場は再び舞い上がる。こうした状況はいつまで続くだろう?
  
それを予測するのは難しいが、ジオコズミクスから見るなら、この長期的で記録破りな強気トレンドの重要な反転が完了するのは、土星と天王星がスクエアを形成する2021年第1四半期近辺、あるいはひょっとすると木星・土星コンジャンクションが起きる2020年12月の前後5ヵ月の間かもしれない。しかし、今後およそ3ヵ月、木星が山羊座の第1~第2ディーカン(20°)を運行すること、そして株式市場の歴史に関連するナチュラル・サイクルの研究に基づいて可能性を見るなら、それら2つの期間の手前で反転が起きることさえあり得る。通常、木星が射手座を運行する時(2019年)は上昇相場の変化率は非常に高い。だが木星が山羊座入りすると、その変化率は低下し鈍くなる。そして究極の最高値は、木星が射手座の20°以降を運行する時と同程度の頻度で山羊座の20°までを運行する時に示現しやすい。この期間は2020年10月までに終わる。

  短期で見れば、今後数日間の市場は先週のイラン—米国間対立に対する反応に左右されるかもしれない。しかし、ここで覚えておかねばならないのは、いまだに火星が射手座を運行していることだ(1月3日〜2月16日)。これは極端なふるまいや行動と相関している。読者の皆さんは1月27日〜2月11日、トランシットの火星がトランプ大統領のネイタル・チャート上の月食(双子座の太陽・天王星が射手座の月にオポジション)を活性化し、同時に米国とイラン両方の建国図に在泊する火星・海王星スクエアをも刺激することに特別な注意を払う必要があるだろう。この記録的とも言える経済拡大と株式市場の史上最高値に立ちはだかる最大のリスクがあるとすれば、それは政治的領域から来るものだ。だから私達はこうした期間には注意を向けねばならない。

  この1週間に生じた緊張は、今現在緩和されつつある。これが続くことを期待しよう。だが、射手座の火星が持つ衝動的で「やり過ぎる」性質が終わったと考えるほどナイーヴになるのは止めておこう。射手座の火星は株式市場の強気と相関するかもしれないが、歴史的に見れば、世界の一部の指導者達が宣言するほど平穏かつ平和的な時期と相関するものではない。


この後は、ファイナンシャル・アストロロジーの大家であり、W.D.ギャンのメソッドと現代アストロロジーを相関させることに最大の貢献を果たし、メリマン氏とも協働して市場タイミングツールとしてのアストロロジーの確立と普及に努めた故ジャンヌ・ロング氏の訃報に接しての弔辞が続きます。




訳文ここまで
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January 05, 2020

1月6日付メリマンコラムより(メモ的に)

今回はお休みする予定でしたが、≪短期ジオコズミクス≫のみ掲載します。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “とはいえ、この軍事関与に否定的な姿勢は、2020年にプログレスの月が米国ネイタルの火星・海王星スクエアにT字スクエアを形成する時に試されるかもしれない。それは2019年12月から2020年3月、そしてその前後に3ヶ月の許容範囲を加えた期間だ。もしここで使っている建国図の時間(1776年7月2日11:45AM, フィラデルフィア)が正しいとすれば、これは軍事的対立の増加と、不確実または矛盾をはらむメッセージが同盟国に送られる可能性を示している。”

— 『フォーキャスト2020』日本語版85〜86頁
  2019年11月執筆

  上記引用はトランシットの火星が射手座入りから山羊座へと進み、それが中東地域を含む軍事衝突の可能性を示唆するが、もう一方では射手座に在泊するプログレスの月が米国建国図(1776年7月2日を使用)の火星・海王星にTスクエアを形成中であることをも示唆するものだった。そしてこれには、米国建国図が実際に独立宣言への投票の完了時点に基づくものであるという前提を支持する相関性が見られる。つまりそれは7月2日正午少し前であり、ジョージ・ワシントン将軍が投票結果を知らされ独立戦争が開始された7月4日ではない。

そのうえ1776年7月2日に射手座に在泊した月は、これまでも述べてきたとおり、イランのチャートの火星・海王星スクエア、そしてトランプ大統領の太陽・天王星と月のオポジションを活性化させる。

この新たに勃発した紛争は、一部のアナリストが考えるほど早急には終わらないかもしれない。火星が射手座を運行するにつれて、これが米国とイランの火星・海王星スクエア、そしてトランプ大統領の太陽・天王星と月のオポジションを1月28日〜2月13日まで強烈に刺激するからだ。この事はいったい何を意味するだろう? これは指導者が衝動的になりがちで考えるより先に行動を起こす可能性、そして思考が過剰反応気味になるか、一方向的な先回りの傾向を帯びることを意味する。つまり非常に強い強制力、行為、そして反応が見られるかもしれないということだ。火星が射手座を運行する時、物事は米国でよく言うところの “Over the top” すなわち「やり過ぎ」な傾向が顕れやすい。

こうしたエネルギーは来週に入ってさえ強力に見られるかもしれない。何故なら天王星 — 驚きと噴出の惑星 — が1月10日に順行するからだ。このジオコズミック・サインが持つ影響力のオーブはすでに発効圏内だ。金融市場の観点から見ると、これは上にも下にも非常に急激な価格変動としばしば関連し、多くの場合、通常の支持帯や抵抗帯を超えて動く。つまり非常に印象的なトレンド・リバーサル、もしくは数年ぶりの新高値または新安値への壮大なブレイクアウトと同期する可能性を持つ。これは世界の一部の株式市場において、すでに史上最高値と同期している。今回、これがリバーサルのシグナルでないとするなら、より多くの事例が続くだろう。

また、火星が11月19日〜1月3日の蠍座運行を終えたことをも指摘しておきたい。これは私達が言うところの「ゴールド・タイム」、金のためにあるような時期で、MMAの各リポート講読者はイングレスの1週間前、安値(1446)をつけた時分に金に買いを入れ、最終ポジションを手仕舞いしたのは1月3日、火星が蠍座を離れる日だった(金は1550を超えていた)。金がトップアウトしたというテクニカルな兆候はまだ顕れていないが、プランを遵守する必要がある。そのプランとは、火星が蠍座入りしてから2週間以内に孤立した安値をつけたら買い(これを実行した)、蠍座運行が終わるまでホールドすることだった(これも実行)。そして過去何度も経験したように、今回も非常に綺麗に決まってくれた。


<メモのメモ>

前の項目で中東での紛争と金相場、それにスイスフランの上昇との関連に触れている

アグレッシブな火星の射手座運行は1月3日〜3月30日。そして1月12日の土星・冥王星コンジャンクションが持つ32年〜37年サイクルは、前後18ヵ月のオーブをもって第一次世界大戦(コンジャンクション)と第二次世界大戦(ウェイニングスクエア/270°)の始まりと同期している。『フォーキャスト2020』において1947年のコンジャンクションは第二次世界大戦終結後の復興期の始まりと指摘されている。

火星は4月1日、水瓶座入りしてすぐに土星とコンジャンクト。そのとき山羊座24°で木星・冥王星・小惑星パラスがコンジャンクトし、牡羊座のエリスとはスクエアを形成している。これも政治が絡んで強圧的かつ一方的なフォースが働く可能性を示すと思われる。そして4月8日(満月)には水瓶座の火星と牡牛座の天王星がスクエアを形成する。これもまた非常に攻撃的な配置。






訳文ここまで
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December 22, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント12/23【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2019年12月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】

 ※今年はこれが最後のメリマン・コラムになります。年明けは3日にコラムが出ますが、翻訳はお休みさせていただきます。来年もマイペースになると思いますが、よろしくお願いいたします。

フォーキャスト2020』12月25日に発売です。大きな変わり目となる2020年を迎え、メリマンさんもとても力をこめて書かれていますので、ぜひご一読ください。



≪ 先週を振り返って ≫


冒頭にはトランプ大統領の下院における弾劾決議と、それへの支持が思わしくなかったことについてのcnbc.comとウォールストリートジャーナルの記事の2本が引用されていますが、今回は時間の都合で割愛させていただき、本文のみ全訳とします。


  先週の様相は12月27日まで発効するポジティブな木星のトランシットと、1月12日に正確に形成される32年〜37年サイクルの厳しい土星・冥王星コンジャンクション(影響力のオーブは前後11ヵ月)とが相互に作用する完璧な一例となった。

今週は、米国と中国間に交わされた貿易協定の光がきらめいた後、米国、メキシコ、カナダのUSMCA貿易協定が下院で承認された*。そして週の半ばには、米国下院においてドナルド・トランプ大統領の弾劾が行われた。これは米国の党派的政争史上3回目となる。だが、株式市場にはそんな政争を気にする様子は見えなかった。市場はこれが貿易(木星)を通じた経済成長の新しい世界をもたらす貿易協定という歴史的な週であることに焦点を当てたのだ。そんなわけで、米国株式市場は史上最高値を更新し続け、それとともに世界の多くの株式市場が上昇した。
*反トランプで固まる民主党が支配する下院で承認されれば共和党が制する上院の承認はまず間違いないと考えられる。

  こうした事のみで、トランプ大統領の経済に関する手腕を議論することは困難だ。彼は市場や企業の懸念となっていた厄介な貿易協定をめぐる緊張感を解消した。これは12月15日の木星・天王星トラインと、この好ましいトラインを12月23日〜27日に太陽がトランスレートする事象の典型例でもあるからだ。従来から言われてきた事として、人々は自分の経済的満足感の高低に応じて投票先を決めるとされる。だがそれは必ずしも正しいとは限らない。最新の世論調査では、彼の支持率はいまだに50%を下回っている。米国人の半数は自分の懐具合に応じて投票するように見えるが、他の半数は人格を見て投票する。そしてそれは、今も引き続き大統領に欠落した部分だ。この事自体が、大統領として彼を望んでいる米国人と彼を追いやりたいと思っている米国人とが半々に分断されている状況を説明している。

  これは興味深いことだが、以前より多くの無党派層が彼の弾劾を望んでいるという。だが果たしては彼は大統領の座を追われるだろうか? おそらくそうはならないだろう。上院の2/3が解任に賛成票を投じることが必要だからだ。53vs47の過半数を占める共和党は、今後の選挙に向かって結束を乱す可能性は低いし、これが党派間の闘争だということは明白だ。しかし、トランプ大統領は今後2年間、冥王星と海王星の強力なトランシットの影響下に置かれる。冥王星は当事者の権威や権力への脅威と関連するが、それが彼のネイタルの金星と土星にオポジションを形成する。金星は愛と人気に関連し、土星は地位と権威に関連する。どちらも前向きな改善に寄与するとは考えられないし、とりわけ6月以降から選挙までは、火星が牡羊座を運行してアスペクトに参加し、好戦的なTスクエアを形成する。

同時に、トランシットの海王星は大統領のネイタルの太陽・天王星コンジャンクションとそれにオポジションの月(彼は天王星を含む月食の生まれだ)にTスクエアとなる。天王星を含む月食の生まれである彼は、強力な天王星を持つチャートがしばしば示す「異質な者」だ。もし人々が、彼が奇妙で「不適切」だと感じるなら(つまりこれが大衆の嫌う彼の「人格」なのだが)、彼らにはまだ何も見えていない。彼は弾劾投票の結果として「ノーマル」になるようなタイプではない。おそらく、その反対だ。ある人々にとっては、彼はもっと「愉快」になり、さらに奔放になっていくだろう。だがそのようなふるまいは、大統領の座から追われる状況に彼を近付けるかもしれない。何故なら冥王星もまた「力の剥奪」を意味する惑星だからだ。

ほとんどの政治アナリストは、この弾劾騒ぎが長く続けば続くほど民主党側を傷つけ、トランプの支持者を増やすだろうと見ている。だが私のアストロロジーからの理解と、山羊座の冥王星(審判)がもたらす事象が彼のチャートに及ぼす影響は、選挙に近付けば近付くほど反対の現象を示唆している。それに忘れてはならない事は、2018年の選挙で民主党があれほど多くの新しい議席を確保した理由だ。それは新しく選ばれた民主党員の新人達がトランプ大統領に反対の意を示し、その多くが彼の弾劾に向けて動くと言ったからだった。もし当選すればそうすると約束したことを彼らは実行したのだ。彼らを選んだ同じ有権者が、次は自らの代表者達を罰するだろうと共和党が考えているなら、それはあまりにナイーヴ(海王星)というものだろう。


  もしもトランプ大統領に似たような形をもって、冥王星があなたのチャートに影響を与えるような時は、あなたは通常なら人生で対処が必要になるとは思いもしなかったような現実に遭遇する。

そんな時、これまでに経験した人生の諸問題への対応法と同じやり方でそれを扱おうとすると、もうそれでは上手くいかなくなる。そこから抜け出すためには、価値観、信念、そして(または)ふるまいの全てにおいて、何らかの形で個人的な変容を遂げる必要があるのだ。

これを意志を持って行わなければ、自分が変容せざるを得ないような体験が半ば強制的に起こり、あなたの人生は不本意な形となって変化する。冥王星のトランシット、とりわけ土星へのそれは、人生においてすこぶる厳粛な期間だ。物事はもはやこれまでと同じではない。そしてあなたにとって、物事は以前と同じように動いてはくれなくなるだろう。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  さて、読者の皆さんは何よりもこれから先の金融市場の行方に懸念を抱いていると思う。そこで皆さんにホリデー・ギフトをお贈りしよう。2020年の米国と世界の株式市場について私がどう見ているかの概観だ。なお、詳細については今後1年〜3年のジオコズミック&サイクル・パターンの分析を含む『フォーキャスト2020』を参照してほしい。

まずは2018年10月3日の史上最高値の後、2018年12月26日〜27日に起きた19%の下落が続いたというのは非常に興味深い。今年10月3日はプライマリーサイクルの安値が示現したが、12月26日〜27に近付くにつれて史上新高値をつけつつある。このパターンはこれまでのところ、去年とはまったく正反対だ。

世界のほとんどの株式市場は15ヵ月〜18ヵ月サイクルを示しており、そのオーブは3ヵ月だ。米国において、これは15.5ヵ月(13ヵ月~18ヵ月)サイクルだ。これは2018年12月26日〜27日に底をつけた4年サイクルの1/3フェーズだ。世界の他の指数はたとえばヨーロッパのように3年サイクルを持ち、それが2つの18ヵ月サイクルで構成されている。この3年サイクルもまた2018年12月26日〜27に底をつけた(日本も同様で、その1週間後には中国でも底打ちが見られた)。

  簡単な計算では、米国株式市場における次回の15.5ヵ月サイクルは2020年4月±3ヵ月だ。この間には金星が逆行する(5月13日〜6月25日)。この時期にもし株価が明確に下落しているなら、世界の株式市場で買いを入れる絶好の機会になりそうだ。

この場合の下落は2019年の下落より規模が大きいと考えられるが、2018年12月26日〜27日のそれよりは小さいかもしれない。米国における2019年の最大下落幅は7.5%だった。2018年12月26日の下落幅は19%を超えていた。したがって、2020年4月±3ヵ月に底をつける場合の下落幅は8%〜19%と予測される。

その底値に続き、2020年12月21日に起きる木星・土星コンジャンクションに関する研究から導き出される天井示現期の範囲、12月21日±5ヵ月に入っていく。だが今の時点では、その高値が2020年当初の高値より高いか安いかを判断することは出来ない。

しかしながら、いったんその2度目の高値をつけ終わると、2021年の土星・天王星ウェイニングスクエアが示唆するとおり、市場は急落して6.5年サイクルの安値へと向かうだろう。これが示現するパターンとしての理想形は、2021年~2023年にかけての期間だ。


  これが私達の、来年に向けてのおおまかなロードマップだ。これが皆さんの投資計画において有用なガイドとなることを願っている。結局のところ、2020年の強力なカプリコーン・ステリウムに対応する策としては『プランニング/適切な計画』のひと言に尽きる。これは「創造の源」から人類に贈られたギフトの一つであり、アストロロジーはその計画を立てるにあたって使用出来る最高のツールの一つなのだ。

そしてもちろん、時を消化し年が進むとともに、これら各サイクル内で展開していくパターンに基いて出される日報、週報、月次リポートを通じて私達の見通しはより詳細に範囲を狭められ、洗練されていく。

このような想いを胸に、皆さんひとりひとりが楽しいホリデーシーズンを過ごされることを祈っている。ではまた来年!






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:50|PermalinkComments(0)

December 01, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント12/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年12月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】
 先日お知らせしたとおり、コラムは当分不定期とさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 先週を振り返って ≫

   “中国は、ドナルド・トランプ大統領が香港の抗議者を支持する2法案に署名した後、報復すると脅した。『中国は香港人権法に強く反対している。』中国外務省副報道局長の耿爽(グォンシュアン)は金曜の定例記者会見でこう述べた。『これは全く以て覇権主義的行為であり、中国の内政問題である香港情勢への深刻な干渉である。中国は強力な対策を講じるだろう。』投資家はこれらの法案に署名したことが、12月15日の重要なデッドラインが近付くにつれて交渉を複雑にするのではないかと怖れている。それまでに交渉がまとまらなければ、中国製品に対する米国の追加関税が発効する。”

        — Fred Imbert
    “China Threatens to Take ‘Strong Counter-Measures’
    Against U.S. After Hong Kong Bill Signings”
    www.cnbc.com 2019年11月29日付

        “『私は中国の習近平国家主席と香港の人々を尊重し、これらの法案に署名した』トランプ氏はこう述べた。”

    — Lingling Wei, Philip Wen, Chao Seng
      “China, U.S. Aim to Save Trade Deal”
      ウォールストリートジャーナル 2019年11月29日付

        今、木星は最後に残された射手座での時間を過ごし、そして物事はこんな流れを見せている。木星も、それが支配する射手座も世界貿易を支配している。このトランシットが発効した過去13ヶ月間、多くの人々にとっての希望は、米国と中国との重要な貿易協定の交渉に入ることだった。それはこれまでで最大規模の取引協定の一つになると考えられていたが、これも射手座の木星の力学に見られる典型だろう。木星も射手座も物事を大きく考えるのが好きだ。全てが誇張され、膨らんで希望が暴走する。これら二つの原理の下に、縮小思考の居場所はない。だがそれももうすぐ終わる。12月2日、木星がもっとずっと要求の厳しい星座宮、山羊座に入り、来年に向かっていくからだ。

        「カプリコーン・ステリウム」へようこそ。それは過去13ヶ月にわたって用意された全ての「セットアップ」(プラン、決定、そして行動)の「結果」を世界が体験する1年間の宇宙サイクルだ。これがカプリコーン・ステリウムと呼ばれるのは、太陽系において最も外側に位置する五つの惑星のうち三つ(木星、土星、冥王星)が2020年12月21日までともに山羊座を運行するからだ。そして山羊座は「説明責任」または「最終責任」— “アカウンタビリティ”を要求する。

山羊座は細部に注意を払い、現実的で実用的なプランを受け入れ、実現の可能性を持つ成功話を好む。単なるポジティブ・シンキングや好ましい印象操作は通らない。過去13ヶ月の間、射手座の木星の下では全てが壮大で、何事も「最大」で「最も大規模」で「最も偉大」だった。だが去年の殆どの時期において、木星は魚座の海王星とスクエアを形成していた。魚座も海王星も、ファンタジーや妄想と関連する。つまり、何か凄いものを創れるというアイデアを発表するだけで、本当にそれが凄いものになるといった考え方が席巻する。だが最終的に、それはより土星と山羊座タイプの物事に収束していく — 非常に限定された形となり、約束された物事は「形骸」として残る。とはいえ、形骸もまた役立つ時はあるのだが。

     それでも、大統領は香港の抗議者の側に立った。それは2020年の国内選挙に向けて素晴らしい政治的態度となるかもしれない。だが、その米国自体も、自らが何であるのか(民主主義、資本主義、自由)、そしてこれからどうなりたいのかについて、米国自身の妄想を抱いている。いずれにせよ、これは貿易戦争が始まった当初から推進されてきた中国との貿易協定に繋がるような動きではない。私達は、そこからはるかに遠い所に立っている。

     香港の抗議者を支援する法案が成立する前、世界の株式指数の多くが反騰していた。 このコラムで追っているすべての米国市場は、11月27日水曜に海王星が順行し、11月22日から25日週末にかけてのジオコズミック重要変化日(CRD)のオーブの圏内のうちに、史上最高値を更新した。法案署名に続く株の下落は株式市場のパニックを引き起こすことはなく、今のところテクニカルに内在する深刻なダメージは見られない。しかし、木星が楽観的で希望に満ちた射手座を離れ、12月2日月曜から注意深く綿密な山羊座の1年間の旅を始めるにつれて、全ての弱気市場が何処かで始まらなくてはならない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “才能に恵まれた知的な人々は常に過去に目を向けている。過去に惹かれ、過去について学んでいる人々に無能な人間はいない”

  — Mike Nichols
    映画監督(1931年〜2014年)


  先週の高値が米国株式市場における長期の強気相場の終焉を意味するかどうかはまだわからない。そう断じるには早すぎるが、同時にまた強気相場の歴史的サイクルから見れば非常に遅いと言える。この強気市場サイクルの天井は十分時期が来ているし、それを過ぎてさえいる。それは何処かで始まる — 木星の射手座運行最後の日か、木星・天王星トライン(12月15日)の近辺か、または土星・冥王星コンジャンクト(1月12日)か、あるいはそれさえも過ぎた何処かで。始まりを報せるゴングは鳴らないが、殆どの場合、土星、天王星、海王星そして(または)冥王星が互いにアスペクトを形成する時に始まる。そしてその一つが近付いている。実際、すでにそのオーブ圏内には入ってもいる。それは土星・冥王星の32年〜37年シノディック・サイクルで、2020年1月12日に起きる。長期サイクルが終わりを迎える時のオーブは前後11ヶ月だ。とはいえ、殆どのリバーサルは5ヶ月以内に起きている。

もう一つの非常に重要なシノディック・サイクルが2020年12月21日に起きる。それは木星が土星に20年ぶりのコンジャンクションを形成する時だ。これは前後5ヶ月のオーブをもって、株式指数の4年かそれ以上のサイクルとあまりに多いと言えるほど相関してきた。前回これが起きたのは2000年5月28日であり、世界の多くの株式市場では当時の史上最高値が示現した。そしてその後急落し、ドットコム・バブルの崩壊となった(2000年1月〜3月)。これら二つのサイクルが互いにオーバーラップし(オーブ圏)弱気の熊が冬眠から目覚めるまでには時間がかかるのかもしれない。これらと他のサイクルについて、その詳細を論じた『フォーキャスト2020』はまもなく発刊となる。


        さて、この本について話すなら... これまでに執筆した全ての『フォーキャスト』シリーズの中で最も困難かつやり甲斐のある仕事だった。その長さも今まで一番だ。これは難しかった。何故なら木星・土星・冥王星コンジャンクションの惑星サイクルが起きるのは山羊座だからだ。この三つの外惑星によるシノディック・サイクルが一年以内に起きるのは非常に稀なことで、参照可能な多くの歴史的事例を持たない。

だが、2020年1月12日に起きるこの長期の土星・冥王星惑星サイクルについて、私はその下に生まれた者として何かを知っている。今年の『フォーキャスト』で描写しているように、土星・冥王星コンジャンクションは「英雄か?それとも悪役か?」といった時期と同期する。また私はこうも主張する。土星と冥王星は超人的な取り組み/努力に関連する可能性があると。

そうだ、私もまた超人的だったと主張しておこう — それは土星と冥王星の組み合わせが創出する超人だ。何故なら私は4ヶ月足らずで250ページ(英語版)の本を書き上げたからだ。これをやり遂げるのは尋常ではないし、同時に働いてくれた5人のエディターもまた超人的だった。たった一つだけ、私が確信を持てないことがあるとすれば、果たして私はヒーローか、それとも悪役なのか?ということだ。

今の私は疲れてへとへとになっている。だがそれと同時に、実際に4ヶ月足らずでこれだけの範囲をカバーした本を書き上げることが出来たという事実に、自分でも少し驚いている。この経験は私に、もし自分の精神の全てを注ぎ込めば、やりたいと望んだことはどんな事でも達成出来るのではないかと考えさせる。

そしてもしかすると、それこそが2020年の山羊座の土星と冥王星から贈られるポジティブなメッセージなのかもしれない。もしあなたが意志を持ってこれと決めた物事に集中し続け、必死に励むなら — そしてそのタスクが完成する前に破綻したり壊れたりせずにいられるなら、あなたが達成出来る物事に限界はない。

私のタスクは完了した。そして今は私自身をケアし、再び充電する時間だ。ヘビーな土星アスペクトの厄介なところは人を燃え尽きさせることだ。土星の下で何かを達成し続けるためには、人生において仕事、休息、社会的な活動とのバランスを取る必要がある。それが今後4ヶ月の私のミッションだ。だが今は、この執筆マラソン期間を忍耐強く支えてくれた皆さんに感謝する。米国では今、感謝祭のシーズンだ。だが皆さんこそ、私が感謝を捧げなければならない一番の存在だ。

ありがとう!




訳文ここまで
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<訳者より>

  『フォーキャスト2020』の翻訳は今、最後の山場を迎えています。コラムにもあるとおり、今回は文章量も、その内容の深みも、今までにない領域に踏み込んでいて、それを日本語にしていく作業もまた、これまでに経験したことのないハードなものになりました。おそらくページ数から見て、紙の本はこれまでにない厚みになるかもしれません。

投資家の方はもちろんですが、今回は特にマンデーン・アストロロジー学習者の方にとって、もしかしたら永久保存版になるかもしれません。ここで詳しくは説明出来ないけれど、『フォーキャスト』『マンデーン』の2020年版を読んでくだされば、その意味がわかると思います(場合によってはパーソナルにも応用可能かも)。ただ、テクニカルな記述も多いし、歴史的な事例など耳慣れない名称や史実も多く出て来ると思います。時折訳注を付けましたが、十分とは言えません。なので不明の点はご自分で調べ、深めていく意欲のある方向けの本になっていると思います(本当に、土星・冥王星の年に向けて書かれた本ですね)。

『フォーキャスト』シリーズの翻訳は、来年からのディープでヘヴィな惑星エネルギーを先取りして感じ、それにどっぷり浸りつつ、メリマンさん特有のニュアンスを行間に感じながら、それらを何とか日本語に表現していくという作業です。日本にいるだけではわかりにくいニュアンスを掴むために、海外(主に米国社会)のニュースを深掘りするべき時もあります。その合間に『あぁ、世界は確かに燃え始めてるな...』と感じ、横目に桜だのシュレッダーだの言って騒いでいる日本の国会を見ては危機感を覚えたり。

そして、英語と日本語の絶対的な感覚の違いを痛いほど感じながら。細部をどの程度表現出来たのか...水星逆行を挟んだ正味2ヶ月半、一発校正&あまりに短い時間の中でミスは出ていないか..などなど、気になることは山ほどあります。が、自分自身に戻れる日まで、とにかくあともう少し。
引き続き頑張ります(^_^。


深夜、ひと息いれつつ

hiyoka


hiyoka_blue at 20:28|PermalinkComments(0)

November 10, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント11/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年11月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
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今週のメリマン・コラムは ≪短期ジオコズミクス≫ のみの抄訳です。
なお、来週のコラムはお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    “長年にわたり強気論者として知られてきたエドワード・ヤーデニが『株が高くなりすぎている』と懸念している。ヤーデニはS&Pの予想株価収益率(forward earnings multiple)が19〜20まで上昇すれば「酷い修正安」を招く怖れがあると警告する。現在、S&P500指数は17だが歴史的標準値は15〜16だ。”

— Stephanie Landsman
   “A ‘Market Melt Up’ is Becoming a Real Risk as Stocks Hit New Highs”
  https://www.cnbc.com 2019年11月3日付


     誰もが今、市場のメルトダウンならぬ「メルトアップ」を求めてやまないようだ。もちろん多くの著名な市場アナリストもまた、3月〜6月の「メルトアップ」を予測してきた。そして米国(と世界の多くの株式市場)は7月後半に確かに史上新高値まで舞い上がった。これは射手座を運行する木星とダウ工業平均との歴史的相関性に基づいて、2019年8月の前後2ヵ月以内に長期サイクルが天井をつけるのが望ましいという予測によく合致した。

このトランシットは、2018年11月8日〜2019年12月2日まで発効する。木星は8月11日、ちょうど射手座の中盤で滞留〜順行に転じた。歴史的研究を頭に入れた上で、米国株式市場もまた木星が射手座の中盤に在泊した2007年10月11日に史上最高値をつけ、そこから世界大恐慌以来最大の下落が始まったことを考えれば、今回そこで4年サイクルがトップアウトしたとするのは妥当な予測であった。だが、現在この長期サイクルの天井予測にとり理想的な時間帯を過ぎてしまった事実は何を意味するだろう? 木星が射手座を運行するタイムリミットである12月2日まで、サイクルの天井と射手座の木星との相関性は有効なのだろうか?

これに関しては月曜夜に発行するMMAサイクルズリポート月報において、株式市場のスペシャル・リポートとして回答するつもりだ。


     一方、最近の米国株式市場の騰勢を支持する他のジオコズミックな相関性が存在する。一つは射手座を運行する木星が、「バトンウッド・チャート」と呼ばれるニューヨーク証券取引所の設立図(1792年5月17日)の木星、冥王星、土星、海王星と非常に調和的なアスペクトを形成していることだ。トランシットがもたらすこの思いがけない大当たりは10月11日〜11月25日までが発効のオーブ圏内だ。またそれと同じ時期の11月7日〜16日、NYSE設立図の天秤座22°〜27°に在泊する木星・海王星コンジャンクションにトランシットの火星がコンジャンクトしている。火星(熱)と木星(拡大)がこれほど顕著に強調される状況にあっては「メルトアップ」という概念が生まれても不思議はない。だがこれはいつまで続くのか?

まず火星について言うなら、来週はTMI(Trump Mars Indicator)の一つが発効する。11月8日〜14日、火星が大統領のネイタルの金星・土星コンジャンクションにハードなスクエアを形成するのだ。これはすでに発効しているように見える。彼は米国—中国間の貿易戦争に関して中国が発表した関税の段階的撤廃への合意を否定した(火星から金星へのハードアスペクト)。金曜の市場はこれを嫌気したが、これまでのところ、その影響はそこそこといったところだ。市場は大統領の機嫌にもかかわらず、いまだに反騰し得ることを証明したようだ。

     しかしながら、現在水星が蠍座を逆行している(11月20日まで)。だから民主・共和両党から相手側に対する調査や捜査の話が大量に飛び交っている。民主党が大統領弾劾に向けて足並みを揃えているばかりでなく、今や司法長官ウィリアム・バーがコネチカット州検事のジョン・ダーラムを、何故FBIが特別顧問ロバート・ミュラー任命に繋がった2016年の選挙について対情報操作を開始したのか、その理由について捜査するよう任命した。

トランプとその支持者達が申し立てている主張は、クリントンを落選させるためにロシアが選挙に介入したという虚偽の話を民主党(その界隈では“ディープステート”と呼ばれているが)がでっち上げたということだ。もし2016年の選挙介入の発信源を捜査する捜査官を捜査するという話に少し混乱させられたとしても、別段気にする必要はない。今は単に「魔女狩り」の季節... いや、まぁ「トリックスター」たる水星が仄暗い洞窟を走り抜けて地下世界の秘密の隠れ家、蠍座に埋蔵された記録の隠し場所を目指しながらやりたい事をやりたいようにやっているだけだ。

     これら全ての調査から何かが明らかになるかもしれないが、一般の人々が見たいと思うような事柄ではないかもしれない。32年〜37年サイクルを持つ土星と冥王星のコンジャンクションが2020年1月12日に山羊座で起きる、その寸前まで来ている今、事はそう生易しくはない。政治的にはこれが、休火山にも似た何事かが噴火し始めるといった様相に繋がるかもしれない(山羊座の冥王星と共に蠍座も強調されている)。民主、共和両党の指導者達が腐敗と隠蔽の網に絡め取られていると判明するにつれて、それは単に「沼地から水を抜いて何が出るか見る」という以上の状況になる怖れがある。それは好奇心をかき立てる。それはとても複雑怪奇だ。蠍座を逆行するミステリー好きな水星が心惹かれる全てがそこに詰まっている。とりわけ水星逆行の中盤である11月9日〜10日、そして満月が起きる11月12日はそうなるだろう。


     あなたの地域(または国)の調査官から発信される、何か恐ろしいニュースに備えておこう。それと共に、他者の行動や動機に疑問を抱き、問いただしたくなる自分の衝動も抑えたほうが賢明かもしれない。それが彼らに火を点けて、今度はあなたのことを問いただすかもしれないからだ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:56|PermalinkComments(0)

October 20, 2019

10月21日付メリマン・コラムの概要

以下は ≪短期ジオコズミクス≫ の抄訳になります。書かれているほとんどを網羅していますが、細かい表現については推敲していません。

来週のコラムはお休みします。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

  ジオコズミック活動から言えば、PG&Eの停電とサンフランシスコに起きたM4.5の地震に関連したと思われる天王星のアスペクトと冥王星にTスクエアの満月が起きた後の先週は、比較的穏やかな様相だった。

  次の主要なジオコズミック・サインは火星が土星と冥王星にウェイニングスクエアを形成する10月27日〜11月5日だ。これは地政学的な原動力であり、戦闘的で好戦的な話法や行動に関連する。

土星と冥王星に絡む火星は人命や大自然への脅威を象徴し、敵対的で強圧的だと見なされる怖れのあるいかなる行為にも、それに代わる手段を探る必要があることを示す。一方、火星は天秤座を運行しており、そこでの火星はデトリメントだ。

また天秤座は、相対する双方が「交渉妥結」のための歩み寄りが必要なことを理解した上で合意する行為を支配する。そこを運行する火星は「俺様が一番」または「嫌なら出て行け」といった原理を意味する。これは新しい(火星)提案が交渉(天秤座)を前へ進めるためにもたらされることを示唆する。

だが土星と冥王星が関与することからエネルギーは拒否へと向かいがちで、受容を促す力を見出すのは困難だろう。積極的に妥協を図ろうとする意志がなければ、その結果として起きるのは一方の怒りとフラストレーションであり、その過程で決裂の危険が高まる。これは米中間の貿易交渉にも、トランプ大統領をめぐる弾劾の動きにも言えることだ。

  10月28日の新月*が天王星とオポジションで起き、同じ時期の10月31日〜11月20日(日本時間11/1〜11/21)に水星が逆行することを考慮すれば、衝動的に行動したり反応したりする前に忍耐強くなること、そして全ての行動の可能性とその結果をよく考えてみることが肝要となる。

米国大統領をめぐる問題の場合、11月初めの2週間は非常にボルテージが高くなる。これはTMI(トランプ・マーズ・インディケータ または トゥー・マッチ・インフォメーション)が大きく振れる時期だ。そして市場への政治リスクが最も懸念される時期でもある。

  そんな時期に株式市場はどう反応するだろう? 10月27日〜11月14日には、急激でおそらくは短期のリバーサルと強い関連を持つ、5つのジオコズミック・サインが顕れる。

これらが強気市場のトレンドを終わらせるとは限らないものの、突如として起きる1日〜4日にわたる下落は示唆している。また、木星の13ヵ月にわたる射手座運行の最後の2ヵ月に入って来たことを考えるなら、長期サイクルの天井が示現する期は熟してもいる。

天井をつける理想的な時間帯は2019年8月±2ヵ月だった。そして今までのところ、S&Pとナスダック総合は7月の最終週に最高値をつけており、それがちょうどこの時間帯のうちに収まっている。しかし、市場はいまだに崩壊していない。

したがって私達は、米国の全主要株式市場とは言わないものの、そのうち少なくとも1つにおいて、史上新高値へのさらなる上昇が示現する可能性を排除することは出来ない。





訳文ここまで
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* 10月28日新月のエネルギーがもし先倒しで示現するなら、世界は今週あたりから徐々に政変や武力衝突、テロ、事故、自然災害などの注意期に入るかもしれない。


hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)

October 15, 2019

10月14日付メリマンコラムの『概要メモ』

◎ 昨日画像でツイートした≪短期ジオコズミクス≫の概要をこちらにもあげておきます。


天王星と海王星がセミスクエアにわずかオーブ1°のタイミングとともに、木星・天王星セスキコードレイト(セスキスクエア)が10/14に成立。これについては『フォーキャスト2019』で詳説したが、木星・海王星の非合理な活況を続行させるだけでなく、これに天王星(予想を覆す想定外の変化)の要素が加わる。

つまり一方が合意したと考える内容と他方が主張する合意内容との断絶・乖離(天王星)が起きやすい。この三つ組みは通常、1月~6月がそうであったようにカオスと決裂の象徴だ。今回は最後だけに、もしかするとなんとかまとめるか、または投資界の「希望と願い」の幻再びとなるのか。

いずれにせよ市場は発表が好きだ。いや、引け15分前の「第一段階合意」発表までは好きだったと言うべきか。ダウはその日の高値から200pt下落した。天王星が強調される時はこうした突然のリバーサルは常態だ。合意内容の概要が知れる時どうなるかが見物だが海王星も働いていることから「実際的な詳細」は十分ではなく希望と願い」が大部分を占めるかもしれない。

金星・天王星オポジション、木星・天王星セスキスクエアを含み、冥王星とTスクエアの満月が14日に成立した後、10/27~11/14には天秤座の火星から土星・冥王星へのスクエアが起きる。天秤座の火星(10/4~11/19)はデトリメントですでに試練の原動力として発効しており、米中貿易問題とトランプ弾劾に焦点を当てている。天秤座は外交を通じた合意を望むが、火星は攻撃的で強圧的。物事をすぐに決めろと迫る。中国は天秤座の国(太陽が天秤座)だが、トランプは獅子座のアセンダントに火星が合で非常に火星的な人格を持つ。

したがって米中の協議には潜在的対立の傾向が強まる。では天秤座の火星(すぐ決めろ、今決めろ)が山羊座(条件を呑むか否か、2つに1つ→結果に苦しむ)、土星(遅延と障害)と冥王星(勝者が全取り、敗者はゼロ以下)にスクエアを形成したら何が起きるか?

トランプ大統領の「沈着冷静な才能」が勝つか、または彼の「内なる子供」が頭をもたげ、またしても物別れになるか。あるいは現在進行中の別のプロセス、たとえば弾劾調査(冥王星)が熾烈になるか、もしくは別の問題 ― たとえばトルコ、イラン、ベネズエラに火が付くかなど、これら全ての火星的ホットスポットのうちどれが火を噴くかは、11/7~14の次回TMI(トランプ・マーズ・インディケータ)の節目までには見えてくるだろう。

こうした物事のさなか、11/1~11/20(日本時間)水星が蠍座で逆行する。実際、水星は10/3~年末まで蠍座を運行する。蠍座の水星もまた秘密裡に行われた行為の調査に関連する。弾劾の動きは年末ではまだ終わらず、掘り起こされてくる情報量は大量になるだろう。

(以上です)


hiyoka_blue at 16:21|PermalinkComments(0)

October 06, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント10/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年10月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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【お知らせ】
『フォーキャスト2020』全体のボリュームがまだ不明なため、翻訳作業が終わるかメドが付くまでコラムは不定期掲載&抄訳とさせていただきます。来週はお休みするかもしれません。もし何か特筆するようなことが含まれていると思ったときはツイートしたいと思います。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫

金曜の雇用統計に関するcnbc.comの記事を引用し、リセッションへの不安と大統領弾劾調査の不穏な状況に揺れるボラタイルな市場の様相を描写、各市場別の動きを追うと共に、株式、債券、通貨、商品市場間の相互に関連する動きの基本を軽く説明しています。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


  さて、もしも金利引き下げが行われ、今後1〜2週間のうちに米国・中国間の貿易協定が前進するという市場の願いが叶うなら、再び投資家の望みどおりの幸せな日々がやって来ることになる。

私達はこれら懸案事項の一つ、または両方についての重要な発表が待たれる10月14日の週に木星が予測不可能な天王星にセスキコードレイト(セスキスクエア/135°)を形成し、それが木星・海王星スクエアを再び刺激して覚醒させるという事象に注目している。木星・海王星スクエアはいまだに正確なアスペクトからはそう離れず、近接したオーブ圏内に在るからだ。つまり、木星はまだ海王星に対するスクエアの度数から3°以内に在泊しており、天王星は海王星への正確なセミスクエアから3°と少し離れた位置に在る。そして木星は天王星に対するセスキコードレイトによって、天王星・海王星に割り込んでいるのだ。

それに輪をかけて、10月13日(日本時間14日朝)は満月だ。その直前の10月12日には金星が “不測の惑星” たる天王星に再び重要なオポジションを形成する。今回は蠍座からお金の星座宮である牡牛座へのアスペクトだ。そうだ。牡牛座はお金であり信用であり資金でもある。このアスペクトがまた木星・海王星スクエアを呼び覚ます。だからこの時間帯には「非合理な活況」に対する宇宙的サポートがたっぷり供給され、これが今後1〜2週間続くことになる。そして再び、希望の泡がもう一つの大きな失望に転じるという非常に現実的な可能性が待つことになる。

また、それではまだ足りないとでもいうように、10月7日と14日に太陽が土星と冥王星にスクエアを形成する。私達はこのアスペクトにも注目している。土星は政府に関連し、冥王星は以前も述べたように、負債と税金に関連する。このコンビネーションはまた政権から人を排除しようとする企図にも関連している。つまりこれは、大統領弾劾に向けての調査が少なくとも今後1〜2週間は激しい執念をもって進められるだろうことを意味している。もし私がこうした動きを正しく読んでいると仮定するなら、おそらくこの流れはゆうに2020年の大統領選までもつれ込むかもしれない。何故なら2020年後半には火星が牡羊座で逆行し、8月〜11月の大半で土星と冥王星にスクエアを形成するからだ。弾劾運動がそのタイミングを念頭において進むよう計画されているのかどうかはわからないが、私はそのように見ている。

  もし2016年の選挙がひどく汚いものだったと考える人がいるなら、2020年の選挙を待ってみるといい。その時、逆行の火星が土星と冥王星にスクエアを形成中で、さらに水星もまた投票開始の24時間以内に逆行を終え、順行に転じるのだ*
*順行に転じる時、水星は天秤座から山羊座の土星にスクエアを形成、同時に牡羊座のエリスにオポジションを形成、米国始原図の蟹座の水星にはスクエアを形成している。またこのあたりで山羊座に集結した木星、土星、冥王星(それに小惑星パラス)は米国始原図2室の冥王星と月にコンジャンクトしようとしている。

良いニュースもある。今の私達が生きているうちは、2020年が米国大統領選に絡んで展開する政治闘争のピークとなるかもしれないということだ。これについては現在鋭意執筆中の『フォーキャスト2020』で詳説するつもりだ。今年12月15日という米国での発売予定に変わりはない。

2017年と2018年のシリーズでは、世界の政治経済に起きる「リセット」について述べた。そして2019年版では2020年に展開するカプリコーン・ステリウムへの「セットアップ」の年と位置付けたが、これも見ての通り、現在進行中だ。そして、2020年は「チェックメイト」の年となるだろう。米国行政府と他の世界、そして国家的指導者達との間で2017年以来続けられてきたこのチェスの試合で、誰かが勝利し、誰かが敗北しようとしているのだ。






訳文ここまで
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September 22, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント9/23【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年9月23日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週も抄訳とし、来週は都合によりお休みさせていただきます。🙇‍♀️


≪ 先週をふり返って ≫


<米中間の貿易戦争にまつわる行きつ戻りつのニュースを2本引用>

  いよいよ迫ってきた。世界の株式市場は先週再び上昇してその多くが年初来高値に近づきつつある。頂上の大部分はこれまでの史上最高値だ。

9月21日の木星・海王星スクエア(2019年に発効する最長期の惑星アスペクト)の「非合理な活況」と、9月18日の土星順行(株式市場のリバーサルに関連する強力なレベル1のジオコズミック・サインで心配、不安、抵抗を示唆する)の間に起きた典型的な宇宙間の争いは、木星・海王星がより支配的だったように見える。株式市場は1ヵ月にわたる反騰を続行したからだ。しかしながら、新高値には届いていない。近付くほどに抵抗に突き当たる(土星)。

金曜も引け近く、米国株式指数はヨーロッパの市場が退けた後に、上昇分を全て失った。それは今や中国人が米国の農産物をどれほど買っているかをトランプが記者会見で誇らしげに喋ったすぐ後、中国の代表団が米国の農業州を来週訪問する予定をキャンセルしたという報道の後だった。それでも世界の株式市場にとっては良い週だった... (この後に世界の株式市場の詳細が続く)

その他、ビットコインが土星順行当日に下げた件、重要変化日の範囲内で金と銀に異市場間強気ダイバージェンスが示現していること、先週末の石油施設攻撃を受けて月曜に5月20日以来の高値へと爆発した原油は再び下がったが現サイクルの新安値まではつけていないことなど。木星と海王星はともに原油を支配しているので重要な市場だとしている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “身動きの取れない状況からデトロイトでこの夏始まった交渉は、日曜にUAW(自動車労働者組合)の声がけでGMで起こされた、ここ10年来で最初の全米規模となるストライキによって決裂をみた。何万人もの工場労働者がピケを張り、30箇所にわたる米国の工場を操業停止に追い込んだ。”

— Mike Colias and Nora Naughton
  “GM Strike Pits Combatants with Something to Prove:
  An Automaker with Memories of Bankruptcy, a Union Facing Scandal”
 Wall Street Journal 2019年9月20日付

  “12時間で2フィート(約601mm)を超える降雨がテキサス州南東部の街を襲った。”

— Elizabeth Findell
  Wall Street Journal 2019年9月20日付

  “今日(金曜)は国中から集まった何万人もの高校生が学校を休み「地球の気候を護るストライキ」に参加、気候変動を終わらせるために早急な行動をと呼びかける。これは彼らによると「この惑星の破壊行為を無視している大人達」に向かってダイレクトに抗議する世界的な共同抗議の一環として行われるという。”

— Elizabeth Weise
  “Students Skip School to Fight Climate Change”
  The Arizona Republic 2019年9月20日付

  “森林育成のために使える土地を最も広く持つのはロシア、中国、カナダ、オーストラリア、ブラジル、そして米国だ。スイスに拠点を置く研究者集団は1.2兆本の樹木を新たに植栽すれば、 有害ガス10年分を帳消しにする効果が生まれると発表した。その一人であるクローザ—によれば、ここ10年以上にわたりこうした木々は大気から2000億トンの炭素を吸い込んだという。”

— Kathleen Parker
  “Want to Stop Climate Change? Start by Planting a Trillion Trees”
  Washington Post 2019年7月23日付

  上記の引用に共通するテーマは何だろう? これらは今発効中のジオコズミック・サインのテーマを映し出している。GM(英国航空もそうだが)の労働者ストライキは乙女座の太陽・火星コンジャンクションの反映だ。これについては2回ほど前(9月2日付/当ブログでは休載)のコラムで『今週は乙女座で太陽と火星がコンジャンクトするところから始まる... そして世界の労働者(乙女座)はストライキに入る準備が出来ているかもしれない』と書いたとおりだ。

他の3つの引用記事は、木星・海王星アスペクトに付き物のテーマと関連している。海王星は水と降雨を支配するが、木星と関わる時はとりわけ大量の雨が降る。このアスペクトが形成される近辺で洪水が起きても驚くにはあたらない。また木星と海王星は利他的な行為とも関連している。何か壮大で高潔な行為 — たとえば地球を救うなど — をしたいという衝動だ。木星は他にも教育を支配するので「何万人もの学生」が気候変動を終わらせるために抗議運動を起こすのも意外なことではない。ひょっとすると彼らはもっと大きなこと、たとえば1.2兆本の植林を促すための運動を促進するかもしれない。

  しかしながら、記事からは読み取れない内容と情報がある。それは他の惑星とハードアスペクトを形成する海王星が持つ3つの基本ターム、すなわち「混乱」「錯覚」「妄想」だ。これは、自分自身の責任を回避するために物語を創り上げ、他者をスケープゴートに仕立てようとその相手に対する噂話を広める人物(達)のせいで、誰かが不当に告発される怖れがある時期だ。こうしたやり方をすれば、噂を流した張本人は自分を省みる必要がなくなるか、または自分(達)がした事の裏に隠された真実を見なくて済む。彼らは自分達が選んだスケープゴートの評判がいかに傷つこうとも気にもかけない。少なくとも「自分自身」には火の粉がかからなくて済む。「真実」は “必要に迫られて生み出された巻き添え被害” へと成り果てるが、土星が滞留から順行に移るとともに、相手側の意図または役割を拒絶するか、直接または間接的に攻撃して弱体化させるなどのダメージ・コントロールが重要になってくる。

  では、こうしたタイプのふるまいの影響を最も受けやすいのは誰だろう? 相手の評判を落とそうとする企てを実行する側、そして仕掛けられる側は? 専門的・実践的なアストロロジーの観点からすると、おそらくミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)の16°〜18°にネイタルの惑星を持ち、トランシットの木星・海王星スクエアとハードアスペクトを形成している人々だ。これは本人の太陽星座宮である必要はない。だがもちろん、そうであれば話はシンプルだ。何故なら太陽 — 地球の関係は、毎年おおよそ同じ星座宮の同じ度数で成立する。

たとえば現在、3月6日〜8日生まれ、6月6日〜8日生まれ、9月9日〜11日生まれ、12月9日〜11日生まれの人達はこの渦中にある。彼らの出生時の太陽は、おそらくミュータブル・サインの16°〜18°に在泊するからだ。この人々は、自分に向けて仕掛けられるこの種の企てに特別の注意を払う必要があるだろう。だが、この度数に位置するのがどんな惑星であっても、こうした原動力が働いているのを “感知” するかもしれない。一例を挙げればトランプ大統領が現在このアスペクトを受けている。彼はネイタルで双子座17°台に天王星を持つ(これは世代的な位置であり、1946年〜47年生まれの多くの人々がここに天王星を持っている)。そして彼の天王星は、同じくネイタルの太陽と月のノースノードに近接している(しかもネイタルの月とはオポジションだ)。実際、彼のチャートへの海王星からのアスペクトは今後2年間、強い力を持つ。彼はいともたやすくいくつかの「噂」の犠牲者だと感じるだろう。彼はそれが自分を貶めるためのものだと考える。また同時に、彼自身が一部の噂を流す張本人にもなり得る。そしてターゲットになった人物はそれを彼が仕組んだ事だとみなすかもしれない。

  こうして私達は、昨今の宇宙的配列として「混乱」「錯覚」「妄想」の原理が蠢くのを見ている。今 人々と市場は混乱し、少々途方に暮れているように見える。新高値まで舞い上がると信じたいが、節目に近付くたびに抵抗線に阻まれる。現在、土星は順行に転じ、今週後半〜来週、金星と太陽の両方が土星に対し厳しいスクエアを形成する(9月25日〜10月7日)。数週間前までは確かなことに見えた物事が、今やむくむくと湧き起こる疑惑の対象となるかもしれない。これは国際関係の争いを意味する可能性がある。一方株価にとっては、おそらくシンプルな反応でセットアップはそう困難ではないかもしれない*

* 原文の最後の1行におそらくタイプミスと思われる箇所が含まれていました。問い合わせの時間がなく、訳文は推測であることをご承知おきください。🙇‍♀️





訳文ここまで
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September 15, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント9/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年9月16日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて講読版をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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お知らせ
『フォーキャスト2020』の作業が始まったため、これからしばらくの間は抄訳とさせていただきます。またお休みも増えるかもしれません。🙇‍♀️

≪ 先週をふり返って ≫

 — 要約 —

  「米国の負債がここ7年以来初めて1兆ドルを超え、連邦政府の赤字は2000億ドルから1兆670億ドルに上った」という Fox Business のニュース、「ECBが新たな金融緩和策を発表した」という cnbc のニュース」を引用して先週の世界の各種マーケットが示した動きを追い、こうした動きの影に木星・海王星スクエア、太陽・水星・金星・火星が揃って木星・海王星スクエアにTスクエアを形成することで「霧の中」「多幸症」状態を創り上げている状況があると示唆。

そして再びこうした星回りの下では読んだこと、聞いたこと、見たことの全てを信用することは出来ないと念を押している。ポジティブな態度でいることは良いが、楽観的なメッセージの正体が実際には人々を操縦するための情報(たとえば相場を上げるためなど)だった時に深刻な状況になるかもしれないとしている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “モーゲージ・ニューズ・デイリーによれば現在、米国30年債の利回りは月曜の水準から20ベーシスポイント上昇、9月4日につけた最低水準からは36ベーシスポイントの上昇となった。これはドナルド・トランプ氏が大統領に選出された直後の週以来、短期で最大の上げ幅になる。”

— Diana Olick
  “This Was the Worst Week for Mortgage Rates in 3 Years
   – And It May Be Just the Beginning”
  www.cnbc.com 2019年9月13日付

  先週のコラムでは、今現在から9月21日までの間に発効するいくつかの矛盾を孕んだシグナルについて述べた。この部分だ。『太陽と火星の両方が木星に対しスクエアを形成する。木星は「誇張」を象徴することから、上下どちらにも非常に強力な価格変動が起きるかもしれない。もし「非合理な活況」が支配的になれば、上値追いが継続するはずだ。だが9月18日から始まる土星の滞留〜順行の力がもし勝るなら、市場心理はたちどころにヒステリーとパニックに変わるだろう。これは木星と海王星が現実に直面した時に見られるもう一つの顔であり、希望と願望は幻滅と失望へと変わる。これまでのところ、9月18日〜21日の土星順行(米国始原図の太陽・土星スクエアにTスクエアを形成)、および3度目にして最後の木星・海王星スクエア形成が足早に近付く中で優勢なのは「非合理な活況」の方だ。だが全体のムードはヒステリーとパニックに近付いているように見える。木星と海王星が持つ別の顔が、国債と貴金属市場に展開しつつあるかもしれない。

今週は他にも興味深いジオコズミック・サインが展開する。9月14日には土曜に水星と金星が天秤座入りする。これは金星が支配する星座宮だが、通常、これは株式市場には強気で貴金属には弱気のシグナルだ。両惑星は、水星が10月3日、金星は10月8日まで天秤座を運行する。通常はその期間中、常に株が反騰し続けるわけではないし、貴金属も下がり続けるわけではない。その期間中は特に高値または安値からの重要なリバーサルが起きやすいということだ。

心理面から言えば、天秤座の水星と金星は通常なら歩み寄りが起きやすい期間と関連する。だから米国と中国が貿易協定に漕ぎ着けるという希望が浮上する。しかし射手座の木星が魚座の海王星にスクエアという事実は、これに関しあまりに楽観的であることへの警鐘を鳴らすものだ。おそらく話し合いの場は持たれるだろう。だが決裂するか、もしくはひょっとすると、投資家にとって想定外の内容で合意がなされるのかもしれない。9月25日〜30日には金星が山羊座の土星と冥王星の両方にスクエアを形成する。これは交渉が決裂しそうな雰囲気を映し出すシグナルだ。

  この期間に合わせて私達は新たな「TMIマーケット・インディケータ*」を機能させている。昨今のスラングで “TMI” と言えば「情報過多(Too Much Inforomation)」という意味だが、私達のそれは少しばかり異なる意味合いを持つ。つまりこれは「トランプ・マーズ・インディケータ(Trump Mars Indicator)」だ。この指標はトランシットの火星がトランプ大統領のチャートにハードアスペクトを形成するタイミングで発動する。それは彼が煽りに反応しやすい状態になり、FRBや中国などの他、その時点で彼を苛立たせる相手なら誰にでもツイッター・ミサイルを打ち込むのを目撃する時間帯だ。そしてその時市場はしばしば崩壊の憂き目にあう。このTMIインディケータが今、9月12日〜22日まで発効中だ。乙女座を運行中の火星がトランプ大統領の双子座に在泊する太陽・天王星と射手座に在泊する月のオポジションに対しTスクエアを形成するからだ(彼は月蝕の下に生まれている)。これからの10日間に高波が来るかどうか観察してみよう。
* 9日付のブルームバーグ・ニュースによれば、JPモルガンが「ヴォルフェフェ・インデックス」と名付けた似たような指標を発表している。「ヴォルフェフェ」は「ボラタイル(volatile)」と「コヴフェフェ(covfefe)」を併せた造語。「コブフェフェ」とはトランプ大統領が過去のツイートで皮肉まじりに使った「小グループ」を指すアフリカの言語だそうだが、その謎のワードを理解する人がほとんどいなかったため「指が太すぎてキーボードを打ち間違えた」という説がネット上ではデフォルトの解釈となって出回り、そこからまた多くのインターネット・ミームが生まれた。この「ヴォルフェフェ・インデックス」では2017年5月以来の統計をとっているが、これまでのトランプ氏のツイートで市場に大きなインパクトを与えたワードのベスト5は :
1. China 2. Billion 3. Products 4. Democrats 5. Great だそう。

ちなみに以前『フォーキャスト』シリーズの中でも名前の挙がったアストロロジャーでW.D.ギャンの後継者とも言われるオルガ・モラーレス氏もまたアストロロジーを使った「トランプ・ツイート・インデックス」を発表している。

  テクニカルとチャート分析の上では、今は全てが株にとって素晴らしく見える。だがジオコズミクスは、爆発や洪水に突然襲われるかもしれないと厳しい警鐘を鳴らしている。そして米国債市場 — 株式よりもはるかに大きな市場 — には少々常軌を逸した動きが見られ、もし特定のファンドないし政府*が大規模で継続的な売りオペに加わっているとすれば、この先より大きな問題となって立ちはだかる怖れがある。

* 原文は両方とも複数表記





訳文ここまで
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September 01, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント9/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年9月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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今週は ≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫ のみの抄訳になります。

  また来週9月9日付のコラムはお休みさせていただきます。

米国市場はレイバーデーの祝日のため月曜は休場です。


≪短期ジオコズミクスと長期的考察

    ジオコズミックな相関性から見て、9月は世界の株式指数にとって非常に重要な月になろうとしている。というのは、9月2日〜30日の間に50週サイクルに対して40%かそれ以上の相関性を持つ5つのジオコズミック・サインが展開するからだ。これはかなりの数だ。以下に拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Vol 3: Geocosmic Correlation toTradeing Cycles』からその日付けと相関性のパーセンテージをピックアップした。
9月2日  太陽・火星コンジャンクト(43%)
9月10日 太陽・海王星オポジション(43%)
9月18日 土星順行(43%)
9月21日 木星・海王星スクエア(40%)
9月30日 金星・冥王星スクエア(55%)

  上記と比較すれば8月と10月は、50週サイクルの天井または底に対し40%かそれ以上の相関性を持つジオコズミック・サインはそれぞれたった1つしか形成されない。9月に形成されるジオコズミック・サインの中間点は9月16日で、私達はこの日±1週間以内をこのサイン群のピークと見て注視している。

これらサイン群のそれぞれは、アストロロジーにおいて「ハードアスペクト」と認識されるもので、世界の集合意識のムードがある種のストレスに曝されることを示唆している。それでも過去をふり返れば、私達は「非合理な活況」をもたらす木星・海王星のアスペクトが形成されるにつれて株価が史上最高値に舞い上がるのを見てきた。9月21日はこのアスペクトの今年3回目の形成日だ。過去2回のケース(2019年1月13日と6月16日)において、株価は非常に強い反騰を見せた。厳しい下げが8月26日、この最後のアスペクト形成まで3週間弱というところで終わったことから、これが再び示現するように見える。

  しかしながら、この木星・海王星スクエア最終形成のちょうど3日前、9月18日に順行する土星の存在が異なる結果の予兆となるかもしれない。木星(誇張)と海王星(希望と切望)が象徴する膨大な多幸症状態の中、何か良いニュース(たとえば貿易協定など)の発表に世界が期待を寄せるものの、それが現実にならず結局は失望する筋書きを私達は過去の観察結果から知っている。今回もまた同じことだろう。ただ反動としての失望の度合いはより深まる可能性がある。何故なら土星は失意と損失の原動力に関連するからだ。

もちろん、土星が持つ最もポジティブな象意には、関わり合う全ての側がフェアプレイ精神を遵守しながらゴールに向かうことに専念した結果、重要な物事を達成するという可能性も含まれる。だが「ルールを遵守し続けること」や「達成」という状況は、木星と海王星が互いにスクエアを形成する時、自然に見られる状況ではない。このコラムで以前から何度も述べているように、木星・海王星が互いに関わり合う時は読む事、見る事、聞く事、全て信じることが出来ない。むしろそれらは単なる噂や偽の希望に過ぎないことが多いのだ。世界でポジティブな話題、たとえば貿易協定が取り交わされる寸前に来ているなどと取り沙汰される度にそれは起きてきた。貿易協議が再開されるだろうとの見通しが発表されるたびに、投資コミュニティーが株価をせり上げる。そんな事が続くというのも不可解な話ではある。だがもしかすると、今度こそ進展があるのかもしれない。そしてこうした想いこそが、木星・海王星下での共通感覚なのだ。

  9月2日〜14日に太陽、金星、火星の全てが木星・海王星スクエアにTスクエアを形成し、一方9月6日〜19日には土星・冥王星コンジャンクションにトラインを形成することを考えれば、話し合いのテンポは進むと思えば後ずさりという調子で揺れ動きそうだ。後者はすこぶる建設的で、長期的な合意との同期が可能なシグナルだが前者は異なる。9月の株式市場が、人を惑わす噂と正確なニュースやファクトの間を行きつ戻りつする新しいニュースやらプレスリリースが出る度に上下するかもしれないというのはこれが理由だ。何がどんな状況にあるか、それを突き止めるのは困難になる、それが9月だ。これはなにも米国 — 中国間の貿易戦争に限ったことではない。ブレグジットの行方にも当てはまることだ。

今月は話し合いの場が用意されて進展が伝えられる限り、株価は騰がる。だがこれも再び偽の希望と「非合理な活況」という木星と海王星の話法に沿った話かもしれない。そうした話し合いが物別れに終わったとたん — 私が予測するとおり再度相容れずに終わるとすれば — 株価は下落するし、おそらくそれは非常に激しいだろう。射手座の木星がもたらす天井をもってこのサイクルは終わっていく。そしてその後2020年~2022年、木星は山羊座、水瓶座、そして魚座を運行していく。それは長期サイクルの安値が示現するサイクルとして歴史に刻まれている時間帯だ。または楽観的に見るなら、それは勇気 — とキャッシュ — を持つ者にとって、あえて闘技場に参加することによって株価(とおそらく不動産価格)がとてつもない価値を生み出す時期となるだろう。

  視点を今週に戻せば、宇宙は乙女座にコンジャンクトする太陽と火星に彩られて始まる。これは以前、株式市場が8%かそれ以上下落し、それが終わって反騰が始まると述べたアスペクトだ。下落は先週8月26日に終了したように見える。しかし戦いはまだ終わっていない。世界の労働者(乙女座)はストライキ決行への準備を整えている可能性がある。

また米国ではカレッジフットボール・シーズンの始まりでもある。太陽・火星が競争のシグナルでもあることから、多くの記録が破られこれまでの金字塔が砕かれるエキサイティングなシーズンになりそうだ。だが願わくは、骨を砕く事故が沢山起きないよう祈りたい。これは新しいプロジェクト(または新たな抵抗運動)をスタートさせるには幸先の良い時期だ。乙女座の火星は完璧主義の傾向があり、喜ばせるのが難しい組み合わせだ。だが分析的なスキル、または運動技能に優れた人々には追い風になるだろう。

今週は楽しんでほしい。だが最初は慎重に考えぬくことだ。慌てて急な行動に走らないよう気をつけねばならない。あまりにジリジリして衝動的になれば、それはミスや事故に繋がる。軽挙妄動を慎み、忍耐強く、思慮深くあるべきだ。その上で取り組んでいる物事に情熱的になれるなら、それは今回、きっとあなたを成功に導くだろう。





訳文ここまで
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August 25, 2019

レイモンド・メリマン 週間コメント8/26【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2019年8月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されるそうですので、そちらもぜひご覧ください。 翻訳者はこの記事をアストロロジー学習者向けのエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。投資に関するアドバイスをお求めの方は投資日報社さんまたはMMAサイトにて「講読版」をお求めください。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

  “金曜、米国企業は中国での操業をやめて代替地を探せと要求するドナルド・トランプ大統領の連続ツイートが流れた後で株式市場は下落した。『我々の偉大なアメリカ企業はそのホームであるアメリカ合衆国での生産開始を含め... これによりただちに中国に代わる操業地を探すよう指令する』トランプはこうツイートした。ナショナル・セキュリティーズのチーフ・マーケットストラテジスト、アート・ホーガンはこれを受けて『中国は常に脅威ではあるが、なにも火に油を注ぐことはない』と述べた。『トランプ政権はおそらくFRBがジャクソン・ホールの会合で利下げを発表すると期待していたのだろう。それでパウエルが応えなかったものだから彼はデフコン5* 状態に入ったのだ』” 

— Fed Imbert
  “Trump Orders U.S. Companies to Look for Alternative to China”
  www.cnbc.com 2019年8月23日付


*デフコン5:デフコン(DEFCON)とは戦争への準備態勢を5段階にわけて整えるという米国国防省の規定。「5」は平時における防衛準備態勢を意味する。

  “中央銀行は緩和策のスタートを切ろうとしているとヘッジファンドのマネジャー、カイル・バスは述べた。そして米国金利はどんどん下がる世界の金利を追いかけて下がり続け、ゼロ(あるいはそれ以下)まで行くだろうと予想する。『長期債券利回りが自然数ベースなのは我が国だけだ*。ここには世界の投資適格債の90%がある。事実、我々には法規範があり経済も好調だ。マネーがどんどん流れ込むだろう』 ヘイマン・キャピタルマネジメントの創業者でありチーフ・マネジメントオフィサー、カイル・バスは火曜、CNBCにそう語った。”

—  Fred Imbert
   “Kyle Bass Says U.S. Interest Rates Will Follow the Rest of the World
   to Zero – “This is Insane”
  www.cnbc.com 2019年8月20日付

* 原文は「We’re the only country that has an integer in front of our bond yields.」元記事によればこれは約15兆ドル分の長期国債がマイナス金利で取引されるに至るまで世界主要国(文中ドイツ、フランス、日本、中国を例示)の中央銀行が刺激策を遂行しており、これはもう常軌を逸している...という文脈の中で出て来た言葉。

(“integer” は「整数」または「完全体」という意味になるが、整数にはゼロ以下も含まれる。おそらくこれは値1以上を維持しているという意味ではないかと思う。債券利回りに関する他サイトの記事中で “natural”=自然数というワードが用いられていたため、この訳文にしてみた。ただし訳者は債券取引に詳しいわけではないので、もし誤訳であればご指摘ください。) 

なおバス氏はこの流れにともなって起きる想定外の結果を『富める者はますます富み、中間層はそのまま何も変わらず、貧困層はますます貧困になることだ』とも語っている。


  私達は再びハリケーンを追跡し始めた。素晴らしいライン河クルーズとイタリアはトスカナの豊かな渓谷と葡萄畑に抱かれたハネムーンの日々はこの上ない休養の日々だった。だが、ツイッターの嵐と “狂気じみた” 政治・経済政策が金融市場に引き起こすカオスの世界に突っ込んでいくことこそが結婚生活を離れた自分のやる事だった... だから私は並行するもう一つの世界へと戻って来た。さて、大統領と私は昨今、とある深遠な疑問について考えているかのように見える。その日、大統領はこうツイートした。『我々の最大の敵はいったい誰だ? FRB議長のパウエルか? それとも中国の国家主席習近平か?』(ヒント:答はどちらでもない) 私自身の疑問はもっとシンプルだ。『本当のリアリティーはどちらにあるのだ? トスカナの優しくリラックスしたライフスタイルか、目の前のスクリーンに映し出された世界の株式市場のさらなる雪崩とその誘因となる突然のツイート旋風やニュースという、まぎれもない混沌なのか?』

  金曜までは全てが上手くいっているように見えた。株式市場は木星と天王星がそれぞれ方向転換した8月11日を間に挟む8月7日と15日につけたダブルボトムの後、良い感じに回復しつつあった。だがこうした反騰は太陽が現実的な星座宮乙女座に入居した直後の金曜、突如として終わった。中国が自動車を含む米国製品に対しさらに750億ドルの新関税をかけると発表したのだ。それは数週間前の中国製品に対する米国の追加関税措置への報復だった。中国は報復があり得ると通告していたし、市場はその発表を織り込みつつあった... 大統領がツイッターで怒りを爆発させる前までは。これは惑星の影響と行動が同期する、アストロロジーにおける典型例だ。先週のコラム終盤に書いたように、

『... 今週の主要なジオコズミックの動きは太陽、金星、火星の全てが獅子座から乙女座に移行することだ。これはドナルド・トランプ大統領のチャートにとって重要な出来事だ。何故ならそれぞれの惑星がネイタルの獅子座のアセンダントと火星を通る形になるからだ』。

火星は攻撃的かつ衝動的な闘争本能を通じて闘いたいという欲動を象徴する。それ自体は生きていく上で別に悪い事ではない。しかし、ひとたび怒りや激情に駆られて働けば、そのエネルギーが消耗しきるまで何であれそれを止めることは不可能だ。その時点に至るまで、株式市場にはもう一段の下げやさらなる価格崩壊のような想定外の結果が起こり得る。それは大統領が一番望まない結果だ。 繰り返すが、これは典型的な弱気相場が見せる動向だ。市場は徐々に上昇するが、突如として踵を返し、上げ幅を失ってそれ以上に下落していく。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

ドイツ中央銀行はヨーロッパ最大の経済がこの第三四半期にもリセッションの瀬戸際に立つことになりそうだと警告した。輸出の急激な減少と工業生産の低下がその重石となっている。

— Martin Arnold
  “Bundesbank Adds to Fears of German Recession as Trade Wars and Brexit Hit”
  Financial Times 2019年8月20日付


  これからの3〜4週間は互いに矛盾したジオコズミック・サインで溢れる日々となるため、投資家は非常に混乱するかもしれない。もしかすると彼らは誰が米国の最大の敵なのかというトランプ大統領の問いをじっくり思案するのかもしれない。習主席を彼はしばしば友人として語っていなかったか? ジェローム・パウエルにしても、彼自身が決めて任命したのではないか? ところで、私が中国に滞在していた6月当時、習主席は常ならぬ外交的処遇をもってトランプ大統領を『私の友人』と公的に認めた。だがプーチン大統領に対しては『私の無二の親友』だそうだ。

皆さんはそれが金融市場とどう関係するのかと疑問に思うかもしれない。これは米国との貿易にまつわる不確実性の代わりとして、中国がロシア(や他の国々)との交易関係をより拡大しようと決めたことを物語っている。つまり中国は、以前は安定した通商パートナーとして依存していた米国に代わる新たな売買の市場を見出しつつあるということだ。彼らは世界中の貿易を介した同盟関係が変化しつつあるという(彼らにとって有利な)見込みの下でより長期の戦略を見据え、調整しようとしている。だが米国のリーダーシップは米国企業に対し国内に戻って生産しろと命じるのみで調整も補正もしない。それは賢いやり方だろうか? 現実的だろうか? 私にはわからない。何故なら私自身、何がリアルで何がそうでないかを理解しようと試みている最中だからだ。トスカナはリアルに見えた。だが今、ここで見聞きするものはそう見えない。だが上手くいくのならそれでOKだ。もしそうでなければ、きっと私達はそれぞれに自分自身にとってのトスカナを見つけるべきなのだ。

  いや、短期のジオコズミック解説に戻ろう。金星と火星(恋人達と反目者達)は互いにコンジャンクトしながら完璧主義者の(すなわち批判的な)星座宮、乙女座を運行中で、8月24日〜27日まで天王星と調和的なトラインを形成中だ。また太陽も8月29日には天王星に対し調和的なトラインを形成する。通常ならこれは株式市場の起爆剤であり、交渉事の成功を示唆すると考えるところだ。とりわけこれらの惑星がその後9月1日〜19日に土星と冥王星にもトラインを形成することから、その可能性はある。だがこうしたソフトアスペクトの背後には、より潜在力を秘めたコズミック・フォースが控えている。9月2日の太陽・火星のコンジャンクションと、9月21日に起きる3回目にして最後の木星・海王星ミュータブル・ウェイニングスクエアだ。9月初めの2週間には太陽・金星・火星がこの木星・海王星スクエアに対してTスクエアを形成する。9月が相互に矛盾したメッセージが出やすく非常にややこしい月となるかもしれない理由がこれだ。巷は噂だらけでそれが「非合理な活況」またはヒステリー、もしくはそれらが交互に示現する。事実が噂を否定し、そして(または)生じた希望が事実によって打ち消される。世界の株式市場は9月初めの2〜3週間、ワイルドな上下動を見せるかもしれない。

  より長期の視野で見るなら、木星の射手座運行(2018年11月8日〜2019年12月2日)がすでに市場の天井と合致し終えたか(私は終えたと考えているが、確認はまだ取れていない)、そして(または)太陽・火星のコンジャンクションによる崩落が終了したかという問題が残っている。このコラムでも数回にわたり指摘したように、米国株式指数における長期サイクルの天井と木星の射手座運行には歴史的相関性が存在するが、それは通常、そのトランシットが終わる少なくとも2ヵ月前にはピークアウトする。理想的なのは木星が射手座の中間度数を通過する近辺で最高値が示現するケースだ。2019年8月11日、木星は射手座のほとんど中心部で滞留し順行に転じた。つまり木星は7月〜9月の間、射手座の中間度数(13°〜17°周辺)に在泊するということだ。

この木星の射手座運行に加え、9月2日の太陽・火星コンジャンクションが持つ重要性も加味することが出来る。この日付けから前後の4週間は、世界の株式指数がその間、もしくはその直前につけた高値からの8%かそれ以上の下落に見舞われやすいという歴史的傾向を持つからだ。7月の高値はこのパターンに当てはまる。したがって私達は今もなおこれが示唆する8%またはそれ以上の下落のただ中にあるかもしれない。もしそうなら、これもまたこの時間帯の内に終わる可能性がある。しかしそれが10月までに終わったとしても、12月2日には木星が射手座を離れ山羊座入りする。これは歴史的に見て強気よりは弱気を物語る動きだ。太陽・火星でつけた安値からの反騰はあるかもしれない。だからといって必然的にその後、史上新高値が示現することを意味するわけではない。

  9月の木星・海王星スクエアはまた、ここ3ヵ月ほど50ドル近辺でもみ合っている原油にも関連している。都合3回にわたるこのアスペクト形成のうち初めの2回は金のメジャーサイクルにおける安値にも同期し、それを追って金は強い反騰をみせた。この時期は夏の終わりかもしれないが、金融市場はヒートアップしそうだ。






訳文ここまで
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