金融/マンデーン・アストロロジー

December 18, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント12/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年12月19日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “FRBが水曜にベンチマークを25ベーシスポイント引き上げ、来年は予想を上回る速いペースで引き締めに向かうというシグナルを点灯した後、米国政府債務の価格は木曜に下落し、もっぱら下り坂を進み続けている…. 水曜、FRBは来年に向けて、予想されていた2回ではなく3回にわたって金利を引き上げるかもしれないとの予測を出して市場を驚かせた。”

― Anmar Frangoul
  “U.S. Treasury Yields Spike Amid Economic Data, Fed Rate Hike”
  CNBC.com 2016年12月15日
        “米国大統領選後のドル上昇は、今週のFRBによる金利引き上げ発表によって加速したが、これは今後の世界経済に与える影響への報いが待つという潜在的可能性を暗示している... ドルの急騰は経済において長期にわたる重大な因果関係を持つ。例えば米国収益の改善を妨げ、また何兆にものぼる世界中のドル建て債務の返済がより高く付く潜在的可能性を秘めている。”

― Chelsey Delaney
  “Dollar Rise Triggers Global Turmoil”
  ウォールストリートジャーナル 2016年12月16日

        36年周期の土星・海王星ウェイニングスクエアが離れ行くと共に、金利は上がりつつある。12月14日水曜、FRBは予測通り短期金利を0.25%引き上げた。その直前となる12月13日、米国株市場はダウ平均が19,966にタッチして更なる史上新高値をつけた。それに続く下落は、火星がNYSEチャートの冥王星に触れ、水星にスクエアを形成したわりには予想より穏やかなものだった(今までのところは)。通常、このようなトランシットはダウ平均で数百ポイントの下落を引き起こす。今回の場合、下落は(今までのところ)200ポイントに満たず、単に大統領選後の反騰の勢いを削いだ程度だ。選挙期間中の11月4日につけた安値17,883以来、まるで走り続ける貨物列車のように2000ポイント以上も騰がっている。おまけに、木曜夜に購読者向けに発行した米国株市場のスペシャルリポートによれば、この貨物列車は今後約2週間の間に到着する次の天王星駅に至るまでは、スピードを落とすことなど無いかもしれない。しかしながら、12月8日にはすでにピークとなる時間のオーブ圏内に入っている。

金利引き上げのニュースは、他の金融及び商品市場では快く受け取られなかった。金利上昇はドルの上昇を意味し、米ドル扱いの商品には厄介の種だ。金は下落して12月15日木曜に2月3日以来の最安値水準1124.30をつけた。銀は同日15.92まで下落、これは6月1日以来の最安値水準だ。米国10年債も同じ日に122/14に落ち込み、2014年4月以来の最安値を記録した。だがもっと重要なことは、ユーロ通貨が1.0364に落ち込んだことだ。ユーロは2003年1月以来、そこまで下がったことは無い。しかし、こうしたトレンドはそろそろリバーサルの時間帯に入りつつある。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        12月19日月曜からは非常に多くのジオコズミック活動がスタートし、1月12日まで続く。ファイナンシャル・アストロロジャーにとって、その間に考え得る全ての可能性を想像しようとすれば、その圧倒的情報量に気が遠くなるほどだ。しかし、それが私のしていることであり ― 皆さんが私に求めることであり ― そして最近、私の精神が驚いてばかりであることの原因かもしれない。実際、私は起きようとしていることにいたく興奮を感じている。どれもこれもあまりに新奇で… あまりにも天王星的だ。

        まず、水星が4度目にして2016年最後の逆行期を12月19日月曜、山羊座15°から開始する。これは山羊座16°の冥王星とは非常に近い位置だ。山羊座に在泊する水星・冥王星の取り合わせは機密情報、秘密裡に行われる機密情報収集、そしておそらくは、ロシアが米国大統領選の結果に影響を与えようとして政党のコンピュータ・システムをハッキングしたという話についての新事実(または申し立て)に関する政府の議論にスポットライトを当てるものだ。これらの懸念は物的証拠に基づくものなのか、それともトランプの勝利を覆すためにまたも流布された陰謀論なのか? 冥王星が関わるからには、私達が筋書きの全てを知る日は来ないかもしれない。山羊座の水星・冥王星が放射するエネルギーは発見というより隠匿に軸足が置かれており、重要情報や人物(とその痕跡)は突如として消失する。

トリックスターたる水星は20日間逆行するが、これもまたコミュニケーションにおいて矛盾したメッセージが混在したり、矛盾する経済データが発表されることと関わっている。発表された経済データが株式市場の強気を促進させる一方で、弱気要因となるようなニュースが流れるといった具合だ。水星逆行単体では、市場に起きるウィップソーと呼ばれる値動き、すなわち1日〜4日の間隔で突然上下どちらかに振れたかと思うと次は急激に反対方向に振れるような動きと同期しやすい。そして冥王星が加わると、これに二つの重要なポイント、税制改革と国の負債という関心事が交じり合う。実際には国の負債というより世界の負債だろう。ギリシャは前回合意された緊縮政策の遵守を中断すると決定し、突如としてニュースの焦点に返り咲いてきた。ユーロが対ドルで同等近くまで落ち込みつつある中、ギリシャ人は解放されたいと欲し、一方のIMFとドイツは合意の遵守と財政規律を求めている。これはなにやら冥王星的匂いがする。

        この水星逆行期がもたらす潜在的ボラティリティは、その後に展開する天王星を含んだジオコズミック・サインの数々によって悪化していくかもしれない。冥王星に近接する水星逆行だけでも十分にややこしいが、強度から見れば(損害から見ても)天王星のシグナルは水星逆行の3倍になる。12月24日、土星が全3回の内最初の天王星に対するトラインを形成する。その2日後、木星が天王星に対し全3回の内初回のオポジションを形成する。12月29日、天王星が逆行運動を終えて順行に転じる。これら全てが重要ではあるが、中でも際立つのが木星・天王星オポジションで、拙著『The Ultimate Book of Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で解説した研究の通り、前後12取引日のオーブをもってダウ平均のプライマリーまたはより長期のサイクルに関連する惑星アスペクトの中で最高ランクに位置づけられている。1934年からの各事例を分析した結果、少なくともこの時間帯にはハーフ・プライマリーサイクルが展開しており、その83%以上がプライマリーまたはより長期サイクルの頂点を示していた。これが木曜の夜に株式市場のスペシャルリポートを発行した理由で、その中ではこれまでの市場動向の足跡 ― と今後3週間の予測 ― を分析している。

        12月19日〜2017年1月12日の期間はまもなく訪れる重要なジオコズミック時間帯の最初の二つで、天秤座の木星、山羊座の冥王星、牡羊座の天王星によるカーディナル・Tスクエアを含む。もう一つは2月22日〜4月21日に起きるカーディナル・Tスクエアだ。これには3月4日から始まる非常に重要な金星逆行が含まれる。

先週述べたように、
『 これは2017年で最も重要なジオコズミック期間になるかもしれない。これについては12月6日にアップロードした以下のYoutubeビデオで詳しく述べた(12月12日付のコラム参照)。 
金星逆行は19ヶ月ごとに起きるが、5回目ごと ― または8年ごとに ― 黄道帯の同じ領域での逆行を繰り返す。今回は牡羊座13°からだ。前回は8年前の2009年3月6日に起きた。この時ダウ平均が6469まで下落し、当時 の株式市場暴落の底となったことを覚えておられるだろう。それはダウ平均が54.4%を失った弱気市場の終わりだった。それ以来強気市場が続き、株価は今 や205%騰がっている。さて、金星逆行の下でこれが再び反転し、新たな弱気市場が始まるのだろうか? 私達が『フォーキャスト2017』で詳説した分析 の概要を示すYoutubeビデオを制作し、また3月初めにサンディエゴで「MMA2017投資リトリート」を開催するのもこれが理由だ。私達は長期投資 に影響を与える重要な変化について心得ておきたいと考えるし、また金融市場に強力に作用すると私達が信じる、金融・経済政策の変化に対しても準備しておき たいと願っている。』






訳文ここまで
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December 11, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント12/12【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年12月12日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “『今は素晴らしい時だ。誰もが楽しんでいる。だが、強気相場が悲観の内に終わるのではないことを覚えておく必要がある。幸福感に包まれて終わるのだ。皆さんにはあまり楽観的にならない方が良いと言っておこう』ペーサー・ファイナンシャルのショーン・オハラはこう言う。また『株は税金が安くなるかもしれないという考えを人々は植え付けられている。そして将来もっと良い経済データが出るだろうと』とはフォート・ピット・キャピタルの株式シニア・アナリストのキム・フォレストの言葉だ。”

― Frank Imbert
  “Stocks Close at All-Time High: Post Best Week Since Election”
  CNBC.com, 2016年12月9日


     “「ECBは、資産買い入れの規模は縮小するものの、量的緩和プログラムを少なくとも9ヶ月は続行すると発表して驚かせた」INGのチーフ・エコノミスト、カースティン・ブレスキーはこう記している。「これをテーパリングとは呼ばないとしても、ECBはまさにテーパリングを表明している。これは債券利回りの根拠無き上昇のリスクがあることから、まだ起きることはないだろうと我々が考えていた延長措置とテーパリングとのコンビネーションだ」 一方、ユーロはQEプログラムのペース縮小というECBの決定後、即座に急騰した。そしてドルに対して1ヶ月ぶりの高値をつけたものの、ロンドン時間午後1:15近辺には上昇分の全てを失っていた。”

― Sam Meredith
  “ECB Surprises by 'Tapering' its Massive Bond-Buying Program From Next April”
  CNBC.com,  2016年12月8日


         選挙後の反騰は、投資家達が今後のトランプ政権の下で、より低い税金とより緩やかな政府規制という成長促進型経済の可能性を見続けると共に、大きな音を立てて道を進んでいる。今週に控えているように見えるFRBの短期金利引き上げさえも、株式市場における先週の騰勢を止めることは出来なかった。これはファイナンシャル・アストロロジャーにとっては驚くようなことではない。何故なら現在、木星とそれが支配する射手座が強調されているからだ。つまり、私達は射手座の季節(11月21日〜12月21日)にあり、木星は土星に対し調和的なセクスタイル(60°)を形成している。同様に、週末に射手座でコンジャンクトした太陽と土星の両方が、天王星に対してトラインを形成する。言葉を換えれば、太陽はこれから形成される土星・天王星トラインをトランスレートしている最中ということになる。これは株式にとっては非常に調和的だと理解されている。金星も10月29日〜11月5日に同様のトランスレーションを行い、11月4日、米国株式市場に示現したプライマリー・ボトムと相関した。では今、12月9日〜12日の次のトランスレーション(太陽)に伴いそれが反転し、反落するのだろうか?

        世界の他の指数も先導する米国を追った。例えば日経は騰がって今年初めて19,000を上回り、ドイツのDAXは放物線状の爆発を見せて金曜には11,231と、2015年12月以来の最高値水準に達した。先週は世界の株式市場にとってまたも良い週となった。

        ECBが火曜、現行のQEプログラムを予測されていた4月に終えるのではなくこの先9ヶ月延長すると発表して皆を驚かせた先週のニュースは、ユーロ通貨にとってはあまり良い報せではなかった。ユーロは再び激しく下落し、天王星が冥王星に対し最後の正確なスクエアを形成下2015年3月16日につけた、数年ぶりの安値を試している。この発表はまた金にも急落を起こし、金曜には1157.60と10ヶ月ぶりの最安値に沈んだ。しかしながら、この急落をあまり深刻に考え過ぎないほうが良いだろう。何故なら2017年3月〜4月には金星が逆行する。したがってECBは再び気が変わるかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        現在発効中の主要なジオコズミック・サインは、12月9日〜12日に形成される土星・天王星トラインへの太陽によるトランスレーションだ。つまり、太陽が土星とコンジャンクトし、後に天王星にトラインを形成するということだ。これら二つはやや重要なシグナルだが、通常はプライマリー・サイクルの天井を示す十分な理由とはならない。もう一つ別の重要なトランシットが展開しており、先週のコラムではそれについてこう述べた。

『短期的には、もしかするとトランシットの火星がNYSEのバトンウッド・チャート(1792年5月17日)に重要なアスペクトを形成する12月9日~16日、何か市場に興味深い動きがあるかもしれない。』

まだ急落は起きていないが、このジオコズミック・サインは始まったばかりだ。だから今週前半にもそれは起きるかもしれない。また、火曜夕刻(日本時間は水曜朝9:05)には満月が起きるが、このフォーメーションにはミュータブル・サインの土星が含まれている(太陽とコンジャンクト)。これもまた急激だが短期で終わるリバーサルとの相関関係を持っていることに注目しておこう。


        しかしながら今、私達の視線は年末の2週間に訪れる、もっと強力なリバーサルのシグナルに注がれている。先週述べたように、

『次回の★★★重要変化日は、水星が逆行に転じる12月19日までは来ない。だがそこからは1月12日まで続くラッシュアワーの時間帯で、合わせて11の重要なジオコズミック・サインがひしめいている。まずは土星・天王星による長期ウェイニングトラインの初回形成(2016年12月24日~2017年11月11日)で、もうすぐ刊行される『フォーキャスト2017』で詳説したように、米国株式における長期サイクルの高値とは高い関連性を持っている。また、他にも強力な中期サイクルである木星・天王星のオポジションが12月26日に起き、12月29日には天王星が順行する。ちょうど重なるホリデー・シーズンは通常なら世界政治と金融市場にとっては静穏な時期なのだが、今年は爆発性を秘めているようにも見える。』

        そこにはまた、事実上2番目に重要で強力なジオコズミック・サインの時間帯が存在する。2017年2月22日〜4月21日で、これには3月4日から始まる金星逆行が含まれている。これは2017年で最も重要なジオコズミック期間になるかもしれない。これについては12月6日にアップロードした以下のYoutubeビデオで詳しく述べた。



  金星逆行は19ヶ月ごとに起きるが、5回目ごと ― または8年ごとに ― 黄道帯の同じ領域での逆行を繰り返す。今回は牡羊座13°からだ。前回は8年前の2009年3月6日に起きた。この時ダウ平均が6469まで下落し、当時の株式市場暴落の底となったことを覚えておられるだろう。それはダウ平均が54.4%を失った弱気市場の終わりだった。それ以来強気市場が続き、株価は今や205%騰がっている。さて、金星逆行の下でこれが再び反転し、新たな弱気市場が始まるのだろうか? 私達が『フォーキャスト2017』で詳説した分析の概要を示すYoutubeビデオを制作し、また3月初めにサンディエゴで「MMA2017投資リトリート」を開催するのもこれが理由だ。私達は長期投資に影響を与える重要な変化について心得ておきたいと考えるし、また金融市場に強力に作用すると私達が信じる、金融・経済政策の変化に対しても準備しておきたいと願っている。






訳文ここまで
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December 04, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント12/5【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年12月5日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※今回も都合により抄訳とさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

        “米国経済は先月178,000人の雇用増を記録し、失業率は4.6%に下落したと労働省は発表した。ロイターのエコノミスト調査によれば、予想値は175,000の雇用増で失業率は4.9%に手堅く留まるとの見込みだった。しかしながら、「雇用統計は過去数年間の労働市場の状況を再確認する結果となった」とSEIの最高投資責任者ビル・ローレンスは語る。「確かに仕事はある。だがその質はあまり良くない」”

― Anmar Frangoul
  “US Treasury Prices Hold Higher After Jobs Report Beat”
  CNBC, 2016年12月2日


  金曜の雇用統計は、殆どのアナリスト予想を裏付けるものだった。仕事があり、より多くの人々が就労したが、それは決して正規フルタイムの仕事ではない。このニュースを受けて、世界の株式市場は勢いを失い、国債はそこそこの反騰を始めた。

とはいうものの、世界の株式市場には2種の流れが存在する ― いや、もし世界の地平を太陽系まで拡げれば3種かもしれない。世界の一部では、11月のドナルド・トランプの勝利を受けて勢い付き、他の地域はそれほど元気がない。いずれにしても、殆どの金融・商品市場が重要変化日の11月25日前後3取引日に同期して反転した。いくつかの市場はまさに変化日当日にトレンド転換し、他は11月29日の金星トランスレーション、または11月30日〜12月1日に起きた海王星にスクエアを形成する射手座の新月を待って反転している。

以下、世界の株式市場の動きについての寸評が続きます

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        実際、先週は11月25日の★★★重要変化日の1日前となる11月24日につけた13年ぶりの高値102.05手前に留まる米ドルに対して全ての通貨が反騰し始めた。円に対してドルは12月1日に114.82をつけ、9カ月ぶりの新高値を記録した。一方ユーロは11月24日、天王星・冥王星スクエア最後の形成が起きた2015年3月16日以来の最安値水準1.0515まで下落した。

12月1日に示現したのはドル/円の高値ばかりではなく、金は9ヶ月ぶりの安値1162まで下落した。これはもっともな話で、この日は火星が木星にトラインを形成したが、このコラムでも幾度となく述べたように、金は木星が嫌いなのだ。だがドルは木星が好きだ。12月1日は別の意味でも重要だった。何故なら銀は週の新安値さえつけなかったからだ。銀のサイクル安値は11月25日の重要変化日当日につけた16.15に留まっており、ジオコズミックな重要変化日における異市場間強気ダイバージェンスの潜在的可能性を示している。このシグナルが今週、抵抗ラインを少し上回ることによって有効になるかどうかを見てみよう。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        以前述べたように、主要なジオコズミック・サインは現在、11月19日〜12月1日の重要時間帯から抜け出ようとしている。次回の★★★重要変化日は、水星が逆行に転じる12月19日までは来ない。だがそこからは1月12日まで続くラッシュアワーの時間帯で、合わせて11の重要なジオコズミック・サインがひしめいている。まずは土星・天王星による長期ウェイニングトラインの初回形成(2016年12月24日〜2017年11月11日)で、もうすぐ刊行される『フォーキャスト2017』で詳説したように、米国株式における長期サイクルの高値とは高い関連性を持っている。また、他にも強力な中期サイクルである木星・天王星のオポジションが12月26日に起き、12月29日には天王星が順行する。ちょうど重なるホリデー・シーズンは通常なら世界政治と金融市場にとっては静穏な時期なのだが、今年は爆発性を秘めているようにも見える。

短期的には、もしかするとトランシットの火星がNYSEのバトンウッド・チャート(1792年5月17日)に重要なアスペクトを形成する12月9日~16日、何か市場に興味深い動きがあるかもしれない。通常はこのアスペクトが生じる時、米国株式市場に(短期で終わる可能性が高いものの)急激な下落が起きる。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        『フォーキャスト2017』を書き上げた今、私は来年がいかにドナルド・トランプ自身のホロスコープに密接に結びついているかに感銘を受けている。まるで2017年はトランプに支配される年になるかのようだ。彼に起きることは世界中に影響を及ぼすし、その反対も成立する。良きにつけ悪しきにつけ、いやおそらくはその両方の意味で、2017年とトランプには「ノーマル」とか「平均」などという言葉は当てはまらない。報道陣や他の人々が彼を「標準化」しようとする試みは失敗するだろう。

彼の太陽・天王星コンジャンクションはネイタルの月蝕(射手座/双子座)の一部をなすが、これは卓越した洞察力と同時に不安定で、予測不能で、期待通りには動かず、時に破壊的でさえある行動パターンを示す。天王星は境界や規則が大嫌いだ。天王星にとってそれらは良きにつけ悪しきにつけ、破られるために存在する。多くの場合、両方だ。選挙運動のさなかに公約した「約束」についてもおそらく同じことで、それらは今まで言ってきたこととは矛盾して見えるような新しいアイデアに変容しつつあるように見える。だが彼の中では、約束を破るつもりはないのだろう。それよりむしろ「より良いアイデア」を提示しているつもりなのだ。こういう行き方の全て、そして「より良いアイデア」が孵化する時にフレキシブルでいることが許されること、これが双子座にとっての「より良いアイデア」なのだ。

        2017年という年がドナルド・トランプとよく似ているというのは、2016年11月〜2017年8月にかけて、天上に木星・天王星・冥王星のカーディナルTスクエアが存在するからだ。またしても天王星だ。このTスクエアには3回のピーク期があり、その内の2回はまもなく起きる。12月19日〜1月12日と2月22日〜4月21日だ。新大統領がこれらの時期にどう動くかによって、世界は真に現実の厳しさを味わうかもしれない。私達の多くにとってもっと重要なのは、世界の金融市場がこの時期の不安定さと(または)暴発的行動に沿って似たような反応を見せることだ。株式市場には新高値に向けた強力なブレークアウトか厳しい下落が起きて世界の金融システムを混乱に陥れるかもしれない。


以下、米国の選挙結果を正しく予想していたアストロロジャーについての報告がメリマンさんの所に世界中から「洪水のように」寄せられたそうで、その方々のお名前を挙げて祝福する文章が続きますが、都合により省略させていただきます。

ちなみにメリマンさんの最後の締めの言葉は「さて、トランプが明日何をするかを誰が予測出来るか見てみようではないか。」でした(^_^;。






訳文ここまで
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November 20, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント11/21【金融アストロロジー】

今回のコラムは ≪先週をふり返って≫ を割愛し、≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫ のみとさせて頂きます。

来週のコラムは都合によりお休みさせて頂きます。
m(_"_)m


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レイモンド・メリマン・コラム  2016年11月21日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“「白人男性特権」という概念について考えてみるといい。それが何を意味するものかはわかる。富裕層の白人 学生には多くのコネがあり、投資のチャンスにも恵まれるが、有色人種の貧しい学生はそれを得られない。しかし、「白人男性特権」というものを、厳しい経済 状況に苦しむ低学歴の白人男性にどう説明するのか.... これは以前からずっと明確になるべきだった。そして今は明確だ。アイデンティティ政治* はこの国にとって善いものではない。それは善い政策でさえない。”

― From a Harrod “Democrats Must Drop Identity Politics”
  アリゾナ・リパブリック 2016年11月17日付

“ISARの12人のパネリストが10月中旬にヒラリー・クリントンの勝利を予測したことについて、多くのことが言われた。最新のクック・ポリティカル・リポートの集計では彼女は143万票と、ドナルド・トランプより多くの票を獲得している。だから彼らは正しかったのか? あるいはドナルド・トランプが選挙人団獲得で勝ったのだから彼らは間違っていたのか? その後の総括では、ISARの一人の海外招待パネリストが正しい予測をしていたことがわかった。英国のクリスティーン・スキナーは、選挙当日にヒラリーが勝つかもしれないが、大統領に就任することは出来ないだろう、そしてその原因は健康問題や身の安全の問題ではないと予測していた。おめでとう、クリスティーン!素晴らしい仕事だ。ヒラリーは過半数の票を得たが、選挙人団投票では勝てず、したがって確かに1月20日に大統領に就任することは出来なかった。”

― ISAR Ezine
  www.isarastrology.org. 2016年11月20日
*Identity Politics:アイデンティティ政治。主に社会的不公正の犠牲になっているジェンダー、人種、民族、性的指向、障害などの特定のアイデンティティに基づく集団の利益を代弁して行う政治活動。(Wikipedia)



        いくつかの市場では、驚きの選挙結果の後、ヘリオセントリックの水星の射手座離脱がジオセントリックの水星の同星座宮入りと同期する誇張の暗示からも予測し得る、またもドラマチックな週となった。

さて11月21日月曜、太陽は射手座の水星(と土星)にコンジャンクトする。米国では祝日の休みを含むホリデー・ウィーク(11月24日の感謝祭)だが、金融市場ではいまだにワイルドなサプライズが起きる可能性がある。何故ならこの時間帯が、これから起きようとする沢山の重要なジオコズミック・サインを含むからだ。11月19日、魚座の海王星が逆行運動を終えて順行に転じる。これは海王星に関連するテーマを強調する。たとえば不確実性、希望的または妄想的な思考、そして未来に対する大きな希望だ。また、ハイライトの当たる市場は海王星が支配する医療、調剤、医薬品、雨、洪水、そして原油関連だ。海王星の滞留期に株価が急に上昇するのはよくあることで、それは元FRB議長アラン・グリーンスパン言うところの「不合理な活況」を示唆している。

11月24日には、都合3回起きる木星・冥王星ウェイニングスクエアの初回が起きる。これはこの2惑星がコンジャンクトした2007年12月のテーマの再来となるだろう。当時は大不況(グレート・リセッション)が公的に始まった最初の月だった。そして4つのD、負債(Debt)、赤字(Defisits)、デフォルト(Default)、信用格下げ(Downgrades)に関連している。これらのテーマが3回のアスペクト形成の全期間において浮上しやすく、それが2017年8月まで続く。その途上でこのスクエアは天王星とカーディナルTスクエアを形成するが、2017年3月±2ヶ月には最強の力を発揮する。このタイプのカーディナルTスクエアは、突然の金融危機または株価の急落が起きる時にしばしば発効する。

今週はまた金星のトランスレーションも起きる。11月25日、金星が冥王星にコンジャンクトし、木星に対してスクエアとなる。その4日後、金星は天王星にスクエアを形成し、もう一つのカーディナルTスクエアが起きるのだ。これらは皆、強力なジオコズミックの反転のシグナルで、11月30日に起きる太陽・海王星ウェイニングスクエアもまた同様だ。金融界、またもしかすると大衆の政治的見通しを変化させるような新情報が突然出て来ることで、多くの金融市場が直近の動きに対する反転を起こしやすい。しかしながら今は新たなプラマリー・サイクルに入っているので、たとえ激しく動いたとしても、どんなリバーサルであれ短期で終わるかもしれない。


  さて、どう話したものか… 米国に住む私達は、11月8日の衝撃からいまだに立ち直っていない。立ち上がって前進するべきだが、私達はそうしていない。もしかするとそれは、太陽がまだ降伏を拒否する蠍座に在泊しているせいかもしれない。もしかすると、これから9カ月間発効する木星と冥王星(冥王星は蠍座を支配)のハードアスペクトの影響を受けているのかもしれない。米国人がまだ立ち直っていないというだけではなく、反ドナルド・トランプのデモ参加者達は色々な物を破壊したがっているようだ(彼らの多くが投票さえしていないのだが)。最近の投票結果が入ってくるにつれ、アンチ・トランプの抗議者達にとって状況はどんどん受け入れがたいものになっている。クリントンの人気度がドナルド・トランプのそれを大きく上回っているからだ。

選挙日前夜、彼女はトランプに60万票を超える差をつけていた。無党派のクック・ポリティカル・リポートによれば、現在のところ公式な集票結果ではその差が140万票を超えており、一般投票全てを集計した場合の見積もりでは、クリントン票が選挙人団による投票の勝者であるトランプより200万票上回るとの結果が出ている。米国の大統領選は国内でも唯一、大衆から最も多くの票を獲得した候補者に勝利を与える制度ではないことから、何故クリントン夫人に投票した多くの若者達が選挙人団による投票結果に抗議するかは理解出来る。ドナルド・トランプ自身でさえ、以前は一般投票と異なる結果を生む場合の選挙人団制度に反対していた(彼は選挙前、それを「大惨事」と呼んでいたくらいだ)。

この一般投票と選挙人団投票との食い違いをアストロロジーがどう告げていたかを有りていに言うなら、ここに一つ、私が前回のコラムの段階では明瞭に考え付いていなかった解答がある。それは、クリントンとケイン(副大統領候補)のネイタルの太陽が調和的なグランドトラインを米国の金星・木星コンジャンクションに形成していたことだ。金星と木星は「人気」に関わっており、彼らは一般投票で驚くほど大きな差をつけて勝っていた。しかしドナルド・トランプのチャートでは、プログレスの太陽が彼のネイタルのアセンダントに来ている。これは個人的な栄誉とおそらくは勝利の時を意味しており、一方のクリントンのチャートではトランシットの土星が天底(もし2:18が彼女の正しい出生時間とするなら)に来ている。これは個人の人生で最も波の低い時期だ。


  選挙は終わった。そして、法の下ではトランプが次の大統領だ。個人としての私達には、好ましくない状況の時、二つの選択肢がある。もし可能なら状況を変えるために努力するか、または結果を受け入れ、適応し、潔く前へ進むかだ。考え得る限り最悪の選択はどちらもしないことで、これは生涯を通じて起きる対立と不幸に繋がる定番の行為だ。さて今、木星(幸福と楽観)は、もしあなたが人生から彼を閉め出すことを選ぶなら、きっとそれを不快に思うだろう。

私達は選挙結果を100%の正確さで予測することは出来ないかもしれない。だが一つだけ保証出来るとすれば、太陽は明日も昇って来るということだ。困っている誰かを助けたり役に立ったりする機会は訪れる。そして人生は絶えず続く変化の連続だ。それを頭に入れながら、その日その時を精一杯やっていくのが賢明な道だ。畢竟、人生で経験するリアリティを創造するのは自分自身の決断と行動なのだ。






訳文ここまで
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今回の≪短期ジオコズミクス≫の冒頭には、実はもう一つ、KKKの総司令デヴィッド・デュークスが新聞のインタビューに答えて語った、「トランプ大統領の誕生には確かに我々の力が働いた…」というような短い一節が入っていました。 アストロロジーの世界はリベラル派が多く、どちらかというとヒラリー寄りの言論が多いのは確か(というか、サンダース支持かな)。 おそらくそんな中、「トランプ支持者なんてならず者のような人間ばかりだ」という意見を反映するような一文と、「民主党のアイデンティティ政治は行き過ぎだ。だからこそトランプ大統領を生んだのだ」という意見を裏付けるような一文を併記して、引用文のバランスを取ったのかと思います。 

けれどもそれをMMAのサイトで見てショックを受けたトランプ支持者のひと達から、デュークスなんか出さないで欲しいというかなり必死なメールが複数来たようです。MMAを閲覧するひとは多いとは思うけれど、殆どが投資家さんだと思うので、そこまでの反応があるとは少し意外な気もしました。(KKKがトランプ氏を支持していたのは周知の事実ですが...でも確かに米国史を考えればデリケート。かなりインパクトがあるかもしれません。 寝た子を起こすな的な意味でも。。) ここは日本なので「あらま...」と思うくらいで、単なる新聞からの引用に過ぎないひと言がそこまで話題になることもないと思います。ただ即座にそういう反応が来るほど今の米国は皆の神経がヒリヒリと尖っているのだな…と思わせる一件でした。というわけで、早朝の差し替え指示の作業と共に そんなムードの一端をちょっぴりシェアしたいと思いました。

メリマンさんは、「私達は誰も攻撃するつもりはない......いや、もしかしたら今、全ての集団の攻撃的姿勢を提示したいとは思っているかもしれない...」と、結んでいました。(^_^;

hiyoka


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November 13, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント11/14【メモ】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年11月14日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今回は都合により≪短期ジオコズミクス≫とその後半のメモとさせていただきます。
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≪ 短期ジオコズミクス ≫

    “AccuWeatherのマーク・パケットによれば「スーパームーン」という言葉は1979年にアストロロジャーのリチャード・ノールによって創られた。ノールは、月が地球に最も近い時に起きる新月または満月を指すためにこの言葉を使う… 正確な満月の瞬間は6:52AM(MST)だ。月は近地点 ― 月が地球に最も近接するポイントで、時間にして約90分の出来事だ… この11月の満月は、1948年以来最も地球に近い満月となる”

― Doyle Rice
  “Supermoon to be Closest Since 1948”
  Arizona Republic, November 11, 2016. 


    ワイルドな週だった。そして高揚感または絶望感から来る極端な感情を伴うものだった。おそらくアストロロジャーなら十分予測出来たことだろう。これらはヘリオセントリックの水星が射手座を運行中であることから来ている(11月5日〜16日)。射手座は何でも誇張するのだ。

今週はジオセントリックの水星が射手座入り(11月12日〜12月2日)する。感情のボラティリティ(月)は、1948年以来最も明るく輝くスーパームーンに向かってこれからピークに達するだろう。

そのスーパームーンが前回起きたのは、奇しくも米国で同じような驚くべき国政選挙が行われた年だった。その年、ハリー・トルーマンがトマス・デューイを破って大統領になったのだ。誰もそれを予測出来なかった。誰もがショックを受けた ― 高揚感、または将来への不安による錯乱状態だ。誰もがそのショックを生き延び、もちろん国も滅びなかった。とはいえ、世論調査会社は非難の的となった。それでも人々はそれ以来ずっと世論調査をアテにし続けている。それは時々結果を間違えるにもかかわらずだ。アストロロジャーも似たようなものかもしれないが。

では、いったい何が起きたのか? 何故信頼のおけるプロフェッショナルな多くのアストロロジャー達がこの選挙結果を正しく予測出来なかったのか? その答はそう難しくない。世論調査会社と同様に、アストロロジャー達は彼らの予測モデルにおける様々な要因を重く見積もりすぎたか、または軽く見積もりすぎたのだ。アストロロジーは正しい結果を指し示していた。だがアストロロジャー達は(世論調査会社のように)これらの要因を量る上でミスをした。この事は全ての宇宙サイエンスの研究者達にとって良い学習体験となるものだった。

実際、ジオコズミックとサイクル研究においては、トランプの勝利の可能性を示すいくつかの相関性が存在した。その多くについてはこのコラムでも述べたが、クリントンの勝利を指し示す他の要因に比べて重きを置いてはこなかった。

それは多くの場合、個人的判断の問題だ。また、クリントンが一般投票では勝っているという事実を見落とさないようにしなくてはならない。それは分析を目的とするアストロロジーによる予測がはらむ限界を真に意味している。私は選挙結果の可能性を量ったり推定する上で、一般投票以外のケースにおいてより予測整合性の高いアストロロジカル・モデルは一つとして思い付かない。アストロロジーは対象となる人物(候補者のような)が特定の日や人生の一時期におおよそどんな気分でいるかについては高い確率で予測することが出来る。そしてそれにより、特定の候補者の成功や挫折を推定することが出来るのだ。たとえば歓喜や高揚感なら勝利、悲嘆なら破れることを前提とする。今回もそうなっていたのかもしれない。


ここでメリマン氏は4つのレッスンを挙げています。(これよりメモ)

1.出生時間問題

以前のコラム(10月31日付)で触れていたヒラリーさんの出生時間問題について。選挙結果を受けて、これはやはり午前2時18分説が一番有力だと結論付けられるのではないか…と。(これについては米国アストロロジー界でも大騒ぎが起こり、色々としこりを残したのではないかと思います)けれども今となってはあまり使い道が無いかもしれないと残念そうでした。

2.共和党とドルの16年サイクル

これについては米ドルの16年サイクルの天井と共和党の勝利の相関性に触れてきたが、ドルが騰がって喜ぶ側は果たしてどちらか?について今回は考え過ぎてしまったことが反省点だとしています。(これも乙女座が上昇宮の悪癖か?などともw)

3.共和党は火星で民主党は金星が支配する

大統領と副大統領候補のペアを比べて、米国始原図とどちらがマッチするかで予測を立てていたが、火星と金星の分析を誤っていたと。たとえば火星は怒り、闘争心、戦闘的行動と関連するが、同時に一番になること、ベストであることも目指す。トランプの戦いは不和と闘争の連続だったが、彼のモットーは『Make America Great Again』であり、これは火星のポジティブな一面(競争的ではあるが)を物語っている。「私が犯したミスは、殆どの米国人が融和的で平和的な道に投票するだろうという前提で判断し、金星・木星が関わる民主党ペアが勝つとしたことだ。米国民は現状維持よりもワシントンの腐敗を排除する道を選んだ」etc.

4.プログレッションの威力

今年セカンダリー・プログレッションの太陽は恒星レグルスとコンジャンクトしていたこと、それは彼のネイタルのアセンダントでもあった。これを判断するに、トランプが当初の泡沫扱いから特別なメディア露出に恵まれ、追い風を受けてどんどん知名度を上げていったことに関連する程度だろうと考えたが、これがミスだった…etc.


そして
さて、これから彼のリーダーシップが米国を統合していけるか、そして現在の分断の傷を癒やしていけるかどうかを見ていかねばならない。これらは来たるべき『フォーキャスト2017』の中で論じよう… と結ばれています。

また、「今回の選挙ではもっと多くの学びがあった。スピリチュアルな領域は言うに及ばず、アストロロジー的にも、心理学的にも、沢山得るところがあった。だが、今回の選挙で得られた一番重要なことは、アストロロジーは正しい示唆を与えていたということだった。」とも最後に書かれていました。






メモ及び訳文ここまで
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November 06, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント11/7【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年11月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

“10月の米国経済は予想を下回る161,000の雇用増と4.9%の失業率を数え... しかし雇用統計でより目立った数字は賃金で、労働統計局の発表によると、時間あたりの平均賃金は10セント上昇し、年間上昇率2.8%に達した。この数字はFRBによる12月の利上げを確実なものにする可能性がありそうだ。”

― Jeff Cox
  CNBC, 2016年11月4日


        先週は米国において単に選挙前の週というだけではなく、金曜には10月の雇用統計が発表された。非農業部門の雇用者数変化は161,000人増加となり、予想の175,000をわずかに下回った。しかしながら賃金は ― 驚くべきことに ― 時間当たり10セントの増加という大ジャンプを遂げていた。これは現政権の失政のせいで経済、雇用拡大と賃金の見通しは暗いというドナルド・トランプの主張を打ち砕くものだ。したがって、このコラムと3月〜5月にYoutubeにアップしたビデオで述べたとおり、最後の最後までFRBは短期金利を引き上げることはしなかったし、その代わりに政府の経済報告は好況 ― とりわけ、大統領選に向かってより多くの人々が働いて賃金が上がったこと ― を示した。彼らの目的は、有権者の気分に「富の効果」を植え付けることだった。彼らは成功した。虚偽によってではなく、緩和的な財政政策によって…(少なくとも私はそうであって欲しいと願う)。とはいえ、もし来月か再来月、選挙がすっかり終わった後にこれらの数字が下方修正されたとしても驚くなかれだ。

        有望な雇用と時間給の数字にもかかわらず、株式市場は下落した。おそらくこれはFRBが12月に短期金利の引き上げを行うという説の信憑性が上がったことが要因だろう。だが、先週は国債と貴金属の価格が騰がった。米ドルが他の殆どの通貨に対して下げたのに対して、金は10月4日に崩落して以来の最高値水準1300以上に戻して引けた。その一方、原油は株式と共に下落し、9月20日につけたメジャーサイクルの底以来の最安値水準まで落ち込んだ。



≪ 短期ジオコズミクスとより長期の考察 ≫

“記録破りのスーパームーンが今月半ば(11月14日)夜空に輝く。11月の満月は2016年で最も地球に近いというだけではなく、1948年以来最も近接して起きる。”

― Doyle Rice
  “November Supermoon to be Biggest in Nearly 70 Years”
  The Arizona Republic, 2016年11月4日付


        1948年以来だって? それは大統領選で共和党のトマス・デューイに対し、どの世論調査でも一致して勝ち目が無いと出ていたハリー・トルーマンが世界をあっと言わせた年ではなかったか?

今週は、おそらく11月8日火曜の米国大統領選が行われた直後に全市場に急激な価格の上下動が起きやすくなるだろう。今週、金融市場の動きが荒れる可能性をさらに増大させるのは、ヘリオセントリックの水星が11月5日〜16日まで射手座入りするという事実だ。その数日後の11月12日〜12月2日には、ジオセントリックの水星がやはり射手座を運行する。これらの水星の動きは両方とも、多くの市場、特に貴金属と通貨市場における激しい価格変動との強い相関関係を持っている。通常は最初に上昇し、その後終盤に向かって下落する形となる。しかしながら、一つが終わるとすぐにもう一つが始まる場合は、2〜3週間続く花火大会になるかもしれない。

        火星と金星もまた今週は星座宮を移行する。火星は山羊座ではイグザルトでよく統御されるが、そこを離れて大統領選の翌日に水瓶座に入居する。 そうなると物事は突然混乱状態になるかもしれない。選挙結果が出るのが予想より遅れる(11月8日中ではなく)か、集計の終わりが驚きの展開となるという可能性もある。金星もまた11月11日に射手座から山羊座へと居場所を変え、12月7日まで滞在する。1週間の内にこれらのサイン・チェンジが起きるということは、状況が極めて流動的で変わり身が早いことを示しており、金融市場にも似たようなふるまいが見られるだろう。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“ペテン師でなければ政界で金持ちにはなれない。”

― ハリー・トルーマン, 米国大統領(1948年〜1952年)
  “Letter to Editor”
  Jim Dunlap of Newport Beach, CA
  ウォールストリートジャーナル 2016年11月3日付


        ハリー・トルーマンが大統領だった時代から長い時が経ち、政治は人々に奉仕する職業から、個人とその友人達が莫大な富を得るための道へと根本的な変化を遂げた。私はそれをつくづく皮肉な事だと感じる。だが、得られる機会と利得が民間セクターよりはるかに多く期待出来る政府関連の職業には人々がどんどん群がるということのようだ。政府関連職の安定度にしても、自営業などよりずっと高い。 となれば若者達にとって、自分で事業を始め起業家になるための誘因は非常にわずかだ。こうしたサイクルは「不信の時代」としてこの2010年代の残りの日々を通して続き、政府に対する冷笑的不信感はそのピークに達しそうだ。

2017年は、世界の指導者達と政治プロセスに見られるこの冷笑と不信が小休止するかもしれない。『フォーキャスト2017』のために行った私の研究によれば、今週米国で行われる選挙で誰が勝つのであろうと、その人物は失われた信頼を任期一年目で取り戻すにあたり、かなり良い仕事をすることが示唆されている。それはちょうど、彼らが「安全策」を取り、腐敗や利益の衝突が露わになるのを避けるというような感じだ。 だが残念なことにこの同じ研究と分析は、この状態が単に一時的なものであって、大衆を不信と疑惑に導く古い悪習のパターンが2017年後半〜終盤には舞い戻り、それが2020年まで続くだろうことも示唆している。人間はそう長いこと違う自分を演じることは出来ない。

この小休止を楽しめるうちに楽しむことだ。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(2)TrackBack(0)

October 30, 2016

<MEMO>10月31日付メリマンコラムより

10月31日付コラムからの抜粋メモです。

≪先週をふり返って≫より

金曜の米国株は民主党大統領候補ヒラリー・クリントンに関連して新たなEメール問題の調査をFBIが発表したことを受けて早期の上昇分を失った。

火星による冥王星・天王星スクエアのトランスレーションは、世界的な暴力や自然災害の他にも、2005年のトランプの女性蔑視発言暴露に続いてやはりウィキリークスによるヒラリー・クリントン関連の暴露(トランプ攻撃のために使われた裏金、バーニー・サンダースを民主党大統領候補戦から引きずり下ろすための不正な手口)に関連した。

先週は金融市場にとってまたもうひとつの奇妙な週となった。日経は4月の年初来高値を試し、上海は2ヶ月ぶりの高値に沸いた。だが香港やオーストラリアでは週の殆どで値を下げていた。ヨーロッパや南米でもマチマチで、先週のジオコズミック重要変化日に合致して複数の異市場間弱気ダイバージェンスが顕現した。

10月25日の重要変化日はユーロにとっても重要で、その日に数ヶ月ぶりの安値1.0848をつけた。

≪短期ジオコズミクス≫より

火星による冥王星と天王星のトランスレーションは先週、予測通りの爆発。自然災害(イタリアの地震)や政治上の動き(クリントンに対するFBIの調査再開)が起きたが、またもう一つ興味深いジオコズミック・トランスレーションがある。10月29日土曜、金星が土星にコンジャンクトし、その後11月5日に今度は天王星にトラインを形成する。

これは今年の12月4日〜2017年11月まで主要発効期となる土星・天王星トラインに関する早期の予告編になるだろう。歴史的に見て、この超長期の惑星サイクル局面は長期サイクルの天井との関連性を持つ。したがって今週株価が反騰するかどうかが見ものだ。

その可能性はある。金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきた市場は、そこで反転し反騰を開始する有力な候補になるというのがルールだからだ。

いくつかの株式市場と原油は先週終わりの金星・土星コンジャンクションに向けて下落してきた。

土星・金星はまたストレスで疲れた女性像を象徴する(金星/女性、土星/ストレス)。このアスペクトが起きた金曜夜のヒラリー・クリントンはさぞかし疲れを感じたことだろう。



メモは以上です。
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≪ 長期的考察 ≫も、以前から示唆されてきた「ドルの上昇と大統領選との関連」その後 〜「アストロロジー界に論争を巻き起こしたクリントン氏の新たな出生データ問題」についてのメリマン氏の見解など、アストロロジー的には非常に興味深いものでした。なので思い付くままにまとめてみます。
()内はわたし自身の私見です。


ドルは依然として上昇し、重要なトレンドラインを上抜けた→となるとやはり共和党大統領誕生の法則が生き返るのか? 高いドルがクリントンの追い風になる要素としては、ドル下落で得をする多国籍企業からの寄付を資金としてきたのは共和党候補だという話もある。ところが今回彼らはクリントン支援にまわっている。

(クリントン財団が以前から行ってきたことがウィキリークスによって暴露されているが、選挙に関してもかなり "えげつない" 手法をとったと見られている。これが真実とすれば、以前までなら大統領候補辞退に追い込まれてもおかしくないほどの大スキャンダル。それでも世論調査はクリントン氏の絶対優位を伝え、CNNなどキャンペーンに必死な感じさえする。)

メリマン氏は8月の内にクリントン勝利を予測した。先日のISARでも12人の著名アストロロジャーの結論は全員がクリントン勝利だった。

(ISAR総会ではひとりだけ、ヴェーディック・アストロロジャーが「クリントンが勝つかもしれないが、大統領にはなれないか、または任期を全う出来ないのではないか?」と述べている。わたし自身もそんな気がしてならないのだけれど..。ただし、今の時期に英語圏のアストロロジャーがそれを明言するのはかなりの勇気が必要だとも思った。英国人のあるアストロロジャーはクリントン氏に対する疑問を提示する星読みを自身のサイトで発表したけれど、コメント欄でクリントン支持者の占星術ファンから罵詈雑言を浴びせられていた。トランプ支持者も熱狂的だけれど、今はクリントン支持者にも熱に浮かされたような怖さを感じる。もちろん、わたしが目撃したのはごく一部ではあるけれど。)

ヒラリー・クリントンの出生時間
最近のアストロロジー界で非常に大きな論争となっているのが、新たに提示された1947年10月26日午前2時18分というデータ。これは少しばかりいわくのあるデータで、あるアストロロジャーが2009年に、彼女の出生証明書を1990年に見た(またはそれを見た役所の担当者から聞いた)として開示した出生時間。 今回はあらためて別のアストロロジャーが、イリノイ州所轄の公文書管理課に電話し、一般的な調査技術を使って担当者に問いただした。その手法は、いくつかのデータを告げて間違っていれば「No」と言ってもらい、合っていれば無言…というもの。そしていくつかの時刻を提示した末に、02:18と言ったとき担当者は初めて黙ったという。

多くのアストロロジャーがこの手法に反撥してその出生時間を否定した。そしてそのデータを基にしたホロスコープなどあり得ないと言った。だが、一般に使われている08:02や20:00と比べて、本当にそれほど否定すべきデータなのか? とメリマン氏は疑問を投げかけている。
何故なら・・・

ヴェーディック・アストロロジャー達はもう何年も02:18を使っている。

フェニックスの著名なアストロロジャーであるAZの手によって、尊敬すべきアストロロジャー、バーナデット・ブラディ女史が開発したレクティフィケーション・ソフトウェアにクリントン氏の履歴のうちめぼしい日付けを入れて計算するという実験が行われた。すると、最終的にはじきだされた日時は1947年10月26日02:20だった。この結果はアングルにしてオーブ1°の差異だ。

尊敬に値するアストロロジャーのひとりに「そんなものは何の意味も無い」と言われたが、私は意見を異にする。なぜなら、これは信頼のおけるアストロロジャーのメソッドを基に開発された信頼のおけるソフトウェアであり、何よりも人間が陥りがちな偏見や主観的なバイアスを排除して事実に迫るために開発されたものだからだ。これを通して計算された出生時間は、出生証明書に書かれていたとされる時刻とはたった2分の相違だ。私はこれを統計上有意なデータだと考える。

アストロロジャーを自認する人々からの刺々しい反論の中のひとつに「02:18のチャートでは重要な地位に上り詰める人物像とは合わない」というものがあった。私はその人のアストロロジャーとしての見識を疑わねばならない。何故なら、その当日のどの時間帯に生まれようと、蠍座の太陽と獅子座の火星と冥王星はミューチュアル・リセプションとなり、ファイナル・ディスポジターとなる。太陽がファイナル・ディスポジターということは、それ一つだけをとっても、十分に輝かしい存在となる潜在的可能性を持ちうるということだ。これはネイタル解析の基本中の基本のはずだ。

また2:18のチャートではトランシットの土星が彼女のICをまたいで4室ナディールを行ったり来たりする。これは29年の土星サイクルで最も重要な期間で、試練の時だ。個人的なジレンマを抱え、為してきたことの責任を問われる時だ。このような状況に逃げ場はない。土星はタイム・キーパーであり、チャートのどこを通っているかは、今、人生で何を問われるかを示す。これもまた現在彼女が置かれている状況と合致している。

スピリチュアルなセンスで見れば、これは人生の中でもカルマ的訪れの季節だと言える。だがそれのみで彼女が大統領選に落選するとは言えない。

しかし、もし彼女が落選するようなことがあれば、それはこの出生時間を価値あるデータとして将来的に扱っていく十分な根拠になるだろう。

そして私自身は3種の時間の内、今まで使って来た08:02とこの02:18の二つが私の知る限り、彼女のキャラクターをよく描像していると考えている。また自分自身の偏見を通してみるなら、やはり彼女が選挙では有利だろうと考えている。実際、3種の出生時間の内どれが一番正しいかについての確信が今の私にあるわけではない。もし02:18が正しいなら、それは彼女が選挙で負けるという物語に一番ふさわしい時刻だろう。

(以上、おおまかにまとめたもの。この問題はマウンテン・アストロロジャー誌のサイト上でも論争になっていて、ISAR会長として、アストロロジーのテクニカルな観点からこの出生時間も十分吟味する価値があるとしたメリマン氏を糾弾するような口調の感情的な意見も多く見受けられた。ただし、わたし自身の感覚からすると、反論は技術的な指摘というより、それぞれのアストロロジャーが抱くヒラリーさんへの印象論や、自分自身の手法が否定されるかもしれないことへの反感という面が強い感じがした。中には新しい時間を提唱した本人を法律違反の疑いありとして役所に通報し、彼に協力した担当者を割り出そうとしたひとまで現れて驚いた。本物の出生証明書が無ければ一切無視、というのも一つの見識だとは思うけれど、そうであるなら他の出生時間も使えないはず。やはり今の星回りが人間をそんな論争に導いているのか?などと外野的な感想を抱いてしまったのだけれど。…そういう背景もあっての今回のコラムだったと思う。ただ、アストロロジーを学び実践していこうとする者のひとりとして、こうした論争を通しても色々なことを学ばせてもらっているような気がする。)


hiyoka

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October 23, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント10/24【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年10月24日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※お知らせ
来週10月31日付けのメリマン・コラムは都合によりお休みか、または重要と思われる情報があればメモ程度の抄訳とさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

“もちろん独り言は言うさ。たまに(自分という)エキスパートの助言が必要な時にね”

  ― Scorpioquotes.com.より


“もちろん選挙結果は受け入れるさ ― もし勝てばね”

  ― ドナルド・トランプ
    水曜に開催されたヒラリー・クリントンとのディベート後の発言


        先週、投資家マインドの内に存在したのは米国大統領選ばかりではなかった。太陽が天秤座の旅を終え、蠍座の魔術的な季節が始まろうとしている現在、世界中を覆っている市場の不確実性について簡潔に表現するなら、この季節は思考が非常にダークな色彩を帯び、ひどく陰謀論的になる可能性を持つということに尽きる。世界の株式市場を見ると、一部の市場は先週終わりに史上新高値をつけたが、一方で他の市場は月間の新安値に沈んでいる。

以下3ブロック分の抄訳です。

ヨーロッパ各市場に見られた株価の動きから複数の異市場間弱気ダイバージェンスへのシグナルが出ていることへの警戒を示唆。

環太平洋地域では日経や上海市場は良かったもののハンセンやNifty、MICEXはふるわず。他には殆ど動かなかった市場もあった。

アメリカ大陸では二都物語ならぬ二大陸物語。北米ではダウの苦闘に比べてS&Pは堅調で異市場間強気ダイバージェンスを示したものの、シグナルとしては8月に見られたほど強いものではない。ナスダックは弱気のダブルトップをつけるなどもっとパターンを外れた動きだった。一方南米ではアルゼンチンのメルヴァルが史上最高値をつけ、ブラジルのボベスパは2012年4月以来の高値を記録した。


        世界のどの株式指数が魅力的でどれがそうでないかを投資家達が把握しようと試みている一方で、通貨市場には重要な動きが続いている。米ドルは大統領選に近付くにつれて数ヶ月ぶりの新高値へとブレークアウトし、ユーロは数ヶ月ぶりの新安値に落ち込んでいる。これは歴史的に見て共和党がホワイトハウスを奪還するシグナルだ(16年サイクルの高値は1900年の1例を除いて全て共和党の勝利に合致してきた)。この法則は再び発効するだろうか? 以前論じたいくつかの観点から見て、私はそうは考えていない。これについては今年刊行する『フォーキャスト2017』において多くの事に触れていくつもりだ。

        興味深いことに、米ドルの印象的な反騰が、金と銀を10月7日につけた直近の安値からなおも落ち込ませるようなことは起きなかった。貴金属と米ドルは両方とも反騰している。これは、投資家達が彼らの資金を、株式と国債から貴金属へと移す準備をしていることのシグナルかもしれない。もし金利が上がり、株と国債が下がるとすれば、どこか別に資金を働かせる場所を見つける必要がある。あるいは、ひょっとすると彼らはエネルギーセクターを注視しているのかもしれない。何故ならここに来て、先週 原油が7月15日以来の最高値水準まで反騰しているからだ。原油か…うーむ… ダークで濁った物質だ。蠍座もまたそんな風に描かれることが多いようだが。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “彼女は自分の政権になれば全く斬新な政策プログラムを1銭の負債も増やすこと無く策定することが出来るだろうと言った ― 極めてバカげた主張だ”

  ― Kimberly Strassel
    ウォールストリートジャーナル 2016年10月21日付


        先週カリフォルニア州コスタ・メサで開催されたISARの大統領選公開討論会において述べたように、これは誰も望まない選挙であり、なおかつ誰もが話題にすることを止められない選挙だ。あまりにも多くの実行不可能な主張や、守れない約束が口にされている。そこで皆が、いったい候補者達は真正の真実を誇張や全くの作り事無しに述べる資質があるのかと疑い始めている。ファイナンシャルとマンデーン・アストロロジャー達にとって、これは全て土星・海王星ウェイニングスクエアがもたらすテーマの一部であり、その影響下では断じて読む物、聞く事、見たままを信じることは出来ない。この36年周期のアスペクトは、厳密には9月10日に終わったとしても、その力学自体は今後9ヶ月発効し続ける可能性がある。

        また私達は、10月19日〜28日に起きる、火星による冥王星・天王星トランスレーション期のただ中にある。この時期は「数々のショック」すなわち地震、ハリケーン、台風、火山噴火、そして… テロリスト攻撃やサイバーアタックが世界を襲う時だ。私達はそのいくつかを既に目撃している。その通り、これは危険な状況と相関する潜在性を持っているのだ。 

だがこのアスペクト単体で働く時は、事象は一時的なものだ。これはマーケット・タイマーである私達にとっては興味深い。というのは、この火星が同時に、ニューヨーク証券取引所のチャートに対してハードなTスクエアを形成するという関連性を持っているからだ。10月18日付のスペシャルコラムで述べたように、「火星はNYSEのチャート上に在泊する重要な惑星群に対してTスクエアを形成する。そのチャート上では、月と土星が牡羊座20°〜26°でコンジャンクトしており、天秤座22°〜27°の木星・海王星のコンジャンクションとはオポジションを形成している。トランシットの火星は山羊座20°〜27°を運行しながら10月22日と11月4日の間にこのNYSEチャート上の2組をもトランスレートするわけだ。」 つまり今週、私達は 市場の動き、自然災害、あるいは地政学的ショックについて警戒しておく必要がある。

        しかしながら、私達の抱える懸念は今週を過ぎても続くだろう。何故なら今年も終わりを迎えようという週に、木星が全3回の内最初のオポジションを天王星に対して形成し、そして土星が全3回中最初のトラインを天王星に対して形成するからだ。しかもこれは天王星が滞留から順行へと転換する、その同じ週に起きる。これは天王星絡みの大きなエネルギーだ。今週は今年の最終週にいったい何があるのか、予測し得る物事を下見するような週になるかもしれない。

        これらのハードなジオコズミック・アスペクトが近付いているにもかかわらず、一方で木星が現在天秤座を運行(2016年9月〜2017年10月)していることに、私達は注目する必要がある。宇宙の法則に見られる通り、ショッキングな出来事が起きる怖れはある。だが、人類の知的能力がそれら全てを緩和し、未来と互いの関係について、より前向きな思考が生まれる...という潜在的可能性もまた天秤座(パートナーを組むこと、歩み寄り)の木星(哲学と楽観性)が持つ力学なのだ。アストロロジーについての私の理解に依れば、より一層世界を平和へと導き、テロリストの脅威を取り除くよう企図された世界的な協調関係の新しいウェーブがすでに進行しているように思う。

        さて、もしその同じフォースの下で動く人々が、意味ある内容など何も無いバカげた主張の代わりに米国や世界を負債から離脱させる試みに焦点を当て、具体的で誠実な構想をもって実行するならどんなに良いだろう。そうなればまた、平和が真に現実として形になるチャンスも生まれるだろう。

どんな戦争にも、その裏には経済的苦痛が潜んでいる。そしてどんな経済的苦痛も、その裏に拒絶、非難、抵抗や暴動の種を宿しているのだ。





訳文ここまで
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October 09, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント10/10【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年10月10日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※お知らせ:
 下にメリマンさんからの告知がありますが、来週は翻訳者自身の予定もつかないため、コラムはお休みさせていただくつもりです。m(_"_)m
また、『フォーキャスト2017』の作業が始まっているため、次週以降も都合によりお休みや抄訳とさせていただく場合があります。

【告知】
10月13日〜17日はカリフォルニア州コスタ・メサで開催される2016年ISARシンポジウムの監督指揮にあたる予定だ。このため、来週のコラムは休載させていただく可能性がある。あるいは非常に短いバージョンになるかもしれない。来週多くの読者の皆さんにお会い出来ることを楽しみにしている。


≪ 先週をふり返って ≫

        “英国ポンドは金曜、アジア地域の取引開始後まもなく一時的に6.1%下落し、31年ぶりの安値をつけてその後回復した。アジアでの下落はトレーダーのミスタイプかアルゴリズム取引システムの暴走に起因すると見られる。しかしながら、フランス大統領フランソワ・オランドによる、BREXITに関わる交渉に際してEUは断固とした態度を示すべきとの呼びかけもまたその一因かもしれない… ブルームバーグによれば、ポンドはアジアの取引時間中、「2分間のカオス」の中で1985年3月以来の安値1.1841ドルまで下がった。ポンドは火曜にも、英国はEUからの離脱交渉を2017年3月末までに開始するだろうとの英国首相テリーザ・メイの声明後に下落している。英国ポンドは2016年6月23日、BREXITに関する国民投票が行われた日につけた年初来高値1.50ドルから17%下落したことになる。”

― Jane Onyanga-Omara
  USA TODAY 2016年10月7日付


        先週はいくつかのビッグ・ストーリーが市場に展開した。おそらくその中で最も耳目を集めたのは金曜朝、米国市場が開く大分前に起きた英国ポンドの動きだろう。これは米ドル指数を短時間、重要な3ポイント下降プライマリー・トレンドラインである96.76の上まで押し上げた。金曜、米ドルは97.18まで騰がり、後に下げてその日の安値近くである96.50で週を終えている。

米ドルの強さは金と銀を凍り付かせた。火曜には急落してその後も安値に留まっている。その前の週、金は1350を試していた。金曜には1240を試している。修羅場は銀も似たようなもので、週の初めは19.38をつけたものの、金曜にはその日の安値17.00をつけた後17.50近辺で引けている。これらは6月以来の最安値水準だ。

        通貨におけるボラティリティの高さはBREXITのみが要因ではない。もっと懸念されたのは、FRBが自らを窮地に追い込んだことだった。そこから抜け出る唯一の道は、短期金利の引き上げだ。金曜の雇用統計が予想を下回ったことで、FRBの悩みは少しだけ軽減された。予想を下回ったといっても、米国の雇用が増え続けているという主張を否定するほどではない。これはバラク・オバマとヒラリー・クリントンにとっては良いニュースだ。

しかしながら、米ドルが強含みのまま選挙になだれ込むことは、共和党大統領候補の勝利に関わる16年サイクルを生き返らせることに繋がる。つまり、共和党の大統領候補が勝つ時と、米ドルが16年ごとに大統領選の前後9ヶ月以内に高値をつけるサイクルが合致するということだ。今年はその16年目にあたる(2000年のブッシュ、1984年のレーガン、1968年のニクソン、1952年のアイゼンハワーなど)。また米ドルは16年ごとに安値もつける。その時は民主党が勝っている。これは2008年のオバマの時に示現したし、それ以前では1992年のビル・クリントン、1976年のカーター、1960年のケネディ、そして1944年のルーズベルトなどの例がある。

過去において何故このサイクルがこうも良く働いたかには訳がある。またこのサイクルが1928年と1936年には破られたというのが面白い。そして、1928年〜1944年という時期の特性を考慮しつつ、今回もそうなるかもしれない理由を考えてみるのも興味深い。この問題は10月15日土曜にカリフォルニアのコスタ・メサで開催されるISAR会議で私の講演の主題とするつもりだ。

        強いドルが商品に与える弱気傾向に真っ向から逆らったのは原油だった。価格は1バレルあたり50.00と、6月以来の高値に反騰した。いや、待てよ?… 原油が6月以来の最高値水準まで騰がり、金が6月以来の最安値をつけている。いったいこのダイバージェンスはどれくらい続くのか? 私が思うに、そんなに長くは続かないだろう。

        株式市場は9月14日〜16日(MMAの直近★★★重要変化日9月15日を含む)につけた安値以来、レンジ相場が続いている。だがブラジルのボベスパのような例外もあり、これは2014年9月以来の最高値水準まで舞い上がった。アルゼンチンのメルバルもまた先週急騰し、事実上史上新高値をつけている。投資機会は南米に浮上してきている。急落した英国ポンドもまた英国株市場に強気の反応を起こし、ロンドンのFTSEは10月4日、7121と2015年4月27日以来の最高値をつけた。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        英国ポンドの極端な下落は、アストロロジーの観点からは先週の火星・木星スクエアに関連付けることが出来る。前回のコラムで「今週半ば(10月5日水曜)、山羊座の火星が同じカーディナル・サインである天秤座の木星にワクシングスクエアを形成する。火星は挑発的で物事を荒立てる。ニュースへの反応は素早くなりそうだ。木星は誇張の原動力を象徴する。」と述べた通りだ。この「誇張」という側面はポンドと貴金属の両方に見られた。

だが今月は、他の金融市場にも強い価格変動が見られる可能性がある。先週も論じたが、これがいまだに発効している。「太陽は冥王星と天王星に対し、それぞれ*10月7日と15日にTスクエアを形成する。同様に火星、木星、そして天王星が、そう多くの日を置かずに互いにアスペクトを形成するが、これはしばしば大きな価格変動に同期する。いずれにしても10月は価格に大幅な動きが出がちなことで知られているが、今年はいつもより強力かもしれない。一旦太陽が天王星と冥王星に対するトランスレーションを完了すると、次に火星がそれを追って冥王星にコンジャンクションとなり、その後天王星にスクエアを形成する。これが10月19日〜28日だ。価格変動は非常に大きくなるかもしれない。もし市場が転じて下がるなら、下落は激しいものになるだろう。」

冥王星と天王星を含むこうしたジオコズミック・サインは強力な自然現象、または多くの人命を危うくするテロ活動と同期する怖れもある。現在、カリブ海諸島を襲った後、米国東海岸を北上中のハリケーン「マシュー」を私達は目撃している。このエネルギーは約1週間の内にクライマックスを迎えるだろう。10月16日には満月*が起きるが、この時は10月7日〜28日に起きる2惑星の全トランスレーション期間のすでに半ばに来ているのだ。
*10月8日 日本時間で太陽・冥王星がスクエアを形成した時、自然現象では阿蘇山が噴火
*10月16日の満月は天王星(とエリス)にコンジャンクトして起きる


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “民主主義に対する最高の反対論を知りたければ平均的有権者と5分間会話すれば良い”

― Lee Pollack(ウィンストン・チャーチルの言葉を引用して)
  “Churchill on Trump and Clinton”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月7日付


  “偉大な人物は大きな失敗を犯す。そしてその後彼らはその失敗を受け止め、それを素晴らしい結果へと変えていく”

― Sara Randazzo(前ニューヨーク市長Rudy Giulianiの言葉を引用して)
  “Giuliani Sharpens Focus on Election”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月7日付


  “今年になって、私は特に政治とジャーナリズムの世界に生きる若者達の特徴として見られる物事を理解した。彼らは政治史に関する知識の殆どをスクリーンを通して得るのだ…. キューバのミサイル危機をテーマとした映画を観て得られるのはドラマだ。だがそれに関して何かを読み込む時、そこにはジレンマが提示されている…. もし深い読み方が出来なければ、より深い思考もおぼつかない。より深い思考が出来なければ、優れた指導も出来なければ優れた記事も書けないだろう。”

― Peggy Noonan
  “The Politics of ‘The Shallows’”
  ウォールストリートジャーナル 2016年10月1日〜2日付


        まもなくいくつかの重要な中期ジオコズミック・サインが展開する。今週のコラムでまず挙げておきたい一つは11月24日に起きるもので、木星が全3回の内最初のウェイニングスクエアを冥王星に対して形成する。これは2007年12月11日にたった1度だけ起きたコンジャンクションからスタートしたサイクルの3/4局面だ。全ての局面は、そのサイクルが始まった時点で提示されたテーマを反映することが多い。したがって、私達は2007年12月近辺をふり返ることによって今年終盤から2017年の大半を覆うテーマの片鱗をかいま見ることが出来る。

2007年12月といえば、2007年10月11日にダウ平均が当時の史上最高値であり2013年まで見られることの無かった高値14,198をつけてまもなくの頃だ。冥王星の政治・財政・金融領域のテーマは3つのD(負債、赤字、デフォルト)に関連すると見られる。これは当時サブプライム住宅ローン危機が2007年夏に勃発し、その後2008年1月に制御不能に陥って、この惑星サイクルがスタートして数週間の内に「グレート・リセッション」に繋がっていったことにより顕著に浮上した問題だ。現行の木星・冥王星ウェイニングスクエアの時間帯中心部は2016年11月24日〜2017年8月4日で、その期間中これらのテーマが発効し続ける。

もう一歩踏み込むなら、この全期間中、宇宙ではもう一つのカーディナルTスクエア、木星・冥王星・天王星Tスクエアが形成される。これは土星が加わっていた2008年〜2010年当時経験されたほどには強力ではない。しかしながら、当時働いた4惑星の内3つ(75%)が再び力を放射するのだ。これは2017年の金融・経済領域に浮上し得る問題について、予測し得る可能性の一般的概念を私達に与えてくれるものだ。すなわち、2008年〜2010年の状況との比較において約75%の強度を保ちながら、当時持ち上がった問題の多くが再び頭をもたげるということだ。

結局のところ、米国政府は今日オバマ・ケアとして知られる米国史上初めての国民皆保険制度を施行した。ん… 待てよ? この制度は今や崩壊の崖っぷちに立たされている。ならば3つのDの餌食になるのは別の何かか。 いや、もしかしたら冥王星が持つ最善の側面である3つのRが顕現するのかもしれない。すなわち改革(Reform)、修繕(Repair)、そしてリサイクル(Recycle)だ。

何か変化が起きなければならず、事態は差し迫っている。これが冥王星の持つ特質であり、また3/4サイクル局面が顕す性質でもある。サイクルのスタート時、そのテーマに基づいて開示されたニーズがすでに時代遅れとなり、今、全面的な見直しを必要としているのだ。






訳文ここまで
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October 02, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント10/3【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年10月3日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        現在、私達は天秤座の木星が金融市場にどう影響するかを目撃し始めている。それは優柔不断だ。先々週、私達はダウ平均における1日で3桁に及ぶ価格の上下動について触れたが、それが先週も続いたことに注目している。月曜のダウ平均は166ポイント下げ、翌火曜には134ポイント騰がり、水曜にはもう110ポイント騰げたと思えば木曜には196ポイント下落した。そして金曜には165ポイント騰げている。これら全ての動きをまとめて結果を見れば、週間の値動きは50ポイントを下回る上昇だ。以前も述べたように、天秤座が抱える問題は自分が優柔不断かどうかさえ決められないことにある。

しかしながら、金にとっては優柔不断は示現しなかった。1週間を通して決然と下げ続けたのだ。週の初めに金は1350を試していた。だが金曜の引けには1320を下回り、まるで1300水準を再び試したがっているように見えた。これは今も強気の主張にとっての重大なサポートラインだ。銀はもう少しましと言える動きだったが、もっと興味深かったのは、9月28日水曜に18.97まで下落したものの、その後強力な反騰を見せて金曜の場中に19.77まで騰げたことだ。しかしながら、その勢いを維持は出来ず、引けには下げ戻して19.25周辺で終わった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週半ば(10月5日水曜)、山羊座の火星が同じカーディナル・サインである天秤座の木星にワクシングスクエアを形成する。火星は挑発的で物事を荒立てる。ニュースへの反応は素早くなりそうだ。木星は誇張の原動力を象徴する。今週、米国で繰り広げられる政治論議にこれがどう影響するかは想像に難くない(筆頭候補者同士の奇妙な言いがかりや主張など)。考える前に喋りたいという衝動は抑えたほうが賢明だろう。さもないと結果は狼狽ものだ。

太陽は冥王星と天王星に対し、それぞれ10月7日と15日にTスクエアを形成する。同様に火星、木星、そして天王星が、そう多くの日を置かずに互いにアスペクトを形成するが、これはしばしば大きな価格変動に同期する。いずれにしても10月は価格に大幅な動きが出がちなことで知られているが、今年はいつもより強力かもしれない。一旦太陽が天王星と冥王星に対するトランスレーションを完了すると、次に火星がそれを追って冥王星にコンジャンクションとなり、その後天王星にスクエアを形成する。これが10月19日〜28日だ。価格変動は非常に大きくなるかもしれない。もし市場が転じて下がるなら、下落は激しいものになるだろう。しかし大統領選が迫って来ている。2008年の例を除いて、普通ならこのような時に株式市場の厳しい下落は起こらない。下がりはするかもしれないが、パニックが起きるほどではないというのが通常だ。

        先週の株式市場における下落がドイツ銀行の経営不安(米国による重い和解金)に関わるものだったというのは興味深い。一部のアナリスト達は2008年9月〜10月のパニックの発端となったリーマン・ブラザースの経営破綻を引き合いに出していた。2016年のアスペクトは2008年の秋ほど強烈なものではない。とはいえ、首尾良く舵取りしていくために忍耐と先を見越した計画を必要とするジオコズミック・サイン群がこの先に控えている。

もう一つ、注意しておくべきポイントがある。土曜日に天秤座で起きた新月の前日だった金曜に、市場は騰げていた。この反騰が来週初めまで維持出来なければ、市場は10月16日の満月期に向けて下落する可能性がある。太陽が天秤座に在泊する時に起きる新月と満月は、他の新月満月に比べて非常に重要であることが多い。


≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー≫

     “米国史のページをめくっていくにつれて、財政バランスや支出の抑制によって褒め称えられた政治家は一人としていないことがわかる。指導者達は倹約によってではなく、彼らの盛大な支出によって不朽の名声を与えられるのだ。”

― Bruce Burke
  “Letters to the Editor”
  ウオールストリートジャーナル 2016年9月19日


     “自分が誰を支持するかを明らかにすることは、まるで他人に魂をくまなく調べられるような感じがするとでもいうようだ… 有権者はクリントンに怒っている。何故なら彼女は真実を言えないからだ。そして彼らはトランプを怖れている。何故なら彼が戦争を始めるのが怖いからだ。彼女の不正直さの重要性が、彼の戦争に繋がる過剰反応のそれを上回る時が幾度もある。行ったり来たりだ。”

― Peggy Noonan (世論調査専門家 Glen Bolgarの言葉を引用して)
  “The Year of the Reticent Voter”
  ウォールストリートジャーナル 2016年9月24日〜25日

        非常に重要な36年サイクルの土星・海王星ウェイニングスクエアは、テクニカル上は9月10日をもって終了した。だが、この期間に蔓延した不信感という問題はあまりにも大きく、今もくすぶり続けている。それに加えて、今や木星が13ヶ月にわたる天秤座の旅を開始した。これは大衆が合理性と礼儀正しさ ― 天秤座の光の側面 ― を取り戻すエネルギーとして我々アストロロジャー達が心待ちにしていたものだ。しかしながら、それは優柔不断、すなわち天秤座の影の側面として顕現しているように見える。「これが本当に起きているなんて信じられない。誰に投票すればいいんだ? 誰に反対すればいいんだ?」といった調子だ。

普段なら快適なはずの天秤座と木星のコンビがたとえ今発効しているにせよ、当の天秤座の木星は、山羊座の冥王星と牡羊座の天王星に対して今後数ヶ月以上にわたってカーディナルTスクエアを形成していく。その象意は大きな ― 巨大な(木星) ― 問題が表面化するということだ。冥王星はこれらの発覚を抑え込もうとするかもしれない。だが天王星はそれらが突発的発生をみるまで休ませはしないだろう。

これらのアスペクトは木星が冥王星と2007年12月にコンジャンクションを形成してその14年サイクルを開始した2007年終盤と2008年当時にある意味で似たところがある。ダウ工業平均が史上最高値をつけた2007年10月11日はそのわずか2ヶ月前だった。その後サブプライム問題という金融上の大失敗に収拾がつかなくなり、世界中の債務危機が爆発した。これは木星が冥王星とハードアスペクトを形成する時に起きる象徴的な出来事だ。*2016年11月24日はこのサイクルにおけるウェイニングスクエア形成の初回(全3回)となる。おそらくはこの時、木星・冥王星のコンジャンクション期間(2007年〜2008年)に孕まれたテーマが明らかになりそうだ。それはこれまでに述べてきた3つのD、すなわち負債(debt)、赤字(deficits)、そしてデフォルト(default)かもしれない。それに税金を加えてもいいだろう。冥王星はそれら全てを支配するし、木星は誇張またはおびただしさに関連している。
* 日本時間11月25日朝7時ごろ(その時金星が冥王星にコンジャンクトしている)

        今後数ヶ月間はこれらの問題を注視しておくべきだ。そして再びその報道価値が益々上がるにつれて、それを受けて株式市場が示す反応に注意しなければならない。ちょうど2007年〜2008年のように、破産と救済措置、そしておそらくは非常にワイルドな株価変動の日々が帰ってくる可能性がある。しかしながら、たとえ世界の金融システムに圧力がかかるとしても、私自身はそれが2008年より悪化するという話には疑いを持っている。

そしてまた、こうも考えるのだ。“もし政治家達が使ったお金によって不朽の名声を与えられる(のではなく)巧みな財政バランスや支出の抑制によって褒め称えられていたなら…”と。


 



訳文ここまで
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September 18, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント9/19【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年9月19日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週のコラムは月イチのお休みとさせていただきます。


≪ 先週をふり返って ≫

        あなたは9月1日から16日までの日蝕期のエネルギーを十分味わったろうか?

        8月30日〜9月22日までの水星逆行サイクルのエネルギーはどうだろう?

   あるいは9月11日〜18日の冥王星〜天王星への金星トランスレーションは?


        ここ2週間で、この "嘆かわしい*" ジオコズミック・サインのエネルギーを十分に味わったのは誰か? それはヒラリー・クリントンだ。たった1ヶ月前には7ポイント以上のリードを保っていたクリントン夫人は、最近いくつもの世論調査でドナルド・トランプの後塵を拝した。全体ではリアルクリア・ポリティクス(RCP)の調査でいまだに1.1%上回ってはいる。だが、いかにして状況が変わったのか ー それは、これらのジオコズミック・サインの性質を考えればそう驚くことでもない。
* 嘆かわしい(極めてひどい,あさましい):原文 "deplorable" クリントン氏がトランプ氏の支持者達をこの言葉を使って非難し話題となった

        まず、8月30日に水星が逆行に転じた。これは政治の世界でしばしば候補者の支持率が逆転する時間帯のようだ。たとえば2008年9月にはジョン・マケインの支持率反転と関連した。また2012年の予備選ではハーマン・ケインが首位から滑り落ちた件とも関連している。

        月蝕  ― 魚座の満月 ― は、アストロロジャーによって常に「狂気の時」と考えられている。今回も例外ではなく、また9月11日〜18日に金星が冥王星にスクエア、天王星にオポジションを形成することによってその力が誇張された。天王星が関わる時、どんな事も完全に「ノーマル」とはならない。魚座の月蝕と水星逆行をプラスすれば、あら不思議! 党利に沿って大統領然とした態度を取るドナルド・トランプを見かけたと思えば、肺炎を病むヒラリー・クリントンは「ドナルド・トランプの支持者はその半数が "嘆かわしい" 人々だ」とののしる ― そしてトランプの支持者はその侮辱を進んで利用する。まぁ、ほれぼれするほど嘆かわしい! 水星逆行、そしてTスクエアの一部として脚光を浴びる天王星によって、全てが逆噴射を起こす。目に見えるとおりの物事など何も無い。

        この宇宙のトリックスターにやられてクラクラしたのはヒラリーばかりではなかった。金融市場も気まぐれだった。たとえばダウ工業平均だ。9月9日金曜に394ポイント下落した後、9月12日月曜には239ポイント騰がった。ところが火曜には258ポイント下落している。いや、待ってくれ… 金曜に再び88ポイント下がる前に木曜は177ポイント騰がっている。トリックスター水星はまるで鳥のミチバシリのようだ。最初に右へ行ったかと思えばすぐ左へ行く。ある日急騰したかと思うと翌日には急落する。どっちへ行った?これからどっちへ行くつもりだ? 誰もそれを知らないように見える。だがこれが水星逆行、魚座の月蝕、それに冥王星と天王星にTスクエアを形成する金星の在りようなのだ。カイロドクターには良い週だったろう。

        先週は数週間ぶりの安値に沈んだ原油や貴金属にも決して良い週とは言えなかった。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        ここで良いニュースに触れるなら、これら狂気じみた宇宙力学はオーブ外に去ろうとしている。土星は9月10日に海王星に対する3回目にして最後のウェイニングスクエアを完了した。2週間にわたる日蝕期は9月16に終わった。天王星・冥王星に対する金星トランスレーションは9月18日に終わる。水星は9月22日に逆行運動を終える。

        さらに、多くの惑星が新たな星座宮に移行する。木星は13ヶ月にわたる天秤座の旅を9月9日に開始した。太陽も9月22日、木星に続いて1ヶ月間天秤座を運行し始める。これは水星順行と同じ日だ。金星は自ら支配する天秤座を離れ、9月23日から蠍座の旅を開始する。火星は9月27日に射手座を離れてイグザルテーションとなる山羊座に移り、米国大統領選の翌日まで6週間の旅に出発する。全てが変わりつつあり、人々のふるまいもまた変化していく。

        今週、FRBは9月21日水曜に予定されているミーティングで重要な決定を行うだろう。この日は水星逆行最後の日であり、太陽が乙女座に在泊する最終日でもある。そして双子座の月、すなわち金融市場、特に金利関連の市場にとってボラタイルな配置が強調される日だ。また天秤座初期度数に在泊する木星は、FRB設立図の山羊座太陽・蟹座冥王星オポジションにTスクエアを形成する。通常はこのような木星運行の下でFRBの立ち位置はより緩和的になる。もしそうなれば、株式市場と貴金属市場はそれを囃すだろう。

        もう一つ頭に入れておきたいのは『フォーキャスト2016』で指摘したように、天秤座の金星がしばしば銀の重要な安値に関連することだ。山羊座の火星は多くの場合、射手座に在泊する時よりも金にとっては強気だ。FRBが短期金利の引き上げを発表するだろうとの見通しを受けて、誰もが金属は期待薄だと見ている。だが宇宙においては、少しばかり事情が異なっている。

全てが流動的であり、流動的な時は投資家マインドも変化する。物事は皆がこうあるべきだと考えるとおりには動かない。今にも新たな語り口が提示されようとしている。今週は非常に注意深く、臨機応変であるべき時だ。ここ2週間の様相を基盤とした観点にこだわり続けてよい時ではない。

        ファイナンシャル・アストロロジャーにとっての要点を挙げるなら、これは多くの新しいコズミック・サイクルが始まる時だ。だから金融、経済、金融政策において新しい方向性が生まれても驚くにはあたらない。また政治の世界でも、重要な振り子のシフトがスタートしたとしても驚いてはいけない。それはちょうど霧が晴れ始め、私達を取り巻くシュールな世界がもう一度現実と入れ替わっていくようなものだ。おそらく金融市場は再び売買シグナルと歩調を合わせ始めるだろう。







訳文ここまで
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September 11, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント9/12【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年9月12日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “FRBによる驚くべきスピーチを受けて市場は7月以来最もボラタイルな1日と化した… いまだにFRBが9月の利上げを断行するだろうと考える人々は林檎をもう一囓りしつつある”

― CNBC.com 2016年9月9日金曜


        市場のクラッシュが始まっているのだろうか? あるいはこれもまた水星逆行のなせる技で、このトリックスターが演出するフェイクアウトなのか?

        またぞろ何処かで見た光景だ。先月、保養地ジャクソンホールの会合で幾人かのFRB当局者が金利引き上げへのラッパを吹き始めた。株式市場は差し迫った金利引き上げ論議に反応し、8月末に急落した。それから1週間後、8月の雇用統計が発表されたが内容は失望させるものだった。市場は実際、前週(9月2日金曜)に出された良くない数字を囃した。何故ならそれは、FRBが結局は9月の引き上げを行わないという観測を強めるものだったからだ。少なくとも私達はそう思った。しかしながら、水星が逆行に転じ、その後日蝕が起きて土星・海王星スクエアに強力なミュータブルTスクエアを形成した8月31日と9月1日以来、物事は以前見えた通りではなくなっている。

        それから1週間を経て、一部のFRB当局者が再びマイクのボリュームを上げながら喫緊の金利引き上げを主張し、長期の遅延は米国中央銀行の信頼性を損なうと警告した。その新たな警告によって株式市場は再び売られ、下げ幅は8月末を超えた。9月9日金曜、ダウ工業平均(DJIA)は400ポイント近く下げて、ここ2ヶ月間の最低水準に落ち込んだ(18,085)。それは伝染性を持っていた。次回FOMCが予定される9月21日にも0.25%の利上げがあるのではないかとの怖れが拡がり、世界の株式市場も米国を追うように売られた。1/4%はそう大した数字でもないようだが、以前12月にFRBがここ数年来で初めて実際にFFレートを1/4%上げた時に起きたことを皆さんは覚えておられるだろう。それは非常に急激な株価の下落(DJIAで15%以上)を呼び、これが2月初頭まで続いたのだ。

        ここで自らにこう問わねばならない。『果たしてFRBは、米国大統領選までゆうに続く可能性を持つ市場の下落を起こしたいのか?』『何人かの当局者が皆を信じさせようと繰り出す甘言の通りに、市場へのリスク無しに金利を上げられるとFRBは本当に考えているのか?』 ここで以前私達が、海王星を含むハードアスペクトがあまりにも多くひしめきあうこの期間について言ったことを思い出して欲しい。『あなたが読むもの、聞く事、見るもの、全てを信じるな』だ。

これと似たような市場パニックが2008年に起きているが、当時はそれが大統領選に立候補していたバラク・オバマにとって良いニュースとなった。今回はそれがドナルド・トランプにとってラッキーな要素となる。2008年の大統領選を控えた9月当時の急落と2016年選挙前となる9月のそれとのジオコズミックな類似性は、ファイナンシャル・アストロロジャーにとって注目に値するものだ。当時も現在と同様に、水星が逆行していた。当時も現在も、土星がミュータブル・サイン(当時は乙女座、現在は射手座)の第2ディーカンに在泊していた。そして当時も今も、土星がそれ以遠の軌道を持つ惑星とのハードアスペクトに非常に近いところに在る(当時は天王星とのオポジションに向かっており、現在は海王星とのウェイニングスクエアの終焉を迎える)。市場はパニックに陥るのだろうか? 当然だ。特にFRBが金利をこの時点で上げるなら、そうなる。

        FRBによる金利引き上げの見通しは、先週、他の市場にも影響を与えた。高い金利は高い米ドルと商品価格の下落を意味する。金と銀は9月7日水曜に向かって見事な反騰を見せていた。原油の反騰も木曜まで続いていた。だが木曜と金曜に再びFRBのタカ派が飛来して、高い金利を支持する持論を展開しを始めると、全てが踵を返し下降した。パニックへの恐怖心が形を取り始めていることを皆さんも感じるだろう。結局のところ、金曜(9月9日)は土星・海王星スクエアの最終形成の前日だったのだ。あからさまな恐怖の感覚(現実ではなく)を象徴するにあたり、これ以上に完璧な惑星コンビネーションは存在するだろうか? 私が知る限りそれは無い。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        もちろん、ファイナンシャル・アストロロジャーとして私達は、FRB当局者達によるこれら怖ろしげな警告は水星逆行中に出されたことをよく知っている。また、この週末すなわち9月10日〜11日が水星逆行サイクルの中間部に位置し、そしてこの中間部が、過去3年にわたり目撃してきたように、しばしば株式市場の急落の時となることに気付いてもいる。こうして現在、私達はこれら「トリックスター水星の特技」が披露される期間のただ中に在るということだ。

私達は常々、水星逆行期に下された決定(もしくは暗黙の意思表示)に対して懐疑的な見方をする。通常こうした決定への過程においては、的確な材料を元に導き出した正しい行動を取る前に、もっと多くの情報 ― より多くのデータ ― を必要とする。水星逆行下(8月30日〜9月22日)で起こされた行動は未成熟であり、だからこそ賢いとは言えないものになりやすい。この時期は議論するための時であり、事実とそれに基づく情報を収集するための時だ。この時期は、予期せぬ結果を招くような一連の行動とそれに対する反動を予期し、準備してかからない限り、普通なら重大な決断を下して良い時ではない。今決める事は、今後まもなく より的を射た情報が得られた時に再び検討しなければならない可能性を持つ。もちろん、水星逆行自体は、それのみで約束事の成立を妨げるような致命的な問題だと考えるべきではない。 それでも最良の結果を得ようとするなら、この時期は多くの場合、忍耐と優れた識別力を必要とする。

        現在は他にも重要なジオコズミック・サインが展開中だ。たとえば、木星が9月9日から13ヶ月にわたる天秤座の旅を開始した。ほとんどのアストロロジャーは、これを宇宙からのポジティブなメッセージだと考えるだろう。何故なら木星は正義に関心があり、天秤座はバランスと公正さを司る星座宮だからだ。また木星は機会と成長の惑星で天秤座はパートナーや同盟の星座宮だとも考えられている。したがって、特に貿易(木星)に関する問題を扱うにあたり、新たな合意に達するには調和的だ。土星・海王星スクエアが終わるのとほとんど時を同じくして木星が天秤座入りすることは、恐ろしい時期の終わりと同時に、新しく理に適い計算された思考の時期の始まりのように見えるかもしれない。土星と海王星のハードアスペクトはヘヴィであり、不確実な未来への恐怖として感じられる傾向がある。だが天秤座の木星は、まるで大いなる楽しみが約束されたパーティへの招待状のように見えるかもしれない。そこでは新たに沢山の魅力的な人々に出逢う機会があるのだ。

とはいえ、集合体が創り出す雰囲気の変化は一夜にしては起こらない。暗雲をもたらす土星と海王星が今週から離れ始めたとしても、私達にはまだ9月11日〜18日、金星による天王星・冥王星とのTスクエアとの出会いがある。これは、先週市場の急落を起こしたFRB当局者による不吉な発表を考えれば理に適っている。金星と冥王星は負債、税金、金利、そして通貨価値との非常に高い親和性を持っているからだ。つまり、金利引き上げの脅威とそれが引き起こすかもしれない急激な通貨の価格変動だ(米ドルは強くなり貴金属と外国通貨は弱くなる)。しかし、水星逆行下でしかも大統領選まで2ヶ月を切ったこの時点で、本当にそれが起きるだろうか? 私はそうは思わない。だが浮上した脅威 ― 怖れ ― は、今週の大半を覆う可能性はある。さらに、9月13日には太陽が火星にスクエアを形成する。これは国家間に醸成される闘争的な雰囲気 ― 戦争の危機さえも ― 示唆するものだ。

したがって、もっと穏やかでより合意の余地のある年を前にしてその準備段階に入ったからといって、それが大いなる祝福のファンファーレと共に始まるようには見えない。まだだ。だがそれはやって来る。これについては9月24日のウェビナー、及び今週発行予定のMMAサイクルズ・リポート月報(講読版)で論じるつもりだ。







訳文ここまで
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September 04, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント9/5【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年9月5日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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告知:9月5日月曜はレイバーデーの祝日で米国市場は休場となるので注意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

        “非農業部門雇用者数の予想は18万人増だったが、実際は15万1千人に留まった。だがそれは話全体の半分に過ぎない。平均時給が伸び悩み、週あたりの平均労働時間が減るなど就業内容は低下している。もし政府による大盤振る舞いの雇用攻勢が無ければ、数字はかなり悪いものになっただろう。”

― Jeff Cox
  CNBC.com 2016年9月2日


        雇用統計は弱くはあったが、酷くもなかった。とにもかくにも15万1千の雇用は増えている。それはおそらくFRBとヒラリー・クリントンが願ったことであり、景気後退への怖れを引き起こすことなく、選挙が終わるまでゆったりと金利引き上げを遅らせるに足る理由をFRBに与えた。政府がこんなにも多くの人々を雇ったとは何と良い事か! 前回FRBが金利引き上げを発表したのは去年12月だったことを思い出すと良い。翌月までに株式市場は15%以上下落した。引き上げ幅はたったの0.25%だった。今、アナリスト達は0.25%の利上げでは市場を押し下げるには不十分だろうという正当化を試みているが、イエレンはわかっている。したがって、これまでも私達の見通しは常に正しかったわけだが、現在も変わらない。FRBは大統領選の前に金利を引き上げて前回2016年初頭のような市場メルトダウンを再び引き起こすリスクは犯さないだろう。

雇用統計の「弱い」数字を受けて、株式市場は急反騰した。9月1日に4週間ぶりの安値18,295をつけて以来、ダウ工業平均は雇用統計直後に18,550近くまで舞い上がった。9月1日に2ヶ月ぶりの安値1305に沈んだ金は、その1日後、雇用統計直後に1334まで跳ね上がった。銀の動きはもっと見応えあるものだった。8月29日月曜につけた新サイクル安値18.46から爆発した銀は、金曜に19.46をつけた。これは新たなプライマリー・サイクルの始まりを示唆している。

もちろん、現在は水星が逆行しており、このトリックスターはテクニカルな売買シグナルを台無しにする技を持っている。騙しや肩透かしを頻発させるので有名だ。今回もそうなるのだろうか? 私はそうは思わない。何故なら購読者の皆さんにはお伝えしたとおり、これらの安値は強力な日食とそれが土星と海王星に形成するTスクエアと相関して示現しているからだ。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

  “『唯一の真の叡智とは、自分が無知であると知ることだ』とはソクラテスの言葉だとされている。”

― “Loopholes for the Mullahs”
  ウォールストリートジャーナル 2016年9月2日付


        先週論じたように、私達は9月16日まで続く、非常に強烈かつ特異なジオコズミック配列のただ中にある。先週のコラムで私はこう述べた。

『これからの2週間は十中八九、混乱と不安定のピーク期になるだろう。すなわち 1)8月30日〜9月21日/22日まで水星が逆行する。 2)土星・海王星ミュータブルスクエアにTスクエアを形成する日食がミュータブル・サインで起きる。 3)9月10日に土星と海王星が3回目にして最後の正確なスクエアを形成する。 4)9月16日にミュータブル・サインで月食が起きる。 これはミュータブルな要素が非常に強く、また多くの海王星的要素を含んだ期間だ。つまり…大量の霧、雨、そして泥(文字通りにも比喩的にも)にまみれた時間帯なのだ。これは多くの市場、特に原油と国債に影響を及ぼし、それがまた株式、通貨、そして金属市場にも波及するだろう。それぞれの市場において、今後1〜2週間の間に起きる直近トレンドからのリバーサルを予期しつつ注視したい。』

現在、ハリケーン・ハーマインが米国東海岸を北上中であるため、この週末はまさに多量の雨と泥がもたらされるだろう。多くの市場が木曜の安値から反転しており、前述したように、原油は木曜9月1日に数週間ぶりの安値43.00まで下落した。そしてそのわずか1日後には、貴金属や株式指数と共に見事に復調した。したがって、現在最大の懸念は水星逆行がこれらのリバーサルを無効にするかどうかだ。

        現在発効している重大なジオコズミック要因は水星逆行だけではない。先週月曜8月29日には金星が天秤座に入居し、9月23日まで公正を量る天秤を象徴する星座宮を運行した後に蠍座入りする(そしておそらくはそれまでの公正路線を酷くこき下ろして再び脱線させる)。 さて、概してアストロロジャーというものは天秤座の金星が大好きだ。何故なら天秤座を支配するのは金星であり、両方共に愛とパートナーシップを統轄するからだ。「愛」が嫌いな人間などいるだろうか? いやまぁ、ひょっとしたら一部の蠍座の人達は駆け引きの一部として苦痛の方を選ぶかもしれないし、もしかすると山羊座の中にも愛を仕事の一つと考える人がいるかもしれない。また一部の水瓶座にとって愛とは非個人的なものかもしれない。だが一般的には殆ど全ての人々が愛を欲している。

とはいえ、私が触れたいのはそこではない。ファイナンシャル・マーケットタイマーである私達にっとての天秤座の金星の重要性は、『フォーキャスト2016』でも論じたように、これが銀におけるプライマリー・サイクルと高い相関性を持っていることだ。それを念頭に置いて見るなら、金星が天秤座入りした日(8月29日)に銀のプライマリー・サイクル安値が示現した可能性が高い。換言するなら、ファイナンシャル・アストロロジーと『フォーキャスト2016』はまたも正確な予測を提示したと考えられる。 銀は月曜の安値から金曜までにはすでに5.4%の反騰を見せている。しかし、それでも私はソクラテスの言葉は正しいと思う。水星逆行下でただ一つ正しいと言える行為は、自分が「無知であると知ること」なのだ。だが有り難いことに、アストロロジーのように手掛かりの一つとして私達の行く手を照らしてくれるツールもある。確信に至る時を知るというのもまた良いことだ。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “預金者が借金をする際には利息の相殺を受ける資格がある、というルールは歴史的な決まり事だ。だがもうそれは通用しない。多くの先進諸国において、貸し手は政府に彼らの現金を借りてもらうという特権のために支払いをする… 新たな政治経済学 ― または錬金術 ― においては、政府の財政が持ちこたえられなくなればなるほど、借金をしても費用がかからない仕組みになっている。”

― James Freeman
  “The 5,000-Year Government Debt Bubble”
  ウォールストリートジャーナル 2016年9月1日付


        さて、もし上記の一文が冥王星の山羊座運行(2008年〜2024年)を言い表す適切な引用でないとしたら、一体何を代わりに言えば良いのかとさえ思う。しかしながら、マイナス金利と預金者にとっての無収益状態は、土星・海王星の長期36年サイクルのウェイニングスクエアが、その3回にわたる形成を9月10日に完了するにつれてゆっくりと終わっていくかもしれない。

歴史を見てみれば、金利における長期の高・低が土星・海王星ウェイニングスクエアの近辺で終わるということがしばしば起きてきたのがわかる。前回それが起きたのは1979年9月〜1980年6月だった。金利はそれまで1世紀以上もの間 最高レベルに留まっていたが、その後低下し始め、私達が過去2年ほど経験してきた水準まで下がった。その前の時は1944年7月〜1945年4月で、短期金利も0%近くに下がって米国史上それまでの最低値を記録した。1940年代中盤にアスペクトが完了した後の5年間は、金利がスピーディに上がることはなかったし、1979年〜1980年当時の高金利からも、1982年を過ぎるまでは急落することがなかった。しかしそれでも最高及び最低の水準からは確かに反転したし、それはアスペクト ― 今週終わるそれと同じもの ― の中心時間帯に非常に近いところで起きている。

        長期ジオコズミクス上でもう一つ肝心な点は、今週9月9日に起きる13ヶ月間の木星による天秤座入居と運行だ。結論を言えば、これは多くの金融市場、そして社会・政治学が絡みあった経済トレンドにおける、重要な長期的反転が準備態勢に入ることを示唆する。これがピタリ9月9日〜10日に鳴り物入りで示現してくることはないだろう。

実のところこれは、先週金星がカーディナル・サインである天秤座に入居したことをトリガーとして、すでに起きているのかもしれない。金星はこの天秤座において、やはりカーディナル・サインを運行する天王星と冥王星の働きに参加するのだ。 それに加え、今週は木星もまた、カーディナルの天秤座に入居してこの惑星グループに加わる。2016年の大半は多くの惑星がミュータブル・サインを運行し、世界は不確定性と不安定な変わりやすさに苦闘してきた。今私達は、この不安定な時期を離れ始め、より直線的かつ断固としたカーディナル・サインへと入っていく。金融界と集合心理における、多くの長期トレンドが変化していくか、あるいは新たなものが生まれつつある。

注意せよ。あなたの目の前で歴史の流れが変わっていくのを目撃し、しかもその事に気付いていられるような機会はそうあるものではない。






訳文ここまで
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August 21, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント8/22【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年8月22日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週8月28日付のメリマンコラムはお休みさせて頂く予定です。
m(_"_)m


≪先週をふり返って≫

今週は時間の都合によりこのパートを割愛させていただきます。

ただし米ドルに関して少しだけ確認の意味で、

 ・6月24日以来の最安値レベルに下落した米ドル指数は、大統領選が終わるまでFRBは金利を上げないという筋書きに合致

 ・実際彼らの発表内容は全て緩和的であり、ドル安は米国多国籍企業が世界市場でシェアを伸ばすことに貢献

 ・FRBは金利引き上げによって大統領選に影響を及ぼしたくないとの意向を示唆してはいるが、実際には「富の効果」を創り上げてヒラリー・クリントンへの追い風とし、トランプを阻止しようとている

 ・トランプの主張「米経済は弱い」というのは当然正しいのだが、株価が上昇していれば投資家や投資主体は架空利益で膨れ始めたポートフォリオに従って投票することになる(残念ながらそれは昨今、ただ「架空」の価値しか持ちあわせないが)


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達は現在、8月13日〜18日に発効した強力な土星絡みのジオコズミック・サインから離れ、火星と日食(太陽と月)が迫り来る土星・海王星スクエア(8月24日〜9月10日)にハードアスペクトを形成する、さらなる時間帯に入ろうとしている。これはちょっとワイルドになりそうだ。また政治の領域においても、より一層法外な状況となるかもしれない。というのは、火星と日食が海王星と絡むアスペクトは、卑劣な攻撃や主張が(リークされるケースも含めて)なされ、1)敵方を傷付け 2)後にそれが嘘だったと証明され、結局は攻撃者が傷付くことになるという可能性を持つからだ。

またこれは金融市場においても原油価格に影響を及ぼすかもしれない。操縦者の利益になるように、ひそやかに数字を歪めたり操作することによって価格を変えるといった行為が考えられる。こうした原理はもちろん原油市場以外にも拡がる可能性があるし、それは金融世界を超えて拡大するかもしれない。

読者の皆さんには再度注意を促したい。あなたが読むもの、聞くもの、目にするものが何であれ、鵜呑みにして信じてはならない。全ては現実よりもフィクションに近い、面白い大河ドラマの最後の一幕として見ておこう。

        一方、楽観を提供し株式指数の下支えとなりそうなシグナルは8月22日〜9月2日の水星・木星コンジャンクションだろう。水星は8月30日、黄道帯の中間点となる乙女座29°で逆行に転じる。この度数は公正さ、バランス、手助けしたいとう衝動と関連している。だが同時に、全ての可能性を勘定に入れることから優柔不断に陥る傾向もある。いずれにしても、水星は乙女座終盤度数で滞留し、また木星もこの期間にそこを通ることから、楽観的になる理由はあるだろう。これは火星と日食から土星と海王星へのハードアスペクトにもかかわらず上昇する株価に反映されるかもしれない。そしてその後、止まり木(高台の)から降りてくる可能性がある。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “だが皆、聞くのだ。我々はこれからもう一つの種族と折り合いをつけねばならない。祖先が出会った時、彼らは弱々しかった。今や彼らは巨大で横柄だ。奇妙なことに彼らは土地を耕したがる。その所有欲は彼らが背負う業病だ。あの者達は多くの規則を持っているが、富める者はそれを破ってよく貧しい者は許されない。彼らは我々の母なる大地を自分達だけのものだと言い立て、隣人を寄せ付けない。彼らは自分達の建物とその塵芥で母なる大地を傷つける。あの種族はまるで池から溢れ出して土手を越え、流れ行く先々の全てを破壊し尽くす濁流のようだ。”

ー シッティング・ブルの言葉
  Powder River Council of 1877

  この文書は先週私が夏休みを過ごした北ミシガンのとあるレストランに展示されているものだ。この地域には多くのネイティブ・アメリカンが暮らしている。時は流れても一部の物事は全く変わることがない。


        2008年以来、私達は多くの強力なジオコズミック・サインを過ぎ越してきた。これはおそらく私達の人生で最もパワフルな長期ジオコズミック・サインの集積だろう。中でも最も強力で最も奇妙なシグナル ー 土星・海王星36年サイクルのウェイニングスクエア ー が9月10日、ついにその最後の形成を迎える。これが竜頭蛇尾のような地味な終わり方をするとは思わない。何故なら火星と日食が、8月24日〜9月2日に起きるこの長期惑星サイクルの火付け役となり、その後9月11日〜18日には金星による天王星・冥王星へのTスクエア形成が控えているからだ。

        メディカル・アストロロジーでは、土星・海王星の原理は広義の弱点を象徴する(ミッドポイントまたはハードアスペクト、特にチャート自体あるいは健康を司る6室のルーラーである場合)。その場合、感染症や重度の病にかかりやすく、また伝染病の蔓延や世界的な健康危機と同期しやすい(たとえば今マイアミにはジカ熱ウィルスに関する旅行注意勧告が出されている)。

        心理学的観点では、怖れを抱く時期と合致する。たとえば未知への恐怖だが、怖れがあまりに強いために麻痺して動けなかったり、失敗を怖れて何も決断出来ず毅然たる態度を取れなくなる。あるいは行動したとしても、判断を誤ったり行動の結果についての事前の考慮に欠けるため失敗しやすい。土星は「計画」または「ゴール」を意味し、その計画を巧みに成就しゴールに到達するにあたって辿るべき道程(ルール)を象徴する。一方、海王星はより直観的であり、想像力を支配する。海王星は「信念・信じること」を原動力として働く。この2惑星は、それぞれの特質を巧く統合し、共に調和して働けば非常にパワフルだ。しかしながらハードアスペクトの関係にある時は、その代わりに互いを損ない合う結果になりやすい。「計画」は規律と秩序を要する。「信念」はそうではない。実際、海王星(信念と信頼)が計画そのものを裏切る形で終わる可能性がある。「ゴール」を達成するための実質的な献身と然るべき仕組みの欠如によって失敗するのだ。

歴史的に見て、土星と海王星のウェイニングスクエアは長期金利のトレンドにおける主要なリバーサルに関わる。前シリーズのアスペクト形成時(1979年〜1980年)、金利は歴史的な高みに昇っていた。その前(1944年〜1945年)は、現在のように歴史的な低金利を記録していた。つまり、各中央銀行とFRBはこの長期に引き延ばされたZIRP(ゼロ金利政策)が非常にイレギュラーであるばかりか、投資や経済成長のための健全な環境を損なうことを知っている。それでも彼らは、もしZIRPから脱するなら金融パニックを引き起こすのではないかと怖れ「恐怖」のために麻痺しているのだ。

ひょっとすると彼らは、どのみちそれを避けては通れないことを理解していないのかもしれない。貯蓄と投資を鼓舞するような動機付け無くしては「ノーマル」には戻れない。もし金利が上がれば当然のように砂浜を洗った波が踵を返して引き波となり、大きな吸引音が鳴り響くだろう。だが、やがて投資家や貯蓄家が貯めた資金への見返りを得れば、彼らはいずれその資金を投資へと振り向け始める。そしてそれが経済を元に戻していくだろう。特に、もし彼らが金融市場に絶大な価値を見出し、そして好機を利用出来るだけの余剰金を貯蓄口座に持つまでになれば、なおさらのことだ。だが今は?

貯蓄額があまりに低い今は、あまりに高い資産でリスクを取ることを誰もが怖れている。海王星は善行への動機付けとなるにもかかわらず、銀行でさえも政治家と同様に怖れている。この事について真に熟考するなら、それは全くもって悪手だ。いずれかの時点で彼らは現実を直視せねばならないだろう。土星・海王星のようなアスペクトが持つ影響のオーブはその最後の正確な形成時から9ヶ月は続くのだから。





訳文ここまで
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August 14, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント8/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年8月15日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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先週が短縮版だったため、今週は全訳としました。来週からは臨機応変になると思います。
m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

  世界の株式市場は8月2日につけた安値の後、火星の射手座入りにつれて先週見事な上昇を見せた。ダウ平均、S&P、ナスダック総合は皆史上新高値をつけた。金と銀は水曜までは強く、その後週の終わりに向かって再度の下落が始まった。現在私達は8月13日に起きた土星の方向転換と、金星が土星と海王星の両方にスクエアを形成するという動きが週末を越えてどんな影響をもたらすのか、成り行きを見守ろうとしている。


 ≪ 短期ジオコズミクス ≫

        最近のYoutubeビデオでも述べたように、私達は現在、1ヶ月にわたって土星・海王星のテーマがずっしりと強調される時間帯に入っている。36年サイクルの土星・海王星スクエアは、2016年を支配する主要なジオコズミック・サインだ。これは海王星との正確なスクエア形成(最終形成は9月9日)からちょうど1°離れた位置で土星が順行した8月13日にスタートした。また、13日〜14日には、金星が土星・海王星にTスクエアを形成する。私達の基本ルールの一つは、金星・土星のハードアスペクト形勢に向けて下落してきた市場は、そこで安値をつけて反転、反騰するというものだ。だが、そのリバーサルがどの程度続くかは、その後に続く他のシグナルによって異なる。そして8月12日〜9月12日、重要な火星・土星コンジャンクション(8月24日*)を含むいくつかのジオコズミック・サインがやってくる。これには海王星のシグナルも含まれることから、この1ヶ月に及ぶ期間は世界中の株式指数にハイライトが当たるだけでなく、原油や貴金属も注目に値するだろう。
*26日は★★★の重要変化日

  原油と貴金属もまた株式と同様に重要だというのは、多くの惑星が現在射手座(原油を副支配する星座宮)に在泊するからだ。最も注目すべきは射手座の火星で、以前私達の研究が示したように、原油価格の大きな上下動と関連しており、次の山羊座に入居するまでこれが続く。すなわち8月2日〜11月8日までだ(終了日はちょうど米国の大統領選の日にあたる)。私達はいくつかの市場が8月2日、火星の射手座入居と共に反転したことに注目した。その時原油とダウ平均が安値をつけ、金、銀、通貨、そして米国債が高値をつけている。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“権力は腐敗するものであり、絶対的権力は絶対的に腐敗する”

ー アクトン卿の言葉


        “権力には二種類ある。一つは刑罰を怖れる心理によって得られ、もう一つは愛から生じる行動によって得られる。愛に基づく権力は刑罰の恐怖から得るそれより数千倍有効で永続的だ。”

ー マハトマ・ガンジーの言葉


        今週の考察は、私の最近のヨーロッパツアー中に各地の購読者、友人知人、そして新しく知己を得た専門家達とのディスカッションについての報告を兼ねている。また、1ヶ月前に米国を発った後に展開してきた直近の出来事に関する私自身の見解も述べるつもりだ。米国を離れたのがたった1ヶ月前とは思えないほど長い時が流れたように感じられる。あれから世界と米国には多くの事が起きた。そして多くの事が変化した。

私が旅立った時、共和党と民主党の党大会はまだ開催前だった。世論調査ではドナルド・トランプの支持率がヒラリー・クリントンと並ぶか、わずかだが上回っていた。トルコ大統領リジェップ・エルドアン打倒のクーデターとされる事件はまだ起きていなかった。私が現地に到着した当時、ヨーロッパ人の胸中を占める物事は、Brexitが及ぼす影響、そして英国の新しい指導者となったテリーザ・メイだった。彼女はこの時期にドイツの首相アンゲラ・メルケルを訪問することになっていたのだ。そしてメルケル自身は自国における難民危機という頭の痛い問題を抱えていた。

私が到着したのは、これらの問題がすでに進展しつつあったか、あるいは起きる寸前という時だった。そしてその後、ドイツでは一連のテロ攻撃と暴力的な事件が立て続けに起きた。こうした出来事は、急速に変化しつつある世界の複雑な様相を体現していた。私が多くのヨーロッパ人グループと相次いで話をするにつれて、これらの問題が彼らの声と意見を方向付ける主要な懸念の核心となっていった。

7月終盤当時、天上では天王星が絡むジオコズミック・サインが数多く活性化しており、私が帰国した8月11日までに、土星・海王星スクエア絡みのいくつかのジオコズミック・サインがその発効期へと移行しつつあった。また、帰国予定自体もデルタ航空のコンピュータ故障によって2日も遅れたのだった。この遅れ(土星)は言うなれば天王星的(航空会社)な出来事だ。そしてこの旅は個人的にも、またここ1ヶ月の世界を見ていくにあたっても、非常に土星・天王星的な経験であった。

まず第一に、私が話をした人々は真底から驚いて(天王星)いた。彼らはドナルド・トランプが実際に世論調査でリードしているという事実に唖然としていた。ヨーロッパ人達は、米国が真剣にドナルド・トランプを選択するという可能性について理解出来なかった。彼らの大部分はトランプを危険人物と見なしていた。その一方で、彼らはヒラリー・クリントンの人格と信頼性についての問題にも気付いており、懸念を抱いていた。

その内の一人は、ドイツの難民危機が増大している原因を作ったのはクリントン指揮下の戦略だというのに、何故 米国が彼女を支持出来るのかまったく理解出来ないと論評した。彼の観点では、米国のリーダーシップは第二次世界大戦直後以来、大きく変化したという。当時の米国は第二次大戦で破壊された国々の再建を助けるにあたり、慎重に事を運んだ。だがベトナム、そしてイラク、また直近ではリビアにおいて、米国は、いったん各国の指導者を排除する企てが完了すると、その後の再建のためには何の計画も持ち合わせなかった。残された真空地帯にはカオスがはびこり、その混沌はテロ行為やISISのようなテロリストグループが育つ土壌となった。

彼の視点からすれば、不必要だったにもかかわらず強制的になされたカダフィの排除は、その後遺症にどう対応すべきかについての先見性を持たないオバマとクリントンの指示の下に遂行された。リビアが無法地帯と化すにつれて、地中海を渡る小舟に乗って脱出を図るリビア人が大波となって押し寄せて来た。途上で多くの人々が命を落としながらも、大勢が海を渡りこれまでに類を見ない強制的大規模集団脱出が行われたのだ。

そうしてやって来た人々にとって信じられないほどの驚きだったのは、ヨーロッパには国境検問所が無いという事実だった。当初、彼らは無事海を渡ってもきっとヨーロッパには入れないだろうと考えていた。しかし、当時はただ海を渡り切ればそれでよかったのだ。1)小舟で地中海を渡ればそれでOK 2)その後はそれほど制限されることも無く、ヨーロッパ各国にどんどん出入りできる。

そんな話がまたたく間に拡がり、シリアや北アフリカからの大規模な難民流出が始まった。こうした事の全てが始まったのは2008年〜2015年のカーディナル・クライマックスの下であり、土星、天王星、冥王星のTスクエアが示唆するように、世界がドラマチックに変容していった時期だった。

より厳しい国境検問が実施されたのは、すでに難民危機が始まってからだった。ドイツではそれが深刻な問題となっている。メルケルはこの危機に対応するにあたり、彼女自身の政府からは支援を全く受けていなかった。 多数の難民が医師のような専門職の人々である、という広報が喧伝されたものの、やがて、その内の多くはドイツにおいて「良き市民」とされる存在にはなり得そうもない人々だったことが明るみに出てきた。

とりわけ北アフリカから来た人々の女性に対する態度やふるまいは、ドイツ的価値観と法に照らして称賛出来るものではなかった。事態をもっと悪化させたのは、これら新参の人々が環境に順応していくための、有効なプロセスが用意されていなかったことだ。 私が話を聞いたドイツ人専門家によれば、社会や法律上で容認可能なレベルの西欧的価値観を適切に習得・教育するには、短くても10年はかかるという(ましてや3ヶ月などもっての外だ)。難民達はドイツの文化にどう馴染めばよいかわからなかったし、ドイツ人は北アフリカ文化の侵入への準備が出来ていなかった。

増大する性的暴行事件の報告を受けて自分の支持率が急降下する中、政権内部からの手助けを得られないままにメルケルが取った手段は、トルコの大統領エルドアンに助けを求め、難民達がドイツに辿り着く前にトルコに留めるよう取引することだった。ドイツ国民はこれに対してもっと不快感を抱いた。メルケルは、彼女自身の手で問題を解決するよりもエルドアンと取引することを選んだ。そして今日、メルケルに対してドイツ人は大きな失望感を抱いている。多くの人々が来年の選挙では彼女に投票しないだろうと私に語った。(これは憂慮すべき状況だ。この問題が起きる以前の彼女は非常に信頼されていたのだから)。

エルドアンに関する話もまた考えさせられるもので、土星と海王星(信頼と信念の欠如)のテーマと合致するものだった。 現在、300万人近くのトルコ人がドイツに住んでいる。彼らはドイツ人に十分容認され、受け入れられてきた。だが、それも今までは、の話だ。 状況が一変したのは、エルドアン追放を狙ったいわゆる "クーデターの企て" が起きてからだ。米国のニュースによれば、クーデターは本物であり、また一部には、米軍と(または)諜報機関によって企図されたのだと示唆するものも見られる。この見方は土星・海王星が持つ特質の一つ "虐待" の古典的な一例を指すのかもしれない。

しかしながら、現地で私が話をした殆ど全ての人々は、エルドアン自身がクーデターを自演したのだと信じていた。一部の人が言うには、真相がどうであるにせよ、最終的結末は同じこと ー すなわち「エルドアンの権力強化と敵対者の排除」という現実だ。この絶対的権力の掌握と、敵対者、批判者に向かって放たれた苛酷な刑罰は、そういった事を忌み嫌うドイツ人が最も懸念する出来事であり、トルコ人が馴染もうとしていた民主主義と、それがもたらす多くの自由の終焉を示すことになるのだ。

私がドイツに滞在している間に、トルコ系ドイツ人によるエルドアン支持の興味深いデモが起きた。3万人を越す人々がケルンに集結し、エルドアンへの支持称賛を表明したのだ。私が話し合ったドイツ人達は皆これに対して好意的ではなかった。

その夜、ケルン郊外のトルコ料理店に私を招待してくれたホスト役の知人が一人のウェイターに尋ねた。『あなたはデモに参加したのか?』と。彼は行かなかったことを後悔しており、参加出来たら良かったのにと言った。そのウェイターは、エルドアンが衛星放送を通して群衆に演説することをドイツ政府は許さないだろうと考えて動揺していたのだ。

知人は彼に『何故そんな事に動揺する必要があるのか?ドイツ人はそういったデモでさえも許可するという現実を、感謝と共に味わってしかるべきなのに?』と尋ねた。ウェイターはこう言った。『エルドアンはトルコのヒーローであり、ドイツに住む全トルコ人のヒーローでもあるのです。彼は私達のためにプライドを取り戻し、トルコ人に自由をもたらそうとしている』 

そこで知人はこう尋ねた。『もしエルドアンがこの国の大統領だったら、あなたはこんなデモを行うことなど出来なかったろう。そのことに気付いているか? おそらくこんな自由は得られないだろうと思うが? もしトルコに住むドイツ人が、メルケルやドイツを支持するデモを開催したいと思っても、エルドアンはそれを許さないのではないか? あなた方はトルコでは得られない権利や自由をここで得ている。あなた方はそのためにこの地に来たのではないのか? こういう自由を手に入れるために?』

ウェイターは困惑しているように見えた。彼はそんな事を考えてもみなかったのだ。当然だ。だがドイツ人がそう考えることは、私には不思議でも何でもなかった。ドイツ人は似たような光景を以前に見ているのだ。彼らはこの筋書きがどんなふうに展開していくかを知っている。

今や300万人のトルコ人が、シリアや北アフリカからの全難民の上に立ち、ドイツに在住している。そしてエルドアンの行為や態度(人権侵害の懸念)に賛同している。一方、ドイツ人は困った人々を助けることが "正しい行為" だと信じて難民を同化させ(そして教育しようと)試みているのだ。多くのドイツ人(そして私が出会ったオランダ人やスウェーデン人達)は、ヨーロッパの未来について深い懸念を抱いていた。

もう一つ、彼らは「トランプ大統領」がヨーロッパにとってどんな意味を持つかについても心配している。彼らは米国がトランプを選ぶのではないかと心配しているのだ。米国がヒラリー・クリントン大統領の下でどうなるかについてよりも、その懸念は大きい。

『いったい誰が選挙に勝つのか?』これが彼らの私への質問だった。私はこう答えた。『副大統領候補の選択に基づいて考えるに、これは誕生日(太陽の位置)が米国始原図の金星・木星にグランドトラインを持つペア(クリントンとケイン)か、それとも米国始原図の火星・海王星スクエアにコンジャンクションとなるペア(トランプとペンス)か、どちらを選択するかになる。米国は火星よりも金星・木星を選ぶだろうと私は信じるし、おそらくそれは地滑り的勝利になるだろう』 またこの場合はウォールストリートと米国中央銀行を代表する候補者が勝つことを意味すると、私は信じている。







訳文ここまで
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August 07, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント8/8【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年8月8日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】

来週のコラムは要約になるかもしれません。また今後『フォーキャスト2017』の翻訳が終了するまでは場合によって不定期に要約になったりお休みさせていただくことがあると思います。楽しみにしてくださっている方、すみません!m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国労働省によれば、季節調整済みの事業所調査で非農業部門雇用者数が前月比25万5千人増加した。家計調査に基づく失業率は4.9%と変化はみられなかった。しかし積極的な職探しをあきらめた人や経済的な理由でパートタイムで働く人々を含めたより包括的な失業率(不完全雇用率)は9.7%に上昇している。いまだ一世代にもわたって抜け出せずにいる低率とはいえ、労働参加率は0. 1ポイント上昇して62.8%となった。また週平均労働時間が34.5時間に伸びる中で時給も上がり、+8セント、前年比+2.6%となった。エコノミストは18万人の雇用増と4.8%への失業率低下を待ち望んでいた。”

ー Jeff Cox
  CNBC.com, 2016年8月8日付


        “金曜に発表された雇用統計に関しては、直近では警戒しておいた方が賢明かもしれない。月は再び乙女座入りし、木星とのコンジャンクションに近付いている。したがって、予想より良い数字を示す強い雇用統計になる可能性が高い。もしそうなれば、株は反騰し国債は下落するだろう。”

ー R. メリマン
  MMA購読者用ウィークリー・レポート(Tノート)
  2016年7月30日送信分より


        そしてこの雇用統計を受けて、株は舞い上がり国債と貴金属は急落した。それは8月2日、ちょうど火星が射手座の旅を開始し、雇用統計が発表された8月5日に乙女座で月・木星のコンジャンクションが起きた事実とぴたり一致していた。しかしながら以前述べたように、良好な数字が出たからといってFRBが金利引き上げを選挙前に行うと予想すべきではない。これは最近のYoutubeビデオでも触れたことだ。


  さて皆さん、デュッセルドルフからご挨拶したい。セキュリティ上の懸念からパリ訪問をキャンセルした後、私はケルン、アムステルダム、デュッセルドルフの4週間にわたる旅を終えたところだ。この旅では幾人かのヨーロッパの購読者、クライアント、そして多くの新たな知己を得て素晴らしいものとなった。また、ヨーロッパの人々が米国の政治状況についてどう考えているかを知る非常に良い機会でもあった。これについては次回のコラムで皆さんにもシェアしたいと思う。

ドイツでの重要な会合のため、残念ながら今週は通常のコラムを書くことが出来なかった。だが、私達の最新のYoutubeビデオに皆さんをご案内したいと思う。シリーズのパート5となる『2016年、驚くべき夏の惑星ラインナップ』だ。今回は8月〜9月の動向をテーマに、原油、ダウ平均、金、銀の見通しについて述べている。また現在射手座を運行中の火星の重要性、*8月12日〜9月14日に強調される土星が意味するもの、そして9月1日の日蝕についても論じている。その全てが現在の世界と米国に見られる政治的、経済的状況と密接に絡みあっている。また、私達のYoutubeチャンネルを訪れて前回までのアーカイブもぜひご覧頂きたい。けっして失望することはないだろう。

*8月13日に土星が順行に転じ、同日金星が土星にスクエアを形成、その翌日に海王星ともスクエアを形成(前回8月1日付要約より)



  R.メリマン スペシャルインタビュー Part 5
『2016年夏の驚くべき惑星ラインナップ』





訳文ここまで
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July 31, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント8/1【金融アストロロジー】

今週はお休みの予定でしたが、内容的に重要かと思われる節目でもあり、要約をUPします。また、今年は『フォーキャスト2017』の原稿が早めに出て来そうなので今後も状況によってはこの形にさせていただくかもしれません。m(_"_)m


≪ 市場動向 ≫

世界の株式市場は先週、「奇妙」で「バラバラ」な様相を見せた。いずれも天王星が持つ特質であり、天王星滞留〜逆行の影響で世界の株式指数に異市場間弱気ダイバージェンスが出現している。

現在天王星が逆行に転じ、火星の射手座入りと共に起きる獅子座の新月(日本時間3日05:44)に向かっている。すなわち、今はいつ反転が起きてもおかしくない状態であり、特にナスダックや他のテクノロジー系指数などはこのエネルギーに敏感だろう。

通貨はドラマチックだった。先週のコラムで、全てにFRBの願望が絡むという予測通りの動きだが米ドルのみが問題だと述べたが、それも先週で変化した。ドナルド・トランプが主張するように「構造自体が粉飾されている」のではないかという疑いが生じるが、いずれにしてもゲームに参加しなければ勝つことは出来ない。これが現実だ。

現在は9月半ばまで続くクレイジーな時間帯にある。そこでは奇妙なことが起きる、というよりほとんど何でも起きる可能性がある。先週も述べたように射手座に火星が入る(天王星に似た働き。前回のコラム参照)。

マンデーン的にはテロリズムや自然現象など世界に危険な状況が続くことを示す。8月9日にはヘリオセントリックの水星が射手座入りするが、これも世界の状況から見れば何らかの危機と合致する可能性を持つ。この局面はしばしば貴金属価格に大きな変動をもたらす。それが上か下か?だが、射手座の火星を考えると、最初に一方向に動いた後、また反対方向に動くという可能性がある。

同様に重要なのは8月13日に土星が順行に転じ、同日金星が土星にスクエアを形成、その翌日に海王星ともスクエアを形成すること。金星は「愛」と「お金」を支配する。海王星は「愛情」を支配する。土星は「損失」または「欠乏」。要するに「愛も無ければ金も無い」状態だ。市場心理で考えれば、「莫大な利益が期待されていた合意や協定がご破算になる」状況と相関する可能性がある。つまり「合意も無ければ金も無い」状況で、いずれにしてもハートブレイク・ホテルだ。


≪ その他マンデーン・アストロロジーから ≫

『フォーキャスト2016』で述べたように、ゼロ近い金利は36年サイクルの土星・天王星ウェイニングスクエアの副産物。3回目にして最後のアスペクト形成は9月10日。木星が乙女座を離れて天秤座での13ヶ月の旅を開始した翌日だ。

ヒラリー・クリントンが米国初の*主要政党によって認められた女性大統領候補となったのも天王星が強調されていることの一つの顕現(歴史上初の物事)。これは数ヶ月前から予測はされていたので、驚くことでも何でもない。だがここから9月中旬に至る道は険しいだろう。
 *米国初の女性大統領候補は、まだ女性参政権が認められていなかった1884年に少数の女性達が結党した第三党、平等党から指名を受け立候補したワシントンD.C.の検察官ベルバ・アン・ロックウッド。

要は11月8日に米国の有権者が何を選ぶか?だ。候補者達のネイタルの太陽が米国始原図の蟹座に在泊する金星・木星コンジャンクションにトラインを形成する(クリントン&ケイン)民主党か? それとも候補者達のネイタルの太陽が始原図の火星にコンジャンクトし、海王星にスクエアを形成する(トランプ&ペンス)共和党か? なお、これについては次回のYoutubeビデオで論じるつもりだ。

クリントンかトランプか、世論調査によって異なる結果が出ている現在、どちらが勝つ可能性もある。Real Clear Politicsによる全調査の平均値は *7月27日現在でトランプが僅かにリードしている。市場と同様に世論調査にもまた大きなダイバージェンスが顕現している。
*民主党大会終了後、29日金曜の平均値ではクリントン氏が僅かにリードしている。

全てがあまりに天王星的だった7月を終えようとしている私達だが、果たして祝うべきかどうかわからない。8月は非常に土星的な様相を帯びるからだ。多くの「過去」が浮上してくることに備え、現実を直視する必要がある。自分自身が過去に行った決断や行為の責任を取らねばならない時、それが土星だ。 少なくとも7月の天王星は、歴史に連なる私達の未来について考えさせるところがあった。その中身は奇妙なものではあったが。




要約は以上です。
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July 24, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/25【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月25日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】

  来週7月31日のメリマン・コラムは訳者の都合によりお休みさせていただく予定です。ただし、時期的にもし相場に関して特記すべきと思われる事柄があれば、その部分のみ抄訳をUPするかもしれません。その場合は日曜夜にTwitter上でお知らせします。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        先週の株式市場はほとんどが上昇気運で、多くの指数が7月20日水曜〜21日木曜にトップアウトした。米国の場合を見ると、ダウ工業平均とS&Pの両方が史上最高値をつけたが、ナスダック総合はやはり良い雰囲気であったにもかかわらず、届かなかった。ファイナンシャル・アストロロジーの観点では、6月30日〜7月16日に起きた金星、または太陽による天王星と冥王星へのTスクエアのどちらもが修正安に相関しなかったことは注目に値する。その代わりに、この天王星を含んだアスペクトの「ブレークアウト」的な質が顕著に現れた。たとえばダウ平均は、7月21日木曜にほどほどに下がるまで9日間連続で上昇し続け、翌日7月22日金曜には再び騰がっている。

これら全ての動きが、3月と4月に制作された私達のYoutubeビデオにおける見通しを再確認するものとなっている。特に私達は、FRBが11月の大統領選に向けて量的緩和策(金利引き上げ無し)を維持し、翻ってそれが株式市場を史上新高値をつけるまでサポートし続けるだろうという見方をしていた。もちろんこれは示現した。

ひとつだけ、これまでのところ予測通りに起きていないのは、この緩和的な中央銀行の政策に起因する米ドル指数の下落だ。確かに最初の内はシナリオに沿った動きで、5月3日、2015年1月以来の最安値水準である91.91まで下落した。しかしながら、金曜には97.54に戻っている。通常であれば緩和的な中央銀行の政策はその国の通貨安へと導く。今回の場合、こういった金融緩和策は他の主要な経済圏、たとえばヨーロッパや日本にも導入されている。これは米ドルがそれほど強いというわけではなく、むしろ他国の通貨が非常に弱いということだ。また、最近英国で行われたBrexitの投票結果がもたらした構造的な不確実性によって、米ドルが通貨リスクに左右されやすい資産の避難先になっていることにも起因している。

  ではそれがどうして重要なのか? 何故なら、もし米ドルが年初来高値(2015年12月2日につけた100.51に戻るか超えるか)をつけるなら、それは共和党が大統領選に勝つ16年サイクル・パターンに合致するからだ。それが起きると思うかって? 否。FRBはその実現を阻止するために持てる力の全てを使っていると思う。彼らは株式市場を上昇させ続け、株式市場の新高値によって人々に「資産効果」を感じさせ、それによって共和党(とドナルド・トランプ)が言い立てる「経済は酷い状況だ」という論拠を減殺するというシナリオを練り上げている。この点においてFRBは欲するものなら何でも手に入れるし、今後もそうするだろう。たった一つの問題は、ドルがこれらの政策に協働して下落しないことで、その結果が米国多国籍企業の最終損益を左右することだ。

先週、ドル高は貴金属と他の商品市場にとって良い影響を及ぼさなかった。金は木曜に7月6日(MMAの重要変化日の時間帯)につけた2年ぶりの高値1377.50から見てはるかに低い安値1310.70まで下落した。銀は同日、19.27まで下がったが、これは7月5日につけた2年ぶりの高値21.22より大分安い。原油も7月20日と22日に売られて2ヶ月ぶりの最安値水準、43.70をつけている。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        ここ2週間ほど論じてきたように、7月は天王星の原理が強調される月だ。これは市場が急激に反転するか、あるいは大方の予測を超えて史上新高値または安値へとブレークアウトするかを意味する。株式市場においては米国が市場新高値へ、他の地域が数ヶ月ぶりの高値へとブレーク中であることは歴然としている。

天王星を含んだトランシットの中で最も強力なもの、それが今週7月29日、この予測不能な惑星が逆行に転じることによって起きる。その2日後、金星が天王星にトラインを形成する。次の週、8月2日には火星が8週間にわたる射手座の旅を開始するが、これは天王星とよく似たふるまいを見せる。これは金融市場、そしてスポーツの分野において今後もさらなる記録更新が続くだろうことを示唆するものだ。過去に見られた殆どのケースで(全てではないのだが)射手座の火星は少なくともその初期度数において、株式にとっては吉兆であり、貴金属にとってはあまり良いとは言えない。上昇する株式市場と下落する貴金属市場は米ドルの上昇を示唆するように見えるかもしれない。

しかし、私達の関心のほとんどは、7月29日に牡羊座24°で逆行に転じる天王星の動きに注がれている。拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycle』に詳述した研究によれば、このジオコズミック・サインはプライマリー・サイクル、またはより長期のサイクルと前後11取引日の猶予をもって77%の相関性を保っている。現在、プライマリー・サイクルの底をつけるには早すぎるが、天井をつけるにあたっては尚早ではない。したがって、もし株式が今週終盤または来週にかけてサイクル新高値をつけていくようなら、今回は射手座の火星が株に対する強気としては働かない可能性もまた考慮しなければならない。

ひょっとすると、射手座の火星は株価の上昇よりは急落の方により関連するかもしれない。火星は行動を意味する。そして射手座は誇張を意味する。これに天王星も強調されていることから、それが株価の急騰または急落、そしてその両方が交互に示現するという状況も考え得る。そんなわけで来週からの2週間は、急激な価格変動をともなうアクションに満ちた週となりそうだ。

このコンビネーションは世界政治の面でも炎上しやすいシンボルだ。射手座の火星はテロリズムの脅威を学習しそうにない。そしてこれに強調された天王星が加わるとなれば、旅行者にとって今後2週間〜5週間は宇宙的な観点におけるコード・レッド、すなわち厳戒警報に匹敵する時間帯になるだろう。また穀物市場にも注意が必要だ。火に類する惑星(太陽、火星)を含む、火性の星座宮(獅子座、射手座、そして天王星が在泊する牡羊座)が強調されることを考慮するなら、こうした局面は予測より暑い気温に相関するからだ。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“恋する男、酔っ払いの男、選挙に出馬中の男は絶対に信用しないことね”

ー シャーリー・マックレーン

       “国連による世界的な世論調査が行われた。たった一つの設問は『どうぞあなたの国以外で起きている食糧不足の解決について正直な意見をお聞かせ下さい』というものだった。だがその調査はひどい失敗に終わった。アフリカでは誰も「食糧」の意味を知らなかった。東ヨーロッパでは誰も「正直」の意味を知らなかった。西ヨーロッパでは誰も「不足」が何を意味するかわからなかった。中国では誰も「意見」の意味を知らなかった。中東では「解決」が何を意味するか誰もわからなかった。南米では「どうぞ」の意味が誰にも通じなかった。そして米国では、誰も「あなたの国以外」が何を意味するか知らなかった。”

ー とある政治ジョークより

  http://www.laughfactory.com/jokes/political-jokes


        この2週間というもの、政治の話題は世界中のニュースを賑わしてきた。1946年6月14日生まれの双子座、ドナルド・トランプは正式に共和党の大統領候補として指名された。副大統領候補として彼が選んだのはもう一人の双子座、インディアナ州知事であり1959年6月7日生まれのマイケル・ペンスだった。この二人の両方が、トランシットの土星によるネイタル太陽への今後6ヶ月にわたるオポジションを経験する。多くのアストロロジャーが土星を否定、または勝利や成功を抑制するものと見なしている。

しかしながら、私はそれがオポジションの場合は例外であることを発見した。太陽への土星オポジションは、しばしば彼/彼女が職業上の頂点へと昇りつめる時期と一致する。たった一つの問題は、この頂点が正確には彼らが期待したものとは異なっている点だ。突き付けられる要求は彼らが想像していたものよりはるかに大きく重い。寄せられる批判は彼らがそれまで慣れていた程度をはるかに超えて手厳しい。結局彼らは望んでいたものを手に入れるのだが、その代わりにもっと貴重なもの、すなわち自分が望んだことをする自由を失う。

問題は今、単に大統領候補になることが彼らのキャリアの頂点なのか、それとも実際に山の頂に昇りつめ、ホワイトハウスの鍵を手に入れるのか?ということだ。私はこう見ている。中央銀行はドナルド・トランプや共和党よりずっと強力だ。そして彼らは選挙に向けて欲するものは確実に手に入れようとしている。つまり上昇する株式市場と発展する経済だ。それでも彼らは金利を上げる必要がない。何故なら5月の酷い雇用統計が存在するからだ。これは1ヶ月後、6月の輝かしい雇用数によってすでに覆されているわけだが。

米国人である私自身でさえ、最近の政治イベントなら米国でのそれよりヨーロッパで起きている事のほうが興味深く思える。それについて考えを巡らす時、私は「王」を意味する恒星レグルスの重要性という、より大きな視野でのビジョンを抱くのだ。レグルスは2160年を過ごして来た家父長制的な星座宮、獅子座から、最近になって女性性の強い星座宮乙女座に入居し、そこで今後2160年を過ごす。

この星が持つ象徴性は昨今の政治世界の出来事においてもけっして失われてはいない。アンゲラ・メルケルは今日の世界でも最も安定し尊敬される指導者の一人として広く認められるところだ。テリーザ・メイはBrexitの国民投票を経てちょうど英国の首相に就任したばかりだが、すでにヨーロッパの指導者の一人として存在感を発揮している。彼女もまた広く尊敬されるだろう。そしてヒラリー・クリントンは現在米国初の女性大統領になる道を進んでいる。この三人は皆、非常に強く、ゆるぎなく自分の足で立つ女性達だ。彼らは、過去二千年の間世界が動いてきたその道筋を変革するための、強力なトリオを組めるかもしれない。『男の世界』はそう長くは続かない可能性がある。

山羊座の冥王星、それは『Power to the people / 人々に力を』だ。レグルスの乙女座入居、それは『ガールズ・パワー』だ。世界の大衆は、もしかしたらリーダーシップの原型に重要な変化を求めたのかもしれない。すなわち家父長制的支配層から、より豊かな女性性へのバランスを備えた世界の未来に繋がるリーダーシップと、それへの新たなテンプレートとなり得る何かだ。それが世界平和にもたらす影響は言うに及ばず、こうした可能性の全てが投資機会として創造する物事に思いを巡らすというのはとても魅惑的だ。

米国元大統領ジミー・カーターは以前こう言った。『唯一、世界平和の障害となるもの。それは世界のリーダー達なのです。』

では、世界の指導者が *狩る者達ではなく集う者達になった時、それは変化するだろうか?



訳注+α(翻訳後記的に)

(訳注形式のまま書いてしまいましたが、あくまで訳者個人の感想です。^_^;)
* 原語 hunters, gatherers :

  もともと hunter-gatherer をひとまとまりの言葉として、「狩猟採集文化」を意味する。この場合は人類学上の概念で、農耕文化以前の動植物の狩猟採集によって生きていた社会を指し、現代ではアフリカのブッシュマンやピグミー族が持っていた本来の生活形態のように、節制と分配によって威信獲得の機会が縮小され、部族内に平等な関係が生まれるような形態を指すといわれる。(参考:wikipedia)しかし現代ではよほど外部の情報から隔絶した社会でない限りそうした習慣は崩れているとのこと。上記ではこの言葉が hunter と gathererに分割されていることから、古代の狩猟採集社会を意味するというよりは「闘って狩り取る」道から「寄り集まって収集する」道(または収集、保存、分配)への変化を意味しているのではないかと思われる。ただし男性性、女性性に限らず常に肥大化する欲望の問題は存在し、行く道が変わったからといって全てが解決するわけでもない(gathererにはよりネガティブな意味で「物をかき集める人」という意味も存在する。)

女性性という言葉には、受容性=受け身、創造性=生み落とす力、母性=保護し育むもの、そして男性社会において総体として保護されるべきもの、などのイメージがつきまとう。けれどこのエッセイで言われる大きな視点からの女性性とは、能動性と受容性をバランス良く保持する本来の平和的叡智を指しており、それは本質的に男性性とは入れ子、または重なり合った状態で分かちがたく存在するものではないだろうか。

  星々が促す変化と変革に、聖域は一切無い。そして獅子座から乙女座への境界には、自分をピラミッドの頂点とする心理から底辺に置き替えていく視点の変化とショック、そして他者への奉仕によってそのテーマを貫くという大きな挑戦が待ち構えている。またその挑戦を持ちこたえるためには、深い思考を使っていくこと、ひとつひとつの物事に素手で触れながら整理していく能力が求められる。

現代の女性性には、長期にわたる家父長制的社会を生き抜くことを通して、男性性と同等のバランスの欠如や歪み、それに起因する自己中心性や酷薄性なども拒みがたく絡みついているように思える。そこから平和的叡智へとどう進化していけるだろう? こうしたギャップは「王」や「女王」を体現し、生まれながらに指導者の威信を顕すとされてきた恒星レグルスにも言えることで、獅子座29°台から乙女座0°台に入ったのはまだ2011年11月末のこと。そしてこの位置のレグルスは実際には獅子座の強い影響を残している。

  恒星研究家のD.ローゼンバーグによれば、乙女座の初期度数領域の恒星は、獅子座的な威信や崇敬への強い欲求と休みない冒険心を抱え、そこに乙女座的な抑制がうっすらと効き始めようかという位置だという。また、鋭いビジョンを持つディベーターや、必要なら軍事行動も厭わない闘士を輩出するともされる。ここでの挑戦のテーマは法、権威、リーダーシップ、指導力。 但し自己責任を負う局面を避けたり、自分が描いた理想にこだわり過ぎる面、またその理想にかなう法やモラルを絶対的なものとして他者を抑圧するか、逆に意に沿わないモラルは極端に軽んじる面も出やすいと指摘されている。

もし今後、女性性が支配的な世界に変化していくとするなら、その道程は依然として とば口に至ったに過ぎない。進化の途上では、どんなイデオロギーや社会制度が台頭しようともまだ多くの血が流され、男女の区別なく疎外や略奪、抑圧が存在し続けるかもしれない。また、自らが生きのびるために、誰かを生かすために、他者のいのちを絶つ場面も多く生まれるかもしれない。これから先2160年もの間、はたして人類は存続するだろうか? それは肉体的な性別に関わりなく、今後の内的な女性性の担い手と、その質にかかってくることになる。

ドイツ、英国、そしてもしかしたら米国。今に至る歴史の様々な側面で大きな影響力を保持してきた国々に、女性の肉体を持つ指導者が登場しつつあることは、とても象徴的な出来事だと思う。けれど未だそれは「シンボル」に過ぎない。それは、天王星・冥王星スクエアによって孵化してきた未来卵から、何か新種の鳥が羽ばたく可能性の有無を問う、わたし達集合体の壮大な実験のひとつかもしれない。

肉体表現が女性であろうと男性であろうと何か他の表現であろうと、その内に宿る統括者、リーダーとしての「わたし」には、おそらくは絶対の孤独の中で、現実の国際/社会情勢、未来への理想とその暗部を包括的に見据えかつ呑み下しながら、柔軟な戦略を立てていく能力が求められる。そして自らの人生で蓄積してきた個的な感情の澱からの解放も。 だからこの問題は性別を問わない。ここから先は、シンボルとしての「女性性」自体
(そしておそらく「男性性」も)をもう一度洗い直し、再発見し柔らかく鍛え、そして質を向上させるという知的作業が重要になってくるのではないだろうか。

  レグルスは王者の星と呼ばれる。けれど、壮大な進化という文脈で乙女座のレグルスを見るなら、この星は罪悪感からでもなく、被害者感覚も持たず、あらゆるルサンチマンから自由になった身を至福とし、自ら進んで他者を先に押し上げ、自身は最後尾につくことにあたりまえの幸福を見出す「名も無き王者達」を徐々に輩出していくのかもしれない。それは対向する魚座へと向かうエネルギーであり、もはや対象を持たない世界観への流れでもある。それを今の視点から眺めると菩薩の群にも見えるかもしれない。けれど山羊座の冥王星が歌う『Power to the people ♪』の究極の意味とは、そういうことではないだろうか。それとも、「虐げられた私達」による凄惨な
闘争と下克上の歴史を繰り返すことだろうか?


  さて9月に入れば木星が天秤座入りする。天秤座は一般にバランスを取ろうとする星座宮だと言われ、木星は社交と外交力に関連する。一方、エボリューショナリー・アストロロジーから見る天秤座のテーマは、対向する牡羊座との対比において「真のバランスを学ぶこと」にある。生まれたばかりで「自分」しか意識することのない精神は、身近な環境で「もの」に触れ「ひと」に触れ、少しずつ世界を認識しながら、エゴの絶頂と谷底を経験していく。そして新たに出会う「真のパートナーシップとは何か?」をめぐる挑戦。それが進化の視点から眺める天秤座の姿だ。支配するかされるかを巡る賢さではなく、傷付くことを怖れての巧みなバランス取りでもなく、均衡の美の象徴として天を指す針となり、自分にも他者にも公正な判断を下せるようになるか?という挑戦だ。スマートな天秤座の根底には、カーディナル・サイン特有のダイナミックなテーマが隠されている。ならば今年〜来年に天秤座を運行する木星は、牡羊座の天王星・エリス組の爆発的な抵抗精神と対峙してどんなバランス取りを試みるだろう?

エリスの原理のひとつ、抑圧され断片化し、それによってこじれてしまった被虐者としての女性性と、天王星という型破りで後先を考えず壁を破壊していく男性性を、木星は統合していけるだろうか? 一身の内に両者の赤裸々な欲望を引き受け、公正にバランスをとり、許容し得る最善の現実に導けるだろうか? それとも、両者のエネルギーは木星を鏡として増幅し誇張されるのだろうか? この秋からの一年は、女性性と男性性という二元のエネルギー・バランスという観点から見ても、個であり集合体でもあるわたし達にとって、重要な節目(そしてチャンス)となっていくのかもしれない。


...そんな背景もあり、広範な視野に立つビジョンを軽く示唆するエッセイとして、メリマンさんは期待と希望を込めながらあえて疑問を残す文末としているように感じられたのだった。

hiyoka. 






訳文ここまで
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July 17, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/18【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        世界のほとんどの株式指数にとって先週は良い週だった。いくつかは数ヶ月ぶりの新高値をつけている。米国では今月のハイライトであるつじつまの合わない天王星の特質につじつまを合わせたように、ダウ工業平均とS&P先物が史上新高値をつけた。史上新高値はまた、FRBの願望について今年3月以来述べてきた私の見解をも反映していた。すなわち『私達の前提は 1)FRBは経済を強く見せ株式市場を上昇させるためならどんな手段でも取る 2)彼らは2016年11月の大統領選に向かって「富の効果」を創り上げるために株式市場の上昇を欲しているので金利引き上げを行わないかもしれない 3)米国株式指数は選挙前に史上新高値まで上昇する可能性がある』ビンゴ!

また天王星と株式市場の関係について、先週のコラムではこうも述べた。

『天王星の特徴は7月全般にわたって強調される。…これは途方もなく強大な天王星的エネルギーであり、極めて不安定かつ興奮を巻き起こす出来事が起きる月となる可能性が高い。…だが現在7月を迎え、記録破りや発見、そして人類(と大自然)の常軌を逸したふるまいは止む気配もない。実際、それらは皆激しさを増しているようだ。ひょっとするとこれは8月の大半にわたって続くかもしれない。8月24日には火性の星座宮、射手座で火星が土星にコンジャンクトするのだ。こうしたコズミック・パターンは、金融市場がワイルドな様相を呈し続けて多くの市場が新記録(史上新高値または新安値)に向かう中で急激なリバーサルが起き得ることを示唆する…』

実際、人類のふるまいが引き続き凶暴さ(無実の人々や子供達を犠牲にしたフランスの襲撃事件や週末トルコで起きた軍事クーデターなど)を見せつけていてさえも、米国株式市場は史上新高値をつけたのだった。

アルゼンチンでも株式市場は強く、メルバル指数は再び史上新高値をつけた。また英国、オーストラリア、インドでも去年8月以来の最高値水準まで反騰した。

他の市場では、金と銀にそれぞれ前週つけた2年ぶりの高値からの修正安が続いている。原油は先週初めに2ヶ月ぶりの安値をつけたが、その後も大した復調は見られず1バレルあたり46ドルで引けている。


≪ 短期ジオコズミクスとマンデーン・アストロロジー ≫

        “これは法による統治か?もしくは人間ーそれも機能不全に陥った不完全な人々による統治なのか? この問題が法的見地から問われている。今や富裕な権力層は常に司法という公正の秤に手をかけ、その尺度を決定するというわけか?… こうした冷笑的な態度はまたウィルスでもある。よく言われてきたように、公正な物事など何処にも無いことを誰もが一度知ってしまえば、彼ら自身もまた自分のポジションを護ろうとして、より堕落していく。冷笑的な態度は全てを悪化させるだけではない。新たな不正を生み出していく。たとえば、それは本質的価値観を破壊する。あなたの立場は才能と努力によって上昇するのではない。嘘、コネ、見て見ぬふりなど、暴力組織のルールを遵守することで上昇するのだ。それは若者にいわれの無い苦痛を与える。公明正大に、そして意義を持って羽ばたく助けとなる理想主義を若者から奪い去ることは、大人として極めて醜い行為だ。”

ー Peggy Noonan
  “Comedy Wears Better than Cynicism”
  ウォールストリートジャーナル 2016年7月9日〜10日付


      “ここジャージーじゃ何をしようと合法なのさ 捕まりさえしなきゃな”

ー Tom Petty and Bob Dylan
  “Tweeter and the Monkey Man,”
  song by the Traveling Wilburys, 1988年




        ペギー・ヌーナンが最近ウォールストリートジャーナルの記事で述べていたように、現在の土星・海王星ウェイニングスクエアが世界的な不信と冷笑的態度の蔓延に影響していると考えても拡大解釈ではないだろう。もし「真実」と「名誉」が土星に帰属する特質だとし、海王星が否認、責任逃れ、空想、そして事物を真の姿と異なる(非現実的なほど魅力的ではるかに素晴らしい)様相に見せかけようとする試みに関わると考えるなら、これはまさにその通り展開しているし、関連性も理解出来るだろう。

空想はしばしば「真実」や「誠実さ」としてまかり通る。それは実際には偽物であり、嘘でさえある。だが私達はあたかもそれが本当であるかのように行動する。何故なら、現実とは生き延びねばならない場なのだし、そんな現実世界でサバイバルするためにはこれらの嘘、幻影を嫌々ながらでも認め、受け入れる必要があるからだ。

したがって、私達は様々な腐敗を目の当たりにし、そして冷笑的な態度が助長する心理学的防御反応を経て免疫を持つようになる。それはまさに土星と海王星の姿だ。「真実」「嘘」そして、けっして真実としてではなく、ただ巧く生きていくために必要な方便として受け入れられていく「嘘」だ。 私達がこの嘘のゲームを演じたり、それを信じているようにふるまったことを暴露され、叩かれる時、私達はスキャンダルの餌食となる。これは土星・海王星スクエアがもたらす究極の結末だ。だが捕まらない限り、もしくは捕縛を免れるに足る力を持つための道筋を見つけ出しさえすれば、全てはOKだ。 そう、蓄積したカルマに追い付かれるまでは。 その後「山羊座の冥王星」のバラードが始まり、その調べに乗って幻想は粉々に砕け散り、物事は厳しい現実の相を露わにする。 まるで今制作中のハリウッド製スリラー映画の筋書きとも思える話だ。だが残念ながら、全てはこれ以上無いほど本当のことなのだ。 

        現在私達は2つの世界に住んでいる。山羊座の冥王星と牡羊座の天王星が象徴する、テロリズムと暴力に満ちた現実の恐ろしい世界、そして射手座の土星が魚座の海王星にスクエアを形成して創り上げる、非現実的で自分だけが正しいと思っている世界だ。 このコンビネーションは冷笑的であるだけでなく、腐敗しており危険でもある。とりわけあなたがこれらの惑星の持つ最高原理(真実、誠実、世界平和、全形態の生命への敬意)を本当に信じているならなおさらだ。その信頼は以下のような問いを前提とする。

『真実とは何か?』 
『誰の真実、あるいは誰のバージョンの真実が "本当の真実" なのか?』 
『私達が真実というものの多様な在りようを受け入れる、その精神的地点まで進化していくことは果たして可能なのか?』

土星・海王星スクエアの下で、その答を見出すのは簡単なことではない。そして、こうしたせめぎ合いが衝突した時、牡羊座の天王星(暴力)・山羊座の冥王星(「我はたとえ汝の生命を奪おうとも、汝を我が真実の下に従わせる」)スクエアをあなた自身が体現することになる。

        先週は、連邦議会から聞こえてくる話からフランスのニースに於けるテロ事件、米国株の記録破りの反騰、そしてトルコ軍による反乱に至るまで、こうしたコズミック・フォースの例がひしめきあった。 これをマンデーン・アストロロジーから見れば、7月16日土曜に太陽が天王星・冥王星とのカーディナルTスクエアを完了している。だが私達は、まだ天王星との仕事を終えてはいない。天王星は7月29日(日本時間30日朝)に、好戦的な牡羊座の23°台に在泊する、まだあまり知られていない惑星エリスとのコンジャンクションにあと1°弱というところで逆行に転じるのだ。

どんな惑星でも滞留時(逆行運動を始めよう、または終えようとしてほとんど静止状態になる時)は非常にパワフルだ。これはその星座宮、その惑星、そしてその惑星がアスペクトを形成する全ての惑星が持つ働きを、その度数を通り過ぎるまでの間、強調する。今回の場合、天王星は5月8日〜10月21日まで準惑星エリスと1°以内の結合状態*を続ける。6月30日〜7月7日の金星、7月7日〜16日の太陽がそうであったように、他の惑星がカーディナル・サインの23°〜24°に入る時もまた、社会・政治面、金融世界、自然現象において重大な時期だ。私達が米国株の反騰や先月の気温のかつてない上昇についても予測したように、記録は破られた。その上、一部の人々がコントロールを失って暴力的行動に出るか、彼らの独りよがりで錯乱した信条システムや、宗教的文献から醸成した「真実」を意図的に遂行することによって、多くの生命が危険に曝される可能性がある。
* 天王星・エリス2度目の正確なコンジャンクション形成は日本時間9月27日

  そしてまた、富裕で力を持つ者達が常に司法という公正の秤に手をかけその尺度を決定する一方で、膨れあがる世界の負債や世界全般に見られる経済の弱さという、海王星バージョンの現実が存在する。誰かが捕縛されない限り、私達は何も違法ではないというそぶりをする。私達はこうした嘘とそれを可能にする自分達の冷笑的な態度の中でなんとか生き残り、そうやって自分達のキングになりそうな者を養っているのだ。

先週の出来事を受けて、私の言葉がいくぶん冷笑的に聞こえたらお許し頂きたい。だがダブル山羊座(太陽と月)として、私には自分自身の道義心とそれによって生きるために選んだ真実がある。このコラムを読む皆さんもそうであることを願うし、あたかも公正さの尺度を決定する力があるようにふるまう独善的なリーダー達(または追随者達)によって皆さんが惑わされないよう望むばかりだ。


        さて金融市場の動きに関する限り、7月はワイルドな様相が続きそうだ。騰げている市場は騰がり続け、そしてその後8月第1週までに、突如として急反転する可能性がある。今は安定する時ではない。おそらく9月9日〜10日、土星が海王星への最後のスクエア形成を終え、そして木星がボラタイルな乙女座を離れてよりバランスの取れた天秤座へと進むまでそうした状況は続くのではないかと見ている。







訳文ここまで
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July 10, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月11日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

  “米国経済は非農業部門で287,000人の雇用増と、予想の175,000人を大幅に上回る結果を示した。特に5月のショッキングな雇用失速によってFRBが追加利上げを見送って以来、雇用に関するデータは鍵となっている…. 今回の雇用者数は、38,000と驚くほど弱く、しかもその後もっと低い11,000へと修正された5月の雇用統計の穴を埋めるものと受けとめられた。”

ー Patti Domm
  “Jobs Report: Recession Fears Fade,
     But Blowout Number Not Enough to Move Fed”
  CNBC, 2016年7月8日付


        この種の偏った数字は、共和党大統領候補のドナルド・トランプの言葉を借りて言うなら "不正操作" されているのではないかと疑いたくなるようなものだ。今まで私達は、たった1ヶ月しか間を置かない雇用統計にこれほどの数字の反転 ー 11,000→287,000 ー を経験したことがあるだろうか? この事実は移動平均を使うことの重要性を実証している。もし過去2ヶ月間の数字を平均するなら、実際には150,000を僅かに下回る程度の雇用増でしかなく、それほど強いとは言えないからだ。

この数字を受けて、株は急騰した。この結果によってMMAのクライアント、コラムの読者、そしてYoutubeビデオの視聴者の皆さんに対する私達のコメントが非常に良い予測として見えてくる。3月以来明示してきた私達の前提は、 1)FRBは経済を強く見せ株式市場を上昇させるためならどんな手段でも取る 2)彼らは2016年11月の大統領選に向かって「富の効果」を創り上げるため株式市場の上昇を欲しているので金利引き上げを行わないかもしれない 3)米国株式指数は選挙前に史上新高値まで上昇する可能性がある...というものだった。

前週のダウ工業平均が17,000を試していたこと、そして先週の引けにはダウ平均が18,167の年初来高値を試しており、それが2015年5月19日につけた史上最高値まで205ポイント以内であることを考えれば、私達の見通しが的確だったこと、今なお的を射ていることを実証している。

それでも、先週のような雇用統計を見れば、皆が釈然としない気分になる ー 土星・海王星スクエアの下で ー もしかしたら真実を告げられていないのではないかと。土星は事実に関連する。海王星は歪み、それも意図的な誤誘導、虚報、または騙しに関連する。

私達が誠実さと正確さについて懸念しなければならないのはなにも経済に関する発表だけではない。何度も繰り返し述べてきたように、このアスペクトはあなたが読むもの、耳にする言葉、目に見えるもの、どんな物事も信じ込んではならないと警告している。

幻滅と虚偽は土星・海王星スクエアの下で強調されるテーマだ。どんな理由であろうと ー 基盤が事実にしろそうでないにしろ、正直な結果であろうとなかろうと ー 多くの金融市場がバカ騒ぎのただ中にあることは否定出来ない。株は史上最高値に近付き、国債の利回りと住宅ローンの利率は市場最安値付近まで下がり、金と銀は数年ぶりの高値に向かってブレークアウトしている。

先週、金は2014年3月以来の最高値1377.50まで舞い上がった。これは年央の金融市場に関する私達のウェビナーで予測した金の動き、1300〜1500へのブレークアウトとまさに一致している。また銀もブレークアウトして2100〜2600の間で取引されると論じていたが、先週は2014年7月以来の高値水準2120まで上昇した。この動きは火星が蠍座に在る間(日本時間8月3日午前3時前に射手座入居)はまだ終わらないかもしれない。またひょっとすると、その後も続く可能性がある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        “1年の内半分は毎日3回日の出と日没が起き、後の半分はノンストップで昼が続く惑星を想像してみてほしい。天文学者は木曜、宇宙にはそんな場所があることを明らかにした。ケンタウルス座の奇妙な新世界は1つだけではなく3つの太陽を持っている。”

ー Marcia Dunn
  “Triple Sunrises, Sunsets, on This Planet”
  Associated Press, 2016年7月


        7月は「天王星の粒子が飛び交い原則が支配する」月だと言えるだろう。アストロロジーの原理によれば、太陽系の内で天王星は最も革新的で独創的な惑星だ。そして金融市場における支持帯や抵抗帯のブレークアウトまたはリバーサルを意味するとともに、発見を体現する惑星でもある。天王星は予測された道程を通らず、ショッキングなニュースが席巻する時間帯と同期する。すこぶる突発的で予測不可能な出来事が起きてくる。

こうした天王星の特徴は、7月全般にわたって強調される。まず最初に、6月30日〜7月7日、金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレート(Tスクエア)した。現在は太陽が同様のトランスレーション(Tスクエア)を天王星・冥王星に対して行っている(7月7日〜16日)。7月29日(日本時間30日朝)、天王星は逆行に転じる(この前後1週間の天王星のエネルギーは非常に強力だ)。そして7月31日、金星が天王星にトラインを形成する(日本時間8月1日昼過ぎ)。これらは途方もなく強大な天王星的エネルギーであり、今月は極めて不安定かつ興奮を巻き起こす出来事が起きる月となる可能性が高い。また、科学や天文分野においてエキサイティングな発見のある期間とも関連するかもしれない。

したがって、宇宙を探索する天文学者達がケンタウルス座に存在するこの驚くべき新惑星の発見を報告しても何も不思議ではない。先週はまた宇宙探査機ジュノーが木星の軌道に到着したという事実もあった。 一方、2016年6月はアリゾナ州とユタ州が記録的暑さとなり、米国においてこれまで記録された中で最も暑い6月となったことが報じられている。『フォーキャスト2016』でも今年は非常に暑い夏となり穀物価格を急騰させるだろうと述べたが、それが具現化している。だが現在7月を迎え、記録破りや発見、そして人類(と大自然)の常軌を逸したふるまいは止む気配もない。実際、それらは皆激しさを増しているようだ。ひょっとするとこれは8月の大半にわたって続くかもしれない。8月24日には火性の星座宮、射手座で火星が土星にコンジャンクト*する。

*以前の満月記事で触れた、蠍座の心臓部にあって非常に戦闘的なエネルギーを持つ恒星アンタレス(ある意味火星の親分格)と火星、土星のコンジャンクションがこの日射手座9°台で起きる(魚座の海王星とはスクエア)。特に射手座、魚座、双子座、乙女座9°の近辺に惑星や感受点を持つひとは(もしかしたら各星座宮の9°近辺に個人的な惑星や感受点を持つひとも)何らかの影響を受ける可能性が考えられるのでこの時期前後(8月第4週)は事故や争いなど危険な状況はなるべく避けて注意を。
 
       このようなコズミック・パターンは、金融市場においてワイルドな様相が続き、多くの市場が新記録(史上新高値または新安値)に向かう途上で急激なリバーサルが起き得ることを示唆する。天王星について回る主題は、価格の上げ幅が大きければ大きいほどそれが終わった時の下落も激しくなるというものだ。だが今回の場合、選挙を前にしてそこまでハードな下落があるかどうか、私には確信がない。何故なら一部の記録破りな動きは、少なくとも米国大統領選が終わるまでは株価と国債を堅固にしておくために型破りな政策を維持し続けるという中央銀行の決定によって支えられるからだ。

またそれは、中央銀行のサバイバルを確実なものとするために政治的結末を操作するという、土星と海王星がもたらす謀略の一部でもある。だがここで、2017年〜2019年、天王星が1993年に起きた海王星とのコンジャンクションから進んで全171年サイクルの内1/8ハーモニクス(45°)の位置に達する時、何が起きるかに考えを巡らせねばならない。この問題は2017年3月に開催するMMAインベストメント・リトリートにおける最も重要な焦点となるだろう。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “二人の筆頭大統領候補に対する深い嫌悪の感情は、第三の有望候補を欲する土壌を作りつつある… ウォールストリートジャーナル/NBCによる最新の世論調査でわかった。リバタリアンのゲーリー・ジョンソン(元ニューメキシコ州知事で、同州の経済を逆転させた功績により極めて高い支持率とともに任期を終えている)とアメリカ緑の党の候補者ジル・スタインは、調査対象者からの支持が合わせて16%集まっている*。”

ー Peter Nicholas
  “New Poll Finds Opening for Third Party Candidates”
  ウォールストリートジャーナル,  2016年6月28日


*この二人は2012年大統領選にも立候補しており、RT(ロシアのメディアで米国で2番目の視聴者数を持つ外国語ニュースチャンネル)の番組でディベートしている。当時の映像には最近も「これこそが大統領戦にふさわしい知的なディベートだ」「民主党と共和党をリバタリアン党と緑の党に置き換えたほうが良い」など好意的なコメントが寄せられている。

        7月に全ての天王星的テーマが強調されること、そしてヒラリー・クリントン(現在66%)とドナルド・トランプ(現在63%)に対する国民の不信感の高まりを考え合わせれば、第三政党の候補者への支持率が上昇していることに留意するというのも興味深いだろう。上に引用した最近の世論調査によれば、元ニューメキシコ州知事ゲーリー・ジョンソンは、現在投票者予定者の11%、そしてジル・スタインは5%の支持を得ているという。2012年の選挙時、リバタリアンの大統領候補が一般投票の1%しか取れなかったことを思えば異例のことだ。それが今や11%を取っている。もしジョンソンの支持率が15%に達すれば、トランプ、そしてクリントンとのディベートという舞台に上がることになるだろう。それはまさに彼が切望していたことだ。

この選挙シーズンが展開してきた道程を顧みれば、それが現実になった時には何が起きるかわからない。(米国だけではなく英国など至る所で投票前の見通しとは正反対の結果が出ている)。これが天王星の持つ特質だ。天王星は誰をも驚かせる。予期せぬ振り子が振れ始め、誰の予測をも超えて非常に大きな勢いを持つようになる。世論調査も評論家もともに間違っていたことが判明するかもしれない。

  今月は、天王星のショッキングな特質が強調されるだけではない。今はおそらく奇妙に感じられるかもしれないが、射手座(多数)の土星(体制)はもう1つの政党 ー 第三の政党 ー の候補者が投票結果に影響を及ぼす可能性、あるいはひょっとすると結末そのものにさえ "成る" 可能性を示唆している。民主党と共和党の両方が「第三政党の候補者への投票は無駄な行為だ」と言っている。だが2016年、そうした世間一般の見解は(全ての社会通念が今年そうであるように)覆される可能性がある。

これを無視してはけない。天王星が君臨する時、どんな可能性も排除してはならない。そして山羊座の冥王星の下では「大衆の力」を甘く見てもならない。彼らは変化を欲している。改革を欲している。一昔前、それは『真実を我らに。さもなくば立ち去れ』だった。だが今や『正義を我らに*。さもなくば代償を払え』だ。もしかしたら、これはまもなく『自由を我らに。さもなくば消え失せろ』に変わるかもしれない。
* 正義を我らに "Give us Justice" は白人警官により無実の黒人男性が銃殺される事件が多発する中で起きている抗議デモ "Black Lives Matter!" でよく掲げられるスローガン。

  ヒラリー・クリントンにとって先週は良い週ではなかった。FBIが「極めて不注意だ」と明確に彼女を批難し、審問は何故大衆が彼女を特権階級の嘘つきだと思うかを浮き彫りにした。ドナルド・トランプにとっても良い週ではなかった。彼は自分が属する党のメンバーとのくだらない口論に夢中になり、彼女にとっての "悪いニュースの週" を活用する好機を再び台無しにしたのだ。

ともあれ、今週は金星と水星が獅子座入りする。となれば恋に落ちたり、スリリングな愛の冒険やパーティを楽しむには良い時期だ。おっと、最後に注意点を挙げておくなら、危険な状況には近付かないこと。そして政治的な議論からは遠ざかることだ。
キューピッドならきっとそう言うだろう。







訳文ここまで
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July 04, 2016

○7/4の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  7月4日 20:20前後、北海道周辺で  20:26前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は20:01前後、沖縄周辺では 19:32前後に蟹座 12°53’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月蟹座12°~13° ー7/4~7/19 】
  "A Chinese woman nursing a baby with a message"
『メッセージを携えた乳児を世話する中国人の女性』

  "One hand slightly flexed with a very prominent  thumb"
『非常に目立つ親指を持つわずかに曲げられた片手』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★予期せぬ源泉からやってくるささやかなメッセージを受け取る
→★生まれたばかりのポテンシャルを現実に育てるために経験する葛藤
→★一見バラバラな要素に見える出来事の底流に潜む意味に気付く
→★声高で昂揚することばに酔う傾向、または
→★何気ない自然な表現に隠された深い意味に気付いて癒やされる
→★自分の責任やエネルギーを注いできた物事の現実面でのバランスに注意
→★良くも悪くも固定化した自分の人生観、物の見方に気付く必要
→★断固反対、断固支持など、自分の価値観をハッキリ押し出したい気持ち
→★ことば、存在の層、物理的距離を超えた理解によるコミュニケーション
→★何かを最後までまっとうしようとする燃えるような気持ち
→★派手な身振りやサブリミナル効果による目くらましに注意
→★一定の信条を頑ななまでに主張したり意固地になることで弱さを隠す心理
→★利己的な欲望を満たすために1つのメッセージが本来持つ輝きをゆがめる
→★折れない意志と柔軟なしなやかさで現実的歩み寄りの道を探る必要
→★自分が没頭する狭い領域の視点を全世界にあてはめて評価することの危険
→★異なる精神性を持つ者同士が静かに向かい合えることの意義と解放
→★自分という存在を生かす真実の火を求めて変革期のプロセスを行く・・・→

エネルギーのポイント:『ポジション・トークから真実のトークへ』 

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★7月新月の星模様(ちょっと夏休みモード)


        大雨になってみたり、晴れたら急に猛暑がやってきたり。。今は星回りから見ても、心身共に疲れやすいとき。みんな、元気かな? 

前回の新月期(そして特に満月期)からも、大きなこと、小さなこと、社会的な事件、あるいは個人的・心理的に節目になるようなこと…本当に沢山のことが起きてきたんじゃないかと思います。 荒れ狂う火星の猛威は満月期でひとつのピークに達したと思うけれど、まだまだ油断は禁物。。。

火星は6月30日朝に順行を開始しました。でもまだ運行スピードは遅く、同じ蠍座23°台にうっそりと留まっています。ということは…牡羊座23°台のエリスとは今なお正確なクインカンクスを形成中。同じく牡羊座の天王星はこの新月で24°に進んでいるけれど、月末に逆行を開始するので9月26日に起きるエリスとの2度目の正確なコンジャンクションまで、ほとんど合体状態が続きます。それに加えて今回は21°に激しく荒々しいケンタウルス族のエケクルスが来て、この物騒なグループに参加。小惑星セレスも新月の日にはまだオーブ2°とギリギリコンジャンクト圏に。 「は?モラル? なにそれ美味しいの?♪」とばかりにやりたい放題のイクシオンも射手座の23°台。 あ、それと今回火星はダークな女神として徹底的に自己を護り譲らないブラックムーン・リリスとコンジャンクションなんですね。。 そして、大背景となる土星・海王星スクエア(表面に見えるものは何も信用出来ない状況)も依然として発効中。

なので、この新月期もちょっとしたことでこころがザワついたり苛立ったり、または古傷がうずいたり。辛い気持ちを抱えるひとが多いかもしれません。また、攻撃的な行動・動作や物の言い方、ジェラシーなどのダークな気持ちを誘うフォーメーションも形成されています。こんなときは思いも寄らない事故も起きやすいです。 きっとこころがはやる場面もあると思うけど、ここは慌てず騒がず。 逆に少しペースダウンしながらじっくり心身を癒やし、それぞれ本当に動くべきタイミングが来たときのために備えるようなつもりで過ごせると良いな。


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        それにしても今回の新月は水・水・水! 太陽、月、水星、金星、火星、海王星、そしてカイロンが全て水性星座宮に在泊しています。主要惑星で火、地、風性の星座宮に入っているのは木星、土星、天王星、冥王星のみ。…ってことは、この新月はフィーリングと繊細な感性が支配すると言っていいかも? 少し前から何かを深く感じ取ったり、なんとなく涙もろくなったり…感覚が鋭くなった、感じやすくなった、刺激に対して敏感になったと "感じる" ひと、多いんじゃないかな。

キーワードにもいろいろ書いたけれど…今回の新月期は、ごくフツウの日常生活のちょっとした折節に 「感じること」 の大切さをもう一度見つめ直すこと。 その感性をもう一段ブラッシュアップすること。そして、自分の内面に、もし今までほったらかしにしていた領域があるなら、その渇きを感じる部分に水を与えてそっと癒やしていくこともまた、大切なテーマのひとつかもしれません。 「君は何が欲しいの?」 「何が足りないの?」 「何から護られたいの?」「何を受け入れ、何を排除したいと感じているの? 」 そして、「それは何故…? 」  

もし今 こころに何か痛みを感じているなら、そして、もし出来るなら…その痛みの井戸に深く降りてみよう......光も届かない、その底へ。 その井戸は、忘れていた過去から湧き出た水を今も湛えているはず。その冷たい水をそっと手に取ってみて。 その掌で温めてみて。辛さはすぐに消えたりはしない。けれどわたし達は皆、知らないうちに少しずつ前に進んでる。。 その、手の平にすくった透明な水の中には、今まで知っていたより もっともっと深くて広い何かがきっと在る。その新しい「何か」と今 出逢っていたことに、いつかきっと気付いて目を見張るときが来る。もしあなたが戦士さんなら、そんなことを、こころの何処かに留めておいてね。。


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        また別の側面では、いろいろな刺激を受けて湧き起こる感情の起伏によって無意識に動かされていくことの危うさを経験することもあるかもしれません。それはこの新月がわたし達のために用意した挑戦だと思います。この時期はいろんなインスピーレーションが降りてきやすいし、今回のサビアン・シンボルそのままに、何か貴重なメッセージを受け取ることもあるかもしれません。それは多分、すごくクリエイティブに使えるエネルギーです。 

でも、そのインスピレーションは、ソク現実化を狙ってバタバタと扱うようなものではないはず。自分の内部で少しずつ理解を深めながら、醸成していく必要がありそう…。何故なら、そのメッセージやインスピレーションを現実に活かしていくには、まず自分の中でしっかりした基盤(または新たなセオリー)を創り上げていくことが必要だから。そんなプロセスを通して、初めて周囲の理解を得られる類のもの...この新月期に訪れるメッセージにはそんな可能性があります。 なので熟成せずに外に出してしまうと、不必要な圧力がかかるかも?

また、ひとによっては霊的な啓示を体験したり、自分の本質にかかわるような何かを発見したりすることもありそうです。けどその場合も、内容をよく吟味していく必要はあると思います。それは本物なのか? ガッツレベルで本物だと感じるにしても、まだ何重もの扉を開けて、その奥に潜むものを見ていく必要があるかもしれない…。 とても重要な節目に来て、新しい道へと繋がっていく兆し。手で触れる現実、感情で掴み取る現実、そして自分というキャラクターを創り上げている現実の全て。それが大きくリニューアルされるかもしれない節目。 今、世界も、そこに生きるわたし達個人も、本当に時代の大きな節目に入ってきました。ならば今受け取るメッセージは、どんなに取るに足りない些細なことであっても、大切に育てていく価値がありそうです。万一それが本物ではなかったとしても、それに気付くこと自体がひとつの大切なメッセージとして活かせるのですから。
 

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  この新月と海王星・土星が織りなす構造は、真摯な学びのフォーメーションです。きっとそれなりの試練はあるし、今手にしているものには まだしっかり磨きをかけていく必要があります。でも、とても大きなポテンシャルを秘めています。 もし「これは学びなんだ」っていう姿勢と意図をこころの片隅に置いて忘れなければ、それは荒ぶる火星とBMリリス、そして天王星・エリス・エケクルス(&セレス)が創り出すネガティブな刺激を鎮めてくれるかもしれません。

なので今は意識的であることも必要かな。そして、体の声を聴いてあげることも。ひとによってはヨガのエクササイズなんかもいいかもしれません。または…もしかしたら、いきなり転んで地面に叩きつけられた瞬間にハッと大事なことに気付く…違う視野が開ける…なんてことがあるかも? (あまり経験したくはないけれどw)

        ただこの新月には、自分の感じていることを伝えたい、表現したい、強く打ち出したい!というエネルギーも満ちています。 それは、今まで自分の中に潜んでいたキャラクター、長いときを経て彫られてきた 「わたし」 という彫像を、「これだ!」って、はっきりとショウウィンドウに展示したい感じに近いかも。。 自信があっても無くても。とにかくこれが今の自分なんだから。そして、似たようなマインドを持つひとを見つけて「そうだよね!」と心強く感じたり、互いに受け入れていることを確認しあって安心したりする感じもあるかな。 または逆に、自分にそぐわないものを断固として拒否したいという感情も生まれそうだし...。とにかくこれ!と思ったら一心に突き進んでいきたい気持も出てきそう。それらがある種の一体感を生み出す "パフォーマンス" として表現される場面もあるかもしれません。このあたり、前回の満月のテーマだった 「見る者」 と 「見られる者」 との関係にダイレクトに繋がっているんですね。 けど、こういう感情って、本当はわたし達それぞれの内部に燃える霊的な炎が「いのちの力」に凝縮し、それが外界を映す表層のマインドに作用して湧き起こるエネルギー。本来は全方向的、または無指向性…ようするに、まぁるいものw。でも、そのエネルギーが無限に変化していくその幾多の方向性が、わたし達という面白いドラマを創ってるとも言えるけれど。。。(うは脱線気味^_^;)


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        今回のサビアン・シンボルに出て来る "非常に目立つ親指" は、わたし達それぞれの個性を表すとともに、何か具体的なターゲットを必要としています。良いにつけ悪いにつけ、とにかく向かって行くべき対象を。 身近な環境で、仕事の場で、あらゆる対人関係で。そこにはあらゆるひとがいて、意見も世界観もさまざまです。同じことばを喋っているのに、ぜんぜん違うものを見ているんだなぁ....なんて思わせられることも沢山あります。 大きな親指、長い親指、短くて太い親指。それぞれバラバラな方向を指している、親指たち。 中には「自分のテリトリーだけは護りたい!」「だからどんな圧力も拒否するんだ!」とばかりに突っ張って反り返った親指もあるかもしれません。または「オレのものはオレのもの。アイツのものもオレのもの」なんて、強欲な親指もいそうw。でもその裏には、何か自分より強大なものへの恐怖心が見え隠れしているのかも? だから自分を護らなくちゃいけない。生き方を護らなくちゃ…。そこにはそれぞれに共通の強い意志が秘められているのかもしれません。反り返った親指同士なら、離れていくか闘うかしかない場面だってありそうです(けど過剰防衛にはならないように気をつけてね!^_^;)。

でも…もし みんながそれぞれの手をほんの少しだけ曲げてみたら? もしかしたら、いろんな個性の親指たちが、ふと向かい合って互いを認める瞬間が見られるかもしれません。そこはかとなくユーモラスな構図の中で。あたたかな笑いの中で。 それって、他者との間で実現しようとしても確かに難しいことだと思います。けれど、少なくとも自分自身が抱えるモヤモヤとした葛藤の中で、今、ふくらんだ感情そのものとなった個性=親指を、その根元を、手首を、ふと曲げてみることは出来そうです。(ちょっと自分が巨大な親指になったところを想像してみてw) 目を瞑って、少し首をかしげて。。 自分の中に、その一番純粋な場所に燃え続ける、火を感じてみる。 しなやかに、自在に曲げることの出来る手 ー さわれる現実に対する理解への第一歩 ー が、そこに...わたし達の中にあることを感じられるでしょうか? 

もし臨機応変に曲げられる手首を持っているなら、どんな場面でもきっと大丈夫。なんとかなる。どうしても向き合えないときは立ち去るもヨシ。それが出来ない事情の中で、他の親指達がまるで指相撲みたいに無理やり抑えようとしてくるなら、闘うべきときだってあるかもしれません。自分にとって今本当に大切な、真実の火を消さないために。それをまた誰かが見ているのかもしれない。 硬直することのないしなやかさを保ち続けること。それは今とても大切なテーマのひとつかもしれません。


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        今、わたし達は時代の変わり目にあって、本格的なワープのプロセスに入ったところです。天王星・冥王星ワクシングスクエアが終わり、そこで選択された物事が孵化してくる季節。火・水・爆発・分裂のとき。 そして次に何か来るのか? 世界に、わたし達に、新しい精神の統合が起きるのか、それともエントロピーが増大していくのか? それはきっと、今わたし達がそれぞれの人生で何を、どんな道を選択していくかにかかっているんじゃないかな。。

とはいっても、笑ったり泣いたりプンプン怒ったり、毎日のささやかな日常は続きます。ときどきビックリするようなことに遭遇しながらも。わたし達はそういうことに少しずつ慣れてきたように思います。でも、今回の新月で一番大切なことは、一見何でもないように見える地味な物事の中に、またふとした拍子に自分の、あるいは誰か他のひとの、何気ない仕草や表情から思わずにじみ出るものの中に存在しそうな気がします。

派手なパフォーマンスや演出、強力な押し出しはこの新月期に沢山見られるかもしれません。今、耳に聞こえることばのほとんどは、いわゆる「ポジション・トーク」の可能性が高いと思います。自分を含めてそれぞれのひとが、それぞれ自分の世界をアピールし、同時に護るための話法。でも、必要なのはそれじゃない。もっと目立たないもの。ともすると見過ごされ無視されがちな物事の中にこそ、本当に耳を傾けるべきメッセージが潜んでいる。 「まだ ことばさえ喋れない小さな赤子の瞳を覗くように、さぁ、それを読み取ってごらん? それは不可思議な経路を辿ってやってくるかもしれない」…って、この新月は語りかけているように思えるのです。

        『ポジション・トークから真実のトークへ…』 この真実のトークって、もしかしたら『ハートからのトーク』と言ってもよかったかな。 親指キャラを自在に活かす中心ってやっぱりハートだから。 そしてそんなハートのトークは、まずわたし達自身が抱く深い井戸の中から響いてくるんじゃないかな。。 じゃ、まずはその井戸の水を飲みに、深く深く。たったひとりで。降りてみましょうか!(^_^


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★マンデーン的なことなどちょっぴり★

        前回の満月からも本当に沢山のことが起こりました。いろんな凶悪事件や事故も起きているし、28日にイスタンブールの国際空港で45人の方が犠牲となった自爆テロがあったと思ったら、今度は7月1日にバングラデシュのダッカで残忍なテロ事件が起き、20人の方々が亡くなりました。その中には日本から派遣されて現地でインフラ整備の仕事をされていた7人の方の犠牲が含まれます。志半ばで掛け替えのないいのちを絶たれた方々。その魂の旅路がせめて安からんことをと..祈るばかりです。

このテロ事件のイベントチャートでは、ICに月、MCにアラビックパーツの死のポイントが乗り、天王星・エリスとクインカンクスを形成する火星には、逆行の小惑星ニッポニアがコンジャンクトしていました。このフォーメーションは今回の新月にも引き継がれています。

        また、東シナ海尖閣周辺では中国軍艦だけではなく軍機による活動も活発で、ここ2ヶ月の間に自衛隊機による約200回のスクランブル発進が起きたという報道もありました。最近も戦闘機による何らかの「やり取り」があったという発表がありましたが、詳細は定かにされていません。そしてこの事件もまた、蠍座23°台に滞留してきた火星に小惑星ニッポニア(日本)がコンジャンクトし、共に天王星・エリスとハードアスペクトを形成する下で起きています。


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  今、中国始原図の12室(諜報機関、舞台裏の活動、ひそやかな侵略行為)に在泊する木星(山羊座22°台/「サビアンシンボル:『戦争での勇敢さに与えられる2つの褒賞』)を、天王星・エリスのコンジャンクションが刺激し続けています。なので、おそらくこうした動きは来年春過ぎまで止むことはなく、その後は次の段階に入っていくのかもしれません。 中国の始原図はニコラス・キャンピオンのデータブックに掲載されているものの他に、建国当時のセレモニーを撮ったビデオテープから割り出した時刻を基にした、約14分違いのチャートがあります。そのどちらを見ても、火星が9室(外国の領土、海・空、法)〜10室(国のリーダーシップ、他国に対するステイタスなど)を運行していて、天王星・エリス他のコンジャンクションが2室(国の経済・財政・金融・通貨、国と大衆の購買力など)に入っているのも興味深いです。日本側から表立って動くことはなくても、北朝鮮を含めて考え方や価値観、政治体制の全く異なる国の思惑と行動、内部事情には注視していく必要がありそうです。とはいっても、3室のメディアを支配する海王星(相当に高い志がないと曖昧さや嘘、欺瞞に走ったり、こっそり策謀を巡らしたりしがち)がチャートの頂点MCにどっかり乗っている日本の戦後始原図を見ると、報道もほとんどアテにはならないと思うけれど…。

        そして…ヨーロッパでは大方の予想を裏切って英国がEUから離脱する方向へと舵を切りました。 国中が真っ二つに割れる中、数多くのアストロロジャーが離脱・残留2つの選択肢を巡って予測を立てていましたが、中でも英国の人気アストロロジャー、ジェシカ・アダムズが去年2月の段階でクリアに離脱を予測し、スコットランドがそれに続くだろうと言い切っていたこと、そして同じく英国出身のアストロロジャー、マリナ・マカーリオが「もし離脱しなければ英国は死に向かって行進することになるかもしれない」「離脱後は一時期大変でも、やがて思い切った決断をして良かったと国民が感じるときが来る」と書いていたことは印象に残りました。 

わたしも英国始原図とEU設立図を見てみたのですが、アダムズが指摘したように、今後EUは徐々に崩壊に向かっていくだろうという印象は否めませんでした。ちなみに彼女は2020年までにその動きは顕著になるだろうと予測しています。EUの設立図はもともと緊張感が高く、不調和な要素を多く持っていますが、2019年春には牡牛座入りした天王星がMCに乗り、その後も逆行運動によって行きつ戻りつします。そしてEUのMCが持つサビアン・シンボルのテーマと挑戦は「他者と協働するために必要な忍耐」なんですね。。


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        荒れ狂う火星と天王星・エリスのエネルギーは、この新月期がピークになるかもしれません。けれど、8月には火星が再び射手座入りし、続いてとても強力な月蝕と日蝕が起きます。この2つの食の間には、火星・土星・アンタレスのコンジャンクションがあり、また9月には再び天王星・エリスが正確なコンジャンクションを形成、そして冥王星が順行を開始します。 地球に訪れた火・水・爆発・分裂の季節はまだ続くのでしょう。。

今、猛暑に息をひそめて寡黙に立つ林の向こうからは、選挙カーのアジテーションめいた声が高らかに響いてきます。「今、日本は危機なのです!…」 

そうね、そうかもしれない。でも、彼らが言う意味じゃない。今 声高に平和を歌い上げるひと達の派手さと闘争精神、その感情のうねりの中に真の平和を見出すことは、少なくともわたしという親指には出来ない。酷薄にさえ見える現実は自分の側だけじゃないから。まったく違うもの、異なる価値を見ている世界があり、そこでもまた血を流しながら沢山のひと達が生きていることを知る痛みは、きっとこの世では尽きることがない。そう、もしかしたらわたしはまだ何も知らないだけかもしれない。この世界で学ぶことは本当に無限にあるのだから。。

それでも。 この新月のテーマと挑戦は、あやふやに見える現実を自分の手でひとつひとつ触り、丁寧に取捨選択しながら、見る者と見られる者との狭間、夢と現実が織りなすギャップのど真ん中で目を見開くよう誘っています。 そして蟹座のエネルギーを受けたわたし達は、繊細な感性とともに、自分の王国をそっと育み、成長していこうとする意志を受け取ります。

固い手触りの現実をありのままに認めながらハートを開いていくことは、人間にとってとても怖いことです。けど、傷つくことを怖がっていたら、透明に燃えさかる火の中には入れない。だからみんなそれぞれの道で、それぞれが今 信じられる場所で。しなやかな片手にとりあえず今の自分を乗せて。そっと… ハートからのことばを楽しめたらいいな。ほっと肩をゆるめ、ひと息つきながら。 なんだかそんな風に感じる新月前夜です。。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


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June 27, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント6/27【金融アストロロジー】

お知らせ
来週7月3日付のメリマン・コラムは訳者の都合によりお休みさせていただきます。
m(_"_)m

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年6月27日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “元FRB議長は『英国問題のルーツは考えられている以上に幅広く蔓延している』と語った。彼はこの国民投票の結果が「ほとんど確実に」スコットランド国民党による「スコットランドの独立を取り戻そう」という動きに繋がるだろうと話す。グリーンスパンは『ユーロ通貨自体が喫緊の問題をはらむ』としている。ユーロとユーロ圏はヨーロッパの政治的統合に向けての大きなステップだったが、彼は『失敗だ』と語った。『Brexitは一連の問題の終点ではない。私はユーロの始まり以来、常にそう考えて来た。何故ならユーロ圏南部は北部のECBによって資金援助されており、ここにユーロの構造そのものが非常に深刻な問題だという理由があるからだ』と。”

ー Christine Wang
  “This is the Worst” Greenspan Says of the British Break from EU
  CNBC News 2016年6月24日


        『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』が、その時間帯の終焉を前に、またもや的を射る結果となった ― そして今回はハードヒットだ。それは爆発音、それも非常に大きな爆発音と共に噴出したが、そのとどろきは英国ばかりでなく、またEUのみならず、世界中に響き渡った。4編にわたって3月〜6月の強力なジオコズミック・サインについて語った私達のYoutubeビデオ、中でも6月13日〜29日に重点を置いた1編をもしまだ見ていないなら、今見ても遅くないだろう。もうすでに見ているなら、もう一度見たいと思うかもしれない。また、6月5日に開催した「年央の世界的イベントと金融市場」に関するウェビナーの録画を見ていないなら、これもまたお薦めしたい。これら全てのプレゼンテーションにおいて、この春(そして特に過去2週間)世界の政治、金融政策、そして金融市場に起き得ると提示した問題は、ほとんど文字通りに現象化している。

たとえば6月5日のウェビナーにおいて、1つ質問されたのは金融市場をゆるがす「ブラック・スワン(極端な結果をもたらす予測不能な出来事)」の可能性だった。私は、6月中はそれが起きる可能性が通常より高まると答えた。たとえば、暗殺が起きたり暗殺の企てが明るみに出てそれが選挙の結果に影響を及ぼすこともあり得る。あるいはBrexitの国民投票そのものが「ブラック・スワン」的事件となって、6月29日(日本時間30日朝)の火星順行に向けて金融市場を揺るがすこともあると。

そして何が起きたか? 1週間と少し前、ある報道によれば世論調査では「離脱」票はおよそ10ポイントほど「残留」票を上回っていた。そしてその週の終盤に労働党のメンバーだったジョー・コックス議員が暗殺され(6月16日)、Brexitに関する世論調査には彼女が情熱を賭けて戦った「残留」へとドラマチックなシフトが見られた。このシフトが投票日(6月23日、アジアでは24日朝)が迫る中あまりにも劇的だったため、全ての株式指数が急騰し、貴金属は急落した。だがその後 ― 全衝撃中の衝撃として ― またもや世論調査、メディア、ヘッジファンドが間違っていたことが明らかになった(あなたなら火星逆行中に何を期待するだろうか?)。

木曜深夜(米国では23日、ヨーロッパとアジアでは24日朝)に英国がEUからの離脱に票を投じたことが判明した途端、そこここで大混乱が始まった。ダウ先物は700ポイント以上も急落した。金は1トロイオンスあたり100ドル以上も急騰した。ユーロは.0500も下落した(これは大きい)。英国ポンドは叩きに叩かれ、1.5009の高値から1.3246まで売られた(これはもっと強烈だ)。

そして英国首相デヴィッド・キャメロンは辞任した。金融界は大混乱に陥った。当然ながら政界も同様で、ヨーロッパ(他のメンバー国も追随して離脱への国民投票が行われるのではないかという怖れがある)も米国も騒然となった。米国では以前オバマ大統領が英国に対し、もしEUを離れるようなら彼らは『…貿易交渉では最後尾に並ばされるだろう』と警告していたことで、再び彼自身の予測技術の欠如を証明する結果となった。

本当か? 私達の一番の同盟国として常にそこに存在し、米国が必要とする時に背後を見守ってきた国を扱う、それが私達のやり方だというのか? 私はそうは思わない。

もし英国がこの独立を意図する投票結果によって深刻な経済困難に陥るなら、誰が大統領になるのであろうと米国次期政府によって支援が提供されるだろうと私は考えている。もし必要な状況が来れば、米英の連合も将来あり得なくはないとも思う。これは少し拡大解釈が過ぎるとは思うが、もし両国の通貨が深刻な脅威に曝されるような事態があれば、英国ポンドと米ドルの通貨統合さえも視野に入ると考えている。そして、2010年代の終わりまでに、両方または一方の通貨がちょうど今後のユーロと同様の深刻な状況に陥る怖れがあると見ており、それが好機となり得るとも考えている。

これは2012年〜2015年に展開した天王星・冥王星スクエア ― その結果 ― として起きることだ。こんなにも長期にわたり、通貨戦争に明け暮れてきたその結果だ。それは革新的であり、型破りであり、そして時代の人気を集める策だった。だが成功の裏付けとなる実績を持たず、数多くのリスクをはらんでもいた。そして私達は社会的に、政治的に、そして今や金融面で、その予想外の結果のいくつかを目の当たりにしつつある。天王星が示唆してきたように私達は今、カオスの中だ。そして冥王星の下で、これらの種子が孵化期を過ぎてうっそりと頭をもたげる。それは単に時間の問題に過ぎない(冥王星はその監視下でなされた決断と共に孵化期に入り、その後まもなくその激しい全容を露わにする)。

政治に話を移せば、これはヒラリー・クリントンにとっては良くない兆しで、ドナルド・トランプにとっては良い兆しだ。何故ならドルが上昇している。『フォーキャスト』シリーズの本やウェビナーで論じてきたように、もし米ドルが2017年1月前後6ヶ月の間にピークアウトするなら、共和党の候補者が大統領に選ばれるには良い状況となる。そして現在、Brexitの国民投票後、金融資産にとって全ての安全な避難先(米ドル、金、米国債など)は騰がっている。

しかしながら、私は米ドルが強いままでいるとは思わない。何故ならFRBは、金融政策と金融市場の操作をこなすには今や超過勤務状態 ― そしておそらくはやり過ぎ ― だからだ。彼らは金利を上げないだろう(ゼロ金利政策への帰還)。彼らはさらなる緩和策の実行さえするかもしれない(おそらく量的緩和策への回帰)。彼らは金利を抑え続けるためたなら手の内の力を使って何でもするだろう。こうした理由から、ドルの急騰は短命だと私は考える。だが金と米国債の騰勢は、少なくとも大統領選挙日までは続くと見ている。

        今ふり返ってみれば、Youtubeビデオ『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』と最近の『年央の見通し』ウェビナーで述べたように… この2週間は、まったくもって荒れた日々の連続だった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        直近の主要なジオコズミックの原動力は、6月29日蠍座23°で起きる火星の順行だ。先週のコラムで述べたように、“ 賭けの胴元が発表した賭け率(そしてヘッジファンドのマネージャー達の意見)は残留派が勝つだろうと言っていた。しかしながら、火星は逆行から滞留へと移り、6月29日(日本時間30日朝)には蠍座23°から順行しようとしている。火星は蠍座を支配する。蠍座は終焉、すなわち物事の終わりを支配する星座宮だ ”。

また、火星逆行がこの時期に特定の市場、たとえば株式市場にどう関わるかについても論じた。先週そしてそれ以前にも、ファイナンシャル・アストロロジーのルールをこう説明してきた。『火星逆行の前後10取引日の内に高値または安値をつけた市場はどれも順行日±10取引日の内に反転しやすい…』。現在私達はこのゾーンに入っており、6月29日の火星順行開始に近付くにつれて、世界中の多くの株式指数 ー ダウ平均、ドイツのDAX、オランダのAEX、そして日本の日経など ー が、ここ2ヶ月以上におけるそれぞれの最安値をつけているのを目の当たりにしている。特に後の3指数は4月20日〜25日、火星が逆行に転じてからまもない時点でつけた高値から最安値水準へと落ち込み、ダウ平均もまた当時から見ての最安値に近付きつつある。

        良いニュースはジオコズミック・サイン(火星が逆行を終えつつあること)がこの下落 ー この暴落、この「ブラック・スワン」ー がまもなく終わり、印象的な反騰が続いて起きると示唆していることだ。私達の研究によれば、以前のコラムでも述べたように、蠍座23°の火星はニューヨーク証券取引所設立図(通称バトンウッド・チャート, 1792年5月17日)の水星・冥王星スクエアに対してもTスクエアを形成する。火星は6月18日〜7月11日まで蠍座23°に在泊する。この時間帯のどこかで現在の急落は終わるとこの研究は告げているのだ。ボトムをつけるタイミングの1つの可能性としては、6月30日〜7月7日、トランシットの金星が天王星・冥王星にTスクエアを形成する期間中だろう。お金の面でも個人の人生においても、この米国のホリデー期間は要注意だ。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“『ある程度は金融政策で何とか出来るところはある。だが我々が抱えるのは根本的に財政問題なのだ。』彼はそう言った後でこう続けた。『これは米国と同様にヨーロッパの主要国にもあてはまる真実だ』”

ー アラン・グリーンスパン
  “This is the Worst” Greenspan Says of the British Break from EU”
  story by Christine Wang
  CNBC News, 2016年6月24日付


“我々に真実を語れ。さもなくば消え去れ”

ー ヘキサゴン・マガジン “Saturn in Sagittarius”
  Sebastopol, CA 2016年春号より


        グリーンスパンへのインタビュー記事中、上記に挙げた部分は非常に言い得ており、しかも多くの人々が理解していない点だ。私達が今経験している問題は中央銀行による金融政策とはほとんど関係がない。彼らはただより大きくもっと厄介な現実、すなわち世界の主要国政府、とりわけヨーロッパと米国が抱える制御不能な財政政策に反応して行動しているだけだ。自分達が取った財政政策 ー 実のところ支出政策 ー が将来の世代にもたらす結果よりは、個人的な政治遺産作りの方に関心があるように見える政府指導者達によって、2008年〜2015年のカーディナル・クライマックス期に積み上げられた非常に疑わしい世界の負債は、今やほとんど確実に再燃しようとしている。だがこれが無ければ中央銀行(FRBのような)による異常なほど緩和的な金融政策が実施される必要もなかったのだ。

カーディナル・クライマックスの基幹部が過ぎ去ったとはいえ、2020年±1年の内には2番目のピークが立ちはだかっている。木星、土星、冥王星が山羊座で結合するのだ。先週起きたことは、単に次の負債増大への第一歩に過ぎない。これは世界の多くの政府による新たな散財と増税に急速に導く要因となる怖れがある。そしてより多くの支出とより多くの借入を可能にするために、再び中央銀行に低金利政策競争の続行を強いて、通貨戦争の火に油を注ぐ結果となる。これは新たな国々を破産へと導く怖れがある。

良いニュースは無いかって? 人々は、自分達の代表として選んだ人物が選挙期間中の公約の実現に失敗した場合、彼らに対して行使する力を増しつつある。すなわち「大衆の力」の時だ(山羊座の冥王星)。そして人々の力は、彼らのリーダーに対してより大きな説明責任と行動責任を強制し、要求するだろう。従わなければ英国の首相デヴィッド・キャメロンのように、退陣を強いられる。

これが山羊座の冥王星だ。すなわち『我々に真実を語れ。さもなくば消え去れ!』






訳文ここまで
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June 19, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント6/20【金融アストロロジー】

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http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年6月20日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        私達はこれまでにこれほど暴力的で異様な週を体験したことがあったろうか? 先週はオーランドで起きたゲイクラブでの集団殺戮の後、同じオーランドのディズニー・ワールドでは2歳の男の子がワニによって水中に引きずり込まれた。その後英国の年若い女性国会議員が、迫り来るBrexitの国民投票が要因となって銃殺された(彼女は残留のための活動を行っていたことから、この事件は実際にEU残留に向けての投票に影響を及ぼすかもしれない)。

不幸にもこれらは皆、海王星逆行(6月13日)と6月17日(日本時間では18日)に起きた2度目の土星・海王星スクエアが持つダークサイドに合致している。土星・海王星は不必要かつ予測不能で悲劇的な喪失に関わる可能性を持つ。現在、私達は土星・海王星が社会、政治、経済、そして人類の苦悶を反映する狂気の力を持つことを知っている。今は他者が経験している深い哀しみと苦痛に対する思いやりが要求される時だ。これは人々、政府のシステム、そして神への信仰に課された真の信頼(海王星の最善の顕現)への本当の試練(土星)だ。

        金融市場にもまた、先週は土星と海王星の原理を彷彿とさせる、それぞれ独自の奇妙なふるまいが見られた。たとえば、英国国会議員の殺人事件の前は、株は底知れない淵に沈んでいた。また金はおよそ2年ぶりの高値1318.90へと羽ばたき、私達が重要だと定義したばかりの抵抗線1306〜1308をブレークした。この水準をブレークすると共に、私達は金のスペシャル・アラートを購読者に向けて送信した。ところが約2時間後に銃撃事件が起きると、突如として世論調査はBrexit(EU離脱)から残留へとシフトした。この報道を受けて、木曜の引けまでに金は殆ど40ドル/トロイオンスも下落した。また株式指数は突然反転して強力な反騰を開始した。たとえばダウ工業平均は、その日の引けには安値から300ポイント上昇している。私達のモデルがザラ場中のシグナルよりは引け値に関してベストの結果を出すことの理由がここにある。

先週は他の市場も強力な動きを見せた。米国10年債は、FRBが(予想通り)金利引き上げを行わないと決めたことを受けて限月新高値まで上昇し、ユーロは銃撃事件が起きる前の木曜日早朝にかけて急落した。日本円もまた先週は強力な騰げを見せ、年初来高値を記録した。金融市場にとってはまさに注目すべき週だったし、天上でも海王星が強調された壮観な週となった。そして私達のYoutubeビデオ『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』Part1で示唆した予測とまさに合致した重要な週だった。6月13日〜29日は、あのインタビューの中で論じた宇宙的事由を基に私が強調した4つの期間の内の1つだった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達のYoutubeビデオでも述べてきた、3月〜6月に発効する『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』はあらかた終わりを迎えようとしている。これからやって来るたった一つの重要なジオコズミック・サインは6月29日(日本時間30日)の火星順行だ。火星逆行に関わる予測「火星逆行日の前後10日間に高値または安値をつけた市場はどれも順行日±10取引日の内に反転しやすい」はすでに達成された。私達はこのゾーンに現在入っており、ダウ平均、ドイツのDAX、オランダのAEX、日本の日経など、4月17日近辺で高値をつけた世界の多くの株式指数が今、当時と比べての最安値をつけているのが見て取れる。

蠍座終盤度数での火星逆行は社会、政治、そして金融市場を動かす強力な力の一つではあるが、宇宙で働くフォースはこれだけではない。私達は今も木星・土星・海王星のミュータブルTスクエアの下にあり、先週述べたように「…確かにその定評『変わりやすさ』に沿った働きを示した。何事も一つ所には収まらない。全てが変化する ー しかも素速く。読むもの、見るもの、聞くこと、何も信じることなど出来ない」。

6月20日から始まる今週は、太陽が蟹座入りする夏至であり(日本時間の夏至は21日朝)、同時に満月でもある。蟹座は傷付きやすい気質を持つが、私達はこれを、先週オバマ大統領とドナルド・トランプの間で繰り広げられた口頭での防衛的殴り合いの内に観察することが出来る。言い合いの種は「急進的イスラムのテロリスト」という言葉が持つ重要性(または非重要性)についてだった。

オバマとトランプの両者が共に蟹座に金星を持つというのが興味深い。このコンビネーションはどこか「外皮の厚さ」とでも言うようなものに関連するようだ….つまり、感受性が強すぎて物事を個人的に受け取り、過剰な防衛反応を示して相手を個人攻撃する。ポジティブな面では、このコンビネーションは他者の目から見て物理面において大変洗練されて魅力的に映る。彼らはただひたすら愛されたい。だが時にこれが昂じてまるで飢えてでもいるような感じに表現され、感じやすく怒りっぽい人物となる。

金星は6月17日〜7月12日まで蟹座に在泊する。愛されたいという欲望は、金星が天王星と冥王星にTスクエアを形成していく6月30日〜7月7日の間、厳しく試されるだろう。その時、オバマとトランプがもう一度激しくやり合うのではないかと想像している。また、多くの金融市場がその近辺で反転するだろうとも予測している。6月29日(日本時間では30日朝)に順行する火星が蠍座の23°に在泊し、前後2週間はそこに滞留することから、株式市場が底をつけて新たな反騰ラウンドに入り、その後まもなく史上新高値をつけるというのは大いにあり得ることだ。蟹座の金星は感情的で繊細かもしれないが、お金の儲け方は知っている。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

     “これは現在私達が享受しているインターネットの、まさに死活問題だ。この夏に議会が行動を取らない限り、オバマ政権は長い間米国を含む世界中のウェブの検閲を目指してきたような独裁的な政権に権力を渡し、米国による開かれたインターネットの保護を終わらせるだろう。”

ー L. Gordon Crovitz
 “The Battle Over Obama’s Internet Surrender”
 ウォールストリートジャーナル 2016年6月13日付


        Brexitやジカ熱のような土星・海王星スクエアにまつわる心配事ではまだ足りないとでもいうように、私達は今やインターネットの自由が奪われるかもしれない脅威に直面せざるをえなくなった。

Brexitの場合、英国では6月23日にEUに残留するか離脱するかの国民投票が行われる。土星が海王星に対してウェイニングスクエアを形成していることから、世論調査が示す結果とこの問題に関する賭けのオッズはかけ離れている。6月16日に起きた国会議員殺人事件の前に行われた世論調査では、英国民は離脱に投票するだろうと出ていた。一方、賭けの胴元が発表した賭け率(そしてヘッジファンドのマネージャー達の意見)は、残留派が勝つだろうと示していた。

しかしながら、火星は逆行から滞留へと移り、6月29日には蠍座23°から順行しようとしている。火星は蠍座を支配する。蠍座は終焉、すなわち物事の終わりを支配する星座宮だ。あるいは、もしポジティブに解釈するなら、変化と改革への努力だろう。いずれにしても、EUに対する英国の関係にはこの夏、ある種の変化が訪れそうだ。土星・海王星スクエアの下では、今後の道程はあまり明確ではない。海王星は霧を支配するし、土星は大地と地球を支配する。だからこのコンビネーションは、常に変化するゴール、いや時折視界から消えて見えなくなる目的地に向かってぬかるんだ泥地を走っているようなものだ。だから土星・海王星スクエアの下であなたはこう尋ねなければならない。「混沌や不確実性を最も創り出すのはどっちの決断だろう? 残留か?それとも離脱か?」と。

土星と海王星のハードアスペクトはまた健康への脅威も意味する。たとえばジカ蚊を媒体として南米(ブラジル)から米国や他の国々へと蔓延しつつあるウィルスだ。この蚊は神経学的及び自己免疫性の合併症を引き起こすと言われるが、これは不幸にも『フォーキャスト2016』(と『マンデーン2016』)で述べた土星・海王星アスペクトのテーマに正しく合致するコンビネーションなのだ(健康問題への脅威と伝染病の項目)。

だがまた一方で、もしホワイトハウスが米国の果たしてきたインターネットの監督責任を護るために動かないなら、まもなく私達はこれまで親しんで来たネットの自由の終焉に対応せねばならないかもしれない。マンデーン・アストロロジーに基づいて見る時、この可能性はあるだろうか? 

それは、ある。9月1日、乙女座9°で強力な日蝕が起きるが、これは射手座10°台の土星と14°台の火星のコンジャンクションとスクエアを形成する。しかも魚座10°台に在泊する海王星とはオポジションだ(もう一つのミュータブルTスクエア)。しかもこれは米国始原図の双子座9°台に対しわずか12分しか離れない位置に在泊する天王星に対してグランドスクエアを形成する。天王星はテクノロジー、サイバースペース、そしてインターネットを支配する。火星と土星が米国始原図の天王星とオポジションを形成することから、統制(と解放)に関わる激しい闘争が醸成されるかもしれない。またトランシットの海王星が米国の天王星とスクエアを形成するということは、統率力を失うことに対して誰かに責めを負わせる荒々しい糾弾の声が拡がる(一方で対抗する側は責任や糾弾を避けるために汲々とする)可能性を示唆している。

日蝕が絡む場合は全ての物事がより強調される。ここに展開される構図は米国の政権が、米国の手からインターネットを管理する力が漂い出るにまかせている事実を裏付けている。そしてこの問題に対する米国のリーダーシップの欠如から生まれた「隙間」を突いて、他国の政府がその力を主張することになるだろう。

2度目の土星・海王星スクエア直後の今週、何か良いニュースはあるだろうか? まぁ、あるかもしれない。もしあなたが金投資をしているなら、金は先週1300まで舞い上がった。しかしながら、それは悪いニュースによって世界が苦しみその他の市場が沈んだのが理由だ。

だが真に良いニュースがある。土星・海王星スクエアの2度目の形成が今や終わり、来週は火星の逆行も終わりを告げる。悲嘆は再び希望に道を譲るだろう。希望がある限り、世界にはチャンスがある。アストロロジーの素晴らしいところは、これら集合体の気分 ー そして金融市場のトレンド ー が、いつ変化しやすいかを告げるところにある。

  6月以降は物事が変化しそうだ。そして9月10日以降、木星が天秤座入りし、最後の土星・海王星スクエア形成が完了した後はよりその傾向が強まるだろう。その後私達は、今後2〜3年にわたって天王星が海王星にセミスクエアを形成するという試練に直面することになる。

この天王星・海王星セミスクエアは、1992年〜1993年に始まった天王星・海王星サイクルからちょうど1/8局面にあたることに注目すると興味深い。当時から、インターネットは世界のコミュニケーションやビジネス面において主要な道具になっていった。この時、全てが変わったのだ。このコンジャンクションに象徴される全受胎プロセスは今、これまでの取り組みを無駄にするか、それとも生み落としたものを育て続けるかの選択が世界に提示されるという時の枠組みに入ろうとしている。この問題の解決は、1990年代初頭に始まったインターネットが最初に直面する、存在を賭けた現実的な試練となるだろう。






訳文ここまで
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June 12, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント6/13【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年6月13日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
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自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        前回5月30日付のコラムからこれまでの間に、いくつかの金融市場に注目すべきリバーサルが見られた。これは5月22日~6月4日に展開した5個のレベル1(プライマリー・サイクルの成就点に対する最強の相関関係)サインを含む、豊富なジオコズミック・サインを示唆した私達の研究に合致している。この時間の中間点となる5月28日〜29日は、5月30日のメモリアルデー(祝日)で市場が休場となる前の週末だった。その後最初の取引日は5月31日だった。その時、金と銀の両方がプライマリー・サイクルとハーフプライマリー・サイクルの底を(金は5月31日、銀は6月1日)順に1201.50と15.83でつけた。この金曜までに金はすでに1280を試し、銀は17.38まで上昇している。この動きは先週日曜に開催したウェビナー『年央マーケットの見通し』で提示した予測とよく合致している。

またウェビナーでも述べたように、世界の株式市場も先週の大半は足並みを揃えて上昇した。米国では、ダウ工業平均が6月8日水曜、1ヶ月以上ぶりの18,000以上で引けた。しかしながら、全ての株式指数が6月10日金曜には下がり始めた。懸念はダウ平均がもう一つの★★★ジオコズミック重要変化日だった4月20日につけた前サイクルの天井18,167を越えられなかったことで、S&Pは越えていることから、これは異市場間弱気ダイバージェンスの例として捉えられる。今後2週間の間にいくつかのハードアスペクトが展開していくが、その中には6月17日に2度目の正確な形成を果たす土星・海王星ウェイニングスクエアと、6月29日の火星逆行の終焉が含まれる。したがってこの懸念は金融市場にとって整合性がある。

        ファンダメンタルズから見るなら、世界の株式市場はユーロ圏からの英国の離脱に関する懸念によってもまた下落しつつある。皮肉なことに、これに関する投票は6月23日、まさにこれらの強力なジオコズミック・サインの真っ只中で実施されるのだ。英国は実際に離脱を選択するのだろうか? こうした惑星間シグナルを考えれば、その可能性はある。6月13日、海王星が逆行に転じ、6月17日、土星が海王星に正確なスクエアを形成する。海王星要素が盛り沢山で、これは多くの不確実性と混乱を意味する。火星が29日に順行に転じても混乱が減少することは無い。しかし、気分はより苦々しくなり、非難の声が高まるだろう。

火星と海王星の両方が共に強調されるような時間帯は、世界の政治指導者達が受動攻撃性を見せる時だ。誰もが怒っているが、それを表に見せることを怖れる。誰も責任を取りたがらず、しかも多くが素速く他者に責任を転嫁する。しかし実際に起きたことの真の原因については誰も声を上げようとしない。市場はこういった種類の不確実性を嫌う。だから海王星が働く時、私達は本当の境界線がどこに在るか ー 市場の反応の頂点または底がどこなのか、その真実を知ることはないかもしれない。金曜のヨーロッパにおける株式指数の急落は、この種の不確実性、いやパラノイアさえも反映している。

        海王星はまた原油も支配している。原油は6月9日木曜に2015年7月以来の最高値51.67まで舞い上がった。米ドルは週の殆どで弱く、他の通貨は強かった。だがこれら全ては金曜に反転した。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

      “ヒラリー・クリントンのEメール問題に関わる米国務省監察官の報告書が我々にもたらしたもの。それはある大きな物事だ。すなわち彼女が公的に述べた自分の私的サーバーについての話は全て嘘だったという事なのだ。彼女は厚かましくも涼しい顔で嘘をついた。あたかも嘘をつく修練を積んだ者のように、そしてその結果から常に逃げおおせて来た者のように。”

ー Peggy Noonan
  “Clinton Embodies Washington’s Decadence”

  ウォールストリートジャーナル 2016年5月28日、29日付

   “USA TODAY紙が行った共和党の推定大統領候補と彼のビジネスについての訴訟申請に関わる独自徹底調査は、ここ30年で連邦及び州の裁判所において少なくとも3,500件の訴訟が起こされていることを突き止めた… 主要政党の候補者で、トランプが抱えるほどの法廷闘争の数に少しでも近付いた者はいない。彼自身が1年前に立候補を発表した時点から数えても、少なくとも70件の訴訟が申請されている…”

ー Nick Penzenstadler and Susan Page
  “Trump Has Long History in Court”
  USA TODAY 2016年6月2日付


   “ある年齢に達すれば法は性を置き換える”

ー ゴア・ヴィダル
*の言葉の引用として
  “Law Lit: From Atticus Finch to the Practice” 
  セイン・ローゼンバウム
*

  *ゴア・ヴィダル:米国の著名な作家、脚本家、俳優、政治活動家。数々の名言を遺した。性転換を扱った小説『マイラ』『マイロン』は映画化されている。

 * 著者セイン・ローゼンバウムは小説家で法学者。「法の文学:アティカス・フィンチ(アラバマ物語)からザ・プラクティス(米国TVドラマで邦題は「ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル」)まで」(本邦未刊)は、米国の法システムが歴史的に見てどのように作家や読者達のイマジネーションを喚起してきたかを多くの作品例に見て取り、米国の「法」に対する強迫観念を浮き彫りにしている。


        上記で述べたように、6月はおそらくこの年で最も奇妙な月であり、そして最近のYoutubeビデオ・インタビューで触れてきた、3月〜6月に展開する『驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』中、最も異様な月と言えるかもしれない。

木星・土星・海王星のミュータブルTスクエアは、確かにその定評『変わりやすさ』に沿った働きを示した。何事も一つ所には収まらない。全てが変化する ー しかも素速く。読むもの、見るもの、聞くこと、何も信じることなど出来ない。

        たとえば米国大統領選だ。1週間前、6月3日に発表された陰鬱な雇用統計に加えて、私的Eメールサーバの使用を巡るヒラリー・クリントンの嘘を糾弾する厳しい監察報告書が出た直後の世論調査でドナルド・トランプの人気はうなぎ登りだった。しかしながら、ヒラリー・クリントンにまつわる悪いニュースを有利に活用するかわりに、トランプ氏はトランプ大学に対する裁判の担当判事に焦点を当て、彼はメキシコ系だから偏見があるとなじって(判事がインディアナ生まれであることなど知ったこっちゃないというわけだ)自らの政治的見識の無さを露呈した。そんな彼の素晴らしい政治判断の結果としてトランプ人気は急落し、クリントンの支持率低下は急速に回復、現在急騰している。

今やドラマは週ごとに変化している。そしてFRBによる短期金利の引き上げ決定をめぐる心象変化にもまさに同じ事が起きている。3週間前は誰も金利引き上げなど考えなかった。2週間前は多くのFRB幹部が早ければ6月にも引き上げを行う可能性があるという談話を発表した。そして6月3日、無惨な雇用統計の数字を受けて金利引き上げという考えは卓上から引っ込められた。次は何だ? 今月は明確さなど求めてはならない。

昨今は何事も不安定だ。それは大統領候補者や世界的指導者の政治的地位にしても、中央銀行による経済見通しにしても、あなた自身と彼女や彼氏、配偶者や亀*との関係であろうとそれは変わらない。こうした力学は6月中は変わりそうにない。海王星に関わる宇宙的テーマ ー 噂、責任転嫁、嘘、不信、詐欺の疑惑、重要な事実から注意を逸らすためのデマや誤誘導の過剰供給状態が見て取れるからだ。また海王星はロマンス、想像力、エンターテインメントの惑星でもある。だから私達のアドバイスとしては、近付いてくる米国大統領選に対するものと全く変わらない。『ゆったり腰を下ろし、少なくとも9月になるまでは壮観な見世物を楽しもう』。その後は現実が頭をもたげ始めるだろう。しかし今月は、リアルな物事は皆無であり、何事も信じることは出来ない。泳ぎに行ったりボート遊びをしたり、洗練された海王星的スポーツに興じると良いだろう。だがたとえそうしていても、水の事故には気を付けてほしい。過度な陶酔を招く星回りの下では注意が必要だ。

* 詳細は不明だが5月23日は「World Turtle Day」だったこともあり、自宅に無数の亀を飼いながらその保護運動に人生を捧げる夫との暮らしについて述べた記事「True Life : My Husband Needs Turtle Rehab」を念頭に置いてのジョークかもしれない。

        土星・海王星スクエアでは、海王星が今週逆行に転じる。これは洪水や(または)干ばつに関わるシグナルだ。またこれは、真実を述べるか嘘をつくかの選択をも意味する。つまり志の高い道を目指すか、それとも自らを貶める道を行くかの岐路だ。

これだけは覚えておいてほしい。土星が絡む時、そこには必ず自分の選択にふさわしい結果との直面が約束されている。






訳文ここまで
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May 29, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント5/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年5月29日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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告知1:月曜日はメモリアルデーの休日で米国市場は休場となる。米国ではこれが本当のサマーシーズンの幕開けだ。もし皆さんが米国に住んでいるならどうか楽しい休日を! そしてあなたの自由を護るために自らの命を捧げた人々に敬意を払おう。それが戦場であれ社会政治の演説会であれ、闘いには終わりがない。

告知2:6月5日に開催する『金融市場と世界情勢における年央の見通し』と題したウェビナーの準備があるため、来週のコラムは休載させていただく


≪ 先週をふり返って ≫

        先週は水星逆行終了後の魅惑的な週だった。水星は前週末の22日に逆行運動を終え、火曜から週を通して上々の反騰が世界中に見られた。原油もまた7ヶ月ぶりに一時的に50ドルのラインを超えた。米ドルもFRBによる6月の利上げが主張されたことによって2ヶ月ぶりの新高値まで反騰した。しかし金利に関わるタカ派的な論調は金と銀には萎縮効果となり、これらは数ヶ月ぶりの新安値まで下落した。 金は1200ドルを割るかどうかの試練に直面し、銀も同様に16ドル水準に落ち込んでいる。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週は水星が逆行を終えたばかりでなく、木星が全3回中最後の土星に対するウェイニングスクエアを5月26日に終えたという意味でも重要だった。なぜ重要か? その理由はこうだ。現在、木星、土星、海王星間にミュータブルTスクエアが展開中だ。これらの惑星は皆互いにハードアスペクトを形成している。しかしながら、木星と海王星の正確なオポジションは2015年9月17日にたった1回の形成があったのみだ。また木星・土星スクエアの最初の形成は2015年8月5日だった。もし木星・海王星オポジションに前後1ヶ月のオーブを与えるなら、これら二つのアスペクトの効力がピークを迎える時間帯は8月17日〜10月17日となる。これは金融市場と中央銀行の決定にとって重要な期間だった。

        ダウ平均は8月24日に4年サイクルの安値をつけた(そしてその当時は他の市場もまた重要なサイクルの節目を迎えていた)。この時期は前回のギリシャ危機と重なり、また中国人民銀行が人民元の対ドル基準相場を切り下げている。またこれはFRBが大方の予想を裏切り金利引き上げを行わないと決定した時期でもある。したがって、中央銀行が後に疑わしいと言われる可能性のある決断を下したことを受けて市場は非常にボラタイルな様相を呈した。中国人民銀行とFRBの両方が後に考えを変えたが、それはおそらく自分達の決定が引き起こした混乱と動揺を後悔してのことだろう。これは今日まで続くミュータブルTスクエアの影響下に見られる典型的事象、すなわち読むもの、聞くもの、見るものの全てが信用出来ないという状況の顕現だ。それ以来、中央銀行(と政治家達)は、主要な決定を行って間もない内に簡単に考えを変えるように見える。それは互いにハードアスペクトを形成する惑星同士のミュータブル(柔軟宮/変わりやすい)な影響の特質を表している。

  次に重なったミュータブルTスクエア期は2015年11月26日、土星が最初のウェイニングスクエアを海王星に対して形成した時で、これは2016年9月10日まで続く宇宙現象だ。この期間中に木星は土星に対して2回目と3回目のウェイニングスクエア形成を完了するが、その3回目が5月26日に終わった。したがって11月26日〜5月26日は金融市場にとってもう一つの緊迫した時間帯となった。こうしてふり返ってみると、この期間中に金、銀、そして株式市場において長期サイクルの安値が示現したのを見て取ることが出来る。

今週はさらに重要だ。何故なら6月1日〜4日に太陽と金星が双子座の中間度数に至り、木星・土星・海王星Tスクエアに対しグランドスクエア(のトランスレーション)を形成するからだ。ここに金星が含まれることから、これは多くの金融市場、とりわけ通貨、株、大豆、そして原油のリバーサルとダイレクトに同期する政策の再度の重要な方向転換に相関する可能性がある。6月3日金曜には米国の雇用統計が出ること、それがちょうどこの期間の中間部にあたることに注目すると興味深い。発表へのワイルドなリアクションが予測される。このあたりについては年央の見通しに関する私達のウェビナーで詳説するつもりだ。


≪ 長期的考察 ≫ 

        “競争事業研究所(Competitive Enterprise Institute)の調べによれば、昨年、議会はたった114本の法案しか通さず、それに引きかえ連邦機関はけた外れに多い3410もの規制発令を行ったことが分かった… カウフマン財団の調査は "現職保護" に関する規定の増加を小規模企業における起業精神の低下要因として挙げている。またブルッキングス研究所の研究では、オバマ大統領の在職期間の大半において、米国の国民生活に予測し得なかった変化が起き、起業を超える数の廃業が有ったことを示してる。”

ーHolman Jenkins, Jr.
 “Trump for Blow-Upper in Chief”
 ウォールストリートジャーナル 2016年5月21日付


        “共和党員の一部はドナルド・トランプの一件によってGOP(共和党)を離脱し、民主党員でも特に裕福な層の一部は、次期大統領期からは所属政党の左傾化が原因で党から離れていくだろう。彼らはもう民主党にいても、今までのソフトな笑顔を湛えた民主社会主義がいつ何時でも本物の社会主義になり得るという脅威の中で、心休まることは無くなるだろう。彼らは米国経済が破壊されることを望んではいない。彼らは自分達の10歳の娘がトランスジェンダー用のトイレを男性と共用することを望んではいない。彼らは大学を覆い尽くしてしまった政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)には反対の立場を取るだろう。”

ー Peggy Noonan
  “Clinton-Sanders: Maybe That’s the Ticket”
 ウォールストリートジャーナル 2016年5月21日〜22日付


        “経済学とは他の手段を通した政治の延長である。”

ー Peter J. Turchi
  (軍事理論家カール・フォン・クラウゼビッツの言葉の言い換えとして)
  Letters to Editor
  ウォールストリートジャーナル 2016年5月25日付




        まず最初に、アストロロジーと政治について論じてみよう。一つは2008年〜2015年のカーディナル・クライマックスの下で起きた政治と経済世界のラディカルな大変動だ。そしてもう一つ、魚座の海王星はまったく別物で、原理的には正反対の質を帯びている。

カーディナル・クライマックスは世界中で社会を変革しようという取り組みに人々を導いた。それは多くの場合、その社会を築きあげた人々の歴史的文化に反するものだった。ひるがえってそれは、至る所で大衆の怒りを喚起することとなった。チェンジ ー 変化はそう簡単に受け入れられるものではない。とりわけ変化することを決めるにあたって何の力も持たないと感じられる場合はなおさらだ。それが今日、米国の政党システムの機能不全の中で展開する不和の説明になるかもしれない。そして今、2015年〜2016年の土星・海王星ウェイニングスクエアの下で、政治指導者と政治システムに向けられた不信感の水準はおそらくこれまでの最高レベルに達している。だからこそ、そこにはたとえば米国のバーニー・サンダースやドナルド・トランプのような、既存の枠を踏み越えた政治指導者への引力 ー そして警告 ー が生まれるのだ。

トランプのスローガンは再び「アメリカを偉大にする」であり、それは前時代の価値観に退き戻ることへの呼びかけだ。だがバーニー・サンダースの吸引力においてのそれは、政府が全員の基本的ニーズを供給するような、温情あふれる父親的な存在となる未来に移行したいという欲望だ。彼のスローガンは民主社会主義に向けての革命だ。そしてトランプの方はといえば、反乱 ー 何に対してだ?ー 米国を経済的にも軍事的にも以前の地位から引きずり下ろし、世界中の国々につけ込まれ利用される原因となったバカな最高責任者の決定に対してだ。彼のメッセージはそう示唆している。

したがって、トランプはカーディナル・クライマックスの間に政治と銀行システムの指導者達が下した決断、取った行動の「結果」を象徴する存在であり、その「結果」は土星・海王星スクエアの下でトランプ自身と彼の支持者達によって今や「失敗」だと見なされている。トランプはまた火性星座宮獅子座にある彼のネイタルのアセンダントに火星がコンジャンクトしているという、非常に火星タイプの人物だ。そしてバーニーが率いる運動は、現在天上で進行しているもう一つ別の大きな宇宙の動き ー 2012年〜2026年の魚座の海王星を体現している。

一人のアストロロジャーとしての私が思考するに、こうした宇宙の状況をアストロロジーはいったいどう見るか? 魚座の海王星は社会主義を標榜する動きだ。そして保守主義者が信じる道筋とは裏腹に、この動きは2016年の政治運動やバーニー・サンダースという存在をゆうに超えて成長し続けるだろう。またもしトランプが火星の体現者でカーディナル・クライマックスの結果であるなら…さて火星は米国のプログレス・チャートにおいて、2008年以来ほとんど80年を要する逆行運動に入っている。カーディナル・クライマックスの一部である牡羊座の天王星の影響で、たとえ戦争と暴力が増加し今なお力を奮っているとしても、宇宙に描かれた弧はその両方に反対する方向に向いているのだ。したがって、こうした状況はまもなく変化するだろう。それはおそらく天王星が牡牛座入りする(2018年)か、あるいは遅くなるとすれば、ひょっとすると土星と海王星が共に星座宮の境を渡って牡羊座入りする2026年かもしれない。

つまり、私が好むと好まざるとに関わらず、バーニー・サンダースは今、2026年まで拡大し続ける世界政治において社会主義へと向かう「変化」ー それを「革命」と彼は呼んでいるが ー のシンボルなのだ。それは彼が2016年の選挙に勝つことを意味するわけではない。

実際、私はまだ誰が勝つかの確信を持っていない(これについては2016年のISARシンポジウムで披露することになるだろう)。先週のコラムで述べたように、クリントンにもトランプにも勝ちの要素は存在する。だが、誰が勝つにせよ ー それがもしトランプだったとしても ー 魚座の海王星の存在は(私から見ると)、バーニー・サンダースが信じてやまないように、社会主義の原理が2016年の選挙によって阻止されたりはしないと暗示している。それは一時的に水を差されるかもしれない。だが、政府に対し、自分達のためにもっともっと多くのものを提供せよと欲する人々はどんどん増えていくだろう。

        今、私の頭の中にあるたった一つの疑問はこれだ。誰がその代価を支払おうというのだ? 21世紀に入って大きく爆発した国家と世界の負債に、いったい何が起ころうとしているのか? 私はこの実験 ー この運動、この革命 ー が良い結果に終わるのかどうか、それほど確信を持てない。とどのつまり、魚座の海王星の暗黒面は世界を覆うカオスなのだから。







訳文ここまで
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May 15, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント5/16【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年5月16日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
※来週23日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

        先週もまた典型的な水星逆行の週だった。殆どの株式指数は週の始めは穏やかに騰がり、5月10日の水星逆行中間日あたりでピークに達してその後週末に向かって下落した。殆どの市場において、先週はインサイド・ウィーク ー 高値と安値が前週の高値と安値の内側に収まる週 ー となった。これは水星逆行では典型的に見られる動きだ(低いボラティリティ)。しかしながら、オーストラリアのような例外もあった。ASX指数は9ヶ月ぶりの高値まで舞い上がっている。また中国では、上海市場が2ヶ月ぶりの安値に沈んだ。これは典型的な水星逆行効果だ。世界の一領域では騰がり、他の領域では下落し、一方他の殆どの領域では、行きつ戻りつしながら取引レンジがどんどん小さくなっていく。

        米国では、ダウ工業平均が5月10日火曜、トリックスターたる水星逆行のまさに中間点において17,934で天井をつけた。この日は222ポイント騰がっている。そして翌日はその全てを吐きだし、217ポイント下落した。5月13日金曜の引けまでに、ダウ平均は月初来安値となる17,500を試していた。

        商品市場では株よりもう少し売買が活発に行われた。原油は5月12日に1バレルあたり47.02ドルをつけたが、これは6ヶ月ぶりの高値だった。金は水星逆行開始直後の5月2日につけた年初来高値1306から下落し、逆行中間日の5月10日に安値1258.30(現在までのところ)まで下落した。銀はといえば、いつものように、もっとドラマチックだった。5月2日につけた高値18.06から、先週はずっと売られ続けたのだ。金曜ザラ場中には16.85の安値まで下落したが、いまだに底打ちのシグナルは見えていない。この動きはサイクル研究に合致している。また、火星が逆行によって射手座の初期度数に戻る場合の研究とも一致している。しかし現在始まっている、ヘリオセントリックの水星による射手座運行時(5月13日〜24日)に通常見られる強気パターンとは相反している。さて、闘士たる火星がヒラリと身をかわすトリックスター、水星に待ったをかけるに足るいっぱしのコワモテ野郎であることに私達は驚くべきなのか?

        貴金属が抱える問題は、強くなっている米ドルだ。いや実際にはそれよりもっと深い問題だ。全市場に通じる問題点は、中央銀行と彼らの相反したメッセージであり、それが米ドルを高みに押し上げることだ。2週間前、日銀は当時の予想に反して量的・質的緩和の現状維持を発表した。先週、日銀は追加緩和の用意があると発表した。これを受けて米ドルは騰がり、他の通貨(ユーロや円など)がかなり激しく下落することで、貴金属と株式市場を押し下げた。こうして今や3つの中央銀行が先月の彼らの金融政策を覆したことになる。最初はECB、次にFRB、そして今、BOJ(日銀)だ。

これは水星と火星が逆行し、木星と土星が海王星とTスクエアを形成する時に起きる典型的な事例だ。すなわち『あなたはこの期間に読むもの、聞くもの、見るものの全てを疑ってかからねばならない』。あのドナルド・トランプでさえ、初めからずっとあり得ないと言っていたはずの選挙運動資金の受け入れに関して彼の "金融政策" を覆したのだ。このようなアスペクトの下では、約束は破られるためにあるようなものだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週は奇妙な理由から注目に値する週だ。すなわち、5月14日〜21日はトランシットの惑星達による主要なジオセントリック・アスペクトが見られない。これが意味するのは、今週に向けてどんなトレンドが続いてきたにせよ、それは変わらないだろうということだ。何事も無ければ下落傾向にあった市場は下げ続け、上昇してきた市場は騰がり続ける(とはいえ、水星と火星の逆行下では何事も鉄壁ではないし、過去に見られた相関関係は未来の動向を完全に保証するものではない)。だがより高い確率で見られそうなのは、世界の指導者達(政界と金融界)がその一貫性の無い考えや振る舞いから目を逸らすために、依然として唐突に自分達の立ち位置を変えたり軌道を逸れたりし続けるだろうということだ。

        主要惑星達が互いに重要なアスペクトを形成していなくても、宇宙ではいくつかの興味深いジオコズミック現象が起きている。その一つは、ヘリオセントリックの水星が5月13日〜24日、11日間にわたる射手座の旅を開始したことだ。先週述べたように、『これはなかなか面白い。何故ならこの取り合わせは通常、金属と通貨に急激な価格変動をもたらすのだが(一般的には上昇)、今回はこれが普通なら金融市場に とってあまりボラタイルとは言えない水星逆行の終わり付近で起きるのだ。どちらの特質が支配的になるだろう? あるいは、両方共に示現するのだろうか?』 これまでのところボラタイルな動きは出ていないことから、水星逆行終焉のエネルギーが支配的だ。

        現行の水星に関わる相反するボラティリティのセオリーに対しては、双子座ー射手座軸で満月が起きる5月21日がもう一つのテストとなるだろう。この満月は火星ともコンジャンクトしている。通常なら、これは市場と政治面でのボラティリティ(必ずしも真実とは限らない自慢たらたらの主張やそれに続く度を超えた反論など)と関連する。これは週をまたいで起きるため、もしかすると市場よりは政界の出来事に関連するのかもしれない。しかしながらこのルネーション前後1〜2取引日の内に反転しやすい穀物市場は観察しておこう。気温と気候が非常に暑くなるかもしれない。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“偉大な精神は理念を論じ、並の精神は事物を論じ、卑小な精神は人を論じる”

ー海軍大将 ハイマン・G・リッコーヴァー


        今週、私達は手堅いやり方を通して人を、特にドナルド・トランプを論じることになる。彼はちょうど5月21日(日本時間22日昼)にやってくる満月と同様の双子座ー射手座軸の満月、そして月蝕の下に生まれているからだ。オンラインの出生証明書によれば、彼は1946年6月14日10:45EDTに生まれた。彼は人を論じるに強く、理念をつぶさに論じるにあたっては弱い。とりわけ行う必要があると自分が提示した物事をどう成し遂げるかの詳細には全く弱い。議論の矛先を「理念」から「人物」へと変えることに成功した時こそ、彼の強みは増大する。彼自身が示唆したように、彼は自分自身の「理念」(双子座・射手座軸の生まれとしては、数多く抱えているはずだが)についての詳細にはあえて踏み込まないことを好む。何故なら彼は、数多くの選択肢を残しておきたいからだ。

        しかしながら、「人物」を論じる時の彼は「ブランディング」に長けており、これによって人々の心に残るイメージを創り上げることが出来る。今回の予備選シーズンの中で、彼は対立候補者達を効果的にブランディングすることで大いにその力を発揮した(「ちびマルコ」「嘘つきテッド」「ふぬけのジェブ」「性悪ヒラリー」などなど)。

だが誰一人として同じやり方で効果的に彼をブランディングした者がいないというのも不思議な話だ(「不平屋ドナルド」「いじめっ子ドナルド」「論争屋ドナルド」あるいはヒラリー・クリントンが彼を「危険人物(loose canon/何処に向けて発射されるかわからない大砲)」と呼ぶのを好むことから、もしかしたら「弾丸ドナルド」などか…いずれにしても、ブランディングとしては印象に残らず、弱い)。どんな場面でも、*かゆいところに手が届くようなネーミング能力、あるいは特定の人物に的確なレッテル貼りをする力は、双子座ー射手座軸が得意とする遊びごころだ。

* 原文:“pin a tail on a donkey” 日本の「福笑い」に似た子供の遊び。目隠しをしてグルグル回り、壁に貼られた尻尾の無いロバの絵の適所に画鋲で紙の尻尾をとめ、的確にそれらしく仕上げるというもの。

  しかしながら、獅子座の火星が上昇惑星であることは、それが(これ一つだけではないが)攻撃性やいじめの形さえ取る可能性を示している。この傾向は、同時に蟹座にも惑星を持つ人々のチャートでは一層強くさえなる。何故なら蟹座は忠誠心を要求するからだ。トランプ氏は蟹座で金星と土星がコンジャンクトしている。だから彼は、対立候補者達のように彼の側に立たない者に対しネガティブなブランディングをすることにかけては特に熱心だ。彼自身がしばしば口にするように、彼は負けることが嫌いだ。彼は勝つためならどんな事でもするだろう。これは潔く負けを認める者のチャートではない。

        読者の皆さんにとって ー いや他の誰にとっても ー 最も重要な問題は、彼が選挙に勝てるのかどうかだろう。一人のアストロロジャーとしては、彼のネイタルチャートとそれに対するトランシットのみを見るだけでは明確にならないと考える。これについては今年後半に入ってからより詳しく論じるつもりだが、今あえて言うなら、1月20日の大統領就任式の直前、トランシットの土星が彼の月にコンジャンクトし、太陽にはオポジションを形成する。これは両刃の剣だ。通常、月にかかる土星は人生において「人気」が高まる時期とは言い難い。得るより失うことの方が大きいとされる。何かを競うような場面では、勝利ではなくむしろ深い失望と関連するのだ。それでも、ネイタルの太陽にトランシットの土星がオポジションを形成する時、それはその人物にとって社会人・職業人としての絶頂を指し示す可能性がある。それと同時に、通常は本人の時間とエネルギーに対する外部からの要求も莫大だ。したがって非常に成功しやすい時であると同時に大きなストレスがかかる時期でもある。

        では彼が勝つ可能性はあるか? トランシットの土星が彼の太陽にオポジションを形成する事実から見れば、答はイエスだ。だが自分の月に土星が乗る彼はまた、大きな損失に打ちのめされる可能性をも持つ。ではこの両方のテーマが2017年1月20日に示現する可能性はあるのか? イエスだ。

現段階での結論はこうだ。今回はおそらくクリントンのファンがそうなると考え、また現在の世論調査が示しているほど簡単な勝利は無さそうだ。ヒラリーはこの選挙サイクルを、以前の選挙時に(数年前の上院議員選挙時を除いて)彼女が示した強い指導者という潜在的な可能性よりもずっと手強い姿勢を大衆に示しながら戦うことが必須になってくるだろう。

クリントンとトランプは両者とも獅子座に火星を持つが、これはマイケル・オライリーの手になる優れた研究書『ポリティカル・アストロロジー』によれば、歴代米国大統領の中で最も多く見られる惑星配置だ。それはまた、彼らが舞台に上がって繰り広げる議論がかつて無いほど激しい闘いのエンターテインメントと化すだろうことを示唆している。それは選挙後に行われるだろうトランプ VS ジャネット・イエレンのディベート戦と肩を並べる好取組になるかもしれない。もしトランプが勝つならば、の話だが。

        一方、私は以前自から出したアドバイスに従うつもりだ。すなわちゆったり座ってこの見世物を楽しむことにする。米国において、こういった政治がこのような様相で進行することは未だかつて起きたことが無かった。まぁ少なくともこの流れは「根性悪ヒラリー」と「弾丸ドナルド」との非常に面白いタイトル・マッチとなるのは確かだ。








訳文ここまで
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May 08, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント5/9【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年5月9日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “「もし大統領になったらまず十中八九FRB議長ジャネット・イエレンの首をすげ替えるだろう」ドナルド・トランプは火曜にそう語った。”

ー David Harrison
  “Trump: I’d likely Seek New Fed Chief,”
  ウォールストリートジャーナル 2016年5月6日付


        “ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプの争いがひどいことになると思うなら、彼がジャネット・イエレンを非難するまで待ってから判断するといいでしょう。なにしろ彼女のネイタルチャートの満月は、彼のアセンダント上の火星とオポジションですからね。”

ー レイモンド・メリマン
  YouTubeインタビュー
  “The Incredible Spring Lineup of Geocosmic Signatures Part2”



        先週、世界の株式市場は4月20日〜21日、すなわちMAA★★★重要変化日にして金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレートした日につけた2016の高値から下落し続けた。5月6日金曜の新月には、株は2週間前の高値以来の最安値まで落ち込んだ。

        たとえばダウ工業平均は4月20日につけた高値18,167から、5月6日金曜発表の雇用者数変化が予測の200,000人に届かずたった160,000人に留まったの受けて17,580の安値まで下げた。私達のYouTubeビデオ “The Incredible Spring Lineup of Geocosmic Signatures Part1” で示唆した通り、市場は以前のトレンドラインのまさに延長線上まで下落した。そして予測を下回る雇用数は、実際には株価を押し上げた。何故なら1)新規雇用は依然として増えている 2)予測を下回る雇用増は、金利引き上げを年4回から2回に削減したFRBの直近の発表をよそに、もう早々には引き上げを行わないだろうことを暗示している。

これもYouTubeビデオで述べたことだが、ひょっとすると選挙が終わるまで金利引き上げは無いかもしれない。中央銀行はトランプの勝利を望んでいない。彼はかつてのアンドリュー・ジャクソンのように、中央銀行の独立性を脅かす存在だからだ。しかしながら、これもYouTubeインタビューで言及したように、株式市場に関する限り、金利引き上げを行わないことは、経済が弱いというトランプによる政治宣伝の優位性を奪うに十分なほど経済と株価を推進し押し上げるかもしれない。

        他の市場では、金と銀が5月2日に数ヶ月ぶりの高値をつけ、木曜〜金曜にかけて下落した。その後金は再び反騰し、金曜中に1300ドルを試した。これは最初にサイクル新高値をつけ、そしてその日の支持線まで下げた後に再び反騰するという、典型的な水星逆行下(4月28日〜5月22日)の動きに沿ったものだ。水星逆行下では、モメンタムのシフトが1日〜4日ごとに起こり、最初に強気シグナルが、そして弱気シグナルと続き、結局のところ騙しに終わるということが起きる。通貨もまた似たようなコズミック・ダンスを踊った。先週初めにサイクル新高値まで舞い上がった後、週の終わりに向けてかなりの急落を見せている。トリックスターたる水星は、これまた6月29日まで逆行中の火星から余剰エネルギーを貰ったようだ。国債は先週を通して強く、一方原油は3ドルあたりのレンジで取引されていた。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週のコラムで私は次のように述べた。“… 来週は太陽と金星(牡牛座)から木星(乙女座)と冥王星(山羊座)に対して調和的なグランドトラインが形成される。これは地性のグランドトラインであり、通常は「お金」を意味する。この好ましい惑星配置は5月3日に始まり、5月13日まで続く… 株式市場に対してあまりに弱気の姿勢をとるのは賢明ではない、という理由の一つがこれだ。確かに、水星がニューヨーク証券取引所の設立図(1792年5月17日, 通称バトンウッドチャート)にハードアスペクトを形成する牡牛座23°を逆行中であることを考慮すれば、株式市場はこの時期に向かって下落する可能性がある。だがもし株価がこの時期に入ってからも下がり続けるなら、それはその後に力強い反騰が見られることを示唆するものだ。”

        株式市場に一時的な騰勢を与える木星からの調和的なアスペクトの他に、まだ注目すべきジオコズミック・サインが現在展開中だ。この月曜には水星による日面通過が起きるが、これは1世紀に13回しか見られない珍しい現象だ。空を見上げれば、太陽の前を6〜7時間にわたって黒い点が横切るように見えるだろう。もしこれを見るのなら、目を保護するために適切な望遠鏡を使わねばならない。私にはこの現象自体が金融市場に影響を及ぼすかどうかの確信は無いが、5月10日には何かあるかもしれない。何故ならこの日は水星逆行の中間日であり、これは水星が逆行に転じた4月28日±1日の内に反転しなかった市場のリバーサルとは歴史的に強い相関関係を持つからだ。

        今週は重要なコズミック・ファクターがもう一つある。ヘリオセントリックの水星が5月13日〜24日、11日間にわたる射手座の旅を開始するのだ。これはなかなか面白い。何故ならこの取り合わせは通常、金属と通貨に急激な価格変動をもたらすのだが(一般的には上昇)、今回はこれが普通なら金融市場にとってあまりボラタイルとは言えない水星逆行の終わり付近で起きるのだ。どちらの特質が支配的になるだろう? あるいは、両方共に示現するのだろうか?



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “月曜に発表されたECBの調査報告書によれば、主要株および国債先物の値動きは米国の重要な経済情報が公開以前の段階でリークされてきた可能性を示している。また同報告書は、相場動向に影響を与える21回の発表の内7回にわたり、その正式リリース前にいわゆるインサイダー取引が行われた証拠が見られたとしている。値動きは各データが公開される30分前から監視され、S&P500先物および10年国債先物の価格推移が追跡調査された。この調査は2008年1月から2014年3月にわたって行われ、21種類の測定指標が使われた。”

ー Steve Goldstein
  “U.S. Data is Being Leaked, ECB Study Suggests”
  Market Watch, 2016年5月2日


        “以前述べたように海王星は、コソコソと振る舞い、虚偽を拡散する時は、まるで周囲の環境の一部と化したかのように、ほとんど不可視なほど影に潜んでいる。隠された道筋を巧みに創り上げ、他者には見えず容易に発見することも出来ないような筋立てを上手く運ぶ。そして、そのための繊細な神経と慎重さを最も重視するのだ。海王星のひそやかさは、まるでステルス機のようだ。こうした振る舞いを金融市場(または宝飾品や芸術品市場、金融ポートフォリオetc.)に当てはめれば、窃盗、着服、でっち上げ、そして不正な一攫千金のための操作といった行為が浮かび上がる。これらは金融市場における相場操縦として顕現するかもしれない。最近になってインサイダー取引容疑で告発された事件がいくつかあるが、これは大企業、さらには政府さえも絡む、実際の相場操縦が新ラウンドを迎える兆しかもしれない。” 

ー 『フォーキャスト2016』より 
  レイモンド・メリマン 2015年11月



        36年ぶりの土星・海王星ウェイニングスクエア・サイクルを通過しつつある時、人生は… とても奇妙だ。とりわけそれが2012年〜2015年の天王星・冥王星ワクシングスクエアに続いて起きているならば。過ぎ越して来たこの数年、そしてなおも続く今を俯瞰しようとする時、ただただその並外れた異様さに圧倒されるようだ。その全体性を把握するのは困難だ。何故なら私達はそのただ中を生きているのだから。渦中にある時、その体験を客観的に捉えるのは難しい。まるで、それがどれほど深刻なものだったかを理解するにはその体験から一定の時間と距離を置く必要があるとでもいうように。この時期が訪れる以前に、誰かがISISの台頭を予測したろう? あるいは、ヒラリー・クリントンやドナルド・トランプのように、共に最高の不支持率を競う二人の大統領候補者が立つような米国選挙を誰が予期したろう? 

ハードアスペクトを形成する土星・海王星の下では、しっかりと舵をとるべき心理学的問題の核となるのは「信頼VS不信」だ。あなたは誰を信頼出来るのか? この選挙は人格と信頼が問われるものになるはずだった。だがそれは、大多数の米国人が不信感を抱く二つの人格同士で争われるコンテストになってしまった。

        その上、今や私達はずっと疑われ続けてきた事実:金融市場は政府のデータが公表される直前にそれを手に入れるべくお金を払い、直後の市場価格に急激な影響を与える者によって操縦 ー 利用 ー されている可能性が高いということを知っている。この不誠実な振る舞い(土星・海王星スクエア)に手を染めることによって、彼らは他者に対する不公正な優位性を手に入れている。それは窃盗に等しい行為だ(そしてこれもまた土星・海王星スクエアの持つ象意だ)。

        このような情報を買うのは誰なのか? それを渡すことに同意しているのは誰なのか? おそらく土星・海王星スクエアが発効している間(9月10日まで)は、私達がそれを知ることはないだろう。海王星は盗みの現場から人々の気を逸らし、何が行われているかを隠す行為にかけては達人だ。

        ありがたいことに、こうしたトランシットもやがては終わり、ついには真実が明るみに出る。冥王星は2024年までずっと山羊座に在泊することから、腐敗の暴露は表面化し続けるだろう。そして大衆は説明責任とけじめを要求し続ける。今現在は、海王星が追求をかわし、責任と結果への直面を回避する能力を発揮しているため、こうした秘密の行為はきっと発見されにくい状態に留まるだろう。

        しかしながら、2020年を眺めるなら、私達は木星、土星、冥王星が揃って土星の支配する星座宮、山羊座に集結することに気付く。不信感の中で蔓延する不誠実な風潮は、徐々に誠実さと信頼を基盤とした新たな気運に道を譲り始め、その結果として4年後の選挙戦のムードは今とは大きくかけ離れたものになるだろう。人々は民主・共和の両党が自滅の淵に立っており、もう二度と昔のようには戻らないと考えている。

だが私はそうは思わない。おそらく2020年には、両党ともかつてのようなより高い水準に戻るだろう。山羊座のステリウム(惑星集合)の下で、振り子はかつて「偉大なアメリカ」を創造する基となった統合精神と基本的価値観へとラディカルに振れ戻る可能性がある。それが山羊座の行動原理だ。そしてそれが、木星(と冥王星)と同調して働く土星の行動原理なのだ。その時に立つのがエリザベス・ウォーレンであれ、ポール・ライアンであれ、2020年の選挙は、たとえばフランクリン・ルーズベルトやロナルド・レーガンのような、米国史において偉大とされる大統領と肩を並べる存在を生み出すのではないかと私は考えている。

        2016年の選挙はそのシフトを促進する触媒だ。またそれは、1965年〜1966年の天王星・冥王星コンジャンクションから始まった人類社会の長期サイクルのターニングポイントでもある。当時の世界は社会的にも、政治的にも、金融面でも爆発的な様相を呈しており、それは1968年の選挙シーズンのさなか、暴力の嵐が吹き荒れる抵抗運動となって現象化した。そして2012年〜2015年、天王星・冥王星の1/4サイクルが展開していく中で、世界は以前と似たようなすさまじい暴力の渦へと突入し、これは天王星・冥王星のハードアスペクト(またもや)の直後、2016年の選挙戦における暴力的抗議行動へと繋がって行った。米国と世界は、終末が近付いているという陰々滅々たる予言の数々にもかかわらず、その時期を何とか切り抜けてきた。だから今回の広範な社会的変革の嵐も過ぎ越していくだろう… と、私は思う。

太陽を山羊座に持つ人間の一人として、私はいつも歴史は繰り返すと信じている。だが、それと同時にいつも懸念していることがある。ドイツの偉大な哲学者、フリードリヒ・ヘーゲルは正しいのかもしれないと… 。彼はこう書いている。『人類の歴史と経験が我々に教えてきたのはこういうことだ。すなわち、 大衆も政府も、歴史から何ひとつ学んだ試しはない。』







訳文ここまで
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April 24, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント4/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年4月25日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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★お知らせ★
来週5月2日付のコラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “ドラギ氏は「もし必要であればECBは新たなアクションを起こす準備がある。そして、より大幅な金利引き下げを含む全ての政策ツールは机上に用意されている」と語った。これは先月、まさに彼自身が除外したはずの政策だ。 ”

ー Tom Fairless
  “ECB Reopens Door to Further Cuts”
  ウォールストリートジャーナル
  2016年4月22日付


        うち続く土星・海王星スクエアのサーガ『読む物、聞く物、見る物、全てが信じられない物語』のただ中で、ECB(ヨーロッパ中央銀行)は今やFRBに追従した。これはほんの数週間前に発表した彼らのいわゆる「政策方針」からの、またさらなるリバーサルだ。

またこれは、現行の木星・土星・海王星ミュータブルTスクエアのもたらす症状でもある。その下では全てが素速く変化し、今日誰かが言ったこと、合意された内容は、そのすぐ後に もし個人的な力や利益の上でもっと良い機会に出くわせば何の重要性も無くなる。このように変わりやすい影響力の下では、今日のトレンドや「世間一般の社会通念」は1週間〜3週間の命というのが典型的で、その後正反対の投資家心理が浮上し始める。

        この事はまた、3月中旬にスタートした私達のYoutubeビデオシリーズの中で概要を述べた前提をも支持するものだ。特にシリーズのPart2では、何故世界の中央銀行(特に米国とヨーロッパ)が、2016年11月の大統領選シーズンに向け、自ら管轄する地域の経済を確実に持ち上げようと持てる力の全てを使おうとするかという問いへのジオコズミックな基盤を提示した。彼らは自国民の富が爆発する(株式市場の上昇により)ことで、対抗する候補者が経済の弱さを主張して有利になるような機会を失うよう望んでいる。

先週はまた、
1)火星と冥王星が4月17日〜18日に逆行に転じた 
2)金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレートした
という二点によって注目に値する週となった。後者はリバーサルの強力なジオコズミック・サインで、あたかも目覚まし時計がセットされていたかのように、先週は多くの金融市場が確実に、それもかなり目を見張るような様相を呈して予測通りの動きを見せた。

金星と冥王星は、とりわけ通貨と大豆に強い歴史的相関関係を持っている。4月21木曜にミュータブルな(変わりやすい)マリオ・ドラギがECBの金利政策の未来に関する彼の気持ちを変えた時、米ドルは直近の下落から反転し、他の全ての主要通貨に対して急騰した。例えば日本円に対しては、先週初め(4月18日)は2014年10月以来の安値水準である108円以下で取引されていた。だが金曜までに111.81まで急騰した。これはこの市場では大きな動きだ。

またユーロが下落するにつれて大豆のような商品も下がった。何故ならこれらの価格はドルの価値が基盤になっているからだ。一般的な言い方をするなら、米ドルが強くなってくるとドルをベースとした商品は弱くなる。乙女座のドラギが彼の変わりやすくジレンマに満ちた発表を行う直前、大豆の旧穀と新穀(5月限と11月限)は2014年11月以来の最高値水準である10.20ドル/ブッシェルで取引されていた。これは『フォーキャスト2016』で大豆は2016年に再び2桁に達するという予測と合致していた。そしてその後24時間以内に大豆は50セント以上下げて、この市場にとっては大きな下落となった。

        金と銀も似たような動きを見せた。ECBのチーフによる4月21日(4月19日~22日の金星トランスレーション中間日)の「気持ちの変化」以前、銀は殆ど1年ぶりの最高値レベルであり、またわずか4ヶ月前の2015年12月につけた数年ぶりの安値13.62からは30%の上昇となる17.72ドル/トロイオンスで取引されていた。だがその日の引けまでに、銀は高値から1.00近く下落した。

        世界の一部の株式市場もまた、先週の水曜〜木曜、金星トランスレーションの中間部付近でつけたサイクル新高値から反転下落した。しかしながら、これらの下落は株よりドル価格に依拠している商品市場に起きたそれのようにはドラマチックではなかった。一つの例外は日本の日経で、金曜の引けまでに数週間ぶりの新高値に舞い上がった。これは2月12日につけたプライマリー・サイクルの安値から実に2500ポイント以上の上昇だ。

        今はは金融市場にとってワイルドな時期だ。そして宇宙にとってもワイルドな時だ。これは2016年3月〜6月まで展開する『ジオコズミック・サインの驚くべき春のラインナップ』の一部なのだ。待て!それはまだ終わっていない。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “多数ではあるが過半数には達しない代議員を得て党大会に臨む候補者が指名候補となるのは正しくない… 1976年、ロナルド・レーガンには予備選において、フォード大統領より百万票も多い支持を集めた。しかし、レーガンは代議員の過半数を勝ち取る事は無かった。フォード大統領が勝ち、それによって指名候補の座を得たのだ。レーガンはルールを解っていた。そして文句を言うことも無く、勝者のサポートに回った。これがあるべき姿だ。”

ー “Let’s Get This Straight About the Convention”
  ウォールストリートジャーナル “Opinion”より
  共和党全国大会議長経験者数人の声を総括して
  2016年4月21日付


        “ビル・クリントンは第二次世界大戦以来のどの大統領をも凌ぐ高い支持率を維持して大統領職を終えた。クリントン夫人はといえば、言うなれば彼のした事全てが軟弱で、まやかしであり、誤りだったと言い続けながら過去6ヶ月を費やしてきた… そしてヒラリーのこうした手の平返しは、クリントンというブランド自体への高い代償にもなってしまった。サンダース支持の純粋主義者達は、彼女の左傾ぶりを偽物と見ており、これが彼女を信頼してはならないもう一つの理由だとしている。特にこれが彼女の金銭への貪欲さとウォールストリートとの絆に対するサンダース氏の容赦無い批判と結び付けば、なおさら顕著になる。”

ー Kimberley A. Strassel
  “Berning the Clinton Establishment”
  ウォールストリートジャーナル 2016年4月22日付



        先週はちょうど『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』における、火星と冥王星逆行の週だった。今週は水星が逆行に転じる週だ。火星と冥王星は無慈悲であり、誰であれ、過度に攻撃的になった者にはブーメランが飛んでくる。ここでは攻撃者の側が敗北するという傾向があり、この流れは6月29日(日本時間30日)まで続く。民主・共和両党の候補者達が、それぞれの党大会に向けて必要な数の代議員を確実に押さえようと躍起になるにしたがい、敵対的な雰囲気はますます強まるだろう。

        この、明晰さの欠如と泣き言を伴う対立的な物腰は、今週4月28日(日本時間29日午前2時過ぎ)水星が逆行に転じて火星と冥王星(そして土星と木星)に加わることにより、また一段と強調されることだろう。この逆行は5月22日まで続く。しかも、これは普通の水星逆行ではない。私達の最新のYoutubeビデオPart4で論じたように、この水星逆行では、珍しい「水星の日面通過(内合)*」が起きるのだ。これは5月9日、世界の多くの地域において6〜7時間の間、太陽表面を横切るように移動する小さな黒い点として観察出来る(太陽フィルター付の小型望遠鏡を要するが)。火星もまた冥王星と共に逆行中であり、これが事故や怪我を支配することから、世界中でどれほど多くの人々がこの約7年に1度の宇宙スペクタクルを見ようとして状況を把握せずに行動し、目を痛めることになるだろうかと心配せざるを得ない。

* 水星の日面通過:日本時間5月9日20:12〜10日3:42。南北米大陸、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの一部地域で観察可能だが、残念ながら日本からは見ることが出来ない。


“Incredible Spring Lineup of Geocosmic Signatures Part 4”


        水星は逆行期間中の全てを牡牛座で過ごす。牡牛座は銀行とお金を支配する。したがって、今の時期でさえ、中央銀行が自分達の以前の宣言を否定するような新政策を発表したところで驚くにはあたらない。今はミュータブルTスクエアの時でもある。これは誰がどんな発言をするにせよ、それが長続きすることなどアテに出来ない時だ。全ては変化していく。ここで再び念を押すが、あなたが読んだ事、見た事、または耳にした事はどれも信じることは出来ない。おそらく最近は、全ての物事の中で「真実」が最も価値ある資産だろう。何故ならそれは今現在 ー そしてこれからも ー あまりにも欠乏しているからだ。

        ではこれが金融市場にどう影響するだろう? さて、ミュータブルとはどんなトレンドも長続きしないことを意味する。強気のセンチメントは1週間〜3週間といった短い間に弱気に転じる。水星逆行もまた似たような力学を持っているが、その影響力はより短期に留まる。つまり、予期せぬ出来事や政界、金融界のリーダーからの矛盾した発表を受けて、1日〜4日おきに市場心理の転換が起き、価格は上下に行きつ戻りつするということだ。

それに加え、この時期はチャート分析やテクニカルにおける「騙し」が頻発しやすい。強気シグナルが出た直後に弱気シグナルが顕れたり、その反対が起きたりする。また価格の抵抗線や支持線が破られて、そのトレンドの勢いが続くという錯覚を助長する。水星はしばしば「トリックスター」と呼ばれるが、これがその理由の一つだ。あなたが「見る」ものは、あなたが「得る」ものではない。1日〜4日の内に価格の動きは突如として転換し、それまでの買いシグナルまたは売りシグナルを否定する。これは超短期のトレーダーにとっては夢のような相場環境かもしれない。しかしながらポジション・トレーダーは、相場の出入りに際し、買ったら下がり売ったら騰がるような目に遭って損失を出さないよう注意しなければならない。

        水星はまたコミュニケーションを支配する。売買注文の際は自分が正しいオーダーを入れたかどうか、よく確認した方が良い。自分が意味していたのは買いなのか売りなのか、確実に伝えることだ。コンピュータや携帯電話(コミュニケーション・ツール)に生じる問題にも注意しなければならないだろう。そうしていも、牡牛座での水星逆行時はあなたの残高照会に計算違いが起きたりする。こうした間違いが起きないよう、自分の銀行口座やクレジットカードのアカウントを厳密に監視しておくことだ。

        私達は、ダウ工業平均のように最近ブレークアウトが起きた株式市場を注意深く見守るつもりだ。17,600〜17,700というブレークアウト・エリアを果たして維持出来るのか? もし出来たなら、それは中央銀行が巧みに統御されており、強い株式市場と純資産の増加を操縦しているという考え方を支持するものとなる。そうでないなら、もしかすると中央銀行が経済と金融市場の面倒を見るための弾薬は尽きたのかもしれないという警鐘の発動が秒読みに入るだろう。

現在火星が逆行に転じている中、米ドルに強気相場が再び始まり、商品市場を深刻な下落に追いやって最近の強気な動きが単なる騙しであったという見方が浮上して来るのか? これらの全て、そしてより多くのサプライズと変化が、今後の可能性の内にひしめきあっている。

        これらを消化吸収していくにしても、すでにあまりに多くの物事が存在している。したがって最善のアドバイスは、今もって以前のアドバイスと同じ内容だ。
『ゆったり座り、目の前で繰り広げられる演し物を楽しむ...そんな余裕を自分に与えよう。この現実世界と人生のコメディ、そして(または)悲劇がもたらす深刻さに、あまりに囚われ過ぎないようにしよう』。

こうした強烈な惑星の力学がその力をふるう下で、「パープル・レイン」の創り手のような素晴らしいアーティスト達が私達の惑星を去っていく今という時は、感情的にもハードな時期かもしれない。こうした事が起きた時は、彼 ー そして他の次元へと旅立った全ての人々 ー が、自らの人生を生きる途上で生み出した全ての偉大な美を心に映してみよう。このような創造性を人生で体験出来た私達は、やはり祝福の中に生きているのだ。







訳文ここまで
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April 17, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント4/18【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年4月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        先週は前の週に起きた天王星とコンジャンクトした新月に続き、金融市場にとってまたもう一つの興味深い週となった。天王星が持つ不安定な行きつ戻りつの力は先週初めまで続いたが、その後天王星の影響力が徐々に衰えると共に、世界の多くの株式市場は羽ばたいた ― だが全てではなかった。

        米国では、ダウ工業平均が4月14日木曜に17,962に達したが、これは11月3日につけた前回のプライマリー・サイクルの天井に非常に近い。そのラインを破ることが、新たな強気相場への私達の公式なシグナルだ。しかしながら、これは今や2015年5月の史上最高値と11月の高値を結んだ下降トレンドライン17,650を堂々と破っている。つまりすでに非常に強気を示しているのだ。これについてはYoutubeビデオのPart2で予測していた。そして現在、Part3が視聴可能だ。その中で私達は、世界の国々とその指導者、そして個人(皆さん)レベルにおいてミュータブルTスクエアと火星/冥王星逆行の影響を受ける人々について論じている。また、火星のトランシットに基づいて金が辿るであろう道筋についても述べている。

        株式市場に興奮が見られた地域は米国だけではなかった。日本の日経は、前の週に重要なハーフプライマリー・サイクルの底をつけた後、1000ポイント以上も舞い上がった。ブラジルのボヴェスパは2015年6月以来の高値水準まで高騰した。ロシアのMICEXは先週爆発的な上昇を見せ、2008年5月につけた1966年以来の史上最高値にあと20ポイントまで迫った。

さてこれは何やら奇妙な成り行きだ。何故ならYoutubeビデオのPart3でも示唆したように、ロシアとブラジル両国の指導者達は現在ある深刻な冥王星トランシットの影響下にあるからだ。ウラジーミル・プーチンは最近のパナマ文書において話題の主となっているし(彼自身は直接的に何の関係も無いと否定しているが)、デルマ・ルセフはブラジル大統領の座を今にも追われようとしている。あるいはそうはならないのか? もしかしたら市場は彼女が弾劾されないと言っているのかもしれない。だが冥王星が今週、彼女の出生図の月・金星の上で逆行に転じるという事実は、脅威が本物であることを示唆している。

        先週は他の金融市場にも注目すべき動きが見られた。例えば銀だが、これは騰がって2015年6月以来初めて1640を試している。それに引き換え、金の方は月の高値さえつけることはなかった。これは異市場間弱気ダイバージェンスが浮上している。原油は4月13日水曜に11月以来の高値水準42.42まで騰がった。だがその後木曜〜金曜には下げ戻している。ドル/円は4月11日月曜に2014年10月以来の安値水準である107.61まで落ち込んだ。一方ユーロはその1日後に2015年10月以来の最高値1.1464まで上昇している。

        現在私達は冥王星逆行の1日前となる4月17日の火星逆行に向かっている。それはまるで、自分が突如として速度制限をはるかに超えて走っていることに気付いた後でおもむろにブレーキを踏むような感じだろう。さぁ前方を走るパトカーもそれに気付いている。突然のスピードオーバーに対する説明を考え出さねばならない ― それも素速く。素速く頭を冷やし、けっしてカッとしてはならない。警官があなたの車に近付いてくる。彼は笑っていない。これはウィン―ウィンとなり得るような甘い状況ではないかもしれない。だから不必要な状況悪化を招かないよう注意すべきだ。地元警察が主宰する募金集めパーティのチケットを買うからなどと提案してはならない。宥和策や懐柔策は上手くいかないだろう。相手は山羊座の冥王星だ。それは過去からのカルマでもある。これはちょうどパナマ文書に象徴されるように、あなたが過去に犯した全てのバカげたことが浮上し表面化してくるということなのだ。



≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫

        宇宙空間における動きから見れば、今は非常に激しく強烈な時だ。米国では所得税の申告期限を迎える週であり、火星と冥王星がそれぞれ4月17日と18日に逆行に転じる。冥王星は毎年この時期周辺で逆行する。火星は約27〜28ヶ月ごとに逆行に転じる。では、この2つの事象が共に1日〜2日の内に相次いで起きる時、どんな可能性が生じるだろう? 前回、火星が逆行に転じたのは2014年5月1日〜5月19日だった。おそらく皆さんは、この期間がロシアのクリミア併合とISISの台頭と符合するのを思い出すことだろう。

        だが今は、それ以前の火星逆行時に起きた面白い事柄について話すことにしよう。例えば1980年1月に火星が乙女座で逆行した当時のことだ。その時、2つの重要な事件が起きた。まず最初は、あのハント兄弟*が銀市場で買い占めを行い、金と銀が当時の史上最高値をつけて彼らが世界一の大富豪になったことだ。

        ところがその後4月6日に火星は順行に転じ、その時までに兄弟は世界一貧しくなってしまった。COMEX(銀を扱う世界最大の商品先物取引所)が証拠金引き上げ等の新しい規制を実施し、結局銀は80%もの暴落をみたのだった。新しい規則は新たな銀のロング(買い)を誰にも許さず、可能なのはショート(売り)のみだった。これは、あなたが制限速度をはるかに超えるまでアクセルを踏み抜いた時、警察に追われて捕まるという状況をCOMEXを舞台に翻案した筋書きだ。これはロングを持つ誰からも銀を「奪う」という、COMEXというシステムを通した顕れなのだ。

ハント兄弟は莫大な量の銀(何千トンかもしない)を保有していた。しかも取引所はストップ安が数日間続き、彼らが銀を売って市場から出ることを許さなかった。ようやく抜けることが出来た時には、利益が全て飛んだばかりか、当然もっと大きな損失を出すことになった。彼らは現在の米国政府が抱える負債にも似た巨大な借金を抱えたのだ。こうして商品市場は救われた。ハント兄弟の富は崩壊し、その直後に規制は解かれて市場は再び通常に戻った。現在、私達は50ドル/トロイオンスから再び下がった銀を10ドル台で売買することが出来る。

*ハント兄弟:バンカー・ハントと弟のウィリアム・ハントは、石油事業で蓄えた一族の資金力を背景に、1970年代より商品先物取引市場で投機を行うようになった。70年代末にはシカゴ商品取引所で大豆の買占めに乗り出し、資金力にまかせて価格を吊り上げ、作柄から大豆は過剰価格と判断して売り向かった新興穀物メジャーのクック・インダストリーズを倒産に追い込んでいる。

その後、ハント兄弟は貴金属市場に着目し、大量の銀先物の買い建てを始める。1979年には、世界の銀在庫をほぼ独占するほどのポジションを持っていた。兄弟は銀投機により1979年12月までの9か月間で推定20億から40億ドルの利益を得ており、推定銀保有量は1億オンス、90億ドル相当(現在のレートで約8500億円)であった。 ハント兄弟が銀の買占めをはじめた1979年から、銀先物取引と現物の銀価格は、79年9月の1オンス11ドルから1980年1月の50ドルまで値上がり した。しかしその後、シカゴ取引所の証拠金引き上げなどの対策でハント一族は買いポジションを維持できなくなり、銀価格は暴落に転じる。1980年3月27日の取引は「シルバー・サーズデー(銀の木曜日)」と呼ばれる史上最大の暴落を記録した。最終的に銀価格は数ヶ月で80%以上下落し、同年の9月には1オンス11ドル以下になった

その後、ハント兄弟は銀投機の損失と、関係して起こされた訴訟費用の調達に窮し、連邦倒産法第11章に基づく破産を申請した。(wikipediaより抜粋)


        だが次に、当時もっと重要な出来事が起こった(まぁ少なくとも私自身にとってはより重要だったということだが)。その年の1月15日夕刻、私はツーソンでスピーチを行った。その聴衆の中には、伝説的なマーケット・タイマーでサイクル分析家のウォルター・ブレッサートがいた。彼はアストロロジーに関心を持っており、そして私の話に興味を示した。彼は私を自宅に招き、夕食を共にしようと誘った(彼の家のコックはマクロビオティック専門だと聞いてどうして断れようか?)。彼は広大なランチスタイル・ハウスの裏にあるオフィスに私を連れていったが、その壁には沢山の金相場のチャートが貼ってあった。

『レイ、』と彼は私に呼びかけた。『私はアストロロジーについては殆ど何も知らないんだが、気付いたことが一つある。金が自由に取引され始めてから(1971年)というもの、毎回火星が逆行に転じる度に金はトレンドを反転し、順行するまで逆方向に動き始める。この何枚ものチャートを見てごらん。日付けにチェックを入れておいたから。』 

実際、それは正確に過去3回の逆行で起きたことだった。金がそれまで騰がっていれば逆行に伴いその騰勢が止まり、順行になるまで下がっていた。そしてその後また反転して元の強気トレンドに戻っていた。もし金が逆行に向けて下がっていたら、反転後順行になるまでの間急反騰し、その後再び弱気に戻るのだった。3回の逆行と3回の順行、どのケースでも動きが起きていたのは前後4取引日以内だった。これを見せられて感銘を受けないわけにはいかない。

        しかしながら、私の人生を変えたのは次に起きたことだった。

『レイ、この火星の逆行と順行の他に、金価格の変化をピンポイントで示すようなアストロロジー上の要因があると君は思うかい?』

『そうですね、』私は考えた。『ありそうだぞ…』と。

    次に私はウォルターがこういうのを聞いた。

『もし私が君に、自由取引が始まって以来の金の日足チャートを渡したら、他の相関関係を発見出来るかどうか見てくれるかい? もし君に興味があるなら、私は自分のワークショップやセミナー全てのゲストとして招待する。そしてサイクル理論とそれが金価格の変化にどう関連するのかを学んでほしい。』

彼が実際にそう言ったことを私は記憶しているのだが、私の心にはこう聞こえていた。

『もし君がこの市場サイクルに関する研究をやる気があるなら、金融市場分析に関しては喜んで君のメンターになろう。』

        そしてここから私のマーケット・アナリスト、マーケット・タイマーとしてのキャリアが始まったのだった。

それから2年後、私は金の価格反転に高い相関関係を持つ60種のジオコズミック指標に関する研究を本にまとめた。それが『The Gold Book: Geocosmic Correlations to Gold Price Cycles』(1982年)だった。ウォルターはこの本を気に入り、それをファイナンシャルニューズネットワーク(FNN)に送り、私は彼らのインタビューを2回受けた。それ以前、前の年にスタートした金に関する私のリポートの購読者は約35人だった。だがこのインタビューからたった1週間の内に、350件を超える購読申し込みがあり、その後私はFNN(現在のCNBC)のレギュラーゲストになった。当時までの私はコンサルティング・アストロロジャーを本業として実績を積んでいたが、その種の仕事を手放さざるを得なくなり、まもなくウォールストリートの大規模な会社のいくつかと契約して新たなキャリアをスタートしたのだった。そして9年の後にまた一社、そして一社と徐々に彼らと離れていった。それらのタイミングは高い確実性をもって、火星逆行の時期だった。

        つまり、こういうことなのだ。火星逆行時にはいつもいつも冷たい風が吹きすさぶわけではない。私にとってはこの時期は好ましい。何故ならそれは私の人生に良い変化をもたらしたからだ(ハント兄弟にとって同じ事が言えないのは残念だが)。それは私の人生において愛すべき物事 ―ファイナンシャル・マーケット研究― に導いてくれた。この場合、それは金についての研究だ。金との出会いは私の人生に最大の影響を与えた注目すべき人物 ― 私のメンター、サイクル研究のキングであるウォルター・ブレッサートとの出会いに導いてくれたのだ。私などはおそらく彼の影の中に佇むプリンスでしかないだろう。

        もしあなたが調査研究を好むなら、今後10日間は常に無い洞察力が働くかもしれない。調査と研究に携わる全ての人々に幸あれ。特に火星が冥王星と1日違いで逆行に転じようという今は、何かを発見するための時だ。深く深く掘り下げることだ。そして諦めず、厳しくあれ。きっと自分でも信じがたい発見が待っているかもしれない。

        おっと! 残念ながら、火星の方向転換と金価格との間の相関関係は1984年以来、それほど確実ではなくなった。もう100%の相関性を保っているとは言えない。それでも、逆行と(または)順行周辺のタイミングでつけた高値または安値がその年の終わりまで(その年一番の)高値または安値として維持されるということはしばしば起きている。私達は今回もそれが起きるかどうか、12取引日の猶予をもって見ていくことになるだろう。





訳文ここまで
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April 03, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント4/4【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年4月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 『マンデーン2016』がアマゾンKindleストアで発売になりました。今回、この記事の最後でメリマンさんも言及してくださっていますが、マンデーン・アストロロジーに興味をお持ちの方にはとても面白い内容だと思います。またアストロロジーや経済・金融用語などの解説も付録として掲載していますので、よろしければぜひご一読ください。

来週、4月11日付のコラムはお休みさせていただく予定です。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “非農業部門雇用者数は3月に215,000に増加し、このところ鈍化を見せてきた経済の先行きに明るさを提供した。雇用の伸びは、失業率が2015年5月以来初めて5%に達したという見出しと共に報じられた。この米国失業者数の増加は、2月には782万人で今回は797万人に上昇した労働人口の一部をなすと見られる。経済的理由からパートタイムの仕事をしている人、仕事を探していない人を含めた別の調査でも0.1%悪化して9.8%となった。”

ー Jeff Cox, CNBC.com
  2016年4月1日


        今回の失業率悪化を受けて株は急落、ダウ工業平均は寄り後まもなくの間に100ポイント以上も下げた。そして1時間後、その下げ幅を全て取り戻した。引けまでにはまた100ポイント以上騰げて、2016年の新高値をつけていた。実際、金曜につけた17,811は12月7日以来の高値水準だった。これは山羊座の終盤度数に月が在泊する時に始まる市場に典型的に見られる動きだ。木曜夜に発信される金曜の購読者版デイリーリポートで「今日は月のサイクルの関係で弱気に始まるが、後に強気に転じて終わるかもしれない」と述べた通りとなった。ちょうどエイプリルフールと重なったが、株式にとってはパーフェクトなルナー・サイクルの1日だった。

        しかしながら、エイプリルフールは世界の他の地域にはあまり嬉しくない結果をもたらした。アジアと環太平洋地域では、オーストラリアと日本に株式市場の大幅な急落が見られ、両市場とも4週間ぶりの最安値水準に落ち込んだ。だが他の市場、たとえば中国の上海、香港のハンセン、インドのニフティなどには同種の修羅場は起きなかった。これらの市場は先週の殆どで騰げきており、地域別ダイバージェンスが示現している。

        ヨーロッパの市場にも先週はダイバージェンスの様相が浮かび上がった。オランダのAEX、ドイツのDAX、スイスのSMIは金曜にどれも窓を開けて下落し、数週間ぶりの新安値に沈んだ。一方、同日ロンドンのFTSEは週の安値さえつけることはなかった。

        他の市場はかなり奇妙な動きを示した。たとえば、ユーロ通貨は10月15日以来の最高値水準まで舞い上がった。また金と銀は米ドルの安値にともなって反騰するだろうという大方の思惑をよそに、先週は両市場とも大きく下落した。特に銀は弱く、3月22日につけたサイクル高値の16.17から下げて金曜の取引時間中には14.78をつけた。原油はもっと悲惨で、金曜には36.63まで下げた。これは前週につけた直近高値41.90から12.5%の下落となる。


        先週は実に混乱に満ちた週だった。ちょうど国家間や人と人との間に交わされた約束が反故になるのと同じように、各市場間に通常見られる関係性は壊れ去った。だがそれは、木星、土星、そして海王星との間に形成された驚くべきミュータブルTスクエアが発効している時に一貫して起きる事柄なのだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        最近のYoutubeビデオ “The Incredible Spring Lineup of Geocosmic Signatures” (一つ前の記事下に転載)で述べたように、私達は現在、全部で4段階ある内、第一と第二の狭間に来ている。第二ステージは4月17日〜18日±10日で、火星と冥王星の両方が逆行に転じるタイミングだ。これは特に大きな挑戦を意味するコンビネーションで、両方とも強硬さと容赦のなさという原理を象徴している。火星は好戦的なエネルギーを持ち攻撃的になりやすいが、特に射手座に在って近隣に土星が在泊している時はよけいにその傾向が強まる。

射手座は例えば宗教教義のようなイデオロギーを象徴する星座宮であり、また中東における紛争の激化とも関連している。少しの事で爆発しやすい状況が考えられる。これは人命が再び暴力的な行動によって危険に曝される時期となる怖れがある。火星と土星が共にある時、彼らは妥協や歩み寄りには興味が無い。むしろ「敗者には死を」だ。ここには「ウィン-ウィン」の解決法を探そうなどという意欲は無い。誰かが斃れ、代価 ー 重い代価を支払わねばならない。射手座はまた旅を支配する。この期間に旅行を計画している人は、安全の確保に特に注意を払うべきだ。

        ではこの時期に何かポジティブな要素はあるだろうか? もちろんだ。こうしたエネルギーには常に前向きな使い道が存在する。とりわけ調査研究に携わる人々、そして人類に貢献するような重要な発見のとば口に立っているような人々にとっては助けになる。また、世界記録を破ろうとするような運動選手にもポジティブなエネルギーとなり得る。金融界においては、このコンビネーションは負債、税金、支出をめぐる論争や対立に関連している。うむ、またしても...か。私達はまたもや何処かの政府機関の閉鎖などといった崖っぷちに立つのだろうか? 破産と(または)大規模な金融救済措置の必要が生じるというのか? もし中央銀行が彼らの財政政策に関して最近ほのめかした物事に手の平を返すような驚きの発表を(またもや)行って、再び世界を当惑させたとしても驚いてはいけない。一部の金融市場はそれに従って反応 ー 反転 ー するだろう。

        私達はこの驚くべき春の様相について取り上げたYoutubeビデオのパート3をこの期間の幕開け直前にリリースするつもりでいる。



≪ 長期ジオコズミック・サインと
 ファイナンシャル/マンデーン・アストロロジー ≫


        “FRB議長ジャネット・イエレンは火曜、明確な口調で自分が米国の金利政策の手綱を握っているというメッセージを送った…. それは殆ど確実に4月の引き上げは無く、また6月についてはクエスチョンマークであることを意味し… 市場は二人の重要なFRB当局者が先週「今年初めの下落の後で金融市場が落ち着いてきたことをふまえ、早ければ4月にも指標金利を引き上げるかもしれない」と述べた後、神経質な動きとなっていた… イエレンが「もし経済が低迷すれば、FRBには長期金利を下げるための国債購入のような道具がある」と言明したことは特筆に値した。”

ー Paul Davidson
  “Yellen Rides to the Rescue of Markets”
  USA Today, 2016年3月30日付


        “イランの最高指導者は、イランの核開発計画を制限する去年の合意の後で高まる国際的圧力にもかかわらず、弾道ミサイル計画を捨てることは無いと述べた。”

ー Aresu Eqbali, Asa Fitch
  “Ayatollah Stands by Iran Missile Program”
  ウォールストリートジャーナル 2016年3月30日付



        ミュータブルTスクエア(木星、土星、海王星)が再び効力を発揮した。ここ数ヶ月にわたってこのコラムでも何度か論じたように、「ミュータブル」には「変化しやすい」という意味がある。今日重要な物事は、明日には変化する。海王星と土星がこの惑星構造に関与していれば、読んだ事、耳にした事、あるいは目にする事の何事も信じることは出来ない。この状況は2016年9月に入るまで続くが、特に3月〜6月はピークとなる。

先週、FRBの要人達は12月の公式表明(2016年中に4回の引き上げを行う予定)を受けて、金利引き上げを支持する立場で話をしていた。FRBが3月に引き上げを行わず、その代わりに2016年の利上げに関する自らの見通しを4回から2回に引き下げたのは、それから1週間後のことだ。そして今、先週水曜にイエレンが、彼女自身は利上げを急いでいないと明言したのだ。事態は行きつ戻りつしており、これはまさに、起きそうな事として前回のYoutubeビデオの中で挙げた事例と合致する。また同ビデオの中でも論じたように、FRBのこうした状況には政治的な意図も働いていると思われる。

        だが、気持ちを変えたり、以前表明した取り決めや立場と格闘しているのはFRBばかりではない。米国最高裁では *二つの裁判において審議が膠着状態に陥っている(土星・木星スクエアが象徴する例の一つであり、これについてはYoutubeビデオのパート1で述べた)。そしてイランは自身が最近交わした「核弾頭搭載可能なミサイル開発を8年間控える」という合意に反旗を翻そうとしている。

*二つの裁判:非営利の宗教団体が避妊薬に関わるオバマケアの保障からの特例除外を求める信教の自由問題と、従業員が十分な補償を受ける権利との間で争われている裁判。前最高裁判事だったアントニン・スカリア氏が先月死去して以来ずっと膠着状態が続き、判事が真っ二つに割れた状態だという。

また、もしかするとこの記述には「DCマダム事件」が含まれているのかもしれない。これはワシントンDCのエリート層を顧客とした性的エスコートサービス会社を経営していた通称DCマダム、デボラ・ジーン・パーフリーの1000人近い顧客リストを巡る事件。彼女の死後に箝口令を受けた元顧問弁護士モンゴメリー・シブリーが、連邦下級裁判所によって封印されたリストに関し、これを闇に葬ることは選挙の際に有権者が候補者の情報を正しく知る権利を妨害することだとして最高裁に訴えており、これを扱うか却下するかで政界に利害関係を持つ判事達が窮地に陥っているという。このリストには大統領選の候補者も名を連ねていると言われ、シブリー氏はもし自分の身に何かあれば自動的にリストがネットに流れることになっていると発表するなど、米国TVドラマを地で行くような展開になっているという。


        これらのアスペクトの下では、読むもの、聞くもの、見るもの全てを信用することは出来ない。土星は真実、正直さ、そして責任を負うことを求める。海王星は文字通りの言葉を、何か全く意図とはかけ離れた意味に再翻訳する。そしてそれが誤魔化し、裏切り、または意図的な誤りとして解釈される。その結果は ー 少なくとも原理と精神において ー 合意したつもりの物事が、一方の側にとっては合意に当てはまらない条件だと希望的に見なした物事との軋轢が生じ、結局は確固としたものではなくなるというわけだ。

忠実さや約束履行の誉れなど問題ではない。大事なのは底に秘めた計略を前進させることだ。そしてこれをクリントン夫人と彼女のEメールサーバーの問題に関して当てはめれば、どう対応するのか取り組みは未だに始まってさえいない。あるいは、妊娠中絶とそれを望んだ女性への処罰の可能性など、ころころと自分の立場を変えるドナルド・トランプが、今度は ー いや待てよ? ー 現代では中絶手術を提供することによって処罰の対象となり得るのは本来は医師達であり、女性ではないはずなのだが。

        つまるところ、海王星は思い違い、妄想、混乱を支配する。私達はそれを、中央銀行、最高裁判所、政界から地政学的相克まで、世界のあらゆるところで経験しつつある。私達は誰もが自分がどこに向かっているかを知っていると思うのだが、実は誰も正しい方向(または行動の結果への理解)を指し示す地図を持ってはいない。誰もが自分の責任を顧みず、誰か他の人間のせいにする(リベラル、保守、メディアなど)。今の米国において、その構成人数の増加速度が最も増しているのが無党派層だというのは明らかだ。今は何処を見ても、リーダーとなる資質の有無を問い、誰かを選択するという行為自体に皆が幻滅を感じている。

        ではどうすれば良いのだろう? まぁ、海王星は常に、ただゆったり腰をかけてリラックスし、観客として面白い演し物を楽しむ時に一番幸せを感じるだろう。あるいは、ただ深い呼吸をするのだ。それが癒やしになる。もしあなたが周囲で演じられている演し物にあまりに深入りすれば、本来の複雑さの中でいや増しに肥大化していく未解決の問題という沼地にはまり込んで、ストレスが増大するだけだろう。手放すことだ。そしてショーを見物するのだ。そしてこれを頭に置いておくと良い。9月9日〜10日以降は来年に向けて木星が乙女座から天秤座に移行する。そして土星は海王星に対する最後のウェイニングスクエアを形成する。正気と信頼が戻り始め、最高裁は次期判事を迎えて恐怖の暗礁を無事にやり過ごし、そして人が口にする言葉の価値がもう一度、ご都合主義者の気まぐれや欲望より重要視されるようになるかもしれない。

今はいかなる合意もうのみにしてまとめたり、真面目に受けとめて良い時ではない。その時は9月以降にやって来る。今のところは、身を低くかまえてトラブルや危険を回避するべき時だ。また4月15日までの税申告期限が終わってもまだ資産が残っているなら、それを活かすために何らかの調査を行ったり、税金対策や不動産プランでも立てるのが良いかもしれない。



≪ 告知 ≫

        このほど日本において、私達MMAの現地エージェントである投資日報社から『マンデーン2016』という新しい本が電子版として刊行された。この本はマンデーン・アストロロジーに関わる私の多くの記事の中から、フォーキャスト・シリーズやコラムで書いてきたことなどを、日本語への翻訳者である秋山日瑶香の手によりまとめ、出版されたものだ。日本の購読者の皆さんは、こちらでそのエキサイティングな本の概要を知ることが出来る。私も日本語を読めたならどんなに良かったろうと思う。きっとこの新しい本をとても楽しみに手に取ることだろう。






訳文ここまで
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March 27, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/28【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月28日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


        世界の殆どの株式市場は3月14日〜21日の間に数ヶ月ぶりの高値をつけ、その後先週終わりにかけて後ずさりを見せた。

        原油は株式に続いて反騰し、3月22日火曜に41.90まで騰がって2月11日につけた10年来の安値26.05からは実に60%の上昇となった。これは12月4日につけた高値以来の最高値であり、『フォーキャスト2016』で述べたように、土星・海王星スクエアと木星・土星スクエアの下で予測された長期サイクルの安値が示現した可能性がある。この安値の示現は2015年11月〜2016年6月の間が理想的なタイミングだった。それでも株式と同様に、原油もまた1日短いホリデー・ウィークの最後の取引日だった木曜には下落して終わった。

        金と銀はそれほど調子良くはなかった。金は3月11日に1287.80に達し、1年ぶり以上の最高値まで舞い上がった。だが3月24日木曜には、1211まで下がっている。銀は金より1週間遅れて3月18日に1617をつけてトップアウトした。その1週間後の3月24日木曜、銀は1510まで下がっている。そうだ。今や火星は蠍座を去って射手座を運行している。射手座の火星は歴史的に見て、蠍座に在る時ほど貴金属にとって強気とはならない。火星は(冥王星と共に)4月17日〜18日に逆行に転じ、5月27日以降は蠍座に戻る。今年の貴金属市場には、まだこれからも良い取引チャンスがありそうだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達が最近のYoutubeビデオで論じた「驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ」の最初のパートが終了した。この第一の波は3月6日〜26日に発効したもので、このような短期間に10種もの重要なジオコズミック・サインを含んでいた。それは3月8日、乙女座の木星とはまさにオポジションとなる魚座の日食から幕を開けた。そして3月23日水曜、木星・土星スクエアの2回目の正確な形成と同日に起きた月食と共に終わった。それはベルギーの同時テロ事件の翌日のことだった。3月25日金曜には土星が逆行に転じた(これは木星・土星スクエアの一部をなすものであり、したがって世界にとっては木星よりも土星的な影響が強かった)。そして同じ3月25日、金星が木星・土星スクエアに対してミュータブルTスクエアを形成した。これによって「驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ」初期ラウンドが完了したことになる。3月25日金曜は世界の殆どの金融市場が休場であったが、木曜の引けには株式、貴金属、原油、通貨など多くの市場が下落していた。ひょっとすると、先週の取引日が1日手前で終わって良かったのかもしれない。


≪ 長期のジオコズミック・サインと
 ファイナンシャル/マンデーン・アストロロジー ≫


        “我々がこの選挙を動かしている抗えない力の存在について真に理解するには数ヶ月、いや数年かかるかもしれない…  米国政治を支える2本の支柱の内、1本がグラグラと揺れ動いている。共和党はストレスに苦しみ、崩壊の淵に立たされている…  自由なインターネットとそれが保証する無限の選択肢を要求する、時流に敏感な若い学生達が、何故に連邦政府とその権限を巨大化させようとしている年老いた社会主義者を信奉するのか? 彼は若者達の価値観の正反対を行うように見えるというのに…  何故 *連邦議会の嫌われ者である上院議員が、本来の共和党を支持する投票者にとって唯一の現実的な選択肢になり得たのか? そしてまた、実質的に彼女の個的・公的人生の全てにおいてこんなにもスキャンダルに見舞われている女性が何故ホワイトハウス行きの本命となっているのか?”

ー アリゾナ・リパブリック紙 2016年3月22日付 社説
   “A Political Year That Changed Everything”

*ティーパーティ運動をバックに議会でも長々と強弁を繰り返し、同じ共和党議員からも批判されてきたテッド・クルーズ氏のこと。共和党内の反トランプ派には現状、クルーズ氏しか選択肢が残っていない。

        彼らはマンデーン・アストロロジーを理解していない、ただそれだけのことだ。彼らは今 天上で展開している強力なミュータブルTスクエアに気付いていない。それは2016年3月〜6月をピークとして2015年8月〜2016年9月の間発効し続ける。そして人類の集合的な傲慢さ(または単なる無知)のただ中で、宇宙のサイクルと人間活動のサイクルとの間に存在する繫がりへの気付きや受容性は殆ど見受けられない。『上なる如く、下もまた然り』ー もしあなたが何か嫌な予感を感じるとするならこれが答だ。だがこれを理解するのは生易しいことではない。

        先週の強力な土星の影響による損失(土星は損失を支配する)が生じる以前、金融市場はジオコズミック・サインの春のラインナップに向かって非常に順調な動きを見せていた。株式市場は2月11日の安値から手堅くリバウンドし、先週初めには数ヶ月ぶりの高値をつけた。貴金属は12月の安値から急騰し、3月11日(金)と3月18日(銀)に数ヶ月ぶりの高値をつけている。原油は2月11日の安値から先週3月22日につけた直近高値まで爆発的な上昇を見せた。

        こうした上昇の多くは、世界の中央銀行による非常に強気の決定に起因するところが大きい。ECBは3月10日、予想された刺激策の内容をはるかに上回る発表を行って金融界を驚かせた。それから1週間後、FRBは短期金利の引き上げを行わないかもしれないと発表した。2016年中に4回の金利引き上げを行うと彼らが強く示唆したのはたった3ヶ月前のことだ。今やそのプランは縮小され、おそらく今年2回の引き上げとなるかもしれない。

        なぜ立場を変えるのか? 世界経済があまりに弱く、中央銀行はさらなる景気後退を怖れているのか? それとも他に理由があるのか?     また中央銀行によるこういった金融刺激策の効果とは何なのか?    言うまでもなく、彼らは経済成長を望んでいる。インフレーションが望みだ。そしてもし彼らが過去7年にわたって維持してきた力(と独立性)があれば、望み通りのものを手に入れるだろう。木星・海王星オポジションの下で株式と商品が再び強気になるにつれて、彼らは資産インフレを手に入れるだろう。彼らは米国の大統領選に向かって富の爆発を創り上げるだろう(これはいったい誰を利するのか?)。

もちろん、株式市場のチャートは今もって弱気だ。だが同時に重要なトレンドラインに近付いてもいる。これは ― もし破られるなら ― 突如としてすこぶる強気と化す可能性がある。その時に起きる問題は、オーバーヒートした経済と株式市場をどうクールダウンさせ着地させるかだ。しかしそれこそは、中央銀行を率いる者達にとって大統領選が "終わる" まで、すなわち彼らにとっては * かつてアンドリュー・ジャクソンによって取り上げられて以来、自分達の独立性と権力への最も大きな脅威が待っているかもしれないその時までは、直面したくないと願ってやまない問題なのだ。

* アンドリュー・ジャクソン(第七代米国大統領, 任期1829~1837): 一切の特権を否定し全ての人々に機会均等・平等をという主義主張の下に、いわゆる既存政界の外部から来て初めて大統領となった。「ニューオーリンズの英雄」と呼ばれた人物。米国史中、彼の施政期を「ジャクソニアン・デモクラシー」と呼ぶ。これは実際には白人のための平等であり、先住民の大虐殺や強制移住、黒人差別を大統領自らの信念に基づいて率先して行ったため、60年代の公民権運動の拡がりの中ではジャクソニアン・デモクラシーに対する見直しが行われた。しかし公職の民主化など、信念のために強権をふるった強い大統領のイメージとして米国史の中では一種のノスタルジーをもってジャクソン時代が懐かしまれることもあるとされる。ジャクソンは、当時の中央銀行の役割を果たしていた第二合衆国銀行への歳入預託を悪徳とインフレ助長の根源として拒否、各州の銀行(多くがジャクソン民主党支配の銀行だったと言われる)に預けることとした。また、民衆の代表というイメージや息の掛かった新聞などの後ろ盾によって大統領権限を拡大し、議会や司法との力の争いを繰り広げたとされる。米国史で唯一議会から不信任決議を出された大統領でもあった。(参考:wikipediaほか)

また、最近ではドナルド・トランプ氏をアンドリュー・ジャクソンの再来としてイメージするケースも見受けられる。

        今は春だ。これから6月にかけ、私達の太陽系において最も強烈な惑星達が非常に強力な配置を形成していく。その最初のパートは完了した。2番目のパートは4月17日〜18日の週にやって来る。それは火星と冥王星の両方が逆行に転じる時だ。3番目のパートは5月26日〜30日近辺になるだろう。これは3回目にして最後の木星・土星スクエアが起きる時で、同時に火星が逆行しながら蠍座に戻っていく。そしてその後、4回目にして最後の宇宙的パズル、土星・海王星スクエアと海王星の逆行が6月13日〜17日に起きる。これに続いて6月29日には火星が順行に転じる。

        この宇宙の様相は、平常時とは言えない。そして同様に、人類が歩む道にとっても決して通常の時ではない。本当に特別な時だ。まさに『驚くべきジオコズミック・サインの春のラインナップ』なのだ。市場も非常に激しい様相を呈しそうだが、世界の政治や社会的な出来事にしても同じことだ。このなんとも "魅惑的" な時を、それと知って楽しむことだ。だが、危険に足を踏み入れてはいけない。


        私達は3月24日、ドイツのジャーナリスト/アストロロジャーのアントニア・ラングスドルフとの第2回目のインタビュー動画をYoutubeにUPした。『3月23日〜6月29日、驚くべき春のジオコズミック・サインのラインナップ』についての第2弾だ。私はこの騒々しくも揺れ動く時期に、読者の皆さん、特に投資家やトレーダーの皆さんのガイド役を果たす義務感を感じている。ぜひご覧いただきたい。



Incredible Spring Geocosmic Lineup Part II





訳文ここまで
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March 20, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月21日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
  今週のコラムは休暇旅行からの帰途と重なるため短縮版とさせていただく。


 ≪ コラム短縮版 ≫


        春が弾けた! 1月20日と2月11日にプライマリー・サイクルの安値をつけた後、世界の多くの株式指数がサイクル新高値をつけるまで反騰するなど、春は明るい音色に乗って始まった。

先週の良いニュースはFRBが「何もしない」と発表したことだった。つまりミュータブル・サインの典型例として、3カ月前、2016年中に4回金利引き上げを行うと発表したFRBは今、短期金利を上げないと決定したわけだ。この件に関する現在の見通しは2016年に2回の利上げになるかもしれないとトーンダウンしている。

        金利引き上げを行わないという発表は3月16日水曜に行われた。これはおおらかで気前の良い木星が、(金利のような)負債に関わる全ての物事を支配する冥王星に120°の調和的なトラインを形成した日だった。

FRBは引き締め、すなわちより土星的であったろう決定を選ばなかった。ところでこれは、先週のECBによるマイナス圏への金利引き下げ、そして新たな量的緩和策としての債券購入プログラム実施決定の後だった。この気前の良い中央銀行による刺激は確実に狙った効果 ー 世界中の株式市場と国債が値上がりすること ー に貢献した。これは当然ながら、中央銀行が欲してきたと思われる2%のインフレ目標を結果として達成し始めない限り、世界中の負債もまた増大へと向かうことを意味する。

昨今いよいよ鮮明になってきたのは、中央銀行が世界の負債から抜け出る道としての自らの方法論を 「誰よりも早く最低の貨幣価値を達成する」という通貨戦争の続行によって拡大するつもりでいることだ。直近のラウンドでは、米国の中央銀行(FRB)が明確な勝利を収めている。米ドルは下がり、ヨーロッパにおけるマイナス金利と新たな量的緩和策にもかかわらず、ユーロは騰がっている。

        しかしながら、これら世界の市場にとって良いニュースには、またさらなる変化が待っているかもしれない。なぜならそれは、主要な惑星達がミュータブル・サインに在泊する時に見られる特質だからだ。ミュータブル・サインは「変化」に関連する。ミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)が支配的な時、何事も計画やトレンドに沿った形で長続きすることはない。今 世界は、木星、土星、海王星による途方も無いミュータブルTスクエアの、3カ月に及ぶピークの時間帯に入ろうとしているのだ(3月23日〜6月29日)。

以下太字表記

        先週3月16日の木星・冥王星トラインを過ぎて、現在私達は3月23日に起きる、全3回の内2回目の木星・土星スクエアに向かっている。その2日後、3月25日に土星は逆行に転じる。そして同日、金星が木星と土星にTスクエアを形成する。こうしたトランスレーションの動き全体が何処で起きるかといえば ー そう、ミュータブル・サインだ。それでもこれはまだ、6月まで続くこの春の強力かつ驚くべきジオコズミック・サイン、そのラインナップの始まりに過ぎない。

        どんな事でも起こり得る。特に決定、合意、条約に関しては全てが変化し、行きつ戻りつするだろう。取引が決まったって? 考え直したほうがいい。何も決まっていない。決まっているのはただ、私達が決め事に合意したとしても、実は何も決まっていないという事だ。

取り決めに対する相手側の理解はこちら側の理解と同じではない。もしどちらか一方のみでも、これは変更を加えた方が良い取引になると思えば(もう一方がどう考えるかなど問題ではない)取り決めは常に変わる可能性がある。ここで問題となるのは選択肢の欠如ではない。問題は、合意にたどり着いたその後でさえ、選択肢や方法論が尽きることなく出て来ることだ。あなたはこのミュータブルTスクエアを『まさに絵に描いたような不安定性』だと考えるかもしれない。道義に反し倫理に欠ける欺瞞行為を申し立てる声が当然のように今、高まりゆく流れにある。

            これはより大きな背景である土星・海王星スクエア(当然ながらミュータブル・サインだ)が持つ象意の一つであり、目にする物も、耳に入る物も、読む物も(まぁ、もしかしたらこのコラムさえも)、また誰の事も、真には信頼出来ないことを意味する。

私達が今、日食と月食の狭間にあって、この期間がミュータブル・サインである魚座の日食から始まっていることなど言うまでもないだろう。現況は全てがミュータブル(変わりやすい)であり、不安定であり、私達の足下はそれほど堅固な土台ではない。だから私達は皆、泳ぎ方を習うか飛行機の操縦レッスンを受けることを考えるべきかもしれない。大地から足が離れている状態にうまく適応するためのレッスンなら何でも良いだろう。

ところで月食は今週、3月23日に牡羊座・天秤座軸の初期度数で起きる。これらはミュータブル・サインではない。だがこれは月食であるため、人々の気分が変わり直近で交わされた合意の許容範囲を越えた行動を取りがちで、それが摩擦を起こすという傾向には拍車がかかりそうだ。今週のジオコズミック・サインのラインナップ(月食を含む)は、多くの市場において強力な価格反転を起こすだけのパワーを持つ。とりわけ木星が副支配するエネルギー・セクターは注視すべきだろう。

        もしあなたがこの流れのままに漂い、しかも吹き飛ばされずにいられるなら、実際この時期は楽しく面白い3カ月となる可能性がある。だがもし何かプランがあってそれを実行するのなら、他の人達との共同作業が必要なプロジェクトを完遂するにあたっては、まるで操縦する飛行機が狂気のただ中に突っ込んでいくような感じがするかもしれない。


        なお、この時期についての詳細は前回のコラムでお知らせした私達のYoutubeビデオでも触れているのでぜひご覧いただきたい。
(先週のコラム記事に転載したものと同じです。)







訳文ここまで
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March 13, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月14日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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こんな時節なので、もしかしたら原稿が来るかも?と思っていたらやはり短縮版が届きました。なので日曜の夜にはUPするつもりです。


【ー告知ー】
3月13日から1週間の休暇を取るため、来週のコラムは休載させていただくことになると思う。離島のため天候やインターネット環境、さらに自分自身が休暇中にコラムを書く気になるかどうかにもよるのだが、一応休載ということでご了承いただきたい。
Ray Merriman


≪ 先週をふり返って ≫

        “ウォールストリートがすぐそこに迫り来る世界の終わりに備えていたまさにその翌週、金利引き上げには今が良いタイミングではないかという話題が飛び交った… だがCMEのFEDトラッカー・ツールによる調べでは、実際にそれが起きる見込みは無い ー 文字通りゼロだ。しかしながら、巷ではFRBが機会を逸しつつあるとする声がまだ小さいながら拡がり始めている。彼らは2015年中盤から2016年2月初めまで金融市場を襲ったボラティリティはもう過ぎ去ったと強く主張している。”

ーJeff Cox,
 “Calls Grow for Fed to Hike Rates in March”
 2016年3月10日付 www.cnbc.com

        なんと真逆に振れる意見、投資家心理の極端さを物語る解説だろうか。それでも、これは今から6月まで発効中のジオコズミックな天体気象には合致している。私達はジオコズミックな観点から見て今年最も活動的な時間帯に入ろうとしており、そこには非常に重要で長期にわたる惑星コンビネーションが控えている。このユニークな期間が予感される今、私達は『驚くべき春のジオコズミック・ラインナップ』と題したインタビュー番組をYoutubeチャンネルにUPした。インタビュアーはドイツのジャーナリスト/アストロロジャーのアントニア・ラングスドルフだ。


 The Incredible Spring Line Up of Geocosmic Signatures uploaded : 2016.3.8
 ※このインタビューで語られるアスペクトや解説の基礎となる部分は3月末に発売予定の『マンデーン2016』の中で「季節的なテーマ」その他の項目として掲載されていますので、ぜひご一読ください。



  このインタビューをUPした直後にイランが米国との核合意に違反したが、これはこのインタビューの中でも触れた問題だった。これは木星・土星・海王星によるミュータブル・Tスクエアがもたらす典型的な事象だった。金融市場に関しては、これはた非合理的な活気とそれに続くパニック、怖れ、ヒステリーの中で短期間の内に(ひょっとすると2週間ごとに)起きる急激な反騰を意味する。


        金融市場において、先週の魚座の日蝕は注目に値するものだった。世界の多くの株式市場が1月20日と(または)2月11日につけた安値の後で現サイクルの高値をつけた。金とユーロにとってもまた重要な週となった。

        ヨーロッパでは、私達が追っている全ての指数が先週は反騰し、数週間ぶりの最高値水準に達した。オランダのAEXは3月10日に449.62をつけ、2月11日のプライマリー・サイクルの安値378.53から18.7%の上昇を見せた。ドイツのDAXは3月10日に9995に届き、2月11日の安値8699から15%近く騰げた。ロンドンのFTSEは3月7日月曜に6216でトップアウトしたが、これは2月11日の安値5499から13%の上昇となっている。そしてチューリヒのSMIは2月11日の安値7425から9%の反騰となる8095をつけた。そしてヨーロッパのスター・プレイヤーはやはりロシアのMICEXで、3月7日1902まで舞い上がった。これは2008年6月(殆ど8年前)以来の最高値水準だ。

思うに、彼らはドナルド・トランプ大統領がウラジーミル・プーチンと共闘するというアイデアを気に入るのではないだろうか。

        極東と環太平洋地域では、反騰はあまり見事とは言えなかった。例外はオーストラリアで、ASXは1月6日以来の最高値レベルまで上昇し、また香港も、ハンセン指数が1月8以来の最高値を記録した。その一方で日本、中国、インドでは、反騰はしたが目覚ましいものではなかった。日本の日経は前週3月4日、ちょうど私達MMAによるジオコズミック重要変化日3月4日〜7日のタイミングでつけた高値を超えられなかった。

        アメリカ大陸のパフォーマンスはそれよりはるかに良かった。ダウ平均、S&P、ナスダック総合は全て金曜にサイクル新高値をつけた。ブラジルのボヴェスパは2015年8月以来の最高値を記録するまで反騰した。アルゼンチンのメルヴァルもまた強く、14,450と11月23日につけた史上最高値15,260を試すところまで舞い上がった。メルヴァルは1月20日には9812まで下落していた。したがって、現行の反騰では2ヶ月も経たない内に50%近く上昇していることになる。*以前と比べ、人気のある新政権下の市場は何と大きな違いがあることか。
*アルゼンチンは12月にそれまでの反米左派フェルナンデス政権に代わって中道右派のマウリシオ・マクリ氏率いる新政権が誕生した。マクリ氏はアルゼンチンでも有数の富豪の出身で、投資環境の改善や経済再建に取り組むことを公約としている。

        先週は金もまた強く、3月11日金曜のザラ場で2015年1月28日以来の高値1287.80まで反騰した。その一方で銀は、2月11日につけた1600の水準に届かない1575をつけたのみで、異市場間弱気ダイバージェンスの様相が浮上した。これは火星が自らにとって快適な領域である蠍座を離れ射手座入りした事象と合致している。歴史的に見て貴金属は火星が蠍座に在泊している時に強気となるが、今回もその例に漏れず、3ヶ月も経たないうちに20%以上の反騰を見せた。原油も先週は強気で金曜には39.02まで騰がり、2月11日の安値26.05からは50%近く上昇している。これも『フォーキャスト2016』及び1月に開催したウェビナーで述べた通り、土星・海王星スクエアの影響下で私達の予測と一致している。だが今、私達は木星・土星スクエアの2度目の形成に向かって進んでおり、これはYoutubeのインタビュー中でも触れたように、原油価格と世界の出来事におけるトレンドが転換する可能性を示している。



≪ 短期&長期的ジオコズミクス ≫

        さぁ、出発だ。3月6日〜3月26日の間、10を数える重要なジオコズミック・サインが展開していく。その一部には、たとえば今週3月16日の木星・冥王星トライン、そして3月23日の木星・土星スクエアのように、長期の惑星間アスペクトが含まれている。長期の惑星が関わるジオコズミック・サインの場合、そのアスペクトの正確な形成日に市場が常に反転するとは限らないが、それでもこれらの宇宙イベントは9ヶ月以内の長期サイクルのタイミングを計るにあたって有用だ。しかも通常は、たった3ヶ月かそれ以内で具現化してくる。またそれらは世界の市場が注目する事柄と同時に世界の政治や銀行の指導者達の心理的な力学を理解するにも役立つものだ。

        政治の世界では、その力学が急速に変化することは疑う余地も無いだろう。特に米国ではそうだ。ドナルド・トランプは共和党に大変革をもたらしている。保守派は彼らの力を失いつつあり、無党派層と不満を抱えた民衆党支持層という新しい血が彼の支持層へと移りつつある。だが他の人々は共和党を離れ、おそらくはこの選挙には参加しないだろう。人は彼を愛するか憎むかしか無い。彼の支持率と不支持率は、民主党の大統領候補ヒラリー・クリントンと同様に極端に分かれている。

ミュータブルTスクエアの典型として、大衆は11月の選挙当日までとはいわないまでも、9月に入るまではずっと、ある候補者からまた別の候補者へとその支持対象を著しく変えるだろう。9月に入ると、土星・海王星の最後の正確なスクエア形成が起きる。そしてその前日(9月9日)、木星は乙女座を離れ、来年に向けて天秤座入りする。政界に正気が戻って来始めるだろう。あるいは、政治リーダー達がより成熟したふるまいを見せ始めるのかもしれない。選挙戦も大詰めとなる最後の2ヶ月間に彼らがそうなるというのは奇妙に思えるが、これが宇宙による示唆なのだ。もっとも9月初めに起きる海王星とはオポジションの日蝕がこのエネルギーを上書きしない限りは、だが。

        しかしながら、ワイルドな昨今の振り子はなにも政治の領域のみを揺り動かすというわけではない。これは世界の経済に、ひいては金融市場にも適用可能だ。ヨーロッパは先週、マイナス金利の領域へとさらに足を踏み入れ、同時にまた追加緩和としての債券購入プログラムに乗り出した。今回はこれに社債も含まれる(おっと、この坂道は滑りやすそうだ)。これを受けてユーロ通貨は初めのうち数週間ぶりの安値に下落し、その後ECB総裁マリオ・ドラギが会見で「一段の金利引き下げが必要になるとは思わない」と述べた後、数週間ぶりの高値をつけた。これは同じ日の内に起きている(3月10日)。彼はミュータブル・サインの乙女座に太陽を持つが、木星・土星・海王星のTスクエアもまたミュータブル・サインに在る。

こうしたミュータブル・エネルギーの影響で、物事は今や矢継ぎ早に変化していく。そしていずれのミュータブル・サインも正直なところ、自分が短期的に物事を変更するのはこれが最後だ…などとはとても言えない。彼らは自らの見通しを ー 決断を ー 数週間ごとに変えるだろう。そして世界の株式市場がそれを受けて動く。ミュータブル・エネルギーは不安定だ。フィクスト・サインや大方の地性星座宮(現在の乙女座を除く)とは質が異なり、非常に変わりやすい。

この期間を過ごすにあたり、人は柔軟であらねばならない。だがそれと同時に、自分がいったん口にした事に対して忘れっぽく移り気だと受け取られることにも用心せねばらない。

        今週水曜の木星・冥王星トラインは、株式と原油市場をあともう1日か2日ほど持ち上げるかもしれない。その後、3月23日には木星・土星スクエアへとエネルギーがシフトし、3月25日の土星逆行がそれを追う。今は3月の狂気の時であり、この時期にはその狂気が政治と経済の両方の土壌において拡大する可能性がある。

今週を過ぎると、希望と楽観は土星のリアリティという強力な一服の投与で試練に曝されるかもしれない。とりわけ世界の指導者の間で交わされた協定(たとえばイランと米国など)などは懸念される。これは信頼が試される時であり、約束を違えた者はアウトを宣告されるのだ。また、この時期はオバマ大統領が次期最高裁判事に誰を選定したかが明らかになるかもしれない。おそらくそれは上手くいかない可能性が高い。

        そんな訳で、皆さんはくつろいで政治エンターテインメントを楽しむ方が良いだろう。良い大人になった男女が自分達の承認願望を満たすために公衆の面前でもう一人の自分を演じようと心に決めて動く時、私達にはそれを楽しむ他に出来ることなどそうは無いだろう。








訳文ここまで
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March 06, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/7【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
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自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムはお休みする予定でしたが、取り急ぎ≪短期ジオコズミクス≫のみUPしてみます。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        3月の狂気と興奮は、年の初めに誰もが予想していたようなあり方を遥かに超え、金融市場と政治討論の両方において爆発した。とはいえ、これらの出来事は天上の力学からすれば全てその守備範囲内におさまる。私達は現在、誇張という質を持つ木星、ファンタジー好きの海王星、そして心配性な土星が形成するミュータブル・Tスクエアがもたらす狂気のただ中にいる。それに加え今月は、現在のところ太陽が、次は水星、そして金星が、全て魚座の海王星にコンジャンクトしていくのだ。これは瞬く間にパニックやヒステリーと化す可能性を持つ非合理的な活気の火に油を注ぐものだ。私達はこの主要なアスペクト構造がそのピークを通過する2016年3月〜6月までの間、活気とヒステリー/パニックの両極を右往左往することになりそうだ。

常に変化し続けるというミュータブル・サインの特質からみて、行く手に単純な上昇や下降が続くというようなことは殆ど起こりそうにない。むしろシーソーとでも言うか、いったい何をしたいのか決めようとして伸びたり縮んだりするゴムバンドを想起すれば良いだろう。あるいは、いつも彼/彼女が本当に優柔不断なのかどうか決めようと試み続ける天秤座のようなものか。

  先週のコラムで述べたように、

『3月は爆発音で始まる。燃える太陽が迫り来る木星・土星・海王星のミュータブルTスクエアをトランスレーションするからだ。このワイルドなコンビネーションはすこぶる不安定だ…また、私達は世界の政治指導者や米国大統領候補者が何らかの形で大変な窮地に立たされる光景を目にすることになるかもしれない。…この強力な太陽によるトランスレーションは2月28日~3月8日に起きる。その見通しとして、世界の株式市場と多くの商品市場が非常に急激なリバーサルを起こす可能性がある… 2つの理由から、価格の変動幅は大きくなるかもしれない。…そして特に太陽・木星オポジション(3/8)というジオコズミック・サインだ。…太陽・木星のオポジションは、ちょうど金星の逆行と順行がそうであるように、それ単体で特別なリバーサル・シグナルの一つだ。最も強力で信頼度の高いジオコズミック・サインのトップ5に入り、プライマリー・サイクルとは前後10取引日の内に75%の相関性を持っている。』

こうして私達は今、貴金属と株式市場の両方がこのジオコズミック・リバーサルゾーンに向かって急上昇してきた地点に立っている。これらと他の市場は反転するのだろうか? さて、それがマーケット・タイミングツールとしてのファイナンシャル・アストロロジーが持つ美しさ(とユニークな価値)だ。これらのジオコズミック変化ゾーンに入った時、市場は82%の確率をもって確かに反転する。

        先週のコラムではこうも述べた。

『3月4日~7日もまた、火星が3月5日に蠍座を出て逆行により5月27日に戻るまで射手座に在泊するという意味で重要だ。射手座の初期度数が金価格への試練に関連しているというだけでなく、射手座と山羊座に火星が在泊する全期間が中東、とりわけイスラエル周辺に関して通常レベルを超える危険、軍事衝突、政治的な危機の勃発を象徴しているからだ。』

こうしたジオコズミック・タイミングメソッドを使うトレーダーには、この時間帯に起きた金価格の上昇と蠍座の火星との相関性に失望させられた者などいなかったろう。この法則は不気味なほどよく発効し、火星が蠍座入りする前後10°のオーブ範囲内でつけた安値(12月17日の安値)から上昇し、まさに蠍座の火星最後の取引日にトップアウトしている(現在までを見る限りは)。このトレードに参加しなかった人は金市場における2013年以来最高の相場を逃したことになる。MMA購読者はこれを逃すことはなかった。

        とは言うものの、格言でも「人の価値は最後のかけ声で決まる」とされている。私達にはこれから先3月23日〜6月27日にかけて、重要な挑戦が待っているのだ。

私達はドイツのジャーナリスト/アストロロジャー、アントニア・ラングスドルフとの再インタビューを今週3月8日に行い、3月23日〜6月29日に展開する驚くべきジオコズミック・ラインナップと金融市場および世界の出来事との関連性について論じることにした。今回またテクニカル面での支障が起きるようなことが無ければ、このインタビュー映像を私達のYouTubeチャンネル(Raymond Merriman)に来週金曜3月11日にはアップロード出来るだろう。これについては準備が整い次第、私達のウェブサイト
www.mmacycles.com において告知するつもりだ。(原文太字表記)






訳文ここまで
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February 28, 2016

『マンデーン2016』についてのお知らせ

2月に発売予定とお伝えしていたメリマンさんの『マンデーン2016』ですが、版元の投資日報社さんからお知らせがあり、諸般の事情により発売が遅れて3月末日となるそうです。楽しみに待っていてくださった方、すみません!!!

激動の年に1ヶ月の遅れは本当に残念ですが、今回も大変読み応えのある内容になっていますので...どうかもうしばらくの間、お待ちください。m(_"_)m

mundane2016


hiyoka.



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