金融/マンデーン・アストロロジー

July 10, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント7/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年7月11日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

  “米国経済は非農業部門で287,000人の雇用増と、予想の175,000人を大幅に上回る結果を示した。特に5月のショッキングな雇用失速によってFRBが追加利上げを見送って以来、雇用に関するデータは鍵となっている…. 今回の雇用者数は、38,000と驚くほど弱く、しかもその後もっと低い11,000へと修正された5月の雇用統計の穴を埋めるものと受けとめられた。”

ー Patti Domm
  “Jobs Report: Recession Fears Fade,
     But Blowout Number Not Enough to Move Fed”
  CNBC, 2016年7月8日付


        この種の偏った数字は、共和党大統領候補のドナルド・トランプの言葉を借りて言うなら "不正操作" されているのではないかと疑いたくなるようなものだ。今まで私達は、たった1ヶ月しか間を置かない雇用統計にこれほどの数字の反転 ー 11,000→287,000 ー を経験したことがあるだろうか? この事実は移動平均を使うことの重要性を実証している。もし過去2ヶ月間の数字を平均するなら、実際には150,000を僅かに下回る程度の雇用増でしかなく、それほど強いとは言えないからだ。

この数字を受けて、株は急騰した。この結果によってMMAのクライアント、コラムの読者、そしてYoutubeビデオの視聴者の皆さんに対する私達のコメントが非常に良い予測として見えてくる。3月以来明示してきた私達の前提は、 1)FRBは経済を強く見せ株式市場を上昇させるためならどんな手段でも取る 2)彼らは2016年11月の大統領選に向かって「富の効果」を創り上げるため株式市場の上昇を欲しているので金利引き上げを行わないかもしれない 3)米国株式指数は選挙前に史上新高値まで上昇する可能性がある...というものだった。

前週のダウ工業平均が17,000を試していたこと、そして先週の引けにはダウ平均が18,167の年初来高値を試しており、それが2015年5月19日につけた史上最高値まで205ポイント以内であることを考えれば、私達の見通しが的確だったこと、今なお的を射ていることを実証している。

それでも、先週のような雇用統計を見れば、皆が釈然としない気分になる ー 土星・海王星スクエアの下で ー もしかしたら真実を告げられていないのではないかと。土星は事実に関連する。海王星は歪み、それも意図的な誤誘導、虚報、または騙しに関連する。

私達が誠実さと正確さについて懸念しなければならないのはなにも経済に関する発表だけではない。何度も繰り返し述べてきたように、このアスペクトはあなたが読むもの、耳にする言葉、目に見えるもの、どんな物事も信じ込んではならないと警告している。

幻滅と虚偽は土星・海王星スクエアの下で強調されるテーマだ。どんな理由であろうと ー 基盤が事実にしろそうでないにしろ、正直な結果であろうとなかろうと ー 多くの金融市場がバカ騒ぎのただ中にあることは否定出来ない。株は史上最高値に近付き、国債の利回りと住宅ローンの利率は市場最安値付近まで下がり、金と銀は数年ぶりの高値に向かってブレークアウトしている。

先週、金は2014年3月以来の最高値1377.50まで舞い上がった。これは年央の金融市場に関する私達のウェビナーで予測した金の動き、1300〜1500へのブレークアウトとまさに一致している。また銀もブレークアウトして2100〜2600の間で取引されると論じていたが、先週は2014年7月以来の高値水準2120まで上昇した。この動きは火星が蠍座に在る間(日本時間8月3日午前3時前に射手座入居)はまだ終わらないかもしれない。またひょっとすると、その後も続く可能性がある。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        “1年の内半分は毎日3回日の出と日没が起き、後の半分はノンストップで昼が続く惑星を想像してみてほしい。天文学者は木曜、宇宙にはそんな場所があることを明らかにした。ケンタウルス座の奇妙な新世界は1つだけではなく3つの太陽を持っている。”

ー Marcia Dunn
  “Triple Sunrises, Sunsets, on This Planet”
  Associated Press, 2016年7月


        7月は「天王星の粒子が飛び交い原則が支配する」月だと言えるだろう。アストロロジーの原理によれば、太陽系の内で天王星は最も革新的で独創的な惑星だ。そして金融市場における支持帯や抵抗帯のブレークアウトまたはリバーサルを意味するとともに、発見を体現する惑星でもある。天王星は予測された道程を通らず、ショッキングなニュースが席巻する時間帯と同期する。すこぶる突発的で予測不可能な出来事が起きてくる。

こうした天王星の特徴は、7月全般にわたって強調される。まず最初に、6月30日〜7月7日、金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレート(Tスクエア)した。現在は太陽が同様のトランスレーション(Tスクエア)を天王星・冥王星に対して行っている(7月7日〜16日)。7月29日(日本時間30日朝)、天王星は逆行に転じる(この前後1週間の天王星のエネルギーは非常に強力だ)。そして7月31日、金星が天王星にトラインを形成する(日本時間8月1日昼過ぎ)。これらは途方もなく強大な天王星的エネルギーであり、今月は極めて不安定かつ興奮を巻き起こす出来事が起きる月となる可能性が高い。また、科学や天文分野においてエキサイティングな発見のある期間とも関連するかもしれない。

したがって、宇宙を探索する天文学者達がケンタウルス座に存在するこの驚くべき新惑星の発見を報告しても何も不思議ではない。先週はまた宇宙探査機ジュノーが木星の軌道に到着したという事実もあった。 一方、2016年6月はアリゾナ州とユタ州が記録的暑さとなり、米国においてこれまで記録された中で最も暑い6月となったことが報じられている。『フォーキャスト2016』でも今年は非常に暑い夏となり穀物価格を急騰させるだろうと述べたが、それが具現化している。だが現在7月を迎え、記録破りや発見、そして人類(と大自然)の常軌を逸したふるまいは止む気配もない。実際、それらは皆激しさを増しているようだ。ひょっとするとこれは8月の大半にわたって続くかもしれない。8月24日には火性の星座宮、射手座で火星が土星にコンジャンクト*する。

*以前の満月記事で触れた、蠍座の心臓部にあって非常に戦闘的なエネルギーを持つ恒星アンタレス(ある意味火星の親分格)と火星、土星のコンジャンクションがこの日射手座9°台で起きる(魚座の海王星とはスクエア)。特に射手座、魚座、双子座、乙女座9°の近辺に惑星や感受点を持つひとは(もしかしたら各星座宮の9°近辺に個人的な惑星や感受点を持つひとも)何らかの影響を受ける可能性が考えられるのでこの時期前後(8月第4週)は事故や争いなど危険な状況はなるべく避けて注意を。
 
       このようなコズミック・パターンは、金融市場においてワイルドな様相が続き、多くの市場が新記録(史上新高値または新安値)に向かう途上で急激なリバーサルが起き得ることを示唆する。天王星について回る主題は、価格の上げ幅が大きければ大きいほどそれが終わった時の下落も激しくなるというものだ。だが今回の場合、選挙を前にしてそこまでハードな下落があるかどうか、私には確信がない。何故なら一部の記録破りな動きは、少なくとも米国大統領選が終わるまでは株価と国債を堅固にしておくために型破りな政策を維持し続けるという中央銀行の決定によって支えられるからだ。

またそれは、中央銀行のサバイバルを確実なものとするために政治的結末を操作するという、土星と海王星がもたらす謀略の一部でもある。だがここで、2017年〜2019年、天王星が1993年に起きた海王星とのコンジャンクションから進んで全171年サイクルの内1/8ハーモニクス(45°)の位置に達する時、何が起きるかに考えを巡らせねばならない。この問題は2017年3月に開催するMMAインベストメント・リトリートにおける最も重要な焦点となるだろう。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “二人の筆頭大統領候補に対する深い嫌悪の感情は、第三の有望候補を欲する土壌を作りつつある… ウォールストリートジャーナル/NBCによる最新の世論調査でわかった。リバタリアンのゲーリー・ジョンソン(元ニューメキシコ州知事で、同州の経済を逆転させた功績により極めて高い支持率とともに任期を終えている)とアメリカ緑の党の候補者ジル・スタインは、調査対象者からの支持が合わせて16%集まっている*。”

ー Peter Nicholas
  “New Poll Finds Opening for Third Party Candidates”
  ウォールストリートジャーナル,  2016年6月28日


*この二人は2012年大統領選にも立候補しており、RT(ロシアのメディアで米国で2番目の視聴者数を持つ外国語ニュースチャンネル)の番組でディベートしている。当時の映像には最近も「これこそが大統領戦にふさわしい知的なディベートだ」「民主党と共和党をリバタリアン党と緑の党に置き換えたほうが良い」など好意的なコメントが寄せられている。

        7月に全ての天王星的テーマが強調されること、そしてヒラリー・クリントン(現在66%)とドナルド・トランプ(現在63%)に対する国民の不信感の高まりを考え合わせれば、第三政党の候補者への支持率が上昇していることに留意するというのも興味深いだろう。上に引用した最近の世論調査によれば、元ニューメキシコ州知事ゲーリー・ジョンソンは、現在投票者予定者の11%、そしてジル・スタインは5%の支持を得ているという。2012年の選挙時、リバタリアンの大統領候補が一般投票の1%しか取れなかったことを思えば異例のことだ。それが今や11%を取っている。もしジョンソンの支持率が15%に達すれば、トランプ、そしてクリントンとのディベートという舞台に上がることになるだろう。それはまさに彼が切望していたことだ。

この選挙シーズンが展開してきた道程を顧みれば、それが現実になった時には何が起きるかわからない。(米国だけではなく英国など至る所で投票前の見通しとは正反対の結果が出ている)。これが天王星の持つ特質だ。天王星は誰をも驚かせる。予期せぬ振り子が振れ始め、誰の予測をも超えて非常に大きな勢いを持つようになる。世論調査も評論家もともに間違っていたことが判明するかもしれない。

  今月は、天王星のショッキングな特質が強調されるだけではない。今はおそらく奇妙に感じられるかもしれないが、射手座(多数)の土星(体制)はもう1つの政党 ー 第三の政党 ー の候補者が投票結果に影響を及ぼす可能性、あるいはひょっとすると結末そのものにさえ "成る" 可能性を示唆している。民主党と共和党の両方が「第三政党の候補者への投票は無駄な行為だ」と言っている。だが2016年、そうした世間一般の見解は(全ての社会通念が今年そうであるように)覆される可能性がある。

これを無視してはけない。天王星が君臨する時、どんな可能性も排除してはならない。そして山羊座の冥王星の下では「大衆の力」を甘く見てもならない。彼らは変化を欲している。改革を欲している。一昔前、それは『真実を我らに。さもなくば立ち去れ』だった。だが今や『正義を我らに*。さもなくば代償を払え』だ。もしかしたら、これはまもなく『自由を我らに。さもなくば消え失せろ』に変わるかもしれない。
* 正義を我らに "Give us Justice" は白人警官により無実の黒人男性が銃殺される事件が多発する中で起きている抗議デモ "Black Lives Matter!" でよく掲げられるスローガン。

  ヒラリー・クリントンにとって先週は良い週ではなかった。FBIが「極めて不注意だ」と明確に彼女を批難し、審問は何故大衆が彼女を特権階級の嘘つきだと思うかを浮き彫りにした。ドナルド・トランプにとっても良い週ではなかった。彼は自分が属する党のメンバーとのくだらない口論に夢中になり、彼女にとっての "悪いニュースの週" を活用する好機を再び台無しにしたのだ。

ともあれ、今週は金星と水星が獅子座入りする。となれば恋に落ちたり、スリリングな愛の冒険やパーティを楽しむには良い時期だ。おっと、最後に注意点を挙げておくなら、危険な状況には近付かないこと。そして政治的な議論からは遠ざかることだ。
キューピッドならきっとそう言うだろう。







訳文ここまで
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July 04, 2016

○7/4の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  7月4日 20:20前後、北海道周辺で  20:26前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は20:01前後、沖縄周辺では 19:32前後に蟹座 12°53’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月蟹座12°~13° ー7/4~7/19 】
  "A Chinese woman nursing a baby with a message"
『メッセージを携えた乳児を世話する中国人の女性』

  "One hand slightly flexed with a very prominent  thumb"
『非常に目立つ親指を持つわずかに曲げられた片手』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★予期せぬ源泉からやってくるささやかなメッセージを受け取る
→★生まれたばかりのポテンシャルを現実に育てるために経験する葛藤
→★一見バラバラな要素に見える出来事の底流に潜む意味に気付く
→★声高で昂揚することばに酔う傾向、または
→★何気ない自然な表現に隠された深い意味に気付いて癒やされる
→★自分の責任やエネルギーを注いできた物事の現実面でのバランスに注意
→★良くも悪くも固定化した自分の人生観、物の見方に気付く必要
→★断固反対、断固支持など、自分の価値観をハッキリ押し出したい気持ち
→★ことば、存在の層、物理的距離を超えた理解によるコミュニケーション
→★何かを最後までまっとうしようとする燃えるような気持ち
→★派手な身振りやサブリミナル効果による目くらましに注意
→★一定の信条を頑ななまでに主張したり意固地になることで弱さを隠す心理
→★利己的な欲望を満たすために1つのメッセージが本来持つ輝きをゆがめる
→★折れない意志と柔軟なしなやかさで現実的歩み寄りの道を探る必要
→★自分が没頭する狭い領域の視点を全世界にあてはめて評価することの危険
→★異なる精神性を持つ者同士が静かに向かい合えることの意義と解放
→★自分という存在を生かす真実の火を求めて変革期のプロセスを行く・・・→

エネルギーのポイント:『ポジション・トークから真実のトークへ』 

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★7月新月の星模様(ちょっと夏休みモード)


        大雨になってみたり、晴れたら急に猛暑がやってきたり。。今は星回りから見ても、心身共に疲れやすいとき。みんな、元気かな? 

前回の新月期(そして特に満月期)からも、大きなこと、小さなこと、社会的な事件、あるいは個人的・心理的に節目になるようなこと…本当に沢山のことが起きてきたんじゃないかと思います。 荒れ狂う火星の猛威は満月期でひとつのピークに達したと思うけれど、まだまだ油断は禁物。。。

火星は6月30日朝に順行を開始しました。でもまだ運行スピードは遅く、同じ蠍座23°台にうっそりと留まっています。ということは…牡羊座23°台のエリスとは今なお正確なクインカンクスを形成中。同じく牡羊座の天王星はこの新月で24°に進んでいるけれど、月末に逆行を開始するので9月26日に起きるエリスとの2度目の正確なコンジャンクションまで、ほとんど合体状態が続きます。それに加えて今回は21°に激しく荒々しいケンタウルス族のエケクルスが来て、この物騒なグループに参加。小惑星セレスも新月の日にはまだオーブ2°とギリギリコンジャンクト圏に。 「は?モラル? なにそれ美味しいの?♪」とばかりにやりたい放題のイクシオンも射手座の23°台。 あ、それと今回火星はダークな女神として徹底的に自己を護り譲らないブラックムーン・リリスとコンジャンクションなんですね。。 そして、大背景となる土星・海王星スクエア(表面に見えるものは何も信用出来ない状況)も依然として発効中。

なので、この新月期もちょっとしたことでこころがザワついたり苛立ったり、または古傷がうずいたり。辛い気持ちを抱えるひとが多いかもしれません。また、攻撃的な行動・動作や物の言い方、ジェラシーなどのダークな気持ちを誘うフォーメーションも形成されています。こんなときは思いも寄らない事故も起きやすいです。 きっとこころがはやる場面もあると思うけど、ここは慌てず騒がず。 逆に少しペースダウンしながらじっくり心身を癒やし、それぞれ本当に動くべきタイミングが来たときのために備えるようなつもりで過ごせると良いな。


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        それにしても今回の新月は水・水・水! 太陽、月、水星、金星、火星、海王星、そしてカイロンが全て水性星座宮に在泊しています。主要惑星で火、地、風性の星座宮に入っているのは木星、土星、天王星、冥王星のみ。…ってことは、この新月はフィーリングと繊細な感性が支配すると言っていいかも? 少し前から何かを深く感じ取ったり、なんとなく涙もろくなったり…感覚が鋭くなった、感じやすくなった、刺激に対して敏感になったと "感じる" ひと、多いんじゃないかな。

キーワードにもいろいろ書いたけれど…今回の新月期は、ごくフツウの日常生活のちょっとした折節に 「感じること」 の大切さをもう一度見つめ直すこと。 その感性をもう一段ブラッシュアップすること。そして、自分の内面に、もし今までほったらかしにしていた領域があるなら、その渇きを感じる部分に水を与えてそっと癒やしていくこともまた、大切なテーマのひとつかもしれません。 「君は何が欲しいの?」 「何が足りないの?」 「何から護られたいの?」「何を受け入れ、何を排除したいと感じているの? 」 そして、「それは何故…? 」  

もし今 こころに何か痛みを感じているなら、そして、もし出来るなら…その痛みの井戸に深く降りてみよう......光も届かない、その底へ。 その井戸は、忘れていた過去から湧き出た水を今も湛えているはず。その冷たい水をそっと手に取ってみて。 その掌で温めてみて。辛さはすぐに消えたりはしない。けれどわたし達は皆、知らないうちに少しずつ前に進んでる。。 その、手の平にすくった透明な水の中には、今まで知っていたより もっともっと深くて広い何かがきっと在る。その新しい「何か」と今 出逢っていたことに、いつかきっと気付いて目を見張るときが来る。もしあなたが戦士さんなら、そんなことを、こころの何処かに留めておいてね。。


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        また別の側面では、いろいろな刺激を受けて湧き起こる感情の起伏によって無意識に動かされていくことの危うさを経験することもあるかもしれません。それはこの新月がわたし達のために用意した挑戦だと思います。この時期はいろんなインスピーレーションが降りてきやすいし、今回のサビアン・シンボルそのままに、何か貴重なメッセージを受け取ることもあるかもしれません。それは多分、すごくクリエイティブに使えるエネルギーです。 

でも、そのインスピレーションは、ソク現実化を狙ってバタバタと扱うようなものではないはず。自分の内部で少しずつ理解を深めながら、醸成していく必要がありそう…。何故なら、そのメッセージやインスピレーションを現実に活かしていくには、まず自分の中でしっかりした基盤(または新たなセオリー)を創り上げていくことが必要だから。そんなプロセスを通して、初めて周囲の理解を得られる類のもの...この新月期に訪れるメッセージにはそんな可能性があります。 なので熟成せずに外に出してしまうと、不必要な圧力がかかるかも?

また、ひとによっては霊的な啓示を体験したり、自分の本質にかかわるような何かを発見したりすることもありそうです。けどその場合も、内容をよく吟味していく必要はあると思います。それは本物なのか? ガッツレベルで本物だと感じるにしても、まだ何重もの扉を開けて、その奥に潜むものを見ていく必要があるかもしれない…。 とても重要な節目に来て、新しい道へと繋がっていく兆し。手で触れる現実、感情で掴み取る現実、そして自分というキャラクターを創り上げている現実の全て。それが大きくリニューアルされるかもしれない節目。 今、世界も、そこに生きるわたし達個人も、本当に時代の大きな節目に入ってきました。ならば今受け取るメッセージは、どんなに取るに足りない些細なことであっても、大切に育てていく価値がありそうです。万一それが本物ではなかったとしても、それに気付くこと自体がひとつの大切なメッセージとして活かせるのですから。
 

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  この新月と海王星・土星が織りなす構造は、真摯な学びのフォーメーションです。きっとそれなりの試練はあるし、今手にしているものには まだしっかり磨きをかけていく必要があります。でも、とても大きなポテンシャルを秘めています。 もし「これは学びなんだ」っていう姿勢と意図をこころの片隅に置いて忘れなければ、それは荒ぶる火星とBMリリス、そして天王星・エリス・エケクルス(&セレス)が創り出すネガティブな刺激を鎮めてくれるかもしれません。

なので今は意識的であることも必要かな。そして、体の声を聴いてあげることも。ひとによってはヨガのエクササイズなんかもいいかもしれません。または…もしかしたら、いきなり転んで地面に叩きつけられた瞬間にハッと大事なことに気付く…違う視野が開ける…なんてことがあるかも? (あまり経験したくはないけれどw)

        ただこの新月には、自分の感じていることを伝えたい、表現したい、強く打ち出したい!というエネルギーも満ちています。 それは、今まで自分の中に潜んでいたキャラクター、長いときを経て彫られてきた 「わたし」 という彫像を、「これだ!」って、はっきりとショウウィンドウに展示したい感じに近いかも。。 自信があっても無くても。とにかくこれが今の自分なんだから。そして、似たようなマインドを持つひとを見つけて「そうだよね!」と心強く感じたり、互いに受け入れていることを確認しあって安心したりする感じもあるかな。 または逆に、自分にそぐわないものを断固として拒否したいという感情も生まれそうだし...。とにかくこれ!と思ったら一心に突き進んでいきたい気持も出てきそう。それらがある種の一体感を生み出す "パフォーマンス" として表現される場面もあるかもしれません。このあたり、前回の満月のテーマだった 「見る者」 と 「見られる者」 との関係にダイレクトに繋がっているんですね。 けど、こういう感情って、本当はわたし達それぞれの内部に燃える霊的な炎が「いのちの力」に凝縮し、それが外界を映す表層のマインドに作用して湧き起こるエネルギー。本来は全方向的、または無指向性…ようするに、まぁるいものw。でも、そのエネルギーが無限に変化していくその幾多の方向性が、わたし達という面白いドラマを創ってるとも言えるけれど。。。(うは脱線気味^_^;)


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        今回のサビアン・シンボルに出て来る "非常に目立つ親指" は、わたし達それぞれの個性を表すとともに、何か具体的なターゲットを必要としています。良いにつけ悪いにつけ、とにかく向かって行くべき対象を。 身近な環境で、仕事の場で、あらゆる対人関係で。そこにはあらゆるひとがいて、意見も世界観もさまざまです。同じことばを喋っているのに、ぜんぜん違うものを見ているんだなぁ....なんて思わせられることも沢山あります。 大きな親指、長い親指、短くて太い親指。それぞれバラバラな方向を指している、親指たち。 中には「自分のテリトリーだけは護りたい!」「だからどんな圧力も拒否するんだ!」とばかりに突っ張って反り返った親指もあるかもしれません。または「オレのものはオレのもの。アイツのものもオレのもの」なんて、強欲な親指もいそうw。でもその裏には、何か自分より強大なものへの恐怖心が見え隠れしているのかも? だから自分を護らなくちゃいけない。生き方を護らなくちゃ…。そこにはそれぞれに共通の強い意志が秘められているのかもしれません。反り返った親指同士なら、離れていくか闘うかしかない場面だってありそうです(けど過剰防衛にはならないように気をつけてね!^_^;)。

でも…もし みんながそれぞれの手をほんの少しだけ曲げてみたら? もしかしたら、いろんな個性の親指たちが、ふと向かい合って互いを認める瞬間が見られるかもしれません。そこはかとなくユーモラスな構図の中で。あたたかな笑いの中で。 それって、他者との間で実現しようとしても確かに難しいことだと思います。けれど、少なくとも自分自身が抱えるモヤモヤとした葛藤の中で、今、ふくらんだ感情そのものとなった個性=親指を、その根元を、手首を、ふと曲げてみることは出来そうです。(ちょっと自分が巨大な親指になったところを想像してみてw) 目を瞑って、少し首をかしげて。。 自分の中に、その一番純粋な場所に燃え続ける、火を感じてみる。 しなやかに、自在に曲げることの出来る手 ー さわれる現実に対する理解への第一歩 ー が、そこに...わたし達の中にあることを感じられるでしょうか? 

もし臨機応変に曲げられる手首を持っているなら、どんな場面でもきっと大丈夫。なんとかなる。どうしても向き合えないときは立ち去るもヨシ。それが出来ない事情の中で、他の親指達がまるで指相撲みたいに無理やり抑えようとしてくるなら、闘うべきときだってあるかもしれません。自分にとって今本当に大切な、真実の火を消さないために。それをまた誰かが見ているのかもしれない。 硬直することのないしなやかさを保ち続けること。それは今とても大切なテーマのひとつかもしれません。


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        今、わたし達は時代の変わり目にあって、本格的なワープのプロセスに入ったところです。天王星・冥王星ワクシングスクエアが終わり、そこで選択された物事が孵化してくる季節。火・水・爆発・分裂のとき。 そして次に何か来るのか? 世界に、わたし達に、新しい精神の統合が起きるのか、それともエントロピーが増大していくのか? それはきっと、今わたし達がそれぞれの人生で何を、どんな道を選択していくかにかかっているんじゃないかな。。

とはいっても、笑ったり泣いたりプンプン怒ったり、毎日のささやかな日常は続きます。ときどきビックリするようなことに遭遇しながらも。わたし達はそういうことに少しずつ慣れてきたように思います。でも、今回の新月で一番大切なことは、一見何でもないように見える地味な物事の中に、またふとした拍子に自分の、あるいは誰か他のひとの、何気ない仕草や表情から思わずにじみ出るものの中に存在しそうな気がします。

派手なパフォーマンスや演出、強力な押し出しはこの新月期に沢山見られるかもしれません。今、耳に聞こえることばのほとんどは、いわゆる「ポジション・トーク」の可能性が高いと思います。自分を含めてそれぞれのひとが、それぞれ自分の世界をアピールし、同時に護るための話法。でも、必要なのはそれじゃない。もっと目立たないもの。ともすると見過ごされ無視されがちな物事の中にこそ、本当に耳を傾けるべきメッセージが潜んでいる。 「まだ ことばさえ喋れない小さな赤子の瞳を覗くように、さぁ、それを読み取ってごらん? それは不可思議な経路を辿ってやってくるかもしれない」…って、この新月は語りかけているように思えるのです。

        『ポジション・トークから真実のトークへ…』 この真実のトークって、もしかしたら『ハートからのトーク』と言ってもよかったかな。 親指キャラを自在に活かす中心ってやっぱりハートだから。 そしてそんなハートのトークは、まずわたし達自身が抱く深い井戸の中から響いてくるんじゃないかな。。 じゃ、まずはその井戸の水を飲みに、深く深く。たったひとりで。降りてみましょうか!(^_^


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★マンデーン的なことなどちょっぴり★

        前回の満月からも本当に沢山のことが起こりました。いろんな凶悪事件や事故も起きているし、28日にイスタンブールの国際空港で45人の方が犠牲となった自爆テロがあったと思ったら、今度は7月1日にバングラデシュのダッカで残忍なテロ事件が起き、20人の方々が亡くなりました。その中には日本から派遣されて現地でインフラ整備の仕事をされていた7人の方の犠牲が含まれます。志半ばで掛け替えのないいのちを絶たれた方々。その魂の旅路がせめて安からんことをと..祈るばかりです。

このテロ事件のイベントチャートでは、ICに月、MCにアラビックパーツの死のポイントが乗り、天王星・エリスとクインカンクスを形成する火星には、逆行の小惑星ニッポニアがコンジャンクトしていました。このフォーメーションは今回の新月にも引き継がれています。

        また、東シナ海尖閣周辺では中国軍艦だけではなく軍機による活動も活発で、ここ2ヶ月の間に自衛隊機による約200回のスクランブル発進が起きたという報道もありました。最近も戦闘機による何らかの「やり取り」があったという発表がありましたが、詳細は定かにされていません。そしてこの事件もまた、蠍座23°台に滞留してきた火星に小惑星ニッポニア(日本)がコンジャンクトし、共に天王星・エリスとハードアスペクトを形成する下で起きています。


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  今、中国始原図の12室(諜報機関、舞台裏の活動、ひそやかな侵略行為)に在泊する木星(山羊座22°台/「サビアンシンボル:『戦争での勇敢さに与えられる2つの褒賞』)を、天王星・エリスのコンジャンクションが刺激し続けています。なので、おそらくこうした動きは来年春過ぎまで止むことはなく、その後は次の段階に入っていくのかもしれません。 中国の始原図はニコラス・キャンピオンのデータブックに掲載されているものの他に、建国当時のセレモニーを撮ったビデオテープから割り出した時刻を基にした、約14分違いのチャートがあります。そのどちらを見ても、火星が9室(外国の領土、海・空、法)〜10室(国のリーダーシップ、他国に対するステイタスなど)を運行していて、天王星・エリス他のコンジャンクションが2室(国の経済・財政・金融・通貨、国と大衆の購買力など)に入っているのも興味深いです。日本側から表立って動くことはなくても、北朝鮮を含めて考え方や価値観、政治体制の全く異なる国の思惑と行動、内部事情には注視していく必要がありそうです。とはいっても、3室のメディアを支配する海王星(相当に高い志がないと曖昧さや嘘、欺瞞に走ったり、こっそり策謀を巡らしたりしがち)がチャートの頂点MCにどっかり乗っている日本の戦後始原図を見ると、報道もほとんどアテにはならないと思うけれど…。

        そして…ヨーロッパでは大方の予想を裏切って英国がEUから離脱する方向へと舵を切りました。 国中が真っ二つに割れる中、数多くのアストロロジャーが離脱・残留2つの選択肢を巡って予測を立てていましたが、中でも英国の人気アストロロジャー、ジェシカ・アダムズが去年2月の段階でクリアに離脱を予測し、スコットランドがそれに続くだろうと言い切っていたこと、そして同じく英国出身のアストロロジャー、マリナ・マカーリオが「もし離脱しなければ英国は死に向かって行進することになるかもしれない」「離脱後は一時期大変でも、やがて思い切った決断をして良かったと国民が感じるときが来る」と書いていたことは印象に残りました。 

わたしも英国始原図とEU設立図を見てみたのですが、アダムズが指摘したように、今後EUは徐々に崩壊に向かっていくだろうという印象は否めませんでした。ちなみに彼女は2020年までにその動きは顕著になるだろうと予測しています。EUの設立図はもともと緊張感が高く、不調和な要素を多く持っていますが、2019年春には牡牛座入りした天王星がMCに乗り、その後も逆行運動によって行きつ戻りつします。そしてEUのMCが持つサビアン・シンボルのテーマと挑戦は「他者と協働するために必要な忍耐」なんですね。。


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        荒れ狂う火星と天王星・エリスのエネルギーは、この新月期がピークになるかもしれません。けれど、8月には火星が再び射手座入りし、続いてとても強力な月蝕と日蝕が起きます。この2つの食の間には、火星・土星・アンタレスのコンジャンクションがあり、また9月には再び天王星・エリスが正確なコンジャンクションを形成、そして冥王星が順行を開始します。 地球に訪れた火・水・爆発・分裂の季節はまだ続くのでしょう。。

今、猛暑に息をひそめて寡黙に立つ林の向こうからは、選挙カーのアジテーションめいた声が高らかに響いてきます。「今、日本は危機なのです!…」 

そうね、そうかもしれない。でも、彼らが言う意味じゃない。今 声高に平和を歌い上げるひと達の派手さと闘争精神、その感情のうねりの中に真の平和を見出すことは、少なくともわたしという親指には出来ない。酷薄にさえ見える現実は自分の側だけじゃないから。まったく違うもの、異なる価値を見ている世界があり、そこでもまた血を流しながら沢山のひと達が生きていることを知る痛みは、きっとこの世では尽きることがない。そう、もしかしたらわたしはまだ何も知らないだけかもしれない。この世界で学ぶことは本当に無限にあるのだから。。

それでも。 この新月のテーマと挑戦は、あやふやに見える現実を自分の手でひとつひとつ触り、丁寧に取捨選択しながら、見る者と見られる者との狭間、夢と現実が織りなすギャップのど真ん中で目を見開くよう誘っています。 そして蟹座のエネルギーを受けたわたし達は、繊細な感性とともに、自分の王国をそっと育み、成長していこうとする意志を受け取ります。

固い手触りの現実をありのままに認めながらハートを開いていくことは、人間にとってとても怖いことです。けど、傷つくことを怖がっていたら、透明に燃えさかる火の中には入れない。だからみんなそれぞれの道で、それぞれが今 信じられる場所で。しなやかな片手にとりあえず今の自分を乗せて。そっと… ハートからのことばを楽しめたらいいな。ほっと肩をゆるめ、ひと息つきながら。 なんだかそんな風に感じる新月前夜です。。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


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June 27, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント6/27【金融アストロロジー】

お知らせ
来週7月3日付のメリマン・コラムは訳者の都合によりお休みさせていただきます。
m(_"_)m

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年6月27日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “元FRB議長は『英国問題のルーツは考えられている以上に幅広く蔓延している』と語った。彼はこの国民投票の結果が「ほとんど確実に」スコットランド国民党による「スコットランドの独立を取り戻そう」という動きに繋がるだろうと話す。グリーンスパンは『ユーロ通貨自体が喫緊の問題をはらむ』としている。ユーロとユーロ圏はヨーロッパの政治的統合に向けての大きなステップだったが、彼は『失敗だ』と語った。『Brexitは一連の問題の終点ではない。私はユーロの始まり以来、常にそう考えて来た。何故ならユーロ圏南部は北部のECBによって資金援助されており、ここにユーロの構造そのものが非常に深刻な問題だという理由があるからだ』と。”

ー Christine Wang
  “This is the Worst” Greenspan Says of the British Break from EU
  CNBC News 2016年6月24日


        『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』が、その時間帯の終焉を前に、またもや的を射る結果となった ― そして今回はハードヒットだ。それは爆発音、それも非常に大きな爆発音と共に噴出したが、そのとどろきは英国ばかりでなく、またEUのみならず、世界中に響き渡った。4編にわたって3月〜6月の強力なジオコズミック・サインについて語った私達のYoutubeビデオ、中でも6月13日〜29日に重点を置いた1編をもしまだ見ていないなら、今見ても遅くないだろう。もうすでに見ているなら、もう一度見たいと思うかもしれない。また、6月5日に開催した「年央の世界的イベントと金融市場」に関するウェビナーの録画を見ていないなら、これもまたお薦めしたい。これら全てのプレゼンテーションにおいて、この春(そして特に過去2週間)世界の政治、金融政策、そして金融市場に起き得ると提示した問題は、ほとんど文字通りに現象化している。

たとえば6月5日のウェビナーにおいて、1つ質問されたのは金融市場をゆるがす「ブラック・スワン(極端な結果をもたらす予測不能な出来事)」の可能性だった。私は、6月中はそれが起きる可能性が通常より高まると答えた。たとえば、暗殺が起きたり暗殺の企てが明るみに出てそれが選挙の結果に影響を及ぼすこともあり得る。あるいはBrexitの国民投票そのものが「ブラック・スワン」的事件となって、6月29日(日本時間30日朝)の火星順行に向けて金融市場を揺るがすこともあると。

そして何が起きたか? 1週間と少し前、ある報道によれば世論調査では「離脱」票はおよそ10ポイントほど「残留」票を上回っていた。そしてその週の終盤に労働党のメンバーだったジョー・コックス議員が暗殺され(6月16日)、Brexitに関する世論調査には彼女が情熱を賭けて戦った「残留」へとドラマチックなシフトが見られた。このシフトが投票日(6月23日、アジアでは24日朝)が迫る中あまりにも劇的だったため、全ての株式指数が急騰し、貴金属は急落した。だがその後 ― 全衝撃中の衝撃として ― またもや世論調査、メディア、ヘッジファンドが間違っていたことが明らかになった(あなたなら火星逆行中に何を期待するだろうか?)。

木曜深夜(米国では23日、ヨーロッパとアジアでは24日朝)に英国がEUからの離脱に票を投じたことが判明した途端、そこここで大混乱が始まった。ダウ先物は700ポイント以上も急落した。金は1トロイオンスあたり100ドル以上も急騰した。ユーロは.0500も下落した(これは大きい)。英国ポンドは叩きに叩かれ、1.5009の高値から1.3246まで売られた(これはもっと強烈だ)。

そして英国首相デヴィッド・キャメロンは辞任した。金融界は大混乱に陥った。当然ながら政界も同様で、ヨーロッパ(他のメンバー国も追随して離脱への国民投票が行われるのではないかという怖れがある)も米国も騒然となった。米国では以前オバマ大統領が英国に対し、もしEUを離れるようなら彼らは『…貿易交渉では最後尾に並ばされるだろう』と警告していたことで、再び彼自身の予測技術の欠如を証明する結果となった。

本当か? 私達の一番の同盟国として常にそこに存在し、米国が必要とする時に背後を見守ってきた国を扱う、それが私達のやり方だというのか? 私はそうは思わない。

もし英国がこの独立を意図する投票結果によって深刻な経済困難に陥るなら、誰が大統領になるのであろうと米国次期政府によって支援が提供されるだろうと私は考えている。もし必要な状況が来れば、米英の連合も将来あり得なくはないとも思う。これは少し拡大解釈が過ぎるとは思うが、もし両国の通貨が深刻な脅威に曝されるような事態があれば、英国ポンドと米ドルの通貨統合さえも視野に入ると考えている。そして、2010年代の終わりまでに、両方または一方の通貨がちょうど今後のユーロと同様の深刻な状況に陥る怖れがあると見ており、それが好機となり得るとも考えている。

これは2012年〜2015年に展開した天王星・冥王星スクエア ― その結果 ― として起きることだ。こんなにも長期にわたり、通貨戦争に明け暮れてきたその結果だ。それは革新的であり、型破りであり、そして時代の人気を集める策だった。だが成功の裏付けとなる実績を持たず、数多くのリスクをはらんでもいた。そして私達は社会的に、政治的に、そして今や金融面で、その予想外の結果のいくつかを目の当たりにしつつある。天王星が示唆してきたように私達は今、カオスの中だ。そして冥王星の下で、これらの種子が孵化期を過ぎてうっそりと頭をもたげる。それは単に時間の問題に過ぎない(冥王星はその監視下でなされた決断と共に孵化期に入り、その後まもなくその激しい全容を露わにする)。

政治に話を移せば、これはヒラリー・クリントンにとっては良くない兆しで、ドナルド・トランプにとっては良い兆しだ。何故ならドルが上昇している。『フォーキャスト』シリーズの本やウェビナーで論じてきたように、もし米ドルが2017年1月前後6ヶ月の間にピークアウトするなら、共和党の候補者が大統領に選ばれるには良い状況となる。そして現在、Brexitの国民投票後、金融資産にとって全ての安全な避難先(米ドル、金、米国債など)は騰がっている。

しかしながら、私は米ドルが強いままでいるとは思わない。何故ならFRBは、金融政策と金融市場の操作をこなすには今や超過勤務状態 ― そしておそらくはやり過ぎ ― だからだ。彼らは金利を上げないだろう(ゼロ金利政策への帰還)。彼らはさらなる緩和策の実行さえするかもしれない(おそらく量的緩和策への回帰)。彼らは金利を抑え続けるためたなら手の内の力を使って何でもするだろう。こうした理由から、ドルの急騰は短命だと私は考える。だが金と米国債の騰勢は、少なくとも大統領選挙日までは続くと見ている。

        今ふり返ってみれば、Youtubeビデオ『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』と最近の『年央の見通し』ウェビナーで述べたように… この2週間は、まったくもって荒れた日々の連続だった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        直近の主要なジオコズミックの原動力は、6月29日蠍座23°で起きる火星の順行だ。先週のコラムで述べたように、“ 賭けの胴元が発表した賭け率(そしてヘッジファンドのマネージャー達の意見)は残留派が勝つだろうと言っていた。しかしながら、火星は逆行から滞留へと移り、6月29日(日本時間30日朝)には蠍座23°から順行しようとしている。火星は蠍座を支配する。蠍座は終焉、すなわち物事の終わりを支配する星座宮だ ”。

また、火星逆行がこの時期に特定の市場、たとえば株式市場にどう関わるかについても論じた。先週そしてそれ以前にも、ファイナンシャル・アストロロジーのルールをこう説明してきた。『火星逆行の前後10取引日の内に高値または安値をつけた市場はどれも順行日±10取引日の内に反転しやすい…』。現在私達はこのゾーンに入っており、6月29日の火星順行開始に近付くにつれて、世界中の多くの株式指数 ー ダウ平均、ドイツのDAX、オランダのAEX、そして日本の日経など ー が、ここ2ヶ月以上におけるそれぞれの最安値をつけているのを目の当たりにしている。特に後の3指数は4月20日〜25日、火星が逆行に転じてからまもない時点でつけた高値から最安値水準へと落ち込み、ダウ平均もまた当時から見ての最安値に近付きつつある。

        良いニュースはジオコズミック・サイン(火星が逆行を終えつつあること)がこの下落 ー この暴落、この「ブラック・スワン」ー がまもなく終わり、印象的な反騰が続いて起きると示唆していることだ。私達の研究によれば、以前のコラムでも述べたように、蠍座23°の火星はニューヨーク証券取引所設立図(通称バトンウッド・チャート, 1792年5月17日)の水星・冥王星スクエアに対してもTスクエアを形成する。火星は6月18日〜7月11日まで蠍座23°に在泊する。この時間帯のどこかで現在の急落は終わるとこの研究は告げているのだ。ボトムをつけるタイミングの1つの可能性としては、6月30日〜7月7日、トランシットの金星が天王星・冥王星にTスクエアを形成する期間中だろう。お金の面でも個人の人生においても、この米国のホリデー期間は要注意だ。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“『ある程度は金融政策で何とか出来るところはある。だが我々が抱えるのは根本的に財政問題なのだ。』彼はそう言った後でこう続けた。『これは米国と同様にヨーロッパの主要国にもあてはまる真実だ』”

ー アラン・グリーンスパン
  “This is the Worst” Greenspan Says of the British Break from EU”
  story by Christine Wang
  CNBC News, 2016年6月24日付


“我々に真実を語れ。さもなくば消え去れ”

ー ヘキサゴン・マガジン “Saturn in Sagittarius”
  Sebastopol, CA 2016年春号より


        グリーンスパンへのインタビュー記事中、上記に挙げた部分は非常に言い得ており、しかも多くの人々が理解していない点だ。私達が今経験している問題は中央銀行による金融政策とはほとんど関係がない。彼らはただより大きくもっと厄介な現実、すなわち世界の主要国政府、とりわけヨーロッパと米国が抱える制御不能な財政政策に反応して行動しているだけだ。自分達が取った財政政策 ー 実のところ支出政策 ー が将来の世代にもたらす結果よりは、個人的な政治遺産作りの方に関心があるように見える政府指導者達によって、2008年〜2015年のカーディナル・クライマックス期に積み上げられた非常に疑わしい世界の負債は、今やほとんど確実に再燃しようとしている。だがこれが無ければ中央銀行(FRBのような)による異常なほど緩和的な金融政策が実施される必要もなかったのだ。

カーディナル・クライマックスの基幹部が過ぎ去ったとはいえ、2020年±1年の内には2番目のピークが立ちはだかっている。木星、土星、冥王星が山羊座で結合するのだ。先週起きたことは、単に次の負債増大への第一歩に過ぎない。これは世界の多くの政府による新たな散財と増税に急速に導く要因となる怖れがある。そしてより多くの支出とより多くの借入を可能にするために、再び中央銀行に低金利政策競争の続行を強いて、通貨戦争の火に油を注ぐ結果となる。これは新たな国々を破産へと導く怖れがある。

良いニュースは無いかって? 人々は、自分達の代表として選んだ人物が選挙期間中の公約の実現に失敗した場合、彼らに対して行使する力を増しつつある。すなわち「大衆の力」の時だ(山羊座の冥王星)。そして人々の力は、彼らのリーダーに対してより大きな説明責任と行動責任を強制し、要求するだろう。従わなければ英国の首相デヴィッド・キャメロンのように、退陣を強いられる。

これが山羊座の冥王星だ。すなわち『我々に真実を語れ。さもなくば消え去れ!』






訳文ここまで
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June 19, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント6/20【金融アストロロジー】

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http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年6月20日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        私達はこれまでにこれほど暴力的で異様な週を体験したことがあったろうか? 先週はオーランドで起きたゲイクラブでの集団殺戮の後、同じオーランドのディズニー・ワールドでは2歳の男の子がワニによって水中に引きずり込まれた。その後英国の年若い女性国会議員が、迫り来るBrexitの国民投票が要因となって銃殺された(彼女は残留のための活動を行っていたことから、この事件は実際にEU残留に向けての投票に影響を及ぼすかもしれない)。

不幸にもこれらは皆、海王星逆行(6月13日)と6月17日(日本時間では18日)に起きた2度目の土星・海王星スクエアが持つダークサイドに合致している。土星・海王星は不必要かつ予測不能で悲劇的な喪失に関わる可能性を持つ。現在、私達は土星・海王星が社会、政治、経済、そして人類の苦悶を反映する狂気の力を持つことを知っている。今は他者が経験している深い哀しみと苦痛に対する思いやりが要求される時だ。これは人々、政府のシステム、そして神への信仰に課された真の信頼(海王星の最善の顕現)への本当の試練(土星)だ。

        金融市場にもまた、先週は土星と海王星の原理を彷彿とさせる、それぞれ独自の奇妙なふるまいが見られた。たとえば、英国国会議員の殺人事件の前は、株は底知れない淵に沈んでいた。また金はおよそ2年ぶりの高値1318.90へと羽ばたき、私達が重要だと定義したばかりの抵抗線1306〜1308をブレークした。この水準をブレークすると共に、私達は金のスペシャル・アラートを購読者に向けて送信した。ところが約2時間後に銃撃事件が起きると、突如として世論調査はBrexit(EU離脱)から残留へとシフトした。この報道を受けて、木曜の引けまでに金は殆ど40ドル/トロイオンスも下落した。また株式指数は突然反転して強力な反騰を開始した。たとえばダウ工業平均は、その日の引けには安値から300ポイント上昇している。私達のモデルがザラ場中のシグナルよりは引け値に関してベストの結果を出すことの理由がここにある。

先週は他の市場も強力な動きを見せた。米国10年債は、FRBが(予想通り)金利引き上げを行わないと決めたことを受けて限月新高値まで上昇し、ユーロは銃撃事件が起きる前の木曜日早朝にかけて急落した。日本円もまた先週は強力な騰げを見せ、年初来高値を記録した。金融市場にとってはまさに注目すべき週だったし、天上でも海王星が強調された壮観な週となった。そして私達のYoutubeビデオ『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』Part1で示唆した予測とまさに合致した重要な週だった。6月13日〜29日は、あのインタビューの中で論じた宇宙的事由を基に私が強調した4つの期間の内の1つだった。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達のYoutubeビデオでも述べてきた、3月〜6月に発効する『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』はあらかた終わりを迎えようとしている。これからやって来るたった一つの重要なジオコズミック・サインは6月29日(日本時間30日)の火星順行だ。火星逆行に関わる予測「火星逆行日の前後10日間に高値または安値をつけた市場はどれも順行日±10取引日の内に反転しやすい」はすでに達成された。私達はこのゾーンに現在入っており、ダウ平均、ドイツのDAX、オランダのAEX、日本の日経など、4月17日近辺で高値をつけた世界の多くの株式指数が今、当時と比べての最安値をつけているのが見て取れる。

蠍座終盤度数での火星逆行は社会、政治、そして金融市場を動かす強力な力の一つではあるが、宇宙で働くフォースはこれだけではない。私達は今も木星・土星・海王星のミュータブルTスクエアの下にあり、先週述べたように「…確かにその定評『変わりやすさ』に沿った働きを示した。何事も一つ所には収まらない。全てが変化する ー しかも素速く。読むもの、見るもの、聞くこと、何も信じることなど出来ない」。

6月20日から始まる今週は、太陽が蟹座入りする夏至であり(日本時間の夏至は21日朝)、同時に満月でもある。蟹座は傷付きやすい気質を持つが、私達はこれを、先週オバマ大統領とドナルド・トランプの間で繰り広げられた口頭での防衛的殴り合いの内に観察することが出来る。言い合いの種は「急進的イスラムのテロリスト」という言葉が持つ重要性(または非重要性)についてだった。

オバマとトランプの両者が共に蟹座に金星を持つというのが興味深い。このコンビネーションはどこか「外皮の厚さ」とでも言うようなものに関連するようだ….つまり、感受性が強すぎて物事を個人的に受け取り、過剰な防衛反応を示して相手を個人攻撃する。ポジティブな面では、このコンビネーションは他者の目から見て物理面において大変洗練されて魅力的に映る。彼らはただひたすら愛されたい。だが時にこれが昂じてまるで飢えてでもいるような感じに表現され、感じやすく怒りっぽい人物となる。

金星は6月17日〜7月12日まで蟹座に在泊する。愛されたいという欲望は、金星が天王星と冥王星にTスクエアを形成していく6月30日〜7月7日の間、厳しく試されるだろう。その時、オバマとトランプがもう一度激しくやり合うのではないかと想像している。また、多くの金融市場がその近辺で反転するだろうとも予測している。6月29日(日本時間では30日朝)に順行する火星が蠍座の23°に在泊し、前後2週間はそこに滞留することから、株式市場が底をつけて新たな反騰ラウンドに入り、その後まもなく史上新高値をつけるというのは大いにあり得ることだ。蟹座の金星は感情的で繊細かもしれないが、お金の儲け方は知っている。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

     “これは現在私達が享受しているインターネットの、まさに死活問題だ。この夏に議会が行動を取らない限り、オバマ政権は長い間米国を含む世界中のウェブの検閲を目指してきたような独裁的な政権に権力を渡し、米国による開かれたインターネットの保護を終わらせるだろう。”

ー L. Gordon Crovitz
 “The Battle Over Obama’s Internet Surrender”
 ウォールストリートジャーナル 2016年6月13日付


        Brexitやジカ熱のような土星・海王星スクエアにまつわる心配事ではまだ足りないとでもいうように、私達は今やインターネットの自由が奪われるかもしれない脅威に直面せざるをえなくなった。

Brexitの場合、英国では6月23日にEUに残留するか離脱するかの国民投票が行われる。土星が海王星に対してウェイニングスクエアを形成していることから、世論調査が示す結果とこの問題に関する賭けのオッズはかけ離れている。6月16日に起きた国会議員殺人事件の前に行われた世論調査では、英国民は離脱に投票するだろうと出ていた。一方、賭けの胴元が発表した賭け率(そしてヘッジファンドのマネージャー達の意見)は、残留派が勝つだろうと示していた。

しかしながら、火星は逆行から滞留へと移り、6月29日には蠍座23°から順行しようとしている。火星は蠍座を支配する。蠍座は終焉、すなわち物事の終わりを支配する星座宮だ。あるいは、もしポジティブに解釈するなら、変化と改革への努力だろう。いずれにしても、EUに対する英国の関係にはこの夏、ある種の変化が訪れそうだ。土星・海王星スクエアの下では、今後の道程はあまり明確ではない。海王星は霧を支配するし、土星は大地と地球を支配する。だからこのコンビネーションは、常に変化するゴール、いや時折視界から消えて見えなくなる目的地に向かってぬかるんだ泥地を走っているようなものだ。だから土星・海王星スクエアの下であなたはこう尋ねなければならない。「混沌や不確実性を最も創り出すのはどっちの決断だろう? 残留か?それとも離脱か?」と。

土星と海王星のハードアスペクトはまた健康への脅威も意味する。たとえばジカ蚊を媒体として南米(ブラジル)から米国や他の国々へと蔓延しつつあるウィルスだ。この蚊は神経学的及び自己免疫性の合併症を引き起こすと言われるが、これは不幸にも『フォーキャスト2016』(と『マンデーン2016』)で述べた土星・海王星アスペクトのテーマに正しく合致するコンビネーションなのだ(健康問題への脅威と伝染病の項目)。

だがまた一方で、もしホワイトハウスが米国の果たしてきたインターネットの監督責任を護るために動かないなら、まもなく私達はこれまで親しんで来たネットの自由の終焉に対応せねばならないかもしれない。マンデーン・アストロロジーに基づいて見る時、この可能性はあるだろうか? 

それは、ある。9月1日、乙女座9°で強力な日蝕が起きるが、これは射手座10°台の土星と14°台の火星のコンジャンクションとスクエアを形成する。しかも魚座10°台に在泊する海王星とはオポジションだ(もう一つのミュータブルTスクエア)。しかもこれは米国始原図の双子座9°台に対しわずか12分しか離れない位置に在泊する天王星に対してグランドスクエアを形成する。天王星はテクノロジー、サイバースペース、そしてインターネットを支配する。火星と土星が米国始原図の天王星とオポジションを形成することから、統制(と解放)に関わる激しい闘争が醸成されるかもしれない。またトランシットの海王星が米国の天王星とスクエアを形成するということは、統率力を失うことに対して誰かに責めを負わせる荒々しい糾弾の声が拡がる(一方で対抗する側は責任や糾弾を避けるために汲々とする)可能性を示唆している。

日蝕が絡む場合は全ての物事がより強調される。ここに展開される構図は米国の政権が、米国の手からインターネットを管理する力が漂い出るにまかせている事実を裏付けている。そしてこの問題に対する米国のリーダーシップの欠如から生まれた「隙間」を突いて、他国の政府がその力を主張することになるだろう。

2度目の土星・海王星スクエア直後の今週、何か良いニュースはあるだろうか? まぁ、あるかもしれない。もしあなたが金投資をしているなら、金は先週1300まで舞い上がった。しかしながら、それは悪いニュースによって世界が苦しみその他の市場が沈んだのが理由だ。

だが真に良いニュースがある。土星・海王星スクエアの2度目の形成が今や終わり、来週は火星の逆行も終わりを告げる。悲嘆は再び希望に道を譲るだろう。希望がある限り、世界にはチャンスがある。アストロロジーの素晴らしいところは、これら集合体の気分 ー そして金融市場のトレンド ー が、いつ変化しやすいかを告げるところにある。

  6月以降は物事が変化しそうだ。そして9月10日以降、木星が天秤座入りし、最後の土星・海王星スクエア形成が完了した後はよりその傾向が強まるだろう。その後私達は、今後2〜3年にわたって天王星が海王星にセミスクエアを形成するという試練に直面することになる。

この天王星・海王星セミスクエアは、1992年〜1993年に始まった天王星・海王星サイクルからちょうど1/8局面にあたることに注目すると興味深い。当時から、インターネットは世界のコミュニケーションやビジネス面において主要な道具になっていった。この時、全てが変わったのだ。このコンジャンクションに象徴される全受胎プロセスは今、これまでの取り組みを無駄にするか、それとも生み落としたものを育て続けるかの選択が世界に提示されるという時の枠組みに入ろうとしている。この問題の解決は、1990年代初頭に始まったインターネットが最初に直面する、存在を賭けた現実的な試練となるだろう。






訳文ここまで
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June 12, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント6/13【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年6月13日(フリー版より)
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自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        前回5月30日付のコラムからこれまでの間に、いくつかの金融市場に注目すべきリバーサルが見られた。これは5月22日~6月4日に展開した5個のレベル1(プライマリー・サイクルの成就点に対する最強の相関関係)サインを含む、豊富なジオコズミック・サインを示唆した私達の研究に合致している。この時間の中間点となる5月28日〜29日は、5月30日のメモリアルデー(祝日)で市場が休場となる前の週末だった。その後最初の取引日は5月31日だった。その時、金と銀の両方がプライマリー・サイクルとハーフプライマリー・サイクルの底を(金は5月31日、銀は6月1日)順に1201.50と15.83でつけた。この金曜までに金はすでに1280を試し、銀は17.38まで上昇している。この動きは先週日曜に開催したウェビナー『年央マーケットの見通し』で提示した予測とよく合致している。

またウェビナーでも述べたように、世界の株式市場も先週の大半は足並みを揃えて上昇した。米国では、ダウ工業平均が6月8日水曜、1ヶ月以上ぶりの18,000以上で引けた。しかしながら、全ての株式指数が6月10日金曜には下がり始めた。懸念はダウ平均がもう一つの★★★ジオコズミック重要変化日だった4月20日につけた前サイクルの天井18,167を越えられなかったことで、S&Pは越えていることから、これは異市場間弱気ダイバージェンスの例として捉えられる。今後2週間の間にいくつかのハードアスペクトが展開していくが、その中には6月17日に2度目の正確な形成を果たす土星・海王星ウェイニングスクエアと、6月29日の火星逆行の終焉が含まれる。したがってこの懸念は金融市場にとって整合性がある。

        ファンダメンタルズから見るなら、世界の株式市場はユーロ圏からの英国の離脱に関する懸念によってもまた下落しつつある。皮肉なことに、これに関する投票は6月23日、まさにこれらの強力なジオコズミック・サインの真っ只中で実施されるのだ。英国は実際に離脱を選択するのだろうか? こうした惑星間シグナルを考えれば、その可能性はある。6月13日、海王星が逆行に転じ、6月17日、土星が海王星に正確なスクエアを形成する。海王星要素が盛り沢山で、これは多くの不確実性と混乱を意味する。火星が29日に順行に転じても混乱が減少することは無い。しかし、気分はより苦々しくなり、非難の声が高まるだろう。

火星と海王星の両方が共に強調されるような時間帯は、世界の政治指導者達が受動攻撃性を見せる時だ。誰もが怒っているが、それを表に見せることを怖れる。誰も責任を取りたがらず、しかも多くが素速く他者に責任を転嫁する。しかし実際に起きたことの真の原因については誰も声を上げようとしない。市場はこういった種類の不確実性を嫌う。だから海王星が働く時、私達は本当の境界線がどこに在るか ー 市場の反応の頂点または底がどこなのか、その真実を知ることはないかもしれない。金曜のヨーロッパにおける株式指数の急落は、この種の不確実性、いやパラノイアさえも反映している。

        海王星はまた原油も支配している。原油は6月9日木曜に2015年7月以来の最高値51.67まで舞い上がった。米ドルは週の殆どで弱く、他の通貨は強かった。だがこれら全ては金曜に反転した。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

      “ヒラリー・クリントンのEメール問題に関わる米国務省監察官の報告書が我々にもたらしたもの。それはある大きな物事だ。すなわち彼女が公的に述べた自分の私的サーバーについての話は全て嘘だったという事なのだ。彼女は厚かましくも涼しい顔で嘘をついた。あたかも嘘をつく修練を積んだ者のように、そしてその結果から常に逃げおおせて来た者のように。”

ー Peggy Noonan
  “Clinton Embodies Washington’s Decadence”

  ウォールストリートジャーナル 2016年5月28日、29日付

   “USA TODAY紙が行った共和党の推定大統領候補と彼のビジネスについての訴訟申請に関わる独自徹底調査は、ここ30年で連邦及び州の裁判所において少なくとも3,500件の訴訟が起こされていることを突き止めた… 主要政党の候補者で、トランプが抱えるほどの法廷闘争の数に少しでも近付いた者はいない。彼自身が1年前に立候補を発表した時点から数えても、少なくとも70件の訴訟が申請されている…”

ー Nick Penzenstadler and Susan Page
  “Trump Has Long History in Court”
  USA TODAY 2016年6月2日付


   “ある年齢に達すれば法は性を置き換える”

ー ゴア・ヴィダル
*の言葉の引用として
  “Law Lit: From Atticus Finch to the Practice” 
  セイン・ローゼンバウム
*

  *ゴア・ヴィダル:米国の著名な作家、脚本家、俳優、政治活動家。数々の名言を遺した。性転換を扱った小説『マイラ』『マイロン』は映画化されている。

 * 著者セイン・ローゼンバウムは小説家で法学者。「法の文学:アティカス・フィンチ(アラバマ物語)からザ・プラクティス(米国TVドラマで邦題は「ザ・プラクティス ボストン弁護士ファイル」)まで」(本邦未刊)は、米国の法システムが歴史的に見てどのように作家や読者達のイマジネーションを喚起してきたかを多くの作品例に見て取り、米国の「法」に対する強迫観念を浮き彫りにしている。


        上記で述べたように、6月はおそらくこの年で最も奇妙な月であり、そして最近のYoutubeビデオ・インタビューで触れてきた、3月〜6月に展開する『驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』中、最も異様な月と言えるかもしれない。

木星・土星・海王星のミュータブルTスクエアは、確かにその定評『変わりやすさ』に沿った働きを示した。何事も一つ所には収まらない。全てが変化する ー しかも素速く。読むもの、見るもの、聞くこと、何も信じることなど出来ない。

        たとえば米国大統領選だ。1週間前、6月3日に発表された陰鬱な雇用統計に加えて、私的Eメールサーバの使用を巡るヒラリー・クリントンの嘘を糾弾する厳しい監察報告書が出た直後の世論調査でドナルド・トランプの人気はうなぎ登りだった。しかしながら、ヒラリー・クリントンにまつわる悪いニュースを有利に活用するかわりに、トランプ氏はトランプ大学に対する裁判の担当判事に焦点を当て、彼はメキシコ系だから偏見があるとなじって(判事がインディアナ生まれであることなど知ったこっちゃないというわけだ)自らの政治的見識の無さを露呈した。そんな彼の素晴らしい政治判断の結果としてトランプ人気は急落し、クリントンの支持率低下は急速に回復、現在急騰している。

今やドラマは週ごとに変化している。そしてFRBによる短期金利の引き上げ決定をめぐる心象変化にもまさに同じ事が起きている。3週間前は誰も金利引き上げなど考えなかった。2週間前は多くのFRB幹部が早ければ6月にも引き上げを行う可能性があるという談話を発表した。そして6月3日、無惨な雇用統計の数字を受けて金利引き上げという考えは卓上から引っ込められた。次は何だ? 今月は明確さなど求めてはならない。

昨今は何事も不安定だ。それは大統領候補者や世界的指導者の政治的地位にしても、中央銀行による経済見通しにしても、あなた自身と彼女や彼氏、配偶者や亀*との関係であろうとそれは変わらない。こうした力学は6月中は変わりそうにない。海王星に関わる宇宙的テーマ ー 噂、責任転嫁、嘘、不信、詐欺の疑惑、重要な事実から注意を逸らすためのデマや誤誘導の過剰供給状態が見て取れるからだ。また海王星はロマンス、想像力、エンターテインメントの惑星でもある。だから私達のアドバイスとしては、近付いてくる米国大統領選に対するものと全く変わらない。『ゆったり腰を下ろし、少なくとも9月になるまでは壮観な見世物を楽しもう』。その後は現実が頭をもたげ始めるだろう。しかし今月は、リアルな物事は皆無であり、何事も信じることは出来ない。泳ぎに行ったりボート遊びをしたり、洗練された海王星的スポーツに興じると良いだろう。だがたとえそうしていても、水の事故には気を付けてほしい。過度な陶酔を招く星回りの下では注意が必要だ。

* 詳細は不明だが5月23日は「World Turtle Day」だったこともあり、自宅に無数の亀を飼いながらその保護運動に人生を捧げる夫との暮らしについて述べた記事「True Life : My Husband Needs Turtle Rehab」を念頭に置いてのジョークかもしれない。

        土星・海王星スクエアでは、海王星が今週逆行に転じる。これは洪水や(または)干ばつに関わるシグナルだ。またこれは、真実を述べるか嘘をつくかの選択をも意味する。つまり志の高い道を目指すか、それとも自らを貶める道を行くかの岐路だ。

これだけは覚えておいてほしい。土星が絡む時、そこには必ず自分の選択にふさわしい結果との直面が約束されている。






訳文ここまで
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May 29, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント5/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年5月29日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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告知1:月曜日はメモリアルデーの休日で米国市場は休場となる。米国ではこれが本当のサマーシーズンの幕開けだ。もし皆さんが米国に住んでいるならどうか楽しい休日を! そしてあなたの自由を護るために自らの命を捧げた人々に敬意を払おう。それが戦場であれ社会政治の演説会であれ、闘いには終わりがない。

告知2:6月5日に開催する『金融市場と世界情勢における年央の見通し』と題したウェビナーの準備があるため、来週のコラムは休載させていただく


≪ 先週をふり返って ≫

        先週は水星逆行終了後の魅惑的な週だった。水星は前週末の22日に逆行運動を終え、火曜から週を通して上々の反騰が世界中に見られた。原油もまた7ヶ月ぶりに一時的に50ドルのラインを超えた。米ドルもFRBによる6月の利上げが主張されたことによって2ヶ月ぶりの新高値まで反騰した。しかし金利に関わるタカ派的な論調は金と銀には萎縮効果となり、これらは数ヶ月ぶりの新安値まで下落した。 金は1200ドルを割るかどうかの試練に直面し、銀も同様に16ドル水準に落ち込んでいる。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週は水星が逆行を終えたばかりでなく、木星が全3回中最後の土星に対するウェイニングスクエアを5月26日に終えたという意味でも重要だった。なぜ重要か? その理由はこうだ。現在、木星、土星、海王星間にミュータブルTスクエアが展開中だ。これらの惑星は皆互いにハードアスペクトを形成している。しかしながら、木星と海王星の正確なオポジションは2015年9月17日にたった1回の形成があったのみだ。また木星・土星スクエアの最初の形成は2015年8月5日だった。もし木星・海王星オポジションに前後1ヶ月のオーブを与えるなら、これら二つのアスペクトの効力がピークを迎える時間帯は8月17日〜10月17日となる。これは金融市場と中央銀行の決定にとって重要な期間だった。

        ダウ平均は8月24日に4年サイクルの安値をつけた(そしてその当時は他の市場もまた重要なサイクルの節目を迎えていた)。この時期は前回のギリシャ危機と重なり、また中国人民銀行が人民元の対ドル基準相場を切り下げている。またこれはFRBが大方の予想を裏切り金利引き上げを行わないと決定した時期でもある。したがって、中央銀行が後に疑わしいと言われる可能性のある決断を下したことを受けて市場は非常にボラタイルな様相を呈した。中国人民銀行とFRBの両方が後に考えを変えたが、それはおそらく自分達の決定が引き起こした混乱と動揺を後悔してのことだろう。これは今日まで続くミュータブルTスクエアの影響下に見られる典型的事象、すなわち読むもの、聞くもの、見るものの全てが信用出来ないという状況の顕現だ。それ以来、中央銀行(と政治家達)は、主要な決定を行って間もない内に簡単に考えを変えるように見える。それは互いにハードアスペクトを形成する惑星同士のミュータブル(柔軟宮/変わりやすい)な影響の特質を表している。

  次に重なったミュータブルTスクエア期は2015年11月26日、土星が最初のウェイニングスクエアを海王星に対して形成した時で、これは2016年9月10日まで続く宇宙現象だ。この期間中に木星は土星に対して2回目と3回目のウェイニングスクエア形成を完了するが、その3回目が5月26日に終わった。したがって11月26日〜5月26日は金融市場にとってもう一つの緊迫した時間帯となった。こうしてふり返ってみると、この期間中に金、銀、そして株式市場において長期サイクルの安値が示現したのを見て取ることが出来る。

今週はさらに重要だ。何故なら6月1日〜4日に太陽と金星が双子座の中間度数に至り、木星・土星・海王星Tスクエアに対しグランドスクエア(のトランスレーション)を形成するからだ。ここに金星が含まれることから、これは多くの金融市場、とりわけ通貨、株、大豆、そして原油のリバーサルとダイレクトに同期する政策の再度の重要な方向転換に相関する可能性がある。6月3日金曜には米国の雇用統計が出ること、それがちょうどこの期間の中間部にあたることに注目すると興味深い。発表へのワイルドなリアクションが予測される。このあたりについては年央の見通しに関する私達のウェビナーで詳説するつもりだ。


≪ 長期的考察 ≫ 

        “競争事業研究所(Competitive Enterprise Institute)の調べによれば、昨年、議会はたった114本の法案しか通さず、それに引きかえ連邦機関はけた外れに多い3410もの規制発令を行ったことが分かった… カウフマン財団の調査は "現職保護" に関する規定の増加を小規模企業における起業精神の低下要因として挙げている。またブルッキングス研究所の研究では、オバマ大統領の在職期間の大半において、米国の国民生活に予測し得なかった変化が起き、起業を超える数の廃業が有ったことを示してる。”

ーHolman Jenkins, Jr.
 “Trump for Blow-Upper in Chief”
 ウォールストリートジャーナル 2016年5月21日付


        “共和党員の一部はドナルド・トランプの一件によってGOP(共和党)を離脱し、民主党員でも特に裕福な層の一部は、次期大統領期からは所属政党の左傾化が原因で党から離れていくだろう。彼らはもう民主党にいても、今までのソフトな笑顔を湛えた民主社会主義がいつ何時でも本物の社会主義になり得るという脅威の中で、心休まることは無くなるだろう。彼らは米国経済が破壊されることを望んではいない。彼らは自分達の10歳の娘がトランスジェンダー用のトイレを男性と共用することを望んではいない。彼らは大学を覆い尽くしてしまった政治的正しさ(ポリティカル・コレクトネス)には反対の立場を取るだろう。”

ー Peggy Noonan
  “Clinton-Sanders: Maybe That’s the Ticket”
 ウォールストリートジャーナル 2016年5月21日〜22日付


        “経済学とは他の手段を通した政治の延長である。”

ー Peter J. Turchi
  (軍事理論家カール・フォン・クラウゼビッツの言葉の言い換えとして)
  Letters to Editor
  ウォールストリートジャーナル 2016年5月25日付




        まず最初に、アストロロジーと政治について論じてみよう。一つは2008年〜2015年のカーディナル・クライマックスの下で起きた政治と経済世界のラディカルな大変動だ。そしてもう一つ、魚座の海王星はまったく別物で、原理的には正反対の質を帯びている。

カーディナル・クライマックスは世界中で社会を変革しようという取り組みに人々を導いた。それは多くの場合、その社会を築きあげた人々の歴史的文化に反するものだった。ひるがえってそれは、至る所で大衆の怒りを喚起することとなった。チェンジ ー 変化はそう簡単に受け入れられるものではない。とりわけ変化することを決めるにあたって何の力も持たないと感じられる場合はなおさらだ。それが今日、米国の政党システムの機能不全の中で展開する不和の説明になるかもしれない。そして今、2015年〜2016年の土星・海王星ウェイニングスクエアの下で、政治指導者と政治システムに向けられた不信感の水準はおそらくこれまでの最高レベルに達している。だからこそ、そこにはたとえば米国のバーニー・サンダースやドナルド・トランプのような、既存の枠を踏み越えた政治指導者への引力 ー そして警告 ー が生まれるのだ。

トランプのスローガンは再び「アメリカを偉大にする」であり、それは前時代の価値観に退き戻ることへの呼びかけだ。だがバーニー・サンダースの吸引力においてのそれは、政府が全員の基本的ニーズを供給するような、温情あふれる父親的な存在となる未来に移行したいという欲望だ。彼のスローガンは民主社会主義に向けての革命だ。そしてトランプの方はといえば、反乱 ー 何に対してだ?ー 米国を経済的にも軍事的にも以前の地位から引きずり下ろし、世界中の国々につけ込まれ利用される原因となったバカな最高責任者の決定に対してだ。彼のメッセージはそう示唆している。

したがって、トランプはカーディナル・クライマックスの間に政治と銀行システムの指導者達が下した決断、取った行動の「結果」を象徴する存在であり、その「結果」は土星・海王星スクエアの下でトランプ自身と彼の支持者達によって今や「失敗」だと見なされている。トランプはまた火性星座宮獅子座にある彼のネイタルのアセンダントに火星がコンジャンクトしているという、非常に火星タイプの人物だ。そしてバーニーが率いる運動は、現在天上で進行しているもう一つ別の大きな宇宙の動き ー 2012年〜2026年の魚座の海王星を体現している。

一人のアストロロジャーとしての私が思考するに、こうした宇宙の状況をアストロロジーはいったいどう見るか? 魚座の海王星は社会主義を標榜する動きだ。そして保守主義者が信じる道筋とは裏腹に、この動きは2016年の政治運動やバーニー・サンダースという存在をゆうに超えて成長し続けるだろう。またもしトランプが火星の体現者でカーディナル・クライマックスの結果であるなら…さて火星は米国のプログレス・チャートにおいて、2008年以来ほとんど80年を要する逆行運動に入っている。カーディナル・クライマックスの一部である牡羊座の天王星の影響で、たとえ戦争と暴力が増加し今なお力を奮っているとしても、宇宙に描かれた弧はその両方に反対する方向に向いているのだ。したがって、こうした状況はまもなく変化するだろう。それはおそらく天王星が牡牛座入りする(2018年)か、あるいは遅くなるとすれば、ひょっとすると土星と海王星が共に星座宮の境を渡って牡羊座入りする2026年かもしれない。

つまり、私が好むと好まざるとに関わらず、バーニー・サンダースは今、2026年まで拡大し続ける世界政治において社会主義へと向かう「変化」ー それを「革命」と彼は呼んでいるが ー のシンボルなのだ。それは彼が2016年の選挙に勝つことを意味するわけではない。

実際、私はまだ誰が勝つかの確信を持っていない(これについては2016年のISARシンポジウムで披露することになるだろう)。先週のコラムで述べたように、クリントンにもトランプにも勝ちの要素は存在する。だが、誰が勝つにせよ ー それがもしトランプだったとしても ー 魚座の海王星の存在は(私から見ると)、バーニー・サンダースが信じてやまないように、社会主義の原理が2016年の選挙によって阻止されたりはしないと暗示している。それは一時的に水を差されるかもしれない。だが、政府に対し、自分達のためにもっともっと多くのものを提供せよと欲する人々はどんどん増えていくだろう。

        今、私の頭の中にあるたった一つの疑問はこれだ。誰がその代価を支払おうというのだ? 21世紀に入って大きく爆発した国家と世界の負債に、いったい何が起ころうとしているのか? 私はこの実験 ー この運動、この革命 ー が良い結果に終わるのかどうか、それほど確信を持てない。とどのつまり、魚座の海王星の暗黒面は世界を覆うカオスなのだから。







訳文ここまで
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May 15, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント5/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年5月16日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
※来週23日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

        先週もまた典型的な水星逆行の週だった。殆どの株式指数は週の始めは穏やかに騰がり、5月10日の水星逆行中間日あたりでピークに達してその後週末に向かって下落した。殆どの市場において、先週はインサイド・ウィーク ー 高値と安値が前週の高値と安値の内側に収まる週 ー となった。これは水星逆行では典型的に見られる動きだ(低いボラティリティ)。しかしながら、オーストラリアのような例外もあった。ASX指数は9ヶ月ぶりの高値まで舞い上がっている。また中国では、上海市場が2ヶ月ぶりの安値に沈んだ。これは典型的な水星逆行効果だ。世界の一領域では騰がり、他の領域では下落し、一方他の殆どの領域では、行きつ戻りつしながら取引レンジがどんどん小さくなっていく。

        米国では、ダウ工業平均が5月10日火曜、トリックスターたる水星逆行のまさに中間点において17,934で天井をつけた。この日は222ポイント騰がっている。そして翌日はその全てを吐きだし、217ポイント下落した。5月13日金曜の引けまでに、ダウ平均は月初来安値となる17,500を試していた。

        商品市場では株よりもう少し売買が活発に行われた。原油は5月12日に1バレルあたり47.02ドルをつけたが、これは6ヶ月ぶりの高値だった。金は水星逆行開始直後の5月2日につけた年初来高値1306から下落し、逆行中間日の5月10日に安値1258.30(現在までのところ)まで下落した。銀はといえば、いつものように、もっとドラマチックだった。5月2日につけた高値18.06から、先週はずっと売られ続けたのだ。金曜ザラ場中には16.85の安値まで下落したが、いまだに底打ちのシグナルは見えていない。この動きはサイクル研究に合致している。また、火星が逆行によって射手座の初期度数に戻る場合の研究とも一致している。しかし現在始まっている、ヘリオセントリックの水星による射手座運行時(5月13日〜24日)に通常見られる強気パターンとは相反している。さて、闘士たる火星がヒラリと身をかわすトリックスター、水星に待ったをかけるに足るいっぱしのコワモテ野郎であることに私達は驚くべきなのか?

        貴金属が抱える問題は、強くなっている米ドルだ。いや実際にはそれよりもっと深い問題だ。全市場に通じる問題点は、中央銀行と彼らの相反したメッセージであり、それが米ドルを高みに押し上げることだ。2週間前、日銀は当時の予想に反して量的・質的緩和の現状維持を発表した。先週、日銀は追加緩和の用意があると発表した。これを受けて米ドルは騰がり、他の通貨(ユーロや円など)がかなり激しく下落することで、貴金属と株式市場を押し下げた。こうして今や3つの中央銀行が先月の彼らの金融政策を覆したことになる。最初はECB、次にFRB、そして今、BOJ(日銀)だ。

これは水星と火星が逆行し、木星と土星が海王星とTスクエアを形成する時に起きる典型的な事例だ。すなわち『あなたはこの期間に読むもの、聞くもの、見るものの全てを疑ってかからねばならない』。あのドナルド・トランプでさえ、初めからずっとあり得ないと言っていたはずの選挙運動資金の受け入れに関して彼の "金融政策" を覆したのだ。このようなアスペクトの下では、約束は破られるためにあるようなものだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週は奇妙な理由から注目に値する週だ。すなわち、5月14日〜21日はトランシットの惑星達による主要なジオセントリック・アスペクトが見られない。これが意味するのは、今週に向けてどんなトレンドが続いてきたにせよ、それは変わらないだろうということだ。何事も無ければ下落傾向にあった市場は下げ続け、上昇してきた市場は騰がり続ける(とはいえ、水星と火星の逆行下では何事も鉄壁ではないし、過去に見られた相関関係は未来の動向を完全に保証するものではない)。だがより高い確率で見られそうなのは、世界の指導者達(政界と金融界)がその一貫性の無い考えや振る舞いから目を逸らすために、依然として唐突に自分達の立ち位置を変えたり軌道を逸れたりし続けるだろうということだ。

        主要惑星達が互いに重要なアスペクトを形成していなくても、宇宙ではいくつかの興味深いジオコズミック現象が起きている。その一つは、ヘリオセントリックの水星が5月13日〜24日、11日間にわたる射手座の旅を開始したことだ。先週述べたように、『これはなかなか面白い。何故ならこの取り合わせは通常、金属と通貨に急激な価格変動をもたらすのだが(一般的には上昇)、今回はこれが普通なら金融市場に とってあまりボラタイルとは言えない水星逆行の終わり付近で起きるのだ。どちらの特質が支配的になるだろう? あるいは、両方共に示現するのだろうか?』 これまでのところボラタイルな動きは出ていないことから、水星逆行終焉のエネルギーが支配的だ。

        現行の水星に関わる相反するボラティリティのセオリーに対しては、双子座ー射手座軸で満月が起きる5月21日がもう一つのテストとなるだろう。この満月は火星ともコンジャンクトしている。通常なら、これは市場と政治面でのボラティリティ(必ずしも真実とは限らない自慢たらたらの主張やそれに続く度を超えた反論など)と関連する。これは週をまたいで起きるため、もしかすると市場よりは政界の出来事に関連するのかもしれない。しかしながらこのルネーション前後1〜2取引日の内に反転しやすい穀物市場は観察しておこう。気温と気候が非常に暑くなるかもしれない。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“偉大な精神は理念を論じ、並の精神は事物を論じ、卑小な精神は人を論じる”

ー海軍大将 ハイマン・G・リッコーヴァー


        今週、私達は手堅いやり方を通して人を、特にドナルド・トランプを論じることになる。彼はちょうど5月21日(日本時間22日昼)にやってくる満月と同様の双子座ー射手座軸の満月、そして月蝕の下に生まれているからだ。オンラインの出生証明書によれば、彼は1946年6月14日10:45EDTに生まれた。彼は人を論じるに強く、理念をつぶさに論じるにあたっては弱い。とりわけ行う必要があると自分が提示した物事をどう成し遂げるかの詳細には全く弱い。議論の矛先を「理念」から「人物」へと変えることに成功した時こそ、彼の強みは増大する。彼自身が示唆したように、彼は自分自身の「理念」(双子座・射手座軸の生まれとしては、数多く抱えているはずだが)についての詳細にはあえて踏み込まないことを好む。何故なら彼は、数多くの選択肢を残しておきたいからだ。

        しかしながら、「人物」を論じる時の彼は「ブランディング」に長けており、これによって人々の心に残るイメージを創り上げることが出来る。今回の予備選シーズンの中で、彼は対立候補者達を効果的にブランディングすることで大いにその力を発揮した(「ちびマルコ」「嘘つきテッド」「ふぬけのジェブ」「性悪ヒラリー」などなど)。

だが誰一人として同じやり方で効果的に彼をブランディングした者がいないというのも不思議な話だ(「不平屋ドナルド」「いじめっ子ドナルド」「論争屋ドナルド」あるいはヒラリー・クリントンが彼を「危険人物(loose canon/何処に向けて発射されるかわからない大砲)」と呼ぶのを好むことから、もしかしたら「弾丸ドナルド」などか…いずれにしても、ブランディングとしては印象に残らず、弱い)。どんな場面でも、*かゆいところに手が届くようなネーミング能力、あるいは特定の人物に的確なレッテル貼りをする力は、双子座ー射手座軸が得意とする遊びごころだ。

* 原文:“pin a tail on a donkey” 日本の「福笑い」に似た子供の遊び。目隠しをしてグルグル回り、壁に貼られた尻尾の無いロバの絵の適所に画鋲で紙の尻尾をとめ、的確にそれらしく仕上げるというもの。

  しかしながら、獅子座の火星が上昇惑星であることは、それが(これ一つだけではないが)攻撃性やいじめの形さえ取る可能性を示している。この傾向は、同時に蟹座にも惑星を持つ人々のチャートでは一層強くさえなる。何故なら蟹座は忠誠心を要求するからだ。トランプ氏は蟹座で金星と土星がコンジャンクトしている。だから彼は、対立候補者達のように彼の側に立たない者に対しネガティブなブランディングをすることにかけては特に熱心だ。彼自身がしばしば口にするように、彼は負けることが嫌いだ。彼は勝つためならどんな事でもするだろう。これは潔く負けを認める者のチャートではない。

        読者の皆さんにとって ー いや他の誰にとっても ー 最も重要な問題は、彼が選挙に勝てるのかどうかだろう。一人のアストロロジャーとしては、彼のネイタルチャートとそれに対するトランシットのみを見るだけでは明確にならないと考える。これについては今年後半に入ってからより詳しく論じるつもりだが、今あえて言うなら、1月20日の大統領就任式の直前、トランシットの土星が彼の月にコンジャンクトし、太陽にはオポジションを形成する。これは両刃の剣だ。通常、月にかかる土星は人生において「人気」が高まる時期とは言い難い。得るより失うことの方が大きいとされる。何かを競うような場面では、勝利ではなくむしろ深い失望と関連するのだ。それでも、ネイタルの太陽にトランシットの土星がオポジションを形成する時、それはその人物にとって社会人・職業人としての絶頂を指し示す可能性がある。それと同時に、通常は本人の時間とエネルギーに対する外部からの要求も莫大だ。したがって非常に成功しやすい時であると同時に大きなストレスがかかる時期でもある。

        では彼が勝つ可能性はあるか? トランシットの土星が彼の太陽にオポジションを形成する事実から見れば、答はイエスだ。だが自分の月に土星が乗る彼はまた、大きな損失に打ちのめされる可能性をも持つ。ではこの両方のテーマが2017年1月20日に示現する可能性はあるのか? イエスだ。

現段階での結論はこうだ。今回はおそらくクリントンのファンがそうなると考え、また現在の世論調査が示しているほど簡単な勝利は無さそうだ。ヒラリーはこの選挙サイクルを、以前の選挙時に(数年前の上院議員選挙時を除いて)彼女が示した強い指導者という潜在的な可能性よりもずっと手強い姿勢を大衆に示しながら戦うことが必須になってくるだろう。

クリントンとトランプは両者とも獅子座に火星を持つが、これはマイケル・オライリーの手になる優れた研究書『ポリティカル・アストロロジー』によれば、歴代米国大統領の中で最も多く見られる惑星配置だ。それはまた、彼らが舞台に上がって繰り広げる議論がかつて無いほど激しい闘いのエンターテインメントと化すだろうことを示唆している。それは選挙後に行われるだろうトランプ VS ジャネット・イエレンのディベート戦と肩を並べる好取組になるかもしれない。もしトランプが勝つならば、の話だが。

        一方、私は以前自から出したアドバイスに従うつもりだ。すなわちゆったり座ってこの見世物を楽しむことにする。米国において、こういった政治がこのような様相で進行することは未だかつて起きたことが無かった。まぁ少なくともこの流れは「根性悪ヒラリー」と「弾丸ドナルド」との非常に面白いタイトル・マッチとなるのは確かだ。








訳文ここまで
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May 08, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント5/9【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年5月9日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “「もし大統領になったらまず十中八九FRB議長ジャネット・イエレンの首をすげ替えるだろう」ドナルド・トランプは火曜にそう語った。”

ー David Harrison
  “Trump: I’d likely Seek New Fed Chief,”
  ウォールストリートジャーナル 2016年5月6日付


        “ヒラリー・クリントンとドナルド・トランプの争いがひどいことになると思うなら、彼がジャネット・イエレンを非難するまで待ってから判断するといいでしょう。なにしろ彼女のネイタルチャートの満月は、彼のアセンダント上の火星とオポジションですからね。”

ー レイモンド・メリマン
  YouTubeインタビュー
  “The Incredible Spring Lineup of Geocosmic Signatures Part2”



        先週、世界の株式市場は4月20日〜21日、すなわちMAA★★★重要変化日にして金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレートした日につけた2016の高値から下落し続けた。5月6日金曜の新月には、株は2週間前の高値以来の最安値まで落ち込んだ。

        たとえばダウ工業平均は4月20日につけた高値18,167から、5月6日金曜発表の雇用者数変化が予測の200,000人に届かずたった160,000人に留まったの受けて17,580の安値まで下げた。私達のYouTubeビデオ “The Incredible Spring Lineup of Geocosmic Signatures Part1” で示唆した通り、市場は以前のトレンドラインのまさに延長線上まで下落した。そして予測を下回る雇用数は、実際には株価を押し上げた。何故なら1)新規雇用は依然として増えている 2)予測を下回る雇用増は、金利引き上げを年4回から2回に削減したFRBの直近の発表をよそに、もう早々には引き上げを行わないだろうことを暗示している。

これもYouTubeビデオで述べたことだが、ひょっとすると選挙が終わるまで金利引き上げは無いかもしれない。中央銀行はトランプの勝利を望んでいない。彼はかつてのアンドリュー・ジャクソンのように、中央銀行の独立性を脅かす存在だからだ。しかしながら、これもYouTubeインタビューで言及したように、株式市場に関する限り、金利引き上げを行わないことは、経済が弱いというトランプによる政治宣伝の優位性を奪うに十分なほど経済と株価を推進し押し上げるかもしれない。

        他の市場では、金と銀が5月2日に数ヶ月ぶりの高値をつけ、木曜〜金曜にかけて下落した。その後金は再び反騰し、金曜中に1300ドルを試した。これは最初にサイクル新高値をつけ、そしてその日の支持線まで下げた後に再び反騰するという、典型的な水星逆行下(4月28日〜5月22日)の動きに沿ったものだ。水星逆行下では、モメンタムのシフトが1日〜4日ごとに起こり、最初に強気シグナルが、そして弱気シグナルと続き、結局のところ騙しに終わるということが起きる。通貨もまた似たようなコズミック・ダンスを踊った。先週初めにサイクル新高値まで舞い上がった後、週の終わりに向けてかなりの急落を見せている。トリックスターたる水星は、これまた6月29日まで逆行中の火星から余剰エネルギーを貰ったようだ。国債は先週を通して強く、一方原油は3ドルあたりのレンジで取引されていた。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週のコラムで私は次のように述べた。“… 来週は太陽と金星(牡牛座)から木星(乙女座)と冥王星(山羊座)に対して調和的なグランドトラインが形成される。これは地性のグランドトラインであり、通常は「お金」を意味する。この好ましい惑星配置は5月3日に始まり、5月13日まで続く… 株式市場に対してあまりに弱気の姿勢をとるのは賢明ではない、という理由の一つがこれだ。確かに、水星がニューヨーク証券取引所の設立図(1792年5月17日, 通称バトンウッドチャート)にハードアスペクトを形成する牡牛座23°を逆行中であることを考慮すれば、株式市場はこの時期に向かって下落する可能性がある。だがもし株価がこの時期に入ってからも下がり続けるなら、それはその後に力強い反騰が見られることを示唆するものだ。”

        株式市場に一時的な騰勢を与える木星からの調和的なアスペクトの他に、まだ注目すべきジオコズミック・サインが現在展開中だ。この月曜には水星による日面通過が起きるが、これは1世紀に13回しか見られない珍しい現象だ。空を見上げれば、太陽の前を6〜7時間にわたって黒い点が横切るように見えるだろう。もしこれを見るのなら、目を保護するために適切な望遠鏡を使わねばならない。私にはこの現象自体が金融市場に影響を及ぼすかどうかの確信は無いが、5月10日には何かあるかもしれない。何故ならこの日は水星逆行の中間日であり、これは水星が逆行に転じた4月28日±1日の内に反転しなかった市場のリバーサルとは歴史的に強い相関関係を持つからだ。

        今週は重要なコズミック・ファクターがもう一つある。ヘリオセントリックの水星が5月13日〜24日、11日間にわたる射手座の旅を開始するのだ。これはなかなか面白い。何故ならこの取り合わせは通常、金属と通貨に急激な価格変動をもたらすのだが(一般的には上昇)、今回はこれが普通なら金融市場にとってあまりボラタイルとは言えない水星逆行の終わり付近で起きるのだ。どちらの特質が支配的になるだろう? あるいは、両方共に示現するのだろうか?



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “月曜に発表されたECBの調査報告書によれば、主要株および国債先物の値動きは米国の重要な経済情報が公開以前の段階でリークされてきた可能性を示している。また同報告書は、相場動向に影響を与える21回の発表の内7回にわたり、その正式リリース前にいわゆるインサイダー取引が行われた証拠が見られたとしている。値動きは各データが公開される30分前から監視され、S&P500先物および10年国債先物の価格推移が追跡調査された。この調査は2008年1月から2014年3月にわたって行われ、21種類の測定指標が使われた。”

ー Steve Goldstein
  “U.S. Data is Being Leaked, ECB Study Suggests”
  Market Watch, 2016年5月2日


        “以前述べたように海王星は、コソコソと振る舞い、虚偽を拡散する時は、まるで周囲の環境の一部と化したかのように、ほとんど不可視なほど影に潜んでいる。隠された道筋を巧みに創り上げ、他者には見えず容易に発見することも出来ないような筋立てを上手く運ぶ。そして、そのための繊細な神経と慎重さを最も重視するのだ。海王星のひそやかさは、まるでステルス機のようだ。こうした振る舞いを金融市場(または宝飾品や芸術品市場、金融ポートフォリオetc.)に当てはめれば、窃盗、着服、でっち上げ、そして不正な一攫千金のための操作といった行為が浮かび上がる。これらは金融市場における相場操縦として顕現するかもしれない。最近になってインサイダー取引容疑で告発された事件がいくつかあるが、これは大企業、さらには政府さえも絡む、実際の相場操縦が新ラウンドを迎える兆しかもしれない。” 

ー 『フォーキャスト2016』より 
  レイモンド・メリマン 2015年11月



        36年ぶりの土星・海王星ウェイニングスクエア・サイクルを通過しつつある時、人生は… とても奇妙だ。とりわけそれが2012年〜2015年の天王星・冥王星ワクシングスクエアに続いて起きているならば。過ぎ越して来たこの数年、そしてなおも続く今を俯瞰しようとする時、ただただその並外れた異様さに圧倒されるようだ。その全体性を把握するのは困難だ。何故なら私達はそのただ中を生きているのだから。渦中にある時、その体験を客観的に捉えるのは難しい。まるで、それがどれほど深刻なものだったかを理解するにはその体験から一定の時間と距離を置く必要があるとでもいうように。この時期が訪れる以前に、誰かがISISの台頭を予測したろう? あるいは、ヒラリー・クリントンやドナルド・トランプのように、共に最高の不支持率を競う二人の大統領候補者が立つような米国選挙を誰が予期したろう? 

ハードアスペクトを形成する土星・海王星の下では、しっかりと舵をとるべき心理学的問題の核となるのは「信頼VS不信」だ。あなたは誰を信頼出来るのか? この選挙は人格と信頼が問われるものになるはずだった。だがそれは、大多数の米国人が不信感を抱く二つの人格同士で争われるコンテストになってしまった。

        その上、今や私達はずっと疑われ続けてきた事実:金融市場は政府のデータが公表される直前にそれを手に入れるべくお金を払い、直後の市場価格に急激な影響を与える者によって操縦 ー 利用 ー されている可能性が高いということを知っている。この不誠実な振る舞い(土星・海王星スクエア)に手を染めることによって、彼らは他者に対する不公正な優位性を手に入れている。それは窃盗に等しい行為だ(そしてこれもまた土星・海王星スクエアの持つ象意だ)。

        このような情報を買うのは誰なのか? それを渡すことに同意しているのは誰なのか? おそらく土星・海王星スクエアが発効している間(9月10日まで)は、私達がそれを知ることはないだろう。海王星は盗みの現場から人々の気を逸らし、何が行われているかを隠す行為にかけては達人だ。

        ありがたいことに、こうしたトランシットもやがては終わり、ついには真実が明るみに出る。冥王星は2024年までずっと山羊座に在泊することから、腐敗の暴露は表面化し続けるだろう。そして大衆は説明責任とけじめを要求し続ける。今現在は、海王星が追求をかわし、責任と結果への直面を回避する能力を発揮しているため、こうした秘密の行為はきっと発見されにくい状態に留まるだろう。

        しかしながら、2020年を眺めるなら、私達は木星、土星、冥王星が揃って土星の支配する星座宮、山羊座に集結することに気付く。不信感の中で蔓延する不誠実な風潮は、徐々に誠実さと信頼を基盤とした新たな気運に道を譲り始め、その結果として4年後の選挙戦のムードは今とは大きくかけ離れたものになるだろう。人々は民主・共和の両党が自滅の淵に立っており、もう二度と昔のようには戻らないと考えている。

だが私はそうは思わない。おそらく2020年には、両党ともかつてのようなより高い水準に戻るだろう。山羊座のステリウム(惑星集合)の下で、振り子はかつて「偉大なアメリカ」を創造する基となった統合精神と基本的価値観へとラディカルに振れ戻る可能性がある。それが山羊座の行動原理だ。そしてそれが、木星(と冥王星)と同調して働く土星の行動原理なのだ。その時に立つのがエリザベス・ウォーレンであれ、ポール・ライアンであれ、2020年の選挙は、たとえばフランクリン・ルーズベルトやロナルド・レーガンのような、米国史において偉大とされる大統領と肩を並べる存在を生み出すのではないかと私は考えている。

        2016年の選挙はそのシフトを促進する触媒だ。またそれは、1965年〜1966年の天王星・冥王星コンジャンクションから始まった人類社会の長期サイクルのターニングポイントでもある。当時の世界は社会的にも、政治的にも、金融面でも爆発的な様相を呈しており、それは1968年の選挙シーズンのさなか、暴力の嵐が吹き荒れる抵抗運動となって現象化した。そして2012年〜2015年、天王星・冥王星の1/4サイクルが展開していく中で、世界は以前と似たようなすさまじい暴力の渦へと突入し、これは天王星・冥王星のハードアスペクト(またもや)の直後、2016年の選挙戦における暴力的抗議行動へと繋がって行った。米国と世界は、終末が近付いているという陰々滅々たる予言の数々にもかかわらず、その時期を何とか切り抜けてきた。だから今回の広範な社会的変革の嵐も過ぎ越していくだろう… と、私は思う。

太陽を山羊座に持つ人間の一人として、私はいつも歴史は繰り返すと信じている。だが、それと同時にいつも懸念していることがある。ドイツの偉大な哲学者、フリードリヒ・ヘーゲルは正しいのかもしれないと… 。彼はこう書いている。『人類の歴史と経験が我々に教えてきたのはこういうことだ。すなわち、 大衆も政府も、歴史から何ひとつ学んだ試しはない。』







訳文ここまで
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April 24, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント4/25【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年4月25日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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★お知らせ★
来週5月2日付のコラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “ドラギ氏は「もし必要であればECBは新たなアクションを起こす準備がある。そして、より大幅な金利引き下げを含む全ての政策ツールは机上に用意されている」と語った。これは先月、まさに彼自身が除外したはずの政策だ。 ”

ー Tom Fairless
  “ECB Reopens Door to Further Cuts”
  ウォールストリートジャーナル
  2016年4月22日付


        うち続く土星・海王星スクエアのサーガ『読む物、聞く物、見る物、全てが信じられない物語』のただ中で、ECB(ヨーロッパ中央銀行)は今やFRBに追従した。これはほんの数週間前に発表した彼らのいわゆる「政策方針」からの、またさらなるリバーサルだ。

またこれは、現行の木星・土星・海王星ミュータブルTスクエアのもたらす症状でもある。その下では全てが素速く変化し、今日誰かが言ったこと、合意された内容は、そのすぐ後に もし個人的な力や利益の上でもっと良い機会に出くわせば何の重要性も無くなる。このように変わりやすい影響力の下では、今日のトレンドや「世間一般の社会通念」は1週間〜3週間の命というのが典型的で、その後正反対の投資家心理が浮上し始める。

        この事はまた、3月中旬にスタートした私達のYoutubeビデオシリーズの中で概要を述べた前提をも支持するものだ。特にシリーズのPart2では、何故世界の中央銀行(特に米国とヨーロッパ)が、2016年11月の大統領選シーズンに向け、自ら管轄する地域の経済を確実に持ち上げようと持てる力の全てを使おうとするかという問いへのジオコズミックな基盤を提示した。彼らは自国民の富が爆発する(株式市場の上昇により)ことで、対抗する候補者が経済の弱さを主張して有利になるような機会を失うよう望んでいる。

先週はまた、
1)火星と冥王星が4月17日〜18日に逆行に転じた 
2)金星が天王星・冥王星スクエアをトランスレートした
という二点によって注目に値する週となった。後者はリバーサルの強力なジオコズミック・サインで、あたかも目覚まし時計がセットされていたかのように、先週は多くの金融市場が確実に、それもかなり目を見張るような様相を呈して予測通りの動きを見せた。

金星と冥王星は、とりわけ通貨と大豆に強い歴史的相関関係を持っている。4月21木曜にミュータブルな(変わりやすい)マリオ・ドラギがECBの金利政策の未来に関する彼の気持ちを変えた時、米ドルは直近の下落から反転し、他の全ての主要通貨に対して急騰した。例えば日本円に対しては、先週初め(4月18日)は2014年10月以来の安値水準である108円以下で取引されていた。だが金曜までに111.81まで急騰した。これはこの市場では大きな動きだ。

またユーロが下落するにつれて大豆のような商品も下がった。何故ならこれらの価格はドルの価値が基盤になっているからだ。一般的な言い方をするなら、米ドルが強くなってくるとドルをベースとした商品は弱くなる。乙女座のドラギが彼の変わりやすくジレンマに満ちた発表を行う直前、大豆の旧穀と新穀(5月限と11月限)は2014年11月以来の最高値水準である10.20ドル/ブッシェルで取引されていた。これは『フォーキャスト2016』で大豆は2016年に再び2桁に達するという予測と合致していた。そしてその後24時間以内に大豆は50セント以上下げて、この市場にとっては大きな下落となった。

        金と銀も似たような動きを見せた。ECBのチーフによる4月21日(4月19日~22日の金星トランスレーション中間日)の「気持ちの変化」以前、銀は殆ど1年ぶりの最高値レベルであり、またわずか4ヶ月前の2015年12月につけた数年ぶりの安値13.62からは30%の上昇となる17.72ドル/トロイオンスで取引されていた。だがその日の引けまでに、銀は高値から1.00近く下落した。

        世界の一部の株式市場もまた、先週の水曜〜木曜、金星トランスレーションの中間部付近でつけたサイクル新高値から反転下落した。しかしながら、これらの下落は株よりドル価格に依拠している商品市場に起きたそれのようにはドラマチックではなかった。一つの例外は日本の日経で、金曜の引けまでに数週間ぶりの新高値に舞い上がった。これは2月12日につけたプライマリー・サイクルの安値から実に2500ポイント以上の上昇だ。

        今はは金融市場にとってワイルドな時期だ。そして宇宙にとってもワイルドな時だ。これは2016年3月〜6月まで展開する『ジオコズミック・サインの驚くべき春のラインナップ』の一部なのだ。待て!それはまだ終わっていない。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “多数ではあるが過半数には達しない代議員を得て党大会に臨む候補者が指名候補となるのは正しくない… 1976年、ロナルド・レーガンには予備選において、フォード大統領より百万票も多い支持を集めた。しかし、レーガンは代議員の過半数を勝ち取る事は無かった。フォード大統領が勝ち、それによって指名候補の座を得たのだ。レーガンはルールを解っていた。そして文句を言うことも無く、勝者のサポートに回った。これがあるべき姿だ。”

ー “Let’s Get This Straight About the Convention”
  ウォールストリートジャーナル “Opinion”より
  共和党全国大会議長経験者数人の声を総括して
  2016年4月21日付


        “ビル・クリントンは第二次世界大戦以来のどの大統領をも凌ぐ高い支持率を維持して大統領職を終えた。クリントン夫人はといえば、言うなれば彼のした事全てが軟弱で、まやかしであり、誤りだったと言い続けながら過去6ヶ月を費やしてきた… そしてヒラリーのこうした手の平返しは、クリントンというブランド自体への高い代償にもなってしまった。サンダース支持の純粋主義者達は、彼女の左傾ぶりを偽物と見ており、これが彼女を信頼してはならないもう一つの理由だとしている。特にこれが彼女の金銭への貪欲さとウォールストリートとの絆に対するサンダース氏の容赦無い批判と結び付けば、なおさら顕著になる。”

ー Kimberley A. Strassel
  “Berning the Clinton Establishment”
  ウォールストリートジャーナル 2016年4月22日付



        先週はちょうど『春の驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ』における、火星と冥王星逆行の週だった。今週は水星が逆行に転じる週だ。火星と冥王星は無慈悲であり、誰であれ、過度に攻撃的になった者にはブーメランが飛んでくる。ここでは攻撃者の側が敗北するという傾向があり、この流れは6月29日(日本時間30日)まで続く。民主・共和両党の候補者達が、それぞれの党大会に向けて必要な数の代議員を確実に押さえようと躍起になるにしたがい、敵対的な雰囲気はますます強まるだろう。

        この、明晰さの欠如と泣き言を伴う対立的な物腰は、今週4月28日(日本時間29日午前2時過ぎ)水星が逆行に転じて火星と冥王星(そして土星と木星)に加わることにより、また一段と強調されることだろう。この逆行は5月22日まで続く。しかも、これは普通の水星逆行ではない。私達の最新のYoutubeビデオPart4で論じたように、この水星逆行では、珍しい「水星の日面通過(内合)*」が起きるのだ。これは5月9日、世界の多くの地域において6〜7時間の間、太陽表面を横切るように移動する小さな黒い点として観察出来る(太陽フィルター付の小型望遠鏡を要するが)。火星もまた冥王星と共に逆行中であり、これが事故や怪我を支配することから、世界中でどれほど多くの人々がこの約7年に1度の宇宙スペクタクルを見ようとして状況を把握せずに行動し、目を痛めることになるだろうかと心配せざるを得ない。

* 水星の日面通過:日本時間5月9日20:12〜10日3:42。南北米大陸、ヨーロッパ、アフリカ、アジアの一部地域で観察可能だが、残念ながら日本からは見ることが出来ない。


“Incredible Spring Lineup of Geocosmic Signatures Part 4”


        水星は逆行期間中の全てを牡牛座で過ごす。牡牛座は銀行とお金を支配する。したがって、今の時期でさえ、中央銀行が自分達の以前の宣言を否定するような新政策を発表したところで驚くにはあたらない。今はミュータブルTスクエアの時でもある。これは誰がどんな発言をするにせよ、それが長続きすることなどアテに出来ない時だ。全ては変化していく。ここで再び念を押すが、あなたが読んだ事、見た事、または耳にした事はどれも信じることは出来ない。おそらく最近は、全ての物事の中で「真実」が最も価値ある資産だろう。何故ならそれは今現在 ー そしてこれからも ー あまりにも欠乏しているからだ。

        ではこれが金融市場にどう影響するだろう? さて、ミュータブルとはどんなトレンドも長続きしないことを意味する。強気のセンチメントは1週間〜3週間といった短い間に弱気に転じる。水星逆行もまた似たような力学を持っているが、その影響力はより短期に留まる。つまり、予期せぬ出来事や政界、金融界のリーダーからの矛盾した発表を受けて、1日〜4日おきに市場心理の転換が起き、価格は上下に行きつ戻りつするということだ。

それに加え、この時期はチャート分析やテクニカルにおける「騙し」が頻発しやすい。強気シグナルが出た直後に弱気シグナルが顕れたり、その反対が起きたりする。また価格の抵抗線や支持線が破られて、そのトレンドの勢いが続くという錯覚を助長する。水星はしばしば「トリックスター」と呼ばれるが、これがその理由の一つだ。あなたが「見る」ものは、あなたが「得る」ものではない。1日〜4日の内に価格の動きは突如として転換し、それまでの買いシグナルまたは売りシグナルを否定する。これは超短期のトレーダーにとっては夢のような相場環境かもしれない。しかしながらポジション・トレーダーは、相場の出入りに際し、買ったら下がり売ったら騰がるような目に遭って損失を出さないよう注意しなければならない。

        水星はまたコミュニケーションを支配する。売買注文の際は自分が正しいオーダーを入れたかどうか、よく確認した方が良い。自分が意味していたのは買いなのか売りなのか、確実に伝えることだ。コンピュータや携帯電話(コミュニケーション・ツール)に生じる問題にも注意しなければならないだろう。そうしていも、牡牛座での水星逆行時はあなたの残高照会に計算違いが起きたりする。こうした間違いが起きないよう、自分の銀行口座やクレジットカードのアカウントを厳密に監視しておくことだ。

        私達は、ダウ工業平均のように最近ブレークアウトが起きた株式市場を注意深く見守るつもりだ。17,600〜17,700というブレークアウト・エリアを果たして維持出来るのか? もし出来たなら、それは中央銀行が巧みに統御されており、強い株式市場と純資産の増加を操縦しているという考え方を支持するものとなる。そうでないなら、もしかすると中央銀行が経済と金融市場の面倒を見るための弾薬は尽きたのかもしれないという警鐘の発動が秒読みに入るだろう。

現在火星が逆行に転じている中、米ドルに強気相場が再び始まり、商品市場を深刻な下落に追いやって最近の強気な動きが単なる騙しであったという見方が浮上して来るのか? これらの全て、そしてより多くのサプライズと変化が、今後の可能性の内にひしめきあっている。

        これらを消化吸収していくにしても、すでにあまりに多くの物事が存在している。したがって最善のアドバイスは、今もって以前のアドバイスと同じ内容だ。
『ゆったり座り、目の前で繰り広げられる演し物を楽しむ...そんな余裕を自分に与えよう。この現実世界と人生のコメディ、そして(または)悲劇がもたらす深刻さに、あまりに囚われ過ぎないようにしよう』。

こうした強烈な惑星の力学がその力をふるう下で、「パープル・レイン」の創り手のような素晴らしいアーティスト達が私達の惑星を去っていく今という時は、感情的にもハードな時期かもしれない。こうした事が起きた時は、彼 ー そして他の次元へと旅立った全ての人々 ー が、自らの人生を生きる途上で生み出した全ての偉大な美を心に映してみよう。このような創造性を人生で体験出来た私達は、やはり祝福の中に生きているのだ。







訳文ここまで
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April 17, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント4/18【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年4月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        先週は前の週に起きた天王星とコンジャンクトした新月に続き、金融市場にとってまたもう一つの興味深い週となった。天王星が持つ不安定な行きつ戻りつの力は先週初めまで続いたが、その後天王星の影響力が徐々に衰えると共に、世界の多くの株式市場は羽ばたいた ― だが全てではなかった。

        米国では、ダウ工業平均が4月14日木曜に17,962に達したが、これは11月3日につけた前回のプライマリー・サイクルの天井に非常に近い。そのラインを破ることが、新たな強気相場への私達の公式なシグナルだ。しかしながら、これは今や2015年5月の史上最高値と11月の高値を結んだ下降トレンドライン17,650を堂々と破っている。つまりすでに非常に強気を示しているのだ。これについてはYoutubeビデオのPart2で予測していた。そして現在、Part3が視聴可能だ。その中で私達は、世界の国々とその指導者、そして個人(皆さん)レベルにおいてミュータブルTスクエアと火星/冥王星逆行の影響を受ける人々について論じている。また、火星のトランシットに基づいて金が辿るであろう道筋についても述べている。

        株式市場に興奮が見られた地域は米国だけではなかった。日本の日経は、前の週に重要なハーフプライマリー・サイクルの底をつけた後、1000ポイント以上も舞い上がった。ブラジルのボヴェスパは2015年6月以来の高値水準まで高騰した。ロシアのMICEXは先週爆発的な上昇を見せ、2008年5月につけた1966年以来の史上最高値にあと20ポイントまで迫った。

さてこれは何やら奇妙な成り行きだ。何故ならYoutubeビデオのPart3でも示唆したように、ロシアとブラジル両国の指導者達は現在ある深刻な冥王星トランシットの影響下にあるからだ。ウラジーミル・プーチンは最近のパナマ文書において話題の主となっているし(彼自身は直接的に何の関係も無いと否定しているが)、デルマ・ルセフはブラジル大統領の座を今にも追われようとしている。あるいはそうはならないのか? もしかしたら市場は彼女が弾劾されないと言っているのかもしれない。だが冥王星が今週、彼女の出生図の月・金星の上で逆行に転じるという事実は、脅威が本物であることを示唆している。

        先週は他の金融市場にも注目すべき動きが見られた。例えば銀だが、これは騰がって2015年6月以来初めて1640を試している。それに引き換え、金の方は月の高値さえつけることはなかった。これは異市場間弱気ダイバージェンスが浮上している。原油は4月13日水曜に11月以来の高値水準42.42まで騰がった。だがその後木曜〜金曜には下げ戻している。ドル/円は4月11日月曜に2014年10月以来の安値水準である107.61まで落ち込んだ。一方ユーロはその1日後に2015年10月以来の最高値1.1464まで上昇している。

        現在私達は冥王星逆行の1日前となる4月17日の火星逆行に向かっている。それはまるで、自分が突如として速度制限をはるかに超えて走っていることに気付いた後でおもむろにブレーキを踏むような感じだろう。さぁ前方を走るパトカーもそれに気付いている。突然のスピードオーバーに対する説明を考え出さねばならない ― それも素速く。素速く頭を冷やし、けっしてカッとしてはならない。警官があなたの車に近付いてくる。彼は笑っていない。これはウィン―ウィンとなり得るような甘い状況ではないかもしれない。だから不必要な状況悪化を招かないよう注意すべきだ。地元警察が主宰する募金集めパーティのチケットを買うからなどと提案してはならない。宥和策や懐柔策は上手くいかないだろう。相手は山羊座の冥王星だ。それは過去からのカルマでもある。これはちょうどパナマ文書に象徴されるように、あなたが過去に犯した全てのバカげたことが浮上し表面化してくるということなのだ。



≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫

        宇宙空間における動きから見れば、今は非常に激しく強烈な時だ。米国では所得税の申告期限を迎える週であり、火星と冥王星がそれぞれ4月17日と18日に逆行に転じる。冥王星は毎年この時期周辺で逆行する。火星は約27〜28ヶ月ごとに逆行に転じる。では、この2つの事象が共に1日〜2日の内に相次いで起きる時、どんな可能性が生じるだろう? 前回、火星が逆行に転じたのは2014年5月1日〜5月19日だった。おそらく皆さんは、この期間がロシアのクリミア併合とISISの台頭と符合するのを思い出すことだろう。

        だが今は、それ以前の火星逆行時に起きた面白い事柄について話すことにしよう。例えば1980年1月に火星が乙女座で逆行した当時のことだ。その時、2つの重要な事件が起きた。まず最初は、あのハント兄弟*が銀市場で買い占めを行い、金と銀が当時の史上最高値をつけて彼らが世界一の大富豪になったことだ。

        ところがその後4月6日に火星は順行に転じ、その時までに兄弟は世界一貧しくなってしまった。COMEX(銀を扱う世界最大の商品先物取引所)が証拠金引き上げ等の新しい規制を実施し、結局銀は80%もの暴落をみたのだった。新しい規則は新たな銀のロング(買い)を誰にも許さず、可能なのはショート(売り)のみだった。これは、あなたが制限速度をはるかに超えるまでアクセルを踏み抜いた時、警察に追われて捕まるという状況をCOMEXを舞台に翻案した筋書きだ。これはロングを持つ誰からも銀を「奪う」という、COMEXというシステムを通した顕れなのだ。

ハント兄弟は莫大な量の銀(何千トンかもしない)を保有していた。しかも取引所はストップ安が数日間続き、彼らが銀を売って市場から出ることを許さなかった。ようやく抜けることが出来た時には、利益が全て飛んだばかりか、当然もっと大きな損失を出すことになった。彼らは現在の米国政府が抱える負債にも似た巨大な借金を抱えたのだ。こうして商品市場は救われた。ハント兄弟の富は崩壊し、その直後に規制は解かれて市場は再び通常に戻った。現在、私達は50ドル/トロイオンスから再び下がった銀を10ドル台で売買することが出来る。

*ハント兄弟:バンカー・ハントと弟のウィリアム・ハントは、石油事業で蓄えた一族の資金力を背景に、1970年代より商品先物取引市場で投機を行うようになった。70年代末にはシカゴ商品取引所で大豆の買占めに乗り出し、資金力にまかせて価格を吊り上げ、作柄から大豆は過剰価格と判断して売り向かった新興穀物メジャーのクック・インダストリーズを倒産に追い込んでいる。

その後、ハント兄弟は貴金属市場に着目し、大量の銀先物の買い建てを始める。1979年には、世界の銀在庫をほぼ独占するほどのポジションを持っていた。兄弟は銀投機により1979年12月までの9か月間で推定20億から40億ドルの利益を得ており、推定銀保有量は1億オンス、90億ドル相当(現在のレートで約8500億円)であった。 ハント兄弟が銀の買占めをはじめた1979年から、銀先物取引と現物の銀価格は、79年9月の1オンス11ドルから1980年1月の50ドルまで値上がり した。しかしその後、シカゴ取引所の証拠金引き上げなどの対策でハント一族は買いポジションを維持できなくなり、銀価格は暴落に転じる。1980年3月27日の取引は「シルバー・サーズデー(銀の木曜日)」と呼ばれる史上最大の暴落を記録した。最終的に銀価格は数ヶ月で80%以上下落し、同年の9月には1オンス11ドル以下になった

その後、ハント兄弟は銀投機の損失と、関係して起こされた訴訟費用の調達に窮し、連邦倒産法第11章に基づく破産を申請した。(wikipediaより抜粋)


        だが次に、当時もっと重要な出来事が起こった(まぁ少なくとも私自身にとってはより重要だったということだが)。その年の1月15日夕刻、私はツーソンでスピーチを行った。その聴衆の中には、伝説的なマーケット・タイマーでサイクル分析家のウォルター・ブレッサートがいた。彼はアストロロジーに関心を持っており、そして私の話に興味を示した。彼は私を自宅に招き、夕食を共にしようと誘った(彼の家のコックはマクロビオティック専門だと聞いてどうして断れようか?)。彼は広大なランチスタイル・ハウスの裏にあるオフィスに私を連れていったが、その壁には沢山の金相場のチャートが貼ってあった。

『レイ、』と彼は私に呼びかけた。『私はアストロロジーについては殆ど何も知らないんだが、気付いたことが一つある。金が自由に取引され始めてから(1971年)というもの、毎回火星が逆行に転じる度に金はトレンドを反転し、順行するまで逆方向に動き始める。この何枚ものチャートを見てごらん。日付けにチェックを入れておいたから。』 

実際、それは正確に過去3回の逆行で起きたことだった。金がそれまで騰がっていれば逆行に伴いその騰勢が止まり、順行になるまで下がっていた。そしてその後また反転して元の強気トレンドに戻っていた。もし金が逆行に向けて下がっていたら、反転後順行になるまでの間急反騰し、その後再び弱気に戻るのだった。3回の逆行と3回の順行、どのケースでも動きが起きていたのは前後4取引日以内だった。これを見せられて感銘を受けないわけにはいかない。

        しかしながら、私の人生を変えたのは次に起きたことだった。

『レイ、この火星の逆行と順行の他に、金価格の変化をピンポイントで示すようなアストロロジー上の要因があると君は思うかい?』

『そうですね、』私は考えた。『ありそうだぞ…』と。

    次に私はウォルターがこういうのを聞いた。

『もし私が君に、自由取引が始まって以来の金の日足チャートを渡したら、他の相関関係を発見出来るかどうか見てくれるかい? もし君に興味があるなら、私は自分のワークショップやセミナー全てのゲストとして招待する。そしてサイクル理論とそれが金価格の変化にどう関連するのかを学んでほしい。』

彼が実際にそう言ったことを私は記憶しているのだが、私の心にはこう聞こえていた。

『もし君がこの市場サイクルに関する研究をやる気があるなら、金融市場分析に関しては喜んで君のメンターになろう。』

        そしてここから私のマーケット・アナリスト、マーケット・タイマーとしてのキャリアが始まったのだった。

それから2年後、私は金の価格反転に高い相関関係を持つ60種のジオコズミック指標に関する研究を本にまとめた。それが『The Gold Book: Geocosmic Correlations to Gold Price Cycles』(1982年)だった。ウォルターはこの本を気に入り、それをファイナンシャルニューズネットワーク(FNN)に送り、私は彼らのインタビューを2回受けた。それ以前、前の年にスタートした金に関する私のリポートの購読者は約35人だった。だがこのインタビューからたった1週間の内に、350件を超える購読申し込みがあり、その後私はFNN(現在のCNBC)のレギュラーゲストになった。当時までの私はコンサルティング・アストロロジャーを本業として実績を積んでいたが、その種の仕事を手放さざるを得なくなり、まもなくウォールストリートの大規模な会社のいくつかと契約して新たなキャリアをスタートしたのだった。そして9年の後にまた一社、そして一社と徐々に彼らと離れていった。それらのタイミングは高い確実性をもって、火星逆行の時期だった。

        つまり、こういうことなのだ。火星逆行時にはいつもいつも冷たい風が吹きすさぶわけではない。私にとってはこの時期は好ましい。何故ならそれは私の人生に良い変化をもたらしたからだ(ハント兄弟にとって同じ事が言えないのは残念だが)。それは私の人生において愛すべき物事 ―ファイナンシャル・マーケット研究― に導いてくれた。この場合、それは金についての研究だ。金との出会いは私の人生に最大の影響を与えた注目すべき人物 ― 私のメンター、サイクル研究のキングであるウォルター・ブレッサートとの出会いに導いてくれたのだ。私などはおそらく彼の影の中に佇むプリンスでしかないだろう。

        もしあなたが調査研究を好むなら、今後10日間は常に無い洞察力が働くかもしれない。調査と研究に携わる全ての人々に幸あれ。特に火星が冥王星と1日違いで逆行に転じようという今は、何かを発見するための時だ。深く深く掘り下げることだ。そして諦めず、厳しくあれ。きっと自分でも信じがたい発見が待っているかもしれない。

        おっと! 残念ながら、火星の方向転換と金価格との間の相関関係は1984年以来、それほど確実ではなくなった。もう100%の相関性を保っているとは言えない。それでも、逆行と(または)順行周辺のタイミングでつけた高値または安値がその年の終わりまで(その年一番の)高値または安値として維持されるということはしばしば起きている。私達は今回もそれが起きるかどうか、12取引日の猶予をもって見ていくことになるだろう。





訳文ここまで
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April 03, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント4/4【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年4月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 『マンデーン2016』がアマゾンKindleストアで発売になりました。今回、この記事の最後でメリマンさんも言及してくださっていますが、マンデーン・アストロロジーに興味をお持ちの方にはとても面白い内容だと思います。またアストロロジーや経済・金融用語などの解説も付録として掲載していますので、よろしければぜひご一読ください。

来週、4月11日付のコラムはお休みさせていただく予定です。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “非農業部門雇用者数は3月に215,000に増加し、このところ鈍化を見せてきた経済の先行きに明るさを提供した。雇用の伸びは、失業率が2015年5月以来初めて5%に達したという見出しと共に報じられた。この米国失業者数の増加は、2月には782万人で今回は797万人に上昇した労働人口の一部をなすと見られる。経済的理由からパートタイムの仕事をしている人、仕事を探していない人を含めた別の調査でも0.1%悪化して9.8%となった。”

ー Jeff Cox, CNBC.com
  2016年4月1日


        今回の失業率悪化を受けて株は急落、ダウ工業平均は寄り後まもなくの間に100ポイント以上も下げた。そして1時間後、その下げ幅を全て取り戻した。引けまでにはまた100ポイント以上騰げて、2016年の新高値をつけていた。実際、金曜につけた17,811は12月7日以来の高値水準だった。これは山羊座の終盤度数に月が在泊する時に始まる市場に典型的に見られる動きだ。木曜夜に発信される金曜の購読者版デイリーリポートで「今日は月のサイクルの関係で弱気に始まるが、後に強気に転じて終わるかもしれない」と述べた通りとなった。ちょうどエイプリルフールと重なったが、株式にとってはパーフェクトなルナー・サイクルの1日だった。

        しかしながら、エイプリルフールは世界の他の地域にはあまり嬉しくない結果をもたらした。アジアと環太平洋地域では、オーストラリアと日本に株式市場の大幅な急落が見られ、両市場とも4週間ぶりの最安値水準に落ち込んだ。だが他の市場、たとえば中国の上海、香港のハンセン、インドのニフティなどには同種の修羅場は起きなかった。これらの市場は先週の殆どで騰げきており、地域別ダイバージェンスが示現している。

        ヨーロッパの市場にも先週はダイバージェンスの様相が浮かび上がった。オランダのAEX、ドイツのDAX、スイスのSMIは金曜にどれも窓を開けて下落し、数週間ぶりの新安値に沈んだ。一方、同日ロンドンのFTSEは週の安値さえつけることはなかった。

        他の市場はかなり奇妙な動きを示した。たとえば、ユーロ通貨は10月15日以来の最高値水準まで舞い上がった。また金と銀は米ドルの安値にともなって反騰するだろうという大方の思惑をよそに、先週は両市場とも大きく下落した。特に銀は弱く、3月22日につけたサイクル高値の16.17から下げて金曜の取引時間中には14.78をつけた。原油はもっと悲惨で、金曜には36.63まで下げた。これは前週につけた直近高値41.90から12.5%の下落となる。


        先週は実に混乱に満ちた週だった。ちょうど国家間や人と人との間に交わされた約束が反故になるのと同じように、各市場間に通常見られる関係性は壊れ去った。だがそれは、木星、土星、そして海王星との間に形成された驚くべきミュータブルTスクエアが発効している時に一貫して起きる事柄なのだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        最近のYoutubeビデオ “The Incredible Spring Lineup of Geocosmic Signatures” (一つ前の記事下に転載)で述べたように、私達は現在、全部で4段階ある内、第一と第二の狭間に来ている。第二ステージは4月17日〜18日±10日で、火星と冥王星の両方が逆行に転じるタイミングだ。これは特に大きな挑戦を意味するコンビネーションで、両方とも強硬さと容赦のなさという原理を象徴している。火星は好戦的なエネルギーを持ち攻撃的になりやすいが、特に射手座に在って近隣に土星が在泊している時はよけいにその傾向が強まる。

射手座は例えば宗教教義のようなイデオロギーを象徴する星座宮であり、また中東における紛争の激化とも関連している。少しの事で爆発しやすい状況が考えられる。これは人命が再び暴力的な行動によって危険に曝される時期となる怖れがある。火星と土星が共にある時、彼らは妥協や歩み寄りには興味が無い。むしろ「敗者には死を」だ。ここには「ウィン-ウィン」の解決法を探そうなどという意欲は無い。誰かが斃れ、代価 ー 重い代価を支払わねばならない。射手座はまた旅を支配する。この期間に旅行を計画している人は、安全の確保に特に注意を払うべきだ。

        ではこの時期に何かポジティブな要素はあるだろうか? もちろんだ。こうしたエネルギーには常に前向きな使い道が存在する。とりわけ調査研究に携わる人々、そして人類に貢献するような重要な発見のとば口に立っているような人々にとっては助けになる。また、世界記録を破ろうとするような運動選手にもポジティブなエネルギーとなり得る。金融界においては、このコンビネーションは負債、税金、支出をめぐる論争や対立に関連している。うむ、またしても...か。私達はまたもや何処かの政府機関の閉鎖などといった崖っぷちに立つのだろうか? 破産と(または)大規模な金融救済措置の必要が生じるというのか? もし中央銀行が彼らの財政政策に関して最近ほのめかした物事に手の平を返すような驚きの発表を(またもや)行って、再び世界を当惑させたとしても驚いてはいけない。一部の金融市場はそれに従って反応 ー 反転 ー するだろう。

        私達はこの驚くべき春の様相について取り上げたYoutubeビデオのパート3をこの期間の幕開け直前にリリースするつもりでいる。



≪ 長期ジオコズミック・サインと
 ファイナンシャル/マンデーン・アストロロジー ≫


        “FRB議長ジャネット・イエレンは火曜、明確な口調で自分が米国の金利政策の手綱を握っているというメッセージを送った…. それは殆ど確実に4月の引き上げは無く、また6月についてはクエスチョンマークであることを意味し… 市場は二人の重要なFRB当局者が先週「今年初めの下落の後で金融市場が落ち着いてきたことをふまえ、早ければ4月にも指標金利を引き上げるかもしれない」と述べた後、神経質な動きとなっていた… イエレンが「もし経済が低迷すれば、FRBには長期金利を下げるための国債購入のような道具がある」と言明したことは特筆に値した。”

ー Paul Davidson
  “Yellen Rides to the Rescue of Markets”
  USA Today, 2016年3月30日付


        “イランの最高指導者は、イランの核開発計画を制限する去年の合意の後で高まる国際的圧力にもかかわらず、弾道ミサイル計画を捨てることは無いと述べた。”

ー Aresu Eqbali, Asa Fitch
  “Ayatollah Stands by Iran Missile Program”
  ウォールストリートジャーナル 2016年3月30日付



        ミュータブルTスクエア(木星、土星、海王星)が再び効力を発揮した。ここ数ヶ月にわたってこのコラムでも何度か論じたように、「ミュータブル」には「変化しやすい」という意味がある。今日重要な物事は、明日には変化する。海王星と土星がこの惑星構造に関与していれば、読んだ事、耳にした事、あるいは目にする事の何事も信じることは出来ない。この状況は2016年9月に入るまで続くが、特に3月〜6月はピークとなる。

先週、FRBの要人達は12月の公式表明(2016年中に4回の引き上げを行う予定)を受けて、金利引き上げを支持する立場で話をしていた。FRBが3月に引き上げを行わず、その代わりに2016年の利上げに関する自らの見通しを4回から2回に引き下げたのは、それから1週間後のことだ。そして今、先週水曜にイエレンが、彼女自身は利上げを急いでいないと明言したのだ。事態は行きつ戻りつしており、これはまさに、起きそうな事として前回のYoutubeビデオの中で挙げた事例と合致する。また同ビデオの中でも論じたように、FRBのこうした状況には政治的な意図も働いていると思われる。

        だが、気持ちを変えたり、以前表明した取り決めや立場と格闘しているのはFRBばかりではない。米国最高裁では *二つの裁判において審議が膠着状態に陥っている(土星・木星スクエアが象徴する例の一つであり、これについてはYoutubeビデオのパート1で述べた)。そしてイランは自身が最近交わした「核弾頭搭載可能なミサイル開発を8年間控える」という合意に反旗を翻そうとしている。

*二つの裁判:非営利の宗教団体が避妊薬に関わるオバマケアの保障からの特例除外を求める信教の自由問題と、従業員が十分な補償を受ける権利との間で争われている裁判。前最高裁判事だったアントニン・スカリア氏が先月死去して以来ずっと膠着状態が続き、判事が真っ二つに割れた状態だという。

また、もしかするとこの記述には「DCマダム事件」が含まれているのかもしれない。これはワシントンDCのエリート層を顧客とした性的エスコートサービス会社を経営していた通称DCマダム、デボラ・ジーン・パーフリーの1000人近い顧客リストを巡る事件。彼女の死後に箝口令を受けた元顧問弁護士モンゴメリー・シブリーが、連邦下級裁判所によって封印されたリストに関し、これを闇に葬ることは選挙の際に有権者が候補者の情報を正しく知る権利を妨害することだとして最高裁に訴えており、これを扱うか却下するかで政界に利害関係を持つ判事達が窮地に陥っているという。このリストには大統領選の候補者も名を連ねていると言われ、シブリー氏はもし自分の身に何かあれば自動的にリストがネットに流れることになっていると発表するなど、米国TVドラマを地で行くような展開になっているという。


        これらのアスペクトの下では、読むもの、聞くもの、見るもの全てを信用することは出来ない。土星は真実、正直さ、そして責任を負うことを求める。海王星は文字通りの言葉を、何か全く意図とはかけ離れた意味に再翻訳する。そしてそれが誤魔化し、裏切り、または意図的な誤りとして解釈される。その結果は ー 少なくとも原理と精神において ー 合意したつもりの物事が、一方の側にとっては合意に当てはまらない条件だと希望的に見なした物事との軋轢が生じ、結局は確固としたものではなくなるというわけだ。

忠実さや約束履行の誉れなど問題ではない。大事なのは底に秘めた計略を前進させることだ。そしてこれをクリントン夫人と彼女のEメールサーバーの問題に関して当てはめれば、どう対応するのか取り組みは未だに始まってさえいない。あるいは、妊娠中絶とそれを望んだ女性への処罰の可能性など、ころころと自分の立場を変えるドナルド・トランプが、今度は ー いや待てよ? ー 現代では中絶手術を提供することによって処罰の対象となり得るのは本来は医師達であり、女性ではないはずなのだが。

        つまるところ、海王星は思い違い、妄想、混乱を支配する。私達はそれを、中央銀行、最高裁判所、政界から地政学的相克まで、世界のあらゆるところで経験しつつある。私達は誰もが自分がどこに向かっているかを知っていると思うのだが、実は誰も正しい方向(または行動の結果への理解)を指し示す地図を持ってはいない。誰もが自分の責任を顧みず、誰か他の人間のせいにする(リベラル、保守、メディアなど)。今の米国において、その構成人数の増加速度が最も増しているのが無党派層だというのは明らかだ。今は何処を見ても、リーダーとなる資質の有無を問い、誰かを選択するという行為自体に皆が幻滅を感じている。

        ではどうすれば良いのだろう? まぁ、海王星は常に、ただゆったり腰をかけてリラックスし、観客として面白い演し物を楽しむ時に一番幸せを感じるだろう。あるいは、ただ深い呼吸をするのだ。それが癒やしになる。もしあなたが周囲で演じられている演し物にあまりに深入りすれば、本来の複雑さの中でいや増しに肥大化していく未解決の問題という沼地にはまり込んで、ストレスが増大するだけだろう。手放すことだ。そしてショーを見物するのだ。そしてこれを頭に置いておくと良い。9月9日〜10日以降は来年に向けて木星が乙女座から天秤座に移行する。そして土星は海王星に対する最後のウェイニングスクエアを形成する。正気と信頼が戻り始め、最高裁は次期判事を迎えて恐怖の暗礁を無事にやり過ごし、そして人が口にする言葉の価値がもう一度、ご都合主義者の気まぐれや欲望より重要視されるようになるかもしれない。

今はいかなる合意もうのみにしてまとめたり、真面目に受けとめて良い時ではない。その時は9月以降にやって来る。今のところは、身を低くかまえてトラブルや危険を回避するべき時だ。また4月15日までの税申告期限が終わってもまだ資産が残っているなら、それを活かすために何らかの調査を行ったり、税金対策や不動産プランでも立てるのが良いかもしれない。



≪ 告知 ≫

        このほど日本において、私達MMAの現地エージェントである投資日報社から『マンデーン2016』という新しい本が電子版として刊行された。この本はマンデーン・アストロロジーに関わる私の多くの記事の中から、フォーキャスト・シリーズやコラムで書いてきたことなどを、日本語への翻訳者である秋山日瑶香の手によりまとめ、出版されたものだ。日本の購読者の皆さんは、こちらでそのエキサイティングな本の概要を知ることが出来る。私も日本語を読めたならどんなに良かったろうと思う。きっとこの新しい本をとても楽しみに手に取ることだろう。






訳文ここまで
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March 27, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/28【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月28日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


        世界の殆どの株式市場は3月14日〜21日の間に数ヶ月ぶりの高値をつけ、その後先週終わりにかけて後ずさりを見せた。

        原油は株式に続いて反騰し、3月22日火曜に41.90まで騰がって2月11日につけた10年来の安値26.05からは実に60%の上昇となった。これは12月4日につけた高値以来の最高値であり、『フォーキャスト2016』で述べたように、土星・海王星スクエアと木星・土星スクエアの下で予測された長期サイクルの安値が示現した可能性がある。この安値の示現は2015年11月〜2016年6月の間が理想的なタイミングだった。それでも株式と同様に、原油もまた1日短いホリデー・ウィークの最後の取引日だった木曜には下落して終わった。

        金と銀はそれほど調子良くはなかった。金は3月11日に1287.80に達し、1年ぶり以上の最高値まで舞い上がった。だが3月24日木曜には、1211まで下がっている。銀は金より1週間遅れて3月18日に1617をつけてトップアウトした。その1週間後の3月24日木曜、銀は1510まで下がっている。そうだ。今や火星は蠍座を去って射手座を運行している。射手座の火星は歴史的に見て、蠍座に在る時ほど貴金属にとって強気とはならない。火星は(冥王星と共に)4月17日〜18日に逆行に転じ、5月27日以降は蠍座に戻る。今年の貴金属市場には、まだこれからも良い取引チャンスがありそうだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        私達が最近のYoutubeビデオで論じた「驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ」の最初のパートが終了した。この第一の波は3月6日〜26日に発効したもので、このような短期間に10種もの重要なジオコズミック・サインを含んでいた。それは3月8日、乙女座の木星とはまさにオポジションとなる魚座の日食から幕を開けた。そして3月23日水曜、木星・土星スクエアの2回目の正確な形成と同日に起きた月食と共に終わった。それはベルギーの同時テロ事件の翌日のことだった。3月25日金曜には土星が逆行に転じた(これは木星・土星スクエアの一部をなすものであり、したがって世界にとっては木星よりも土星的な影響が強かった)。そして同じ3月25日、金星が木星・土星スクエアに対してミュータブルTスクエアを形成した。これによって「驚くべきジオコズミック・サインのラインナップ」初期ラウンドが完了したことになる。3月25日金曜は世界の殆どの金融市場が休場であったが、木曜の引けには株式、貴金属、原油、通貨など多くの市場が下落していた。ひょっとすると、先週の取引日が1日手前で終わって良かったのかもしれない。


≪ 長期のジオコズミック・サインと
 ファイナンシャル/マンデーン・アストロロジー ≫


        “我々がこの選挙を動かしている抗えない力の存在について真に理解するには数ヶ月、いや数年かかるかもしれない…  米国政治を支える2本の支柱の内、1本がグラグラと揺れ動いている。共和党はストレスに苦しみ、崩壊の淵に立たされている…  自由なインターネットとそれが保証する無限の選択肢を要求する、時流に敏感な若い学生達が、何故に連邦政府とその権限を巨大化させようとしている年老いた社会主義者を信奉するのか? 彼は若者達の価値観の正反対を行うように見えるというのに…  何故 *連邦議会の嫌われ者である上院議員が、本来の共和党を支持する投票者にとって唯一の現実的な選択肢になり得たのか? そしてまた、実質的に彼女の個的・公的人生の全てにおいてこんなにもスキャンダルに見舞われている女性が何故ホワイトハウス行きの本命となっているのか?”

ー アリゾナ・リパブリック紙 2016年3月22日付 社説
   “A Political Year That Changed Everything”

*ティーパーティ運動をバックに議会でも長々と強弁を繰り返し、同じ共和党議員からも批判されてきたテッド・クルーズ氏のこと。共和党内の反トランプ派には現状、クルーズ氏しか選択肢が残っていない。

        彼らはマンデーン・アストロロジーを理解していない、ただそれだけのことだ。彼らは今 天上で展開している強力なミュータブルTスクエアに気付いていない。それは2016年3月〜6月をピークとして2015年8月〜2016年9月の間発効し続ける。そして人類の集合的な傲慢さ(または単なる無知)のただ中で、宇宙のサイクルと人間活動のサイクルとの間に存在する繫がりへの気付きや受容性は殆ど見受けられない。『上なる如く、下もまた然り』ー もしあなたが何か嫌な予感を感じるとするならこれが答だ。だがこれを理解するのは生易しいことではない。

        先週の強力な土星の影響による損失(土星は損失を支配する)が生じる以前、金融市場はジオコズミック・サインの春のラインナップに向かって非常に順調な動きを見せていた。株式市場は2月11日の安値から手堅くリバウンドし、先週初めには数ヶ月ぶりの高値をつけた。貴金属は12月の安値から急騰し、3月11日(金)と3月18日(銀)に数ヶ月ぶりの高値をつけている。原油は2月11日の安値から先週3月22日につけた直近高値まで爆発的な上昇を見せた。

        こうした上昇の多くは、世界の中央銀行による非常に強気の決定に起因するところが大きい。ECBは3月10日、予想された刺激策の内容をはるかに上回る発表を行って金融界を驚かせた。それから1週間後、FRBは短期金利の引き上げを行わないかもしれないと発表した。2016年中に4回の金利引き上げを行うと彼らが強く示唆したのはたった3ヶ月前のことだ。今やそのプランは縮小され、おそらく今年2回の引き上げとなるかもしれない。

        なぜ立場を変えるのか? 世界経済があまりに弱く、中央銀行はさらなる景気後退を怖れているのか? それとも他に理由があるのか?     また中央銀行によるこういった金融刺激策の効果とは何なのか?    言うまでもなく、彼らは経済成長を望んでいる。インフレーションが望みだ。そしてもし彼らが過去7年にわたって維持してきた力(と独立性)があれば、望み通りのものを手に入れるだろう。木星・海王星オポジションの下で株式と商品が再び強気になるにつれて、彼らは資産インフレを手に入れるだろう。彼らは米国の大統領選に向かって富の爆発を創り上げるだろう(これはいったい誰を利するのか?)。

もちろん、株式市場のチャートは今もって弱気だ。だが同時に重要なトレンドラインに近付いてもいる。これは ― もし破られるなら ― 突如としてすこぶる強気と化す可能性がある。その時に起きる問題は、オーバーヒートした経済と株式市場をどうクールダウンさせ着地させるかだ。しかしそれこそは、中央銀行を率いる者達にとって大統領選が "終わる" まで、すなわち彼らにとっては * かつてアンドリュー・ジャクソンによって取り上げられて以来、自分達の独立性と権力への最も大きな脅威が待っているかもしれないその時までは、直面したくないと願ってやまない問題なのだ。

* アンドリュー・ジャクソン(第七代米国大統領, 任期1829~1837): 一切の特権を否定し全ての人々に機会均等・平等をという主義主張の下に、いわゆる既存政界の外部から来て初めて大統領となった。「ニューオーリンズの英雄」と呼ばれた人物。米国史中、彼の施政期を「ジャクソニアン・デモクラシー」と呼ぶ。これは実際には白人のための平等であり、先住民の大虐殺や強制移住、黒人差別を大統領自らの信念に基づいて率先して行ったため、60年代の公民権運動の拡がりの中ではジャクソニアン・デモクラシーに対する見直しが行われた。しかし公職の民主化など、信念のために強権をふるった強い大統領のイメージとして米国史の中では一種のノスタルジーをもってジャクソン時代が懐かしまれることもあるとされる。ジャクソンは、当時の中央銀行の役割を果たしていた第二合衆国銀行への歳入預託を悪徳とインフレ助長の根源として拒否、各州の銀行(多くがジャクソン民主党支配の銀行だったと言われる)に預けることとした。また、民衆の代表というイメージや息の掛かった新聞などの後ろ盾によって大統領権限を拡大し、議会や司法との力の争いを繰り広げたとされる。米国史で唯一議会から不信任決議を出された大統領でもあった。(参考:wikipediaほか)

また、最近ではドナルド・トランプ氏をアンドリュー・ジャクソンの再来としてイメージするケースも見受けられる。

        今は春だ。これから6月にかけ、私達の太陽系において最も強烈な惑星達が非常に強力な配置を形成していく。その最初のパートは完了した。2番目のパートは4月17日〜18日の週にやって来る。それは火星と冥王星の両方が逆行に転じる時だ。3番目のパートは5月26日〜30日近辺になるだろう。これは3回目にして最後の木星・土星スクエアが起きる時で、同時に火星が逆行しながら蠍座に戻っていく。そしてその後、4回目にして最後の宇宙的パズル、土星・海王星スクエアと海王星の逆行が6月13日〜17日に起きる。これに続いて6月29日には火星が順行に転じる。

        この宇宙の様相は、平常時とは言えない。そして同様に、人類が歩む道にとっても決して通常の時ではない。本当に特別な時だ。まさに『驚くべきジオコズミック・サインの春のラインナップ』なのだ。市場も非常に激しい様相を呈しそうだが、世界の政治や社会的な出来事にしても同じことだ。このなんとも "魅惑的" な時を、それと知って楽しむことだ。だが、危険に足を踏み入れてはいけない。


        私達は3月24日、ドイツのジャーナリスト/アストロロジャーのアントニア・ラングスドルフとの第2回目のインタビュー動画をYoutubeにUPした。『3月23日〜6月29日、驚くべき春のジオコズミック・サインのラインナップ』についての第2弾だ。私はこの騒々しくも揺れ動く時期に、読者の皆さん、特に投資家やトレーダーの皆さんのガイド役を果たす義務感を感じている。ぜひご覧いただきたい。



Incredible Spring Geocosmic Lineup Part II





訳文ここまで
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March 20, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月21日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】
  今週のコラムは休暇旅行からの帰途と重なるため短縮版とさせていただく。


 ≪ コラム短縮版 ≫


        春が弾けた! 1月20日と2月11日にプライマリー・サイクルの安値をつけた後、世界の多くの株式指数がサイクル新高値をつけるまで反騰するなど、春は明るい音色に乗って始まった。

先週の良いニュースはFRBが「何もしない」と発表したことだった。つまりミュータブル・サインの典型例として、3カ月前、2016年中に4回金利引き上げを行うと発表したFRBは今、短期金利を上げないと決定したわけだ。この件に関する現在の見通しは2016年に2回の利上げになるかもしれないとトーンダウンしている。

        金利引き上げを行わないという発表は3月16日水曜に行われた。これはおおらかで気前の良い木星が、(金利のような)負債に関わる全ての物事を支配する冥王星に120°の調和的なトラインを形成した日だった。

FRBは引き締め、すなわちより土星的であったろう決定を選ばなかった。ところでこれは、先週のECBによるマイナス圏への金利引き下げ、そして新たな量的緩和策としての債券購入プログラム実施決定の後だった。この気前の良い中央銀行による刺激は確実に狙った効果 ー 世界中の株式市場と国債が値上がりすること ー に貢献した。これは当然ながら、中央銀行が欲してきたと思われる2%のインフレ目標を結果として達成し始めない限り、世界中の負債もまた増大へと向かうことを意味する。

昨今いよいよ鮮明になってきたのは、中央銀行が世界の負債から抜け出る道としての自らの方法論を 「誰よりも早く最低の貨幣価値を達成する」という通貨戦争の続行によって拡大するつもりでいることだ。直近のラウンドでは、米国の中央銀行(FRB)が明確な勝利を収めている。米ドルは下がり、ヨーロッパにおけるマイナス金利と新たな量的緩和策にもかかわらず、ユーロは騰がっている。

        しかしながら、これら世界の市場にとって良いニュースには、またさらなる変化が待っているかもしれない。なぜならそれは、主要な惑星達がミュータブル・サインに在泊する時に見られる特質だからだ。ミュータブル・サインは「変化」に関連する。ミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)が支配的な時、何事も計画やトレンドに沿った形で長続きすることはない。今 世界は、木星、土星、海王星による途方も無いミュータブルTスクエアの、3カ月に及ぶピークの時間帯に入ろうとしているのだ(3月23日〜6月29日)。

以下太字表記

        先週3月16日の木星・冥王星トラインを過ぎて、現在私達は3月23日に起きる、全3回の内2回目の木星・土星スクエアに向かっている。その2日後、3月25日に土星は逆行に転じる。そして同日、金星が木星と土星にTスクエアを形成する。こうしたトランスレーションの動き全体が何処で起きるかといえば ー そう、ミュータブル・サインだ。それでもこれはまだ、6月まで続くこの春の強力かつ驚くべきジオコズミック・サイン、そのラインナップの始まりに過ぎない。

        どんな事でも起こり得る。特に決定、合意、条約に関しては全てが変化し、行きつ戻りつするだろう。取引が決まったって? 考え直したほうがいい。何も決まっていない。決まっているのはただ、私達が決め事に合意したとしても、実は何も決まっていないという事だ。

取り決めに対する相手側の理解はこちら側の理解と同じではない。もしどちらか一方のみでも、これは変更を加えた方が良い取引になると思えば(もう一方がどう考えるかなど問題ではない)取り決めは常に変わる可能性がある。ここで問題となるのは選択肢の欠如ではない。問題は、合意にたどり着いたその後でさえ、選択肢や方法論が尽きることなく出て来ることだ。あなたはこのミュータブルTスクエアを『まさに絵に描いたような不安定性』だと考えるかもしれない。道義に反し倫理に欠ける欺瞞行為を申し立てる声が当然のように今、高まりゆく流れにある。

            これはより大きな背景である土星・海王星スクエア(当然ながらミュータブル・サインだ)が持つ象意の一つであり、目にする物も、耳に入る物も、読む物も(まぁ、もしかしたらこのコラムさえも)、また誰の事も、真には信頼出来ないことを意味する。

私達が今、日食と月食の狭間にあって、この期間がミュータブル・サインである魚座の日食から始まっていることなど言うまでもないだろう。現況は全てがミュータブル(変わりやすい)であり、不安定であり、私達の足下はそれほど堅固な土台ではない。だから私達は皆、泳ぎ方を習うか飛行機の操縦レッスンを受けることを考えるべきかもしれない。大地から足が離れている状態にうまく適応するためのレッスンなら何でも良いだろう。

ところで月食は今週、3月23日に牡羊座・天秤座軸の初期度数で起きる。これらはミュータブル・サインではない。だがこれは月食であるため、人々の気分が変わり直近で交わされた合意の許容範囲を越えた行動を取りがちで、それが摩擦を起こすという傾向には拍車がかかりそうだ。今週のジオコズミック・サインのラインナップ(月食を含む)は、多くの市場において強力な価格反転を起こすだけのパワーを持つ。とりわけ木星が副支配するエネルギー・セクターは注視すべきだろう。

        もしあなたがこの流れのままに漂い、しかも吹き飛ばされずにいられるなら、実際この時期は楽しく面白い3カ月となる可能性がある。だがもし何かプランがあってそれを実行するのなら、他の人達との共同作業が必要なプロジェクトを完遂するにあたっては、まるで操縦する飛行機が狂気のただ中に突っ込んでいくような感じがするかもしれない。


        なお、この時期についての詳細は前回のコラムでお知らせした私達のYoutubeビデオでも触れているのでぜひご覧いただきたい。
(先週のコラム記事に転載したものと同じです。)







訳文ここまで
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March 13, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月14日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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こんな時節なので、もしかしたら原稿が来るかも?と思っていたらやはり短縮版が届きました。なので日曜の夜にはUPするつもりです。


【ー告知ー】
3月13日から1週間の休暇を取るため、来週のコラムは休載させていただくことになると思う。離島のため天候やインターネット環境、さらに自分自身が休暇中にコラムを書く気になるかどうかにもよるのだが、一応休載ということでご了承いただきたい。
Ray Merriman


≪ 先週をふり返って ≫

        “ウォールストリートがすぐそこに迫り来る世界の終わりに備えていたまさにその翌週、金利引き上げには今が良いタイミングではないかという話題が飛び交った… だがCMEのFEDトラッカー・ツールによる調べでは、実際にそれが起きる見込みは無い ー 文字通りゼロだ。しかしながら、巷ではFRBが機会を逸しつつあるとする声がまだ小さいながら拡がり始めている。彼らは2015年中盤から2016年2月初めまで金融市場を襲ったボラティリティはもう過ぎ去ったと強く主張している。”

ーJeff Cox,
 “Calls Grow for Fed to Hike Rates in March”
 2016年3月10日付 www.cnbc.com

        なんと真逆に振れる意見、投資家心理の極端さを物語る解説だろうか。それでも、これは今から6月まで発効中のジオコズミックな天体気象には合致している。私達はジオコズミックな観点から見て今年最も活動的な時間帯に入ろうとしており、そこには非常に重要で長期にわたる惑星コンビネーションが控えている。このユニークな期間が予感される今、私達は『驚くべき春のジオコズミック・ラインナップ』と題したインタビュー番組をYoutubeチャンネルにUPした。インタビュアーはドイツのジャーナリスト/アストロロジャーのアントニア・ラングスドルフだ。


 The Incredible Spring Line Up of Geocosmic Signatures uploaded : 2016.3.8
 ※このインタビューで語られるアスペクトや解説の基礎となる部分は3月末に発売予定の『マンデーン2016』の中で「季節的なテーマ」その他の項目として掲載されていますので、ぜひご一読ください。



  このインタビューをUPした直後にイランが米国との核合意に違反したが、これはこのインタビューの中でも触れた問題だった。これは木星・土星・海王星によるミュータブル・Tスクエアがもたらす典型的な事象だった。金融市場に関しては、これはた非合理的な活気とそれに続くパニック、怖れ、ヒステリーの中で短期間の内に(ひょっとすると2週間ごとに)起きる急激な反騰を意味する。


        金融市場において、先週の魚座の日蝕は注目に値するものだった。世界の多くの株式市場が1月20日と(または)2月11日につけた安値の後で現サイクルの高値をつけた。金とユーロにとってもまた重要な週となった。

        ヨーロッパでは、私達が追っている全ての指数が先週は反騰し、数週間ぶりの最高値水準に達した。オランダのAEXは3月10日に449.62をつけ、2月11日のプライマリー・サイクルの安値378.53から18.7%の上昇を見せた。ドイツのDAXは3月10日に9995に届き、2月11日の安値8699から15%近く騰げた。ロンドンのFTSEは3月7日月曜に6216でトップアウトしたが、これは2月11日の安値5499から13%の上昇となっている。そしてチューリヒのSMIは2月11日の安値7425から9%の反騰となる8095をつけた。そしてヨーロッパのスター・プレイヤーはやはりロシアのMICEXで、3月7日1902まで舞い上がった。これは2008年6月(殆ど8年前)以来の最高値水準だ。

思うに、彼らはドナルド・トランプ大統領がウラジーミル・プーチンと共闘するというアイデアを気に入るのではないだろうか。

        極東と環太平洋地域では、反騰はあまり見事とは言えなかった。例外はオーストラリアで、ASXは1月6日以来の最高値レベルまで上昇し、また香港も、ハンセン指数が1月8以来の最高値を記録した。その一方で日本、中国、インドでは、反騰はしたが目覚ましいものではなかった。日本の日経は前週3月4日、ちょうど私達MMAによるジオコズミック重要変化日3月4日〜7日のタイミングでつけた高値を超えられなかった。

        アメリカ大陸のパフォーマンスはそれよりはるかに良かった。ダウ平均、S&P、ナスダック総合は全て金曜にサイクル新高値をつけた。ブラジルのボヴェスパは2015年8月以来の最高値を記録するまで反騰した。アルゼンチンのメルヴァルもまた強く、14,450と11月23日につけた史上最高値15,260を試すところまで舞い上がった。メルヴァルは1月20日には9812まで下落していた。したがって、現行の反騰では2ヶ月も経たない内に50%近く上昇していることになる。*以前と比べ、人気のある新政権下の市場は何と大きな違いがあることか。
*アルゼンチンは12月にそれまでの反米左派フェルナンデス政権に代わって中道右派のマウリシオ・マクリ氏率いる新政権が誕生した。マクリ氏はアルゼンチンでも有数の富豪の出身で、投資環境の改善や経済再建に取り組むことを公約としている。

        先週は金もまた強く、3月11日金曜のザラ場で2015年1月28日以来の高値1287.80まで反騰した。その一方で銀は、2月11日につけた1600の水準に届かない1575をつけたのみで、異市場間弱気ダイバージェンスの様相が浮上した。これは火星が自らにとって快適な領域である蠍座を離れ射手座入りした事象と合致している。歴史的に見て貴金属は火星が蠍座に在泊している時に強気となるが、今回もその例に漏れず、3ヶ月も経たないうちに20%以上の反騰を見せた。原油も先週は強気で金曜には39.02まで騰がり、2月11日の安値26.05からは50%近く上昇している。これも『フォーキャスト2016』及び1月に開催したウェビナーで述べた通り、土星・海王星スクエアの影響下で私達の予測と一致している。だが今、私達は木星・土星スクエアの2度目の形成に向かって進んでおり、これはYoutubeのインタビュー中でも触れたように、原油価格と世界の出来事におけるトレンドが転換する可能性を示している。



≪ 短期&長期的ジオコズミクス ≫

        さぁ、出発だ。3月6日〜3月26日の間、10を数える重要なジオコズミック・サインが展開していく。その一部には、たとえば今週3月16日の木星・冥王星トライン、そして3月23日の木星・土星スクエアのように、長期の惑星間アスペクトが含まれている。長期の惑星が関わるジオコズミック・サインの場合、そのアスペクトの正確な形成日に市場が常に反転するとは限らないが、それでもこれらの宇宙イベントは9ヶ月以内の長期サイクルのタイミングを計るにあたって有用だ。しかも通常は、たった3ヶ月かそれ以内で具現化してくる。またそれらは世界の市場が注目する事柄と同時に世界の政治や銀行の指導者達の心理的な力学を理解するにも役立つものだ。

        政治の世界では、その力学が急速に変化することは疑う余地も無いだろう。特に米国ではそうだ。ドナルド・トランプは共和党に大変革をもたらしている。保守派は彼らの力を失いつつあり、無党派層と不満を抱えた民衆党支持層という新しい血が彼の支持層へと移りつつある。だが他の人々は共和党を離れ、おそらくはこの選挙には参加しないだろう。人は彼を愛するか憎むかしか無い。彼の支持率と不支持率は、民主党の大統領候補ヒラリー・クリントンと同様に極端に分かれている。

ミュータブルTスクエアの典型として、大衆は11月の選挙当日までとはいわないまでも、9月に入るまではずっと、ある候補者からまた別の候補者へとその支持対象を著しく変えるだろう。9月に入ると、土星・海王星の最後の正確なスクエア形成が起きる。そしてその前日(9月9日)、木星は乙女座を離れ、来年に向けて天秤座入りする。政界に正気が戻って来始めるだろう。あるいは、政治リーダー達がより成熟したふるまいを見せ始めるのかもしれない。選挙戦も大詰めとなる最後の2ヶ月間に彼らがそうなるというのは奇妙に思えるが、これが宇宙による示唆なのだ。もっとも9月初めに起きる海王星とはオポジションの日蝕がこのエネルギーを上書きしない限りは、だが。

        しかしながら、ワイルドな昨今の振り子はなにも政治の領域のみを揺り動かすというわけではない。これは世界の経済に、ひいては金融市場にも適用可能だ。ヨーロッパは先週、マイナス金利の領域へとさらに足を踏み入れ、同時にまた追加緩和としての債券購入プログラムに乗り出した。今回はこれに社債も含まれる(おっと、この坂道は滑りやすそうだ)。これを受けてユーロ通貨は初めのうち数週間ぶりの安値に下落し、その後ECB総裁マリオ・ドラギが会見で「一段の金利引き下げが必要になるとは思わない」と述べた後、数週間ぶりの高値をつけた。これは同じ日の内に起きている(3月10日)。彼はミュータブル・サインの乙女座に太陽を持つが、木星・土星・海王星のTスクエアもまたミュータブル・サインに在る。

こうしたミュータブル・エネルギーの影響で、物事は今や矢継ぎ早に変化していく。そしていずれのミュータブル・サインも正直なところ、自分が短期的に物事を変更するのはこれが最後だ…などとはとても言えない。彼らは自らの見通しを ー 決断を ー 数週間ごとに変えるだろう。そして世界の株式市場がそれを受けて動く。ミュータブル・エネルギーは不安定だ。フィクスト・サインや大方の地性星座宮(現在の乙女座を除く)とは質が異なり、非常に変わりやすい。

この期間を過ごすにあたり、人は柔軟であらねばならない。だがそれと同時に、自分がいったん口にした事に対して忘れっぽく移り気だと受け取られることにも用心せねばらない。

        今週水曜の木星・冥王星トラインは、株式と原油市場をあともう1日か2日ほど持ち上げるかもしれない。その後、3月23日には木星・土星スクエアへとエネルギーがシフトし、3月25日の土星逆行がそれを追う。今は3月の狂気の時であり、この時期にはその狂気が政治と経済の両方の土壌において拡大する可能性がある。

今週を過ぎると、希望と楽観は土星のリアリティという強力な一服の投与で試練に曝されるかもしれない。とりわけ世界の指導者の間で交わされた協定(たとえばイランと米国など)などは懸念される。これは信頼が試される時であり、約束を違えた者はアウトを宣告されるのだ。また、この時期はオバマ大統領が次期最高裁判事に誰を選定したかが明らかになるかもしれない。おそらくそれは上手くいかない可能性が高い。

        そんな訳で、皆さんはくつろいで政治エンターテインメントを楽しむ方が良いだろう。良い大人になった男女が自分達の承認願望を満たすために公衆の面前でもう一人の自分を演じようと心に決めて動く時、私達にはそれを楽しむ他に出来ることなどそうは無いだろう。








訳文ここまで
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March 06, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント3/7【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2016年3月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムはお休みする予定でしたが、取り急ぎ≪短期ジオコズミクス≫のみUPしてみます。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        3月の狂気と興奮は、年の初めに誰もが予想していたようなあり方を遥かに超え、金融市場と政治討論の両方において爆発した。とはいえ、これらの出来事は天上の力学からすれば全てその守備範囲内におさまる。私達は現在、誇張という質を持つ木星、ファンタジー好きの海王星、そして心配性な土星が形成するミュータブル・Tスクエアがもたらす狂気のただ中にいる。それに加え今月は、現在のところ太陽が、次は水星、そして金星が、全て魚座の海王星にコンジャンクトしていくのだ。これは瞬く間にパニックやヒステリーと化す可能性を持つ非合理的な活気の火に油を注ぐものだ。私達はこの主要なアスペクト構造がそのピークを通過する2016年3月〜6月までの間、活気とヒステリー/パニックの両極を右往左往することになりそうだ。

常に変化し続けるというミュータブル・サインの特質からみて、行く手に単純な上昇や下降が続くというようなことは殆ど起こりそうにない。むしろシーソーとでも言うか、いったい何をしたいのか決めようとして伸びたり縮んだりするゴムバンドを想起すれば良いだろう。あるいは、いつも彼/彼女が本当に優柔不断なのかどうか決めようと試み続ける天秤座のようなものか。

  先週のコラムで述べたように、

『3月は爆発音で始まる。燃える太陽が迫り来る木星・土星・海王星のミュータブルTスクエアをトランスレーションするからだ。このワイルドなコンビネーションはすこぶる不安定だ…また、私達は世界の政治指導者や米国大統領候補者が何らかの形で大変な窮地に立たされる光景を目にすることになるかもしれない。…この強力な太陽によるトランスレーションは2月28日~3月8日に起きる。その見通しとして、世界の株式市場と多くの商品市場が非常に急激なリバーサルを起こす可能性がある… 2つの理由から、価格の変動幅は大きくなるかもしれない。…そして特に太陽・木星オポジション(3/8)というジオコズミック・サインだ。…太陽・木星のオポジションは、ちょうど金星の逆行と順行がそうであるように、それ単体で特別なリバーサル・シグナルの一つだ。最も強力で信頼度の高いジオコズミック・サインのトップ5に入り、プライマリー・サイクルとは前後10取引日の内に75%の相関性を持っている。』

こうして私達は今、貴金属と株式市場の両方がこのジオコズミック・リバーサルゾーンに向かって急上昇してきた地点に立っている。これらと他の市場は反転するのだろうか? さて、それがマーケット・タイミングツールとしてのファイナンシャル・アストロロジーが持つ美しさ(とユニークな価値)だ。これらのジオコズミック変化ゾーンに入った時、市場は82%の確率をもって確かに反転する。

        先週のコラムではこうも述べた。

『3月4日~7日もまた、火星が3月5日に蠍座を出て逆行により5月27日に戻るまで射手座に在泊するという意味で重要だ。射手座の初期度数が金価格への試練に関連しているというだけでなく、射手座と山羊座に火星が在泊する全期間が中東、とりわけイスラエル周辺に関して通常レベルを超える危険、軍事衝突、政治的な危機の勃発を象徴しているからだ。』

こうしたジオコズミック・タイミングメソッドを使うトレーダーには、この時間帯に起きた金価格の上昇と蠍座の火星との相関性に失望させられた者などいなかったろう。この法則は不気味なほどよく発効し、火星が蠍座入りする前後10°のオーブ範囲内でつけた安値(12月17日の安値)から上昇し、まさに蠍座の火星最後の取引日にトップアウトしている(現在までを見る限りは)。このトレードに参加しなかった人は金市場における2013年以来最高の相場を逃したことになる。MMA購読者はこれを逃すことはなかった。

        とは言うものの、格言でも「人の価値は最後のかけ声で決まる」とされている。私達にはこれから先3月23日〜6月27日にかけて、重要な挑戦が待っているのだ。

私達はドイツのジャーナリスト/アストロロジャー、アントニア・ラングスドルフとの再インタビューを今週3月8日に行い、3月23日〜6月29日に展開する驚くべきジオコズミック・ラインナップと金融市場および世界の出来事との関連性について論じることにした。今回またテクニカル面での支障が起きるようなことが無ければ、このインタビュー映像を私達のYouTubeチャンネル(Raymond Merriman)に来週金曜3月11日にはアップロード出来るだろう。これについては準備が整い次第、私達のウェブサイト
www.mmacycles.com において告知するつもりだ。(原文太字表記)






訳文ここまで
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February 28, 2016

『マンデーン2016』についてのお知らせ

2月に発売予定とお伝えしていたメリマンさんの『マンデーン2016』ですが、版元の投資日報社さんからお知らせがあり、諸般の事情により発売が遅れて3月末日となるそうです。楽しみに待っていてくださった方、すみません!!!

激動の年に1ヶ月の遅れは本当に残念ですが、今回も大変読み応えのある内容になっていますので...どうかもうしばらくの間、お待ちください。m(_"_)m

mundane2016


hiyoka.



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レイモンド・メリマン 週間コメント2/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年2月29日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは 抄訳とさせていただきます。また、来週は多忙のためお休みさせていただくつもりですが、何か重要な情報があれば ≪短期≫ のみUPするかもしれません。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

以下、要約です。

世界の株式指数は2月8日の重要変化日の前後3取引日以内である2月11日につけた安値の後、反騰を続けた。

ダウ平均やS&P先物3月限のようにいくつかの指数は金曜、2月1日につけた高値を十分に上回った。だがナスダック総合は2月初めの高値を上回ることがなく、引けにかけては3指数ともその日の安値近くまで売られて終わった。
これは異市場間弱気ダイバージェンスの可能性を示す。

だが2月26日金曜はジオコズミックな重要変化日ではなかった。これは強気派にとっては希望の印となる。これは2月28日に起きるレベル1のジオコズミック・サイン、太陽・海王星コンジャンクションの直前だった。だがこれは他の重要なジオコズミック・リバーサル・サインが顕現する時間帯の始まりに過ぎない。それは来週末、3月4日〜7日に中間点を迎える。ここで米国の雇用統計が出る。

金と銀は2月24日、ヘリオセントリックの水星が射手座入りするまで(26日)強力な2次反騰を見せた。だが2月11日につけたサイクル高値を上回ることはなかった。株式と同様に金と銀は金曜に下落。蠍座の火星が示す高値(と戻り高値)をつけ終わったことを示唆している。最近の購読者版スペシャルリポートで述べたように、これは200ドル/オンスという利益をトレーダーにもたらした。今後は蠍座の火星以降の動きに備える。通常、それは下落だ。さてこれは新規強気相場に備えての修正安となるか? それとも金投資家はまたもや叩きのめされるのか? 今週末にはそれがはっきりするだろう。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週は金融市場と世界政治の領域で「3月の狂気」が始まる。そしてその後すぐに始まるのがNCAAバスケットボールトーナメントだ。前者は3月1日、今週火曜に11を数える州において、11月の大統領選挙で2つの党をそれぞれに代表する候補者を決めるための予備選挙が行われる。ここで穏健かつ事実に基づくレトリックなど期待してはならない。私達は今も土星・海王星スクエアの影響下にあるのだ。あなたが目にするもの、読むもの、聞くことを信じ込んではいけない。こうした天体配置の下では、相手の人格が全てだ。

        私達の注目するところは、多くの市場のトレンド状況だ。株式は2015年中盤から弱気含みを続け、上値と下値は切り下がってきた。今後それが変化する可能性がある。私達は今年多くの市場においてそれぞれの長期トレンドが転換するだろうと予測している。理想的には3月〜6月の間だ。

        3月はバンッという爆発音で始まる。燃える太陽が迫り来る木星・土星・海王星のミュータブルTスクエアをトランスレーションするからだ。このワイルドなコンビネーションはすこぶる不安定だ。だが燃える太陽は水性の質を持つ魚座を運行中で、火の要素が抑制される。これはすでに今日の市場を覆っている混乱と不確かさを増大させる要素だ。また、私達は世界の政治指導者や米国大統領候補者が何らかの形で大変な窮地に立たされる光景を目にすることになるかもしれない。

        この強力な太陽によるトランスレーションは2月28日〜3月8日に起きる。その見通しとして、世界の株式市場と多くの商品市場が非常に急激なリバーサルを起こす可能性がある。2つの理由から、価格の変動幅は大きくなるかもしれない。まず、レベル1のシグナルとしての太陽・海王星コンジャンクション(2/28)、そして特に太陽・木星オポジション(3/8)というジオコズミック・サインだ。これは前後10取引日の内に、プライマリー・サイクルの高値または安値の顕現に対し67%かそれ以上の歴史的相関性を持つことを意味する。

このような場合、私達は最も重要なポイントとしてその中間時点を子細に観察するが、今回はこれが3月4日で、雇用統計が発表される日だ(大規模な価格変動を予測する2つ目の理由だ)。株式と商品市場に関しては、これが今年最も重要な雇用統計になるかもしれない。太陽・木星のオポジションは、ちょうど金星の逆行と順行がそうであるように、それ単体で特別なリバーサル・シグナルの一つだ。最も強力で信頼度の高いジオコズミック・サインのトップ5に入り、プライマリー・サイクルとは前後10取引日の内に75%の相関性を持っている。

通常、金はこのような木星アスペクトを好まない。株式はどちらの方向にも反応する ー 基調となるトレンドが強気に戻れば爆発的に上昇するし、そうでなければパニックとヒステリーの中で急落をみるかだ。

        3月4日〜7日もまた、火星が3月5日に蠍座を出て逆行により5月27日に戻るまで射手座に在泊するという意味で重要だ。射手座の初期度数が金価格への試練に関連しているというだけでなく、射手座と山羊座に火星が在泊する全期間が中東、とりわけイスラエル周辺に関して通常レベルを超える危険、軍事衝突、政治的な危機の勃発を象徴しているからだ。

        したがって、私達はこの金曜(3月4日)に出る米国の雇用統計を軽視することは出来ない。発表される予定の時刻に月は山羊座に在って冥王星とはスクエアを形成している。この取り合わせは楽観的というよりは失望に近い雰囲気を持っている。新規雇用数は再び見通しを少し下回るのかもしれない。あるいは予測通りだったとしても、投資家達はFRBが3月中旬の短期金利引き上げ予定を変えないと見てそこに注目するのかもしれない。それ以前の全ては単なるノイズの可能性がある。ちょうど3月4日〜8日に開催される大いなる木星ショーのために、バンドがそれぞれの楽器をチューニングしているようなものだ。3月23日には木星が土星にスクエアを形成し、その後25日には土星が逆行に転じることから、その影響はゆうに3月終わりまで続くかもしれない。
(以上 原文太字表記)





訳文ここまで
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February 21, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント2/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年2月22日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは ≪短期ジオコズミクス≫ のみの抄訳とさせていただきます。

なお、≪長期的考察≫ については、引用文のみ翻訳しました。また、内容的に23日の満月のテーマとも呼応する部分があったため、久々に後記的なメモ(私見)を入れています。


≪先週をふり返って≫

今回は先週の各市場の動きに軽く触れている程度ですが、続いている強力な反騰が今までのところはまだ弱気トレンドにおける修正高以上のものとは確認出来ないことから、先週のコラムで述べられたように、2つの長期惑星サイクルがそのピークに達する3月〜6月への懸念は続くとしています。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週、ヘリオセントリックの水星が射手座入りして(2月15日〜26日)金と銀の価格は急落、株価は舞い上がった。金は1263.90から1191.50まで急激に下落する一方、ダウ平均は2月11日につけた安値から1000ポイント上昇する過程にある。

先週このコラムで述べたように、
『これは非常に大幅な価格変動としばしば同期するコンビネーションの一つで、その影響は特に貴金属と通貨に顕著だ。もし先週の重要変化日が2月11日木曜の株式、国債、そして貴金属におけるリバーサルに関連しなかったとするなら、これらの爆発的な動きはなおのこと増幅することになるかもしれない。射手座は誇張を象徴する星座宮だ。射手座は限界を知らない、あるいは少なくとも限界や境界に対する敬意を持たない。どんな限界をも超えていこうとする衝動に駆られる。金融市場においてその限界とは支持帯や抵抗帯だ』。

このコンビネーションが今週終わりまで続くことから、大規模な価格変動の可能性はまだ消えていない。とりわけ月曜〜火曜(日本時間23日火曜午前3:19)にミュータブル・サインの満月が起きることを考慮するなら、その可能性はある。

        今、私達にとってこのミュータブル・サイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)は特別の警戒を要する。何故なら木星、土星、海王星がミュータブル・サインに在泊し、3月〜6月の強力なTスクエアに向けて運行中なのだ。前回、私は youtubeチャンネルにスペシャル・インタビューがアップロードされると発表した。これは3月23日〜6月29日に展開していく驚くべき惑星ラインナップについて、ドイツのジャーナリスト/アストロロジャー、アントニア・ラングスドルフに語ったものだ。しかしながらこのインタビュー映像は音声に技術的な問題が見つかったことから、掲載は3月初めの週に延期することになった。したがって、閲覧可能になった段階で再度皆さんにお知らせするつもりだ。

        今週の満月に加え、太陽は迫りつつある木星・土星・海王星Tスクエアのトランスレーションを2月29日にスタートし、これが3月8日まで続く。拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Vol 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で述べた通り、太陽・海王星と太陽・木星のアスペクトはレベル1のジオコズミック・サインだ。レベル1のサインはプライマリー・サイクルまたはより長期のサイクルに対して最高度の相関関係を持っている。そしてこれは、3月4日に発表される米国雇用統計のタイミングと重なっており、これがFRBの金利引き上げ計画続行の如何に影響するだろうと予測される。木星(誇張)と海王星(非合理的な活気、またはヒステリー状態)の原理を基盤として、私達はこの雇用統計に起因する大規模価格変動を予期している。
(以上、原文太字表記)


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー….. ≫

        “ 議論とは知識を互いにやり取りすることを言う。だが口論は無知のやり取りにすぎない”
ー Robert Quillen(ジャーナリスト),
 2月15日付 アリゾナ・リパブリック紙

        “意見とは、私達が何の情報も持たなくても特定の決定が出来ると考える際に役立つ、人間の意志の実践に他ならない”
ー John Erskine(作家/教育専門家)
 2月18日付 アリゾナ・リパブリック紙

        “何処であろうとそこに壁を建てることしか考えないような人、橋を架けることを考えない人はキリスト教の信仰者ではありません....”
ー ローマ教皇フランシスコ1世, 先週の言葉より

        “トランプ氏は自分の信仰がこんな風に疑問視されることを「屈辱的」だと述べた.... そして、もしバチカンがISILに攻撃されたら、法王はきっとトランプが大統領だったならと願い、祈るだろうと言い返した。”
ー “The Pope and the Presbyterian”
 2月19日付 ウォールストリートジャーナル




訳文ここまで
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長期的考察をざっと読んでみて
(以下は訳者の私的メモ/私見であり、訳文ではありません)

  上記の引用文は、先週発効していた木星・土星、土星・海王星スクエアが米国の政界にどういう現象をもたらしたかの一例として挙げられたもの。木星と海王星は両方とも宗教を支配するが、射手座も同様であり、そこに政府を示唆する土星が今後22ヶ月間在泊する。

これは国と宗教(または特定の信条)が対立する際の古典的な組み合わせで、政治的な信条や信仰を同じくする様々な党派やグループが、自らの誤った活動(誤解や印象操作、捏造を元にする批難や告発、煽り行為など)によって失敗(ドジを踏む的なニュアンス)していく動きが示唆されている。

宗教的とは言い難い日本に住んでいるわたし達には、これが想像以上にセンセーショナルである点がわかりにくいけれど、今、こうして口論状態のように扱われ米国メディアを賑わせているフランシスコ教皇VSトランプというトピックは、米国の大統領選にローマ法王が影響を与える可能性という点でも非常に奇妙な成り行きかもしれない。Vox誌ジェフ・ステインの記事によれば、トランプ氏はフランシスコ教皇を「(宗教家というより)政治的な人間だ」と評し、教皇は「政治家とは嬉しい呼称だ。アリストテレスは人間を政治的動物だと定義している。ならば少なくとも私は人間というわけだ」などと言い返しているという。

メリマン氏は「法王は失言した。方やドナルドは失言するよう生まれついているようだが、気にもしていない」と結んでいる。

        ただし、これはローマ法王VSトランプというメディアが喜ぶ政治エンターテインメントに留まるわけではないらしい。米国の大統領選は日本の選挙と異なり、論敵に対する苛酷な舌戦やネガティブ・キャンぺーンはかなり自由に行われる。しかし、今回はその「ゲスさ」においてこれまでとは一線を画するところまで来ている模様。

  先日、米国最高裁判事で保守派のアントニン・スカリア氏が亡くなったが、米国では誰が後任を決定するかで民主党・共和党が大いに揉めているという。全くポジションの違う2つのグループ(または2人の人間)が、互いに相手を「不誠実」だとなじる。これはスクエアというアスペクトが顕現する時の特徴であり、同時に土星・海王星スクエアのダークサイドを形容するのにピッタリの言葉だとメリマン氏は書いている。

        その他にも、共和党大統領候補のテッド・クルーズ氏の陣営が対立候補マルコ・ルビオ氏とオバマ大統領の握手写真(八方美人の裏切り者のイメージ)をフォトショップで捏造し、共和党支持者にバラ撒いたり、同じく対立候補のベン・カーソン氏が立候補を断念し自分の票をクルーズ氏に投票するよう支持者に呼びかけているというデマを流したりという行状が報じられているという。

また、共和党に限らず民主党でも、対立候補クリントン氏のメール疑惑に固執して「信頼に値しない人物」という一点に絞って責め続け、自らの理想を描いた政治公約の具体的な施策や方法論にはまったく触れようとしないバーニー・サンダース氏にも言及。乙女座生まれのサンダース氏は木星の恩恵を受けてクリントン氏を凌駕しているが、その恩恵は6月には変化する。もし本当に当選したいなら、それまでに現実的な路線を考えておくべきだと示唆している。

ここでメリマン氏は
“こうした一連の出来事はミーム(遺伝子によるのではなく、模倣を通して人から人へと伝播していく行動)となって拡がり、選挙キャンペーンの様相を定義していく” というウォールストリートジャーナル紙の社説の一節を挙げて警告としている。そして、ある個人の「キャラクター」を "暗殺" しようと謀ること、倫理的侵害の申し立て、この2つは土星・海王星スクエアのテーマであり、個人的な評判を地に落とす元になる行為だともしている。

        最後にメリマン氏は、これは興味深い選挙戦であり、これまでのところ殆どの米国人にとって、エンターテインメントとして非常に楽しめる展開となっているとしながらも、短期ジオコズミクスでも触れていた3月27日〜6月27日のミュータブルTスクエアがもたらす宇宙の猛火に突入するにつれて、よりシリアスさが増していくだろうとも述べている。

けれどそれでも、侮辱的な物言い、捏造、印象操作、誇張、屈辱などが減るわけではない。おそらくそれらは強烈さを増していくと予測している。9月前に第三、第四の政党から立候補する者が出ても驚くにはあたらないと。

こうして今回の長期的考察を読んでいくと、米国で政治分野のみならず社会的に展開する状況は、当然ながら日本も似たような傾向を帯びている気がする。政治・社会の仕組みや国民性の違いもあり、その顕現のしかたは異なっていても、政治、メディア、ネット、社会全般そして個人生活の領域でも、今回解説されていたような現象が色濃く出ているように思う。

その意味では23日の満月の海王星は要注意で、わたし達の心理に今までに増してドラッグやアルコールで酔ったような効果を与えてくる可能性を持つ。

何かに狂うことはそれ自体悪いことではないけれど、自分自身に向けられるべき土星(責任)と海王星(信頼)のスクエアをひとたび他者に向けるなら、魚座の海王星がもたらす理想や夢は、土星(不信の壁)と海王星(依存と罪悪感)の表層をまとったルサンチマン(海王星の最悪の顕現のひとつ)という怪物へといつのまにか化けていく可能性がある。

他者の言動を見て「愚かだ」「間違っている」と断定したときは、その断定を裏付ける確かな情報をはたしてどれほど掴んでいるのか、自分自身を怪しむ必要があるのかもしれない。

「真実」を知るには努力が要るし、ときには対価を払ったり身を切る覚悟が要ることもある。そして、それでも失敗することは多々ある。けれど、タダで努力もなく手に入る情報を好みに合うからといってすぐに信じ込み拡散するなら、それは自分が巨大なミームの媒介者として無意識的に組み込まれていくということに他ならない。そこに自主性は微塵も存在しない。そしてわたし達は時代を創るのではなく、単に時代に操られる群衆としての顔しか持てなくなっていく。政治家もビジネスリーダーも宗教指導者も、カウンセラーやアストロロジャーでさえも。

今は自分の信条的限界(射手座の土星)をよく識り、その限界を知った上で自分の基盤を見定め、たとえ徒手空拳であったとしても、2本の足でしっかりと立つときではないだろうか。

誰かから与えてもらうこと、自ら与え得ること(海王星)に関しても、その現実的な境界線をしっかり見極めておくことが今年を過ぎ越すための重要な鍵のひとつではないかと思う。2月8日新月の記事に書いたように、6月の天王星・エリスのコンジャンクションもまた、あらゆる種類の「内なる叫び」を現象化させる可能性をはらむアスペクトなのだから。



hiyoka 記


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February 14, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント2/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年2月15日(フリー版より)
翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のメリマンコラムは ≪先週をふり返って≫ を略した抄訳とさせていただきます。
 なお、今月は来週、再来週と抄訳(もしかしたら≪短期ジオコズミクス≫のみ)になると思います。
 すみません!m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

  【注意】プレジデント・デーの祝日にあたる2月15日は米国の金融市場は休場となる。


        現在、弱気は生き生きと冬眠から目覚めている。しかしながら、今年は米国の大統領選挙年だ。だから株式トレーダーは懸念の下り坂の後に続く急反騰をも予測し続けなければならない。

        先週は懸念の下り坂以上のものがあった。世界の株式市場には激しくボラタイルな状態が続き、いくつかの指数は金曜の米国におけるナイスな回復に至るまでに年初来新安値にまで落ち込んだ。けれども、それは懸念を緩和するには足りなかった ー 今後やって来るジオコズミック環境から見るならば。


        以下、世界の金融市場の1週間をふり返る記述が続きますが、その部分は割愛させていただきます。


 ≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週、最も重要なジオコズミック要因(少なくとも私達にとって)となるのはヘリオセントリックの水星が射手座を運行することだ(2月15日〜26日)。これは非常に大幅な価格変動としばしば同期するコンビネーションの一つで、その影響は特に貴金属と通貨に顕著だ。もし先週の重要変化日が2月11日木曜の株式、国債、そして貴金属におけるリバーサルに関連しなかったとするなら、これらの爆発的な動きはなおのこと増幅することになるかもしれない。射手座は誇張を象徴する星座宮だ。射手座は限界を知らない、あるいは少なくとも限界や境界に対する敬意を持たない。どんな限界をも超えていこうとする衝動に駆られる。金融市場においてその限界とは支持帯や抵抗帯だ。

もし下落してきた市場(すなわち株式、12年ぶりの安値を再びつけた原油)で先週の安値を割るようなことがあれば、しばしば "ウォーターフォール" や "ナイアガラ" などと呼ばれる急落を警戒せねばならない。強力に反騰してきた市場(すなわち国債、通貨、貴金属)において、もし先週の高値を超えるようなことがあれば、しばしば「バブル」と形容されるパラボリック・パターン(放物線状に急上昇し、昇りつめて頂点に達した時点から同様の弧を描いて急落する)の続行に注意を怠らないことが肝要だ(バブルと言っても米国大統領選の立候補者の一人*につけられたニックネームと混同しないで欲しいが)。こういった動きを最もうまく言い換えるなら、「急坂を下ろうとするトラックのブレーキが壊れるような状況」だろう。

* おそらく、ニュージャージー州知事で大統領選にも立候補しているクリス・クリスティ氏によって「ボーイ・イン・ザ・バブル」と名指されたマルコ・ルビオ氏を指していると思われる。

        この時間帯は、トランシットの火星が蠍座23°〜27°を運行する期間と重なる。この時、火星はニューヨーク証券取引所設立図(バトンウッド・チャートとして知られる1792年5月17日の図)の水星・冥王星スクエアに対してTスクエアを形成する。このようなトランシットに対する私自身の30年に及ぶ観察から引き出された結果として、株価がこの時間帯(2月16日〜29日)に向けて崩落する確率はおよそ90%だ。

とはいえ、これはジオコズミックな重要変化日(CRD)の時間帯に見られた先週の異市場間強気ダイバージェンスのチャートパターンとは矛盾している。果たしてどちらの勢いが勝つだろうか? 私はどちらかが負けるという賭けはしたくないが、いずれにせよ生き残るのは一方だけだ。
(以上、原文太字)




≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー…. ≫

        “支出が急速に増加するにつれて、赤字は再び大幅に増大し、今年はすでにインフレ率の3倍となるおよそ6%に昇っている。今年約4%と見積もられる連邦歳入増加でさえ、こんなペースの爆発的支出増には追い着かない.... さて、悪いニュースだ。連邦議会予算事務局は、オバマが去った後も毎年赤字は増大し続けると予測している。これはオバマ氏が彼の後継者に遺した財政的時限爆弾だ。なんと有り難い置き土産か。”

ー “The Deficit Rises Again”
 ウオールストリート・ジャーナル 社説面より
 2016年1月26日付

        “オバマの予算は連邦政府の財政を再建することが国にとって最も重要な国内問題だという事実を強く浮かび上がらせた… 手短に言えば、オバマは税金と支出が経済産出量より早く増加すると提議している。これは継続不可能だ。最も明らかな継続不能の指標は国の負債と関わっている。オバマ政権の予算の下で、それは不気味なほど上昇し、殆どGDPの100%に達している… 連邦政府の財政再建は我々の時代の最も重要な国内問題だ。しかし、現況ではその問題が政治的な孤児として置き去りにされている。”

ー“Ignoring the Top Priority of Our Time”
 Robert Robb, アリゾナ・リパブリック紙より
 2016年2月12日付


        来週訪れる短期惑星コンビネーションが重要であることには変わりないが、これらはこの春(3月23日〜6月17日)に展開する凄まじいジオコズミック・パターンほどの主役を演じるわけではない。過去数週間(実際、年が明けてからずっと)にわたって金融市場に見られた変化が重大であることもその通りだが、3月〜6月に起きる長期惑星サイクルと共に顕現する長期サイクルにおけるリバーサルの潜在力は、なおそれを凌ぐものだ。これらのシグナルは金融市場の重要な動きを意味するだけでなく、世界の政治状況と、起こり得る自然現象をもその影響範囲に含んでいる。ここではそれらについて短く触れるに留めるが、もし興味があれば、来週初めには私達のyoutubeチャンネルにドイツのジャーナリストでアストロロジャーのアントニア・ラングスドルフによる新たなインタビュー映像を投稿するつもりなのでお越しいただきたい。

2月14日日曜に収録されるインタビューは15日月曜にこちらにアップロードされる。また、ドイツ語の字幕入りでこちらにもアップされるだろう。木星・土星・海王星が形成する驚くべきミュータブルTスクエアが話題に上る予定だ。

        さて、ファイナンシャル・アストロロジーの研究者・学習者はこの事について考えてほしい。現在、木星が3月23日に20年サイクルの土星とのスクエアにおいて、2回目の正確な形成を果たすその途上にあるという事だ。その2日後、土星は逆行に転じ、そして金星が木星と土星に対しTスクエアを形成する。世界の指導者達が互いに交わした合意や、議会との間で合意に至った事項は、おそらく厳しい試練に曝されるだろう。

        4月17日〜18日、火星が射手座(土星の近傍)で逆行に転じ、冥王星が山羊座で逆行に転じる。その後3〜4日して、金星は冥王星にスクエアとなり、牡羊座の天王星にコンジャンクトする。牡羊座を支配するのは火星だ。 火星と土星は共に火性の星座宮(射手座)に在泊するが、これは戦争の脅威を表す古典的なシグナルだ。また火性と冥王星が共に強調される状況は、人間の生命に対する脅威とその残酷さが通常より強く顕れる可能性が高い時期を指し示す。また、自然現象(火山噴火、猛暑の日々など)や天候による危機の脅威さえも象徴している。

        5月26日、木星・土星スクエアの3回目にして最後の形成が行われる。このアスペクトについて上記に挙げた事項に加えて、これは景気後退、経済減速、そして通商協定への障害の怖れや心理とも同期する。土星が射手座に在泊することを考えれば、これは米国・イラン間に為された核合意に対する最初の試練を意味するかもしれない。また射手座の土星は宗教的な問題、イデオロギー、そしてそのリーダー達に関するフラストレーションをも象徴する。これは世界の株式市場にとって幸先が良いとは言えないだろう。

        そしてついに6月17日(日本時間18日)、射手座の土星による海王星への2度目の正確なスクエア形成が行われる*(1回目は2015年11月26日、最終回は9月10日)。その4日ほど前、海王星が逆行に転じる。この、土星・海王星間の36年にわたるウェイニングスクエア・サイクルは、このコラムでも数回にわたって触れたし、『フォーキャスト2016』やウェビナーでも述べたように、金融市場(特に金利が関連する市場)にとって非常に重要だ。思い起こして欲しいが、前回土星・海王星間にウェイニングスクエアが形成されたのは1979年9月〜1980年6月だ。当時金利に起きたこと、そしてインフレーションや貴金属価格がどうなったかを思い出してみるといい。今回も似たようなことが再現されるかもしれない。とりわけ、穀物やその他の食糧にとって2016年の実りの季節が厳しい天候に曝されたならどうなるだろうか。
* 新月の記事でも書いたように、6月は天王星とエリスがコンジャンクトするタイミングでもある。4月の時点で天王星はエリスとオーブ2°の効力圏内に入っている。ちなみに火星が戦争、攻撃、軍事衝突一般を支配する一方で、エリスは主にゲリラ戦、神経戦、陰謀的な行為に関わるとされる。
        国内政治について言うなら、今は2016年米国大統領選のシーズンたけなわであり、候補者達が互いにネガティブ広告のハンマーで相手を打ち合うにつれて、その強烈さはいや増しに増していくだろう。その中で、これまでより大きな注目を浴びそうな領域の一つは経済だ。各候補者は、オバマが大統領職を離れる時までに20兆ドルに達しているだろう国の負債に彼/彼女ならどう対処するのか、具体的に描いてみせなくてはならないかもしれない。遊説の度に抗いようもなく確実に左派寄りへ左派寄りへと軸足を移すことを余儀なくされているヒラリーもそうだが、バーニーは彼の全ての公約にかかる壮大な費用をどう調達出来るのだろう? 1100万人もの不法移民をトランプはどうやって約束通り国外退去させ、巨大な壁を建てて新しい移民が入れないように出来るのだろう? 銀行を悪魔が巣くう帝国と定め、新たに加えられる攻撃目標の一部として彼らが倒された後、私達の講読版に申し込むようなお金はいったい誰の手に残されるだろう?

            誰がこの制御不能の負債を払おうというのか? 制御不能に陥った世界と米国の政治リーダー達が、制御不能の大散財を通じて自分達より若い世代の歓心を買おうとしている。いやそんなこと、誰が気にするというのか? 見たところ、今は誰もそんなことを気にかけてはいない。何故ならそんな話をしても票にならないからだ。人々はただ、自分達に何を与えてくれるかという話だけを聞きたがる。それを得るために自分達が払うもの、または犠牲にするものは何かについては聞きたがらない。それでもファイナンシャル・アストロロジーによれば、この春はそれが差し迫った話題として浮上するかもしれない。

天上で土星が強くなる時、「責任」は重い問題となる。だが、海王星も共に強い時、それを「否定し回避する能力」もまた増大していく。

土星と海王星。
なんと奇妙なカップルだろう。そして、なんと奇妙な選挙シーズンだろう。






訳文ここまで
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February 07, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント2/8【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年2月8日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週のメリマンコラムは抄訳とさせていただく予定です。m(_"_)m


 ≪ 先週をふり返って ≫

    “1月の雇用の伸びは大幅に減少したが、より高い賃金で働く人々が増加したという事実は労働市場の強さを物語るシグナルであり、最近囁かれる経済悲観論に少しばかり水を浴びせる形となった。非農業部門雇用者数は15,000に上昇、予想された190,000には遠く届かなかった。強力だった12月の雇用増292,000人だが、これもまた30,000人に減少した。”

ー Patti Domm, www.cnbc.com
 2016年2月5日

        “2月5日金曜、1月の雇用統計が出る。もし雇用者数が再びしっかりした伸びを見せるなら、米ドルにとってはさらなる上昇への押しとなるだろう。何故ならFRBはこれにより金利引き上げへの道を揺るぎなくすると期待されるからだ。木星は現在も乙女座に在泊中(9月まで)であり、これは労働市場が成長し続けることを暗示している。しかしながら、雇用統計の発表が2月5日の朝であり、その時月は山羊座を運行中だ。したがって、新規雇用数の伸びは期待値に届かないかもしれない。”

ー 先週1月29日付MMA無料版コラムより


        米ドルは先週、10月以来の最安値水準まで沈み込んだ。

        ひょっとすると、私達はもっと頻繁に雇用統計の予測をした方が良いのかもしれない。先週は、私達が雇用者数の予測を発表の1週間前に出し始めてから3ヶ月めだった。雇用統計発表時のジオコズミックの状況と太陽・月という要因を基にした予測を始めてから、これでたったの3度目ということだ。12月と1月に発表された雇用統計に関しては、私達は市場の期待値よりはるかに良い数字を予測した。これは、それぞれの発表時において乙女座(労働力)で木星(増進)にコンジャンクトした月に基づいている。だが2月5日金曜の雇用統計では、乙女座の木星の影響から雇用力そのものは成長し続けていることが明らかになったものの、数字と金曜の月のサイクルが示唆するように、伸び率は期待に遠く及ばず、失望を招くものだった。このニュースを受けて、世界の株式市場は急落した。

        世界の殆どの株式指数は、1月20日近辺に数ヶ月ぶりの安値をつけた後、2月1日月曜にトップアウトした。いくつかの市場は現在、1月20日の安値を再び試す過程に入っている。

        米国では、ダウ工業平均が2月1日、16,510で天井をつけた。これは2週間前につけた安値を1000ポイント上回る高値だった。2月3日水曜に、ダウ平均は16,000をわずかに下回るところまで下落した。木曜には再び16,500に挑戦したが、結局金曜には諦めたように211ポイント下落した。金曜のナスダック総合の下落はもっと厳しかった。2月1日に4630をつけてピークアウトした後、金曜には急落して4350まで落ち込み、1月20日の安値4313を再度試す形となっている。

        このパターンはヨーロッパでも似たようなものだった。1月28日に9905の高値に到達した後、ドイツのDAXは2月5日金曜に9250の安値まで下落した。他のヨーロッパの指数は2月1日にサイクル新高値をつけ、その時のDAX(サイクル新高値に達しなかった)に対して異市場間弱気ダイバージェンスを表出することとなった。オランダのAEXとロンドンのFTSEはその後売られて2月3日に週の安値をつけ、チューリヒのSMIは2月4日に週の安値をつけている。SMIの場合、安値は7935で、1月20日につけた数ヶ月ぶりの安値とでダブルボトムとなっている。

        また日本の日経でも似たパターンが展開された。日経は2月1日月曜に17,905でトップアウト、その後急激に売られて2月5日には16,627の安値をつけた。これはいまだに1月20日の安値16,017を上回っている。インドのニフティも類似のパターンを見せた。極東・環太平洋地域の他の地域では少しこのパターンとは異なる様相が見られた。実際、ロシアと中国の上海指数は先週の大部分に上昇方向が見られる。

        一方、大きな注目を集めたのは貴金属だった。金は騰がり続け、蠍座の火星は強気という私達の研究結果に沿うように、金曜には新たなサイクル高値1175をつけた。これは12月3日と17日につけたサイクル開始時の価格1045を大きく上回る値だ。これまでのところ、上昇率はおよそ12%であり、これは蠍座と火星のコンビネーションが示す、通常少なくとも8.5%の上昇という歴史に合致している。銀もまた反騰して2月5日金曜にサイクル新高値1506をつけた。これは3ヶ月ぶりの高値で、私達の購読者版リポートで示したターゲット・ゾーンの範囲内に来ている。

惑星サイクルと金融市場の間に関連など無いとは誰にも言わせないで欲しい。蠍座の火星は、その時が至れば最も強力な相関関係を示す組み合わせであり、今回がその良い例なのだ。たった数週間前、誰もが貴金属に対してすこぶる弱気だったのを覚えているだろうか? まあ彼らは蠍座の火星に気付いていない。つまり貴重なタイミング・ツールとしてのファイナンシャル・アストロロジーの価値に気付いていないのだ。もっと悪いことに、マーケット・タイミングそのものが可能だということさえ殆どの人々が受け入れない状況がある。おそらく彼らは自分達が立ち向かおうとする課題を真剣に調査するための時間を取ることも無いのだろう。

        貴金属の上昇に関連して、米ドルに対する各国通貨も騰がった(そしてドルは下落した)。たとえばユーロ通貨は、10月以来の最高値である1.1243まで急騰した。ファンダメンタル上、これはFRBが出てくる経済データを考慮する結果、3月に予定されている短期金利の引き上げ計画を破棄するのではないかという見通しの高まりに関連している。

だが私達にとってこれは、FRB設立図(1913年12月23日)の水星・土星オポジションにトランシットの土星が来ている事実と同期する事象だ。土星心理の典型としてFRBは失敗を怖れており、ここで何かを為すのは困難だと感じている。彼らはおそらく麻痺状態に陥っており、金利引き上げを続行するという明確な合図でも無い限り、投資家は彼らが結論を先送りするだろうと考える。これが、貴金属や他国の通貨が上昇する一方で米ドルが下落する要因となる。だが3月になると、投資家にはサプライズが待っているかもしれない。何故なら3月には火星が蠍座を出る。そしてFRBは結局のところ彼らの金利引き上げ計画を実行に移すかもしれない。そしてそれが米ドルにとっては新たな勢いづけとなる可能性がある(そしてそうなれば金は急落する)。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週のコラムでも述べたように、私達は現在、非常に強力なジオコズミック・フォースのただ中にある。これは直近の強力な上昇(または下落)基調がこのあたりで終わるか、または反転しやすいという傾向を意味するものだ。

        金星は2月5日〜6日(つまりこれを書いている現在)、天王星・冥王星スクエアのトランスレーションを行っている。このパワフルな組み合わせは金融市場における急激な価格変動やリバーサルと同期するだけではない。世界各国における新たな税金と/または 税制改革の発表とも同期する可能性を持つ。ちょうどオバマ大統領が、大気清浄化のために原油1バレルあたり10ドルの税金を課したいと発表したばかりだ。税制改革の話題はこのところの選挙運動の公約としてニュースにもなっている。候補者達によって雄弁に語られるこれらの構想もまた、成就されることなく終わりそうだ。結局のところ、今年発効している主要なアスペクトは土星・海王星スクエアであり、これは約束が守られることを示唆する宇宙指標ではない。それどころか、このジオコズミック・サインの下で歩む私達にとって、一番たやすい道は、約束を破ることだ。

過去数ヶ月にわたってこのコラムでも繰り返し述べてきた通り、このサインの下では読むこと聞くことの全てをすぐに信じ込んではいけない。このフォーメーションは9月まで続く。そしておそらくは、それから9ヶ月の間は効力を保ち続けるだろう。その後は指導者達に対する大衆の信頼がゆっくりと高まり始めるが、それも嘘や裏切りに対する多くの非難の声が上がったその後になる。もしかすると、それは単なる非難ではないかもしれない。もしかすると、それは本気の告発で、誰かを害する結果になるかもしれない。 
(ここまで原文:太字)


        今週末、場所によって7日または8日は蠍座の火星とスクエアを形成する新月が起きる。これは闘争的なアスペクトであり、戦争かそれに準じる脅威や紛争、指導者間(または候補者間)に生じる争いのシグナルだ。これは両者がたとえ同じチームや同盟にあったとしても起こり得る。太陽は水瓶座を運行しているが(1月20日〜2月19日)、これはいずれにせよ市場でトレードするには難しい時期だ。何故なら、水瓶座は強力な自主独立の力学を持っているからだ。

金融市場において、これは予測不可能な価格変動が非常に急激に起きる可能性があることを意味する。2月15日〜26日にはヘリオセントリックの水星が射手座を運行することを考えると、そうした変動はより確実性を増すだろう。これは、特に通貨と商品市場の大幅な価格変動と相関する、より強力なジオコズミック・サインだ。またこのシグナルは、トランシットの火星がニューヨーク証券取引所チャートの重要ポイントに来る時間帯に近い。これは株価の大幅な下落との歴史的相関性を持っている。この下落が始まれば、短くて3日、長くて2週間続くと思われるが、その勢いは大変急激なものになるかもしれない。時期としては2月後半〜3月初めとなる。

    この期間についての詳細は私達がアップしたyoutubeビデオを参照されたい。これはドイツのジャーナリストでアストロロジャーでもあるアントニア・ラングスドルフによるレイモンド・メリマンへのインタビューで、金融市場や世界の出来事に関するジオコズミック・サインが話題に上っている。

なお、今週は≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫ を休載させていただく。



※左から4個めの□クリックで英語版字幕が出ます(あまり正確ではありませんが...)





訳文ここまで
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January 24, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント1/25【金融アストロロジー】

満月の星読みは1つ下の記事になります。

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年1月25日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※お知らせ
 今週のメリマン・コラムは ≪ 短期ジオコズミクス ≫ 以外は抄訳になります。また来週2月1日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。2月はもしかしたらずっと抄訳になるかもしれません。
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≪ 先週をふり返って ≫

         先週は世界の株式市場にとって、いまだかつて無いほど不可思議な時間帯だった。週が終わりに近付くほどに、世界中の株式市場が暴落するという強力かつ不吉な予感が覆っていったのだ。実際それは顕現した。1月20日水曜までに、世界の多くの指数が年初来安値をつけ、その内のいくつかは20%ラインの下まで落ち込んだ。これは弱気相場の特定に使われていた定義だ(実際は全く使えない定義だが)。その様相は1月3日〜18日まで発効していたジオコズミック・サインとあまりにも合致しており、またテクニカル指標と経済報告のどちらもが信頼性を欠く水星逆行期(1月5日〜25日)のことでもあった。つまり、先週の株式市場に首尾一貫するものは何も無かったということになる。その代わりに、世界中を異市場間ダイバージェンスの津波が襲ったのだ。


※この後、世界の各市場の動きを追う記述が続きます。


        現在、誰もが首をかしげている。『これは株式市場下落の終わりなのか? 株はまた強気に戻るのか?』 9月まで土星・海王星スクエアが続き、5月に木星・土星スクエアが待ち受ける下で、私はそこまでの期待はしない。

しかしながら、先週半ばまでの崩落の損失からまずは健全な反騰があったとしても驚きはしないだろう。ここでの反騰が単なる「デッド・キャット・バウンス/跳ね返り」とは思わない。私達は水瓶座の季節に入っており、これは新たに太陽が入居した風性の星座宮だ。この跳ね返りはある程度は続く可能性がある。もしそうならないなら、これまで私達が登ってきた山にはまだここから下へと深い谷が続いている。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        先週水曜、1月20日につけた株式市場の安値は、ジオコズミックな時間帯が交差する非常に興味深いポイントで示現した。水星逆行期中間点から2取引日を過ぎ、水星順行日(1月25日月曜)の3取引日手前だったのだ。またそれは、太陽が水瓶座入りするまさにその当日でもあった。先週のコラムで来たるべき日々に臨み述べたように『もし株式市場が反騰しようとするなら、タイミング的には良い時だ。まだに誰もが先を争って船から飛び降りている。水星逆行中間期のリバーサル・エネルギーか、あるいは土星・海王星スクエアがもたらす恐怖、すなわち船は真っ直ぐ氷山に向かい、タイタニック号はもう衝突を避けるために進路を変えることは出来ないと人々が信じる力か、どちらの力が支配的かを観察するのは興味深い。しかしながら、今私達が注視しているのはS&P500が8月24日の安値を割ったのに対し、ダウ平均がいまだに尾辻の安値より600ポイント上にあるという点だ。ターニング・ポイントとしての水星逆行中間地点は、ギリギリではあるが、まだ無視するには早いと考えられる』。   

        ファイナンシャル・アストロロジーの観点から見れば、月が双子座を運行中に株式市場がボトムをつけ、その後月が木曜〜金曜に蟹座に入ったあたりで反騰したのは有望な材料だ。蟹座の月は通常、株にとっては弱気なのだが、新たなプライマリー・サイクルがスタートする時は強気であり、月と星座宮のどんな組み合わせの象意よりもずっと強力だ。したがって、こうした研究から見れば、これは強気を示す展開だといえる。

        これから先、ジオコズミックな活動は2月5日〜6日に金星が天王星・冥王星の乖離していくスクエアのトランスレーションを開始するまでは邪魔が入らない可能性がある。2月5日はまた次の非農業部門雇用者数が発表される日だ。

        一方、1月23日(24日)土曜は満月で、同日金星が星座宮を移る(これは「イングレス」と呼ばれている)。この満月は、現在米国北東部を襲っているブリザードのような厳しい気象条件との関連性を持っている。また金融市場における価格変動の振幅(ボラティリティ)は、お金と愛の惑星、金星が増幅の原理を持つ射手座から収縮がテーマである山羊座に移行するにつれて減少しやすい。1月25日月曜、水星がまた一つ注目に値することとなったこの逆行期を終える。市場の注意が次のビッグイベントに再び集中するまでにはあと数日かかるだろう。それは、米国なら2月5日の雇用統計、そして2月9日にアイオワとニューハンプシャーで開かれる大統領予備選だ。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

※冒頭は原油価格と経済の関係について、前FRB議長アラン・ビンダー氏の言葉など以前のコラムからいくつかの引用文が添えられています。


    1月10日に開催したウェビナーの時、原油は数年ぶりの安値33.16で週を終えていた。その時、こんな質問があった。『あなたはここで原油を買いますか?』 私は『原油が30以下になるまで待つだろう。理想的には次の2週間の間に期近の27.56周辺をつければ買うだろう』と答えた。そして先週は32.19で終わっている。悪くはない。だが友人で同僚でもあるデューク・オニールならこう言うだろう。『レイ、しくじったじゃないか。君は6セント外してるぞ』。

        ダブル山羊座*の人間として言うなら、この種の仕事で尊敬を勝ち取るのは容易なことではない。しかし真面目な話、アストロロジーを分析ツールの一つとして使う職業はどんなものであろうと、敬意を得られないという事実がついてまわる。あなたには選択肢がある。真実(知識)か、または社会からの敬意かだ。昔、私は真実と知識の方が自分にとって重要だという選択をした。社会からどう見られるかなどくそくらえだと。まぁそんなわけで、全て承知の上でその選択を行った以上、私は敬意の喪失について文句は言えない。
* ダブル山羊座:メリマン氏の出生図では太陽と月が共に山羊座にある

だが私は自分が可能だと考えていた以上の敬意を、私と同じように真実に高い価値を置く人々から受け取れる専門分野を創り上げることが出来た。それは非常に報われることでもあり、また謙虚な気持ちにもさせられる。この職業に対して敬意に欠ける態度を取るのは、宇宙のサイクルと人間活動のサイクルへの経験や理解が全く無い人々のみだ。別の言い方をすれば、それは自分の意見をあたかも事実であるように信じている人々だ。そういう人々には引力の法則で有名なアイザック・ニュートンの言葉を借りてこう答えよう。『サー, 私はこの問題を研究してきたのです。だがあなたはそうではない』と。

        土星・海王星の36年サイクルについて、あなたが頼りに出来る指針を一つ挙げるならこれだ。真実と事実に対して敬意を払うこと。これは人を裁いたり批難したりすることに躍起になったり、当てこすりやバイアス、偏狭な思い込みによって誰かの評判を傷つける行為のはるか先を行く地点にあなたを置くだろう。

今年は魔女狩り、裏切り、そして集合的・集団的な愚かさが発動しやすい。個人的な説明責任の所在よりも、上手く行かない物事や鬱憤に対するスケープゴート探しが流行するだろう。だからこそ、正しく事実を把握し、または伝えようと誰もが努力する必要がある。間違った思い込みや誤解に基づいて人を裁くようなことがあってはならない。その努力を払わなければ、後に厳しい結果が待つだろう。他者から見聞きした物事をそのまま信じることは出来ない。あなた自身の良識こそが鍵だ。今のように集合意識が傷つきやすく、土星・海王星スクエアの影響でヒステリーさえ起きかねない環境にある時、それは難しいかもしれない。だが、不可能ではない。

土星と海王星がアスペクトする時は「信頼」が全てだ。そして、何かを伝達する役割を果たす者が真実と正確さの持つ大きな価値によって導かれる時、信頼はいともたやすく向こうからやって来るのだ。






訳文ここまで
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January 17, 2016

レイモンド・メリマン 週間コメント1/18【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年1月18日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
 来週1月25日付、再来週2月1日付のメリマン・コラムは、『マンデーン2016』準備のため抄訳とさせていただきます。(もしかしたら、どちらか臨時にお休みさせていただくかもしれません)
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1/18 ≪短期ジオコズミクス≫で「満月」とすべき箇所が「新月」になっていましたので訂正しました。
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≪ 先週をふり返って ≫

        米国株式市場はキング牧師の記念日に当たる月曜は休場となるが、火曜の寄りに備え、この株式下落の分析を掲載したMMAサイクルズ・レポートを月曜に発行する。


        世界の株式市場は先週、反騰しようと試みた。そして息をはずませて頑張ったが結局はエネルギー切れに陥り、崩れ落ちていった。

        新年は良い方向へのスタートとはならなかった。実際、世界の多くの株式市場にとって、これは新年にとしては類を見ない最悪のスタートだったかもしれない。木星と海王星が絡むジオコズミック・サイン群の下で、以前はあまりにも明確に顕現していた非合理なまでの活況の代わりに、世界の株式市場に参加する投資家達は明らかなパニックを起こしつつある。これは木星、土星、海王星のTスクエアが持つ裏の顔だ。このフォーメーションは去年の晩夏に浮上し、そして2016年の大半、金融市場と選挙運動シーズンたけなわの政界が落とす影の中にひっそりと隠れ、待ち受けている。(大統領が遺す)政治遺産(海王星を伴う土星の一側面)は今や危機に瀕している。

        先週、ダウ工業平均は有望な始まり方をした。1月8日金曜に起きた金星・土星コンジャンクションの後、ダウ平均は上昇し始めた。1月11日月曜、ダウは52ポイント騰がり、翌火曜には再び117ポイントの上昇を見せた。しかし水曜に至って崩れ、365ポイント下落した。だがその後木曜には跳ね返って227ポイント騰げて引けを迎えた。投資家達は最悪の時期が過ぎたと考え始めた。いずれにせよ市場は先週、最初の4日間の内3日間上げたことになる。それは金星・土星コンジャンクションの後であり、通常であれば、それまで株式市場が下がっていれば反騰に移るというタイミングだった。これはこのアスペクトが乖離に向かう課程で起きていた。

        しかしながらこれはまた、水星逆行下に起きていることでもあった。そしてこのトリックスターが持てる最大の力をふるう中、最悪の事態はまだ先に待ち受けていた。金曜になって、ダウ平均は400ポイント近く下げ、2014年2月以来初めて16,000以下で週の取引を終えた。海王星の夢は、土星の黒煙の中に跡形もなく消え去った。現実が希望を打ちのめした。そして不吉な未来に対する怖れが浮上し始めた。これは土星が海王星に対してハードアスペクトを形成する時にしばしば見られる様相ではないか? それは怖れの感情に同期する質を持つ。そして木星もまたこれに絡んでいることから(2015年〜2016年、現行の土星・海王星に対してミュータブルTスクエア)こうした恐怖心は肥大化し、過剰になっていく。

だが現在株式市場に資産の多くを投資している人々にそれを言ったところで、彼らは『私はどうすれば良いのか?』と首をかしげるばかりだろう。海王星もまた混乱と不確実性に関連するのだ。米国の雇用情勢が期待値よりずっと高かったのは、わずか1週間前のことではなかったか? また、大統領がテレビで『米国の経済が衰退しているなどと言う人は作り話を広めているのです』と言ったのは、たったの2日前ではなかったか? あなたはいったい誰を信用するのか? 何を目に留め、何に耳を傾けているのか? あなたの内なる声が囁く声は果たして本物なのか?

        銀行家達はエネルギー価格が下がったせいで株式市場が下落していると説明する。それは本当か? 彼らはエネルギー関連企業が倒産し、無数の人々が職を失い失業率が上がると主張している。本当に? 雇用統計は無数の人々が新規に雇用されることを示していたが、そこにはエネルギー産業が全く入らないのか? 土星・海王星スクエアの下で、いったい誰の言うことを信じようというのか? テレビで見たこと、ネットで読んだ話、それとも利害関係の下に何か広めたいことを持つ人々が書く新聞記事か? あるいはあなた自身の常識か? 原油は金曜に29.13まで下落し、12年ぶりの新安値に落ち込んだ。これは実のところ、そろそろ魅力的な価格になってきている。海王星は原油を支配しており、先週末のウェビナーで詳説したように、私は原油が今年中に長期サイクルの底をつけるのではないかと見ている。

        株式市場は下落しており、貴金属は戻りつつある。先週日曜に開催した『フォーキャスト2016ウェビナー』の中で、私は金価格と太陽・月のサイクルについて論じた。そして、直近の上昇局面に乗れなかった人にとっても、1月13日〜14日(水曜〜木曜)に訪れるだろう再度の下落場面に買いチャンスがあるだろうと話した。これは最近刊行した本『Solar/Lunar Keys to Gold Prices 』中で論じたセオリーに基づくものだった。そして案の定、金価格は1月7日木曜につけた1113の高値から下がって1月14日木曜には1071.10をつけた。翌金曜、金は15.00ドル上昇し、取引時間中に1100を試していた。

さて、ウェビナーでも論じたように、天井が顕現するタイミングの蠍座火星の下でこの動きが続行するかどうかを見てみようではないか。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        現在、水星はちょうど逆行期間(1月5日〜25日)の中間地点に来ている。もし株式市場が反騰しようとするなら、タイミング的には良い時だ。まさに誰もが先を争って船から飛び降りている。水星逆行中間期のリバーサル・エネルギーか、あるいは土星・海王星スクエアがもたらす恐怖、すなわち船は氷山に真っ直ぐ向かい、タイタニック号はもう衝突を避けるために進路を変えることは出来ないと人々が信じるか、どちらの力が支配的かを観察するのは興味深い。しかしながら、今私達が注視しているのは、S&P500が8月24日の安値を割ったのに対し、ダウ平均がいまだに当時の安値より600ポイント上にあるという点だ。ターニング・ポイントとしての水星逆行中間地点は、ギリギリではあるが、まだ無視するには早いと考えられる。

        さて今週は、月曜の金星・木星スクエア、火星・海王星トラインの後は宇宙の出来事としてそう目立つものはない。水曜には太陽がテクノロジー関連株を支配する水瓶座入りする。1月23日土曜、満月と共に金星が山羊座入りする(日本時間では24日日曜午前中)。その後1月25日月曜には、水星が山羊座中盤度数で順行に転じ(日本時間26日朝、山羊座15°〜16°)冥王星とコンジャンクトする。水星は情報を支配する。また冥王星と結び付いた時、水星は調査に関連し、また何らかの爆発的な物事を引き起こすよう企図された隠密裡の仕事(スパイ的な意味も含まれる)をも意味する。それはまるで、突然活動を始める火山のようなものだ。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー…. ≫

     “下院議長ポール・ライアンは、水曜、オバマ大統領の一般教書演説を酷評するにあたって本紙にこう語った。『スピーチの政治的トーンは….  “大統領職の崇高さを貶めるもの” だった…. 大統領は、良く統御された米国を脅かすような考えやグループを迎えた時、米国の過去の栄光を取り戻すと約束する人々を非米国的で誤っていると罵倒したのだ。』”

― スーザン・ペイジ
 “State of the Union Degrades the Presidency, Ryan Says,”
 USAトゥデー, 2016年1月14日付


        “我々は直接民主制に向かって進んでいます… そして今後もそれを続行するでしょう。民主主義には型にはまった同一性など存在しません ― 米国であろうと、ヨーロッパ(ドイツ)、ロシア、あるいはインドであろうと、それぞれの道があるのです。米国史において、マイノリティの有権者を代表する選挙人の大半によって大統領が選ばれたのは2回だったことを知っていますか? ならばそれは民主主義の不在を意味するのでしょうか? 勿論違いますね。しかし、そういった事柄はたった一つの、あるいは最も重要な問題というわけではありません。あるヨーロッパの指導者がかつて私にこう言いました。『米国では自分の懐に数十億ドル持っていないと大統領選に立候補するのは不可能だ』と。… ロシアが国内でテロリズムと戦っていた1990年代〜2000年代初頭、大変な苦難の時だったにもかかわらず、我々は死刑を廃止しました。現在、ロシアに死刑は存在しません。現在、特定の国々が死刑制度を維持しています。それはサウジアラビア、米国、そして他のいくつかの国々です。”(サウジアラビア・イラン危機に関するプーチンのインタビューから)

―ウラジーミル・プーチン
 ドイツの新聞 Bildに掲載されたインタビュー記事より



        何とも不可思議な感覚に襲われている読者の方々のために、土星・海王星スクエアは、そのテーマとトーンの顕現という意味では激しく活動中だと言っておこう。この36年周期のウェイニングスクエアは、2015年11月〜2016年9月という発効期の中央部に入っているが、そのテーマとトーン自体は、アスペクト発効期の前後9ヶ月間にわたって明白に顕現し続けるだろう。したがって、誰もがこのハードアスペクトがもたらす前向きな希望と、それに対する困難だが現実味のある挑戦の両方を経験中ということになる。ハードアスペクトは、物事が避けがたく悪化するという意味を持つのではない。それはただ、含まれる惑星達のエネルギーを正しく使うのが難しいということを意味する。その挑戦の困難さは、もし世界の指導者達が難局にあたって立ち上がり手腕を振るわなければ、よけいに増大していく。もし抵抗の少ない道、最も楽な道を選ぶなら、人間の精神はこの惑星コンビネーションに付随する、より次元の低い感情表現へと落ち込んでいくだろう。

        しかし、このエネルギーが最善の形で顕現する場合は、土星と海王星の力学が非常に良く統合される結果として、最も普遍的に受け入れられる形を通じて「美徳」が顕現してくる。土星は名誉と誠実さを表し、規則に従って役割を果たしたいという衝動を意味する(時にはその規則を自ら定める必要がある)。海王星は「正しいことをする」ため、または少なくとも正しいこと、高潔なことをしていように見えるための探求を体現する。これらを統合すれば、平和への合意を創造したい、誰にとっても安全な環境を作りたい、そして他者を傷つけたり法を犯したりする者を罰し、投獄したいという欲求になる。またこれは、困難な問題を解くための実際的な方法を見つけたいという衝動でもある。つまりそれは、大衆が彼らのリーダーに進んで欲しいと望む道なのだ。

        しかしながら、スクエアは困難なアスペクトだ。土星・海王星スクエアの落とし穴を避けるのは簡単なことではない。それは自分に責任のある物事が上手く行かなくなった時、そんな事態を誰か他者のせいにしたくなるという誘惑だ。これは非常に操縦的な行為に繋がりやすい。自分自身を何の罪も無い聖者のように見せかけ、敵と見なした相手を諸悪の根源 ― 上手く行かない物事の原因に仕立て上げて不当に罰しようという企てになる可能性がある。

        最も重要な挑戦、そして土星・海王星スクエアの下で成功裡に歩んでいくための鍵は、ひと言の内に凝縮させることが出来る。それは「信頼」だ。名実共に信頼に値する者は、このアスペクトの下で卓越した力を発揮するだろう。もし他の人々が彼らの人格(と意図)を傷つけようとも、だ。このアスペクトの下では、裏切り、妨害行為への誘惑が強くなる。また、もし自分が何らかの欺瞞行為を行ってきた場合は、自分自身の誤った行為や選択が発覚しないように他者を陥れたいという誘惑に曝される。

ジオコズミックの原理を理解するにあたって重要なことは、「選択」が全てだということだ。そして土星・海王星の下で為されるこの選択が、あなた自身を信頼に足る存在にするか、信用されない存在にするかの分かれ道となる。このアスペクトの下で選択を誤れば苦しむことになる。そして正しい選択をすれば、あなたは生き延びるのだ。







訳文ここまで
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January 03, 2016

『フォーキャスト2016』&『マンデーン2016』について

メリマン・コラムは一つ下の記事になります。
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  去年12月25日に発売された『フォーキャスト2016』。そして今年2月にアマゾンのkindle本として発売予定の『マンデーン2016』。今年もその中身を、章立てのご紹介という形でご紹介してみます。なお、『マンデーン2016』については、もしかしたらまた発売日近くに書き足しするかもしれません。

『フォーキャスト2016』は、各金融市場・相場の動きを予測した「相場編」と、米国を中心に世界の政治・経済・社会の動きをアストロロジーによって予測する「マンデーン編」、そして「12星座別1年の運気予測」と3つのパートに分かれています。

その内、「マンデーン編」と「12星座別の1年の運気予測」を抜粋して電子本にまとめ、用語その他の解説を付録に付けたものが『マンデーン2016』です。ボリュームとしては、『フォーキャスト』本のおよそ2/3を占める内容になります。

『マンデーン2016』に収録される章にはを付けました。

政治・経済・金融用語で耳慣れないものにはなるべく訳注を付けるようにしました。『マンデーン2016』には巻末により詳しい用語解説集が付きます。

「相場編」に関しては、そのポイントを投資日報社アナリストの林さんが記事を寄せてくださいました。ひとつにまとめようと思ったのですが、長くなりすぎるのでやはり別立てとさせていただきます。まだの方はどうぞこちらをご覧ください。


FORECASTS2016mundane2016


フォーキャスト2016


 フォーキャスト2016のハイライト

  今回のフォーキャストは、まず最初にイントロダクションとして2016年の世界を読んでいくにあたりポイントとなる項目(出来事)の数々を列挙し、それらが何故起き得ると予測出来るのか、そのベースとなるアストロロジー的な考え方について簡単に触れています。

今回翻訳していて感じたのは、メリマンさんはただ予測を伝えるというだけでなく、「教える」という部分により重点を置き始めているのかも?ということでした。それは特に前回のフォーキャストあたりから感じていたことでしたが、特に今回の本ではそれが顕著に現れているように思います(これはわたしが担当したマンデーン・アストロロジーのパートで感じたことです。翻訳作業中はまるでメリマンさんの特別講義を受けているような感覚がありました)。この本で解説されるアストロロジーは主に米国社会をその対象としていますが、アストロロジー中級程度の方なら日本の始原図などを見る際にすぐに応用が利くと思います。ただ注意点としては、米国と日本では国の成り立ちや国民性、政治経済の構造にも全く異なる点があり、日本の特殊性や歴史をふまえつつ見ていく必要があるということでしょうか。

  そしてこの後 順を追って、2016年に訪れる惑星達からのエネルギーと世界、そしてわたし達の集合意識との関係を掘り下げる仕組みになっています。2016年のハイライトは何といっても36年サイクルの土星・海王星ウェイニングスクエア。このアスペクトを世界が、わたし達それぞれが、どうキャッチしどう立ち向かい、使っていけるか。それがこれからの世界を創っていく…政治・経済・社会の出来事はけっして日々の生活と無関係ではあり得ない。だからこそ、少しでも知り学んでいく必要があることをあらためて痛感させられる内容でした。

確かにメリマンさんのマンデーン・アストロロジーには一種の厳しさがあります。それは日々刻々と変化する相場、予測結果の成否がはっきりと出る金融市場と格闘するファイナンシャル・アストロロジャーとして、今年世界が直面する現実が天王星・冥王星スクエア期とはまた別の側面で十分に厳しいことを、メリマンさんが明確に予測しているからだと思います。けれど、土星と海王星という、もともと相反する特質を持った惑星同士のスクエア・アスペクトを乗り切っていくには、おそらく「何が真実かわからない」ような世界と直面し、ときには自分が「こうだ」と信じてきたことを白紙に戻して謙虚に現実をかえりみることが必要なのだと思います。でも、どんなに厳しい予測や警告が書いてあったとしても、かんで含めるように、生徒達に直に教えているかのように書かれている文章の行間からは、不思議なほど希望と勇気…そしていくばくかの覚悟が立ち上がってきます。(それをどれだけ日本語で表現出来たのか…と、いつも後になって思うのですが。。)


  それでは、以下が章立ての全てです。きっとこれだけでも、何となく内容の感じを掴んでいただけるかと思います。


 カーディナル・クライマックスからの生還
  ―意図せぬ結果との直面ー

 土星・海王星ウェイニングスクエア
  "世界無責任時代"(ただし、もれなくスケープゴート付き)

 土星・海王星ウェイニングスクエアの経済史

  ・現行の土星・海王星 惑星サイクルとその局面
  ・ロシアと土星・海王星

 金利と土星・海王星ウェイニングスクエア

 2016~2018年:戦争の脅威、そして干ばつ
  ―今日、世界は安全ではない―

 2016年の水星逆行期
  (逆行期の特徴、2016年の注意点など)

 2016年の火星逆行期
  (逆行期の特徴、2016年の注意点など)

 2016年の米国

  ・米国始原図に対する2016年の主なトランシット
  ・冥王星のトランシット:
    パワー・トゥ・ザ・ピープル、そしてテロリズムと暴力の脅威
  ・土星・海王星スクエアとサイバー・スパイの脅威
  ・天王星:テクノロジーの機能不全/同時発生、
    そしてメディアによるバイアス
  ・土星と火星:外交手腕 VS 戦争の脅威
  ・木星とノースノード:前進的なビジネス・サイクル

 2016年の米国大統領選を読む

  ・各候補者のチャートを一瞥して

 2016年の米国Tノート(米国10年債)及び金利

  ・回顧・サイクルズ ・ジオコスミックス
  ・サイクル及びジオコスミックスの概要・連邦準備制度理事会(FRB) 
  ・結論・重要変化日

 2016年の米国株式

  ・回顧・米国株価の長期サイクル・6.5年サイクル
  ・4年サイクル ・50週サイクル・ジオコスミックス
  ・NYSEの始原図・株価のセクタ・結論・重要変化日

 2016年の外国通貨
  (米ドル指数、ドル/円、スイスフラン/ドル、ユーロ/ドル)

  ・米ドル指数:回顧・サイクルズ
  ・ドル/円相場:回顧 ・サイクルズ
  ・スイスフラン/ドル:回 顧・サイクルズ
  ・ユーロ/ドル相場:回 顧・サイクルズ
  ・ジオコスミックス・結論・重要変化日

 2016年の日経平均株価

  ・回顧・サイクルズ・ジオコスミックス
  ・結論・重要変化日

 2016年の金と銀

  ・回顧・金のサイクルズ・銀のサイクルズ
  ・ジオコスミックス・結論・重要変化日

 2016年の原油相場

  ・回顧・サイクルズ ・ジオコスミックス
  ・結論・重要変化日

 2016年の天候パターン

  (穀物相場に関連して)

 2016年の穀物相場(コーン・大豆)

  コーン:
  ・回顧・サイクルズ ・ジオコスミックス
  ・結論・重要変化日

  大豆:
  ・回顧・サイクルズ ・ジオコスミックス
  ・結論・重要変化日

 ★2016年の調和の日/試練の日

 ★2016年の季節的なテーマ

  (米国の冬至図、春分図、夏至図、秋分図から見る世相)
  冬:2015年12月21日~2016年3月20日
  春:2016年3月20日~6月21日
  夏:2016年6月21日~9月22日
  秋:2016年9月22日~12月21日

 ★2016年 星座宮別 個人の運気予測

  牡羊座/牡牛座/双子座/蟹座/獅子座/乙女座
  /天秤座/蠍座/射手座/山羊座/水瓶座/魚座

  毎年巻末に掲載されるこのパートは太陽占星術ですが、それぞれの星座宮に毎回かなりのボリュームを割いてい ます。投資日報社さんから聞いたお話では、フォーキャストを買われる投資家さん達は毎年真っ先にこのパートを読まれるのだとか。ここでも、今年の主要なア スペクトである土星・海王星スクエアを主題に、「仕事とお金」「人間関係」についてわたし達それぞれに与えられる課題と挑戦、チャンスとそれを活かすための心構えが励ましの言葉と共に詳しく解説されています。



以上、とても簡単なご紹介ですが...
興味ある方はぜひ『フォーキャスト2016』(紙の本)、または2月発売予定の『マンデーン2016』(電子本)をお読みになってみてください。m(_"_)m

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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

レイモンド・メリマン 週間コメント1/4【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2016年1月4日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週1月10日付けのコラムは訳者の都合によりお休みさせていただきます。
m(_"_)m

今回のコラムは≪先週をふり返って≫の一部を省略させていただきました。


≪ 先週をふり返って ≫

    “どんなアスペクトも、それらをいかに統合していくかが全てだ。いわゆる「凶角=悪いアスペクト」というのは、単に統合へのプロセスがよりハードだというだけである。それは厳しいかもしれないが、決して「悪い」訳ではない。”

― スティーブン・フォレスト, アストロロジャー
  The Mountain Astrologer, 2016年12月/1月号より


        読者の皆さん、ハッピー・ニュー・イヤー!2016年が皆さんにとって歓びと繁栄の年でありますように。また、『フォーキャスト2016』の読者の皆さん、そして嬉しい感想を送って下さった多くの方々にも心から御礼を申し上げたい。

        ここMMAにおいて、私達は強力な36年周期の土星・海王星ウェイニングスクエアに基づき多くの金融市場と商品市場が主要な長期サイクルを完了する態勢が整うのを待っている。これには原油、穀物、食糧、通貨、国債、そして金利変更に関連する市場が含まれる。これらの市場については1月10日日曜、東部時間午後3時半に開催する「フォーキャスト2016ウェビナー」において詳説する予定だ。


(この後、世界の株式市場と金・銀の動きについて動きをふり返る記述が続きます。)


        2015年は過ぎ去った。それは天王星・冥王星ワクシングスクエアという、現人生の体験上ほぼ間違いなく最も深遠で強力なジオコズミック・サインの7回にわたるシリーズの終焉を意味する。またそれは、2016年9月まで3回にわたって続く、土星・海王星ウェイニングスクエアの始まりでもある。これは世界の出来事に対する、もう一つの深遠で強力な宇宙的相関性だ。現在、世界はこれら二つの力の渦の間を移行する途上にある。これはけっして生易しい移行ではない。しかし、もし世界の指導者達が懸命に働き(土星)、互いに交わした合意事項を信じて裏切らない(海王星)なら、それは希望をもたらしもする組み合わせだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    この新年は、週が明けて日が経つほどに、宇宙からのエキサイティングなエネルギーに事欠かなくなる。

    まず、火星が1月3日に蠍座入りし、3月6日まで在泊する。アストロロジーの研究では、火星は蠍座の副支配星であり、その本来のテーマ(攻撃的ー積極的、先駆的、競争的ー戦闘的、時に論争や闘争を好む)が "強調" される。だが蠍座の火星はある種の矛盾も抱えている。例えば、火星は物事を始めたがるが、蠍座は終わらせたがるのだ。場合によっては、新しい物事を始める前に現在の物事を終わらせる必要がある。だからこのコンビネーションは、改革を要求してくる。それは、収穫逓減の法則* が明らかになり始めたところで自由選択(自発的)による変化を生み出すか、あるいはプロジェクトや人間関係の行方が破滅的な方向に悪化してくるがゆえに変化を余儀なくされるか、どちらかだ。

    経済がらみで見れば、このコンビネーションは国際社会での競争力を保持するために国の(おそらくは多くの国々の)税制改革が必要であることへの気付きに導く可能性がある。金融市場に関しては、このコンビネーションがその他の要因と合致した場合、70%の確率をもって金価格の上昇との歴史的相関性を示している。去年12月2日につけた1045の安値が維持される限り、まず第一の条件は満たされる。だがこれは、2015年を終えたばかりの現時点においてはまだ大きな「IF」だ。

        その2日後(1月5日)、水星が2016年最初の逆行運動を開始する。これは水瓶座(風性星座宮)1°から始まり、1月25日に山羊座(地性星座宮)14°で終わる。このコラムの読者の皆さんは、多分水星逆行のテーマについてはすでによくご存知だろう。理解と誤解にまつわる困難、十分な情報を基に知的判断を下すのに必要な正しい知識を得る前に決定を下す危険、そして政府や中央銀行に見られる、後になって修正や撤廃が必要になるような変更を主要な政策に加える傾向などがそれだ。

一つ実例を挙げるなら、前回水星の逆行が始まったのは9月17日で、この日はFRBがここ数年で初めての金利引き上げを行うと予測されていた。しかしながら、その直前に中国が米ドルから自国通貨をデペッグすると、FRBは後ずさりして金利を上げない決定を行い、投資家を愕然とさせた。それから3カ月後に彼らはその決定を覆し、結局は金利引き上げを実施すると発表した。水星が風性星座宮での逆行をもう一度繰り返す今後3週間に、いったいどんなサプライズが待っているだろう。しかも今回は予期せぬ出来事を得意とする星座宮ー水瓶座での逆行だ。

だが私は希望を持っている。何故なら、この逆行は地性星座宮である山羊座でその運動を終えるからだ。私の持論では、世界が抱える現状の諸問題に対して革新的かつ機能し得る解決策をもたらすには、地性と風性のコンビネーションがベストの取り合わせだ。おそらくそうした新しいプランを実施するにあたっては、初めのうちは相応の痛みを伴うだろう。だが長期的観点から見れば、それは建設的な成果に繋がるものだ。

        水星逆行の喫緊のインパクトがどう出るかを見るなら、それは非常に混乱を招きやすく、多くの金融市場に突然のボラティリティを生み出す可能性がある。水星が逆行に転じるその同じ日に、金星が土星・海王星スクエアのトランスレーションを開始するのだ。1月5日、まず金星は海王星にスクエアを形成し、そしてその後1月8日に土星にコンジャンクションとなる。これは混乱と、さらには金融市場における失望というテーマを示唆するものだ(愛情問題に関してもこれは言える)。

また同じ期間に太陽が冥王星にコンジャンクトし天王星にスクエアを形成、これも市場のボラティリティを生みやすい。驚きの発表があり、その内容が何を意味するか、そしてそれが今後も維持されるのか、それとも再び変更されるのかを投資家が評価するにあたって混乱が生じる。この時期は何らかの政策を立案したり発表するにはけっして良い時とは言えない。しかしそれが不可能だということではない。ただ、多くの人々が、合意事項やそれに付随して自らが為すべき事に関してそれぞれに異なる理解を抱きながら動くような時に、皆をまとめて同じ方向に導くことには相当な困難が伴うことを覚悟する必要がある。目的と役割の明確さが不足する時期なのだ。

        だがそれでも希望の兆しはある。同時期の1月7日、木星が逆行に転じる。木星が滞留(方向転換中)する時は常に、この太陽系のビッグ・ダディ(木星)に関連する希望と楽観が強調される。何が発表されるにせよ決定されるにせよ、それは大きな支持を得るか… または刺激的に喧伝される。木星が通商を支配することから、もしかすると貿易や通商上の好ましい協定が合意に至るのかもしれない。また木星が乙女座に在泊し、乙女座が労働力を支配することを考えれば、雇用や労働市場に良いニュースが流れる可能性もある。米国の就労状況に関する月次報告は金曜に発表される。雇用状況は拡大傾向が続くのかもしれない。

しかし、木星には別の顔もある。とりわけ天王星と海王星もまた強調される週にハイライトが当たることを考慮すれば、別の顔を見せる確率も高くなる。その別の顔とは、希望が誇張されて挙げ句の果てにヒステリーとパニックに変わる怖れだ。もし何らかの発表がなされ、それが徹底した混乱と抵抗に導くなら、金融市場は過剰反応するかもしれない。要するに、これから始まる週は非常に強力な価格変動が見られる可能性があり、それらは短期間の間に上にも下にも、その両方向にも動く可能性があるということだ。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー…. ≫

 “物事というのは正しい方向に走り、全てが同じ方向に向かうことが必要なのだ。”

― マーク・ダントニオ
  ミシガン州立大学 フットボール・コーチ
  Detroit Free Press, 2015年12月31日付


        今週のコラムの冒頭で、私は強力な土星・海王星の36年サイクルに触れ、関連する金融市場における長期トレンド・リバーサルの潜在的可能性について言及した。土星と海王星は気象状況にも関連している。例えば土星は寒冷であるのに対し、海王星は湿気を支配している。これは平均より寒い気温 ― 霜や凍結もあり得る ― を示唆し、例えばオレンジやオレンジジュースのように、凍結まで至らない程度の気温を必要とする栽培地が寒冷化する怖れを示している。

オレンジジュースの先物は11月26日に起きた初回の土星・海王星スクエアに向かって、すでに9月29日の時点で103.45をつけるなど大きな価格上昇を見せている。そして11月13日、わずか2カ月の内に価格は160.70の高値に達し、殆ど60%近い上昇となった。その後は下落して12月30日時点で138.35をつけている。この冬の間、同じアスペクトが影響し続けると考えれば、またもう一度凍結の懸念(あるいは現実)が生じるかもしれない。

        土星はまた、アスペクトを形成する対象の惑星が支配するセクターにおける損失、または “欠乏” も支配する。海王星は降雨を支配することを考慮すると、現在ミシシッピ河周辺に記録的な洪水が起きており、多大な損害が出ている事態は興味深い。これらの洪水は穀物輸送の障害となることから、先週終盤の穀物市場にわずかな上昇が見られた。

土星・海王星スクエアは、数ヶ月にわたる大雨がもたらす損失、そして他の地域では降雨の欠乏(干ばつ)による損害との関わりを持つ。したがって、今年は食料品価格の高騰が予測される。同じ事は、木星と海王星によって支配される原油にも言えるかもしれない。土星は両惑星に対してTスクエアだ。原油の過剰供給は2016年には必要な時の供給不足へと道を譲るか、または流通経路の崩壊による突然の途絶という可能性もある。

    集合心理の面から言えば、土星・海王星スクエアは大衆にとっての多大な困難を意味する。土星は明確さを追求するし、ゴールを定義する能力としても知られている。海王星はちょうどその反対だ。抽象とイマジネーションが得意で、利他主義と理想主義に生きている。正しい方向に走り、関わる全ての要素を繋げて同じ方向に走らせることにはおそらく困難を伴うだろう。もちろん不可能ではない。多くの人々の内には意志がある。ただ、いつもより脱線しやすい。道を逸れずにいることが困難になるのだ。

だが皆さん、私達MMAはそのためにここに存在する。私達はこの挑戦について、この一年しつこく皆さんにクギを刺し続けるだろう。何故なら、行動を確実にするには「繰り返し」こそがとても効果的なツールだからだ。



* 収穫逓減の法則:経済学用語。簡単な例としては「1キログラムの種をある一定面積の土地に作付けすることで、1トンの作物が収穫できるとする。同じ面積にもう1キログラムの種を植えれば、収穫も2トンに なると期待されるかもしれない。しかし、ここに収穫逓減が発生するとしたら、種を1キロ増やしても、収穫できる量の増加は1トンよりも少なくなる(同じ土地で、同じ季節で、単に植える種を増やしただけの場合)。例えば、種を1キロ増やしても、収穫量は0.5トンしか増えないということになる。収穫逓減の法則によれば、さらに種を1キロ増やして合計3キロを植えた場合、それによって増える収穫量は0.5トンよりも少なくなる。例えば、0.25トンになる。」ということになる。(wikipediaより)

ここではこれを一般化して、物事の拡大傾向が限界点に達してそれ以上の効率が望めなくなり、費用対効果の点でも衰えを示すようになることを指していると思われる。



訳文ここまで
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December 27, 2015

『フォーキャスト2016』紹介:相場編

FORECASTS2016

今年も12月25日に『フォーキャスト2016』が発売されました。すでに申し込まれた方のお手許にはもう届いているかも? 今週末はメリマンさんが冬休みのためコラムもお休み…ということで、相場パートの翻訳をされた投資日報社アナリストの林さんにお願いし、ちょっぴり「相場編」のポイントを書いていただきました。

マンデーン編についても年末(or お正月中)にはUPするつもりなので、その時には相場編とマンデーン編をひとつの記事としてまとめようと思っています (^_^;

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『フォーキャスト2016』相場パートのポイント
投資日報社 林 知久

はじめに 

今回ラジオ日経さんで製作した「メリマン特番」の中でもお話しましたが、アストロロジーに基づく「重要変化日」だけを見て、特定の相場が“当たった”“外れた”と見るのは、実はあまり意味のない事。特定の天体の動きの時間帯だけで特定の相場の点底が判るというわけではないという事をはじめに知っていただきたくご説明いたします。

今から約20年前にメリマン氏が書いた本に『相場アストロロジーの基本(BASIC PRINCIPLES OF GEOCOSMIC STUDIES)』という本があるのですが、その中で氏は正確な相場の分析は1)トレンド分析、2)マーケット分析、3)テクニカル分析の3要素にかかっているとしています。そして『フォーキャスト2016』をはじめとしたMMA関連書籍及びレポートは全て、この3要素で構成されているのです。

3)については言わずもがななのでここでは記述しませんが、1)がトレンド分析で、2)がマーケット分析であるという点については注目すべきです。つまり、どうして1)がマーケット分析で、2)がトレンド分析ではなかったのかという事です。

1)は、マーケットの方向が強気か弱気かを見極めるための分析。メリマン氏はこの分析に「サイクル」を多用しています。つまり “日柄”です。相場にはある一定の周期性があり、その周期性で動く相場には強弱の性格もある。そこである程度の天底の時間帯に目星をつけた所で、重要な天井、或いはボトムをつける可能性が高い時期を探るために2)の分析法を使えば、有利な相場の張り方が出来るのではないかという発想から来ています。

そしてメリマン氏が多用する2)の代表例こそが「アストロロジー」なのです。
前置きが長くなりましたが、これを踏まえて『フォーキャスト2016』の相場分析編で解説されている各銘柄の注目ポイントを簡単にまとめました。したがって、当欄でも各銘柄ごとの有効な長期サイクルについても触れて行きます。サイクルの起点や終点と目される時間帯については『フォーキャスト2016』や各MMAサイクルズレポートをお読みいただければ幸いです。なお、今回記述した内容については、もう少し詳しく、メリマン氏のインタビューとともにラジオ日経さんの音声コンテンツとしても発売する予定です。

各銘柄ごとのポイント

米国金利及び米国債(Tノート):
Tノート(米国10年債)の長期サイクルは18年サイクルが有効。今回注目すべきは、15年11月~16年9月まで形成される土星・海王星ウェイニングスクエアの存在。前回のウェイニングスクエア期は1979年9月~1980年6月で、ボルカーショック(米国の金利が急騰し債券価格が暴落した年)であったという。同じことが繰り返されるかどうかは不明だが「利回り曲線」の推移には注目すべし。
加えてFRB始原図と土星の関係にも注目。

米国株(NYダウ):
本書の中で最も長期の75年サイクルを有する銘柄。6.5年サイクルと4年サイクルが渾然一体となった相場は8月24日の安値15,370㌦が今後の動きを左右し、その趨勢は50週サイクルが鍵を握る。『フォーキャスト2015』の中で氏はトップアウトの日柄をサイクルとアストロロジーの関係から的中させた。しかし値幅は的中していない。これも15年8月の安値に加えて2015年5月を頭にした3、5、6月での三尊天井が鍵を握る。

日本株(日経平均株価):
基本となる長期サイクルは17年サイクル。「その天井を探せ!」という命題がこの相場を手掛ける人々に託されている。その鍵は18ヶ月サイクルの天井が握っている。アストロロジーでは木星・土星・海王星のミュータブルサイン内でのT時スクエア場面で発生したFOMC(2015年9月17日)直後から急落し、つけた安値9月29日の16,901円が注目ポイント。ここが日経平均株価の目先の羅針盤となる。
金銀(NY金とNY銀)

25年サイクルの第二位相(8.33年サイクル)のボトム形成場面。従って戻り売り。
ただ今年は「売りの買い」の場面が来るのではないか。目先は17カ月サイクルに注目せよ。

土星・海王星スクエアだけでなく、運行中の木星、火星の特定サインへの入居と相場の関係についても要注目。

通貨:
米ドル指数:現行相場は今16.5年サイクルのどこに位置しているのか? 大統領選と米ドル相場の関連性とは? これも8月24日の安値が鍵を握る。

ドル円:2016年6月までは強気? 8月24日の安値から2015年はまだ4ヵ月しか経っていない事が意味するものとは?

スイスフラン/ドル及びユーロ/ドル:16.5年サイクルが存在。下降チャネルラインに注目。通貨全般の動きと土星・海王星メジャーアスペクト形成場面との相関関係について。一部の長期相場サイクルボトム形成場面は2016年に来るか?

原油:
1
8年サイクルが9年サイクルに分割され、その9年サイクルは3年サイクルに分割できる。で、いまは何度目の3年サイクル?
海王星と木星は原油の支配星。その両惑星が2016年土星とそれぞれスクエアを形成する。これらのハードアスペクト形成場面と原油相場にはどんな関係があるのか?

穀物:
土星・海王星スクエアが示唆する“水”の“損失・喪失”前者は水害、後者は干ばつ。
コーンは9年、大豆は16年サイクルボトムの時間帯と重なる。
エルニーニョ現象と相場の関係について。



以上です。

なお、弊社は29日より1月3日まで年末年始の休業となります。その間のお申し込みは来年の発送になりますが『フォーキャスト2016』は 丸善 丸の内本店/丸善 日本橋店/八重洲ブックセンター 本店/雄峰堂書店 兜町店 でも取扱中ですので、お立ち寄りの節はぜひご高覧下さい。

皆さんよいお年を!

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December 13, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント12/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年12月14日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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お知らせ
来週、12月21日付のメリマンコラムは月イチのお休みとさせていただきます。
m(_"_)m

また、メリマンさんは12月22日から1月2日まで冬休みに入るそうですが、コラムは年末ギリギリに再開するかもしれないとのことでした。(その場合、もし出来ればお正月中に抄訳だけでもUPしたいと思います...。。。)



≪先週をふり返って≫

    世界の株式市場は、先週の火星による天王星と冥王星のトランスレーションが強力なカーディナルTスクエア形成した間中、大忙しだった。例えばダウ工業平均は、先週3日にわたり3桁の下げをみた。金曜の引けには300ポイント以上下落し、11月16日につけた安値を試している。前週の引けでは300ポイント以上の上昇を見せて強気に見えたが、その後天王星が関わる時の典型として、この下落は非常に唐突にやって来た。

    しかしながら、天王星・冥王星の大揺れのテーマには今回、絡み合うもう一本の糸がある。土星が海王星に対する36年ウェイニング・サイクルの中央時間帯にあるのだ。したがって、天王星が関わる突然のシフトによるヒステリーに加え、今や投資家にとって最大の悪夢 ― 新たな弱気相場への恐怖が浮上している。だが今のところそれは、FRBが来週金利引き上げを発表して床が抜けるのではないかとの見通しから来る単なる恐怖心に過ぎない。

もちろんこれは、海王星の働きの内でもっともハードな側面 ― 誇大妄想と被害妄想の顕れだ。海王星が絡む時、巷には何か最悪の事態が人類に襲いかかるという非合理的な活況 ― 空騒ぎ、または偏執的な思いが生じやすい。感情がいつもの道を外れて暴走し、誰もが避難場所を求めて走り回るような状況になる可能性がある。これから何ヶ月かの間は、自分の足が大地にしっかり着いているかを折りに触れて確認しなければならない。そして、空騒ぎや偏執狂になるだけの確固たる理由があるのかどうか自分の目と手で確かめない内は、人騒がせな事を喧伝する人々に屈してはならない。そして、もし監視されているような気がしても、そんなに心配してはいけない。

    私の宇宙的観点からは、投資家達が、暴落の懸念を創り上げることでFRBがこの時点の金利引き上げから手を引くよう圧力をかけるために意識的に株価を下げているように見える。もしかするとそれは効くかもしれない。ジオコズミック・サインのみに反応する理想的な世界であれば、12月16日午後2時、FRBは1月(12月ではなく)に金利を引き上げると発表する可能性が高い。何故ならその時、実際に土星がFRB設立図の水星・土星オポジションに正確なアスペクトを形成するからだ。しかし現実世界においては、これらのアスペクトはしばしば、長期アスペクトの正確な形成時から数えて数週間から長ければ数ヶ月も外れて顕現してくる。

    来週のFRB発表に伴って国債が反騰するにつれて、通貨もまた反騰した。金と銀は売られたが、金は金曜に少し戻した。銀は先週6年ぶりの安値に沈んだが金はそうならず、重要変化期間(火星・天王星・冥王星Tスクエア)における異市場間強気ダイバージェンスの可能性を示した。



≪短期ジオコズミクス≫


        現行の強力で非常に混み合ったジオコズミック・サインの時間帯は、12月14日月曜に起きる太陽・木星スクエアをもって終了する。太陽が射手座を運行中であり、木星が射手座の支配星であること、そして木星と射手座が共に "大きいこと、関わる全てを過剰にしていく"    ことから、来週初めの金融市場には大規模な価格変動が続くかもしれない。こうした状況は水曜〜金曜まで続く可能性もある。木星を副支配星とする魚座に月が入っていくからだ。そこで最も価格変動の影響を受けやすいのは原油市場で、これは木星と海王星、そして射手座と魚座によって支配されている。

        またそれとは別の側面で、この2惑星と黄道上のシンボリックな領域 ー 射手座と魚座は、寛大さを示す器の大きさ、そしてその季節特有の歓びを象徴している。オフィスや家庭でのパーティには大変調和的な時間帯かもしれない。楽しい時間を過ごし、何事もやり過ぎないようにして欲しい。特にアルコールの摂りすぎには要注意だ。もしかするとあなたは、後々穴があったら入りたくなるほど "楽しんで" しまうかもしれない。射手座で過ごす放埒の時は、翌朝になって感じる昨夜の所業への後悔に直結する。もし不適切な行為を誰かに口やかましく責め立てられることがなかったとしても、責任を取れる範囲で盛り上がることをお薦めする。



≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー….≫

    “私達が昨今あまりにも多く目にするような、変わりばえせず、印象操作を狙い、自分のイデオロギーから一歩も出ようとしない討論など不必要だ。また、私達の政治的な話法によく出て来る ― あなたは無神経だ、レイシストだ、性差別主義者だ、利権の亡者だ、文化を私物化するな、などという侮辱的な言説も要らない。私達の政府とその施行者達からあまりに多く聞こえてくる哀れっぽく防衛的な泣き言も不必要なら、頑迷で鈍感なガヤガヤ声も要らない。今、私達は飢えを感じている。私達が共に関わり、皆がその一部分をなすこの問題は、実は偉大で高貴なプロジェクトだった筈だということを思い出したいのだ。”

― ペギー・ヌーナン
  “Music in the Key of America”
  ウォールストリートジャーナル 2015年11月28日〜29日



        圧力は高まっている。それは再び近付きつつある。

        天王星と冥王星は、正確なワクシングスクエアから2°以内に再接近し、今後2ヶ月の間にもっと近付くことになる。これは今から約50年前の1965年〜1968年、両惑星がコンジャンクトした時期(そしてその後少しの間)以来、最も暴力的で社会の分裂を招く惑星配置の一つであることが証明されている。

        今回は、2012年6月〜2015年3月の33ヶ月にわたってこの2つの爆発的な宇宙存在による正確なアスペクトが形成された当時に私達が怖れた事象が、フルレンジの冥王星孵化効果となって立ち現れている。それは何だったかと言えば、暴力の脅威 ― 特にテロリズム ― で、11月のパリで起きた129人の殺傷事件以来その頻度を増しており、12月2日には二人のテロリストによって14人が死亡、21人が負傷したサン・バーナディーノ銃撃事件が起きている。

    しかし、今回はまた新たな傾向が加わっている。天王星・冥王星スクエアに加えて、2015年11月〜2016年9月まで、私達は今や、36年サイクルを持つ土星・海王星ウェイニングスクエアと共に在るのだ。それはどういう事かというと、事前に予知出来ない ― 世界各国のインテリジェンス/諜報部門による特定や防御の不可能な ― テロ攻撃の危険に加えて、今や私達は、これらの悲劇を自分のイデオロギーを広めるために利用しようとする政治家達が焚き付ける、ヒステリーとパラノイアの亡霊に囲まれているのだ。

もちろん、公職に選ばれたり立候補している人々は、こうした安全保障問題についての持論を述べなければならない。特に米国のように、その始原図上に在泊する太陽・土星のスクエアがトランシットの天王星・冥王星スクエアと共にグランドスクエアを形成していれば、それは必須のことだ。しかしながら、これら一部の政治家は、それが殆ど彼ら自身への攻撃となるような主張を行っている。安全を希求した試みの中で ― 危険と恐怖の霧の中で ― 私達は今再び、自分達が勝ち取るために闘ってきたあの自由に対する検閲の危機、以前は比べようが無いほど価値を置いていた筈の、あの自由の危機に脅かされている。私達は怖れ、銃を必要とする闇の時期に入ろうとしている。ここ数日で銃器製造会社、スミス&ウェッソンの株価は舞い上がり、史上最高値を記録している。

        今年の『フォーキャスト2016』(と『マンデーン2016』)において詳しく論じたように、2016年〜2018年にかけて、戦争の脅威が高まる。2017年1月の大統領就任式において、魚座の火星は射手座の土星に対し23°〜24°台でスクエアを形成する。これは伝統的に好戦的なアスペクトであり、古典アストロロジャー達によってもまた幾世紀にもわたり、そう結論づけられてきた。今回、この火星・土星スクエアが米国始原図の火星・海王星スクエア ― 闘いと恐怖/逃避とのジレンマ ― に対してグランドトラインを形成することを、私達は非常に重視している。

これはまた、イラン始原図における火星・海王星スクエアとも重なる。また、ドナルド・トランプの出生図では双子座―射手座軸の満月に、そしてヒラリー・クリントンの出生時の月にも重なるのだ。純粋な安全保障の問題だった筈のものは、感情的な問題へと変身しつつある。このチャートには、至るところに戦争の脅威が示されている。またヒステリー、パラノイアも示唆されている。そして恐怖に操縦されやすい時、私達が頭脳よりも感情を通して思考することからもたらされる、自由の喪失も示されている。

        それでも、海王星が土星に対して何らかのアスペクトを形成する時は常に、危機と同じくらい強い危機解決への衝動が生まれる ― あるいはその可能性がある。海王星は争いを望まない。平和を追い求める。また土星はけっして諦めない。土星は自分が価値を置くものを護り、まだ自らのコントロールが利かない危機のストレスを終わらせるために、現実的な解決法を見出そうとする。それはこれら二つの原理を共に調和的に調合するということだ ― そしてそれは可能なのだ。

そしてこれを行うにはまた、ただ外見が異なったり(たとえ非暴力的であっても)信条が違うからという理由で罪も無い人々に批難の銃口を向けるような、ネガティブな魔女狩りの落とし穴(ヒステリー、パニック、パラノイア等)に嵌まらないよう努力しなければならない。土星・海王星スクエアは、大多数の大衆が誰かに心の琴線を弾かれることにより、断崖の淵へと導かれる可能性を示唆している。

        これは1938年の再来なのだろうか? 自国の安全があまりに脅かされていると、ある世界の主要国が感じ、国民は彼らにその偉大さを約束する誰か ― 誰であれ ― を信奉し始める。それが彼ら自身の自由を含む様々な物事を犠牲にすることに、ついぞ気付かないまま。その可能性はある。

何故なら1938年が、前回天王星・冥王星スクエアが起きた1932年〜1934年から数年後のことだったのと同様に、今また私達はそうした時間帯に在るからだ。これは冥王星が持つ孵化的な特質だ。アスペクト形成中に何かの出来事が起きる。だがそれらの結果は、アスペクトが終了してからずいぶん後になるまで顕現しない。だからそうなる可能性はある。

もし私達が、現実に根ざした実務性を備え、反対意見を拒絶すること無く協調的に働こうとする誰かではなく、威勢良くも虚偽(海王星)の約束をしてヒステリーを煽り立てる誰かを選ぶなら、また歴史が繰り返す可能性はある。

はっきりした共通のゴール(土星)を目指して論を展開し、協調し連合を組める組織と、厳然たる敵とを明確に特定し、定義した上で勝てるプランを開発するのではなく、むしろただ単に何かしようと論じ合うのみで、実際には存在もしない何か(海王星)を公表し、大衆に好印象を与えるための策を練るだけ(海王星)なら、そうなっていく可能性はあるのだ。

        この脅威は現実だ。天王星と冥王星はハードアスペクトとして戻って来る。だがテロリズムの脅威が増すのと同時に、シリアスでよく練られたプランの裏付けも無く、壮大なレトリックに過ぎない口だけの約束をする政治家達と共に、偽のリーダーに従いたいという気持ちとヒステリー(海王星と土星)が浮上してくる。

だが、確かなプランを立てることは出来る筈だ。そしてそれをオバマが、トランプが、あるいはクリントンが、実際に提案するなら、世界はそれを歓迎するだろう ― 特にオバマだ。彼は今現在、ローマが燃えているこの時*、何かを為すべき地位にあるのだから。

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        さて、先週のコラムで述べた海王星と冥王星による世代論には、ことのほか多くの嬉しい反響と質問を頂いた。そこで、近い将来このコラムにこのテーマの続きを書きたいと思っている。



* 燃えるローマ:喫緊の事態。西暦64年7月、皇帝ネロ時代のローマ帝国の首都ローマで起きた大火災を指している。その時、火はまたたく間に燃え上がり大惨事となった。皇帝ネロはすぐさま陣頭指揮をとって鎮火にあたったが、惨状はすさまじく「大火を宮殿から眺めつつトロイアの陥落を吟じていた」とか「ネロは新しい都を造るために放火した」などの風評が立った。その後もそういった風評は絶えることがなく、彼は市内のキリスト教徒を反ローマと放火の罪で処刑した。この処刑はローマ帝国による最初のキリスト教徒弾圧とされ(実際にはそうではなかった)、その後の彼のイメージに大きな影響を与えたと言われる。(wikipediaより)



訳文ここまで
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December 06, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント12/7【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2015年12月7日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫

        世界の株式市場は先週、非常にボラタイルだった。木曜、ECBは投資家達の目に十分なほどマイナス金利を下げなかった。それは−0.2%から−0.3%になったが、投資家達が期待した−0.4%にはならず、それが株価を急落させ、ユーロ通貨をここ7年間で最大の幅をもって急上昇させた。例えばダウ工業平均は、その日252ポイントと大幅な下げを喰らった。ユーロ通貨は8ヶ月来の安値1.0538からその日1.0980まで舞い上がった。米ドルと国債は急落し、貴金属は急上昇をみた。

        しかし翌日になって米国雇用統計が発表され、11月の経済に市場の予測200,000を超える211,000の雇用増加が見られたと報じられた。9月と10月の数値も上方修正された。これは予測されていたことだ。先週のコラムでこう述べている。『月は再び乙女座に在り、木星と月のノースノードに近い。乙女座は雇用を支配し、木星と月が乙女座に在泊するということは、再び良い数字が出ることを示唆している。』そしてダウ平均は369ポイント騰がった。

        貴金属では、金が木曜、1045.40と2010年2月以来の最安値水準まで落ち込んだ。だが金曜には1088.30まで騰げている。銀もまた下落し、木曜には6年ぶりの新安値13.80をつけた。そして金曜には14.61まで戻している。金を保有する投資家は、少なくとも今のところは再びハッピーだ。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

        ジオコズミック・サインは安全面と金融市場に関する側面で、今週がもう一つの強烈で困難な週になりそうなことを示唆している。

        まず12月6日〜10日にかけて、火星(他の道筋に使われない限り、戦争と攻撃の惑星となる)が冥王星にスクエアを形成し、天王星に対してオポジションとなる。ECBによる予期せぬ政策発表によって引き起こされた金融市場の急激な価格変動は、こうした原動力の反映だ。先週、カリフォルニア州サン・バーナーディーノで、一見アメリカン・ドリームを生きていたかのように見えたカップルが起こした銃撃事件では14人が死亡し21人が負傷したが、この事件もまたその表れだ。これは再び、より厳しい銃規制を求める声の高まりをもたらすだろう。しかしながら、天王星はまだこれからも2018年を通して牡羊座に在泊する。おそらく銃、銃弾、そして爆弾の類いは、この期間中、多大な需要と共に残り続けるだろう。実際、米空軍は先週、ISISに対する空爆に使用する爆弾が不足しつつあると発表している。

    だが今は金融市場に話を戻そう。火星による天王星と冥王星へのTスクエアは、世界にとって危険な時期というだけではない。金融市場が高いボラティリティを示す時でもある。どの市場においても、長期の支持帯または抵抗帯に差し掛かっている場合は、トレンドのリバーサルやブレークアウトと同期する可能性がある。

    また、現在金星が天秤座を離れて蠍座に入居(11月8日〜12月4日)しようとしていることにも注目している。これは金と銀には助けになるだろう。両市場の重要なサイクル安値は天秤座を金星が運行する時に示現しやすいが、今回は先週の安値でそれが完了したように見える。

    先週はワイルドだった。そしてまたもう一度、荒れた週が到来する。短期トレーダーはおそらくこれを歓迎するだろう。短期トレードの好機が数多くもたらされるからだ。彼らの呪文である「市場に身を曝す時間は最短に。利益の可能性は最大に」が実現しようとしている。しかし、確固たるポジションを持ってある期間保持したい投資家にとっては、少しばかり不快な時期となるかもしれない。

    では今週のレッスンは何か? 
    あらゆる危険、そして討論/口論を可能な限り避け、新しくて革新的なアイデアを生み出すことに今という時期を使え。 独創的であれ。だが愚かにはなるな。 そしてトレードに入る時は、予期せぬことが起きるのを予期して機敏であれ、だ。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー…. ≫

 “皆が俺達をけなして文句を言うぜ
  ただ  うろつき回ってるだけだってのにな
  ヤツらのやる事はひどい冷血に見えるぜ
  そうさ  俺は年取る前に死んじまいたいぜ”

 ―The Who, “My Generation”


       新たな調査研究は、学校生活の間どう感じていたかについて聞かれた時に米国の高校生達が一貫して次の3つの感覚を挙げたことを報じている。「うんざりするような疲労」「ストレス」そして「退屈」だ。

― グレッグ・トッポ
  “Survey Finds High School Kids Tired, Stressed, and Bored”
  USA Today紙 11月某日


        アマースト大学が学生達の集団によって交渉余地の無い要求を突き付けられ、キャンパスは騒然としている。その要求内容は(他の項目と共に)「白人至上主義、植民地主義、黒人差別、ラテン民族差別、米国先住民差別、他の先住民差別、アジア人差別、中東・イスラム差別、同性愛者差別、性差別主義、外国人嫌悪、反ユダヤ主義、身障者差別、精神障害者差別、そして階級差別というアマースト大学の組織的伝統について学長が謝罪すること」だ。いや本当に、誰もその全てを贖うことなど出来ないだろう。”

― ロジャー・キンボール
  “The Rise of the College Crybullies”
  ウォールストリートジャーナル 2015年11月14日〜15日付



    社会学者は今日社会を構成する人々を3つの主要な世代グループに分けている。すなわちベビー・ブーマー(1946年〜1964年生まれ)、ジェネレーションX(1964年〜1970年終盤または1980年代初頭生まれ)、ミレニアルズ(1970年終盤〜1990年代生まれ)だ。各世代がそれぞれ彼ら独自の集団的特質を備えているが、これはアストロロジーを通して考えた方がより良く理解出来るかもしれない。だが、アストロロジーでは、これらの世代をほんの少し異なる括り方で捉えている。

例えば、ベビー・ブーマーというのは冥王星を獅子座に、海王星を天秤座に持つ世代と重なるだろう。これは非常にクリエイティブな宇宙コンビネーションだ。彼らは持てる力を、リーダーシップ(獅子座)に関する包括的な概念を根こそぎ変革することに費やす。また彼らはそのインスピレーションを、音楽、ロマンティックな想念、平和運動(海王星)の中に見出すが、それと同時に現状肯定主義を拒絶し(獅子座の冥王星)、それを打倒しようと図る。多くの人々にとって、これは「自己陶酔的/自己完結的」であり、常に楽しみを追いかけ、永遠の若さへの衝動に駆られて動く世代だと言えるだろう。

        冥王星はその後乙女座に移行し(1957年〜1972年)、海王星は蠍座を運行した(1956年〜1970年)。ここで、冥王星の力は環境を浄化したいという衝動として発揮された。環境を汚染するもの、社会的な毒など、何でも周辺環境や政治世界から取り除きたいという感覚だ。蠍座の海王星は、この汚染と腐敗を除去するプロセスを高潔さの追求と見て、もしそれに人々が抵抗するなら、その人々は変わるよう強制されて然るべきだと感じる。

彼らはまたセックスに対する社会の態度も変革する ― だが彼らがそれをどう変えるのかについての確信を私は持たない。自分達がセクシュアルな事柄について実は何を望んでいるのか、この世代が果たして知っているのかどうかについての確信が無いのだ。 何故なら、乙女座の冥王星は全てを浄化することを望み、状況が適切になる前にそのための手段、手順、ルールが欲しいと願う。だが蠍座の海王星は、ファンタジーの領域で満たされたいという強い欲望を抱いている。これは奇妙かつ相克するコンビネーションだ。喜ばせるのは非常に難しい。何故ならそれは、(規制や規則を通して)コントロールすることが可能な完璧さを追求すると同時に、決して掴み取ることの出来ないミステリーをも強く欲しているからだ。

        次の世代は天秤座の冥王星(1971年〜1984年)と射手座の海王星(1970年〜1984年)のコンビだ。ここで私達は、変革の力(冥王星)が人間同士の関係性とパートナーシップ(天秤座)に向けられていくのを見ることになる。「結婚」はもはや私達が考えていたようなものではない。おそらく、理想としての結婚という概念は現実的なものではない。これほど多くのパートナーシップが別離や離婚で終わっていく。それも険しい財政的、社会的結末を伴いながらだ。だがその胸中には同時に、教育への希求、哲学的・宗教的思いが存在し、そしてそれに沿った理想の数々(射手座の海王星)が分かちがたく在る。今日、様々に崩壊していった人間関係の結果として社会的弱者となった人々が、どれほど多くラディカルなイデオロギーや宗教概念を選択しているのだろう? その内、この世代はどれほどの割合を占めているだろうか?


        この宇宙的世代観において、私達が最後に見ていくのは蠍座の冥王星(1983年〜1995年)と山羊座の海王星(1984年〜1998年)で、これは今日よく話題に上るミレニアルズ世代と重なる。彼らは質素でお金を使わないと言われている。だが彼らはまた、自分達がどんなサービスを提供しようと、どんな製品を売っていようと、変わりなく高い賃金を要求するとも言われている。無料奉仕だって? やめとけ。何かの団体に加わる? 冗談じゃない。欲しい物はネットからタダで手に入るというのに、何故メンバーでいるために会費を払う必要がある? これは非常に実用主義的で質素なコンビネーションだ。

冥王星と蠍座は、両方とも負債に関わっている。この世代にとって、それは引き受け済みの人生の一部分だ。彼らは教育を受けた後、自分のキャリアをスタートするにあたって莫大な学生ローンを背負っている。そして、当然のことながら、これを不快に思っている(彼らの両親も同様だ)。また、彼らは自分が達成出来ると信じている物事に対し、高い理想を持っている(山羊座の海王星)。だから彼らは、即座に高い賃金が支払われることをどこか当然の感覚として要求する。しかし、その後彼らは、本当は自分が何をしなければならないのか ― お金を稼ぎ、それを(または自分の時間を)他者を利する行動に費やさないこと以外の価値 ― を理解するにあたって、困難を抱える。彼らが動くための根本には、即座の満足感や自己の正義感を満たす何か、またはキャリアに有利であることが必要だ。

        もちろん、これは一人のアストロロジャーが観察した、あまりにも短く不完全な世代観の大要に過ぎない。私はただ、どの世代も、各個人に見られるのと同様にユニークで異なった特質があることを指摘したいと思う。そして、どの世代も何らかの形で以前の世代との確執を抱えている。昔から常にそうだったし、今後も常にそうあるはずだ。若者はいつの日も、古い世代が彼らを抑圧していると信じることだろう。彼らは常に反抗する。そして前の世代は場所を塞いでいるだけの邪魔者だと感じ、彼らのような大人にはなりたくないと望むだろう。

        だが今、耳を傾けて欲しいことがある。現在、山羊座の支配星たる土星から海王星へのスクエアの下、山羊座に海王星を持つミレニアルズはこれから人生における本物の試練を経験することになるだろう(2015年11月〜2016年9月)。この時期は退屈さ、疲労感、ストレスに屈服して良い時期ではない。これからやってくる困難な日々の中で、ただその感覚に流されていくのはあまりにも簡単な道だ。そして特に山羊座の海王星を持つ身なら、居眠りすれば、すなわち負けだ。しかし、社会への倦怠ゆえに扱いにくい存在となるのではなく、もしその精神力を問題の発見と解決に使うなら、あなたは自分のための答を見つけるかもしれない。たとえそれが『君は常に自分が欲したものを手に入れられるわけではない。君が手に入れるのは、君が真に必要とするものだ』という答だったとしても。

これは、一つの世代からもう一つの世代に伝える経験知だ。









訳文ここまで
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November 29, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント11/30【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2015年11月30日(フリー版より)
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文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫


        『フォーキャスト2016』の入稿期限が月曜に迫っているため、今週のコラムは短縮版とさせていただく。

        先週の金融市場における最大のニュースは米ドルの相変わらずの強さだった。これについては『フォーキャスト2016』でも焦点を当てているが、ドルは11月27日金曜に100.20まで反騰し、7回目にして最後の天王星・冥王星ワクシングスクエアが発効していた3月13日の年初来高値、100.39を再び試す展開となった。これは2003年4月以来の最高値水準だった。天王星の逆行運動によって、これら2惑星は12月〜1月にかけて正確なアスペクトから1°以内の範囲に再び戻って来る。

        米ドルが反騰する一方で、金と銀は下がり続けている。銀は11月23日月曜に1385まで下落し、金や11月27日金曜に1050を試すなど、両方とも先週は5〜6年ぶりの新安値をつけた。

    世界の株式市場は先週、それぞれに反騰を続け、多くが8月初旬以来の最高値レベルに達している。しかしながら、今週から私達は12月に入る。FRBが短期金利をどうするつもりか、市場観測筋は固唾を呑んで注視している。FRBが今月利上げを発表することは殆ど動かぬ事実のように見えるし、金曜の雇用統計(12月4日)はその決定を促進しそうだ。月は再び乙女座に在り、木星と月のノースノードに近い。乙女座は雇用を支配し、木星と月が乙女座に在泊するということは、再び良い数字が出ることを示唆している。


≪ 短期ジオコズミクス ≫

    現在展開しているジオコズミック・サインの時間帯は、11月29日日曜に太陽が土星にコンジャンクトし、その両方が海王星にスクエアを形成することで終了する。言葉を換えれば、太陽が非常に重要な土星・海王星ウェイニングスクエアの最初のトランスレーションを完了するということだ。これは思い込みと現実を照らして強調するシグナルだ。そこには世界のために何か良い事をしたいという願いがある。だがどうすればよいかへの理解に欠ける(すなわち無能力)か、またはシンプルな実用性や常識を無視した抽象思考に走り過ぎている。それでも、これが何か世界にとって大変重要な問題を解決するための端緒として働く可能性はある。海王星は潜在的可能性のビジョンを持つし、土星はそれを実際に機能し得る現実にしていく能力を持つ。それは困難だ。だが地上の人生を実りあるものとして生きて行く過程は、リアリズムと結び付いたビジョンから始まる。そのための最も重要な要素はすなわち最も勝ち取ることが難しいもの、信頼だ。海王星が働く時、成功はあなたが信頼に足る人間として生き、なおかつ他の人々に信頼を置くことが出来る時に訪れる。さもなければ、不信がパラノイアと裏切りの感覚(または現実)に導く。古典的な土星・海王星の力学からすると、一旦不信が芽生えれば構築に時間のかかる物事は全てが崩壊する。

        私達は、株式市場が8月24日の底入れ以来ゆっくりと回復してきていることに気付いている。さて、このスローペースの上昇プロセスが現実かそれとも錯覚なのかを見る時だ。株式市場は多くの場合、階段を一段ずつ上がるようにゆっくりと上昇するが、その後まるでエレベーターがするすると下るように騰がった分の全てを元に戻してしまう。トレーダーと呼ばれる人々が素早い取引を好むのはそれが理由だ。彼らはより短時間で儲けるのだが、結局のところ、成功している全てのトレーダーに共通の呪文は「最小のリスク内で最大限の利益を」ということだ。





訳文ここまで
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November 15, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント11/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年11月16日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週23日付けのメリマン・コラムは月イチのお休みとさせていただきます。
m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

    この原稿をまさに送ろうとしたその時、パリの同時多発テロ事件のニュースが流れた。今回の長期的考察を書き終えた直後に起きたこの事件は... 悲劇的であり、また自分にとっては皮肉な巡り合わせにも感じた。


    ここ2ヶ月で最初の修正安が始まった。中国とアルゼンチンを除き、先週世界の株式指数は下落、その内米国など一部は急落した。前週の良好な雇用統計によって多くの株式指数が8月終盤につけた安値以来の最高値水準に達した後、12月にFRBが利上げするとの懸念が投資家に重くのしかかった。

    より高い金利への懸念はまたより高いドルをも支持し、代わりに商品相場を押し下げた。原油は再び1バレルあたり40ドル以下に落ちる恐怖を味わっている。金は5.5年ぶりの安値1073に再び下落したが、この動きは2015年7月24日にも示現していた。銀は直近の★★★重要変化日8月26日につけた6年ぶりの安値13.91の下値をキープした。もしこれが15以上に戻るようなら、異市場間強気ダイバージェンスの展開中と見ることが出来る。

    先週のジオコズミック・サインのラインナップには特別注目に値するものは無かったが、11月8日と12日の順で金星と火星が共に天秤座入りしたことはその例外だった。このシフトは国債と通貨のトレンド転換に相関する可能性があるとして読者の皆さんに注意喚起してきたものだ。この期間中、それぞれが新安値をつけたが、これがプライマリー・サイクルの安値かどうかを確認し得るだけの反騰をまだ見せていない。今週からは、より重要なリバーサル・ゾーンがスタートする。



≪短期ジオコズミクス≫

    ★★★クラスの重要変化日を迎えてからもうしばらくの時が経った。最後の一つは8月26日±3取引日だった。これは世界の殆どの株式指数の大きな下落、銀の安値、そして通貨と中期国債の高値と同期した。

    次の★★★重要変化日がやって来ようとしている。実際、その影響力のオーブは海王星が順行し(11月18日)、金星が天王星・冥王星スクエアとTスクエアを形成(11月20日〜23日)する今週から発効する。これは金星よる外惑星への強力なトランスレーションで、株式などの金融市場においてしばしば短期トレンドを終わらせ、突然で急激なトレンド転換を起こすシグナルだ。

    この、重要なジオコズミック・サインの時間帯は、土星・海王星ウェイニングスクエアが起きる11月26日を含む次週へと続いていく。皆さんはすでにそれを感じつつあるのではないだろうか(長期的考察を参照してほしい)。市場もまたこれに呼応しており、特に海王星が副支配している原油が顕著だ。今現在、価格は生産調整が行われていないため(何故だろう?)抑えられている(土星)。エネルギー関連企業が利益を出せずに倒れ始めると共に、まもなく供給の抑制(やはり土星)によってその状況は変化するだろう。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

    『フォーキャスト2016』の執筆が終わるまではコラムのこのパートは休載するつもりでいた。だが「民衆の力」― 学生の抗議活動 ― による差別反対運動が ミズーリ大学の学長を辞任に追い込んだというニュースを目にした途端、この一文を書かずにはいられなくなった。この出来事は、天王星・冥王星スクエアから差し込む影だ。困難はいまだ去っていない。そんな訳で、皆さんと少しばかり考えを分かち合いたいと思う。

    私には人生について気付き始めたことが一つある。現在私達は、今まで現実だと思ってきたことが変容していく天王星・冥王星スクエアの3〜4年間を過ぎ越しつつある。そしてそれと共に、また異なる現実が頭をもたげ始めている。この異なる現実とは、土星(射手座)・海王星(魚座)のスクエアだ。もしあなたがアストロロジャーなら、魚座の海王星が「異なる現実」を支配することをよく知っているはずだ。だが、今回の魚座の海王星について私が確信するのは、これが牡羊座の天王星・山羊座の冥王星スクエアとは全く様相を異にするということだ。様相はどうとでも変わるのだ。特に魚座の海王星の影響は大きい。あなたが目にしている物事は、あなたがそう思っている物事とは違っている。

    それでも、私にとってこれは個人的に非常に興味深い。何故なら私自身が両方の原型に関連を持つからなのだ。私は現在冥王星が在泊する山羊座の生まれであり、現在魚座に在る海王星は、私のチャートの上昇惑星、天秤座の海王星と結び付く。さて、ここに述べる異質の現実がどう共に働くか ― あるいは衝突するか ― について、知っていて当然の人物がいるとすれば、それは強力な土星/山羊座タイプ(つまり私だが)、そして強力な海王星タイプ(これも私だ)の人間だ。

    そこで私の土星/山羊座がこう聞く。『現実とは何なのだ?』 この天王星・冥王星スクエアという宇宙の破壊競争を過ぎ越し、世の中には単に自分達と異なる世界観や信条を持つというだけで他者を斬首するような人々が存在することを私達が理解した今、もはや何が現実と言えるのか?と。 

だが海王星はこう聞く。『あなたの兄弟姉妹や友達の頭を切り落とすなんて一体どんな現実なの? 彼らは本当にあなたを傷つけ脅かしたの? この人達を、この残酷で、がさつで、野蛮な行為に走らせるものは何? まるで魂を持たないゾンビのように、殺しと破壊をプログラムされるなんて、それはいったいどんな名の下に? あなたが実際に牡羊座の天王星(頭)・山羊座の冥王星(切り落とす)スクエアが命じるままに敵対する、その相手のことを学んだり繋がろうとすることは、もう無理なの? 格好わるいことなの? あなたが知りもしない人の首を切り落とす、その動機の源って ….何? 彼らのルックス? 彼らが信じてること? それともあなたが信じてやまないことを理解してくれないから?』

    天王星・冥王星スクエアは、このように人間が差別に基づいて相手を殺す行為へと導く、完璧な魔界と人間性からの乖離として示現し得るのだ。そのエネルギーは苛酷だ。他者など気にかけない。それは暴力的で自己中心的だ。人間性に対する宇宙的慈愛の欠如があなたに強いストレスをかけ、参らせる。これは天王星と冥王星が互いにスクエアを形成する時のダークサイドだ。

    現在私達はそこを離れ、土星・海王星スクエアの領域に入ろうとしている。それは教師 ― 土星 ― が天王星と冥王星(攻撃と暴力)の学習を断念し、これから海王星(平和、静穏)の世界へと転任していくようなものだ。新たな学習が始まる。もう牡羊座の天王星・山羊座の冥王星スクエアの学習は無いだろう。暴力性はは徐々に減少していくが、それでも来年1月終盤までは、牡羊座の天王星と山羊座の冥王星がスクエアのオーブ圏内に在る。だからある程度の暴力と卑劣さは続いていくだろう...。

    しかしながら、天王星・冥王星スクエアから学ぶことはまだあるのだ。何故ならこれから先は、これら全ての憎悪の後遺症それ自体が、射手座の土星・魚座の海王星スクエアが示す現実に向かって方向転換しようとしているからだ。それは行動のための目的と、それを正当化する理由を探している。それが射手座にとって通常のセオリーだからだ。また土星がそこに在る時は、拠って立つべき原理となるモラルを必要とするかに見える。であれば、射手座的モラルの原理からひとつ「要求」を出してみると良いのではないか。例えば「無償教育*」などはその一つに挙がるだろう。

    現状は1965年〜1966年に天王星・冥王星がコンジャンクトした後の2年間と非常によく似ている。当時も学生達は活動家であった。彼ら(私達)もまた権力に対して抗議し、法外な要求を突き付けた。それは徹頭徹尾、反体制運動であり、大学生活とそこでの経験を完全にひっくり返した。高等教育はもはや以前と同じではなく、政治もまたそうだった。その過程において市民権運動が勢いを増し、ベトナム戦争がついに終わった。けれども街に、キャンパスに、ワシントンD.C.や世界各国の首都に、そして後に流血の日と呼ばれることになった1968年シカゴ民主党大会**など、あらゆる所に暴力がはびこった。これは天王星・冥王星コンジャンクション後2年以内の出来事だ。

そして今、再び私達はここに居る。これら同じ2惑星による最初の1/4局面となるスクエアがもたらした後遺症のただ中で、私達は再び暴力、抗議活動、大学教育の崩壊、警察力に対する攻撃、そして近いうちに出現する連邦政府と直面している。私は 当時の自分達が 親達の世代にもたらした恐怖について、しばしば熟考することがある。今や私自身、新たな活動家達にとっては彼らの親の世代になっている。二極分化の反対側の立場に立った今、私達のジェネレーションは、どうこの状況に対応するだろうか。 私達の親の世代と同じようにふるまうのか? あるいは、過去の私達と同じようにしかるべき理由を持った反逆者達に、理解をもって対応するのか?


    さて、無償教育というのは考慮するにあたってそう悪くはないと思う。とりわけ私達が相互に関わり合って創り上げたこの社会の中で、教育費は一生を通じて大きな負債を負う覚悟をしない限り、大方の人々にとって手の届かないほど高額化している。とはいえ、そこで疑問が生じる。「無償にするならいったい誰がその費用を負担するのか?」 まぁ、私はダブル山羊座(太陽と月が在泊)なので、"実行可能" な解決策や、少なくとも "有効なディスカッション" をスタートさせることでこうした問題を解く、という試みを楽しいと思うようなタイプなのだ。

そこでもし..... 連邦政府が授業料無料の大学や短大を各州に一校設立するか、または提供するとしたらどうなるだろう? 学生ローンを負った各大学の卒業生は皆、昼間の仕事の他にこの無料大学において、互いに各自納得の上のレートで各期ごとに1〜2コースを教える仕事を請け負う。そしてそれによって負債を減額することが出来る。またこの無料大学が受け入れる学生達は、週に5〜10時間ほど大学運営の仕事に携わることにしてはどうだろう? 全ての州(または連邦政府)が医療/レクリエーション用の大麻を合法化し、そこから得られる税金を全てこの無料大学の支援に回す。無料大学の理念を支持し寄付を通して支援する個人や企業はその分の免税措置(連邦と州)を受けられるというのは?

    もし...... ならどうだろう? これが土星・海王星スクエアの新しいリアリティだ。そのエネルギーは、立ちこめる霧を晴らす努力をするにあたり、適切な答を聞いてくる。単に誰かが自分とは異なる信条や肌の色を持っているからといって、いきなり首を切り落としたりはしない。

さて、土星・海王星スクエアの新たな現実世界へようこそ。ここではクリアな回答など何処を探しても無い。その代わりに沢山の質問が待っている。もしあなたが質問のための時間を取らないなら、代わりに多くの誤解が待つだろう。



    もし..... なら? 海王星が土星と繫がり合う時、それは悪夢 ― 未知への恐怖 ― となって拡がる可能性がある。あるいは、夢を現実にするための努力をスタートさせる時となるかもしれない。 もし....ならば......。





* 無償教育:現在、支持率においてヒラリー・クリントン氏に迫る勢いを持つと言われる民主党大統領候補・左翼系無所属の上院議員、バーニー・サンダース氏が掲げるスローガンの一つ。学生達の支持を得ているが、保守系からは「社会主義者の極端なバラ捲き政策」として批判を浴びている。(訳者の推察:おそらくメリマン氏はこうした極論と批判が飛び交う現況を意識して、米国人ならハハァーン...と感じるだろうことを期待しつつ本論の "What...if " に繋げているのではないかと思われる。)

**
1968年シカゴ民主党大会:1968年8月、大統領候補選定のために開かれた民主党大会当時、ベトナム戦争反対運動デモは最高潮に達していた。当初は何千もの人々がサインや旗、絞り染めのTシャツを着て音楽を奏で、踊り、詩の朗読を行ったという。豚のキャラクター「Pigasus the Immortal」が大統領候補として街に持ち込まれもした。初めはカーニバルのような雰囲気だったが、群衆の内何人かが警官隊に投石を始めたことから暴力化していった。苛立った警官が催涙ガスで応戦しバトンで殴りかかるなどデモは暴動と化し、人々が逮捕された。8人の活動家(内一人はブラックパンサー党)と8人の警官が起訴されたが、その法廷は反体制派と大衆の注目を浴びた。活動家は体制の出先機関である法廷を揶揄するように自ら法衣を着たり、裁判官をファシストと罵ったりキスを交わすなど様々なふるまいで反抗を示した。また左翼やカウンターカルチャーのアーティスト・著名人が多く出廷して証言するなど、派手な反体制的パフォーマンスが繰り広げられた。後に被告となった7人はシカゴ・セブンと呼ばれるようになる。(参考:wikipedia)

この年は世界各地で学生運動が盛んになり、パリでは五月革命が起きた。日本では反戦、反体制、反安保の流れを背景として、大学の自治権侵害や金権体質に怒った学生達による東大安田講堂占拠や日大封鎖事件が起き、翌年へと続いていった。やがてその一部は過激化し、武力闘争による革命を目指す赤軍派に発展していったが、時が経つと共に内部闘争が激化し、結局は自壊していった。




訳文ここまで
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November 08, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント11/9【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2015年11月9日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

    “金曜に出た雇用統計によれば、10月の農業部門雇用者数は27,1000増加し、失業率は5%に下落、金融政策がドラマチックに転換するという予測に拍車をかけた。…今やトレーダーは、この9年間で最初の利上げが12月15日~16日に開かれるFOMCで決まる確率は70%と見て動いている。たった1ヶ月前にはその確率はわずか5%だった…”

ーJeff Cox
 “Blowout Jobs Report Puts Ball Back in Fed’s Court”
    “予想は雇用者数変化が18,2000人の増加、失業率が5%の低下だ… 新規雇用者数が高ければ国債、通貨、貴金属は安値に沈み… 金曜朝に月と冥王星が乙女座(労働市場を支配する星座宮)でコンジャンクトすることから、雇用統計の数字は良いと思われる”

ーMMA購読者向けデイリー・リポートより
 2015年11月5日付


    ファイナンシャル・アストロロジーの優位性が再び証明された!

    米国労働省が11月6日金曜、東部時間午前8時30分、月と木星が労働力の星座宮である乙女座中盤でコンジャンクトすると同時に雇用統計を発表した。この強力な天のコンビネーションによって示唆される通り、非農業部門雇用者数の数字は予想をはるかに超えて増加した。発表はまた労働者の賃金が2.5%アップしたことも示したが、これも予想を大幅に上回るものだった。これを受けて金、銀、ユーロ(と他の外国通貨)、そして米国債が数ヶ月ぶりの新安値へと下落、一方米ドルは反騰し、4月半ば以来の最高値水準である99.34をつけた。

    FRBは再び金利引き上げのための測定基準が満たされつつある事実に直面している。土星が射手座13°に在泊するFRB設立図(1913年12月23日)の水星にコンジャンクトする2016年1月に向かい進み続けるにしたがって、ファイナンシャル・アストロロジーの予測に沿った形で利上げが行われる公算が高くなっている。(『フォーキャスト2015』/88〜89頁参照)

    しかしながら、強い雇用統計が株式市場に与えたのは吉凶こもごもの効果だった。11月4日火曜に17,977でピークアウトした後、ダウ平均は比較的狭いレンジでの動きにはまり込んだ。雇用と賃金の増加は強い経済の兆候だ。だが、2016年に入ってまもなく消費者と企業に対する新しい税金が束となってのしかかってくることを考慮すれば、利上げはそう遠くない未来に消費者、企業双方の支出に影を落とすことになるだろう。来年夏いっぱい続く木星の乙女座運行は、2016年の大半において雇用が増加することを示唆している。しかし、おそらくは2016年の米国大統領選の後、徐々に増税と利上げが企業に雇用削減を強いてくる。しかし、2008年がそうであったように、こうした経済問題は2016年の選挙戦以前であっても浮上する可能性があり、そうなれば2008年当時と同様に政権党にとっては深刻な反動が来るだろう。政治家が永遠に愛する台詞がこれだ。『経済こそが重要なのだ、愚か者*』。もし選挙に向けて経済が急激に低迷してくれば、政権与党の候補者にとっては死の宣告に近いものとなりそうだ。


* 『経済こそが重要なのだ、愚か者』:1992年の大統領選当時、不利を伝えられたビル・クリントン陣営が、外交で大きな成果をもたらしたとして人気が高かった現職ジョージH.W.ブッシュ(父ブッシュ)に対抗するため考案した事実上のスローガン。この言い回しは大流行したという。91年のイラク侵攻直後は90%の米国民がブッシュを支持していたが、翌年の選挙時にはそれが反転した。クリントン陣営は選挙キャンペーンに当時の景気後退を利用してブッシュの追い落としに成功したと言われている。


≪短期ジオコズミクス≫

    “世界経済が直面する危険は、2008年のリーマンブラザーズ破綻以来のどんな時点より厳しい…”

ー元財務長官ラリー・サマーズの言葉
 (先月のワシントンポスト紙論説より)
 Susan Page
 “5 Big Questions That Could Shape the 2016 Election”
 USA Today, November 6, 2015.


    以前から述べているように、FRBは1913年12月23日に設立された。その日、太陽は山羊座1°に在泊し、蟹座0°の冥王星(負債)とはオポジションだった。これらは両方共カーディナル・サインに在泊している。したがって、惑星がカーディナル・サイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)のいずれかに入居する時、FRB設立図の太陽・冥王星オポジションにハードアスペクトを形成することになる。多くの場合、これはFRBによる政策変更や何らかの発表と同期し、それが国債価格にダイレクトな影響を与え、そして間接的に他の金融市場や商品価格に影響を及ぼす。

    今週は金星と火星が順に11月8日と12日の順でカーディナル・サインである天秤座に入居する。ということで、FRBからの発表、またはFRBに関するニュースが国債価格をリバーサルに導くことが予想される。殆どのアナリストは現在、12月のFOMCでの利上げを予測している。けれども今の米国債はもう5週間にわたって下落してきている。金星と火星の天秤座運行は、こうしたトレンドを反転させる可能性を示唆している。それはFRBが利上げ予測の熱を和らげるか、市場がすでに利上げを織り込んでしまったことを暗示するものだ。

    考えてみれば、FRBのゼロ近い金利に1/4ポイントを上乗せすることは、いったいビジネス活動にどれほどのインパクトを持つだろう? もし0.25%以上の利上げが実施される可能性があるとすれば、より深刻な反動が起きるのは当然だろう。そうなれば、ラリー・サマーズは正しかったことになる。

    来週は金星と火星の両方が秋分ポイントを通ることからファイナンシャル・アストロロジャーにとっては重要な時期ではあるが、私達は11月20日以降に展開するジオコズミック・サインの一団のほうに、より懸念を抱いている。その期間中に、36年周期で今期は都合3回起きる土星・海王星ウェイニングスクエアの初回形成があるのだ(11月26日)。このジオコズミック・サインは金利政策の変更に関して、注目に値する合致の歴史を持っている。またこれは、ロシアの政治的方向性の転換にも驚くべき相関性を持つ。これらに関しては共に、来月刊行予定の『フォーキャスト2016』で詳説するつもりだ。


≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー≫

….『フォーキャスト2016』の執筆が終わるまでこのパートは休載させていただく。







訳文ここまで
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November 01, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント11/2【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2015年11月2日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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 ≪ 先週をふり返って ≫

        “連邦準備制度理事会は12月に短期金利の引き上げを行うかもしれないと明確に述べた… 今週開かれた2日にわたる会議の末にFRBが金利を維持する一方で、投資家は中央銀行による経済見通しを歓迎したように見えた”

 – Jon Helsenrath
“Fed Keeps December Hike in Play”
Wall Street Journal. October 29, 2016.


        11月2日の月曜、金星が火星にコンジャンクトし、これにより10月6日から始まった、今年一番長いジオコズミック・サインの一つである時間帯が終わりを告げる。この4週間にわたる期間の内に、14種のメジャーアスペクトや惑星滞留が6日と空けず継続的に起きてきた。これほど多くのジオコズミック・サインを含んだ長い時間帯が展開していく時、多くの市場がサイクルのトップやボトムをつけた後反転することに私達は注目するわけだが、それでもこの混み合う時間帯の内、異なる市場はそれぞれ異なるタイミングで反転する。こうした現象は同じジャンルの市場でも起こり得る。例えば、株式市場は8月24日の安値から急騰してきた。しかしながら、世界の一部の株式市場は前週の末にトップアウトし、また一部は先週月曜に、そして他は先週木曜と金曜に向けてサイクル新高値を更新し続けた。さて今回のジオコズミック・サイン群の最後を飾るアスペクトが月曜に完了することから、全ての株式市場が8月終盤の上昇に対する修正安として下落し始めても(あるいは下がり続けても)驚くにはあたらない。

        ここ2週間は、株式市場をさらなる反騰へと刺激してきた中央銀行の発表という観点から見て注目に値するものがあった。10月19日の週、ECB(欧州中央銀行)は量的緩和策の新ラウンドを実施するかもしれないと仄めかした。これに次いで中国人民銀行が政策金利の引き下げを発表した。これら二つの発表は共に成長促進がその目的であり、ヨーロッパの場合はインフレ率の押し上げもその中に入る。両地域の株式指数は2ヶ月ぶりの高値まで反騰した。

先週、米国FRBは金利引き上げを ー まだ ー 行わないと決定することによって同じゴールを達成した。株式市場は再びそれをはやして上昇を続け、10月30日金曜前半にサイクル新高値をつけた。しかしながら、FRBが12月のFOMCで金利引き上げに踏み切る可能性を残したことを投資家達が理解するにつれて、米国とその他世界の株式市場は後ずさりし始めた。

これは長く待たれた修正安が始まったように見える。多くのアナリストがこれを単なる修正ではなく、株は8月の安値以下まで下がるだろうと信じている。だが私はサイクル・パターンから見て、そうはなりそうにないと考える。だがたとえ修正安であっても、いざ始まるとなれば急落になる怖れはある。

FRBが12月に金利を引き上げるかもしれないという示唆の影響を見ると、株に対してよりも米ドルに対する通貨価値の萎縮効果の方がずっと高かった。例えばユーロは発表を受けて急落した。金と銀もまた急落したが、それは私達が重要変化日とした10月28日、銀が16.37でサイクル新高値をつけた直後のことだった。金はその日サイクル新高値に届かず、1183に達したのみだった。金曜には銀は15.50以下、金は1140以下で取引されていた。

しかしながら、米ドルに見られた強さは原油価格を圧倒することはなかった。10月27日火曜に42.58でボトムをつけた後に原油は反騰を開始し、これまでのところ(金曜取引時間中)10%騰がっている。

        気象面から見れば、3回目にして最後の土星・天王星セスキクォードレートが10月23日金曜に形成され、主要な自然災害と同期した。先週述べたように、“これは大自然(または人間)によって地球の一部が脅かされる状況に関わるシグナルだ。前回これが顕れたのは5月4日で、チベットに壊滅的な地震が起きて多くの命が失われた。今回はこれがハリケーン・パトリシアと関連して顕現している。これは西半球でこれまで記録された中でも最強の嵐であり、メキシコ湾岸で風速200マイルに達している”。10月26日月曜、マグニチュード7.7の地震がパキスタンとアフガニスタン国境を引き裂き、1万軒以上の家屋を破壊し390人の生命を奪った。アスペクト自体は終了したが、救助活動と再建の努力が実るまでには長い時間がかかるだろう。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        11月2日月曜、金星と火星は互いの3幕にわたる舞踏の幕を引く。換言すれば、2月22日にこれら情熱的な恋人同士がこれも情熱的な星座宮牡羊座で最初に出逢い、9月1日にロマンティックで楽しいことが大好きな獅子座で2度目の接触を果たした後、今回が3回目にして最後の結合ということになる。彼らは順に11月8日と12日、晴れてパートナーとして結び合う星座宮である天秤座に入るが、その前にもう一度だけ共に過ごすのだ。これはまるで、今までの炎のような情熱が落ち着きを見せ、長期にわたる健康的で建設的な関係性を構築しようとしているようだ。双方が互いに忠実であり続けるのなら、その関係は上手くいくだろう。だがこれは困難かもしれない。土星が海王星に対して10ヶ月にわたるウェイニングスクエアを形成するからだ。これは約束が破られ、秘密裡の裏切りが起き、信頼が疑惑と欺瞞に変わる時の到来を意味する。

        もちろんこれらは全て、より大きな世界というステージにおける世界のリーダー達、そして同じ政党に属する議員達の間にさえ起こり得る様々な現象を象徴している。誰かを惹きつけ、そしてその関係を維持するために、「約束」はなされる。ではその忠実さと愛の約束は尊重されるだろうか? それはその約束事に関わる要素が持つ性格次第だ。2015年終盤〜2016年半ばまで土星が木星・海王星オポジションに対してミュータブルTスクエアを形成することから、合意や条約は痛みと裏切りを伴って破棄されることになるだろうと私は予測している。

        2016年、おそらく私達は偽善、欺瞞、操作や操縦といった行為の数々を経験するだろう。そして私達は最終的に、誰を信頼出来るのか、誰を信頼出来ないかを学ぶことになるだろう。これが土星・海王星スクエアのもたらす重要なレッスンだ。すなわち『最も重要なこと、それは巧みなパフォーマンスではなく本質的な人格そのものである』。

        金融市場を見るなら、金星の天秤座運行は株式の価値上昇を支持するが、貴金属にその保証は無い。投資家達は12月に予定されるFRBの次期発表に間に合うよう、今後3〜6週間は心奪われる新しい恋人…あ、いや株のセクターを探して回るだろう。



≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー≫

『フォーキャスト2016』の執筆が終わるまでこのパートは休載させていただく。





訳文ここまで
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October 18, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント10/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年10月19日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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当分の間抄訳とさせていただきます。
来週10月26日付けのコラムは月イチのお休みになります。
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≪先週をふり返って≫

        世界の株式市場は先週、殆どが水星順行に伴って再び上昇した。多くの指数が8月24日~26日につけた長期サイクル安値への急落直前だった8月18日〜19日以来の最高値レベルまで舞い上がった。それはMMAが提示した直近の★★★ジオコズミック重要変化日だった。しかしながら、全ての株式指数が月の最高値をつけたわけではなかった。一部の指数は前週の高値を抜けることが出来なかった。

        米国ではダウ平均とS&P先物が週の全般にわたって反騰し、8月20日以来の最高値水準に達した。しかしながら、ナスダック総合は反騰はしたものの、9月17日の高値を超えることはなかった。この日付けは次の2つの理由で重要だ。1)FRBが短期金利引き上げをしなかったことで皆を驚かせ、大いに物議を醸した。 2)水星が逆行し木星が海王星にオポジションを形成した。世界の株式指数は殆どがその後9月29日に向けて下落した。一部は8月24日〜26日の安値以下まで落ち込んだ。

以下、世界各地の相場をふり返る記述が続きます。

….一方ロシアのMICEXは直近高値をつけた3月6日以来の最高値を記録した。シリアへの介入によってロシアが世界の石油備蓄のコントロールをより大きく掌握するとの見方から、投資家達(とドナルド・トランプ)は、これを長期目線での大熊(ロシア)への投資機会(そして米国の機会失墜)だと捉えている。

…ただ日経のみが遅れをとっているものの、このパターンは以前にも見ている。実際、1年前ー2014年10月15日かその近辺に、世界の多くの指数が急落を終えてその後大きく反騰した。これも水星逆行の中間点だった。プライマリー・サイクルはまだ初期段階にあることから、こうした場面が再び起きる可能性はある。サイクルの初期段階は殆ど常に強気だ。

        貴金属もまた先週は調子を上げた。しかし、株式市場と貴金属には異なる点がある。貴金属はサイクルの初期段階にはない。それでも金は先週、重要な上値抵抗ラインを突破している。これに従い、私達は10月14日に購読者向けのスペシャルレポートを発行した。

    結局のところ、先週は金融市場が活発に動いた週だった。今週もまた同様に動きのある週になるかもしれない。   



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今週の金融市場はジオコズミック・サイン群が展開する長い時間帯のちょうど中間点となる。この時間帯は10月6日に始まり、11月2日まで続く。したがってその中間点は10月19日月曜〜20日火曜となるわけだ。

        2種類の惑星間シグナルが互いに関わり合いながらこの期間に展開していく。まず10月11日〜10月17日、乙女座で火星が木星とコンジャンクトし、同時にこの2惑星が冥王星とトラインを形成。このコンビネーションが発効する前の最終取引日だった前週の金曜、原油は50.92まで騰がり、7月24日以来の最高値レベルに達した。その後価格は下落して、この時間帯の終わりに近い10月15日木曜には45.23をつけた。原油は木星が支配している(そして海王星は副支配星だ)。現在、金星が同じアスペクトを形成しようとしている。つまり、10月23日〜10月25日には、金星が木星にコンジャンクトし、この2惑星が共に冥王星と調和的なトラインを形成するのだ。原油にはまた再びの変化があるかもしれない。

        金星がもたらす影響は、この3日間で終わるわけではない。11月2日に火星とコンジャンクトする時点まで続く。金融市場において、金星は株式市場の他に大豆(乙女座の時は特に)のような穀物、そして通貨と関連している。したがって10月23日〜11月2日の全期間にわたり、それぞれの市場に重要な変化が起きる可能性がある。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “名目上の物価は下がったように見えるが、社会保障受給者(年金など)にとっての生活費は上昇し、生活の質は下がっている。シニア・シチズンズ・リーグの調べによると、社会保障受給者達は過去15年の間に1/4近くの購買力を失った… 彼らは今年、年間生活費調整を受けられない。これはこの40年間で3度目となる。”   

ー ロバート・パウウェル,
“No Benefit Boost for Seniors,”
USAトゥデイ, 2015年10月16日付


        “… 多くの人々に … 大不況が長引き景気の回復が遅れていることでFRBを責める声が高まっている。しかし木曜に発表された予算・政策優先事項センターの研究によれば、真実はその逆だ。「これらの非凡な政策が危機を終わらせ、他の殆どの国々よりも米国において顕著に見られる経済回復をもたらした … 金融危機から得られた教訓はこれだ。どんなに不快な事であろうと、金融システム(銀行)を安定させることは経済を安定させるための重要な第一歩である。もし一般世帯や企業が信用を供与されなければ(*借金が出来なければ)、経済は窒息する… もちろん、QE(量的緩和)にはネガティブな副作用の可能性はある。しかしその殆どの部分がいまだに具体化はしていない。”

ー アラン・S・ビンダー、 マーク・ザンディ
“Don’t Look Back In Anger at Bailouts and Stimulus,”
ウォールストリートジャーナル, 2015年10月16日付


        11月2日まで発効し続ける木星と金星のアスペクトと同じように興味深くまた重要なことは、2015年11月後半に不気味に迫る物事に関しては、社会、金融市場、あるいは世界に起きる強力な変化を誰も経験したことが無いということだ。

土星・海王星ウェイニングスクエアは36年周期を持ち、前回は1979年〜1980年に起きた。今回は2016年9月までに3回起きる。この重要な天体イベントが持つ影響力のオーブは現在すでに発効中だ。何故なら、2015年11月26日に起きる最初の正確な形成の9ヶ月前から私達はそのテーマを経験し始めており、それは最後の形成が起きる2016年9月以降、さらに9ヶ月の間続くからだ。

土星と海王星、そしてスクエアというアスペクトが持つ力学は、2016年の米国大統領選を支配するだろう。そしてまた、選挙年における金利政策の変更に関わる決定を下すにあたって起きるFRBの内部闘争とも同期しそうだ。土星が現在射手座に在泊していること、そして、2016年1月〜2018年1月の間に、FRB設立図の10惑星の内半分の5惑星にコンジャンクトまたはオポジションを形成することを考慮すれば、米国の一般大衆がFRBに対して、ビンダーとザンディの銀行業界分析記事と同様の寛大さを示すとは思えない。

米国の一般大衆は、政治リーダー達に対しても寛容ではないかもしれない。2016年の選挙はアメリカ人にとって、"実体的経済利益" という側面において、1980年のそれと多くの類似性を持っている。その年はちょうど土星と海王星が同じハードアスペクトを形成していた。土星は高齢者、年長者を支配する。海王星は高齢者、貧困層、そして政府や他者からの人道的支援を必要とする人々のための社会プログラムを支配する。FRBが2010年にZIRP(ゼロ金利政策)に乗り出すと共に、貯蓄者はこれがもたらす変化によって著しく傷付けられてきた。

当時このコラムで提示されたこのコンセプトは、主要な報道機関や政治家(誰がコラムを読んでいるかをを知ればあなたは驚くだろう)によって取り上げられてきた。上に引用した記事中の 『もちろん、QE(量的緩和)にはネガティブな副作用の可能性はある。しかしその殆どの部分がいまだに具体化はしていない』との示唆は、とりわけ高齢者や貯蓄者にとっては不可解極まりないだろう。しかしこれもまた、ハードアスペクトを持つ海王星が持つもう一つの特質なのだ。それは「現実からの乖離」そして「政治的情報操作」だ。




訳文ここまで
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October 11, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント10/12【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2015年10月12日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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『フォーキャスト2016』の翻訳作業その他の都合により当分の間 抄訳とさせていただきます。今週は ≪短期ジオコズミクス≫ と ≪長期的考察とマンデーン・アストロロジー≫ のみです。
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≪ 短期ジオコズミクス ≫

        今回の水星逆行(9月17日〜10月9日)は、顕著にその存在を主張した。私はいまだかつて、この短期間にこれほど多くの姿勢変化や政策変更を目撃したことはない。過去3週間にわたるFRBの右往左往についてはこのコラムでも述べてきたが、中東情勢の突然の変化によって、この地域に対する米国の主要な政策もまた変更を余儀なくされた。一方、下院議長ジョン・ベイナーの辞任に続き、有力な後任候補と見られていたケビン・マッカーシーの立候補辞退の発表もあった。これは共和党内の足並みの乱れを表すものだ。しかしながら、民主党は民主党で無秩序な様相を呈している。次期大統領候補の筆頭、ヒラリー・クリントンはTPA(貿易促進大統領権限)反対論者へと自らの立場を変えることによってオバマ大統領との結束を乱し、同時に副大統領ジョー・バイデンが民主党の大統領候補として参入する門戸を大きく開いた。

        水星が逆行運動を終えた10月9日は、多くの金融市場におけるリバーサルとの間に強い歴史的相関関係を持つ、いくつかのジオコズミック・サイン発効のただ中であった。10月8日木曜には金星が、大衆的に好まれやすく楽観的な星座宮である獅子座を離れて乙女座入りした。これはスポットライト志向から労働志向へのシフトを表す。さて、最近の米国を思い返してみれば、ローマ法王、習近平中国国家主席、そしてロシア大統領の訪米など、興味深い百花繚乱が見られた。これからはひょっとすると労働組合系の幹部達が私達の目を引くのかもしれない。

10月10日土曜、金星が土星にスクエアを形成する。これは地位や物的な価値を高めるのではなく、低くする傾向がある。その次の日(10月11日日曜)、太陽は天王星とのオポジションを形成することにより、天王星・冥王星スクエアのトランスレーションを終了する(10月6日〜11日)。これらの天体現象は、市場トレンドの突然のシフトと関わりやすい。トレンド変化が再び起きるとするなら、それは騰がってきた株式と商品には厄介な兆しとなるかもしれない。

先週のコラムにおいて、このトランスレーションに関連するもう一つの象意を指摘した。『自然現象という側面から言えば、これは洪水、地震、ハリケーン、竜巻、突風など大自然の力が噴出する現象との相関性を持つ』。先週はこれらの全てが示現したが、特にサウス・カロライナ州の洪水は、まるで聖書の1シーンかと思うほど大規模なものだった。こうした現象はまだ終わらない可能性がある。10月23日、土星が都合3回の内最後のセスキクォードレート(135°)を天王星に対して形成する。土星は大地(地球)と政府を支配し、天王星が突然の活動、混乱、分裂、そして振動を象徴することを考慮すれば、先週から続くイベントの影響力はまだ終わっていないだろう。こうしたエネルギーは、また異なるレベルの現象として示現する時を待っている。

        木星と海王星もまた重要な役割を演じつつある。これらは共に原油を支配する点で重要だ。先週論じたように『10月6日〜17日の11日間には木星・海王星のアスペクトもたっぷりと効いていることから、原油価格に再び変動が起きることも予測し得る』。 原油は騰がっており、7月22日以来初めて1バレルあたり50ドルを越えた。10月いっぱいは木星と海王星に対する調和的なアスペクトがあるので、中東における地政学的緊張が原油価格を今週少し過ぎまで維持する可能性はある。しかしながら、私達は11月終盤を懸念している。何故ならその時、土星が全3回の内最初のウェイニングスクエアを海王星に対して形成するからだ。ジオコズミックな観点から見れば、原油(そして金利)にとっては、こちらの方が今起きている天体現象よりはるかに重要な相関関係を持っているのだ。


 ≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

“独裁者を見れば…. そのパターンは常に同じだ。まず人民から銃を奪う。そうすれば押し入って彼らを支配出来るからだ”

ー ベン・カーソン, 共和党大統領候補者
     “カーソン、より多くの人々が銃で武装すべきだと示唆” より
     by Susan Page, USA Today, 2015年10月6日


    過去7年 ー そして特にこの3年間 ー は、非常に暴力的な日々だった。ファイナンシャルまたはマンデーン・アストロロジーの分野では、これは天王星と冥王星の原理と一致し、またこれらは強力なカーディナル・スクエアのオーブ圏内で推移してきた。このアスペクトは今年の終わりまで近接したままだが、その後分離し始める。これは、世界がこのところ経験してきた暴力の軽減という希望の兆しだ。

    もう一つ、あまり知られていないジオコズミックなエネルギーの相互作用がある。これは単に暴力の軽減だけでなく、特に米国における政治のプロセスを覆ってきた狂気の抑制にも寄与する可能性がある。これは黄道上を逆行する水星の動きに関するものだ。2015年の水星逆行は、風の星座宮に始まり風の星座宮で終わってきた。換言すれば、水星は風性の星座宮で過ごす期間が他のエレメントに比べてとてつもなく多い7年サイクルにあったということだ。以前これが起きたのは2008年、2001年、1998年etc. だ。当時、政治と世界経済は制御された状態とはほど遠かった。

        アストロロジーの研究において、水星は思考、知力、そしてコミュニケーションを支配する。こういった性質から、これもまたアイデア、知性、コミュニケートへの衝動を司る風の星座宮と水星は相性が良い。この二つが合体することで、風性星座宮の水星は、新しい卓越したアイデアが生まれ、知的セオリーに基づいた実験が行われる時期を示唆する。そこで問題となるのは、こうしたアイデアの典型として歴史的先例を持たないことだ。そのアイデアが上手くいくのかどうかは誰にもかわからない。だがその発案者達は自信たっぷりだ。結局のところ、彼らは "頭の良い" 人々だ。そして水星が風の星座宮で多くの時を過ごす時、非常に賢いアイデアを引っさげた "頭の良い" 人々の話題には事欠かない。私達はそれほど巧みに話の出来る人々を信じたいと思う。それに加え、そのアイデアは大いなる情熱をもって伝えられるので説得力がある。風性星座宮の水星は、セールスマンや販売業に人達にはうってつけの配置と言える。

        通常、風性の水星に欠けているのは常識あるいは社会通念だ。肝心なのは "アイデア" そのものであり、予測し得る結果ではない。結果は当然素晴らしいだろうというのがその信条となっている。ところが現実を見ると、結果は必ずしもそう素晴らしいものとはならない。通常、その結末は "頭の良い" 人々が全く予想もせず、考慮することもなかったような何かを生み出す。多くの場合、頭脳明晰な人々は彼らの凄いアイデアを実際に適用していくことには興味が無い(またはその能力に欠ける)。彼らはただそれについて話をするのみだ。だが、もともと風性星座宮は活動宮ではない。

        私達は "風の星座宮に在泊する水星" に彩られた年をもうすぐ抜け出ようとしている。2016年になると、水星逆行のスタート地点は "風性" から "地性" へと移行するのだ。地性は実務的だ。地性は伝統を重んじ、以前上手く機能した先例を大切にする。また地性は合意を形成し、チームのような協調体制を実際に確立しようと試みる。単にチームワークの重要性について語るだけでは終わらず、明確に定義されたゴールに向かって互いに協働するチーム作りに着手するのだ。

        さて、風性星座宮の水星的な "賢いアイデア" に辟易としている人には良いニュースだ。2016年、水星が逆行運動を地性星座宮からスタートする時、全体のムードは漠とした不安から「何が上手く機能するか?」「どうすれば物事を為し遂げることが出来るか?」というシリアスな思考へとシフトするだろう。結局のところ、売り込みが一番巧みだったり、最も頭の切れる人物が2016年の選挙に勝利するわけでもなさそうだ。反対に、実務的で、良識に沿ったやり方を通して物事を成し遂げることが出来ると大衆を説得し、納得させることの出来る人物が勝利を得るかもしれない。

        また投資家にとっても、水星が地性の気をより一層帯びてくることは、歓迎すべき安堵感に繋がる可能性がある。市場が社会的な事象に対して予測に沿った素直な反応を見せ始めるからだ。世界は水星が風の星座宮で逆行する最後の3週間をつぶさに見てきた。もう悪いニュースは必ずしも市場に取って良いニュースになるとは限らない。しかしながら、良いニュースは金融市場にとっても良いニュースとなりやすい。だが、そこで試練となるのは "良いニュース" を創り出すことだ。何故なら地性の星座宮において、私達は風の星座宮で下された決定の結果に対応せねばならず、そしてそれは、当時考えられていたほどには賢い決定とは限らないからだ。






訳文ここまで
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October 04, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント10/5【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム  2015年10月5日(フリー版より)
翻訳:hiyoka 
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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フォーキャストの翻訳作業その他のため、しばらくの間抄訳とさせていただきます。
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≪ 先週をふり返って ≫

    概要としては、トリックスターたる水星の働きが市場にどんな影響を及ぼしたか、特に金曜は水星が支配する双子座に月が入っていたことと連動して米国市場に興味深い動きが見られたことに言及。その他金と銀、Tノート、通貨などへの言及がありました。株式市場に関する限り、ここ7年の間で言われてきた屈折したアイデア「悪いニュースは買い」が今回も効いたと見てよいだろうとのこと。

いずれにしても全ては水星逆行中に起きたことであり、テクニカル上の買いサインや売りサインは殆ど信用出来ないという論調でした。


≪ 短期ジオコズミクス ≫


        今週はさらにまた、多くのジオコズミック活動を含む長期の時間帯が始まる。
10月6日〜11月2日の間、金融市場のリバーサルに関わる13のジオコズミック・サインが、その間隔を6日も開けずに立て続けに起きるのだ。またこの期間中、複数のジオコズミック・サインが4日と開けずにアスペクトを形成し続ける短期の時間帯がある。これらの内ひとつが10月6日〜17日に起きるが、その期間中には水星が逆行を終える10月7日が含まれている。その翌日には金星が土星にスクエアとなり、そのまた翌日、太陽が天王星に年に一度のオポジションを形成、そして木星が冥王星にトラインとなる。

この時間帯は太陽が冥王星にスクエアを形成する時点(10月6日)から始まる。したがって私達は、10月6日〜11日の5日間で太陽が天王星と冥王星にTスクエア(トランスレーション)を形成するのを目撃することになる。自然現象という側面から言えば、これは洪水、地震、ハリケーン、竜巻、突風など大自然の力が噴出する現象との相関性を持つ。金融市場から見るなら、突然のリバーサル(またもや)や激しい価格の上下動(再び)だ。また10月6日〜17日の11日間には木星・海王星のアスペクトもたっぷりと効いていることから、原油価格に再び変動が起きることも予測し得るだろう。

        テクニカルやチャート分析の面から見れば、多くの株式指数が再び良いイメージになり始めている。しかしながらジオコズミクスは、今後2週間はまだ危険が潜んでおり、状況が突如後退して再び懸念の急落が起きかねないことを示唆している。したがって私達は、ある研究では強気に転じながら、他の研究においてはいまだにさらなる急落の危機が警告されるという、興味深い時期に入りつつある。


≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        政府の債務支払いのための資金は従来の予想より早い時期に尽きるだろう... 米国財務長官ジェイコブ・ルーは、11月5日前後に政府の手許現金が足りなくなると告げた... “十分な現金が用意出来なければ、米国政府は史上初めて自ら負うあらゆる義務を果たせなくなる” ルー氏は書簡でこう指摘した。

ー『債務上限、デッドラインは11月』Nick Timiraos, Kristina Peterson,
  ウォールストリートジャーナル, 2015年10月2日


        また今年も、いつものように政府による緊急嘆願 ー 米国債務上限の引き上げ要請が出された。いったい山羊座の冥王星(政府の負債)に終焉はあるのだろうか? 金融・財政政策が平常(あるいは正気と言う方がより正確か?)に戻る日は来るのだろうか? これはつまり、FRBがそのZIRP(ゼロ金利政策)を手放すに足る自信を獲得し、そして政治指導者達が選挙で負けることの恐怖を乗り越え、納税者が納めた金額以上の支出を止めるだけの勇気を持てるかどうかということだ。 そもそも米国民は、ただもっともっとと多くの "物事" を与える約束を連発するのではなく、ひたすら責任を持って国庫を扱おうとする人物に投票するだろうか? 

        さてここで、世界と国家の債務という側面から冥王星を理解するためのレッスンを行うとしよう。もし皆さんが形而上学的な解を求めるなら、これから述べる内容を拡大し「*カルマ的な負債」として見て取ることも出来る。例えば「蒔かぬ種は生えない」すなわち「収入を超えた支出をすれば赤字に陥る」といった具合だ。あなたの人生、あなたの資産は "バランスの崩壊"を迎える。そして自分自身が行った選択の結果として、支払いという結果が待つのだ。
* カルマ的な負債:Karmaは因縁や報いを指す言葉。山羊座に冥王星が在泊する2024年までのカーディナル・クライマックスでは、その何処かの時期で、個人それぞれの人生においても、これまでに選択してきたあらゆる行動の結果を体験し精算を行う機会が訪れる可能性があるということ。

        冥王星が山羊座入りした2008年1月、カーディナル・クライマックスがスタートした。そして2024年に冥王星が山羊座を去り水瓶座入りする時、ついにカーディナル・クライマックスの領域を抜ける。この期間中を通して、負債の封じ込めは困難な課題として存在し続けそうだ。それだけではない。今までもこれから先も、その時々に見られる負債抑制への無能力、やる気の無さ、または勇気の欠如が、より深刻な財政状況へと導く怖れがある。土星が海王星とのオポジションを形成する時(2016年11月〜2017年9月±9カ月)、こうした物事に対応する能力の欠如(機能不全)と優柔不断という問題がより鮮明に浮上してくるだろう。

        一方、こうした "冥王星マター" を着実に実行するにあたり、政府指導者達が示す無能さが招く結果の一つ、それが破産だ。土星が山羊座の冥王星と合となるのは2020年だ。その時、この問題は2009年〜2011年のカーディナル・クライマックス最盛期における体験よりもっと差し迫った形で取り沙汰されるだろう。当時から米国における(そして世界中至るところの)政府機関閉鎖という脅威は珍しいことでも無かった。そしてその脅威をもたらす原因が解決されることも無かった。政治指導者達が何度も何度も "缶を遠くに蹴り飛ばし"(状況を先延ばしにすること)続けた結果、それはいまだに私達と共にある。

さて、冥王星は何かを(あるいは誰かを)何度も何度も蹴り倒すゲームを好む上に、問題となる事象を取り除いてはくれない。冥王星は ー 経済の死神というその最も恐ろしい蠍座的な役割において ー ただ奇跡的に姿を消すことはあり得ない。政治家達が、負債の解決には単にもっと支出を増やせばよいという彼らのケインズ主義的呪文を皆に信じてほしいと思っても、そうはいかないのだ。彼らはそれが経済回復を刺激するだろうと信じている。だが負債の因果がここまで深みに達すれば話は別だ。全く逆の話になる。カーディナル・クライマックスに入って6年、ここに見られる経済回復の弱さを何よりの証拠としながら、負債はただ積み上がっていく。

        冥王星が強調されている間にこの惑星が支配する問題点(負債のように)がまず明確に宣言され、そして完全に解決されない限り、その後まもなくそれに関わる緊張が高まるのは確実と言ってよいだろう。冥王星(とその脅威)は決して死なない。彼はゾンビのようなものだ。あなたがどんなに葬り去ろうとしても、彼は何度となく戻って来る。それは彼が統轄する問題に、あなた自身の手によって適切な幕引き(解決)が行われるまで続く。彼がそれらを死に至らしめるのではない。何故冥王星が死と再生を支配するかの答がこれだ。そして山羊座に在る時、こうした原理は各国政府に関連してくる。国が(負債のせいで)その財布の紐を制御出来なくなれば、その国家の存在に関わる全ての側面に困難が生じる。その国は徐々に力を失い、生き残りは困難となり、そしてもはや通常の道理は通じなくなるだろう。

        とはいえ、絶望し過ぎないようにしよう。冥王星はその性質の全てがネガティブで困難なわけではない。冥王星が真に要求するのは、悪い方向に進んでいる物事に注意を向け、それを修復しようという意欲を持ち、改革し、正し、あるいは癒やすことなのだ。世界中でこうした事に対する気付きも生まれてきている。すなわち今、世界の財政において何かがバランスを崩しているという事への気付きが育ちつつあり、それに伴って解決に向かうためのより多くのアイデアが生まれ始めているということだ。

税制改革の問題、そして政府の無駄遣いを削減する問題についての議論は続いている。それは確実に一助となるだろう。だが、全ての局面において、おそらく最も重要な鍵となるのは人々を仕事に戻すことかもしれない。10月2日金曜に発表された米国の失業率は再び5.1%となった。しかし労働市場から完全に落ちこぼれた人々を勘定に入れるなら、その割合はおおよそ10%に上る。もっと悪いことに、働いている人々の労働時間は減らされ、賃金は停滞している。これは幸福で安全な未来のモデルではない。

その一方で、冥王星は現在山羊座の旅(2008年〜2024年)のちょうど中間点に来ている。中間点がしばしばそうであるように、これはもしかすると、何らかのターニングポイントを示唆しているのかもしれない。ひょっとすると物事は逆転しようとしているのかもしれない。その可能性はある。

逆転のために冥王星が必要としていることの全ては、上手く行っていない政策や行動を認識するにあたり、それに関わる皆が一致団結して努力すること ー そしてその後に続く是正だ。おそらくは何か新しいやり方で、暗礁に乗り上げた物事をもう一度、機能させるのだ。そうすれば冥王星は満足するだろう。そして彼は平和を見出し、世界をその平和の下に手放すことだろう。







訳文ここまで
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September 20, 2015

レイモンド・メリマン 週間コメント9/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2015年9月21日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週、9月28日付けのコラムは都合によりお休みとさせていただきます。
m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        7月25日〜9月6日の金星逆行が終わり、現在は水星が9月17日〜10月9日までの逆行の旅を始めている。私達が終えたばかりの金星逆行期は決して楽なものではなかった。そして私達が今 迎えている時間帯もまた生易しいものではない。これは今までとは違っている。異種の挑戦が続き、しかも待ち受ける未来はこれまでよりずっと確実性に乏しい。

        9月17日には水星が逆行に転じただけではない。同日、木星が海王星にオポジションとなり、一旦蠍座に戻っていた土星が2年にわたる射手座の旅を開始したのだ。そしてまるで宇宙の采配であるかのように、その同じ日に、長く待たれていたFRBの短期金利に関する発表が行われた。多くの人々にとって喜ばしいことに、最近のZIRP(ゼロ金利政策)からの利上げは行われなかった。世界の株式市場は喜んだ。発表から1時間のうちに、ダウ工業平均は16,665から4週間ぶりの高値16,933まで跳ね上がった。木星・海王星パーティの始まりだ! 

だが宇宙にはまた別の考えがあったらしい。投資家達は疑問を感じ始めた。『何故FRBは金利を上げなかったんだ? 引き上げのための基準は全て満たしていたはずだ。きっと経済にはFRBが再び後ずさりするだけの何やら悪しき事情が潜んでいるに違いない...』。水星逆行の典型例に従って、投資家達は1時間後には考えを変え、急落が始まった。それは去る5月19日、前回の水星逆行時にダウ平均が史上最高値をつけていた時に起きたのと同様の動きだった。金曜の午後までに、ダウ平均は木曜午後の高値から600ポイント近くも下落した。「*不合理な活性化」は、またたく間に重苦しい現実に取って代わられた。
*不合理な活性化:木星・海王星オポジションの象意のひとつ。どう考えても合理的とは言えないような理由、論拠、または期待感に基づいて興奮状態や空騒ぎが起きること。

これは今までとは種類の異なる課題であり、FRBはその管理・制御能力と(または)信頼性を失いつつある。彼らは魔法の力を失おうとしているのだ。土星は今や射手座に在り、そして射手座の支配星である木星は、土星にスクエアを形成しようとしている。もう何事も簡単には運ばない。何事もタダでは手に入らない。地平にむくむくと集積しつつある、あの黒雲は一体何だろう?

        継続するFRBの優柔不断による犠牲となったのは、株式市場だけではなかった。米ドルもまた他国の通貨に対して下落した。だがこれは商品にとってはプラスだった。金と銀は素晴らしい週を過ごした。さぁこの直近の反騰が果たして本物かどうかを見極めるテストの時だ。水星が逆行中であることから、この反騰は騙しの可能性があり、トレーダーがドルや商品の長期見通しをめぐって強気と弱気の間を右往左往することになるかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクス ≫

        ファイナンシャル&マンデーン・アストロロジーの原理から見て、今週がまた再び興味深い週になることは請け合いだ。とはいえ、ユーモアのセンスを保つのは困難だろう。何故なら今週のアスペクトはかなりシリアスな様相を呈するだからだ。土星は今射手座に入っている。これはポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)ー そして独善的な正義の境界線 ー を侵害する行為に対する結果が、大衆にとっての苛立ちや過度に声高な主張をする少数派の攻撃という、新たな高みに達する時だ。今週はこの力学の一例を目にすることになるかもしれない。

というのも9月24日木曜、*天のターミネーター冥王星が順行する(つまり逆行を終えるわけで、いつもより影響力が強い)。そしてまさにその次の日、*攻撃者たる火星が頑固者の土星とスクエアを形成するのだ。もし争いの種があるなら、マズイ場所でマズイ相手にマズイことを言うには決して良いタイミングとは言えない。あなたがこの脅威を生き延びたいなら、あなた自身の内に湧き起こる衝動を抑えることだ。だがもし闘うつもりなら、少なくとも援護に付いてくれる味方がいるかどうかを確認した方が良い。
*冥王星順行:日本時間9月25日16時ごろ
*火星・土星スクエア:日本時間9月26日09:40前後にジャスト

        水星逆行(9月17日〜10月9日)もまた、水星の支配する星座宮(双子座と乙女座)に自分の太陽を持つ大統領候補者(例えばドナルド・トランプ、ベン・カーソン、カーリー・フィオリナ、マルコ・ルビオ、クリス・クリスティ、そしてバーニー・サンダースなど)にとっては大きな影響を及ぼしそうだ。もし彼らが「政治的正しさ」の御旗を掲げて進軍する集団の引いた境界線を犯さぬよう注意を払わないなら、刺々しい砲撃の的になる側に立つかもしれない。それは望みもしない予想外の爆発を引き起こす。言葉の選び方の失敗、または他者に対する過度に好戦的な攻撃によって、彼らの人気は突然真っ逆さまに降下する可能性がある。支持率 ー 順位 ー は、今後3週間の内に驚くような展開で変化するはずだ。過去2回の大統領選サイクルに起きた水星逆行のさなかに、ニュート・ギングリッジとジョン・マケイン(双子座と乙女座)の幸運が突如として消滅した時のことを考えてみると良い。上手く泥仕合を避けた者が勝者となるだろう。

        では、これは株式市場にどう影響するだろう? 9月28日は高度にチャージされた月食であり、同時に*水星逆行の中間点圏内でもある。もし砲身が爆発するのなら、最近の水星逆行中間期がそうであったように、またさらなる急落がありそうだ。ところがだ。これは特別な買いチャンスもまた提示するかもしれない。それはひょっとすると、爆発(もし起きるならだが)のすぐ後になる可能性がある。今のところこの時間帯は気味悪くも見えるが、同時に重要な安値の出現に近付きつつあるようにも見える。おそらくそれが起きるのは今後5週間以内のことで、そこから世界の株式市場にかなりの反騰が見込めそうだ。もしかするとFRBがその行動基準に沿って動き出す勇気を得るのかもしれない。
* 水星逆行中間点:日本時間9月30日深夜
ひょっとすると私は、不合理な活性化という木星・海王星のテーマを少しばかりこの身に感じているのか ー または少なくとも、空でも落ちてきそうなほど驚きに満ちた今の世界に、いくばくかの希望を抱いているのかもしれない。何故なら、落ち来る空の向こうには大宇宙が拡がっており、天の兆しは常に変化するドラマを描き続けることを私は知っている。そしてそれが、太陽の下に生きる者達に究極の創造的な解を示すだろうことを、私は知っているからだ。



≪ 長期的考察とマンデーン・アストロロジー ≫

        “私が言ったとあなたが思っている内容をあなたが理解したのはわかる。だが、あなたが聴き取ったことは私の意味した内容ではない、ということをあなたが理解しているかどうか、私には確信出来ない”

ー アラン・グリーンスパン 元FRB議長

        “米経済はこのところ良い状況にある”。 FRB議長ジャネット・イエレンはこう言った。しかし経済は、短期金利においてほんの25ベーシスポイントの引き上げに耐えられるほどの成長もしていはいない。これはゼロ金利(ZIRP)時代という際限の無いパターンに入ったことを意味する。その中で、自らの政策が上手く機能していると言うにせよ、十分とは行かなかったと言うにせよ、いずれにしてもそれを理由に中央銀行はZIRPを続行しなければならないということだ。

ー『ゼロ金利の袋小路』ウォールストリートジャーナル社説 9.18.2015


        “これらの研究はFRBがその低金利と緩和的な金利政策を2015年の殆どの期間、そしてゆうに2016年に入ってまで続行しそうなことを示唆している。”

ー『フォーキャスト2015』R.メリマン(2014年11月執筆)



        中国人は彼らの望んでいたものを手に入れた。FRBは短期金利の引き上げから後退した。それは数週間前、元を切り下げるという、中国人にとっては至上の目的の下で行われた。だがFRBがいったい何を、いつ行うのか、そして将来において果たして何かを実施するのかどうか?という困惑が高まる中、想定外の結果が生まれつつある。これは木星・海王星オポジションと9月17日の水星逆行によって描かれた絵図の通りだった。その日の発表は、 米国経済のために、さらに重要なことには弱体化した中流層のために、現状を打破する戦略を試そうという話ではなく、むしろ諦めるという選択の発表だった。貯蓄者は相変わらず痛めつけられ、よりリスキーな投資へと追い込まれる。低金利が続く国債の代わりに、以前のように騰がり続けるのではなく今や下落途上の株式市場へと追い込まれていく。

        それでも、ここ2年にわたって私達が述べてきたことに照らしてみるなら、この歴史的かつ過度の緩和的な期間は終焉に近付いている。そして次なる金利上昇期は2016年の早い時期に訪れようとしている。こうしたアスペクトは時に、正確な形成の直前、または最も強い力を発揮する期間、あるいは形成の少し後に、その力学を象徴するような出来事をあからさまに提示し始めることがある。

今回の場合、私達は2015年11月26日に最初の正確なアスペクトを形成し、2016年9月10日に全3回のうち最後の形成を果たす、土星・海王星のウェイニングスクエアに注目している。この36年周期のジオコズミック・サインは、米国における長期の金利サイクルの終了、及び新たな長期トレンドの始まりとの例外的とも言える相関関係を持っているからだ。これについては最近イタリアのトスカナで開催したMMA投資・リゾートセミナーにおいて、幾人かのMMA卒業生によりその詳細が論じられた。

        他にも土星と海王星に関しては、金融市場や世界で起きる事象との長期の相関関係が数多く存在する。来年の『フォーキャスト2016』はもちろん、今後のコラムにおいてもこれについては述べるつもりだ。来たるべき年間見通しの執筆がいよいよ始まる。






訳文ここまで
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