新月(満月)の星読み

December 06, 2018

🌑12/7の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  12月7日16:39前後、北海道周辺で 16:45前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は16:20頃、沖縄周辺では13:48前後に射手座 15°07’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】

*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月・太陽 ♐️射手座15°~16°― 発効期:12/7~1/5 】

🌑🌞"The groundhog looking for its shadow"
   『自分の影を探す地リス
                 ↓
🌑🌞"Seagulls watching a ship"
   『船を注視するカモメ

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★来たるべき大きな変化への予感と寄る辺なさ(浮遊感)の共存
→★何かを選ぶことによって何かから別れていくことを自覚する
→★漠としながらも圧倒的な潮流の中で用心深く息をひそめる感覚
→★陰/影の中にこそ豊かな生命力と動因の領域が存在することへの気付き
→★身近な「影」は見えず、外界に投影された「影」を実体と見る危険
→★今に存在し得ていることの証明となる怖れや不安という陰影の彩りを見る
→★自分の内界に存在し続ける "コア" を護りつつ、必要な柔軟性をまとう
→★あらゆる「謎」「ワケのわからなさ」に対しユーモアを持って立ち向かう
→★目的やゴールへの道を阻害し狭める主な要因が
              自己の内部に存在することに気付く
→★あらゆる悪意や欺瞞の中から自分にとっての真実を見分ける挑戦
→★内在する「力」の闘争に勝ち残った「意志」が今後の自己を創っていく
→★何かがおかしいと感じた時、すぐに声を上げてアピールしたくなる衝動
→★人や物事を簡単に判断し一言のもとに断罪する快感への誘惑と危険
→★不可能な物事を可能に見せるもっともらしい話法に注意する必要
→★優位に立ち支配力を高めるために他者や状況を品定めする狡猾な心理
→★その場を支配する「一番大きな声」に無意識に追従してしまう傾向に注意
→★自分の潜在意識下に存在する「ショック」への渇望/願望に気付く
→★自分自身が自己に覚醒する予感とそれを生き抜こうとする意志の確認・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『闘いの前に必要とされる内的シフト』
                    ↓
            今回の新月くつろぎながら油断なく目を見開き、
                     耳を澄ましながら肩の力を抜く

                   
            
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        とうとう、今年最後の新月になってしまいました。なんだかあっという間に過ぎゆく感のある2018年。
(...って、毎年12月になると同じこと言ってますが...-_-;)

ただ、今年はいつになく感慨深いものがあります。
(たぶん、これから先は毎年そう言うのかもしれないけど...-_-;)

        今、『フォーキャスト2019』は発刊までの秒読み段階に入り、最後の章の校正と、すでに入稿した章のゲラ校正に入っています。なのでたぶん今、わたしの頭は完全に "マンデーン化" しているかもしれません。それほど、今年のフォーキャストのマンデーン・パートは...何かいつになく特別の雰囲気があるように感じられました。 なんていうのかな、行間からズンズンと押してくるある種の「力」に押されつつ、ときにふぅ〜とため息をつきながら。そんなことばにならない感覚を含めて日本語に置き換える作業をしてきた1ヶ月半。そしてあと少し。 それをことばの小さな範疇に押し込めれば、超近未来への「危機感」と言えるかもしれません。けれどもっと大きな意味では、集合体としてのわたし達が、本物の「壮大な変化のトンネル」へと突入していく寸前の緊張感。またはメリマンさんからの「心してかかれよ...!」という暗黙の激励とでも言えば良いでしょうか。「あぁ、いよいよなんだな」って。

『フォーキャスト』と『マンデーン』については、後でまたいつものように紹介記事をUPするつもりですが、もし時間の余裕があれば、初めての方のためにその内容についてもほんの少し、触れられたらなんて思っています。(いつも目次くらいしか紹介出来ないので...)


        さて、そんなこんなの渦中にあって、今パーソナルにはどんなことが書けるのか。前の記事で、11月23日の満月を過ぎ越して新月に入るころには、もしかしたら何かが少し見えてくるかもしれないと言ったような気もします。。12月の新月。では取りいそぎ、行ってみます!
        

★12月新月の星模様とチャレンジ ★

<新月図で目を引いたアスペクト>
新月図のディセンダント(グレートアトラクターとコンジャンクト)
  に乗る新月が魚座の火星・海王星コンジャンクションにスクエア
天王星と月のノースノードから新月にクァドリフォーム
木星・ネッソスがスクエア
 <カルマに基づく関係(性愛が複雑に絡むような)の岐路、選択の問題>
金星・天王星・月のノード軸でゆるいGスクエア
 (正確なGスクエアは12月1日〜2日)

 <後ろ髪を引かれる迷いを断ち切って新しい方向に進む必要>
新月図のロードである水星、月のNノード、カイロン、ヘカテのカイト
 <岐路の暗示。自分自身の本源を探り当て、確かめ、降りていくような促し>

<何らかのインパクトがありそうな惑星スケジュール>
12月7日  06:22 水星順行開始
       (前後数日のストームフェーズに注意)

12月9日  火星・海王星、天王星からパラスに変形YOD
        水星・カイロンがトライン(NノードとでGトライン)

12月11日 フォルス再度山羊座入り
       (来年、最後にもう一度射手座に戻る)

12月12日 金星・アルビオンがオポジション、魚座のネッソスが調停

12月15日 天王星・海王星&火星のワクシングセミスクエア成立

12月19日 水星・ネッソスがスクエア

12月20日 太陽・カイロン・Nノードがラーニングトライアングル
        金星・太陽がセミスクエア



そして...

12月23日 蟹座0°53'で満月!


では、アスペクトまとめて簡単に:


        今回特徴的なのは、新月が対人関係(パートナー、マンデーンなら対同盟国や「同じ側」の国々)を意味するディセンダント上にあってグレートアトラクターとコンジャンクトし、火星・海王星にスクエアを形成していること。そして天王星とNノードから新月へのクァドリフォーム(別名トールのハンマー)。先日もツイートしたように、メリマン・コラムを読んでいるひとにとっては、火星・海王星が「受動攻撃性」に関連することは周知だと思う。

この新月図では、ネガティブに顕れる場合、心理的に何か早急に解決しなければならないと感じる懸案事項があるのに、その明確な解決法や打開策が掴めずにフラストレーションが溜まる、または対立する者同士の利益のバランスを取ることで物事を進めようと思っても、それが上手くいかず、まずい部分を隠して押し進めたりする感じがあるかもしれない。コレ!と思う結論に飛びつきたくなる心理も刺激されるし、思考を深めるのが難しい星回りではあるけれど、ここを通り抜けていくには「よく見る、見据える」「熟考する」そしてもし可能なら「余計な動きは慎んでエネルギーを溜める」ほうが良いかもしれない。そしてメリマンさんが指摘していたように「正直・誠実であること」がその根本に来ると思う。


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        この新月は射手座の第2ディーカンで起きる。これは前回の満月で水星逆行が始まった位置に近く、前回書いたように、好奇心が極度に強いとされている領域。そして、大きな癒しの要素を強く持ちながらも、そこに到達するまでにあらゆる悪意や欺瞞の壁に立ち向かう試練があるとも言われている。また、一度誘惑の声に取り込まれたら深く嵌まってしまう、綱渡りの道(または戦士の試練)だとする説もある。またこの位置は、射手座領域の特異点のひとつ、わたし達の銀河の数万倍もの質量が集中し、重力異常を起こしている「グレートアトラクター」が存在するとされている領域でもある。(このグレートアトラクターを中心に、わたし達の銀河、乙女座銀河団、うみへび座・ケンタウルス超銀河団を含んで拡がるのが「ラニアケア超銀河団」) 

グレートアトラクターの象意について、アストロロジャー エリック・フランシスは、かつて『二極化』『分極、分断』と説明していた。 つまり、このグレートアトラクターの領域に来た惑星には、その惑星の特質にセンセーショナルな「極性」が加味されるということ。言い換えると、その惑星が持つ象意の領域に「分裂」を招きやすいということになる。そして、二極に分断されたどちらの極にとっても、それぞれの方向性と感情においては全く正しいとしか見えていない。

だから論議は尽きないし、妥協したり溶け合う可能性も極めて低い。このエネルギーに触れるとき、人は感情を非常に強く刺激されるけれど、誰もそれが何故だかわからない。ただ、刺激されてあらわになった各自の執拗なわだかまりが原動力となり、絶えず論議せずにはいられないような感覚(衝動)を呼び起こす。けれど、誰ひとりとして「話題になっている物事の中心部に本当は何があるのか」には気付かないまま、ただ喧噪が続いていく...そんな感じ。だから惑星が通り過ぎた後は、みんなが「あれはいったい何だったのか?」と訝ることさえある。けれど、このフォースはあまりに遠い未知の領域からやってきて、大きく拡がり環境を包み込む。なので、そういうものがあると知った状態でいない限り、とても感知しにくいのではないだろうか。


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        他にもグレートアトラクターの象意を解析しているアストロロジャーはいるけれど、個人的には今のところ、このエリック・フランシスの説に最も注目している。もしこの説が正しいと仮定するなら、おそらくグレートアトラクターという存在の力は理屈を超えたもの。人間存在そのもの、そして人間が創り上げた社会構造の核に潜む「本質的な矛盾とそれがもたらす際限ない運動性」を反映し、繰り返し見せつけてくるフォースかもしれない。エリック・フランシスは『もしこの領域に個人惑星を持っていたり、トランシットでも強力なアスペクト形成があるときは、どんな議論や論争からも距離を置くべきだ。火に油を注がないこと。そして自分はけっして他者の意見によって傷つけられることはないという信頼の下に、自信をもって茶番劇から遠ざかること』と言っていた。きっとそこに燃え上がる「火」は実在ではなく、道から果てしなく逸脱していく鬼火に過ぎないからかもしれない。けれど、ただ逃避するのではなく「静かに自己を貫くこと」は今、必要な気がする。 

では何故そんな力がこの、射手座(自由、希望、宗教、哲学、信条、世界観、誇張、楽観、俯瞰、海外、外交、貿易 etc.)のど真ん中にセットされているのだろう? 目の前の超現実的とも言える喧噪。そこに浸透しつつ操り導く力、何とも形容しがたい不可視の静謐。『この静かな狂気の大元は何処にあるんだろう? それは何なのだろう?』 わたし達をそんな疑問に直面させ、ひたすら人間の本質を注視するような状況にいざなうためだろうか...?



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(あ、ここから先は余談なので、興味ないひとは飛ばしてね)

        "頭がマンデーン" になっている今、個人的に気になるところといえば、来週国連で採択されることになっている「国連移民グローバル・コンパクト」に関わる各国の軋轢かな...。これは加速度的に増加している移民や移住者の問題に関連して、加盟諸国が普遍的人権に基づき「安全で秩序ある正規移住」を促すために協力する...という、それだけ聞けば「素晴らしい。いったい何が問題?」と思うような採択事項 — それはまるで魚座の海王星そのもの(ただし実際にはA4版34頁の英文書類にいくつもの条項が連なり、全部読みこなすのはとても大変だと思うけれど)。 ところが現在、オーストリア、オーストラリア、ブルガリア、チェコ、クロアチア、ハンガリー、イタリア、イスラエル、ポーランド、スロヴァキア、スイスがこれを批准しないと表明している(米国はトランプ大統領の鶴のひと声で、すでに去年の段階で離脱している)。

これについて米国の政治専門メディア、ポリティコあたりは『極右勢力の圧力におもねったポピュリズムのせいでヨーロッパが及び腰』的な報道をしていたけれど、実際には法的な縛りがないはずの合意事項に、取りようによってはかなり危うい条項が含まれているという(けれど当然、大きく報道はされない)。英国エキスプレス紙のサイトでは、オランダ代表欧州議会議員マーセル・デ・グラーフ氏が発言する動画が掲載されていた(エキスプレスはタブロイド紙ではあるけれど、欧州議会議員の発言がそのまま動画になっていることから「実際に話されたことば」としては信用出来ると思う)。
調べたところ、エキスプレス紙の映像は欧州議会の記者会見の一部だった。



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        デ・グラーフ議員の説明によれば『国連移民グローバル・コンパクトは集団移民の合法化を念頭においており、それ自体に法的制約はない。だが、これを批准した参加各国は、法制化に向けて進むという義務を負う。これにより、新たな要素として、普遍的人権に基づき「ヘイトスピーチ」の定義も拡大される。この合意事項では、移民に関するいかなる批判もヘイトスピーチによる攻撃と見なされ、犯罪となる。また、移民への批判や批難を報道することも禁止される。今後は移住の自由を保証する新たな人権の定義に基づき、メルケル首相が提唱する移民歓迎政策を、ヘイトスピーチの罪で投獄される危険を負わずに批判することは一切出来なくなる。』と、ちょっと耳を疑うような内容が含まれている。 ただ、この内容は米国の急進左派が言っていることそのままの論調なので、それが条項に生かされるというのはありそうな事かな...とも思えてしまうところが危うさを増す。

現在、ベルギーではこれを批准するかどうかで連立政権が危うい事態になっており、デ・グラーフ議員のオランダでは、国家の主権に関する何かしらの条件をつけた上で批准することになるかもしれないとのこと。彼自身は反対派とされているので、当該条項をことさら厳しく解釈して伝えている節はありそうに思う。けれど、イデオロギーや政治的立場によって解釈の余地を残す表現を合意事項に含める理由があるとしたら、それはいったい何だろう? その批准は何を意味するのだろう? 火星・海王星コンジャンクションのただ中で、退くも進むも悩ましい各国の首脳達...。

基本的な人権を護るという「最善」を願う行為ひとつをとっても、これだけ大きく根本的な問題が山積し、分裂し、揺れ動く現在進行形の世界。真実は何処にあり、どんな意図が込められているのかなど、誰にもわからないのかもしれない。そして特に世界の政治状況に詳しいわけでもないわたし自身もまた今、わからないながらそれについて何か書いているという、とても興味深い流れがここにある。

  来週、モロッコのマラケシュに全加盟国代表が集まって合意採択するらしいけれど。日本も当然この合意に参加するのだろうな...。


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と、いうわけでシンボルにいきましょう!

★12月新月のサビアン・シンボル ★


        前回11月の新月の位置は、2012年5月に起きた双子座の金環蝕の度数でした。そして今回の新月は、これも当時話題となった2012年6月6日の金星オカルテーション(金星の日面通過)が起きた度数、<双子座15°〜16°>の180°対向に位置します。あの当時はちょうどカーディナル・クライマックスの中心部、天王星・冥王星の正確なスクエアが起きていたとき。そして次に金星オカルテーションが起きるのは、西暦2117年。なので本当に生涯に一度の体験でした。

そういえば当時、チャートから抽出したエネルギー・ポイントは『第三の道・探求の開始』だったかな。あれからちょうど6年半。180°対向の位置で起きるこの新月は、あの日の金星がわたし達に投げかけた謎に、ひとつの答を与えることになるのかもしれません。たとえそれが、小さな気付きだったとしても...。


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        みんな、あの日自分が何をして何を感じていたか思い出せるかな? わたしには一つだけ、強烈に覚えているシーンがあります。それは当日の夕方、道を歩いていたとき。なんとなく『今日は特別な日なんだなぁ...』と考えながら付近の木立に目をやったら、急に何か話しかけられたような気がしたこと。『え、木?』と思って冗談半分に『今、話しかけたのどこの木?何を感じてるの?』と聞いてみたら『....待っている』と返事が返ってきたこと。はっきりと。 

『へ? 何? 何を待ってるの?』と聞いてみたけど、それには答えてくれず。ただ『ずっと待っていた。...再び、待つ』とひとこと。ただ、それだけのことです。でも、何故かとても鮮明に覚えているんです。まるで子供に帰ったような体験。それを解析しようとは思いません。でも、あの木々はいったい何を待っていたんだろう? それとも、あの声の主は木じゃなかったのかな... 


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🌑新月のベースとなるシンボル
 射手座15°『自分の影を探す地リス』


        これは、まさにこれから何かが起きることを予感しながら、五感・六感をフルに研ぎ澄ませて慎重に方向を定めようとしている野性の姿を描いているシンボルです。

        この「地リス」は原語で「ground hog」。そしてグラウンドホッグと言えば、米国やカナダでは誰もが2月2日の「グラウンドホッグデー」を思い起こすと言われます。それは、春の到来を占う祭り。地リスの中でもグラウンドホッグと呼ばれる種類のリスが冬眠から目覚め、巣穴から出てきたとき。彼が自分の影にビックリして穴に戻ってしまったら、その後6週間は冬が続く。でも、影を見ずにそのまま外に出てきたらもう春は間近に迫っている!


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        というわけで、ペンシルベニア州のパンクサトーニーという町をはじめ、北米各地で恒例のお祭りとなっているそうです。過去にはハリウッドから有名人がやって来て、地リスにお伺いを立てるショーをTV中継したりと、とても盛んだったようです。この祭りの由来は、古代ヨーロッパのケルト信仰にキリスト教の行事などが混ざり合って、アメリカ大陸に伝えられたものだとされています。

        けれど、この「地リスが影を探す」という動作について、マーク・エドモンド・ジョーンズが創設したサビアン・アッセンブリーのメンバー・アストロロジャー、ダイアナ・ロッシュはこう言っています。『 彼らはまず大地の水分を感じ取り、それと同時に外界で動き出すために必要な諸条件が整っているかどうかを慎重に見極める。この動作は、彼らの行為が非常に実質的な状況の "吟味" であることを暗に示している』と。

        グラウンドホッグデーのお祭りでは、占いをする「スター地リス」がアメリカ各地にいるのだそうです。代々、襲名する名前まで与えられて大切にされているのだとか。けれど、そうなった彼らはすでに野生ではありません。野生は「現実」。生きていくこと、そのものです。


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        何かが変わる。何かが始まる。この先、どんな道が待っている? 野性の地リスは、持てる感覚の全てを研ぎ澄まし、体全体で「今」を感じ取ろうとしています。巣穴から出るべきか? それとも戻ってもう少し暖かくなるのを待つべきか? 体は覚醒しつつある。空腹も感じる。でも、これからまた再び冷たい霜が降りるかもしれない。大地が雪に埋もれるかもしれない。そうなれば、もう巣穴には戻れないだろう。生死を分けるかもしれない、大事な決断...。

わたし達は、もう地リスのような野性を失っています。そしてもっとずっと複雑な社会の中に生きています。様々な騒音と喧噪、情報の渦の中で、わたし達のマインドは日々大忙し。あれをしなくちゃ。これを忘れないように。こんなことしたらどう思われるだろう? どうすれば優位に立てるだろう? こうしておけば安心かな....... いくら五感を研ぎ澄まそうとしても、そこには漠とした感覚があるだけ。それよりも、もう年末はすぐそこ。目先のことを考えなくては!


        それでも。何かが変わる。何かが始まる。ここに来てわたし達は、ひととき野性の地リスに戻ることは出来るでしょうか? 自分の中に燃え続ける、小さないのちの火そのものに立ち戻って、そこから世界を眺め、吟味し、行くか戻るか。その、とてもシンプルな決断を下すことは出来るでしょうか? 第三の道は、どこにあるんだろう? ん?そもそも、そんなもの存在するんだろうか?



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🌑新月のメイン・シンボル
 射手座16°『船を注視するカモメ』


        そして新月は、地リスからカモメ達へと主人公を移していきます。港に停泊する遊漁船のマストにでも止まっているのかな? 今、何羽ものカモメ達が行き交う船舶をじっと見つめています。


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  「じっと見つめている」と言うと、何だかとても静かで落ち着いたイメージがあるけれど。この状況はそんな感じでもなさそう。。 彼らは日々の糧を得るために目をこらし、耳をそばだてています。もし漁船の甲板に獲れたばかりの魚が光って見えたら。もし遊漁船から狙った釣果ではない "外道" を放るのが見えたら。あるいは、もし誰かが食べ残しのサンドイッチやお菓子を捨てたら。カモメはいっせいに飛び立ち、滑空し、我先にと食べ物に群がるでしょう。キャァ〜ッキャァ〜ッと大きな声で鳴きながら。

        彼らはそのけたたましい声でも知られています。特に、いざ食べ物を求めて争い合ったりするときは...。大きな声で他の鳥達を威嚇し、これは自分の物だと主張する姿... それは空腹を満たすという、いのちの根源的な欲望からほとばしる野性の叫びなのかもしれません。  
 

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  けれど今、カモメはじっと船を見つめています。沈黙し、ただ一点に焦点を合わせ、没頭しています。いつやって来るかわからない「その一瞬」まさに「正しい瞬間」を待ちながら。空気をつんざくようなその声も、躍動する羽ばたきも、全てはその瞬間のために抑えられ、溜め込まれています。今か?今か? 静かに息をひそめて。あたりを万遍なく睥睨しながら。タイミングを間違えば、他のカモメに餌を横取りされてしまう。 だから。自分自身のための、その一瞬の訪れを待っているのです。

        普段、当たり前の暮らしをしているわたし達は、通常はそれほどの緊張感を持って食べ物を探したりはしません。けれどわたし達の身近には、地中でも、空中でも、今この瞬間も、生死をわける糧食の争いが繰り広げられています。 それがこの世界の赤裸々な姿。 じゃ、わたし達は? 食べ物で争うことが無くなったら、いったい何で争っているだろう? 美味しい食事や素敵な衣服や住居、そして安全を得るためのお金? 地位や名誉や尊敬、褒め言葉、それとも... 愛? ぬくもり? わたし達が声を上げて叫ぶのは、何のため? 自分の行く道を妨げる "他の鳥達" を蹴散らすため? それとも... 傷ついた想いをことばに乗せて、誰かに伝えるため?


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        目を瞑って。開く。 今、わたし達は一羽のカモメ。港に停泊した漁船のマストに止まり、忙しく行き交う船を眺めながら、じっと息を凝らしてる...。

羽毛を撫でるように海風が吹き渡り、ざわざわと とめどなく繰り返す波の音。雲がゆっくりと流れていきます。 少し沖からは、遠くに群がる仲間達が餌を争って鳴き交わすカン高い声! 内なる耳にも伝わる、その激しい鼓動! 

それでも、わたし達は一心に見つめています。
自分のいのちを支える一番大事なものを見定めようとして。
いつやって来るかわからない「その一瞬」を待ちながら。

それは... 何だろう? 

        グレートアトラクターの底深い力に触れ、火星と海王星が奏でる物狂おしい調べに包まれて。外界にも内海にも拡がる二元の分断の中で。自分を生かす第三の道、いえ、たったひとつの道を求めて...。 


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 20:10|PermalinkComments(0)

November 22, 2018

🌕11/23の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 11月23日14:59前後、北海道周辺で15:05前後、関西方面は14:39頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で14:10前後に 双子座0°52'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】

*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 双子座0°→1° / 太陽 射手座0°→1°】
  🌕 "A peacock parading on an ancient lawn"
  『古代の芝地を行進する一羽の孔雀
  🌞 "A Halloween jester"
  『ハロウィンの道化師』
        ↓↓↓
  🌕"A glass-bottomed boat in still water"
  『静かな水面に浮かぶガラス底の遊覧船
  🌞"A Grand Army of the Republic campfire"
  『南北戦争退役軍人会のキャンプファイアー』

 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~12/6】
※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★あらゆる「境界線」や「界面」のリジッドな感覚を捨てきれずに
      何もない場所で何かを探し求めている状態への気付き
→★そこそこの自己満足の中で夢をみていたいという気持ち
→★自分や他者の中にうごめく底深い感情から逃れるための行動
→★過度に誘導的な演出、煽るような感情表現など「安いドラマ」を見抜く 
→★苛立ちやどうにも出来ない思いを抱えつつ、全てを笑い包む力の存在に触れる
→★集中力の欠如、変わりやすい気分、留まって足踏みする自分に気付く
→★哀感、同情心、または過去を懐かしむ感情にひととき身を浸す
→★物事や人々の自然で予測不能な集合離散の中に「不変の美」を見る
→★「拡大」と「収縮」を行き来する気分のど真ん中を知り留まる必要
→★他者の目から見て自分が同じ列に並んでいるか、
      付いて行けているかどうかを確認したくなる気持ち
→★極化した二元性がさらに細分化してエントロピーが増大する様子をみる
→★現実とファンタジーの境界が揺らぎ、ガラス越しに世界を眺める
→★攻撃的な雰囲気を避けて自分の安全なテリトリーで栄養を摂る
→★殺伐とした中、焦りを笑いに置き換えるユーモア、
      悲劇の中の可笑しみを感知して切り抜ける
→★自らの二面性ととことんつき合って自分という「システム」を知る・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『闘いの前に必要とされる内的シフト』 
            
            今回の満月
            『呼吸を整え、動かずに、動かす』
 


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★11月満月の星模様と挑戦★ 

今回は前フリなしでいきなりメモっぽくまとめてみます。

<満月図で目を引いたアスペクト>
2012年5月の「金環蝕」の度数で起きる満月
ルシファーが調停する満月
逆行の水星が恒星アンタレスの位置に
火星・冥王星がセミスクエア
金星・イクシオンがセクスタイル
ノード軸と天王星がTスクエア
土星とパラスがスクエア
ノード軸をカイロンが調停
ノード軸と海王星が変形イリテーショントライアングル


        なかなかにダークな満月期。人間社会の醜さ、哀しさ、攻撃性、どうしようもなさetc.を見てしまうひとがいるかもしれない。一方で「だ〜から世の中面白いんだ♪」的な見方でスキップしていくひとも。国、集団、個人を問わず「アイデンティティ・ポリティクス」や「プロフェッショナル犠牲者」的な世渡りも目立ちそうな星々の配置。 人の言うことを聞かずに自分の言いたいことを言って終わる風潮は治まらず、社会的な面ではあまり実りある話し合いは期待出来ないかも(水星逆行中でもあるし)。世界的な傾向としての分断や極性も深まりそう。集合的には、合理的・現実主義的・論理志向かつ是々非々主義的なマインドと、夢想的・理想主義かつ全体主義的で情念的なマインドの闘いで、一部に隠された狂信性を微量ずつ取り込みながら、どちらも未熟で怒りっぽくなり、自分の中のどうしようもなさを映して叩ける相手を常に探してる...そんな感じ。全体に、些細なことで苛立ちやすいのであっと思ったら意識的に深呼吸を。

けれど次の新月ごろには、少しずつ何かが見えてくるかもしれない(少なくとも個人の人生レベルでは)。なので、この満月期は水星逆行とともに、ゆっくりと日々の体験を味わうようなつもりでいくといいかも...。押してくるエネルギーは強いけれど、性急にならず。体とこころの重心をどーんと下げて。

感じる力は敏感になるけれど、それだけでは強い流れに乗せられてしまいそう。ひっそりと、考える時間を大事にしたいとき。たとえ水星の順行で思いが変わってしまうとしても、この逆行期は大事なプロセスとして「考えること」を重視する甲斐はありそう。

        たとえば....何かが、ゆっくりと壊れていこうとしてる。今、天王星・海王星・冥王星、または小さくても遅い強力な惑星達(ケンタウルス族や準惑星、TNOなど)がネイタルの感受点に来ているひとは、様々な形でそんな感覚を受け取っているかも? でも、なら何が壊れていくんだろう? その質問に今、即座にスラッと明確な答が出るひとがいたら...自分のマインドを怪しんだほうがいいかもしれない。人間にとっての新しい「構造」は、まだ片鱗を見せてもいないから。というより、そんなものが果たしてあるのかどうか? そこから始まるのかもしれないな...。

さぁ、前夜祭の始まりです! ♪ 
いろんなひとの、いろんな人生で。まずはゆるりと。



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★主な惑星スケジュール★

17日10:33
 水星 射手座13°29(海王星とスクエア)から逆行(12月7日まで)

        今回の水星逆行が始まった射手座第二ディーカンは、好奇心が過度に強い傾向があるとされている領域。忘れていた自分の過去をゆっくりと辿り、検証することで過去の亡霊から自由になるには良いタイミングかもしれない。ただ、その好奇心が外に向きすぎると他者とのコミュニケーションに波風が立つ怖れも。OOBは20日で終わったけれど、逆行はまだ前半。日常会話や仕事がらみの報告などでは、しっかり確認を取りながらYES/NOなど明確に。言いにくいことがあって肝心の部分をぼやかしたり、誤解を呼ぶような曖昧表現でその場を誤魔化すと、後になって思わぬ波紋が広がりそう。「そんなつもりはなかったのに... 」的なことばをよく耳にする時期かもしれない。ただ、この時期にそのことばをよく使うひとはあまり信用しないほうが良いかも? 

  逆行で射手座第一ディーカンに戻った水星は、逆行中日〜月末あたりで射手座の一番ダークなポイントに入る。そこは、冷たさと熱さが鋭い極性を保ったまま、潜在意識の薄闇に同居してる感じ。あるいは、光と影が色濃く入り混じり、葛藤する場所。

この領域が放つエネルギーは、強い意志と激しい競争心を合わせ持ち、持ち前の想像力から生まれた「バブル」を現実に変える力を持っている。またその内側には手強い秘密主義と目立ちたがりの両側面がいつもしのぎを削っていて、一方の手に粘着力と強いこだわりを抱え、もう一方の手にはひとを和ませるユーモア精神をたずさえている。また、その闘いは奇襲戦法が多く、そのイチかバチかの当たって砕けろ精神は、自分にも、他者に対しても、一種の魔法のような効果をもたらす。つまり、理想を提示し、夢見るような効果を創り出すマジックを使う、そんな能力があるということ。なので、あらゆる創作やアート表現に適したエネルギーでもある。ただし、それは両刃の剣。その同じ力が、激しすぎる思い込みや錯視・幻視を起こさせ、他者を巻き込む強力な呪詛にもなり得るから..。

  このあたりはカルミックなプレッシャーを与えるアスペクトや感情を刺激してくるフォーメーションが多く形成されるので、いつもの水星逆行時より注意深く、ネットやメディアに流れるいろんなフカシやフェイクにも煽られないよう気を付けたい。

また、何かトラップに嵌まったように感じているひとがもしいたら、ひたすら助けを待つよりお腹に力を入れ直して自分の強さを取り戻し、まずは自分で穴から這い出ることを考えるほうが良さそうな時期。犠牲者であることに甘んじてしまうと、助かったと思ったら別の穴に落ちてた..なんて可能性もあり。

木星が息を吹き返して暴れやすいので、何事もやり過ぎに注意ね!(飲み過ぎ・食べ過ぎ・買いすぎ・売りすぎ・遊びすぎ・仕事しすぎ・夢見すぎ・期待しすぎ・ガッカリしすぎ...)目が覚めると現実は全く別のところにあるかもしれないから。

水星逆行で何かアクシデントが起きるとすれば、それが不具合や故障、または行き違いであっても、日頃おろそかにしていたり気にも留めていなかったブラインドスポット的な部分に出ることが多い。そういうことに気付いて修正する機会でもあるので、そこは気を付けつつ有効利用したいところ。

内的世界を探求するひとは、自分なりのワークに集中する時間を持てるといいな。新しいインスピレーションを得られる良いタイミングになるかも?


26日前後
 火星・ネッソスが魚座6°台でコンジャンクト

        カルミックなアスペクト。偏見や偏狭さが生まれやすいので、普段から攻撃的なひととのコミュニケーションには用心を。あるいは、隠遁したい気持ちになるひとも? セレスとアルビオンを調停するような形になるので(微細な力だけど)たとえばへりくだるのではなく、自然体で畏敬の念を感じられるような場所や環境、対象に触れる機会を持てると良さそう。またネッソスが絡むので、セックス絡みのカルミックな出来事や、出自に関わる問題が表面化するケースも考えられる。

27日18:13頃
 水星逆行の中日
 太陽・水星が射手座4°台でコンジャンクト、木星が5°台 

28日0時過ぎ
 射手座4°台で水星・木星が正確なコンジャンクション、獅子座の月とトライン

        事実上、太陽・水星・木星のコンジャンクション。人々のマインドの振れ幅は良くも悪くも大きくなりそう。巷には後に引けないムードや、ちょっとねじれたような想いが漂う感じで、何かあればそのインパクトは強そう。あまり通俗的な内容の物事には触れないほうが吉かも...。

28日
 木星(太陽・水星サンドイッチ状態)と冥王星がセミスクエア

        ちょっとしたパワーゲーム注意報発令?! 様々なタイプの「嘘」に注意。

12月1日
 水星逆行で蠍座入り
12月1日~2日
 金星・アグニが天王星にオポジション、月のノード軸とでGスクエア 

        ここで一段ギアが変わる。逆行開始日あたりからのバタバタで経験してきたことを、ゆっくり、深く、観察していけると良い感じ。1日前後は月のノード軸、金星・アグニ、天王星が参加する短期のグランドスクエア。近未来への揺れる想いや不安とともに迷いが頂点に達したり、「だから結局どうするんだ!?え?」というようなプレッシャーをかけたりかけられたりが起きる可能性。ヤヌス度数のGスクエアは、一旦は八方塞がりになって行くも戻るも出来ずに悶々とするけれど、機が熟していれば、何かが内的爆発を起こして結局は突破する、なんてことも起きる。水星順行をメドに何かから旅立つ決心をするなら、良い機会になるかもしれない。細かいことを気にするより、自分の中にふくらみつつある力がどの方向を指しているか、それを大事にすると良さそう。

12月3日〜4日
 太陽・火星・オルクス Tスクエア

        これも攻撃的&イラッときて裁きたくなるような気持ちを誘発しやすい。

12月3日前後
 ルシファー・ビエノールから金星とアグニにYOD
 水星/天王星 クインカンクス


        ダークで退廃的な想いをクリエイティブに遊ぶか。それに付随する刺激や出来事に足を取られるか。金星とアグニの結び付きは「色&欲地獄」から「生命(または霊)の火」まで、そのひと次第で様々に形を変えて表現される。特にアグニは触れる対象の醜い面を焼き付けるように見せてくるところがあるので... 探求者にとっては厳しいけれど歓迎出来る存在かもしれない。もしかしたら、10月25日の満月時のテーマと再会するひとがいるかも?

12月4日
 Nノード・カイロン・水星のGトライン(数日間続く)
12月6〜7日
 月・木星がネッソスとスクエア(射手座と魚座6°台)

        このあたりはすでに火星・海王星がほとんどコンジャンクション。

12月7日6:22
 水星順行 蠍座27°16から
 魚座13°台で火星・海王星コンジャンクト。天王星にセスキスクエア
 木星・ネッソススクエア、Nノード・カイロン・水星のGトライン


        火星・海王星コンジャンクションはチャレンジングな位置で起きる。逃げようもなく闘いを強いられ、覚悟を決めて受けて立つ。けれど海王星は火星の闘志を霧のように拡散させ、不明瞭にしてしまう。だからなかなか思うようにはいかず、フラストレーションが溜まる(フィジカルにもメンタルにも)。なので意志力と持続力、崩れぬプライドと冷徹さが試されそう。またこの度数のテーマには、戦士・策士的なスピリットがある。

もしかしたら、この星回りで唯一頼りになるのはNノード&逆行の水星とトラインを形成するカイロンかもしれない。カイロンは、魚座の海王星的な混沌を「手」を使ってひとつづつ仕分け、整理し、理解しながら、日常の「見えない流れ」の底を探索し続けるような位置に在る。この時期を過ぎ越すために必要な力の緩急、集中と拡散のタイミングを掴めるかもしれない。体を通して伝えられるサインに注目。

余談だけれど、英国のメイ首相はここ(魚座13°台)に逆行の火星を持つ。そして、この満月は彼女の月のノースノード上で起きる。ノースノードにトランシットで惑星が来るときも、やはり受けて立つべき挑戦が訪れる。その結果として何かを失う可能性はあるけれど、それが新しい道を切り拓くきっかけにもなる(一方サウスノードはもっぱら過去の整理がテーマになることが多い)。メイ首相の場合は他にも、ネイタルの太陽・エリスのオポジションにトランシットの土星がTスクエアを形成中。ひとりの政治家として(人間としても)、本当に勝負所かも...。


そして...

12月7日 射手座15°07で新月!



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★11月新月のサビアン・シンボル ★


        今回の満月は、上にも書いたように2012年5月、当時話題になった双子座の金環蝕が起きた度数です。新月の蝕からから6年半...。あのとき、何を考え、何をしていたか、思い出せるかな? 巡り巡って今度は満月。シンボルのテーマは同じでも、6年分生きたわたし達は、また異なる感覚でそのテーマを受け止めるのではないでしょうか?

というわけで(時間と体力の都合もあり...)今回は端折って月のシンボルのみ、当時書いた内容に少し手を入れたものを掲載しますね。


🌕満月のベースとなるシンボル:
 双子座0°(牡牛座30°)『古代の芝地を行進する一羽の孔雀』

        今回の満月。月は牡牛座の小旅行を終えて双子座に入場したばかり。サビアン・シンボルにも牡牛座と双子座の境目を越える、その意味の大きさがよく出ているように思います。月のテーマの背景になるのは、双子座0°=牡牛座30°の「孔雀」のシンボルです。ここで牡牛座のテーマは一回完結し、次のステージへの予感をはらみます。 



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  古代から大切に手入れされてきた豊かな芝生。その上を堂々と歩む一羽の孔雀。ん?たった一羽のパレード? 孔雀は冠を揺らし、立派な羽根を「ほらほら!これを見てくれ!」とばかりに拡げています。 年若くして車椅子の生活を強いられ、世間をあまり知らなかったと言われる透視家、エルシィ・ウィーラー。彼女の脳裏に舞い降りた孔雀の姿は、きっと雄の立派な姿(雌はちっちゃくて地味なんですよね)。この威風堂々とした雄の孔雀は、過去から連綿と受け継がれてきた「豊かさ」という価値観のシンボルです。色とりどりでバランスの取れた美しさと艶、よく手入れされ、心地よさと安心感に包まれた環境、古代から未来まで永遠に続くかと思われるその安定感。頑張って勝ち取った自己充足がもたらす幸福。いや、こんなもんじゃないはず? まだまだ先がある? このままずっと、もっと、もっと....。孔雀はひたすら羽根を拡げ、自分の領地をゆっくりパレードしていきます。 

ここで牡牛座は、内面にたぎり続ける燃えるようなマグマの表面に固い地表を形成し、その上に豊かな緑の環境を創り上げることに成功しています。それはひとつの完成形です。これ以上何を望むことがあるでしょうか?  この大地ではもう、これ以上何も起こりようがないのです。羽根をいっぱいに拡げてあたりを睥睨しながら歩く一羽の孔雀以外には、もう誰もいない、古代の芝地。この風景を俯瞰で眺める宇宙の「眼」があったら、そこからは「フフッ」というかすかな笑い声が聞こえてくるかもしれません。 



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  「孔雀よ孔雀、うん、よく頑張ったね…。」宇宙は、もうすぐ牡牛座の大地にヒビが入ること、漏れ出る地熱と舞い起こる水蒸気の風が孔雀の羽根を濡らし、彼を新たな生命の冒険へと誘うことを知っています。時を超えた螺旋アルバムの中で、緑濃い芝生や艶めいた孔雀の姿が少しずつセピア色に変じていくのを知りながら、底なしの温かさと可笑しみと、そして限りない愛惜をもって、見知らぬ宇宙はこの風景を眺めているのではないでしょうか...。



🌕満月のメイン・シンボル:
 双子座1°『静かな水面に浮かぶガラス底の遊覧船』


 
             そして、ここで一段大きなギア・チェンジを迎えます。双子座の1° — シンボルは海辺や湖畔の観光地によくある、船底が一部ガラスになっている遊覧船です。波はしんと鎮まって揺れもなく、水の底がよく観察できます。


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        このシンボル、デーン・ル—ジャー版では『 A Glass-Bottmed Boat Reveals Undersea Wonders 』…「 グラス底のボートが海底の驚異を明らかにする 」と説明的な言葉に置き換えられていますが、改変前の原典では 『 A glass-bottomed boat in still water 』 となっています。シンプルですが、実は「静謐な水面」という意味がボートと同じくらいの重みを与えられています(ちなみに、一般的にサビアン・シンボルとして用いられているルージャー版の『 An Astrological Mandala 』では、非常に多くのシンボル(言葉)が、あるものは微妙に、あるものは驚くほどオリジナルとは違う言葉に置き換えられていて、興味深いものがあります)。

さて、英語には『 Still waters run deep 』 という言い方があるけれど、これ、日本語にすると『 音無し川は水深し 』と訳すそうです。静かな水面ほど、表面から見ただけではわからない深淵を持っている...。調べてみると、ネイティブのひと達はこの言葉をポジティブな意味にもネガティブな意味でも使っているようです。しんと静まり返った水面。それは、一枚の巨大なガラス板...まるで..鏡のようです。


        今、孔雀が歩いた芝生の地面は失われ、そのかわりに静かに澄んだ豊かな水が湛えられています。わたし達はこれからその底を覗き込むところです。水、海.... それはわたし達の深層心理、潜在意識や無意識の世界の象徴です。水深が深くなればなるほど、光の届かないダークな世界が拡がっています。 それでもまだここでは、わたし達は安全な遊覧船の中。船底の床にしっかり足をつけて、固い耐圧ガラスに護られながら、深い深い水底を覗くことが出来るのです。

さぁそこに見えるのは、はるか昔に沈没した難破船の残骸? 深く海中に眠る古代都市?熱帯魚が舞う珊瑚礁?…それとも、暗く荒涼とした海底の砂地でしょうか?


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        そこに見える景色は、それを見るわたし達、ひとりひとりのものです。これまで体験してきたそれぞれの個的な物語、その経験の中で破壊されたもの、完成してきたもの、思いや思考や観念や、固く錆びが生じた価値観のあれこれ。新たな冒険が始まる前に、わたし達はそれをガラス越しに、極端な揺れを経験せずに、間近に観察する機会を与えられます。水底に横たわる様々な物達、それはもう自分にとって「過去」となってしまった物達です。でも、彼らはわたし達に、あらためてある感情や感慨を呼び覚ますのではないでしょうか。「 ああ、自分はこんな風に生きてきたんだな…」 「あんなに素晴らしかった日々。イヤだ失いたくない…」あるいは「もう終わりだ。十分だ。違う生き方があるはずだ!」 … 人によってはこれまでも何度となく抱いたかもしれない想いが、再びわき起こってくるかもしれません。

けれどここは遊覧船の中。他にもきっと同じような観光客がいることでしょう。ならばここは、深い深い水に浮かんで静止した、ミニ社会とも言える場です。自分の奥底をみつめている時は遠い喧噪の中の一風景に過ぎない人々。でも彼らもまた、それぞれに自分が創り上げてきた物語を水底に見ているのです。そしてここでは、同じ場を分かち合い、過去、そして内面を振り返るという体験をしたひと達の間に共通の感覚 — ひとときの仮の絆 — が無意識のうちに通い合うかもしれません。皆それぞれに、まったく異なる色を、光景を、人生を、見たに過ぎないのだけれど。


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        双子座はまだ真に他者と向かい合うサインではありません。けれど、自分の中にわき起こる感慨を再びガラス越しに眺め、それをことばにして整理していくためには、他者とのコミュニケーションがどうしても必要になります。だからここでは、同じ船に乗り合わせた観光客同士としての、一種の親しさの感覚が生まれてきます。皆、自分の乗るグラスボートがどんどん進んで新たな景観を映し出すには、互いが言葉を通して鏡となり合うようなコミュニケーションが、そこから生まれるエネルギーが、人間にはどうしても必要だということを本能的に知っているのかもしれません。反射。反映。つぶやき。

そして、もしもそれが十分に強い共鳴運動を引き起こすとしたら、やがては世の中に何らかの影響を与えるような、新たな冒険への志向性に繋がっていく可能性も秘めています。でもここでは、まだガラスを踏み破るところまでは行きません。だから、新たな志向性をかいま見る可能性やアイデアが生まれること、それがこの段階でのギフトだとも言えます。

けれどそれを生み出したのは、反射。反映。つぶやき。本当は、たぶんひとりひとりが全く違うものを見ている。だから何処まで行ってもけっして相容れないのかもしれない。きっと。それでも。



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        ことばを通して、互いに踏み出す。ガラス越しに。静謐さと、安全な距離を保ちながら。たとえ時には解釈の違いでぶつかり合うことがあっても。船を揺らさない程度なら...。感情を分かち合えた、わかり合えた、そんな気持ちを味わえるなら...。そうやって、暗黙のうちにわたし達はこの社会を築いてきた。人間関係を創り上げてきた。ことばと、ことば。知と知。解釈と解釈、ことばになった情と情を摺り合わせながら。けれどそれは、結局自分のための鏡。遊覧船の乗客達は、それを知っているでしょうか? 知った上で、コミュニケーションをとっているのでしょうか? もし本当にそうなら... 今までとは違う、ひととひとの関わりあい、味わい方が出来るでしょうか? 

わたし達は今、水底の鏡に映った一羽の孔雀。自分なりに、せいいっぱい羽根を拡げています。今この瞬間も、懸命に生きて、存在してる。見えない未来に向かおうとしてる。みんなが乗った遊覧船は、これから何処へ行くんだろう? 

無数の胎内宇宙が今、声にならない声で。わたし達という存在の中から、それぞれに「フフッ」と笑いかけてる。それは、ミステリー・ツアーの始まり。そして、もしかしたら... 本当のコミュニケーションとは何なのか?を探す旅の、始まりなのかもしれません...。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(2)

November 07, 2018

🌑11/8の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  11月8日01:21前後、北海道周辺で 01:27前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は01:02前後、沖縄周辺では0:33前後に蠍座 15°11’ で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蠍座15°~16°― 発効期:11/8~12/6 】
  "Children playing around five mounds of sand"
『五つの砂山の周りで遊ぶ子供達』

  "A girl's face breaking into a smile"
『突然微笑が浮かぶ少女の顔』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 ※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★社会常識を一旦脇に置いて、自分なりの美意識(歓び)を
  探求しようとする意志
→★新たな一歩を踏み出すにあたり従来とは異質な傾向の何かを求める
→★全体の風向きが変わるまで注意深く自分を護り、耐えて待つ必要
→★危険や変調を感じて進行していた物事を中止する、または逃げ出す
→★自分の生命力を取り戻すために新しい思考、試み、世界観に心を開く
→★試行錯誤や迷い、積み上げては崩れる物事の中で自分を疑わずに進む
→★五感の全てを使って楽しみながら、同時に「変化」に注意を払う必要
→★どう見られたいか、見せたいかというイメージに宿る自分で創った鋳型
→★自分や他者への「こうすべき」「こうあるべき」という固さを打ち砕く必要
→★「数」や「形式」にこだわることのバカバカしさを知る
→★複雑化した思考やよじれて絡み合った関係をシンプルに見直す
→★言葉に出来ない何かを感じとりながら、その証明を虚しく外側に求める
→★誰もが自分のことしか見ず、自分の声しか聴いていないという気付き
→★苦しさの後でこそ感じられる「理解」と「解放」の歓び
→★「人生はわからないから面白い」という一片の真実を体感する
→★不可思議なコミュニケーションの在り方を認め、受け入れていく
→★まだはっきりと孵化していない新たな方向性をひとり信頼して行く・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『休息と再生、突破に備える』
                    ↓
            今回の新月『闘いの前に必要とされる内的シフト』
                   
            
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        今、この記事を書き始めたのがギリギリ新月の24時間前...。さっきちょこっと覗いたCNNは、米国中間選挙速報をまるで内戦中継みたいな勢いで放映していました。確かにこれほど分断された世界では、この選挙が持つ意味は重いはず。流れている世論調査では民主党有利だけれど、CNNはいつも民主党側なので、どうなるかまだ未知数かな? ただ、同じ世論調査で回答者の77%が米国民は分断されていると答えているのはやはり深刻な状況...と思ってしまいます。いずれにしても、この記事をUPする頃には結果が出ているでしょう。何が現実となるにせよ、今後の日本がその影響を受けるのは必至です。そして同じ惑星のテーマと影響力がわたし達それぞれにも放射されています。蠍座の新月、アスペクトはとても複雑に入り組んでいるし、イングレスや方向転換もあるし、水星は絶賛OOB中で、もういろいろ激動の立冬に入ったわたし達。。でも、とりあえず頑張っていきましょう(^_^;。



★11月新月の星模様とチャレンジ ★

新月が海王星とトライン、天王星とクインデチレ
新月図のICに新月のロード水星がコンジャンクト、ASC上のオルクスとスクエア、牡羊座のエリスにセスキスクエア
月のノード軸、金星・セレス、天王星でグランドスクエア(天王星とフォルスがトライン)
月のNノード、木星、カイロン・ルシファーの水性グランドトライン
木星・天王星・月のNノードでドミナント・トライアングル
牡牛座のジュノー・魚座のカイロン、ルシファーから天秤座の金星・セレスにYOD

アスペクトまとめて簡単に:
  新月図のロード水星がIC上に来てオルクスとスクエアというのは強いかもしれない。変化を頑なに拒否する力はすでに使い果たされつつある。この新月からは、次にどこに向けてどう力を使っていくのかを決めねばならないところに来そう。17日から逆行に転じる水星なので、今からこの逆行期(12月7日まで)を通して過去をふり返り、それを探っていくことになるのかも。ただし鋳型にはめようとしてくるプレッシャーはキツイかもしれない。ときには自他ともに、甘えたり甘えさせたりというクッションを意図的に置くことも「戦術」として必要になるかも? いずれにしても、最終的には周囲に惑わされず自分の内奥の真実に目を向け続けることが大切。また、月のノード軸が蟹座 — 山羊座に移行したので、これまでより全体に内向きになり、自分の内面、または身近な環境を整理して秩序を保ちたい、護りたいという気持ちも強くなってきそう。けれどそれ自体が結果的には人生の「変革」や「革命」に繋がっていくかもしれない。

その他:
  予想外の出来事/背後に潜む、理屈や分析には顕れない違和感→自分の世界を変革したいという衝動/不当な物事を裁きたい気持ちが強く刺激される→矛先が自分または他者へ向く危険/イマジネーションが刺激されたり理想や思いやりの気持ち、ファンタジーが拡がる傾向/自分に手の届く範囲を超えた力を夢見る/自己過信へと導く力/女性特有の強さと狡猾さ→母・女としての蓄積した怒りの本源を見るが、そのエネルギーを使い尽くした後でさてどうする?行くか留まるか?全く別の戦法を採るか?という白紙の問いにぶつかるかもしれない/これまでも十分変化に耐えてきた。少しはホッとしたいという気持ち/慣れ親しんだ場所や環境での休息または気晴らし(ただし優しい誘惑者や操縦者との遭遇に注意)

<マイナーな惑星同士のアスペクト>

射手座のイクシオン、魚座のカイロン・ルシファーから獅子座のニッポニアにクァドリフォーム
様々な分断と境界を打破しようとする行動が狭いコミュニティに混乱をもたらす可能性。「みんな違って、みんないい」という考え方を深い意味で捉えるか、浅いスローガンとして用いるかによって結果は異なりそう。日本としては、ハムレット的決断 — いつか来るべきものは来る。何が起きてもどう転んでも準備と覚悟は出来ている...くらいの状態が密かに求められているのかもしれない。ニッポニアとルシファーは小惑星でマイナーな惑星ではあるけれど、ケンタウルス族のカイロンとTNOのイクシオンは遅い惑星なので、大背景として長期的な刻印のように働くかもしれない。

<惑星スケジュール>

11月7日 逆行の天王星が牡羊座に戻る(来年3月まで)
「敵」は何処にいるのか?アグレッシブさをどこに向けるか?の再確認
11月7日 03:09頃 月のNノードが蟹座にイングレス(Sノードは山羊座)
法と秩序、安全と防御への関心
11月8日 21:40頃 木星が射手座にイングレス(来年12月3日まで在泊)
徹底した自由や解放、哲学的軽みへの関心、自分の世界観や信条、道の探求、外交・通商や海外への関心
11月4日~20日 水星がOOB(アウトオブバウンズ)になる

11月16日 19:51頃 金星天秤座25°台から順行

11月17日 10:33頃 水星が射手座13°29から逆行
 11月18日 水星と火星がスクエア
 12月7日  6:22頃 水星が蠍座27°16から順行
金星(感情)に続く逆行なので特に「思考のクセ、論理立てのクセ」→「言葉のクセ」についてよく見直すとき。試行錯誤は覚悟の上で。ここからは「何処かでダメだとわかっているのに固執したり捨てられないもの、者、or 生き方」が今までより支障をきたす形でクローズアップされるかも。

11月21日前後 火星・木星スクエア(双子座のエケクルスを含めてTスクエア)
          太陽・天王星クインカンクス

突発的に力の抗争や攻撃的、または破壊的な衝動が起きやすいので要注意。

11月23日 双子座0°52で満月!


以上、まだまだキリが無いけれど、取りいそぎ思いつくままに...。



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★11月新月のサビアン・シンボル ★


        では、新月のベースとなるシンボルからいってみましょう。まず蠍座15°『五つの砂山の周りで遊ぶ子供達』です。「5」という数字は本当に様々な物事を象徴するし、その数が何を意味するかは、ひとによって全く異なると思います。けれど、おしなべて言えることがあるとすれば、それは「この世界」「人間」そしてその「存在」を端的に表す抽象的な概念... ということになるのかもしれません。ほとんどの人間にとって「存在」の発端は「わたし」です。おそらく「この世界」や「この宇宙」をそれと認識する発端も。そしてそれを感じ取る意識は五感で成り立ってる...。物を触る手の指はもともと5本。2本の腕、2本の足、そして頭が1つでイコール「5」。視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚も五つ。そうやって、わたし達は「わたし」の外側と内側を感じ、この世界に存在する自分を感じてる。

で、このシンボルには五つの砂山で遊ぶ子供達が出てきます。蠍座のちょうど中盤度数で「5」が出てくるということは、この砂をかき集めて創り上げた山はやはり人間の五感…「わたし」が使った全ての感覚と、過去に感じ取った記憶の集積を暗示しているのかもしれません。今、子供達は砂山の周囲で無心に遊んでいます。道路を作ったり、四角いビルを建てたり、溝を掘って河に見立てたり、自分のお城や動物達の家、こっちはロケット発射場かな... みんな思い思いに、思いつくままに、自由に自分の世界を創造しようとしています。なんだかとても楽しそう...!


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        きっと、ほとんどのひとは大人になるともう砂遊びをする機会も無いでしょう。子供達と一緒に遊ぶときも、半分は彼らを見守る感じになりそう。でも、もしこの砂遊びに似た体験をするとすれば、それは「箱庭療法」や「砂遊び療法」と呼ばれるセラピーかもしれません。砂や様々なミニチュア玩具(この世界に存在するあらゆるモノの象徴)を使い、箱の中に自由に自分の世界を創り上げていく心理療法です。そこに出来上がったミニ・ワールドには、まだ「ことば」にならない、または言語化しにくい内面の心象が、見たり触ったり動かしたり出来る三次元の世界として顕れるのだそうです。

でも考えてみたら...箱庭療法とは違うけれど、アーティストが創り上げる様々な作品にしても、わたし達が特に目的もなく、ただ白い画面に向かって何気なく描くいたずら書きにしても、根底は同じことなのかもしれません。少なくとも描かれた時点では、その瞬間の五感を使って表現された、その時点のことばにならない「わたし」の内面世界が滲み出ているはずだから。。



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  でも、この五つの砂山で遊んでいるのは「わたし」という子供ひとりではありません。他にも大勢の子供達が思い思いの世界を創ろうとしています。だから、時には喧嘩になることだってあるでしょう。

「せっかく大きなビルを建てたのに、なんで崩すんだよ!」
「だってここは道なんだもん。大きなトラックがいっぱい通るんだもん!」
「違うよぉ...これは川なの...お魚がいっぱい泳いでるの...泣」

その結果は…もし誰かリーダー格の子がいたなら、「世界」がどうなるかは多数決や力関係で決まるのかもしれません。もしみんなバラバラだったら? もしかしたら、誰かがとうとう癇癪を起こして砂山のひとつを蹴り崩してしまうかな?  いえ、もしかしたら... 突然大きな波が打ち寄せて、せっかく創り上げた「世界」を根こそぎ洗い流してしまうかもしれません。。


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        ちなみにこの度数を補完し、深みを与えているのは180°対向の牡牛座15°です。そのシンボルは『重ね着をして粋なシルクハットを被った男』です。この場面でシルクハットは、男が当時の上流階級に属することを意味しています。なので普通なら、わりとお堅い系、または上品で洗練された感じの人物を象徴するはず。けれどこの男性は、どちらかというとストリート系というか、一種のあだっぽさや遊び慣れた感じを意味する「粋(原文rakish)」な帽子の被り方をしているようです。これはちょっと一筋縄ではいかないような、怪しげな感じ...? それに、わざわざ「重ね着」をしているというのも、どこかアンバランスな感じです。もしかして、彼は身軽な衣装の上にタキシードを着込んでシルクハットを被り、何食わぬ顔をして上流階級のパーティーに潜り込んだ泥棒? それとも世間知らずなカモを探しにやってきた詐欺師? 「着込む」を意味する原文の「muffle」には「覆面をする」という意味もあります。

人々は彼に怪しげな印象を抱きます。けれど、もしかしたら彼は本当に貴族階級の出身なのかもしれません。ただ、自分の出自によって当然のように得られる権益や、自分を取り巻くリッチで気取った世界に馴染めずにいる可能性もあります。だから自分らしい生き方を貫くために、あえて女物のストールを巻いてみたり、下町で流行りの崩した帽子の被り方をしているのかもしれません。それは彼なりの「自己表現」です。ひょっとすると、彼は自分が生まれた素晴らしい血統を捨てて、芸術家やミュージシャン、いやもしかしたらギャンブラーの世界に身を置きたいのかも? 彼はそうやって自分の「本当の姿」を、一番フィットする世界を、もがきながら探しているのかもしれません。


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        でも、もしそうだとしても、傍目から見ればただのアヤしい放蕩者。彼が本当に自分が選んだ道で人生を確立するまでは、きっと周囲からの疑念や逆風に耐えていかねばならないでしょう。社会的な視線から見れば、憧れの砂山に遊び外面で自己主張するだけでなく、リアリティーの中で何かを構築してこそ、自分が本物の存在だと証明出来るのだから。。 わたし達が一切の妥協をせずに自分の世界を貫こうとするとき、常に異質な存在を排除しようとする大きな波がやってきます。そして、あれこれと自由に感じ、夢見ながら創り上げた砂山は、もろくも崩れ去ってしまうかもしれません。

        でも...。子供達は楽しげに遊んでいます。五感をめいっぱい使って、今という瞬間をせいいっぱい楽しんでいます。だから。たとえ一瞬先に大波がやってきて、五つの砂山を根こそぎ崩し去ってしまったとしても。「あっ僕の基地が流されちゃった!!!」 そんな一瞬でも、子供達の反応は様々です。「うわ〜!凄い凄い!」と感動してしまう子がいるかもしれません。ショックで泣き出す子、怒って地団駄をふむ子、少し様子を観察し、もうちょっと波打ち際から遠いところでもう一度自分のお城を作ろうと考える子もいるかもしれません。 


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        ...それは五つの砂山。砂のひと粒ひと粒は、わたし達の感性、そして経験の記憶。その山を巡り、そこでわたし達は今も遊んでる。崩したり掘ったり積み上げたりしながら。「わたし」という五角形の箱庭の中で。でも、そんな遊びから生まれた「かたち」はやがて孵化し、「形」となり、リアリティーとして顕れてくるのかもしれません。それはまだ、ことばにもならない遊びの領域にあるのだとしても...。


        では、新月のメインのシンボルにいきましょう。蠍座16°『突然微笑が浮かぶ少女の顔』です。少女の微笑、スマイル...いかにも純粋で可愛らしい気がするけれど。そこは蠍座も中盤から後半に向かおうとするスタートの度数です。これはいろいろな含みのあることばです。サビアン・シンボルに少女が出てくるときは、ほとんどが純粋さや無垢さを暗示していることに間違いはありません。だからこのシンボルの場合も、子猫や子犬をなでている優しい少女の微笑を思い浮かべてOKなのだけど。ただ原文の「girl」は幼い女の子だけを指すわけではありません。17〜18歳くらいのほとんど大人になりかけた少女も含みます。そして「smile」という単語自体も、「顔に笑みを浮かべる」という表現そのものを指していて、その行為に含まれる意味はひとつではありません。たとえば朗らかな気持ち。あるいは優しい気持ち。嬉しい気持ち。または相手や状況を認め、受け入れるという意志表示。ときには自己満足やうぬぼれが混じった自負心...また意地悪く見れば、見えないところでこっそり浮かべる誰かへの皮肉な微笑...。


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        でも。突然、微笑が浮かぶということ。それに、ただ「微笑を浮かべる少女」ではなく「少女の顔」と、顔に焦点を当てた言い方であること。これは、おそらく少女の存在そのものよりも、それまでの雰囲気がガラッと変わることを暗示しています。笑みが浮かぶということは、その前は何かに悩んでいて暗い気持ちだったのかな? それとも周囲が固く緊張していて、張りつめた雰囲気だったのかな? シンボルの訳文では「突然...」と、ひと言で済ませてしまったけれど。原文では「break into smile」と言っていて、いきなり見えない壁をこなごなに粉砕して何かが顕れる...そんなニュアンスが加わっています。ブルドーザーで不可視の壁が壊されるみたいに。だから、気分的にも場面的にも、案外大きな状況変化が示されているようにも思えます。じゃ、それは例えばどんなことが考えられるんだろう? 


        新月のベースとなった度数、蠍座15°では砂山の周囲で子供達が遊んでいました。その子供達は、今はひとりの少女になりました。少女はまだ未成熟な存在で、人生で言えば、これから五感をめいっぱい使って体験を積み重ねていこうとするところです。一方、この度数を補完する対向180°、牡牛座16°を見ると、そこには対照的にひとりの老人が出てきます。『ある秘儀を解き明かそうと虚しく試みる年老いた男』。


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  うーん、これはシリアスな雰囲気だなぁ...。「ある秘儀」というのが何を指すのかは明確にされていないけど、原文では「the Mysteries」と頭が大文字で表記されていて、単なる「謎」とか「不思議話」とは区別されています。つまりこれは、普通の人間には明かされることのない崇高な謎、特定の教え、経文、宗教的古文書のようなものでしょうか。 たとえばカトリックの世界では「ロザリオの十五玄義」とされるものがあって、それを「Mysteries」と呼ぶそうです。その中ではイエス・キリストと聖母マリアに起きたとされる出来事が五つずつ三つのパートに分けられ、それぞれ歓び、哀しみ、そして栄光の「ミステリー」と呼ばれているのだとか。


けれど、古代から秘儀や奥義とされてきたものを解き明かすのは至難の技です。準備の出来ていない者には、その入り口を覗くことさえ許されないとも言われます。だからシンボルでも「虚しい試み」なんて言われてるのかな。それなのに、老人は何のためにそんな努力を続けているのでしょう? この度数は牡牛座後半の最初に位置しています。だから単なる遊びや好奇心なんかじゃないはず。 じゃ、深奥な知識や智恵を自分のものにしたいから? それによって自己の内的力を覚醒させたいから? 世界や物質の、生成の秘密を掴み取りたいから? 

もしかしたら今、自分が拠って立つ大地は震え、ひび割れ始めている… 彼はそんなふうに感じているのかもしれません。もうすぐ地面はぽっかりと大きな口を開け、自分はそれに呑み込まれてしまうかもしれない。そうなったら、今まで営々と積み上げてきた知恵が、プライドが、地位が、財産が…いや自分の全てが虚無に帰してしまうだろう。彼は恐怖にかられ、怯えます。だから自分の知識と知力の全てを賭けて、この世界を司る「道理」という謎に挑みかかります。目の前に立ちはだかる謎の壁を突破し、それを我が物とすることによって、何よりも「自分」という存在を確固たるものと感じるために。


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        あるいは、彼は自分のしていることが虚しい努力だと知っているのかもしれません。それでも、今の自分に備わった最後の力をふり絞って挑戦し続けているのかも。 しょせん、自分に出来ることなどタカが知れている。小さな井戸の底から広大な宇宙の全てを知ろうとするようなもの。 けれど自分にはこれしか出来ない。これが自分の道なのだ。やり続けるしかない。彼のしていることは、きっと砂山を創っては壊し、積み上げては洗い流されるという繰り返しかもしれません。それでも彼は飽くことなく探求し続けます。おそらく、死が訪れるその日まで。。

年老いてさえ、なおも情熱的に我が道を行こうとする老人を、世間のひと達は笑うかもしれません。彼を横目で見て声にならない笑いを浮かべ、「ヘンなひとだから関わらないほうがいいよ」なんて言うのかもしれません。でも、老人の中には今、誰にも見えない、誰にも理解出来ない彼だけの宇宙が拡がっています。それはどんな光景だろう? いつか、彼の顔に刻まれた深い皺の間から、微かな笑いが漏れる日はやって来るでしょうか? それとも。死の瞬間、苦痛から解放される歓びとともに、人生の全てを、幾多の砂粒の全てを抱きしめて、無垢な笑いに包まれるのでしょうか?


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        突然の一瞬。今、少女は向こう岸の老人を見ながら口許をほころばせています。彼女の目に、経典を前に難しい顔をした老人はどう映っているのでしょう? 老人には理解出来ない何かを、彼女は理解しているのでしょうか? そうかもしれません。でも、彼女自身はきっとそれを知らないでしょう。何故なら、それはことばにはならないから。ただ突然、何かが内側から生まれ、不可視の壁を破って微笑みになったから。そしてそれを生み出したのは、年老いた男の存在そのものが発する一瞬の花火のような響きと輝きだったのかもしれません。

少女も老人も、同じように五つの砂山で遊ぶ子供であり、自分にとっての素晴らしい世界を創造しようともがく、小さな「わたし」という存在です。でも今、少女は目の前の砂山だけが自分の世界ではないことを知っているようです。大波が来て全てを失おうと、五感がどんなに虚しく騒ごうと、それを超えたものが常に、ある。何処に? 此処に。わたしの中の、どこか深いところに。きっとあなたの中にも。それは失われることがない。

「だから今、あなたは此処にいるのね...?」 

でも、少女はまだ語ることばを持ちません。これから先も、もしかしたら余計なことばばかりが増えていくのかもしれません。でもたった今、確かに本物のブレークスルーが起きました。それをひとは内的な「シフト」と呼ぶかもしれません。呼び方なんて、何だっていいのです。だってこの少女は、理解したいなんて思っていないから。湧き起こった微笑みが、理解そのものだから...。


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        蠍座は(方向は異なるけど対向の牡牛座も)、最後の最後まで求めたものにこだわりぬく星座宮です。諦めずに追い求め、その手に掴もうとし、放さず、徹底的に探求し続けます。木星の蠍座運行でスキャンダルの露呈が多いのもうなずけます。けれどそんな蠍座が最後の最後に行き着く境地を象徴することばは...サレンダー。心の底から委ね、明け渡し、自分を投げ出し、自我も欲もひっくるめて象徴的な死を経験することを通して最後に勝利を掴む。。 そこに至ったら、もう勝利とか掴むとか、そういうことも関係ないかもしれない...。 

もちろん、太陽を蠍座に持つ生まれのひとがいたとして、誰もがそんな人生を送るわけではありません。でも、それが蠍座の持つ「突破」の構造です。そして、この蠍座中央部の度数には、そんな "奥義" がひっそりと秘密裡に顔を覗かせているのだと思います。

        沢山の惑星や感受点が運行する星座宮を変えたり、方向転換したりするこの新月期。世界の集合意識にも、わたし達の個の意識にも、きっと何らかの変化があることでしょう。五つの巨大な砂山はいつか波に呑まれ、また新たな砂山がゆっくりと構築されていきます。そしてわたし達は、自分の五感を通して再びそれを遊ぶでしょう。でも...。いつだってそれを超えた何かが、ある。それは「わたし」の足許にあるのかもしれないし、深い胎内宇宙のどこかかもしれない。けれどそれはきっと、ことばにならない。ひとりひとりの「今」の中に、響く者として、在るのだから。



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 21:33|PermalinkComments(6)

October 23, 2018

🌕10/25の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

10月25日 ★10月満月の星模様 ★に水星OOB入りの項目を追記しました。
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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 10月25日02:04前後、北海道周辺で02:10前後、関西方面は01:45頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で01:15前後に 牡牛座1°13'07"で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 牡牛座01°→02° / 太陽 蠍座01°→02°】
  🌕 "A clear mountain stream" /🌞 "A sight seeing bus"
 『山を流れる透明な清水』/『観光バス』

  🌕"An electrical storm" / 🌞"A broken bottle and spilled perfume"
 『電気嵐(激しい雷をともなう嵐)』/
 『割れた瓶とこぼれ出た香水』

 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~11/7】

※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★何かを始めた時/何かが始まるときの無心さと純粋さを思い出す必要
→★独り自由の道を歩む清々しさか、大勢の人々と共に歩む安心感か
  その選択と分かれ道
→★何かを選択した後の道筋と起こり得るプロセスをイメージする必要
→★集団、または群衆にまぎれて目前の障害や衝突を上手く避ける
→★自分が進む方向とゴールへの信頼で得られる安堵、または安定感
→★誰が支配権を握るかの闘争、または座して観察者を装う逃走   
→★自然体を貫くことの難しさと、その経験を通して
  時間と距離を置くことの効用を知る
→★突然の変化、またはショックな出来事で目が覚める経験
→★とっくに忘れていいはずの想いをまだ残していることへの気付き
→★外界からの刺激を受けて溜まりきったエネルギーを解放する必要
→★緊張やプレッシャーによって研ぎ澄まされる感覚や知覚
→★グループや派閥をバラバラに分裂させる力の本質を見る必要
→★一度空っぽになって新たなスタートラインに立ちたいという衝動
→★水面下でくすぶっていた問題が徐々に表面化してくる
→★絶望を通り抜けて初めて知る真実へのとば口(またはその予感)
→★ことばにならない想いはそのままに、全てを笑い包む力の存在を知る・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『休息と再生、突破に備える』 
            
            今回の満月
            『初めの始まり — 自分のバブルに針を刺す』 


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★10月満月の星模様と挑戦★


  世の中はあっという間に10月も終盤に近付いて......今年もあと2ヶ月と少しですね。。 もうずっと、わたしにとっての秋は完璧な引きこもり状態の季節。それでも『フォーキャスト2019』の原文と格闘しながら来たるべき年(特にこれからの2年!)に一足早く直面していると、なにか壮大な時の流れに顕れては消える無数の「時の泡」に、今この瞬間... ここに生きるわたし達全ての想いが映されているような気がして、「外の世界」と内界の境目が崩れていくような不思議な感覚を覚えたりします。

前回の新月に出て来たボートの『陸揚げ場』に続き、この満月のベースにも「水」のイメージが出てきます。「水」は「感情」を象徴するとよく言われるけれど。これからわたし達が迎える大きなターニングポイントとその厳しさを思うとき、「水」はただ「感情」を象徴するだけのものではなく、わたし達人間とは何か?を解くひとつの鍵なのかもしれない...水の形を変えていく「火」と共に。。 なんて、ふと思ったりするのでした。『フォーキャスト』の中で、今後も世界各地に起きるだろうと予測されている「洪水」もまた、わたし達のいのちの変化を象徴するものかもしれません。



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        さてと。このチャートで満月の位置を見る限り、今の期間は出来るだけ地に足をつけて、身の回り(家族、パートナー、近しい友人、目先の務めや仕事)に気を配ったり、無駄遣いせず、衝動的にも放縦にもならず、驕らず、穏やかさを保ち、それでいて芯のところで揺るがずに....そしてピュアに!という暮らし方が一番安全、かつこころ楽しく過ごせそうな感じです。

けれどアスペクトを見ると、月は天王星とコンジャンクトしてるし、他にも刺激的なアスペクトが沢山形成されていて、なかなか穏やかにはさせてくれない感じのエネルギーが満載。気分は変わりやすいけれど、それでいてやるときは徹底的にやってしまうような原動力も感じられます。また、ぶつかり合うエネルギーが目立つ反面、背後では全く異質の方向へ誘う力が働いていて、感受性の強いひとの中には一種の「精神的膠着状態」に入ってしまうひとがいるかもしれません。そうでなくても、知らないうちに何故か緊張感が高まっていて、背中や肩がひどく凝っていた…なんてこともありそうかな。。

ただ、背景には深い哲学的な想いを象徴する精妙なアスペクトもあり、それを感知したひとにはアートや創作、またはスピリチュアルな探求の糧になりそう。厳しかった新月のテーマの中で、この満月は今の時点で得られるひとつの回答になるかもしれません。


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太陽・月、天王星、月のノード軸のグランドスクエア
外界の刺激は毒になりやすい。物事を個人的に受け取らないこと。噂やデマにも注意。自分が今やるべきことに集中するか、そうでなければ体を休めること。大きな話を信じすぎると失望の元かも。

金星(逆行中)・土星からMC・ファエトーン・エケクルスにYOD
深い胸のうちでひっそりと何かを決心するようなエネルギー。煌びやかな王道ではなく、ひととは違うやり方をするような? しっかりと土台を固めることが第一かも。

IC・プシュケ、MC・ヴィクトリア、ネッソス・ネペレーのTスクエア
ネッソスとネペレーはカルマとカルマが出逢うみたいな組み合わせ。特にセクシャルなカルマの要素が強調されるかもしれない。ひととひととが出逢い、惹かれあい、摩擦を起こし、すれ違い、それでもなお続く関係など。もし「運命に翻弄されている」感があるなら、その受け身の妄想を断ち切るために関係を切る時が近いかもしれない。能動的な気持ちが強いなら、上辺よりもう一段深い部分の人間性で相手と自分を吟味するときかもしれない。

グリーヴ・ルシファー・レクイエム、月のノード軸、ターディスのヘキサゴン(グランドセクスタイル、またはダビデの星、またはソロモンの封印。クレイドルが二つ重なるフォーメーションでもある)
「死」または「死の世界」への想い。それは抽象的な死のイメージかもしれないし、何か具体的な現象にまつわるものかもしれない。行動というよりも、静的な背景となる哲学や思想、ふとした想いとして顕れる可能性。それは何らかの形で自分の過去と未来を繋ぐ架け橋になるかもしれない。暗さではなく深みとして経験出来ると良いかも。小惑星ターディスは英国の人気SFドラマ「ドクター・フー」に出て来る異星人のタイムマシン。その象意には、ある意味でアニメ「蟲師」の蟲の存在に通じる別世界の異形性があるかもしれない。このヘキサゴンにはルシファーも絡んでおり、来たるべきハロウィーンの雰囲気もある。感覚の鋭いひとは、この静的なエネルギーをクリエイティブに使えるかも。

10月26日23:25頃、蠍座3°台(カイロン発見度数の対向)のIC上で太陽・金星コンジャンクション。月のノード軸・グリーヴ・月・カイロン・ルシファーでクレイドル形成。金星は明けの明星(ルシファー)になる。
見果てぬ夢や期待感の虚しさに直面する可能性。現実の冷たさ、悲しみ。重さ。ただしカイロンはそのショックや悲しみを受け止めて「正気」に戻るための働きをしそう。この場合、痛みは必須だけれど、そこを通り抜けることがそのまま癒しとなり、目を覚まして自分を取り戻すきっかけとなってくれる。

10月29日午前中に水星が逆行前のシャドウフェーズ入り。木星とコンジャンクト。

11月1日の前後は興味深いチャート。複雑なアスペクトが沢山。月のノード軸・水星・ルシファー・カイロンのカイト。レクイエム・土星・グリーヴのラーニングトライアングル。カイロン・フォルスのスクエア。月・太陽はウェイニングスクエアで下弦の月。

11月4日 土星・準惑星マケマケが3回目最後のスクエア(2018年1月、8月に次ぐ)。カイロン・グリーヴから金星(とセレス)にYOD。金星・海王星セスキスクエア。
地球資源、経済・金融などに関する世界規模の政治的絵空事や人心操縦を目的とした欺瞞的ストーリーへの注意喚起、自然災害などが示唆する「しるし」を読む必要、「人類とは何か?」という問いかけ など。
11月3日〜20日 水星がOOBに。最盛期は12日。射手座を行くOOBの水星は、ひとによっては脳のエンジンを無理矢理ターボ化するようなエネルギー(またはプレッシャ−)として感じられるかも。いつになくインスピレーションが湧いたり、面白いアイデアを思い付いたり、常識から外れた物事に興味を抱いたり、イタズラっ気を起こしたり?(「本当のこと」をズケズケ言いすぎて失言したり、言わなくてもいいこと言って「舌禍」になる傾向も) 水星逆行(とそのシャドウフェーズ)のネガティブな効果(コミュニケーションの行き違い、ミスやエラー、思い込み、乗り物全般の事故、電子機器の不具合etc.)を万遍なく助長する怖れもあるので行き過ぎには要注意。水星逆行スタート前後の滞留期と重なるあたりは特に慎重さが必要。

11月8日 蠍座15°台で新月!

11月16日19:51 金星が天秤座25°台から順行

11月17日10:33 水星が射手座13°台から逆行



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★10月満月のサビアン・シンボル ★


🌕 満月のベースとなるシンボル:
  牡牛座1°『山を流れる透明な清水』


        これは山の至る所に湧く清水が、少しずつ少しずつ・・・地の下、目に見えないところで無数の小さな水路を作り、高所から低地へと流れ下っていく様子を描写しています。 微細な清水の流れはやがては大きな本流として集まり、麓の里では川となって大地をうるおします。それによって沢山のいのちが育まれていきます。そしてついには大河となって海に還り、大海原から再びカタチを変えて天に昇り、雲になり、雨になり、そして地下水となっていく水の輪廻を暗示しています。山の清水は、ひとつの輪廻の始まり。まっさらでまだ汚れを知らない、始まりのときです。


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  清水は高い山の頂から少しずつ流れを集め、低いほうへ低いほうへと流れていきます。B.ボヴィは老子の『道徳経』を引用してこんなふうに言っていました。

『海と大河は全ての山から湧き出る清水の王だ。何故なら最も低い位置に存在するからだ。全ての山の水は己が行き着く先を知り、そこを目指している。それは最も低いところ、なんでもない場所。それが王の居場所だ。』

たぶん、初めて地表にほとばしり出た水滴は、その瞬間からどこをどう流れていくかのあらましを知っているのかもしれません。ときには自分より勢いのある流れに呑み込まれ、ときには小さな流れを併合しながら。自然にまかせ、あるときは真っ直ぐに勢いよく、あるときは堰き止められ、障害物を迂回しながら。水はただ、流れ続けます。その途上では、化学物質が流れ込んで汚染されたり、嵐による土砂崩れで濁り水になることもあるでしょう。もし泥水になって溜まってしまったら、再び澄んでくるまでには相当の時間がかかります。

でも、水そのものが汚れることはありません。水は、水のまま。ただ、旅の途中で様々な経験を経るうちにいろんな「もの」が混じり込んでしまっただけ。けれど動きを止め、流れることをやめた水は、時と共に水蒸気に姿を変えて、再び天に昇っていくでしょう。ショートカット。こうして輪廻の旅は短縮され、混在していた物質だけがここに残って固く乾いていきます。


  初めの始まり。わたし達の始まりは、水だった。山から湧き出る澄んだ清水だった。透明でまっさらで、全てを受け入れながら、ひたすら何かを求め、歓び、流れ落ちてきた。最も低くてなんでもない、でも果てしなく豊かな場所を目指して。でも、じゃ...ここに残された乾いた汚泥は何? 鏡に映る、今の「わたし」だろうか? 水はどこへ行ってしまったんだろう。あれが「わたし」だったはず。ならば今ここに残っているのは誰?


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  いえ、水は消えたわけじゃない。ただ見えないカタチに代わっただけ。ここに、ある。そこにも、ある。雲となって。雨となって。透明な大気となって、わたし達の周囲に。そしてわたし達の中に。ただ見えないだけ。 まずは要らない泥を片付けよう。自分じゃないものを、捨てていこう。 今も見えないところで流れ続ける水の、その「わたし」という流れの道筋を、もう一度信頼出来るように。そして再び、澄んだ清水の流れを自分の中に感じてみよう。外側のカタチに対しては水のように開き、自分を通り抜けるものにけっして動じることなく。ただ水のように、ひたすら凜として流れていこう...。


        🌞月に光を与える太陽のベース・シンボル:
     蠍座1°『観光バス』 

        蠍座は、ひとつ前の天秤座の対人関係よりもう一歩踏み込んだ、深い関わり合いを持つことをテーマとする星座宮です。そのゲートで観光バスに乗り合わせた人々。まだ何の人間関係も生じていない集団。まっさらです。まだ始まってもいない、全てがオープンでこれからの関係。けれど今、たったひとつはっきりしていることは、彼らが自らこの団体旅行を選んで集まって来たことです。このひと達は『これからどんな素敵な場所に行けるだろう? 何を見物出来るだろう? インスタ映えする景色が撮れるかな? 』なんて、ただひたすら心を躍らせ、オープンな気持ちで旅のスタートを待っています。


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  彼らは立ち寄り先も道順も、お土産を買うショップも、全てを既存のプランに沿ってガイドとドライバーに任せ、運ばれていくことを選択しました。同じものを見て、同じ説明を聞き、同じ料理を食べる。時間も場所も、自由は利かない。列を乱さず、統率されることを受け入れる。大人しく、ひたすら観察者として存在していればそれでOK。だって観光バスの旅は、気楽な受け身の旅だもの。

それはおそらく一番安全で、コストパフォーマンスの高い旅行の仕方かもしれません。特に、初めてその土地を旅するようなとき、まだ不慣れで何が安全でどこが危険かもわからないときは。それに、多くのひと達が感動したり絶賛する、有名な場所を効率よく回ることが出来ます。これもまた、ひとつの賢い選択肢です。...でも、それは本当に安全なのでしょうか? バスの中で何か起きたら? 「こうなるはず」という予定調和が突然崩れたとき、わたし達はどうするでしょう? そこに居合わせることを選択した自分を即座に受け入れて、次の的確な行動を取れるかな? 



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🌕満月のメイン・シンボル:
    牡牛座2°『電気嵐(激しい雷をともなう嵐)』
    
    満月のエネルギーが放射するメインのテーマは『電気嵐』です。これは異なる性質を持った大気同士の摩擦で起こる、激しい稲妻をともなう嵐のこと。その真下にいると、超強力静電気のイタズラで髪が逆立ったりすることもあるのだとか...。突然襲ってくる電気嵐は理屈も論理も通じない、大自然が振り下ろすハンマーみたいなものかも?


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  例えば、忙しい日々からちょっぴり解放されたくて、ひとり郊外へ散歩に出かけた「わたし」。澄んだ空気。秋のさわやかな空。美しい紅葉。はぁ...深呼吸してみる。『そう、求めていたのはこれなんだ!』 こころがふうわりと開いてくる。なんだか腕をいっぱいに拡げて、全てを抱きとめてみたくなる。 大きくひろがって、いろんなことを受け入れられる自分...そんな感覚を味わってみる。  あぁ、気持ちいいな。。

......『ん?あれ? なんだろう? あの雲は...?』 

その瞬間。空の一点から突然湧き起こってきた黒雲。バチバチと音を立てて光る稲妻、そして凄まじい音と共に一瞬の落雷! あっという間に激しい雨が降ってきた! うわ、近くの木に雷が! そうだスマホで動画... って、それどころじゃない!ここから離れなきゃ!走れ! 何処へ?

わたし達は突如として大自然のエネルギー放出に曝されます。一瞬、背中をどつかれたようなショック。そのショックはぼんやり夢見ていたわたし達を目覚めさせるほどの威力がありそうです。でも何に目覚めるんだろう? 素敵な散歩を邪魔されて『なんでいつもいつもこうなるんだ!』と怒り、自分の不運に目覚める? それとも、濡れそぼったみじめな自分に気付いて「現実」に目覚める? いやそれとも… 眼を開いて状況を見極め、雨宿りにぴったりな軒下を探すのが先か?! 傘はないし、近くに誰もいないし、さぁどうしよう? 
『もう、こんな結果になるなんて想像もしてなかったよ...。 いや待て、そんなこと思ったってしょうがない。ここはシンプルに考えよう! 何事も経験だし。。』



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        やがて...一軒の小屋を見つけた「わたし」。濡れてしまった体を拭きながら、ひと息つきます。『ふぅ。えらいめに遭っちゃったなぁ。でも考えてみたら、これが自然ってヤツだし。ただそうなるべきときに、そうなってるんだろうな。青空も、黒雲も、雷も、稲妻も、大粒の雨も、何もかも。流れのままに。起きることを知りながら、起きる。ただそれだけなんだ...』

        この度数に見られる大自然の予期せぬ動き。壮大な水と大地のサイクルの中で、地球はときに激しい顔を見せます。そこにたまたま居合わせたわたし達は、ショックを受けて人生の意味を問い直したりするかもしれません。でも。それはもしかしたら、人間だけの、後付けの物語なのかもしれない。ドラマティックな装飾とお仕着せの語り口に彩られた、単なる理由付けに過ぎないのかもしれない。。 『わたしは、生きて、ここにいる』 もしかしたらそれは、小賢しい意味などはるかに超えた、もっとずっとシンプルで透明な「理」なのかもしれません。



        🌞月に光を与える太陽のメイン・シンボル:
     蠍座2°『割れた瓶とこぼれ出た香水』

        さて太陽の側も、2°に入ると突然小さな事件が起きます。割れた香水瓶です。美しい香水瓶が床に落ちて割れるとき…鋭い音と共に飛び散るガラスの破片。そしてあたり一面に立ちこめる濃厚な香り...。 もしそれが大切にしていた香水なら、きっととてもショックです。  香水は、高価な香料を様々にブレンドし、わずかな量をそっと身に付けて楽しむもの。そのひとの体臭と混ざり合い、独自の個性を創り上げるもの。

けれど割れ落ちて床に拡がった香水からは強烈な香りが立ちのぼり、ほのかな香りというより「臭気」というほうが相応しいかもしれません。 その匂いは超強力で、掃除をしてもなかなか取れず、いつまでも残り続けます。当分の間、近寄るとむせてしまいそう。 それが自分の香水だったり、少なくとも好みの香りならまぁ、まだなんとか我慢出来るかもしれないけど、そうじゃなかったら? もしその場所が、多くのひと達が乗り合わせる観光バスの中だったら?


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        バスの中でそんなことが起きたら、それはみんなの生理的な反応や個人的な不快感を刺激する、かなりの挑戦になるでしょう。さぁ、どうしましょう? 『そんなものバスに持って来るなんて、何を考えてるんだ!』怒り狂い、ブツブツ文句を言い続けるひと。黙って席を移るひと。気分が悪くなったりアレルギーが出たりして、せっかく乗り合わせたバスを降りざるを得なくなるひと。顔をしかめながら窓を開けて風に当たり、じっと耐えるひと。 ひたすら恐縮する落とし主を慰め、険悪になった車内の雰囲気をなんとかしようと奮闘するひと。うーん、わたし達はどうするだろう? 

一方、もしわたし達が香水瓶を落としてしまったウッカリさんだったら…? そしてその香水が、自分の大切な思い出の象徴、自分が自分らしくあるための「しるし」だったら? 思わず露わになってしまった自分の強烈な「香り」と、それに対する人々の反応を目の当たりにして、この旅を、自分が選択したその道を、最後に楽しい思い出に変えることは出来るでしょうか?


        ひとり自分の道を歩むことを選択したとき。あるいは、他者と共に歩むことを選んだとき。何を選んだとしても、その道の途上には、きっと驚くようなことが待ち受けているでしょう。何か予期せぬことが起きたときにこそ露わになる「わたし」の姿。そして「他者達」の姿。その気持ちのズレ、その隔たり。それをわたし達はどう捉え、昇華し、身を処していくでしょう? その答は、ひとりであろうと誰か他のひと達と一緒であろうと、実は本質的に変わりはないのかもしれません。なぜなら、自分の内界に見る「真実」はきっとひとつだけだから。


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        牡牛座は自己充足の道。対向する蠍座は溶け合ってひとつになろうとする道。どちらにも、光と影がある。けれどこの牡牛座の満月は、水の輪廻の始まりのとき。何か新しいものの「流れ」が、わたし達のこころの底に湧き出てくるかもしれません。自分が本当に求めている人生、真に価値を置くもの、自分にとっての愛のあり方...。もし何かしら揺さぶられる経験をするとしたら。その時こそ、もう一度自分自身の始まりに立ち戻り、消えることのない「生きるちから」のシンプルな強さを信頼しなおすチャンスではないでしょうか。

        牡牛座は煮えたぎるマグマを大地の鎧で固め、水を濾過し、多くのいのちを生かす土台の力を意味する星座宮です。そして滋味深く栄養となるものを好み、落ち着いた調和を愛する星座宮です。また、自分の価値を知り、自分で自分を満たしていくことを旨とする領域でもあります。『わたしはひとりで生きられる。だからこそ、皆と共に生きることも出来る。わたしは溶け合うことを怖れない。溶け崩れず、カタチを失うこともないから。だから、わたしはあなたと共に生きられる。たったひとりでも生きられる。わたしは自分を生きるいのちの流れ、行き着く先、その全てを知っているから...』これもまた、牡牛座に宿る魂が目指そうとしている境地なのです。


        初めの、始まり。それはとても小さなありふれたスタートかもしれない。でも、わたし達が気付こうと気付くまいと、集合的にも個人的にも、これからの厳しい季節に向かって、今。 ひとつの選択が行われようとしています。『うん、そうかもしれない。言葉にはならないけれど。何故かそんな気がする...』

じゃ、もしそれがあなたなら....なにを選択するだろう?



SC


..........何も選ばないこと。水のように流れに乗って生きることを含めて。。。


have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 21:33|PermalinkComments(4)

October 08, 2018

🌑10/9の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★

願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】

東京・関東ローカルで  10月9日13:06前後、北海道周辺で 13:12前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は12:47前後、沖縄周辺では12:18前後に天秤座 15°48’14”で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています


【太陽・月 天秤座15°~16°― 発効期:10/9~11/7 】
    "Circular path"
『回遊円環路』

    "A boat landing washed away"
『波に押し流された陸揚げ場』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★経験からの学びを活かせないことから来るフラストレーション
→★何気ない日常生活の一瞬に常に潜む新たな可能性への気付き
→★ひとつの現実を様々な角度から見つめなおす余裕を持つ必要
→★同じ轍を幾度も踏み続けるうちに大きな落とし穴に填まる危険
→★単調な道の一歩一歩を修正と調整を続けながら大切に歩む必要
→★大自然の見えない力に曝されることによる覚醒
→★外界からの刺激と内的承認願望でいつの間にか「自分でない者」
   になっていく危険、または「自分でない者」になりたい気持ち
→★抗えない大きな力に押し流されるような危機からの再生
→★他者の傷をくみ取って癒やす、または自分の利益のために利用する
→★人と自然、個と世界の大きなサイクルが必然的に交差する瞬間
→★思考による「そうあらねば」の一切を一度捨て去る必要
→★波の音、水音や風の声など大自然の音による修復効果を体験する
→★失ったものを超えて新しく生まれようとする存在を自己の内界に感じる
→★痛みを避けるために都合よく過去を創り変え自分を納得させる危険
→★突然のショックを通して溜め込んだ感情を解放するというリズム
→★理由付けなど要らない明日への純粋な信頼と自己過信の違いを知る
→★片時も休むことのない世界から一時的に身を引き自分のターンを待つ・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『石にならずに不動の姿勢を保つ』
                    
            今回の新月『休息と再生、突破に備える』
                   
            
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★10月新月の星模様とチャレンジ ★

新月とセレス(とアグニ)のコンジャンクションが冥王星(とアーラウン)
 にスクエア/長期でダブル冥王星効果
逆行の金星が火星にスクエア
月のノード軸と天王星がTスクエア(中期的アスペクト)
新月と海王星がクインカンクス、天王星がクインデチレ
木星とエリスがクインカンクス
エリス・ヴィクトリア・ファエトーンから木星に変形YOD
土星・月のNノードがクインカンクス
金星とオルクスがセクスタイル

10月12日
 火星が逆行のシャドウ抜け
 太陽・冥王星スクエア、土星・ルシファーがスクエア
10月25日 牡牛座1°台で満月!

— 金星逆行 —

10月6日 0:04 
 蠍座10°台から金星逆行中(宵の明星)
11日 
 火星とスクエア、オルクスとセクスタイル
 そのあたりは土星・ルシファーがスクエア
 (10日〜11日は水星と天王星がオポジション)
23日前後
 土星とセクスタイルで双子座のファエトーンにYOD
26日23:00過ぎ
 太陽とコンジャンクト(逆行中日)
 (ここから明けの明星/エリスの要素が濃くなる)
11月1日 天秤座入り
11月16日19:51 天秤座25°台から順行



        秋は深まってきたけれど、度重なる自然災害、社会や政治的な面でもますます騒がしい世界の中でなかなか落ち着いた気分になれないひとが多いかもしれません。サビアン・シンボルのキーワードにも出て来るけど、今は少しでも時間があれば休息を取ることが大切な時期。様々な物事が去来する中で、ギアは確実にもう一段UPしています。ここから先はまた色々と刺激的なエネルギーが生成されそうなので、この辺で心身ともに栄養を取っておきたいところです。無理せず疲れたら休みましょう。(ひとのことは言えないのですが...;;)


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        さて天秤座の新月。アスペクトをざっと見る限り、この新月の月は「愛したがり/愛されたがり」という性格が強いかもしれません。自分が「愛」と感じるものに対してハングリーな感じです。なので一方では外面が気になる…どう見られているか? ヘンに思われていないか? 周囲のウケはどうか? カッコよく決まってるか? 場違いになってないか? というより自分の本意がちゃんと皆に伝わってるかな? などなど... これは天秤座の一側面でもあるけど、この新月では「受け入れてもらいたい」という願望を強く刺激してくるようなアスペクトが目立つ気がします。

その反対に、軽い批判や反対意見を過剰に自分に引き寄せて人格攻撃のように受け取ったり、相手のひと言を放っておけずに苛立ったりする場合も考えられます。これは自分の誠意を拒絶されたり、せっかく相手のことを思って「してあげた」行為を無視されるか、気に入らない反応が返ってきたときにも生じやすい心理です。

セレスも月も「母なる女」の異なる側面を受け持つ存在ですが、冥王星とスクエアになるときはそのダークな顔が強調されて、独占欲、妄想的な念、相手を操縦しようとする、見捨てられることへの恐怖と怒り...など、ナルシスティックな傾向の強いサイコパス、またはソシオパス的な引力が働くので注意が必要かもしれません。もしこのアスペクトの影をこころに感じたら、出来るだけ個人的に受け取らず、物理的にも精神的にも周囲と自分を切り離すのが一番。 動けるなら外に出て風にあたるとか、こころの中に結界をはるとか... 人間関係で一時的にカオスを通るときの、自分なりのやり方(エネルギーの逸らし方)を編み出す機会に直面したと考えてみてください。想像力が豊かなひとなら、山羊座3°に在泊中の土星の姿を思い浮かべ、この度数の土星が持つ「クールな秩序をもたらす力」に頼るのもいいかも。おそらく今直面しているカオスな出来事には、物事の本質に触れるものなど何もないのだから。自分にとって大事な気付きは、きっと全く別のところ(あるいはもう少し「斜めに切った断面」)に隠れているのだから。


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        と、そうは言っても。新月図では逆行の金星と火星のスクエアも成立しています。なので何かと摩擦が増えてあちこちに火花が飛んだり、過去の痛みに無神経に触れられたように感じるときもあるかもしれません。また、自分の人生で溜めてきた怒りを無意識のうちに政治的な文脈や社会的なフィギュアに投影し、毒を吐かずにいられなくなるひと達も増えて、それがひときわ目立つ...なんてこともありそう(最近はあまり建設的とは言えない石の投げ合いが増えてる気がするけれど)。これは単なる一例だけど、何やら額の真ん中に意識が引き寄せられて寄り眼になりそうな「気分」になってきたらちょっと用心してね。そんな「物の怪フォース」が周囲に寄って来ているかもしれません。

もし、仕事などでどうしても厄介な誰かとの直面を避けられないときは、トゲトゲしたエネルギーに同調しないよう気を付けながら、とりあえず冷静に状況を観察しつつ対応するしかないかも。火星逆行時は「最初に戦争を仕掛けたほうが負け」とされるけど、金星逆行時でも似たようなことが言えると思います。つまり「最初に感情を暴発させたほうが負け」。なのでここでも土星力が物を言いそう。嵐が過ぎ去ったときに何かを掴めるのは、飛んでくる見えない針を出来る限り透過させることが出来た側です。

いずれにしても、腹立ちや非難がましいことばは、そのままそっくり自分を侵す猛毒になりやすい時期。そのことはこころに刻んでおきましょう。金星逆行の今、まずは大きく息を吐いて、心身共に解毒を心がけたいと思います。

        この新月は、魚座の海王星とはクインカンクスで「見せたい自分」が気になるというエネルギーも放射されてきます。金星逆行効果もあり、人間関係では夢見心地の出逢い(再会)や、会った途端に飛び散るスパークに乗せられてあっという間に勇み足状態になるひとだっているかもしれません。人恋しい季節にもなってきたし。たまには誘惑したりされたりなんて、日常を離れたドラマがあってもいいのでは?... でもこの新月にはハザードランプも点灯中。牡羊座で逆行中のエリスと双子座でステリウムとなるエケクルス、ビクトリア、ファエトーン、エロスはセミスクエアで、共に蠍座の木星にハードな変形YODを形成しています。

自分を確かめたくて、自分の影響力を試したくて、または相手の気持ちを確認したくて... つい大胆な行動に出てみたり、刺激するような言動を取ったりするひともいそう。もし一時的に効き目があったように見えても、たとえ勝った!と思っても... それは幻想かもしれません。満たされない気持ちを満たしてくれるのは誰でもない、まだ見つけられないもうひとりの自分だけ。それを誰かに投影しても、相手はそれを迷惑に感じるか、それともそんな想いを利用して束の間を楽しむだけになりそうです。『それでもOK!束の間上等!「肉を切らせて骨を切る」みたいな冒険がしたい! それで少しでも自分のことが解るなら(相手ではなく)どんな結果も自分で引き受けるから』なんてひとがもしいたら?... うん、出来るかぎり土星の覚醒力を使いながら、一夜の素敵な夢を見てね!


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        と、ちょっと派手めな動きをとらえて思いつくままに注意点を書いてきたけれど。この新月の下で蠍座を逆行していく金星は、古い歴史のある街に敷き詰められた石畳を歩きながら、アンダーワールドに繋がるマンホールの蓋をかたっぱしから開けてまわるような感じがあります。その下には何がある? え、下水道? あは。そうかもしれない。けど、現実の下水道とは少し違ってる。それは霊化された過去を運ぶ、光を映さない水の道だから。

ふむ。じゃ、地下を流れる暗い河の底には、何が沈んでいるだろう? そうね...もう旅立ってしまったひと達の思い出。子供のころに見た綺麗な夕焼け。失ってしまった懐かしいぬくもり。記憶の彼方から呼び覚まされる遠い昔のメロディ。もう誰も住むことのない家。あれ? もしかしたら...自分は過去のどこかに忘れ物をしてきたような? でもそれって何だったろう? アンダーワールドには悪霊や幽霊、物の怪ばかりが潜んでいるわけじゃありません。そこは確かに死者の世界ではあるけれど。忘却によって死の世界に落ちていった自分自身の断片もまたそこに眠っています。

自分は、今まで不必要なものだけを落としてきたんだろうか? それとも、知らないうちに何か大事なものを亡くしてしまった? 何か小さくて、でもとっても温かくて、生き生きとしてたもの。それは何だろう?

        この金星逆行をともなう新月期と満月期は、ふと立ち止まり、息を整え、肩の力を抜いて自分が歩んできた道をふり返ってみるひとときを持つのにはうってつけかもしれません。もしかして今、出口のない道に迷い込んでいないか? 同じところをグルグル巡りながら、方向を見失っていないか? ただただ日常のあれこれに追い立てられ、刺激を受けて反応を返す、そんな存在になっていないか? 自分はここまで来た。これからも行く。でもこの「今」を、自分は本当に選んだのかな? 

...本当に新しい動きをスタートするのはまだもう少し先かもしれません。けれど一度立ち止まって周囲を見渡してみる。前後に道は続いてる。けど、もしかしたらこの軌道だけじゃないのかもしれない。どんな地点にあっても、一瞬の爆発 — 内界から放射する力 — に乗ってそこから何処かにワープしていく方法はいくらでもあるのかもしれない。 ただ、目にも耳にも入らなかっただけ...。


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        今回のサビアン・シンボルが示唆するように、今はまず次の爆発に備えて自分自身を修復するとき。新しい動きをしたり新しいものを得たりするよりは、古いものをすくい上げ、触れ、鎮魂し、整理していくとき。そして自分の埃を落とすとき。それが栄養になるときです。

また、この新月が持つダークな力も、フォースの受け方によっては苦しむひとの痛みをただ聞いて受け入れることによって分かち合ったり、何の期待もなくそっと手助けするような純粋な行為として表現することも出来ます。それに、今回金星が逆行を開始した蠍座10°台は豊かな情感を持つ位置。誰もが見過ごしてしまうような小さな触れあいにも深い意味を感じ、繊細さを忘れずに手を差し伸べることが出来る...そんなエネルギーを含んでいます。それは暗闇を識る者だけが持つ純粋な優しさ。それが一種の「鎮痛薬」のような働きをするときもあります。 そして、その行為自体もまた「自分」という謎を解くための鍵になる可能性を秘めています。 けれどそのためには、どんな出逢いであっても... 年がいくつでも、立場がどうであっても、男、女、どちらでもありどちらでもなくても... 互いにただひとつの共通点、限りあるいのちを生きる「生きもの」として接すること。それが必須条件になりそうです。

        現在、ちょっと居心地の悪い蠍座を逆行中の金星は、満月後の26日夜に太陽とコンジャンクトし、明けの明星になります。それは彼女が持つもう一つの顔、ルシファーとして化身すること。そして30日〜11月1日に天王星とオポジションを形成しながら自らの支配宮、天秤座に戻ります。自分の城に戻り、のびのびと羽を伸ばして美と妖しさを振りまく金星からの放射は、またも新しい突然の展開と発見をもたらすかもしれません。順行に転じるのは11月16日夜。そして再度蠍座入りするのは12月3日。このときは、火の星アグニと共に再び牡羊座の天王星にオポジションを形成します。だからそれまで、どうかディープなアンダーワールドの旅を楽しんでくださいね。体を休めながら、優しい夢を見ながら。そして、やすらぎの水底を探検しながら...。


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★10月新月のサビアン・シンボル ★

この度数も過去に一度辿ったことのあるテーマです。当時は確か月蝕だったかな。初めてのひともいると思うので、当時の解説をアレンジして掲載しますね。

        今回の新月のベースとなるシンボルは 『回遊円環路』です。固いことばになってしまったけれど、要は下の画像のようにグルッと一回りして同じ場所に戻ってくるような、輪になった道のことです。公園なんかでよく見かけますよね。 歩き続けて辿り着く終点は、いつも同じ場所。そこが、一回ごとの完成。 どこか他の場所に行き着くことなく永遠にグルグル回ってるみたいな…。 でも、この円環回遊路は文字通り、円です。 円は、その線上のどの点を出発点とすることも出来ます。どの点をゴールとすることも出来ます。自分がここだ!と思ったらそこが始まり。 それは、わたし達の人生がどの瞬間にも未知へと大きく開いているのと同じことではないでしょうか? それを見出して選択することは、わたし達自身にしか出来ません。でも、また同じところに戻ってしまうのでは? そうかもしれない。でも、本当にそうなのでしょうか? 


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        円環路はホィール・オブ・ライフ。その一巡りは、ひとつの人生に例えられます。 ちょうどホロスコープがそうであるように、二次元でみればぐるぐる同じ回路を巡っているようだけど、三次元の眼で見れば星々さえも螺旋運動をしています。ひとつとして同じ点、同じ場所は無く、毎回異なる宇宙空間を輪廻していくように見えます。 未知の可能性、希望、夢。そして失意や落胆。その繰り返しの中で、わたし達は知らぬ間に居場所を変え、周囲の展望も変わっていきます。上昇するのか下降するのか、それとも二次元平面に留まっているのか?きっとそれもわたし達の選択次第かもしれません。そして、この円環路をどんな風に見るかにかかっているのだと思います。ならば、ここで疑問が生じます。この軌道は閉じられた輪なのでしょうか? それとも...そこから出て行くことさえ可能なのでしょうか?

        この新月に対向する牡羊座15°には、このシンボルを補完するテーマが示されています。それは『ブランケットを織るインディアン』。伝統的な織機と日々の積み重ねによるスキルによって、沢山の糸を交差させて創られていくブランケット。織り上げられた "全体" の柄は調和を象徴するのだそうです。ではその織り手は?…B.ボヴィはこの象徴的なブランケットの織り手として、ギリシャ神話の3人の女神を挙げていました。それは運命の糸を紡ぐクロト、その長さを測るラケシス、寿命の糸を大鋏でカットするアトロポス。 彼女達は、わたし達の運命を司る女神です。紡ぎ、測り、切る。 紡ぎ、測り、切る… 調和を体現するブランケットを完成させるために、織り手は入念な作業を繰り返します。 それは日々変わらぬルーティンワークに見えるけれど。視点を変えれば、交差する一本一本の糸がそれぞれわたし達の日々、わたし達の人生にも見えてきます。それはまた、わたし達のいのちに欠かせない一回ごとの "呼吸" でもあるのかもしれません。


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  一枚の手織りのブランケットでは、全ての糸がダイレクトに、また間接的に、触れあい交差しあってひとつの世界を創りあげています。どの糸も、見事な色と構図の高価な織物が完成するためには欠かすことの出来ない、最初の一本になり得ます。もし途中で織るのに失敗したら、ほどいて元に戻ればいい。 そしてその場所に戻ったとき、わたし達の視界は経験の分だけちょっぴり賢く、やわらかく、広がっているかもしれません。いえ、もしかしたら...そこからは全然異なる模様が浮かび出てくるのかもしれない。糸が絡まってしまったのは、生まれるべき新しい柄がそこから始まるためだったのかもしれない...。



        さて、月が次にとっていくメインのシンボルは 『波に押し流された陸揚げ場』 です。原語の "boat landing"  は船着き場と訳されることも多いし、実際に二つの意味がミックスされたような使い方もされるようです。けれどB.ボヴィの指摘から色々調べてみると、本来厳密には遊戯船と呼ばれる釣りや観光用の小ぶりなボートを水面から陸揚げするためのスロープ設備のことを指すようです。ちょうど下の画像のような感じです。


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        ボートを陸に揚げるということには二つの意味があります。ひとつは、修理修繕のため。もうひとつ、個人用のボートなら、当分使う予定が無いものを傷まないように陸揚げして休ませるため。 ところが、このシンボルでは船を陸揚げするためのスロープや設備が波に呑まれ、すっかり流されてしまっています。これでは修理のために工場に入れることも、水から引き揚げて乾かすことも出来ません。

きっと激しい嵐が襲ってきたのでしょう。錨を下ろし、岸辺の杭にしっかり固定してあったはずのボートも、今は波間に漂うままになっています。外装には傷が付き、水をかぶってエンジンだって損傷してしまったかも? それでも台風一過の青空の下、まもなく陸揚げ場も修復されるでしょう。 破壊と修復。小さな死と、小さな再生。そうやって人々は、世界は、長い間 "存在"という円環のリズム — サイクル — の中で歩んできたのですから。だから、小さな円環の次のスタートが始まるまで、ボートはいつでも陸揚げ出来るるように、もう一度、岸辺に繋ぎ直されています。嵐が去り、静謐を取り戻した湖水のさざ波に揺れながら...。


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        シンボルに「水」が出て来るとき、わたし達はいつも深い感情の澱に触れていくことになります。 頑張ってきたこと…報われなかった想い… 絶たれた道… 失われたものへの愛惜…奪った者への怒り… 幸せだった頃の思い出… 今までの自分って、いったい何だったんだろう? これからの自分はどうなるのだろう? そんな想いを抱えたとき、わたし達は皆、陸に上がれない傷付いたボートなのかもしれません。 陸揚げ場の修復が終わりさえずれば、ボートは運ばれて工場入りし、腕のいいエンジニアや塗装職人さんがせっせと仕事をしてくれるはず。それは昼の時、太陽の時、人間達が忙しく立ち働く合理精神の時の始まりです。けれど今はまだ夜明け前。このシンボルの対向度数、牡羊座15°に出て来る小さくて愛らしい妖精が示すように、きっと湖水の精霊達の時間なのです。

        圧倒的な大自然の力は、わたし達が創りあげた施設も、道具も、みんな奪い去ってしまいました。 わたし達は、過去をふり返って思います。「ああすればよかった…こうすればよかった…何であのときあんなことをしたのか/しなかったのか! 責任は誰に? 何処に?! 何が間違ってたんだろう?」けれどおそらくこの種の力には抗いようもないし、また防ぎようもないのだと思います。何かを根こそぎ変えてしまうような圧倒的なフォースは、世界という一枚のブランケットに織り込まれた太く強靱な糸です。それはわたし達が創り出す「今」という世界模様に無くてはならなかった織り糸の一本。そしてわたし達自身もまた、人生の何処かでそのパワフルな糸と交差することになる、一本の糸です。きっと、完璧なブランケットを織り上げるためにはどの一本だって、欠かせない要素です。


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        全ての大いなる調和と軋轢を映し出す、宇宙のブランケット。縦糸と横糸が複雑に絡み合い、相互に循環を繰り返すうちに、いつしか壮大で美しいパターンが描かれていきます。もし、宇宙と同じ眼でそれを見ることが出来るのなら。。 その反映のプロセスにあって、わたし達は傷付いた小舟にもなれば、意気揚々と湖面を分けて飛んでいくスピードボートにもなるのでしょう。

わたし達ひとりひとりに起きる、あらゆる出来事。それらもまた、全体と個とが絡みあう壮大な円環のリズムにひたすら沿いながら起きているのだと知った上で...。その上で、わたし達には何が出来るでしょうか? はたしてそこに、自由はあるのでしょうか?

その答は、謎です。少なくともわたし達の昼の思考にとっては、永遠の謎かもしれません。 けれど、傷付いて湖水に漂う小舟には精霊が宿ります。どこからともなく... 謎という名のあやかし達がやってきます。 疲れ果てた思考が眠りについたとき、"別世界" から、思考とも感性ともつかない不思議な感覚、言葉にならないコトノハがやって来るかもしれません。それに気付けるでしょうか? 

初めにコトノハありき。 でも、それは本当に言葉だったろうか? それとも、今まで聴いたことのない「音」だろうか? いや、小さな種子が芽吹いて消える、その瞬間の微細な衝撃? わからない。それでも、出逢う。...もう出逢っているかもしれない。そしてそれはもしかしたら、明日からの新たな視線となってわたし達を生きることになるのかもしれません。


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        新しいサイクルの始まり。わたし達はそこから半歩、進みました。 そして迎えた新月は、嵐の後で修復を待つ陸揚げ場です。さぁこれからひととき、夕陽を背にした妖精達が踊る時間が始まろうとしています。 たとえ金星逆行のドラマに翻弄されたとしても、少しの間立ち止まって。 夕暮れの波間に揺れながら、自分という湖水の底をもう一度ゆっくり覗いてみるのも良さそうです。空虚を満々と充たし、満ちあふれたものを空っぽにしていく歓びを感じられるでしょうか? もしかしたら、水底に透けて見えるのは…今まで自分だと思っていた顔ではないかもしれません。 ん? 誰? 誰だろう? それは…… 顔でさえないかもしれない。漆黒をまとった謎という名の「わたし」。 けど...もしかしたら、それは "自分"と呼ばれていたもうひとつの "宇宙" そのものの姿なのかもしれません。

        
        様々なエネルギーが複雑に絡み合うこの新月。円環路の巡礼を続けるひとも。螺旋階段を上がろうと頑張るひとも。あるいは円環軌道からワープして別世界に身を投じようとするひとも。次の船出のベルを待ちながら、ひととき疲れたこころと体を休め、地球を感じ、胎内宇宙の静謐を味わえたなら。本当に、それがこの時期の一番素敵な過ごし方かもしれないなぁ。。



CarinaNebula




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 21:15|PermalinkComments(2)

September 24, 2018

🌕9/25の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開き実を結ぶときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。それはこの世界に生きるわたし達の意識に与えられたプログラミングの一種かもしれません。そんなシステムをどう使うのか?それとも使われるのか? それはきっとわたし達次第。さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで 9月25日12:11前後、北海道周辺で12:17前後、関西方面は11:52頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で11:23前後に 牡羊座1°59'49"で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 牡羊座01°→02° + 太陽 天秤座01°→02°】
  "A woman rises out of water, a seal rises and embraces her" +
  "A butterfly made perfect by a dart through it"

 『水面から女が立ち現れ、アザラシが浮上して彼女を抱きしめる』+
 『針に貫かれることで完璧な存在となる蝶』

   "A comedian entertains a group" +
   "Light of the sixth race transmuted to the seventh"

 『一団の人々を楽しませるコメディアン』+
 『第七根本人種の光に変容する第六根本人種の光』
 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~10/8】

※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★全世界に孵化する新たなサイクルに必要な「自分とは誰か?」の再吟味
→★人生に起きる生と死、集合離散のプロセスを深く見つめる必要
→★意識や認知の混乱、思い込み、衝動的な行動に注意
→★いざという時にエネルギーを集中して使えるよう温存する必要
→★情報を見極める手段としてことばに依らない「肉体の声」を聞く
→★自分の立ち位置が徐々に変化しつつあることに気付く    
→★古いステレオタイプに留めようとする力とそれを破ろうとする力のせめぎ合い
→★人や物事のたった1つの側面を強調することで一時的な混乱を収拾する
→★行くも戻るもままならない宙吊り状態のフラストレーションに耐える
→★肉体的、精神的またはサイキックな感性が過度に繊細になる危険
→★様々な選択の中で自分の中に眠る「戦士」の精神を静かに呼び覚ます必要
→★必要なものは全て「ここ」にあるという感覚を思い出す
→★厳しい状況を「純粋な笑い」の力で癒し切り抜けていく・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『石にならずに不動の姿勢を保つ』 
            
            今回の満月
            『二元性の狭間に存在する無慈悲の自然体』 


180925FM


★9月新月の星模様★

太陽が乙女座銀河団とコンジャンクト
太陽・月がオーブ2°強のパラレル
太陽・月・カイロンと土星・ヴェスタがTスクエア
7月26日の月蝕の度数で火星・Sノードがコンジャンクト
小惑星HELが蟹座3°45でヴェスタ・土星・水星とTスクエア、
 火星とクインカンクス
水星・火星・グリーヴ&エケクルスがGトライン
獅子座のNノードから天秤座の太陽・水星にセクスタイル
ノード軸と天王星がTスクエア(アプライ)
カイロンとファエトーンがクィンタイル
土星・ヴェスタと海王星がクィンタイル
金星とエリスがクインデチレ
フォルスが銀河中心にコンジャンクト
9月26日 カイロンが魚座に一時帰還
10月1日 冥王星順行
10月6日 (日本時間04:04)金星逆行開始 蠍座10°50'~
 (11月16日順行天秤座25°台〜)



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        長かった猛暑と豪雨の夏。けれどその夏も、いつものように突然バタンと扉を閉じて去り、秋がやってきました。満月前夜の今、気付くと色とりどりの虫の声が聞こえてきます。そして遠くの空に響くサイレンの音。

『噴火する火山』から『ウィジャボード』へと移り変わるこの新月期のテーマの中で、太陽は秋分点の天秤座0°を過ぎました。それは「エリーズ・ポイント」と呼ばれる黄道上の特異点(各カーディナルサインの0°〜1°/春分、夏至、秋分、冬至)で、意識・無意識を問わずひとりひとりの「個」と「社会の総体」が否応なく交差して斬り結ぶ... そんなエネルギーが生まれる位置です。そしてその一瞬の交差を通して「わたし」も「わたし達」も「世界」も、再び新しいサイクルに入っていきます。

        今、世界は相変わらず…というよりますます、緊張した雰囲気が漂っているように感じます。ただしそれは自分自身が『フォーキャスト2019』の準備のために日々流れ行くささくれ立つようなニュースを多く追っているせいもあるのですが...。


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  さて、この満月。秋分の直後、つまり「エリーズ・ポイント」の刺激がまだ醒めやらない牡羊座1°〜2°で起きます。月はここで恒星デネブ・カイトスとコンジャンクト、そしてエリーズ・ポイントにはカイロン。一方、月に光を映しわたし達に「意識」を与える太陽は、対向する天秤座1°〜2°で壮大な乙女座銀河団とコンジャンクトし、オーブ3°強でコンジャンクトする隣の水星とともに、膨大なエネルギーを送ってきます。さらにこの太陽・月の満月軸は、山羊座2°台の土星・ヴェスタのコンジャンクションとTスクエア。これはとてもダイナミックなフォースだと思います。もうすでに何かしらの力の放射を感じてるひと、多いんじゃないかな。 それがストレスになってるひとも含めて。。

デネブ・カイトスはどちらかというと土星のような味わいを持っている星で、この星がかかわる時、惑星は制限を受けたり働きを抑制されたりすると言われます。けれど、それは観点を変えれば内側にエネルギーを籠もらせること。この満月にかかる力が比較的穏やかであれば和らげることが出来るけど。わたし達の銀河をその外れに含む巨大引力群の乙女座銀河団を背にして輝く太陽、そして山羊座の初期度数に尽きない篝火を灯すヴェスタを抱いた土星からは、たぶん膨大な圧力がかかってくるはずです。なので、このTスクエアに含まれる惑星達のエネルギーは一旦圧縮され、わたし達の中で抑圧となり、やがて解放を求めて噴出するかもしれません。溜まりに溜まって抑制が外れたときのデネブ・カイトスには、他に「精神障害または強い不安」「短気」「性急」「考える前に駆け出す」そして「そのつもりもないのに誰かを深く傷つける言動」という象意もあります。


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  また土星・ヴェスタとの絡みでは、深い部分で抑圧してきた欲望(たとえば温かく迎え入れられたい、愛されたいという赤子のような衝動)と、それまでの人生経験を通して培われた人間への怖れや不信感がぶつかりあって身動きが取れず、自分で気付かないうちにもう古くなってカビの生えてしまった(または無用の)アイデンティティに頑なにしがみつくような傾向も考えられます。そんなときは、無意識に周囲のひと達を刺激するような行動を取って摩擦を創り出し、焼かれるような(一見)ネガティブな形を通して何かを掴むか... 新しい一歩を踏み出そうとするかもしれません。いずれにしても、かなりヒネリの入った表現になりがちなので、周囲に理解して "もらう" のは難しそう(単なるワガママに見えるかも)。「自分という宇宙」でいったい何が起きているのかについては、自分で理解を深めていくしかありません。

なので特にカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の初期度数に主要惑星や感受点を持つひとで、このところ色々悩みや迷いを抱えているひとがいたら... 怒りや苛立ち、哀しみや失望感を誰か(自分自身も含めて)や何かに投影してぶつける前に、立ち止まって自分に何が起きているのか?よく見てみてね。 ここは新しいサイクルの始まり。その第一歩。今はひとも物事も状況も、全てを鏡として認識出来るとき。そこで起きるプロセスには、これからの自分にとってかけがえのない発見があるかもしれません。


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        その一方で、この月は「独立独歩で行きたい」「ひとには頼りたくない」「誰かの期待に応えるのではなく、自分らしく生きたい」という自立への精神も豊かに持っています。これは裏返すと「誰にも干渉されたくない」「自由でいたい」「押し付けられるのは嫌だ」という欲望でもあります。一匹狼願望と言ってもいいかな。。 そして、たぶんそれを貫くだけのガッツもありそう。だけどもし貫くなら、背筋を真っ直ぐ伸ばし、与えられた分だけは何かの形できっちり返すというタスクからは逃げないことが重要です(ネガティブな意味じゃなく)。

そしてひとの行かない道を行くことの意味をお腹にたたき込み、他者からの称賛を期待しないこと。「傷ついた」「傷つけられた」ということばとは無縁のおおらかな精神で行きましょう。この道を行きたいひとは『所詮、宇宙の全ては一編のコメディかもしれない』くらいの感覚を標榜するといいかもしれません。今、世界をひそやかに覆っていこうとしている「静かに...誰も気付かないうちに...捻れた怒りや正義とともにそっと狂っていく」ような風潮から遠く離れ、我が道の中からユニークな何かを生み出せるといいな。自分を助けられないひとは誰も助けられないから、まずは自分を救ってね。


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        他にも毎度のようにいろいろなアスペクトがこの満月を彩っているけれど。全体に言えるのはエリーズ・ポイントの影響下で感情的な揺れが起こりがちな傾向でしょうか。たとえば今度こそ「腐れ縁を断とう」(ひとでも何かの状況やクセでも)と決心したとしても、すぐに気が変わったり、また思い返して悩んだりということが考えられます。それは広く見れば、今の社会の一員として周囲と手を繋ぎ、仲良く心地よくありたいこころの一方で、徹底的に自分の欲望を満たしたい(何もしたくない...という欲でも)というこころのぶつかり合いでもあります。そして結局同じところをグルグル巡りながら身動きが取れなくなるような..。または、頭は良くて論理も鮮明なのに、その論理の狭間に無限に拡がる人間存在の微妙な機微(差異)を無視して進もうとして知らないうちに袋小路に填まったり。上手くいきそうでいかないフラストレーションが溜まりやすいかもしれません。

また、セクシャルなエネルギーも刺激されやすく、それがねじれて表現されると様々な形のハラスメントとして顕れるかもしれません。男性、女性に限らず相手を「力で圧倒する」ことでダークな快感を得るような感じかな。満たされることのない独裁者願望を他者に投影して引きずり降ろそうとしたり、魔女狩り的な行動が見られることも考えられます。万一そんなひとに出会ってしまったら、ひらりとかわせるならかわし、サッサと立ち去りましょう。つられて腹立ちまぎれに報復してもあまり良いことはないと思います。その行動の結果に見合う相手ではないと見切ってください。また、そんな相手と長い間の縁があるなら、感情を交えず戦略的に動くことでまもなく断ちきり時がやってくると思います。ただし、相手と同じレベルに落ちないよう気をつけてね。


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        ひとそれぞれ、弱いところも強いところも違います。この満月は、自分の強さと弱さをよく知るには良い機会になるのかもしれません。秋の始まりとともに迎える新たなサイクル。いつもどおりの日々の中で、喧噪と静けさの中で。どこにいても。違う音が聞こえるかもしれない。体に触れる風が、何かを伝えてくるかもしれない。そしてやがて。自分自身を含めた全てを、その生と死さえも、温かく笑い飛ばせるといいな...。そのまた先には、まだ知らないことがいっぱいあるのだから。




★9月満月のサビアン・シンボル★

 今回の満月はもうだいぶ前に一度ルネーションで経験したテーマも入っています。なのでその部分は以前書いたものに少し手を入れて掲載します。


ベースのシンボル:月 牡羊座1°
『水面から女が立ち現れ、アザラシが浮上して彼女を抱きしめる


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  これは混沌とした潜在性だけが濃密に存在する無意識世界から、人としての意識が形をとって誕生しようとするさまを描写したシンボルだと言われています。 このシンボルは永遠の謎に満ちてもいます。受容性を表す女性形をとって、無意識の水から生まれてきたわたし達の意識。そして、どこからともなく現れてそれを「優しく抱きとめる(embrace)」アザラシ。このアザラシは何を意味しているのでしょう? アザラシは海棲哺乳類、海に生息しながら陸でも活動する動物です。 

このアザラシ(seal)は世界の大自然を二分する水と地、海と陸という世界の両方をよく知り、棲むことの出来る存在です。彼は2つの世界を知る者として「形」を獲得した新しい仲間、新しい意識の誕生を迎え、受け入れ、優しく祝福しているのでしょうか? 護っているのでしょうか? チャネラーのエルシイ・ウィーラーが伝えたことば「Embrace」の主な意味は、やはり好意を前提としたハグや、親が子供を護るように抱きしめることにあるようです。 

けれどあるシンボルを読み解くにあたっては、そこから連想出来るあらゆる可能性やダブルミーニングを探る必要性もあります。B・ボヴィはこの重要なシンボルを解釈するにあたって「Seal」のもう一つの意味である「密封する」「封印する」「押印する」を意識におくことを提案しています。


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  ...生まれた瞬間に、2つの世界の使者であるアザラシに抱きしめられる...もしそこで何かが封印されるのだとしたら? それは生まれた瞬間のまっさらな意識に「 隠されたアイデンティティ 」の「 印 」が押されることを意味しているのかもしれない。そして、その隠されたアイデンティティをこそ追い求めて、わたし達は人生という苦難の旅を続けることになるのかも...? アザラシの「野生」はその旅路に必要なエネルギーを与え、封印されたアイデンティティはわたし達に人生の隠されたモチベーションを与えるのかもしれません。これは、わたしたちの出生の瞬間、この人生の始まりを描くネイタル・チャート(出生図)という「謎」を読み解くことにも重なるイメージです。 

        一方、サビアン・シンボル本で一番読まれ、世界中のアストロロジャーが参考にしている 「An Astrological Mandara」を執筆した巨匠デーン・ルージャーは、このアザラシを無意識世界(水)から彼女を追って現れ、ぐっと抱き留めている姿として捉える視点を提示しています。つまり、生まれ出て確固としたアイデンティティに向かって旅立とうとする意識を、もう一度無意識の水(羊水)の温もりとまどろみの中に引き戻そうとする、逆行・退行の運動性がこの哺乳類の中に秘められているという見方です。これはどちらかというと、アザラシやアシカというよりオットセイのイメージに近いような気もします。( いや、単なるイメージにすぎないのですが...)

実際、どちらの要素もこのシンボルは含んでいるように思えます。
「生まれた! 生まれた! さぁ行くかい? それとも戻るかい? ところで君は、何を探したいの?」


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  謎のアザラシに与えられた役割の二重性は、まるでトリックスターのよう。そんな謎を含めて、この問いかけそのものが「この世界」という、わたし達が歩むことを運命付けられた場の持つ原理のひとつかもしれません。これが、わたし達のこの世での始まりです。

この大地と、その上に棲むわたし達は、毎年春分を迎え、過去と現在の関門ともいうべきシンボル、「牡羊座1°」のテーマをくぐり抜けていくんですね。けれど、考えようによっては今、生きていくこの一瞬一瞬がこの牡羊座1°の連続なのかもしれません。まるで一つの点の中に全てが存在するかのように..。


        では太陽が位置する対向の天秤座1°はどうでしょう?『針に貫かれることで完璧な存在となる蝶』です。これ、昆虫標本のイメージですよね。ガラス箱の中、敷き詰められた白い台紙の上に美しく彩られた翅をひろげて、蝶がピンで留められています。しっかりと処理を施してあれば、蝶の美しさは時を経ていつまでも保たれ、目を楽しませてくれるでしょう。

自分のことになってしまいますが、わたしは子供のころから昆虫標本を見るたびに濃厚な死の匂いを感じてきたように思います。それはちょうど、博物館に足を踏み入れたときに感じる独特の香華にも似ていました。 今とは異なる時の流れの中で、確かに生まれて生きて役割を終え、そして静けさの中で安らいでいるもの達が辿り着いた場所。ガラス越しにその物達と対面するとき、彼らがまとった古色や傷と共に、失われた時の幻が蘇ってくるように感じます。 けれど、この針で刺された蝶は少し趣きが異なります。死の匂いを放ちながらも、それはもっと抽象的な意味合いをも提示しているように感じられるのです。


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  蝶は卵から幼虫、サナギ、そして成虫と、完全変態を経て最終的な形態…美しい翅を持つ姿に辿り着きます。ある日サナギの中で目覚め、パリパリと殻を破って羽化する蝶。初めのうちは心許なくショボンとしていた弱々しい翅が、少し経つとピンと張ってきます。そして飛ぶのに十分耐えられるくらい固くなったら…さぁ、翅をひろげて未知の世界へ飛び立ちます! …その姿。その、蝶が蝶としての完璧な姿に辿り着いた瞬間を、この針で刺された蝶は永遠に留めているんですね。 蝶としての本質が顕現した、その瞬間を。 長い幼年時代の終わりと引き換えに得た、新たな美しい姿。その誕生の瞬間を。

        このシンボルの対向度数、牡羊座1°もまた「誕生」「出現」という意味を持っています。けれど黄道12宮の旅も天秤座まで来て再び迎える「誕生」は、生まれ出ることと同時に、わたし達の精神にとっての幼年時代、そして少年や少女時代の殻に護られた甘やかな時が終わっていくことも意味しているように思います。これから先は、ひとりの「大人」として翅をひろげ、蜜を探して自由に飛び回るのです。古いサイクルは死を迎え、全く新しいサイクルが始まります。けれど、失われた過去の全てはその美しい姿の中に「核」として生き続けています。
 

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  ピンで留められた蝶の姿には、わたし達のこころが映されています。何かを失うことによって得られる新たな自由、新たな目標。未知の冒険。このシンボルは、まるで待ちに待った赤ちゃんが生まれたとき、その最高の感動を永遠に留めようと描く記念の絵や写真のようなものかもしれません。新しく生まれる精神の「核」。自分が向かうべき本質。自分自身とは「誰」だったのか?という問いへの答。それがどんなに漠としたものであっても、このエネルギーは確かにわたし達の奥底に触れ、それぞれにとっての「鍵」となる何かを浮かび上がらせる働きを持っています。

その「鍵」は変容を終えた蝶の姿であり、わたし達の最終的な本質をかいま見せてくれるもの。これから先も、そのイメージは記憶の中で末永くわたし達の行く道を照らしてくれるでしょう。だから今は、進むべきとき。 心許なくても、不安であっても。ふり返ってみて、もしも慣れ親しんだ甘やかな殻を捨てられずにいて、でも本当はこのままでいいわけがないって、どこかでわかっているなら…。そろそろアレがこうだから、アイツがああだからなんて他に転嫁してる場合じゃないかも? もしかしたら誰も助けてくれないかもしれない。それが生の基本になっていくという自由。でもそれは孤独とか孤立とは違う。自分で自分を引き受けるから、浸蝕することなく繋がれるのかもしれない。

        そろそろ周りの景色が動き出してくるかもしれません。物理的にはすぐ動けなくても、本質に対して前向きでいましょう。さぁ、とにもかくにも、新しいサイクルが始まります!



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  さて、ではメインのシンボルはどうでしょう?

メイン・シンボル:月 牡羊座2°
         『一団の人々を楽しませるコメディアン

        この度数のテーマは、サビアン・シンボルには珍しくとてもシンプルです。 ここは小さな劇場でしょうか? それとも、何かのお祭りかな? スポットライトに照らされたコメディアンは当意即妙のジョークを連発したり、滑稽な仕草をして人々を笑わせます。彼にかかれば、しかめっ面した大学教授も意識高く道を説くSJWの闘士さん達も。ちょっぴり疲れたお父さん、ため息をつくお母さん、走り回る子供達も車椅子のお婆ちゃまも、日々の鬱屈を忘れて大笑い。貧乏話も失恋話も夫婦喧嘩やスキャンダルも、難しい政治の話やちょっぴりダークな皮肉だって、全てがギャグとして笑い飛ばせてしまう不思議さ。人間って、ひと皮剥けばなんて滑稽な存在なんだろう! 人々はきっと、ひとときそんな笑いの解放感を求めてコメディアンの元に集まるのかもしれません。このコメディアンが創り出す「場」の中では、一見とても単純そうでいて実は侮ることの出来ない意識のシフトが生まれます。    『あぁ面白かった!』『久しぶりに笑ったねぇ』『うん、楽しかった』 こうしてひとときを共に過ごし、気持ちが軽くなった人々は三々五々家路をたどります。


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  笑い、ユーモア、ウィット…それは重い荷物を軽くし、精神をフッと高揚させるマジカルな力です。牡羊座1°でこの世に生まれ出たばかりのまだ幼い精神にとって、邪気のない笑いや微笑に身を浸すことはどれほど勇気付けられることでしょう。

日常ではいろんなマインドが邪魔をして素直になれないわたし達。でも、コメディアンの居るその空間では、小さなマジックが生まれます。何故だろう? 観客が笑いたくて集まっているから? 絶望的な現実から一瞬でも目を逸らしたいから? そして、笑わせてくれる誰かを求めているから? 

けれどわたし達は、いつもいつもそんな天才コメディアンのいる劇場に足を運べるわけではありません。昔の王侯貴族みたいに、いつも付き従ってくれる道化師を抱えているわけでもありません。でも、面白がれる気持ちは、確かにわたし達の中にある。生まれたときから。ならば自分をお笑い劇場にしてしまえばいい。え、才能がない? 深刻に考える才能なら...ある? ならば深刻に笑ってみるのもいいかもしれない。コメディアンじゃないから、ひとを笑わすプレッシャーなんて、ない。自分の馬鹿さ加減を、だらしなさを、どうしようもなさを、みっともなさを、とりあえず笑ってみよう... 体ごと。だって馬鹿なんだもの。いやほんとに。



        では太陽が位置する天秤座2°は?『第七根本人種の光に変容する第六根本人種の光』ですって。ほほう...これはまた何やら高級そうな。。


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  このシンボル、何か不思議なことばですよね。第七とか第六の根本人種って、元々はマーク・エドモンド・ジョーンズやデーン・ルージャーが関わっていた神秘主義的な思想哲学、神智学の中で開示された進化論から来ているイメージです。(サビアン・シンボルを降ろしたチャネラーのエルシィは霊能者としてジョーンズの薫陶を受けているので、神智学の素養は当然あったと思います。) その進化論によると、人類には全部で七つの進化段階に応じた人種があって、当時(少なくとも1925年当時)まだ出現していない第七根本人種がその最高形態とされているのだとか。。 

19世紀当時の開祖ブラヴァツキー夫人の思想では、各根本人種に実際の民族や人種名が当てはめられていたようですが、B・ボヴィも指摘しているようにレイシズムということばが敵を殴るための武器として使われがちな今の世相では、特に「人種」ということばの扱いには注意が必要かもしれません。結局のところ、人種というのは全人類の遺伝子プールから溢れ出た支流が複雑に絡み合ったいく筋もの流れに過ぎないとされているのなら、「差別」はナンセンスとしても分類上の「区別」はあるはず。 ただ、このシンボルでは第六の「光」が 第七の「光」に変わる…と言っているんですね。。


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  B・ボヴィは虹の光を例に挙げてこう説明しています。 「可視光線はそれぞれに固有の振動数を持つ色の要素で成り立っている。例えば7番目の色、紫は最高の振動数を持つ色とされる」 と。 紫の光…7番目と言えば、スピリチュアルな世界のひとはきっと頭頂のエネルギー・センター(チャクラ)を思い出すことでしょう。光とは「意識」。 エソテリックな教えでは、頭頂のチャクラが開いて最高の振動率を顕現したひとは人類の封印を破って新たな存在になるなどと言われています。

秘教的な教えでは、霊的な道を歩むひとにとっての六番目の道とは「奉仕と献身と信仰」の道。 そして七番目はことばで表せない「儀式的魔術」の道。それは、あらゆる幾何学のゲートを超えて全ての「裏」と「表」を統合し、「意」を完璧に開き、神聖な宇宙的愛の瞬間に至る道なのだそうです。おそらくそこに「時間」は存在しません。また、マーク・エドモンド・ジョーンズ直系のアストロロジャー、ダイアナ・ロッシュによると、1953年版のサビアン・シンボルでは6番目の人種を 「現代を生きるグローバルな人種」 であると定義した上で、最終形態である七番目の人種の出現は、人類史において最高最善の "質" の顕現を意味するある種のクライマックス的な状況だ…と解説されていたそうです。 

さて…このシンボルは6番目の光が消滅し、そのエネルギーが7番目の実在に変容する様子を描いています。きっと「人間」という存在が、確実にシフトしていくのでしょう。「何か」に向かって。


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  ここでは世界が、宇宙が、いえ、わたし達ひとりひとりが、もう一段のシフトアップを促されます。 何かが終わり、そして、ひとつの真新しいピークを目指して再び未知の冒険が始まります。きっと沢山の危機が待ち受けているかもしれません。それでも、わたし達全てを包含する壮大な流れの中で、ひとりひとりの小さな人生もまた、全体と呼応しながら確かに律動しています。意識しようとしまいと、第六の道はわたし達ひとりひとりを、様々なカタチで生きてきました。そしていつの日か、それは第七の道へと受け継がれていくのかもしれません。 そのシステムを支えてきたのは、そしてこれからも支えていくのは、日々の営みの中に生まれるささやかな笑いの積み重ねではないでしょうか? それは媚びへつらう笑いでもなく、誰かに良く思われたい微笑みでもありません。存在の底からこみ上げてくる、歓びの振動です。

眠って…目覚めて…また眠って…。生きて...死んで...また生きて...。わたし達は毎日のように小さなリニューアルを繰り返しながら生きています。 けれどこのシンボルは、日々の体験の中で真に自分の核となるような部分が変化したこと、あるいは変化しようとしていることを示唆し、古い殻を脱ぎ捨てて、新しい道にそっと歩み出すよう促しているように思えます。


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        また、このシンボルから、スピリチュアルな世界で言ういわゆる "アセンション" を想起するひとも多いでしょう。アセンションに伴う地球の激変や天変地異、戦争を語ることばも多く耳にしてきました。 それは本当に起きるのかもしれません。 いえ、何らかのカタチで、何らかの層で、すでにきっと起きつつあるのでしょう。

けれど、それが果たしてどういうものか? その真実を "本当に" 知っている"人間" はどれほど存在するでしょう? 自我である「わたし」や「あなた」は、アセンションを知ることは出来ないと思います。宇宙の果てを目視することは、肉体を持つ人間には出来ません。霊体を飛ばして見る光景も、自我の壁を抜けることはほとんど不可能です。もし「真実」をかいま見ることが出来たとしても、肉体に戻り物質世界のことばで語ろうとすれば、それは今の地上に見合った振動数を持つ "物語" に変容するだけ。

でも、もしその物語がしっくりフィットするなら、それを受け入れ、それを信じ、それを生き切ってみるのもまた素晴らしい選択だと思います。 けれどその前に、わたし達は自分自身の生の物語をきちんと持ち得ているでしょうか? その核を感じ取り、大切に護ってきたでしょうか? これから先は、他者が提示した物語を生きることは難しくなってくると思います。 今この瞬間も、あらゆるものを創造し続けているのは、「創造」そのもの。そしてその創造そのものが、わたし達として今を生きています。けれどその「創造」ということばでさえ、わたし達ひとりひとりにとって全く違う意味を持っているはず。それを、思い出せるでしょうか?


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        それでも、わたし達は持って生まれた人生を生きていきます。あるひとは仕事に、あるひとは病に、またあるひとは恋や愛憎、お金の問題や細々とした対人関係に、またあるひとはこの世界から去りたいと思い、小さくも大きくも悩み、悶えながら。 そうして生きて、未知にぶつかっていきます。 こんな、ちっぽけに見える人生の小路でさえ、その果てに何があるかは最後の瞬間まで見えません。ならば。 このパワフルな満月の下でひとり立ち、大きく手をひろげ、それぞれに壮大な胎内宇宙の奔流と小さく可愛らしいひとりひとりの血の脈動が緊密に結び合い、ひとつの渦となって歓びと共に踊り続けるそのささやかな振動を、ただ感じてみるのも悪くない。 

誰にも、それぞれの時がある。その時がやってくる。「OK!」体の中からそんな声が聞こえたら、きっとそれが合図。優しさとちょっぴりの笑いを携えて、一歩一歩。 新しいサイクルの「わたし」を生きてみてはどうでしょう?



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

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September 09, 2018

🌑9/10の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

お知らせ

  勝手に決めた夏休み期間もなんだかあっという間。今日で終わりです。そして早くも『フォーキャスト2019』に向けての怒濤期間が始まってしまいました。そんなわけで、今後もこのまま「気ままモード」を続けようと思います。メリマンコラムも抄訳になったりお休みしたり、要点のツイートのみになる日が増えるかもしれません。『フォーキャスト2019』そして『マンデーン2019』。自分の受け持ちである社会予測と個人向け予測のパートを限られた時間の中でも出来るだけわかりやすく正確に翻訳出来るよう頑張ります。
どうか楽しみにしていてください。m(_"_)m

メリマン・コラムは一つ下の記事になります。
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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  9月10日03:20前後、北海道周辺で 03:27前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は03:01前後、沖縄周辺では02:32前後に乙女座 17°00’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 乙女座17°~18°― 発効期:9/10~10/9 】
   "A volcano in eruption"
『噴火する火山』

   "A ouija board"
『ウィジャボード』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※特に前半のキーワードはひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。
 また、乙女座17°が持つ噴出の力学はもしかしたら地震として顕現したかもしれません。

→★燃えたぎる創造の力が潜在的な危機をもたらす状況
→★無意識に起こす突然の癇癪や溜め込んだ感情の爆発に注意
   または、全てに蓋をされたような奇妙な感覚がもたらす欲求不満
→★自分や他者の中に見える「羊の群」を蹴散らしたくなる衝動
→★内なる熱情を持ちつつ冷静にふるまう、または仮面の下の暴力性
→★荒々しさや粗野なふるまいにどこまで耐えるか、受け入れるかのテスト
→★長期の冷却期間を置いて初めて見えてくる物事や精神の新たな「かたち」
→★自分自身の「いつもの」ペースを乱されたときに起こす反応に注意
→★何かから解放されたい、逃げ出したい、離れたいという衝動
→★先の見えない不安から心惹かれる情報に飛びつきたくなる心情
→★感覚や知覚が過敏になり他者や外界の影響を受けやすくなる
→★腹の探り合い、読み合いによる「軸のブレ」に注意
→★無欲の好奇心が素晴らしい直観力を呼び覚ます
   または、安直な好奇心が思いも寄らない「魔」を呼び起こす
→★自分に直接関わりのない問題に踏み入ることで増大するトラブル
→★大方の物の見方から外れた世界観に触れて刺激を受ける、
    または自分の中にその存在を確認する
→★とりとめの無い思考に突然割り込んでくる不可思議な射影
→★自己の「外部」の出来事を走馬灯のように眺める精神
→★希望や願いが叶えられることに対する過剰な期待と依存に注意
→★圧倒的な力の差に支配されるか良い面を吸収しつつ自己を保つかの岐路
→★自ら目を閉じ何かを「信じ切る」ことで安心を得ようとする危険
→★短期的な状況に対してはおおらかで包括的な視線で向き合う必要
→★無邪気な心で全てを笑い飛ばす力がもたらす変化を知る・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『自己の内部で行うカミングアウト』
                    
            今回の新月『石にならずに不動の姿勢を保つ』
                              

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        8月4日に上陸し関西地方に大きな被害をもたらした台風21号、そして9月6日未明に起きた北海道胆振東部地震。今年は各地の大雪から始まり、4月9日の島根県西部地震、6月18日の大阪府北部地震、7月の全国的な豪雨、8月の猛暑、3回の蝕が終わった後に立て続けにやってきた12号、20号、21号の三つの台風、それに加えて火災や爆発事故など、大規模な災害に見舞われる年となっています。あまりにも突然に旅立ちのときを迎えたひと。被災のただ中にあって頑張っているひと。救助・救援やインフラ復旧作業に懸命なひと。大切な物流を担って不眠不休で動いているひと。その他関わる仕事に携わっているひとみんな、どうかご安全に!  一日も早くホッと安らぐことが出来ますように...。


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        たとえば「ルビコン川を渡る」とか「ポイント・オブ・ノー・リターンを過ぎる」とか、そんなことばを聞くことがあるけれど... おそらくわたし達も、今年に入って(というより去年の冬至あたりから)もう引き返せない境界線をひとつ超えたのだと思います。そして今、いくつかの波をくぐりながらここまでやって来ました。 これから先はグローバル・リセット=パーソナル・リセットが否応なく進んでいく中で、2020年(残響は2024年くらい)まで、まだまだ自然災害を含む様々な紆余曲折と試練がやって来そうです。もちろん、緩急のリズムはあります。楽しいとき、嬉しいとき、ほっこりするときもきっと沢山あるでしょう。 

けど、同じ景色が続いてるようでけっして同じじゃない。自分が今まで「それ」や「あれ」に与えてきた意味が、いつの間にか何か異なるものに変化していることに気付く。「現実」もまた違って見えてくる。説明を求められれば「考えが変わった」とか「観点が変化した」としか言い様がないけれど、本当はそうじゃない気がする。たぶん、物事を捉える主体そのものが変わってしまうようなシフト。それが起きるとき(ひとによっては)まるで別のいのちが「自分」として生きているような不思議な感覚を持つかもしれません。あるいは常に宙ぶらりんで何とも言い様のない感覚。それは自我で制御することの出来ない、とても微細で精妙な感覚だと思います。

もしそんなことばに思い当たるひとがいたら、過去の自分や目の前の現実に固執することなく、必要最低限のことだけをきちんとこなし、後は怖れずに静かに待ってみましょう。自分が何処へ行こうとしているのか、何となく見えてくるまで。日々浮き沈みするこころは吹き渡る風に煽られた海面の大波小波に過ぎません。確かにそれは、それ。けれど本当にダイナミックな地殻変動は今、自我の届かないはるか深い海の底で起きています。今、旅は始まったばかりです。


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        けどもしかしたら「自分は現実派だし、そんなワケのわからんこと言われても...」って思うひともいるかな。。 ならば地中深く躍動するマグマが様々な事象となって、社会的に、政治的に、またはネットや身近な人間模様に噴出してくるとき、それを眺めながら自分のこころがどう動いていくのかを観察してみるのも面白いかもしれません。 こころって、意外とシステマチックなものじゃないでしょうか? で、そんなことをしてもし疲労を感じるなら、いったん全てにクリアボタンを押し、出来るだけシンプルな自分に戻ってみる。 乙女座18°の『ウィジャボード』とは、いわゆる西洋版の「コックリさん」を意味します。子供のころ好奇心にかられ、面白半分で遊んでみたことのあるひと、多いんじゃないかな? 誰かがイタズラごころでこっそりコマを動かしたのか? それとも一般常識からすればワケのわからない不可視の存在が質問に答えたのか? あるいは誰かの潜在意識が運動エネルギーとなって顕れたのか? いや、そもそもそこで与えられた答に何か意味はあるのか? 正しいのか? それは体験する側の捉え方にもよります。

もしサイキックな何かが関わっているのだとしても、これは所詮、遊び。だから無視して忘れてしまっていいくらいのもの。でも、意味ありげなことばがこころに触れて、引っかかってきたら? どうしても気になってしまったら? そんなとき、ウィジャボードは不思議をもたらすように見えるけど、実は単なる道具に過ぎません。それ自体が不思議なのではありません。不思議なのは、それを遊ぶ「人間」のほう。「わたし」や「あなた」という存在。

たとえば「あれが欲しい」「こうありたい」「こうであって欲しい」...「欲しい」があまりに沢山あると、そうでない状況がとてもネガティブに感じられます。だからそれを見なくて済むように視線は内側ではなく、外に向けられます。そしてどんどん複雑な枝葉末節に捉えられていきます。外界が内界より完璧なんてことはあり得ないから。だから視線はおのずと尖り、チクチクと刺すような刺激の中で重箱の隅をつつくような精神にもなりがち。


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        「勝たなくちゃ」「少しでも優位に立たなくちゃ」「そしたら欲しいものが手に入るかも?」「いや、せめて代わりにストレス解消くらいは出来るかも...」 こうしてわたし達は永遠にシンプルになれない道を歩み始めます。こころが欲望でいっぱいのとき。足りないもの、手に入らないものを数えているとき。ウィジャボードからふいに告げられたことばは、わたし達をそれぞれの魔界に誘う強力なフォースになることがあります。

だから、シンプルになる。それは簡単なようでいて、難しいこと。特に今のような星模様の下では、なかなか思うようにいかないかもしれません。それでも。ひとり静かに在るとき。ふと空いた時間に行き交う雲を眺めたり、猛夏を越えた木の葉がくつろいで触れあう音を聴くとき。あるいは今日も何食わぬ顔で吹き渡る風を感じたとき。逆巻く思考や感情の波のはるか下方にしっかりと生きている、無言の「わたし」の存在をただ信頼するとき。ウィジャボードは突然、不思議なインスピレーションを伝えてくるかもしれません。

何故かはわからない。ことばでさえないかもしれない。でも、不可思議な温かさに満ちた瞬間。たとえそれが「ちょ、口角下がってるぞ!?」なんて超シンプルな伝言だったとしても。それは今の「わたし」が「わたし」に伝えられる、一番深く大切なことばなのだと思います。


        さて、強烈だった蝕の期間を過ぎ越して、わたし達はまた新しい季節を迎えようとしています。この新月期はどんなだろう? キーワードのパートがとても多くなってしまったので、ここからは簡単にいってみますね。


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★9月新月の星模様とチャレンジ★

新月と海王星が分離のオポジション 新月と天王星がセスキスクエア 新月と木星がセクスタイル  木星・冥王星セクスタイル 新月・天王星・海王星・金星が形成するウォリサムレクタングル 火星・天王星スクエアのMPに海王星 金星・海王星セスキスクエア(小惑星プレイを含めるとクァドリフォーム)土星・天王星・パラスのグランドトライン 火星・海王星のウェイニングセミスクエア 火星とカイロンがセクスタイル 金星・天王星のオポジション(ノード軸を含めるとグランドスクエア)金星・カイロンがクインカンクス 水星・ネッソス・エケクルスのTスクエア MCに冥王星族のレンポ(レムポ)がコンジャンクト 月のノード軸に対しアグニがTスクエア 月のノード軸に対してニケがTスクエア、太陽とニケがパラレル ヴェスタ・フォルス・イクシオンがコンジャンクションからキラルス、オルクス、そしてネッソスへの流れ etc.

9月24日:火星のOOBがやっと終了
 (少しは雰囲気が落ち着いてくるといいけれど...)
9月25日:牡羊座1°59'で満月!


「こうであればいいのに」「あんなことが出来たら」と理想を追って気持ちが逸るひとがいるかも。そこでもし「不自由さと束縛をともなう安全を選ぶか? 」それとも「責任を負い自らの管理・防衛を必須とする自由を選ぶか?」という問題が生じたら、焦らずにじっくり熟考していく必要がありそうです。どちらを取っても何かを捨てる、または犠牲にする必要は生じるでしょう。その場合「どうしてもこうしなければならない」という「べき論」ではなく「今の自分の身の丈+ほんの少し」程度のスケールに見合う方向で考えると良いかもしれません。まだ物事は変化しそうだし、この新月図には先を急ぎすぎると混乱してミスを犯しそうな傾向が感じられます。


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新月期〜満月期にかけて、ちょいセクシャルなウズウズするような感覚を刺激されやすい傾向も。おそらくそれは一過性だし、ちょっとした冒険にはなると思うけど。フラストレーションが溜まっているひと、満たされない想いを抱えているひとは十分注意を。単なる「獲物」として狩られる可能性もあります。いずれにしても自分が狩る側だという思い込みは危険です。相手に何かを託し、依存するような気持ちがあれば即座に見抜かれて利用される怖れがあります。またロマンス以外でも、社会的な力、お金の力、地位や名声などにつられての交流も、当てが外れたり場合によっては単なる信者としてただ支配される結果になるかもしれません。良くも悪くも相手のほうが一枚上かも。目先の欲や願望より、ひとりの人間としてまっとうな判断力を保持すること、そして確かな目的に向かって協働出来る相手(または仲間)かどうかを見ていく姿勢が鍵になると思います。


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同じく新月期〜満月期にかけて。以前からどうしても抜けることが出来ないでいた悪癖や習慣、行動上のクセを持つひとは、それをあらためて見つめ直したり改善していく機会があるかもしれません。だからといって、今すぐサッと変われるとは限りません。ただ、今までとは異なる観点を通して何故それが起きているかを理解する、そんなきっかけに出会う可能性はありそうです。それは、場合によってはある痛みをともなうかもしれません。それでも、その行為が自分にとって何を意味するのか? メリットは何でデメリットは何か? またその行為を続けた場合、自分の人生に与える影響を差し引いた後に残された許容量はどの程度か? それ上回る価値を見出せているか? などを具体的に理解し、その上で少しずつ変化を起こしていく。そんなやり方を頭とこころに刻み込む機会になると思います。もし本当にそこから脱したいと思ったなら、やり抜く力は与えられそうです。この新月で過去と未来を創出する月のノード軸に挑戦を与える女神ニケ。彼女は勝利の女神と呼ばれています。けれど、ニケが体現する真の象意は「克服者」です。闘ってみましょう。焦らずに、何度でも。


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世界は相変わらず不安定で、文字通りの火山噴火や地震、竜巻、台風やハリケーンなどの自然災害、突然の暴力的な事件、テロ行為、事故(火災や爆発事故を含む)などが起きやすい状況が続くと思います。 世の中は分断され、不安や怒りのエネルギーが渦巻いています。

「自分の側に大義名分さえあれば(またはあると自分が思えば)何をしようと何を言おうと正当性が保たれる」という観点や「事実の裏付けなど無くても舌鋒鋭く相手を叩けば目立つし称賛される」という考えは、これから先も人々の間にじわじわと滲透していきそうです。でも、誰かを指差して批難することばも、それに同調して石を投げる行為も、そのまま自分の内面を映す鏡になっているのだけど。。

けどこれは、一度踏み出したらもう元へは戻らないかもしれません。特にネットが日常化した社会では、一度振り上げた手は降りることがなく、口にしたことばも消えることはありません。またたく間に消費されることば、そしてドラマ。けれど、消えたように見えてもデータはどこかに残り、きっと誰かがひっそりと記憶に留めていることでしょう。それでも慌ただしい日々の中では即座の印象だけが一人歩きしていきます。そんな人々の流れが膨大な河となって注ぎ込む先は... ひょっとすると、古い思想に新たな衣を着せた統制社会かもしれません。 それとも、山羊座の冥王星が指揮する破壊を経て、やがては全く異なる社会や経済システムが構築されていくのでしょうか? それはユートピア? ディストピア? どっちに近いのかな? いえ、もしかしたら...


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        ところで、この新月図でトラインを形成している土星と天王星は、ともに水瓶座の支配星です。この2惑星は、似たようなマインドを持つ「わたし達」をまとめてひとつのコミュニティを創るにあたり、新たな旗印の下に現状への抵抗と打破をうたい、他との境界線を明確に引いて基礎を固めるなど、欠くことの出来ない役割を担っています。この新月図では、その土星と天王星に政治の公正さを求める乙女座のパラスが加わり、地性グランドトラインを形成しています。これは現在までの対立的な雰囲気が落ち着くというより、ますます旗幟鮮明になっていく表れかもしれません。いわばアイデンティティ・ポリティクスの尖鋭化でしょうか。

グランドトラインはとても調和的なアスペクトです。それをまずはネガティブな方向で読む理由は、各度数のサビアン・シンボルを読み取ったとき「それぞれに個別の危機を抱えた魂達が確固としたアイデンティティを求めて各自の頑なな信念に固執する」という情動が見て取れるからです。もちろん、ポジティブな方向では「新しい経験を求めてこころを開き、共に手を携えて高い見地から今まで気付かなかった解決策を探る」という風にも使えるのだけど...。 けれど世界や社会、大衆という大きなくくりで見れば、無意識に流れやすいグランドトラインを建設的に使うのは難しそう。

それに、ともに18°台に位置する山羊座の冥王星と蠍座の木星のセクスタイルは、サビアン・シンボルを加味して読むと「力の誤用」や「切り取られた文脈の噂話や報道によって他者に過剰な責任を負わせる」「スケープゴート」「大言壮語」というニュアンスが出て来ます。これも、ポジティブに使われるなら「内なる世界のことばにならない囁きを明確に捉え、それを芯として重荷に耐えて立つ」そんな力になり得るのだけど。うーん。。。 


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        混沌の中で目まぐるしく動く世界。けれどその世界のあちこちで、時折個人が放つ美しい生の火花が飛び散る。大きな花火。小さな花火。 そう、パーソナルな領域なら... これらのアスペクトを最善の形で使える可能性は高いと思います。ん?「自由意志なんて人間には無いんじゃないの?」って? そうかもしれません。脳科学者もまた同じようなことを言っています。でもきっと、自我のわたしがいくら考えてもその答は出ない。何故ならわたし達の自我は、たとえ賢人のことばでさえ、ともすると何かをしたりしなかったりするためのエクスキューズに使ってしまいがちだから。意識的に。または無意識のうちに。

メリマン・コラムで引用されていたラメッシュ・バルセカールはこう言っていました。『もし人が非常に深いレベルの理解をもって、人間には自由意志など無いことを真に受け入れるなら...』って。ならば「自由意志の不在」と「自由」とは、何の矛盾もなくひとつのものとして成立するかもしれない。「わたし」が知っている「わたし」というシステムとは異なる「何か」が本当にあるのだとしたら...。

だから。たとえ日々様々なことが起こり、メディアやネットでこころがザラつくような話題を目にしたとしても。ひととき「それがどうした!?」という感じで。まずは「わたし」というたったひとりの領域から。外ではなく、内界の、そのまた奥底に目を向けて。そこにある、今まで気付かれることのなかった「笑い」と「嬉しさ」と「清冽な涙」をみつけて、それを力に。

その力は、ある「音色」を持っているかもしれません。自分だけが知る音色を。あ、もしかしたら、その音はどこかで小さな火がパチパチと燃える音だったりするかも? 

この新月図のMCには冥王星族の二重惑星レンポ(レムポ)が乗っています。そう、前に紹介した「火の女」です。今、わたし達は深い宙の暗黒に包まれて燃え続ける明々とした火の音色にじっと耳を傾け、彼女がこの時代に何を伝えるために名付けられたのか、わたし達の潜在意識についてもう一度考えてみるよう促されているのかもしれません。

え、レンポ? それ何?...というひとは、以前書いたレンポの解説を読んでみてね。


        ...短くまとめるつもりだったのに、気が付いたら思ったより長くなってしまいました(これ、もしかしたら悪癖かも...)。


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        台風21号が過ぎ去った朝、窓を開けたら空は秋の雲に覆われていました。 暑さの残る中、あんなに叫んでいた蝉の声はパタリと止んで空き地には無数のトンボ! あぁ、そうなんだ...。秋。


  みんな、起きてるひともまどろみの中のひとも、働いてるひとも。周囲の景色がどんなに変化しようとも、それぞれのペースで。誰にも手の届かない「わたし」という異界の中で。ゆったりと、こころ休まる新月を迎えられますように...。




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


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August 26, 2018

🌕8/26の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)夏休み版

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで8月26日21:15前後、北海道周辺で21:21前後、関西方面は20:56頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で20:25前後に 魚座3°12'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 魚座03°→04° + 太陽 乙女座03°→04°】
  "Petrified forrest" +
  "Two angels bringing protection"

 『化石化した森』+
 『見えない防御壁をもたらす二人の天使』

   "Heavy traffic on a narrow isthmus" +
   "A colored child playing with white children"

 『狭い地峡に起きる交通渋滞』+
 『白人の子供達と遊ぶ黒人の子供』
 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~9/9】
※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。


→★時の移り変わりに耐える堅固な核の存在を自分の中に見出す
→★不可視の新たなリアリティが自分を招き支えていることへの気付き
→★当たり前だったものを失いかけて初めて自分が護られていたことを知る
→★「こうしなければ」という頭の固さで生命力を失う危険
→★固い壁と感じていたものが視点を変えることによって可塑性を持ち始める
→★この世界の自然の側面として清冽さも汚濁もそのまま受け入れていく
→★臨機応変の方向転換を不可能にする頑なさに注意     
→★行き詰まって進まない物事の要因を明確に切り分けて原因を特定する
→★口にする理想と実際の行動が乖離する現実を他者にも自分にも平等に見ていく
→★未知への怖れとフラストレーションが壁となって立ちはだかる危険
→★精神を集中すべきときと拡散・弛緩させるときの切り替えを意識する
→★「自分自身であり続けること」への忍耐とギリギリまで継続することの価値
→★状況の行き詰まりが「精神のボトルネック」に起因することへの気付き
→★言葉で語られる「寛大さ」や「寛容の精神」の虚しさを知る
→★他者にとっての「真実」を受け入れる必要とそれへの抵抗
→★黒か白かの論法から離れどちらでもありどちらでもない視点を得る
→★一時的な楽観の中で微妙な過渡期への自覚と覚醒を保つ・・・→



エネルギーのポイント:新月『自己の内部で行うカミングアウト』
            
            満月『それぞれの狭き門をくぐり抜ける』 

180826FM


        今回は夏休み版として、チャートから感じたことを少しだけ書いてみますね。


  この夏の3回にわたる蝕の力。身体やこころにそれを受けて、しみじみその強力さを味わったひとも多いと思います。いえ、まだまだ現在進行形のひとも多いかな? 今回の満月は蝕でこそないけれど、それを締め括る集大成みたいなところがあります。 太陽・土星・天王星の地性グランドトラインと月のカイトにはある種の建設的な美しさがあり、これから先の「夢」に向かって現実的にやっていけそうなビジョンが生まれるかもしれません。

ただその背景の深部にはイクシオン、ヴェスタ、パラス、エリスという一癖も二癖もある遅い小惑星や準惑星のグランドトラインが重なって見えるのも事実だし、木星・アグニに対する水星のスクエアから牡羊座のカイロンにクァドリフォームが形成され、霧に閉ざされた深奥部で何かを掴もうともがくような動きも感じられます。おまけに放っておくと妄想に入り込まれそうな金星・冥王星スクエアも。だから「自分を取り巻く物事=自分の内的世界の写し」には、ちょっと複雑で微妙なエネルギーが満ちているかもしれません。「良い」とか「悪い」とかいう観念では捉えきれない薄墨色の霧のような感じかな。。


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  困難があっても乗り越えよう、前向きに進もう、もっと成長したいという意識と同時に起きてくる、あれでもないこれでもない...という疑念やこころの揺れ。本物のファイティングスピリットがなかなか湧いてこない。もしそんな感覚を抱くひとがいるなら、多分その霧の中には自分自身が潜在的に設定した「狭き門」がそびえていて、そこを今 この満月でくぐり抜けようとしている... そんなタイミングが来ているのかも?

その抵抗の本体は、溜まりに溜まった感情的ストレスかもしれないし、何かに抵抗し続けている未確認の「核」が自分の中にまだあるのかもしれません。そう、ここまで来てさえも。自分の中で化石になってしまった太古の森。かつては豊かに生い茂っていたはずの木々。今 自分が進もうとしている道の途上でそんな豊かな森に再び巡り逢うことはあるだろうか? それとも自分は明確な意志と共にそれを捨て去って来たんだろうか? だとしても、それはいったい何だったろう? その答はちょっとやそっとではなかなか見つからないかもしれません。けれど今は、その上に沈殿した感情的な澱を解放する方が先なのだと思います。


  えもいわれぬ重さが押してきたとき。この満月の下なら、それをユーモラスな視点で捉えてみるのが一番かも。皮肉っぽいユーモアでも、もちろんブラックユーモアでもなく。人生のシリアスさと歓びを、自分と他者との関係を、あるいは世界全体を、ぜ〜んぶまとめて呑み込んで、温かく笑い飛ばせる子供のようなこころを思い出して。何千万年の時を経て、それでも一切変わることのない透明なこころを持つ子供として...。

狭い道で交通渋滞にはまったら、分別くさい大人は目的地と時間の制約に縛られてイライラしがちです。けどそれは今、とても危険。交通事故の元だから(実際、魚座4°のシンボルは様々な「事故」に関わるケースが多いです)。

この世の扉を開けて出て来たばかりの自分に戻れたとしたらどうだろう? そんなことをちょっと想像してみる。本当に、何でもない自分。最初の他者である親や家族との触れあい、そのインパクト以前の裸の自分。そこには見えない道が無数にあったはず。いや、それは「道」でさえなかった。一本の整備された道があるなんて幻かもしれない。あれやこれやの小うるさいマインドを全部吹き飛ばして覗き込む先に見えるのは、無色透明の純粋な「意志」ひとつ。


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  ひとつの出来事には無数の解釈と感じ方があります。人間の数だけ。存在の数だけ。あるいは、内的宇宙の数だけ。 

この世界に「唯一の正しさ」「唯一の幸福」など無く、全ては「自分という意志」とそこから伸びてきた触手としての「モチベーション」が鏡に映ったものだとしたら? 在ることとは「欲」であり、「純粋な欲」がこの世界の全てを支えているのだとしたら? 様々な想いがぶつかって進まなくなってしまった隘路の先には何が見えるだろう?

年齢も立場も性別も関係なく、そんな世界を遊ぶために生まれて来た たったひとりの裸の「わたし」にいったん戻ってみるのも悪くない。幸せ、成功、安定、安心、優位性へのこだわりと利害。傷、痛み、恨み、怒り、嫉み、不安。その結果として他者を巻き込みながら行われる自分自身への攻撃。全てを認めた上で、一度泣き笑いしてみてはどうだろう? この満月に顕れる究極の「狭き門」とは、そんな「裸のわたし」だけが通れるゲートかもしれません。そんなクレイジーなこと... って、思うかもしれないけれど。どこからともなく舞い降りた天使達の見えない盾が、一時的にでもそんな遊びを許してくれる今だから。

今、その門を通るか? それとももう少し先なのか? または、そんなもの通る必要さえ感じないか? それはひとそれぞれ。けれど、狭い地峡では常に渋滞が起きています。そんなとき...閉じ込められた車の中であれこれ思い悩みながら想像する地峡の先の光景は... 幻かもしれません。ひょっとしたら、そこに「世界」さえ無いかもしれないのです。もしも目指す先に何も無かったら、どうする? 自由になった気がする? それとも、ヤケになって暴れたり死んでしまいたくなるかな?(もしそうなら 体中に刺さった楔をそっと抜いて、解放してあげる必要があるかも...)

「ねぇ、車からちょっと出て、周囲がどんなところか探検してみようか?」 

「いやぁ、マズイよ。迷子になる危険もあるし、渋滞が解消したら置いていかれるかもしれないよ?」

うん、確かにその通り。でも、この満月には自分だけの「あちら側」を求めて果てしなく手を伸ばし、「理解の橋」を架けていきたいという強靱な意志も感じられます。それをどう受けとめ、どう使うか? あぁ、ひょっとしたらそれが、この満月に秘められた鍵なのかもしれないなぁ...。そして、自分を含めた世界の滑稽さを愛惜をこめて笑える... そんなユーモア精神も!😀😄😃


どうか素敵な満月を!!
慌てず、焦らず、軽みをもって。ご安全に...ね 😊

(「ご安全に」って、長距離トラックの運転手さんへの
 ご挨拶のことばらしい?です...^^;)


forrest



have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 07:22|PermalinkComments(0)

August 10, 2018

○8/11の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

お知らせ

  突然ですが8月13日付のメリマンコラムをUPしたら、約1ヶ月ほどこのブログも夏休みをいただくことにしました。といっても7年前の夏休みのときは引っ越しのために全休だったけれど、今回はただ自分にもう少し時間を与えるためのお休みなので、何か急に思い付いたりすれば唐突に記事をUPする...なんてこともあるかもしれません(まだ全然読めずにいます)。 もしそんなことがあれば TwitterやFBでお知らせすると思いますので、良かったら覗いてみてください。m(_"_)m

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  8月11日19:17前後、北海道周辺で 19:21前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は18:58前後、沖縄周辺では18:27前後に獅子座 18°41’で新月(部分日蝕を観測出来る地域はヨーロッパ北部、アジア北部)となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 獅子座18°~19°― 発効期:8/11~9/9 】
   "A teacher of chemistry"
化学の教師

   "A houseboat party"
ハウスボート上のパーティ

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】
※ひとによっては1週間〜数日前から前倒しで感じられると思います。

→★「物事に絶対はない」ことを受け入れていくためのレッスン
→★これが "真実" だという "思い込み" を全く別のアングルから精査する
→★あらゆる種類の "欺瞞" が露呈する流れと覆い隠す流れとのせめぎ合い
→★お仕着せの "べき論" に縛られ窒息しそうな自分の一部を見出し癒やす必要
→★安全のために保護色をまとって周囲に溶け込む機転
→★理路整然と説明のつく人間関係の一方で血の繋がりに感じる
  気安さと反発の不思議さ
→★呼吸に注意し頭を冷やして臨機応変に事に当たる
→★感情の暴発を避けるために「建前」を安全弁にして踏み留まる
→★理由や思惑はどうあれ、それぞれの立場にふさわしい
  「正しいこと」をしなくてはならないという強迫観念
→★自分が自ら参加している人間関係の成り立ち、利害の構造、仕組みを
  大きな枠組みで捉え直す必要
→★熱に駆り立てられた信念の言動が一見おだやかな水面に津波を起こす危険
→★不確実な自分を埋めるために仮面としてのアイデンティティを強化する
→★バラバラに断片化しつつある思考、感情、体感の統合を図る必要
→★気のおけない集まりで交わされる軽い会話の中に潜む大切なヒント
→★休み、眺め、感じるとき と 流れ、動き、働きかけるときを区別する
→★「最悪の事態を避けるための虚構」が社会を支えている事実を見る
→★狭くなる視野、頑なな想い、厳然と立ちはだかる障害
→★「何もしないこと」の中に包み隠された「豊かさ」の価値に気付く
→★物事や思考がひしめき合う中で
  自分の進路(または退路)を瞬時に見定めていく・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『踏みだし、整える。踏みだし、整える』
                    ↓
            今回の新月自己の内部で行うカミングアウト
                    ↓
            次回の満月それぞれの狭き門をくぐり抜ける


2013NMFM


        7月13日から始まった3回の蝕の夏。前回の新月 ― 最初の日蝕のとき、こう書きました。

『この時期 ― 今年の夏 ― は、わたし達それぞれにとって今年中盤の大切なチャレンジの時間帯になるかもしれません。 前回の新月期で集合体としてのわたし達がひとつのゲートをくぐったとすれば、その新しい第一歩がここから始まるからです。

けれどその一歩を踏み出すにあたって、ひとによっては何かを失ったり断ち切られたり、あるいは自ら立ち去ったり終止符を打ったりと、厳しい経験や決断の道を通るひと(またはすでに渦中にあるひと)がいるのではないかと思います。そして、手探りながらもより新しい生き方を求め始めるひとも。ここから先は、紆余曲折。高低差のあるトンネルを疾走していくように感じるひともいるでしょう。あるいは、思うにまかせぬ日々をメランコリックな気分で過ごしていたら、ある日突然これまでとは違うところにいる自分を見出したり...または自分の場所を思い出したり(外界からか?内側からか?)。また、海王星の影響が強ければヒタヒタと滲透するような感じでいつのまにか現実感が薄くなっていき、見えない水の中を泳ぐように生きている自分に気付く。けど突然ステンと転んで「あれ?」となったり。

本当にひとそれぞれ、いろんな体験の仕方があると思います。けれどたったひとつ言えるとしたら、もう後ろはふり返れないかも...ってことかな。たとえ後ずさりしているつもりでも。』


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        そして、もうあと少ししたら... とうとうこの夏最後の部分日蝕がやってきます。といっても日本では土曜の夕刻で、今回も太陽は西の空に沈んだ後です。見ることの出来ない部分食ということで、日蝕といってもあまりピンとは来ないかもしれません。けれどこの最後の蝕は、地味ながらわたし達それぞれにとって大きな意味のある「分岐点」の役割を果たすかもしれません。特にこの夏に入ってから苦しい思いをしてきたひと、環境や状況が一変したひと。あるいは仕事、家庭、恋愛など様々な体験を通して自分自身の立ち位置が不安定に感じられるひと、漠とした不安を抱えているひとにとって、今回の蝕は、静かにアイデンティティの再構築を迫ってくるようなところがあります。

でも、アイデンティティといっても今流行りの「アイデンティティ・ポリティクス」的な意味(人種・性別・性的傾向・国籍・宗教・信条・主義主張やイデオロギー・社会階層・家・社会的役割や立ち位置などによって成り立つ「自分は○○である」)とは違います。

おそらくそれは、もっと素朴で深くて根本的な問い『自分は誰で、何のためにここに生まれ、何をしたいのか?』そして『今、何をしようとしているのか?』に対し、今の時点であらためて明確な答を出してみる行為。そしてそれを、「今の時点での答=自分」としてお腹にきちんと入れ直すこと。それは短くてこれから半年間、長くて2020年~21年、底流の想いとしては2024年まで、わたし達それぞれを芯で支え続ける原動力になっていくでしょう。紆余曲折ある中で、何があっても何もなくても、けっして折れることのない柔らかな存在として在り続けるために。


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  その答は、ひとによっては「ことば」でさえないかもしれません。今はことばではとても言い表せない何か。でも確実に「わたし」の中に存在し、求め続けている何か。これまでの人生や幼時体験の中で得られなかった愛や幸せやそんな種類の何かではなく、そのもっと奥にあって「わたし」を生かしているもの。それが様々に形を変えて人生に立ちはだかり、経験を創り、今ここまで自分の生を導いてきた... そんな何か。あるいは、その中に見え隠れするもの。または、そのしっぽ。そのしっぽの先を、掴んでみる。うん、何だかわからないけど、ある。きっとこれからも、ずっと。それと一緒に、在り続ける。どんなときも。そんな感じ。。

あまり上手くは言えないけれど、なんとなく伝わるでしょうか...?

        ところでこの日蝕のサロス・ファミリーは155。その誕生は1926年6月17日で今回は6度目というまだ若い蝕です。当時のサビアン・シンボルをひとことで表せば「重苦しさや疑念に打ち勝って鍛え上げる人間の素質」。また、このファミリーの特徴をアストロロジャー バーナデット・ブラディは『それまでの人生プランやライフスタイルに突然の混乱、または崩壊が起きやすい。この蝕に影響を受ける当事者にとっては、今まで自分を支えてきた既存の生活構造が壊れ、人生の方向性が変わることに繋がる。だがその混乱が収まった後には長期的な再建の時が始まり、その結果として人生の広範囲にわたる全く新しい形がもたらされる』と評しています。


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        ではこの新月/日蝕図をざっと見て目についたところに少し触れてみます。今回の新月図には前回の満月/月蝕図のような特別に目立つ強力な惑星アスペクトがあるわけではないけれど、興味深い点がいくつかあります。まず、アストロロジャー E.フランシスが「事実上の21世紀の始まり」だったとする1999年8月11日の日蝕と同じ位置で蝕が起きること。サロス・ファミリーは異なるけれど、いずれにしても19年という短い間に全く同じ位置で蝕が起きるのは大変珍しいことだそうです。当時の日蝕は火星、天王星、土星とグランドスクエアを形成する、とてもダイナミックなものでした。そしてそれ以来、獅子座18°〜19°はいわゆる「クリティカル・ディグリー」つまり大きなインパクトと意味を持つ重要な度数とされています。ちなみにこの度数は3.11の東日本大震災のチャート(震源地三陸沖)のアセンダントでした。

また、今回の新月図のアセンダントは今年2月16日に部分日蝕が起きた度数でもあります。なのでこれもまた、半年前に撒かれた何らかの種子が再び発現する要因となるかもしれません。なので興味あるひとは、もう一度当時の記事を読んでみてね。もしかしたら何か思い当たることがあるかも? 『○2/16の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー』 


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★8月新月・日蝕の星模様とチャレンジ★

  上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャー、または力付けになるかも?なアスペクトをちょっぴりかいつまんで。これでも多いかもしれないけど、実際にはもっと複雑。ここはざっと見て大体の雰囲気を感じつつ、もし自分のネイタルに関連しそうな項目があればこころに留めてみてね。

・小惑星アグニが天頂付近に来るなど火性の要素が多く、天王星とテュフォンのオポジションも継続中なので、引き続き各種の熱や火の気、事故や災害、それらを大事にしがちな固い思い込みや散漫な注意力には気を付けて。

太陽・月・パラス・水星がコンジャンクト(ジュノーと木星にはTスクエア)
 +アスボルスから冥王星にYOD

全ての文脈がポリティカルな雰囲気を帯びる傾向、戦略的なものの捉え方、プロパガンダ、巧みな「共感」の演出で他者のこころを操る、心地良さや快適さに魅了される、または肉体性への回帰を図る必要、自由と自己責任の問題、愚鈍なまでの誠実さ、予兆を感じる能力が身を護る、自分を省みずにやり過ぎる・こだわり過ぎる・尽くし過ぎる・気遣い過ぎる傾向に注意 etc.

金星・土星のスクエア
条件付きの愛情(してもらう・してあげるのバランス)、マウンティング、自分らしさを保つための戦略、公私の区別に関する悩み、壁を乗り越えてオープンマインドを保つ挑戦、ひとりでいることの心地良さと満足感 etc.

土星・天王星のトライン
現実に役立つ新しい機能の発見、アイデアまたは構想を形にする能力や機会、新たな環境に適応していく力、理性と欲望のせめぎ合いに折り合いをつける etc.

木星・海王星のトライン
弱者への共感と同情、善意と寛容さ、遥か先を行くインスピレーションが溢れる、アート、パフォーマンス、何も考えないまま行動してしまう傾向、動かされやすい精神状態、中毒や依存、自分を護るための教条主義、人間性と獣性の共存、奇妙な想いや思想に取り憑かれる  etc.

土星とカイロンから新月にクァドリフォーム
 新月とジュノーから土星にクァドリフォーム

不安定になりがちなこころに秩序を与えるための試練、浅い呼吸に注意、自分自身や自分の言いたいことを上手く表現出来ないというフラストレーション、休息の必要、変化への戸惑い、粗さから精妙さへと移行する際の混乱、ユーモアで乗り切る etc.


≪その他、注目期≫

8月19日 水星順行 獅子座11°32’~(9月2日シャドウ抜け)
       木星・海王星 トライン 蠍座・魚座15°台
8月25日 太陽・土星・天王星 グランドトライン
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8月26日 魚座3°12’で満月! 20時56分 
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8月27日 土星・天王星 トラインのニアミス 山羊座・牡牛座2°台
       木星・アグニ コンジャンクション, イクシオン・カオス オポジション
       OOBの火星順行 23時05分 山羊座28°36’~
9月 3日 木星・土星 セミスクエア
9月 6日 土星順行
9月24日 火星OOB終了!



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★8月新月・日蝕のサビアン・シンボル★


ベースとなるシンボル:獅子座18°『化学の教師』

        化学の教師。それは対象となる物質の、表面からは見ることの出来ない属性・組成、性質や構造を教えてくれる存在です。分子構造から原子へ。また物質と物質が出会い、互いに作用し変容して新しい物質が生まれる「化学反応」の仕組みも教えてくれます。

一方、ウィキペディアの説明を借りるなら『化学とは有限な元素が組み合わさった無限の物質が持つ多様性を取扱い、さらに化学そのものが新たに物質を創造する役割を担うこと。…化学物質は原子・分子・イオンなどが複雑に絡み合いながら作られるため膨大な種類にわたり、その全てを含む壮大な物質世界・生命世界が対象となる』のだそうです。


lab


        有限な元素の組み合わせによる無限の物質... 多様性... 新たな物質の創造... 複雑な絡み合い...良く考えてみると、それはわたし達のこころの働きそのものかもしれません。そういえば、原語の "chemistry" は化学を指すだけでなく、人間関係に生まれる「相性」とか不思議な親和力を意味することばでもあります。 あるモノ(者)とあるモノ(者)が出会い、表面からは見えない互いの性質や要素が反応しあって何か特別なものが生まれる…。惹き合ったり反発しあったり、ときには対消滅したり。。

ならばきっとこの教師が伝えるレッスンは、「物質」のあらましだけではないはず。わたし達が何か(誰か)に出会い、多様な反応を起こす。思考や感情が浮かぶ。そしてそれは、潜伏する全ての内的・外的要因の刺激を受けながら「ことば」に翻訳されてコミュニケーションが生まれていく。こうして新たな関係が創造されていく。。  そのとき表面下で起きている化学変化、つまり「 わたし」という「意識のシステマティックな働き」とはどういうものなのか? その構造はどうなっているのか? なぜ「わたし」はこういうシステムで成り立っているのか? 化学の教師がわたし達に与える知的挑戦の究極は、こうした視座を学ぶことにあるのかもしれません。

そしてこれは、わたし達が創造している社会構造や人類の営みそのものに関わることでもあります。何故なら... 人間関係も、社会との関わりも、ひいては「人間ってこういうもんだよね」といった、わたし達が何かを認識するときに使う全ての「型」は、わたし達それぞれの意識から始まっているのだから。。


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ところで、サビアン・シンボルは黄道帯360°を巡る意識の曼荼羅とも呼ばれますが、先へ先へと回転していく運動だけではなく、それぞれの度数がみな互いに無数の有機的な繫がりを持っています。その中でもアングル関係(90°、180°、270°)は反発や補填、方向付けや裏付けとなるような意味を隠し持っているとされるのですが、特に180°の対向関係にある度数のシンボルはそれぞれに「同じ軸上の "力" だけど観点が変わるとこう見える」「こんな拡がり方をする」という対称性を見せてくれることから、ペアで見ることによって深みが出てきます。

たとえば... 満月のように一方に月、一方に太陽が在泊するときは、両方が相互に刺激しあってひとつの果実(結果)が月の側に生み出され、今回のような新月のときは、太陽と月が同じ度数のシンボルを分かち合いながら、対向シンボルが含む意味を裏付けとしてひとつの種子を宿す...という感じでしょうか。

なお、この場合の「裏付け」というのは、デーン・ルージャー(ディーン・ルディヤー)のアングル・セオリーで言えば「where to」、つまり「その瞬間に暗示されている向かうべき方向性」を指します。こうしてみると、サビアン・シンボルはわたし達のこころを映して刺激し、動きを共同創造していく惑星力のシステムを「象徴」だけが持つ何重もの深みをもって表現していると言えそうです。そういえば、各アスペクトやグループアスペクトが織りなす様々な図形は化学の構造式にも似ているような気がします。

        では、この新月に対向する度数が示す裏付けって何だろう? ということで水瓶座18°のシンボルを見ると『A man unmasked / 仮面を剥がれた男』が出てきます。"unmasked" は素顔や素性を暴かれるという意味を持っています。また、"dis-covered" つまり「発見される」という意味にも通じます。


psychology



        仮面を着けるとき、わたし達は一時的に自分とは異なる存在に変身することが出来ます。 いつもと違う人間としてふるまいながら、自分の素顔を知られずに周囲を観察し、溶け込むことが出来ます。また、仮面は自分の中に眠っていたもう一つのパーソナリティを呼び覚まし、それを演じさせてくれます。それは自分が思う「あるべき本当の自分」かもしれないし「見てもらいたい自分」かもしれません。ネット上、SNSなどで使うアイコンやハンドルネームもまた一種の仮面だと言えそうです。

でも、このシンボルの男の仮面は剥がれています。ペルソナの下に隠された顔。そこには表面に見えていたものとは異なる「何か」が露出しています。中には一日に数回も自分から仮面を剥がして見せるひとだっています。ならば仮面を被っていた目的は? その下に見える彼の本質は? いや、素顔に見えるけれどそれは本当にスッピンなのか? それとも戦略か? 実はまだ裏があるのでは? 疑惑は深まり、人々は見たいものを求め、様々な憶測が流れます。
 
この度数はグループや共同体、つまり「わたし達」を司る水瓶座の領域で「わたし達」と「わたし」との間に避けがたく顕れる「表」と「裏」、「建前」と「本音」の存在を描いています。だとすれば... それを発見し、その仮面の構造を「わたし」(獅子座)の内側にも見ていくこと。そしてそれを紐解いていくこと。これが『化学の教師』のカリキュラムに組み込まれた方向性の一つだと言えるのではないでしょうか。


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        わたし達は仮面を剥がされた他者の姿をTV画面に、モニタやスマホのスクリーン上に、日常の空間に、そして心象風景の中に見ます。そして好感、嫌悪感、怒り、同情、軽蔑、怖れ... 様々な感情が生まれ、それはひとつの判断となって自分の中に定着していきます。「え!あのひと、こんなひとだったんだ....」 けれどそこに映っているのは本当に他者の赤裸々な姿なのでしょうか? ひょっとしたらそれは、自分の意識が反応し化学変化を起こした末に生み出された、自分のもうひとつの仮面 — 新たな鏡像なのかもしれません。

化学は社会に役立つ新しい物質を生み出すこともあれば、危険な毒物を創り出すこともあります。そして反応を起こすときの「物(者)」は、とても不安定な状態にあります。思いもよらない結果を避けるためには慎重に状況全体を見通して、自分自身と周囲がどんな構造の中で繋がっているかを見極めていく必要がありそうです。


メインのシンボル:獅子座19°『ハウスボート上のパーティ』

        「ハウスボート」を日本語にすると「屋形船」とか「居住用の船」になります。屋形船というと、夕暮れ時の隅田川で船頭さんの揚げる天ぷらを食べながら一杯…とかついつい想像してしまうけれど...。ここで描かれているパーティは、1920年代米国のアッパーなクラス感漂う集いのようです。だとすると、このハウスボートは平坦な筏状の土台に瀟洒な建造物を乗せたり、豪華なテントを立てたような感じでしょうか。普通は「船」というと、船底がV字型になっています。けれどハウスボートはもっと平らで、極端に言うと水面にプカプカと浮いているような感じ。静かな湖面に浮かんだ水上レストランをイメージすると近いのかもしれません。


boat



        で、このシンボルでは船上でパーティが開かれています。ちょっとリッチな夏の夕べ… 楽団が軽快な音楽を奏で、いくつも吊られたランタンの灯が暗い水面に照り映えています。このシンボルが降ろされた時代からすれば、ときは華やかなローリング・トウェンティーズ。そこに集うのは、アッパークラスの紳士淑女に最新流行の衣装をまとった芸術家や文化人でしょうか。着飾った人々はにこやかにダンスをしたり、グラスを片手に洒落た会話を楽しんだりしています。みんなそれぞれに、そこはかとなく自己主張はしているのだけど、それでもクラス感漂う場の中でいかにも富裕層らしいリラックスしたふるまいが身に付いているようです。

このパーティには、おそらく暗黙の了解がある筈です。参加を許されるのは、この場を乱さずに溶け込めるひと。軽い会話を楽しみ、だらしなく酔っ払ったりせず、どんな話題にも臨機応変に上品なウィットで応えられることが必須。そうやって、同じ世界を分かちあい同じ階級に属する仲間として認めてもらうことが必要。

それは、たとえばワイルドに生きる野良猫達の縄張りをめぐる暗黙の掟みたいなものかもしれません。不躾にみつめたりしないこと。敵意をむき出しにしたり、自分本位に境界線を踏み越えて他者のデリケートな領域を侵したりしないこと。ならばもし、異なる階層や集団の一員としてわたし達がこのパーティに紛れ込むことになったらどうでしょう? しばらくは仮面を被って様子を観察する必要がありそうです。見極めるのは、その場を乱さなくて済む最低限の社交術。必要なのは、全体の構造を掴む冷静さ。コンプレックスとも嫌悪感とも無縁のシンプルな自己信頼。そして忍耐という名の大きなくくりの優しさ。 やがて必要なときが来れば、自ら仮面を剥いで素顔を見せるべき場面が来るかもしれません。万一そんなときが来たら、座の中心にあって、自らの王国の主として微笑むことが出来るように。伝えるべき話に耳を傾けてもらえるように...。化学者の眼差しと静かな呼吸を維持することは、とても大事です。


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        けれど、もしも誰かが熱に駆られて掟を破り、大声で政治議論をふっかけたとしたら? 燃え上がる熱情のままに「こんな下らないパーティなんかやめて、貧しい人々に全てを分け与えるべきだ! 君達はレイシストでナチスでミソジニーでホモフォビアで白人至上主義者でブルジョアの豚だ!」 なんて、今どきの米国急進左派やアンティファ的な自論をまくしたてたとしたら…? その途端にパーティは台無しです。きっと 「まぁ、あの方はどなたですの?」 なんてヒソヒソ話から噂話に尾ひれがついて、思いも寄らない結果になるかもしれません。 彼の言葉は理解されないし、彼の真の目的も決して果たせないでしょう(彼に目的があるかどうかは別として)。いえそれ以前に、船自体がひっくり返るくらいの騒ぎにだってなりかねません。 ハウスボートは平らな底の船です。静かな水面で快適に過ごせるように造られています。だから一度荒波が立って安定感を失ってしまうと、激しい揺れは止まるどころかますます大きくなり、とても危険なことになります。それはまた、船上に集う人それぞれの仮面に隠されたこころ模様にも同じ作用を及ぼすのではないでしょうか?  

ハウスボートの上で、今、男の仮面は剥がれています。自分を中心に起きた騒ぎの渦中にあって、彼はしてやったり…!なんて、昂揚した気分かもしれません。あるいは、正しいひとなら皆 愛と共感で迎えるはずの素晴らしい信条が理解されないことに心底腹を立てているのかもしれません。いずれにしても、彼は自分の理想を実現させる道のひとつを自ら閉ざしてしまいました。彼はそのことに気付いているでしょうか? それとも単に自分が気に入らないものを破壊したかっただけなのでしょうか? 彼はただ、吸いさしのタバコを思うままに投げ捨て、森に火を放ってしまったように見えます。その火はいのちの火ではなく、自らを焼き尽くす憎しみの炎です。 その火を誰が消せるのでしょう?


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        で、この度数の「裏」のシンボルは水瓶座19°『消し止められた森林火災』。B.ボヴィによれば、原語の "forest" は「異質の」とか「馴染みが無い」状態を指すことば "foreign" から来ているそうです。 森林とは、土地を拓き家を建てて暮らすわたし達にとっては確かに「異質」な領域です。人間が飼い慣らした境界の外側、ワイルドな異形の世界に起きる火災…今、世界のあちこちでこの森林火災が猛威をふるっています。 

熱く乾いた大地に風が起これば、森林火災の炎は飽くことを知らず周囲を焼き尽くしていきます。こうした大規模な火災の場合、その被害は延焼によって人命や家屋を失うだけでは済みません。わたし達にとって異質な環境である森林を失うことは、水を生み出す機能の喪失や生態系のバランスの崩れを招きます。それはやがて、わたし達の暮らしにもっと大きな影響を及ぼすでしょう。

また、燃えさかる炎を感情に例えることも出来ます。 愛を求める気持ちが、偶然の出逢いから生まれたケミストリーで一気に燃え上がったり。人々のこころに抑え込まれた怒りが、ある不用意な発言をきっかけに炎上したり…。物事が大きく動くときって、そんなふうに溜まりに溜まったエネルギーが何かの拍子に噴火するときではないでしょうか。


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        けれど、このシンボルでは火災は消し止められたようです。ということは…消防車やヘリで散水したり、消火剤となる化学薬品を撒いたのか? それとも消防士達の人海戦術で懸命に放水したのでしょうか? いずれにしても、火を消すには炎を燃え広がらせる 「悪しき化学反応」を止めなければなりません。火的な力も燃える情熱も、わたし達が生きていくためには必要な力です。けれど、突然燃え上がった火が自分の扱える範囲を超えて拡がってしまったら… わたし達はその炎を、際限なく焼き尽くそうとする火の力を、そして爆発し風を起こし燃え広がるフォースとなる見えない化学反応を、上手くコントロールすることが出来るでしょうか? 

もしそれが出来なければ... 火が消えた後にやって来るのは、絶対の安全を求めて「危険な異世界=自然」を排除し、健全な野性の息の根を止め、全てをコンクリートで塗り固めてAI管理の緑園を創り、集う人々が選別され、一方的な規制と検閲が当たり前に受け入れられるような... 一昔前のSFにも似た未来社会かもしれません。

牡牛座入りした天王星は、11月初めに逆行でひととき牡羊座に戻って「わたし」を確かめ、来年3月には再び牡牛座に戻ってテクノロジーによる「安全」を追求していくでしょう。一方4月に牡羊座に入ったカイロンは9月にいったん魚座に戻ってやり残したこころの整理をつけ、来年2月に再び牡羊座入りして「わたし」とは誰か?の本格的な探求に入ります。そして2019年12月、山羊座には土星に続いて木星が入居し、2019年12月26日に山羊座で起きるダイナミックな金環日食と2020年1月11日の半影月蝕の直後に土星と冥王星が正確なコンジャンクトを形成します。そのとき、木星は山羊座の初期度数で月のサウスノード、小惑星アグニ(火の力)とコンジャンクト、そして牡牛座の天王星は山羊座のフォルス(予兆、突然の噴出)とトライン。

「愛」...「友情」...「家族」や「仕事」... 「わたしの人生」... そして大きく見れば「平和」や「繁栄」という概念。そこから生まれて来る「経験」。今は変化のただ中にあって、一年半も先のことはわからないけれど... ひとつだけ思うのは、2018年の夏にわたし達が選び取った方向性が、そのときのわたし達を創っているだろうということです。


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        この新月/日蝕期(そして満月期)には、世界中の「わたし」が不安定なハウスボートの上でパーティに参加することになるのかもしれません。そして「わたし達」の中の「わたし」とはいったい誰なのか? を問われ、それぞれの日常で試すような場面があるかもしれません。そこには多様な姿、多様な答があるでしょう。でも、それは本当に「多様」なのかな? もしわたし達が、惑星達の織りなすシステムに同期して反応しているだけだとしたら? それを知り、利用して「上手く幸せに生きる」ことは出来るかもしれません。 けれど星々の軛を超えて、「わたし」という胎内宇宙に本当の自由の火をともすことは出来るだろうか? それぞれにたったひとつの、真に多様な宇宙を実現することは可能だろうか? ん.....本当の自由って?


夏休みを前にして、そんな大それたことを考えたりする夜明け前です。(^_^;


さぁ、この夏最後の新月/日蝕。ゆったりと水面に浮かぶハウスボートから花火でも眺めながら。本当に気を許せるひとと。あるいはひとり静かに。 仮面も要らない、護る必要もない。ただひっそりと確かな生が息づいてる。もしかして、そんな夜になったらいいな。。


では、みんな元気で思い出深い夏の刻を過ごせますように...!


eso9948f



have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


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July 27, 2018

●7/28の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで7月28日05:39前後、北海道周辺で05:45前後、関西方面は(日本標準時の場合はこの時間)05:20頃、沖縄周辺で04:50前後に 水瓶座4°44'で満月となります。(月蝕は標準時で03:24から欠け始め04:30ごろには完全に欠けた様子を見られますが、ちょうど月の入りと重なるため、九州・沖縄地方以外では食の最大の様子(満月の時刻)は見ることが出来ないそうです。)

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 水瓶座04°→05° + 太陽 獅子座04°→05°】
  "A Hindu Healer" +
  "A formally dressed man and a deer with its horns folded"
『ヒンドゥーの治療師』+
 『正装した男と折り曲げられたツノを持つ鹿』

   "A council of ancestors" +
   "Rock formations at the edge of a precipice"
『先人達の評議会』+
 『断崖の端の岩群』
 

【テーマがもたらす雰囲気と内的挑戦(順不同)テーマ発効期~8/10】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★人間なら誰でもが抱える内なる混沌が「名付けること」を通して拡大していく
→★長い年月を通して自分の中に確立された「観念」からの呪縛や抑圧に気付く必要
→★「名前」「立場」「常識」「伝統」と芽生えつつある「精神の自由」との葛藤
→★押す・引く・丸くする・かわす・包むという柔軟さでこころの自由を護る
→★洗練された手腕や外交術の前に自己への癒しが必要なことに気付く
→★違和感が高まる中で一番シンプルな「自分の始まり」の地点に帰る必要
→★社会的常識では量れない物事(そして人間)の複雑さ、深さ、幾重もの層を見る
→★「わたし」と「わたし達」との葛藤を経てひそやかに「わたし」の道を選ぶ
→★新しい風を入れるために必要な「仕切り直し」と新たな方策
→★「わたし」とは何か?誰だったのか?という素朴な疑問に立ち戻る
→★目前に示された段差に目眩をおぼえるか、覚悟を決めて飛び越えるかの選択
→★「今・ここ」から少し離れ、体を休め、今までにない発想を試みる必要 
→★自分のこころ・魂の根っこに埋もれた遠くかすかな呼び声に耳を傾ける
→★エゴが行き詰まり壁に直面して初めて自分がひとりではないことを知る
→★ひととき目を瞑り雑踏を離れ、深淵へとこころのバンジージャンプを図る・・・→



エネルギーのポイント:新月『踏みだし、整える。踏みだし、整える』
            ↓
            満月『ことばを超えた不可視の支え(芯)を感知する』 

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        近年まれに見る強い影響力を持つのではないかと多くのアストロロジャーが注目してきた皆既月蝕が明日に迫りました。月蝕は月が満ちる極限となる満月に起きるため、その影響力は当日にピークに達するとされます。なので、前回の日蝕から徐々に力の高まり(または刺激)を感じてきたひとも多いのではないかと思います。


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        これまでにも、西日本を中心に甚大な被害をもたらした豪雨からの復旧が急がれる中、 猛暑に襲われた日本では熱中症で2万人が救急搬送され、70人近くの方が命を落としました。またラオスでは建設中のダムが崩壊し、洪水によって7000人近くの方が家を失い、24日現在で何百人もの行方不明者が出ています。一方ロシアでも観測史上最大規模の洪水が起きていると伝えられています。またグリーンランドでは海岸近くまで流れてきた高さ100mの氷山が溶け出して津波の懸念が高まり、住民が避難しているのだとか。

この歴史的な熱波は高地を除くアジア全域、米国、カナダ、そして北欧諸国を含むヨーロッパ、大規模な山火事(発端は放火の可能性ありとのこと)に苦しむギリシャ、中東、北アフリカなど広範囲にわたっており、世界各所に拡がる山火事が人々や動物達の命を襲い、家、建物、森林や作物に大きなダメージを与えているというニュースの数々。。(でも米国のモンタナやアイダホ、ロッキー山脈あたりでは7月初めに季節外れの積雪があったのだとか!)そして昨日は多摩でのビル火災、北京の米国大使館付近の爆発、各地で起きている大きな交通事故、暑さで変形してしまった道路やエンジンから火を噴いた旅客機のニュースも流れました(ここ数日は台風の影響もあってか、かなり過ごしやすくなったけれど)。そして、あの地下鉄サリン事件の実行犯全員の死刑もまたこの蝕の時期に執行されています。

そんなわけでこの2018年。社会的にも、そしておそらくは多くのひとが個人的にも、節目となる「激しい夏」を生きているのではないでしょうか。



        さて、ここであらためておさらいしておきましょう。7月半ばの日蝕から8月11日夕刻の日蝕まで、この夏に3回にわたって起きる蝕の期間には以下のような特徴があります。

1)真夏の火星逆行(水瓶座 → 山羊座終盤 6月27日~8月27日深夜)

2)火星が本来持つ特質(攻撃性、積極性、男性性、能動性、リビドー etc.)に極性を与えるアウトオブバウンズ/OOB(7月7日~9月24日、8月3日~31日最盛期)

3)水瓶座の火星と牡牛座の天王星のウェイニングスクエア

4)蠍座のTNOテュフォンと牡牛座の天王星のオポジション

5)7月31日火曜に起きる火星と地球の最接近

6)7月26日木曜午後からの水星逆行(8月19日まで、8月9日が中日)

7)8月7日火曜からの天王星逆行 牡牛座2°(~2019年1月7日)

8)1993年の天王星・海王星コンジャンクトの位置に在泊する冥王星


        特に7月末~8月初旬をピークとして月末までは不安定なフォースが続きそう。天災、人災、火事、爆発、交通事故、空・陸・海の事故、テロ攻撃、不安定な天候、自然災害(地震、竜巻、干ばつ、洪水、津波、土砂災害、台風 etc.)、暴動、突発的な暴力犯罪、性犯罪、思い込みや信念・怨恨による犯罪、インターネットを介した組織または個人的犯罪 などが起きる可能性が高まる。なるべく危険な状況には足を踏み入れないよう注意したい(今回、日本の月蝕図ではMCに天王星、ICには地震、台風などの自然災害や人間性の暗黒面を見せてくるTNOテュフォンがコンジャンクトしている。またこれは突然の政治的混乱として顕れる可能性も考えられる)。

また忍耐力が欠如しがちな昨今の世界では、「ポリティカル・コレクトネス」を武器として不適切な言動を狩るSJW(ソーシャル・ジャスティス・ウォリアー)、一部の「MeToo」運動などフェミニズム運動家、その他の社会運動に携わる人々の動きがより一層尖鋭化していくかもしれない(ただし、こうした尖鋭化がより深刻な様相を呈しつつある米国都市部などと日本の現状とでは顕れ方が異なるかもしれない)。

たとえばニューヨークで起きた最近のラディカルなフェミニズム運動グループの例では「古い男性像」「父権」を象徴する存在だと彼女達/彼らが「感じた」ターゲットに対しては、たとえ事実に基づかなくても集団の力で不適切な行動の噂を徹底的に広め、職を奪い人生を破壊するなど、手段を選ばない組織的な攻撃を仕掛ける例が出ている。これにはまた男性側が女性をセクシャルハラスメントで告発する例も含まれる(アストロロジャー エリック・フランシスによる、自らを巻き込んだ事件の調査報告書より)。これもまた水瓶座を逆行する火星がもたらす「わたし達」VS「わたし達」の「戦争」の一部かもしれない。火星逆行下では最終的には仕掛けた方が負ける可能性が高いとされるが、法外な行動の巻き添えを怖れ、ファクトを無視して口をつぐむ人々が増えれば やがて取り返しのつかないところまで行き着くかもしれない。それは本当に虐待を受けたひと達の苦しみを闇に葬る結果に繋がる。


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         個人的な影響としては、人格の癖、思考や感情的な癖が露わになりやすい(SNSなどネット上の言動にも注意)。今まで自分を抑えてきたひとはこの近辺で突然の感情的爆発を体験することがあり得るし、一時的な混乱を経験するかもしれない。それは必要なガス抜きであり、後にそこから得るものも大きい。けれど、もしそんな予兆を感じたなら周囲に危険物(または人物)が存在しないことを確認することが先決かもしれない。 

一方、火星と天王星の影響が強いため、天王星の反抗/突破の衝動と火星OOBのイケイケ精神が発揮され、冒険的な行動に駆り立てられるひともいそう。

また、何かに対して抑えが利かなくなる傾向が出やすい。だからそれが愛情でも憎しみでも買い物でもギャンブルでも食欲でも困った人を世話するのでも、あるいは「これ」と決めた道であっても、手順を無視して走り出したくなるかもしれない。けっして理性が働かないわけではなく、何かをやりながらも「何故ここまでするんだろう?」と疑問を抱き、それでも方向転換や離脱のきっかけを掴めないまま特定の行動をとり続けてしまう怖れもある。またひとによっては、まだオーブ圏内にある木星・海王星トラインの影響を受けて現実感が薄くなり、それがさらなる「やり過ぎ」の傾向を強めるケースも考えられる。ここでの「離脱」のタイミングは大事かもしれない。

        また、逆行の火星は過去の見直しと取捨選択を迫ってくるかもしれない。この時期はやり残したこと、完遂出来なかったことに決着をつけるとき。不必要な思考や感情に基づいて取った行動について「本当にそれでいいのか?」と問われるような感じもあるかもしれない。それは着手した物事のタイミングがズレてギクシャクしたり、苦労した行動が無駄になったり、期待していたモノや成果を得られなかったり、あるいは攻撃のターゲットになったりすることで顕れるかもしれない。そんなときは当然フラストレーションが溜まるけれど、苛立ちや怒りで反応すれば自分が足許をすくわれる。それよりは何故こういうことが起きるのか?の理解にエネルギーを注いでいきたい。


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        逆行でOOBの火星、水星逆行、天王星とのスクエアというトリプル・トラップ状態では、過ぎ去った過去の断片が蘇ったり、実際に過去に関わった人物が帰ってきたりするかもしれない。夢に出て来たり、遠い思い出という形を通して顕れる場合もある。水星逆行や金星逆行のみでも似たような経験をすることがあるが、火星逆行が加わる場合は蘇った記憶や人物のフィギュアが過去に及ぼした自分への影響、現在の自分が取りがちな行動傾向にどんなインパクトを与えたかに対する理解が浮上してくるかもしれない。またこれは遠い過去生の記憶の場合もあり得る。そして「犠牲」や「哀しみ」「深い孤独」の感覚を伴うケースもあると思う。いずれにしても、今回の月蝕は過去からの解放を呼びかけるサウスノード・イクリプス。 

だからきっとこの夏は「自分は誰か」という問いに対し、必要なクリアボタンを押し、未知の自分と出会うために開いていくとき。そして内的断捨離(リセット)やクリーニングを同時に体験していく。そんな時期になりそう。

ただし。強烈な火星の刺激が逆に働いて、必要な行動を起こすにはすでに疲れすぎていたり、ただただ気力が湧かず横たわっていたいと感じるひとも多いのではないかと思う。そんなときは体と頭をゆっくり休めることを第一に考えて。体の声を聞き、体が欲しているものを体内に入れ、デトックスをこころがけ、必要なら専門家の診断を受ける。そして街やネットの雑踏から離れ、静寂という栄養を体に与えよう。


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         次に 8)について少し。
“ 結局のところ、先週起きた冥王星とオポジションの日蝕は、1993年に形成された天王星・海王星コンジャンクションと同じ度数で起きている(山羊座20°近辺)。つまり先週の日蝕は、それらのコンジャンクションが持つ原動力と当時の世界を覆ったエネルギーをも取り込みながら発効したのだ。1993年といえば皆さんも覚えているのではないだろうか? それはインターネットが間口を拡げ、人々が互いに取り合うコミュニケーションの方法やビジネスの在り方に、革命的な大変化をもたらし始めた時であった。”

(今年7月16日付のメリマン・コラムから抜粋)


        1993年当時、天王星・海王星のコンジャンクションは2月、8月、10月の都合3回起きた。2月2日は山羊座19°32'。当時、冥王星は蠍座でTNOイクシオンとコンジャンクトしていた(イクシオンは道徳観や罪悪感の欠如、または縛られない傾向を示唆)。 2回目の8月21日は山羊座18°47'(両惑星は逆行中/冥王星・イクシオンとキュビワノ族のカオスがオポジション)。10月24日は山羊座18°31'(蠍座の冥王星・イクシオン・水星、水瓶座の土星、獅子座のケンタウルス族エケクルス、牡牛座のカオスのグランドスクエア)。つまり全てが山羊座18°~19°台で起きている。

そしてそこには今現在、死と再生、腐敗と解体、権力と規制、霊的葛藤と螺旋運動の王、冥王星が在泊している。そして天王星・海王星は今、まさにセミスクエア=45°の初回1/8局面を迎えている。

『マンデーン2017』や『フォーキャスト2017』を読んでくれたひとは覚えているかもしれないけど、この「1/8局面」は特に遅い惑星同士の周期においてはとても重要な時期。
“強度としてはスクエア(90°)のたった半分の強さとはいえ、これはハードアスペクトだ。もしコンジャンクションがサイクルの始まりを象徴するなら、セミスクエア(1/8または45°)は、コンジャンクションで始まった新しいサイクルを試すポイントを象徴する。したがって、これはまた「中絶ポイント」とも呼ばれ、コンジャンクションで始まった新しい行動方針の存在価値を認めるか、または捨て去る必要があるかを社会が判断し、決めなければならない時期を意味する。”

(『マンデーン2017』および『フォーキャスト2017』より抜粋)


  1993年の天王星・海王星コンジャンクト期が、インターネットとそれに付随する様々なテクノロジーによってわたし達のコミュニケーションが拡大していく黎明期だったとすれば、今これを「中絶」する動きが生じるようには見えない。それどころか、仮想通貨やAI、ロボット、各種の自動化を含めて経済と生活の中枢に滲透しつつある。この動きは誰にも止められないと思う。ならば、ネットを介して繋がるコミュニケーションがこれから先、人間存在にとって本当に素晴らしい可能性を生み出すのだろうか? それとも...ディストピアに向かう急流となっていくのだろうか? 今これを書いている自分にはわからない。

けれど、これだけは言えると思う。もし人類がこのままの形で末長く生き延びるのなら、「今」を知らない魂が生まれて来るだろう。そして「今」を知らない魂にとっては、どんな未来であれそのときの「今」が一番生きやすく、そこから見ればわたし達の「今」はただただ荒々しく感情的で野蛮な時代だったと感じられるのかもしれない。あるいは、遠い花火のようなファンタジーとして魅力的に受け取られるだろうか? 

いずれにしても、アストロロジャー エリック・フランシスが指摘していた「人間がAIを駆使するようになる前に人間の方がロボットのように思考するようになる」という予測が ― 少なくとも2018年の世界を見るかぎり ― 少しずつ形を取り始めているように見える。


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        → 最後に、この月蝕のサロス・ファミリー、またはサロス周期について
“サロス周期とは「太陽と地球と月の位置関係が相対的にほぼ同じような配置になる周期」で、1サロス周期は約18年と10日あるいは11日と8時間。1日の曖昧さがあるのは、その期間中に閏年が5回入るか4回入るかの違いのため。単にサロスと呼ぶこともある。ある日食または月食から1サロスごとに、ほぼ同じ条件の日食または月食が起こる。つまり、1サロス周期ごとに同じファミリーに属する蝕が起こり、それは似たような位置で起きる。一つのファミリーには69回~86回の蝕が含まれ、1226年~1532年続いて「死」を迎える。その間にも新たなファミリーが生まれ続けている。”

ウィキペディアより要約)

  今回の月蝕はサロス・ファミリー129に属し、38番目の蝕となる。このファミリーが生まれたのは1351年6月。恒星の研究でも有名なアストロロジャー バーナデット・ブラディは著書『PREDICTIVE ASTROLOGY The Eagle and the Lark』の中で『ある蝕が持つ特質は、その蝕が属するファミリーの最初の蝕のチャートに顕れる』としている。調べてみると、サロス129の誕生チャートは双子座に主要なステリウムを持ち、月と金星がOOBだった。ではこの蝕ファミリーのおおよそのテーマはといえば…『抑圧や疑念の中で強靱さと柔軟性を発揮し、自分自身をより明らかに "彫り上げていく"』という感じかな。。

興味深いのは、ドナルド・トランプ大統領のネイタルチャート上の月蝕が同じサロス129に属していること。自分のネイタルと同じファミリーの蝕を経験することは、米国大統領に非常に強いインパクトを与えるのではないだろうか? これについてメリマンさんに質問したところ、やはり非常に重要だと指摘されていた。なので、この月蝕前後の大統領が何をするのか(またはしないのか)、興味あるひとにとっては注目に値するかもしれない。遠い日本の末端からは計り知れないことの方が多いとしても...。 



        さぁ、明日は早朝の月蝕です。日本でも未明に見られるはずだけど、残念ながら時間帯が月の入りと重なるために皆既食が見られるのは九州・沖縄地方のみだそう。台風も近付いているし、お天気も悪そう。台風が直撃する地域、そして前回の豪雨災害に見舞われた地域にこれ以上の被害が出ないことを祈りつつ。。 みんな無事で。それぞれに、沢山の実りある蝕となりますように!

(今回は前置きが長くなってしまったので ★アスペクトから★は割愛します。)



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★7月満月・月蝕の サビアン・シンボル★

 満月なので、例によって思いつくまま、メモっぽく。

ベースのシンボル 月 水瓶座4°『ヒンドゥーの治療師』
        ----> 満月に光(テーマ)をチャージする太陽側のベース・シンボルは 獅子座4°『正装した男と折り曲げられたツノを持つ鹿』

        水瓶座4° の原語は『Hindu Healer』。このシンボルは対向度数とともに、かなりヒネリの利いた複雑な意味を包含している。なのでちとややこしくなるかもしれないけど、ちょっとでも「感じ」が伝わるといいな。。

        まず、ヒーラーとは 病むひとを手当てし、治療するひと。ヒンドゥーとはヒンドゥー教に帰依したひと、そして(または)インドのヒンドゥスターン地方出身のひと。


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        ところで、サビアン・シンボルを伝えてきた源泉と言われる古代メソポタミアの7つの惑星と月の寺院、そしてその血脈を継いでペルシアのサーサーン朝からイスラム帝国の時代に密かに蘇り、寺院の智恵を護り続けたと言われるサビアンズ(サビアン・ブラザーフッド)と呼ばれた預言者達。B.ボヴィの研究によれば、「ヒンドゥー」には彼らの地から見てインダス河の向こう、つまり「あちら側」という含みがあったという。ならばヒンドゥー・ヒーラーとは「あちら側からやってきた治療師」であり、「あちら側」とはこれまで慣れ親しんできた「此処」ではないところ… 「真の手当と癒しが可能な場所」を象徴しているのかもしれない。

一方、ヒンドゥスターン地方出身のひとを指す場合、彼/彼女はインド人、つまり本来なら英語では「インディアン」と呼ばれるべき存在だった。ところがこれは、コロンブスの思い込みと誤解によって北米大陸の先住民族の呼称になってしまった。なのでチャネラーのエルシィがイメージを降ろしたときにインド人の姿を見たのだとしても「インディアン・ヒーラー」とは言えなかったはず。ここには、常に物事の始まりには人間がそれを「こうだ」と認識し「名付ける行為」が存在し、その「名」によって物事が方向付けられ、それに従って紆余曲折が創られていく…そんな人間の意識/行為の法則がひそかに暗示されているかもしれない。


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  また、このシンボルと対向する太陽のシンボル『正装した男と折り曲げられたツノを持つ鹿』には、原語である英語から見て共通のイメージが見え隠れしている*。それは「鹿」。何故なら「Hind」とは英語で「雌鹿」を指すことばだから。対向度数、獅子座4°に出て来る「折り曲げられたツノを持つ鹿」はツノを持つことから当然、雄鹿を意味している。雌と雄。女性性と男性性の対称軸。

        獅子座の雄鹿はツノ、つまり男性性の象徴を折り曲げられている。そして傍らには正装した紳士がひとり。おそらく功成り名を遂げたひと。社会的な勝利の象徴にも見える。けれどもしかすると彼の内的な「ひとりの男」「ひとりのわたし」は... とても複雑かもしれない。社会が織りなす多種多様な編み目をたどり崖をよじ登るために、ときに折れ曲がり、様々に折り畳まれ、ねじれて。混乱と怒りをもはらみながら、芸術的なまでに創造されてきた彼の真実。彼が得てきた知識。それは「わたし達」のただ中で「わたし」が生き抜くための知恵。正装した男はそれを「成功」と名付け、誇りをもってそこに立つ。彼にとってはそれこそが「個」としての勝利だから。...でもその隣には、まだ彼の知らないミステリーがそっと生き続けている。折れ曲がったツノを静かに振り、低く用心深く構える野性の雄鹿が...。


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  一方、「わたし達」を象徴する星座宮、水瓶座の4°には雌鹿が潜んでいる。「此処ではない場所」に。それはもしかしたら、まだ一度も名付けられたことのない場所かもしれない。人生に迷い、疲れ、癒しを求めてヒンドゥーの治療師の門を叩いた「わたし」。 やがて、彼が唱える祈りに誘われた「わたし」は ひととき社会という名の「わたし達」から離れ、深いトランス状態に入る。... 遠くから彼の声が聞こえる。「あなたは誰だ?」「あなたの名前は何だ?」 わたしは、答える。「わたしは... 誰でも...ない」「わたしは... 名を持たない...」

誰でもなく、名も持たない者。あるいは、全てである者。


  それは「わたし」なのか? それとも? けれどその視線を通して眺める「自分」だった者の人生は、まるで初めて見るような新鮮さに満ちていた。誰でもなく、名も無い「わたし」には、あらゆるものを名付ける自由があった。まるで詩人のように。「成功」を「失敗」と名付けてもいい。その反対だって構わない。「死」を「夢」と名付けても、「宇宙」を「穴」と呼んでも「愛」を「風」と言ってもいい。「わたし」は全てを思いのままに名付け、意味を与え、そしてまた消した。「わたし」は全ての「名」を受け入れ、その「名」はわたしを通り抜けていった。

やがて「此処」に帰って来た「わたし」。今まで迷い、打ちのめされてきたはずの問題を自分はどう名付け、どんな意味を与えていただろう? 「わたし」にはそれを思い出すことが出来なかった。代わりに「わたし」の中に「自由」という名だけが残っていた...。


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        水瓶座4°「ヒンドゥーの治療師」。水瓶座とその支配星、天王星の合い言葉には「型破りの発想」というのがあるけれど。自ら「名付けること」によって物事を鋳型にはめ、意味を与え、理屈で固めてその「名」に従って生き続けるなら、きっと型など破れない。硬直した精神からは「型破りの発想」は生まれない。

そしてそれはたぶん、けっして特別な才能なんかじゃない。ただ雌鹿のように柔らかく跳ね、無になることを怖れず、何処でもないところから全てを眺めてみる。正装を脱いで、そこに一度、立ってみる。そこからただ「わたし」と「わたし達」を見直してみる。そして... 破るべき型など何処にもなかったことに気付いたとしたら...。それがこのヒンドゥー・ヒーラーのもたらす「癒し」かもしれない。

*ちなみにデーン・ルージャー版『Astrological Mandara』ではこの「雄鹿」が「紳士が狩猟大会から持ち帰った勝利のトロフィー」に置き換えられている。それは壮大なコズミック・アートとして人間の意識にひとつの霊的方向性を与えるために改変されたルージャー版全体の構成において、とても整合性のある書き換えだと思う。けれど、個人的にはオリジナル版の方が人間存在のミステリーに触れており「象徴」としての豊かさを持つのではないか?とも感じている。


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では次に    
今回のメインのシンボル 月 水瓶座5°『先人達の評議会』
        ----> 満月の光(テーマ)の源となる太陽側のメイン・シンボルは、 獅子座5°『断崖の端の岩群(いわむら)』

        原語の「ancestors」は「先祖」とか「祖先」と訳すことが多いけれど、ここではあえて「先人達」としてみた。たぶんこのシンボルは先祖のような血の繋がりだけを暗示しているのではなく、自分が歩もうと選択した道を遠い昔に切り拓いた多くの先人達をも示唆していると思われるから。では、評議会とは? いったい何を評議するのだろう? 

評議員とは重要な決断を下すために選ばれた人々。そして評議会とは、そこに招喚された「同じ道を行く者」に、貴重なアドバイスを与えるための集まり。目には見えないあまたの先人達の智恵の声が響き渡るところ。それは時の実存の底深い淵から蘇ってくるのかもしれない。


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        さてと。前のシンボルで行き詰まった思いを抱えヒンドゥーの治療師を訪ねた「わたし」は、ここに来てあらためて自分の道を歩み出す。その道は、相変わらず厳しいかもしれない。ひとたび足を踏み外せば、真っ逆さまに転落することだってあり得る。数多くの「わたし」がひしめく「わたし達」の社会では、思いも寄らない思惑に躓くこともあれば、出会い頭にパンチを浴びることだってある。まして火星や天王星が大暴れを企み、ときには木星や海王星の優しげな微笑みの仮面を着けて迫ろうかという今、きっと世界は危険がいっぱい...。

だから「わたし」は時と場所と人々の様子を慎重に計り、装いに気を配って用心深くツノを折り曲げる。そして懸命に険しい道を登っていく。ただ、こころだけはブレずに真っ直ぐ保ちたいと思いながらも。。 けれどとうとう、行き止まりに来てしまった。そこは断崖絶壁。あぁ、これからどう進めばいいんだ?

迷いに迷い、追い詰められたとき。またはイケイケの勢いが何かのショックで突然削がれてしまったとき。空白の真っ只中で、ふと湧き起こるインスピレーション。そんなときが、確かにある。どこからともなく湧いてくる、突拍子もないアイデア。 今まで考えもしなかった道。 それは、胎内宇宙から聞こえてくる声...の、ようなもの。たとえそのとき本を読んでいても、映画を観ていても、ただボーッと風に揺れる木の葉を見ていたのだとしても。その行間から、画面から、葉脈から、わずかに異質な何かが立ちのぼってくる。


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        いや待てよ? 冗談みたいに思えるけど、この考えって実はそれほど非現実的なことではないのかも? やろうとすれば出来ないことはないかもしれない。やり方次第か? 思い切ってやってみようか?

......その一瞬「わたし」は何かを捨てた。ほとんど意識することもなく。そして、まだ名前さえ持たない「何か」を得る。それをカタチにするのは「わたし」。それは「わたし」の意志に委ねられた。

こうして、時を重ねて熟成された古い智恵が新しい衣をまとって「わたし」の中に芽吹いていく。それは、その道を切り拓いたひとつの「意志」が、再び体を持つこと。それは、連綿と続く「ひと」という存在の不可思議さ。

ここに描かれる『先人達の評議会』は、そこに辿り着いた「わたし」を審判するための集まりじゃない。古いルールに縛り付けようとする声でもない。それは、長い年月を経て個々のエゴが洗い流され、やがて細やかな刻の襞に蓄積されていった「壮大な智のデータ」としての「わたし達」。そして、その声を聴き取るのは... たぶん「わたし」の中に生き続ける「余白」。


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        でもそれって.... 現実にはどんな感覚なんだろう? それは、太陽が位置する獅子座5°のシンボルに描かれた『断崖の淵の岩群』のようなもの。 

断崖の淵。それは「危機」や「危険」の象徴。そこは切り立った岩壁の天辺がせり出して、中空にオーバーハングしてる。今「わたし」はその縁に立っている。もし落ちればきっと、いのちはない。でも進みたい道ははるか下方に霞んで見えてる。行くしかないんだ!

「でもこんな恐ろしいところ、綱も鎖もなくていったいどうやって降りればいい?」思わず足がすくむ。目眩がしてくる。 でもよくよく目をこらして見ると、絶壁のところどころに幾つもの岩層がゴロッと頭を出している。もしかして、それが足がかりになるだろうか? 「わたし」はそろそろと慎重に手足を伸ばし、ひとつひとつ岩の突起に触れ、その堅牢さと形を確かめながら降りていく。傍らをボロボロと崩れ落ちる石や小岩。。 手と足と五感の全てを使い、岩の突起を掴み、その確かな声を体で聴き取りながら。

ひとつ、降りた。そしてまたひとつ。またひとつ。その岩のひとつひとつが、先人達の導き、声なき声かもしれない。でも きっと「わたし」はそれに気付かない。


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  それぞれに違う形の岩。それぞれに異なる局面。どの岩相のどの岩を選んで自分のいのちを預けるかは、自分の選択にかかっている。 もうすぐだ。下の道がもうあんなに近くに見えてきた。でも油断するなよ? ここで落ちたら元も子もない。「わたし」は自分に言い聞かせる。

ひとつ。またひとつ。夢中で岸壁に取り付き、必死に手足を動かす。苦しい。疲れた。もうダメかもしれない。あぁもうラクになりたい。。

でも、体のどこかで いのちの力が今もなお沸き立とうとしている。「まだ生きてる!」そして.......そして.......「着いた!」

助かった。やり遂げた。道にへたり込んで、はるか上を見上げる。「うわぁ、あんなところをよく降りてこられたなぁ。。 けっこう凄いことやっちゃったなぁ、自分。。」 

安堵と歓びの中でふと我に返り、ポケットからスマホを取り出す。「画像じゃこの凄さは伝わらないだろうけど、一応下から見上げた絶壁を撮っておこう。ついでにVサインだ!」 もしかして、インスタデビューでもするw?

そう、ここは獅子座の5°。「わたし達」に見まもられながら「わたし」が拡がっていくところ。ひとつひとつの経験が自己肯定と自信に繋がっていくところ。

でも、たとえ気付くことはなくても。それぞれの「わたし」が抱く宇宙には、いつだって遠いあまたの先人達が遺した膨大な智のシステムが生き続けている。そしてそれに繋がる回路 — 余白の響き — も、その受け取り手 — 名を持たぬ者 — を求めて木霊しているのかもしれない。

それは、何気ない小さな物事の中に ある日 ふと顔を覗かせる。


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        …さて。こんな感じ、どうかな? この4°~5°の流れは水瓶座 ― 獅子座軸第1ディーカンで体験する最初の節目です。ここには人生の一局面に顕れるいろいろな要素がきめ細かに暗示されていて、簡単に把握するのは難しいかもしれない。

でも、「わたし」と「わたし達」、「個」と「社会」との関係には、互いに投影しあい反応しあいながら、個と全体の流れを創っていく...というとてもややこしい絡み合いが存在します。今回のシンボル・セットは そんなもつれた絡み合いの一端を、その深みの中に鮮やかに描いてみせてくれるような気がします。


  進行する「グローバル・リセット」がもたらす激動のただ中に起きる水瓶座の満月・月蝕。それは わたし達自身の「パーソナル・リセット」の旅で一つの節目となるかもしれません。たとえささやかな試みであっても、足許を見ながらひとつひとつ丁寧に向き合っていきたいと思います。

そして、たとえ利に聡い思考や浮き沈みの激しい感情に翻弄されたとしても、それでも、自分の中に生きるわずかな「余白」を大切にしていきたい。そこにこそ、思い出すべき「未知」との邂逅が待っているから...。



そして…
8月11日 獅子座18°台で新月・日蝕!



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

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July 12, 2018

○7/13の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  7月13日12:07前後、北海道周辺で 12:13前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は11:48前後、沖縄周辺では11:19前後に蟹座 20°41’で新月、そして部分日蝕(観測出来る地域はオーストラリア南部、南極)となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蟹座20°~21°― 発効期:7/13~8/10 】
  "Gondoliers in a serenade"
『セレナーデのゴンドリエ』

  "A prima donna singing"
『歌うプリマドンナ』

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】
※ひとにより、数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★頭だけ、感情だけ(胸から上)で日々を生きてしまう危険
→★巧みな演出、言い回し、印象操作による誘導と隠された動機の存在
→★理想やロマンを求める心理、または満たされないフラストレーション
→★現実から目を背け浮遊するように生きていたいという願望
→★ただあらゆるものの中に美醜を超えた「美」を感じ取る挑戦
→★ある物事に対し強力に焦点があてられていく過程を洞察する必要
→★自分が必要とされる状況を考えてあらかじめ備えをしておく
→★演じる者と観衆、出来事とそれを見る者が
     一体となって創り上げるパワー、ときに幻想の行方
→★他者、または自分が属する全体を護るために物事の矢面に立つ
 (または囮となる)
→★他者が自分の味方についてくれることを期待して行動する心理
→★ここぞという時のために力をセーブしておく必要
→★表には見えない様々な力に支えられながら全力を尽くす
→★ひとときひとつの目的の下に集結することがもたらす相乗効果
→★何があろうと受け入れて自分の役割を淡々と果たしていく度量
→★タフさと強靱な精神をもって潜在意識の闇/虚無と対峙する必要・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『断ち切り整理し準備する』
                    
            今回の新月『踏みだし、整える。踏みだし、整える』

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        多くのひと達の命をあっという間に奪い、家屋、インフラに深刻な被害を与えている平成30年7月豪雨...。そのただ中の7月5日、牡羊座に入って間もないカイロンがひっそりと逆行に転じ(12月9日まで)、月が通過していきました。そしてそれに続いてこれから3回の蝕が起きます。この時期 — 今年の夏 — は、わたし達それぞれにとって今年中盤の大切なチャレンジの時間帯になるかもしれません。 前回の新月期で集合体としてのわたし達がひとつのゲートをくぐったとすれば、その新しい第一歩がここから始まる。それをなんとなく感じているひと、いるかな。。


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        けれどその一歩を踏み出すにあたっては、それぞれの蝕の直撃を受けて何かを失ったり断ち切られたり、あるいは自ら立ち去ったり終止符を打ったりと、厳しい経験や決断を迫られる(またはすでにその渦中にある)ひともいるんじゃないかな...と思います。そして手探りながらも、もっと新しい生き方を求め始めるひとも。ここから先は、紆余曲折。高低差のあるトンネルを疾走していくように感じるひともいるでしょう。あるいは、思うにまかせぬ日々をメランコリックな気分で過ごしていたら、ある日突然これまでとは違うところにいる自分を見出したり...もしかしたら、自分が本来居たはずの「場所」を思い出したり(その切っ掛けとなる刺激は外界からか?それとも内側からか?)。

また海王星の影響が強ければ、ヒタヒタと滲透するような感じでいつのまにか現実感が薄くなっていき、見えない水の中を泳ぐように生きている自分に気付く。けど突然ステンと転んで「あれ?」となったり。本当にひとそれぞれ、いろんな体験の仕方があると思います。けれどたったひとつ言えるとしたら、もう後ろはふり返れないかも...ってことかな。たとえ後ずさりしているつもりでも。

        現在、アウトオブバウンズ(OOB)の火星は逆行中、それに加えて土星、海王星、冥王星が逆行中。7月26日には水星が逆行開始。8月7日には天王星も牡牛座2°台から逆行開始。火星のOOB最盛期は8月いっぱいなので、7月7日〜8月27日は火星逆行とOOB(どちらも火星が持つ特質に突発性や反動的な動きを与えやすい)のダブル発効期(7月26日〜8月19日までは水星逆行を加えてメンタル面のトリプル・トラップ状態)。火星はこれから月のサウスノードとコンジャンクトし、牡牛座を逆行する天王星とは8月2日に再びスクエアを形成。そして逆行を前に速度を落として滞留に入っている天王星には蠍座2°台に留まるTNO/SDOテュフォンがオポジションをキープしています。


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  このテュフォンの大元の含意は「溜まりに溜まったあらゆる念と感情の澱が限界を超えて無差別に噴き出す動き」または「地上の地獄を創り出すような原始的なフォースとその力が向かう方向」。これが人間社会に形として顕れるときは、熾烈な権力争いや内部抗争、既存のシステムに対する闘争心、テロや暴動、戦闘行為などに関わるとされます。また特に地性星座宮が関わるときは、人間が自らと地球との関わりを問いなおすような動きに繋がるとされ、あらゆる自然災害(地震、台風、津波、洪水、火山噴火、山火事、竜巻、砂嵐、落雷など)や人災の発生にも関連します。これは最終的に、わたし達があたりまえのこととして長く蓋をしてきた「何か」がもうこれ以上持ちこたえることが出来ないところまで来ていること、そこを突破する痛みの中から新しい選択を見出さなくてはならないという意志を反映しているのかもしれません。

また、もしも個人レベルでこれが顕現するとすれば、「抑えつけてきた感情の激しいうねりが文字通り嵐となり、自由を求めて一気に放出される」ような感じでしょうか。問題はその解放のしかたです。破壊的なウェーブにもっていかれることを許すなら、逆行+OOB火星と天王星の影響も強い今、メリマンコラムでも警告されていた一匹狼的犯罪に走るひとも出てきそうです。そこまで行かなくても、フラストレーションの全てを他の誰か(パートナーから著名人まで)に投影してスケープゴートにしたり、本当に言いたいことは伝えられないまま、売り言葉に買い言葉で全てを修復不可能なほど壊してしまったりするひとがいるかもしれません。


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  今、踏み出した一歩はたぶん後戻り出来ない。きっとやり直しは出来る。けれど内面の方向を変えることはもう出来ないかもしれない。たぶんそこまで来ているひとが沢山いる。でも、だからといって縮こまる必要もないし、たぶんそんなときじゃない。

今回のサビアン・シンボル『歌うプリマドンナ』のように、自分が人生の中で積み重ねてきたありったけのスキルとエネルギーと胆力を全て使い、倒れ伏すまで(いや実際に倒れなくていいのだけど..!)何かを表現出来るか? 愚痴から始まってもいい。吐き出すことが必要なら。誰よりも過去の自分に対して。たとえ観客などひとりも居なくても(居ないほうがいい)。長らく自分を抑えつけてきたものに訣別の歌を唄えるか? 涙でも怒りでも、もしかしたら「今までありがとう」でも。見上げることも見下げることもない、バランス。そして一度空っぽになって、胎内宇宙に微かに響く小さな笑い声に耳を澄ますことが出来るか? 

今回の日蝕・月蝕期、中でも特に天王星・テュフォンのオポジションがネイタルやプログレスに触れるひとには、もしかしたらそんなことが問われるのかもしれません。

このフォーメーションは世界に大きな影響を与えながら徐々に減衰しつつも、少なくとも秋いっぱいまでは続きます。自然災害は増加傾向にあると思うし、特に大雨の被害はこのところ毎年のように出ているなので、念のためもしまだのひとがいたら自治体の防災関連の情報(ハザードマップなど)に一度目を通しておくといいんじゃないかな。


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★7月新月・日蝕の星模様とチャレンジ★

  上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャー、または力付けになるかも?なアスペクトをかいつまんで。これでもかなり多いけれど、実際にはもっと複雑。ここはざっと見て大体の雰囲気を感じつつ、もし自分のネイタルに関連しそうな項目があればこころに留めてみてね。

MC上の日蝕とキラルス・EDP・アンティゴネのコンジャンクション、
 ICの冥王星とBMリリスがオポジション

どんな結果を引き受けようとも自分の信念を貫く意志、無辜の犠牲、陰謀、疑念、スケープゴート、自己の不足感を他者に投影する、死の恐怖・突然のショック、全てを白か黒かに分ける心理、社交上の失言、幻滅、行く先への不安、親や身近な権力への反抗、反発またはそれによる喪失、隠されていたことの一部が露呈する、有ることも無いことも暴こうとする行為、権力闘争、著名人の訃報、天に唾して自分に降りかかる、気分の上下動、成長を促される経験、◎ストレスによる疲労、過労に注意 etc. 

蠍座の木星・魚座の海王星の緩いトライン(続行中のアスペクト)
同情心、善や友愛・平和を求めるこころ、チャリティー、優しさの価値、協調と助け合い(またはそれらの政治的背景と効果)純粋さへの憧れ、他者を思いやる行為、無垢さ、死生観の探求、ダークロマンチシズム、こころに秘めた秘密に光を当てる、罪悪感を埋めるための善行、性的な夢想、享楽、目先の楽しみへの逃避行動 etc.

獅子座の水星・レクイエムが双子座のアスボルスとセクスタイル、魚座のカイロンとセスキスクエア
持って生まれた本来の自分を識別する、誤解や屈辱に耐える力、判断/審判、精神的サバイバル、死や喪失を悼むこころ、善意のパフォーマンス etc.

獅子座〜水瓶座のノード軸と牡牛座のジュノー(と天王星)がTスクエア
言いたいことを思い切って伝えたり素早い適応力で物事を収める挑戦、政治力と公正さの天秤 etc.

水瓶座の火星と牡牛座のアルビオンのスクエア
危機を間一髪ですり抜ける知恵、多方からの観察力と洞察力、人心を操作して利用する etc.

乙女座の金星・牡牛座の天王星・山羊座の土星のGトライン
凝り固まった人間関係がゆっくりとほぐれる、新たな形の絆への変容 etc.
 
牡羊座のカイロンが双子座のエケクルスとセクスタイル、山羊座の土星とスクエア
傷つくことを怖れず徹底的にやろうとする精神、自分の限界を超える危険、ストレス、コミュニケーションの在り方やメディアへの疑念と審判 etc.

魚座の海王星・双子座のアスボルスのスクエア
ストレスからの過敏症、アレルギー、不眠(適度な休息が必須)etc.

双子座のニッポニア・カオスと魚座のアグニがトライン
(潜在的な要素として:日本または日本人という集合体の心理的混乱と火的な浄化作用)

7月26日 水星逆行
獅子座23°27~
 水星順行は8月19日 獅子座11°32’~
(7月8日から逆行のシャドウに入り、8月9日中間日、シャドウ抜けは9月2日)

7月28日 水瓶座4°台で皆既月食!(サロス129)
  ※ちなみにトランプ大統領のネイタルの月蝕はこのサロスファミリーに属する


なお、この日蝕は部分日蝕で昼間の時間帯ではあるけれど日本からは欠けた姿を見ることは出来ない(見えるのはオーストラリア南部や南極地域)。また、この蝕が属するファミリーはサロス117で、その誕生は792年7月24日で蟹座5°台だった。バーナデット・ブラディはこの蝕ファミリーを友好関係や連帯における「関係性の終わり」と関連付けている。また、それでも今 一番必要なことを理解し、早めに適切な対応をとることによって将来的にはとても良い結果に繋がるとも言及している。



★7月新月・日蝕のサビアン・シンボル★

 
       今回、ベースとなるシンボルは蟹座20°『セレナーデのゴンドリエ』。ゴンドリエとは、ベニスの運河を行き交うゴンドラの漕ぎ手のこと。そしてセレナーデとは、愛する人や褒め称えたい相手のために、野外で熱情をこめて弾き語りするような曲のことを一般に指します。

満点の星空の下、恋人と二人ゴンドラに寝そべりながらひとときゴンドリエの歌に耳を傾ける...昔の映画にありそうなシーンです。その歌詞はきっと照れくさいほど甘く美しいことでしょう。またゴンドリエとセレナーデと言えば、クラシック音楽が好きなひとならフランスのオペラ「ホフマン物語」で歌われる有名な曲「ホフマンの舟歌」をすぐに思い出すのではないでしょうか?

「ホフマン物語」の完全版は、フランスで1881年に初演後評判となり、翌82年からは米国をはじめ世界各国で上演されたそうです。中でもこの舟歌「Barcarolle」は夢見る恋の歌としてとても愛されたといいます。もしかしたら、このシンボルを降ろしたチャネラーのエルシィもこの歌を耳にしたことがあったかもしれません。きっと曲を聴いたら、みんな知ってるんじゃないかな?



 
       このホフマン物語のストーリーは、主人公の詩人ホフマンが体験する三つの不思議な恋の物語。でも、けっしてハッピーエンドというわけではないようです。少なくとも、彼の恋愛に関しては…。それよりも恋に狂い幻想を見る愚かさや、思いも寄らぬ運命の苦々しさ、お酒や馬鹿騒ぎの滑稽さとその果てに見る冷酷な現実、そして絶望と死の体験が描かれています。けれどホフマンは、そんな人生の旅路の果てにやがて自分の道を見出し「詩人」として生きるべく、ミューズの力で蘇る…そんな筋立ての物語になっています。

ロマンティックな雰囲気、美しい音楽、叶えたい夢。日常を離れた環境で天の音楽を聴き、日々目にせざるを得ない一切の汚れや醜さを忘れることが出来たら...ただ、清く美しいものだけを見ていたい...そんな気持ち。日頃、なかなか思うにまかせない日々を送っているわたし達、特にこのところの厳しいエネルギーの下をかいくぐってきたひとにとっては、そろそろ何かうっとりするようなひとときを持ちたい、せめて心温まる話でほっこりしたい…なんて思いがあっても不思議ではないと思います。ひたすら美しいもの、無垢なものだけに囲まれていられたらどんなにいいだろう。  それが短い間の夢に過ぎないとしても。。 


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        でも、そこにはトラップがあるかもしれない。ホフマン物語のように。彼は目に見える美しさ、耳に訴える心地よい響きを追い続け、その果てに自分自身が創った暗いトンネルに迷いこみました。トンネルの行き着く先は、存在し得ないもの、幻想を追い求めてきた人生への絶望と死。と、まぁこれはロマンティックな物語ではあるけれど。

とはいっても、今を生きるわたし達にも、少なからず「自分が見たいものしか見ない」「信じたいことしか信じない」「聞きたいことばしか聞かない」... そんな傾向があるように思います。けれど、ひとときの幻想が醒めたなら...あるいは突然水を浴びせられて酔いが醒めたら... そこに変わらずあり続ける赤裸々な現実と、その一部である自分自身に幻滅することになるのでしょうか? 

でも、そこまで来るならそれだっていいのかもしれません。逃避や幻想の種も尽きはて、酔い醒めの道をひとり虚しく帰るそのときこそ、「何もないこと」の中から本当に自分だけの熱いいのちの歌が聞こえてくるのかもしれないから。


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        またこのシンボルのもう一つの表れとして、自分の考えや目標を押し進めるために相手(または関わるひと達)をひとつの方向に誘導しようとする心理が生じる可能性もありそうです。

ある目的のために、あくまで目立たずに周到な雰囲気作りをしていくような感じかな。当人にとってその動機は、自分のためというよりもあくまで相手のためを想ってのこと...または自分を含めた全体を底上げし、もっと大きな力に育て鼓舞していくことにあるのかもしれません。それには自分一人だけが目立っては不都合です。あくまで、脇役としてひそやかに。でも、動機はそれだけではないかも? 自分がどうしても実現したいこと、何としてでも勝ち得たい何かのために、ひそかにひとを操るような心理に顕れるケースもあります。 

美しい歌、心地よい語り口。そのどちらもが、二つの側面を持っています。影に隠れて自分自身を護りながら、優しげな微笑みと断乎としたエネルギーによってその場を支配していくことも、蟹座・山羊座ラインのこの段階では可能です(特に冥王星が関わるときは)。

動かす側になるか、動かされる側になるか。それとも、どちらにも立つこともなく、ただ身のうちに美しい歌声を感じ、それとともに在ろうとするのか。このシンボルがもたらすテーマの下でわたし達が選択していく道は結局、自分のこころに潜む動機次第なのだと思います。


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        ではメインのシンボルを見てみましょう。蟹座21°『歌うプリマドンナ』です。同じ歌でも、こちらはベニスの運河を揺蕩うゴンドラから、オペラ座の舞台で大聴衆を前に歌う大スターの歌声へと変化しています。しずしずと現れたプリマドンナが舞台の上で最初の一声を放つとき、聴衆は期待を込めて注目し、息を呑んで聴き入ります。 彼女の声は例えようもなく美しく、テクニックも素晴らしいものを持っています。その歌は人々を夢見心地にさせてくれます。それは個人の才能と研鑽の賜物です。

プリマドンナはその舞台の中心を担う存在として、長い公演期間中の最後まで最高の演技をする責任を負っています。聴衆は彼女を観に、彼女の歌声を聴きにやってくるのですから。だからプリマドンナが最高の演技を出来るように、オペラの一座全員が協力して盛り立てます。 彼女が途中で調子を崩したり気分が落ち込んだりしないよう、もしかしたら多少のワガママだって大目に見るかもしれません。毎日ステージに立ち、他の歌手やオーケストラ、裏方さん達の力を舞台の要となる一点に集中させ、自分自身の最高の力を出し切って観客を魅了し続けること。そして観客の期待と賞賛さえも自分の力として取り込み、芸を磨いていくこと。全体を包みこむ存在になること。それがプリマドンナに課された役割です。だから公演が続く間、彼女はそのことだけに集中することを要求されます。失敗は許されません。

けれど観客にもいろいろなひとがいます。もし自分の期待どおりの声、思ったとおりの歌い方しか認めずにブツブツ文句を言い出すひとがいたら? 聴かせどころのアリアの途中で突然拍手したり、かけ声をかけるひとがいたら? それでもプリマドンナなら、気を散らさずに舞台の中心であり続けねばならないでしょう。すくなくともこのステージの上では、彼女がアカウンタビリティーを負っているのだから。The Show Must Go On! 


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  このシンボルが持つ原動力は、才能や努力の結果として得た成功やその輝かしさを素直に称賛するような心理として顕れる場合もあります。含むところなどない、純粋な期待と注目です。けれど今回は対向に冥王星が位置していたり、その他の惑星配置も一筋縄ではいかない雰囲気。だから少しヒネリを入れて読んだほうが良いのかもしれません。

        ならば今回の日蝕に舞台の奈落からオポジションを形成する冥王星は何を意味するでしょう? プリマドンナを盛り立てる一座の裏方や脇役達でしょうか? それとも、観客席から期待を込めて彼女を見上げる聴衆でしょうか? 冥王星が位置する山羊座でメインとなるシンボルは21°『リレーレース』です。

リレー競争では、ひとりひとりの走者がひとときのプリマドンナであり、裏方であり、そしてときにはチームを見つめ、応援する観客にもなります。彼らのそれぞれが全体の一部であり、全体を見る者であり、そして全体を創りあげる者だから。

沿道につめかけた観衆の大声援の中、一人の走者が走ってきます。次の中継地点まではもうすぐだ! 少し先に競合チームの走者の姿が見え始めました。追いつけるだろうか? 苦しい。でも、彼はもう一度持てる限りの力をふり絞って前へ前へと足を運びます。少しでも速く、少しでも前へ! このレースを、この走りを、無事に仲間に繋いでいかなければ…。今、彼自身の中にチーム全体が在り、その手にはチームの命運、バトンが握られています。


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        蝕が起きる蟹座のシンボルでは、たった一人の輝きに目と耳が集中したけれど... こちらのシンボルではチーム全体が「勝利」の栄光を目指して歯を食いしばる姿が描かれています。各自が引き受けた役割と責任を負いながら。

けど、もし途中で転倒してしまったら? バトンを渡し損なったら? 勝利の女神、プリマドンナはもう歌ってはくれないでしょう。負けた後に残るのは苦い幻滅でしょうか。それとも自責の念、または失敗した誰かの責任を追及する非難の声でしょうか。

では、もしも一世を風靡したプリマドンナの面影が "欠けていく" としたら? 聴衆は「彼女はもうダメだね」「期待したけど頑張って盛り上げるほどの才能じゃなかったんだよ」なんて考えるでしょうか? あるいは夢が壊れたショックと悲しみにくれるでしょうか。。 もし期待したような成果が得られなかったら、わたし達はそれをどう捉え、どう対処するでしょう? 

        前のシンボルで、ひとときそれぞれにとっての「心地よいセレナーデ」を希求したわたし達は、それによって触発される内的ないのちの力を、今度は自分ひとりの責任においてひとつの目標のために使っていくことを促されます(山羊座冥王星→蟹座新月ライン)。

まだまだ先が見えないことの方が多い。それでも、世界は確実に変貌し始めている。潜在的な方向は決まりつつある。たぶん、もう後戻り出来ないほどに。ならば自分というちっぽけな(でも果てしない大きさを孕む)存在だって、人生の一瞬一瞬の小さな選択によって否応もなくその変貌にかたちを与えている…。プリマドンナ、脇役、裏方、ひたすら良い結果を祈って声援を送る、裏切られることを嫌う観客。あるいはそれを横目で眺めつつ密かに策をめぐらすプリマドンナのライバル達...。 皆が全体の一部であり、全体そのものである者。実はわたし達は、それを同時に生きているのではないでしょうか。


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        注目を集め歌うのであろうと、それを支えているのだろうと、期待をこめて聴き入るのだろうと。成長を促され、外に働きかけては内面に引き戻されて脱皮を繰り返していく蟹座の第3ディーカンにおいて、わたし達は欲望と目標、期待と現実、そして社会と自己 — 外側と内側のバランスをどう取っていくのかを試されるのかもしれません。


        世界は日々大きく動き、沢山のことが起きています。水瓶座を逆行する火星は前回の新月でも触れたように、パターン化した「わたし達」と「わたし達」のせめぎ合いを前面に押し出してきます。蠍座で順行に転じた木星は、まだしばらくはこれでもかと世の中のダークな側面に光を当て、直面せよとばかりに突き付けてくるかもしれません。『これからどうなるんだろう? やっていけるのかな...』なんて感じているひとも多いかも? 

でも今、わたし達はゲートをくぐり超特急に乗り込んでトンネルに入ったばかり。そのトンネルとは、もしかしたら、ひとりひとりが通っていくコズミックな産道かもしれません。メリマンさんの唱えるグローバル・リセットの大元は、わたし達自身のパーソナル・リセットでもあるのだから。 


  だから...出来ることを、出来る範囲で。でも精一杯やってみる。そして何があっても生きて、自分が誰だったかを思い出す。そんな、忘れられない夏にしよう。そしてたったひとりのプリマドンナとして、虚空に向かいこころの歌を歌ってみたい。... そんな幻想を抱きながら、はるか南で起きる日蝕に思いを馳せています。。



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have a great trek!!!★

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June 27, 2018

●6/28の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】

東京・関東ローカルで6月28日14:11前後、北海道周辺で14:17前後、関西方面は13:52頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で13:23前後に山羊座6°28'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------


サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 山羊座06°→07° ~ 太陽 蟹座06°→07°】

  "A dark archway and ten logs at the bottom" ~
  "Game birds featuring their nest"
『アーチ下の暗い道とその下にある10本の丸太』~
 『巣を羽毛で覆う狩猟鳥』

   "A veiled prophet of power" ~
   "Two fairies on a moonlit night"
『ベールを被った力ある預言者』~
 『月明かりに照らされる二人の妖精』 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~7/12】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★進もうとこころを決めた道に横たわる障害とフラストレーション
→★自分の中で何かが動き出す、孵化し始めるような切迫した予感
→★優雅で巧みな技をもって自らのゴールを達成する/形にしていく力
→★自分を妨げる/苦しめるものの特徴やパターンを
            見抜いた上で状況を再吟味する必要
→★困難な状況や難しい人間関係に対しじわじわと強まる違和感 or 緊張感
→★成果や創造性を妨げる不必要な二度手間仕事に注意
→★駆け引きや策略をミスして厄介な遅延を引き起こす危険
→★見聞きしたことを歪めて受け取り、本質とは異なる意味を持たせる傾向
→★ミステリアス or 型破りな考え方を取り入れて自己プロデュースする
→★利口で防衛的なふるまいを通して自分が抱く本当の意図を誤魔化す
→★豊かな想像力が湧き出る、またはひらめきや天啓に打たれる経験
→★「真実」の異なる側面、異なる次元のものの見え方を感知する
→★影響力やカリスマを持つ人物との出会いとその体験が引き起こす葛藤
→★理屈や理性ではとても受け入れられない巡り合わせを受け入れる必要
→★浸入してきた他者の「感情」や「念」を自分のものだと思い込む危険
→★何事も見たとおりの物事などひとつも無いという認識で事にあたる
→★今 自分がフォーカスすべきことは何かを確認しながら進む・・・→

エネルギーのポイント:新月『断ち切り整理し準備する』
            
            満月『様々な予感の中で整える姿勢、そしてこころ』 

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★6月満月の星模様(アスペクト)とチャレンジ★

  上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャー、または力付けになるかも?なアスペクトです。かなり多いけど、実際にはもっと複雑。ここはざっと見て大体の雰囲気を感じつつ、もし自分のネイタルに関連しそうな項目があればこころに留めてみてね。

土星(と小惑星クヴィエ)とコンジャンクションの満月
 (太陽&タンタルスと土星がオポジション)

月・土星・クヴィエのコンジャンクションと魚座のアグニ、エクスカリバーからNノードへYOD
揺れ動くこころ、父権的な保護力(または父性愛)への欲求、または権威への反抗心、アカウンタビリティー(最終責任)の追求、死への想いや不安感、性的要素の絡むスキャンダルや事件の露呈、一見かけ離れた観点を結び付けることで新たな世界観が生まれる傾向、物事に潜む「パターン」を見抜く力、不安や恐怖を超えて全てを透徹した目で視る挑戦 etc.

ASCにTNOティフォン、DCに天王星、MCにNノード、ICにSノードそして火星がコンジャンクト
変わりやすい気分、共通の敵に立ち向かうことによる結束、人間の奥底に潜む原始的なフォースによる暴力的な衝動、エネルギーの「高まり」と「低下」または「凝縮」と「散逸」が顕著に顕れる傾向、関係性のダイナミックな変化、内部抗争や権力争い、大雨・噴火・地震・台風などの自然災害 etc.

水星・ジュノーがスクエア、エリス・BMリリスがスクエア
行き違いを起こしやすいコミュニケーション、「母性」の否定とその反映または反動、パートナーへの疑念、客観性と直感のバランスを取る必要 etc.

6月27日から逆行中の火星が7月7日からOOBに(~9月24日)
 8月3日~31日 火星OOBの最盛期
 (火星逆行は8月27日までなので7月7日〜8月27日は火星力に注意)
  これに関してはひとつ前の新月記事を参照してください。

7月10日 木星順行(蠍座13°)
良くも悪くも物事が拡大する傾向、暴露や露呈に伴う誇張傾向に注意、鋭い直観力の発揮、危険と隣り合わせの冒険、慣例や限界を超える決断、過度に熱狂的な行動へと誘う刺激、自分自身の属性へのこだわりの強調 etc.

7月8日から水星が逆行のシャドウ入り(逆行開始は26日)
水星逆行前の予兆(確定事項を確実に固め、その他はフレキシブルなプランニングで状況を見ておくetc.)

その他長期のアスペクト 
ネッソスとオルクスのオポジション(今回はスサノオが参加)

徹底的な審判や激しいカルマの来訪、闘いを通して到達する一種の悟り、内面に向かう力、新しい境地を目指すための抗争、葬られていたものを掘り起こす etc.

冥王星とキラルスのオポジション(パラスが参加)

無辜のひとびと、若者や子供達の犠牲、カリスマや華やかな存在の突然の喪失、内部抗争の犠牲 etc.
 
そして…

7月13日 蟹座20°台で新月・日蝕!
(MC上でICの冥王星とオポジション)



★6月満月のサビアン・シンボル★

 満月ということで、今回も思いつくままにメモっぽくいってみますね。

ベースのシンボル 山羊座6°『アーチ下の暗い道とその下にある10本の丸太』

        → 原文の「Archway」は、すなわちアーチ道。それはアーチ型の入り口を持つひと筋の道のこと。だから、今 目の前にあるのはパリの凱旋門のようなアーチ型のゲートかもしれない。あるいはそそり立つ岩壁にアーチ型に穿たれた洞穴の入り口かもしれない。または山を貫いて黒い口を開けるトンネルってこともあり得る。わたし達が思い浮かべる「archway」がどんな姿をしているにせよ、そこはとても暗く、入り口の先に何があるのかはまだよく見えない...。


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  でも、わたしはここまで随分歩いてきた。そのゲートをくぐった先にはきっと安全で心地よい場所、ホッと出来るスペースが待つと思ってここまで来た。今まで来た道に未練はない。後戻りするつもりもない。ならばきっと、先に進むしかない。

ん、でも待って。Arch-enemyということばがある。それは「最大の敵」とか「生涯の敵」「仇敵」という意味。 別に、今目の前にあるアーチ型の通路そのものが「敵」というわけじゃない。でも、もしかしたらこのゲートをくぐることは、何かこの先自分の人生に重い意味を持ってくるのかもしれないな...。

でも入り口(または通路)の下の方には大きくて重たい10本の丸太がある。じゃ、その10本の丸太はどんな見え方をしているだろう? 普通に想像するなら、それは入り口に積み上げられた丸太の山。まるで「ここに入るな!」とでも言うかのように。うーん、ここでもう行き詰まりなんだろうか....... 

でも、ひょっとするとそれは、何か意図のある形に組み上げられているのかもしれない。「何だろう?これ」「アート?」「それとも何かの目印?」「まさか、ここは危険だと知らせているのかな?」

前方の暗闇をしばし忘れ、わたし達は首をかしげながら丸太の周囲を回ってみる。この丸太が先へ進むための邪魔になっているのはまぎれもない事実。でもいったいこれって何だろう? 無視して乗り越えようとすれば出来るかもしれない。でも、本当にそれで大丈夫かな? 誰が何故こんなものを置いたんだろう? 


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  行く手を遮る10本の丸太。10という数字は『何かの終わり』そして『過渡期』。それは力強い第一歩へと繋がるゼロの刻。わたし達の中で、何かがシフトしようとしている。それぞれに様々なポテンシャルを秘めながら。 

ならばわたし達は行く手を遮る丸太をどう受けとめ、どう処理していくのかを今、問われているのかもしれない。その丸太はどんなふうに見えるだろう。触ったら、どんな感じだろう? 切り口からどんな匂いを感じるだろう? そしてもし、その丸太を置いたのがもうひとりの自分だったら? わたし達はそれを乗り越えていくんだろうか? それともぐるっと回り道? それとも... 感情に任せて蹴りつけてみる? いずれにしても、アーチをくぐる前にまだひとつ、やり残したことがあるのかもしれない。。

        ---->満月の光(テーマ)の源となる太陽側のベース・シンボルは、蟹座6°『巣を羽毛で覆う狩猟鳥』

  狩猟鳥とは「狩りの獲物」になる鳥のこと。... 鳥達は今、一生懸命巣作りに励んでる。マイホーム! もう枠組みはだいたい出来上がり、あとは卵を安全に孵化させるために、クッションと保温になる羽毛を敷き詰めるだけ。やがて時が来れば、この巣の中で生まれたヒナ達が餌を求めていっせいに鳴き出すだろう。そしてこの森一帯は賑やかな鳥達のコロニーになるはず。

けれど彼らは自分達が狙われる存在だということを本能的に知っている。マイホームの外には危険がいっぱい! だから、一刻も早く巣作りを終えて卵を温めなくちゃ! .....ヒナ達は無事に孵化し、一人前に育つだろうか? 親鳥は、撃ち落とされることなくヒナ達に餌を運んでやれるだろうか?


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  このシンボルは、わたし達が思い描く将来の幸せやプランに「目に見えない大きな力」という影が射してくる...そんな予感を抱きながら何かをしようとする場面を描いている。進みたい方向、生きたい道は、ある。やらなくちゃ。この道を、行かなくちゃ。... でも、そこには何だかよくわからない障害がありそう。慎重にいこう... あぁ、でも急がないと幸せへの入り口=アーチ型の門が今にも閉じてしまいそう。。。

不安は、その源がはっきり見えないときに増大するもの。もし本当に何か障害が存在するなら、それは何で出来ていてどんなカタチをしているか?  そして、何故そこにあると感じるのかを、出来るかぎり正しく見極める必要がありそう。

自分達の安全を、将来の幸福を 脅かす「敵」が本当にいるのなら、まずはその「対象」を知り、それが何であるかをキチンと理解することが大切。そして、それを克服するための実際的な手立てをいろいろ考えてみる必要もある。

何故なら、起き得る物事の全貌を自分なりにはっきりと描くことが出来たとき、そこに何らかの迂回路や、障害を乗り超えて進むための智恵や技術が見えてくるから。そして、もしかしたらその障害物を創っているものの「本体」さえ見えてくるかも? それは何だろう? 重々しい10本の丸太が象徴するのは、何? 漠とした不安を抱えながら、何もないフリをしてひたすら鏡に向かい自分の羽根を繕っているのは、誰?


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  何かを護りたい気持ちが強ければ強いほど、出来ないのでは?という恐怖もそれだけ増幅していく。 不安はわたし達の歩みを遅らせ、疲れさせ、何だかすべてがイヤになってしまうことさえある。何も見たくない。。 こうしてそのモヤモヤした影は、やがて怖れの感情からエネルギーをいっぱい吸収して本物の丸太の山に育つかもしれない。それを育てるのは他の誰でもない、わたし達自身。 そして、この山羊座 — 蟹座ラインで一段と成長を促されるのも、わたし達自身。

今。進むもヨシ。退くもヨシ。ただ日々多様な情報が渦巻く中で、深い深い部分から立ち上がってくる直観とインスピレーションを大切に受けとめながら、落ち着いて見極めていこう。たとえ一時物事が逆流するように見えたとしても...。



メインのシンボル 山羊座7°『ベールを被った力ある預言者』

        これはまたとても山羊座的なシンボルかも。「ベールを被った預言者」は、被り物を透過して聖なる光の視線が漏れ出ている、そんな厳かな姿が描かれている。霊的な感受性を持つひとなら誰もがひれ伏してしまいたくなるような、そんな厳かな力を持つ存在。

けれどひとつ注意が必要なのは、このシンボルが持つ両義性かもしれない。山羊座は社会性の極みとも言われ、権威を象徴する星座宮。そしてその支配星土星は、厳しい「境界線」を引く事とも関わっている。特に山羊座の第1ディーカンは社会的な構造の頂点を目指し、力を駆使して揺るぎないシステムを構築しようとするエネルギーが発動するところ。 


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  なのでそこに投影される「偉大な預言者」像は、ひとびとを導く大きな力(またはカリスマ)と共に、ともすると伝えられたインスピレーションに関わるその「解釈(つまり自分自身)」に絶対的な権威を持たせたり、やみくもに「これが掟だ」と伝えたり、異なる方向性を認めずに排除しようとする要素もまた併せ持つ可能性がある(全てではないけれど、山羊座の持つ暗黒面として)。 それが昂じれば、傍から見て(本人は全くそう思わないままに)エリート意識や一種の霊的ファシズム(いわゆる「被せる」という行為)となる可能性もあることは頭に留めておく必要がありそう。 そして、その権威はやがて預言者を慕って集まったひとびとによって構造化され、組織化され、やがては狂信という悲劇を生んでいく危険も包含している。

        あらゆる啓示やインスピレーションは、受け取る側の使い方次第。異次元のフォースを含むかもしれないこの力を、もしわたし達が受け取ったなら。肩の力を抜いて、まっさらな子供のようなこころで受け止められるかな?

わたし達に啓示を与えてくれる源泉の「呼び声」そのものは、それが他者の念や雑多な想いのひずみから生じたものでない限り、ただひたすら純粋な響きとしてこころに届く。けれどいざわたし達人間の脳裡でそれを翻訳すると、それは必ず自分自身の過去の記憶や馴染んだ世界観のフィルターを通り、変容していく。 あるときはほんの少し。またあるときは大いに歪められて。そしてその「啓示」は伝播し、多かれ少なかれ周囲に影響を与え、様々に変容しながら拡がっていく。


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  それってたとえばわたし達が何かを「ことば」にするときと似ているかもしれない。わたし達が誰かに何かを伝えようとするとき、 ほとんどの場合、どこかで「ことば」にするための恣意的な選択が行われる。 いつもは無意識に。大切なひとに大切なことを伝えようとするときは、懸命に。知っていることばの中から一番フィットしそうなものを選んで。あるいは、相手が一番すんなりと受けとめてくれそうな表現を選んで。

そこには相手を喜ばせたり怒らせたりという「目的」がある。よく考えてみると、それって大本の純粋なエネルギーを狭めていく行為ではあるけれど。でも、それがわたし達の社会。ことばで成り立ち、「名付けること」によって動く社会。 そして「適切な言い回し」も「不適切な表現」も、それを発するひと、聞くひとの目的を通して少しずつ変容しながら拡がっていく。そしてそうすることで、わたし達は常に瞬間・瞬間に訪れる「未知」を、馴染んできた「既知」へと置き換えていく。

そう考えていくと、山羊座第1ディーカンに立ち現れた預言者に見られる「大いなる力」と「聖なる権威」もまた、わたし達が創り上げている社会を機能させるために創出されたひとつの役割に過ぎないのかもしれない。それはわたし達にとって一種のセーフガードの役割を果たすときもあるし、その逆のこともある(迫害、闘争、革命、テロ行為など)。いずれにしても、わたし達人間はそれぞれに大衆の一員として、社会的・政治的・霊的なオーソリティを使って人類の歴史を創り上げてきたんじゃないだろうか? そしてそれと同じ構造は、わたし達が個として自分自身の立ち位置を護るための行為にも見られはしないだろうか?

預言者が被っているベールとは何だろう? 大いなる預言を求めて集まった人々と預言者自身を隔てているその一枚の薄い布とは? 凄まじい異次元の力が乗り移った存在を間近に見ることは、普通の人間には危険なことだから? 内に宿す神のまばゆい光に目が眩んで狂ったり失明するかもしれないから? そうかもしれない。でも... 本当にそうなのだろうか? 


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        ----> 満月の光(テーマ)の源、太陽のメイン・シンボルは、 蟹座7°『月明かりに照らされる二人の妖精』

        月明かりとは、太陽の光が月に当たって反射し、その光が地上の夜の闇を照らすこと。だから光の道が、二つ。そしてその月光が、通常なら目に見えないはずの二人の妖精を照らしてる。 ダブルの光線と、精妙で希薄な存在がこちらもダブルで顕れてる。二つの感覚、二つの道。二つの、対峙する世界。

月夜に月光を浴びすぎると、ルナティーク…精神が錯乱するなどと昔から言われてる。だから「lunatic」は「愚かな」とか「バカげた」という侮蔑的な形容詞としても使われる。

月はただ太陽の光を反射して静かに輝くのみ。それは密やかな死の世界。社会的な現実とは異なる、もうひとつの「現実」がそこには存在するようにも感じられる。だから月を見上げるとき、わたし達は自分の想いをそこに投影し、物思いにふけったりするのかもしれない。


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        何かの念に取り憑かれ、怒りや恨みなど圧倒的な感情に支配されて一時的に常軌を逸した行動を取るひと。 あるいは恋に狂って誰のことばも耳に入らず、破滅してしまうひと。 激しい思い込みによって自ら悪夢をこの世界に創造してしまうひと。 あるいはそんな幻を美しいことばや音楽、絵に変容させてひとつの世界を創り出すひと。 感受性の強い蟹座の第1ディーカンにあって、このシンボルは「現実」と「幻想」または「異次元」の間を隔てるベールがそれほど厚くはないことを示唆しているように思える。

何か普段とは異なる強い想いや思考が湧いて、そこから離れられなくなるとき。それが「聖なる力」だろうと、感情だろうと、欲望だろうと、突然の洞察だろうと「取り憑かれた」状態であることは確か。

それがこの先に待ち受ける障害への不安であれば「こうなったらどうしよう」「あんなことが自分に起きたら...」といろいろな状況が浮かんで眠れなくなったり。 何かステキなものやひとを見かけて、その対象が欲しくて欲しくて堪らなくなり夢にまでみたり。 一方、それが何か今後の人生への素晴らしい思い付きだったら、早くプランを実現したくてワクワクとそればかり考えていたりする。 まぁふとした想いがよぎっても、大抵は日々の忙しさにいつか忘れてしまったりするけれど。それでも人生、たまにはそんなことが起きたりする。


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  このところニュースを賑わせる凄惨な出来事を見聞きして、わたし達は「何故あんなことが...!」と思うけれど。 ふとした拍子に何かに「取り憑かれる」ことって、意外とよく経験しているんじゃないかな。。 二つの世界。二人のわたし。 いわゆる「現実」といわゆる「幻想」。それを隔てるベールから、時折漏れ出る異世界の光線。それにどう触れるかによって、結果は恐怖にもなれば歓びにもなる...悪夢にもなればインスピレーションにもなる。そんな世界をわたし達は創ってる。そして、その舵をとるのは、わたし達自身。もし舵が自分の内なる宇宙の核にあることを知っているなら。

B.ボヴィはこんなことを言っていた。
『輝く月を見つめすぎて狂ってしまったひとは、聖なる源泉に刺激された詩人だったかもしれない。そして「預言者」とは、ベールで変装した「狂えるひと」なのかもしれない』と。

その解釈は、その光景を自らの内に見るわたし達の深いインスピレーションに任されている。


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        土星とコンジャンクションの満月。わたし達は土星の力を使ってこの二元世界の狭間に立ち、護りながら開き、歪まずに刺激を受け入れ、どちらの世界にも固執することなく本来の自分が目指すはずの道をまっすぐ歩いていく.... そんな挑戦を受けるのかもしれません。

土星はアカウンタビリティーの惑星。自分に関わる全てのこと、全ての流れ。直接的にも間接的にも、わたし達が生きる世界はこの大きな「流れ」によって創造されています。そしてその流れの源泉は、実はわたし達ひとりひとりの何気ない想いなのかもしれません。まぁ少なくとも、土星はそう考えているようです。だから、土星はその最終的な責任を負うよう求めてくるんですね。

だからといって、自分の人生に起きる全てのことを把握し、その責任をとるなんてこと、わたし達に出来るはずもありません。仕事がうまく片付かないのはアイツがミスしたからだし、最近パートナーと喧嘩したのは相手がワガママなせいだし、一生懸命やってるのにイマイチ運気は悪いし.......あぁまったくイヤになるよ、ブツブツ。。 わたし達、日々こんなことを感じながら生きてたりして。。 

でも、結局この身に降りかかってくることは自分で引き受けなきゃならない。それもどこかで解ってはいる。 ならば最初からただ「うん、そうか」とだけ思う。ただただワケも無くイヤなことが降りかかってくるのでもなく、ただ相手がおかしなことをしたり、悪意を持ったりするのでもなく。 ただ、「そうなのだ。」と。 そしてその瞬間から、全てのコントロール、全ての流れを自分の内的宇宙に取り戻していけたら。自分の中の「虚」と「実」のベールを見据えていけたら...。


        まずは大きく息を吐いて、肩の力を抜いて。 今 わたしは行くのか? それとも留まるのか? 知ることの出来る全ての手札を前に、未知のスペースを残しながら。慌てずにその都度、こころ静かに決めていこう。そんなふうに感じる、満月前夜です...。



Cats_Eye_Nebula




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)

June 13, 2018

○6/14の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  6月14日05:03前後、北海道周辺で 05:10前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は04:43前後、沖縄周辺では04:14前後に双子座 22°44’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。
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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 双子座22°~23°― 発効期:6/14~7/12 】
  "A barn dance"
『バーン・ダンス』

  "A three fledglings in a nest high in a tree"
『高い樹上の巣にいる3羽のヒナ鳥』

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】

※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★シンプルで軽いが踏み出せば戻れない、けっして侮れないワンステップ
→★伝聞、又聞き、思い込みによる相互の誤解や認識のゆがみ、誇張に注意
→★余計な問題に足を踏み入れて他者の足を踏む結果になる危険
→★他者を愚弄したり冷笑的に振る舞うことで自分自身の中身を曝す傾向
→★ペア、または身近な範囲で協調し、手際良く動くことの効果
→★相手とポジションを替えたり違う観点を取り入れながら物事を進める
→★プロジェクト全体をふまえ自分の守備範囲を的確に捉えながら動く必要
→★コミュニケーションにおける「仲介役」が果たす機能の効果と困難さ
→★大きな変化のスタートにあたり、来し方をふり返って必須の調整を行う
→★動と静、運動と休息、蓄積するストレスへの対処が必須となる
→★目前の新しい状況への反動として起きる執拗な抵抗と安全願望
→★漠然と見えながら手の届かない物事にはやる、または焦れる心理
→★自分が心を寄せる集合体、血統、仲間への帰属意識の高まり
→★内外ともに次の一歩への準備が本当に整っているのか?を自問自答する
→★確実な変化を前に計画を再吟味し、動くタイミングを調整する必要
→★社会的慣習に従う生き方から外れたい衝動と
          飛び出した後に待つ厳しさを知っておくことの価値
→★闘う意味のある戦いを見極めて無駄なエネルギーを使わない
→★慣れすぎた安全な囲いから一歩出て未知の世界へ踏み込む勇気
→★表面に顕れることのない「何か」への突然の気付きまたは促し・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『プライドから解放されて透明になる』
                    
            今回の新月『断ち切り整理し準備する』


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★6月新月の星模様(アスペクト)とチャレンジ★

  上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャー、または力付けになるかも?なアスペクトです。かなり多いけど、実際にはもっと複雑。ここはざっと見て大体の雰囲気を感じつつ、もし自分に関連しそうな項目があればこころに留めてみてね。


≪長期の大背景として≫



新月とTNO カオスがコンジャンクト、セレスとセクスタイル
新しい状況を生み出すための混乱と葛藤、育む・面倒をみる・抱擁する/される・優しさを与え合う関係、母と子(息子/娘)にまつわる問題、またはバランスを欠いた母性の執着、息詰まるような関係から離れるために必要なスペース、生まれる前から連綿と続いてきた「家族」の物語と自分自身に明確な境界線を引く、優雅さやクラシックな美への志向、ノスタルジー etc.

ネッソス・キラルスのオポジション(長期のアスペクト) 
破壊や暴力による無辜の犠牲、若さや可能性を持つ者の死、驕り高ぶる気持ちへの打撃、突然の喪失、犠牲を払っても職務を果たす必要または姿勢 etc.

火星とSノードがコンジャンクト、レクイエムとNノードがコンジャンクト
 フォルスとヴェスタがコンジャンクト、アグニがMCにコンジャンクト

火山噴火、火事・放火、攻撃的な気分、突然の衝動的な言動、無謀さまたはチャレンジ精神、著名人の死、自死への誘惑、「火」のカルマまたはプレッシャー、ホットフラッシュ、安全のために頭を低く構える、自己防御のために身につける社会性、火の試練 etc.

木星と海王星がトライン(パラスを加えてGトライン)
 BMリリスとエロスがスクエア
 
同情心、善や友愛・平和を求めるこころ、チャリティー、優しさの価値、協調と助け合い(またはそれらの政治的背景と効果)純粋さへの憧れ、性的ファンタジー(または性的報復)、背徳的な歓び(またはセックスへの忌避感)、虚無や表層が強調されゴシップが飛び交う状況 etc.

海王星とアスボルスがスクエア
妄想に近い想像力、精神的サバイバル状況、物狂おしいプレッシャー、ジェリー状の壁の中を歩くような感覚、虚無や死への恐怖、自分が攻撃されたと感じればそれが「事実」だという論理、瀬戸際で危険を回避しながら不透明な日々を生き抜く、プレッシャーをバネにして少しずつ足許を固めていく力、いざというときに頭をもたげる強烈なサバイバル能力 etc.

6月9日~24日 水星OOB 双子座22°~蟹座21°
 (13日~17日最盛期)
型破りの発想または浮世離れした思考、突然のインスピレーションや方向転換、一風変わったユーモア、変わりやすい気分、刺激的(ときに挑発的)、傍目からは理解されにくい言語表現や思考の枠組み etc.

 ひらめきは大切に、コミュニケーションの行き違いや誤解には要注意。集中力が増すときと気が散るときの落差が激しい傾向があるので根を詰めるときと適度な休息とのバランスを。脳のストレスに注意。


昨日ツイートしたように、トランプ大統領はネイタルで水星がOOB。またネイタルの太陽と月のデクリネーションはOOBの数値に近く、これがビジネスマンや政治家としてOOB特有の発想を社会的な文脈に翻訳する助けになっていると思われる。彼の水星はプログレッションではもう人生の終わりまでOOBにはならないと思われるが(P月は約10年後に再びOOBへ)、トランシットのOOB水星には多少なりとも影響は受けそう。

6月9日 フォルスが逆行で射手座に戻る
6月16日 天王星・海王星ワクシングセミスクエア
6月14日~20日 土星・カイロン・ルシファーのスクエア
 (牡羊座入りしたカイロンの長期的影響を背景として)
自然災害(火山噴火、地震、洪水、津波、山火事など)、テロリズム、無差別殺傷事件、妄想やストーキング、予期せぬショック、感情の暴発、家族関係に潜む問題の表面化、無意識の深いアイデンティティ・クライシスを抱え「負けること」=「無に成る」という恐怖から互いに果てしないマウントの取り合いとなる etc.

6月18日~海王星逆行開始~11月24日
 (他の長期のアスペクトを大背景に)
生きることの「実感」「現実感」を得るための試行錯誤期になる可能性、部族主義(志向や意見を同じくする者、環境や立場が似た者同士の帰属意識やセクトの先鋭化として体験されるケースも考えられる)、自己信頼と自己不信が交互に起きる中であらためて問われる「自分とは何か?」

特に逆行・順行開始前後は感受性が強くなりがちなのでサイキックアタックや他者のネガティブな想いに「入りこまれる」状況に注意。

6月20日 Nノードと金星がコンジャンクト
6月21日 金星とNノード・火星とSノードのオポジション、
 土星・ネッソス(アグニ)からノードと金星にYOD、
 太陽・フォルス・ヴェスタがオポジション

恋に恋する状態(セクシャルな衝動も含む)、永遠と刹那の狭間を味わう、突然浮かび上がるカルミックな過去からの誘い(幻想に終わることが多い)、厄介なエゴから解放されたい思いが他者に投影され「危険な愛」に走る可能性、「死と再生」の仮想的な体験、セクシャルハラスメント、報復的な念を捨てる必要 etc.

6月27日 火星逆行開始 水瓶座9°13'~
 (火星順行8月27日 23:05  山羊座28°36〜)
7月7日 火星OOBへ(~9月24日)
7月7日~8月27日はOOB+逆行の火星がダブルで発効
7月27日~31日前後 火星が近日点の衝(火星が地球に最接近)

加えて7月13日に部分日蝕、26日から水星逆行、28日は皆既月蝕、8月7日に天王星逆行開始、8月11日にも部分日蝕という要注意期)

この時期は火星と「火性」的要素が持つあらゆる原理が強調されるので注意。身体能力の向上や旺盛なチャレンジ精神、勇気、リーダーシップなど活力を得るケースもあるけれど「やり過ぎ」るきらいも。

長く蓋をされてきた物事が劇的に表面に浮上してくる可能性、怒りと解放・刷新、事故、怪我には注意。機械的な故障多発の可能性、軍事衝突やサイバー戦争の激化、「火」や衝動性にまつわる出来事や事件、火山や地殻変動などの自然現象 etc.

緊急時は別として、手術(美容関連など)はなるべく避けたほうが良い。

180727UTCmars
 7月27日〜31日 火星が近日点の衝に(青:地球 赤:火星)

≪ 水瓶座~山羊座の火星逆行 ≫

  水瓶座の支配星は土星と天王星。つまり、水瓶座はパターン化(土星)したグループや社会に帰属して「わたし達」(天王星)を意識する場。また、そこではグループとして結束(土星)した「わたし達」と「わたし達」が "部族的" な意識をもってせめぎ合いながら、時とともに新たな社会的パターンを構成していく(天王星と土星)場だとも言える。

以前も書いたように、わたし達の思考やことばは今、ネットや電子機器を通して見ず知らずの地球の裏側まで瞬時に届くようになった。日々のコミュニケーションには、必ずしも直接的な体による確認は必要なくなっている。そしてそれに起因して、共同体やグループは地球規模で複雑に絡み合い、大きく拡がりつつある。けれども同時に、細かな志向や見解の相違による細分化もますます際立ち、互いに差異を確認しながら闘いあっているように見える。この傾向は天王星が牡牛座入りした今、より顕著になっていく可能性がある。(一般的に見て水瓶座が生み出す "ローンウルフ" は「一人一党」であり、生来の孤独な放浪者ではない。行動的にも心理的にもあくまで帰属者として社会との接点を保つ「最小単位のセクト」だと捉えておくのがより正確ではないかと思う。)

アストロロジャー E.フランシスは、世界が向かいつつあるこうした傾向を説明するにあたり、親交のあった故エリック・マクルーハン教授(メディア理論の大家マーシャル・マクルーハン教授の子息で『メディアの法則』の共著者)の言葉を例に挙げ、興味深い指摘をしていた。その一部を以下に引用してみる。

----以下引用(抄訳)-----

  “マクルーハン教授はかつてこう言った。『今現在 我々の身体はどこに居ようとも、我々自身が開発してきた全ての新しいメディアからの攻撃を受けている。これにより、我々の知性はひどく方向感覚を失った状態に陥り、長い刻を経て培われてきた世界中の文化に混乱と不安定化が起きている。肉体から遊離したコミュニケーションの時代においては、身体を通した体験の意味も、意義も、その重要性も著しく変容し、歪んでいく。』

突然立ったまま自分のかかとを掻いている自分に気付く瞬間を想像してみよう。 ポケットを探ったら突如5種類もの違う名前の身分証が出て来たらどうだろう? 彼が「ゆがみ」として示唆したのはこういうことだ。いや、状況はもっと悪い。

それは体を持たない経験、または体など大した意味を持たないか、自分の外側を浮遊しているような状態を指す。これはやがて、僕たちの精神に奇妙な順列組み替えを起こしていく。 たとえばもし誰かがあなたにセクシャルな欲望を抱いたとしたら、その瞬間からそれは「レイプ」と同じ性的暴行であるという見解が成り立つのだ*

エロティックかつ健全な欲求と攻撃性を持ち社会秩序に反する行動とが同じ事象だとされる現実(すなわち混同と混乱)こそ、マクルーハン教授が「身体体験の意味と意義が変容し歪む」と指摘した流れの直接的な結果として起きていることだ。”

(E.フランシスはこういった世界的な傾向を(たとえまだ一部のひとびとの見解だとしても)牡羊座の天王星とエリスのコンジャンクションによる「ネットを介した自分探し」にも紐付けて解説している。)
* 見知らぬ女性に心の内で性的欲望を感じること自体が「レイプ」と同様の犯罪的行為だとする言説は欧米フェミニズムの主張に始まり、現在アンティファ(レイシズムを糾弾する急進的アンチ・ファシスト運動)やリベラル左派にも拡がりつつあるそうで、日本においても一部に影響が見られる。また「身体体験」という括りでは、最近米国では女性アスリートの競技会にトランスジェンダー(主に身体的には男性のまま精神は女性であるひと)の競技者を受け入れるようになった結果として上位を独占する事例が出ており『今後は女性がいくら訓練を積んだとしても勝つことは出来ないだろう』という批判(主に右派)も聞かれるという。

------- 引用終わり -------


  「触れる存在」としての体を支配する牡牛座に天王星が入った今、「変容と歪み」の膨大な潮流が創られていくとしたら... 真の自分であり続けるためには、唯一触れて確かめられる「体」という存在に都度立ち還って判断していくことが重要になるかもしれない。けれどその一方で、現在は深い思考力を持つひとでも「真の自分」を掴みかねる、疑う、または誤解したり思い込みしやすい星回りではないかと思う。

けれど「自分」もまたひとつ「自分という名の慣習」であり、エゴの「パターン」に過ぎないのだとすれば...それをあらためて認識し、もっと深く見ていくこと…そして必要なら脱皮していくために、この「水瓶座→山羊座→水瓶座」と戻っていく火星逆行期は絶好の機会になるかもしれないと思う。アストロロジーとは「わたしとは誰か?」「何故ここに居るのか?」を探求するツールだとするならば。



そして…
6月28日 山羊座6°28'で満月!(土星とコンジャンクト)

 ふぅ。。(^_^;


rNeb



★6月新月のサビアン・シンボル★

        今回のサビアン・シンボル、以前から記事を読んでくれているひとは「あれ?前にも体験したっけ…」と思うひとが多いんじゃないかな。そうなんです。このシンボルって、何故かこのところ2年ごとに新月や満月としてやって来るんですね。2012年の天王星・冥王星スクエア期から始まって、これで4回目。他にも重複してやってくるシンボルはあるけれど、これほどリズミカルに重なってくるのはここで記事を書き始めた約8年間ではこのシンボルだけだったと思います。 けれど、2年ごとのルネーションとして体験するのもこれで当面の最後になります。このシンボルの下ではこれまでのルネーションでもけっこう記憶に残る出来事が起きているし、たぶん今のわたし達にとって計り知れない大きな意味を持つのかもしれません。

でもシンボルが持つ原理自体の説明はいつも似たような感じになってしまうし、どうしようかな...と思ったけど。初めてのひともいると思うのでもう一度以前の記述をところどころ少し書き直してUPしておきますね(ぁ、既読のひと、目にタコ?のひとはスキップしてくださいね)。


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        さて今回の新月でベースとなるシンボルは双子座22°『バーン・ダンス』。 直訳すると「納屋の踊り」、つまり日本だと盆踊りみたいなものかな。 西部開拓史の時代から、人々は何かの折節に納屋に集まり、ヨーロッパから持ち込まれたカドリールという集合ダンスやスクエアダンスを楽しんでいたそうです。 それはまだまだ生きることに皆がせいいっぱいの時代に、人々が必要とした「ハレの日」だったのかもしれません。 一張羅を着込んでおめかしして…そこにはきっと素敵な出会いもあったでしょう。でも、一番の目的は近隣の結束を強め、自分達が属する集団の絆を確かめることにあったのではないでしょうか。 

バーン・ダンスではパートナーがどんどん入れ替わり、いわゆる総当たりになります。あらかじめ決められたステップを踏み、決められたルールで踊るのですが、あらためて見てみるとけっこう複雑そう。。 誰かが手順を間違えたら、ミスの連鎖が起こってぶち壊しです。 なので「コーラー」と呼ばれる歌い手兼音頭取りのひとがいて「ハイ、次2人ずつ正面に進んで!」なんて、リズム良くかけ声をかけたのだとか。 コミュニティに受け入れられ、馴染んでいくには、コーラーのかけ声をよく理解し、男性・女性の役割に沿ってなめらかに動けるようになる必要があります。 バーン・ダンスはその地域地域で踊り方は微妙に異なっていたようです。つまり、その踊りを上手に踊れることは、取りも直さずそのコミュニティの一員であることの証明だったのではないでしょうか。

今は米国でも皆と等しく踊らなければならないバーン・ダンスの様式はすっかり廃れ、その伝統は地方の高齢者コミュニティによって細々と守られているのだそうです。

(今、あらためて下の動画を見てみると、トランプ大統領を誕生させた原動力の一部にはこういう方々の存在があったのかもしれない...という気もします。)




  この動画を見ると、コーラー役のひとが重要な役割を負っているのがわかると思います。曲のリズムを乱さず、歌うようになめらかな指令を出す。誰かが聞き違えて逆方向にステップを踏んだり次のパートナーを間違えたりしないように、明確で楽しげに盛り上げていく。そんなふうに皆を上手に誘導出来るコーラーさんはセミプロ級のリーダーとしてもてはやされたとも聞きます。リーダーがいて、ダンサーがいる。それぞれが、コミュニティにおける自分の役割を受け入れ、引き受け、それを楽しみ、存在を認め合っている状態。

それがたとえ窮屈な社会であっても、日常に戻れば誰かとの争いやいがみ合いがあったとしても。 困ったときにはきっと助けあえる。そのためのバーン・ダンス。西部開拓史の時代に一匹狼として生きるよりは、どれほど安全で楽だったことでしょう。

        さて、人々が開拓の苦労をしばし忘れてダンスに打ち興じるその一方では…19世紀中盤〜20世紀初頭、当時荒廃した中国から活路を求めてはるばる移民としてやって来た人々がいました。あからさまな人種差別が普通に行われていた当時、同じ国の言語、同じ文化で結ばれ、異国の地で生きるために最下層の仕事に励んだ人々。 金鉱山を追われて都市部に流れた人々の、路地裏の狭い洗濯工場は家族経営だったのでしょうか。そこでは老若男女がそれぞれに洗うひと、干すひと、アイロンがけをするひとに分かれて汗まみれで立ち働いていたことでしょう。 そう、今回の新月の度数に対向し、補完する射手座22°のシンボルが『中国人の洗濯屋』なんですね。


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        沢山の汚れ物を素早く綺麗に仕上げなければ、食べていくことは出来ません。次から次へと運ばれてくる汚れ物。暑く狭い工場内には中国語が飛び交い、アイロン台の上には見知らぬ白いひと達がハレの日のダンスに着た綺麗な衣装が広げられていたかもしれません。 彼らは暗く狭く蒸気のこもる部屋の中を器用に動き回り、効率良く自分の役割を果たしていきます。きっといつか自分達に陽が当たることを夢見ながら...。こうした日々の営みを積み重ね、それを過ぎ越していったその先に、今アジア系で最大の勢力を持つと言われる中国系米国人社会の姿があるのかもしれません。そしてもしかしたら、今米国と肩を並べる大国となった中国という国家の姿も...。

新しい状況、新しい土地、新しい出会い。その中でわたし達は自分の居場所を求め、受け入れてもらいたいと望みます。 なぜなら、安全と安心を手に入れたいから…それを手に入れて初めて、夢を追うことが出来るから。そして何よりも、何処かに帰属することが自分の存在理由となり、それがアイデンティティにもなるから……。

けれど、ひとの集まるところには様々な矛盾があふれ、誤解が生まれ、疎外や激しい差別さえ生じます。それでも、わたし達はそんな現実と向き合っていかねばなりません。 それがこの世界に "生きること" の赤裸々な第一歩だからです。 生きることの意味、それはもしかしたら、汚れたものを受け取り綺麗に洗って送り返していくこと…そんな小さな行為の積み重ねの中にあるのかもしれません。


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        さて、次はメインのシンボル双子座23°『高い樹上の巣にいる3羽のヒナ鳥』 です。 ヒナ達はまだ飛ぶことは出来ません。 高い木の上に造られた安全な巣の中で、羽根が十分に強く成長するその時を待っているのでしょう(「3」はひとつの図形を構成する最小単位。ヒナ鳥というひとつの段階が完成した姿、次に進まなければならないステージを象徴しているのかもしれません)。 

小鳥達にはそれぞれの種特有のさえずり方があります。 そのさえずりは彼らの縄張りを主張し、種の継続を高らかに歌い上げます。もちろん、餌を求めて鳴くヒナ鳥達にもその片鱗は伺えます。 3羽はそれぞれに、自分が一番先に食べ物にありつこうと必死です。 一日も早く大きくなって、力を付け、巣から飛び立たなくちゃ! 羽根をいっぱいに広げて! まだ見ぬ森へ、草原へ、高く……。それはヒナ達に備わった本能なのかもしれません。内側から自然に湧き起こる何かに押され、ヒナ達はもうすぐ巣を後にすることでしょう...。


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        一方、この度数に対向し補完する* 射手座23°のシンボルを覗いてみると『入国する移民達』が出てきます。一つ前の度数ではすでに米国内で働いている移民の姿が描かれていたのですが、このシンボルではまだ入国手続きは終わっていないようです。 大きな移民船から自由の女神を見上げた人々。 彼らはこれから新しい大地で築いていく暮らしに夢や希望を持っていたことでしょう。 祖国を捨てて新天地に賭けたのです。不安や緊張はあったとしても、目の前には自由の大地が開けている… 今までとは全く違う人生が待っているかもしれない。いえ少なくとも、それを自分の手と器量でつかみ取っていく可能性がここにはあります。下船を待って列を作る彼らのこころは逸ります。早く船を降りて、自分の足を新しい大地に着けたい! 港では当座の仕事や宿を世話するブローカーが屈強な働き手を物色しています。真っ先に降り立つことが出来れば、それだけ有利なチャンスにありつけるかもしれません。
* デーン・ルージャー(ディーン・ルディヤー)のセオリーで言えば「where to」、つまり放射されたエネルギーがわたし達を貫いて向かおうとする方向。ちなみに前後の度数、たとえば双子座22°や24°の並びは人間の意識による共鳴を反映しつつ変容していくエネルギーの方向を示すという考え方。

        移民としてやってきた人々は、所定の手続きを終え、住む場所をみつけ、仕事を手に入れるまでは大きな忍耐を要求されます。知らない土地には未知の危険が待っています。だから最初のうちは、まだか!まだか!とはやる心を抑え、慎重にいかなくてはなりません。けれどそれと同時に、慣れない土地で自分の人生を切り拓いていくには、強烈に燃える炎のようなエネルギーと意志の力も必要だったはずです。 彼らはそれぞれにこの新天地に降りたって、やがてここで第二の故郷を見出すでしょう。けれどその時が来るまで彼らの内なる炎を支えたものがあったとしたら…もしかしたらそれは…捨ててきたはずの故郷、自分が最後に拠り所とする 「私は誰か?」という問いへの答 — 自らの揺るぎないアイデンティティだったかもしれません。


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        ヒナ鳥達にも、移民達にも、まもなく新しい門出のときが訪れます。 馴染みの無い世界でひとり立ちするときが、もうすぐそこに迫っています。これから先のことは誰にもわかりません。ただ、この先にはくぐるべき門があり、越えるべき壁が立ちはだかっている。それが目の前に迫ってきていることだけは、皆が感じています。

はやるこころを抑え、不安を抱えながら、移民達は何を携えて新たな関門に入っていくでしょうか? 家族や故郷の写真? コーランや聖書? 必死で貯めてきた、当座用のお金?… それとも、身一つで入国し、新しい故郷を自分の大地として、底の底から全てを造り上げていくのでしょうか…あるいは、彼らは小さな船に乗って、難民として命からがら異国に辿り着いた者、護るものなどもう何も無いという心境なのでしょうか?  

        一方、3羽のヒナ鳥達は今、体の奥底から湧いてくる本能的な「促し」を感じています。巣立ちのときが迫っている。その予感、そして予兆。

でも、いざとなると不安です。飛び出したとたんに落ちてしまったら? 天敵が襲ってきたら? 彼らはピィピィピョ〜と鳴きながら、こんな会話を交わしているかもしれません。

『さぁ、飛ぼうぜ!ママやパパみたいにさ!』
『うん! そんなに難しくなんかないよね!』
『そうだよ!よ〜し! ..............じゃ、先に行って』


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  このシンボルは、わたし達にとっても今、可視・不可視のゲートが迫っていることを暗示しています。もうまもなく、何かが再び変わる。何かが始まっていく。そのとき、わたし達はいったい何を携えて進んで行くでしょうか?  過去と未来の狭間に立って、あらゆる可能性の渦に直面したとき、わたし達を動かしていくそれぞれの「核」は何処にあるのでしょう?  

新たな旅立ちへの準備をするには、いったん過去から背負ってきた荷物を降ろし、整理することが必要になるでしょう。家族とともに在っても、仲間と一緒でも、究極には独りであることを受け入れることも必要です。それはこれまで自分が帰属してきた「家」や「共同体」が持つ「パターン」からの新たな訣別かもしれないのだから。 

わたし達は天王星・冥王星スクエアに始まったカーディナル・クライマックスの下で、これまでもサイクリックな旅立ちを繰り返し、ここまで来ました。 けれど、本当に最後の最後に自分の中に残るものは何なのか? わたしは何故ここに居るのか? それぞれに用意されているかもしれないその答えは、たぶんまだ見ていません。
 

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  膨大な時代の流れにあって、これから先のわたし達が実際に未知の世界へと踏み出すにせよ、個としての心理的な体験として経験するにせよ、最初の第一歩を踏み出すためにしなければならないこと。それは自分を「魂の移民」として一度見直してみることなのかもしれません。

それとも、やっぱり3羽のヒナ鳥中の1羽としては、誰かが先に飛び立つのを見てから... のほうがいいかも。自分はまだまだだし。まだ準備が出来てない。親鳥と別れて自分で餌を取るなんてきっと出来ないし、兄弟達とも離れたくない。なんとなく怖い。。 

...でも今の自分にとって「親鳥」って何だっけ? 

もっとしっかりした羽根があればな。大きな鷲や鷹を、誰かやっつけてくれないかな。

あぁ、それにしても自由に飛んでみたい... 飛ぶ。 生きる。 きっと生きるって、そういうことだもの。自分が、自分という一羽の鳥になるために。



でもその前に... ちょっとコーヒーでも煎れようかな。。


あれ? 何だろう? 景色が変わってる.......




eo-galaxy





have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 20:57|PermalinkComments(4)

May 28, 2018

●5/29の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで5月29日23:38前後、北海道周辺で23:44前後、関西方面は23:19頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で22:40前後に射手座8°10'で満月となります。

*今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出
して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【月 射手座 8°→9° ~ 太陽 双子座 8°→9°】
  "Rocks and things forming therein" "An industrial strike"
 『内部で形をなしていく岩石やもの達』『工場労働者のストライキ』
  ↓
   "A mother with her children on the stairs" "A quiver filled with arrows"
 『子供達を連れて階段の上にいる母親』 『矢でいっぱいに満たされた矢筒』
 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~6/13】
 ※満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★自分自身がこころの内で主観的に創り上げてきたプレッシャーを理解する
→★長く拠り所だった基盤の変化に頑迷に抵抗しエネルギーを使い果たす危険
→★徐々に溜めてきたエネルギーの圧力が破壊・創造両方の意味で解放される
→★個人的な閉塞感が「働くこと」に関わる社会的不公平感と結び付く可能性
→★新しい観点に目を開くか、従来のやり方を強化していくかの選択
→★溜まりに溜まった負のエネルギーを出来る限り健全な形で放出していく必要
→★感情的・物質的な不満を無意識に合理化する手段として
  "正義" の名の下に行われるウサ晴らし
→★あちら立てればこちらが立たずの板挟みの中で目前の現実に即した妥協を探る
→★突然のひらめきを得てそれまでの観点や方向性が全く変わる
→★多くの可能性が潜在する中で理想に固執せず今 最善の道を見出す必要
→★失敗や喪失、トラブルの可能性を思い描いて怖れる気持ちを克服する
→★むやみに動かず最適の手段を通して最もふさわしい対象に働きかけていく
→★やり直したり学び直すために、自分にとって今までより楽な環境を選択する
→★あえて一歩下がり二歩進み、また一歩下がりながら慎重に進む必要
→★他者が言い放つ辛辣な言葉を個人的に受け取り不必要に刺激される危険
→★何かが大きく変わっていく中で自分の足許にしっかり根を張りたい気持ち
→★過渡期にあって重要となる、冷静かつ地道で目配りの利いたガイダンス
→★ひとり新たに自らの足で立つという予兆を感じ、揺れないこころを確かめる・・・→

エネルギーのポイント:新月『プライドから解放されて透明になる』
            
            満月透明への道程に必要な厳しさと慎重さ』 

180529FM


★満月期の注意点ずらっと:アスペクトから★

  上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャー、または力付けになるかも?なアスペクトです。かなり多いけど、実際にはもっと複雑。ここはざっと見て大体の雰囲気を感じつつ、もし自分のネイタルに関連しそうな項目があればこころに留めてみてね。

乙女座8°台のオルクス、魚座9°台のネッソスとGスクエアの満月、翌日水星が双子座入り
 これから先のために、溜まりきった歪みに一度区切りをつける。カルミックな澱みの清算または審判。常軌を逸した社会の側面をかいま見る。突然噴出するエネルギーとそれに導かれて起きる出来事に注意 etc.

恒星アンタレスとコンジャンクションの満月
 大きな壁に立ち向かう勇気。剛毅さ。やり過ぎ。好戦的。向こう見ず。thinking fighter。本能的な動き。過度の情緒と衝動性ー火星・天王星スクエアに燃料を与える側面に注意。「身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」的な状況 etc.

蠍座15°台逆行木星・魚座16°台海王星・蟹座12°台金星のゆるいGトライン
6月1日~2日 木星・海王星トラインにT金星がGトライン、OOBの水星が小惑星ニッポニアとコンジャンクト、火星とトライン
月・Nノード・カイロンのゆるいGトライン
 リジッドになり過ぎずタイミング良く「外す」ことの効用。寛容の精神で互いの思いに耳を傾けることから開ける可能性。フェアなファイティング・スピリットを保つ、根底の思いやりと優しさの発露。過去の痛みを脱して本来の自分に還る。または匿名性に隠れた過剰な尊大さという病の拡がり etc.

乙女座4°台小惑星ニッポニアがIC、射手座3°台小惑星プアーがMC、魚座3°台エクスカリバー、乙女座3°台ケンタウルス族リフォノスがGスクエア
    弱者の側に立とうとする使命感。大風呂敷をひろげる傾向に注意。重荷を背負う巡り合わせを感じる。防御や防衛のために常に醒めている必要。自力本願の精神(または協調性に欠ける態度)で境界線を明確に引く。自己信頼 etc.

6月3日 月が水瓶座のSノード・火星のコンジャンクションを通る。フォルスとルシファー・カイロンのスクエア  ~14日の新月に火星がSノードとコンジャンクト
    非常に流動的で変化しやすい状況。どんでん返し。鬱屈と全方向的なフラストレーション。過去の事物の再燃が新しい状況を生み出す。表面からは見えにくい水面下の重要な動き  etc.

6月6日蟹座のOOB金星・山羊座の冥王星が20°台でオポジション(金星OOBは7日に終了)、〜6日 双子座14°台で太陽・水星コンジャンクト、〜7日 水星がOOB入り ~9日 蟹座・山羊座・牡羊座20°〜23°台で金星・冥王星・エリス・グリーヴ・月がTスクエア
    愛・憎こもごもの強烈な関係。力で相手を従えるまたは操縦する試み。どこからともなく湧いてくる悩ましさや物狂おしさ。強烈な影がもたらす創造性。情緒に絡む自己欺瞞や操縦的な人間関係の泥沼。「二つでひと揃いの何か」が崩壊する。怖れに基づいた人間関係。突然の出来事からのショック。哀しみを脱してシンプルな自分に立ち戻る etc.

6月7日~24日 水星がOOB(アウトオブバウンズ/13日~17日最盛期)
 型破りの思考やインスピレーション。妄想的な発想に注意。多様な思考が一度に浮かんでまとまりにくい傾向。窮地に立って意表を突く発想が浮かぶ (ゲリラ的思考)  etc.

6月16日天王星・海王星セミスクエア(この満月あたりからそろそろ発効)
    大規模自然災害。人災。テロ行為。サイコパス的な犯罪。疎外されたという犠牲者意識がもたらす怨恨とその合理化による無差別攻撃。強化された妄想による他罰的な行為。現実感の喪失。リテラシーのさらなる劣化。コミュニケーション・ブレークダウン etc.

そして…
6月14日 双子座22°台で新月!



★5月満月の サビアン・シンボル★

 今回はちょっとメモっぽく書いてみますね。

ベースのシンボル 月 射手座8°内部で形をなしていく岩石やもの達

  → 原文は "Rocks and things forming therein" で、"therein" を「内部で」としてみたのだけど...("therein" は「その場所に」「その中に」または「そのときに」という意味がある)。ここで言う内部とは何処だろう? 普通に考えれば岩石が形成される地中深く。そこは、あちこちと方向を変えながら軽やかに吹きわたる風性(太陽が位置する対向の双子座領域)とは全く異質の領域。 不動に見える大地の下は、恐るべき火と圧縮の世界。

長い長い時を経て無数の動植物や昆虫達の亡骸 — 死 — をも溶かし込み、マグマは固まる。そしていつしか岩、鉱石、貴金属や宝石の原石、原油や鉱泉などの「もの達」が生成されていく...そんな、圧倒的な力の場所。 けれどそれを指すだけなら、きっと「大地」や「地下」を明確に示すようなことばが出て来てもいいはず。けれど使われているのは微妙に謎な "therein" 「その中」ということば。これはこのことばを発したチャネラー、エルシィの中に「すでに見えている」なんらかの場/領域があって、でもそれを表現する「名前」「名付けることの出来る既視の場」が無かったからではないか?とも思える。

「名前の無い場所」の内部で熱と圧力に曝され、次第に「カタチ」を持つようになる様々なもの達。じゃ、そこに描かれる地下世界という名の圧力釜は、わたし達人間の無意識領域だろうか? だとしても、多分それは水性を帯びた情緒的なこころを指しているんじゃない。無数の記憶の断片が地熱で溶け崩れ、日々の経験の中で強い圧力を受け続ける。そしてそれは、いつしか新しい特質 — 意味 — を持ち始め、新しい形 — 思考 — となって蘇ってくる。それはわたし達が忘れ去ってしまった人生の記憶の全てを原動力として、世界と呼ばれる自己宇宙に新たなカタチと意味を与える私的リソースかもしれない。新たな世界観(射手座)の静かなる生成。

そこにはきっと、限りなく燃え続ける生の様々な可能性が潜在してる。そして、死と破壊と腐敗へと向かう、まるで呪詛のような思考のカタチも。 その力は今、わたし達の中で徐々にある形を取ろうとしている。ならばわたし達は、それをどんな意志を持って迎え、何のための原動力として使っていけるだろう?


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      ----> 満月の光(テーマ)の源となる太陽側のベース・シンボルは、 双子座8°『工場労働者のストライキ』。 工場とは大地の様々なリソースをエネルギーに変え、それを使って人間社会と人々の生活に有用な「もの達」を製造するところ。けれど一旦ストライキが起きれば工場を動かしていたエネルギーは突然止まり、不平等や搾取に対する不満のエネルギーが噴出しそれが人々を動かしていく。鬱積したパワーを止めることは出来ない。異なる地層の重なりが圧力となって地震や地滑りを起こすように、階層間格差の圧力は大きな抵抗力となって暴発しようとしている。

工場の経営者はどう対応するだろう? ストライキのリーダーはどんな結末を求めているのだろう? 工場そのものが崩壊し、多くの人々が路頭に迷う結末なんて、おそらく誰一人望んではいないはず。けれど変化は必須に見える。労働者達は「満額回答」を得るまで岩のように頑として一歩も退かないだろう。 今、抑圧されてきた力は怒りとなって解放された。徹底的な抵抗だ! 

では、経営者は? 彼らは工場を護り維持するための妥協点を探り、懐柔のために様々な提案をするかもしれない。 けれどどんなに交渉を重ねても、会社側の提案は満額回答に満たない可能性がある。そのとき、ストライキのリーダーはどうするだろう? 双方が歩み寄り、新たな展望と目標の下に当座のベストと言える結果を導き出せるだろうか? 

  神経戦。タイムリミットは迫っている。そのラインを超えれば双方がエネルギーの源を失い、大きな痛手を負う怖れがある。時が経ち 経営側が焦りをつのらせれば、裏切りという名の切り崩し作戦に出るかもしれない。そうなれば事はネガティブな方向に突き進むだろう。互いの内に煮えたぎる生々しい怒りと敵対心を乗り越えていけるのか? 過去のやり方や古い価値観に固執せず、新しい方向性と新たな選択肢を見出していくことは可能だろうか? それとも、本当は破壊を通して新たに生まれ変わることを... 皆が密かに望んでいるのだろうか?


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メインのシンボル 射手座9°子供達を連れて階段の上にいる母親

  これはひとりの母親と、彼女が育てているまだ歩き始めたばかりの子供達を描いたシンボル。平地では何とかバランスを取ってヨチヨチ歩きが出来るようになったけれど、何段もの階段を昇ったり降りたりするにはまだ足許がおぼつかない... そんな子供達。初めて経験する階段を前にして、昇るにも降りるにも怖くて固まってしまったり、反対にキャッキャと喜んで飛ぼうとしたり... うかつに目を離すと何が起きるかわからない、幼いながら色んな個性を持った子供達。お母さんとしては、うかつに目を離せない状況かな?  でもこれから先、子供達にとって上手に階段を上り下りする術はどうしても必要。しっかり導いて教えなくちゃ。。

この階段を社会に当てはめるなら、それは様々な階層だと言えるかもしれない。そこは子供達にとって、学習の場。初めての経験を様々に積み重ねながら「これはこういうものだ」という認識を身に付け、その場、その環境、そして自分達が生きる社会の価値観や世界をかたち作っている地形 — 高低差に合わせた行動を身に付けていかなくちゃならない。階段を昇ることは、自分の位置が高くなること。階段を降りることは、自分の位置が低くなること。どの段に立つかによって、見える風景もまた違ってくる。それが、わたし達の社会。

上を見ること。下を眺めること。ひとつの段を選び腰掛けること。高く高くよじ登ること。転げ落ちること。数段飛び降りて、居心地の良い場を見つけること。あるいは、まったく別の階段を探したり、平地に降りて寝そべること。これから子供達には本当にいろんな体験が待っているはず。そして今日は、記念すべきその第一歩!


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  けれど狭い階段の上で、いっぺんに何人もの子供達に上り下りを教えるのは大変なこと。愛情をもって優しく導こうとしても、喧嘩したり泣き出す子もいれば、足が震えて抱きつく子もいる。『あっ 待ちなさい!ダメよ!転げ落ちたらどうするの!』『 あぁ、そっちに行かないの!』『ほら、大丈夫だからしっかり立って!』あぁ、手に負えない...。

今、それぞれの「形」を取り始めた子供達のこころ。彼らに何を教えればいいか、母なるわたしにはそれがわかっているはず。そして同時に、どの子も皆同じように、確かな足取りで自由に階段を上り下り出来るようにしてやりたいと思った。それはわたしにとって、熱く激しいこころからの願い... まるで一本の矢が的をめがけて真っ直ぐ飛んでいくように。

でも...。皆を連れてきて一度に教えようなんて、無理だったかもしれない。早く経験を積ませようとして少し焦っていたのかしら。。 どの子も一律に、平等に扱おうとし過ぎていたのかな。 そうだわ。あの子達はひとりひとり違う。そしてそれぞれに異なる、色んな可能性を秘めている。

だから一度にひとり。その子の「今」に合わせて。それぞれの成長度合いを見ながら、その子に見合った高さ、ちょうどのタイミングを計って。 きっとそれが一番いいのかもしれない。まずわたしが、肩の力を抜かなくちゃ...。


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         ----> 一方、満月の光(テーマ)の源、太陽のメイン・シンボルは、 双子座9°『矢でいっぱいに満たされた矢筒』。 原語の "quiver" には「矢筒」の他に「震える」という意味がある。矢筒が矢で満たされるとき。それはいつ何時でも、弓を射る準備が整っているということ。それは新たな戦いの合図かもしれないし、新しい道の始まりを指し示す合図の鏑矢かもしれない。この矢筒は、沢山の矢で満たされてる。「矢」とは、鋭く尖った尖端を持つ武器。そしてきりきりと引き絞られた弓に溜まったエネルギーを瞬時に纏い、空気を震わせながら的(または獲物)に向かって飛んでいく。

では「満ちる」とは? ある限られたスペースの中で何かがいっぱいになって…もうそれ以上詰め込んだら溢れ出てしまうような状態のこと。詰め込むものが「もの」であろうと「力」であろうと「想い」だろうと、今までどおりにそこに溜めておくことはもう出来ない。 矢は射られようとしてる。ならば矢でいっぱいの矢筒は今、何かが静から動へ、不動から変動への瀬戸際まで来ていることを示唆するのかもしれない...。 

  わたしは弓を背に獲物を追う猟師。 気を静め、耳を澄まし、狙った的に集中する。 一本、そしてまた一本。 ターゲットに向かって弓を引き絞り、放つ。 獲物によってはたった一度で仕留めなければ危険なことさえある。だから怖れず、震えず、気配を感じ、周囲と同化すると同時に醒めながら、焦らずに 焦点を定めていく。 たとえ狙う獲物が無数の鳥達の群だったとしても、今 矢筒を満たす全ての矢をいっぺんに射ることは出来ない。

一本、また一本。一期一会の緊張感を乗せて、わたしが放つ矢は鋭く飛んでいくだろう。 それは誰かに向けたことばかもしれないし、ずっと溜めてきた想いかもしれない。もしかしたら、長い間考えてきたことが確固としたカタチを求めて飛んでいくのかもしれない。あるいはとてもシンプルないのちの力の発露だろうか。 何かが、変わっていく。満たされた不動の静けさを破り、わたしは今、動きだそうとしている...。


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        今回の満月が示すテーマは、一見してなにやら社会的(または政治的)な側面(またはノウハウ的な象意)が色濃く描かれているようにも思えます。けれどそれと同時に、社会という表皮の下に拡がる集合意識の広大な地下鉱脈には、わたし達が創り出す「世界」と「人生」がひとつに溶け合い絡みあう、圧力釜のような宇宙が存在すること。そしてそこには全てをひとつに貫いて躍動し続ける、終わりのないリズムが生きていて、今 そのリズムにまた一つ、大きな節目が来ようとしている... そんなこともまた密かに教えてくれている... ような気がします。

古いものが溶け落ち、新しい芽が再び生成されようとしてる。日々激しく動く世界に。あるいは胎内宇宙に。または、ひとりひとりの人生に。 それぞれのタイミング、それぞれの振幅で。 それらがどう育っていくのか? それが良い芽か悪い芽かなんて、きっと誰にもわからない。本当に。

けれど結局、様々なポテンシャルにその都度「名」を与えて意味を持たせ、それを外界に投影し物語を創っていくのはわたし達自身ではなかったか? 

ならば今はただ...自分の中に住むヨチヨチ歩きの子供達にそっと目を向け、さて階段を上るのか下りるのか? どんな旅がふさわしいだろう? なんて、じっくり考えてみるときなのかもしれません。


  サビアン・シンボル(特に改変前のオリジナル)の不思議なところは、時折そのことばに描かれた通りの光景がふいに姿を現したりすることです。今回は「岩」「鉱物」「地層」「火」「熱」「地下世界」「逃げ場のない圧力」「ロック」「抵抗」... あ、それに「温泉」なんかもそのひとつかな? そして「母」「子供達」「階段」や「階層」「昇降」「導き」。それに「弓」と「矢」「飛ぶもの」、「矢筒」「ゴルフバッグ」("quiver"のドイツ語表現だそう)、猟師などなど... 。他にも描かれる動作や聞こえそうな音を思い描くと、短いシンボルの文中に本当に多様な要素が散りばめられていることがわかります。そして、前後のシンボルや対向するシンボルのそれぞれが縦横無尽に交差しあい、人間存在という宇宙を緻密に描いています。それはまるで、よく磨かれた鏡のよう。ということは、読み手の姿もまたそこにはっきりと映し出されるという怖ろしさ...(^_^;。

この満月は、日常の中に一瞬顔を覗かせるかもしれないそんなシンボルの顕れに注意を向けてみるのも面白いかもしれません。

もし何か見つけたら、あなたはそれにどんな意味を与えるだろう? あるいは、全てを透過して果てしない無へと帰していけるだろうか...? 


わたしの物語の創り方、わたしの可愛い子供達。

さぁ、満月の下で。肩の力をフッと抜いて。

そしてまた...再び。 素敵な旅が始まりますように...!



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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


hiyoka_blue at 21:10|PermalinkComments(3)

May 14, 2018

○5/15の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  5月15日21:07前後、北海道周辺で 21:13前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は20:48前後、沖縄周辺では20:18前後に牡牛座 24°36’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 牡牛座24°~25°― 発効期:5/15~6/13 】
    "A mounted Indian with scalp locks"
『頭髪をスカルプロックにした馬上のインディアン』

    "A large well kept public park"
『手入れの行き届いた大きな公園』

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★自分の能力が地に足の着いた本物であること、信頼に足ることを示す必要
→★ひとがどう見ようと言おうと気にせず自分が選んだ道を登りつめる覚悟
→★ひととは違うという意識の強さによって
    周囲のひとびとに投げかける無意識の「上から目線」に注意
→★誰のためでもなく自分自身のために持てる力を証明する必要
→★柔軟な発想と臨機応変の話し方が大きな違いを生んでいく
→★噂話や中傷に折れることなく真っ向から挑みかかろうとするプライド
→★洗練された振る舞いの影に隠された努力とビジョンを構築する力
→★自分がより大きな何かの一部であることに歓びと力を感じて進む
→★他者に自分の力を証明しなければならないという脅迫観念からの自由
→★社会の目や他のひとびとから投影された自分の姿に気付き呪縛から逃れる
→★外界に見せるペルソナを巧みに使って自分の本当の領域を隠し護る
→★ひとつの集団・集合体として皆を束ねる不可視のエネルギーに気付く
→★舞台上の脚光とそれを可能にする舞台裏のハードワークを見抜く
→★多くの選択肢から行くべき方向とそこに潜在する可能性を見分けていく
→★失敗を怖れる根強い気持ちと戦って克服する必要
→★自分自身が本来いるべき場所は何処かという問いへの集中
→★透徹した目で清濁併せのみ、必要に応じて対処していく知恵・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『生来の自分を取り戻し核に回収する』
                    
            今回の新月『プライドから解放されて透明になる』


2013NMFM


★5月新月の星模様(アスペクト)とチャレンジ★


セドナ・アルゴル・カプルス・エケクルス・ニッポニア(とバルカン)とコンジャンクト、魚座のルシファー、エロスとセクスタイルの新月
敵意に満ちた環境に対応する必要、女性とのトラブル、または女性ならではの困難な体験、社会的な父性原理との葛藤と怨嗟、他者への無関心、切り離す(される)こと・喪失することで得る再生の歓び、自然に対し敬意を払う、エロティックな想像力への刺激、苦しみからの逃避としての耽溺、自ら創り上げた「宿命感」からの解放 etc. (この新月がドナルド・トランプ大統領のMC上で起きることは興味深い)

天王星が牡牛座最初のイングレス

火星・天王星スクエア
言葉と行動両面の危険期。人災、事故、脊髄反射・衝動性、暴力犯罪、性犯罪、スピード狂、暴徒、軍事衝突 etc.

天王星・フォルスがトライン
火山噴火、地震などの自然災害、困難や不具合を通じて起きる突然の気付き etc.

蠍座の木星・魚座の海王星がトライン
奉仕や全体の役に立とうとする精神の高まり、信じる対象と同一化したいという願望、サイキック能力やアセンションへの願望、美しい死のイメージ etc.

双子座の金星・パラスと魚座のエロス・ルシファーがスクエア
 金星は6月7日までアウトオブバウンズ(OOB)中。19日~25日前後が最盛期
危険な匂いのする出逢いへの誘惑または計算ずくの恋愛、怖れに裏打ちされた不誠実、一般常識や道徳を超えた芸術表現 etc.

5月16日13:55火星が水瓶座に入居
発明・発見・冒険に向かう革新的精神、方向性の違うもの・ひとを切り捨てる、過去を断ち切る、壁を破壊する、正義の旗を振りかざす etc.

5月21日冥王星・キラルスのオポジション
破壊による無辜の犠牲、若さや可能性を持つ者の死、驕り高ぶる気持ちへの打撃、突然の喪失 etc.
ルシファー・エリスのセミセクスタイルのMPにジュノー、ジュノーに土星がスクエア
人間関係の中でどうしても言えずにいたことを伝えるための覚悟と挑戦、対人関係における怖れの克服 etc.



★★牡牛座の天王星★★

        今回はイレギュラーでサビアン・シンボルから導き出したキーワードだけになるはずだったのですが、新月と同じ日に天王星が牡牛座入りすることからふと思い付き、以前から牡牛座の天王星について書きためていたメモを掲載することにしました。でも土曜日に送られて来たメリマン・コラムの原稿にもやはり牡牛座の天王星についての記述が...! なので昨日のコラムで省略した部分をこちらに引用しつつ、一緒にまとめることにします。メモは時間の関係上、コラムの内容と重複する部分や舌っ足らずな箇所も多くあるかと思います。なので余力があるひとは読んでみてください。まずはメリマン・コラムからの引用をどうぞ。


----------ここから2018年5月14付メリマン・コラムの引用-----------

“日々を生きるということは、そこから生きて逃れるすべは無いということだ。”

― Gordon Morino
  “Choose Your Own Adventure”
  ウォールストリートジャーナル2018年5月11日付


  天王星は2段階にわたって牡牛座入りする。最初のイングレスは今週、5月15日の新月、そしてこれも同日の火星による水瓶座イングレスで形成される牡牛座天王星とのハードなスクエア(不動宮スクエア)と同期して起きる。今年夏の天王星(と火星)の逆行運動によって、天王星は11月6日~7日の蠍座の新月時に牡羊座に戻る。そしてその後順行して来年3月初頭、魚座の新月とともに2回目にして最終的な牡牛座入りを果たし、それから約7年の間在泊することになる。 

アストロロジャーにとって、これは非常に重要な力学を示すものだ。何故なら天王星は混乱と崩壊、予期せぬ突然の変化、それと同時に新たな発明を象徴するからだ。牡牛座はたとえば通貨のような「物」とその「価値」に関連するというだけではない。農業と畜産、とりわけ畜牛にも関連している。また山羊座とともに地球、すなわち土地と不動産をも象徴する。これらの原理を結び付けて考える時、エコロジーや農業および農場経営の領域に起きる新たな技術革新、世界通貨の新基準(または変化)、銀行経営の新しい形態(ブロックチェーン?)の可能性が浮上してくる。

だが、この同じ領域において、重要な混乱と(または)変化が起きる可能性も考えられる。たとえば新たな遺伝子操作が食物の育成と加工法に影響を与えたり、既存食品の味を模倣した新しい合成食品が食肉の地位に取って代わるなどだ。また、地震や火山活動の活発化にも関連する。一般的にみて、天王星の原理(突然で破壊的な変化)はそう簡単に牡牛座の原理と溶け合うことはない。牡牛座は堅固さを好み変化を嫌う。とりわけ突然で破壊的な変化などもってのほかだ。それは地震が起きて好みのTV番組が中途で遮断されるようなものだ。物事は一番都合の悪いタイミングで起きる。そんなわけで、特に突然の変化に対応出来ない人々からは、より多くの不平不満の声が聞こえるだろう。「古き良き時代」へ帰れという叫びがこれまでより頻繁に発されるようになり、ここ2~3年は「古いものへの帰還」が新たにもてはやされる一過性のトレンドとなる可能性がある。

----------メリマン・コラムの引用ここまで----------


【以下、hiyokaのメモより】
  (前回の新月時に書いた「カイロン・メモ」も、もし未読でしたらついでにどうぞ)


★牡羊座天王星時代のわたし達をふり返ってみる★


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  天王星が牡羊座0°に入ってきたのは2011年3月12日の朝、日本中を震撼させた東北関東大震災が起きてからおよそ10時間後のこと。直接的にも間接的にも、その日から人生が変わってしまったひと、世界観が大きく変化して今に至るひとは多いかもしれない。天王星が牡羊座を運行したその後の7年間には、天王星・冥王星スクエアを筆頭に、土星・海王星スクエア、天王星・エリスのコンジャンクトなどなど、エポックメイキングなアスペクトが次々に立ち現れ、世界でも日本でも、わたし達は本当に様々な出来事を体験してきた。

けれど「個の精神」という領域でその底流を見ていくと、そこには常に、多くのひと達にとって日常と化したインターネットを介し世界を駆け巡る「自分探し」「アイデンティティーの追求」「自分という存在の再構築」「"わたし"とは誰なのか」という無意識の叫びが渦巻いていたように思える。(天王星は「平等性」を追求する惑星でもあるが、牡羊座に在泊するとき、それは「平等をもたらす(または提唱する)わたし」として無意識のうちに自らを高みに置く傾向がみられる。)


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  アイデンティティーの追求といっても、社会的な縛りの中に在る自己をいくらでも曖昧にすることが可能なネットの世界では、「仮想のわたし」というマスクを被ることも可能になる。そこでは様々に提供されるツールを利用して「なりたいわたし」になることも出来れば、社会の中で抑えられてきた「怒れるわたし」「惨めなわたし」「醜いわたし」を表現することも可能になった。リアルな日常での対人関係は「見ること」「見られること」で成り立っている。

けれど、ネット世界の交流においては「見られる」角度を自分の手で都合良く切り取り、デザインすることも可能になった。画像であれ動画であれ、そこには裏も側面も存在しない。そしてそれは「わたし」が「他者」を見るときも同じ理屈が成り立つ。見知らぬ他者に出くわし、たまたまそのとき表現された平面から都合よく切り取り、即座に判断(または審判)を下す自由とスピードをわたし達は手に入れた。それはインタラクティブなやり取りの中である種の「軽さ」を伴いつつ参加者全員の暗黙の了解となり、多くのひとびとを見えない糸で繋いでいった。

その一方で、ネット世界での体験はリアルな日常にも多大な影響を与えたように見える。電子世界で手に入れる視野の拡がり、自由さ、大胆さ、便利さ~都合の良さ。そこから入ってくる様々な刺激と多様な想念。その量と質は、わたし達の精神(または脳)にとって、おそらくリアルな日常しか体験していなかった時代とは比べものにならないほど大きなインパクトを持っていたのではないだろうか。


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  たとえば関東東北大震災とそれに関連して世界中を駆け巡った多岐にわたる情報の洪水。その衝撃は、真実もフェイクも含め、牡羊座入りした天王星を介して長い年月を経ながら「わたしの人生」に大きな影響を及ぼしていったと思う。「自分」と「世界」、「わたし」と「外側の世界/社会」、そのどうにもならない対立の構図(牡羊座の天王星と山羊座の冥王星)。わたし達人間の脳は、気付かないうちに歴史上これまでにないほどの多大なストレスに曝されてきたと思う。そしてそれは ― ある側面から見れば ― 人類に対するさらなる進化(天王星と冥王星)へのプレッシャーだと言えるかもしれない。

→ 牡羊座(わたし)の天王星(テクノロジー、境界線の破壊、自由、型破り、スピード、志を同じくするグループ、広範囲のコミュニケーション)とそれを待ち受けていた準惑星エリス(断片化した自己を取り戻すための闘争、自分を排除する者への報復)。今後は山羊座冥王星と牡羊座エリスのスクエア期が待ち受けている ― 2019年4月2日ニアミス、正確な形成は2020年1月26日~2021年8月21日まで計4回。2020年1月16日には山羊座の土星がエリスに正確なスクエア形成。このため2020年初頭~春分図には強い緊張感が漂う。)

        一方、天王星と前後して魚座入りした海王星は「何かを信じること」「同情と憐れみの精神」「犠牲者への共感」というテーマを世界に提示した。それは「高邁な理想」「絶対善の追求」とともに「欺瞞への逃避」や「信じ合うことへの憧れと信じることによる依存」を生み出しもする(魚座の海王星が支配するのは事実の積み重ねに基づく「信頼」というよりは両手をひろげた「無条件の信頼」であり、それは「信仰」に限りなく近い)。


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  魚座の海王星の働きは、個人レベルでも想像力や感受性を刺激することで様々な夢や物語を創り出す。けれど残念ながら、特に集合意識レベルでは、往々にしてネガティブな方向に向かいやすい。海王星の魚座入り以来、天秤座から蠍座、射手座へと進行してきた土星が射手座で海王星とスクエアを形成するころ、世界では大規模な「魔女狩り」の動きが顕著に拡がった。牡羊座の天王星と土星・海王星のスクエアがともに働くとき「嘘や欺瞞であるとわたしが信じるもの」、「悪や不道徳なもの」を排除したいという欲望を刺激する。

ネット上では炎上が日常茶飯事になり、「わたし」という存在を突き進め、確認したいと望むひとびとが互いを刺激し、評論しあっている。「炎上商法」と揶揄されるネガティブ軸からのPR手法は、それが故意によるものか無意識の発露かを問わず、当たり前に見られるようになった。また、ポリティカル・コレクトネスやコンプライアンス意識向上への声の高まり(山羊座の冥王星、魚座の海王星)は、個的な志向性や個性としての属性/帰属意識の主張(牡羊座の天王星)とぶつかり、また溶け合いながら、大きな社会的プレッシャーとなってわたし達の意識に対し根底からの変革を迫っている。そんな状況の中、ポジとネガの絶妙な境界線(土星)を操るマーケティング技術もまた、個人、企業を問わずネット社会を生き延びるための必須のテクニックになったと言えるかもしれない。

けれどこのような経緯の底流には、限りなく拡散し電子化していく世界に在って、対立する側の一切を不信感というフィルター越しに否定することを通じて「そこに確かに立ち、存在する自己」を強固に確認したいという切ないほどの欲動が存在してきたのではないだろうか?(魚座の海王星、牡羊座の天王星とエリス)


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        こうしてわたし達は様々な壁にぶつかり、闘い、あるいは懸命にもがき、怒り、泣き、笑い、ときには逃避しながら、多くの出来事を過ぎ越してきた。そして今、牡羊座の天王星の時代が過ぎ去ろうとしている。でもわたし達はいまだに真の自己を発見したとは言い難い。それでもこの7年間の体験と様々な出逢いは老若男女を問わず、わたし達を「わたしはここに在る」という根源的な衝動に導き、改めて「個の可能性の果てしない追求」を迫って来たのだと思える。

天王星はこの秋から来年春にかけて、再び牡羊座に戻って来る。天王星の公転周期は約84年。ならばそれがわたし達にとって、おそらく生涯最後の牡羊座天王星体験になる。何かを確実に破壊し、新しい流れを促進していく天王星の下で牡牛座のテーマを探求する旅のとば口で、わたし達はそのときもう一度、自らの原初的な在りようを確認することになるのかもしれない。


★ここで牡牛座が持つ特質を考えてみる★

  • 資産、土地、農業、畜産、銀行、金融機関、美容(健全美)、審美眼、所有や保存という概念、長期の投資などを支配
  • 心身共に地上で生き残るための安全性、安定性の確保、そしてサバイバルに重きをおき、保守的で急激な変化を嫌う(突然の変化に直面するとパニックが起きやすい)
  • 外面的にはゆったりとした落ち着きを持ち、確かな美的センスを携えながら、こうと決めたことには多大な集中力を発揮する(美や心地良さは安定のために必要不可欠な要素)
  • 用心深く、触って確かめられることが重要 ― 自分のテリトリー、自分の物、自分の価値観、自分のペースを護ることが必要
  • 押し付けられることを嫌い、追い詰められると防衛的になって頑固に抵抗する
    →石橋を叩いても渡らず叩きすぎて割ることさえある
  • 特に物質欲が強くなくても、損をする(させられる)ことを嫌う
  • 「こころ」と「体/モノ」が一体であるというこの世界の本質を深い部分(潜在意識)で知っている


  霊性を探求するアストロロジーにおいては、牡牛座の怒りが深み/芯に達したとき、それはマグマとなってこころの地下世界に蓄積されるという。これは対向の蠍座に示唆される具体的な執念というよりは、地下の霊的鍛冶場でひとり働くヴィーナスの夫、火と鍛冶の神バルカンのふいごによって純化され、黒煙とともに燃え上がる地下世界の炎となって人生に何らかの「かたち」を生み出すために使われていく。牡牛座はこの世界に生まれ出るにあたって必要な「かたち」と出会い、それを得て鍛え上げていくというテーマを持っている。このバルカンは未発見の仮想惑星で、水星軌道のわずかな乱れ(近日点移動)が観測されたことから、より内側を周回するはずの未発見の惑星として19世紀に提唱された。しかしその後も発見には至らず、今では存在が否定されている。けれど霊的探求を第一義とするエソテリック・アストロロジーにおいては、牡牛座を支配するのは金星ではなく、この仮想惑星、火と金工と炉の神バルカンだ(軌道計算によるエフェメリスを持つ)。そしてその究極のテーマは、鍛え上げてきた「かたち」をついに離れ、そのエッセンスのみを携えて生きていくのだという。鍵となることばは「意志」だとされている。


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        そんな牡牛座に、全ての壁や境界線を破り、自由と変化を欲する未来志向の天王星が入居するとき、世相には牡羊座天王星(とエリス)のアイデンティティー分裂と模索の時代には見られなかった新たな葛藤が生まれるのではないだろうか。

一方、集合体レベルの雰囲気としては、山羊座の土星と冥王星に対し、牡牛座の天王星が地性トラインの関係であること、2018年6月~2019年5月には牡牛座の天王星と魚座の海王星のセミスクエア(フォーキャスト/マンデーン2018参照)が計3回起き、新しい形のグローバル犯罪や騒乱への不安が高まると考えられることから、安全と安定を志向する傾向が強まるかもしれない。平穏と安全のための保護を求める声は、これまで見られた個の権利への叫びやオーソリティー的存在(または体制)への抵抗など、独立独歩の牡羊座的な反抗衝動に匹敵する勢いを持ち始める可能性がある。人々は的確な統治のためにドラスティックな変化を求める一方で、聞こえの良い机上の理念よりも、実質的な経験知の裏付けを求めるかもしれない。もしそうであれば、良好な経済とともに国内の情勢が「安定」していると見なされることは、国家のブランディング(または国際社会におけるステイタス)にとってこれまで以上に不可欠な要素になると思われる。



★前回の牡牛座天王星時代をかいつまんで
(wikipediaなどを参考に...)


        ところで牡牛座の天王星時代を考えるには、やはり以前の歴史を概観するのが一番ヒントになるかもしれない。前回天王星が牡牛座入りしたのは1934年半ばごろのこと。そして同年10月に一度牡羊座に戻り、1935年春に再び牡牛座入りしている。

        経済的背景としては、1927年(牡羊座の天王星・エリスのコンジャンクション)ごろの予兆を経て1929年秋(10月25日「暗黒の木曜日」)に勃発した株式市場の大暴落に端を発する世界大恐慌がある。そして1934年、この世界的不況を克服するために当時の米国大統領ルーズベルトはニューディール政策へと舵を切った。彼は統率者としての力を最大限に奮って矢継ぎ早に景気回復と雇用確保の新法を成立させ、大胆な金融緩和を行う。ニューディール政策は、それまでアメリカの歴代政権が取ってきた、市場への政府の介入も経済政策も限定的にとどめる古典的な自由主義的経済政策から、政府が市場経済に積極的に関与していく政策へと転換したものであり、第二次世界大戦後の資本主義国がとった経済政策に大きな影響を与えたと言われている。後に元FRB議長ベン・バーナンキは『大恐慌期からの回復・デフレ脱却には、金本位制停止(牡牛座の天王星)による金融緩和の実現可能性が寄与した』としている。これによって政府の財政支出は大きく膨らみ、1934年以降は景気も回復傾向となった。そして連邦政府の権力は強大化していった。


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  けれどその後に実施された増税と金融引き締めにより、1937年には再び景気が落ち込むことになった(現在のFRB による金融引き締めや日本の消費税増税が気になるところ)。 ニューディール政策に否定的なミルトン・フリードマンによれば『1929年〜1933年と1933年〜1941年の期間は別に考えるべきだ。大恐慌をではなく大収縮を終わらせたのが銀行休日、金本位制からの離脱、金・銀の購入計画などの一連の金融政策であったのは間違いない。だが、大恐慌そのものを終わらせたのはつまるところ第二次世界大戦と軍事支出なのだ』と指摘している。

        一方、1934年のドイツではヒトラーが台頭。世界大恐慌による経済の悪化、領土と資源(植民地)、権力と権益を巡る各国の複雑なせめぎ合いの歴史を背景に、世界は第二次世界大戦へと突き進んでいった。第二次世界大戦は1939年9月1日、ドイツ軍のポーランド侵攻によってその口火が切られたとされている。
逆行の天王星が牡牛座21°台で牡羊座の木星とセミスクエア、乙女座の海王星、山羊座の火星とグランドトライン形成、月のノード軸に獅子座の冥王星がTスクエア、月のSノードに土星とネッソスがコンジャンクト、このとき小惑星がらみではカイロンとフォルスのオポジションに小惑星ニッポニアがTスクエア

ちなみに日本は1930年、世界大恐慌の直撃を受けて大量の失業者が出たことを皮切りに、追い討ちをかけるように冷害による凶作が続き、各地で深刻な飢饉が起きていた。農村では大量の餓死者、一家離散、娘達の身売りが相次いだ。そして1934年には歴史に残る「昭和東北大凶作」が起き、満州事変、支那事変など切迫する国際情勢のただ中で国内は疲弊する経済とかさむ国防・軍事費に喘ぐ状況に陥っていた。貧富の差は拡大し、木の実を動物と争うまでに深刻化した飢餓に苦しむ農村では、多くの若者達にとって軍隊に入ることだけが生きのびる道だったと言われる。(これは又聞きなので真実かどうかは不明だけれど、昭和天皇は日本が戦争へと突き進んだ時代を後になってふり返り「あの飢饉さえ無ければ、日本はもっと違う道を歩むことが出来たのではないか」と回顧されたという。)そんな中、1936年2月26日には軍部や政財界の腐敗、農村の困窮を是正するための天皇親政を旗印に、陸軍青年将校達によるクーデター未遂事件、「二・二六事件」が起きている。
牡牛座の天王星と水瓶座の金星がスクエア、蟹座の冥王星と牡羊座のネッソス(カルマ)がスクエア、牡羊座の火星とエリスがコンジャンクト、魚座の土星と牡牛座のニッポニアから天秤座のキラルス(前途ある若者の死)にYOD、牡羊座の火星・エリスと双子座のオルクス(審判)から蠍座のパラス(政治)にYOD etc.

そして1941年12月8日(現地時間7日早朝)日本は真珠湾攻撃に踏み切り、大東亜戦争(太平洋戦争)の幕が開けた。
天王星と土星は牡牛座終盤を逆行中。射手座の太陽と双子座の木星・アスボルス・オルクス・BMリリスが原子力アクシス上でオポジション、月のノード軸に対してはグランドスクエア。太陽と小惑星ニッポニアがセミスクエア、水星(飛行体を示唆)・冥王星がトライン。12月8日当時、天王星・土星はオーブ4°。天王星は8月に双子座に初回イングレス、10月に牡牛座に戻り、1942年5月初頭に牡牛座29°で土星・天王星合、その後天王星と土星は5月中旬に揃って双子座入りしている。この辺は大日本帝国憲法発布時の日本始原図と照らし合わせると非常に興味深い。

        そして1945年8月15日正午。玉音放送により、日本は敗戦の日を迎える。
月のノード軸に対し海王星・カイロンとエリスがグランドスクエア、双子座で火星・天王星がコンジャンクト。太陽とNノードから山羊座のフォルスに変形YOD、木星とアスボルス(サバイバル)がスクエア etc.

        実際には数巻にわたる本でも網羅しきれないほどの激動の歴史を、ものすごく端折ってしまったし、他にも数多くの要素抽出のしかたがあると思う。それでも、前回の牡牛座天王星が(他の遅い惑星達の動きと連動しつつ)当時を生きたひとびとに提示してきたテーマとは何かを考えるヒントはこの中にも埋もれているかもしれない。

けれど当時を肌で感じることの出来ないわたし達は、天王星が牡牛座から双子座へと運行していった過去の時代を軽々に判断して決めつけることは出来ない。歴史を密に見ていけば、現代にも通用する反省点がきっと多く見出せると思う。それでも、おそらくそこには善も悪もない。権力者であろうと庶民であろうと、それぞれに抱いた世界観の内で幸福を願っていたろうと思う。だから今の時点で個人的に出来ることといえば、ただ星々の力に突き動かされる膨大な世界想念のうごめきの中、どうしようもなく"もっていかれる" しかなかったであろう、個々のひとびとの人生と、そこに投影されている今の「わたし」を想うのみだ。


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        とはいえ、同じ星座宮に84年ぶりに同じ惑星が入居したからといって、必ずしも似たような歴史が繰り返されるわけではない。市場や景気の動きは一定の法則に則るとしても、そうした出来事を巡る人々の精神状況は時代によって異なるし、他の様々な惑星のサイクルも異なっている。だから今後、前回と全く異なる経緯を辿っていく可能性は高い。

今現在、世界は6月12日(トランプ大統領の誕生日2日前)にシンガポールで開かれる予定の米国大統領と北朝鮮の最高指導者 金正恩氏との非核化(日本にとっては拉致被害者問題も関わる)会談の行方、米国のイラン核合意離脱、シリアと中東をめぐる問題、独裁体制を強める中国の覇権主義への懸念、保護貿易問題、FRBによる金融引き締めがもたらす経済への懸念、休みなく続くテクノロジー&サイバー戦争、英国のEU離脱問題などなど、全ての要素が複雑に絡み合う問題が山積している。

IMFが4月に出した経済見通しでは、世界経済は今後2年はおおむね堅調な成長が続くという予測だったものの、力強い成長局面が終了する種はすでに蒔かれており、その後2020年代に入ると成長は鈍化する怖れがあり、貿易戦争が激化すれば経済成長は脱線しかねないとされている(Bloomberg 2018年4月17日付)。 夏至から今年の夏に起きる3回の蝕、その前後を中心に集合心理的にも厳しい星回りが続くことから、表面的な平和ムードに期待をかけることは出来ないかもしれない。
(ちなみに6月12日の米朝会談当日の太陽は、朝方から双子座21°台に入る。メインのサビアン・シンボルは『バーン・ダンス』。B.ボヴィは対向度数との関連から「ダブルスタンダード・コミュニケーション」、「互いに異質な観点を持つことからの誤解」という微妙な解釈を与えている。表面上はともかく、後にどう展開していくのか? 一筋縄ではいかない複雑な攻防を感じさせる度数が来たように思う。)


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        けれど、個人レベルのわたし達が世界の行方を考えるときにおそらく一番重要なポイントは、実際の事象がどうなるかというよりも(あるいはどうなるのであれ)、過去の歴史を創り、その後も連綿と受け継がれて今に至る「集合意識のエッセンス」についてまず思いを馳せてみることではないかと思う。

(...ここでちと余談。投資家にとって事象予測は転ばぬ先の杖だけれど、それはファイナンシャル・アストロロジャーの領域となる。また、世界をめぐる経済のシステムや舞台裏の情勢に精通しないまま(つまり自分のこと^_^;)、あれこれとマンデーン・アストロロジーで予測を立てたとしても、居酒屋の政治談義以上のものになるとは考えられない。欧米のアストロロジャーの中にも、自らの政治イデオロギーに引き寄せるような星読みをするひと達は多く存在する。どんなに優秀なアストロロジャーであっても、どんなに尊敬すべき地位にあるひとでも、つまるところひとりの偏った人間に過ぎない。これもまた牡羊座天王星の下、ネット世界という鏡を見ながら学ばせてもらったことのひとつだ。至極あたりまえで、でもとても重いことのひとつ。この世界で人間の肉体をまとって生きる限り、誰ひとりとして完璧にバランスのとれた存在などあり得ない。偏りを引き受けて、わたし達はこの世界にいる。どこかが突出し、どこかが凹み、あり余る何かに翻弄され、足りない何かを欲して苦悩しながら。そんな思いの中、わたし自身はあくまでパーソナルな探求というスタンスを守りつつ、マンデーン的な視座を通して出来る限り "偏らずに" 物事を見ていきたいと願っている。とは言っても、結局は個としてのフィルターがかかることからは逃れられないのだけど...。)


  わたし達が日々を生きながら創り上げる集合意識は、再び同じ惑星テーマの刺激を受けて、似たような領域の葛藤を体験するかもしれない。そしてそこから湧き起こる情動に翻弄されながらも立ち向かい、新たな物語を創っていくことになる。地表をなぞるように生きていくのか? それともわたしという休火山の地下深くに黒煙を噴き上げるたたら場に降り、自らのマグマがどのような「かたち」を取りたがっているのか、その轟々たる音に耳を傾けながら生きるのか? わたし達の中に眠るレイジング・ブルは、これからの約7年間、何を護り何を目指して大地を蹴るのだろう?


★で、とりあえず今回の牡牛座天王星時代を軽く想像してみる
  • 利便性(実用性、自動性)と安全確保、犯罪防止の必要性に付随して富の確保のために巧みに収集される個人情報
  • 心地良さ、健康増進、安全さ、豊かさと利便性向上の目的で駆使されるテクノロジーの力と新しく脚光を浴びる経済分野
  • 経済活動と密接に結び付くSNSの新たな形態と自己表現/コミュニケーションの方法
  • 本人確認や身分証明のさらなる電子化
  • ロボットや電子制御の家事・日用品などを通じても統制が行われる可能性?
  • モノ離れとモノへの回帰、レトロ&ビンテージ志向

        たとえば一般にテクノロジー犯罪の温床という印象を与えてきた暗号通貨は、しかるべき統制または規制強化によって大衆にも受け入れやすくなり、電子マネーの一部として一般化していくかもしれない。銀行の業務形態も大きく変わっていき、日常生活でも。その場合「物の価値」「重さ」がより不可視化されていく結果として集合体の精神もまた影響を受けると考えられる。電子化ネイティブ世代の台頭によって徐々に人間の意識が変革されていくかもしれない。それは新たな「悟り精神」かもしれないし、あるいは人類にとってのある種のゴースト化かもしれない。持っていないのに持っているように錯覚する。持っているのに持っていない不安に駆られる。これはおそらくひととひととの繫がりにも言えそうだ。相手との距離感が瞬時に変化する。軽いとかいうより、微細な電子がランダムに飛び交って瞬時にひとやお金のかたちを取り、瞬時に雲散霧消する...そんな感覚に近いのかもしれない。

天王星が牡牛座を運行する時代に、上記のような不可触から不可視への流れがもし明確に浮上してくるとすれば、ソーシャル・メディアの収益化はより高度に複雑になっていくと思われる。一方その反動として、人々の欲望は自分探しと承認欲求からもっとフィジカルで実際的な欲動へと移行していくかもしれない。バイオテクノロジーによって穀物や野菜の栽培が効率化され、クリーンで味わいも良く、美しくデザインされた品種や収穫量の増加などが見込める一方、昔ながらの有機栽培に戻ろうとする動きが活発化したり、自然の法則に帰ろうという声も高まるのではないだろうか。


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   土地、食物、お金、モノの所有形態(新機軸の発想による共有化?)といった日々の暮らしに不可欠の要素に対する価値観のラディカルな変化の中で、自分の価値観を再確認し護ろうとする心理、個の資産の保全と自他(または自己が帰属する基盤となる社会)の境界線を明確化したいという願望(山羊座の土星との連動)、非物質的なデータによって常に繋がることへの疑問、不安、不満は牡牛座精神を不安定にしやすい。原点回帰、レトロな事物のリノベーション、過疎化し廃村となった地域への集団移住を試みる動きなどが勢いを増していくのかもしれない。


  • 生存の原点部分にまでテクノロジーの力が入り込んで来る(生命科学の実用化)

        牡牛座はリプロダクションとしての生殖行為を司る。ただし対向の蠍座が支配する自・他の死を通した溶融願望としての性行為とは異なり、自己の保存と再生産という意味が強くマスターベーション的な原理であることに留意しておく必要がある。

エコロジーの観点からは、世界的な絶滅危惧種(鳥や動物など)を復活させるために、遺伝子操作技術が駆使されるようになるかもしれない。 その一方で、疾病予防、生まれ持つ資源(美・才能・身体能力・若さなど)の優位性を高める需要の増加から、遺伝子操作(デザイナー・ベビー、またはクローン・ベビー)実用化への流れが一方で加速し、その反動として倫理的規制の強化や統制を望む声が強まるかもしれない。そしてそれに対する抜け道も用意されそう(山羊座の土星・冥王星とのトラインに木星も参加してくる/もし力のある独裁体制国家などで人的資源のテクノロジーによる改良の動きが浮上すれば、世界的な倫理規制が決壊する可能性が出て来るかも?) こうした方向性は今、多くのわたし達にとって抵抗感を強く感じる物事のひとつだと思う。けれど人間の倫理観は長い時を経て変化していく。世代が代わり、それこそが人間にとってサバイバルに繋がる方向だというコンセンサスがもし生まれるなら、それほど意識もしないうちに世界が変わる可能性はあるかもしれない。天王星は科学的思考を支配する。天王星は境界を軽々と越えていこうとする。そして天王星は牡牛座の後、風性と思考の星座宮である双子座へと進んでいく。では、2025年3月まで魚座に留まる海王星は...いったいどんな理想を映していくのだろう?


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  また「精神」と「電子機器」の融合という流れは現在も見られるけれど、天王星牡牛座時代は「体」と「電子機器」の融合という「夢」に向かおうとする本格的な動きも出るのではないだろうか。以前ロボット開発に関するウォールストリートジャーナルのドキュメンタリーを紹介したけれど、まだ実験的とはいえ、すでに社員にマイクロチップを埋め込む企業が存在する現在。資産データや身分証明を体内に融合させることで互いを認知したり、ヴァーチャルリアリティと実在のさらなる融合 ― 人間存在の感覚的電子化、肉体を持つAIとの交流など、近未来SFのような流れを実用化すべく真剣に議論される日はそれほど遠くないのかもしれない。少なくとも今の脳科学の方向性を追求していけば「わたし」という存在の揺らぎをかいま見ることが出来る。牡牛座が望む「触れるリアリティ」の存在を脳に錯覚させることは、今やそれほど難しいことではないという。ならばそれは、さらなる安全と安心、さらなる心地良さと美の追究のために推進されるのかもしれない。

また、永遠の若さや美、健康を求める願望も刺激されやすいことから、薬剤の世界にも新しいテクノロジーによるイノベーションが起きるかもしれない。あるいは牡牛座が畜産や精肉業を支配することから、化学飼料の進化による肉牛や乳牛の「増産」が試みられたり、飢餓を救うための人工食肉が開発されたり、畜牛の飼育法に新たなテクノロジーが応用されるのだろうか。ただし巨大工場化した食肉産業や薬漬けの食品、動物を食べることへの忌避感、エコロジー意識から、ベジタリアンやヴィーガンに転じる人々がさらなるトレンドになりそうな気もする。

ただ、食の問題は人間の生にとって根幹となる問題だけに、それが生理的嫌悪感や未解決の感情と結び付いてイデオロギー化するとき、新たな争いの火種になる可能性もあり得る。何故なら、今のところ米国などを見るかぎり、菜食主義を貫くことが可能なのは生活に余裕のあるリベラルな人々が圧倒的に多く(米国では暗にシャンパン片手の社会主義者とも呼ばれるセレブリティ達がヴィーガンの草の根トレンドを牽引しているとも言われる)、そんな風潮もまた米国内の政治的分断とオーバーラップしているように見える。そこに存在するのは、様々な善良さや多様な正義が互いに死ねとばかりに拳を振り上げる非実在の「戦争」と、欺瞞や冷酷さに満ちた「平和」の姿だ。こうした流れを追い続ける限り、きっと世界に流血が絶えることはないだろう。


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        おそらく「主義」が「主義」であるうちは、何事も解決しないのかもしれない。牡牛座の究極は、ただ「そう生きる」。自分という「かたち」を得てそれを鍛え、やがてはそこからさえも離れていく。燃える風に向かって。美も富も安全さえも、今は自分という胎内宇宙に凝縮されたエッセンスでしかない。押し付けもせず、押し付けられもしない生き方。自らの足許を固め、内在する槌音を聞きながら、モノ・体としての自分を深く感じ、その意味を噛みしめ、味わう。

わたしはここで、一体何をどうしたいのか? この世界特有の、限られたいのちという祝福を、いったいどう使いたいのか? 足下で燃えたぎるマグマは、多分それを知っている。天王星は、自分自身を含めた一切の過去のしがらみからの自由を目指す。そしてその目的に向かうときだけ、歓びをもたらす。

それは牡牛座の天王星が突き付ける分かれ道 ― 固められた地表に座りこみ、そこに自分の名を刻むように生きるのか、溶けてたぎる地下のマグマに触れるような生き方をするのか ―  のいずれかを選択するということなのかもしれない。


        これから約7年間の天王星牡牛座時代。それは大いなるグレート・リセットの時代、その中枢部。ならばきっと、個人としてのわたし達自身にもまた自分をリセットする機会が訪れる。たぶん、捨てるのとは違う。ただ、全てがかたちを持たないエッセンスに還っていくだけ。必要にかられて。あるいは、自らの強固な「意志」によって。ならば旅の醍醐味は、いよいよこれから。

強くて頑固で、それでいて優しい目をした牡牛が抱く、キレッキレの天王星。彼が囁きかける、ときに激しく、ときに奇妙なことばをそっと受けとめたい。さぁ、とにもかくにも、出発しよう。燃えたぎる火の意志とともに。


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have a great trek!!!★



次回の満月記事はきっと超短縮版になると思います。
hiyoka(^_^


hiyoka_blue at 22:58|PermalinkComments(0)

April 29, 2018

●4/30の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】
5月いっぱいはもしかしたらブログ記事を書く時間を取れなくなるかもしれません。

メリマン・コラムも新月・満月も、抄訳や短縮版になったりお休みを入れたりと、イレギュラーな感じになるかと思います。(書きたいことは沢山あるのだけど...)お休みするときはその都度お知らせを入れるつもりです。
楽しみにしてくださる方、すみません! m(_"_)m 

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで4月30日10:17前後、北海道周辺で10:23前後、関西方面は09:58頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で09:28前後に蠍座9°38'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 蠍座9°~10° → 太陽 牡牛座9°~10°】
  "Dental work" "A Christmas tree decorated"
『歯科治療』『飾り付けされたクリスマスツリー』

   "A fellowship supper" "A Red Cross nurse"
『仲間内の夕食会』『赤十字の看護婦』
 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~5/14】
満月の場合、1週間~数日前から前倒しで感じられると思います。

→★目にしたこと耳にしたことをうのみにせず よく咀嚼していく必要
→★自分が今何を言っているか、口から出ることばに自ら耳を傾け把握する
→★歯、骨、食事、栄養、消化に関わる問題に注目し体を休める必要
→★見えにくい重要な問題の核心が見過ごされ真の意味を掴めなくなる危険
→★共通の伝統を分かち合うことの難しさとその渦中で感じる見えない孤独
→★一員として受け入れられるために作る懸命な笑顔
→★つつがない会話の中で創られる無意味な物語と空虚さに気付く
→★「与えること」と「受け取ること」のバランスにまつわる不安の克服
→★過去の共通体験を分かち合うことで共感とわだかまりの解消を図る
→★共に厳しさを乗り越える、または「同じ釜の飯を食う」ことの価値
→★自分が生きていく上でのシンプルな基点に立ち戻って人間関係を見直す必要
→★「血は水よりも濃い」という観念を裏付けるような光景
→★思考も感情も立場や敵味方もなく無条件で手を差し伸べる咄嗟の行動
→★個人~家族~社会~集合体を複雑に繋ぐ不可視の想いの糸を感じ取る
→★様々な差異や世界観の相違を貫いて進む一本の筋道を見出す挑戦・・・→

エネルギーのポイント:新月『生来の自分を取り戻し核に回収する』
            
            満月『人間関係の深みから存在の原点を見つめる』 

180430FM



★4月満月の星模様とチャレンジ★
上記シンボルのテーマを背景として、瞬間的に個人や集合体の無意識へのプレッシャーになるかも?なアスペクトです。

MCに水星 ノード軸・セレスとGスクエアの満月 太陽・月・レンポ、土星、オルクス(とアラウン)のカイト(オルクス、レンポと月がパラレル)太陽・土星・オルクス・ネッソスのカイト 太陽・月・土星・ネッソスのクレイドル 火星・冥王星コンジャンクションがエリスにスクエア  月、土星から金星(小惑星ピティア)にYOD 金星、オルクスから火星・冥王星にクァドリフォーム 火星・冥王星、エリスからオルクスにクァドリフォーム 火星・冥王星とレクイエムがオポ 火星・冥王星からエケクルスにトライン 海王星とケルベロス、ウツィロポチトリがコンジャンクト カイロン・ジュノーとフォルス・マキャベリがスクエア R土星・ネッソスがセクスタイル 木星・ニッポニアがオポジション

5月15日 牡牛座の新月!(山羊座・牡羊座最終度数で火星・天王星がスクエア ~16日 水瓶座・牡牛座0°台で正確なスクエア)前後はラディカル&暴力的な言動や衝突、アクシデントに注意

アスペクトから抽出したキーワード
(多くなってしまったけど、ざっと見て大体の雰囲気を掴んでみてね)

知力の限りを尽くして暴発しやすい状況を抑え最善のコミュニケーションを図る 怖れのせいで長い間言えなかったわだかまりについて話す、または突然の感情の高まり 目的のために手段を選ばない行動 母性がもたらす優しさと激しさ(聖性と魔性)から自由になる挑戦 自分の思考や感情の癖を徹底的にふり返り調整していく 気分の上がる催眠術的ムードの中で眠らされずに目を見開いていられるかの挑戦 気まぐれで移ろいやすい気分、過去の亡霊が顔を変えて蘇り影響を及ぼす、正義と悪の取り違え、カルマの支払い時、制裁と復讐 こだわり過ぎが生む悲喜劇 集団の暗黙知に従うことで安全を確保する 死、疾病、悲哀、嘆きとそれを悼むこころ 何がなんでもこれだけはやり抜くという決意から生まれる力 裏に隠された妨害、策略、スパイ行為、スケープゴート 本能的衝動と社会的ふるまいとの衝突、マニアック、ねじれたファンタジー サイキック、予感、または薬物やアルコールへの耽溺 踏み込めば後戻りが出来ない隠された(排他的な)境界線 家系にまつわる因縁とその風化を見る 露わになる事実、物事の展開が急加速する、興奮、突然のインスピレーション 心臓発作、不整脈、動悸、血流に注意 自然災害、事故の可能性、自分のこれまでの習性を変える必要(ムーン・ウォブル成立)などなど...


〜白昼のハデス・ムーン〜

        このところ、けっこう厳しいアスペクトのルネーションが続いてきたように思います。そして今回は…上に挙げたように、複雑なアスペクトがてんこ盛り状態の満月図です(チャートには全ての小さな惑星は掲載していません)。ちょっとキーワードを出し過ぎたと思うけれど、社会の動きや日々の暮らしの中、ありとあらゆる物事が見えない蜘蛛の糸で繋がっている感じ。細かい因果の網が張られてるような。。 ある一角で木の葉がちょっと揺れると、一見何の関係もないような遠い街で誰かが石に躓いたり、そしたら何処かで机がひっくり返されたり、突然天から雹が降ってきたりとか...(変な例えだけど)。


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  目に見えない様々な意図と意志がぶつかり合い、相乗効果や反発力となってわたし達の潜在意識に作用し、みんなで全体の雰囲気と流れを創り上げていく。そのメカニズムは常に変わらないとしても、今回はなかなかに濃密です。でも、濃密なのにどこか捉えどころのない、不可思議さもあります。世の中は緑あふれるゴールデンウィーク。久しぶりにのんびりしたり、楽しい旅行に出かけるひとも多いでしょう。けっして真っ暗闇じゃない。明るい陽光だって見える。けど、何だろう?どこかヒタヒタとほの暗さが付きまとってくるような? フッと感じる何ともいえない感覚。。

  よく見ると今回の満月図では、ダークさではお馴染みのエリスやネッソスと共に、冥王星を大ボスとするオルクス、アラウン、レンポ、ケルベロスといった冥界魔界の小惑星達がアスペクトの要所に顔をのぞかせています。なので彼らが強力に月を彩っていることもその一因かもしれません。 遅いモーニング・コーヒーを飲みながらふと視線を感じて見上げる空。そこには居ないはずの月がうっすらと白く映り込んで、わたし達をじっと見下ろしてる... 「あ、居たんだ。。 うん、生きてるから。大丈夫だよ」 ふぅっとひと息吐いて。吸う息とともに、少し微笑んでみた...。


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  この満月期はちょっとサイキックな味わいもあり、ひとによっては何かを予感したり夢を見たり、「気」を感じやすくなることもありそうです。冥界の魔王達は、鬼にもなれば友にもなり得る存在。邪には邪を、透明さには透明さを、じわーんと映し返してきます。邪には、負けない。だからお腹を冷やさないで、食べ物はよく噛んで呑み込もうw。



        ところでレンポって小惑星は初耳...というひとも多いと思います。なのでこの機会にちょこっと紹介しますね。2017年10月5日、今まで名前の無かったカイパーベルト・オブジェクト/冥王星族の二重惑星(または三重惑星)「1999TC36」にとうとう名前が付けられました。それがレンポ(No.47171)です。この小惑星は冥王星と並ぶ準惑星級の大きさを持つとも言われ(おそらく3天体の大きさを1つと見なす説)、主星とほとんど同じ大きさのヒーシという相方と相互に廻りあいながらパハという衛星を持っています。公転周期は245.48年(冥王星は247.7年)で1周期のほとんどを海王星の外側で過ごしますが、一時期海王星の軌道を横切って内側に入り込みます(楕円軌道)。近日点は牡牛座第1ディーカンあたり。


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  ってことは... 今回牡牛座の太陽とコンジャンクトするレンポ(しかも対向の月とパラレル)は、わたし達に一番近付く位置に来ているんですね。また、レンポの発見チャート上の月のノード軸はこの満月のノード軸にオーブ0.5°でコンジャンクト。何だか満を持したようなタイミングでわたし達の前に顕れたような気さえしてきます。


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        じゃ、レンポとは…? それはフィンランド神話に出て来る悪鬼の名です。気まぐれで予測不可能で、意地の悪い危険な存在。仲間のヒーシ、パハと共に英雄ヴァイナムイネンを倒した悪霊でもあり、生き物達に取り憑いて破壊的な存在に変えてしまうとも言われています。けれどレンポの神話をよく調べてみると、その悪名には複雑な経緯が隠されていました。

11世紀に入り新宗教としてのキリスト教が入って来る以前、ペーガンの流れを汲むフィンランドの古代神話において、レンポは空からやってきた「火の女」でした。そして「愛と豊穣の女神」「聖なる火の女」として礼拝されていたそうです(今でもレンボエと呼ばれる地には古代礼拝堂の遺跡があるのだとか)。フィンランドのアストロロジャー、キルスティ・メールトが紹介する神話にはこうあります。

『昔々、目では見ることの出来ない世界から火がやってきた。天から輝く火の玉が地上に打ち込まれた。それは燃え上がる髪を持つ火の女だった。最初のうち、人々は恐れおののいたが、彼女がもたらした恵みを見た後は喜んで「火の人々」となった。彼女は大地を焼いて豊穣の地とし、人々に穀物を与えた。彼女は青銅と鉄を使い、人々に武具を与えた。そして彼女は人々のこころに愛の炎を灯し、多産と繁栄の道を教えた。死者達は彼女に付き添われ、彼岸へ渡った。』


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  けれど13世紀にはキリスト教の十字軍が徹底的に土着の宗教を迫害し、古い神々への信仰は悪魔や魔女の証しとして破壊し尽くされたといいます。こうして火の女レンポはたちの悪い悪霊として性別も男性へと転換され、火の本質も消されて今に至ります。それでもフィンランドではこうした迫害を逃れてカルト化し、変容しながら新しい思想の血を入れて蘇った小さな教団が存在し、ウッコ(天空・雷神)など古い神々を礼拝しながら細々と大昔の歴史を伝えているのだそうです(ただしレンポの神話は書き換えられたままらしいのですが)。

        興味深いことにレンポの発見チャートを調べると、ASC蟹座を支配する月(多産豊穣)が12室でとネッソス(カルマの訪れ)とオポジション、それを牡羊座のエリスが調停していたり(破壊されたアイデンティティを探し求める)、射手座の火星と双子座のルシファー(本能の火を二元論で受けて悪魔化)、牡牛座の土星と蠍座のBMリリス(父性の制圧と母性の否定)がオポジション、射手座の冥王星と乙女座のエロスがスクエア(性愛の宗教・道徳的抑圧)だったりします。また、月と金星がセクスタイルでDCにはYODの形を取っており、そのシンボルは『山路を行く巡礼』。月のノード軸を調停するのはキュビワノ族のアルビオン(原初の人間、辺縁に立つ者、異端者)。うーん、まるで「火の女レンポ」という存在が歴史の中で辿った経緯を象徴するようなホロスコープだなぁ。。

そしてICにはなんと「火」を示唆する二つの小惑星、ヴェスタとアグニ、両方がコンジャンクト。太陽のシンボルは『赤々と燃え上がる暖炉』でした。 ちなみに発見時のレンポの位置は魚座25°40'、月とネッソスにTスクエアを形成しています。そのサビアン・シンボルは『影響力を分かつ新月』― 表面的な集合離散の中に潜む「より深い意味」に気付く必要...。レンポが暗示する本質は本当に「火の女」そのものなのかもしれません。


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  こうして考えてみると、名付けられたことによって これから先じわじわと影響力を発揮してくると思われる冥王星族レンポが示唆する意味は、恐ろしい悪鬼の誘惑という側面だけではないと思われます。それはもしかしたら... 移ろいゆく人類史の流れの中で、変わり目の時代に新たな「正義」とされた思想によって古くからの伝統が否定され、破壊され、やがては本質的な意味をも失って単純な「旧悪」「野蛮」の烙印を押されていく...そして忘れられていく。燃えさかる炎の中で幾度となく繰り返される盛者必衰の螺旋。そんな人間の営みをほの暗く物語っているのかもしれません。

全てを白日の下に曝し、外界に向かってクリーンであれと叫ぶわたし達の飽くなき欲望。その欲望を成就出来るのは、目の前に青白く輝くスクリーンの中だけかもしれない。けれど何か大事なことを忘れているような? ...ん、でも何だろう? 肉体を持つことの聖なる意味? 自分の魂の火の在りか? 何だろう?

2017年秋。今なお続く、歴史の変わり目ともいえる時間帯の入り口。そして、そんなタイミングで名付けられた冥王星型小惑星、No.47171レンポ。みんなのネイタル・チャートで彼女が何処に位置するか、astro.com などで一度調べてみるのも面白いんじゃないかな。 ひょっとしたら...自分の内界に燃える、またもうひとつの「火」の在りようを見出すことが出来るのかも? 


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★4月満月のサビアン・シンボル★


        まず最初のベースとなる月のシンボルは、蠍座9°『歯科治療』、そして月に光を当てる対向の太陽は『飾り付けされたクリスマスツリー』です。

歯医者さんに通うのが好きっていうひとは、あまりいないかもしれませんね。今はクリーンで白い歯が意識高い証しみたいなイメージもあり、定期的にクリーニングするひとも多いと思いますが、親知らずを抜くとか虫歯の治療となると「痛み」というイメージが付きまといます。このシンボルが来たとき、実際に歯や骨の関連で病院通いをするひともいるのがサビアン・シンボルの面白いところなのですが... その底に隠された本質を対向する太陽のシンボルと照らし合わせて考えると、まずはおそらく「口に入れるもの・口から出るもの」→「こころと体に受け入れるもの・放射するもの」というイメージが出て来そうです。


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  英語で "cut teeth" というと「初めての経験を経る・経験を積む」という意味になります。また "tooth and nail" には「あらゆる手段を尽くして必死に…」という意味があります。法曹界で "teeth" と言えば威力のある法を執行し処罰することです。"sink one's teeth into ~" なら、何かに噛みつくことから発展して「熱心に取り組む」「没頭する」という意味です。英語圏で「歯」が暗示するものは、おそらく「人間が積極的に行動し経験を積み重ねて何かを成し遂げること」という、動的なイメージがあるのではないでしょうか。また、もしかするとその底流にはある種の上昇志向や「人生は闘って勝ち取るべきもの」的な観念が潜在しているのかもしれません。 

食物を口に入れ、歯で噛むこと。それを "chew on" と言います。チューインガムのチューですね。このことばは同時に「熟考する」「沈思黙考する」という意味でも使われます。ここで歯が持つ役割と歯科治療に使われる様々な道具を併せて思い起こしてみたら、どんなイメージが湧くでしょう? 世の中や人間の営みを描く象徴としての「歯科治療」。そこには難易度の高さ、困難さ、痛みを生じる辛辣さ、鋭さ、けたたましさ、精細さ、切る、抜く、取り除く、被せる etc. のイメージが付いてまわるのではないでしょうか?


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  仕事や人間関係の中で、歯科治療に見られるような仕事のやり方が必要なケースを考えてみましょう。たとえば何かビジネスの提案が舞い込んできたら? 大筋はOKに見えます。でもその内容の細部については精査し、掘り下げ、熟考する必要がありそうです。付帯条件は辛辣なほど厳しく明確にしておかねばなりません。また、発注/受注の役割分担や提携関係が怪しくなったり、約束と異なる商品が送られてきたなら、契約の原点に立ち戻ってミスや誤解、腐敗を取り除かねばなりません。もし放置していればその関係は終わり、「歯」は痛みを伴って抜かれます。まぁ、現代では麻酔が発達しているけれど、このシンボルが降ろされた1920年代の米国で抜歯するのって、きっと今のわたし達が想像するよりずっと大変だったのではないでしょうか。

  B.ボヴィはこのシンボルが持つ一側面について、以前こんな風に警告していたことがあります。『一見良さげに見える流れ、もの柔らかな雰囲気には注意を要する。何かが隠されているかもしれない。それはまるで取るに足りない些細な物事のように語られる隠された本音、巧妙な言い回しによる微細な人心操縦、あるいは事実の一部のみを覆い隠した報告として顕れるかもしれない。ただし、恨みは毒となる。』


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  「栄養源となる食物を噛み砕く力」 = 「物事をやり抜く力」を損なう毒。それは確かに水面下に潜在する恨みの気持ちかもしれません。もしそんな思いが主役を演じることになれば、芝居じみた文句の応酬は恨みの火を煽って緻密な議論を劣化させます。誤解に基づく裁き合い、笑顔と挑発が入り混じった化かし合いは、やがて関係性を土台から腐らせていくでしょう。必要なのは揺れないこと。目を見開いておくこと。疑問はクリアにしておくこと。正直であること。誤解も思い込みも、まとめてしっかり噛み砕いて呑み込む力。それは、困難を排して目的を遂行しようというゆるぎない意志の力なのだと思います。 あ、でも... もしそれが自分の中に無いとしたら... 相手の中にも無いとしたら... 目の前の関係を続ける理由は何でしょうか?

B.ボヴィはこうも言っていました。『明日になれば皆で卓を囲み、夕食を味わい会話を楽しむためにその歯を使うことになるもしれない。そのためには今、隙間に忍び込む毒や腐敗から自由になっておく必要があるだろう。』


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        この時、太陽が位置するシンボルは『飾り付けされたクリスマスツリー』。米国でクリスマスと言えば、家族や一族が家に集まって祝うのが基本(今は特に大都市ではその基本も崩れていそうですが)。 サビアン・シンボルが降ろされた1925年当時ならなおさら、そんな習慣が当たり前だったのではないでしょうか。独立して遠い街に暮らしている子供達も、クリスマス休暇には年老いた両親が暮らす懐かしい家に帰ってきます。両親、子供達、そして部屋を駆け回る孫達や叔父さん、伯母さんなどの親戚達。久々に集まる顔と顔。 血縁関係と言っても、中には折り合いの良くないひともいます。一家としての長い歴史の中で、触れてはいけないタブーだってあるかもしれません。 

巣立っていった子供達は、大人として様々な体験を経てきました。それぞれが、それぞれの事情を背負っています。血の繋がりがもたらす温もりに、皆がひとときの幸福感を味わった後、ふと誰かの口をついて出た言葉が引き金になって気まずい空気が流れる…アメリカ映画やTVドラマでそんなシーンを見かけたこと、ありませんか? クリスマスツリーの周囲は、過去の思い出が集まる場所です。子供時代の幸福だった思い出、辛く貧しかった思い出... そしてそれぞれが背負っている今...。

        集うこと。集いの一員となること。それぞれの思いを抱きながら、贈り物を与え合うこと。分かち合いの歓び、人生の歓びを味わうこと。 でもそれと同時に、人知れず苦い思いを秘めながらそこに居なければならない…そんな状況もまた、あり得ます。冷たい雪が降りしきる冬の一夜、暖かい部屋には美しく飾られた大きなクリスマスツリー。吊り下げられたオーナメントの輝き。人々はグラスを片手に懐かしく談笑しています。その口元に浮かぶ微笑みは、本物でしょうか? それとも、皆それぞれに秘めた想いを口に出さずにいるのでしょうか? 部屋の隅には、一人離れて物思いに沈む誰かがいるかもしれません。


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  このシンボルは、人間関係の中で何かを引き金として感情が波立つ経験と、それがもたらす痛みをどう過ぎ越していくかをわたし達に問いかけているようです。その痛みは単に過去の幻影の再来かもしれません。でも、もしかしたらそれは、わたし達の今と未来を気付かぬうちに支配している "何か" かもしれないのです。だとすれば、その経験は道の途上で明確に見据え、しっかり受け止めるだけの価値を持つかもしれない。。 たとえば誰かの口から出たことば。あるいは放たれた視線。それを自分に向けたこととして受け止め、痛みを感じる「わたし」。でも、それは果たして「事実」なのか?

外は冷たい雪景色。暖かな部屋の中、美味しい食事。恨んだこともあった。二度と顔を見たくないとも思った。その想いは今もまだ、こころの奥底にわだかまっている。けれどこの特別な日が、一期一会だとしたら...。一度話してみるのも悪くない。正直になってみるのも悪くない。誰よりも自分自身に対して。恨みからではなく、怒りからでもなく、ただ真実を知るために。クリスマス休暇が終われば、皆それぞれが暮らす街へと帰っていく。もしかしたら、それきりもう二度と会えないかもしれないのだから。。 でも、もしかしたら。来年のクリスマスにはこのツリーの下で、互いに歯を見せて思いっきり笑いあえたりするだろうか...?


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        さて月はメインのシンボル『仲間内の夕食会』をとっていきます。このシンボルもまた食べ物関連ですね。仲間内ということは、同じ学校や職場、趣味のグループ、またはOB/OG会のようなものでしょうか? 

仲間 = "fellowship" とは、過去にはそれぞれバラバラな存在だった人々が、ある一定の時期を共に過ごし共通体験を重ねることにより、個々の違いを超えて一本の糸で結ばれた関係と言えるでしょうか。この "fellowship" という単語は英古語の "feolaga" から派生したことばで、元々は資金を出し合うことで結ばれたビジネス・パートナーシップや共通の目的と価値観を分かち合うために結成されたグループという意味だったそうです。前者は互いの努力とその結果としての利益を分かち合い、Win−Winを目指す関係。そして後者は、たとえば個々の利益を超えて人道的な目的のために働く仲間としての関係。おそらく後者の最善の顕現の一つとして顕れているのが、対向する太陽のサビアン・シンボル『赤十字の看護婦』かもしれません(今は「看護師」と呼ぶのが通常だと思いますが、このシンボルはチャネラーが生きた時代性を考え、あえて「看護婦」としますね)。


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  赤々と燃えるキャンプファイヤー。グリルで焼かれるバーベキューの煙。あるいは小洒落たレストランの大テーブルに盛られた大皿料理。そこに集う人々は皆、様々な壁を共に乗り超え、「同じ釜の飯」を分かち合ってきた仲間です。苦しかった失意の日々、輝かしい成功の思い出... ビールやワインを片手に、懐かしい話は尽きることがありません。

でも、もしその仲間内に「派閥」のようなものが作られていたらどうでしょう? それは内密の動機、秘密の合意によって始まります。それが顕著に顕れてくれば、仲間の絆は分断され、不信と反目に支配されます。あるいはそのグループが寄せ集めの窃盗団やギャング、詐欺師集団だったとしたら? 親しげな夕食会といってもその雰囲気はガラリと変わるかもしれません。

「今度の仕事は皆の連携プレイが上手くいって大儲けだったな」「さすがプロだぜ」「しかし分け前はどうなる? まさかお前がゴッソリ持っていくつもり...なんてことはないだろうな? 」「まさか!俺がそんな仁義を欠いたことするわけねーだろが!」「ヘっどうだかな...」部屋の片隅にはさっきからひと言も発することなくポーカーフェイスを決め込み、黙々とウィスキーを空ける男がひとり。 正面には酔った勢いなのか大声で自慢話をし始める男がひとり。。 そして、さっきからソワソワと窓の外をチラ見する男がひとり。。。

彼らは確かにひと仕事終えた仲間だし、これも「仲間内の夕食会」の一種だと言えるでしょう。でもその光景はこころ温まる夕食会というより、大金を賭けてポーカーテーブルや麻雀卓でも囲んでいるかのようです。そこに存在するのは絆ではなく、利害を賭けて常に競い合い、相手を出し抜こうとする人々の姿。派閥の内部でも似たようなことが起こり得ます。そんなとき、人々のこころは常に目に見えない戦場に在るのかもしれません。


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  ところでアメリカという国は、理想や高い志の下に集まった人々の絆 —「フェローシップ」という概念をとても大事にするそうで、国家に命を捧げた退役軍人のために有志が仕事や学ぶ機会、住む家を世話する「フェローシップ・プログラム」が沢山あるのだそうです。

たとえばB.ボヴィはこんな光景を描いていました。... 今、激しい戦場から戻った退役軍人達が有志に招かれ、夕食会に集っています。彼らの中には軍隊内の対立する派閥に属していがみ合ってきた人々も混じっていることでしょう。そんな彼らも今は任務を離れ、こうして一堂に会し、隣り合って共に食事を分かち合っています。それは地元の有志達が命を捧げて国とその理想を護った人々に敬意を払い、もてなそうとするホスピタリティの顕れでもあります。けれど、これと同じようなことは戦場の真っただ中、野戦病院においても見ることが出来たのではないでしょうか(1902年からこのシンボルが降ろされた1925年の前年まで、米国は常に戦争の渦中にありました)。


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  この夕食会に集まった退役軍人達の中には、戦場のテントの下で隣り合ったベッドに傷ついた体を横たえた、そんな共通体験を持つ仲間同士だっていたかもしれません。当時の野戦病院でかいがいしく働く赤十字の看護婦。彼女達の献身無しには、彼らは命を永らえて帰国することさえ出来なかったでしょう。国際法では紛争地域内で赤十字マークを掲げた病院や救護員に対して絶対に攻撃を加えてはならないという定めがあります。けれど実際の戦場でそうした規律が厳格に守られるとは限りません。それでも赤十字マークを胸につけた女性達は最前線に出て傷ついた兵士達の看護をすることを厭いませんでした。そんな彼女達を奮い立たせ、銃弾や爆撃の恐怖に打ち勝たせたのはいったい何だったのでしょう? 傷ついた人々への同情心や慈悲のこころでしょうか? 自らの犠牲さえも厭わない優しさでしょうか? もちろん、それもあるでしょう。でも、それだけではないような気がします。


  彼女達は生死の境目をくぐり抜けるもう一つの戦いの中で、本当の「仲間 = フェローシップ」の意味を、こころと体の両方で学び取ることが出来ていたのかもしれません。たとえ激しい敵意のただ中に在っても、真っ向からの対立があっても、それを抱き留め、ありのままに受け入れる場所。そして人々。体を癒やすという待った無しの業務を通して人間のいのちを、ひいては仲間達の絆を、ながらえさせる行為。それは人間の「はかなさ」と「強さ」その両方を目の当たりに知ることでしか達成出来ないのではないかと思います。あるときは、自らも血を流しながら...。


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        生と死。別れと出逢い。その両極の間にうごめく人間のさまざまな想い。そこにたったひとつの正しい答も無ければ結論もありません。この手の中に、美もあれば醜もある。この存在の内に、清浄もあれば汚濁もある。高みを目指すこころもあれば、果てしなく落ちていくこころもある。出逢いがあれば別離があり、生まれたら、いつか死ぬ。 はかなさと強さ。それが、此処を生きるわたし達のフェローシップ。そしてそれは、もしかしたら「愛」と呼べるものなのかもしれない。

蠍座の満月は、わたし達が放射するありとあらゆる想いと欲望を吸い込みながら、深い深い淵へと溶かし込んでいきます。ならば今は思い切ってその淵に飛び込んでみるのも悪くはないかな? 

そして胎内宇宙に渦巻くささやかないのちの炎が見つかったなら、それをひときわ燃やしてみる。静かに。ひそやかに。。 ひとり。 もしかしたら、あちこちで。そんな小さないのちの燃える音が聞こえるかもしれない...。


今 お休みで旅に出てるひとも、がんばって働いてるひとも。
どうか実りある満月期を過ごせますように...!


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 20:34|PermalinkComments(2)

April 16, 2018

○4/16の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】
4月16日
 後半部にパート2『★4月新月のサビアンシンボル★』を追記しました。

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つのではないでしょうか。
    例えば... シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  4月16日11:16前後、北海道周辺で 11:22前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は10:57前後、沖縄周辺では10:28前後に牡羊座 26°02’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 牡羊座26°~27°― 発効期:4/16~5/14 】
 "A man possessed of more gifts than he can hold"
『抱えきれないギフトを持つ男』

 "Lost opportunity regained in the imagination"
『イマジネーションの中で取り戻される失われた機会』

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられると思います。

→★常に「自分自身」であることを失わない(ブレない)ことの重要性
→★自分の手の内にある物、または能力やキャパシティを極めていく挑戦
→★あれもこれもと選択に迷い、時間や労力を無駄にする傾向
→★先行きに待つ「開花」へのポテンシャル、または達成や変化の予感
→★気分や目的・目標が一貫性なく変わり続ける不安定な心理状態、または状況
→★思考や感情があらゆる方向に同時にほとばしり、麻痺状態になる危険
→★周囲の反応を怖れて自己の能力を隠すことが逆に自・他を傷つける
→★取り憑かれたように何かを追求したり一つの行動を繰り返す暴走に注意
→★一度立ち止まり自分を駆り立てるものの正体を見極める必要
→★「持つ者・持たざる者」に関わる過剰なプライドやコンプレックスの発露
→★空想・想像の世界に浸り現実の方向性を見失う危険
→★過去に失った出会いや夢、好機を何らかの形で取り戻す可能性
→★再生、挽回、再構築への展望、自己の本分を取り戻すきっかけの訪れ
→★アイデアに過ぎなかったものが現実味を帯びて動き始める
→★待った無しの変化のために力と平和、両方のバランスを取る必要
→★能力を無駄に散らさないよう怒りや感情を成熟させる必要
→★必須のものと不要なものを慎重に見極めて次の事態に備える・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『喧噪の中で沈黙に耳を傾ける』
                    ↓
            今回の新月『生来の自分を取り戻し核に回収する

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★4月新月の星模様とチャレンジ★
上記の新月のテーマと連動して瞬間的に意識へのプレッシャーになりそうなアスペクトです。

15日に起きる水星順行前後のストームフェーズ中、互いに近接した天王星とエリスに挟まれる新月
4月13日〜14日の太陽・エリスのコンジャンクションを下地として4月15日 牡羊座4°48’で水星順行〜5月4日水星逆行のシャドウ抜け、4月18日太陽・天王星コンジャンクション

脇道に逸れたと感じたら即刻修正を入れる必要/怒りの投影として増大する魔女狩り精神/自分こそが正義だと感じる無自覚な狂気が深まる可能性/傷付いた感情と自分自身の生存の核が一体化してしまう危険に注意/権力闘争/本来所有など出来ないものをめぐる所有権争い

月のノード軸と小惑星ニッポニアがTスクエア

日本:避け続けてきた課題への直面
 選択のために必要な現実掌握を阻害する障壁/ユートピア願望/「日本のDNA」とは何か?的な概念に関連する問題 or 話題→全体のムードや情報操作からの影響に注意→周囲の環境や社会的価値観を一度遮断した上で、自分が一番豊かな気持ちでいられる状況を考えてみる、またはそこから出直す

火星・土星・冥王星がパラレル
火星が山羊座中央部に在って土星・冥王星のMPに入る
4月26日20時 火星・冥王星コンジャンクト
4月18日土星逆行(木星も逆行中)

衝突/闘争心/攻撃性/不退転/破壊を善と感じる情緒性/強い決意/噴火・地震などの災害・荒天/強い生みの苦しみ/試練としての恐怖/一時停止の利かない状態/良くも悪くも本性が露わになる/やみくもに規制強化を求める声の増大とそれに対する抵抗/声 VS 声の大きさ競争/サド・マゾを含むダークエロス的な夢想またはそれに裏打ちされた行動

『4月から5月中旬までの間は意図的に大胆な行動を避け、危険な地域や不安定な状況には足を踏み入れないことが肝要だ。』(フォーキャスト/マンデーン2018「春」より抜粋)


金星・シラ-ヌナム・ディライラ・エケクルスと木星がオポジション

誠実さや献身的なひとに惹かれる傾向/自分で「正しい」と感じた知識に自分で権威を与え、いつのまにかそれに縛られる危険/エキサイティングまたはスリリングな体験/傷つくことを怖れながら誘惑する、または裏切る/胸躍る体験かひどい混乱かの両極が待つイチバチのアイデア

オルクス・ネッソスがオポジション

長期継続中のアスペクト:過去の決着をつける必要/カルマの清算/常軌を逸した社会的審判/根本原因からの逃走としての魔女狩りに駆り立てられる危険

フォルス・スフィンクス・ヴェスタ・カイロン・アンガー・ブロウ
 のTスクエア


突然の運命的な出来事または遭遇、突然湧き起こる自他への蓄積した怒り、そしてそれを原動力に出来るとすればあなたは何を生み出すのか?という挑戦

4月17日17時過ぎにカイロンが牡羊座イングレス
 (9月26日に魚座に戻り2019年2月に再度イングレス、約9年間滞在する)
 (5月16日0:20ごろ天王星が牡牛座イングレス、約7年間在泊する)


思わぬきっかけ(程度に大小はあっても大抵は驚き、痛み、ショックを伴う出来事が多い)による雪解けの可能性。長期の自己発見。人間関係、または社会(世間)対 自分の立ち位置という関係性の中で起きやすいかもしれない。ただし、自分にも相手にも「正直であること」が全て。

【カイロン・メモ】
(『カイロン異説を未読の方はそちらも併せてどうぞ)

  ギリシャ神話のカイロンは半人半馬のケンタウルス族。けれど、まるで荒くれバイカーズのようにふるまう他の同族達(イクシオンの子孫)とは出自が異なる。彼はゼウスの父クロノスとニンフの子として生まれ、後に文武両道の賢人としてアキレウスやヘラクレス、アスクレピオスなど英雄達のメンター的存在となった。アストロロジーの世界では「傷ついたヒーラー」と呼ばれることも多いが、これは彼の誕生と死に関連して耐えがたい苦痛の暗示があることを示唆している。

  マンデーン的には、全体として本格的な変動の時間帯に入ると思われる。前回カイロンが牡羊座にイングレスしたのは1968年〜1977年。世界中が激動し、闘争と革命の時代とも呼ばれた。1968年だけを見ても数多くの重要な事件が起きている。東大紛争、成田闘争、ベトナム戦争におけるソンミ村虐殺事件、プラハの春、十勝沖地震、3億円事件、反戦運動とヒッピームーブメント、反米運動、キング牧師暗殺、ロバート・ケネディ暗殺事件、国際反戦デーで学生達による「新宿解放区」出現、毛沢東による「文化大革命」の始動(1966年〜1976年。1968年に暴走する紅衛兵達の下放、77年に終結宣言)などなど。。  文化や科学の各分野で新しい発見や発明がなされた創造的な時代でもあったけれど、一方では革命のためなら暴力的手段も辞さないような空気も生まれた。

その後も、大阪万博を経てよど号ハイジャック事件、沖縄返還、あさま山荘事件、オイルショック、ロッキード事件、ウォーターゲート事件、ベトナム和平、イラン革命などなど...そして1977年にはNASAによるヴォイジャー計画の下、2機の無人惑星探査機ヴォイジャー1号と2号が太陽系探索の後、辺縁から外宇宙に出ることを目的として発進していった。そしてその年... 土星の軌道を横切り天王星の軌道近くまで旅をするケンタウルス族、小惑星カイロンが発見されている。ヴォイジャーの打ち上げと現在も続くその旅は、もしかしたら地球のアイデンティティ(牡羊座)を探ろうと試みられた最後の旅だったのかもしれない。

  これは長期的に考えていかなくてはならない問題だけれど、前回のイングレス期を生きた経験のあるひとにとっては、再び過去の思い出が蘇るようなところがあるかもしれない。ただし同じ軌道を通ろうとしても、過去と現在とでは異なる空間に在るのでおそらく上手くはいかないのではないだろうか。もしそれが自分の中では思い出深い「成功体験」だったのだとしても、やみくもに同じ選択をすれば結果はより破壊的になるのが惑星サイクルという螺旋の常だから...。


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『アキレウスに狩猟を教えるカイロン』Bénigne Gagneraux (1756–1795)


  アストロロジャー、E.フランシス・コポリーノは少し前に牡羊座で起きた天王星・エリスのコンジャンクションを『天王星・冥王星スクエアの大背景の影響下、IT革命とインターネットを介して情報の激流(荒れ狂う奔流)に曝されたわたし達に「集合的な体外離脱体験」が起きた』と指摘している。 体外離脱とは、瞑想やその他の手段を通して霊または魂が肉体を抜け、アストラル界と呼ばれる「想念世界」へ入ること。浅い意味で言えば、そこでは思いのままの場所に移動出来るし、見たい現実を見ることも可能。ケースバイケースではあるけれど、肉体を持つ空間から比べれば、はるかに自由な擬似全能空間と言えるかもしれない。でも、アストラル界においての "真実" が現実界の「事実」と同一であるとは限らない。

おそらくわたし達は情報の渦に呑み込まれ、その中で自分が抱える想念に都合の良い現実を恣意的に選択し、その設定値に合った知的世界を見ているだけなのかもしれない。例えば地球上には今この瞬間も、戦争という現実に曝されている地域が確かにある(もちろん、日本を含めて他の地域も絶対にそうならないという保証はない)。けれどそれをスクリーン越しに "見る" 世界の側にいるわたし達にとっては、総じて全てが...よく出来たオンライン・ゲームのように知的に脳内処理されていく。そんな傾向が深まりつつあるのかもしれない。

また、E.フランシスはAIを含めた「ロボット化」が抱える問題も指摘している。これはネットの利便性と、フェイスブック、インスタグラム、ツイッターなどSNSのインターフェース、または様々なディバイスを介して思考することによって、AIが全人類の脳を凌駕しきる以前にわたし達自身が「機械的な思考パターン」を身に付け始めているのではないかという示唆だった。 それは人々がそれぞれの属性によって細かく分断され、全ての「個性」に光を当てられ、ひとりひとりの主張が大切にされるように見えて、実は均等に権利を与えて生かすことにより、結局は互いに溶け合うことのない色違いの画一化されたマシーンを創造していく流れだと想像することも出来るだろう。 「ベストな結果を叩き出す機械のように思考し、好まれる確率の高い、機械のようにパターン化されたふるまい」をいつのまにか身に付けること、それがあらゆる「成功」への鍵とされるような世界への潮流は、確かに存在するように思える。

  魚座の精神性、「犠牲」に対する共振性と当事者意識、無へと向かって果てしなく溶け込んでいく流れ(対向する乙女座との関連で、その流れに抗うものとして生まれてくる宗教性)を経て牡羊座に入るカイロンは、牡羊座のテーマである「アイデンティティ」の問題にわたし達を再び直面させる。

天王星とエリスが牡羊座で邂逅したことによる、ITとインターネットを介した「自分探し」。もしかしたら、それによってわたし達の「こころ」は自らの「核」または「重心」を離れ、上へ上へと物質としての「脳」の方向に向かいつつあるのかもしれない。現代の脳科学が示す言説はそんな事実を物語っているように思える。けれど、カイロンはその流れに向かって大きな疑問を突き付けるポテンシャルを持っている。

  カイロンは現実的にも比喩的にも、手で触れるもの、触って確かめることと関連している。そして余計な外皮やマスクを引き剥がし、アストラル幻想を剥落させ、欲望や合理化、誤魔化しを含めた「素の自己」が露わになるような出来事を誘う。それはとても痛い経験であることが多いし、もしかすると牡羊座との結び付きによって「武道家」のような精神の側面(死を背負う生、闘と和、動と静の共存など)に触れてくる、ヒリつくような痛みが生じる可能性もある。けれど、いずれにしても「素の自己」と直面し、引くことなくそれを見るかどうかは個々の選択による。見ようとしなければ、オートマティックな自己はそのまま存続するし、そしてもし幻想を抱きながら生きているとしたら、その結果にも出会う。カイロンが「不都合な吉星」と呼ばれているのは、こころから血を流すような痛みを経ることによって初めて起きてくる「存在そのものとして癒える体験」を意味するからに他ならない。


Chiron1
 『少年アキレウスに竪琴を教えるカイロン』 古代ローマのフレスコ画


  カイロンが牡羊座に入居し、天王星が牡牛座に入居する新しい時代。わたし達は今、前回のカイロン牡羊座時代に人類が遺した人間活動の結果を清算しきれているだろうか?  狭い日本の片隅から小さな目を見張って眺める限り、形式も集合意識の状況も違うとはいえ、人類の集合意識は再び似たような轍を踏もうとしているようにも見える。わたし達はいつまで惑星サイクルのウェーブに「もっていかれる」体験を積むのだろう? 

ひとりの個として牡羊座のカイロンを体験していくわたし達。過ぎ越していくには本当に幾とおりもの方法があると思う。けれど、必要な社会の枠の中に在りながらも 「一頭の孤独な放れ馬」としての強い感覚を頼りとするひと達。 常にことばのもたらす既存の思考に絡め取られることを拒否しながら生きていこうとするひと達にとっては、牡羊座のカイロンが放射する力はこれからの9年間、迷いの淵にある自分を揺さぶり、支えてくれるメンター的な役割を果たしてくれるかもしれない。まぁ、なかなか厳しいメンターではあるのだけど。。(^_^;



ウォールストリートジャーナルのドキュメンタリー "Moving Upstream" シリーズ
『ロボット革命』編より『ヒューマノイドが持つ可能性』2018年1月29日

人形を愛する歴史をもつわたし達は、確実にヒューマノイドをも愛するようになるだろう。開発者達はロボットに「愛」を教えたいと夢見ている。ではカイロンが牡羊座で真のアイデンティティを模索し、天王星が内的リソースをも支配する牡牛座で革新を目論むとき、ヒューマノイドが自らのアイデンティティに悩む時代が来るのだろうか?



★4月新月のサビアン・シンボル ★


        今回の新月が最初にとっていくベースのシンボルは、牡羊座26°『抱えきれないギフトを持つ男』です。この「ギフト」ということばは、「贈り物」の他に「才能」という意味もあります。 原語は "possess" つまり「所有する」ということばを使っているので、やはり誰かから贈られた物というよりは、どちらかというと、もともと持っている「能力」に焦点が当てられているのかもしれません。

B.ボヴィはこのシンボルを「人間が所有出来るものの量」についてというより「人類が置かれてきた状況」の象徴として見ることを薦めています。つまりこれは「豊かさ」や「有り余ること」への欲望と、それがわたし達人間のこころに与えてきた大きな影響力を象徴するシンボルなんですね。


gift


で、彼はまず次のような挿話を披露していました。

『カイロから来たという貧しい鋳掛け屋は、ある屋敷の広大な部屋に連れて行かれました。そこはあらゆる色とサイズの輝く宝石でいっぱい。その中からたった一つだけを選ぶよう命じられた鋳掛け屋は、驚いて目を見開き、興奮に我を忘れてしまいました。そして宝石の山の全てを確かめたいと思い、手を思いっきり伸ばしてひとつひとつに触れようとしました。彼は中でも一番良い石を手に入れたかったのです。けれど、またたく間に魔法の時は過ぎ、どの宝石もみな掴もうとすると即座に消え、そのたびに鋳掛け屋は元の貧しい小屋に立っている自分に気付くのでした。』

あれもこれも欲しい…だって今の自分にはあれもこれも足りない気がするから。ひとつしか選べないなら、一番、いやせめて二番目に価値あるものくらい手に入れたっていいよね。とりあえず損したくない。え〜と、どうしよう?

        てなわけで、もしかしたら今この瞬間だって、何かチャンスが来てるのかもしれない。迷う。大いに、迷う。 何故迷うかって? 時間もエネルギーも(あるいは資金も)限られてる。もし今ひとつを選んでしまったら、他のもっと良いものを得られる機会を失うかもしれない。どうしよう? どれが一番良い? どれを取れば後になって後悔しないだろう? 

「うーん、とりあえずこれにしようかな...」

「え〜?こんなの絶対後で後悔するの目に見えてるって!
 だからさぁ、悪いこと言わないから、こっちを選んだ方がいいと思うよ?」

「ぁ..それも...そうだね。あなたの方がわたしのことよく解ってるもんね」

(未来の後悔? でもそんなもの、本当にあるんだろうか? 未来なんて自分が創る宇宙の中にしか存在しないのでは?)


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  贈り物。あるいはギフト。フッと湧いたチャンス、思いがけず与えられたステージ、あるいは持って生まれた才能。 例えばその「ギフト」が新しい靴だろうと、新たに訪れる機会だろうと能力だろうと、それを選択して受け入れるってことは…実は「これまでの自分」が今、 自らに捧げ物をするのと同じことではないでしょうか。 

もしそうなら、何故わたし達は選択がもたらす後悔を怖れるのでしょう? 今想像するバッドエンドは、無限の可能性への怖れでしょうか? それとも、いつも失敗を怖れつつ、結局は失敗する自分自分への怖れなのでしょうか? 確かに今の自分が期待するような結果はやってこないかもしれない。でも、今の自分に相応しい体験が待っている。それだけ。そしてそれを生かすも殺すも、これからの自分自身が決める。たとえ転んでも次の瞬間、何が起きるかはまだわからない。ならばわざわざ他者の目から見た惨めな自分を想像する必要もありません。

        確かに、物質においても精神においても、豊かさを維持し続けることってとても困難です。得ることと失うこと。贈ることと貰うこと。そして与えることと受け取ること。その間には常に「=」というパラドックスが存在するのだと思います。


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  ところで物にせよ、何かの力にせよ、「所有する」とはいったいどういうことなのでしょう? それはある一定期間 何かを持ち、使い、手を加える権利。「わたしのもの」だと世界に向かって主張する権利。 その権利を他者に認めさせる権利。いつまで? その何かを売るまで、誰かに贈るまで、捨てたり放棄したり、自分が死んでいなくなるまで。または「それ」そのものが枯渇し、崩壊するまで。 

では結局、この世で所有出来るものとは全てが社会的コンセンサスに支えられた「一時預かり品」にすぎないのでしょうか。 いやいや、そうでないものもある? 誰にも贈ったり譲ったり貰ったり出来ないもの。それは「わたし」。 え、でも... わたしは「わたし」を所有しているんだろうか?


まぁそんなことをツラツラと考えてみた上で…

毎日流れこむCMやDM、新しい情報。
今春のマスト・ハブ!♪ ~誰も知らない勝ち組への近道!♪ ~どんどん差がつく賢い生き方!♪ ~欲しい現実をゲット!♪ ~断捨離で素敵なシンプルライフ!♪ 〜就活婚活終活の鍵はこれだ!♪ 〜あなたの健康を蝕む○○の恐怖!♪ ~なりたい私になる方法!♪

あれもこれも…どうしよう? クズ情報なんか、ゴミ箱へポイ!...いやちょっと待った!コレとアレとソレはとりあえず押さえておいたほうがいいか。。


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        さて今、全ての可能性は仮想現実の中にあります。そしてその世界で実体を持つまでは、こんがらかったコードの羅列の中に光る、あまたの点に過ぎません。それは整理し、育てなければならないもの。その中には、わずかながらもしっかりと掴み取れるものがあるかもしれない。だけどそれは、たったひとつだけかもしれない。 あるいは... 今知る全ての外側にしか存在しないのかもしれない...。


        例えばエクササイズの初心者は、ついつい張り切りすぎて前のめりになり、過呼吸で倒れてしまうことがあります。 生きる。呼吸する。新鮮な空気を吸っては、わたしという今を吐く。可能性を吸い込み、実体を吐き出す。たぶん、この世界を旅するとはそういうこと。

じゃ、失敗するって何だろう? 成功するって何だろう? 数ある可能性の中から、たった一つを選んだ。それはそのとき、わたしがたったひとりの「わたし」を選び、受け入れたこと。その「わたし」を使い、育てる権利を選び取った。未来は、まだない。 ただ常に一瞬一瞬の新たな大気とそれを吸ってかたちを吐いていく、わたしがここに居るだけ。ただ、それだけ... だとしたら?


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        そして...新月はメインのシンボル『イマジネーションの中で取り戻される失われた機会』のテーマを放射してきます。

「至高の創造の源泉」は、わたし達の想像力の中にあるんだろうか?
 
世の中に踏み出す。そしてあちらこちらへと伸びる潜在的可能性を見て、無数のシナリオと不確実性を効率良く調べ上げ、ついには全てを掴み取ることを目標に、コンピュータを使って複雑なシミュレーションを始める。

『俺は全てを上手く操れるぜ!』と彼は言う。
そしてあるとき、全ての計算値に狂いが生じ積み木の家が崩れる。
その驚くべき一撃、その瞬間。

なんて奇妙な瞬間!

失敗した計算値を目の当たりにしたとき、考えに考えた全ての筋書きの崩壊と悲惨な実績を超えて「不可能性」の中に何か凄いものが見えてしまうときがある。観念論だろうか? それとも実行不可能な妄想? うん、確かにそうかもしれない。

ならばそんな可能性には目もくれず、頭を垂れて敗北感に身をゆだね、自分責めに入ろうか? 原因を究明するのはいい。『あのときああすれば良かった。こうすれば何とかなったかも...』でもそれは単に「かもしれない」記憶に過ぎない。だからそれとして胸に収めればいいこと。 

けれどわたし達はショックの中で、失敗原因と思われるひとつひとつを「自分のダメさ加減」にすり替えて新たな記憶に加え、「やっぱりこうなるんだ。私はいつもそうなんだ」と自分にエクスキューズを与えたりする... そんなことをしてはいないでしょうか?


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        訪れるかもしれない、新しいひらめきのとき。それは失われた機会が異なる形をとって復活する兆しかもしれない。壮大過ぎるプランを思い付いた? OK。ただ、今は自由な描線を使ってスケッチしてみるとき。詳細な彩りを決めたり影をつけたりしなくていいとき。 

そのスケッチを一瞬一瞬の「わたし」と照らし合わせ、少しずつ経験を積みながら、漠とした期待感がいつか「理解」に変わっていく。その流れの中に、本物の好機が待っているのだから。

あるいは、もう少しささやかなこと。何か凄いことを思い付いた! 直観がひらめいた!『これはいいな。絶対忘れないでおこうっと』 そして次の瞬間、誰かに声をかけられる。LINEにメッセージが入る。いっとき他のことに気を取られる。....あれ?さっき何か思いついたんだけど...。アイデアは去ってしまう。まるで、夢から覚めて時が経つほどに何を見たのかぼやけてしまうように。。 けれど、それはきっと帰ってくる。少し形を変えて。もしそれが自分の重心から生まれ出たものならば。


        この新月期、わたし達は何かを思い出すのかもしれません。何かが(または誰かが)戻って来るのかもしれません。以前は出来ていたこと。出来そうで出来なかったこと。けどいつか諦めてそのまま忘れていた何か。それが戻って来るのかもしれない。同じ顔をして。または全然違う顔になって。

いえ、もしかしたら... 幼いころからずっと胸に満ちていた ― でもいつしか手放してしまった ― けっしてことばにならない深い想いがもう一度、蘇ってくるのかもしれない。そして、何処にいようと何をしていようと、どれほど年を重ねようと、やはり「それ」をこそ、自分は生きていくんだと気付くのかもしれません...。
花。ほんとに咲くかな? きっと綺麗だろうな....


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        また一部のひとには大きな挑戦がやってきて、不安にかられることもありそうです。アイデンティティが根こそぎ揺らぐような、そんな不安。確かにこの新月期には、全体に重く緊張感のある惑星フォースが生み出されます。でもそのぶん「本来の自分」を取り戻すチャンスも実はとても多く潜んでいるように思います。

もしかしたら、今蘇ってくる記憶の内に過去の激しい怒りが入り混じることもあるでしょう。もしそうなら、それを避けずに全てをテーブルの上にひろげてみてください。まるでタロットカードのスプレッドのように。

怒りのカードにはどんな絵が描かれているんだろう? 自分はその絵の何を憎んでいるのか? そこに見えるのは何かの情景? それとも自分の姿(と、もしかしたら誰か)が描かれている? それがタロットカードなら、どんな物語を象徴しているだろう? 理由が先なのか?それとも怒りが先なのか?

たったひとつの答など存在しない人生の中で、わたしはどんな物語のパターンを生き、そこからどんな思考パターンを紡ぎ出しているのだろう? そこに描かれているのは、本当に「わたし」なのだろうか? 


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もしかしたら。いつか。
この世の全ての生々しさと、その宿命ともいえる滅びが見えたとき。

... 深い内的静寂のうちに、いつしか ことばにならない「解」がひとつ。またひとつ。何処でもないココに在り続けるわたしの中に、澄み切った水音を響かせてそっと落ちてくる。

そんなことが... 起きたりするのかもしれません。



magelan




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


hiyoka_blue at 20:18|PermalinkComments(9)

March 30, 2018

●3/31の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで3月31日21:55前後、北海道周辺で22:01前後、関西方面は21:36頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で21:07前後に天秤座10°44'で満月となります。

*今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 天秤座10°~11° + 太陽 牡羊座10°~11°】
  "A canoe approaching safety through dangerous waters" +
  "A man teaching new forms for old symbols"
『危険な水域をわたり安全な領域に近付くカヌー』+
 『古いシンボルに新たな形を与え教える人』

   "A professor peering over his glasses" +
   "The president of the country"
『眼鏡ごしに見つめる教授』+
  『一国の大統領』
 

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~4/15】
※満月の場合、ひとによっては1週間ほど前から前倒しで感じられると思います。

→★虚ろに響いていた "声" が自分の内部で真実味を帯びてくる
→★崖っぷちに追い詰められて初めて覚醒する眠っていた力
→★おろそかにしていた重要事のほころびを修繕する必要
→★今の問題の落としどころを探りながら新しい状況に備える
→★感情の嵐や激しい動揺の中に降りてくる一瞬の智恵のひらめき
→★孤独の中で先の景観を見据え危機を乗り切っていく勇気
→★流動的な状況で全ての能力を使い臨機応変の体勢を取る必要
→★一度捨てた希望や考え方、諦めた方法論をもう一度見直す
→★これまで問題にしてきた出来事を見る目が変化してくる
→★やり取りの中で本来の物事の意味や意義が歪む傾向
→★自分の関心事を脇に置いて誰かのために責務を果たす決断
→★相手、または眼前の状況を見極めるために必要な凝視と熟考
→★目の前しか見ない視野の狭さが壁となり前進出来なくなる危険
→★今まで知らなかった他の世界が存在していたことへの気付き
→★「視られる」ことによって力を得た気分になることの罠
→★日常の些事にふと射し込んでくる異界からの囁き
→★自分の感情をなだめながら有利な人間関係を保とうとする
→★本物とニセ物、事実と虚報を識別する能力を使う、または養う必要
→★今はまだはっきりと見えない可能性に賭ける精神の力・・・→


エネルギーのポイント:新月『喧噪の中で沈黙に耳を傾ける』
            ↓
            満月『内なる火を抱いて透明な視線を保つ』 

180331FM


★満月期の注意点ずらっと:アスペクトから★
上記のシンボルのテーマと連動して瞬間的に無意識へのプレッシャーになるかも?なアスペクトです。

太陽・月(満月)と火星・土星コンジャンクション(コントラパラレル)がTスクエア 月とエウリュディケがコンジャンクト 太陽とソリダリティーがコンジャンクト 火星がアウト・オブ・バウンズでカッサンドーラとコンジャンクト水星逆行中で火星・土星とスクエア天王星・イクシオンがトラインカイロンとフォルス・ヴェスタ・マキャベリ・がスクエア ICにルシファーとネッソス、MCにオルクス... etc.

「夜明け前の暗さ」に心身が覆われ固くなる危険→誤解や無理解から傷付くことも
自分のことばに自分で鼓舞される(ただし水星逆行中なので話すこと書くことの正確さには注意)
ネガティブなアジテーター・ゴシップ・大がかりなフェイクニュース・スキャンダル・魔女狩りへの注意続行
他者の不幸でのし上がったりお金にする人物に注意
波風を避けようとするあまりに大事な物事の根幹を破壊する危険
引き返せない一線を越える、または二度と取り戻せないものへの郷愁
臨機応変の身軽さと集中力を求められる可能性
目的は正しいのだから手段は何でもOKという心理に注意(罪悪感を合理化で誤魔化すプロセス)
伝聞は複数回の確認が必要、アイデアは「骨組み」として育てる
可愛さとユーモアが鍵になりそう(ひとによってはロックやパンクな精神またはぶっ飛んだアートに触れるのもいいかも)

4月2日午前3時台:水星逆行の中日、牡羊座11°57’
4月2日〜3日:火星・土星コンジャンクション
4月13日〜14日:太陽・エリスのコンジャンクション
4月15日:水星が牡羊座4°48’で順行
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4月16日:牡羊座の新月!(天王星、エリスとコンジャンクト)
4月18日:太陽・天王星のコンジャンクション
5月4日:水星順行後のシャドウ抜け



★3月満月(2回目)の サビアン・シンボル★


        まず最初のベースとなる月のシンボルは、天秤座10°『危険な水域をわたり安全な領域に近付くカヌー』です。...嵐で水かさの増した急流でしょうか。大荒れの状況の中を、不安定で壊れやすい小さなカヌーが幾度も転覆しそうになりながら切り抜けていく様子を描いています。もう少し先まで行けば早瀬も終わり、流れもゆったりしてくる。そこまで辿り着いたらもう安心。ほら、もうあそこに見える!あの大岩さえ越えられたら.....!


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  カヌーは今でこそ丈夫な樹脂製のものが多く、フラットウォーターと呼ばれるような静かな水面をスイスイと漕いでいくイメージがあるけれど、もともと北米では先住民が大木をくり抜いて作った丸木舟や、木の枝で作った骨組みに樹木の皮を張った舟で、大きなものになると数十人が同乗して鮭や鱒を捕っていたそうです。またその形状から、普通の船では到達不可能な水域まで進入出来るという特徴を持っています。

けれど逆巻く波に隠れた岩、ぶつかり合う水流が渦を巻く荒れ狂った水域を渡っていくときは、その長所がそのまま最大の弱点になり得ます。小気味よいスピードで水面を掻き分けていくための細長い船体は、不規則で狂ったように襲いかかる荒波に揉まれたらひっくり返らないようバランスを取るだけで大変。。 少しでも気を抜けばすぐに転覆したり落水するかもしれません。もし何人も乗っていれば、本当に息を合わせこころを合わせ、ひとりひとりが巧みな操舵力を駆使して切り抜けていく必要があります。なので観光気分の川下りであっても、ライフジャケットの着用は必須なんですね。


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  狂ったように吹き付ける風と視界を遮る水柱。幾度となく岩に叩きつけられそうになりながら...もうどのくらい耐えて頑張ってきたでしょうか。体力も限界に近くなってきました。もうダメかもしれない。。 でも。今、確かに見えました。はるか向こうに、見覚えのある大岩が。あぁ、あそこから先は川幅も拡がるんだっけ。そうしたらもう安全だ。もう少し... 本当に、あともう少し...。


        さて、この満月に光を当てている太陽のベース・シンボルは牡羊座10°『古いシンボルに新たな形を与え教える人』。 わたし達の世界には、文明の黎明期から数多くの「先人の智恵」が遺されています。 それらは文字や図形、絵画、詩やことば、音など、あらゆる象徴形式の中に深遠な意味を抱き込んで、長い歴史を生きながらえてきました。カバラ、錬金術、タロット等に見られる神秘的な象徴や、数多くの古文書、古代文字や経文など…優れた思索とインスピレーションによって生み出された古代のシンボルたち。それらが伝える "本質的な意味合い" は、人間が「人間」である限り永遠に変わることはないのでしょう。


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  それでも、時代の変遷は容赦なく物事の表層を変えていきます。物の見方が変わるとともに、ことば自体が含む意味も変わっていきます。考えてみると「シンボル」って、時代の風雪に打たれて表皮が色褪せるとともに、本来の生命力も見失われがち。。 含まれる内容が複雑な深みを持つものほど、パッと見には意味のとっかかりさえ見出せなくなるという宿命を持つのかもしれません。そこで今回の「シンボル」が描くように、古くなった表皮に 「新しい形」 を与えることで元々の意味を再生させよう、もう一度広く伝えようという意識が芽生えてきます。

        それは古いシンボルに「新しい衣装」を着せること。たとえば商品のパッケージを今風のセンスでデザインし直したり、高級な見てくれにして復刻販売を試みるような感じかな? けれど、主役は常に中身です。 そしてその中身とは、人間としての営みの底流となる「ことばになり得ない不変の何か」です。だから例えばお菓子をスイーツと言い換えるのとは、きっと違う。。 うーん、これ、実はかなり難しいことかもしれません。


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        古い叡智に新たな形を与えようとするひと。その行為は、今の自分の力量と器がそのまんま結果に顕れるということ。生半可な動機ではなかなか出来ないことです。それに、単に外側のカタチを今風に変えたとしてもシンボルに本物の命を吹き込むことにはならないでしょう。全身全霊をこめ、オリジナルの精神と、その背後に連綿とつらなる知の系譜と、斬り結んでいくような献身が必要になりそうです。おそらくそうした土台を経て初めて、様々なインスピレーションを喚起する自在で強靱な「形」を生み出せるのだと思います。彼は心地よい覚悟と決断をもって目の前のシンボルに向かっているのでしょうか。 それは、文字通り身を削る作業。そして常に、貴重な叡智を殺してしまうかもしれないという危険がつきまといます。 

それでも、このままではせっかくの古代の智恵を生き返らせることが出来ない...。どうしてももう一度、蘇らせたい。そして多くの人々に伝え、役立てたい...。いや、どう考えても自分には不可能なのかもしれない。けれど捨てるわけにはいかない。不可能なことをもう一度、もう一度、可能にしなくては! この時代の急流の中で、瀕死の叡智に蘇るチャンスを与えたいんだ。。


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        嵐で増水した渓谷の激流、あるいは変わりゆく時代の急流。その中で様々な思惑や「やっぱりダメかもしれない」という思いと闘いながら、不可能を可能にしていく挑戦。わたし達の人生にも、ときどきそんな場面がやって来ます。もしかしたら、もうすぐ明るい兆しが見えてきそう。けれどまだ気を抜くことは出来ない。油断して集中力を欠けば、そこで全てが終わるかもしれないから。。 

この度数のシンボル「カヌー」は、狭くて危険な水域をわたる間にあちこちぶつかってきました。ならばその外形も歪んだり曲がったり、ボロボロになっているはず。それでも今、舟としての役割を健気に果たしてくれています。さぁ、安全なところまで共に行こう。そこにはまだ見ぬ誰かが ― 何かが ― この舟を待っているかもしれない。だから今自分が持てる限りのスキルを使い、臨機応変の姿勢を崩さずに行く。目標から目を逸らさず、お腹に力を込めて。...でも、肩の力を抜いて。


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        さぁ、次は満月のメインのシンボル、天秤座11°『眼鏡ごしに見つめる教授』です。教授といえば、とりあえず最高学府のえらい先生のこと。いわばオーソリティであり、何かの専門的知識に秀でているひとのはず。そんなひとが、眼鏡ごし(多分老眼鏡?)に何か、または誰かをじっと覗き込んでいます。

彼は何を見ているのかな? 目の前に座っているのは成績や論文のアドバイスを受けにきた学生? 就職先の相談かな? 教授は何かを探るようにじっと凝視しています。もし彼が自分の専門分野の研究対象をみつめているのだとしたら、シンボルはこういう描写にはならなかったかもしれません。他者を意識する天秤座の11°に在って、初期度数から半ばへ向かおうとしているシンボル。これはきっと、責任ある立場のひとが「誰か他のひと」をみつめているという構図ではないでしょうか。もしそうだとすれば、やっぱりみつめられているのは学生かな? でも自分が学生の立場だったら、尊敬する教授から眼鏡越しに凝視されたら何だか見透かされてる感じがしてちょっと緊張しそうです。


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        教授は最高学府の教育者として責任ある立場のひとです。B・ボヴィは原文の "peering over" について、"peer" を超える者、つまり「対等な仲間」という意味の言葉 "peer" を超えた存在として相手を見つめている者という含意がある、と指摘していました。彼は責任を負う立場の人間として、学生の今と未来を気遣っているのかもしれません。この学生は優秀さゆえに期待されているのでしょうか? それとも、落第しかかった困った君なのか...。

教授は自分のための執筆や読書の時間を中断し、教え子の相談に乗ろうとしているのかもしれません。多分彼にとって、学生の面倒をみるためには自分の研究に費やす時間を割いてかからなければならないでしょう。教授という立場であればそれもまた、為すべき仕事です。そして彼はその責務を引き受け、真摯に努めようとしているように見えます。眼鏡ごしにじっと相手を見つめながら、どうすればこの学生を最善の道に導けるか、思いを巡らせているように......。 


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        この満月、わたし達を映す月は 天秤座に来て太陽の意志を真っ向から受け止めます。じゃ、太陽はいったい何て言ってるんだろう? そのシンボルは、え、『一国の大統領』? 大統領... しかもこのイメージはどう考えても米国の大統領だと考えるのが自然です。このシンボルが降ろされた1925年当時の米国大統領は、第30代大統領カルヴァン・クーリッジでした。当時の彼は非常に有能で国民の人気も高かったようです。なので、おそらくチャネラーのエルシィの脳裡には「大統領とその職務」としてクーリッジ氏のイメージが存在していたのではないでしょうか? 

        ちなみに彼は「小さな政府」と経済への国家不介入を標榜する寡黙な保守派で、「(当時の)米国中流階層が持つ自由の精神と希望を体現し、彼らの意見を巧みに政治に翻訳することが出来た(wikipedia)」のだとか。時代はちょうど第一次世界大戦が終わり、平和と希望が戻ったころ。減税と赤字の縮小という一見相反する政策の手綱を巧みに操ったとされる彼の任期中に、米国は大きな経済成長をとげ、(後から見れば)良くも悪くも様々な花が乱れ咲きました。この時代は後に「ローリング・トゥウェンティーズ(狂乱の20年代)」と呼ばれています。


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        けれど、観点を変えれば暗黒の時代とも呼ばれるローリング・トゥウェンティーズに大統領としての職務をまっとうすることは、今のわたし達の想像を絶する責務だったのではないでしょうか。彼が任期を終えた1929年から頭をもたげ、30年に入って爆発した世界大恐慌は、人々の彼に対する評価をがらりと変えました。多くの人々が、米国の経済崩壊をクーリッジ大統領の失政と結び付けて考えるようになったのだとか。徹底した不介入主義で繁栄した経済だったけれど、その影で衰退していく農業セクターを国は救おうとしなかった。そして任期中はもてはやされていたはずの彼の減税政策が、結局のところ富の不公平な配分と市場の供給過多を招き、国民を苦しめたのだと。

実際にそのとおりだったのかどうかは論議が分かれるようです。けれど寡黙な彼はこれについて正面から声をあげて反論することなく、ただ「自由」を第一とする信念に従って生涯を終えたそうです。



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  一国の大統領は、良いときも悪いときも、国の安全と繁栄の舵取りをしなければなりません。彼のプライベートなどあってないようなもの。一挙手一投足を取り沙汰され、ときに称賛され、大抵の場合は批判の矢面に立たされます。見上げるわたし達にとっては最高権力者でも、彼自身にとってみれば、まるで急流に流されまいと必死で荒瀬をわたっていく小さなカヌーのような気分かもしれません。しかもそのカヌーには会ったこともない無数の人々が同乗し、自分の櫂さばきを見つめているとしたら...その重さは想像するに余りあります。権力者の孤独、見上げる側の孤独。両方の、光と影。

それでも、彼はひとの上に立ち、指導者として導いていくことを選択しました。その責任をまっとうするために、彼はリングの中央に立ち続けなければなりません。どんなに頑張ったとしても、人々は彼の能力を批判するかもしれないし、国内外から射かけられる矢が止まることはないでしょう。それでも。

「さぁ、どうする? 連帯や絆を望んでも君の言葉は誰にも届かないかもしれない。さぞ疲れたろう。もうリングを降りてもいいんだよ? それとも献身を続けるか? では聞こう。君の献身とはいったい何に対するものなのだ?」 ......牡羊座の太陽が問いかけているのは、案外そんなことばなのかもしれません。


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        見知らぬ多くの他者、または親しい人々との関係で責任を負うこと。そして正しい判断と決断を下すために、ひととき自分の関心事を差し置いてでも 相手のニーズを掴むために払う努力。ここに来てわたし達は、天秤座が課してくる対人関係の中で、そんなテーマに直面するのかもしれません。それには自分の視野をもっと拡げて、相手と自分を取り巻く周囲の事情を広く見据える必要も出てくるでしょう。

でも、この「俯瞰的な視座」にも落とし穴はあります。自分の目線を高みに持って行くのはいいけど、ひとつ間違えれば自分をその安全な高みに置いたまま、相手を無意識に見下して言いたい放題言ってしまうなんてことも十分起こり得るのだから。その姿はまるで、小さな権力者...。例えば学生にとって、教授は怖い存在です。機嫌をそこねて睨まれたら、もしかして将来真っ暗? 教授のプライドが高すぎれば、気に入らない学生の進路を妨害することだって無いとはいえません。そして殆どの場合、そんな教授の地位がゆらぐことはないでしょう (まぁ、例外はあるとしても…)。これと似たようなことは、わたし達の周囲でもよく起きるのではないでしょうか。


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        また、何か問題を抱えているひとがいても、自分に火の粉がかからないとなれば、わたし達はついつい高みの見物感覚で「プチ評論家」 になったりします。たとえば相手のバックグラウンドや状況をよく理解しようともせずに、一般論を語ったり、焚きつけてみたり。即座に善悪の判断を下して批判したり、あるいは自分でもよくわからないままに好き嫌いの感情で切り捨てたり(その場合は常に心理的「合理化」が起きて何かしらもっともらしい理屈がつくものだけど..)。 また一方、相手の抱える問題と自分の内部に潜む恐怖や不安が突然共鳴してしまうケースもあるでしょう。するとそれが元になって、目にした物事を(自分のために)全否定したり、逆に過度に情緒的になり「救ってあげなくては...」と感じることがあります。それが昂じれば、きっと相手のために「自己犠牲」を払うことだってありそうです。そして、そうした行動はときに「無私の行為」とも呼ばれます。

けれど、もしかしたらそれは...... いつの間にか全ての他者が「ひと」としての意味を失い、 目の前に拡がる「自分の世界」という名のゲーム・スクリーンに流れていく「記号 ― シンボル」に変容していく過程なのかもしれません。巨大な自分が俯瞰で見る世界。そこでは全ての他者は、自分。美しくも醜くも、自分を映す鏡。世界は「わたし」が意味を与える「シンボル」。ならば「他者」は何処にいる? そして「わたし」はいったい何処に?


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        眼鏡ごしに覗き込んでいる教授は今、目の前の学生の姿に自分自身のかつての姿を見ています。自分の過去の経験、失敗と成功、挫折と歓喜、怖れと安堵……あらゆる思いと記憶の中から、教え子に一番フィットする道を探る。彼に伝わることばを探す。世代や経験の差を埋めることが可能な歩み寄りの地点を探り出す。そして、必要十分なところで線を引く。越境は、しない。それが今の彼の仕事であり、責務です。絶妙の、間合い。スキルと知識と忍耐心。それは教授にとっても、この世を長く生きるにしたがっていつの間にかせばまってしまった視野を拡げるという行為に繋がるでしょう。 そしてそれは、自分自身のエゴを少しだけ透明にしていく行為です。

  このシンボルは 今まで自分自身の内面をみつめてきたわたし達に、少しずつ 「無私」 のエネルギーを通して物事を見ていくよう示唆しているのかもしれません。いえ、ひょっとするとその前に...。 殆どエゴが服を着て歩いてるようなわたし達にとって、果たして「無私」とはいったい何なのか? そのような瞬間が人間にはあり得るのか? そう問いかけられているのかもしれないな。。



  この満月は惑星アスペクトだけを見ても、立場の異なる者同士や意見の対立する者同士が歩み寄ることは難しく、ともするとこころも体も固くなりそうなエネルギーが沢山見てとれます。 今年は夏あたりをピークに、惑星達の激しい力が手を替え品を替え、やってきそう。個人差はあるとしても、内的 or 外的な勝負の年になるひとも多いかもしれません。それは得られる喜びも、それを阻む壁も大きいということ。

だから。
自分のペースで、一歩一歩、問いかけながら。
ちゃんと呼吸して、体の声を聞きながら。
ときには小さな炎のように。
ときには一滴の透明なしずくのように。
ひとり、ひとりの嬉しさの中で.....さぁ、胎内宇宙の旅を続けていきましょう。





corn



       

have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 22:30|PermalinkComments(2)

March 16, 2018

○3/17の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  3月17日22:31前後、北海道周辺で 22:37前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は22:12前後、沖縄周辺では21:45前後に魚座 26°53’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマと挑戦 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 魚座26°~27°― 発効期:3/17~3/30 】
  "A new moon divides its influence"
影響力を分かつ新月

  "A harvest moon"
ハーヴェスト・ムーン

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★個と個、個と全体 or 集団同士の観点や差異がより明確になっていく
→★長い間くすぶってきた些事がふくらんで全体の方向性を支配する
  力を持ちはじめる傾向
→★表面的な集合離散の中に潜む「より深い意味」に気付く必要
→★フラストレーションや不公平感の鮮明かつ皮相的な発露
→★些末な物事に影響されず自分のモチベーションに集中する必要
→★どうということもない出来事に対する物の見方が大幅に分かれる
→★それぞれの道や価値観が分かれ、交じり合うことが困難になる
→★徐々に拡がりながら淀んだ空気を変えていく新鮮な五感への刺激
→★厳しい状況の中で風を読みながら護るべきものを護る必要
→★気付かないうちに特定の方向に動かされていく危険
→★現世的な「儀式」を通して上も下もひとつになるという社会的幻影
→★細部の正しさにこだわってどうでもいい物事に過剰反応する危険
→★未来のための火を残すために小さな種火を保ち護ろうとする決意
→★他者の努力の結果を収穫として得ることへの感謝と歓び
→★表面的な祭りの中で地下に流れるまったく別の水脈に気付く必要
→★大波の渦中で静けさを保ち肥沃な精神を護る忍耐の力
→★孤独であることと幸福であることの差異を打ち消す透徹した精神
→★自己へのこだわりを捨てて広く全体を見通す眼を養っていく・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『やるべきこと、考えるべきことへの集中』
                    
            今回の新月喧噪の中で沈黙に耳を傾ける

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        3月半ば、魚座も終盤度数の新月を迎えるわたし達。サビアン・シンボルが示す新月のテーマはとても静かで深い意味を問いかけているのですが... それでもアスペクトや惑星達との絡みを見ると、前回の新月記事のメモ(去年の日蝕直前のもの)に書いたような全体像が一歩進む...というよりは、少し浮き足立つような感じのエネルギーになるかもしれません。

集合意識に影響を及ぼすこのような力は、前回の新月・満月のテーマとオーバーラップしつつ少し前からくすぶり続けてきたのではないでしょうか。また人間関係では、そのひとの本音や真の動機が本人も気付かないうちに言動〜表情に色濃く滲み出て、あぁ...と思わされるようなこともありそうです。


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        さて、今回の新月図でまず目立つのは、射手座最終度数に来た火星・イクシオンとのスクエア。そして新月がカイロンとコンジャンクトしていることでしょうか。よく見るとICとコンジャンクションの小惑星ルシファーがセミセクスタイルとセクスタイルで新月と火星に絡んでいます。


  一般的に見て新月と火星のスクエアは競争心を煽りやすいし、何が何でもやり抜いてみせるというファイトを生み出すことも考えられます。また、魚座の月と射手座の火星(と "無頼" のイクシオン)との組み合わせが「どんなことがあっても何かを(または誰かを)護らなくては」という心理に結び付き、犠牲者をかばって攻撃者の前に両手をひろげて立つというような、自己犠牲的な行為に顕れるケースも考えられます。それが全体のためを考え抜いた上での利他的行動であれば、後に何らかの形をとって報われる可能性は多分にあると思います。

また、このアスペクトはともするとイケイケ押せ押せのエネルギーを作り出す可能性もあります。「迫る」「決めつける」「詰め寄る」「べき論を押し付ける」などなど、相手のためだと思ったり効果的だと信じて取る行動には直前の一考が必要かも。。 それは関わり合う必要のないこと、些末なこと、自分がそこまで介入する権利も知識もないことだったりするのでは?と。何故自分はこうも前のめりになっているのか?と。あまりに押し過ぎると相手が閉じてしまったり、第三者に観察され引かれるか利用される可能性もありそうです。


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  一方、射手座の火星と魚座のカイロンというミュータブルスクエアの組み合わせは、陽の力である「自己主張」を弱める働きをするかもしれません。他者のための自己犠牲は払えたとしても、自分を護るための弁明や力を使っての抵抗となると、センシティブになり過ぎる傾向が出るからです。何をすればいいかはわかっている。なのにどうしても面倒で気力がわかない。あるいは次元が低すぎて背を向けたくなる(これは言い訳の可能性も)。または、勇気を持てない。いつもより何故か臆病になっている。それは足許の砂地が常に崩れ去るような感覚と似ているかもしれません。その結果、何か男性的なエネルギーに触れさせてくれる代償行為に時を費やす可能性もあるでしょう(小説、映画、音楽、ゲームや動画、スポーツや勝負事など、ロマン溢れるものからバイオレンス満載なものまでジャンルは多岐にわたります)。あるいはただ全てに背を向けて横たわりたい気持ちに襲われるかもしれません。

けれどこのアスペクトは挑戦状のようなもの。自信があろうとなかろうと、やるべきこととやらなくていいことを淡々と選り分け、最低限のやるべきことだけはやっておく。そうするうちに、きっと空気が変わってくる。生きている自分の体を感じながら、必ず吹いてくる良い風を、待つ。

そんなわけで、進むにしても退くにしても、早急な決断はしないほうが良さそうです。たとえ急かされるようなエネルギーに囲まれても、出来るだけ「事実」のみに目を向け、不必要な行動は控えて呼吸を乱さないこと。特にネイタルの惑星や感受点がこのアスペクトに触れるひとは、そんな気持ちで新月期を過ごせるといいんじゃないかな。


  そうそう、それとカイロンについては2年ほど前の満月記事の中で、一般的に言われているものとは異なる解釈の仕方があることを紹介しました。覚えているひとも多いかな? 今回はこの解説も頭に入れておきたいと思うので、抽出してひとつ下に記事「カイロン異説」としてUPしておきますね。初めてのひとはぜひ読んでみてください。


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        それともう一つ。今回は新月の直後に火星がアウト オブ バウンズ(OOB)になります(3月18日〜4月7日)。しかも4月2日には山羊座8°台で土星とコンジャンクト! メリマン・コラムでもこの春先はボラタイルだと示唆されていましたが、火星がOOBになるということは、社会にとっても個人にとっても心身共にボラティリティの高まりを意味します。

OOBって何?というひともいるかな。。 これは基礎的な天文学の知識がベースになるけれど、超・簡単かついい加減に端折って言うとこんな感じ… 。 地球の中心から見て天の赤道(地球の赤道を天上に投影)を0°とします。そして同じく地球の中心から見て天の赤道から天の北極までの角度を+90°、天の南極までの角度を−90°とします。これを赤道座標系の「赤緯」または「デクリネーション」といいます。 天を巡る惑星達の位置を表す場合、通常アストロロジーでは「○○座XX°」というように、季節の節目によって固定された黄道帯の座標系を使います。これは言ってみれば東京の位置を経度だけで表すようなものかな。つまり黄道面をペシャッとつぶした2D表現です。でも、それに加えて赤緯を使うとその惑星の位置が3D表現になります(乱暴な言い方だけど...)。たとえばデクリネーションが+26°なら、天の赤道から天の北極方面へ26°の位置にあるということです。

地球から見て、太陽は1年をかけて黄道帯をひと巡りします。けれど常に天の赤道上にあるわけではありません。太陽が天の赤道(つまり赤緯0°)に来るのは春分点と秋分点のみ。そして夏至点と冬至点では最大角である+−23°26’(現在の数値)に来ます(この角度は実際には公転する地球の軌道面に対する自転軸の傾斜角)。つまり、地球から見ると天の赤道を中心に+23°26’と−26°26’の間を太陽は一年かけて旅するわけです。

そうしたことから、この帯状の天の領域を「太陽がその統制力を極める帯域」とみなし、地球から見てその帯域を外れた位置(たとえばデクリネーション+28°とか)に在る惑星をアウト オブ バウンズ(OOB)と呼びます。なのでわたしはOOBを「太陽の軛を外れて旅する惑星」「はぐれ狼」…なんて呼んだりしています(^_^;。

遠い惑星ほど、とんでもなくOOBな位置にあることが多いのですが、月、水星、金星、火星までの個人惑星も、一時的にOOBになることがあります。これも長期でまったく太陽の軛を外れない期間と、ひんぱんにOOBになる年とがサイクリックに巡ってきたりするのですが、煩雑になるのでここでは省きますね。

ちなみにこのOOBの考え方を初めて体系的に研究し、まとめたのは米国の著名なアストロロジャー、キャサリン "Kt " ベーラーで、彼女は今も多くのアストロロジャー達に敬愛されています。


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  さて、月のOOB(最も顕著なOOBの特質を持つ)の特徴についてはすでに知識を持っているひとも多いと思います。じゃ、火星がOOBの時はどんな影響力を発揮するでしょう?

アストロロジャー、トニー・ハワードの研究では、その特徴として
  • 生まれながらの自由人
  • 新機軸のアイデアや思考
  • 率先してトレンドを牽引する
  • 仕事でも社会的な顔としても非常に個性的
  • 非常に活発で負けず嫌い、競争や勝負を好む
  • 行動的、攻撃的、自己主張が強い
  • 燃えやすい、または火付け役、扇動者
  • 囲いや壁を突破する力
  • 常識を超えた行動や考え方
  • ノーマルなバランス感覚に欠ける
などが挙げられていたように思います。アスリートや勝負師、その他いわゆる「無頼」と呼ばれるひと達に火星OOB持ちが多いのも頷ける気がします。とても個性的で、いわゆる「物議をかもしやすいひと」"ノーマル"な感覚を当てはめると「お騒がせ」と言われてしまうひとも多いです(アーティストのビョークは月・金星・火星が全てOOBです。もしかしたら小説家の百田尚樹さんも、もし夜の生まれであればOOBの火星を持つかもしれません)。一方、テロや暴力的な犯罪のイベントチャートではトランシットで火星がOOBになり、他のハードアスペクトも同時に形成されるというケースも多く見られます。

ここで重要なのは、OOBの火星はもともと "生まれながらに" 自由であること。「自由」を志向し壁を突破するのは天王星が持つ特質だけど、OOBの火星は志向する必要も感じない…ということかもしれません。だから、OOBの火星にとって「何故ひとは縛られなくてはいけないのかわからない...」という感覚があり、それが周囲との衝突を招いたり、「人を人とも思わない」などという悪評の元になったりするのだと思います。


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  でも、例えばOOBの火星をネイタルに持つひとの全てが暴力的だったり喧嘩好きというわけではありません。当然、ネイタルの場合でもチャートの他の要素が強い場合はOOBが内在化することもあります。そして、ある側面だけにそのユニークさがかいま見えることがあるんですね。その良い例が、メリマンさんです。メリマンさんがOOBの火星を持っているというのは意外に感じませんか? 

でも彼は山羊座が非常に強調された「土星力」の持ち主です(太陽、月、火星が山羊座)。そして土星力とOOB火星の最善の結び付きを体現しているのがメリマンさんではないか? などとわたしは思っています。メリマンさんはファイナンシャル・アストロロジャーとしての長年の仕事を通して信用と地位を築き、ISARの会長としても尊敬される存在です。でも、コラムの中で時折チラリと見せる(最近はあまり無いけど)ファンキーな側面や、常に新しいインスピレーションを得てトレンドに先立つ予測を立てる力、そして様々な勝負(または攻撃)も推測される金融業界の渦のただ中で闘い抜いてきた力は、火星OOBの素晴らしい側面ではないでしょうか。

        おっと,,,,OOB火星の説明が長くなり、しかもネイタル寄りになってしまったけれど。トランシットで火星がOOBになる期間が社会的にも人心にも揺れ動くボラタイルな様相をもたらしやすい...という感じはちょっぴりわかってもらえたかな? (OOB関係も時間が出来たら別記事にまとめようかと思っています...。)


        最後に、今は水星逆行のシャドウ・フェーズに入っています。少し前に「シャドウ中の決定・懸案事項は微調整を重ねつつ、それが今後も価値を持つかどうか確かめる機会になるかも」とツイートしたけれど、水星逆行の注意点についてはこれまでにも書いてきたし、3月28日発売のKindle版『マンデーン2018』にも詳しい解説が載っているので、ここでは省略しますね。


主な惑星スケジュール

3月18日01:41火星が山羊座にイングレスしてOOBに
3月20日:火星・フォルスのコンジャンクション
 (この前後は突然の状況変化に注意)
3月23日09:19 水星逆行 牡羊座16°54
3月26日~28日:OOBの火星が最大角に
3月31日:今月2度目の満月!
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4月2日午前3時台:水星逆行の中日、牡羊座11°57’
4月2日〜3日:火星・土星コンジャンクション
4月13日〜14日:太陽・エリスのコンジャンクション
4月15日:水星が牡羊座4°48’で順行
4月18日:太陽・天王星のコンジャンクション
5月4日:水星順行後のシャドウ抜け


        星々のエネルギーに使われるのではなく、選択肢の中から最善の筋道を選んで使いこなす。口で言うは易しで実際にはそう簡単ではないけど... それでも自分が今どんなタイプの影響力に曝されているかを心しておくことは、新しい季節のスタート地点に立つとき、きっと今を生きるための力になると思います。



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★3月新月のサビアン・シンボル ★


        今回、新月のベースとなるシンボルは魚座26°『その影響力を分かつ新月』です。新月とは太陽と月の1サイクルが終わり、新たに始まるとき。月が地球と太陽の間に割って入り、地上には月の「夜」の顔、つまり影になった部分を見せます。それは新しい種が蒔かれ、そこから「光」と新たな「気配」が少しずつ支配力を強めていくときです。けれど新月がわたし達の目に触れることは殆どありません。だから、明るい!とか紅い!とか大きい!とか小さい!とか... 目視した上で共通の認識を持てるような手掛かりはありません。多くのひとは、月の存在など意識さえしないかもしれません。けれど月がもたらす闇、そしてまだ色を持たない「意味」の宿りは、他の惑星達がもたらす刺激と絡みあいつつ、とても密やかに... けれど確実に... わたし達ひとりひとりがそれまでに紡ぎ上げてきた物語と溶け合い、その後1ヶ月を彩る新たなテーマを「わたし」と共に "創造" していきます。


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  だから新月がもたらす影響のあり方は本当に千差万別。 ひとつのテーマがひとにより、あるいはそのひとが生まれ持ったホロスコープという翻訳器を通して、様々な心理や体験となっていきます。どれひとつとして同じ経験はありません。そしてわたし達が人間である以上、ひととして体を持ちこの地上に生きている以上、そのテーマや影響力を受けて何を「見る」のか、どんな観点を選択し、使っていくか(使われるのではなく)はわたし達自身の手に委ねられています。

このシンボルを含む魚座の最終5°の領域には「別れ」という暗示が埋め込まれているように思います。ただしここでの別れとは、単に誰か親しいひとと別れるとか、これまで属していた集合体から離れるといったような、表面的な実相を指しているわけではありません。ひとによってはそういう現実を互いに選ぶという可能性もあるけれど、それはあくまで結果論なのだと思います。このエネルギーの本質はおそらく、これまで自分を縛ってきたと感じるあらゆる観点からの別れ、またはその始まりではないでしょうか。


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  すべての「こうあるべき」を捨てたら、自分の中にいったい何が残るのか? 固執すればするほど硬直していく自分を見たなら、その自分からそっと離れてみる。魚座の霧の中では、ひととき「誰でもない者」であることはそんなに怖いことじゃない。 もうすぐ晴れようとする魚座の霧の中で。 何もかもが競い合い伸び合う春の新たな光線を浴びる、その前に。 本当はそれほど大切じゃないことにこれ以上捕らわれないように。。


        では今回のメインのテーマとなる魚座27°『ハーヴェスト・ムーン』はどうでしょう。これは日本語だと「中秋の名月」と訳されることも多いですね。けれどシンボルとしては「収穫の時」=「秋」を意味しています。つまり「刈り入れのとき」です。畑を耕し、種を蒔き、草をとり、手入れをして、やっと迎えた収穫。刈り入れた穀物は大きさや出来映えによって子細に区分けされ、整理されます。そのうち、あるものは出荷され、またあるものは長い冬越えの食糧として取り置かれることでしょう。けれど「ハーヴェスト・ムーン」という言葉が定着した昔には、刈り取られた作物は領主や貴婦人への年貢や貢ぎ物として差し出されました。


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        B.ボヴィによれば、古い時代には「Harvest」ということばは「秋」と同義語であり、沢山の単語のルーツとなるものだったそうです。たとえば「敬意を表する」という意味のトリビュート... 「paying tribute」は、忍耐や信仰を試される「苦痛」や「苦難」という意味の「tribulation」から来ていますが、その大本はといえば「ハーヴェスト」= 秋の収穫時に穀物が臼で挽かれることを意味する古代ローマの言葉「tribulum」なのだそうです。

このシンボルが降ろされた1925年の米国では、大規模農業や農場経営が一般化する中、1930年代の大恐慌を前に一足早く急激な農業不況に陥る過程にあったそうです。貧富の差も激しく、白人大規模農場主に対して土地を借りて耕す小作人や季節労働に従事する黒人労働者、そして中国人や日本人ほかアジアからの移民など、多くのひと達がわずかな収入のために過酷な労働に明け暮れていました。ハーヴェスト・ムーンの時期は、この時代を生きた人々にとって、その立場によって悲喜こもごも様々な体験や想いをもたらしたのではないでしょうか。


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        この度数の対向に位置し、補完/対立関係にある乙女座27°のシンボルは『茶会に集う貴婦人達』です。この光景は、英国貴族階級の女性が社交の場やお作法を学ぶ場として集ったお茶の会「アフタヌーン・ティー」や、夕食を兼ねて開かれた「ハイ・ティー」を思い起こさせます。また米国で「ハイ・ティー」 という場合は、かなり気取って儀式張ったお茶会を指すそうで、裕福な女性達がここぞとばかりに最新流行のフォーマルドレスに身を包み、上品な会話を楽しむ...といったイメージです。 アメリカ独立戦争の契機とも言われる「ボストン茶会事件」以来、米国では紅茶よりコーヒーが飲まれるようになったと聞きますが、やはり貴族階級や特権階級のイメージは「紅茶を嗜むこと」 にあるのかもしれません。

おそらくこの茶会に集う貴婦人達は、ハーヴェスト・ムーンの時節が来れば沢山の収穫物やそれに代わる金銭を当然のように受け取る立場にあったはずです。彼女達が嗜むお茶の葉一枚一枚は、それを摘み取った名も無い季節労働者達の苦痛や苦難を通して得られたものかもしれません。1920年代中盤の米国で迎えるハーヴェスト・ムーンを思うとき、この2つのシンボルにはどこまで行っても変わることのないこの世界の光と影がくっきりと投影されているように思えます。


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        一国の社会・経済を織りなすシステムの中で、様々な立場のひと達が様々な人生を送りながら、ひとつの社会としての歴史を共に創りあげている。この新月に対峙する「お茶会」というイメージひとつをとっても、その中には沢山の不公平や偏見、欺瞞が渦巻いているのかもしれません。

それでも香り高い一枚のお茶の葉を通して、秋の満月の優しい光を透過して。 底辺の過酷な労働にあえぐ移民女性から上品な会話を嗜む特権階級の女性まで、あらゆる階層の人々と彼らにまつわる個々の人生の多様な物語が、人類というタピストリーの一部として実は密接に結び付いているのではないでしょうか。そのどれもが、誰もが、欠くことの出来ない一本の貴重な糸。優しさも愚かさも、傲慢さも怒りも恨みも幸も不幸も... 巡り巡ってやがて刈り入れのときは等しくやって来ます。


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        日々の暮らしの中で、わたし達はこの度数がもたらす深い命題に良くも悪くも無意識に触れているかもしれません。

例えば、わたし達は自分が犠牲者であると感じたり、自分が犠牲者を助けなければならないという観点を選んだとき、そこに見た不公平や不正を正すべきだと思い声をあげるかもしれません。または他の誰かを悪の象徴に見立てて(あるいは仕立てて)憎み、不満をぶつけるかもしれません。けれどその行為によって、気付かないうちに誰か見知らぬひとを犠牲にしていたり、誰かを傷付けているかもしれないという可能性は常に存在します。

わたし達は、遠く隔たり自分の意識にも引っかからず名も知らぬ誰かにとっては他ならぬ特権階級であるかもしれないという矛盾。自分の意識がどんなに高いと信じていても、あるいはどれほど底辺に在ると感じていても、一枚の壮大なタピストリーの中では全ての定義が相対的なものでしかないという事実。共存と排除、両方の論理が実は紙一重なのはいったい何故なのか? それでも日々社会は動き、生の営みはまるで果てることなく続いていくように見える。霧の中でしか見ることの出来ない、幻の真実。 

それを知り、その矛盾を真正面から引き受けた上でなお闘うべき理由を見出すなら、それはもしかしたら...そのひとの人生において経験すべき貴重な刈り入れのときとなるのかもしれません。人生の刈り入れのとき。その選択の結果を引き受けるために。


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       12星座宮の最後に控える魚座。それは物質も精神も、全ての鋳型が溶け崩れ、境界を失っていく領域です。その魚座も終わりに差しかかった時点で、まずはスタートラインとなる「新月」のシンボルが顕れ、次の度数27°(この新月のメインのテーマ)には刈り入れの満月のイメージが来ます。そしてそれに続くのは28°『満月の下の肥沃な庭園』という静けさが孕むポテンシャルを暗示するシンボル。「死」をも暗示するとされる月のイメージが3回、立て続けに描かれているんですね。そして最終度数とも言える次の29°は『プリズム』で、ここで本当に分光が起きてきます。最後に来るのは魚座30°であり牡羊座0°でもある『Great Stone Face/人面の大岩』で、これは「完成」と「死」と「潜在する生」を彷彿とさせる象徴です。この、月を主役とした死と再生のダブルイメージは圧巻です。


        だからこそ... 魚座の終盤度数に来ての「収穫の満月」が真に意味するものは、単にこれまで育んできたものを刈り取って収める、あるいは因果応報などという表層的な現実だけではないと思います。 そのイメージの一層も二層も下には、善も悪も救済も犠牲も生も死も、あらゆる差異をその霧に溶かし込んで未だ見ぬ彼岸に届こうと希求するこころ、まやかし抜きの透明な眼差しを得たいと願う、究極の魚座精神がひっそりと息づいているのではないでしょうか...。


あと何日かしたら、春。
みんなにとって、思い出深い季節となりますように...!


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


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March 01, 2018

●3/2の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで3月2日10:10前後、北海道周辺で10:16前後、関西方面は09:51頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で09:21前後に乙女座11°22'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月乙女座11°~12° + 太陽 魚座11°~12°】
  "A boy molded in his mother's aspirations for him" +
  "Men seeking illumination"

『母親の強い願望の型にはめられた男の子』+
 『光明を探し求める男達』

  "A bride with her veil snatched away" +
  "An examination of initiates"

『ヴェールを剥ぎ取られる花嫁』+
  『新規参入者への試験』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~3/16】
※ひとによっては1週間ほど前から前倒しで感じられると思います。

→★人生の旅路がここからまた始まる、という分岐点に達する
→★自立した精神はときに冷淡に見えるという現実
→★気付かないうちに他者の強い情念に巻き込まれる危険
→★乳離れしないうちに「長いものに巻かれる」ことを覚える
→★自分の後悔や怖れ、再生願望を他者に投影して "助ける" 行為に注意
→★慣習や伝統に関連して血の繫がりや絆を思い起こさせる出来事
→★一切の外界からの影響に侵されないで済む道を渇望する
→★他者から与えられた道を自分が辿れないことに引け目を感じる
→★全ての「べき論」を捨てて自分が真に求めることは何かを熟考する必要
→★元々「計り知れないもの」に合理的な光を当てて精査しようとする欲望
→★隠されてきたことが明るみに出ることで必要となる方向転換
→★これまでの生をもう一段深く精査し見なかった物事を見ていく
→★手続き、形式、資質、資格、経歴などに拘りすぎる傾向に注意
→★予想外の驚きや躊躇せぬ行動がもたらすユーモア、またはショック
→★光を当てることによって壊してはならなかったものを破壊する危険
→★窮地に追い詰められて曖昧だった自分の真の動機が目覚める
→★覆い隠すものも誇示するものも何も持たずただ「在る」ことの難しさ
→★「今」という生の分岐点に立ち、深い呼吸を携えて進む・・・→


エネルギーのポイント:新月『やるべきこと、考えるべきことへの集中』
            
            満月『それぞれにとっての分岐点』 

2013NMFM


満月期の注意点ずらっと:アスペクトから

ロボットの話題、または親によって半ばロボット化された娘や息子の想い / 怒りとカルマの噴出 / 口先の誤魔化しに注意 / ハッキングやフィッシング、「釣り」行為/ 爆発 / 抑圧された性的エネルギーの捩れとその発露 / 幻想・夢・美・愛らしさへの逃避 / 目先の欲に目が眩んで罠に陥る危険 / 理想のためなら何をしても許されるという考え方 / 「犠牲者」と「救護者」という共依存関係 / 内面的な孤独感が一匹狼的な行動に結び付く傾向 /インスピレーションの流れに浸って何かを掴む!etc.

3月9日〜水星逆行のシャドウフェーズに入る
 (水星逆行は3月23日〜4月15日)


★3月満月(1回目)の サビアン・シンボル★


        今月は1月に続いて1ヶ月のうちに満月が2回あるブルームーン月ですね。もっともこれは1946年に天文雑誌に掲載された誤報が元で世界中に広まった説で、本来のブルームーンは春分・夏至・秋分・冬至の四季の区切りでひとつの季節の中に4回満月があるとき、その3回目の満月を呼ぶのだそうです。次の満月は3月31日だから、春分過ぎ。今年は「本物」のブルームーンは訪れないようです(2016年と、次は2019年)。でも、ひとが名付け、自ら意味を与えることによって「この世の現実」が創られていくというのは、アストロロジー(中でも小惑星の働き)が示唆する真実を追っていくにつれて、ひたひたと実感することのひとつだったりします(もちろん、一生懸命に何かを思い込めばその通りになる…なんてことではありません)。 なので今月末の満月も「ブルームーン」だと認識するひとが多ければ「不吉」だったり「幸福の兆し」だったりするのかもしれません。


boy&moon


        なんて、また前置きが長くなっちゃった(^_^;。さて、この満月が最初にタッチするベースのテーマは乙女座11°『母親の強い願望の型にはめられた少年』です。このシンボル、もし男性が読んだらちょっと息苦しくも感じるかな...? 

原語の「molded」は何か柔らかいものが文字通り鋳型にはめられて「カタチ」を与えられ、「何かに成る」こと。そして「aspiration」は高い目標や達成を思い描きそうありたいと欲することだけど、ほとんどの場合それは並の人間の手が届く範疇を超えている…といった感じです。また動詞の「aspire」の語源は「spirit」、つまり「生気を与える」ということばなのだとか。

たとえば生まれたばかりの赤ちゃんの、この世で最初の呼吸。最初に生気が呼び覚まされる瞬間。けれどときには粘液で息が詰まる赤ちゃんがいます。そんなときは装置を使って勢いよく空気を吹き込んだり吸引したりして邪魔な障壁を取り除き、何事もなく空気を吸い込めるようにしなければなりません。


baby



  母なるひとにとって共通する最初の願いは、自分の子供が男の子であれ女の子であれ、元気な産声を上げてくれること。そしてその後、すくすくと無事に育ってくれることではないでしょうか。それはとても自然なことです。けれどこのシンボルに描かれた母と息子を見る限り、時が経つにつれて彼女の自然でシンプルな願いは...いつのまにか複雑なものに変わってしまったのかもしれません。

幸せになってほしい。もちろん自分も彼と一緒に幸せでありたい。でもまぁ、男の子だし手が離れたらどうなるかわからないけど。とはいっても、彼が幸せになるには... こうあってほしい。ああなってくれたら...。その時々のイマジネーションによって、彼女が感じる幸せの在りようもまた変わります。それもひとつの「愛」のかたち。母なるひとは、小さな男の子をその胸に抱きながら、毎日のように想いをこめて、"自分なりのスタイル" で彼に息を吹き込み、また彼の息を吸い込みます。シンプルないのちのやり取り。教育。 少しでも生気を曇らす障壁を取り除き、彼女から見て立派な「男」へと育ってくれたら。。 女ではなく、男に。もうひとりの「わたし」ではなく、幻のパートナーだったかもしれない「誰か」に。 彼は彼女が自ら自分の血肉を分けた初めての「他者」。このシンボルに描かれた男の子はその想いを栄養にしていっぱいに吸い込み、すくすくと育っていくでしょう。


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  今のわたし達が生きる社会では、(カルミックな例外を除いて)多かれ少なかれ子供に何かしら期待するのが親。一方、一切何も望まれないとしたらラクな反面、気に掛けてもらえてないような気がして寂しい...そんな子だっているかもしれません。けれど人間とは複雑なものです。どんなに「愛」がこもっていようとも、誰かが誰かのために良かれと思って吹き込む強い願望「aspirations」が、結局はそのひとを押しつぶす結果になったり、知らないうちに生気を奪っていた...なんてこと、よくあるのではないでしょうか。

        B.ボヴィはこのシンボルについて、「Educe」という言葉が鍵になると言っています。「Educe」とは「潜在しているものを引き出す」こと。吸引すること。「教育」を意味する「education」のルーツとなる言葉です。他者を教え、導き、相手が持つ最高のポテンシャルを引き出していくこと。そして成長を加速させること。

この世界に生まれ、誰かと家族の絆を結び、友人やパートナーと過ごし、仕事で多くの人々と出会う。あるいは尊敬する同志、先輩や教師、導師と巡り逢って教えを受ける。わたし達は生きていく途上で様々な出会いを体験します。またときにその出会いが契機となり、わたし達はそれまで歩んで来た道を捨てたり、進む方向を変えたりもします。成長の過程は様々な変化の連続。あるときはごく自然な流れで。またあるときは「よし!」と気合いを入れた選択の上で。そして、わたし達は時折ふり返ってこう思います。あのひと達と出会ったことで、自分は拡がり、成長し、ここまで来れた...と。


road


  スピリチュアルな道にもまた同じことが言えます。場合によっては社会的な出会い以上の強烈な経験が待っているかもしれません。ワークショップや特別なトレーニングコースに参加する。または、導師から直々のイニシエーションを受け、今まで知らなかった「真実の智恵」を授かる。目のウロコがポタポタと音を立てて落ちる経験。あるいは、真っ向から自分の世界観を否定されるような体験。それまで抱いてきたアイデンティティの崩壊。ショック。ちょっとした哲学的試練の数々を課されたわたし達は、苦しく辛い思いをすると同時に、まったく未知だった新しい領域に踏み込んでいく興奮と発見の喜びさえ味わうかもしれません。

社会でも霊的な道においても、そんな いわば「開眼」体験をするにあたって必須となるのは、「他者の評価や判断」に照らし、それに対し意志をもって自分自身を曝しながらその規範に従っていくことです。それはテストを受けるに等しい緊張感をともなうことかもしれません。そして、そこにこそ「内的摩擦」が起きてきます。 本当に、これは「自分にとっての真実」なのか? 教えを聞き、諭されればやはり納得してしまう。でも、それが真実だから納得するのか? それとも...感じている痛みや辛さ、怖れや解放感も含めて...今の自分にとって好都合だからなのか? もし与えられた「真実」を受け入れられなかったら... そこからはみ出てしまったら... それは... 悪? それとも絶望なのか?


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  B.ボヴィはこうも言っていました。このシンボルで一番重要な要素は「呼吸」だと。

確かに目の前に開示されたことは真実なのかもしれない。けれどたとえ息を呑むような鮮やかな論理が披露されようと、大いなる愛に包まれようとも、自分の呼吸を忘れてはいけない。その呼吸は他の誰のものでもないから。そしてその呼吸も、また紛れもない真実。

誰かが「わたし」のために語ってくれる「真実」を受け入れられないなら、それこそが今この瞬間の、真実。 吸ったら、吐く。吸ったら、吐く。吸ったら、吐く。ショック? でも息を呑んではいけない。進んで呑み込まれてもいけない。息を奪われてはいけない。 自分の息と共に、自分の中に眠る「わたし」というデーモン — 真実の精霊 — を呼び起こす。その行為の中に、溢れる生気と喜びがある。他者から知らされる「真実」を選択してもいい。しなくてもいい。迷うなら、今はそれが真実。

ただ、一度自分の「呼吸」を取り戻すこと。それが先決。かけがえのない命のもとを。


        母に抱かれて憧れの鋳型にはめられた男の子は今、成長して『光明を探し求める男達』(太陽のシンボル)の一人となりました。彼の探し求める光明とは何でしょう? 母なるひとの強烈な渇望の力が彼の原動力となったのでしょうか? 人生の旅路が始まる瞬間から吸い込み続けてきた母なる他者の切なる願い。彼はそれを、最高の次元に達する道しるべ「光明」を得ることだと解釈し、追い求めているのでしょうか? それとも、もしかしたら自分に投影された「幸せ」の全てから解放されることを切望しながら、何処かにあるはずの道を照らす光明を探し求めているのでしょうか?


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        さて、満月のメインのテーマは乙女座12°『ヴェールを剥ぎ取られる花嫁』です。うーん...なんとなくゴシップのネタになりそうなスキャンダラスなイメージ? またヨーロッパや米国に拡がる、イスラム女性のヒジャブやニカヴ着用を巡っての問題もふと思い起こされたりします。。 

  立派な教会で粛々と執り行われる結婚式。まさに人生の重要な分岐点。荘厳なオルガンの響きに導かれ、家族や友人知人に見守られながらしずしずとヴァージンロードを歩む花嫁。その顔は純白のヴェールに覆われています。そして。突然、誰かの手によって剥ぎ取られるヴェール! 露わになる彼女の顔。。 花嫁自身も周囲の人々も、もうびっくりです。いったい誰がこんなことを?

もしかしたら、せっかちな花婿がいっときも早く花嫁にキスしたいと駆け寄ったのでしょうか? それとも気のおけない友人達がやっかみ半分に仕掛けた悪戯だったのでしょうか? あるいは結婚という重要な人生の分岐点で、何か驚くべき「真実」が露呈するのでしょうか? それは、誰かの「強い願望」によって為された行為だったのでしょうか?


bride


  「take the veil」(ヴェールを受け入れる)という言葉は「修道院」に入ることを意味するそうです。昔はキリスト教の尼僧になるとき、神の花嫁になることを示す白いドレスをまとって礼拝堂に入り、そこで黒い尼僧服に着替えたのだとか。このシンボルは自らの意志によってヴェールを受け入れる代わりに、剥ぎ取られています。これは本当に驚くような出来事、それこそ息を呑むような一瞬かもしれません。

  ところで、花嫁の顔をヴェールで隠すという慣習は、霊的な儀式に必要とされる神秘性を護るために必要とされたことだったのでしょうか? それとも、ただ新たに花嫁となる女性の「真実の顔」を覆い隠すための布に過ぎなかったのでしょうか? いったい何なのだろう? 人生の途上に幾度か巡りあう大きな岐路に来て、花嫁は皆の好奇の視線が一斉に自分の顔に注がれていることに気付きます。

「わたしの顔? それがどうしたっていうの?」「結婚式なんて、ただの儀式。なのに式を挙げる前のわたしの顔と、その後で予定通りにヴェールを外したわたしの顔が違うとでも?」


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  そのとき、花婿は慌てて花嫁に駆け寄り、おおげさな身振りで彼女にキスを浴びせるかもしれません。「いやぁ、待ちきれなくてね!」 そのひと言で周囲はどっと笑い、その場はなごみます。花嫁もはじらうような微笑を浮かべます。空気を読まない(または悪意の)悪戯にはまった美しい犠牲者と、彼女の困惑をスマートに救ってみせたナイト。なんて素敵なカップル! けれど、それは果たして真実なのでしょうか? もしかしたらこの「アクシデント」は... 「結婚」という道を選択し、新たな人生へと踏み出す彼女に課された最初の「試験」だったのかもしれません。


  このシンボルには、物事の鍵となる事実が巧妙に隠されている...とでもいうようなニュアンスがあります。好奇心をそそられるような何か。目の前の光景が全てではなく、何か語られることのない物事が進行しつつある。一瞬の出来事からおぼろげに感じさせられる、そんな兆候...。 それは本当かもしれないし、単に目撃した人々の妄想や思い過ごしかもしれません。おそらくそれを知っているのは、花嫁自身なのでしょう。

覆い隠すべきものなど何もないとき、そこにはあらゆる選択肢が一瞬のうちに花開きます。どう反応してもいい。感じたことを発散してもかまわない。誰かの救援を期待する必要もない、無条件の自分。イマジネーションを全開にしてその場を創り変え、危機をまったく別の状況に変容させてしまうことも可能になるでしょう。けれどもし、ヴェールの内側に何らかの意図や言えない想いが潜んでいるなら、それは不可能なことです。


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  一度全て吐き出してしまう。怒りでも涙でも恨みでも自己憐憫でも罪悪感でも。そしてその後で、初めて始まる新しい物語があります。それは物語でさえない、自然ないのちの流れかもしれません。

何かを選択したときに訪れる最初の試練。 テストを受けるときのわたし達、大事な局面に立ち向かうときのわたし達は、ともすると結果への不安と緊張で息をするのを忘れてしまうことがあります。そしてそんなときは大抵、空気を吸い込んだまま、息を止めています。吐き出さなければ、吸うことが出来ない。これ、呼吸の鉄則。吐き出すことはリセットすること。吸い込んでしまったあれやこれやから、自由になること。怖れたまま息を呑んで、風船のように膨らみ続けることなんて誰にも出来ない。いつか必ず、何かが思わぬ形を取って突然噴出してくる。。

小さくて、大きなこと。巡り来る岐路の直前、橋の上で一瞬足を止め、立ちすくむわたし達。わたしは、ヴェールを被っている。これまでも、これから先も。そして、一陣の風が吹く。ハッと息を呑む。そこには自分でさえ見たことのないわたしの顔が在る。ここから先は、ヴェールなしで行けと? もうすでに皮膚みたいなものなんだけど? それとも、これからまた新しいヴェールを被るのかな? 自分でプロデュースしたヴェール。誰かから与えられたヴェール。それとも? 

ひとつ大きくため息を吐きだし、気持ち新たにそろそろと足を踏み出す。このままで行けるのかな?  吐いて、吸う。そして一歩。ひと呼吸ごとに、わたしという存在の奥から新しい生気が生まれて来る。 結局は... それが全てなのかもしれません。


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        さて、対向する太陽のシンボルは魚座12°『新規参入者への試験』です。これは一般的には入試や入社試験の場合もあるし、何かの資格試験かもしれません。あるいは何かのプレゼンテーションやプロポーズかもしれません。またこのシンボルが降ろされた背景を考えると、霊的な組織の新規参入者に課された特別な試練を示唆しているとも考えられます。この位置に主要な個人惑星や感受点を持つひとには、スピリチュアルな傾向を持つひとも多いようです。じゃ、最後にこのシンボルにちなんでB.ボヴィが以前書き記した詩的な文章をもとに翻訳?翻案?して...置いておきますね。


魚座12° 自省について:

light-bulb



内なる世界を覗き込み 信じた道を進み続ける私
不十分だ!力不足だ! 突き刺すような声が響く 

荒々しい河の流れは 凍り付いた失敗の数々で膨れあがり
私はただ 悲哀に流されていった 

この先は崖だ 流れにまかれ 滝と共に落ちていく

怖れ、興奮、ほとばしり出る声にならない叫び
だがその瞬間 私は 今までで一番生きていた!

投げ出された水底 漂い沈む私 
無音の永遠 ただ静けさに包まれていく

遠くかすかに 轟音のような唸り声が聞こえたか?

それは辿り着くことさえ出来ない 偉大な力の証し
だがそれは すぐ近くにも聞こえなかったか?

濁流に弄ばれ 水面に顔を出し ただ息を求めて喘ぐ私

私はもう 早瀬に捨てられた小枝でさえ無かった

私は 何者でもなかった 

自作自演のフィルムの色褪せたひとコマに 私はいた
無数に存在する物語の たったひとコマに 私はいた

そのとき わたしは眼だった
眼は 突然一回転し 眩しい反射光を見る

光は散乱し 反射する鏡自身を映し ただ反射し続けていた
全てを映し 止むことのない乱反射 輝き続ける輝き

そこに 比べる基準など何もなかった

私はGoogleに「光」と打ち込む
何処からか また唸り声が響く

「光束最大限! 最高の屈曲率! 1億マイルまで見通せるライト!
 さぁあなたも今すぐ! 誰より先に手に入れて差をつけよう!」

私は息を呑む


あぁ何て旅なんだ!

私の信条は? 私の自己認識は? 私の尺度は? 私の罪は? 
携えていた 私の大事な荷物は?

いったいどうした! 何かが! 渦だ!



そして私は ただ 微笑んだ



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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

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February 15, 2018

○2/16の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  2月16日06:23前後、北海道周辺で 06:30前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は06:04前後、沖縄周辺では05:35前後に水瓶座 27°07’で新月となります。なお、今回の部分日蝕は南米と南極大陸で観測可能です。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

------------------------¨°☆¤☆„¸○¸„☆¤☆°¨--------------------------

Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 水瓶座27°~28°― 発効期:2/16~3/1 】
  "An ancient pottery bowl filled with violets"
『スミレの花で満たされた古い時代の陶器鉢』

  "A tree felled and sawed"
『伐採され鋸で切られる木』

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★何かがやって来る…来たるべきものへの予感と怖れ
→★全てが移り変わる中で自分を活かし続ける力、気力の源泉を再確認する
→★復活と新生へのおぼろげな兆しをかいま見る
→★ごく当たり前の日常の中で気付く「美」とひらめきの価値
→★古くから伝えられてきた智恵を真新しい角度から理解していく必要
→★厳しい人生が落とす影の中にあってもデリカシーを保つ力
→★来るものは拒まず、去るものは追わずという精神、または
    来るものを拒み、去るものを攻撃しようとする精神
→★特に理由もないのに境界線で立ち止まったまま麻痺する
→★少し先をイメージしながら必要と感じた準備に取りかかる
→★未知の領域に踏み込む際に必要な用心深さと平常心
→★まとまりなく浮かぶ思考からたった一つ集中するべき物事を選ぶ
→★知らない内に吸い込む雑多で不要な「思い」や「情報」を避ける必要
→★思考を整理して各自が受け持つべき最終責任を取る必要
→★気が散ったり目先の物事に注意を逸らされて筋道を外れる危険
→★何か重要な岐路となり得る物事が突然浮上、または明るみに出る
→★自分の「核」を鋭く保ち 手探りの状態から一筋の活路を見出していく・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『日々の紆余曲折とは隔絶した内的宇宙を保つ』
                    
            今回の新月やるべきこと、考えるべきことへの集中


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        もうすぐ今年2回目の蝕、水瓶座の部分日蝕が起こります。ふり返ってみると、前回1月31日の月蝕あたりから世界の株式市場のボラティリティは急激に高まり、自然現象でも北陸地方を襲った大雪と今も続く被害、台湾の花蓮ではM6強の地震。米国の列車事故、佐賀では陸上自衛隊のヘリが墜落、そしてロシアの旅客機墜落。モルディブでは政府が非常事態宣言、北京では無差別殺傷事件、フロリダではハイスクール銃乱射事件などなど。事故や火災が増える中、韓国では冬季オリンピックが開幕。その間、北朝鮮は軍事パレードを実施。ニュースとして流れてた物事だけを拾おうとしても、世界の表舞台でも舞台裏でも、もうキリが無いほど本当に様々なことが起きています。こうした出来事を日々ニュースとして見ていると、もう日常茶飯事とも感じられるくらい。けど、わたし達が世界だと思っている、この足許の流れは...どこに向かっているんだろう。

そういえば、前回UPしたWSJドキュメンタリーの概要でも説明されていた「フリースピーチ」への攻撃と拒絶は、米国のあらゆる大学に拡がりつつあるようです。名門と言われるイェール大学やブラウン大学でも、マイノリティやフェミニズム、人種問題に絡み、反対意見を「ヘイトスピーチ」として排除する学生達の動きが活発化しており、やはり1960年代からのリベラル派女性教授が「フェミニズムへの不適切な論考」を批難され辞職に追い込まれる事例が出ているというニュースが流れていました。また、そういった活動を行き過ぎだと批難する側も、相手側を「プロ犠牲者」などと名付けて一括りに侮蔑するなど、英語圏の匿名ネット上ではあちこちで容赦無い闘いが見られます。 

議論を経ずに反対意見を排除または審判するような流れは「Iwas offended!/私は不愉快だ!」ということばと共に、今後ますます世界中を席巻していくのでしょうか(天王星・エリス・冥王星・火星と海王星、イクシオン、オルクス、アラウンetc.との相関)。魚座の海王星が求める「思いやり」や「慈愛」、「包括的な世界観」は、海王星のシャドウ・サイドである「欺瞞」や「臭いものに蓋する」心理と共に力をふるおうとしているのかもしれません。


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  天王星が水瓶座入りした1990年代中盤から末期にかけて、急激に発展したインターネット。それは文字通り、世界を繋ぎました。今はことばさえ通じれば(いえ、通じなくても)遠い国の知らない文化について簡単に情報を取れるし、見知らぬ街角も、まるですぐ隣に存在するような錯覚に陥いることがあります。世界中で同じ光景を沢山のみんなが見ている。テレビの時代もそれはあったと思うけど、実際に参加し分かち合っている感覚を与えられ、自己の延長としての世界が目の前に在る…というのは多分インターネットならではな気がします。

もしかしたら人間はいつのまにか、「自分の主観世界」がどこまでも無限に拡がっているように感じ、そこに自分の「常識」から外れた文脈や理解を超える観点を持って生きる存在を発見したとき、ひどく不快で傷つけられたような気分になるのかもしれません。そして簡単に腹を立てます。ネットを介してわたし達は簡単に情報を知ることが出来る。でも、それを肌で感じたり理解しているわけじゃない。頭と喉で感じてはいても、ハートやお腹に入ってはいない。全てが3D化される日が来たとしても、そこは全てがバーチャルなプレイグラウンド。そこで逢えるのは、無数に断片化した自分だけ。 もちろん、そんなことはわかっているつもり。けれど、もしかしたらそんな当たり前の認識が、次第に曖昧なもう一つの現実となってわたし達の実人生を浸蝕し始めているかもしれません(魚座の海王星)。

  土星・冥王星サイクルについては以前も触れましたが、両惑星がバルサミック・フェーズに入ったのは2014年11月。そして2020年1月まで続きます。ひとつの時代の終焉期に入って、メリマンさんの『フォーキャスト』や『マンデーン』シリーズでも触れられていた世界的な「世直しの大衆運動」はいったいどこへ向かうでしょうか? 今、西欧諸国は長い歴史の中で蓋をされてきた人種や宗教のカルミックな問題に直面し、大きく身悶えしているように見えます。そしてその波は、それぞれ微妙に捩れながら、日本を含めた世界各地に生じています。 

人々が分裂し、ネットでも実社会でも、様々な表現規制や統制の強化が声高に叫ばれる今。山羊座の土星と冥王星。2020年にはそこに木星と火星が参加してきます。ヒューマニティって、いったい何なんだろう? 必要な規制や取り締まりと人間としての自由。安全や保護と、生き方の自由。適切な線引き(土星)を決めるのは誰なのか? 社会の基盤となってきたはずの目に見えない「信頼」。これから先もその存続は可能なのか? それとも代わりに新しく見栄えの良い鋳型が生まれてくるのか? わたし達はこれからの2年、そしてその後の10年〜15年という新しい時代に向かって、どんな世界を創ろうとしているのだろう? ...でも、その答はわたし達の無意識領域に今、すでに存在しているのではないでしょうか(冥王星とそれ以遠の惑星達)。


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        さて今回の日蝕ですが、サロス・ファミリーは150。このファミリーが誕生したのは1729年の8月24日、寿命は2973年まで続きます。そのテーマをひと言で言うなら「クロス・ロード」でしょうか。大なり小なり十字路に立ち、真っ直ぐ行くか、どちらかに曲がるか後戻りするか、なにやら選択を迫られるような感じです。またバーナデット・ブラディ女史の研究によれば、このファミリーはアイデアや思考、意見を熱狂的に表現するようなエネルギーを持つとされます。ただし、その流れはかなり急なものかもしれません。でも、もしその速さに乗っていけるなら新しいアイデアをうまく形にしていくことが出来そうです。

それともう一つ。今回の部分日蝕は、去年8月22日に起きた皆既日蝕「グレート・アメリカン・イクリプス」とはオポジションの状態で起こります(オーブ1°)。なので去年の日蝕の影響を受けたひとや集合体、国などについては何らかの形でテーマが連動したり、当時表面化した物事に違う角度から光が当たったりするかもしれません。(去年の日蝕はその強力さから、影響力は半年〜1年、長ければ3年〜6年は続くかもしれないと言われています。)


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  ちなみに今回の蝕(と去年の日蝕)がチャートの主要感受点に触れる国(と人)をざっと挙げると、日本(2室 Nノード・アグニにコンジャンクト)、米国トランプ大統領(ASC・火星にオポジション)、北朝鮮(土星にオポジション/この土星はヌークリア・アクシスと呼ばれる原子力チャートのSノード上に来る)、韓国(土星・水星にオポジション)、イスラエル(火星にオポジション)、EU(土星にコンジャンクション)、ドイツ(土星にオポジション)、シリア(木星にオポジション)、スウェーデン(金星・土星オポジションにTスクエア)、NATO(土星にオポジション)などです。日本の場合、2室は基本的に国の「財政」「資産」「資源」などを意味します。また集合心理的な側面では、「自給自足(自己生産)」「自己防衛」「自立」など、自前のリソースによって安全確保の足固めをしたいという無意識の生存欲を支配すると言われています。

        ところで以下は去年の日蝕の前に書いたメモです。当時どこかに書いたかな? そんな気もするけれど思い出せないので(^_^; …今回の蝕と何らかの関係がありそうな箇所をもう一度記しておきますね。

  • 今年(2017年)8月22日の日蝕は少なくとも1年間の影響範囲の幕開け。
  • フォーキャストに記述されていた天王星・冥王星スクエアによる人種暴動は孵化し、より複雑な様相を見せながら今になって表面化しつつある。今後は移民・難民・ジェンダー・宗教問題などを包含してもっと複雑化していくかもしれない。
  • 心に秘めた罪悪感(神または絶対善からの抑圧?)との対峙を避け続けるうちにそれは反転して憎しみとなり、他者への攻撃にすり替わる怖れがある。
  • メカニカルにもオートマチックにも見える人生と訣別したいという欲望を生み出す六芒星。他者にはわからない理由で自ら去るひとも。
  • 来年はもっと激しい年になる。今怒っているひとは益々怒り、狂っているひとは益々狂うのかもしれない。そして突き進んでるひとは益々進む(倒れなければ)。迷ってるひとは益々迷い、ぼやけてるひとは益々ぼやける。今の状態がたぶん、もっと激しくなる。だから今が大事。怒っていても狂っていてもいい。けれど、いつの間にか気付かぬうちに道から外れてしまっていないか? 少なくとも(他の誰でもなく)自分の中できちんと筋が通っているか? 未解決の情緒に動かされていないかを見ておく必要がある。 戻るも自由、進むも自由。でも実は自由が一番厳しい。それを教えてくれるのが射手座の土星だけれど、もうすぐ山羊座入りする土星は仮面を付け替える。そうなると一度選んだ道から逸れることをなかなか許してくれない。そしてやがて、冥王星と邂逅する。だから、今が大切..。

★2月16日 新月・日蝕の星模様 すこし★
≪ サビアン・シンボルのテーマの下でアスペクトがもたらす行動面の挑戦 ≫
※遅い惑星のアスペクトは正確な日付の前後数日~数週間発効します。

日蝕と水星・ジュノーのコンジャンクションが天王星にセクスタイル(ミッドポイントにカイロン)、イクシオンにセクスタイル
  • 様々な欲望への刺激、モラルハザード、ことばの罠、デマや中傷に注意、歯止めが利きにくい状態、移ろいやすい気分、トリッキーな状況、パートナー同士が向く方向性の確認と互いに落ち着いた状況での再調整の必要、バラバラな思考をまとめるための整理能力

アセンダント近くで月のSノードとルシファーがコンジャンクト
  • 偽の希望に注意、何かがシフトしていくときの不安定な状態、幸福な別れ、自分の中の善と悪の線引きを見極める必要

火星・海王星・アスボルスがTスクエア
  • 過度の思い込みによる判断の狂いに注意、過去に関わる何かの露呈、ネガティブな論調に巧みに誘導されやすい状況、火に油を注ぐ行動に注意

金星とネッソスがコンジャンクト
木星に天王星とカオスからYOD
  • 自由奔放さの回復と自らその責任を負う自覚、怒りの増幅や攻撃的な感情に注意、カルマとの遭遇、フラストレーションによる苛立ち、抑圧と反撥、責任の追及または自ら責任を負おうとする行為、突然の出来事が新たな状況を生み出す、疎外感や犠牲になったという感覚を刺激される、保護されたり依存することで失うものへの気付き

セレスに土星と金星・ネッソスからYOD
  • 女であること、母であることに含まれる様々な葛藤に透徹した目を向ける必要、表の仮面に隠れて裏で働く力、内なる規範と規範のぶつかり合い、包括的なスローガンと排他的な実態、社会主義的ファシズムの傾向を帯びた思考

引き続き・・冥王星とキラルスがオポジション(エリス・天王星にスクエア)
  • 自然災害(降雨・降雪・地震・噴火など)、人災、犯罪や集団同士の争い、無辜の人々や若者・子供達の犠牲、暴動やテロの可能性など

≪その他注目期≫

2月16日~18日 火星・海王星スクエア
2月19日 太陽が魚座にイングレス、オルクス・金星がオポジション
2月22日前後 金星・海王星コンジャンクション、水星・ネッソスコンジャンクション(土星がセクスタイル)、月のノード軸と月がTスクエア
2月25日~26日前後 水星・海王星コンジャンクトでアスボルスがスクエア、太陽・ネッソスがコンジャンクト、火星・ヴェスタがコンジャンクト、月・カオスとエリスから木星にYOD
3月1日前後 火星・水星・金星・カオスのTスクエア、エリス・木星のクインカンクス

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2018年3月2日 乙女座11°台で満月!
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★2月新月・日蝕のサビアン・シンボル ★

        今回の新月・日蝕が提示するテーマのベースとなるのは、水瓶座27°『スミレの花で満たされた古い時代の陶器鉢』です。

陶で出来た器はとても壊れやすくデリケート。でもこのシンボルに描かれた鉢は、長い年月に耐えてその姿を保ち、今も日々使われているようです。もしかしたら骨董市で買ったものでしょうか? それとも、その家で代々大切に使われてきた器でしょうか? 長くひとの役に立ってきた陶器には、傷やヒビが入っているかもしれません。はるか昔には鮮やかに彩られていたはずの肌も、今はもうその艶と色を失い、時の流れに曝された「土」の本質をかいま見せています。


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  けれど、そんな古色蒼然とした鉢に新鮮な水をたたえ、スミレの花で満たしたとき... 周囲の空気がサッと変わります。優しいうす紫のスミレ達は、厳しい時の試練を耐えぬいてちょっとくたびれた鉢を無言の微笑みで慰め、静かに称賛しているのかもしれません。この鉢はきっと、数え切れないほどの日々をひとと共に過ごし、沢山の人生を見てきたことでしょう。ひとときの花のいのちをそっと抱きながら。。 

時は変わり、場所も変わり、ひとも変わる。けれど古びた陶器鉢は今も生きている。 たとえどんなに厳しい時を通り抜けなければならなかったとしても、生きてそこに在り続けるかぎり、再び新鮮な「生」そのものとの出逢いは訪れる。幾度となく。優しく。そして無言のうちに、わたし達は満ちる。もし、内なる透明な水を枯らさずにいるなら。。 これもまた、ささやかな奇蹟の光景かもしれません。


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        このシンボルをこころの情景にあてはめるなら.... たとえば何か悩み事を抱えているとき。苦しいこと、心配なこと、腹立たしいことがあるとき。積み重なった不満がこころにうごめくとき。あれこれの思いが錯綜して、夜通し眠れなかった...。そんなとき、わたし達はヒビの入った古鉢のように渇き、くたびれているかもしれません。「あぁ、もう夜が明けてしまう...」疲労感と焦燥感。。 

でもふと思い立ち、重い体を引きずるようにカーテンを開けて空を見上げてみる。 あ、ちょうど高らかに日が昇ろうとする、その寸前! それは夜と朝との識閾。雲も山並みも、遠くにそびえる高層ビルも、全てがうす紫に染まる一瞬、稀有の刻。何もかもが、「無い」と「在る」の両方に溶け込んでいくとき。その優しさと深さに包まれて、わたし達は自分が今この瞬間も「生きて」いることの不思議に気付きます。

くたびれた体とこころ。けれどそこには継続する刻と、常に真新しい刻の両方が生きている。わたし達の中で、二つの刻の交差が起きている。長く続いてきた刻を否定する必要もない。ただ、新しい息吹がいつもそこに在り続けてきたことを、思い出すだけ。そこに初めから在って、待っていることを。ここで。思い乱れる夜でもなく、世事に追われる昼でもなく、この、紫いろの境界の刻に...。


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  もしこのシンボルを社会的な物事にあてはめるなら、古びた陶器鉢は何か伝統的な考え方や、古くから大切にされてきた文化や習慣にたとえることが出来るかもしれません。社会がどんなに変容しようとも、その底流を流れる地下水脈 ― ひととしての感じ方の構造(あるいは集団としてのアイデンティティ) ― が生きている限り、その集合体の本質が変わることはないでしょう。どんなに古びていても、それが今のわたし達を見えないところで支えているなら、それを否定する必要もない。ただ、その器にいつも綺麗な水をはり、真新しく瑞々しいスミレの花を活けていく。それを心がけていけるなら...。


        さて、今回のメインとなるシンボルは水瓶座28°『伐採され鋸で切られる木』です。伐採され鋸で切られる木。もしかして、これから薪や炭になるのかな? それとも建材として使われるのでしょうか。家を建てる材木なら、切った後に乾燥させたり反りを直す工程が必要です。それは使えるようになるまでに長い時間がかかるということ。それにもし薪なら、冬が来て雪に閉ざされる大分前に準備しておかなければならないでしょう。もしかしたら、春のうちに。


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  このシンボルが描いているのは、やがてやってくる未来 ―「今」とは異なる状況や環境 ― に備えて何かを準備しようという想い、または行為です。そしてその行為には未来を築くといった建設的な側面と、将来ふりかかる怖れのある危機を防ぐという防御的な側面も感じられます。またそこには「切る」「落とす」「細かくする」「揃える」「整える」「保存する」といったイメージも含まれるかもしれません。

        何かがやって来る。その「何か」とは、具体的な生活上の変化かもしれないし、目先の分岐点かもしれません。入学、卒業、入社など…新しい仕事や学びのチャンスかもしれないし、人間関係の変化かもしれません。また先の見通しが不明瞭な中で老後の生活をふと思うひともいるのではないでしょうか。今回が長期的な影響力を保つ「蝕」だということを考えるなら、何か社会全体に関わる大きな変化ということもあり得るでしょう。また...もしかしたら外側の何かが変わるのではなく、自分自身の内側に後戻り出来ないほどの変容が起きてくるのかもしれません。あるいはそれらが重複して起きることも考えられます。


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  今はただ、予感だけがあります。「何だろう?とりあえず何かしたほうがいいのかな?」「いや、出たとこ勝負でいいや。だって先のことなんてわからない。」「でも...今やれることはやっておこう。そして何があっても驚いて麻痺しないように、いつもこころの準備だけはしておこう...」なんて(^_^;。

けれど実際に大木を伐採し、倒木の幹を鋸で切るというのは危険も付きまとう大変な仕事です。また、特に閉ざされた場所で作業するときは、木の細かい粉塵が舞い散ることも頭に入れておかねばなりません。安全な作業のためには微細な木屑を吸い込んだりしないようマスクで顔を覆い、体内に出来るだけ新鮮な空気を取り入れることが大切です。それでも、気付かないうちに微量の塵を吸い込んでしまう怖れはあります。過敏なひとにとって、その影響は大きいかもしれません。

        何かがやって来る。何かが待っている。ふとそんな想いにとらわれたとして。 その「何か」とは、ずっと待っていた「あれ」なんじゃないか? そうだ、きっとそうだ。よし! ...こんなふうに、深い部分で明確な確信を持てたなら、思いのままに行動してみるのも悪くない。 どんな結果がついてくるにせよ、必ずそこから得るものはある。 けれど大抵の場合、「何か」が本当に何であるかはそれが来てみるまでハッキリとはわからないものです。それでもわたし達は、来たるべき何かに備えたいと感じます。生きものの、本能として。


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  けれど周囲には微細な粉塵が舞っていることも頭に入れておきましょう。日々様々に流れていく雑多な情報、誰かの声高な意見やことば達。気になるニュースや興味を引かれる話、映像の数々。刺激される感情、あちらこちらと飛び回る思考。そのうち何だかわからないうちにあちこちで何かがソワソワと動き出し、それが何かの「準備」とも思えてくる。モヤモヤとした粉塵に遮られる視界。鋸の軋む音。そしてどこからともなく漂う生々しい倒木の匂い。自分も家を建てなくちゃ!いや待て、薪を集めるほうが先か! そんな中で今、自分の手の中にあるたったひとつの大切なことに集中するのはけっこう大変なことではないでしょうか。

でも。おそらく見出すべき何かはそのモヤの先 … 雑多な情報、他のひと達の意見やゴシップの黄色い粉塵ではなく、完全に真っ白な、そうホワイトアウト状態とも言えるスペースの中に存在しています。それはきっと、これまでもずっとそこに在った。でも、あらためて「発見」される必要のあったもの。自分にとっての来たるべき何かを「見る」ために必要なもの。あるいは「知っている状態」であるために必要なもの。 静かに。閉じた状態で、開きながら。


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  B.ボヴィによれば、この度数は「アストロロジャー・ディグリー」と呼ばれているのだそうです。一葉のチャートから放射されるあまたの可能性とそれらが相互に織りなす無数の物語は、まるで霧の立ちこめた森のような深みを持っています。その霧を見つめ、チャートの持ち主と共に一期一会の個の神話を掴み取る。共に星のことばを聞き取り、伐採し、枝をはらう。これからを決める「今」を知るための、最善の道具となるように。


やがて出逢うべき自分のためのメッセージは、たとえ木を切る作業の喧噪の中でも「ゆらめくわたしのこれから」の姿としてそこに立っています。集中して、手をそっと伸ばす。その透明な行為の中に。



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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 21:30|PermalinkComments(5)

January 30, 2018

●1/31の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】次回2月5日付のメリマン・コラムはウェビナーと重なるため休載とのことです。

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで1月31日22:45前後、北海道周辺で22:51前後、関西方面は22:26頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で21:57前後に獅子座11°37'で満月となります。

月食のスタートは20:48~皆既食最大は22:29~皆既食終了23:08~部分食終了24:11

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 獅子座11°~12° + 太陽 水瓶座11°~12°】
  "Children on a swing in a huge oak tree" +
  "Man tete-a-tete with his inspiration"

『巨大な樫の木に抱かれたブランコに乗る子供達』+
 『自らのインスピレーションに向き合う男』

  "An evening lawn party" +
  "People on stairs graduated upwards"

『芝地のイブニング・パーティ』+
  『等級の順に階段の下から上に並ぶ人々』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~2/15】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★安定した基盤があって初めてあたりまえの自由を満喫出来るという現実
→★激しい浮き沈みの中で内的な平穏を保つための「内なる核」の重要性
→★二元の極性が限りなく分化していく世界の中で全く異なる視点を持つ
→★特定の物事や人物に対して強迫観念にも似たこだわりを持つ危険
→★将来起き得ることに対し早めの警戒心を持ち対応可能な態勢を取る
→★無知や無邪気さが引き起こす子供じみた混乱に注意
→★大自然と人間存在の間に存在する緊張関係への気付き
→★奇妙な確率でふいに頭を叩かれるような体験、または突然のひらめき
→★高い見地からの長期的な視点や指針をスタートさせる必要
→★長い伝統を通して醸成された智恵の今日的な価値を見直す
→★これまでの支配的な力が衰えを見せ、新しい力が台頭する兆し
→★「機会均等の場」にも策略や陰謀の種があることへの気付き
→★パイの切り分けや配分を巡る争いから遠ざかる必要
→★楽しみを分かち合う場においても浮上する党派性の壁
→★決断または選択の時が差し迫っているという感覚を持つ
→★人生の階段を昇ることは時に他者を踏み越えることだという現実
→★自分の選択がどんな願いや欲望に基づくものかを深く明確に知る必要
→★潮目の変化の中で自分自身に回帰し再生していく・・・→


エネルギーのポイント:新月『日々の紆余曲折とは隔絶した内的宇宙を保つ』
            ↓
            満月分岐点へ ー 選択と決断』 


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        “今週は1月31日に皆既月食が起きる。株式指数にいくつかの記録的高値が示現したところで月蝕というのは、月末を迎えるにあたって興味深い。月蝕は新しいやり方と古いやり方、そして自由と独立への衝動と安全と防備の欲求との衝突を象徴する。私達は「グレート・リセット」のただ中にある。だが、「変化を強制する抗い難い力」が「ニューノーマル」を要求し、しかも「ニューノーマル」とは何なのかを誰もよくは知らないという時、ある種の人々は物事が以前通りのまま変わらないことを願うに違いない。いや、もしかしたら多くの人がそう願うかもしれない。だがこの月蝕は未来志向だ。後ろ向きになる時ではない。それは新しい日の到来であり、人々の集合心理、世界の経済、そして支配と統治に関し、世界中で「ザ・グレート・リセット」がまさにスタートする時となるのだ。”

— レイモンド・メリマン
  ウィークリーコラム フリー版 2018年1月29日付より



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        毎年1月はなぜか長く感じるのだけど、気付いたらもう今月も最後... そして強力な月蝕の満月です。またこの満月は同じ月のうちに起きる3回目のルネーション、いわゆるブルームーン。しかも1月2日の満月に次いで、近地点からそう遠くないスーパームーン。ブルーなのに赤い、皆既月蝕のスーパーな月です。それだけでも強力と言うには十分だけど... 満月図のICには冥王星が乗り、MC上のケンタウルス族キラルス(突然の喪失や損失)とはオポジションを形成しています。覚えてるかな? 1月17日の新月のチャートでは、これがちょうど対極(MCに冥王星、ICにキラルス)の配置になっていました。前回もアスペクト一覧の中で自然災害の可能性と書いたけれど、これはとても長期のアスペクトで、離れたり近付いたりしながらオーブ1°前後となる時期に、地震、噴火、降雨や降雪その他の天災や異常気象、テロ攻撃などで人命や資産が突然失われたり、理由も関わりもなく若い幼い命が損なわれるようなケースでその背景となることが多かった組み合わせです。

そして今回も、草津白根山の噴火そして厳寒、アラスカ沖でのM7.9の地震、100人を超える犠牲者が出たアフガニスタンの自爆テロが起きています。今回の新月期(ルネーション)は強力な月蝕を含むことから、蝕の影響力が前倒しで来ていたとも考えられるけれど、いずれにしてもまだまだ注意は必要だと思います。


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        この2天体のサイクルは非常に長期でおよそ284年、前回のシリーズで最後のオポジションが形成されたのは・・・1723年2月。 現サイクルの始まりとなるコンジャンクションは1864年8月。これは米国なら南北戦争のさなかであり、日本では幕末の動乱期でした。そして現行のオポジション期は、2007年の9月に2回のニアミス(オーブ15分以内)を終えた後、2008年8月18日(部分月蝕の直後)、射手座と双子座28°台での形成から始まっています。

当時はモーリタニアのクーデター、グルジア(今のジョージア)とロシアとの軍事衝突、そして北京オリンピックの開催、日本では平成20年豪雨の被害が各地に拡がり、9月に入るとすぐに福田首相が辞意表明。そして米国ではリーマン・ブラザーズが経営破綻して金融危機「リーマン・ショック」の発端となりました。また、この年2回目のオポジション形成直後に行われた米国大統領選でバラク・オバマ氏が勝利し、米国初の黒人大統領の誕生が大きな期待を集めたのも印象的でした。(ちなみに投票日の「気分」としては、乙女座の土星と魚座の天王星がオポジション、そして冥王星・キラルスのオポジションと月のノード軸が45°と135°のウォリサム・レクタングル<何かが過剰になっていく懸念>を形成していたのが興味深いです)。 


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        この年以来、冥王星とキラルスの正確なオポジションは毎年2回起きており、2023年の4月に終わります。また今年の正確な形成は3月1日と5月21日です。 冥王星はともかく、キラルスはまだ発見から日も浅く(1998年)完全に象意が固まったとは言えません。けれど2008年〜2023年という2天体のオポジション期が、メリマンさんが以前から指摘してきた広義の「カーディナル・クライマックス」にぴたり当てはまるというのは本当に興味深いと思うし、少なくとも「全体を覆う雰囲気」という側面で、観察に値する何かがあるように思います。


        また今回、月は小惑星セレスとほとんどパータイルなコンジャンクトを形成しています。セレスは地母神であり穀物の女神でもある存在です。獅子座のセレスと月のコンビは、誰をも温かくもてなし、飲み物や食べ物が足りないなんてことが起きないように気を配る、才に長けた女王様や女主人という感じでしょうか。ただ、彼女は自分の気に入るように采配を振らないと気が済まないし、嫌いなゲストや取るに足らないと判断した相手には冷酷です。 母としても厳しく、昔のことわざのように、子供達を谷(または階段の一番下?)に落として這い上がってくるよう命じるようなところがありそう。これはネガティブに顕れると虐待になってしまうけれど。でも今回のセレスの場合、その本質をまっすぐ受け止めて使えるなら「強くあれ!生き延びるために」という純粋な願いとしても顕れます。獅子座のセレスはノーブルで気位高く、上に立つ者の責任をまっとうしたいという欲望を持つからです。


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  けれど太陽と月・セレスにTスクエアを形成するケンタウルス族の乱暴者エケクルスは、良くも悪くも支配的な母という側面を持つセレスには目障りな存在かも? エケクルスが絡むとき、わたし達は自分の内部にダークサイドがあることをある程度はっきりと意識するでしょう。それは相手のダークサイドを感知することもまた可能だということです。そしてその力をどう使うかは、自分次第です。

ダークサイドに魅入られる自分を合理化し、相手のダークサイドもついでに引き出して破壊的になるもよし(いや、良くはないんだけど...)。 自分と相手を結ぶ普遍的な闇を見抜き、踏み留まることによって胎内宇宙に "未知の母" を見出すもよし、です(と、いくぶん獅子座のセレス的に言ってみる)。もし闇を抱えているひとがいるなら、在るものは否定しても始まりません。それを認め受け入れることは、自分にしか出来ないのだから。ところでその闇はどこから来ているんだろう? 自分はそれをどう使うつもりだろう? まだ未知の方法があるんだろうか? 

エケクルスは自分がこう生きようと決めたらそのように生きる、とても強い本能的な力(または意志)を持つと言われます。自分や誰か他のひとの中に存在する「母なるもの」または「女性的なるもの」に対し葛藤を抱えているひとがもしいたなら、この月蝕期は過去をふり返り、今の自分を吟味し、これからの自分と他者との関係性を塗り替えていくひとつの機会をもたらすかもしれません。


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        たぶんもう何日も前からこの月蝕の影響を受け始めてるひと、いるんじゃないかな。。 特に月蝕がネイタルチャートの惑星や感受点をヒットするひと(オーブ6°)は、その可能性が高そうです。 たとえば、なんとなく落ち着かない。何かいてもたってもいられないような物狂おしさ。苛立ちや怒り、または不安を感じやすい。気分の変化や上下動が激しい。胸を張ったと思ったらたちまち落ち込んで自信を無くしたり。人間関係なら、好きなのか嫌いなのか?愛しているのか憎いのか?・・・よくわからないような。そんなつもりもないのになぜか喧嘩になってしまったり。強い態度で言いたいことを言いつつ、同時に失うことを怖れていたり。そして、何かどうしようもなくバカげたことをやってみたいような。。 あるいは、周囲の雰囲気、特に他のひと達が放射する「棘」に対してとても感じやすくなるかもしれません。

また、血圧やアレルギー症状、心臓や呼吸器など、体調に影響が出るケースも考えられます。全般にストレスが高まり疲労しやすいとき。インフルエンザも流行中なので、何事もやり過ぎは避けて十分な睡眠と休養を取るようこころがけましょう。特に睡眠は大切です。(って、わたしもひとのことは言えないのですが...^_^;)


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★1月満月・月蝕のサビアン・シンボル★

        この満月・月蝕の基盤となるシンボルは獅子座11°『巨大な樫の木に抱かれたブランコに乗る子供達』。巨大な樫の木はほんとうに大きくて堅牢で、頼り甲斐のある木。樫の木は「保護」と「耐久力」のシンボルとされてきました。その枝に吊ったブランコなら、枝がポキッと折れて落ちてしまうこともないでしょう。じゃ、この満月のわたし達はそんな「安心ブランコ」で遊ぶ子供達なのかな?

前へ後ろへ、すごい勢いで振れるブランコ。高く上がり、また素早く下降し、再び後ろに跳ね上がる.... 「楽しい!もっともっと!」そう叫ぶ子供もいれば、「怖いよ!もう降りたい〜!」と泣く子だっているかもしれません。子供達の反応は様々です。 けど何が楽しいんだろう? 何が怖いんだろう? 


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        わたし達は樫の太い枝を中心に、極から極へとスイングします。リズミカルに揺れるわたし達。それは催眠的な高揚感さえ与えてくれます。確かに背の高い木には雷が落ちやすいけど、この樫の木ならきっと大丈夫。樫に落ちる雷は聖なるインスピレーションのシンボルとされてきました。だからこそドルイド教徒は昔、樫の木の下で子供達を教えたとも言われます。きっと大丈夫。きっと大丈夫。 わたし達はここで、どこからか流れてくる妙なる弦楽曲を耳にするかもしれません。その音色はわたし達に歓びと勇気を与えてくれるかもしれません。前へ、後ろへ、高く、低く…心地良いリズムの中で景色は変わり、揺れの勢いは増し、ただ訳もなく楽しくなってきます。このままどこか別の世界に勢い良く飛び出してしまうかも!

でも。飛び出すことはないでしょう(もし万一、自分から手を離してしまうことさえ無ければ)。ブランコは頑丈な樫の木に抱かれています。 わたし達はその樫の木がどれだけ地中深く根を張っているか知りません。どれだけ上方に枝を拡げて傘となってくれているか、意識していません。もしかしたら、揺れることだけに気を取られていて、木の存在など気にもしていないのか? あるいは、もっと大きくて立派な木がどこかにないかな…とか、どうせいつか木は枯れるし、ブランコなんてどこにでも取り付ければそれでいいくらいに思っているのかもしれません。けれど、わたし達がひととき我を忘れて気ままにスイングを楽しめるのは、そのたった一本の大きな樫の木が存在するから。 


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         ならばこの樫の木って、いったい何を象徴しているのでしょう? 月に対向する太陽のシンボルは、水瓶座11°『自らのインスピレーションに向き合う男』です。これは内なる声に集中し、しっかりとそのことばを捉え、真摯に向き合っていくこと、ひらめきを深い理解に変えていくことを促すエネルギーです。

社会にとっての樫の木。自分にとっての樫の木。ぱっと見には全容がわからないほど大きくて、静かで、ゆるがないように見える、何か。雷が落ちても雨が降っても、ここならとりあえずは大丈夫な気がする...そんな存在。そこに抱かれてそこに立ち、そこで揺れ動きながら日々を生き、ときに楽しく笑いころげ、ときに恐怖にかられて泣き叫ぶわたし達。もしそんな樫の木が存在するとしたら、世界にとって、あなたにとって、わたしにとって、その樫の木って何だろう? それは今この瞬間も、わたし達の揺れるこころを知りながら... ただ沈黙のうちにわたし達を抱いているのかもしれません。


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        では満月・月蝕のメインとなるシンボルは? 獅子座12°『芝地のイブニング・パーティ』です。原語の「lawn party」には、リッチな上流階級の集いというイメージがあります。たとえばチャリティ・イベントの立ち上げを祝って広大な芝生の庭園を舞台に開かれるダンスパーティ・・・夕べの園遊会。あるいは前夜祭(実際、芝生の庭園で開かれるパーティは何かの「前夜祭」という名目であることが多かったそうです)。招待客は、富豪や政治家、華やかに着飾ったセレブリティ達。豪華なランタンが灯り、花々が飾られ、あちこちでシャンパンが抜かれる音、笑い声。あるいは意味ありげにひそひそと交わされることば。なんともゴージャスなひととき。楽団が賑やかに奏でるのは最新流行のチャールストンでしょうか...。獅子座らしくなんともゴージャスな光景です。


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  さて、B.ボヴィによると、原語の「Party」ということばはフランス語の「Partir」・・・去ること、分かれることを意味することばから来ているそうです。つまりパーティはもともと、「Party Line/パーティ・ライン」つまりある社会的な境界線によって分かたれた集団やグループの人々がそれぞれの旗印や階層に従って集まることを意味するんですね。だから政党のことも「party」と言うし、意見を異にする二つの集団を指して「both parties」と言ったりします。とすると、この芝地のパーティに招待されているのは、社会的にはトップクラスのひと達のみ...ということなのでしょう。また、芝地というのはもともと「刈られた草地」の一種であり、草や芝生を表す「grass」ということばは低湿地を意味した「glade」や低い溝地を指す「groove」から来ているのだとか。高い地位の人々と低地、そして溝という対照的な取り合わせ。うーん、何だろう?なんだか謎めいています。

じゃ、夕刻を意味する「Evening」は? それは今にも太陽が沈み、これから漆黒の夜を迎えようとするとき。太陽の力がピークを過ぎ、世界を照らした光はその力をみるみる弱め、そしてもうすぐ宵の明星が昇ろうかという時刻。日の入りを追って昇る宵の明星は「聖なる王」の死の刻を映すとも言われるそうです。また宵の明星(金星)を「Vesper」とも呼びますが、これはカトリックでは晩鐘、つまり夕べの勤め「晩課」の時刻を知らせる鐘を意味するそうです。そう、晩鐘は夕べの祈りと歌のとき。そして何かが終わりを告げ、何かが始まろうとするとき。生と死の境界を内部に孕む時間帯です。 


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        華やかな宴は宵の明星が昇ってくると共に佳境に入ります。ホロ酔い気分の紳士淑女達は、上品な社交的スマイルを浮かべつつ、おしゃべりやダンスに興じています。まるで、こんな毎日が永遠に続くかに思える美しい夕べ。

けれど宴はいつか終わります。華やかな衣装をまとったひと達も、やがて帰途に就くときが来ます。それぞれの屋敷に戻る車の後部座席に心地よく疲れた体を沈め、ひとりの人間に還るとき。いったいどんな想いが彼らのこころをよぎるでしょうか? 

激しい競争に勝ち残り、やっとの思いでパーティの招待状を手にした駆け出しの政治家。先祖代々の富を護り、経済戦争に勝利してきた大富豪の紳士。あるいは素晴らしいパトロンに出逢い、名を成すことに成功した才能あるアーティスト。女神のように美しい女優。武勇伝には事欠かない、貴族の血を引く冒険家。 皆、今夜同じパーティ・ラインに集った人々。 さてと、今夜のパーティは終わった。そしてまた明日もこの祭は続くだろう。次は何を着て誰に会い、どんな話をしよう? ....でも、本当に? 明日には真新しいイベントが始まります。その催しは、果たしていつものように始まり、いつものように終わるでしょうか? それは...誰にもわからないことです。

ふとそんな思いがこころをよぎる、夜のしじま。独り葉巻をくゆらす誰かの回想の中で、芝地のイブニング・パーティを彩った楽団の調べはある種の挽歌のようにも感じられたかもしれません。誰にでもいつか岐路はやってくる。もしかしたら...


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        では太陽のシンボルはどうでしょう? 水瓶座12°『等級の順に階段の下から上に並ぶ人々』です。ん、これは水瓶座らしく社会的な構造をそのまま表したようなイメージですね...。「下から上」ということなので、これは一般的な庶民の目線で、それぞれのひとが社会の階層を上を目指して一段ずつ昇っていく...そんな様子を描いているのだと思います。またこれは、ひとりの人間の個としての成長過程を描いているともとれます。いずれにしても、一段一段がそこに立つひとの現在のポジション。そして彼/彼女が属するパーティ・ラインです。そして階段を上がるごとに、眺めが良くなり大きく視野が開けてきます。

階段のトップを目指すのはとても大変なこと。一つ上の段にいるひとを蹴落としたり、下のひとを踏みつけたりする場面だってありそうです。中には二段飛び、三段飛びを狙うひともいるでしょう。また、別に上に昇りたいとは思わないけど、これ以上下がりたくないと考えるひとも多いのではないでしょうか。けれど細かくみれば、同じ段、同じパーティ・ラインに在ったとしても、そこには微妙な格差が存在します。そう考えてみると、この階段は・・・超巨大なフラクタル模様の一部に過ぎないのかもしれません。一番上はどこなのか? 最下部はどんなところなのか? おそらく、わたし達には見えないのだと思います。


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  そして、そんなわたし達もまた、この社会を生きる上でその途上のどこかに立っています。上ろうとするひと。立ち止まるひと。そこが階段の途中であることなど忘れてしまったひと。何かがきっかけとなって下がっていくひと。あるいは、段上からどこかへ...あるいはどこでもないところへ、飛び降りるひと。わたし達は今、どこに立っているでしょう? 階段の途上に在るということは、そこには常になんらかの動きがあるということです。それは自分の能動的な動きかもしれないし、社会全体が変化することによる動きかもしれません。じっと留まっていたくても、いずれは上か下か、または未知の方向に動いていくことでしょう。そしていつか、選択のときが来ます。

それはなにげなく行われる、小さな選択かもしれない。もしかしたら人生を賭けた、とても大きな選択かもしれない。でも、やがてそのひとつひとつが大きな意味を持ち始めるんじゃないかな。。

太陽が沈み、宵の明星が昇るとき。何かが終わり、何かが始まっていく。分化していくパーティ・ラインの狭間で。揺れ動く、社会という名の無限階段の途上で....。

        この、スーパー・ブルームーンの皆既月蝕は日本からも眺められる紅い月です。もしそのとき夜空を眺めることが出来るなら、去りゆくもの達とこれから生まれ来るもの達の境界に立ち、仄暗い月の囁きに耳を傾けてみたいと思います。もしかしたら、凜として優しい声が聞こえてくるのかもしれない.....。

なぜかそんな気がするのです。



sora




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


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January 16, 2018

○1/17の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  1月17日11:37前後、北海道周辺で 11:43前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は11:18前後、沖縄周辺では10:47前後に山羊座 26°54’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。
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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 山羊座26°~27°― 発効期:1/17~2/15 】
    "A water sprite"
『水の精霊』

    "A mountain pilgrimage"
『山路の巡礼者』

【テーマがもたらす雰囲気と精神の挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★外界の荒い大声や喧噪を避けてひとりそっとくつろぎたい気持ち
→★完全な弛緩を避け突然の出来事に即応できる機敏さを保つ必要
→★義務の先延ばしや一時の逃避願望が引き寄せる落とし穴に注意
→★霊的または肉体的エクスタシーを求めて危険な淵に立つ
→★叙事詩・叙情詩または内的な体験を詩的に表現する力
→★無意識に宿る目に見えない世界への理解と記憶をたどる機会
→★変わりやすい気分 ― 高揚とどん底、興奮と動揺、
   聖性と野卑さ、祝福と嫉妬などこころの両極を体験する可能性
→★曖昧な文言の裏に隠れた本質、本性、揺れ動く尺度の実態に気付く
→★至高のものを求めて自己を歪め高みを見上げることの無意味さ
→★大きな力に呑み込まれて思わぬ早急な言動に走る危険
→★目に見えない自分の "後ろ側" に重要なもの/ことがあると感知する
→★憑かれたようにトップを目指す or 自分はダメだという考えに取り憑かれる
→★なぜ腹立たしさを感じるのか、常にその隠された動機を探る必要
→★依存による「安全・安心」の対価が「力を明け渡すこと」だという気付き
→★突然の感情の嵐、または外的な状況変化が解放への一歩となる
→★なにか抗いがたい熱情が内部に醸成されつつあることへの気付き
→★「内なる指針」と自由さを頼りに山あり谷ありの道を往く・・・→

エネルギーのポイント:前回の新月『眠っていた人格や方向性の再発見・再構築』
                    
            今回の新月『日々の紆余曲折とは隔絶した内的宇宙を保つ』

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        今回はいつものように前置きを考えていたのだけど(山羊座と土星の究極についてなど)、なんだか長くなりそうなのでそれは別の機会に回し、いきなり星模様とサビアン・シンボルに行ってみますね。キーワードが多くなってしまい、アスペクトの事例も多いので、読んでくれるひとは迷ってしまうかな?なんて思ったけれど。。 原則としては、アスペクトはネイタルの惑星や感受点がその惑星フォーメーションに触れたひとに起こりがちな事例、新月全体としては、あくまでサビアン・シンボルの大テーマがメインになる...そんな感じで、自分にフィットすることばから感じ取ってみてね。


★1月17日 新月の星模様 すこし★
≪ サビアン・シンボルのテーマの下でアスペクトがもたらす行動面の挑戦 ≫
※遅い惑星のアスペクトは正確な日付の前後数日~数週間発効します。

MCに冥王星(ICにキラルス)、蠍座の木星がセクスタイル 新月と金星(とルシファー)のコンジャンクションが天王星とスクエア、蠍座の火星と魚座のカイロンにセクスタイル 新月と火星がセクスタイル 木星と冥王星・MCセクスタイル

  • 舞台裏で行われる策謀、裏切り、疑わしい材料によって責任ある立場の人物が糾弾されやすい傾向、魔女狩り、事実の一部のみが暴露されるなど
  • 変わりやすい雰囲気や気分。優しさが第一と思う気持ちを利用される可能性。落ち着いて情勢を読み、闘う姿勢を保持する
  • 自分の立ち位置をわきまえずに尻馬に乗って厄介事に巻き込まれる可能性
  • 自然災害(降雨・降雪・地震・噴火など)の可能性
  • 傷やコンプレックスに触れられることによる抵抗や反抗、感情の噴火
  • どこからともなく突然湧き起こる創造性や新しい発見
  • 突然内部から押してくる原初の力を何らかの形で表現していく
  • 後戻り出来ない覚悟を持って事態を収拾する

天王星とオルクスがセスキスクエア
火星と天王星がクインカンクス
  • 溜め込んだ無意識の反発心や復讐心の発動
  • 対象となる物事や人物を裁く行為を通して無意識の欲望が透ける(対象には自分自身も含む)

Nノードにジュノー、Sノードにセレスがコンジャンクト
ノード軸をアスボルスが調停
水星とBMリリス合がノード軸を攪乱
  • 鋭利な刃物のような批評、底意地の悪い"口撃"、ジェラシー
  • 女性性と母性の葛藤、過剰な母性への憎しみ、バランスの模索
  • ジェンダーを超えた「人間力」の希求または予感
  • 感情の起伏を交えずに「正直であること」の価値が高まる

≪その他心理的な注目期≫
( "抑圧と噴火"の刻の始まり)

1月20日金星とルシファーが水瓶座2°台でコンジャンクト
1月21日ケンタウルス族のフォルスが山羊座入り
1月27日~28日、日付が変わるころ火星が射手座入り
イクシオンが銀河中心へ向かう(正確なコンジャンクションは2月13日)
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2018年1月31日 獅子座11°台で満月・皆既月食!
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★1月新月のサビアン・シンボル ★

        今回の新月が提示するテーマのベースとなるのは山羊座26°『水の精霊』です。水…それはわたし達の生命に欠かせないもの。本来は無色透明でそれ自体の形を持たず、どんなときも、そのときそのときの器のかたちに沿って存在するもの。留まり、流れ、落ちるもの。

水の精霊(または妖精)といえば、神話にも沢山出てきます。たとえばギリシャ神話の海神オケアノスの娘達、オケアニやネーレーイス達。彼女達は神話の中で繰り広げられる様々な葛藤のドラマや因縁話をつむぐ上で、欠くことの出来ない役どころを演じているのですが... それはどれも、わたし達人間から見たときの水の特性 ― 異世界的なとらえどころの無さ、水鏡の幻惑 ― を体現し、それがえも言われぬ魅惑であるような存在として描かれているように思います。


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  B.ボヴィはこのシンボルの解説で、やはりギリシャ神話の中で語られた「ヒュラスの悲運」を挙げていました。ヒュラスは英雄ヘラクレスに愛され、有名なアルゴ遠征隊でも弓矢持ちとしてヘラクレスの側近く仕えた美少年でした。けれども旅の途上で泉に水を汲みにいったヒュラスは、ちょうど祭のために水面に出てきた泉のニンフ達に見初められ、水底に引き込まれて二度とこの世界に帰ることはなかったそうです。

そうそう、美少年と泉といえば、ナルシシズムの語源にもなったナルキッソスのお話を思い出すひとも多いのではないでしょうか。ネメシスの罰を受けて自分のことしか愛せなくなったナルキッソスが、ムーサの山の泉に映った自分の姿を見て恋い焦がれ、そのまま死んでしまうというお話...。どれも主人公の少年にとっては突然降りかかった大きな災難、または不運だったと言えるかもしれません。

これらのお話に共通している事実は彼らが「容姿」、つまり外面の美によって皆に愛された存在だったことです。そしてヒュラスは実体を持たない異世界の存在に引き込まれて別次元の者となり、ナルキッソスは水鏡に映った自分という実体のない姿に魂を奪われ、いのちを失ってしまう... うーん、なんだかそこに存在するはずの精霊達も少年も、水というカタチを持たない境界の狭間で、明確な意志を持つことも出来ずに揺蕩う影のようなイメージがあります。


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  神や精霊、そして悲運の少年達を呑み込んだ「美」っていったい何だったのでしょう?  「水の精霊」はある種のエクスタシーをもたらすとも言われています。 では水面が映す、いのちと引き換えにするほどの美のエクスタシーって...? 自分より大きな力に呑み込まれ、為す術もなく抱擁されて水底に落ちていくエクスタシーって...? ところでナルキッソスは、本当に自分自身を識った上で自分を愛せたでしょうか? それとも外界に自分が愛せる理想の姿を追い求め、ついにその虚無と一体になれたのでしょうか?

        B.ボヴィは水の精霊のシンボルを『影を作らないもの』と言っていました。影を作らない…つまり目に見えないもの、実体を持たないもの。米国の人気作家ジャック・ロンドン(1876年~1916年)の作品に『The Shadow and the Flash』という小説があります。わたし自身その小説は未読で詳しい内容までは知らないのですが、その話の中に同じことばが出てきます。その一節を読む限り、作中では黒髪と金髪である以外は容姿が生き写しの二人の青年による「見えなくなる」ことの探求が描かれていました。一方は「人類が今まで知らなかったほどの本物の漆黒」を追い求め、もう片方は「透明さ」、つまり完璧に「光を避け、反射せず、影を作らない」ものを追い求めている...。

この小説の結末は『影を作らないもの』に魅入られた二人の青年同士の闘い、そして非業の死によって終わるようです。 「完全なもの」「完璧なもの」がもし瞬間的にでも存在するとしたら、それが「美」であろうと「理想」であろうと「夢」であろうと全てが実体を持たないものであり... 水面にも鏡にもけっして映ることがない。だから外界の反応や誰かのことばを鏡として確認したり、投影したり、証明したり出来るようなものじゃない...。 ならば『影を作らないもの』を外界に追い求めても、あやかしのニンフ達や呪いの神ネメシスによって深い水底に誘い込まれるだけかもしれない。そこでわたし達は「運命」と名付けた奔流を自らの手で夢遊病のように創り出していく。そしていつの間にか呑み込まれていく...なんてこともある。それがときに「悲運」と呼ばれるエクスタシーに彩られるとしても。。


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水の精霊はわたし達に問いかけます。

『完璧な漆黒と完璧な透明さの美はどこにあると思う? どこにも映らないものは、どこに存在するか知ってる? ほら、そこに在るじゃない...』

わたし達は答えます。

『え~? 完璧なものなんて全然求めてないよ。人生ってそんなものだって、よくわかってる。ただ毎日、あれがもうちょっと何とかなればいいのに。これがもっとあんな風だったらいいのに…なんて思うだけだよ! もちろん努力だってしてるよ。でもなかなか思うようにいかないんだよね...』

『うん、そうだね。君の言うとおりだね ♪ ところで君は、どこを見てるの?』

精霊はそう言うと軽くウィンクをしてみせ、パシャッと水音を立ててたちまち消えてしまうのでした。。。 なぁんて(^_^;。 


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        でも、社会性の極みとも言える地性星座宮、山羊座も終盤に入ろうというこの度数が、とらえどころの無い「水の精霊」というシンボルを持っていること。そしてこれに対向し補完する力とされる水性星座宮の蟹座26°が『贅沢さに満足と幸福感を覚えながらソファーで読書する人々』という、社会的に功なり名を遂げた人々を描いたシンボルだというのも不思議な気がしませんか? 

実はこれの一つ手前、山羊座25°のシンボルは、社会的な闘いの中で「自信に満ち、断固とした態度で自分の負った責任や役割を世界に表明する」というテーマを持っています。どんと構え、胸を張ったその姿はまさに山羊座第3ディーカンのど真ん中!という感じ。そして対向する蟹座25°は「どんな姿勢を取ったとしても、全ての立ち位置にはそれぞれの影がある」というテーマ。。。 ん?なんだか社会的にも日頃の人間関係にも当てはまりそうな、思わせぶりな組み合わせ。 そして次に直面するのがこの『水の精霊』というシンボルなんです。


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  今、とりあえず自分が持ちあわせているものに護られ、安全と安心の曖昧な境界線の中でそこそこ満足しながらのんびりソファーに横たわるわたし達。あれやこれや、好きな世界に没頭出来るという、実は大いなる贅沢。ひとときの休息や弛緩はけっして悪いことじゃない。だからこそ、遠くはかない美への憧れを感じたり、理想を追い求めたりも出来るわたし達。そんなとき、美しい水の精霊がひょいと水面に上ってくるかもしれません。でも...。 彼らは実体を持たないもの達。影を作らないもの達。居るのに居ないもの達。 

受け取って当然と思ってきた贅沢の中で、けっして捉えられないもの達を追って生きるのか? それとも、捉えられないもの達にいつしか捉えられるのか? 水面の輝きには、無いはずの影が確かに映って見える。そして日々の想いを彩るその曖昧さこそが、居心地良くも感じられる...。

けれどもしわたし達の精神が自己満足の中で弛緩し過ぎてしまうなら、ふいに日常というソファーごと、水底へと誘いこまれるのかもしれません。ならばわたしにとって水面の境界は、果たしてどこに通じているだろう? それはきっと、わたし達の視点がどこにあるか次第なのだと思います。自分が自分であり続けることの難しさ。 この度数は、豊かなインスピレーションを得て見えない世界を感じ取るチャンスも沢山与えてくれるけれど、妄想に囚われて狂った行動に出る危険も含むような、そんな度数かもしれません。


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        ん。。とても面白いシンボルだったので、ついベースのテーマについて文字数を割きすぎてしまいました。

さて、今回のメインのテーマとなる山羊座27°のシンボルは『山路の巡礼』です。今度はなにやら厳しそうなイメージが来ました。巡礼とは宗教者または修行者で、神や聖性を宿すとされる峻厳な山々を巡り歩き、ときにはいのちを賭けて聖地礼拝の旅をする人々のこと。言語の「pilgrimage」の語源は「peregrine」。そう、「ペレグリン」つまり放浪、流浪、遍歴を意味することばです。古典占星術でペレグリンと言えば、ある惑星が在泊する星座宮において、支配星でもなければイグザルトでもなく、トリプリシティやターム、フェイスとしての格も持たない状態を言いますね。その場の何に対しても誰に対しても関わりを持つことのない、常にアウェイな状況を生きる旅人。そこに居るのに、居ない者。それが山路の巡礼者です。


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        彼は自分にとっての聖地を求めて歩き続けます。前人未踏の険しい渓谷をよじ登るのも、聖なるものに近付くための修行に過ぎません。どんなに苦しくても、垂直にそそり立つ急峻な断崖に差しかかっても、彼がひるむことはないでしょう。なぜなら胸の内に明確な目的とゴールがあるから。きっと彼のこころの内には宗教的な想いと情熱が渦巻いているのかもしれない。聖地に辿り着けば得られるという超常体験への渇望でいっぱいになっているのかもしれない。この世の欲にまみれた汚濁と弛緩した精神を嫌い、高次元への旅立ちをひたすら願う。けれどもそんな純粋な願いは、結局は一つのパラドックスを含んでいるとも言えます。この世で人間が抱く最後の贅沢、そして最大の強欲は超越者=神と一体になることを求める修行者としての欲望だということ...。

また、B.ボヴィはこのシンボルの興味深いパラドックスをもう一つ例示しています。山路の巡礼は人も通わない獣道をたどり、切り立つ崖を登っては下り、谷を渡り峠を越えていきます。彼は登りに登って上りつめるほど、物理的にも精神的にも高度を上げていけばいくほど、至高の存在に対して膝を折り腰を曲げ、平伏するようになる。自分の存在はどんどん小さくなり、低くなり、無に近付いていく...。


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  それは聖なる山を支配する至高の存在に圧倒され、呑み込まれることかもしれない。 あるいは、あらゆる草木、蟲や鳥や獣たちの息遣い、渓谷を吹き抜ける風や立ちこめる霧、岩壁をつたい落ちる清水の一滴に溶け込み、ただ我も彼もなく一体となってしまうことかもしれない。 

どちらも人間にとっては一種のエクスタシーかもしれないけど、その味わいは全く異なることでしょう。 また、もし強烈な自我意識を残したまま頂上 — 聖なるフォースの場 — で異次元の力に打たれたなら、その巡礼者の内なる全てが極度に肥大しある種の怪物に変じる可能性もあります。それもまたエクスタシー。そして新たな信念、または妄想が生まれます。

ひとが一旦全てを捨てて巡礼の旅に出るということは、何かの「極み」を求めて流浪することかもしれません。過去を捨てたいとか、忘れたい...という欲望も含めて。 求めるものは、ひとそれぞれ。見出すものも、ひとそれぞれ。でもわたし達は、いつも何かしらの「極み」を求めてやまない存在ではないでしょうか。落ち込みと高揚、汚濁と至高、敗北感と勝利の陶酔、悲哀と歓喜、光と影など、平凡な日常の中でも様々に入れ替わる状況や気分の中に、極から極へと揺れ動く無数の小さなわたし達がいます。求めて...求めて...。


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        社会性の極みとも言える山羊座終盤度数。支配星の土星も山羊座入りして、わたし達は昨日までの人気者があっという間に転落したり、セレブリティが恥辱にまみれて引きずり下ろされたりする光景を沢山見ています。昨日まで元気だったひとが倒れ、無名の誰かが頭角を現す。そして突然の嵐が街や渓谷を襲ったりもする。激しく移り変わっていく風景。この先に何かがある...という予感。それが良いか悪いかはわからない。でも、出来ることなら良くしていきたい...。幸せでありたい。だからこそ怖れ、安全を求める。そんな中で、わたし達はみんな、ある意味 山路の巡礼者かもしれません。たとえ家に引き籠もっているとしても。

自分なりの頂上、自分なりの至高のゴールを目指し、純粋な欲を抱えて歩き出す。贅沢に寝そべっていようと、必死に働いていようと、わたし達は一刻一刻、このいのちを削りながら日々、人生という聖なる山野を巡っている。ならば今、その途上。そこにわたし達は何を見ているのでしょう? 


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  旅路の水鏡に映る自分の姿は水面の揺れとともに刻々と変化します。わたし達は、その鏡を見下ろしながら自分を嫌ったり好きになったりします。そしてその鏡像の自分を通して世界を判断し、嘆いたり微笑んだりします。けれどそこに映る姿は、はたして本当に自分だったのでしょうか? 旅をしているわたしとは、いったい誰なんだろう? 

人生の山路をひたすら歩きながら、刻々と変化する景観の中で。いつしかこの世の汚濁も至高の聖性さえも一切を捨てきった、無のまなざしそのものになる。もしかしたら、わたし達の後ろにはそんな巡礼者の影がそっと付き従っているかもしれません。ふり返っても、誰も居ないけれど。


        山羊座の終盤、水瓶座でガラッと視点が変わっていくその寸前にふっと湧いて出たような水の精霊と巡礼者のシンボル。ここから先、山羊座終わりまでの度数は、再びあらゆる階層の想いが渦巻く社会性の極みのようなテーマで固められています。その前にちょっと歩みを止めて、深く自分をふり返ってみる。一方向に凝り固まった想いがあるなら、解きほぐす時間を与える。いちど大きく息を吐きだし、軽くなっておく。もし出来るなら、「無」に近いほどに。

今回の新月は、次回 皆既月食の強力な満月を控えてこころと体を澄ませておく、そんな機会を与えてくれると思います。新月図の惑星配置を見ると、今はとても忙しいひとが多いと思うけれど。それでもときには目を閉じて、漆黒の巡礼者になってみる。そういう過ごし方が出来たら.........そんな気がします。



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have a great trek!!!★



hiyoka(^_^

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January 01, 2018

●1/2の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪

REM2018


今回の満月の星読みはお正月休み変則バージョンです!
今週のメリマンコラムは "本家" の方もお休みになりました。

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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで1月2日11:43前後、北海道周辺で11:49前後、関西方面は11:24頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で10:56前後に蟹座11°37'で満月となります。


今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月蟹座11°~12° + 太陽 山羊座11°~12°】
  "A clown making grimaces" +
  "A large group of pheasants"

『しかめっ面をする道化師』+
 『雉の大群』

  "A Chinese woman nursing a baby with a message" +
  "A student of nature lecturing"

『メッセージを携えた新生児を養う中国人の女』+
  『講義している自然学の学生』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~1/16】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★いつもの日常、何の変哲もない一日の中に隠れた別の現実への気付き

→★派手に注目を浴びる行為の裏側に見える別の目的または素顔

→★目立ち過ぎないために装い、埋もれすぎないために尖る

→★自分、他者、全ての物事にユーモアを見出しゲームのように身を処す力

→★自分自身を賢くカモフラージュしながら周囲を冷静に見極める

→★やがて動くときが来ることを信じて水面下で的を絞っていく

→★虚実取り混ぜた多様な情報から今、真に必要な物事のみを選択する

→★軽んじられる立場だからこそ可能な人間の「裏」を見抜く力

→★「愚者」が「賢者」を密やかに超越するときがあることを知る

→★型にはまった安全さの影で積もる疲弊を意外な行動で突破する

→★政治的な駆け引きで交わされる計算されたやり取りと予想外の結果

→★器の大きさ、度量の広さ、自己の品位が問われるような状況

→★社会的な階層や型にはまった儀礼に風穴を開ける鋭い笑いの効用

→★自分が本当に帰るべき場所、故郷、スペースは何処かを再確認する

→★ひっきりなしのお喋りや無意味な会話を続けることの危険

→★これまで一顧だにしなかったようなちっぽけな物事の大切さに気付く

→★上手い言い回しではなく無心の熱意によって言いたいことが伝わる

→★芽生えたばかりの小さく柔らかく温かい「何か」を大切にしていく

→★予期せぬ源泉から微かに伝えられる智恵やメッセージに耳を傾ける

→★負うべき責任、到達したい目標、見出したい物事に賭ける意志の確認

→★一時的な高揚や満足、または落ち込みに惑わず、弛まずに休む・・・→


エネルギーのポイント:新月『眠っていた人格や方向性の再発見・再構築』
            
            満月『来たるべき"波"に備えて静かに自己を整える』 

180102FM


2018年、あけましておめでとうございます。m(_"_)m
そして明日は...近地点で起きる満月、いわゆる「スーパームーン」です。

厳しい寒さの中、東京は初雪が降ったけれど...もし晴れていれば、大きくてまん丸な月が凍てつく夜空に煌々と輝き、何かをそっと囁きかけてくるでしょうか?

        いつもなら星々のアスペクトやサビアン・シンボルの解説を長々と書くのだけど、今年はわたしもお正月休みを取ることにして、今年最初の満月記事はキーワードだけを抽出した超短縮バージョンになりました。

21個のキーワードに共通する要素、それは上辺の賑やかさや喧噪、日常の喜怒哀楽とは「異なる層に存在している自分」を常に保つことの必要性かもしれません。今はお正月休みでホッとのんびり過ごしているひと、旅に出ているひと、家族や友人、恋人と楽しいときを過ごしているひとも多いと思います。また、お正月も関係なく仕事をしているひともいるでしょう。

けれど2018年のお正月は、きっと思ってる以上に何か特別なとき。あるいは、それぞれのわたし達にとってそれぞれのタイミングでやがて訪れる「特別なとき」に備えて、自分をなるべく「透明」な状態に保つとよいときだと思います。 いつ訪れるかわからないインスピレーションや内なる声をキャッチ出来るように。これからの一年、様々な大波小波、一時的な凪ぎに惑わされず、自分の行くべき道を選択していけるように。

  蟹座の満月はとても繊細で傷付きやすい面が強調され、無意識のうちに誰かを護ることや誰かに護られることを欲するかもしれません。または誰かを(何かを)責めたり断罪したくなるような気持ちを刺激するケースもあるでしょう。良くも悪くも、周囲のひと達が放射する様々な想いの波動が知らないうちに入ってきていつの間にか同化してしまう傾向も強くなりそうです。それが澄みきった優しさに満ちているといいけれど、ともすると聞こえてくることばの裏に蠢く満ち足りない想いや怖れ、抑圧された欲望が、まだことばにならないナマな状態で入ってくることもありそうです。ん?と思ったら下を向いて抱え込む前に、それは本当に自分の中から湧き起こる想いなのか?それとも何かに浸入されたのか?と、表皮直下で吟味してみる必要があるかもしれません。

  この満月は、(ひとや物事との)日常的な型にはまった関係性の中で何かを望み、満足を得ようとするよりも、自分の中に潜む「異質性」に目を向けていくことが鍵になりそうです。異質であることを孤独に感じるひともいるでしょう。けれどそれはひとや物事を、何よりも自分自身を、新しい側面から理解していく力になります。そこに年齢も環境も性別も階層も関係ありません。今までとこれから。その二つの「刻」に引き裂かれることなく存在し続ける「わたし」。それはまだまだ、沢山の可能性を秘めています。出来ればあなた自身が自分に感じる「異質性」をユーモアを持って眺められるといいな。 静かに、ひそやかに。新しい年に待つ、新しい経験。新しい視座。 世界はまた一歩(数歩?)新たな方向に踏み出し、自分もまた新しい方向を見出す。それはときに交差し、斬り結び、ときに乖離しながら、それでも無数の「わたし」がそれぞれに世界を創り上げていく...。

強力なスーパームーンで始まる2018年。この満月期は去年の自分に「よくやったね!」と声をかけつつ、静かな予感、インスピレーション、かすかに聞こえる内なるメッセージに耳を傾ける... そんな時間を意識的に取ってみるといいんじゃないかな...?



winter_solstice




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 00:00|PermalinkComments(6)

December 17, 2017

○12/18の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  12月18日15:49前後、北海道周辺で 15:55前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は15:30前後、沖縄周辺では15:01前後に射手座 26°31’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。


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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 射手座26°~27°― 発効期:12/18~1/16 】
   "A flag bearer"
『旗手』

   "A sculptor"
『彫刻家』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★冷たい風の吹く環境の中にも存在するぬくもりを見出す
→★生きることに対する誠実さとは何かについての自分なりの
   インスピレーション
→★社会に拡がる頭の固さや自己保存本能の中で自分を確立する
→★凝り固まった目標やゴールを設定して進む、またはそれ自体への疑念
→★何かの中心になること、目標や基準として見られることの高揚感
   または自己犠牲を強いる状況や責任への怖れを感じる
→★役割に徹し義務を全うすることで自分や世界を変えようとする
→★超然とした態度の内側に燃える炎のような意志、または妄執
→★雑然とした現実の中からひとつの筋道を選択していく
→★ことばにならない意志の顕れがいつかカタチを取り始める
→★抑圧や憂鬱状態、疑念が自分という人格にとっての試練となる
→★目の前の全てに逆らわず、その中から最善のものを生み出す能力
→★自分の頭にある観念に沿って相手や世界を解釈しようと
   する心理がその通りの結果を生み出す
→★さりげなく気付かないうちに静かに浸潤していく何らかの影響力
→★強引なやり方ではなく繊細で流れを大切にするやり方を取る必要
→★一番大切なもののために必要なこころの柔軟性と優しさ
→★ひとつの事や考えに固執せずに「今」と対話していく・・・→



エネルギーのポイント:前回の新月『変化しつつある視座の再吟味』
                    
            今回の新月眠っていた人格や方向性の再発見・再構築

171218NM


★12月18日 新月の星模様 すこし★
※速い惑星のアスペクトは正確な日付の前後2〜3日、遅い惑星同士のアスペクトは前後数週間発効します


新月が「銀河中心」付近で起きる

月のノード軸に木星がTスクエア(ジャストは24日~25日)

 ・これまでの個人的体験をこれからの社会的経験にどう生かすかなど
  過去と未来に関する苦悩や歓びの両方がクローズアップされるかも?
  何であれ直面する気持ちで深く掘り下げてみるには良い機会
  ただしデフォルメされた心象にひっかからないように注意

12月19日 太陽が銀河中心にコンジャンクト

 ・生きとし生けるもの、全ての存在物はやがては壊れ朽ちていく
  けれど「生」はどんな瞬間にも果てしない美を湛えて透明に流れていく

20日13:49 土星が山羊座入り

 ・誠実さ、正直さ、勤勉さ/統制、防衛、境界、責任などの強調
  家父長制的な倫理観の復活、審判の渇望
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