惑星達の話

March 31, 2017

☆『マンデーン2017』スペシャル記事:カーディナル・スクエア―1

  以下に掲載する記事は、2011年の秋に執筆された『フォーキャスト2012』から、天王星・冥王星ワクシングスクエアに関する基本的知識を解説した部分を抜粋、転載したものです。この年、世界は騒然としており、またアストロロジーの世界でもマヤ暦が終わり、カーディナル・クライマックスが本格的に幕を開ける年として熱い話題になっていました。長い年月を経て発行されてきた年刊本のフォーキャスト・シリーズも、2012年版はおそらく今までで一番ボリュームがあったように記憶しています。そしてメリマンさん自身の文章からも、いよいよカーディナル・クライマックスを迎えるにあたって一つの時代を見据えようとするパイオニアとしての情熱が伝わってくるようでした。(これはわたし自身の印象にすぎませんが、この頃からメリマンさんの書き方が「アストロロジー学習者」を意識したものになってきたようにも感じられます。)

この記事の中で描写された「未来」の中にはそのまま実現しているもの多く見られるし、米国や日本など国・地域・社会によっては今の時点で少し異なる方向に進んでいるか、まだ萌芽の段階にあると見えるものもあります。けれど、ここに描かれた惑星エネルギーの原理には、最近のメリマンさんが影響力のオーブを加味して2008年 ~ 2020年 +α とも表現しているカーディナル・クライマックスの実相と核心部が見事に描写されています。これらの原理を通し、様々な地域で多様な人々がどのような現実を創造しつつあるのか? 今、2017年の時点に立って一考してみたいと思います。

『マンデーン2017』を読んでいただくにあたり、地球を覆う "エネルギーの大ボス" に関する基礎的な知識として何らかのヒントにしていただけましたら幸いです。


記事掲載にあたってざっと原文を見直したため、『フォーキャスト2012』の記述とはわずかに異なる箇所があることをご了承ください。


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天王星が冥王星に対しワクシングスクエア
―全ては天王星と冥王星に尽きる
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     もしあなたが2012年とそれ以降に関するマンデーンアストロロジャー(社会占星学者)の見解を知りたいなら、天王星と冥王星の原理原則を理解する必要がある。この両惑星間に形成される稀な惑星サイクルと、そのクォーター・サイクル(1/4周期)の歴史を理解する必要がある。またさらに、天王星と冥王星が位置している星座宮(サイン)が持つ原理の本質をも理解する必要がある。そして最終的に、世界が今何を体験しようとしているか、今後数年の内にどんな未来が待っているかをあきらかにするために、理解し得た全てを統合し、その結果を最新の世界情勢を背景として適用していく必要がある。

これは簡単な仕事ではない。何故なら天王星が力強く明示するもののうち、1つは「予期せぬ出来事」だからだ。天王星が関連すると何事も計画どおりにはいかない。論理的に進むこともない。実際、この天体の性質は極めて非論理的、かつ不合理でさえある。

天王星の影響下で下された決定は、過去の政治、経済の事例を見るとつじつまが合わない。決定後を見ても、似たような状況で下された過去の決定をもとに当然期待されるはずの結果を考えれば、全くうなづけるようなものではない。天王星・冥王星が主役となる期間は、何かが予想外に勃発し、それが当初の目論みや、すでに進展していた方向性から外れて変化していくような時期に合致するのだ。

     物事の動向、あるいは進路が滞り崩壊する時、変化への推進力(方向転換または新しいトレンドへの変化)は予期していたものをはるかに上回る傾向がある。たとえば金融市場の場合、通常なら一旦下値支持線、あるいは上値抵抗ゾーンに入ればトレンドは止まり反転する。だが天王星が絡んだアスペクトが現れると、価格は上値抵抗線や下値支持線をはるかに超えて変動し、多くの場合、急反騰して新高値レベルまで行くか、急落して相場解説者が言うところの「市場崩壊」の域に達する。天王星のアスペクトは集団的熱狂やパニックと同期する性質を持つ。これが2008年9月、土星が天王星に対してオポジションの状態に接近すると共に「Panic of 2008」として知られる金融危機が拡がっていったその当時に起きたことだ。

当時、このアスペクトの最初の形成があったのは2008年11月4日、大統領選挙の日だった。この選挙以来何もかも、予測通りに行っているものなどない。対立する者同士が、この、見たところどうやっても解決しそうにない米国の信用低下を互いに相手のせいだと言い立てるにつけ、物事は大統領選の直後にあんなにも高まった希望や期待に反する方向へと展開してきている。

     こうしたトレンド ― あるいは長引く低成長というトレンド ― は、天王星・冥王星ワクシングスクエアの下では変わりそうにない。実際、これからトレンドは「サプライズ」と「予想外」の新しいレベルに入ろうとしている。もしあなたが何かを計画しているなら、それを捨て去り新しい環境と予期せぬ出来事に順応していく場合の心構えをしておいた方が良い。変化を受け入れて順応するのが早ければ早いほど、素早く適応出来れば出来るほど、あなたの2012年~2015年はより良い状態になるだろう。だが必要な調整に時間がかかればかかるほど、この期間はより困難なものとなる。

この同じアドバイスは、世界の指導者達、そして2012年~2015年の間に自分達の新しい指導者を選ぶために投票する大衆には特にぴったりと当てはまる。人類が最高の瞬間を迎え、政治及び財政上の問題を正すために力強く舵を切ろうとしているのか、あるいは混乱と絶望のどん底へ突っ込もうとしているのかは、有権者が新しいリーダーを選ぶ意欲と心構え、あるいはそれによって選任されたリーダーが積極的に新しい状況に適応しようとする意欲と心構えによって決まるからだ。これは戦争か平和か、経済改革と救済または財政的な損失か、希望と誇りに満ちた世界環境あるいは恐怖と屈辱感にまみれたそれか、どの方向に向かうかの違いとなって顕現するだろう。

1つだけ、ほぼ確実なことがある。すなわち、リーダーシップに変更がなければ、あるいは現職のリーダーの方向性に変化がなければ、トレンドは変化しないだろう。同時にリーダーシップの変化は状況を悪化させるかもしれないという危険性がある。換言すれば、変化がなければ今よりさらに状況を悪化させる一方で、大幅な変化は良い方向に行くか、もっと悪い方向に向かうか、いずれの方向にも行く可能性があるということだ。反転させるための唯一の希望、それはリーダーシップの交代だ。それでも交代がこういったトレンドを反転させる保証は無いのだ。

     どちらに転んだにせよ、我々はいずれこの状態から脱出するだろう。その違いはトレンドの反転が今(2012年~2015年)起きるのか、あるいは後で起こるのか、だ。投票者の決断(あるいは優柔不断)と、それによって選任されたリーダー達は、まず世界経済を滝落としに落とし込むかもしれない。そこからは丁度マザーグースの童謡に出てくる「ハンプティ・ダンプティ落っこちた♪」のように、バラバラに砕け散ったパーツを拾い上げて元通りにすることが出来ないまま、次のディケード(10年)が来るまで待たねばならないだろう。

天王星と冥王星の影響下では、今が底でここから再び山を登り始めることが出来るのか、あるいはさらにまだ下があって、底など全く見えないようなレベルに落ちていくのかは、誰にもわからない。これは反転なのか、あるいは下放れなのか? 反転は希望をもたらす。そして天王星が関連する時、希望は常に存在する。何故なら天王星は、世界の多くの地域とそこに住む人々に恩恵をもたらす独創的な考え方、すなわち現存の問題に対する、これまで企てられたことの無いような新しい解決策の出現と同期するからだ。

これが人類最高の瞬間になるかもしれないという理由はそこにある。しかし、天王星はまた突出や断絶をも支配する。宇宙人であり、異端者だ。そのアイデア、あるいはアイデアを伝達する者は、多くの場合過激過ぎると受け取られ、それゆえに適切に考慮されることもなく無視されてしまう。こうしてトレンドは反転するかわりに加速され、逆上とパニックが後に続くのだ。

     一部の人達は「我々は非常にエキサイティングで興味深い時を生きている」と言いたがる。確かにそのとおりだ。 だが私達は、同時に非常に危険な時をも生きている。それが冥王星、特に冥王星が天王星とハードアスペクトを形成している時の本質だからだ。もし今後3年の内に、私達が過去3年にわたって辿ってきたコースを反転させることが出来たなら、それは人類にとって最高の瞬間となるだろう。

それは可能だ。何故ならアストロロジーの研究においては、惑星達が私達の選択肢を明示し、それらの行き着く先を明らかにするからだ。 だが、惑星は私達に代わって選択はしてくれない。アストロロジーとは「選択肢の明示者」であり、「選択者」ではないのだ。 そこで為された選択は、それがどの瞬間に為されたものであれ、少なくともその時効力を発している惑星トランシットと、人間活動のサイクルに対するその惑星の注目すべき関連性に見合った結果をもたらすだろう。 たとえ惑星同士のアスペクトがどんなに厳しくても、指導者、そして有権者は、こうした挑戦を前にして自分達の態度を選ぶ自由を持つ。ただしこれは選挙自体が不正に操作されたり投票権の濫用がないことを前提にしている。後に述べるように、これもまた(残念ながら)2012年にまつわる紛れもない可能性なのだ。

     それでは、現在効力を発している天王星・冥王星ワクシングスクエアの本質を十分に理解するために、まずこれを部分分けし、その後、今日の世界にとって意味をなす筋書きへと再構築してみよう。これを行うにあたっては、それぞれのパーツに固有のアストロロジーの原理を分析していくと共に、歴史上の主要な時代で、この特性のうち最も重要なテーマが起きた当時を手短にふり返っていくこととする。


天王星・冥王星ワクシングスクエアに関する事実

  天王星・冥王星サイクルは、すべての惑星のペアサイクルと同様にコンジャンクションから始まる。コンジャンクションはある時間内に地球から空を見上げた時、2つの惑星が天空上の同じ部分を占めているように見えることを指す。その影響力のオーブ(許容範囲)― そのアスペクトとその1/4サイクルの力学が明確に現れる時間帯 ― は、アスペクト形成の3年~5年前からアスペクト形成の3年~5年後、あるいはそれ以上続くことがある。

今回はこの本の主旨に基づき、影響力のオーブは最初にアスペクトが形成される時(初回の通過)の4年前から始まり、最後にアスペクトが形成される時(最後の通過)の3年後まで及ぶものとする。したがって、2012年~2015年の天王星・冥王星のワクシングスクエアは2008年~2018年までの間、人間活動における諸状況と相関しつつ同じようなインパクトを持つと言えるだろう。この論考の全文にわたって触れているように、この時間帯は他の多くのジオコズミックサイクルと重なり合う。たとえばカーディナルクライマックス(2008年~2015年)及び土星・冥王星サイクルにおける最後の1/4局面(2010年~2020年)などがそれだ。まさに私達は今、他に類を見ない時間帯に生きている。いわば昔のTVドラマ「トワイライト・ゾーン」の現代版のようなものだ。

  ここでまず、天王星・冥王星のコンジャンクションの歴史を調べてみよう。何故ならそれに続く各局面は、コンジャンクションが起きた間に示現したテーマに関連するからだ。現行の天王星・冥王星のサイクルは、これら2惑星がコンジャンクションを形成した1965年~1966年、乙女座の15°~17°で始まった。

それ以前のコンジャンクションは次の通りだ。

1850年~1851年  牡羊座28°~29°
1710年        獅子座28°
1597年~1598年  牡羊座12°~13°
1455年~1456年  獅子座12°~13°
1343年~1344年  牡羊座10°~11°

  このように、天王星・冥王星の周期性は約112年~142年とまちまちだ。それは冥王星が太陽を回る軌道が円形ではなく、どちらかというと楕円形であるためだ。冥王星は乙女座~山羊座を運行する時は非常に速く、それぞれのサインに12年~15年滞在する。しかし、魚座から蟹座への運行では各サインを通過するのに25年~32年かかる。一方、天王星の軌道はより円形に近いので、黄道帯の各星座宮を通過する期間はそれぞれ通常7年(時として8年)だ。

 天王星と冥王星の間にも、興味深い数学的関係がある。冥王星が太陽を1周するのに約246年(244年~248年として)を要する。天王星が太陽を1周するには84年かかる。よって天王星が太陽を3回周回するのと、冥王星が太陽を1回周回する期間はほぼ等しい。これは天王星と冥王星が244年~252年ごとに同じサイン(もしくはすぐ近くのサイン)に位置し、同じ(あるいはそれに非常に近しい)アスペクトを形成することを意味する。この数学的な関係をさらに進めていくなら、海王星の太陽周回軌道は164年だ。したがって、天王星が太陽を2周する時間と、海王星が太陽を1周する時間はほぼ等しくなり、海王星が3周する時間は冥王星が2周する時間とほぼ同じになる。すなわちこれは、500年ごとに天王星、海王星及び冥王星が互いにほぼ同じ「空間的な関係」を結ぶことを意味する。ここで土星の周回軌道が29年で、これが3周でほとんど天王星の周回軌道と同じになることを考慮すると、その興味深さはより一層増してくる。


天王星と冥王星のクォーターサイクル


     アストロロジー ― 特にマンデーン、政治、及びファイナンシャルアストロロジー ― の研究領域では、すべての惑星ペアサイクルの各1/4局面(クォーターサイクル・フェーズ)は非常に重要だ。オーブも含めた1/4局面で起こる出来事は、多くのケースを見ても、コンジャンクション(サイクルのスタート時)あるいはオポジション(サイクルの中間地点)の時より明白な形をとって顕れる。

アストロロジーでは、天体のペアサイクルにおけるそれぞれの1/4局面は「スクエア」アスペクトとして知られている。アストロロジャーは1つの1/4局面(クォーターフェーズ)を、単に1回のコンジャンクションから次のコンジャンクションまでの間に連なる、分割された時間の流れとして測っているのではない。それよりむしろ、2つの惑星が軌道を進んで互いに90度の空間的関係(スクエアアスペクト)に入るのにどのくらい時間を要するか、という視点において測っている。

何故なら、ほとんどの惑星ペアサイクルにおいて、1サイクルにかかる時間の1/4は2つの惑星間の距離が変化していく周期の1/4に非常に近いのだが、冥王星が関わる場合には例外となるからだ。これは冥王星が太陽を廻る軌道が楕円であり、他の惑星のように円形軌道ではないことに由来する。

     たとえば天王星・冥王星の周期性は112年~142年だ。したがって、その平均周期性は約127年だ。時間的には各1/4局面は約32年のはずだ。しかし、2つの惑星間の距離が90°の間隔になるという意味では、1850年の事例以降、以下のような1/4局面が見てとれる。

コンジャンクション(0°) :1850年~1851年
ワクシングスクエア(90°) :1876年~1877年
オポジション(180°) :1901年~1902年
ウエイニングスクエア(270°) :1932年~1932年
コンジャンクション :1965年~1966年
ワクシングスクエア :2012年~2015年

     上に示したとおり、1850年~1851年のコンジャンクションと1876年~1877年最初の1/4スクエア(ワクシングスクエア)の間は比較的短い26年であった。しかし、今回のケースでは1965年~1966年のコンジャンクションから2012年~2015年のワクシングスクエアまではかなり長く、47年かかっている。これは1965年に冥王星は乙女座に位置し、2012年には山羊座に位置するという事実によるものだ。

乙女座~山羊座は冥王星の動きが最速になる黄道帯の領域だ。そこでの冥王星は、各星座宮を通過するにあたってたったの12年~15年しか費やさない。これは天王星が各星座宮を通過するのに要する7年の約2倍だ。しかし、1850年~1876年には、冥王星が牡羊座と牡牛座を通過するのにそれぞれ28年~32年かかっており、これは天王星が各星座宮に滞在する時間の4倍以上になる。2つの惑星が互いにより近いスピードで動く時、太陽を一巡りする周期を完了し、黄道上で再びコンジャンクションとして出会うためにはより長い時間を要する。

したがって、アストロロジーにおいて分数計算を使う場合は、時間はそれほど直線的ではない。サイクルを考えるにあたっては、カレンダーや時計によって測った時間という意味合いよりも、宇宙における空間と距離という概念を通して考えなければならない。サイクルのような事象を見る場合は、異なる視点が必要だ。空間的な現実では時間は伸び縮みする。それは直線的なものではなく、律動的なサイクルの測定に使われる「時間」と同じものだ。

     それでは、前回の天王星と冥王星の初回の1/4局面(ファースト・クォーターサイクル)のタイミングを検討し、何が起こったかを見てみよう。

コンジャンクション         
1965年~1966年 乙女座15°~17°
1850年~1851年 牡羊座28°~29°
1710年       獅子座28°
1597年~1598年 牡羊座19°~20°
1455年~1456年 獅子座12°~13°
1343年~1344年 牡羊座10°~11°

ワクシングスクエア(初回1/4局面)
2012年~2015年 牡羊座~山羊座6°~15°
1876年~1877年 獅子座~牡牛座22°~25°
1755年~1758年 魚座~射手座13°~23°
1623年~1624年 獅子座~牡牛座14°~17°
1496年~1499年 水瓶座~蠍座12°~22°
1370年~1371年 獅子座~牡牛座6°~8°

     ここで気付いてほしいのは、一連の天王星・冥王星のコンジャンクションからの展開が、短い時間と長い時間とで交互になっていることだ。これは冥王星が速く運行する星座宮と非常に遅いスピードで運行する星座宮にその位置を交互に変えるからだ。これはコンジャンクション・サイクルに1回おきの類似性が存在する事を意味する。天王星・冥王星サイクルの現行の初回1/4局面は、その直前に起きた初回1/4局面(1850年~1877年)よりも2サイクル前(1710年~1758年)のそれにより類似しており、その2つ前のサイクル(1455年~1499年)とも似通っている。これは天王星・冥王星サイクルの平均の長さが127年であり、なおかつ冥王星の公転期間がその時間の約2倍であることから理解出来る。したがって、天王星・冥王星サイクルにおいては、各サイクルにおける冥王星の位置が1回おきに天上で同じセクターを占めるということになる。

  なお、印は1455年~1499年の天王星・冥王星のサイクル初回1/4局面だ。このサイクルは1965年~2015年の現行サイクルと特に関連が深い。それは3つの最も遠い天体(天王星、海王星、冥王星)が天上で相互に類似のポジションに戻る、およそ500年前後のサイクルだ。なお、この500年前後のパターンの重要性については次のセクションで考察する。


天王星と冥王星の力学

     マンデーン・アストロロジャーとしての最初の課題とは、出現中のアストロロジカルなシグナルの原理を熟慮・検討することだ。次に、現実の世界で起こり得る事象に当てはまるように、これら原理・原則の様々なコンビネーションを統合していく。こうして「フォーキャスト」― 今という時代に実際に出現しそうな兆し ― を創造していくのだ。

     それではまず、天王星と冥王星の原理を理解することから始め、その後でこうした原理が顕現する可能性のある人間活動のエリアを検討してみよう。下記は天王星と冥王星が包含する力学を示すキーワードの一覧だ。(対照的な特徴を同じアルファベットで示している)

天王星
A. 突然で予想外
B. 変化
C. 革命
D. 発明し新しいものを創り上げる
E. 組織化されていない大衆
F. 混沌(カオス)
G. 現状維持を嫌う
H. 平等を求める大衆運動
I.  テクノロジーと科学
J.  地震と強風
K. 停電
L.  孤立、離散
M. カリスマ性と若さ
N. テクノロジーと科学の進展
O. 新しい運動、ニューエイジ
P.  未来を抱きしめ、過去を忘れる
Q. 自由と独立
R  エコロジーと環境の向上

冥王星 
A. ゆっくりと勢いを強める
B. 改革
C. 変革と混乱/根絶
D. 古きものを壊す、再生と死
E. 目的を持った(組織化された)暴徒
F.  焦点(focus)と意図(intention)
G. 現状維持を嫌う(唯一の天王星との共通点)
H. 何かを終わらせるため、または利得や権力への抗議運動
I.   根源的、感情的な問題
J.  嵐雲、火山噴火
K.  飢饉と干ばつ
L.  のめり込む、息が詰まる、浸入
M. 死、負債、税金
N. 廃棄と撤廃
O. 長期間溜まった不平と怒り
P. 因果応報の時が至る
Q. 抑圧と人の意志に反して働く強制力
R. 公害と毒性

     一瞥してわかるように、天王星と冥王星の力学が潜在的に重なりを見せる人間活動のエリアは数多く存在するが、それらは常に両立して働くわけではない。

ワクシングスクエアの影響下では、その矛盾はますます大きくなりやすい。たとえば天王星は変化を求めるが、今すぐの変化を欲するのみで、すぐに行動して後で考えるというやり方が招く結果は考慮に入れないところがある。冥王星もまた変化を求め、とりわけ山羊座に滞在中はその欲望が強まるのだが、天王星よりは秩序だったやり方を好むし、用意周到だ。

冥王星は現行の息詰まるような状況を改革していく方により多く同調するが、天王星は全く新しいシステムの具現化を望んでおり、旧システムの改革には関心がない。天王星が影響すれば、大衆のデモがどこからともなく突然発生し、国中あるいは世界中に広まるかもしれない。その一方で、冥王星もまた大衆のデモと関連するのだが、それはむしろ特定のアジェンダに対する抗議の形をとる。

天王星の運動は多くの場合、社会的な平等と公正への欲求に基づいており、その参加者は運動自体を「純粋」で無害なものに留めたいと欲している。冥王星の抗議運動は通常は不平に基づくもので、「社会的な力の濫用」が存在するという信条で頭が一杯になっている。そして「個人的」な不正行為や昔から連綿と続いてきた「力の濫用」の加害者側に対する仕返しの手段を要求している。これは因果応報の時だ。誰かが、あるいは何かのグループが、こうした暴虐行為のツケを払わねばならない。天王星は「権力者からの自由」に価値を置くが、冥王星は現在の権力者(例えば政府、大企業のような体制派)から、自分達の個人的嗜好を象徴する別の集団へと力のバランスを変えて、改革をもたらそうとする。

天王星は孤立し超然としている。一方、冥王星は妄想的で他者を息詰まらせるような度合いまでのめり込んでいく可能性がある。冥王星は浸入し、抑圧し、自分の願望を他者に強要するだろう。特に何かの違反を犯して有罪だと考える相手に対してはそうだ。他方、天王星は過去の罪についてはあまり関心がない。頭にあるのは新たにやって来る未来だけだ。天王星のモットーは「新しい未来を抱きしめる」ことであり、冥王星のそれは「因果応報を実現する」なのだ。

     両惑星の原理は共に変化への欲望を有しており、またどちらも現体制を信用していないことから、2つの原理は互いに引き合う。これらは同じゴールを共有しているように見える。だがそこまでだ。「変化」というゴールを達成する手段が全く違っているため、間をおかずしてこれら相互の関係性は緊張含みとなりやすい。

冥王星と天王星がハードアスペクトを形成している場合、必然的に力の衝突が起きる。何故なら、天王星はどんな形であれ、権威を持つ者が自分達の運動に浸入したり、不純さや隠された題目を持つような方向性へ導いていくことに抵抗する。もっと先鋭化すれば、それが暴力を引き付けるからだ。 

だが冥王星が関与する場合は、常に人命に関わる脅威が生じ、暴力という形をとって蜂起する可能性がある。何故なら不平不満をその基盤とした運動はその深奥に怒り、果ては憎しみの感情までを溜め込んでいるからだ。こうした感情を手放すことは困難であり、それを煽り立てるのにさほど時間も手間もかからない。元来未来志向で、過去やいかなる報復の必要性からも切り離された存在である天王星は、このように感情的な力が自分達の運動を支配していくのを嘆き、非難する。冥王星の力を主体とした動きは「憎悪」を基盤とした運動となり得る。天王星では、より多くの場合「未来への希望」に基づいた運動になりやすい。

     今日の世界では、この矛盾したエネルギーの働きがしばしば見られる。これらのエネルギーのルーツはその多くが1960年代、この2惑星がコンジャンクションを形成して現行のサイクルをスタートした時点にある。天王星と冥王星が大規模な社会的、政治的、そして経済的な変革の127年サイクルにおいて、最初の1/4フェーズに入るにつれて、今、1963年~1969年の社会・経済の力学が再び蘇りつつあるのだ。

実際、今の時期と類似性を持つジオコズミック・パターンは歴史上過去3回見られる。これらの時期に発生した問題を再吟味することによって、たった今私達が生きている時間と、そしてこのディケード(10年)の殆どを占めるであろうその時空について、より深い理解を得られるだろう。

1455年~1499年
(天王星、海王星、冥王星の約500年前後のサイクル)

1850年~1877年
(前回の天王星・冥王星最初の1/4局面)

1963年~1969年
(現行天王星・冥王星サイクルのスタート、コンジャンクションの時期)

  これらの3つの期間に1928年~1934年を加えることも出来る。これは天王星・冥王星が最後にスクエアを形成した時で、天王星も牡羊座に位置していた(現行のワクシングスクエアに対してこれはウェイニングスクエアだったが)。 また1710年~1758年のケースを加えても良いだろう。これは今日と同様に冥王星が黄道帯、もしくは天空の同じ領域(乙女座~山羊座)を速いスピードで移動した時に起きた最初の1/4局面としては1つ前にあたる。

     それでは最初に挙げた3つの時期を手短に考察していき、今日蘇ろうとしている社会的、政治的、経済的問題の類似性を見てみよう。手短にと言ったのは、これらがそれぞれ非常に重要な時期であり、下手をすると丸々本1冊を費やしてしまうこと請け合いだからだ。実際、こうした時期のひとつひとつを取り上げて多くの本が出版されている。当時起こった重要な出来事は、その後、人類の必然的な運命を形作ろうとしていたのだ。




(C)2011Raymond Merriman, 株式会社投資日報社
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『フォーキャスト2012』では次に『天王星・海王星、そして冥王星:500年のル ネサンス・サイクル』そして『奴隷解放、南北戦争および経済のメルトダウン』という章が続くのですが、今回は割愛させていただき、その次の章を掲載します。下に掲載する章では、天王星・冥王星の現サイクル誕生期である1960年代…1963年~1969年に世界に起きた現象の解説となっています。

(今回割愛したうち『天王星・海王星、そして冥王星:500年のル ネサンス・サイクル』は、現在も販売中の『マンデーン2016』に「特別付録」として収録してありますので、よろしければそちらもご参照ください。)
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↓『マンデーン2017』スペシャル記事:「カーディナル・スクエア」―2へ続く


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☆『マンデーン2017』スペシャル記事:カーディナル・スクエア―2

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天王星と冥王星:今回のクォーターサイクルの終焉
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“だからたとえ今日も、明日も、困難に直面していても、それでも私には夢がある。それはアメリカンドリームに深く根ざした夢だ”

“私には夢がある。それはこの国がいつの日か立ち上がり、その信条の真の意味を体現していく事だ。すなわち『全ての人間はみな平等に創られている。それは我々にとって自明の真理である』”

“もしアメリカが偉大な国家になろうとするなら、これを実現しなければならない”

“そして、これが実現した時は、我々が自由の鐘を鳴らした時は、またその自由の音を村から小さな集落へ、州から市へと鳴らし伝えた時は、全ての神の子達、黒人と白人、ユダヤ人と異教徒達、プロテスタントとカトリックが皆手をたずさえてこの古い黒人霊歌を歌うことが出来るのだ”

“遂に自由になった!遂に自由になった!全知全能の神に感謝しよう、我々は遂に自由になった!”

― マーティン・ルーサー・キング
 『ワシントン大行進』での演説から
  1963年8月28日



     2012年~2015年の社会的、経済的、そして政治的な力学を理解しようという私達の探求から3つめの歴史的事例を描くとすれば、それは現在のサイクルの始まりである1963年~1969年、コンジャンクション期だ。アストロロジーの研究、特に私がよく理解し常に使う技術であるマンデーン・アストロロジーとファイナンシャル・アストロロジーにおいては、コンジャンクションの期間がサイクルの始まりとなる。 

それが意味するのはこういうことだ。コンジャンクションにおいてそのサイクルでの人間活動に影響を与える力学が決定される。そしてそこで決定された力学は、これら2つの惑星がそのサイクルの中で特定のアスペクトを形成した時、たとえば非常に重要な1/4サイクル(90°)の時などに、常に再び立ち現れるということだ。 アストロロジーのシンボリズムにおいては、コンジャンクションの時期にスタートした事象はワクシングスクエアを形成した時に具体化してくる。これは「受胎」と「誕生」との関係に似ている。したがって、今日何が「誕生」しつつあるのかを理解するためには、私達は1963年~1969年に何が「受胎」されたかを調べなければならない。

     天王星・冥王星によるワクシングスクエアの局面を迎えた今、1963年~1969年に起こった多くの問題と今日のそれとが、1450年~1500年、そして1845年~1880年の出来事に似ていたとしても、何も驚くにはあたらない。

現代史の中でも1960年代は世界中で、また特に米国において、最も社会が騒然とした時代の1つだ。この時、再び大衆運動と抗議行動が沸き起こり、そのほこ先は権力者 ― ほとんどの場合は政府 ― に向かった。そこには不正と不平等のはびこる施政様式を根絶し、変革しようとする強い力が存在した。

     実のところ、1960年代半ばの米国には2つの大衆運動が展開しており、それぞれの中にはまた対立する分派が存在した。まず最初に「フラワーチルドレン」、後に「ヒッピー」となっていく一団があった。彼らの運動は世代的なもので、親の世代の価値観に対する反抗(すなわち権威「ジ・エスタブリッシュメント/支配者層」に対する反乱)であった。「フラワーチルドレン」は平和と愛を望み、「戦争はもう沢山だ!」と唱えた。彼らは「陶酔し、時代の先端を生き、自身の本質に立ち帰って伝統的な社会から離脱し(turned on, tuned in, and dropped out)」、そのかわりにコミューンに住んで彼らの理想を分かち合う不特定のグループの一員となっていった。

だがその後、戦争 ― ベトナム戦争 ― が起こり、悪評高い徴兵制度がとられた。これは、彼らにとって愛と平和という理想の正反対を意味するものであり、戦うための大儀となるものだった。こうして「愛と平和」の運動は、反戦、反政府、反徴兵制度への抗議運動に変容したのだった。 

彼らの運動は突然、新しく組織されたSDS ― 民主社会学生連合のようなグループによって、より実力行使を伴う方向へと進んでいった。彼らはすでに受身の姿勢ではなかった。「ピースニクス(草食的平和主義者)」の群れは、警察官(当時多くの人が彼らを「pigs/豚」と呼んでいた)との暴力衝突を受けて立つことも厭わない、極めて大規模な活動家集団へと変身していった。

だが、平和運動に浸入して暴力を引き付けたのはひとりSDSのみではなかった。ブラックパワー・ムーブメントのリーダー達、たとえば左翼革命グループとして知られるブラックパンサーズもまたその運動に関わり、政府や権力者、そして警察に対する闘争に加わるよう参加者に働きかけた。

この運動の初期段階では、その典型としてよく集会が開かれ、そこではピート・シガー、ジョーン・バエズ、ジョニ・ミッチェルのようなミュージシャンによる平和志向のフォークソングが披露された。それは「クンバヤ(Kumbaya : ジョーン・バエズが歌った黒人霊歌で “come by here” を意味する黒人奴隷の方言)」的体験であった。 参加者はその中にあって、非暴力の精神と集団の連帯を感じていた。

しかし、異なる題目や不平を持つ集団によって浸食されていった後は、こうした集会や歌の集いは、より活動家的な顔を持つ怒れるリーダー達の演説集会へと様相を変えていき、そこでは市民同士の仲間割れや暴力を引き付ける、闘争的なふるまいが奨励された。そして1968年、シカゴの民主党大会において抗議者達と警察の間に暴動が勃発し、その後はワシントンD.C.の「ペンタゴン大行進」(1967年10月に起きた10万人規模の抗議デモ)から派生した多くの活動の中で似たような衝突が起きていった。

     このような別の主義・思想による浸食は、単に「平和」運動の方向性を変えただけではなかった。それは、元々はマーティン・ルーサー・キング牧師によって思い描かれた理想の結実であったはずの公民権運動の内部にも葛藤を引き起こした。根の深い分裂が進み、ブラックパンサーや、ジェシー・ジャクソンらが率いるNAACPなど、幾多のアフリカ系アメリカ人のグループが、平和と非暴力を旨としたキング牧師の指針と袂を分かっていったのだ。

キング牧師の指導の下に動いた1955年~1968年の公民権運動は、雇用や公的宿泊施設での「人種、宗教、国籍」に基づいた差別を禁止する「1964年公民権法」の制定という結果を生み出すまでになった。また翌年には、人種や宗教に関わりなく全ての国民の投票権を保護する「1965年投票権法」が制定された。

マーティン・ルーサー・キング牧師のアメリカに対するビジョンは、米国民に対する法、権利、機会の「人種中立」的な適用であった。こうした法令の批准はその夢を反映していた。だがこの歴史的な法制定にもかかわらず、ブラックパワー・ムーブメントはいまだに過去数世紀に及ぶ白人による迫害に対し、蓄積した怒りを感じていた。公民権運動の目的は、キング牧師による当初の取り組みを超えて拡大していった。ウィキペディアによれば、その主張には「人種的尊厳、経済及び政治的自立、そして "白いアメリカ人" による抑圧からの自由」などが含まれていたという。1960年代終盤に入ると、彼らの怒りは沸点に達し、ニュージャージー州ニューアーク、ミシガン州デトロイト、カリフォルニア州ロサンゼルスなど、米国のいくつかの街で人種暴動へと発展した。そして1968年、キング牧師は暗殺された。

現行の天王星・冥王星サイクルは、米国政府の長期にわたる赤字財政支出の暴走が始まった時期と一致している。大衆は、単に市民に対して投票や雇用や十分な教育の機会を保証するだけでなく、彼らが年を取った時に面倒を見てくれるような政策を実施することを通じてもっと思いやりと配慮を示してほしいと政府に望んでいた。その結果として、公民権法と投票権法が成立してからそう遠くない1965年7月30日、議会は2つの新しい制度を制定した。これが高齢者向け医療保険制度(Medicare)と低所得者向け医療費補助制度(Medicaid)だ。

こういった動きがどれだけ合衆国の財政に影響を及ぼしたかを把握出来るよう説明するなら、まず1955年の連邦政府支出は1100億ドルだった。1960年は1510億ドルで、5年で410億ドルの増加となる。1965年、ちょうど社会福祉制度が実施される直前(そしてちょうど米国がベトナム戦争に突入する直前)で、1930億ドル。これは5年で420億ドルの増加となり、基本的に以前の5年間と同じ増加率になっている。それが1970年になると、連邦政府支出の総額は3210億ドルと、過去5年で1280億ドル、66.7パーセントもの増加となっていた。この勢いはその後も止まってはいない。

     政府の新制度が温情的で人道的だったことから、これらは本質的に、政府にとっての新時代を告げる指標となった。1960年代半ばに天王星・冥王星サイクルが始まると共に、政府は大きな計画・大きな支出という方向性へと舵を切っていったのだ。そして今、私達がこの強力な惑星ペアサイクルのファースト・クォーターフェイズ(初回1/4局面)に到達すると共に、当時のテーマの多くが再び立ち現れ、以前下された決断の結果が明確になろうとしている。



天王星と冥王星の力学

“If a Black man’s a racist
    Is it OK?
    If it’s a white man’s racism that made him that way.
Because the bully’s the victim they say
By some sense, they are all the same”

もし 黒人が レイシストだったら
   それは OKなの?
   白人達の人種差別が 彼をそんな風にしたのなら
いじめっ子は 
いじめられっ子のなれの果てだって みんな言うから
ある意味 彼らはみんな同じね


― グルジア出身で英国をベースに活躍する歌手
  ケイティ・メルア(www.katiemelua.com)の歌
 「Spiders Web」より


     過去の出来事を研究することによって多くを学ぶことが出来る。特に、現在発効中の主要なジオコズミックサインと同じ位相が出現した時ならなおさらだ。前章を通して述べてきたように、2012年に起きる主要なジオコズミックサインは112年~142年ごとの天王星・冥王星間のワクシングスクエアだ。このアスペクトは事実上7回形成される。

正確なアスペクト形成の日は以下の通りだ。

2012年6月24日
2012年9月19日
2013年5月20日
2013年11月1日
2014年4月21日
(↑この時はアストロロジーの見地から見ると最も強力)
2014年12月15日
2015年3月17日

  上記すべてのケースにおいて、天王星は牡羊座の6°~15°の間に位置し、冥王星は山羊座の6°~15°に位置する。個人、国、あるいはどんな実体であれ、その誕生図や始原図(ネイタルチャート)上のカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)の6°~15°に惑星を持つ場合、今後3年の内に深い影響を受ける可能性がある。それはちょうど、同じカーディナルサインの最初の5度に惑星を持つ者が、同じ2惑星のトランシットを受けて過去2年の間に深く体験してきたのと同様だ。2010年~2015年の間に、職業、パートナーシップ、住居、または健康に関わるライフスタイルなど、人生の方向性は大幅に変わりやすい。あなたが自分自身の人生を自ら統御していくなら、これは確固たる自己信頼の時となり得るし、さもなければ予期せぬ外部事情が押し寄せて、大幅な調整を余儀なくされる時となるかもしれない。あなたは非常に柔軟でなければならず、自らの人生の質が損なわれないよう、いや向上さえするように、気を配っていく必要がある。

このような度数にネイタルの惑星を持つ重要な実体がアメリカ合衆国だ。その太陽は山羊座11°にあり、天秤座14°の土星とはスクエアを形成している。もう1つは1999年1月1日施行のユーロ通貨の始原図で、太陽は山羊座10°だ。

以前述べたとおり、このジオコズミック・コンビネーションの影響は正確なアスペクトが形成される以前からはっきりとそれと解る。アスペクトの第1回目の通過から3年~5年前にはすでに感じられるかもしれない(これは最後の通過から3年~5年までの間も同様だ)。

この2惑星が2011年7月末から8月半ばまで、正確なアスペクトにあと1°というところまで迫り、また離れていったことは興味深い。この時、2012年~2015年に起こり得ることのヒントとなる2つの重要な出来事が経済面に起こった。 7月、米国はその債務によるデフォルトを避けるための債務上限引き上げ問題で、神経をすり減らすような苦いプロセスを味わった。その後8月5日、信用格付機関S&Pが米国の長期信用格付けを投資適格AAAから引き下げた。それは米国にとって史上初の信用格付けの引き下げであった。

     世界の他の地域においても、やはり財政問題に関連する他の主要な出来事があった。ギリシャが危うくデフォルト寸前に陥り、これによってEU全体の支払い能力とユーロ通貨の安定性を脅かした。また中国は厳しい景気後退に見舞われたが、それはちょうど、世界の諸国がおそらく次の主要な経済勢力は中国になるだろうとの考え方に馴染んできた頃だった。

     ではここで、2012年~2015年に予測されるいくつかのテーマを、現在の局面と関連を持つ過去の分析によって示された事をベースにしながら、天王星・冥王星ワクシングスクエアとの合致を考慮しつつ考察してみよう。


  累積債務危機の爆発的上昇が続き、世界の金融システムを蝕む

     もちろん、歳入以上の歳出を続けるという、このタチの悪い潜行性のトレンドを反転させられる可能性はある。そしてそれが当然の希望だ。しかし天王星が絡む時、流れはエスカレートしてもっと多くの混乱と意図せぬ結果を引き起こす可能性が高い。こうした「意図せぬ結果」を完全に考慮に入れた計画などありはしないだろう。もしこうしたケースが起きれば、世界における米国の政治的、経済的リーダーシップの衰退は加速し始め、警戒水域に入るだろう。これはまた新たな金融パニックとメルトダウンに繋がっていく。リーダーシップの変更か、もしくは既に指導層の地位にある者達の路線変更のみが、今後3年間に流れを反転させるチャンスをもたらすだろう。


  世界の通貨事情を改革するための話し合いが始まる

     米国とヨーロッパが明らかにコントロール不能な債務の泥沼にはまり、その信用価値を格付機関から引き下げられ続けるという所まで追い詰められる状況に至って、各国首脳は新しい国際基軸通貨の可能性について、より真剣な話し合いを始めるだろう。そうなれば当然、米国はそれを防ぎ、国際基準通貨としての米ドルの地位を維持するような提案をひねり出すはずだ。たとえばヨーロッパがギリシャ救済に資金を貸した自らの銀行に提案したのと同様に、「ヘアカット」を行って貸した側が債券の額面価格のたった50%しか受け取らないよう要求するなど、いくつかの過激なアイデアが提示されそうだ。

米国もまたこれと同じことが出来るし、それによってその債務の多くを削減出来る。つまり、米国の債務危機を解決するために、その銀行 ― 特に中央銀行である連邦準備銀行に、彼らが何処からともなく創り出したマネーで購入した米国長期債券の額面価格の50%をヘアカットするよう頼むこともあり得る、ということだ。

もちろんこれは、FRBと米国政府の間に大きな亀裂を生む可能性がある。しかし、冥王星が絡むこのようなアスペクトの下では、古くから存在し続けてきた機関 ― 特に銀行のような金融機関 ― は、彼らの目的とするところが「今や時代遅れで 事実上、全体の(経済的)生き残りのためには弊害になる」と見なされたなら存在そのものが危うくなるかもしれない。

そこで疑問が生じてくる。国家による銀行への債務が、その銀行の持つ、何もないところからお金を刷って創り出す力の結果であり、銀行はその力を使って国の債務を買っているという構図が存在するような時、銀行が生き残って全体が崩壊することにいったいどんな意味があるのか? これは天王星・冥王星スクエアの下で生じる疑問の一例に過ぎない。そして、過去の事例の如く、その結果は金融システムの崩壊となる可能性を秘めている。


抗議運動と社会格差

     2011年終盤に起こった「オキュパイ・ウォールストリート運動」が象徴するような、政府、銀行、大企業の変化を望む大衆の要求は日増しにエスカレートしそうだ。もっと自由を、独立を、人生のあらゆる側面での平等を、そして特に雇用と金銭面でのより多くの機会を求め、駆り立てるような衝動がそこにはある。ごく少数のみが大幅な収入増を満喫し、その一方でその他の人々は横ばいか、悪くすれば返すあてのない巨大な個人負債を抱えて失業しているといった、社会の階級間に存在する富の格差がここにはある。これらは今や米国や中国を含めた世界中の多くの社会に植え付けられた人民主義革命の種子だ。抗議運動 ― そしてそれらが内包する問題 ― は、1960年代に受胎し、今日に至り誕生しようとしている。


銀行と政府を脅かす暴徒

     抗議運動の大集団が異なる流れの浸入を受け、経済格差のシンボル ― 彼らの当然の権利を抑圧していると認識された者 ― に彼らの怒りの照準を合わせるよう仕向けられた時、抗議者は暴徒に変わる。暴徒は自分達が迫害者と見なした対象を壊す破壊行為については正当だと感じるのだ。過去の事例では、これらのアスペクトの影響下で発生した暴徒は銀行や政府の建物、そして権力支配や力の濫用を象徴すると信じられた類似の機関を焼き討ちしてきた。問題の原因だと考えられたものを根絶やしに破壊することは冥王星の持つ特質の一部であり、抵抗し、革命をもたらし、全く新しいことを始めるのは天王星の持つ特質の一部だ。そのどちらもが現体制の存続を望まない。何故なら現体制こそが権力を持つ迫害者と見なされるからだ。


納税者の反乱

     これは冥王星、特に山羊座の冥王星の担当分野だ。多くの抗議者達が「一般市民」と「富裕層」(大企業と銀行)の間に拡がる所得と経済格差への怒りを抱える一方、それと同じくらい強力な運動が政府の課税に反対する人々によって起こっている。米国ではこれが「ティーパーティ」という集団の形を取っていて、これまでのところ議会に影響を与え、誰に対しても ― 富裕層と見なされる人々を含めて ― その所得税の増税に反対させることに成功している。納税者の反乱は他の国々、たとえば中国のような国でも起きている。税金を上げようとするどの国の政府のどんな努力も、より大きな反発と抗議を煽り立てそうだ。だが、これらのアスペクト(そして特に土星・冥王星サイクルのウェイニングフェーズ)の歴史によれば、政府による増税の可能性は非常に高い。


人種にまつわる怒りと人種暴動にまで至る可能性

     1964年~65年の市民権、及び投票権法に導いた1955年~1968年の公民権運動は、そのほとんどの活動が非暴力的なものだったが、その後非常に暴力的になっていった。キング牧師のビジョンでは、全ての米国人の市民権と投票権が保護されるべきであり、その保護は「人種中立」的に施行されねばならない。

しかしながら、内部告発者であるクリストファー・アダムスが彼の本「Injustice : Exposing the Racial Agenda of the Obama Justice Department(不平等:オバマ司法省の人種計略を暴く)」によれば、今日、市民権と投票権の両方を監督する立場にあるアメリカ合衆国司法省(DOJ)ではそれが機能していないと言われている。

一部の人はアダムスを、フィラデルフィアの新ブラックパンサー党による投票者脅迫事件に対する取り扱いが元でDOJを辞めた、白人不満分子だと片付けるだろう。だが本に引用されている証拠のソースは完璧だと思われるし、今に至るまで誰も彼のこの申し立てに反証を挙げることは出来ていない。アダムスの主張は、とりわけ2012年の大統領選で投票権妨害があると知れた時には、米国の黒人社会と白人社会、両方の側から人種暴動を引き起こす可能性のある内容だ。

人種問題と人種暴動は、1960年代後半、天王星・冥王星コンジャンクションが起きた時期に強力に浮上してきた問題だ。それは再び容易にエスカレートするだろう。今日の米国に立ちこめる人種的緊張感と、そして特に、少なくとも1人のアフリカ系アメリカ人が国の最高権力者の椅子をかけて戦うであろう2012年大統領選が近付いて来ることを考えるなら、その可能性はある。冥王星の原理に立って言うなら、おそらく現在権力の側にある人々は、今なお人種によって迫害されていると信じる人々に有利な計らいをするために、選挙結果に影響を及ぼしたいと思っているかもしれない。

     米国における公民権運動は、コンジャンクションの時期に受胎した。現在、それは誕生のプロセスを経験している。それは苦痛の体験だ。しかし、それは新しいものが生まれるプロセスであり、全ての人々にとって正しい決着がつく可能性は高い。時により、それはこうした葛藤を呼び覚まし、受胎時に思い描かれたゴールに辿り着くために必要な変化を生む、「力の濫用」への気付きを促す。状況はどれくらい悪化するだろうか? もしオバマ大統領が選挙に負ければ、人種暴動の勃発は容易に想像出来る。もし彼が勝って、下院と上院では共和党が勝てば、オバマを政権から追い落とすために、共和党主導の議会で大統領を弾劾するとも考えられる。もし彼が引き続き議会の承認無しに大統領命令で政策を実施し続けるなら、特にその可能性は高まるだろう。これもまた米国内にくすぶる火種を燃え上がらせ、人種を基盤とした暴動に駆り立てるかもしれない。

     それに加えて、世界の他の地域では民族紛争が持ち上がる可能性がある。たとえばヨーロッパでは、いくつかの国がイスラム人口の急激な増加に脅かされ、やがては人口の大半を占めるのではないかと怖れている。今後の可能性としては、イスラム系の人々が自らの権利の増大と、彼ら独自の文化が保持する教義を反映した施設の増強を要求することが考えられる。その文化は各国でこれまで支配的だった文化規範と対立するだろう。


自然災害

     今なおカーディナル・クライマックス(2008年~2015年)の中心部にあることから、地震、津波、強風、火山噴火、干ばつ、飢饉そして停電などが予想される。冥王星が関わると、こうした自然現象の激変が多くの人命を脅かす可能性があり、翻ってそれが、困った人々に手を差し伸べたいという深い同情と欲望のほとばしりを引き起こしやすい。こうした無私の行動は、事実上人々をより緊密に結びつける。もしそうなるならこれは、何故この時期が色々な意味で、結果的に人類にとって最も偉大な瞬間になり得るのかについての1つの理由を象徴するかもしれない。言い換えれば、あまたのクォーターフェーズが多くの地域にもたらす危機のただ中で、自然発生的に起こる様々な思いやりの精神や英雄的な行為が大衆を動機づけ、人々は共に絆を結んで世界的危機の時を乗り越えていく。世界が真のリーダシップとはどういうものかを理解するのは、こうした時なのだ。


大量破壊兵器

     今日の最大の懸念の1つがテロリスト、またはテロリズムを支援する国が大量破壊兵器を入手することだ。天王星と冥王星はその可能性を否定しない。たとえば、イランが核爆弾を開発する秘密の計画を本当に持っているのか否かは、この時期に明るみに出るだろう。彼らは開発に成功するかもしれない。過去1年以内にテロとの戦いにおいて収めてきた大きな成功にもかかわらず、このアスペクトは脅威がいまだに終わっていないことを指し示している。

一方、オサマ・ビン・ラディンやカダフィ大佐の排除など、このところいつくかの重要な成果を上げていることからすれば、この先より大きな成功を収めることも考えられる。これはどちらの方向にも行く可能性を持つが、この対テロ戦争がこの1年で大きな成功を収めた事実は、今後3年間の行く末を示す前兆と言える。勿論、そこには危険がある。その1つは、もし米国がイラクとアフガニスタンにおける軍の駐留を止めて撤退すれば、テロリスト達がこの地域の支配力を増し、2012年~2015年にはさらに一層世界の安定を揺るがすだろうということだ。


テクノロジーの進歩と代替エネルギー源

     よりクリーンなエネルギーを開発する動きはけっして終わっていない。天王星の創造力に富んだ性質が、冥王星によって示唆される世界の汚染と毒を除去したいという衝動と結び付いて、この動きは引き続き今後3年、安定して大きな成果を上げていくだろう。スクエアの持つ性質ゆえに、そこには葛藤や対立が生じるはずだ。だが、この動きの多くがコンジャンクションの時期前後に受胎され、昨今その誕生の苦痛を通ってきていることから、様々な障害にもかかわらず、それは期待通り実現するだろう。ワクシングスクエアは、コンジャンクションの時期に受胎されたものが誕生する局面だ。たとえスクエアアスペクトの関係であっても、天王星はエコロジーと清浄な空気を意味する惑星であり、冥王星はやはり改革の惑星なのだ。



     ここで論じてきた天王星と冥王星、そしてそのファースト・クォーターサイクルについての考察は、私達にとって、2012年~2015年に向けての経済的、社会的プランのいわば枠組みを示唆するものとなろう。

この時期は、私達の人生において最も重要なターニングポイントの1つとなることが約束されている。







以上、『フォーキャスト2012』より抜粋
(C)2011 Raymond Merriman, 株式会社投資日報社
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なお、『フォーキャスト2012』および『フォーキャスト2013』についてはまだ少数の在庫があるとのことです。上記の記事の他にも多彩なマンデーン・アストロロジーの分析が掲載されているので、興味のある方は投資日報社さんにお問い合わせください。

投資家さん向けの高価な本(約8000円)ですが、問い合わせの際に「hiyokaのブログで見たよ」と言っていただければ、『マンデーン2017』発売キャンペーンとして半額の卸値で販売してくださるそうです。(^_^

hiyoka_blue at 12:39|PermalinkComments(1)TrackBack(0)

October 15, 2016

天王星とエリスのコンジャンクションー過去記事から

2016年6月5日の記事より抜粋

  さぁ、いよいよ天王星・エリスのコンジャンクションが迫ってきました。なので最後に再びこれについて補足しておこうと思います。以前、エリスの象意を 簡単に言うなら『長く疎外され、抑圧されてきた「自分(達)の断片」、「本来なら認められてしかるべき」と感じる「何か」を目の前に突き付けてくる感じ』 だと書きました。それは自分自身のこころの内で、自分に対して湧き起こる「何かが足りない?」という疑念として起きることもあります。たとえば長いこと自 分に対して認めてこなかった「何か」が突き上げてくるような感じ。本来の自分から切り離されてしまった重要な欠片を自分の手に取り戻そうとするような衝 動。またそれを外の世界に投影する形で体験することも多くあります。いずれにしても、あるべき「完全な自己」を取り戻したいという、存在の奥底からの叫び にも似たような感覚がその原理に潜んでいるのだと思います。

では、牡羊座23°台で天王星とコンジャンクトするエリスをサビアン・シンボルから見ていくとどんなことが浮かび上がるでしょう?

それについて話をする前に、ひとつ、気になったことがあります。それはドイツでの難民排斥/批判の声、それも女性達の抗議の声が高まっているらしいこと。このMAPは 2016年に入ってからの5ヶ月間にドイツとその周辺で移民、または難民のひと達(逃亡中の場合は移民または難民と思われる容疑者)によって犯された犯罪 がその場所ごとにピンで示されている地図です。たとえばレイプなどの性犯罪、子供へのいたずらや暴力、窃盗や殺人、放火など、犯罪の種類別に色分けされて いて、ピンをクリックするとその事件を報じた地元紙や警察の情報に飛ぶようになっています。(ドイツ語なのでわたしはGoogle翻訳頼りなのですが…。 また、この地図をどんなひと、または組織が創ったのかまではわかりませんでした。ただ、事件のソースは全て公的な記録や記事ということで、いわゆる難民排斥組織の単なるデマやアジテーションとは一線を画するものだろうと判断しました。

  これを見たとき、短期間に起きた事件のあまりの多さに驚くと共に、このMAPが紹介されていたサイト(アストロロジー関係)での議論内容にも考えさせられるものがありました。
「数多く押し寄せてくるひと達は戦火をまぬがれてきた難民ではなく、お金を稼ぐためにやって来た経済難民。だから住み着いた地域の文化や習慣に馴染む気などは 最初から無く、女性に対する認識も全く変えようとしない。もうこうなったら人道や理想より防衛を考えるしかないのでは…」という声。そして「やはりイスラムとは相容れない」という声。。。

そんな意見を読み、そのサイトにコメントを寄せる、今までリベラルな考え方をしてきたと思われる女性達の中にも、厳しい現実に直面することによって、宗教的 な対立を孕む意識の変化が生まれつつあるのか…と、少し驚きました。(今まで女性が被害を訴えてもなかなか取り上げてもらえないことが多かったという事実 を指摘する声もあり、それがこうした騒動以来、変化してきたのかもしれません。この地図に示された犯罪の中にはおそらく恐怖や嫌悪の感情から生まれた冤罪も含まれる可能性はある思うのですが…。) つい先日も、ドイツのロックフェスティバルで何人かの女性が移民男性に 襲われたというニュースを見ましたが、正直言ってまだ日本に住んでいるわたし達にはピンと来ないところがあるかもしれません。

けれど、誰も対応出来ないような急激な変化が起きつつあるという現実。それが新たな不和の種を蒔き、実はわたし達それぞれの人生にすでに存在してきた「エリスの金の林檎」を育てているという事実。この変化はやがて 何らかの形で "こちら側" にもやって来るのではないでしょうか。(現在の日本でも退去命令が出た外国人の送還逃れが3606人と急激に増加しているという報道がありました。) 理 想に向かうことはとても大切。けれど美しい夢と待った無しの裸の現実、その落差に直面したとき、そこにはダブルスタンダードという精神の罠が大きく口を開 けて待ち構えています。それは社会問題だけでなく、仕事や家庭、恋愛など日常の人間関係にも見られる光景ではないでしょうか。。

  単なる理想主義ではなく、また一律に区別や差別の目で見るのではなく、皆が穏やかに暮らしていける現実的な道を、わたし達は今から心して探っていく必要がある のかもしれません。(日本もやがて大友克洋描くところの「AKIRA」みたいな世界になるし、それはそれでOK!と予言する声もありますけど… ^_^;)

天王星と エリスのコンジャンクションは6月9日です。1970年代初頭、天王星とエリスがオポジションを形成した時代に台頭した精神のひとつ「ウーマンリブ運動」 (ウィメンズ・リベレーション)に対し、現代では新たなフェミニズムやジェンダーフリーという観点が浮上しています。それはあらゆる差別や格差の問題を内 にはらみながら、わたし達それぞれの自我に内在する美しい理想と赤裸々な欲望を巻き込んでわかちがたく絡みあい、ぶつかり合い分裂し、また再び爆発してい くのかもしれません。そして今、そこには文化や宗教の違いによる壁という問題 ー カルマ ー も絡んできつつあります。

  天王星・エリス が重なる位置は牡羊座23°台です。 そのサビアン・シンボルは 『開かれた窓と風に吹かれて「豊穣の角」の形をとるネットのカーテン』。 このシンボルは、「全体の危ういバランスの中に見られる明白な偏りにど う対応するのか?」という挑戦を示唆しています(この「豊穣の角」は豊かさ、権力、独占、富のシンボルです)。 あるいは、「"持つ者" と "持たざる者" との闘争を治めていく責任」。 二者択一ではなく、第三の選択を見出せるか?という厳しい問いかけ。(「豊穣の角」は "cornucopia" ですが、英語で "cornucopia lock horns" というと「闘争ー正面から力で渡り合う」といった意味になります)。

前回のメリマン・コラムの「長期的考察」の中で、メリマンさんは米国の社会主義化について書いていましたね。 この天王星・エリスのコンジャンクションは、きっと カーディナル・クライマックスの元々のテーマに含まれる 「富の分配」 や人間同士の 「格差」 にまつわる欲望や闘争、そしてそれをどう治めていくかについての人類の試行錯誤という側面に、なお一層の光を当てるものではないでしょうか?

けれど、コンジャンクションは「古いサイクルの終わり」と「真新しいサイクルの始まり」を意味します。ならば富の格差にしても文化や宗教、ジェンダーやフェ ミニズムを巡る争いにしても、そして既存の構造に抵抗する言論や行動にしても、きっと今までのような「闘争」の原理では成功しないかもしれません。 けれど、 いまだに現実的な第三の道が見つかっているようには見えません(これまでに試される段階まで来たのはもしかしてベーシックインカムくらいかな? 多分、わたしが知らないだけかもしれないけれど…)。

  でも、わたし達集合体がこうした挑戦を乗り切るための新しい道を見出せなければ、行き着く先は光速で断片化し浮遊していく個人の自我と、集合的・文化的なエントロピーの増大 かもしれません。 そして、やがては全てが細かいネットに覆われてグレーな状況に紛れ、形やイデオロギーを変えた新たな力の構造の中でもっと厳しい弱肉強 食の世界に帰っていく…。富のための闘争も、平和と共存を掲げた闘争も、行き着く先は同じ。。 この度数に留まって天王星を待ち受けていたエリスはそんな 可能性を示唆しているようにも思えます。。 

女神エリスの投げ入れた金の林檎は、神々の欲望を刺激し、トロイア戦争を引き起こしました。 災いの女神として疎んじられたことを恨むエリスの復讐は、そこにすでに潜在していた「不和」を浮上させることでした。その「不和」は、わたし達ひとりひと りの内側に今も存在しています。誰かを責める。あるいは自分を、責める。では、その「責めているわたし」とはいったい誰なのでしょう?  

         世の中には沢山の優れた方々が存在して、より良い世界のために沢山のことを考えているのだと思います。今、この瞬間も。 けれど、結局はわたし達ひとり ひとりの問題の集積がこの惑星の今を創造しています。権力者と呼ばれるひとも名も無いひとも、皆同じように、どこかにそれぞれの不和を抱えながら必死に生 きています。そしてそれぞれの道でときには躓き、間違いを犯し、その結果に遭遇し、再び立ち上がりあるいは失意に沈み… そしてやがては皆、等しくこの世を旅立って行きます。ならば名も無いわたし達もまた、自分が創造するこの世界、この人生に投げ入れられた金の林檎をどうとらえ、どう名付け、どんな意味を与えていくのか? が問われているはず。

ネット状に織り上げられた、無数のわたし達の意識。そのカーテン を豊穣の角 ー 豊かさへと駆り立てる風。その風は、わたし達の「思考」を象徴しています。型破りな思考を体現する天王星と、エリスの金の林檎の組み合わせは、わたし達に 「あらゆる不和に対する思考の再構築」を促しているのかもしれません。

        天王星とエリスのコンジャンクションは全3回。最初が6月9日で、このとき水星は逆行の火星とオポジションになります(牡牛座/蠍座軸でシンボルのテー マは「自分の帰り着くべき "ホーム" を見出すこと」)。 けれどおそらく7日あたりから殆ど正確なコンジャンクション状態と考えていいと思います。

7 日の朝には太陽と金星が正確なコンジャンクションを形成します(シンボルのテーマは『より良い結果のために何かをほぐし解体していくか、高すぎる理想に よって何かが犠牲になり崩壊に至るか?の岐路』)。 そして、同じ日に太陽が月のノースノードとTスクエアに。これはいわゆる「ムーン・ウォブル」と呼ば れる状態で、一般に何らかの自然現象(災害)が起きやすいと言われるフォーメーションです。ただし常に何かが起きるとは限らないのだけど。。なので一応 心理への様々な刺激も含めて、こころに留めておきたいと思います。

そして、それから約1°半弱しか離れることなく、2回目のコンジャンクションが9月26日、同じ牡羊座23°台で起きます。また、その後も2°程度しか離れないまま、最後のコンジャンクションは来年3月17日、牡羊座22° 台で起きます。 この最終回のシンボルは 『自分の置かれた立場、プライド、所有欲、権利などが関わる様々な問題を、自覚の上でどう扱っていくのか?』 というテーマを持っています…。


2016年6月20日の記事より抜粋

       6月9日に起きた天王星・エリスの正確なコンジャンクションは、同日の中国&ロシア軍艦による尖閣接続水域の侵犯によって幕を開けました。

そ してその後も木星・土星・海王星Tスクエア(この満月ではグランドスクエア)という大背景の下で、エリスの林檎はまだまだわたし達を刺激し続けているよう です。たとえば日本では参院選を前にしてすったもんだの末、桝添都知事が辞任に追い込まれ、フランスでは警察幹部と家族を狙った残酷なテロ事件。 EURO2016のフーリガン同士の乱闘事件が騒がれたと思ったら、日本ではまた中国軍艦による口之永良部島近辺の領海侵入。そしてフロリダ州オーランド の大量殺戮の悲劇、それからそう時を経ずして起きた16日のEU残留派英国議員銃殺事件などなど。。 世の中にも、そしておそらくわたし達のこころにも、本当に沢山のことが起きています。  火・水・爆発・分裂 そして....。この流れは緩・急のリズムを繰り返しながら、もうしばらく続きそうです。


準惑星としてのエリスについてはまだまだこれから数多くのアストロロジャー達による真摯な研究が待たれます。新しい情報をキャッチしたり検証することが出来たら、また報告しますね。


今後も、エリスなど比較的新しい準惑星などの情報は折りを見て何らかの形でまとめていきたいと思います。

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August 14, 2015

○8/14の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで 8月15日 00:12前後、北海道周辺で 00:18前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は 8月14日 23:54 前後、沖縄周辺では14日 23:23前後に 獅子座 21°30’で新月となります。


前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・フィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 獅子座21°~22° ー8/14~9/12 )】
  "Chickens intoxicated"
『興奮して騒ぐニワトリ達』

  "A carrier pigeon"
『伝書バト』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★荒々しく闘争的なエネルギーを戦略的に使うための挑戦
→★子供っぽい際限のない夢を掘り起こし癒やしていく必要
→★非現実的な高揚感やヒーロー/ヒロイン願望
→★または・・深い失望からの逃避としての遊びや空騒ぎ
→★自分の内面と世間一般とのズレを認識する
→★もう一度ゆずれない一線を深く吟味し、手を入れ、そこに立ち帰る
→★人目や他者の口を気にせずあくまでやりたい事をつらぬく意志
→★幻想的な創造性と地道な現実主義を統合するための知的挑戦
→★自分が安全でいられる領域(ホーム/内面)を護る必要
→★"帰るところ"があるから"行動出来る"ことへの気付き
→★または あえてはぐれて孤独な冒険者となる
→★カルマの実現としての欲望と飛翔(and/or 墜落の覚悟)
→★流れを加速し進展させる何らかの報せ
→★伝聞やミスリードによる誤解に注意
→★成熟への過程で起きる悩みや摩擦に耐える必要
→★忍耐の要る状況をクスッと笑えるユーモアに変えて乗り切る知恵
→★確実な直観に基づいて真に重要なことのみに注力していく・・・→

エネルギーのポイント:『成熟への挑戦』

150814NM
 
        もう大分前から、2015年の後半は日本の世相レベルでも変化が肌で感じられるようになる…なんて言ってきた気がするけれど、今、世の中は何となく落ち着かない雰囲気が漂っています。それはこれからもしばらくの間続きそう。。 今、毎日の暮らしが決定的に変わってしまった…なんてひとは少ないかもしれない。でも、これから数年の間に世界全体が音を立てて変化していく、そんな予感を抱くひとは増えているんじゃないかな。。 

暑い熱い今年の夏。星は流れ、台風も次々に生まれ、世界では戦いが絶えず、干ばつ、山火事、洪水や爆発事故が起きてる。こんなにいろんなエネルギーが拮抗する中で迎える獅子座の新月。挑戦含みだけど未来志向だった前回の新月を過ぎ越して、今回はどんな感じかな?ってチャートを見てみたら。うーん…何となく政治的な匂いが色濃く漂っています。そういえば、14日は戦後70年の首相談話が出る日ですね。マクロな物事って、歴史の中でわたし達集合体の意識が選択してきた事の結果。だからそうあるべくして顕れてきます。 どんな談話になるのかわからないけど、新月図を見る限り、その内容がまた様々な方面の論議を呼びつつ…またわたし達ひとりひとりに次の選択を迫るものになるのかもしれません。

一口に政治的といっても、国家単位の複雑なやりとりから仕事場や家庭、学校など、人間の集まるところなら全ての場に「政治」って生きています。それにわたし達のこころの中でさえ、自分ともうひとりの自分がいつもネゴしあってたりします。生き抜くために…優位に立つために…利益を得るために...愛を勝ち取るために…。「個」と「公」が交差し合うエリーズポイント(カーディナル・ポイント)に月のノード軸が来ているこの獅子座の新月期は、「日常の中にみられる私的政治情勢」をふり返って見るという側面も大いにありそうです。

けどまぁ獅子座はハートのサインだし。そしてこれは、金星の逆行と木星の乙女座入りに同期して起きる新月です。だから結局のところ、これはわたし達のこころ/ハート(そしてハート・チャクラ)の成熟を促すようなエネルギーなのだと思います。


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        新月図をみると、まずIC付近に太陽・月・逆行の金星、それに小惑星エロスがコンジャンクト。楽しそうでクリエイティブで、愛の喚起もたやすく起きそう。そしてそれに射手座のイクシオン・フォルス、牡羊座の天王星・エリスが参加してグランドトライン。 Gトラインはとても調和的とされているけど、この組み合わせはちと難易度高いかも。火のエネルギーが抵抗なくまわっていくだけに、自分がこだわる愛のカタチとか、護りたい価値観などを疑う必要もなく、満足して追求していける感じがあります。でも、外の世界と触れあえば、それが理不尽とも思える抵抗にあったり、わけのわからない考え方に出逢ったりします。けどこのGトラインを構成するメンバーを見ると、互いに話し合いで理解を深めたり歩み寄っていくのはなかなか難しそう。 天王星、エリス、イクシオンはどれもみな自分イケイケのエネルギーです(その原因はそれぞれに違い、そして深いところにあるけれど)。そしてフォルスは小さな要因が積み重なって、突如事態が爆発するという象意を持っています。

わたし達は、出来れば自分という枠を護りたいと思います。そして自分の枠を護った上で、外に出かけて楽しく冒険出来たら一番いい。で、転んだりしないで、安全に自分のホームに戻って来たい。そうすれば、あくまで自分は変わらなくていいし。 けどいったい、何が安全で何が危険なんだろう?  「安全」と「危険」の間に引かれた目に見えない境界線はどこにあるんだろう?  

メッセージを運ぶ伝書鳩は、とても優れた帰巣本能を持っています。 彼らの能力はまだハッキリと解明されていないらしいけれど、地形を記憶する力や磁場を感知して方向を知る能力が備わっているとか、超低周波音を聴き取って家に帰るのだとも言われています。 その能力に従っている限り、鳩達は無事に帰巣することができます。けど、そんな伝書鳩だって、ひとたび強い磁気嵐が起きればとたんに迷子になってしまうそうです。そんなとき、彼らの体に刻み込まれた安全のためのガイドラインは消えてしまうでしょう。1000kmも離れた広い世界に放たれたまま、二度と安全なケージに戻れなくなってしまうかもしれない。。 でも、それでも伝書鳩は飛んでいきます。自分の「家」に向かってまっしぐらに。 何か大切なことが書かれた、小さなメッセージをたずさえて…。「どうしてそんなことするの?」 伝書鳩はこう答えるかもしれません。「知ラナイ。デモソレガワタシダカラ。。」


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        さてこの新月図、MCには小惑星ダモクレスが在泊し、グランドトラインが実は凧のカタチ、カイトになっているんですね。 小さくて彗星みたいな惑星、ダモクレス。これってとても興味深い星です。「ダモクレスの剣」という古代ギリシャの逸話、知っているひとも多いんじゃないかな? これは徹頭徹尾、「政治」を物語る星。 それも、特殊な軌道の関係から公転周期の殆どを水瓶座で過ごすため、アクエリアス的な味わいを強く持つと言われています。たとえば確固としたイデオロギーの力、社会集団のコンセンサスが持つ圧力、そして大きな「変化」「変革」を前にしてどいういう選択をするのか?と迫るようなエネルギーです。 またそれは、個人の志向を犠牲にしても集合的な欲望に沿って生きるようプレッシャーをかけてくるエネルギーでもあります。

アストロロジャー、マーク・アンドリュー・ホームズは、ダモクレスは「過渡期」「方向転換」「新しい道を探るために古い物を破壊する動き」「人生の状況変化」「古いパラダイムの転換」 を示唆するとしていました。そしてダモクレスのエネルギーが影響するとき、人々は何か差し迫った物事を予感するとも指摘しています。 そんな心理を背景に、古きもの(考え)と新しきものとの葛藤や闘争、防衛的な思考のぶつかり合い、脅し、虚勢、様々な駆け引きやウソ、ゴマすりや虎の威を借りて自分を正当化する行為など、あらゆる政治的手段が取られていく様が見られるのだと。

でもこういう光景って、何も特別なことじゃないかも。。 わたし達の日常でも、仕事や親しい人間関係の中では多かれ少なかれ、力のせめぎ合いとして体験することじゃないでしょうか。 本当の変わり目に来ているひと、過渡期の中で手探りしているひと、一つ節目を越えてひと息ついているひと…この瞬間もわたし達はそれぞれ違う道を歩んでいるけれど、全体が創り出すエネルギーの中では、ミクロにもマクロにも、皆がダモクレス的ストレスを感じているような気がします。


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        そのダモクレスが、新月東京ローカル図のMC(公)にあって、ICにかかろうとする太陽・月・金星(私)に対峙してる。。 そして、わたし達の頭上にまっすぐ「ダモクレスの剣」を吊し、その切っ先を突き付けている。それがこの新月の構図です。 剣の切っ先はこう問いかけているようです。 「さぁ、どうする? 君の "カイト" は飛べるのか?」って。。

ダモクレスの影響下にあるとき、その問いかけはわたし達の 「今」 を照らし出します。 あるひとは社会的なプレッシャーの中で立ち位置に自信を持てず 「自分の進む道はこのままで大丈夫なんだろうか? 世間一般の常識からしたらおかしいのでは? 方向転換するべきか?」と不安になるかもしれません。  あるひとは 「本当に何でみんなエラそうに口出ししてくるんだろう。うるさいなぁ…」 とイライラ腹を立てるかもしれません。 またあるひとは 「世の中がどうだろうと、みんなが何を言おうと関係ない。自分のやりたいようにやるだけだ。はぐれ者上等!」 と感じるのかもしれません。 …どれが正解なんてことは無いし、間違いもありません。ただひとつだけ言えるのは、「自分という船の船長は自分しかいない」ということだけ。 その事実の前には、どんな小手先の手段も駆け引きも、入り込む余地は無いのだと思います。


        今、わたし達の船は三角形の帆を上げて、広大な意識の海を飛翔していきます。生きてる間、ひとときも休むことなく、時の流れに乗りながら。 たぶん過去には戻れない、未知の冒険の旅です。ステキなことだって、きっと一杯ある。 新しいワクワクするような発見だって、きっとね。 けど一方では、自分の帰るべき港がいつだって何処かに待っていること、それも長旅を楽しむための大切な要素ではないでしょうか。 普段は意識さえしないその存在は、実はどんな武器よりも、わたし達のこころを強くしてくれます。 それが何処か特定の場所や環境なのか、または未来の自分の姿なのか、それとも愛する誰かの許なのか… あるいは、自分の中だけに存在する計り知れない意識宇宙の深奥なのか… きっと、それぞれの港はひとの数だけ無数に存在するでしょう。 

けれどわたし達が迷ったとき、そこにはいつも立ち帰るべき港が、ホームがあるはず。 そこに立ち帰って、ダモクレスが頭上に突き付けた一振りの剣をみつめ、そっと両手を差し伸べてその剣を掴むとき。 獅子座の温かなハートからは、きっとクスリと笑いがこみあげくるのではないかしら。。 だって今、自分の大切なホームに 「わたし」 として立っているのは、お追従者のダモクレスなんかじゃなく、領主ディオニュシオスなのだから.....。


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        日本時間8月16日の夜明け少し前、逆行の金星は獅子座22°39'あたりで太陽とコンジャンクトします。この時、太陽・金星とダモクレスはパータイルに近いオポジションを形成するんですね。 おそらく、ダモクレスがもたらすプレッシャー、そしてこれからもアスペクトを形成し続けるイクシオン・フォルスと天王星・エリス組の予測を超えた変革への衝動に対応していくには、この逆行の金星をどう使うかにかなりの比重がかかるのではないでしょうか。

アストロロジャー、デボラ・ホウルディングはこの金星を、「二つの顔を持つ女神」と呼んでいます。 ひとつはもうお馴染みの、ヴィーナス=アフロディーテの姿。美と愛と調和を象徴し、ゴージャスで創造的で感性鋭く、傷付きやすくもある美しい乙女の姿。歴史の中で、女性ならではの美徳とされてきた顔です。そしてもう一つの顔は、生々しい欲望とプレデター的な野生をたずさえ、死せる愛人を求めて冥界へ下った女神イシュタルとしての顔。これは特にヨーロッパ中世の宗教史の中で「悪魔」として剥ぎ取られた一面です。

この二つの顔を取り戻したとき、彼女は完全な 「女性性」 の象徴として蘇ると予言されてから、もうどのくらいの時が経ったのかな。。 彼女は太古、戦いの女神でもありました。 金星は宵の明星として、愛しあう者たちをベッドに誘います。そして明けの明星として、生き抜くための戦場へと彼らを送り出したのです。女神ヴィーナスはこう言い放ちます。 「愛と戦争の名の下に、善や悪の区別など何の意味もないわ。全てが正しいの」。

これっていわゆるフェミニズムの主張に似ているようで、でも全然違う気がします(あまりその世界には詳しくないのだけど…)。本来ヴィーナスのエネルギーは、制度にも政治にも関わることはありません。「女性性」とは、言葉で主張出来るような実体ではないから。。 ホウルディングは、「古代の人々はそれが理解を超えるものだということを理解していた。複雑で、常に変化し、定義することなど出来ない。そしてどんな境界線も認めることがない。 焦点を持たず、それでいて全てに気付いている。多くの場合、それは論理でもなければ言語で説明することも不可能だ。そして、その要素の一つが愛なのだ。」と言います。 うん、言い得てるなぁ....。

ヴィーナスのモットーとしてホウルディングが紹介した「...全てが正しい…」ということば。これを聞くと、金星の一つ上のオクターブを奏でる海王星の姿がオーバーラップしてきます。言語の響きのその先に。これってきっと、統合された金星から海王星へと渡っていく最高の架け橋なのかもしれないって...。


Venus


        ときに荒れ狂い、酷薄な獣と化し、欲し、恨み、報復し、死を与え、生み落とし、叫び、狩り、血を流す。けれどそれと同時に、あるいはだからこそ、調和を求め、受容し、公平をもたらし、繊細で誇り高く、美を創造し、優しく愛し、また生み落とし、ひたすら慈しむ……。まるで球体のように、全方向的。 この全てがヴィーナス=金星の姿。これは女の肉体を持ったわたし達の中にも、男の肉体を持ったわたし達の中にも、人として等しく存在するエネルギーではないでしょうか。 人間ってみんな、理屈では割り切れないダークな側面を持っていると思います。そして魔は地下深く閉じられた牢獄の中でこそ育ち、折りに触れ、意識の回路を伝って目の前に立ち現れます。ときには暗い想念となって。ときには他者の姿をとって。そして、ときにはその抑圧されたフォースを利用しようとして魔そのものに浸蝕されてしまうひともいます。 

でも...その善悪を超えた力の存在を一度自分の中で100%認め、崇敬と愛情をもって抱きしめてみたとしたら、どうなるんだろう? わたし達は、全体性を取り戻せるでしょうか? それとも異形の者になってしまうのでしょうか? 

女神ヴィーナスのダークとされる側面は、今もなお「悪」として切り離されています。そしてこの事は、"女なるもの" の癒やしがたい傷/怒りとして、常に血を流す危機をはらんでいるように感じられます。 この金星の全体性をわたし達の意識が取り戻さない限り、他のダークな女神達、エリスやリリス姉妹などもまた、いざこざや厄介事を引き起こす魔性の存在としてしか働けないのかもしれない...。 

金星は1.6年に一度の逆行を繰り返しながら8年毎のサイクルを旅し、聖なる五芒星形を描き続けます。 ヘリオセントリックに眺める地球と金星の軌道は、本当に美しい聖なる薔薇の花弁です。 金星と地球はこうして永遠のダンスを踊りながら、互いの成熟と目覚めを待っているのでしょうか?


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        逆行の金星が太陽とコンジャンクトする度数、獅子座22°〜23°のシンボルは 「裸馬を操る騎手」。 荒く生々しい野性の力を、鍛錬によって優雅に乗りこなすというテーマです。B.ボヴィはその姿を、あのケンタウルス族の賢者カイロンになぞらえています。誰にも縛られることのない野性の裸馬であり、同時にその知性ある騎手として自らの全てを統合し、成熟した精神となったカイロン。 自身の姿が持つダークな異形性、怪物性を受け入れ、こころの傷を乗り越えたその姿は、わたし達が内なる女神、金星のありのままを受け入れる旅路になんとふさわしい度数でしょう。


今回取り出したテーマはアスペクトのほんの一部に過ぎません。けれど特に各サインの20°〜23°前後に主要な惑星を持つひとは、何らかのかたちでこうしたテーマの影響を受けるかもしれません。みんな、ダモクレスの狂騒やプレッシャーに巻き込まれず、シンプルで深い直観を使えますように。そして、みんなのこころに内在する、まあるい女神の力がもっともっと覚醒しますように...!(^_^


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        夏休みモードのはずが、今回もなぜか長くなってしまいました。。(^_^;  うーん、満月はマジでキーワードだけになるかもですw。 




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


地球と金星が描く聖なるハート(薔薇)ふたたび。




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May 02, 2014

レイモンド・メリマン 週間コメント4/28(マンデーン部分)

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2014年4月28日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(文中の は翻訳者によるものです。原文が"ファンキー"な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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この4月28日付けのコラムはお休みさせていただきましたが、カーディナル・グランドスクエア(とクライマックス)を手短にふり返るパートや今後の展望、そしてアストロロジーへの無理解に対する反論など、マンデーン的、アストロロジー的に興味深い記事だと思ったので、関連部分のみを翻訳してUPします。


≪ 先週をふり返って ≫(マンデーン部分のみ)

        通常、カーディナル・グランドクロスのように大規模で強力な惑星配置は、その正確な形成時に特定の出来事を引き起こすことは無い。だが先週、カーディナル・グランドクロスが正確に形成された時間と非常に近い時間帯に重要な出来事が起こった。木曜夕刻の東ウクライナにおいて、ウクライナ軍が親ロシア派勢力(ロシア兵だとされる)と衝突し、銃撃の末幾人かを死に至らしめたのだ(米国市場はクローズ中)。ロシアは直ちに国境沿いに配備した多数の部隊の軍事演習を開始した。

        さて、マンデーン・アストロロジャーであり世界の出来事の観察者である者として私達は、これが何を意味し、未来に対しどんな前兆となるかを組み立てることが出来る。ロシアは身を引いてこの衝突を無視するのか。いや、そうはなりそうもない。何といっても火星(攻撃性と自己主張)がカーディナル・グランドスクエアの一部を成し、そのグランドスクエアがウラジーミル・プーチン(*1952年10月7日09:30AM, St.Petersburg, Russia)の出生図の太陽の上で形成されるのだから。十中八九、彼は最近の成功と母国での高い人気に勢い付いている。だからこのウクライナによる軍事行動を受け入れて立ち去るとは思えない。では、もしロシアがこの衝突に直接的な力を及ぼした場合、米国 と/または ヨーロッパは、ウクライナ防衛に立ち上がるだろうか? いや、それも同じくらい起こりそうにないことだ。ならば、ロシアがウクライナ在住でロシア語を話す親ロシア派の住民を保護するという大義名分の下に領土を奪おうと侵攻し、ウクライナがそれを阻止しようとする場合、次に何が来るだろう? さて、それはおそらく、火星・天王星にTスクエアとなる冥王星のダークサイドの示現となるだろう。これは残忍で醜悪な展開となり得る。
*プーチン氏の出生データに関しては、これとは別に幾人かのロシアのアストロロジャー達が唱える 1950年10月7日05:40AM, Kaspi, Georgia という説があり、エリック・フランシス等はこれを使用している。なお、ロシアのアストロロジャー(おそらく古典派)の中にはプーチン氏が今年中に生命の危険に曝されるという予測を立てている人も存在するという。
となれば、考え得る全ての可能性において、私達が現在知っているウクライナという形態の終焉は近い。私達がこれについてポジティブな面を見つけ出そうと試みることは可能だし、再翻訳して最終的に建設的な結果を見出そうとすることも出来る。しかし、火星・冥王星の組み合わせはウィン・ウィンの結果を導き出すにはあまり有効ではない。この取り合わせにおいては、誰かが勝利し、誰かが敗北を喫する ー それも手ひどく負けるのだ。火星・冥王星・天王星の三つ組みに捉えられた時、そこに慈悲が入り込む余地など全く無い。

この事は以下の疑問に私達を導く。次はどうなるのだ? プーチンが何度となく言ってきたように、ここで終わるのか? それともエスカレートしていくのか? 私なりの考察は次の通りだ。この件はこれで終わりはしない。何故なら、カーディナル・グランドクロスは "ターニングポイント" なのであり、決して休止点や偶発的事件を意味するものではないからだ。そこで真の困難が次に起きるとすれば、私が思うに、それは *NATO(北大西洋条約機構)だ。NATOはこの問題に適切に関わっているのか? メンバー国は自分達が信奉する主義、すなわち加盟国の国体への脅威に対し、互いに防衛しあうという主旨のために戦うのか? この衝突の深刻化を止められなかった米国とヨーロッパによる欺瞞と機能不全の外交の果てに、もし何かポジティブで希望を持てる要素を探すとするなら、それは次のような事だろう。すなわち、その事自体がNATOに力を与え、ついに一つにまとまって、本来この世界で果たすよう計画された姿 ー 危機の時に互いを護り合う、独立した国々によって構成された家族的組織 ー になることだ。

だが失敗は許されない。マンデーン・アストロロジャーの誰もが言うように、そしておそらくはもう随分前から言い続けてきたように、今は危機の時だ。外交が効力を発揮するのならそれに越したことはない。しかし、機能していないのは明白だ。これが現実なのだ。外交官達の口から出る言葉だけの偽の希望と共に、そして特に、脅すだけ脅してその後自分達の脅しの文言に沿った行動を取らない者達が何か言うごとに、軍靴の音は高まりこそすれ、衰えてはいない。

私の見解では、今という時はNATO加盟国の指導者達にとって、要人が集うサミットを開き、共に集まって互いの深い関与を確認しあい、そして今後の "段階的措置" について、良く考え抜かれた計画を立案すべき特別な時だ。それが第三次世界大戦へと向かう進軍マーチとしての "段階的措置" である必要は無い。結局のところ、現在の緊張状態は火星の逆行から始まっている。そして最終的には、攻撃を仕掛けた側が負けることになりやすい ー それも徹底的な形で。人道に関わる喫緊かつ第一義の希望は、世界的な紛争へと導くこの行進を止めることだ。何故なら、もしこれが続けば、世界は激しく分裂する ー それは今日私達が目撃している状況よりはるかに激しい分裂だ。NATO事務総長、アナス・フォー・ラスムセンは**4月15日、次のように述べることで、彼が事態を正しく理解していることを示した。

『 我々はより頻繁に集い、共に軍事演習と訓練を行う必要がある。例えばNRF/北大西洋条約機構即応部隊 と EUBG/欧州連合戦闘群 だ。これによって我々は、将来何が起きようとも常に備えが出来た状態となる。』

*以前訳注でも触れたように、今回のカーディナル・グランドスクエアはNATO設立図の牡羊座の太陽(14°)、天秤座の海王星とイクシオンのコンジャンクション(13°と14°)をヒットした。この影響は来年3月の最後の天王星・冥王星スクエア(15°台)が完全に終わるまで続く。
 
**ロシア・ウクライナ問題は日本にとっても遠い外国の紛争というわけには行きそうにない。日本は4月29日、ロシアに対する追加制裁として23人のビザ発給停止を発表、ロシアがこれに対して対抗措置を取る方針を表明。翌30日、中国は5月末に東シナ海においてロシアとの合同海上軍事演習を行うと発表した。なお、去年の4月15日には来日中のNATO事務総長が安倍首相を表敬訪問、日・NATO共同政治宣言への署名後に共同記者会見を開いている。現在、そしてこれから先は、日本にとっても否応のない外的プレッシャーが徐々に目に見える形で現実のものとなってくるかもしれない。

2013年4月15日 ラスムセン事務総長記者会見



≪ 長期的考察 ≫

        "世の中において真摯な無知と誠実な愚かさほど危険なものは無い"
 ー マーティン・ルーサー・キングJr.

        特定の物事について学び、その対象を理解している者にとって、最もフラストレーションを引き起こす経験の一つは、その対象について全く知らず、あまつさえみじんも学ぶつもりが無いにもかかわらず、それに対して強硬な意見を持ち、自分をあたかも専門家のように思い込んでいる相手とその事について議論することだ。彼らが言い立てる "事実" は彼らが信じたいと思う事柄に他ならず、思い違いや見せかけの知識を支えるような研究や経験に裏打ちされたものではない。彼らは単に、自分が何も知らないということ自体を知らないのだ。それに加えて私が推量するには、彼らは "知らない" という事に怯えている。何故ならそれは、物事が自分のコントロールの及ばない領域から起きてくることを暗示するからであり ー おそらくその理由は自分に対する自信が無いか、霊的な道程に不可欠の信頼を持たないことにあるのだろう。アストロロジーを研究し理解する者達にとって、こうした現実はわかり過ぎるくらいわかっていることだ。

        アストロロジーの何たるかを理解しておられる読者の方々に、上記の代表的な例を挙げて質問してみたい。即ち:先週水曜までに "カーディナル・グランドクロス" が戦争を引き起こしたり金融市場の崩壊を招かなかったことに関し、アストロロジーの有効性を疑うような挑発を受けた人はどのくらい居るだろう? また、4月20日〜23日という、カーディナル・グランドクロスのまさに当該期間中に戦争かあるいは大金融崩壊が起きると実際に "予言" した人はどのくらい居るだろう? もし皆さんがアストロロジーの原理を熟知したプロのアストロロジャーや研究者であるなら、そんな類いのことは誰もしていないだろうと推察する。

そしてこの問題はもう一つ重要なポイントを浮上させる。それは何かというと、対象について何も知らない人は、ある事実について、自分が抱く幻想に基づいた予測を立てがちだ。彼らの観点からすれば、カーディナル・グランドスクエアの期間中には何も起きなかった。何故なら彼らの目には何も映らなかったからだ。これは、次の疑問を呼び起こす。つまり、彼らはいったい何を見たかったのか? 破壊的な大地震か? まさにスクエア当日に戦争が勃発することだったのか? それとも株式市場の暴落や経済パニックがその日に起きることを期待していたのだろうか? アストロロジーの、というより宇宙エネルギーの仕組みは、そのように働くものではない。だが無知な人々は予測という行為がそのように実現するのだと考える。しかしながら、アストロロジーは宿命論でもなければ占いでもない。アストロロジーの研究者は霊能者でもなければ預言者でもない。だが知識に欠けた人はそういった願望をアストロロジャーに対して投影しがちだ。

        そこで、アストロロジーとは何か、どのように機能するのかについて手短に総括してみよう。但しこれは真のアストロロジーについてであり、新聞や雑誌その他、いくつかのインターネット・サイトに見られるような "太陽占星術" はそれら独自の機能(エンターテインメント)を持つことから、除外する。

例えば今回のカーディナル・グランドクロスのような長期にわたる惑星配置が展開する場合、必ずしもそれが外部の事象として示現するわけではない。もちろんその可能性はあるし、時折はそのまま現実化することがあるとしてもだ。それが本来意味するのは、「惑星配置に含まれる惑星と位置する星座宮が持つ、それぞれに異質な心理学的及び行動上の力学が頂点に達する」ということで、それらが「互いに混ざり合おうとする状況」だ。時にこれは、発効当時から時を経るまで気付かれぬまま、長期にわたって影響をもたらすような決断として示現する。また、既存の対立の強化に関連することもある。また時には、長い時を経て積み重ねられてきた物事の結末として立ち現れることもある。だがアスペクト形成時の特定の時期にのみ関連するような、孤立した決定や出来事と関わるのは非常に稀だ。言葉を換えれば、この特定の宇宙イベントが起きる以前にその根底をなす力学はすでに増大してきており、アスペクト形成で頂点に達した後に、その結果が、これらのジオコズミックな力学と関わりながら驚くような出来事として継続的に展開していく可能性があるのだ。

2014年4月20日〜23日のカーディナル・グランドクロスは、2013年8月に始まった木星、天王星、冥王星の強大なTスクエアの頂点であった。そのTスクエアの中心となるのは、2015年3月まで続く(そして2012年6月に始まった)天王星・冥王星ワクシングスクエアだ。さて今、皆さんのアストロロジーに対する信条はとりあえず脇に置いて、自問自答してみてほしい。これら主要なジオコズミック・パターン中の、カーディナル・グランドクロスに先週到達した私達にとって、ここ数年来世界に見られた対立や抑圧はエスカレートしたか、それとも減少しただろうか? ウクライナの成り行きは大して重要ではなく、世界史の未来に影響を及ぼすような問題ではないという印象を受けたろうか?

        先週のカーディナル・グランドクロスは、2008年〜2015年にわたる、より長期のカーディナル・クライマックスの内、2回目のピークだった。最初のピークは2010年7月〜8月初頭のことだ。その時に何が起きたかをここでふり返るのは、マンデーン及びファイナンシャル・アストロロジャーにとって ー そして本当のところ、アストロロジーがどう働くかについて自分なりの意見を持っている誰にとっても ー 有益なことではないかと思う。当時、木星と天王星が牡羊座入りし、時を同じくして天秤座入りした火星と土星に正確なオポジションを形成しつつ、その全てが山羊座初期度数に在泊した冥王星にスクエアを形成するという強大なカーディナル・Tスクエアを前に、アストロロジャー達の心は今と同じように魅了された。その時、数多くの重要な決断が下されたが、怖ろしい出来事は特に起こらなかったため(プロのアストロロジャーは誰一人として確実にそういった事が起きるとは言明しなかった)、何も知らない人々はアストロロジーなど役に立たないと言い募った。だが、彼らは何も見ていなかった。

        この期間にFRBは最初の量的緩和策を止めないこと、止める代わりにもっと積極的なQE2を敢行することを決定し、ひいてはそれが、今日見られる世界規模の通貨戦争の口火を切った。その上さらに金融市場に介入し、短期金利が0〜0.25%に留まるよう無制限に操作するというFRBの決断は、銀行は救ったが、退職者や中流階層を壊滅させた。この事は世界中の金融システムの全基盤をドラマチックに様変わりさせた。またこの時、米国において "金融規制改革法" が成立したが、これはそれまでの銀行経営法をがらりと変えることになり、現在に至っている。当時このコラムで述べたように、『いつの日か私達はふり返ってこう言うだろう。"あぁ!あれがこの、何もかも変えてしまった法律を私達が通した時だったのか " と。それは統治者の時代の始まりなのだ』。

        ふり返ってみて、今述べてきたことが重要な決断で、あの当時が重要な時期だったとは感じないだろうか? そして今起きていることは、まさにそれと同じように重い意味を持つ事象なのだ。私達は今 直ちにその全貌を理解することは出来ないかもしれない。だが、もしあなたがファイナンシャル、またはマンデーン・アストロロジャーであるのなら、その胸の内にあるのは疑いもなく、今私達が経験している物事が人類の行く末にとって途轍もなく重要だという事実がいつの日か理解されるだろう、という想いの筈だ。恒星や惑星、そして私達が棲むこの驚くべき大宇宙の全構造は、単に美学的鑑賞や科学的理解のために存在するのではない。

ここで質問がある。この世界における生命は、今日の科学者がみなすように、実際あの大宇宙で起きた出来事から始まったのだろうか? 何故そう聞くかといえば、アストロロジャーから見れば、この世界の生命(人間活動)サイクルが、非常に多くの宇宙サイクル(惑星公転周期)と合致しているからだ。科学に、宗教に、信条に、哲学に、論理学にさえ、それは全的に繋がっている。ひとり無知な者だけがこれを理解しない。何故なら…そのような人々は、自分が知らないということを知らないからだ。畢竟、*無知とは至福なりだ。

*日本語で "知らぬが仏" にあたる諺




訳文ここまで
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March 31, 2014

★大ボス・天王星・冥王星スクエアと海王星そして土星…

        ざっと今回の新月チャートを見てみると、こう、何とも形容しがたく物狂おしいというか、悩ましいエネルギーを感じてしまいます(^_^;  背景には沢山の水のエネルギーがあって、とても繊細な感受性を生み出してくれるのですが、やはり4方向から容赦なく来るカーディナル・グランドクロスのプレッシャーは相当なものがありそうです。また、準惑星や小惑星達の火のグランドトラインも入れ替わり立ち替わり形成されて、吉凶こもごもの、落ち着かない意識エネルギーを送ってきそうです。 ただ、アスペクトをひとつひとつ見ていくと、そこには何か共通点があるように感じます。個人、グループ、そしてもっと大きな集合体として、何としてでも、新しいアイデンティティを見出したい…そんなエネルギー。だから、合い言葉は、「私は誰か?」…になるのかな。。そして、全てが4月のカーディナル・グランドスクエアに繋がっていきます。なので今回は新月にみられる個々のアスペクトではなく、あらためて4月4週目に起きるグランドスクエア…というより、それに側面からエネルギーを与える海王星や土星に触れてみます。

uranus_pluto
 4月22日、カーディナル・グランドスクエアの口開けとなる
 天王星・冥王星ジャスト・スクエア図



まずは直近でエネルギーが緊張しそうな日(前後に数日のオーブをみます。)を挙げておきますね。
 ※()内は心理的な表れの一例ですが、現象面でも爆発力があると思います。
   おしなべて、 とりあえずこころはクールに行こうね…っという感じかも!(^_^

 3月31日朝7時過ぎに月が天王星にコンジャンクト
  (感情的なエネルギーチャージ)
 4月1日23時過ぎ、ネッソスが魚座に入居/6日に金星とコンジャンクト
  (深いレベルに蓄積した感情の澱が出来事として表面化する、まはその予兆)
 4月1日夕方ごろ太陽が木星にスクエア
  (自分のお気に入りの信条、目指すゴールを再チェックする必要)
 4月2日夕方前に太陽が天王星にコンジャンクト
  (自分の中にある無理や矛盾を廃し、リアリティに裏付けされた問題解決をはかる必要)
 4月3日夕方太陽・冥王星スクエア
  (お金and/or力の問題。貪欲さ・支配力・羨望・闘争、自己充足の必要)
 4月9日朝、太陽・火星オポジション(火星逆行のミッドポイント)
  (対人関係のフラストレーション、報復のための策略など)


大ボス・天王星・冥王星スクエアと海王星そして土星

        ふり返ってみれば、カーディナル・クライマックスの前兆となった2008年の土星・天王星オポジション以来、そして2010年夏におきた天王星・冥王星Tスクエアでその最初の口火が切られて以来、すでに世界中で多くのことが起きてきました。日本にも、とても大きなショックがあり、その傷はまだまだ癒えていません。そして今、この瞬間も世界中あちこちで沢山のことが起き続けていて、まるで地球全体が轟音を立てながら、まだ誰も見たことのない領域へと進み出しているように思えます。 ピンポイントで示現する強力な星回りを見るかぎり、たぶん、2014年~2015年の2年間で、日本は大きく変わっていくのではないかと感じます。 

これからの約2年は、動乱の60年代中盤において日本がその精神に取り込んだ天王星・冥王星のエネルギーが、今90°スクエアという生みの苦しみの時代を迎えてどんな子供を次代に送り出すかの勝負時になるのだろうと思います。

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        天王星・冥王星スクエアやカーディナル・クライマックスについては、もう以前からメリマンさんも、その他のアストロロジャー達も多くのことを指摘してきたし、語り尽くされた感もあるかもしれません。実際、予測されていた 「予期せぬ出来事」 が起き続けているし、今はまだ身の回りが平穏だったとしても、対岸の火事は少しずつ近付いているという感じはあります。なので今、あらためて何か書く必要もないかも?…とも思うのですが。。

        ただこれから先、牡羊座の天王星が創り出す爆発力には注意したいと思います。このエネルギーは、絶対の自由を求めるある種の純粋さを持っています。本能的な、容赦ない純粋さとでも言えばいいでしょうか。これに精神を刺激されるときは、老いたひとさえある種の若々しさを感じることが出来るでしょう。これは、余計なことなど何も気にする必要が無く、ただ前に進むことだけを考えていた時代…若さや青さを思い出させてくれるエネルギーでもあります。なので、個人の人生でも、社会においても、ともすると「壁を壊すこと」そのものがもたらす"カタルシス"がゴールになってしまうことがあります。

たとえば社会で働く牡羊座の天王星は、「I am human!」とか「We the people」とか「1% vs 99%」……公正と平等! なんて正論の極みのスローガンの下で、いったん打ち壊すべき「敵」や「システム」を見出せば、徹底的に頑固にターゲットを攻撃しようとします。けれど、対象を破壊した後のことはあまり考えていません。それは自分の役割じゃないとどこかで知っている…って言えば聞こえはいいのですが、気分的には後で誰かが何とかするさ、自分に責任は無い…っていうのに近いかも。。。何か建設的な理論を持っているように見えても、中身は現実味の薄い理想論だったりします。このエネルギーは若さだけが持つ、まぶしいような飛躍を体現するけれど、それだけにとてもエゴイスティックでワガママな面が強く、溜まったものは吐きだし、ぶつけようとします。

ただしこのエネルギーが現実生活の中で強く働くときは、それを受けるひとの持つテーマによって、表現は多岐にわたります。ひとりひとりを見れば、けっして単純ではないでしょう。その末端の顕れで一番わかりやすい例は、 "何でも良いから、腹立たしさをとりあえず叩きやすい存在にぶつける" ような行為となります。この場合、伝聞が本当に事実かどうかは関係ありません。気にくわないヤツは悪いヤツに違いなく、今苦しい思いをしている自分はその悪いヤツを叩く正当な理由がある。。。 このエネルギーは、ともすると大人の皮をかぶった子供みたいなひとを沢山生み出します。 それは、牡羊座の天王星によって呼び覚まされた、それぞれのひとが抱える「インナーチャイルド」の叫びであるかもしれません。

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        一方、魚座の海王星と共に働く牡羊座の天王星は、「弱者」に対する共感や同情にも突き動かされます。この魚座のエネルギーは、本来とても崇高なもの。現在土星が在泊する蠍座、木星が在泊する蟹座との水の三角形は、今のわたし達にとって、自分自身の暮らしを、そして社会をより良くしていくためにもたらされた、必須のエネルギーだと思います。そしてこのエネルギーは、2014年7月半ばに木星が獅子座入りするまで、影からわたし達のこころに豊かな感受性をもたらしてくれます。たとえ自分自身が完全ではなくても、こころに余裕があれば、わたし達は自然に助け合おうとするし、そうありたいと願っています。触れあいの中で感じる温かさ…その中には沢山の小さな希望があります。

けれど、これにもやはりネガティブな側面があります。他者への同情や共感は、自分がカタルシスを得る(牡羊座の天王星)ためのエゴ(牡羊座の天王星)の"欺瞞の盾"(魚座/12室)になってしまう可能性があるからです。本来はやわらかくひそやかな、優しい願いだったはずのものが、牡羊座の天王星によって「敵から護るべきもの」として認識されたとき、「攻撃は最大の防御なり」という理屈が成立します。そして、牡羊座の天王星が求める興奮が怒りというカタチを通して立ちのぼってきます。これは日常でも、わたし達の意識の中で一瞬にして起こり得るエネルギーの動きだと思います。

こうしたこころの作用は、わたし達が犯しやすいとても大きな欺瞞(魚座の海王星)であり、牡羊座の天王星が体現する最善の状況、真の自由や革新とは程遠いものです。これが起きるときはまた、その隙につけ込むように、煽り、利用しようとする人々もまた引き寄せられてきます。

自分の身を削って(魚座)でも、自らが抱えている内面の問題や不安に直面し(蟹座)、こころの深い部分で清も濁もその全てを呑み干し、鎮魂し、自己充足による解決をしていかない限り(蠍座)、他のひと達に"真に"手を差し伸べることは難しいのかもしれません。それでも、わたし達はきっとトライし続けるでしょう。

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        人生だって社会だって、自分が世界に放った言動は、結局は自分の身にふりかかってきます。 なぜなら、土星がいつのまにか背後に立って、『おぅ 自分で蒔いた種の責任は取れや、あ?』 なんて言ってきますから。(いや、そんなにガラは悪くないかもしれないけど…^_^; )  天王星はもともと水瓶座の支配星ですが、その水瓶座のもうひとつの支配星は土星なんですね。一方、冥王星が在泊する山羊座もその土星が支配しています。 …山羊座の冥王星と、牡羊座の天王星…この2つの要素を影で繋いでいるのは、今蠍座を逆行中の土星です。そして土星のエネルギーは、わたし達人間が今、意図して使えそうな力の最大のもの。だからきっと、この土星力をどう使うかは、わたし達の今後に大きく関わってくるのではないでしょうか。

ディープな重さをもたらす蠍座の土星。蠍座の原型のひとつに、「わたしは誰であって、誰でないのか?」 というのがあります。 これは、わたし達それぞれが存在の内に持つ「限界」を、「これは自分ではない」という対象をよく知ることによって確かめていく行為を指しています。

蠍座は自分自身の限界を拡げていくために、人々と深く強烈な交流を持つと言われています。それは、あらゆる物事に対して「何故?」と問いながら、対象に浸透していくような感覚かもしれません。その中で蠍座は 「自分ではないもの、自分の境界線を拡げるのに必要なもの」 を探し求めます。これには当然、"生と死の境界線"も含まれています。 蠍座が奥底に持つこうした原理は、この領域に天性の心理学徒を生み出すエネルギーを与えます。これはいわゆる世間知から秘教的な教えまで、状況に応じて幅広い理解力となって顕れるでしょう。

 「自分ではないもの」を怜悧に識別した上で 「自分がまだ持っていないもの」と出会うことは、「力を持ち、それをふるう体験」と、「無力感にさいなまれる体験」の両方を蠍座のテーマとしてもたらします。 それは重い体験かもしれません。けれど、黄道12宮も蠍座まで来ると、毒や死でさえも、自分自身を変容させ、今ある限界を超えさせてくれるかもしれない大切な養分です。 清も濁も一気に吸い込んで消化するとき、意識に取り入れた全てが蠍座の 「力」 になり得ます。そして、その力の本来の質は、あくまで 「自分自身の変容」 そして 「より偉大なもの」 に近付いて行くことにあります。

        土星が蠍座を旅する今、 「自分の限界と持てる力」を知り抜き、その上で各自のユニークなパワーを成長のためにどう使っていけるか? というテーマが土星力を彩っています。この組み合わせがネガティブに出れば、支配力を強めるために相手の急所を突いて操縦する力にもなるでしょう。今、そんな力が世の中には沢山働いているように思います。

また、土星がエネルギーを発するとき、そこには常に「責任」という観点がつきまといます。 蠍座の土星はいつも自分が引いた境界線を頑固に注視しているところがあります。 それは自分と他者との境界線を 「壊さずに拡げていく」 ため。。なので、その境界を護り内側にこもることで、結果的に支えきれない責任を負って深く傷付くことがあります。また反対に、支配力の拡大のために、または報復として、執拗に相手の責任を糾弾するようなエネルギーとして使われることもあります。

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        けれど、同じ土星が蠍座の持つ最高のエネルギーを帯びたとすれば?  きっと、カーディナルスクエアとグランドスクエアがもたらすショックをしっかり受け止め、自己充足の中で感性のバランスを保ち、互いに見合った責任を負いながら皆でしっかりと大地に立つ…そんな働きをしてくれるのではないでしょうか。 対象に深く浸透し理解する力、限界を超えていきたいという願い、そして自分だけでなく、他の人達も自分の限界を超えて高く深く飛翔させる力になりたいという願い....。これらはみんな、蠍座から香り立つ美しいエネルギーです。

現在の逆行運動を通して、この蠍座の願いにそっと触れることが出来たとき...土星はあらためて社会に生きる自分が負うべき本物の責任に目覚め、人間という存在への知識を深め、後に役立つエネルギーを蓄積することが出来るかもしれません。そして、わたし達の内に潜む "インナー・チャイルドの叫び" を理解し、本物の大人へと成長する機会を与えてくれる可能性があります。これはやがて、山羊座の冥王星に「強者の力」ではなく本当に「公」を重んじる統治者としての自覚を与え、牡羊座の天王星に責任の本質を見せていく力にもなるでしょう。だから今はきっと、「理想は高く、行いは慎重に・・・」 というスローガンが合う時なのだと思います。

        牡羊座の天王星、魚座の海王星、蠍座の土星…カーディナル・クライマックスの中で働く、ほんの一部の側面について触れてきました。数多くのわたし達の、無限に多様な顕れの、本当にほんの一部だと思います。実際は、無数の星達の、無限に多様なエネルギーがその都度絡み合って世界となり、時代となり、歴史となってきたし、これからもひとが生き続ける限り、それは変わらないでしょう。全てを知り、全てを語り尽くすことなど不可能に思えます。

でも、その全てはわたし達人間ひとりひとりの集合体が創りあげています。 結局は、誰のせいでもない…みんなで、日々の暮らしの中で、一瞬一瞬小さな選択をしながら進んでいる…。 そう思うとき、変化の力は今・ココ、わたし達の小さな手の中に戻ってきます。時代の変わり目で、もし何かが失われるのだとしたら、その失われゆくものを惜しむ気持ちと共に、まだ種子に過ぎない新しいパラダイムの芽吹きを見届けてみたい。自分の中にも、そして世界にも…。 (日々ハァ~とぼやいたり、地団駄ふんだりしながらも。。^_^;)

        カーディナルサインの13°はいわゆる "クリティカル度数"。もともと強い力を持っているとされます。 それに加えて今回冥王星が居座る山羊座の13°は、2011年1月4日、あの東北関東大震災の直前に起きた強力な日食と同じ度数です。 蝕の研究家セレステ・ティールによれば、日食・月食の効力は短くて半年、長くて3年は保たれるのだとか。奇しくも今年はあれからちょうど3年目です。 このグランドスクエアはわたし達に、『そろそろ答をみつけて先へ進め!』 と、再び新しい挑戦をしかけてくるのかもしれません。 でも。。わたし達みんな、このエネルギーを受けるために生まれ、今を生きているのだとしたら、もう...........受けて立つしかないですよね!! (^_^




once again,
have a great trek!!!★

hiyoka(^_^)

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hiyoka_blue at 22:22|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

February 05, 2014

2014年の3惑星逆行ーカーディナルクライマックスへの序章として

2月6日:逆行スケジュールに土星と冥王星逆行の日付けを追記しました。クライマックス第2ピーク後の危険期について少し付け足しました。

        以下は1月25日の投資日報社さんの勉強会第三部の歓談タイムに何か参加した方達に役立ちそうなことがあれば…とお声がかかり、ちょこっとお話させていただいた内容をを元に書いています。当日は時間も短く、とっちらかって上手くお伝え出来なかった部分も多かったように思います。なので、もう少し整理して記事にまとめてみることにしました。
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magelan


        以前、今年前半の金星、水星、火星の逆行スケジュールを調べた時のことです。そのとき、個人レベルの感情、思考、行動を司る重要な3つの惑星が、そのエネルギーを相互にグラデーション状に溶け込ませつつ、4月のいわゆる「カーディナル・クライマックス第2局面第2ピーク」へとなだれ込んでいく様を見て、わたしはこう思いました。これは逆行前後のいわゆる「シャドウ期」と、順・逆・順のスイッチ期、そして逆行中間期に、これまでよりは激しい反応が起きてくる可能性があるのでは?と。そして、4月のクライマックス前後がどういう状況であろうと、個人レベルでも、社会レベルでも、そこに至る期間をどう過ぎ越すかがとても大切かもしれないとも。

何故なら、惑星エネルギーが比較的平坦な時であっても、もし逆行時に何か起きるとすれば、その「下地」となるような「物事」や「思い」が、既にシャドウ期に見え隠れしていることが多いからです。そこで、転ばぬ先の杖…じゃないけれど、一種の注意喚起として、逆行とは何か?について、そして3惑星逆行のスケジュールとシャドウ・フェイズ、注意点などについてお話してみたいと思います。実用的?なのは後半部になると思いますが、「逆行」のおおまかな仕組みを理解しているのとそうでないのとでは、そのエネルギーに対応するとき、自分なりの応用が利くかどうかに大きな違いが出そうです。なので、ちと面倒かも知れないけどその仕組みから行ってみますね。(あまり馴染みのない方向けの説明ということで、詳しい方には不要かつ舌っ足らずかもしれませんが…^_^;)


        さて、逆行運動というのは、あくまでわたし達の地球から見た「見かけの運動」で、惑星が公転軌道上で実際に逆に動くわけではない…っていうのは皆さんご存知ですよね。下の2つの図は惑星の見かけの逆行運動を簡略化して作ったものです。(但し、静止画と違って実際には地球も他の惑星も常に動き続けているので、正確なものではありません。あくまで「画像はイメージです」ってことで…^_^;) 
まずは地球より太陽に近い「内惑星」金星と水星に逆行が起きるときのイメージから。地球が自分より内側を公転する水星に追い抜かれる時、水星が逆行して見えます。

各画像をクリックすると大きな画像が別ページで開きます。
retro1

ピンクの直線がわたし達の視線です。(実際には毎回定時に定位置で観測するものとする)わたし達は、無限に拡がる天空を、地球を囲む仮の球面に見立てます。そしてそれを背景として、その上の座標を使い、対象となる水星がその時どこに位置するかを確認しています(例えば一般的なアストロロジーなら、今水星の位置は "黄道12宮の魚座3°だ" とか)。天空上の黄色い線が水星の見かけ上の動きですが、それは背景の恒星や銀河のように、惑星と比べて「不動」とされる目印を頼りに測っているのだと言えます。

次は、地球より外側を公転する惑星達の見え方。火星を例に取ります。地球が外側を廻る火星を追い抜くとき、不動の恒星達をバックに火星が逆行して見えます。(実際には軌道傾斜角のせいでクルリと輪を描く形になりますが、描きにくいので省略します)

retro2

現実には、各惑星の公転軌道には角度の違いや円のいびつさなど、形の違いもあります。実際の星座と星座宮の違いもあれば、恒星も完全に不動ではないし、もっとずっと複雑。でもまぁ、原理としてはこんな感じです。


さて、「逆行現象」というものが……
太陽を中心に閉じられた輪を廻る惑星同士で起きること。
惑星達がお互いを見たときの相互の位置関係が原因で、見る側に生じる見かけの運動
…ってこと、なんとなく掴めたでしょうか?


では…
わたし達の意識にとって惑星逆行運動が意味するものとは?

        銀河の一恒星である太陽を中心に、公転軌道をそれぞれに廻る惑星同士。太陽系(恒星系)というのは、いわば「いくつもの円環によって閉じられた世界」だと言えます。そして、その閉じられた世界の惑星同士に起きる、逆行現象。

それは「それぞれの軌道で公転している惑星と地球が、お互いに追い抜いたり追い越されたりするときに、地球から見て、天空を背景とする進行方向が一定期間逆にずれて見える現象」のことです。

この現象は同じ太陽という「軸」を持つ様々な円環の中の、惑星同士の相対的な位置関係のせいで起きます。そしてその位置関係は、天空に輝く"不動"の恒星と、星々が織りなす星座の世界を座標として判断しています(トロピカル・アストロロジーなら黄道12宮)。

わたし達は太古から、広大なコスモスに拡がる果ての知れない恒星宇宙や銀河宇宙を目印に座標を描き、それを頼りにしてきました。宇宙にもし他の銀河や恒星系が無かったら、例え太陽系が現在考えられているように物凄いスピードで宇宙空間を移動していたとしても、それを測る術はありません。他に何も対象が存在せず、物事を測る基準も無い空間では「動く」とか「位置」とかいう概念そのものが意味を持たなくなってしまうんですね。。

        では、ここでアストロロジーの原理に沿って、無数の円運動によって閉じられた太陽系を「わたし達の世界の象徴」だと考えてみましょう。

すると、自分自身(地球) と、自分にとっての他者や外界(他の惑星達)  との関係性(位置) を識別するための座標=基準が、黄道12宮(地球から見て○○座の何度というような)だと言えます。わたし達は、意識・無意識を問わず、常に他者を見ています。その位置を測り、外の世界を測り、それと自分との関係性の中で、確固たる自分自身のイメージを常に再確認しています。

けれど、逆行現象によって他の惑星の動きが「現実の動き」と違って見えるとき、通常時に使えていた判断基準は絶対的なものとは言えなくなり、突然、ある種の曖昧さを持ち始めます。

逆行現象は、ジオセントリック(地球中心=わたし達の自我中心)にこの世(太陽系)を見る時にしか起こりません。閉じられた円運動の中で逆行現象が定期的に起きるとき、わたし達は "自分中心の視点" を介することによって、惑星エネルギーの歪みを体験します。その刺激はわたし達に、自我の視点がはらむ矛盾をかいま見せてくれます。まるで、太陽によって捉えられ、閉じられ、その代わりに護られてもいる、わたし達の意識の限界を象徴しているかのようです。

その時わたし達は、今まで確固たるものに見えていた外界の曖昧さを無意識に感じ取っています。そして、もう一度自己の内面に立ち帰り、自らの来し方を再吟味するよう促されます。


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つまり逆行期は、各惑星の原理に基づいて、精神の試行錯誤が起きる期間だと言えるでしょう。逆行期間中は過去の人物と再会したり、前に進もうとしても行き詰まったりすることがあります。無理に前に進もうとすれば、あまり物事をよく理解しないまま、つい慣性の法則に従って、または流されて、「えぇい、こうだろう!」なんて物事を決めたりしがちです。けれど、逆行期のエネルギーは自分の思考や感情、行動の再吟味のために費やすときには、最も効率良く使えます。


それまでの判断基準が曖昧になりがちな逆行期。その中で始めた物事や決めた約束が、その惑星が順行に転じ、天空の座標と運行する惑星の現実が一致し始めたところで「あれ?」となるケースが多いのは、大抵の場合、こうした意識下の仕組みがその原因であり、その後再び変更する結果に繋がりやすいのです。

        これを逆に考えてみましょう。惑星の逆行現象は、全体の流れの中で前へ前へと進む慣性の法則の日々からひととき切り離されて定期的に我に返り、自分の判断や価値基準を見直すチャンスとして使うことが出来るのではないでしょうか? そして、その経験を意識的に積み重ねていくことでわたし達は、自分の進む道を自分の手で選択し掴み取ることを、もっと容易に出来るようになるのではないでしょうか?  それはやがて、新しい視座と希望に繋がっていくのではないでしょうか?

        木星、土星、天王星、海王星、冥王星…そして小惑星や遠い準惑星達。太陽に捉えられた惑星達は皆、わたし達から見て逆行します。(彼らから見たら、地球もまた逆行しているのでしょう)。わたし達の粗い意識の網目では、遠い惑星ほど、そのエネルギーはクリアに感知しにくいのですが、その分、無意識領域に働きかける力は強大です。また、遠い惑星ほど逆行期は長く、3大外惑星は約4〜5ヶ月と一年の約半分近い日々が逆行状態となります。だから自分の出生図で天王星以遠の惑星が逆行しているひと達が人口に占める割合は、逆行期間の長さに比例して高いと言えるでしょう。ジェフリー・ウルフ・グリーンは、著書「PLUTO, The Evolutionary Journey of The Soul」やいくつかの講義録の中で、この3惑星の逆行を出生図に持つひとを『外界の "現状" に決して同化することのない魂』と呼んでいました。判断基準が曖昧でとてつもない矛盾を抱え、カオスにも見える外界。そこに直面して、こころの深奥で深い違和感を覚え、現世に同化することが出来ない魂達。その数は、一つの世代に必ずある一定の割合を占めている。そして、その事実が人類を進化への衝動へと導き、時を経て次の時代が創られる原動力になっていくのだ、と...。



では、この3惑星逆行期を、実際どんな意識で過ぎ越していけばいいのかな? そこで活用したいのがいわゆる "シャドウ・フェーズ" です。


シャドウ・フェーズについて

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        逆行を前に、その前触れとして逆行時に辿る度数を進んで行くのが前半に起きるシャドウ・フェーズ。そして順行に転じた後、逆行してきた度数を再度運行して逆行が始まった地点まで戻るまでを、後半のシャドウ・フェーズ(またはエコー・フェーズ)と言います。シャドウを入れた逆行期には、同じ星座宮の同じ度数を3回通ることになります。これを、トライ&エラー&トライの時期と言ってもいいかも。シャドウ期は見過ごされがちですが、実際の逆行期をうまく過ぎ越していくためには結構重要です。

最初の方に書きましたが、前半のシャドウの日々は、これから逆行で体験するエネルギー、物事、思いの下地が象徴的に見え隠れする時期です。

その時期はいわば観察期、または疑似体験期。なので、まだ逆行の影響をモロに受けない状態で、自分が抱く考えや感情、仕事上のプラン、他のひととの関係、自分の視点を通して見る世の中の状況、何が起きているか…等々、意識して観察してみてください。何か重要なことがあれば、メモしておくのも良いと思います。逆行の予行演習のような感覚かな。

そして逆行に入ったら、シャドウ期の考えや感覚に変化が出て来るか、状況に何らかの変化があるかについて、いつもよりは気を付けて見てみます。自分だけでなく、周囲のひと達の様子を観察することで、「あぁ、なるほど!」と思うこともあると思います。実は曖昧模糊とした「世界」の中で、ある基準から解き放たれた「自分という自我」が何をしようとしているのか? 見ていくことの全てが発見に繋がっていきます。それは遠い遠い過去の「いつか来た道」かもしれません。忙しい日々の中でも、ちょっとした時間やチャンスがあれば、出来る限り、深く潜行してみましょう。

こうして逆行期への注意力を付けていくことは、現象面においても、期間中のミスを防ぐのに役立ちます。(水星の逆行期はそれでも要注意ですが、意識さえしていれば、ミスから学ぶことも大きいです。筋書きはあらゆるところからアミダ籤のように拡がっています。失敗から「ステキな結末」への筋道だって、たった一つじゃありません。)

        順行に転じたあとは、後半のシャドウに入り、ゆっくりとリハビリが始まります。これは特に水星の逆行時に重要だと言われています。何故ならこの時期に、逆行期間中に決められた物事が変更されたり、誰かの気が変わったり、物事の見え方が変わる事も多いからです。なので、前半のシャドウに入ったあたりから全逆行期を見通すような気持ちでほんの少しでも心の準備をしてみる。節目節目で、物事の推移を意図的に観察していく。これは内的な発見に繋がると同時に、後に起きるかも知れない変化に対応しやすくなるというメリットもありそう。特に今後水星や火星の逆行期に大事なプロジェクトを予定しているひとは、機会をみつけて試してみてほしいな、と思います。

もちろん観察とか意図とか言ったって、何かと忙しい日常で、そんないつもいつもやってられないかもしれません。わたしなど、すぐ忘れてしまいます(^_^;。 それでもシャドウの入り口、シャドウから逆行へ、逆行の中間部、逆行から順行へとスイッチする日の前後はストーム・フェーズと呼ばれ、心理的な乱気流が起きやすい要注意日。その時だけ、フッと観察者になってみるのもいいかもしれません。おっと!間一髪、助かった〜・・の体験者として、オススメしますw。


金星、水星、火星逆行のスケジュール

        下の図は、3惑星の逆行期が、4月20日〜22日頃を中心として起きるカーディナル・クライマックスにどんな感じで繋がっていくかをチャートにしてみたものです。金星の逆行が終わり今は水星の色濃いシャドウ&ストームに入り、そして同時に長い火星のシャドウ期にあります。

4月の天王星・冥王星・木星・火星カーディナル・グランドスクエアをどんな風に体験するか? 大きく影響を受けるか、それ程でもないか? 勿論、それは人それぞれ。けれど、もし日本が、世界全体が揺さぶられるとするなら、やはりわたし達にも多かれ少なかれ、影響は生じるでしょう。わたし達みんなにとって、今回の3惑星逆行がクライマックスへの準備期間になるかもしれない…。そう思って過ごしてみるのは、もしかしたら今ある筋書きの選択肢を拡げることになるのではないでしょうか。


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schedule

※2月6日追記

        上記に加えて3月3日〜7月21日(火星のシャドウ抜けの日)まで土星が逆行、4月15日〜9月23日まで冥王星が逆行します。これらは通常は殆ど意識に上らないと思います。ただ全体の雰囲気の中で、わたし達の意識の広範囲をカバーする微細な違和感の一要因として深く潜行していくでしょう。

また、日本では4月の後もグランドクロス形成〜火星の順行開始〜シャドウフェーズを抜ける前後まで、何度か重要なポイントを迎えます。それが大きな危機となるかどうか、全体の方向性がどこに向かうかは、水星・火星のシャドウ&逆行期と4月のクライマックス第2ピークを迎える過程で、わたし達がどのような選択をするかに最終的に懸かっていそうに思えます。特にグランドクロス直後の日食(4月29日 牡牛座8°台)前後、そして6月13日の満月(月:射手座22°台)前後、夏至を経て7月あたりまで、緊張感のあるエネルギー構成が続きます。

ただ、社会でも個人レベルでも、折節のクリティカル・ポイントで何か大きな体験をするような場合は、長い目で見れば、時代の、人生の、ブレークスルー・ポイントだと言えます。長く蓋をされてきて、しかも未来のために変化する必要のある何か。そういう物事がもし存在するなら、その時点で徹底的なエネルギー放出があるかもしれません。そして、もし何か足許が揺らぐようなことがあるとすれば、その体験を未来の希望の種子として揺るぎなく捉え直せるかどうかもまた、わたし達にとって価値ある挑戦なのだと思います。


では、個々の逆行について少し

        金星逆行についても書こうかと思ったけど、もう既に記事も長くなってしまったし、とりあえず逆行現象も終わり、ストーム・フェーズもそろそろ抜けつつあるということで、今回は割愛します。ただ、金星がアセンダントの支配星のひと、ネイタルの金星に強いアスペクトが来ているひと等は、水星・火星のフェイズ進行と共にシャドウ抜けの3月3日あたりまでは、感情的な揺り戻しやこころの揺れを体験するかもしれません。やわらかに抱き留めて、出来れば大切に味わってください。今見えているものは、きっと信頼出来ると思います。



水星逆行(魚座3°台〜水瓶座18°台、中間点 水瓶座27°台)
1月23日シャドウ入り〜2月7日逆行開始〜2月16日中間地点〜2月28日順行〜3月20日シャドウ抜け


        水星逆行については、もう既に様々なことが言われ尽くしています。いわく…何か大事なことを決めても覆るかもしれない、矛盾したデータが多く何事も不透明感がぬぐえない、気が変わりやすい、伝達ミスや計算間違いが増える、通信機器やコンピュータの故障、交通事故に注意などなど。

どれも究極の原理は一つだけれど、その中で、思考に関連する問題としては、次のようなことが考えられます。

水星は、左脳と右脳間の "スイッチ" を支配しています。逆行現象によって規則性に乱れが生じるとき、一時的にそのスイッチがうまく働かなくなることがあります。左脳を使うべき時なのに右脳がメインに働いて、思考が霧に覆われることも。。

なので、
スイッチの不具合で思考のバランスが崩れる→誤解、思い込み、上の空など、判断基準が曖昧なまま、物事を進めてしまう傾向→後で変更、または後悔…という筋書きにはまりやすいです。

けれどその代わり、右脳的な要素を否定せずにうまく受け止めれば、今まで取るに足りないと見過ごしてきたような水面下の大事な物事にふと気付くかもしれません。金星逆行のリハビリ期でもあり、感性は新しい衣を欲しがっています。自分にとって本当に意味のある物事は何か? 慌てて結論を出す必要はありません。ただ、今まで蓋されてきた地下世界を覗いてみるようなつもりで、些細な変化や感覚の違いを味わってみるのも良いのではないでしょうか。それはきっと、いつもの反応、いつもの思考法を進化させるための再吟味や再設定に繋がっていくと思います。

今回の水星逆行によるインパクトは、先月のシャドウ入りに続き、特に7日の逆行開始日前後数日、14日に魚座から水瓶座に戻る時、16日の中間日前後、そして28日の順行開始日前後に強さを増します。28日順行開始から3月20日までの後半シャドウ期も大事です。この期間は火星の逆行期と重なるので、様々な物事への対応を迫られるひともいると思います。十分注意しつつ観察眼を発揮してみてください。特に2月28日〜3月2日の前後数日のストームフェーズが持つインパクトは大きいかもしれません。

面白いことに、水星がシャドウ入りした1月23日、ESAの研究チームは準惑星セレスから水蒸気が立ち上っているのを発見したと発表しました。これは地球の水が小惑星の衝突でもたらされたという仮説を裏付け、またセレスに海が存在し、もしかしたら生命も認められるかも?という可能性を示唆しているそうです(wikiより)。これから研究が進むのが楽しみなニュースです。水の世界の発見…そして発見した事実の再吟味。魚座から水瓶座へと逆行する水星シャドウフェーズの幕開けを象徴するのにふさわしい事象だな、と思いました。

        逆行運動の中でも水星の逆行は一番頻繁に起こります。それに水星はわたし達の思考を司る惑星だけに、一番気付きやすく、意識しやすいと思います。特に今回は水の星座である魚座から風の星座である水瓶座への逆行です。魚座の感性の水にたっぷり浸りきる前にもう一度、思考の星座である水瓶座を辿り戻る今回の逆行は、わたし達の思考法をバージョンアップして、火星逆行のただ中に起きる外惑星グランドスクエア/クライマックスに備える良い機会を与えてくれるかもしれません。


火星逆行(天秤座27°台〜天秤座9°台 中間点 天秤座18°台)
12月25日シャドウ入り〜3月2日逆行開始〜4月9日中間点〜5月20順行開始〜7月21日シャドウ抜け


        火星はバイタリティーと行動を司ります。天秤座は「わたし」に対する「あなた」または「あのひと達」。パートナーや同盟関係を司ります。また、公正さ、正義、美の概念=何が正しく、何が美しいか?の判断をも支配しています。天秤座は「バランス」の星座宮と言われますが、そのバランスは、「何が公正か?何が公平か?」に基づいたバランスです。 それって本来、とても難しいことではないでしょうか? なので、天秤座におけるバランスは、どちらかといえば、『 "あなた" と "わたし" との間で公正なバランスを取ろうとする時、双方が直面しなければならない挑戦または学び』として捉えた方が正確かもしれません。特に、対向する牡羊座の支配星である火星が逆行する今回は、それが前面に浮上してきそうです。

例えば人間関係で言えば、天秤座が示す「正しさ」を、人間の行動規範に当てはめて誰かを判断しようとする。もし自分が正しいと感じる規範に合わなければ、相手を裁きたいと欲する。けれど逆行下にある火星の影響で、その判断基準は一貫性の無いものになりやすく、単に心が狭いだけ…という結果に繫がりやすいです。

        逆行中の火星はバイタリティ不足になりがちだとも言われます。エネルギーが無いわけではなく、深く潜行中…という感じかな。それが原因で通常、心理面では自己不信や自信喪失、不安、今一つ後ろ向き…などの気分が生じやすいと言われます。

ところが、いったん何か刺激を受けると、ちょっとしたことでも理不尽に攻撃された!と感じやすく、周囲も自分も驚くくらい突然に、深く潜在していた怒りが爆発したりします。その場合に出て来る怒りはその時だけのものではありません。自分でも忘れているような、遙か以前に受けた仕打ちの記憶から立ちのぼって来る可能性があります。なので、現象としては突然の怒り、短気、暴力的な争いや事件、事故、爆発などが起こりやすいです。また、遠い過去のよすがのように、以前の知り合いにバッタリ会うこともあります。そこには何かヒントが含まれているかもしれません。

        また、溜め込んだ怒りは受動攻撃性として表現されるときもあります。例えば何か頼まれたり命令を受けたとき、「はい。」と受けるけれど、結局サボって何もやらない。または、一応頼まれたことはやるけれど、おざなりなやり方で上手く行かないようにもっていく。そういう場合は、自分が抱えている怒りをストレートに表現するのではなく、ひそやかに、相手に毒杯を飲ませるようなやり方で不満を表します。相手に迷惑はかかるけれど、自分は一応やっているのだ…という形を守りながら。この場合はまともなぶつかり合いも出来ないため、関係はこじれる一方。その内、相手の方が追い詰められ、結局はいつか、何らかの形で爆発が起きることになります。

面白いのは、火星の逆行に影響されて爆発しやすいのは普段落ち着いて冷静だ、あるいは大人しいと見られている人に多いと言われることです。まさか、あの人が…という状況、時々ありますよね。反対に、いつもイケイケ火星タイプのひとは、その間妙に内省的になったりすることがあります。そのひと達は、逆行に応じて必要とされる自分の行動の再吟味や観察を自然に行い始めます。もしかしたら、 常に何らかの形でエネルギーを発散しているひとより、忍耐強く冷静にをモットーとしながら、処理しきれない怒りを奥底に溜めているひとに影響が強く出るのかもしれません。そしてこうした爆発もまた、再吟味とやり直しのために起きてくる事なんですね。ただ、それには危険がつきまといます。なるべくなら爆発を避けて、おだやかなやり方をしたいけれど…。

        どうしようもないエネルギーを抱え続けている時、それをナマの形で外に出すのは避けなければなりません。捻れた表現で周囲を巻き込むのも、状況を悪化させるだけです。ではどうすれば? 結局は自分が抱えている怒りに気付くことが先決なのだと思います。そしてそれに一人で直面していくしかありません。心理面でも行動面でも、ボタンの掛け違えが起きた時点に戻って何度も何度もやり直してみること。怒りがどこから来るのか? いつから溜めてきたのか? 何を怖れて、怒りを溜めて来てしまったのか?

ダイナミックなエネルギーが襲ってきた時、また他者から怒りをぶつけられた時は、そのウェーブに踊らされず、自分を、相手を、状況を、つぶさに観察していく必要があります。短気を出してその場で決着を付けるのではなく、なるべく流して時間と距離を置くようにした方が良いケースが多いです。理屈抜きのエネルギー暴発は、それ自体が凶器になり得ます。出来るならその場を去り、自分にも相手にも、公正さや公平さを再吟味するチャンスを与えてください。

また、長く何事かに、または誰かに、精神的にあるいは物質的に依存し続けていた場合は、火星逆行がもたらす体験を通して、確固としたものなど何一つ無い…という体感に至る可能性があります。もしそんな事が起きたなら、きっと辛いと思います。でも。嘆くばかりでは勿体ないです。世界は不確実で当たり前なのだという厳然たる事実を知り、その体感によって、人生のコマを先に進めるための新しい視点を開拓していく。真新しいチャンスがそこにあります。ただ一人、そこに立って自分の呼吸を感じてみてください。何が無くても、誰がいなくても、確実に、わたし達の呼吸はひとつひとつ、完成し完結しています。そこから新たなエネルギーが生まれ、やがて新しい強靱な出逢いが引き寄せられてきます。だからゆっくりと、始めましょう。

        さて火星は、太陽と共に天王星・冥王星のトランスレーションに入ったあたりのタイミングで去年の12月25日、すでにシャドウ入りしています。その日、西ノ島の隣の海面で火山爆発が起こり、新島が生まれました。日本の領海に生まれた島は今でも大きく成長し続けているそうです。その翌日には安倍首相が靖国神社を参拝し、内外に賛否両論の波紋を巻き起こしました。その波紋は今でも拡がり続けています。翌日は沖縄県の辺野古埋め立てを仲井間知事が承認、その後名護市長選挙では反対派の稲嶺氏が当選、基地問題はまだこれから様々な紆余曲折がありそうです。火星のシャドウ入りと共に起きてきたこれらの事象は皆、カーディナル・クライマックスに向かって行きつ戻りつしながら、何らかのゴールを目指して育っていくのかもしれません。去年のクリスマスごろ、みんなにはどんな事があったかな?


        もちろん、今までお話してきたような事が誰にでも起きるわけではありません。それはその人それぞれが生まれ持ってきたネイタル・チャートにもよります。けれど今後周囲を、世界を見渡していけば、大なり小なり逆行現象を象徴するような事が起きてくるのを目撃出来るのではないかと思います。たとえば物が壊れやすい、特に機械類が突然故障したり壊れたりしやすい…というのも、火星逆行を象徴する現象です。意識という側面から見れば、それは本能的な前進力が内側に向けて自己破壊的に働くときの在りようをかいま見せてくれているのかもしれません。

さあ、そんな中で、金星〜水星〜火星の逆行を過ぎ越そうとするわたし達の精神は、いったいどんなことを発見出来るでしょう? 

今回の連続逆行は、カーディナル・クライマックスの第2ピークがもたらす強大な圧力を背景に、もう一度、わたし達の強靱さと冷静さを鍛えるために、宇宙から贈られた訓練期間なのかもしれませんね。やがていつの日か、わたし達人間の精神が閉じられた時の円環から、自我の呪縛から、解き放たれる日が来るように......。


…そんなわけで、この記事と逆行スケジュールの図が 何かの形で "フツウの戦士サン達" のお役に立ったら嬉しいです!!


rNeb




have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^)


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February 01, 2014

新月追記:パラスが映し出す「今」の断片

        万能細胞製造の新手法を発見したチームの代表、小保方さんについて、日本でのメディアの取り上げ方が「女性差別」だとしてネットで話題になっているのをtwitter見て知りました。「リケジョ」「割烹着着用」「ピンクの壁やムーミンのステッカー」「ペットの亀」など、プライベートな人となりを紹介することに重点がおかれ、研究の紹介などそっちのけ。こんなに読者や女性をバカにした報道は日本くらいだ…というのが批判内容のようです。これを見る限り、その内容は 火星対エリス、そして女神祭の星模様をそっくり映した現象のように思え、とても興味深かったです。

ただ、わたしが見た範囲では、例えばこのニュースが出た30日の読売朝刊には第一面に大きくその研究内容が図入りで紹介され、STAPとは何か?どんな可能性を秘めた研究なのか?まで詳しく掲載されていたので、「ん?」となるところもあります。(バラエティ化したと言われてるTVのニュース番組ではどんな紹介だったのかわかりませんが、うーん…な内容なのは対女性に限ったことでもないしなぁ…)

同じ朝刊の三面では、確かに「リケジョ 柔軟発想」というタイトルで小保方さんの人となりや成功までの苦労談も載っていたけれど、プライベートな趣味に関する記述は全体の10%くらいで、「ほほぉ、可愛いものが好きなひとなんだな」程度の印象でした。おそらく編集サイドとしては、まず画期的な研究内容とその凄さを知らしめ、その発見者が若い女性だ→これも画期的だ!皆、どんなひとか興味あるはず→よし、人となりを取材しろ!…てことになったと推察され、それはそれで自然なことと抵抗なく受け取っていたのですが。。 その後に週刊誌的な内容が盛んに報道されてるのかな?


Virgo


        ここでふと思うのは、この新月図に見られた「パラスを頂点とする新月と天王星のYOD」です。パラスもエリスと同じく生粋の女戦士。ゼウスの額から生まれたされる、智恵と裁きと政治・交渉力を合わせ持つ女神です。今回のことって、アイデンティティ(新月ーASC直下を上昇中)、価値観(天王星ー2室牡羊座)、他者をどう描像するか(パラスー7室乙女座)というテーマ構成の中で、エリスと火星のオポジションが働いている事の顕現なのかもしれません。

パラスはギリシャ神話の処女神パラス・アテーナー。その身に鎧をまとい、アストロロジー的には男戦士を凌駕する激烈な武力と戦略の持ち主とされています。けれどその鋼鉄の防具の下は生身であり、神聖なエロスを抱えてもいます。今回YODの頂点である乙女座のパラス、そして2室牡羊座の天王星(細胞・生命力・科学)は、話題のヒロインである小保方さんを指す星としてふさわしいように思います。 ただ日本では、鎧をピンクのネイルや可愛いムーミンに置き換え、その下に鋼鉄の精神を隠し持つ…それを自然体でこなす…というのも、まさにパラスらしい戦略と言えそうな。。

        「そんな捻れた戦略を取らなければならないのは、日本が女性差別の国だからだ!」という声も聞こえそうです。でも、ただ可愛いものが好きで、おそらくは伸び伸びした環境作りの一環としてそれを職場に持ち込むことを許されている、という側面も(研究所という環境だからというのもあるかもしれないけど)見ておいてもいいのではないでしょうか? 能力を買われている。だからリーダーとなり、趣味を活かした環境が許され、そこからまた素晴らしい研究が生まれる。その事実を経て、もっとマイノリティである「実は可愛い物が好きでそれに囲まれていると伸び伸び才能を発揮出来る」タイプの男性にも、職場で自分らしい表現を許される日が来るかもしれません。それに、チームの方々全員が可愛いもの好きとは限らないけど、少なくともテンションを和らげる効果はありそうです。記者さん達がそこまで見込んでいるとは思えないけれど、そんな副次的効果だって、長い目で見ると大ありかもしれないことを、アタマの隅に入れておいてもいいのではないでしょうか?

        おそらく批判のベースにあるのは、日本のメディアに対する積もり積もった不信感。そして「人となりに関する記事などは、素晴らしい発見をした知性を貶めるものだ」という視点だと思います。けれど今回の件に関しては、これって ー 確かに一理も二理もあるものの ー かなり『知性とはこういうものでなければならぬ。キリッ』的な、リジッドな考え方ではないのかなぁ…しかも実際は今後の課題も含めて知的な部分から先に報道されてるわけだし…と感じました。その後の報道のされ方が(もしワイドショー的な物だったとすれば)欧米的な標準価値観から見てダメダメと言えばそうだろうと思うし、日本が誤解されないためにグローバル基準に当てはめるべき!という考えにも一理あるけれど、それもまた非常に伝統的な「男性的」または「父性的」価値観とも言えるんじゃないかなぁ?と...。

確かに日本では若くて可愛くてちょっとオバカ(素直過ぎるくらいの)な女性が「モテる」という風潮はあると思います。一般に「支配しやすい対象」と見られるからかな。でも実際は、老若関係無く、そんな風に見せながら、一方で人知れず知的に勝る仕事をしている女性は昔から沢山いましたよね。男尊女卑の建前の下で、そんな形で柔らかく自己達成しているひとも沢山。もちろん、それが自分を偽った行為で本人が無理しているなら、やがてそのネジレが本人にも周囲にもネガティブな影響を与えるかもしれません。でも自然体なら?

今は本当に色々な物事が過渡期なのだと思います。今あがっている声もまた、時代の変遷とともに「そんなこともあったねぇ…」と、遠い目で語られる日が来るでしょう。だから、パラスの自然体の戦略「かわいい」と、それに飛びついて報道する姿勢の両方が話題の中心になることも必然かもしれません。ただ、報道姿勢を叩くついでに「ピンク」や「ムーミン」という個人的なキーワードさえも「くだらない」のひと言でバッサリ切ってしまう言葉を見ると、この流れはご本人を傷付け、ヘタをすると職場の雰囲気さえ変えてしまうのでは?という老婆心が喚起されます。

        パラス・アテーナーの前身は、古代の蛇女神。彼女の頭には数匹の蛇が巻き付き、その手には生と死の蛇の頭部を握っていました。(この感じ、なんとなくゲリラ戦にも長けていそうな…^_^;) 彼女がゼウスの頭から生まれたのは、ゼウスが最初の妻でありパラスの母でもあるメティスを呑み込んでしまったからです。何故なら、天界からの忠告を受けたゼウスは、もしメティスが自分の第二子を生めば、彼の権力が失われると知ったから。メティスは神々の中で一番賢く、彼女が生む子供達はみなゼウスを凌ぐ知力の持ち主だったそうです。そして、ゼウスは自らの頭を介してパラス・アテーナーを生み落とすことになりました。パラスは生まれながらにして、真っ向対決を避け、「皮を切らせて骨を断つ」(…骨抜き?^_^;)戦術に長けていたと言えるのかも。アン・ベアリングとジュールズ・キャシュホードによる『世界女神大全』によれば、彼女の神話は『しばしば在る出来事に対する直接的反応を通じて物事を考えたり、その彼方まで見通すことの価値についての考慮を構成しているように思われる 』そうです。

そういったこともひっくるめて、大きく盛り上がった雑多なエネルギーが時を超えてどう落ち着いていくのか? 当事者の力を超えた一過性の"人気"が治まった後で、どう全体に着地していくのか? ひとりの星読みとして、パラスが持つテーマと挑戦の下に生まれた者のひとりとして、見ていきたいと思いました。


        乙女座のパラスが切り取って映し出してくれる、世の中の一側面。様々な意見が飛び交う中で、世界は、わたし達の国日本は、どこへ向かおうとしているのかな? 結局は全てが「かわいい」ってことなのかもしれない…などと、水瓶座的飛躍の思いを抱えつつ。パラスとオポジションを形成するカイロンの示唆する『時を経た痛みを通してこそ発現する根底からのヒーリング』に思いを馳せてみたいと思うのでした。



1月31日 新月の夜に



hiyoka.

追記の追記:
やはり行きすぎた取材活動があったようで、ご本人ばかりかご家族や友人の方々まで被害が及んでいるようです。TV取材かな?(http://www.cdb.riken.jp/crp/news2014.1.31_2.html) メディア報道と、良いにつけ悪いにつけその内容を話題にし知りたがる大衆、そしてターゲットの悲喜劇。その繰り返しの中で、このところの激しい世相に呼応するように取材合戦も激しさを増しているのかもしれません。大きな悲劇が創られないうちに、それらが少しずつ様相を変え、全体が癒やされていくことを"意図"していきたい、そう思います。

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August 17, 2012

○8/18の新月―みんなに降り注ぐエネルギー/その2—銀河のフォース

【獅子座新月の夜に:銀河のフォースとグレートアトラクター】

最後に・・・銀河アストロロジャーのフィリップ・セジウィック( www.PhilipSedgwick.com )が最近のニューズレターで面白いことを提示していたので、かいつまんでご紹介します。それによると、「土星がこの10月にシャプレー超銀河団(シャプレー8)と(地球から見て)一直線に並び、木星がグレート・アトラクターとオポジション(全部で3回)になる」  こんな一大宇宙的イベントがあるそうです。

で、そのプロローグとして、まずは火星がこのシャプレー超銀河団と一直線になり、同時に木星がグレードアトラクターとの初回オポジションを形成して、まもなく開幕する本編の予告編となるとか。日付は8/27〜28
シャプレー超銀河団またはシャプレー集団は、われわれの近隣の宇宙領域では最大の銀河集団である。 重力的相互作用ユニットを形成しており、それにより宇宙と一緒に膨張することなく自分自身を寄せ集めている。これはケンタウルス座における銀河分布の著しい高密度部分として見え、銀河系から約6.5億光年離れている。
シャプレー超銀河団は、宇宙マイクロ波背景放射(CMB)を基準とした座標に対して、局部銀河群(われわれ自身の銀河系を含む)が運動している方向に非常に近い位置にある。これは多数の人をシャプレー超銀河団こそがわれわれの特異運動の最大の原因の一つグレート・アトラクターなのではないかという考えに導き、この超銀河団に対する興味を高めている。(wikipediaより)

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 View Towards the Great Attractor/ Credit : ESO

この日、銀河レベルのバイブレーションを帯びた電磁力/重力フィールドが地球のあらゆる存在の意識的進化に対して非常に助けとなるような状態になるのだとか。

以下、彼の言葉を引用します。

 『 人間それぞれのエネルギーが内部チャクラの働きによるプラズマと共振的な電磁気によるものであることを考慮すれば、各人のエネルギーフィールドが銀河のエネルギーブーストに対する自然な反応力を持っていることは自明だ。 「幸運、才能、そして知識獲得」の惑星(木星)と、「起ち上がれ!グズグズしないで行動しろ!」の惑星(火星)が組となって、グレートアトラクターとシャプレー超銀河団から放射される抵抗不可能なフォースを受け収束させる、クリスタルの役割を果たすだろう。

こうしたエネルギーの洪水は、これを受けるにあたって確固としたダルマ(法・徳・正しい行い)が必要であることを知り、それに注意を払うことが出来る人、これについて行ける人達のためのものだ。

とはいっても実際のところ、フォースは全人類、全生物に降り注いでいく。抵抗する人達は、自分が浮き輪ひとつで急流下りをしていることに気付くだろう。しかし、彼らは流れに乗って川下りを楽しむかわりに、上流に向かって必死に手足を掻こうとしてやまない。 

自分が人生の流れに浮かんでいると想像してごらん。目に見えないフォースは、何処をさすらうようあなたを駆り立てているだろう? 自分でコントロール出来ない方向へさすらっていくことに果たしてメリットがあるのか? などと思案する代わりに、ただその流れを楽しみ、その軌道がもしかしたら自分の目的にもっとフィットしているのではないか?と注視してみることを、あなたは何故しないのか?  もしあなたが傑作小説を書いて成功したいと思っているなら、一番頼りになるのはまず白紙に記した最初の一行ではないか?

もう1つ、このエネルギーがどんなふうに働くかの例を挙げよう。例えばあなたは何か新しいことを学びたくて講習を申し込む。あるいは、どこか良いところへ引っ越しをしたいとする。すると突然何か偶発的な出来事が起こり、そこであなたに、例えばこんな考えが浮かぶ。「もし十分お金があると確信出来ていたら、きっとああもこうも出来たのに・・・」。 そしてあなたはエネルギーの流れをブロックする。

そんな考えは弾き飛ばせ。まず行動を起こし、目的を達成する手段を必ず見つけると「決める」ことだ。決定を行い、意図をセットし終えれば、自然に選択肢が浮かび上がる。

こうした事が「ひと山当てる」ような類いの一過性の物事に対してヒントを与えることは稀だ。しかしながら、このエネルギーは意欲に満ちて確信を持つ人達と共に働くことを好み、彼らの内側に蓄積されたポテンシャルの解放を約束してくれる。

これから遭遇する流れは、とてつもないものとして感じられるかもしれない。高い感受性を持つ者なら、そう感じるだろう。実際、銀河の重要な構成要素に対するトランシットの期間に推測されるその働きは、一般的に言って理解を超えるほど巨大だ。

あなたの人生がシフトしていくその間、あなたの行動が惑星の力に影響を与え、惑星の力が「全創造そのもの」に影響していく。そして、「その事実に対する理解そのもの」が、あなた自身の目を通して、あなたを凝視しているのだ。

殆どの航空会社が、非常脱出口に接するシートの列に見知らぬ旅行者を座らせたりはしない。彼らは旅人の目を凝視し、その席が意味する潜在的なあれやこれやに耐えられるかどうかを知る必要があるからだ。 銀河の招集に応えて検査をパスすれば、あなたは旅の途上で上席を確保することが出来るだろう。 そうでなければ、まぁ、幸運はスズメの涙だ。

だから、彼らが銀河の重要な構成要素にトランシットしてくるとき、自分の中の火星と木星にこう聞いてみるべきだ。「 自分の最大の能力に手を伸ばし、持っている可能性の全てを起動するか?」 と。

働いているフォースは、あなたがそれに合意したからといって、けっしてあなたを物事の核心部やステージの中心に置くとは言わないかもしれない。その代わり、全ての光はあなたに当てられ、あなたが今まで触れたことさえなかったような自分自身の輝きを列挙せよと要求するだろう。 それは、あなたが自分の内部に検索をかけることを必要としているからだ。

内部のアーカイブに全て目を通せば、ボタンを掛け違えたまま放置していた世界観がみつかるかもしれない。もしかしたら、銀河中心核から注がれる、永遠の自由を帯びた洞察の流れに触れることが出来るかもしれない。 クールだと思わないか?  バンジージャンプしてこの宇宙的な意識の流れに乗るしかないだろう?

【ご注意】お客様が洞察に従って為される事、為されない事の結果、この世界を変化させたり、人類の集合心理を進化させたとしても、宇宙は一切の責任を負いません★

おっと、心配しないで! 銀河と提携した火星と木星がこの8月に何を指示しようと、11月にはまた戻ってきて、振り返り、再吟味と再編集のチャンスを作ってくれる。木星のグレートアトラクターへのオポジションが終わる4月までには、すごい強烈さにもかかわらず、あなたはこれについて行くのに慣れているはずだ 』


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        以上、どうでしょう? 今回の新月のテーマにもよくフィットしていて、面白いと思いませんか? 銀河からのエネルギーなんて、壮大すぎて、これまでは人類にはなかなか感知出来るものではなかったかもしれません。多分、歴史を振り返ってやっとその痕跡をキャッチ出来るくらいのものだったかも。。でも、事態は少しずつ変化してきています。きっと、わたし達が生きている今が大きな要のとき、その焦点にあたる時間帯だからじゃないでしょうか。

        アストロロジーを勉強すればするほど、惑星の示すエネルギー、人間のこころと行動、起きてくる全ての物事が一体となって、何かひとつの「核」に向かっている・・・という感覚が強くなってきます。 

アストロロジーは象徴に充ち満ちた宇宙の流れをどう読んでいくか、の勝負です。 太陽と月、惑星、準惑星、小惑星、銀河団、ブラックホールまで、わたし達を取り囲むコスモスには無数の囁きが溢れ、見えない光、聞こえぬ音となってわたし達に間断なく降り注いでいます。実は気付かないだけで、どの瞬間にも、ホロスコープの360°全てからそんな囁きが聞こえているはずなんです。 そんな中で、宇宙は何を求め、それを生きるわたし達は今、何を深く希求しているのか? ・・・それを大きな目線で摺り合わせていくことは、正直言ってわたしなんかには、アタマから血が出て耳から脳ミソが飛び出すかと思うほど難しいです。(-_-;

でも、天王星・冥王星スクエアを背景として確実に世界が変化しようとしている今、やはり数多くの微細な囁きも、無視出来ないほどにその力を強めているはずです。なので、微力なわたしには背伸びかもしれないけれど、出来るだけ多くの惑星や感受点を意識しながら、ひとつの流れを描いてみたい。たとえそれが日常の様々な出来事にソク役立つようには見えなかったとしても、人生を生きるということの一番大事な部分に少しでも触れていくことが出来るなら、それは生きるこころの深みに堆積して、いつかきっと役立ってくれるかも。。 

        先のことは本当は誰にもわからないのかもしれない。一年後、自分が何をしているのかさえ、詳細に予測することは出来ない。出来るのは「今」を起点にした予測だけ。それでも学べるだけのことを学びたい。そして、今まで生かしてくれたこの世界に、ミクロにでもお返しすることが出来たら・・・うん、やっぱり嬉しいカモ。・・・・獅子座の新月が起きた夜、自分に向かってそんなふうに宣言してみるわたしでした。(^_^;)




have a great trek!!!★


hiyoka.(^_^)


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June 05, 2012

エロスとカオスの邂逅_金星太陽面通過(金星オカルテーション)

金星オカルテーション(ビーナス・トランシット):日本標準時でコンジャンクションは6/6、10:09頃です。但し実際に各地から太陽眼通過を観察出来る時間とはズレがあります。こちらのサイトに詳細が掲載されていますのでご参照ください。

今回の背景にひろがる新月のテーマはココ、満月のテーマはココにありますのでよろしければ併せてご覧ください。

とりあえずサビアンシンボルを再掲載。。
【金星・太陽 双子座15~16°】
"A woman suffragist orating"
「演説する婦人参政権論者」

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 →★自ら変化と現実を創り出す決意
 →★プライドを超えて赤裸々な事実を把握する力
 →★力VS力の危険をどう乗り越えるかの挑戦
 →★男|女、左|右などあらゆるステレオタイプの先鋭化とそこからの自由
 →★煽動に乗る心の動きとそれを鋭くみつめる眼
 →★あらゆる刺激を前進の力に変容させていく内的な力
 →★この世界で自分がどう機能していくかの問いかけ

        6/6、今世紀最後のイベント金星の日面通過が起こります。金環食~部分月食から次の新月までのテーマを背景として天空に起こる、この稀な出来事は、わたし達にどんなエネルギーを与えるのでしょうか。今回は特に、その創造的な側面に的を絞って考えてみたいと思います。

        月食の記事でも触れましたが、この金星トランシットの時、ホロスコープ上では太陽と金星にキュビワノ族の準惑星(候補)カオスがタイトにコンジャンクトしています。そういえばUACのインタビューの中で、これまでの金星による太陽掩蔽の歴史上、これほど強力なフォーメーションは無かった、と言っていたアストロロジャーの言葉が印象に残ったのですが、天王星・冥王星ワクシングスクエアを大背景に立て続けに起こる食やハードアスペクトの中心部にこの太陽・金星・カオスの合が存在しています。この事には何か大きな意味があるように感じます。

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以前にも書いたように、ネイタルでカオスが存在する場所は、そのひとにとって人生で一番の挑戦を受ける領域を示すと言われています。けれど、それは常にはっきりと意識されるわけではありません。意図と思考をもって、きちんと見ようとしない限り、なんとなくズルズルと逃避してしまったり後回しにしたり、ボンヤリとふけってしまうような何かの誘惑、クセ。沢山の可能性を自ら逃しているかもしれない、それはわかっているのに、なかなか前に踏み出せない・・・。

カオスの発見チャートでこの惑星は恒星アルゴルとタイトなコンジャンクトでした。アルゴル=神話の怪物メデューサ。この、頭髪が蛇の元乙女は、あのリリス3姉妹の1オクターブ上の存在と言われています。そしてリリスは聖書に出てくるアダムの最初の妻だとも。彼女は服従を拒否し対等を求めたことで罰され、楽園を追われた原初の女です。そしてアダムの肋骨から作られた2度目の妻イヴを、智恵の果実を食べて目を見開くよう誘惑したとされる蛇、これがリリスの化身した姿。メラニー・ラインハート、そしてエリック・フランシスは、その対談の中でそんなふうに指摘していました。そう考えると、アルゴル/リリスは蛇となってアダムとイヴを眠りから覚まし、混沌の眠りから進化の道へと誘ったのだとも言えます。発見時、このアルゴルのエネルギーを色濃く受け取ったカオスは、眠りから覚めるのか?いやだ、平和に眠ったままでいたい・・・そんな厄介な二律背反の仕組みを突き付けてくるのかもしれません。

けれど同時に、このカオスの挑戦に意識的に立ち向かい、意図を持って乗り越えることが出来たとき、その霧のような混沌は類い希な創造力の源泉となる可能性があるのではないでしょうか。ギリシャ神話のカオスは、天・地・神が創造される以前の「存在」、ただエネルギーとポテンシャルが渦巻き、粒子と反粒子が対消滅を繰り返していた混沌のように、全ての「個の神話」を繰り返し産み出し、死と再生を与える力を象徴しています。それは原初から、そこに"在る"もの。自らの内部の、永遠と触れあう場所に消えることなく存在しています。けっして他から与えられるものではないし、力が生まれるために必要な刺激さえも、自らの揺らぎと歪み(良いも悪いも無く)によって生まれます。だから、この混沌から望む現実を創り出す力を、パワーがありそうに見える誰かや既成の道具に頼っても、多分道は行き止まりになるでしょう。それだけ、このカオスの挑戦を克服するのは人間にとって簡単なことじゃないのだと思います。

        そのカオスが、太陽・金星のオカルテーション組とコンジャンクト。火星、フォルス、月と冥王星、天王星、月のノードやリリスにジュノーなどが結び合って、そのチャートはネガ・ポジ両面でとても強力なエネルギーを示唆しています。大地にも天空にも、何か異変がありそうな気もします。でも、それと同時にここには、もしかしたらまたとない1つのチャンスがあるのかもしれません。

        金星は5/15の夜から逆行を続けています。金星はシュメールでは出産や豊穣、そして性愛を司ったといわれる女神イナンナ。金星逆行を、神話の中で語られるイナンナの冥界下りと結びつけて考えるアストロロジャーも多いようです。伝えられる神話では、イナンナは冥界でその姉でありアンダーワールドの女王であるエレシュキガルによって捕らえられたり殺されたり、さんざんな目に遭います。詳細は長くなるので控えますが、金星はこの逆行=冥界下りの苦行を通して自らの奥深くにくまなく光をあて、過去と未来を繋ぐ様々な記憶の中に潜む痛みを、こころと体で追体験しているように思えます。そして、最終的には地上と冥界、2つの世界の2人の女神として分かたれてしまった自分自身を、再び1つに統合しようとしているのではないでしょうか。この神話の最後の部分は、地上の女神イナンナと地下の女神エレシュキガル、両方への賛歌で締め括られているそうです。

そして6/6、冥界の旅の途上で金星は太陽と出会い、ぴたり重なり合います。それは、金星が象徴する女性エネルギーと太陽が象徴する男性エネルギー、真言立川流風に言えば赤白二滞の和合によって太陽のもたらすロゴスのエネルギーをいっぱいに受けた金星、イナンナが、地下世界からいっとき蘇って自らの存在を宣言する日、2つの世界の境目にあって新たな存在としての「声」を上げる日、そして、この世界という存在の在りように、新たな可能性を生み出す日ではないかと思います。そして…その影にはカオスがそっと寄り添っています。。

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 Venus transit to the Sun (credit : ESO)

        トランスプルートの研究でも知られるアストロロジャー、リン・コイナーはUACカンファレンスの席上で、金星のオカルテーションを『世界や事物に対する全く新しい視座、物の見方が生まれる時』だと述べ、1800年代に起きた2回のオカルテーションと芸術分野での印象派の誕生との関わりを指摘していました。『それまでの時代には怖ろしくて考えもつかなかったような新しいパースベクティブが与えられる』。そして、『金星よりは頻繁に起こる水星のオカルテーションの場合、思考面で世界同時多発的な方向性が生まれるのではないかと考えている』とも付け加えていました。

また、同じくUACで行われたエリック・フランシスによるインタビューで、デビッド・トレスマーが金星オカルテーションのエネルギーを利用した強力なビジュアライゼーションを薦めていたことも印象に残りました。

彼はこう言います。『金星(ビーナス)は自らの体内に息子であるエロスの力を孕んでいる。エロスこそが「混沌」からあらゆる事物を産み出すパワーそのものだ。私達の住む世界は「物語」そのものであり、ひとりひとりの物語が有機的に寄り合わさってこの世界が創られていく。そしてエロスが自らの内側で働く時、初めて物事に「意味」を与える。エロスは幻像に生命を与えるのだ。ならば今このエロスの力を自分の中に見出し、身近な状況で良いので、自分と世界全体、共に「こうありたい」という神話の1シーンを具体的に描いてほしい。それが金星オカルテーションにあたって人類が出来ることの一歩だ』。

そして、『これに必要なのはしっかりとした意図と視座であり、曖昧でキラキラした願望ではない。この世界の実情を見すえ、自分の生き方を見つめた上で、自分自身のエロスが一体何処に向かいたいのか、人生という宇宙に何を創造したいのか、その詳細を具体的に思い描き、思考のカタチを創り上げることだ』とも言っていました。また、『もし災害や死や喪失など、ネガティブな未来しか思い浮かばなかったらそれでも良い。それを思い描くと同時に自分の中にどんな反応が起こるのかを観察し、打ち消そうと焦らず、それを全てそっとホールドすればいい。そして、これを自分自身の思考以上の世界にただ、預けると意図する。そこに怖れは全く必要ない』とも。この最後の部分はきっと、天王星とスクエアを形成する月・冥王星が生み出す緊張感と、このペアにセクスタイルで大きな援助を与えるカイロンの、再生へと導く深いヒーリングエネルギーが請け負ってくれるでしょう。

        でもこれって・・・いわゆる「引き寄せの法則」として紹介されているシステムによく似ていますよね。原理としては同じようなものかも。で、多分これに対して予想される反応って大体はこんな感じかな?・・・A)世の中そんな上手い話があるわけないじゃん、ったくうさん臭いよな~ B)あぁこれね、もう普通に実践してるよ♪ C)興味はあるけどやったことないし、果たしてうまく行くもんなの? D)いや、まぁわかるけど。自分は別の道を行く。

A)のひととB)のひとは、そのままGoing My WayでOK!で、C)のひとは、もし興味があるなら簡単なことからトライしてみる価値はあると思います。必要なら教科書的な本はいくらでも出ています。でも、別にそんなのに頼らなくても、試すのはひとりで出来ます。もし心許なければ、例えば何でも話し合えるひとと共にうんとリラックスした状態で、互いにどんな感じが理想的な状況かを訊ねあう。相手がいつか本を書きたい・・とか言ったら、「いつ出すの?どんな内容?装丁は?値段は?どのくらい売れるの?」とか具体的な質問を投げかけ合って、話の中でどんどん幻像が具体的な絵になっていく様子を互いに分かち合う。そうやって出来上がった「像」をしっかり胸にとどめて、それをもとに、またひとりで仕上げていく・・・といったふうに。

でも、これを読んでくださっているひとの中で、もし『自分はそういうのとは違う道を行く』と思うひとがいたなら、その「異なる道」を歩むためにこそ、このエネルギーが持つ創造の可能性を、そのひとオリジナルのやり方を見出して使って欲しいな、と思います。2つの道には重なる部分とそうでない部分があります。何が違い、何が違わないのか?…それは多分、幸福になるためのテクニックを超えた、真の"サレンダー"という意図が存在するかどうか、それだけかもしれません。

言葉にならないくらい、外から見たらわからないくらい、微妙な違い。勿論、何が良いとか悪いとかいう話でもありません。多分、宇宙は何でもアリなんです。ただそのささやかな道の違いは、対向のフォルス(小さな要因・大きな結果)が受け取って、いつか静かに増幅していくでしょう。いずれにしても、わたし達がこれからどんな神話を産み出していけるかは、わたし達ひとりひとりの内側に生きる、エロスとカオスのダイナミックな出逢いにかかっているのかもしれない…そんな気がしてなりません。

        ところで、今年2012年はマヤ・カレンダーでひとつの時代が終わり、新しい時代が始まる要の年としてずっと話題になってきました。その区切りとなるのが今年の冬至、12月21日。でも、アストロロジャー、ジェミー・パートリッジによれば、他にも今年をクリティカルな年として預言している暦があるそうです。それは北米大陸の先住民族、チェロキー族に伝わる「チェロキー・カレンダー」。そして1811年2月、ロッキー山近郊で啓示を受けた預言者達が、この部族の暦にのっとって受け取ったビジョンを伝えたとされています。この中に「ラトルスネーク・プロフェッシー(ガラガラ蛇の預言)」と呼ばれる記述があるのですが、それは彼らに伝わる天文学上の星座「ガラガラ蛇座」にまつわる預言でした。ちなみに、このチェロキーに伝わる星座の先端には、あの涙をもたらすと言われるプレアデス星団が位置しています。

そしてこの預言に、今回の金星オカルテーションのことが出てきます。『2004と2012の年にチェロキー・カレンダー、そして天空におわすガラガラ蛇座の両方に、ひとつの配列が顕れる。それは「双頭の蛇」が頭をもたげる時だ。それはオリオンの赤き者と木星が、プレアデスの青白き者と金星に対し、立ち向かう時だ』。ジェミー・パートリッジの研究では、2004年6/8、このシリーズ初回の金星オカルテーションの時、金星はオリオン座の青白い恒星、リゲルとコンジャンクトしていたそうです。そして今回のオカルテーションはプレアデスの位置で起きた金環食から2週間後、まさに木星がプレアデスの位置を占め、太陽と金星は再びオリオンの青白き星リゲルに、そして水星もまたオリオンにあるのだそうです。このオリオンとプレアデスの位置の交換は何を意味しているのでしょう?そして赤き者とは?太陽・金星・カオスにスクエアを形成して一触即発のムードを醸し出す、火星でしょうか? それともオリオンの赤色巨星、ベテルギウス?・・・そういえば次の新月は奇しくもこのベテルギウスが位置する度数、双子座28〜29°で起こります。

もう少しこの預言を調べてみると、チェロキーの人々はこの日を『蒼き者が帰還する日』とも言っているのだとか。(ん?まるでナウシカに出てくる神話みたい…そういえば砂の惑星のフレーメンの眼も蒼色だったなぁw)そして南米ではこの同じ日を、「羽毛ある蛇」にして平和をもたらす神、また人類に「火」をもたらした神ともされる、『ケツァルコアトルが還ってくる日』と呼んでいるのだそうです。いろいろな意味で興味深いお話。。


        さぁ、今世紀最後の金星日面通過はもうすぐです。チャート上では地底にパートナーシップの女神ジュノーが、天頂にはブラックムーン・リリスが対峙していて(ここでも何だか地上と地底の女神が入れ替わっているみたい)、タントリックな愛の探求には良いけれど、極端な2面性がぶつかりあうと、熱愛もちょっぴりサバイバルモードになるかも?それに東の孤独なトランスプルートには、西で滞留から逆行に入った海王星とネッソスが信用ならない狡猾さをかいま見せています。土星には天王星とリリスから変形YODが来て、うっかりしてると気分の上下や突発事項にやられて足許がふらつきそうなチャートです。

でも、ひっそりとグランドトラインを結ぶ水星・土星・ネッソスは、痛みや暗さから逃げずに見据える強さと冷静さ、そして想いの中でそれを整理し、まとめていく働きを助けてくれるでしょう。そして、もうすぐオカルテーションとなる月・冥王星とカイロンのセクスタイル、また孤独な批評家トランスプルートに遠くからそっと優しく手を差し伸べる1992QB1の精妙な囁きも、侮りがたい宇宙のギフトです。

そして、なによりわたし達の胸にはカオスとエロスの燃える火が!


アスペクト全体をぼんやり見ていたら、ふと大昔のひとが描いた洞窟画みたいに見えてきました。なんだかこの図、今にも翼を拡げて飛び立とうとする鳥のよう。(今回のアスペクト、まるで線画のロールシャッハテストみたいですw)この鳥はもしかしたら将来、わたし達の夢と現実の境界をクールに飛び越えて行くのかもしれません。アストロロジャー、レン・ウォリックの言葉が耳に残っています。『…私達がそれでもなお理想に向かって進んで行こうとする、その全ての動きをひとつの流れへと変容させていくのは、今や逆行に転じて潜行し、万物にひたひたと浸透していく海王星の持つ、至高の美の部分ではないだろうか…』と。


        2012年6月6日、晴れていても雨であっても、遠い宇宙にちょっぴり想いを馳せながら…自分の中に生まれ続ける火を対象の無い愛に向けて、せいいっぱい燃やしてみたいと思います。


have a great trek!!!★


hiyoka(^_^)

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May 20, 2012

○5/21の新月/金環食―みんなに降り注ぐエネルギー 「その2」

さて、なんかシンボルの説明だけでまたもや長々と書いてしまいましたが…(^_^;)  とりあえず東京ローカル図をチラ見してみましょう。

まずは天王星・冥王星スクエアを大背景として、
双子座で金星逆行中
金星・土星・クァオアー・エリスのミスティック・レクタングル
火星・冥王星・ヴェスタのグランド・トライン、+カイロンでカイト形成
日食のロード=水星・セドナ+木星のコンジャンクション、それにエリスとヴァルーナの絡み
日食新月・トランスプルート+オルクス・ジュノー・リリス+海王星のグランドスクエア

ざっと見ただけでも、準惑星を入れるとこれだけのアスペクトがあり、それぞれになかなかの緊張感をかもし出しています。でも、やっぱり金星逆行、長く続くし気になりますよね。

Venus


こ の前の記事でも触れましたが、金星は主に愛情やお金、物質の豊かさを支配する惑星です。で、その金星が双子座で逆行するというのは一種の天からのギフトかもしれないな、と思うんです。わたし達のこころにどっかりと根を下ろした二元の世界観。それでいて、善悪も、豊かさや貧しさという概念も、なにかすっかり行き詰まってしまったような世の中。目の前のほんの小さな幸せだって、いつ崩れるかわからない。こころだけが取り残されたまま、世界は不安定になってしまいました。金星はそんなわたし達のこころの底をゆっくりと潜行しながら、固まってしまったコンクリートの壁を柔らかくほぐそうとしてきます。金星は双子座のマインドと出会い、その思考力に繊細さを加えていきます。双子座で、彼女は「見る力」と「感じる力」、そして「伝える力」を使うことが出来ます。それはこの日食のサビアン・シンボルが意味するテーマともオーバーラップしているのではないでしょうか。

今回の金星逆行は、特に情が絡んだ関係のカルミックな面を強調してきます。だから、最近疎遠になっていた古くからの友人や以前の恋人と再会したり、もう終わったはずの関わりが再燃したり明るみに出たりしやすいと思います。または、過去生で関係あったとしか思えないような出会いなどもあるかもしれません。 

もうすでにそんな経験をしているひともいるかな? その中で、もし痛みや悲しみや怒りを感じているとしても、そのひとはこれからの期間、そんな辛い感情を思いっ切り出して、その後で冷静にみつめなおすことが出来る筈です。見切ろうと、こころに決めさえすれば。そしてその経験をあえて言葉で表現していくことによって、少しずつ傷を癒やしていくこ とが出来るでしょう。もし痛みが繰り返しやってくるように見えても、そのたびに強くなることが出来ます。本当の自分は今、目に見えない透明なガラスにそっと護られている。 今はただ、自分が体験してきたこと、体験中のことを、すっかり見切ること、それだけが大切。 そして理解することが大切。自分にも、そして可能なら相手にも、そ して周囲にも、素直な言葉でコミュニケーションをとってください。何があっても、自分の体に1本、芯を通して。 そして愛情表現するなら、出し惜しみせずに。 

この金星逆行に、土星、クァオアー、エリスがミスティック・レクタングルで絡んでいます。様々に揺れるこころの中で、古いありきたりな観念に囚われていた自分達の姿が浮かび上がってく るかもしれません。ダブル・スタンダードやご都合主義、自分を護るためのちょっとしたウソや密やかな裏切りなど、人間の持つ弱さの部分をイヤというほど見るかもしれません。 イッツ・オーケーです。良いにつけ悪いにつけ、素直に踊ってみてください。表現する。そして沢山コミュニケーションをとる。そして再び、自分自身が生まれた場所に還っていく。多分、それが新生への一番の近道。

ネイティブ・アメリカンの創生神クァオアーは、全ての神1人1人と共に踊ることよって、その神々を "真に" 生み出したのだそうです。彼が踊った祝祭のダンスのように、一瞬も留まることなく降り注ぐ、強くて軽やかなエネルギーが金星に反映されています。金星はそれを優しく抱き留めることが出来ます。このエネルギーは過去の価値観が支配する場では厳しい結果をもたらすものかもしれません。でも、色あせた孔雀の羽根を捨て、まだ見ぬ未来を自分の手で生み出そうと開いていく精神には、大きな祝福のエネルギーです。この体験は、自分自身を変えていく大きなきっかけになるかもしれません。

そして次の満月・月食の直 後、6/6には金星のオカルテーション、日面通過が起こります。愛情面ではとても強力なエネルギーが降り注ぐ日。この日のアスペクトはダイナミックで緊張度が非常に高いのですが、きっとわたし達のハートには、それを乗り越えるだけの愛と美のエネルギーが届くのではないでしょうか。

        金星逆行が終わるのは6/28、0時過ぎ。天王星・冥王星ワクシングスクエアの直後です。この大きな変革の扉が開く時間帯に、金星が双子座を逆行してわたし達のこころを吟味しつつ、ずっと寄 り添っている。共に作業している…このこと、とても重要なポイントだと思います。迷いの中で、日々固くなった思考パターンからいったいどんな思いが生まれてくるかを見物しながら…わたし達のグラスボートを先へと進めていきたいと思います。

火星・冥王星・ヴェスタのグランド・トライン、+カイロンでカイト形成
5/10付けのmsnbcのニュースによると、NASAのスペースクラフトの観測によって、竈の火を護る女神、小惑星ヴェスタが実は太陽系が生成された初期から存在し続ける、原始惑星だっ たことが確認されたそうです。これ、天文学的にはちょっとした格上げかな? 今まで考えられていたよりも複雑な背景を持つというヴェスタの秘密を解き明かすことで、生まれたばかりの太陽系の様子や小惑星帯生成の謎が解明されるかもしれないとか。アストロロジーの世界でも、今後ヴェスタが帯びる意味には幅と深みが増してくるでしょう。

このカイトには色々な解釈が可能だと思いますが、ここでは特に戦士サンのためのカイ ト、探求者のエネルギー源となる内なる火、クンダリーニ・エナジーと関連するものとして捉えたいと思います。これはわたし達の肉体・生命を支え、存在の源 となり、そして意識の進化を司る根本のエネルギーと言われています。古代から、わたし達人間はこのエネルギーを呼び覚ますために大変な「行」を必要として きました。今の時代は遅い惑星達の力が大きな背景となって、昔よりは進化のチャンスが大きいと言われています。それでも単に興味本位や力への欲だけでクン ダリーニ開発などしても意味が無いばかりか、大変な危険さえつきまといます。

 けれど、このカイロンを軸としたカイトには、わたし達人類 全体の進化を俯瞰する上で、大きな希望があるように思うのです。無数の問題を抱えて苦しみ続けている人類、そして地球。それでもいつの日か、2元の世界を 超えて次なる段階の知性へと成長していける。カーディナル・クロスがもたらす異変や争いもそのためにこそ、起こっている。そのことを今、天のシステムが暗 示している。 わたしはこのカイトを、あえてこんなふうに読みたいと思います。

だから探求者の方でこのカイトの一端にネイタルの惑星を持 つひとは、何か意識の上でちょっとした機会が訪れるかもしれません。でも、瞑想をしてクンダリーニをUP!とか、そんなことをオススメしているわけじゃないんです。神秘体験とか、アストラル飛ばして超次元とか、そんなことも一切、枝葉末節。ただただ、何があっても自分に宿った内なる火を絶やさずにいること。その火を放射し続けること。そしてめげずに、世界を愛し続けること。それによって、自らを癒し続けること。そして何より、真の「火」とは何なのかを深く知ること。知ろうとし続けること。 ただ、それだけです。

その他のアスペクトもろもろ
日食のロードである水星や新月のアスペクトから感じるのは、何かとても父権的な観念、過去から続いてきた権威に対する、怒りやその権威の凋落。そしてその過程 で起こる互いの批判や懲罰的な思考、犠牲を求める声、そして裏切り、欺瞞、度を超えた感情的反応の危険性です。そして、大き過ぎて、重すぎて、身の丈に合わないものを背負っている誰か。。でも背負われている「何か」の本当の価値を知るひとは誰もいないというような・・・。

バネが伸びようとする直前、思いっきり縮むように、わたし達のこころもまた、不安定な社会の中で固く縮みがちです。ネットの世界でもメディアでも、健全な議論より心ない煽り合いの方が目立つような気がします。 何が真実なのか?  何が正しいのか? 今はまだ誰にもわからないのかもしれません。でもそんな時だからこそ、静かな水底をじっと眺めるひとりの過客として、その視線を失わずにいたい。いつもそこからステップを踏み出そう・・・そんなふうに思うんです。今自分が観ている世界を判断するって、とりもなおさず自分自身を判断することだから。。

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最後に・・・
今回の日食はサロス128のシリーズです。このシリーズの始まりは西暦984年、日本の平安朝まで遡るんですね。去年の初夏の日食祭りでは、サロス156のシリーズが新たに誕生、その記念すべき初回が起こりました。今回の食は金環食としては33回目でシリーズ最後となり、サロス128全体もそろそろ終盤に入ってくる感じ…と 言っても、シリーズの最後って今から約270年も後のことなのですが…。で、前回、新サロスの誕生時に何かシリーズごとのテーマがあったりするのかな?と思ったのですが、何せ1シリーズ1300年とかあると膨大すぎて見当もつきません。。

とりあえず思い付きで戦後のサロス128の日食が起きた年をwikiで調べてみると、まずは1958年4/19。この年、4/25に当時の岸信介総理大臣と野党第一党の日本社会党委員長鈴木三郎議員との間による党首会談の末に、「話し合い解散」が行われています。その後今に至るまで、いわゆる話し合い解散って起きていないんですね。 

その次は1976年 4/29。この年は日本の政治史上の一大スキャンダル、ロッキード事件の年として有名です。そして同年7/27に田中角栄前総理大臣が逮捕されました。ち なみに故・田中角栄氏のネイタルチャート(出生時間の信憑性は不明)では、この日食は8室の太陽とオーブ4°でコンジャンクト、11室土星とは タイトなスクエアでした。そして逮捕当日の7/27、やはりネイタルの土星と緩くコンジャンクトした彼の海王星の真上で新月が起きていました。

そしてシリーズ直近の日食は1994年5/10です。この年は細川内閣の総辞職後、自民・共産を除く与党7党1会派+自民離脱議員で結成した新3党が推す、 新生党党首の羽田議員を首相として4/28に羽田内閣が成立。でもこれには新会派結成だの内閣離脱だのと連立に関わる混乱があり、それが尾を引いていまし た。(ちなみにこの時の新生党代表幹事が小沢一郎氏)また内閣成立後も、就任直後の永野法相が『 南京大虐殺はでっちあげだ 』と発言したのが元で辞任に追い込まれるなど落ち着かないまま、内閣不信任決議が可決される見通しとなり、不利な解散総選挙を避けるために自発的総辞職を したとされています。これは歴代第3位の短命内閣だそうです。まぁそんなこんなの後、6/30になって、当時の日本社会党委員長村山富市氏を首相とした自・社・さ連立政権、村山内閣が発足しました。 …そしてその翌年1月に、阪神淡路大震災が起こっています。余談になりますが、震災直前の日食は94年11/3に起きたサロス133の皆既日食で、日本始原 図上ではネイタルのジュノー(ネイタル火星ともコンジャンクション)の真上で起き、同時にネイタルの土星、ネッソスとTスクエアを形成していました。そし て震災が起きた翌年1/17、この位置には月のノースノードが来ていました。

こうしてみると戦後のサロス128には、政治面で与党のスキャンダル、勢力の拮抗や内紛、政争、そしてそれに伴う政権交代が共通点として見られるようです。勿論、たったこれだけでは検証にもならないと思いま すが、なんだか今の政界にも通じるような気がしたり。。見方によっては因縁が続いているとも言えるのでしょうか。いずれにしても、今回の日食とそれに続く月食は、日本にとってこれから先大きなインパクトをもたらすものかもしれません。 

また、金星・土星・海王星、そして天王星・冥王星・火 星・水星の間に継続してアスペクトが形成されることから、天候も変化しやすく、まだ雨や風の強い日がありそうな感じ。
5/26には食と食の間で太陽と月のノードがアスペクトするムーン・ウォブルが起きます。セレステ・ティールとカール・ペイン・トビーの研究によると、その前後3日くらいはカッと煽るようなエネルギーが生まれ、事故や判断ミス、暴力行為、地殻変動も起こりやすいのだとか。この期間は運転や仕事など、ちょっと慎重にいきたいです。またこの時間帯は次回の月食近辺、そしてその後も6月24の天王星・冥王星スクエア形成〜と強いアスペクトが続きます。このところ太陽活動も活発なので、しばらくの間は異常気象や地震への注意が必要だと思います。



        うーん、今回も盛り沢山な双子座金環食。 ほんとに、折角だから見られるといいなぁ。 わたしの場合は知らないうちに目覚まし止めて寝坊したりしがちな ので、あまりエラソなことは言えないのですが・・・でも。。 もし見る事が出来なくても、ここしばらくは 『 いつもこころに金環食!^^v』  …こんな感じで行こう、いや行きたい。なんて、思うのでした(^_^;




have a nice trek!!!



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