hiyoka

October 15, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/16【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月16日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
今週のコラムはお休みの予定でしたが、トレンド確定の記述があったのでとりあえずポイント的に抄訳をUPすることにしました。(来週はお休みにするかもしれませんが...^_^;)今後もしばらくはフレキシブルにいこうと思っています。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

ポイント
9月27日±12取引日という影響範囲を持つ3回目にして最後の木星・天王星オポジションは今、世界の多くの株式市場での上方ブレークアウトに相関し、リバーサルではなかったことが明確となった(他の金融市場及び商品市場も同様)。したがって先週は多くの株式指数が数年ぶりの新高値または史上最高値に舞い上がり、これにはダウ工業平均、ナスダック総合、S&Pも含まれていた。

木星・天王星オポジションの上方ブレークアウト・モードの余波が続き、その典型として世界の株式指数にとっては良い状況が続いた。また商品市場でも先週は強気が目立った。

米ドルは例外で、2020年の土星・冥王星コンジャンクションが近付いてくるにつれて、徐々に大きな懸念となっていきそうな雲行きだ。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

    先週は火星が土星にスクエアを形成(10月8日)、太陽が冥王星にスクエアを形成(10月9日)した。これは金融市場のトレンド・リバーサルとしては顕現しなかった。しかし、カリフォルニア州ではワインの産地として知られる地域を襲った凄まじく壊滅的な大火として燃え広がった。火星は火事と関連し、冥王星は生命と価値ある資産の損失に関連する。

    この悲劇的な損失はまた、10月6日に起きた天王星・海王星セミスクエアの171年サイクルにおける全5回中2回目の形成にも関連付けられる。過去のコラムではこのアスペクトをハリケーン(天王星)と洪水(海王星)とに関連付けたのだが、天王星は牡羊座に在泊している。ということは、火事(火星とそれが支配する牡羊座はどちらも火事及び高い気温に関連を持つ)に関わっていた可能性がある。

天王星はまたコンピュータやテクノロジーに関わりを持っている。そして、ネガティブな顕現としての海王星には窃盗行為がある。この二つのテーマを一つに統合して昨今のサイバースペースを見渡せば、スパイ活動、ハッキング、詐欺・窃盗が何故これほどまでに世界を覆う問題となっているかを見て取れる。金融関連の領域では、海王星は泡/バブルに関連を持つ。私達は世界の株式指数にその証拠を見ているわけだが、このアスペクトは2019年に入るまで続くことから、その影響はまだしばらく続く可能性がある。またこれは、偽情報、信用詐欺、そして過去の個人的体験が引き金となる急激な精神障害の発症との関わりも持つアスペクトだ。

    その他にも二つの注目に値する重要なジオコズミック・サインがある。まずは先週10月10日の木星の蠍座入居で、これは13ヶ月間続く。蠍座はOPM(Other People's Monies)、つまり銀行、投資銀行、貸出機関、抵当証券業、証券会社etc.を支配する。まもなく天王星が牡牛座入りして(2018年5月15日)7年間滞在することから、銀行と関連業は2年〜5年続くバブル期へと動き始めることが予測される。だがその後、天王星が牡牛座(銀行のように「価値」を溜め込む場所)を離れる時、バブルは弾ける。この事については『フォーキャスト2018』の中で詳説するつもりだ。

もう一つの注目すべき長期ジオコズミック・サインは3回目にして最後の土星・天王星ウェイニングトラインで、11月11日、今から1ヶ月弱の内に起きる。これは米国株式市場がこの世に誕生してからたった5回しか形成されたことのないアスペクトだ。どの場合も、その中央時間帯に史上最高値が示現した。今回の場合、その時期は2016年12月〜2017年11月の間だ。これまでのところ、市場は過去20ヶ月にわたって顕著な反転を見せてはいない。ならば11月の終わりまでに反転して土星・天王星トラインが示す過去の記録を完全なものにするのか? これらの疑問が私を眠らせない。 まるで全てが良い状況にあって、経済においても金融においても非常に大きな流動性と成長の機会に溢れているように見えさえする今、いったい何が重石としてこれを抑える可能性を持つのか?とあなたは首をひねるかもしれない。この疑問もまた、私を眠らせることがない。

そこで私はメラトニン*に投資しようかと思っている。



*メラトニン:睡眠ホルモン/米国製のサプリメントは日本でも数多く販売されている
       原語「Invest in 〜」で「投資する」の他に口語では「買う」という意味になる



訳文ここまで
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この後にアリゾナ州への移住に関してのエッセイが続いています。

要約すれば:


  引っ越しは厄介事だが変化への期待とワクワク感は素晴らしく、新しい始まりは払う労苦の価値が大いにあると前のコラムに書いた。 で、米国を横断する移住に伴うインターネット接続のゴタゴタは何とかなったものの、なんと電話が繋がらない。こんな状況だということは、きっと私にハードなトランシットのアスペクトが来ているからだと思うだろうが、そのとおり。私の水星・天王星オポジションにトランシットの火星がTスクエアだ。とりあえず私はまだ誰のことも殴っていないし、これまでのところ誰からも殴られてはいないのだが。

  今起きていることといえば、MMAのオフィスに電話やFAXで連絡しようとしても自動的に留守電になり、しかもメッセージ録音も出来ない状態になる。オフィス側では電話のベルさえ鳴らないという事態が続いている。これでは
誰がいつかけてきたのかもわからない。オンラインで調べると、かかってきた数十本の電話が全て番号違いとして記録されているという状況だ。これはもう、誰かを殴りたくなるような状況だが、実際には、まるで誰かから殴られたような感じに近いだろう。

そんなわけで、MMAはミシガン/アリゾナ間の電話・FAXの移行に問題を抱えている。事業者からは来週か再来週には何とかなるだろうと言われているのだが...。 私が祈りの鎮静作用を知っていて良かった。さもなければ誰かを殴るところだ — 誰かに殴られる前に(私は積極的なタイプだ)。

それはそれとして、もしMMAにコンタクトを取る必要があれば、オーダーであればMMAのサイトから、または暫定的なメールアドレス mmacyclesstaff@gmail.com  までご連絡頂きたい。今後1〜2週間で電話は復旧すると思われるが、この試練の間は一時的な電話番号を使うか、通常番号から私達の携帯に転送されるように設定されるはずだ。

  さて... 10月19日木曜(日本時間20日未明)には天王星とオポジションの新月がやって来る。もしかしたら、その後は全て上手くいくのかもしれない。願わくは、地震や新たな予測不能のコンピュータ問題に繋がらないことを祈る。私はこの新月のアスペクトを光明の指標として思い描くつもりだ。そして電話会社にとっても光明となることを思い描こうと思う。どうか私のために幸運を祈ってほしい。私もまた、読者の皆さんそれぞれの幸運と、今週のトレード成果を祈っている。

…ざっとこのような内容でした。


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(以下、後記)

  米国内で会社ごとミシガン州からアリゾナ州に移るということは、北東から南西へと北米大陸を斜めに横断することになります。移転に関わる電話会社の対応ひとつ取っても、日本国内では当たり前に思えるサービス事情が向こうでは全く違っていそうです。きっとビジネスや労働、サービスに関する一般的な価値観やシステムに根本的な違いがあり、何か起きたときにそれが鮮明になるのかもしれません(おそらく人や立場によってかなりの違いはあると思いますが)。

このところのコラムを読んで、メリマンさんは何故『フォーキャスト2018』の執筆期間である今この時に大規模な移住を考えたのだろう? と思うひとは多いのではないでしょうか。わたしもそのひとりです。アストロロジャーであれば誰もが、人生上の大きな決断をするときには自分のチャートを調べます。ネイタルに対するトランシットはもちろん、プログレッションやダイレクション、そしてソーラーリターン、またはホラリーやアストロカルトグラフィなど...。

以下はわたしの推察に過ぎませんが、特に移住や移転の場合、気に入った候補地の中から目的地を決定する際にメリマンさんが重要視する技法の一つはソーラーリターンではないかと思います(著書やこれまでの著述などから)。ソーラーリターンとは一年に一回だけ、そのひとの出生時の太陽の位置にトランシットの太陽がコンジャンクトする "瞬間" のチャートです。なのでほとんどの場合は誕生日になるのですが、時には1日ズレるケースもあります。この場合、移転先の緯度経度を使ってリターン図を描くことにより、その年の誕生日からの一年を暗示する各惑星の「室区分/ハウス」が変わってきます。そして室区分が変われば、その惑星が何をもたらしやすいか、それは人生のどの領域に起きやすいかも変わってきます。もちろんソーラーリターンの場合、次の一年はまた星回りも室区分も変わるのですが、それでも
新しい環境に慣れていくための最初の一年は未来を左右する可能性があり、とても重要な意味を持ちます。そのひとにとって移住の目的がハッキリしているなら、なおさら。。

  メリマンさんはきっと、世界の先行きにも、おそらくは個人としての人生においても、大きな変化がこの先に待つことを予感した上で、今年のソーラーリターン(彼の場合は12月25日)には新しい土地で新しい一年を迎えようと決心したのかもしれません。ちなみにアリゾナ州スコッツデールでのメリマンさんのソーラーリターン図では、資産形成を支配する2室に金星(お金と愛)、木星(発展と幸運)、太陽(生命力/SR図の10室支配)、土星(地固めの力)が入り、その2室のカスプには、ネイタルのMC・ASCの支配星である水星(思考力)が乗っています。また、MC付近には月のNノード、IC付近にはSノードが在泊しており、仕事人としての彼のプライオリティを示しているような気がしました。 また、月のノード軸には蠍座の木星がTスクエアでハードアスペクトを形成しています。その木星はソーラーリターン図のASCとコンジャンクト。そしてプライベートな内面や家庭生活を支配する4室の月・海王星(優しさ、ナイーヴさ、敏感さ、霊感など)のコンジャンクションとは調和的なトラインです。

ASC上の木星は、過去と未来を結ぶノード軸からの大きな試練(Tスクエア)を、明確にそれと理解した上で受け止められること、そしてその際に、木星が持つポジティブな側面(公正さ、寛大さ、発展性、楽天性、法の遵守など)を意図的に使っていくことが出来る... そんな可能性を持ちます。 けれどもし会社と住居が今の住所(ミシガン州オークランド郡ブルームフィールド)のままであれば、2018年は資産を司る2室に冥王星が入り、そして発展を示す木星は、外界に対して力を発揮出来ないと言われる12室に入ります(隠遁生活や外界からは見えないような霊的な側面には力を持つ)。これはどう見てもファイナンシャル・アストロロジャーのためのチャートではありません。

  今後の世界情勢が一層流動的になり、様々な変化や挑戦が待っているのだとすれば、誰のチャートにもそれぞれに、個人的な人生変化を示す星回りが影響してくるでしょう。長年慣れた環境と構築してきたシステムを根こそぎ変えていくのは大変な決断になると思います。けれどメリマンさんが今という時しかないと判断し、そして選んだソーラーリターンのチャートは、仕事人、それもファイナンシャルとマンデーン・アストロロジーの第一人者としては、きっとベストの選択だったのだ...と思えるのでした。


  今現在、訳者はメリマンさんから送られて来た12星座宮/個人の運気予測の翻訳に取りかかっていますが、もしかしたらマンデーン・アストロロジー部分の原稿が例年より遅れるかな?などとちょっと思ったりで...実は少しどきどきしています。でも『なるようになる』以前に『するようになる』というのがメリマンさんのモットーだと思うので、きっと関わる全員が懸命に『するようにして』『なるようになる』のでしょう。2018年の予測はどんな内容になるんだろう? どきどきしつつも...とても楽しみです。(^_^



hiyoka記


hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(2)

【お知らせ】

今週のメリマン・コラムはお休みの予定でしたが、トレンド確定及び(訳者にとって個人的に)興味深い内容もありましたので、ポイント&抄訳をUPすることにしました。日曜のいつもくらいの時間になるかと思います。m(_"_)m


hiyoka_blue at 00:51|PermalinkComments(0)

October 08, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/9【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月9日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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※ 【お知らせ】来週10月16日付のメリマン・コラムはお休みさせていただきます。m(_"_)m
(何か特記すべき内容がありましたらポイントのみ表記するかもしれません)


≪ 先週をふり返って — そして ≫

        “ハリケーン・ハービーとアルマは9月の非農業部門雇用者数が33,000人も落ち込んだことでテキサスとフロリダばかりでなく米国の雇用状況にも打撃を与えた。1ヶ月間の雇用の落ち込みはまだグレート・リセッションの影響から抜け出す途上にあった7年前以来だ。サプライズとなった雇用者数だが、細かく見れば時間あたり平均賃金が年率2.9%と跳ね上がっている。ロイターの調査によれば、エコノミストは8月の16万9000人と比較して9月には9万人の雇用者数を予想していた。”

— Jeff Cox
  “U.S. Lost 33,000 Jobs in September, vs 90,000 Increase Expected”
  www.cnbc.com 2017年10月6日付

        “市場競争の真逆に位置するのは、しばしば巷で信じられているような協調ではない。それは談合だ — そしてほとんど常に、持たざる者よりも持つ者に利益をもたらす種類のものだ。それは何故今日の資本主義への道徳的脅威が社会主義ではなく縁故主義と企業助成政策から来ているかを説明するものだ。”

— William McGurn
  “The Morality of Charles Koch”
  Wall Street Journal 2017年10月3日付

        私達はいまだにミシガン州ファーミントンヒルからアリゾナ州スコッツデールへの移転のさなかにある。こうしたプロセスを経験したことのある多くの人達がよく知るとおり、自宅とオフィスの移転は大変だ。まずコンピュータの調子が悪くなるので本体、モニター、スキャナー、プリンターと付随するシステムをセットアップするスキルを持つ誰かを馴染みのない新たな土地で見つけねばならない。インターネットに繋げるのは思っていたほど簡単ではなく、それは単にコミュニケーションをとったり誰かに電話するのも同様だ。そこかしこに遅れが出る。そしてまた、アシスタントを雇うための面接にも時間がかかる。

特に今回は数多くの資格条件を満たした優秀な人々が応募してくれたため、面接の後で「この人は素晴らしい!」と思うのだがまたもう一人終わるとその人も素晴らしく思える。だがこれら全てのフラストレーションに満ちた過程にあって、人を前進させ続ける何かがある。この過程はエキサイティングなのだ。陽光あふれる土地に移り、数多くのクールで才能と知性を持つ人々と出会うことはエキサイティングだ。私が経験しているような「移住」を計画している人のために一つだけアドバイスがある。自分自身が変化の途上にあるという事実を見失わないことだ。そして変化とは心躍るものだ。だからこそ、全ての遅れも全てのフラストレーションも経験するに値する。何故なら、これからのあなたはそれを為しえたことを知る。そして(私の場合は)陽光あふれる土地に出る。それはあなたの顔に微笑みをもたらすはずだ。

        ところで微笑みということで言うなら、世界中の投資家達は木星・天王星オポジションが先週多くの株式市場をブレークアウトに導いた後で微笑みを浮かべている。これはいまだに12取引日のオーブのさなか(今週いっぱい)にあり、リバーサルとの相関星を保っている。しかしながら、天王星はまた支持帯や抵抗帯を尊重するという原理をほとんど持たない。だからちょうど米国やアジア、ヨーロッパ、南米など世界の多くの株式指数に起きたように、しばしばこの種の縛りが破られる時期と同期する。

これは貴金属、通貨、国債など他の市場では真逆の影響をもたらした。先週は全てが数週間ぶりの安値に沈んでいる。それでも原油に見られたように、そこには木星・天王星期が示す重要なリバーサルのシグナルが存在した。この強力なジオコズミック・サインの3回目にして最後の形成があった翌日の9月28日、原油は4月中旬の金星逆行終焉以来の最高値5.86に舞い上がった。そしてその後は下げ続けている。木星は原油の副支配星であり、これは私達の研究と合致している。

        9月27日の木星・天王星オポジションが過ぎたとしても、影響力のオーブはその後12取引日の間続く。つまり10月13日までだ。またいくつかのジオコズミック・サインの中間日が10月2日〜3日であり、通常はそれも±3取引日のオーブをもって市場リバーサルの "ベスト" タイムであったとはいえ、時に一部の市場は「クラスター」、あるいは互いに近接するいくつかのジオコズミック・サインを含む時間帯の終わりに至るまで反転しないことを考慮しなければならない。とりわけそれらのシグナルが個々に市場反転との高い相関性を持つ時はなおさらだ。これについては拙著 "The Ultimate Book on Stock Market Timing. Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles" で詳説したとおりだ。今回は株式市場その他でこのケースが示現している可能性がある。10月8日と11日に二つの非常に重要なジオコズミック・サインが形成されるからだ。それは金星・土星スクエア、その後の火星・土星スクエアだ。

先週述べたように "トレーダーの皆さんには私達のもう一つのモットーを覚えておいてほしい。「どの市場においても、金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきたものは優れた "買い(Buy)" シグナルの候補だ」" 同じようなことが火星・土星スクエアにも言える。これは政治的フラストレーションとも相関するシグナルだ。この場合は金属、通貨、国債を考えてみよう。その全てが金曜には数週間ぶりの安値まで下落している。通貨と貴金属はその後金曜の引けに向けて反転、急な騰げを見せた。これらの市場が見せた反転の勢いが果たして今週も続くかどうか見てみようではないか。もしそうなるなら、株式市場はどう反応するだろうか?

        個人生活を言えば、私もまたこの移住のプロセスにまつわる様々な煩雑さが反転するのを待っている。早く『フォーキャスト2018』の執筆に専念したくてたまらない。それは1年の内で常にエキサイティングな時だからだ。12星座宮を背景とした惑星達の動きとそれが互いに繰り広げる関係性に基づいて、来年どんなことが起きるかについての「ビジョン」を得る... 私にとってはそんな時間帯なのだ。そしてその後、こうした宇宙のトレンドにのっとり(歴史的相関性を基盤として)、サイクル研究と長期のチャートパターンを結び付けるスキルを通して投資戦略を考案するというのは本当に興味の尽きない挑戦だ。それはまるで壮大なパズルを完成させていくようなものだ。全てのピースを余さず使って一枚のまとまりを持つ美しいアートにまで仕上げようとするようなものなのだ。ピースがそれぞれに填まり合った時には、言葉ではほとんど表現しきれない発見の感触が湧き起こる。そう、ほとんどだ。いつか私はこれがどんな感覚なのかについて書くだろう — まぁ、山羊座に月を持つ人間が「感じたこと」について話せる限りのことにはなるだろうが。

        しかしながら時折、何も感じないほうが安全のように見えることがある。たとえば多くの人にとってその一例となったのが先週ラスベガスで起きた無意味で無分別かつ悲劇的な事件だった。数週間後のいつか(あるいは『フォーキャスト2018』になるかもしれないが)私は先週の天王星・海王星セミスクエアがいかに現実世界からの異常な精神的乖離を生み出すかについて書くつもりだ。

先週はこのアスペクトが形成される全5回の内、まだ2回目にすぎない(2017年8月12日〜2019年5月2日)。海王星は涙を支配する。天王星は他の様々な象意を持つとともに、何の合理的理由も見つからない行動や当人の個人的人生経歴との完全な断絶を示す行為に関連している。それは多くの人類を進歩に導く輝かしい発見の後押しとなり、あるいはぞっとするような行動を喚起し、そして(または)大勢の命を危険に曝す自然災害(直近で私達は多くの例を目撃している)へと導いていく。全て悪いというわけではない。偉大な発見もまたこの時期に成されることが多いし、人類が直面する問題への従来の常識を破るような解決策も生まれる可能性がある。悲劇的にもなり得るし、胸躍る時にもなり得る。天王星が絡む時、安全な境界線などない。そして海王星はどのみち境界線に関しては常に試練を受けるという惑星だ。それでも、この同じ力学が類い稀な能力と輝く才気の源でもあるのだ。この集合的な悼みの時にあっても、まだ私達には楽しみに待つべきそれらの希望がある。








訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:57|PermalinkComments(2)

October 04, 2017

●10/6の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで10月6日03:59前後、北海道周辺で04:05前後、関西方面は03:40頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で03:10前後に牡羊座12°42'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 牡羊座12°~13° + 太陽 天秤座12°~13°】
  "A flock of white geese" +
  "Miners emerge from a mine"
『白い雁の群れ』+
 『坑道から出て来る坑夫達』

  "An unsuccessful bomb explosion" +
  "A Children blowing soap bubbles"
『不発に終わった爆弾』+
  『シャボン玉を吹く子供達』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~10/19】
ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★自分が進んでいる方向性、向かっている目的の是非を本能的に判断する
→★先頭に立つこと、導くことの重さと責任、自己犠牲や覚悟が問われる出来事
→★目的を滞りなく果たすために必要とされる協調と協働作業への挑戦
→★「通気孔」に溜まった異物を取り除く、または息切れや酸素不足に注意
→★空気と風を敏感に読むことで次に向かうべき方向性を探る必要
→★ドラマチックなシフトを創り出すために本能的な感知力を働かせる
→★閉じ込められ何処にも行けない状態の中で全方向的に反発する力
→★爆発力を秘めたデリケートな状況への対応力が問われる試練
→★大きく響きわたる虚ろな音声が象徴する「何か」を感知する
→★過剰にふくらみきった泡が連続音を立ててはじける光景
→★「虚」であったものを「実」にする(またはそう見せる)ための行為
→★気を逸らすことによって緊張した状況を無事に切り抜ける能力
→★お祭り騒ぎと悲劇、歓びと深刻さの両極端が同時に存在する光景
→★「大山鳴動してネズミ一匹」または
  「良くも悪くも取るに足らない小さな事の積み重ねがやがて大きな結果を生む可能性」
→★「突然の終焉/始まり」を正しい流れに沿って最善のタイミングで起こす手腕
→★コロコロと気が変わりやすい状態、集中力を欠く状況に注意
→★内側に溜めたエネルギーを集約して定めた方向への推力にする必要
→★自分の潜在能力とキャパシティ(または限界)を確認しながら慎重に進む・・・→


エネルギーのポイント:新月『次局面に向けての現実的な対応』
            ↓
            満月『目的の中で自分が自分であり続けることの挑戦』 


171006FM


        気付くと今年ももうあと3ヶ月弱。いつもこの季節になると、一年はあっという間だなって気がするものだけど... 2017年は特にそんな感じがします。カーディナル・クライマックスの中枢部を過ぎ越して、本格的な変化期に入った年。沢山のことが同時進行で起きていて、しかも予測のつかない方向にあちこち噴き出てる。毎日のニュースを見聞きしながら色々とセオリーどおりの解釈を当てはめて納得しようとしても、本当にそれで正しいのかなんて誰にもわからない。もしかしたら、わたし達人間の感覚が追い付かないまま、現実の方が先に現象化しているのか?...とも思えるような世界/社会の混迷ぶり。勢いを失ったメルケル首相のドイツに代わってEU改革に意欲を見せるフランスのマクロン大統領だけど...前途多難。そして燃え上がるスペイン・カタルーニャ独立問題。大小のテロが絶えず移民・難民問題で揺れ動くヨーロッパ。そして米国ラスベガスの銃撃事件。外界が凄い勢いで動く中、日本では何が何だかよく見えないままに野党の集合離散が目立つ衆院選挙。株式市場は多幸症みたいにうねうねと騰がり続け、そんな間にも北朝鮮の怪しい動きが続き、18日には中国共産党大会だとか。 


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  今この世界では同じ国籍を持つひと達が互いをレイシストと呼び憎み合い、自分の観点に都合の悪いニュースをフェイクと名付けてる。。 実際、何がフェイクで何が本物かは今、おそらく誰にもわからない。真実はひとつじゃない。幾層にもわたって存在するリアリティ。そんな胎内宇宙を、わたし達はそれと知らずに見始めてる...。

時代の早瀬で知らないうちに変化していくわたし達。 これって単に昔から存在し繰り返されてきた現象をIT技術の進歩が多重情報として浮上させ、地球の隅々に行き渡らせたってことなのか? 多様性の名の下に押し寄せる情報が、はるかに遠い地域や人々の内面までも擬似的に見聞きできる新しい仮想世界の泡を創り上げ、わたし達はその中に... 少なくとも自己の一部を組み入れているのか? 


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        アストロロジーから見れば、今は確かに歴史の節目のただ中。もしかしたらそれは、長い人類史から見て最大とは言えないかもしれない。でも今を生きるほとんどのわたし達にとっては、かなり大きな節目。たぶん何かの分岐点。社会にとっても、ひとりひとりにとっても。これから世界は本当に分かれていくのかもしれない。猛スピードで走る窓の無い電車の中で、変わりない日常を繰り返しながら。いつもの毎日、通り過ぎていく大小いろんな出来事。その都度わたし達は、目の前の現実を既知のことばを通して名付け、意味を与え、それを鏡に映して喜んだり悲しんだり格闘したりしてきた。そんなわたし達の営み。

けど、もしわたし達の現実認識が既知のことばによって成立しているなら、もう足りなくなっているように思える。ことばが。 自分が創る宇宙への新しい認識と、それを表現出来る新しいシステムの "ことば" を、それぞれが見出す時期に入ろうとしているかもしれない。 少し長い目で見るならば。 ......まぁ、そんなことをつらつら考える秋の夜。なんて、なんだかいつもなら記事の終わりに書きそうなことを言ってますが。(^_^;


P1100901



        実のところ、10月の満月は9月の新月が提示するテーマを受けて、ますます現実的な対応を迫られそうな雰囲気を持っています。そして、おそらくこのエネルギーはすでに前倒しで来ているのではないでしょうか(特に満月はその傾向が大きいのですが)。
では早速サビアン・シンボルを見てみましょう。



★10月満月のサビアン・シンボル★

        まず月がとっていくベースのシンボルは牡羊座12°『白い雁の群れ』です。雁といえば、やっぱり「渡り鳥」という印象が先に来ますね。雁は候鳥と呼ばれる渡り鳥で、秋には南に渡って冬を過ごし、春には北に帰るのだそうです。これは牡羊座の中盤に出て来るシンボルだから、北に向かう雁の群れかな?とも考えたけれど、北米に野性として生息する白い雁は、冬になると南の生息地へ渡って越冬することで有名らしいのです。なのでこのシンボルはやっぱり『さぁ、南へ!陽光に向かって!』というイメージかもしれません。


geese



        風が冷たさを増し、高く澄み渡った空にV字型を創りながら飛んでいく白い雁の群れ。一路、南へ…南へ。体の中に備わった本能というセンサーに従い、仲間達とともに飛んでいくその姿は季節の風物詩として日本でも昔から詩歌に詠われてきました。けれど、安全な子育てと食糧確保のために、生まれて初めての長旅に出る幼い仲間達を護りながら長い長い道程を飛び続ける実際の渡りには、数多くの危険が待っています。嵐に見舞われたり、天敵に襲われたり...。

雁行と呼ばれるV字形の飛行フォーメーション。その先頭に立つ鳥の役割は、自分が作った気流によって後続の鳥への空気抵抗を減らし、飛行を助けることだと言われています。その分後ろの鳥達は楽になるけど、リード役はとても難易度が高く、使うエネルギーも半端ではありません。なので雁達は途中で次々と先導役を交代しながら旅をするそうです。B.ボヴィはこれを、ある集団がその本能をひとつにして共通の目標に向かうときの最も効果的なグループ構造だと指摘していました。

旅立ちの季節。彼らは特有の大声で鳴き交わし、出発のときが来たことを互いに確かめあいます。そして、その瞬間に今までの群に存在した階層や利害関係は脇に置かれ、渡りに徹した新たな役割分担に切り替えられます。そして共に目的地を目指すんですね。一直線に。。(この辺りは牡羊座のシンボルらしい感じ)


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        互いに損な役割を交代で受け持ち、少し楽をしてエネルギーを回復した者から率先して先頭に立つ。これが出来るのは、彼らの目標 — 目的地 — が明確に定まっているから。そして何を護らなければならないかについても、暗黙の共通理解があるから。たぶんそれは…全体で、皆で、いのちを繋いでいく。そのため。

とてもシンプルなんだけど、だからこそ、とても強靱。 途上でどんな予想外のことが起きても、精一杯助け合って切り抜けていく。どんなに辛いことがあっても、きっとぶれることはない。 自分はあくまで自分。だけど、そのとき「自分」を貫くもうひとつ別の軸がある。「わたしは全体であり、先頭でもあり、末端でもある」という軸。わたし達が誰かと共に歩むとき、何かを一緒にやろうとする時、または何かに立ち向かうとき......この白雁の群れのようになれるかな...? 


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        では、月に光を送る太陽のベース・シンボルを見てみましょう。天秤座12°『坑道から出て来る坑夫達』です。白い雁の群れは南の陽光へ向かう旅だったけど、こちらは暗い地下世界から地上に戻る人々が描かれています。炭鉱でしょうか? それとも貴金属や貴重な鉱石を掘っているのかな? いずれにしても、危険のつきまとう仕事です。…そういえば国営ブラジル銀行を狙って600mもの地下トンネルを掘っていた銀行窃盗団が2日に逮捕されたというニュースが流れましたね。秘密の暗闇から明るみに引っ張り出された犯人達の姿もまた、この満月の太陽シンボルを体現した例かもしれません。サビアン・シンボルはたまに描かれたイメージそっくりな形で顕現することがあります。


さてこの度数は何年も前に一度体験したエネルギーだけど、覚えてるひといるかな? その時書いた記事の中から少し抜粋してみますね。

        真っ暗な鉱山の坑道から、次々と姿を現す坑夫達。 原文の "emerge" は「出現する」「浮上する」「明らかになる」という意味を含んでいます。 なので、地中深くから文字通り「浮上」してきたのかもしれません。地下深く掘られた坑道から、一日の作業を終えて出てきたところでしょうか? それとも、落盤事故から奇跡的に命を取り留めた人びとが明るい地上に戻ってきたのでしょうか?


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  今や斜陽となってしまった石炭産業ですが、石炭自体は19世紀初めにその利用が始まってから、1918年をピークに1930年代の大恐慌まで、米国エネルギー産業の中枢を担って、凄い勢いで増産され続けてきたのだそうです。 そんな中、20世紀初頭には事故で年間1000人もの炭鉱労働者が命を落としていったのだとか。 そして1907年冬には、後に米国史上最悪の鉱山事故と呼ばれるようになった 「モノンガー炭鉱爆発事故」 が起こりました。この事故では362人が生き埋めとなって亡くなり、1000人以上の子供達が孤児になったとされています。 また、危険で過酷な労働環境を背景に、組合を巡る労働争議が世間を騒がせることも多かったようです。サビアン・シンボルが降ろされた1920年代にも大規模な紛争がいくつかあったようで、1920年に起きた通称「レッドネック・ウォー」 では、銃器で武装した1万人もの労働者が抗議デモを行い、州兵や地元警察、鉱山の警備隊と衝突するという、後に小説にもなった有名な事件が起きています。この "戦争" は取り締まり側の勝利で終わり、労働者側には多くの死者と逮捕者が出たそうです。

        こうしてみると、このシンボルを降ろしたチャネラー、エルシィの脳裏には、そんな時代背景から何らかの印象が埋め込まれていたとしても不思議はないと思えます。彼らが経験した物事が落盤事故であるにせよ、または権利を勝ち取るための闘争だったにせよ、生死のかかった逆境をみんなで切り抜けていくには、互いに頼りあい、信頼し、力を合わせていく必要があったでしょう。そして、リーダー格の人びとの存在も不可欠だったはずです。彼らはみんなをまとめ、必要なら自分のエゴを犠牲にしてでも全体を明るい太陽の下に導かねばなりません。それにはいつだって "peer"…つまり仲間内でありながら、同時にそれを超えた視座と、先を見通す力、勇気や胆力が必要です。そして危険を回避し、自分達が辿り着くべきところに全員で回帰しようとする、優れた本能の力も。


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        とはいっても、誰もがいつでもそんな優れた能力を発揮できるわけじゃありません。それに、本物のリーダーシップがテーマになってくるのは山羊座に入ってから。ここ天秤座では、窮地を脱する、問題を解決する、という場面に直面した時、ひとりでは動かせない壁をみんなでどう乗り超えていくか?というエゴの葛藤とその成長物語を提示していると思います。そして...その物語がとてもシンプルで具体的な結び付きから始まっていくことも。

アメリカの鉱山史は沢山の命の犠牲の歴史でもありました。それでも、生きのびよう、もっとまともな暮らしをしたい…と、ひとときこころを合わせて闘った人びとの物語は今に語り継がれ、人間が ― たとえエゴのぶつかり合いの中であっても — 共に助け合おうとする思いで動くことが出来ると証しています。その行為は時と場所を超えて、見知らぬ人びとのこころを揺さぶる力があります。わたし達は考えます。自分ならいったいどうするだろう…?  咄嗟のとき、本当に危機が訪れたとき、無私の手を差し伸べ合うことが出来るだろうか? 白い雁はおだやかな南の冬へと向かい、坑夫達は明るい陽光の下へ... 彼らは自分達の本来の場所、安全な「ホーム」のある場所へ帰還しようとしています。皆で。全体で。。 

前回の新月のときも、社会的階層や立場を超えて貫かれる人間存在の「軸」というテーマが出て来たけれど。この牡羊座の満月も、やはり人間関係の中で、まずはそこから何をすべきか考えてごらん?と囁いているのかもしれません。


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        ではメインのシンボルは何を告げているでしょう? 牡羊座13°は『不発に終わった爆弾』です。あらら、ちと物騒な感じ。けどこれは潜在的に大きな災いをもたらす力を持った「何か」が、結局のところ空騒ぎに終わっている…というイメージです。今のところは...。

B.ボヴィの解説によると、原語の "Bomb" はギリシャ語で「中が空洞になった物から聞こえる音」を意味することばに由来しているそうです。そして爆弾 — explosive bomb — とは、空洞の容器に爆発性と発火性のある内容物を詰めたもの。それが爆発しないなら、失敗作の不発弾。けれど災いをもたらさないよう上手く設計された "容器" なら、たとえば内燃機関のように、車を前進させ機械を動かすエンジンとして働くこともあります。それが爆弾であるにせよ、内燃機関の一部にせよ、巧く機能させるためには爆発物を包み込む空洞容器が適切な強度と厚みを持っていることが必須条件です。もし泡のように薄く儚いものだったら? もういつ大爆発するかわかりません。


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        一方、月に光を与える太陽はといえば、天秤座13°『シャボン玉を吹く子供達』。こちらはちょっと楽しそうなイメージかな。シャボン玉は石けん液の薄膜にそっと空気を吹き込んで作る、美しい透明の玉。周囲の光景をその薄膜に映し取りながらフワフワと浮かぶ、はかない命の代名詞です。考えてみたらもう長いことシャボン玉遊びなんてしたことなかったけれど。。 久々に時間が出来たら、ちょっと飛ばしてみたいような...。

        このシンボルのことば「blowing」〜「blow」は、空気を吹き込むという意味の他に「爆破する」「吹き飛ばす」という意味も持っています。また「失敗する」とか「しくじる」、「浪費する」「機会をダメにする」「タイヤをバーストさせる」そして「激怒する」なんていう意味も。。 シャボン玉はすぐにはじける運命だけど、なるべく大きな玉を作ってどれだけ長く飛ばせるかを競うのは子供ごころに楽しい遊びだった記憶があります。B.ボヴィは言います。『子供達がシャボン玉遊びをするとき、周囲は笑い声に包まれる。彼らの目的は出来る限り長い間シャボン玉を飛ばし続けることだ。だがはかない泡の玉は、子供達の笑い声と同じように簡単にはじける。いつはじけるのか?それは予測不能だ。初めから長続きするようには考えられていないのだから』と。


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  確かに、ふわふわと飛ぶ綺麗な玉を追いかけ、パチンと割るのも面白かったな。。  誰かが飛ばしたシャボン玉を横からパチンと破裂させて「あはは、ゴメンゴメン!」「えぇ〜?ひどいな、ヨシそれならこっちも!」なんて。子供のころはそんな適度な意地悪のしあいもまた笑いの種だったように思います。 でも、もし今誰かが自分の夢をそっと吹き込んだ薄いはかないシャボン玉を飛ばしていたとして、それを面白半分にパチンと割ったりしたら... そのひとはきっと激怒するかもしれません。

B.ボヴィはこうも指摘しています。『陽気な遊びごころに打ち興じる最中にも、あなたの "裏庭" に不発弾が投げ込まれるかもしれない』と。不発弾は確かに破裂しなかった。でもだからこそ、いつ爆発して大変なことになるかわからない不気味さと不安を感じさせます。 裏庭の不発弾を何とかするには、警察の爆発物処理班か、大がかりなものなら自衛隊に依頼するしか手立てがありません。爆弾処理…それは世界で最も危険な職業のひとつと言われる仕事です。


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        このシンボルは、本当に些細な日常の何気ない鼻歌気分のときにも、まったく予期しない何事かが起きる可能性が常に潜在することを示唆しています。もしかしたら人間関係の中で、何気ない自分のひと言がきっかけで何かが破裂するのかもしれないし、自分の中で長い間密かに蓄積してきた何かのエネルギーが薄膜を破って噴き上がるのかもしれません。また、あるひとにとってはただシャボン玉がはじけたくらいのことでも、別のひとにとっては不発弾がいきなり爆発するほどの衝撃となるのかもしれません。そんなとき、命も惜しまず手を差し伸べてくれる誰かはいるだろうか? 自分は、誰かに手を差し伸べることが出来るだろうか? そしてもしかしたら... わたし達はみんな、自分のこころの底にいつの間にか不発弾を抱え込んではいないだろうか? 忘れられ踏み固められた土の下で、刻々とエネルギーが満ちるのを待つ不穏な不発弾を。


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        うん、あるかもしれない。じっと爆発を待つ何かが。。 この世を生きてきた中でいつしか堆積してきた無明の地層の中に。ならばその潜在的な無法の力を、エンジンに変えて前進することは出来るだろうか? 誰も傷つけず、誰にも依存せず、肩肘も張らずに。ヒリヒリするような薄膜ではなく、美しい鉱石の空洞容器にエネルギーを溜めて。真っ白な渡り鳥のように、無限の胎内宇宙に羽ばたいていけるだろうか? 自分が自分を思い出す場所に、ホームに向かって.....

わたし達が今、現実と感じている時空。そしてわたし達の前に開けようとしているもうひとつの空間。その両方の世界に今、得体の知れない不発弾の中空音がかすかに響きつつあるのかもしれません。



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        金星と火星のコンジャンクションとほぼ時を同じくして起きるこの満月。感情をたっぷり刺激してくれそうな雰囲気です。ICには小惑星ルシファーが乗って、光と影の葛藤を演じそうだし(どちらが光でどちらが影か?)。そして銀河中心に迫る土星・イクシオンとエリス、NノードのGトライン(打たれながらも自分の道を往くしかない)。 海王星とパラスからは太陽へのYOD(おぉ!その政治力は公正さか欺瞞の顕れか?)、キラルスへの土星・SノードのYOD(カルマ、無垢の魂の犠牲)。 そして金星と火星は8日〜11日にかけて順に土星とスクエアに(宴の後の反動)。9日は太陽と水星がコンジャンクト(こころを修復する日)。木星は10日夜に潜水具の水音を大きく立てて蠍座入りするとそこにはTNOティフォンが待ち構え、ハウメアはいまだにエリスとコンジャンクト(様々な自然現象)、11日は金星・カイロン・フォルス・イクシオン、そして月の一時的グランドスクエア(こころに埋まった不発弾を発見するか?)。15日〜16日小惑星ルシファーとアグニがコンジャンクト、火星・カイロン・フォルス・イクシオン・カオス・リリスのグランドスクエア(霊的火花の狂い咲きが見られる?)。そして17日〜18日は火星とフォルスがスクエア(小さな原因大きな結果).....そして20日未明には天王星とオポジションの新月!

  全般に、これから先はなかなかのデコボコ道になりそうな行程だけど、旅立ちの用意は出来ているかな? 南へ向かう鳥達のように。シンプルに、力強く、助け合いながら。けっして自分を失わずに。さぁ風に乗って、いきましょう!!




have a great trek!!!

hiyoka(^_^


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October 01, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント10/2【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年10月2日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今回はこのパートを抄訳とさせていただきます。


引用記事
・2018年以降のFRB議長選任についてのトランプ大統領とFRB現幹部との話し合いに関する記事
(www.cnbc.com 2017年9月29日付)

・米国保険福祉省長官トム・プライスが出張用に高額なプライベートチャーター機を使っていた件で批判を浴び辞任した件についての記事
(www.cnbc.com 2017年9月29日付)


・先週... それは9月27日、木星・天王星オポジションの最後の形成があった日に代表される週だった。世界の株式市場は奇妙な動きを見せたが、思考をジオコズミック研究に同調させていれば驚きでも何でもなかった。どんな時でも天王星が強調されていれば、奇妙で意外な出来事(予測不能でさえあること)が起きるものだ。天王星が強く関与する時は「奇妙」が規範であり、「予想外」が予測可能な事態だ。

・先週奇妙だったのは、多くの株式指数が年初来高値をつけ、中には史上最高値に舞い上がるものが出た一方で、そこまで行かない指数や数週間ぶりの安値に沈んだ指数も出ていることだ。

・以下、アジア環太平洋地域、ヨーロッパ、アメリカ大陸、金、銀、国債、原油の先週の動きをふり返る記述。原油は4月17日の金星順行時以来の最高値をつけた。これは非常に興味深い。木星は原油の支配星で、最高値をつけたのは9月28日、木星・天王星オポジションの翌日だからだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“米国経済の2017年第2四半期はGDP値3.1%増で2度目の改定値3%、市場予想の同じく3%を上回った。商務省経済分析局によれば、これは2015年第1四半期以来最も強い成長率だ。”

— “U.S. GDP Growth Revised Higher to 3.1% in Q2”
  www.tradingeconomics.com,
  U.S. Bureau of Economic Analysis 2017年9月28日付


        木星・天王星オポジションは現在発効する中で市場のリバーサルに関連する最も重要なシグナルだ。しかしながら、他のシグナルも存在する。注目すべきものはトランシットの木星が13ヶ月にわたる風性星座宮天秤座の旅を10月10日に終えようとしていることだ。先月(9月1日以来)、木星はニューヨーク証券取引所のネイタルチャート(1792年5月17日)の木星・海王星コンジャンクションの上に来ている。換言すれば、米国株式市場は木星リターンの期間中(9月1日〜29日)ということだ。

それは今、終わりつつある。アストロロジーの分野では、木星は『ザ・グレート・ベネフィク(大吉星)』と考えられている。ファイナンシャル・アストロロジーにおいては経済成長と相関するが、確かに米国経済は成長して直近四半期のGDPはここ2年で初めてついに3%を超えた。それを受けて米国株式市場も舞い上がり、いくつかの史上新高値が示現した。こうした現象は風性星座宮、とりわけ天秤座を運行する木星がNYSEの木星リターンとなる場合の予測パターンに符合するものだった。

  興味深いことに、ドナルド・トランプ大統領もまた彼のネイタルの木星を天秤座に持っており、したがって去年は彼の木星リターンでもあった。さて木星が次に蠍座の地下世界を旅する13ヶ月に備えようとする時、株式市場は騰がり続けられるだろうか? ドナルド・トランプの「幸運」はどうだろう? 蠍座は「捜査・追求」「秘密裡に行われた事の露呈」「削除」そして「同盟の終わり」を支配するのだが? 木星が絡む時、多くの変化 — 解雇/雇用 — が起きやすい。これは特に風性星座宮にネイタルの惑星を持つ人々に強く影響する。もう「大吉星」たる木星との宇宙的ハーモニーの影響から外れていくからだ。

        ではここでもっとセクシーな事柄について考えてみよう。何といっても、金星と火星が10月5日に一体となり(コンジャンクション)、太陽は時を同じくして人間関係の星座宮、天秤座に在泊中だ。その4日前、両惑星(金星・火星)は冥王星にトラインを形成するのだが、これはもっとセクシーな取り合わせだ。金星がお金と愛に関連することを考えてみよう(まぁどちらか一方を欠いては上手くいかないもので、きっとこれは金星が「愛」と並んで「強い欲望」を示唆するからだろう)。 また火星は燃える情熱と他者に近付こうとする衝動の惑星だ(彼らが互いに近付くのを見て「何をするべきか?」と考えるなら、それはなかなか良い疑問だ)。 

そして金星と火星の両方が、税金、負債、赤字と同時に「強烈さ」をも体現する惑星、冥王星に調和的なトラインを形成する。 個人レベルでは、多くの魂達が互いに惹かれ合うだろう。しかし実際のところ、惹かれているのは魂ではなく、肉体そのものだ。だがその魅惑はあまりにも強烈かつ明確であり、まるで何かもっと深いもののように感じられる(単なる肉欲 — あるいは税金 — などというものではなく、より深い意味を持つのだという思い込みを伴う)。 

このような魅惑(そして税金関連の提案)に対する本物の試練は、同じ2惑星 — 金星と火星 — が冥王星とのトラインから移行して土星とスクエアを形成する10月8日〜11日にやって来る。熱愛から疑念へ、受容から疑惑へと振り子が振れていく。 何を考えていたのか? 今、何をするのか? 自分自身の口から発した言葉と誇りにかけて現実と向き合い、最後まで取り組むのか? それとも逃げを打つのか? その人物が持つ真の顔が決まる(あるいは露呈する)ような、人間としての体験が待っている。

        今は自分の観点に対する十分な支持を取り付けないままで戦闘態勢に入るには良くない時期だ。あなたは自分が正しいのにと思うかもしれない。しかし、正しいからといって戦争に勝てるわけではない。これは市場(または恋人)が、はっきりした理由もなく背を向けるような時に覚えておくと良いモットーだ。今月は「ただより高いものはない」。

10月11日を過ぎるまでは、どんな魅惑的なポジションとも "結婚" してはならない。そして最後に、トレーダーの皆さんには私達のもう一つのモットーを覚えておいてほしい。

「どの市場においても、金星・土星のハードアスペクトに向けて下落してきたものは優れた "買い(Buy)" シグナルの候補だ」
 そして
「このアスペクトが過ぎた後すぐに戻ってこない恋人なら "売り(Good Bye)" シグナルの候補だ」







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:58|PermalinkComments(0)

September 24, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/25【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月25日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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来週からのメリマン・コラムは抄訳が多くなるかとおもいます。m(_"_)m


≪ 先週をふり返って ≫

        “水曜、FRBは4.5兆ドルにのぼる保有資産のうち満期を迎えた証券や債券に再投資せず、10月からは月に100億ドル縮小、来年にかけて段階的に縮小幅を拡大し、月に500億ドルとする... 中央銀行の短期指標金利に変更は無かったが今年あと1回の利上げを示唆した... FRBの発表後、株式市場は下落に転じた。”

— Martin Crutsinger
  “Fed Will Start To Reduce Its Bond Holdings”
  Associated Press 2017年9月21日付


    “ワシントンへの送金がヒモ付きで返却され手数料が差し引かれるというこの仕組みは無駄遣いであり政治責任を曖昧にするものだ。真の連邦主義的アプローチは個人用医療保険市場の規制を州の管轄に戻すことである。そして慢性病や重篤な病のためには連邦政府が独立したセーフティネットを設けるべきなのだ。”

— Robert Robb
  “Clarifying the Graham-Cassidy Bill”
  The Arizona Republic 2017年9月22日付


        株式市場は先週上昇して始まり、米国のダウ工業平均とS&P先物、中国の上海、香港のハンセン、日本の日経、インドのニフティなどいくつかの市場が年初来高値そして(または)史上最高値をつけた。しかしながら、ダウ平均とS&P先物の新高値はナスダック先物では確認出来なかった。これは米国において異市場間弱気ダイバージェンスが頭をもたげつつある状況だ。振り子の反対側では、国債と貴金属が急落、金は1トロイオンスあたり1300ドル、銀は17ドルのラインを下回った。どちらの市場も、膨大な国債のポートフォリオを来月から縮小し年内にさらなる利上げを行うというFRBの決定を嫌気した。

直近の市場動向とジオコズミック・サイン及び重要変化日について見直すと、そこには際立つ2つのポイントがある。まず、私達が提示した直近の★★★ジオコズミック重要変化日(CRD)は8月21日で、これは — ふり返ってみれば — 結局その日が米国株指数のプライマリーサイクルにおける底だったことが判明した。それはまた、2017年で2回目の急落の終了でもあった。最も急激で長期の下落は3月1日(もう1つの★★★CRDであり強力な木星・天王星オポジションの前日)に始まり、4月19日まで続いたが、この日はまた別の★★★CRDゾーン内で金星逆行サイクルが終了した日だった。これら三つ星の重要変化日は1928年以来、株式指数の重要なトレンドリバーサルに前後3取引日の内82%の事例をもって歴史的に同期してきた。これは重要なポイントだ。何故なら私達は現在、いくつかのジオコズミック・サインがまた別の★★★CRDゾーンを構成する時間帯に入ろうとしているからだ。

しかしながら2017年は、リバーサルのシグナルとなるジオコズミック・サインに同期して起きた天井からの下落幅がそれほど大きくない…という事実に注目することもまた重要だ。 たとえば、2017年7月25日の太陽・火星コンジャンクションは世界の株式指数に対し6週間の揺らぎをもって示現する重要な高値と相関し、そこから8%〜20%の下落が予測された。この時期には確かに史上最高値または長期の高値が示現したが、私達が追跡する中で期待された下落幅を満たしたのは4大株式指数の内たった1つだけであり、下げも小さかった。

たとえばダウ平均は、8月8日の月蝕前日に22,179で史上最高値をつけた後下落し、8月21日の日蝕に21,600でプライマリーサイクルの底をつけた。だがその下落幅はたったの2.6%だった。日本の日経は6月20日に20,318で前回の年初来高値をつけ、その後下落して8月29日にプライマリーサイクルの底値19,239をつけた。下落幅は5.3%だった。ロンドンのFTSEは(ダウ平均と同様に)8月8日に7551でプライマリーサイクルの天井をつけた後6週間下落して9月15日に7196でプライマリーサイクルの底をつけた。4.7%の下落だった。ただ1つ、ドイツのDAXだけが私達の予測した下落ターゲットを満たし、6月20日の史上最高値12,951から8月29日の11,868の安値まで8.36%の下落幅を記録した。

ここで学ぶべき事は、ジオコズミックな指標は主要なリバーサルのタイミングを特定するにあたって非常に良く機能し続けていることで、ジオコズミクスがマーケットタイミング・ツールであることからこれは納得のいく結果だ。しかし、それらは下落幅をパーセンテージで測ろうとするとそういつも上手くはいかない。それはテクニカル・インディケータ、チャート・パターン、そして投資(またはここ数年見られるような投機)を左右する流動性に影響を及ぼす中央銀行の政策により多く依拠している。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週は夏から秋への季節の変わり目だった。太陽が乙女座から天秤座に移ったのだ。天秤座は風性の星座宮であり、風性と火性の星座宮に惑星(太陽と月も含む)が在泊する時は地性や水性より強気となるのが典型だ。

だが、マーケット・タイマーとしての私達にとってもっと重要な要素は、惑星間のアスペクト(特定の数学的空間関係)、そして惑星達が地球中心に見て進行方向を変える時(「滞留」「逆行」「順行」と呼ばれる)だ。今週、私達には非常に重要な惑星アスペクトと惑星滞留が待っている。

まず初めに、木星が天王星に対し14年サイクル中3回目にして最後のオポジションを9月27日水曜に形成する。これは『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3: Geocosmic Correlations to Trading Cycles』で詳説した研究によれば、前後12取引日の期間をもって、米国株式市場のプライマリーサイクルとは他に類を見ない相関関係を持つジオコズミック・サインだ。歴史的な示現頻度は82%にのぼる。その内いくつかのケースでは、メジャーサイクルまたはハーフ・プライマリーサイクルとの相関例もある。たとえば2016年12月26日に起きた最初のアスペクト形成では、ダウ平均のハーフ・プライマリーサイクルの天井に関連した。2回目の形成が起きた3月2日はダウ平均が史上新高値をつけた日の前日で、その後にこれまでのところ2017年で最長かつ最も厳しい下落が起きている。

  また今週は9月24日〜29日に金星と火星の両方が海王星とオポジションを形成する。マンデーン・アストロロジーの分野では海王星は洪水を支配するが、これは既に襲来したハリケーン・ハービーによる大洪水に顕れているが、今週はもう1つのハリケーン(マリア)が米国本土を襲うと予測されている(すでにプエルトリコには甚大な被害を与えている)。個人レベルで見るなら、このコンビネーションはロマンチックな衝動やのぼせ上がり、一目惚れを誘う可能性がある。だがこうした衝動が現実として着地することはあるのか? それとも単なる夢想に終わるのか? 

冥王星は9月28日に滞留から順行に転じる。冥王星は税金、改革、調査要求、または慎重に護られてきた秘密の暴露を支配する。だから今週の私達は税制改正問題、医療保険改革、そして疑わしい行為への調査請求を含む議論や討論が熱い争いとなるのを目撃するだろう。海王星もこれに参加することから、嘘とまでは言わなくてもバイアスのかかった言説以外の何物でもないような話への支持を集めるために、多くの真実がねじ曲げられるだろう。「魔女狩り」は勢いを増して最悪の様相となりそうだ。 今週あなたが読むもの、聞くことの全ては(それが何であれ)信じることは出来ない。


  それでも、これらの物事をあまり深刻に受けとめ過ぎないようにすればあなたは楽しく過ごすことが出来る。天王星が支配する水瓶座の傾向を強く持つ人達が好んで言うように『愛してるよ。でも個人的に受けとめないでくれ』という感覚だ。






訳文ここまで
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September 19, 2017

○9/20の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  9月20日14:49前後、北海道周辺で 14:55前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は14:30前後、沖縄周辺では14:00前後に乙女座 27°27’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 乙女座27°~28°― 発効期:9/20~10/19 】

   "Grande dames at tea"
『茶会に集う貴婦人達』

   "A bald-headed man"
『禿げ頭の男』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★格差社会を貫いてひとつにまとめ上げている共通の「軸」を見る
→★あらゆる階層のひとびとが現状を肯定していくための「現世的な儀式」
→★時をかけて得てきたものを選別し、統合整理し、分配し消化していく
→★刈り取り、寄せ集め、小分けにして分配するという社会的手段
→★意味のないお喋りや他愛ない噂話の輪の中で感じる疎外感
→★共通点よりも差異に拡大レンズを当てることで増大する不公平感
→★重箱の隅をつつくことによって火を起こし煙を立てる
→★重要な気付きを得る前の一時的な内省状態、または敗北感への対処
→★伝統に培われたもの、奥の深さや優美なものに対し畏敬の念を抱く
→★細かいことを気にし過ぎて不安になる、迷う、または苛立つ
→★「強さ」「支配力」の誇示あるいは称賛 or 周囲を圧倒する独特の風貌
→★未来に潜むあらゆる可能性の中で歓びに満ちた輝きを見ていく
→★何かを成し遂げるために必要な不動・不屈の精神、協調と自己犠牲
  または見解の相違に対する敵対的で自己の非を認めない頑なさ
→★全てに停滞と成長、内省と外向、潜在性と表面化の周期があることを理解する
→★強さと力、自信を少しずつ取り戻していく途上でこころの静けさを守る
→★新たな力の芽生えと変化の予感を前に当面の不安定さを抑える努力・・・→

ネルギーのポイント:前回の新月『変容の予感 ― 移行 ― 勇気と透徹』
                    
            今回の新月 『次局面に向けての現実的な対応』


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 左/新月図  右/秋分図(参考)



★ちょっと気になる惑星アスペクト★


9月20日 新月期全体をいろどるアスペクト:

新月・カイロン・フォルスとTスクエア
 (「傷」との突然の直面を通じて自らの再生に向かう または
  退行や逃避行動、耽溺、中毒症状など)

金星が乙女座入り(段差を上手く超えてグラウンディングをこころがける)

水星が逆行のシャドウを抜けて海王星にオポジション
 (何かの暴露や露呈、または何かが明確になることで変化が起きる)

火星・オルクスのコンジャンクションがルシファーとスクエア
 (怖れや罪悪感の裏返しが他罰的感情や暴力性に繋がる危険)

月のノード軸・イクシオン・カオスのミスティック・レクタングル
 (社会的慣習に沿って問題なくふるまおうとする安全感覚と
  本来の自分が望むとおりに生きたいという衝動のアンビバレンス)

月のノード軸・エリス・イクシオンのカイト
 (妥協と歩み寄りか自分の考えを押し通すかの葛藤による
    フラストレーションに注意)

ICに小惑星パラスがコンジャンクト
 (公正さと自由を求める心理、政治や防衛への関心など)

全体に、社会のメカニカルな仕組みに動かされていく人生から
 抜け出したいという気持ちが強まる傾向が顕れそう。


9月23日05時02分ごろ 太陽が天秤座入り(秋分)
      (エリーズポイントの常で新たな現実への一歩を踏み出す象意)

9月25日未明に火星が海王星にオポジション形成
      (内的な強さと外的な圧力とのぶつかり合い、そこから
      生まれる混沌と気付きの可能性、権威の力とユーモアの力の選択など)

9月26日火星・木星・天王星・海王星のウォリサム・レクタングル
      (本来、直接的には自分に関わりのない物事に自分自身を巻き込む
       ことで問題が思わぬ方向に進み大事になる可能性に注意)       

9月27日月が遠地点を通る
      (社会的通念やモラルに囚われない思考や態度、感性)

9月28日未明に山羊座16°で冥王星が順行開始
      12時25分ごろ木星・天王星が最後のオポジション形成
      (心理的な重さが少し軽減に向かう、引き籠もる心理から
       少しずつ社会に目を向けるような無意識レベルの変化)

9月30日水星が天秤座入り、金星が海王星にオポジション形成
      (創造性、想像力、クリエイティブな力の放射、強靱さの表現)

10月5日
金星・火星が乙女座18°台でコンジャンクション 
      (長い刻をかけた努力への報酬、自己コントロールの問題、
       パートナー間に起きるコミュニケーションの問題・・言いたい
       ことが上手く伝わらない、信頼感の欠如や頑なさ、急所に
       土足で踏み込まれるような感覚、暗黙のデリケートな境界)

10月6日03時40分ごろ 満月!  
   


★9月新月の星模様★

        北朝鮮のミサイルは飛ぶし大型の台風は日本列島を縦断し、抜けた後は気温が10°も上がるフェーン現象。来月22日に衆院解散総選挙との話も出ているし(10月20日は天王星とオポジションの新月)インドネシアのスマトラでは豪雨による洪水が起きて大きな被害が。 英国では地下鉄爆破テロが起き、シャーロッツビルの暴動後まもない米国では度重なるハリケーン被害に加えて人種的対立もなお激化中。極左アンティファやBLMの台頭に対抗する白人超保守派の紛争にトランプ大統領排斥運動が絡むなど…世界の人心が一層不安定になっていそうな今日このごろ。暴力的な歌詞と私生活で知られる黒人ラッパーのXXXTENTACIONがYoutubeにUPしたオフィシャル動画がまたたく間に1000万ビューを超え、賛否両論大きな物議をかもしています。


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        その動画の中には彼が黒人と白人の幼い男の子の手を引き、皆の前で黒人の子にYESと言わせてから白人の子の首にロープをかけて天井から吊す…まるで「奇妙な果実」のように…そんなショッキングなシーンが含まれていました。もちろん創りもののシーンだし、最後に彼自身の体験に基づいた深く赤裸々なメッセージが語られるのだけど...。本物の人種間対立がまだピンと来るとは言えない日本から見るとき(特に初めて見ると)やり過ぎというか、えげつない印象を受けてしまいます。それと同時に、ここまでやらないと良くも悪くもひとの心の奥底に沈む何かをかき立て、深く感じさせることが出来ない状況になっているんだな...とも感じました。わたし達は、いつのまにかこころにこんなにも重い蓋をしてしまったのかもしれない...と。そしてそんな経験もまた、次の刺激とともに一瞬にして消費されてしまうのだろうか?とも。

それは米国の歴史と現代社会のひずみに絡む人種問題の根深さを感じさせられる、そんなプロモ動画でした。ただ同時に、Youtubeやインスタグラムなどネットであらゆる映像や画像を皆が見慣れてしまった今、誰もが簡単に思いや意見を発信し、一夜でスターにもなれれば極悪人の烙印も押されてしまう世界で何かを伝播しようとするときに用いられるテクニカルな側面の怖ろしさ(一瞬の「印象」を最大の武器とする人心の操縦テクニックは加速度を増しながらいったい何処へ行き着くんだろう?的な)も感じたのでした。


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  インターネットの黎明期は、山羊座で天王星と海王星がコンジャンクトした時代でした。それから20年ちょっとの間に技術はすごい勢いで進歩したけれど。わたし達人間のこころがそれに伴って進歩したとは思えません。そして今、天王星はエリスとのコンジャンクション(ネット社会で断片化してしまった個人のアイデンティティを再生するための葛藤とカオス)を3月に終え、来年初めのニアミスが過ぎるまで、わたし達に課題の残りを突き付けています。「どう見えるか? どう見せるかではなく、どう在るかの主権を自分の内部に取り戻せ」と。

そして今、牡羊座の終盤度数に達した天王星は、日本時間28日昼に木星との最後のオポジション。これはメリマン・コラムでも米国株式市場のプライマリーサイクルに影響する最強指標として示唆されていたアスペクトですが、このとき金星は冥王星族の審判者オルクスとコンジャンクトで小惑星ニッポニアとはオポジションを形成しています。

これ、心理的には期待と失望のバランスを取るとでもいうか…もしかしたら、協調性や思考の刷新が必要な場面である種の失望感を味わうと共に、期待とは全然異なる方向から思わぬ救いが来るような感覚として顕れるかもしれません。ただし、たとえ漠然とでも、長期的な見通しを立てておく必要がありそうです。先がよく見えない中で、突き付けられる目の前の現実に手探りで立ち向かっていくときは「少なくともこっちには行かない...」という最低限の消去法さえも次の行動を決めるヒントになるのだから。


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        この日前後の数日は、新月図にも示されている月のノード軸とエリス、土星、イクシオンのカイトを遠地点の月が通るなど、ちょっとこころが騒ぎそうな星回りです。四方八方から欲望を刺激してくる情報の嵐を乗り越え、境界線をきっちり引いて自分の道を行く...それがこの期間を過ぎ越していく鍵となるかもしれません。太陽とコンジャクトするヴェスタの内なる「火」を支えとして。

一方、海王星は2012年、牡羊座入りした天王星と入れ替わるように風性の星座宮(合理性や論理性)水瓶座から水性の星座宮(感情や繊細さ)魚座に入りました(初回の入居は2011年夏)。自ら支配する魚座に入った海王星は本当に強力です。独特のロジックを持つ天王星と共に「インターネットを介して世界中のひとびとを繋ぐ」というステキな夢を支援した海王星のエネルギーは、同時に情緒を刺激する情報の洪水を激化させ、そこから立ちのぼる色とりどりの濃霧はあらゆる欺瞞と幻想、そして自他の境界の曖昧さをもたらしたのではないかと思います。

便利で楽しいし、掃いて捨てるほど多くの「真実」が提供されて気に入ったものを選び放題。なのに、何が本当かはけっしてわからない。地球の裏側を覗くことも出来るし、欲しければ珍しいものを手に入れるのも簡単。フォトショップや映像技術、印象操作で別の人格になることだって可能。好きな音楽もワン・クリックでダウンロード。感動する物語にも出会える。有名人とも気軽に会話するチャンスがあるし、時には思わぬ側面をかいま見られて嬉しくなったりガッカリしたり。見えない誰かと議論も出来る。シャットアウトも自由自在(本当に?)ほんと、便利。でも...おそらく真実だけは手に入らない。少なくとも、そんなに簡単には。。というか、自分にとっての「真実」が何なのか、よく考えてみるとわからない。。


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        もちろんフィジカルな現実は厳然と存在し、毎日汗を流したり泣いたり笑ったり怒ったりしてる自分が存在する。けれどいつのまにか...全てが希薄化し、薄くなっているのかもしれない。現実感が微妙に薄れているような? 魚座に立ちこめる霧が全てを覆っている。自分自身でさえも。ただ常に刺激され、敏感に反応し、それでもなお執拗に手応えを求める飽くなきエゴを除いては。

......なんて。魚座と海王星がそれぞれにネイタルで強調されている日本の戦後始原図2種(主権回復図と現憲法成立図)を見る限り、この国には特にそんな傾向がヒタヒタと増大しつつあるような気がします。

また、もうひとつこころに留めておきたいのは、魚座の海王星はわたし達のオーラの防御壁を希薄にし、触れあう他者の感情にたやすく共振してしまう状態を創り上げる、ということです。良いときは共感や同情、手を差し伸べたいという優しい気持ちが強く顕れるのだけど。。 一方では怖れや怒り、恨み、妬みなどネガティブな感情にも同じように共振してしまいます。共振…というよりは、相手の感情がそのまま浸入してきて自分本来のものと溶け合い、同化してしまう感じかもしれません。その結果、けっして本来の自分のものではない感情に取り憑かれてしまうということが起きてきます。


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        これは面と向かって誰かと話し合うときだけでなく、たまたま電車に乗り合わせたり、ネット上で誰かの書いたものを読んだり、電波を通して何かを見聞きするような場合にも起こり得ます。発された「ことば」や「光景」自体というよりは、そこに込められ放射された感情そのものが入って来て自分自身と混ざり合うような感じでしょうか。たとえば他のひとの側に寄っただけで調子が悪くなったり、体に痛みを感じたりすることもあります。それが自分のせいではないことも多々ある...解決可能な何か具体的な原因(明確な病気とか、年のせいとか、更年期障害とか、誰かとの関係とか...いろいろ)を調べても答が見つからないときは、このことを頭の片隅に入れておきましょう。

たとえば何かのきっかけで「あれ?おかしいな..これは本当に自分の感情だろうか?」と気付けると良いのだけど、無意識でいるうちはなかなか難しいかもしれません。また、知らずに外からの負のエネルギーを吸い込んで蓄積してしまうと、その後実際に体の不調や病気として顕れる場合があるし、環境や食物が含む有毒物質に対して敏感になるケースも指摘されています。

もともとは魚座に主要な惑星や感受点を持っていたり、海王星がネイタルで強調されているひと、8室に主要個人惑星が集中しているひと、4室に冥王星を持つひとなどがそんな傾向を持ちやすいと言われるのですが、海王星が魚座入りして5年以上経った今は、生来の共感体質を持つひとはもちろん、そうでないひとの中にも、自分がここ数年で 良くも悪くもかなりセンシティブになってしまったと感じるひとが増えているかもしれません。


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        何であれ、不安や怖れを煽るような想念が入ってくるとき、それを吸い込んだわたし達の内部は微細に震え、その振動は自分が本来抱えていた自分自身の怖れ — 中毒性を持つ種子 — を呼び覚まし、増大させます。怒りの声はその痛みとともにわたし達のこころをザラつかせ、新たな怒りや侮蔑となって増幅していきます。あるいは自分の中に置き忘れた罪悪感が揺り起こされ、自分が悪いのだから全てを受け入れなければ...というねじれた自己犠牲へと繋がることもあります。それは伝言ゲームのように趣旨を変え対象を変え乱反射しながらも、いつしか全方向的に伝播していく性質を持ちます。そして、再び自分に返ってきます。いつもの光景。もしかしたら、一晩寝れば忘れてしまうような小さな出来事かもしれない。 でも、だからこそ知らない内に繰り返される影のゲーム。

けれど一度滲透を許したネガティブなエネルギーは、表面意識の下でヘドロのように蓄積してしまう可能性があります。 それはいつしか「わたしはこうなんだ」「世の中なんて元々こんなものなんだ」「いや、こうであるべきだ」…などという観念の重い蓋となってわたし達の本質を圧迫し、内部を秘めやかに侵していくかもしれません。その蓋の上で、わたし達の自我はモヤモヤとした霧と同化し、外から取り込んだコスチュームプレイに興じる自分の姿に何の疑問も抱かないようになっていきます。時折、気付かずにあげるうめき声のバイブレーションを周囲に伝播しながら...。

けどもしかしたら「このごろ何をしても楽しめない」「ちょっとしたことで苛立つようになった」「診断を受けても特に病気じゃないのに疲労感が取れない」「最近、なんだか少し雰囲気が変わったね...」なんて遠慮がちに(?)言われる... そんなふとした小さなことが気付きへのきっかけになるかもしれません。うわアヤシイかも?なんて感じたひとは、自分にフィットした、信頼のおける防御法(様々な心理テクニックやスピリチュアル領域の方法論など)を調べてみるのもいいと思います。


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  けれど。魚座の海王星が持つ脆弱な領域を乗り超え、潜在する最善のエネルギーを使うには...対向する乙女座の特質である忍耐強い分析の力と識別力を意識して使うこと、本来の自分に備わった本能と、刺激によって生まれる情緒的な衝動を混同して根こそぎもっていかれないよう、一歩踏みとどまって考える慎重さを失わないこと。これが一番大切なことかもしれません。

想念エネルギーの浸蝕は一瞬のうちに、四方八方から起きてきます。これを感じ分けるには、そういうこともあるんだなっていう概念をまず持つこと、そして慣れるまで意識的に不可侵の境界線を引く訓練をしてみることが一番です。それは何らかの「ことば」でもいいし、想像力やビジョンを使ったり、アロマの類でもかまいません。とりあえず「あ、もしかしたらコレがそうかな?」と認識するだけでも最初の大きな一歩だと思います。(世の中には色んなやり方が存在するけど、わたし自身はたとえオリジナルでも自分が本当に納得出来る方法を見つけることが一番だと思っています。)

そうそう、境界線といえば...。今 射手座を運行している土星が自分の領地 ー 山羊座に入居して、いよいよ本領を発揮し出すのは12月20日。新月と冬至の中間日ですね。 そして2019年〜2020年の冥王星とのコンジャンクション形成へと向かっていきます。 山羊座の土星はきっと、日々の暮らしの中で個人としての自分と 公としての立ち位置(社会性)の境界をいったいどこで引けば良いのか?と自問自答するような体験をもたらすかもしれません。 その意味でも、射手座の特質である「物事を大きな観点から捉える」「自由を希求する」「寛大さ」「スピード」「過度の楽観と拡大主義」などと真っ向から対立する土星の性質を意識して使い、自分なりのバランスを考え、フラストレーションを溜めずにしっかり自分の芯を見つけられたらいいなと思います。

何事にも「お!」と思ったら向かっていく射手座の中での「境界線」というテーマは、魚座の海王星を使うときにもきっと役立つはずだから。


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        今回は魚座の海王星の話、それもどちらかというと危険な側面がメインになってしまったけれど、本来は素晴らしい創造性や深い優しさ、高い精神性を示唆する組み合わせです。けれどそのエネルギーを高度に実現するには、わたし達の胎内宇宙を鍛え、高いハードルをいくつも越えていく必要がありそうです。 現在、魚座の中盤にさしかかった海王星は、まだまだ2025年〜26年までじっくりと自分の領地を旅して回ります。その間にはわたし達人間にとって、サイキックな領域を含めて幾度もの試練や挑戦が待っているのかもしれません。

面白いことに、海王星が牡羊座に入って0°〜1°(エリーズポイント)に来たとき、土星が追い付いてコンジャンクションを形成するんです(2025年7月にオーブ13'の超ニアミス、その後26年2月に正確なコンジャンクション)。 「個」と「社会」が激しく交差する十字路と言われるエリーズポイントで起きるコンジャンクションは、とても強い影響力を持ちます。これは、火星(牡羊座の支配星)・土星・海王星のコンジャンクションとよく似た難易度の高いエネルギーになりそう。。 しかも2025年には、天秤座入りした火星がこの土星・海王星にオポジションを形成します。これ、もしかしたらわたし達個人にとっても、世界全体にとっても、土星・海王星コンビによる長いカリキュラム(約36年サイクル)の卒業&進級試験みたいなものかも?(^_^;

明日のことさえ見えにくい今、10年近く先のことなんてたぶん誰にもわからない。今までは予測通りの道を歩めたとしても、未来はわからない。今とは全然違う豊かさを目指して生きているかもしれない。 でも惑星達はきっと、その時々のわたし達にちょうどの物語を提示してくれるでしょう。

それをどう読み取り、どう現実に創っていくかはわたし達のこころと意志次第です。まだわたし達の誰も知らない「第三の道」があったりするのかもしれません。厳しい顔付きだけど、いざとなれば頼りになるいぶし銀の土星を友とし、青白く深い眼差しの海王星に学びながら...ゆったりと。凜として、歩んでいきましょう。


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★9月新月のサビアン・シンボル★


        では新月が提示するサビアン・シンボルのテーマを見てみましょう。今回のベースとなるのは乙女座27°『茶会に集う貴婦人達』。この光景は、英国貴族階級の女性が社交の場やお作法を学ぶ場として集ったお茶の会「アフタヌーン・ティー」や、夕食を兼ねて開かれた「ハイ・ティー」を思い起こさせます。 また米国で「ハイ・ティー」 と言う場合は、かなり気取って儀式張ったお茶会を指すそうで、裕福な女性達がここぞとばかりに最新流行のフォーマルドレスに身を包んで上品な会話を楽しむ... といったイメージがあります。 アメリカ独立戦争の契機とも言われる「ボストン茶会事件」以来、米国では紅茶よりコーヒーが飲まれるようになったとも聞くけれど、やはり貴族階級や特権階級のイメージは「紅茶を嗜むこと」 にあるのかもしれません。


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        このエネルギーを理解するには、補完関係にある対向度数 魚座27°のシンボルに触れておくのが良さそうです。そのシンボルは『ハーヴェスト・ムーン』。これ、日本語だと「中秋の名月」と訳されることも多いけど、シンボルとしてはまんま 「収穫のとき」 という意味になります。

秋... 頭を垂れるほど実った穀物! いよいよやってきた、刈り入れのとき。畑を耕し、種を蒔き、草をとり、手入れをして、やっと迎えた収穫。 そして、刈り入れた穀物は大きさや出来映えによって子細に区分けされ、整理されます。その内、あるものは出荷され、またあるものは長い冬越えのために取り置かれることでしょう。けれど、「ハーヴェスト・ムーン」という言葉が定着した昔には、刈り取られた作物は領主や貴婦人達への年貢や貢ぎ物として差し出されたと言われます。

ブレイン・ボヴィによれば、古の時代、"Harvest" という言葉は "秋"と同義語で、沢山の単語のルーツとなることばだったそうです。たとえば「敬意を表する」という意味のトリビュート..."paying tribute" は、忍耐や信仰を試される「苦痛」や「苦難」という意味の "tribulation" から来ていて、その大元はハーヴェスト=秋の収穫時に穀物が臼で挽かれることを意味する古代ローマの言葉、"tribulum" なのだそうです。


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  このシンボルが降ろされた1925年の米国では、大規模農業や農場経営が一般化する中で、1930年代の大恐慌を前に一足早く急激な農業不況に陥る過程にあったそうです。貧富の差も激しく、白人大規模農場主に対して土地を借りて耕す小作人や季節労働に従事する黒人労働者、そして中国人や日本人移民など、多くのひと達がわずかな収入のために過酷な労働に明け暮れていました。ハーヴェスト・ムーンの時期は、この時代を生きた人々にとって、その立場によって悲喜こもごも、様々な想いが錯綜する季節だったのではないでしょうか。

秋も深まる中、盛大に催された茶会に集まる貴婦人達は、沢山の収穫物やそれに代わる金銭を当然のように受け取る立場にあったことでしょう。 1920年代中盤の米国で迎えるハーヴェスト・ムーンを思うとき、この2つのシンボルには世の中の光と影がくっきりと投影されているように思えます。 

        一国の社会・経済構造を成り立たせている仕組みの中で、様々な立場のひと達が様々な人生を送りながら、ひとつの社会としてその歴史を織り上げてきました。この「茶会」という優雅な装いのイメージひとつをとっても、その底には沢山の社会的不公平と偏見や欺瞞が渦巻いているように思います。


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  それでもこの光景を俯瞰で見たとき、香り高いお茶の葉を通して... 秋の午後の優しい光を透過して... 底辺の過酷な労働にあえぐ移民女性から、上品な会話を嗜む特権階級の女性まで、あらゆる階層の人々と彼らにまつわる生の物語が、人類というタピストリーの一部として実は密接に結び付いていることが透けて見える気がします。... それがわたし達の住む社会の構造であり、その構造のどこかを支え、どこかに支えられつつ、わたし達は今この瞬間も生きているという事実。 

上流階級の貴婦人達にとって、茶会は社交上必須の儀式とも言えます。階級にふさわしい上品なふるまいの中で、慈善パーティの相談を終えた後はちょっとした噂話やゴシップに花が咲くかもしれません。そこに女性としての本音やため息が漏れることもあったでしょう。また日雇い労働の女性達にもひと休みのお茶は欠かせないひとときだったと言います。彼女達もまた、世間の噂話や雇い主、連れ合いの愚痴話などで慰め合ったり盛り上がったりしたのかもしれません。「一杯のお茶」は単なる飲み物というだけでなく、人間社会の下層から上流までを一筋に結ぶ普遍的な生の営みを象徴しているのではないでしょうか。 お茶会に集う女性達は、今自分が口にしている紅茶がどこでどうして作られ、誰が摘み取った葉なのか…想像したことはあったでしょうか? ちなみに原語の"grand dames"は、貴婦人という意味の他に「何かの分野に秀でて一家言を持つ偉大な女性」という意味もあるのですが...。


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        さて、新月のメインのシンボルは乙女座28°『禿げ頭の男』。これは前のシンボルとはうって変わって男性的なイメージですね。文字通り、頭部を護る髪の毛を持たない男のひと。また原語の「bald」には何も隠していない、飾り気がない、率直で明解であからさまな状態という意味もあります。その意味では茶会の貴婦人とは対照的な姿ですね。またB.ボヴィは「a bald headed man」というフレーズに「急ぐあまりキャップを被るのも忘れて走り去る男」というイメージも被ってくると示唆していました。

ところで米語の俗語で頭のことを「dome」とも言います。頭部は知性、思考力、気付きのドーム。ならば頭頂部の輝きは自己実現の光と言えるかもしれません。また「dome」は家や建物の上部をカバーする丸みのある覆いのことですが、同時に「支配」や「統治」「領有」を意味する「dominion」ということばにも通じる響きがあります。体の一番上部に君臨する頭部は「わたし」という存在、わたしの体を統制する者、人間を人間たらしめる思考の力の源です。


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  ではここで補完し合う対向のシンボルを見てみましょう。魚座28°は『満月の下の肥沃な果樹園』(または菜園)です。このシンボルは前度数の『ハーヴェスト・ムーン』つまり秋の収穫が終わった直後、ひっそりと休んでいる土地の光景ではないでしょうか。この土地が肥沃だということは、多くの果物や野菜を生み出し育むことの出来る「潜在的な力」に満ちているということになります。その力がピークに達するときは過剰なほどの実りが見られるけれど、刈り入れの後は一見して不毛の土地と見分けがつかないかもしれません。その潜在力は今、土の中に隠され、生命の輝きは再び成長の季節がやってくるまで形を持つことなくひっそりと眠っています。。

ならば新月のシンボルである『禿げた頭』は、髪が生えていないという表面的な状態ではなく、わたし達の頭皮の下に眠る「潜在的な力」の全てを物語ろうとしているのかもしれません。B.ボヴィは旧約聖書の物語で歌劇にもなった「サムソンとデリラ」を引き合いに出してこう語っています。「英雄サムソンの強さの基は一度たりとも切られたことのないその豊かな髪にあった。だが裏切りと欺瞞と背信によってその髪を切られると、彼はその強靱さの全てを失ってしまう。しかし、やがて彼の髪が再び生えてきたとき、彼には新たな強さが蘇り裏切り者は自分の行為の結果に直面することになった。髪を切るという行為は、ここでは刈り入れのときとオーバーラップする」と。


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  ある力がピークに達したとき、それは刈り取られる または切られるタイミングが来たとき。そしてその後しばらくの間はただ何もない荒れ地のように見える。けれどやがて時が至れば、力はふたたび大地の下から緑あふれるカタチとなって新しいいのちを豊かに実らせる。 たとえば穀物ならその様相は季節のサイクルに従うし、たとえば相場なら、天井と底を繋いで上下する波動に顕れます。

        わたし達は一般に、力のピークにあるときが最高だと感じます。何かが常に手に入る祝祭のときだから。けれどそれが終わってしまうと意気消沈します。あぁ失ってしまった!...何もかも無くなってしまった...と感じるから。でも、本当にそうでしょうか? 長い人生のサイクルの中で、舞い上がったり落ち込んだりの繰り返しの中で、まだ見ぬ果てしない未来を夢見ながらじっくりと力を溜めているそのとき。そのときこそ、自分の中に潜在する肥沃な力の可能性をしっかりと見つめ、新しい果実の種を蒔くとき。不屈さを通して目に見えない無限の豊かさを感じ取るとき。全てを知る自然の呼び声に耳を傾けるとき。


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  B.ボヴィはこうも言っています。「ケルトの伝承では、王や領主から髪を切られることは一人前の男として認められる時期に入ったことを示唆していた。それは皆に対し、余計な飾りのない自己を証明する季節の訪れとされていた」と。今は男性であることやその魅力を強調するひとつの表現としてスキンヘッドにするひともいるけれど、その表徴の下にはそんな意味が隠されていたのかもしれません。


        茶会の貴婦人から、禿げ頭の男へ。社会的な階層を貫く人びとの営みを俯瞰する刈り入れの季節から、自己の肥沃なポテンシャルを予感する季節へと移りゆく人生のひととき。大きな変化への兆しを前に、巡りゆく現実の中で。わたしは、わたしの道を行く。戦士は、戦士の道を往く。たぶんスキンヘッドは似合わないけど。。 でも、この皮膚の下に眠っている力を信じて....。



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メリマンさんから第一次の原稿が届き、今年も『フォーキャスト2018』に向けて怒濤の日々が始まりました。これから入稿〜脱稿までは時間との闘いになりそうです。新月・満月の記事とコラムの翻訳は例年通り続けるつもりですが、今年は何かと時間が足りなくて少し簡単になってしまうかも? まぁどうなるかやってみないとわからないけれど。とにかく頑張ってみます!

have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 19:48|PermalinkComments(4)

September 10, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/11【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月11日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週9月18日付のメリマン・コラムは都合によりお休みさせていただきます。


≪先週をふり返って≫

        “9月5日ガソリンの市販価格が25セント上昇したが、これは週単位としては2005年のハリケーン・カトリーナ以来の値上がり幅だった。”

— Jeff Cox
  www.cnbc.com 2017年9月8日付


        “木曜深夜に起きたマグニチュード8.1の大地震よって少なくとも32人*の死者が出た。これまでメキシコが経験した内で最大級の地震はメキシコ南沿岸部を襲った。大統領エンリケ・ペニャ・ニエトは記者会見で、この地震がここ100年では国内で最も大きな規模だったと語った。”

— Reuters News Service 2017年9月8日付


*この地震の死者数は日本時間10日昼の時点で少なくとも90人となっている。

        ハリケーン・ハービーがテキサスに大きな被害をもたらした後、先週はより多くの自然災害に見舞われる週となった。マンデーン・アストロロジーの分野では、ハリケーン(と地震、竜巻、強風)は天王星の絡むハードアスペクトが支配する。洪水は海王星の受け持ちだ。1993年、171年サイクルを持つ天王星と海王星が山羊座においてコンジャンクションを開始した時は大雨によってミシシッピ川が氾濫し、その結果、穀物価格が急騰した。セントルイスが水没して穀物の輸送が数週間にわたって滞ったことが原因だった。

現在、私達はそれに似た現象をガソリンの流通において目の当たりにしている。ハリケーン・ハービーの被害によって製油所が操業停止に追い込まれたことが原因だ。ガソリンの供給ルートに今後数日間 — いや数週間 — にわたって立ちはだかる、より大きな混乱への不安要因はそれだけではない。テキサスに次いでフロリダもまた今週末、ハリケーン・アルマの猛攻に遭うからだ。

そう、皆さんが予測するように、天王星と海王星は再びハードアスペクトを形成している。実際、両惑星は現在サイクルの1/8局面となるワクシング・セミスクエア(45°)を形成中で、これは2017年8月11日〜2019年5月1日まで5回にわたって起きる。つまりこれは、大雨、洪水、ハリケーン、地震の類がおそらくいつもより頻繁に起きるだろう21ヶ月間の始まりに過ぎない。その結果として基本生活必需品の急騰が起き得る。

これが地球温暖化のもたらす甚大な影響の証拠だと多くの人々が主張する声を私は承知している。地球温暖化自体が真実か(あるいはでっち上げか)を議論するつもりはない。だが私が指摘しているのは、私達が今日目撃している自然災害が長期のジオコズミック・サイクルの原理と相関しているという事実だ。これは金融市場と商品市場の価格に直接的な影響力を及ぼすし、その分野について私は少々の経験と知識がある。だから私は気候変化についての科学を頼りにするよりもっと安全な場にいられるのだ。しかしながら、これまで旅行してきた何処かで開かれたレクチャーにおいて、私達の太陽系では地球だけでなく全ての惑星が温暖化しているという話を聞いたことがある。これは太陽活動の働きによるものだという。だが最近他の惑星を訪れていない私には、この説の信頼性を個人的に検証することは出来ない。

天王星・海王星のアスペクトには、論じるに値するもう1つの側面がある。それは互いに手を差し伸べて助け合いたいという人々の意欲だ。天王星は反抗と人道主義の両側面を持つことが知られている。また、大衆 — 人々の大規模な集団 — とも関連する。海王星は思いやりと犠牲的精神の惑星として知られている。これらが互いにアスペクトを形成する時は、ある種の危機が起きた後、その危機の影響を受けて苦しむ人々を助けようとする意欲が湧き起こり、自己犠牲と思いやりの大いなる活動が始まる流れとの相関性がある。

このように莫大な心配と気遣いの迸りは、ここ2週間というもの米国では目を見張るものがあった。私はこうした動きが天王星・海王星セミスクエア期の間中続くのではないかと思う。ジオコズミック原理との関連においては、2週間前にまさに米国を横断していった直近の日蝕も注目だ。これほど強力な日蝕によって闇をもたらされた地球上の国々は、蝕から12ヶ月〜18ヶ月間は自然(や他の要因による)災害に遭いやすい。これもまた今回のケースに当てはまるだろう。

        だが今は市場に話を戻そう。私が毎日、終日、研究を重ね、それでもまだ知るべき多くの物事を掴むに至らない、市場についてだ。それでも私は山羊座の生まれであり、蠍座に吉星(2室に金星と木星)を持つ身だ。だから全てを知ろうとすることをけっして諦めないだろう。私は自分で行う調査に関しては容赦なく執拗だ。

株式市場では、世界の多くの指数が前週の強気を維持出来なかった。米国や日本などは先週のほとんどで下げていた。一方、ヨーロッパ、中国、南米は騰がった。だが最も大きな勝ちを収めたのは国債、貴金属、通貨(対米ドル/『フォーキャスト2017』で概略を述べたように、ほとんど3年ぶりの最安値水準に落ち込んだ)。たとえば金先物の期近物は2016年7月以来初めて1350ドル以上で引けたが、これはまさにMMAの年央ウェビナーで提示した私達の予測どおりだった。銀は18ドル以上で引けており、いずれもウェビナーでの目標価格が的中した。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        水星が9月5日に逆行期を終えた現在、私達は今後3週間にわたって訪れる多くの新たなジオコズミック・サインに集中力を向けることが出来る。それらは金融市場のリバーサルに歴史的相関性を持つものだ。まず9月12日〜17日、金星が土星と天王星にグランドトラインを形成する。したがってこれは、金星による、土星・天王星の長期45年ウェイニングトライン・サイクルのトランスレーションということであり、過去においては米国株式市場の史上最高値、そしてその後に起きた重要な下落と同期している。この高値と相関する土星・天王星トラインは、2016年12月〜2017年11月の間に都合3回起きる。またより速い動きの惑星がこのアスペクトに参加する時は株価が重要なリバーサルを起こす時間帯になり得る。ひょっとすると — ただ単にもしかしたら...の話だが — 金星がグランドトラインを形成しようとする今、ハリケーン・アルマはニュースキャスターや気象予報士達が予測するほどには度を超えた破滅をもたらさないのかもしれない*
*日本時間9月9日土曜夜の段階でCNNのライブ放送では「このハリケーンは比類のない規模のものであり、もうあまり時間がありません。フロリダに残っている人達は今すぐに逃げて下さい」と繰り返し呼びかけ、ゴーストタウン状態になっている街も多い。

        私達が遭遇するもう1つの重要なジオコズミック・サインは、9月27日に起きる木星・天王星オポジションの3回目の形成だ。最初の2回の形成(12月26日と3月2日)は、ダウ工業平均におけるハーフ・プライマリーサイクルとフル・プライマリーサイクルの天井に順に同期していった。そして数週間の下落が続いた。実際、3月1日の高値の後、ダウ平均にはこれまでのところ今年最長の下落期が始まっている。このアスペクトは2週間のオーブを持ち、米国株におけるプライマリーサイクルの完了に対し、全ジオコズミック・サイン中最高の相関性を持つものだ。これについては拙著『The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 3; Geocosmic Correlations to Trading Cycles』に詳説している。したがって、今後3週間は金融市場にとって注目に値すべき時になると私は予測している。

1929年9月3日に記録した株式市場の高値をもって終わった壮大な強気相場とその後に続いた世界大恐慌に、私は今も留意している。以前このコラムで論じたように、あれはハーバート・フーバーが政権を取ってからたった9ヶ月のことで、共和党がホワイトハウス、上院、下院全てを支配した最後の時だった。さらに、フーバーは — トランプのように — 政治家ではなくむしろ大成功した企業家であった。また彼も今日のドナルド・トランプ大統領と同様に、彼自身の政党からあまり好かれていなかった。

当時と今との類似性は現在着々と強化されている。ダウ平均の現在の史上最高値は1ヶ月前の2017年8月8日だったにもかかわらず、9月1日、すなわち9月3日以前の最終取引日にはその高値を再び試す動き(戻り高値)をつけている。実際、9月1日にはナスダック先物が史上新高値をつけ、まさにその次の週(先週)にはドナルド・トランプ — 取引交渉の元締め — が彼の仲間内である多くの共和党議員を怒らせた。ハリケーン・ハービー被災者への援助のために3ヶ月の債務上限引き上げ(いったいどうした?)で民主党と歩み寄ったのだ。こうした超党派の合意(共和党はハリケーン・ハービーの被災者援助と債務上限の引き上げを結び付けたくはなかった)にもかかわらず、ダウ平均は先週、200ポイント近くも下落した。これは強気相場の終焉を宣言するだけでは不十分であり、今後の成り行きに目が離せない状況だと言える。結局のところ、時に歴史は非常に奇妙な形をとってそれ自体を繰り返すものだ。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:50|PermalinkComments(0)

September 05, 2017

●9/6の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで9月6日16:21前後、北海道周辺で16:27前後、関西方面は16:02頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で15:33前後に魚座13°53'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月・日蝕の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【月 魚座13°~14° + 太陽 乙女座13°~14°】
  "A sword in a museum" +
  "A strong hand supplanting political hysteria"
『博物館に展示された一振りの剣』+
 『政治的ヒステリー状態を制圧する力強い手』

  "Lady in a fox fur" +
  "A family tree"
『狐の毛皮をまとうレディ』+
  『家系図』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~9/19】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★感情的混乱や混沌の中で物事の進路を決める力を自己の手に取り戻す必要
→★ファンタジックorノスタルジックな世界への感受性の高まりまたは逃避願望
→★真にパワーが必要な場面に直面することで内に眠っていた力が目覚める
→★シビアな状況分析が必要な時と軽いユーモアでやり過ごすべき時の見極め
→★争ったり傷つけあう必要さえも感じない静かな自信を維持する必要
→★暴走しがちな感情を制御する能力を身に付けて危機をやり過ごす
→★古い伝統に培われた用の美、強い精神性を象徴するものに惹かれる
→★以前は最先端だった物や思考がすでに古くなって役立たないことに気付く
→★自分の身に備わった真の力とは何かを識別し、沈黙の内に護る必要
→★優しさと公平さを追求しながらエリート意識を持つという矛盾を見る
→★独自のスタイルを探求し、その中に自己のアイデンティティを見出す
→★何代にもわたって受け継がれた力を体現する、または家の重圧との葛藤
→★伝統や習慣または血の絆を護るために必要な社会規範への気付き
→★家、立場、習慣によって無意識に創り上げられた自分の鋳型を見る
→★表向きの言説やふるまいが何かのカモフラージュである可能性に注意
→★品良く目立たないふるまいに潜む決して矯められないワイルドな力
→★自分の人生の決定権は自分自身の手の内にあることを確認する
→★余計な気配を消してベストのタイミングを待つ訓練
→★今の自分を創ってきた経験や観念を新たな視座からもう一度見直していく・・・→


エネルギーのポイント:新月・日蝕『変容の予感 ― 移行 — 勇気と透徹』
            ↓
            満月『持てる力の確認と防御』 

170906FM



★ちょっと気になる惑星アスペクト★

9月5日
 ・水星順行(20時30分ごろ)数日はストームフェーズ
 ・太陽・小惑星ウィチロポチトリと海王星がオポジション
 ・火星が乙女座に入居(18時35分ごろ)
 ・火星・水星コンジャンクションが日蝕の位置で起き、満月へと引き継がれる
 (受動攻撃性が自分自身に向く可能性、罪悪感または劣等感、言葉の争い、
  思い込み、事故、電子機器異常などに注意
  →精神の火・霊の火をかけた行動への促し)

9月6日:海王星(+ニッポニア)とコンジャンクションの満月

9月10日午前3時頃
 ・木星・エリス(+月)が2回目最後のオポジション形成
  (キラルス・セレスとTスクエア)
 ・水星が乙女座入居

 3月に終了した天王星・エリスのコンジャンクションは2018年1月まで
  オーブ圏内にあるので、9月28日の木星・天王星オポジションを過ぎる
  までを木星による一種のトランスレーションと考えても良いかもしれない
  (ITの発達により断片化し希薄化してしまったアイデンティティを取り戻したい
  という無意識の欲求が生み出す様々な軋み、匿名性に隠れた自己の肥大化の危険)

9月11日~16日(余韻は新月まで続く)
 ・ダイヤモンド・フォーメーション(六芒星パターン)
  月Sノード・土星(とイクシオン)・月Nノード・カオス・木星・月
 (とエリス、金星)との間に3つのカイトと3つのミスティックレクタングルが成立
 ・15日金星が月Nノードにコンジャンクション
 (現況へのささやかな満足感とそこから逸脱したいという無意識への強い刺激)

9月14日〜15日
 ・火星・ネッソスのオポジション〜水星・ネッソスのオポジション
 ・海王星・ニッポニアがコンジャンクション
 (ネガティブなカルマの精算を促す力、攻撃的衝動の可能性、
  満月のテーマの確認)
 
9月16日
 ・太陽乙女座23°台でイクシオン・カオスとTスクエア
 ・月Sノードとエリスから太陽にYOD形成
 (理想と現実、無垢さと実利主義の葛藤
  こころの弱さがルサンチマンの表出へと繋がる可能性
  全てを抱き留める優しさと強さを持つ)

9月17日乙女座7°台で水星・火星コンジャンクション
 (社会に受け入れられるようなやり方で上手に「境界の縛り」を逸脱していく
  「獲物」を追う、捜索する、戦闘的な探求)

9月17日~20日
 ・水星・火星・オルクスがコンジャンクション
 ・〜水星・海王星オポジション
 (自分や他者に対する度を超えた批判や罪悪感、相手を陥れるための
  欺瞞的な告発、集中力の欠如または直観、審判のフォース、
  強力なインスピレーション、審神者的な能力の冴え、音への感受性など)
  
9月20日: 14時30分頃 新月!🌚

       

        日蝕の新月から早くも約2週間。その間世界にはいつものようにいろいろなことが起きました。中でもわたし達にとって最も大きな「変化」を意味したのは、日本を飛び越えて飛んでいった北朝鮮のミサイル発射とそれに続く3日の核実験のニュースでしょうか。今のところ聞こえてくるのはその規模が70kt級で広島に落とされた原爆の5倍の威力があり、水爆である可能性も今の段階では否定出来ないという話や、あてにならない国連安保理、軍事行動の是非をめぐる相容れることのなさそうな議論、不調に終わるかもしれない経済制裁などなど... 目の前の現実を捉える目もまた様々に分裂し、国内外は混沌の度合いを増しているように見えます。一方、先月末にハリケーン・ハービーで大きな被害を被った米国ですが、今度は同等かそれ以上と予測されるハリケーン・イルマがカリブ海諸国からマイアミに向かっているのだとか。やはり前回の日蝕がネイタルチャートに触れた米国、日本、北朝鮮やドイツなど多くの国々にとって、これから先の数年に向けた大きな正念場がやってくるのかもしれません。


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        今回の魚座の満月は海王星とコンジャンクトしています。これは基本的にかなりドリーミィな雰囲気をもたらしそう... 。また感受性が強くなり、自他の境界を護る壁が薄くなって、あらゆる種類の感情が否応なく高まるかもしれません。音楽やパフォーマンス・アートなど、芸術的なイマジネーションの高まりを経験するひとも多いのではないでしょうか。 けれどそれと同時に、全てが霧となって雲散霧消していくような、寄る辺ない感じのエネルギーも充満しそうです。この、一見捉えどころのない現実の中で身動きが取れないような感覚を持つひと、あるいはふと気付くといつの間にか無為に過ごしてしまった...と感じたり、実際に現実逃避に走ってしまう…なんてことも起きそうです。何かに向かおうとする気持ちは高まっている。たとえば自分の内側には「あそこに辿り着きたい」という強い想いがある。そして、ちゃんとその方向を向いているつもり。なのに近付けない... そこから遠ざかるようなことばかりしている気がする...そんなもどかしさと、ちょっぴり感じる罪悪感。 あるいは、いつもと同じように動いたり話したりしているのに、どこか地に足が着いていないような感覚。物事がただ勝手に進んで行くようで、ちょっと現実感が薄いような、奇妙な気持ち。

新月・日蝕のシンボルだった『人魚』が象徴する「どこにも属さない、属することが出来ない」という、透明なジェリー状の壁に阻まれた状況や感覚に対し、この満月ではひとつの答を出していくことになるのだけど.....。そのままうずくまって水と陸の境界に留まり、ひたすら望郷のうたを唱うのか? それとも執拗な何かを断ち切って自ら二本の脚を生み出し、やがて小さな(でも本当はとても大きい)一歩を踏み出していくのか...? 


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  今週のメリマン・コラムにも、これからの様相を描く次のような一節がありました。『.....それはまるで、何か新しいことを始めたいと心底から望んでいながら、どうしても出来ずにいるような感覚だ。前進し始めるたびに、それは泡と消えるように見える。受動攻撃性が高まるかもしれない。また、何かシンプルなことをしようとするが、その後物事をあまりに複雑にしてしまい、沢山の要素に気を配る(依存する)あまり、最初のシンプルな発想を支持していた人々がその複雑さについて行けない状態になることを意味する可能性もある。』 メリマンさんはこれを、トランプ政権が多様な方向性を持つ法案をひとつの大きな構想の下にまとめて処理しようと焦れば焦るほど手に余り、上手く行かなくなっていく状況として解説していました。けれど似たようなことはわたし達の日常でも起こり得るかもしれません。

強力な海王星の影響を受けて羽ばたいていく魚座の月の想像力。ひとによってはアレも! コレも!なんて、様々なインスピレーションが湧いてくるかもしれません。そのどれもが素適なものに思えます。けれど日蝕 ― 人魚のテーマ ― が起きた度数から順行を開始したばかりの水星は、数日間ストーム状態。それに魚座の海王星と乙女座の火星の要素が加われば、断固としてゆるぎない気持ちや細部の完全性を求める細かさが生まれると同時に、砂山が崩れるような心許なさや不安定な気分がどこからともなくヒタヒタと滲出してきそうです。そうなると、いつもこころのどこかに矛盾と不満を抱えるような状態になりがちです。うーん、全体としてはミステリアスで素適な雰囲気もあるのだけど、そのわりになかなかハードル高そうな満月。...でも、じゃ、どう過ごせばいいんだろう? もしかしたらそのヒントは(注意すべき点も含めて)満月のサビアン・シンボルの中にこそ潜んでいるのかもしれません。


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★9月満月のサビアン・シンボル★


        まず月がとっていくベースのシンボルは『博物館に展示されたひと振りの剣』、そして月に光を与える太陽は『政治的ヒステリー状態を制圧する力強い手』です。剣、政治的ヒステリー、制圧... なんとなくアグレッシブというか、不穏な感じを与える言葉が並んでいるけれど。。 このあたりのシンボルが「黄道帯最後のサインであり、人生という螺旋の最終段階を象徴する魚座 / 個としての可能性追求の最終段階を象徴する乙女座」という軸の中間部に顕れていることもちょっぴり頭において見て行く必要がありそうです。


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        今、わたし達は歴史的な遺物が展示された博物館にいます。目の前に飾られている、ひと振りの美しい刀剣。仄暗い展示室の中央で照明を浴びる、その立派な立ち姿...。時を経てもその鋭さは変わらず、凜とした気品さえ漂わせています。それが儀式用の剣なのか、それとも実際に戦で使われ、数多の血を浴びたものなのか? それはわかりません。けれど今、わたし達は確かに歴史を生き抜いてきた「力」の象徴を目の前にしています。 それはゆるぎない自信 — 己を信じる力 — の顕れであり、また一方「敵」と「味方」あるいは目の前の「現実」を明確に識別する力のシンボルでもあります。

博物館の原語「Museum」は、ギリシャ神話の女神ムネモシュネが語源なのだそうです。彼女は「思い出の女神」そして「記憶の女神」。つまりこのシンボルは、はるか昔に使われたひと振りの剣が、今は記憶の女神の胎内深く身を休めていること…そして皆が共有する価値ある遺産として立ち現れていること... そんな情景を物語っています。 博物館に展示されたもの達は、現実の役割を終えたもの達。だからこの刀剣が使われることは二度とないでしょう。わたし達はそれを見ながら『あぁ、戦争や殺し合いなんて嫌だな。今が平和でよかった...』なんて考えるかもしれません。けれど... 美しい剣を目の当たりにしたとき、多くのひとは自分の内側に何かえも言われぬ力が湧いてくるのを感じないでしょうか? 何かこう、背骨が真っ直ぐに正されるような? 


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  おそらく1920年代当時、このシンボルを降ろしたエルシィの潜在意識には、あの有名な「アーサー王物語」の片鱗があったかもしれません。王位の正当な継承者として、自分を証明するためにアーサーが引き抜いたと言われる、石に刺さった魔法の剣エクスカリバー。それはただ凄まじい武力を持つだけでは抜くことが出来ませんでした。それは人々を率いるための何か特別な力を持つ者=ヒーローが、ヒーローであることを証明するための装置でした。ならば博物館に飾られている古の剣は... きっと自分が紛れもなく正当な自分自身であることを証明し、危機のときに覚悟を持って挑むときにだけ引き出すことの出来る..... 存在の奥底に眠った力。そんな内なる「力」の象徴なのかもしれません。

曖昧さと混沌が渦巻くこの世界で。背筋をのばしお腹に力を入れて。空間を、切る。突く。刺す。払う。振り下ろす。識別の力を研ぐ。見えないフォース。そして... 最善の自分を呼び覚ます。 いつか召命の角笛が聞こえるかもしれない。そのときに備えて。 たとえ今がどんな状況だろうと、自分にはまだ引き出せる力がある。潜んでいる。それをきちんと知っておくこと。このシンボルはそれを伝えようとしているように思えます。


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        一方、乙女座の太陽が示すシンボルは『政治的ヒステリー状態を制圧する力強い手』。これはかなり現実的な情景ですよね。天王星・冥王星スクエアに代表されるカーディナル・クライマックスが始まって以来、大きくも小さくも、世界中で日常的に見られる光景になってしまいました。「アラブの春」が希望の象徴のように語られていたときがはるか昔のように感じます。悪い独裁者を正義の民衆が倒して新しい世に…なんて、そんな遠目からの単純な物語はどこかに吹き飛び、政治、経済、宗教、民族、歴史、主義主張、そして長い間に積もりに積もった激しい感情が複雑に絡み合う、大きな混沌へと世界は投げ込まれています。これが赤裸々な人間世界の姿、そのものなのかもしれません。それとも、どこかで間違った? 今もまだ「これが正しい!お前が、アイツが、間違っている!」と論争しあう声があちこちから聞こえてきます。

けれど現実に火の粉が降りかかってきたとき、そんな理屈もまた吹き飛んでしまうかもしれません。 原語の「supplanting」は何かと何かを「すげ替える」という意味を持ちます。また、何かを「根こそぎにする」という意味もあります。このことばは、ラテン語の「suppletare」から来ているそうで、元々の含意は「足をすくって躓かせる」ことなのだそうです。 政治的なコントロールが効かなくなった無政府状態の都市。近未来SFみたいな光景を思い浮かべてしまうけど、今この瞬間も、地球上にはそういう場所がいくつも存在します。 


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  たとえば抗議運動で度を超した感情に翻弄され、攻撃性を増した群衆を放っておいたら何が起きるかわかりません。多くの犠牲者が出て街が破壊される怖れもあります。政治は暗礁に乗り上げ、必要な行政措置も滞るようになれば、国は混乱するし、それに乗じて他国から侵略されるケースも歴史上頻繁に起きています。そんなとき、わたし達は「力強い手」を望みます。自分達に降りかかる暴力を有無を言わせず根こそぎにし、躓かせ、その代わりに平穏を取り戻してくれる手。騒乱に取って代わる、強い力。強力で自信に満ち、責任を持って権威を発動する大きな手を。

では、そんな現実を突き付ける乙女座太陽の光の声に対し、魚座の月は何と答えるでしょう? アーサー王物語の舞台となる時代もまた「王の中の王」の地位を求めて群雄割拠する、いわば政治的ヒステリーの時代でした。そんな混乱と混沌の中、ひとりの英雄が「自分の手」によって石に突き刺さった剣を引き抜き、その事実によって王の中の王となりました。 もちろん、わたし達ひとりひとりはアーサー王でもなければ英雄でもありません。けれど自分自身の内的宇宙が混乱を極めたとき、石に刺さった魔法の剣を引き抜くことが出来る存在は「わたし」しかいません。自己の胎内宇宙を統べる者として。たったひとりの王の中の王として。 それは智の剣かもしれないし、胆力という名の剣かもしれません。もしかしたら、最初のうちは「開き直り」の短剣かもしれません。それでも。 内的な静謐の中で、引き抜いた剣の刃に映し出される外界の混乱をつぶさに見るとき、わたし達にはきっと見えて来るのだと思います。どこを切り裂き、何を払えば、目前の危機を脱することが出来るのかを。。


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        次に月はメイン・テーマとなるシンボル、魚座14°の『狐の毛皮をまとうレディ』をとっていきます。そして太陽が投げかける問いのシンボルは『家系図』です。ゴージャスなフォックスのコートを着たレディ…1920年代当時の裕福なモダン・ガールの姿でしょうか。今なら「イット・ガール」なんて呼ばれるような、小悪魔的な魅力に満ちた女性を彷彿とさせます。 自分が属する社会に溶け込み、気品にあふれながらも自由な精神を保っているような。。 常にどこか冷静で、何をすれば良いか、どうふるまえば良いかをわかっているような。。 

狐は動物の中でも「頭の回転の速さ」「逃げ足の速さ」「敏捷性」そして「狡猾さ」を象徴する存在です。英語でセクシーかつ気性の激しい女性を意味する(性悪女という意味にもなるけど)「vixen」ということばは、もともと「雌狐」を指しています。またB.ボヴィは、古い時代に「fox」ということばが「マントの下に隠せる短剣とその鞘」の名を指していたことも指摘し、「何かを隠す」というテーマがオーバーラップしていることを指摘していました。

マントの下に隠された剣。たとえばブリテン王の血を引きながら格下の貴族の息子として育てられた少年アーサー。その出自は王が亡くなり、彼が十分に成長して自らの定めを引き受けられるようになるまで隠されていたといいます。けれど幼少時の彼は、ふとしたときに「何故かはわからないけれど微妙にフィットしていない感覚」や「自分はここに本当に属しているのだろうか?」という疑問を抱いたりはしなかったでしょうか? 連綿と続く血統の大木に接ぎ木されたような感覚。たとえその暮らしが平穏で幸福な日々だったとしても...。


fox



  狐が獲物を見つけたとき、彼らはじっと様子を伺いながら、自分の目的と殺気を隠して近付いていきます。もし獲物となる鳥達が巣の近くに狐の洞穴を見つけたら、種族に受け継がれた知恵に従い、気配を隠してそっと飛び立つかもしれません。 狐は狩る者。鳥達は獲物となる者。 その関係は、生の初めから連綿と繰り返されてきました。そして相対したときは両者とも、自分が相手に対し何者であるのかを隠すことが必要になります。互いの生をまっとうするために。

一方、太陽が投げかけるシンボルは『家系図』です。家、種族、民族... 長い刻を経て培われてきた血の絆。祖霊の加護や先祖の名誉。 それは輝かしい歴史かもしれないし、負の遺産かもしれません。誇りに思うひともいれば、家のカルマや家系の持つ重圧に耐えきれないひともいるでしょう。または何かの原因で系譜が断ち切られ、自分が何に、どこに属しているかわからないというひともいると思います。 たとえそうであったとしても、今ここに存在するわたし達のルーツには、何万年も継続してきた人類としての底深い根っこが生きています。それぞれの時代に生きた、無数のひとびとによって刻まれてきた想いの粒子たち。意識しようとしまいと、それは今も大木を支える壮大な地下茎として、末端の小枝であるわたし達の潜在意識に膨大な情報を送り、わたし達を常に「人間」たらしめているのではないでしょうか。


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  家系図を意味する原語の『family tree』は文字通り「家の木」で、日本の家系図なら線で表す家族の関係性を、大木の枝に見立てて描きます。ん?それって...... なんだか前回の新月・日蝕のテーマで浮上した「世界樹・ユグドラシル」を思い起こしませんか? あの、世界全体の構造を貫く「ワールド・トゥリー」です。 天と大地と地下世界を貫いて繁るという無限の大木 ー 世界の支柱。家や家族のルーツとは、突き詰めれば株分けされた世界樹なのかもしれませんね..。では、小枝としてのわたし達は、そのファミリー・トゥリーにどんな想いを遺し、どんな栄養を与えていくのでしょう? 太陽はそんな問いかけを光に託して送っているようです。月はそれを受けてどう答えるのかな?


        狐の毛皮をまとったレディは、自分の力を知っています。知った上で、今はそれを隠しています。その力がどんなものかは、ひとそれぞれ。けれどそれは、わたし達が生まれながらに携えてきた何かです。はるかな時の彼方から受け継ぎ、また自らの想いを重ね、護り、育てていくいのちの力です。 

自らの内に眠る真の力を見出したとき、ひとはそれを見せびらかしたり声高に主張するものではないことも同時に理解するのだと思います。 コートの下に隠した剣は、本当に必要なときが来るまで抜かれることはないでしょう。けれど、やがてその剣を引き抜くときが来るのを彼女は知っています。そしてとのときが来れば、いつでも敏捷に動けることを知っています。 それまで、きっと彼女は騒ぎを起こすこともなく妖艶な微笑を浮かべながら、周囲の喧噪を眺めているのかもしれません。ときに意表を突いたユーモアでその場を支配する緊張感を和らげながら。そして今はまだ、皆と同じ場に属しているかのようにふるまいながら。 


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        じゃ、なぜ彼女はそんな余裕を持てるんだろう? どうして何があっても狼狽したり攻撃したり泣き言を言ったりしないんだろう? なぜ孤独に耐えられるんだろう? 押し寄せる感情に足許をすくわれないんだろう? 

なぜなら、もし自分が望みさえすれば... 強固なファミリー・トゥリーさえも断ち切ることの出来る、鋭い剣を持っているから。もし、自分が本当にそれを望み、独りで歩いていけるならば。それが真の道だと感じるならば。もしかしたら、自ら剣となって「世界樹」の外縁さえも切り裂き、新たな地平に出ていくことだってあり得るのかもしれません。たとえ今はまだ誰にも理解されないとしても。いえ、それとも... 剣をひっそりと抱いたまま、次の小枝に知恵を伝え、未来を託していくのかもしれません。 

今、彼女にはあらゆる可能性と選択肢があります。道を創るのも、獲物に狙いを定めるのも自分自身。そして隠し持った自分という剣。ただ、それを知っていること。心得ていること。 たぶんこれが、自分をひと知れず生かし、支え続けて来た壮大な家系図に遺す、彼女 — 雌狐 — の答ではないでしょうか?


        ひとつ前の獅子座で膨らんだ「個」が、一度ぐっと収縮する乙女座。そこに輝く太陽は、自己の細部を総点検して、具体的な「力」の在りようとその支えとなる家系図を描きました。一方、黄道の最終星座宮、全てを溶かし込む魚座の月は、狐のコートの下に隠し持つ剣を抱いて、冷たい光を放ちます。

夏から秋へと移ろいゆく季節の中で、巡り廻る人間の歴史の混沌の中で。 さぁ、フォックスファーのコートを華麗にまとい、短剣をしのばせながら... まだ見ぬ獲物「終わりの無限」を追いかけていきましょうか!



magelan




have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

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September 03, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント9/4【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年9月4日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【告知】レイバー・デーにあたるため9月4日の米国市場は休場となることに留意。


≪ 先週をふり返って ≫

今週は都合によりこのパートを抄訳とさせていただきます。

プライマリー・サイクルの底を★★★重要変化日である8月18日〜21日につけた後、日蝕の影響や予想に満たない雇用統計にもかかわらず株式市場は見事に上昇、ダウ工業平均は21,600の安値からこれまでのところ金曜の22,039まで騰げた。(史上最高値は8月8日、月蝕の翌日につけた22,179)

ナスダック総合は7月27日の新高値近くまで上昇した。

現在、世界の諸地域において非常に多くの異市場間弱気ダイバージェンスが発現している。トリックスターである水星逆行の影響が強く顕れている。ヨーロッパでも金曜には良く反騰したが、それでもほとんどが年初来高値のはるか下方にある。

アジアと環太平洋地域ではバラバラの結果。日経は8月29日に3月2日以来の最安値水準まで沈んだが、その後金曜に向けて非常に力強く反騰し、週の終わりを強気で締め括った。オーストラリアのASXはあまり元気なく、香港ハンセンと上海の反騰はそれぞれ2015年5月、2016年1月以来の最高値水準まで達した。インドも騰がったが月の新高値にも達していない。

南米ではアルゼンチンとブラジルの勢いが良かった。

こうした動きと米国を襲ったハリケーン被害は、日蝕効果に加えて水星逆行の中間日(市場の下落)、金星・天王星スクエア(ハリケーン)、土星の滞留〜順行(損失、その後の市場反騰開始)の3要素が絡んでいる。

ユーロ通貨と貴金属も金曜に向けて同様の動きを示した。

今週は水星が順行に転じる。直近の高値が真実なのか、それともいつものトリックスター、水星逆行によるマインド・ゲームなのかを目の当たりにすることになるだろう。彼の出番はまだ終わっていないし、非常に注意深くあらねばならないという必要性もまだ去ってはいない。



≪短期ジオコズミクスと長期的考察≫


  “ジャグヘッド(愚か者)と呼ばれるたかり屋がアーチーの家に来てこう尋ねた。『アーチー、あんた「フリー・スピーチ(言論の自由)」は正しいと思うかい?』 アーチーは勿論だと言った。するとジャグヘッドはこう答えた。『ならあんたは俺があんたの電話を使って長距離にかけても構わないよな?』 フリーダム・オブ・スピーチ、すなわち「言論の自由」とは、人が自分自身の資質を使い、自分自身の目的・大義を追求し前進していく権利を意味する。だがそれは、フリー・スピーチの名の下に誰か他の人の電話、他の人の家、あるいは他の人々の何でもかんでもを取り上げて自分の目的のために使う権利を与えるものではない。”

— Tunku Varadarajian(Richard A. Epsteinへのインタビューから)
  “The First Amendment is for Neo-Nazis, Too”
 (「憲法修正第一項 — 言論の自由」はネオ・ナチにも適用される)
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月26日付


  “南北戦争の後遺症が治まらぬ中、マーク・トウェインはこの大いなる謎についてこんな感慨を述べている。『"肉体的勇気" がこうも日常的なものにならねばならず、一方で "道徳的勇気" がこうも稀だというのはいったいどうした事か*』”

— Robert M. Morganthau
  “Monuments and Courage”(記念碑と勇気)
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月26日〜27日付


*肉体的勇気:肉体的な苦痛をものともせずにぶつかって目的を遂行する勇気
  道徳的勇気:多くの誹謗中傷や辱めを受けても耐えて正しいと信じる事をする勇気


  “...兄弟姉妹として共に生きることを学びなさい。さもなければ、私達は共に愚か者として滅びるでしょう”

— Dr. Martin Luther King
  1965年オバリン大学卒業式訓示より
  “Identity Politics are Tearing America Apart”
  (アイデンティティ・ポリティクス
*が米国を引き裂く)
  James A. Baker III and Andrew Young

*アイデンティティ・ポリティクス:主に社会的不公正の犠牲になっているジェンダー、人種、民族、性的指向、障害などの特定のアイデンティティに基づく集団の利益を代弁して行う政治活動(wikipediaより)

        9月5日火曜に水星が逆行運動を終了する。しかしそれが来週やってくる唯一の重要なジオコズミック・サインというわけではない。その日は火星が乙女座入りし、太陽が海王星とオポジションを形成し、また9月6日に起きる満月の前日でもある。したがって、いまだに多くの火星的要素(攻撃性、特にトランプ大統領のネイタルのアセンダントにかかることに注目)と海王星的な特質(受動性、不確定性、誤った方向へ誘導するニュースや発表)が見られる。

それはまるで、何か新しいことを始めたいと心底から望んでいながら、どうしても出来ずにいるような感覚だ。前進し始めるたびに、それは泡と消えるように見える。受動攻撃性が高まるかもしれない。また、何かシンプルなことをしようとするが、その後物事をあまりに複雑にしてしまい、沢山の要素に気を配る(依存する)あまり、最初のシンプルな発想を支持していた人々がその複雑さについて行けない状態になることを意味する可能性もある。

債務上限の引き上げを考えてみるといい。予算を通したり、南の国境線に沿って壁を築こうとすることを考えてみるといい。ひとつひとつを遂行するのではなく、これら全てのアイデア — あるいはその組み合わせ — を繋げ、ひとつのより包括的な法提案としてまとめようとすればどうなるかを考えれば、何故この政権が法案1本さえも通すことにこれほどもがき苦しんでいるかが解るだろう。だがそれでも、株式市場は騰がり続けている。

        今週、海王星とコンジャンクトして起きる満月の後、9月12日〜17日には金星が土星と天王星にグランドトラインを形成する。これは議会にとって、新たな法案を成立させる今年最後のチャンスとなるかもしれない。何故なら金星は合意と歩み寄りの惑星であり、土星は長期的にみて前向きな結果となる合意を示唆し得るからだ。株式市場はこの期間に向けて反騰を続ける可能性がある。

しかしながら9月17日以降、私達は9月27日に起きる木星・天王星オポジションの3回目にして最後の形成に向かって進むことになる。このアスペクトに向けて注目すべき新法(または予算、債務上限引き上げ、または...その他色々...)の成立に失敗するなら、それは世界の金融市場における重要なリバーサルと相関するかもしれない。結局のところ、木星・天王星オポジションは12取引日のオーブをもって米国株式市場におけるプライマリーサイクルとの相関性を持つ、最も一貫性のあるジオコズミック・サインなのだ。今回のシリーズにおける直近の事例は2017年3月1日に起きている。当時はダウ工業平均に史上最高値が示現しており、その後4月19日に向けて7週間にわたる下落へと導かれた。これは今までのところ、今年最も長く続いた下落だった。 

木星と天王星はまた「言論の自由」を要求する行為を象徴している。そして、これを追求するにあたっては、他者に対して理不尽な要求を突き付けるという衝動をも示唆している。






訳文ここまで
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August 27, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/28【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月28日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “1929年9月3日、ダウ工業平均は381.17の記録的高値まで上昇し、6倍もの価値に成長した8年の成長期の終わりに到達した。それはバブルが弾け始めた「一連の日々」の少し前だった。その日々とはすなわち、市場が11%下落した10月24日のブラック・サースデー、その4日後にまた13%下がったブラック・マンデー、そして翌日、新たに12%の下落をみたブラック・チューズデーだ。”

— Jennifer Latson
  “The Worst Stock Tip in History”
  www.time.com  2014年9月3日付


        何故私が今週のコラムを上記の引用でスタートしたか? その理由は前回共和党が上下両院とホワイトハウスを支配したのが1929年〜1933年だったからだ。彼自身の党からは好かれていなかったハーバート・フーヴァー(31代米国大統領)は成功した企業家であり、1928年11月に政権の座についた。当時は、彼が実業家として成功しているからには金融市場にはきっと良い影響を及ぼすだろうというのが一般的な見方だった。そして彼の政権の初年度には、米国の株価は史上新高値まで爆発的な上昇を見せた — 1929年9月3日、あの運命の日までは...。その後、フーヴァーの人気が下がり始めるとともに全てが変わり、就任1年目の秋には株式市場の崩壊が次々に起きていった。

さて、私はここでたった1つ(か2つ)の歴史的相関性をもって株式市場の崩壊を予測しているわけではない。ただ一応注意喚起として言及している... 実際のところ、もし株式市場の暴落や金融危機が起きるとするなら、2020年〜2021年のほうがより懸念が強い*。これは次に土星が天王星と冥王星にハードアスペクトを形成する時期だ。それは — 単に7という数字が末尾に付く10年ごとのサイクルといったものではなく** — 私の研究においてもっと重要性を持つ、『フォーキャスト2018』の焦点となるテーマだ。何故なら株式市場のどんな暴落もみな危機の直前に史上最高値をつけており、土星・天王星と土星・冥王星のハードアスペクトが短期間に形成されるというのは金融危機のシグナルだからだ。

* メリマン氏推奨の米国始原図では、2021年にはトランシットの冥王星がネイタルの月とコンジャンクトし、5月には始原図の冥王星にオーブ1°まで近付く。そして2022年が米国の冥王星リターンの年となることもまた注目に値するかもしれない。

** 相場格言として有名なセル・イン・メイと同様に、ディセニアル・パターンと呼ばれる言葉があり、これによれば末尾が7になる年には突然のサプライズによって弱気が優勢になるという。

        さて、現在に戻ろう — 結局、コラムのこのパートは『先週をふり返って』というタイトルなのだ。そんなわけで、これが水星逆行の中間時点(8月24日/日柄的)が醸し出す雰囲気だ。そしてこれは、米国の西海岸から東海岸までを闇で貫いた皆既日蝕が起きた(現地時間8月21日)週のことであり、それから1日のうちに土星がドナルド・トランプ大統領のネイタルの月の上で滞留から順行に転じ(8月25日)、それがまた大統領の太陽とはオポジションであり、しかも米国始原図の火星ともオポジションで海王星とはスクエアを形成している。いや、これは本当に多くの宇宙エネルギーの集合だ。だがもしあなたがジオコズミック研究の何たるかとそのシンボリズムを理解しているなら、これが今日起きている物事について多くを説明していることがわかる。

たとえば、米国政府内の誰もが今、自分が大統領を支持するにあたって自分の良心を探っているように見える。これはフランスや他の国々にも見られることかもしれない。しかしここ米国においては、多くの閣僚達がトランプ政権から離脱するか、トランプ自身によって更迭されている。残る幾人かも、ホワイトハウスの経済顧問のトップであるゲイリー・コーンなどは任務に対する強い責任感から残ってはいるが、先週になってシャーロッツビルの抗議運動と酷い暴力に対するトランプの反応を受けて、辞任の瀬戸際に来ていると認めた。

また、他の人々は彼らの怒り(日蝕と火星がコンジャンクト)を、トランプの存在と同様に過去の倫理的犯罪の象徴だと彼らが主張する南軍の歴史的記念像を引き倒すことで露わにした。彼らはトランプ大統領が辞任するか弾劾される(土星・海王星)ことを望んでいる。ハーバード大学の著名な法学教授アラン・ダーショウィッツによれば『... 南部連合の関連や他の歴史的記念像を引き倒している人々の多くが、それとともにアメリカ自体を解体しようとしている。』(8月22日のFox Buisiness News )

また、以前私はこの時期を、金星が木星、冥王星、天王星とTスクエアを形成する期間(8月15日〜25日)だと述べたと思う。それは単なる宇宙エネルギーの集合ではない。それは宇宙エネルギーと政治的エネルギー両方の過剰な負荷が大衆の疲労として顕れる時だ。人々はどうして良いかわからない。市場もどうして良いかわからない。以前私は8月12日に乙女座の水星が海王星とオポジションを形成しながら逆行を開始すると言ったろうか? 何をしたら良いか、何を考えれば良いかわからず、国の将来は混乱の雲に覆われ、大統領も、いや世界中が... 全ての周りをただウロウロしている。

したがって先週最後の3日間、世界の株式市場は基本的に... 何もしなかった。ダウ工業平均は月曜の日蝕(そしてMMAの★★★重要変化日)にサイクル新安値をつけ、火曜には196ポイント反騰、そしてそれから3日間は火曜につけた安値と高値の間で取引されていた。

金と銀はもう少しエキサイティングだった — 少なくとも金曜、金は週の高値と安値(1301.40〜1281.30)をたった25分間の内につけている。銀も同様で、9時20分に17.18に飛び上がった後で50セント近く下落し、9時45分までには16.71をつけ、結局引けには17.00近辺に戻った。株式市場が見せたのは正反対の様相で、S&P先物は9時5分に2453.50でトップアウトした後10時35分にその日の安値2441をつけた。これはFRB議長ジャネット・イエレンがジャクソン・ホールのスピーチで基本的に — 何も目新しいことを言わなかった時刻だ。

それが主に水星逆行中日のせいなのか、それとも土星の滞留〜順行の為せる業なのかはわからない。だが... 世界は今現在、やや立ち往生しているように感じられる*。物事が上手く行かなくなり、まだ何か起きる可能性がある時、米国ではこんな言い回しをする。『もう片方の靴が落ちるのを待っている(=今は結果を待っているところだ)』しかし、まるで私達にはもう落ちて来る靴など残っていないような感じだ。

* 日蝕のサビアン・シンボルだった『人魚』のテーマにも通じる感覚かもしれない



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “ジャネット・イエレンは金曜にワイオミングのジャクソンホールで行われる年次経済シンポジウムにおいて、中央銀行の歴史における刮目すべき10年間を締めくくるFRB議長としての最後のスピーチをすることになりそうだ。イエレンが2月に再任されるかどうかは疑問だ。ドナルド・トランプ大統領は彼女に対して軽蔑と敬意の両方を表明しており、未来に関しては明言していない。”

— Jeff Cox
  “Fed Chair Yellen Set to Deliver What Could Be Historic Speech in Jackson Hole”
  www.cnbc.com  2017年8月24日付


        先週の米国中央部を闇で覆った獅子座28°台の日蝕に関連して現在起きているドラマの1つは、それがドナルド・トランプとFRB議長ジャネット・イエレンのネイタル・チャートをダイレクトにヒットしたことだ。トランプにとっては、彼の出生図の火星とアセンダント上で日蝕が起き、それが彼を怒りっぽい気分にさせた。だがこれはまた獅子座終盤に在泊するジャネット・イエレンの出生図の太陽近くでもあり、水瓶座終盤に在泊するネイタルの月にはオポジションだった。彼らが二人とも満月の生まれであり、両方ともこの日蝕の影響を受けるとは不思議なものだ。それにもかかわらず、評論家達は2月に彼女の任期が切れたらトランプは彼女を再任用するだろう(またはしないだろう)と思惑を巡らしている。先週は日蝕と同期してその件が浮上してきたが、蝕の「影響力」は今後18ヶ月は続く可能性がある。

        今週に関しては、宇宙花火は勢いが弱まるかもしれない。しかしそれも単に一時的なものだ。惑星達の花火の小休止を裏付けるものとして、来週月曜の米国レイバー・デーの休暇は非常に歓迎されるかもしれない。米国の労働者の多くが週の早い内に仕事を離れ、その結果 惑星アスペクトの減少と祝日効果によって市場の出来高は減るのではないかと思う。だが休暇後すぐの9月5日と6日には、水星が先週の日蝕と同じ度数から順行に転じ、海王星とコンジャンクションの満月が起きる。

実際、今週末(9月3日)にかけては、火星が日蝕の度数、そしてトランプのネイタルの火星とアセンダントの上を通る。というわけで、彼が怒りの表明を小休止することはなさそうだ.... 彼の道を邪魔するものには何に対しても、誰に対してもそれは続くだろう。

私達は先週居たはずの所へたちどころに戻る — 混乱、不確定性、「私はいったい何をしているのか?/あなたはいったい何をしているのか?」についての深い内省だ。大半の米国人が望んでいないにもかかわらず、もしトランプ大統領が、メキシコ国境の壁建設の財源確保を議会が支持しなければ「政府機関の閉鎖」も辞さないという脅しを続行するなら、差し迫った債務上限への懸念がさらなる急落のきっかけになるかもしれない。とはいえ、ジオコズミック研究への私の理解によれば、満月の週末から9月20日の新月にかけて少しずつ事態は好転し始める... 私がミシガンからアリゾナに移転するにあたって9月20日を選んだ理由がこれだ。この新月は私のネイタルのアセンダント上で起きる(乙女座27°)。人生の新しい始まりにとって、これを大きく凌ぐような良い啓示はないだろう。

  思うに、多くの人達が今年9月の新月あたりから人生の新しいフェーズをスタートするのではないだろうか。とりわけ彼らが米国政府のために働いている場合はなおさらだ。結局のところ、この新月は黄道帯の中間部で起きるのであり、そして季節は — 移ろいゆくのだ。この歌のように...  “the times – they are a changin’”








訳文ここまで
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August 20, 2017

○8/22の新月・日食―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

8月21日付メリマン・コラムの抄訳は1つ下の記事になります。
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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】

東京・関東ローカルで  8月22日03:49前後、北海道周辺で 03:55前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は03:30前後、沖縄周辺では03:00前後に獅子座 28°52’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 獅子座28°~29°― 発効期:8/22~9/19 】
  "Many little birds on the limb of a tree"
『木の大枝に止まる沢山の小鳥』

  "A mermaid"
『人魚』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★まだ見えない地平線の彼方に待つ「何か」を感じ じっと固唾を呑む
→★細心の注意を払いながら未知の領域に向かい用心深く踏み出す
→★境界線を前にして特別な理由もなく感じる怖れやためらいの気持ち
→★潜在意識にささやきかけるメッセージに注意する必要
→★先の展望を掴めないまま、双手を挙げて全て受け入れようとする
→★広く伝播する憶測や粘着性のゴシップに惑わされる危険
→★群衆の中の孤独を貫く、またはそれを楽しむ余裕
→★見果てぬ夢想を断ちきり 今ここに在る自分の現実を認識する必要
→★脱皮していくために必要な心理的・物理的な苦闘の経験
→★厳しい環境や状況にあって自分のベストを尽くすという決意
→★目前の激しい変化ではなく内部の精妙な変容に注目していく
→★何かが生まれつつある予感とこころの深層に感じる時期尚早感
→★新たに生まれ来るもののデリケートさを理解し 勇気を持つ必要
→★どこにも属せない自分という状況を自ら受け入れ 自分の脚で立つ
→★混沌の中で一番無垢で自然な自分に還っていくことの挑戦、沈黙の防御・・・


エネルギーのポイント:前回の新月『圧縮し、噴出し、無になり、軽くなる』
                    
            今回の新月 『変容の予感 ― 移行 — 勇気と透徹』

170822NMSE


★主な惑星スケジュール★

8月23日:太陽が乙女座入り、射手座のルシファーとスクエア
      (罪悪感を抱いている場合、その裏返しとしての攻撃性に注意)

8月24日:水星・ネッソスのオポジション、水星逆行/日柄的な中日
      金星・カイロンのトライン

8月25日:金星・天王星スクエア、海王星にセスキスクエア
      (ちょっと待て!そのインスピレーションは誤解かも?)
      土星順行開始 射手座21°〜(伝聞は危険。確かな事実を)

8月26日:深夜 金星獅子座入居(大胆さと小心さの冒険 or 葛藤)
      火星・月ノースノードがコンジャンクト、エリス、土星・
      イクシオンのグランドトライン
      (非情さと混沌と向こう見ずな行動、欲望と抑圧)
      月・アグニのコンジャンクション
      (静謐で安定した情熱を持続すべし)
      木星・土星セクスタイル(「足るを知る」ことの効用) 
 
8月27日:太陽・水星コンジャンクション、水星逆行/度数上の中日 

9月5日 :水星順行 獅子座28°〜 前後ストームフェーズ
     (この日蝕の位置から折り返す/蝕のテーマ再確認)

9月6日 :満月(海王星とコンジャンクト)

        …というわけで、集合意識的にはちと要注意な惑星配置が続きます。



★8月新月・日蝕の星模様★

        世界中のアストロロジャーが固唾を呑んで見守るザ・グレート・アメリカン・イクリプス、米国を横断する皆既日食がやってきます。これは強力な蝕。北朝鮮をめぐる核と戦争の脅威、トランプ大統領をめぐる米国内の政治混乱と『フォーキャスト2012』で示唆された天王星・冥王星スクエアから孵化し拡がってきた人種暴動(それを糾弾するポリティカル・コレクトネス意識も凄まじく狭量化)、また200人以上の死者が出ているインドやネパールの豪雨、バルセロナの連続テロ事件、そして頻発する事故や何かの兆しとも感じられるような地震など、前兆となる月蝕を経た今、すでに世界では色々なことが起きています。気候も人心も、不安定さを増しつつあるかも...。


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        ちなみにこの日蝕が強い影響を与えそうな始原図を持つ国や機関は(前回のメリマン・コラムの追記にも少し書きましたが)米国(とトランプ大統領)を筆頭に、日本、北朝鮮(韓国はオーブ3°で追従)、ドイツ(とメルケル首相—月蝕とネイタルの月がコンジャンクト)、イスラエル、パキスタン、ギリシャ、EU、NATOなどがあります(おそらく他にも沢山存在するはずですが...)。

で、小惑星の配置を見てみると、この新月日蝕図では小惑星アメリカに対し同ルビコン、そして破壊と再生の神シヴァがタイトなオポジションを形成しています。うーん...もしかしたら、米国はここ半年~1年の内に本当にルビコン川を渡ってしまうのでしょうか? もしそうだとしたら、何が破壊され、何が再生されていくのでしょう? 

また、魚座の小惑星ニッポニアと双子座のケンタウルス族、アスボルス(サバイバル)からは、蠍座のアグニに対してクァドリフォームが形成されています。このアグニ、求道的なひとにとってはある種の「火の洗礼」(クンダリーニ現象による破壊体験や心理的苦悶からの新生)を意味するのだけど、一般的には善悪を超えたカルミックな衝動に関連することが多いようで、意外にもかなりの頻度で犯罪チャートに姿を現します。もしかするとある特定のケースでは、人間が原初から持つ怖れ、そしてそこからほとばしる理屈抜きの攻撃性を刺激する力として飜訳される...ということかもしれません。

今回の場合、アグニが在泊する度数は「コミュニティの連帯」を意味するのだけど。これにニッポニアとアスボルスが「神のハンマー」と呼ばれるクァドリフォームで絡むということは… この先、何か突然の出来事が物理的なサバイバルを促し、そのためにコミュニティの連帯感が生まれるということを示唆しているのかもしれません。


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        おそらく今回の日蝕は、世界にとって(そして個人にとってもそれぞれの人生において)ひとつのターニングポイントとなり得る蝕ではないかと思います。その影響範囲は半年~1年。長めに見積もればじんわり2020年くらいまで続くのではないでしょうか。その間、もしかしたら世界はひととき生みの苦しみのような経験を経なければならないかもしれません。けれども同時に個々のわたし達の中には『きっとなんとかなる。手探りでも変化に向かって行こう』という気概も生まれてきそうです。 何がどう変化するのか? それはまだ漠としています(たぶんわたし達自身がまだ漠としているから)。良くも悪くもどちらにも行きそうだし、実際、集合意識が創り上げる現実では、両極の物事が具現化していくのではないでしょうか。それは、うっそりとした「始まりの混沌」とも言えるかもしれません。

では、個としてのわたし達にとってはどうでしょうか。特にこの日蝕がなんらかの形でネイタルやプログレスの惑星、または重要な感受点に触れるひとにとっては、今までよりもっともっと「誤魔化しの利かない自分」になるべく背中を押される(あるいはプレッシャーを受ける)ような体験が待っているかもしれません。たとえば空間が「欺瞞」の層と「赤裸々な自然体」の層とにくっきりわかれているとしたら、今まではその両方の層でなんとか上手く生きることが出来ていたかもしれません。状況や環境に合わせて鏡を見ながら「それらしい」ふるまいをしつつ、ときどき「本当の自分」の層に戻ってひとりハァっと息をつく…みたいな。


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        けれどこれからは徐々にそれが上手くいかなくなってくる... 外側の何かに押されてというよりも、自分の中から生まれてくる新たな力によって、少しずつ何かが変わっていく。隠せない自分が、ふとしたことばや態度、反応の内に浸出してくる。それはネガティブとかポジティブとか、そんな表面的な評論をはるかに超えたもの。一瞬、すべての余分な皮膜がはがれて「たった今の素の自己」がにじみ出てくるような。周囲のひと達から「え?このひと、こんなひとだったっけ?」なんて反応が返ってきたりするような。あるいは、自分で「え?」と意外に思うような。落ちていく自分と、せり上がってくる、自分。

もしそんな傾向が出て来ているようなら、それは注目に値することかもしれません。何故ならそこには、まだ形を持てずに震えている「本来の自分」という卵がきっと隠されているから。たとえそれが、今までの自分から見て「いやな部分」に思えたとしても。そこから目を逸らさないでください。その中にこそ、見つけ、ゆっくり向き合い、渇いていたなら自らの手で水を与え、愛でて、大切に育てる価値のある何かの芽が眠っています。それは実のところ弱味ではなく、新しい強さの基になっていく何かかもしれないから。そしてきっとこれは「自分と世界に対する眼差しの変容」の中で起きることではないかと思います。


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        たとえば「恨み」や「妬み」の感情。そしてもしかしたらその奥に潜む罪悪感。これはけっして自分だけの世界からは発生しないでしょう。かならず誰か他の存在、あるいは外界が介在することによって生まれます。そしてその接点/境界で起きた体験を被害感情を通して自分なりの鋳型の中に受け入れ、そこから生まれる憎悪の火を疑似生命力としてこそ成立します。ならばそれは純粋なエネルギーではありません。まるで何色もの泥絵の具をぐりぐりと混ぜたように、様々な要素が入り混じって自分自身の真の姿を見えなくしている可能性が高いと思います。けれど、もしそれがとても強い感情なら、そこには何かとても貴重なものが隠されているのではないでしょうか。執拗にこびりついた絵の具をこすり落とし、元々の自画像がどんなものであったかを見つけ出すこと。その強い感情と思考が創り出したあらゆる「意味」がごっそり剥げ落ちたとき、そこに残っている純粋ないのちの力とはどんなものでしょう? そこにこそ、「わたし」が生きているのではないでしょうか? 

これは恨みや妬みの感情を抑えたり忘れたりすることとは違います。たぶん、それは無理です。ただ、自分の真の姿を見ること。自分という宇宙を視ること。その暗黒の中に、わたし達が創り上げた恨みや妬みや怒りや愛が、はかなく煌めいていること。それを一度つぶさに見た上で、恨んでみる。妬んでみる。「嫌いだ!」と叫んでみる。 燃やしてみる。この世界が届かないところにいる、わたしの中で。それでいいのではないでしょうか。 もしかしたら、もう何かが少しずつ変容し始めているのかもしれないのだから... 


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        さて、世界中のアストロロジャーが危機と希望を含む様々な予測を立ててきたこの日蝕だけど、ノースノード・イクリプスであるこの蝕は結局のところ、あくまで「未来志向の大波」です。その大波がどんなものかといえば、単に「良いこと」と「悪いこと」とか「善」と「悪」などをお仕着せの鋳型に当てはめて考える(感じる)のではなく、自分自身にとって、あるいは自分を含めた人間という存在にとって、「良いこと」「悪いこと」とはいったい何なのか? またはそんなものが存在し得るのかどうか? などをもう一度深く考えてみる機会が訪れる...ということかもしれません(とても大きな括りで言えば、なのだけど)。

この新月図は、MCに天王星が来ることによって政治・社会全体の変化を示唆しています。この天王星は日蝕とトライン、そして射手座のKBOクァオアーとケンタウルス族のフォルスともトラインで火のグランドトライン。双子座のレクイエムを仲間に入れるなら、カイトが成立します。これはとめどなく回るエネルギーがリズミックな起承転結を創る中で、痛みを伴うプロセスが起き、そこから新しい何かが生まれ、意識が新しい段階に入っていく…そしてまた何かが落ちていき、過去から離れて先へと進む運動が起きる…そんな人生のパターンを示唆しています。このTNOも地震を含む自然現象の猛威(火山や嵐)を示唆するのですが、こうした小惑星が常に地震や災害のイベントチャートに顕れるというわけではありません。ただ、心理的にも物理的にも何かしら危機的な状況や葛藤を示唆する、ということは言えると思います。IC近くに小惑星アグニが在泊することから、心理的または物理的・体感的な「火の洗礼」を通過することも考えられます。


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        また、MCの天王星が小惑星ダイシンサイとタイトにコンジャンクトしており、IC側のTNOティフォンとオポジションというのも興味深いところです。ダイシンサイは著名な日本人アマチュア天文家、大国富丸氏によって1997年に発見された小惑星ですが、偶然その小惑星番号に「311」が含まれていたことから、2011年11月、東日本大震災の犠牲となったひと達の御霊がこの星でゆっくり休めるようにとの願いの下に名付けられたそうです。(驚くべきことに、東日本大震災のイベントチャートではこのダイシンサイが地底となるICにぴたりとコンジャンクトしていました。ご本人に確認したわけではないので断定は出来ないけれど、発見者とアストロロジーとの関連はどうも無さそうなので、これもまた名称小惑星が持つ「名付ける行為」にまつわる謎と言っていいのではないでしょうか。)

またティフォンは大地の女神ガイアと暗黒・奈落の神タルタロスの子、怪物テューポーンを指します。このTNOも地震を含む自然現象の猛威(火山や暴風、嵐)を示唆するのですが、もちろんこうした小惑星達が強調されるときは常に地震や災害の襲来を意味する…というわけではありません。ただ、心理的にも物理的にも何かしら危機的な状況や葛藤を示唆する、ということは言えると思います。


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        ギリシャ神話によると、ゼウスを筆頭とするオリュンポスの神々の専横に怒ったガイアは、末の息子テューポーンに、人間が顕れるずっと以前に地球を支配していた子供達、巨人族タイタンを解放するよう命じたそうです。けれど神話では、結果的にゼウス側(新しくやって来た神々)の勝利に終わっています。これは神々VS暗黒の怪物の戦争と解釈出来ますが、観点を変えれば「地球の子」としてのプリミティブな自己の底深さ 対「神々の子」として果てしない天上を仰ぎ、理想の鏡を求めてやまない自我の闘いとも見ることが出来ます。「古代の生VS近代の生」といったところでしょうか。…なんて考えみると、これもまた、善悪の境界を超えて自分という存在をどう見るか? 人間であるとはいったいどういうことなのか? という認識の洞穴にわたし達の想いを誘うエネルギーなんじゃないかな?

では今回の日蝕でMCに乗る天王星+ダイシンサイとICのティフォンはどんな顕れ方をするでしょう? わたし達は、このエネルギーを "破壊的な方向" 以外にどう使えるでしょうか? ダイシンサイという名に込められた願いを思えば、志半ばに襲いくる大波に否応なくさらわれ、苦悩しもがく全てのひとのこころが、ゆったりと癒やされること。そしてリズミカルに再生していくこと...そんな変容の兆しを自分自身の中に見ていく、意識してみる... こんな試みもまた、ひとつの創造的な使い方になるかもしれません。


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        ところでこの日蝕のサロス・シリーズは145です。このシリーズの蝕が生まれたのは1639年1月4日でした。個々の蝕が持つ特質は、その初回のチャートに顕れるとされています。アストロロジャー、バーナデット・ブラディは著書『Predictive Astrology - The Eagle and the Lark』の中で、この蝕の特徴を『仲間、友人、集団やグループに起きる予期せぬ出来事が個人的な関係性に大きなプレッシャーを与える。この蝕が入る室区分が意味する領域で人間関係の問題が起きやすい。この時期の情報は歪められたり嘘である可能性があり、見聞きした物事をもとに性急な決断をしないように』と警告しています。また、当時の日蝕の度数からは、『非常に頑なに定義された社会規範と自分自身の鋳型の葛藤。そしてそこから自由になるための苦闘』『非情な運命に直面したときも自分の人生に対し"YES"と言える精神』というテーマが浮かび上がってきます。ちなみに1963年7月にもサロス145の日蝕が起きましたが、この年の11月にケネディ大統領が暗殺されています。そしてこのときの日蝕は、大統領のネイタルの10室土星にタイトにコンジャンクトしていました。


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        アグレッシブな火星と共に起きる日蝕。月のノード軸、土星・イクシオン・フォルス、カオス・ファエトンが形成するちょっと悩ましいミスティック・レクタングル。そして月のサウスノード、木星と小惑星グリーヴ(哀しみ)、キュビワノ族のカオス(未生の混沌)と小惑星ファエトーン(アイデンティティへの強い欲求、性急さによる墜落)が創り上げる創造の混沌、グランドトライン。小惑星ニッポニアとサバイバルを意味するアスボルスからのクァドリフォームが刺さる小惑星アグニ。前回の月蝕に続いて成立する六芒星は、これから先もしばらくの間じわじわとわたし達の潜在意識に浸入し、堅固なシステムから逸脱し離脱したいという衝動を刺激し続けるのかもしれません。これは、本当にダイナミックな日蝕だと思います。

そうそう、NASAのサイトではこのグレート・アメリカン・イクリプスのライブが見られるようです。日本時間22日の午前1時から始まり、およそ2時ごろから蝕の中継が始まるらしいので、なかなか無い機会だし、夜更かし出来るひとはぜひどうぞ(^_^
https://www.nasa.gov/eclipselive

nasa




★8月新月・日蝕のサビア・ンシンボル★

        では、新月のサビアン・シンボルを見てみましょう。

  まずベースとなるシンボルは獅子座28°『木の大枝に止まる沢山の小鳥』です。原文の『limb』は大きな枝を意味しますが、他にも肢やヒレという意味があります。また『on a limb』は「枝先に身を乗り出す」とか「危険な状態」「孤立無援」という意味を持ちます。『out on a limb』という言い方もありますね。そういえば1980年代にスピリチュアル・ブームの火付け役を果たしたと言われるハリウッド女優、シャーリー・マックレーンの著書『アウト・オン・ア・リム』もそういう意味のタイトルだったのではないかと思います。

また、『limb』には太陽や月など、「円盤状」に見える天体の「外縁」という意味もあります。巨大な円盤の外縁…なにやら中央の一点からはるかに遠ざかった、因果地平の端っこみたいなイメージ。。 木、大枝、そして世界の外縁。B.ボヴィはここで『limb』ということばが象徴するイメージは、世界全体の構造を貫く「ワールド・トゥリー」という概念に繋がるとしています。これはインド・ヨーロッパ語族やネイティブ・アメリカンの神話に共通して出て来る「世界樹(宇宙樹)」で、天と大地と地下世界を貫いて繁る支柱のような存在の木なのだそうです。


Yggdrasil
 北欧神話の世界樹: ユグドラシル
 From Northern Antiquities, an English translation of the Prose Edda from 1847.



  立派な木の太い幹から伸びる大枝の先に、群がってとまる沢山の小鳥達。鳥は霊性の象徴とも言われるけれど、小さな鳥ということは、まだ飛び立つことに慣れていない幼い霊達の顕れを示しているのでしょうか? 彼らは今、世界を貫く大枝の端 — 不安定な端っこ、つまり見知った領域の境界近く — に止まり、賑やかにさえずっています。きっとこれから未知の冒険へと旅立つのでしょう。けれど枝の先は細く、彼らの重みでたわんでいます。さぁ、飛び立たなくては! でも、何処へ? まだ見ぬ地平線の彼方へ。世界を内包するいのちの樹、ユグドラシルの無限の彼方......すなわち「ここ」へ! 

あぁ、でもまだ鳥達は飛び立とうとしない。何処かで何かが待っているのかな? 飛び出したらわかるのかもしれない。でも、やっぱりまだ早いような気がする。それよりもう少しここに留まって、仲間と唱ったりおしゃべりしていたい。鳥達はなんとなく先行きに確信が持てず、ためらっているようです。けれど枝の先は次々にやってくる彼らの重みで大きくしなり、今にも折れて再び大地に刺さってしまいそう。自分は本当に準備出来てるのかな? もう少し幹に近い場所に戻って、様子を見ようかな? どうしよう... あっ、誰かが飛んだ!


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        そして... 太陽と月はメインのシンボル『人魚』のエネルギーをとっていきます。人魚とは、海にも陸にも確実に属することのない、二つの領域の境界に生きるものです。ここでエリーズ・ポイントである牡羊座の1°のシンボルを思い出してみてください。あれは海の中から立ち現れた女をアザラシが抱擁しているという光景でした。彼女は、人間です。ある意志を持ち、無意識の海からこの世界に人間として立ち上がってきました。彼女は海の生きものであるアザラシの優しい抱擁(溶け合った過去)に別れを告げるところです。おそらくそこには、まだことばにはならなくても確固とした前進の衝動があったと思います。

けれど獅子座のヤヌス度数(最終盤の度数)、29°に描かれた存在はそれとは異なります。彼女の下半身は鱗に覆われ、肢の代わりに尾びれがあります。彼女はどこにも属すことのない者。世界と世界の狭間で、夢見る者。 彼女の上半身は、自分が憧れて切望した姿、人間の美しい女です。けれど彼女の下半身は、いまだに混沌とした情念の渦の中を漂っているのかもしれません。何かになること、何かに生まれ変わることを切望する想いの中で。

この、前後に二つの顔を持つヤヌス神の名を与えられた最終度数は、それがどの星座宮であれ、慣れ親しんだ過去をふり返る気持ちと前進への強い衝動との間で葛藤が起こり得ます。足場を失うことへの深い怖れと、未知へと踏み出さねばならないという強力なプレッシャーが同時に働いて、まるで前と後ろから引っ張られ続けている... そんな感じかも。だからどこに居ても、なんとなく自分が場違いでフィットしきれていない…そんな感覚を抱きやすいのです。


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  それでもきっと、この人魚が無意識の海から立ち上がり、過去に帰るための体 — 尾びれと鱗を脱ぎ捨てて、二本の脚で立つ日が来ると思います。もしそうしなければ、けっして来ない夢の日を、想いの届かない誰かを待ち続ける悲しい物語をつむぐだけになるから。それはまるでサナギから蝶が生まれるようなもの。とても精妙でとてもデリケートな…美しい瞬間。そこには確かに捕食者に襲われる危険だってあるでしょう。でも、この人魚が意志を持ったとき、彼女はもう語ることばを持たないまま生の大波に翻弄されるはかない存在ではなくなります。そして、自分自身の物語を創り上げていくでしょう。自分の出自の全てをオリジナルの神話として受け入れ、自分の意志で一歩ずつ砂浜を踏みしめていく。そんな生の 解放の物語を...。

        世界の外縁に留まって逡巡する鳥達と、情念の海から立ち上がろうともがく人魚。さぁ、これがこのグレート・アメリカン・イクリプスの大いなるテーマです。わたし達は、このテーマをこれから次の新月までの約4週間、いえもしかしたら数年先まで追っていくことになるのかもしれません。これを、どんなふうに使おう? どんな物語を生きられるだろう? 



  星模様からサビアン・シンボルまで、様々な要素を縦糸と横糸に見立てながら一枚のタピストリーを紡いでみたけれど、もしかしたら模様が複雑になりすぎたかもしれません。細やかなグラデーションの中に浮き上がってくる柄ゆきは、きっと読んでくれるひとそれぞれに異なるだろうなと思います。

けれど今、記事の最後にあたって思うことは、この日蝕には「何かとてつもなく透明な力の流れ」があるということ。 透明な水の流れ。 透明な風の流れ。

それがわたし達の内なる火を煽り、根ざす大地を潤しながら...どこまでも続いている。そんな光景。それは、ひとの優しさをはるかに超えてわたし達のからだを満たし そっと 音も無く 透過していく。 本当は、その流れに乗っていくことが全てかもしれません。一度カタチを無くしてしまうことさえも怖れずに。

日蝕を控えて 激しい雷雨に揺れた夜も明け、窓を開けて蝉時雨に包まれながら ふとそんなことを思いました...。


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 23:30|PermalinkComments(4)

レイモンド・メリマン 週間コメント8/21【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月21日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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今週のコラムは抄訳です。


≪先週をふり返って≫

  キューバで開かれているISAR(International Society for Astrological Research)の理事会に出席するため、今回は通常のコラムではないことをお断りしておく。

先週および先々週起きたことは、私達が生きる時代と私達がトレードする市場を理解するにあたってアストロロジーがどれほど貢献しているかの証左となるものだった。知ってのとおり、私達は8月の月蝕から日蝕という強力な蝕のサイクルにある。また日蝕はトランプ大統領のアセンダントと火星の上で起きる。したがってこのところの予測はこの時期が非常にドラマチックかつセンセーショナルであり、好戦的かつ危機的であること、そしてその全ての中心に置かれているのがトランプ大統領だと指摘してきた。そのこともまた数々の出来事(スティーブ・バノン氏の更迭、大統領に対するビジネス助言組織の廃止解散、シャーロッツビルで起きた人種問題に関わる衝突への彼の言動に対して批判が高まるなど)によって証明されつつある。

ダウ平均は、国家経済会議のトップ・エコノミックアドバイザーであるゲイリー・コーン氏が、シャーロッツビル関連のトランプ発言に抗議して辞任するのではないかとの噂を受けて下落し始めた。議員やビジネス・コミュニティの面々がもうトランプ大統領とは仕事をしたがらないだろうという懸念はなおもくすぶっている。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  コズミックドラマは先週と今週で山場を迎える。21日(日本時間22日未明)の日蝕の後、24日は水星逆行の中間日(日柄として)を迎え、土星は25日に順行を開始する。このどちらもが、強力なリバーサルと(または)支持帯/抵抗帯のブレークアウトに関連する指標だ。だが水星逆行に関しては、ブレークアウトはあっという間にフェイクアウトに転じるかもしれない。

以下は先週のコラムからの抜粋となる。確認としてお読みいただきたい。

      " 先週の市場動向は最近このコラムで幾度か指摘してきたこと、すなわち市場にとって最大のリスクは政治リスクであり、それがネイタルのアセンダントと火星を日蝕に焼かれるトランプ大統領に関わるものだという事実を再び立証することとなった。これは北朝鮮(あるいはイラン)に対する彼の態度が正しいとか間違っているということではない。彼は単に火星の人だということ — つまり彼が怒っており、自分が正しいと信じることのために闘いたいと感じていることを意味する。今の彼にとって正しいこととは、当然ながら米国市民を護ることを意味するはずだ。私が思うに、彼はそれが自分の最優先の義務だと考えている。だから皆さんがそれを支持しようとしまいと、今月の世界は火星 — 「交戦地帯」というテーマ — の下に在る。

もちろん、宇宙は単に火星が強調されているというだけでなく、他にも動きが見られる。実際、今後の2週間は宇宙の活動がひしめき合っている。まず、私達の旧知の友人たる水星が今週末8月12日(日本時間13日午前中)に逆行に転じ、それが9月5日まで続く。逆行に転じるのは乙女座で、魚座の海王星とはオポジションとなる位置だ。これはこのサイクルがおそらくはこのトリックスターがもたらす影響の中でも最も混乱に満ちたものの1つになる怖れを意味するものだ。

水星の逆行はその典型として、情報の与え方、受け取り方が矛盾しており、したがって混乱を招く — たとえば中央銀行が何かをコメントするが政治リーダーはそれとまったく反対のことを口にするといった具合だ。一方、海王星は混乱 — そして誤った思い込み、妄想、誤魔化し(混乱を招いてその場を言い逃れるような欺瞞)を支配する惑星だ。だからトリックスターたる水星が、注意逸らしと散漫の神たる海王星とパートナーを組む時、いったい何が起きるだろう? 私にもそれはわからない。私が知っていることの全てはただ、それらが提示するものを自分は信じないということだけだ。

このオポジションに続いて、木星、冥王星、天王星とカーディナル・グランドスクエアを形成するトランシットの金星がもたらす非理性的・非合理的なエネルギーの流れが生まれる。この、腕、脚、そして体のほとんどの部位に「宿命的邂逅」とか「命取りの引力」と記してある(それは単にインクで描かれた絵に過ぎないのだが)誰かとの出会いを示唆する致命的な組み合わせは、それに加えて金融市場でのホイップソー、すなわち激しい上下動とも関連している。まず最初に価格が急上昇し、あなたは『お!次の上げ基調の到来だ』と思うだろう。だがその後突如として反転が起こり、あなたはこう思う。『おっといけない、これは崩れてきたぞ』。そして結局のところ、買ったら下がり売ったら騰がるという鞭打ち症状に見舞われる。これはグランドスクエアの金星、そしてトリックスター水星の逆行と奇術的騙しの天才、海王星とのオポジションのなせる業だ。これはまるでマジックだ!

  しかし、本物のマジックは8月21日(日本時間22日午前3時ごろ)、この狂える時期のちょうど中央時間帯に太陽・地球の間を月が横切り、昼が夜に転じる時に起きる。"

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  今週も引き続き上の記述が当てはまる。米国にとってはほとんど40年ぶり、さらに言えば99年ぶりの可能性を持つ、この大いなる日蝕は、ここで何度も述べてきたように、世界にとって、また米国とその大統領にとって、すでに驚くべき今という時代の様相を露わにし、なおかつ危機の時間帯ともなっている。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)

August 13, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/14【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月14日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】

来週8月21日付のコラムはお休みさせていただきます。ただ警戒期でもあるため、もし何か新しい情報があれば抄訳またはメモの形で記述するかもしれません。


≪ 先週をふり返って ≫

        “米国株式の長期サイクルは2017年に入っても依然として上昇局面にある。したがって、私達はまだ史上最高値の更新が続くと予測している。2017年の最高値目標は19,500〜23,500だ。また相場が非常にボラタイルになる(大規模なリバーサルが始まる)可能性を持つ時間帯がある。2月22日〜4月21日、5月19日〜6月16日、7月17日〜8月25日....”

— 2016年11月執筆の『フォーキャスト2017』より


        8月8日、ダウ工業平均は22,179の史上新高値をつけた。それ以前の市場新高値は3月1日、そして上記6月16日を過ぎた後の6月19日〜20日につけられている。ダウ平均の史上新高値が顕れやすいとして挙げたこれら3つの時間帯だが、そこに顕れたものは事実上、重要な下落の直前に示現した新高値であった。

“来月に入っても新高値更新が続く可能性は高い。ジオコズミック・サインに基づくなら、天井は7月19日〜8月7日、または8月21日〜28日に示現する可能性が最も高いだろう。この(S&P)上値目標は2485±20または2509.25±19.50だ。”

— MMAサイクルズ・リポート#7より
  2017年7月18日付


        直近の最高値は8月7日につけた。8月8日、S&P先物のザラ場高値は2488.50だったが、その後下落して金曜までに2430.25の安値をつけている。


  金融市場に間接的に — あるいは直接的にも — 影響を及ぼす人間の活動とジオコズミックな現象との間には何の関係性もないと言い張る向きは注意されたい。ここ数ヶ月にわたってこのコラムで注意喚起してきたように、7月17日〜8月25日の期間は火星がもたらす宇宙的テーマが満載だ。火星は戦争を支配する。近づきつつある皆既日蝕はずばり火性の星座宮、獅子座で火星とコンジャンクションだ。そしてその日蝕は、トランプのネイタルのアセンダントと火星の上で起きる。先週、まさに戦争の脅威はエスカレートし、予測どおりトランプ大統領は嵐のど真ん中に立つこととなった。

米国および他地域の株式指数に続いていた強気相場は月蝕の翌日だった8月8日、突然の打撃を受けた。ドナルド・トランプが北朝鮮の金正恩に対して『世界が今まで見たこともないような炎と怒りに会うだろう』と言い放ち、典型的な火星的警告を放ったのだ。これに対して金正恩は、北朝鮮が日本を越えてグアムへのミサイル発射を検討するとやり返した。このニュースを受けて強気相場は急停止し、ダウ平均はその後2日の内に300ポイント近く下落、木曜だけでも204ポイント下げた。ダウ平均にとって先週は今年始まって以来2番目に弱い週となった。

しかしながら、こうした火星的イベントは貴金属と債券相場にとっては良いニュースで、どちらもサイクル新高値まで舞い上がった。

ところで私達の同業者で3月に開催されたMMA投資リトリートの講演者の一人でもあったマリア・ショッペルは、北朝鮮を含むこうした衝突が起きる可能性について正確に予測していた。詳細は彼女の手になる7月18日付の記事 *North Korea's Nuclear Ambitions』を参照されたい。このリポートは北朝鮮の建国図の土星が今回の皆既日食と同じ度数に在泊していることを指摘しており、今の現実と直結するものだ。つまり北朝鮮の土星はドナルド・トランプのアセンダントと火星にコンジャンクトしているわけで、これは相性が良いとは言えない(というより、どうしようもなく相容れない)。

* 末尾に関連の飜訳後記あり



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫


        先週の市場動向は最近このコラムで幾度か指摘してきたこと、すなわち市場にとって最大のリスクは政治リスクであり、それがネイタルのアセンダントと火星を日蝕に焼かれるトランプ大統領に関わるものだという事実を再び立証することとなった。これは北朝鮮(あるいはイラン)に対する彼の態度が正しいとか間違っているということではない。彼は単に火星の人だということ — つまり彼が怒っており、自分が正しいと信じることのために闘いたいと感じていることを意味する。今の彼にとって正しいこととは、当然ながら米国市民を護ることを意味するはずだ。私が思うに、彼はそれが自分の最優先の義務だと考えている。だから皆さんがそれを支持しようとしまいと、今月の世界は火星 — 「交戦地帯」というテーマ — の下に在る。

もちろん、宇宙は単に火星が強調されているというだけでなく、他にも動きが見られる。実際、今後の2週間は宇宙の活動がひしめき合っている。まず、私達の旧知の友人たる水星が今週末8月12日(日本時間13日午前中)に逆行に転じ、それが9月5日まで続く。逆行に転じるのは乙女座で、魚座の海王星とはオポジションとなる位置だ。これはこのサイクルがおそらくはこのトリックスターがもたらす影響の中でも最も混乱に満ちたものの1つになる怖れを意味するものだ。

水星の逆行はその典型として、情報の与え方、受け取り方が矛盾しており、したがって混乱を招く — たとえば中央銀行が何かをコメントするが政治リーダーはそれとまったく反対のことを口にするといった具合だ。一方、海王星は混乱 — そして誤った思い込み、妄想、誤魔化し(混乱を招いてその場を言い逃れるような欺瞞)を支配する惑星だ。だからトリックスターたる水星が、注意逸らしと散漫の神たる海王星とパートナーを組む時、いったい何が起きるだろう? 私にもそれはわからない。私が知っていることの全てはただ、それらが提示するものを自分は信じないということだけだ。

このオポジションに続いて、木星、冥王星、天王星とカーディナル・グランドスクエアを形成するトランシットの金星がもたらす非理性的・非合理的なエネルギーの流れが生まれる。この、腕、脚、そして体のほとんどの部位に「宿命的邂逅」とか「命取りの引力」と記してある(それは単にインクで描かれた絵に過ぎないのだが)誰かとの出会いを示唆する致命的な組み合わせは、それに加えて金融市場でのホイップソー、すなわち激しい上下動とも関連している。まず最初に価格が急上昇し、あなたは『お!次の上げ基調の到来だ』と思うだろう。だがその後突如として反転が起こり、あなたはこう思う。『おっといけない、これは崩れてきたぞ』。そして結局のところ、買ったら下がり売ったら騰がるという鞭打ち症状に見舞われる。これはグランドスクエアの金星、そしてトリックスター水星の逆行と奇術的騙しの天才、海王星とのオポジションのなせる業だ。これはまるでマジックだ!

  しかし、本物のマジックは8月21日(日本時間22日午前3時ごろ)、この狂える時期のちょうど中央時間帯に太陽・地球の間を月が横切り、昼が夜に転じる時に起きる。

さぁ、ショーを楽しみたまえ。2017年8月に私達が経験するコズミック・ドラマはそう頻繁に見られるものではない。だが、自分がリクエストした芝居が悲劇ではなくコメディであることを忘れずにいることだ。そしてこの事も覚えておいたほうが良い。アストロロジーはけっして何かの原因ではなく、地球上に起きる出来事との相関関係を示すものだ。私達は皆、避けられない出来事がどんなものになるかを選択する自由意志を持っているのだ。







訳文ここまで
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*飜訳後記

  この記事は北朝鮮建国図(ジェミー・パートリッジのレクティファイ・チャート)、米国、トランプ大統領、そして中国のネイタル、プログレッション、トランシット等を検討し、8月の日蝕がいかに2017年~2020年にかけての戦争の危機を浮き彫りにしているかを示唆するものとなっている。

ここで気になるのは当事者の一人である金正恩氏のチャートだが、誕生した年にも異説があり、翻訳者の知る限りでも3種類の出生データが存在する。その中でも特に注目に値すると思われるのは、アストロロジャー、ポール・サンダースの調査とレクティファイによるチャートで、1984年1月8日朝の生まれとするもの。このチャートでは、他の2つのチャートと同様にネイタルの太陽に現在トランシットの冥王星が乗っている。ネイタル、プログレスとの連動があれば、これだけでも最悪の場合は人生の崩壊、または徹底的変容を決定付ける出来事を示唆するケースも見られるが、さらにこのチャートでは、MCに乗るネイタルの火星が現在IC上に来ているトランシットの天王星とオポジションを形成し(暴力的衝動をどう昇華するかの挑戦)、日蝕とはそれぞれセクスタイルとトラインを形成してエネルギーを回す形となり、同時にネイタルのカイロン(潜在的な "傷" の痛み)とはスクエアを形成している。

またプログレスの火星は10室ネイタルの土星にコンジャンクト、月はネイタルのカイロンの上に来ており、破壊的な衝動や何らかのコンプレックスによる葛藤を示唆している。その他にもプログレスの木星が彼の人格的なテーマ「フラストレーション」を意味するアセンダントに来てエネルギ―を増大させるなど、小惑星絡みを含めて多くの鋭利なアスペクトが形成されており、現在~数年中に訪れる大きな危機/挑戦を示唆するものとなっている。このネイタルチャートはいわゆる「核アクシス」と呼ばれる射手座・双子座軸に月のノード軸と金星、木星、天王星、海王星が在泊しているが、現在はトランシットの土星(とフォルス、イクシオン)が射手座を運行中で、核を持つことに対する彼の執着に現実の重みを加えていることも特筆に値する。土星はこのチャートではアセンダントの支配星であるため、核開発は自分自身のアイデンティティを象徴するものとなっているのかもしれない。

  また、今回の日蝕は日本の戦後始原図にもその影響をはっきりと顕している。戦後始原図(主権回復図)では現在プログレスの太陽がネイタル7室の天王星とコンジャンクト(同盟・近隣国との関係変革か)。 そして日蝕は8室ネイタルの月のサウスノード上で起き(つまり北朝鮮の土星、そしてトランプ大統領のアセンダント+火星と日本の月のサウスノードはコンジャンクトで、カルミックなしがらみとエネルギー放出を示す)、同時に蠍座終盤度数のプログレスの月とはスクエアを形成する。そしてトランシットの火星はネイタルの8室冥王星にコンジャンクト。これは何らかの強い力が働いて脱皮や過去との訣別が起きてくること、あるいはそうするべき時が至ったことを示唆すると思われる。

8室はマンデーン・アストロロジーの場合、主に金融経済、負債または主立った破壊や死、崩壊を象徴するとされるが、これが北朝鮮を中心とした現在の不安定な世界情勢に絡んでこれからの数年間、どんな筋道を意味するかは予断を許さない。また、この日蝕ではトランシットの木星が主権回復図MC上のネイタル海王星とコンジャンクト、これに対しトランシットの冥王星がスクエアを形成している。木星・冥王星スクエアは、しばしば熱心かつ執拗で妄想的な魔女狩りとも関連する(土星・海王星ペアより表面と内実のギャップは深いかもしれない)が、これが天頂に輝くネイタルの海王星(これを最善の形で使うことは可能だし、大いなる希望でもあるが、上記コラムにも解説されているとおり、現状の集合意識にとっては非常に難しい)とハードアスペクトを形成して政治の停滞と混迷を助長しているとも見ることが出来る。

天頂に海王星を持つということは、国のチャートとしてとても挑戦的かつハードルが高いかもしれない。現実逃避や幻想への誘惑も多く、優しさの影に無力感と拒絶をはらみ、たとえ正当な理由があっても闘いを避けるためには欺瞞も使うという矛盾した傾向も顕れやすい。おそらく他者(諸外国)にはまるで "ヌエ" のように見えがちで、理解しにくい部分が多いのではないだろうか。けれどこうしたチャートを持つ以上、現実的世界情勢への対応と高度な精神性追求という、ある意味両極の領域を模索していくしかないのかもしれない。(もう1つの戦後始原図、現憲法衆院可決図では、海王星が国総体と国民性を示すアセンダントの支配星となっている。また、今回の日蝕は12室の月とオポジションで起きる。)

けれどこの日蝕には物事や観点を一新していくにあたって強い力を持つという側面では非常にポジティブでもある。これはまず、集合意識より先に個人レベルで起きていくのではないだろうか。もし、表面的な喧噪に惑うことなく混沌を通り抜ける力がありさえすれば...。


(以上の記述はあくまで飜訳者hiyokaの個人的見解です。)


hiyoka_blue at 20:56|PermalinkComments(2)

August 07, 2017

●8/8の満月・月食 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで8月8日03:19前後、北海道周辺で03:25前後、関西方面は03:10頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で02:42前後に水瓶座15°25'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 水瓶座15°~16° + 太陽 獅子座15°~16°】
  "Two lovebirds singing on a fence" +
  "A pageant"
『フェンスの上で唱う2羽のボタンインコ』+
 『ページェント』

  "A big businessman at his desk" +
  "Sunshine just after a storm"
『デスクに向かう大物実業家』+
  『嵐が過ぎた直後の陽光』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~8/21】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★変化を前に「ここ」と「あちら」の境界 ― どこでもない場所 ― に立つ
→★直面する現実や未解決の悩みを忘れてひととき異なる世界に没頭する
→★溜まった澱を吐き出すための馬鹿騒ぎや耽溺がもたらす思わぬ効用
→★何気ない笑いやふとした滑稽さによって救われる気持ち
→★何をしようと全ては正しい流れに繋がるという深い感覚/確信を持つ
→★仕事をこなし責任を全うすることから生まれる高揚感
→★別れ行くこと、道を分かつことの解放感と幸せを噛みしめる
→★奥の深い駆け引きや目に見えにくい策略に注意する必要
→★光と影の両方を丸呑みにして立ち向かうべき壁に出会う
→★新しい道、新しい希望への瞬間的な閃光をかいま見る
→★無意味な犠牲や身に覚えのない責任追求に対して冷静に対応する必要
→★長い間熟考し準備してきたプランが突然変化し新たな観点が生まれる
→★今、最優先すべき事柄に対する新たな気付きが浮上する
→★長い間使ってきたもの、支えになってきたものとの新たな葛藤と訣別の予感
→★移ろいゆく刻の狭間で二度と戻らない瞬時の輝きをかいま見る
→★捨てるべきものを出来る限り捨て、新たな流れに備える必要・・・→


エネルギーのポイント:新月『圧縮し、噴出し、無になり、軽くなる』』
            
            満月・月蝕『精神のギアを切り替える』 


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★この時期の惑星アスペクト★
— 留意すべきものをとりあえず思い付くままに —

天王星とエリス、土星とイクシオンとフォルス、月のノースノード
 のグランドトライン
  ・バランスを欠いた状態に気付かないまま突っ走らないよう注意
  ・自分を貫きたい強い衝動、または内向きに籠もる傾向
  ・ユニークな想いの力を無駄に消費せず持続力を保つ必要

逆行直前の水星と金星、そして小惑星パラスの小三角
  ・安定感と公正さとケアを求める心理的傾向
   (政治全般に対してもこの側面が求められるかも)

8月13日~9月5日 水星逆行(現在シャドウ期)
  ・乙女座11°台~獅子座28°台(日蝕が起きる位置)
  「逆行」の原理やテーマについては3年前の記事に詳しく書いたので良かったらどうぞ

8月11日~13日 天王星・海王星セミスクエア、火星・海王星クインカンクス
  ・「信頼」の欠如、「狭い視野で物事を断定すること」の危険
  ・苛立ちと耽溺、無益なエネルギーの浪費に注意
  ・やるべき事があるなら集中力の新しい維持法を試す価値があるかも

8月16日~18日 金星・木星・冥王Tスクエア
  ・護らねばならないもの(金銭面・精神面または愛情面)や役割の重荷
  (深入りしすぎに注意)
  ・哀しみ、または怒りの衝動を創造的な行為の力に変えていく必要

8月22日 3:30 新月・日蝕


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        さぁ、8月。注目すべき日蝕 ― ザ・グレート・アメリカン・イクリプス ― を迎えるにあたってそのプレリュードとなりそうな月蝕がやって来ます。通常のルネーションなら満月は前回の新月のテーマがそのピークを迎えるタイミングであり、次の新月から真新しいテーマへと移り変わると考えられます。けれど、今回は22日未明の日蝕の影響力がとても強く、いつも以上に前倒しの…というか、どことなく蝕特有の「象徴的な」エネルギーを感じているひともいるかもしれません。身の回りで、あるいは自分自身の内側で。またはわたし達を取り囲む社会 ― あるいは地球で。何がとははっきりと言い切れない、けど底深い変化の兆し。良くも悪くもうっそりと立ち上がってくる何かの感じ。さぁ、どうかな?

ルネーションの原理(あくまで原理でありアスペクト等によって感じられ方は様々だけど)はたとえばこんな感じです。新月で受胎した新たなエネルギー(テーマ)が上弦での孵化を経て成長し、満月でそのピークを迎える。そして下弦での最後の挑戦/調整を経て鎮まっていき、再び次の新月で新たなエネルギー(テーマ)が充填される。月の巡りごとに、寄せては返す大波小波の繰り返し。けれどどんな大岩も長い刻を経てその波に洗われ、少しずつカタチを変えていく。いつのまにか、新しい景観が創られていく。岩であり地球であるわたし達と、星々から寄せ来る大波小波の、いわば共同創造としての変容(または成長)。


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  じゃ「食/蝕」はどうかというと、月蝕から日蝕への流れはこうしたルネーションのリズムの中に生じる特別な「死のプロセス」だと言えそうです。死すべきものが死んでいく。終わっていく。それを感じ取り、訣別していく。または、別れのための準備が進んでいく。特に今回の月蝕はサウスノード・イクリプス、つまり「過去」からの「癖」や「しがらみ」、「執着」が剥がされていくような働きが強調されます。まずは脱皮。そしてその後に新たな薄皮が張ってくるのを待つ。…今、もしそんな兆しを感じているなら、プロセスに抵抗せず何が内側に起きるかを観察してみる。内側でギアが切り替わるのを感じてみる。「死」こそが新しい萌芽をもたらすことを "知って" 変化を受け入れる(その萌芽は日蝕から少しずつカタチを顕すかもしれない)。もし何らかの変化が訪れるなら、それは良いとか悪いとか、多分そんな判断を超えて大元の自分が決めたはずの流れ。それを信頼してみる。 …この月蝕期はおしなべてそんな雰囲気の中を進むことになるかもしれません。

また、この月蝕はフィクスト・サイン(固定宮)のちょうど中間点、水瓶座・獅子座の15°台で起きます。これはアストロロジャー、エリック・フランシスが言うところの「エリーズ・ポイントの中間点」。エリーズ・ポイント(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座の各0°~1°)とは「個」と「社会」が互いに斬り結ぶ地点、つまり自我が否応なく社会や集合意識と直面し、意識・無意識の両面で互いに影響しあうホロスコープ上の「交差点」のようなものです。で、各ポイントから45°の位置、つまりそのミッドポイントにあたるのが牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座の15°なんですね。なのでこれらの度数は「準エリーズポイント」とも呼ばれます。そしてそこでは「自分が社会とどう関わり合っていくのか?」という点について、おそらく何らかの調整が行われるのではないかと思います(今回のサビアン・シンボルにもそんな感じのテーマが顕れています)。


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        ところでチャートを細かく見てみると、今回の満月図には「ダイヤモンド・フォーメーション」というアスペクトパターンがうっすらと浮かび上がります。これは双子座のアスボルス(サバイバル)・小惑星レクイエム・TNOカオスの三つ組みを入れることで成立するのでそれほど強力ではないけれど、双子座中盤~終盤に主要惑星や感受点を持つひとは、もしかしたら影響を感じられるかも? ダイヤモンド・フォーメーションはとてもしっかりと堅固な構造を持ち、その構造の中でけっこう破綻無くエネルギーが回っていきます。

それ自体は効率的にも良いことなんだけど、たとえばネイタルでこのパターンを持っているひとは、人生のどこかの時点でそれまで歩んできた道から大きく逸脱し、全く別の方向へ進む傾向があると言われています。いくら高効率とはいってもあまりにガチガチに構造化された枠組みがあると、人間ってどうしても息苦しくなりがち。『本当にこれでいいのか?』なんて。だからたとえそれまでが恵まれた環境や状況であったとしても、壁を破って反抗したくなるのかな。。 それは良いとか悪いとかじゃなく、未知を求める人間の原動力のようにも思えます。 なのでもしかしたら、この満月・月蝕図のダイヤモンド・フォーメーションを使って過去と訣別し、新たに羽ばたこうとするひと、今までと違う未来を思い描くひともいそうです。


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  そう思うと、次の日蝕が「ヤヌス度数」、つまり過去と未来の狭間で後ろ向き・前向き2つの顔を常に持つと言われる28°~29°で起きるというのも興味深いですね。新しいテーマ、新しいエネルギーを得たとしても、わたし達人間ってそんなにカチッと変われるわけじゃない。社会全体はそれ以上にゆっくりしたペースになるのかもしれない。けれどそれでも、悩んだり後ずさりしながら、わたし達は新しい領域に足を踏み入れていくのだと思います。そうそう、冥王星にスクエアを形成中の木星には今回、小惑星ルビコンがコンジャンクト中だったっけ。。 そう、あのユリウス・カエサル(ジュリアス・シーザー)が「もう後へは退けない」と決断して渡ったと言われる「ルビコン川」からとられた名称を持つ小惑星です。つまり「賽は投げられた」ってこと。意識してか無意識の内にか... どんな形をとるのか... それはひとによって様々だけど。わたし達はそれぞれに、この蝕の時間帯のどこかで人知れず…自分自身の手で賽を投げるのかもしれません。その賽の目を、自然体の流れを、信頼していきましょう。


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★8月満月/月蝕のサビアン・シンボル★

        今回のサビアン・シンボルは、月・太陽ペアで進めていきたいと思いいます。まず最初のベースになるペアは月が水瓶座15°の『フェンスの上で唱う2羽のボタンインコ』。そして太陽が獅子座15°の『ページェント』です。ページェントとは、元々歴史的な出来事を祝ったり記念したりするパレードのことを指します。日本で言えば山車やホコが練り歩く、各地方のお祭りの感じに似ているかな。また、今の時代はいわゆる「美人コンテスト」を指すことも多いようです。とても獅子座らしい、華やかなシンボルですよね。

この2つの対極シンボルの共通点を今回の月蝕に的を絞ってひとつだけ挙げるなら、それは『隔てるもの』だと言えるんじゃないかな。一方はこちら側とあちら側を隔てるフェンス。もう一方は「見る者」と「見られる者」を隔てている「見えない垣根」です。


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        フェンスの上で唱う2羽のボタンインコ。。 ボタンインコはとても華やかな色の羽根を持ち、ラブバードと呼ばれるくらい愛情深い鳥だと言われます。なのでフェンスの上で唱う歌も、きっと優しい愛の歌なのかもしれません。なんだかとても平和で楽しげなイメージ。。 水瓶座の中間点で、至福の愛を唱う小鳥のカップルは、水瓶座の社会的スローガンとも言える愛と平和、自由と平等の理想を映したシンボルにも見えます。ひと組のカップル、2羽のインコはグループや社会の最小単位。パートナーとの出会いは、獅子座が追求する個の表現 — てっぺんに立つひとり — とは決定的に異なります。「1」と「2」の間には、果てしなく大きな人生の空間が拡がっています。全てと手を繋ぎ合うことの第一歩 — 誰かと真に向き合うこと — への道程は、わたし達にとって一生をかけた大きな挑戦になるかもしれません。 

けど、この鳥達が唱う場所は…どうして家の中じゃないんだろう? どうして林の中や木々の枝じゃないんだろう? 何故、こちら側とあちら側を分け隔てるフェンスの上に? 彼らは共に、これから何処へ向けて飛び立っていくんだろう...? フェンスとは、こちらから見ればこちら側に見える。あちらから見ればあちら側に見える。 けど本当は... こちらでもあちらでもないところ。実は、何処でもないところ。

        一方、ページェントで大通りを練り歩く移動舞台の上では、様々なコスチュームをまとった役者や美女達が華やかな歴史の一幕を演じています。


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  祭りの演し物を一目見ようとやってきた人々がひしめく沿道。あちこちから起きる歓声。道ばたの群衆と、ゆらゆら揺れながら移動していくステージ。それは見る者達と、見られる者達の空間が交差するところ。同じ場に存在していながら、そこには日々の現実の延長とは全く異なる空間が創られ、人々はひととき、あちら側の空間を見つめることでハレの日の夢を見ます。見る者と見られる者。こちら側とあちら側。その間に横たわる、見えないフェンス ― 境界域。そこは、「どこでもないところ」。どこでもなく、だからこそ、どんな分離も存在しないところ。「拡がっているわたし」が「わたしに映った世界」と出会い、全てのこころを震わせているところ...。

太陽は自我がひときわ膨らむ獅子座の中間点にあって、「見られる者」として派手やかにふるまう「わたし」と、「見る者」として様々な反応を対象にぶつけていく「わたし」とを浮き彫りにしています。もしかしたら、そんな二通りの「わたし」が真に「ひとりのわたし」となって完成するところは…見る者と見られる者の間に存在する見えない境界域なのかもしれません。ゆらゆらと揺れ動きながら移ろっていく日々の中で、わたし達は今、幸せそうに唱うラブバードを見つめています。。

月蝕を迎え、そして日蝕を待つわたし達の多くが今、それぞれの "こちら側" から "あちら側" へと移行しつつあるのなら。今、その狭間にあって。もしかしたら皆それぞれに自分だけが知る「どこでもない領域」に足を踏み入れようとしているのかもしれません。それを単なるいつもの過渡期と捉えてもいいのだけど。でも、知らぬ間にひときわ深く大きなルビコン川を渡りつつあるひとも少なからずいるのではないでしょうか。。


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        さて、月と太陽がとっていくメインのシンボルは、月が水瓶座16°『デスクに向かう大物実業家』、そして太陽は獅子座16°『嵐が過ぎた直後の陽光』です。デスクに向かう大物実業家って、水瓶座の中間ポイント〜後半への第一歩らしい構図だなぁ。厳しいビジネスの世界で「大物」と自他共に認める存在。イメージとしては、視野が広く、ビジネスの手腕はもちろん、ひとを見る目、知識、経験・戦略、財力があって、権力構造にも精通してるような...そして何より運にも持続と忍耐の力にも恵まれてるような...(実際に存在するとしたらほんの一握りだと思うけれど)。とにかく多くのひと達を引っ張っていくだけの理念やビジョンを持つ、スケールの大きな人物像が浮かびます。また彼に敵対する立場から見れば、手強くて冷徹な存在かもしれません。で、そんな大物の彼は今、デスクに向かって何やら仕事をしているようです。次に展開する新規ビジネスの世界戦略でも考えてるのかな? 



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  彼は巨大な責任を負う立場です。仕事が大きくなればなるほど、リーダーとしての責任は重くなります。彼の目前には日々変化する現実が迫り、火急の決断を求められます。ひとつの判断ミスがどんな大損失を招くかわかりません。その影響力は大です。ならばまず自分がやらなければならないことを、やり抜く。今の彼を創ったのは、実はそんなシンプルな生き方の積み重ねだったのではないでしょうか。

このシンボルに出て来る「デスク/desk」とは、重役室とか大統領執務室などに置いてある大きくて平らで、大抵は正面を高級木材で覆ってある(つまり他者からは足下を見られない)書き物机です。その平らな天板の上で、今までどれほど重要な物事が決められてきたことでしょう。B.ボヴィによると、この「desk」はラテン語の「discus」がその起源で、二重語としては「disk」もあるそうです。そしてこれは両方とも『円盤状のもの』という意味です。 


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  人間が知識を集め、物事を考え、それを記録するための「場」を成す机。世界を動かそうと戦略を熟考する大物実業家にとっては、きっと今後の仮想世界が拡がっている机。それを指すことばがもともとは「円盤状」という意味を持つって、とても興味深いと思いませんか? 特に...日々円盤状のホロスコープと向き合っているアストロロジャーならば。。 円盤とは、回転するもの。存在ある限り、回り続けるもの。

じゃ、もしかして大物実業家の前に置いてある机の真の姿は… 回転する地球? いや太陽系? 銀河系? それは回り続ける。昼があり夜があり、星が生まれ、星が死ぬ。刻の流れを軸として死と生がめぐりめぐる... 世界そのもの。

        けれど実際の大物実業家にとっての円盤は、また違って見えているのかもしれません。たとえば、この世界をめぐりめぐる、平たい円盤状の何か。貨幣…コイン。。  今は物質としての金の価値を基準にした金本位制から不換紙幣の時代になり、さらにカタチを持たないビットコインなどの仮想通貨が台頭してきたけれど、それでもわたし達にとっての貨幣のイメージは昔からあまり変わっていないように思えます。たとえば今、手の平に乗る10円玉... 。世の中をめぐりめぐって多くのひとびとの手に触れてきた、鈍い土色の小さな円盤。そこには知らないひと達の人生と小さな思いの切片が無数に刻まれているのかもしれません。


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  「富」とは、そんなささやかな価値が積み上げられ、膨大にふくれあがったもの。大物実業家は、移ろいゆく世界に対峙して、その富を動かすひと。 だから彼と彼の仕事を支えるデスク=円盤とは、今の社会をその根本で支える経済構造 ― 貨幣/通貨システム ― だと言えるかもしれません。 これもまた、わたし達がけっして無視出来ない現実です。そのこと自体にまつわる善きことも悪しきことも、歓びも哀しみも怒りも含めて。けれど円盤は回り続ける。昼があれば夜が来る。光と影を生み出しながら、常に変化して止むことがない......。

        一方、今回地球が部分的に遮る太陽光には、獅子座16°『嵐が過ぎた直後の陽光』というテーマを持ちます。そういえば今、台風5号が来ていますね。すでに九州南部や近畿地方に被害が出ているとか。8月の蝕の期間は特に自然災害も示唆されていることから、進路にあたる地域のひとは十分気を付けてくださいね。。。 


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  さて、このシンボル。ついさっきまで猛威をふるっていた台風が過ぎ去り、激しかった雨も止んで、流れの速い雲の切れ目から一瞬!サーッと射してくる陽の光。。 わたし達はそれを見て「何事も無くてよかった!それにしてもなんて綺麗なんだろう...」なんて思います。いえ、もしかしたら被害は出ているのかもしれない。裏山が崩れたり、木が倒れてるかもしれない。でも、それでも恐ろしい嵐が過ぎ去った後に射す束の間の陽光は、わたし達にひとときの慰めを与えてくれるでしょう。「あぁ、終わったのか...。とにかくひと山越えたんだな...」って。

それは本当に、束の間の美かもしれません。まだ衰えぬ風の勢いに流されて、灰色の雲はすぐに陽光を隠してしまうでしょう。けれどそれでもわたし達は、一瞬射してくる明るい輝きに解放の象徴を感じます。どんなに暗黒の雲に覆われていようと、雨や風が猛威をふるおうと、そのはるか上には常に失われることのない輝きがあるのだと...。そして、明日も生きていくんだなって。


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        嵐の後の陽光。それは「束の間の永遠」の象徴です。それは、わたし達の胎内宇宙に生き続ける「永遠」を反映し、その美しさをかいま見せてくれるもの。まるで嵐雲のように変化し、めぐりめぐって浮沈を繰り返す人生の中で、一瞬、久遠の聖性を思い出させてくれるもの。ゆるぎない富を築いた大物実業家にも、道を求めて彷徨う名も無い戦士にも、幸せを探してもがく無数のわたし達にも、等しく訪れる内からの呼び声。。


この月蝕から日蝕へと続く、稀有なひとときを... みんな、こころ豊かに過ごせますように。


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 20:29|PermalinkComments(2)

August 06, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント8/7【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年8月7日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “7月の米国経済は非農業就業者数が20万9000人の増加となり、予測の18万3000人を大きく超えた。失業率は4.4%から4.3%とわずかに低下、就労率は62.8%から62.9%へと僅少だが増加している。時間あたり平均賃金は9セント上がった... 労働統計局の調査によれば、トランプ大統領の就任以来新たに職を得た就労者数は100万人を超え、その波は今後も続きそうだという。”

— Adam Shapiro and Suzanne O’Halloran
  “U.S. Adds More Jobs in July than Expected”
  foxbusiness.com 2017年8月4日付


        “ポップ・カルチャー時代の大統領職がはらむ危険性は、政治的地雷を含む現実について実際のところ何も知らされないことだ。今週、トランプ政権は臨死体験を味わった。トランプ氏にとって注目に値する出来事は、ロシア、イラン、そして北朝鮮に対する制裁措置を課すために行われた上院と下院の議会投票だった...  巷の話題になったのは桁外れの投票結果で、下院では賛成419票に対し反対3票、上院では同98票対2票で法案が可決している...  これは現職大統領への不信任投票だ。ある共和党議員が匿名で語った言葉によれば『我々はロシアに関しては彼をまったく信用していない』そうだ。”

— Daniel Henninger
  “The White House C-Words”
  ウォールストリートジャーナル 2017年8月3日付


        先週はドナルド・トランプにとって良い週ではなかった。議会において彼を支えるはずの仲間が、政権剥奪への流れを作るいくつかの重要な手段を取ったのだ。さらに、ロバート・ミュラー特別検察官は、2016年の米国大統領選に介入したロシアとの共謀疑惑について、起訴するかどうかを決める大陪審を選出した。これらの出来事や他の多くのイザコザに対する彼の反応を表現するために先週多く使われたキーワードは「激怒」だった。ドナルド・トランプは議会に「激怒」し、共和党に、民主党に、そしておそらくはホワイトハウス広報部長としての最初の10日間の内にメディアへの攻撃的な態度によって解任されたアンソニー "ザ・ムーチ"・スカラムーチに「激怒」している。

アストロロジー研究者にとって「激怒する」というのはまさに火星が持つ象意の1つであり、トランプ氏は彼の出生図の火星とアセンダントが位置する獅子座の度数に8月21日の日蝕という大波が刻一刻と近付いてくるにつれて、自分自身の内に在る火星の生々しくも大いなる力を感じつつあるはずだ。火星とアセンダントは両方とも個人のホロスコープでは主要なパートを占めるものだ。もしかしたら彼の目は血走り、いやひょっとすると体の他の穴からも血がほとばしるという光景さえ見られるのかもしれない。

まったくもって先週は、ドナルド・トランプ(または米国とヴェネズエラの政府)にとって良い週ではなかった。だが世界の多くの株式市場にとっては非常に良い週だった。ダウ工業平均は次々に史上新高値を更新した。だが、それにもかかわらず奇妙なことにナスダック総合やS&Pとは足並みが揃っていない。インドのニフティにはまたも史上新高値が示現した。チューリヒのSMIと香港のハンセンも数年ぶりの高値をつけた。ロンドンのFTSE、ロシアのMICEX、中国の上海指数は数ヶ月ぶりの高値を記録した。しかしながら、ドイツのDAXは反対に、4月中旬の金星順行以来の最安値水準に落ち込んでいる。

  多くの株式指数に見られた新高値へのブレークアウトは、8月2日天王星逆行開始と関連付けられる。惑星が逆行運動を開始または終了する時、その惑星が持つ力学は人間活動の分野において数日の間強調される。天王星が逆行前の滞留に入っている間、あらゆる境界や期待感は脅かされる。そしてしばしば侵される。天王星が絡む時は、市場がブレークアウトするのかダウンするのか、または反転するのかは誰にもわからない。その結果として、いくつかの株式市場が既存の抵抗帯を突き破って新高値をつけることで境界を侵した。

しかし他の市場、たとえば金や銀は、8月2日には数週間ぶりの高値水準まで舞い上がっていたが、天王星が方向を転換したその日の内に反転し、金曜に向けて急落している。これと同じリバーサル・パターンが起きたのはユーロ通貨で、まさに8月2日には30日ぶりの新高値をつけ、その後反転して金曜まで急落してきている。米ドルはその反対に、やはり8月2日に2016年5月以来の最安値レベルに落ち込み、その後急激に反転上昇して週末を迎えた。原油は8月1日にここ2ヶ月で初めてバレルあたり50.00ドル以上まで再反騰したが、金曜には再びその水準のはるか下まで落ち込んだ。ところで、原油は今や夏至(6月20日)につけた安値42.05から反騰して8月1日には50.43と、20%の反騰をしてきている。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “巨大な債券ポートフォリオを削減しようというFRBによる不気味な企てには酷い実績がある。事実上、中央銀行が過去にこれを試みたケースでは、その後 毎回景気後退が起きている... FRBは以前にこの削減計画を6回実行に移している。1921年〜1922年、1928年〜1930年、1937年、1941年、1948年〜1950年、そして2000年だ。MKMパートナーズのチーフエコノミスト/マーケットストラテジストのマイケル・ダーダによれば、なんとその内の5回が景気後退を迎えて終わっている。”

— Jeff Cox
  “The Fed’s About to Try Something that Almost Always Has Ended in Recession”
  cnbc.com 2017年8月2日付

        “元FRB議長アラン・グリーンスパンは金曜、債券市場が崩壊の崖っぷちに来ており、それが株価の今後にとっても脅威になるとして大いに警鐘を鳴らした... 長年にわたって議長を務めた氏はこうも語る。『長期に及ぶ低金利が今にも終わろうとしており、それと共にかれこれ30年以上も続いた債券の強気市場も終わる。現行レベルの金利は異常に低く、行き着く先はたった1つだ。これが始まればその進行は恐ろしく速いだろう』”

― Jeff Cox
  “Greenspan: Bond Bubble About to Break Because of ‘Abnormally Low’ Interest Rates”
  cnbc.com 2017年8月4日付

        さぁ、2017年の強大な「蝕」のゾーンへようこそ。8月7日月曜(日本時間8日未明)、水瓶座 — 獅子座軸の15°台で月蝕が起きる。太陽はいまだに獅子座で火星とコンジャンクトしているため、一部の人々にとっては引き続き憤然と色をなす「激怒」の時となるかもしれない。だが一方で太陽と火星は木星に対しセクスタイルを形成しているため、他の人々はいまだにパーティに酔いしれており、何事も単にエンターテインメントかスポーツのように楽しんでいる。そして次が8月21日の強力な日蝕で、オレゴンからサウスカロライナまで、米国中部を暗い影が横切る形となる。

この日蝕も火星はとはコンジャンクションだ。だから一部の人々は真っ赤になって「激怒」するか、または真っ赤になって激怒する人を批難しながら同時にパーティを続行し、直近の出来事をあたかもスポーツでも観戦するように楽しむことだろう。その競技の勝者となるのは、一番鉄面皮で — しかも危険なほど意地悪く — ふるまうことで皆を楽しませた者だ。

一方で、腫れ上がった火星と獅子座の日蝕は威勢のいい脅しやハッタリの時となる。また一方では、トップであること、または最も偉大であることを自負する時となるかもしれない。とは言っても、私達は株式市場のようにはなれない。あるいは、グリーンスパンによれば —  債券市場にもなれない。この時期はグリーンスパンが言うように、膨らみきったバブルの風船に針が刺される可能性を持つからだ。もしかするとこれらのバブルは最後の木星・天王星オポジションが起きる9月終盤まで続くかもしれない。だがそれまでに、現行の強力な火性エネルギー(日蝕、火性、月のノースノードが全てが獅子座に在って射手座の土星と牡羊座の天王星に火のグランドトラインを形成)は終わりを告げる。温度をどんどん上げていけるのは物が燃え始めるまでの間であり、それは火性星座宮に在泊する惑星達が、それに続くより冷えた領域の地性星座宮に移行するまでの間ということだ。移行は獅子座の日蝕の直後から始まる。

ジオコズミックな観点からは、直近で注目に値する2つの時期がある。その1つはたった今だ。私達は現在、天王星逆行(8月2日)、3度目にして最後の木星・冥王星スクエア(8月4日)、8月7日の月蝕のただ中にある。そして次は8月15日〜25日だ。これは8月21日に日蝕が起きるからだけではない。8月25日には土星が順行に転じる。一方、蟹座の金星(お金と愛情生活)は天秤座の木星(パートナー関係)、山羊座の冥王星(政府を転覆し人民に権力を!)、牡羊座の天王星(一番優秀な核兵器を持つのは誰だ)とカーディナルグランドスクエアを形成する。

そうだ。株式市場は他のハードアスペクトをかいくぐって反騰してきたし、今回もそうなるかもしれない。しかし、土星が順行前の滞留に入ると同時に、この獅子座(火性)のエネルギーの全てが乙女座の地性エネルギーに主役の座を譲り始めることを考えれば、私はこのパーティが終わらないと想定することはないだろう。長く続いた二大政党(party)である共和党や民主党でさえ、終わらないとは言えないだろう。結局のところ、世界の集合意識は膨大なリセットのただ中にあるのだ。そして皆さん自身の意識の在りようによっては、それは胸躍るような物事になるかもしれない。








訳文ここまで
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July 30, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/31【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月31日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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7月30日 22:15
≪短期ジオコズミクスとと長期的考察≫ 本文2段落目の文中、政治・経済・金融リセットの最終段階についての記述に抜けがありました。その後に「それは2020年いっぱいまで続いていく。」という一文を追記しました。

≪先週をふり返って≫

        “米国経済はロイターの予測どおり年率2.6%の成長となった。一方、7月の消費者信頼感指数は93.4と予測を上回った。これは想定通りの経済進展を基としてFRBが9月を念頭に4.5兆ドルという巨大なバランスシートを縮小する可能性があると示唆したちょうど翌日に発表された。”

— Fred Imbert
  “Dow Post Record Close as Wall Street Shakes Off Amazon’s Fall”
  cnbc.com 2017年7月28日付


        26ヶ月サイクルの太陽・火星コンジャンクションがついに先週、7月26日に起きた。火性で楽観的な特質を持つ獅子座にあって、それはパーティが続くことを願う人々を失望させることは無かった。しかしながら、ナスダック総合は7月27日木曜の朝に史上最高値をつけた後、ひどい下落に見舞われている。先週はインドのニフティにも史上最高値が見られ、また香港ではハンセン指数が2015年6月以来の最高値水準まで舞い上がった。

だがヨーロッパは少々様相を異にしていた。金星が順行に転じて間もない7月28日金曜、ドイツのDAXは4月21日以来の最安値水準である12,098まで下落している。わずか数週間前 — ちょうど夏至の6月20日、DAXは12,951の史上最高値をつけていたのだ。これは今の時点まででおよそ6.5%の下げであり、太陽・火星コンジャンクションの正確なアスペクト形成日から前後6週間の間に重要なサイクル安値または高値をつけるという歴史的事実に基づいて導き出された私達のターゲットに近い。そのターゲットとは、10月終わりまでに多くの株式指数が高値から少なくとも8.5%下げるというものだ。

先週は金と銀、そしてユーロ通貨も急反騰した。これもまた火性の星座宮獅子座における燃え上がりやすい太陽と火星の働きに関連していた。もともと獅子座は金を支配しているが、それよりもっと重要な事実は、ヘリオセントリックの水星による射手座運行(もう1つの火性星座宮)と金が相関性を持っており、これが同時期の7月26日に始まったことだった。金12月限(現在の中心限月)は1277まで急上昇したが、わずか2週間前には1200を試している。また銀もまた印象的な動きを見せ、16.81まで騰がった。これも2週間前には2016年4月以来の最安値水準15.14で取引されていた。"悪者" となったのはまたしても下落した米ドルで、FRBによる利上げ見送りがそのまま後押しとなった形でユーロは1.1800近くに迫った。これは2015年1月以来の最高値レベルだ。この事については先週のコラムにおいても論じたが、私達の年央ウェビナーにおける予測どおりの結果となった。そしてまた米国株上昇のもうひとつの原因でもある。安いドルは米国産商品に対する世界の需要増加を意味するからだ。




≪短期ジオコズミクスと長期的考察 — トランプ編≫


        “皆さんは今後も「魔女狩り」「リーク」という言葉に接するだろうし、また問題となる文書との関わりを隠したい「正体不明の情報源」について、数多くの話を読んだり聞いたりすることだろう。また、ドナルド・トランプが彼を弾劾せんとするバイアスのかかったメディアや政治勢力によってどれほど「犠牲者」になっているかという話も耳にするだろう。この「」で括った全ての言葉が海王星と関連している。”

— 2017年5月22日付 当コラムより


        “ここでのポイントは、トランプ氏は8月いっぱい深刻な火星トランシットの影響下にあり、その間彼は「理性を失う」状況に非常に弱く、彼自身とおそらくは国家を傷つける結果を招くような衝動的な行動に走りやすくなる。”

— 2017年7月3日付 当コラムより


        “『もしジェフ・セッションズが更迭された場合、その代償はひどく高いものになるだろう』リンジー・グラハム上院議員(共和党)はこう語った。『ミュラー解任と同じ事をしようとするならトランプ政権は終わりの始まりだ』”

— Byron Tan
  ウォールストリートジャーナル 2017年7月28日付


        “元々ドラマチックな政権ではあるにしても、この7日間は桁外れの異様さだった... 混乱する数々の出来事の中で、*チーム・トランプはスカラムッチ氏のホワイトハウス広報部長任命をこれまでの流れに対する重要なリセットになると説明したが... トランプ氏の支持率は彼の部下達ではなく彼自身が発したメッセージと行動によって急降下している。”

— Karl Rove
  “How Long Can the Trump Tumult Go On?”
  ウォールストリートジャーナル 2017年7月27日付

* ホワイトハウスの新たな広報部長として任命されたばかりのアンソニー・スカラムッチ氏が、事実上更迭の決まった政権発足以来の主席補佐官、ラインス・プリ—バス氏を政権内の情報リークに関わっているとして公然と批難。スカラムッチ氏の任命に反対したスパイサー報道官がすでに辞任するなど、トランプ政権内の混迷が深まっている。


        それはトランシットの火星が彼のネイタル(出生図)の太陽・天王星コンジャンクション上に来て、やはりネイタルの月とオポジションを形成した5月から始まった。そして日蝕が起き、トランシットの火星が彼の火星とアセンダントを通過していく9月初旬までは終わらないと予測される。以前のコラムにも書いたように、この時期に「トランプ政権とは何か」が定義され、同時に彼の任期中がどんな様相を呈するかも決定付けられるのだ。何度かこのコラムで示唆したとおり、もし彼が自己の衝動をコントロールすることに成功し、国家にとっての重要事項に集中出来るとしたら、彼は単に米国のみならず、世界中に真の革命的変化をもたらす革新的なアイデアと政策のパイオニアとなるだろう。

だがもしそれが出来なければ、彼の政権は短期に終わるか、もしくは2018年にも派手で大々的な挫折を味わう道を進むことになる。いずれの場合でも、世界の政治、金融、そして経済における主要なリセットの第二段階が始まっていくだろう(私達の年央ウェビナーにおいてタイトルとしたこの「リセット」という言葉を現在他の人々がいかに使っていることか)。その第三段階、そして最終段階の始まりは2017年12月20日の冬至に起きる太陽・土星コンジャンクションになるかもしれない。それは2020年いっぱいまで続いていく。 これがマンデーン・アストロロジーとファイナンシャル・アストロロジーに基づいた上での私の見解だ。そしてドナルド・トランプにとって最も危険な時期が今現在 — 第二段階であり、とりわけ2017年8月はその山場となるだろう。

  獅子座の太陽・火星コンジャンクションがついに形成された週 —7月26日 — 米国株式市場は史上新高値に舞い上がった。だがそれと時を同じくして、ワシントンD.C.の政治環境を汚染する泥沼は新たな底の深さを露呈することとなった。これはマンデーン・アストロロジーの研究者にとっては驚くにあたらない。何故なら8月21日の日蝕が駆け足で近付いているだけでなく、土星もまた8月25日に滞留から順行へと転じる(逆行期を終える)からだ。これら2つのジオコズミック・サインをこうも重要なものにしているのは、この日蝕が皆既日食であり、米国の中央部をスパッと切り裂くように伸びる闇の道を創るという現象だ。その道はオレゴンからサウスカロライナまで続き、順行直前で滞留する土星が米国始原図の火星・海王星スクエアに対しTスクエアを形成する。

国土が持つ幅の全てを呑み込む皆既日食は、その国のリーダーシップに主要なシフトが起きることを示唆する。それはあたかも未来への道(太陽)、すなわちその国のペルソナ — 人格・役割 — として定義されてきたものが突如として闇にかき消される(月)ようなものだ。それは変容する。いや最も暗く最も深い感情的な疾患に直面し対応することを強いられさえする。最善の顕れをするなら、それは「ダーク・フォース」や「ネガティブ・エネルギー(現実的な存在であろうと想像上であろうと)」の完全な除去に導かれ、その途上において 新生、新たな方向性、そしてより善く公正な社会 — 世界の再建 — へと繋がっていく。マンデーン・アストロロジャーにとってそれは、土星・天王星・冥王星の3惑星全てが一度にコンジャンクトするようなものだ。

このようなコズミック・ドラマの渦中で、ドナルド・トランプはまさにその中心部に存在している。何故なら、日蝕は獅子座29°で起きるからだ。つまり、獅子座26°〜29°に在泊する彼のネイタルの火星とアセンダントの上で起きるということだ。火星とアセンダントはチャート上、最も根本的で自律的かつ自発的な創造性を持つ部分だ(いわゆる "自分ファースト" )。

彼の支持者が信じるように、もし彼が偉大な男であれば、彼はこの挑戦を受けて立ち、素晴らしいリーダーシップを発揮するだろう。しかしながら、彼の敵が言うようにもし彼が全くの自己中心主義でナルシスト的人格を持つのであれば、この種の宇宙的刺激はおそらく彼の周囲を巻き込みながら無視出来ないほどの自己破壊的なものになっていく。 世界中の数多のアストロロジャーがこの時期を固唾を呑んで凝視している理由がこれだ。長年の間、世界の指導者のチャートにこのようなことが起きた試しはなかった(歴史の上ではあったとしても)。しかもトランプ氏は予測されるタイプのドラマの中で、彼の役どころをきっちり演じつつある。だが、その結果はどうなる? 偉大さか、あるいは手痛い敗北の恥辱か? もしくは何か全く違うものになるのか? 彼はいったい何を為し、どう行動し、そしていかなる反応を見せるのか?

        日蝕とほとんど時を同じくする*土星の滞留は、米国の火星と海王星に対してスクエアを形成する。これはトランプが警告してきた「魔女狩り」のシグナルだ。「魔女狩り」は彼の身に向けられ、そしてジェフ・セッションズの事例に見られるように、彼自身が他者に対して行ってもいる(公的に侮辱し名誉を毀損)。またそれはホワイトハウスを悩ませ続けて来た「情報リーク」にも関連しており、金曜の首席補佐官ラインス・プリ—バス解任に繋がった(これは始まりに過ぎなかった)。だが土星はまた「当然の結果」にも関連する。『自分でまいた種は自分で刈り取らねばならない』だ。先週を通して彼が任命した司法長官ジェフ・セッションズを侮辱し続け十字架にかけたことによって、トランプは他の人々が彼に向けるのと同じ照準を自分自身にあてることになる、一連の出来事の口火を切ったのだ。
* 土星滞留の影響を受けているのは米国だけでなく日本も(米国ほどではないにせよ)同様で、戦後始原図(主権回復図)では3室(コミュニケーション、メディア、教育、文書etc.)在泊の主要小惑星パラス(政治意識、公正さetc.)に対し、現在12室(秘密、隠れた敵、舞台裏etc.)で滞留に入った土星がスクエアを形成している。これは見えない部分で様々な工作が進行中であることを示唆すると思われる。

また、もう一つの戦後始原図(現憲法衆院通過図)では4室(領土、国民の雰囲気や気分etc.)に在泊の天王星(変革、反抗etc.)とオルクス(審判)のコンジャンクションに対して土星がオポジションを形成中であることにも留意。

ちなみに8月に起きる日蝕は、戦後始原図の8室(金融経済、債務、死亡率etc.)に在泊する月のサウスノード(過去からの力、または過去からの呪縛etc.)の上で起きる。また、もう一つの戦後始原図(現憲法衆院通過図)では12室の月とオポジションで起きることも興味深い。なお、ピンポイントで日本を指すことの多い小惑星ニッポニアは現在魚座(主権回復図では3〜2室、憲法通過図では1室)を逆行中で、順行に転じるのは10月末となる。

        トランプが求めていた大衆の同情(海王星)は、犠牲者の役どころに祭り上げられたセッションズの身に集まった。これは今回の滞留の土星がまさにトランプのネイタルの月の上に来て、太陽・天王星コンジャンクションに対しオポジションを形成していることから起きている。ある面でトランプは彼のキャリアの絶頂にある(太陽に対し土星がオポジション)。別の側面で彼は押し寄せる苛酷な要求の犠牲者であり、それが膨大な重圧だと信じてそれを終わらせたいと願ってもいる。だがどうやって? 

土星が月の上に来るということは、多くの支持が集まらないということだ。かろうじて残っている支持も、彼が意志をもって心を開き、自分が置かれた状況に対し自ら責任を負い説明義務を果たさない限り、徐々に少なくなっていく。自分自身を自らの行為ではなく何か外からの力の犠牲者として表現してはならないのだ。これが果たされない限り、彼に自由はない。彼は自分自身の欲望の囚人だ。彼は再生のためにその全てから自由になり、主観を外して物事を明確に見定める必要がある。だがそれは簡単には起きない。特に獅子座の火星が彼のネイタルのアセンダントと火星に向かって近付こうという今の時期は難しい。今は自分自身を止められないだろう。深刻な物事の新展開が彼の地位に影響を与えることがないまま、ひと息ついたりゆったりと夏季休暇を取れるような可能性もない。

        先週が異様な週であったように、今週もそこから大きく解放されるようなことはないだろう。もしかすると、もっと沢山の興奮が待っているかもしれない(本当に? いや本当だ)。牡羊座の天王星が8月2日に逆行に転じる。これは事実上、ワシントンD.C.と金融市場の両方にもっと多くのドラマが起きることを保証するものだ。8月4日には木星もまた、冥王星に対する3度目にして最後のウェイニングスクエア形成を果たす。このアスペクトは物事を誇張したり、周囲の反対者達の勢いに火をつけるような、何か非常に派手な行動に出やすいという傾向を持つ。 今回の場合、それはほとんど誰にでも当てはまる。平常心を失いやすく、言動は下品になりがちで少しばかりショッキングかもしれない(先週などはまだその小さな予告編だ)。しかし、もし皆さんの意識がそれら全てを超越し、そしてもし... 非常に活動的かつ無秩序にうごめく人々の姿をあたかも部屋の上から見下ろすように観察出来るなら、それを楽しめるかもしれない。

        私達は以前からずっと政治的危機の中を通ってきた。それもいずれは終わる... だが今回に限っては、おそらく何かが変化するか、あるいは少なくとも集合的な変容が起きつつあるという、ある種の気付きが高まるかもしれない。そしてその気付きは、私達皆が抱くことの出来る際立ってポジティブな要素なのだ。







訳文ここまで
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July 23, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/24【金融アストロロジー】

新月の星読みはひとつ下の記事になります。

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月24日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


  “ECBがこの秋にも資産買い入れの段階的縮小について協議を開始する可能性があると伝えた後、米ドルは対ユーロで2年ぶりの安値をつけた。ドルはまたロシア疑惑の捜査がトランプ政権の税制改正と経済成長政策を停滞させるかもしれないとの懸念からプレッシャーに曝されている。”

— Patti Domm
  Bottom Falling Out of US Dollar:
  Drops to Near 2-Year Low vs the Euro, 2017 Loss Now 10%”
  www.cnbc.com 2017年7月20日付


  “今じゃもう5セントは10セントの価値もないんだ”

— ヨギ・ベラ


        ファイナンシャル・アストロロジーに関してよく見られる一般的な誤解のひとつは、ある特定のジオコズミック・リバーサル・シグナル(すなわち重要変化日/CRD)が起きる時は、常に株式市場にも何事かが起きるという考え方だ。まるで株式市場だけが、価格の動きに関連するリバーサルやその他の現象が見られる領域の中で一番重要だとでもいうように。しかしこれは単純に間違った思い込みだ。惑星サイクルは金融市場の世界で繰り広げられる人間活動のサイクルに対し、確かに大変強い関連性を持っている。しかし必ずしもそれは、米国株式指数(または世界の他の指数)といった、たった1つの市場の動きに変換されるとは限らない。

        先週、7月17日〜20日に起きた強力な太陽・火星と天王星のスクエアを例に挙げてみよう。全てのアストロロジャー達 — とりわけファイナンシャル・アストロロジャー — は、この組み合わせがすこぶるエキサイティングで潜在的なドラマ性を帯びたものであり、警戒心、パニック、ヒステリーといった感覚と連動することを知っている。金融市場との関わりで言えば、これらは突然で非常に急激な価格変動と同期する可能性があり、その時は支持帯や抵抗帯がしばしば破られる。それはボラティリティのシグナルであり、投資家にとっては手を引けという警告でもある。

また、短期の投機家(デイトレーダーも含む)にとっては超短期の利ザヤ取りというちょっとした楽しみを味わうために準備するきっかけにもなる。ここで頭に入れておいて欲しいのは、成功するトレーダーのゴールとは「最小の投資リスク(マーケット・エクスポージャー)で最大利益のポテンシャル」を得られるタイミングで動くことだ。先週のジオコズミック・サイン(非常にホットで爆発性を秘めた火星・天王星・太陽を含む)の構成は短期トレーダーの大好物だ。また多くの場合、これは定義された支持/抵抗帯を超えるブレークアウトを伴ったトレンドリバーサルと関連する。

        先週の宇宙ラインナップが持つ爆発性は、米国株式市場にはそれほど影響しなかった。だがダウ工業平均という導因抜きでナスダックとS&Pに史上新高値が示現したというのは注目に値する。これは「ジオコズミック重要変化日ゾーンにおける異市場間弱気ダイバージェンス」として知られ、多くの場合、そのセクターにおけるリバーサルと関連する。しかしながら、太陽・火星と天王星間のハード・アスペクト、そしてスクエアによって示唆される荒っぽさや爆発性は、通貨市場においては非常に明白に顕れた。ユーロは23ヶ月ぶりの高値までブレークアウトし、米ドルは2年ぶりの新安値に落ち込んでいる。そのニュースを受けて、金と銀は鮮やかにリバウンドし、他の全ての商品相場もドル安の恩恵にあずかった。

しかしながら、ここでの要点はこれだ。もし米国中央銀行が利上げを進めており、欧州中央銀行がもしかすると10月にも金融引き締めを開始するかもしれないという話が出ているなら、何故ユーロが対ドルでこれほど強い必然性があるのか? 彼らは両方とも引き締めの途上にある — もしドラギが本当に彼自身の "イージーマネー" 依存症から脱するのなら、の話だが。ドナルド・トランプ、そしてロシアによる米国選挙介入への関与を疑われる彼の家族へのFBI操作(これまでのところ、確たる証拠は出ていないが)にまつわる狂乱が、米ドル下落の原因となるなどということがあるのだろうか?

        以前からこのコラムで何度も指摘してきたように、私達にとってその原因ははるかに単純(それにおそらくはもっと深遠)だ。米国の選挙に関連して米ドルには16年サイクルの天井が存在し、ユーロには16年サイクルの底が存在する。16年ごとに共和党の大統領が選ばれ、新しい大統領が任命される1月前後の6ヶ月の間にドルはトップアウトする。同じように、民主党にもそれに換わる16年期が存在し、それにともなって米ドルが底値をつける(直近では2009年1月、そして16年後の2025年1月に期日が来る)。米ドルの高値とユーロの安値の示現はまさに時間通り — 2017年1月3日だった。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  数週間にわたる準備期間を終えて、私達はついに7月26日、獅子座の太陽・火星コンジャンクションに辿り着いた。以前論じたように、この28ヶ月周期のアスペクトは、形成前後6週間の内にダウ工業平均に顕れる重要な安値または安値からの、8.5%かそれ以上のリバーサルと相関する。今回の場合は高値からとなるだろう。直近でこれが起きた2015年6月14日の事例も高値からのケースだったが、その3週間前5月19日につけた当時の史上最高値に相関し、その後16%下落して2015年8月24日に4年および6.5年サイクルの安値をつけた。

現在は他にも重要なジオコズミック・サインが発効中で、これもまた6週間という時間帯の内に示現するリバーサルと関連している。先週の太陽・火星による天王星へのスクエア、そして太陽・火星コンジャンクション(7月26日)に加えて、ヘリオセントリックの水星が7月26日〜8月7日に射手座を運行するのだ。火性の星座宮、獅子座の太陽・火星コンジャンクションと、これまた火性の牡羊座終盤度数の天王星とのスクエアによって、すでに宇宙からの過剰刺激は十分な域に達しているが、その上さらに、非常に興奮度の高まる期間が加わる。

もちろんこれは、いずれかの方向への爆発的な価格変動、またはリバーサルを生み出すに十分な顔ぶれだ。こうした火のパワーの全てが大きな自信、いや過剰と言えるほどの自信と無分別な威力誇示に拍車をかける。これが一時的に株価上昇の支えとなる可能性はある。市場が騰がるためには投資家やトレーダーの自信を必要とするからだ。とはいえ、もし物事がほころび始めて人々が自制心を失うようなことがあれば、手仕舞いへと向かう動きが殺到して「一刻も早く逃げろ!」という状況に導かれる怖れがある。

こうしたジオコズミック・サインは大胆さと勇気のシグナルとなる可能性はあるが、結果をふまえた事前の熟慮や制御不能に陥った場合を考えての計画立案とは縁遠いものだ。つまりこれらは物事が想定外の動きとなった場合の代替シナリオの準備や警戒よりも、「希望」— そこには「貪欲さ」さえも含む — の方に軸足を置くエネルギーだと言える。何が起きるにせよ、また特定の(あるいは全ての)市場がどう動くにせよ、それは過剰(射手座)になりやすく、過度に炎上する傾向を持ち、過反応を引き起こしやすい。これは燃える熱情と競い合いには向いている。だが思慮に富み、注意深く、バランスの取れた判断を下すのはなかなか困難だ。だがもし注意深くしていなければ、結局最後は自らの愚かさを曝すことになるかもしれない。

7月24日月曜、双子座の金星が土星に対しオポジションを形成する。これはもう一つのレベル1(最強の)リバーサル・シグナルであり、株式市場、または大豆、銅、砂糖などの商品市場にインパクトを与える可能性を持つ。8月最初の4日間にはもっと重大な宇宙的状況がやって来るし、その後は当然ながら、1918年以来初めて米国を横断して闇をもたらす8月21日(日本時間22日未明)の稀な日蝕が続く(歴史リサーチを担当してくれたベルグラード在住のアレクサンダー・イムシラジクに感謝する)。だがこれについてはまた来週論じるとしよう。

今のうちは、獅子座初期度数の太陽・火星コンジャンクションの下で楽しい時間をエンジョイ出来るようトライしてみると良いだろう。パーティやスポーツには素晴らしい期間だ。だが、たき火の炎をあまり大きくし過ぎないように気を付けてほしい。さもないと隣近所まで延焼して全てが燃え落ちてしまうかもしれない。






訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)

July 22, 2017

○7/23の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】

東京・関東ローカルで  7月23日19:04前後、北海道周辺で 19:10前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は18:45前後、沖縄周辺では18:17前後に獅子座 0°44’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 獅子座0°~1°― 発効期:7/23~8/21 】
  "A daughter of the American revolution"
『アメリカ革命の娘』

  "A case of apoplexy"
『溢血症状』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★影で徐々に進展してきた物事が突然表面化してくる
→★真の責任を負って物事を遂行する者が担う重荷を理解する必要
→★身内や何らかの共通点を持つひとびとの苦境への思いを深める
→★一見つまらない出来事が根底の変化への導火線となっていく
→★自明の理と思える「正しさ」や「正義」が抱える矛盾と魔への気付き
→★古くから継承されてきた問題点への水面下の取り組みが持つ影響力
→★長いときを経て培われた「底力」を認め直す、または「病状」を再認識する
→★自分がまさに真実だと信じる物事を喧伝したいという欲望
→★もっともらしい意見の百花繚乱の中で貫く自己さえも超えていく必要
→★自己の内側に向けた理解力を限界まで拡げ深めていく
→★「想定外」の事態となるような状況を自分自身の手で創り出す傾向
→★楽観と熱心さをもって自ら困難や危険領域へ踏み込もうとする心理
→★進まぬ物事に突然こみあげる怒りやフラストレーションの爆発に注意
→★自分の常識が通じない状況やわかり合えないことから感じるショック
→★自分が甘んじてきた「鋳型」を破ろうとする強力な衝動の目覚め
→★どこからともなく生まれるある種のブレークスルーへの予感・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『過渡期に耐えて自己の姿勢を整える』
                    ↓
            今回の新月 『圧縮し、噴出し、無になり、軽くなる』


2013NMFM


        北九州を襲った集中豪雨...そして都内各所に異変を起こした真夏の雹。けれどいつの間にか梅雨も明け、朝早くから鳥達の声とともに蝉の大合唱が始まっています。でも、いつもならひと夏のいのちをこめてギラギラと耳を刺してくる蝉達の声が、今年は何故か、空間に張られた見えない紗幕の向こう側から聞こえてくるような感じも。。不思議だな...。きっと自分のこころの在りようがそう思わせるのだろうけど。 『何がとはハッキリ言えないけど、全体に・何かが・どこかで・確かに・変わりつつある』もしかしたらそんな漠とした感覚。他にも抱いているひとがいるんじゃないかな? とても当たりまえのような感じで...。

さて今回わたし達が迎えるのは、日本時間8月22日未明に起きる、「ザ・グレート・アメリカン・イクリプス(北米大陸横断皆既日食)」と呼ばれる日蝕への明確なプレリュードとなりそうな新月です。このあたりからは次回満月の部分月食を経て、何かあたらしいもの、またはこれまでとは異なる方向性がひっそりと生まれてきそうな感じ。ただそれが「怪物のタマゴ」なのか? それとも(集合)無意識に生まれようとする何らかの精神性なのか? あるいは怪物とも天啓ともつかない真新しい何かなのかは... 今の時点ではわかりません。はっきりとカタチを取るにはまだ時を経る必要があるでしょう。それはきっととても細微で密度の濃いもの。強烈なのに、正体が掴めない... それを表すことばをまだ知らない。だから掴むことが出来ないでいる...何か。 


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  けれどいつもと変わらぬ日常を過ごしながら、まるで隔離された空間にも同時に存在しているような感じを味わってるひとがいたら、そのひとは間違いなくこの不思議な移行期を司るエネルギーの参加者かもしれません。それは「特に何かをする」ということではなく。ことばにならないエネルギーの渦の中で世の中と自分を眺めながら、ただ固唾を呑みつつ時折立ち止まってみるだけであっても。そして別段「精神世界」に生きているようなひとではなくても、あり得ることだと思います。おそらくその感覚は、どこか人智を超えて(つまりただ訳もなく…なんとなく…という感じで)自然に展開していくような種類のものじゃないかな...。

とはいっても、このところの猛暑。わたし達を取り囲むあらゆるエネルギーがその強度を増していく中で、軽微な地震が頻発したり、不穏なほど追い詰められたひとの行動が目立ったり、社会構造を支えてきたものに対する信頼が揺らいだり。目にするもの、耳にする話がわたし達に与え続ける感情や肉体への刺激も、意識するしないの別なく相当に溜まっていそう。不眠または過剰な眠気(この新月は眠気やトランス、夢見を示唆する小惑星ヒプノスともコンジャンクト)や夏バテ・気力減退など心身の変調を経験するひとも増えていると思うので、この夏は例年よりもペースを落として出来るだけのんびり過ごすのが良いかもしれません。 …もちろん、こころから楽しんだり嬉しく感じられるときは思いっきり発散して!  たぶん今は、未来のことを「自分は(またはあれは・あのひとは・彼らは)こうだからああなるかも...どうしよう」なんてあまり思い詰めすぎてもうまくいかない。過去の経験から導き出した狭い予測どおりにいくとは限らない。そんな可能性が高いと思います。体に正直になって、出来る限り自分なりの「自然体」を保ちながら乗り切りましょう(^_^


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★7月新月の星模様★


        ではちょっとチャートを眺めてみましょうか。今回の新月はちょうど西の地平線上。そして獅子座1°台の火星とコンジャンクトしています。また逆行開始(日本時間8月3日)直前の牡羊座の天王星とはスクエア。これだけでもかなり戦闘的なイメージがある上に、新月図のアングルはフィクストサインでイザとなったらテコでも退かない情の強さも暗示しています。DC上で新月が起きるということは、この戦いは 自分のアイデンティティの拠りどころとしての「同族」または 「わたし達」と、敵対する「彼ら」の間に起きやすいのかもしれません。アングルの度数もそれぞれに、何か急に展開する物事とか新しい事態を暗示する位置に来ています。

また新月に寄り添う小惑星をいくつか見てみると、なおいっそう興味深いニュアンスが感じられます。 獅子座0°台で新月とぴたりコンジャンクトしているのは、まず悪名高い小惑星シジフォス(謀りごと、強欲で利己的な屁理屈に基づく行動の繰り返しとその結末)、そして熊狩りで有名なケンタウルス族のテレウスです。以前にも書いたとおり、テレウスは「聖なる動物」と考えられていた熊を狩るその手口があまりに残忍で崇敬の念をみじんも持たなかったため、怪物的なイメージで捉えられていたのだとか。(彼自身も他のケンタウルスと同様に、闘いの中で凄惨な死を遂げることで浄化されていきます。)


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  こんなテレウスも、そのエネルギーを最善の形で使えるなら他のひと達との建設的な協働が出来るし、「仕事そのものに殉じて生きる人生」を全うする助けにもなるとされています。ただ、いずれにしても「目的第一主義」になりやすく、ネガティブな場合はある筋書きの下に実際の顔と周囲に見せるペルソナを巧みに使い分け、ひとの信頼を得て取るものを取ったらサッサと裏切ったり、欲得ずくの無法行為や乱暴、難癖をつけてひとを陥れるような傾向も見られたりします。ある意味 功利主義的マッチョイズムにも見えるけれど、その芯の部分はアストロロジャー、マリナ・マカーリオが言うように「男・女を問わず、どこかで男性性(父性)や雄々しさを間違えて身に付けてしまい、それに殉ずるようなエネルギー」というのが一番近いかもしれません。

そして獅子座1°台で火星とコンジャンクトしているヒプノス。さっきも書いたようにこれは眠りや催眠、夢がもたらす暗示などに関連する一方で「目くらましによるトリックで誤った思い込みを誘う」という象意も持っています。また蟹座29°台には「聖なる海」と「水」を統べる創造神、キュビワノ族のヴァルーナ(審判、批判的態度、狙い撃つ者/全てを覆う者)が控え、ニラミを効かせています。

        今回もうひとつ、あまり聞き慣れない小惑星を挙げるなら...やはり蟹座29°台に在泊するウツィロポチトリかな。これは1993年7月20日(UT5:44, ESO/La Silla観測所)に発見され、つい最近(今年4月)になってアズテック神話の太陽神/軍神/狩猟の神の名を与えられた小惑星です。ウツィロポチトリは地球の軌道を2回横切り、火星の軌道を2回横切って1回かすめるような楕円軌道を持っています。で、この新月はまさに彼が地球の軌道を横切ろうとするタイミング。まだ名付けられたばかりの惑星の象意は時間とデータを積み上げながら徐々に固めていくべきものです。けれどせっかくこの新月に突如浮上してきた星だし…ということで、もし今、スペキュレーションとして仮にその「雰囲気」を覗いてみるなら...発見チャートを見てみるのが一番信頼性が高いかもしれません。発見チャートはその惑星にとって "第二の出生図" とも言うべきものだから。


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  ウツィロポチトリの発見時の位置は、牡羊座0°〜1°あたりです。これは「葛藤と愛惜を突き抜けて新しく生まれ出ようとする衝動」の位置。そして、冥界の審判者オルクスをICに、火神アグニをDCに持つなど、火的な審判の要素を強く持っていることに気付かされます。山羊座の天王星・海王星のコンジャンクションに対して逆行の水星がオポジション。そして牡羊座のエリスがTスクエア。射手座 — 双子座11°台の月のノード軸に対して小惑星ヴェスタ(内なる火, 真の献身)がやはりTスクエア。極端に異なる精神性や価値観のぶつかりあい、自分とはまったくフィットしない生き方との格闘を通し、結局は曲げられない自己の在りかたを護り貫いていくような匂いも感じられます。双子座の金星(「言霊の力」「感情に訴えかける説得話法」の位置)と乙女座の火星(「本能への直面と制御」の位置)がタイトなスクエアなのも興味深いし、水瓶座最終度数の土星と小惑星ルシファーがコンジャンクションというのも、ギリギリの霊的/精神的な闘いをチラと思わせるものがあります。もしかしたら、「父性」がもたらす抑圧や葛藤との関連があるのでしょうか。。 それにしてもダイナミックですね。。


humming



  このウツィロポチトリという名は「南のハミングバード」という意味を持つそうで、「戦いで死んだ戦士達の魂は4年の間空の太陽を追い続け、その後はハミングバードに変身する」というアズテック神話から来ているのだとか。他にも彼にまつわる神話には数多くのバージョンがあるけれど、特異な受胎によって彼を生んだ母を、名誉を汚したと怒って殺そうとした400人もの兄弟達を大方殺戮してしまったという武勇伝にはなかなかのインパクトがあります。これは太陽神として月や無数の夜の星々と闘い、「夜明け」をもたらすという軍神としての側面ともオーバーラップしているようです(「光」のみを善とする限り、この戦いは永遠に繰り返されるわけだけれど...)。 いずれにしても「心臓を喰う」とされ、生贄の心臓を捧げる儀式があったという伝承は、いかにも獅子座(心臓・ハート・火)の新月にふさわしい、新たな小惑星神の誕生と言えるかもしれません。

さぁ今 まさに地球軌道を横切ろうとするウツィロポチトリさん。彼はこの夏口開けのルネーションで、わたし達にいったい何を囁きかけるでしょう? そんなことをチラリと意識しながら新月を迎えてみるのも面白いかもしれませんね(^_^。


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        もちろん、他にも注目すべきアスペクトは沢山あるけど、この新月に寄り添う星々が持つニュアンスはなんとなく感じてもらえたかな? 星読みのチャートはそれ自体が有機的で、ひとつの要素の中に全体を含み、また全体がひとつひとつの要素を映しそれに呼応しながら動いていく性質があることによく驚かされます。チャートを読めるひとは、ひとつのヒントとして自分なりに考えてみてね。

        そうそう、最後にひとつだけ。新月の翌日7月24日の夕刻から水星が逆行前のシャドウ・フェーズに入ります(実際に逆行を開始するのは8月13日乙女座11°台、順行開始は9月5日の獅子座28°台)。いつも言ってることだけど、仕事上どうしてもやっておかなければいけないこと(アポ取りやプランの仕上げ、コンセンサスを取るなど)は出来るだけ早いうちに終わらせておきましょう。重要なデータはきちんとバックアップを取ることも忘れずに。夏休みのいろんな予約もなるべく早めがベターかもしれません(無理はしないほうがいいけど...)。ちょうど夏休みシーズンを通して水星が逆行することになるので、陸・海・空の事故、そして火と水が関わるアクシデントにも十分気を付けて、心身ともに無理なスケジュールを組まないようにしましょう。要注意期は太陽・月・火星・天王星のスクエアが形成されるこの新月期から始まりそうです。この夏は本当にのんびりモードでいくのが一番かも?


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★7月新月のサビアン・シンボル★


        さてと、この新月のテーマですが... このブログを以前から読んでくれてるひとは、もしかしたらなんとなく覚えがあるかもしれないテーマの再来です。まず太陽と月がとっていくベースのシンボルは『アメリカ革命の娘』。そしてメインのテーマとなるシンボルは『溢血症状』。ただでさえ猛暑なのに、なんか暑苦しいイメージだなぁ…なんて思ったひともいるかな。。(^_^;

けどちょうど蟹座から獅子座への境界線を越えたばかりのこの位置を新月として経験するのって、いろんな意味で自分や世界の「今」を掴むための大きなヒントになりそうな気がします。たぶん、以前より今回の方がずっと身近に感じられるひとが多いかも...。

というわけで以前と重複するけれど、ところどころ今回のチャートを意識しながら書いていきますね。以前は満月だったこともあり対向度数との対比で説明しています。そして今回はDC上に新月が来ていることから、ASCに関わる対向度数も重要な意味を持ちそうです。



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        『アメリカ革命の娘』… なんだか闘う女達というイメージが真っ先に浮かんでくるけれど、これは対向する度数の水瓶座0°(山羊座30°)のシンボル『秘密のビジネス会議』と照らし合わせながら理解していくとわかりやすいと思います。この2つのシンボルには、米国の建国史が色濃く関わっています。米国の独立戦争は1775年~1783年。その間、フランスとイギリスの争いと密接に関わりながら、「代表なくして課税なし」を合い言葉に、植民地支配からの自由と独立を目指して独立戦争が進められていきました。

アメリカといえば自由主義、そして共和主義を国の基盤とすると言われているけど、これはこの独立戦争を通して支持された思想で、アメリカ建国の父と呼ばれるひと達(ベンジャミン・フランクリンやジョージ・ワシントン、トーマス・ジェファーソンなど)によって強く信奉されていたのだそうです。 もちろん当時の女性達も、革命とその思想を支えるにあたっては大きな役割を果たしたと言われています。地球上のほとんどの国々がそうであるように、アメリカという国もまた、多くの人々の血の犠牲と銃弾の雨によって産声を上げた、荒々しい歴史を持っているんですね(神話の霧に包まれた建国史を抱く日本はその意味でとても特異な存在と言えるかもしれません)。


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  米国の独立から100年ほど経った1890年、ワシントン・D.C.に 「 アメリカ革命の娘達(DAR)」という女性団体が設立されました。この組織は今なお活動を続けています。 その趣旨は、独立時に燃え上がった純粋な愛国精神を再び鼓舞すること。そして、米国建国の歴史を保持し、未来を担う子供達に伝統を伝えるべく、より良い教育の機会を与えること。 この精神はそのまま、革命当時の女性達が担ったと言われる役割そのものです。このシンボルを降ろした当時、チャネラーのエルシィがこの団体のことを知っていた可能性は高いだろうと思います。

一方、対向度数のシンボル『秘密のビジネス会議』はアメリカ建国の父達が秘密裡に開いた戦略会議や独立宣言のための会議というイメージと重なります。ひとによってはいわゆる「陰謀論」に描かれる "陰の支配者達" を思い浮かべるかもしれませんね。 いずれにしても、とてつもなく大きな時代の流れとそれを貫く精神のただ中で、人々の集合体をひとつの運動や組織としてまとめ導いていく目的のためには、あらゆるレベルにおいてそれだけの権力、思考力、行動力が必要だったはずです。そして多分、純粋な理念の裏側では清も濁も呑み干し、秘密を護り、必要なら冷酷にもなり得るだけの、大きくて複雑な器を持つ人格も…。 


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  建国の歴史はそのまま国と国、集団と集団との利害関係のぶつかり合いでもあります。あるひとにとっては崇高で美しい理想が、他のひとにとっては幸福を脅かす悪そのものにもなり得る。...これって、今もわたし達の歴史の中で、日々の生活の中で、いやというほど繰り返されている事実ではないでしょうか。 もしそのぶつかり合いを「悪」だと言うなら、悪もまた善と同じように、わたし達ひとりひとりの中に存在していることになります。 ちょっとしたことで「善」と「悪」は簡単に入れ替わります。何が正しくて何が誤りなのか? それも立場や観点によって変化します。 特に今のように厳しいエネルギーが充満するようなとき、利害がぶつかりあえば互いに自分を護ることにせいいっぱいになり、相手を思いやる余裕もなく文句を言うことに終始してしまうかもしれません。

水瓶座0°(山羊座30°) 『秘密のビジネス会議』 は山羊座の終わりでもあり、水瓶座の入り口でもある度数です。活動宮から固定宮へ。 山羊座の旅において、「大人」として究極の責任のもとに秩序と安定の確立へと邁進した精神は、これから水瓶座に入って、その理想を広く伝え、他の人々や集団に変革をもたらそうとしています。( でも水瓶座は人々の意識を変革はしても、自分だけは頑固に変わろうとしないかもしれません。魚座に至って自分を含めた全てが溶け始めるまでは...... ^_^;) 


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        こういった「個」と「社会」を繋ぐ意識を内部から支えているのが、獅子座0°(蟹座30°)の『アメリカ革命の娘達』を貫く精神です。 リベラル的観点から報道されることの多い今の時代、彼女達の姿は保守と伝統の権化のように見られているけれど、もともとは権力支配に反抗し、自由を求め、自分達の理想の国を創ろうとして闘った「革命精神」でした。 今も続くその血脈には、不屈のプライドと強い感情的モチベーションが血液となって流れています。「わたし達を見て!わたし達の根底には正義がある…!」と。 けれど、厳しい現実の日射しに耐え、自分が自分に与えた使命(または人生の目的)を着実に果たし、本物の自由を獲得していくには、おそらく持ち前の本質論に固執しているだけでは難しいかもしれません。 

世界に新しい時代をもたらしたアメリカ革命の精神が、一方では奴隷制度を長らえさせ、先住民族の集団虐殺という歴史を生み落としたのも事実です。 敵か味方か? 奪うか奪われるか? こういった心理は今もわたし達の身近に色濃く見られるように思います。

        アメリカ建国の影の推進力となった女性達の献身と力と誇り。伝統がもたらす美への郷愁。それは「家族」「身内」「仲間」を自分の手で護るという素朴な情熱から始まり、ひとつの大きな力へと育っていったのだと思います。それは「母」なる力だったかもしれません。そして閉じた扉の向こうで密やかに行われる 『秘密のビジネス会議』。これはある種の権力、または少数のエリートを象徴するものです。至高の「父」がふるう力。 全体が音を立てて動こうとするとき、これらははたして悪か?善か? そのどちらでもない「必要悪」または侵しがたい 人間の「現実」 なのか? 秘密はどんな理由があれ、全て明るみに出されるべきなのか? 何が正しくて何が誤りなのか? ...その答はこれから先の、わたし達ひとりひとりの思考レベルと想像力の中にしか存在しないのかもしれません。


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  わたし達個々が胸に秘めるモチベーションは様々です。わたし達はそれを使い、これからしばらく獅子座を旅する太陽の下で、自分の創造性を追求していくことになります。それはともすると増大していくエゴに対す様々な問いと挑戦の旅になるかもしれません。 一方、わたし達の内的宇宙の中心部で開かれる、最高レベルの秘密会議に必要な資質とは何でしょうか? これらのシンボルを使うにあたって考えられるひとつの希望(そして求められる条件)は、わたし達の自我が抱える欲望と矛盾が創り上げた世界の真実をあるがままに見極めていくこと、それをけっして諦めずに続けていくことなのかもしれません。


        さて、エネルギーは次のシンボル獅子座1°『溢血症状』に向かっていきます。溢血って一般に、何らかの原因によって脳や体の血管が破れるか詰まって神経細胞が阻害される状態を言います。それは突然起きていのちにも関わる危険な状況です。また特に脳出血の場合、一番多く見られる原因は高い血圧だと言われています。けど猛暑の夏場は血液がドロドロに固まる脳梗塞にも注意が必要とも聞きます。おそらくこのシンボルは、血圧に関わるこれら一般的な症状を総合したイメージなのではないでしょうか。


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  サビアン・シンボルは描かれた情景そのまんまが顕れることも多いので、もしかしたら突然、何らかの発作に見舞われるようなケースや、そんな出来事に偶然遭遇するようなひともいるかもしれません。けれど、このシンボルが象徴している基本的な状況って、こころや体の内部にいつのまにか溜まりに溜まってしまった不自然な圧力が、あるとき突然解放されて噴出するような体験だと思います。もしかしたらそれは、限界まで蓄積されたフラストレーションや徒労感の噴火かもしれません。それは怒りの形をとって顕れるかもしれないし、突然、全方向的に感情が高まって叫びたくなったり、いつもならあり得ない行動を取る…という形で顕れるかもしれません。普通に歩いてたのに、突然何かに足をすくわれて転んだり、階段から足を滑らせたり。そんなことも考えられます。これは何かのサイン。そしてどんな形で何が起きるにしても、いったん放出されたエネルギーは周囲を巻き込んで拡がっていきそうです。

ひとつ前のシンボルではアメリカ建国の革命精神を支えた女性の姿が、ここでは突然の溢血症状となって出て来ました。うーん、これはいったい何を意味するのかな? じゃ、これも対向度数のシンボルを反映させて考えてみましょう。獅子座1°の対向は水瓶座1°の『日干し煉瓦造りの古い伝導所』です。


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        「日干し煉瓦」は強い日射しの下で乾かし固めたブロックのこと。そして「伝導所」とは、ある特定の信念や信条を、まだ馴染みの無い地域に広く流布させるために設けられた拠点を指します。それはある宗教かもしれないし、政治的な思想かもしれません。あるいは、新たな世界観を分かち合うコミュニティ作りに関する運動かもしれません。燃えるような日射し、燃えるような情熱。これこそがやるべき正しいことなんだとひたすらに信じ、伝導者は駆り立てられるように進みます。

けれど、新たな土地で馴染みのない文化を持つ人々に、馴染みのない信念や新しいものの見方を広めようとむやみに立ち入れば、その反動もまた大きいと思わねばなりません。怖れて誰も耳を貸してくれないかもしれません。馬鹿にされ、怪しまれるだけかもしれません。また、たとえ良かれと思ってその地を訪れたとしても、それが原因となって知らずに新しい病気を持ち込むことだってあり得ます。不測の事態が起きて、悪魔呼ばわりされたり阻害されるかもしれません。 

そんなとき、熱意の伝導者はことを急がずにじっくり構えていられるでしょうか? 肩の力を抜きながら相手の価値観に立ち、想像力を使い、こころを寄せながらも自分であることを護り、信頼を勝ちとることは出来るでしょうか? 


mission


  こんなに正しいことを言っているのに、何故わからないんだ? みんなのためを思ってこんなに苦労してるのに! 伝導者は頭に血が上る思いを何度も経験するはずです。中には無理がたたって本当に脳溢血を起こすひとだって出るかもしれません。古い日干し煉瓦の建物には、「自分にしか出来ない」という使命感を携えてそこにやって来た、多くのひと達の様々な想いが刻まれています。彼らの理想は、使命は、その後どうなり、その地に何を生み出したでしょう? 伝導者達はどんな運命を辿ったのでしょうか。。 そして本当に...本当に彼らは自分自身のためではなく、その言葉どおり相手のために、あるいは「神」のために行動したのでしょうか? 伝導し、誰かを教化することの意味とはいったい何なのでしょう? 彼は神を「見た」のでしょうか? それとも神とは、個々の胎内宇宙に描像される「永遠に裏切ることのない至高かつ全能の父」の射影であり、その神に認められることが全てなのでしょうか?


        獅子座の初期度数には、突然の溢血症状というちとショッキングな光景がセットされています。獅子座らしく周囲の注目を浴びそうなシンボルではあるけれど、笑って済むようなことで終わるとしても、ちょっとお騒がせな感じです。おそらくここにはひとつの警告が含まれていそう。。 獅子座の旅は自分自身の創造性をめいっぱい追求し、自分がこの世界の王であり女王であるイメージを素直に満喫しながらエゴのパワーを増大させていく行程です。 獅子座のエネルギーには善意があり、与えることの歓びを感じる力もあります。若々しい純粋さを失うこともないでしょう。 けれどそのためには、常に自分自身の風通しをよくしておく必要があります。ともすると崩れがちなバランスを整え、固く凝り固まった精神の筋肉をほぐして自然な姿勢でいられることが大切です。


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  自分は自分であり、あなたはあなただ。それ以下でも以上でもない。ときに自分は何者でもないのかもしれない。それでも構わない。自分という名の胎内宇宙を統べる王は常に自分であり、秘密会議の全責任を負うのもまた自分自身なのだから...。 他者が称賛するなら胸を張って受け入れよう。しかし、それは必須ではない。真の価値と自信はそこに依拠するものではない。…内界と外界とを繋ぐ、精妙でとてもデリケートなバランス。 これが崩れたとき、おそらくわたし達は大きなフラストレーションに見舞われます。フラストレーションは怒りを呼び覚まし、頭に血がのぼります。もしかしたら、気付かずに誰かの琴線に触れるようなことを口走ってしまうかもしれないし、突然気が変わって全ての意欲を失ったりするかもしれません。すべてに行き詰まった感覚に襲われ、暴力的な衝動に駆られるひともいるでしょう。症状は突然起こってきます。何が起きたのか、すぐには誰にも理解できません。。


それでも。もしわたし達が本当に未知の領域へ踏み出していくのなら、この獅子座の初期度数は願ってもないスタートラインだと言えるのかもしれません。だって、とにかく滞っているものがあれば全てを一度吐き出すような力が加わるのだから。いっときどんなにハチャメチャに見えたって、やがて物事も自分自身も、収まるところへ収まっていく。たとえその途上ではもう、ペシャッと凹んだとしても。。。 

        ここで受けていく獅子座のエネルギーは、きっとわたし達に再び快活さを与え、背筋を伸ばして真新しい玉座につかせてくれるような気がします。それはもしかしたら、今まで見たことも考えたこともないようなカタチをしているかもしれません。いえ、カタチなんてあるようで無いのかも。わたし達と宇宙の創造性が、もうひとつ奥まったレベルまで行ったりしないかな(望みすぎ?w) どうなるかはわからない。けど、そのわからない何かを楽しみに、この新月期を過ぎ越していきましょう。

蝉達や鳥の声、そして夏草達が奏でる無音のお喋りに耳を澄ませ、強大な日蝕へと誘う宙のプレリュードに聞き入りながら...。



eso0925a




have a great trek!!!★



hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 22:30|PermalinkComments(2)

July 16, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/17【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月17日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “JPモルガンチェイスのCEOジェイミー・ダイモンは、金曜に行われた決算会議会見において米国連邦政府へのフラストレーションを露わにした。『もうほとんど米国人であることが恥ずかしい域に入っている... 米国内で対応しなければならない馬鹿者共の言葉を聞くことさえ厄介だ』ダイモンはあるアナリストの質問にこう答えた。『グレート・リセッションからかれこれ8年経つ間に、政治的愚かさや行き詰まりにもかかわらず我々は1.5〜2%の成長を遂げてきた。米国のビジネス界には力があり強靱なのだ』彼はなおも言った。『私が言っているのは、もしもっと賢明な決定がなされ、政治の膠着状態が壁になりさえしなかったら、もっと強力な成長を遂げられたということだ』”

— Evelyn Cheng
  “Jamie Dimon Blows Up at DC Dysfunction”

  cnbc.com 2017年7月14日付


        2016年の米国大統領選に影響を及ぼす目的のロシアとトランプ一家を結び付けようと試みる「明白な証拠」にもかかわらず、米国株式市場は先週新たな高値水準まで舞い上がった。ドナルド・トランプJr. がロシアの弁護士と防諜機関エージェントに会っていたという先週のニュースが示したように、株式市場にとっての最大のリスクが政治領域であることに変わりはないが、投資家達の興味はこの時節に発表される収益報告の強含みの見通しの方により集中した。その期待を受けて、金曜にはダウ工業平均とS&Pの両方が新高値まで噴いた。ナスダックはこの浮かれ騒ぎに参加するにはあとほんの20ポイントというところだった。また、インドのCNXも新高値をつけた。香港のハンセンは2年ぶりの最高値水準に跳ね上がった。他のほとんどの指数も先週は騰がったが、これらが突出していた。

        先週目立った他の市場は米ドルとオーストラリア・ドルだった。米ドルは去年9月以来の最安値水準への継続的な下落が目立ったが、これはまさに、2017年1月前後の6ヶ月の間に — 特にもし共和党が選挙に勝った場合 — ドルがトップアウトするという私達の2年間にわたる主張を明確に裏付けている。ここ10年の天井は2017年1月3日に示現した。またオーストラリア・ドルもまた先週は注目に値した。ついに重要な下降トレンドラインを突き破り1年以上ぶりの高値水準に噴き上がった。これも過去のいくつかのMMTAインターナショナル・サイクルズ・リポートで提示した私達の予測とよく一致している。オーストラリア・ドルに加えて、英国ポンドも先週は10ヶ月ぶりの最高値レベルまで鮮やかに反騰した。これはどうも、観光旅行に出かけるにあたって最も重要な夏休みに間に合うよう戻ったという感がある。英国人はなかなか賢い!


米ドルの下落を受けて、ほとんどの商品相場もまた反騰した。金と銀は7月10日月曜には数ヶ月ぶりの最安値水準まで落ち込んでいたが、その後の週後半には調子良く反騰した。この反騰は本物なのか? これは今週発行予定のMMAサイクルズ・リポートにおいて、私達が詳細に解説するポイントの1つだ。また、ダウ平均とS&Pに示現した史上新高値についても解説し、これらのより長期のサイクルを通した観点からその重要性について分析していく。

まもなく発刊予定の改訂版『The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 1: Cycles and Patterns in the Indexes』のために行った研究を終えたばかりの私には今、分かち合うべき情報が沢山ある。サイクルを理解するにあたっては、最新の調査が非常に重要だ。これらのサイクルについての過去の研究がなされた12年前と比べてどれだけの事が変化したかは、全く信じがたいほどだ。 同時に、当時なされた研究の多くもまた今なお効力を維持していることについても、信じがたいほどの驚きだ。だが全てというわけではない。いくつかの事例においては、僅かではあるが重要な改変が必要となった。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “国際通貨基金専務理事クリスティーヌ・ラガルドは、FRB議長ジャネット・イエレンによる最近の所感は時期尚早だったかもしれないと示唆し、自分の人生の中で今一度の金融危機が訪れる可能性は排除しないだろうと述べた。『いつかある日、もう一つの危機がやって来るかもしれない... 私は末永い人生計画を立てているし、彼女(イエレン)もそうであることを願っている。だからこそ私はその計画自体に全てを賭けたりはしない。何故ならここ10年以上の間、私達は複数のサイクルが動いているのを見てきたし、それを排除するつもりはないからだ。』ラガルドはこう語る。”

— Karen Gilchrist, Karen Tso
  “I Wouldn't Rule Out Another Financial Crisis, Says IMF’s Lagarde”

  www.cnbc.com 2017年7月12日付

        “FRBが遂行してきた施策が功を奏したせいで "我々の人生が続く間に" もう一度金融危機が起きることはあり得ないだろうとイエレンは予測した。”

— Jeff Cox
  “Yellen: Banks 'Very Much Stronger';
  Another Financial Crisis Not Likely 'In Our Lifetime'”

  cnbc.com 2017年6月27日


        金融危機がもう起こらないという可能性は、人生の中で二度と戦争は起きないという可能性と同じだ。どちらの見解も見通しとしては有りだが、それは異なるサイクルのどれを採るか、そして「金融危機」と「戦争」をどう定義するかにかかっている。

たとえば私達独自の株式市場研究において、米国株式市場には長期72年サイクルが存在し、その中で50%〜90%の下落が起きることが明らかにされている。これは実際4つの歴史的事例において73年〜77年の幅を持ち、直近では2009年に底を付けた。それ以前では1932年と1857年だった。また1784年には英国市場にこれが見られた。このサイクルを基に考えるなら、私達が8年前に目撃したような市場崩壊が私達の存命中に株式市場に見られることはないだろう。

しかしながら、他にも株式市場には90年サイクルが存在する。これは1761年、1842年、1932年につけた歴史的安値に基づいて測定されるものだ。どちらが支配力として優勢かを決めるにはまだ歴史的データが足りない。だが、もし90年サイクルがより強力なのであれば、次回は2022年(±15年)の内に訪れる。

        こうした「暴落」はまた、土星、天王星そして(または)冥王星が、互いにハードアスペクトを形成する時 — とりわけ土星と天王星のコンジャンクションとオポジションの時に発生する(1987年〜1988年、2008年〜2010年)。土星と天王星がコンジャンクションやオポジションを形成する時期は2032年6月28日まで来ない。しかしながら、両惑星は2021年にウェイニングスクエアを3回形成し、その前年となる2020年には土星・冥王星がコンジャンクションを迎える。これは継続中と見られる90年サイクルの中間部に近い。それはおよそ84年±7年ごとにやって来る。

それにしても、イエレン — 彼女はポジティブで楽観的な獅子座だが — 72年サイクルが示唆するように私達の残りの人生にもう金融危機は起こり得ないと考え、翻ってより心配性の山羊座であるラガルドが90年サイクルの暴落が起きる可能性を見ているというのは興味深い。思うに、ラガルドはサイクル理論を研究しているのではあるまいか。歴史を通して一定の間隔で起きてくる特定のテーマの反復に魅せられるのは、太陽を山羊座に持つ人間(私自身もそうだが)にとってはごく自然なことだ。

        来週 — そして再来週 — もまた、ジオコズミックな見地からすれば "魅惑的" だ。7月17日と20日に太陽と火星が天王星に対してカーディナルスクエアを形成する。これは非常に燃え上がりやすい取り合わせで、長期にわたって継続してきた支持帯や抵抗帯を破壊するような、突然で(または)急激な価格変動としばしば同期する。言葉を換えて言えば、非常に短い間に市場は予測したレベルを超えて動き、その後また反転して予測するよりもっと激しく反対方向に動く可能性があるということだ。

どちらのアスペクトもレベル1タイプ — 市場のリバーサルおよびプライマリーサイクルの天井または底に相関するジオコズミック・サイン中、最も強力なグループだ。そして次の週もまた同等の重要性を帯びている。7月24日に金星が土星にオポジションを形成し、これを追って26日には獅子座の初期度数で太陽・火星コンジャンクションが起きるからだ。しかも、それでも市場の尻を突くにはまだ足りないとばかりに、ヘリオセントリックの水星が7月26日からボラタイルな星座宮、射手座を12日間にわたって運行し始める。

それからあまり間を置かずにやって来るのが、8月21日の火星とコンジャンクトした獅子座の日蝕だ。この食はドナルド・トランプのネイタルの火星とアセンダント上で起きる。私達は宇宙地震のただ中に入ろうとしているのだ。米国中央部をその暗部に包み込む食が起きるのは、1918年以来初のことだ。これを乗り超えていくのはおそらく奇妙な体験だろう(私達は皆、乗り超えていくだろうが)。来月の私達は文字どおり、ドラマチックな大自然の攪乱と共に、個々のサイコパス的人物や組織的テロリストグループなどの非常に異様な(そしておそらくは危険な)人間行動を目の当たりにすることになるかもしれない。したがって当然ながら、特別な警戒と危険認知が必要となる。

また同じエネルギーを前向きな観点で見るなら、太陽・火星コンジャンクションの歴史に基づいた10%の下落が始まる前に、企業収益の発表が世界のいくつかの市場をより高値へと推進するかもしれない。その高値が示現する期間は7月26日の前後6週間であり、そしてやはりサイクルに基づくなら、安値は10月中旬までに終了するはずだ。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)

July 08, 2017

●7/9の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで7月9日13:49前後、北海道周辺で13:55前後、関西方面は13:06頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で12:35前後に山羊座17°09'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。

【月 山羊座17°~18° + 太陽 蟹座17°~18°】
  "A girl surreptitiously bathing in the nude" +
  "The germ grows into knowledge and life"
『こっそりと裸で水浴びする少女』+
 『知識と生命へと成長する胚芽』

  "The Union Jack" +
  "A hen scratching for her chicks"
『ユニオンジャック』+
  『ヒナ達のために地面をつつく雌鶏』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~7/22】
※数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★自分という存在の「大元」、物事の「原理」を掘り下げる必要
→★内部にひっそりと起きる、まだ何者ともつかない「発芽」の感覚
→★より繊細になっていくこころを現実の荒々しい日射しから護る必要
→★ひとも物事も、その「存在」自体があらかじめ内包している
       自然の原理に基づいて動いていくということへの気付き
→★「死」への深い想いから新たな「生」のあり方を発見していく
→★注意深さ、慎重さ、秘密を守ること、謙虚であることの必要
→★今の自分を創り上げてきた知識や経験の全てを一度そぎ落としてみる
→★新しい気付きや発想が無事に孵化するまで口を閉ざし守り続ける
→★自他を襲う感情の波にあえて足を踏み入れ、何が起きているかを見る
→★性的な誘因力や切っても切れない絆の不可思議さについて深く思考する
→★本音や本心を誠実に吐露することの苦しさや悩みを乗り超える
→★こっそりと何か新しいことを試みることで得る気付き
→★自分の背骨となるもの(カラー)を確認し、それを明示していこうとする心理
→★自分が羽を休ませることの出来る場所、居るべき・帰るべき場所を認識する
→★「女性嫌悪」または「男性嫌悪」の下に潜む「真の動機」を探る必要
→★外では傍若無人にふるまい、家庭では気を遣う傾向、またはその反対
→★世界のどこかに自分の足跡を残したいというひそやかな願望
→★何かを護ろうとして過度に攻撃的、批判的になる傾向に注意
→★自然な本能としての男性性と女性性を自分の中に見て統合していく必要・・・→


エネルギーのポイント:新月『過渡期に耐えて自己の姿勢を整える』
            ↓
            満月『何かがはがれ、そして何かをまとう』 


170709FM
 

        エリスと月と水星がTスクエアを形成した日に行われた都議会議員選挙も終わり、北朝鮮の大陸間弾道ミサイルは日本の排他的経済水域に落下、首脳間の意見対立を抱えて開かれたG20の開催地ハンブルグでは反資本主義を叫ぶ抗議デモが暴徒化、そして九州北部地方は記録的な豪雨に襲われ、今も多くの地域が孤立、現時点で16人の犠牲者が出るなどとても大きな被害が出ています。。 

フォーキャストやマンデーン・シリーズ、そして「マンデーン2017」発売時にUPしたスペシャル掲載記事(『フォーキャスト2012』から「天王星・冥王星ワクシングスクエア」についての章を抜粋した記事)にも描かれていた大きな変化の潮流が孵化し、他の惑星達の動きとも細かく連動しながら…いよいよ身近な現実として育ち始めたと実感しています。

(もしマンデーン・アストロロジーに興味があってまだ読んでいないひとがいたら、ぜひ一度目を通してみてね。
1- 天王星が冥王星に対しワクシングスクエア―全ては天王星と冥王星に尽きる
2- 天王星と冥王星:今回のクォーターサイクルの終焉』)



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        さて、今回の山羊座の満月。。 チャートを見ての通り、アスペクト的には「カーディナル・グランドスクエア」の復習とでもいうか、もう一度 別な...あるいは多様なカタチを通して個々にそれを追体験していく。そんなニュアンスを秘めているようです。

まずは蟹座の太陽(と火星、そしてケンタウルス族のキラルス/闘争と犠牲、突然襲う不慮の死や喪失)、牡羊座の天王星とエリス(と小惑星ディライラ、アンティオペ、ニオベなど/闘争や裏切り、味方やグループと組む、大切なものを喪う悲しみ)、天秤座の木星(と小惑星アルテミス、ネヴァーランド/完全主義とプライド、妄想やファンタジーの世界)、そして満月が織りなすカーディナル・グランドスクエアです。

おまけに山羊座の満月は冥王星とコンジャンクション...と思ったら、ケルト神話の冥界の王、冥王星族のアーラウンともコンジャンクトしているんですね(オーブ1°)。 アーラウンは海王星との共鳴軌道を持つTNOの中では最大級の星。確か少し前にこの惑星のことは記事に書いたような気がするけど、このところ冥王星とずっと共に働いているアーラウンは、自分自身の拠りどころとなるような「信条、世界観、または信仰」そして「人生哲学」を「冥界や死のイメージ」を通して揺さぶり、自分や他のひと達を動かしていく「深い動機」に気付かせるような働きをします。


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  そのエッセンスは魂レベルの勇気、そして火と炎の輝きではあるのだけど、そこは冥界の王、一筋縄ではいきません。日々この社会や世間を生きていく(または生き延びていく)中で、どこか習慣的だったり浅いレベルで「こんなもんだよ」と自分自身を納得させ、内部の深みにひそむザラッとした違和感に気付かないフリをしているわたし達に「なぜそうする?」「自分で口にするその理由は本当か?」「君の真の動機はいったい何処にある?」と問いかけてきます。わたし達が自分の外側に見るすべての他者、すべての反応、すべての事象が自分自身という存在の「動機」―「なぜわたしは今ここに在るのか?」と深く関わっていることを意識させる... そして自己の内的宇宙に対してもっと真摯であれ!と手厳しく迫る... アーラウンにはそんな働きがあると言われています。

ケルト神話の中で灰色の衣をまとい、地獄の猟犬達を引き連れて死者の魂を追うこの冥界の王アーラウンが発見されたとき、その位置は射手座4°台。小惑星ルシファーとオポジションを形成しながら、常にすべてを自分の信条に都合良く曲げて受け取ったり、見たくないものに蓋をして合理化してしまいがちなわたし達が抱える "内なる悪" を「 じっと見る者」というテーマをを示唆していました。


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  チャート上の冥王星とアーラウンはこのところずっと協働しているけれど、その軌道の距離も今年いっぱい2.7AU(天文単位)と近付いているのだそう。こういう宇宙的状況って、(天王星やエリスとも関連しながら)今年から世界に如実に浮上しつつある沢山の混乱や混沌 ― ひょっとしたら狂気にも近い、人間内部のワケのわからなさ ― をわたし達に突き付けようとしているのかもしれません。…何かがおかしい。以前はこうじゃなかった気がするけど、どこがどうとかはわからない。でも、何かのタガが確実に外れてきている…(射手座の土星・イクシオンの合と双子座のカオスがオポジション。7月13日前後、金星とレクイエムの合にルシファーと土星からそれぞれクインデチレ形成)

夏至図に示されていた月のノード軸と小惑星ルシファーのTスクエアは、この満月図でもタイトに成立しています。前回の新月記事の中で、こう書きました。

        『そんなわけで、2017年の夏は集合体としてのわたし達にも個としてのわたし達にとっても、大なり小なりひとつの「岐路」がやってくるのかもしれません。その分かれ道は 現実面と精神面、どちらに来るだろう? ひとによってはその両方かな?

ここでわたし達が下した選択が小さな流れを創りだし、やがては河となり海に注ぎ、秋~冬・来年にかけて、またひとつのかたちを取って顕れてくる。何かが人知れず...そっと滑り出していくような、夏。』 

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  そして、世界中で沢山のアストロロジャー達が注目している8月の日蝕へと向かうわたし達... 新月で宿ったテーマがピークを迎えるこの満月は、真夏へのプレリュードとして、とても意味ある時間帯になるかもしれません。

魚座14°台の海王星(社会的・政治的・霊的を問わず「力」の正しい使い方を本当に知っているのか?身に付けているのか?という問いの位置)と牡牛座14°台のケンタウルス族エケクルス(超然と孤立して自己を貫こうとする位置、一点集中)から、天秤座14°台の木星に向かって神の指YODが形成されています。木星が位置するシンボルは『円環路』または惑星が持つような『円軌道』と訳すことも出来ます。

たっぷりの「水」と「強烈な集中力」が向かっていく先は、ある種の危機、またはプレッシャーを通してもたらされるターニングポイントです。 またいつもの堂々めぐり、同じことの繰り返しに終わるのか? それとも何かに打たれて目覚め、まったく異なる円環にワープしていくのか? 


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  天秤座14°台はあの9.11テロ事件チャートのアセンダントでもあり、また直近では去年の阿蘇山の噴火チャートで太陽が在泊し、山羊座の冥王星とスクエアを形成した位置です。日々の何気ない暮らしの幸せや楽しみ。一見、当たり前のように続くいつもの道。けれど、それがあることをきっかけに失われる。打ちのめされたわたし達は、やがてもがきながらもそれを乗り超えてく。こうして いつしかひとは、再び元の円軌道を巡る自分を見出す。経験を重ね、成長した姿で。おそらくはそれが人生。哀しみと歓びと、美と小さな驚きの数々を食物として。けど、果たしてわたし達がそこから出ることはあり得るだろうか? この世を旅立ったとしても、その円軌道は永遠に続いていくのだろうか? そんなことを考えながら日常をふり返ってみると、この木星の位置はとても興味深いです。



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        さて、いつもならこの辺でサビアン・シンボルの詳しい説明に入るのだけど。今回は満月(新月のテーマの中での果実)でもあるし、時間も無くなってしまったのでスタイルを変えて短くしますね。まぁ、キーワードも沢山出し過ぎてしまったことだし(^_^;。 

では、この度数の流れを語るとしたら...うーん、今はこんな感じかな。。(抽象的なスケッチを、自分なりの物語に変換して考えてみてね。)


        新月で「すっぽりと毛皮にくるまれ、換毛期の鹿を連れた男」は今、こっそりと裸になって水浴びする いたいけな少女の姿として顕れている...

とても繊細でデリケートな内面 ― 水の世界 ― の中に、まるで元からそこに潜在していたかのように芽生える新しい強さ。けれどそれはまだ、とても純粋で傷付きやすい。そしてその美は、おそらく簡単に凡庸な日常へと変質し、色褪せていく。 

だから静々と。ひそやかに。誰にも知られずに、自分の感覚の深みに足を踏み入れてみよう。それは、目を閉じてまだ生まれる前の「胚芽」であったころを思い出すことかもしれない。自分という存在の本質はそこにあり、膨大な物語「わたしだけの神話」はそこから始まっている。


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  目を閉じてまとった衣を、分厚い毛皮を、全て脱いでいく。裸で、ひらいていく。「本質」とは掴み取るものではなく、それに向かってひらいていくものだから。女であることも男であることも、そこでは丸くなってひとつ。ただ生きようとするいのちの意志が、ひとつ。



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        また少女は少年ジャックでもある。『僕には力があるんだ!そりゃ世の中にはスゲー奴がいっぱいいて落ち込むことだってあるさ。でも負けるもんか。僕には仲間だって沢山いる。みんなで力を合わせれば怖いものなんて無いんだ。クソッ 歯向かうヤツは悪! 正義は勝つ!さぁ、みんな集まれ! この旗印の下に!』 

無邪気で純粋でデリケートなこころを抱える少年ジャック。彼は自分の信じる「正しさ」を求めて走り、ぶつかり、転び、傷付き、そして再び起き上がる。そんな彼の許にはまた多くのジャック達 ― 友や部下が集まり、互いのぶつかり合いの中で 人間の崇高さ、そして下劣さと欲望の両方を学び、身につけ、大人になっていく。ジャック達の団結と同盟 ― ユニオンジャック。船首に掲げる栄光の旗印。やがて彼らは多くの国々を統治する大帝国圏を創り上げるかもしれない。



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  さぁ永遠の少年ジャックはこの先、いったい何を望むだろう? 今も彼を支えている頭上のユニオンジャック。けれど彼の足下には日々、細々とした問題が起きている。それは容易に大きな危機へと発展していくだろう。彼は多くのひとびとに、生き延びる術を伝えなければならない。自らそれを実践して見せねばならない。食欲旺盛なヒナ鳥にミミズの捕り方や種子のつつきかたを教える野性の雌鶏のように。それがユニオンジャックを掲げる大地の礎でもあるのだから。けれど雌鶏は知っているだろうか? 日々つつく地面に眠る種子の中にこそ、すべての理が渦巻いていることを?



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  少女が秘密裡に分け入る「存在のみなもと」。少年が掲げる「理想の旗印」。わたし達の中にはそのどちらもが両輪のように存在する。胚芽と、発芽。円環路の中で、欲望と罪の意識とひとときの歓びを味わい、生を問い求める中で。どちらも、ひとつ。丸くなって、ひとつ。わたしが、ひとつ。 

あれ、何だろう?  旗が立ってる....





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        次回 獅子座の新月は、いよいよ暑い熱い真夏への入り口になりそう。。 

満月をピークに影を増し、少しずつ閉じていく月と共に...みんな、平穏のうちに こころと体をゆっくり休められるといいな。。 しんとした楽しさと、どこからともなく湧いてくる仄かな嬉しさに包まれて...!






icypenitent





have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

hiyoka_blue at 23:16|PermalinkComments(5)

July 02, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント7/3【金融アストロロジー】

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レイモンド・メリマン・コラム 2017年7月3日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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【お知らせ】
来週7月10日付のメリマン・コラムは都合によりお休みさせていただきます。
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告知:7月4日は独立記念日の休日のため米国市場は休場となることに留意されたい。


≪ 先週をふり返って ≫

“大統領として成功するためには、トランプ氏は自分に統制力があることを示さねばならない。そしてそれには統治に何の関心も持たない恒久的な少数勢力によって機能出来なくなった共和党から自分自身を引き離す必要があるように見える。”

— Daniel Henninger
  “Should Trump Abandon the GOP?”
  ウォールストリートジャーナル 2017年6月29日付


“ならば低能でどアホのミカとサイコのジョーが大晦日前後に3晩も立て続けにマララーゴにやって来て、私に会わせろと要求したのはいったいどういうわけなんだ。彼女はたるみを整形したせいで顔が血だらけだったぞ…”

— ドナルドJ.トランプ@realDonaldTrump 2017年6月29日


“『大統領、あなたのツイートは公職に値しないし米国政治の偉大さではなく悪い部分を象徴している。』リンゼイ・グラハム(共和党、サウスカロライナ)はそのツイートでこう語った。ミカ・ブレジンスキー氏はツイッターを通じて彼女自身の反応を提示したが、それはシリアルに手を伸ばす幼児を描いたチーリオス(リング状のシリアル)の箱で、そこには「小さな手*専用」とキャプションが付けられていた。”
(*大統領の手が小さいことは有名で、彼はそれを言われるのを非常に嫌がる)

— Eli Stokols
  “Trump Tweet Prompts Backlash”
  ウォールストリートジャーナル 2017年6月30日付


        先週はジオコズミック・パターンの理解に基づいた想定どおり、想定外の異常さが顕れた。株式市場が急落し、その後騰がり、また下がっては騰がり、これがしばしば同じ日の内に起きている。ファイナンシャル・アストロロジーの研究において、これはグランド・カーディナルスクエアに起因しており、先週のコラムでもこう述べた。

“先週は度しがたいような物事はこれといってなかった。だがそれも、6月25日〜7月20日に太陽と火星が蟹座を運行し、トランシットの木星(天秤座)、冥 王星(山羊座)、そして天王星(牡羊座)との間にワイドな(オーブが広めの)カーディナル・グランドスクエアを形成することによって変わり始める。しかも これは、7月26日の太陽・火星コンジャンクションとそれに続く8月21日の火星を伴う日蝕のプレリュードに過ぎない。”

しかし、これも先週論じたように『これからの数ヶ月はトランプが動けば市場が動く』 だ。先週まで2週間近く、トランプ大統領はその性格にも似合わずどっしり構えていた — 大統領らしくさえあった。だが先週終盤までに、彼はMSNBCの共同司会者であるミカ・ブレジンスキーとジョー・スカボローをターゲットに奇妙で不安定ではあるが、面白くもあるツイッター上の暴言を発し始めていた。心理学的に見て、私達はこのふるまいを「投影」の一例と呼ぶことが出来るだろう。一部の人々は女性の血液への強迫観念だとさえ考えるかもしれない。これは2016年のディベートでミーガン・ケリーに向けて放たれたものと同じイメージだ。

ここでのポイントは1)トランプ氏は8月いっぱい深刻な火星トランシットの影響下にあり、その間彼は「理性を失う」状況に非常に弱く、彼自身とおそらくは国家を傷つける結果を招くような衝動的な行動に走りやすくなる。そして2)これは非常に不安定な市場動向と結び付きそうだ。私達はその両方を先週目撃したが、まだ今後約2ヶ月間はこのじわじわと襲い来るサーカスじみた政治的空気に対応してやっていかねばならない期間がある。大統領が政治的リスクであることは、現況の株式市場にとっての最大のリスクだ。

これは彼の宇宙的青写真(出生図)を台無しにする火星のメッセージの否定的な側面だ。だが同時に、経済改革への彼のビジョンは株式市場にとっての大きな希望でもある。どちらが優勢になるのか? 成長と規制撤廃に向けた彼の楽観的な経済ビジョンか、あるいは彼の不安定で奔放な個人的ふるまいの方か? 市場はこれまでのところ前者に期待をかけてきたが、その信頼は今後2ヶ月の間に後者の罪過によって厳しく試されることになるかもしれない。

        他の市場を見るなら、ユーロ通貨は今年の最高値に舞い上がった。金と銀は6月26日月曜朝、米国時市場が開く前に急落して月の最低水準に沈んだが、これは売り注文の誤発注によるものと言われている。しかし、これが海王星逆行開始の直後に起きたことを考慮するなら、その説明が正しいとも思えない。私はこれが誤発注云々よりもむしろ中央銀行の動向に関連しており、先週FRB当局者達がもっとインフレ率が高まることが必要との論戦を試みた事の方により起因していると考えている。

この種の話は金にとって強気であり、これが何らかの牽引力を持ち始める前に素早く問題の芽を摘み取るために中央銀行が「誤発注」に加担した可能性もあるということだ。彼らは金が強くなる事を望まない — 絶対にだ。それは連邦準備券(米ドル)の価値を損なう。そして、先週論じたように、FRBはその設立図上の水星・土星オポジションに対しトランシットの海王星から形成されたTスクエアの影響下にある。だから私は彼らが何をしているかについての彼ら自身の発言には懐疑的で、彼らが本当には何をしているかに注目している。

さて、7月20日まで — そしておそらくは2017年8月21日に起きる、火星とコンジャンクトしつつまたトランプ氏の出生図上の火星とアセンダントにも触れる大いなる日蝕まで、ずっと続くかもしれない金融市場の突然の変化とトランプ大統領の常軌を逸したふるまい、そしてそれに同期して展開していく宇宙の遊戯をゆっくり腰掛けて見物しようではないか。太陽・火星コンジャンクションが見せてくれる過去の歴史の厚意によれば、ここら辺のどこかが相場の天井となり、そこから高い可能性として10%の下落が始まることになる(時間のオーブは±6週間)。




≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

“世界の負債額は今年第一四半期で記録的な水準に達した。この結果は新興市場が主な要因となっており、近い将来に再び経済危機が訪れるのではとの疑問が頭をもたげている。火曜の www.cnbc.com/janet-yellen によれば、イベントでロンドン訪問中の米国FRB議長ジャネット・イエレンは聴衆に対し、銀行の基盤は以前より「非常に強固に」なっており、「我々の時代に」さらなる金融危機は起こりそうにないと述べた。しかしイエレンの所見は同意出来るものではない。もし私がイエレンのコメントを正しく飜訳するなら、思うにこれは、運命に対して莫大な人質を差し出したようなものだ。不沈船と呼ばれたタイタニックの名が私の脳裡をよぎった。”
 
— CNBCのメール・インタビューに答えて
  Erik Jones
  professor of international political economy at Johns Hopkins University
  Silvia Amaro
  “China’s Debt Surpasses 300% of GDP, IIF Says,
      Raising Doubts Over Yellen’s Crisis Remarks”
  www.cmbc.com, 2017年6月28日付



        アメリカ合衆国は今週、241回目の誕生日を祝う。米国も私もほとんど変わらないくらい年を取った。今でも思い出すが… ん、待てよ? 以前、読者の皆さんには私の上昇惑星が海王星だと言った気がするが? そうなのだ。私には大いなる想像力があり — いや、記憶力もある。

        さて、米国とそのソーラーリターンに話を戻すことにして、私が使うチャートによれば、これが起きるのは7月2日の日曜、午後6:17にワシントンD.C.だ。    ここで7月2日という日付けについて議論をふっかけるのは無しにしてほしい。私はそこに居たし(まぁ、それを読んだという意味だが)1776年のその日、ちょうど正午前に独立宣言への署名が行われたのだ。その2日後にジョージ・ワシントンにメッセージが届けられ(あの当時はケータイもスマホも持っていなかったのを思い出す)、それが独立戦争の始まりとなった。

しかし「自由」という、当時は型破りの思想のために戦争することを支持する投票行動自体はすでに戦前から始まっていた。私は時折、果たしてそれだけの価値があったろうかと首をかしげたくなる。たとえばツイッターやフェイスブックに流れる一部のメッセージを読むような時がそれだ。いや、またも話の要点がズレてきたようだ… これは私のように上昇惑星に海王星を持つ人々には非常によく見られる傾向なのだ。もし私が地に足の着いた山羊座に太陽、金星、火星を持っていなかったら、いったい何が私の身に起こるか全くわからない。確信を持って言えるが、241年前どころかきっと24時間前の出来事さえも思い出すのにひどく苦労するだろう。実際のところ、私にはかなりの記憶力がある(ただし物事にもよるが、市場のことなら確かだ)。

いずれにしても、今年の米国のソーラーリターンはカーディナル・グランドスクエアが最大の力を奮う。蟹座には太陽、火星、水星、対向となる山羊座には冥王星、それらに対してスクエアとなる天秤座には木星(米国始原図の土星の上に来る)が在泊し、これが牡羊座を運行する天王星と広めのオーブでオポジションとなるのだ。この組み合わせは急進的で大胆な変化を約束するものだ。そしてそれは多くの米国人がドナルド・トランプを大統領に選んだ理由として信じているものだ。彼らは変化を求めている。しかしながら、それは型破りで異様なものともなり得る。

それにしても彼らは負債を望んだろうか? 危険度が高まる世界を望んだのだろうか? 彼らはそのために投票したのではなく、選挙運動中に公約されたものでもない。だが、これがソーラーリターン・チャート — 今後12ヶ月を示唆するチャート — の告げる内容なのだ。

まず始めに、7月2日、メリマン推奨日時の米国ソーラーリターン図では火星が冥王星に対しオポジションとなる(蟹座/山羊座の各18°)。血の象徴(火星)だ… 天秤座の木星と非常にタイトなTスクエアを形成するこのアスペクトは、おびただしい(木星)血を想起させる。冥王星が絡む時、そこに中立の場はない。存在するのは地下世界のみだ。戦い(火星)は歩み寄りもウィンウィンへの道筋も一切なく終わりを迎える。 

また冥王星は負債も支配する。このチャートにおいて月は蠍座に在泊するが、これもまた負債 — 内国債 — を司ることで支配星たる冥王星を強調するものだ。ずばり、冥王星はマネーと金融のハウス(2室)に在泊し、火星は負債(8室)に在泊している。

これは一体何を意味するのか? 2つの事が脳裡に浮かぶ。まず、民主党と共和党が歩み寄ることはないだろう。彼らは権力を賭けて真っ向から闘う。「死が(選挙が)互いを分かつまで」だ。彼らはデフォルトのリスクを利用することも厭わないので、債務上限が期限切れとなる9月は戦争状態になるだろう。 また2つめとして私は、外交術としての威嚇的かつ攻撃的なレトリックの主張にもかかわらず(あるいはそれに起因して)火星・冥王星の組み合わせがより大きな危険の増大(減少ではなく)の前触れになるかもしれないと思う。

それでも、このチャートには前向きな主要アスペクトがある。それは魚座の海王星で(皆さんが信じようと信じまいと)、蟹座の太陽と火星にトラインを形成している。つまり、このチャート上で最強のポジティブな力は、ともすると見くびられがちな側面 — 外交力だ。 海王星は「善意」が関わるかぎり何でも丸く収める。だが火星・冥王星の尺度で計れば善意の価値は低い。そこでは代わりに圧力と闘争力が支配的だ。しかし今回のケースでは、癒やす力(海王星と冥王星)と破壊の力(怒りと復讐心に燃える火星と冥王星)、どちらかの選択となる。

        前述のごとく海王星が上昇惑星である私は、全ての人々にとっての善を信じたいし、楽観的な可能性を信じたいというのが究極の願いだ。だから米国とそのリーダーシップがその素晴らしい力を活用し、今年のソーラーリターン図に示唆されたその力を、この分断された国家を癒やすために使うこと、そして全世界が負った傷を癒やすために働くことを選択するという希望を持っている。考えるに、ほとんどの米国人が独立記念日に自分達の大統領に見せてもらいたいと思っているのは、そんなツイート — そして行動への道程ではないだろうか。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(4)

June 25, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント6/26【金融アストロロジー】

(6月の新月星読みはひとつ下の記事になります)

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年6月26日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

今週はこのパート冒頭の引用文と世界各相場の動きを追った箇所を割愛し、抄訳とさせていただきます。m(_"_)m


        総じて、先週は前回のコラムで述べたような動きだった。

        『今週は特に主要なジオコズミック・サインの展開はない… しかしながら、6月20日は夏至で太陽が蟹座入りする。その翌日には水星も蟹座に入居して前週6月4日に蟹座に入った火星に加わる。… 私達は株式指数がこの期間(6月2日~16日)に新高値をつけるという多幸症っぷりを大いに楽しんできたかもしれない。しかしこれから(6月20日〜)の数週間、宇宙から注がれるこれほどの蟹座的エネルギーの下で、その上向きの勢いは続いていくだろうか? この懸念には理由がある。蟹座は安全で護られた状態にあることを望む内的感覚を抱いており、何かが手に負えなくなるのを怖れて利益を確定しがちなのだ。』

さらに言えば、先週は度しがたいような物事はこれといってなかった。だがそれも、6月25日〜7月20日に太陽と火星が蟹座を運行し、トランシットの木星(天秤座)、冥王星(山羊座)、そして天王星(牡羊座)との間にワイドな(オーブが広めの)カーディナル・グランドスクエアを形成することによって変わり始める。しかもこれは、7月26日の太陽・火星コンジャンクションとそれに続く8月21日の火星を伴う日蝕のプレリュードに過ぎない。こんなにも強力な火星のエネルギーが、今後も株価を新高値に押し上げるのだろうか? それとも蟹座を進む火星は他の惑星達と相互に影響しながらまずは投資家の手仕舞いを、そして手控えを誘うだろうか? その両方が見られるのかもしれない。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “西側諸国の政治がここ10年の経済危機と不況にゆらぐ間、G3(米国、ユーロゾーン、日本の経済圏)の量的緩和策が急速かつ継続的に拡大してきたことを背景に資産価格は急上昇し続けている。「根本的不確実性」の時代にあって、病に罹り無力と化した政治システムに文句を言うことにも疲れた怒れる大衆が、彼らの貧困を招いた主犯 —  選挙で選ばれたわけでもなく事実上何の責任も負わない中央銀行総裁達 — を攻撃するまでどれほどの間があるだろう? 私が予期するところでは、現在の政治混乱において次の犠牲となるのは中央銀行の独立性だろう。”

— Albert Edwards
  Societe Generale, Global Strategy market letter, Singapore


        さて、ミスター・エドワーズ(彼は卓越したアナリストだ)。私が思うに、あなたの見通しが実現するまでそう長くはないかもしれない。『フォーキャスト2017』と直近の「年央ウェビナー」で論じたように、これは2017年12月20日〜21日、太陽と土星の両方が山羊座0°にイングレスする時点から始まる「グレート・リセット」において、非常に重要なパート(第三のパート)だ。連邦中央銀行を被告席に座らせて、このところの決定や行動の責任を取るよう要求するというこの発想は、ここから始まり2020年を通して続いていく。

冬至の日に起きる太陽・土星のイングレスは、蟹座/山羊座に在泊するFRB設立図の太陽・冥王星オポジションにコンジャンクトする(FRBは1913年12月23日、所得税法が施行された日に "生まれた")。土星がネイタルの太陽をクロスする時、それは当事者の成功が

1)過去の行動に対してどれだけ責任を負えるか 
2)5年計画を成功させるための基盤を整えるにあたってどれだけ忍耐力を使えるか 

に大きくかかっていることを意味する。もし彼/彼女がビジョンを持ち、忍耐強く、そして正しい基盤を築くために必要な時間とエネルギーを投資する意志を持つなら、結果は上々だ。だがもし性急に動いて時間とリソースを現実的な5年計画のために割くことをしなかったり、自分が過去に行ったことや下した決断の責任を取れなかった場合は、物事が非常に悪化する。そして土星がトランシットであることから、行為の精算を要求するのは多くの場合政府の側だ。

獅子座28°で起きる8月21日の日蝕がトランプ大統領の出生図で獅子座26°〜29°に在泊する火星とアセンダントをヒットすること、また同じ日蝕が水瓶座29°あたりにあるイエレン氏のネイタルの月とオポジションになることを考慮すれば、まもなくトランプと彼のチームがFRBとその指導層を狙うという話には宇宙的根拠があると私は思う。まさにエドワーズ氏が洞察したごとく、現在 潜在的可能性を持つこの攻撃が大衆の支持を得るのはたやすいことだろう。

このシナリオに最大限のバックアップを与える存在は金かもしれない。何故ならこのシナリオにおいて、次のステップは米国通貨が金と(または)銀によって裏付けされることへの要求になるからだ(連邦準備券の場合は異なるかもしれない)。私はまずはじめに米ドルが卒倒して気絶し、金の価値が騰がるだろうと思う。しかしながら、万一こういった着想の法案が成立でもすれば、その後ドルは強力に反騰し、金にとっては反対に作用する可能性がある。だがそれは数年先、金の22.5年サイクルが底をつけるタイミング(2020年より後)がやって来る時の話だ。

現在のところ、私達は7月26日に起きる太陽・火星コンジャンクション前後の6週間に注目している。ダウ平均において、その期間中につけた高値からの2桁レベルの下落という可能性を支持する重要な過去の実績があるからだ。さらに、このアスペクト形成の後には、サイクルの底を示唆する少なくとも3つの重要な時間帯が続く。私達は今、太陽・火星の時間帯に入った。後はこれら市場サイクルの展開と同期しながら下落を示唆するチャートが形成されることと(または)テクニカルなシグナルの示現を待つのみだ。これらは現在進行し始めているが、今から8月中までの間いつ何時でも起こり得る(これについては先週の月間MMAサイクルズ・リポート、または直近のMMA年央セミナーでの見通しを参照されたい)。

それと同様に興味深いのはドナルド・トランプ大統領の状況を観察することで、彼は日蝕と火星のトランシットに真っ向から叩かれている(それに加えて土星、天王星等々…. 彼はまるで熱した石炭を越えて進もうとする "人間ピニャータ*" のような気分に違いない)。これからの数ヶ月はトランプが動けば市場が動くという展開だ。米国は去年11月の選挙で金星か火星かの選択肢を持っていた。人々の過半数は金星を選んだが、選挙人投票の過半数は火星の道を選んだ。そして今私達は、それが何を意味しているかを今後の2ヶ月~4ヶ月の間に政治的猛攻を通して理解することになるだろう。宇宙にみられるサイクルと人間活動との相関性を研究する者にとって、この『ザ・グレート・リセット』(5月〜10月)の第2フェーズのほとんどは火星に彩られている。彼は戦争の神であり、開拓者にインスピレーションを与える宇宙の源泉だ。
*ピニャータ:中米・メキシコのクリスマス行事で、ピニャータと呼ばれる厚紙人形の中にお菓子を入れて吊るす。それを子供達が棒で叩き、割れて出て来たお菓子を奪い合う。人形を人間の邪悪な心と見立ててそれを叩くと厄払いになるという説もある。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 17:42|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

June 23, 2017

○6/24の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】

東京・関東ローカルで  6月24日11:50前後、北海道周辺で 11:56前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は11:31前後、沖縄周辺では11:01前後に蟹座 02°47’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた象徴の言葉をそのまま書き写した「オリジナル版サビアン・シンボル」を使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 蟹座2°~3°― 発効期:6/24~7/22 】
  "A man suspended over a vast level place"
『広大な水平面の上に吊られた男』

  "A man all bundled up in fur leading a shaggy deer"
『ボサボサの毛の鹿を連れ毛皮にすっぽり包まれた男』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★
「自分の力」を示す/発揮することで吹き付ける逆風に耐える
→★良いチャンスに見える条件や話、展開に潜む危険
→★なにも決められないどっちつかずの状態におかれる不安
→★手痛い敗北や損失をかろうじて免れ、息をひそめる
→★自分が一体化している信条や社会環境を一度離れて全体を眺める必要
→★縦社会が招く争いと均一化社会の欺瞞の両方を見ていく
→★ある節目を予感して自己や他者の人生の去就を想う
→★先の見えない中途半端な状態に耐えて力をためる必要
→★慣れない状況に手探りで踏み出していくための勇気と智恵
→★危機的な経験を切り抜けることで自分の真の魂をかいま見る
→★自分が歩むための指針が変化していく予感
→★生きるために備わった「本能」の価値を再発見し力を与える
→★与えあい奪い合うこの世界の構造とその理に気付く
→★自己の中に存在するまだ見ぬ精神や感覚領域の芽吹きを予感する・・・→


エネルギーのポイント:前回の新月『耳を澄まし自己の足許を掘る』
                    
            今回の新月 『過渡期に耐えて姿勢を見極める』

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 左:6月新月図 右:2017年夏至図



        気付いたらあっという間に夏至も過ぎてしまいました。夏至は本当なら日照時間が一年で一番長い日だけど、西日本でもわたしの住んでいる関東地方でも雨と風が強く、ちょっとした嵐のようでした。夏至の日の様相は(それが良いとか悪いとかじゃなく)ひとつのエネルギー的予兆と言えそうです。東京ローカルの夏至図では、魚座の海王星と牡羊座の天王星からそれぞれ天秤座の木星にクインカンクスとクインデチレが形成されていたし(過剰な水分と風、突発性)、当の木星(ジュピター)とその妻の名を持つ小惑星ジュノー(山羊座4室/内面、自己のテリトリー、家庭)がタイトなスクエアで、なんだかひと波乱ありげな様子。社会と個のせめぎ合いの中、人生の山や谷とそれに付随する愛憎も絡んで強い絆を持つこのカップルは、8室牡牛座に在泊する小惑星レクイエムに対し、密かに悩ましげなクァドリフォームを形成していました。


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  また牡牛座の月と山羊座の冥王星はタイトなトラインで、月の度数が示すシンボルは『新たに形成される大陸』。このシンボルは先にかなり大きな動きがありそうなときによく出て来ます。また月とヴェスタ(熱意や献身)フラード(洪水、氾濫)オフィーリア(無力感や拒否または水難)、他にもストーム(嵐)やリュウジン(龍神、水精)などの小惑星がTスクエアとなっていたことを考えれば、ちょっと荒れ気味の夏至もうなずける感じです。 そして月のノード軸を中心に形成された、土星・イクシオン・フォルス・天王星・パラスそして火神アグニのグランドトライン(一癖も二癖もありげな組み合わせ)と、ノード軸に対しタイトなTスクエアとなる小惑星ルシファー(霊的松明の保持者か魔界との契約か、ジェフリー・W・グリーンが魂の勝負の星として重きを置いた小惑星)。うーん、なかなかにアグレッシブな顔ぶれです。どちらも善・悪の境を超然と超え、魂の闘技場へとわたし達を誘う...探求者にとっては武者震いしそうな取り合わせなのだけど。。

そんなわけで、2017年の夏は集合体としてのわたし達にも個としてのわたし達にとっても、大なり小なりひとつの「岐路」がやってくるのかもしれません。その分かれ道は 現実面と精神面、どちらに来るだろう? ひとによってはその両方かな?

ここでわたし達が下した選択が小さな流れを創りだし、やがては河となり海に注ぎ、秋~冬・来年にかけて、またひとつのかたちを取って顕れてくる。何かが人知れず...そっと滑り出していくような、夏。



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        確か以前にも書いたけれど、蟹座/山羊座軸は、アストロロジャー、アリス・ミラー言うところの「グロース・アクシス」...つまり内外の圧力によって成長が急激に加速される領域です。 ことばを換えれば、蟹座では自己の一個人としての内面が、山羊座では大きな社会の一部である自己が、わたし達の精神の内に明確に意識されてくる領域です。「個」と「社会」という二元の枠組みの中で、背中を押されるように様々なことを経験する中で、あるときは個の内に籠もり、あるときは社会の中で大いに主張を試みつつ、自分という存在の外壁を大きく広げていく... そんな衝動がこの軸を貫いていると言えるかもしれません。 

また夏至は、毎年太陽が蟹座0°に入る日。だからこの日に太陽がとっていくサビアン・シンボルも、毎年同じ『船上で巻き上げたり広げられたりする旗』です。ここに描かれる旗は、その船の所属先やアイデンティティを主張するものでしょうか。 また、ときには港や他の船舶に何か特別な意味を伝えるために広げて吊り下げられ、用が済めば畳み込まれる旗もあるでしょう。船の上はきっとその都度大忙し。。 「旗」はいつだって「外」に向けて何かを発信するもの。いつだって船に常備されてる。ここにある。けれどいつも変わらず、誰にでも見えるように掲げられるわけじゃない。


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        ここで「船舶」を指している原語「vessel」は、ときに「ある特質の受け皿としての人間」を指すことがあります。また「海」は人間の無意識のシンボルでもあることから、こんな解釈も出来るかもしれません。 

広大な集合意識の海のただ中で「自分は誰なのか。どこに、または何に帰属する存在なのか?」を明確に主張する。または周囲に何かを報告したり要求を伝えたりする。けれどそうかと思うと、状況によってはその意志や意図をそっと隠したり、取り下げたりもする。つまり、退くべきと感じたら退く。人生の波間を渡りながら危険を回避し、大事な船や積み荷、乗組員を護るために。あるいは海そのものを、護るために。

わたし達の「本当の居場所」を確かめ「個としての力」あるいは「集合としての力」を求めて進む航海。夏はそんな物語が始まる季節とも言えそうです。 春分に太陽が位置する牡羊座0°がとっていくシンボルは「海から現れたアザラシに抱きしめられ、陸に上がろうとする人間の魂/意識」を描いていました。それは水(死)から火(生)への移行でした。それから3ヶ月を経て夏至に辿り着いた意識は、今再び広大な水と出会うために、一艘の船舶に姿を変えています。それは茫漠とした集合無意識の海を進む、小さな閉じられた内的世界。そして、こころ踊る新しい経験を目指す航海の始まり。。


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        けれど今年これからやって来るひと夏の冒険は、今までとはまたひと味違っているかも? あるひとにとっては深く、忘れられない思い出になるかもしれないし、また一部のひと達は二度と引き返すことのない深瀬を渡っていくのかもしれません。 夏至図の太陽には、夜と死者の女神、そして闇の十字路に立ち、道往く者にその進退の決意を問いただす魔女ヘカテが、同じ蟹座0°台でコンジャンクトしています。そして双子座29°には水星が在泊してこれも太陽にコンジャンクト。魚座28°にはカイロンが在泊し、夏至の太陽・水星・ヘカテとタイトなスクエアに。

古い記憶を探り、生と死を深く想い、思考と感情の両方をフルに使いきり、ある日突然 大切なことを思い出すひと。流れの中でまったく新しい領域、状況に足を踏み入れていくひと。。 もうずいぶん前から「火・水・爆発・分裂・そして...」という合い言葉を書いてきた気がするけど、そんなエネルギーが再び新しい衣をまとい、少しずつ自分という存在の内に顕れて来そうな気がします。美しく、こころ拡がる夏の体験を通してそれを味わえるといいな。。


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★6月新月のサビアン・シンボル★


        まず新月がとっていくシンボルは蟹座2°『広大な水平面の上に吊られた男』です。ちなみに同じ度数でもデーン・ルージャー版ではオリジナルから離れ『魔法の絨毯に乗った男が広い土地の上に浮かぶ』と書き換えられています。これだとずいぶん印象が変わりますね。。

さて、では「吊された男」でいきましょう(^_^;。 
果てしなく拡がる水平面にはどんな凸凹も高低も見られません。もう全てが一律・均衡・平等性を保って永遠に拡がっているかのようです。もし今、何の変化も見て取れない二次平面のひろがりを目の前にしたら、何だかとても不安になりそう。だって何かを考えるにしても何のとっかかりも無いんだもの。。 しかもその上に、不安定な体勢で吊られている男。いったい彼は誰だろう?


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        この「吊られた男」を指す原文「suspended man」は、何かの理由で「自分が属していた集団や階層から追放された存在」という意味を含んでいるそうです。では、この男はある種の異端者なのでしょうか? 自分のこころのまま、感じたままに振る舞ったことで、周囲のひとびとが暗黙の内に護っていた共同体としての一線を超えてしまったのでしょうか? 

では下方の果てしない水平面は、男を異端者と見なして追い出した共同体の姿を象徴しているのでしょうか? ならば吊された男の眼には、この状態で 何が映っているだろう? 

下方は平らかで何の動きもありません。 地上にいたときは、山があり谷があった。高い城壁や豪奢な邸宅が建ち並ぶ丘があり、山から低地へと河が流れていた。大地にへばりつくように肩を寄せ合う小さな家々があり、大人、子供、年老いたひとや若者、娘達もいたし、立派なひともいれば泥棒もいた。物にも人にも沢山の「差異」があって、色とりどりのアラベスク模様を創り上げていた。それが日々の喧噪となり、愛や闘いや喜怒哀楽のドラマを創り上げていた。けれど今、はるか高みから見下ろすとき、そこには何の差異もない。ただのっぺりと拡がる均質性が存在するだけ。みな同じ顔、同じ風景。あれほど超えがたく見えた高い低いの差も、ここから見れば何の意味も持たない。これは何だろう? これが…自分が今まで生きて闘ってきた...人の世の姿だというのか......? 吊された男はただ茫然と足下の無機的な水平面を見下ろすばかりです。


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        それともこの男が眺めているのは、自分自身の未来でしょうか? 何の手掛かりもみつからない。何処へ行けばいいかもわからない。何を目標に、何を信じればいいのかも見えない。上手いことやって自分を吊っている縄を切ることが出来たとしても、どこへ落ちるかわからない。落としどころが見えない。。。 「suspend」という単語には「一時的な停止状態」という意味もあります。では、彼は何かを先送りにしたことで宙吊りに... "中途半端な状況" に陥ってしまったのでしょうか? 今、全てがまったりと動きを止めています。男はひとり中空でじっと耐え、何かが起きることを期待して、果てなく拡がる平坦な大地を眺めています。

では、男を吊している縄の上方には何があるのでしょう? 「一時停止」が解けて動きが出たとき、男は力尽きて下に落ち、水平面に呑み込まれてしまうでしょうか? それならそれでいいのかもしれない。そこにはきっと今までどおりの人生が待っている。野心を隠しながらも逸脱せずに掟を護り、少しでも高く、ひろい場所を求めて闘う生とその報酬が。 それとも、目を閉じて何かを見切った男は緊縛の縄を抜け、上方によじ登って新たな冒険へと旅立つのでしょうか? 自分をそこに吊していた縄が、その縄の大元が、本当は何だったのかを見極める旅に...。


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        さて、新月が次にとっていくシンボルは蟹座3°『ボサボサの毛の鹿を連れ毛皮にすっぽり包まれた男』です。なんとなく謎めいた奇妙な取り合わせですよね。この「ボサボサした毛の鹿」の原文 "shaggy deer" は、換毛期の鹿を示しています。殆どの鹿は春と秋に夏毛と冬毛の換毛期を迎えるそうなので、このシンボルの鹿もまた、もうすぐ季節が変わることを暗に示しているのだと思います。けれど、鹿を連れている男は頭のてっぺんから足のつま先まで分厚い毛皮にくるまれているようです。人間にとってはまだまだ寒さ厳しい季節なのかな...。

それとも彼は... 北欧から橇を駆ってやってくるサンタクロースでしょうか? わたし達は普通、サンタクロースと聞くと赤い上着とズボンに白いフワフワの縁取りがついたコスチュームを思い出すけれど、サンタの故郷とも言われている極寒の地、北欧のラップランドでは昔からトナカイの毛皮を防寒に使っていました。毛皮の帽子、毛皮のコート、毛皮の靴… 頭のてっぺんから足の先まで本当にすっぽりくるまれることで、凍てつく大地を駆けまわることが出来たそうです。聖ニコラウスの伝承はさておくとして、昔のサンタクロースは案外こんな出で立ちで良い子たちにプレゼントを届けていたのかも? 


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  いえ、それとも彼は 凍り付いた極地を旅する昔の探検家でしょうか。。 冒険を求めて彼は凍てつく広大な大地を縦走していきます。どこまでも平坦に見える雪原。でも、そこにはどんな危険が待っているかわかりません。クレバスが大きな口を開けているかもしれないし、足を滑らせて大怪我し、動けなくなるかもしれません。それは生命の終わりを意味します。それでも彼は果敢に進んでいきます。耳を澄まし、風の匂いを嗅いで。こころを開き、その肌に触れてくる微かな兆しの全てを感じ取りながら。探求への衝動に導かれて積み重ねた経験を活かしながら。 けれど今、 彼の傍らには唯一の道連れがいます。一頭の鹿... そのボサボサの毛並み。 たとえ今がどれほど吹雪いていようと、鹿のいのちは早くも春萌えの兆しを感じとり、分厚い冬毛を落とそうとしているようです。

今、探検家は孤独な戦いのさなかにいます。でも、もしかしたらいつか…春が訪れて暖かくなるころ…そして身を護るために着込んだ幾重もの毛皮を彼が脱ぎ捨てるころ。帰りを待つ誰かのもとに、沢山の冒険談と珍しい贈り物を届ける日が来るでしょう。いつか、もうすぐ...。


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        面白いことに、このシンボルの絵柄には密かに官能的な要素が埋め込まれているようです。鹿の換毛期である春と秋はまた、彼らの繁殖期でもあります。また、人間同士が性的関係を結ぶときも、動物が毛を落とし昆虫が脱皮するように、体を覆っていた衣服を脱ぎ捨てます。このシンボルに出て来る "shaggy deer(ボサボサ毛の鹿)" のように。英語で セックスを指す "shagging" というスラングは、そのあたりに由来しているそうです。高度に社会化してしまった人間と野性動物では、確かに大きな違いがあるかもしれません。けれど、体の奥から湧き起こる種としての保存本能、そして生存本能 ― 生きようとする欲望 ― は、本来、全ての生き物に通じる純粋な「官能の力」として存在するのではないでしょうか。わたし達人間が使うあらゆる創造への力と欲望もまた、そこから生まれて来るのだと思います。

現代に生きるわたし達は、いろいろ頭でっかちになるよう教育されるせいか、この「官能」が秘める様々な力を脇に追いやり、過小評価しているかもしれません。けれど、蟹座はもともと感応力に優れた星座宮です。そしてその "感応力" の奥底には、魂レベルから湧き起こる"官能の力" が隠されています。蟹座特有の傷つきやすい感受性や、自分のテリトリーを護り育もうとする心理の源泉は、純粋ないのちの力としての官能性の息吹です。でもそれは、純粋であるがゆえにまだ毛が生え替わったばかりの皮膚のようにデリケート。なのでこの段階ではまだ内的に閉じられていて、なかなか表には顕れにくいかもしれません。けど、その呪縛を破る日は近いかもしれない。。


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        たとえ刺すような冷たさに出会いエゴの表層が傷だらけになったとしても、魂はそれさえもまた「理」として粛々と受け入れ、ひるむことはないでしょう。孤独の内にいのちの温もりを抱き続け、育みながら一歩一歩あゆみ、雪解けを待つ。もう春は、すぐそこ。...こうして幾多の経験を積み、傷つくことを怖れなくなった蟹座の魂はとても強靱になります。

あらゆる創造の源としてわたし達に備わった官能性。その発露って本当にいろいろあると思います。このフォースをどう使えるだろう? 体の中に燃え続ける創造性の種火をどう表現していけばいいだろう?  あるときは自己のしるしを告げる旗をはっきりと掲げ、あるときは毛皮にすっぽりくるまれて内なる炎を寒風から護りながら。こころを開く。おずおずと、でも怖れず。裸になる。そんな機会が、きっと巡ってくる。


        この新月は新しい季節の始まり。ダイナミックな夏の盛りに向かう第一歩です。もしかしたら、眠っていた野性の本能を揺り起こすような出逢いが待っているかな? たとえば今、何かが壊れて落ちようとしている。なのにまだ見えないことが沢山あって宙ぶらりん。でも、いのちの流れは片時も休むことなく脈動してる。この地球で、わたし達の広大な胎内宇宙で。

ならば乗っていこう。ささやかな探索の旅を始めてみよう。呪縛の縄を絶ちきり、自分自身の旗を胸に抱いて......。


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have a great trek!!!★

hiyoka(^_^


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June 18, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント6/19【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年6月19日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

  “18年サイクルの天井からついには底へと至る下落期には、2ヶ月(1987年のケース)から8年までの幅がある。1932年の世界大恐慌以来、天上から底までの下落が2年以上続いたことはなかった。1932年、世界大恐慌における安値への下落でさえ、その期間は3年に満たなかった(2年8ヶ月)。それまでは — 連邦準備制度理事会(FRB)が1913年に設立されるまでは — 全ての下落は4年〜8年間続いたものだった。FRB創立後は、どんな下落もそれほど長くは続かなかった。株式市場に見られる現行の強気相場には、FRBの存在が例外的とも言えるほど強力なフォースとして効いている。とはいえ、株式市場が比較的短期間に急落する事例は見られ….”

— まもなく刊行予定のレイモンド・メリマン著
  “The Ultimate Book on Stock Market Timing Volume 1:
  Cycles and Patterns in the Indexes” より抜粋
  Seek-It Publications, W. Bloomfield, MI, 2017年6月


        先週はとても奇妙な週だった。6月15日の太陽・土星オポジションに続いて海王星が6月16日に逆行に転じ、どの惑星も気まぐれなミュータブルサイン(双子座、射手座、魚座)を運行中という事例の典型という感がある。というのも、世界の一部の株式指数(ダウ工業平均、DAX)は6月15日±1取引日に史上新高値をつけ、他の指数は数ヶ月ぶりの安値に沈むという調子だったからだ。ある株式市場は熱気にあふれ、またある株式市場はお寒い様相を呈したことで、世界中に異市場間弱気ダイバージェンスの複数の事例が示現することとなった。この時間帯は、6月26日に起きる非常に重要な太陽・火星コンジャンクションへと続いていくものだ。以前も述べたように、この太陽・火星コンジャンクションは強力なジオコズミック・サインであり、互いに12°(通常は8°未満が多い)以内に近付いた時に2桁レベルの下落の開始、または終了への高い可能性を持つ。このオーブを時間に換算するなら、正確なコンジャンクションの前後6週間となる。

しかしながら、先週の市場動向がこんなにも奇妙(海王星)だった要因は、米国株式市場 — とりわけダウ工業平均 — が、6月14日水曜のFRBによる再利上げ発表を受けて新たな史上最高値をつけたことだ。予測された発表に向けて反騰したのは株式市場ばかりでなく、国債も同様だった。利上げは国債価格を下落させ、金利上昇への反応として株価も下がるとされている。だが今回は違う。滞留〜逆行によって強調された海王星がFRB設立図の水星・土星オポジションとTスクエアを形成するような場合は違う。水星はコミュニケーション — または「メッセージのやり取り」— と関連している。そしてFRBは何やら投資家に対し、利上げが将来の経済にとってポジティブな高価をもたらすと納得させたようだ。だが本当に?

        私が思うに、海王星(FRB)は全てを話してはいない。それでも、私自身の長年の株式市場研究が示唆するように、FRBが米国株式に対し過去100年にわたって良い影響を与えてきたことには誰も異議を唱えることが出来ない。2回ほど、40%かそれ以上の深刻な下落があったものの これも3年も経たないうちに戻っている。以前であれば、米国株の弱気市場が終わるまでに4年〜8年はかかっていたはずだ。

ここ100年間、FRBは米国経済を支えるにあたって良い仕事をしてきた。ただ近頃は『2017年〜2020年のグレート・リセット』が進行していくにつれて、その仕事が何であるか、あるいは何になろうとしているのかがあまり明確ではない。知ってのとおり、2017年冬至に一旦土星が(太陽とともに)山羊座入りした暁には、この『リセット』にFRBの監査と改革が含まれる可能性がある。

        また先週は、原油市場が今年の最安値を試し、金と銀に急反落が見られた。しかしながら、金と銀における下落は6月3日のウェビナーで私達が予測した動きに非常によく合致している。これらの高値 — そして一部の主要通貨と日経やロンドンのFTSEのような世界の他の株式指数のいくつかの高値 — は、6月2日の★★★重要変化日(CRD)±3取引日以来、その効果が継続中だ。これを言い換えるなら、強力なマーケットタイミング・ツールとしてのジオコズミック・サインがよく働いているということだ。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “… 我々(リベラル派の友人と私)の論争の多くは、政府というものの適合性と機能性についてだ。彼らは政府という存在は正解であると信じ、一方 私は多くの場合、政府の存在そのものが問題の原因だと信じている。政府の政策はほとんどの場合不十分だ。何故なら想定外の結果という法則が存在するからだ。我々の経済はあまりにも複雑だ。だから経済モデルは現実から乖離しており、まったくと言っていいほど役に立たない…. それは歴史から見ても明らかだろう。資本主義諸国は物理的にも法的にも「壁」を建てねばならない。人々の流入を防ぐためにだ。共産主義国もまた同じことをしなければならない。人々を出さないようにするためにだ。他に何を知る必要があるだろう?”

—  世界の舞台で現在起きている事象に関し述べた匿名希望の友人からの一文より


        今週は特に主要なジオコズミック・サインの展開はない。少なくとも次のグループが発効し始める6月24日土曜日までは。これは通常であれば、株式市場がほとんど一方向への動きしか見せず、重要なリバーサルが起きないことを意味する。しかしながら、6月20日は夏至で太陽が蟹座入りする。その翌日には水星も蟹座に入居して前週6月4日に蟹座に入った火星に加わる。つまりこれらの惑星達は皆、愛国的で、家族主義的で、感情で動き、忠実さを求める星座宮、蟹座に在泊するということだ! 

妄想的で欺瞞的な海王星(と、これより2週間先立って働いたその宇宙的従兄である木星)の影響力が終わろうという今、何が起きようとしているのか?と私達はいぶかる。私達は株式指数がこの期間(6月2日〜16日)に新高値をつけるという多幸症っぷりを大いに楽しんできたかもしれない。しかしこれからの数週間、宇宙から注がれるこれほどの蟹座的エネルギーの下で、その上向きの勢いは続いていくだろうか? この懸念には理由がある。蟹座は安全で護られた状態にあることを望む内的感覚を抱いており、何かが手に負えなくなるのを怖れて利益を確定しがちなのだ。

        最近のコラムにおいて、私は市場が直面する政治リスクについて論じた。米国は蟹座の国家であり、したがって米国内の状況はこの時期の市場を動かしやすい。共和党の政権と連邦議会がいくつかの法案を速やかに可決出来ない限り、彼らへの残り少ない支持を失うだろうという声が多く聞かれる。その機会は、トランシットの木星(幸運、あるいは少なくとも希望と成功への楽観)が順行に転じた6月9日から、米国始原図の土星(法律とその制定)上を通過する7月中旬まで、すなわち今、訪れている。もし共和党が成功したいなら、今後4週間の間に何かを成し遂げねばならない。さもなければ物事が悪化し始める可能性が非常に高く、2018年の中間選挙のみならず2020年の総選挙に至るまでそれが続くだろう。 

木星についてまず理解しておかねばならないのは、それが成功を約束するものではないということだ。木星は単に、自分の努力が成功に繋がるだろうという楽観と自信の訪れを約束する。だが、これは虚の空間 — 現実の代わりに誇張が支配する、どこにも存在しない場所 — をベースとした錯覚である場合が多い。あなたが単に素晴らしいことを言ったからといって皆が同調すると期待することは出来ないのだ。あなたは実際に動き、先頭に立って何かを起こさねばならない。

今は共和党の議員達にとって、何かを実現するためのパーフェクトな時期だ。また逆に、共和党によって模倣された全ての「変化」を拒否し、抵抗することを通してその希望を打ち砕きたい民主党にとってもパーフェクトな時期だ。 もし共和党が今後4週間の内にいくつかの法案を通すことに成功すれば、彼らの未来は約束されるように見える。もし民主党がどんな法案の可決も阻止することに成功すれば、次の選挙では彼らに強い追い風が吹きそうに見える。

        全ては対抗意識を高める太陽・火星コンジャンクションが獅子座で起きる7月26日に向かって進んでいる。そしてその後、8月21日には火星(そしてドナルド・トランプの出生図の火星とアセンダント)とコンジャクトした状態で起きる日蝕が続く。誰かが冷静さをまったく失い、それを受けて市場が反応する。これがこの夏、米国株式市場にとっての最大のリスクが政治要因だという理由だ。そしてドナルド・トランプと共和党が歩む成功、あるいは失敗への道を追って市場が反応する。もし彼らが重要な経済法案(たとえば税制改革など)を通すことに成功すれば、株式市場は舞い上がるだろう。もし民主党がそれを阻止することに成功すれば、株式市場の動きに関連する太陽・火星コンジャンクションの歴史(と可能性)の繰り返しとなり、市場は十中八九、ショックで卒倒せんばかりの足取りとなってそれが8月〜10月まで続く可能性がある。






訳文ここまで
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(以下、飜訳後記として)

        今回の長期的考察で示された米国政界の混乱の様子は、同じ星回りの下で世界中に似たようなせめぎ合いを起こしているように見える。日本では怒号と混乱の中で15日朝、「改正組織犯罪処罰法」または「テロ準備罪法」通称「共謀罪法」が参院本会議で可決成立している。この法案は賛否両論が真っ二つに分かれ、イデオロギー的対立をも含む様々な論争を呼び起こした。けれども議会では内容の細部や運用時の懸念に対する詳細で建設的な審議を尽くす努力よりも、一部の野党側の阻止ありきの姿勢が目立ち、その結果として混乱の内に成立してしまったという残念な印象は否めない。

この法案が可決された時間(報道によると6月15日午前7時46分)のイベントチャートを見ると、天頂(MC)に牡羊座の天王星(大胆な変化)が来ている(約1°のオーブ)。しかし、その天王星より正確にMCに乗っていたのは まぎれもない政治の星、小惑星パラスだった(オーブ21分)。パラスは古代ギリシャにおける「城塞都市の守護神」であり、オリュンポス三大処女神の一柱でもあるパラス・アテーナーから名付けられた。つまりこの小惑星は、公正さを旨とし、都市の安寧を護るためには戦いも辞さず、ときに酷薄な罰も与えたと言われる女神の名とその特質を受け継いでいることになる。その発見チャートにおいても、パラス自身は政府や施政者、社会構造の維持などを意味する10室に在って潔癖な乙女座の終盤度数に在泊しており、ICには月のノースノード(向かうべき目標)がコンジャンクト、国民生活や領土を意味する4室に牡羊座の太陽と金星を持っている。そのことからも、このイベント・チャートにおけるパラスの象意には整合性があると考えられる。

また、法案可決チャートのMCのパラスからは、獅子座1室(国民総体とそのアイデンティティ)のノースノードと射手座(自由、希望、スピード、誇張、大きな視点)5室(大衆それぞれの幸/不幸、快/不快の感情を創り出す物事の総体)に在泊するイクシオン・土星のコンジャンクション(倫理の欠如 VS 倫理による統制)にトラインが形成され、グランドトラインとなっている。パラスがMCに乗るということは、この法案が論議を呼びながらもあくまで「合法的」に可決されたことを意味し、このグランドトラインがこの法案の骨子を支える三角構造となっていることを意味するのかもしれない。

興味深いことに、法案が可決された時の太陽の位置は双子座24°台で、メインのサビアン・シンボルは『椰子の葉を苅って整える男』だった。このテーマをもし一口で言うとすれば「余計な物事、過剰な物事、些末な思考、手順の無駄などを省き、前進するためのマネジメントに集中すること」になる。太陽が議会を示す11室に在泊していたことを見れば、いくら強行採決と言われようが、もし与党側からの視点を取るなら、まさにこのテーマ通りのことが実施されたことになる。 

また、法案可決図の金星(平和と平和のための交渉や歩み寄り、否定的なら平和のための戦争)は、日本の戦後始原図(主権回復図)の4室に在泊する太陽にピタリとコンジャンクトしていた(太陽は国の主体、または施政者を意味する。戦後民主主義の下での日本始原図において国民を示す4室に太陽が在ることは、日本が根本的に主権在民の国家であることを示唆している)。一方、可決図の木星(法と正義)は天秤座13°台で、戦後始原図の9室(法律関連、海外)の土星(法に基づく審判)とは広めのオーブ(4°弱)をもってコンジャンクトしていた。

これを見ると…もし日本の総体としての集合無意識というものがあるなら、それは自らを真に内外の危険から護り今後の国民生活を維持していくために有用な政治の力(MCのパラス)と、それをもたらす大胆な変化(牡羊座の天王星)を求めていた…とも考えられる。おそらくこの法案はこの日、この時に、可決されるべくして可決されたのではないだろうか? 

そのための真摯な論議を尽くす機会はあった筈だった。けれどもそれが行われたようには見えない。これを「全ては敵対する相手側のせいだ」と言い募ったとしても、後ろ向きに閉じた姿勢になるだけで何も良い変化は起きない。というより「どんな変化も否定する」という、不信の壁を築いて自らを弱体化させるだけの回路へと入っていくだろう。その結果として重要な問題は骨抜きにされ、あるべき形は歪められ、やがては「よく見えないもの」(海王星)と化していく。そして「それをどう巧みに利用して上手くやるか」という、矮小化された手段だけが重要な焦点になっていくだろう。

今という時を歴史の新たな分岐点と考えるひとは多い。けれど今回もまた戦後始原図の頂点/MCに乗る海王星は、その最善の顕れである「高い精神性」を体現したようには見えない。では、やはりその対極の顕れ — 「見たいものだけを見るという夢想に逃げ込む」「その曖昧さの内になす術も無く物事が勝手に進んでいくという被害感覚/犠牲者感覚を生み出す」「その影に隠れて待ったなしの現実を忘却していく」そして「潜在的な自己憐憫への道」....そんな方向で働いたことになるだろうか。

けれど、始原図の4室太陽(主権者としての国民)が持つサビアン・シンボルは『飾られたクリスマス・ツリー』だ。 これには対向度数のシンボル『歯科治療』と呼応するテーマがあり、シンボルの華やかなイメージの下に隠された挑戦を示す度数だ。キーワードとしては「与えること・受け取ること/戦う力と平和の微妙なバランスを上手に取っていく必要」「何かが骨抜きになること、威力や尊厳の一時的な喪失」「新たに取り入れる物事に対して慎重な調整や規制を加えていく必要」などが挙げられる。良くも悪くもこれが日本の太陽であり、集合体としてのわたし達は戦後から今までの時代をこうしたテーマの下に生き延びてきたのかもしれない。 

天王星・冥王星スクエアを過ぎ越し、孵化してきた様々な事象が現実的な変化として世界を揺らす時期のただ中に入った今、日本に暮らすわたし達それぞれもまたこの太陽を何らかの形で使いながら、自分達の天頂に輝く海王星をどう高めていけるか?というテストの時期に入ったのではないだろうか。海王星を天頂に抱くということは、いわばクラウン・チャクラ(海王星)からの圧力が常に無意識領域に浸出してくるようなもの。それを生きるにあたっては非常に難度の高いチャートだ。けれど
素晴らしい可能性もまた秘めている。 国体のシステムがまるで別物になるような構造変化でもない限り、このチャートは生き続ける。生き続ける限り、その力に負けることなく活かしていく道はある。まぁ、わたし自身としてはそれをパーソナルに受けとめていくしかないのだけれど。

ちなみに法案可決図の山羊座の冥王星(改革・変革、または破壊)は、この戦後始原図の1室(国と国民の総体、アイデンティティ)に入り、MCの海王星にスクエアを形成していた。現在逆行中の冥王星はその力を内に籠もらせつつ後ずさりし、真冬に再び現在の位置に戻る。そして来年初めごろに再び海王星との正確なスクエアを形成していく。


取り急ぎ思いつくままに…hiyoka(^_^



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※ 以上はあくまで翻訳者個人の現在の見解であり、メリマン氏の記事内容とリンクするものではありません。また、チャートの室区分や星座宮、惑星の象意には他にも多様な読み方の可能性があります。明かな間違いというものは存在するかもしれない、けれどそこに選択肢が存在する限り「たったひとつの正しい答」が存在するわけではないとわたしは考えています。


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June 11, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント6/12【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム 2017年6月12日(フリー版より)

翻訳:hiyoka     
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫

        “金曜午前の株式市場は記録的なザラ場高値に達した。これは投資家が英国総選挙の思いがけない結果を払い落とした形だ。テリーザ・メイ首相の保守党はこの選挙で650議席中318しか獲得出来ず、議会の過半数を割ることとなった。選挙前の保守党は過半数を17議席超えていた。一部の世論調査ではメイ氏の率いる保守党が過半数を維持するとの予測が出ており、また他の調査では議席を増やす可能性もあるとされていた。とはいえ、他のどの政党も明確な過半数には達していない... この結果を受けて英国ポンドは急落し、対ドルで4月18日以来の最弱水準まで落ち込んだ。”

— “NASDAQ Drops 2% as Tech Stocks Tank”
  Fred Imbert,  CNBC.com
  2017年6月9日付

        “『昨今の株式市場を特徴付けるなら「不安発作に悩まされる強気相場」と言えるのではないか』 ストラテジストのエド・ヤーデニは金曜、CNBCのインタビューにこう答えた。『私は2009年3月以来、この手の出来事を日記につけているのだが、これまで56回の不安発作が起きている。その内の一部には10%〜20%という徹底的なトレンド大反転がみられ、他のいくつかは小さな反転だった… 私としては、ブレクジットは小規模なパニック発作に分類している。何故ならたった2日間しか続かなかったからだ。2013年の「財政の崖」が回避されたあたりから気付き始めたのだが、私の顧客達はどうもその頃から「不安疲れ」し始めたようだった。”

— Berkeley Lovelace Jr.
  “We Are in a Bull Market Plagued by Recurring Anxiety Attacks”
  CNBC.com, 2017年6月9日付

        うむ。過去8年にわたって世界を席巻する強気市場を言い表すにあたって何と賢い表現法だろう。そして、まもなく行く手に立ちはだかるかもしれないミニ・パニックに対し投資家を備えさせるにも上手いやり方だ。

        私が思うに、株式市場を暴落させる可能性のある「バッド・ニューズ」に投資家達が麻痺してしまうタイミングがとうとうやってきた。それはちょうど、終わりが来ないどころか増える一方に見えるテロ攻撃に世界中の人々が麻痺してしまい、出来事は急速に古いニュースとなって忘れ去られていくのと同じだ。

私達はまるで「不思議の国のアリス」のように兎の穴に落ち込み、なんと今や、全てがあべこべにひっくり返った新しい現実に気付く。 そこでは王様や女王様が、犯してもいない犯罪(全てではないにせよ)をでっちあげて「あいつを吊せ!首をはねろ!」と執拗な怒鳴り声で命令を下し、警報が鳴り響く中、皆を走り回らせる。だがその後は何もなされず、新たな噂と告発が呪文と共に招喚され、それにつられて誰もがそれまで懸念していた物事を忘れ去る。さぁ新しい犯罪が犯されたぞ(嘘かもしれないが)。

        先週、米国とインドの株式指数は史上新高値に舞い上がった。ドイツのDAXとロンドンのFTSEには前週6月2日にそれがみられた。しかしオーストラリアのASXは4ヶ月ぶりの安値まで下落した。ナスダック総合は6月9日金曜の取引開始早々に6341の記録的高値をつけた後、後場の中盤に200ポイントもの驚くべき崩れ(ヤーデニが言うところのミニ・パニックかもしれない)をみせたが、その後引けまでにその半値を取り戻して終わった。6月2日(日本の日経もこの日に年初来高値が示現)と9日につけた高値の全ては、重要な木星トランシットの発効圏内で起きている。6月2日は太陽が木星に対して調和的なトラインを形成したし、6月9日には木星が順行に転じている。

木星は永遠の楽観主義者のようなところがあり、たとえ現実は楽観を許さない状況であってもお構いなしだ。だから先週、世界の株式市場が新高値に踊っても不思議ではない。結局のところ、前月のリポートで述べたとおり、私達は株式市場が6月2日〜9日に新高値をつけるかどうかに注目していたのであり、それはまさしく木星の株式市場に対する好意的な関わり方に依拠するものだった。ここで次のより大きな疑問は、"幸福な" 木星の時間帯が終わった今、いったい何が起きるかだ。6月16日に逆行に転じる海王星によって、多幸症、またはこの先もっと良い事が待ち受けているという幻想が続くのだろうか?

        一方、貴金属と原油にとって先週はあまり順調ではなかった。金はなかなか良いすべり出しで6月6日火曜には再び1300と、4月17日につけた金星順行時の高値へのダブルトップを試した。だが、6月9日金曜には1270以下で引けている。銀もまたスタートは調子良く、6月6日には17.74に達したが、これは4月17日につけた18.65にははるかに及ばず、週の終わりには17.20以下で取引されていた。以前から私達は、木星の影響下に入ることを金はあまり好まないと述べてきた。木星が好意を示すのは株式であって金属ではない。

また木星は海王星とともに原油を支配する。先週、原油は1バレルあたり45.20に下落して5月5日につけた安値43.76を再び試した。しかしながら、今や木星と海王星のトランシット(6月2日〜16日)の中盤に入っている。したがって、まもなく原油がこれらの安値から反転上昇する可能性はある。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

  “誤解を招かぬように言っておくが、こんなことは今までに起きたことがない。前FBI長官が公然と大統領を嘘つき呼ばわりし、仕返しをしたのだ。”

— Susan Page
  “Comey: Trump Lied About Me: President’s Lawyer Accuses
  Ex-FBI Director of Illegal Leaking”
  USA Today,  2017年6月9日付


        前回のフルバージョン版コラムにおいて私達は、トランシットの土星が射手座の重要セクターである21°〜26°に向かいつつあり、これからの数ヶ月にわたって米国の火星・海王星スクエアとTスクエアを形成すると述べた。そして海王星が絡むことを念頭に、今後100日の間に私達は「情報漏洩」という言葉を数多く読んだり聞いたりするだろうと示唆した。他には「魔女狩り」「背信行為」「虚言」「策略と忠誠への裏切り」といったところだろう。土星が海王星にハードアスペクトを形成する時は、たちの悪い中傷や、噂を巧みに利用して誰かの信用を貶めるような攻撃がしばしば行われる。

2016年の全選挙期間中、トランシットの土星と海王星は天上でスクエアを形成していた。そして、歴史をふり返ってみてもこれまでで最も尊敬に値しない、醜い(だが娯楽としては楽しめる)大統領選となった。候補者が何と呼ばれたかといえば「こじらせヒラリー」「嘘つきテッド」「腑抜けのジェブ」など — 全ては土星・海王星のイメージだった。そして今、土星は米国の海王星に対してスクエアを形成しつつあり、「漏らし屋コミー」の名とともに、まったくもってデジャヴの様相を呈している。こんな事態がどうやって『メイク・アメリカ・グレート・アゲイン』の実現に結びつくのか、理解することは困難だ。このような環境の下で、ドナルド・トランプが掲げてきた改革と経済復興という重要な意図が成就する日が来る — 十分な支持を得られる — などとは思えない。

「麻痺」— もちろんこれは*土星・海王星ハードアスペクトのもう一つの表れだ。何も達成されはしない。土星のエネルギーはいやでも成就に向かわざるをえない。だが、海王星は何処にも向かおうとはしない。海王星が共感の心をもって他者に手を差し伸べるという、より高度な使命に集中して使われない限り、ただゴシップにまみれ狭量になっていくだけだ。こうした道程がすみやかに是正されない限り、危険だ。

それは共に働く指導者間の信頼の欠如を要因として、政府の構造それ自体が崩れ始めることへの大いなる失望感の中に潜んでいる。土星・海王星は、関わる全ての者達が互いに誠実で透明性を保っていない限り(信頼への第一要因)、不信と関連する。そして隠された目的をもって物的証拠を扱い、「裏ルート」「情報漏洩」「操作された噂の流布」「魔女狩り」を通して物事を運ぶ誘惑を避けない限り、そしてこうした全ての病巣のスケープゴートを創ろうという欲望を内に抱く限り、不信は増大する。オバマはこの問題を抱えていた。今、トランプもまた直面している。


        さて私達投資家にとっての懸念は、こうした「毒」が金融市場に莫大な「政治リスク」を創り出すことだ。獅子座で起きる太陽・火星のコンジャンクションが7月26日に迫ると同時に、その発効時期に重複して3つの重要な株式市場サイクルが節目を迎える(これについては先週のウェビナーで詳細を述べた)。株式市場における10%かそれ以上のリバーサルの可能性は非常に高い。実際、私達が現在経験している政治的毒性をはらんだ世界(土星と海王星は文字通り「有毒物」を指す)とそれが市場にもたらす危険性を考慮すれば、10%の下落は少なく見積もりすぎかもしれない。

私達は今、この宇宙的力学の下見期間に入ろうとしている。何故なら、太陽が6月15日に土星とオポジションになり、海王星が6月16日に逆行に転じるからだ。火星はちょうど土星とのオポジションと海王星へのスクエアを5月11日〜29日に終えたばかりだが、その時にこの直近の社会・政治的中毒症状の全貌がはっきりと浮上してきた。そして私達は、今またもう一度 毒杯をあおるわけだが、この状況はまだまだ続くどころか、8月21日の日蝕(ドナルド・トランプの火星・アセンダント上で起きる)と、土星がまさにトランプ出生図の月の上で順行に転じるとともに米国始原図の海王星にスクエアを形成する、8月25日にピークを迎えそうな雲行きだ。


        ここで良いニュースを挙げておこう。7月に起きる獅子座の太陽・火星コンジャンクションは、私達が再び生きる情熱を見出すきっかけとなる可能性を持っている。それまでは、ガスマスク関連にでも投資する方がいいかもしれない。






訳文ここまで
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* ちなみにトランシットの土星は、メリマン氏使用の米国始原図では12室(見えない敵、陰謀)に在泊する海王星(とキュビワノ族カオスのコンジャンクト)に対し3室(メディア、 コミュニケーション、インターネット、教育)からスクエアを形成している。また始原図上で土星は4室(国民の気分、野党、与党内反対派、国民生活の状況全般や国土・領土)を支配し、海王星は6室(労働市場、軍事、警察、公的サービス、ヘルスケア)を支配している。

なお、社会政治的中毒症状は別の形で現在、日本の始原図にも顕れている。戦後始原図(主権回復図)では、天秤座のMCにネイタルの海王星が乗っている。 MC(10室)は国のリーダーシップ、政府を意味するが、その支配星である金星は4室IC近くに在泊、現在エリス(不和の浮上、自己主張、狭量)による長期のトランシットを迎えている。また、海王星は3室の支配星でもある。これは高い精神性と高度な教育水準を保持することで国全体がまとまっていくことを理想 とする形であり、指導層にも当然これが求められるが、MCを支配する金星がICに在ることから、国民を無視し暴走するような行為は極秘裏(海王星)に運んだとしても容易ではなく(特に天王星・冥王星スクエアが3室〜1室で形成された2012年前後から顕著な傾向として)最終的には大衆の状況がそのまま政治に反映されやすいとも考えられる。

一方、MCの海王星が示す理想を実現出来なければ、欺瞞やふわっと した理想主義の霧に包まれて国としての主体性を失う一方、隠された意図による内圧・外圧で動かされ、金融経済面でも利用されやすい国となる危険性をも常にはらむ(8室 冥王星とMCの海王星セクスタイル、Sノード在泊)。 また、3室の支配星である海王星が天上に在泊することは、メディアや報道、出版・教育部門もまたこうした特質とテーマを備えており、ともすると本来の機能を果たすよりも国の進路を誘導する役割を持つと錯覚(海王星)する潜在的危険性を持つと読めるかもしれな い。

そして、2008年あたりから山羊座の冥王星が1室(国と国民全体の状況、アイデンティティ)を運行し始め、現在ネイタルの海王星 (とMC10室)、金星(とIC4室)に対しTスクエアを形成している。これはある意味土星より根深く、足許からじわじわと浸食し崩壊していくような危機を意味する。こうした毒性の危険は、政府(MC)、報道・教育機関(3室)、国民全体の生活と気分、野党及び与党内反政権派(1室と4室)、そしてそれらを繋ぐコミュニケー ション手段全般を通じて浸食してくる可能性を持つ。なお、Tスクエアを形成し続けるトランシットの冥王星は、始原図において11室(議会)の支配星であること、トランシットの土星は始原図の12室(舞台裏の策謀、見えない敵、潜在的敵国)を運行中であることにも注目しておきたい。 また土星とカイロンは現在、安倍首相の太陽にTスクエアを形成し、強靱さへの試練と分裂の危機というテーマでプレッシャーを与えている。

※メリマン・コラムでこのところ再三注意喚起されている今夏の米国横断皆既日蝕(日本時間8月22日未明)は、この主権回復図の8室Sノードにオーブ1°半弱という近さで起き、同時にトランシットの木星がMCと海王星にコンジャンクト。トランシットの火星が8室冥王星にコンジャンクト。その他の要因を考えても、日本への影響もまたかなり大きいのではないかと考えられる。

(以上は翻訳者の限定的な知見に基づいた私的見解であり、メリマン氏の記事内容とリンクするものではありません。)

 


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June 08, 2017

●6/9の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

7月9日 「アスペクト」のパートに少しだけ説明を加筆しました。
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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで6月9日22:28前後、北海道周辺で22:34前後、関西方面は22:09頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で21:40前後に射手座18°53'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。

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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【月 射手座18°~19° + 太陽 双子座18°~19°】
  "Tiny children in sunbonnets" +
  "Two Chinese men talk Chinese"
『日よけ帽をかぶる小さな子供達』+
 『中国語で話している二人の中国人の男』

  "Pelicans moving their habitat" +
  "A large archaic volume"
『生息地を移すペリカン』+
  『古い大きな書物の一巻』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~6/23】
※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★まだ固まりきらないイメージや思考、方向性などを大切に護る必要
→★共通の考えや理想を分かち合うことでアイデンティティを確保する
→★新しい考え方や観点に触れ、自分が所属する場のイメージが一新される
→★合理的な思考では理解出来ない異質の何かに脅かされる or 刺激される
→★自分(達)だけの世界を護るためにまとう "訳のわからない" 雰囲気
→★嘘、噂、中傷、またはそれを否定する伝聞があふれて疑心暗鬼におちいる
→★多様なコミュニケーションの中で自分自身のことばを話し続ける勇気
→★新しい段階に移る前に不要なもの、余計なものを整理する必要
→★様々な考え方や観点の洪水の中で自分の立脚点を見失う危険
→★人生の中で何を優先して生きるかを再確認する必要
→★見てくれだけの陳腐さと時を超えて価値を保つものを見分ける
→★カルチャーショック的な出会いとそれを受け入れていく挑戦
→★古いものと新しいもの、廃れ行くものと護るべきもの、
                 二元の世界で揺れ動く心理
→★押し寄せる変化の中で「生きるということのシンプルさ」に目覚める
→★外界の喧噪を避け身の回りに見えないシェルターを創り上げる
→★自制心をもって目的を一つに絞り集中力を保って突破する
→★新しい環境、観点、思考と格闘しながら自分自身の「核」を育てる・・・→


エネルギーのポイント:新月『耳を澄まし自己の足許を掘る』
            
            満月『掘り出された "ありのまま" を整理していく』 

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        あっという間に今年ももう6月。そして射手座の満月がやってきます。で、今回もいろいろ気になるアスペクトがてんこもりです。世の中は相変わらず毎日様々なことが起きていて、四方八方から押し寄せる情報は、挙げていけばキリがないほど どれもみな互いに矛盾していて、世界中でフェイクニュースということばが飛び交ってる。。 もう誰も気にしなくなっていくのかもしれない。今年の世界はおそらく後半にいくほど変化の速度やエネルギーの苛烈さが増してきそうだし、それと共にわたし達のこころも それぞれに通るべき経験を経て、大きく、あるいはささやかに、変容していくのだと思います。
 

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        さて今回の満月は、射手座 ― 双子座軸。この軸が司るのは思考、ことばによるコミュニケーション、人生観、世界観、異なる環境や文化との接触...。そして、わたし達が生きる「二元世界」の在りようにスポットライトを当て、その振動や混沌ぶりをこころの状況に投影してくる領域でもあります。なのでおそらくこの新月期(5月26日~6月23日)、特にミュータブル・サインに主要惑星や感受点を持つひとの中には、ちょっと悩ましいこころを抱えるひと、物狂おしさや寄る辺のなさを感じて立ち止まってしまうひと、無力感さえ感じるひとも多いかもしれません。

けれどもし今 そんな状態にあるなら、もしかしたらとても大事な過渡期に差しかかっている可能性があります。だから、立ち止まるなら立ち止まっていい。きっと今は、いつの間にかこころの内部に溜まってしまった「余計な荷物」「不要な観念」「要らない物」を少しずつ整理する時間を持つとき。きっと近い将来、次の段階に踏み出すときが来る。「そのとき」に備えて。

ただ、そうは言っても今の射手座には、銀河中心のすぐ側に逆行の土星、イクシオン、フォルスが陣取って強烈な存在感を放射しています。またスクエア関係となる魚座には水を得た魚の海王星が在泊し、物事を曖昧な霧で包み隠しています。普段なら狙いを定めてまっすぐ飛んでいくはずの射手座の矢も、あちこちから強力なエネルギーの干渉を受けて迷走しがち。集中力を失って失速したり、気が散るままに精神をあちこち彷徨わせたりします。また一貫した精神状態や行動を保ちにくくなるときもあります。


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        でも。射手座第2ディーカンのこのあたりは、何かキッカケを得ればマジカルなパワーで一つのことに突っ込んでいく力も持つと言われる領域です。 今、何をしてる? 何をしようとしてた? それって、今の自分にとって本当に大切なこと? それとも、あえて何もしないでひとり夜空を眺めてみたりすることの方が大事だったりして? とかとか。。。 合理的に考えて「役立つ」とか「前進する」とか「効果的」とかじゃなく、無為の中にひっそりと存在してきた声なき声、ことばにならない何かに耳を傾ける… そんなひととき。よけいな感情の起伏に惑わされたりせずに。 そんな中で、意図せずに出逢う何か。そこにこそ、この射手座満月のエネルギーの最善の使い道が隠されているのかもしれません。


        この満月には遠い小さな惑星(といっても準惑星に迫る大きさのKBO)ヴァルダがコンジャンクトしています。ヴァルダという名称はJ.R.R.トールキンが創造した神話の女神から名付けられました。ヴァルダが発見されたのは比較的最近の2003年ということで、まだその象意が明確に確立しているわけではありません。けれどその神話によれば、ヴァルダという名の意味は「崇高で気高い存在」で、 ことばに出来ないほど美しく、また天の光、星々の創造者でもあったそうです。この "天の光" の下に生まれた賢いエルフ達は、女神ヴァルダを最も敬愛し、崇めていたといいます。彼らは彼女の偉大な力をよく知っていました。けれど面白いことに、彼らがヴァルダの力を求めて助けを乞うのは最後の最後、本当に存在を賭けたイチかバチかの危機が迫るときだけだったそうです。それが賢明な種族と呼ばれた誇り高いエルフ達の矜恃でもあり、崇敬のこころの顕れだったのかもしれません。


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  ヴァルダの発見チャートを見ると、確かに激しい思考の闘いや葛藤が示され、深いこころの傷にスルリと忍び寄る邪心の誘惑さえも見て取れます。けれどそんな経験の中から立ちのぼる強烈なヒーリング・エネルギーやブレークスルーの兆しも同時に示されています。どこからともなくやって来る、新たな道への兆し...。ヴァルダの発見チャートは、けっしてやわなチャートではありませんでした。もしかすると、自分はか弱くて何も出来ない犠牲者だから... と言って女神に助けを求めても、彼女はふり向かないかもしれません。ヴァルダが深い慈愛の眼差しを向けるのは、たとえ誰にも理解されなくても自分自身で決めた規律に従って生きる、そんな覚悟と魂を持った戦士達なのだと思います。

さぁ、この満月に寄り添うヴァルダは、わたし達にどんなエネルギーを降り注ぐんだろう? どんなに迷ったっていい。どれほど悶々としたって、かまわない。ただ、自分の "最善のこころ" を通して決めたことをひとつだけ、守り通してみる。。 ヴァルダはそんなとき、わたし達を支える内なるフォースとなってくれるのではないでしょうか。


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★6月満月のサビアン・シンボル★


        今回、月がベースとしてとっていくシンボルは射手座18°『日よけ帽をかぶる小さな子供達』。ここで言う日よけ帽(sunbonnet)とは、一昔前まで欧米の赤ちゃんやまだ小さな子供がよく被っていた、顔のまわりをぐるっとフリルで囲み顎の下でリボンを結ぶタイプの布製の帽子を指します。

ここは公園か何かかな? 真夏の厳しい日射しの下、沢山の子供達が集まって遊んでいます。お昼寝している子。おぼつかない足取りで何かを追うように歩き出す子。隣の子を叩く子、泣き出す子。「エ~ゥアアア!」と叫びながらニコニコする子。生まれてまもない子供達は、初めて経験する夏の太陽の棘を感じ、花の香りを運ぶ風に触れ、虫達や鳥の声に聞き入っています。そして、内側から湧いてくる何ともいえない気持ちを乗せて、口々に声をあげます。それは(たとえ突然の泣き声だったとしても)生まれて間もない柔らかな感性からほとばしる芽生えの歌なのかもしれません。

そんな彼らを厳しい日射しから守っているのは、花びらのように可愛らしいコットンレースの帽子ひとつ。その姿はまるで咲き始めたばかりの小さな花々のよう。そしてその話し声は... うーん、何を言ってるんだろう? 何を表現しているのかな? きっとその子のママにだけはわかるのかもしれない。けど、通りすがりのわたし達には彼らが何を伝えたいのかわかりません。ただその子の表情を覗き込んで「あ、嬉しいのね?うん、お花綺麗だね。良かったね~♪」なんて、ひたすら自分の経験知と想像に基づいてコミュニケーションをはかるだけです。


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        この子供達は、まだ「ことば」を習得していません。自分が感じていること、伝えたいことを表現する技術はまだまだ持っていません。周囲の大人達のように、自分が置かれている状態を上手に説明したり、感じ取った世界の様子をきちんと伝えたり、相手を納得させるような術は、これから時間をかけて、経験を通して学んでいくでしょう。けど今は、大切な頭を陽光に曝しすぎないよう保護する必要があります。真夏の直射日光を浴びすぎれば、場合によってはいのちに関わるのだから。。 今、彼らが被っている純白の日よけ帽は、まだ生まれたばかりの繊細な存在の子供達... 大切な何かを護る、ただ一つのデリケートな盾なのかもしれません。


        一方、月に光を与える太陽のシンボルは『中国語で話している二人の中国人の男』。これ、以前は『二人の中国人』と訳していたし、その方がスッキリするのだけど。やはりこの場合は「男性」という要素=「能動的な意志」が暗示されることも重要な要素かもしれず、多少しつこいけど『中国人の男』としてみました。さて、彼らはいったい何を話しているのでしょう?

このシンボルが降ろされたとき、チャネラーのエルシィ・ウィーラーは、その境遇から考えても中国語を解したとは思えません。サビアン・シンボルにはいくつか「中国人」というモティーフが出て来るものがあるけれど、1920年代の米国社会で中国人のイメージといえば「大量に渡ってきた移民」であり、既存の白人社会とは溶け合うことのない「別世界の人々」というのが一般市民の感覚だったようです。なのでシンボルの中でも、中国人のイメージは「召使い」や「洗濯屋」など、下層階級の人々や異文化の象徴として度々顕れてきます。


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      たとえば目の前で 異国のひと達が、意味ありげに自分の知らない言葉で喋りはじめたとき。ふと居心地わるく感じることってないでしょうか。「え... 何を話してるんだろう?」なん て。まして人種や階級差別が今のように明確な「悪」とはされず、当たり前に存在したと言われる1920年代当時、召使い同士が他人にわからない自分達だけのことばで話していたら、雇い主達はこころの隅にかすかな不安を感じたり、あからさまに腹を立てたかもしれません。 その大元にあるのは、どうしても理解することが出来ず、けっして溶け込むことの無い異文化への果てしない猜疑心でしょうか? それとも反抗されることへの恐怖でしょうか? もしかしたら、そのまた奥底に潜む、支配することへのことばにさえならないような 無意識の罪悪感が刺激されるのかもしれません。

        一方、中国人の男性二人にとってはどうでしょう。彼らは本当に何気ない、お天気や家族の話をしているのかもしれません。たまたま出会った同郷人同士が、懐かしいことばを話して気晴らししているだけかもしれません。あるいは、雇い主の不当な扱いに対する愚痴かもしれないし、いえ、本当に何か良からぬ相談をしているのかもし れません。もう、何だってあり得ます。けれど、少なくともここで話されている母国語は、慣れない異国で働き、日々緊張を強いられているだろうこのひと達にとって、より自然でリラッ クス出来るものなのだと思います。


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  他者に聞かれ、理解されては困るような内容を身内だけに通じることばで喋るなら... これは自分を守るための防衛手段です。聞かれて困る相手 = 全く信頼出来ない相手であり、場合によっては「敵」になり得ます。けれど、そんなワケのわからないヒソヒソ話をたまたま聞いてしまったら? その相手はますます強い疑いを抱き、あれこれと想像しては腹立たしい思いにかられるかもしれません。

では、どんなことでも太陽の下にさらけ出せばいいのでしょうか? 相手に通じることばを使い、考え方や習慣の違いを事細かに辛抱強く説明すればわかってもらえるでしょうか? 相互理解が生まれるでしょうか? そうかもしれません。けれど、中には聞く耳をもたない相手や、最初から偏見を抱き、その偏った信条を自分のアイデンティティにさえしているひともいます。そんな時はかえって相手を刺激し、痛くもない腹を探られる危険が増大しそうです。あるいはそんな小さな出来事が誰かに利用されて、いつのまにか根も葉もない噂が流れる可能性だってあります(特にこのところの星回りの下では、世界中にそんな光景が見られるのではないでしょうか)。 


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  それとも...? 聞き手にとって二人の中国人が話すことばは、ただの雑音にしか過ぎないのかもしれません。ここに居るのは人間ですらなく、何ら自分には関わりのない風景に過ぎない...。そこには日常的な無関心が存在するのみです。

そしてもうひとつ。自分がはるか異国の地に夢を抱いて渡ってきた当人だとしたらどうでしょう。頑張って働きながらも、なかなか思うようにはいかない孤独の日々に疲れ、ホームシックにかかるかもしれません。そんなとき、街角で懐かしい故郷のことばを聞いたとしたら? 自国に居れば声をかけあうことも無かっただろうひと。そんな異邦人同士の出逢いは、久しぶりに嬉しい時間となるかもしれません。「あぁ、苦しいのは自分だけじゃない。みんな頑張ってるんだな...」なんて。本当に何気ないことばの触れあいが、どんなに長くこみ入った会話よりもずっとこころを温めてくれることがあります。。

       このシンボルには、どんな状況にあっても自分自身の「核をなすもの」に正直でありたい、そんなひとときを持ちたいと願う人間の姿が描かれていると同時に、最初から互いに見えない線を引き、理解することを諦めてしまった人間同士の姿もまた暗示されているように思います。そして、そのことが互いの徹底的な信頼の欠如を露わにし、やがては不毛な争いへと導いていく可能性があること。その種子は、常にわたし達の中に内在していることを示していると思います。 


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  まるで真夏の直射日光のように肌を刺す「赤裸々な現実」。そんな外部のあらゆる混沌とプレッ シャーから身を護り、沈黙の盾を持つこと。あるいは、全ての護りを解いて他者と向き合うこと。または全くの無関心でいること。どんな場合にも、もしそこにデリケートな問題が絡んでいれば、ときにより相応の危険がつきまといます。集団としてのわたし達、個人としてのわたし達が…そんな壁を超えられる日はいつか来るでしょうか? もしかしたら、双方ともに 長い年月のどこかで深く傷付いているのかもしれません...。 

その積み重ねの重さを十分に見抜きながら、それでも自分を失うことなく、垣根を外してなおも語りかけるなんてこと、出来るのかな...? でも、それには誰もが、まず初めの一歩 ... 「今の自分自身」というカタチを創ってきた根源を見出し、その過程を癒やすことから始めなければならないかもしれません。日々のコミュニケーションの中で。ふとした孤独のひとときの中で。。



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       さて、月はメインとなるシンボル『生息地を移すペリカン』のエネルギーをとっていきます。 環境汚染か、人間達の侵入か、様々な理由から生息地を捨て、新たな繁殖地を探して旅に出る 『ペリカンの群』。このシンボルは戦火を逃れて住み慣れない環境へと脱出する大勢の難民のひと達を思い起こさせますね。。 温かく受け入れようという人々もいれば、 社会的混沌や異文化の侵入、テロリストの入国や自国内テロ組織の勢力増大を怖れて受け入れに反対する人々もいます。そのどちらもが、わたし達人間の自然な感情の裏表かもしれません。混沌とした情勢、混沌としたこころ。けれど、先が見えずに一番の混沌に置かれているのは、進むことも戻ることも出来ず、明日をも知れずに移動し続ける「漂流者」ではないでしょうか。 

これは今、現実に起きていること。そしていつもの暮らしを続けているわたし達にも、何らかのカタチを取って起きていることのように思います。それはもしかしたら、今までのままではいられなくなるのでは...という微かな予感かもしれないし、または今居るところを捨てて、何処かもっともっと自分が自分のままでフィット出来る「場」をみつけたいという願望かもしれません。いえ、ひょっとしたら…わたし達のこころの中で、何かが大きく方向転換しようとしているのかもしれません。 ペリカン達は、まだ新天地を見つけてはいないようです。旅は今、始まったばかり。。


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        でも、ペリカンの強みは沢山の食べ物を胃にいれたままでもバランスを崩さずに飛んでいけるところです。彼らの歩き方はペタコンペタコンと独特ですが、それは胃に全体の重心があって、歩くときは頭と両翼で前後左右に上手くバランスを取るからなのだそう。またペリカンは、くちばしの下に大きなのど袋を持っています。彼らはその袋を網のように使っていっぺんに魚を捕り、そのまま丸呑みにして胃に蓄えることが出来るそうです。そして真夏の暑い盛りには、のど袋を揺らすことで血液の温度を下げ、体全体をヒートアップから護ることも出来るのだとか。。 うーん、これなら多少の長旅でも自給自足しながら何とか凌いでいけそうですね。


        食糧はみんなの命を繋ぐために一番大切なもの。 その「一番大切なもの」を自分の重心となる胃にしっかり納め、必要に応じて栄養源を補充する力を持ち、真夏の太陽という厳しい現実から身を護る術を備えたペリカン達。彼らは余計な荷物など持ちません。まだ生まれたばかりの幼い精神…生きのびる術を知らないヒナ達。そのデリケートないのちを護りながら、彼らは次なる生息地を目指します。 

きっときっと、安息の地はみつかる。 大自然の目に見えない流れが導いてくれる。ペリカン達は自然そのものの顕れなのだから。そして、自然はその顕れのひとつひとつが自立した存在であり、同時にひとつに繋がって生きているのだから。生も死も、その一部分に過ぎないのだから。。 ならばわたし達も、根っこはきっと同じなんじゃないかな。ともすると目先のいろんな出来事に気を取られて忘れてしまうけれど。。  もしかして、もう一度、その根っこに帰ることが出来るかな...。 これを読んでくれてるみんなの中には、本当にそんな旅を始めつつあるひとがいるかもしれませんね。



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        では月に光を注ぐ太陽のシンボルはどうでしょう。『古い大きな書物の一巻』。これは...古代の歴史や叡智について書かれた大きな古書か、あるいは巻物でしょうか? 多分そこには、今では考えられないような太古の宇宙観や哲学、信条・習慣や掟が書かれているのかもしれません。

長い歴史の中で、人類は沢山の経験を積み重ねてきました。大昔の生活や考え方が、現代のわたし達とはどんなにかけ離れていたとしても、連綿と培われてきた経験の蓄積のもとにわ たし達が存在していることだけは確かです。 そこに書かれている太古のことばを読み解くことが出来なかったとしても、この体に流れる血の中に、細胞のひとつひとつに、今ここに居る「自分」を創っている深い要因として それは存在しているのだと思います。 太古、この宇宙が生まれたときから今、この瞬間のわたし達にいたるまで、生命の系譜にはいったいどれほどの歴史が織り込まれてきたでしょう。。。


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        もしかしたら、民族、人種、国家、地方、家族、そしてわたし達ひとりひとり... それぞれが、連綿と綴られた『古い大きな書物の一巻』を収める書庫だと言えるかもしれません。 人生の変遷の中で、わたし達がどこに行こうと、どんな環境にあろうと、意識しようとしまいと、それはわたし達をここに存在させ、支えています。わたし達ひとりひとりが、多様な文化、様々な歴史、異なる言語の流れの末裔として、古い智恵に今も新しい経験を積み重ねています。 

初めにことばありき......。 本当にその通りだなって思います。ことば...それは名付け、意味を与えること。あらゆる認知のみなもと。それによって、わたし達はその対象を自分の世界に存在させ、それと交わることが出来ます。そして、そのことがわたし達の思考を規定しているとも言えます。わたし達の自我はことばで出来てる。わたし達の経験が意味するもの、その全てはわたし達がそれを名付けることから起きてる。わたしという存在と、そこから拡がる宇宙に、意味を与えるのは他の誰でもない、わたし達自身。それがどんな意味であろうとも。



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  古い信条を捨てて全く新しいことばを話そうとするひと。古い習慣から栄養をもらって新しいことばを書き加えるひと。そして、古くからの智恵のことばをそのまま生きようとするひと...。ときにより、ひとにより、様々な生き方のるつぼの中で、わたし達は今の自分という存在を支えるひとつの「ことば」を見出そうとして います。

けれど、わたし達は大切なことを伝えようとすればするほど、ぴったりなことばを見つけられずに悩んでしまいます。ことばにならない、気持ち。矛盾した感情。どう思われるか?という不安。全方向的な想いの渦の中で、不安にかられ、立ちすくみます。もしかすると、わたし達が日常使う言語システムにはとても大切な何かが ... デリケートな密度が ... 欠けているのかもしれません。あるいは、古代には存在していたはずの「ことばの魂」、その根っこを忘れてしまっているのかもしれません。。

        このシンボルは、たとえ慣れない状況や余裕の無い中でも、今の自分を芯のところで支え続ける雄大な流れが常に存在していることを知り、そのみなもとに置いてきてしまった魂を見つけ出すこと。その深い智恵のことばを栄養としながらも、自己表現の新しい大地を目指して自分自身を名付けなおすこと、リライトしていくことを暗示しているのかもしれません。そして、太古の書物を内奥に預託された存在のひとりとして、あなたはそのページに何を書き加えていくのか?と問いかけているようにも思えます。


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  もしかしたら…ひと知れず自分を支えてきたことば — そしていつのまにか無意識の彼方へと追いやってしまったかもしれない古い魂 — と、ひょっこり再会するのかもしれません。もしかしたら...ずっと言わずに封印してしまったことばが... まだどこかにひっそりと生きているのかもしれません...。 旅立つペリカン達は、わたし達と同じような複雑なことばは持たない。けれど彼らは暗黙の理解の内に自分達の宇宙を生き、同時に宇宙が彼らという存在を生きています。わたし達は ことばを使って物事を、関係性を、とても複雑にしてしまったかもしれない。でも、ことばには まだ沢山の希望がある。わたし達が、わたし達自身の宇宙を生き、新たに名付け、その意味を生きていくなら。


        大きく、あるいはささやかに、それぞれの旅立ちに向かって羽ばたこうとするわたし達。...この週末は、本棚の整理をしてみる...なんていうのもいいのかもしれませんね。古代の書物は無くても、古い日記やメモ、昔夢中になって読んだ本がゴソッと出て来たりするかも? 長く住んだ家を去るとき、荷造りをしながら部屋の片隅から出てきた懐かしいもの達に見入ってしまうなんてことがあるけれど。それがモノであれ精神であれ、旅立ち前に風をあて、もう一度その魂を認め、鎮めてみる。それは素適なひとときになるかもしれません。万一 それが "黒歴史" だったとしても、ね (^_^;。



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★アスペクトちょっぴり★


        冒頭で月とヴァルダのコンジャンクションに触れたけど、今回の満月は他にもいくつか注意を喚起するアスペクトがあります。ここでは特に小惑星絡みをピックアップして、最後に少しだけ書いておきますね。

月のノード軸(N獅子座26°S水瓶座26°)に対しMCとICがグランドスクエア関係になり、MCに小惑星ルシファーが、ICにデメテールとカッサンドーラが乗る
(ルシファーもデメテールも光と闇、二面の極性を持つことに留意)

満月軸と冥王星がイリテーショントライアングル
月と冥王星が火星に対してクインデチレ形成
(内的エネルギーの滞りが外圧の刺激により衝動的な爆発を誘う可能性。イリテーショントライアングルはどちらかというと一過性のエネルギーを形成するが、クインデチレによるトライアングルは、より持続的で根深いエネルギーを表す)

魚座のカイロンと射手座のフォルスから獅子座のヴェスタにクァドリフォーム形成
(時を経た根深い想いが突然思わぬカタチをとって顕現する、またはブレークスルー)

DCに小惑星アグニがコンジャンクト
(アグニは「火による試練」を示す事例が多く霊的探求者にとっては重要な小惑星だが、一般的・社会的には「怒りによる混沌・混乱」や「欲望の火に油を注ぐ」現象として顕れるケースが多く観察される)


        最初のノード軸絡みのアスペクト。これは小惑星だけの絡みなので、本来はそれほど強いエネルギーではないけど、月のノード軸にスクエアを形成する場合はちょっと注意を要します(ひとによっては どうしても何かのかたちで直面しておかなければならない試練を意味するので)。 おおざっぱに言ってしまうなら、あらゆる邪悪でダークな物事、絶望や憤怒の衝動への誘惑..かな。または本当にドキッとするようなミステリアスな出逢いがあったり、どこからともなく語りかける予兆の声を聞いたりとか。ただし、それが果たして善いものかどうかはわかりません。でもそれが「悪魔の微笑み」かどうかは、よく落ち着いて感じ取ればきっと掴めるはず。

おそらく、成果や報いを求めて焦っているとき。自分が無価値な存在だという烙印(自ら名付ける行為)を受け入れてしまったとき。どう努力しても聞いてもらえない、存在を認めてもらえない、という失望感や絶望感を持つようなとき。または、今の自分が持っているものへの感謝(しみじみ嬉しい気持ち)を忘れてしまったとき。その隙を突いてダークなエネルギーはやってきます。その闇の姿を他者や外界に投影することも、自分自身を闇なんだと思い込むことも、言うなれば闇側の「思うツボ」かな。なので万一そんな闇の訪れを感じたら、お腹に力を入れて「わたしには要らない。去れ」とはっきり言い放ち、囚われないようにしましょう。それでもダークな想いがなかなか抜けないなら、このエネルギーを「創作」に向けて使ってみるのもひとつの手です (闇と関わりなく過ごせるひとであっても、この満月のエネルギーは創造的表現に使えます。集中力を使ってみて)。

上手下手も関係なく、誰かに見せたり何かを意図しての行為でもなく、"純粋な観察のまなざし" そのものとしての行為。そしてクリエィティビティの発露としての儀式。感じ取った「闇」の全てを胎内宇宙で燃えさかる火に変え、昇華し、ワイルドなアートとして表現していく。詩でも文章でも絵でも音楽でも、ダンスでも、何でも。ただひたすら表現されたがっている「何者か」を、まったく新しい創造物として生まれ変わらせることが出来たとき、それはひとつの突破口になり得ると思います。けど、あまり無理しないでね。緩急のリズムってとても大事だから..(^_~)-☆


        6月9日23時過ぎには木星が長かった逆行を終えて順行に入ります。その位置は天秤座13°台。面白いことに、これは3月4日に金星が逆行を開始した時の度数、牡羊座13°に対向する位置です。この度数軸のテーマも少しの間注目かな? 

えっと、それは...『目覚めのときに、君は眠っていたいか?』です。あらら...(^_^;




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have a great trek!!!★


hiyoka(^_^

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May 28, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント5/29【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年5月29日(フリー版より)

翻訳:hiyoka
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自 身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧でき ますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さ んでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近 いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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―【告知】―
5月29日月曜の米国市場はメモリアルデーの休場となるので注意されたい。

なお、来週末は金融市場に関する年央ウェビナーを開催するため、このコラムは休載とさせていただく。


≪ 先週をふり返って ≫

このパートは抄訳とさせていただきます。

        “私は米国の最も重要な同盟国の一つから派遣された大使にこう尋ねた。「米国が世界から "退場" することについて、ヨーロッパは今どう見ていますか?」彼はそれに答えて「あなたの国は今も偉大です」と言ったが、「我々はあなた方が神経衰弱に罹っているのではないかと考えています」と続けた。”

― Peggy Noonan
  ウォールストリートジャーナル 社説
  2017年5月20日〜21日付


        なるほど、米国は神経衰弱だ。そして株式市場は神経症だ。

        先週は前週半ばの急落に続いて世界のいくつかの株式指数で年初来高値や記録的高値がみられた週ではあったが、全てというわけではなかった。また先週5月25日(日本時間26日)は双子座の新月だったが、双子座が示す典型例として一部の指数は前週の急落から回復し、他の指数は力及ばずで異市場間弱気ダイバージェンスの示現が複数みられることとなった。

米国と世界に見られる政治の不確実性のただ中で、いくつかの株式指数が上昇し続け、あるいは年初来高値近辺に留まっていたことは注目に値することだ。しかしながら、世界の多くの中央銀行が非常に低い金利を保つことで緩和政策を維持し、労働市場と企業収益にはまずまずの上昇が続いていることを考慮すれば、結局、少なくとも今のところは、それほど注目すべきことではないかもしれない。

とはいえ、今や太陽は決然と風性の星座宮、双子座入りした(5月20日〜6月20日)。私達は、強い政治風が世界中の市場を吹き荒れ、安定性や確実性といった感覚が生じるのを阻止するだろうと予測している。また火星もそこに参加することから、全ての党派の政治家達から上がる怪気炎と多くの荒々しい言葉も予期することが出来る。したがって、これは合意を示唆するコンビネーションではない。誰もがそれぞれにエキスパートらしく見え、賢そうだ(双子座)。そして挑戦的で傲慢でさえあるかもしれない(火星)。だが、全員に、いや少なくとも大方の人々が状況を受け入れるに足るよう、正確な事実を集め、結び付けることが出来る者はほとんどいないだろう。


以下、各国株式市場(と通貨、貴金属、原油など)の先週の動きを簡単にふり返る記述が続きます。(先週も触れ、コラム後半にも出て来るチャートへのトランシットを鑑みて、トランプ氏が彼のスパイ網に潜り込んだ「イタチ」を追い出さない限り、「リーク」と国内外からの攻撃の熱は高まるだろうとの記述もありました。)



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        現在発効中である火星、土星そして海王星エネルギーによる、ドナルド・トランプと米国始原図への膨大な浸入について、これまでも私達は論じてきた。また私達は、現在 世界の株式市場にとって最大のリスクとなるのは政治領域だとも指摘してきた。これについての詳細は、来週末の「年央金融市場ウェビナー」のテーマとなる。

        そこで今、この時点で述べておきたいことは、既述の惑星に加えてトランシットの天王星と木星の影響が加わるということだ。天王星は牡羊座の王として君臨した座から去る時期に近付きつつある。それは2010年に始まり、行きつ戻りつしながら2018年〜2019年に牡牛座入りする。天王星は非常に破壊的に働く可能性を持つ。なぜなら天王星は、自制を強いたり予測の範疇に留めようとするどんな力も拒否するし、境界や壁など ヘとも思わないからだ。

天王星はワイルドで反抗的だ。金融市場においてこの惑星が活発化する時、価格は抵抗帯や支持帯を突き抜けやすい。したがって、市場アナリスト達の予測は多くの場合外れることになる。とりわけ彼らが通常行うように、直近の動きを顧みて小さな変化を予測するケースではなおさらだ。天王星が働く時、市場は突如として荒々しく反転する可能性を持ち、その変わり身の早さは ほとんどの投資家に資産防衛のための余裕など与えない。

        さて、2017年〜2018年に天王星から強力な影響を受けるだろう3つのチャートについて触れておこう。その1つは米国株式市場設立図(1792年5月17日)で、牡羊座26°に土星、そしてオポジションとなる天秤座22°〜27°に木星・海王星が在泊している。天王星は現在それらの度数を運行中で、その期間は2018年4月10日までだ。つまりこの時期に株式市場において突然ドラマチックな下落が起きる可能性は十分に考えられる。また、唐突で劇的な反騰もあり得るかもしれない。だが、私達は2桁レベルの下落とその後に続く反騰について話しているのであり、それはこのところ1年以上も目にすることのなかった状況だ。

  そして米国始原図もまたトランシットの天王星からの "ハード" アスペクトの影響下にある。これは皆さんが私と同じように1776年7月2日(議会が独立宣言を決議した時)のチャートを使っても、もっと一般的に使われる7月4日独立記念日(ジョージ・ワシントンに議会決議の報告がなされた日)を使っても同じことだ。どちらのチャートにおいても、トランシットの天王星は米国の水星・冥王星オポジションに対し今後10カ月間にわたりTスクエアを形成する。7月2日のチャートでは、月と冥王星が山羊座の25°〜27°に在泊している。

一方でこれはメディアに対する攻撃(「フェイク・ニュース」の申し立て)とその独立性の危機、そして人気の凋落を示唆している。また国民選挙の結果をすり替える目的で行われる非常に破壊的なサイバーアタックにも関連する(またこれは知的財産権やプライバシー侵害の問題にも関連している)。しかし、月が含まれることを考慮するなら、突然に破壊的な形で起きる、集合体の安全と情緒的安定性への脅威をも示唆している。これはヒステリーに留まらず魔女狩りさえも指し示しており、特にトランシットの土星が米国始原図の海王星にスクエアを形成していることもあいまって強調される問題だ。

        3番目のチャートはまたもドナルド・トランプの出生図で、蟹座23°〜25°に在泊する金星・土星のコンジャンクションとトランシットの天王星がスクエアだ。ネイタルの土星にスクエアを形成する天王星は(他の様々な事象の1つとして)、本人のキャラクターと行動原理が攻撃され、痛みを伴う決断を迫られる時期を意味する。つまり、立場を失うことを覚悟して自身の原理のために闘うか、地位を守るために圧力に譲歩し、自分の原理原則に反する何事かを受け入れ従うか、だ。このような場合は多くの人が、自分自身の原理を曲げることを選ぶよりも、それまでの道を追うこと自体をやめて人生における新たな目的を探す方を選択する。

これからの10カ月間、これら全てのフォースが同時にニューヨーク証券取引所、米国、そしてトランプ大統領のチャート上に集中して働いていく。7月26日に起きる太陽・火星のコンジャンクションが近付きつつあり、これが歴史的にみてダウ工業平均における10%かそれ以上のリバーサルと高い相関性を持つことを考えれば、何故これからの100日間が米国株式市場と、おそらくは他国の株式市場にとって特別に重要な期間となり得るかを理解出来るだろう。それは通貨と貴金属市場にとっても明白な影響を及ぼす可能性がある。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

May 25, 2017

○5/26の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  5月26日05:04前後、北海道周辺で 05:10前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は04:45前後、沖縄周辺では04:16前後に双子座 04°46’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 双子座4°~5°― 発効期:5/26~6/8 】
 "Holly and mistletoe"
『ヒイラギとヤドリギ』

 "A radical magazine"
『ラディカルな雑誌』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
→★古いもの、観点、生き方から新しい何かへ移行していく過渡期の混沌
→★すでに確立され何もしなくてもいいという流れに変化をもたらす挑戦
→★変化への促しに抵抗し依存症的な行為や中毒症状に逃げ道を求める
→★何かに支えられながらおずおずと最初の一歩を踏み出す
→★これまで絶対の力や真実だと思っていた物事が揺らぎ、ぼやけ始める
→★新しい挑戦に対する根の深い抵抗と狭量さを自己の内外に見る
→★結局は先に進む(進まねばならない)ことを知りつつ一時の欲望に走る
→★古い知識や観念に今までと異なる光を当てて新しい意味を見出す
→★革新的な考えだったものがもはや古くなっていることに気付く
→★俯瞰的に物事をとらえる視座と深い内的な想いを統合する必要
→★通俗的で誇張された言い回しや雄弁で空虚なスローガンに注意
→★混沌の中で自分の中に未だに眠るより深いルーツを探っていく
→★自分にも世の中にも起きる「またか!」の繰り返しを笑い飛ばしていく
→★レトロな感覚にインスピレーションを得る、または郷愁を感じる
→★疲労による目や首の故障、または足許をよく見ない傾向に注意
→★対等性の中の相違/平等の中に存在する階層/
     そして自由が背負う責任に気付いて受けとめていく必要
→★新しい概念が理解出来ないことへのフラストレーション
→★無意識に浸入する衝動との闘いを克服し自分の道を切り拓く・・・→

エネルギーのポイント:前回の新月『足下に開く岐路のゲート』
                    ↓
            今回の新月『耳を澄まし自己の足許を掘る』


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        若葉の5月ももうあと少し。お休みモードでのんびりしようと思っていたけど、なんだかあっという間にせわしなく終わってしまいそうです(^_^;。みんなはどうかな? 毎日を楽しめているといいな。

ただ、爽やかな季節ではあるのだけど...探求者タイプのひとや過敏な感性を持つひと達の中には、なんとなくスカッとしないよ... なんてひと、けっこういるかもしれません。もう、耳タコって言われるくらい毎度言ってる "本格的な変化" がわたし達の周囲にもじわじわと顕在化してきている中、星々からのエネルギーもまた一段ギアアップしているし。

なんだか近頃の世界はクラシックなSFでも観てるみたいだ...と誰かが言っていたけど(エリック・フランシスだったかな...)、確かに今、この地球上には一種の多次元宇宙が展開しつつあるのかもしれません。それぞれの集合体、それぞれのわたし達がまるで異なる時空に存在し始めているのに、誰も気付いてないような? 同じ空間で同じことばを話し、同じことを感じて通じ合っているはず。あるいは意見の食い違いで熱くやり合っているはず。。。 なのに互いに無限に遠い。何だろう?この不思議な違和感。



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        もしかしてこれに似たような微妙な感覚を抱くとすれば、それはミュータブルサイン(双子座、乙女座、射手座、魚座)に主要な惑星や感受点を持つひとかもしれません。ひとによってはカーディナルサイン(牡羊座、蟹座、天秤座、山羊座)もありかな..? なぜなら、今はこの二つの領域にかなり強烈な惑星フォーメーションが起きているから。「終わり」と「始まり」、または「移ろい続けることによって存在を維持するもの」と「一瞬一瞬が新しい始まりであるもの」とのせめぎ合いと等化作用。そんな挑戦。 以前、「これから先は中長期的にそれぞれの "本性" が明確に顕れてきて、それによる分岐が始まる」的なことを書いたけれど、本当に静かに、それは始まっているような気がします。

        さて今回の新月は、ダーク・ゴッデスの小惑星メデューサとぴたりコンジャンクト。位置は双子座第1ディーカンの真ん中あたり。このディーカンは自分自身のダークサイド、または「影」の部分を真っ向から直視し、明確に見ていくというテーマを持つとされています。アストロロジャー、マリナ・マカーリオはこれを「ブギーマン(悪鬼)との直面」と表現していました。この底流には、休むことなく流れ続ける「変化の潮流」が存在するのだけど、その力は絶えず何かを求めて走ろうとする全方向的な衝動を生み出します。そしてその衝動の流れに沿って突き進む途上で、立ちはだかる固い大岩にぶつかったとき。それこそが自分という人間存在の底にひそむダークサイドへの入り口かもしれません。

もしそこに、なにか得体の知れない存在の蠢きがあったなら...蓋をせずに直視出来るかな。。 臆せずに自分の足許を見つめ掘り下げられるかな。 善と悪の区別もなく、規範も基準も存在しない、ナマの生の様相を... 自分に備わったありったけの精神の力で追っていけるかな。。 たとえばこれは、今の社会に蔓延する "ゼロリスク" という名の脅迫的ウィルス ― T4バクテリオファージ(射手座のフォルス+土星)を予防するためにはどうしても通らなければならないゲートだと思うけれど。。。
(ちなみにフォルスが持つ制圧→伝播の働きは本物のウィルス感染にも関連すると言われる...)



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        このテーマの究極を探求するなら、多分そこに極限はありません。それはわたし達が常に立ち戻れるはずの「肉体」という物質的要素さえも突き抜けてその先まで続く、いわばブラックホールです。それってかなり大変なこと。けどおそらくこういうテーマが存在することをどこかで心がけていないと、その障害物=影は、多かれ少なかれ "外側の世界" に投影されるでしょう。「アイツが悪い!」「世の中が憎い!」「あぁもう、どんな手段をとっても構わない。欲しいもの、欲しい状況を手に入れてやる!」などなど、物欲、恋愛、承認や支配願望まで、その顕れは様々だと思います。

また、抵抗があまりに大きくてベクトルが逆に向くと、まるで急流の中で溺れていくような感覚に襲われるケースもあります。鬱々とした重さを感じて無気力になったり、ジリジリするような焦燥感を感じる場合もあるでしょう。また、それが昂じて無謀な恋愛や散財、飲酒など、何か逃避的な行動に走りたい衝動が生まれるかもしれません。

特に今は射手座終盤度数(28°台)のフォルスが魚座のカイロンとスクエアで、月のノード軸を調停するような形。また、射手座を逆行中の土星は何でもアリのイクシオンとコンジャンクトしています(牡羊座の天王星とのトラインはまだ維持されていて、新月図では天王星の野放図さが無意識領域で強調されそう)。そして29日には火星が土星・イクシオンとオポジション。ミュータブルサインの25°近辺に主要惑星や感受点を持つひとは、このあたりも要注意かな。その後6月2日前後は火星とフォルスのオポジションです。


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        フォルスは土星が支配する精神・物質の確固とした安定基盤の領域から出発し、天王星が持つ過去全てを根こそぎ破壊し突破したいという欲望を通り抜け、そして海王星のあらゆる終末的混沌へとダイブしていくケンタウルス族です。それぞれに異なる三つの領域を隔てる壁。それを突き抜けるような促しのエネルギーがわたし達の無意識領域で活発化しているとしたら...。

フォルスは卑近な顕れ方をするならアルコールや薬物で憂さを晴らすような行為〜依存症や突然何かが壊れるような経験、そしてもしかしたら強烈な出逢い(人間とは限らない)による混乱と人生変化とも関連します。けれどその本質はやはりケンタウルス族らしく、何かを失うこと、突然の混乱状態に放り込まれること、そして無我夢中でそこを通り抜けることでまったく新しい視座を獲得していくよう働きかけるんですね。そして深い洞察力を与えてくれます。

        っと、話が横道に逸れてる(^_^;。 さて安定志向の牡牛座領域を抜けて、躍動する精神と好奇心の双子座に入ったばかりのこのあたり。多分、ここで働く精神の質は、良く言えばまだ若々しく瑞々しいし、悪く言うならむき出しの荒削りなエネルギーを持っています。その力をどんなベクトルで使っていくのか? 自分の中に棲む暗黒、怒り哀しみ、飢餓感など、ダークな悪鬼達を見切り、突き抜ける道をみつけ切り拓いていけるか? 探求者にとっても、社会生活を送るにあたっても、そんな命題がこの期間の「鍵」になるかもしれません。


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  そして今回のサビアン・シンボルもまた、先へ先へと駆り立てていくようなテーマを持っています。この度数は確か2013年に起きた月蝕で太陽が位置していたところ。『ヒイラギとヤドリギ』は古いものから新しいものへの移行期をいかに通り抜けていくか?という知恵のテーマを象徴するし、『ラディカルな雑誌』は、この領域の持つダークサイドがはらむ様々な危険性と共に、それでも前に進もうとする革新的な精神の原動力を象徴しています。

なので夢中でダッシュしてたつもりが気付いたら暗いトンネルの中で何も見えなかった...なんてひともいそう。けど、それならそこは通るべくして通る道です。ひとそれぞれ、ありとあらゆる混沌の中。そこには覆い被さる影と共に、無数の輝きが隠れています。意外にも、思わぬ方向に。つまり、灯台もと暗し。とりあえず、足許を掘り下げてみる。おそらく今、力の源はそこにしかない。



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        ところで、3月末の新月の記事で今年の春分図に触れましたよね。そして、今年の春分図は日本にとって大きな曲がり角を示していると思う...なんて書いたけれど。あの時は長くなりすぎて書き切れなかった冥王星とキラルスのオポジションについて少し触れておこうと思います。

このオポジションは、『いたいけな子供達や若者、または無辜の人々が突然犠牲となるような出来事』に関連しています。そして4月からずっとニアミス状態が続いてきました。3月末~4月の満月までのたった2週間をふり返っただけでも、8人の高校生の命を奪った那須茶臼岳の雪崩、行方不明だったベトナム人少女の遺体発見、大分の認定こども園への襲撃など、子供達や若者が犠牲となる出来事が目に付いたように思います。そういえば、格安旅行代理店テルミクラブの倒産にともなって被害を受けた旅行者や就職予定の若者達に関するニュースもありましたね。。

一方当時の世界では、コロンビアのプトマヨを襲った土石流、ロシアの地下鉄で起きた爆発テロ、スウェーデンのトラック突入テロ、そしてシリアの化学兵器による子供達や人々の殺害は米国のシリア軍攻撃へと繋がりました。日本の周辺海域では3月末~4月にかけて竹島周辺で韓国海軍が訓練を続け、尖閣諸島沖の領海には中国の軍船が侵入。そして北朝鮮は再び中距離弾道ミサイルを日本海に向けて発射。世界が揺れ動く今、まとまらない国連安全保障理事会の存在意義はますます希薄になっているように見えます。また直近でも北朝鮮のミサイル発射実験が続き、4月のパリ銃撃テロ事件があったと思ったら今月22日にはマンチェスターで爆破テロが起き、コンサートに来ていた若者や子供など22人が犠牲となりました。そして、24日にはジャカルタで自爆テロが起きたというニュース。。


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  今回の新月図でいよいよオーブ10分となった冥王星とキラルスのオポジションですが、その正確な形成は5月29日。その後、夏まで有効オーブを保ちます。そして再び、来年3月1日と5月22日に正確なオポジションを形成。その後は最後とな る2020年まで、毎年2回のオポジション形成が続きます(しつこいですね..^_^;)。 このアスペクト、実は2008年(!)から始まっていて、双子座/射手座26°台~蟹座/山羊座 24°台までの軸をカバーしていく一大イベントなんですね。なのでこれもまた天王星・冥王星ペア、土星・天王星ペア、土星・海王星ペアなどと共に、壮大なカーディナル・クライマックスの原理を様々な形で体現する出来事を誘発する、ひとつの 原動力として働いているのだと思います。

        ちなみに前回この2惑星のオポジションが起きたのは1721年〜23年。当時日本では「心中物」の芝居が大流行していて、現実でも幸せな来世を誓って心中を図る男女が激増したといいます。このため、江戸幕府は1723年から情死を扱う筋書きの本や芝居を禁止し、心中の生き残りも厳罰に処すなどして沈静を計ったのだとか。若く美しかったケンタウルス族の若者キラルスとその恋人ヒュロノメの悲しい神話を思い起こすと、これはとても納得のいく歴史世相に思えます。

また、今回のサイクルの始まりとなったコンジャンクションは1864年4月に起きています。当時、米国は南北戦争の真っ只中。日本では尊皇攘夷と開国を巡る争いが激化しその後の大政奉還へと繋がっていく、いわゆる幕末の動乱期と同期しています。これもまた多くの血が流された時代の一つですね。 

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        オポジションは、コンジャ ンクションで始まったサイクルのテーマが結実をみるときとされています。1864年当時、冥王星とキラルスがたった1回だけ黄道上で出会いコンジャンクションとなった位置は、牡牛座 11°台。サビアン・シンボルをみると『「人間が生きるという営み」にまつわる善・悪あらゆる可能性への理解、そしてその理解を阻み続ける不可視の障壁を探り当てる』という大きなテーマが浮かび上がるのです が...。このテーマが示唆する不可視の障壁とはいったい何なのでしょう? 時代の大きな流れの中で、じわじわと同化を促す社会的な階層の内にあって、わたし達の内に見え隠れするガラスの壁。それは集合意識の中で、わたし達個人の精神の内部で、様々な層にわたり多様な表現をまといながら、繰り返し立ち現れているようにも思えます。。

そして今回の新月ではこの冥王星・キラルスのオポジションに新たな参入者達が。。 冥王星にはジュノーが、キラルスにはエロスとアグニが寄り添い、彼らにTスクエアを形成する金星とパラス。うーん、これは複雑。いろんな影響が考えられるけど、やはり牡羊座19°台の金星とパラスが一番声高に物を言いそうかな。『理屈はいいから、とにかく困ってるひとがいるなら手を差し伸べなきゃ!』『最低限、ここを持ちこたえれば何とかなるなら、まずそれが先でしょ』『とにかく、公正に分け隔てなく向き合おうよ』って。みんなが素直な気持ちでそう出来ればいいな。。

けど、冥王星とジュノーには「大人の事情」がいろいろあるみたい。『あぁ、それは良い考えだねぇ』などと言いながら心地良い音楽を奏で、同時に目に見えないところで色々画策している気配も見て取れます。それに対する蟹座のキラルス、エロス、そしてアグニ。彼らは冥王星のプレッシャーを受けて溜まったフラストレーションのはけ口を求めているのかもしれません。負わされた責任や重荷をバーンと投げ捨て、いっそ生々しいエネルギーに身を投じたい...なんて。



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  仕事、家庭、恋愛その他、様々な人間関係を政治的な意図をもって見ていくなら、そして割り切って背伸びさえすれば、きっと社会的にも物質的にも立場が上がって助かるかもしれない。けれど「生命の火」アグニがそこに在るとき、「爆発するまで生きてみたい!」という欲動は抗いがたいものになりそうです。エロスもまた生(と性)の歓びを意味する小惑星です。若いキラルスは、無意識から湧き起こるそんな刺激に対して踏んばれるかな? そして金星とパラスは、双方のにらみ合いに「第三の道」を示すことが出来るかな? 独りよがりの善行ではきっと通じない。罪悪感や義憤にかられて働きかけても物事は悪化する。もっと自然体で、もっと体の底の底から湧き起こる軽やかな動きを通して、何が出来るだろう...? それぞれが本来の自分に少しでも気付けるような、そんな風を起こせるだろうか...? いや、ことばで言うのは簡単だけど、これってかなりの難題ですよね(^_^;(人間関係に例えたけれど、こうした分裂は自分のこころの内部に起きる葛藤としても顕れます)。 

けど、まだプロセスは始まったところ。これから金星は月末にエリスとコンジャンクトし、6月3日には天王星とコンジャンクトします。この期間は金星を中心に月のノード軸や火星、カイロンなどを含む、数多くのアスペクトが形成される時間帯です。触って、味わって、ぶつかって確かめる牡羊座。その後半を旅していく金星が、喜んでスキップしたり凹んで涙を浮かべたりする...そんなエネルギーを使いながら、ゆっくり足許を探っていきましょう。

最後に、今回は(も、というべきか?^_^;)キーワードはちょっと厳しめのフレーズが並んでいるけど。 実はけっこうユーモアが「鍵」だったりします。 日々いろんなことはある。けど、人間って可笑しい存在でもあります。限られたいのちの中で、右往左往しながら舞い上がったり落ち込んだり。温かかったり冷たくなったり。でも、そんな繰り返しをお腹の底から笑い飛ばしていくうちに... 何かまったく新しい宇宙が見えてくることだって...ある...か...も...しれま...せ......ん......あはは。ね!



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★5月新月のサビアン・シンボル★


        このシンボルは上にも書いたように、4年前の月蝕で強調された度数です。あの頃、何をしてたかな...うーん、何を考えていたろう。。 もうずいぶん昔のように感じてしまいます。以前からこのブログを読んでくれているひとも、きっと忘れてしまったかも?

というわけで、当時のシンボル解説を少し変えつつ再掲しておきますね。あのときは月蝕だったので、この新月は当時の太陽の位置で起こります。けれどサビアン・シンボルのイメージは、常に対向する度数と補完しあったり対峙しあったりしながら立ち上がってきます。なので、向かい合う両方の度数を見ていくと、シンボルに含まれる構造がとてもわかりやすくなります。前に読んでくれたひとは、当時の感じを思い出してみてね。では、いってみましょう。



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        まずは『ヒイラギとヤドリギ』。この二つの植物は、樫の木によって結ばれています。ケルト文化では、聖なる樫の木と共にこのヒイラギを「大いなる守護のエネルギーを持つ植物」として用いていました。冬、それはケルト部族にとって神聖な存在だった「賢者の樫の木」が葉を落として裸になるときです。けれどヒイラギはそんな冷たい季節にも青々とした葉を保ち、真っ赤な実をつけます。 このため、ヒイラギは寒々と暗い世界に美をもたらすものだと考えられました。一方、ヤドリギもまた神聖な植物とされていました。特に樫の木に宿ったヤドリギは、宿主の聖なる魂が顕れたものとして扱われました。ここで樫の木は冬至 — 日照時間が一年で最も短く、そこから太陽が成長し始める日 — つまり「太陽の新年」を象徴する木であり、ヒイラギ・ヤドリギ・樫の木の三つ組みは、古い年から新しい年へ、そして古い王から新しい王へと「力」が移行していくさまを象徴 するものとして顕れています。

  では対向するシンボルはといえば...『歩行を学ぶ小さな子供』 です。 この子はつかまり立ちを覚え、そしてまだおぼつかない足取りで歩きだそうとしているようです。好奇心に目をキラキラさせながら...。その危なっかしい姿をみると、周りの大人は思わず手助けをせずにはいられません。



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  B・ボヴィは、2本の足で立ち、歩き始めることを『人類にとって進化への決定的なフェイズ』であり、進化・発展の各エポックごとに、その時点での「革命」が存在すると指摘しています。

2本足で立っている状態はバランスがとれた状態です。けれどそこから歩き始めるには、まず最初に一瞬、そのバランスを崩す必要があります。わたし達のこころ/精 神も、ひとつの段階から次の段階へと成長するとき、一時的にバランスを崩し、葛藤や迷いの中で極端な考えに傾くことが少なくありません。それは古いもの・ 古い状態から、全く新しいもの・新しい状態に移行する際に多かれ少なかれ、必ずくぐり抜けなければならない門だとも言えるでしょう。

       よちよちと歩き始めた子供は、バランスを崩して今にも転んでしまいそうです。葛藤はわたし達を苦しめます。革命の萌芽は社会全体を揺るがせます。それで も、前に進むためにはどうしても一歩一歩、その危機を乗り越えていかねばなりません。太陽から注がれる、成熟した樫の木のエネルギー。成熟した大人は、月 に示される子供を助け教えながら、やがては力を委譲して退くときが来るのを知っています。けれども子供は何処に行くかわからず、その動きはまだまだアテに なりません。大人のやり方で導こうとしても、きっと手を振り払って転び、ついでに大事な置物まで落として割ってしまうかも? 大人はハラハラし、ときには イライラして叱りたくなるけれど、先回りして支えようとしても子供はイヤイヤをします。歩行練習は果たして安全に進むでしょうか? 



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  古く 物慣れた感性と、新たに芽生えた可能性。わたし達のこころの中にもその二つは存在します。 その二重性の狭間で、わたし達は危機を経験し、それに立ち向か い、やがては交互にバランスをとることを覚え、新しい目標に向かって歩き始めます。社会もまたそんなわたし達をなぞるように、危機を迎え、紛糾し、破壊や 反抗、反動と抑圧を体験しながら次の時代へと移り変わっていきます。わたし達が今という移行期をすこやかに乗り越えていくには、自分の足許をしっかりみつめ、その上で新たな感性で周囲を見渡すこと。そして謙虚に、大胆に学んでいくこと。それが必須の挑戦となるのかもしれません。

        さて、新月が放射するメインのエネルギーは『ラディカルな雑誌』です。ラディカルとは急進的、または過激な思想を意味します。保守とか革新とかいうけれど、そのどちらにもラディカルな思想は存在します。「全てを壊し新しくせ よ!」または「堕落した現在を否定し、古き善き時代に還れ!」 …それぞれの思想の根本原理に根ざし、それを極端に純化しフォーカスしていった結果、 常識ではとてもついていけないような主義主張が叫ばれるようになります。この雑誌は月刊誌?それとも季刊でしょうか? いずれにしても特定のサイクルごとに、過激な文面やグラフィックに彩られた誌面が売り出されます。読者達は何を求めてその雑誌を読むのでしょう?



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  ラディカルな雑誌はそれがどんなジャンルであろうと、現体制を舌鋒鋭く批判します。そして支配的立場にある者達を追い落とし、自分達の原理に基づいた思想・運動こそが絶対だと叫びます。その声高な論調は、きっと共感を抱いて読むひとには一種の昂揚感を与えるでしょう。でも...その声は、本当に広い視野で「今」をとらえ、大地に根を張りながら未来を見据えて叫ぶ、魂の声でしょうか? それとも、大して深い考えもなくただ巷の欲求不満を拾い、そのはけ口として借り物の思想や言葉を連 ね、ある事ない事取り混ぜて大言壮語しているだけなのでしょうか? 長い時を経て培われた智恵と謙虚さに裏付けられた、未来へのビジョンはあるでしょうか? それとも、ただ自分達の思い通りにひとびとを操り、力をふるいたいという欲望のはけ口でしかないのでしょうか? いえそれとも... もしかして、単にロックンロール♪してるのかな?


        これに対して対向する射手座5°のシンボルは『木の上のフクロウ』 です。フクロウは智恵の女神、アテーナーの象徴なのだそう。目も眩むような高い樹木の上で、彼はあたりを睥睨しています。フクロウはとても敏捷で、その目は夜の闇をものともしません。その高みに羽を休めてくつろぎながら、ぐるっと首を回して大地の形状を知り、獲物の気配を感じ取ります。 彼が 止まっている一本の枝は太い幹に連なり、その幹は大地に深く根をはっています。女神アテーナーにも擬せられるフクロウ。その真の智恵とは、長い時の流れに培われたもの。年月のもたらす多様な経験を、広大な視野を通してゆるぎなくまとめあげたものなのかもしれません。さぁその智恵をもって狙う獲物は、いったい何なのでしょう? 


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  木の上のフクロウは、状況を変えたい!自分を変えたい!誰かを変えたい!と願う叫びに反応してターゲットを絞り、高い枝から滑空し、鋭いかぎ爪で獲物をとらえるかもしれません。でも、もしその叫びが自己欺瞞や誤魔化しだったら? フクロウはその智恵の適切な使いどころを失い、虚しく宙を掻き風を起こしてホーッ ホーと鳴くかもしれません。英語でフクロウの鳴き声を意味する "hoot" には別の意味があって、それは「不満を表す叫び声」そして「嘲りを秘めたヤジ」なのだそうです。うーん、最近はそういう声を聞くことのほうが多いような。。(^_^;

ともすると狭量になりがちな社会の中にあって、表向きはインサイダーとして生きながら、こころの中は深い森にひそむアウトサイダーと化しているひと、今は多いかもしれません。夜行性のフクロウみたいに。けど、闇の中でも獲物の動きを見極める鋭敏な目を、 ラディカルな喧噪の内に本物の声を聞き分ける鋭い耳を、わたし達は持っているでしょうか? 


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        古い時代から新しい状況へ。古い精神から新しい息吹へ。さぁ、出発!な〜んて、ことばにするのはとても簡単です。でも時代の変わり目、人生の変わり目 の実相は、様々な闇をくぐり抜けていかねばならない、困難な道。 それでも、わたし達を取り巻く社会、世界、そして気象や大地の様相までも確実に、おそらく根底から変化しようとしているのを、多くのひとが感じ始めています。そして何よりわたし達自身の内なる宇宙が変わろうとしている...。 その流れ、その道筋を創ってきたのは、創りつつあるのは、他ならぬ無数の 「わたし」のこころと言葉と行為です。だからこそ。きっと今は、自分自身の胎内宇宙をより深く掘り下げ、視座を移行させていくとき。たとえ転んでも、擦りむいても。そして...わたし達の計り知れない宙の中心に棲む、内なる古い王が......新しい王の力を見出すとき。。



crab_nebula



        お休みモードとか言いながら、結局ずいぶん長くなってしまいました。でもまぁいいかなw。「お休みモード」って、長い間に自分で創り上げてしまった鋳型を外し、少し自由になるためのマジックワードだったのかもしれません。

ならきっと、ずっとお休みモードでいいんだな。書くことも。まなぶことも。誰かに何かを伝えることも。そしてたぶん、生きることでさえも!




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^

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May 21, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント5/22【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年5月15日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪ 先週をふり返って ≫


今回はこちらのコーナーは概略とさせていただきます。

まず、先週の記事にあった以下の記述が念を押すように再掲されていました。

『要するに、今現在 米国株式市場にとって(したがって世界の株式市場にとっても)最大のリスクとなるのは政治リスクということだ。そして、このコラムの冒頭で説明したよう に、私達は今後100日間の内にそのリスクが現実か杞憂かを知ることになると思う。今月はトランプ大統領のネイタルチャートに火星の重要なトランシットが 来るし、8月21日には火星を伴う日蝕が彼のアセンダントで起きる。このオーブは±1カ月だ。』

『実際これは、今後2週間の内にホワイトハウスがもっと攻撃的で思い切った行動を取る前哨戦かもしれない。トランシットの火星(攻撃、自己主張、新しい物事 の開始、論争、好戦的)がトランプ氏のネイタルの太陽・天王星コンジャンクションに近づき、同時に彼の月蝕の月とのオポジションにもなるからだ。 神よ、 今後2週間(5月14日〜27日)彼の道を横切らんとする者達にどうかお慈悲を。』


  その他の内容としては、米国をはじめ各国の株式市場、貴金属、原油、国債、そして通貨市場の動きをふり返り、前回のコラムで触れたトランプ大統領のネイタルへのトランシットと共に高まっている疑惑糾弾などワシントンに起きている騒動、また設立図の水星・土星オポジションへの海王星によるTスクエアが効いて大人しくなっているFRBなどについて触れています。

・ウォールストリートジャーナルの記事は最近FBI長官を解任されたジェームズ・コミーが『…トランプ氏は前国家安全保障担当補佐官マイケル・フリンに対する捜査から手を引くよう私に要請した』との覚書を書いていたという話が最近浮上したと伝えているが、この話が全世界に伝播されたことで今年最も激しい下落のひとつが起きている。

・ダウ平均が史上新高値をつけない限り、米株市場に異市場間弱気ダイバージェンスが示現することになるが、プライマリー・サイクルの早期にあってこれがそれほど問題になるのか?という疑問。
まだ気にするほどではないかもしれないが、ヨーロッパやアジア・環太平洋地域でも似たようなシグナルが出ていることには留意というニュアンス。

・トランプ氏にまつわるスキャンダルが功を奏したのが貴金属市場、原油市場、国債、通貨。

・FRBは設立図の水星・土星オポジションへの海王星によるTスクエアが効いて最近存在感が薄く、果たして本当にあと2回の利上げをやる気があるのかどうか怪しい雰囲気が立ちこめている(海王星の絡むこうしたハードアスペクトでは、「言葉の信頼性」がゆらぐ、または「世間から見えないところでひそかに行動する」などの状況が顕れやすい)。 海王星は「隠された動機」を意味するところから、これは明らかに岩陰に身を潜めてトランプ・スキャンダルの盛り上がりを(満足しながら)注視していることが窺われる。

・ユーロ通貨は米国大統領選および1月のドル高値予測以来の最高値まで上り詰めた。これも例の大統領選16年サイクルと共和党大統領の法則に従った動き。


  そして初の海外ミッションに出る大統領を追うメディア・リポーター達は、国外でまた大いに羽目を外し騒ぐ機会を得るに違いないとも。 また火星のトランシットを受けて新しい人々に出会うトランプ氏は、多くの新しい刺激とアイデアを得て何か非常に独創的な発想が生まれるかもしれない・・・もしかしたらもう米国には戻らないと決めたりして・・・などと結んでいます。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        皆さんは今後も「魔女狩り」「リーク」という言葉に接するだろうし、また問題となる文書との関わりを隠したい「正体不明の情報源」について、数多くの話を読んだり聞いたりすることだろう。また、ドナルド・トランプが彼を弾劾しようというバイアスのかかったメディアや政治勢力によってどれほど「犠牲者」になっているかという話も耳にするだろう。 

「」で括った全ての言葉が海王星と関連している。全ては土星・海王星のウェイニングスクエアの下で私達が記述してきた文言だ。 このアスペクトは2015年11月〜2016年9月に発効したが、その後9カ月間、効力のオーブを保つ可能性を保持している(2017年6月末まで)。 要するに、2016年の選挙シーズンに自分達の敵の評判を地に落とす目的で創り上げられ、蔓延していったネガティブなトーン は いまだに終わっていないということだ。

        海王星のダークサイド(噂、指示ミスまたは意図的誤誘導、信頼に足る証拠を著しく欠いたスキャンダル)が巷に重く垂れ込める時、トランシットの火星が大統領の出生図上で双子座に在泊する太陽・天王星コンジャンクション(カオス)とコンジャンクトして彼の月とはオポジションになり、同時に米国始原図の火星をヒットし海王星とはスクエアを形成する(5月15日〜27日)という事実を総合すれば、今後も彼自身と彼に敵対する側の双方に、これまで以上に混沌として予測不可能なふるまいが観測される期間となることは必須だ。

大統領が「魔女狩り」と呼ぶ、確かなソースを欠いた申し立ても、またそれに伴うヒステリー症状も止みそうにない。それどころかもっとエスカレートするかもしれない。 もしそうなら、先週のミニ版パニック相場は非常に近い将来、もっと長期ベースで起こり得る事態の単なる予告編となるだろう。近付きつつある7月26日には太陽・火星コンジャンクションが起き、8月21日はトランプ氏のネイタルの火星とアセンダントで日蝕が起きるのだから。

        ファンナンシャル・アストロロジー(と一般のアストロロジー)の研究において、100%ネガティブな宇宙シグナルとなるアスペクトやコンビネーションは無い。どんな原動力も、その内部には解決への道とポジティブな結末への潜在的可能性を秘めている。それはそのエネルギーを受ける個人の惑星力学への理解、そして緊張を和らげるかエスカレートさせるか、また関係する全てにとって利益となる共通のゴールへと進む意志を持てるどうかにかかっている。

海王星を最善の形で使うには、ヒステリー状態を乗り超える必要がある。それにはまず内なる平和の場を見出すことが先決で、これによってイマジネーションと洞察力の働きを良くし、自分が進もうとする道に立ちはだかる障害の解決策を明らかにしていくことだ。

しかし、火星と海王星の両方が同時にシグナルに含まれる時は、元来備わった互いの特質が衝突を起こす。 火星は即座の行動を欲するが、海王星は問題が自らほぐれ始め、解決策がおのずと露わになるような状況を、時間の制限無しで忍耐強く待つことを望む。 この火星・海王星のようなコンビネーションの下で衝動的に動けば、通常は失敗に終わって大きな誤解や恥、困惑まで招く結果へと導かれる。

もし十分に忍耐強く、正しいタイミング、あるいは正しい解答を待てるなら、道はひらけるだろう。 それは他者側が問題を解決するような決断をするか、あるいは少なくとも「当事者がやらねばならないことは何か」そして「知るべきことを知った上で出来ることがあればそれは何か」を明確に提示するという形で起きるかもしれない。


        これからの4カ月は興味深いものとなりそうだ。その間、金融市場(とりわけ株式市場)は米国大統領ドナルド・トランプの人生に展開していく物事を反映するように動くだろうと私は考えている。

したがって、金融市場におけるリスクは引き続き政治的なものとなる。経済それ自体は、2017年の大半において木星と土星がセクスタイルを形成することを見ても、悪くない。 だが政治の領域はそうはいかない。何故なら世界の政治は私達のリーダーのチャートへのトランシットを反映するからだ。トランプ氏の場合、そのトランシットは波乱以外の何物でもない。金融市場は今後ますます政治的不安定性とそれがもたらすリスクに重きを置くことになるだろう。







訳文ここまで
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May 14, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント5/15【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年5月15日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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次回は多分お休みさせていただくかもしれません。m(_"_)m


≪先週をふり返って≫

        先週は金融市場と世界政治にとって大きな意味を持つ満月の週だった。フランスは新たな大統領を選んだが、今回は世論調査どおりの結果が出た。米国大統領ドナルド・トランプはFBI長官ジェームズ・コミーを解任したが、これは突如として地獄の門を開く形となった。大統領選挙期間中のコミーの動きに疑念を抱く人々にとっては遅きに失した感があるし、ロシアによる大統領選介入とトランプ陣営との関係を疑う人々にとっては、昨今急速に進んできた調査の途上というのが疑わしいタイミングに感じられる。

コミーの解任で捜査は一時中断モードになった。このトランプの行動とタイミングの奇妙さに加えて、その理由も非常に奇妙だ。つまり何やらコミーがヒラリー・クリントンに対して意地が悪すぎたとか、そういう類のことなのだ。これは妙だ。トランプ自身も選挙期間中はヒラリーに対してけっして「優しい」とは言えなかったのだから。どんな出来事であれ、蠍座の満月が起きた日に何か発表があったら、それは何事かが終わるか、あるいは誰かを解任するタイミングということだ。

実際これは、今後2週間の内にホワイトハウスがもっと攻撃的で思い切った行動を取る前哨戦かもしれない。トランシットの火星(攻撃、自己主張、新しい物事の開始、論争、好戦的)がトランプ氏のネイタルの太陽・天王星コンジャンクションに近づき、同時に彼の月蝕の月とのオポジションにもなるからだ。 神よ、今後2週間(5月14日〜27日)彼の道を横切らんとする者達にどうかお慈悲を。

そしてまたこの事自体が、今年7月〜9月、天上で火星とコンジャンクトして起きる強力な夏(8月21日)の日蝕と、それが彼の火星とアセンダント上で形成されるという事実の前哨戦となる。しかもそれは、ジャネット・イエレンのネイタルの満月(獅子座・水瓶座)ともオポジションだ。彼の支持者が信じるように、大統領が独創的で賢い天才で、ただ全米国民を護ろうとしているだけなのか、あるいは始末に負えない奇っ怪な男で世界にとっての "危険物" なのかは、これからの100日で明らかにされるだろう。6月3日のウェビナーではこの問題についてより詳細に論じるつもりだ。

  先週の出来事に対する世界の金融市場の反応もまた興味深いものだった。週明けはS&Pとナスダック総合が新高値をつけたが、それは前週の水星順行の直後だった。しかしダウ工業平均(DJIA)はそうならなかった。ヨーロッパとアジアでは史上新高値や数年ぶりの高値が示現し、日本の日経は年初来高値まで舞い上がった。

金と銀は5月8日火曜まで厳しい下落が続き、その後反転した。これはここ2週間にわたって購読者向けに発行した特別リポートどおりの動きだった。原油と国債もまた直近の急落から反転した。



≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “政治家は常に国を第一に考えると言うが、その言い回しは通常、自分自身が再選されるべきだという意味で使われる… バラク・オバマは大統領になってから1年後、国の成長のために何一つしようとはしなかった。彼は企業に対してただ敵対的なシグナルを送るだけだった。彼が力を注いだのは増税、規制、そして再配分というアジェンダのみに終わった。ドナルド・トランプはまだ主要な仕事は何も成し遂げていないが、それでも投資家、企業、そして消費者に楽観的な雰囲気が戻ったことは明白だ。”

― Holman W. Jenkins, Jr.
  “France is Ripe for Rebirth”
  ウォールストリートジャーナル 2017年5月10日付


        今週、5月19日には45年サイクルを持つ土星・天王星トライン(2016年12月〜2017年11月)の全3回中2回目の形成がある。このアスペクトが起きるのは米国株式指数の歴史において5回目であり、『フォーキャスト2017』でも述べたように、どのケースにおいても株式市場における長期サイクルのピークが示現している。前回これが起きたのは1972年7月〜1973年5月で、ダウ工業平均は1973年1月に史上新高値をつけた。

それは共和党のリチャード・ニクソンが大統領選に勝った直後だった。そしてその後まもない2期目の任期中、ウォーターゲート事件のスキャンダルに火が付いて彼の弾劾を求める声が高まったが、彼は米国史上初めて任期中に辞任した大統領となることによって不可避と言われた弾劾をまぬがれている。この3回のアスペクト形成の中間部で示現した当時の史上新高値の後、ダウ平均は "大不況"(Great Recession)以来最も激烈な2年間の下落に襲われた。1974年12月までに、ダウ平均は1974年の年初来高値から570下げ、36年サイクルの大底にも匹敵する46.6%もの価値を失った。

        では昨今の政治的力学は1973年〜1974年と似ているだろうか? 多くの人々が、ニクソンのウォーターゲート時代と今とは何の類似性もないと言う。だが一人のファイナンシャル・アストロロジャーとして、私にはそう言い切れる確信がない。土星・天王星ウェイニングトラインは、私達にとってまさに無視することの出来ない宇宙的類似性なのだ。現在のところは野党側からの動きのみとはいえ、トランプ弾劾を求める声は日増しに高まっている。

もちろん、野党はビル・クリントンの時もジョージ・W・ブッシュの時もオバマの時でさえ弾劾の声を上げた。ただ今回の違いは、株式市場の史上新高値と関連する土星・天王星トラインが形成され、それに加えて政権の座にある指導層への不満が高まっていることだ。つまり今回は、弾劾の可能性がすこぶる現実味を帯びていた1973年〜1974年により似た状況だ。この類似性を不気味なほどに高めているのは、共和党の議員達もまた弾劾の声を上げ始めていることで、これもニクソン当時と同様だ。

要するに、今現在 米国株式市場にとって(したがって世界の株式市場にとっても)最大のリスクとなるのは政治リスクということだ。そして、このコラムの冒頭で説明したように、私達は今後100日間の内にそのリスクが現実か杞憂かを知ることになると思う。今月はトランプ大統領のネイタルチャートに火星の重要なトランシットが来るし、8月21日には火星を伴う日蝕が彼のアセンダントで起きる。このオーブは±1カ月だ。

  そしてビットコインを注視してきた人々にとってはついに、価格が史上最高値に舞い上がった。今や金価格を大きく超え、先週は1800ドルに届いている。ひょっとするとここには通貨と金融市場操縦術へのメッセージが潜んでいるのかもしれない。








訳文ここまで
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May 10, 2017

●5/11の満月 ― みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

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    満月は前回の新月のテーマが熟し、花開くときです。 この日は太陽と月が、地球を挟んでちょうど反対側にやってきます。0°の新月から始まった地球全体への課題は、満月で180° 対向のエネルギー同士がぶつかりあい補いあうことにより、輝く満月というひとつの「結果」を見せてくれます。それは、わたし達が空間から受け取ったエネルギーをどう昇華し、現実に表現してきたのかを、あらためて見せてくれる「鏡」だと言えるかもしれません。なので満月のテーマは新月の瞬間から色濃く育っていくとも言えるでしょう。そして わたし達はみな満月を超えて、次の新月までにその経験を消化(昇華)し、エネルギーはゆっくりと静まっていきます。 さぁ、今回はどんな風景が見えるでしょうか? では今月も行ってみます。(^_-)~☆
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★満月タイムスケジュール★
エネルギーが高まる時です。ヒーリング・メディテーションや祈りを捧げたい方は、もし可能ならこの時間帯(ずれるなら満月前がベター)に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じられると思います。

【地方平均太陽時:ソーラータイム(LMT)】
東京・関東ローカルで5月11日07:01前後、北海道周辺で07:07前後、関西方面は06:42頃(日本標準時の場合はこの時間)、沖縄周辺で06:13前後に蠍座20°24'で満月となります。

今回のテーマのベースであり、今も背景で発効し続ける新月の大テーマについてはココをご覧ください。
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サビアン・シンボルによる【満月がもたらすテーマと挑戦】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考に、アスペクトを加味して書き下ろしています。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています


【月 蠍座20°~21° + 太陽 牡牛座20°~21°】
  "A woman drawing two dark curtains aside" +
  "Wind, clouds and haste"
『2枚の闇のカーテンを引き開ける女』+『風、雲、その急速な動き』 

  "A soldier derelict in duty" +
  "A finger pointing in an open book"
『職務怠慢の兵士』 + 『開かれた本を指し示す一本の指』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)テーマ発効期~5/25】
※数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★未知の領域へと踏み込んでいきたい 気持ち、または覚悟や勇気
→★水面下で進行しつつあった物事が急速に進展/加速していく
→★他者の無意識を操ったり不安や怖れをもてあそぶ心理に注意
→★一時的に姿を隠す、または目立つことを避けて力を溜める必要
→★隠されていた事実に光が当たり目前の事実が陰に隠れる
→★様々な考えや思考をより合わせてひとつの結論を導き出す
→★新しい観点、新しいやり方、新しい力を求めて動き出す
→★これまで慣れ親しんできた限界を超えて異なる世界をかいま見る
→★縛りを破って一線を踏み越えるか、触れずに後退するかという選択の分岐
→★評価の固まった権威を信頼すべきだという心理と内なる自然体との葛藤
→★成果主義が持つ影への不満と不信、そして不服従
→★見ることを避けていた本音があぶり出される
→★自分が本当に従うべき「真実」や「規範」を問われる状況
→★社会の喧噪から離れ、全くの孤独になってみることの効能
→★追い詰められた状況から突然のひらめきや力が湧いてくる
→★自分は何を本当にしたいのか?という問いの回答を再確認する
→★自分の中の暗闇、黒い部分にあえて踏み込み、通り抜けていく必要
→★真の新しさは自らの足許深くに埋もれていることへの気付き・・・→


エネルギーのポイント:新月『足下に開く岐路のゲート』
               
            満月『分岐していく現実/世界を観察する』 

170511FM


        前回新月のお知らせどおり、今月5月は記事もわたし自身もお休みモードでいってみます。
 
  さて、連休もあっという間に過ぎていったけれど... みんな、楽しく過ごせたかな? 日本のほとんどがお休みしてる間、フランスでは大統領選… 一応の決着はついたけれど、EUも含めてこの先まだまだ前途多難そうです。そして休み明けには韓国の大統領選も行われ、親北反日路線と言われる大統領が誕生しました。さて。。 米国ではあのコミーFBI長官が解任され、一方では今にも何かありげに見えながら2009年3月以来騰がり続けている米国株市場。そして日本も進まない憲法論議を筆頭に政治問題から自然現象まで問題山積。。  ひとのこころ、空模様、大地、みな日々揺れ動いています。 そうね、世界は動いてる。そしてたぶん、わたし達ひとりひとりも。それぞれの人生の途上で。それぞれの、節目で...。



P1050937


  今回(と、たぶん次の新月)はいつものように長々としたサビアン・シンボルの解説やアスペクト説明はお休みです。でも今日は、全体の雰囲気だけでも触れておこうかな(アスペクトもチャートを見るだけで不思議で面白いのだけど..)。

けれどそれって、満月のシンボルが含む豊かで奥深いイメージと惑星達が織りなす多様なアスペクトの可能性から、たった一枚の絵を炙り出すようなもの。それも、抽象的に。 だから同じエネルギーを使ってわたし達それぞれが創造していく現実は、万華鏡のように色とりどりになるでしょう。けどよく見ていくと、宇宙も世相も個的な "現実" も...実はフラクタルな構造になっている...そんな気がします。


じゃ…わたしはこの満月を一夜の夢としてスケッチしてみよう。これが誰かにとってヒントになるかはわからないけれど。。 さてと、どんなイメージになるかな。みんなも、自分なりのタッチで絵を描いてみてね。

(満月は新月のテーマの中で実る果実のようなもの。なのでもし気が向いたら新月の記事も参考にどうぞ^^)



gate



【2017年5月11日】



どん てん かん! 

どん てん かん! 鋼を打つ音が絶え間なく響き渡り

足許にはマグマが燃えたぎる 


物言わぬ磐座の下に いのちとかたちを生み出す火と熱 
牡牛座の太陽。

しんと潜んで窺いながら ささやかなふるえを映す水鏡 
蠍座の紅い月。


あぁ 今夜は満月だっけ...


見上げれば風雲激しく流れ 銀の雲 灰黒の雲 揺れ惑う樹々の梢
あれは太陽の声か 急げ!急げ! 何かが君を待ってるぞ


そうだ、進まなくては 前に
うれしい たのしい はやる わくわく そう、それでいい


ふと射す影。
でも いったい何処へいくの …?


 惛い。…クラクナッタ…


顔の無い女が  [わたし]という井戸の底に立ち 
赤黒いカーテンを引き開ける

急激な光! 目を刺す光!


 明るい。 白い。 …インチキクサイほどに  

 
それともこれは 仄暗い未知なのか?
あぁ 確かに。


やめて!と言ったのだっけ? 開けろ!と言ったっけ…



ここに [わたし] を足留めする 無数の思考 数多の想い 渦巻。 
じっと 逆巻く 無音の ちから。

それは 茫々と輝き続ける 銀河中心の [わたし] 


足許には いびつな十字架ひとつ

そうか。 十字路...... なんだね


 サァ キミハ イクンダヨ 
 ドッチへイクノ?
 キミガ キメルンダヨ



そこに 厳かな 声ひとつ。
我が兵士よ! 戦士よ!と   誰だ


誰かが 指差してる 白い道を 進めと
誰かが 指差してる 色の無い道を 進めと
誰かが 指差してる 黒い渦の道を 進めと
誰かが 指差してる 見えない未知を 進めと



 サァ キミハ イクンダヨ 

 ネェ ドレガ タダシイノ?

 キミガ キメルンダヨ

 スベテガ タダシイノダカラ......


 

それから [わたし] は 

蠍座の月を映し にやりと微笑むその水鏡を 覗き込んだのだ。




curtain

 



have a great great trek!!!★

hiyoka(^_^

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May 07, 2017

お知らせ

  今週5月8日付のメリマン・コラムは先週の告知どおり通常記事は休載でした。

なお購読者向けには先週、銀についてのスペシャル・リポートを発行。金については現在始まっている時間帯の内で、ある特定のパターンが示現し次第スペシャル・リポートが出されるとのこと。

その他、今夏発刊予定で現在執筆中の書籍 "The Ultimate Book on Stock Market Timing, Volume 1: Cycles and Patterns in the Indexes" について、17世紀の英国市場まで遡った研究と新たに改訂を加えた長期サイクルなど、ダウ平均、S&P、日経株式指数についての最も包括的な書籍になるとの経過報告が添えられていました。
 
 
 

hiyoka_blue at 20:40|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

April 30, 2017

レイモンド・メリマン 週間コメント5/1【金融アストロロジー】

http://www.mmacycles.com/
レイモンド・メリマン・コラム  2017年5月1日(フリー版より)
翻訳:hiyoka  
文中の日付・時間はすべて米/東部時間です。
自身の学習のための翻訳文です。日本語になりにくい箇所は意訳があります。また知識不足による誤訳があるかもしれません。原文は上記サイトで無料で閲覧できますので、よろしければそちらもご参照ください。またご意見やご感想、間違いのご指摘などいただけましたら嬉しいです。また投資日報社さんでは無料コラムには記載の無い情報や、文中のメリマン用語の解説も掲載されていますので、そちらもぜひご覧ください。(翻訳者はこの記事をエッセイに近いものと捉えています。詳細な相場予測や何らかのトレードを推奨するものではありません。また文中の * は翻訳者によるものです。原文が "ファンキー" な時は、時々お節介な訳注が入るかもしれません。)
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≪先週をふり返って≫


  今週はこのパートを割愛させていただきます。なお、内容的には金星・土星スクエアの終了によって幕を閉じた2月22日〜4月21日の今年最も強力なジオコズミック時間帯を通過し終えると共に騰勢を強めた世界の株式市場、そして金星逆行にまつわる他の市場のトレンド反転についての回顧でした。なお、貴金属(金・銀のどちらか、または両方なのかは特定なし)に関してはアストロロジーとサイクル・タイミング的に買いシグナルに近付きつつあるとか。

※なお、来週のコラムは週末にメリマンさんの息子さんの結婚式があるそうで、休載、または短文になるかもしれないとのことです。


≪ 短期ジオコズミクスと長期的考察 ≫

        “忠実であるという意味があきらかな真実を言わないことも含むなら、おそらく誤った物事に対して忠実なのだろう。”

― Peggy Noonan
  “Republicans, Learn the Limits of Loyalty”
  ウォールストリートジャーナル 2017年4月22日〜23日付


        “米国における将来の新築住宅購入予定者にとって打撃となる一報だ。米国商務省はカナダ産木材の米国への輸入に平均20%の相殺関税を課す決定をした。こうした展開が何故米国人の懸念となるのか? それは米国の通商政策が住宅取得能力を直撃する怖れがあるからだ。関税など住宅価格にたいした影響を持たないだろうと述べた時、商務長官ウィルバー・ロスは誤りを犯していた。”

― Granger MacDonald
  “U.S. Homebuyers Foot the Bill for Canadian Lumber Tariff”
  The Hill (thehill.com) 2017年4月26日付


        “歴史から学ぶことのない者達はそれを繰り返すことを運命付けられている。”

―  ジョージ・サンタヤーナ


        皆さんは私がいなかったらどうするだろう? いや実際、もっと適切な質問はこうかもしれない:皆さんの存在がなければ私はどうするつもりだろう? そして、予測を立てるためにパズルのピースを正しく置くにあたり、ファイナンシャル・アストロロジーが提供する明白な優位性と、それにより私(と他の人達)が今後の資産計画を決定出来るという事実が無かったら、いったいどうするだろう?

多くのプロフェッショナルなアストロロジャー達は、「予言」はアストロロジーの全体性とそれが持つ誠実さを損なうと考えている。私もまたその観点には同意だ。しかしながら、ジオコズミック・サイクルと市場の動き、そして世界の政治社会的状況との相関性がいかに高水準に達しているかを研究する時、その研究は「予言」というご託宣を扱っているのではない。様々な「可能性」を研究しているのだ。

そしてその「可能性」を基にしてこそ、あなたは(そして私達のほとんどは)、それが投資やトレードの決断であろうと、雇用、結婚、ビジネス関連など他の多くの社会的事柄であろうと、将来の計画を立て、決断することが出来る。私達は常に、人生における自分の方向性を微調整している。日々多くのデータが集まるにつれてそれを評価し、その評価は可能な選択肢それぞれが持つ成功の「可能性」への私達の気付きを加味したものとなる。その気付きが何かを読んだり、研究したり、あるいは個人的な経験に基づくものであれ、だ。

アストロロジーは、こうした相関性(とそれにより浮上する可能性)を描くことが出来る。したがって、それは個人的な意志決定や計画立案における非常に価値ある要因となり得る。これは「予測技術」の基盤であり、「予言」のそれではない。またこれは予言よりもはるかにアストロロジー本来の質を保つ行為でもある。予言はどんな状況においてもその究極の結果を左右する重要な要因である「選択」を完全に無視するものだ。予言は選択を無価値とする。それは予言する者にのみ力を与え、他の全ての人々から力を奪うのだ。

        何故私が今、わざわざこんなことを言うのか? 先週のコラムで戦争の可能性について述べた後で? 先週、私はこう書いた。

『戦争に関して、私は今後数ヶ月の内にその可能性について何度か触れることになると予測している。今年8月21日の日蝕は獅子座終盤度数の火星がコンジャンクトし、米国大統領ドナルド・トランプのネイタルの火星とアセンダント上で起きるからだ。アストロロジー用語に親しみの無い読者の方々には、これが強力で強制的圧力を持ち、攻撃的な原動力であると言い換えよう。もしこれを抑制しなければ、対立を生み出し、米国を含む世界中を敵対的行為へと導く可能性がある。』

さて、今回私はこの同じジオコズミックな様相と金融市場の相関関係について、皆さんの注意を向けたいと思う。とりわけ米国株式市場との相関性だ。多くのアナリスト達が、今年米国を強力な下落が襲うと予想している。だが彼らはここ数年来、同じことを言い続けてきた。そしてここに来て数週間続いた株価下落の後、新たな強い反騰が起きて世界のいくつかの株式指数を史上新高値に押し上げ、ダウ工業平均もまた同様の瀬戸際に来ているのを私達は目撃している。誰もが同じ事象を予見しているが、誰もそれがいつ、何故起きるのかを知らず、そして今多くの人々が混乱している。またしても、だ。そこに私を必要とする理由 ― いや、というよりも、私達が金融市場サイクルとファイナンシャル・アストロロジーとの相関性を理解することがいかに必要か、という理由がある。

        火星とコンジャンクトして起きる ― 特にトランプ大統領のアセンダントとネイタルの火星上で起きる ― 日蝕は、また西海岸から東海岸まで、米国の中央地域を横断するように闇の道を切り拓いていく。そうだ、これはアストロロジーの研究において、米国が関わる「紛争」を表す伝統的なシグナルであり、軍事衝突や戦争の脅威と同期する。 だが日蝕を脇に置いたとしても、単に太陽・火星のコンジャンクションだけでも、8°(時には12°)のオーブをもって米国株式市場における10%かそれ以上のリバーサルと相関性を持つ、最も重要なジオコズミック・サインの一つなのだ。

太陽・火星のコンジャンクションは7月26日に起きる。オーブを8°とするなら、発効期は6月29日〜8月21日だ。12°とすれば6月14日〜9月5日となる。これが米国株式市場に起きる10%かそれ以上のリバーサルと同期する時間帯だ。また私達の研究では、この時間帯の中で50週かより長期のサイクルが天井または底を打つ確率は67%となる。

もしこの時間帯に向けて市場が新高値をつけていれば、私達はここで10%+αの下落を期待するだろう。 反対にこの時間帯に向けて年初来高値から少なくとも10%下落していれば、私達は底をつけた後に続く10%以上の反騰に期待するだろう。 前回、太陽・火星のコンジャンクションが起きたのは2015年6月14日だった。ダウ平均の史上新高値は、太陽が火星に向かってコンジャンクションまであと7°に迫った5月19日*の18,351だった。それは6.5年サイクルの天井となった。そして下落がスタートし、2015年8月24日、6.5年サイクルの底15,370をつけて完了した。
*この日は新月の翌日で水星逆行開始直後のストームフェーズでもあった。

2017-04-29
 ダウ平均日足 2015年5/13~8/27 www.investing.comより


        こうしてパズルのピースを並べてみると、このように強力な下落の理由はおそらく米国及びその指導層と誰か、または世界のどこか別の国との紛争がエスカレートすることなのかもしれない(通商貿易関連か?)それがカナダではないことを願う。あるいはメキシコかロシアか。または朝鮮半島か。それともイランか(特にイランは強調されているように見える)。

        つまり、親愛なる読者の皆さん、これが私を必要とする理由… おっと、というより、何故私が皆さんを必要とし、私達が互いを必要とするかの理由だ。もし私達が謎の断片を再び一つにすることが出来れば、もしかすると私達は、天上に描かれる詩文がいかに目先の金融市場の動きについて語っているかを理解し始めるかもしれない。翻ってそれが私達に、こうした歴史的相関性に基づいて導かれる予測をツールとして投資やトレード計画を立てることを可能にするのだから。







訳文ここまで
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hiyoka_blue at 20:55|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

April 25, 2017

○4/26の新月―みんなに降り注ぐエネルギー(フツウの戦士サンたちへ♪)

【お知らせ】
来月、5月の新月/満月記事は久々のお休みモードで、もしかしたらキーワードだけ…なんてことになるかもしれないし、もしかしたら、その都度気になったことをルネーションに囚われずに書いたりするかもしれません。たぶん完全なお休みにはならないと思いますが、かなり変則的になりそうです。
m(_"_)m

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
    新月は前回からの課題を経て、次の新月までの約1ヶ月をかけて取り組む新しいテーマが開示される時。 そしてこれは生まれた星座に関係なく、地球に生きるわたし達みんなに平等に降り注ぐエネルギーです。わたし達はこのエネルギーを使って日々、自分なりに考え行動していきます。その現れはひとの数だけ様々ですが、やがてはお互いに影響しあいながら、社会・国・世界の潮流を作っていきます。これは言い換えると、わたし達を取り囲む「空間の雰囲気」です。星読みの世界から見れば、誰もがその中で生き、そのテーマに呼応して・・(素直になったり、反抗したり、無視したりしながら・・)自分なりの人生を創造していると言えます。 その意味でも、刻々と変容していく惑星エネルギーの流れをおおまかに知っておくことは、きっと何かの役に立つんじゃないかと思います。
    例えば…シンボルの光景やキーワードを覚えておくだけでも、何かに迷った時の指針になるはず。。ではでは今月も行ってみます!(^_-)
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★新月タイムスケジュール★
願い事やアファメーション、ヒーリング・メディテーションなどしたい方は、もし可能ならこの時間帯に合わせてみてください。エネルギーの高まりを感じとれると思います。(^_^)

【地方平均太陽時: ソーラータイム(LMT) 】
東京・関東ローカルで  4月26日21:36前後、北海道周辺で 21:42前後、関西方面(日本標準時ならこの時間)は21:16前後、沖縄周辺では20:47前後に牡牛座 06°27’で新月となります。

前回の新月のテーマについてはココ、満月についてはココをご覧ください。

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Sabianシンボルによる【 新月がもたらすテーマ 】
*ここではデーン・ルージャー(ルディアー)版やマーク・エドモンド・ジョーンズ版の解釈ではなく、透視家エルシィ・ウィーラーの伝えた言葉をそのまま書き写したオリジナル版サビアン・シンボルを使ったブレイン・ボヴィの解釈を参考にし、アスペクトを加味して読んでいます。
*テーマはひとつの意識の流れを表したものです。この流れは順不同に現れたり循環したり、ひとつだけ突出して感じられる場合もあります。また、解釈の内容はその時々のアスペクトを意識しながら抽出しています。


【太陽・月 牡牛座6°~7°ー 発効期:4/26~5/25 】
 "A bridge being built across a gorge"
『峡谷に架けられる橋』

 "A woman of Samaria"
『サマリアの女』

【テーマがもたらす雰囲気と挑戦(順不同)】
 ※ひとによっては数日前から前倒しで感じられるかもしれません。

→★
隔たりを超えて「向こう側」へ行きたい、触れたいという渇望
→★自分本来の生を探し求め、主体性を取り戻そうとする
→★感情と思考に粘着し続ける一定のパターンを見出し具体的に対処する必要
→★必要な要素を手許に残し「現実」に対して建設的に立ち向かう
→★本物とニセ物、欲得ずくと真の優しさを見分ける
→★メイン・ストリームからあえて外れていくことへの覚悟
→★「向こう岸」に気を取られすぎて足許がおろそかになる危険
→★呑み込もうとして呑めない、吐き出そうとして出せない問題に注意
→★障害を越えて問題を解決する際に必要な忍耐と慎重な準備
→★立ちはだかる困難の元凶を見極めて徹底排除をはかろうとする
→★「声」のはらむ「質」が重要な鍵となる可能性
→★虚実半々の曖昧さを許しながら生きることで深みにはまる危険
→★何が本当に信頼すべきものかを何度も再吟味する必要
→★「どんなことをしてでも目的を達する」というやり方の落とし穴
→★人生を変えそうな出逢いが真実への単なるスタートラインだと知る
→★自分はなぜ今これをするのか(またはしないのか)を問う必要
→★慣れない視点や環境の中で依るべき自己の中心を再び探す・・・

エネルギーのポイント:『足下に開く岐路のゲート』

170426NM


        桜色のときもあっという間に過ぎて、4月最終週の新月。世界は相変わらずというか、ますますというか、沢山の波風、出来事の数々が日々のニュースを賑わしています。凶悪な事件、テロ、武力衝突、暴動、政治闘争…それに水星逆行が影響したと思われる事故や遅延。大きなことから小さな出来事まで数え上げたらキリが無いほどです。 


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  そして日本の戦後始原図(主権回復図)のMC/IC軸には現在逆行を始めた冥王星がTスクエアを形成し、MCに乗るネイタルの海王星にスクエア。日本の国政/屋台骨に掲げられた理想(海王星)が、冥王星によって深みから揺さぶりをかけられているという意味で、重大な時期にさしかかっていると思います。 けど、国の始原図でMCに海王星がコンジャンクトするというのはとても珍しいこと。一応、長く安定を保っている主要国のチャートでは、たいていの場合太陽や金星、木星など、理念として「意識しやすい」というか、ある意味わかりやすい(つまり、みんなが共通の「解」を得やすい)惑星が天頂近くに来たりするのだけど。。 遠い惑星であり、無意識レベルを刺激するといわれる海王星。 慈愛と自己犠牲と理想と夢を追いながら、同時に曖昧で現実から乖離しがちで下手をすると果てしない欺瞞や罪悪感へと向かってしまう海王星が国のチャートで天頂に強調されるというのはとても挑戦的...というか超上級レベルの困難さをその国の政治と国民に与えるのではないかと思います。

これを活かすにはきっと、国の依るべき精神とか理念の根本を、本物の霊性にまで高めないと難しそう(本物って何?という疑問は今はさておくとしても)。。 その上で、世界と人間が抱える赤裸々な現実をしっかり見据え、リアルで的確な対応の出来る国になるしかないだろうな…って思います。でも、それは本当に困難を極めることです。わたし達ひとりひとりが自分の抱える海王星と直面し、精錬していくことから始めないといけないのだから。。 


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        この、冥王星による海王星へのスクエア、MC/IC軸へのTスクエアは、冥王星の逆行・順行で行きつ戻りつしながら来年、2018年いっぱいまで続いていきます。そしてその間に、始原図4室(国民の生活、領土、集合体としての国民の雰囲気や精神)の金星へのスクエアにニアミス、天王星は同じく4室の木星にコンジャンクト。2019年から冥王星はいよいよ4室の金星、準惑星セレス、木星への正確なスクエアへと向かって動き始めます。

今も見えない舞台裏の緊張が続く北朝鮮の建国図では、月のノースノードが牡牛座の6°台で、今回の新月が乗ります。火星はDC上でネイタルの月とはオポジション。この刺激が焦りや逸るような行動に繋がらないと良いけれど。5月〜6月にかけても火星・天王星・土星絡みのハードアスペクトが形成されることも懸念のひとつです。一方、フランスの大統領選一回目はおおかたの予想どおりマクロン氏VSルペン氏になったけれど、町では暴動が起きて100人以上の逮捕者が出たとか。けど水星逆行中の勢力図をそのまま受け取れるとも思えないし、まだ来月7日の本戦までフランス有権者の「気分」がどうなるかはわかりません。6月にはEU離脱決定後初の英国の総選挙。ちなみにEUの設立図には天王星・海王星のコンジャンクションがあります。今そこにはやはりトランシットの冥王星がコンジャンクト中。そして2019年春にはMCにトランシットの天王星が乗ります。こちらも大きな変化を迫られている感じ。 

世界はこれからどうなっていくんだろう?という疑問が今、巨大な集合体の脳裡を駆け巡ってるような。。 とはいえ、これを書いてるわたしも、読んでくれてるみんなも、まだ今この瞬間をこうして昨日と変わりなく生きています。もしかしたら、それは集合体の一員としてとても贅沢で幸福なことなのかもしれません。だとすれば、たとえ0.001ミクロンくらいだったとしても…世界、いえ生そのものに対して、何らかの責任を負っているのかな。。 ダイナミックな星回りの下で、わたし達もまた日々いろいろあるとしても…ね (^_^;。


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        けれど最近は何だか不思議な気分を味わってるひともいるかもしれません。日々を変わりなく生きてはいる。自分は自分のままだし、仕事やつき合いも変わりない。 たとえそうであったとしても。同時にどこか別の世界を生きているような? 魚座の海王星の曖昧さの中で、目の前の見慣れた光景が一瞬、超現実の空間のように感じられたり。鏡に映る自分の像や、目の前で動く自分の手を見て奇妙な感覚に襲われたり。 あるいは、これまで当たり前に信じてきたことが何とも茫洋とした捉えどころのないものに見えてきたり。。それはひとによってそれぞれに異なる体験で、なんともことばに表現しにくい奇妙な感覚という以外に共通項は無いかもしれません。

でも、もしそんな感覚を抱くひとがいるなら、それはもしかしたら…何か精神が大きく変容するとば口に立っている兆しかも? それは、おそらく象徴的な「死」との邂逅かもしれません。 あ、でも別に生ける屍=ゾンビになるとかじゃなく(^_^;。二つの全く異なる世界を同時に生きていく...そんな行程が "本格的に" 始まるのかもしれないという意味です。 

それは、やがては明確に分かれていく(かもしれない)世界を、自分自身の自由意志を使って選択していく分岐点に向かう可能性です。 海王星、そして小さな惑星ではカイロンとネッソス。この3つが黄道帯の12番目、最終星座宮の魚座に揃うのは2018年春まで、そして逆行で牡羊座から魚座に帰還するカイロンが在泊する2018年秋〜2019年2月まで。 2014年〜今を含むこの比較的長期の時間帯は、特に霊的な探求者のひと、また鋭い感受性をもって生まれながら、ふだんの生活でそれを持てあまし落ち込むことの多いようなひとにとっては、集合的に見てひとつのチャンス期ではないかと思っています。 


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        それはわたし達の欲望に根ざす日々の喧噪の中で、「自分」という、実は「曖昧な存在」と向き合うチャンス。 支払うべきもの、支払われるべきものを精算し、自らの手で傷を癒やし、自分は何故ここに居るのか?を理解していくための大きなチャンス。 そこには山も谷もトンネルもあるはず。今まで知らなかったようなハードさを含む経験になるかもしれません。それでも。意識して進むことが出来るなら、それはとても挑戦しがいのある日々になると思います。え、何のために? うーん…何と言えばいいんだろう。手垢のついたことばで言えば、やっぱり幸せになるためなのかなぁ。。 けどその「幸せ」って、きっと今思ってる幸せとは全然違うのかもしれないけど。。。

        さて、今回も前置きが長くなってきましたw。 でも、この新月期はやっぱり一度ふり返っていろいろ考えたりすることも必要な気がします。 その理由は水星逆行期間中だから、というのもあるけれど、それだけじゃありません。 このところ何回か、新月・満月のシンボルに以前にも経験したものが来て、まるで過去のおさらいみたい…と言いました。そう、今回も数年前に経験した度数のテーマがもう一度やってきます。面白いことに、このところ追体験してるのって、2012年のカーディナルTスクエアあたりに経験してきたテーマなんですね。

そしてこの新月は…2012年秋の満月、そして2013年春の月蝕でチャージされた度数で起きます(ちなみに次回5月の満月は2012年初冬の日蝕でチャージされたエネルギーです)。 そんなわけで、当時からこのブログを読んでくれているひとにとっては繰り返しになるかもしれないけど… おそらく今の時点で追体験する必要のある重要なテーマだと思うので、シンボル解説をもう一度掲載しますね。(けど、わたし達が立つ「今」という地点に合わせて中身はどこか微妙に変容しているかもしれません。) では、行ってみましょう。


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★4月新月のサビアンシンボル★

        まず、エネルギーのベースとなるシンボルは『峡谷に架けられる橋』。…ってことは、これってまだ工事中の橋なんですね。B・ボヴィはこの橋を潜在的可能性の段階にある「未完成の橋」と言っていました。 「こちら 側」と「あちら側」を隔てる峡谷は目眩がするほど深く、飛び越えるには幅がありすぎます。 でも、わたし達は何としてでも向こう側に行かなくてはなりませ ん。 きっと、ここを超えなければもう先は無い、後戻りも出来ない…そんな感覚がこころの何処かからわき起こってくるのだと思います。 

少し前から、自分の行きたい「あちら側」が視界にちらちらと見える。少なくとも、そんな気がしていた。でもそれは虹のたもとにあるという黄金の壺みたいに、走って近付けば近付くほど遠ざかる…幻みたいなものだった。けれど今は、もっとはっきり見えてきた。そこには峡谷がある。こちら側とあちら側の間には深い谷が走り、はるか眼下には谷川。ごうごうと音を立て岩にあたっては砕け散る水の流れ、その勢いの激しさ。どうしよう。すぐにでも渡らなくちゃ!この道は向こう側に続くはず。。 何故橋が無いんだろう? 橋を架けなきゃ!


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  この牡牛座6°のシンボルと補完関係にあるのが、対向する蠍座6°『ゴールドラッシュ』というシンボルです。このシンボルには、何か「新しいもの」、「新しい境地」を手に入れたい、という純粋な志があります。そのひとにとって不変の「ゴールド」に値するもの。価値あるもの。でも、それと同時に、どこか訳も無くジリジリと燃え立つような焦燥感がついて回ることがあります。きっとその志は理屈を超えたもので、自分が望むものを一刻も早く手に入れたい、飛び込んでその対象と一つになりたい!という強い衝動が刺激されるのかもしれません。ここでの「ゴールド」は、錬金術のように「金なるもの」を自ら生成しよう という欲望ではありません。すでに何処かに存在し、隠されているはずの「価値」を手に入れたいという願望、自分の外側にある(と思っている)ものを求める衝動です。 だから、とにかく動いて手をのばさなくては…という気持が強くなります。

そんな補完的なエネルギーの裏打ちを持つこの度数のシンボルは、峡谷の向こう側=ここじゃないところ(または新しい立場や新しい視座を得られる場所)に橋を架けようとしています。けれど、実際に橋を架けるには、沢山の地道な調査と土木技術が必要です。 それには多くの時間とエネルギーが必要。 あるいは「思い」を「現実」にするための力が…。それは目の前にある実際的な困難がどんなものかを見極めて、ひとつひとつ、方法をみつけ、克服していく、そんな力。。 特に今は水星逆行下でもあるし、とりわけ順行日の5月4日前後数日はストームフェーズで乱れも出やすいときです。「橋なんてまだるっこしい!」なんて、はるか谷底の激流に飛び込んだりしないでね(^_^;。


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        ところで、この峡谷…深い谷とは何を暗示するのでしょう? 「わたし」と「あのひと」、または「自分」と「社会」との間に横たわる深い溝? それとも自分のこころに潜む、普段はのぞき込むこともない深淵? それはもう、ひとそれぞれ。 向こうには何かある。何かあるのはわかってるのに、隔てられてる。はっきりとは見えない。もしかしたら今まで見ようともしなかったのかもしれない。でも、何かある。  いずれにしてもわたし達は、その峡谷をを安全に渡らなければなりません。そうしないと、何かが待っているはずの「向こう側」には行けません。 

けど架橋工事には危険もつきもの。 谷底を見てしまえば怖れも出てきます。…どこかにチラと不安もあるけれど、わたし達はきっと自分なりに橋を架けていくでしょう。 集中力によって架ける橋、 人と話をすることによって架ける橋、、もしかしたら、谷底を "見極める" ことによって架ける橋かも? わたし達の内側にはその「意欲」が湧いてきます。準備が出来ていると感じるなら、Go! 橋を架けましょう。十分な集中力と、明瞭な意図をもって。けれどここでもう一度確認ね。これは危険な賭けに出て良いエネルギーではありません。


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        そして… 新月が次に体現していくエネルギーは『サマリアの女』。このシンボルを脳裡に受け取って言葉にしたとき、透視家エルシィ・ウィーラーの意識には、あの聖書の有名な物語があったろうと思います。 

余談になるけれど、彼女は若いころから重い関節炎で車椅子の生活を強いられていました。 なのでサビアン・シンボルの創始者マーク・エドモンド・ジョーンズに出会うまで は、あまり外に出ることも無かったそうです。しかも、彼と出会ってその世界をよく知るようになるまでは、霊媒や当時流行したスピリチュアリズムなどのサイ キックな物事をとても怖れていて、近付きたいとも思わなかったのだとか。。 今でもキリスト教会が力を持っている米国ですが、時は1920年代の古き良きアメ リカです。そして当時はへんぴな片田舎だったオレンジ・カウンティに彼女は住んでいました。そんな彼女が幼いころから聖書に親しみ、敬虔な信仰を持っていたと しても全く不思議はありません。 だから、このシンボルは聖書のエピソードと、それが当時の一般的な米国人社会にどうイメージされていたかをよく理解していないと、きっとその本当の意味は見えてこないのかもしれません。

       …とはいうものの、わたし自身、昔の米国の雰囲気なんて全然知らない生粋の日本人だし、映画や小説から喚起される想像力にも限度があります。 そこでまず、あまり馴染みのないひとのために、聖書のエピソードを簡単に紹介しますね。 

        ナザレのイエスは教えを伝える旅の途上でサマリアの地を通ります。当時、ユダヤとサマリアは仲が悪い…というより、ユダヤの側から見ればサマリアは「異教徒の地」で、そこに生きるひとびとは被差別民だったそうです。


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        旅に疲れたイエスは、町にあるヤコブの井戸の端で休みます。そこに水くみに来たのはひとりのサマリアの女でした。彼女は 差別されていたサマリアびとの中でも、身持ちが悪いという理由で同胞に蔑まれる存在でした。 イエスは彼女に「水を飲ませてください」と頼みます。女は驚いて「ユダヤ人であるあなたが何故サマリア女のわたしにそんなことを頼むのですか?」と聞き返します。 するとイエスは 「この井戸の水を飲む者は誰でも、またすぐに渇きを覚えるだろう。だが私の命の水を飲む者は永遠に渇くことが無い。」 そう告げたのだそうです。 そして、過去から今までの彼女が辿った人生と境遇をすべて言い当てました。そこでサマリアの女は彼が救世主だと気付き、一瞬にして人生が変わりました。 それからはサマリアの人々にイエスの教えを伝える "エージェント" のような役割を果たすようになったそうです。

彼女はいつもの井戸に、生活のための水をくみに行きました。いつもの、ルーティンワーク。 過去に5人の夫と別れ、今はまた別の男との同棲生活を送る彼女は、傍目からはふしだらな女と見られています。きっと1920年代のアメリカでもそう思われたことでしょう。もう、完全なアウトサイダーです。 希望もなく将来の展望も見えないその日暮らしの日常の中で、いくぶんナナメな投げやりな生活を送っていたのかもしれません。 けれど、思わぬ出会いが彼女を変えました。 ただの水ではなく、自分の人生を根底から変えてしまう「生命の水」と出逢ったのです。 ナザレのイエスは、他のどんな善良な人でもなく偉い人物でもなく、彼女を選んで自らの真の姿を開示しました。


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        このシンボルがもし「神の子イエスの聖性」を強調するものだったら、「サマリアの女に出逢うイエス」となったのではないでしょうか。もちろ ん、信仰者としては聖なる名をシンボルとして口に出すのは憚られるとか、「サマリアの女」というだけで、イエスの素晴らしさが浮き彫りになるのだとか、いろんな理由があ るのかもしれません。けれどこの「サマリアの女」は、マーク・エドモンド・ジョーンズと出会って人生が変わったエルシィ・ウィーラーの境遇とも重なるイメー ジがあります。

彼女は自分の持つ重い障害によって、当時の一般女性とは異なる生活を余儀なくされていました。当時の彼女もまた、一種のアウトサイダー的存在だったんですね。けれど、彼女はそれでも自分の力による自立を望んでいて、その可能性を確かめるためにマーク・エドモンド・ジョーンズにアストロロジーの鑑定を依頼しました。そしてこれが彼女との出会いだったと後にジョーンズは回顧しています。ちなみにその時彼は「君は自立出来る」と彼女に告げたし、もしかしたら何らかの形で後世に名を残すことになるかもしれないと思ったそうですが、まさか透視家として彼自身を助けることになるとは予測していなかったそうです。

        ところで前回の満月のシンボルを覚えていますか?『浜辺に押し寄せる人びと』と『噴水で小鳥に水をやる子供』でしたね。そしてエネルギーのポイントは『欲望の幻影を見切るための挑戦』でした。今回のテーマは、これらのシンボルと根底で繋がっているように思います。 


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        わたし達はいつも、自分にとって本当に価値あるものを求めながら、それが具体的には何なのかをなかなか見極められないまま、自分なりに日々試行錯誤しながら生きているように思います。自分が真に自分らしくあろうとすれば、一般社会のくくりや「こうあるべき」という価値観から外れ、疎外されてアウトサイダーになっていくかもしれません。暗黙の共同体から外れた生き方をすれば、浜辺に押し寄せる人びとに押しのけられ、夢見る場所には辿り着けず、人生の敗者となって生きねばならないかもしれません。わたし達はいつもどこかにそんな不安を抱えながらも…安らぎを求めて懸命に生きてい ます。 

生命にとって無くてはならないもの、水。 わたし達はそれを求め、みんなが集まる井戸に通い続けます。そこに行かなくては手に入らないと思うから。押し合いへし合い。それが楽しいときもある。自分の中に力を感じ、調子良くいっているときは。けれど押しのけられ、力が無いとあざ笑われ、弾き飛ばされたとき。拒絶され、奪われ、蔑まれたとき。わたし達は打ちのめされます。ときにそれは黒い怒りとなって燃えさかり、ときには孤独や哀しみや棘の痛みとなってこころを苛みます。 

けれど結局、わたし達はそれぞれに自分が本当に納得いく生き方しか出来ない。彼や彼女やあのひと達がどんなに素晴らしく見えようと、どんなに素適なところにいようと、彼らにはなれない。 だけど、彼らもまた「わたし」にはなれない。彼らが「今、ここ」「わたしという場」を生きることは出来ない。たとえ望もうと、望むまいと。

……と、そんなふうに性根をすえた まぎれもないその一瞬。突然どこからともなく、尽きない水が溢れてくる。。 自分自身の生と、自分自身の死。その両方を温かく迎え入れたとき。 もしかしたらそれは、谷底をほとばしる涙の川だったかもしれない。でもそれは決して冷たく凍りついたりはしない。 本当のいのちの井戸はそこに…いえ、「ここ」にある。「ここ」から世界が始まった。わたしたちそれぞれが創る、壮大で聖なる世界の物語が。そう、わたし達が今この瞬間に見ているこの世界。その起源はすべて「ここ」にある。この内在の不思議の中に。 このシンボルのエネルギーは、本質的にここを指しているのではないでしょう か。


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        「いのちの水」を求めて架けた橋の向こうには、思わぬ大海原の絶景が待っているかもしれません。 でも、何かを怖れて縮まったこころにはそれが見えず「もっともっと!」というかけ声だけが木霊するばかり。いのちの水音は「もっと走れ!目的に向かってさぁ早く!誰かが先に良い場所を取ってしまう!」と追い立てる声にかき消されてしまう可能性もあります。けれど外界からの声を怖れず、過度な期待感もなく、ただ噴水の栓をひねって小鳥に水をやるように、自然体で自分の「今、ここ」のあるがままを受け入れたとき、 何かが本当に変わるのかもしれません。思わぬ歓びをその鍵として。

サマリアの女はイエスの声を聞きました。わたし達は、誰の声を聞くでしょう? それはきっと内側から響く声。 わたし達の過去を知り、共に今を過ごし、未来を支える声。わたし達が気付かないうちに落としてしまった、たったひとつのボールを「これかな?」と見つけてくれる声。そのボールを受け取って、さぁ今、ここから。また一歩ずつ、歩いて行きましょう。



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★4月新月の星模様★

        はい、今回もアスペクト満載のルネーションですw! けど、特にひとつだけ挙げるとするなら、やはり新月とぴたりコンジャンクトしている小惑星デメテルかな。このデメテルはローマ神話のセレスに対応するギリシャ神話の女神です。となると、やはり穀物とか農作物の豊穣、何かを育むこと、あるいは母と子にまつわる様々な関係性として読まれることが多いと思います。また、セレスよりも精神的、霊的な成長を促すという側面もよく言われます。なので、母と子にまつわる様々な問題が強調されたり、今まで気付かなかった問題を発見したりというエネルギーとなって発現するかもしれません。また、何か農作物に関しても明暗いずれかの話題が出る可能性もあるでしょう。けれど今回は、デメテルが持っているあまり知られていないもう一つの側面についても頭に入れておきたいと思います。

        デメテルという女神は、紀元前3000年〜1100年ごろクレタ島に興った青銅器文明と関連を持っています。ジョセフ・エディ・フォンテンローズの『ピュトン:デルファイ神話とその起源』という本によれば、理想郷の代名詞とされる古代ギリシャのアルカディアにテルプサという町があり、そこには雌馬の女神としての「デメテル・エリーニュス」または「エリーニュスのデメテル」が祀られていたそうです。その神話によれば、彼女がさらわれた娘コレー(ペルセフォネー)を探して彷徨っているとき、ポセイドンが追ってきて言い寄ったのだとか。彼から逃れるためにデメテルは雌馬の姿となってオンコス王の持ち馬の群に紛れ込みました。けれどさすがポセイドン、すかさず彼も種馬に姿を変え、たちまち彼女を見抜いて強引に交尾したのだそうです。このとき、意に反してレイプされたデメテルの怒りは頂点に達し、交合の間中、エリーニュスの姿を顕したとされています。ちなみにエリーニュスは復讐の女神で、その髪は蛇、頭は犬、体は黒くてコウモリの翼を持ち、血走った目の老女という恐ろしい姿です。そしてアルカディア地方では、雌馬形のデメテル、つまり馬の頭と蛇の髪を持つメデューサによく似たデメテルの像を崇拝していたという記録が残っているそうです(このときから「馬神」としてのポセイドン・ヒッピオスの名が生まれたともいわれます)。


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  また、エリーニュスは、クロノス(土星)によって襲われ去勢されたウラノス(天王星)の傷口から流れた血が大地母神に注がれたことで生まれたといわれ、デメテル(慈母)/コレー (清純な乙女)/ペルセフォネー(地下世界の女王)と同じ三相一体の顕れを持つ女神です。(これはセレスもまた同様の「しるし」を持っています)。そしてあらゆる犯罪、殺人(特に父母に対する尊属殺人)、また誓いを破ったり偽証するなどの行為に対しては苛烈な罰を与えるとされます。つまりデメテルもセレスも、深い慈愛と情愛を持っていのちを育む女神であると同時に汚れない乙女の側面も併せ持つ反面、その裏の顔は地下世界の掟の護り手であり、理不尽な行為に対しては激烈な怒りをもって容赦なく報復する、恐ろしい顔を持つということなんです。

この新月に寄り添うデメテルは、慈愛の神と忿怒神、いったいどちらの顔を見せてくれるでしょう? 他に特別メジャーアスペクトを持たない今回の新月では、それはわたし達それぞれのハートと行為にかかっているのかもしれません。

自分にとっての「真実」を貫くこと。受け入れられたくて安易に迎合したり、愛されたくて許すフリをしたり。あるいは理屈をつけて自分の行為を合理化したり、もっともらしい言い訳で自分自身を誤魔化さないこと。他者にもそれを押し付けないこと。 自分の中に棲む、それぞれのデメテルにかけて。

サマリアの女が出逢ったナザレのイエス。 わたし達が本当に必要とするとき、どこからともなく湧き出るいのちの水。。 その出逢いを助けてくれるのは...もしかしたら老若男女を問わずみんなの胎内宇宙に眠る、大地母神の果てしない慈愛かもしれません…。


その他、とりあえずアスペクトいろいろ

ネッソス・オルクスのオポジション (魚座・乙女座7°台)
 …カルミックな支払いのとき。過去の責任を問われる。因果応報のエネルギー

ルシファーと火星が28日~29日前後にオポジション
 …核心を突く鋭い舌鋒の刺激や怒りに注意。消えた筈の火が燃え上がる状況や犯罪行為など

28日:逆行の水星・天王星コンジャンクション、イクシオンとトライン
 …やり過ぎてきたこと、エネルギーを浪費してきたことの整理
  自分の中に埋もれていた能力や才覚の発見
  自分自身でいられることの自由と歓び

28日:月・火星のコンジャンクション
 サウスノードとセレスから木星・グリーヴにクァドリフォーム(30日にジャスト)
 …集中力の発揮、過去を想い吟味する、哀しみを洗い流す
  この日太陽は人生の理不尽さ、どうしようもなさの感覚を乗り超えていくというテーマ

4月30日~5月1日:カイロン・土星スクエア
 ノード軸と双子座入りしたセレスがTスクエア、
 サウスノードとセレスから木星とグリーヴにクァドリフォーム
 ネッソスとオルクスのオポジションに火星がTスクエア
 …このあたりは心理的にも様々な刺激を受けそうな要注意日

5月4日01:33頃:水星順行、牡羊座24°25'
 (エリス・天王星とのコンジャンクションから)
 …自分の思考や感情のクセを顧みるにあたってひとつの結論に至る可能性
  自分自身の場所に留まりながら外界との調和を感じる能力
  突然湧き起こるインスピレーションやヒント
  ただし単に勝つことだけを目的とした無意味な話のすり替えには注意
 …5月4日前後の水星順行ストームフェーズは連休中の交通事故ほか、
  様々な事故や交通機関の乱れなどの可能性に留意

5月10日前後:
 月のノード軸が水瓶座入り
 ネッソス・ニッポニア・オルクスのオポジションにBMリリスがTスクエア
 太陽・ファエトーンのコンジャンクション
 再び水星・天王星とイクシオンのトライン
 …怖れずに何かに立ち向かう勇気、ただし忠告には耳を傾ける必要
  火のような熱情の内面と冷徹なふるまいのバランスを取る必要

その他
 DCにアスボルスとヘカテがコンジャンクト、海王星とスクエア
 …捏造や歪曲を通して誰かを陥れる、またはその状況から逃れる闘い

 冥王星・ジュノー(パートナーシップ、権力/支配権争い)
 にカーリー(忿怒)、フィンク(汚い手段、たれ込み・告げ口など)
 がコンジャンクト、キラルスがオポジション


・・・うーん、天空はあいかわらず賑やかですね(^_^;。これは主に集合体の心理や現象として顕れそう。けど、日々の暮らしの中で一瞬「あれ?」って思うことがあったら、もしかすると星々が何かを語りかけているのかもしれません。


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        ふっとひといき、外を見たらいつのまにか夜になってる。。 窓を開けたら思いのほか冷たい夜気が入ってきました。 でも、もうすぐ5月。緑に圧倒されて立ち尽くすような…そんな季節になるんですね。。 

冒頭にも書いたけれど、5月はひさしぶりに少しゆっくりしようかなと思っています。自分のネイタル・チャートではしばらく前からスローダウンや休息が示唆されていたのに、なかなか踏み切れずに今までひっぱってきたのは…やっぱり「先へ、先へ、未知の景色をもっと見たい〜」なんて欲望が先走ってるせいだわ(^_^;。 何かが起きても起きなくても…今って本当に大事な時期なんだと思います。だから、自分で作り上げたルーティンからちょっとだけ自由になってみようかなんて。けどまぁ、どうなるか。キーワードの他にもきっと何かUPしそうなのでw、よかったら覗いてみてください。




have a great trek!!!★

hiyoka(^_^       

hiyoka_blue at 22:10|PermalinkComments(5)TrackBack(0)